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まどか「テイマー魔法少女デジモン☆マギカ!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/14(月) 20:42:33.99 ID:DFDNniit0
デジモンとまどマギのクロスSSです
最初に言っておく、初のSSのかーなーりため駄文です
まどマギキャラのパートーナーデジモンにも偏りがあり、キャラ崩壊あり
設定も両作と異なることがあり、デジモンの方は各TVシリーズの設定がごちゃまぜの本作オリジナル設定です
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VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711673687/

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
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旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/14(月) 20:43:38.78 ID:DFDNniit0
?『…おい!おい!』

ほむら「…?声が?何処から?」

?『俺をこっから出せ!』

ほむら「この機械から?」

?『いいから早く出せよ!』

ほむら「出せって言ってもどうやって…」

?『出るように念じてリロード!って叫べばいいんだよ!』

ほむら「こうかしら?リロード…」

シュゥン…

SGの代わりに手にしていた謎の機械から出てきたのは全身黒で真っ赤なスカーフと手袋をしたまるで…小悪魔のような生き物だった


ほむら「魔女の使い魔!?いえ、まさかインキュベーターの仲間!?」

?「はぁ?」

ほむら「どちらにしても目覚めたばかりでまだ武器も調達してないわ!こうなったら素手で[ピーーー]しかないわね!」ゴキッゴキッ

?「うわっ!何しやがるんだ!?ナイト・オブ・ファイヤー!」

私が襲い掛かるとその生き物は炎を繰り出してきたが私は時を止めて避けた
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/14(月) 20:44:51.62 ID:DFDNniit0

ほむら「使い魔にしては中々やるわね…」

?「使い魔って…俺はお前の子分になるわけじゃねーからな!気が付いたらお前のデジヴァイスに閉じ込められてたしよ!」


ほむら「デジヴァイス?」

この機械の事?

?「だが人間と組んだ方が他のデジモンを狩り安いからな!このインプモン様が手を貸してやるって言うんだ!ありがたく思え!」

ほむら「デジモン?インプモン?それがあなたの名前?そういえば使い魔が人間の言葉を喋るはずもないし、インキュベーターとも違うようだし…あなたいったい…?」

インプモン「人間の言葉を話せない程知性が低いデジモンの方が珍しいぜ!」

ほむら「あなた…インキュベー…いえ、QBの仲間じゃないの?」

インプモン「あ?きゅうべえ?QBモンの事か?」

モン?でも知ってるということはやっぱり…

インプモン「お前もテイ魔法少女ならあいつと契約したんだろ?でもあいつとは仲間でもなんでもねぇよ!」

テイ?おかしい…この世界の魔法少女は何か違うのかしら…?

ほむら「テイ…魔法少女には一人一人にあなたみたいなデジモンが付いてくるるのかしら?」

インプモン「契約の時のアイツに聞かされたんだろ?そんで自分のデジモンをこのリアルワールドに呼び寄せる事もできるって!」

ほむら「自分のデジモン?リアルワールド?」

インプモン「まあ、俺はお前なんか知らないしこっちに来る前の記憶も無いけどよ…」

わからないことだらけね…でもこの世界でもやる事は変わらない
まどかの魔法少女の契約を防ぎ、ワルプルギスの夜を倒すだけだわ!

ほむら「あなたに質問するよりも他の魔法少女に聞いたほうが早いわね…」

とりあえず退院手続きをして武器の調達に行ってから巴マミにでも接触してみましょう
前回はQBを襲ってる所を見られて敵対心を持たれたり下手に魔法少女の真実を話すと発狂する恐れもあるから慎重に接触しないと…

あれ?そういえばSGの代わりの…デジヴァイス?
一応これがこの世界での魔法少女の変身ツールだけど…これ濁りとかどうやって見るのかしら?
というかこの機械に私の魂が入ってるの?
魔女化する時はこれがGSになって魔女になるのかしら?
というか巴マミじゃこの事は知らないと思うけど…

ほむら「まあ、いいわ…あなたも行くわよ」

インプモン「あ!ちょっと待てよ!ほむら!」

あれ?コイツに名前名乗ったかしら?
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/14(月) 20:45:42.62 ID:dASVxFNAO
デジモン大好き。期待。
敢えてじゃないならsagaいれとけ。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/14(月) 20:46:41.16 ID:DFDNniit0
病院の廊下

ヒソヒソ

ヒソヒソ

何やら他の患者や職員がこちらを見ているけど…まさかコイツを見ているの!?

ほむら「あ…あなたって普通の人間にも見えるの…?」

インプモン「は?当たり前だろ」

そこはインキュベーターとは違うの?

子供「わ〜デジモンだ〜これ何ていうデジモン?」

母親「まあ、よくできてるわねぇ」

インプモン「ふん!俺様はインプモン様だ!このリアルワールドで沢山のデジモンをロードして進化していずれはデジタルワールドとリアルワールドも支配するデジモンだ!!」

子供「うわぁ!馬鹿みて〜!」

インプモン「あんだとこの餓鬼!!」

まさかこいつ子供相手にさっきのような炎を!

ほむら「やめなさい!」

私はインプモンを抱えその場から逃げ去った…
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 20:48:49.93 ID:DFDNniit0
病院の外

ほむら「まったくもう…子供相手に大人げ無い…ってあなたはどう見ても大人じゃないわね…」

インプモン「うるせー!確かに俺はまだ成長期だけどこれから進化して強くなるんだ!」

ほむら「成長期?進化?」

ほむら「! そういえばさっきの子もデジモンの事を知っていたようだけど…デジモンって一般人に認知されているものなの!?」

インプモン「あ?つかデジモンつったらリアルワールドでは人気のゲームの事なんだろ?」

ほむら「それって…つまり…」

?「まったく…デジモンをリロードしたまま歩き回るなんて何を考えているのかしら?」

 ! 巴マミ!
丁度いい…行く手間が省けたけど…何やら怪しまれてる…のは当然ね
武器も調達していないしここで彼女と争う訳にはいかない…

マミ「私は巴マミ、あなたデジモンを連れているという事はあなたもテイ魔法少女ね?」

インプモン「うわぁ〜でっけぇ…ほむらとは大違いだぁ…」ガスッ!

ほむら「…暁美ほむら…そういうあなたもテイ…魔法少女ね。何故ここに?」

マミ「デジヴァイスにデジモンの反応があったからよ」

マミ「でもこの街に私以外のテイ魔法少女がいるなんて知らなかったわ」

ほむら「…最近なったばかりよ。そこでなんだけど同じテイ…魔法少女のあなたに色々聞きたいことがるわ」

マミ「そう、新人さんなのね!それじゃあテイ魔法少女の先輩として色々教えてあげなくちゃね!」

マミ「とりあえず私の家に行きましょう」

マミ「その前にそのデジモンはデジヴァイスに戻しなさい」

ほむら「どうやるのかしら?」

マミ「デジヴァイスをかざして戻れと念じればいいわ」

インプモン「ちょ!ふざけんなよ!俺は自由に歩き回って…」

ほむら「戻れ」
シュゥゥゥン…

インプモン『ちっくしょーほむらー!覚えてろよー!』
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 20:52:20.15 ID:DFDNniit0
マミホーム

マミ「さあ、入って。1人暮らしだから遠慮しないでね」

ほむら「お邪魔します」

インプモン『邪魔するぜー!なあほむら!もう出してくれてもいいだろ?』

ほむら「いいかしら?」

マミ「構わないわよ」ニコッ

ほむら「リロード」シュゥゥゥン

インプモン「うっひょーマミさんの家の臭い〜」クンカクンカ

マミ「う…うふふ…」

コイツもしかしたらとてつもない淫獣じゃないのかしら
インキュベーターとは違う意味でおぞましくなってきたわ

?『マミ〜僕も出してくれてもいいだろう?』

巴マミのデジヴァイスから声がする…
まさかマミのデジモンって…

マミ「ハイハイ、待っててね。リロード!テリアモン!」シュゥゥン

リロードされたデジモンはインキュベーターと同じく白色の身体で長い耳をしていたが
感情の無い生物らしい不気味な無機質の赤い瞳ではなく無邪気でつぶらな瞳をしており
体の模様も緑がかっていた
ああ、でもやっぱり奴に少し似ていて撃ちたくなる…ってまだ武器を調達してないわ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 20:54:37.54 ID:DFDNniit0
マミ「紹介するわね、私のパートナーのテリアモン」

テリアモン「よろしく〜ほむほむ〜」

ほむら「よ…よろしく…」

ほむほむ?
あ、やばい…インキュベーターっぽいのに少し可愛いと思ってしまった自分が悔しい…

ほむら「というかあなたは何やってるの…?」

インプモン「マミさんの下着を漁ってた」

ほむら「…巴さん、アイツ撃ってもいいですよ?」

マミ「い…いいのよ!ちょっとイタズラっ子なだけだったのよね」

マミ「(あれ?この娘私がなんで銃使うってわかったのかしら?)」

テリアモン「デジモンはテイマーに似るって言うけど、ほむほむがもし男だったらアイツのように下着泥棒とかするのかな〜」

ギクッ!

マミ「コラっ!テリアモン!暁美さんは女の子だしそんな事するわけないでしょ?」

ほむら「とと…当然よ…それにコイツとは今日会ったばっかりだし…」

マミ「あら?それじゃあ今日QBモンと契約したの?」

ほむら「…ええ。ところでそのQB…モンは巴さんの所にはいないんですか?」

マミ「最近私の所には来てないわよ。どうしてそう思ったの?」

ほむら「いえ…別に…」

インプモン「つーかマミさん、コイツQBモンにろくにテイ魔法少女の説明も受けずに契約したらしいぜ?詳しく説明してやってくんね?」

マミ「まあ!ろくに説明も聞かずにテイ魔法少女になったの!?駄目じゃないの!そんな軽い気持ちで契約しちゃ!」

あなたに言われたくないわと思ったけど…彼女の場合はそんな状況じゃなかったわね…

マミ「…まぁいいわとりあえず…」ピピピ!

ほむら「デジヴァイスが鳴っている…!」ピピピ!

マミ「デジタルフィールドの反応ね!今度のは正真正銘のはぐれデジモンね!」

ほむら「デジタルフィールド?」

マミ「丁度良いわ、あなたに実戦を見せる機会ですもの!ついてきなさい!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 20:57:05.09 ID:DFDNniit0
街の路地裏

テリアモン『デジタルフィールドはここだよマミ!』

マミ「そうみたいね」

デジタルフィールド…この世界では結界の事をそう呼ぶようね
確かに今までの世界の結界と違ってデジタルっぽい…

マミ「リロード!テリアモン!」シュゥゥン

マミ「暁美さんは無理しなくていいから私の戦いを見ていてね!」

ほむら「はい」

まだ全然武器も調達してないしね…

インプモン『俺も戦えるぜ!ほむら!』

マミ「まぁその子でも使い魔デジモン相手なら大丈夫ね」

インプモン「見くびって貰っちゃ困るぜマミさん!このフィールドのジェネラルデジモンも俺が倒してやるよ!」

テリアモン「でも君進化できるの〜?」

インプモン「ぐっ!」

ほむら「進化…そういえばさっき言ってたけど…?」

マミ「出来れば進化せずに済むデジモンだったらいいわね」

それに戦うのは魔女ではなく同じデジモンって事?
それじゃあこの世界での私達は…?

デジタルフィールド内

マミ「来たわ!使い魔デジモンよ!」

パグモン「フヒヒヒヒ!」

ほむら「! デジヴァイスにあのデジモンのデータが!」

“パグモン”

幼年期U レッサー型デジモン
イタズラが大好きなデジモン
長い両耳で低空飛行も可能
必殺技は毒の泡

マミ「はじめて見るデジモンはそうやってデジヴァイスでチェックするといいわよ!」

インプモン「幼年期のパグモン相手なら楽勝だぜ!サモン!」ゴォォォ!
 
炎と同時に氷の技も使うのねアイツ
でも私にはマジで武器が無いので…
まさかまたこれを使う日が来ようとは…

ほむら「えい!」ゴン!

パグモン「ぎゃっ!」

マミ「ゴルフクラブ!?」

ほむら「マジカルゴルフクラブよ」ファサッ

テリアモン「変わった武器だなぁ…プチツイスター!」

テリアモンの必殺『プチツイスター』
両耳を回転させ小型の竜巻を起こしながら敵に突撃する
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 20:59:00.98 ID:DFDNniit0
デジタルフィールド最深部

デルタモン「ギャアアアス!」

“デルタモン”

成熟期 合成型デジモン ウィルス

両腕に恐竜型デジモンの頭部を合成させたデジモン
必殺技は3つの頭部から発射する『トリプレックスフォース』と左腕の頭部で噛み砕く『スカルファング』


ほむら「(思いっきり怪獣じゃない…こんな武器だけじゃ私には無理ね…)」

マミ「成熟期か…進化しなければキツそうね…」

テリアモン「このままで大丈夫だよ!僕とマミなら!」

インプモン「俺達が居るのも忘れるなよ!」

テリアモン「ブレイジングファイア!」

インプモン「ナイト・オブ・ファイアー!」

ドンドン!

デルタモン「グルルル!」

インプモン「全然効いてねぇ!」

マミ「ティロ・ボレー!」

ドォン!

デルタモン「ギャアア!」

インプモン「おお!」

ほむら「あなた一人で充分じゃないのかしら?」

マミ「いいえ、本番はここからよ!テリアモン進化よ!」

巴マミのデジヴァイスが光だしその輝きがテリアモンを包み込む

―テリアモン進化!ガルゴモン!―
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 21:01:56.48 ID:DFDNniit0
インプモン「進化しやがった!」

ほむら「あれが…進化!」

進化したテリアモンは身体が私とマミ並に大きくなり
獣の癖に下半身にはジーンズを纏い
両腕にガトリングガンを装着した

“ガルゴモン”

成熟期 獣人型デジモン ワクチン

愛用のジーンズは『D−VI'S503xx』というビンテージ物らしい
必殺技は両腕から発射する『ガトリングアーム』とガトリングガンで敵を殴りつける『ダムダムアッパー』

デルタモン「グルルル…トリプレックスフォース…!」

ほむら「まずい!来るわよ!」

マミ「大丈夫!その前に決めるわ!いくわよガルゴモン!」

ガルゴモン「OKマミ!」

ガルゴモン「ガトリングアーム!ダダダダダダダぁ!!」
マミ「ティロ・フィナーレ!!」

デルタモン「グガァァァ!!」ドカーン 

ほむら「やったわ…!」

インプモン「ちぇっ…俺様の見せ場が…」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 21:03:45.49 ID:DFDNniit0
ランッ!

ガルゴモン「マミ、DS(デジシード)だよ!」

デジシード…恐らくこの世界のGSのような物だろう

マミ「中々のヤツね…私のデジヴァイスに…」シュゥゥン

GSでSGの濁りを取るのと同じようにDSのエネルギーをデジヴァイスに吸収させる巴マミ

マミ「これはDS(デジシード)と言って倒したデジモンが持ってる事があるの」

マミ「これのエネルギーをデジソウルと呼ぶんだけどこれをデジヴァイスにロードさせたり、または自分のデジモンにロードさせて強くさせたりできるのよ」

ほむら「デジヴァイスに溜まってるデジソウルは私達が魔力を使ったりデジモンを進化させると消費するの?」

マミ「そうよ、だからこれは大切に使わないといけないの」

ほむら「…そのデジヴァイス内のデジソウルが切れるとどうなるの?」

マミ「さあ?恐らく魔法や進化が使えなくなるんじゃないかしら?」

まさか私達が魔女…いえ、デジモンに…?

マミ「はい!まだデジソウルが残ってるからあなたのデジヴァイスにロードさせるといいわ」つDS

ほむら「そんな…私達は今回たいしたことしてないからあなただけの物よ」

マミ「でもあなたのインプモンも早く進化させたいでしょう?進化させるためにデジモン自身にもデジソウルをロードして強くさせないと」

インプモン「マミさんもこう言ってるし遠慮せずに貰おうぜ!俺も早く進化してぇよ!」

ほむら「…わかったわ、ありがとう。それじゃあインプモンに使わせてもらうわ」

今回私なんもしてないしね

シュウウウ…

インプモン「おお!強くなった…気がする!」

あ!これ限界まで使うとまたあのデジモンが孵化するんじゃ…

シュウウ…

ほむら「消えた…」

マミ「使い切ったDSはデジタルワールドに帰ってまた新しいデジモンに生まれ変わるってQBモンが言ってたわ」

ほむら「デジタルワールド…?」

マミ「あ、そこの説明がまだだったわね。私の家に戻ってお話しましょう!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 21:04:36.87 ID:DFDNniit0
脱字があったので修正

カランッ!

ガルゴモン「マミ、DS(デジシード)だよ!」

デジシード…恐らくこの世界のGSのような物だろう

マミ「中々のヤツね…私のデジヴァイスに…」シュゥゥン

GSでSGの濁りを取るのと同じようにDSのエネルギーをデジヴァイスに吸収させる巴マミ

マミ「これはDS(デジシード)と言って倒したデジモンが持ってる事があるの」

マミ「これのエネルギーをデジソウルと呼ぶんだけどこれをデジヴァイスにロードさせたり、または自分のデジモンにロードさせて強くさせたりできるのよ」

ほむら「デジヴァイスに溜まってるデジソウルは私達が魔力を使ったりデジモンを進化させると消費するの?」

マミ「そうよ、だからこれは大切に使わないといけないの」

ほむら「…そのデジヴァイス内のデジソウルが切れるとどうなるの?」

マミ「さあ?恐らく魔法や進化が使えなくなるんじゃないかしら?」

まさか私達が魔女…いえ、デジモンに…?

マミ「はい!まだデジソウルが残ってるからあなたのデジヴァイスにロードさせるといいわ」つDS

ほむら「そんな…私達は今回たいしたことしてないからあなただけの物よ」

マミ「でもあなたのインプモンも早く進化させたいでしょう?進化させるためにデジモン自身にもデジソウルをロードして強くさせないと」

インプモン「マミさんもこう言ってるし遠慮せずに貰おうぜ!俺も早く進化してぇよ!」

ほむら「…わかったわ、ありがとう。それじゃあインプモンに使わせてもらうわ」

今回私なんもしてないしね

シュウウウ…

インプモン「おお!強くなった…気がする!」

あ!これ限界まで使うとまたあのデジモンが孵化するんじゃ…

シュウウ…

ほむら「消えた…」

マミ「使い切ったDSはデジタルワールドに帰ってまた新しいデジモンに生まれ変わるってQBモンが言ってたわ」

ほむら「デジタルワールド…?」

マミ「あ、そこの説明がまだだったわね。私の家に戻ってお話しましょう!」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 21:06:45.12 ID:BJN++qiSO
期待するけどタイトルの語呂の悪さは何とかならなかったのか…
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/14(月) 21:07:47.58 ID:ddEjESuAO
アンコがギルモン、さやかがブイモン、まどかがパタモンになるのか?
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 21:20:13.89 ID:DFDNniit0
再びマミホーム

マミ「世間一般ではデジモンってゲームの中のキャラクターにすぎないと思われてるわよね?」

ほむら「え…ええ」

そうなの?

マミ「でも、本当はデジタルワールドというネットワークの中の異次元からこのリアルワールドにやって来たのがデジモンだったのよ!」

…まだ前の世界までのインキュベーターが宇宙人だったという話の方が現実味があるわね

マミ「そしてリアルワールドにリアライズしたデジモンの中でDF(デジフィールド)に人間を誘い込み襲ったり、ネット上のデータを餌にする悪いデジモンもいるわけ」

結界に人間を誘い込むのは魔女と同じね

マミ「で、私達テイ魔法少女はパートナーのデジモンと一緒に悪のデジモンを倒す戦士なのよ」

ほむら「その…『テイ』って何なの?」

マミ「デジモンを従える『テイマー』と『魔法少女』を合わせたものよ」

ほむら「そう…」

語呂が悪いわね…

マミ「パートナーのデジモンはだいたい自分がやっていたデジモンのゲームからリアライズするのは知っているわね?」

そうだったの!?

テリアモン「僕はマミがハマっていたオンラインゲームからリアライズしたんだ〜」

マミ「暁美さんのインプモンは?」

ほむら「私は…デジモンのゲームはやったこと無いから…」

インプモン「そうそう、俺もここに来る直前の記憶がないんだ」

マミ「そう…あなたは何処から来たんでしょうね…」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 21:21:31.07 ID:DFDNniit0
テリアモン「ところでほむほむは何を願ったの〜?」

ほむら「! 私は…」

マミ「コラ!テリアモン!ごめんなさい…軽々しく聞いていいものじゃないわよね…」

ほむら「いえ…」

インプモン「そういやマミさんここで一人暮らしって言ってたけど親は?」

! こいつも巴マミの地雷を踏んで…!

マミ「…両親はいないわ…昔交通事故で亡くなって…その時私も…」

ほむら&インプモン「……」

マミ「そんな時QBモンが来てくれて…私に願い事の話を持ちかけてきてくれたから私だけは助かったのよ…」

インプモン「うぅ…アイツ良い奴だったんだな…」グスッ

ほむら「……」

マミ「そして私の所にテリアモンが来てくれたわ」

マミ「…だから独りぼっちじゃないけど…寂しくない…というのは…嘘に…グスッ…なる…かな…グスッ…」ポタポタ…

ほむら「…巴さん…」

テリア&インプモン「マミ(さん)…」

マミ「ねえ…暁美さん…これから私と一緒に戦ってくれる?」

ほむら「……」


――みんな死ぬしかないじゃない!あなたも!私もっ!!――

ほむら「……」

インプモン「もちろん!だよなほむら!!」

ほむら「…私なんかでよければ…」

マミ「…ありがとう暁美さん!」

大丈夫…あの時のようにならないように彼女が心を開いてくれてから真実を…って
結局この世界で私達は魔女になるのかしら…?
このデジヴァイスに私達の魂が入ってるの?
うーん…

QB「やあ、マミ。見滝原まで来たからついでに寄らせてもらったよ」

マミ「QBモン!」

テリアモン「QBモン久しぶり〜」

! インキュベーター!

QB「おや?インプモン?どうして君がリアルワールドに?」

インプモン「こいつが俺のテイマーになったからだろ?」

ほむら「……」

QB「(誰だ…?こんな少女と契約した記録はないはずだけど…まあいいか)」

QB「マミ!この街に新しく契約した子がいるんだけどその子に色々アドバイスして欲しいんだ!」

ほむら「!!!?」

まさか…!!?

マミ「え?暁美さんの事でしょ?」

QB「いいや、別の子だよ」

QB「君と同じ中学のはずだけど…」

QB「鹿目…まどかっていう子なんだ」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/14(月) 21:27:39.95 ID:DFDNniit0
とりあえず今日はここまでです

究極体時の武器や色でイメージして相棒のデジモンを選出したらほむほむマミさんアンコの三人共テイマーズのデジモンになってしまったので序盤の世界観もテイマーズをベースにしています。

>>15さんの予想も当たってます
自分もさやかはブイモンにしようと思ったけど賢ちゃんがいないと究極体になれないからなぁ…
なので実はまどかとさやかのデジモンはまだ未定なのです
何かいい案があったらありがたいです

>>14スマンかった…テイ魔法少女も語呂が悪すぎだよね…
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/14(月) 21:38:48.83 ID:ddEjESuAO
>>18
ブイモンは単体でブイドラモン→エアロブイドラモ→アルフォースブイドラモンになれるぜ。分岐でインペリアルドラモンも確かいけるし。

アルフォースは聖騎士型だしちょうどよくない。

まどかはプロットモン→テイルモン→エンジェウーモン→オファニモンかな〜。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/14(月) 22:13:09.99 ID:dASVxFNAO
乙華麗。
アルフォースは漫画版では最高にかっこいいよな。

>>19
まどかはルナモン系統も凛々しくていいと思うな。弓じゃねえけど。
ホーリードラモンなんていなかったんや……
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/14(月) 22:27:57.17 ID:ddEjESuAO
>>20
まどかがレナモンか〜。それ良いね。

ならいっそのこと、さやかはモノドラモン→ストライクドラモン→サイバードラモン→ジャスティモンっていうのもありかも。

全部テイマーズの主役デジモンでまとめれるし。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) [sage]:2011/11/14(月) 22:38:33.79 ID:IsdRvHEAO
自己犠牲END繋がりでドルモンなんてのもありじゃないですか?
こっちなら最強の聖騎士アルファモンから魔女よろしくなデスクモンまでイケます。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(大阪府) [sage]:2011/11/15(火) 02:10:38.19 ID:ALsm2aB9o
レナモンが出てくるなら楽しみでしょうがない!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/15(火) 13:02:36.14 ID:eA7kkl0AO
ルナモンはレナモンとは無関係なDSゲーム初出のデジモンなんや……
レナモン系統も素敵だけど。
あとドルモンはデクスドルゴラモンじゃなかったっけ?

ドルゴラモン(究極体)

デクスドルゴラモン(究極体)またはアルファモン(究極体)

という記憶がある。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/15(火) 19:46:33.13 ID:U1mEF6Tt0
他のデジモンクロスを読んだときに思ったが兄貴がきたらどうにかなりそうと考えたことがある
病みマミ化しそうにないし、さやかと上条のすれちがいにも我慢できないといって関わりそうだし、イレギュラーの織莉子に対しても戦う後で分かり合えそうだ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 20:03:08.35 ID:5JlIQfDDO
織莉子のパートナーの究極体としてはオメガモンがもってこいなんだけどなあ。
白いしオメガインフォースあるし。
でもあれジョグレス前提だからなあ。

あと白い正義の執行者ったらデュナスモンがメジャーかな?
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/15(火) 20:12:23.93 ID:5JlIQfDDO
>>19
そういえばアルフォースって超再生能力じゃん。
そういう点でもさやかにもってこいだな。

ところでキリカのパートナーは、どのデジモンがいいかねえ。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/15(火) 20:25:16.12 ID:5m1Lt8mAO
>>24
ま、間違えたーっ!
たしかデシモンストーリーで出てきたデジモンでしたよね?なんか二足歩行のQBみたいなのだった気が。

ドルモン系はについてはアニオタwikiの以下の項目を参照してみると良いですよ。
http://wiki.aniota.info/1319715336/
http://wiki.aniota.info/1319806585/

>>25
ダイモンさんがQBをぶん殴るのを想像したわ。
>>26
オリコはデュナスモン、キリカはロードナイトモンならキャラ的にもぴったりかも。
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:34:28.25 ID:q3fpPfyG0
こんばんわ

たくさんのご意見ありがとうございます
とりあえずさやかちゃんのデジモンは決定しました

>>19
自分もその線も考えたけど
02ベースの性格のブイモンをブイドラモンに進化させていいのかと思ったので…
やっぱりまどかとエンジェウーモンの武器もあってるからそれも想像しますよね
でもオファニモンって風呂で戦ってるシーンあったっけ?
見直そうかな…

>>20
DSのデジモンやってない…

>>21
>>23
レナモンは…まどマギのパートーナーにはならないかもしれないけど…ルキを魔法少女として出していい?

>>22
とりあえず魔女化よろしくの暗黒進化役は考えてあります


>>25
>>26
>>27
爪繋がりでキリカをウォーグレイモンにして織莉子のメタルガルルモンとジョグレスでいいですかね?

投下します
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:35:50.69 ID:q3fpPfyG0
ほむホーム

巴マミと一緒にデジモン退治に行ってる場合じゃなかった…
このイレギュラーばかりの時間軸に戸惑っている間にインキュベーターがまどかに接触する事を防ぐのを失念していたわ…
そういえばエイミーを私が助けなかったから…?
交わした約束忘れちゃった〜♪じゃないわよ!私の馬鹿!馬鹿!馬鹿!
ああ…もういっそやり直そうかしら…
でもまだほむスピナーの砂時計も切れてないからやり直せないし…
しばらくこの世界で様子を見るしかないわね…

インプモン「どうしたんだよほむら?マミさん家から帰ってから元気ないぞ?」

インプモン「つかお前、けっこーワルだよな!あの後色んなとこから武器パクッて来て!どうやって取ってきたんだ?」

インプモン「ま、早く進化したい俺としてもテイマーのお前にも強くなって貰わなきゃ困るんだけどな!」

インプモン「つかお前それ何作ってんだ?」

ほむら「…爆弾よ」

インプモン「…お前…」

次の日

インプモン「お前学校は無いのか?」

ほむら「…転校初日までまだ日数があるのよ」

ほむら「とりあえず、巴さんが学校終わってから会う約束をしてるから放課後になったら巴さんの家に行くわ」

インプモン「ひゃっほー!」

ほむら「というか何であなた巴さんがそんなに気に入ったのよ…」

インプモン「そりゃお前と違ってオッパイデカイからな!」

インプモン「チッチッチッチ おっぱい〜 ぼいんぼい〜ん♪」

バンバン!

インプモン「へ…部屋の中で撃つなよ…」ジョォ〜

ピピピ…!

ほむら「デジヴァイスに反応が…!」

インプモン「DF(デジフィールド)が出たんだな!」

ほむら「今度はちゃんと武器もあるし私達だけでも大丈夫ね」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:37:26.89 ID:q3fpPfyG0
デジフィールド

ほむら「ここね…」

インプモン「使い魔デジモンもいねぇし、こんな小さいDFじゃたいしたデジモンじゃなさそうだな」

ほむら「まだ進化もできないあなたになら丁度いい訓練相手でしょ?」

インプモン「お前こそ契約したてのど素人じゃねぇか!」

ほむら「どうかしらね…いたわ!」

スカモン「ゲヘヘ…」

ほむら「うげぇ…何アレ…ウン…いいえ、私としたことがはしたない」

“スカモン”

成熟期 ミュータント型デジモン ウィルス

データの残りカスが集まって出来たデジモン
知性は無いが相棒のチューモンに悪知恵を吹き込まれる
必殺技はウ〇チ

インプモン「スカモンか…成熟期だけどかなり弱いデジモンだぜ!」

ほむら「じゃあアナタだけで頑張ってきて」

インプモン「嫌だ。お前が行けよ」

ほむら「いやよ」

スカモン「こないのか〜?ならこっちからいくぞ〜」ブンッ

=●

ほむら「いやぁぁぁぁ!!」

インプモン「ぎゃああああ!!」

何てものを投げつけてくるのよ!冗談じゃないわ!
ある意味魔女より最悪な敵よ!
…まどかのならイケなくはないかもしれないけど…

ほむら「こうなったら…時を…」カチッ

あんまり近づきたくないけど…爆弾を置いてと…
弱いデジモンらしいから一個置けば充分かしら?

カチッ

ドカーン!ビチャビチャ!

…飛び散ったわ…
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:38:52.36 ID:q3fpPfyG0
インプモン「…あれ?いつの間に倒したんだ…って臭っ!付いてる!」プ〜ン

インプモン「ぶっ!口の中にも入ってるじゃねぇか!ぺっぺっぺっ!」

ほむら「あんなのでも一応DSは落とすのね…あなた進化したいのなら拾ってきなさい」プ〜ン

インプモン「ふざけんなっ!!」

ほむら「こんな目にあってまで倒したのは私よ!」

インプモン「俺だって同じ目にあってるのに…じゃあこのDSのデジソウルはまた全部俺がいただくぜ…つってもスカモンのじゃ入ってる

デジソウルの量もたかが知れてるぜ…」

デジフィールドの外

杏子「出てきたな…あれが昨日契約した新人か?」ムシャムシャ…

?「ギル…パンおいしい!」ムシャムシャ…

QB「いいや、僕と契約した覚えの無いイレギュラーだよ」

杏子「はぁ?どういうことさ?テイ魔法少女になるにはアンタと契約しなきゃいけないんだろ?」

QB「だからイレギュラーなのさ」

杏子「まあいいか…ちょっくら挨拶でもするか!行くよ!ギルモン!」シュタッ

ギルモン「ギル?」

QB「やれやれ…相変わらずだなぁ…」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:40:36.09 ID:q3fpPfyG0
ほむら「帰ってお風呂に入って念入りに洗わないと…」

なんたってこの後巴マミの家でこの世界のまどかと初対面するわけだし…
…既に魔法少女になってしまったまどかでも…

杏子「よう!アンタが噂のイレギュラーか…って臭っ!!」

ほむら「佐倉杏子…!」

杏子「!? 何処かで会ったか…臭っ!!」

ギルモン「きょうこぉ…このこたちくさいよぉ…」

インプモン「臭い臭い言うな!つかお前らもテイ魔法少女か!?…それにお前…見たことのない無いデジモンだな…」

杏子「お前ヌメモンかベジーモンと戦ったなぁ…デジモンバトルと行きたかったが…こんな臭い奴等と相手なんかしてられるか!」

ほむら「賢明ね」ファサベチャ

いつもの癖で髪をかきあげたら引っ付いた…死にたい…

杏子「覚えてやがれー!」ダダダダ

ギルモン「きょうこまってよー!」ダダダダ

インプモン「何だったんだあいつら?」

ほむら「気にする必要は無いわ。早く帰りましょう」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:42:13.91 ID:q3fpPfyG0
マミホーム前

ほむら「来る直前までお風呂に入ってたし…香水も付けてきたし…もう臭わないわよね?」クンクン

インプモン『大丈夫だと思うぜ…』

マミ「お待たせ暁美さん(って何か少し臭うわね…?)」

マミ「わざわざ、家の前で待ってもらってごめんなさいね(もしかしてスカモンかナニモンと戦ったのかしら?)」

ほむら「巴さん…いえ、今来たばかりよ」

そして後ろに居るのが…

マミ「それじゃあ紹介するわね、こちらはあなたと同じく昨日契約した鹿目まどかさん」

まどか「は…はじめまして!鹿目まどかです…(この子…夢の中で会ったような…?それにしてもちょっと臭うのは気のせいかな…?)」

まどか…

ほむら「…暁美ほむらよ。よろしく鹿目さん」

まどか「まどかでいいよ!」

ほむら「そう、なら私もほむらでいいわ」

まどか「よろしくねほむらちゃん!これから一緒に戦う仲間だもんね!」

まどか「わたしと同じ学年で今度転校してくるんだってね、一緒のクラスになれるといいね!」

ほむら「ええ、でも私達がテイ魔法少女だというのはクラスのみんなには内緒ね」

まどか「ティヒヒ!そうだね!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:44:53.30 ID:q3fpPfyG0
マミホーム内

まどか「へぇ、これがほむらちゃんのデジモンのインプモンかぁ」

インプモン「お前もマミさんと比べて全然乳無いな」ボカッ

インプモン「いてっ!何すんだよほむら!」

ほむら「…それでまどかのデジモンってどんなのかしら?」

まどか「それが…リロード!」シュゥゥン

デジヴァイスから出てきたのは大きなタマゴだった
デジモンのタマゴをデジタマと言うらしい

マミ「鹿目さんのデジモンはまだデジタマからかえってないのよ…」

インプモン「ププwwwデジモンが居ないんじゃあコイツろくに戦えないじゃんwwww」ガスッ

インプモン「ぐはっ!二度もぶった!」

QB「いやいや、デジモンがいない状態でもまどか単体でかなりの魔力があるよ」

QB「この子の素質は破格の物だったからね。きっと孵化するデジモンも強力なデジモンなんじゃないかな?」

ほむら「くっ…!」ギリギリ

マミ「暁美さん…?」

ほむら「まどか…あなたは家族や友人を大切にしている?」

まどか「え?もちろん大切だよ…」

ほむら「なら覚えておいてね…その強すぎる力で大切なものを全て失うかもしれないということを…」

インプモン「(いきなり何言ってんだコイツ…?)」

マミ「(もしかしてこの子…鹿目さんに嫉妬してるの?まあ…同じ日に契約して自分より強い子が出てきたとなれば面白くないかもしれな

いわね…私だってベテランの私よりこの子の方が素質あるって言われて嫉妬心があるのかって聞かれて全く無いと言ったらそれは嘘にな

るし…)」

マミ「(ここは先輩として彼女達を指導してあげないとね…)」

マミ「それじゃあ今日は特訓をしましょう!」

まどほむ「特訓?」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:49:17.51 ID:q3fpPfyG0
河原の橋の下

まさかまたこの場所でこの三人で特訓する事になるとは…
私が魔法少女になりたてのあの時のように…

まどか「えーい!」ドコーン!

マミ「鹿目さんの武器は弓矢か…それにしても凄い威力ね…」

ほむら「強すぎる故にデジソウルの消費も半端無いはずよ。見てみなさい」

デジソウルの残量はデジヴァイスでチェックできる

ピピッ
まどか「本当だ!」

ほむら「あなたはもう少し魔力を抑えたりとコントロールする事を覚えたほうがいいわ」

マミ「そ…そうね!暁美さんの言う通りよ!」

まどか「うん!ありがとう!」

デジソウルが切れることはSGが濁り切るのと同意義のはず…
そしたら何が起こるのかはまだわからないけど…
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:50:18.52 ID:q3fpPfyG0
マミ「次は暁美さんの魔法を見せてくれないかしら?」

ほむら「私はこのほむスピナーから武器を出し入れ出来るわ」ジャキッ

まどか「凄い!ド〇えもんみたい!」

インプモン「ドラ〇モン?どんなデジモンだ?」

テリアモン「デジモンじゃないよ〜」

マミ「そ…その銃本物!?どっから持ってきたのよ!?」

ほむら「気にしないで、そして…時よ!」カチッ

迂闊に私の能力をバラしていいのかと思ったが…彼女達の信頼を得るためにはしかたないわね
もうまどかが魔法少女になっている世界だ…今更私の能力が知れたところで…

カチッ

まどか「ドラム缶がいつの間に蜂の巣に!?」

ほむら「時間停止…これが私の能力よ」ファサッ

マミ「凄い…!確かに凄いけど…その本物の銃を使ってるとこを見ると…」

ほむら「ええ、攻撃魔法は皆無よ」

マミ「もしかしてその武器は時間停止能力で…まあいいわ…」

インプモン「あー!さっきスカモンがいつの間にか爆発してたのはその能力を使ったのかー!」

マミ「(ああ…この臭いやっぱりスカモンと戦ってのね…)」

まどか「スカモンって…アレも実際に出てくるの…?あんなのと戦わなくちゃいけないの…?」

ほむら「大丈夫よまどか…魔法少女としての力はあなたには及ばないかもしれないけど…そんな奴等が来たら私があなたを守るわ…」ギュッ

まどか「ほむらちゃん…(嬉しいけどスカモンと戦ってたからやっぱちょっと臭うよ…)」

マミ「(…さっきは心配したけどこの二人は仲良くやれそうね…)」

マミ「さてと!じゃあ暁美さんはインプモンと連携を組めるようにしないとね!」

テリアモン「あんな凄い能力を持ってるなら別にインプモンいらないんじゃないかな〜」

インプモン「んだとぉ!?」

ほむら「いいえ、いくら時を止めてもこの実弾兵器の攻撃力じゃ効き目が無い敵が出てきたら意味がないわ」

ほむら「そのためにはあなたには早く進化してもらわないと」

まどか「わたしなんてこのデジタマがいつかえるかわからないしね」

QB「……」

ほむら「……」

インキュベーターがまどかを見ている…
まだ何かを企んでいるようね…

QB「(後はじっくり待つだけだよ…まどか…君の力でそのデジタマがかえるのを…)」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:51:32.28 ID:q3fpPfyG0
数日後

見滝原中

昼休みの屋上

今日は転校初日
まどかとは既に面識があるためその絡みでこの世界では美樹さやかとも良好な関係になれそうだ
既にまどかが魔法少女であるためインキュベーターが今までの時間軸でまどかを契約させるための餌の一つだった美樹さやかを勧誘する

必要もないから大丈夫だろう

さやか「ねー転校生もデジモン持ってるんでしょ?あたしのと勝負しようよ!」

ほむら「いえ…私は…」

まどか「大丈夫だよほむらちゃんコレコレ!」つデジヴァイス

デジヴァイス?
これで実際のテイ魔法少女じゃない一般人が持つ携帯ゲームのデジモンと対戦できるの?

テレパシーでインプモンに話しかける

ほむら『インプモン、起きてる?』

インプモン『ん?何だ?飯か?』

ほむら『デジモンバトルよ。相手はゲームの中のデジモンだけど…』

インプモン『へっ!リアルワールドで鍛えた俺様がゲーム内の世界でくすぶってる奴に負けるかっての!』

まだ進化もできないくせに

さやか「おっ!?転校生もまどかと同じ見たこと無い機種じゃん!それ何処で買ったのよ〜」

まどか「ティヒヒ!内緒だよ!」

さやか「転校生のデジモンは…見たことのないデジモンね…」

ほむら「インプモンっていうのよ」

さやか「なんか生意気そうで可愛くないね〜」

インプモン『おいほむら、コイツのデジモンじゃなくてコイツを直でやっていいか?』

さやか「あれ?今声が聞こえたような…?」

ほむら『馬鹿!テレパシーで話しなさい!』

さやか「空耳…?どうでもいいか…いくよ!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:52:52.38 ID:q3fpPfyG0
ティティロピロピピン♪

ゲーム空間

インプモン「さぁて、俺の相手は…」

ブイドラモン「よう!いっちょよろしくな!」

インプモン「ぶ、ブイドラモンだぁ〜!?汚ねぇぞ!成長期相手に!」

ほむら『ぼやいても仕方ないわ!行きなさい!』

インプモン「ちくしょ〜…ナイト・オブ・ファイアー!」

ブイドラモン「ブイブレスアロー!」チュドーン

さやか「いえ〜い勝ち〜」

まどか「もう〜さやかちゃんったら、インプモンはまだ成長期なのに…」

さやか「あたしのブイドラモンだって完全体になるのにはまだかかりそうなんだよ」

さやか「そういうまどかのデジモンだっていつデジタマからかえるの?」

まどか「そ…それは…」

シュゥゥン

ほむら「え!?まさか勝手に出て…」

まどか「インプモン!?」

インプモン「ちくしょー!そこの青いの!俺と直接戦えー!」

さやか「」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:54:11.25 ID:q3fpPfyG0
さやか「へぇ…最新機種ではデジモンがリアルに出てくるんだ…」

まどか「う…うん、そうなんだ!」

いくら美樹さやかでも誤魔化しきれてるの…?

さやか「じゃあ、まどかのその中のデジタマも生まれればこのインプモンのようにリアルに出てくるんだ…」

まどか「うん…それはとってもうれしいなって…」

ほむら「何で勝手に出てくるのよ!」

インプモン「うっせ!うっせ!うっせー!」

まどか「仲良いな…早くわたしもあんな風にこの子とお話したいな…」

さやか「仲良いかアレ…?」

さやか「でもあたしもその最新機種ほしー!本当に何処で売ってるの?」

QB「それなら僕と契約してテイ魔法少女になってよ」

ほむら「!」

まどか「QBモン!」

さやか「うお!またデジモンがリアルに!」

QB「美樹さやか、君も中々の素質を持っている。何か願い事があるなら僕と契約して…」ズム

ほむら「ちょっと来なさい」

まどか「ほむらちゃんがQBモンを連れてっちゃった…」

さやか「何なのあれ…?」

インプモン「俺は…?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:55:52.28 ID:q3fpPfyG0
体育館裏

ほむら「どういうつもり?あなたのノルマはまどかを契約させた時点で達成したはずよ!」

QB「…君とは二人っきりで話をしたいと思ってたんだよ。君は何者だい?何故僕達が契約した記録が無い君がテイ魔法少女なんだい?」

ほむら「先に私の質問に答えなさい」

QB「…僕達のデジタルワールドを救うには少しでも多くのテイ魔法少女が必要だからね。増やすのに越した事はないよ」

この世界のインキュベーターは魔法少女から回収するエネルギーを宇宙ではなくデジタルワールドの寿命を伸ばすということなの?

ほむら「…このデジヴァイスの中のデジソウルを使い切ると私達はどうなるのかしら?」

ほむら「魔女…いえ…デジモンにでもなってしまうのかしら?」

QB「は?そんな事にはならないよ?」

ほむら「え?」

QB「デジソウルが切れたら君達の魔法が使えなくなり、デジモンも進化できなくなるだけだよ?それに…君達がデジモンになるなんて…

そんな事あるわけないじゃないか」

インキュベーターは狡猾な畜生だけど嘘はつかないはず…
そういえばまどかが魔法少女にすでになってるなんて出来事だって
あんなのSGだったら一気に濁る程ショッキングな事なのに何にもなかったわね…
あとスカモンの件も

ほむら「それじゃああなたの目的は一体…?」

QB「だから君達テイ魔法少女には僕らのデジタルワールドを救ってほしいんだ」

ほむら「私達の感情エネルギーを回収してデジタルワールドの寿命を延ばすって事?」

QB「回収?違うよ。君達にはまずこのリアルワールドにリアライズしてくるデジモンを倒しながら強くなってもらって…」

QB「そしていずれは僕らのデジタルワールドに来てもらって戦ってもらいたいんだ!」

ほむら「何ですって…?」

QB「僕らのデジタルワールドは今最悪のデジモン…ワルプルモンによって支配されている…そのデジモンは強い!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:57:08.09 ID:q3fpPfyG0
ワルプルモン!?
ワルプルギスの夜の事!?
この世界では奴もデジモンって事なのね

QB「ワルプルモンを倒せるのは人間の…第二次成長期の少女の力で進化したデジモンじゃないとダメなんだ!」

QB「そして僕はそんな素質のある少女を見つけるためにこのリアルワールドに来んだ!」

QB「願い事は戦ってくれる君達へのせめてもの報酬だよ。前払いのね」

ほむら「その美味しい話の裏に何かあるんでしょ?例えば私達の魂がこのデジヴァイスに閉じ込められているとか」

QB「君がさっきから言っている事はよくわからないな…デジヴァイスは知っての通りデジソウルを蓄積し、君達テイ魔法少女とデジモン

に力を与える為のツールにすぎないよ」

ほむら「…私達テイ魔法少女になんのデメリットは無いの?」

QB「それはデジモンと戦い続ける事だけだろうね」

ほむら「それもこの世界に現れるデジモンの根源を叩けば無くなるの?」

QB「そうだよ、このリアルワールドとデジタルワールドの境界線が歪んでデジモンが迷い込むのもワルプルモンが原因なんだ」

QB「それにこの状態が続けばいずれ両方の世界が滅ぶだろう」

ほむら「そいつを倒すために今私達ができることはデジモンを強くすることなのね。ところでこの件は巴マミは知ってるの?」

QB「もちろん、確かにマミとテリアモンは強いけど彼女達だけでは勝てない」

QB「鹿目まどかも破格の素質を持っているとはいえ、デジモンが生まれてこないのでは意味がない」

QB「魔法少女の本領はデジモンと力を合わせることにより発揮するからね」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:58:23.88 ID:q3fpPfyG0
QB「今日まで君の戦いぶりをこっそり見させてもらったけど君は魔力は正直言って低いがその時間停止能力自体はとても実戦に有効的だし、戦闘技術もマミに引けを取らない程だ」

QB「マミ並の戦闘経験を積んでそうだけど…それなのに何でインプモンはまだ進化できないのかなぁ?君は何時何処でテイ魔法少女になったんだい?」

そりゃアイツとは最近会ったばっかりだし

QB「でもインプモン…彼は進化すればかなり強力なデジモンになるはずだよ…何せ彼は…いや、今はいいか」

ほむら「…?まあいいわ…あなたの言う通りにするのは釈だけどそのワルプルモンを倒すために私とインプモンは強くなるわ」

QB「…それじゃあ美樹さやかと契約をしてもいいかな?彼女も加わればいい戦力になると思うよ」

ほむら「…それは彼女自身が決めることよ」

QB「そうだね…で、君が何者かって僕の疑問には答えてくれないのかな?」

…私達が魔女にならない世界…でもやはりこいつを信用しないほうがいいわね…
自分達の世界を救いたいと言っても相変わらず私達を単なる道具としか見てないのは直感的にわかる…

ほむら「あなたに話す必要は無いわ」

QB「…それならいいや…それより…」

キーンコーンカーンコーン

ほむら「ほむっ!昼休み終わっちゃう!」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 20:59:56.45 ID:q3fpPfyG0
放課後

放課後マミホーム

マミ「この子もQBモンに選ばれたのね」

さやか「いやあ、まどかと転校生がそのテイマホウショウジョ?で本物のデジモンを連れて本物のデジモンと戦ってるなんて」

さやか「しかも、さやかちゃんもそのテイマーホー少女になれると!」

さやか「来ちゃったなぁ…あたしの時代」

インプモン「なぁに調子こいてんだ!テメーなんかがいなくても俺等だけで充分だ!」

さやか「言ってくれるじゃないのインプちゃん、さっきあたしのブイドラモンにボコボコにされたの忘れちゃったかな〜?」

インプモン「うっせ!進化さえできればお前のデジモンなんて!」

ほむら「やめなさいインプモン」

まどか「さやかちゃんも」

インさやか「ふん!」

マミ「でも、願い事はよく考えてから決めてね…選べる立場があるのならね…」

さやか「マミさんは何をお願いしたんですか?」

インプモン「! テメェ!マミさんの悲しい過去を掻き回す気か!!」

さやか「な…何よぉ!?」

インプモン「マミさんはなぁ…マミさんはなぁ…」エグッエグッ…

さやか「(泣いてる!?)」

ほむら「あなたはもうこの中に入ってなさい」シュゥゥン…

さやか「というかあんたのデジモンあんたと性格正反対ね…」

ピピピピッ!

まどか「デジヴァイスに反応が!」

ほむら「DFが現れたようね!」

マミ「そうだわ!美樹さんのテイ魔法少女体験コースということで一緒にどうかしら?」

さやか「ちょっと不安だけど…お願いします!」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:00:57.49 ID:q3fpPfyG0
デジタルフィールド内

さやか「うわぁ…本物のマッシュモンだぁ…」

“マッシュモン”

成長期 植物型デジモン ウィルス

毒キノコのような形をしたデジモン
必殺技はキノコ爆弾を飛ばす『ポイズン・ス・マッシュ』


マミ「使い魔が成長期って事はジェネラルが完全体の可能性も高いわね…」

デジモンは進化の世代が分けられており
生まれたての幼年期T→幼年期U→成長期→成熟期→完全体→究極体
と進化していく
私のインプモンは未だ成長期のままで進化が出来ない…
ワルプルモンを倒すために一刻も早く究極体まで育て上げないと…


マッシュモン「ポイズンスマッシュ!」

ボムッ!

さやか「危なっ!」

まどか「さやかちゃん!大丈夫!?」

マミ「鹿目さんは美樹さんをガードして!」

マミ「暁美さん!テリアモン!インプモン!行くわよ!」

ほむインテリ「「「了解!」」」

ほむら「今の爆弾のお礼に私からも自家製爆弾をプレゼントするわ!」

ボーン!
マッシュモン「ぎょええぇ!」

インプモン「オラッ!」ドカッ!

テリアモン「えいっ!」バシッ!

マミ「はっ!」バンッ!

さやか「みんなやるぅ…!」

まどか「(わたしも二人のように一緒にデジモンと戦いたいなぁ…)」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:02:18.31 ID:q3fpPfyG0
デジタルフィールド最深部

ブロッサモン「いらっしゃ〜い」

“ブロッサモン”

完全体 植物型デジモン データ

巨大な花の姿をした完全体デジモン
蔓状の触手を持つ
必殺技は触手の先に付いている小型の花を手裏剣のように飛ばす『スパイラルフラワー』

ほむら「完全体…!」

テリアモン「これは最初から進化で行くしかないねマミ!」

マミ「そうね!」

―テリアモン進化!ガルゴモン!―

ガルゴ「よーし、暴れちゃうぞー!」

さやか「おお!あれが生進化!」

ガルゴモン「ガトリングアーム!ダダダダダッ!」

ブロッサモン「痛っ!やったわねぇ!」

ブロッサモン『スパイラルフラワー!』シュンッ!シュンッ

ガルゴモン「うわぁ!」

ほむら「危ない!」カチッ

ほむら「止まってる間にこの花手裏剣を全て撃ち落とすわ!」バンバン!

カチッ

マミ「あら?時を止めて防いでくれたのね!ナイスフォロー!」

ガルゴモン「サンキュ〜ほむほむ」

ブロッサモン「味な真似をしてくれるじゃないの!でも嫌いじゃないわ!」

ブロッサモンの触手に私とマミを除いた全員が捕らえられてしまう
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:03:55.75 ID:q3fpPfyG0
ブロッサモン「私が抱きしめてあげるわ!」

さやか「く、苦しい…!」

インプモン「ぐえぇ…」

ガルゴモン「くっ…!」

まどか「助けて…!」

ほむら「まどか!インプモン!」

マミ「暁美さん!あの触手を撃ち抜くのよ!」

ほむら「わかったわ!」

マミ「ティロ…」

ブロッサモン「おっと!下手に撃つとこの子達に当たっちゃうわよ!」

ちっ…こんな卑屈な手を使ってくる悪知恵があるのが魔女とはまた違うところね…
時を止めてあの触手を撃っても爆発の余波で誰かを怪我させるかもしれないし…

マミ「こうなったら…ガルゴモン!あなたも完全体に進化よ!」

巴マミがデジヴァイスをかざす
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:05:45.92 ID:q3fpPfyG0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related


―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―

“ラピッドモン”

完全体 サイボーグ型デジモン ワクチン

ガルゴモンが進化した完全体デジモン
耳のレーダーで敵を感知する
必殺技は背中に装備されたリボルバーと両腕からホーミングミサイルを連射する『ラピッドファイア』と敵をデータ分解してしまう光線を放つ『ゴールデントライアングル』


ブロッサモンはガルゴモンの進化の輝きに怯み全員を触手から離してしまっていた

ヒュー!

ガシッ!

触手から解放され落ちるまどかを私が
美樹さやかを巴マミが受け止める

ほむら「まどか!大丈夫?」

まどか「ありがとうほむらちゃん!」

さやか「げほっ!げほっ!苦しかったぁ…」

ドサッ!

インプモン「…俺は無視かよ…しかもアイツ完全体にまで進化できたのかよ…!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:08:32.73 ID:q3fpPfyG0
マミ「さあ、ラピッドモン!後輩たちにあんまりかっこ悪いところは見せられないわよ!」

ラピッドモン「無問題!同じ完全体ならこんな奴楽勝さ!」

ブロッサモン「もう〜アンタなんか嫌いだわ!もう一度くらいなさい!」

ブロッサモン『スパイラルフラワー!』シュンッ!シュンッ!

ラピッドモン「当たらないよ〜」ササッ!

ほむら「速い…!」

マミ「フィナーレよ!ラピッドモン!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』

ズドーン!

ブロッサモン「ぎゃぁぁぁぁぁ!」

カランッ!

DFの結界が解けブロッサモンのDSが落ちる
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:09:26.46 ID:q3fpPfyG0
ほむら「テリアモンを完全体にまで進化させたからかなりデジソウルを消耗しているでしょ?今回は巴さんが全部使うべきね」

マミ「大丈夫よ、完全体のブロッサモンのDSだから消耗した以上のデジソウルを得られるわ。みんなでわけましょう」

さやか「さっすがベテランのテイ魔法少女…器量がデカイ!」

まどか「わたしなんか殆ど何もできなかったなぁ…」

ほむら「大丈夫よまどか…あなたには素質があるもの、その力を上手く使いこなせるように努力するだけよ」

まどか「うん…」

まどか「(でも…いくらわたしが才能があるって言ってもデジモンがいないんじゃ…)」

マミ「でも美樹さんには危ない目に合わせちゃったわね…ごめんなさい」

さやか「いえいえ!格好よかったですよ〜マミさんとラピッドモン!」

さやか「転校生…ううん!ほむらのフォローもナイスだったし!」

ほむら「…ありがとうさやか」

インプモン「…ちぇっ…」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:10:52.41 ID:q3fpPfyG0
展望台

杏子「…ふん…テイ魔法少女が馴れ合っちゃって!」

ギルモン「きょうこ!きょうこ!ギルモンも望遠鏡みたい!マミやテリアモンいるんでしょ?」

杏子「アンタはいいの!パンでも食ってろ!」

ギルモン「きょうこ…マミとなかなおりしたい?」

杏子「誰がそんな事言った!」

杏子「あー気にいらねぇ!帰るよギルモン!」

ギルモン「ギルぅ…」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/15(火) 21:12:43.78 ID:q3fpPfyG0
今日はここまでです
今回も駄文ですいません
次回はさやかちゃんが契約します
その前にシャルロッテ戦も再現したいけど
シャルロッテっぽいデジモンってなんだろ…?
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/15(火) 21:40:03.84 ID:5m1Lt8mAO
乙です!
シャルロッテに似てるデジモンか〜。
エアドラモン→ギガドラモンが思い浮かんだのですがどうでしょうか?

マミさんを倒せるくらいの実力で蛇のような容姿で途中で変化できるヤツというとコレを思い浮かびました。
自分でもなんだかな〜という感じですが。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/15(火) 21:44:34.07 ID:U1mEF6Tt0
QB、インプモンが七大魔王であるベルゼフモンを知ってるのか、確かにつよいわ。
そのうえまどかの候補やさやかや杏子、そいておりきりのデジモンは三大天使やロイナルナイツといった設定上では上位でつよい連中ばかりだな。さすが魔市見滝原だ。それなのにマミさんだけ逸話がないテリヤモンとはさすがのマミさんだ
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/15(火) 22:15:53.29 ID:eA7kkl0AO
乙。
少し気になったんだが、ほむスピナーとか自分で言うか?
シリアスな場面が台無しになるからやめた方が無難では。

>>54
おちつけ。
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(宮崎県) [sage]:2011/11/15(火) 23:19:54.89 ID:9zbcL1kc0
>>54
運命のデジメンタルで金のラピッドモンが一応……

シャルロッテならばいきなり敵が進化ってのもありじゃね?
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/16(水) 00:19:55.72 ID:8le9SW9AO
シャルロッテは02の映画であったチョコモンが闇ケルビモンになる進化がぴったりかと。
ケルビモンの前段階ってテイマーズにも登場してたけど名前忘れた。
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/16(水) 00:32:24.37 ID:m7U7LC0AO
>>57
現ロップモンからのケルビモンか〜。
しかしそれだとロップモンが敵対する雰囲気にならないし、なによりケルビモンが強すぎる気が・・・。
雰囲気はシャルに近いんですけど・・・。
59 :名無しNIPPER [sage]:2011/11/16(水) 14:57:09.64 ID:CJX7ZWCAO
画的にはデジタマモン+ナイトメアシンドロームも合ってるかもしれないけど元からアイツ固くて強いしなぁ・・・
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:32:05.67 ID:bio39MW30
こんばんわ

皆さんの意見を参考にして思いつき
02の映画を見て
以下の展開になりました
こう言っちゃうと先の展開も読まれちゃいますね

そういえば自分のレス最初から見直したら
冒頭のほむほむがまた新しいループで目覚めて今回こそまどかを救おうとSGで視力を回復しようとしたらSGがデジヴァイスになっていてビックリ!という部分が抜けていた…
このSS唐突に始まった感じになっちゃってますね…

>>53
エアドラモンだと弱そうに見えないからマミさん油断しないんじゃないかなぁ…
>>54
>>56
その件については今回の展開を見れば読めるかもしれません
>>57-58
という訳で参考させていただきました
>>59
なるほど
確かにワーガルルモン初進化の回思い出したら似た構図でしたね

では投下
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:33:44.04 ID:bio39MW30
フレアリザモン「グガアアア!」

インプモン「出たな!行こうぜほむら!」

ほむら「今回はあなた一人でやってみなさい。フレアリザモンなら成熟期の中では中の下くらいの強さらしいし、あなただけでもいけるわ」

インプモン「無茶言うなよ!」

ほむら「いつまでも私を当てにしてるから進化できないのよ」

インプモン「ぐぬぬ…」

ほむら「大丈夫よ、こんな時のために今日買ってきたのがこれよ」

インプモン「デジモンのカードだぁ?そんなもんで何ができんだよ!」

ほむら「これをデジヴァイスで…」

ほむら『カードスキャン!メタルガルルモン!』ピカァァ…

インプモン「うおっ!こ…コ…」

インプモン『コキュートスブレス!!』プシャァァァ!

フレアリザモン「ぐおおおお!!」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:36:30.03 ID:bio39MW30
インプモン「俺が…やったのか…?」

ほむら「こうやってデジモンのカードをスキャンすればそのデジモンの技が使えるらしわ。今日の昼休み巴さんに教えてもらったのよ」

インプモン「でも自分の力だけで戦いてえよ。やっぱ進化しなきゃなぁ…」

ほむら「確か巴さんはテリアモンが進化しにくい頃はこのカードを使ってたらしいわ」

インプモン「超進化プラグインS!?」

インプモン「おお!確かにこれなら進化できそう!さっそく試してくれよ!」

ほむら「ええ」
バッ!バッ!

インプモン「(なんでカードをスキャンするくらいでポーズをとるんだ…?)」

ほむら『カードスキャン!超進化プラグインS!』

シーン…

ほむら「……」

インプモン「……何も起こんねぇぞ…」

ほむら「やっぱりデジソウルをもっとロードしないとダメなのかしら?」

杏子「何だよ…アンタのデジモンまだ進化できないのかよイレギュラー?」

インプモン「てめぇはこの間の!」

ほむら「佐倉杏子…」

ギルモン「ぼくギルモン!おまえは?」

インプモン「インプモン様だ…」

ギルモン「くうかい?」つパン

インプモン「おちょくってんのかテメー!」ムシャムシャ…

ほむら「食べてるじゃない…」

ギルモン「イレギュラーもくうかい?」つパン

ほむら「…せっかくだからいただこうかしら…あと私はイレギュラーじゃなくてほむらよ。暁美ほむら」

ギルモン「ほむらモン?」

ほむら「…私はデジモンじゃないわ…」

杏子「…つーかアンタ何こいつらと馴染んでんだ!」

ほむら「美味しいわねこのパン…」ホムホム…

杏子「ま…まぁな!オジサンが作ってるパンだから」

ほむら「オジサン?」

杏子「あたしが住み込みで世話になっているパン屋の家だよ」

ほむら「えっ!?あなたホームレス中学生じゃなかったの!?」

杏子「あっ!?てめぇ喧嘩売ってんだな!!」

杏子「進化できねぇって言うから見逃してやろうと思ってたけどここでぶっ潰してやるよ!!」

インプモン「そうこなくっちゃな!」ゲーップ!

ほむら「私は無駄な争いをする馬鹿じゃないのよ」カチッ

杏子「なっ!消えた!?」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:43:04.61 ID:bio39MW30
翌日マミホーム

マミ「そう…佐倉さんに会ったのね」

まどか「誰ですか?」

マミ「隣町のテイ魔法少女よ」

マミ「…詳しい事は私の口からは言えないけど私と同じような身の上で…」

マミ「今は彼女のお父さんの親友だった松田さんが佐倉さんを引き取って、その家で経営しているパン屋さんで働きながら暮らしてるのよ」

ほむら「本当に万引やATMを破壊して生計立てたり、学校にも通っていないホームレス中学生じゃないの?」

インプモン「(時止めで重火器パクリまくりのお前が言うな)」

マミ「あなた彼女にどんなイメージ抱いてるのよ…まあ学校行ってないのは当たってるけど…それも色々訳ありでね…」

ほむら「ところであの畜生にワルプルモンの事を聞いたんだけど…その佐倉杏子の協力を得られないかしら?」

マミ「それはちょっと難しいわね…」

テリアモン「マミは昔杏子と…」

マミ「テリアモン!」

ほむら「仲違いしたのね」

マミ「…そんなところよ…」

イーツカキミガ♪

まどか「電話…さやかちゃんからだ!」

ピッ

まどか「もしもし、さやかちゃん?上条君のお見舞いじゃなかったの?」

私達のデジヴァイスは電話の役割も果たす
というよりこの世界では契約時にだいたい携帯電話か携帯のデジモンゲームがデジヴァイスに変化するらしい

さやか『大変だよまどか!病院にDF(デジタルフィールド)ができかけているんだ!すぐにマミさんとほむら達を連れて来て!』

まどか「わかった!待っててね!」

マミ「今の話は聞こえてたわ。急ぎましょう!」

病院にできたDFってまさか…
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:44:37.42 ID:bio39MW30
見滝原病院

まどか「ここみたいだけど…さやかちゃんがいないよ!?まさか一人でDFの中に入っちゃったの!?」

いざという時に契約させるためにあの畜生が入れたのね

ほむら「巴さん…言っておきたい事があるんだけど…」

マミ「なぁに暁美さん?」

ほむら「この中のデジモンがどんなに弱そうでも決して油断しないで」

マミ「あら?先輩に対してそんな忠告必要は…」

ほむら「いいから!!」

ビクッ!
マミ「! わ…わかったわ…」

インプモン『どうしたんだよほむら…?』

まどか「でも真剣な顔をしている…」

ほむら「倒したと思ったら恵方巻きみたいなデジモンがにょろ〜んと出てきて首をガブリ!といくかもしれないわ」

一同「????」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:47:58.65 ID:bio39MW30
デジタルフィールド内

テリアモン『じゃあ、早速出してよマミ〜』

マミ「わかったわ」

まどか「待って、さやかちゃんは?」

そういえば妙ね…今までの時間軸ではまだ完全にGSから孵化していない魔女の結界だったから美樹さやか一人で魔女がいる最深部へ行けたわけだから…
DSから孵化とか関係なくDFを作るこのデジモンの世界では使い魔デジモンが既にいるはずだからそう奥には行けないはず…
という事は…

ほむら「このDFには使い魔デジモンがいない…?」

マミ「言われてみれば使い魔の気配は感じないわね…じゃあ美樹さんは一人で奥まで行ってしまったの!?」

まどか「追いかけなきゃ!」

ほむら「二人共私の手につかまって!時を止めて一気に駆け抜けるわ!」カチッ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:49:32.86 ID:bio39MW30
デジタルフィールド最深部

まどか「いた!さやかちゃん大丈夫!?」

マミ「もう!一人でこんな奥まで来ちゃダメじゃないの!」

さやか「みんな…!それより見てよあのデジモン!」

まどか「あれって…」

ほむら「テリアモンそっくり…」

ロップモン「……」

“ロップモン”

成長期 獣型デジモン データ

テリアモンとの外見上の違いは頭部の角の数と体色ぐらいである
必殺技は『ブレイジングアイス』とテリアモンと同じ『プチツイスター』
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:55:10.65 ID:bio39MW30
さやか「ああやってさっきからじっとしているだけなんだけど…」

マミ「まさか…あの子は…」

巴マミが何かを言いかけようとすると咄嗟にデジヴァイスからマミの意志と関係なくテリアモンが出てくる

シュゥゥン

テリアモン「…マミ!アイツはこのDFのジェネラルなんだ!すぐやっつけないと!」

マミ「…そうね…そんな訳ないものね…」

シュウウン

インプモン「成長期なんだろ?だったら俺にやらせろ!」

テリアモン「…ダメだ。アイツは僕がやる!」

インプモン「何だよ!この間だってお前が美味しい所持ってたくせに!」

二匹が言い争ってる間にロップモンがテリアモンの方に視線を向けると突然襲いかかってくる

ロップモン「…!」プププ!

テリアモン「くっ…!」

テリアモンの熱気弾を放つ必殺技『ブレイジングファイア』とは対照的の冷気弾の必殺技『ブレイジングアイス』を撃ってくるロップモン

テリアモン「このぉ…!」

マミ「待って!」

シュルシュル

ロップモン「!」

巴マミのリボンに拘束されるロップモン
ああ…思い出すわね…前の時間軸で私もこの病院に現れた魔女の結界で巴マミに拘束されたのを…ってこのパターンはもしや…!

マミ「あなた…チョコモンでしょ?私よ!マミよ!わかる!?」

ほむら「巴さん!危ない!!」


その瞬間ロップモンに異変が起こる
まさかあれは…進化!?

“ウェンディモン”

成熟期 獣人型デジモン ウィルス

時間と空間を操る能力を持つ
必殺技は衝撃波の『デストロイドボイス』と両腕を振り回す『クラブアーム』
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:56:12.26 ID:bio39MW30
進化したウェンディモンはリボンを容易く引き千切る
私は時を止めて巴マミをウェンディモンから遠ざける
間一髪…魔女が居た世界の時のような事態はこれで回避できたと思いたかったが…

マミ「…はっ!チョコモン!」

さやか「うげぇ…何アイツ…テリアモンが進化した姿と違ってキモっ!」

ウェンディモン「う゛…う゛ぅ゛…マ゛…ミ゛…?」

マミ「チョコモン!やっぱりあなたチョコモンなのね!」

テリアモン「マミ!そいつに近づいたら危ない!」

テリアモン『ブレイジングファイア!』

ボンッ!

ウェンディモン「ぐ…う゛う゛ぅ゛…」シュゥゥ

まどか「あのデジモンと一緒にDFの結界が消えた…倒したの?」

ほむら「いえ…逃げられただけね…」

マミ「チョコモン…」

ほむら「巴さん、あのデジモンについて詳しく聞かせてほしいわ」

マミ「わかったわ…私の家に戻りましょう…」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 20:58:45.38 ID:bio39MW30
マミホーム

マミ「あの子はチョコモン、このテリアモンとは…同じデジタマから生まれた双子の兄弟なの」

テリアモン「……」

さやか「デジモンにも双子とかってあるんだ…」

ほむら「確かテリアモンはあなたがやっていたネットゲームからリアライズしたって言ってたわね?」

マミ「ええ…あれは私の家族が事故に合う前…」

数年前
 
マミ父「ほぅらマミ〜デジモンのゲームだぞ〜」

マミ「うわぁ!ありがとう!パパ!」

マミ父「パパのパソコンで自由に遊んでもいいけど、エッチなサイトとかに行っちゃダメだぞ〜」

マミ「もう!パパじゃないんだからそんな事しないってば!」

マミ父「中二病的な事もググっちゃ駄目だからな?」

マミ「中二秒ってなぁに?」

マミ父「知らないほうがいいよ」

マミ「変なパパ!さっそく遊んでみようっと♪」

カチッカチッ
マミ「まず最初にデジタマを選ぶんだぁ…これにしよっと!」

パリーン

マミ「生まれた!わぁ…双子のデジモンだぁ!」

マミ「ゼリモンとココモンかぁ…ウフフ、可愛い♪」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:02:25.95 ID:bio39MW30

―――――――

マミ「グミモンとチョコモンに進化したわ!ねぇママ!パパ!見て見て!可愛いでしょ?」

マミ母「ふふ、そうね」

マミ父「美味そうな名前だな」



――――

マミ「ゲームの中とはいえグミモンとチョコモンは私の大切な友達で楽しく遊んだわ…」

ほむら「そんな小学生のうちからパソコンでゲームばっかりやってて…ちゃんとリアルの友達と遊んでたの?」

さやか「おい!」ビシッ

マミ「も、もちろん学校の友達とも遊ぶ日だってあったわよ…」

マミ「でもその頃はデジモン達と過ごす時間が一番だったのは確かね…」

マミ「そしてある日…」

――――

ブゥゥゥン…

マミ「早く帰ってグミモンとチョコモンと遊びたいなぁ」

マミ父「ハハハ!待ってろマミ!家まで飛ばすからな!」

マミ母「あなたったら…安全運転でお願いよ?」

マミ父「大丈夫だよママ!俺は昔見滝原のシューマッハと呼ばれてたからね!」

マミ母「あなた!前からトラックが!」

キィィィドンッ!

―――

マミ「…パパ…ママ…うぅ…痛い…痛いよぉ…誰か…助け…て…」

QB「……」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:08:28.47 ID:bio39MW30
―――

QB「(契約したからには早くパートナーのデジモンをリアライズさせて欲しいんだけどなぁ…)」

カチッカチッ
マミ「グミモン…チョコモン…ママとパパがね…遠くに行っちゃったの…私じゃ行くことの出来ないずうっと遠い場所に…うぅ…」グスッグスッ…

マミ「! チョコモンがいない!?グミモン!チョコモンは何処へ行ったの!?」

マミ「もう嫌だよぉ…私の『家族』がいなくなっちゃうのは…」グスッグスッ…

ピカァァ…

グミモン「大丈夫だよマミ…僕は何処にもいかないよ」

マミ「グミモン…うわぁぁぁん!」

―――

インプモン「ううぅ…いい話だ…」

さやか「感動的だな…ううぅ…」

ほむら「でもチョコモンは…」

マミ「今度あの子に会ったらもう一度呼びかけてみるわ」

テリアモン「駄目だよマミ!アイツはもうあの時のチョコモンじゃない!アイツは危険なんだ!」

まどか「どういう事?テリアモン?」

QB「テリアモンの言う通りだよ」

一同「QBモン!」
ほむら「畜生!」

QB「暁美ほむら…君は何故か僕のことを嫌ってるようだけど…その呼び方はやめてくれないか?」

ほむら「今はそんな事はどうでもいいでしょ?」

QB「そうだね…話を戻そう」

QB「あのデジモンはリアルワールドに迷い込んでリアライズしたただのはぐれデジモンじゃない」

QB「何者かによって意図的にリアライズさせられたようだし…何か邪悪な力に支配されてるね」

テリアモン「そうだよ…だからあれはチョコモンであってチョコモンじゃない…双子の兄弟の僕だからこそわかるんだ!」

ほむら「その何者かって言うのはワルプルモンのことなのかしら畜生?」

QB「断定はできないが恐らく…そろそろ僕達の事に感づいて刺客を送りこんで来んだろうね」

さやか「じゃあ、チョコモンを元に戻す方法は無いの?」

元に戻す…か…美樹さやか…結局どの時間軸でも魔女になったあなたを…
いえ、それ以前に魔法少女になった私達を元に戻す方法がなかったように今回のチョコモンの件も…

QB「チョコモンを操ってる元凶がわからないんじゃ手の打ちようが無いね」

QB「邪悪な力を浄化できる聖なる力を持つデジモンがいれば話は別だけど…今の君達ではね…」

マミ「それでも今度あの子が現れたら私は…」

テリアモン「マミ…」

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:14:03.35 ID:bio39MW30
翌日

さやか「こうなったらあたしが契約して願い事でチョコモンを元に戻すってマミさんに言ってみたけど…」

さやか「『これは私とチョコモンの問題で美樹さんの願いを使わせる訳にはいかない!』って怒られちったさやかちゃんでした!」

さやか「とりあえず恭介のお見舞いに行こう…」

病室

恭介「さやかは僕をいじめてるのかい?」

恭介「もう動かないんだよ!この腕は!奇跡でも起こらないかぎり!」

さやか「あるよ!奇跡も魔法も!」

さやか「(マミさん…ゴメン!)」

病院の外


あぁ…やっぱりこのタイミングで契約するのね…
まぁ、この世界ならあなたが上条恭介フラれても魔女になる心配は無いし…
好きにしたらいいわ…止めても聞かないだろうし
とりあえずこの世界の契約がどんなものか興味があるのでこっそり見させてもらうけど

さやか「本当に恭介の腕は元に戻るの?」

QB「もちろん!やっと君もその気になってくれて嬉しいよ!」

QB「ではさっそく…デジヴァイスのベースにする物は何かないかな?」

さやか「じゃあ…あたしのデジモンの携帯ゲームで…」

QB「よし…じゃあちょっと君の魂…生体エネルギーのデータを読み取らせてもらうよ」

さやか「た…魂ぃ!?」

QB「別に魂を抜き取るとかそういうことはしないから安心してね?」チラッ

ふん、私の方に気づいてたようね…
畜生は右の耳の触手でさやかの魂のデータを読み取り
左の触手でそのデータをさやかの携帯ゲーム機に転送させる…
やがて携帯はデジヴァイスへと変化した
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:18:42.42 ID:bio39MW30
QB「さあ、君のパートナーを解き放ってごらん!」

さやか「あたしのデジモンってもしかして…こうやるんだっけ…リロード!」

シュゥゥゥン

ブイモン「きゃっほー!出られたー!」

“ブイモン”

成長期 小竜型デジモン フリー
得意技と必殺技は『ブンブンパンチ』と『ブイモンヘッド』

さやか「ブ…ブイモン!?ブイドラモンじゃないの!?」

QB「いや、恐らくその気になればすぐに進化できるさ」

ブイモン「これで恭介の腕は治ったんだよなさやか!よかったな!」

さやか「あ、あんたそんな事知ってるの!?」

ブイモン「何言ってんだよ?俺とさやかはいつも一緒にいるじゃないか!さやかの事ならなんでも知ってるぜ!」

ブイモン「さっそく恭介の様子を見に行ってみようぜ!」ダッダッダッ!

さやか「コラッ!待ちなさい!戻れ!」

シュゥゥン

ブイモン『何でだよー?気になるだろー?』

さやか「そうとうやんちゃな奴ね…」

本当インプモン並にね…
ブイモンの場合あなたに似たのでしょうけど
あ!そういえば美樹さやかが契約する日の夜って…

ほむら「さやか!まどかが危ないわ!」

さやか「おわぁ!!居たのアンタ!?」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:23:11.62 ID:bio39MW30
廃工場のデジフィールド内

まどか「あなたが仁美ちゃん達を操ってたのね!」

モニタモン「モニニ…」

“モニタモン”

世代不明 ブラウン型デジモン 属性不明

頭部はブラウン管TV忍者のようなデジモン
隠密行動を得意とする
必殺技は『火弾』等


モニタモン「火弾の術をくらうでござる!」ボッ!

まどか「きゃっ!」

まどか「これくらいならデジモンがいなくてもわたしだって!」ビュンッ

モニタモン「モニィィィ!!」

まどか「やった!…けどやっぱりデジモンがいないと寂しいなぁ…」

まどか「とりあえずこのDSは…今消費した魔力に回せばいいのかな?」シュゥゥ…

まどか「そうだ!デジタマにデジソウルをロードすれば早くかえるかな?試してみようっと…リロード!」

シュゥゥゥン

まどか「あれ?デジタマにはロードできないのかなぁ…」

ウェンディモン「ぞの…デジダマ…よごぜ…!」

まどか「! チョコモン…いえ、ウェンディモン!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:25:22.84 ID:bio39MW30
ほむさや「まどか!」

まどか「ほむらちゃん!それにさやかちゃん…その格好は…!」

さやか「まあ…何と言うか…心境の変化って奴かなぁ…」

まどか「さやかちゃんも契約したんだ…」

ほむら「あのデジモンは…昨日の!」

さやか「あたしのデビュー戦がよりにもよってこいつだなんて…」

ほむら「やるしかないわね…リロード!インプモン!」シュゥゥン

インプモン「よっしゃ!」

さやか「リロード!ブイモン!」シュゥゥン

ブイモン「行くぞぉ!」

さやか「でもどうするの?マミさんの大切なデジモンなんでしょ?」

巴マミには悪いけど…手立てが無いというのならここで仕留めるしか無いだろうが…
この二人の事だ。性格上反対するだろう…
とりあえずは…

ほむら「殴り倒せば正気に戻るかもしれないわ!」

さやか「んな無茶な!」

ほむら「無茶でもやるのよ!」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:27:36.38 ID:bio39MW30
ほむら「インプモン!行くのよ!」

インプモン「おし!ナイト・オブ・ファイヤー!」 ボオォ!

ウェンディモン「う゛ん…?」

さやか「ブイモン!」

ブイモン「ブンブンパンチ!」ダッ!

ウェンディモン「う゛るざい…」デコピン

パチッ
ブイモン「うわぁ!」

さやか「ブイモン!」

ほむら「…こうも差があるとは…」

まどか「こうなったらわたしが…」

ほむら「待って!あなたの上手く制御できない魔力じゃ本当にあのデジモンを倒してしまうわ!」

まどか「それじゃあどうすれば…」

ほむら「…そうだわ!さやか!このカードをデジヴァイスにスキャンしてみなさい!」

さやか「超進化プラグインS?」

ほむら「元々ゲームの中では成熟期だったのならこれを使えばすぐ進化できるはずよ!」

さやか「わかった!やってみる!」
バッ!

インプモン「(さやかもポーズとってる…)」

さやか『カードスキャン!超進化プラグインS!』
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:30:18.61 ID:bio39MW30
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―

“ブイドラモン”

成熟期 幻竜型デジモン ワクチン

窮地の際には完全体をも凌ぐ力を発揮するとも言われている古代種の幻竜デジモン
だが犬と間違われる事もあるらしい
必殺技は口から吐き出す高熱の熱線『ブイブレスアロー』

さやか「やったぁ!やっぱブイドラモンなんだね!」

インプモン「俺をボコったブイドラモン!」

ブイドラモン「さやか!こいつが正気に戻るまで殴ればいいんだな!」

さやか「倒しちゃだめだよ!」


ブイドラモン「うおりゃっ!」ドカッ!

ウェンディモン「ぐう゛…!」

さやか「いいぞ!ブイドラモン!」

ほむら「凄まじいパワーね…」

ウェンディモン「う゛…『デストロイドボイス!!』」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』

ドコーン!!


2体のデジモンの激しい必殺技がぶつかり合い爆煙が広がる
煙が晴れた頃にはウェンディモンの姿は消えていた…
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:34:09.17 ID:bio39MW30
ほむら「また逃げられたわね…」

さやか「いやぁ!でも初めてにしては上出来だねあたし達!」

ブイモン「ああ!」

インプモン「ちくしょう…契約したてのあいつのデジモンまでもが進化できるってのに…」

まどか「(あのデジモン…わたしのデジタマを狙ってたみたいだけど…)」



杏子「…ちっ!また新しい奴が増えたのかよ!」

杏子「それよりアイツらが逃したあのデジモン…かなりの獲物じゃん!こうなったらあたしが仕留めさせてもらうよ!」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/16(水) 21:47:49.33 ID:bio39MW30
今回はこれで以上です
カードスラッシュならぬカードスキャンのポーズは
ほむほむがルキ、さやかと杏子がタカト
そしてマミさんが元ネタで一番派手なポーズをとってたジェンと似たようなのとそれぞれのポーズをとってスキャンさせてると想像してみてください

シャルはロップモンにして02映画とテイマのゴリモンの件を交えた形にした感じでこんなのにしました

何か質問や設定でツッコミがある所はご指摘お願いします
後付設定になっての答えになるかもしれませんが…

また出して欲しいデジモンのリクエストがあったらぜひ
デジモンの解説が見ての通り公式サイトの図鑑からの引用なので
公式図鑑にも載ってないマイナーすぎるデジモンは>>1が困っちゃうかもしれませんが

次回はウェンディモンの討伐をめぐってのさやかVS杏子です
それでは
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/16(水) 22:20:05.96 ID:cJa8MPxAO
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/16(水) 22:25:41.68 ID:m7U7LC0AO
>>79
オーツ!
チョコモン→ウエンディモンになりましたか。
原作展開を交えつつのコレからのオリジナル展開に期待します。

出してほしいデジモンですが、是非ともデジモン界の死亡フラグ レオモンを出してください。



ついでに思いついたネタ
拓也「スピリットエボリューション!アグニモン!」ババーン!

まどさやマミほむインプブイ「人がデジモンになったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」がくがく
QB「わ、訳が分からないよ」がくがく
テリア「無問題?」首かしげ
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/17(木) 18:23:18.82 ID:diWPcwGk0
ブイモン進化ァァァァァ!     ワープモン進化ァァァァァ!

エクスブイモン!         スティングモン!

エクスブイモン!スティングモン!ジョグレス進化ァァァァァァァァ

パイルドラモン!!

パイルドラモン究極進化ァァァァァァ

インペリアルドラモン!!
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/17(木) 18:28:03.11 ID:Lj8xPFwyo
ワームモン「賢ちゃん名前間違えられちゃったよ……」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/17(木) 19:08:53.39 ID:Z3035aZeo
たしかテイマーの究極体って裸だったよな?


マミさんの全裸か

85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/17(木) 21:15:57.82 ID:u4oDGLVAO
>>84
胸が厚くなるな。
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:37:57.82 ID:ePbQ7frO0
こんばんわ

自分は無印よりテイマーズの方が好きだからテイマっぽい流れになってしまう
でも無印もテイマの次に好きだからアグモンも出したいけどどうしよう

>>81
このSSでもレオモンさんには例外なくフラグを立たせてあげたいですね
でもテイマ通りにやるにもインプモンが最初から味方だからどうやって出そうかな

>>82
スティングモンはライダーっぽくてカッコイイですよね

>>83
ゲンゴロウってもう出てこないんでしょうかね?
あの剣道の話の時も何で出てこなかったんだろう?

>>84-85
デ・リーパーに全国ネットでマミさんの裸体が晒されるんですねわかります

では投下します
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:41:27.90 ID:ePbQ7frO0
公園

マミ「美樹さんも契約したのね…」

さやか「はい!舞い上がちゃってますけどこれからは見滝原の平和はあたし達4人でガンガン守りまくっちゃいましょう!」

インプモン「おいコラ4人って、俺達デジモンがいることも忘れんなよな!」

ブイモン「そうだよさやか!」

さやか「ごめんごめん!4人と3匹ね!」

まどか「……」

ほむら「そのうちあなたのデジタマもかえるわよまどか」

まどか「うん…でもね、さやかちゃんも契約したからこんなの作ってきたんだ」バンッ!

インプモン「…旗?」

マミ「見滝原魔法少女デジモンテイマーズ…?」

ブイモン「その似顔絵は俺達…?」

まどか「ティヒヒ!そうだよ!わたし達の旗!ここの空白にはわたしのデジモンが生まれたら描き加えるんだ!」

テリアモン「ダサ…」

さやか「てゆーか旗作ろうっていうセンスが信じらんない…」

まどか「え〜…」ガビーン

ほむら「そ…そんなことないわよまどか!私やまどかなんか可愛く描けてるし、インプモンやさやかも本人そっくりじゃない!」

さやイン「どういう意味だ!」

まどか「ありがとうほむらちゃん。じゃあこの旗はほむらちゃんが持っててね!」

ほむら「え…」

さやか「ぷwww似合ってるよ!」

マミ「ウフフ」

ほむら「…わかったわ…」

後で楯にしまっとけばいいわ…

まどか「それでマミさん…昨日わたし達チョコモンに会ったんですけど…」

マミ「チョコモンが!?それでどうしたの!?」

さやか「あたしのブイモンが進化したブイドラモンが戦ったんですけどまた逃げられちゃって…」

マミ「そう…」

まどか「とりあえず今日は4人別々にパトロールしながらチョコモンを探してみるってのはどうかな?」

さやか「お!それナイス!」

ほむら「いいの?あなたはまだデジモンがいないのに?」

まどか「大丈夫だよ、昨日だって一人で悪いデジモンをやっつけたんだから!」

さやか「そういうほむらだって大丈夫なの?インプモンまだ進化できないんだし」

インプモン「ぐっ…!」

ほむら「結構気にしてるみたいだから言わないであげて…いざとなったらお互い連絡を取り合えばいいわ」

マミ「それじゃあ行きましょうか」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:44:34.54 ID:ePbQ7frO0
路地裏

さやか「あ!デジモン!」

ブイモン「プチメラモンだ!」

“プチメラモン”

幼年期U 火炎型デジモン 属性無し

体内のデジコアを燃焼させているため体中が燃え上がっている
火の玉を飛ばして攻撃する

さやか「あんなデジモン放っといたら火災が起きそうだね…行くよブイモン!」

ブイモン「OK!ブイモンヘッド!」ダッ!

プチメラモン「ひっ!」

ドカッ!

ブイモン「うわぁ!」

さやか「ブイモン!誰!?」

杏子「ちょっと何やってんのさアンタ達?」

杏子「あんな幼年期デジモン倒しても塵みたいなDSしか持ってないじゃん?」

さやか「アンタも…テイマ法少女?」

プチメラモン「ひぃぃ!」

ブイモン「あ!逃げるよ!」

さやか「追わなきゃ!」

ジャキッ!

杏子「だからやめろっつーの!」

さやか「何すんのよ!あれ放っといたら被害が…」

杏子「当たり前だろ?適当に暴れさせてデータ食わせて、せめて成長期に進化させりゃあもうちょっとマシなDSも孕むのにさぁ」

杏子「卵産む前の鶏締めてどーすんだよ?」

ブイモン「な…!お前!悪いデジモンをそのままにする気かよ!?」

杏子「なんかさぁ…大元から勘違いしてるよねアンタ達」

杏子「弱い人間をデジモンが喰う。その弱いデジモンをアタシ達やアタシ達のデジモンが喰う」

杏子「それが当たり前のルールでしょ?学校で食物連鎖って習ったよねぇ?」

杏子「まさか人助けだの正義だのと冗談かますために契約したわけじゃないよなぁ?」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:47:20.04 ID:ePbQ7frO0
さやか「こいつ…!」バッ!

ガキィン!

杏子「ちょっとぉ…やる気?なら相手になってやろうじゃん!」

ブイモン「さやか!」

杏子「デジモンの相手はデジモンがしてやるよ!」

杏子「リロード!ギルモン!」シュゥゥゥ

ギルモン「ギルルぅ…杏子のてきは…たおす!」

ブイモン「な…!?」

ギルモン『ロックブレイカー!』

バシッ!
ブイモン「ぐわぁぁ!」

さやか「ブイモンが…!」

杏子「デジモンより自分の心配をしな!!」

ザシュッ!
さやか「うわぁっ!!」

杏子「ちったぁ頭冷やせよトーシロ共が」

さやか「…くっ…!」

ブイモン「…うぅ…!」

杏子「まだ立ち上がれるのかよ…全治三ヶ月ってくらいにはかましたはずなんだけど」

QB「彼女の契約は癒しの祈りによるものだからね。パートナーのデジモンと共に回復力は高いよ」

杏子「QBモン…いつの間に…」

さやか「あんたみたいなのに負けてたまるかぁ!!」バッ!

さやか『カードスキャン!超進化プラグインS!』ピカァァァ…

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

杏子「うぜぇ…超うぜぇ!ギルモン!!」スチャッ!

ピカァァァ…

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:50:43.91 ID:ePbQ7frO0
“グラウモン”

成熟期 魔竜型デジモン ウィルス

「深紅の魔竜」と呼ばれている魔竜型デジモン
ギルモンの頃にあった幼さは消え、より野性的で凶暴なデジモンへと進化をしている
必殺技は両肘のブレイドにプラズマを発生させ敵を攻撃する『プラズマブレイド』と
爆音と共に強力な火炎を吐き出す『エキゾーストフレイム』

ブイドラモン「うおおおおお!!」

グラウモン「グラウウゥゥ!!」

ドカッ!バキンッ!

杏子「ふん、アタシのグラウモンと張り合うとは中々のデジモンじゃないか!けど!」

ガキィンッ!

さやか「うっ!」

杏子「テイマ法少女の方はダメダメのダメモンのようだねっ!!」

ザシュッ!

さやか「きゃっ!」ドサッ

杏子「終わりだよっ!!」

ドコーン!!

杏子「な…?新手か!?」

グラウモン「グラ…?」

ブイドラモン「あれは…」

さやか「ウェンディモン…!」

ウェンディモン「…う゛おお…」

杏子「昨日アンタ達が逃した奴か…ならアタシが頂くよ!」

杏子「グラウモン標的変更だ!あのゴリラみたいなデジモンをやれ!」

グラウモン「グラァッ!」

ドカッ!

ウェンディモン「う゛があああ!!」

杏子「よし!必殺技で一気に決めろ!」

さやか「! やめろぉぉぉ!!」

ブイドラモン「うおおおおおお!!」

ガッ!

杏子「な!グラウモンを離せ!この青犬デジモン!!」

さやか「あれはマミさんの大切な友達なんだ!!」

杏子「マミの…?」

ウェンディモン「う゛ぅ゛…」シュゥゥ…

杏子「逃げられた…どういうことだ?詳しく話せ」

さやか「……」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:55:29.43 ID:ePbQ7frO0
見滝原市街

ビー!ビ゙ー!
運転手「どうなってんだこの霧は!?そしてこの渋滞!信号は何時になったら変わるんだよ!」

ドンッ!
運転手「何だお前!?何人様の車の上に乗ってんだよ!」

ザンッ!
運転手「うわぁぁ!!俺の車が真っ二つにー!!」



マミ「こんな交差点の真只中にDF(デジタルフィールド)が…!これでは多くの一般人が巻き込まれるわ!」

テリアモン「急ごう!マミ!」

デジタルフィールド内

マミ「あれは…ムシャモンね!」

“ムシャモン”

成熟期 魔人型デジモン ウィルス

ゲームの侍のデータにウィルスが感染して生まれたデジモン
必殺技は『切り捨て御免』
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 22:56:37.16 ID:ePbQ7frO0
少女「しくしく…」

テリアモン「女の子が!」

マミ「このDFに巻き込まれたのね!」

ムシャモン「人間は斬る…!」

テリアモン「危ない!」

バッバッバッ!

マミ『カードスキャン!高速プラグインHハイパーアクセル!!』

テリアモン「スタートアップ!」シュィィィィン!

ドカッ!
ムシャモン「ぐわぁっ!」

テリアモン「タイムアウト!」

マミ「さぁ!あなたはこっちへ!」

少女「う…うん!」

マミ「テリアモン進化よ!」

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

ムシャモン「おのれぇ…人間に与する愚か者めぇ!!」


マミ「ティロ・ボレー!」ドドド!

ムシャモン「ふん!この程度の銃弾全て斬り払ってやるわ!」キンキンキン!

ムシャモン『切り捨て御免!!』ダッ!

ガルゴモン「お前の相手はこっちだ!『ダムダムアッパー!!』」

ドゴンッ!

ムシャモン「ぬわぁぁぁぁ!!」バァン!

カランッ!

マミ「お見事!」

ガルゴモン「フィールドが晴れてくね」

ビー!ビー!
ブー!ブー!

運転手A「おい!こんな道の土真ん中で何突っ立ってるんだ!早くどけー!」

運転手B「つか何アレ?コスプレとデジモンの着ぐるみ?」

マミ「いけない!早く離れなくちゃね!」

少女「ありがとうお姉ちゃん!デジモンって本当にいたんだね!」

マミ「ふふ…みんなには内緒よ?」

少女「うん!じゃぁね〜」タタタッ!

テリアモン「こういう時にテイマ法少女をやってて良かったと思えるだったんだよねマミ?」

マミ「えぇ…さてと、暁美さん達はどうしてるのかしら?」

マミ「(もしかしたら誰かチョコモンと…)」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:21:20.26 ID:ePbQ7frO0
公園のデジタルフィールド内

ゴブリモン「データ…お前のデータをよこせ…」

“ゴブリモン”

成長期 鬼人型デジモン ウィルス

勇気が無いが狡賢い
棍棒を武器にしている
必殺技は火の玉を投げつける『ゴブリストライク』

ほむら「雑魚ね…今回は私の手もカードも使わずに一人で倒してみなさい」

インプモン「言われるまでもねぇ!」

ゴブリモン「データぁ!」ブンッ!

スカッ!
インプモン「おっと!オラオラオラオラ!」ドカドカドカドカ!

ゴブリモン「ぐおっ!」ドサッ!

インプモン「どうよ?」ドヤッ

ほむら「この程度当然よ」

ゴブリモン「うぅ…ゴブリモン進化ぁ!」パァァ…

インプモン「何!?」

フーガモン「フーガモン!」

ほむら「進化した!?」

“フーガモン”

成熟期 鬼人型 ウィルス

オーガモンの亜種
ゴブリモンやオーガモンと同じく棍棒を武器にしている
虎柄のパンツが特徴
必殺技は『イビルハリケーン』

ほむら「いくら進化してもこちらのパラメーターの方が上…」

ドコッ!
インプモン「へぶしっ!」

ほむら「…じゃないわね…しょうがないわね…」


ほむら『カードスキャン!攻撃プラグインB!!』

インプモン『サモンフレーム!!』ボォン!

フーガモン「データ…」バァン

カランッ

インプモン「くそっ!マジでいつになったら俺は進化できんだよ!!」

ほむら「慌てないの、ほらこのDSもあなたが全部使っていいから」つDS

シュゥゥゥ…

ほむら「さてと、この近辺はもう大丈夫のようだし誰かと合流しようかしら」

インプモン「じゃあマミs…」

ほむら「まどかね」

インプモン「…お前なんかあいつの事ばっかだな…」

そりゃそうよ
例え世界がどんなに変わってもあの子がいる世界なら私のやるべきことは一つ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:24:14.04 ID:ePbQ7frO0
森林公園のデジタルフィールド内

オオクワモン「キシャァァァ!」

“オオクワモン”

完全体 昆虫型デジモン ウィルス 

クワガーモンの進化型
必殺技はダイヤモンドをも挟み切る『シザーアームズΩ』

まどか「こ…恐い…けど!」

まどか「ハイパーまどかビーム!」ビシュンッ!

オオクワモン「キシャァァァ!!」バァン!

まどか「やった!」

女「流石高いの素質をもったテイマ法少女ね…デジモンがいない状態で完全体を一撃で葬り去るとは…」

まどか「え!?誰ですか?」

女「私はデジモンの研究をしている者よ…あなたのデジタマ中々生まれないんですってね?」

まどか「ええ…まぁ…」

女「そのデジヴァイスちょっと見せて貰えるかしら?何かわかるかもしれないし」

まどか「わかりました、お願いします」つデジヴァイス

パシッ
女「アハハハ!こんな単純な手に引っ掛かるなんて魔力はあってもオツムの方はないようね!」

まどか「え?え?」

女「じゃあね〜」シュタッ!

パァァ…
まどか「ああ!変身まで解けちゃった!返してー!!」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:25:18.04 ID:ePbQ7frO0
女「ふふふ…これを上に献上すれば私が空席の…」シュタタタタ…

ボムッ!

