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オーキド「お前たちの股間にモンスターがおるじゃろう」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 20:28:42.96 ID:Xg6JPtISO
レッド「えっ」
瞬間、レッドとグリーンのズボンは膝までずり下ろされていた。
あらわになる二つのモンスターボール、そして中央に揺れるポケットモンスター。
オーキド「うむ、レッドのモノはヒトカゲ、グリーンのモノはゼニガメのようじゃな」
レッド「いやっ、ちょっ」
オーキド「ちなみにワシのはフシギダネなんじゃよ」
躊躇なく二人の目の前で自分のズボンを下げるオーキド。
晒されたフシギダネは老齢に似合うずしわも少なく、むしろ鈍くそれでいて艶やかな頭の光沢は歴戦の経験を物語るような風格を放っている。
グリーン「じいさん! ってことはつまり……」
ずり下ろされたズボンもそのままに、グリーンが興奮を隠せない声色でオーキドに先の言葉を促す。
オーキドは深く頷いた。
オーキド「うむ、お前たち二人にもポケモントレーナーとして一人勃ちする日が来たということじゃ」
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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旅にでんちう @ 2025/04/02(水) 06:55:19.04 ID:YEmuqsNkO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1743544519/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/04/01(火) 21:19:02.52 ID:eHLSpy5Lo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1743509941/
(・ω・) @ 2025/04/01(火) 06:02:48.47 ID:9EGjLzPQO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1743454968/
【遊戯王SS】デスガイド「A.うれしいから(使われるとうれしくないあたりまえだろ)」 @ 2025/04/01(火) 02:15:03.50 ID:ao/gLU/u0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743441302/
【俺レベ】水篠「S級とS級の子供は最強のハンターになると思うんですよ」 @ 2025/04/01(火) 00:45:51.96 ID:aUIP6KnqO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743435951/
〜魔王城〜 男「死にたくない……。せや、命乞いしたろ」 @ 2025/03/31(月) 03:45:31.74 ID:MXp56eHz0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743360331/
HTML化依頼スレッド Part56 @ 2025/03/29(土) 04:59:47.67 ID:oC8IgT4HO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743191987/
チノ「メグさんのレオタードを盗みました」 @ 2025/03/29(土) 03:57:39.11 ID:EgR/u1U8O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1743188259/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 20:46:09.92 ID:Xg6JPtISO
ポケモントレーナー。
自らのポケモンを使って戦う勇者たちの総称。
この世に生を受けてポケモントレーナーを目指さない者などいないと言われるほど、その存在はメジャー。
はるかセキエイ高原に存在するポケモンリーグ、そのチャンピオンであるポケモンマスターの座は全世界の憧れである。
グリーン「ついに……ついにポケモンマスターを目指す時が来たってわけだ!」
グリーンの言葉に力がこもる。
ついでにグリーンのゼニガメもいきり立つ。
オーキド「うむ、お前たちには見込みがあるでの! 優秀なポケモントレーナーになるに違いないとワシは睨んどるぞ!」
レッド「あの、わかりました。母さんと相談しますので、とりあえずこれで……」
乗り気なグリーンに対し、レッドはいそいそとズボンを上げながら背を向ける。
自らのポケモン扱うため下半身を露出する機会の多い現代に珍しく、マサラタウンはオーキドの管理の下、ポケモンの扱いにしっかりと年齢制限がなされていた。
そのため血気盛んなグリーンはともかく、ガツガツしていないレッドはポケモンの露出に慣れていない。
当然、二人は童貞であった。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 20:53:31.01 ID:Xg6JPtISO
グリーン「待てよ、レッド」
背後からかけられた言葉に、思わずレッドの足が止まる。
グリーンの声は相変わらず興奮状態だ。
股間のゼニガメも興奮状態だ。
グリーン「せっかくじいさんからお墨付きをもらったんだ……どっちのポケモンが強いか、勝負といこうぜ!」
レッド「うわっ!?」
飛びかかるグリーン。
慌てて振り向くレッド。
二人は正面からガッチリ組み合う体勢となった。
ぶつかり合うゼニガメとヒトカゲ。
しかしヒトカゲは戦闘体勢をとっていない。
−−レッドはノンケであった。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(茨城県)
[saga sage]:2011/11/10(木) 20:57:13.40 ID:/mgxOw0b0
期待
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 21:01:48.67 ID:Xg6JPtISO
グリーン「隙ありっ!」
ヌルンッ
水ポケモン特有のぬめりか、ヒトカゲをすり抜けグリーンのゼニガメは一気にレッドの本丸へ距離を詰めた。
レッド「ひっ」
思わず緊張に身を固くするレッド。
しかし、すぐに討ち入りされることはなかった。
何か儀式を行うかのように、ゼニガメの頭……いや、この場合はシッポがレッドの穴の周りをくすぐっている。
オーキド「ほっほ! しっぽをふる攻撃じゃな、相手の防御力を下げる効果的な技じゃ」
レッド「うっく……ふあぁ」
くすぐったさにレッドの緊張が緩む。
その瞬間をグリーンは見逃さなかった。
グリーン「今だ、たいあたり!」
レッド「あっーーーー!!!」
きゅうしょにあたった!
二人の童貞と処女が同時に散った瞬間であった。
力任せで勢いのあるゼニガメのたいあたりはレッドに反撃を許さず、ただグリーンの背中を弱々しくひっかくのみだった。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 21:03:05.83 ID:Xg6JPtISO
グリーン「隙ありっ!」
ヌルンッ
水ポケモン特有のぬめりか、ヒトカゲをすり抜けグリーンのゼニガメは一気にレッドの本丸へ距離を詰めた。
レッド「ひっ」
思わず緊張に身を固くするレッド。
しかし、すぐに討ち入りされることはなかった。
何か儀式を行うかのように、ゼニガメの頭……いや、この場合はシッポがレッドの穴の周りをくすぐっている。
オーキド「ほっほ! しっぽをふる攻撃じゃな、相手の防御力を下げる効果的な技じゃ」
レッド「うっく……ふあぁ」
くすぐったさにレッドの緊張が緩む。
その瞬間をグリーンは見逃さなかった。
グリーン「今だ、たいあたり!」
レッド「あっーーーー!!!」
きゅうしょにあたった!
二人の童貞と処女が同時に散った瞬間であった。
力任せで勢いのあるゼニガメのたいあたりはレッドに反撃を許さず、ただグリーンの背中を弱々しくひっかくのみだった。
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 21:03:32.49 ID:Xg6JPtISO
グリーン「隙ありっ!」
ヌルンッ
水ポケモン特有のぬめりか、ヒトカゲをすり抜けグリーンのゼニガメは一気にレッドの本丸へ距離を詰めた。
レッド「ひっ」
思わず緊張に身を固くするレッド。
しかし、すぐに討ち入りされることはなかった。
何か儀式を行うかのように、ゼニガメの頭……いや、この場合はシッポがレッドの穴の周りをくすぐっている。
オーキド「ほっほ! しっぽをふる攻撃じゃな、相手の防御力を下げる効果的な技じゃ」
レッド「うっく……ふあぁ」
くすぐったさにレッドの緊張が緩む。
その瞬間をグリーンは見逃さなかった。
グリーン「今だ、たいあたり!」
レッド「あっーーーー!!!」
きゅうしょにあたった!
二人の童貞と処女が同時に散った瞬間であった。
力任せで勢いのあるゼニガメのたいあたりはレッドに反撃を許さず、ただグリーンの背中を弱々しくひっかくのみだった。
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
:2011/11/10(木) 21:14:46.11 ID:Xg6JPtISO
グリーン「隙ありっ!」
ヌルンッ
水ポケモン特有のぬめりか、ヒトカゲをすり抜けグリーンのゼニガメは一気にレッドの本丸へ距離を詰めた。
レッド「ひっ」
思わず緊張に身を固くするレッド。
しかし、すぐに討ち入りされることはなかった。
何か儀式を行うかのように、ゼニガメの頭……いや、この場合はシッポがレッドの穴の周りをくすぐっている。
オーキド「ほっほ! しっぽをふる攻撃じゃな、相手の防御力を下げる効果的な技じゃ」
レッド「うっく……ふあぁ」
くすぐったさにレッドの緊張が緩む。
その瞬間をグリーンは見逃さなかった。
グリーン「今だ、たいあたり!」
レッド「あっーーーー!!!」
きゅうしょにあたった!
二人の童貞と処女が同時に散った瞬間であった。
力任せで勢いのあるゼニガメのたいあたりはレッドに反撃を許さず、ただグリーンの背中を弱々しくひっかくのみだった。
9 :
連投失礼しました…不慣れなもので
[sage]:2011/11/10(木) 21:17:00.75 ID:Xg6JPtISO
グリーン「へへっ、俺の勝ちだな! まあ弱いレッド君の分もこのグリーン様が強くなってやるからよ、安心しな!」
レッド「……」
ビクンッ……ビクンッ……
下半身全裸で横たわるレッド。
手足は力無く投げ出され、尻からは血の混ざった精液を垂れ流す。
いや、尻からだけではなく体中が精液にまみれていた。
上機嫌でズボンを上げ、研究所を後にするグリーン。
レッドの鼻先に丸めたティッシュが転がった。
オーキド「残念じゃったのう、レッド君」
目の前で屈み、オーキドがレッドの顔を覗き込む。
オーキド「しかしまあ、お互いポケモンのレベルも低い。今の時点でついた勝負などたいした差にはならんよ」
レッド「……」
はっはっはっ……と明るい笑いとともに背中にオーキドの手がポンポンと押し当たる。
勝負がついてからほとんど反応のなかったレッドも、オーキドの方へゆっくりと顔を向ける。
ところで……オーキドは呟いた。
オーキド「今度はワシの番じゃろ?」
レッド「……!」
オーキドのフシギダネは既に臨戦体勢だった。
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/11/10(木) 21:23:26.67 ID:AeY7aT2O0
何このスレ・・・・・・・?
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
______ /U ヽ___/ ヽ
| ____ / U :::::::::::U:\
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| | | | | U :::::::::::::| やばい・・・。
| | .|U | | ::::::U::::|
| | | ├―-┤ U.....:::::::::::::::::::/
| |____ ヽ .....:::::::::::::::::::::::<
└___/ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::|
|\ | :::::::::::::::::::::::|
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11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/10(木) 23:14:15.61 ID:Xg6JPtISO
レッド「……」
ヨタヨタと、下半身剥き出しのレッドが歩く。
歩く度にポタポタと赤と白の入り混じった液体が足跡のように垂れている。
オーキドのやどりぎのタネはレッドに深いダメージを残していた。
けして珍しい光景ではない。
ポケモンバトルの敗北者の姿とはえてしてこういうものだ。
広がりきった尻穴はしばらく戻るまい。
惨めな敗北だった。
それは多くの人間にポケモントレーナーへの道を諦めさせるに足る敗戦だった。
家の前までようやくたどり着いて、ドアノブをぼんやりと見つめる。
−−このドアを開けたら母さんは、僕を優しく迎えてくれるだろうか。
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/10(木) 23:29:02.04 ID:TFvyKFEP0
俺のモンスターは小さいし
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/10(木) 23:30:37.30 ID:Xg6JPtISO
レッド「……僕は」
ドアノブを握ろうとした手が止まる。
震えていた指先は拳に握られる。
レッドは確かに外向的な性格とはいえない人間だった。
だが、それでもポケモンマスターへの憧れはあった。
後ろの処女を奪い、笑って旅立っていったグリーンの姿に、噛み締めた歯がきしむ。
悔しさも、性欲も、あるんだよ。
レッド「僕は……いや、俺は……!」
ドアに背を向ける。
相変わらず尻穴から精液をボタボタ垂らしながら、それでも背筋は真っすぐに伸びた。
−−マサラタウンに、サヨナラバイバイ。
旅勃ちであった。
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/10(木) 23:35:26.32 ID:XS1QtXXSO
>>12
俺のはからにこもってんだぜ
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/10(木) 23:40:46.67 ID:Xg6JPtISO
【次回予告】
ポケモントレーナーの辛く険しい道を身を持って知り、それでも前に進み続けたレッド。
拡がっていく尻穴と引き換えにどうにかたどり着いたのは、ガチムチたちの巣窟……ニビシティだった。
未だポケモンバトルに慣れないレッドは、街の男に案内されるままにニビジムの扉を叩く。
第2話
タケシ「ところで俺のイワークを見てくれ、こいつをどう思う?」
みんなもポケモン、エレクトだぜ!
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/10(木) 23:51:24.22 ID:BEarPcQc0
なんだこれ
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/10(木) 23:52:12.96 ID:cJk+bLADo
目指せ!ポコチンマスター!!!
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/10(木) 23:53:01.65 ID:fuTWGO9IO
流石はタケシ
股にぶら下げるのは二匹のイシツブテとイワークってか
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(長屋)
[sage saga]:2011/11/11(金) 00:08:51.18 ID:qBQ4OAHRo
気持ち悪いな
死ねば?
20 :
!ninja
[sage]:2011/11/11(金) 00:33:59.82 ID:/gIR6S36o
続きマダー
21 :
!ninja
[sage]:2011/11/11(金) 00:56:47.74 ID:/gIR6S36o
,. -――‐- 、
∠--_、__,. , ---\
/:∠二、 ´_二二_'ヽ
__/ / ,. ― ミヽ /,. ―-、ヾ,マ、_
__/,、匸:| { ● }}={{ ● } |::] ,、ヽ__
r―/: :|├/ヘヽゝ--彡'―ヾミ ---'ノノヾ┤|: :├: 、
/: : : : :ハ Y `三三{_ _}三三´_ Yノ : ノ: : :}
V: : : : : :`| ({{ : : : : : : ≧≦: : : : : : : }}) |: : : : : ノ、
` ヾ: :_ -ヽ  ̄マ ̄ ̄  ̄ ̄タ ̄ / :: : : :}
■□■ \ ` ー---‐ ´ /ヽ
□■□■ ` ー .____, - '"
■□■ わしで良ければおみせするんじゃが… /  ̄ ̄丶
\ \ / 。 ハ l
\ \ / /__l l
\ \ / / _ ノ
\ \ / / ̄ ̄
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`ζ )
(( )、 、
、\ 丶
丶 \ \
\ \ ヽ
\ \ 丶
\ \ \
\ \ 丶
\ \ ヽ
ノ ノ )
⊂´ ⊂ _/
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/11(金) 02:15:13.36 ID:0hlRBS0DO
ナナミにタウンマップもらえよ
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(関西・北陸)
[sage]:2011/11/11(金) 04:30:37.19 ID:dJo/WnjAO
エリカさんが手持ち晒してくれるまで待ちます
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 11:13:50.47 ID:4u3ciZ3SO
レッド「やっと、着いたのか……」
照り付ける黄色い太陽。
重い体と震える足を引きずって、レッドはようやくここ、ニビシティにまでやってきた。
目の前は既に真っ暗。
股間のヒトカゲもすっかり戦意を喪失している。
トキワの森は地獄だった。
目が合えば、いや合わなくても襲いかかってくるトレーナーたち。
自慢のコラッタの電光石火で素早く責め立てる短パン小僧。
固い固いトランセルやコクーンの魅力を布教するように、しつこく責め続ける虫取り少年。
若さゆえの情熱か、加減を知らない彼らにレッドは連戦連敗。
森を出る頃には全身に精液の糸を吐きかけられ、足跡の代わりになめくじの這ったような跡が残る始末。
旅立ちを後悔せざるをえなかった。
後ろの経験人数は二桁後半を超え、なお無勝。
レッドは未だ童貞であった。
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 11:31:44.03 ID:4u3ciZ3SO
レッド「ふぅ……」
ニビシティ、ポケモンセンター。
施設内の大浴場で、レッドは傷ついた体を癒していた。
ポケモンセンター内でのバトルは厳重に禁止されている。
あのオーキドの言葉を受けて以来、初めての心休まる時間だった。
ポケモンセンターはポケモントレーナーにとってかかせない施設だ。
ポケモンリーグの管理のもと、体力や精力の回復、性病のチェック、ポケモンの治療などが入念に行われる。
実力のないトレーナーにとってはどこへ行っても公開レイプ場であるこの世界において、唯一のオアシスであると言える。
レッド「……」
湯舟に鼻先まで沈まり、レッドは考える。
自分はこの先、本当にポケモントレーナーとしてやっていけるのか。
不相応なことはやめ、マサラタウンの母親のもとへ帰るべきではないのか。
早くも心が折れかけていた。
治療を受けたとはいえ、尻穴に湯がピリピリ染みる。
トレーナーをやめても生きていくことはできる。
が、レッドは諦めきることもできずにいた。
なぜなら、一度トレーナーをやめれば二度と現役復帰はできない。
トレーナーをやめることはポケモンと別れること……
すなわち、去勢であった。
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 11:38:54.68 ID:4u3ciZ3SO
ポケモンセンターを出ると、街の名前通りの、また今のレッドの気持ち通りの灰色の空が広がっていた。
これからどうしようか。
ニビシティは今まで訪れたマサラタウンやトキワシティと比べて規模が大きく、また活気もある。
何より目に付くのは、その住人の特色であった。
あっちを見れば筋肉。
こっちを見れば筋肉。
筋肉ニクニク二九十八。
へのつっぱりはいらんですよ。
おお、言葉の意味はわからんがすごい自信だ。
見渡す限り、道行く人の半分以上が屈強な男性である。
見るからにポケモンバトルの盛んな街であった。
レッドは思わず寒気に震える。
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 11:47:55.90 ID:4u3ciZ3SO
男「あ、そこの君!」
突然声をかけられ、レッドは思わず後ずさる。
迫ってきたのはパツンパツンのタンクトップを身につけた、大柄な男。
ガチムチだ。
まごうことなきガチムチだ。
男「ポケモンセンターから出てきたということは、君もポケモントレーナーだろう? この俺がニビシティを案内してやろうじゃないか」
レッド「いや、あの、僕は」
ガッハッハと笑いながら肩に手を置くガチムチ男。
いいのか、ホイホイついていって。
こいつはきっと一般人でも平気で食っちまうトレーナーなんだぜ?
男「なーに、遠慮するな。初めての街は現地の案内が一番さ」
レッド「あっあっ……ひっ」
身を固くしたあまり弱々しい抵抗は気付かれもせず、レッドは背中を押されるままに連れていかれてしまうのだった。
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(関東・甲信越)
[sage]:2011/11/11(金) 11:56:36.66 ID:WDEsXfZAO
溶解液 とか技を出す側もキツイな
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[sage]:2011/11/11(金) 11:59:06.36 ID:v1N0ufnjo
これはひどい
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 12:06:35.19 ID:4u3ciZ3SO
男「なるほど、レッド君はマサラ出身か……たいへんな道中だったな」
経験人数を一人増やし、ポケモンセンターへ逆戻りの覚悟を決めていたレッドだったが、意外にもガチムチ男は紳士的だった。
むしろ案内の途中でレッドの事情を親身になって聞いてくれ、それを一度も否定することなく頷いていた。
マサラタウンを後にして、レッドが事情を話したのは初めてのことである。
男「確かにポケモントレーナーの道は険しい。気が休まる暇はまるでないからな……しかし、やめるにも覚悟がいることだ」
レッド「……はい」
フレンドリーショップ、博物館と案内をすませていくも、二人の表情は険しくなるばかり。
それは男が本当にレッドの側に立って考えてくれていることのあらわれだったが、レッドにはそれが申し訳なく感じてしまう。
男「そうだな……俺はあまり頭がよくないからわからんが」
ひとしきり考えて、男が口を開く。
男「タケシさんなら。ジムリーダーのタケシさんなら、何かアドバイスをくれるかもしれん」
レッド「タケシさん?」
男「ああ。俺もニビジムの門下生なんだ」
第二話
タケシ「ところで俺のイワークを見てくれ、こいつをどう思う?」
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(関東・甲信越)
[sage]:2011/11/11(金) 12:12:42.64 ID:ingxwp2AO
すごく、大きいです…
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 12:22:32.43 ID:4u3ciZ3SO
「セイヤッ!」
「オッシャア!!」
「余裕ゥ〜!!!」
分厚いジムの扉を開くと、剥き出しの地面と岩壁に覆われた武骨な内装があらわれた。
そしてその中で訓練にはげむ、ガチムチ、ガチムチ、ガチムチの山。
ポケモンの鍛練だけではなく、筋トレ、走り込みなど、体全体を鍛えている。
まさしくジムであった。
男「なに、心配するな。関係者の俺がついてる」
トレーナーの巣窟であるジム内。
入るのを躊躇するレッドの背中を男がポンと押す。
促されるままにレッドが足を踏み入れると−−
「挑戦者か!?」
「タケシさんに挑戦か!?」
「オオーシ、どっからでもかかってこんかい!」
ガチムチたちはいっせいに入口に押し寄せ、肉の壁となって迫った。
ディグダが、サンドが、イシツブテが、ギラリと光沢を放つ。
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 12:36:32.58 ID:4u3ciZ3SO
男「待て待て、レッド君は挑戦者じゃない。タケシさんに用があってだな……」
門下生「タケシさんに用だと? タケシさんに挑戦しようだなんて、百万光年早いんだよ!」
血の気の多そうなガチムチの中から一人が進み出る。
股間のサンドは戦闘体勢だ。
反りがきつい。まるくなるを既に使っているのだろう。
あんなモノで穴の中をひっかくされたら……
レッドの背中をドッと汗が流れる。
門下生「どうした? 来ないならこっちから行くぜー!」
門下生が飛びかかったその時。
???「そこまで!」
ジムの奥から響いた野太い声に、門下生の動きがピタリと止まる。
ガチムチたちの肉の壁がモーゼの祈りのように左右に割れ、その中央に一際引き締まった筋肉の男が立っていた。
タケシ「その少年が用があるのは俺だろう? どうして取り次がない?」
門下生「そ、それは……」
タケシ「それに、いつも言っているはずだな。ポケモンバトルは正々堂々、合意のもとに行うようにと」
門下生「はい、それはもちろん……」
タケシ「見ろ! あの少年に戦意があるか!? さらにお前はバトルの前にまるくなるをかけている! 明らかなルール違反だ!」
怒声。
石造りのジム内にビリビリと響く大声は門下生に二の句を許さない。
タケシ「一時破門だ。お月見山で修行をやり直せ」
門下生「ぐ……は、ハイッ!」
門下生は目と股間のサンドから涙を流し、ジムを走り去っていった。
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 12:52:56.79 ID:4u3ciZ3SO
ガチムチたちが一人、また一人とトレーニングに戻っていく。
もうレッドたちへ絡もうとする者はいなかった。
タケシ「うちの門下生がすまなかったね……ニビジムのリーダー、タケシだ。よろしく」
呆然とするレッドに差し出される右手。
レッドはしばらくそれをぼんやりと眺めて、慌ててその手を取る。
レッド「ま、マサラタウンのレッドです、よろしくお願いします」
タケシ「マサラ……あの街の出か。ああ、よろしく」
一瞬タケシの眉間にしわが寄ったが、レッドが気付くことはなかった。
男「タケシさん。レッド君の相談に乗ってやってくれませんか? 俺じゃうまく答えられなくて……」
ガチムチ男が身を低くして、二人の間に申し訳なさそうな顔を割り込ませる。
タケシはレッドと男の顔をしばし見比べ、岩のように固い口元をフッと緩ませた。
タケシ「奥に案内しよう。たいしたもてなしはできないけどね」
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/11(金) 12:58:46.87 ID:1HlQtbAAO
こんな世界なら女の方が幸せなのだろうか、それとも女はより悲惨なのだろうか
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/11(金) 13:04:05.54 ID:bTND/xCBo
恐ろしいスレを開いてしまった
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 13:25:39.23 ID:4u3ciZ3SO
質素な部屋だった。
岩壁が剥き出しの空間に、最低限のトレーニング器具と、テーブルが一組だけ。
茶菓子もない、湯呑みに注いだお茶のみのもてなし。
それでも、レッドはけして自分がいい加減に扱われているようには感じなかった。
レッドは話した。
マサラタウンでの初めての惨めな敗北、旅立ち。
道中での敗戦に次ぐ敗戦。
バトルの中で感じる痛み、虚しさ、惨めさ。
もうトレーナーをやめたい。
洗いざらい吐き出した。
タケシは目を細めたまま一言も口を挟まず、じっと話を聞いていた。
レッドの話が完全に終わったのを確認して、ようやく口を開く。
タケシ「そうだな……ジムリーダーとして言えば、今のレッド君はトレーナーに向いていないと思う」
男「ちょっと、タケシさんそんな」
飾りもクッションもないタケシの言葉に男が思わず腰を浮かせるも、タケシに一瞥されるとばつが悪そうに座り直す。
レッドは何も反応しなかった。
本人がそう思っていたからだ。
タケシ「まずレッド君には戦いたいという意欲がない。これではバトルで勝てるはずもないし、相手にも失礼だ」
レッド「……」
タケシ「それに恐怖心が勝っているからか、バトルで学んで次に活かそうともしていない。これじゃあまともな経験値を得ることもできないだろう」
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 16:20:11.42 ID:4u3ciZ3SO
タケシ「……とまあ、ここまでがジムリーダーとしての俺の意見だ」
一息つき、お茶を一口すする。
すると、岩のように引き締まっていた口元が解けるように緩んだ。
タケシ「さて、ここからはポケモンブリーダーとしての意見を言わせてもらおう」
レッド「ブリーダー?」
男「ああ、言ってなかったっけか。タケシさんはジムリーダーの他に、ジム外のポケモンの育成補助……ブリーダーの仕事もしてるのさ」
心なしか細めた目元も柔らかくなったタケシが頷く。
タケシ「レッド君がポケモントレーナーをやめるとしたら、ブリーダーとしてはとてももったいないと思うね」
レッド「もったない、ですか?」
タケシ「ああ。君のポケモンは可能性に溢れている。俺なんて比べものにならないくらいに強くなる素質を秘めてるよ」
レッド「え……?」
驚きとともに、レッドの顔が歪む。
いくらタケシの言葉でも信じられない。
きっと気休めだ……
そう思わざるをえなかった。
タケシ「信じられないかい?」
レッド「……はい」
正直な言葉だった。
その様子にタケシはテーブルに手をつき、その場で立ち上がる。
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 16:34:01.43 ID:4u3ciZ3SO
そして自分のズボンに手をかけ、一気にずり下ろした。
タケシ「ところで俺のイワークを見てくれ、こいつをどう思う?」
レッド「すごく……大きいです……」
巨大。いや、雄大。
黒光りするゴツゴツした岩肌のような質感、膝まで達しようかという長さ、片手ではとても握り込めない太さ。
どれをとっても規格外の凄まじいポケモンだった。
さらに両脇には二匹のイシツブテが控える。
こちらも光沢すらある、鉱石のような逸品だった。
タケシ「ありがとう……でもね、こいつは見た目だけなのさ」
レッド「え……?」
男「タケシさん、それは……!」
タケシ「いや、いいんだ。本当のことさ」
フッ、とどこか寂しげな息が漏れる。
嘘を言っている声色ではなかった。
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 17:16:06.86 ID:4u3ciZ3SO
タケシ「イワークは確かにカントー最大級のポケモンさ。高い防御力に、岩タイプには珍しい素早さもある」
レッド「……」
タケシ「けれど、その攻撃力はイシツブテ以下のポッポ並み。特殊に至っては最も素質のないポケモンなのさ」
レッド「……!?」
憂いを含んだタケシの笑い。
思わずレッドは男の方を見る。
男はテーブルの上で腕を組んだまま俯いていて、そして微かに頷いた。
タケシ「それでもなんとかジムリーダーにまでなった。けれど、ここまでが限界だった。
素質……生まれ持った種族値と個体値の壁は努力では乗り越えられなかったよ」
それだけ言ってズボンを上げ、席へと戻る。
再びその口元が岩のように固く引き締まり、レッドへと向かう。
タケシ「レッド君。最後には君自身が決めることだ……だが、素質のない俺でもジムリーダーにまではなれた。
素質のある君なら、それ以上……もっと上に行けるはずだ」
テーブルに乗り出したタケシの声に熱がこもる。
レッドの肩がビクリと震える。
タケシ「レッド君……君はこれからどうしたい? 何を目的に、ここまで旅してきたんだい?」
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 17:43:35.27 ID:4u3ciZ3SO
レッド「……僕だって、ポケモンマスターになりたかった」
絞り出すような、レッドの声が響き始める。
タケシが身を引き、男が組んだ腕を緩める。
レッド「でも、いいんです……そんな夢はもう。ただ僕は」
弱りきっていたレッドの目に、炭が燃えるような静かな光りが宿る。
レッド「あいつにだけは……グリーンにだけは勝ちたい。あんな惨めな負け方をした、グリーンにだけは……!」
タケシ「……!」
ガタンッ
タケシが不意に立ち上がり、椅子が後ろに倒れて部屋中に音が響く。
が、そんなことはまったく意識の中になく、タケシはレッドの顔を見つめていた。
眉間には深いしわ。口元には深い笑み。
タケシ「なるほど……マサラの出というのは偶然じゃなかったというわけだ」
タケシの声は震えていた。
それは歓喜か、あるいは武者震いか。
タケシ「グリーン……それはつい先日俺を倒したトレーナーの名前さ!」
机越しにタケシの両手が力強く肩を掴む。
タケシ「レッド君、一週間でいい! 君を鍛えさせてくれないか!」
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
[saga]:2011/11/11(金) 17:54:56.17 ID:4u3ciZ3SO
本日はここまで。
土日中に第二話終了予定。
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(東海・関東)
[sage]:2011/11/11(金) 18:00:18.38 ID:apjWQYTAO
乙
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(大分県)
[sage]:2011/11/11(金) 18:01:33.17 ID:+hrjzUYo0
なかなか面白い、期待
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)
(九州)
[sage]:2011/11/11(金) 18:03:15.43 ID:HrcTsHtAO
恐らく人類が開いてはいけないであろうスレを開いてしまった…
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西地方)
[sage]:2011/11/11(金) 19:01:15.02 ID:b0RUZleGo
悔しいけど読んじまったわ乙
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/11(金) 19:24:06.58 ID:pnq9zqus0
ゲンガーとかフーディンとかどうやって入手するんだろ
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/11(金) 19:34:22.94 ID:1HlQtbAAO
>>47
改造か、交換だろうな…
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/11(金) 22:27:26.05 ID:Vcipgrfio
素直に面白いと言うべきか否か
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大阪府)
[sage]:2011/11/11(金) 22:49:01.12 ID:i9BXTSYIo
少年漫画の王道を行ってるがネタが斬新過ぎてムチャクチャ面白い
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 00:51:54.76 ID:JBZHyyNIO
うーむ
つづけたまえ、かまわん!
