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男「愚か者だから」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/02(水) 23:14:04.76 ID:0ddNKaEe0
初SSどころかほとんど初カキコ

書き手が愚か者。亀進行。基本的にバトルモノを目指してる。書き溜め少ない。
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「ただのクマです、通して下さい」デスガイド「よし通れ」 @ 2025/07/01(火) 01:46:57.85 ID:AZqAU1up0
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2 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/02(水) 23:17:14.80 ID:0ddNKaEe0
男「…なあ、まじでやるのかよ。」

暗い廃ビルの中を男二人が進んでゆく。

友「当たり前だろ…ここまで来たんだから引き返せるわけ無いだろ。」

足場は悪く、割れた窓ガラスが床に散乱している。

男「そういうものか…元はといえば俺の所為みたいなものだしな。」

開け放たれた窓から指す月光が唯一の照明。

友「男だけの所為じゃないさ。あいつを止められなかった俺にも責任はある。」

足音は反響してやけに不気味な雰囲気を演出している。

男「そう言ってくれるだけ、助かるよ…」
3 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/02(水) 23:18:46.76 ID:0ddNKaEe0
男「さて、どうやら目的地点に着いたみたいだけど。」

友「まったく、なんでこんな季節に肝試しをやる必要があるんだよ。」

男「理由なんてどうせないんだろうな。結局楽しそうだっていう思いつきだろ。」

友「だろうなあ…あの脳みそ腐れココナッツのことだしそんなところだろ。」

男たちの目の前には古びた金庫が開け放されていて、その中には何も入っていない。

男「とりあえず、さっさとこいつを入れて帰ろうか。」

男が懐から紙束を取り出して金庫に入れる。

友「だな、こんな気味の悪い場所に長居することもない。」

男「とりあえず、これで鍵を閉めて…よし、終わりだ。」

鍵はかかったようだが再び開くかは知った所ではない。

友「さて、帰るかな。これであいつも満足するだろう。」
4 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/02(水) 23:21:15.96 ID:0ddNKaEe0
友「そういえば男、明日の授業って何かあったっけ?」

――まだ、気づかない。

男「明日は確か…数学の宿題が締め切りじゃなかったっけ、あのゴリラの。」

――気づくには、早い。

友「えっ!そ、そういえばそんなものもあったな…男、明日見せてくれないか?」

――けれども、確実に気づく。

男「はぁ…仕方ないな。ブラックサンダー奢れよ?箱で。」

――トリックスターは、君を見過ごしてはくれないことを。

友「箱!?せめて5枚くらいでかんべんしてくれませんかね…?」

――そして、君も同時にトリックスターであるということを

男「仕方ないな。それで勘弁してやるよ。」

友「いつも済まないな、男。」

男「そう思ってるならいい加減自分でやってこいよ…」

友「そうは思ってるんだがなあ…」

男「もう何年もそのセリフは聴き続けてるよ…」
5 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/02(水) 23:24:18.55 ID:0ddNKaEe0
友「っと、もうビルの外に出られたな。」

男「意外と帰りはすんなりいったな。友、じゃあまた明日。」

友「おう、また明日。」

――気づいてね、男。

男「…ところで、変なことを聞くようだけど、俺ら二人しかいなかったよな…?」

友「何いってんだ?他に誰がいるっていうんだ。」

男「…だよなあ。呼び止めてごめん。じゃあ。」

友「ん、疲れてるみたいだったらきちんと休めよ?」

男「気遣いありがとうよ。」

二人は廃ビルを離れ、各自の帰路へ足をすすめる。

友人の思いつきで始まった、季節はずれの肝試し。

これは、ちょっとした、終わりでもあった。
6 : ◆ZiciYaBibU [sage]:2011/11/02(水) 23:25:27.76 ID:0ddNKaEeo
とりあえず今日はここまでで。次は明日の夜にでも。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/04(金) 12:21:13.85 ID:kONrMVn0o
また中途半端なところにもいかないごみssか
8 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/04(金) 18:33:54.73 ID:M7fAK6AT0
翌日、男の家の前。

男「うっす、おはいお。」

友「おはいお。体調は大丈夫そうだな。」

男「まあ、大丈夫みたいだ。しかし昨日のあれのせいで寝不足だ…」

友「まあまあ、あれで行かなかったらそれはそれで面倒な事になってたろうから。」

男「それもそうか…じゃあ早速行くか。」

友「あいよー。荷物頼む。」

男「じゃあこっち、ヘルメットな。」

友「しかし毎度のことすまないねー。宿題のみならず通学まで助けてもらって。」

男「気にするなって。そろそろ出すぞ。」

友「了解了解っと、未だになれないなこれ。」ヨイショ

男「普段バイクの二人乗りなんてほとんどしないしな。俺だってまだ後ろに乗せるのは違和感がある。」

友「男は一年の時にはもう免許取ってたもんなあ。俺も欲しいなー」

男「金を貯めて取れよ。そしたら一緒にツーリングでも行こうぜ。」

友「そーだなー…でもその前にバイト探さなきゃな。」

男「だな。いくぞ。」

友「おー。」


学校の最寄駅「四鷹駅」


男「よし、着いたぜ。」

友「さんきゅ。しかし最寄り駅に兄弟が住んでるのっていいよなー」

男「だな。ここに住んでるねえさんのお陰でバイクで通学できるってもんだ。」

友「じゃあ、少しおねえさんに挨拶してくるわ。」

男「あ、これも持って行って。うちのかあさんからの差し入れ。」

友「おう、じゃあ行ってくる。」
9 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/04(金) 18:44:43.55 ID:M7fAK6AT0