女「ビックリしたぁ!何なのよ!」

ほむら「あなた何者?まどかのデジヴァイスをどうするつもり?」

女「お前がインプモンを従えている少女か…!」

シュゥゥン
インプモン「誰が従っているだって!?つかてめぇ何で俺の事を知ってやがる!!」

女「丁度良いわ、私があの座に就くにはアンタの存在は目障りだからね!」

女「見せてあげるわ!私の真の姿を!」ジュルル…

ほむら「! 人間じゃない…デジモン!!」

“アルケニモン”

完全体 魔獣型 ウィルス

全てのドクグモンを統べる蜘蛛の女王であり
知性が高く非常に狡猾なデジモン
必殺技は切れ味の鋭いワイヤーで敵を切り刻む『スパイダースレッド』と
腹部に隠れている無数の肉食ドクグモンで敵を襲う『プレデーションスパイダー』
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/17(木) 23:27:01.48 ID:hW8U3k6Bo
ほむ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:27:11.54 ID:ePbQ7frO0
ほむら「完全体か…でもまどかのデジヴァイスを取り戻す為に引くわけにはいかないわ!」

でも、無理して戦わなくても時止めてデジヴァイスだけ奪ってとんずらすればいいけどね

インプモン「うおおおおお!」ダダダ…

ほむら「馬鹿!」

アルケニモン「ふん!」

シュルルル
インプモン「うわ!何だこれ!蜘蛛の糸!?」

アルケニモン「捕まえたわよ」

ほむら「ああ、もう!余計なことして!」

まぁ…いいわ…さっさと時を止めて…

シュルル
ほむら「え!?」

マミーモン「アルケニモン、こいつは俺の包帯で捕らえたぜぇ!」

“マミーモン”

完全体 アンデッド型デジモン ウィルス

ミイラのような姿をしたデジモン
愛用の銃「オベリスク」を乱射して攻撃する
必殺技は両腕の包帯が蛇のように伸びて敵を締め付ける『スネークバンデージ』と
死霊を呼び出し敵を狂死させる『ネクロフォビア』

アルケニモン「よけいな事しないでよねマミーモン!」

マミーモンだぁ?巴マミのような名前でしかも彼女と同じように私を縛り付けて時止めを封じてくれちゃって!

インプモン「ほむら!」

アルケニモン「さぁて…あの娘のデジヴァイスさえ手に入れば充分だったけど更にここであなた達を消せるのならこれ以上の無いラッキ

ーデーね!」

マミーモン「へへへへ…」ジャキッ!

インプモン「くそっ…!」

ほむら「万事休すかしら…」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:31:54.43 ID:ePbQ7frO0
杏子「ふぅん…マミのテリアモンの双子の兄弟ね…」

さやか「だからあのデジモンを倒すわけには…」

杏子「アタシには関係無いね!」

さやか「お前っ!!」

QB「! 大変ださやか!まどかとほむらが危ない!」

さやか「まどかとほむらが!?何でそんな事わかるの?」

QB「僕はデジヴァイスを通して君たちの事を感じる事ができるのさ」

QB「どうやらまどかのデジヴァイスが何者かに奪われてそいつらとほむらが戦ってるようだ」

さやか「急がないと!」

QB「杏子、できれば君にも手を貸してもらいたいんだけどな」

杏子「嫌だね、アタシに何の得があるのさ」

さやか「QBモン!こんな奴に頼むことはないよ!」

QB「今ほむらが戦っているデジモンはかなり強い力を持った完全体2体のようだ。そんなデジモンなら落とすDSも質が高い物だと思うけど?」

杏子「完全体2体か…おもしれぇ!先にアタシがぶっ潰してやろうじゃん!」ザッ!

さやか「あ!もう!それより完全体2体じゃ進化できないインプモンじゃ適わないじゃん!マミさんにも連絡しないと…」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:35:46.11 ID:ePbQ7frO0
アルケニモン「さぁて…そろそろお祈りは終わったかしら?」

ほむら「生憎神様なんて信じてないのよ」

時間停止を封じられた私は何て無力だろうか…
結局あの頃と全然変わってないじゃないの私…
全然強くなってない…

まどか「ほむらちゃん!インプモン!」

まどか…そう…まどかに守られてた頃から全然強くなってない…
だってこの子との約束何一つ守れてないじゃないのよ…
何が彼女に守られる私じゃなく彼女を守る私になりたいよ…って
何で来たのよまどか!?

アルケニモン「あら来たの?でもこのデジヴァイスが無ければただの人間と変わらないあなたに何ができるのかしら?」

まどか「それでも二人ともわたしの友達だもん!ほっとけないよ!」

まどか「それにわたしのデジタマも返して!」

マミーモン『スネークバンデージ!』

シュルシュル
まどか「きゃっ!」

マミーモン「大人しくお家に帰ってりゃお前の命だけは助かったのになぁ!」

まどか「あ…あぁ…」ギチギチ…

ほむら「まどかを…離せ…!」ピカァァ!

インプモン「何だ…?力が…みなぎってきた!!」ブチィッ!

アルケニモン「何!私の糸を引き裂いただと!?」

インプモン「ほむら!」

インプモン『ナイト・オブ・ファイアー!!』ボッ!ボッ!

ボォォォ!
ほむら「熱ちちちち!」

マミーモン「なっ!?俺の包帯が!」

ほむら「まどかも解放させてもらうわよ!!」カチッ

ほむら「こんな事もあろうかとアーミーナイフだって持ってるのよ!」スパッ!

カチッ
マミーモン「あれっ!?いつの間に!」

ほむら「もう大丈夫よまどか!」

まどか「ありがとうほむらちゃん!」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:42:11.95 ID:ePbQ7frO0
マミーモン「舐めた真似してくれるじゃないか…」

アルケニモン「でも戦況はそう変わらないわよ、その子のデジヴァイスはまだこちらの手の中にあるもの」

ほむら『インプモン、もう一度時を止めてまどかのデジヴァイスを取り戻したらここは引くわよ』

インプモン『逃げるのかよ!?』

ほむら『私達では奴等に勝てないわ』

インプモン『嫌だ!俺は奴等に勝ちたい!』

ほむら『時には逃げる勇気も必要なのよ』

インプモン『んな勇気俺は認めねぇ!ほむらはそうやっていつも逃げてばっかりだったんだろ!』

ほむら『……あなたに何ができるっていうのよ』

ほむら『進化もできない弱いあなたに!』

インプモン『…ああ、今の俺は弱いさ。いつもマミさんや進化できるテリアモンやブイモンに守られて…』

インプモン『お前の手を借りなければ満足にデジモン一体も倒せない…』

ほむら『…インプモン…』

インプモン『だから俺は!俺は変わるんだ!強くなるんだ!!』

インプモン『俺はお前らに守られる俺じゃなくて、お前らを守る俺になりたいんだ!!』

ほむら『! ふふ…あなた…私と同じだったのね…いえ、まどかしか守ろうとしてなかった私とは違う、かな…』

インプモン『ほむら、マミさん、まどか、さやか、テリアモン、ブイモン』

インプモン『みんな俺達のダチだろ?』

ほむら『そうね…変わりましょう…そして強くなりましょう…私達二人で!』ピカァァァ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/17(木) 23:44:58.13 ID:u4oDGLVAO
インプモン進化ああああああ!
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:48:58.59 ID:ePbQ7frO0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―インプモン超進化!バアルモン!!―

“バアルモン”

完全体 魔人型デジモン ウィルス

必殺技は護符を様々なものに変化させて攻撃する『ギルティッシュ』と
手にした打神鞭で強烈な雷撃を放つ『カミウチ』

まどか「あれが…進化したインプモン!」

アルケニモン「(バアルモン…だと…?奴が進化した姿は……どうやらあの少女はまだ奴の力を完全に引き出せていないということか、ならここで消させてもらうわよ)」

バアルモン「…行くぞほむら」バンバン!

ほむら「ええ!」バンバン!

マミーモン「けっ!人間の作った銃が俺に効くかよ!」バババババ!

バアルモン「ほむら、俺の銃を使え」

ほむら「良い銃ね…少し借りるわ」バンバン!

マミーモン「ぐはっ!」

マミーモン「このっ!」シュルシュル!

カチッ
ほむら「遅いわね!」

マミーモン「何!?」

ほむら「私の知っている『マミモン』ならもっと素早く繰り出して私を捉えることができるのに」

マミーモン「俺以外に『マミーモン』がいるのか!?」

バアルモン『ギルティッシュ!』

バアルモンが身につけてた護符が集まり巴マミの巨大マスケット銃と同じ形に変化する

バアルモン『ティロ・フィナーレ!!』バァン!!

マミーモン「ぐわぁぁぁ!!」

アルケニモン「マミーモン!」

カチッ

ほむら「まどかのデジヴァイスは返してもらったわ」

アルケニモン「またいつの間に!?いったいどんな技を使ったんだ!」

バアルモン「止めだ!」

バアルモン『カミウチ!!』ビリビリ!

アルケニモン「ぎゃああぁぁ!!」

カランッ

まどか「やったぁ!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:51:21.42 ID:ePbQ7frO0
スタッ!
杏子「よぉし!完全体2匹はこのアタシが…って…あれ?」

ほむら「あら佐倉杏子、何か用かしら?」

杏子「お前が完全体2匹にボコボコにされてるって聞いたから…」

バアルモン「奴等なら既に片付けた」

杏子「お…お前は!?」

さやか「まどか〜」

マミ「暁美さ〜ん」

まどか「さやかちゃん!マミさん!」

さやか「大丈夫?インプモンがボコボコにされてるって聞いたから飛んできたんだけど…」

マミ「そのデジモンは…?」

ほむら「インプモンが完全体に進化したバアルモンよ」ファサッ

マミさや「えぇ!?」

さやか「成熟期をすっ飛ばして完全体に!?」

バアルモン「……」

さやか「それにしてもあんた…随分と雰囲気が変わったねぇ…」

マミ「そうねぇ、大人になったのかしら?」

バアルモン「////」

テリアモン「あ〜インプモン照れてる〜マミが好きなのは変わらないんだ〜」

バアルモン「バアルモンだ…」

ブイモン「でも進化できて良かったなインプモン!」

バアルモン「バ・ア・ル・モ・ン!」

ほむら「まったく…無理してかっこつけてたのね」

一同「アハハハハ!」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:55:07.00 ID:ePbQ7frO0
杏子「ちっ…はしゃいじゃって…」

さやか「あ!そういやお前!」

マミ「あら?佐倉…さん?」

杏子「今頃気がついたのかよ!」

まどか「この子が佐倉杏子ちゃん?」

ほむら「ええ、ホームレス中学生よ」

杏子「だから違うっつっただろ!」

杏子「ったく!お前らみたいに馴れ合ってる連中なんかそのうちぶっ潰してやるからな!」

まどか「そんな…仲良くしようよ…」

QB「その意見、僕も賛成だね」

一同「QBモン!」
ほむら「畜生!」

QB「ぜひ君達5人にはワルプルモンを倒すために共に戦ってほしいんだ」

まどか「わたし達5人で…?」

QB「さっきのまどかのデジヴァイス…いや、デジタマを狙った2匹はワルプルモンがリアルワールドに送り込んだ刺客だ」

ほむら「やっぱり…」

QB「でもリアルワールドへのゲートを通れるデジモンなんて末端の配下にすぎないけどね」

まどか「インプモンが進化してやっと倒せたのに…?」

QB「所詮は完全体だからね。デジタルワールドに行けば究極体の配下もゴロゴロしているし」

さやか「究極体ぃ!?」

マミ「ならこのリアルワールドに現れるデジモンを倒してもっと私達のデジモンを強くしないとね」

QB「そう悠長な事を言っている時間は無いよ…僕らは一刻も早くデジタルワールドへ向かわなければならない」

QB「ワルプルモンの影響による時空の歪みの進行は速度を増して行ってるしね」

QB「でもデジタルワールドならこの世界より時の流れが遅いから向こうでもデジモンを鍛えることができるよ」

マミ「つまりデジタルワールドで戦った方が効率が良いのね」

杏子「アタシは行かねーからな!」

さやか「あたしだってこんな奴と!」

まどか「二人共…」

ほむら「一ついいかしら畜生?」

QB「何だい?」

ほむら「そのデジタルワールドに行ったらリアルワールドに戻ってこれるのかしら?」

QB「もちろん!二度と帰れないよ!」

一同「え?」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/17(木) 23:58:36.97 ID:ePbQ7frO0
ほむら「…畜生…この前私達テイマ法少女には何もデメリットがないって言ってたわよね?」ジャキッ!

QB「銃を突き付けないでくれないかな暁美ほむら?」

QB「そりゃデジタルワールドに行かないテイマ法少女にはデジモンと戦う以外のデメリットは無いって事だし嘘じゃないだろ?」

ほむら「ねぇ、撃っていいかしら?」

さやか「おいおい落ち着けって…」

QB「でもワルプルモンを倒さなきゃどの道両方の世界が滅びるから誰かがやらなきゃいけないことじゃないか」

杏子「ふざっけんな!何でアタシ達なんだよ!他を当たれ!」

QB「…世界各地で僕と同じインキュベーモンが君達のような第二次成長期の少女にテイマ法少女としての契約を取り結んでいるけど…」

QB「デジタルワールドで戦い抜けられる程の強いデジモンに進化させる事のできる素質を持った少女は君達5人だけなんだ」

さやか「あたし達が?」

マミ「というかあなたの名前ってQBモンでしょ?インキュベーモンって?」

QB「ああ、それは僕ら種族の正式名称でQBモンという名は僕という個体の名前だからどちらでもいいよ」

杏子「でも何で世界中にテイマ法少女がいるのにこの町の4人と隣町のアタシだけなんだよ?」

QB「さあ…僕にも何故僕の担当のこの区域にこれほどの素質の少女達が集中したのかはわからない。何者かが因果線を集束させた影響かな?」

杏子「なんだそりゃ?」

ほむら「……」

QB「とにかく君達はまさに『選ばれし少女達』なんだ!」

QB「僕と一緒にデジタルワールドに行こうよ!」

さやか「そんな事言われてもねぇ…」

まどか「わたし…行くよ!」

さやか「まどか!?」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/18(金) 00:01:41.66 ID:+evImDuw0
まどか「わたし…得意な学科とか自慢できる才能とか何もなくて」

まどか「誰の役にも立てないまま毎日を過ごしていく自分が嫌だったけど…」

まどか「でもテイマ法少女になって誰かを助けられる自分になれたのがとても嬉しかったの!」

まどか「まだデジモンはいないけどね…」

まどか「だけどこんな自分でも誰かの役に立てるんだよって胸を張れるから…」

まどか「だから…わたしこの世界を守るためにデジタルワールドに行くよ!」

さやか「まどか…」

ほむら「私も行くわ」

さやか「ほむらまで!?」

ほむら「私にはこれ以外に道しるべは無いもの」

それにまどかと一緒ならどこの世界だって…
いえ…まどかだけの幸せを願うのならまどかをデジタルワールドに行かせるのを止めさせるべきじゃないの?私?

――今でも自慢なの、あなたを救えたこと――

…そうね…その行為は私のエゴね…
彼女のやりたいことをやらせるために彼女の手助けする…
それが私の本当の願いかもしれないわね…
それに今の私は独りじゃない…インプモンがいるもの…

マミ「私もこの世界にはもう…家族はいないから行ってもいいけど…」

テリアモン「…チョコモンの事が気になるんだね」

QB「確かにあのデジモンはまだこの世界の何処かに潜んでる。奴を対処してからだねデジタルワールドに向かうのは」

さやか「対処って…」

さやか「で…あんたは?」

杏子「別にこの世界もデジタルワールドってとこもどうなろうが知ったこっちゃ無いし」

杏子「精々世界の終わりまで好き勝手やらせてもらうよ」ダッ!
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/18(金) 00:03:38.33 ID:+evImDuw0
さやか「あ…何だよあいつは!?」

ほむら「そういうあなたはどうなの?」

さやか「あたしは…」

ブイモン「恭介にもう会えなくなるかもしれないから行きたくないのか?」

さやか「ちょ!余計な事言わないでよブイモン!」

マミ「恭介君ってあなたの願いで腕を治した例の幼馴染の?」

さやか「はい…」

ほむら「…デジタルワールドへ行く事は全てを諦めることかもしれないわね」

ほむら「この世界を救う事と…私達それぞれの願いの代償に」

さやか「!」

インプモン「んな事ねーよ!俺達だって偶然だけどこっちに来れたんだ!向こうでお前らが戻る方法だって見つかるかもしれないぜ?」

テリアモン「そうそう、無問題」

さやか「…そう…だよね」

それぞれの思いを胸に秘め
私達はデジタルワールドへ向かう決意をする

…美樹さやかと佐倉杏子を除いてだけど…
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/18(金) 00:08:04.66 ID:+evImDuw0
今回はここまでです
バアルモンはクロスウォーズ初出のデジモンだから本当は世代が無いけど
ベルゼブモンの転生前の姿ということでこのSSでは勝手にインプモンの完全体にさせてもらいました
公式図鑑には載ってないけど一応アニメでは使ってたベルゼブモンの銃のベレンヘーナも使います

次回はさやかと上条編です
それでは
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西・北陸) [sage]:2011/11/18(金) 00:17:53.41 ID:v5itPyVAO
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/18(金) 09:23:47.86 ID:MvDgCQeAO
乙。
デジクロ見てないけど問題ないぜ。
個人的にはバンチョーレオモンとマサルダイモンをぜひ。
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 13:54:24.72 ID:VY4A3r2A0
こんにちわ
外は雨だけど元から休日に外出する事が無いので無問題

>>110
このSSでは魔法少女しかデジモンを持つ事ができないけど…別世界から来たって事にすればいいかな?
え?アニキは元からデジモン?

投下
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 13:56:26.25 ID:VY4A3r2A0
ほむホーム

ほむら「で?畜生、本当に一度デジタルワールドに行ったらもうこの世界には戻れないの?」

QB「僕等の知る限りではね」

ほむら「でもこのリアルワールドには次々とデジモンがやって来るじゃない」

QB「ワルプルモンの影響による次元の歪みだと言う事は言ったろう?その歪みで出来たゲートを通ってデジモンはリアライズしてくるんだ」

QB「ただしそのゲートは究極体やそれに近い力を持つデジモンでは狭すぎて潜れない」

ほむら「幽々白書の魔界の穴みたいな物ね」

QB「だからワルプルモンの配下のデジモンといっても昨日のような末端の完全体デジモンしかやって来れない」

ほむら「つまりワルプルモンを倒すとそのゲートが閉じてしまうから私達も戻れなくなると」

QB「そうだよ。まぁ倒さなくても君達人間がそのリアルワールドへのゲートを通る事は出来ないけどね」

ほむら「何故?」

QB「力を持つデジモンがゲートを通れないのと同じように君達テイマ法少女も力を持っているからね。それと同じ理屈さ」

ほむら「だったらそのゲートが力を持つデジモンや私達が通れるほどに広がる事はないのかしら?」

QB「そこまでゲートが広がる事は次元の歪みにより両方の世界が崩壊する時だね」

ほむら「そしてその時も迫ってきているのね…」

QB「だからこのリアルワールドにリアライズしてくるデジモンをロードし続けても高が知れている」

QB「デジタルワールドでより強いデジモンと戦い鍛えあげ、ワルプルモンを迎え撃つべきなんだ」

ほむら「ここと向こうじゃ時の流れが違うと言ってたけどどれくらいの差があるの?」

QB「向こうの一ヶ月がここの一時間くらいだね」

ほむら「そんなに!?じゃあ、あなた向こうに帰ったら浦島太郎じゃないの!」

QB「僕らインキュベーモンはこの使命だけのためにイグドラシルによって生み出された存在だから構わないさ」

ほむら「イグドラシル?」

QB「デジタルワールドの管理プログラム…言い換えればデジタルワールドの神様だね」

ほむら「神様ね…それで私達がデジタルワールドに行くのにはどうすればいいのかしら?」

QB「それに関しては僕が今デジタルワールドへのゲートを作ってる真っ最中だ。あと二週間ほど待っててくれないかな?」

ほむら「二週間か…」

魔女がいた世界のワルプルギスの夜が来るまでの期間と同じくらいね…
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 13:58:12.95 ID:VY4A3r2A0
上条家前

さやか「恭介ったら…退院したなら連絡くれてもいいのに…」

ブイモン『薄情な奴だな!』

さやか「そんな事言わないの!きっと忙しかったんだよ!」

♪〜

ブイモン『バイオリンの音だ』

さやか「練習してるんだ…邪魔しちゃ悪いね…」

ブイモン『え?会っていかないの?』

杏子「今日一日中追いかけまわしてたくせに?」

さやか「! お前!」

杏子「この家の坊やなんだって?アンタが契約した理由?QBモンから聞いたよ」

さやか「あの畜生…!」

杏子「一度の願いを他人のために使いやがって…」

ブイモン『うるさいぞお前!それがさやかの願いだったんだからいいだろ別に!』

杏子「…で?結局アンタはデジタルワールドに行く決心はついたのかい?」

さやか「…も、もちろん…」

杏子「嘘だね、ここの坊やに未練があるんだろ?」

さやか「!」

杏子「だったらさ…あの坊やも拉致って一緒に連れてきゃいいじゃん?」

さやか「な!?」

ブイモン『あ、それいいかも!』

さやか「よかないわよ!」

杏子「いいじゃねぇか、坊やの手足を潰して」

杏子「もう一度アンタ無しでは何もできない身体にしてやれば、むこうからついてくるかもよ?」

さやか「!!……許さない…お前だけは絶対許さない!!」

杏子「昨日の続きかい。いいぜ、場所を移そうか?」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 13:59:15.07 ID:VY4A3r2A0
町外れの採石場


杏子「ここなら遠慮はいらないね、いっちょ派手にやろうじゃん!」

杏子「リロード!ギルモン!」

シュィィィン
ギルモン「ギル!」

さやか「ブイモン、行くよ!」スチャッ

さやか「リロ…」

まどか「待ってさやかちゃん!駄目だよこんなの!絶対おかしいよ!!」

さやか「まどか!それにほむらまで!どうしてここが!?」

ほむら「畜生に知らされて来たのよ」

杏子「ホントウザい奴はウザい奴等同士で馴れ合うもんだね!」

さやか「何だと!」

ほむら「……」

この状況は…
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/19(土) 14:00:33.38 ID:rSbV/J4e0
カードを読み取れるなら、デジメンタルアップしたり、相手になるデジモンのカードを読み込んでジョグレスしたりもできるのかな?
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:00:56.34 ID:VY4A3r2A0
まどか「さやかちゃんごめん!」パシッ!

さやか「あ!あたしのデジヴァイス!?」

まどか「えいっ!」ブンッ!

ヒュー

さやか「ああ!あたしのデジヴァイスが橋の下を走っていたトラックの荷台に!!」

さやか「まどか!あんた何てことを!!」

まどか「だってこうしないと…」

さやか「つーかあの中にはブイモンも居たのよ!!」

まどか「…やっちゃたぁ☆ティヒヒヒ♪」

さやか「……」イラッ



ほむら「…と…時止めながら走って追いかけるの…しんどい…」ゼェハァ…

 ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  O 。

ほむら「てな事にはならないわねここ橋の上じゃないし」

インプモン『何の事言ってんだよ!?』

まどか「わたし達は一緒にデジタルワールドに行く仲間でしょ!?」

まどか「なのにどうして味方同士で戦わなきゃならないの!?」

さやか「邪魔しないで!まどかには関係無い話なんだから!」

まどか「でも…」

ほむら「いいわ、二人の気の済むまでやらせてあげましょう」

まどか「ほむらちゃん…?」

ほむら「いざという時になったら私とインプモンで止めるわ」

ほむら「それにあの二人がわかり合うのはこうするのがいいかもしいれないわ」

ほむら「お互いの熱い拳と拳を交えて…」

まどか「そんな…昔の不良漫画じゃないんだから!」

さやか「リロード!ブイモン!」シュィィィン

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!―
―ギルモン進化ぁ!グラウモン!―
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:04:55.10 ID:VY4A3r2A0
まどか「いきなり進化して戦うの!?」

グラウモン『プラズマブレイド!!』ザンッ!

ブイドラモン「ぐっ!」

さやか「負けるなブイドラモン!傷はあたしの治癒魔法ですぐ治るから!」

杏子「おいおい、デジモンだけじゃなくアタシらもやらないと!」

さやか「そうだったね!」ザッ!

ガキンッ!ガキンッ!

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』

ドゴォォォン!!

杏子「グラウモンの方がちと苦戦してるみたいだな…よし!」

杏子『カードスキャン!トレーニングギブス!』

グラウモン「!」ジャキッ!

さやか「訓練用のギブス?そんなもんどうすんのよ!?」

杏子「グラウモン!奴にプレゼントしてやりな!」

グラウモン「ふんっ!」ブンッ!

ジャキッ!
ブイドラモン「うわっ!?体が…思うように…!」ギギギギ…

さやか「な…!卑怯な!」

杏子「遊びじゃないんだ!卑怯も糞もあるかよ!」

さやか「ブイドラモン!待っててね!今あたしが外してあげるから!」

杏子「そんな時間与えるかよ!」ガキィン!

さやか「ちっ…!」

まどか「このままじゃ…!」

ほむら「しゃーねえわねぇ…」

ほむら「リロード!インプモン!」シュィィン

インプモン「出番か!」

ほむら『カードスキャン!超進化プラグインS!』

―インプモン超進化!バアルモン!!―

ほむら「あのギブスを壊してやって」

バアルモン「わかった」

ザンッ!

ブイドラモン「サンキューインプモン!」

グラウモン「グラ…?」

バアルモン「バアルモンだ」

杏子「奴の進化したデジモンか…完全体ニ体を同時に倒したっていうし…あっちの方が手応えがありそうだな…よし!」

杏子「グラウモン!アンタも完全体に進化するよ!」


杏子『カードスキャン!超進化プラグインS!』

―グラウモン超進化!メガログラウモン!!―
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:08:22.61 ID:VY4A3r2A0
“メガログラウモン”

完全体 サイボーグ型 ウィルス

上半身は最強金属“クロンデジゾイド”でメタル化されている
両肩に付いている2基のバーニアで飛行することもでき、対空・対地攻撃の両方が可能である
必殺技は両腕の「ペンデュラムブレイド」で敵を切り裂く『ダブルエッジ』と
両胸の砲門から原子レベルで敵を破壊する『アトミックブラスター』

ほむら「テイマ法少女歴が長いだけあってやはり既に完全体に進化できるようね…」

まどか「大きい…!」

ほむら「大きさに差があっても同じ完全体よ。バアルモン!」

バアルモン「!」バンバン!

カキンカキン!
メガログラウモン「グラウゥ…」

杏子「はっ!メガログラウモンの装甲にそんな鉛玉が効くかよ!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!』ザッ!

バアルモン「遅い!」

ほむら「バアルモン!生身の所を狙うのよ!」

バンバン!

メガログラウモン「うっ…!」

杏子「ふん…やるじゃないか!」

さやか「つかあたしとブイドラモンを放置してんじゃないわよ!」

ガキィン!

杏子「何だよ、まだいたのかよ!」

さやか「こいつぅ!」

杏子「いいぜ!二人がかりで来な!」

さやか「余計な事しないで!こいつはあたしだけでやるんだから!」

ほむら「ええ、お二人だけで続きをどうぞ。私はあなたのデジモンと戦って完全体になったバアルモンの実力を見極めたいだけだから」

杏子「こっちもアンタの実力を見極めたいんだけどな!」ブンッ!

スカッ

杏子「何!?アタシの背後に!」

ほむら「魔法少女としての潜在能力はあなたの方が上でしょう。でもあなたでは私には勝てない」

杏子「あんだと!?」

ほむら「それに今のあなたは心に余裕が無いようね?何をそんなにイライラしているのかしら?」

杏子「! うるせぇ!!見透かしたような事言ってんじゃねぇ!!」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:12:51.88 ID:VY4A3r2A0
バアルモン「ふ…デカイ図体の割には意外と速いな…」

メガログラウモン「グラァァァ!!」ゴォォォォ!

ブイドラモン「バーニアで飛ぶ事もできるんだ…俺も飛びたいなぁ…」

メガログウモン『アトミックブラスター!!』

バアルモン「上から来るぞ!気をつけろ!!」

ドゴォォン!!

バアルモン「ブイドラモン、生きてるか?」

ブイドラモン「ああ、なんとかなぁ」

ブイドラモン「二人で同時に必殺技を撃ち込んで決めよう!」

バアルモン「俺一人で十分なんだがな…」


杏子「この野郎!避けてばっかいねぇで戦え!」ブンッ!ブンッ!

ほむら「だが断るわ」

さやか「コラー!あんたの相手はあたしだって言ってるでしょ!」

ブイドラモン「ブイブレス…」

バアルモン「ティロ…」

まどか「いい加減にしてよ!!!!」

ドコォォォォォォォォォン!!!

一同「!!!!」

ほむら「まどか…」

杏子「何だ…アイツ確かまだデジモンがいないんだろ!?なのにこの力は…!」

まどか「お願いだから…みんな仲良くしてよぉ…」グスッ…

ほむさや杏「……」

マミ「みんな!」

さやか「マミさん…」

テリアモン「どうやら三人で派手にやり合ってたみたいだね〜」

マミ「まったく…美樹さんと佐倉さんはいずれこうなる気がしていたけど…暁美さん、まさかあなたまで…鹿目さんも泣いてるし」

ほむら「反省してまーす…」

マミ「佐倉さん…どうしてこんな事を?」

杏子「気に入らねぇんだよ!他人のために願い事を使ったこいつがよ!!」

マミ「…それはあなたと同じだから?」

さやか「え…?」

杏子「…帰るよギルモン」

ギルモン「ギル…」

まどか「どうやったらあの子と仲良くできるのかな…?」

さやか「……」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:15:57.44 ID:VY4A3r2A0
ギルモン「杏子ぉ…なんでマミたちと仲直りしないの?」

杏子「…アタシはマミとは違うんだよ!それに世界を救うなんて…アタシの柄じゃねぇよ…」

ギルモン「ギルモン、杏子がほんとうはいい子だってしってるよ?」

杏子「うるせぇよ!」

杏子「ほら、もうすぐ家だからデジヴァイスに戻んな」シュゥゥゥ…

松田ベーカリー

杏子「ただいま…」

剛弘「ああ…お帰り、杏子ちゃん」

美枝「杏子ちゃん!またこんな遅くまで何処行ってたの?」

杏子「な…何でも無いよ美枝オバサン!明日は店の手伝いするからさ!」

美枝「店はいいから…あなたにはちゃんと学校に行って貰いたいんだけど…」

杏子「…無理だよ。また親父の事で絡んで来た奴等を返り討ちにしてボコっちまうかもよ?」

杏子「そんな事したらアタシを預かっているこの店の評判が落ちちゃうじゃん…」

剛弘「いやいや、杏子ちゃんが強いってわかったならもう誰もちょっかい出そうとはしてこないと思うけどなぁ」

美枝「あなた、そういう問題じゃないでしょ」

杏子「それにいずれアタシはアタシで将来パン屋を開くつもりだし、学校で習う勉強なんか意味ないよ」

剛弘「経営するにも学力は必要だよ?それに杏子ちゃんはこの店を継いでもいいけどなぁ」

杏子「海外に留学しているタカト兄ちゃんが戻ってくるでしょ?」

剛弘「あいつはあいつで向こうで自分の店を開くつもりらしいからさ」

杏子「…とにかく学校はいい…」

杏子「(どっちにしろ本当に意味ないもん…)」

杏子の自室

ギルモン「杏子ぉ…」

杏子「なんだよギルモン」

ギルモン「マミたちとデジタルワールドにいかないの?」

杏子「…デジタルワールドには行くつもりだけど奴等と徒党を組む気は無いね…」

QB「君一人だけじゃ犬死にするだけだと思うけどね」

ギルモン「QBモンだ!」

杏子「いきなり人の部屋に入ってくんじゃねぇよ畜生!」

QB「昔はマミと組んでデジモン狩りをしていたのに、今じゃどうしてそう意地を張ってるのかな?」

QB「感情の無い僕らインキュベーモンには理解できないよ」

杏子「……」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/19(土) 14:17:13.13 ID:ZHMRF0CAO
ほむほむ不真面目だなwww
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:19:40.96 ID:VY4A3r2A0
――数年前―――

モモ「みてみてお姉ちゃーん!これあたしとタカトお兄ちゃんが考えたデジモン!」

杏子「へぇ、よく描けてるじゃんモモ!アグモン見たいだね!」

モモ「最大攻撃力はアグモンと匹敵するんだって!そしてこの胸のマークはデジタルハザードって言って…」

杏子「…その設定はタカト兄ちゃんが?」

モモ「そうだよ!」

杏子「は…はは…(いい歳してこういう設定作るの好きなんだよなぁ…)」

グゥ〜

杏子「あ…」

モモ「お腹へったのお姉ちゃん?はいコレ!」

杏子「またタカト兄ちゃんの家からパン貰ってきたの?」

モモ「うん!お姉ちゃん達と食べてねって!」

杏子「いくら兄ちゃんのお父さんと家のお父さんが幼馴染の親友と言ってもこれ以上迷惑かけるわけには…」

モモ「みんながお父さんのお話を聞いてくれればなぁ…」

QB「それなら僕と契約してテイマ法少女になってよ!」

杏子「なんだコイツ!?」

モモ「本物のデジモンだ!」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:21:34.91 ID:VY4A3r2A0
――――

杏子「本当にアンタと契約すれば、お父さんの話が聞いてもらえるようになるんだね?」

QB「そうだよ。君にはテイマーと魔法少女の素質がある」

モモ「すごいよお姉ちゃん!ご飯が食べられるようになる上に本物のテイマーになれるなんて!」

QB「契約成立だね」

QB「それじゃあ何か携帯のデジモンゲームとか持ってないかな?それが君のデジヴァイスとなりその中のデジモンも君のパートナーにする事もできるんだけど」

杏子「…これしかない…」

QB「…これは随分と古い機種だね…しかも動かないじゃないか」

モモ「電池買うお金も無いもん…」

QB「いや、電源は入って無くてもデジヴァイスに変化させられるから問題ないんだけど…この中にデジモンが居ないんじゃリアライズさせようがない…」

モモ「そんなぁ…」バサッ

QB「ん?そのデジモンの絵は…?」

モモ「ギルモン!あたしとタカトお兄ちゃんで考えたデジモンなんだ!」

QB「…ふむ、これは試してみる価値がありそうだね…とりあえずこのゲームはデジヴァイスに変化させてと…」

杏子「うわっ!何だこの耳!?」

QB「君のデータを読み取るだけだからじっとしててくれよ」

ピカァァァ

杏子「これが…アタシのデジヴァイス…」

QB「君の願いも適っているはずだ」

QB「そしてデジヴァイスでそのデジモンの絵をスキャンさせてみてくれ」

杏子「こうか?」ピカァァァ

QB「成功だ!君のデジモンはエントロピーを凌駕した!さぁ、さっそくリアライズさせてごらん!」

杏子「わかった、出てこい!アタシのデジモン!!」

シュィィィン

ギルモン「…ギル?」

モモ「わぁ!ギルモンだぁ!あたしの考えたギルモンが本物のデジモンになったんだぁ!」

杏子「マジか…」

モモ「あたしモモ!で、あたしのお姉ちゃんの杏子があなたのテイマーだよ!」

ギルモン「キョウコ…モン?モモモン?」

杏子「アタシらはデジモンじゃねーよ…」

――――――

公園

杏子「家では飼えないからこの廃棄された檻に入れとくしかないかな」

モモ「ギルモンハウスだね!」

QB「いやいや、デジモンはデジヴァイスの中に戻せばいいからその必要はないよ」

杏子「先に言えよ!」

――――――

モモ「ギルモン、パン美味しい?」

ギルモン「たべたー!」

杏子「ははは!お前松田ベーカリーのパンが気にいったみたいだね!」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) :2011/11/19(土) 14:24:33.06 ID:VY4A3r2A0
――――――

モモ「お父さんのお話を聞きに来る人達も増えたからデジモンのカードも買えるようになったね!」

杏子「ああ!しかもギルモンにも使えるみたいだから試してみるよ!」

ギルモン「カード!カード!」


デジタルフィールド内

杏子「寒ぶっ!氷の世界かこのDFは!」

アイスデビモン「ぶるぁ…小学生は最高だぜぇ!」

杏子「変なデジモンだな」

“アイスデビモン”

成熟期 堕天使型 ウィルス

冷気の属性を持つデビモンの亜種
必殺技は『フロストクロー』

アイスデビモン「ぶらぁぁぁぁぁ!!『フロストクロォォォォ!!』」

杏子「ギルモン!突進して攻撃を受け止めろ!」

ギルモン「わかった!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=PcsGWs8pzb0&feature=related

杏子『カードスキャン!高速プラグインB!!』

ギルモン「ギルッ!」ダッ!

ガシッ
アイスデビモン「何ぃ!?俺様の必殺技を受け止めたぁ!?」

杏子「これがアタシのコンボだ!」

杏子『カードスキャン!白い羽根!!』

ギルモン「ギルゥ!」バサッ!

アイスデモン「は、離せぇい!!」

杏子「そのまま氷の天井に叩きつけろ!」

ガッ!
アイスデモン「あ、頭が抜けねぇぇぇぇ!!」

ギルモン『ファイヤーボール!!』ボッ!

アイスデビモン「ぶるぁぁぁぁぁぁ!!」

カランッ

杏子「おしっ!DSゲット!」

マミ「お見事ね」

杏子「誰だ!?」

マミ「私は巴マミ、あなたと同じテイマ法少女よ」

テリアモン「僕はテリアモン〜」

杏子「佐倉杏子…」

ギルモン「ぼくギルモン!」

杏子「そっかここは風見野と見滝原の境目だからアンタの縄張りに入ってたんだね…行儀が悪かったね」

マミ「気にしないで、悪いデジモンを倒し、一人でも多くの人を救うことが一番大事な事なんだから」

杏子「そう言ってもらえると少し気が楽になるよ…」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:27:48.55 ID:VY4A3r2A0
マミホーム

ギルモン「マミのつくったピーチパイ、パンと同じくらいうまい!」

マミ「うふふ、ありがとうギルモン」

杏子「ケーキやお茶をご馳走になって…なんだか図々しいよねアタシら…」

マミ「お茶に誘ったのは私なんだから気にしないで」

テリアモン「そうそう無問題〜」

杏子「モウマンタイって何だ?」

テリアモン「気にすんな、気楽にいこう、テイクイ〜ジ〜」

杏子「…あのさマミさん、図々しいついでと言っちゃなんだけど…アタシをマミさんの弟子にしてもらえないかな?」

マミ「弟子?」

杏子「ケーキを食べながらマミさんの話を聞いて思ったんだ…一人前のテイマ法少女になるために…マミさんの下で色々勉強したいって」

杏子「デジモンとの戦いを自己分析してノートにまとめたり、魔法やカードの使い方を研究したり」

杏子「マミさんはどこをとっても…アタシの理想のテイマ法少女なんだ!」

マミ「ありがとう…弟子というのはちょっと違うと思うけど…私も…テイマ法少女の友達が欲しいなって思ってったの…」

杏子「それって…!」

マミ「うん!これから一緒に戦いましょう!テイマ法少女の先輩としてビシビシアドバイスしちゃいます!」

杏子「ありがとうマミさん!よ…よろしくお願いします!」

―――――

杏子「テリアモンってもう進化できるんだ!」

マミ「ええ、でも…」

ガルゴモン「フフフ!アハハハハハハ!!」ダダダダッ!

杏子「笑いながらガトリング乱射してるよ…可愛い顔して危ない奴だったんだな…」

マミ「あの性格は矯正しないとね…」

―――――

マミ「佐倉さんは幻惑の魔法を使うのね」

杏子「そうさ!見てて!」バッ!

杏子×3「「「三人に増えるんだよ!!」」」

テリアモン「すごいね!」

ギルモン「どれがほんものの杏子〜?」

マミ「佐倉さんならもっと分身の数を増やせそうね、もっと集中してみて」

杏子×3「「「わかった!はぁぁぁ!!」」」パァン!

テリアモン「1、2、3、4…5人になったよ!」

マミ「すごい!一気に二人も増えたわ!」

杏子「アタシにかかればこんなモンさ!」

マミ「うん!この調子で増やせば『ロッソ・ファンタズマ』の完成ね!」

ギルモン「ろっそ…ふぁんたずま?」

マミ「赤い幽霊という意味よ!」

杏子「…アタシ達もデジモンのように技名を叫ぶ必要ってあるのかな…?」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:31:36.93 ID:VY4A3r2A0
――――――

杏子ホーム

杏子母「杏子がお友達を連れてくるなんてはじめてね」

モモ「テリアモンちゃん可愛い!」

テリアモン「……」

杏子「(モモはデジモンの事知ってるから別にぬいぐるみのフリしなくてもいいのに…)」

マミ「こんな賑やかな食事は久しぶり…とっても懐かしい…今日はお招きいただいて感謝してます」

杏子父「それならよかった、実は我が家もお客さんを招いても恥ずかしくないような食卓になったのはつい最近の事なんだよ」

マミ「そうなんですか?」

杏子父「私の教えは中々人々に受け入れられなかったが…ある日を境に私の話を聞いてくれる人が増えてね!」

マミ「……」

―――――

マミ「あなたの願いってもしかして…」

杏子「…別に裕福になりたいとかじゃなかったんだよ…ただお父さんの話を聞いてほしいって…だって悔しいじゃないか!みんな話を聞かずにただ白い目で見るんだ…」

マミ「そう…あなたはお父さんのためにテイマ法少女になったのね…」

杏子「誰かのために願い事をするって…おかしいことかな?」

マミ「ううん、私はその願い事が同時に自分の願い事を適えてくれるなら…もっと素敵だなって思うだけ」

マミ「テイマ法少女の戦いは危険だし、自分を犠牲にしなくちゃならない時もある。それが自分の願い事の対価だと思えれば我慢出来るけど、そうでないとしたら…」

杏子「ならアタシは大丈夫だね!父さんの幸せがアタシの幸せであるんだし!」

マミ「そう…あなたなら大丈夫よね!」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:33:51.98 ID:VY4A3r2A0
―――――

デビドラモン「グルルルル!」

“デビドラモン”

成熟期 邪竜型 ウィルス

手足が異常に発達しており、長く伸びた両腕で相手を切り裂き
強靭な両足と翼で闇を飛び回る
必殺技は『クリムゾンネイル』

マミ「さあ、佐倉さん!」

杏子『ロッソ・ファンタズマ!!』

デビドラモン「!?」

テリアモン「杏子が13人に増えた!」

杏子×13『くらえ!!』

ザザザザザ!!
デビドラモン「グギャア!」

杏子「特訓の成果はこれだけじゃないよ!ギルモン!!」スチャッ!

ピカァァァ

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

マミ「ギルモンも成熟期に進化できるようになったのね!」

デビドラモン「…クリムゾンネイル…!!」

ズシャッ!

杏子「残念!そのグラウモンは分身だ!」

デビドラモン「!!」

マミ「分身できるのは佐倉さん自身だけじゃないのね!」

杏子「一気に決めろグラウモン!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボォォォ!

デビドラモン「ガァァァ!!」

カランッ

グラウモン「やったよ杏子!」

杏子「あーやっぱアタシが必殺技叫ぶのは恥ずかしいwwww」

マミ「まぁ!もう…」

一同「アハハハ!」

―――――

杏子父「そういうカラクリだったのか…そして何だそいつは!そいつがお前が魔女である証拠だ!!」

ギルモン「ギル?」

杏子「父さん…」

―――――

杏子「父さん…母さん…モモ…嘘だろ…!?」

―――――

マミ「佐倉さん…あなたの家族の事は…」

杏子「事故で家族を失ったのと…自分のせいで家族が死んだのじゃ…全然違うだろ!!」

杏子「全部アタシが引き起こしたことなんだよ…!だからアタシはもう、他人のために魔法なんか使ったりしない…」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:36:07.39 ID:VY4A3r2A0
―――――

杏子「……」

QB「それにしても美樹さやかにやけに突っかかるね」

ギルモン「あの子も人のためにねがったから?杏子とおなじだとおもうんだね?」

杏子「な…!お前まで…」

ギルモン「だから杏子あの子のことがきになるんだね?」

ギルモン「杏子とおんなじ間違いを…後悔をしてほしくないから…」

杏子「ギルモン…アンタはじめて出会った時は成長期の癖に赤ん坊みたいな奴だったのに、自分で考えてはっきり言うようになったね…」

ギルモン「杏子といっしょにいるからさ!」

杏子「本当はアタシも変わりたい…いや、あの頃…マミと一緒にいた時のように戻りたいのかな…」

杏子「アタシの願いを間違ったままにしないために…」

ギルモン「杏子進化ー!」

杏子「ああ!アタシも進化するさ!」

ギルモン「杏子モン!」

杏ギル「あははははは!」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:37:30.75 ID:VY4A3r2A0
翌日 学校

中沢「上条!もう学校来ていいのか?」

恭介「ああ、まだ杖ついて歩かなきゃいけないけどね」


まどか「上条君退院したんだね」

インプモン『上条って誰だっけ?そげぶ?』

ほむら『使い古されたネタを言うんじゃないの』

ブイモン『さやかの幼馴染だよ』

インプモン『ああ、さやかの願いで腕を治したって奴か』

ブイモン『さやか、話かけなくていいのか?』

さやか『…今はいいよ…』

ブイモン『……』

インプモン『そして唐突に出てきた中沢ってのも誰だよ?』

ほむら『誰だったかしら?』

まどか『誰だったっけ?』

さやか『誰だったかな?』

中沢「酷いよ!そんなのあんまりだよ!どっちでもいいけど!!」

恭介「いきなりどうしたんだよ中沢!?」

中沢「いや…今誰かにぞんざいな扱いをされたような気がして…どっちでもいいけど…」

中沢「それより上条、久しぶりにデジモン対戦しようぜ!」

恭介「ティラノモンか…デジモン最初期では主役扱いだったのにグレイモンにその座を奪われて以降、究極体も登場せず地味な扱いをされているデジモン…まさに中沢にピッタリなデジモンだね!」

中沢「お前も酷っ!どっちでもいいけど!」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:45:13.59 ID:VY4A3r2A0
放課後 喫茶店

さやか「仁美、話ってなに?

仁美「わたくし実は、ずっと前から上条恭介くんのことをお慕いしてましたのよ」

さやか「そ…そうなんだぁ!恭介の奴も隅に置けないなぁ!」

ブイモン『んなのさやかも同じだろ!』

さやか『あんたは黙ってて!』

仁美「さやかさんは上条くんとは幼馴染でしたわね」

さやか「う〜ん…まぁ腐れ縁っていうか何ていうか…」

ブイモン『マジ恋シテルだよな!』

仁美「本当にそれだけ?」

さやか「!」

仁美「私もう自分に嘘はつかないって決めたんですの。さやかさん、あなたはどうですか?本当の気持ちと向き合えますか?」

ブイモン『さやかはいつも自分に正直さ!』

仁美「あなたは大切なお友達ですわ。わたくしは抜け駆けも横取りもするような事もしたくありません」

ブイモン『じゃ、すんなよ』

仁美「ですから一日だけお待ちしようと思いますの、わたくし明日の放課後に上条くんに告白します」

仁美「それまで後悔なさらないように決めてください。上条くんに気持ちを伝えるべきかどうか」

シュィィィン
ブイモン「さっきから聞いてればこのわかめヘア!一日だけ待ってやるとか何でお前が上から目線でそんな事言ってんだよ!」

ブイモン「つーか何で恭介が退院してからいきなりそんな事言うんだよ!お前さやかが毎日恭介のお見舞に行ってた事も知ってるんだろ!?」

ブイモン「それなのに横から何だよ!!だいたいさやかはなぁ!恭介の腕のために…」

さやか「あ…!」

仁美「!!??」

仁美「うっ…」フラッ

バタンッ!

さやか「仁美っ!!」

客A「何だ!?いきなり女の子が倒れたぞ!?」

客B「ていうか何アレ?デジモンの着ぐるみ?」

店員「お客様?どうなされました?」

さやか「やばい!とりあえず出よう!」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:46:48.13 ID:VY4A3r2A0
さやか「まったく…何で出てくるかなぁ、仁美を無事家まで送り届けたからいいけど…」

ブイモン『でもさっきのショックで今日の話の事忘れてるかもしれないぜ?』

さやか「そんな都合よく…ってあんたは!」

杏子「ちょいと面貸しな、話がある」

教会跡

さやか「こんなとこまで連れてきて何なのよ?」

ブイモン「ボロボロだなぁ」

杏子「食うかい?」つパン

さやか「それ盗んできたやつじゃなよね?」

杏子「はぁ!?アタシが世話になってる家で作ったパンだよ!」

さやか「いや、だってほむらがあんたの事万引少女って言ってたから…」

杏子「よし!あいつは今度会ったら殺す!」

ブイモン「うまい!うまいよこの餡パン!」

さやか「本当だ…美味しい…」

ギルモン「それ杏子がつくったんだよ?杏子のアンコパン!」

さやか「そっか…『杏子』って『アンコ』って読めるからアンコパン…」

さやか「アンコが作ったアンパンだからアンコパンって…ぷっ!ふふふ…」

杏子「わ…笑うんじゃねぇよ!アタシがオジサン家に引き取られてからはじめてできたパンなんだ…」

さやか「引き取られたって…?」

杏子「ちょいと長い話になる…」

―――――――

さやか「そっか…あたし、あんたの事色々誤解してた、謝るよ」

さやか「で、あんたは…」

杏子「ああ、行くよ!デジタルワールドへ。アンタ達と一緒にね!」

杏子「アタシの祈りを間違いのまま、絶望のまま終わらせないためにも、もう一度この力を他人の…世界のために使ってやるよ!」

さやか「そう…」

杏子「今度はアンタの番だ」

さやか「え…?」

杏子「アンタの祈りも後悔のまま終わらせないためにも思いだけでも伝えたらどうだ?」

ブイモン「そうだよさやか!あのわかめに恭介を取られてもいいのか!?」

さやか「だってデジタルワールドへ行ったらもう恭介とは会えないわけだし…!」

杏子「いいじゃねぇか!後悔を残したまま行くよりは!」

ブイモン「がんばれさやか!」

ギルモン「さやかも進化〜!」

さやか「…ありがとう杏子!」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/19(土) 14:49:06.16 ID:nIt+pxCDO
杏子が地味にウザい
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:49:15.08 ID:VY4A3r2A0
翌日の昼休みの屋上

まどか「本当に上条君に告白するんだねさやかちゃん」

マミ「でもこうやってのぞいていいのかしら?」

ほむら「見届けてあげましょう…さやかの散りざまを」

インプモン『おい、こいつフラれる事前提で言ってるぞ』

恭介「どうしたんだいさやか?こんな所に呼び出して?」

さやか「あ…あのね…あたし…恭介の事が…」

まどか「(さやかちゃんファイト!)」

マミ「(彼に想いは伝わるはずよ!)」

ほむら「(骨だけは拾ってあげるわ)」

シュィィィン
ブイモン「さやかはお前の事が好きだったんだよ!恭介!」

さやか「な!ブイモン!!」

恭介「ほ…本物のデジモン!?」

恭介「いや、それより…さやかが僕の…ええ!?」

さやか「…この子の言う通りあたしは恭介の事が好きでした!」

恭介「さやか…」

まどか「(上条君ってさやかちゃんの事、幼馴染だから異性として見てなかったみたいだけどこれで…)」

マミ「(さぁ返事は!?)」

ほむら「(ごめんよさやか、バイオリンが僕の恋人なんだ。と言われても落ち込むんじゃないわよ!)」

さやか「でも、返事はいい!言わないで!」

恭介「え?」

さやか「突然の事で信じられないかもしれないけど、あたしこのブイモンが居たデジタルワールドへ行かなきゃ行けないんだ…この世界を救う為に」

恭介「いや…ここに本物のデジモンがいるんだし信じられない事も無いけど…世界を救うって…?」

さやか「でもね、向こうに行ったらあたし、もう帰って来れないかもしれないんだ」

恭介「そんな…」

さやか「でも、絶対ってわけじゃないと思うの!」

さやか「だからね…あたしがこの世界に戻って来れたら…返事を聞かせて欲しいんだ…」

恭介「…さやか…僕は…!」

シュゥゥゥゥ

恭介「うわっ!何だこの風!?」

さやか「こいつは…!」

マミ「チョコモン!」

ウェンディモン「マミはどごだ…?」

ウェンディモン「ぞごがっ!」

恭介「さやか!危ない!」ドンッ!

シュゥゥゥゥ

ブイモン「消えた…恭介も一緒に!」

さやか「恭介?恭介ーー!!」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/19(土) 14:52:52.22 ID:u92X1vLDO
イイネ、少年漫画ばりの急展開ヽ(´ー`)ノ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/19(土) 14:54:01.07 ID:VY4A3r2A0
今回は以上です
タカト君は名前のみの登場で本編に出てくる事は無いと思います
しかも原作のタカト&ギルモンペアが好きな方はごめんなさいな形ですねこのSS

次回はチョコモンとの決戦の予定です
それでは
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/19(土) 18:21:54.38 ID:ZHMRF0CAO
おー、うまいこと合わせてくるね。
デジタルワールドには兄貴が住んでると信じてる。
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/19(土) 22:34:06.21 ID:dj/1BtDW0
パイルドラモンが来ると信じている
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) :2011/11/20(日) 03:11:39.70 ID:B1vnqNAh0
ho
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(九州) [sage]:2011/11/20(日) 06:29:31.43 ID:gcTjDF9AO
このブイモンってマグナモンとアルフォースブイドラモンのロイヤルナイツ化ができるよねb
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [saga]:2011/11/20(日) 07:49:14.80 ID:JWhzFW7E0

まさかのテイマーズの主人公の家に住んでいたのか・・・杏子・・・・
そしてデジタルワールドに大門アニキぽい目撃情報が出てくれればいいなぁ・・・・
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(山陽) [sage]:2011/11/20(日) 08:12:19.12 ID:RTqvUJjAO
そっか。マサルダイモンはデジタルワールドに行ったまんまだもんね。
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(千葉県) [sage]:2011/11/20(日) 15:12:24.14 ID:jIq1VK8to
俺得
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:20:40.72 ID:adeGtIkr0
こんばんわ

マサルダイモンの要望が多いようなのでまどか達がデジタルワールドに行ったら出したいなと思います
まぁ>>1の駄文だからあまり期待しないで下さい
そういえばクロスウォーズにはアニキや太一達はいつ出るのでしょうかね?

投下します
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:22:09.48 ID:adeGtIkr0
さやか「きょ…恭介が…恭介が……!!」

マミ「チョコモン…どうして…」オロオロ…

ほむら「うろたえるな小娘ども!!」バシッバシッ!

さやか「ぶっ!何すんのよ!」

マミ「痛いわ…」ジワ…

ほむら「デジヴァイスを見てみなさい、まだ奴の反応があるわ」ピピピ

インプモン『(今引っぱたく必要あったか?)』

まどか「本当だ、すぐに追わないと…って仁美ちゃん!」

仁美「わ…わたくしもこっそり覗いてましたけど…こ…これは夢ですわよね?か…上条くんが…化物に連れ去られて……」

ほむら「ところがどっこい!夢じゃありません、現実です!」

ほむら「はい、リロード!」シュィィィン

インプモン「よっ!わかめの姉ちゃん!」

仁美「」フラッ

バタッ!

まどか「仁美ちゃん!」

ほむら「これで邪魔者は消え去ったわ、急ぎましょう!」

さやか「仁美…恭介は必ず取り返すから…!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:26:46.25 ID:adeGtIkr0
町中

さやか「反応が二つに分かれたよ!?」

ほむら「一つはデコイね…こちらも二手に分かれて追いかけましょう!」

マミ「じゃあ暁美さんは私と…」

ほむら「私はまどかと!!」

まどか「う、うん!」

さやか「それじゃあマミさんはあたしとこっちね!」

マミ「え…ええ!行きましょう!」



マミマンション前

さやか「って、マミさん家まで来ちゃったけど…」

シュゥゥゥ

ウェンディモン「マ……ミ……?」

マミ「チョコモン…」

テリアモン「……」

さやか「返してよ…返せよ!恭介を何処にやったのよ!!」

ブイモン「さやか!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

“ブイドラモン”

マミ「待って美樹さ…」

さやか「やれ!ブイドラモン!!」

ブイドラモン「はぁっ!」ドガッ!

ウェンディモン「う゛ぅぅぅぅ!!」ザッ!

ドゴーン!

ブイドラモン「くっ…強い…」

さやか「負けるな!ブイドラモン!」

マミ「やめてブイドラモン!チョコモンも!!」

ウェンディモン「う゛…?」

テリアモン「駄目だよマミ…こいつはもうあの頃のチョコモンじゃないって言ったろ…」

マミ「チョコモン…私がわかるでしょ?」

ウェンディモン「マミ…?…ぢがう…!マミじゃない!!」

マミ「え…?」

テリアモン「!」


―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

ガルゴモン『ダムダムアッパー!!』ドゴォ!!

ウェンディモン「ぐおぉ…!」

ガルゴモン『ガトリングアーム!!』ダダダダダッ!

マミ「やめてぇぇぇ!!」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:30:11.14 ID:adeGtIkr0
住宅街

ほむら「反応はこの辺りだけど…」

まどか「いないね…それにしてもこのお家大きいねほむらちゃん!」

ほむら「お家って…まどかったらこんな時に…(でもそこがあなたの可愛いところよ)」

インプモン『でもスゲー落書きされてるぞ『税金ドロボー』とか』

まどか「インプモン漢字読めるんだね」

インプモン『おちょくってんのかテメェ!』

ほむら「表札には『美国』って…あれ?何処かで聞いたような…」

?『ベビーフレイム!』

?『プチファイアー!』

ほむら「まどか!危ない!」

ボンッ!

まどか「何!?何なの!?」

?「はじめまして暁美ほむらさん。もっともあなたにとってははじめましてじゃないかもしれないけど」

?「あははは!」

ほむら「そのバケツ頭…美国織莉子!そして呉キリカ!」

まどか「知り合い…?それにあれは…黒いアグモンにガブモン?」

アグモン(黒)「……」

ガブモン(黒)「……」

“アグモン(黒)”

成長期 爬虫類型 ウィルス

ウィルス種の黒いアグモン
通常のアグモンより凶暴性が増している
必殺技は口から高熱の火炎の息を吐き出す『ベビーフレイム』

“ガブモン(黒)”

成長期 爬虫類型 ウィルス

ガルルモンの毛皮をかぶったガブモンのウィルス種
必殺技は小さな炎の玉で攻撃する『プチファイアー』
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:35:57.90 ID:adeGtIkr0
ほむら「あなたの能力で私の事はご存知というわけね。世界がこんなに変わってもまどかを狙っているのね!」

まどか「わたしを…?一体何のことなのほむらちゃん?」

織莉子「いいえ、私の倒すべき相手は…あなたよ!暁美ほむら!」

ほむら「私を?別の世界の自分の敵討ちかしら?」ファサッ

織莉子「私がそんな小さい人間に見えて?」

ほむら「なんたって汚職議員の娘ですものね」

織莉子「くっ…!」

キリカ「こいつっ!織莉子を馬鹿にする奴は私が殺してやる!!」

さぁて…どうしましょうか…タイマンでなら負ける気はしないけど
この二人がかりではね…
予知能力と速度低下能力…
私の時間停止能力を殆ど無力化させるわけだし…
ジョジョ5部のチョコラータとセッコの如くの小指が赤い糸で結ばれてる能力コンビだしね…
あの時間軸でも私と巴マミと佐倉杏子とあとなんか杏子があの時間軸でのみ連れていた幼女の4人で勝てたわけだし…
いや、まどかが殺されたんだから私の負けか…


まどか「何だかよくわからないけどほむらちゃんをやらせはしない!」ヘンシン!

あ…この世界ではまどかも魔法少女なのをすっかり忘れてた…
ならいけるかしら?まどかを戦わせたくないけど…

ほむら「行くわよインプモン!リロード!」

シュィィン

インプモン「テイマ法少女のデジモンとバトルか!おもしれぇ!」

キリカ「やっちまいな!アグモン!」

織莉子「行きなさいガブモン」

アグモン「おう!」

ガブモン「御意」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:41:35.05 ID:adeGtIkr0
ほむら「まどかはあの眼帯女をお願い!私はバケツ頭をやるわ!」

まどか「う、うん!」

インプモン「これまでたくさんのデジモンをロードしてきた俺様を見くびるんじゃないぜ!」

インプモン『サモン!フレイム&アイス!!』ボッ!カキンッ!

アグガブ「!!」ボォォン!

まどか「えい!えい!」ビュンッ!ビュンッ!

キリカ「あははは!狙いが甘いよ!凄いのは魔力だけかい?」ザシュッ!

まどか「うぅ…」

ほむら「距離を取ってまどか!」

織莉子「他人の心配をしてる場合かしら?」ブンッ!

ほむら「ビー玉が来る!」カチッ

織莉子「そちらに逃げるのは予測済みよ!」ブンッ!

ドカッ!
ほむら「くっ…!」

キリカ「さっすが織莉子!アグモン達の方は…ってニ体がかりで何手こずってんだよ!」

織莉子「進化させましょうキリカ!」スチャッ!

キリカ「ああ!」スチャッ!


―アグモン進化ぁ!グレイモン!!―

“グレイモン(青)”

成熟期 恐竜型 ウィルス

頭部が硬質化して兜のようになっている
必殺技は巨大な火炎弾を吐き出す『メガフレイム』


―ガブモン進化!ガルルモン!!―

“ガルルモン(黒)”

成熟期 獣型 ウィルス

毛皮は伝説の金属ミスリル並の硬度を持つ
必殺技は青い炎を吐き出す『フォックスファイアー』
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:44:19.83 ID:adeGtIkr0
まどか「グレイモンにガルルモンだなんて…」

ほむら「ならこっちも…」

キリカ「そうはさせないよ!」ザッ!

ほむら「ちっ!」

織莉子「あなたさえ抑えておけばあのデジモンも進化させることはできないわね」

まどか「ほむらちゃん!あなた達はどうしてこんな事をするの!?」

織莉子「暁美ほむらのインプモンはこの世界にやがて災いをもたらすデジモンなのよ」

まどか「インプモンがそんな事するわけないよ!!」

織莉子「何故なら奴は『七大魔王』の一体が転生したデジモンだからよ」

ほむら「七大魔王…?何なのそれは!?」

織莉子「あなた達に教えてあげる義理は無いわね。ガルルモン!そのデジモンをデリートするのよ!」

キリカ「グレイモンも!踏みつぶしちゃえ!」

グレイモン「さっきはよくもやってくれたな!倍返しだ!!」

ガルルモン「覚悟…!」

インプモン「くそぅ…」

ほむら「インプモン!屋敷の中に逃げるのよ!」

インプモン「この中に?よし!」

キリカ「あ!織莉子の家の中に入っていきやがった!住居不法侵入で訴えるぞ!!」

ほむら「さあ?どうするの?あんな大きいデジモンじゃ屋敷の中に入れないわね?」

キリカ「せこっ!」

織莉子「構わないわ…ガルルモン!グレイモンも!屋敷ごと破壊しなさい!」

まどか「え!?」

グレイモン『メガフレイム!!』

ガルルモン『フォックスファイアー!!』

ドゴーン!!

まどか「インプモンが!!」

キリカ「織莉子の家が…」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:51:06.82 ID:adeGtIkr0
織莉子「さてと、後はあなた達だけだけど…命までは奪おうとは思わないわ」

キリカ「ふふ、命拾いしたね君達」

ほむら「……」

織莉子「それではごきげんよう」ザッ!

まどか「ほむらちゃん…インプ…モンが…」グスグス…

ほむら「泣く必要は無いわまどか、インプモンは無事だから」

まどか「え?」

ガラッ!

インプモン「ぷっはー!死ぬかと思ったぜ!」

まどか「瓦礫の下からインプモンが!生きてたのね!」

インプモン「俺様は不死身だ!それにしてもちくしょう!あの程度の奴等進化さえできていれば!」

ほむら「ごめんなさいインプモン、私が不甲斐ないばかりに…」

インプモン「今度会ったらリベンジしてやりゃいいだろ!」

ほむら「そうね…」

まどか「ほむらちゃん…あの子達とは知り合いなの…?わたしを狙ってたとか世界が変わったとかって一体どういうことなの…?」

ほむら「…そんな事より巴さんとさやかの方が気になるでしょ。早く合流しないと」

まどか「でも!」

インプモン「まどか…」

まどか「ほむらちゃん…何かわたし達に隠し事しているでしょ…何か一人で抱え込んでいるんでしょ…?」

まどか「ほむらちゃん…時々悲しそうな目をするもん…」

まどか「わたし…ほむらちゃんの力になりたいのにそんなに頼りないのかな…?」

ほむら「…時が来たら全て話すわ…だから今は私を信じて」

まどか「うん…」

インプモン「…マミさん達の方も危ないんだろ?急ごうぜ!」

まどか「そうだね…行こう!二人共!」

ほむら「ええ…」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:54:22.01 ID:adeGtIkr0
マミ「みんなやめて!」

さやか「恭介を返せ!!」ザンッ!

ブイドラモン「うおぉぉ!」ダッ!

ガルゴモン「ダダダダダぁ!!」

ウェンディモン「う゛おぉぉぉ!!」

マミ「どうしてこんな事に…」

まどか「マミさん!」

ほむら「時を止めてダッシュで来たわ…」ゼェハァ…

マミ「二人共…お願い!戦いを止めさせて!」

ほむら「止めさせてって…」

杏子「よっ!派手にやってるじゃん」シュタッ!

マミ「佐倉さん…」

インプモン「またさやかに喧嘩売りに来たのか!?」

杏子「あーその件はもういい!それよりまたあのデジモンか…マミ、あんたの友達だってな」

マミ「あなたがどうしてそれを…?」

杏子「さやかから聞いた」


ウェンディモン『デストロイドボイス!!』ゴォッ!

さやブイガル「うわぁっ!」ドサッ!

さやか「このぉ…!」

マミ「待って!美樹さん!」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:57:36.49 ID:adeGtIkr0
ウェンディモン「マ…ミ……」

マミ「チョコモン…私の事がわかるのね!」

ウェンディモン「マミ……」

マミ「前みたいに一緒に暮らしましょう…」

ウェンディモン「いっじょに…?」

マミ「そうよ…!」

ウェンディモン「じゃあ…がえろう…あの頃に…マミど…お母ざんどお父ざんど……」

マミ「! チョコモン…あなた…」

ウェンディモン「あの頃に…がえりたい……」

マミ「駄目よ…チョコモン…もうあの頃には戻れないのよ…お母さんもお父さんも…もういない」

マミ「一度失った時間も大切な人も…もう戻らないのよ!」

ほむら「!」

私の場合は…戻れても…失ったものまでは取り戻せない……

マミ「ここからやり直しましょう…」

ウェンディモン「いやだ…いっじょにもどろう…」

マミ「私は戻れない…!」

過去に囚われているあのデジモンは私と同じなのね…


ウェンディモン「う゛おおおおおぉぉぉぉ!!」パァァァ!


杏子「あいつ…」

さやか「進化した…」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 17:58:56.15 ID:adeGtIkr0
アンティラモン「……」

“アンティラモン”

完全体 聖獣型 ウィルス

気の力を使い体を硬質化させたり、瞬時にダメージを回復する事が出来る
必殺技は『マントラチャント』


マミ「…みんな、一緒に倒してくれる?あのデジモンを…」

まどか「マミさん…」

ほむら「いいの…?」

マミ「……」

ほむら「いくわよ…インプモン!」

―インプモン超進化!バアルモン!!―

マミ「…ガルゴモン…」

―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―

杏子「…おし、ギルモン!」

―ギルモン進化!グラウモン!!―
―グラウモン超進化!メガログラウモン!!―
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 18:01:23.62 ID:adeGtIkr0
ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』ビュンッ!

アンティラモン「……」サッ!

ブイドラモン「よけられた!」

アンティラモン「……」ニヤッ

ドゴォ!

ブイドラモン「ぐわぁ!!」

さやか「ブイドラモン!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!』

マミ『ティロ・ボレー!!』

ドドドドド!!

まどか「えーい!」ビュンッ!

バアルモン「…!」バンッ!バンッ!

ほむら「この間のミイラデジモンからパクッたマシンガンよ!」ドドドドド!

サッ!サッ!

まどか「全部避けてる!」

杏子「なんつー素早さだ!」

ほむら「こうなったら私の時止めで一気に決めるわ!巴さん、バアルモン!私が触れてればあなた達も動けるからその間に決めて!」

マミ「わかったわ!」

バアルモン「ああ」

カチッ

マミ&バアルモン『Wテイロ・フィナーレ!!』

ドゴォォォン!!
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:00:39.12 ID:adeGtIkr0
ブイドラモン「やったか!?」

ほむら「いえ、まだよ!」

アンティラモン「!」パァァァ!

バアルモン「まさか…また進化か!?」

ラピッドモン「これ以上進化するという事は…!」

マミ「究極体…!」

“ケルビモン(悪)”

究極体 智天使型 ウィルス

三大天使の一体のケルビモンが悪に変わった姿
その力はデジタルワールドのバランスを崩すほどと言われている
必殺技は『ヘブンズジャッジメント』


QB「まさかこのリアルワールドでケルビモンにまでに進化できるとは…」

ほむら「畜生、あのデジモンの事を知ってるの?」

QB「本当は三大天使の転生体であるあのデジモンがマミのパートナーになるはずだった…」

マミ「え…?」

QB「だがマミと契約した数年前、リアライズさせる前に何者かによってあのデジモンのデータは盗まれた…」

QB「それがこうして暗黒進化するとは…」

ほむら「その何者かがワルプルモンの手下じゃないの?」

QB「僕にもわからない…」

杏子「来るぜ!」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:01:49.94 ID:adeGtIkr0
ケルビモン「……!」バッ!

ズオッ!!

まどか「くっ…みんな!大丈夫!?って…」

さやか「今の衝撃波で…」

マミ「みんな退化しちゃった!」

ほむら「あなた…インプモンなの?」

ヤーモン「ちくしょー!」

杏子「お前にも幼年期ってあったのかよギルモン…」

ギギモン「ギギ?」

チビモン「もどって…」ピカッ!

ブイモン「たまるか!」

マミ「テリアモンは大丈夫?」

テリアモン「も…無問題…」

ケルビモン「……」スッ…

フワッ!

ブイモン「うわっ!」

テリアモン「体が勝手に浮いて…!」

ガシッ!

ケルビモン「ケラケラケラッ!」ポイッ!ポイッ!

さやか「あたし達のデジモンをお手玉のようにして遊びやがって!」

杏子「ふざけやがって…!」

マミ「やめて…」

ケルビモン「!」ブンッ!

シュー

ドゴォン!

ほむら「みんな…!」

ヤーモン「いてぇ…」

杏子「くそぉぉぉぉ!!」ダッ!

さやか「はぁぁぁぁぁ!!」ダッ!

ケルビモン「……」バシッ!

さや杏「うわぁぁぁ!」

ほむら「巴さん!」ドドドド!

マミ「わかってるわよ…!ティロ・フィナーレ!」ボンッ!

まどか「全然効いてない…」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:06:25.19 ID:adeGtIkr0
QB「当然だよ、悪の心に堕ちても三大天使だったデジモン。デジモンを持たない君でも適わないだろうしね」

テリアモン「僕はずっと思ってたんだ…いなくなったチョコモンの分まで…マミを守るって…!」ヨロヨロ…

マミ「テリアモン…」

ブイモン「やっとさやかは恭介に想いを伝える事ができたんだ…こんなとこで終わってたまるかよ…!」ヨロヨロ…

さやか「ブイモン…」

QB「もはや進化するデジソウルも残されていない君達ではどうすることもできないと思うけどね」

杏子「うっせぇぞ畜生!テメェどっちの味方だよ!?」

ほむら「これが私達の運命だったの…?」

まるでワルプルギスの夜に独りで挑んだあの時と同じじゃないの…五人揃っても…

QB「しかたないよ、この状況は想定外だ。今の君達には荷が重すぎたんだ」

まどか「そんな…酷いよ!こんなのあんまりだよ!」

?『まどか…この運命を変えたい?』

まどか「誰!?…わたしの…デジタマ?」

?『私とあなたの奇跡の力を使えばこの運命に抗う事ができる…』

まどか「本当なの…?あなたとわたしの力を使えばこんな結末を変えられるの…?」

ほむら「まどか…?どうしたの?」

?『そうよ…だから私と一緒に…!』パァァァ!

ピカッ!

ケルビモン「!?」

ほむら「まどかのデジヴァイスから…デジタマが二つも!?」

QB「違う!デジタマじゃない!あれは…デジメンタル!」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:09:53.65 ID:adeGtIkr0
ビュンッ!

さやか「うわっ!あたしの所に!?」

マミ「私にも…」

?『それはあなた達のデジメンタル…奇跡と運命の…デジメンタル…』

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=62gAMYs9lY0&feature=related

QB「解き放つんだ!デジメンタルアップと!」

さやか「で…」

さやか『デジメンタルアップ!!』

マミ『デジメンタルアップ!!』


―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―奇跡の輝き、マグナモン!!―

“マグナモン”

アーマー体 聖騎士型 フリー

ブイモンが奇跡のデジメンタルでアーマー進化した姿
必殺技は、クロンデジゾイドの鎧から放射状に放つ光線『エクストリーム・ジハード』


―テリアモン!アーマー進化!―

―煌めく運命、ラピッドモン!!―

“ラピッドモン(アーマー体)”

アーマー体 聖騎士型 フリー

テリアモンが運命のデジメンタルでアーマー進化した姿
完全体のラピッドモンとは違い装甲が緑から黄金に変化している
必殺技は完全体と同じく『ゴールデントライアングル』と『ラピッドファイア』
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:11:48.96 ID:adeGtIkr0
まどか「アーマー進化…?」

ほむら「うおっまぶしっ!」

杏子「金ピカだぁ…」

さやか「マグナモン…?」

マミ「完全体のラピッドモンとは違うの…?」

QB「マグナモンだって!?駄目だよ!あいつは…」

マグナモン「マグナムパンチ!マグナムパンチ!マグナムキーック!!」ドカッ!ドカッ!ドコォッ!!

ケルビモン「!!」

さやか「凄ぉい!!」

QB「あれ…?」

マミ「でもあの技名はいくらなんでも…」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドドド!!

ほむら「完全体の時とは比べものにならない威力ね…」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:16:34.96 ID:adeGtIkr0
ケルビモン「……」

杏子「だいぶ弱ってきてるぞ!このままいけるんじゃないか!」

まどか「でも…」

マグナモン「…マミ、ラピッドモン…いいのか?」

マミ「…お願い…」

ラピッドモン「頼む…」

マグナモン『エクストリーム・ジハード!!』

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!!』

ピカァァァ

ケルビモン「……」ニコッ

ドゴォォォォン!!
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:18:31.16 ID:adeGtIkr0
パァァァ

ほむら「DFが晴れていく…」

杏子「やった…のか?」

マミ「ええ…チョコモンも逝ってしまったわ…」グスン

まどか「マミさん…」

パァァァ

ブイモン「さやかー!」

テリアモン「マミ…」

さやか「そうだ!恭介は!?」

恭介「う…」

杏子「あそこに倒れてるぜ」

さやか「怪我は無いみたいだね…よかったぁ…」

ほむら「デジメンタルは?」

QB「どうやら一度きりの奇跡だったようだね、まどかが起こした」

QB「(でなければロイヤルナイツだったとはいえ、あのマグナモンがケルビモン相手にあそこまで戦えないよ)」

QB「それにまどか、あの奇跡のおかげで君の魔力はだいぶ落ちてしまったよ。これはもうデジタマがかえるまでまともに戦う事すらできなくなったよ?」

まどか「いいんだよ…運命を変える奇跡を起こせたのなら…」

QB「まぁ、デジタルワールドに行く前に君達が全滅されても困るわけだしね」

ヤーモン「ところでおれはもとのインプモンにもどれるのかよー!」ピョコッ!ピョコッ!

ギギモン「ギギ?」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:20:32.56 ID:adeGtIkr0
?「見ろ、お前達があの少女のインプモンだけに気を取られてたおかげでケルビモンが倒されてしまったぞ」

織莉子「でも、あのケルビモンというデジモンだってこの世界に災いをもたらすデジモンだったのでは…」

?「しかも最初に命令した奴のデジモンも仕留め損なっているではないか!この役たたずどもめ!」

キリカ「何だと!?」

?「これからは奴等5人全員を狙え」

織莉子「全員を?」

キリカ「でも私達のアグモンとガブモンはまだ完全体にも進化できないじゃん!奴等全員を相手にできるのかよ?」

?「これを使え…」

織莉子「ブルーのカード…?」

?「これで奴等を…フフフフ…」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/20(日) 19:27:07.55 ID:adeGtIkr0
今回は以上です
結局オリキリのパートナーはアグモンとガブモンになりました
捻りがなくてすみません…
しかしさやかのブイモン他のアーマーやジョグレス進化もさせたら一番進化のレパートリー多くなっちまうな…

次回はVSオリキリ編になります
下手文だけどまた呼んでくれればそれはとっても嬉しいなって
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/20(日) 19:43:22.91 ID:9hr12vcKo

ケルビモンてどんなんだっけと思って画像探してたらこんなん出てきたでござる
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2285771.jpg
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/20(日) 21:05:05.55 ID:/yKv8LFAO

スタンドバイミーがかかるあの映画は名作だったな。

今回も面白かったけどQBはマグナモンをなんだと思ってるんだ……
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/21(月) 04:43:18.62 ID:Mtwalua8o
マグナモンは守りならロイヤルナイツ最優とのことなんだから、
きっと背中に何かを背負ってる状況じゃないと実力が発揮できないんだよ!

……たぶん。
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:09:45.45 ID:Fc5293hP0
こんばんわ

>>164
なんと見事なジョグレスもといデジクロス
風呂のケルビモンと拓哉達をQBとまどか達に置き換えた絵もありましたね

>>165
マグナモンでググろうとすると検索候補に『笑』と出ます
QBもそんな感じの認識です

投下します
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:11:34.44 ID:Fc5293hP0
病院

まどか「さやかちゃん、上条君の様子は…?」

さやか「外傷はどこにも無いけど意識が戻らないんだ…」

マミ「ごめんなさい、美樹さん…」

さやか「ううん!マミさんのせいじゃないよ…悪いのはQBが言ってたチョコモンを操ってたとかいう奴なんだから!」

中沢「しっかりしろ上条!俺のティラノモン進化してメタルティラノモンになったんだ!だから早く目を醒ませよな!そしたらまた対戦しようぜ!勝ち負けはどっちでもいいからさぁ!!」

まどか「中なんとか君も来てたのね…」

ほむら「あと志筑さんもショックで倒れて意識不明らしいから彼女の所にも行ってあげましょう」

さやか「うん、それはあんたのせいだしな」

さやか「あとさ…その後あいつの所に行ってさ…」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:13:44.78 ID:Fc5293hP0
松田ベーカリー

杏子「いらっしゃーい…ってお前ら!?」

マミ「こんにちは佐倉さん」

さやか「ここが杏子の家のパン屋さんかぁ!」

まどか「焼きたてのパンのいい香りがするね!」

杏子「く…来るなら来るって言えよな……」

ほむら「そんな馬鹿な…本当にホームレス中学生じゃなかったなんて…こんなの佐倉杏子じゃないわ……」ブツブツ…

杏子「なぁ?コイツやっぱ殺していいか?」

剛弘「いらっしゃい、杏子ちゃんのお友達が訪ねて来るなんてはじめてだよ」

杏子「オジサン」

まどか「はじめましてー」

剛弘「あれ?でもその制服は見滝原中の制服だから学校のお友達じゃないんだね?」

ほむら「ご主人、一瞬制服を見ただけで学校を特定できるとは相当の制服マニアですね?」

剛弘「うっ!」ギクッ!

さやか「失礼な事言うなっ!」ビシッ!

剛弘「はは…中々愉快な子達だね…とりあえず部屋に案内してあげなよ杏子ちゃん、後で差し入れ持ってくから」

剛弘「と言っても家はパン屋だからパンしか無いけどね」

まどか「うわぁ!楽しみ!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:15:32.22 ID:Fc5293hP0
アンコルーム

マミ「それじゃあ、みんな揃った所でテイマ法少女会議をはじめましょうか」

ほむら「そうね、カモン畜生!」指パッチン!

QB「呼んだかい?暁美ほむら」ヒョコッ

まどか「(手懐けているの!?)」

ほむら「まず汝に問うわ」

QB「何だい?」

ほむら「美国織莉子と呉キリカはどうしてインプモンを狙ったのかしら?」

QB「? 誰だいそれは?」

ほむら「何を寝ぼけた事を言ってるのかしら?奴等もあなたと契約したテイマ法少女でしょ?」ギリギリ…

まどか「ちょっ…ほむらちゃん、QBモンの頭潰れちゃうよ…」

まどか「QBモン、アグモンとガブモンを使うバケツを冠った子と眼帯を付けたテイマ法少女なんだけど…」

さやか「アグモンとガブモンを!?主役級成長期2体じゃん!いいなー!」

ブイモン『なんだよさやか、俺がパートナーじゃ不満なのかよ?』

さやか「ごめんごめん、あたしの相棒はブイモンだけだよ」

QB「いや、本当に知らないよ」

QB「全世界で僕らインキュベーモンと契約した少女の記録はデータベースで共有するからわからないはずは無いんだ」

QB「でも、データベースにそんな二人と契約した記録は無いよ」

QB『(君と同じくね)』テレパシー

ほむら『(一つ教えてあげるけど、恐らく私とあの二人がテイマ法少女になった経緯は違うはずよ)』

QB『(そうか…じゃあ考えられるのは…)』

QB「僕と同じ契約の能力があるデジモンか何かが彼女達と契約したとしか言いようがないかな」

QB「しかしそのデジモンは僕達のようにイグドラシルではなく…」

マミ「ワルプルモンに作られたデジモンかもしれないということ?」

QB「恐らくだけどね」

ほむら「それと奴等がインプモンが『七大魔王』の転生体と言ってたのだけど…」

インプモン『んあ?俺?』

杏子「七大魔王って何だ?」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:23:00.32 ID:Fc5293hP0
QB「かつてデジタルワールドに君臨した膨大な力を持つ七体の魔王デジモンさ」

QB「インプモンは七つの大罪の一つ『暴食』を司る魔王デジモンだった」

マミ「キリスト教における七つの大罪はそれぞれ『暴食』、『色欲』、『強欲』、『憤怒』、『怠惰』、『嫉妬』、『傲慢』とされているわね」

ほむら「ハガレンのホムンクルスもそれだったわね」

マミ「『暴食』に対応する悪魔は蝿の王のベルゼブブと言われてるわ」

インプモン『ハエぇ!?』

ほむら「(この子もハエに進化するのかしら…?)」

QB「はるか昔のデジタルワールドでその七大魔王とイグドラシルに仕える聖騎士デジモン軍『ロイヤルナイツ』や『三大天使』などの大きな力を持つ各勢力のデジモン達による戦争があった」

QB「その戦いで多くのデジモンが命を落とし、デジタマに戻ってしまった」

インプモン『その生まれ変わりが俺ってことか!?』

ブイモン『お前すごいデジモンだったんだなぁ…』

QB「いやブイモン、君がこの前進化したマグナモンもロイヤルナイツの一員だったんだよ」

さやか「おぉ!ブイモンも伝説のデジモンだったというのか!」

QB「でもマグナモンはロイヤルナイツの中では…いや、それはいいか…それにデジメンタルはもう無いしマグナモンに進化する事は無いだろう」

ブイモン『そっか…』

QB「そしてマミ、君が本来のパートーナーになる予定だったチョコモンが進化したケルビモンも『三大天使』の一体の転生体…というのはこの間話したね」

マミ「…今の私のパートーナーはテリアモンよ」

テリアモン『マミ…』

QB「まあ、君も三大天使と同じデジタマから生まれた双子の兄弟ならその力はかなりの物だと思うよ」

さやか「うーん、何かあたし達のデジモンってすごい奴の集まりだったんだねぇ!」

QB「そうさ、そんなデジモンを育てられる素質を持つ君達だからこそ『選ばれし少女達』なんだよ」

杏子「アタシのギルモンはどうなのかなぁ…それよりアンタのデジモンはまだ生まれないのかよ?」

まどか「うん、でももうすぐ生まれてきそうな気がするの…だってあの時この子声が聞こえたもん」

さやか「声?」

ほむら「まどかのデジヴァイスからデジメンタルが出た時?」

まどか「そうだよ、この子が力をかしてくれるって言ってくれたの…」

ほむら「力が欲しいか?」

さやか「力が欲しいのならくれてやる…って違うだろ!」

QB「ふむ…あんなデジメンタルを生み出せたんだ…生まれてくればやはり強力なデジモンに進化すると思うよ」

マミ「それも何か伝説を持つデジモンなのかしら?」

QB「たぶんね」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:25:12.98 ID:Fc5293hP0
ほむら「それにしてもインプモンがそんなデジモンに進化するかもしれないなんて…」

QB「確かに七大魔王は一体ごとにデジタルワールドを壊滅させられるほどの恐ろしい力を持つがインプモンの力が暴走しないためには…」

QB「ほむら、パートナーである君がインプモンを正しく進化させられるように導いてあげるべきなんじゃないかな?それがテイマ法少女の在り方だよ」

ほむら「QBモン……」ニコッ

QB「ほむら……」

ほむら「あなたからそんな言葉を聞けるなんて……虫酸が走るわ」

QB「…感情が無いインキュベーモンだから気にしないけど…本当に何で君はそんなに僕が嫌いなのかな…?」

インプモン『まぁ、QBモンの言う通り俺はお前の事アテにしてるぜほむら!』

ほむら「ふふ、ありがとうインプモン…」

QB「さてと…ではその二人のテイマ法少女だけど…」

まどか「その子達にもワルプルモンを倒すために一緒にデジタルワールドに行ってくれないのかな…?杏子ちゃんとだってこうやって仲良くなれたんだし」

ほむら「無理よ。だってあいつらは……」

まどか「ほむらちゃん…?」

QB「僕もそれは反対だね。その二人を契約した何者かがワルプルモンの配下である可能性が高いしね」

マミ「それにインプモンを狙っているものね…」

ブイモン『ああ!例え生まれ変わる前がどんなに恐ろしいデジモンだったとしても今のインプモンは俺達の仲間!!』

さやか「だね!仲間を狙う奴らを許しちゃおけないよね!」

インプモン『お前ら…照れ臭ぇじゃねぇかよ!』

ピピピピ!

杏子「デジヴァイスにDFの反応が!」

マミ「行きましょう!」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/21(月) 21:26:01.55 ID:ckprjrDG0
まさかのスピリット・エボリューションするのか・・・まどか?
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:28:21.53 ID:Fc5293hP0
デジタルフィールド内

セーバードラモン「ギョォォォォ!!」

“セーバードラモン”

成熟期 巨鳥型 ウィルス

黒く燃え上がる翼を持つ巨大な鳥型デジモン
バードラモンの亜種
必殺技は『ブラックセーバー』

さやか「あたし達5人揃ってのデビュー戦だね!」

まどか「そうだね!…ってわたし変身できない!?」

ほむら「恐らくあのデジメンタルの時魔力を使いすぎたせいね…」

マミ「私達もこの間の戦いでデジソウルを消耗したままだし…」

杏子「進化させずにやるしかねぇか!」

ギルモン「だいじょうぶだよ杏子!」

ブイモン「俺達みんなでかかれば!」

テリアモン「無問題!」

インプモン「行くぜ!」

一同「OK!!」



テリアモン『プチツイスター!』ドカッ!

ブイモン『ブイモンヘッド!』ドンッ!

インプモン『サモン!アイス!』カキンッ!

セーバードラモン「ギョォ!」バサバサ!

さやか「上空に逃げた!」

ブイモン「あれじゃあ攻撃が届かない!」

杏子「任せな!」

杏子『カードスキャン!白い羽根!』

杏子「飛べギルモン!」

ギルモン「ギルッ!」バサァ!

セーバードラモン「ギョ!?」

杏子「叩き落とせ!」

ギルモン『ロックブレイカー!』ドガッ!

セーバードラモン「ギョー!」

ヒューズドンッ!

さや杏「はぁぁぁぁぁぁ!!」ザンッ!ザンッ!

セーバードラモン「ギョエッ!!」

マミ「トドメは私達が決めるわよ暁美さん!」

ほむら「わかったわ」

マミ『ティロ・フィナーレ!』

ほむら『連続AT4!』

セーバードラモン「ギョェェェェェェェ!!」ドゴォォォン!

まどか「やったぁ!」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:30:12.25 ID:Fc5293hP0
カランッ

杏子「おっと!DSっと♪5人で分け合うには物足りなそうだけど…」

サッ!

キリカ「なら、これは私達が貰っておくよ」

杏子「何だテメェは!」

ほむら「呉キリカ!美国織莉子!」

さやか「こいつらが…!」

インプモン「また俺を狙いにきやがったのか!」

織莉子「いいえ、私達のターゲットはあなた達5人全員になりましたの」

マミ「あら、二人だけで私達全員を?たいした自信ね」

まどか「(本当は変身すらできないわたしは戦力外だけど…)」

キリカ「お前らがこの間のケルビモンとの戦闘でデジモンを完全体にまで進化させられない程デジソウルを消耗してるのはわかってるんだよ!」

杏子「けっ!で、今のアタシ達になら勝てると思ってるのか、舐められたもんだな!」

織莉子「ふふふ…それでははじめましょうか…ガブモン!」スチャッ

キリカ「行くよアグモン!」スチャッ

―アグモン進化ぁ!グレイモン!!―

―ガブモン進化!ガルルモン!!―

さやか「あの色…まるで偽物のグレイモンとガルルモンじゃん!」

キリカ「に…にっに…ニセモノだとぉ!?私と織莉子のグレイモンとガルルモンは本物だ!!」ザッ!

ガキィン!

さやか「うっ…何こいつ…!?」

ほむら「気をつけなさいさやか!その眼帯女の能力はこちらのスピードを低下させるから相対的にそいつのスピードが上がるわ!」

杏子「厄介な奴だな、手を貸すぜさやか!」ダッ!

マミ「あのバケツ帽子の子の魔法は?」

ほむら「予知能力でこちらの攻撃を予測してくるビーダマンよ!」

織莉子「ビー玉じゃなくて水晶玉よ。はっ!」ブンッ!

スカッ
マミ「遅いわ!」バン!

織莉子「そちらの攻撃も見えていますわ!」スカッ

ほむら「呉キリカの能力で奴のスピードも上がっているわ」

マミ「厄介な組み合わせの能力ということね」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:31:38.53 ID:Fc5293hP0
グレイモン『メガフレイム!』

ドゴーン!

インプモン「危ねっ!」

ギルモン「杏子ぉ!ボク達を進化させてよぉ!」

杏子「そうさせたいのは山々なんだけど…」ガキンガキン!

キリカ「その隙は与えないよ!」ガキィンッ!

さやか「あたし達をなめるなぁ!!」ザンッ!

キリカ「くっ…!」

マミ「いくら攻撃を読まれてても!」

織莉子「見えていますのよ!え!?」

シュルシュル

ほむら「発動が遅くても巴さんに触れながら私の時間停止を使って…」

マミ「私のリボンで縛ってしまえばもう避ける事もできないわね!攻撃が読めてても!」

織莉子「まさか…!」

杏子「今のうちに進化だ!」

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

グレイモン「こうでなくっちゃつまんねぇな!」

グレイモン『メガフレイム!!』

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』

ドゴォォォン

グレイモン「ぐぉ…!」

杏子「へっ!いくらグレイモンでも2対1じゃな!」

ガルルモン「おのれ…」

ガルルモン『フォックスファイヤー!!』

サッ!
ガルゴモン「おっと!懐に飛び込んで…」

ガルゴモン『ダムダムアッパー!!』ドゴォ!

ガルルモン「ぐわぁ!」

織莉子「ガルルモン!」

ほむら「さてと、あなたには聞きたいことがあるわ」

ほむら「あなたは誰と契約してテイマ法少女になったのかしら?答えないと…」

キリカ「お…織莉子に手を出すなぁぁぁ!」

織莉子「待ってキリカ!あのカードを使いなさい!」

キリカ「!」

杏子「何だそのカード!?」

さやか「ブルーの…カード?」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:32:42.11 ID:Fc5293hP0
キリカ『カードスキャン!マトリックス・エヴォリューション!』

―グレイモン超進化ぁ!メタルグレイモン!!―

“メタルグレイモン(青)”

完全体 サイボーグ型 ウィルス

グレイモンが全身の半分以上をサイボーグ化させて進化したデジモン
必殺技は胸のハッチからミサイルを発射する『ギガデストロイヤー』と
機械化した左腕のクローの『トライデントアーム』


さやか「メタルグレイモン…!」

ガルゴモン「マミ!僕達も完全体に!」

マミ「ダメよデジソウルが…」

杏子「完全体とはいえこっちは成熟期3体だ!このままで行けるぜ!」

インプモン「ほむら!俺は進化できないのかよ!?」

ほむら「あなたは成熟期には進化できないでしょ。ここはデジソウルを温存しておきましょう」

メタルグレイモン「俺をなめるなよ!」

メタルグレイモン『ギガデストロイヤー!!』ドンッ!

マミ「危ない!みんなよけて!」

ドゴォォォォン

さやか「なんて破壊力…」

マミ「設定としてはメタルグレイモンのギガデストロイヤーは核弾頭と同じとか言われてたらしいし…」

杏子「マジかよ!?」

ザンッ!

キリカ「織莉子は解放させてもらったよ!」

ほむら「しまった!」

織莉子「それでは…ガルルモン!あなたも!」

織莉子『カードスキャン!マトリックス・エヴォリューション!』

―ガルルモン超進化ぁ!ワーガルルモン!!―

“ワーガルルモン(黒)”

完全体 獣人型 ウィルス

ガルルモンが進化し二足歩行するようになった獣人型デジモン
必殺技は両腕の鋭い鍵爪で相手を切り裂く『カイザーネイル』
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:34:42.44 ID:Fc5293hP0
杏子「奴のデジモンも完全体に…!」

ワーガルルモン『カイザーネイル!』ザンッ!

ガルゴモン「うわぁ!」

マミ「ガルゴモン!」

メタルグレイモン『トライデントアーム!』ザシュッ!

ブイドラモン「ぐわっ!」

杏子「残ったデジソウルを振り絞って完全体に…!」

キリカ「させないよ!」ガキィン!

杏子「ちっ!うぜぇ!超うぜぇ!」

ほむら「ならインプモン!」

インプモン「主役は美味しい所で出てくるもんだな!」

―インプモン超進化!バアルモン!!―

キリカ「進化させてしまったか!」

織莉子「構わないわ!やるのよ!ワーガルルモン!」

バアルモン「先日の借りを返させてもらおう」

ワーガルルモン「笑止!」

ワーガルルモン『カイザーネイル!!』

バアルモン「見切った!」サッ!

バアルモン『カミウチ!』ビリビリ!

ワーガルルモン「ぐぉぉ!」

シュゥゥン

ツノモン「うぅ…」

織莉子「な…!幼年期にまで戻ってしまったの!?」

杏子「今だ!グラウモン!」スチャッ!

―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―

キリカ「また完全体が一体…!」

メタルグレイモン「ちっくっしょぉ!」

メタルグレイモン『ギガデストロイヤー!!』ドンッ!

ほむら「そうだわ!」ダッ!

スッ…

メタルグレイモン「なに!俺のギガデストロイヤーが消えた!?」

ほむら「私の楯に収納させて貰ったわ」ファサッ

メタルグレイモン「んな馬鹿なぁ!?」

杏子「今だメガログラウモン!」

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』ゴォォォォ!

メタルグレイモン「ぐわぁぁぁ!」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:35:31.97 ID:Fc5293hP0
シュゥゥゥン

コロモン「いてぇ…」

キリカ「ああ!メタルグレイモンまで!」

織莉子「どうやらブルーカードで強制的にに完全体にまで進化させた無理のせいね…」

マミ「どうやらあなた達のデジモンはまだ鍛えたりなかったようね」

ほむら「さて…今度こそ知ってることを吐いてもらいましょうか?」

織莉子「くっ…ここは引くわよキリカ!」

キリカ「覚えてなよ!」

さやか「逃すと思ってんの!」

キリカ「速度低下全開!」カッ!

ダッ!