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関東・甲信越)
[sage]:2011/11/12(土) 01:05:08.90 ID:Z6ADcMTAO
ねむり まひ こんらん なら全然マシだが…、
やけど こおり どく(性病)はシャレにならん
53 :
!ninja
[sage]:2011/11/12(土) 09:02:31.56 ID:5ic1Sr4So
続きお願いします
54 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 11:18:20.22 ID:EaWh+S/Go
コツコツと、靴底が石造りの床を叩く音が響く。
ニビジム、その奥へと続く廊下。
タケシの後に続き、レッドは身を固くしながら早足に歩いていた。
レッド「あの、タケシさん……鍛えるって、いったいどんな……」
足音にかき消される、蚊の鳴くような声。
レッドの脳裏にジム内の様子が浮かぶ。
耐久力を鍛えるため、ポケモンを竹刀で打ちつける荒行。
体に重りをくくりつけての走りこみに、おびただしい回数のバーベル上げ。
どれもとても耐えられそうにない、凄まじいトレーニング風景だった。
タケシ「はは……不安がることはないよ、レッド君。俺は一週間、君にバトルもトレーニングもさせるつもりはないからね」
レッド「え? それってどういう……」
タケシ「ほら、着いたぞ」
戸惑うレッドに構わず、目的の部屋のドアが開かれる。
レッド「え、ここって」
石造りのジム内に珍しく、そこは板張りの部屋だった。
備え付けの机や椅子、電気スタンド、見るからに柔らかそうなベッド。
さらに風呂、トイレまで個室でついている。
内側から鍵までかけられるようだ。
タケシ「見ての通り、うちのジム内で一番の客室さ。今日から一週間、レッド君にはここで寝泊りしてもらう」
55 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 11:30:37.37 ID:EaWh+S/Go
レッド「……あの、タケシさん? 僕は鍛えられるんじゃあ」
あまりの待遇のよさに戸惑いを隠せないレッドの言葉を、タケシは手を突き出してさえぎる。
タケシ「レッド君。まず君に必要なのは特訓じゃない。休息だ」
レッド「え……」
タケシ「初めてのバトルからほとんど休んでないんだろう? ポケモントレーナーはいつバトルを挑まれるかわからないからな。
この部屋なら内側から鍵をかければ誰も入ってこない。襲われる心配もなく、安心して休めるはずさ」
レッド「……」
やはりレッドは戸惑った。
タケシの言っていることはもっともで、マサラタウンを出て以来、一度も気が休まったことはない。
何度も不意打ちを受けたし、無理矢理バトルをさせられた。
その度に尻穴を拡げられ、精液を注ぎ込まれた。
だからこそ戸惑うのだ。
何か裏があるのではないか、と。
56 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 11:38:02.37 ID:EaWh+S/Go
タケシ「もちろん、ただ休んでいるだけでいいわけじゃない」
ビクリとレッドの肩が震える。
やっぱりだ。
何を条件に出されるのか、ぎゅっと目をつぶってタケシの言葉を待つ。
タケシ「レッド君。この部屋で休んでいる間、戦闘体勢をとる練習をしてほしい」
レッド「せ、戦闘体勢の練習……?」
タケシ「ああ、そうだ。君のポケモンを出してみてくれるかい?」
言いながら、タケシもズボンを下ろして自身のイワークを露出させる。
その様子を見て、レッドもおどおどしつつもヒトカゲを取り出した。
タケシ「今すぐに勃たせろと言ったら、できるかい?」
レッド「えっ!?」
何を言っているのかとタケシの方を振り向くが、その表情は真剣そのもの。
仕方なくレッドは自身のヒトカゲを勃起させようとする。
が、ヒトカゲはだらんと頭を下に向けたまま、まったく勃ち上がる気配もない。
タケシに見られている緊張、戸惑い、羞恥。
何よりノンケであるレッドは、男相手に勃起させることが難しかった。
57 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/12(土) 11:40:59.57 ID:puaG5H1lo
うはぁ、勃起してきた!!!!(*´Д`*)
58 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 11:44:08.80 ID:EaWh+S/Go
タケシ「そうだな、急に言われても困るだろう。でも相手のトレーナーは待ってくれるお人よしばかりじゃない。
ポケモントレーナーが身を守るためには、瞬時に戦闘体勢に入れなきゃならない……ムン!」
レッド「!?」
ビキビキッ
ダラリと垂れ下がっていたイワークの頭が、一瞬にして天井を向く。
その胴体には、力強い鼓動が部屋中に響きそうなほどに太い血管が走る。
その間、一秒足らず。
タケシ「何もここまでやれとは言わないけどね。ポケモントレーナーたるもの、ポケモンを自分の意思で動かさなきゃならない。
これはその第一歩ったわけだ……わかったかい?」
レッド「は、はいっ!」
下半身はそのままに、思わず姿勢を正したレッドにタケシは柔らかく笑う。
タケシ「それじゃあ、今日はゆっくり休むといい。他にやることは明日また伝えるからね……おやすみ」
59 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 12:00:49.70 ID:EaWh+S/Go
タケシが部屋を出てからしばらく。
ドアに鍵をかけ、レッドはベッドの上に体を投げ出していた。
フカフカの布団に緩く沈む体。
懐かしくすらある安心感だった。
ポケモンセンターでは治療、回復の他、トレーナーの宿泊でも利用はできる。
しかし宿泊で滞在できるのは夜間のみであり、日中の滞在はできない。
また利用者は当然トレーナーであり、ポケモンセンター内でのバトルはできないとはいえ、敷地を一歩出ればバトルは合法。
それはレッドにとってけして心休まる空間ではなかった。
レッド「……戦闘体勢の練習、か」
マットレスと布団の感触を存分に堪能したところで、ゆっくりと体を起こす。
自身のヒトカゲを露出させる。
これまでの旅で無数のいきり立ったポケモンたちを見てきたが、その中でも一番覇気のない、ぐったりとしたポケモンだった。
まずは勃起させなくてはならない。
目を閉じ、ゆっくりと妄想にふける。
ノンケに男の裸体などいらぬ、求めるのは女のみ。
女、女、女。
女子高生、人妻、女教師、女医、看護婦、婦警、制服もいいけど水着もいいな。
ちちしりふともも、ちちしりふともも、おっぱいおっぱい!
レッド「……」
目を開く。
ヒトカゲはピクリともしていなかった。
レッドの目の前が真っ暗になる。
意識すらしていなかった。ただ進むので、逃げるので精一杯だった。
無勝なのも当然。
グリーンとのバトル以来、レッドは一度も勃起していないのだ……
EDであった。
60 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 12:11:46.81 ID:ZFdGN8+IO
(´;ω;`)ブワッ
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 12:37:30.46 ID:n6oij1tO0
レッドくんがちょっとかわいいと思った俺はもう駄目かもしれないな・・・
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 19:04:48.52 ID:qnnjNzXXo
レッド「……それは?」
翌朝。
タケシのノックで目を覚ましたレッドは、用意してもらった朝食をとり、昨日三人で話した部屋に来ていた。
テーブルの上にはプラスチック製だろうか、ベルトつきの防具のようなものが乗っている。
明らかに下半身に装着するものである。
タケシ「プロテクターさ。貞操帯とも言うかな?」
それが何か? と言わんばかりの返答に、レッドはどう続けていいかわからなくなる。
パンツ型というべきか、お尻全体を包み込むように作られており、見た目はかなり丈夫そうだ。
ベルトの真ん中に鍵穴があり、外側からロックをかけるものらしい。
明らかにトイレにも行けない。
タケシ「部屋にいる時以外、これをレッド君に着けてもらおうと思ってね」
レッド「え、ちょっ……!?」
タケシ「言っただろ? この一週間、バトルをさせるつもりはないって」
それはそうですけど、と口の中で呟いて俯くレッド。
――そんなものなくたって、どうせもう戦える体じゃないのに。
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 19:26:45.06 ID:qnnjNzXXo
タケシ「それで、これが鍵。一応予備はあるけど、なくさないようにね」
レッドの手の上で、ニビジムを表すグレーのロゴの入った鍵がチャリンと音を立てる。
レッド「……鍵、僕に渡していんですか? タケシさんが管理するんじゃあ」
タケシ「トイレに行く時困るだろ? バトル禁止のためというより、これは防具だよ。まず襲われはしない」
レッド「それはまあ、そうですけど……」
手にとって眺める。下着の上から着用するものなようだ。
意外に軽く、プラスチックといっても関節部分は柔らかく作ってあり、見た目ほど動きづらそうではない。
タケシ「それを着けたら出かけようか。レッド君の一週間の練習メニューを発表するからね」
物珍しそうなレッドを横目に、タケシの口元は意味深に緩むのだった。
64 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 19:37:23.02 ID:qnnjNzXXo
タケシ「さあ着いたぞ」
レッド「着いたぞって……ポケモンセンターじゃないですか」
ニビシティに着いて初めてお世話になり、旅立ってから初めて心休まる時間を与えてくれた場所だ。
入口を入ってすぐのホールには治療、回復にくる人、滞在している人、帰っていく人と、様々な人が行き来する。
誰もが安らぎを求め、あるいは与えられている場所だ。
休憩するならともかく、練習場所とは程遠い。
タケシ「そう、ポケモンセンターだ。これから一週間、レッド君にはここでスタッフとして働いてもらう」
レッド「はあ……え?」
タケシ「勤務時間は朝9時から夕方5時まで。昼食は出るよ。一週間、指導員をつけてもらえるように頼んであるから安心していい」
レッド「えっと、あのー……」
説明を続けるタケシにレッドは戸惑うばかり。
が、その戸惑いも予想通りといわんばかりにタケシは笑ってみせる。
タケシ「この仕事がレッド君を鍛える練習になるのさ。まあ俺を信じて頑張ってみてくれないか」
レッド「あ、はい……」
納得できるはずもなかったが、あまりに自信に溢れた表情でポンポンと肩を叩かれ、レッドは頷くしかなった。
そのうちに指導員のスタッフがやってきて、手を振って見送るタケシと別れることとなった。
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 19:45:59.67 ID:qnnjNzXXo
ジョーイ「それじゃ、説明した通りにお願いしますね」
レッド「はい、わかりました……」
軽く手を振って持ち場に戻っていくジョーイを、レッドはぎこちない返事とともに見送った。
ポケモンセンター内、大浴場。
平日の午前中とあって利用者の少ないこの時間帯に、清掃を行うらしい。
ニビポケモンセンターのロゴ入りジャージに着替え、長靴、デッキブラシと、すっかりスタッフ姿のレッド。
担当は床の掃除だった。
レッド「えーと、隅の方から洗剤を撒いて、こすって……うええ」
思わず身震いした。
広い浴場内はパッと見は清潔ではあるが、トレーナーとしてではなく清掃スタッフとして見ると、ひどい有様だ。
隅には柔らかい団子や糸くずのように固まった精液、毛、砂や泥のような汚れなどが溜まっている。
毛や精液を柔らかくする特殊な洗剤を撒き、その上からデッキブラシでこする。
ポケモンセンターの長い歴史の生んだ道具とシステムのたまものか、驚くほど楽に汚れは落ちていく。
しかし、およそ50箇所もの洗い場の設置された浴場の床を一人でとなると、それでもたいへんな労働だった。
すぐにジャージの内側が汗で湿り、額がしっとりと濡れる。
息が上がる。
マサラタウンからトキワシティ、さらにトキワの森を抜けてニビシティと、ほとんど休みなく歩いてきたレッドではあったが、
それでも自分の体力不足を痛感せずにはいられなかった。
人は来ない。
シャカシャカとブラシの音だけが響く。
次第にポケモントレーナーとして鍛えられている最中だという意識も薄れていく。
けれど、勃起すらしない今のレッドにとっては、かえってそれが楽だった。
66 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 19:53:52.85 ID:qnnjNzXXo
ジョーイ「はい、今日はどうされましたか?」
トレーナー「体力切れっすね。もう今日は疲れちゃって」
ジョーイ「はい、それじゃあこちらの番号札を持って、番号が呼ばれましたらAカウンターへどうぞ」
ジョーイ「と、こんな感じ。カウンターがわからなかったら近くのスタッフに聞いてもらえるかな?」
レッド「は、ハイ」
番号札を受け取ったトレーナーが軽く頭を下げ、Aカウンターの方の長椅子へ向かっていく。
トレーナーに接する仕事とあって、レッドの返事は軽く上ずった。
午後からのポケモンセンターは混雑する。
こうして順番待ちになることも少なくない。
規模の大きなポケモンセンターであれば、こうして治療前に番号札を配るのが普通だ。
ニビではAカウンターは体力・精力の回復、Bカウンターは状態異常、Cカウンターはカウンセリング、
Dカウンターはポケモン以外の怪我や病気、Eカウンターは急患と簡単に分けられている。
レッド「えと、今日はどうされましたか?」
トレーナー「毒を、受けちゃって……いつつ」
レッド「う……わ……」
答えたトレーナーのポケモンを見て、思わず絶句する。
トレーナーの股間のキャタピーはどす黒く変色し、パンパンに腫れ上がっていて、そのうえ黄色い膿が垂れている。
言葉が出てこなかった。
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 20:05:44.61 ID:qnnjNzXXo
ジョーイ「お待たせしました。こちらの番号札を持って、Bカウンターへ。大丈夫ですか? 一人で歩けますか?」
トレーナー「ええ、はい……なんとか。大丈夫です……」
指導員のジョーイが割って入り、トレーナーは申し訳なさそうに、のそのそとBカウンターへ向かっていく。
レッドは何も言えず、固まっていた。
ジョーイ「レッド君、ああいう時に黙っちゃダメよ。しっかり言葉をかけてあげないと不安になっちゃう。わかるでしょう?」
レッド「はい……」
深く頷き、そのまま俯いてしまう。
初めてこのポケモンセンターに着いた時、ジョーイは精液まみれのナメクジのようなレッドをたえず励まし、案内から処置まで付きっきりで担当してくれた。
今の自分の対応がよくなかったことは痛いほどわかる。
ジョーイ「まあ初めてだし、慣れてないなら仕方ないんだけどね。大丈夫。最初はみんなそうだけど、すぐに慣れるわよ」
レッド「あ、はい。頑張ります」
ジョーイ「よろしい。しばらくはついててあげるからね」
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/12(土) 20:09:36.65 ID:9RKLoqZDO
思ったんだが、ジョーイさんに筆下ろししてもらえばいいだろう(笑)
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/12(土) 20:12:23.58 ID:2ahH55u20
ジョーイさんマジ天使
でも暴走したトレーナーをねじ伏せるだけの実力はもっているんだろうな
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 20:15:43.62 ID:qnnjNzXXo
今まで、周りのトレーナーを見る余裕はなかった。
しかしスタッフとして立ってみるとよく見えるもので、本当に滞在するだけのトレーナーから瀕死の重傷まで、容態は様々だった。
精力以上に出し尽くして干からびかけたコイキング、締め付けに負けてひしゃげたトランセル。
電光石火の使いすぎで擦り切れた血まみれのコラッタ、精液の糸でがんじがらめになったビードル。
中には女性のトレーナーもいる。
治療が必要なだけあって、乳房や下半身を剥き出しにしていることも多い。
思わず目が行ってしまい、その度にジョーイに注意を受ける。
だって男の子だもん。
それでも、レッドのヒトカゲが起き上がることは一度もなかった。
71 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 20:25:06.44 ID:qnnjNzXXo
門下生「あ」
レッド「え? あ」
午後5時。
仕事上がりのため戻ったロッカールームで、あのガチムチと再会を果たした。
同じくスタッフのジャージを着込んでいる。
どうやら同じように働いていたらしかった。
門下生「その……タケシさんから少し事情は聞いた。あの時は悪かったよ」
レッド「あ、いや、そんな」
門下生「いや、俺の勉強不足だった。百万光年は時間じゃなくて距離だもんな」
そっちじゃねえ。
レッドは心の中で叫ばずにいられなかった。
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 20:37:05.86 ID:qnnjNzXXo
レッド「その、ニビジムの人たちもここのスタッフなんですね」
ロッカールーム内を見回すと、ニビジムのトレーニングウェアに着替えるガチムチたちの姿が他にも見える。
勤務中もスタッフの中にやたらと体格のいい男が混ざっていたが、あれもそうなのだろう。
門下生「ああ、ニビシティは特別だからな」
レッド「特別……ですか?」
門下生「そ。ボランティアスタッフなんだよ、俺たち」
ポケモンセンターのスタッフは通常、ポケモンリーグ本部から派遣された職員によって運営されている。
ジムもポケモンリーグの管理下ではあるが、部署が違うためか両者が人員を共有することはほとんどない。
ただし、ニビジムは例外である。
それはタケシがポケモンブリーダーでもあるためだ。
タケシはジムリーダー就任前からポケモンセンターでボランティアを続け、一時はカウンセラーや治療助手にまでなった男である。
就任後もポケモンセンターとの良好な関係は変わらなかった。
慢性的な人員不足に悩まされるポケモンセンターへ、ジムから研修を兼ねたボランティアスタッフを送るようになるまで、
さして時間はかからなかった。
今ではそれがニビジム門下生の特色の一つに数えられる。
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 20:50:58.41 ID:qnnjNzXXo
レッド「へえ……タケシさんって凄いんですね」
門下生「そう! 本当に凄い人なんだよ、タケシさんは!」
ジムへの帰り道。
一時破門を言い渡されたというのに、門下生はタケシの話になると饒舌だった。
その顔は心底嬉しそうに緩み、表情はコロコロ変わる。
門下生「ポケモンセンターってのはトレーナーならどんな奴でも使うからなー。自分よりレベル高いのもバトルせずに見られるし。
長く働いてると、どんな戦い方や攻撃で治療が必要になったとか、全部わかるらしいぜ?」
レッド「……!」
門下生「ニビだけなんだってよ、ジムからポケモンセンターに人材派遣してるの。
お前も運がいいぞ? ニビ以外でポケモンセンターで働こうと思ったら、紹介とか手続きとかたいへんなんだから」
はっとする。
レッドはポケモンの種類に関しても、バトルについてもまったくといっていほど知識も経験もなかった。
旅立ってから出会うトレーナーはどれも動きの予想もつかず、体力に余裕があっても逃げ切れないことも多かった。
この仕事は安全に、それらを学ぶことができる。
間違いなく、鍛えられているのだ。
胸が熱く、体に力がこもるのがわかった。
門下生「そういや、ジムの中は見て回ったのか?