男「……少し遅いな、学校に行くにはまだ余裕があるけど。」

友「おう、すまんすまん遅れた。」

男「何やってたんだ。まあそろそろ行くぞ。」

友「おっと少し落ち着こう。遅れたのには理由があるしそこまで急いでいるわけでもない。おーけー?」

男「なるほど、理由を聞いて欲しいというところか?」

友「そうそう。遅れた理由は簡単だ。おじさんからちょっとした頼まれごとをしてね、預かって欲しいものがあるって言うんで引き受けた。」

男「ほう。で、預かり物とは?」

友「そのまえに…男。超展開は好きか?」

男「超展開って…物語の中だと確かにマンネリ気味な流れを打開するに最適な手段だけど…」

友「でまあ、その超展開がいま起きるとしたら…?」

男「おいまてよ。まだ始まったばかりでそれかよまじこの作者つかえねーな。」ペッ

友「はーいそういうメタ発言禁止!とりあえず…少女ちゃん、こっちにきて。」

少女「あの…今日からいっしょの学校に通う、少女です。」

男「」

友「どうしたー?男。もしかして少女ちゃんの可愛さに言葉も出ないってやt」

男「ちょっとねえちゃんのところに行ってくる!!」

少女「」ポカーン

友「っと、ありゃ行っちまったか…時間かかりそうだし先に行くか、少女ちゃん。」

少女「あ、えっ、いいんですか?おいて行っても…」

友「大丈夫でしょ。遅くなりそうだし少女ちゃんは今日は早めに行かなきゃいけないだろ?」
10 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/04(金) 18:56:09.68 ID:M7fAK6AT0
少女「えっ…そ、そうですけど…本当に…」

友「なら男なんて置いてさっさといかないとー」ズルズル

少女「あっ、えっ、ちょっと友さーん!?」ズルズル




男「おいねえちゃん、なんなんだあの子、聞いてないぞ!!」ババーン

姉「朝から騒がしいわね。朝くらいもっと穏やかな気持を持てないの?だからあんたはいつまでも素人童貞なのよ。」

男「それとこれとは違うだろ…とりあえず、あの子は一体誰なんだ?」

姉「ああ、あたしの親友の子。長期で海外出張するからって預けられた。今日からあんたの学校に通うことになった。」

男「なんでいきなりそんなこと…昨日の内に連絡よこすとかしとけよ…」

姉「連絡は忘れてただけ。でもどうせ毎日友くんとここから学校に行くんだし問題ないでしょ。」

男「まあ、そうだけど…って、もしかしてこれからあの子の登校に付き合えってことか!?」

姉「いいじゃない。慣れるまでだし。そしてあの子あの子ってうるさいわねえ、少女ちゃんって呼んであげなさいよ。だからいつまでたっても素人d」

男「わかった、わかったから。とにかくあの子を学校に連れていけばいいんだろ。それくらいやってやるさ。」

姉「そう。物分りが良くていいわねー。あ、帰りもお願いよ。どうせ一回で道覚えられないでしょ。」

男「了解…もう、時間もないから学校行く…」

姉「いってらっしゃい。宜しくねー。可愛いからって手は出すなよー。」

男「…はぁ、行ってくるよ…」ガチャン

11 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/04(金) 22:43:23.91 ID:M7fAK6ATo
男「まったく何を考えてんだか、あの引きこもり年増は…」

男「とりあえずもう時間もない。ねえちゃんにかまってたらすっかり時間も…って」

シーン

男(見捨てられたのか…俺…)ショボーン



友「少女ちゃんはどこから引っ越してきたの?」

少女「えっと…横浜から…です。」

友「横浜かあ…意外と近いんだろうけど、一度も行ったことねえな。今度俺に案内してくれよ!」

少女「え…?えーと、いつか、案内します…」

友「マジサンクス!いやぁーこんな美少女とデートできるなんて僕ァ幸せだ!」

少女「で、デート!?あ、あの…友…さん…」

友「おお!そういえばまだ連絡先交換してなk」グシャァ

男「おっと足が滑った。」

友←脇腹を抑えながら地面を転がっている

少女「あ…お、男さん…」

男「あいつ、少女ちゃんみたいな女の子見ると暴走するんだ。そういう時はこれが一番。」グッ

少女「えー…でも友さん、だ、大丈夫でしょうか…?」

友←坂を転がりながら下って行っている

男「まあ、大丈夫だろ。うん、きっと。」

少女「はあ…だ、大丈夫ならいいんですけど…」

男「さあ、時間もないしさっさと学校に行こうか。」
12 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/04(金) 22:48:59.19 ID:M7fAK6ATo
友「お、男…」ヨロヨロ