まどか「逃げられちゃった…」

――――

キリカ「くそぅ!あんな奴等に!」

?「貴様らだけでは役者不足だったというわけか…次は私自ら出るしかないな…!」

織莉子「自らって…あなた…デジモンだったの!?」

ヴァンデモン「選ばれし少女達よ、あの太陽が沈む時こそがお前達の最後の夜だ」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/21(月) 21:36:41.60 ID:Fc5293hP0
今回は以上です

次回はリアルワールド編最後になりますたぶん

それでは
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/21(月) 21:37:33.20 ID:ckprjrDG0
役不足・・・・?この場合はは力不足じゃ・・・?
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/21(月) 21:38:39.76 ID:BQTKUmm4o
ヴァ、ヴァンデモン!!
アニメ版ではよく絶望させていただきました
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/21(月) 21:46:37.48 ID:fUqimo0V0
カリスマが続編ではなくなってた、ヴァンデモンじゃないですか。
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/21(月) 22:11:39.67 ID:v01aw7YAO
ああ、ベリアルヴァンデモン(笑)の事か……
印象強い敵だけど七大魔王からは漏れてるし、扱い酷いよなあ。

そして1人メタ発言を連発するほむほむがなんだか面白い。
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長野県) [sage]:2011/11/22(火) 00:18:33.77 ID:aQud8Kato
役不足じゃなくて役者不足で合ってるよ
役不足は褒め言葉で役者不足は貶し言葉だから
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 19:43:36.27 ID:IETNAHHD0
こんばんわ

今回でリアルワールド編最後と言ったがすまん、ありゃ嘘だった
リアルワールド編最終章ヴァンデモン編前編という事で

自分ヴァンデモンは無印で一番好きなボスだった

投下します
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 19:45:28.40 ID:IETNAHHD0
とあるビルの屋上

織莉子「見滝原全体を被っているこの霧がヴァンデモンが作り上げたDFなのね…」

キリカ「織莉子…本当にあんなデジモン信用していいの?」

ピコデビモン「ヴァンデモン様に向かってあんなとは無礼な!」

“ピコデビモン”

成長期 小悪魔型 ウィルス

蝙蝠の姿をした小型の使い魔デジモン
必殺技は注射器を投げつけて攻撃する『ピコダーツ』

キリカ「何だよいたのかよコウモリ」

ピコデビモン「お前らをテイマ法少女にしてやった俺様にも無礼は許さんぞ!」

織莉子「でも願い事は適えられないインキュベーモンの紛い物がよく言うわね」

ピコデビモン「うるさい!お前らは黙ってヴァンデモン様の言う通り動いてればいいんだ!」

織莉子「(ヴァンデモンを信用してはいけないのはわかる…しかし私の予知能力でもこれ以上先の事は見えない…)」

織莉子「(それでも暁美ほむらのいずれ七大魔王の一人に進化するインプモンを始末しなくてはいけないのは確かね…)」

織莉子「私達は私達で動かさせてもらうわ」

ピコデビモン「幼年期にまで戻ってしまったお前らのデジモンじゃしばらく何もできないと思うけどな!」

コロモン「なにを!」

ツノモン「だが否定はできないな」

キリカ「元に戻ったら真っ先にやりに行こうねコロモン!」

コロモン「おう!」

ピコデビモン「ふん、ヴァンデモン様は今までデジタルワールドに戻るためのゲートを作るのに忙しかったが、自らご出陣なされるのであればあのテイマ法少女達など一捻りさ!」

織莉子「デジタルワールドね……」

ピコデビモン「…む?ヴァンデモン様が呼んでいる?お前らに構ってる場合じゃないな!」パタパタ!

コロモン「散々好き勝手言いながら行っちまいやがった」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 19:47:10.58 ID:IETNAHHD0
まどルーム


まどか「ティヒヒ!もうすぐみんなでデジタルワールドに出発かぁ…どんな冒険が待ってるんだろ?」

まどか「でもママとパパに何て言えばいいかなぁ……」

まどか「ねぇ、どう思う?」

デジタマ「……」

まどか「う〜ん、この前みたいにお話はしてくれないか…おやすみ、わたしのデジモン…zzz…」

バッ!

ヴァンデモン「こいつが五人の選ばれし少女達の中で最も力を持つ者か…」

ヴァンデモン「そのデジタマ…いただこう!」シュィィィン!

ヴァンデモン「そして代わりにこのデジタマをプレゼントだ。デジヴァイスに入れといてあげよう」

ヴァンデモン「ワルプルモン様の命令とはいえ…恐らくこのデジタマは『奴』だが……」

ヴァンデモン「まあいい、あのインプモンを倒しさえすればこの私が七大魔王の空席の座に着けるのだからな」シュィィィン!

パタパタ!

ピコデビモン「ヴァンデモン様!お待たせ致しました!」

ヴァンデモン「来たか、このデジタマをお前が持っている疑似デジヴァイスにしまっておけ」

ピコデビモン「御意!」シュィィィン!

ヴァンデモン「ご苦労だったな、下がっていい」

ピコデビモン「はっ!では!」パタパタ!

ヴァンデモン「それでは…少しこの少女の血をいただくとするか…デジタマを育てるのに支障が無い程度しか吸えないがな…」スッ…

ジャキッ!

ほむら「動くと撃つわよこの変質者」

ヴァンデモン「貴様はインプモンのテイマー!」


ほむら「私の事を知っている…?あなたまどかを襲おうとしてた変質者じゃなくてデジモン!?」

ヴァンデモン「その通り、私の名はヴァンデモン」

“ヴァンデモン”

完全体 アンデット型 ウィルス

吸血鬼の姿をしたアンデットデジモンの王
昼間はパワーが半減する
得意技は血のように赤い電撃のムチで攻撃する『ブラッディーストリーム』
必殺技は無数のコウモリを発射する『ナイトレイド』

ヴァンデモン「まさかこんな所で貴様に会うとはな」

ほむら「私は常にまどかを守る者よ。特に魔法少女に変身できなくなった今ではあなたのような変態デジモンから守らなくては」

ヴァンデモン「ふふ…この少女は殺しはしないさ…だが貴様と貴様のデジモンは別だ!」バッ!

ほむら「まどかの部屋を荒らすわけにはいかないわ!一旦外に引きましょう!」バッ!



まどか「…う〜ん……何……?」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 19:50:59.59 ID:IETNAHHD0
住宅街

ほむら「くらいなさい!」ドドドド!

ヴァンデモン「くっ!マミーモンの銃だと!?」

ヴァンデモン『ナイトレイド!!』

キキキキ!
バサバサバサ!

ほむら「何なのこのコウモリの大群は!?」

カチッ

ヴァンデモン「何!私のナイトレイドが全て撃ち落されただと!?いつの間に!」

ほむら「吸血鬼と言っても、石仮面をかぶって矢に刺された吸血鬼でなきゃこの芸当はできないわね」

ほむら「さてと、そろそろ出番よインプモン!リロード!」シュィィィン!

インプモン「眠い……」

ヴァンデモン「現れたかインプモン…貴様さえ始末すれば私は…」

インプモン「あ?何だお前?」

ほむら「さっそく進化よ!」

―インプモン超進化!バアルモン!!―

ヴァンデモン「ふ、その程度の進化の貴様なら恐るるに足らんな」

バアルモン「どうかな」

ヴァンデモン『ナイトレイド!!』バサバサバサ!

ほむら「あのコウモリを全て撃ち落とすのよバアルモン!」ドドドドド!

バアルモン「わかった」バンバン!

ヴァンデモン「そっちに気を取られてる場合かな?」

ヴァンデモン『ブラッディーストリーム!』

ビシィッ!

バアルモン「ぐっ…」

ほむら「バアルモン!」

ほむら「ならこれをくらいなさい!」ガサゴソ…

ほむら「行くのよ!ギガデストロイヤー!」

ゴォォォ!

ヴァンデモン「何!?あれはメタルグレイモンの!?ちっ!」

ヴァンデモン『ブラッディーストリーム!』

バシッ!

ほむら「あ…ギガデストロイヤーが…」

ヒュー
ドコォォォン!

ほむら「何処かの民家を……」

ヴァンデモン「まだ私のDFの効果は薄いか…また会おう!」バッ!

バアルモン「逃したか…」

ほむら「119番……」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 19:54:40.06 ID:IETNAHHD0
翌日

学校

男子生徒A「中沢!お前の家ミサイルテロにあったんだって!?」

ほむら「!」ギクッ!

中沢「そうなんだよ!幸い家族全員怪我は無かったからどっちでもいいけど」

男子生徒B「家が全壊じゃどっちでもよくないだろ…」

まどか「この見滝原でミサイルテロだなんて…中村君可哀相…」

さやか「悪いデジモンの仕業じゃないの?」

ほむら「そそそ…そうね!デジモンの仕業ね!」

インプモン『……』

さやか「そんな事よりも昨日の夜から何だろこの霧……お日様がまるで見えやしない」

ガララッ

まどか「あ、早乙女先生が来た」

和子「みなさん!アグモンの正統進化系はグレイモンですか?ティラノモンですか?」

男子生徒A「いや、初代デジタルモンスターならともかく、現在はもはやグレイモンだろ」

男子生徒B「ていうか初代の時点で完全体のメタルグレイモンがいるわけだし」

男子生徒A「その初代の青いメタルグレイモンもオレンジのメタルグレイモンが出たせいで元祖なのに劣化扱いなのが解せないよなぁ」

男子生徒B「機械化に体が耐えられなくて変色しているという設定だからな。でも俺は青の方が好きだぜ」

男子生徒A「俺も俺も、思い出補正乙と言われても最初に進化させた完全体の思い入れは違うよなぁ」

ほむら「(青いメタルグレイモン…呉キリカが使ってたデジモンね…)」

和子「はい!中沢君!」

中沢「ど…どっちでもいいんじゃないかと…」

男子生徒AB「(中沢ぁ!お前の相棒ティラノモンなのにそれでいいのかぁぁぁぁ!?)」

和子「正解です!好みは人それぞれ!みなさんはくれぐれも「派生は多いのに究極体が未だにいないティラノモン(笑)」という輩とは交際しないように!」

まどか「早乙女先生はティラノモン派なんだ…」

さやか「そしてそれが原因でまた彼氏と別れたんだね…」

和子「それと今日は学級閉鎖になりました!」

さやか「そっちが後回しかよ!」

まどか「どうしてですか?」

和子「この霧のせいで市外から通勤している先生達が来れないのよ」

ほむら「この霧のせいで…?まさかこの霧は!?」

ドゴォォン!

さやか「うわっ!何!?」

中沢「みんな!外見てみろよ!どっちでもいいけど!」

まどか「よくないよ中島君!…ってあれは!」

ほむら「デジモン!」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 20:01:39.48 ID:IETNAHHD0
校庭

ファントモン「この学校に選ばれし少女達がいるはずだ!ヴァンデモン様のために引っ捕えよ!!」

バケモン達「「おー!」」

“バケモン”

成熟期 ゴースト型 ウィルス

白い布で体を覆った幽霊デジモン
必殺技は布の中のツメで敵を地獄に引きずり込む『ヘルズハンド』と
死の呪文を相手にほどこす『デスチャーム』

“ファントモン”

完全体 ゴースト型 ウィルス

巨大な鎖鎌を持った死神のようなデジモン
必殺技は巨大な鎖鎌で敵の魂をも切り裂く……
ファントモン『ソウルチョッパー!!』ザンッ!

まどか「ああ!校長先生の像が真っ二つに!」

さやか「てゆーか校長先生の像って有ったっけ…?」

ファントモン「全校の生徒をこうさせたく無ければ出てくるのだな!選ばれし少女達よ!!」

女子生徒A「本物のデジモン!?」

男子生徒A「バケモンにファントモンだ!」

男子生徒B「選ばれし少女って何だよ!?」

ざわ… ざわ…

さやか「まずいわね…」

ほむら「やむを得ないわね…行くわよさやか!」

さやか「う…うん!」

ほむら「まどかはここで待ってて!」

まどか「二人共頑張って!」

和子「ちょっと!暁美さんに美樹さん!何をするつもりですか!?」

さやか「先生はみんなをお願いします!」

ほむら「くれぐれも教室から出ないでください…さもないと…『骨一本だけ』になりますよ?」

和子「骨ぇ!?」

ほむら「とうっ!」ダッ!

さやか「はっ!」ダッ!

女子生徒A「ちょっ!美樹さんと暁美さんが窓から飛び降りたわよ!」

ほむさや「変身!」パァァ!

シュタッ!

男子生徒A「二人共なんか変身したぞ!?」

男子生徒B「ふたりはプリキュア!?」

ほむら「違うわ!さやかの前世はともかく!」

さやか「前世ってなんの話よ!?」

ほむさや「リロード!」シュィィィン!

インプモン「へっ!」

ブイモン「よっしゃぁ!」

男子生徒B「二人の携帯からデジモンが出た!」

中沢「あの二人は…テイマーなのか!本物の!」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 20:04:10.08 ID:IETNAHHD0
ファントモン「現れたな!」

マミ「ここにもいるわよ!」

ファントモン「何!?」

男子生徒A「おお!屋上の方を見てみろ!なんか波止場のポーズを取ってる女がいるぞ!」

男子生徒B「パンツ見えないかな?」

女子生徒A「あれって確か三年生の…」

まどか「マミさん…目立ちたいからって…」

マミ「はっ!」ダッ!

シュタッ!

マミ「リロード!テリアモン!!」シュィィィン!

テリアモン「やっほー!」

女子生徒A「テリアモンだ!」

女子生徒B「可愛い〜」

マミ「私達の学校を襲い、平和を脅かすなんて…絶対に許さない!」

ファントモン「ほざけ!やるのだバケモン共よ!」

バケモン達「「バケ〜」」

テリアモン『ブレイジングファイア!』ボッ!

ブイモン『ブンブンパンチ!』ドコッ!

インプモン『ナイト・オブ・ファイヤー!』ボォォ!

マミ『ティロボレー!』ドドドド!

さやか『スクワルタトーレ!』ザンッ!

ほむら「……」ドドドド!

さやか「何か言えよ!あたしまで言ったのに何かあたしが恥ずいじゃん!」

マミ「えー美樹さんも嫌なの……?」

中沢「すごい…!どんどんバケモン達を蹴散らしている!」

男子生徒A「がんばれー!美樹ー!」

女子生徒A「暁美さーん!」

男子生徒B「三年のオッパイ大きい人ー!」

まどか「インプモン!ブイモン!テリアモンもー!!」

和子「まさか私の生徒があんなふうに戦えるなんて…」

ファントモン「中々やるな。ならコイツはどうかな?」

ズシン!ズシン!

中沢「あれは……ダークティラノモンだ!」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 20:07:53.15 ID:IETNAHHD0
ダークティラノモン「ガオオオォ!」

“ダークティラノモン”

成熟期 恐竜型 ウィルス

ウィルス感染によって黒く変色し凶暴化したティラノモン
必殺技は『ファイアーブラスト』

マミ「倒したバケモンが落としたDSを使って進化よ!」

さやか「ここはあたしに任せて!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイモン進化!ブイドラモン!!―

男子生徒B「ブイドラモン!かっちょええ!」

中沢「ダークティラノモンの方がかっこいいよ…どっちでもいいけど…」

ブイドラモン「うおおお!」ガシッ!

ダークティラノモン「ガッ!」

男子生徒A「ブイドラモンとダークティラノモンの取っ組み合いだ!」

ブイドラモン「おりゃぁ!」ブンッ!

女子生徒A「そのまま背負投げ!?」

ズドーン!

ブイドラモン『ブイブレスアロー!』ビュンッ!

ダークティラノモン「ギャァァァス!」

ドゴーン!

まどか「やったぁ!」

中沢「ああ…」

和子「ダークティラノモン…」

ファントモン「ぐぬぬ…」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 20:09:46.42 ID:IETNAHHD0
霧の結界前

杏子「この霧…DFみたいだな…しかも見滝原ごと飲み込んでやがる…」

ギルモン「杏子ぉ入れないの?」

杏子「攻撃して切り開くしかねぇな…よし!」ガキィン!

杏子「硬ぇ!もっと強力な攻撃をしないとダメだな…ギルモン!進化だ!」

ギルモン「わかった!」

キリカ「そうはさせないよ!」ザッ!

杏子「この前の眼帯か!相棒のバケツは一緒じゃないのかい?」

キリカ「(織莉子のツノモンはまだ進化できてないからね…)」

キリカ「お前は私一人で十分なのさ!」

キリカ「アグモン!」

アグモン「おう!」

―アグモン進化ぁ!グレイモン!!―

杏子「ギルモン!」

ギルモン「うん!」

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

杏子「行くっぜぇ!」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/22(火) 20:13:06.44 ID:IETNAHHD0
今回はここまで
はいそうです02映画の次は無印のお台場編の展開をパクッてますね
それでも読んでくれる方がいるので感謝しています

ではまたよろしくお願いします

196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 20:24:41.83 ID:+W5uKk7Uo
乙乙
お台場のとこ大好き
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/22(火) 21:33:32.67 ID:DSU3JcqAO
なんだろう。デジモン補正なのかパクリと言うより懐かしさが先に立つんだなあ。
面白いです。まどかにデリーパー仕込まれてませんように!
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/22(火) 23:43:41.61 ID:kpe0zcoUo


今後グラニとかは出てくるのかな?

199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/23(水) 03:03:42.67 ID:fka6t09Mo
ほむほむ見てたなら、タマゴ交換される前に出てこいよ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/23(水) 08:51:19.63 ID:AQiCo1aDO
このSSの中沢君のCVは確実に津田健次郎
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/23(水) 15:47:19.93 ID:xxKOhEUN0
>>1はどのデジモンシリーズが好きなの?フロンティアが好きな俺は異端?
フロンティアのデジモンも出て来てもただのデジモン扱いにされそう・・・・
Vテイマー01のゼロマルも出てこないかな?結構あの漫画好きだったなぁ〜。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長野県) [sage]:2011/11/23(水) 17:02:14.31 ID:+5jUZRq9o
ブイモンはエアロブイドラモンにもなれるからなー
成長期で普通に完全体倒しまくってたから強さが異常すぎるけど
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:15:05.94 ID:XWkgZC+O0
こんばんわ
今回はヴァンデモン編中編

>>196
あの人間界でのわくわく感は凄かったですね

>>197
ありがとうございます
加藤さんの如くジュリーパーならぬマドーパーに入れ替わってるのですね

>>198
最終的にはクリムゾンモードにもしたいけど山木さんとかいないからどうやって出そうか考察中…

>>199
ほむほむのタイミングが悪いのはいつもの事です
まどかの寝顔を覗きに来たのはデジタマを交換された直後だったのです

>>200
後にワンコインだかニャンコインだかを作る社長になるのですね俺はどっちでもいいけど

>>201
上の方の独り言で言ってますが当時は無印でしたが
現在はテイマーズが一番で次点で無印といった感じです
風呂のデジモンも出したいけど出来れば原典のテイマーとかは出さない方向にしたいので拓哉達は出ないかもです
自分も風呂は嫌いじゃありませんルーチェモンがフリーザになって筋肉ドライバーを拓哉にかました時は爆笑しました

>>202
このSSのブイドラモンは太一のゼロみたいにチートではありませんね
並の成熟期より強いといった感じでしょうか

投下
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:18:18.40 ID:XWkgZC+O0
グレイモン『メガフレイム!!』

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』

ドゴォォォン!

キリカ「パワーは互角――」

杏子「じゃねぇよ!」

グレイモン「ぐっ…!」ガクッ

キリカ「グレイモン!」

杏子「アタシのグラウモンはたくさんのデジモンと戦ってロードして鍛えてるんだ。あの妙な青のカードでしか完全体に進化できないアンタの貧弱なグレイモンとは違うんだよ!」

グレイモン「こいつ……!そこまで見破ってたのかよ……?」

キリカ「ひひ…貧弱だと!?私のグレイモンを馬鹿にするなぁ!」ダッ!

ガキンッ!

杏子「おっと危ねぇ!速度低下能力によってアンタのスピードが速く見えるんだったね!」

杏子「でも…!」ジャラッ…

ガキンッ!

キリカ「何!?」

杏子「こうして捕まえちまえばスピードは関係無いいよなぁ!」

キリカ「は…離せ!」ギチギチ…

グレイモン「キ…キリカぁ!!」

ピカァァァァ!

―グレイモン超進化ぁ!メタルグレイモン!!―


キリカ「メタルグレイモン…?」

杏子「な!?自力で進化しやがっただとぉ!?」

杏子「テイマーのピンチに進化なんて愛と勇気のご都合ストーリーはアニメの中のデジモンだけにしてくれよな……」

メタルグレイモン『ギガデストロイヤー!!』ドンッ!

杏子「よけろグラウモン!」

グラウモン「グラッ!」サッ!

ドゴーン!

杏子「DFに穴が!チャンスだ!」

キリカ「逃すか!」

杏子「テメェと遊んでる暇はねぇんだよ!」

杏子『カードスキャン!エイリアス!』

グラウモン×2「「グラ!」」

杏子「どっちが本物か当ててみな!」

メタルグレイモン『トライデントアーム!』ザンッ!

フッ…

キリカ「ハズレか!ならそっちだ!」

ザンッ!

フッ…

キリカ「こっちも!?」

キリカ「あっ!あいつももういない!」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:20:52.70 ID:XWkgZC+O0
〜見滝原市〜


杏子「正解はどっちも偽物だぜ!」

グラウモン「さすが杏子!」ダッダッダッ!

杏子「でもアタシ自身の魔法でまた分身できたらなぁ…」

グラウモン「杏子ならまたできるようになるよ!」ダッダッダッ!

杏子「ありがとな、グラウモン。でもロッソ・ファンタズマってさけぶのは勘弁だけどな」

杏子「さて…あいつらは何処にいるかな?走れー!グラウモーン!」

グラウモン「グラ!」ダッダッダッ!

杏子「こりゃ楽ちんだぜ!デジヴァイスで誰かの位置とかわからないかな…」

ピピピピ

杏子「何だ!?町中デジモンの反応でいっぱいじゃねぇか!!」

ピタッ!

杏子「うおっと!急に止まるなよ!」

グラウモン「杏子!すぐ近くにもデジモンのにおいがするよ!」

杏子「何!?」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:24:48.03 ID:XWkgZC+O0
少女「うぅ……」シクシク…

スナイモン「ヒャッハッハッハッハー!幼女!幼女だぜぇ!!」

“スナイモン”

成熟期 昆虫型 ワクチン

カマキリの姿をしたデジモン
ワクチン種だがその性格は残忍
必殺技は両腕の鎌で敵を切り裂く『シャドウ・シックル』

タスクモン「うまそう……」

“タスクモン”

成熟期 恐竜型 ウィルス

背中から伸びる二本の角が特徴の恐竜型デジモン
その角で突進して攻撃するのを得意とする
必殺技は『パンツァーナックル』


スナイモン「それは性的な意味でか?タスクモン!」

タスクモン「食的な意味……」

スナイモン「だから性的な意味で食うんだろ?」

タスクモン「そのままの意味…人間の子供の肉喰う……」

スナイモン「勿体ねーなぁ!だったら先に俺に食わせろ!まず俺の自慢の鎌でその服を切り刻んでから……」

少女「い…嫌ぁ…!」

杏子「待ちな!」

スナイモン「誰だ!?」

杏子「アタシ、参上!」

スナイモン「ああ!?なんだオメーは!」

タスクモン「テイマー……」

スナイモン「選ばれし少女か!ならコイツを倒せばヴァンデモン様から褒美がいただけるな!」

スナイモン「それに俺のお楽しみを邪魔しやがって!」

杏子「黙んな!この虫野郎!」

スナイモン「んだとゴルァ!緑の虫デジモンだからって某グリードのようなネタキャラだと思うなよ!!」

タスクモン「こいつも喰う……」

スナイモン『シャドウ・シックル!』

グラウモン「グラ!」

杏子『カードスキャン!メタルコーティング!」

カキン!

スナイモン「か!硬ぇ!!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボッ!

スナイモン「うヴぁぁぁぁぁぁ!!」ドゴーン!

杏子「このメタルコーティングのカードでグラウモンの体をクロムデジゾイド並に硬くしたのさ!」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:25:41.24 ID:XWkgZC+O0
タスクモン「よくもスナイモンを……!」

タスクモン『パンツァーナックル!!』

ドゴォ!

グラウモン「グラっ…!」ヨロ…

杏子「怯むなグラウモン!攻め続けろ!」

グラウモン『プラズマブレイド!!」ザンッ!

タスクモン「ぐお…!」バタン!

杏子「よくやった!トドメはアタシに任せな!」

杏子「おりゃぁぁぁぁ!!」ザンッ!!

タスクモン「うおぉぉぉぉ!!」ドゴーン!

カランッ!

杏子「DSも同時に二つゲット!」

グラウモン「ゲット!」

少女「あ…あの…ありがとう……」

杏子「ったく!こんな所うろついてんじゃねーぞガキ!」

少女「ガキじゃないもん!ゆまだもん!」

グラウモン「杏子怒らない!」ヌッ!

杏子「お前がでけぇ顔近づけんなよグラウモン!このガキがビビるだろ!」

ゆま「大丈夫だよ!恐くないよ!グラウモンもありがとうね!」

ゆま「これでデジモンに助けられたのはゆま二度目なんだ!」

杏子「二度目?マミの奴の事かな?まぁいいや」

杏子「ゆまとか言ったな、ここはデジモンがまだウジャウジャしてるみてーだからさっさと家に帰るんだよ!」

グラウモン「デジモンいっぱいいるならこの子一人じゃ危ないんじゃないの?」

杏子「そりゃそうだな…ゆま!お前の家まで送ってやるから何処だか教えな!」

ゆま「うん…」

杏子「じゃあお前もグラウモンに乗りな!」

ゆま「わぁ!」

杏子「しっかりつかまってろよ!行くよグラウモン!」

グラウモン「グラッ!」ダッダッダッ!
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:37:45.57 ID:XWkgZC+O0
〜見滝原中〜

ファントモン「中々やるではないか!」

中沢「ダークティラノモぉん……」

男子生徒A「いや、お前がティラノモン好きなのは知ってるけどあれこの学校を襲ってる悪いデジモンだったろ」

中沢「うん、だからどっちでもいいけど……」

男子生徒B「いいんだ…」

和子「ウィルスに侵されたティラノモンだからってデジモンに悪さをさせるなんて…いったい誰がこんな事をしたのかしら!?」

まどか「確かに何でこんなにいっぱいデジモンが学校に……」

QB「どうやらこのリアルーワルドに潜伏していた敵が本腰を入れて僕らを潰しに来たようだね」

まどか「QBモン!」

女子生徒A「鹿目さん何それ!?それもデジモン?」

女子生徒B「でも微妙にかわいくないね」

QB「……」

まどか「あ…あはは…」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:45:37.37 ID:XWkgZC+O0
ファントモン「お前達も出番だぞ!」

マンモン「パォォォォン!」ズシンッ!ズシンッ!

ほむら「ゾウ…?いえ、マンモス?」

デスメラモン「フン!」メラメラ

インプモン「うわっ!暑苦しい奴!」

マミ「マンモンにデスメラモンね」

“マンモン”

完全体 古代獣型 ワクチン

太古の強大なパワーを持つデジモン
必殺技は2本の牙で相手を突き刺す『タスクストライクス』と
鼻から冷気を吹き出す『ツンドラブレス』


“デスメラモン”

完全体 火炎型 データ

メラモンが進化した火炎デジモン
身を包む炎は高熱化により青い炎となっている
必殺技は体内の重金属を溶かして吐きかける『ヘヴィーメタルファイアー』

ほむら「2体共完全体ね…インプモン!進化よ!」スチャッ!

マミ「テリアモンもいけるわね!」スチャッ!

インプモン「おうよ!」

テリアモン「無問題!」

―インプモン超進化!バアルモン!!―

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―
―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:48:17.48 ID:XWkgZC+O0
マミ「暁美さんとバアルモンはデスメラモンを!私達はマンモンをやるわ!」

ほむら「わかったわ!」

さやか「そういや何気にあたしのブイドラモンはまだ完全体に進化できないんだよね…」

ファントモン「ほほぅ、それならお前達は私が相手をしよう」

さやか「!」

ファントモン『ソウルチョッパー!!』

ザシュッ!!

ブイドラモン「ぐわぁぁぁぁぁ!!」プシュゥゥゥ!

さやか「ブイドラモン!」

ブイドラモン「うぅ…」

さやか「どうして!?傷はあたしの魔法ですぐ治るはずなのに!」

ファントモン「私のソウルチョッパーは魂ごと切り裂く技だ!そう簡単に傷は癒えぬぞ!」

ブイドラモン「大丈夫ださやか…まだまだ行ける…!」ヨロッ…



ほむら「時間停止して私のお手製爆弾をたっぷりプレゼントしてあげるわ」カチッ

ボムボムボム!

デスメラモン「はっはっはっは!火薬は俺の好物だ!」モリモリ

バアルモン「奴の体がデカくなってるな…逆に強化させてしまってるぞ」

ほむら「やっちまったわね…」




マンモン「パォォォン!」ブンッ!

バシィッ!

ラピッドモン「うわぁ!」

まどか「ラピッドモンがマンモンの鼻にはじき飛ばされた!」

マミ「このぉ!」バンバン!

マンモン『タスクストライクス!!』ドドドド!

ドガッ!
マミ「きゃぁ!」

まどか「マミさん!」

中沢「というかあのデジモン「パオー」としか言わないと思ったけど必殺技名はちゃんと叫ぶんだな。どっちでもいいけど」

まどか「どっちでもいいなら黙っててよ中崎君!!」

中沢「うっ…!ごめんよ鹿目さん……」

まどか「こんな時にわたし何にもできないだなんて……」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 17:59:00.11 ID:XWkgZC+O0
〜見滝原市街〜

杏子「この霧でデジモンもうろついてるからか誰もいねぇな…みんな避難してるのか?まぁグラウモンに乗ってても目立たないからいいけど」

杏子「で、お前の家はどこなんだよ?ゆま」

ゆま「…お家には帰りたくない…」

杏子「帰りたくないって…ったく…こんな状況だからマミ達と早く合流したいんだけどなぁ…」

ゆま「ゆまお腹すいた…」

杏子「あぁ!?こんな時に……店とかやってるのかなぁ…?」

グラウモン「パンもってくればよかったね」

パンプモン「アイス食うかい?」

ゆま「わぁ!ありがとう!」

ゴツモン「どういたしまして」

杏子「って!デジモンじゃねぇか!」

“パンプモン”

完全体 パペット型 データ

カボチャの頭を持つハロウィンのぬいぐるみのような姿をしたデジモン
必殺技は巨大なカボチャで敵を押しつぶす『トリックオアトリート』

“ゴツモン”

成長期 鉱石型 データ

鉱石データをまとい、強力な防御力を持つ鉱石型のデジモン
必殺技は超硬度の鉱石を頭頂より射出する『アングリーロック』

ゆま「アイス美味しい♪」ペロペロ

杏子「食ってんじゃねぇよ!」

グラウモン「いいなぁ」

杏子「一匹はそんなナリしてても完全体か…連戦でキツイけど、いくよグラウモン!」

グラウモン「グラ!」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:20:43.60 ID:XWkgZC+O0
ゴツモン「ちょ、ちょっと待ってよ!俺達は争う気はない!」

杏子「あ?」

パンプモン「そうそう!俺達はただこのリアルワールドの文化をエンジョイするためにヴァンデモンに着いてきただけなんだ!」

杏子「あぁ!?」

ゴツモン「という訳で俺達と遊ぼうぜ〜」

杏子「遊ぼうって…」

ゆま「うん、遊ぼう!」

グラウモン「遊ぶ!遊ぶ!」

杏子「遊んでる場合じゃねぇ!」

杏子「とりあえず害はなさそうなデジモンだしゆまは家に帰りたくないって言ってるし…一緒に連れてくしかないかな…」

パンプモン「やったぁ!」

ゴツモン「アイスはまだまだあるよ!」

杏子「それどっから持ってきたんだよ…」

パンプモン「お店の人が寝てたから持ってきた」

杏子「パクッてきたのかよ!寝てたって…」

ゴツモン「アイス屋さんだけじゃないよ。町中の人間みんな寝てるんだ」

杏子「町中の?それで誰もいないのか…?」

杏子「一体何がどうなってやがるんだ…?」

ゴツモン「ほら、お前も食うかい?」

杏子「食べ物を粗末にするわけにはいかねぇからな、貰っておくよ」

バサバサ…
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:23:20.78 ID:XWkgZC+O0
グラウモン「グラ…!」

パンプモン「ヴァ…ヴァンデモン!!…様……」

ヴァンデモン「パンプモン、ゴツモン、何をしている?」

杏子「ヴァンデモン…?」

ヴァンデモン「何故選ばれし少女達と一緒にアイスクリームを食べている?」

ゴツモン「こ…これは…」

ヴァンデモン「裏切るのだな?まぁいい、お前達に構ってる場合ではない」

杏子「何だと!?」

ヴァンデモン「お前も祭りの会場に来るといい、お前以外の選ばれし少女達も集まっている。そこでまとめて始末してやろう」

杏子「舐めやがって!この場で片付けてやるよ!やれ、グラウモン!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボッ!

ヴァンデモン「ふっ」バンッ!

杏子「な…!グラウモンのエキゾーストフレイムを片手で防ぎきっただと!?」

ヴァンデモン「私のDFによる効果も着々と出ているようだな…それでは待っているぞ!フハハハハ!!」バッ!

杏子「くそっ!」

パンプモン「あわわわ……あれがヴァンデモンの本当の力……!」

ゴツモン「あいつが作ったこの町全体を覆っているDFでかなり強くなっている……」

杏子「この霧は奴が作ったのか…それよりみんなは何処にいるんだ?」ピッピッ!

杏子「デジモンの反応が集まってる場所があるな、この場所は…見滝原中か」

杏子「悪いなゆま、アタシのダチ達が危ないんだ、ここでお別れだ」

ゆま「嫌だ!キョーコと一緒がいい!」

杏子「さっきみたいなデジモンがいっぱいいるんだぞ!」

ゆま「キョーコとグラウモンが守ってくれるなら大丈夫だもん!」



―お姉ちゃーん!ギルモーン!―


杏子「(モモ……)」

パンプモン「大丈夫です姉御!ゆまちゃんは俺らが身を持って守ります!」

杏子「誰が姉御だ。じゃあ一緒に行くしかねぇか…」

ゴツモン「行くってヴァンデモンの所に!?駄目だよ命を落としにいくようなものだよ!」

杏子「それでも行かなきゃならねぇんだよ…もう失いたくないからな…!」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:28:33.83 ID:XWkgZC+O0
〜再び見滝原中〜

デスメラモン『ヘヴィーメタルファイアー!!』ゴォォォ!

バアルモン「!」サッ!

デスメラモン「甘い!」ジャラッ!

ガキンッ!

男子生徒A「ああ!暁美のデジモンの腕がデスメラモンの鎖に!」

デスメラモン「捕まえたぞ!」

バアルモン「捕まったのはどっちかな?」

デスメラモン「何?うおわぁ!」

ブンッ!

男子生徒B「おお!逆にデスメラモンを鎖でぶん投げたぞ!あの体格差でパワーが勝っているのか!」

バアルモン「今だ!ほむら!」

ほむら「こんなデジモンもいるだろうと思って消防署から“借りて”来たのが…」ガサゴソ…

ほむら「はい!」ドンッ!

女子生徒A「消防車……?」

和子「どっから出したのかしら…?」

ほむら「時を止めて学校のプールに吸引ホースをセットしてと…」カチッ

ほむら「くらいなさい」バシャァァァァァ!

中沢「いくら炎のデジモンだからってあんなの…」

デスメラモン「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!!」

中沢「すごい効いてる…どっちでもいいけど」

バアルモン「とどめだ!」パァン!

デスメラモン「ぐ…」シュゥゥン…カランッ

まどか「倒しちゃった…」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:30:48.30 ID:XWkgZC+O0
ほむら「巴さん達がマンモンにちと苦戦してるようね…なら!」

まどか「ほむらちゃんが消防車に乗り出しけど…免許あるの!?」

ブロロ…
ウ〜カンカン!

ほむら「ほむドライブアタック!」

マンモン「パオッ!?」

ドゴォッ!

教室の一同「轢いたぁぁぁぁ!?」

ほむら「あら?案外イケるのね。超弩級の魔女はタンクローリーにもびくともしなかったのに」

マンモン「パオォ…」

マミ「……い、今のうちね!」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』

マンモン「パオォォォォン!」ドゴォォォォン!

マミ「その消防車…ちゃんと返してきなさいね」

ほむら「さっきのでフロントがペッシャンコだけどね」


まどか「……さやかちゃんの方は…」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:37:51.77 ID:XWkgZC+O0
ファントモン「ほれほれどうした?」

ガキン!ガキン!

さやか「くっ…このぉ!」

ほむら「遊ばれてるわね…」

ブイドラモン「さ…さやか…無茶だ…!」

さやか「あんたがその傷で動く方が無茶でしょ!」

ファントモン「どこを見ている!」ガキィン!

さやか「うっ…!」ドサッ!

ブイドラモン「さやか!」

マミ「いけない!」

ファントモン『ソウルチョッパー!!』ザッ!

さやか「(ダメ!やられる…!)」

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』ゴォォォォ!

ファントモン「ぐわぁぁぁ!」ドゴーン!

ほむら「メガログラウモン…!」

杏子「だらしねぇなぁさやか!」

さやか「杏子……」

杏子「これは貸しにしとくぜ!」

さやか「うん、ありがとう」

パンプモン「美しき友情ですな姉御!」

ゴツモン「うんうん!」

マミ「そのデジモン達は…何?」

杏子「あぁ…ちょっと成り行きでな…」

ゆま「あ!あの時のお姉ちゃん!」

マミ「あら?あなたはムシャモンの時の…そう、佐倉さんもこの子を?」

杏子「ああ、何か縁があるみたいだな」

ほむら「(あの子!確か…千歳ゆまだったかしら?本当に佐倉杏子と縁があるようね……)」

ヴァンデモン「全員集合というわけだな」

ほむら「! あなたはヴァンデモン!」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga]:2011/11/24(木) 18:37:59.00 ID:F/h2LhIF0
あれ?これデジモンだよね?自動車で相手を引くのはバトル漫画かギャラクシーエンジェルとカブトボーグだけにしなさい!
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:40:48.90 ID:XWkgZC+O0
杏子「来やがったか!」

パンプモン「ひぃ…」

ゴツモン「出たぁ…」

さやか「このデジモン達を仕掛けて来たのはあんたなんだね!」

ヴァンデモン「その通りだ」

ほむら「あなたの目的は何なの!?」

ヴァンデモン「選ばれし少女達…そして、いずれ七大魔王として再び君臨するであろう貴様を消す事」

バアルモン「……」

ヴァンデモン「そうする事により貴様を欠いたワルプルモン様に仕える七大魔王の空席には私が着く事になるのだ」

杏子「けっ!大物ぶってる割には随分とみみっちいな!」

ヴァンデモン「無論、私はそれだけで終わる器ではない。いずれワルプルモンさえも超え、私がデジタルワールドの支配者となるのだ!」

ほむら「リアルワールドへのゲートを通れてしまう程の小さい器のデジモンが支配者になれるのかしら?」

ヴァンデモン「ふふ…確かに私はリアルワールドにリアライズするために自ら力を大幅に落とした…だが今日まで幾多もの人間の血を吸い、デジモンをロードし以前以上のパワーを手に入れたのだ!」

マミ「なんて事を…!」

ヴァンデモン「そして実質このリアルワールドにリアライズした全てのデジモンを統べる王となった!」

ラピッドモン「だからこんなに手下がいたんだね」

ヴァンデモン「私がデジタルワールドへ戻るためのゲートを開く準備も終わり、後は貴様らを始末すれば私の計画が成就されるのだ!」

ヴァンデモン「できれば私の手を煩わせる事なく済ませたかったのだが、どいつも役立たずばかりだったのでな」

マミ「まさか…私の元からチョコモンを拐って操ってたのは…」

ヴァンデモン「それも私だ」

ヴァンデモン「奴がケルビモンにまで進化できたのは予想外だったのだがな」

ほむら「美国織莉子と呉キリカをテイマ法少女に契約させてインプモンを襲わせたのも…」

ヴァンデモン「それも私だ」

ヴァンデモン「正確にはインキュベーモンのデータをコピーし、その能力を与えたピコデビモンと契約させたのだよ」

QB「やれやれ、僕のデータを盗み出すなんて…やってくれるね」

マミ「あなたのせいでチョコモンが…絶対に許せない……!!」

ラピッドモン「ああ!コイツだけは絶対許さないよ!!」

ヴァンデモン「ふふ…この私が作り上げたDF内で私に勝てる者はいないさ」

杏子「やってみなきゃわかんねぇだろ!」

メガログラウモン「杏子!」

さやか「ブイドラモン、行ける?」

ブイドラモン「ああ…だいぶ楽になった…!」

バアルモン「その七大魔王の座というモノに俺は興味は無い、貴様にくれてやる…」

バアルモン「冥土の土産としてな!」

ヴァンデモン「ふ、逆だ。貴様のあの世への置土産として頂くのだ!」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/24(木) 18:46:02.33 ID:XWkgZC+O0
今回はここまでです

ゆまちゃんはどうしよう…契約させるべきか否か…
という訳でゆまのパートナーデジモンのアイデアを募集します

たぶん出てくるのはかなり後になるけど

ではまた
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [saga]:2011/11/24(木) 18:46:36.39 ID:F/h2LhIF0
ヴァンデモン、お前は影山かD・スペードかよ!?
これは、○○はヴァンデモンのせいが流行るな。
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/24(木) 18:50:26.89 ID:szdv1u7y0
プロットモンやクダモンはどうでしょう。
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/24(木) 18:57:19.43 ID:JDJNOAcZo
緑だしトゲモンとか
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(北陸地方) [sage]:2011/11/24(木) 19:03:11.55 ID:tCnmUFA+o
個人的にあんこの究極体はメディーバルデュークモンのイメージ
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/24(木) 19:28:35.09 ID:pTf1yxdAO
乙。ほむほむやりたい放題だなwww

ここはワームモンを推すべきでしょう。
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/24(木) 23:44:30.86 ID:4bODB/peo
ズドモンとゆまのダブルハンマー見たいからゴマモンを推す
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/24(木) 23:51:45.13 ID:F/h2LhIF0
まだセイバーズのデジモンが出ていないからゆまのデジモンはララモンで。
個人的にはブラストモン様に期待。メガログラウモンのアトミックブラスターを近距離から喰らうときに「まさか俺のこと…好きなのかぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 」とかいいそうwwwwwwww
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/25(金) 15:18:37.44 ID:ek89jHO9o
ワームモンにしてさやかとジョグレスしてインペリアルドラモンへ
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長野県) [sage]:2011/11/25(金) 16:48:39.46 ID:JFCx3R+Bo
さやかがジョグレスするならまどかか杏子がいいな
無理だけど
ゆまだったら杏子とジョグレスできればいいんだけど…
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/25(金) 19:57:51.23 ID:lm1WweeBo
ゴツモンにパンプモンにヴァンデモン地味に嫌な組み合わせだな
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:38:32.56 ID:Nax6oi8r0
こんにちわ

ゆまのデジモンは皆様のご意見を参考にしつつ決定したいと思います
出るのはまだ先だけど期待しないで待っててください

投下
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:39:50.75 ID:Nax6oi8r0
ヴァンデモン「さて、でははじめようか」

杏子「カボチャと石!お前らはゆまを連れて何処かに隠れてな!」

パンプモン「へ…へい!姉御!」

ゴツモン「どうかご武運を!」

ゆま「キョーコ…」

タタタタ…

ヴァンデモン「フフフ、何処に逃した所で後で私の餌になるのだがな」

ほむら「笑っている余裕なんか無いわよ」

マミ「たった一人で私達全員の相手ができるのかしら?」

ヴァンデモン「太陽を遮ったこのDF内で私に勝てる者はいないのだよ」

ヴァンデモン『ナイトレイド!!』

バサバサ!

ほむら「またあのコウモリ攻撃ね!」

バアルモン「また撃ち落とせばいいだけだ!」バンバン!

マミ「はっ!」バン!

ヴァンデモン「そんな隙を与える程私は甘くない!」

ヴァンデモン『ブラッディストリーム!』

バシッ!ビシッ!

ほむら「くっ!」

マミ「きゃっ!」

さやか「よくも!」ダッ!

杏子「やりやがったな!」ザッ!

ビシッ!ビシッ!

さやか「あぁ!」

杏子「ぐあっ!」

ブイドラモン「くっ…!さやか!」

ラピッドモン「こっちはこのコウモリの大群で手一杯だよ!」

ヴァンデモン「フハハハハハハ!」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:41:05.06 ID:Nax6oi8r0
バアルモン「ならばお前の技をこちらも使わせてもらう!」

バアルモン『ギルティッシュ!』

ブイドラモン「バアルモンの護符がヴァンデモンのコウモリと同じ形に変化した!」

バアルモン『ナイトレイド!!』

バサバサ!

ヴァンデモン「ちぃっ!小賢しい真似を!」バシッ!バシッ!

バアルモン「流石お前の必殺技と言った所か。お前一人で全て払い落とすのは苦しいようだな!」

ブイドラモン「その隙に喰らえ!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』

ドゴォォォォン!

杏子「やったか!?」

ほむら「その台詞はやってないフラグよ!」

さやか「えぇ!?」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:43:27.44 ID:Nax6oi8r0
ヴァンデモン「ぐ…これしきの事で…!」

杏子「ホントだ…あれだけの攻撃をまともに食らったのに……」

ヴァンデモン「おのれぇ!貴様さえ!貴様さえ消し去れば私は!!」ダッ!

バアルモン「!」

ヴァンデモン『ブラッディストーリーム!』

バアルモン「お前のその技も見切ったぞ!」バシィッ!

ヴァンデモン「ぐっ!ならば…これでどうだ!」

ヴァンデモン『デッドスクリーム!!』バッ!

バアルモン「何!?ぐわぁぁぁ!」

ドサッ!

ほむら「バアルモン!」

マミ「バアルモンが石に……!」

ほむら「……!」キッ!

ヴァンデモン「ふん、その目…気にいらんな!ただの怒りによる反抗的な目じゃない、私を必ず倒すという決意の目をしていてな!」

ほむら「私は私の守りたいものを守り通すために戦うだけよ。あなたとの戦いはその過程の一つでしかない、こんな所で立ち止まっていられないわ!」ガサゴソ…

ほむら「吸血鬼には……これよ!」バッ!

杏子「十字架に…ニンニク…」

さやか「バアルモンがやられたのにふざけてる場合かよ!」

ほむら「私は何時だって本気と書いてマジよ!」

ほむら「くらいなさい!」ポイッ!

杏子「投げるだけかよ!」

ヴァンデモン「くっ…!」バシッ!

さやか「(あ、あの鞭で弾いた!でも今の表情を見るに本当に効果はあったみたい……)」

ほむら「今よ!巴さん!」

マミ「え?あ!ええ!」

シュルルル

ヴァンデモン「何!?」

さやか「おお!マミさんのリボン!」

ヴァンデモン「ふん!この程度の生っちょろい技!すぐに引きちぎってくれる!」ギリギリ…

ほむら「その前にこれをプレゼントよ!」ガサゴソ…

ほむら「昨日あなたが受け損なったギガデストロイヤーはもう一基あったのよ」

ヴァンデモン「!」

中沢「あのミサイルは……!」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:45:00.72 ID:Nax6oi8r0
――――――

〜昨晩、中沢ルーム〜

中沢「よしよし、メタルティラノモン。今日もトレーニングだ」ピッピ

中沢「うん?そんな事しなくてもプロテインでいいだろって?」ピッピ

中沢「ははは、そんな横着してたらティラノ師匠のように強くなれないぞ!どっちでもいいけど」ピッピ

ガラッ

中沢「今夜も星が綺麗…ってこの霧で見えないな…何だんだろこの霧?どっちでもいいけど」

中沢「今日も流れ星に『ティラノモンの究極体が出ますように』ってお願いしようと思ったのに…どっちでもいいけど」

中沢「こんな乙女チックな秘密があるのが地味イケメンの中沢君のチャームポイントなのに全然モテないんだよなぁ…どっちでもいいけど」

中沢「鹿目さんは俺の名前間違えまくるし、美樹さんと志筑さんは上条一筋だし、暁美さんに至っては男に眼中無いようだし」

中沢「この前暁美さんが本屋さんで百合物の雑誌を読んでたのを偶然見ちゃったからね。どっちでもいいけど」

中沢「あれ?流れ星!?」

中沢「願い事言わなきゃ!ティラノモンの究極体が出ますように!ティラノモンの究極体が出ますように!ティラノモンの究極体が出ます

ように!」

中沢「三回言えた!って流れ星がこっちに来る…?」

中沢「…流れ星じゃない!ミサイル!!?」

ドゴォォォォォン!

―――――――
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:46:31.57 ID:Nax6oi8r0
中沢「まさか昨日のミサイルも暁美さんが……」

まどか「中垣君……ほむらちゃんはたぶん…」

中沢「わかってる、悪いデジモンを倒すための事故だったんだよね」

中沢「それに暁美さん達は俺達を守るために今まで戦ってきてくれてたんだね…そして今もああやって」

中沢「だからみんなの平和が守られているなら俺の家の一つや二つ安いもんさ、どっちでもいいよ」

男子生徒A「中沢ぁ!お前漢だぁぁぁぁぁ!!」

女子生徒A「中沢君…やだ…カッコイイ…」

まどか「ありがとう、中沢君!」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:53:29.17 ID:Nax6oi8r0
ほむら「今度は時を止めて確実にお見舞いするわ!」

ヴァンデモン「ま…待て!」

カチッ

ドガァァァァァァン!!

ヴァンデモン「ぐ…ぐお……!」ヨロヨロ…

杏子「しぶてぇ!」

さやか「でももう一息だよ!」

ほむら「ティロ・フィナーレにパワーを!」

さや杏「いいですとも!」

マミ「え?私が美味しい所頂いていいのかしら?」

ほむら「あいつはあなたの…」

マミ「…そうね、チョコモンを利用したその罪…償ってもらうわ!」

ヴァンデモン「や…やめろぉ!」

さやか「あたし達の魔力…」

杏子「この銃に注ぎ込む!」

ほむら「今よ!」

マミほむさや杏『ティロ・フィナーレ!!』

ヴァンデモン「ぐぉぉぉぉぉ!!」

ドゴォォォォォォォン!!

まどか「やったぁ!4人の魔力を合わせたティロ・フィナーレでヴァンデモンを倒した!」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 11:57:07.22 ID:Nax6oi8r0
さやか「やった…勝ったんだねあたし達!」

杏子「ああ!」

バアルモン「うぅ…」

マミ「バアルモン!よかった、ヴァンデモンが倒されたから石化も解けたのね!ねぇ、暁美さん!」

ほむら「……」

バアルモン「ほむら…どうした?」

ほむら「よく見て…ヴァンデモンを倒したはずなのにこの霧…DFが晴れないのよ」

杏子「そういや!奴のDSもねぇし!」

マミ「まだ…終わってないの?」

さやか「そんなぁ!」

『ここまでやるとはな…褒めてやろう…』

ブイドラモン「この声…ヴァンデモンか!」

ラピッドモン「生きていたんだね!」

『まさか貴様らごときにこの姿を見せることになるとはな…この姿を見た者は全て決して生かしては返さない…』

『見せてあげよう!これが私の真の姿だ!!』

ゴゴゴゴゴ……

マミ「コウモリの群れが集まって……巨大なデジモンに……!」

ほむら「あれが…ヴァンデモンなの!?」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:04:22.29 ID:Nax6oi8r0
“ヴェノムヴァンデモン”

究極体 魔獣型 ウィルス

ヴァンデモンが究極体に進化した真の姿
獣の下半身と甲虫のような外殻の上半身を持つ魔獣型デジモン
知性と理性は失われている
必殺技は敵デジモンの体内に破壊型コンピュータウィルスを注入して構成データを全て破壊して機能を停止させる『ヴェノムインフューズ』

男子生徒A「何だありゃ!?デカすぎだろ!?」

女子生徒A「このままじゃ学校が潰されるんじゃない!?」

中沢「逃げないと…どっちでも…よくない!逃げないと!」

和子「みなさん!落ち着いて!ここは―」

ヴェノムヴァンデモン「……!」ピカッ!

バタッ!
バタバタッ!

まどか「!? みんながいきなり倒れちゃった!」

さやか「校舎にいるみんなが今のヴァンデモンの光で一斉に気を失ったみたい!」

杏子「町中の人間が倒れてたのもコイツの仕業か!」

ヴェノムヴァンデモン「あ…後でみんな俺様のエザになるがらな…!」

マミ「餌ですって!?」

ヴェノムヴァンデモン「まずはお前だちがらだ……!」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:05:54.72 ID:Nax6oi8r0
ほむら「確かに巴さんはお肉が詰まってて美味しそうだけどそんな事は絶対にさせないわ!」

マミ「暁美さん?」ジャキッ!

ほむら「銃を向ける相手が違うわ」

バアルモン「一斉に攻撃だ!」バンバン!

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』ビュンッ!

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』ゴォォォ!

ヴェノムヴァンデモン「ぎ…ぎがねぇな…お前らの攻撃なんで…」

杏子「あんだけデカけりゃどこかに弱点があるはずだ!」ダッ!ダッ!

杏子「こういう時は頭を狙う!」ザンッ!

さやか「やった!?」

ヴェノムヴァンデモン「ぐぐっ…!」

シュルシュル!

杏子「うわっ!キモっ!切り口から触手のようなモノが出てきやがった!」ザッ!

シュタッ!

マミ「佐倉さん、迂闊に突っ込みすぎよ!」

杏子「んな事言ったって!」

ほむら「パワーの差がありすぎるわね…私達のデジモンが究極体に進化さえできれば…」

QB「無理だね、今の君達のデジモンじゃまだまだデジソウルが足りなすぎる」

さやか「あの時みたいにデジメンタルがあれば…」

QB「あれも一度きりの奇跡だったんだよ」

ほむら「さっきからうっさいわよ。そうだわ、あなたもデジモンなら戦ってきなさい」ズムッ!

QB「ほむら、僕は君達との契約の為だけに生み出されたデジモンなんだ。戦闘力は皆無なんだよ。だから離してくれな――」

ほむら「そぉい!」ブンッ!

さやか「投げた」

杏子「ひでぇ」

ヴェノムヴァンデモン「え…えざ…」バクッ!

マミ「QBモンが食べられちゃった…」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:11:10.13 ID:Nax6oi8r0
ヴェノムヴァンデモン「ぐ…ぐえええぇぇぇ…まじぃ……!!」

ブイドラモン「ヴァンデモンが苦しんでるぞ…」

ラピッドモン「QBモンってそうとう不味かったんだね」

QB「やれやれ、酷い事するなぁ」

マミ「生きてたの!?」

QB「体のスペアはいくらでもあるけど、無意味に潰されるのは困るんだよね。勿体ないじゃないか」

ほむら「(やっぱりそこは以前の世界のインキュベーターと変わらないようね……なら!)」

ほむら「決して無意味でも勿体なくもないわ!どんどん逝きなさい、ヴァンデモンの胃の中に!」ポイッ!

バクッ!

ヴェノムヴァンデモン「ぎゃああああああ!」

QB「暁美ほむら…いくら僕が感情が無いデジモンだからって…」

ほむら「はいっ!」ポイッ!

バクッ!

ヴェノムヴァンデモン「うぐぁぁぁぁぁぁ!」

ほむら「今のうちにもう一度一斉攻撃よ!」

マミ「……こんな展開の倒し方ばっかりでいいのかしら…?」

ラピッドモン「流石にね……」

バアルモン「だが、今はやるしかない!」

ドドドド!

ドゴォォォンン!

ヴェノムヴァンデモン「ぐ…ぐぐ…!」

さやか「それでも効いてないよ!」

ヴェノムヴァンデモン「デメェラ…許ざねぇ!!」バッ!

ドゴーン!!

ドガーン!!

ラピッドモン「うわぁ!危ない!」

ほむら「余計怒らせただけのようね」

さやか「誰のせいよ!」

ほむら「この畜生が不味いせいよ」

QB「……」

バアルモン「だが何かこの状況を打破できる策は無いのか?」

杏子「一つだけ…ある!」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:19:18.88 ID:Nax6oi8r0
ほむら「まさかあなた…特攻する気じゃないでしょうね?」

杏子「……もしかしたらそれに近いかもしれねぇな…このカードは」

マミ「それは…キング・デヴァイスのカード!」

さやか「何それ?」

マミ「デジモンの限界以上の力を引き出すカードだけど…言わばこれは諸刃の剣!」

マミ「そのパワーに耐えきれずデジモンの身が持たないかもしれないわ!」

マミ「佐倉さん、あなたにこのカードが使いこなせるの!?」

杏子「だが、これ以外方法はねぇだろ!」

ほむら「あなたのメガログラウモンがどうなるかわからないのよ。いいのかしら?」

杏子「メガログラウモン…アタシにアンタの命預けてくれるな?」

メガログラウモン「もちろん!僕のテイマーの杏子を信じるよ!」

メガログラウモン「それにもう僕達は…大切な人達を失うわけにはいかないからね!」

杏子「ああ!そうだな!独りぼっちは寂しいもんな!」

さやか「杏子……」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:20:14.99 ID:Nax6oi8r0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=PcsGWs8pzb0&feature=related

杏子『カードスキャン!キング・デヴァイス!!』

ピカァァァ

メガログラウモン「!」ゴゴゴゴ…

さやか「メガログラウモンがヴァンデモンと同じくらいに巨大化した……」

ヴェノムヴァンデモン「あ…?あ……?」

メガログラウモン「グラアアアァァァ!!」

ドコォッ!

ヴェノムヴァンデモン「ぐっ…!よぐもやっだな!」

ヴェノムヴァンデモン『ヴェノムインフューズ!!』シュゴォォォォ!

マミ「いけない!」

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』ゴォォォォォ!

ドゴォォォォン!

ヴェノムヴァンデモン「!?」

ほむら「究極体相手の必殺技にパワー負けしてないわ!」

杏子「そのまま一気に押し切れ!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!!』ザンッ!ザンッ!

ヴェノムヴァンデモン「ぐがぁ!」

さやか「ヴァンデモンの股間を切り裂いた!」

ほむら「嫌なとこ切り裂くわね…」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:24:44.32 ID:Nax6oi8r0
ヴェノムヴァンデモン「!」

ヌッ…

「キシャァァァァァ!!」


杏子「うわっ!また切り口から何か出てきたぞ!何だアレ!?」

ヴァンデモン「エエイ!コシャクナァ!エラバレシショウジョタチィィィィ!!」

さやか「シャベッタァァァァ!?」

マミ「きっとあれがヴァンデモンの本体なんだわ!」

ほむら「それなら…!」ズムッ

QB「ちょっとほむら、いい加減にしてほしいんだけど…」

ほむら「ここはお台場じゃなくて見滝原だからあなた以外に代用品は無いのよ」

QB「何の話かわけがわからないよ」

ほむら「行くわよ!バアルモン!」ゲシッ!

QB「ギュップイ!」ヒュー

バルモン「わかった!」サッ!

マミ「ナイスパス!」

一同『シュート!!』

バルモン「はっ!」ゲシッ!!

QB「ぬわあああああああ!」

パクッ!

ヴァンデモン「ギャアアアアア!!」

さやか「今だ!!」

メガグラ&ラピッド&ブイドラ『トリニティアタック!!』

ズゴォォォォ!

ヴェノムヴァンデモン「グガァァァァァァ!!」

ドゴォォォォォォン!!


まどか「やったぁ!…って外野のわたしってこの台詞ばっかのような気がする……」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:27:24.28 ID:Nax6oi8r0
パァァァ

ほむら「霧のDFが晴れていく…今度こそ本当にヴァンデモンを倒したのね…」

シュゥゥゥゥン

さやか「あ、みんな…幼年期まで退化しちゃった…」

マミ「今の技でデジソウルを使い過ぎちゃったのね」

チビモン「さやか〜」ピョコッ!ピョコッ!

グミモン「マミ〜」ピョコッ!ピョコッ!

杏子「そうだ!」

ギギモン「ギギ…」

杏子「ギルモン!いやギギモンだったな、大丈夫か!?」

ギギモン「だいじょうぶ…モータンマイ…」

グミモン「モウマンタイ!」

杏子「モウマンタイ…」グゥ〜

杏子「パンクイタイ!疲れて腹が減ったぜ!」

一同「アハハハハ!」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:28:47.14 ID:Nax6oi8r0
キリカ「ヴァンデモンが倒されちゃったよ織莉子。奴等予想以上に強くなってるよ」

織莉子「……」

キリカ「私達だけで奴等に…」

織莉子「!」ドクンッ!

織莉子「うっ…うぅ……」

キリカ「どうした織莉子!?」

織莉子「…………」

織莉子「何でもないわ」

織莉子「ピコデビモン、いるのでしょう?」

バサバサ

ピコデビモン「キキキ…お呼びで?」

織莉子「デジタルワールドへのゲートはもう開けるのかしら?」

ピコデビモン「既に準備は万端です」

キリカ「(あれ?何でコイツ敬語になってるんだ?)」

織莉子「では…デジタルワールドへ行きましょう…奴等より一足先に」

キリカ「デジタルワールドに!?」

ピコデビモン「(このデジタマもワルプルモン様の元へ届けなくてはならないしな)」

織莉子「ふふふふ……」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:31:59.03 ID:Nax6oi8r0
まどか「みんなぁー!」

ほむら「まどか!」

ゆま「キョーコー!」

杏子「ゆま!」

パンプゴツ「姉御ー!」

杏子「姉御言うなし」

さやか「って!学校のみんなも来るよ!」

ワー! ワー!

和子「あなた達大丈夫!?」

さやか「先生…」

中沢「あのデジモンはやっつけられたんだね!どっちでもいいけど!」

男子生徒B「よくないだろ!」

女子生徒A「でも、すごいわ!あなた達は学校の誇りよね!」

ほむら「いえ、この災いは私達が呼び起こしたようなものだし…」

男子生徒A「んな事ないさ!さぁ!この学校を救ったテイマーとデジモン達を胴上げじゃぁぁ!」

マミ「胴上げぇ!?」

ワーッショイ!ワーッショイ!

さやか「ちょっ!ちょっとぉ!」

チビモン「ははは!」

杏子「誰かに感謝されるのも悪くないもんなんだな…」

マミ「だから私達は戦い続けられるのよ…頑張ろうって気持ちになれるからね」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:33:20.96 ID:Nax6oi8r0
まどか「……」

ピカァァァ!

まどか「え!?わたしのデジヴァイスから光が!」

QB「いよいよまどかのデジモンが生まれるんだ!」

まどか「リ…リロード!」

シュィィィン

さやか「なになに?まどかのデジタマがついにかえるの!?」

ほむら「いったいどんなデジモンが……」

パリパリ…パカッ!

インプモン「生まれた!」

プットモン「プー!」

QB「プットモンだ!」

まどか「プットモン?」

“プットモン”

幼年期T 小天使型 属性無し

天使型デジモンの元となるベビーデジモン
背中に生えた二枚の羽で器用に空を飛び回ることができる
必殺技の『エンジェルダスト』は神秘の粉で相手を幸せな気分にすることが出来る

マミ「それが鹿目さんのデジモン?」

さやか「ははっ!可愛いじゃん!」

ほむら「おめでとうまどか」

まどか「ありがとうほむらちゃん!」

QB「(プットモンか…天使系のデジモンに進化すると言われてるけど……まさかね、そんなはずはない……)」

まどか「よろしくね!プットモン!」

プットモン「プー!」

プットモン「……」ニヤリッ
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/26(土) 12:37:05.83 ID:Nax6oi8r0
今回は以上です
何かしょうもない戦闘描写ばっかですいません
まだ究極体を出すわけにはいかないからこうなってしまった…

次回はデジタルワールド出発編になります

それでは
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/26(土) 14:39:32.53 ID:otvtSEBAO
乙。
だいたい何やってるか想像できるからこんな感じで無問題だよ。
まどかのデジモン怖すぎ……
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/26(土) 18:37:59.49 ID:bWtmYga70

個人的にはセイバーズのナナミ、イワン、コウキが登場してまどか達と戦ってほしいけど、デジモンシリーズの中で最低の人間キャラの倉田や成長期なのに究極体を一発で倒すギズモン:ATが出るから無理か・・・・・
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:07:35.76 ID:ksBjdisQ0
こんばんわ
来週のクロウォでネネさん再登場で楽しみです
キリハさんは出ないのかな?

投下
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:09:11.85 ID:ksBjdisQ0
〜マミホーム〜

さやか「昨日のデジモンの騒ぎの件は一切報道されてないんだね…」

杏子「そりゃ、見滝原中に居た連中以外の町の人間はヴァンデモンの催眠術で眠ってたからな」

QB「それにこの国にはそういったデジモンによる事件の情報を隠蔽する組織もあるからね」

ほむら「そんなものがあったの?」

QB「その組織はデジモンによって起こるネットワークのバグとかも管理したりもしてるんだ」

QB「そしてネット上のデジモンをデジタルワールドごと排除しようと試みてるようだけど…人間の技術ではどうすることもできないだろうね」

マミ「昔その組織の人が私と佐倉さんに接触してきたこともあったわね」

杏子「ジッポライターをカチカチ鳴らす癖が鬱陶しいオッサンだったな」

テリアモン「僕達の事も邪魔者扱いしてたよね」

杏子「んで、ギルモンとテリアモンごとデジモン達を消去させるプログラムを発動させようともしやがったんだ!」

マミ「でもそれも失敗に終わり、結局悪いデジモンを倒せるのはテイマ法少女じゃなければならないとわかってくれたから私達からは手を引いてくれたけどね…」

さやか「そんな事があったんだ……ところでさ」

ゆま「きゃはははは!」

パンプモン「ちょっ!ゆまちゃんマジやめて!俺のカボチャヘッド取ろうとしないで!」

ゴツモン「俺もお前の頭の中気になってたから見せろや」

パンプモン「テメェこの石ころ野郎!」

まどか「ティヒヒ!もんざえモンとかパペット型デジモンの中身って気になるからね!ね、プットモン?」

プットモン「プー!」

パンプモン「まどかさんまでぇ!」

インプモン「オラ、見せろや!」

ブイモン「見せろ見せろー!」

ギルモン「みせろー!」

パンプモン「テメェら俺がこれでも完全体だって事忘れてんじゃねぇぞ!!」

パンプモン『トリックオアトリート!!』

インプモン「ギャアァァァァ!!でっけぇカボチャがぁぁぁぁぁぁ!!」

プチッ

さやか「……あの二匹どうするのよ?それにあのゆまって子も…家に返してあげなくていいの?昨日はマミさんの所に泊めたみたいだけど」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:10:09.40 ID:ksBjdisQ0
マミ「佐倉さんにどうしてもって頼まれてね」

ほむら「(この世界じゃ居候している家があるしね)」

杏子「ゆまの前髪の下の額に……煙草の焼け跡があった……」

さやか「え……?」

ほむら「親に虐待されているという事ね」

さやか「そんな…」

ほむら「それでどうするのかしら?児童相談所にでも行く?」

杏子「んなもんアテになるかよ…」

ほむら「それならあの子の親を私達で締め上げましょう」

さやか「いやいやいや」

杏子「それはいいかもしれねぇな」

さやか「おいおいおい」

マミ「でも…どちらを実行したとしてもゆまちゃんへの虐待が余計酷くなるかもしれないわね…」

さやか「いやマミさん、後者も賛成だったんですか!?」

マミ「だって許せないじゃない!自分の子供にそんな…!」

さやか「!」

マミ「親がいても幸せって子ばかりじゃないものなのね……」

テリアモン「マミ……」

QB「やれやれ、明日にはゲートの準備も終わり、デジタルワールドに行くというのにそんなくだらない事を話してる場合じゃないんだけどな」

杏子「くだらねぇとはなんだこの畜生!!」

さやか「そうよ!ゆまちゃんがこんな酷い目にあってるのに!」

ほむら「やめなさい、この畜生は私達とも普通のデジモンとも価値観が違う存在なのよ」

ゆま「…キョーコ……」

杏子「ん?どうしたゆま?」

ゆま「ゆまもデジタルワールドに行く!」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:11:41.06 ID:ksBjdisQ0
杏子「はぁ!?何言ってんだテメェ!」

マミ「そうよ、昨日のような危ないデジモンがたくさんいるのよ?」

ほむら「そこのカボチャと石のようなちゃらんぽらんのボケデジモンばかりじゃないのよ」

パンプモン「ちゃらんぽらんのボケって…」

ゴツモン「ああ…もっと罵ってほしい…」

インプモン「!?」

ゆま「こわくないもん!」

杏子「だからってお前なんかが…」

QB「その点は問題無いよ。ゆま、君にもその素質――」フミッ

ほむら「あなたは黙ってなさい」

ゴツモン「ああ…俺もああやってほむらさんに踏まれたいなぁ……」

パンプモン「お前そういう趣味かよ」

ブイモン「引くわ」

テリアモン「でもその体で踏まれてもあんまり感じないじゃないの〜?」

ゆま「ちょっとやめてほむらお姉ちゃん!」

ゆま「QBモン!ゆまもキョーコ達のようにテイマーになれるんだね!?」

QB「そうだよ君にもその素質は」フミッ

杏子「これ以上余計な事を吹き込むんじゃねぇ!」

ゆま「どうして!?キョーコもゆまの事役立たずだと思ってるの!?」

杏子「な…!役立たずって……」

ゆま「パパとママはケンカばっかりするし…そのせいでママはゆまにイジワルするから…」

ゆま「もうお家には帰りたくないよぉ……」グスッ

杏子「……」

ギルモン「杏子ぉ?」

杏子「わかった、一緒に行こうゆま」

マミ「ええ!?」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:12:37.94 ID:ksBjdisQ0
ほむら「本当にそれでいいの?」

QB「よし、それじゃあさっそく契約だ!ゆま、何かデジモンのゲームは持ってるかい?」

ゆま「持ってない…」

杏子「ゆま、これをやるよ」

さやか「こりゃまた古い奴だね。初期のデジタルモンスターバージョン4?」

ギルモン「杏子これモモの…」

QB「ふむ、君が契約した時のように電源が入らないようだね」

QB「デジヴァイスにすることはできても中身のデジモンがいない」

ゆま「ゆまのデジモンいないのぉ?」

パンプモン「あ、それなら俺がゆまちゃんのパートナーになるよ!」

ゴツモン「いやいや、02でもメキシコ人の幼女のパートナーを勤めた俺が!」

ブイモン「何の話だよ!?」

ゆま「いや」

パンプゴツ「」

杏子「いいんだゆま、まだ契約はしなくて。後悔がないようにちゃんとした願い事が決まってからにしな」

ゆま「うん!」

QB「まぁ、デジタルワールドに行ってからそこでパートナーとなるデジモンを決めるという手もあるからね」

さやか「そんな事もできたんだ」

ほむら「(杏子、ああは言ったけどあなたあの子に契約をさせるつもりはないようね)」

杏子「(ったりめーだ!だがその分あいつの事はアタシが守ってやるさ……)」

QB「それじゃあ、明日にはいよいよデジタルワールドへ出発だが準備はいいかな?」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:13:43.69 ID:ksBjdisQ0
〜病院〜

中沢「美樹さん!美樹さん!」

さやか「ああ、中沢も恭介のお見舞い来てたんだ。そんなに慌ててどうしたの?」

中沢「上条の意識が戻ったんだよ!どっちでもいいけど!」

ブイモン『どっちでもよくないだろ!』

さやか「って本当!?」

中沢「だから早く行ってあげなよ!」

さやか「うん、ありがとう!」ダダダッ!

中沢「病院内は走っちゃ駄目だよ!どっちでもいいけど!」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:16:28.25 ID:ksBjdisQ0
〜病室〜

さやか「恭介!」

恭介「やあ、さやか」

シュィィン

ブイモン「恭介!大丈夫なのか!?」

さやか「あ!もう、また勝手に出てきて!」

恭介「ははは!ブイモンだったね!中沢から聞いたよ、さやか達が本物のテイマーになった事もね」

さやか「あのお喋りティラノモン厨…!」

ブイモン「そんでな、その契約の時の願いでさやかは恭介の腕を治したんだぞ!」

恭介「え…?」

さやか「あんたもお喋り!」ボカッ!

ブイモン「痛てっ!」

さやか「きょ…恭介……あの……」

恭介「そうだったんだ…医者からサジを投げられたこの腕がいきなりどうして動くようになったのかと不思議だったんだけど……これが奇跡と魔法だったんだね…さやかが起こした」

さやか「恭介…別にあたしは恭介に見返りなんて求めないから…ただ恭介のバイオリンがまた聴きたかっただけだから…だからあの時の返事をこんなので…」

恭介「さやか……」

さやか「だからさ、あたし絶対デジタルワールドから戻るから…その時聞かせてほしいんだ…返事と一緒に……」

恭介「わかった、約束するよ。だからさやかも必ず帰ってくると約束してね」

さやか「うん!」

ブイモン「(よかったなさやか……)」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:17:09.51 ID:ksBjdisQ0
〜まどかホーム〜

まどか「ママ、パパ。話があるの」

知久「なんだいまどか?」

絢子「あんた…最近なんか抱え込んでるようだったけど、やっと話してくれる気になったんだね」

まどか「うん、まず紹介するね」

プットモン「プー!」

絢子&知久「!!!??」

タツヤ「デジモン!デジモン!」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:19:04.03 ID:ksBjdisQ0
―――――


絢子「…で、その悪いデジモンを倒すためにデジタルワールドに行かなきゃ行けないってね…」

知久「いくらなんでもそんな突拍子も無い話を……」

絢子「いや、私は信じるよまどかを」

まどか「ママ!」

絢子「あんたは今まで嘘を付いた事無い自慢の娘だからね」

まどか「じゃあ、わたし…」

絢子「でもそんなの許さないよ」

まどか「そんなぁ!」

絢子「警察か消防署に任せ…られない問題だろうけど…あんたに……」

まどか「わたしでないと!ううん、わたし達でないと駄目なの!」

絢子「そういう勝手やらかして周りがどれだけ心配すると思ってんだ!」テメェ一人の命じゃ―」

まどか「わかってる!」

絢子「!」

まどか「自分を粗末にしちゃいけないことも、どれだけパパやママに大切にしてもらってるかもよくわかってる!」

まどか「だから違うの、わたしもみんなが大切で絶対に守らなきゃいけないから」

まどか「わたしにしかできない事をやらなくちゃいけないの!」

まどか「それに…わたしは独りじゃない…わたしのパートナーのプットモンや…仲間がいるから!」

絢子「……誰かの嘘に踊らされてねぇな?」

まどか「うん!」

絢子「わかった…行っておいで」

まどか「ありがとうママ!」

知久「……それじゃぁ…まどかの旅路のために腕を振るってお弁当を作らないとね!」

まどか「パパもありがとう!」

タツヤ「姉ちゃん…知ってるか?夢ってのはな、時々スッゲー熱くなって、時々スッゲー切なくなる。らしいぜ」

まどか「たたたたっくん!?」

タツヤ「姉ちゃんは自分がやりたい事を見つけた」

タツヤ「だがそれは姉ちゃん自身の夢とは言えないが、人々の夢を守るという事なんだな」

まどか「うん、わたしにはまだ夢がない、でも夢を守る事ができるんだよね!」

タツヤ「姉ちゃん自身の夢を見つけるために必ず帰って来いよ!」

まどか「ありがとう、たっくん!」

絢子「いや、タツヤじゃないだろ!テメ誰だよ!!?」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:20:34.09 ID:ksBjdisQ0
〜松田ベーカリー〜

杏子「ただいま…」

剛弘「お帰り杏子ちゃん」

美枝「見滝原のお友達の家に行ってくるとは聞いてたけどこんな遅くになるなら…って何その生き物!?恐竜!?」

ギルモン「ギル?」

杏子「あのさ…コイツは……」

剛弘「ギルモン…モモちゃんとタカトが考えたデジモンだったね」

杏子「オジサン知ってたの!?」

剛弘「ああ、モモちゃんが家に遊びに来たあの日嬉しそうに見せてくれたからね」

杏子「そうだったんだ…」

剛弘「そんでモモちゃん、ギルモンの形のパンを作ってくれと頼んで来た事もあったよ」

剛弘「それに杏子ちゃん…女の子にしちゃいくらよく食べる方だからって売れ残りのパンいつも沢山持ってたからね、おかしいと思ってら…」

杏子「全部バレバレだったんだ……それじゃあこのギルモンの事とアタシの事…全部話すね……」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:23:18.15 ID:ksBjdisQ0
―――――

剛弘「そんな馬鹿な……」

杏子「本当だよ、父さんと母さん、そしてモモが死んだのはアタシが原因だったんだよ……」

美枝「そんな話……」

剛弘「いや、杏子ちゃんは女の子にしちゃ言葉遣いが悪いし、食べ過ぎだし、乱暴で学校もサボってるような子だけど…」

杏子「オジサン何気に酷ぇ事言うな」

剛弘「とても正直な子だからね、信じるよ」

杏子「オジサン……」

剛弘「正直な子…そう、馬鹿正直すぎたアイツの娘だしね…馬鹿正直すぎた故にあんな事になって…それがいきなりあんな事になってたからね、おかしいとは思ってたんだよ」

美枝「でも…そのデジタルワールド?そんなわけのわからない所にいくだなんて……」

杏子「気にしないでよオバサン、厄介者が消えていいだろ?」

美枝「なんて事言うのよ!私達はあなたの事本当の娘だと思ってるのよ!!」

杏子「!!」

杏子「…ありがとう…オバサン、そう思ってくれるんならアタシはもう二度と失いたくないからさ…行かせてよ」

剛弘「……」ガタッ

美枝「ちょっとアナタ、こんな時に何を…」

剛弘「何ってパンを作るんだよ」

美枝「こんな時に何を…」

剛弘「行かせてあげよう…そして信じよう、必ず帰って来ると」

剛弘「ここが杏子が帰ってくる家なんだからさ」

美枝「アナタ……」

ギルモン「杏子のオジサン」

剛弘「やあ、ギルモン。昔モモちゃんが君のパンを作ってくれって言ってな」

ギルモン「ギルモンのパン?わーい!わーい!ギルモンのパーン!」

剛弘「大っきいの作るからな!だから必ず戻ってくるんだぞ!」

ギルモン「うん、楽しみ!わーい!」

杏子「オジサンありがとう……」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:25:14.62 ID:ksBjdisQ0
〜マミホーム〜

インプモン「zzzz…」

テリアモン「モウマンタイ…zzz…」

ゆま「zzz…キョーコ…」

マミ「ふふ、あなたとこうして二人っきりになるなんて最初に会った日以来かしらね…」

ほむら「まだ一ヶ月も経ってないわよ巴さん」

マミ「みんな今頃明日出発する事を家族に話してるのでしょうけど…あなたはいいの?」

ほむら「家族か…」

ほむら「(魔法少女になる前から会ってないわね…一体どれくらいの間会ってない事になってるのかしらね、もう顔も忘れかけてるかも……)」

マミ「余計な事聞いちゃったかしら?」

ほむら「いいのよ別に」

マミ「…正直私…恐いのよ…あなた達の前では無理してカッコつけてるけど…」

マミ「デジタルワールドで何が起こるかわからないし…それにまたチョコモンの時のように…誰かがいなくなる所を見たくもないわ……」

ほむら「しっかりしなさいよ、あなた私達の先輩でしょ?」

ほむら「それにあなたはもう独りぼっちじゃないでしょ?」

マミ「そうよね…ありがとう…駄目な先輩でごめんね……」

ほむら「独りで背負い込もうとしなくてもいいわ、私達があなたを頼るように、あなたも私達を頼ればいいのよ…マミ…」

ほむら「そして自分のデジモンを」

ほむら「私達はこの世界では…デジモンと共に成長…進化できると思うの」

ほむら「(みんな独りでどうにかしようとしたからその身を滅ぼした…そして今までの私も…)」

ほむら「だから絶望だけだったの世界と違って道しるべがある…」

マミ「暁美さん…?絶望だけの世界って何の事…?」

ほむら「今の私達には関係の無い事よ」

マミ「暁美さんも今夜は泊まってく?インプモンも寝ちゃってるし」

ほむら「それじゃあお言葉に甘えさせてもらおうかしら?必要な物も楯の中に入ってるから明日の準備も無問題だし」

マミ「まぁ!ふふふ」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:27:26.89 ID:ksBjdisQ0
翌日

〜風見野市公園〜

さやか「ここにQBモンが作ったデジタルワールドへのゲートがあるの?」

マミ「確か…あそこにある小屋の中らしいわ」

杏子「(ってここ最初ギルモンの小屋にしようとしたヤツじゃん)」

まどか「さやかちゃんは家族に何て言ってきたの?」

さやか「置き手紙だけ書いて何も言ってないや。あははは…」

ほむら「それも一つの手段としてありね」

まどか「そうだ!見て!わたし達の旗に杏子ちゃんとギルモンとゆまちゃんとプットモンを描き加えたんだよ!」

さやか「まだあったんだそれ…」

杏子「それがアタシ?似てねー…」

ゆま「あははは!ゆまだぁ!」

ギルモン「ギルモンだぁ!」

パンプゴツ「俺達は…?」

まどか「ティヒヒ!忘れてた!」

パンプモン「というか俺達はこのままリアルワールドの生活をエンジョイしたいんだけど…渋谷に行きたいし…」

ゴツモン「俺は秋葉のカフェにメイドじゃなくてまど―」

杏子「駄目だ!テメェらだけ残して置いちゃ何するかわかったもんじゃねぇ!」

QB「みんなそろってるようだね?それじゃあ行こうか」

まどか「待って…あれ…ママ!パパ!たっくん!」

さやか「恭介…仁美…!」

杏子「オジサン…オバサン…」

ほむら「それに先生やみんなまで……」

マミ「みんな…見送りに来てくれたのね…」

絢子「絶対に下手打ったりすんじゃないよ!」

知久「食後には歯を磨くんだよ?」

タツヤ「戦う事が罪なら…俺が背負ってやるよ!」

恭介「さやか…必ず答えを聞きに来てくれよ!」

仁美「それまで抜け駆けをするようなことはしませんわ!」

剛弘「また俺が作ったパン食べに来てくれよ!」

美枝「杏子ちゃん…無茶しないでね…」

和子「暁美さんがいないとクラスの平均点下がってしまうわね」

中沢「ティラノモンに会ったら写真撮ってきてね!どっちでもいいけど!」

まどか「みんな…心配しないで!必ず戻ってくるから!」

まどほむさやマミ杏『行ってきます!』
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:28:44.81 ID:ksBjdisQ0

〜デジタルゲート内〜

杏子「なんだこの空間…」

ほむら「いかにもデジタルって感じね」

QB「もうすぐゲートを抜けるはずだ」

バッ!

まどか「抜けたの…?」

QB「今抜けたゲートこそ力の持つデジモンでは通れないゲートだ。リアルワールドからは通れてもこっち側からではもう通ることはできない」

さやか「後戻りは出来ないって事だね…」

QB「さて、あそこに見える空間を抜ければいよいよ本当にデジタルワールドに突入だ」

?「お待ちしておりましたわ、選ばれし少女達とそのデジモン」

?「まさか本当にあの女の言う通りここに来るとはな」

?「けっ!」

インプモン「デジモン!」

ブイモン「待ち伏せしてたのか!?」

“ダークドラモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

必殺技はエネルギー弾を撃ち込む『ダークロアー』と
右手の槍で攻撃する『ギガスティックランス』

“スピノモン”

究極体 恐竜型 ウィルス

必殺技は背中のブレードを一斉に発射する『ソニックスラッシュレイン』と
体内に蓄積した金属を15,000度まで過熱しプラズマ化させて打ち出す『ブループロミネンス』

“ロトスモン”

究極体 妖精型 データ
必殺技は“双蛇の杖”より放つ白いオーラ『サーペントキュア』と
黒いオーラ『サーペントルイン』
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:31:30.20 ID:ksBjdisQ0
ほむら「こんな所で究極体が三体も…!」

ダークドラモン「けっ!選ばれし少女達と聞いて見に来たら…どいつもこいつも弱そうな奴等ばっかだな!」パリパリ…

杏子「んだと!デジモンがポテチ食いながら舐めた口聞きやがって!」

スピノモン「だが皆美しい…特に青髪の短髪が俺の好みだとは口が裂けても言えん」

ロトスモン「言ってるじゃないの…」

さやか「あたし!?」

ブイモン「さやかには恭介がいるんだ!手出しさせないぞ!」

ダークドラモン「さぁて…あの寝てばっかの羊野郎の為ではないが…テメェらをやれば奴の株も上がりその直属の俺達もワルプルモン様から褒美が貰えるからな!」

ロトスモン「デジタルワールドにその足を踏み入れる前に散ってもらいましょうか!」

マミ「そう簡単には…!」

ほむら「まって!私達では究極体三体ではかなわないわ!」

インプモン「逃げんのかよ!」

スピノモン「そうはさせん!」

スピノモン『ソニックスラッシュレイン!!』ドドドド!


さやか「きゃぁ!」

ブイモン「うわぁ!」

まどか「どうしよう…プットモン…」

プットモン「……」ピカァァァァ!

ダークドラモン「何!?何だこの力は!?」

ドゴォォォォン!

ダークドラモン「うわぁぁぁぁぁ!!」

まどか「きゃぁぁぁぁ!!」

ほむら「まどかぁぁぁぁぁ!!」





プットモン「(…ちっ!こいつらはベルフェモンの配下か?あの羊め…空気を読みやがれ!)」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:32:27.95 ID:ksBjdisQ0
〜海岸〜

ほむら「…う〜ん…はっ!ここは!?」

インプモン「気がついたかほむら?」

ほむら「インプモン!みんなは!?」

QB「ここにいるのは僕達だけみたいだね」

ほむら「げぇ…」

QB「…そんな露骨に嫌な顔しないでくれよ」

インプモン「で、ここは何処なんだ?」

QB「あのそびえ立つムゲンマウンテンを見るに…ここはファイル島のようだね」

ほむら「ファイル島?」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/28(月) 19:34:15.83 ID:ksBjdisQ0
今回はここまで

とりあえずリクエストの三人を出しましたが
いきなり究極体なのはちょっとこの先の展開の都合の為です

次回からしばらくファイル島編になります
それでは
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/28(月) 20:05:24.81 ID:l6u5kKuXo
全然違うキャラに見えるのも全部乾巧って奴の仕業なんだ乙
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/28(月) 20:14:53.10 ID:JByBtYzF0

だけどリクエストしてくれたのはうれしいけど、なんか違う・・・・。人間体で出てデジモンに変身してまどか達が「デジモンに進化した!?」みたいなリアクションを楽しみにしてのに・・・
あとイワンはマミさん派のイメージ・・・・。
こうなるならダークマスターズをリクエストしておくべきだった・・・・
でも期待してる!
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/29(火) 02:06:00.10 ID:OtOeGyFAO
>ゴツモン「いやいや、02でもメキシコ人の幼女のパートナーを勤めた俺が!」

吹いたわwww>>1相当できるな。
プットモンは系統的にはオファニモンなんだが、ルーチェモン臭い雰囲気もあるね。
期待してます。
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:09:54.61 ID:InHGnlv+0
こんばんわ

>>268
なんだって!それは本当かい?
…すいませんどうしてもたっくんネタやりたかったんです
デジモン関係無いけど
>>269
彼等の正体をまどか達が知る場面はまだ先の展開となりますので期待しないで待ってて下さい
さやかが5人の中で一番ヨシノに近いイメージだったのでイワンが惚れ込んだようです
>>270
ヴァンデモンに殺されたゴツモンとメキシコ幼女のゴツモンは別個体だと思ったけど
はじまりの街での生まれ変わりの可能性もありますからね

投下
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:11:07.13 ID:InHGnlv+0
〜ファイル島海岸〜

QB「このファイル島は小さな諸島だから生息しているデジモンもそれほど強くないはずだ」

ほむら「普通の島にしか見えないけど…本当に私デジタルワールドに来たの?」

ほむら「無人島なのかしら…?誰か人はいないのかしら…?」

インプモン「いや、デジモンしかいねーだろ」

ほむら「そうだわ!まどか達は!?」

インプモン「あの衝撃波でバラバラに飛ばされちまったみたいだな」

QB「ちょっと待って……今みんなの居場所を探ってみるから……」

ほむら「あなたもたまには役に立つわね」

QB「…ふむ、どうやらむこうの“はじまりの街”に誰かがいるようだ」

ほむら「まどかなの!?早速行きましょう!」ダッ!

インプモン「あっ!待てよほむら!」

QB「……」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:11:46.25 ID:InHGnlv+0
〜迷わずの森〜

モドキベタモン「な、何だ!?」

ドクネモン「人間!?」

“モドキベタモン”

成長期 両声類型 データ

ベタモンの色違いの亜種
必殺技は『電光ビリリン 』

“ドクネモン”

成長期 幼虫型 ウィルス

毒を持つクネモンの亜種
必殺技は『ワームベノム』

ほむら「どきなさい!私が通る道よ!!」

ボムッ!

モドキベタ&ドクネ「ぎゃああぁぁぁぁ!!」

インプモン「酷ぇ」

QB「通り魔だね」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:12:33.34 ID:InHGnlv+0
〜はじまりの街〜

ほむら「ここがはじまりの街ね!まどかぁーー!!」

さやか「まどかかと思った?残念!さやかちゃんでした!」

ほむら「……」

さやか「いや、そんな白けた顔すること無いじゃんかよ!」

ブイモン「インプモンもQBモンも無事だったんだな!」

ほむら「おい畜生」

QB「僕は一言もまどかとは言ってないんだけど」

さやか「ほむら達だけ?他のみんなは?」

QB「どうやらこのファイル島に飛ばされたのは僕達だけみたいだね。他のみんなは別の大陸にいるようだ」

さやか「あたし達だけか…」

ほむら「…畜生と美樹さやかだけって……頼りねぇ〜……」

さやか「な!何てこと言うのよ!!」

ほむら「何でこんな組み合わせなのよ!さやほむなんてキテネーのよ!邪道よ!邪教よ!fuckよ!」

さやか「何を訳のわからないこと言ってんのよ!?」

インプモン『ナイト・オブ・ブリザード !』

ほむら「」カキン!

インプモン「ちょっと頭冷やせ」

パリーン

ほむら「冷えたわ」ファサッ

ブイモン「冷えたのか!」

ジジモン「おお…また人間がこの街に来るとはのぅ……」

ジジモン「お前たちもう寝なさい」

インプモン「誰このジジイ」

ブイモン「この街の長老のジジモンだよ」

“ジジモン”

究極体 エンシェント型 ワクチン

デジタルワールド創世期から存在すると言われている長老デジモン
必殺技は『ハング・オン・デス』
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:16:46.71 ID:InHGnlv+0
ほむら「究極体なの…?」

ジジモン「おお…流石このデジタルワールドにこれるだけの力量を持ったテイマーじゃ…黒髪のロン毛が似合うイケメンさんじゃのぉ…」

ほむら「おいジジイ、どうせ私は鉄板胸だけど男と間違えるのはあんまりじゃないかしら?」ジャキッ!

さやか「ストップ!ストップ!あたしもさっき「青髪のお兄さん」と言われたんだから!」

ほむら「まあ、あなたは男に間違われても違和感ないじゃない」

さやか「んだとー!」

エレキモン「悪い悪い、ジジモン様は奥様がいなくなったショックで痴呆症なんだ」

インプモン「ボケてるのかよ」

ほむら「あなたは?」

エレキモン「俺はこの街のベビー達を世話してるエレキモンだ」

“エレキモン”

成長期 哺乳類型 データ

9本の尻尾を持っており、戦闘時には孔雀の羽のように尻尾をひろげ敵を威嚇する
必殺技は『スパークリングサンダー』

ほむら「ベビーって?」

エレキモン「見にくるかい?」

さやか「へへ、ありゃ癒しの空間ですぞ!」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:26:36.14 ID:InHGnlv+0
〜はじまりの街・広場〜

ボタモン「……」ボタボタ

プニモン「ぷー…」

ユラモン「……」ユラユラ

インプモン「うわぁ…幼年期デジモンにデジタマがいっぱいだぁ…」

ほむら「可愛い…」ホムホム

さやか「でしょ?」

エレキモン「デジタマに戻ったデジモンはここでまた生まれ変わるんだ」

インプモン「それって俺達が今までリアルワールドで倒してDSにしてロードしきったデジモンがここに帰るって事か?」

エレキモン「そうさ、全てのデジモンはまたここで再生するんだ」

ほむら「それってヴァンデモンとか悪いデジモンもまたここで生まれるって事かしら?」

エレキモン「…できるだけそんなデジモンに育たないようにするのが俺の役目だ」

ほむら「そう…」

さやか「ほら、ほむら見て見て!こうやってデジタマを撫でると…」ナデナデ

ポンッ!

インプモン「おお!生まれた!」

ボタモン「ボタ…」

ほむら「…私もやっていいかしら?」

エレキモン「今増やすと俺の世話の量が増えるんだけどなぁ…まぁいいや、やってみろよ」

ほむら「……」ナデナデ

ポンッ!

ほむら「生まれた…」

ユラモン「……」ブリッ!

ほむら「手の上でされたわ……」

一同「ははは!」

ザッ…

オーガモン「へへへへ…また増えたみてぇだな!じゃあ今日も収穫させてもらおうじゃねぇか!」

エレキモン「オーガモン!また来やがったのか!」

“オーガモン”

成熟期 鬼人型 ウィルス

鬼のような姿をしたデジモン
手に持つ骨棍棒はスカルグレイモンの骨だと言われている
必殺技は『覇王拳』
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:27:35.30 ID:InHGnlv+0
オーガモン「そのガキデジモン共は後は俺達の手下として育ててやるからありがたく思えよ!」

エレキモン「ふざけんな!ベビー達をお前達のような悪党にしてたまるか!」

ゴブリモンA「ヒャッハー!生意気な!」

ゴブリモンB「ヒャッハー!兄貴!やっちまいましょう!」

オーガモン「そうだな、俺様に逆らう奴は痛い目にあってもらおうか!」

エレキモン「くっ…!」

ほむら「いかにも世紀末の雑魚キャラみたいなデジモン達がよく言うわね!」

さやか「あたし達がたまたまこの街に居たのが運の付きだったようね!」

インプモン「お前はもう死んでいる!」

オーガモン「何!人間だと!?選ばれし少女達か!?」

ほむら「行くわよ!インプモン!」スチャッ!

さやか「ブイモンも!進化よ!」スチャッ!

オーガモン「!」
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:29:19.77 ID:InHGnlv+0
シーン…

ほむら「…進化できない!?」

インプモン「どうなってんだよ!」

さやか「超進化プラグインのカードをスキャンしても駄目!」

ブイモン「何でだ!?」

QB「これはまさか…」

オーガモン「はっはっはっは!このファイル島の各地に立つ“ダークタワー”がある限り、俺達以外のデジモンは進化できないんだよ!」

ほむら「ダークタワー!?」

インプモン「進化できないだなんて…」

オーガモン『覇王拳!!』

ドゴォン!

ブイモン「うわっ!」

オーガモン「ひゃっはっはっは!進化できなけりゃ選ばれしデジモンもその程度かよ!」

ほむら「……」カチッ!

ボムボム!

オーガモン「ぐがぁ!」

ほむら「あなた程度なら私達だけで十分よ」

さやか「そ…そうだね!相手になってやろうじゃん!」

オーガモン「…ちっ!こっちの戦力がこれだけだと思うなよ!次はテメーらじゃ敵わない強力なデジモンを連れてきてやるからな!」ダッ!

エレキモン「助かったか…」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:30:31.19 ID:InHGnlv+0
その夜

〜ジジモンの家〜

ほむら「あのオーガモンが言っていたダークタワーとは何なのかしら?」

ジジモン「若い頃ババモンとよく行ったもんじゃ…」

ジジモン「あの夜は二時間も保ち続ける事ができての…あれが最高記録じゃったわい」

さやか「このジジイ何言ってるの?」

エレキモン「すまん、このジジイは無視してくれ」

エレキモン「奴等が島の各地に建設した黒い塔だ」

エレキモン「その塔によって島全てのデジモンの進化のために必要なデジソウルが吸い上げられているんだ」

ブイモン「だから俺達は進化できなかったのかよ!」

さやか「じゃあ、そのダークタワーを壊しに行けばいいじゃん!」

エレキモン「駄目だ、タワーがある各エリアにはワルプルモン軍の恐ろしく強いデジモンがタワーを守っている」

エレキモン「お前ら選ばれし少女でもデジモンを進化させられなければ到底敵わないだろう…」

さやか「そんな…」

エレキモン「幸いワルプルモン軍によるこのダークタワーの計画はまだこのファイル島だけで他の大陸ではまだ行われてないらしい」

ほむら「そう、なら…」

ほむら「さっさとこの島から出ましょう」
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:32:23.82 ID:InHGnlv+0
さやか「はぁ?何言ってるの!?」

ほむら「今の私達ではこの島でどうする事もできないわ、なら他の大陸に居るまどか達と合流してワルプルモンだけを叩くのを先決した方がいいわ」

さやか「だからって!その間にあのベビーデジモン達があいつらに悪いデジモンにされちゃうんだよ!」

ほむら「…………」

ほむら「私達では勝てない敵と戦って犬死にするつもり?」

さやか「それでも…この街のデジモン達をほっとけないよ!」

ほむら「…やはりあなたは魔法少女としては致命的ね」

さやか「なっ!?」

ほむら「度を越した優しさは甘さにつながるし、蛮勇は油断になる。そしてどんな献身にも見返りなんてない」

さやか「…!」

ほむら「だから巴マミも命を落とした」

インプモン「いや、マミさん死んでねぇだろ!?」

ほむら「(やべ、前の時間軸でまどかに言った同じ台詞だったからつい)」

ほむら「とにかく、私達の使命はワルプルモンを倒す事よ。この島の些細な問題に関わってる場合ではない」

さやか「些細なって…見損なったよほむら!あたしはそれでもこの島に残るからね!」

ブイモン「俺も!」

インプモン「俺も残るからな!」

ほむら「な…!インプモンまで……」

インプモン「お前がそこまで薄情な奴だとは思わなかったぜ!」

ほむら「あなたは私と来るのよ!」シュゥゥゥン

インプモン『あ!デジヴァイスの中に!出せー!』

QB「僕はほむらの意見に賛成なんだけどな」

ほむら「……」

QB「だから露骨に嫌な顔しないでくれよ」

さやか「勝手にしなよ!もう知らない!」

ジジモン「……」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:34:31.90 ID:InHGnlv+0
〜海岸〜

QB「ところでさ、どうやってこの海を渡るのかな?」

ほむら「…イカダでも作りましょう」

QB「…海に住むデジモンに食べられるのがオチだと思うよ…」

インプモン『やっぱり戻るか?』

ほむら「いいえ、意地でも行くわよ」

インプモン『いいのかよ!ほむら!さやか達を残したままで!』

ほむら「……」

インプモン『ダチを見捨てるのかよ!』

ほむら「(友達?…思えば、まどかとの繋がりの表面上とはいえ彼女と仲良くなれた時間軸の方が稀だったわね…)」



――あのさぁ、QBがそんな嘘をついて何の得があるわけ?――


――あんた…何もかも諦めた目をしている…――


ほむら「(いつも勝手に突っ走って勝手に自滅してまどかを悲しませる…)」


――このノート見なよ!仁美のだけど!あたしも授業わからなくってさ!――


――ほむらがどうしてあんなのと戦えるかわかんないけどさ、友達でしょ。ほっとけないって――


ほむら「……」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:36:00.14 ID:InHGnlv+0
〜はじまりの街〜

ブイモン「zzz…」

さやか「zzz…恭介ぇ…」


――
――――
――――――――
―――――――――――


さやか「恭介!戻ったよ!返事を聞かせてくれる?」

恭介「ごめんさやか……僕が好きなのは……」

さやか「…やっぱり仁美なの……?」

恭介「いや、僕が好きなのは……」


恭介「中沢なんだ!」

中沢「俺は男でも女でもどっちでもいいけど」

さやか「」

―――――――――――
――――――――
――――
――


さやか「ぐはぁ!!」ガバッ!