今度案内してやるからさ、ジムに入れてもらえるように一緒にタケシさんに頼んでくんねー?」
……友達もできそうだった。
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 22:08:10.57 ID:iRzeHgtIO
罠だな(`・ω・´;)
75 :
!ninja
[sage]:2011/11/12(土) 22:09:16.22 ID:5ic1Sr4So
続きお願いします
76 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 22:17:50.40 ID:1rPJcdPDO
なんかポケモンSSってホモスレ多くね?
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 22:22:22.49 ID:g3IaouEIO
少し毛色が違うような
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 22:46:17.14 ID:qnnjNzXXo
男「よお、レッド君。調子はどうだい?」
4日目の仕事上がり。
ポケモンセンターのスタッフ口の前で声をかけられた。
相変わらずパツンパツンのタンクトップ。男だった。
レッド「そうですね、だいぶ慣れてきました……ジムの人たちも、すごくよくしてくれて……」
男「そうか、うまくやってるようで安心したよ」
ニカッと歯を見せて男は笑う。
ニビジム、タケシを紹介した身として本当に気になっていたのだろう。
心底ほっとしている様子が伝わってくる。
掃除のコツもだんだん掴めてきたのか早く終わるようになり、力もついてきた気がする。
状態異常や瀕死のトレーナーにも、なんとかひるまずに声をかけられるようになった。
門下生をはじめジム内で話せる人も増え、一緒に仕事場へ通っている。
ただしEDは治らない。
それに、それ以外で見えてきたものもあった。
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 22:54:11.31 ID:qnnjNzXXo
レッド「この街は、平和ですよね」
男「ん、そうか」
男の返事はそっけないものだったが、顔には深い笑みが浮かんでいた。
最初はガチムチの溢れかえるこの街を、物凄い危険地帯だと思っていた。
けれど安全が確保されてから暮らしてみると、街中で一方的なバトルが行われていることはほとんどない。
トキワシティはけして治安がいいとは言えなかった。
マサラを出てすぐのトレーナー街道、さらに虫ポケモンのメッカとも言うべきトキワの森。
これらに挟まれた街は血気盛んなトレーナーに溢れ、街中といえど問答無用でバトルを仕掛けられた。
昼間から酔っ払いが股間のビードルを振り回し、道の真ん中に寝そべっているのも見た。
しかしニビシティは屈強な男こそ多いものの、まずポケモンを露出させている人間がほとんどいない。
いてもジムの野外練習であったり、ポケモンセンターであったりする。
ポケモントレーナーといえど、しっかりと衣服を身につけて大人しくしているのなら一般人と見分けはつかない。
それは街の安全性のあらわれと言えた。
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 23:01:54.07 ID:qnnjNzXXo
男「トキワに行くならトキワの森、ハナダに行くならお月見山を越えなきゃならない。ニビの立地は一般人とっては厳しくてね。
逆に外から来る人間はそれなりに腕に覚えのあるトレーナーばかりだ。
昔のニビは荒れてたよ。タケシさんは、それじゃいけないと思ったんだろうな」
レッド「……」
男「ニビジムの規則の『ポケモンバトルは正々堂々、合意のもとに行うように』ってのはタケシさんの代からさ。
ブリーダーとして、ポケモンの魅力を知らずにバトルに巻き込まれる人を見てられないってね」
レッド「そう、ですか……」
ズボンの上からお尻に触れる。プラスチックの固い手応え。
これが身を守ってくれているんだと思っていた。これがあるから安心できるのだと思っていた。
でも、違った。
もっと前から。この街に着いた時から、守られていたのだ。
やれるんだ。
この世界は、変えることができるんだ。
目の前がぼやけて、歪んだ。
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 23:05:13.56 ID:qnnjNzXXo
男「そうそう、ところで」
男が肩に下げていたバッグから、ガサガサと平べったい紙袋の包みを取り出す。
男「今日は差し入れに来たんだ。余計なお世話かもしれんが……」
レッド「あ、ありがとうございます……何ですか、これ」
男「まあ、それはお楽しみってことで。部屋に戻ったら開けてみな」
ガリガリと後ろ頭を掻きながら笑う男。
レッドは不思議そうにその様子を眺め、ジムへと戻った。
その夜。
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 23:15:45.80 ID:qnnjNzXXo
レッド「こ……これは!」
包みを開くと、出てきたのは一冊の本だった。
カミツレ写真集。
はるか海の向こう、イッシュで活躍する人気モデルだ。
モザイク処理の必要なものなどない。
剥き出しの下半身も、乳首の露出もそこにはない。
だがそれがいい。
ミニスカートとニーソックスの間にのぞく、真っ白な太もも。
はだけたワイシャツの襟元からのぞく胸元。
黒タイツに覆われた細い脚のライン。
タイトなジーンズにぴっちりと浮き出る、キュッと締まったヒップライン。
嗚呼、チラリズム。隠されたほのかなエロスの奥ゆかしさよ。
童貞にはそれで十分。それが最良。
レッドはこの本に、男に、土下座をもって感謝の意を示した。
ヒトカゲ復ッッ活! ヒトカゲ復ッッ活!
旅立って初めての勃起。
旅立って初めての射精。
レッドはこの夜5発抜いた。
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/12(土) 23:21:38.97 ID:OcDMWzmyo
カイジわろた
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 23:23:24.55 ID:qnnjNzXXo
ジョーイ「……どうしたの、レッド君?」
レッド「い、いえ……なんでも、ないです」
心配そうに顔を覗き込むジョーイ。
仕事柄、香水は使っていないのだろう。シャンプーの香りが鼻腔をくすぐる。
ナース服の上からでもうっすらとわかるボディラインは素晴らしい。
胸の下部分に寄るしわや、ボタンの張りなどはバストサイズを目測するにあたって重要な判断材料だ。
制服という特殊な衣装によるフェティシズムに加え、その下の体が妄想をかきたてる。
これぞ着エロの醍醐味といえよう。
レッド「――うぐっ」
激痛。
戦闘体勢に移行しつつあったヒトカゲを妨げるものあり。
貞操帯である。
EDが治ってからというもの、今度は勃起をおさえるのがたいへんだった。
ジョーイは言わずもがな、魅力的である。
そこそこの頻度で訪れる女性トレーナーたちの直接的エロスもあなどれない。
レッドはようやく理解した。
タケシはポケモンを自分の意思で動かせるようになれと言った。
部屋での練習が戦闘体勢をとることなら、外での練習は戦闘体勢を抑えることだったのだ。
しかし今までの反動か。
抑えようとすればするほど、頭の中は妄想に溢れる。
悲しきかな童貞少年。
それからの仕事はつらく、厳しいものであった。
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/12(土) 23:33:57.60 ID:qnnjNzXXo
タケシ「……レッド君。よく頑張ったね」
7日目の朝。
ジムの食堂で朝食をとりに部屋を出ると、そこに笑みを浮かべたタケシが待っていた。
タケシ「顔を見ればわかるよ。よく学び、よく休み、成長した。今ならトレーナーとして、立派に戦えるはずさ」
確かにこの一週間、レッドは密度の濃い、充実した時間を過ごしていた。
体力もつき、ポケモンの傷や治療についての知識も身についた。
傷も癒え、いつ襲われるかわあらない不安感もない。
ヒトカゲのコントロールもある程度はできるようになっていた。
思わず顔がほころぶレッドを前に、タケシの口元が引き締まる。
タケシ「さて、レッド君。卒業試験だ。ニビジムリーダー、タケシに挑戦してほしい」
レッド「卒業試験……ええっ!?」
目を見開き、飛び退く。
背後のドアにドッと背中が押し当たる。
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/12(土) 23:38:03.38 ID:qnnjNzXXo
タケシ「忘れたのかい? 君の目標……グリーンは俺を破った男だ。俺に勝てないようでは、到底勝てっこない」
レッド「あ……でも」
もっともだった。
しかし、あまりにも無茶な卒業試験だった。
この一週間、レッドは本当に一度もバトルをしていない。
それどころか、ジムの門下生たちが行っているトレーニングもまったくしていない。
いや、それ以前にポケモントレーナーとして、一度も勝ったことがないのだ。
タケシ「レッド君、君は俺よりずっと強くなると言ったね。あれは嘘じゃない。
いや、俺の見立てでは今のレッド君は既に俺より強くなってるよ」
レッド「そんな……信じられないですよ」
熱のこもったタケシの言葉。
しかし、レッドには響かない。
タケシの眉間に深いしわが刻まれる。
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/12(土) 23:38:11.64 ID:rJ2vkvPIO
視線を感じちゃうあの子まで女トレーナーは出てこないよな?
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/12(土) 23:45:38.30 ID:qnnjNzXXo
タケシ「それでいいのか? 弱いままで……自分を弱いと思う奴には、いつまでも勝利は掴めないぞ! レッド!」
レッド「!」
荒々しいタケシの叫びに、ようやくレッドの脳裏にあの日々が浮かぶ。
襲われ、掘られ、負け続ける。
負け犬の日々。
このままだと、弱いままだと、またあの頃に戻ってしまうのか。
レッド「嫌だ……僕だって……俺だって! 勝ちたい!」
ミシミシッ ベキッ バキッ
レッドのヒトカゲが戦闘体勢をとり、貞操帯を突き破った。
そこにはもう、負け犬はいない。
レッド「挑戦します……タケシさん、俺と戦ってください!」
タケシ「ああ、もちろん。さあ、ジムへ行こうか……!」
初めて自分から向かう戦場。
不思議とそれは、恐いものではなかった。
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/12(土) 23:47:37.88 ID:qnnjNzXXo
本日はここまで。
明日 VSタケシ。
第二話終了予定。
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西地方)
[sage]:2011/11/12(土) 23:53:09.34 ID:7XDaeIMKo
普通に王道熱血展開でワロタ
面白かった乙
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 00:01:30.94 ID:VBRMlSLDO
乙、テーマを考えなければ普通に熱い展開なんだよな
面白いし
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 00:27:01.52 ID:Hbr/QF6DO
ポケモン何周もしてる人間だな
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 01:28:00.23 ID:w3S+n+nIO
どうしよう面白いと思ってしまった
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 03:01:27.62 ID:vFSdsrcIO
貞操帯を突き破るとは
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/13(日) 05:27:06.18 ID:1uinf7hao
あかん、普通に面白い
96 :
!ninja
[sage]:2011/11/13(日) 10:01:17.56 ID:dfo3pN9io
続きお願いします
97 :
1
[saga]:2011/11/13(日) 12:19:42.34 ID:gq6FVJxSO
携帯から失礼します。
13:00より第2話終了まで投下します。
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/13(日) 12:21:18.72 ID:9lMsNh0Co
待ってました
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 12:59:07.87 ID:ipjcrMbNo
ジム内には既に門下生たちが集まっていた。
しかし、初日のように挑戦者へ露骨に敵意を剥き出しにすることはない。
一週間とはいえ、レッドはジムで共に過ごした仲間。
レッドの応援にまわる者も少なからずいた。
男「レッド君、焦らずにいけよ。君のヒトカゲは炎タイプ……岩タイプとは相性が悪い。
準備なしでまともにくらえば、一撃で負けてしまうことだってありうる」
ジムリーダーへの挑戦はポケモンリーグ公式ルールに基づき、ジム内のバトルスペースによって行われる。
剥き出しの土の上にラインの引かれたシンプルなバトルスペースではあるが、
慣れていなければ足を取られやすい足場ではあった。
レッドは朝食代わりに用意してもらったゼリー飲料を飲みながら、男のアドバイスに耳を傾ける。
男「タケシさんは挑戦者には平等に、全力で戦う人だ。甘えは持つんじゃないぞ」
レッド「はい、わかってます……大丈夫です、全力でやりますから」
逆側のコーナーに控えたタケシがズボンを脱ぎ捨てる。
雄々しく反り上がる股間のイワークと、脇に控える2匹のイシツブテ。
その裸体は古代彫刻のように引き締まった筋肉の鎧に包まれている。
ゴク、とレッドは唾を飲み込んで、ズボンを脱いだ。
≪ポケモンリーグ認定公式戦。ニビジムリーダー・タケシ VS 挑戦者・レッド。試合開始!≫
アナウンスが響いた。
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:02:15.64 ID:ipjcrMbNo
タケシ「行くぞ、レッド君!」
試合開始とともにタケシが飛び出す。
ビュビュッ!
タケシ「!?」
急ブレーキをかけたタケシの足元に、精液のしぶきがかかる。
熱い。
炎タイプの射精技、ひのこだ。
男「上手いぞレッド君! 距離に気をつけて戦うんだ!」
レッド「ハイッ!」
タケシの足の動きを見ながらジリジリと距離をとり、自身のヒトカゲを扱く。
熱い精液の弾丸が少量ずつ、タケシを牽制していく。
タケシ「なるほど。ひのこで遠距離戦とは、考えたな」
予想外のレッドの戦いぶりに、タケシの口元は嬉しげに歪んだ。
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:05:09.14 ID:ipjcrMbNo
タケシ「だが、それだけで勝てるほど俺は甘くはないぞ!」
大声とともに、イワークがその頭を高々と振り上げる。
ドスンッ!!!
岩落としが炸裂した。
ただし、レッドとは離れたまま、地面に。
重量溢れる一撃は大量の土ぼこりを巻き上げ、タケシの身を包む。
レッド「うっ……」
ザザザザザッ
土を擦る音が響く。
タケシの位置がうまく掴めない。
岩タイプにあるまじき素早さで土ぼこりの中を移動していることは間違いない。
レッドは懸命に周囲を見回し、何度かひのこを発射する。
狙いがつかない。
男「レッド君、慌てるな! 注意すべきは後ろだ、背中さえとられなければ……」
レッド「あっーーーーーーーーッ!!!」
男のアドバイスを途切れさせ、レッドの絶叫が響く。
土ぼこりが晴れると、タケシのイワークのたいあたりがレッドの尻穴をとらえていた。
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:08:15.80 ID:ipjcrMbNo
傷の癒えた尻穴が、規格外のゴツゴツしたモノに押し広げられる。
激痛! 激痛! 激痛!
凄まじい圧迫感。腹から突き破られそうなほどの長さ。
タケシ「どうした、レッド君……もう終わりかい?」
レッド「あっ、あっ、あっ……あっーーーー!!!」
立ちバックでイワークはどんどん奥へ進んでいく。
レッドは絶叫するのみ。
レッド「あっ、あああっ、あああっーーーー!!!」
いや、レッドの目は死んではいない。
これは絶叫ではなく、なきごえ。
タケシの攻撃力を下げながら、懸命に尻穴に力を込めてイワークを締め付ける。
タケシ「フフ……いいガッツだ。しかし、そんな中途半端な抵抗はイワークには逆効果だぞ」
ビックン、ビックン
レッドの締め付けに呼応するように、イワークの胴の血管が激しく脈打っている。
男「い……いかん! あれは『がまん』だ!」
レッド「え……!?」
103 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:13:31.06 ID:ipjcrMbNo
イワークの がまんが ときはなたれた!
ゴビュビューーーーッ!!!
レッド「お、ぐっ……!」
締め付けの倍返しといわんばかりの、大量射精がレッドの体内を襲った。
かき回される腹の中。こみ上げる吐き気。飛びそうになる意識。
抜かなければ。
必死に踏ん張り、足を前に出そうとする。
タケシ「終わりだ、レッド君」
バチーンッ!!!
レッド「ぎゃああああーーーーッ!」
脇に控えた2匹のイシツブテが振り子のように反動をつけ、レッドの尻肉に岩落としが炸裂した。
こうかは ばつぐんだ!
その威力と衝撃がイワークの体を通じ、レッドの内部に直撃する。
弓なりに反ったレッドの体が断続的に震え、ビクッビクッと痙攣が始まる。
体力は尽きた。
104 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:17:13.33 ID:ipjcrMbNo
男「ま……まだだレッド君! まだ! まだやれるはずだ……!」
誰の目にも瀕死状態は明らかだったが、男は涙声で叫んだ。
男「まだ君のヒトカゲは! 君はまだ勃ってる! まだやられてないだろう、レッド君……!」
ビクンッ
レッドの体が大きく震える。
続いて射精。
ビュッビュッと断続的に精液が吹き出す。
それは敗北者の、断末魔の射精だった。
そのはずだった。
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:21:06.87 ID:ipjcrMbNo
レッド「あ……ああ……!」
射精の勢いが増す。
その精液のしぶきは天井にまで達し、背後のタケシにまでふりかかる。
熱い。
これはだだの射精ではない。ひのこだ。
タケシ「馬鹿な……まだ戦えるはずが……!?」
ガクンッとタケシがバランスを崩す。
足先が熱を発している。
やけど。
最初のひのこがわずかに当たっていたのか。
やけどによる攻撃力半減が、レッドの体力をわずかに残したのだ。
106 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:24:16.64 ID:ipjcrMbNo
レッド「……!」
タケシの重心が崩れた隙をつき、腸内の精液の滑りを利用してイワークを引き抜く。
タケシ「く……逃がすか……!」
イワークが再びその頭を上げるが、天井から降り注ぐひのこがその視界を奪った。
岩落とし、誤爆。
再び地面に炸裂し、土ぼこりが舞い上がる。
今度はタケシがレッドを見失う番だった。
レッド「うおおおーーーーッ!」
ズンッ
そして、レッドのヒトカゲがタケシの尻穴をとらえた。
107 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 13:27:53.08 ID:VxHb1lpIO
(´・ω・`)
108 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:30:04.72 ID:ipjcrMbNo
タケシ「……見事だ。俺の見立てに狂いはなかったよ、レッド君……」
レッド、童貞喪失。
タケシの尻穴は鍛え上げた体に比べて異様に柔らかく、ヒトカゲを一気に根元までくわえ込んだ。
イワークは、最終進化系の中では最も特殊の素質のないポケモンである。
タケシはその性質を体現したような人間であった。
生まれつき、肛門の締まりが弱い。
いくら鍛えても人並みの粋を超えられず、それはポケモントレーナーとしての致命的な弱点でもあった。
挿入されてしまえば、タケシは負けなのである。
レッド「タケシさん……」
レッドとてポケモントレーナー。
ヒトカゲとてポケモン。
タケシの体の事情は、繋がった瞬間伝わった。
109 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:35:38.11 ID:ipjcrMbNo
タケシはフッと一息笑いを漏らし、口元を引き締める。
タケシ「どうした、レッド君……! 俺はまだ戦える、バトルは終わってないぞ……!」
全身の筋肉を総動員し、ヒトカゲを締め付ける。
レッドは恐怖した。
ここで逃がせば、勝利はない。
レッド「うわあああーーーーーーーーッ!!!」
ひのこ!
ひのこ!
ひっかく!
ひのこ!
ひのこ!
ひのこ!
全力で動き、中をひっかき、射精した。
110 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:38:54.70 ID:ipjcrMbNo
男「ストップ! 勝負ありだ、レッド君!」
レッド「はあっ! はあっ! え……?」
男が割って入り、レッドはようやく攻撃の手を止めた。
ヌポッ……とヒトカゲが引き抜かれる。
タケシのイワークは全ての精液を出し切り、透明な液体を垂れ流していた。
しかしタケシは。イワークは。
全身の筋肉を引き締めたまま、巨岩のごとき仁王勃ち。
レッドの攻撃を全てその身に受け、意識を失ってなお、その体は倒れなかった。
「タケシさーーーーん!!!」
涙、涙のガチムチたちの声が響く。
しかしそれはレッドを非難するものではなく。
二人の戦いを、レッドの勝利を、タケシの矜持を称えるものであった。
111 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:43:34.44 ID:ipjcrMbNo
タケシ「完敗だよ、レッド君」
ポケモンセンター、奥の治療室。
意識を取り戻したタケシは、ベッドの上からレッドへその第一声を贈った。
レッド「タケシさん、すみません、僕……」
初めての勝利。
それもジムリーダーへの勝利。
喜びが溢れていたが、それ以上にタケシが心配だった。
そんなレッドの胸に、タケシの拳がポンと当たる。
タケシ「勝者は胸を張れ。君の強さは本物さ……君は確かに俺を超えた。ニビジムリーダー、タケシが保証する」
ニッと笑ってみせるタケシ。
引っ張られて、ぎこちなくレッドも笑顔になる。
突き出されたタケシの拳が開かれると、鈍い灰色に光るバッジがあらわれた。
タケシ「ポケモンリーグ認定、グレーバッジだ。受け取ってくれ、レッド君」
レッド「は……はい!」
グレーバッジ。
勝利の証。
数えるのも馬鹿馬鹿しくなった敗北の上に輝いた、たった一勝。
こみ上げる涙が止まらない。
112 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 13:44:38.92 ID:SRPJM76IO
(´;ω;`)タケシさん…
113 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:50:02.37 ID:ipjcrMbNo
男「泣くな泣くな、未来のチャンピオン! 勝者に涙は似合わんぞ!」
レッド「うわっ、男さん!?」
太い腕がレッドの首に巻き付き、ぐりぐりと頭を撫で回される。
苦しさにレッドはもがいたが、興奮冷めやらぬ男はしばらく離してくれそうにない。
タケシ「未来のチャンピオンか……そうだな、レッド君ならそこまでいけるかもしれないな」
神妙な顔でタケシは頷き、それから再び口元が引き締まる。
114 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:53:24.22 ID:ipjcrMbNo
タケシ「レッド君……君の目標とするグリーン君は強い。きっと他のジムにも挑戦していくだろう。
お月見山を越えた先、ハナダシティに向かったに違いない」
レッド「ハナダシティ……」
同時に旅立ちの許可を得たはずのグリーン。
もう街一つの差がついたのか。
ずいぶん遠い存在に思える。
タケシ「レッド君、君の素質はグリーン君に負けてはいないぞ! 君なら勝てる……俺が信じてる!」
レッド「……ハイッ!」
ドンッと、今度は少し強めにタケシの拳が押し当たる。
レッドはその拳を両手で握り、涙ながらに笑うのだった。
【第2話・了】
115 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大分県)
[sage]:2011/11/13(日) 13:57:42.28 ID:C7fSXkcR0
なんか感動的だなあ
116 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 13:58:22.69 ID:ipjcrMbNo
【次回予告】
ポケモンバトルの恐怖を乗り越え、見事グレーバッジを手にしたレッド。
次なる目的地、ハナダシティに向かうために越えなけらばならないのが、
ニビジム門下生の修行場としてもご用達、お月見山だ。
しかしお月見山でレッドが見たものは、死屍累々のトレーナーたちと怪しげな黒服の男たちの集団だった。
第3話
ロケット団員「お前のモノは俺のモノ、俺のモノは俺のモノ!」
みんなもポケモン、エレクトだぜ!