男「お、復活した。」

友「男…確かに置いていったのは悪かったし少女ちゃんに対して暴走してたのは済まないと思っている…だがな…」

男「だがな?」

友「いきなり脇腹に全力で蹴り入れるとか…加減してくれってば…」

男「善処します。」キリッ

友「いつもそれで…加減してくれたことなんてないじゃないか…」

男「これで加減してるつもりだから我慢してくれ。」

友「へいへいそーですか…ちょっと痛むがまあ、大丈夫そうだな。」

男「動けるようならならさっさと行くぞ。今日は少女ちゃんもいるし。」

友「おう、それは忘れちゃいけねーな。行こう。」

男「立ち直り早いな…」

友「そりゃあ、女の子のためだったらこの程度!」

男「なんだよそれ。」

少女(…羨ましいな、こういう友だちがいるって…)

少女(気づいたらお父さんはいなかったし、お母さんは転勤族だったから…)

少女(私もこの輪の中に入れたらなあ…)
13 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/04(金) 22:50:35.84 ID:M7fAK6ATo
男「ん?少女ちゃんぼーっとしてるけど、大丈夫?」

少女「あっ、えっ、大丈夫です…はい…」

友「なにか気分が悪いとかあったら俺達に行ってくれよな?これでも預けられた身だしな。」キリッ

男「友のキメ顔っていまいち締まりがないよな…」

友「なにおーぅ!?そういう男はどうなんだよ!」

男「こうか?」キリッキリッ

友「おぅ…やっぱり男はイケメンだわー格が違うわー」

男「そうかいな…よくわからん?」

少女(やっぱり、いいなあ、男さんと友さん…すごく仲が良くて)

男「さあ、くだらないことやってないできりきり歩く!」

友「ところでさー今日の授業って…」

男「たしか…午後が…」




女「…男と友と…知らない女…誰…?」

幼馴染「女さん、どーしたんだい?」

女「いえ、何でもありませんよ。」

幼「?…まーいっか。」
14 : ◆ZiciYaBibU [saga sage]:2011/11/04(金) 22:52:29.56 ID:M7fAK6ATo
ここまでです
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/05(土) 07:32:02.07 ID:R6fpLRVso
楽しみにしるよ!
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/05(土) 07:32:40.24 ID:R6fpLRVso
ミス
て が抜けた
17 : ◆ZiciYaBibU [saga]:2011/11/06(日) 22:47:45.41 ID:oQiBswxXo
学校「南高校」


男「さて、無事余裕をもって学校へと到着しましたが。」

友「ああ、あんだけ騒いでいたのにいつもどおりの時間に着けたな。」

男「ともかく、少女ちゃんを職員室まで送り届けなくてはなりません。」

友「転校初日といえば職員室はカタイな。」

男「という訳で、少女ちゃん、職員室まで連れていってあげるよ。」

少女「え、でも、ここからは一人で行けます…あまり男さんに迷惑をかけるのも…」

男「そーいうのはナシだぜ、少女ちゃん。第一に姉さんから頼まれていることだし、これぐらい手間でもないからさ。」

友「そーだぜー。友達なんだからそういうのは気にしなくていいんだぜ。」

少女「と、友達…///」

男「ほら、余裕はあるけど時間は有限!さっさといきますぜー」

少女「わ、分かりました。案内、お願いします…」



女「…あの女…男と近い…近い…」

幼「女さんー?もう昇降口だけど…ほんと大丈夫かい?」

女「…ありがとうございます。でも、気にされるほどではありませんよ。」

幼「本当に辛いなら言ってよね?友達なんだから!」

女「ええ、ありがとうございます。」


男「で、こっちが…」

少女「あ、あの、こっちは…」

友「こっちは…で…」


女「……」

友(女さん…大丈夫かな…?)
18 : ◆ZiciYaBibU [saga sage]:2011/11/06(日) 22:48:40.30 ID:oQiBswxXo
今日は1スレだけで…書き溜めなくて申し訳ない…
19 : ◆ZiciYaBibU [saga sage]:2011/11/06(日) 22:50:58.55 ID:oQiBswxXo
おおぅ…最後の

「友(女さん…大丈夫かな…?)」



「幼(女さん…大丈夫かな…?)」

です・・・
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(静岡県) [sage]:2011/11/06(日) 22:51:32.61 ID:wEi2dqH7o
さっそく1レス投稿かよ。

もう物語の見通し立ってないんだろ?
悪いことは言わないからhtml依頼出してきたら?
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