ブイモン「!? どうしたさやか!?」

さやか「ゆ…夢か……」

ドゴォォォォン!

さやか「な!何!?」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:38:04.27 ID:InHGnlv+0
オーガモン「ひゃーはっはっはっは!今度はコイツを連れてきたぜ!」

メガドラモン「ガオオオオオ!」

エレキモン「メガドラモン!なんて奴を!」

“メガドラモン”

完全体 サイボーグ型

竜型サイボーグデジモンの中で最強最悪のパワーを誇るといわれている暗黒竜デジモン
必殺技は両腕から有機体系ミサイルを無数に発射する『ジェノサイドアタック』と
あらゆる物質を切り裂く事ができる『アルティメットスライサー』

さやか「ブイモンは進化できないし…あたしがやるしかないよね…」

さやか「はっ!」ガキィン!

オーガモン「へっ!メガドラモンの装甲にそんななまくらが効くかよ!」

さやか「やっぱあたしじゃ駄目なの…?」

メガドラモン『ジェノサイドアタック!!』ドンッ!ドンッ!

さやか「きゃあぁぁぁ!!」

ブイモン「さやかぁぁぁぁ!!」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:41:58.81 ID:InHGnlv+0
ほむら「友達……」

ほむら「(そうよ…少なくともこの世界では彼女は私の事を友達だと思ってくれてたはずなのに私は…)」

ジジモン「ほほ…選ばれしテイマーと言ってもまだ青いのぅ…」

ほむら「ジジモン…」

ジジモン「ババモンが言っておった…」

ジジモン「友情とは友の心が青くさいと書く。と」

ほむら「いえ、それあなたの奥さんじゃなくて天道総司のおばあちゃんの言葉よね?天道語録」

ジジモン「じゃが青くさくて結構…その若さこそがお主達の力じゃ…」

ほむら「(そうね…まどかしか見てなかったから今まで上手くいかなかったというのに私は…)」

ほむら「もう忘れてはならないのね…友を思う気持ち…友情を!」

ピカァァァァ!

インプモン『何だ!?何かこっちに飛んでくるものが!?』

ほむら「これは…」

ジジモン「おお!それぞまさしく…“友情のデジメンタル”!!」

ほむら「デジメンタル!?」

インプモン「うわあぁぁ!何だ体が!?」

QB「デジメンタルとインプモンが共鳴している!」

ほむら「進化できるの!?」

ほむら「…それなら!」

ほむれ『デジメンタルアップ!』
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/11/29(火) 20:44:45.22 ID:InHGnlv+0
今回はここまで

ファイル島はアニメとデジワーの設定ごっちゃにしてる感じになります
ではまた
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/29(火) 21:16:59.88 ID:+PubIoLno
ほむれ頑張れ
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/30(水) 00:22:19.66 ID:CkOIKUYHo
みんな携帯トイレを持ち歩くのかのぅ・・・デジワー的に
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/30(水) 16:15:06.54 ID:m5zZDaOSO
なんで中沢の出番が多いんだ
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/30(水) 16:33:30.41 ID:FPojmFNFo
だって中川だもん
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:29:52.53 ID:ZsZNgT6o0
こんばんわ

figmaのほむほむがいじてって楽しすぎる
メガほむ用に2個買いです
このSS的にD-Artsのベルゼブモンと並べて遊びたいですね
んな事するのは自分だけでしょうけど
アンコのfigmaが出たらD-Artsのデュークモンと……
D-Artsのデュークモンって結局発売するのでしょうか…?
ブラストモードやベヒーモスも…

投下
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:31:36.00 ID:ZsZNgT6o0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=InpwZnia_EE

ほむら『デジメンタルアップ!』

―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!!―

―痺れる友情、サンダーバーモン!!―

“サンダーバーモン”

アーマー体 巨鳥型 データ

インプモンが友情のデジメンタルでアーマー進化した巨鳥型デジモン
爆音のような鳴き声で雷雲を呼び寄せ、額の角で雷を自在に操る
必殺技は『サンダーストーム』


ほむら「インプモンが鳥になったわ……」

QB「ふむ、どうやらアーマー進化ならダークタワーの影響を受けずに進化できるようだね」

ドゴォォォォン!

ほむら「! 村の方角から爆音が!」

QB「どうやら昼間の連中がまた攻めてきてるようだね」

サンダーバーモン「さやか達が危ない、急ごうぜ!」

ほむら「ええ!乗せてもらうわよ!」ダッ!


ほむら「くぁwせdrftgyふじこlp」ビリビリビリ

サンダーバーモン「角はつかむなよ!電撃で痺れるぜ!」

ほむら「先に言ってほしかったわ…」

QB「自慢の髪が凄い事になってるよ」

サンダーバーモン「気を取り直して行くぜ!」

バサッ!

ジジモン「頑張るのじゃぞ…」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:32:32.93 ID:ZsZNgT6o0
〜はじまりの街〜

オーガモン「ひゃっはっはっは!ここまでのようだな!」

さやか「くっ…!デジタルワールドに来て早々こんな所で終わってたまるか……!」

ブイモン「俺が進化さえできれば……!」

ゴブリモンA「見ろよあの必死な顔をよぉ〜!」

ゴブリモンB「ヒャハハハハハ!」

ゴブリモンA「進化できても兄貴とメガドラモンにはかなわないぜ!」

ゴブリモンB「俺達にも勝てないお前じゃな!ヒャッハー!」

ブイモン「馬鹿にすんな!」

ブイモン『ブイモンヘッド!!』ドコォ!

ゴブリモンB「ヒャッハー!?」ドカン!

ゴブリモンA「相棒!テメェ!やりやがったな!」

ゴブリモンA『ゴブリストライク!!』ボッ!

ブイモン「うわぁぁぁ!」ドサッ!

さやか「ブイモン…!」

ブイモン「平気だ!さやかの魔法で傷の治りが早いって事忘れてもらっちゃ困るな!」

さやか「でもこのままじゃ…」

オーガモン「そろそろ終わりだぜぇ!メガドラモン!!」

メガドラモン『ジェノサイドアタック!!』ドンッ!ドンッ!

さやか「恭介…!ごめん…あたし……!」

ほむら「それには及ばないわ!」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:34:42.15 ID:ZsZNgT6o0
スッ…

メガドラモン「!?」

オーガモン「なんだ!?メガドラモンのジェノサイドアタックが直撃したはずなのに何故爆発しねぇんだ!?」

ほむら「私の楯に収めたわ。メタルグレイモンのギガデストロイヤーの時のように」

オーガモン「はぁ!?」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』

ゴブリモンA「ぎゃあああぁぁぁ!!」ビリビリ

ブイモン「でっけぇ鳥デジモン…?」

サンダーバーモン「大丈夫かよブイモン?」

ブイモン「お前もしかして…インプモンなのか!?進化できないはずじゃ…」


さやか「今更何しに来たのよ……」

ほむら「私はあなたを助けたいわけじゃない。ただあなたも一緒に連れて行かないとまどかに怒られるからこうして来てあげただけ」

さやか「…もう、素直じゃないね……ありがとう、ほむら」

ほむら「さっさとこの島の問題を片付けてまどか達の所に行きましょう…さやか」

さやか「うん!」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:36:59.84 ID:ZsZNgT6o0
オーガモン「あの鳥は奴のデジモンなのか!?どうなってやがるんだ!何でダークタワーがあるのに進化できたんだよ!!」

メガドラモン「どうでもいい!どちらにせよ俺には勝てない!」

ほむら「行くわよ!サンダーバーモン!」シュタッ!

メガドラモン「連続で喰らえ!」ドドドドドド!!

サッ!サッ!

さやか「速い!ジェノサイドアタックを全てかわしてる!」

サンダーバーモン「ほむらの時間停止を使うまでもねぇな!」

メガドラモン「馬鹿め!俺のジェノサイドアタックは追尾機能もあるんだよ!」

サンダーバーモン「ちっ!」

ほむら「回避する必要は無いわ!私に当たるように受けに行きなさい!」

サンダーバーモン「ああ、そうだったな!」

スッ…スッ…

メガドラモン「何!?また全て消えた!!」

ほむら「ほら!どんどん撃って来なさい!全部私が貰ってあげるわ!」

メガドラモン「くっ…!俺の武器がこれだけだと思うな!」

メガドラモン『アルティメットスライサー』ザッ!

サンダーバーモン「おっと危ねぇ!」

ほむら「自分のミサイルを受けてみなさい!」ポイッ!

ドゴォォォン!

メガドラモン「ぐっ…ぐお…!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』

メガドラモン「ぐぎゃああぁぁぁ!!」ビリビリビリ!

ドゴォォォン!

エレキモン「倒した…!」

オーガモン「ああ!メガドラモンが!」

オーガモン「ちくしょう…こうなったら……」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:40:40.97 ID:ZsZNgT6o0
ガシッ!

ボタモン「ピー!ピー!」

エレキモン「ああっ!ベビーが!」

オーガモン「鳥!それ以上動くとこいつがどうなるかわかってるか!?」

ほむら「いかにも三流悪党が使いそうな手段ね」カチッ

オーガモン「ありゃ!?」

ほむら「でも私の能力の前では無意味よ」ファサッ

ボタモン「ピー!」

オーガモン「くそぉ…俺様はな、まともに戦っても強いんだよ!!」

オーガモン『連続覇王拳!!』ドドドド!

ほむら「無駄無駄無駄よ!!」カチッ

オーガモン「当たらねぇ!どんな手品を使ったんだ!?」

さやか「今だっ!」ザンッ!

オーガモン「ぎゃっ!」

さやか「さあ、覚悟しなさい!」

オーガモン「今日の所はこれで許してやらぁ!覚えてやがれー!」

エレキモン「おとといきやがれ!」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:43:18.84 ID:ZsZNgT6o0
エレキモン「お前らのおかげで助かったよ。ありがとうな」

インプモン「ま、当然の事をしたまでよ!」

ジジモン「おお…無事じゃったかお主ら」

エレキモン「ジジモン様!こんな時に何処に行かれてたのですか!」

ジジモン「お祖父ちゃんの三回忌への…」

エレキモン「ジジイはアンタでしょ!」

ほむら「あの、さやか……」

さやか「ん?何よ?」

ほむら「あなたってホント馬鹿で阿呆でドジで間抜けで単細胞でKYでいつも後先考えずに突っ走って上条恭介にフラれて魔女化するけど…」

ブイモン「さやかボロクソ言われてるし!」

さやか「しかも最後の二つは何!?」

ほむら「あたなのその真っ直ぐな心はいつだって間違ってはいなかったと思うわ」

さやか「ほむら…」

ほむら「でも時には正しい事が不正解の場合があるわ」

さやか「正しいのに不正解?何それ?」

ほむら「正しい事だけ積み上げていけばハッピーエンドが手に入るってわけじゃないわ。むしろ皆が皆、自分の正しさを信じ込んで意固地になるほどに幸せが遠ざかっていくものなのよ」

ほむら「だから杏子も最初あなたに突っかかって来たのでしょうね」

さやか「そう…だったのかもね」」

ほむら「でも正しすぎるその分まで私が間違えてあげるわ…それが後になって正解の場合もあるから、だからこれから何があってもお互い一人でどうにかしようとしないで一緒に間違えて本当の正解を見つけましょう…」

ほむら「だって私達…友達…でしょ……?」

さやか「うん、そうだね!あたしもほむらが間違った時はぶん殴ってでも修正してあげるよ!」

ほむら「頼むわ。私の場合は自分の為の一つの正解のために今まで間違いすぎたから……」

ブイモン「俺もいることも忘れないでくれよな!」

ほむら「ええ、ブイモン。“この世界”ではあなたもさやかについてるんだから大丈夫よね…」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:47:04.20 ID:ZsZNgT6o0
ジジモン「ほっほ…同じ道を行くのはただの仲間に過ぎないが、別々の道を共に立って行けるのは友達じゃ…」

ほむら「それも天道総司のおばあちゃんの言葉じゃない……」

ジジモン「なんじゃお主、カブトの最終回ちゃんと見たのか?これは最後天道自身の言葉で加賀美に言った台詞じゃぞ」

ほむら「だってカブト後半から物語が破綻しすぎて途中から流し見だったもの……」

さやか「なっ!?カブト良いじゃん!スゲーじゃん!クロックアップとか最強だし!あたしはやっぱガタックが好きだな!」

ほむら「私はサソードが良いと思うわ」

さやか「何か色繋がりで決めてるねあたし達、じゃあマミさんはザビーかな?」

ほむら「確かにライダーのデザインやクロックアップは秀逸だけどストーリーがね…」

さやか「脚本の〇村と〇上のせいね」

ジジモン「デジモンクロスウォーズでも〇村脚本の話でのキリハの突然の奇行のおかげでデッカードラモンがあんな事になったしのぉ…」

インプモン「(何の事言ってんだこのジジイ?)」ヒソヒソ

エレキモン「(ボケてるからたまに訳のわからない事口走るんだよ)」ヒソヒソ

さやか「プリキュアで書く脚本ではまともなのにね」

ほむら「でも私は〇樹は嫌いじゃないわよ。555やアギトは最高です!」

さやか「〇樹ぃ!?響鬼をあんな風にした戦犯じゃない!」

ほむら「あら?スタッフ交代になったのは後先考えずに予算を無駄遣いしてスケジュール管理がなってなかった〇寺Pの自業自得でしょ」

さやか「うっさい!あの作風が良かったのに〇樹のせいで!」

ほむら「何でも〇樹のせいにするのがアンチの悪い癖ね。事実あの作風がメイン視聴者の子供に受けなかったから路線変更になったのに」

さやか「〇寺Pにはクウガという功績があるのよ!だいたい路線変更して更に状況が悪化したのが響鬼じゃん!」

ブイモン「ああ…また喧嘩し始めてる…」

さやか「それにほむら、さっき555とアギトは最高って言ったけどキバはどうなのよ!?」

ほむら「こ…後半からは面白いわよ!」

さやか「そうだね、でもなんか過去キングも思えば可哀想だよねアレ…何か他人事とは思えないって言うか…」

ほむら「(そりゃお互いNTRキャラ同士だしね)」

さやか「まぁ、あたしも555好きだよ。あたしの魔法で恭介と同じように一緒に海堂さんの指も治してあげたいー!」

ほむら「乾巧がオルフェノクだったとわかった時は衝撃的だったわね」

さやか「あたしがオルフェノクになったら何のオルフェノクだろ?人魚?」

ほむら「他所様のSSのネタはやめなさい」

インプモン「つーか何でデジモンとのクロスSSで平成ライダー論議なんだよ!!」

ジジモン「因みにクロウォの時かけ編はデジモン版ディケイドとか言われてたが歴代主人公が出るのはまだまだ先らしいのぅ」

ジジモン「それよりもクロウォでワシが再登場するのはいつなんじゃ…ワシもちゃんとタイキのクロスローダーに入ってるのかのぅ…担当声優さんはスターモンの役でも出とるから問題無いしのぅ…」

インプモン「うっせーぞジジイ!!」

エレキモン「あと、Wのスミロドン・ドーパントと無印の俺は声優さんが一緒なんだぜ?」

ほむら「へー」

インプモン「んなトリビアどうでもいいわ!!」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:49:10.07 ID:ZsZNgT6o0
〜翌朝〜

ジジモン「行くのかのぅ…」

ほむら「ええ、このデジメンタルで進化できれば各タワーを守るデジモンとも戦う事ができると思うわ」

さやか「あたしのブイモンにもまたデジメンタルがあればなぁ…」

ジジモン「ふむ…それならまず“ダイノ古代境”に行ってみるといい、そこにもデジメンタルが眠っていると言われておる」

ブイモン「なんだって!それは本当か?」

ジジモン「ただしそれと同時にそこにもダークタワーが建っておりワルプルモンの配下のデジモンがおるはずじゃ」

ブイモン「でも先にデジメンタルを手に入れれば俺も戦えるって訳だ!」

インプモン「ふっふーん。進化できる俺様だけに任せておけよブイちゃんよ!」

ブイモン「何ー!?」

ほむら「はぁ…あなたが進化できなかった時の仕返しかしら?」

インプモン「う、うっせ!」

さやか「それじゃあ、あたし達は行くけど…この街は大丈夫なの?」

ブイモン「またベビー達を狙ってくるんじゃないのか?」

ほむら「というかあなた究極体でしょ?あなたはなんで戦わないの?」

ジジモン「! 暁美ほむらよ……」

ジジモン「その発想は無かったぞい」

インプモン「なかったのかよ!!」

エレキモン「ま…まぁここは俺とジジモン様で守るからお前達は全てのダークタワーをぶっ壊して来てくれ!」

ブイモン「任せろ!」

ほむら「じゃあ出発よ!」


こうしてほむらとさやかとインプモンとブイモンのファイル島での冒険が始まるのであったのじゃ



ジジモン「という訳でこれからワシがナレーターを勤めるがいいかのぅ?」

エレキモン「勝手にしてくだせぇ…」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/01(木) 22:54:44.82 ID:ZsZNgT6o0
今回はここまで
すいませんホント、インプモンの言う通りデジモンとまどマギのSSなのにさやほむに何語らせてんでしょうね自分
「クロウォでもキリハが〜」の所まで言わせたかっただけす

次回はブイモンのデジメンタルアップかもしれません
ではまた
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:11:48.53 ID:QkhnTipW0
こんばんは
前回はカブトファンの皆様本当にごめんなさい
自分カブトは好きです
物語が破綻しているのはこのSSの方ですよね

投下
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:14:10.61 ID:QkhnTipW0
〜トロピカルジャングル〜

さやか「そのデジメンタルって以前あたしとマミさんが使ったデジメンタルと違って何回も使えるんだ?」

ほむら「ええ、デジヴァイスの中にデータとして入ってるみたいだわ」

さやか「でも何でダークタワーの影響も受けずに進化できるの?」

QB「デジメンタルによるアーマー進化はデジヴァイスに溜めたデジソウルを使用しないで進化できるみたいだね」

さやか「デジソウルを消費しない上にこの島でも進化できるなんてずーるーいー!あたしも早く欲しいー!」

ほむら「ジジモンの言う通りならこの先のダイノ古代境にもデジメンタルがあるはずよ」

さやか「どんなデジメンタルなんだろ?」

ブイモン「俺がマグナモンに進化した時に使ったのが“奇跡”のデジメンタルだったな」

さやか「そして“運命”のデジメンタルでテリアモンが黄金のラピッドモンに進化したんだよね」

インプモン「そして俺がサンダーバーモンに進化できるのが“友情”のデジメンタルか!」

ほむら「(友情ね…私がはじめて心からさやかを友達と思えたからこのデジメンタルが使えたのかしら…?)」

ほむら「(今までまどかだけしか救おうとせず数多の時間軸であなたの事を見捨てたけど…あの時本当にあなたの事も助けたいとおもったから…)」

ほむら「(本当に彼女を友達と思えるのなら私の秘密を言うべきなのかしら……そしてまどかにも……)」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:15:52.63 ID:QkhnTipW0
〜あみだ森〜

ほむら「ここを抜ければダイノ古代境らしいわ」

インプモン「道が三本にわかれてるな」

さやか「よし、じゃあさっさと抜けちゃおう!」ダッ!

ほむら「あ、ジジモンが言ってたけどこのあみだ森はあみだクジのように曲がり角があったら必ず曲がらないと……」

ドカーン!

ほむら「…となるらしいわ」

さやか「…先に言って……」プスプス…

ブイモン「そうか!角を曲がって進めばいいんだな!」ダッ!

ほむら「あと、出口がハズレの場合も……」

ドカーン!

ほむら「爆破されて振り出しに戻されるらしいわ」

ブイモン「…それも言ってくれよ……」プスプス…

さやか「こうなったら出口にたどり着くまで手当たり次第進むっきゃないね!」

ほむら「待ちなさい、また痛い目に会いたくなければ慎重に…」

さやか「勇気を持って前に進まなきゃゴールは見えないよ!」

ほむら「あなたの猪突猛進さは勇気じゃなくて蛮勇よ無謀よ。昨日も言ったでしょ」

さやか「相変わらず言う事キツイですねほむらさんは」

インプモン「でも、どうやって進むんだよ?」

ほむら「じゃあ畜生、あなたが行ってきなさい」

QB「君ならもっと良い手段を考えられるんじゃないかな?」

ほむら「ちっ…じゃあ、このカードで…」

ほむら『カードスキャン!エイリアス!』

パッ!

インプモン×3「「「おお!?」」」

ブイモン「インプモンが増えた!」

ほむら「残った二つの道どっちが当たりか確認してきなさい」

インプモン×3「「「おっし!任せろ!」」」

ほむら「いや、分身だけ行かせて本体のあなたは残りなさいよ!」

ドカーン!

インプモン「…こっちの道が当たりみたいだぜ……」プスプス…

ほむら「…じゃあ、行きましょう」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:16:37.88 ID:QkhnTipW0
〜ダイノ古代境〜

さやか「ここがダイノ古代境ね!」

ブイモン「見ろよ!あそこに建ってる黒い塔!」

ほむら「あれがダークタワーね……」

ズシン!ズシン!

インプモン「何か来るぜ!」

ティラノモン「お前らここに何しに来んだ?俺はどっちでもいいけど」

さやか「ティラノモンだ!」

“ティラノモン”

成熟期 恐竜型 データ

発達した2本の腕と巨大な尾で全ての物をなぎ倒す恐竜型デジモン
初級テイマーからは重宝され、だいじに育てられることが多い
もっとも基本的なデジモンの代表的存在である
必殺技は身体の色と同じ、深紅の炎を吐き出す『ファイアーブレス』
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:17:55.55 ID:QkhnTipW0
ほむら「ここにはティラノモン等の恐竜デジモンが生息しているみたいね」

ティラノモン「で、何?お前ら人間?選ばれし少女達?どっちでもいいけど」

さやか「何かどっかで聞いたような口癖だな…」

ティラノモン「あのダークタワー壊しに来たの?そのつもりなら俺、お前ら倒すよ?どっちでもいいけど」

ブイモン「お前もワルプルモンの手下なんだな!?」

ティラノモン「ワルプルモン?ただ俺は師匠に言われてここの入口の番をしているだけだよ?どっちでもいいけど」

ほむら「師匠?」

インプモン「つーかムカツクなこいつ!!」

さやか「あたし達の邪魔するなら相手になるわ!」ザッ!

ブイモン「俺も行くぜ!」ザッ!

ほむら「あ、待ちなさい!」

ティラノモン「ふぅん」ガッ! ツメ攻撃

さや&ブイ「うわぁ!」ドサッ!

インプモン「何だアイツ!?やる気無さそうに見えて意外と強いぞ!」

ティラノモン『ファイアーブレス!!』ボォォォォォ!

ブイモン「熱ちちちち!!」

さやか「こうなったらブイモン!進化…できないんだっけ……」

ほむら「私がやるわ」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:18:59.57 ID:QkhnTipW0
ほむら『デジメンタルアップ!』

―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!!―

―痺れる友情、サンダーバーモン!!―

ティラノモン「何だあの鳥?俺はどっちでもいいけど」

ほむら「私達はこんな所で立ち止まってる暇はないのよ!」

ほむら「それに私達はあなたのようなどっちでもいい奴なんかに負けたら…地獄の閻魔様に合わせる顔が無いのよぉぉぉぉ!!」

さやか「地獄に逝く事は決定済みなの!?」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』

ティラノモン「どっちでもぉぉぉぉぉ!!」ビリビリビリ

ティラノモン「いいけどっ!!」ドサッ!

ほむら「こんなものね」ファサッ

ティラノモン「負けてしまった…どっちでもいいけど……」

?「だからお前はアホなのだぁぁぁぁ!!」

ティラノモン「し…師匠!」

さやか「ティラノモンがもう一体!?」

QB「いや、あれは…」

306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:21:05.59 ID:QkhnTipW0
“マスターティラノモン”

完全体 恐竜型 ワクチン

厳しい修行を耐え抜いたティラノモンが進化した恐竜型デジモン
通称『ティラノ師匠』
必殺技は『マスターファイア』

ほむら「マスターティラノモン?」

さやか「確か中沢から聞いた事がある…ティラノモンを超えたティラノモンがいるって…それこそマスターティラノモン・ティラノ師匠!」

ほむら「でも完全体なのね」

ティラノモン「お前!我が一族が気にしてることを!どってでもいいけど!」

ティラノ師匠「ふ…だがワシはいつの日かこのワシを超え、究極体に進化できるティラノモンが現れる事を信じておる……」

ティラノ師匠「ティラノモンの中の真の王者、東西南北中央不敗・スーパーティラノモンが現れる事をなぁぁぁぁ!!」

さやほむ「だっさー!!」ガビーン

ほむら「どこの東方不敗よあなたは!」

さやか「何よスーパーティラノモンって!」

ブイモン「スーパーエンジェモン並にネーミングセンスねぇなぁ!!」

ティラノ師匠「ぬぅ…ワシが一生懸命考えた名前なのに…!」

ほむら「やっぱり『ウォーティラノモン』でいいんじゃない?」

ティラノ師匠「メタルグレイモン同様二番煎じじゃないかぁ!それにワシらはあんな竜人型に進化しとうないわ!」

ティラノモン「恐竜型のままで進化したいよね。俺はどっちでもいいけど」

さやか「マミさんが居ればいいネーミングを考えてくれそうなんだけどなぁ…」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:23:02.35 ID:QkhnTipW0
ティラノ師匠「…やはり貴様らも我がティラノモン一族を愚弄するかぁ!」

さやか「待って!私達はあのダークタワーを壊しに来ただけなんだから…」

ティラノ師匠「ダークタワーをだと!?それも許さぁぁぁぁぁん!!」

QB「おかしい…マスターティラノモンはこのダイノ古代境を守護するデジモン、ワルプルモン軍なんかに屈するはずは…」

ほむら「それってどういう事…?」

ティラノ師匠『マスタークロー!!』ザンッ!

サンダーバーモン「ぐあっ!」

ほむら「サンダーバーモン!」

サンダーバーモン「へっ…!流石はティラノモンの師匠って所か?」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』ビリビリビリ!

サッ!

ほむら「あの巨体であの身のこなし!」

ティラノ師匠「どこを見ている?ワシはここだ、ここにおる!」

ティラノ師匠『マスターファイア!!』ゴォォォォォォ!

サンダーバーモン「うわぁぁぁぁ!」

さやか「こうなったらあたし達も…!」

ほむら「やめなさい!進化出来ないあなたのブイモンじゃ何も出来ないわ!」

ブイモン「それでも…守られてるだけなんて嫌だ!」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:27:18.90 ID:QkhnTipW0
ほむら「( ! ……そういえばインプモンがはじめてバアルモンに進化できたときもこんなやり取りだったわね…でも…)」

ほむら「言ったわよね?正しい事だけが正解じゃないって、ここであなた達が立ち向かうのは無謀よ」

さやか「だから!その不正解の正解も一緒に間違って本当の正解にしようって言ってくれたのはあんたでしょ!」

ほむら「それは…」

さやか「それに、あたし一人の無謀もみんなの無謀を集めればそれは勇気に変わると思わない?」

さやか「だからさ、あたしはこの無謀という不正解を勇気という正解にしてみせる!」

ピカァァァァ!

?『いい台詞だ、感動的だな』

さやか「誰!?」

?『申し訳ございません、このような格好で』

ほむら「まさかデジメンタルなの!?」

?『申し遅れました、私はこのダイノ古代境に眠っていた“勇気のデジメンタル”と申します』

さやか「勇気のデジメンタル!?」

ほむら「いや、その口調…勇気じゃなくて勇樹じゃないかしら…?ニーサンの……」

勇気のデジメンタル『美樹さやか、私はお前に感謝してるんだ。私はお前が本当の勇気の心に目覚めてくれたおかげでこうして封印を解かれる事ができた』

勇気のデジメンタル『今度は私がお前を救ってあげよう』

勇気のデジメンタル『聞くところによると、そのブイモンは以前奇跡のデジメンタルで進化できたらしいね』

ブイモン「あ…ああ!」

勇気のデジメンタル『貸してあげよう、私の力を』シュィィィン!

ブイモン「ぐぇ!?」ドコォ!

さやか「ちょっ!何でブイモンのお腹に突撃するのよ!?」

ブイモン「でも、これで俺も進化できるぜ!」

さやか「そ…そうだね!」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:31:09.32 ID:QkhnTipW0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=InpwZnia_EE

さやか『デジメンタルアーップ!!」

―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―

“フレイドラモン”

アーマー体 竜人型 フリー

ブイモンが勇気のデジメンタルでアーマー進化した竜人型デジモン
炎を操る格闘技を得意とする
必殺技は腕から炎を繰り出す『ナックルファイア 』と
全身を炎で包み敵に突撃する『ファイアロケット』

さやか「フレイドラモン!」

QB「大丈夫かな…」

フレイドラモン『ナックルファイア!!」ボッ!

ティラノ師匠「ぬぅ!」

フレイドラモン「大丈夫か?サンダーバーモン」

サンダーバーモン「けっ…!俺だけで十分だったのによ!」

ティラノ師匠「ええい!竜人型デジモンなど邪道じゃ!」

ティラノ師匠『マスターファイア!!』ゴォォォォォ!

フレイドラモン「くっ…!」

さやか「強い…!アーマー体ニ体掛かりでも駄目なの!?」

ほむら「そういえばあのマスターティラノモンは本来ワルプルモン軍の配下などにはなるはずのないデジモンなのよね畜生?」

QB「そのはずだ…それなら…」

ほむら「何かに操られているということ!?」

さやか「そういえば…あのティラノ師匠の腕の所に黒い輪が付いてるけど……」

ほむら「明白に怪しいわね……」

さやか「フレイドラモン!あの黒い輪を狙うのよ!!」

フレイドラモン『ファイアロケット!!』ドッ!

ティラノ師匠「ええい!小癪な!そのような隙だらけな大技など見えておる……」

サンダーバーモン「させるか!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』

ティラノ師匠「ぐぅぅ!」ビリビリ

フレイドラモン「今だ!」ドゴォ!!

ティラノ師匠「!」

ピキ…バリィン!!

ほむら「見事にあの黒い輪だけを壊したわ!」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) :2011/12/02(金) 23:35:09.33 ID:QkhnTipW0
ティラノ師匠「ぬぅ……ワシは一体何を…?」

さやか「正気に戻ったんだね!」

ティラノモン「そっか、師匠は操られてたから俺にあんな塔守れと命令したのか。どっちでもいいけど」

サンダーバーモン「気付けよ!」

QB「君は操られているわけじゃなかったんだね」

ほむら「これで後はダークタワーを破壊するだけね」

?「まさかマスターティラノモンのイービルリングを破壊するとはやってくれますね……」

QB「君がこのエリアのダークタワーを守っていた本当のデジモンだね?」

さやか「…ってあれ…」

ほむら「ゴツモンじゃない…」

インセキモン「違う!私はインセキモンだ!!」

“インセキモン”

完全体 鉱石型 データ

単なるゴツモンの色違いの亜種に見えるが
体は隕石のデータで出来ているためゴツモンより遥かに硬い
必殺技は『コズモフラッシュ』
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:37:12.15 ID:QkhnTipW0
さやか「完全体なの!?」

インセキモン「言っておきますが、私はイービルリングなどで操られていない正真正銘のワルプルモン軍ですよ」

ほむら「マスターティラノモンとの戦いの直後に……」

ティラノ師匠「おのれぇ!このダイノ古代境にあのような塔を建て、我が身を辱めた不埒者めぇ!このワシが許さん!!」

ティラノモン「師匠!?」

ティラノ師匠「ティラノ流が最終奥義ぃ!」

ティラノ師匠『石破天驚マスターファイアァァァ!!!』ゴォォォォォ!

インセキモン「う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ティラノ師匠「見よ!流派ティラノは赤く燃えているぅぅぅぅぅ!!」

ドゴォォォォン!!

さやか「凄い…!ダークタワーごとインセキモンを焼きつくした!」

ティラノモン「お見事です師匠……俺はどっちでもいいけど」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:38:59.70 ID:QkhnTipW0
―――

ティラノ師匠「久しぶりに暴れたので少々くたびれたわい、歳には勝てんかのう」

ほむら「完全体なのに歳?」

ティラノ師匠「何にせよワシを忌まわしき呪縛から解いてくれた事に例を言うぞ選ばらし少女達とそのデジモンよ」

さやか「いえいえ、当然の事ですよ」

ティラノ師匠「それにしてもお前はワシが操られてる事にも気づかなかったのか、この馬鹿弟子がっ!」

ティラノモン「無事解決したんだからどっちでもいいじゃないですか」

インプモン「うわぁ…本当にムカツクなこいつ」

ティラノ師匠「なっちゃいない!本当になっちゃいないぞ!」

ほむら「それじゃあ、私達は次のダークタワーがあるエリアに向かうわ」

ティラノ師匠「それなら一つ頼みがある、お主らの旅路にこの馬鹿弟子を動向させてくれぬか?」

ブイモン「ええ!?」

ティラノ師匠「こやつはどっちでもいいばっかり言っている呆気者だからの、これも修行の一環じゃ」

ティラノモン「ま、俺はどっちでもいいけど」

インプモン「いいのかよ……」



ジジモン「こうしてどっちでもいい主義のティラノモンが仲間に加わったのじゃ」

313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/02(金) 23:47:28.90 ID:QkhnTipW0
ジジモン「次回のデジモン☆マギカは!」

エレキモン「次回予告までやんのかよ!?」

ジジモン「どっちでもいいティラノモンを加えたほむら達が向かった次のエリアは闇貴族の館じゃった」

ジジモン「その館の以前の主はほむら達も知るデジモンじゃった!」

エレキモン「ま、ゲームのデジワーやった人にはバレバレの展開ですね」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『闇の館のデビモン!』

エレキモン「サブタイで登場デジモンネタバレするのがいかにもデジモンらしいですね」

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「さやかの台詞のパクリかよ!」

というわけで今回はここまで
今更だけどサンダーバーモンとアーマーラピッドモンの名乗りは自分が適当に考えたものです
ではまた
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/03(土) 00:39:53.80 ID:aBXFkOZc0
>>1乙!!

フレイドラモン出てきたから「俺のこの手(ry」出るかなとか一瞬思ったwww
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 14:56:58.99 ID:3YgKSfnv0
こんにちわ

>>314
しまった!そのネタがあったか!
でも、初進化場面くらいはシリアスぶりたいので…

投下
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 14:58:50.24 ID:3YgKSfnv0
〜オーバデル〜

さやか「あのゴツモンモドキがティラノ師匠を操ってた輪の事をイービルリングって言ってたよね?」

ほむら「あんな輪っか一つでデジモンが操れるとはね…」

QB「あのリングはデジモンのプログラムを書き換える効果があるようだけど、あれ一つでそう簡単に書き換えられるとは思えないんだよね」

ほむら「ダークタワーと関係があるのかしら?」

QB「そうだね、恐らくダークタワーから洗脳プログラムを受信する言わばアンテナみたいなものかもしれないね」

さやか「ダークタワーはデジソウルを吸い上げるだけじゃなくそんな効果もあるんだ…」

ブイモン「なら早くこの島全部のダークタワーを壊さないとな!」

ほむら「そうね…次はこの先のオーバーデル墓地にあるそうね」

インプモン「よし!じゃあさっそく…って、赤恐竜!テメェ何寝てんだよ!」

ティラノモン「いやいやいや、マジでオーバーデル墓地は勘弁してよ。俺そういうホラー系ダメなのよ。どっちでもいいけど」

インプモン「どっちでもいいなら来いよ!」

ティラモン「あ、やっぱどっちでもよくない。俺ここで待ってるわ」

さやか「ここで待ってるって…」

ティラノモン「ま、俺がいなくてもお前達なら大丈夫じゃなくなくなくない?どっちでもいいけど」

ブイモン「うぜぇ…」

ほむら「…放っておいて先にきましょう…」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:00:49.87 ID:3YgKSfnv0
〜オーバーデル墓地〜

さやか「気味悪い所ね……」

インプモン「そりゃ墓地だし」

バケモン「バケ〜」

ブイモン「うわっ!バケモンがいっぱい出てきたぞ!」

インプモン「バケモンごときなら!」

ほむら「その必要は無いわ、バケモンにはこれが効果覿面らしいわ!」バッ!

さやか「今時ラジカセ!?」

ほむら「スイッチオン!」カチッ

ラジカセ『南無妙法蓮華……』

さやか「お経!?しかもそれ杏子の声!?」

バケモン達「」チーン

ドサッドサドサッ!

ブイモン「お経を聞いたバケモン達が全滅した!」

さやか「そのテープって……」

ほむら「ええ、杏子に貰ったのよ。「バケモンにはアタシのありがたいお経のご利益がきくんだ!」って言ってたから」

ほむら「何でも彼女の亡くなったお父さんから教わったお経らしいわ」

さやか「いや、杏子のお父さんって神父だか牧師って言ってたよね?なんでお経!?なんで仏教!?」

ほむら「もしかして杏子の家の教会に人が集まらなかった本当の理由って……」

さやか「……いや、よそう……」

ほむら「そうね……」

QB「それより見てみなよ、あの闇貴族の館を」

さやか「闇貴族の館…?」

QB「どうやらダークタワーはあの館の内部にあるようだね」

インプモン「だったらあの館ごとぶっ壊しちまえばいいだろ!」

ほむら「待って、誰か来るわ」

バサッ

デビモン「ようこそ、暴食を司る魔王の転生体インプモンとそのテイマー…」

インプモン「俺の事を知ってるのか?」

ブイモン「デ…デビモンだぁ…!」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:03:00.49 ID:3YgKSfnv0

“デビモン”

成熟期 堕天使型 ウィルス

元々は天使系デジモンだったが
ダークエリアに堕ちたことにより堕天使デジモンとなった
必殺技の『デスクロウ』は伸縮自在の両腕を伸ばし、相手の体を貫き通す

QB「デビモンか…君がこの館の現在の主なのかな?」

デビモン「ふ、前の主がここを出るまでは執事をしていたがな…」

さやか「前の主?」

ほむら「黒執事?」

インプモン「んな事どうでもいい!この館を壊すのを邪魔するってんなら相手になるぜ!」

デビモン「まぁ待て、その前に屋敷の中で少し話をしないか?ご馳走も持て成そう」

ブイモン「マジで!?」

ほむら「そんな見え透いた罠にかかる間抜けだと思って?」

デビモン「君達に拒否権はない」バッ!

インプモン「うっ…!」


――
―――
―――――
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:04:39.95 ID:3YgKSfnv0
〜闇貴族の館〜

インプモン「…はっ!ここは!?」

ほむら「どうやったかはわからないけど、屋敷の中に連れてこられたようね」

さやか「見てよあの絵!」

ほむら「ヴァンデモン…!」

デビモン「私が以前仕えていたデジモンの肖像画だ」

インプモン「ここの前の主ってヴァンデモンのことだったのかよ」

デビモン「リアルワールドで何か企んでたようだが結局は貴様らに敗れたそうだな。愚かなデジモンだ」

ほむら「その言い様だと主人に対する忠義心は持っていなかったようね」

インプモン「たいした執事さんだぜ」

デビモン「さあ、食事も用意した。よく味わってくれたまえ」

ほむら「毒でも入っているのじゃないのかしら?みんな、迂闊に食べては…」

ブイモン「美味い!美味いぞぉ!」バクバク!

さやか「デジタルワールドに来てからろくなもの食べてなかったからね!ジジモンの家の料理も不味かったし!」バクバク!

ほむら「食べてるし…」

デビモン「ふふふ…体に害の有る物は入っていないさ」

インプモン「なら俺達も食おうぜほむら!」バクバク!

ほむら「ふん…」

デビモン「本来この館はウィルス種のデジモンとそのテイマーしか招き入れないのだがね、そちらのお二方は特別ということで…」

ほむら「それで話って何?」

デビモン「なら単刀直入に言おう」

デビモン「インプモン、我が同志となれ。もちろんそのテイマーである貴様もな」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:08:17.34 ID:3YgKSfnv0
インプモン「はぁ?」

デビモン「私といずれ再び魔王として進化する貴様が組めば高い地位が約束される」

ほむら「私達もワルプルモンの軍門に降れと言うのね?」

デビモン「そういうことだ。私は身の程をわきまえず貴様の座を奪おうとしたヴァンデモンとは違う。私の新たな主人はお前が相応しい」

インプモン「ふざけんじゃねぇ!俺達はこのデジタルワールドとリアルワールドを救う為にワルプルモン軍と戦う選ばれし少女とそのデジモンだぞ!」

デビモン「世界を救う?フハハハ!かつて暴食の魔王としてこのデジタルワールドを荒し回った貴様が?」

インプモン「何!?」

さやか「はふぉえインフフォンがわふいデジェモンふぁったとしへも…」ムシャムシャ…

ほむら「食べながら喋らないで」

さやか「例えインプモンが悪いデジモンだったとしても過去は関係無いよ!」

ブイモン「そうだ!そうだ!」

デビモン「ふふ…過去の罪は消えないものだよ。例え貴様自身が覚えていなくてもな」

ほむら「(過去の罪……!)」

ほむら「(そして私はちゃんと覚えている…今まで救えなかったまどかの数…その罪の数を……)」

ほむら「(まどかだけじゃない…まどかだけを救う為にそれ以外の全てを諦めた…見捨てた罪……)」

さやか「そんなインプモンが生まれ変わる前の罪なんて知ったことじゃないよ!」

ほむら「(さやか…あなたやマミ、杏子…幾多もの平行世界の人々を見殺しにしてきた罪…私の罪をあなた達は知らない……)」

ほむら「(その罪も私は今も繰り返している……)」

デビモン「だが、それは貴様が“そちら側”に居るから罪になるだけの話、再び“こちら側”に来ればそれは罪ではない、当たり前の事になるだけだ。なら…」

インプモン「うるせぇぇぇぇ!!」

ほむら「!」

インプモン「過去の罪が消えねぇってんなら、答えは簡単だ!これから世界を救って償えばいい!!」

インプモン「過去の事をどうこう言うより、肝心なのはこれから何をするかだ!!」

ほむら「インプモン…そうね、あなたの場合はそれでいいわ…!」

インプモン「そのために、まずはテメーをぶっ倒す!」

ほむら「インプモン!」

さやか「行くよ!ブイモン!」

ブイモン「腹いっぱいだから体力満タンだ!」

ほむさや『デジメンタルアップ!』
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:08:52.05 ID:3YgKSfnv0
―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―


―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―痺れる友情、サンダーバーモン!!―


サンダーバーモン「って、この部屋で戦うのは狭ぇな…」

ほむら「このまま屋敷を爆破しましょう」

さやか「ちょ!」

ドゴォォォォン!
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:09:59.66 ID:3YgKSfnv0
さやか「いきなり爆破は勘弁してほしいよね!」

ほむら「爆発前に時止めでみんな外に連れ出したからいいでしょ?」

サンダーバーモン「見ろ!館を破壊したから中にあったダークタワーがむき出しになったぞ!」


ガラガラ!

さやか「あ、瓦礫の中からQBモンが…」

QB「キュップイ!…僕は連れ出してくれないんだねほむら…」

ほむら「あら、居たの?」

フレイドラモン「デビモンは……あれぐらいではくたばらないか…」

デビモン「くっ…!闇貴族の館が…!」

ほむら「堕天使は堕天使らしく闇に堕ちなさい!」ドドドドド! マシンガン

さやか「はぁぁぁぁぁ!」ザッ!

フレイドラモン「待てさやか!迂闊に接近すると…」

デビモン『デスクロウ!!』ガッ!

さやか「うわぁぁぁ!!」

デビモン「このまま心臓を鷲掴みにしてやろう」

フレイドラモン「させるか!」

フレイドラモン『ファイアロケット!!』ガッ!

デビモン「うぐっ!?」

さやか「はぁはぁ…危なかったぁ…サンキュー、フレイドラモン!」

デビモン「やるな……」

ほむら「所詮は成熟期、あなた一人で私達二人と一匹と一羽に勝てないわ」

サンダーバーモン「確かに今は鳥だが一羽って……」

デビモン「ならばあのダークタワーに溜めたデジソウルを使わせてもらおう…」

フライドラモン「何!?」

シュゥゥゥゥ!

QB「ダークタワーからデジソウルが……それがデビモンに!」


―デビモン進化!ネオデビモン!!―
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:11:41.72 ID:3YgKSfnv0
“ネオデビモン”

完全体 堕天使型 ウィルス

デビモンが進化した姿
顔を覆うマスクと赤くなった翼が特徴である
必殺技はデスクロウの強化版『ギルティクロウ』

ほむら「ダークタワーにはあんな使い方もあるのね…」

ネオデビモン「更に館の地下室に閉じ込めておいたアイツを使うとするか…いでよ、スカルグレイモン!!」

ガシャーン!

サンダーバーモン「瓦礫の下から何か出てきたぞ!?」

さやか「嘘でしょ!?あれスカルグレイモンじゃない!」

スカルグレイモン「グガァァァァァ!!」

“スカルグレイモン”

完全体 アンデット型 ウィルス

全身が骨だけになったが闘争本能のみで生き続けるアンデットデジモン
必殺技は脊髄から発射される有機体系ミサイル『グラウンド・ゼロ』


ほむら「内臓が見えているのがキモイわね…しかもむこうは完全体ニ体……」

ネオデビモン「形勢逆転というわけだな」

ほむら「はたしてそうかしら?」

ネオデビモン「何?」

ほむら「サンダーバーモン!スカルグレイモンを挑発しなさい!」

サンダーバーモン「おら、骨野郎!喰らえ!」ビリビリビリ!

スカルグレイモン「グ…グガ…!」

スカルグレイモン『…グランド・ゼロ……!!』ドンッ!

ほむら「よっしゃ!ばっちこい!」

さやか「まさかまた……」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:12:51.99 ID:3YgKSfnv0
スッ…

ほむら「グランド・ゼロGETだぜ!でも今までのミサイルと比べて格段にグロイわね」

さやか「やっぱりまた楯に収めたのね…しかもデジモンのSSでその台詞はやめなさい!」

ネオデビモン「何!?」

ほむら「ほら、フレイドラモンも奴に撃たせるようにどんどん攻めなさい!」

フレイドラモン「お…おう!」

フレイドラモン『ナックルファイア!!」ボッ!

スカルグレイモン「グゥゥゥゥ!!」ドンッ!ドンッ!ドンッ!ドンッ!


スッ…

ほむら「ほむっふっふっふ…大漁大漁♪」

ほむら「一つお返しするわ」ドンッ!

ドゴォォォン!

スカルグレイモン「グ…グガ…!」

フレイドラモン「弱ってるぞ!」

サンダーバーモン「このパターンはこれで最後にしてもらいてぇな……」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』

フレイドラモン『ファイアロケット!!』

スカルグレイモン「グガァァァァァ!!」

ドゴォォォォン!

ほむら「さてと…ネオデビモン!あなたには時を止めてお見舞して……逃げられたわね…」

さやか「でも今のうちにダークタワーを破壊しちゃおう!」
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:14:27.77 ID:3YgKSfnv0
デビモン「くっ…完全体の姿はあのダークタワーに残ってたデジソウルだけでは保つ事はできないか……」

?「無様だなデビモン、自分の担当のダークタワーを放置して奴等から逃げ出すとは」

デビモン「何!人間!?貴様何者だ?」

?「なぁに、俺はただダークタワーによってこの島で集めたデジソウルを回収しに来ただけだ。ムゲンマウンテンにいるお前の上司の所に案内してもらおうと思ってな」

デビモン「私のエリアからはもうあれ以上デジソウルを集められる見込みが無かったし、そろそろこの島も潮時というわけだな」

?「お前が先程の戦闘でタワーに僅かに残ってたデジソウルも無駄使いしたわけだしな」

デビモン「ふん…で、貴様がこの島にいる二人の選ばれし少女を始末するのか?」

?「それもいいが上があのインプモンとそのテイマーはしばらく泳がせておきたいらしいのでな、お前と同様に」

デビモン「そうか……」

?「それにもう一人の青髪の短髪もできれば俺の物にしたいとは口が裂けても言えない」

デビモン「……?では貴様はこの島では傍観者を気取るか…まぁいいだろう…」

デビモン「だが我々が泳がせても“アイスサンクチュアリの『奴』”がインプモンをどうするかだな…たとえイービルリングから解放されたとしても……」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:15:48.72 ID:3YgKSfnv0
〜オーバーデル〜

ティラノモン「お、戻ったんだね、俺はどっちでもいいけど」

ほむら「……で、次は何処に行くの?」

QB「次のダークタワーの反応があるのはグレートキャニオンを越えた先のフリーズランドのエリアだね。険しい山道だからね、結構歩く事になりそうだ」

さやか「え〜そんなとこ歩くの〜?」

インプモン「ならよ、俺がサンダーバーモンに進化して一気に飛び越せばいいんじゃないか?」

ブイモン「お、ナイスアイデア!」

ティラノモン「マジで?俺も乗せてくれるの?俺空とぶものに乗ってみたかったんだよね。どっちでもいいけど」

インプモン「テメェみてぇなデカブツ乗せられるか!!」

ほむら「もうこいつはここに置いていきましょう」

ティラノモン「ちょwwww酷っwwww」

QB「パートナーじゃないデジモンでもデジヴァイスの中に入れることができるよ」

さやか「え?そうなの?」

ほむら「(本当こいつはそういう事を後になってから言うわね)」

ほむら「じゃあ、さやかあなたのデジヴァイスに入れなさい」

さやか「えぇ!?嫌だよこんなウザ恐竜!ほむらのデジヴァイスの中でいいじゃん!」

ほむら「私のサンダーバーモンで飛んで行くのよ、ここは役割を分担するべきじゃないのかしら?」

ほむら「それにティラノモン厨の中沢君と上条恭介は仲いいじゃないの。という訳であなたが面倒見るべきよ」

さやか「どういう理屈よそれ!?それなら中沢の家を爆破したほむらが面倒見るべきじゃないの!?」

ギャー!ギャー!

インプモン「早く決めろよ……」

ティラノモン「俺はどっちでもいいんだけどな…よし!」

シュゥゥゥゥ…

さやか「あ!あたしのデジヴァイスに勝手に!」

ティラノモン『中々の居心地だね、どっちでもいいけど』

ティラノモン『師匠の厳しい修行生活から解放されたんだ。しばらくこの中でNEET生活をエンジョイさせてもらうよ〜どってでもいいけど〜』

さやか「うぜぇ…」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/04(日) 15:20:17.89 ID:3YgKSfnv0
〜次回予告〜

ジジモン「やっぱネネさんはええのぅ…」

エレキモン「ああ、今日のクロウォ見たんすか。でも前期までのキャラの方がよくないすか?それに、せっかくのネネさん回だったのに担当脚本があの…」

ジジモン「3DS版が待ち遠しいのぉ…」

エレキモン「そっちのネネさんかよ!?」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『聖なる使者 エンジェモン!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ジジモン「さて、けいおん!の映画を見に行くかのぅ…」

エレキモン「あずにゃんペロペロ!」

今回はここまでです
このファイル島編書くに当たってデジワーやり直そうとしたけど昔売っちゃったしプレ値付きすぎ…
ではまた
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県) [sage]:2011/12/05(月) 00:40:27.96 ID:SI9Lqk660
寝落ちしたらさやかがスピリットエボリューションしてオクタヴィアになる夢見たww
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:29:10.46 ID:eifM0D5/0
こんばんわ

>>328
水のスピリットですね
もういっその事風呂のスピリットでまどか達を進化させてもいいすかね?

投下
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:34:01.07 ID:eifM0D5/0
〜グレートキャニオン〜

オーガモン「このグレートキャニオンこそ俺様オーガモン様の根城なのだ!」

オーガモン「奴等がフリーズランドにむかうには必ずここを通るはずだ」

ゴブリモンA「山道に罠を仕掛けて奴等がかかったところで一気に仕留めようという魂胆ですね兄貴ヒャッハー!」

ゴブリモンB「いかにもステレオタイプな悪党ですねヒャッハー!」

ゴブリモンA「ところでゲームのデジワーだと兄貴の子分ってアグモンじゃなかったっけヒャッハー?」

ゴブリモンB「絵的には本来俺達何だけどゲームだと俺等序盤の雑魚じゃんヒャッハー!」

オーガモン「何わけのわかんねぇ事言ってんだ!もうすぐ奴等が来るぞ!」

ゴブリモンA「ヒャッハー!兄貴!あれ!」

オーガモン「ありゃこの前の鳥デジモン!」

バサバサ…

ゴブリモンB「ヒャッハ…奴等あれに乗っていたけど…」

オーガモン「ここはスルーかよ!?」

ゴブリモンA「アニメの無印でもグレートキャニオンってスルーされてた気もしますからねヒャッハ…」

ゴブリモンB「いや、ゴマモンの初進化の回で山登ってなかったかヒャッハ?」

ゴブリモンA「ヒャッハありゃムゲンマウンテンだよ。かろうじてゴマモンが兄貴の事をグレートキャニオン出身と台詞で語ってただけじゃなかったか?」

オーガモン「うるせー!」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:36:28.45 ID:eifM0D5/0
〜フリーズランド〜

ほむら「ここがフリーズランドね」

さやか「寒〜!何でここだけこんな寒いのよ!?この島の季節はどうなってんのよ?」

ティラノモン『きせつ?なにそれおいしいの?俺はどっちでもいいけど』

ブイモン「雪だぁー!雪だるまでも作ろうぜ!」

インプモン「それよりこれを見ろブイモン!」

ブイモン「雪に自分の名前を書いたのか?……その黄色いの…何で書いたんだ?」

インプモン「尿に決まってるだろ」

ブイモン「…俺、お前がそういう下ネタに走るヤツだとは思わなかったわ」

QB「感情の無い僕でもこれは下劣な行為だという認識はあるよ」

インプモン「あんだよ!一度くらいやるだろ!?」

QB「話しかけないで下さい。アナタの事が嫌いです」

ブイモン「ジロジロ見ないでください。不快です。死にます」

インプモン「ぐがぁぁぁ!!」

ほむら「雪か…雪なんて見るのは久しぶりね…こんなに白かったんだ……」

さやか「ん?そっか、ほむらって東京から転校してきたんだっけ?でも東京でも少しは雪降るでしょ?」

ほむら「……入院生活が長かったから直に見るのは久しぶりという意味よ…」

さやか「そうだったね…ごめん…」

ほむら「別に謝る必要なんて無いわ。見滝原は雪ってよく降る方なのかしら?」

さやか「うーん、今年の冬はどうなんだろ?」

インプモン「くらえ!」ブンッ! 雪玉

QB「ギュップイ!」ドコッ!

ブイモン「やったなー!」

キャッ!キャッ!

ほむら「無事にリアルワールドに帰れたら…あなたやまどか達とああやって雪遊びするのも悪くないかもしれないわね……」

さやか「あははは!クールな転校生のほむらさんにそんな童心があったとは!…でもいいね、帰ったらみんなで遊びたいね…」

ほむら「ええ、まずそのために…」

さやか「ほら、あんた達!遊んでないでこのエリアのダークタワーを探しに行くよ!」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:37:34.20 ID:eifM0D5/0
〜アイスサンクチュアリ前〜

ブイモン「見ろよ!氷の宮殿があるぜ!」

さやか「うわ〜綺麗…でも宮殿の後にダークタワーが!」

ほむら「さっそく破壊しましょう!」

インプモン「待てっ!何か来るぞ!」


“ユキダルモン”

成熟期 氷雪型 ワクチン

雪と氷の結晶にからだを覆われた氷雪デジモン
必殺技は『絶対零度パンチ』

“モジャモン”

成熟期 珍獣型 ワクチン

全身を白い体毛に覆われた毛むくじゃらの珍獣型デジモン
必殺技は巨大な氷柱を相手に投げつける『アイスクルロッド』と『骨骨ブーメラン』


ほむら「さすが氷のエリア、さしずめ『激突!冷凍デジモン』というところね」

インプモン「氷には炎だ!」

インプモン『ナイト・オブ・ファイアー!!』ボッ!

ユキダルモン「ぐぅ…!」

ユキダルモン『絶対零度パーンチ!!』ドゴォ!

インプモン「」カキーン!

ブイモン「インプモンが氷漬けに!」

さやか「こっちも炎よ!」

さやか『デジメンタルアップ!』

―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:39:30.48 ID:eifM0D5/0
モジャモン『アイスクルロッド!!』ブンッ!

さやか「そんなつらら溶かしちゃえ!」

フレイドラモン『ナックルファイア!!』ドジュゥ!

モジャモン「これなら溶かせまい!」

モジャモン『骨骨ブーメラン!!』ブンッ!

フレイドラモン「!」

さやか「あたしが叩き落とす!」ガキィン!

フレイドラモン「サンキューさやか!インプモンも溶かしてあげないとな!」ドジュゥ!

インプモン「熱い!」

さやか「炎といえば…あんたも炎吐けるんでしょ?デジヴァイスから出てきて戦いなさいよ!」

ティラノモン『いやマジカンベンしてよ。寒いところもダメって感じなのよ。これはどっちでもよくなくなくなくない』

さやか「あんた何しについてきたのよ!」

ほむら「ほっときなさい!私も炎攻撃よ!」ガサゴソ…

ほむら「はい!」ドン!

さやか「火炎放射器!?」

ほむら「これで汚物は消毒よ!」

ユキダルモン「誰が汚物だゴルァ!!」

ほむら「あら?そんな口聞いていいのかしら?」ゴォォォ

モジャモン「くっ…!」

ティラノモン『ちょっタンマタンマ!本来ユキダルモンとモジャモンはあっちから戦闘を仕掛けてくることのない大人しいデジモンのはずなのよ。どっちでもいいけど』

さやか「ということはティラノ師匠と同じく…」

ほむら「よく見たらイービルリングがはめられているわね。時を止めて…」カチッ!

ほむら「イービルリングだけを狙い撃つ!」バン!バン!

ユキダル&モジャ「!」

ドサッ!

さやか「倒れちゃった!」

QB「大丈夫、イービルリングの効力から解放されたから時期に目を覚ますだろう」

インプモン「おい!氷の宮殿から誰か出てくるぜ!」

ほむら「新手!?」

QB「エンジェモンか」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:41:15.98 ID:eifM0D5/0
“エンジェモン”

成熟期 天使型 ワクチン

6枚の白い翼を持つ天使型デジモン
完全な善の存在だが悪に対しては冷徹で情け容赦なく消滅させるまで攻撃する
必殺技は黄金の拳で攻撃する『ヘブンズナックル』

さやか「明らかな善玉デジモンじゃん!イービルリングに操られてるんだね、一体どこに……」

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

さやか「!?」ドゴォ!

さやか「う…」ドサッ

フレイドラモン「さやか!?」

ほむら「容赦無いわね…」

フレイドラモン「よくもさやかを!!」

フレイドラモン『ナックルファイア!!』

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

ドゴォォォォン!!

エンジェモン「!」

フレイドラモン「やるな!」

ほむら「待って、フレイドラモン!私が今リングだけを狙って…」

エンジェモン『ホーリッロッド!』ドガッ!

フレイドラモン「ぐわっ!」

フレイドラモン「このぉ…!」

フレイドラモン『ファイアロケット!!』ドゴオッ!

エンジェモン「!」

インプモン「エンジェモンに突撃してダークタワーの方へ…」

フレイドラモン「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

ドゴォォォォン!

ほむら「そのままダークタワーにエンジェモンを押し付けて破壊したわ!」

インプモン「フレイドラモンは無事か!?」

ブイモン「う…!」

ほむら「気を失ってるわね」

QB「エンジェモンは…」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:48:49.26 ID:eifM0D5/0
エンジェモン「うぅ…私は一体…?」

QB「ダークタワーが破壊されたからイービルリングの洗脳が解けたようだね」

エンジェモン「インキュベーモンか…」

QB「やれやれ、このファイル島の聖域アイスサンクチュアリを守護する君がこうも簡単に操られるとはね」

エンジェモン「! 貴様はインプモン!」

インプモン「あ?」

エンジェモン「話には聞いていたが…毒を持って毒を制するとはいえ…七大魔王の転生体をも利用しようというのかインキュベーモン!」

QB「確かに先の大戦で捕獲した彼のデジタマはイグドラシルの命により僕達の監視下で管理していた。だが、いつの間にかインプモンはデジタルワールドから消え、僕達と契約した記録の無い彼女のデジヴァイスの中に居た」

インプモン「俺お前に監視されながら生活してたのかよ!?」

ほむら「……」

エンジェモン「君が…インプモンのテイマ法少女か…しかし何故彼女の元に?」

QB「君の魔法は時間停止、時間操作だったね」

エンジェモン「時間操作だと?」

QB「君はこの時間軸の人間じゃないね」

ほむら「やはり既に気づかれてたようね」

インプモン「この時間軸の人間じゃないってどういう意味だほむら!?」

ほむら「インプモン、私ね、未来から来たのよ」

インプモン「未来ぃ!?」

QB「やはりね別の時間軸の僕と契約したというわけか」

ほむら「でも、私と契約したあなたはあなたとは似て非なる存在だったと思うわ」

QB「へぇ、興味深いね。どういう意味だい?」

ほむら「まず私が以前いた世界ではデジモンというモノは存在しなかったわ」

エンジェモン「デジモンが存在しない世界?」

QB「ならその世界での僕は何なのかな?」

ほむら「その世界であなたは――」

――――――
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:54:35.00 ID:eifM0D5/0
QB「なるほど、デジモンではなく“魔女”がいたその世界では僕達インキュベーモンはインキュベーターという異星人の端末だと」

エンジェモン「そして魔法少女にも仕えるデジモンもデジヴァイスも存在せず、ソウルジェムという魔法少女の魂を物質化した宝石の魔力が切れ、黒く染まる時に魔法少女の魂は魔女になる……」

QB「その魔女になる際に発生する感情エネルギーを回収して宇宙の寿命を延ばすのがその世界での僕達の役目ね…」

エンジェモン「なんという事だ…宇宙の寿命だのそんな事のために罪なき少女達を利用するとは!」

QB「それで以前君は僕にわけのわからない質問をし、僕に嫌悪感を抱いていたんだね」

エンジェモン「このインキュベーモンもイグドラシルの命ならば他者を利用し、その他の犠牲を厭わない無情なデジモンだがな」

QB「そのために君達のような天使デジモンと違って感情というプログラムが仕込まれてないからね」

エンジェモン「そしてワルプルモンが魔女の世界ではワルプルギスの夜という超弩級の最悪の魔女であり、その魔女を倒すために同じ時間を繰り返して来たのが君か…」

QB「正確には同じ時間ではなく、並行世界を移動してたようだね。でなければ君にとってはイレギュラーなこんな世界に来ることはないだろうし」

ほむら「……」

インプモン「ほむらはそんな戦いをしてたのかよ……でも結局俺がほむらのデジヴァイスの中にいたのは何でだよ?」

QB「彼女がこの世界に来ると同時に彼女に元から備わってた魔法少女の力がこの世界のテイマ法少女としての理に変化したため、君が引き寄せられたのかもしれないね」

エンジェモン「それがよりにもよって七大魔王の生まれ変わりであるインプモンだったとは…」

QB「彼女の中の何かがインプモンを引き寄せたのかもしれないね…それにこの二人の力はこの世界を救う為に必要だよ?」

エンジェモン「私は許さん!かつてこのデジタルワールドを恐怖の底に陥れた七大魔王の力を使うなど!」

インプモン「な…何だよ!」

エンジェモン「このデジモンが進化し、七大魔王が再び揃えばこの世界は…!そうなる前に私が今ここで!」

インプモン「あ?やろうってのかよ!」

ほむら「…あなたも、インプモンの過去の罪は許されないと言うのね…デビモンと一緒で…!」

エンジェモン「何?私がデビモンと一緒だと!?」

インプモン「ほむら…」

ほむら「確かに過去の罪は消えない、でも大事なのはその罪を背負ってこれからどうするかじゃないの?」

エンジェモン「…そうかもしれないな…それにインプモンの進化がこの世界にもたらすのは希望か絶望かは君次第だったな」

エンジェモン「それに君はその魔女から世界を守るために心折れることなく同じ時を繰り返してきたという強い心がある」

ほむら「(違うわ…決してそんなものじゃない…私はたった一つ守りたいもののためだけに幾つもの犠牲を…それこそ私も繰り返してきた罪…)」

エンジェモン「そのインプモンの監視を含めてという事になるが…私も君達と共に戦わせてくれないか?」

インプモン「は?俺達と一緒に来るっって事かよ!?」

QB「いいのかい?このエリアも守護するのが君の役目のはずだけど?」

エンジェモン「ここは私の友人のピッドモンにでも任せるとしよう」

QB「いや、彼寒い所苦手そうだけどいいのかな?」

エンジェモン「君達の行いを共に見届けたいのでな…」

ほむら「…わかったわ、よろしくエンジェモン」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 19:56:42.98 ID:eifM0D5/0
さやか「う〜ん……」

ほむら「気がついた?」

さやか「あ、ほむら!エンジェモンは!?」

エンジェモン「先程はすまなかった。この聖域を解放してくれたことに礼を言う」

インプモン「フレイドラモンがダークタワー壊したからな」

モジャモン「俺達も感謝してるぜ」

ユキダルモン「お礼にこのガリガリ君の梨味あげるよ。あと白くまアイスも」

さやか「いや、こんな極寒の地でそんなもの渡されても困るんだけど。てゆーか何でデジタルワールドにガリガリ君があるの!?しかも梨味!?」

ほむら「暖かい所に出てからいただきましょう。この楯に入れとけば溶けないし」

ブイモン「保温機能まで付いてるのか!」

ティラノモン『俺はガリガリ君コーラ味がいいんだけどね〜どっちでもいいけど』

ティラノモン『つーかガリガリ君食べるならかき氷にして食べたいんだけど、今年の夏に出たガリガリ君用のかき氷機って無いの?どっちでもいいけど』

さやか「あんたは黙ってろ!」

ほむら「楯の中にあるわ」パッ!

インプモン「あんのかよ!?」

エンジェモン「ダイノ古代境のティラノモンが君のデジヴァイスの中にいるのか?」

さやか「まぁ、成り行きで…」

エンジェモン「ならば私はほむらのデジヴァイスに入れてもらうとしよう」シュゥゥゥ

さやか「えぇ!?エンジェモンも一緒に来ることになったの!?でも何でほむらのデジヴァイスなのよ!」

ほむら「あなたにはそのどっちでもいい恐竜がいるからいいじゃない」

さやか「トレードしよう!トレード!」

ほむら「断る」

QB「(魔王と天使デジモンが同じデジヴァイスにね…奇妙な組み合わせだ)」

ほむら『QBモン、エンジェモン、そしてインプモン、さっきの話はさやか達には他言無用よ』テレパシー

インプモン『何でだよ?』

ほむら『私が決心したら自分の口から話すわ…』

QB『わかったよ』

エンジェモン『承知した』

インプモン(でもほむら…お前まだ何か隠してるのか…?)
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/05(月) 20:01:04.22 ID:eifM0D5/0
〜次回予告〜

ジジモン「映画けいおん!よかったのぅ…」

エレキモン「俺はあずにゃんが一番だなやっぱ!ジジモン様は誰派ですか?」

ジジモン「いちごちゃんじゃ」

エレキモン「唯達のクラスメイトのモブキャラかよ!?」

エレキモン「それなら唯の隣の席の姫子ちゃんだな。映画でも二人に台詞があってよかったですね」

ジジモン「佐久間英子はニーサンに似すぎじゃ」
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2347605.jpg_InD6XEhjSNL3W5b6izaF/www.dotup.org2347605.jpg

エレキモン「知るかっ!!」

ジジモン「まどマギの映画もはよ見たいのぅ」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『おもちゃのまちのもんざえモン!』

エレキモン「捻りの無いサブタイばっかだな」

ジジモン「>>1の脳味噌じゃしかたなかろう」



ティラノモンやエンジェモンのようにクロウォの如くパートナー以外のデジモンの仲間が増えていくかもですが
基本的に魔法少女との魔力がリンクして進化できたりできたりカードの効果を得られるのはパートナーのデジモンのみという設定です
ではまた
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/05(月) 21:37:52.75 ID:zDbbr4Ct0
>>1


エンジェモンはホーリーエンジェモン(笑)にならないのか
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/05(月) 21:47:34.39 ID:Xj5i0ICSO
>>339
(笑)が付くのはセラフィモンじゃないか?
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/12/05(月) 23:03:50.63 ID:8A8bJVeA0

スピリット進化はクセが強いと思ったり
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:14:42.38 ID:xjVo7r9Q0
こんばんわ

>>339-340
ホリエモンは完全体ながらもピエモンを圧倒したり02でもBウォーグレイモン相手にそれなりに戦ってましたからね
02映画で一瞬でやられたり風呂で鋼の奴(名前出て来ない)にやられたセラフィモンェ…
>>341
杏子=アグニモン さやか=ヴォルフモン まどか=フェアリモン ゆま=チャックモン ほむら=レーベモン
がちょうどイメージ的に合うからスピリットエヴォリューションさせてみようかなと思ったけど
残ったマミさん=ブリッツモンにしたら
マミさん=純平で、マミさんの事デミさん扱いすんじゃねぇとマミさんファンに叩かれそうなのでこのネタは本編でやらないほうがいいですね

投下
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:16:56.56 ID:xjVo7r9Q0
〜おもちゃのまち〜

ブイモン「おもちゃのまちに到着!」

さやか「ファイル島にこんなメルヘンな所があったとはねぇ」

ほむら「おもちゃのまちと言っても美少女フィギュアとか抱き枕とかがあるオタ向けのおもちゃのまちかもしれないわ」

さやか「いやいや無いだろ」

ほむら「最悪コケシの形をして電源を入れるとウィンウィン動く物が置いてある大人のおもちゃのまちと言うのも有り得るわ」

さやか「ねーよ!どこの銀魂だよ!?」

インプモン「おーい!ほむら!さやか!こんなおもちゃがあったぜ!」ウィンウィンウィン

ほむさや「置いてあったぁぁぁぁぁ!!?」

ブイモン「お前、前回に引き続き下ネタに走りすぎだろ。マジ引くわ」

ほむら「いえ、ブイモン。その知識があるあなたはどうなの?」

ブイモン「だって俺がゲームの中に居た時からさやかが――」ドカッ!

さやか「はははは!何?何の事かなー!?」

ほむら「美樹さやか…」

さやか「そんな目であたしを見るなぁ!!」

ほむら「さやかちゃんのエッチ……////」

さやか「うるせぇぇぇ!!BD特典のてんてーの4コマのまどかみたいに言うなぁぁぁぁ!!」

インプモン「何だよ?このおもちゃがなんだっていうんだよ?」

さやか「あぁ!あんな所で可愛いお人形さん達が遊んでいるわよ!」
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:18:08.26 ID:xjVo7r9Q0
ほむら「誤魔化したわ」

ブイモン「でも、ちゃんとおもちゃのまちらしい物もあるんだな」

さやか「こんにちは!お人形さん達!」

人形5「何なのあなたは?さっさと紅茶を淹れなさいこのクズ」

人形1「乳酸菌摂ってるぅ〜? 」

人形6「うにゅ〜」

さやか「どっかで見たような人形達だぁぁぁ!!」

ほむら「マミが居ればあなたも気に入る紅茶が淹れられると思うけど…」

人形4「君は僕のミーディアムに相応しいようだな」

さやか「青と短髪繋がりだけど、契約の勧誘なら間に合ってますから!」

人形1「なら私はそっちの黒髪の娘かしら?」

ほむら「心臓病繋がりね。あとまどか達は色繋がりでそれぞれ絡められるわね」

人形3「余りですぅ!?」

さやか「緑同士でゆまちゃんがいるじゃない」

QB「というか君達にはデジモンがいるだろ?」

ブイモン「つーか早くダークタワー探そうぜ」

ほむら「そうね…そしてよく辺りを見回すと案の定、美少女フィギュアとか他の大人のおもちゃも置いてあるわ…」

さやか「何なのよこのおもちゃの街は!?」

ドスン!ドスン!

インプモン「な、なんだ!?」

人形2「もんざえモンが来るのかしら!」

さやか「もんざえモン!?」
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:20:08.11 ID:xjVo7r9Q0

“もんざえモン”

完全体 パペット型 ワクチン

見た目はクマのぬいぐるみだが背中にチャックが付いているため、
中に何者かが入っているという噂
必殺技はハートを飛ばす『ラブリーアタック』

もんざえモン「ようこそ、おもちゃのまちへ。気に入っていただけましたか?」

さやか「気に入るか!こんなおもちゃの街に来たら純粋な子供の夢がぶっ壊れるわ!」

もんざえモン「何〜!?」

エンジェモン『ほむら、ここは私に任せてもらえないか?』

ほむら「エンジェモン?わかったわ。リロード、エンジェモン!」シュィィィン

さやか「早速エンジェモンを出すの?じゃあ、あんたもたまには働きなさいよね!」

ティラノモン『働いたら負けかなと思ってる。どっちでもいいけど』

さやか「うっさい!リロード、ティラノモン!」シュィィィン

ティラノモン「ったく…師匠の厳しい修行がサボれてダラダラできると思ったからついてきたのに…」

エンジェモン「もんざえモンはおもちゃを愛するここの町長だ」

さやか「じゃあ、こんなおもちゃのまちになっちゃったのはイービルリングで操られているからだね!」

ほむら「なら、早く解放してあげないと…!」

もんざえモン「行くのだ!ドール達よ!」

人形達「!」ダッ!

ブイモン「うわっ!さっきの人形達が攻めてきたぞ!」
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:21:14.92 ID:xjVo7r9Q0
人形4「レンピカ!」ガキン!ガキン!

さやか「うわっ!ハサミ!?」ガキン!ガキン!

ブイモン『ブイモンヘッド!』ダッ!

人形3「させねぇですぅ!」ズンッ!

ブイモン「うわっ!」

さやか「ああ!ブイモンが植物の根っこに囚われた!」

ほむら「マミのリボンと似たような使い方ね。! 紅い人形が来る!」

人形5「はっ!」

人形1「ふふ…」ズババババ! 羽

ほむら「!」カチッ

人形5「きゃあああ!」ズババババ!

人形1「あら?あの黒髪にはよけられたわ。まぁいいわ」

人形5「このジャンク!私に当たるようにわざとやったわね!」

人形1「またジャンクって言ったわね!」

ほむら「仲間割れしてるわ…」

インプモン「よし、俺はこの弱そうなチビ二人を相手だぜ!」

人形6「え〜い!」ブンッ!

インプモン「うおっ!さっきの動くおもちゃ!?」

ズブッ!

インプモン「アッー!」ウィンウィン

ティラノモン「ケツに挿されたね。どっちでもいいけど」

QB「最低だ…」

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』ドゴォ!

もんざえモン「ぐっ…!」

エンジェモン「人形達には構うな!もんざえモンだけを狙うんだ!」

ほむら「そうね!インプモン!」

ほむら『デジメンタルアップ!』
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:22:31.41 ID:xjVo7r9Q0
―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―痺れる友情、サンダーバーモン!!―


サンダーバーモン「どけ!チビ人形共!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』ビリビリビリ

人形2,6「!」

ドサッ

さやか「こんなハサミでっ!」ガキィン!

人形4「うわっ!」

さやか「ブイモン!」

さやか『デジメンタルアップ!』

―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―

さやか「そんな根っこ燃やしつくしちゃえ!」

フレイドラモン「うおぉぉぉぉ!!」ゴォォォォ!

人形3「ですぅ!?」

サンダーバーモン「ほむら!乗れ!」ザッ!

ほむら「時を止めてもんざえモンのリングを壊すわ!」カチッ

サンダーバーモン「あそこか!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』

もんざえモン「!」

バリィン!

もんざえモン「うぅ…」ドサッ

人形達「お父様!!」

さやか「お父様ぁ!?」

ほむら「この人形達を作ったのはもんざえモンなのね……」

エンジェモン「もんざえモン、イービルリングに操られていたとはいえこの街の惨状は…?」

もんざえモン「ワルもんざえモンの仕業だ…奴によってこのおもちゃのまちは……」

ワルもんざえモン「これが俺様の理想のおもちゃのまちだ!文句あっか!?」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:23:51.98 ID:xjVo7r9Q0
“ワルもんざえモン”

完全体 パペット型 ウィルス

凶悪なもんざえモン
左腕には「惡」の一文字と、灰色熊の強力な爪「ベアクロー」を装備している
必殺技は全てのものをダークな気分にさせて落ち込ませてしまう『ハートブレイクアタック』

さやか「何が理想のおもちゃのまちよ!こんなの夢も希望も無いおもちゃのまちなんて許さない!」

ワルもんざえモン「ふん!おもちゃなんぞリア充のガキが大人になったら飽きられて捨てられるもんだ!」

ワルもんざえモン「それなら大人にも愛されるおもちゃのまちにすれば捨てられる事もあるまい!」

ほむら「愛?笑わせるわね。こんなのあなたの下劣な欲望を掻き集めただけじゃないの!

ワルもんざえモン「何だと!?」

ほむら「確かに子供が大人になればおもちゃは捨てられる事が殆どかもしれない…でも、おもちゃは子供と遊ぶ事により夢を与え、創造力や好奇心を育み、そして共におもちゃで遊ぶ事で生まれる新たな絆…友情。その役目を果たす事がおもちゃの在り方じゃないかしら?」

ワルもんざえモン「黙れ!結局捨てられる事には変わりないだろうが!!」

さやか「トイストーリー3だってアンディは最後までウッディ達おもちゃを大切にする気持ちは失わなかったでしょ!」

ほむら「そう、気持ちが虚ろになってもその絆だけは最後まで忘れなかった!」

ワルもんざえモン「あんなもん所詮はフィクションだ!それにウッディ達だってあの幼女が大人になればまた飽きられて捨てられるわい!」

ワルもんざえモン『ベアークロー!!』ザンッ!

もんざえモン「ぐわっ!」

人形達「お父様!」

人形5「よくも…お父様を操ってた上にこんな傷を…!」

人形3「野郎!許せぇですぅ!」

人形達「はぁぁぁぁ!!」

ワルもんざえモン「ぐぉぉぉぉぉ!?」ドゴォォォン!

フレイドラモン「人形達の必殺技が炸裂した!」

もんざえモン「よくやった、後は私に任せなさい!」

もんざえモン『ラブリーアタァァァック!!』

ワルもんざえモン「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」ドゴォォォォォン!

さやか「やった…!」

QB「ラブリーアタックって相手を幸せな気持ちにする必殺技じゃなかったっけ…?」

ほむら「こまけぇこたぁいいんだよ!!」

エンジェモン「さぁ、ここのダークタワーを破壊しよう」
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:24:44.94 ID:xjVo7r9Q0
もんざえモン「本当にありがとうございました」

人形5「私達からも礼を言ってあげるのだわ」

さやか「確かにあたしも遊ばなくなったおもちゃは押入れとかの奥にしまったままだけど、自分の子供ができたらそれでまた遊ばせてあげたりしたいかな」

ほむら「その子供は上条恭介との子かしら?」

さやか「な……///」

もんざえモン「ほっほっほっほ!それでは私からの感謝の気持ちのこれが本当の……」

もんざえモン『ラブリーアタック!』ポワワン

インプモン「気持ち〜」

ブイモン「ハッピ〜」

さやか「幸せ〜」

ほむら「こうして無印のおもちゃのまちの話と同じオチでしめましたとさ」チャンチャン♪
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [saga]:2011/12/06(火) 20:29:13.80 ID:xjVo7r9Q0
〜次回予告〜

ギルモン「オッス!オラギルモン!」

杏子「おいおいギルモン、その予告は違うだろ」

ジジモン「ってここはワシらの場所じゃぞ!何やっとんじゃぁぁぁぁ!!」

杏子「いいじゃねぇか、ファイル島編終わるまでアタシ等の出番無いしさぁ」

ジジモン「ふむ、それならワシは界王様の如く前回のあらすじナレもやらせてもらおうかのぅ」

エレキモン「いや、界王つったら中の人的にゲンナイかシェンウーモンでしょ」

ジジモン「じゃあワシはクロウォ版の中の人的にブロリーかのぅ」

ジジモン「カカロットォォォォォ!!」

ギルモン「カカロットじゃねぇ!オラギルモンだ!」

マクラモン「デーヴァは戦闘民族だ!なめるなよーーっ!!」

キリハ「一体みんな誰と戦っているんだ」

オレーグモン「チョコになっちゃえー!」

杏子「お呼びでもない奴らまで湧いてきたぞ!?」


杏子「次回!デジモン☆マギカ!」

杏子『アンドロモンの工場!』

杏子&ギルモン「君も、魔法少女を目指せ!」

ジジモン「おぉ…テイマーズ風か」

エレキモン「いや、魔法少女目指したら色んな意味でやべぇだろ!?」

何か訳のわからん話になってすみません
あとローゼンファンの人にもごめんなさい
本当はトイストーリーのウッディをだそうと思ったけど何故かこうなった

ではまた
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/12/06(火) 21:50:04.01 ID:0IYTCbPi0

そして最近知ったけどマサルとトーマってまとがたちと同じ年齢だったんだ・・・・最近まで高2だと思ってた・・・・・。
セイバーズ風のまどか達が見たい。逆は普通に想像つくし・・・・
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(福岡県) [sage]:2011/12/06(火) 22:24:20.63 ID:vpiiD8oH0
ウッディって聞くと、セクハラする人形というイメージに上書きされちまったなあww
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/12/07(水) 16:56:17.38 ID:P1ozVlvF0
>>342
デミさんは真紅の空気やインデックスをインなんとかさんを呼ぶみたいなファンからの愛称みたいだから出しても大丈夫。
それ以前に、キャラ崩壊しているのにほむらファンに文句言われていなからいいやん。
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/07(水) 23:26:42.90 ID:1ZEfZqfHo
悪意のない嘘か
355 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:36:27.14 ID:db1Yz1i/0
こんばんわ

>>351
タイキ達も私服で学校行ってるから小学生に見えるけどマサル達と同い年なんですよね
まどマギキャラをセイバ風にしたらマミさんが更にムチムチになりそう
>>352
実はそのリボウッディとして登場させようと思ったけど自分の文じゃあのセクハラ度を伝えられないと思い断念しました
>>353
ならボッチ繋がりでフェアリモンかな?と思ったけど今度は「マミさんボッチ説は公式で否定されてるだろ殺すぞボケ」と言われそうです
ああ、でも魔法少女で忙しいから純平の様に本当の友達はやっぱいなさそうだからやっぱ純平の方が繋がるのかな?武器は全然共通してないけど

投下
356 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:38:04.46 ID:db1Yz1i/0
〜ムゲンマウンテン内部〜

?「奴等によって次々とダークタワーが破壊され、残るのはギアサバンナエリアに建てたファクトリアタウンのタワーと、ここにあるダークタワーのシステムの中核を担うホストコンピューターのみだぞ――」

?「アナログマン?」

アナログマン「構わないさ、この島で行っていたダークタワーとイービルリングによるデジモンの洗脳とデジソウルの吸収の実験など取るに足らんものさ。それにデジモンの洗脳だけなら今頃あちらでは…ふふふ…」

アナログマン「君は先に戻ってこの島で集めたデジソウルを凝縮したこのDSをあの羊に与えてくれたまえ。そうすれば奴も直に目覚めるだろう」

?「あんたはどうするんだ?」

アナログマン「私もこいつの調整が済んだらこの島を出るよ」

グゴゴゴゴ…

?「サイボーグデジモンの各パーツを合成させたマシーンデジモンか…しかし、こんな物を奴等ぶつけたら今の奴等では……」

アナログマン「試作型のこいつ程度でやられるならそこまでという事だよ」

?「サーバ大陸の方にいる他の選ばれし少女達もワルプルモン軍相手と張り合っているようだな」

アナログマン「あっちには君の仲間の二人と……美国織利子と呉キリカというテイマ法少女だったね」

アナログマン「あの子達もまだ派手に動いてないようだしね。まぁ今はいいさ…今はね…」

アナログマン「さて、デビモン君…もう一つの合成デジモンのためにちょっと君のデータを取らせて貰いたいんだけどいいかな?」

デビモン「…かしこまりました…」

デビモン「(くっ…!この男の頭脳と研究が我が軍に多大な成果をもたらすとはいえ、私が人間ごときに使われるとは…!)」

?「今奴等はファクトリアタウンに向かっているんだったな。少し様子を見に行かせてもらおう」

デビモン「(そしてこの人間もアナログマンの研究によって…)」

アナログマン「おや?どうするのかな?」

?「せっかくだからこの島を出る前に俺のハニーに挨拶をしてくるとは口が裂けても言えん」

アナログマン「言ってるじゃないか…それにハニー…?」

?「あ、その前に食事でもしていくから何か飯をくれ。調味料をありったけぶかっけてな」
357 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:39:26.12 ID:db1Yz1i/0
〜ファクトリアタウン〜

ほむら「ここに来る途中で通ったダストキングダムは最悪だったわ…スカモンがあんなに大量に…」

さやか「しかもスカモン大王なんて大きいスカモンもいたしね……」

ほむら「でも、さやかのスカモンによるスカトロプレイは見物だったわ…ぷぷぷっ!」クスクス

さやか「う…うっさい!あんただってずっと前にスカモンに糞まみれにされたって言うじゃない!」

ほむら「な!?誰から聞いたのよ!?」

さやか「杏子」

ほむら「あの元ホームレス中学生め…今度時止めて奴にも同じ苦しみを味あわせてやるわ…!まさにアンコモンから進化してウン――」

インプモン「さぁさぁ!ここのダークタワー探そうぜ!」

ブイモン「おもちゃのまちの次は機械のまちか」

QB「このファクトリアタウンは機械系のデジモンが生息しているんだ」

ほむら「ここで何か強力な武器とか調達できないかしら?この世界に来てからデジモンのミサイルばっかだし」

QB「ふむ…どうだろう?このファイル島ではクロンデジゾイトは滅多に取れないからそれ製の武器は無いと思うけど、何かしら良い武器があるかな?」

QB「でも、それは悪魔でデジモン用の武器だろうしテイマ法少女とはいえ人間が扱える物かどうか…」

インプモン「おい!何かぶっ倒れてるぞ!」

さやか「これって…アンドロモンじゃん!」
358 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:41:17.65 ID:db1Yz1i/0
“アンドロモン”

完全体 サイボーグ型 ワクチン

サイボーグデジモンの試作型として開発されたデジモン
必殺技はアーム部分から発射されるエネルギー状の刃物『スパイラルソード』と
胸部から発射される『ガトリングミサイル』

インプモン「故障してるのか?」

ほむら「〇ボコップみたいなデジモンね」

さやか「まぁ、確かに明らかに意識されてデザインされたんだろうね」

ほむら「因みに〇ボコップの〇igmaと共にまどかと私の〇igmaも絶賛発売中だからみんな買ってね」

さやか「あとあたしやマミさんや杏子のも予約受付中だよ」

インプモン「なんのCMしてんだよ!?」

ほむら「ついこの間までまどかのが尼で半額以下の投げ売りだったのが納得いかないわ」

QB「いやいや、人気作品の主人公だから大量生産しすぎて余ったからじゃないかな?」

ほむら「いいえ、きっとあなたがオマケで付いてるせいよ」

QB「酷いなぁ」

ブイモン「02系の〇-Artsは参考出品すらされてないよなぁ…」

QB「ブラックウォーグレイモンが出たじゃないか」

ブイモン「ウォーグレイモンのカラバリ商品だし、限定じゃん!」

アンドロモン「……」ウィーン カシャカシャ

インプモン「んな話してる間にアンドロモンが起き上がったぞ!」

ほむら「インプモン、あなた壊れたTVを直すように彼を叩いたりしなかった?」

インプモン「んなアナログ放送終了で停波を知らなかった年寄りみたいな修理方法するか!」

アンドロモン「侵入者ヲ発見…直チニ排除スル…」ピピピ…
359 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:42:03.23 ID:db1Yz1i/0
アンドロモン『スパイラルソード!!』ブンッ!

さやか「飛ぶ斬撃!?」

ブイモン「やばい!よけろ!」

ザンッ!

インプモン「ひえぇ…」

アンドロモン『ガトリングミサイル!!』ドンッ!

ほむら「あら?またミサイル?サイボーグデジモンはミサイルが好きね。今度もいただくわ」

QB「待つんだ!アンドロモンのガトリングミサイルは…」

ダダダダッ!

ほむら「危なっ!ミサイルが口開いてガトリング撃ってきたわよ!?」

QB「だからガトリングミサイルなんだよ」

ほむら「これでは埒が明かないわ!」

さやか「さっさと進化させよう!」

ほむさや『デジメンタルアップ!』

―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―痺れる友情、サンダーバーモン!!―


―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―

フレイドラモン『ファイアロケット!!』ドッ!

アンドロモン『スパイラルソード!!』ガキィン!

フレイドラモン「ぐわっ!」

さやか「突っ込めば良いってもんじゃないよフレイドラモン!」

ほむら「(あなたもそんな事言えるのね)」

サンダーバーモン「電化製品には電気だぜ!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』ビリビリビリ!

アンドロモン「グガ…ピ…」ピピピピ…

ほむら「バグった!?」
360 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:43:25.67 ID:db1Yz1i/0
さやか「今がチャンス!」

エンジェモン『待て、彼もイービリングリングによって操られているだけのはずだ』

ほむら「私もそう思ったけどそのリングがさっきから見当たらないわ」

QB「どこか見えない所にはめられているんだろうね」

エンジェモン『私にはわかったぞリングの場所が。ほむら、私をリロードしてくれ』

ほむら「本当?リロード、エンジェモン!」シュィィィン

エンジェモン『ホーリーロッド!』カキン!

アンドロモン「!」

サンダーバーモン「エンジェモンがアンドロモンのヘルメットをはじき飛ばした!」

さやか「おえぇ…脳味噌丸見え…」

エンジェモン「よく見るんだ!」

QB「メットの下にリングが付けられてたんだね」

ほむら「下手に攻撃して破壊すると彼の脳を傷つけるわね。私が時を止めて外すわ」カチッ

バリン!

アンドロモン「邪心ガ消エタ…」
361 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:45:12.34 ID:db1Yz1i/0
アンドロモン「助ケテモラッタノニ申シワケナイコトヲシタ。コノ工場ノダークタワーを破壊シ解放シテクレタノニ」

インプモン「気にすんなよ。ところで何でぶっ倒れてたんだ?」

アンドロモン「コレヲプレイシテイタンダ」ウィーン

ブイモン「アンドロモンの体からディスクが出てきたぞ!」

さやか「って、何これエロゲ!?自分の体にソフトを入れてエロゲをプレイしていたの!?」

ほむら「パソコンいらずである意味便利ね」

さやか「デジモンがエロゲすんな!つーかイービルリングに操られてたんじゃないの!?」

ほむら「洗脳されていても変わらない本能があるのね」

さやか「そこは変われよ!」

アンドロモン「チャントシタデジモンノタメノデジモンノエロゲーダ」

ほむら「攻略対象が皆女性型デジモンなのね」

さやか「どんなエロゲよ!?」

アンドロモン「ラーナモンルートヲ攻略シテタノダガ、何処デ選択技ヲ間違エタノカ…グロテスクナイカ婆ノカルマーラモンニスライドエヴォリューションシテナ…ソノショックデ倒レテタノダ」

さやか「おもちゃのまちの町長はドールオタクだったし、このファイル島のデジモンってロクなのがいない…」

エンジェモン「仕方あるまい、ワルプルモン軍によって支配され荒んだこの世界では皆何かしら心の拠り所が必要なのだ……」

QB「さて、残るダークタワーはあと一つだね。最後の反応はムゲンマウンテンから出ているようだ」

ほむら「そこのタワーを壊せば私達のこの島での役目も終えられるわね。急ぎましょう」
362 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:46:23.57 ID:db1Yz1i/0
アンドロモン「チョット待テ、ソノ前ニオ礼ニ私ノコレクションノ中カラエロゲヲ一本プレゼントシヨウ。ジャンルハ何ガイイカナ?」

さやか「いるか!んなもん!」

ほむら「ジャンルは百合…と言いたいところだけどお礼をくれるというのならこの工場にある武器を何かわけてくれないかしら?」

アンドロモン「武器…カ…コレハドウダロウカ?ナイトモンノ大剣ト同ジ物ダ」

QB「ナイトモンの大剣か。これはクロンデジゾイド製だしかなり良い物じゃないかな」

ほむら「でも私には剣はちょっとね…さやかが使えばいいんじゃないかしら?」

さやか「えぇ?あたしだってこんなデッカイ剣使いこなせないよ!」

ほむら「まぁ、とりあえず私の楯に収めておくわ。他に何か強力な重火器とかないのかしら?」

アンドロモン「ソレナラ…コノメタルマメモンノサイコブラスターハイカガカナ?」

QB「メタルマメモンの武器だと今度は小さすぎないかい?」

アンドロモン「大丈夫ダ。コレハアナログマンガ護身用ニト人間用ノサイズニ改良シタモノダ」

ほむら「そう、それなら私にもピッタリね」ガチッ!

ほむら「どうかしら?」

インプモン「おお!いいじゃん!」

ブイモン「コブラみたいでカッコイイぞ!」

さやか「スペースほむらって感じだね!」

QB「ところでそのアナログマンとは何者だい?」

?「それはまぎれもなくヤツさとは口が裂けても言えない」

さやか「誰!?」

ほむら「人…間…?このデジタルワールドに私達以外の人間が…?」
363 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:47:45.66 ID:db1Yz1i/0
イワン「この姿では初対面だったな、俺の名前はイワンだ。覚えておいてくれよマイハニー」

さやか「ハニー!?」

ほむら「この姿ではとはどういう意味かしら?」

イワン「お前もその黒髪ロングが美しく顔もかなり端正だが身体の発育の方がイマイチだからちと惜しいとは口が裂けても言えん」

ほむら「エネルギーボム」

ズドォォォン!

イワン「危なっ!」

ほむら「いいわねこの武器、気に入ったわ」

インプモン「確かにほむらは絶壁だな。発育ならマミさんが一番だろ」

ほむら「次はあなたに撃ってもいいかしら?」

イワン「あの黄色の事か。あれは中学生にしてはちょっと発育しすぎているな、将来垂れそうだとは口が裂けても言えん」

インプモン「垂れるって何時だよ!?」

イワン「大きすぎず小さすぎずが俺の理想、だからそこの程よい発育で活発そうな所が良い青髪が一番好みだから俺のハニーとなったのだとは口が裂けても言えん」

さやか「さっきから口が裂けも言えんって裂けまくりじゃん!そうだ、思い出したその口癖!」

ほむら「デジタルワールドに来た時にゲートで待ち伏せしてたデジモンと同じ……」

さやか「でもこいつは…?」

イワン「ふふ…どうやら気付いてくれたようだな…」スチャッ!

ブイモン「デジヴァイス?」

QB「いや、違う。あれは僕達が作った物ではない」

イワン『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!

スピノモン「そう、これが俺のデジモンとしての姿だ!」
364 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:48:37.33 ID:db1Yz1i/0
ブイモン「何だそりゃぁ!?」

インプモン「嘘だろぉ!!?」

さやか「ににに人間が…デジモンに進化するなんて……?!!」

ほむら「やはりそんな事もあるのね」

さやか「いやいやいや!無いっしょ普通!?」

ほむら「…そうかしら?」

ほむら「(だってデジモンが存在しない世界ではあなたも似たようなモノに何度かなったじゃない…)」

QB「そうだよ、こんなケースは僕だって聞いたことないよ。人間がデジモンになるなんて」

ほむら「あなたでも知らなかった事なの?」

QB「魔法少女の変身システムは君達の契約時の願いを基にしたデータをデジヴァイスから物質化して装着させる物だが…あれはデジモンの生体データその物を人間と融合装着させているのか!?あのデジヴァイスのようなツールで!」

スピノモン「まぁ、だいたいそんなところだ。これがアナログマンが開発したバイオエヴォリューションシステムだとは口が裂けても言えん」

ほむら「さっきもその名前が出たわね、一体何者なの?」

アンドロモン「コノファイル島ニダークタワーヲ建テタ張本人デアリ、ワルプルモン軍ニ属スル……人間ダ」

さやか「人間!?人間がワルプルモンに協力しているの!?」

アンドロモン「以前コノ工場ニモ研究ノタメニ出入リシテイタガ…マサカコノヨウナ人間ヲデジモンニスル技術マデ持ッテイタトハ…」

ブイモン「何でそんな奴を出入りさせてたんだよ!」

アンドロモン「私ニエロゲーヲ与エテクレタカラ良イ奴ダト思ッタノダ…ダカラココニタワーヲ作ルノヲ許シテシマッタ…」

さやか「あんたがエロゲにハマったのはそいつが原因!?」

インプモン「エロゲに釣られてダークタワーを建たせたんじゃ世話ねぇなぁ!」
365 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:49:38.18 ID:db1Yz1i/0
スピノモン「さて、では俺が勝ったらハニーと交際させてもらおう!」

ブイモン「ふざけるな!さやかには心に決めた相手がいるんだ!お前なんかにわたさないぞ!」

インプモン「つーかテメェ何歳だよ?女子中学生に手を出すのは犯罪だろ!」

スピノモン「問題無い、俺は童貞だ!」

ブイモン「さやかだってしょ――」

さやか「言うな!はしたない!」

ほむら「でも相手は究極体…成熟期以上完全体未満ぐらいの戦闘力のアーマー体では…」

QB「いや、このエリアのダークタワーは破壊したから通常進化もできるはずだ」

ほむら「早くそれを言って欲しかったわね。インプモン!」

インプモン「久しぶりの完全体進化か!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―インプモン超進化ぁ!バアルモン!!―

ほむら「本当に進化できたわね」

ブイモン「俺は…」

QB「単純なパワーだけなら通常進化のブイドラモンの方がいいだろう」

さやか「よし!じゃあこっちも久しぶりに!」

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―
366 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:50:21.46 ID:db1Yz1i/0
バアルモン「空も悪く無かったがこの姿のほうがしっくりくるな」

ブイドラモン「そうだな!」

スピノモン「完全体と成熟期ごときでは俺には勝てないとは俺の口が裂け無くてもわかりきっていることのはずだが?」

エンジェモン「たとえ究極体が相手でも」

アンドロモン「私達ガイルコトモ忘レナイデモライタイナ」

さやか「ほら、あんたも!」

さやか「リロード、ティラノモン!」シュィィィン!