117 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 14:04:18.40 ID:ipjcrMbNo
【現在のレッド】
ヒトカゲ(肉棒)
レベル12
ひっかく
なきごえ
ひのこ
にらみつける
ニビジムでの生活で体力、精力ともに成長。
ニビジムリーダー・タケシを破り、グレーバッジを入手。
お月見山を越え、ハナダシティを目指す。
118 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 14:05:36.76 ID:k13BBBnSO
何か悲しすぎる・・・・
119 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 14:08:04.43 ID:ipjcrMbNo
【トレーナーファイル1・タケシ】
イワーク(肉棒)
レベル14
たいあたり
いやなおと
がまん
いわおとし
イシツブテ(睾丸)×2
レベル12
たいあたり
まるくなる
いわおとし
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 14:12:13.97 ID:ipjcrMbNo
【トレーナーファイル1・タケシ】
ニビジムリーダー、強くて固い意思の男。
岩のように鍛え上げた体に、太くて長い股間のイワークを持つ。
ウホッ いい男
ポケモンブリーダーでもあり、ジム外のポケモンの育成補助もジムリーダー就任前から行っている。
ポケモンセンターとの関係も密接で、本人もボランティア経験が長い。
もともと石炭や化石の採掘場としてハッテンしたニビシティには屈強なガチムチたちが多く、
住人同士の無法バトルがたえなかった。
タケシは就任後その多くを自分のジムに引き入れ、門下生として徹底指導したため、現在のニビの治安が保たれている。
まさにニビシティ全体のリーダー的存在である。
肛門が弱いというトレーナーとして致命的なハンデを抱えながら、それでもジムリーダーにまで上り詰めた努力の人。
その就任には住人の希望による影響も大きかったようである。
そのため実力は他より一段劣るとされ、他のジムリーダーからの風当たりは強い。
また街に手広く影響を与えすぎているため、ポケモンリーグの上層部からもあまりよく思われていない。
しかしガチムチをはじめ多くの住人に愛され、ニビジムリーダーに彼以上の適任者はいないというのもまた事実である。
タケシさんになら掘られてもいい。
121 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/13(日) 14:15:33.17 ID:qe5qAXTl0
あなをほるの技マシンを盗んだロケット団員の話wktk
122 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 14:18:37.16 ID:ipjcrMbNo
本日はここまで。
多くの反応ありがとうございます。
SS速報は人が少ないと聞いていましたが、反応があって嬉しい限りです。
励みになります。
みなさんもなかなか変態ですね。
3話はまだプロットが大雑把なので、
月曜以降ちまちま書きながら投下していくと思います。
ありがとうございました。
123 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/13(日) 14:23:33.10 ID:ipjcrMbNo
また、現在は濃厚なホモスレと化していますが、
もちろんカスミ、エリカ、ナツメなど女性ジムリーダー戦もあります。
ノンケの方々、ご安心ください。
ガチホモの方々、すまんが堪えてくれ。
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/13(日) 14:25:42.95 ID:y9dmgrRAO
仮に生後すぐに非妊手術しても、この世界ならレイプ被害が絶えないんだろうな…恐ろしい
つかタケシが漢過ぎる、惚れた
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大分県)
[sage]:2011/11/13(日) 14:33:56.92 ID:C7fSXkcR0
乙です
変態か…
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 14:36:33.91 ID:wlEmdhe4o
>ヒトカゲ(肉棒)
>シツブテ(睾丸)
>イワーク(肉棒)
なんだこれ・・・
127 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/13(日) 15:17:12.43 ID:EZak8DNV0
乙です
>>126
ポケモンだろ
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/13(日) 15:43:14.59 ID:2Q9JXWBco
エリカのマダツボミぺろぺろ
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関東・甲信越)
[sage]:2011/11/13(日) 16:06:35.20 ID:HmQRCcRAO
ポケモン6体はどうやって持つんだ?
130 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 16:09:34.89 ID:MRcip0uDO
女トレーナーの勝ち筋ってなんなの?
131 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 16:18:51.39 ID:SRPJM76IO
絞り取られたら負けとかじゃね?
132 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 16:32:55.00 ID:00DN4fjIO
>>129
舌とか指とか
133 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 16:45:57.79 ID:VgDtedkg0
たしかエリカのエースポケモンてクサイハナだよな・・・?
134 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大阪府)
[sage]:2011/11/13(日) 16:59:28.45 ID:kx/uFGOwo
なんだこの感動w
135 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西地方)
[sage]:2011/11/13(日) 17:03:10.48 ID:gm7FXgV6o
無駄に文章力と構成力高いのがもう…
面白かったです乙
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大阪府)
[sage]:2011/11/13(日) 18:08:39.95 ID:fIFPlMf8o
王道展開ならタケシさんハガネールになって再登場だな
137 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/13(日) 18:48:10.04 ID:qe5qAXTl0
それって鋼鉄の貞操帯つけて交換しないといけませんよね
138 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 18:53:11.58 ID:owzhRDbWo
>>133
ウツボットだぞ
139 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/13(日) 19:30:32.73 ID:lgVHVyhDO
カスミのあそこにヒトカゲが……
ふぅ。
140 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(中部地方)
[sage]:2011/11/13(日) 20:35:56.77 ID:Dw7Obms6o
この世界だとセキチクジムが危険過ぎるだろwwwwww
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/14(月) 01:14:22.55 ID:n4WcbduIO
グレン島の爺さんもたつんだろうな
142 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/14(月) 01:28:08.05 ID:0pR1bO/6o
キクコのポケモンはどうなるやら・・・
143 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/14(月) 01:33:02.61 ID:z2NRO0gAO
毒麻痺眠りと溶解液があるエリカとキョウも鬼畜だがまだ良いだろ
カンナの凍傷は壊死するぞ…
144 :
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(山陽)
[sage]:2011/11/14(月) 18:28:54.34 ID:ddEjESuAO
>>138
キレイハナかもしれないぞ!
145 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/16(水) 00:23:26.65 ID:9omzjBlDO
>>143
パルシェンの殻で挟むで勘弁してくだしあ
146 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/16(水) 21:16:15.46 ID:8zPI9CAIO
カオス過ぎるスレを開いてしまった・・・
女トレーナーを楽しみにするか
147 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/16(水) 22:46:32.80 ID:JXsdkZpKo
お月見山。
ニビシティとハナダシティを繋ぐ天然のトンネルは、多くの人が街の行き来に利用するほか、
修行に励むニビジム門下生たちをはじめ多くのポケモントレーナーが集まる場所である。
ニビ側の洞窟入口のすぐ前にポケモンセンターが建っている。
ニビシティでは街中であまりバトルが行われない反面、道路上は四六時中バトルがたえない。
そのためニビジムリーダー・タケシの働きかけにより、数年前にこの場所にポケモンセンターが建設された。
今では旅の中継地点として、またトレーナーの回復や憩いの場として賑わいを見せている。
このポケモンセンターの存在も、ニビシティの治安維持に一役買っていると言えるだろう。
レッド「ふいー……」
ホールのソファーに背中を預け、ゆっくりと息を吐く。
久々に感じる心身の休まる時間だ。
タケシとの戦い、初めての勝利から3日。
ようやくこのポケモンセンターにまでたどり着くことができた。
道中は激しいバトルの連続ではあったが、レッドも今は逃げるばかりではない。
負けもしたが、それ以上に勝ちもした。
ピンク色だったヒトカゲの頭もだんだん赤褐色に変わりつつある。
それは確かな成長の証だった。
何より、胸に光るグレーバッジが自信を与えてくれる。
いつでもタケシの教えを、ニビジムの仲間たちと過ごした日々を思い出すことができた。
148 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/16(水) 22:49:20.85 ID:JXsdkZpKo
「おおっ! それはグレーバッジ!」
レッド「!?」
突然の大声にソファーからずり落ちそうになる。
見ると頭髪の薄い、スーツ姿の中年男性が胸のバッジを覗き込んでいた。
おじさん「ああ、いや、ごめんごめん。坊っちゃんの年でバッジを持ってるのは珍しいもんで、つい興奮しちゃったよ」
レッド「は、はあ……」
こちらの返事など気にもせず、おじさんは腕組みして感慨深そうに頷く。
おじさん「そういえば一週間、いやもう少し前かな? 坊っちゃんくらいの男の子がこれまたバッジを持ってたっけねえ。
いやあ、あの子は見事なゼニガメの持ち主だったなあ」
レッド「グリーンを見たんですか!?」
ゼニガメ。
その名前を聞いた瞬間立ち上がっていた。
おじさんも驚いたらしく身をのけ反らせたが、すぐにまた笑みを浮かべる。
149 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/16(水) 22:53:27.06 ID:JXsdkZpKo
おじさん「グリーン……ああ、うん。知ってるさ。よーく知ってるとも」
言い聞かせるように何度も頷きながら、おじさんはレッドの隣に腰掛ける。
その様子を見てレッドも座りなおす。
レッド「あの、グリーンはお月見山を通ったんですね? 一週間前ですか?」
おじさん「ああ、お月見山自体は迷わなけりゃ一日で抜けられる。もうハナダに着いてるだろうねえ」
レッド「そうですか……」
ニビジム以来の手がかり。
追いついたかと思えば、まだまだ遠い。
自分の成長を実感していたレッドにとって、その差はずいぶん大きなものに思えた。
そんなレッドの様子を見て、おじさんは深く、笑う。
おじさん「ところで坊っちゃん。あ・な・た・だ・け・に……耳寄りな情報があるんだよねえ」
150 :
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[saga]:2011/11/16(水) 22:56:10.00 ID:JXsdkZpKo
レッド「秘密のポケモン、ですか?」
おじさん「そうさ。お月見山は険しいし、強いトレーナーも多い。そんな道中に心強いポケモン……手数料たったの500円!」
レッド「……」
通常、生まれ持ったポケモンは変えられない。
タケシが数々の短所を知りながら、それでもイワークで戦わざるをえなかったように。
しかし近年、その常識を引っくり返すシステムが開発されたのだという。
ポケモン交換システム。
生まれ持ったポケモンをまったく別のポケモンと交換するという、にわかには信じがたいシステムだ。
ポケモンとは、体の一部に宿った思念のようなものである。
オーキド博士はそう発表している。
レッドの股間のヒトカゲは肉棒であるが、肉棒自体がヒトカゲというわけではない。
正確には、レッドの肉棒にヒトカゲが宿っていると言える。
つまりヒトカゲが宿っているため、レッドの肉棒はポケモンとしての超人的な能力を発揮しているというわけだ。
タケシがイワークの他に2匹のイシツブテを持っていたように、中には複数のポケモンを宿す者もいる。
その場合、多くはバトルや旅の中で発現するのだという。
ポケモン交換システムとは、そうして宿っているポケモンを機械を通じて一時的にデータに変換し、
二人のトレーナーの間でポケモンを交換するというシステムだ。
しかしポケモンや体への負担も大きく、ごくわずかではあるが、ポケモン自体の消滅の危険性もあるという。
合法ではあるが、その運用は限りなくグレーゾーンであった。
さらに。
151 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/16(水) 23:01:26.51 ID:JXsdkZpKo
おじさん「大きな声じゃ言えないんだけどねえ、うちの会社はさらにこれを改良して、
ポケモンのデータを一時的に機械に保存しておけるようにしたんだよ。
で、今回坊っちゃんに提供せせていただくのがそれってわけさ」
満面の笑みを浮かべたおじさんが顔を近づけてくる。
おじさん「どう? ここだけのチャンス、もう二度とない機会だよ。
バッジを持ってる坊っちゃんなら、きっと使いこなせるだろうと思って特別に声をかけたんだ」
レッド「えと、その……」
うまい話ではあった。
しかし、あまりにも胡散臭い。
もともと気の強い方ではないレッドの浮かべた愛想笑いは引きつり、ソファーの上でじりじりと後ずさっていた。
152 :
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[saga]:2011/11/16(水) 23:07:18.11 ID:JXsdkZpKo
おじさん「……そのグリーン君も、交換していったよ」
レッド「!?」
揺らいだ。
おじさんの口元がつり上がる。
グリーンが、本当に?
グリーンは強気で、確かに手っ取り早くパワーアップできる手段があるなら乗りそうな性格ではある。
おじさん「さ、どうするんだい? おじさんも暇じゃないんでねえ、そろそろ答えを聞かせてもらわないと」
レッド「あ、あの、僕は……」
迷った。
勝てるようにはなったとはいえ、まだまだ弱い。
これでグリーンに、少しでも追いつけるなら。
軽く腰を浮かし、おじさんの方へ乗り出す。
153 :
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[saga]:2011/11/16(水) 23:10:56.14 ID:JXsdkZpKo
レッド「……やっぱり、お断りします」
そう答えた。
迷って視線を落とした時、目に入ってきたグレーバッジが決め手だった。
交換ということは、ヒトカゲと別れることになる。
タケシが認めてくれた、素質があると信じてくれたヒトカゲと。
それに本当に交換で強くなれるとしても。
それはイワークというポケモンを、肉体のハンデを持ちながら、諦めず自分を鍛え続けてきたタケシへの裏切りのように思えた。
おじさん「ふーん……そうかい」
瞬間、おじさんの顔から笑みは消えていた。
驚くほど冷たい目。
興味をなくしたようにソファーから立ち上がり、襟を正す。
モンスターボールのロゴの入ったネクタイピンの位置を直す。
おじさん「馬鹿なことをしたね……後悔しても遅いからね」
フンッと息と一緒に吐いて、おじさんは奥の方へと向かっていった。
154 :
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[sage]:2011/11/17(木) 07:08:34.98 ID:ruWaI6oao
相変わらずの高クオリティー
155 :
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(東京都)
:2011/11/17(木) 07:59:50.64 ID:Kh231Kf/0
ポケモン交換怖いなw
156 :
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(九州)
[sage]:2011/11/17(木) 09:44:27.60 ID:zggapqGAO
なるほど…
強いポケモンだと言うことを聞かなくなるっていうのはそういう…
157 :
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[sage]:2011/11/17(木) 10:38:01.38 ID:k+D+qYMIO
レッドの容姿は男のmいやいうまいていうまいて
158 :
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(新潟・東北)
[sage]:2011/11/17(木) 16:47:43.95 ID:tgwdGvkAO
スリーパーのポケモンを持つ者が恐ろしくて仕方ない……
159 :
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[sage]:2011/11/17(木) 19:28:50.02 ID:A2Tc9ovIO
鉄壁のバリケード肛門
160 :
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[saga]:2011/11/18(金) 00:21:30.56 ID:B3hCOH1/o
コツ、コツ。
洞窟内は足場にも岩肌が剥き出しになっている部分が多く、靴音が響く。
あの後ポケモンセンターに一泊し、翌朝になってレッドはお月見山へと足を踏み入れた。
まだ昼前の時間だからか、人の姿はない。
差し込んでくる日光が眩しい。
お月見山の洞窟内は明るい。
なぜかといえば、吹き抜けのホールのように高い天井にところどころ穴があいていて、そこから空が見えるからだ。
また洞窟内の岩には水晶が多く含まれており、それが光を反射するため奥まで明るさが保たれている。
満月の夜はこの穴から月がよく見え、月光によって洞窟内全体がほのかに光るそうだ。
それが『お月見山』の名前の由来と言われている。
昨日のおじさんの様子は気になったものの、レッドの足取りは軽かった。
お月見山はレッドにとって初めての洞窟であり、またマサラタウンまで評判が聞こえてくる観光名所でもあったからだ。
バトルによる緊張もなく、旅の風景を心から楽しむ。
その時。
161 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/18(金) 00:23:08.06 ID:B3hCOH1/o
レッド「ん……んぐっ!?」
洞窟の奥に人影が見えた。
そう思った瞬間、突然岩陰から伸びてきた腕にレッドの体は強く引っ張られた。
首に骨ばった腕が巻きつき、口に手の平が当てられる。
声が出せない。
「大人しくしろ。暴れるなよ、奴らに気付かれる」
しゃがれたような、押し殺した男の声。
振り払えないほどの力ではなかったが、その声には有無を言わせない迫力があった。
張り詰めている。
男の声からはただならぬ緊張が伝わり、レッドは思わず抵抗することも忘れた。
「よし、そうだ。物音をたてるんじゃないぞ……向こうに黒服の奴らがいるのが見えるか?」
話が通じたと判断されたのか、首に巻き付いていた腕の力が緩む。
言われるまま、レッドは岩肌を背にしてそっと奥を伺う。
距離は離れているが、確かに同じ服装をした人が何人か集まっている。
上下の服、ブーツ、さらにはその全員が被ったベレー帽まで真っ黒。
上着の背中にはモンスターボールに「R」と入ったロゴマーク。
「いいか、奴らはロケット団。ここから先、この洞窟は奴らに占拠されている。もう何人もトレーナーが捕まってるんだ」
緊張を解かず、男のしゃがれた声が囁く。
黒服の集団を覗いたままの姿勢でレッドが静かに頷いて見せると、ようやく腕は離れた。
162 :
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[saga]:2011/11/18(金) 00:28:10.81 ID:B3hCOH1/o
「手荒なまねをして悪かった。だが、言うことを聞いてくれて助かった」
振り返ると、そこには眼鏡をかけた男が立っていた。
シャツから伸びたひょろ長い腕は骨ばっていて、眼鏡のレンズは牛乳瓶の底のように分厚い。
理科系の男だった。
全身で見るからに人間嫌いなオーラを発していたが、その表情は真剣そのもの。
レッドはもう一度、物音をたてないよう頷いて答える。
理科男「男手が欲しかったんだ。怪我人がいる」
細い腕が指さした先。
奥まった岩陰に隠れるように、体格いいの男が壁にもたれかかっていた。
その男にミニスカートの女性が水筒の水を手渡している。
男の方には見覚えがあった。
レッド「門下生さん……!」
163 :
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[saga]:2011/11/18(金) 00:32:08.43 ID:B3hCOH1/o
足音をたてないよう注意しながら、小走りに駆け寄って声をかける。
ひどいものだった。
精液に塗れているのはもちろんだが、その顔は青あざや擦り傷だらけ。
明らかにポケモンバトルだけでついた傷とは思えない。
リンチの跡だった。
レッド「門下生さん、大丈夫ですか……!?」
ミニスカと門下生の間に割り込み、もう一度声をかけながら体を揺する。
赤く腫れたまぶたが微かに上がり、門下生は緩慢に口を開いた。
門下生「……レッド、じゃねーか……嫌なとこ、見られちまったな」
モゴモゴと、途切れ途切れの声。
口の中もだいぶ切っているようだった。
しかし、それ以上にレッドには気になる部分があった。
164 :
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[saga]:2011/11/18(金) 00:37:47.83 ID:B3hCOH1/o
レッド「門下生さん、これは……」
門下生「はは……情けねー話でさ、うまい話に乗っちまった……騙されたよ」
腫れて人相の変わった顔が、さらに歪む。
涙が溢れる。
門下生「タケシさんは、いつも言ってたんだ……ポケモンにゃ、近道はねーって……地道に、鍛えるっきゃねーって」
かすれた声に嗚咽が混じる。
見ていられず、レッドは地面に視線を落とした。
門下生「タケシさん……申し訳ねー……俺の、サンド……」
門下生の股間にかつてのポケモン、サンドの姿はなく。
そこには代わりに力尽き、干からびかけたコイキングが力なく垂れ下がっていた。
第3話
ロケット団員「お前のモノは俺のモノ、俺のモノは俺のモノ!」
165 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/18(金) 00:40:06.89 ID:B3hCOH1/o
理科男「まずは手を貸してくれてありがとう……知り合いだったとはな、おかげで助かった」
レッド「あ、いえ……」
あまり表情の変わらない理科男に深く頭を下げられ、レッドは困ったように頬を掻く。
時刻は夕方。
レッド、理科男、そしてミニスカの三人は、ホール内の談話スペースでテーブルを囲んでいた。
男手とはいえ、理科男とレッドでは体格のいい門下生を入口まで運ぶのは難しかった。
しかし知り合いに会えた安心感からか、門下生は自分でどうにか動けるようになり、
二人に肩を借りながらではあるものの、どうにかポケモンセンターにまで戻ることができた。
入口付近には何人か別のトレーナーが入ってきており、彼らによって事情は一気に伝わった。
お月見山の入口は軽い封鎖状態となり、ポケモンセンターの中は足止めされたトレーナーたちで溢れている。
理科男「レッドに声をかけてきたオッサン……あの男にコイキングを売りつけた奴。
そいつもロケット団員と見て間違いないだろうな……情報が一気に伝わらなきゃ、手がかりくらいは掴めたかもしれんが」
ポケモンセンターについて、真っ先にあのおじさんを探した。
しかしトレーナーたちで溢れかえるポケモンセンターの中、おじさんの姿はどこにもなかった。
この騒ぎだ。
おじさんがロケット団の関係者なら、わざわざ現場に残っているはずもない。
166 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/18(金) 00:44:14.72 ID:B3hCOH1/o
レッド「どうしようもないですよね。警察が動いてくれるの、待つしか……」
自分に言い聞かせるように、レッドは呟く。
まだ差は大きいとはいえ、それでもグリーンとの距離は確実に縮まってきていると思っていた。
だからこそ、この足止めがもどかしい。
もう前に進めるのに。追いつけるのに、また差が開いてしまう。
理科男「いや、そうもいかない」
レッド「……え?」
調子の変わらない理科男の言葉に、レッドは思わず顔を上げる。
しかし、それ以上は理科男は口を開かない。
代わりに、ずっと俯いていたミニスカが初めて口を開いた。
ミニスカ「……友達が、危ないかもしれないの」
目に涙を溜めて、絞り出すようにそれだけ言った。
理科男「……彼氏だ」
理科男が訂正するように付け加えると、ミニスカは再びテーブルの上に視線を落としてしまう。
水滴が何滴か、テーブルに落ちた。
167 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/18(金) 00:51:27.29 ID:B3hCOH1/o
ミニスカにはハナダシティに暮らす恋人がいる。
ボーイスカウトだそうだ。
満月が近いこともあり、月のよく見えるニビ側の入口で会うことになっていたのだという。
しかし、時間になっても彼は来ない。
一晩たってしまい、ミニスカはいてもたってもいられず早朝のお月見山を一人進んだ。
そこで呻き声を聞いた。
門下生が精液塗れのボロボロの体を引きずって、這っていたという。
ミニスカの協力があってなんとか岩陰に隠れ、門下生はロケット団の追っ手を撒くことができた。
ミニスカも門下生と会ったおかげでロケット団に見つからずにすんだ。
しかし、彼はどうなったのか。
連絡がつかなくなってから、既に丸一日が経過していた。
理科男「そういうわけだ。今日中……いや、できればすぐにでも、もう一度お月見山に行きたい」
肩を震わせるミニスカを横目に、理科男は腕組みして呟くように言う。
見るからに不器用で、ぶっきらぼうな男だった。
レッドは一度頷いてみせて、それから確認する。
レッド「理科男さんは、どうして行くんですか?」
理科男「……」
沈黙。
分厚いレンズの向こう、理科男の視線が脇に逸れる。
理科男「……ほっとくわけにも、いかんだろ」
ポツリと小声で呟かれたその答えに、レッドは協力することを決めた。
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/18(金) 00:55:29.93 ID:B3hCOH1/o
本日はここまで。
土曜の夜、ある程度書き溜めて投下したいと思います。
あくまで理想のスケジュール。
169 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東海・関東)
[sage]:2011/11/18(金) 01:50:37.29 ID:Y8vRvRwAO
乙
170 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(九州)
[sage]:2011/11/18(金) 12:56:02.20 ID:KfwlW5vAO
乙
そういやレッド、ポケモンセンターで既に実物のコイキングを見てたな
171 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大阪府)
[sage]:2011/11/18(金) 15:51:10.61 ID:ulcQ7IFMo
乙!
172 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/18(金) 19:29:51.68 ID:+34PoWGIO
りかけいのおとこかっけぇ
173 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/18(金) 21:55:08.73 ID:HXboLtBmo
乙
174 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/19(土) 04:19:29.22 ID:V1WacjYIO
なんというスレ
大人のお姉さんとポケモン交換したいです
175 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大阪府)
[sage]:2011/11/19(土) 17:09:07.83 ID:QUduda6jo
熱烈支援
176 :
1
[saga]:2011/11/19(土) 18:54:54.88 ID:hhQrmn1Xo
休日を満喫してしまいました……
書き溜めなんてなかった!