ティラノモン「究極体じゃんwwwwww俺に死ねっていうの!?」

スピノモン「雑魚がいくら束になっても俺には勝てん」

ほむら「選ばれしテイマ法少女のデジモンを見くびらないことね」

バアルモン『ベレンヘーナ!』バンバン!

ブイドラモン『ブイブレスアロー!』ビュン!

エンジェモン『ヘブンズナックル!』バシュン!

アンドロモン『ガトリングミサイル!』ドン!

ティラノモン『ファイアーブレス!』ゴォォォォ!

ドゴォン

スピノモン「精一杯の一斉必殺技だったようだが俺には効かぬとは可哀相すぎて口が裂けても言えん!」

ブイドラモン「なんて硬さだ!」

QB「これが人間とデジモンのハイブリット究極体の力か…!」

スピノモン「必殺…俺の必殺技・男の純情アタックもとい…」

スピノモン『ソニックスラッシュレイン!!』シュバババババ!

バアルモン「奴の背中のブレードが飛んでくるぞ!」

エンジェモン「ぐわっ!」ザンッ!

ティラノモン「どっちでもいいけどっ!」ザンッ!

スピノモン「はははは!これで君は俺の物だなハニー!はっはっはっはっはっは!!」

さやか「くっ…!」

ほむら「どんなに硬くてもそのアホみたいに大きく開けた口の中はどうかしら?」カチッ

スピノモン「んが?俺の口の中に!?」

バアルモン「時を止めて入ったのか!?だがそのまま喰われてしまうぞほむら!!」

ほむら「喰わせるのはコイツよ!このサイコブラスターに私の魔力もチャージして…」シュィィィン…

ほむら『エネルギーボム!!』

ドゴォォォン!!

スピノモン「う…がが…」

ほむら「流石の威力ね。我ながら超スーパーすげェどすばい…」

シュゥゥゥ…

さやか「人間の姿に戻った!」
367 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:51:07.42 ID:db1Yz1i/0
イワン「口の中が…痛い…調味料のかけすぎでできた口内炎があったから更に…!」

イワン「今回は俺の負けだがいずれは君は俺のものにしてみせるぞハニー!さらばだ!」ダッ!

ブイモン「んなことさせるか!」

さやか「もう会いたくないけど…」

ほむら「また戦うことになりそうね。でもいいんじゃないかしら?軟弱でバイオリン>異性の上条恭介よりガテン系マッチョの彼でも」

さやか「冗談じゃないよ!それに恭介だって将来ムキムキのマッチョメンに……」

ブイモン「なるのかよ!?」

さやか「それに恭介の事軟弱って言うけどバイオリンの他にもボクシングが好きだったんだから!」

ほむら「そうなの!?」

さやか「あれは小さい頃…」
368 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:53:11.09 ID:db1Yz1i/0
〜数年前〜

さやか「恭介〜デジモン対戦しよ!あたしのブイモンと!」

恭介「いいよ!僕のガオモンに勝てるかな?」

さやか「ガオモン?はは!ワンちゃんがボクサーみたいにグローブ付けてるんだね!」

恭介「うん!ボクシングってカッコイイよね!」

恭介「僕将来はボクサーになりたいんだ!そして亀〇兄弟をぶちのめすのが夢なんだ!」

さやか「バイオリニストになるんじゃなかったの!?」

恭介「バイオリンも好きだけど…ボクシングも同じくらい好きなんだ」

恭介「だから僕ボクシングもやりたいってお父さんとお母さんに言ったんだけど…「お前の手はバイオリンを弾くためだけのものだ!」って…」

さやか「恭介…」

恭介「でも僕は自分の夢を諦めない!バイオリンも弾けるボクサーになるんだ絶対!」

恭介「それに天道総司のおばあちゃんも言っていたよ!『二兎を追うものは二兎とも取れ』ってね!僕は二つの夢をかなえてみせる!」

さやか「うん…!できるよ!恭介なら!」

恭介「ありがとうさやか!僕ガオモンの様に強いボクサー兼バイオリニストになるよ!」
369 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:54:15.83 ID:db1Yz1i/0
―――
――


さやか「というわけなのよ…でもあんな事故があって恭介は二つの夢を諦める事になっちゃうかもしれなかったけど…あたしの願いでまた恭介が夢を追う事ができそうだからあたし、あんたには結構感謝してるんだよQBモン」

ほむら「(別の世界ではその他人の夢のためにあなた自身は破滅の道を歩むことになったのよ…ってか上条恭介がボクサー志望って事初めて聞いたんだけど!?この世界だけの話よね!?)

さやか「だからさ、恭介の夢を見届けるために絶対ワルプルモンを倒してリアルワールドに帰る方法も見つけようね!」

ブイモン「ああ!」

QB「残るはムゲンマウンテンのみだね…」
370 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 18:55:21.15 ID:db1Yz1i/0
〜ムゲンマウンテン〜

アナログマン「してやられたようだね。奴等を侮りすぎだよ」

イワン「そうだな…では、俺はそろそろこの島から撤退するがその前に…」

アナログマン「なんだね?」

イワン「あと5分で始まる実写版らんまを見てから戻る。ガッキーが出るからな」

アナログマン「まどマギともデジモンとも関係無くない!?」

イワン「何を言う、ガッキーと言えば原作の俺の…」

アナログマン「ああ、そうだったね。でもガッキー本人絶対黒歴史にしてるよ」

イワン「そうかもな…」

アナログマン「何にせよとうとう奴等がここまで来るか…ならお前のお前のテストには丁度いいな」

アナログマン「ムゲンドラモンよ!イッツショータイム!」
371 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 19:03:00.00 ID:db1Yz1i/0
〜次回予告〜

ジジモン「ここでお知らせじゃ」

ジジモン「ゆまちゃんのパートナーデジモンを以前募集したが>>1が優柔不断な阿呆なので未だに決定してないらしい」

エレキモン「そしてゆまちゃんのパートナーの最終候補のデジモンがこれだ!」

1:パルモン

2:ララモン

3:レナモン

4:ゴマモン

エレキモン「さやかのブイモンとジョグレスさせるためにワームモンもいいんじゃないかという意見もあったけどそれはちょっと別の線で検討中なので申し訳ないが候補から外させてもらった」

ジジモン「クダモンという意見もあったがロイヤルナイツや七大魔王を育てられる素質を持つのはQBがあの5人だけと明言してしまったので残念ながらこれも除外させてもらったのじゃ」

エレキモン「レナモンって意見は無かったはずじゃ?」

ジジモン「PS2ソフトの『デジモンセイバーズアナザーミッション』のゲームのオリキャラにも『ゆま』って子がいてのぅ、そのパートナーもレナモンなんじゃ」

エレキモン「へー」

ジジモン「でも担当声優さんはどんな因果かテイマーズの山木さんの中の人なんじゃ」

エレキモン「山木さんの声でサクヤモンになっちゃうのかよ!?」

ジジモン「いやいや、このSSのゆまちゃんのパートナーになった場合はテイマーズ基準のレナモンとして登場させるつもりじゃ」

ジジモン「そういう事でこのレナモンも候補に入れさせてもらったのじゃ」

エレキモン「これでテイマーズのメインデジモンが揃うって事になるかもな」

ジジモン「ホントテイマーズ贔屓じゃのぅ…」

エレキモン「でもやっぱ色繋がりでパルモンかララモンもアリじゃないかな?」

ジジモン「どっちも究極体は同じじゃがのぅ…」

エレキモン「(そういやそのデジモンがこのジジイの奥さんの本当の姿とかいう設定も昔あったよな……)」

ジジモン「ハンマー繋がりのズドモンに進化するゴマモンもありじゃのぅ」

エレキモン「>>1も無印の成長期の中じゃゴマモンが一番好きだからな」

ジジモン「でも究極体にするにはプレシオモンとヴァイクモンどっちにすればいいんかのぅ…」

エレキモン「種族の設定的にはヴァイクモンだろJK」

ジジモン「じゃったらシャッコウモンの究極体はどうすればいんじゃ」

エレキモン「いや、アルマジモンはこのSSではパートナーデジモンとして出てないんだからどうでもいいだろ!?」

ジジモン「今思えばマミさんのパートナーってテリアモンじゃなくて色的にはアルマジモンの方がしっくり来たんじゃないかのぅ…」

エレキモン「最終的にあの土偶と一緒にマミさんが戦う事になるぞ!?」

ジジモン「体型的にもしっくり…」

?「ティロ・フィナーレ!」ドゴォォォン!

ジジモン「ぐが…が…」プスプス…

エレキモン「ジジモン様が何者かにティロ・フィナーレを撃たれたぞ!?」

ジジモン「…じゃあ、レオモンかのぅ…」

エレキモン「共通点は色と歩く死亡フラグとマミる……ってマミさんが加藤さんの様に病む事になるぞ!?」

ジジモン「そんなこんなでテリアモンで落ち着いたというわけじゃ」

エレキモン「結果テイマーズのデジモンだらけになったけどな」

ジジモン「でもクルモンは出てないんじゃのぅ」

エレキモン「QBがクルモンポジションだろ、よく見たらテリアモンよりクリソツじゃね?」

ジジモン「原作のテイマーズではデジモンに進化の光をもたらすありがたいデジモンと魔法少女に絶望をもたらす害獣を一緒にすんじゃないぞい」
372 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 19:07:02.52 ID:db1Yz1i/0
ジジモン「まぁ…とにかくじゃ」

ジジモン「この4体のデジモンの中から次の投下までの間みなさんの投票で決定したいと思うのじゃ」

エレキモン「投票っていっても見てくれてる人いるかな…?そんなに集まらないんじゃね?」

ジジモン「何て事を言うんじゃ!」

ジジモン「とにかくもう一度候補デジモンを出すぞ」

1:パルモン

2:ララモン

3:レナモン

4:ゴマモン

ジジモン「明後日ぐらいの投下まで投票しておくれ」

エレキモン「他にもなんか意見があれば大歓迎だ」

ジジモン「待っとるぞ!」

ジジモン「次回のデジモン☆マギカは!」

ジジモン『決戦!ムゲンマウテンのムゲンドラモン!』

そんな訳でゆまちゃんのパートナーデジモンの投票をお願い致します!
恭介のデジモンがガオモンなわけは…まぁ名字繋がりからのそのまた名前繋がりで…

ではまた
373 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/09(金) 19:26:05.13 ID:YiGdp5fC0

とりあえず投票は2で。ララモンってお姉ちゃんぽさがあるからいけるんじゃない?

374 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 20:11:10.35 ID:3yFgF17SO
4のゴマモンに一票
ダブルハンマーはロマンだ
375 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 21:12:06.18 ID:hi6D7RlDO
4のゴマモンで。
これらからの究極体ではヴァイクモンが
一番ゆまのイメージに近いと思うし。
メイスとフレイルの違いはあるけど。

しかしマミ・杏子・まどか組は大変だな。
アーマー進化出来るパートナーデジモンが事実上
ギルモンしかいねえ。しかも勇気はこっちだし。
まああのプットモンなら究極体にも
負けねえと思うけど。

しかしまどか本来のパートナーデジモンってなんだったのかねえ。
376 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 21:17:55.57 ID:Ud3bmDtSO
レナモン…がいいがゆまの相棒には合わんか?
377 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 08:40:28.48 ID:H8q2eQag0
ゴ マ モ ン!!
ゴ マ モ ン!!
378 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 21:53:42.06 ID:vT01DtqDO
追い付いた

2のララモン
379 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 23:11:40.85 ID:OYG6CryP0
セイバー制覇のためレナモン・・・・とみせかけてララモン
オープニングで一番いいのはセイバーズの後期オープニング!異論は認める。
380 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 23:16:07.61 ID:8+Rz/7JAO
4のゴマモンで
381 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/10(土) 23:26:39.88 ID:hQN5Fo2Uo
4のゴマモンで
382 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 13:25:40.52 ID:DWpVQ3rDO
ゴマモンが良いな
383 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 15:37:20.83 ID:d0EyqslUo
前も言ったとおり、ダブルハンマーがみたいのでゴマモンで
384 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 16:31:10.13 ID:+cFrX3Fbo
4のゴマモンで。
ヴァイクモンがいいと思うんで。

しかしヴァイクモンって、ワクチン種の他にデータ種とフリー種あったんだな。
385 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:13:13.19 ID:VorNUSfO0
こんばんわ

皆様投票ありがとうございました
集計結果は投下後に発表させていただきます

投下
386 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:15:54.46 ID:VorNUSfO0
〜はじまりのまち〜

エレキモン「ジジモン様!あいつらが戻ってきましたよ!」

ジジモン「おお…暁美ほのかさんに美希釈迦さんじゃったかのぅ…」

さやか「久しぶりエレキモン!こっちの様子はあれからどう?」

ブイモン「(ジジモンのボケをスルーしたな)」

エレキモン「あれからオーガモン達も何度か襲ってきたがその都度ジジモン様が撃退したから大丈夫だよ」

ほむら「究極体の力は伊達じゃないって事ね」

インプモン「本当に何で今までこのジジイが戦わなかったんだよ?」

エレキモン「しょうがないさ、究極体とは言ってももうかなりの歳で体にもガタが来ているポンコツジジイだからこの島を回るなんてできやしなかったんだ」

ほむら「最後のダークタワーはあのムゲンマウンテンなのね…」

さやか「でもダークタワーなんて見えないよ?」

QB「山の中の内部のどこかにダークタワーと同じシステムがあるはずだ」

インプモン「ここで本当に最後なんだな…」

ほむら「最後じゃないわ、ここを出て本当の戦場へ向かうのよ…」

さやか「だね、早くまどか達と合流しなきゃだし」

エレキモン「ムゲンマウンテンは町外れのふもとから登るといい」

ブイモン「よし、行こうぜ!」


ジジモン「…ではワシらもいくかのぅ…」

387 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:18:55.88 ID:VorNUSfO0
〜ムゲンマウンテン内部〜

さやか「山の内部がこんなサイバー空間みたいになってるなんて…」

ほむら「さっそくの歓迎のようね」

インプモン「って、何だオーガモンか」

オーガモン「何だとは何だゴルァ!グレートキャニオンではスルーしやがって!」

ほむら「三下には用は無いわ、さっさとどきなさい。ここであなた達をデジシードにしてロードしてもいいのよ?」

ゴブリモンA「ヒャッハー!すっかり舐められてますぜ兄貴!」

オーガモン「…けっ!ワルプルモン軍に対抗するレジスタンスを結成するためにサーバ大陸に渡ったレオモンを追いたいが…」

オーガモン「カナヅチで海を渡れないから、この島でアナログマンやデビモンに協力して手柄を取らないと俺もサーバ大陸に渡らしてもらえねぇんだよ!」

さやか「レジスタンス?あたし達以外にもワルプルモン軍に対抗しているデジモンもいるの?」

オーガモン「だからここで殺られてデジシードにされてたまるかってんだよ!レオモンをこの手で倒すまではな!」

ほむら「レオモンって?」

さやか「確かオーガモンはレオモンっていうデジモンとライバルっていう設定があったような…」

ほむら「あなたにも自分のやりたい事があるという事ね…でも、私は私のやりたい事のためにあなたを蹴落としてでも進ましてもらうわ!」

ほむら『デジメンタルアップ!』

―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―痺れる友情、サンダーバーモン!!―

さやか「やりたい事…あたしのやりたい事は…とにかく恭介の夢を守る為に戦う事!」

さやか『デジメンタルアップ!』

―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―
388 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:20:57.03 ID:VorNUSfO0
ゴブリモンB「ヒャッハー!行けぇゴーレモン!」

ゴーレモン「うがぁ!」

“ゴーレモン”

成熟期 鉱物型 ウィルス

岩石のデータで体が構成されたデジモン
必殺技は背中から毒ガスを噴き出す『カースクリムゾン』

ほむら「また硬そうなデジモンね…」

さやか「どんなに硬くても!」ダッ!

QB「待ってさやか!迂闊だよ!」

ゴーレモン『カースクリムゾン!!』

QB「まずい!あれは毒ガスだよ!」

さやか「え!?」

ほむら「!」カチッ

さやか「げほっ!げほっ!…って何ともなない…けど何このガスマスク!?」

ほむら「私が時を止めて着けてあげたのよ」

QB「本当に何でも入ってるねその楯…」

さやか「鳥山明先生みたいだけど…これで奴に接近して戦えるね!はぁ!」ガキィン!

ゴーレモン『ゴーレパンチ!』ドコォ!

さやか「うっ!」

ゴブリモンB「ヒャッハー!岩石デジモンのゴーレモンの体がそんな剣で斬れるわきゃねーだろ!」

さやか「このぉ…!」

ほむら「でも、その体…クロンデジゾイドで出来た剣でならどうかしら?」ガサゴソ…

ゴブリモンB「ヒャハ?」

ほむら「さやか!」ブンッ!

QB「そうか!ファクトリアタウンで手に入れたナイトモンの剣!」

さやか「って!何で投げるのよ!」ザッ!

ガシッ!

さやか「重っ!」

ゴーレモン「うが!?」

さやか「おりゃあああぁぁぁ!!」

ザンッ!

ゴーレモン「ぐがぁぁぁ!」

ドゴォォォン!

さやか「やった…!」

ゴブリモンB「ヒャッハ馬鹿な!?ゴーレモンが一刀両断されるとは!?」

ほむら「中々使いこなせてるじゃないの。あとは片手で振り回せる程使いこなすだけね」

さやか「無理無理!どこのガッツよ!?」

QB「その大剣の名前自体がベルセルクソードなんだけどね」

さやか「あ、そうなの……」
389 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:23:29.24 ID:VorNUSfO0
オーガモン『骨棍棒!』ブンッ!

フレイドラモン「受け止めてみせる!」ガシッ!

オーガモン「な!?俺様の棍棒を離せぇ!」

フレイドラモン「ゼロ距離のナックルファイアだ!」ドコォ!

オーガモン「ぎゃはぁ!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!』

オーガモン「痺れるぅぅぅぅ!!」ビリビリ

ゴブリモンA「兄貴ぃ!」

ゴブリモンB「ゴーレモンもやられたし…もうこれ以上ついて行けねぇぜ!」

ゴブリモンAB「ヒャッハー!にげるぜぇ!」ダダダダッ!

オーガモン「あぁ!?テメェら!」

サンダーバーモン「子分にも見放されたな!」

オーガモン「……」

ほむら「大人しくダークタワーのシステムの場所に案内してくれるのなら命までは取らないわ。そのライバルを倒すまでこんな所で死にたくないでしょう?」

オーガモン「…ちっ!わかったよ!」
390 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:26:21.53 ID:VorNUSfO0

〜ムゲンマウンテン内部・頂上部〜

オーガモン「このゲートの先にアナログマンがいるはずだ。悪いが案内はここまでにさせてもらうぜ!」ダッ!

フレイドラモン「あ!逃げたぞ!」

ほむら「構わないわ」

さやか「この先にアナログマンっていう人間がいるの…?あたし達と同じ人間なのに何でこんな事を…」

ほむら「考えてもしかたないわ。私は使命のためなら例え人間相手であろうと引き金を引く事に躊躇わないわ」

サンダーバーモン「物騒だなおい…」

QB「だが君のその戦士として非情になれそうな所は評価できるよ。マミの場合はそんな事できやしないだろうし」

ほむら「…どうかしらね?彼女もいざとなれば……」

さやか「あ…あたしだって悪い人間がいれば戦うよ!大切な人達を護るためにこの力を手に入れたんだし!」

さやか「それが同じ人間でも…同じテイマ法少女のあの織莉子やキリカって奴等とだって!」

ほむら「(そういえば結局あの二人の事は放置したままこの世界に来てしまったわね…あの戦い以降姿を表さなかったし)」

ほむら「(あの時間軸のような事をする危険性もあるかもしれないけど…悪魔で私達を倒すことだけが目的だったようだし…大丈夫かしら…?)」

ウィィィン…

サンダーバーモン「ゲートが開いたぞ!」

さやか「来るなら来いって事ね…」

フレイドラモン「誘いに乗ってやろうじゃん!」
391 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:28:51.11 ID:VorNUSfO0
〜ムゲンマウンテン内部・アナログマンの研究ラボ〜

アナログマン「ふふふ…お初にお目にかかるね…」

さやか「本当に人間…!眼鏡と白衣で如何にも科学者って感じだし…」

ほむら「あなたがアナグロマンね?」

アナログマン「いくら誤字脱字が多いSSだからと言ってもそんな卑猥に聞こえる呼び間違いはやめたまえ」

ほむら「勿論わざとよ。あなたの様にデジモンを苦しめ、人間でありながら二つの世界を滅ぼそうとしているワルプルモンに味方している腐れ外道なんてこれで十分よ」

ほむら「どこかの奇跡と同時に絶望を売り歩いてる畜生と同様にね!」

QB「(やれやれ…君の以前居た世界の僕と一緒にしないでくれないかな。君の話に聞いたその僕だって絶望を代価に奇跡を与えていたわけだし)」

アナログマン「君達の事はデータで閲覧済みだからよく知っているよ…目の前で見ると本当にまだガキですね…」

さやか「誰がガキよ!もう中二よ!」

アナログマン「こんなガキ共がワルプルモンを倒そうとしているとはね…」

QB「人間がデジモンを進化させるデジソウルを生み出すのに最適だったのは第二次成長期の少女の感情エネルギーだったからね」

アナログマン「それは私も知っているよインキュベーモン君、そこの君がいずれ七大魔王として再臨することもね」

サンダーバーモン「けっ!」

さやか「何で人間がワルプルモンなんかに協力しているのよ!?」

アナログマン「ふふふ…私の野望のためだよ…」

フレイドラモン「どうせヴァンデモンと同じで自分も支配者になろうって魂胆だろ!」

アナログマン「よくわかってるじゃないか!だが私はヴァンデモンとは違うよ、私の野望はもっと緻密な計算を元に計画を立てているのだからね!」

さやか「あんたの野望のためにこの島のデジモン達を操って苦しめてたなんて!どんだけ迷惑したと思ってんのよ!」

アナログマン「迷惑?デジモン共が…?くっくっくっくく…」

アナログマン「デジモンなぞ所詮不確かなデータの塊!人間の道具として思うがままに言う事を聞いていればよいのだよ!」

さやか「道具って…!あんたは間違っている!デジモンには心があるのよ!」

QB「僕には感情プログラムが無いけどね」

アナログマン「そう…そこのインキュベーモンだって使命のために君達を道具の様に利用しているだけなのだよ?」

ほむら「確かにこいつにいきなり戻れる保障も無いデジタルワールドに行けって言われたけど、私達は私達自身の意志でここに来たのよ」

ほむら「あと…私も最初はインプモンの事を盗んできた武器同様に戦う為の道具としてしか見てなかったかもしれない……」

サンダーバーモン「え!?そうだったのか!?」

ほむら「でも、今は違うわ。共に戦って、共に進化していく中でわかったわ…デジモンはテイマーの大切な仲間…友達よ!」

サンダーバーモン「ほむら!」

アナログマン「ふん、如何にもな児童向けアニメみたいな臭い台詞を…」

ジジモン「いいや、ほむら達の言う通りじゃ!」
392 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:30:31.49 ID:VorNUSfO0
ほむら「ジジモン?」

エレキモン「データの俺達だって心がある!新しい命を愛する心!」

さやか「エレキモン!」

ティラノ師匠「強くなりたいという心!」

ティラノモン『師匠!』

ユキダルモン&モジャモン「食べる事の喜びという心!」

エンジェモン『ユキダルモン、モジャモン…』

もんざえモン「おもちゃと!」

アンドロモン「エロゲデ遊ンデ楽シム心!」

フレイドラモン「おい、後者で台無しだぞ」

ほむら「みんな来てくれたのね…」

サンダーバーモン「そしてテメーのような悪党を許せないという心!人間と同じ心を持っている!何故なら人間とデジモンは友達だからな!」

アナログマン「ふん…では君達の友達と私の道具、どちらが優れているか試してみようか」ピッピ

さやか「私の道具?」

QB「何か出す気だね」

アナログマン「出番だぞムゲンドラモン!イッツ・ショータイム!」

ムゲンドラモン「……」ゴゴゴゴゴ…

“ムゲンドラモン”

究極体 マシーン型 ウィルス

数々のサイボーグ系デジモンのパーツを組み合わせて製造されたマシーンデジモン
必殺技は背中の2砲のキャノンから発射される超弩級のエネルギー波『ムゲンキャノン』
393 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:33:37.68 ID:VorNUSfO0
アナログマン「見よ!これが私の研究の成果の一部だ!」

QB「各サイボーグデジモンのパーツを合成させたデジモンなのか!」

さやか「左腕はメタルグレイモンのトライデントアーム…」

フレイドラモン「右腕のツメと頭部はメガドラモン…」

ティラノ師匠「アゴはメタルティラノモンと同じ物じゃな」

ほむら「そして背中のキャノン砲はよく見たらメタルマメモンのサイコブラスターを大型化した物…?」

アンドロモン「マサシク、サイボーグデジモンノ集合体……」

サンダーバーモン「いや、オメーの部品無くね?」

アンドロモン「ヨク見ロ、奴ノ膝ヲ」

サンダーバーモン「ん?あれって…」

アンドロモン「私ノヘルメットダ」

サンダーバーモン「意味あんのかよアレ!?」

アナログマン「さぁ、この私の開発したムゲンドラモンに勝てるかな?」

ほむら「私達みんなの力を合わせれば大丈夫よ。行くわよ!」

さやか「よし!」

シュィィィン

エンジェモン「私達も戦うぞほむら!」

ティラノモン「(師匠の前ではやる気出さないとね)」

デビモン「貴様の相手は私だ、エンジェモン!」

エンジェモン「デビモン!貴様か!」

ほむら「デビモンはエンジェモンに任せましょう!」
394 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:36:24.50 ID:VorNUSfO0
ほむら「エネルギーボム!」バシュン!

アンドロモン『ガトリングミサイル!』ドン!

ムゲンドラモン「……」

アナログマン「効かないさ!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!』

エレキモン『スパークリングサンダー!』

ビリビリビリ!

ティラノモン『ファイアーブレス!』

ティラノ師匠『マスターファイア!』

ボォォォォ!

アナログマン「無駄無駄ぁ!」

さやか「ベルセルクソード!」ブンッ!

フレイドラモン『ファイアロケット!』ドッ!

ユキダルモン『絶対零度パンチ!』ダッ!

モジャモン『アイスクルロッド!』ダッ!

アナログマン「ブースタークローだ!」

ムゲンドラモン「…!」ザンッ!

さやか「きゃっ!」

フレイドラモン「うわぁ!」

もんざえモン「愛の心にて、悪しき者を砕く、今必殺の…」

もんざえモン『ラブリーアタァァァック!!』ポワン

ムゲンドラモン「!」

もんざえモン『もんざえモンクラーッシュ!』

ムゲンドラモン「……」ザンッ!

もんざえモン「ぬおぉ!」ドサッ!

ほむら「強い…!」

アナログマン「どうした?これで終わりかね?」

ジジモン「どうやらワシの出番のようじゃな…」
395 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:38:35.94 ID:VorNUSfO0
ほむら「ジジモン!?」

ジジモン「ほっ!」ダッ!

ジジモン『ベーコニングキャット!』ドカッ!ドカッ!バキッ!

ムゲンドラモン「!」

アナログマン「何!?そういえば奴も究極体だったか!」

さやか「あれがジジモンの力…!」

サンダーバーモン「ただのジジイじゃなかったか…!」

ジジモモン「とどめじゃ!ハング・オン・デ……」グキッ!

ジジモン「が…じ…持病のヘルニアが……」

サンダーバーモン「ジジイィィィィィ!」

ジジモン「ワシはここまでのようじゃ……」プルプル…

エレキモン「肝心な所で使えねぇなぁこのジジイ!」

アナログマン「はっはっはっは!何だねそれは!」

アナログマン「ムゲンドラモン!ムゲンキャノンだ!」

ムゲンドラモン「!」ドクンドクン…シュィィィン…

ほむら「あの背中のキャノンを撃ってくる!?」

アナログマン「エネルギー充填完了、最大出力で発射だ!」

ほむら「まずい!時を止めてもみんな一緒には…」カチッ!

ムゲンドラモン『ムゲンキャノン!!』ズバァァァァァン!

一同「うわぁぁぁぁぁぁ!!」
396 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:40:59.07 ID:VorNUSfO0
さやか「うぅ…みんな、無事!?」

フレイドラモン「辛うじてだけどな…」

ほむら「インプモン……」

インプモン「くそぅ…アーマー進化が…!」

アナログマン「例の時を止める能力で全員を直撃からは逃したか。だが今のでかなり疲弊したようだね」

デビモン「ふふふ…お前の仲間はここまでのようだなエンジェモン!」

エンジェモン「くっ…!せめてダークタワーのシステムの中枢だけでも…!」

デビモン「そして貴様もここまでだ!デビモン進化!」パァァ…

ネオデビモン「ネオデビモン!」

エンジェモン「進化だと!?」

ネオデビモン『ギルティクロウ!』ザッ!

エンジェモン「もしかしてあれか!」

エンジェモン『ヘブンズナックル!』バシュン!

ネオデビモン「!」

ドコォォォン!

ネオデビモン「馬鹿め、どこを狙っている?」

エンジェモン「狙いはお前ではない」

ネオデビモン「何?」

アナログマン「今のでダークタワーシステムの中枢が!」

エンジェモン「そういう事だ」

さやか「これでこの島は完全にダークタワーから解放されたけど……」

ネオデビモン「だからどうしたという!」

ほむら「インプモン!まだ行けるわね!?」

インプモン「当たり前だ!」

―インプモン超進化!バアルモン!!―

バアルモン『カミウチ!』

ネオデビモン「ぐぅ!」ビリビリ!

エンジェモン『ホーリーロッド!』ドコッ!

ネオデビモン「ぐはっ!…くっ!私はここで朽ちる訳にはいかん!」バサッ!

さやか「逃げた!」

アナログマン「だが、こっちにはまだムゲンドラモンが残っている!低出力ムゲンキャノンだ!」

ムゲンドラモン「…!」ビシュン!ビシュン!

バアルモン「ぐわっ!」

ほむら「バアルモン!何か…あいつに勝つ方法は…」パラ…

ほむら「カード…!もしかしたらこのカードなら…!」
397 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:43:14.93 ID:VorNUSfO0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=PcsGWs8pzb0&feature=related

ほむら『カードスキャン!ウォーグレイモン!ドラモンキラー!』

ピカァァァ

ジャキン!

バアルモン「これは…!」

ほむら「バアルモン!そのドラモンキラーにあなたのデジソウル全てを込めるのよ!」

ジジモン「ワシらのデジソウルも託すぞい…」シュゥゥゥ…

ティラノ師匠「足をふんばり、腰を入れるのじゃ…そんな事ではこれからの悪党も倒せぬぞ…」シュゥゥゥ…

バアルモン「わかった…この一撃に全てをかける!」

バアルモン「うおおおぉぉぉ!!」ダダダダダッ!

アナログマン「返り討ちにしてやれムゲンドラモン!ブーストクローだ!」

ザンッ!
ザンッ!

ポンッ!

ヤーモン「うっ…」ドサッ!

ほむら「ヤーモン…!」

アナログマン「終わりだね」

ヤーモン「それはどうかな…俺にはほむらやさやか……みんながついているんだ!!」
398 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:45:13.05 ID:VorNUSfO0
ほむら「!」

さやか「へへ…」

フレイドラモン「ヤーモン……」

エンジェモン「ふ…」

ティラノモン「いいけど…」

ムゲンドラモン「……」

ムゲンドラモン「!!」ピキン!ピキン!

アナログマン「何!?」

ムゲンドラモン「グオォォォ……」ズザン…

アナログマン「馬鹿な!?既に斬られていただと!?」

さやか「やった…!」

アナログマン「いくらドラモン系デジモンに効果が増すドラモンキラーといえど、カードの物に私のムゲンドラモンが!」

ヤーモン「言っただろ?みんながついてるって!これが人間とデジモンの力だ!」

アナログマン「……」

ほむら「残ったのはあなただけよ。観念しなさい!」バキュン!

ほむら「! 立体映像だったの……」

アナログマン『ふふふ…いきなり撃ってくるとは容赦ないねぇ…いち早くこの島から出てて正解だったよ…』ザザザ…

アナログマン『それにしても見事だったよ。ムゲンドラモンを倒すとは!君のデジモンが魔王として進化するのが楽しみだ!』

アナログマン『君達も海を越え、サーバ大陸に来るといい…君達の仲間もいるしね』プシュン…
399 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:47:37.52 ID:VorNUSfO0
〜はじまりのまち〜

さやか「結局アナログマンには逃げられちゃったって事だね…」

ジジモン「じゃが、全てのダークタワーは失くなり、このファイル島に平和が戻った。あらためて礼を言うぞい」

ほむら「でも、それも束の間の平和よ。ワルプルモンを潰さない限り、この世界に本当の安息の日々は訪れない」

ジジモン「その通りじゃな」

ブイモン「じゃあ、俺達は仲間がいるサーバ大陸に行くぜ!」

エレキモン「海を渡るんならあいつに連れてってもらうように頼んでおいたぜ!」

ヤーモン「あいつ?」
400 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 17:52:38.46 ID:VorNUSfO0
〜ファイル島海岸〜

ジジモン「ホエーモンよ〜い!」

ザバァン!

ホエーモン「お待たせしましたジジモン様」

さやか「デカっ!」

ほむら「クジラ……?」

QB「ホエーモンだよ。しかもこの大きさは完全体のホエーモンだね」

“ホエーモン”

完全体 水棲哺乳類型 ワクチン

ネットの深海に棲む巨体デジモン
デジモンの中でも最大級の体躯を持ち
巨体さ故通常のコンピュータでは解析不可能な程のデータ量を持つ
必殺技は強烈な潮を吹き出す『ジェットアロー』と
巨大な大津波を起こす『タイダルウェイブ 』

ジジモン「こやつらをサーバ大陸まで送ってやってくれ」

ホエーモン「かしこまりました」

さやか「それじゃあ、みんな元気でね」

ティラノ師匠「うむ、馬鹿弟子を頼んだぞ」

ティラノモン「いや、マジで他の大陸まで行くんすか〜?どっちでもいいけど」

ティラノ師匠「だからお前はアホなのだ!この者達と世界を見て修行をするのだ!」

ティラノ師匠「さすれば進化できるはずだ…究極のティラノモンに……」

さやか「(できるの!?)」

アンドロモン「私ハコレカラ、ウェヌスモンルートヲ攻略シヨウト思ウ」

もんざえモン「またおもちゃのまちにも遊びに来てください」

ユキダルモン「アイスサンクチュリアは僕とモジャモンも守ります」

エンジェモン「うむ、よろしく頼む」

ジジモン「エンジェモン、お主も行くのかのぅ」

エンジェモン「ええ、もし彼が再び七大魔王として災いをもたらす時はこの私が…」

ヤーモン「けっ!」

ジジモン「七大魔王か…ワルプルモン軍とやり合うなら現存する七大魔王とも戦う事になるじゃろう……」

ほむら「やはり七大魔王はワルプルモン軍にいるのね…」

ジジモン「七大魔王の一人、“強欲のバルバモン”と戦う事があれば必ず倒してくれ…」

エンジェモン「強欲を司る魔王デジモンですね」

ほむら「そのデジモンがどうかしたの?」

ジジモン「そやつは…バルバモンは…ワシの妻ババモンを…ババモンを……」

ほむら「ジジモン…?」

さやか「まさかそのデジモンに奥さんを殺されたんじゃ…」

ジジモン「NTRしたのじゃ!」
401 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/11(日) 17:55:26.33 ID:VorNUSfO0
ほむら「……」

さやか「……」

ブイモン「……」

ヤーモン「NTRって何だ?」

ほむら「さて、行きましょう」

さやか「そだね」

ジジモン「なぁぁ!待っちょくれ!必ずバルバモンからババモンを取り戻してくれ!」

ブイモン「わかったよ!覚えていたらな!」

エレキモン「がんばれよ!選ばれし少女達!」

ホエーモン「では、出発しますよ!」

さやか「いざ、サーバ大陸!」

ほむら「『出航・新大陸へ!』ね」

ザバァン!

エレキモン「行っちゃいましたね」

ジジモン「果たしてどうなることやら…」


さやか「サーバ大陸にはどんなデジモンがいるかな?」

QB「生息しているデジモンの強さはファイル島より強力なデジモンばかりだ。気を引き締めて行ったほうがいいよ?」

ほむら「(待っててね…まどか!)」


オーガモン「(こっそり密航してやったぜ!これでレオモンがいるサーバ大陸に行けるぜ!)」
402 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/11(日) 18:02:18.49 ID:VorNUSfO0
〜次回予告〜

ジジモン「さぁて、それではゆまちゃんのパートナーデジモンの投票結果の発表じゃ!」

エレキモン「思ったよりも投票数あったな。ぶっちゃけ1,2票だけで同着の投票結果になるかと思ったぜ。みんな本当にありがとう!」

ジジモン「結果はこれじゃ!」

ゴマモン:8票

ララモン:3票

レナモン:1票

パルモン:0票

エレキモン「というわけで見事ゆまちゃんのパートナーに決定したのがゴマモンだ!」

ジジモン「0票のパルモンェ……ワシミミちゃん好きなのに…」

エレキモン「この投票とは関係無くね!?」

ジジモン「じゃがゴマモンやんちゃ可愛いから許す」

エレキモン「本編登場はもうちょっと先になるから待っててくれよな!」

ジジモン「次回のデジモン☆マギカは!」

ジジモン『杏子とクルモンと!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

皆様本当にありがとうございました
次回からしばらく杏子&ゆま編になりますのでその間に登場させたいと思います
それではまた
403 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/12(月) 01:29:04.45 ID:yfUCM0mlo
おっつん
404 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:25:23.11 ID:Hcaxjnkb0
こんばんわ
今更GREEのデジモンをはじめてみました
これって課金しないとベルゼブモンとか手に入んないの?
課金したくないけど
そういやまどマギのモバゲのオリキャラ4人にデジモンを持たせるとしたらと妄想したけど
どんな魔法使うかイマイチわからんかったから服のイメージだけで考えるしかないっすかね?

投下
405 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:26:32.61 ID:Hcaxjnkb0
〜サーバ大陸・荒野〜

ギルモン「杏子ぉ…杏子ぉ?」

ゆま「キョーコ!」

杏子「…ん?ギルモン……ゆま……」

ギルモン「気がついた?」

ゆま「大丈夫?」

杏子「ああ、平気さ…ここ本当にデジタルワールドなのか?ギルモン?」

ギルモン「わかんないよぉ」

杏子「ああ、お前はモモが考えたデジモンだからデジタルワールドから来たってわけじゃなかったんだよね…」

杏子「ゲートであの究極体三体に出くわして何か妙な光が……」

杏子「そういや他の皆は!?」

ゆま「わかんない、ゆまが起きた時もゆまとキョーコとギルモンだけだったの…」

杏子「そうか…じゃあ、早速探さなきゃな」

ゆま「どうやって探すの?」

杏子「ギルモン、マミやテリアモンの臭いを探せ」

ゆま「ギルモンはワンちゃんなの!?」

ギルモン「マミ達のニオイはしない……でも別のデジモンが来るよ!」クンクン

杏子「何だって?」

メラモン「ヒャハハハハ!俺はメラメラに燃えてるぜ〜!」

杏子「メラモンか」
406 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:27:32.67 ID:Hcaxjnkb0
“メラモン”

成熟期 火炎型 データ

ネットのファイーアウォールから生まれた全身が燃え上がっている火炎デジモン
必殺技は『バーニングフィスト』

杏子「ゆま、下がってろ」

メラモン「俺は燃えているが幼女萌え属性は無ぇから安心しな!俺の目的は選ばれし少女の一人のお前の抹殺だけだからな!」

杏子「アタシの事を知っている?ワルプルモンの手下って事か?」

メラモン「覚悟しやがれ!」

メラモン『バーニングフィスト!』ボォ!

杏子「おっと!ギルモン頼んだよ!」

ギルモン『ファイアーボール!』ボッ!

メラモン「炎は好物だぜぇ!」

杏子「馬鹿!どう見たってわかるだろ!」

ギルモン「ごめん…」

杏子「しゃあない、進化してとっとと決めるよ!」スチャッ!

シーン…

杏子「あれ?」

ギルモン「どうしたの杏子?早く進化させてよ?」

杏子「おかしい、進化できねぇぞ!?」

ギルモン「なんでぇ!?」

杏子「こうなったら超進化プラグインのカードで…」

メラモン「無駄だぁ!この近辺がサーバ大陸でも試験的に設置されたダークタワーのエリア内だったのが運のつきだったな!」

杏子「ダークタワー?なんだそりゃ?」

メラモン「ここでお前のデジモンは進化できねぇって事だよ!」

杏子「へっ!進化できなくてもテメェごときアタシも戦えば…そうだ、このカードで!」

杏子『カードスキャン!シェルモン!』

ギルモン『ハイドロプレッシャー!』バシャァァァ!

メラモン「ぎゃああぁぁ!水はやめろぉぉぉぉ!」

杏子「とどめだ喰らいやがれ!」ザンッ!

メラモン「燃えつきたよ…まっ白な灰に……」

ズバァン!
407 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:28:45.08 ID:Hcaxjnkb0
杏子「やっぱここはデジタルワールドなんだな…でも、こんなデジモンがウジャウジャしてんならデジシードも狩り放題だな!」

ゆま「やっぱりすごいなぁキョーコは!ゆまも早くテイマ法少女になりたい!」

杏子「(……ゆま、アンタはテイマ法少女になろうなんて考えるな……アンタは戦うべきじゃない……)」

ゆま「でも、QBモンがいないから契約ができないんでよね……」

杏子「(だったら何でアタシはゆまをこのデジタルワールドに連れてきたんだ……?)」

ゆま「だから早くみんなを探さなくちゃね!」

杏子「(いや、あのままリアルワールドに残していればゆまはもっと酷い目に合っていたかもしれない……)」

ゆま「キョーコ?」

杏子「(だからゆまを戦わせないためにアタシがゆまを守る……!)」

ゆま「キョーコ!!」

ギルモン「杏子どうしたの?」

杏子「…悪い、ちょっと考え事をね……」

杏子「そういや、あのメラモンがダークタワーとかいうのがあるから進化できないとか言ってたな…」

ギルモン「ギルモン進化できないの?」

杏子「あの程度のデジモンなら進化しなくても余裕だけど、完全体以上だと流石にキツイかな…とにかくみんなを探すためにこの辺りを探索するか」



ブルーメラモン「相棒がやられちまった…ミヒラモン様に報告だ!」
408 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:30:10.22 ID:Hcaxjnkb0
ミヒラモン「ほう、選ばれし少女の一人を発見したのか」

“ミヒラモン”

完全体 聖獣型 データ

四聖獣に仕える“デーヴァ(十二神)”の一体であり翼が生えた虎の姿をしたデジモン
必殺技は尻尾を八角棒の三節棍に変化させた宝棒(パオバン)を地面に叩きつけて周囲に衝撃波を起こす『ヴィモーハナ』


ブルーメラモン「メラモンの奴…ダークタワーで進化できないはずの奴のデジモンにやられてしまいまして……」

ミヒラモン「ふん、あのアナログマンとかいう人間が作った物などアテにはしていなかったが進化もできないデジモンに敗れるとは情けない奴め……」

ブルーメラモン「しかし、それだけ奴等とそのデジモンは侮れないということでは……」

ミヒラモン「そうだな、なら我が直に奴等を狩るとしよう……」

ブルーメラモン「いえ!メラモンの弔いのためにここは私が!」

ミヒラモン「ふむ…では行くがよい」

ブルーメラモン「は!」
409 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:31:37.80 ID:Hcaxjnkb0
杏子「しかし…何も手がかりがねぇし、何処を探せばいいかな…デジタルフィールドの様にデジヴァイスに反応とかしないのかな?」

ゆま「キョーコ!おなかすいたよー!」

杏子「よし、じゃあオジサンが作ってくれたパン食うかい?」

ギルモン「パンクイタイ!」

ゆま「ゆまアンパンが食べたい!」

杏子「じゃあ、ゆまにはアタシが作ったアンコパンだ!」

ギルモン「ギルモンも杏子が作ったパンがいい!」

杏子「わかったわかった。まだ沢山あるからな」

ゆま「おいしい♪」モグモグ

ギルモン「うん!」モグモグ

杏子「じゃあ、アタシは…クロワッサンでも食うかな」

?「クルモンもそれ食べたいでクルー!」

杏子「うわぁ!何だコイツ!?」
410 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:33:23.93 ID:Hcaxjnkb0
“クルモン”

幼年期 聖獣型 ワクチン


杏子「何なんだこのデジモン?デジヴァイスのデジモンアナライザーシステムにはこれしかデータが出ねぇぞ?必殺技は?しかも幼年期ってTとUどっちだよ?」

クルモン「クルモンもそれほしいでクル〜」

ゆま「かわいい!ゆまのパンわけてあげるね!」

杏子「(いや、かわいいかコレ?クル〜って語尾があざとすぎて逆にウザくね?サザエさんのタラヲを彷彿させるウザさなんだけど)」

杏子「(まぁ、かわいくない上に憎たらしいQBモンよかマシかな)」

クルモン「モグモグモグ」モグモグ

ギルモン「クルモン…クルモン…」クンクン

クルモン「キャハハ!くすぐったいでクル〜」

杏子「おい、ギルモンそんなの倒してもろくなデジシードにならないぞ」

ゆま「この子倒しちゃうのキョーコ!?」

杏子「いくらアタシでも敵意を持ってないデジモンを狩る気はねーよ」

ギルモン「杏子、このデジモンからまどかのニオイがするよ!」

杏子「まどかの!?しかもそいつが羽織ってる布切れ……ちょっと見せろ!」

クルモン「クル?」

杏子「この下手でもないが上手くもない微妙な似顔絵…まどかが作った旗のヤツじゃん!」

ゆま「ほんとだ!まどかお姉ちゃんのハタだ!」

杏子「おい、お前!これ何処で見つけた!?」

クルモン「え〜と…あっちの方でクル!」

杏子「あっちって…まぁいいか、この方向に進めばまどか達がいるのかな……?」

杏子「ほら、食べ終わったなら早速行くよ!」

ギルモン「ギル!」
411 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:34:14.02 ID:Hcaxjnkb0
杏子「……」スタスタ…

クルモン「くるっくるっくるっとクルモン♪いつでもまぶしい笑顔♪」

杏子「うぜぇ!超うぜぇ!何だその歌!?つーか何でテメェまでついてくんだよ!!」

ゆま「えー!クルモンも一緒でいいじゃんキョーコ!」

ギルモン「クルモントモダチ」

杏子「ったく!あのカボチャや石コロといい何でアタシの元には変なデジモンが集まるんだよ!」

ギルモン「! 杏子!デジモンが来るよ!」

杏子「あ?」

ブルーメラモン「見つけたぞ!」

杏子「今度は青いメラモンか!?」

“ブルーメラモン”

完全体 火炎型 データ

氷属性を持った青く燃えるメラモンの亜種
必殺技は『アイスファントム』と『アイスボム』
412 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:36:13.34 ID:Hcaxjnkb0
杏子「単なる色違いの亜種じゃなくて完全体なのか!?」

ブルーメラモン「その通り、俺をメラモンと一緒にすると痛い目にあうぜ」

杏子「でも青い炎でメラモンの進化系ならデスメラモンがいるじゃん」

ブルーメラモン「うるせぇぇぇ!デジワーで先に登場した俺の方が元祖メラモンの進化系なんだよ!」

杏子「何言ってんだよ?」

ブルーメラモン「資料によっては成熟期扱いされてるだろとか、カードの後付設定乙とかのツッコミは受け付けん!それに俺は奴とは違い冷凍技を使うメラモンなのだ!」

杏子「炎か氷かはっきりしろよ」

ブルーメラモン「やかましい!相棒の仇打たせてもらうぜ!」

杏子「けっ!その相棒のようにテメェもデジシードにしてやるよ!行くよギルモン!」

ギルモン『ファイアーボール!』ボッ!

杏子「だからそいつには炎は!」

ブルーメラモン「熱ちちちちち!!」

杏子「え?やっぱ氷なのか!?」

ブルーメラモン「やりやがったなぁ!」

ブルーメラモン『アイスファントム!』

ギルモン「!」カチン!

ゆま「ギルモンがカチンコチンに凍らされちゃった!」

杏子「こういう時の対処法は心得てるんだよ!」

杏子『カードスキャン!膨張する宇宙!』

プク〜…バリン!

ギルモン「ギル!」

ゆま「ギルモンが風船のようにふくらんで中から氷をわった!」

ブルーメラモン「何だと!?」

杏子「ギルモン!進化して決めるよ!」

ブルーメラモン「アホが!ここはまだダークタワーの効力の範囲内なんだよ!」

クルモン「クッルー!」ピカァァァ!

ゆま「クルモン?」

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―
413 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:37:29.53 ID:Hcaxjnkb0
杏子「んだよ。進化できんじゃん」

ブルーメラモン「馬鹿な!?進化できるはずが……」

グラウモン「グラウゥゥ!!」

ブルーメラモン「く…くそ…!」

ブルーメラモン『アイスボム!』ボン!

杏子「んな氷玉ごと焼き尽くせ!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ゴォォォォ!

ブルーメラモン「あおぁぁぁ!ミヒラモン様ぁぁぁぁ!!」ドコォォォン!

ゆま「やったぁ!」

クルモン「やったクル!」

ミヒラモン「ブルーメラモンめ…功を急ぎこの様とは!」

杏子「誰だ!?」

ミヒラモン「我が名はミヒラモン、四聖獣に仕えるデーヴァの一人なり」

杏子「デーヴァ?四聖獣?ワルプルモンの手下なのか?」

ミヒラモン「我はただ我らを創りし神、四聖獣に従うのみ」

杏子「はん!誰の手下であろうとアタシ等の敵だって言うなら相手になるよ虎野郎!」

グラウモン「グラァ!」
414 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:39:08.68 ID:Hcaxjnkb0
ミヒラモン「……」ジリジリ…

ゆま「どうしたんだろう…?攻撃してこないよ?」

杏子「こちらの間合いを伺ってから来る気か!けど、そんな時間を与えるかよ!グラウモン!」

杏子『カードスキャン!白い羽!』

グラウモン『プラズマブレイド!!』バサッ!

ミヒラモン「ぬ!?」

ズバッ!

ミヒラモン「ぐわぁ!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボッ!

ミヒラモン「見切ったわ!」サッ!

ガブッ!

グラウモン「グラァァーッ!」

ゆま「グラウモンが噛みつかれちゃった!」

杏子「テメェ!グラウモンを離せ!」ダッ!

ミヒラモン「ふん!」

ガキン!

杏子「なっ!?コイツの尻尾、アタシの槍の様に三節棍になるのか!?」

ミヒラモン『ヴィモーハナ!!』ドゴン!

杏子「うわあっ!」

ゆま「キョーコ!!」

ミヒラモン「このまま此奴も噛み砕いてくれるわ!」

グラウモン「グワァァァ!!」

ゆま「グラウモーン!!」

クルモン「クルルー!!」ピカァァァ!

グラウモン「!!」

ミヒラモン「何!?」
415 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:40:33.00 ID:Hcaxjnkb0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―

杏子「メガログラウモン……」

クルモン「クルゥ……」ヘトッ

ゆま「クルモン?大丈夫?」

ミヒラモン「何故だ!何故ダークタワーの圏内で進化できる!?ぬおおおお!!」

ガキン!ガキン!ガキン!

メガログラウモン「そんなヌンチャク!杏子の方がもっと凄いよ!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!!』ザンッ!

ミヒラモン「ぬお!おのれぇぇぇ!!」カキン!

杏子「三節棍の先端を刺状に変化させてきやがった!あれでぶっ刺すつもりか!!」

ゆま「危ない!!」

ミヒラモン「くらえぇぇぇ!!」

杏子「一歩も引くな!メガログラウモン!!」

メガログラウモン「!」ガシッ!

ミヒラモン「ぐっ!?」

メガログラウモン「杏子!!」ブンッ!

ミヒラモン「ぬおわぁぁぁ!!」

ゆま「つかんで投げちゃった!」

メガログラウモン『アトミック!!』
杏子『ブラスター!!』

ズドォォォォォ!!

ミヒラモン「ぬおぉぉ!何故だぁ!デーヴァである我がぁぁぁぁ!!」ドコォォォン!
416 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:41:33.40 ID:Hcaxjnkb0
杏子「ふぅ…あんな厄介なデジモンばっか居るのがデジタルワールドか…ま、その分質の高いデジシードも手に入りやすいけどね!」

ゆま「キョーコ……」

杏子「ゆま、怖かっただろう?」

ゆま「こ…怖くなんか……!」

杏子「アンタが契約してもあんなデジモンと戦えないだろ?だからアンタはアンタのままでいればいい……」

ゆま「(なんで…?なんでキョーコはだめって言うんだろう…?)」


―お前なんか何も出来ないんだ!バカガキ!役立たず!!―


ゆま「(やっぱりキョーコも)」

ゆま「(ゆまのこと役立たずだって思ってるのかな……?)」

クルモン「ゆーま…?」





織莉子「ふふふ…この世界でも運命というものは変わらないものなのね……」

織莉子「“あの世界”の時の様に…私があの子の運命の輪を回させてみるのも一興かしらね……ねぇ、ピコデビモン?」

ピコデビモン「キキキキ……」
417 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/12(月) 18:43:16.87 ID:Hcaxjnkb0
〜次回予告〜

ほむら「美国織莉子…また何か企んでるようね…!」

ジジモン「今度はお主か!ここはワシ等のコーナーじゃと言っとるじゃろうが!」

ほむら「何よ、私はこのSSの主人公よ?そもそもあなた達が予告役なんて誰得だと今まで>>1も思ってたのよ」

エレキモン「主人公はまどかじゃねぇの!?スレタイのコールもまどかがやってるんだし!」

ジジモン「じゃが原作と同じくろくに活躍せずいるからのぅ、それなのに主人公(笑)」

ほむら「まどかの悪口は許さないわよ!」ジャキッ!

ドドドドド!

ジジモン「ぎゃぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「次回、デジモン☆マギカ」

ほむら『伝説の番長デジモン!』

ほむら「もうデジモンにも頼らない…」

インプモン「え!?」

エレキモン「このSS全否定すんなよ!」



今回はここまで
ブルーメラモンってカードでは完全体だったけどVジャンプのテイマーズ本では成熟期だった…
映画でも普通にキュウビモンにやられてたし

ではまた
418 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/12(月) 19:09:18.25 ID:aUs3IXs2o

バンチョーってことはマサルダイモンフラグか・・・?
419 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/12(月) 19:28:06.53 ID:fzp3pMqSO
四聖獣も敵なのか
420 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/12(月) 22:01:55.86 ID:8mpzXFrDO
ふむ、デジエンテレケイアが動き出したか
421 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/12(月) 23:16:48.08 ID:ZZ4SEB/AO
乙でした
テイマ夏映画は好きだけどギルモンがアノマロカリモン倒したりジェンがハンギョモン倒したりラストもパワーバランス無茶苦茶だったなぁ
422 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:41:51.49 ID:jtbPqKjp0
こんばんわ

>>421
ジェンってもしかしてアニキ並に強くね?
と思ってたけどその話見直したらその直後にテリアモンにも普通にやられてたんですよねそのハンギョモン
無印や02でもなんかあっさりやられてる役ばっかだし
テイマ夏映画ではタカトの従兄弟のおじいちゃんには勝ってたけど

投下
423 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:44:30.18 ID:jtbPqKjp0
〜荒野〜

杏子「だから!その旗は何処で見つけたんだよ!」

クルモン「も〜ちょっと先でクル」

杏子「とか言ってもう随分歩いたぞ……」

ゆま「クルモン怒っちゃめ!」

ギルモン「杏子はやさしい!」

クルモン「クール!ゆーま♪」

杏子「はぁ…すっかりそいつに懐かれたなゆま……」

ゆま「クルモンとゆまは気が合うんだもん!」

クルモン「気が合うでクル!」

ゆま「でしょ?」

クルモン「でしょークル!」

杏子「あぁ…そうかよ……」

ゆま「クルモン、ゆまのパートナーになろうよ!」

杏子「!」

クルモン「パトナ?」

ゆま「ゆまがクルモンのテイマーってこと!」

クルモン「クルル!?」

ゆま「えぇ!?クルモン嫌なの?」

クルモン「そじゃなくて…」

ゆま「クルモン、この前ゆまのパンわけてあげたからそう言うんじゃないけど、デジモンがテイマーにそういう態度するのはよくないよ!



クルモン「クルぅ……」

ゆま「これはお説教じゃないのよ?だからQBモンに会って契約したらクルモンがゆまのパートナーになって…」

杏子「その必要はねぇ。ゆま、お前が戦う必要はねぇんだよ」

ゆま「……」

ギルモン「そうそう、それに杏子はゆまより大きいから小さいゆまを守る!」

杏子「…ま、そんなとこだ…」

ギルモン「ギルモンもクルモンより大きいからクルモン守る!」

クルモン「なんで大きいと守らなきゃダーメ?」

ギルモン「それは……ギル?」

クルモン「……クル?」

杏子「おいおい、何やってんだ……」

ゆま「(そうだよ…小さいからってキョーコがゆまのこと守るだけじゃなくて、ゆまがキョーコのこと守ったっていいんだよ……)」

杏子「ん?むこうに村が見えるぞ!とりあえずあそこで休むか!」
424 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:46:45.59 ID:jtbPqKjp0
〜村〜

杏子「誰もいないのか?それに何か荒れてるな……」

?『マーチングフィッシィーズ!』ズバババ!

ギルモン「ギル!?」

杏子「うわっ!魚!?」

ゴマモン「タンクモンめ!これ以上この村で好きにはさせないぞ!…ってタンクモンじゃない?」

杏子「テメェ!いきなり何しやがる!」

“ゴマモン”

成長期 海獣型 ワクチン

陸上での活動が可能になり、体温を保つ毛皮で覆われた海獣型デジモン
爪は硬い氷を簡単に砕ける
必殺技は子分の小魚達を操る『マーチングフィッシィーズ』


ゴマモン「人間!?ゴメンよ。またタンクモンが襲ってきたと思ったんだよ」

杏子「タンクモンって?」

ゆま「うわぁ!アザラシだぁ!かわいい〜!」ムギュ!

ゴマモン「うわっ!何だってばよお前!離せよ!」

ゆま「ねぇ、あなたゆまのパートナーにならない?」

クルモン「クル!?」

ゴマモン「何だよパートーナーって!?」

杏子「おい、ゆま離してやれ。詳しく話を聞かせろ」

ゴマモン「タンクモンっていうのはワルプルモン軍の手先で……」
425 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:49:37.50 ID:jtbPqKjp0
〜数日前〜

ゴマモン「なぁ、今週のNARUTO読んだ?」

ガニモン「ごめん、俺ジャンプはもうワンピしか読んでねぇや。やっと魚人島編も終わりそうだな」

シャコモン「俺チャンピオン派だし、イカ娘最高!つーかみつどもえはいつ連載再開すんだよ?」

ガニモン「知らねーよ」

シャコモン「でも、ジャンプはハンタなら再開してから読んでるよ。アルカちゃんマジいーわ。アニメも見てるし」

ゴマモン「はん!竹内さんじゃないゴンなんてオイラは認めないもんね!」

シャコモン「まだ、そんな事言ってる奴いたのかよ。あの声のゴンも悪くないじゃん。それにデジモン的にはクロウォのアイル役で……」

ドカァァァン!

ゴマモン「な…何だ!?」


タンクモン「さぁ、注目注目注目だ!俺様がお前らに伝える要件はただ一つ、降伏だっ!!」

“タンクモン”

成熟期 サイボーグ型 データ

戦車の姿をしたサイボーグ型デジモン
争いごとが好きで「傭兵デジモン」の異名を持ち自らの損得で善にも悪にもどちらにも荷担する
必殺技は頭部の砲身から超強力なミサイルを発射する『ハイパーキャノン』

ゴマモン「降伏だって!?」

村デジモンA「何が降伏だ!」

村デジモンB「ふざけんな馬鹿!」

タンクモン「おやおや、降伏の意味がわからないのかなぁ?要するにお前達はデジシードになり、俺様が強くなるための糧となるのだ!」

タンクモン『ハイパーキャノン!!』

ドカァァァァン!!

村デジモン達「うわぁぁぁぁ!!」

―――――――
――――
――
426 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:51:42.81 ID:jtbPqKjp0
ゴマモン「そして村のデジモンは殆ど奴に殺されてデジシードにされてロードされちゃったんだ……」

ゆま「酷い……」

杏子「けっ…!」

ゴマモン「大人のデジモン達はオイラ達のような成長期以下の子供デジモンを優先して隠してくれたから助かったけど……」

ゴマモン「オイラ悔しいよ…オイラにも戦う力さえあればあんな奴……」

ゆま「ゴマモン……」

杏子「力の無い奴が戦おうとしたって無駄さ」

ゴマモン「なんだとぉ!」

杏子「でも、村中のデジモンをロードしたタンクモンのデジシードならきっとデジソウルの量も大量だろうね…そいつはアタシ達が狩ってやろうじゃん!」

ギルモン「杏子すなおじゃない、今の話で杏子も怒ってるからタンクモン倒したい」

杏子「はぁ!?何言ってんだよ!」

ゆま「ゴマモン、その悪いデジモンはキョーコ達が退治してくれるって!」

ゴマモン「…いらないやい、この村はオイラが……」

ゆま「ねぇ、ゴマモン。ゆまもね、なんにもできない自分がイヤなんだ…」

ゴマモン「え…?」

ゆま「いつもキョーコに守られてばっかで、何の役にも立たないゆまってずるいって思うんだ……」

ゆま「だからゴマモン、ゆまのパートナーに……」

杏子「悪い、ゴマモン。とりあえず今夜寝る場所を貸してもらっていいかな?」

ゴマモン「あーうん。今もう一人旅のデジモンが部屋が一つだけ残った宿屋に泊まってるから…オイラの家でよければ」

杏子「悪いな」

ゆま「……」
427 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 19:53:25.18 ID:+v1epqvDO
木の葉の英雄になりたいゴマモンか
428 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:53:33.56 ID:jtbPqKjp0
〜ゴマモンホーム〜

ゴマモン「さあさあ!今夜はオイラの自慢の魚料理だ!」

杏子「その手で料理できたのかよ!?つーかそれ手だったのか!?」

ゴマモン「怒るよ?」

杏子「しかもこのカラフルな魚…アンタがさっき飛ばしてた魚だよな……?」

ギルモン「いただきまーす!」ムシャムシャ…

クルモン「モグモグクル」

ゆま「ゆまお魚骨があるからきらーい」

杏子「バカヤロウ!食い物を粗末にすんじゃねぇ!」

ゆま「うう…ごめんなさい……」

杏子「…! 怒っちゃいねぇよ!ゴマモンがせっかく作ってくれたんだ。残さずちゃんと食べな」

ゆま「うん…ごめんねゴマモン……」

ゴマモン「ゆま、骨ならオイラが取ってあげようか?」

ゆま「本当?ありがとう!」

杏子「その手で取れんのかよ!?」
429 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:55:32.11 ID:jtbPqKjp0
杏子「あー!食った食った!」

ギルモン「ごちそうさまー!」

ゆま「クルモン寝ちゃったよ」

クルモン「zzzz…クル……」

ゆま「ふぁぁ…ゆまも眠い…おやすみキョーコ……」

杏子「はは…今日は随分と歩いたからな。じゃあ、アタシ等も寝るか」

ドカァァァン!

杏子「何だ!?」

ゴマモン「まさか、またタンクモンが!?」
430 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:56:57.96 ID:jtbPqKjp0
タンクモン「さぁて、また来てやったぞ家畜共!生き残りも俺が狩ってやるよ!」

杏子「テメェがタンクモンか!」

タンクモン「人間だとぉ?ミヒラモン達を倒した選ばれし少女か!なら俺様がこいつを仕留めればマクラモン様も喜ばれるな!」

杏子「仕留められるのはテメェの方だぜ!ギルモン!進化だ!」

ギルモン「ギル!」

シーン…


杏子「くそっ!また進化できねぇ!この前はできたのに!」

タンクモン「ひゃっはっはっは!この村はまだダークタワーの圏内なのにな〜にやってんのかねチミは!」

杏子「何でだ!?」

ギルモン「杏子!このまま戦うしかないよ!」

杏子「相手は成熟期、アタシとギルモンならこのままでもイケるはずだな!」

タンクモン「この村のデジモン達をロードした俺様を舐めないほうがいいぞ〜?」

タンクモン『ハイパーキャノン!!』

ドカァァァン!

ギルモン「ギルっ!」

杏子「うわっ!」

タンクモン「はっはっはっは!所詮は少女か!ヒョロっちいな!」

杏子「んだとぉ…!」ダッ!

タンクモン「近づけさせんよ!」ダダダダ!

杏子「くそっ!両腕のガトリングか!」

ギルモン『ファイアーボール!』ボン!

タンクモン「ん〜?何かしたか?」

杏子「効かねぇ!村中のデジモンをロードしただけあって必殺技の威力や防御力は完全体並か!?ギルモンを進化させねぇと勝てねぇ……」

?「人が気持ちよく寝てたのにうるせぇな!」

タンクモン「誰だ!?」

杏子「人間……?」
431 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 19:59:27.66 ID:jtbPqKjp0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=_Rq577PIG3k&feature=related

マサルダイモン「テメェがこの村を襲ってたデジモンか!そこの赤いの!悪いがこの喧嘩、喧嘩番長の俺も混ぜさせてもらうぜ!」

“マサルダイモン”

ヒューマンハイブリット体 超人型 ワクチン

喧嘩番長の異名を持つ人間型デジモン
己の熱い魂を込めた鉄拳のみを武器にして戦う
必殺技は『衝撃のファーストブリット』

杏子「なんだ、デジモンか」

マサルダイモン「ちょっと待って!俺はお前と同じ…」

杏子「いや、だってデジヴァイスのデジモンアナライザーにはデジモンとしてデータが出てるぞ」

ゴマモン「彼が宿屋に泊まっていた旅のデジモンだよ」

杏子「ほら、同じデジモンがデジモンって認めてるじゃん」

マサルダイモン「だーかーら!俺はデジモンじゃなくて…」

タンクモン「何をゴチャゴチャ言っている!」ドドドド!

杏子「うわっと!」

マサルダイモン「ちっ!お前にも喰らわしてやるぜ俺の熱い拳を!!」
432 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 20:02:47.77 ID:jtbPqKjp0
タンクモン「ヴァ〜カめぇ!俺の太くて固いハイパーキャノンに拳なんかが通用するわけねぇだろうがぁ!」

杏子「やべぇ!また来るぞ!」

タンクモン『ハイパーキャノン!!』ドカァァァン!

ゴマモン「うわぁ!」

タンクモン「太いんだよぉ!硬いんだよぉ!暴れっぱなしなんだよぉ!」

杏子「何か卑猥な言い方してるぞアイツ!?」

マサルダイモン「この野郎ぉ!」ダッ!

杏子「馬鹿!そのまま突っ込んだら…!」

タンクモン『ハイパーキャノン!!』ドンッ!

マサルダイモン「見下してんじゃねぇぇぇぇ!!」

ドコォ!

タンクモン「馬鹿な!?俺様のハイパーキャノンの弾頭を拳で受け止めただとぉ!?」

杏子「やっぱアイツ人間じゃねーじゃん…」

マサルダイモン「このままお前に返すぜ!うおおぉぉぉぉぉ!!」

ドカァァァン!!


タンクモン「ぐげ…ぐげぇ……」

マサルダイモン「そしてこれが俺の拳だぁぁぁ!!」バキッ!

タンクモン「ぐぇ!?」

杏子「殴った…!デジモンを素手で殴ったよ……」

マサルダイモン「トドメはお前らがやりな!」

杏子「よ…よし!ギルモン!」

杏子『カードスキャン!攻撃プラグインA!』

ギルモン『ファイアーボール!!』ボォッ!

タンクモン「ひゃぎゃぁぁぁぁぁ!!」ドゴォォォン!



ゴマモン「やった…!タンクモンの最後だ…!」
433 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 20:05:48.87 ID:jtbPqKjp0
ゴマモン「これで殺された村のデジモン達も報われるよ。ありがとうな、杏子、ギルモン、そしてマサルダイモン」

マサルダイモン「だから!俺はマサルダイモンじゃなくてだいも…」

杏子「いやいやいや、魔法少女でも人間が素手であそこまでやれねーよ」

マサルダイモン「まぁいいや…ところで杏子つったな?お前俺の相棒知らないか?」

杏子「相棒?」

マサルダイモン「そいつと一緒にこの別次元のデジタルワールドに迷い込んだんだけどよ…その時はぐれちまったんだ」

杏子「別のデジタルワールド?こことは違うデジタルワールドから来たのか?」

マサルダイモン「ああ、でもそれ以前の記憶がどうしてか無ぇんだよ…その相棒がどんなデジモンかも思い出せねぇ……」

杏子「それじゃぁ探しようがねぇじゃん…まぁ、アタシ等もちょっと仲間を探してんだけどよ」

マサルダイモン「そうなのか?」

杏子「あ、そうだ!クルモンちょっと来な!」

クルモン「クルぅ…?」

杏子「この似顔絵の奴等を見なかったか?」

マサルダイモン「あ、この金髪のドリルヘアの女になら会ったぜ!」

杏子「マミか!一体何処で?」

マサルダイモン「確かこの村から北の方でレオモンが率いるレジスタンスと一緒にワルプルモン軍と戦ってたぜ」

ゴマモン「北にある山の中にレジスタンスの隠れアジトがあるって噂を聞いたことあるよ」

杏子「北か…今アタシ達が進んでる方角と同じだね」

クルモン「クルぅ…クルモンまだ眠いでクル……」

ギルモン「ギルモンも眠くなってきた……」

杏子「よし、明日早速その山を目指そう」

マサルダイモン「俺はそろそろ行かせてもらうぜ!相棒を探さなきゃいけないからな!」

ゴマモン「こんな夜中に出発するの?」

マサルダイモン「昼間によく寝たからな。じゃぁな杏子!お前もダチを早く見つけられるといいな!」

杏子「ああ!縁が会ったらまた会おうな!」
434 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 20:07:25.95 ID:jtbPqKjp0
〜ゴマモンホーム〜

杏子「じゃあ、今度こそお休みだな…」ピピピピ!

ゴマモン「何か鳴ってるぞ?」

杏子「デジヴァイスに反応が!これはデジタルフィールド…?それとも誰か仲間がいるのか?すぐ近くだな……」

ギルモン「杏子ぉ?」

杏子「悪いなギルモン、今夜はまだのんびりできねぇみたいだ」

ゴマモン「でかけるのか?」

杏子「ゴマモン、ゆまとクルモンを頼む!行くよギルモン!」

ゴマモン「あ!ちょっと待ってよ!」

ガタン!

ゴマモン「行っちゃったよ……」



織莉子「本当に行ってしまったわね…かわいそうに…うふふふ……」
435 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 20:10:10.56 ID:jtbPqKjp0
〜次回予告〜

さやか「今回はさやかちゃんとブイモンが予告をやっちゃうよ!」

ジジモン「もう勝手にせい……」

ブイモン「つーかさぁ…このSSは原作のテイマーは出さないんじゃなかったのか!?」

ジジモン「何を言う!マサルダイモンは悪魔でデジモンじゃと言っとるじゃろうが!」

エレキモン「うん、悪魔でデジモンだ。だからそれ以外の原作のテイマーは出る事は無いと思うぜ」

さやか「いいんだ…まぁ、ブイモンがあたしのデジモンなわけだしこの件だけ特例だったんだよね……」

さやか「次回、デジモン☆マギカ!」

さやか『咆哮!イッカクモン』

さやか「後悔なんてあるわけがない」

ブイモン「今回のネタ的な意味で?」



今回はここまでです
立浪役はタンクモンよりリボルモンの方がよかったかなと思ったり

ではまた
436 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 20:13:27.94 ID:vkmcjJIQo
「悪魔で」って意図的な誤字?「飽く迄」が正しかったはずだけど
437 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/13(火) 20:17:51.99 ID:+v1epqvDO
マサルダイモン〜デビルフォーム〜

悪魔的な強さを持つマサルダイモンが制服の下にジャージを着たデビルカッコイイ姿だ。
438 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/13(火) 20:50:08.32 ID:MjHcysg+0

まさかのマサルデジモン扱いwwwwwまあ02でミミもデジモン紹介で紹介されてたからいいか
439 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/13(火) 22:45:07.99 ID:ZwsXc9PR0
これも全部>>418ってやつのせいなんだ
440 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:02:01.08 ID:tmfm+Rxm0
こんばんわ

>>436-437
その通り、正にアニキの強さは悪魔……すいません、各自脳内訂正でお願いします
>>438
必殺技はウンチつかみでしたね
>>439
前からマサルダイモンの要望があったためやっと出せたという感じです
ただし今後再登場させても飽くまで悪魔的な強さを持ったデジモンです

投下
441 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:03:33.53 ID:tmfm+Rxm0
〜渓谷〜

杏子「確か反応はこの辺だけど……」

メタルファントモン「クックック…よく来たな……」

ギルモン「デジモン!」


“メタルファントモン”

完全体 サイボーグ型 データ

ファントモンの体を全身機械化したサイボーグ型デジモン
別次元のデジタルワールドからのエネルギー供給で活動しており
何者かによって操られているとも言われている
必殺技はエネルギー状の鎌で敵を切り裂く『ソウルプレデター』と
怪奇音を発する『グレイブスクリーム』

杏子「死神?薄気味悪いデジモンだなお前…」

メタルファントモン「クックック……」

杏子「しかも今日は色々あってクタクタなのに、仲間の誰かいるかと思って来てみたらぬか喜びさせやがって!」

メタルファントモン「クックック…それは残念だったな……」

杏子「空気読めよな!」ダッ!

ギィン!

杏子「ビーム状の鎌!?どこのガンダムだよテメェは!」

メタルファントモン「クックック…死ぬぜぇ…俺の姿を見た者はみんな死んじまうぞぉ……!」

杏子「んな所で死ねるかよ!」

ギルモン「杏子!進化させてよ!」

杏子「ダメだ!やっぱり進化させられねぇ!」

ギルモン「そんなぁ」

杏子「ダークタワーとかいうヤツのせいなのか?だったら何であの時は進化できたんだよ!?」

メタルファントモン「クックック……!」
442 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:04:40.40 ID:tmfm+Rxm0
〜ゴマモンホーム〜

ゴマモン「アイツら…大丈夫かな…?」

ゆま「う?キョーコ…?」ムクッ

クルモン「クル…?」ムクッ

ゴマモン「あ…ゆま起きちゃったのか…」

ゆま「ゴマモン…キョーコどこ?どこに行っちゃったの?」

ゴマモン「いや…杏子は……」

フワ…

織莉子「佐倉杏子。彼女はまだ現世にいるのかしら?」

ゆま「誰…?」

クルモン「変な帽子でクル」

ゴマモン「なんだこのバケツ帽子!?オイラの家に勝手に入ってきて!」

織莉子「それとも最早死神は彼女を連れ去って仕舞ったのかしら?」

ゆま「しにがみ…?」

ゴマモン「だから誰なんだよお前!杏子が言ってた仲間か!?」

ゆま「キョーコのいる所わかるの?お姉ちゃん教えて!」

織莉子「杏子さんをお探しかしら?彼女はデジモンと戦ってそして――」

織莉子「死ぬ運命」

ゆま「キョーコ?死…?」

織莉子「見せてあげるわ、彼女の運命を」パァァ…
443 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:06:14.65 ID:tmfm+Rxm0
ギルモン「杏子!進化できないならアイツに勝てないよ!逃げよう!」

メタルファントモン「クックック…逃すと思っているのか……」

杏子「いやギルモン、よく見てみろ奴の肋骨に何か赤いのが付いてるだろ?」

ギルモン「ギル?」

杏子「きっとあれはエヴァの使徒のごとく奴のデジコア…あるいはエネルギーの供給源、どっちにしても弱点に違ぇねぇというわけだ!」

ギルモン「じゃあ、あれを壊せばあいつを倒せるんだね!」

杏子「だがアンタのファイアーボールじゃカードで攻撃力を上げてもあのコアを破壊できねぇな…」

ギルモン「近づいて直接割るしかないね」

杏子「問題は奴にどう接近するかだな…よし、このコンボで行くか!」
444 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:08:28.29 ID:tmfm+Rxm0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=PcsGWs8pzb0&feature=related

杏子『カードスキャン!白い羽根!』

ギルモン「ギル!」バサッ!

杏子「ギルモン!アタシを持ち上げて奴に接近しろ!」

ギルモン「杏子少し重いよぉ……」

杏子「あ!?マミ程じゃねぇだろ!」

ギルモン「マミに言ったら杏子怒られるよ?」

杏子「いや…下手したら殺されるな。今のは聞かなかったことにしろ」

メタルファントモン「クックック…何をしようというのかな…?」

杏子「更にカードスキャン!エイリアス!」バッ!

メタルファントモン「奴等が分身しただと…?」

杏子×3『最後はこれだ!カードスキャン!高速プラグインA!』

ギルモン×3『ギル!』シュバッ!

杏子×3『さあ!どれが本物のアタシ達だかわかるかい?』

メタルファントモン「ぬぅ……」

メタルファントモン『ソウルプレデター!』ズバッ!

フッ…

杏子「ハズレだぜ!」

メタルファントモン「! いつの間にこんな近くに!?」

杏子「今だ!ギルモン!」

ギルモン『ロックブレイカー!!』

杏子「おりゃぁぁぁぁぁぁ!!」



フッ・・・

杏子「何!?」

メタルファントモン「クックック…こっちも幻影だったというわけなのだよ……」

杏子「うしろに!?しまった!」

メタルファントモン『ソウルプレデター!』ズバッ!ズバッ!ズバッ!ザンッ!!


ギルモン「!!! 杏子!?杏子ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
445 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:10:47.76 ID:tmfm+Rxm0
〜ゴマモンホーム〜

ゆま「ママ…?パパ…?」

ゆま「!? キョーコ…?…いや!キョーコ!!キョーコがぁぁぁ!!!」

ゴマモン「ゆま!?お前!ゆまに何したんだよ!!」

織莉子「(あまり意味の無い事かもしれないけど、駄目押しで“かつての世界”でのこの娘の両親の末路のビジョンも見せてあげたわ)」

ゆま「キョ…ウ…コ……死…ん…じゃ…う……の?」

織莉子「……」ニコッ

ゆま「いや…そんなの絶対にいやぁぁぁ!!!」

クルモン「ゆま!?ゆーま!」

ゴマモン「ゆま!どうしたんだよ落ち着けよ!!」

織莉子「貴方に運命の輪を回せるのかしら?」


織莉子「かわいいだけの役立たずさん」

ゆま「!! うわああああああ!!」

ゴマモン「このバケツ!いい加減にしろよ!マーチング…」

ガブモン『プチファイアー!』ボォ!

ピコデビモン『ピコダーツ!』バッ!

ゴマモン「うわぁ!」ドサッ!

クルモン「クル!?ゴマモン!」

織莉子「役立たずな自分を変えたいかしら?」

ゆま「ゆまにも…ゆまにも力が……キョーコと同じ力があれば…」

ピコデモン「キキキ…それなら俺と契約しろ」

ゆま「あなたと…?できるの……?」

ピコデビモン「ただしお前の願いをかなえるのは俺じゃない。お前自身が願いをかなえるんだ」

ゴマモン「契約!?何の事言ってるんだゆま!」

ゆま「ゴマモン…ゴマモンも戦う力が欲しいって言ってたよね…?ゆまと一緒に…戦ってくれる?キョーコを助ける為に……」

ゴマモン「ゆま…?」

織莉子「ふふ…パートナーももう見つけたようね」

ゆま「ゆまは……」
446 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:12:15.15 ID:tmfm+Rxm0
杏子「(まいったなこれ、死ぬじゃん……しけた人生だったなぁ…)」

ギルモン「杏子!杏子ぉ!!」

杏子「(一度くらい幸せな夢ってやつ見てみたかったけど…まあいいや、もう終わりだし……)」

ギルモン「しっかりしてよ杏子ぉ!!」

杏子「(マミ…せっかくアンタとまた共に戦えるようになったのに…最後まで駄目な弟子でゴメンな……)」

杏子「(さやか…アンタの本当の願いをかなえるためにあの坊やと上手くやりなよ…元の世界に戻れたならだけど……)」

杏子「(まどか…あんたのデジモンやっと生まれたのに…どんなのに進化するかアタシも見てみたかったよ……)」

杏子「(ほむら…そういやアタシの事ホームレス中学生とか万引き少女とかわけわかんねぇ事言いやがった借りはまだ返してなかったな……)」ムカッ

杏子「(剛弘オジサン…美枝オバサン…こんなアタシを引き取ってくれてありがとう…世界を救った後でアタシなりに恩を返したかったけど…無理そうだ……)」

ギルモン「杏子ってばぁ!!」

杏子「(ギルモン…今までアンタには随分とアタシの無茶に付き合わせたね…むこうに逝ったらモモにアンタの事よろしく伝えておくよ…)」

杏子「(あ…でもアタシ、モモや母さんと同じ天国に逝けるのかなぁ…?親父と同じ地獄だったりして……)」

杏子「(そしてゆま…アンタの事守ると誓っておきながら……)」

メタルファントモン「クックック…極楽往生するための念仏はもうすんだかな…?では、これで終わりだ!」

ギルモン「!」
447 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:13:30.23 ID:tmfm+Rxm0
ゆま「ダメっ!」パァァァ!

メタルファントモン「何!?」

杏子「体が…アタシ生きてる……?」

ギルモン「杏子!ゆまだよ!」

杏子「ゆま……?」

ゆま「ゴマモン、いくよ!」

ゴマモン「ガッテンだい!」

杏子「お前…!?その格好!!」

クルモン「クルー!」ピカァァァ
448 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:14:20.16 ID:tmfm+Rxm0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ゴマモン進化ぁぁぁ!イッカクモン!!―

“イッカクモン”

成熟期 海獣型 ワクチン

極寒の地に耐えられる分厚い毛皮と頑丈な体を持った海獣デジモン
鋭い角はレアメタルの一つ「ミスリル」でできており、毛皮の下の体皮も同等の硬度を持っている
必殺技は再生可能な角を射出する『ハープーンバルカン』

ギルモン「ゆまがゴマモンを進化させた!」

メタルファントモン「何!?ダークタワーの効力で奴は進化できなかったのにどういうことだ!?」

杏子「ゆま…お前……どうして……」

メタルファントモン「だがイッカクモンなぞ素早く動く事のできない鈍足なデジモン!この鎌の格好の餌食だ!」

メタルファントモン『ソウルプレデター!』ザンッ!

イッカクモン「ぐわぁぁ!」ブシュゥゥゥ!

クルモン「きられたでクル!」

ゆま「だいじょうぶ!イッカクモン、ゆまがすぐに治してあげるね!」パァァァ!

メタルファントモン「何だと!あの傷を瞬時に治療しただと!?四肢を切り裂いてやった奴もその能力で!?」

ギルモン「イッカクモン!あいつの赤い所を狙って!」

イッカクモン「わかった!」

イッカクモン『ハープンバルカン!!』ドン!ドン!ドン!

メタルファントモン「そんな物全て切り落としてくれる!」

杏子「……!させるかよ!」

クルモン「クッルルー!」ピカァァァ!

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―
449 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:16:24.93 ID:tmfm+Rxm0
メタルファントモン「何!?奴も進化できただと!?さっきまでできなかったはずだ!」

グラウモン『プラズマブレイド!』ガキィン!

メタルファントモン「ぬぅぅ!」

グラウモン「今だよ!」バッ!

メタルファントモン「しまった!直撃する!?ぬぎゃぁぁぁぁ!」ドゴォォォン!

ゆま「やったね!イッカクモン♪」

イッカクモン「ああ!」
450 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:17:39.08 ID:tmfm+Rxm0
ゆま「キョーコ、大丈夫?」

杏子「……」

ゆま「ね!ゆまだって戦えるよ!『治癒魔法』っていう魔法なんだって!」

杏子「……」スタスタ…

グラウモン「杏子…?」

ゆま「キョーコ達がケガしたらいつでも治してあげる!えへん!」

パン!

ゆま「え…?」

イッカクモン「な…何でいきなり引っぱたくんだよ杏子!」

杏子「ゆま、何でテイマ法少女になった?」

ゆま「だって…」

イッカクモン「杏子…ゆまはお前が危ない目に会うのを知らされて……」

杏子「だってじゃねぇ!!言っただろうが!!」ガシッ!

ゆま「!!」

杏子「テイマ法少女になんかなるなって!!!」

ゆま「だって…だって…織莉子がゆった…!」

杏子「織莉子だと!?」

―かわいいだけの役立たずさん―

ゆま「ゆまは!ゆまは…やくたたず…ない…役立たずなんかじゃない!」

クルモン「ゆーま……」

ゆま「キョーコの役に立つ!言うことなんでもきく!好き嫌いだって言わない!だから…!」


ゆま「ゆまをひとりにしないで」
451 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:23:51.77 ID:tmfm+Rxm0
杏子「!」

ゆま「うう…うっ……」ヒックッヒク…

杏子「バカだなぁ…他人の為にテイマ法少女になんかなったって…何にもなりゃしないのに…!」

グラウモン「……」

ゆま「キョーコ…?泣いてるの?」

杏子「ばーか。泣いてなんかないよ…」ポフッ

ゆま「キョーコ……」

杏子「なっちまったモンはしかたねぇ…これからもっと恐い目にあうかもしれないけど覚悟はできてるんだな?」

ゆま「うん…ゴマモンもゆまのパートナーになってくれたし、ゆまがんばる!」

杏子「…アンタが結局ゆまのデジモンになってくれたんだね……」

イッカクモン「まぁ、お前達には村を救ってもらった恩があるしね。それにオイラの村の様にワルプルモン軍に苦しめられてるデジモン達がいるんだ。ゆまが与えてくれるこの力で戦うよ」

杏子「ところで誰がゆまに契約を…?さっき織莉子って言ってたな?バケツを冠った女か?」

イッカクモン「ああ、そいつと一緒にいたピコデビモンがゆまと契約したんだ」

杏子「ピコデビモン?ヴァンデモンが言ってたQBモンの契約の能力を与えたデジモンだったな。そんな奴と契約なんかしたのかよ…」

イッカクモン「このままじゃ杏子が死ぬってあいつらに言われてね……」

杏子「野郎…確かにあのままじゃアタシは死んでたけどよ……」

ゆま「でも本当にキョーコを助けられてゆまうれしんだよ?ゆまのお願いが一つかなったから!」

杏子「…ありがとな、ゆま……」

ゆま「えへへ…ほめられちゃった」

杏子「それにしても奴等もこの世界に来てたのか……」

杏子「美国織莉子…!このオトシマエは必ずつけさせてやる!」
452 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/14(水) 22:26:47.40 ID:tmfm+Rxm0
〜次回予告〜

エレキモン「今回は誰だ?」

ジジモン「もはやゲストキャラが来て予告するのが恒例なのかのぉ…」

タツヤ「あぅ〜あ」

エレキモン「たたたっくん!たっくんが来ちゃったよ!?」

タツヤ「あい?」

ジジモン「まだ舌足らずな幼児に予告をさせるのか!?」

タツヤ「…なぁ、一つ気付いたんだけどよ。聞いてくれるか?」

エレキモン「何かいきなり饒舌になったぁぁぁぁ!?」

タツヤ「俺ってゴーグルを付ければアニメのデジモンの主人公の条件を満たしてるよな?」

ジジモン「おお…名前の最初に『タ』が付くからのぅ…」

エレキモン「タイチ、ダイスケ、タカト、タクヤ、タイキ、タギル、そしてタツヤか」

ジジモン「じゃが……あやつは……」

エレキモン「あいつはゴーグル付けてないし名前も『タ』で始まらないからな」

ジジモン「というかあやつはデジモンじゃろwwwwww」

マサルダイモン「俺の事言ってるのかこのジジイィィィ!!」バキッ!

ジジモン「へぶしっ!!」ドギャァァン!

エレキモン「ジジモン様ぁぁぁ!!」

タツヤ「すぐ拳を出すのは野蛮人だぜ?」

マサルダイモン「うるせぇこのガキ!歴代主人公が揃うCDのジャケットとかで俺一人絵柄が違って浮くからっていつも後の方に小さく描かれてる俺の気持ちがわかってたまるかよぉぉぉぉ!!」ダッ!

エレキモン「うおっ!幼児相手に殴りかかっちゃったよ!?」

パシッ!

エレキモン「たたたっくん!アニキの拳を受け止めちゃったぁぁぁ!?」

タツヤ「落ち着けよ。お前も主人公の一人なら自分の個性、自分にしか持っていないモノに自信を持て」

マサルダイモン「そ…そうだな!だから俺はこのSSに出演できたんだよな!ありがとうたっくん!」

エレキモン「たっくんがアニキを言いくるめちゃったー!」

タツヤ&マサルダイモン「次回、デジモン☆マギカ!」

タツヤ&マサルダイモン『マミのレオモン様!?』

マサルダイモン「拳に宿れ、俺のデジソウル!!」

タツヤ「という訳で俺を主人公にしたデジマギ02はこのマサルダイモンを俺のパートナーデジモンにしてスタートするぜ!」

エレキモン「マジで!?」

ジジモン「」ピクピク…


今回はここまで
次回はちょっと場面を切り替えてマミさん編になります
ではまた
453 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/14(水) 22:50:05.17 ID:aZRBE5Slo
おっつー
ダイモンがデジモンなのも全部乾巧ってやつのせいなんだ
454 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/14(水) 23:03:35.72 ID:Na+YQsG8o
なそ本
455 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:43:14.41 ID:MMvyecSs0
こんばんわ
クロウォに太一が出る話の放送日が決定したそうですね
楽しみだけどその一話だけなのかな…?

投下
456 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:44:28.12 ID:MMvyecSs0
〜荒野〜

マミ「ここがデジタルワールド…?想像していたのと違うわね……」

テリアモン「マミはどういう世界を想像していたのさ?」

マミ「そうね…もっとデジタルというか…バーチャルリアリティっぽい世界という感じかしら…?」

テリアモン「何それ?」

マミ「ネットの中の電子的な異世界に来たという実感が無いのよ。私達が居た現実世界と大差無いし」

テリアモン「僕はゲームの世界からリアライズしたけどこことあまり変わらない世界だったよ?」

マミ「そうなの?ゲームの中にいたテリアモンは私から見たら、それはやっぱりゲームのキャラクターにしか見えなかったし……」

マミ「ということはこの世界に居る今の私は実感が無いだけでテリアモンと同じデータのような存在になっているのかしら?」

テリアモン「無問題〜そんなに一々あっちの事こっちの事って分けなくたっていいじゃない」

マミ「そうね…そうよね…!私は私、テリアモンはテリアモンよね!」

マミ「さてと、はぐれた皆を探さないと」

テリアモン「デジヴァイスの通信機能で連絡は取れないの?」

マミ「ダメね、繋がらないわ」

ピピピ

テリアモン「あれ?鳴ってるじゃないさ?」

マミ「いえ、これは…デジモンの反応ね!」
457 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:45:46.88 ID:MMvyecSs0
クンビラモン「チュー!クンビラモン!」

“クンビラモン”

完全体 聖獣型 ワクチン

鼠の姿をしたデーヴァの一体
強力な念動力により自分の身の丈と変わらない大きさの鋼の杵宝杵(パオツウ)を自在に使いこなして攻撃する
必殺技は、六体に分身して六亡星の結界を張り、その中に閉じこめた敵を「宝杵」で叩きつぶしてデリート(消去)してしまう『クリミシャ』

クンビラモン「チュー!お前が選ばれし少女の一人だな?我らの神の命によりその命貰い受ける!」

テリアモン「神?どうでもいいか。マミ、こんなネズミさっさとやっちゃおうよ!」

マミ「ねねねね…ネズミ……!」ガタガタ…

テリアモン「マミ?」

マミ「ネズミ嫌ぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ!

テリアモン「マミ!?ネズミ嫌いなんてそんな設定あったの!?」

クンビラモン「逃すと思っているのかチュー!」
458 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:46:43.93 ID:MMvyecSs0
〜岩場〜

クンビラモン「はぁはぁ…追い詰めたぞチュー……」

マミ「行き止まり!?テリアモン?テリアモンは何処なの!?」

クンビンラモン「お前が置いてきたんだろうがチュー!」

マミ「こ…来ないで!ネズミが近づいてくるのなら!!」

シュルル

クンビラモン「な!?なんだこれは!?動けない!」

マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!」ジャキッ!

クンビラモン「ヂュー!?」

マミ「あなたも!私も!!」

クンビラモン「なんの!デーヴァである我にかかればこのような物!」ブチッ!

マミ「そ…そんな!?」

クンビラモン「チュー!覚悟してもらうぞ!!」

?「待てい!」

クンビラモン「!?」

マミ「あの方は……!」

クンビラモン「貴様は…レオモン!!」
459 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:48:09.84 ID:MMvyecSs0
“レオモン”

成熟期 獣人型 ワクチン

正義と気高き勇者の心を持つ百獣の王の獣人型デジモン
腰に携えた刀「獅子王丸」を武器にする
必殺技は『獣王拳』


テリアモン「やっと追いついたよ……酷いよマミ、僕を置いてくなんて…ってあれは……」

マミ「レオモン…やっぱりレオモンだわ!」

クンビラモン「ワルプルモン軍に抵抗するレジスタンスのリーダーである貴様がこんな所に現れるとはな!」

レオモン「クンビラモン!このデジタルワールドを守護する四聖獣に仕えるデーヴァでありながらワルプルモン軍と共に善良なデジモンを苦しめる貴様等を許してはおけん!!」

クンビラモン「その我らの神、四聖獣がワルプルモンに協力しているのだ!なら我らはそれに従うのみ!」

クンビラモン×6『六分身!』

マミ「嫌ぁぁぁぁ!ネズミがまるで佐倉さんのロッソ・ファンタズマの様に分身したわぁぁぁぁぁ!!」

テリアモン「マミ…グロいデジモンとは戦えるのに何でネズミはダメなんだろ…?」

クンビラモン×6『くらえチュー!』

ガキン!ガキン!

レオモン「くっ!」

テリアモン「レオモンが危ない!マミ、進化させて!」

マミ「え…ええ!」
460 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:49:30.80 ID:MMvyecSs0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

レオモン「む?」

クンビラモン×6『何?ダークタワーがあるのだぞ?何故進化できる!?』


クルモン「どうしてケンカしてるんですか…?クル!」ピョコッ!


クンビラモン×6『今のデジモンは……?』

ガルゴモン『ダムダムアッパー!』ドカッ!

クンビラモン「ヂュ!?」

マミ「たいしてダメージが無いわ!あれは偽物よ、本物を見分けないと!」

ガルゴモン「だったら全部撃ちまくるだけだよ!」

ガルゴモン『ガトリングアーム!』

ガルゴモン「ダダダダダダぁ!!」ダダダダダダ!

クンビラモン×6『ヂュ!ヂュヂュ!?』パチン!パチン!

レオモン『百獣拳!!』ズゴォ!

クンビラモン×6『ヂュー!』ズバァン!

マミ「分身が消滅したわ!」

レオモン「残ったお前が本体だな!」

レオモン『獅子王丸』ザンッ!

クンビラモン「チュゥゥゥゥゥ!!」ズバァン!