20時くらいから投下を開始します。
書きながらになるので投下間隔は長いです。
177 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/19(土) 19:03:15.78 ID:SM0whasvo
>>176
裸で舞ってる
178 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 19:59:39.62 ID:hhQrmn1Xo
陽が沈みきり、月が昇る。
お月見山の入口は封鎖という形をとってはいたが、黄色いロープを張ったうえに警備員を一人おいただけだけの、
とても厳重とはいえない形をとっていた。
ニビシティへ応援を要請しているため、あまり人数がさけないのだろう。
また何人も犠牲者が出ていると情報が広まっている中、そのうえで入ろうとする物好きは普通はいない。
そのため、三人は簡単に洞窟内に侵入することができた。
ミニスカ「二人とも、本当にごめんなさい……」
理科男「いや……」
足取りはけして軽いものではない。
彼氏の心配、さらに協力してくれる二人への遠慮からか、ミニスカはずっと俯いている。
理科男も指示は出すものの、ミニスカに謝られると複雑な表情で目線を逸らすのみ。
レッドもまた何も言えず、愛想笑いを浮かべるばかりだった。
なにもミニスカのためだけではない。
グリーンに少しでも早く追いつきたい。
利害は一致していた。
が、それをうまく口に出せるほどレッドは外交的でもなく、ついでに女性への免疫もなかった。
179 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 20:08:16.41 ID:hhQrmn1Xo
理科男「とにかく昼間の岩場まで進む。あの地点が奴らの警戒線の境と言っていい」
簡潔な理科男の指示にレッドとミニスカは頷いて応える。
音を立てないよう岩が剥き出しになっている部分を避け、土の部分を選んで進む。
幸い、足元は見えやすい。
月明かりに洞窟内の水晶が反射し、ほのかな光を放っている。
それは一面に蛍の群れのようでもあり、天然のプラネタリウムのようでもある。
景色を楽しむ余裕がないのをレッドは残念に思った。
やがて岩場が見えてくる。
奥からは死角になるよう、理科男、レッド、ミニスカの順に三人は壁づたいに進んだ。
門下生がもたれかかっていた壁を過ぎ、レッドが理科男と会った岩陰へ。
理科男が壁を背にし、通路の向こう側を覗く。
瞬間、強い光が三人を照らした。
「貴様ら、そこで何をしている!?」
180 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 20:18:09.07 ID:hhQrmn1Xo
懐中電灯だ。
理解するより先に、三人の黒ずくめの男たちが一斉にズボンを下ろす。
コラッタ、アーボ、ズバット。
理科男もとっさにズボンのベルトに手をかけるが間に合わない。
ミニスカ「二人とも耳を塞いで!」
「!?」
初めて聞くミニスカの大声。
レッドと理科男はとっさに両手で耳を塞ぐ。
肩越しに後ろを振り返ると、ミニスカが自分のスカートをたくし上げていた。
剥き出しの女性器。
ぷっくりとした柔らかそうな土手肉に、ふんわりと一房にまとまった陰毛。
プリンだ。
ミニスカはおもむろに割れ目に自分の指を差し込む。
ミニスカ「ん、あっ……ん……!」
微かに高い声が漏れ、プリンからクチュッと水音が響いた。
構わず三人の男が理科男に襲い掛かる。
三匹のポケモンが一斉に理科男に触れ……
181 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/19(土) 20:22:30.35 ID:cxwQ6X4DO
シュールな光景だ
182 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 20:26:20.65 ID:hhQrmn1Xo
「「……」」」
不意に黒ずくめの男たちの動きが止まる。
理科男「……!」
理科男が耳を塞いだまま飛び退くと、男たちはガクンと膝を折り、そのまま三人積み重なるように倒れた。
ドシャドシャッと土を叩く音がやむと、しばらくして規則正しい呼吸音が響く。
寝息。
黒ずくめの男たちはすっかり眠っていた。
ミニスカ「よかったあ、うまくいって……」
スカートの裾を離し、ミニスカは力が抜けたようにしゃがみ込む。
うたう。
喘ぎと女性器からの水音を組み合わせ、聞く者を眠らせる技である。
理科男「ああ……助かった。奴ら、警戒線を広げてたか」
眼鏡の位置を直しながら、理科男は改めて黒ずくめの男たちを見下ろす。
ズボンの腰部分は特殊なゴム製になっており、手袋には滑り止めがついている。
より早くポケモンを繰り出せるようにする工夫だ。
明らかに実戦を意識した衣服だった。
183 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/19(土) 20:33:39.49 ID:D9GEr4KEo
……はいてない、のか
184 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 20:34:35.46 ID:hhQrmn1Xo
レッド「でも、これで気付かれないですよね? 三人とも寝ちゃってますし……」
理科男「いや……」
理科男の表情は固い。
黒ずくめの男たちの来た通路の向こう、奥には人の気配はない。
理科男「奴らが警戒線を広げてきた。ということは、ニビ側への警戒を強めたってことだ。
つまり、奴らは今のニビ側の動きを知っていることになる」
レッド「……!」
なぜ気付かなかったのか。
おじさんが姿を消していたということは、ニビ側の動きを警戒したということだ。
おじさんがロケット団の関係者なら、洞窟内のロケット団員にも情報は伝わっているはず。
理科男「警戒線を広げたのに、奥にはこいつら以外の奴らが見えない。こいつらは偵察だ。
ニビ側の動きを知っている以上、ニビ警察が大規模に動く前にここにいる奴らの大部分は……」
そこまで言いかけて理科男の言葉が切れ、視線が逸れる。
――奴らの大部分は、撤収する。
レッドはゆっくりとミニスカの方を振り返る。
彼氏が無事ならロケット団の撤収は好都合だ。
しかし、もしも彼氏が捕らわれていたとしたら。
撤収されたが最後、もう助け出す手段はない。
ミニスカは何も言わず、ただ頷いた。
口元を固く結び、表情も変えない。
ただ、その顔色だけが青ざめている。
理科男「……時間がないな。レッド、手を貸してくれ」
ミニスカに背を向け、眠っている三人を見下ろしながら理科男は自分のバッグを開いた。
185 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 20:46:35.16 ID:hhQrmn1Xo
理科男「よし、衣装を確認しよう。おかしな部分はないか?」
黒ずくめの服にブーツ、そしてベレー帽。
ロケット団員の衣装に着替えた理科男が声をかける。
岩場の隅には三人のロケット団員が全裸に剥かれ、手足と口を縛られて積み重なっている。
レッド「大丈夫……だと思います」
ミニスカ「私も……」
理科男「うん……レッドが一番違和感がないな。先頭を頼めるか?」
レッド「は、ハイ」
三人とも奪ったロケット団員の衣装に着替えていた。
しかし長身の理科男は丈が合わず、手首や足首の裾に余裕がない。
逆に小柄で華奢なミニスカには大きく、かなりだぶついてしまっている。
レッドだけはサイズがぴったりだった。
ベレー帽を目深に被り直し、先頭に立つ。
ミニスカ「本当に大丈夫かな……」
理科男「危険ではある……が、一番確実な手だ。
偵察がいつまでも戻ってこなければ警戒は強まる。踏み込むなら今しかない」
不安げなミニスカに対し、理科男は冷静な口調を崩さない。
それでも、その表情は固い。
186 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 20:58:55.06 ID:hhQrmn1Xo
お月見山の洞窟は山を突き抜けるトンネルだ。
通り抜けてハナダへ向かうだけであれば半日とかからない。
しかし途中で人工的に掘られたであろういくつかの階層があり、
そうしたスペースがトレーナーたちの修行場として利用されていた。
分かれ道。
片方はハナダへ続く平坦な道で、もう片方は下の階層へと続く下り坂。
下の階層からは物音、それから声が聞こえた。
理科男「レッド、堂々としてくれ。慎重になれば逆に怪しまれる」
レッドは声に出さずに頷き、階段を降りる。
「石がでたぞー!」
「オオーシ、トロッコを回せ!」
「B班は西エリアに移動! 駆け足、整列!」
そこは採掘場だった。
岩壁がツルハシで、機材で、あるいはポケモンで削られ、岩の破片が混じった土砂を手押し車で運び出す。
作業にあたっているのは全員が黒服。
いくつかの班に分かれているらしく、統制のとれた動きを見せている。
187 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 21:14:14.53 ID:hhQrmn1Xo
「報告!」
「ハ! B班15名、整列完了しました!」
「よし、移動開始! 駆け足!」
黒服の集団のひとつがあっという間に整列し、全員揃って向きを変える。
ザッザッと小走りに移動するその集団はレッドたちの方へ向かってきていた。
慌てて壁際に寄り、道をあける。
わき目もふらずに通り過ぎていく集団。
ロケット団員「オウ、A班の偵察か。遅かったな」
レッド「は、ハイっ」
一番後ろを走っていた男が立ち止まり、声をかけてきた。
思わず上ずる声を必死に抑え、帽子で目を隠しながら答える。
ロケット団員「何だ、新入りだったか? どうせ異常なしだろ、早く班長に報告しちまえよ。
あんまり遅れるとペナルティくらうぞ?」
レッド「あ、ハイ、すみません……」
親しげに言い、覗き込むように顔を近づけてくる男。
答えながらレッドは必死に帽子を押さえ、じりじりと後ずさる。
188 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/19(土) 21:19:29.10 ID:Y04w0xaIO
うたう
クッソワロタwwwwww
189 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 21:24:31.04 ID:hhQrmn1Xo
「オイ、隊列を乱すな!」
ロケット団員「あ……ハ! ま、A班の班長は今いないみたいだからよ、運がよかったな。
班長が戻ったらすぐ報告しとけよ。んじゃな」
レッド「は……ハ!」
面倒見のいい団員だったのか、男はレッドの肩をバンバンと叩き、そのまま駆け足で坂を上っていった。
その後姿を見送り、レッドは今にも飛び出しそうな心臓を胸の上から押さえる。
理科男「レッド、大丈夫か?」
レッド「はい……どうにか」
理科男「……このまま通路に陣取ってたら注目の的だ。A班というのに合流するぞ」
小声の理科男に背中を押され、レッドは頷く。
その後ろを歩くミニスカの顔は真っ青だ。
目の前には30人は下らない集団。
さらに別の作業場に移動した班がいることを考えると、いつ挟み撃ちにあってもおかしくない。
緊張するのも当然だった。
190 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 21:39:08.58 ID:hhQrmn1Xo
レッドを先頭に、三人は黒服ひしめく作業場に下りた。
理科男「キョロキョロするなよ。目だけで広く見るんだ……レッドは右側を頼む」
指示通り、レッドはなるべく首を動かさずに目線だけで周囲を確認する。
潜入の目的はあくまでミニスカの彼氏の無事の確認である。
まずは捕らわれたトレーナーたちがどこにいるのか確認しなければならない。
お月見山のどこかに捕らわれているのか、どこかに連れていかれてしまうのか。
少しでも情報が必要だった。
「そこ! こっちはD班の割り当てだぞ! A班はむこうだろうが!」
レッド「……!」
突然近寄ってくる黒服が一人。
怒鳴り声。
とっさに言葉が出ず、レッドの体がのけ反る。
理科男が駆け足で前に出て、レッドの頭を掴んだ。
グッと力が加わり、深く頭を下げさせられる。
理科男も同時に頭を下げていた。
191 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 21:50:04.99 ID:hhQrmn1Xo
「……」
無言。
重苦しい沈黙。
チッ
男は盛大に舌打ちし、大股で作業に戻っていく。
十分に離れてからレッドと理科男は顔を上げる。
綱渡りだ。
服の背中はべったりと汗で張り付いている。
理科男「運がいいな、収穫だ」
レッド「……?」
理科男「班の場所がわかった。それにA班とD班の仲が悪いことも。奴らも一枚岩じゃないらしいな」
レッドの横に並んで歩きながら、理科男は口元に笑みを浮かべて見せる。
引きつっている。
明らかに無理矢理作った笑いだった。
レッドはこみ上げてくる胃液を飲み込みながら、何度も頷く。
ミニスカの方を振り返る余裕はなかったが、服の背中を摘む感触で彼女もなんとかついてきているのがわかった。
理科男「しかし、D班なら最低でも総勢60人か……多いな」
レッドは身震いせずにいられなかった。
192 :
!ninja
:2011/11/19(土) 22:51:31.35 ID:cfhnUX/2o
続きマダー
193 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 22:58:45.77 ID:hhQrmn1Xo
さすがに地下にまでは月明かりの反射は届かないらしい。
ところどころにランタンが置かれており、それによって作業場が照らされていた。
中央付近にまで進み、ようやく作業場の全体が見えてきた。
ここは一つの大きな部屋だ。
二つの集団が作業しており、それぞれが反対側の岩壁を採掘している。
A班とD班、総勢30名前後。
陰になるような場所もなく、黒服以外の人も見当たらない。
どうやらここに捕らわれた人たちはいないようだった。
とはいえ、うかつに移動するわけにはいかない。
団員1「ご苦労さん、D班の奴らまた因縁つけてきやがったな。まったく困った連中だぜ」
壁際まで到達すると、おそらくA班であろう黒服が声をかけてきた。
レッドは身を固くしかけたが、どうもD班の愚痴を言いたいだけらしい。
レッドたちの顔を確認しようとはしていなかった。
団員2「オイ、道具はどうした? 早く取ってこいよ」
団員3「いや、報告が先だろ。班長はまだ帰ってこないんだっけ?」
口々に言いながら、ぞろぞろと班員たちが集まってくる。
理科男がミニスカとレッドの肩に手を置き、三人の距離を縮めた。
班員らの視線がこちらに向く度、その手が緊張するのがわかる。
194 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 23:21:02.41 ID:hhQrmn1Xo
団員1「ん……あ、いや。そろそろ全体報告だ。班長もこのまま戻らずに向かうな、これは」
団員3「ああ、もうそんな時間か? 地下だと時間がわからんから困るな」
団員2「そうか……オイお前ら、どうせもう移動だ。俺らも切り上げるから休んどけよ」
レッド「……あ、ハイ!」
あまりこちらに興味のなさそうな班員たち。
レッドは返事だけ返しつつ、ほっとしたように息を吐く。
どうにかごまかせそうか。
しかし、理科男は動いた。
レッドとミニスカを引き寄せる。
ミニスカと手が触れ合いレッドは別の緊張で身を固くしたが、そんな場合ではない。
理科男「こっちでは、何か報告するようなことありましたっけねえ?」
レッドとミニスカを一まとめにしてから前に出た理科男は、長身を折り曲げるように腰を低くして班員たちに近付いた。
195 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/19(土) 23:32:58.10 ID:aQJImVAb0
やっと追いついた
支援
196 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/19(土) 23:37:38.52 ID:hhQrmn1Xo
団員3「うん? いや……今日は何もないな。異常なしだけで終わるだろ」
団員1「D班の奴らの所は石が出たらしいけどな。ったく、あいつらばっかりよぉ」
理科男「ははあ、やっぱ位置の問題ですかねえ」
石。
それがロケット団の目的だろうか。
理科男と班員の話に、レッドも必死に聞き耳を立てた。
団員2「まあ場所に関しちゃ上が決めることだからよ、こればっかりは運だ。仕方ねえ」
団員3「ま、どうせもうすぐ撤収だ。今さら掘り当てちまうよりは何もない方が楽でいいやな」
理科男「ああ……撤収、いつごろになりますかねえ? そろそろ洞窟も嫌になってきてまして」
撤収。
手の触れ合ったミニスカの肩が震えるのがわかった。
顔を見ると、唇を噛んでいる。
レッドは一度唾を飲み込み、おそるおそるその腕を握った。
ミニスカ「……」
ミニスカはじっとレッドの方を見て、ゆっくりと頷く。
理科男が決死の覚悟で情報を引き出している。
動揺を悟られるわけにはいかなかった。
197 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/20(日) 00:03:43.14 ID:ayTbuS3bo
団員2「さてなあ、ニビからの情報しだいってとこだろ。ハナダに出りゃなんとかなるしな」
団員3「運ぶ物さえ運べばな。石はいいが問題は……」
理科男「人、ですかねえ?」
レッド「……!」
全身の肌が泡立つ。
一か八かと言っていい踏み込み方だった。
ミニスカも同じなようで、掴んだ腕が小刻みに震えている。
団員1「まあな……B班の連中も貧乏くじだよなあ」
団員3「ふん縛ってるっていってもトレーナーだ。面倒な荷物だろ……運ぶなら石の方が優先だろうけどな」
理科男「……さっさと撤収決めてくれりゃあいいんですけどねえ、まったく」
理科男は愚痴っぽく言いながら体を起こすと、ストレッチするように腕を伸ばしてみせる。
それから作業場の壁を眺めるように、帽子の前で手をかざしてみせた。
つられて話していた班員たちの視線も壁際を向く。
他の班員たちの作業の手も完全に止まり、思い思いの休憩をとっているようだった。
団員2「いけね、早いとこ道具片付けねえと休憩減っちまうわ」
理科男「ええ……どうもお疲れ様です」
話していた班員たちがノロノロと動き出す。
それを見送りながら理科男はじりじりと距離をとり、レッドたちの方に合流した。
198 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 00:23:10.89 ID:sSOSNf9Ao
普通の話に見える
199 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/20(日) 00:33:12.98 ID:ayTbuS3bo
フーー……
長く、深い息が吐き出される。
理科男は表情自体はあまり変わっていなかったが、顎の先からしずくが垂れるほどに汗だくになっていた。
理科男「……情報を整理する」
息を整えながら他の班員が近くにいないのを確認し、理科男は再び口を開く。
理科男「まず、捕まっている連中はまだここにいる……担当はB班。ここから移動していった奴らだ。
ならその移動先……『西エリア』というのに捕まった連中がいる可能性が高い」
レッドとミニスカが頷く。
とはいえ、お月見山内部の道は曲がりくねっている。
初めてお月見山に入ったレッドには『西エリア』がどの辺りにあるのか、予想もつかない。
理科男「次に、奴らの撤退が近い。撤退の優先順位は『石』、捕らえたトレーナー、奴ら自身。
『石』というのが今も採掘されている以上、まだ運びきるには時間がかかるだろう。
ということは、その次に運び出される予定のトレーナーたちは一箇所に集められているはずだ」
ミニスカが身を乗り出す。
理科男は頷き、眼鏡を上げる。
理科男「そして、これから『全体報告』というのがあるという。名前からして一箇所に奴ら全員が集まるだろう。
この間が最大のチャンスだ。なんとか全体報告の間に抜け出して『西エリア』を確かめる」
汗のせいか、上げたばかりの眼鏡がずり落ちる。
理科男は指で眼鏡を押し上げながら、再び大きく息を吐いた。
そして、レンズの奥の目を鋭く光らせる。
理科男「今、そのための手順を言う。覚えてくれ」
200 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/20(日) 00:41:41.60 ID:ayTbuS3bo
本日はここまで。
変態成分控えめ、投下間隔長すぎで申し訳ない。
次で3話終了までいきたいので間があくと思います。
書き溜めの進行具合を見てまた書き込みます。
>>183
ポケモントレーナーたるもの、下着は身につけない。
パンツじゃないから恥ずかしくないもん!
ミスしてなければですが、
今までトレーナーたちはズボンは何度も下ろしてますが、パンツを下ろしたとは書いていないはずです。
ちなみにレッドはニビまでは下着を着用していましたが、タケシ戦で成長してからノーパンです。
ノーパンは一人前のトレーナーの覚悟の表れと言えるでしょう。
みんなもレッツノーパンライフ!
201 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 00:45:17.89 ID:612GKvDSO
乙
理科男さんマジカッコいい
202 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東海・関東)
[sage]:2011/11/20(日) 00:45:30.17 ID:qhB3F+1AO
乙
203 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 01:08:36.79 ID:sSOSNf9Ao
乙
204 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(空)
[sage]:2011/11/20(日) 01:11:16.32 ID:L+Nr5+cZo
おつ
205 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 01:18:34.66 ID:2wqwQhvIO
あれ?
なんか普通にポケモン抜きで面白い話が展開されて・・・
>>1
乙!
206 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/20(日) 01:37:03.32 ID:7J+c+peB0
乙
207 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/20(日) 01:37:27.01 ID:daD1pSuAO
乙
そういやワザマシン10が入口左に無かったっけ?中身は確か水鉄砲で……
まさかミニスカート……
208 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 02:53:02.06 ID:6jmoxkxIO
オレもノーパン試してみるか…
ちなみにノーパンの対義語はイエスパンティらしい
209 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 08:48:22.12 ID:B2DxxOCDO
一方ノーパンの俺に隙はなかった
乙!
210 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(中部地方)
[sage]:2011/11/20(日) 10:02:26.39 ID:mrSqy8wAo
戦闘用ならズボンよりスカートの方が早くね?
211 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/20(日) 11:59:09.35 ID:5n5EOCFvo
乙
212 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/20(日) 16:27:11.51 ID:b8vZEKBG0
ズボンもはかなくなってようやくエリートトレーナーになるのかな
213 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 17:43:39.01 ID:KQes9g9Fo
>>210
想像してみるがいい
やまおとこもりかけいのおとこもスキンヘッズもみなスカートを履いた世界を
その世界の名を、俺は地獄と呼ぶ
214 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/20(日) 19:17:55.98 ID:B2DxxOCDO
スカートだとぶらんぶらんして邪魔じゃないですかー!やだー!
215 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(中部地方)
[sage]:2011/11/20(日) 22:20:46.78 ID:mrSqy8wAo
>>213
地獄とかいうなよ……
マッチョな軍人(男)がスカート履いて行進してる国だってあるんだぞ!
216 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/11/22(火) 03:11:36.66 ID:FMrH/vjSo
>>213
スカートでバイクなんて乗ったら大変なことになる
マリリンモンロー状態じゃねえか…しかもノーパン
217 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/23(水) 04:00:43.28 ID:pFC5/bnB0
これは面白い
218 :
!ninja
[sage]:2011/11/24(木) 20:13:12.33 ID:cYBWTexKo
マジで面白い!
219 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[sage]:2011/11/25(金) 22:34:39.10 ID:eGsznQp50
まだかなまだかなー
220 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/25(金) 22:58:06.21 ID:hHtdpA5IO
学研のー
221 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[sage]:2011/11/25(金) 23:58:50.37 ID:LfTpjIxG0
ぽけもんまだかなー
222 :
1
[saga]:2011/11/26(土) 09:05:55.31 ID:FBNo9vsSO
イイヨー イコウヨー
書き溜めが進まない…
これ以上時間をとっても仕方ないので自分を追い込みます。
日曜19時より投下開始。
3話終了までいくかどうかはこれからの自分次第。
223 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(九州・沖縄)
[sage]:2011/11/26(土) 09:13:26.75 ID:GyZKtlrAO
ガガ様「あなた達の股間にモンスターがいるわ」
224 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/26(土) 20:49:11.74 ID:jn7OVmpfo
天才的なスレを見つけてしまった
225 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/11/27(日) 18:49:50.47 ID:oL3wBTeU0
1仕事なにやってんの?