ガルゴモン「やったね!」

レオモン「戦いは終わった…」

マミ「レオモン…カッコよすぎ……」
461 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:52:18.50 ID:MMvyecSs0
レオモン「君が選ばれしテイマ法少女だな?」

マミ「はい、そうです!レオモン様!」

レオモン「レオモン……様?」

マミ「獅子の王“レ・レオーネ・デジモン”たるあなたに逢えるこの日が来るのをお待ちしておりました!」

レオモン「この子大丈夫か?」

テリアモン「ちょっと変かも……」

マミ「テリアモンは黙ってて!」

テリアモン「え〜……」

マミ「レオモン様……」

レオモン「そういう目で私を見るな」

マミ「じゃあ、こういう目で……」

レオモン「…………」

テリアモン「あぁ…レオモンと言えば……」
462 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:54:13.79 ID:MMvyecSs0
〜数年前・マミホーム〜

テリアモン「マ〜ミ〜!ゲームのデジモンもいいけど、本物のデジモンの退治も行こうよー!」

マミ「ちょっと待って、このデジモンを倒せばクリアだから」カチカチッ

マミ「今よレオモン!獣王拳よ!」

テリアモン「レオモン?」

マミ「リアライズしたあなたの代わりにこのレオモンをゲームのパートナーにしてるのよ」

テリアモン「ふーん……」

マミ「ああ…やっぱりカッコイイわ…レオモン様……」

テリアモン「様…?」

マミ「現実のパートナーもレオモン様だったらよかったのになぁ」

テリアモン「え!?」ガビーン

マミ「だってテリアモン、進化すると笑いながら銃撃つから恐いんだもん」

テリアモン「も…無問題……」

マミ「冗談よ。でも、私もこのレオモンの様な正義の味方になりたいわ。誰かのために力を振るうって素敵じゃない?」

テリアモン「なれるさ、マミなら!」

マミ「ありがとうテリアモン!でも笑いながら乱射する癖は直してね?」

テリアモン「なんだよぉ。マミだって無意味にクルクル踊りながら銃撃ってるじゃないさ」

マミ「あ、やっぱりレオモン様がいいな」

テリアモン「マ〜ミ〜!」

463 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:55:12.56 ID:MMvyecSs0
テリアモン「(レオモンはマミの憧れだったからね。レオモンと同じ正義の道を志したから今のマミが有るわけで、そのレオモンが今目の前にいるから……)」

マミ「レオモン様ぁ……」

レオモン「様はよせ、とにかく君達はワルプルモン軍と戦うためにこの世界に来んだな?」

テリアモン「まぁね」

レオモン「なら、私達レジスタンスのアジトに案内しよう」

テリアモン「レジスタンス?」
464 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:56:33.76 ID:MMvyecSs0
〜レジスタンスアジト〜

アンキロモン「お!レオモンが戻ってきただぎゃ!」

“アンキロモン”

成熟期 鎧竜型 フリー

あらゆる場所から硬質の突起物が出ており
硬質化した表皮に全身を覆われた鎧竜型デジモン
必殺技はその巨体で敵を踏み潰す『メガトンプレス』と
尻尾の先の鉄球を激しく敵に叩きこむ『テイルハンマー』

マッハガオガモン「お帰りなさいませ、リーダー」

“マッハガオガモン”

完全体 サイボーグ型 データ

獣型デジモンのガオガモンが二足歩行に進化したサイボーグ型デジモン
莫大な推進力をもつロケットエンジンを背負う
必殺技は最大推力で敵を包囲し超高速連打を放つ『ガオガトルネード』と
超打撃力を誇る拳の一撃『ウィニングナックル』と
咆哮を一気に放つ超音波攻撃『ハウリングキャノン』

アンキロモン「一緒にいるのは人間だぎゃ?」

マッハガオガモン「と言う事は選ばれし少女…本当に情報通りのポイントに居たのですね」

レオモン「ああ、それと同時にデーヴァの一人も彼女に襲い掛かってた」

テリアモン「そいつは僕とレオモンで倒したけどね〜」

マッハガオガモン「流石ですリーダー」

アンキロモン「お前もやるだぎゃな」

マミ「リーダーって?」

アンキロモン「レオモンはワルプルモン軍に対抗するレジスタンスのリーダーだぎゃ」

マミ「デジタルワールドに住むデジモンもワルプルモンと戦ってたのね……」

マッハガオガモン「リーダーは私達のようなワルプルモン軍に抵抗する意志を持つデジモンを統率するためにファイル島からこのサーバ大陸に渡ってきたのだ」

テリアモン「やっぱ凄いんだね、レオモンって」

レオモン「しかし私の故郷であるファイル島では今、島の全体にダークタワーが建設され島のデジモン達が苦しめられているという話も聞いた」

レオモン「島にはジジモン様やエンジェモンが居るから心配は無いと思いたいが……」
465 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 22:57:51.12 ID:MMvyecSs0
マミ「ダークタワー?そう言えばさっきのネズミデジモンもそんな事言ってたけど……」

マッハガオガモン「ワルプルモン軍がデジモン達から進化のために必要なデジソウルを吸い上げるために建てられた黒い塔だ」

レオモン「このサーバ大陸でも試験的に一基ダークタワーが建てられてこのエリア周辺のデジモン達のデジソウルが奴等に奪われている」

マミ「デジソウルはデジモンの進化のために必要なものなのにそれを無理矢理奪い取ろうとするなんて……」

レオモン「私達はダークタワーがあるエリアに攻め込む作戦を立てていたのだが、丁度君達選ばれし少女達がこのデジタルワールドに来る

という情報を仕入れてな」

マミ「そんな情報が?」

テリアモン「どうして僕達が来るなんてわかったのさ?」

マッハガオガモン「これはワルプルモン軍に潜入させたスパイから仕入れた情報なのだが…君達がこの世界に来るのがわかったのは予知能

力を持つ者によるものかららしい」

マミ「予知能力…まさかね……」

レオモン「そこでなんだが、そのダークタワーの破壊作戦に君達の力を貸してくれないだろうか?」

マミ「もちろん喜んで!私達の世界もこの世界も救う為に来んですもの!」

テリアモン「僕もOKだよ〜」

レオモン「ありがとう…共に戦おう!」

マミ「私達とレオモン様が一緒になればもう何も恐くないわ!」

レオモン「だが…そのレオモン『様』はやめてくれないか」

アンキロモン「その前にこの世界に来てから何も食ってないだぎゃ?今飯を出させるだぎゃ」

デジタマモン「はいはい、お待たせしましたよ。私このアジトで調理の担当をしているデジタマモンです。よろしく」

“デジタマモン”

完全体 パーフェクト型 データ

デジタマの姿をしたデジモン
必殺技は敵の精神を破壊してしまう『エニグマ』と
暗黒の球体『ナイトメアシンドローム』
466 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:00:40.07 ID:MMvyecSs0
デジタマモン「以前はレストランを営んでいたのですが、ワルプルモン軍のデジモンに無銭飲食されたりで結局潰されましてね。レオモンさんに拾ってもらいここで働かせていただいてるんですよ」

テリアモン「苦労したんだね」

デジタマモン「レオモンさんには本当に感謝してますよ。そんなに勇敢ならファイル島に残してきた彼女とかもいたんでしょ?」

レオモン「ま…まぁ…この戦いが終わって島に戻ったら一緒になろうと誓った奴なら……」

マミ「えぇ!?故郷にレオモンの恋人いるの?ちょっとショックね……」

テリアモン「(いや、それ死亡フラグっぽいよ!?というかマミ、お父さん獣姦はいけないと思いますよ!?)」

アンキロモン「レオモンはモテルだぎゃなぁ。リア充爆死しろぎゃ」

テリアモン「(いやいや、マジでしそうだからやめてあげて!!)」

デジタマモン「さぁて、今日のメニューはステーキとパインサラダです」

テリアモン「(何そのマクロス的死亡フラグメニュー!?マジでやばいよ!?)」

マミ「このステーキって…何の肉?まさかデジモンの……?」

デジタマモン「畑で採れた肉ですが何か?」

マミ「肉って畑で採る物なの!?」

デジタマモン「はい、ベジーモン農業による産地直送の新鮮な肉ですよ」

マミ「これがデジタルワールドのカルチャーショックなのかしら……」

レオモン「では、いただこう……」

レジスタンスデジモン「大変だ!ワルプルモン軍にこのアジトを発見されたぞ!!」

レオモン「何!?とうとうこのアジトが見つかってしまったか!」

アンキロモン「飯食ってる場合じゃないだぎゃ!」

レオモン「出陣だな!」

マッハガオガモン「イエス、リーダー!レッツパーリィ!!」

テリアモン「ちょっと待って!ステーキは…ステーキだけは残しちゃダメだよ!!」
467 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:02:45.82 ID:MMvyecSs0
サンティラモン「ここか…レジスタンスのアジト……祭りの場所は……」

“サンティラモン”

完全体 聖獣型 ウィルス

蛇の姿をしたデーヴァの一体
デーヴァの中でも最も狡猾で残忍
口から光で出来た鉾の宝鉾(パオグー)を出し、尾でからめて器用に振り回す
必殺技は体を大きく振って勢い良く吐き出した宝鉾で敵を貫く『クリシュナ』



シンドゥーラモン「全テハ我等ノ神ノタメニ」

“シンドゥーラモン”

完全体 聖獣型 データ

雄鶏の姿をしたデーヴァの一体
防御の際は丸い鎧の中に頭や羽根を引っ込めてしまう
クンビラモンと同形の宝杵(パオツゥ)を背負い、そこから強烈な電撃を放出する『プーヤヴァーハ』を必殺技とする


レオモン「デーヴァがニ体同時か!」

サンティラモン「レオモンか…正義面しててイライラさせやがる……」

シンドゥーラモン「例ノ選バレシ少女モ一緒カ、マトメテ滅シテクレル」

マミ「自分達より強い者が目障りなのかしら?いじめられっ子の発想ね!」

サンティラモン「お前もイライラするな……」

コカトリモン「シンドゥーラモン様!我らもいる事もお忘れなく!」

“コカトリモン”

成熟期 巨鳥型 データ

羽根が退化し飛べなくなったかわりに2本の脚が巨大に発達した巨鳥型デジモン
必殺技は敵を石化させる熱線を放つ『ペトラファイアー』


コカトリモン「我らこそシンドゥーラモン部隊の鳥デジモン軍団だぎゃ! 」

ムーチョモン達「クェェェ!!」


“ムーチョモン”

炎属性を持つペンモンの亜種
ペンモンとは対照的に温かい場所に生息する
必殺技は『アーデントフレア』
468 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:03:44.06 ID:MMvyecSs0
テリアモン「鳥がいっぱいだぁ……」

レオモン「私とマッハガオガモンは2体のデーヴァを!マミとテリアモンとアンキロモン達は鳥デジモン達を頼む!」

マッハガオガモン「イエス、リーダー!」

アンキロモン「だぎゃ!」

マミ「まかせて!」

マミ『ティロ・ボレー!』ドドドド!

テリアモン『プチツイスター!』クルルル!

ムーチョモン達「ギョエェェェ!?」ドコーン!

コカトリモン「中々やるだぎゃな!」

アンキロモン「お前!その語尾俺と被ってるだぎゃ!」

コカトリモン「何を言うぎゃ!こっちの方が先だぎゃ!」

アンキロモン「アニメじゃ一話限りのキャラが何を言うだぎゃ!」

アンキロモン『メガトンプレス!』ドッ!

コカトリモン「重そうに見えて結構飛ぶだぎゃ!?俺は羽が退化して飛べないのに!」

アンキロモン「踏みつぶしてやるだぎゃ!」

コカトリモン「だが甘いぎゃ!」

コカトリモン『ペトラファイアー!』ビー!

アンキロモン「!?」カキン!

ズドォン…

テリアモン「ああ!アンキロモンが石にされちゃったよ!?」

マミ「あれがコカトリモンの必殺技なのね!」
469 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:05:11.16 ID:MMvyecSs0

シンドゥーラモン「グェェェェェェ!!」ビリビリ!

マッハガオガモン「くっ!コイツは電撃を使うのか!」

レオモン「奴はコカトリモンと違ってちゃんと飛べるようだな」

マッハガオガモン「空中戦は私にお任せを!」シュゴォォ!

レオモン「なら私の相手はお前だなサンティラモン!」

サンティラモン「イライラするんだよ……このイライラを消すために楽しませろよレオモン……」

レオモン『獣王拳!』ドォ!

サンティラモン「ふん……」バシィ!

レオモン「私の獣王拳が奴の尾に弾き消された!?」

サンティラモン「所詮は成熟期か……」

マッハガオガモン『ウイニングナックル!』ドカァ!

シンドゥーラモン「グエェ!?グ…グエエェェェェ!!」ゴゴゴゴ…

マッハガオガモン「何!?奴が巨大化しただと!」

シンドゥーラモン「貴様等ノアジトノ電力ヲ頂イタ…!」

マッハガオガモン「電気を吸収したのか!」

シンドゥーラモン『プーヤヴァーハ!』ビリビリビリ!

マッハガオガモン「ぐわぁぁ!!」
470 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:06:09.08 ID:MMvyecSs0
コカトリモン「さぁ、お前達も石にして漬物石に使ってやるだぎゃ!」

テリアモン「マミ!進化させてよ!」

マミ「さっきからやろうとしてるけどできないのよ!」

コカトリモン「ダークタワーによりこの辺り一帯では進化できない事をレオモンから聞かなかったぎゃ?」

マミ「そんな…それならさっきは何で…?」

コカトリモン「喰らうぎゃ!ペトラ…」


?「ちょっと待ちな!」

コカトリモン「ぎゃ?」
471 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:07:46.86 ID:MMvyecSs0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=_Rq577PIG3k&feature=related

マサルダイモン「喧嘩祭りと聞いちゃあ、喧嘩番長たるこの俺が黙ってられねぇ!俺も祭りに参加させてもらうぜ!!」

テリアモン「人間!?」

マミ「いえ…デジヴァイスにはデジモン反応が!」

マミ「マダルダイモン…ヒューマンハイブリット体、超人型……ヒューマンハイブリット体って何なのかしら?」

マサルダイモン「待てよオイ!俺はデジモンじゃねぇ!お前と同じれっきとした…」

マミ「え?でも……」

コカトリモン「ええい!いきなり何なのぎゃおみゃーは!」

マサルダイモン「コカトリモン…?何か思い出せそうだけど…まぁ、いいか。ここからは俺とお前のタイマンだぜ!」

マミ「タイマンって!?あなた本当にデジモンじゃないなら……」

マサルダイモン「漢の喧嘩は常に命掛け!死ぬ事恐れた時点でそいつはすでに負けてるんだよ!!」ダッ!

コカトリモン「だぎゃ!?」

テリアモン「コカトリモンに乗っかった!」

マサルダイモン「オラオラぁ!!」バキッ!バキッ!ドカッ!!

コカトリモン「痛い!痛いだぎゃ!!」

テリアモン「殴ってるよ!乗っかって素手で殴ってるよ!?」

マミ「やっぱり人間じゃないのかしら……?」

コカトリモン「降りろだぎゃぁぁぁ!!」バッ!

マサルダイモン「おわっ!?」ブンッ!

テリアモン「放り投げられた!」

マミ「危ない!」

シュルル!

ポフッ!

マサルダイモン「お!何だこの黄色いの!?あの女が出してくれたのか?」

マミ「ここは私が決めさせてもらうわよ!」

マミ『ティロ・フィナーレ!』ドンッ!

コカトリモン「えびふりゃぁぁぁぁぁ!!」ズバァン!

マサルダイモン「なんだよ!タイマンだって言ったろ!」

テリアモン「それよりレオモンとマッハガオガモンも危ないよ!」

マサルダイモン「マッハガオガモン……?…レオ…モン……?何か頭に引っ掛かるが…違うな、俺の探してるデジモンじゃねぇな」

マミ「探してるデジモン?」

マサルダイモン「漢のタイマンに水をさしたくねぇがしょうがねぇ!助太刀するぜ!!」ダッ!
472 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:13:28.06 ID:MMvyecSs0

サンティラモン「ふん…!」ニュルニュル

レオモン「何!?しまった!」

サンティラモン「このまま締め付けてやるよ…!」

レオモン「ぐ…ぐおお…!」ギチギチ

マサルダイモン「させるかぁぁぁ!!」バキッ!

サンティラモン「ぐっ!?」ドサッ!

マサルダイモン「ほら!お前の喧嘩だったんだろ!」

レオモン「ぬ?うむ…!」

サンティラモン「イライラさせやがる……!」

サンティラモン『クリシュナ!』シュバッ!

マサルダイモン「何か刀を飛ばしてきたぞ!?」

レオモン『獅子王丸!』ガキン!

サンティラモン「!」

マサルダイモン「お!刀で刀をはたき落とした!やるな!」

レオモン『獣王拳!!』ドォ!

サンティラモン「うお…おお……!」ズバァン!

マサルダイモン「次はお前だ!ニワトリ野郎ぉぉぉぉ!!」ダッ!

マミ「あの跳躍力…やっぱ人間じゃなくてデジモンよね……?」

シンドゥーラモン「!?」バキッ!

バシャン!

マッハガオガモン「奴が池に落ちた…!」

シンドゥーラモン「ゴゲェェェェ!!」ズバァン!

マサルダイモン「何だ?池に落ちたら勝手に消えたぞ!?」

マッハガオガモン「電気を吸収しすぎたせいで自滅したのだろう」
473 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:15:14.28 ID:MMvyecSs0
レオモン「助けられたな…だが、何者だ?見たことの無いデジモンだが……」

テリアモン「マサルダイモンっていうデジモンだってさ」

マサルダイモン「だからデジモンじゃねぇ!!俺は…まぁ、いいや。俺は相棒を探さなきゃいけないからな、じゃあな!」ダッ!

アンキロモン「行っちまっただぎゃ」

マミ「何だったのかしら…?テイマ法少女じゃないみたいだし…やっぱりデジモン?見た目は人間なのに……」

レオモン「見た目だけなら人間と変わらないデジモンもいるさ」

マミ「そう…」
474 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:16:42.65 ID:MMvyecSs0
〜レジスタンスアジト〜

マッハガオガモン「場所が奴等に知れてしまったのではこのアジトはもう使い物になりませんね」

アンキロモン「このままダークタワーに攻め込むだぎゃ?」

マミ「ちょっと待って、その前に私の仲間を探したいんだけど」

レオモン「マミ以外の選ばれし少女か…何か情報があればな……」

デジタマモン「レオモンさん、たった今入った情報ですよ。デーヴァの一人のミヒラモンが人間が連れたデジモンに倒されたようです」

マミ「人間!?そのデジモンはどんなデジモンだったの?」

デジタマモン「それが人間とデジモン共々赤かったと……」

テリアモン「両方とも赤い…杏子とギルモンだよ!」

マミ「二人は何処に!?」

デジタマモン「ここから南の村の先の方だと…それにその人間達もこちらの方に向かってきているとの事です」

レオモン「よし、では彼女達を迎えてから作戦を実行しよう」

マミ「佐倉さん達が加われば上手く行くわね…!」
475 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/17(土) 23:21:16.22 ID:MMvyecSs0
〜次回予告〜

まどか「ティヒヒ!こんばんは、このSSの真の主人公の鹿目まどかだよ」

エレキモン「まどっちキター!」

まどか「おじいちゃんこの前わたしの事『主人公(笑)』って言ってたんだってね?ほむらちゃんから聞いたよ?」

ジジモン「いや…あれはその…言葉のアヤで……」

まどか「うん…>>1もぶっちゃけ扱いに困ってたらしいんだよね…デジタマが生まれないと魔法少女にすら変身できない設定にすりゃよかったとか……」

エレキモン「い…いや、デジメンタルを出したりとそれなりに活躍してんじゃん!」

まどか「その後魔法少女に変身できなくなったし…そして、デジタルワールド編になってからわたしの出番全く無いし……」

エレキモン「いやいや…原作同様最後の最後で大活躍するはずさ!」

ジジモン「その前に>>1がこのSS書くの飽きるかもしれんがの」

エレキモン「黙れジジイ!!」

まどか「次回、デジモン☆マギカ!」

まどか『ダークタワー攻略作戦!』

まどか「この話の後はいよいよわたしのお話だからそれはとってもうれしいなって」


今回はここまで
ちゃんと責任を持って完結させる気はあるので見てくださっている方はこれからもよろしくお願いします
ではまた
476 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/17(土) 23:22:07.05 ID:SRzM8Fa9o

もう全部マサルダイモンでいいんじゃないかnゲフンゲフン
477 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/17(土) 23:25:37.35 ID:NnC44viVo
んなのリリスモンにチョ・ハッカイモンにサンゾモンに……女性型デジモンしか思い浮かばんぞ。
478 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/17(土) 23:49:03.58 ID:qNY0C9BDO
あれ?サンティラモンは白かったはずなのに紫色なサンティラモンだったな

柿崎ぇ
479 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/18(日) 00:15:02.51 ID:uBrF1WyB0
守りの要(笑)以外のロイヤルナイツとオリンポス十二神の出場予定は?
480 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/18(日) 22:24:48.29 ID:6oxpPedWo
>>1は結構ライダーが好き
ちぃおぼえた!
481 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:10:25.67 ID:hgXeZJHD0
こんばんわ

>>476
今日のクロウォに出てきたラーメン屋の息子、名前がマサルなのに声が伊織でしたね

>>477
先週公式サイトの図鑑に追加されたキャプテンフックモンもモロ人間ですねしかも人間型デジモンでも珍しい男性の

>>478
このサンティラモンは杏子と絡ませるべきでしたかね?

>>479
ロイヤルナイツはパートナーが進化する奴以外のも登場する予定ですがオリンポス十二神は…どうしよ?
一体だけとあるオリンポスデジモンは登場させる予定があるのですが

>>480
そして龍騎の中では王蛇大好きです

投下
482 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:13:17.00 ID:hgXeZJHD0
〜ゴマモンの村〜

ガニモン「行っちまうのかよゴマモン?」

シャコモン「いいよなぁ〜幼女テイマーのデジモンになれて…俺なんて02じゃあむさい中華三兄弟のパートナーだったし麻婆豆腐……」

ガニモン「その語尾の中華三兄弟ちゃうだろ。それじゃあガブモン声のボーガーの中華三兄弟じゃねーか青椒肉絲」

杏子「何言ってやがる、ゴマモンはあのタンクモンなんかよりもっと強ぇデジモンと殺り合いに行くんだよ杏仁豆腐」

ガニモン「そんな……大丈夫なのかよ八宝菜?」

ゴマモン「平気さ!何たってゆまがオイラのテイマーだからな!」

ゆま「うん!それにゴマモンがケガしたらすぐにゆまの魔法で治してあげられるし!」

杏子「(確かにゆまの治癒能力はさやかのより強力で、何より陸上じゃほとんど機動性が無いイッカクモンとは相性が良い能力かもしれねぇな……)」

杏子「(だけど、ゆま…こんな世界に連れてきて思うのもアレだけど、やっぱりアンタを戦いに巻き込みたくなかった……だからアタシは……)」

クルモン「キョーコ?どうしたでクル?」

杏子「ん?何でもないよクルモン」

杏子「(クルモン…そういやギルモンが進化できる時っていつもクルモンがそばに居る時だったような…昨日もゆまと一緒にクルモンが来てから進化できるようになったし…いや、まさかな……)」

ゴマモン「じゃあみんな、元気でな!」

杏子「…それじゃあ、マミが居るレジスタンスのアジトを目指すか!」

ギルモン「ギル!」
483 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:14:13.97 ID:hgXeZJHD0
〜レジスタンスアジト〜

マッハガオガモン「あのデーヴァの襲撃から日数が経ったが……」

アンキロモン「このアジトが知られたからワルプルモン軍がどんどん攻めてくるようになっただぎゃ!」

オロチモン「ファッファッファ……」

“オロチモン”

完全体 魔竜型 ウィルス

8本の頭部を持つ巨大な魔竜型デジモン
必殺技はアルコールを含んだ息で敵を酔わせて酩酊させてしまう『酒ブレス』と
尻尾の先が切れ味の鋭い刃になり敵を切り裂く『アメノムラクモ』
484 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:15:21.37 ID:hgXeZJHD0
マミ「ごめんなさい!だけど佐倉さんが来るまでここを離れるわけにはいかないの!」

テリアモン「というかまたヘビデジモン〜?」

デジタマモン「アイツ厨房にあった酒を全て飲み尽くしてしまいましたよ!!」

レオモン「不味いな…オロチモンは酒を飲めば飲むほど力が増すと言われている……」

オロチモン「そこの娘はワシのお酌をしてもらうために頂くかの……」

マミ「生憎だけど私はクシナダではなく、あなたを討つスサノオよ!!」

マミ『ティロ・フィナーレ!』ドンッ!

マッハガオガモン『ハウリングキャノン!』ドォォ!

レオモン『獣王拳!』ドォ!

オロチモン「儚いものだ……」

テリアモン「効いてない!」

デジタマモン「ああ…やっぱり酒でパワーアップしてるんだ…!」

アンキロモン『メガトンプレス!』ダッ!

オロチモン『アメノムラクモ!』バシン!

アンキロモン「だぎゃぁぁ!」ドサッ!

テリアモン「くそぅ…せめて僕が進化できれば……」

ピカァァァ!

マミ「デジヴァイスが!進化できるの?」
485 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:17:09.89 ID:hgXeZJHD0
―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

ガルゴモン「やった!進化できた!」

杏子「マミー!」

グラウモン「ガルゴモーン!」

マミ「佐倉さん!それにゆまちゃんも!」

ガルゴモン「グラウモン!あれ?そっちの二人は?」

杏子「自己紹介は後にしな!この蛇野郎を倒す事が先だろ!」

マミ「そうね!あの頭を一つずつ狙っていきましょう!」

グラウモン『プラズマブレイド!』

杏子「でやあぁぁぁ!!」

ズバァン!

杏子「まずひとつ!」

レオモン『獅子王丸!』

マッハガオガモン『ウイニングナックル!』

ズバァン!

レオモン「二つだ!」

マミ『ティロ・ボレー!』

ガルゴモン『ガトリングアーム!』

イッカクモン『ハープンバルカン!』

ズバ!ズバァン!

ガルゴモン「3つ目と!」

マミ「クワトロよ!」

イッカクモン「バジーナ?」

アンキロモン『テイルハンマー!』

ゆま「ゆまもハンマー!」

ズバ!ズバァン!

ゆま「いつつと!」

アンキロモン「6つだぎゃ!」

デジタマモン「では7つめは私が…」

デジタマモン『ナイトメアシンドローム!』

ズバァン!
486 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:17:51.64 ID:hgXeZJHD0
杏子「残った頭はあの黒いのだけだな!」

レオモン「おかしい…酒で強化されているはずなのにあっさりと……」

オロチモン「流石レオモン、察しがいいな……お前たちが潰した首はただのダミーだ!」

グラウモン「え?なに?」

シュゥゥゥ…

マミ「首が…再生した!?」

オロチモン「ファッファッファッファ!」

マッハガオガモン「あの中央の黒い首だけを狙わないと無意味か!」

ガルゴモン「だけどお酒でパワーアップしているアイツに攻撃が通じるの?」

杏子「酒でパワーアップだぁ!?」

ゆま「このままじゃ負けちゃうよ!ほかの戦いかたをしないと!」

マミ「他の戦い方……?そうだわ、このカードで!」
487 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:19:34.80 ID:hgXeZJHD0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=PcsGWs8pzb0&feature=related

マミ『カードスキャン!レディーデビモン!!』

杏子「レディーデビモン!?」

ガルゴモン「う…うおぉぉ…!」

ガルゴモン『プワゾン!』プシャァァ!

オロチモン「ぐ!?ぐわぁぁぁぁぁ!!」ズバァン!

アンキロモン「オロチモンが破裂しただぎゃ!」

レオモン「そうか!レディーデビモンのプワゾンは相手のエネルギーデータをダークエネルギーに変換して内部から破裂させる技!」

マッハガオガモン「オロチモンの酒による過剰なパワーアップを逆手に取ったというわけか!この前のシンドゥーラモンと同じ様に!」

杏子「さすがマミ、機転が効くな!」

マミ「ゆまちゃんの言葉のおかげよ…ってゆまちゃん……あなたテイマ法少女に……!」

杏子「ああ…実はな……」

―――――
―――
――
488 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:21:51.09 ID:hgXeZJHD0
マミ「そう、美国織莉子が……」

杏子「ああ、奴もこの世界に来てたみてぇだ。もう一人の眼帯の呉キリカだったか?奴も恐らく一緒だろう」

マミ「それなら私がこの世界に現れる場所を示したワルプルモン軍の予知能力者もやはり彼女だったのね…」

杏子「アイツ等ワルプルモン軍と手を組んでいるのか!?」

マミ「そう考えるしかないかもしれないわね」

杏子「だけど…ゆまを契約させたのは何を考えての事だ…?」

マミ「そうね…敵を増やすだけですものね…それにこんな小さな子がこれから……」

ゆま「てぇーい!」バッ!

マミ「きゃっ!?」

ゆま「ゆまはちゃんと戦えるよ!さっきだって見たでしょ!!」

杏子「だからってスカートめくるこたぁねぇだろ…マミの奴マジ泣きじゃんか」

マミ「しくしく……」

ゴマモン「見た!?」

アンキロモン「結構派手だったぎゃ!」

テリアモン「僕はいつもマミと一緒にお風呂入ってるから何とも思わないけどね〜」

ゴマモン&アンキロモン「マジでぇ!?」

ギルモン&クルモン「?」

レオモン&マッハガオガモン「むぅ……」

ゆま「それにゆまのお願いは…」

杏子「はいはい、わかってるよ。ありがとね」

ゆま「えへへ…」

レオモン「マミ…もういいか…?」

マミ「う…うん……それじゃあ、佐倉さん達がやっと来た事ですし…ダークタワー攻略作戦を始めましょう!」
489 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:23:20.70 ID:hgXeZJHD0
〜ダークタワー設置基地〜

ヴァジラモン「レオモンと選ばれし少女達がいよいよここに攻めて来るそうだなパジラモンよ」


“ヴァジラモン”

完全体 聖獣型 ワクチン

牛の姿をしたデーヴァの一体
腰に携えた二本の巨大な宝剣(パオチェン)を武器にする
必殺技は前足と上体を使って二振りの宝剣を地面に叩きつけ、前方50メートルにわたる地割れを起こす『ローダ』
その際に地中から吹き出す衝撃波で飛ばされた岩も、周りにいる者にダメージを与える

パジラモン「奴等は既に四体もの我が同胞を仕留めている。油断はできないわよメェ〜」

“パジラモン”

完全体 聖獣型 ウィルス

羊の姿をしたデーヴァの一体
背中に携えた弓矢、宝弓(パオゴン)を武器にする
必殺技は強烈な鳴き声で敵を永遠の眠りに誘う『ヴァフニジュヴァーラ』

?「そうだな、テメェらのような牛と羊じゃぁ肉にされて食われちまうのがオチだな!」

ヴァジラモン「何だと?人間風情が」

?「まあまあ、私達も協力してあげますから感謝するのですわ」

パジラモン「ふん、本来ならばこんな人間の作った塔など同じ人間である貴様らが守ればいいのだわメェ〜」

ヴァジラモン「我等の神の命でなければこんな任務など」

?「(馬鹿が!そのテメェらの神もアナログマンのオッサンが開発したプログラムで操られている事も知らねぇで!)」

ヴァジラモン「! 来たようだな!」
490 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:26:04.32 ID:hgXeZJHD0
マミ「あれがダークタワーね!」

マッハガオガモン「デーヴァも2体いるようだな」

杏子「牛と羊か、そういやデーヴァって何だ?」

レオモン「四聖獣に仕える十二体のデジモン達だ」

ガルゴモン「げぇ…あんなのが12もいるのかぁ〜」

アンキロモン「だけどすでに俺達が3体も倒してるだぎゃ」

レオモン「そして杏子が倒したミヒラモンもデーヴァだ」

杏子「ああ、あの虎野郎か。確かそんな事言ってたな」

マミ「佐倉さんが倒した虎のデーヴァに、私達が倒した鼠、蛇、鳥、そしてあの牛と羊のデジモン…まるで十二支ね……」

ゆま「じゅうにし?」

マミ「干支の事よ。年賀状とかに動物の絵を描いたり、寅年や卯年って言ったりするのはゆまちゃんも知ってるでしょ?」

ゆま「うん!今年はうさぎさんのとしで来年はたつどしだね!」

杏子「けど、もう4匹も倒してるって事はそのデーヴァはもう3/4って事だな!」

グラウモン「杏子、2/3だよ」

杏子「え?12匹から4引いて8匹だから…あ、そうか!」

マミ「……佐倉さん、グラウモンに訂正されるのはどうかと思うわよ」

杏子「……リアルワールドに戻れたらちゃんと学校に通うよ。他の奴に頭悪いって馬鹿にされるのも結構いいかもな……」

レオモン「その台詞はフラグっぽいから言わないほうがいいぞ」

ガルゴモン「(アンタが言う!?)」

杏子「ま…まぁ、あの牛と羊をヤレば半分も倒したって事になるだろ!やってやろうじゃん!」

ゆま「おー!」
491 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:27:22.77 ID:hgXeZJHD0
パジラモン「随分と舐められたものねメ〜」

ヴァジラモン「妙だ…奴等のデジモンが進化してるぞ?このダークタワーの真只中で……」

?「へっ!だが進化できねぇ弱ぇままじゃ面白くねぇだろ!」

ヴァジラモン「ふん、そこは同感だな…!」

杏子「おい、マミ!よく見たら人間が居るぞ!?」

マミ「あの二人…まさか、この前のと同じ人間型デジモン……?」

?「失礼ですわね、正真正銘今は人間ですわ」

マッハガオガモン「今はだと?」

ナナミ「自己紹介が遅れましたわね、私の名前はナナミ。そして彼は聖(こうき)ですわ」

聖「お前もスナック食うか?やんねーけどな!」

杏子「いらねーよ!」

マミ「あなたもテイマ法少女?」

ナナミ「それも違いますわ。私達はもっと素晴らしい力を手に入れたんですもの!」

レオモン「素晴らしい力だと?」

ナナミ「見せてあげますわ、聖!」

聖&ナナミ『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!
492 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:28:50.39 ID:hgXeZJHD0
ダークドラモン「さぁて、俺の自伝に新たなページを加えるとするか」

ダークドラモン「名づけて『選ばれし少女ダークタワー前大虐殺』!!」

ロトスモン「うふふふ、相変わらず殺伐としたお題が好きなんですね」

マミ「デジモンが人間に……」

杏子「進化しやがっただとぉ!?しかも奴等、ゲートでアタシ等を襲ったあの時のデジモン!!」

レオモン「あれが噂で聞いたバイオエヴォリューションシステムか…!」

マミ「バイオエヴォリューションシステム?」

マッハガオガモン「ワルプルモン軍に協力している人間の科学者が開発したものだ!」

ダークドラモン「このダークタワーもそのオッサンが開発した物だぜぇ!」

マミ「美国織莉子の他にもまだワルプルモンに協力している人間がいるのね…!」

杏子「奴等は究極体だぜ!せめてこっちも完全体に進化だ!」
493 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:31:19.29 ID:hgXeZJHD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―

―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―

ロトスモン「あら…?やはりダークタワーがあるのに進化できるのですわね」

ダークドラモン「けっ!だが雑魚には変わりねぇ!!」

杏子「舐めんじゃねぇぞ!!」

ダークドラモン「まずは鬱陶しい雑魚中の雑魚から片付けてやるぜ!!」

ダークドラモン『ダークロアー!!』ズォォォ!!


レジスタンスデジモン達「うわぁぁぁぁー!!」ドゴォォォン!


レオモン「!!」

アンキロモン「レジスタンスのみんなが!!」

マッハガオガモン「なんて事を……!」

ダークドラモン「ひゃっはっはっは!ストーリー的にいらないモブキャラ共を掃除してやったんだ!ありがたく思えよな!!」

ロトスモン「これでレジスタンスはほぼ壊滅ですわね」

ヴァジラモン「残ったのは強者のみだな…!」
494 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:33:54.15 ID:hgXeZJHD0
杏子「野郎…許さねぇ…メガログラウモン!!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!』ガキィン!

ダークドラモン「けっ!完全体ごときが究極体デジモンと融合したこの俺に勝てると思ってるのかよ!」

杏子「究極体とやり合うにはこのカードを使わざるを得ねぇな…!」

杏子『カードスキャン!キング・デヴァイス!!』

メガログラウモン「!!」ゴゴゴゴ…

ダークドラモン「何!巨大化しやがっただと!?」

メガログラウモン「グラアァァァ!!」ザンッ!

ダークドラモン「ぐっ…!いいねぇ、そうこなくっちゃ歯応えがねぇ!!」ガキィン!

ダークドラモン『ダークロアー!!』

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』

ドコォォォォン!
495 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:35:16.23 ID:hgXeZJHD0
ヴァジラモン「レオモン、貴様とは一度剣を交えたいと思っていた所だ!」

レオモン「ヴァジラモン!デーヴァの中で最も義を重んじる武人のお前が今の四聖獣に何の疑問も持たないのか!?」

ヴァジラモン「我等の神より貴様が正しいのなら我に勝って証明してみせよ!」

ヴァジラモン『宝剣!』

レオモン『獅子王丸!』

ガキィン!



パジラモン『ヴァフニジュヴァー!』メェェェェェ!!

マッハガオガモン「う…これは……」ドサッ!

アンキロモン「眠くなってきただぎゃ……」ドサッ!

パジラモン「ふふふ…この隙に!」

パジラモン『宝弓!』ビュン!

マミ『カードスキャン!ブレイブシールド!!』

カキンッ!

ラピッドモン「眠っている最中に撃つなんてずるいね!」

パジラモン「おのれぇ…邪魔するんじゃないわよメ〜!!」
496 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:35:42.70 ID:hgXeZJHD0
ヴァジラモン「レオモン、貴様とは一度剣を交えたいと思っていた所だ!」

レオモン「ヴァジラモン!デーヴァの中で最も義を重んじる武人のお前が今の四聖獣に何の疑問も持たないのか!?」

ヴァジラモン「我等の神より貴様が正しいのなら我に勝って証明してみせよ!」

ヴァジラモン『宝剣!』

レオモン『獅子王丸!』

ガキィン!



パジラモン『ヴァフニジュヴァー!』メェェェェェ!!

マッハガオガモン「う…これは……」ドサッ!

アンキロモン「眠くなってきただぎゃ……」ドサッ!

パジラモン「ふふふ…この隙に!」

パジラモン『宝弓!』ビュン!

マミ『カードスキャン!ブレイブシールド!!』

カキンッ!

ラピッドモン「眠っている最中に撃つなんてずるいね!」

パジラモン「おのれぇ…邪魔するんじゃないわよメ〜!!」
497 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:37:20.48 ID:hgXeZJHD0
ゆま「イッカクモン!キョーコとメガログラウモンを手伝って!」

イッカクモン「わかった!奴にオイラのハープンバルカンを…」

ロトスモン「ふふふ、あなたが織莉子さんが目をつけた子ね?」

ゆま「!?」

ロトスモン「私が可愛がってあげましょう……」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』ドゴォン!

ゆま「マミお姉ちゃん!」

ロトスモン「くっ…!不意打ちとは意外と不粋な手を使うのですね。パートナーデジモンを放っておいていいのかしら?」

マミ「私のパートナーですもの、私はラピッドモンをいつも信じてるわ!」

ロトスモン「あなたは魔法少女として相当の手練と聞きましたけど、デジモンのお零れ程度の力しか持っていない魔法少女単体ではデジモンの力を直接この身に宿した私には勝てませんはよ!」

ロトスモン『サーペントルイン』ズォ!

マミ「きゃぁぁぁ!!」

ゆま「マミお姉ちゃーん!!」

マミ「く…まだよ……!」

ロトスモン「あら?しぶといですわね」

ゆま「みんな…このままじゃ……」
498 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:38:15.49 ID:hgXeZJHD0
クルモン「ゆーま!あれ嫌な感じがするでクル!」

ゆま「あれって…ダークタワーの事?そうだ、ゆま達はあれを壊しにきたんだよね!イッカクモン、あれ壊して!」

イッカクモン「そうだな…あれのせいでオイラ達は苦しめられたんだ…!」

イッカクモン『ハープンバルカン!』ドン!

ドコォォォォン!

パジラモン「何!ダークタワーが!!」

ラピッドモン「よそ見してる場合じゃないよ!」

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!』ピカァァ!

パジラモン「しまった!?メェェェェェ!!」ズバァン!

ヴァジラモン「パジラモン!」

レオモン「こちらも決着をつけさせてもらう!」

ヴァジラモン「くっ!」

ヴァジラモン『ローダ!!』ズドォン!

レオモン「その技を出すのを待っていたぞ!」ダッ!

ヴァジラモン「何!まさかこの技を出す隙を狙って……」

レオモン『獣王拳!!』ゴォォ!

ヴァジラモン「ぐおぉ!!み…見事だ……レオモン……」ズバァン!
499 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:40:06.60 ID:hgXeZJHD0

ダークドラモン「何だぁ?あの牛と羊もうやられたのかよ!それにダークタワーまで壊されて!!」

ダークドラモン「だがその赤トカゲは限界のようだな!」

メガログラウモン「グラ……」シュゥゥ…

杏子「デヴァイスカードのツケが回ってきたか……!」

ギギモン「ギギ……」

杏子「ギギモン!」

ダークドラモン「退化したのかよ!ざまぁねぇな!」

ゆま「ギギモンが危ない!」

ダークドラモン「終わりだな!」

ダクドラモン『ギガスティックランス!』

ガキン!

杏子「レオモン…!」

ダークドラモン「何!?成熟期ごときが俺のギガスティックランスを受け止めただと!?」

ギギモン「レオモン……」

ダークドラモン「はん!伊達にレジスタンスを束ねたデジモンじゃねぇって事か?何で完全体デジモンまでもが成熟期に従ってるのかと思ってたがよ!」

杏子「やめろ…レオモン…アンタでも適わねぇ!」

レオモン「ダークタワーが破壊されたのなら私の本当の力が出せるな…!」

杏子「え…?」
500 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:40:56.68 ID:hgXeZJHD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―レオモンワープ進化!サーベルレオモン!!―

ロトスモン「あれは…!?」

マミ「レオモン…進化できたのね!」

杏子「しかも究極体…サーベルレオモン……!!」

“サーベルレオモン”

究極体 古代獣型 データ

レオモンが究極体に進化した古代獣型デジモン
大きく発達した2本の牙と鋭い爪とマッハの瞬発力を持つ
必殺技は毒性を持つ無数のたてがみの毛を硬質化して相手にぶつける『インフィニティアロー』と
鋭い爪で敵を八つ裂きにする『ネイルクラッシャー』
501 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:45:10.54 ID:hgXeZJHD0
ダークドラモン「それがテメェの本当の姿か!おもしれぇ、おもしれぇじゃねぇかレジスタンスリーダー!!」

ダクドラモン『ギガスティックランス!』ダッ!

サッ!

ダークドラモン「!? 俺の背後に!!」

杏子「速い!全く見えなかった!!」

サーベルレオモン「ウオオオオォォ!!」シュンッ!

ガキン!ガキン!ドコン!

ダークドラモン「馬鹿な…馬鹿なぁぁぁぁぁ!!」

マミ「すごい!マッハの連続攻撃で圧倒しているわ!」

サーベルレオモン「くらえ!」

サーベルレオモン『ネイルクラッシャー!!』ズザン!!

ダークドラモン「ぐわぁぁ!!お…俺に傷を……」シュゥゥゥ

杏子「人間に戻った…!」

聖「く…糞ぉ……!」ドサッ!
502 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:47:10.18 ID:hgXeZJHD0
ロトスモン「聖!今回は私達の負けのようですわね…この借りは返しますわよ!」

杏子「野郎、逃すかよ!!」

マミ「待って、佐倉さん!深追いはダメよ!それにサーベルレオモンが……」

シュゥゥゥ…

ラピッドモン「レオモンに戻っちゃった……」

レオモン「私のデジソウルではまだこの姿を維持できないのだ……」

マミ「でも目的は果たせたわね…」

レオモン「だが失った物はあまりにも多すぎた……」

杏子「クソ…もう誰かを失うのはゴメンだったのによ……」

ギギモン「杏子ぉ……」

マミ「戦い続ける限り誰かがいなくなるのをまたこの目で見る事になりそうね……」

レオモン「その通りだ…だが、今回の戦いでは君達だけでもを守ることができただけでも私は嬉しい…」

ゆま「レオモンは今日みたいにデジモンが死んじゃうところ…何度も見てきたの……?」

レオモン「ああ、そうだ…数えるのも諦めるほどにな……」

レオモン「だが、私は彼等の犠牲を決して無駄にはしない!この世界をワルプルモンの魔の手から救う為に戦い続ける!!」

マミ「そうね…!私達もそのために!」

杏子「ああ!今日いなくなったマッハガオガモンやアンキロモン、レジスタンスのデジモン達のためにも!」

マッハガオガモン「わ…私達は……」

アンキロモン「生きてるだぎゃ……」

デジタマモン「みなさ〜ん!」

レオモン「デジタマモン!来たのか!」

デジタマモン「マミさんと杏子さんのお仲間の一人の居所がわかりましたよ!」

マミ「本当!?」

デジタマモン「何でもピンク色の髪の女の子がものすごく強い天使デジモンと一緒に戦ってたそうです!」

杏子「まどかか!」

マミ「早く合流しないと!…レオモン達もこれから一緒に来てくれる……?」

レオモン「もちろんだ!共に戦おうと言ったはずだ!」

アンキロモン「俺達もいくだぎゃ!」

マッハガオガモン「イエス、リーダー!」

ゆま「それじゃあまどかお姉ちゃんをむかえにしゅっぱーつ!」

クルモン「クル!」
503 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 00:52:06.89 ID:hgXeZJHD0
〜次回予告〜

絢子「よう!まどかの母の鹿目絢子だ!」

エレキモン「ゴッ…いや、絢子さんキター!」

絢子「この予告ってさ、予告の前にアレやんないのかい?」

ジジモン「アレとは何なのかのぅ…?」

絢子「日曜の朝にタツヤと一緒に今やってるデジモンのアニメ見てるんだけどさ、ほらあの合体の!」

ジジモン「おお…デジモン紹介コーナーのデジクロスじゃのぅ……」

エレキモン「いや、このSSのデジモンは一応進化の世代がある設定のデジモンだからジョグレスはともかくデジクロスは無いんだよ」

絢子「じゃあ、そのジョグレスってのをアンタ等でやってみせろよオラ!」

エレキモン「やってみせろってアンタテイマーじゃ…うわっ!ジジモン様に俺の……」

エレキモン&ジジモン「アッー!!」

絢子「という訳でジョグレスは洗剤と同じように混ぜるデジモンを一歩間違えるととんでもなくヤバイことになる。下手したらあの世行きだ」

エレキモン「デジモンがな!!」

絢子「次回、デジモン☆マギカ!」

絢子『プットモン進化!キュピモン!そして……』

絢子「おや?まどかのデジモンって事はやっとまどかの出番かい」

エレキモン「いいからこれ抜いてくれ!!」

今回はここまで
途中二重投稿になってしまった…
ではまた
504 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 01:14:23.79 ID:T456Xbwz0


究極体に進化してもレオモンだと素直に安心できないなww
505 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 02:52:11.66 ID:3AcgiJKDO
サーベルレオモン

バナナスリップで転ぶ

セイバーズのデリートデジモンの一番弱い奴に鼻先を撃たれ、デジタマごと消滅

こんな記憶しかない
506 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 03:09:17.77 ID:zJ2wy78ko
マサルダイモンに牙を折られる も追加で
507 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 13:39:52.87 ID:Xz7taXcco
レオモン種は何かしなくても存在が死亡フラグだからな
508 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 16:49:48.54 ID:E/mAZOZa0
たしかXレボで開始三分で退場したな
509 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 18:37:57.70 ID:aPYwQEgS0
>>507
昔ニコニコで「歩く死亡フラグレオモン一族」と言う動画があってな・・・・・
01のレオモンは死んでいないんだよな・・・・
510 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 18:55:44.92 ID:Fh16Bw7/o
>>509
確か02でメタルエテモンと相打ちになって消滅してる
511 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:25:38.42 ID:3ZCmGqiw0
こんばんわ

>>504
フラグは回収するのでご安心を

>>505-507
このSSのレオモンは最弱の子以外のデーヴァ倒したりとちょっと強くしすぎたかなぁと思ったり
まぁどうせ死ぬけど

>>508
あんな数分の出番のレオモンや一言しか台詞がなかったピンク騎士に過去の声優さんにちゃんと声を当ててる辺りにこだわりを感じた

>>509-510
メタルエテモンと相打ちになったのは無印で
例外的に死んでないアニメのレオモンは02終盤で世界中の選ばれし子供と一緒にいたモブのレオモンとマッドレオモンから転生したレオモンじゃありませんでしたっけ?

投下
512 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:27:16.75 ID:3ZCmGqiw0
〜一ヶ月程前・見滝原中〜

仁美「いいですかまどかさん、ワカメを食べると髪の毛がよく生えて育毛効果があるというのは根拠が無い迷信です。だから結局バランスの良い栄養で食事を取るのが一番なのですわ!」

まどか「さすが仁美ちゃん!伊達にワカメヘアはしてないね!」

さやか「お〜い仁美〜デジモン対戦しよ!」

仁美「あらさやかさん、私のスティングモンに勝つ自信はありまして?」

さやか「なんの!あたしとブイドラモンは100%コンビなのだよ!」

さやか「行けぇ!ブイドラモン!ブイブレスアロー!」

仁美「スティングモン!スパイキングフィニッシュですわ!」

まどか「いいなぁ…クラスでデジモン持ってないのわたしぐらいだもん……」

中沢「がぁぁぁ!俺のティラノモンがまた負けたぁぁぁ!!どっちでもいいけどぉぉぉぉ!!」

まどか「中倉君うるさい……」

和子「ふふふ…甘いわよ中沢君!先生のエクスティラノモンに勝つにはまだまだ育てが足りないわね!」

まどか「先生と対戦してたの!?」
513 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:29:14.80 ID:3ZCmGqiw0
〜放課後・通学路〜

まどか「ティヒヒ!という訳で買っちゃった♪しかも釣りをしてた変なオジサンから100円で!振って遊ぶペンデュラムシリーズでウィルス種のデジモンがいないバージョンなんだって!」

まどか「スイッチを入れてと…!タマゴからかえるのはちょっとかかるみたい」ピッピッ

エイミー「にゃー!」

まどか「あ、エイミーだ!」

エイミー「にゃぁ」トテトテ

まどか「あ!危ないエイミー!車が!!」

キキィードン!


――
――――

QB「(とてつもなく高い素質を持った娘に出会ったけど…こんな下等生物のために一度きりの願いを使うなんて本当に人間はわけがわからないよ)」

QB「(しかもゲームからリアライズさせたのはリアルワールドじゃ何時生まれるかもわからないデジタマじゃないか……せめてゲーム内で孵化させてからリアライズさせるべきだった……)」

QB「(まぁいいか…これほどの素質を持った彼女の魔力とデジソウルで進化させれば、途方もない強さのデジモンに育つだろう……)」

QB「(それに強い因果律を持つ彼女の元に来たこのデジタマだ…もしかしたらロイヤルナイツ?或いはオリンポス十二神族か十闘士?まさか七大魔王ということは無いだろうけど…伝説のデジモンの転生体である可能性も十分高い!)」

QB「(後はマミや杏子と同じくらいデジモンを進化させるための強力なデジソウルを生み出せる素質を持った少女を二、三人くらいは探したいところだね……)」

QB「(とりあえず彼女はマミに紹介しようかな)」
514 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:31:16.06 ID:3ZCmGqiw0
〜およそ一ヶ月後・デジタルワールド・荒野〜

まどか「さやかちゃ〜ん!ほむらちゃ〜ん!」

パンプモン「姉御〜!マミさ〜ん!」

ゴツモン「ゆまちゃ〜ん!」

まどか「みんな見つからないね……」

ゴツモン「とりあえずまどかさんが目印のために刺した旗の場所に戻ってみます?」

まどか「うん、そうだね…行こうプットモン」

プットモン「プ!」
515 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:32:32.98 ID:3ZCmGqiw0
クルモン「わぁ〜何ですかこれ〜?色んな顔がかいてあっておもしろいでクル!」

キウイモン「クエ〜!」

“キウイモン”

成熟期 古代鳥型 データ

鳥でありながら植物のデータを持つデジモン
羽は退化して飛ぶ事はできない
必殺技は口からチビキウイモンを発射して攻撃する『リトルペッカー』


ビリビリ!

クルモン「あっ!やぶっちゃダメでクル!」

キウイモン『リトルペッカー!』ドコン!

クルモン「クル〜!」ヒュー

キウイモン「クエ〜!」スタスタ



パンプモン「あ!旗が破れている!」

ゴツモン「今去っていったキウイモンがクチバシで破ったんだな。なんか飛ばされていったデジモンが破けた一部を持っていたような気もするけど」

まどか「酷いよぉ…せっかく作ったのに……」

パンプモン「とにかく目印が無くなったんじゃみんながここに集まる事はないかな……」

ゴツモン「地道に探すしかありませんね……」

まどか「うん…とりあえず今日寝る所を探さないとね……」
516 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:34:19.39 ID:3ZCmGqiw0
〜数日後〜

キリカ「見つけたよ、鹿目まどかだね」

アグモン「どうするんだよキリカ?このまま襲いかかるか?」

キリカ「でも織莉子やワルプルモン軍の偉そうな連中がアイツには手を出すなと言ってたからねぇ……」


まどか「あれから随分歩いたけど…何にも手がかりが無いよぉ……」

パンプモン「う〜んとりあえず俺達だけでワルプルモン軍と戦いに行く?」

ゴツモン「はぁ?この戦力だけで!?」

まどか「そうだよ!それにプットモンはまだ幼年期なんだよ!」

プットモン「プー!」

パンプモン「俺はこう見えても完全体だし、まどかさんも魔法少女単体でかーなーり強いらしいじゃないすか」

パンプモン「それに他の皆さんもまどかさんを探しつつワルプルモン軍と戦ってるんじゃないんですかね?だったら俺達もワルプルモン軍と戦っていれば他の皆さんの情報も何か掴めるんじゃないんですか?」

まどか「そうだよね!ただこうして歩き回ってるよりもこの世界の悪いデジモンもやっつけて困ってるデジモンを助けなくちゃね!」


キリカ「やれやれ…むこうからワルプルモン軍に喧嘩売るきだよ……」

アグモン「キリカ、なんかデジモンが奴等に近づいて行くぞ!」

キリカ「ちっ!あれには手を出すなって命令が届いてない末端の下っ端か?」
517 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:36:08.98 ID:3ZCmGqiw0
ゴキモン弟「アニキ…女の子だよ…人間の……!」

まどか「ご…ゴキブリぃ……!?」

ゴツモン「ゴキモンだ!」

ゴキモン兄「お前…今、俺達を見て笑ったな…?」

“ゴキモン”

成熟期 昆虫型 ウィルス

黒光りしたその体はゴキブリそのもの
力は無いが生命力だけは強い
必殺技はゴミを撒き散らす『ドリームダスト』

まどか「わ…笑ってはいないけど…ゴキブリそのままだから……」

ゴキモン兄「…と言う事は俺の事馬鹿にしてたんだな、あぁ!?」

まどか「ひっ…!怖いよプットモン…!」

プットモン「プ……」

ゴキモン弟「いいなぁ…あのデジモン褒められている……」

パンプモン「いや、別に褒めてねぇだろ」

ゴキモン兄「弟…光を求めるな…どうせ俺たちは日向の道は歩けない……」

ゴツモン「つーか何か随分とネガティブなゴキモン達だな…」

ゴキモン兄「だが地べたをは這いずり回ってこそ見える光がある……」

パンプモン「ゴキブリだけにか?」

ゴキモン兄「そこの女は眩しすぎるんだよぉ……」

ゴキモン弟「汚してやる、太陽なんて……!」

ゴツモン「き…来ますよ!」
518 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:37:47.03 ID:3ZCmGqiw0
ゴキモン兄弟『ドリームダスト!』ズバァァァ!

パンプ&ゴツ「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

まどか「ゴツモン!パンプモン!?」

ゴツモン「く…臭ぇ……」ガクッ…

パンプモン「な…生ゴミが……」ガクッ…

まどか「二人とも気絶しちゃった!?こうなったら変身して……」

シーン…

まどか「どうして?プットモンが生まれたから、わたしまた魔法少女に変身できるんじゃないの!?」

ゴキモン兄「お前も俺達と一緒に地獄を見ようぜ……?」

ゴキモン弟「最悪は最高なんだよ……?」

まどか「こ…来ないで!」

プットモン「!」ピカァァァ!

まどか「プットモン?まさか進化!?」
519 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:38:53.40 ID:3ZCmGqiw0

“キュピモン”

幼年期U 小天使型 属性無し

プットモンが進化した小天使型デジモン
必殺技は頭頂部の突起から聖なる光のリングを発生させて敵に投げつける『エンジェルリング』



まどか「キュピモンっていうの?」

キュピモン「キュピ!」

ゴキモン兄「進化だとぉ…?お前はいいよなぁ…どうせ俺なんて……」

まどか「でも進化してもまだ幼年期だし……」

ゴキモン弟「こいつも汚してやろうよアニキ……!」

まどか「キュピモン危ない!」

キュピモン「……」パァァァァァ!

ゴキモン兄「何?何だこれは……!?」

ピカッ!

ゴキモン弟「アニキぃぃぃぃぃぃ!!」

ゴキモン兄「弟ぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ドコォォォォン!!

カランッ!

まどか「デジシードが落ちている…あなたがやったのキュピモン?」

キュピモン「キュピ♪」

まどか「そんな力があなたにあるの…?でもQBモンがわたしのデジモンはもの凄いデジモンになるって言ってたし……」

キュピモン「キュピ!キュピ!」

まどか「え?デジシードが欲しいの?」

キュピモン「キュピ!」

まどか「わたしはどうせ魔法少女に変身できないしね…全部キュピモンがロードしていいよ!」

キュピモン「キュピィ♪」

キュピモン「(つってもこんなカスデジモンのデジシードじゃ腹の足しにもなんねぇけどな…塵も積もれば山となるとはいうけど……)」

ゴツモン「う〜ん……」

パンプモン「ドリームダスト…夢の塵がぁ……」

まどか「あ、パンプモンとゴツモンの事忘れてた」

キュピモン「……」
520 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:41:43.42 ID:3ZCmGqiw0
アグモン「何だよあのデジモン!本当に幼年期か!?」

キリカ「あれが…鹿目まどかの……いや、あのデジモンの力……?」

キリカ「もう少し奴らの様子を見よう…」


〜その夜〜

ゴツモン「今日はこの洞窟で寝るか」

まどか「明日こそみんなに会えるといいなぁ……」

パンプモン「じゃ、おやすみぃ」

まどか「! ちょっと二人ともキュピモンの事見ててね」トットット…

ゴツモン「まどかさんどこ行くんだ?」

パンプモン「デリカシーがねぇなお前。トイレだよト・イ・レ!」

ゴツモン「あぁ、排便か」

パンプモン「お前なぁ……」

キュピモン「……」

パンプモン「ん?どうしたキュピモン?まどかさんならすぐに戻ってくるから大丈夫だよ」

ゴツモン「デカイ方なら長くなるけどな」

パンプモン「うるせぇよ」

キュピモン「一匹は成長期の石っころだが、もう一匹は完全体だったんだよな」

パンプモン「は?」

ゴツモン「てかお前…喋れたの…?」

キュピモン「いただくぜ…お前らのデジシード……!」

――――――

―――――
―――
――


まどか「お待たせ!ゴメンね、時間かかちゃって!」

キュピモン「zzz……」

まどか「あれ、キュピモンだけ?パンプモンとゴツモンは何処いったんだろ?」

キュピモン「zzzz……」

まどか「あの二人もトイレに行ったのかな?キュピモンの事見ててってお願いしたのに…まいっか、わたしも眠いし先に寝よう」

まどか「お休み……zzz……」

キュピモン「……ケケケ……」
521 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:44:17.84 ID:3ZCmGqiw0
〜翌朝〜

まどか「あの二人あれから戻って来なかったみたいだけどどうしたんだろう…?」

キュピモン「キュピ?」

まどか「二人でみんなを探しに行ったのかな?でもわたし達だけ置いてくはずがないし……」



キリカ「出てきたようだね」

アグモン「アイツと一緒にいたパンプモンとゴツモンがいないぞ?」

マクラモン「奴更なる高みを目指すためあのデジモン達をロードしたのだろう」

キリカ「なんだ、デーヴァのサルか」

“マクラモン”

完全体 聖獣型 データ

猿の姿をしたデーヴァの一体
宝玉(パオユー)を武器にし、投げつけて攻撃する
必殺技は宝玉に敵を封じ込め握り潰す『ラウラヴァ』

マクラモン「しかし奴進化する事は我等の神をも脅かす事なり排除せねばならない」

キリカ「いいのかい?アイツには手を出すなって命令は君達デーヴァにも伝わってるはずだけど?」

マクラモン「我従うのは我等の神のみなり」

キリカ「そう、じゃあお手並み拝見と行くよ」

マクラモン「行くのだ!ヴィカラーラモンよ!」

キリカ「って君が行くんじゃないのかよ!?」


ドドドド……

まどか「あれ?あの山…動いてる?こっちに来る?」

ドドドドド……

まどか「山じゃない……デジモン!?それも大きな!!」

ヴィカラーラモン「ヴオオォォォ!!」
522 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:46:07.08 ID:3ZCmGqiw0
“ヴィカラーラモン”

完全体 聖獣型 ワクチン

猪の姿をしたデーヴァの一体
口から吐く光の輪は宝輪(パオラン)と呼ばれその色によって効能が違い青の宝輪は敵を捕らえる
黄の宝輪は円盤状になって物を乗せることができる
緑の宝輪をくぐると一瞬にして傷がいやされる等様々なバリエーションがある
必殺技は赤の宝輪で敵をぶちぬく『スーカラ』


アグモン「猪!デッケェ猪!!」

キリカ「あんなのを出して…本気で潰す気だね、それも文字通りに」

マクラモン「無論」


まどか「に…逃げなきゃ…逃げないと……!」ダダダッ!

ヴィカラーラモン「ヴオオオォォ!!」ドドドド…

まどか「追ってくる!?」

キュピモン「キュピ!キュピピ!」

まどか「戦うしかないの…?」

キュピモン「キュピー!」ピュー

まどか「キュピモン!」

キュピモン『エンジェルリング!』ビュン!

バスン!

ヴィカラーラモン「ヴォ?ヴオォォォォ!!」ドドドド!

ドカッ!

キュピモン「キュエピー!」

まどか「キュピモーン!!」

キュピモン「(さすがにこの姿でコイツをやるのはちょっとキツイか?まどか、もらうぜ…お前の魔力を……!)」

ピカァァァ!

まどか「何…?わたしのデジヴァイスが……!」
523 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:48:45.81 ID:3ZCmGqiw0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9mKY-Tza8jk&feature=fvwrel

―キュピモン進化!ルーチェモン!―

“ルーチェモン”

成長期 天使型 ワクチン

12枚の翼と4つのホーリーリングを持つ少年の姿をした天使型デジモン
必殺技は10個の超熱光球を、惑星直列の様に十字の形で放つ『グランドクロス』

まどか「ピッドモンが…まるで天使に……!」

ルーチェモン「まったく、四聖獣の使いの分際で……僕の邪魔をしないでよね!」ズォ!

ヴィカラーラモン「ヴオッ!?」ドサッ!

アグモン「あの小っこいのあのデカブツを気迫だけでふっ飛ばしたぞ!?」

キリカ「何なのさ…?あのデジモン……!」

マクラモン「ルーチェモン……!そうか、やはりそういう事かっ!!」

キリカ「どうしたのさサル?」

ヴィカラーラモン「ヴ…ヴオオォォォォォ!!」ズドドドドド!!

キリカ「あーあ、とうとう怒らせちゃったみたいだね」

まどか「危ない!よけて!!」

ルーチェモン「よける?その必要は無いよ」

ヴィカラーラモン『スーカラ!!』ズドォォォン!

まどか「……」

まどか「え!?」

ヴィカラーラモン「ヴォ…ヴォ……」ズバァン!

ルーチェモン「ふふ……」

まどか「倒したの……?」
524 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:51:45.02 ID:3ZCmGqiw0
アグモン「ヴィカラーラモンの必殺技が決まったように見えたけど…何しやがったんだ!?」

キリカ「わからない…ただ、あのデジモンの力は……私達の想像の遥か上を行く……!」

マクラモン「…我去る!」シュバッ!

キリカ「あ、仲間がやられたってのに自分は逃げたよ……」

まどか「ルーチェ…モン……?あなた…本当にわたしの…デジモンなんだよね…?」

ルーチェモン「もちろんだよ、まどか。君は僕のテイマーであり、僕は君のデジモン」

ルーチェモン「(そして僕が更に大きくなるために…まどか、君の力が必要なんだよ……)」

まどか「う…うん、そうだね!これからもよろしくねルーチェモン!」

まどか「じゃ…じゃあ、早くほむらちゃん達を探さないと……!」

ルーチェモン「そうだね、でも昨日パンプモンが言ってたように僕達もワルプルモン軍と戦わないと」

ルーチェモン「(何せ今手に入れたデーヴァのデジシードだけじゃまだまだ足りないみたいだからね。だからもっとデジシードを集めてロードしないと……)」

ルーチェモン「(ふふ…でもこれじゃまるで今は黒髪の選ばれし少女に使われている“暴食のアイツ”みたいじゃないか)」

ルーチェモン「(僕は“暴食”ではなく“傲慢”を司る七大魔王になるのに)」
525 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/19(月) 20:54:46.27 ID:3ZCmGqiw0
〜次回予告〜

ヴァジラモン「さあ、予告の前にヴァジラモン博士のデジモン講座の時間じゃぞ」

エレキモン「おいぃぃぃぃ!!声優ネタが多いSSだけどデジモンのSSでそのネタだけはやめろぉぉぉぉぉ!!」

エレキモン「てかお前、前回死んだだろ!?」

ジジモン「というか今ならデジモンライブキャスターじゃないかのぅ…」

エレキモン「うるせぇジジイ!黙ってろ!!」

ヴァジラモン「さーて今回のデジモンは何かな?ピッピ〇チュウ!」ガシャン!

エレキモン「おい、ピ〇チュウ言ったぞ?ピ〇チュウ言ってスロット回しはじめたぞ!?」

ジジモン「お主も体を黄色くすればそっくりになるぞい?電気使うし」

エレキモン「黙ってろつっただろジジイ!!」

ガシャン!ガシャン!

ヴァジラモン「このシルエットは…そう、インプモンじゃの!」

エレキモン「SSでこのシルエットはって言われてもわかんねーよ!」

ヴァジラモン「ほむらのパートナーデジモンの小悪魔型デジモンのインプモン」

ヴァジラモン「炎と氷のエレメンタルを召喚する『サモン』と暗黒の炎で敵を攻撃する『ナイト・オブ・ファイアー』を必殺技にしているの」

ヴァジラモン「イタズラ好きな性格じゃが決して強い者に媚びへつらうことは無くどんな相手にも強い態度で立ち向かうのじゃ」

ヴァジラモン「七大魔王の生まれ変わりらしいが果たしてどう進化するのかの?」

エレキモン「それっぽく解説すんな!!」

ヴァジラモン「次回のデジモン☆マギカは」

ヴァジラモン『集結、選ばれし少女達!』

ヴァジラモン「では最後にわしのデジモン川柳じゃ」

ヴァジラモン『インプモン 不能になって イン〇モン』

エレキモン「最後の最後で下ネタに走って最悪なんですけど!!!」

ヴァジラモン「みんなもデジモンゲットじゃぞ〜」

エレキモン「てめぇもう帰れ!!!」

今回はここまで
02に出てたゴキモン兄弟ってイービルリングから解放されたらこんな性格だったよね?
ではまた
526 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 20:59:53.29 ID:E/mAZOZa0
最凶最悪デジモンキター!
527 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/19(月) 22:21:05.93 ID:ABkho3EAO
乙でした!フォールダウンになったらまどかはどんな顔をするのだろう
「01の死ななかったレオモン」はVテイマーのレオモンだと思う
528 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/20(火) 00:44:44.81 ID:u3wadaXBo
ルーチェモンてどんなやつだっけ?
フロンティアのラスボスだった記憶しかない
529 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/20(火) 07:34:12.93 ID:yxYJb66DO
地獄ゴキブリ兄弟……

パンプモン……ゴツモン……
530 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:04:09.28 ID:S6bIH+HW0
こんばんわ

>>526
クロウォでリリスモンの手下だったのが未だに解せぬ

>>527
あー01ってVテイマー01の事でしたか
レオモン死亡のジンクスはアニメだけですね

>>528
ショタ天使
完全体でフリーザ

>>529
正直あの兄弟をゴキブリにしちゃってごめんなさいですね

投下
531 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:05:34.92 ID:S6bIH+HW0
〜サーバ大陸・海岸〜

ほむら「ここがサーバ大陸…ここにまどか達がいるのね」

ホエーモン「では、私はこれで」ザバァン

さやか「ありがとね、ホエーモン!」

オーガモン「(ひひひ…俺も一応感謝するぜ!)」コソコソ…

インプモン「でも、みんなを探すにしてもこんな広い大陸の何処を探すんだよ?」

QB「僕ならデジヴァイスの反応でまどか達の位置がわかるよ」

ほむら「そういえばそうだったわね。あなたもたまには役に立ちそうね」

QB「まぁ、彼女達がデジヴァイスを敵に奪われてたり破壊されてなければの話だけど」

ブイモン「縁起でもないこと言うなよ…」

QB「ふむ…この方角にマミと杏子が居るね」

さやか「杏子とマミさんが一緒かぁ」

ほむら「サンダーバーモンに乗って一気に飛んで行きましょう」

インダラモン「ハッハッハッハ!行かせはせんよ!」

インプモン「誰だ!?」

ブイモン「馬?」

QB「君は……」
532 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:06:58.65 ID:S6bIH+HW0
“インダラモン”

完全体 聖獣型 ウィルス

馬の姿をしたデーヴァの一体
巨大なほら貝に似た宝貝(パオペイ)を腕にはめ棍棒のように振り回して敵を薙ぎ倒す
必殺技は凄まじい肺活量で宝貝を吹いて超音波を起こす『アドームクハ』

インダラモン「貴様らはこの世界に在ってはならぬ者、ここで始末してくれる!」

QB「インダラモンか…四聖獣に仕えるデーヴァである君が何故僕らの行く手を阻むんだい?」

インダラモン「それが我等の神が望む事」

QB「まさか四聖獣がワルプルモンに付いたのか…?」

ほむら「四聖獣?」

エンジェモン『このデジタルワールドの東西南北の方角をそれぞれ守護する神の如きの力を持つ4体のデジモンだ』

QB「そしてこのインダラモンは四聖獣に仕える十二支、デーヴァの一人」

さやか「この世界を守護するデジモンがなんでワルプルモンと組むのさぁ?」

ほむら「その四聖獣もイービルリングで操られているのかしら?」

QB「四聖獣のプログラムがあんな物で簡単に書き換えられるとは思えない…それにダークタワーのシステムの中枢は破壊したし…もっと直接的な方法で……」

ブイモン「これもアナログマンの仕業なのか!?」

インプモン「んなのどうでもいいぜ!ようはコイツは俺達の敵だろ!さっさと倒して先に行こうぜ!」

インダラモン「ふん、人間に飼い馴らされたデジモン共が…神に仕える我に刃向かうか!」

インプモン「何が神だ!便所紙でも拝んでやがれ!」

インダラモン「我等の神を侮辱することは許さん!!」

ほむら「無意味な挑発してんじゃないわよ」スチャッ!
533 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:10:07.14 ID:S6bIH+HW0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―インプモン超進化ぁ!バアルモン!!―

さやか「あたしはデジソウル節約のためにこっちを!」

さやか『デジメンタルアップ!』

―ブイモン!アーマー進化ぁぁぁ!―

―燃え上がる勇気、フレイドラモン!!―


ほむら「当然あのデジモンにはイービルリングなんてついていないわよね……」

さやか「なら、やるしかないか!」

インダラモン「ふん、束になって来ても無駄だ!」

バアルモン『ベレンヘーナ!』バキュン!

フレイドラモン『ナックルファイア!』ボッ!

ほむら『エネルギーボム!』シュボォ!

インダラモン「ふん!」ジャキッ!

さやか「なに…?あのデッカイほら貝?」

QB「まずい!」

シュゥゥゥ…

フレイドラモン「俺達の攻撃があの貝に吸収された!?」

インダラモン「我等は神に選ばれしデジモン、貴様ら堕落したデジモンと人間ごときに倒される私ではない!!」

ほむら「堕落?私達のデジモンは今まで共に苦難を乗りこえてきたのよ。その神とかに甘えっぱなしのあなたの方が余程堕落してるのじゃないかしら?」

インダラモン「黙れ!先程の攻撃返すぞ!!」ブオォォォ!

カチッ!
534 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:11:50.20 ID:S6bIH+HW0
インダラモン「ふふふ…自らの攻撃で滅したか!」

さやか「んなわけないでしょ!ベルセルクソード!!」ズバッ!

インダラモン「ぐっ!?何故だ!?」

ほむら「毎度お馴染みの時間停止避けよ」ファサッ

インダラモン「何?人間ごときが時の流れを操るなどおこがましい事を!」

ほむら「(元は人間を捨てて手に入れた力だけどね…)」

インダラモン『アドームクハ!!』ブオォォ!

フレイドラモン「またあのほら貝から何か撃って来るぞ!」

バアルモン「ならさっきの技を使わせてもらう!」

バアルモン『ギルティッシュ!』バサバサ…

さやか「護符があの馬のほら貝と同じ形に変化した!」

シュゥゥゥゥ…

インダラモン「何!?」

バアルモン「今度はこっちがお前の技を返すぞ!」ブオォォ!

インダラモン「うおおぉぉ!!」ドコォォォン!

インダラモン「おのれぇ…我が宝貝を象るなど……」ヨロヨロ…

フレイドラモン「トドメだ!」

フライドラモン『ファイアロケット!!』ドッ!!

インダラモン「スーツェモン様…バンザァァァァァイ!!」ズバァン!

さやか「よっしゃ!」

ほむら「こんなものね」ファサッ

QB「しかし…もしかしたらこれから四聖獣とも戦う事になるかもしれないね……厄介だな……」
535 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:13:32.55 ID:S6bIH+HW0
〜一方その頃〜

マミ「鹿目さんの目撃情報があったのはこの近くなの?」

デジタマモン「はい、ここら辺で巨大な猪のデジモンと戦ってたそうです」

杏子「イノシシって事はそいつもデーヴァか?」

レオモン「恐らくヴィカラーラモンだろう」

ゆま「じゃあ残ってるえとはぁ、タツとぉ、お馬さんとお猿さんとワンちゃんとウサギさんだね」

マミ「ふふ、ゆまちゃんよく言えたわね、えらいわよ」

ゆま「ゆまウサギさんのデーヴァ見てみたい!」

ゴマモン「ゆま、今までのデーヴァからして絶対可愛いデジモンじゃないと思うよ?」

ゆま「えー!?」

レオモン「兎のデーヴァか…言われてみれば私もそのデーヴァだけ、どのような姿のデジモンか見たことないな……」

マッハガオガモン「情報によるとそのデーヴァは四聖獣の護衛の任に就いているため戦には顔を出さないとのことです」

テリアモン「ふ〜ん、引きこもりなんだそのウサギ。それにしてもまどか一人でデーヴァを倒しちゃったんだね」

ギルモン「パンプモンとゴツモンも一緒じゃないのかな?」

杏子「あぁ、そういやアイツらがいたっけ……」ピピピピピ!

ギルモン「杏子のデジヴァイスがなっている!」

杏子「この反応はまどかか?メタルファントモンの時のようにデジモンの反応かもしれねぇけど……」

クルモン「クル!あっちでケンカしてるでクル!」

マミ「ケンカ?デジモンが戦ってるのね!」

ゴマモン「あれは…でかいマリンデビモンだ!!」

杏子「戦ってるデジモンは…人間のガキ…?いや、デジモンか!?」

ゆま「一緒にいるのはまどかお姉ちゃんだよ!」
536 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:16:28.85 ID:S6bIH+HW0
マリンデビモン「ゲソー!」

“マリンデビモン”

完全体 水棲獣人型 ウィルス

イカの足のような二本の触手を持つデビモンの亜種
普段は深海に生息している
必殺技は口から猛毒の墨を発射する『ギルティブラック』

まどか「がんばってルーチェモン!」

ルーチェモン「マリンデビモンか…完全体だし、そこそこのデジシードになるかな」

マリンデビモン「もう俺に勝つ事前提でゲソ!?お前俺を馬鹿にしていなイカ!?」

ルーチェモン「むしろ光栄に思ってほしいね。僕にロードされることを」

マリンデビモン「ふざけんなゲソ!俺だってもっと他のデジモンをロードして強くなり、リアルワールドを侵略するんだゲソ!まさに侵略マリンデビモンじゃないイカ!」

ルーチェモン「君じゃ無理だよ」

マリンデビモン「ゲソ〜!生意気なガキデジモンじゃなイカ!!」

マリンデビモン『ギルティブラック!!』ブシャァァァ!

まどか「ルーチェモン!!」

マリンデビモン「やったじゃなイカ!?」

ルーチェモン「汚い物を飛ばしてくれるね……」

マリンデビモン「ゲソ!?確かに直撃したはずでゲソ!?いつの間によけたでゲソと!!」

ルーチェモン「もういいよ、バイバイ」

マリンデビモン「ゲソ!?」

ルーチェモン『グランドクロス!!』ピカァァァァ!!

マリンデビモン「ゲソォォォォ!!」ドコォォォン!!

まどか「やった…!でも本当に成長期とは思えない強さだね……」

ルーチェモン「あの程度の奴に僕の必殺技を使うまでもなかったかな?」

杏子「お〜いまどか〜!」

マミ「鹿目さ〜ん!」

まどか「マミさん!杏子ちゃん!」
537 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:18:48.63 ID:S6bIH+HW0
杏子「無事か?」

マミ「心配したのよ」

まどか「はい!ルーチェモンと一緒でしたから!」

マミ「ルーチェモン?鹿目さんのプットモンが進化したのね」

杏子「ってコイツ…どう見ても人間のガキにしか見えないけど…まぁ人間型デジモンなら前にもみたし、なんか翼が生えてるからまだデジモンっぽいな」

ルーチェモン「君だってまだガキじゃないか」

杏子「あぁ!?生意気だなコイツ!」

まどか「ちょっとルーチェモン……」

マミ「佐倉さんも……」

レオモン「ルーチェモン……」

アンキロモン「レオモン?どうしただぎゃ?」

レオモン「遥か昔のデジタルワールド…デジモン同士が始めた激しい戦争を止めるために降臨し、平和をもたらした天使型デジモンがいたという言い伝えがある…それがルーチェモン……」

杏子「ということはコイツも伝説を持つデジモン!?」

マミ「やっぱり私達が選ばれし少女と言われるだけあって伝説のデジモンが集まるものなのね」

まどか「そうなんだ…ルーチェモンもそんなにすごいデジモンだったんだ……」

ゴマモン「さっきのマリンデビモンを簡単に倒しちゃうしさ。そりゃすごいよ」

レオモン「(以前エンジェモンから聞いたこの伝説にはまだ続きがあるらしいが、聞く前にファイル島から旅立ったからな……)」

杏子「ふーん昔七大魔王で悪事を働いてたとかいうインプモンとは正反対だな」

マミ「もう、佐倉さん!インプモン本人や暁美さんの前じゃないからって!」

杏子「わ…悪ぃ、別に悪気があって言ったわけじゃねぇよ!」

レオモン「七大魔王……?」

杏子「何だよレオモン?デーヴァは知ってるのに七大魔王は知らねーのか?」

レオモン「確か、昔の大戦で七体中の三体がロイヤルナイツや三大天使と相打ちになりデジタマに還元したという言い伝えを聞いたことはあったが…その三体のデジモンがどのようなデジモンかは知らないな……」

ルーチェモン「……」
538 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:19:34.33 ID:S6bIH+HW0
杏子「まだ合流してないほむらって奴のデジモンがインプモンって言うんだけどよ、なんとそいつがその……」

マミ「佐倉さん!」

杏子「なんだよマミ?これは別に教えたっていいだろ?」

まどか「駄目だよ杏子ちゃん、それ結構インプモンやほむらちゃん達も気にしてたみたいだし」

杏子「わーったよ!ところでそのほむらやさやかは一緒じゃないのかよ?」

まどか「うん…ところで随分と仲間のデジモンが増えたんだね!」

杏子「まぁ…道中色々あってな……」

ゆま「ねぇ、まどかお姉ちゃん。パンプモンとゴツモンは?」

まどか「それが…途中までは一緒だったんだけど何処かに行っちゃて……」

杏子「元々リアルワールドで遊びほおける為にヴァンデモンについてきた奴らだ。アタシ等と居るとワルプルモン軍と戦う事になるから怖くて逃げ出したんだろ」

まどか「本当にそうかな……」

クルモン「クル?」ピクッ!

ゆま「どうしたのクルモン?」

クルモン「鳥でクル!」

ゆま「鳥?本当だ!青くて大きな鳥!」

杏子「デジモンか!やってやろうじゃん!」

ギルモン「杏子、あのデジモンインプモンと同じ臭いがする!」

杏子「インプモン?」

マミ「見て!暁美さんと美樹さんが乗ってるわ!」

まどか「二人共無事だったんだ…!」
539 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:24:49.30 ID:S6bIH+HW0
杏子「生きてたのかお前ら!」

さやか「あんたより先に死んでたまるかっての!」

杏子「はは!そうかよ!」

ほむら「まどか……会えて嬉しいわ……」

まどか「うん、わたしもだよ!」

ギルモン「ボク達いろんなデジモンと戦ってきたんだよ?」

テリアモン「知ってた?」

インプモン「んなの俺達だって同じだぜ」

ブイモン「ああ!人間から進化したデジモンとも戦ったんだぜ!」

テリアモン「え?そっちも?」

マミ「全員無事集まって何よりだわ。それに暁美さん達も新しいデジモンの仲間ができたのね」

エンジェモン「久しいなレオモン」

レオモン「エンジェモン、お前も選ばれし少女達と共に来たのか。ファイル島は大丈夫なのか?」

エンジェモン「ああ、彼女達のおかげでな」

ティラノモン「マジ多すぎでしょ〜どっちでもいいけど」

QB「千歳ゆま…君は……!」

ゆま「えへへ…ごめんねQBモン。ゆま別のデジモンと契約しちゃった」

ほむら「その子…テイマ法少女になったの?」

杏子「…ああ、美国織莉子に乗せられて奴が連れていたピコデモンとかいうデジモンと契約したらしい……」

QB「ピコデビモンか、やれやれ…あんな低級な小悪魔デジモンなんかに僕の能力を移植するなんて酷い侮辱だよ」

ほむら「美国織莉子が…?」

ほむら「(どういうこと?あの時の世界ではインキュベーターからまどかの目を逸らさせるために彼女を契約させてたけど……この世界でこの子をテイマ法少女にして奴になんのメリットがあるの……?また何か企みがあっての事は間違いないでしょうけど……)」
540 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:25:39.77 ID:S6bIH+HW0
さやか「で、そのデジモンがゆまちゃんのパートナー?」

ゴマモン「おう!オイラがゆまのパートナーのゴマモンだい!」

ブイモン「よろしくな!」

まどか「あ、そうだ。わたしのプットモンも成長期に進化したんだよ!紹介するね、おいで!ルーチェモン!」

ほむら「まどかのデジモンが?」

エンジェモン「ルーチェ…モン……だと……?」

QB「ル…ルーチェモン……!?」

レオモン「ああ、以前お前に聞いた神話のデジモンらしいな」

さやか「神話のデジモン?やっぱまどかのデジモンもすっごいデジモンだったんだぁ」

ルーチェモン「……」

さやか「って子供?」

まどか「ティヒヒ!たっくんみたいにわたしの弟の様なデジモンなんだ!」

さやか「う〜ん…でもたっくんより少し大きいじゃん」

QB「ル…ルーチェモン……!!」ガタガタ…

ほむら「(感情の無いはずのインキュベーモンが震えている?)」

ほむら「どうしたのよ?」

マミ「QBモン?」

レオモン「エンジェモン?」

QB「そいつは…そのデジモンは…“傲慢”の大罪を司る……」

エンエジェモン「七大魔王だ!!!」

一同『なんだってー!?』
541 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:27:11.11 ID:S6bIH+HW0
さやか「って、そんなのインプモンと同じじゃん」

QB「そうじゃない!そうじゃないんだよ!!」

まどか「え…?」

インプモン「へぇ、お前も俺と同じなのかよ?」

ルーチェモン「僕が君と同じ?笑わせないでよ」

インプモン「あぁ!?んだと!!」

エンジェモン「レオモン…以前話したルーチェモンの神話の続きを今話そう……」

レオモン「何?」

エンジェモン「デジタルワールドに平和をもたらし、後に自分の力の一部を分け与えた『三大天使』を生み出し、我ら天使デジモンの頂点に立ったルーチェモン……」

マミ「三大天使…チョコモン…いえ、ケルビモンもその一人だったのよね……」

QB「しかし、ルーチェモンはその自らの力を驕り高ぶり、邪悪な心が生まれ、魔王デジモンへ進化し…同じく高位の天使デジモンから魔王デジモンへと堕ちた『デーモン』や『リリスモン』と共にデジタルワールドを支配するためにイグドラシルに反乱を起こした……!まさに傲慢!」

エンジェモン「更に四体の魔王デジモンも反乱を起こし、やがてそのデジモン達は『七大魔王』と呼ばれる事となった……!」

ほむら「その中の一人がインプモン……!」

まどか「そしてルーチェモンも七大魔王だったの……?」

杏子「でも、コイツもこれからどう進化するかはまどかの育て方次第なんだろ?」

QB「だから違うんだよ!」

テリアモン「QBモンが興奮している…?」

ブイモン「いつも落ち着いているのに……」

QB「七大魔王の反乱によりロイヤルナイツや三大天使等による大きな戦争があったことは話したよね?」

杏子「さっきレオモンも言ってたけど三体の七大魔王が相討ちになってデジタマに戻ったんだよな?」

QB「そのうちの一つ…インプモンのデジタマはイグドラシル側が回収し、七大魔王の頃の記憶を消し、僕達が管理していた……」

ほむら「そして、私のところにリアライズした……」

QB「だが、ルーチェモンのデジタマは七大魔王側に…そしてワルプルモンの手に渡っていた!」

さやか「それってつまりどういう事…?」

エンジェモン「貴様は七大魔王としての記憶がある!そして再び魔王として進化し、またこのデジタルワールドを手中に収めようと企てている!そうだな!?ルーチェモン!!」
542 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:29:41.88 ID:S6bIH+HW0
ルーチェモン「…あーあ、僕の事ベラベラと喋ってくれちゃって……」

まどか「ルーチェモン……?」

ルーチェモン「確かに僕には記憶がある。しかし、また魔王に進化するためには莫大なデジソウルと純度の高い魔力が必要だった……」

ルーチェモン「そこでワルプルモン様が僕をデジタマから蘇らせるために目を付けたのが…鹿目まどか、君なんだよ」

まどか「わたしが……」

QB「だが何故だ!?僕と契約し、リアライズさせたデジタマが何故ワルプルモンが所持していたルーチェモンのデジタマだったんだ!?」

ルーチェモン「ワルプルモン様がヴァンデモンに命令させてデジタマを摩り替えさせたのさ」

ほむら「(ヴァンデモンが!?まさかあの夜に……!)」

まどか「そんな……それじゃあ、わたしの本当のデジタマは!?何処なの!?」

ルーチェモン「さぁね?僕は知らないよ?処分されたんじゃないのかな?」

まどか「そんな…酷いよ…そんなのあんまりだよ……」

ルーチェモン「でも、そんなのどうでもいいじゃないか。今は僕が君のデジモンなんだし」

杏子「ふざけたことを…!」

ルーチェモン「まどか、君の力は僕がもっと強く、大きくなるために必要なんだよ。二人でこのデジタルワールドを…そしてリアルワールドをも支配しようじゃないか」

まどか「馬鹿言わな……」

ほむら「馬鹿言わないで!!」

まどか「! ほむらちゃん……?」

ほむら「許さないわ…“アイツ”と同じ様にまどかを利用するお前を……!!」

インプモン「ほむら!!」

―インプモン超進化!バアルモン!!―
543 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:32:39.61 ID:S6bIH+HW0
ルーチェモン「何だい?やるのかい?君程度じゃ僕の相手にはならないよ」

QB「やめるんだ!そのルーチェモンは今は成長期だけどその力は並の究極体デジモンを凌駕する!!」

ブイモン「成長期なのに究極体を!?」

ほむら「許すわけにはいかない……バアルモン!!」ピカァァァ!

さやか「ほむらのデジヴァイスに光が!」

バアルモン「力が……!」ピカァァァ!

ルーチェモン「いいさ、君もロードしてあげるよ。あのカボチャ達のようにね!」

まどか「! まさかパンプモンとゴツモンがいなくなったのは……!」

ルーチェモン「そうだよ、僕がデジシードにしてロードしたのさ」

杏子「野郎……!」

ルーチェモン「グランド……」

バキッ!!

ルーチェモン「ぐっ!?」ドサッ!

テリアモン「やった!バアルモンがルーチェモンの顔面を殴った〜」

ルーチェモン「よくも僕の顔に……!」

ゴマモン「ざまぁ見やがれってんだ!」

ルーチェモン「血…!馬鹿な…あんな奴に…僕が……!」

ブイモン「そのままやっちまえ!バアルモン!」

バアルモン『カミウチ!』

ルーチェモン「調子に乗るな!!」キッ!

ドコォォォン!

バアルモン「ぐわっ!」

ほむら「バアルモン……!」

バアルモン「心配無い、この程度……」

ルーチェモン「さっき君…僕の事許さないって言ったよね……?」

ほむら「…!」

ルーチェモン「許さないのはこっちだ!!!」

クルモン「クル!?ダメでクルゥゥゥ!!」

ピカァァァ!

ゆま「クルモン!?」

ルーチェモン「!」ピカァァァァ!

さやか「ルーチェモンが…光ってる!?」

マミ「進化するの…!?」

QB「そんな馬鹿な!?いくら、まどかのデジソウルを利用しているからといっても早すぎる!!」

エンジェモン「終わりだ……何もかも……!」
544 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:35:39.33 ID:S6bIH+HW0
“ルーチェモン フォールダウンモード”

完全体 魔王型 ウィルス

ルーチェモンが完全体に進化した姿
6枚の天使の翼と6枚の悪魔の翼を備え、聖と魔の力を併せ持つ魔王型デジモン
必殺技は『パラダイスロスト』と『デッド・オア・アライブ 』

ルーチェモンFD「ふぅ…」

まどか「ルーチェモンが…大人になった……!?」

マミ「天使…いえ、悪魔…?」

さやか「び…美形だッ!!しかも筋肉すごっ!!」

杏子「んなのどうでもいいだろっ!」

ほむら「あれが…七大魔王としての奴の姿!」

ギルモン「ギル…ギルルルゥ……!」

テリアモン「うぅ…ううぅ…!」

ブイモン「くっ…!くぅぅ……!」

ゆま「みんなどうしたの!?」

レオモン「奴の強烈なプレッシャーに萎縮しているのだろう…私にも肌で感じる……奴の恐ろしさを!」

ゴマモン「こ…恐くなんか…無いやい……」

ゆま「ゴマモン、無理しないで…こわいならこわいって言っていいんだよ……」
545 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:38:39.22 ID:S6bIH+HW0
ルーチェモンFD「私自身も驚きだ。まさかこれほど早くこの姿に戻れるとは思っていなかったぞ?」

まどか「ル…ルーチェモン……?」

ルーチェモンFD「まどか、君のおかげだ。さすが私のテイマーだ。」

さやか「何が私のテイマーだよ!まどかの本物のデジタマと入れ替わっておいて!!」

ルーチェモンFD「さぁ、これから私と共にこのデジタルワールドを、そしてリアルワールドを支配しようまどか」

まどか「い…いや…!」

ほむら『エネルギーボム!!』

ドゴォン!

ルーチェモンFD「…何かしたか?」

ほむら「まどかに触れるな……!」

QB「馬鹿な!!殺されるよ!!!」

バアルモン「させるか!」

ルーチェモンFD「そういえば君は先程私に血を出させてくれたね……」

マッハガオガモン「まずい!アイツが先に……!」

ルーチェモンFD「だが私は慈悲深い、許してやろう……」

アンキロモン「え?許してくれるだぎゃ?」

ルーチェモンFD「これが許しだ、慈悲を込めて与えよう……」スゥ…

ルーチェモンFD『パラダイストスト!!』シュンッ!

バアルモン「!?」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

バアルモン「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!!」

杏子「な…!なんつー速さのラッシュだ!!」

さやか「オラオララッシュ!?北斗百烈拳!?」

ほむら「バ…バアルモン!と…時を止めて助けないと……!」

ゲシィッ!!

バアルモン「ぐおっ…!」

マミ「蹴り上げたわ!!」

ルーチェモンFD「ふふ…」バサッ!

ガシッ!ガシッ!

ブイモン「蹴り飛ばしたバアルモンを奴も飛んで追いかけてバアルモンの両足を掴んだぞ!?」

ルーチェモンFD「ふ…」

ヒュー

ドゴォォォォォォォォン!!!

バアルモン「がはっ!!」

さやか「キン肉ドライバー!!?」

杏子「見かけによらず必殺技は意外と肉体派なんだな、魔王デジモンなのに……」

まどか「そんな事言ってる場合じゃないよ!!バアルモンが……!」
546 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:40:24.96 ID:S6bIH+HW0
シュゥゥゥ…

インプモン「う……」

まどか「インプモン!!」

ゆま「ゆまが治してあげる!」

ルーチェモンFD「かろうじて生きているか…だが、すぐに楽にしてあげよう……」

ほむら「させない!」バン!バン!

QB「よせと言っているだろうほむら!」

ルーチェモンFD「…先にお前のテイマーを天国に送ってあげるとするか」

ゆま「インプモン!大丈夫!?」パァァァ

インプモン「ほ…ほむらが……!」

ルーチェモンFD『パラダイスロスト!!』シュンッ!

ほむら「時を…!」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

ほむら「!!!」

まどか「ほ…ほむらちゃぁぁぁぁぁん!!!」

さやか「こ…このまま黙って見ているわけには……!」ガタガタ…

マミ「だ…だめ…足が震えて……」ガタガタ…

エンジェモン『ヘブンズナックル!』

レオモン『獣王拳!』

ドゴォン!

ルーチェモンFD「む?」

ほむら「い…今のうちに……!」カチッ

ルーチェモンFD「何!?そうか、時を止める力があるんだったな」

まどか「ほむらちゃん!!大丈夫!?」

杏子「おいゆま!ほむらにも治療だ!!早くしろぉ!!」

ゆま「う…うん!」

ほむら「ぐっ…うぅ……」

インプモン「ほむら……!野郎…野郎ぉぉぉぉ!!!」

クルモン「クル!?」ピカァァァァ!

インプモン「うおぉぉぉぉぉぉ!!」ピカァァァァ!

ギルモン「インプモン!?」

テリアモン「インプモンが……」

ブイモン「どうなるんだ!?」

エンジェモン「まさかインプモンも……?」

QB「とうとうこの時が来たか……!」

―インプモンワープ進化!ベルゼブモン!!―
547 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/21(水) 21:44:30.55 ID:S6bIH+HW0
〜次回予告〜

マミ「ついに再臨した暴食の魔王」

マミ「しかし、激昂する魔王に対峙するもう一人の傲慢の魔王の不敵な笑みはやむことがない」

マミ「かくして、魔王同士の闘い“ディアボロ・デュエロ”が火蓋を切る!」

マミ「次回、デジモン☆マギカ!」

マミ『対決!ベルゼブモン対ルーチェモン』

テリアモン「もう何も恐くないから無問題〜」

エレキモン「邪魔したらティロられそうなので今回は黙ってました」

ジジモン「わしら…いらないのかのぅ……」

今回はここまで
デュークモンのD-Artsが発売決定したらしいので楽しみでしかたない
ではまた
548 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/21(水) 22:23:43.85 ID:PlroUwlb0
安定のフリーザ様ですね
549 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/21(水) 23:10:07.85 ID:hw9Gr91DO
キン肉ドライバーキター!

クルモンは敵味方問わず力垂れ流しにしちゃうのか
550 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:43:45.73 ID:HvTPywwy0
こんばんわ

魔女化したマミさんみてなんか悲しい気持ちになった
ほむらや杏子の魔女もこれから出るんだろうけど正直見たく無いなぁ…
さやかは慣れちゃった感があるけど

投下
551 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:45:26.52 ID:HvTPywwy0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related

ベルゼブモン「俺は…ベルゼブモン……!」

―ベルゼブモン―

究極体 魔王型 ウィルス

インプモンが究極体に進化した魔王型デジモン
二丁のショットガン『ベレンヘーナ』を愛用する
必殺技は鋭い鉤爪を振り上げて敵を切り裂く『ダークネスクロウ』と
ベレンヘーナを連射する『ダブルインパクト』

まどか「ベルゼブモン…」

さやか「あれが…インプモンの……」

杏子「七大魔王の姿……」

マミ「暴食を司る魔王……」

ほむら「イ…インプモン……」

ゆま「ほむらお姉ちゃん!まだ動いちゃ…」

ほむら「平気よ、あなたの魔法のおかげでね。ついに進化したのね…究極体に……!」

QB「あれこそかつて強者を求め、デジタルワールドの様々な強きデジモン達をロードし、暴食の大罪の烙印を押された魔王デジモン……」

エンジェモン「奴の進化は希望となるか…それともルーチェモンと共にこの世界を絶望へと導くか……」
552 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:48:28.13 ID:HvTPywwy0
ルーチェモンFD「ベルゼブモンか、まさかお前もこれほど早期に再び進化できるとはな」

ベルゼブモン「……」

ルーチェモンFD「ワルプルモン様は我等七大魔王が揃う事をお望みだ。共に来ると言うのなら私からワルプルモン様に取り繕ってやらない事もないぞ?」

ベルゼブモン「……」

ルーチェモンFD「ただし、お前は私のしもべとして働いてもらうがな」

ベルゼブモン「うるせぇヴァカ!俺はテメェらみてぇに徒党を組んで、自分等が一番みたいにアホ面して他人を見下してほくそ笑んでるゲス野郎共には反吐が出るんだよ糞がっ!!」

さやか「な…なんかクールなキャラ作りしてたバアルモンの頃と違ってインプモンそのままの性格に戻ってない!?」

杏子「つーか更に口が悪くなってるぞ……」

マミ「佐倉さん以上にね…」

杏子「おい」

ルーチェモンFD「ふ…そうだったな、昔からお前は群れる事を嫌い、決して我等の言う通りに動くことはなかったな」

ベルゼブモン「スカしてんじゃねぇぞカマ野郎!その白黒はっきりしねぇ羽をむしり取って手羽先焼きにして他のデジモンの餌にしてやるぜ!!」

テリアモン「食べてみたい?」

ギルモン「う〜ん……」

アンキロモン「白い方はうまそうだけど黒い方はまずそうだぎゃ」

デジタマモン「調理の方は私にお任せを」

ルーチェモンFD「愚かな。同じ七大魔王と言えど、私とお前が同格とは思わない事だな」

ルーチェモンFD『パラダイスロスト!!』シュンッ!

ベルゼブモン「あぁ?」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

マミ「いけない!またあの技だわ!!」

ほむら「ベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「ちっ!」

ルーチェモンFD「ふっ!」ゲシィ!!

ブイモン「今度も蹴り上げられた!!」

ルーチェモンFD「フハハハハハハハハ!!」バサァ!

さやか「げぇぇーッ!またキャッチしてあのキン肉ドライバーを決めるつもりだ!」

ルーチェモンFD「死ねぇい!!」

バキィ!
553 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:50:56.13 ID:HvTPywwy0
ルーチェモンFD「ぐっ!?」

ベルゼブモン「同じ技に二度かかるほどマヌケじゃねぇんだよ!!」

ゴマモン「掴まる前に殴りかえしたよ!」

杏子「よっしゃぁ!」

ほむら「ベルゼブモン…!」

ルーチェモンFD「おのれぇ…私の顔に二度も……!」

ベルゼブモン「親父にもぶたれた事無いのにってか?今度は俺の番だ!!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ダッ!

ズバッ!ザンッ!!

ルーチェモンFD「ぐわぁぁ!!」

ゆま「ツメでひっかかれちゃった!痛そぉ……」

ベルゼブモン「くたばりな!ダブル―」

ルーチェモンFD「調子に乗るなと言ったはずだ!!」ズォ!

ベルゼブモン「ぐぉ!」ドサッ!

ルーチェモンFD「今のは痛かったぞ……」

ブイモン「ベルゼブモン!」

さやか「まずい!」

テリアモン「マミ!このまま見ているだけにはいかないよ!」

マミ「そ…そうね!恐れてはいけないのよね!」

杏子「よぉし!行くよギルモン!」

ギルモン「ギル!」

ゴマモン「ゆまも「よぉし!いくぞゴマモン!!」って言ってくれないの?」

ゆま「うん!よぉし!いっくぞ〜ゴマモン!!」

ゴマモン「ガッテンだい!!」
554 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:52:13.92 ID:HvTPywwy0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

―ゴマモン進化ぁ!イッカクモン!!―

ほむら「みんな…」

QB「無謀だ!今の君達が割って入っても!!」

グラウモン「ベルゼブモン仲間!」

ガルゴモン「だからほっとけない!ってね〜」

ブイドラモン「それに無謀だろうとみんなで力を合わせれば勇気になる!」

イッカクモン「だってばよ!」

レオモン「私達も行くぞ!」

エンジェモン「ああ!」

アンキロモン「だぎゃ!」

マッハガオガモン「イエス、リーダー!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!』

グラウモン『エキゾーストフレイム!』

ガルゴモン『ガトリングアーム!』

イッカクモン『ハープンバルカン!』

レオモン『獣王拳!』

エンジェモン『ヘブンズナックル!』

ティラノモン『ファイアーブレス!』

マッハガオガモン『ガオガトルネード!』

デジタマモン『エニグマ!』

ドゴォン!
555 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:57:28.73 ID:HvTPywwy0
ルーチェモンFD「ふっ!虫けら共の攻撃など!」

QB「だから無謀だと言ったんだ!」

アンキロモン「あぁ…俺の必殺技だけ飛び道具じゃないから乗り遅れただぎゃ!こうなったら……」

アンキロモン「メガトンプレ―」

ルーチェモンFD「目障りだ」ドゴォ!

アンキロモン「だぎゃぁ!?」

マミ「アンキロモン!」

ルーチェモンFD「虫けらの力をいくら集めても無駄だ!アリが数千匹いようとも一匹の恐竜に勝てないだろう?」

ティラノモン「いや、俺恐竜なんですけど!?どっちでもいいけど」

ベルゼブモン「…今だ!今度こそくたばりやがれ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

バキュゥゥゥン!!

ルーチェモンFD「がはぁ!!」

杏子「決まったか!?」

ルーチェモンFD「ぐっ…!…よくぞここまで私を煩わせてくれたな…だが、この技ならどうかな?」

ほむら「まだ何か必殺技を!?」

さやか「今度は何!?キン肉バスター!?それともマッスル・スパーク !?まさかフェイスフラッシュじゃ……」

杏子「キン肉マンから離れろよ!」

ルーチェモンFD「デッド・オア…」

シュゥゥゥ…
556 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 22:58:55.34 ID:HvTPywwy0
ルーチェモン「な…何!?」

まどか「ルーチェモンが……!」

マミ「子供のルーチェモンに戻ったわ!」

エンジェモン「退化したのか!?」

QB「チャンスだ!ベルゼブモンなら今のルーチェモンを倒せる!」

ルーチェモン「くっ…!」バサァ!

ガシッ!

まどか「きゃ!」

ほむら「まどか!?」

ルーチェモン「僕がフォールダウンモードの姿のままでいるにはまだまだデジソウルが足りないという事だね。そのためにもまどかは必要だ」

ベルゼブモン「てめぇ…!」ジャキッ!

ほむら「やめてベルゼブモン!まどかにも当たるわ!」

ルーチェモン「そういう事だよ。お互いまどかに死なれたら困るだろう?」

さやか「卑怯な真似を…!」

QB「(僕的にはこのままルーチェモンに利用されるくらいならいっその事ここで一緒に始末してほしいんだけどな)」

ルーチェモン「ベルゼブモン、今日君から受けた屈辱は忘れないよ……デジソウルを集めたら仕返ししてあげるよ!」バサッ!

ベルゼブモン「待ちやがれ!!」

ほむら「まどか!まどかぁぁぁぁぁぁ!!」
557 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:01:03.33 ID:HvTPywwy0
ほむら「何してるのよベルゼブモン!追うわよ!」

ベルゼブモン「飛べねえんだよ、オレは……」

ほむら「……ど…どうも…」

さやか「って!ヤジロベーとブルマ的なやり取りしてる場合じゃないよ!?」

ほむら「そ…そうだわ!サンダーバーモンにアーマー進化すれば…」

エンジェモン「よせ!サンダーバーモンの姿で奴を追ったら返り討ちに合うだけだ!」

QB「ベルゼブモン以外の飛べるデジモンが追ってもね」

杏子「そうだ!この白い翼のカード使えよ!」

ほむら「それよ!ナイス、あんこ!」

杏子「あんこ言うなし」

マミ「待って!ベルゼブモンも……」

シュゥゥゥ…

インプモン「あ……」

ゆま「インプモンに戻っちゃった……」

ほむら「くっ…!まどか……!!」
558 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:02:37.35 ID:HvTPywwy0
まどか「離して!離してよルーチェモン!!」

ルーチェモン「勘違いしないでよね、まどか。君は僕のテイマーと言っても君が僕に命令する権利は無い。僕が命令する側だ」

まどか「え……?」

ルーチェモン「僕が完全に進化するためにこれからデジタルワールドを巡り、様々なデジモンをロードする。もちろん君も一緒に来てもらうよ」

まどか「そんな…罪も無いデジモン達をたくさん殺すって事!?パンプモンやゴツモンのように!」

ルーチェモン「それが本来のデジモンの在り方だよ。弱いデジモンは強いデジモンが進化するためにロードされる」

ルーチェモン「リアルワールドの自然界だって弱肉強食というのがあるんだろう?」

まどか「だからってあなたのようなデジモンが……!」

ルーチェモン「さてと……どこかに強そうなデジモンはいないかな?」

ルーチェモン「待ってなよベルゼブモン…僕が本当の力を出せば君なんかに……!」
559 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:06:38.69 ID:HvTPywwy0
ほむら「とにかく、まどかを取り戻すためにルーチェモンを追わないと!」

マミ「待って、インプモンは今の戦いで疲れてるはずよ!暁美さんだってゆまちゃんに治してもらったとはいえさっきの……」

織莉子「ついに魔王として進化したのね……」

キリカ「それに鹿目まどかのデジモンも七大魔王だったとはね」

さやか「あ…あんた達は……!」

ほむら「美国織莉子!呉キリカ!」

織莉子「でも、あなたの大切なモノは奪われてしまったようね?」

ほむら「黙りなさい…!」

杏子「テメェがゆまに契約させるように唆したらしいな!」

織莉子「少しその子で試したい事があったから」

杏子「試すだとぉ!?何をだよ!」

織莉子「暗黒の種……」

ゆま「タネ……?」

杏子「んな、訳のわかんねぇ事でゆまを……!」

織莉子「あら?自分からこんな世界に連れ込んでおいて言える事かしら?それにその子が契約してなければ貴方の命はあの時尽き果てていた運命なのに……」

杏子「……うるせぇ!黙りやがれ!!」

ゆま「ゆまはキョーコを守りたいから!ゆまがなりたいと思ったから契約したんだよ!アンタなんかに言われたからじゃないんもん!」

ゴマモン「そうだい!オイラ達自身が戦う力が欲しかっただけだい!」

織莉子「ふふふ…そうね……」

ほむら「命が惜しければそこをどきなさい…私はまどかを追うのよ……!」

キリカ「命が惜しければ、ね。自分のデジモンが究極体に進化できるようになったからって、はしゃいじゃって!」

さやか「それにあたし達にはパートナー以外にも仲間のデジモンが増えたんだよ!あんた達とそのデジモンだけで相手になると思ってんの?」

織莉子「それがどうしたのかしら?」

マミ「飲み込みが悪いわね、見逃してあげるって言ってるのよ」

ガルゴモン「やるって言うのなら相手になるけどね〜」

キリカ「究極体に進化させられるのは暁美ほむらのデジモンだけじゃないんだよ!何せ私達は君達よりいち早くこのデジタルワールドに来てたんだからね!」

ブイモン「何だって?」

さやか「あたし達より先に!?」

キリカ「見せてあげるよ!アグモン!」

アグモン「おう!」

織莉子「ガブモン」

ガブモン「承知」
560 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:09:53.13 ID:HvTPywwy0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=eGJHi3WvttA

―アグモンワープ進化ぁぁぁ!ブラックウォーグレイモン!!―

“ブラックウォーグレイモン”

究極体 竜人型 ウィルス

クロンデジゾイド製の鎧とドラモン系デジモン絶大な威力を発揮する『ドラモンキラー』を装備する黒きウォーグレイモン
必殺技はの世に存在する“負の念”を一点に集中させて放つ暗黒の『ガイアフォース』

―ガブモンワープ進化ぁ!ブラックメタルガルルモン―

“ブラックメタルガルルモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

肉体をクロンデジゾイドで機械化し、全身に無数の武器を装備した黒きメタルガルルモン
必殺技は全ての物を氷結させてしまう絶対零度の冷気を吐出す『コキュートスブレス』


杏子「奴等のデジモンも究極体に……!」

さやか「しかも…黒いウォーグレイモンにメタルガルルモン!?」

織莉子「今、ルーチェモンの邪魔をされては困りますからね。行かせるわけにはいきませんの」

ほむら「!? あなたは七大魔王に進化するインプモンを始末しようとしてたのに、何故もう一人の七大魔王のルーチェモンを庇うの!?」

マミ「そもそも、あなた達がワルプルモン軍に手を貸すのは何故かしら!?」

ほむら「こいつらがワルプルモンと…?」

インプモン「けっ!なら俺ももう一度究極体に進化だ!」

ほむら「……ダメ、進化できないみたいだわ」

インプモン「こんな時にかよ!?」
561 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:17:35.39 ID:HvTPywwy0
レオモン「デジモンの進化の到達点である究極体だ。そう続けて進化できるものではない、ここは私に任せろ」

マミ「そうね!レオモンなら!」

―レオモンワープ進化!サーベルレオモン!!―

キリカ「へぇ、もう一匹究極体になれるデジモンがいたんだ」

杏子「頼むぜ!サーベルレオモン!」

ほむら「でも、むこうは2体……」

サーベルレオモン『インフィニティアロー!!」シュババババ!

Bウォーグレイモン「ふん!」カキン!カキン!」

キリカ「はん!そんな毛の針なんてウォーグレイモンの鎧には効かないよ!」

織莉子「メタルガルルモン!」

Bメタルガルルモン『ガルルトマホーク!』ドンッ!

ゆま「お腹からミサイルをうってきた!」

ドカァァァァン!

サーベルレオモン「うおぉ!」

マミ「サーベルレオモン!」

杏子「こうなったらメガログラウモンに進化させてデヴァイスカードで……」

キリカ「ウォーグレイモン!まとめてやっちゃえ!」

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』シュゥゥゥゥ!

ドゴォォォォン!!

一同『うわぁぁぁぁ!!』
562 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:19:07.46 ID:HvTPywwy0
Bメタルガルルモン「…奴等の反応がロストしたぞ」

Bウォーグレイモン「俺のガイアフォースで全員消し飛んじまったか?」

織莉子「どうやらデジタルゾーンで飛ばされたようね」

キリカ「あぁ、あの光の柱か、あれに入ると何処に飛ばされるかわからないんだよね」

織莉子「やっと全員集まったと思った途端にまた散ってしまったわね。可哀想に…」

キリカ「…ねぇ、織莉子。私達のやってる事って正しいんだよね?」

織莉子「今更何を言うのキリカ?私の言う事が間違った事が事があるかしら?」

キリカ「…いや、ゴメン。私は何処までも織莉子について行くよ……」

キリカ「(でも…織莉子……このデジタルワールドに来てから…いや、来る直前からどこか変わったような気もするんだよ……)」
563 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/22(木) 23:24:01.20 ID:HvTPywwy0
〜次回予告〜

中沢「どうも〜中沢です」

中沢「ていうか俺がこんな所に来てよかったのかな?どっちでもいいけど」

エレキモン「だったら来るんじゃねぇよ!つーかお前原作じゃ台詞が二つくらいしか無かったモブキャラの癖に何で出張ってるの!?」

中沢「そんなのどっちでもいいじゃないか」

エレキモン「だいたいその口癖とかティラノモン好きとか変なキャラ付けされてるしよぉ!」

中沢「所詮は二次創作のSSだよ。どっちでもいいじゃん」

中沢「そうだよ…どうせ、これからやる劇場版まどマギでだって俺にスポットが当たることなんてティラノモンの究極体が出るくらいに有り得ないことなんだろうし……どうでもいいじゃないか……」

エレキモン「幾ら何でもティラノモンの究極体登場とお前の事を同じにすんなよ!!」

中沢「次回、デジモン☆マギカ」

中沢『合成魔獣キメラモン』

中沢「次回も読んでくれるかな?」

エレキモン「どっちでもいいとも!」

ジジモン「ところでお主の下の名前ってなんじゃ?」

今回はここまで
別の場所に飛ばされちゃう光の柱ってのはテイマのデジタルワールドにあったあれの事です
本当はリアルワールド球から出てる奴だけど
ではまた
564 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 00:04:11.38 ID:pZTJ85WDO


さやかがいつ使い物になるのやら( ´△`)
565 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 00:16:08.31 ID:lmpit9IW0
>>564
それにはまずワームモンとパートナー探さないと
566 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 00:52:05.78 ID:Si5csRYlo
>>565
さやかのブイモンの進化経路はブイドラモン系列だから。
ブイドラモン→エアロブイドラモン→アルフォースブイドラモンといけるから。

……釣られたかな。
567 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 00:58:49.61 ID:4VixYRiIO
>>565
あの人か、こっちに来てるのかな?
568 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 14:15:43.65 ID:EgNyn6N/o
まさかのオメガになるかと思ったがそんなことはなかった乙
569 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:05:38.23 ID:j2giVq2W0
こんばんわ

えーブイドラモンの件なんですが…
別に忘れてたわけじゃありません、どうもタイミングがなくって…
というわけで今回で

投下
570 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:06:56.07 ID:j2giVq2W0
〜アナログマンの研究室〜

ナナミ「織莉子さん達が選ばれし少女達と接触したらしいですわね」

イワン「ああ、そして選ばれし少女達はデジタルゾーンに巻き込まれてまた散り散りになったそうだ」

聖「んな事はどうでもいいぜ!俺はこの傷の礼をしなきゃいけねぇんだからな!」

ナナミ「熱くなりすぎるとまた足元をすくわれますわよ聖」

聖「うっせ!その前にイワン!こっちの勝負もつけるぜ!」

イワン「友情のデジメンタルのカードでパタモンをステゴモンにアーマー進化。俺の勝ちだな聖」

聖「なっ!?そこでそのカードってアリかよ!?」

ナナミ「…あなた達はさっきから何をやってるのかしら?」

聖「見りゃわかんだろ、デジモンカードゲームだよ!俺は昔デジモンカードの養成学校に通ってたんだぜ?ガッチャ!」

イワン「俺がデジモンカードの元キングだった事は口が裂けても言えない」

ナナミ「あなた達はどちらかというと遊〇王カードの方がお似合いみたいですけど!?」

聖「で、あのレオモンは何処にいやがる?」

アナログマン「そのデジモンがどの少女と同行しているかは特定できないが…とりあえずイワン君が目を付けた青髪の子と赤髪の子が一緒みたいだね」

イワン「おお!マイハニーが!」

聖「それにあの赤髪の女か!奴のデジモンとのケリもついてなかったし、奴とならレオモンも一緒かもしれねぇ!」

ナナミ「なら今回はお二人にお任せしますわ」

聖「それで奴等は何処だ?アナログマンちゃんよぉ!」

アナログマン「どうやら彼女達は『ブイドラモンの隠れ里』の近くに飛ばされたようだね」

イワン「そこにハニーがいるのか、ならさっそく」

アナログマン「ああ、行くならコイツも連れてってやってくれたまえ」

?「グルルル……」

ナナミ「醜い姿のデジモンですわね。混ぜれば良いというものじゃありませんわ」

アナログマン「その分力は確かだよ」

アナログマン「このキメラモンはね」
571 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:09:37.80 ID:j2giVq2W0
〜森の河原〜

杏子「ゆま!何処だー!!」

ギルモン「ゴマモ〜ン!クルモ〜ン!」

マッハガオガモン「あの黒いウォーグレイモンの攻撃を受けたときにデジタルゾーンに巻き込まれたからな…それぞれ別の場所に飛ばされたのだろう」

さやか「QBモンが居ればみんなの位置がわかるんだけどなぁ…」

ブイモン「QBモンと一緒の奴がそのうち俺達を見つけてくれるんじゃないか?」

杏子「そんな悠長な事を言ってる暇はねぇ!ゆまは…アイツにはアタシがついててやらねぇと……!」

杏子「それに美国織莉子はアイツを利用しようと何か企んでやがる…暗黒の種がどうのこうのって言ってたが何の事だ…?」

さやか「あたしに聞かれても…マッハガオガモンとデジタマモンは知ってる?」

マッハガオガモン「皆目見当もつかない」

デジタマモン「そのような食材は聞いたことありませんねぇ」

さやか「と…とにかく落ち着きなよ杏子!ゆまちゃんならきっとマミさんやほむらと一緒だからさ」

さやか「それにルーチェモンに連れ去られたまどかも助けないと……」

ブイモン「でも俺達じゃルーチェモンに勝てないよなぁ…」

ギルモン「ボク達も早く究極体に進化したいね」

さやか「うー…ブイモンなんかまだ完全体にも進化できないしねぇ……」

ブイモン「な!?」

さやか「もしかしてあたし達だけ足でまとい?」

ブイモン「ファイル島で倒したムゲンドラモンのデジシードだって半分俺がロードしたんだ、もうすぐ完全体に進化できるさ!」

杏子「進化か…」

杏子「(アタシやマミだって長い事テイマ法少女やっててかなりのデジモンを倒しパートナーのデジモンにデジシードをロードさせてきたのにいまだに完全体止まりだ)」

杏子「(それなのについ一ヶ月程前まで進化できなかったほむらのインプモンはもう究極体だ)」

杏子「(そういえば、インプモンがベルゼブモンに進化したあの時もクルモンがそばにいたんだよな?ならデジモンの進化の鍵を握るのはロードしたデジソウルの量ではなく……)」

ティラノモン「お、デジモンがいるよ。どっちでもいいけど」

ブイモン「トータモンだ!」
572 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:10:39.77 ID:j2giVq2W0
“トータモン”

成熟期 爬虫類型 データ

鋭いブレードの生えた甲羅を背負う陸亀デジモン
必殺技は甲羅のブレードをミサイルのように発射する『シェルファランクス』

トータモン「グハ!グハハハハ!」ジャバァァァァ!

さやか「た…滝のようにオシッコ出してる……!」

トータモン「! 見たなぁ!!」

さやか「え?怒ってるの!?」

ブイモン「誰だって怒ると思うよ?気持ちよくオシッコしている所見られたんだから」

さやか「別に見たくて見たわけじゃないんだから…謝れば許してくれると思わないブイモン?」

ブイモン「思わない」

マッハガオガモン「誰にも見られたくない姿というものがあるからな…」

杏子「アタシも飯食ってるの邪魔されたら許さないね」

トータモン「…だが、女の子に排尿シーンを見られたのはある意味興奮するから許す」

さやか「変態だったぁぁぁぁぁ!!」

トータモン「しかぁし!そこのデジモン共は許さん!!」

ブイモン「襲ってくるぞ!?」

さやか「待って!襲うなら手を洗ってからにして!このままだと衛生的によくないでしょ!」

トータモン「何!?」

ブイモン「こんなときに衛生的も不衛生もないでしょ!」

杏子「いや、トイレの後や飯食う前はちゃんと手ぇ洗わねぇとな」

トータモン「ふざけおって…もう許さん!」

ギルモン「よけい怒らせちゃったよ!」

トータモン『シェルファランクス!』シュバババ!

杏子「うぉ、危ねっ!さやか、アンタが責任取れよな!」

さやか「あたしぃ!?」

杏子「余計な事言って奴を怒らせただろ!」

さやか「わかったよ…ブイモン!」

ブイモン「って、俺かよ!?」
573 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:12:10.32 ID:j2giVq2W0
―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

ブイドラモン「シッポを掴んで!」ガシッ!

トータモン「ぬぉ!?」

ブンブンブン!

ブイドラモン「おりゃぁぁぁ!!」ブォン!

トータモン「ぬわぁぁぁぁ!」バシャン!

さやか「やったぁ!ハンマー投げのようにぶん回して川へ投げちゃった!」

杏子「亀だけに64のマリオとクッパ思い出すな……」

?「見せてもらったぞ、選ばれし少女のブイドラモンの性能とやらを」

?「これが若さか」

マッハガオガモン「誰だ!?」

さやか「ブイドラモン……?」

杏子「しかも赤と金色の…?」

“レッドブイドラモン”

成熟期 幻竜型 ウィルス

真紅の体のブイドラモン
必殺技は通常のブイドラモンと同じく『ブイブレスアロー』

“ゴールドブイドラモン”

成熟期 幻竜型 ワクチン

黄金の体のブイドラモン
必殺技は通常のブイドラモンと同じく『ブイブレスアロー』

ゴールドブイドラモン「あのトータモンはこの辺りに尿をまき散らす迷惑者だが、かなり凶暴でな。それをこうも簡単に倒すとは見事だ」

さやか「いやぁ、そうでもないよ」

ブイドラモン「なんでさやかが謙遜すんだよ!倒したのは俺だぞ!」

さやか「何よ。あたしはあんたのテイマーよ?」

ゴールドブイドラモン「ふむ、テイマーは身内のデジモンの能力を過小評価する癖があるというが、本当だな」

ブイドラモン「まぁでも、俺まだ完全体に進化できないんだよなぁ…どうしてだろ?」

レッドブイドラモン「坊やだからさ」

ブイドラモン「ぼ…坊やって!」

さやか「まぁまぁ、それにしてもあたしのブイドラモン以外にもブイドラモンがいたとはねぇ」

ゴールドブイドラモン「この森の中に私達一族の隠れ里があるからな」

杏子「一族?ブイドラモンのか?」

レッドブイドラモン「来るかい?」
574 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:13:34.42 ID:j2giVq2W0
〜ブイドラモンの隠れ里〜

チビモン達「キャッキャッ♪」

さやか「うわぁ…チビモンがいっぱいだぁ…!」

ブイモン「チビモン!俺の仲間ぁ!」

杏子「チビモンよりさらに小っさいのは…チコモン、ブイモンの幼年期Tか」

さやか「ブイモンの仲間がこんなに沢山いる里かぁ…この子達もいずれブイモンになって更にブイドラモンに進化するの?」

ゴールドブイドラモン「うむ、だがダークタワーにデジソウルを吸い上げれていたせいでこのチビモン達が育たなくてな」

レッドブイドラモン「レジスタンスと君達がダークタワーを破壊してくれたようだな。礼を言う」

ブイモン「じゃあ、コイツらもブイモンに進化するんだな?」

ゴールドブイドラモン「だが、私達の種族は元々希少種の上に絶滅の危機に瀕している」

レッドブイドラモン「そう、我等種族が持たん時が来ているのだ!」

ゴールドブイドラモン「この里はワルプルモン軍から逃げ延びた私達種族の生き残りが集まっているのだ」

さやか「ブイモンの種族がまた繁栄するためには…やっぱりワルプルモンを倒して平和を取り戻さなきゃいけないんだね」
575 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:14:38.12 ID:j2giVq2W0
聖「けっ!そう上手くいくかよ!」

杏子「テメェは!」

イワン「会いたかったぞマイハニーさやか!」

さやか「誰がハニーじゃ!」

ブイモン「もう一人の人間も…!」

ギルモン「デジモンに進化する人間だよ!」

聖「そうか、そこの青いのは俺の人間の姿を見るのははじめてだったか?けどよぉイワン、お前趣味悪くねぇか?」

イワン「何を言う、あの5人の中でこの娘が俺の一番の好みだったのだ」

杏子「そこのゴツイのがゲートで見たデジモンの残りの一匹か!」

イワン「お前もその野性的な魅力も悪くないが、もう少し女の子らしくした方が良いとは口が裂けても言えん」

杏子「余計なお世話だ!」

ゴールドブイドラモン「こいつらは何者だ!?」

マッハガオガモン「ワルプルモン軍だ!」

レッドブイドラモン「ええい!この里にワルプルモン軍の侵入を許すとは!」

聖「レオモンは一緒じゃねぇのか?まぁいいか。アナログマンが羊野郎を起こすためについでにデジシードも集めて来いって言ってたからなぁ!」

イワン「ならば希少種のブイドラモン一族のデジシードを狩らせてもらう」

ブイモン「そんな事させるか!」

ギルモン「チビモン達守る!」

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

聖「けっ!なら面白いものを見せてやるよ!」

杏子「面白いものだと?」

聖「リロード…」スチャッ!

さやか「リロード?あいつのデジヴァイスもどきの中にデジモンが…?」

聖「キメラモン!!」

シュィィィン

キメラモン「キシャァァァァ!!」
576 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:15:48.85 ID:j2giVq2W0

“キメラモン”

完全体 合成型 データ

様々なデジモンの生体パーツを融合させた合成型デジモン
必殺技は四本の腕から放出される死の熱線『ヒート・バイパー』


杏子「何だありゃ!?」

ブイドラモン「カブテリモンの頭に体はグレイモンで足はガルルモン…ムゲンドラモンとは違い生身のデジモンを合体せせてる……」

さやか「これもアナログマンが作ったデジモン!?」

イワン「さすがハニー、鋭いな」

聖「こんなデジモン使うまでもねぇがあのオッサンがどうしても戦闘データが取りたいらしいからよ!じゃぁ、俺達も行くぜイワン!」

イワン「うむ」

聖&イワン『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!

レッドブイドラモン「今度は人間がデジモンに進化しただと!? ええぃ!ワルプルモン軍のデジモンは化け物か!!」

ダークドラモン「さぁて、俺の自伝のこのページの題名は『ブイドラモン種族絶滅』だな!」

ゴールドブイドラモン「そんな決定権がお前にあるのか?」

デジタマモン「チビモン達は私とティラノモンさんで安全な所へ避難させます!」

ティラノモン「でもお前らだけでやばくなくなくなくない?」

杏子「究極体ニ体だからな…!」

レッドブイドラモン「デジモンの進化世代の違いが戦力の決定的差でないということを教えてやる!」

ダークドラモン「けっ!じゃあ、教えてもらおうじゃねぇか!」
577 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:16:54.46 ID:j2giVq2W0
ダークドラモン『ダークロアー!!』

ドコォォォォォン!

ダークドラモン「! よけたのか!?」

レッドブイドラモン「そうそう当たるものではない!」

ゴールドブイドラモン「落ちろ!」

レッド&ゴールド『ブイブレスアロー!!』

ドコォォォン!

ダークドラモン「ちっ…!少しはやるみてぇじゃねぇか!」

スピノモン「なら、これはよけられるか?」

スピノモン『ソニックスラッシュレイン!!』シュバババ!

レッドブイドラモン「ちぃ!」

マッハガオガモン「私がいることも忘れるな!ウィニング…」

ダークドラモン「雑魚がうざってぇ!やれ!キメラモン!」

キメラモン「キシャァァァァ!!」

バシィ!

マッハガオガモン「ぐわぁ!」

さやか「マッハガオガモン!」

ダークドラモン「二本のデビモンのとクワガーモンとスカルグレイモンの腕だ!その腕力は本物のより遥かに上らしいぜぇ!」

キメラモン「キシャァァァ!」バサァ!

スピノモン「更にエンジェモンとエアドラモンの翼で飛行も可能だ」

バシッ!

グラウモン「グラァ!」

杏子「グラウモン!」

ダークドラモン「モノクロモンの尻尾の味はどうだ?ついでに頭の髪はメタルグレイモンのだ!」

杏子「くそっ…!」
578 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:18:05.13 ID:j2giVq2W0
―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―

ダークドラモン「出たか!サイボーグトカゲ野郎!この前の続きといくか!」

杏子「悪いなメガログラウモン…またこのカードを使わせてもらうよ!」

杏子『カードスキャン!キング・デヴァイス!!』

メガログラウモン「グラァァァァ!!」ゴゴゴゴゴ…!

ダークドラモン「けっ!また巨大化してパワーアップか?懲りねぇなぁ!」

杏子「この前のみたいにならないように限界が来る前にケリをつけてぇな…!」

スピノモン「さぁ、ハニーを俺の物にするためにお前から始末しよう」

ブイドラモン「くっ…!」

レッドブイドラモン「コイツは私達に任せろ!」

ゴールドブイドラモン「新しい時代を作るのは老人ではない!君のような若者がここで命を落としたらこの世界は救われない!」

ブイドラモン「二人共…でも、俺じゃあ……」

キメラモン「キシャァァァァ!」

さやか「あたし達じゃあ、あいつにも適いそうにないし……!」

キメラモン『ヒート・バイパー!!』

ドコォォォン!

ブイドラモン「ぐわぁ!」

さやか「きゃっ!」

キメラモン「ふふふ……!」

さやか「あいつ…あたし達の事笑ってるの!?」

ブイドラモン「馬鹿にしやがって…!」
579 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:19:13.70 ID:j2giVq2W0
ブイドラモン『ブイブレスアロー!』ビュンッ!

キメラモン「……」バサッ!

さやか「よけられた!」

ブイドラモン「せめて俺も空を飛べれば……!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!!」ガキン!ガキン!

ダークドラモン『ギガスティックランス』ガキィン!

杏子「くそっ…!アタシはただこうして見てるだけしかできねぇのかよ!何か…何かアタシにできることは……!」

さやか「あたし達にできる事……」

キメラモン「キシャァァァ!」ガシッ!

さやか「ブイドラモンが奴の腕に掴まった!?」

ブイドラモン「ぐわぁぁぁ!」ギチギチ…

さやか「ブイドラモンを離せ!」ブンッ!ブンッ!

グサッ!

キメラモン「!? グギャァァァ!」

ドサッ!

ブイドラモン「うっ…!」

さやか「大丈夫ブイドラモン!?」

キメラモン「キシャァァァ!!」

杏子「危ねぇさやか!向かってくるぞ!」

ブイドラモン「させるかぁ!」
580 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:20:16.84 ID:j2giVq2W0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイドラモン超進化ぁぁぁ!エアロブイドラモン!!―

“エアロブイドラモン”

完全体 聖竜型 ワクチン

ブイドラモンに翼が生え体の各所がより格闘的に進化しより高い攻撃力と防御力を身につけた聖竜型デジモン
必殺技は鼻先のツノと翼のエッジ部分をつなぐようにV字状のエネルギー体が形成され敵に向かって飛んでいく『Vウィングブレード』と
竜の形をした衝撃波を飛ばす『ドラゴンインパルス』

さやか「やった!ブイドラモンが完全体に進化した!」

ゴールドブイドラモン「おお!あれこそ数々の戦いをくぐり抜いて来た歴戦の強者のブイドラモンのみが進化できると言われているエアロブイドラモン!!」

エアロブイドラモン「さやか、乗って!」

杏子「乗れって…」

さやか「わかったよエアロブイドラモン!一緒に戦おう!」

バサッ!

キメラモン『ヒート・バイパー!!』シュゴッ!

サッ!

エアロブイドラモン「見える!」

杏子「空中であの速さ!進化して生えたあの翼は伊達じゃない!」

さやか「あたしの剣をもう一度くらえ!」ブンッ!ブンッ!ブンッ!

グサッ!

キメラモン「キシャァァァ!」

さやか「今だよ!」

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』

キメラモン「!!」

ドゴォォォン!!
581 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:21:02.08 ID:j2giVq2W0
杏子「やった…!そうだ!メガロウグラウモンは…?」

ダークドラモン「手こずらせやがって!だが、そろそろリミットのようだな?」

メガログラウモン「グラ……!」

スピノモン「お前達も中々やるがここまでのようだな」

レッドブイドラモン「認めたくないものだな…自分自身の…若さ故の過ちというものを…」

ゴールドブイドラモン「まだだ!まだ終わらんよ!!」

杏子「……」

スピノモン「これで!」

ダークドラモン「トドメだ!」

ダークドラモン『ダークロアー!!』

スピノモン『ブループロミネンス!!』

ドゴォォォン!!

さやか「いけない!メガログラウモン達が!」
582 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:22:32.95 ID:j2giVq2W0
聖「ぐ……うぅ……」

イワン「な…!?何が…起きたんだ……」

さやか「え?何であの二人が倒れてるの!?」

杏子「アタシの幻覚の魔法さ、同士打ちさせるためにこいつら味方同士をアタシ達の味方のデジモンに見せかける幻覚をかけたのさ」

聖「んだとぉ……!」

さやか「な!?杏子の魔法ってそんなのだったの!?」

メガログラウモン「杏子…また幻惑の魔法が使えるようになったんだね」

杏子「今はこの程度が精一杯だけどな。しかも魔力も結構消耗するからそう続けて使えるもんじゃねぇし」

杏子「さてと、コイツらに引導を渡してやるか」

ロトスモン「そうはさせませんわ!」

イワン「ナナミ…!」

杏子「ちっ!またお前かよ!」

さやか「あれも…人間から進化したデジモン!」

ロトスモン「私達はまだここで果てるわけにはいきませんのよ。それではごきげんよう!」シュンッ!

杏子「ちっ!また逃したか!」

エアロブイドラモン「でも、これで俺達もう足でまといじゃないな!」

さやか「そうだね!これからもガンガン行きましょうか!」
583 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:23:29.26 ID:j2giVq2W0
〜アナログマンの研究室〜

聖「ちくしょう!あんなセコイ手で俺が!!」

イワン「しかも、キメラモンまで失ってしまった」

アナログマン「なに、構わないさ。戦闘データを持ち帰ってくれれば十分だ」

ナナミ「(そのためだけに私にこの二人の回収に行かせたのですわね)」

アナログマン「さて、このキメラモンのデータとムゲンドラモンのデータを元に……」

聖「おい、アナログマン!俺をもっと強いデジモンにしやがれ!!」

イワン「強いデジモンと言うがこれ以上は……」

アナログマン「ふむ、そうだね。君の中に埋め込んだダークドラモンとあるデジモンを融合させる実験を行いたいと思っていたのだよ」

聖「そんで俺は更に強くなれんだな!?」

アナログマン「だが、そのデジモンが中々見つからなくてね……」

聖「だったら俺が捕らえて来てやるよ!どんなデジモンだ!?」

アナログマン「確かバンチョーなんたらと言ったような……」

聖「番長?」

ナナミ「そういえばあちこちで『喧嘩番長』を名乗り、ワルプルモン軍に戦いを仕掛けているデジモンがいるという話を聞いたことありますわ。しかも人間とほとんど変わらない外見のデジモンだそうですわ」

アナログマン「(人間?あれ?確かそのデジモンは獣人型だったはずだが……)」

聖「なら、そいつを捕まえてくりゃいいわけか……!」
584 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/23(金) 20:25:56.43 ID:shg2WgkI0
番長違いです
585 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/23(金) 20:26:22.08 ID:j2giVq2W0
〜次回予告〜

ジジモン「今日まどマギの一番くじやってきたんじゃが…」

エレキモン「お、今日発売だったんですね!で、どうでした?」

ジジモン「15回やってAもBも当たらんかった……死にたい……」

エレキモン「だっせぇwwwwwwwつーかそれアンタじゃなくて>>1のリアル体験談だろwwwwwwwwww」

ジジモン「じゃが、きゅんキャラはシークレット含め全種揃ったぞい。杏子が3個もダブったがの……」

エレキモン「ロッソ・ファンタズマ再現できんじゃんwwwwwwwww」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『ツチダルモンの村 鉄の獣が来る!?』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

今回はここまで
一応これからの展開次第でパイルドラモンも登場させる予定も無い事は無いのですが
ブイドラモン+スティングモンではありなのかなぁと……
ではまた
586 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 03:04:27.67 ID:/ob/YbtOo
えーっと、Wikimonに記載されているデジモンカードの記述によると、
サイクロモンかクワガーモンかスティングモンが相手ならパイルドラモンにジョグレス進化出来ますな。

しかしつくづく便利だわ、Wikimon。英語がデフォなのが難点だけど。
587 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 12:04:31.41 ID:lqytzyZv0
あれ、これって上条さん連れてくれば無問題じゃね?
588 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 13:46:53.53 ID:D+e686WDO


そういえばあの二人はデュエリストだったな

ダークドラモンとバンチョーのジョグレス体の名前ってカオスモンだっけ?
589 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 13:57:58.94 ID:7Q4AOls3o
ダークドラモン+スレイプモン+ヴァロドゥルモン+バンチョーレオモン=カオスモン

バンチョー探せばできるってことはスレイプモン確保されてるのかな
590 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 14:30:41.59 ID:WB5P/joSO
>>589
バンチョー+ダークドラorヴァルドゥルがカオスモンで
四体ジョグレスがアルティメットカオスモンだったはず
591 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:45:46.80 ID:pzHJksIA0
こんばんわ

>>586
公式サイトの図鑑にもいないデジモンの解説があるので私も助かってます

>>587
幻想殺しでデジモンを消しちゃうんですか!?

>>588
聖はとある世界ではさやかの弟でもあったりしますね

>>589-590
スレイプモンはまだ確保されてませんがこれからもしかしたら…

投下
592 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:46:43.15 ID:pzHJksIA0
〜荒野〜

マミ「ねぇ、レオモン。あの光の柱にもう一度触れれば元の場所に戻れるのかしら?」

レオモン「いや、必ずしも同じ場所に飛ばされるとは限らん。やめておいたほうが賢明だ」

ほむら「まどかを助ける為にルーチェモンを探さなきゃいけないのにまた散り散りになるなんて……!」

テリアモン「ま、どうにかなるんじゃない?無問題〜」

インプモン「その前に俺腹減ったぜ……」

アンキロモン「俺も減っただぎゃ……」

ほむら「そうね…ルーチェモンを倒せるのは今の所あなただけだから体力を回復させてあげないと……」

マミ「ずっと歩きっぱなしだったからね…どこかで休みましょう」

クルモン「ゆまやキョーコはどこ行ったでクル……?」

マミ「そのうち見つかるわよ。さ、クルモンも行きましょう」

クルモン「クル♪」

QB「……」

エンジェモン「どうした?インキュベーモン」

QB「いや、何でもないよ」

テリアモン「ねぇ、マミ。あそこに何かあるよ」

マミ「あれって…村か何かかしら?行ってみましょう」
593 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:47:46.57 ID:pzHJksIA0
〜村〜

インプモン「誰もいねぇじゃねぇか」

クルモン「誰かいませんかクル〜!」

マミ「あら?これって…タイヤの跡?」

ブゥゥゥゥゥン……

エンジェモン「む?」

テリアモン「この音って……」

ブゥゥゥゥゥン……

マミ「何かが近づいてくる……」

ブォン!ブォォン!

ほむら「バイク!?」

アンキロモン「こっちに来るだぎゃ!」

レオモン「よけろ!」

ブォォォン!

インプモン「うわぁ!」

マミ「きゃっ!」

エンジェモン「あきらかに私達を狙っているな!」

ほむら「どうして?誰も乗っていないバイクなのに……」

マミ「みんな!バラバラに逃げるのよ!」

アンキロモン「だぎゃぁ!」

ダッ!
594 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:48:30.99 ID:pzHJksIA0
インプモン「うわぁ!ほむら、俺たちの方に来るぜ!?」

ほむら「何ですって!?」

ブゥゥゥゥゥン!!

ガチャッ!

ツチダルモンの子供「ん?」

インプモン「おい!家からデジモンが出てきたぞ!?」

ほむら「茶色のユキダルモン!?」

ツチダルモンの子供「うわぁ!」

ほむら「危ない!轢かれるわ!」カチッ

ガシッ!

ツチダルモンの子供「え?」

ドコォォォォン!!

インプモン「危ねぇ…そのまま家を突き破って行ったぞ……」

ブゥゥゥゥン……

ほむら「あのバイクは去っていったようね…怪我は無い?」

ツチダルモンの子供「う…うん!」

テリアモン「何だったのアレ……」

ガチャッ!ガチャガチャッ!

マミ「あ…」

アンキロモン「家からいっぱい同じデジモンが出てきただぎゃ!」

QB「ここはツチダルモンの村か」
595 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:50:24.34 ID:pzHJksIA0
“ツチダルモン”

成熟期 突然変異型 データ

体が土でできているユキダルモンの亜種
必殺技は『グレートウェイト』

ほむら「土でできているからツチダルモンね……」

ツチダルモン長老「私達の仲間を助けていただきありがとうございました」

テリアモン「いや〜」

アンキロモン「お前は何もやってないだぎゃ」

テリアモン「自分だって〜」

ツチダルモン長老「よろしければ私の家でもてなしをさせてください」

インプモン「メシか!」

マミ「せっかくだからお言葉に甘えましょうか」
596 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:54:02.16 ID:pzHJksIA0
〜ツチダルモン長老の家〜

ツチダルモン長老「ささ、遠慮なさらずにどうぞ」

マミ「これっておままごとで子供がよく作る土のお団子じゃ……」

ほむら「この土団子を私達に食べろと……」

ツチダルモン長老「お口に合いませんかな?」

ほむら「お口に合うというか食べられるの……?」

アンキロモン「うまいだぎゃ!」バクバク

インプモン「ほむら達も食えよ!」バクバク

ほむら「…デジモンはともかく、私達人間が……」

マミ「ここに佐倉さんが居れば「食べ物を粗末にすんじゃねぇ!殺すぞ!!」って言われるわ!いただきましょう!」パクッ!

ほむら「えぇ!?」

マミ「あら?意外といけるわ!」

ほむら「えぇ……」
597 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:55:44.18 ID:pzHJksIA0
レオモン「ところで、さっきの鉄の獣は…アレは何だ?」

ほむら「あれはバイクよ。でも誰も乗ってなかったわね…」

ツチダルモン長老「あれについてはよくわからんのじゃ…突然現れ、村中を暴れまわって走り去る……」

エンジェモン「あのバイクはこの村を荒らし回っているのか」

ツチダルモン長老「そうじゃ…鉄の獣が村に現れたら必ず村の誰かが犠牲になるんじゃ…きっと乗り手を探して彷徨っていると言う者もおるが、この村にそんな者がいるはずがない……」

マミ「酷いわ!誰かが犠牲だなんて!」

マミ「バチーン!ってやっつけちゃえばいいじゃん!」

ほむら「あのバイクはワルプルモン軍と関係があるのかしら?」

ツチダルモン長老「恐らくないじゃろうな…たまにあの鉄の獣を捕らえようとするためにワルプルモン軍のデジモンが来るのじゃが…そのついでにそやつらも村を荒らしていくのじゃ……」

インプモン「マジかよ…」

レオモン「それで、お前達はここでただやられているだけなのか?」

ツチダルモン長老「ワシらは所詮データの吹き溜り…捨てられた情報の集まりがワシらツチダルモンを生み出したのじゃ……」

マミ「でも…ただ黙ってやられているだけなんて…!」

QB「マミ、この村のデジモンにはこの村のデジモンの生き方というのがあるんだよ。それに僕らはルーチェモンを追わなきゃいけないとい
う目的がある。ルーチェモンが完全に進化する前に何としてでも倒さないと」

マミ「そんな!放っておいて行こうって言うの?」

ほむら「確かにそいつの言う通りね」

マミ「暁美さんまで!」

ほむら「でも、あのバイクを何とかしてからでも遅くは無いはずだわ」

QB「おや?ファイル島の時と同じ様にこんな些細な問題に関わっている場合じゃないと言うと思ったんだけどね?」

ほむら「人は変わっていくものよ。それにこの土団子も確かに中々いけるしね。一飯の恩は返さないと」

ドゴォォォン!

マミ「何!?」

ツチダルモン長老「またあの鉄の獣が来たのじゃ!!」
598 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 21:59:28.66 ID:pzHJksIA0
ブゥゥゥゥゥン!

インプモン「本当だ!またあのバイクが来やがった!」

マミ「テリアモン!」

テリアモン「うん!わかってる!」


BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―


ガルゴモン「止まれぇ!」

ガルゴモン『ガトリングアーム!』

ガルゴモン「ダダダダダダァ!!」ダダダダダ!

マミ『ティロ・ボレー!』ドドドド!

カキン!カキン!

ガルゴモン「げぇ!効かない?何でぇ!?」

レオモン『獣王拳!!』ズォ!

ドゴン!

レオモン「何という装甲だ!」

エンジェモン「生半可な攻撃ではびくともしないか!」

ブォォォン!

ツチダルモン達「うわぁぁ!!」

マミ「いけない!ツチダルモン達の方に向かっているわ!!」

インプモン「させるかよ!」ダッ!

ほむら「インプモン!」
599 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:01:27.95 ID:pzHJksIA0
スタッ!

インプモン「オラよっと!」ガシッ!

マミ「インプモンがバイクに乗ったわ!」

ブォン!ブォン!

ガルゴモン「わ〜い!インプモンすご〜い!」

ブォン!ブォン!

ほむら「でも、ペダルに足がとどかないじゃないの?」

カチャッ…!

クルモン「クル?なんか落ちたでクル!」

レオモン「私が拾ってこよう」

レオモン「…む?これはチョロモンか?」
600 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:03:38.31 ID:pzHJksIA0
“チョロモン”

幼年期T マシーン型 属性無し

光センサーになっている赤い目を持つ超小型のマシーンデジモン
必殺技は鉄の粒子を放出して敵を一時的に混乱させる『ジャミングパウダー』

ほむら「そんな小さなデジモンがあのバイクに乗っていたの!?」

ガルゴモン「だからバイクが一人でに動いてるように見えたんだぁ…」

アンキロモン「こいつがバイクを操ってただぎゃ?」

チョロモン「助けてくれてありがとう……」

マミ「あなたを助けたってどういう事?」

エンジェモン「ほむら!インプモンが!」

インプモン「うおおぉぉぉぉ!!」ブォォォォォン!

マミ「バイクに乗ったままこっちに突っ込んでくる!?」

ほむら「インプモンあなた何やってるのよ!?」

クルモン「逃げるでクル!!」

ブォォォン!
601 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:05:29.94 ID:pzHJksIA0
チョロモン「あのバイクは…恐ろしいバイクなんです!」

マミ「え?」

チョロモン「あのバイクに乗ったら最後。意識を乗っ取られて、次の誰かが乗るまで一生走り続けることになるんです!」

エンジェモン「そんなまさか…」

ガルゴモン「君がバイクを操ってたんじゃなくて、バイクが君を操ってたって事?」

マミ「それって…まるで『赤い靴』の話みたい……」

ほむら「赤い靴?ああ、あれね……」


――
―――
――――
――――――

さやか「はっはっはー!その赤い靴を食べないとここから帰さんぞぉ!」

恭介「そんな…靴なんてどうやって食べればいいんだ……」

仁美「こうやって、細かく切って衣で揚げて天ぷらにすれば食べられますわ!」

恭介「そうか!そんな方法があったか!」

さやか「何ぃ!そんな馬鹿な!?」

仁美「さぁこの青鬼め!観念するのですわ!!」

さやか「うぼぁー!あたしって本当馬鹿ぁぁぁぁ!!」

 ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  O 。

ほむら「てな感じの話だったわね」
602 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:07:56.58 ID:pzHJksIA0
マミ「いえ、それ違うから!ていうか何で美樹さんが鬼役!?」

ほむら「じゃあ、こんな話だったかしら…?」


――
―――
――――
――――――
QB「先日の舞踏会でほむら王子が惚れ込んだ娘が片方落としていったこの赤い靴!」

QB「この赤い靴がピッタリな女性こそほむら王子の花嫁よなるのだ!」

マミ「娘を王族に嫁入りさせればもう何も恐くないわ!」

さやか「あたしよ!あたしがほむら王子の嫁になるのだー!…って!小さくて履けないじゃない!」

まどか「ティヒヒ…さやかお義姉様…足の指を切れば入るんじゃないかな?」

さやか「はぁ?まどデレラ、あんた何言ってるのよ!?」

マミ「それだわ!さっそく切り落としましょう!ティロ・フィナーレ(斬撃)!」ズバッ!

さやか「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

マミ「これで履けたわね!」

QB「いや、血出てるしダメだから」

杏子「アタシにも小さいみたいだ……」

まどか「じゃあ、杏子お義姉様はカカトを切り落として……」

杏子「やめろぉ!!」

マミ「ティロ・フィナーレ(斬撃)!」ズバッ!

杏子「痛えぇぇぇぇぇ!!」

マミ「これならどうかしら!?」

QB「君達は馬鹿なのかい?」

まどか「あ!わたしはすんなり履けたよ?」

さや杏「マジでぇぇぇぇぇ!?」

 ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  O 。

ほむら「こうしてまどデレラは自分を虐めた義姉達に復讐を果たしつつ、ほむら王子と結ばれましたとさ…でめたしでめたし」
603 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:09:27.62 ID:pzHJksIA0
マミ「それシンデレラでしょ!しかも何その本当は恐ろしいグリム童話のシンデレラ!?」

ほむら「義姉の血が染み込んだそれはまさに赤い靴……」

マミ「だから違うから!その赤い靴を履いてしまうと体が勝手に動いて、死ぬまで踊り続けるという話よ!」

ガルゴモン「そんなこと言ってる間にまた来るよ!」

ブォォォォォン!!

ほむら「インプモン、やめなさい!私の声が聞こえないの!?」

インプモン「うおぉぉぉぉぉぉ!!」

ほむら「こうなったら…時を止めて私が代わりにバイクに乗れば……」

ガルゴモン「えぇ!?」

ほむら「インプモンがバイクに乗ってチョロモンが助かったのなら、私がバイクに乗ればインプモンは助かるはずだわ!」

マミ「冷静になりなさい暁美さん!そんな事をしたら今度はあなたがバイクに意識を乗っ取られるわよ!」

クルモン「また来るでクル!」

レオモン「ならば…!」ダッ!

マミ「レオモン!?」

レオモン『獅子王丸!』ジャキッ!

ほむら「まさか…やめて!」
604 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:11:47.54 ID:pzHJksIA0
レオモン「はぁ!!」バシィン!

インプモン「ぐげ!?」

ガルゴモン「あ、剣の平面の方でインプモンの頭をぶっ叩いたよ」

ドサッ!

インプモン「」

ほむら「インプモン!」

レオモン「安心しろ気絶しているだけだ」

ガルゴモン「みねうちかぁ!」

ブォォン……

エンジェモン「バイクも止まったようだな…」

レオモン「あのバイクは乗り手の意識を操って暴走する。ならば、乗り手の意識を失わせれば呪縛は解けると読んだのだ」

アンキロモン「さすがレオモンだぎゃ!」

ガルゴモン「で、あのバイクはどうするのさ?」

ほむら「バ〇ク王にでも売り払いましょう」

マミ「バ〇ク王はダメよ暁美さん!レッドバ〇ンの方がいいわ!」

QB「どっちの査定も信用できないと思うよ。僕はバ〇クBOONがいいと思うね。それに自分でオークションに出すのもいいんじゃないかな?」

ガルゴモン「というかデジタルワールドには無いから!」

?「それならそのバイク、アチキが買い取ろうじゃな〜い!」

レオモン「お前は…エテモン!」
605 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:15:55.78 ID:pzHJksIA0
“エテモン”

完全体 パペット型 ウィルス

あらゆる攻撃に耐える強化サルスーツに身を包んだパペット型デジモン
必殺技は敵のハートを切なくさせ、戦意を消失させる『ラブ・セレナーデ』と
触れるものを全て消滅させる黒い球体『ダークスピリッツ』

マミ「エテモン…」

エテモン「『キング・オブ・デジモン』たるアチキにこそ、そのバイクは相応しいのよ〜ん」

ツチダルモン長老「そやつこそが鉄の獣を狙っていたワルプルモン軍のデジモンじゃ!」

マミ「せっかくバイクの乗り手がいなくなってこの村のツチダルモン達が安心できそうなのにそんな事させないわ!」

ほむら「というか、あなたもこのバイクに意識を乗っ取られるわよ?」

エテモン「あら?アナタ達が選ばれし少女?アチキ程のデジモンならそのバイクに意識を乗っ取られずに乗り込なせるのよ!」

レオモン「どうかな…?それに貴様のようなデジモンにそう安々と渡すわけにはいかないな」

エテモン「レオモンも一緒なのね。いいわ、アンタ達を倒してから頂いてやろうじゃな〜い!」

アンキロモン「やるかだぎゃ!?」
606 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:23:06.24 ID:pzHJksIA0
エテモン「ガジモン!ステージセットアップよ!」

ガジモン「はっ!」

“ガジモン”

成長期 哺乳類型 ウィルス

鋭くて大きな爪を生やしている哺乳類型デジモン
必殺技はガス状の毒息を吐き出す『パラライズブレス』


ガジモン「来い!モノクロモン!!」

モノクロモン「グオオ!」ズドドド…!

ガルゴモン「モノクロモンが何か引っ張りながら来るよ!?」

マミ「モノクロモンをトレーラー代わりにしているの…?」


“モノクロモン”

成熟期 鎧竜型 データ
 
鼻先にサイの様なツノを生やした鎧竜型デジモン
ツノの部分と体の半分を覆う硬質な物質はダイアモンドと同質の硬度を持つ
必殺技は強力な火炎弾『ヴォルケーノストライク』

シュバァァァ…

ほむら「トレーラーの中は…ライブステージ……?」

エンジェモン「何をする気だ…?」

レオモン「不味い!あれは…!」

エテモン「行くわよ!アチキの歌を聴けぇ!!」

エテモン『ラブセレナーデ!』
607 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:24:42.02 ID:pzHJksIA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=3JtQZOTDiEU

マミ「な…何この歌……!」

ガルゴモン「ち…力が……!」

シュゥゥゥ…

テリアモン「抜けてく……!」

エンジェモン「ぐぅ……」

レオモン「こ…これが相手の戦意を奪う奴の必殺技…ラブ・セレナーデだ…!」

マミ「し…進化が解けてしまうんじゃ戦いようがないわ……!」

ツチダルモン長老「エ…エテモンはこうやって村に来る度にこの歌を聴かせてくる迷惑者なんじゃ……!」

ほむら「ジャイアンのリサイタルじゃあるまいし……!」

エテモン「ふふふ…もう一つの必殺技を見せてあげようじゃない!」

エテモン『ダークスピリッツ!!』

ドゴォォォン!

アンキロモン「だぎゃぁ!」

エンジェモン「ぐわぁ!」

エテモン「まだ、アチキの歌は終わってないわよ!みんな!抱きしめて!銀河の、果てまで!!」

インプモン「ん…何だ?この歌?」

クルモン「クルモンこの歌イヤでクルゥゥゥ!!」ピカァァァァ!

インプモン「うお!?」ピカァァァ!
608 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:28:29.51 ID:pzHJksIA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related

―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―

ベルゼブモン「その下手糞な歌を止めやがれ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュゥゥゥン!

ドゴォォォン!

テリアモン「あ…!トレーラーが破壊された!」

エテモン「アッー!アチキのステージがぁぁぁぁぁ!!よくもぉ!!」

マミ「歌が止まったわ……」

ほむら「ベルゼブモンのおかげね…!」

エテモン「アンタが七大魔王を裏切ったとかいうベルゼブモンね!いいわ、ここでアンタを殺ってアチキが七大魔王の座につけばアチキの
スーパースターとしての人気もうなぎ登りじゃな〜い!」

ベルゼブモン「うるせぇ猿野郎が!テメェは歌手よりお笑いの方がお似合いだぜ!!」

エテモン「な…なんですってぇ!アチキはデジタルワールドのシェリルともランカとも言われてるのよ!!」

アンキロモン「お前、全国のランカとシェリルファンに謝れだぎゃ!!」

ベルゼブモン「俺は大クラン派だからどうでもいいぜ!どっちにしろ歌手でもお笑いでもワルプルモンの手下の悪党が真のスターになれるはすがねぇんだよ!!」

ほむら「暴力団と繋がっていた芸人のようにね!」

エテモン「うっさいわよ!芸能界でのし上がって行くにはそういう力も必要なのよ!!」

ほむら「それにここでベルゼブモンを殺るとか言ってたけど完全体のあなたが相手になるのかしら?」

エテモン「究極体に進化できるのが自分だけだと思わないことね!」


―エテモン進化!メタルエテモン!!―


マミ「エテモンも進化できるの!?」
609 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:29:55.03 ID:pzHJksIA0
“メタルエテモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

エテモンが進化し、全身をクロンデジゾイドでメタルコーティングしたサイボーグ型デジモン
必殺技は相手の足をすくう『バナナスリップ』

メタルエテモン「どうかしら?来週のの紅白ではこれで行こうかと思ってるんだけど」

ベルゼブモン「知るか!水樹奈々が出るところしか見ねぇからどうでもいいぜ!!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ダッ!

メタルエテモン『バナナスリップ!』ポイッ!

ベルゼブモン「ぬおっ!?」コケッ!

テリアモン「魔王であるベルゼブモンがバナナの皮で……」

マミ「転ばされたわ……」

レオモン「無様だな…私はあのような技で醜態は晒したくないものだ……」

ほむら「何やっているのよ!?」

メタルエテモン「七大魔王がいい格好ねぇ!」

ベルゼブモン「糞…馬鹿にしやがって!」

ブォン!ブォォォォォン!!

レオモン「何!?」

マミ「あのバイクがまた動き出したわ!?」

テリアモン「もう誰も乗っていないのに!?」

ほむら「ベルゼブモンの方へ向かって行くわ!」

ベルゼブモン「…こいつ…俺に乗って欲しいのか……?」ダッ!

スタッ!
610 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:36:07.27 ID:pzHJksIA0
エンジェモン「ベルゼブモンがバイクに乗ったぞ!」

アンキロモン「また意識を乗っ取られるだぎゃ!」

ブォン!ブォン!

ベルゼブモン「……!」

ブォン……

ツチダルモン長老「鉄の獣が…乗り手を乗せたまま止まっている!」

ほむら「ベルゼブモン…あなた何ともないの?」

レオモン「ベルゼブモンはあのバイクを乗りこなしたと言うのか……?」

マミ「それともあのバイクがベルゼブモンを乗り手と認めた……?」

QB「もしかしたらベルゼブモンを探すために彷徨っていたのかもしれないね」

メタルエテモン「きぃぃぃぃ!そのバイクはアチキの物になるはずだったのにぃぃぃぃぃ!!」

ベルゼブモン「いいぜ!気に入ったぜこいつ!!」

ブォン!ブォォォォォン!

メテルエテモン「もう一度転けさせてあげるわ!」

メタルエテモン『バナナスリップ!』ポイッ!

テリアモン「いけない!事故るよ!?」

ブォン!
611 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:41:49.78 ID:pzHJksIA0
メタルエテモン「飛んだぁ!?」

ブォォォォン!

ベルゼブモン「邪魔だぁ!!」

ドコォン!

メタルエテモン「あ〜れ〜!」ヒュー!

ほむら「轢いた……!」

キラン!

ほむら「星になったわ……」

テリアモン「ベタだね」

マミ「星に願いを…風にプライドのせた時、今日が消せない明日が見えるわ……」

クルモン「マミは何を言ってるでクル?」

ガジモン「エ…エテモン様〜!」ダダダダッ!

テリアモン「メタルエテモンが遠くまで飛ばされちゃったよ……」

モノクロモン「アタシはあのトレーラーから出てた黒いケーブルで無理矢理エテモンに使われてたので逃げます」

612 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:43:37.89 ID:pzHJksIA0
マミ「でも、あれほど堅牢なメタルボディを持つメタルエテモンを簡単に突き飛ばすなんてやっぱりあのバイクは凄いわ!」

エンジェモン「やはり、ただのバイクではなかったということか」

マミ「このバイクに名前を付ける必要があるわね……」

ほむら「バイクに名前…?

テリアモン「マミがぁ?」

マミ「そうね…雄々しく陸を駆け抜け暴食の魔王に仕える鋼鉄の獣……」

マミ「『ベヒーモス』なんてどうかしら?」

ベルゼブモン「ベヒーモス、か。いいねぇ、気に入ったぜマミさんよ!」

ほむら「流石マミのネーミングって所ね」

ベルゼブモン「おし!このベヒーモスでルーチェモンを追おうぜ!」

アンキロモン「俺達全員乗れないだぎゃ!」

エンジェモン「彼女達のデジヴァイスに入ればいいだろう」

マミ「じゃあ、レオモンとアンキロモンは私のデジヴァイスへ」シュゥゥゥ

テリアモン「僕はマミの肩に乗せてもらうよ」

クルモン「クルモンはベルゼブモンでーす!」

QB「じゃあ僕はほむらの……」

ほむら「断る。あなたは楯にでも入ってなさい」シュポッ!

ベルゼブモン「おいおい、3ケツになるじゃねぇかよ!」

マミ「大きいバイクだから大丈夫よ」

ほむら「それじゃあ出発しましょう!」

ツチダルモン長老「みなさん、本当にありがとうございます」

ツチダルモン子供「頑張ってね!」

テリアモン「ばいば〜い!」

ベルゼブモン「あばよ!」

ブロロォォォン!

ベルゼブモン「さあ、振り切るぜ!」
613 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/24(土) 22:45:55.86 ID:pzHJksIA0
〜次回予告〜

エレキモン「メリークリスマス!」

ジジモン「今回はクリスマスっぽいデジモンを連れてきたぞい」

エレキモン「クリスマスっぽいデジモン?そんなのいたっけ?」

スレイプモン「ここは一体何処だ?」

エレキモン「ロイヤルナイツ連れてきちゃったぁぁぁぁぁぁ!!」

ジジモン「赤いしトナカイっぽいじゃろ?」

エレキモン「だからってアンタ…まだ本編にも出てないロイヤルナイツを……」

ジジモン「そしてワシがサンタ役じゃ。はいよースレイプモン!」バシィン!

スレイプモン「無礼者め!」

スレイプモン『オーディンズブレス!!』

ジジモン「」カチン!

エレキモン「スレイプモンの必殺技『オーディンズブレス』。極低温のブリザードを発生させる。相手は死ぬ。」

スレイプモン「次回、デジモン☆マギカ」

スレイプモン『ハンマー対決!チャツラモン対ゆま&ズドモン』

スレイプモン「クリスマスプレゼントはマフラーが良い」

エレキモン「ああ、アンタ成長期の時に隊長の首に……」

今回はここまで
クリスマスっぽいデジモンって他に何かいましたっけ?
ではまた
614 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 23:10:34.06 ID:D+e686WDO

やっぱりクラン良いよね

ベルゼブモンが「絶望がお前のゴールだ」って言いそう

クリスマスっぽいならツリー役でデラモンかジュレイモン
615 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/24(土) 23:17:35.29 ID:41vOL69DO

エンシェントメガテリウモンはどう?
トナカイみたいだし
616 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/26(月) 18:32:42.95 ID:MaT6gBpS0
さて>>1はどうやって兎さんをだすのだろうか
617 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:07:53.13 ID:Qneck4LT0
こんばんわ

>>614
そういえば02でクリスマスツリーに喧嘩売ってましたねジュレイモン

>>615
氷の十闘士だし冬っぽいですね

>>616
今回はその兎も登場します
基本アニメのパクリもといベースにしてるのでアレですが…

投下
618 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:09:42.38 ID:Qneck4LT0
〜四聖獣の領域の門〜

チャツラモン「我等の同胞が選ばれし少女達に次々と倒され、残ったデーヴァは我等を含め4人だけか」

“チャツラモン”

完全体 聖獣型 データ

狗の姿をしたデーヴァの一体
仲間の争いごとの際は議長、裁判長を務める事があり自らを巨大な鎚である宝鎚(パオツェイ)に変化させ有罪無罪の判決を下す
必殺技は宝鎚で地面を打つことによって衝撃波を伴う大地震を起こす『シュヴァボージャナ』



チャツラモン「マクラモンとマジラモンは選ばれし少女の一人を討ち取りに行くと言っておったが…我も出陣すべきか……」

アンティラモン「……」



“アンティラモン”

完全体 聖獣型 データ

兎の姿をしたデーヴァの一体
両手を切れ味鋭い斧に変化させた宝斧(パオフー)で戦う
必殺技は、自身を軸に竜巻のように回転し、両手の宝斧で周囲の物を切断する『アシパトラヴァナ』
619 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:12:01.29 ID:Qneck4LT0
アンティラモン「…今の我等の神々、異常だとは思わぬかチャツラモン?」

チャツラモン「何だと?アンティラモンよ」

アンティラモン「この世界を守護するはずの我等の神々、何故この世界を混沌へと導くワルプルモンなる者達に力を貸すなり?」

アンティラモン「奴等、弱きデジモン達を虐げている者達なり」

チャツラモン「我等の神に疑念を抱くのか?それに強きデジモンが弱きデジモンを淘汰するのはこの世の理だ」

アンティラモン「しかし……」

チャツラモン「我等は神に従うのみ。所詮デーヴァの中で最も遅く生誕した貴様のような未熟者などに我等の神の高尚なる考えが理解できぬだろうな」

アンティラモン「……」

チャツラモン「貴様はこの門の番をしていればよい」シュバッ!

アンティラモン「…以前のチンロンモン様、我に「強き者は弱き者の盾となり矛となり守れ」とお教えくれたなり…それが今のチャツラモンと同様の考えに……」

アンティラモン「我が神…チンロンモン様、お変りになられたのは確かなり……」
620 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:12:59.41 ID:Qneck4LT0
ゆま「キョーコぉ…キョーコはどこなのぉ……?」

ゴマモン「デジタルゾーンに巻き込まれたから…オイラにも杏子達が何処にいるのかわからないよ……」

ゆま「うぅ…キョーコぉ……」エグッエグッ…

ゴマモン「あぁ!泣くなよゆま!きっと見つかるからさ!」

ゆま「ほんとう……?」

ゴマモン「あ…ああ!オイラに任せておけ!」

ゆま「でも、ゆまとゴマモンだけで大丈夫かなぁ?」

ゴマモン「う〜ん…確かにオイラ、ゆまのおかげでやっと成熟期に進化できたけど…完全体以上のデジモンに出くわしたら厳しいかなぁ……」

ゆま「ゴマモンってまだ完全体に進化できないんだよね」

ゴマモン「悪かったなぁ!」

ゆま「キョーコやマミお姉ちゃんのギルモンとテリアモンは進化できるし」

ゆま「ほむらお姉ちゃんのインプモンはいちばん大きい究極体になっちゃったし」

ゆま「あ!でも、さやかお姉ちゃんのブイモンはまだ成熟期までだからゆま達と同じだね!」

ゴマモン「それじゃあ、アイツらより早く完全体に進化したいな!」
621 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:15:19.02 ID:Qneck4LT0
ゆま「で、ゴマモンって完全体になったらどんなデジモンになるの?」

ゴマモン「そんなの進化しなければわかんないさ。ゆまはオイラがどんなデジモンに進化すると思ったのさ?」

ゆま「う〜ん…たぶん……」

ゴマモン「『タブンコンナモン』とか『キットコンナモン』とかの豚みたいな変なデジモンを想像するのはやめてくれよ?」

ゆま「え?何でわかったの!?」

ゴマモン「ゆまの考えることはオイラにはだいたいわかる!」

ゆま「そうなのかなぁ……だいたいわかるの?」

ゴマモン「ん?むこうに何かデッカイ門が見えるぞ?」

ゆま「モン?なにかの建物の入口なの?」

ゴマモン「行ってみようぜ!」
622 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:17:49.31 ID:Qneck4LT0
〜四聖獣の領域の門〜

アンティラモン「……!」

ゆま「おおきな…ウサギ……!」

アンティラモン「(人間の…子供……?)」

ゆま「こんにちは!アタシ、ゆま!で、こっちがゴマモン!」

ゴマモン「おいおいおいおい……!」

ゆま「ゴマモン?どうしたの?」

ゴマモン「十二支はまだ兎が残っていたはず……コイツ、デーヴァだよ!」

ゆま「デーヴァ?」

アンティラモン「…汝、ここより先は四聖獣の領域なり。すみやかに帰るべし」

ゴマモン「やっぱりデーヴァだ!しかも四聖獣の領域だってぇ!?オイラ達こいつらの本拠地に来ちゃったのかよ!?」

ゆま「かえれって言われても、ゆまはキョーコ探してるんだもん!」

アンティラモン「キョーコ?」

ゆま「あと、マミお姉ちゃんとほむらお姉ちゃんとさやかお姉ちゃんとクルモンとギルモンとテリアモンとインプモンとブイモンとQBモンとレオモンと……」

ゴマモン「いやいや、そんな全員の名前言ってもわかんないだろ……」

アンティラモン「…テリアモン……?…マミ……?」

ゆま「ウサギさん何か知ってるの?」

アンティラモン「いや……」
623 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:18:57.45 ID:Qneck4LT0
ゆま「ウサギさんのお名前は?」

アンティラモン「我はアンティラモン。この領域の門の番人なり」

アンティラモン「汝、これより先に行くと言うのならば……」

ゴマモン「お…おう…や…やろうってのかよ!」

ゆま「じゃあ、アンティラモンもキョーコ達一緒にさがして?」

アンティラモン「!?」

ゴマモン「一緒にってコイツはデーヴァ……」

ゆま「お願い!」

アンティラモン「…我、この門を守る務めあり」

ゆま「さがしてよ〜!」

アンティラモン「我、この門を……」

ゆま「さがしてくれなきゃいやぁだ〜!」ジタバタ!

ゴマモン「おいおい、ゆま…駄々こねたって……」

アンティラモン「……」

ゆま「いこう?」

アンティラモン「……」
624 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) :2011/12/26(月) 20:20:24.96 ID:Qneck4LT0
ゴマモン「で、結局一緒に来ちゃったよ!?」

ゆま「うわぁ!たかいたか〜い!」

アンティラモン「汝、速やかに我が頭上より降りるべし」

ゆま「絶対にイヤ」

ゴマモン「(乗せておいてから言うか?)」

アンティラモン「キョーコなる者達、何処にも見当たらず」

ゴマモン「デジタルゾーンに巻き込まれたからこの近くにはいないよ」

アンティラモン「ならば我の力を貸すのはここまで、戻るなり」

ゆま「ダメ!一緒にいくの!」ギュゥゥゥ…

アンティラモン「汝、我が耳を引っ張るのはやめるなり」

ゴマモン「なぁ、もう帰してやろうよ…敵ながら哀れに思えてきたよオイラ……」

アンティラモン「…!気配あり」

ゆま「え?」

シュバッ!
625 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:24:55.74 ID:Qneck4LT0
チャツラモン「アンティラモン。貴様、門の番を放棄して何をしている?」

ゆま「あ、神社においてある石でできたワンちゃんみたいなデジモンだぁ!」

ゴマモン「狛犬だろ」

ゆま「ゴマモンよく知ってるね」

アンティラモン「チャツラモン…!」

ゆま「アンティラモンのお友達?」

ゴマモン「コイツもデーヴァか!」

チャツラモン「人間だと?確か美国織莉子なる人間が目を付けた者か」

チャツラモン「だが、奴も所詮は人間。奴が何を考えてかは存ぜぬが此奴も我が同胞達を葬り去った選ばれし少女の仲間、ここで排除してくれる!」

アンティラモン「やめよ、この者に罪は無し」

チャツラモン「笑止!我等が神の領域に人間が居る事こそ、許すまじべき大罪!!」

ゴマモン「来るのか!?」
626 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:26:11.56 ID:Qneck4LT0
チャツラモン「宝鎚、発動承認!!」シュバッ!クルクルクル!

ゴマモン「うわっ!あの狛犬ハンマーに変形したぞ!?」

アンティラモン「!」ダッ!

ドゴォン!

アンティラモン「うわっ…!」

ゆま「アンティラモン!!」

ゴマモン「デーヴァが…ゆまを庇っただと?」

チャツラモン「何だと?デーヴァでありながら人間を守るお前を許すわけにはいかぬ!」

アンティラモン「……!」

チャツラモン「裏切者には鉄槌を降す!」

ゆま「だめぇ!」

ゴマモン「ゆま!」
627 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:27:34.54 ID:Qneck4LT0

―ゴマモン進化ぁぁぁ!イッカクモン!!―

チャツラモン「邪魔をする気か!ならば貴様にも我が判決を降す、死だ!!」

イッカクモン「弁護士も付けてもらってもいないのにいきなり死刑判決にされてたまるかってばよ!」

ゆま「アンティラモン大丈夫?痛いとこゆまが治してあげるね」パァァァ

アンティラモン「それより…汝のデジモンを止めよ…チャツラモンには勝てないなり……」

チャツラモン「我が判決を覆せる者無し!」

イッカクモン「オイラ達はここに来たくて来たわけじゃないんだ!逆転裁判してやるってばよ!」

チャツラモン『宝鎚!』シュバッ!

イッカクモン「またハンマーになった!」

ゆま「イッカクモン!そんなトンカチ撃ち落としちゃえ!」

イッカクモン『ハープンバルカン!』バン!バン!

ドカァン!
628 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:30:43.66 ID:Qneck4LT0
チャツラモン「無駄だ!宝鎚になりし我にそのような攻撃など!」

ドゴォン!

イッカクモン「ぐわぁ!」ドサッ!

ゆま「イッカクモン!」

アンティラモン『宝斧!』ズバッ!

チャツラモン「ぬおっ!貴様…やはり裏切る気か!ならば容赦はせん、光になるがいい!」

チャツラモン『シュヴァボージャナ!!』ズドォォォォン!!

ゆま「きゃっ!」

アンティラモン「ぐっ!」

イッカクモン「ぐわぁ!」

ゆま「イッカクモン…アンティラモン……ゆまが…治してあげないと……!」

チャツラモン「これで終わりだ、神の裁きを受けよ!」

イッカクモン「異議あり!受けてたまるかってばよ!!」
629 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:32:03.48 ID:Qneck4LT0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―イッカクモン超進化ぁぁぁ!ズドモン!!―

“ズドモン”

完全体 海獣型 ワクチン

イッカクモンが更に進化し二足歩行が可能になったパワー型デジモン
頑丈な甲羅とクロンデジゾイト製の『トールハンマー』を持つ
必殺技はトールハンマーを振り降ろした時に生じる衝撃波や火花を相手にぶつける『ハンマースパーク』

ゆま「イ…イッカクモンが進化したぁ……!」

チャツラモン「進化したところで、神に仕える我には及ばぬ!」

ズドモン「どうかな?もう一度ハンマーになって来てみろよ狛犬!オイラのトールハンマーと勝負だ!」

チャツラモン「笑止!我が変化した宝鎚とそのような鎚で勝負しようなどと!」

ゆま「ズドモンもハンマー持ってるんだぁ…」

チャツラモン『宝鎚!!』シュバッ!

ズドモン『トールハンマー!!』

ドゴォン!
630 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:32:59.73 ID:Qneck4LT0
ゆま「!」

ゆま「…あ!」

チャツラモン「ば…馬鹿な…我が宝鎚が……!」ピキピキピキ…!

ズドモン「クロンデジゾイド製のトールハンマーをなめるなってばよ!」

ゆま「すごぉいズドモン!」

チャツラモン「おのれぇ…こうなれば貴様のテイマーを……!」

ズドモン「何!?」

チャツラモン「人間め!神の判決を言い渡す、死だ!!」

ズドモン「やめろぉ!!」

チャツラモン『宝鎚!!』シュバッ!

ズドモン「ゆまぁ!!」

ゆま「ひっ……!」

ドクンッ!

ゆま「……!!」


ガキィン!!
631 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:34:04.66 ID:Qneck4LT0
ズドモン「え…?」

チャツラモン「わ…我がこのような人間ごときにまで……!」

ゆま「……」

ズドモン「ゆまのハンマーもチャツラモンに打ち勝ったのか…?」

アンティラモン「あの小さな身体の何処にあのような力が……」

チャツラモン「か…神の鉄槌を……!」

ゆま「…ズドモン、トドメをさしてよ」

ズドモン「あ…ああ!」

ズドモン『ハンマースパーク!!』ズドォン!

ビリビリビリ!!

チャツラモン「こ…この私が…無念……!」ズバァン!

アンティラモン「チャツラモン……」
632 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:35:13.16 ID:Qneck4LT0
シュゥゥゥン…

ゴマモン「ゆま!やったな、オイラ達!」

ゆま「……」

ゴマモン「ゆま…?」

ゆま「…え?どうしたのゴマモン?」

ゴマモン「どうしたって…オイラ達やったんだよ!それにゆまがあんなに強いだなんてオイラ知らなかったよ!」

ゆま「え?あのこまいぬは進化したズドモンがやっつけたんでしょ?」

ゴマモン「だから、ゆまも手伝ってくれたおかげで……」

ゆま「何言ってるの?変なゴマモン」

ゴマモン「どういうことだってばよ……」
633 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:36:14.53 ID:Qneck4LT0
ガブモン「あのような小娘にあんな力があるとはな……」

織莉子「暗黒の種が芽生え始めてきたようね……」

ガブモン「あの力がその片鱗か?」

織莉子「ええ、そうよガブモン」

ガブモン「織莉子。あの娘に植え付けた暗黒の種と言う物を育てた後には一体どうするのだ?」

織莉子「それは後でのお楽しみよ…うふふ、でも予定より早く種の収穫時が来そうね……」

織莉子「その時にこそ私は今度こそ…うふふ…フハハ……!」

ガブモン「織莉子……?」
634 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:39:09.50 ID:Qneck4LT0
ゴマモン「…そうだ!お前はこれからどうするんだよ?やるって言うなら……」

ゆま「やめてよゴマモン。アンティラモンもゆま達のこと助けてくれたでしょ?」

ゴマモン「そうだけど、やっぱりコイツもデーヴァだし……」

アンティラモン「我、同胞を攻撃したなり…恐らくは……」

シュゴォォォォ!!

ゴマモン「うわっ!何かさっきの門の方角から光が来るぞ!?」

ズドォン!

ゆま「光がアンティラモンに!」

アンティラモン「うっ…!」

シュゥゥゥゥ…
635 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:44:52.26 ID:Qneck4LT0
ロップモン「……」

ゴマモン「ああ!」

ゆま「テリアモンにそっくり……!」

ゴマモン「今の光で退化したのか!?」

ゆま「たしかデジヴァイスでデータがみれるんだったよね……」

ゆま「ロップモン…成長期、データ種……だって!」

ロップモン「…我、任を解かれた……」

ゴマモン「デーヴァを解雇…リストラか……」

ゆま「じゃあ、これからゆま達と一緒だね!」

ゴマモン「えぇ!?」

ゆま「仲良くしようねロップモン!」ムギュッ!

ロップモン「我、難儀なり……」

ゴマモン「これからどうなるってばよ……」
636 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/26(月) 20:46:14.22 ID:Qneck4LT0
〜次回予告〜

仁美「皆様ごきげんよう、志筑仁美ですわ」

ジジモン「のぅ、仁美さんや。本当にワカメは育毛に効果ないのかのぅ……?」

エレキモン「あんたジジイだけど髪は十分あるだろ」

仁美「我が社で開発した新製品のワカメ『仁美スペシャル』には育毛効果がありますわ!」

エレキモン「何の会社だよお前の家!?」

ジジモン「じゃあ、早速いただこうかのぅ……」

仁美「でも、生えてくる髪は私と同じ緑色のワカメヘアになりますわ」

エレキモン「うわっ!食うの止めろぉ!」

仁美「次回、デジモン☆マギカ!」

仁美『狙われたマサルダイモン!』

仁美「本当の気持ちと向き合えますか?」

ジジモン「ババモンも若いときにワシの事を廻って親友と争ったのぅ……」

エレキモン「嘘こけ」

今回はここまで
もうすぐアンティラモンの年も終わりですね
ではまた
637 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/26(月) 23:25:09.79 ID:iGepocrDO
なるほど、杏子のロッソファンタズマでズドモンも多重影分身か
638 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 15:36:09.66 ID:ym8hFqGA0
のこるはお猿さんと硫酸か
639 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:11:38.17 ID:1j71UPUl0
こんばんわ

>>637
実はNARUTOは最近ジャンプで全く読んでないのは口が裂けても言えない

投下
640 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:13:17.29 ID:1j71UPUl0
杏子「あの赤と金のブイドラモンの話によるとのスターの街で人間を見かけたという情報があるらしい」

さやか「スターの街?そこにマミさんとほむらが?」

杏子「そこまではわかんねぇけど行ってみるしかねぇな」

杏子「(もしかしたらゆまが……!)」

デジタマモン「スターの街はここから結構距離がありますね」

さやか「サンダーバーモンみたいにあたし達を乗せて飛べるデジモンがいたらなぁ…」

杏子「メガログラウモンも一応バーニアで飛べるけど長距離の飛行には向いてねぇなぁ…」

マッハガオガモン「私も君達二人を抱えての飛行はちょっとな……」

ブイモン「俺がエアロブイドラモンに進化すればいいんじゃないか?」

さやか「それよ!頼むよブイモン!」

ギルモン「ブイモンがんばれ〜」
641 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:14:03.27 ID:1j71UPUl0
さやか「じゃあ、他のデジモンはデジヴァイスに入って貰わないとね。マッハガオガモンは私のデジヴァイスでいいかな?」

マッハガオガモン「ああ、すまないな」

ティラノモン「ルームシェアかぁ、どっちでもいいけど」

ブイモン「元は俺が入ってたデジヴァイスだぞ!」

杏子「そんじゃ、デジタマモン。アンタはアタシのデジヴァイスだ」

デジタマモン「よろしくお願いします」

シュゥゥゥゥ

さやか「アーマー進化のサンダーバーモンと違ってデジソウルを使わなきゃいけないのが辛いけど…まどかを助けるためにも急がなきゃい

けないしね!行くよブイモン!」

ブイモン「おう!」

―ブイモン進化!ブイドラモン!!―

―ブイドラモン超進化ぁぁぁ!エアロブイドラモン!!―

エアロブイドラモン「じゃあみんな、乗ってくれ!」

さやか「よし!レッツゴー!!」
642 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:15:01.63 ID:1j71UPUl0
〜スターの街〜

バサァ!

エアロブイドラモン「見えたよ!あれがスターの街みたいだ!」

ギルモン「エアロブイドラモン速い速い!」

さやか「あそこ見て!誰かが戦ってる!」

杏子「星型のデジモン…確かスターモンだったな」

さやか「ワルプルモン軍のデジモン?」

杏子「いや、この街の市長だって話だが……」

さやか「ていうか…スターモンと戦ってるのって…人間!?」

杏子「いや、アイツは……!」
643 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:16:31.63 ID:1j71UPUl0
スターモン「宇宙キタ―――!!」

“スターモン”

成熟期 突然変異型 データ

星形のアーマースーツと星マークのグラブとブーツを装備した宇宙の戦士
必殺技は、小型の流星を敵の頭上に降り注ぐ『メテオスコール』

スターモン「この俺と勝負だって?」

マサルダイモン「ああ!お前この街の番長でかなり強いらしいな!」

スターモン「番長ではなく市長だ。だが、スターである俺は強いのは確かだ!」

スターモン「俺は市長でスターなスターモン!」

マサルダイモン「オッケー刻んだ!今度はお前が俺を刻め!俺の名前を、マサルダイモンという名を!」

スターモン「マサルダイモンという名のデジモンか。俺も刻んだぜ!」

マサルダイモン「あれ?俺の名前って『マサルダイモン』だっけ…?それに俺はデジモンじゃなくて…まぁ、いいか!」

スターモン「それじゃあ、マサルダイモン。タイマンはらせてもらうぜ!」

マサルダイモン「タイマンか!いいねぇ、気に入ったぜお前!行くぜぇ!!」
644 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:17:54.30 ID:1j71UPUl0
ドカ!ドカ!バキッ!

さやか「何…あれ…?デジモンと素手で殴り合いしてるよ…人間が……」

杏子「いや、マサルダイモンというデジモンだ」

さやか「デジモンじゃないよねアレ!?だってどう見ても……」

杏子「デジヴァイスのアナライザー見てみろ。ちゃんと奴のデータも表示されるから」

さやか「ちょ…ちょっとエアロブイドラモン!ギルモン!」

エアロブイドラモン「デジモンと素手で戦えるのはデジモンだけだよ」

ギルモン「マサルダイモン、デジモンの臭いがする!」

さやか「おかしいのってあたしだけ!?」
645 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:19:14.76 ID:1j71UPUl0
スターモン『メテオスコール!』

ドゴォォォン!

マサルダイモン「痛ってぇ…やりやがったなぁ!!」

杏子「な?デジモンの必殺技をまともに喰らっても生きてるだろ?」

さやか「じゃ…じゃあ、あたし達と同じ魔法少女じゃ……」

杏子「男は魔法少女になれねーだろ」

マサルダイモン「うおおおぉぉぉ!!」

スターモン「ぬおおおぉぉぉぉ!!」

バキィ!!

杏子「クロスカウンター!引き分けか!?」
646 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:20:42.36 ID:1j71UPUl0
ドサッ!

スターモン「ふふ…やるじゃねぇか……!」ハァハァ…

マサルダイモン「お前こそ……!」ハァハァ…

さやか「何あのベタなやり取り!?」

スターモン「これで俺とお前はダチだな!」

マサルダイモン「ああ!」

パシッ!ガシッ!ガシッ!ガンッ!

さやか「何あれ?」

杏子「ダチの儀式だろ」

マサルダイモン「けど不思議だ…俺が探しているデジモンとの出会いもこんな感じだった気がするな……」

スターモン「それじゃあ、この街を楽しんでいってくれ!」スタスタ…

エアロブイドラモン「そろそろ降りて行ってみるか」バサァ!
647 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:22:11.97 ID:1j71UPUl0
杏子「よう!」

マサルダイモン「ん…?お前、確か杏子だったか?」

杏子「久しぶりだねマサルダイモン」

マサルダイモン「金髪ドリルのダチとは会えたのか?」

杏子「あー…アンタの情報のおかげで会えたけどまた別々になっちまってな……」

マサルダイモン「そっちの青いのは?」

さやか「あ…!は…はじめまして、美樹さやか…です……」

杏子「んだよさやか。お前らしくねぇ態度して。コイツにビビってんのか?」

さやか「あ…あんたって本当にデジモンなの……?」

ティラノモン『どっちでもいいんじゃな〜い』

マサルダイモン「ん?何だ今の声?お前のデジヴァイスの中にもデジモンが入ってるのか?」

さやか「デジヴァイスを知ってる!?」

マサルダイモン「デジヴァイス……そんな物持っていたような持ってなかったような……」
648 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:23:05.82 ID:1j71UPUl0
さやか「じゃあ、やっぱりデジモンじゃなくて人げ……」

杏子「いや、デジヴァイスはテイマ法少女しか持ってない物だろ」

マサルダイモン「デジヴァイスって何だったっけ?」

さやか「えぇ……?」

杏子「そういやコイツ記憶が無いらしいな」

ギルモン「さがしているデジモンには会えたの?」

マサルダイモン「いや、まだだ。でも探しながら色んな強いデジモンに喧嘩を売る旅も楽しくてよ」

さやか「デジモンに喧嘩売る旅って……」

マサルダイモン「そんで、この街のスターモンの評判を聞いてやって来たというわけだ」

杏子「まさかこの街で見かけた人間ってコイツのことだったのかよ…」

さやか「マミさん達じゃなかったんだ…」

杏子「人間じゃなくて人間っぽいデジモンだったか……」

さやか「いや、だから……」
649 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:24:04.92 ID:1j71UPUl0
?「アレがターゲットのデジモンだな?」

?「ああ、間違いない」

?「しかし何で俺達があんな人間デジモンなんかの命令を……」

?「しかたあるまい、奴等の直属の上司のアナログマンは一応ベルフェモン様の系列の部隊の最高責任者だからな」

?「ベルフェモン様がお目覚めになっていないから今奴がその系列の部隊の俺達に好き勝手命令できるんだよな……」

?「何であんな人間がそんなに偉くなれたんだよ!?」

?「デジソウルを掻き集めるダークタワーや四聖獣を操る『クラックプログラム』等を発明し、ベルフェモン様を眠りから覚ます手立てを持っているのも奴だからな」

?「では、指令通りあのマサルダイモンの捕獲作戦を開始するぞ!」

?「おう!」

?「おう!」
650 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:25:00.49 ID:1j71UPUl0
?「そこまでだマサルダイモン!我々と来てもらおうか!」

杏子「うわっ!何だこのゴミ箱デジモン!?」

ギルモン「くさいよぉ…」

さやか「しかも三体もいる!」

エアロブイドラモン「ガーベモンだ!」

“ガーベモン”

完全体 突然変異型 ウィルス

パソコンのデスクトップ上にあるゴミ箱自体が生命を得て進化したミュータントデジモン
必殺技は空き缶を繋げて作ったバズーカから発射される最悪の攻撃『ウンチバズーカ』
651 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:27:33.83 ID:1j71UPUl0
マサルダイモン「来てもらおうかってどういうことだよ?」

ガーベモンA「喜べ。貴様はアナログマン様の手により素晴らしいデジモンとして生まれ変わるのだ!」

杏子「素晴らしいデジモンだと?」

ガーベモンB「アナログマン様の融合デジモンの素材となるのだ!」

マサルダイモン「意味がわかんねーよ。このゴミ箱が!」

エアロブイドラモン「融合デジモン!キメラモンやムゲンドラモンと同じあれか!」

ガーベモンC「そのためにも貴様を確保する!」

さやか「やっぱりデジモンなの!?しかも融合って……」

ガーベモンA「まあ待て、穏便に済ませたい。どうだ?その合成デジモンになればお前はもっと強いデジモンになれるのだぞ?出来れば合意の上で我等と来ても
らいたいのだが…イエスかノーかで答えてもらおうか!」

マサルダイモン「ノゥ!」

ガーベモンA「イエスと言え!」

マサルダイモン「絶対にノゥ!!!」

マサルダイモン「おい、ゴミ箱。わかってんのか?俺は喧嘩番長だぜ?」

マサルダイモン「テメェらワルプルモン軍のような悪党にはノーとしか言わない漢さ!!」

さやか「何かアルター使いみたいな事言ってんだけど!?」
652 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:28:58.08 ID:1j71UPUl0
ガーベモンA「フッ…ならば、貴様の心変わりを誘発しよう!」

ガーベモンB「我等ガーベモン三人衆」

ガーベモンC「通称『グロイ三連星』に勝てるかな?」

マサルダイモン「イエス」

ガーベモンA「! ノーとしか言わないはず…!?」

マサルダイモン「どんな逆境でも一歩も引かず立ち向かう!それが漢の生き様ってもんだ!!」

ガーベモンA「…奴にジェットストリームウンチバズーカをかけるぞ!」

ガーベモンB「おう!」

ガーベモンC「おう!」

さやか「今度は黒い三連星!?」

杏子「原典の無印でもやっていたパロだ。気にするな」
653 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:31:19.86 ID:1j71UPUl0
ダッ!

ガーベモンA『ウンチバズーカ!』ボフッ!

マサルダイモン「うわっ!汚ねっ!」

さやか「まずいよ杏子!あたし達も…」

マサルダイモン「手を出すな!これはコイツ等と俺だけの漢の喧嘩だ!」

杏子「だとよ」

さやか「えぇ…」

ガーベモンA「今度は当てる!」

マサルダイモン「させるかぁ!」

ブミッ!

ガーベモンA「お…俺を踏み台にしたぁ!?」

杏子「お約束だな」

ガーベモンB「よくもリーダーを!」

マサルダイモン「おらぁ!」バキッ!

ガーベモンB「おるてぎゃぁ!」ズバァン!

さやか「素手でデジモンを倒した!しかもアレ一応完全体なのに!?」

杏子「な?人じゃねぇだろ?」

ガーベモンC「この野郎!あと少しって所を!」

マサルダイモン「うるせぇ!!」バキッ!

ガーベモンC「まっしゅう!」ズバァン!
654 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:32:25.12 ID:1j71UPUl0
ギルモン「残ったガーベモンは一体だよ!」

ガーベモンA「く…くそ…!」

マサルダイモン「さぁ、観念しな!」

ガーベモンA「……」スポッ!

エアロブイドラモン「あいつ…ゴミ箱から出たぞ!」

さやか「降参の合図かな?」

ガーベモンA「私の切り札を見せてやろう…!」

マサルダイモン「切り札だぁ?」

ガーベモンA「このゴミ箱の中身がブラックホールになっていたらどうする?」

ガーベモンA「そしてこの中に吸われたものはこの世から跡形も無く消去されるとしたらどうする?どうする?どうする?君ならどうする?」

マサルダイモン「決まってんだろ…闘うだけだ!」ダッ!

杏子「待ておい!」

ガーベモンA「ふっ!」

ズオォォォォォ!!
655 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:33:22.15 ID:1j71UPUl0
ギルモン「うわっ!」

さやか「あ…あのゴミ箱に吸い込まれる……!」

マサルダイモン「汚ぇ真似を……!」

杏子「やべぇ…このままじゃみんな……!」

エアロブイドラモン「させるか!」

エアロブイドラモン『ドラゴンインパルス!!』ビション!!

ガーベモンA「がいあぁぁぁぁぁ!!」ドコォォォォン!

さやか「危なかったぁ…サンキュー!エアロブイドラモン!」

マサルダイモン「俺も油断したぜ…ありがとな!」

聖「ちっ!捕らえてこいって命令したのにブラックホールに飲み込もうとしてどうすんだよ!」

杏子「てめぇはダークドラモンの!」
656 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:34:38.73 ID:1j71UPUl0
聖「テメェが番長デジモンらしいな!」

マサルダイモン「お前…!…何処かで会ったか……?」

聖「あぁ?テメェ見てぇなデジモン知らねぇよ!」

さやか「今日はあんた一人!?」

聖「ああ、この前みたいに幻覚で同士打ちなんてマヌケな手に引っかからねぇためにな!」

杏子「(まだ、そう簡単に使いたい時に使えるもんじゃないけどな)」

聖「それにテメェ等雑魚は俺一人で十分だ!」

聖『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!
657 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:36:42.27 ID:1j71UPUl0
ダークドラモン「さぁて、俺の自伝のこのページの題名は『マサルダイモン捕獲作戦』!ってまんまだな!」

マサルダイモン「人間がデジモンになっただとぉ!?」

杏子「アンタと違って人間型デジモンじゃなくて、人間が進化したデジモンだな」

マサルダイモン「人間がデジモンに……?何だ…?この光景も何処かで見たような…気のせいか…?」

ダークドラモン「さぁて、俺が最強のデジモンになるためにテメェを拉致らせてもらうぜ!」

さやか「まさかマサルダイモンと融合させるデジモンって!?」

エアロブイドラモン「あのデジモン人間のダークドラモンと融合しようってのか!?」

マサルダイモン「俺とお前が合体だと!?何か気色悪ぃなぁ!!」

ダークドラモン「うるせぇ!それに正確には俺の中に埋め込んだこのダークドラモンのデータとテメェのデータをジョグレスさせるんだとよ!」

マサルダイモン「ジョグレスだぁ?」

さやか「デジモンを融合進化させる事をジョグレスって言うけど……」

杏子「それが何でこのマサルダイモンなんだ?」

ダークドラモン「さぁな!アナログマンのオッサンが言ってた事だ!」
658 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:37:36.05 ID:1j71UPUl0
マサルダイモン「なんだかよくわからねぇが、俺は俺だ!テメェ何かと一つになるのはまっぴらごめんだ!!」ダッ!