この文才は異常。
股間のモンスターのネタなしでも面白い。
226 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:05:34.12 ID:stFP0UO8o
ジリリリリリリッ
目覚まし時計のけたたましい音が鳴り響く。
集合と移動開始の合図らしい。
班員たちはそれぞれ休憩を切り上げて集まっていく。
とはいえ班長の不在のためか、B班に比べると統制がとれておらず動作も鈍い。
理科男「二人とも手順通りにな」
理科男が小声で囁き、レッドとミニスカが頷く。
二列で縦に整列した班員の中、レッドとミニスカは最後尾、理科男はその前に並んだ。
「おーし、駆け足ー!」
心なしか掛け声までだらだらとしてはいたが、班員たちは列を崩さず走り出した。
広く薄暗い作業場を横切り、元の洞窟フロアへと戻る坂を駆け上がっていく。
D班は先に出発したらしく、他の黒服の姿はない。
月明かりの水晶で明るくなった洞窟の通路内でザッザッと集団の足音が響く。
曲がりの大きなカーブに差し掛かり、理科男は後ろ手に拳を作って二人に合図を出した。
レッドとミニスカは駆け足の速度を緩める。
227 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:11:46.70 ID:stFP0UO8o
団員2「んぐっ……!?」
角を曲がる瞬間、内回りを走っていた黒服の首に理科男の長い腕が巻きついた。
手が口に被せられ、くぐもった声が微かに漏れる。
先を行く集団は気付かない。
さらにレッドが黒服を後ろから押さえつけ、二人がかりで引き倒す。
仰向けに倒れた黒服の顔の上にはミニスカの姿があった。
ズボンを膝まで引き下ろし、剥き出しになった股間。
ミニスカ「ふ……あふ……っ」
微かな喘ぎ声と水音が響き、黒服はミニスカのプリンを見上げながら意識を失った。
228 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:16:44.25 ID:stFP0UO8o
理科男「う……ぐ、まずは上手くいったか」
眠気覚ましによって意識を取り戻した理科男が頭に手を当てながら周囲を見回す。
レッドは耳栓を外し、ミニスカはズボンをはき直した。
ぐっすりと眠っている黒服たちは手足と口をきつく縛られている。
ミニスカ「気付いて戻ってきたりしないかな……?」
理科男「いや、班長不在の状態だ。気付いたとしても上下関係の強い組織の中、全員が遅れるリスクを負う可能性は低い。
まずは集合場所に行き、それから班長の指示を仰ぐだろう。最短でもそれだけの時間はある」
とはいえ、時間に余裕がないのも事実だった。
眠気のとれたばかりのふらつく頭をおさえながら立ち上がると、理科男は手早くズボンを脱ぎ捨てる。
あらわれたのは黒光りする硬質な肉棒。
太さこそないがかなりの長さがあり、反りの少ないそれはアンテナを思わせる。
理科男のポケモン、コイルだった。
理科男「西はこっちだな。人工的に拡張されたエリアは……ここか。よし、西エリアは割り出せた。行こう」
下半身剥きだしのまま理科男が先頭を切り、足早に進む。
理科男のコイルは戦闘には不向きで経験も浅い。
しかし磁力によって方角、電磁波の反響によって地形を感知することができる探索向きのポケモンだった。
何度かお月見山を訪れていた理科男はその地形を記憶しており、西の方角に位置する形の変わったフロア、
すなわち『西エリア』を割り出したのである。
229 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:24:09.82 ID:stFP0UO8o
西エリアもまた作業場と同じく、もともとバトルに使われている部屋が採掘によって拡張されたものだった。
広さは作業場ほどではなく、坂を下りた三人にも部屋の全体が見渡せる。
反対側の壁に奥まった部分があり、そこに鉄格子がはめられていた。
理科男「あの奥のスペースにいるな」
コイルによる探知か、理科男は確信を持って言う。
そのためには格子の前に立っている二人の黒服をなんとかしなくてはならない。
見張り1「どうした? 今は全体報告中のはずだが」
理科男「……いえ、B班の皆さんに重要な知らせがあるということでしてねえ。急遽交代に」
警戒する見張り。
身を低くして歩み寄る理科男。
見張り2「何? 珍しいな……わかった、なら少しの間頼むぞ」
二人の黒服が頷き、鉄格子の前から離れる。
一人が腰から下げていた鍵束を差し出し、理科男に手渡――
230 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:32:59.09 ID:stFP0UO8o
理科男「――――ぐ、ふ……っ」
理科男の手に鍵束が触れた瞬間。
黒服の手が鍵束ごと理科男の腹部にめり込んだ。
理科男の細い体から空気が漏れ、膝が崩れる。
見張り1「残念だったな、見張りの担当はB班じゃない」
ドスッ
膝を折った理科男の胸元にブーツの靴底がめり込み、仰向けに倒される。
腹部へのダメージが大きいのか、短い息が漏れるのみで声が出ない。
レッドとミニスカがズボンを下ろす。
見張り2「どこから潜り込んだか知らないが……加勢もさせないし、逃がしもしないぞ」
いつの間にかもう一人に回りこまれ、退路を塞がれていた。
既にズボンは脱ぎ捨てている。
背後から狙われたのはミニスカ。
剥き出しの割れ目に、見張りのズバットの頭がヌチッと触れた。
231 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:44:04.14 ID:stFP0UO8o
見張り2「さあ、ぶち込……ぐあっ!?」
あわや挿入というところで、見張りが顔を押さえて尻餅をつく。
間一髪。
レッドのヒトカゲのひのこが見張りの目をとらえていた。
高熱の精液を眼球に浴び、激痛にのたうちまわる。
ミニスカ「……っ、ふあぁんっ……!」
見張り2「目が、むぐっ……!」
白濁する視界の中、見張りの目の前が真っ暗になる。
ミニスカのプリンが顔の上に跨っていた。
濡れそぼった割れ目が鼻に押し当てられ、至近距離から耳に喘ぎと水音の催眠が叩き込まれる。
232 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 19:55:44.80 ID:stFP0UO8o
見張り1「あ、お前らっ! くそ、離せこの野郎!」
理科男「……っ」
相棒の劣勢に見張り1の声に焦りが混じる。
加勢には行けない。
その片足に理科男がしがみついて離れないからだ。
ヒューヒューと蚊の鳴くような呼吸音を漏らし、靴跡のついた顔から鼻血を垂れ流す。
それでも理科男は離さない。
見張り1「このザコ……弱いくせに往生際が悪いんだ、オラッ!」
逆上。焦り。
上半身を倒し、しがみつく理科男を殴りつける。
フレームの歪んだ眼鏡が飛んだ。
見張り1「離せ、離せって言ってんだ……ひっ」
不意に見張りの手が止まる。
理科男を殴るあまり、その体は前に倒れすぎていた。
突き出される形となった見張りの尻穴には、レッドのヒトカゲが押し当てられている。
振り返る見張り。
レッドは静かに、しかし確かに怒っていた。
見張り1「ちょ……やめっ」
レッド「うあああああーーッ!」
ゼロ距離でのひのこ。
続いて挿入、ひっかく。
さらに体内へひのこ。
見張りの尻穴がグズグズになるまで三分とかからなかった。
233 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 20:08:37.54 ID:stFP0UO8o
レッド「理科男さん! 理科男さん!? 大丈夫ですか!?」
理科男「大……丈夫だ、も、問題ない……」
レッドに助け起こされ、なんとか理科男は体を起こす。
鼻血と涙が溢れ、早くも顔が腫れ上がっていたが意識は保っていた。
レッド「すみません……理科男さんだけ先に行かせてなかったら、もっと早く助けられたのに……」
理科男「い、や……いい」
俯くレッドの肩に理科男の手が置かれる。
プッと口から前歯の欠片と血の固まりが吐き出された。
眼鏡の土を上着でぬぐってかけ直す。
斜めに歪んだ眼鏡のレンズの向こう、理科男の目は笑っていた。
理科男「レッド、俺たちの中じゃ、お前が一番強い……あれが最善だ。理想的だ。
ばれたのは、襲われたのは、俺のミス……お前は、フォローしてくれた。お前と組めて、よかった」
レッド「理科男さん……」
鼻声で途切れ途切れの言葉だった。
レッドの視界が歪み、思わず視線を外す。
「ボイスカ君……っ!」
開いた鉄格子の奥からは、ミニスカの歓喜の涙声が響いた。
234 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 20:23:01.99 ID:stFP0UO8o
鉄格子の向こうはひどいものだった。
岩壁と土が剥き出しの小部屋のようなスペースに、手かせと足かせのはめられたトレーナーたちが十数人。
とても人を寝かせておくような場所ではない。
班員の言っていた通り、そこは『石』よりも価値の低い物資を置いているだけの倉庫だった。
ぐったりと横たわったトレーナーたちの股間にいるのは、そのほとんどがコイキング。
ポケモンセンターでおじさんに引っかかったトレーナーに違いない。
ミニスカの彼氏、ボイスカもまた傷だらけだった。
とはいえ、詐欺にはあわなかったらしく股間のナゾノクサは無事だ。
ミニスカは見張りの持っていた鍵束を手に、彼の手かせを外そうとしていた。
しかし。
ミニスカ「なんで……? どうして外れないの!?」
悲痛な声が響いた。
鍵にはそれぞれ番号がふってあり、手かせや足かせにも対応した番号があった。
しかし対応する鍵を入れても回らない。
足かせも同じ。
それどころか片っ端から鍵を試しても、回る鍵は一つとしてなかった。
顔面蒼白になったミニスカの手から鍵束が落ち、その金属音が虚しく響き渡る。
235 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 20:29:03.07 ID:stFP0UO8o
理科男「……! レッド!」
レッド「……!?」
ふと振り返った理科男がかすれた声で絶叫した。
鉄格子が閉じかけている。
指示を受け、レッドは弾かれたように走った。
閉じかけた鉄格子に体当たりし、なんとか小部屋の外に転がり出る。
「気付いたか……そのまま牢の中にいれば楽に運んでやったものを」
鉄格子に手をかけていたのは黒いスーツの男。
襟元の赤いネクタイにはモンスターボールのロゴが入り、その上に「R」の刻印。
レッドを見下ろすその目は虫を見るように冷たい。
既にエリアの入口は黒服によって封鎖されていた。
それどころか、鉄格子を中心に半円を描くように十数人の黒服たちが整列している。
完全に包囲されていた。
236 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 20:44:02.14 ID:stFP0UO8o
理科男「ぐ……」
レッドの後に続いて体を引きずるように出てきた理科男が周囲を見回し、唇を噛み締めて呻く。
その声にレッドは震える。
今までどんなことがあっても、どんな緊張やダメージの中でも、理科男は常に冷静であろうとした。
的確な指示をくれた。
その理科男が、今にも泣き出しそうな表情で呻いている。
それが何を意味するのか、認めたくなかった。
詰んでいるのだ。
幹部「さて、勇気ある侵入者の三人……ここまでたどり着けたのは見事だったな、褒めてやろう」
黒スーツの男はニヤニヤと笑いを浮かべ、レッドと理科男の様子を伺う。
包囲の内側にあり、戦闘体勢すらとっていない。
明らかに今までの黒服とは階級が、格が違う。
幹部「なぜ手かせが外れないのか……逆に聞こう。
貴重で管理の難しい人的資源の警備に下っ端がたったの二人……手薄すぎるとは思わんかったのかね?」
ジャラ、と黒スーツの腰で金属の擦れる音。
そこにはミニスカが持っているものと同じ形の鍵束があった。
幹部「そうとも、鉄格子の扉の鍵だけは本物だが残りはフェイク。本当の管理者はこの私だ」
237 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 20:55:37.94 ID:stFP0UO8o
コツ、コツ
鉄格子から手が離れ、黒スーツの革靴の音が響く。
レッドは逃げ道を探して辺りを見回す。
が、一糸乱れぬ整列をした黒服たちの間にはまるで通り抜けられる隙がない。
幹部「しかしだ。私はね、無謀とも言える君たちの勇気に敬意を表したいのだよ」
レッドと理科男の正面に立ち、黒スーツは愉快そうな声を響かせる。
ゆっくりとベルトを外し、スラックスを脱ぎ捨てる。
紫がかった皮膚の、鋭い肉棒。
ニドリーノがその姿を表した。
幹部「どうだね、賭けをしようじゃないか。この私とバトルし、君たちが勝てば無事に逃がしてやろう」
ビクリとレッドの肩が震える。
黒スーツのニドリーノは明らかに高レベルだ。
これまでの黒服たちのポケモンとは訳が違う。
理科男「駄目だレッド……」
絞り出すように理科男が呻く。
レッドは静かに首を振った。
レッド「僕が……俺が相手になってやる……!」
進み出たレッドのヒトカゲは赤々と反り勃っていた。
238 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 21:04:42.99 ID:ocJ+i/LDO
緊迫した場面だけど、2人ともフルチンなんだよな
239 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/27(日) 21:07:08.52 ID:VRlh7Ti7o
※しかも勃起してます
240 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(不明なsoftbank)
[sage]:2011/11/27(日) 21:08:46.62 ID:8GbyV3EQo
来たか……!
241 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 21:09:47.76 ID:FUttTHBDO
熱い展開である
242 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/27(日) 21:22:50.19 ID:6llHG0qio
ここでお預け……ッ!
243 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 21:27:40.42 ID:fVpRYEADO
俺たちが「がまん」するしかないな
244 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/27(日) 21:32:54.82 ID:VRlh7Ti7o
俺の がまんが ときはなたれた!
ゴビュビューーーーッ!!!
245 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 22:51:54.92 ID:stFP0UO8o
幹部「はっは……! 面白い、いいじゃないか。威勢のいい若者は好きだぞ……」
ズ……
上機嫌に笑いながら無造作に、黒スーツの足が下がる。
そのまま、上半身が地面に向かって倒れていく。
理科男「レッド! よけろ! 早く!」
レッド「!?」
理科男の指示に反射的にレッドが横に跳ぶと、黒スーツのニドリーノが服の裾をかすめていった。
倒れるどころか、既にレッドのいた場所を通過している。
近付いてくるのが見えなかった。
十分な距離があったはずなのに。
理科男の声がなければ今の一撃だけで決まっていただろう。
幹部「お? よく反応したじゃないか……」
ゆっくりと振り向いた黒スーツがレッドの姿を確認し、笑う。
幹部「まあ、こうしてしまえば次はないだろうがね」
直立した黒スーツ。
その股間のニドリーノの先には。
レッド「あ、あ……理科男さんっ!」
つのでつく。
腹部をニドリーノの角がめり込み、理科男の体はくの字に折れ曲がっていた。
246 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 23:08:37.97 ID:stFP0UO8o
幹部「もう一つ、私の好みを教えておこうか。私は勇気のある若者は好きだ。
だがね、自分で立ち向かう勇気のない腰抜けは大嫌いだ」
折れ曲がったままの理科男の体を黒スーツの革靴が蹴り飛ばす。
ドッと仰向けに倒れた理科男は力なく手足を投げ出し、細かく痙攣を起こしていた。
ぼろきれのようになった理科男を見てレッドは歯を食い縛る。
抑えようもない怒り。ヒトカゲはこれ以上なく血管を浮き立たせ、臨戦体勢だ。
しかし膝が震え、思うように動かない。踏み出せない。
どうしようもないレベルの差がそこにあった。
幹部「そうだな……もう一つお勉強だ。私のポケモン、ニドリーノの角は先端が当たるとともに毒針を撃ち出す。
さて、この瀕死の腰抜けはいつまで保つかな?」
レッド「……〜〜〜〜!」
声にならない。
この気持ちをどう言葉にしていいか、レッドにはわからなかった。
ただ目から涙がこぼれ、上半身は黒スーツに飛びかかろうとした。
しかし下半身がついていかず、支えられなくなった上半身は顔から地面に落ちた。
幹部「……何をしているのかね。君も腰抜けだったということか? つまらん……」
明らかな失望。
レッドの両手が土を掴み、叩く。
怒りとは、痛いほどのヒトカゲの戦意とは裏腹に、レッド自身の体からは力が抜けていく。
恐い。
247 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 23:22:44.11 ID:stFP0UO8o
幹部「まあ、その程度のレベルでは無理もないことなのかね……仕方ない。
そのまま尻を上げているんだな。ここまでの勇気に免じて、一発で楽にさせてやる」
コツ、コツ
靴音が近付いてくる。
レッドは尻穴に寒気が走るのを感じた。
しかし、一発掘られるだけで終わるなら……とも考えてしまっていた。
尻だけを上げたまま、だんだん力が抜けていく。
踏ん張っていた両腕の力も抜け、上半身がべったりと地面につく。
ゴリ
不意に、胸に痛みが走った。
その部分に手を割り込ませると、服の上から固く盛り上がっている部分がある。
ゴツゴツしたこの形は。
レッド「……!」
グレーバッジ。
248 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/27(日) 23:29:22.36 ID:XijHDtZAO
ここでグレーバッジとか燃えるなおい
249 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 23:32:41.93 ID:stFP0UO8o
幹部「さあ、力を抜きたまえ」
ニドリーノの角が尻穴にあてがわれた。
レッドは踏ん張り、地面を蹴る。
その勢いで前転。
最中、仰向けになったところで背後の黒スーツへひのこを飛ばす。
幹部「ぬっ……小癪なまねを……!」
ひのこは当たらなかった。
さすがに狙いは定まらず、黒スーツもすぐに飛び退いていた。
転がりながら体を起こし、レッドもなんとか体勢を立て直す。
またあの精液塗れの、負け犬の日々に戻るところだった。
何よりここで諦めたら理科男が本当に死んでしまうかもしれない。
レッド「ああっ! うあああああああっ!」
身を屈めたまま、レッドは自分を奮い立たせるように声を上げる。
なきごえ。
気休めでも攻撃翌力を下げておかなければ、あのニドリーノの攻撃は受けられない。
幹部「なるほど、戦意は失っていないと……楽しませてくれる……」
再び、黒スーツの足運びが変わる。
レッドは目を見開いてその動きを観察する。
250 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 23:43:20.85 ID:stFP0UO8o
幹部「ばあ」
レッド「……!?」
気付くと、すぐ前に黒スーツの顔があった。
やっぱり見えなかった。
反応できなかった。
レッド「おごっ!?」
身を屈めていたためか、ニドリーノのつのでつく攻撃はレッドの口に炸裂。
その先端が一気に喉奥まで侵入してくる。
伝わる熱。
こみ上げる吐き気。
息苦しさ。
毒への恐怖。
引き抜こうとするも、黒スーツの両手がレッドの頭を左右から挟むように掴んでホールドしていた。
幹部「ううむ、なかなか具合のいい喉だ……攻撃のしがいもあるというものだな」
ゴシュッゴシュッゴシュッ
レッド「ぐ、む、げぇ……がぁ……っ」
みだれづき。
一撃一撃が喉に突き刺さり、その度に気道が塞がる。
腹の奥から熱いものが逆流してくる。
呼吸するだけで精一杯。
気が遠くなってくる。
251 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/27(日) 23:54:27.82 ID:stFP0UO8o
レッド「……っ……ん、も、ぐ……ッ」
抜けていく力。
必死に動かし、もがいた腕は、やがて自分の胸に当てられる。
グレーバッジを握り締める。
ゴツゴツとしたバッジの角の痛みが、かろうじてレッドの意識を繋ぎ止める。
ビュッビュッ!
幹部「あつ……ッ!?」
不意に尻に感じた高熱に黒スーツの手が止まる。
熱い精液のぬめる感触。
レッドのヒトカゲの放ったひのこだ。
レッドは片手でグレーバッジを握って意識を繋ぎ止め、もう片方でヒトカゲを必死に扱いている。
レッド「ん、ぐ……んふーッ……んふーッ……!」
目は死んでいない。
幹部「ほう……ニドリーノに喉を押さえられてなお、正面から私に挑もうというのか……
ふ、はっは……! 面白い! 本当に面白いじゃないか!」
ゾクゾクと黒スーツの体に震えが走るのが伝わってくる。
再び黒スーツの腰が動き、レッドの喉につのでつく攻撃が炸裂する。
レッドも二度目のひのこをぶちまけた。
根比べであった。
252 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 23:56:20.39 ID:dX1L731ho
絶倫すぎてやばい
253 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 00:03:25.10 ID:BAN2auvIO
根比べww
上手い事いいおったwwww
254 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 00:04:45.51 ID:qpj6MRlto
幹部「く……ふ……!」
レッド「……、……」
ジョボッ ジュボッ ビチャッ
くぐもった水音だけが周囲に響いていた。
何十回喉を突かれ、何十発のひのこを浴びせたのか。
レッドには既に喉の感覚がない。
ヒトカゲも扱きすぎ、ひのこの出しすぎで真っ赤に腫れ上がっている。
黒スーツも同じく、腰の動きが鈍い。
その尻は高熱の精液にべったりと覆われ、やけどでただれ始めていた。
幹部「ふ、ふふ……正直、ここまでやるとは思っていなかったぞ、若者よ……
バトルを終わらせるのが惜しいと思うのは、久しぶりだ……侵入者でさえなければ、部下に誘ったものを……」
黒スーツの動きが止まった。
チャンスだ。
最後の、渾身の力でヒトカゲを扱く。
……出ない。
何十発の連続射精を経て、ついにヒトカゲは固さを失った。
PP切れだった。
255 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/28(月) 00:07:52.64 ID:kBALgWvKo
ひのこってだいぶ多かったよな
流石だな
256 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/28(月) 00:14:17.25 ID:oE9s6Nc1o
ニドリーノ噛みちぎったれ
257 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 00:14:22.38 ID:qpj6MRlto
こおおおぉぉぉ……
呼吸音。
黒スーツは直立し、大きく息を吸い込んでいた。
朦朧とした意識の中、喉で繋がっているレッドには黒スーツの体の変化が伝わってきた。
ベコンッと腹がへこむ。
深い息吹はポンプのように血を巡らせ、その血流はニドリーノへ集中していく。
ドクンッドクンッ
レッド「……ッ、……っっ」
ニドリーノが激しく脈打ち、その度に膨張する。
太くなる竿がレッドの口内を圧迫し、顎を責める。気道を塞ぐ。
きあいだめ。
呼吸が血流を留め、パンプアップによってポケモンは巨大化する。
幹部「終わりだ、若者よ。いい勝負だった」
ズッ
つのでつく。
攻撃とともに黒スーツは射精し、胃に流れ込む精液に押し流されるようにレッドの眼球は裏返った。
258 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 00:31:01.89 ID:qpj6MRlto
ズルンッ
ニドリーノが引き抜かれ、レッドの体は前のめりに崩れ落ちた。
その口からゴボゴボと精液と胃液が逆流する。
黒スーツの顔に笑いや余裕はない。
黙祷を捧げるように目を閉じ、レッドに向かって頭を下げた。
ビッ
何かが黒スーツの上着をかすめる。
胸ポケットが破れ、そこから白く光る石がこぼれ落ちた。
ゆっくりと目を開いた黒スーツが振り向く。
壁を背にし、力なく座り込んだ理科男がコイルを握り締めていた。
幹部「ソニックブームか……惜しかったな」
青紫色の顔をした理科男にもはや答える余裕はない。
何度も攻撃を受け、眼鏡のフレームが歪み、さらに毒が回っている。
理科男の目には黒スーツが三人にぶれて見えていた。
幹部「素晴らしいバトルの余韻を邪魔しおって……と言いたいところだが、なかなかいい不意打ちだった。
ただの臆病者かと思っていたが、臆病者なりの芯が通っていたということか」
満足げな笑み。
黒スーツはポケットからこぼれた石を拾い上げ、それをおもむろにニドリーノに押し当てる。
幹部「君も楽にしてやらなければなるまい……冥土の土産に見せてやろう。
ロケット団がここ、お月見山で何をしていたのか……これが月の石の力だ……!」
259 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 00:42:15.43 ID:qpj6MRlto
メキ メキメキッ
黒スーツのニドリーノが巨大に膨れ上がり、その形を変えていく。
より外皮を硬く、カリを鋭く、血管を太く。
毒々しい紫がさらに色を濃くしていく。
きあいだめによるパンプアップの次元ではない。
組織そのものが作り変わっているのだ。
幹部「はああぁ! 力が、溢れてくる……素晴らしいだろう?
月の石は特殊なエネルギーを秘めている……特定のポケモンであれば、自然のままでもこの通りだ」
黒スーツの股間にはもうニドリーノはいない。
そこにいたのはニドキング。
太さ、固さ、長さともに凶悪で、それでいて均整のとれたフォルムはまさに王者の名に相応しい。
幹部「さあ、待たせたな。今楽にしてやる……」
大股に、地面を踏みしめながら黒スーツは理科男に迫る。
その肩に手が置かれた。
「ふあああああぁぁぁぁぁんッ!!!」
瞬間、甲高い声が響いた。
260 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 00:51:15.10 ID:qpj6MRlto
幹部「何……!?」
振り向いた黒スーツの目に入ってきたのは、座り込んだ女の姿だった。
脱ぎ捨てたロケット団員のズボンは男性用。明らかに団員ではない。
ミニスカだった。
尻を地面につけて座り込み、M字に開いた股間からは凄まじい光が溢れている。
見れば、股間に押し当てられているものがある。
月の石。
あの時ポケットからこぼれた石は、もう一つあったのか。
ミニスカ「んっ、ひっ……! ああああッ!?」
ミニスカの背中が弓なりに反り、ビクビクと痙攣する。
月の石のエネルギーを激しく受けている。
股間のプリンはいっそう肉厚にその柔らかさを増し、プクリンへと進化していた。
幹部「な……何をしている! 早く引き離せ!」
「あ……ハッ!!!」
思わず黒スーツが叫び、周りを囲んでいた団員たちがようやく動き出す。
261 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 01:04:35.98 ID:qpj6MRlto
進化したミニスカが最初に得たものは力でも新しい技でもなく、ただただ恐ろしいまでの快感だった。
股間から頭までを火柱に貫かれるような熱、雷に打たれたような衝撃。
愛液は体中の水分が集中したように津波のように溢れ出し、わずかな空気の流れすらたまらなく気持ちいい。
これを。
これをもし、指で弄ったら、どんなに……
幹部「やめろーーッ! 早く引き離せーーッ!!!」
クチュッ
ミニスカ「ひああああーーーーッ!!!」
絶頂!
絶頂!
絶頂!
プシャアッと噴水のように潮を吹き、ミニスカの体は仰向けにのけ反る。
のけ反りすぎた頭は地面につき、代わりにお尻が浮き上がってガクガクと痙攣する。
その悲鳴と水音は強力な催眠音波となり、エリア全域に響き渡った。
指示を受けてミニスカに駆け寄った黒服たちが次々と崩れ落ちていく。
黒スーツも思わず頭を抱え、壁際に後ずさった。
幹部「くそっ、月の石のエネルギーに飲まれている……適応力が強すぎたんだ……!」
朦朧とする意識を奮い立たせ、黒スーツはなんとか足を踏み出そうとする。
が、猛烈な眠気が地面に意識を吸い寄せる。
262 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 01:11:09.93 ID:qpj6MRlto
幹部「い、いかん……恥も外聞もない、応援を呼ばなくては……」
黒スーツが上着のポケットを探り、無線機のスイッチを押す。
「いたぞーッ!」
「ぐあ、何だこの声は……!?」
「耳栓を使え! 壁づたいに移動しろーッ!」
来たか。
いや、早すぎる。
黒スーツが顔を上げると、エリア内になだれ込んできた集団と目が合った。
黒服ではない。
タンクトップにジャージズボン、胸に刻まれたロゴ。
ニビジム……!
幹部「馬鹿な、早すぎる……! ジムの独断か……!」
迫り来るガチムチたちを前に、ついに黒スーツも膝をついた。
263 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 01:25:50.96 ID:qpj6MRlto
「ひどい有様ね」
幹部「……!」
いつの間にかすぐ後ろに女が立っていた。
タイトなスカートタイプの黒スーツ。
襟元にはやはりモンスターボールのロゴの入ったネクタイに「R」の刻印。
幹部「……言い訳はできんな。不測の事態の連続とはいえ、完全に私の油断が原因だ」
女幹部「弁明も覚悟も本部で聞くわ。全体報告の場もニビジム本隊の襲撃を受けてる……お月見山からは撤退よ」
幹部「そうか……ふふ」
黒スーツの口元に再び笑みが浮かぶ。
前のめりに倒れたレッドの姿を確認し、口を開く。
幹部「運も実力のうちだ、若者よ……この勝負、預けたぞ……!」
女幹部「……はいはい」
笑い声とともに黒スーツは女とともにテレポートで消え去った。
ジャリンッと音をたて、後には鍵束だけが残された。
「嬢ちゃん! もうやめな、気が狂っちまう!」
「うお、何だここ……こいつら、行方不明のトレーナーか!?」
「あ、レッド……? レッドじゃねーか!」
騒がしいガチムチたちの声が洞窟内に響き渡り、三人の侵入作戦は終わった。
264 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/28(月) 01:32:54.90 ID:qcgUcN7T0
あー敵かー
男幹部もそれっぽいし
ポケスペ準拠かな
265 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 01:38:03.09 ID:qpj6MRlto
ポケモンセンターからニビ警察への応援要請が出されていた頃。
門下生を通じてニビジムもその知らせを受けていた。
ニビジムリーダー・タケシは自身を含むジムのトレーナー全体をお月見山へ派遣。
警察の動きやロケット団の情報リークよりも早く、お月見山に乗り込むことに成功したのである。
結果、60名余りのロケット団員が捕らえられ、15名の捕らわれたトレーナーを救出。
また三人のトレーナーの保護も行われた。
しかし幹部クラスの団員を捕らえることはできず、
採掘されていたと思われる月の石をはじめとした鉱石類も大部分が持ち出された後だった。
この後、ニビ警察とニビジムは連携してお月見山の警備を強めることとなる。
レッド、理科男、ミニスカの三人はそれぞれに重症だった。
意識を取り戻すまでに丸二日、動けるようになるまではさらに一週間を要した。
幸いミニスカには後遺症もなく、彼氏のボイスカとともにニビポケモンセンターに移り、療養中である。
そして、レッドと理科男は。
266 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 01:47:26.94 ID:qpj6MRlto
お月見山。
ハナダ側に近い地下のスペースに二人はいた。
理科男は壁に向かい、ノミとハンマー、あるいは刷毛を使って慎重に採掘を続けている。
理科男「……悪いな、ここまで付き合わせて」
レッド「いえ……」
理科男のバッグには他にもロープ、懐中電灯、ヘルメット、ピンセットなど様々な道具が入っていた。
眠らせたロケット団員を縛り上げたロープなどは、このバッグに入っていたものである。
理科男は非力ではあったが、石壁を掘るのには慣れているらしい。
慎重に、しかし深くノミが入る。
採掘しているのは月の石ではない。
267 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 01:57:38.63 ID:qpj6MRlto
ポケモンセンター、入院3日目。
レッドと理科男は意識を取り戻したものの、衰弱や毒の後遺症から起き上がれずにいた。
同じ部屋に並んだベッドで二人、ぼんやりと寝て過ごす。
そのうちに、理科男が口を開いた。
理科男「レッド……悪かった」
レッド「え?」
首だけ起こして理科男の方を振り向く。
眼鏡を外した理科男は険しい表情で、じっと天井を眺めていた。
理科男「俺の勝手な誘いで、危険な目に合わせた……俺の弱さで、一歩間違えば死ぬところだった」
レッド「そんな……理科男さんだって、ミニスカさんのためにやったことじゃないですか。
理科男さんがいなかったら、ボイスカさんたちは助けられなかったし……」
理科男「いや……違う」
天井を向いたまま、理科男は横目でレッドを見る。
理科男「俺にも事情があった。ミニスカのためじゃない。本当は俺自身の都合だったんだ」
レッド「……」
目を閉じ、ゆっくりと息を吐く理科男。
しばしの沈黙。
再び目を開いた理科男は首を動かし、今度は顔ごとレッド方へ向けた。
理科男「俺はな、化石掘りなんだ」
268 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:10:05.87 ID:qpj6MRlto
理科男はニビ出身の、ポケモン研究家志望の男だった。
しかし生まれつき体に筋肉がつきづらく、ニビのトレーナーたちには馴染めなかった。
そこで入り浸ったのがニビ博物館。
もともと採掘で発展したニビシティには化石や鉱石が発掘されることが多く、博物館にはそうしたものが溢れていた。
熱心に通う理科男少年は気に入られ、館長に彼の人生を変える言葉をかけられる。
「実はな、ポケモンの化石が出たらしいんじゃよ」
レッド「ポケモンの化石……? でも、それって」
理科男「ああ。ポケモンは人間に宿る……だが、化石が出る年代に人間はまだ存在しない。
ということは、ポケモンの化石が発掘されることはない。そのはずだ……普通はな」
理科男が首を起こす。
不断は冷静で表情変化に乏しい顔に、明らかな興奮が宿っている。
理科男「こうは考えられないか? かつて、ポケモンはそれ単体で生きていた……
あるいは、人間ではない別の生物に宿っていた」
それなら、ポケモンの化石は存在する。
理科男少年はそう信じ、生まれ持ったコイルをバトルではなく、探索に特化させて修行を重ねた。
幾度となく尻穴を掘られながらお月見山を訪れ、マッピングを重ねた。
磁力と電磁波によって地形を把握し、それが正確に一致するまで8年の歳月を要した。
269 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:20:29.83 ID:qpj6MRlto
理科男「ロケット団の奴らが採掘で地形を変えていくのは我慢ならなかった……奴らの狙いは月の石だったかもしれないが、
化石も取られてしまうかもしれないし、壊されてしまうかもしれない。何より……お月見山はもう、俺の故郷みたいなものだ」
カンッ カンッ
軽快なノミの音が響く。
既に化石の形はくっきりと浮かび上がっていた。
理科男「あとは、ここを掘り出せば……」
サクッ ザクッ ボコッ
レッド「取れた……!」
皮肉なもので、ロケット団の採掘の手が入ったことで地形が変わり、理科男は化石らしきものの存在を感知した。
理科男のコイルが探り当て、掘り出し、レッドが手伝った二つの化石。
一つは平たくツルツルしたもの。
もう一つは渦巻状にへこんだもの。
甲羅の化石と、貝の化石。
いや、亀頭の化石と菊門の化石だった。
270 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 02:25:41.97 ID:8quNwXVDO
ダメだ……
シリアスシーンなのに笑ってしまう
271 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:27:18.10 ID:qpj6MRlto
理科男「レッド、先に選んでくれ……片方を持っていってほしい」
レッド「え? でも……」
レッドは思わず理科男を見返した。
理科男は相変わらずの真顔だったが、口元には柔らかく笑みを浮かんでいた。
理科男「レッド。お前は強い。この先もっと強くなる……きっと、色々な場所に行くはずだ。
俺にはそんな足はない。お前の行く先に、もしかしたら化石の謎を解く人がいるかもしれない」
レッド「……じゃあ」
遠慮がちに差し出した手が迷い、片方を選ぶ。
渦巻状のもの。
貝の化石……もとい、菊門の化石。
理科男「じゃあ、こっちは俺の物だ」
理科男はしみじみと呟き、亀頭の化石を手に取った。
272 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:37:00.88 ID:qpj6MRlto
坂を上がり、一階の通路に戻る。
ハナダシティはもう目の前だ。
理科男はその方角を眺め、ゆっくりと口を開く。
理科男「俺はニビに戻ってまずは博物館で化石の研究をする……ここでお別れだ」
レッド「……」
何と言っていいのか、レッドには理科男の表情が読み取れず、ただ頷く。
少し間が空いて、理科男は一度目線を外し、それから口を開く。
理科男「その、元気でな……それと」
眼鏡をグイッと引き上げて、もう一度目を合わせる。
理科男「理科男さんとは、呼ぶな。理科男でいい」
何を言われたのか、その意味するところがすぐにはわからなかった。
しばらくして言葉の意味がわかり、レッドの顔は次第に緩んでいく。
レッド「うん……! 理科男さんも……じゃなくて、理科男も元気で!」
【第3話・了】
273 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 02:38:24.28 ID:urSHldHDO
イイハナシダナー
乙
274 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/28(月) 02:39:07.43 ID:oE9s6Nc1o
おつー
275 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:42:41.79 ID:qpj6MRlto
【次回予告】
お月見山を越え、ハナダシティに到着したレッド。
華やかな水の都……しかし、この街にはニビのような治安の良さなどなかった。
迫り来るトレーナーたち! 新たなジムリーダー! そして、ここでも見え隠れするロケット団の影……!
第4話
カスミ「あたしのポリシーはね……水ポケモンで責めて責めて責めまくることよ!」
みんなもポケモン、ウェットだぜ!
276 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:45:23.82 ID:qpj6MRlto
【現在のレッド】
ヒトカゲ(肉棒)
レベル14
ひっかく
なきごえ
ひのこ
にらみつける
お月見山で高レベルのロケット団幹部に互角の戦いをするも敗北。
理科男との友情の証、菊門の化石を入手。
ハナダシティに到着。
277 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 02:52:37.45 ID:qpj6MRlto
【トレーナーファイル2・理科男】
コイル(肉棒)
レベル10
たいあたり
ソニックブーム
ニビ出身、いかにもな風貌の理科系の男。
けして柳田などという苗字はつかない。
ポケモン研究家志望の自称化石掘りであり、
股間のコイルは磁力と電磁波により周囲の地形を正確に把握する。
表情を崩さず、冷静沈着がモットー。
本人は自分を利己的で自己中心的な性格だと思っているが、
本来は義理堅く面倒見のいい性格である。
策略家で一度覚悟を決めれば大胆不敵。
ニビ標準の筋肉系男子とはまた一味違う、芯の通った男である。
278 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 03:02:07.37 ID:uJrTNlu9o
【トレーナーファイル3・ミニスカ】
プリン ⇒ プクリン(秘部)
レベル10
はたく
うたう
ニビ出身のミニスカート。
当スレ初めての女性トレーナー。
ノンケの皆様お待たせしました!
でも挿入はなし。
ハナダにボーイスカウトの彼氏、ボイスカがいる。ひどい名前だ。
ポケモントレーナーであるということは非処女なわけで、
バトル風景を妄想すれば寝取られ属性が激しく反応するのは私だけではあるまい。
喘ぎと水音の波長によって催眠をかける「うたう」の名手。
バトルはあまり得意ではなく、戦闘を避けるための自衛策と言える。
ただし、自慰中毒の気がある。
月の石によってプクリンに進化するも、
そのエネルギーをもろに受けてしまい、もう少しで人格崩壊というところまでいった。
ガチムチの皆さんマジヒーロー。
気弱で自己主張は弱いが、いざとなれば行動的で意思の強い女性。
279 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 03:07:53.97 ID:uJrTNlu9o
本日はここまで。
書き溜めほとんどできてなかったですが、なんとか3話終了までいった……
これでやっとハナダが書ける。
次回投下はまだ未定。
>>225
光栄ですが、しがない専門学生です。
かつて物書きを目指しましたが、決定的に生産力が足りませんでした。
今でもちょっと残ったくすぶりを捨てたくなく、VIPやこちらにしがみついています。
>>264
女幹部は彼女とは別人です。
彼女の扱いがどうなるかはまだ未定ですが。
280 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(長屋)
[sage]:2011/11/28(月) 03:11:30.34 ID:I0uhtqo+o
乙
最近のSSん中じゃこれが一番楽しみ
281 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/11/28(月) 03:12:21.60 ID:uJrTNlu9o
【お試し企画】
安価をします。
好きなキャラ名、ちょっとしたリクエストを書き込んでください。
数レス程度の番外編、もしくはサイドストーリーを書いてみます。
※書き込み例※
ミニスカ
うたうの特訓風景
タケシ
ニビジムの熱血指導
こんな感じで。
では安価
>>284
おやすみなさい
282 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 03:13:11.59 ID:s5pu70Zzo
ミニスカとボイスカが特訓
283 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 03:17:06.53 ID:urSHldHDO
ミニスカがトレーナーになる決心をしたとき
284 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/28(月) 03:21:04.87 ID:qcgUcN7T0
乙
ちがう人か。少し安心
進化にも危険が伴うんだな
設定もつくりこんであっておもしろいわ
次も楽しみにしてます
いつか鉄壁の処女トレーナーがでると信じてる
285 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/11/28(月) 03:30:31.15 ID:H3OAL2fAO
相変わらず乙だ
安価ならマサラでのレッドママやグリーン姉の日常を
治安的にも気になるし
286 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(九州)
[sage]:2011/11/28(月) 13:54:18.79 ID:23tUBz5AO
>>284
鉄壁の処女…
鋼タイプか…
リーグクリアしないと駄目じゃないですかー
287 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 17:34:43.84 ID:aEeVOMpK0
乙
見てたらSS作る気力沸いてきたわ
288 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 19:45:08.44 ID:sjsza1aIO
乙
安価はどう処理するのだろうか
289 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/28(月) 20:01:51.77 ID:XeWlqsU9o
>>286
さすがは俺のミカンちゃん!
290 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(愛知県)
[sage]:2011/11/28(月) 21:20:17.73 ID:qcgUcN7T0
あああごめんなさい踏んでた
上下にずらすなり再安価なりで処理おねがいします
すいませんでした
291 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/28(月) 21:29:57.04 ID:48CczjMCo
>>290
ばぁぁか
292 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/28(月) 22:00:36.13 ID:TfC/Z8hQ0
無神経…
293 :
!ninja
[sage]:2011/11/30(水) 21:42:28.14 ID:g1FHlFVWo
支援!
294 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西地方)
:2011/12/01(木) 16:49:22.70 ID:bsBzD0K70
支援
295 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西地方)
[sage]:2011/12/03(土) 15:47:51.85 ID:Xo/GKfnmo
ほしゅ!
296 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/12/04(日) 10:21:54.04 ID:L3kC4ROE0
>>295
二日で保守すなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
パー速は1か月たたんと落ちんぜよ。
297 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/04(日) 10:33:21.95 ID:NHAmOE1eo
ここは三か月落ちですん
298 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(チベット自治区)
[sage]:2011/12/04(日) 12:27:10.92 ID:W8PwOSQno
>>297
今は二カ月だよ。
299 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(岩手県)
[sage]:2011/12/04(日) 21:18:35.71 ID:7RGNq7HUo
つーか保守いらねーよ
300 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/05(月) 00:03:35.78 ID:hrXgTu8SO
わざとだろたぶん
301 :
1
[sage]:2011/12/05(月) 00:31:17.10 ID:FBPM+ceSO
【投下予定のお知らせ】
上旬は忙しくてなかなか時間がとれません…水曜までは動けない。
木曜夜辺りに安価を消化。
土日に4話突入を一応の予定としておきます。
あくまで予定。
302 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/05(月) 01:23:47.22 ID:KnoKP+CDO
予定だけでも連絡してくれるのはありがたい
何も書き込みないと不安になるからな
303 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/05(月) 12:07:42.10 ID:UysbY/ZUo
誰も言わないからいうけど、sagaつけたが読みやすい
それはともかくこんな設定が成立するとはwwwwwwwwww
1乙がんがれー
304 :
1
[saga]:2011/12/06(火) 14:06:40.87 ID:Tp2zKNYSO
水曜までは動けないと言ったが、スマン、ありゃあ嘘だった(AA略)
携帯での書き溜めで最後までいったので、安価分を投下します。
305 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:10:57.30 ID:Tp2zKNYSO
【番外・鉄壁の処女トレーナー】
レッド「処女のトレーナー……ですか?」
カレーを口に運ぶスプーンを止め、思わず眉根を寄せる。
ニビジム内、食堂。
その一角、四人がけのテーブルでレッドは男たちと夕食をとっていた。
ニビジムでの生活も4日目。
ポケモンセンターで一緒に仕事をしているメンバーも多いこともあり、人見知りでトレーナー恐怖症だったレッドもそれなりに打ち解けたものである。
男「ああ。それもなかなかの実力だって話だ……会ったことはないけどな」
レッド「いや……そんな人いるわけないじゃないですか」
スプーンを置き、テーブルに身を乗り出す。
生まれた時から大半の人間が股間にポケモンを宿すこの世界において、処女膜など金魚すくいの紙ほどの強度もない。
トレーナーとして外に出て、一歩歩けば非処女。
それが世界の常識だ。
306 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:16:15.36 ID:Tp2zKNYSO
男「信じられないのもわかるが、本当の話だよ。タケシさんの知り合いにいるんだとさ」
レッド「だってそんなの……バトルにならないじゃないですか」
男は食事に手を戻すが、レッドはスプーンを手に取らずに食い下がる。
納得がいかなかった。
バトルなんてしたいと思ったこともないのに、抵抗虚しく無理矢理に尻穴を拡げられ、注ぎ込まれ……
そんな目にあわなければならない世界で、処女のままトレーナーでいられる人間の存在など認めることができなかった。
男「そりゃまあ…上手く入れずに戦うんだろうさ」
レッド「でも……!」
タケシ「面白そうな話をしてるじゃないか」
男「あ……タケシさん」
テーブルの上に大きなオムライスの乗ったプレートが置かれる。
困り顔の男を見兼ねてか、タケシが別のテーブルから椅子ごと移動してきたのだった。
307 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:17:58.48 ID:Tp2zKNYSO
タケシ「さて、レッド君……男が言っているのは本当だよ。
セキエイよりさらに西のジョウト地方に住んでる……俺と同じ岩タイプで、鉄壁の処女と呼ばれるトレーナーがいる」
レッド「鉄壁の処女……?」
席についたタケシは頷く。
その口元は柔らかく緩んでおり、口調はジムリーダーというよりもブリーダーのものだ。
タケシ「といっても、本人が望んでそうなったわけじゃない。生まれ持った体質とポケモンの問題さ。
あまりに狭くて伸縮しないから挿入ができないし、処女膜が堅すぎて破れないんだ」
レッド「でも、入らないんじゃポケモンが使えない……バトルできないじゃないですか」
当然の疑問だった。
が、タケシはゆっくりと首を振って笑う。
タケシ「はは……レッド君、ポケモンバトルは股間だけでするものじゃないぞ。俺のイシツブテのように、他の部分にもポケモンは宿せるんだ。
男に比べて股間が攻撃的にできてない女性トレーナーは、特に広い部分にポケモンを宿しやすい」
つまり……
タケシは鉄壁の処女の戦いぶりを語り始めた。
308 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:23:08.08 ID:Tp2zKNYSO
トレーナー「くそっ、この……! なんで入らないんだ!?」
鉄処女「すみません……」
トレーナー「ええい、あんたが謝るな!」
ヌリュッヌリュッ
トレーナーのアーボの頭が鉄処女の膣口にめり込み、しかし侵入できずに結局お腹の上を滑る。
楽なバトルのはずだった。
特に抵抗もせずにコロンと寝転んだ鉄処女はワンピースタイプのスカートをお腹まで捲られ、大股に開かされた脚の間にトレーナーの体が割り込んでいる。
小柄で華奢な体に見合った無毛の秘部は、ぴったりと一本の筋の通った綺麗な割れ目。
挿入するには十分な愛液が溢れており、既にトレーナーのアーボも、鉄処女の股間からお腹にかけてもヌラヌラと光っている。
なのに入らない。
309 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:24:14.26 ID:Tp2zKNYSO
鉄処女「ちゃんとバトルはできますから……」
小さな声。
細い指先は首筋を滑り、そのまま胸元、脇腹をするすると降りていく。
そして両手がきゅっとアーボの根本を包み込んだ。
鉄処女「じっとしててくださいね……?」
ゆっくりと鉄処女が体を起こす。
体勢を変えられトレーナーは焦るも、こちらをじっと見つめる鉄処女の視線から目を離せず、動けない。
鉄処女は膝をついて座り込み、アーボに正面から顔を近付けた。
暖かな吐息がかかる。
310 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:26:37.99 ID:Tp2zKNYSO
間違い。
>>309
の前にこっち。
トレーナー「くそっ! 穴のない場所に押し付けてるみたいだ……こっちのが折れちまう……!」
鉄処女「あのぅ……あたしのここ、全然拡がらないらしくって。ぬるぬるされるのは気持ちいいんですけど……ごめんなさい」
トレーナー「なっ……!?」
無理矢理挑まれたバトルのはずだ。
場違いな言葉とこちらを見上げる敵意のない、本当に純粋に謝罪している視線に思わずこちらの顔が赤らむ。
鉄処女の両手がトレーナーの頬に添えられ、指先がさわさわと輪郭をなぞる。
くすぐったい。
311 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:31:01.91 ID:Tp2zKNYSO
鉄処女「んっ……」
薄めの唇がアーボの先端に触れる。
それだけでトレーナーもアーボも痺れるように震えた。
鉄処女はその様子を眺めて目を細め、唇をつけたままゆっくりと口を開いていく。
ちゅる……こくっこくっ
細い喉が動く。
アーボは小さな口にどんどん飲み込まれていった。
あっという間に上顎の奥に突き当たるが、鉄処女は喉を鳴らしながら構わずさらに飲み込んでいく。
喉を使い、ついに根本までアーボが口内に収まった。
312 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/06(火) 14:33:03.05 ID:TuROF/W7o
おっきした
313 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:35:51.07 ID:Tp2zKNYSO
トレーナー「う、あ……うああ……」
情けないほどに力の抜けた声が漏れる。
トレーナーは未知の感覚に襲われていた。
細い喉と口内が隙間なくアーボを包み込み、ちゅるちゅると微かに吸い込まれている。
小さな舌が浮き出た血管をの形を丁寧になぞる。
根本に添えられていた細い指が、マッサージするように下腹部から睾丸をさわさわとくすぐる。
伝わってくる体温。
下腹部に感じる、鼻から漏れ出た吐息の暖かさ。
膝を撫でる長い髪の感触。
全てが、どうしようもない快感となって襲いかかってくる。
これが、バトルか……?
314 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:44:52.82 ID:Tp2zKNYSO
トレーナー「ひ、い……出る……っ」
ガクガクと膝が笑い、睾丸がキュッと持ち上がる。
鉄処女は反応したのか上目遣いにトレーナーの顔を見上げ、ゆったりと目を細めた。
そして細い腕はトレーナーの体を離すどころか、そっと腰に巻き付いてきゅっと密着してきた。
瞬間、トレーナーは射精した。
315 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:49:09.56 ID:Tp2zKNYSO
鉄処女「バトル、お疲れ様でした」
白いレースのハンカチで 鉄処女は口元をぬぐう。
そのまま硬さを失ったアーボの頭をハンカチで丁寧に拭き取っていった。
射精の余韻に腰を抜かし、ぼんやりした視界でトレーナーはそれを眺める。
ふと目が合い、鉄処女の顔が近付いてくる。
鉄処女「あのぅ……次からは、お互いに準備ができてからバトルしてくださいね?」
トレーナーは頷くしかなかった。
316 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:51:14.32 ID:Tp2zKNYSO
レッド「……」
男「……」
レッドだけではなく、タケシの話を聞いていたジム門下生のほとんどが呆然としていた。
ポケモンと本人の体を鍛え、力強さで勝利を掴むニビジムにとってあまりにも馴染みのない戦い方だった。
タケシ「わかるか? 力でねじ伏せるだけがバトルじゃないってことだな……
ポケモンバトルならではだが、こういう奉仕を突き詰めた戦い方もあるってことだ」
レッド「はあ……でも、ずるくないですか?」
男たちが難しい顔で頷いたり首をひねったりする中、レッドは再び身を乗り出す。
レッド「だってそれ、鉄壁の処女だから……ヤられないから余裕が持ててるんでしょう?
それって無敵じゃないですか」
安全な場所にいる者への嫉妬か、羨望か。
レッドは口を尖らせたが、タケシはその様子に笑みを深めるばかり。
いつの間にか食べ終わっていたオムライスのプレートを持ち、席を立つ。
タケシ「無敵なんかじゃないさ……穴はもう一つあるだろう?」
【番外・了】
317 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[saga]:2011/12/06(火) 14:59:05.48 ID:Tp2zKNYSO
というわけで、
>>284
の「鉄壁の処女トレーナー」を安価成立としました。
安価をとった書き込みの中で使えるネタがあれば、それで安価成立にしようと思います。
できればですが。
安価は次回予告の後、余裕があればやっていこうと思います。
次回投下は変わらず土曜夜の予定です。
また早まったり遅れたりするかもしれませんが。
318 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/06(火) 16:42:40.42 ID:K/c3oW1IO
…素晴らしい。
カスミに期待だな
319 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(大阪府)
[sage]:2011/12/06(火) 18:26:40.58 ID:5Wfu0+6+o
パイズリしてくれるトレーナーもいますか?
320 :
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(九州)
[sage]:2011/12/06(火) 18:39:53.31 ID:WHfoGQGAO
パイズリならニドクインとミルタンクがヤバ…………
ジョウト編期待
321 :
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(チベット自治区)
[sage]:2011/12/06(火) 18:45:29.46 ID:xuoOiHRno
乙。相変わらず高いクオリティー。
だがなんともシュールだなwwww
カスミに期待。
322 :
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(東京都)
[sage]:2011/12/06(火) 18:56:21.46 ID:ioW3Nfeao
キクコに期待
323 :
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(北海道)
[sage]:2011/12/06(火) 21:48:55.33 ID:51InX+pZ0
>>322
誰得
324 :
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[sage]:2011/12/06(火) 22:12:13.23 ID:f5nTqk0SO
ポケスペみたく鋼タイプがまだ広く知られてない世界観か
流石にホウエンまでは行かないだろうけど、ヌケニンはどんな風になってるのか気になる
乙
325 :
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(大阪府)
[sage]:2011/12/07(水) 00:27:05.31 ID:hYPbSx83o
オチにワロタw
326 :
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(東京都)
[sage]:2011/12/07(水) 00:40:33.36 ID:xj4R48uco
ちょっと俺ミカンちゃんにバトル仕掛けてくるわ
327 :
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(埼玉県)
[sage]:2011/12/07(水) 01:07:56.40 ID:S+zJ3JfVo
タケシさんかっこよすぎだろwwww
328 :
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[sage]:2011/12/07(水) 02:17:02.17 ID:AbXZFsQSO
アツい
329 :
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(関東・甲信越)
[sage]:2011/12/07(水) 06:18:37.90 ID:PKeZXj4AO
レッドの女童貞をネットリうばってほしい
330 :
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[sage]:2011/12/07(水) 13:17:45.06 ID:Pn6VNCtIO
>>316
尻穴をここまでかっこよく表現したのを初めて見た
乙です
331 :
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(関西地方)
[sage]:2011/12/07(水) 16:17:55.90 ID:4Ra+92aCo
このままいけばカスミのつので突くが見れるのか
332 :
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[sage]:2011/12/07(水) 17:37:37.77 ID:4/L7MhgSO
鉄壁は鋼
ヒトカゲは炎
これはまさか
333 :
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(長屋)
[sage]:2011/12/07(水) 18:11:25.90 ID:xmruRKrUo
>>332
股間が熱膨張するのか
334 :
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(チベット自治区)
[sage]:2011/12/07(水) 19:00:27.64 ID:qJYqu0mGo
>>331
「じこさいせい」かもしれん…
335 :
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(大阪府)
[sage]:2011/12/07(水) 19:24:14.04 ID:37nkR8pyo
誰も突っ込まないけど、菊紋の化石ってどういう事だよ…
336 :
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(関西地方)
[sage]:2011/12/07(水) 19:49:41.05 ID:vy+TJbtSo
>>335
弱点だった菊が強力な武器に変わるんだなーとしか…
337 :
1
[sage]:2011/12/07(水) 22:27:36.19 ID:OVcQ9eoSO
【投下予定変更のお知らせ】
土曜に投下を予定していましたが、外せない用事が入ってしまいました。
そのため投下予定を日曜夜に変更します。
よろしくお願いします。
338 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(新潟・東北)
[sage]:2011/12/08(木) 01:32:43.06 ID:G1O6gWBAO
>>324
相手をかなり選ぶ特殊な性癖なんだろうな、それこそNTRやスカトロみたいに
339 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/08(木) 16:32:08.78 ID:w+qhHmmAO
>>338
毎回処女かもしれん…!
340 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/08(木) 18:37:02.78 ID:w+qhHmmAO
>>339
だが
>>338
でなく
>>334
だったわ…
341 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/08(木) 23:04:34.58 ID:1CJkbyiVo
鋼鉄の処女…
ガクガクブルブル
342 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/11(日) 22:33:27.59 ID:SHGfpbkIo
アイアンバージンか
343 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 01:09:05.44 ID:V15bItSjo
ハナダシティ。
ヤマブキシティを中心とする都市群と、ニビシティをはじめカントー西側の街を繋ぐ交通の要所。
またお月見山、ハナダの岬などの自然環境に恵まれ、観光地としての面も有している。
その規模はニビシティよりも遥かに大きい。
岬と街の間を流れる水路に渡された大きな橋、ゴールデンボールブリッジは街の規模の象徴であろう。
この橋を一歩踏み出せば、そこはハナダのトレーナーたちが日夜火花を散らすバトルの場である。
そんなゴールデンボールブリッジの手前。
日も沈み、街灯の光がポツポツと道を照らす中。
膝をつき、尻だけを突き出すように上げた状態で地面に突っ伏しているトレーナーの姿があった。
当然、ズボンは履いていない。
剥き出しの尻穴は痛々しく拡げられ、逆流した精液は膝の周りに白く濁った水溜まりを作っている。
ハナダはニビに比べ、治安がよくない。
街の規模の大きさと人の移動の多さによるものかトレーナーの入れ替わりが激しく、バトルの加減が効かないのだ。
結果、こうして力及ばず敗北したトレーナーが無残にも醜態を晒す。
誰も彼を助け起こそうとはしなかった。
ハナダではもはや、それは見慣れた光景なのだ。
風穴のように口を開いた尻穴に虚しく風を感じながら、突っ伏したレッドの目から涙がこぼれた。
344 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 01:19:12.68 ID:V15bItSjo
海パン「挑戦者か? 構わないが、その前にジムのトレーナー一人と戦ってもらうことになっている」
レッド「あ……はあ」
出迎えてくれた海パン一丁の男の言葉に、レッドは口を開いたままジム内を見回す。
ハナダジム。
その門をくぐった先に見たものは大きな屋内プールだった。
水に浸かり泳いでいる者、プールサイドのベンチに腰掛けている者、奥へと続く通路を行き来する者。
その老若男女が全員例に漏れず水着姿。
衣服を着ているレッドが場違いに見える。
門下生たちが激しいトレーニングをニビジムとは大違いだ。
海パン「よろしい、では公式戦の準備が済むまで少しの間……」
「待ちなさい!」
服装とは正反対に丁寧かつ真面目に説明をしてくれる海パンの言葉を、若い女性の声が遮った。
心なしか海パンの表情が苦々しく歪む。
声の主はプールサイドを悠々と歩き、海パンを押しのけてレッドの前に立った。
黒のチューブトップタイプのビキニに、即頭部で一つ結びにした栗色の髪。
体つきは小柄で華奢。
年齢もレッドと大差ないように思える。
少女はレッドを品定めするように眺め、腰に手を当ててよく通る声を響かせた。
「特例よ! このハナダジムリーダー、カスミが直接相手してあげる!」
345 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 01:31:26.91 ID:V15bItSjo
レッド「……」
戸惑いを隠せない。
レッドは自分の今の状況に首を傾げるばかりだった。
確かにジムリーダーへの挑戦は目的としていたが、
門をくぐって10分と経たずにリーダーとのバトルが始まるなどと誰が予想しただろうか。
ジム内のトレーナーたちは水から上がり、プールサイドの周辺を囲むように並んでいる。
バトルスペースはこのプールを含むらしい。
カスミだけがプール内でウォーミングアップでもするように泳いでいた。
ズボンを脱ぐ。
レッドのポケモン、ヒトカゲは炎タイプだ。
水タイプとは非常に相性が悪い。
プール内での戦いとなればさらに不利になるだろう。
まずはカスミを水から上げることから始めなければるまい。
ゴクリと喉が鳴る。
≪ポケモンリーグ認定公式戦。ハナダジムリーダー・カスミ VS 挑戦者・レッド。試合開始!≫
アナウンスが響いた。
346 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 01:42:56.95 ID:V15bItSjo
レッド「……!」
同時にヒトカゲを構える。
レッドが今のところ遠距離からできる攻撃はひのこのみ。
牽制の意味も込め、ひのこを何発か放っておこう。
そう思った矢先。
ザバアと水音をたて、カスミはプールサイドに上がってきた。
塗れた体を正面からレッドに向け、ペタペタと歩いてくる。
あまりに無防備。
しかしその表情は余裕そのものだ。
ヒトカゲを握り締め、ただ警戒するレッドのすぐ前。
カスミは立ち止まり、自分のビキニパンツに手をかける。
ずるりと躊躇いなく肌に張り付いた黒の布地が引き下ろされると、割れ目からは既に透明な糸が垂れていた。
目が離せなくなる。
鼓動が早まり、呼吸が荒くなる。
ペシャッとパンツが投げ捨てられ、塗れたカスミの手の平がレッドの胸板にひたりと触れた。
カスミ「ねえ、何ぼーっとしてるの?」
347 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 01:51:15.29 ID:rlXS0NJgo
エロいww
348 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 01:56:09.90 ID:V15bItSjo
慌てて我に返るレッド。
しかし遅かった。
軽く押されただけでバランスは崩れ、その場に尻餅をつく。
座り込むとカスミの割れ目はよく見えた。
ビキニラインに整えられた薄めの陰毛。
肉付きは薄めながらキュッと引き締った土手部分。
思わず喉が鳴る。
カスミ「ねえ……あんた、女相手には童貞なんでしょ?」
レッド「!?」
頭上から降ってきた言葉にレッドは肩を跳ねさせた。
図星。
これまで相応のバトル経験を積んできたレッドだが、実は降りかかる火の粉を払っていただけ。
一度も自分からバトルを仕掛けたことはない。
そして、レッドにバトルを挑んできたトレーナーに女性は一人もいなかった。
カスミ「なら、よく見ておくといいわ」
カスミの両手が自らの割れ目の左右の肉に添えられる。
それが外側に引っ張られ、グパアと秘部が口を開いた。
淡いピンク色の肉襞は一部の色素が落ち、紫がかっている。
全体がプールの水と自身の粘液に覆われ、その穴が、突起が、宝石にも似た光沢を帯びている。
スターミー。
その姿は神秘的ですらあった。
349 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 02:07:19.05 ID:V15bItSjo
レッド「ぐっ……!」
圧迫感。
カスミはレッドの上半身に跨り、容赦なく体重をかけてきた。
華奢な女性とはいえ、加減なく体を預けられればやはり重い。
シャツ越しの胸板に冷たい水の感触が広がっていく。
レッド「うあっ……!?」
後ろ手に、カスミの細い指がレッドのヒトカゲを握る。
ひんやりした感触。
形を確かめ、弄ぶような指の動きがもどかしい。
にゅちっ にゅりっ
すぐにその指はぬめりを帯び、ヒトカゲはリズミカルに擦り上げられ始めた。
プールの水ではない。
早くもヒトカゲから先走りが溢れ、ローションの役割を果たしているのだ。
レッドの目の前には口を開きかけた割れ目が丸見えになっている。
その性器が、尻肉が、シャツ一枚を挟んで密着している。
冷たい水の奥に感じるカスミ自身の体温。
これで先走りを垂らさない童貞など童貞ではない。
350 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 02:19:38.67 ID:V15bItSjo
カスミ「さーてっと」
カスミの口元からちろりと舌が覗く。
一度腰が浮き、そのままヒトカゲの頭がスターミーの穴の入口にクチッと押し当てられた。
脱出するなら、反撃するなら今しかない。
しかしレッドは動けなかった。
恐怖と期待が交互に心臓を跳ねさせている。
カスミ「ふ……ん、んんっ」
レッド「あ、ああっ! うあああーーーーッ!?」
飲み込まれた!
今まで挿入してきた尻穴には、どんな穴であれ多少の抵抗があった。
固さがあった。
それがない。
捕食される側とはこんな気分だろうか。
滑り込むように根元まで沈み込んだヒトカゲを自分の目で確認し、レッドは言いようのない恐怖に襲われる。
そして、それを押し流していく快感。
尻穴のような排出の動きではなく、まるでさらに奥へと誘いかけているかのような肉襞の収縮。
根元までをすっぽりと包み込んだ肉が複雑に、形に沿って複雑に絡みついてくる。
それだけでレッドは射精した。
351 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 02:22:51.83 ID:V15bItSjo
カスミ「んッ……あは、熱……」
体の内側を昇ってくる精液の熱にカスミの背が震える。
レッドはその姿をぼんやりと眺めていた。
人魚。
レッドの目にはその姿が美しく、神々しくすら映った。
が、しかし。
352 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 02:33:54.00 ID:V15bItSjo
カスミ「ふふっ……じゃあ、バトル開始といきましょうか!」
レッド「えっ」
レッドは耳を疑ったが、カスミは二の句を許さない。
カスミの腰がレッドの上でくねり、跳ねる。
肉襞が先ほどまでの比ではないほどに収縮し、ヒトカゲをがっちりとホールドする。
パチンッ! パチンッ! パチンッ!
肉と肉とのぶつかり合い。
カスミの体重に勢いのプラスされた衝撃が、レッドの腰を激しく叩く。
射精直後で敏感な、まだ萎える間すら与えられていないヒトカゲが、容赦なく無理矢理扱き上げられる。
レッド「うっ、あ!? あっぐ、うあああああッ!?」
思わず手足をばたつかせる。
いや、反射で手足が動いていると言った方が正しい。
もはや明確な意思で体を動かすことなどできず、快感なのかもわからない刺激をただ耐えるのみ。
353 :
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[saga]:2011/12/12(月) 02:46:37.41 ID:V15bItSjo
レッド「ひっぐ、うい、あっ……!」
レッドは青ざめた。
あまりに敏感になったヒトカゲへの過剰な刺激により、レッドは失禁していた。
尿道を勢いよく、粘りのない液体が通っていくのがわかる。
カスミが跳ねる度に、結合部から黄色く透明な液体が漏れ出た。
当然膣内にも尿は排出されている。
それでもカスミは動きを緩めず、引き抜きもしない。
カスミ「ねえ……! あなたはポケモンバトルの時、どんなポリシーを持って戦ってるっ!?」
前傾姿勢になったカスミがレッドの両肩を掴み、顔を覗き込む。
荒い息に混じった問いかけ。
再びちろりと舌が覗き、それが自身の唇を舐める。
それは肉食獣の舌なめずりであった。
レッドは口を開くも、もはや声が出ない。
頭も回らない。
354 :
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[saga]:2011/12/12(月) 03:01:04.86 ID:V15bItSjo
カスミ「あたしのポリシーはねっ! 水ポケモンで、責めてっ、責めてっ! 責めまくることよッ!」
バチュンッ! バチュンッ! バチュンッ!
肩に置いた腕を支点に、カスミの尻の振り幅が、勢いがさらに増す。
レッドは思わず、漏らすように射精した。
膣内を精液が跳ねても、やはりカスミは止まらない。
カスミ「みずでっぽう!」
レッド「が……っ!? ぎぃ!?」
ブシュウッと結合部から吹き出た愛液の水流がレッドの鼻をとらえた。
ツンとくる痛み、乱される呼吸。
喉の奥にトロトロとした液体が詰まり、通らなくなる。
カスミ「バブルこうせん!」
レッド「ん、うぶっ……!? がぼっ……げっ、がっ」
さらに速度を増したことで結合部の粘液が泡立ち、その泡が意思を持ったようにレッドを襲う。
目に、口に、鼻にシャボンが纏わりつき、レッドは溺れた。
もがき苦しみ、歪み、かすれる視界。
人魚とは美しく優雅なイメージを持たれているが、実際の伝承で語られるものは違う。
歌声で舟乗りを惑わし、誘い込み、海の藻屑へと変える恐るべき存在。
カスミはまさに人魚であった。
生命に危機が迫った時、男性は種を残すための射精を反射的に行うという。
レッドはまさにその危機の中で体中の精液を吹き上げ、そのまま意識を沈めていった。
355 :
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[saga]:2011/12/12(月) 03:10:46.50 ID:V15bItSjo
レッド「……」
夕暮れ。
ぼろ雑巾のようになった体を引きずり、レッドは歩いていた。
ジムを訪ねたのは昼過ぎである。
街はまだ人で賑わっていたが、レッドの様子を気に留めはしない。
誰もが冷たく一瞥した後、避けるようにして通り過ぎていく。
泣きたかったが、カスミに全ての水分を搾り取られてしまったかのように体中がカラカラになっていた。
回らない頭でポケモンセンターを探し、ゴールデンボールブリッジの前を差し掛かる……
「あっれー? レッドじゃねーの、お前もハナダまで来てたのか」
かすんだ視界のピントを目を細めて合わせると、そこには捜し求めた男が立っていた。
グリーン。
後ろの処女を奪い、初めての敗北を味わわせてくれた、旅の目標。
しかし、最悪のタイミングだった。
グリーン「どれどれ、お前のポケモンちょっとは強くなったかよ?」
笑いを浮かべながら股間を露出するグリーン。
その肉棒は旅立った時よりも一回り大きくなっている。
それはゼニガメではなく、カメールに進化していた。
レッドにできることは緩慢な動きで逃げることだけだった。
が、その行動はグリーンに尻穴を差し出すだけの動きとなる。
侵入してくるカメールに腹の内側を圧迫され、レッドは考えるのをやめた。
356 :
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[saga]:2011/12/12(月) 03:17:24.26 ID:V15bItSjo
ふと目を覚ますと、どこかで見たような天井が目の前にあった。
布団がかけられ、冷え切っていた体も暖まっている。
消毒液の匂い。
腕には点滴の管が通されている。
ハナダのポケモンセンター、奥の治療室であった。
レッド「う……」
乾き、張り付いた唇をぬぐう。
唇の皮が少し剥がれ、その痛みで意識がだんだんはっきりしている。
負けた。
完膚なきまでに。
自分に跨っているカスミの姿が鮮明に思い出される。
点滴で回復したおかげだろうか、ヒトカゲは勃起していた。
だが、それは戦闘体勢ではないとレッドにはわかっていた。
カスミの体の虜になった、言わば敗北者の勃起。
竿に触れると粘膜の感触が蘇る。
レッドはこの陰鬱とした勃起に一晩中うなされ、結局明け方に抜いた。
357 :
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[saga]:2011/12/12(月) 03:20:23.85 ID:V15bItSjo
ふぅ……
今夜はここまで。
日曜のうちに投下できず申し訳ありませんでした。
今週は土日の投下ができるかわからないので、平日に一度投下できればと思っています。
358 :
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[sage]:2011/12/12(月) 03:42:21.35 ID:HOGUrbA0o
投下しながら抜くなんて…
まぁおつかれ、気長に待つよ
359 :
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[sage]:2011/12/12(月) 07:45:25.93 ID:o65tCN2IO
自分で書いて自分でかくとは…
360 :
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[sage]:2011/12/12(月) 08:00:37.47 ID:u+dTT+kDO
エリカさまへの期待が高まるばかりだ
361 :
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[sage]:2011/12/12(月) 10:17:48.89 ID:qfvI61aAO
戦闘訓練と称したセックス…アリスのように…
362 :
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[sage]:2011/12/12(月) 12:24:04.36 ID:rlXS0NJgo
ポケモンリーグが地獄だなこれは
四天王戦…ゴクリ
363 :
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[sage]:2011/12/12(月) 12:51:56.65 ID:xmKQJceQo
キクコとかどうすんだよ・・・
364 :
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[sage]:2011/12/12(月) 14:04:28.54 ID:nyPfZ6YAo
ジムに挑んでわざと負け続ければジムリーダーととセックスし放題か
ちょっとポケモントレーナーになってライモンシティジムに挑んでくる
365 :
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[sage]:2011/12/12(月) 18:16:52.21 ID:KaDu8KA+o
>>364
落ち武者ならぬ落ちトレーナー狩りに気を付けてな?
366 :
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[sage]:2011/12/12(月) 18:27:54.01 ID:Ixe0ZRJSO
>>364
ホモドエシティに行ってこい
367 :
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[sage]:2011/12/12(月) 19:25:12.70 ID:QwaLZIvSO
>>364
帰りにナツミさんと運命の出会いですね、わかります
368 :
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[sage]:2011/12/12(月) 20:41:28.39 ID:eOOX7fE3o
フウロちゃんと大空に飛んでイギたい
369 :
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[sage]:2011/12/12(月) 23:36:16.88 ID:J9yHZawSO
>>368
君の股間のコクーンにエアスラッシュ
370 :
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[sage]:2011/12/13(火) 07:13:56.37 ID:ZRI5nGfAO
可愛い女とやれるかもしれないほんの僅かな可能性に賭けて、野郎やブスに犯されまくる旅なんて嫌過ぎる
371 :
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[sage]:2011/12/13(火) 16:36:54.57 ID:R+85Qis4o
貞操帯つけてタマムシシティまで行って、ジムに入る直前に外せばあるいは・・・。
あそこのジムって女性しか居なかったよな?
372 :
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[sage]:2011/12/13(火) 20:33:38.62 ID:ZRI5nGfAO
>>371
爺「うひょーこのジムはおなごばかりでえぇわい」
爺「む、なんじゃ貴様、ワシのハーレムはじゃまさせんぞ!」
にならないような
373 :
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[sage]:2011/12/13(火) 22:11:53.34 ID:KcpNNrEIO
金玉橋の向こうにこの旅最強のポケモンがまってんな…
人間サイズのポケモンが……
374 :
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[sage]:2011/12/14(水) 00:13:57.94 ID:0siTGN3Jo
伝説のポケモンはさぞかしでか…強いであろう
375 :
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[sage]:2011/12/14(水) 02:33:59.54 ID:7BT4dAovo
野生のポケモン捕まえられなくね?
だから伝説とか存在できなくないか?
376 :
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[sage]:2011/12/14(水) 11:48:46.59 ID:OEDljgfDO
伝説のポケモンが宿るってのは考えられるんじゃね
377 :
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[sage]:2011/12/14(水) 15:02:14.95 ID:D+otYEUIO
マサキ…
378 :
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[sage]:2011/12/15(木) 02:02:48.75 ID:AFLhc+QSo
>>376
ひとかげ君が上書きされるのかなとか思ったけど、そういえば体の別の部位にもポケモン降ろせるんだよな
379 :
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[sage]:2011/12/21(水) 21:32:36.48 ID:94DHXl0r0
音沙汰無いな…
380 :
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[sage]:2011/12/22(木) 14:12:20.57 ID:+OO6qeRAO
やがてシロガネ山に籠もって禁欲するのか…
381 :
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[sage]:2011/12/23(金) 10:58:00.21 ID:RKDTHL8IO
>>380
禁欲の末に最強のトレーナーになるのか
382 :
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[sage]:2011/12/26(月) 00:08:48.23 ID:lLsPmClMo
>>377
ワロタ
どうなるんだろうな
383 :
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[sage]:2011/12/27(火) 12:50:54.00 ID:fL/I8V0DO
岬の小屋に巨大ティンコ
384 :
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[sage]:2011/12/28(水) 18:01:18.63 ID:/JEWaSACo
もう来ないか?
385 :
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:2011/12/29(木) 00:02:05.02 ID:662ste2Yo
信じて待つしかないんだ
386 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/31(土) 12:42:35.90 ID:fFVNqxYG0
待ってます
387 :
以下、あけまして
[sage]:2012/01/03(火) 16:46:11.75 ID:j6EAOxY30
あけましておめでとうございます
388 :
以下、あけまして
[sage]:2012/01/05(木) 02:25:37.85 ID:6/Bp8RGbo
まだかぁぁ
389 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/13(金) 16:33:46.24 ID:tV/S7CRk0
もう一ヶ月か…
390 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/01/19(木) 02:46:28.92 ID:9on5+vXIO
そろそろ続き来ても良いと思うの
391 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(神奈川県)
[sage]:2012/02/12(日) 14:18:48.19 ID:yVVnwQec0
放置イクナイ
392 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(愛知県)
[sage]:2012/02/12(日) 21:35:13.75 ID:4M9cEUfyo
もう二ヶ月だな
393 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/02/13(月) 04:15:25.04 ID:8xXcSPYWo
つまりそういうことなのか
394 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(富山県)
[sage]:2012/02/17(金) 07:33:54.55 ID:3xyjjGhFo
続けたくないなら、終了してもいいんだよ
報告だけはお願いします
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