さやか「ちょっ!いくら何でも究極体相手に!」

マサルダイモン「オラァ!!」

バキィ!

ダークドラモン「ぐげぇ!?」

さやか「…究極体相手も殴ったよ…素手で」

ダークドラモン「やるじゃねぇか…!なるほどな、アナログマンが素材に目を付けたデジモンの事だけはあるってか!」

杏子「でも、今度は流石にやばいかもな。アタシ達も加勢するよギルモン!」

ギルモン「ギル!」
659 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:38:27.60 ID:1j71UPUl0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―グラウモン超進化ぁぁぁ!メガログラウモン!!―


メガログラウモン「手伝うよマサルダイモン!」

マサルダイモン「タイマンつったろ!手ぇ出すな!」

メガログラウモン「グラゥ……」ショボーン…

ダークドラモン「俺は何人でも構わないぜ!」シュゴォォ!

マサルダイモン「あ!アイツは空を飛べるのか!?」

ダークドラモン『ダークロアー!!』

ドゴォォォン!

マサルダイモン「ぐわっ!ちくしょう…さすがにあんなに高く飛ばれたんじゃ俺の拳も届かねぇ!」

杏子「今回はデヴァイスカードは無しで行くよメガログラウモン!」

メガログラウモン「僕なら大丈夫だよ!カード使っても!」

杏子「バカヤロウ!そんな何回もアンタに無理させられっかよ!それにアタシも一緒に戦うからさ!」スタッ!

メガログラウモン「ありがとう、杏子!」ゴォォォォォ!
660 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:40:03.93 ID:1j71UPUl0
マサルダイモン「あ!アイツも飛べるのかよ!?」

さやか「よし、あたし達も行くよ!エアロブイドラモン!」スタッ!

エアロブイドラモン「OK!」

マサルダイモン「ちょっと待て!俺も乗せろ!」ガシッ!

さやか「えぇ!?」

マサルダイモン「これは俺が始めた喧嘩だ!その俺が喧嘩に参加できねぇでどうするよ!?」

エアロブイドラモン「どうするさやか?」

さやか「エアロブイドラモンが良いなら良いけど……」

マサルダイモン「よし!決まりだな!」

バサァ!
661 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:40:48.53 ID:1j71UPUl0
ダークドラモン「蝿みてぇに飛びやがって!」

杏子「蝿っぽいのはテメェだろ!」

ダークドラモン「うるせぇ!」

ダークドラモン『ギガスティックランス!!』

メガログラウモン『ダブルエッジ!!』

ガキィン!

ダークドラモン「何!?巨大化してねぇのに…コイツ、強くなってきてやがる!?」

杏子「ったりめーだ!キメラモンのデジシードだってロードしたし、アタシのメガログラウモンは着々と強くなってきてるのさ!!」

メガログラウモン「グラァ!」ガキン!

ダークドラモン「ぐっ…!」

杏子「つーかテメェが弱くなってきてんじゃねぇのか?」

ダークドラモン「んだとぉ…調子こいてんじゃねぇぞ!!」
662 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:43:36.55 ID:1j71UPUl0
さやか「あんたこそ調子に乗ってんじゃないよ!」

エアロブイドラモン『マグナムクラッシュ!』ドガァ!

ダークドラモン「ぐわっ!どいつもこいつも……!」

マサルダイモン「いい拳じゃねぇか!俺もっ!」ダッ!

さやか「ちょっ!?こんな高いところから!!」

マサルダイモン「もう一発喰らえ!!」

バキィ!

ダークドラモン「へぶぁ!!」

杏子「今だ!!」

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』

ドガァァァァン!!

ダークドラモン「ぐわぁぁぁぁ!!」
663 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:44:26.57 ID:1j71UPUl0
さやか「やった!?」

ダークドラモン「ち…畜生……!」

杏子「まだか!なら、今度こそトドメを!」

ピピピ!

ダークドラモン「通信?ナナミからか?」ピッ!

ナナミ『聖!アナログマンが言っていた融合の素材となるデジモンはマサルダイモンではないそうですわ!』

ダークドラモン「んだとぉ!?お前がその番長デジモンって言ってたじゃねぇか!」

ナナミ『ごめんなさい、バンチョー違いでしたわ』

ダークドラモン「番長違いって…だったらそのデジモンはどんなのだよ!?」

ナナミ『詳細はあなたが戻ったらお知らせしますわ。ここは引きなさい!』ピッ!

ダークドラモン「ちっ!命拾いしたみてぇだな!」

杏子「どっちがだよ?今回は自分の足で逃げるのかい?」

ダークドラモン「…俺が最強のデジモンになったらテメェを速攻で抹殺してやる……!」ビュン!

さやか「行っちゃった……」

メガログラウモン「ねぇ、マサルダイモンは?」

さやか「あ!そういえばアイツを殴った後……」

エアロブイドラモン「落っこちたのか!?」

さやか「えぇ!?この高さから!?」
664 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:45:14.80 ID:1j71UPUl0
マサルダイモン「」

さやか「頭が地面にめり込んでいるぅぅぅぅぅぅ!!?」

杏子「逆さマミった…いや、マサっただな」

さやか「何の事言ってるのよ!?」

マサルダイモン「」ジタバタ!

ブイモン「!? 生きてるよ!!」

さやか「マジでぇ!?」

杏子「コイツやっぱり人間じゃなくてデジモンだな…それもかなり頑丈な」

マサルダイモン「」バタバタ!

さやか「い…いいから抜いてあげようよ!?」

杏子「駄目だ、結構堅くて抜けねぇ!」ギュゥゥゥ…

ギルモン「ギルモンがまわりの地面ほるよ!」ガッ!ガッ!

スポッ!

杏子「抜けた!」
665 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:46:17.13 ID:1j71UPUl0
マサルダイモン「ぷっはー!死ぬかと思ったぜ!」

さやか「普通の人間なら死んでるよ!?」

杏子「だからデジモンだって」

マサルダイモン「それにしてもあの野郎!俺を合体の素材に使うとか抜かしやがって!」

さやか「それならさっき、あいつが言ってたんだけど…」

杏子「待てさやか。アンタ奴等に狙われてるしヤバイんじゃないのかい?」

マサルダイモン「知れたことよ!売られた喧嘩はどんな値段でもいつでも買うぜ!」

杏子「でも今日の借りを返したいだろ?」

マサルダイモン「まぁな!でも、俺は相棒を探してる途中だしよ!」

杏子「アタシ等も仲間を探している途中だ。そこでだアタシ達を一緒に来ないかい?」

さやか「えぇ!?」

マサルダイモン「お前達と?」

杏子「アタシ達と一緒にいれば、あのデジモン人間野郎ともまた会うことになるし、何よりアンタが探しているデジモンも見つけやすいかもしれねぇぜ?」

マサルダイモン「そうだな…決めたぜ!旅は道連れ!それに共に喧嘩した漢同士の中だ!お前らと一緒に行くぜ!」

さやか「あたし達は女だよ!!」
666 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:46:47.44 ID:1j71UPUl0
マサルダイモン「あ〜でも、流石に今日は疲れて一歩も歩ける気がしねぇぜ…それに腹減っちまった!」

杏子「なら、アタシのデジヴァイスの中で休みなよ」

デジタマモン『それに食事なら今中で私が夕食を作ってますよ』

さやか「デジヴァイスの中で!?」

デジタマモン『ええ、今日のメニューは卵焼きと串カツです』

マサルダイモン「卵焼きに串カツ!?何か懐かしい響きのメニューだぜ!早速中に入れさせてもらうぜ!」

シュゥゥゥ

さやか「デジヴァイスの中に入っちゃったよ……」

杏子「デジモン捕獲完了!これで戦力アップだぜ!」

さやか「捕獲って……」
667 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:47:17.07 ID:1j71UPUl0
現在のさやかと杏子のデジモン

さやか

パートナー:ブイモン→ブイドラモン→エアロブイドラモン
        
        ↓ 勇気のデジメンタル
      
      フレイドラモン

デジヴァイスの中のデジモン:ティラノモン マッハガオガモン


杏子

パートナー:ギルモン→グラウモン→メガログラウモン

デジヴァイスの中のデジモン:デジタマモン マサルダイモン



さやか「…やっぱデジモンなんだ……」
668 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2011/12/27(火) 20:49:49.64 ID:1j71UPUl0
〜次回予告〜

恭介「上条恭介です」

ジジモン「出おったな上条!そのふざけた幻想を!」

エレキモン「ハイハイ、お爺ちゃん静かにしようね」

恭介「課題曲は…『ラブ・セレナーデ』」

エレキモン「アヴェ・マリアじゃねぇのかよ!?」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EoF_TatNuQk&feature=related

恭介「ラ〜ヴ♪ラ〜ブセレナーデ!」

エレキモン「しかもバイオリンじゃなくてギターかよ!?歌ってるし!!」

ジジモン「ほむらが見た時間軸の中ではギタリストの恭介が居たという話じゃし……」

エレキモン「でも、何でエテモンの曲だよ!?」

恭介「次回、デジモン☆マギカ」

恭介『ルーチェモン強襲!セラフィモンの城』

恭介「君達は僕をいじめてるのかい?僕はこんな歌を歌いたくないんだよ!」

エレキモン「お前が勝手に歌ってたんだろ!!」


今回はここまで
本当はアニキと設定年齢19歳のやり取りはルーチェモンとにしようと思ったけど
あんまりルーチェモンの時はギャグは無しにしたいので
ではまた
669 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 20:59:35.34 ID:ym8hFqGA0
一乙!
なんと迷惑なバンチョー違い
670 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/27(火) 21:08:15.12 ID:tyc6/DdH0

>ガーベモンA「! ノーとしか言わないはず…!?」
これ、どっかで聞いたことがあるけど声優ネタ?
あと>ガーベモンC「通称『グロイ三連星』に勝てるかな?」
焼きたてジャパン!にもこのネタあったな。(ほとんどそのままだけど・・・)
671 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:10:38.76 ID:1H1iMiRW0
こんばんわ

>>670
スクライドの主人公カズマと設定年齢19歳の会話のパロです
カズマはアニキと同じ声優さんでその声優さんがデジモンでアニキを演じたときは「カズマそっくり」とコメントしたほどマサルダイモンとそっくりな性格のキャラです
でもガーベモンは特に関係ありません

投下
672 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:12:13.70 ID:1H1iMiRW0
マクラモン「ルーチェモン…奴我等が神を脅かす者……」

マクラモン「もはや一刻の猶予も許されぬ急ぐのだマジラモンよ!」

“マジラモン”

完全体 聖竜型 データ

竜の姿をしたデーヴァの一体
尻尾や髭、髪を変化させた宝矢(パオスー)で相手を射抜く
必殺技は天に呼んだ光の渦の中心に消え108本の輝く宝矢を放って大量の敵を一瞬にして葬る「ヴェーダカ」

マジラモン「マクちゃんよぅ。そやつは立場的にはワシらの味方なんじゃろ?そやつを討ちに行ってワシに何の得があるのよ?」

マクラ「呆気め奴いずれ我等が神々四聖獣にも牙を向けると申しただろ!」

マジラモン「そうは言ってものぅ。七大魔王なんじゃろ?ヴィカちゃんも簡単にやられちゃったって言うじゃない?」

マクラモン「奴まだ完全な進化を遂げてず排除する時は今なり」

マクラモン「それにデーヴァ最強である貴様と我が組めば恐るるに足らぬ」

マジラモン「駄賃ははずめよ〜?あと今ワシに乗ってタクシー代わりにしているのもね、三百八十九万元って所かの〜」ビュンッ!

マクラモン「それは高すぎだ!」
673 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:13:28.61 ID:1H1iMiRW0
〜とあるデジモンの街〜

ルーチェモン「はははははは!」

ドカァン!ドコォォォォン!!

街のデジモン達「ぎゃあぁぁぁ!!」

まどか「酷い…!やめて!やめてよルーチェモン!!」

ルーチェモン「静かにしててよまどか。それに君は僕に命令する権利は無いと言ったろう?」

まどか「……!」

マメモン「このクソガキ!調子に乗ってるんじゃないマメ!!」

“マメモン”

完全体 突然変異型 データ

小さな体だが恐るべき破壊力を秘めている
必殺技は取り外し可能な巨大な手の爆弾『スマイリーボム』



メタルマメモン「俺達マメモン3兄弟が……」


“メタルマメモン”

完全体 サイボーグ型 データ

マメモンの体の9割を機械化したサイボーグ型デジモン
必殺技は左腕に装備されたサイコブラスターから発射される『エネルギーボム』



ビッグマメモン「相手になるマメ!」


“ビッグマメモン”

完全体 突然変異型 データ

マメモンの数十倍以上の巨体を持つマメモンの親分
必殺技は子分のマメモンそのものを武器にする『ビッグスマイリーボマー』
674 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:15:19.82 ID:1H1iMiRW0
ビッグマメモン「俺は弟思いの長男!」

マメモン「僕は兄さん思いの三男!」

メタルマメモン「そして、自分が一番の次男だ!」

まどか「古い!古すぎるよ!!」

マメモン「えぇ!?」

メタルマメモン「まぁ、当時でも既にブームは下火だったからな……」

まどか「当時?」

ルーチェモン「豆粒の分際で僕に刃向かう気かな?」

ビッグマメモン「豆粒のようなガキが気取りやがって!」

マメモン『スマイリーボム!』

ビッグマメモン『ビッグスマイリーボマー!』

ボォン!
675 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:16:21.18 ID:1H1iMiRW0
ルーチェモン「ふふ…何かしたかい?」

マメモン「そんなぁ!?」

メタルマメモン「ならば俺の自慢のサイコブラスターの!」

まどか「あれって、ほむらちゃんも使ってた……」

メタルマメモン『エネルギーボム!』

ドゴォン!

ルーチェモン「痒くもないよ」

メタルマメモン「馬鹿な!?」

ルーチェモン「じゃあね、兄弟揃って逝かせてあげるよ」

ビッグマメモン「何!?」

まどか「駄目!逃げて!!」

ルーチェモン『グランドクロス!』ピカァァァ!

マメモン3兄弟「うあわぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォン!!
676 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:17:33.75 ID:1H1iMiRW0
ルーチェモン「今度生まれてくるときも同じ兄弟として生まれることを願うがいいさ」

ルーチェモン「僕が創る新世界でね……」

まどか「あ…あぁ……」

ルーチェモン「さて、こいつらのデジシードをロードして…」シュゥゥゥ…

ルーチェモン「……こんなのじゃ全然足りないよ!」

まどか「……」

ルーチェモン「こんな並のデジモン共じゃ駄目だ!もっと強いデジモンを…!」

まどか「もっと強いデジモン…?」

ルーチェモン「!」ピキン!

まどか「ルーチェモン…?」

ルーチェモン「感じる…この力……奴か!」

まどか「奴…?」

ルーチェモン「この近くにいたのか……セラフィモン!」

まどか「セラフィモン……?」

ルーチェモン「ふふふ、いいねぇ…あいつをロードすればきっと……!」

?「でも、今の君ではセラフィモンの相手は少し辛いんじゃないかい?私達も手伝おうかい?」

まどか「あなたは!」
677 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:18:45.74 ID:1H1iMiRW0
ブォォォォン!

ベルゼブモン「ルーチェモンの…いや、まどかのデジヴァイスの反応はこの方角なのか?」

QB「そうだよ。…いや、ちょっと待って!この先は……!」

マミ「どうしたのQBモン?」

エンジェモン『セラフィモン様の居城がある場所だ!』

ほむら「セラフィモン?」

QB「ケルビモンと同じ三大天使さ」

マミ「ケルビモンと…」

テリアモン「じゃあ、偉いデジモン?」

QB「今このデジタルワールドに現存する三大天使ただ一人の生き残りだよ」

エンジェモン『まさかルーチェモンはセラフィモン様をロードするために……?』

QB「有り得ない話じゃないだろうね」

ほむら「あのケルビモンと同格のデジモンね…そんなデジモンをルーチェモンにロードさせる訳にはいかないわね」

エンジェモン『それに最後である三大天使のセラフィモン様がいなくなればこのデジタルワールドの秩序が益々乱れる!』

マミ「急がないとね!」

ベルゼブモン「よし!振り切れベヒーモス!!」

ブオォォォォン!!
678 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:20:37.99 ID:1H1iMiRW0
〜セラフィモンの城〜

テリアモン「ここがセラフィモンの城か〜」

マミ「素敵なお城ね」

ほむら「どうやって入るのかしら?」

エンジェモン『私でなければ門は開けない』

ほむら「そうなの?じゃあ頼むわ。リロード、エンジェモン!」シュィィィン

エンジェモン「はっ!」パァァァ!

ギィィィ…

クルモン「門が開いたでクル!」

エンジェモン「この城は本来私のような天使型デジモンや聖なる力を持つ者しか入る事が許されていない」

マミ「三大天使のお城ですものね。そう簡単に入れないわよね」

エンジェモン「特に貴様のような七大魔王の入城など…前代未聞だな」

ベルゼブモン「あぁ?んだテメェ鉄仮面天使野郎!天使デジモンつっても、その親玉だったルーチェモンだって七大魔王になったんだろうがよ!だったらそのセラフィモンとかいう奴もテメェも何すっかわかったもんじゃねぇな!」

エンジェモン「貴様…!」

ほむら「やめなさいあなた達!」

テリアモン「あの二人仲悪いね」

マミ「魔王と天使デジモン…本来は相容れない中だから……」

ソーサリモン「お前達何をしている!」

エンジェモン「あなたはソーサリモン!」
679 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:22:00.09 ID:1H1iMiRW0
“ソーサリモン”

成熟期 魔人型 ワクチン

白い衣装を身を包むウィザーモンの亜種
必殺技は凍気の魔法を繰り出す『クリスタルクラウド』


ソーサリモン「お前はファイル島のエンジェモンか?」

エジェモン「はい。お久しぶりです、ソーサリモン」

ソーサリモン「それに…人間…選ばれし少女達か」

QB「ここにルーチェモンが来るみたいなんだ。セラフィモンのデジシードを狙ってね」

ソーサリモン「インキュベーモンか…それに貴様はベルゼブモン!七大魔王をこの城に入れたというのかエンジェモン!!」

ほむら「ベルゼブモンは私のパートナーデジモンよ!」

ソーサリモン「君の…?それにルーチェモンがこの城に来るだと!?」

ベルゼブモン「テメェ等のボスが殺られる前に飛ばして来てやったっていうのによぉ!招かれざる客つーなら帰ってもいいんだぜ」

ソーサリモン「…エンジェモンが連れてきた者達なら信用しよう」

マミ「わかってもらえたみたいね」

ソーサリモン「セラフィモン様への謁見を許可しよう。ついてきなさい」

テリアモン「大天使様とのごたいめ〜ん」
680 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:23:38.90 ID:1H1iMiRW0
〜セラフィモンの間〜

ソーサリモン「セラフィモン様、ファイル島のエンジェモンと選ばれし少女達とそのデジモン達でございます」

セラフィモン「……」

ほむら「あれが三大天使のセラフィモン……!」


“セラフィモン”

究極体 熾天使型 ワクチン

白銀に輝く聖なる鎧に身を包み10枚の黄金色の翼を持つ熾天使型デジモン
必殺技は7つの超熱光球を相手に放つ『セブンヘブンズ』


セラフィモン「……」

マミ「凄い威厳を感じるわ…さすが三大天使…!」

セラフィモン「……」

エンジェモン「セラフィモン様、突然の謁見のご無礼をお許し下さい。例の七大魔王の一人、ルーチェモンが貴方様のデジシードを…」

セラフィモン「……」

クルモン「無口なデジモンでクル」

マミ「コラ、クルモン。失礼でしょ」

セラフィモン「……」

エンジェモン「ですから、奴は鹿目まどかという選ばれし少女のデジソウルを利用し、完全な進化を…」

セラフィモン「……」

エンジェモン「セラフィモン様……?」

セラフィモン「……」

ベルゼブモン「おいコラ、シカトかよ?何か言えよ!」

エンジェモン「貴様!セラフィモン様になんて口を!」

ほむら「待って!」

セラフィモン「……zzzz……」

ほむら「…いびきをかいているわ」

ベルゼブモン「寝てんのかよ!?」
681 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:42:44.25 ID:1H1iMiRW0
QB「やれやれ相変わらずだなぁ……」

セラフィモン「…む?なんだソーサリモンよ。頼んでおいたはがない本はゲットできたのか?」

ソーサリモン「セラフィモン様……それどころでは……」

セラフィモン「案ずるな、夢の中でもそなたの話は聞いていたぞエンジェモンよ」

エンジェモン「セラフィモン様…!」

セラフィモン「ファイル島からわざわざこの地まで参られたのは…このサーバ大陸で開催されるコミケに参加するためだったんだろう?」

エンジェモン「……」

セラフィモン「冗談だ。あれだろ?ルーチェモンが来るんだろ?大丈夫大丈夫。かつて私達三大天使に力を分け与えた奴だからってあんな糞餓鬼にこの私がやられないっつーの!」

マミ「な…なんかイメージと随分違うわね…さっきまでの威厳が……」

テリアモン「というか本当に偉いデジモンなの〜?」

セラフィモン「それにそこのベルゼブモンも手伝ってくれるんでしょ?頼りにしてるよ」

ベルゼブモン「い…いいのかよ?俺も七大魔王だぜ?」

セラフィモン「でも今はその娘のデジモンなんでしょ?それに君からは心までは邪悪な物は感じないよ。テイマーが良かったんだねぇ」

ほむら「…私は……」

セラフィモン「それにしても君綺麗な髪してるね。シャンプーとトリートメントは何使ってるの?だが私の髪も歳のわりには負けてはいないだろう?」

マミ「あ…あのぉ……」

セラフィモン「お?君がケルビモンのテイマーの候補だったという娘だね?ケルビモンの件は残念だったねホント……」

マミ「いえ……」

セラフィモン「でも君達が邪悪なケルビモンを倒して浄化されたアイツのデジタマは今は―」

ドゴォォォン!

ソーサリモン「何だ!?」

マミ「まさかルーチェモンが来たの!?」

ほむら「なら、まどかも一緒に…!」
682 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:46:32.21 ID:1H1iMiRW0
ルーチェモン「やあセラフィモン。久しぶりだね」

セラフィモン「こちらこそ久しぶりだよルーチェモン。また小っさくなちゃったようだね」

ルーチェモン「大きくなるために君をロードしにやってきたのさ」

ベルゼブモン「ルーチェモン…テメェ……!!」

ルーチェモン「ベルゼブモン…!それに選ばれし少女達!どうして君達がここに……?」

QB「君がまどかと一緒にいる限り僕には君の位置はお見通しなのさ」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「まどか!!」

ルーチェモン「くっ!セラフィモンだけなら何とかなると思ったのに…!」

セラフィモン「残念だったなルーチェモン。だが今の君が私に勝てると思ってたのも傲慢だよ」

ほむら「まどかは返してもらわよルーチェモン!」カチッ!

まどか「ほむらちゃん!」

ルーチェモン「何!?」

ベルゼブモン「後はテメェを殺るだけだな!」

シュンッ!
683 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:48:38.00 ID:1H1iMiRW0
まどか「え!?」

ほむら「なっ!?まどかがいつの間にルーチェモンの方に!」

キリカ「私達を連れて来て正解だっただろルーチェモン?」

ルーチェモン「ふん…」

ベルゼブモン「あの眼帯女は…!」

ほむら「呉キリカ…よくも…!」

キリカ「それじゃ、行くよアグモン!」

アグモン「おう!」


―アグモンワープ進化ぁぁぁ!ブラックウォーグレイモン!!―


セラフィモン「あーあんま城の中で暴れないで欲しいなぁ、壊れるし。外でやろうよ」バサァ!

キリカ「ふふ、それなら好都合かな?」ダッ!

まどか「きゃっ!」

ほむら「まどかを返しなさい!」シュバッ!
684 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:51:56.70 ID:1H1iMiRW0
セラフィモン「私はルーチェモンをやる。君にはあの黒いウォーグレイモンを任せていいかな?」

ベルゼブモン「奴には借りがあるんだ!逆にしろよ!」

セラフィモン「借り、か…それならば私達天使デジモンの頂点に立ち本来この世界の平和と秩序を守るはずの立場でありながらこの世界のデジモン達を苦しめたあのクソガキは三大天使最後の一人であるこの私がケジメをつけなければならない……」

ソーサリモン「セラフィモン様!」

エンジェモン「それなら私達も!」

セラフィモン「いらない、君達だとルーチェモンに瞬殺されるから。弱いし邪魔」

ソーサリモン「そんな!?」

ベルゼブモン「バッサリ言ったぞコイツ!?」

エンジェモン「し…しかし、セラフィモン様のおっしゃる通りだ…」

セラフィモン「それにまた招かれざるお客さんが来ちゃったみたいだし」

エンジェモン「何ですって?」

マミ「あれは…大きな竜と…上に乗っているのは猿?」

テリアモン「デーヴァだよ!」
685 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:53:41.51 ID:1H1iMiRW0
マジラモン「ちょっとマクちゃ〜ん話が違うよ!ここセラフィモンの城だし他の選ばれし少女もいるじゃないか!」

マクラモン「我去るべきか……」

キリカ「よう猿!君も手伝いに来てくれたのかい?」

マクラモン「……」

マジラモン「どうするんじゃよ?どっちと戦りあうんじゃい?」

ルーチェモン「……」ギロッ!

マクラモン「ぐっ!我ひとまずルーチモンにつく!」

マジラモン「長いものには巻かれろってね〜ワシ竜だけに」

ルーチェモン「デーヴァか…雑魚の相手には丁度いいかな」
686 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:55:25.37 ID:1H1iMiRW0
マミ「行くわよテリアモン!」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―

マミ「あなた達もお願い!」

マミ「リロード、レオモン!アンキロモン!」シュィィィン

アンキロモン「だぎゃ!」

レオモン「マクラモンにマジラモンか!こんな時に厄介な奴等が!」

マクラモン「我等が神脅かす者は全て排除する!」
687 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:56:43.61 ID:1H1iMiRW0
マジラモン「そんじゃ行くぞ〜い!」

マジラモン『ヴェーダカ!』

シュバババババ!!

レオモン「ぐっ!」

アンキロモン「だぎゃぁ!」

ラピッドモン「痛ってぇ…凄い数の矢を飛ばしてきたよ」

マミ「ちょっと鹿目さんの武器に似ているかしらね」

ラピッドモン「しかもデカイし…あいつ今までのデーヴァの中で一番強いんじゃないかな?」

マジラモン「今のヴェーダカの値打は五十四万元じゃ。支払いは汝らの命でええかの?」

ラピッドモン「冗談!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!』ドンッ!

ドゴォン!

マジラモン「う〜ん、三千元ってとこかの?」

マジラモン『宝矢!』ビュンッ!

ドガァン!

ラピッドモン「うわぁ!」

マミ「ラピッドモン!」
688 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 20:58:25.19 ID:1H1iMiRW0
マジラモン「因みにワシの宝矢は一本につき五千元じゃ」

マミ「必殺技に値段を付けてるの!?」

マジラモン「癖みたいな物での、お望みならば汝ら自身の値打ちも鑑定しよう」

レオモン『獅子王丸!』ダッ!

マジラモン「ふん!」バシィ!

レオモン「ぐわっ!」

マミ「レオモンが竜の尻尾になぎ払われたわ!」

マジラモン「レオモンか。レジスタンスのリーダーとして活動し、その勇敢なる意志はかなりの値打ちじゃ」

マジラモン「六万元ってとこかの」

ラピッドモン「このぉ…!」

マジラモン「汝は四万元かの」

マミ「デジモンに値段を付けるなんておかしいわ!」バン!バン!

マジラモン「お嬢ちゃんは十二万元」

エンジェモン『ヘブンズナックル!』ズオッ!

ソーサリモン『クリスタルクラウド!』シュオオォォ!

マジラモン「ふむ、エンジェモンは三万五千元。ソーサリモンは二万元かの」

アンキロモン「俺はいくらだぎゃ!?」

マジラモン「あー……五十元」

アンキロモン「何で俺だけそんなに安いだぎゃぁ!?」
689 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:00:47.25 ID:1H1iMiRW0
まどか「ほむらちゃん!!」

ほむら「まどかを取り戻す前に…呉キリカを片付けないと……!」

キリカ「アハハハハ!君が私の相手になるのかい?暁美ほむら!」

ほむら「それはこっちの台詞よ!」カチッ!

バァン!

キリカ「痛っ!?」

ほむら「あなたの速度低下能力でどんなに速く動けても私の時間停止能力の前では無意味だわ」

キリカ「何ぃ!?」

ほむら「美国織莉子の能力と組合わせない限りあなたは私の敵じゃないという事よ!」

キリカ「そんな事は!」ダッ!

カチッ!

ほむら「チェックメイトよ」ジャキッ!
690 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:02:19.93 ID:1H1iMiRW0
キリカ「ぐっ!?私の頭に銃を突きつけて……撃てるのかな?」

ほむら「撃つわ。それにあなた達のような人間に躊躇なんかする必要もないし」

まどか「ほむらちゃん…駄目だよ!そんな人殺しなんて!!」

ほむら「まどか、私達はこの世界と私達の世界の存亡を賭けた戦争をしているのよ」

まどか「だからって同じ魔法少女…人間を…!」

ほむら「これはさやかと杏子の時のような喧嘩じゃない、正真正銘の殺し合いよ。こいつらは世界を滅ぼそうとしているワルプルモンに手を貸しているわけだしね」

マクラモン『宝玉!』

ほむら「!」サッ!

ガキィン!

ほむら「デーヴァの猿!」

キリカ「へぇ、私を助けてくれるとは意外だねサル」

マクラモン『宝玉!』

まどか「え!?」

パキィン!

ほむら「! まどかがデーヴァの猿の投げた玉の中に閉じ込められた!?」

まどか「〜!!」ドン!ドン!

キリカ「ナイスだサル!小さくして持ち運びにも便利になったね!」

マクラモン「……」
691 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:05:25.82 ID:1H1iMiRW0
ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!!』

ガキィン!ガキィン!

Bウォーグレイモン「そんな短い爪で俺のドラモンキラーと渡り合うとはやるじゃねぇか!さすがは七大魔王ってとこか?」

ベルゼブモン「長けりゃ良いってもんじゃねぇからな!」

Bウォーグレイモン「ならこれならどうだ!」

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギュルゥン!

ベルゼブモン「うおっ!奴が回転しながら突っ込んでくる!?」

ドゴォン!

Bウォーグレイモン「外したか…!」

ベルゼブモン「危ねぇ危ねぇ、テメェは何処のバルログだよ!」

Bウォーグレイモン「バルログは片方にしか爪付けてないだろ!」

ベルゼブモン「じゃあ、チャン・コーハンか?」

Bウォーグレイモン「爪はチャンじゃなくてチョイ・ボンゲだろ!つーかせめてウルヴァリンと言えよ!!」

ベルゼブモン「昔ゲーセンのスパUXで豪鬼戦目指してたけど、いつもバルログ戦で負けてたからバルログ嫌いなんだよ俺」

Bウォーグレイモン「はん!CPU相手に手こずってるならウ〇ハラの足元にも及ばないな!もう一度喰らえ!」

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギュルゥン!

ベルゼブモン「ちっ…!来い!ベヒーモス!!」
692 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:07:22.81 ID:1H1iMiRW0
ブロロォォン!

ドカッ!

Bウォーグレイモン「ぐわぁ!」

ベルゼブモン「よし!こいつに乗って…」

Bウォーグレイモン「痛ってぇ…バイクだとぉ…!?」

ベルゼブモン「さぁ、振り切るぜベヒーモス!!」

ブロンブロンブロォォォォン!!

Bウォーグレイモン「くっ…!バイクで俺の周りをグルグルと……!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

Bウォーグレイモン「ぐわぁぁぁぁぁ!!」
693 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:08:35.21 ID:1H1iMiRW0
セラフィモン「ほう…ウォーグレイモンのクロンデジゾイド製の鎧をカンタンに貫くとはさすがウルカヌスモンが彼のために作った銃だけの事はあるね」

ルーチェモン「セラフィモン。君の力は元々は僕が分け与えた物なんだ。返してもらうよ」

セラフィモン「断るよルーチェモン。君は少々おイタが過ぎたからこの私がお仕置きしてあげよう」

セラフィモン『エクスキャリバー!』ブゥン!

ルーチェモン「!」

セラフィモン「裁きの剣をお受けなさい!」

ブン!ブン!ザンッ!

ルーチェモン「うっ!…このぉ…!」

ルーチェモン『グランドクロス!!』

セラフィモン『セブンヘブンズ!!』

ドゴォォォン!!
694 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:09:50.83 ID:1H1iMiRW0
ベルゼブモン「うおっ!?あっちはあっちで派手にやり合ってるみてぇだな!」

ルーチェモン「馬鹿な!セラフィモンのセブンヘブンズの威力が僕のグランドクロスと同等だと!?」

セラフィモン「三大天使で唯一の生き残りの私ですから結構鍛えてます」

ルーチェモン「何!?僕だって色んなデジモンをロードして…!」

セラフィモン「私達デジモンが強くなるのは何もデジシードをロードする事だけではない」

セラフィモン「日々の鍛錬、トレーニングも必要なのだよ」

ルーチェモン「そう…だったら尚更君をロードしなくちゃね!」

セラフィモン「それに…ただ自分の欲望のためだけに強くなろうとする貴様では守るべきもののために強くなった私には勝てん!!」

セラフィモン『セブンヘブンズ!!』

ドゴォォォン!

ルーチェモン「ぐわっ!」

セラフィモン「いなくなったケルビモン……そしてオファニモンの分までこの世界の秩序を守るために強くなった私にはな…!」

ルーチェモン「くっ…!」
695 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:13:17.88 ID:1H1iMiRW0
マジラモン「さ〜て、そろそろ清算させてもらおうかの」

ラピッドモン「ゴールデントライア…」

マジラモン「だから無理だって!」

マジラモン『宝矢!』ビシュン!

ラピッドモン「うわぁ!」ドゴォォン!

マミ「ラピッドモン!」

ラピッドモン「駄目だマミ、アイツ強いよやっぱ……」

エンジェモン「私たちが束になっても敵わないとは…あの力は究極体並か!?」

マジラモン『宝矢!』ビシュン!

ソーサリモン「ぐわぁぁぁぁ!!」ズバァン!

エンジェモン「ソーサリモン!!」

ラピッドモン「ソーサリモンがやられた!」

マミ「そんな…嘘……!」

マジラモン「まず一匹」

レオモン「くっ…!もう許せん!!」
696 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:16:28.31 ID:1H1iMiRW0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―レオモンワープ進化!サーベルレオモン!!―

マミ「サーベルレオモン!!」

マジラモン「何!究極体じゃと!?それなら宝矢をケチっとる場合じゃないの!」

マジラモン『ヴェーダカ!』

シュバババババ!!

サーベルレオモン『インフィニティアロー!!』シュバババババ!!

ドゴォォン!

マジラモン「ワシの五十四万元のヴァーダカを打ち消すとは!」

マミ「なら、あなたの技の値の倍の百八万元ってところね!」

マジラモン「ワ…ワシの許可なく勝手に値付けるのではない!!」

サーベルレオモン『ネイルクラッシャー!!』ズギャン!

マジラモン「ぬぎゃっ!?」

アンキロモン「決まっただぎゃ!」

マジラモン「ら…来年はワシの年じゃぞ…よいお年をぉぉぉぉぉ!!」ズバァン!

ラピッドモン「お前のイラストが入った年賀状はいらないけどね」
697 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:17:21.56 ID:1H1iMiRW0
キリカ「さぁサル!それをこっちに渡しな!」

ほむら「時を止めて……」

ほむら「!」

ほむら「(盾の砂時計が切れた…よりによってこんな時に!)」

キリカ「ほら、はやく!」

マクラモン「ククク……」

キリカ「な…何笑ってんだよ!?」

マクラモン「この者がいなければもはやルーチェモンは進化せず!」

キリカ「何!?」

マクラモン「このまま握り潰してくれる!」

ほむら「ま…まどかぁ!!」
698 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:19:12.94 ID:1H1iMiRW0
ベルゼブモン「潰れんのはテメェだ…!」ガシッ!

マクラモン「!?」

ほむら「ベルゼブモン!」

マクラモン「き…貴様…離せぇ!!」ギチギチ…!

ベルゼブモン「たとえデーヴァでも俺の敵じゃぁねぇなぁ!」

マクラモン「神の使いであるデーヴァをお前は…!」

ベルゼブモン「オラァ!!」グシャ!

マクラモン「ぐわぁぁぁ!!」ズバァン!

キリカ「お前!私のウォーグレイモンは!?」

ベルゼブモン「奴ならむこうで寝てるぜ」

キリカ「私のウォーグレイモンが負けたのか…?」

ベルゼブモン「ついでにこのデーヴァ猿野郎のデジシードは全部俺がロードさせてもらうぜ」シュゥゥゥ…

ほむら「まどか!この玉から出してあげないと!」

まどか「〜!」ドン!ドン!

ほむら「あの猿のデーヴァを倒したのに出れないの!?」

ベルゼブモン「割れば出て来んじゃね?」

キリカ「ちっ…!」シュバッ!

ベルゼブモン「逃げたか」

ほむら「そうだ!セラフィモンは!?」

ベルゼブモン「あっちもそろそろ片が付きそうだったぜ」

699 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:20:27.50 ID:1H1iMiRW0
ルーチェモン「そ…そんな馬鹿な……!」

セラフィモン「終わりだルーチェモン!」

エンジェモン「セラフィモン様!ご無事で!?」

Bウォーグレイモン「うぅ……」

マミ「ウォーグレイモンが倒れている…残ったのはルーチェモンだけね!」

ほむら「マミ!みんな!」

ラピッドモン「ほむほむも無事だったんだね!まどかは?」

ほむら「この玉の中に……」

マミ「鹿目さん…?」

サーベルレオモン「マクラモンの宝玉に封じ込まれたか…時間が経てば戻ると思うが……」

ルーチェモン「まどかが奴らの手に……!」

ベルゼブモン「さぁて、後はテメェの始末だけだなクソガキ!」

ルーチェモン「僕はここで…ここで終わるデジモンじゃないんだぁぁぁぁ!!」

クルモン「クル!?クルゥゥゥ!!」ピカァァァ!

QB「この光!?」

ルーチェモン「!?」ピカァァァァ!
700 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:22:07.09 ID:1H1iMiRW0
セラフィモン「何!?」

マミ「そんな…!」

ほむら「ルーチェモンが…!」

ルーチェモンFD「進化できただと…?」

ベルゼブモン「それはこっちの台詞だ!」

セラフィモン「フォールダウンモード……!」

ベルゼブモン「まぁいいぜ!この前のケリを付けてやる!どきなセラフィモン!」

シュゥゥゥゥ…

インプモン「あれ?」

マミ「ベルゼブモンがインプモンに退化したわ!?」

ほむら「ベヒーモスに乗ってる間ずっと進化しっぱなしだったし……」

ラピッドモン「ベルゼブモンの状態じゃないとあのバイクに乗れないしね」

ルーチェモンFD「この姿ならセラフィモン、貴様ごとき!」

セラフィモン「!」
701 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:23:30.82 ID:1H1iMiRW0
ルーチェモンFD『パラダイスロスト!!』シュンッ!

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!

セラフィモン「ま…まさか…こんな事に……!」

ゲシィ!

エンジェモン「セラフィモン様!」

ラピッドモン「やばいよ!またあのキン肉ドライバーが……!」

サーベルレオモン「そうはさせん!」ダッ!

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』

ドゴォォォォン!!

サーベルレオモン「ぐっ!?」

Bウォーグレイモン「…へへへ……」

インプモン「あいつ…まだ立ち上がれたのかよ!」

シュンッ!

ほむら「! まどかの入った玉が…!?」

キリカ「これは頂いたよ!」

ほむら「呉キリカ!」

ドガアァァァァン!!!
702 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:26:02.59 ID:1H1iMiRW0
マミ「セラフィモンが!!」

セラフィモン「ぐっ……!」

ルーチェモンFD「ふふふ…どうだセラフィモン?これが神の力を得た私だ」

セラフィモン「き…貴様を…貴様のような奴を再びデジタルワールドに解き放つわけにはいかん…我が命に変えても……!」

エンジェモン「セラフィモン様!まさかあの技を!?」

マミ「あの技?」

エンジェモン「いかん!ここを離れるんだ!!」ガシッ!

インプモン「おわっ!?何だよ!」

ほむら「エンジェモン!離して!まどかが!!」

サーベルレオモン「乗れマミ!アンキロモンはデジヴァイスに戻るんだ!」

アンキロモン「だぎゃ!」シュゥゥゥゥ

マミ「クルモン!」

クルモン「クル!」

ラピッドモン「一体何が起こるのさ!?」

QB「おそらくセラフィモンは自らの命と引き換えにあの技を……」

セラフィモン『テスタメント!!』

ルーチェモンFD「!!」

ドゴオオォォォォォォォォォォォン!!!
703 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:27:23.54 ID:1H1iMiRW0
キリカ「あっぶなかたぁ…まさか自爆するなんて!」

Bウォーグレイモン「奴等と同じようにあの場から咄嗟に離れて正解だったなキリカ」

キリカ「ルーチェモンは……」

ルーチェモンFD「セ…セラフィモンめ…小癪な真似を……」

キリカ「生きてるよ…あの爆発で……」

ルーチェモンFD「だが手に入れたぞセラフィモンのデジシードを!フハハハハハハ!!」シュゥゥゥゥ

Bウォーグレイモン「セラフィモンのデジシードをロードしたな」

ルーチェモンFD「愚かな…愚かなり、セラフィモン!」

ルーチェモンFD「いや、しかし極上ではあったよ…私の糧としてはな…これで私は完全な…」シュゥゥゥ…
704 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:29:04.76 ID:1H1iMiRW0
Bウォーグレイモン「うお!?」

キリカ「あらら、また子供に戻ったよ」

ルーチェモン「な…なんで!?」

ルーチェモン「セラフィモンをロードしても足りないのか…?」

ルーチェモン「こうなったらもっと強いデジモンを狙うしかない……」

キリカ「強いデジモンって言うけどセラフィモンより強いデジモンなんているのかい?」

ルーチェモン「君か…まどかは?」

キリカ「ほら、デーヴァの猿がこの玉に閉じ込めちゃってね」

まどか「〜!」

ルーチェモン「…僕なら出せなくも無いけど、一々抱えながら飛ぶのも面倒だったからね。このままでいいさ」
705 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:30:00.58 ID:1H1iMiRW0
ルーチェモン「デーヴァ…そうか!四聖獣を狙おう!」

キリカ「し…四聖獣を!?」

ルーチェモン「四聖獣のデジシードなら…」

キリカ「四聖獣はあのオジサンが作ったプログラムで操ってるのに勝手に倒していいのかよ!?」

ルーチェモン「ワルプルモン様は四聖獣なんかより僕の完璧な進化の方をお望みのはずさ」

キリカ「でも…セラフィモンに手こずってた君が四聖獣に敵うのかい?」

ルーチェモン「言ってくれるね……」

Bウォーグレイモン「な…何だ!やる気か!?」

ルーチェモン「だけどその通りだ。どうしたらいいのかな……」

?「ルーチェモン様。ならばその役目」

?「我等にお任せを」

Bウォーグレイモン「な…何だお前らは!」

ルーチェモン「やあ君達か。そうだね僕がわざわざ動くより最初から君達にデジシードを集めさせれば良かったんだよね」

ルーチェモン「それなら頼むよデュナスモン、ロードナイトモン」
706 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2011/12/31(土) 21:32:20.92 ID:1H1iMiRW0
〜次回予告〜

知久「ま…まどかがタマの中にぃ!!」

エレキモン「あぁ…娘が心配なのはわかるけど落ち着けよ」

知久「ボクの大事なタマから作られたまどかが猿のタマの中にぃ!!」

エレキモン「何とてつもない下ネタ言ってんだこの専業主夫オヤジ!?」

知久「ボクのタマ…ボクの大事なタマをぉぉぉぉ!!」

マサルダイモン「タアタマうるせぇ!!」バキィ!

知久「あすかぁ!!」ドギャァァァン!

エレキモン「ああ、またスクライドネタか」

ジジモン「そういえばこやつも同じ声じゃったのぅ…」

知久「じ…次回、デジモン☆マギカ……」

知久『真のバンチョー!バンチョーレオモン』

マサルダイモン「真の番長だとぉ!?番長は俺一人でいい!!」

エレキモン「ところでもうすぐ正月だからお年玉くれ」

知久「ボクのタマは2つある!」

マサルダイモン「うるせぇ!」バキッ!

今回はここまで
年賀状にマジでマジラモン描いた人っている?
よいお年を
707 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2011/12/31(土) 21:34:22.50 ID:rzvnZHfa0
>>706
アナザーバンチョーですね
わかります
708 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2011/12/31(土) 23:01:53.46 ID:/wSnxQpWo
乙です
まどパパに社長(not海馬)が乗り移ったwwwwww
709 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2011/12/31(土) 23:40:27.45 ID:WUgYQLQeo


良いお年を
710 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 10:18:45.11 ID:wjvlBsnYo
あけみましておめでとうございまどか
711 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 13:47:32.70 ID:E36iK2xDO
あけおめことよろ

http://f.pic.to/358e4

712 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:12:16.26 ID:afz0CP/60
こんばんわ
あけましておめでとうございます

>>707
氷川さんにはマサルダイモンもバンチョーレオモンも同じデジモンに見えてしまうんですね
わかります

>>708
後は脚本家のインダラモンとか水のアルターを使うルーチェモンとか…

>>709-711
あけましておめでとうございまさるだいもん

投下
713 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:14:43.74 ID:afz0CP/60
〜四聖獣の領域の門前〜

ゆま「ねぇ、この先にはなにがあるの?」

ゴマモン「だから四聖獣!こいつらデーヴァの親玉がいるんだろ!」

ゆま「シセージューってなんだっけ?」

ゴマモン「このデジタルワールドを守ってる4体のデジモンで…」

ゆま「この世界を守ってるデジモンならいいデジモンじゃないの?」

ゴマモン「だから奴等は今はワルプルモンの味方なんだよ!」

ゆま「どうして?」

ゴマモン「どうしてって…どうしてだ?」

ロップモン「我等の神、ある日突然おかしくなり、ワルプルモンに手を貸し我等デーヴァにも罪の無いデジモンを襲いデジシードを集めろとの命を下した」

ゴマモン「そんな突然おかしくなったのならお前らデーヴァは何の疑問も持たなかったのかよ?」

ロップモン「我等デーヴァは四聖獣に作られたデジモンが故に神に心酔し神の仰せの事は全てなり」

ゆま「ロップモンの言ってることよくわかんなーい!」

ゴマモン「つまりコイツらは四聖獣の言う事なら何でも聞いちゃうアホの集まりって事だってばよ!」

ロップモン「否定はできぬ…」

ゆま「アホなんて言っちゃダメだよゴマモン」

ゴマモン「だってそうだろ?操られてるとも気付かずに!」

ロップモン「操られてる…?」

ゴマモン「普通そう思うだろ?突然おかしくなったって思うならよ!」

ロップモン「我等が神の心ワルプルモン故どそう容易に奪うことは……」

ゴマモン「それができちゃうかもしれないんだなこれが!だって人間をデジモンに変えたり、デジソウルを吸い上げて進化させる事をできなくなる塔だって作っちゃう奴等何だってばよ?」

ロップモン「そのような事が…?」

ゴマモン「お前そんな事も知らないのか?」

ロップモン「我の任はこの門を守護する事のみなり…外界の事はあまり存ぜぬ……」

ゴマモン「じゃあ、お前ワルプルモン軍の内部事情には詳しくないんだな……」
714 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:16:15.06 ID:afz0CP/60
ゆま「で、そのシセージューの所にキョーコ達いるかな?」

ゴマモン「いないいない!きっといない!それにオイラ達だけで行っても殺されるって!」

ゆま「そうかなぁ…」

ゴマモン「とにかくここから離れて他の場所を探そう」

ゆま「ロップモンも行こう?」

ゴマモン「確かにコイツはデーヴァをクビにされたけど何もオイラ達と一緒に来ることは……」

ゆま「だってこんなにテリアモンそっくりのデジモン、マミお姉ちゃんやテリアモンに見せたあげたいじゃん!」

ゴマモン「一番の理由ってもしかしてソレ!?」

ロップモン「マミ……」

ゴマモン「どした?」

ロップモン「(何故だ…その者の名を聞くと何か懐かしい気が……)」

ロップモン「我も汝らと共に行こう」

ゆま「本当?やったぁ!」

ゴマモン「いいのかよ?」

ロップモン「我は神の意に背いた…だが、汝らと行けば神を以前の神に戻す手が見つかるかもしれない!」

ゆま「うん!キョーコ達ならシセージューを元通りにしてくれるよきっと!」

ロップモン「(何より…そのマミなる者に会ってみたいと思う…)」
715 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:17:33.91 ID:afz0CP/60
〜海岸〜

ゆま「海まできちゃったよ」

ゴマモン「海だーい!」ザバァン!

ゆま「ゴマモン嬉しそうだね」

ゴマモン「そりゃオイラ海のデジモンだしさ。泳げるのなんて久しぶりだよ!」プカプカ…

ゆま「ゆまも泳ぎたいけど水着がない…」

ゴマモン「全裸でよくね?」

ゆま「ぜんら?」

ゴマモン「素っ裸って事だよ」

ゆま「うん、そうしよっか!」

ロップモン「汝!それは止めるべし!」

ゴマモン「なんだよ?オイラ別にゆまの全裸見たって何とも思わないぞ?」

ロップモン「そうではない!この海には…」

ザバァーン!

ダゴモン「幼女の全裸…はよ見せやワレェ……」ハァハァ…

ゆま「なんかでたぁ!?」

ロップモン「童女趣味のダゴモンが住まわっているなり」
716 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:18:51.02 ID:afz0CP/60
“ダゴモン”

完全体 水棲獣人型 ウィルス

「海底の破戒僧」と呼ばれる邪神デジモン
必殺技は凄まじい腕力で、三つ又の鉾を投げつける『フォービドゥントライデント』

ザバァン!

ハンギョモン「親分!ワイらも」

オクタモン「見たいでぇ!」


“ハンギョモン”

完全体 水棲型 データ

背中の水中モーターとウェットスーツに身を包みさっそうと大海原を泳ぎ回る水棲獣人型デジモン
必殺技は愛用のモリ「トレント」で敵を一撃で倒す『ストライクフィッシング』


“オクタモン”

成熟期 軟体型 ウィルス

収集癖があり触手の先端にはデビドラモンのデータから得た爪をつけネットの海底から拾ったデジ宝(デジホウ)を体中にまとっている
頭にかぶっている壷には、小型デジモンの一種である貝型のフジツモンが付着している
必殺技は、毒性の強い墨のつまった弾を発射する『海鳴墨銃(かいめいぼくじゅう)』
717 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:20:49.27 ID:afz0CP/60
ゴマモン「ダゴモンの子分か!コイツらみんなロリコンかよ!?」

ロップモン「このダゴモン、リアルワールドから人間の少女をこの海へ連れ込んだという噂もあり」

ゴマモン「リアルワールドから人間を連れ込むって…何気に凄くねソレ!?」

ハンギョモン「親分、この娘はワイらの子孫を残す為に!」

ダゴモン「バッキャろう!イエスロリコンノータッチ!この娘が自然に泳ぐのをただじっくり眺めるんじゃボケぇ!!」

オクタモン「そゆ事や!さ、お嬢ちゃん。ヌギヌギしましょうでぇ」

ゴマモン「あの、それならこんな堂々と出てこないでこっそり覗けば良かったんじゃないの?」

ダゴモン「じゃかあしいボケぇ!ワシらみたいなロリコンに見られて恥ずかしがる様が萌えるんじゃろうがぁ!!」

ゴマモン「あぁ、そうか。って納得してる場合じゃないよオイラ!」

ゆま「別にゆまはずかしくないよ?」ヌギ…

ゴマモン「うわぁ!脱いじゃ駄目だってばよゆま!!」

ハンギョモン「邪魔すんじゃねぇゴマ公がぁ!!」

ゴマモン「お前らみたいなのがいるから〇グネスや〇原が五月蝿いんだってばよ!」
718 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:23:46.14 ID:afz0CP/60
―ゴマモン進化ぁぁぁ!イッカクモン!!―

ハンギョモン「イッカクモンやとぉ!?」

オクタモン「なんじゃやるんかいワレぇ!!」

イッカクモン「進化できてからのはじめての海の戦いだ!存分に暴れさせてもらうってばよ!」

ゆま「イッカクモン海での戦いもうれしいの?」

イッカクモン「ああ!スパロボの宇宙のマップばっかで活躍できなかったゲッター3がやっと海のマップに来れたような心境だね!」

ゆま「よくわかんないけどガンバレー!」

ダゴモン「おんどれぇ…幼女の応援なんて羨ましいだろうがぁ!!」

オクタモン「いてもうたるわ!」

イカックモン「かかってこいってばよ!」

イッカクモン「(とは言ったものの…オイラ一人で三体相手は辛いかな?完全体ニ体だし…ハンギョモンの強さは完全体にしちゃ大した事無い方だけど……)」
719 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:25:06.69 ID:afz0CP/60
オクタモン『海鳴墨銃!』ブシュッ!

イッカクモン「おっと!」バシャン!

ゆま「イッカクモンが海の中にもぐっちゃった!」

オクタモン「野郎!何処に隠れおったぁ!?」

イッカクモン「(まずはお前からだ!)」

イッカクモン『ハープンバルカン!!』ドン!

オクタモン「なんや!?ぐぎゃあぁぁぁぁ!!」ドゴォォォン!

イッカクモン「(まず一体!)」

ダゴモン「下から撃ってきおったようやな!」

ハンギョモン「アホがぁ!水中戦でワイに敵うと思ってんのか!」バシャン!

ゆま「ハンギョモンも海の中に!」
720 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:27:29.36 ID:afz0CP/60
ハンギョモン「奴は何処や?」

ゴボ…

ハンギョモン「! そこか!」

ハンギョモン『ストライクフィッシング!』ブンッ!

ドゴォォォン!

ハンギョモン「爆発!?奴のミサイルか!」

イッカクモン「その通り!ハープンバルカンはおとりだ!」

ハンギョモン「何やて!?」

イッカクモン「オイラの自慢の角をくらえ!」

イッカクモン『ヒートトップ!』ズオッ!

グサッ!

ハンギョモン「痛えぇぇぇ!なんじゃこりゃあぁぁぁ!!」

イッカクモン「このままゼロ距離のハープンバルカンだってばよ!」

ハンギョモン「や…やめやぁ!!」

イッカクモン『ハープンバルカン!!』

ハンギョモン「ぎゃあぁぁぁ!!」ドゴォォォォン!
721 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:29:46.04 ID:afz0CP/60
ザバァン!

ゆま「イッカクモンが出てきた!」

ダゴモン「おんどれぇ…よくもワシの可愛い子分を…好き勝手やってくれるやないか!」

イッカクモン「オイラを舐めてかかるからだってばよ!」

ダゴモン「許さんへんでぇ!」

ダゴモン『サウザンドウィップ !』ニュルルル!

イッカクモン「うわぁ!」ギチギチ…

ロップモン「イッカクモンがダゴモンの触手に!」

ダゴモン「このままオンドレを絞め殺した後はあの幼女にも触手プレイをしてやるでぇ!」

イッカクモン「ロリコンノータッチじゃなかったのかよ……」ギチギチ…

ゆま「イッカクモン!」ピカァァァ!
722 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:31:31.87 ID:afz0CP/60
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―イッカクモン超進化ぁぁぁ!ズドモン!!―

ダゴモン「また進化やとぉ!?だが、同じ完全体になったからとはいえ、この海を仕切ってるワシに勝てると思ったら大間違いやでぇ!」ニュルッ!

バシッ!

ズドモン「しまった!オイラのトールハンマーが!」

ダゴモン「もろうたでぇ!」

ズドモン「返せってばよ!」

ダゴモン「かわりにこれをくれたるでぇ!」

ダゴモン『フォービドゥントライデント!!』ブンッ!

グサァ!

ズドモン「うわぁぁぁ!」

ゆま「このままじゃズドモンが!ロップモン!ズドモンを助けてあげて!」

ロップモン「我、もう進化は許されぬ…我の力では……」

ゆま「そんなぁ…」

ズドモン「く…くそぅ…!」

ダゴモン「往生せいや!」

ゆま「……」

ピキン!

ゆま「!」ダッ!

ロップモン「ゆま!?」
723 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:33:27.48 ID:afz0CP/60
ドゴォン!

ダゴモン「ぐはぁ!」

ズドモン「ゆま!?駄目だ!危険だ!」

ゆま「…いいから、奴が落としたトールハンマーを拾いなよ」

ズドモン「え…?あ、ああ」

ダゴモン「この幼女…幼女なのになんつーパワーや!」

ゆま「ズドモン、このカードを使うわよ」

ズドモン「カード…?」

ゆま「杏子から貰ったのよ。デヴァイスカード」

ズドモン「デヴァイスカード…?」
724 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:36:30.95 ID:afz0CP/60

〜デジタルワールド出発前・マミホーム〜

ゆま「キョーコっていっぱいデジモンのカード持ってるんだね!」

杏子「まぁな、自慢じゃねぇがこう見えてもデジモンカードゲームの大会での優勝経験もあるんだ」

まどか「うそぉ!杏子ちゃん凄い!」

さやか「えぇ!?杏子が!?どう見ても頭使うタイプじゃなさそうなのに……」

杏子「しばくぞ」

マミ「あのヴァンデモンの戦いで使ったキング・デヴァイスのカードも優勝者に配布される限定版のカードだったのよ」

さやか「激レアカード!?」

杏子「そんで、もう一枚こいつが去年の大会で準優勝の時にもらったカードだ」

ほむら「準優勝って事は負けたのね」

杏子「うっせ!でも、あのパイナップル頭の女は強かったなぁ…また手合わせを願いてぇな!」

ゆま「ゆまもデジモンのカードほしいなぁ……」

QB「そうだね、君もいずれ契約するのならパートナーデジモンをサポートするためにカードを持っていた方がいい」

杏子「……」

ゆま「でも、カードかうお金ないよ…」

杏子「しゃーねぇ、アタシのカード少しやるよ。ダブりばっかだけど」

ゆま「本当?ありがとキョーコ!」

さやか「って、さっきの準優勝のカードも入ってるじゃないの!」

マミ「いいの?」

杏子「(ゆまを契約させる気はねーけど、このカードをお守りとして持たせておいても悪くないだろ……)」
725 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:38:24.11 ID:afz0CP/60
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=PcsGWs8pzb0&feature=related

ゆま『カードスキャン!クイーン・デヴァイス!!』

ズドモン「! 力が…!」ゴゴゴゴ…!

ダゴモン「何やてぇ!?」

ゆま「ズドモン、そっちに飛ばすわよ!」ドゴォ!

ダゴモン「ぐはっ!?」

ロップモン「まただ…!チャツラモンの時のようなあの力……!」

ズドモン「よ…よし!ナイスパスだ!」

ズドモン『ハンマースパーク!!』ズゴォ!!

ダゴモン「ダゴォォォ!!」ズバァン!

ズドモン「よっしゃ!」

ゆま「……」

ズドモン「ゆま…?」

ゆま「どうしたのズドモン?」

ズドモン「…ゆまは本当にゆま何だよな…?」

ゆま「何言ってるの?私は私よ?」

ズドモン「……」
726 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:39:26.42 ID:afz0CP/60
織莉子「デヴァイスカードを使いこなすなんて…暗黒の種は予想以上に急速な成長を遂げているようね!」

ガブモン「織莉子、暗黒の種とは…」

織莉子「でも、このまま暁美ほむらや佐倉杏子達と合流させるのは芳しくないわね。ここで確保しましょう…ガブモン」

ガブモン「…承知」

―ガブモンワープ進化!ブラックメタルガルルモン!!―
727 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:41:19.95 ID:afz0CP/60
ゆま「…来る!」

ズドモン「え?」

ズシン!

Bメタルガルルモン「……」

ロップモン「この者達は……?」

ズドモン「メタルガルルモン…美国織莉子…!」

織莉子「千歳ゆまちゃん、お姉さんと一緒に来てもらいましょうか?」

ゆま「お断りよ。私は杏子を探しているのだから」

織莉子「そう…なら、手荒な真似は趣味じゃないのだけれど…メタルガルルモン!」

ズドモン「やるしかないのか…!」

Bメタルガルルモン『フリーズボンバー!』ドドドド!

ズドモン「全身からミサイル!?」

ゆま「慌てないで、その甲羅で防げば耐え切れるわ」

ドゴォォォォォン!!
728 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:43:15.73 ID:afz0CP/60
ズドモン「…くっ……!」

ゆま「……」

パァァァァァ!

ズドモン「ふぅ…」

織莉子「あらあら、いくら貴方の治癒魔法で治せるからってそんな無理させて…自分のデジモンはもっと大切にしないと……」

ゆま「あなたに言われる筋合いは無いわ。ズドモン、反撃よ」

ズドモン「反撃って…相手は究極体だぞ?オイラじゃ……」

ゆま「私の指示通りに戦えば勝てるわ」

Bメタルガルルモン「ふっ…随分と自信があるようだな」

ゆま「ズドモン!」

ズドモン『ハンマーズパーク!』ズドンッ!

バチバチィ!

Bメタルガルルモン「無駄だ」

ズドモン「くっ…!やっぱり駄目か!?」

ゆま「ズドモン、ハンマーを奴に投げつけるのよ」

ズドモン「オイラのトールハンマーを…?そうか!」

Bメタルガルルモン「ガルルトマ…」

ズドモン『ハンマーブーメラン!』ブンッ!

ドガッ!

Bメタルガルルモン「ぐっ!?」

織莉子「クロンデジゾイド装甲のメタルガルルモンにそんな攻撃…」
729 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:46:31.57 ID:afz0CP/60
ピキピキ…!

織莉子「! 装甲に亀裂が!?」

ズドモン「教えてやるよ。このトールハンマーも同じクロンデジゾイドでできているのさ!」

織莉子「…!」

ゆま「今よズドモン!その亀裂を狙うのよ!」

ズドモン『ハンマースパーク!』ズドンッ!

Bメタルガルルモン「くっ…!」サッ!

織莉子「まさかこんな発想を瞬時に…さっきのダゴモンとの戦いの時といい暗黒の種の影響で判断力が上がってるようね」

ブンッ!

織莉子「!」サッ!

ドゴォン!

ゆま「…外した……」

織莉子「それに随分と好戦的になったのね…以前のあなたとは思えないわね」

ゆま「……!」ドゴォン!

織莉子「身体能力も上がっている…でも、私には見えているのよ」

ゆま「あなたの能力は予知能力ね…」

織莉子「ふふ…すぐ気付くなんて流石ね」

ゆま「でも、どんなに見えていてもあなた自身がたいしたことなさそうだから意味ないわ」シュンッ!

織莉子「何ですって!?」

ドゴッ!
730 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 21:48:18.93 ID:JLzZDVWVo
まっすぐ行ってぶっ飛ばす右ストレートでぶっ飛ばす
731 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:48:38.94 ID:afz0CP/60
織莉子「ぐっ…!」

ゆま「浅かったわね…次で決めるわ」

織莉子「調子に……」

Bメタルガルルモン「調子に乗らないことだな!!」

Bメタルガルルモン『コキュートスブレス!!』プシャァァァァァ!!

ズドモン「ぐっ!?」カキン!

ロップモン「ズドモンの半身が氷漬けに!」

ゆま「ズドモン…!」

織莉子「甘いわね!」シュンッ!

ドゴォ!

ゆま「うっ!?」

バタッ!

織莉子「ふふふ、本当に甘いわ…自分のデジモンに気を取られてこのような様じゃね」

ゆま「う……」

織莉子「…!」

ロップモン『プチツイスター!』クルクルクル!

織莉子「見えているわ!」シュッ!

ドゴォ!
732 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:51:12.61 ID:afz0CP/60
ロップモン「うわぁ!」ドサッ!

ズドモン「ロップモン…!」

織莉子「貴方…デーヴァの裏切者さんだったわね…愚かしくも他のデーヴァのように黙って四聖獣に従っていれば良かったのに……」

織莉子「たとえ操り人形にされた神様でもね」

ロップモン「! やはり我等の神は…!!」

織莉子「いいわ、貴方の神様の代わりに私が裁きを下してあげるわ」

ロップモン「神よ…!」

〜♪

織莉子「何…?この音……草笛?」

Bメタルガルルモン「レーダーに反応あり…何者!?」

織莉子「あのデジモンは……?」

?「通りすがりのバンチョー……バンチョーレオモンだ!」
733 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 21:54:18.38 ID:E36iK2xDO
キャーバンチョー
734 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:54:56.87 ID:afz0CP/60
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=_Rq577PIG3k&feature=related

“バンチョーレオモン”

究極体 獣人型 ワクチン

自分の信じる「正義」にのみ忠実に生きる獣人型デジモン
肩から羽織っている「GAKU−RAN(ガク−ラン)」は敵の物理攻撃を89,9%無効化する防御機能が備わっている
必殺技は自慢の短刀「男魂」から繰り出す『獅子羅王漸(ししらおうざん)』と
極限まで研ぎ澄ました気合を拳にのせて放つ『フラッシュバンチョーパンチ』


ロップモン「バンチョー…レオモン……?」

ズドモン「オイラの知っているレオモンとは違うけど…何者なんだ?」

織莉子「何処のデジモンか存じませんけど、私達の邪魔をするつもりかしら?」

バンチョーレオモン「俺様にはわかる…お前らが悪だとな!」

織莉子「言ってくれるわね…私の成すべきことに善悪もありませんのに…メタルガルルモン、邪魔者は排除するのよ!」

Bメタルガルルモン「わかっている」

ズドモン「助けてくれるのか…?だったらアイツの装甲のヒビを狙うんだ!」

バンチョーレオモン「その必要はないぜよ!」

ズドモン「え?」

バンチョーレオモン「この程度の犬っころ、俺様の拳一つで十分ぜよ!」
735 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:57:39.48 ID:afz0CP/60
Bメタルガルルモン「犬っころとは言ってくれるな…」

織莉子「あなたの恐ろしさ見せてあげなさい!」

Bメタルガルルモン『コーキュートスブレス!!』プシャァァァ!

バンチョーレオモン「遅いぜよ!」シュンッ!

ズドモン「かわした!」

バンチョーレオモン『フラッシュバンチョーパンチ!!』

ドゴォ!

Bメタルガルルモン「ぐわぁ!」

織莉子「メタルガルルモン!!」

ズドモン「つ…強い……!」

バンチョーレオモン「天上天下唯我独尊!!」ドゴッ!バキッッ!ドガァ!

Bメタルガルルモン「ば…馬鹿な…!」

バンチョーレオモン「我が拳に曇り無しっ!!」ドゴォォォン!

Bメタルガルルモン「うわぁぁぁ!!」ドサッ!

織莉子「そんな…私のメタルガルルモンが…!」

バンチョーレオモン「これが俺様の拳ぜよ…」
736 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 21:59:53.34 ID:afz0CP/60
ズドモン「すげぇ…拳一つで…あれ?前にもこんなデジモンいたような気がするけど……?」

バンチョーレオモン「女に俺様の拳をあげたくない…大人しく帰るぜよ」

織莉子「!…ふふふ…その必要は無いみたいね」

ズドモン「何?」

ロップモン「! 気配あり!」

ズドモン「あいつらは!」

聖「んだよ!だせぇな美国織莉子!お高くとまってたくせに、テメェのデジモンボロ負けじゃねぇかよ!」

織莉子「……」

聖「だが…アイツが俺が探し求めていたデジモン…バンチョーレオモンか!」

ナナミ「それなら織莉子さんのデジモンでは敵いませんわね」

イワン「そしてそこで倒れている少女は君が狙っていた娘か…俺に幼女趣味は無いが五年後ぐらいが楽しみだとは口が裂けても言えん」

ナナミ「言ってるし女子中生に惚れてる時点でその言葉に説得力はありませんわよ」

聖「さぁて、今度こそ間違いないならテメェを拉致って最強のデジモンになるぜ!」


聖&イワン&ナナミ『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!
737 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:01:39.70 ID:afz0CP/60
ダークドラモン「俺の自伝のこのページ名は……帰ってから考えるぜ!」

バンチョーレオモン「お前らが噂の人間デジモンか!」

スピノモン「こっちは3人だ」

ロトスモン「あなたに勝ち目はありませんわ。大人しく投降しなさい」

バンチョーレオモン「それはどうかぜよ?そんな偽りのデジモンの力に俺様の拳が負ける要素は……無いぜよ!」ダッ!

スピノモン「!?」

バンチョーレオモン『フラッシュバンチョーパンチ!!』

ドゴォ!

スピノモン「うおっ!?」ドサッ!

ロトスモン「イワン!…はっ!」

バンチョーレオモン「さっき女相手に拳をあげたくないと言ったが…お前のような人間でもデジモンでもない化け物は別ぜよ!」

ロトスモン「わ…私が化け物ですってぇ…!?許さない…!」

ロトスモン『サーペントルイン!!』ジュゴォォォ!

ロトスモン「いかがかしら?これがデジモンと一つになった私の力ですわ!!」

バンチョーレオモン「効かんぜよ…紛い物の力なぞ!」

ロトスモン「そんな…!」

バンチョーレオモン「ふんっ!」バコォ!

ロトスモン「きゃあ!」
738 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:03:05.55 ID:afz0CP/60
ダークドラモン「これがコイツの力か…いいねぇ!ますます俺の物にしたくなってきたぜ!」

バンチョーレオモン「どうやら俺様をお前達のような人間デジモンの材料にするつもりらしいが、俺様を捕らえようとするなぞ百年はやいぜよ!!」

ダークドラモン「 ならコイツの出番だ!ナナミ!あれを使うぞ!」

ロトスモン「え…ええ!」

ダークドラモン「リロード!キメラモン!」シュィィィン

ロトスモン「リロード!ムゲンドラモン!」シュィィィン

キメラモン「キシャァァァァ!!」

ムゲンドラモン「……!」

バンチョーレオモン「何だぜよこのデジモンは…?」

ダークドラモン「合成デジモンの二号機だ!」

ロトスモン「選ばれし少女達に倒された試作型より数倍パワーアップもしてますわ!」

ムゲンドラモン『ムゲンキャノン!!』

キメラモン『ヒート・バイパー!!』

ドゴォォォォン!!
739 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:04:26.53 ID:afz0CP/60
バンチョーレオモン「ちっ…!」

スピノモン「あの攻撃を受けてもまだ立てるのか…これが番長デジモンか……!」

バンチョーレオモン「できればこの程度の奴等に俺様の男魂は使いたくなかったぜよ…」

ダークドラモン「お?ドスかぁ?それで何しようってんだよ!」

バンチョーレオモン『獅子羅王漸』ズザァァァァン!

ドゴォォォン!

キメラモン「ぎゃぁぁぁぁ!!」

ムゲンドラモン「グ…グォ……!」

ロトスモン「何ですって!?」

ダークドラモン「やべぇな…このニ匹は失うなってアナログマンに言われてるからな……ナナミ!あれを使うぞ!!」

ロトスモン「ま…まさかこのニ体を!?まだアナログマンには……」

ダークドラモン「ここで殺られるよりはマシだ!」

スピノモン「しかし下手したらバンチョーレオモンを捕らえるどころか殺してしまうかもしれないぞ…?」

ダークドラモン「俺と一つになるデジモンだ!こいつに殺られるっつーならそこまでだ!」
740 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:06:11.03 ID:afz0CP/60
ズドモン「奴等…何をするつもりだ?」

ダークドラモン「行くぜ!キメラモン!」

ロトスモン「ムゲンドラモン!」


――ジョグレス!!――

ピカァァァァァァ!!


バンチョーレオモン「な…このデジモンは……!?」

ズドモン「何なんだよ…あれ……やばい!!バンチョーレオモンが!!!」

ロップモン「やめるなり!汝では…!」


――
―――
――――
741 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:09:01.62 ID:afz0CP/60
聖「さぁて、バンチョーレオモン捕獲完了だ!」

ナナミ「そして私達のおかげでこの娘も確保できたのですから感謝してほしいですわね織莉子さん?」

ゆま「……」

織莉子「…貴方達ではなくあのデジモンでしょ……」

イワン「しかし恐ろしいデジモンだ…アナログマンはこんなデジモンまで作りだしてしまうとは…聖がこのバンチョーレオモンと融合してそれと同等ののデジモンになるのか?」

聖「それ以上のデジモンだ!…たぶんな…正直あんな力を持つデジモンになれるのかって俺自身も信じられねぇがよ……」

織莉子「ジョグレスがあれほどのものとは……」

ナナミ「ああ、そうでしたわ。アナログマンがあなたとキリカさんのウォーグレイモンとメタルガルルモンのジョグレスもできるかもしれないと言ってましたわ」

織莉子「そう…ならキリカを呼び戻してアナログマンの所に出向くわ」

ゴマモン「か…返せよ…ゆまと…バンチョーレオモンを……!」

聖「何だぁ?まだ居たのかよ?さっきのアレを見て震えたまま動けなかった癖によ!」

ゴマモン「ぐっ…!」

織莉子「もうすぐ暁美ほむらや佐倉杏子達もここへ来るわ。そしたら伝えなさい」

織莉子「四聖獣の領域で待っていると」

ロップモン「神の領域で何をするつもりなり!?」

織莉子「ふふ…すぐにわかるわ」

ナナミ「それではごきげんよう」

ゴマモン「ま…待て…ゆま…ゆまぁぁぁぁぁ!!」
742 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:11:15.14 ID:afz0CP/60
〜次回予告〜

ショウさん「ここ何処だよマジダりぃよ」

ホストB「ショウさんデジモンっすよデジモン」

エレキモン「なんかホストがキター!」

ショウさん「デジモン?だったら俺の中の人的にマッドレオモンじゃん」

ホストB「つーか俺の中の人的にはデジモンよりポ…」

エレキモン『スパークリングサンダー!!』

ホストB「やな感じー!!」ビリビリビリ!

ショウさん「マッドレオモンが転生したレオモンはアニメじゃ死ななかった貴重なレオモンだぜ?」

ショウさん「次回、デジモン☆マギカ!」

ショウさん『織莉子とキリカのジョグレス!オメガモンズワルト誕生』

ショウさん「次回も読んでくれなきゃ…修正してやるぅぅぅぅ!!」

ジジモン「勝てると思うな小僧!!」

空「パプテマス様!」

ピノッキモン(クロウォ版)「サラ!」

アグモン「ファ姉ちゃん!」

ララモン「新訳のフォウも悪くないでしょ!?」

チンロンモン「君は刻の涙を見る」

太一母(映画一作目版)「俗物が!」

ホストB「狙い撃つぜぇ!」

ほむら「パパ…ママ…やったよ…ガンダムを!」

エレキモン「最後の二人だけ作品違うから!」

今回はここまで
今更だけど暗黒の種ってのは02の賢ちゃんが植え付けられたアレの事です
ではまた
743 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 22:13:02.62 ID:wjvlBsnYo


744 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 22:43:58.85 ID:E36iK2xDO
02の時のダコモンの海にデーモン追いやったけどダコモンいい迷惑だよね

ヒカリちゃんを呼んだのは眺めるためだったのか……
745 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [saga]:2012/01/01(日) 22:49:18.79 ID:KQ+E0+8y0

>>671
亀だけど、アニメ版のカズマってそんなこと言ったけ?俺はてっきり名前忘れたけど、ナイトウィザードの主人公とアンゼロットの会話のパロだと思ってた。調べたらマサルとナイトヴィザードの主人公の声優は別だった・・・・
746 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/01(日) 22:57:00.20 ID:JLzZDVWVo
>>745
絶対にノゥは漫画版スクライド
747 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:26:32.37 ID:EaRSjkEk0
こんばんわ

>>744
あの海のハンギョモンのような者達はヒカリちゃんを孕ますとかけしからん事を言ってましたね
日曜の朝の番組で何するつもりだ!?と当時少し興奮しました

>>745
>>746さんのおっしゃる通り漫画版の台詞ですね
以前ニコニコか何かでドラマCD版のも聞いて爆笑しました

投下
748 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:29:05.04 ID:EaRSjkEk0
〜アナログマンの研究ラボ〜

アナログマン「まったく…まだ完全に調整してないのにアレを使わないで欲しかったですねぇ……」

ナナミ「あの場合しかたありませんでしたわ」

アナログマン「でもまぁ、よくバンチョーレオモンを捕獲してきたね。あとは聖君に処置を施すだけだ。時間はかかるけど」

織莉子「それで私とキリカの……」

アナログマン「ん?ああ、君達のデジモンのジョグレスはこれを使うだけでいい」

織莉子「このカードは?」

アナログマン「以前ヴァンデモンを通じて君達に渡したブルーカードのバージョンアップっと言ったところだ。キリカ君のデジヴァイスにもスキャンさせるだけでいい」

織莉子「そう…」

アナログマン「行くのかい?」

織莉子「ええ、その娘をしばらく預けててもいいかしら?」

ゆま「……」

ナナミ「ふふ…かわいい寝顔ね」

アナログマン「君がこの娘に植え付けた暗黒の種で何をするのかは知ったことではないが…そのかわりデータだけは取らせてもらうよ?」

織莉子「ご自由に。それでは」シュタッ!

アナログマン「七大魔王の一匹がいるとはいえ、選ばれし少女達の命運もここまでかもしれないかな…?いや、或いは……」
749 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:30:55.14 ID:EaRSjkEk0
ほむら「(今度こそまどかを助けられたと思ったのに……)」

エンジェモン「くっ…!セラフィモン様…まさか自らの命と引き換えに……」

ほむら「(しかも時間停止能力ももう使えない……)」

QB「しかもルーチェモンは生きている。奴にデジシードを与えてしまったし無駄死にだったようだね」

ほむら「(これじゃあただの四次元ポケットのような盾を持っただけの魔法少女じゃない…美国織莉子や呉キリカとの直接戦闘でも勝てないわ……)」

エンジェモン「貴様!」

マミ「ちょっとQBモン!いくらなんでもそんな言い方はないんじゃないの?」

QB「事実を言っただけだよ」

インプモン「まぁ、コイツはこんな感じの奴だからな」

QB「でも無駄死にというのは訂正するよ。あの場合どの道セラフィモンはやられていたし、ベルゼブモンが退化したからあそこでセラフィモンが僕らが逃げる時間を作ってくれなきゃ全滅していたしね」

エンジェモン「セラフィモン様…仇は必ず…!」

ほむら「(頼れるのは究極体のベルゼブモンのみか…)」

クルモン「ほむら…大丈夫でクル?」

ほむら「…大丈夫よクルモン」

マミ「鹿目さんが心配なのね」

ほむら「ええ…」

テリアモン「まどかも心配だけどギルモン達も見つけないとね〜」

QB「杏子とさやかならすぐ近くに反応があるね」

マミ「本当?それなら早速…」

メタルエテモン「あ〜ら、その前にアチキと遊んでかな〜い?」
750 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:32:38.66 ID:EaRSjkEk0
レオモン「メタルエテモン!」

インプモン「また猿かよ……」

メタルエテモン「またとは何よ!この間あんたにバイクで吹っ飛ばされたお礼参りに来てやったのよ!」

メタルエテモン「アンタ達に復讐するために!おわかり?恨み辛み復讐のブルースよ!!」

ほむら「私は今猿という生き物に無性に腹が立ってるのよ…どっかの白い生き物の次に蜂の巣にしたい気分だわ」

QB「(白い生き物…)」

テリアモン「(それってまさか…)」

クルモン「(クルモンの事でクル!?)」

メタルエテモン「あ〜ら、アチキのメタルボディを蜂の巣ですって?笑わせるわぁ」

ほむら「ベルゼブモンなら可能よ!」

インプモン「俺かよ」

ほむら「進化よ!」
751 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:34:42.63 ID:EaRSjkEk0
シーン…

インプモン「できねぇ」

ほむら「何で…?」

クルモン「蜂の巣こわいでクル……」ガクブル…

マミ「ちょっとクルモン何をそんなに脅えているの?」

QB「(ルーチェモンが進化した時に光を発したこのクルモンという僕のデータベースにも情報が殆ど無いデジモン…)」

QB「(あの輝きは間違いなく進化の光…デジエンテレケイア)」

QB「(誰の差金かな?まさかデジモンの姿に変え、僕達の元へ送り込むとは…)」

QB「(ベルゼブモンに進化できたのはいいとしてもルーチェモンまで進化させてるんだからいい迷惑だよ)」

QB「(しかもインプモンをベルゼブモンに進化させるにはまだこの光が必要みたいだ)」

マミ「ふざけたデジモンだけど相手は究極体よ!ここは完全体でもいいから進化させましょう!」

メタルエテモン「ふざけたとは何よ!?」

ほむら「仕方ないわね…」
752 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:37:35.89 ID:EaRSjkEk0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related


―インプモン超進化ぁ!バアルモン!!―


―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―


バアルモン「最初に言っておく、この前のふざけた必殺技は通用しないと思うんだな」

ほむら「(やっぱり、バアルモンだとベルゼブモンの時と性格が違うのね)」

メタルエテモン「アチキの技がバナナスリップだけだとは思わないことねぇ!」

メタルエテモン『ナンバーワンパンチ!』ドゴォ!

バアルモン「ぐわっ!」

ラピッドモン「やったなぁ!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!』ドンッ!ドンッ!

ドガァン!

メタルエテモン「あん!アチキのお尻を狙うと……」

ラピッドモン「キショい言い方すんなよぉ!」

メタルエテモン『へこきアタック !』ブゥゥゥゥゥ!

ラピッドモン「ぐええぇぇぇ!?」

マミ「な…なんて…なんてふざけた……技名なの!?」

ほむら「いや、名前だけじゃないでしょ!?」

ラピッドモン「は…鼻が…ひん曲がる……」
753 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:41:19.56 ID:EaRSjkEk0
バアルモン「何処までもふざけた奴だ!」

バアルモン『ベレンヘーナ!!』バン!バン!

カキン!カキン!

メタルエテモン「アチキのクロンデジゾイドでフルコーティングしたボディにそんな鉛玉が効くわけないでしょう!」

マミ「どうして?同じクロンデジゾイドのウォーグレイモンの鎧は貫いたのに!」

QB「同じ銃でもバアルモンとベルゼブモンの時とでは弾丸に込められた魔力が違うのさ」

ほむら「私が実弾兵器に魔力を少しコーティングするのと同じなのね」

メタルエテモン『フルメタルヒップアタック!』ドンッ!

バアルモン「ぐわぁぁ!!」

ほむら「バアルモン!」

シュゥゥゥ…

インプモン「ぐっ…!」

エンジェモン『ホーリロッッド!』ダッ!

メタルエテモン「はい!バナナスリップ!」ポイッ!

エンジェモン「ぐわっ!?」コケッ!

ほむら「(その背中の翼は何なのよ?)」

マミ「このままじゃ……」

レオモン『マミ、ここは私に任せろ!』

マミ「そうだったわ!レオモンがいたわね!」

マミ「リロード!レオモン!」シュィィィン

レオモン「メタルエテモン!私が相手だ!」
754 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:42:57.06 ID:EaRSjkEk0
―レオモンワープ進化!サーベルレオモン!!―

メタルエテモン「あら?アンタも究極体?上等よ!アチキの邪魔するって言うなら誰であっても容赦しないわ!!」

サーベルレオモン『ネイルクラッシャー!』

メタルエテモン『ナンバーワンパンチ!』

ガキィン!

サーベルレオモン「ぬぅ!」

メタルエテモン「やるじゃな〜い!」

サーベルレオモン『インフィニティアロー!』シュババババ!

カキン!カキィン!

メタルエテモン「そんな毛針じゃ無駄なのよぉ!」
755 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:44:14.96 ID:EaRSjkEk0
マミ「サーベルレオモン!援護するわよ暁美さん!」

ほむら「援護って言っても……」

ラピッドモン「よ…よすんだ…!マミ達の敵う相手じゃ…」

マミ『ティロ・フィナーレ!』

ほむら『エネルギーボム!』

ドゴォン!

メタルエテモン「うぎゃ!?…鬱陶しい小娘達ねぇ…先にあっちからあの世に送ってあげるわ!」

サーベルレオモン「!」

メタルエテモン『ダークスピリッツデラックス!!』

マミ「え?」

ほむら「! 時間停止を…って使えないんだったわ!」

サーベルレオモン「危ない!!」ダッ!

バリバリバリ!!

サーベルレオモン「ぐわぁぁぁぁぁぁ!!」

マミ「サーベルレオモォォォン!!」

クルモン「クルルぅぅぅ!!」ピカァァァ!

QB「(進化の輝き!これで…!)」

インプモン「う…!」
756 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:45:51.77 ID:EaRSjkEk0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related

―インプモンワープ進化ぁ!ベルゼブモン!!―


ベルゼブモン「よくもやってくれやがったな猿野郎!」

メタルエテモン「現れたわねぇベルゼブモン!この前のリベンジといこうじゃなぁい!」

メタルエテモン『バナナスリップ!』ポイッ!

ベルゼブモン「猿には猿の技だ!」

ベルゼブモン『宝玉!』ブンッ!

パキン!

メタルエテモン「アチキのバナナが玉の中に!?」

ドゴォ!

メタルエテモン「ぶべらっ!!」

ほむら「あれって…あの猿のデーヴァの技じゃ……」

マミ「ベルゼブモンはロードしたデジモンの必殺技をそのまま使えるの!?」

QB「暴食の魔王故の特性かもしれないね」
757 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) :2012/01/02(月) 20:48:10.59 ID:EaRSjkEk0
ベルゼブモン「どうだ?俺の玉の味は?」

メタルエテモン「気持ち悪い言い方すんじゃないわよ!」

ベルゼブモン「さっきテメェもキモイ事言ってただろ!」

メタルエテモン「アチキはオネエ口調だけど別にソッチの趣味は無いわよ!」

ベルゼブモン「俺だってねぇよ!」

メタルエテモン「アチキはデジタルワールドのお〇ぎかマ〇コなのよ!」

ベルゼブモン「テメェこの間ランカかシェリルっつってただろ!?つーかその伏せかた卑猥だなオイ!!」

メタルエテモン「歌手引退後はワイドショーでお茶の間を濁すのよ!」

ベルゼブモン「だったらあの世の芸能界デビューしな!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュゥゥゥン!!

メタルエテモン「うぎぇ!?」ピキピキピキ…!

メタルエテモン「ア…アチキのクロンデジゾイドのコーティングボディにヒビがぁ!!」

ベルゼブモン「けっ!そんなガンプラのメッキみてぇなのコーティングじゃあ洗剤でも落とせそうだな!」

メタルエテモン「ムキィ〜!!」

サーベルレオモン「…今だ!」

サーベルレオモン『ネイルクラッシャー!!』ズギャァン!!

メタルエテモン「ぎゃぁぁぁぁ!!」

マミ「サーベルレオモン…!」

ベルゼブモン「あぁ?」

メタルエテモン「し…死にたくない!アチキは大スターなのよ…何でこんなとこでぇぇぇぇ!!」ズバァン!

ほむら「やったわ…」
758 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:49:16.76 ID:EaRSjkEk0
ベルゼブモン「ったく!横から美味しいところかっさらいやがってよ!」

サーベルレオモン「うっ…」ドサッ!

マミ「サーベルレオモン!!」

ベルゼブモン「オイオイ…」

ほむら「さっきメタルエテモンの攻撃から私達を庇ったのに無茶するから…!」
759 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:51:15.64 ID:EaRSjkEk0
レオモン「すまないマミ…だいぶ楽になったよ」

マミ「私の治癒魔法はゆまちゃんの様に専門分野じゃないからまだ無理しないでね?」

レオモン「君達が無事なら…それでよかった…」

ほむら「…そんな他人の事ばっか庇って…あなた長生きしないわよ?」

マミ「ちょっと暁美さん!助けてもらってそんな言い方…!」

ほむら「もっと自分を大切にしろって言ってるのよ!」

レオモン「…?」

ほむら「私はそうやって他人の為だけに動いて自分を粗末にして結局他人のためだけに死んでしまった子を知ってるわ……」

マミ「暁美さん…?」

ほむら「だからあなたももっと自分を大切にして……」

レオモン「…うむ。ありがとう、ほむら。私は多くの仲間を失うとこを見てきた…それをもう見たくなくってな……」

ほむら「だからってこっちだってあなたを失うとこなんか見たくないわよ」

マミ「そうね…私達を庇うために死んでしまったセラフィモンやソーサリモン…彼等のためにも早くこの世界を救わないと……」

ほむら「そのためにもまどかをルーチェモンから……」
760 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:53:04.95 ID:EaRSjkEk0
ベルゼブモン「今ベルゼブモンでいられる状態だからその間に奴を見つけてケリを付けてぇな」

ほむら「というか…あなたいつまでその姿でいるの?」

ベルゼブモン「俺だってインプモンに戻りたくても戻れねぇんだよ」

マミ「あなたって自分の意志でインプモンに戻れないの?」

QB「どうやら彼はまだ究極体への進化も退化もうまくコントロールできないようだね」チラッ

クルモン「クル?」

QB「(何せこのデジエンテレケイアの力で進化しているんだからね。自力で進化できるようになればコントロールできるようになるかもしれないけど……)」

テリアモン「ルーチェモンはどこに向かったのさ?」

QB「まどかのデジヴァイスの反応は……これは!」

マミ「どうしたの?」

QB「ルーチェモンは四聖獣の領域に向かっている…?今度の狙いはどうやら四聖獣のようだね」

レオモン「四聖獣…デーヴァ達が仕えていた神々を……」

QB「しかし…いくらルーチェモンと言えど四聖獣を相手には……」

ベルゼブモン「つか四聖獣って俺らの敵だろ?潰し合えばいいじゃねぇか」

エンジェモン『そうはいかん!四聖獣も本来はこのデジタルワールドを守護する存在』

ベルゼブモン「デジヴァイスの中からうるせぇな」

マミ「でも、ルーチェモンにロードされる前になんとかして助けられないのかしら?」

QB「ワルプルモン…いや、あのアナログマンとかいう人間にプログラムを書き換えられているとしてもどうやってそれを戻すか……」

ベルゼブモン「考えてもしかたねぇ。ほむら、ベヒーモスを出してくれよ。とっとと奴を追おうぜ!」

ほむら「わかったわ」シュポッ!

テリアモン「そのバイク盾の中にしまってたんだ!?」

QB「ちょうどここから四聖獣の領域に向かう途中に杏子とさやかのデジヴァイスの反応もある」

ほむら「そう、なら拾って行きましょう」
761 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:54:04.34 ID:EaRSjkEk0
〜中華街〜

さやか「何ここ…デジタルワールドの中華街!?」

杏子「見りゃわかるぜ…それより腹減ったぜ…デジタマモン、もう何も作れないのか?」

デジタマモン『生憎材料を切らしてまして…』

杏子「アタシが持ってきたパンも底を尽きたしなぁ…」

さやか「中華街に来たといってもあたし達の持ってるお金使えるのかなぁ…?」

デジタマモン『それならこの街に私の仲間が経営するラーメン屋があります』

さやか「ラーメン屋ぁ?」

デジタマモン『はい、そこでご馳走になりましょう。私の紹介なら大丈夫です』

ブイモン「タダでラーメン食わしてくれるのか!?」

杏子「よし!タダより安いものはない!早速行こうぜ!」

ギルモン「ギル!」

さやか「…高いものじゃないの?」
762 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:55:56.76 ID:EaRSjkEk0
〜ラーメン屋〜

デジタマモンB「いらっしゃ〜い!」

バクモン「叉焼麺」

さやか「同じデジタマモンじゃん!」

杏子「リロード、デジタマモン!」シュィィィン

デジタマモンA「久しぶりだね!」

デジタマモンB「おお、お前か!レジスタンスに入ったって聞いたけど…」

デジタマモンA「色々あって今はこの娘達とね…」

デジタマモンB「そうか…みなさん、よろしければ当店のラーメンを召し上がっていってください!」

さやか「キャッホー!久しぶりのラ・メーンだぁ!」

ブイモン「ラーメン!」

ギルモン「ラーメン!」

さやか「あんた達も出ておいで!」

さやか「リロード、ティラノモン!マッハガオガモン!」シュィィィン

マッハガオガモン「いいのか?私たちまで?」

デジタマモンB「どうぞどうぞ、遠慮なさらず」

ティラノモン「俺ラーメンよりパスタ食いたいんだけどどっちでもいいけど」

杏子「一応コイツも出してやるか…」

デジタマモンA「ああ、マサルダイモンさんなら爆睡中ですから…無理に起こしたら何されるか……」

杏子「そうか、寝ているデジモンを起こすわけにはいかねぇよな。育成ゲームのデジモンと同じように」

さやか「いや…だから……」
763 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:57:12.94 ID:EaRSjkEk0
デジタマモンB「さぁ皆さんご注文は?」

バクモン「担々麺」

さやか「ん?じゃあ、あたしそれで!」

杏子「こいつは?」

デジタマモンB「私の弟子のバクモンです。ウェイターを勤めています」


バクモン”

成長期 聖獣型 ワクチン

夢を食べる幻獣といわれているバクの姿をしたデジモン
必殺技は取り込んだ悪夢を一気に放出して相手を恐怖に落とす『ナイトメアシンドローム』


バクモン「ジャージャー麺」

ブイモン「じゃあ俺はそれで!」

バクモン「海鮮麺」ニコッ

杏子「(なんでラーメンの名前しか喋らねぇんだ!?)」

杏子「アタシは何にしようかな…」

デジタマモンB「新メニューの激辛青ラーメンはどうでしょうか?」

杏子「激辛!?いいねぇ!それ貰おうじゃん!」

ギルモン「辛いの大丈夫なの杏子?」

杏子「ああ!アンコなんて甘そうなあだ名で呼ばれてるけどアタシは辛いのも大好きなんだ!」

デジタマモンB「では、しばらくお待ちください」
764 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 20:58:54.00 ID:EaRSjkEk0
〜数分後〜

デジタマモンB「お待たせいたしました」

バクモン「味噌拉麺」

一同「いただきまーす!」

さやか「美味しい!このスープのダシは?」

デジタマモンB「企業秘密です」

デジタマモンB「(池から汲んできたスープだとは言えませんよ)」

杏子「辛ぇぇぇぇぇぇ!!!」

さやか「うわっ!?ビックリしたぁ!!」

杏子「何だこのラーメン!辛いだけで糞不味ぃ!!」

デジタマモンB「ああ、それは私じゃなくて最近雇ったバイトが作ったやつですから」

さやか「バイトに作らせたの!?」

杏子「このラーメンを作ったのは誰だぁ!?」

オーガモン「何だぁ!?俺様の青唐辛子たっぷりの激辛青鬼ラーメンに文句があんのかよ!?」

さやか「ってあんたはオーガモン!!」

オーガモン「てめぇはファイル島で会った!!」
765 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:00:32.60 ID:EaRSjkEk0
ブイモン「何でお前がこんな所でバイトしてんだよ!」

オーガモン「レオモンを追うためにお前らが乗ってきたホエーモンに俺もこっそり密航してこの大陸に来たけど…肝心のレオモンの居所がわかんなくて取りあえず腹ごしらえしようとこの店に入ったんだが金が無いことに気づき支払いの代わりにこの店で働いてるというわけだ」

ブイモン「なんだそりゃ」

オーガモン「だが俺はラーメンを作るのには結構自信があったんだ!」

杏子「何処がだよ!麺はいいけどスープが最悪だ!!」

デジタマモンB「彼が打つ麺だけは私以上の出来栄えでしたから、こうして彼のメニューを出すことを許可したのですが……」

マッハガオガモン「レオモンとはリーダーの事を言ってるのか!?」

オーガモン「その通りだ!レオモンを倒すためにサーバ大陸に来んだからな!だがその前にお前達からだ!」

杏子「いいぜぇ…こんな辛不味ラーメン食わせた例はタップリとしてやるぜ!」ズルズル…

ギルモン「でも残さず食べるんだね杏子」

デジタマモンB「ちょっとちょっと…喧嘩は表で……」

イワン「好きだぁぁぁぁぁぁ!!」
766 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:01:51.24 ID:EaRSjkEk0
さやか「うわっ!何であんたがここにいるのよ!?」

イワン「おお、ハニーか!なぁに、聖のジョグレス処置が終わるまで暇なもんでな。たまには外食をと」

杏子「(奴の…?なら、ジョグレスの素材となるデジモンを捕らえたのか!?)」

オーガモン「おぉ!俺のラーメンを気に入ってくれたのか!」

イワン「ああ。この激辛青ラーメンは美味いぞ!俺好みの辛さだ!『青』という響きが良い!」

さやか「あたしを見ながら言うな!だいたいその青は青って言っても緑に近い青じゃない!」

杏子「こんなラーメンを美味いなんて…そんなのアタシが許さない!」

イワン「ふむ…食後の運動といこうか!」

杏子「よし!表出ろぉ!」
767 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:03:05.13 ID:EaRSjkEk0
イワン「では、俺が勝ったらハニーと交際…」

さやか「やかましい!今日こそあんたとの因縁も終わりにしてあげるわよ!」

イワン「それは俺を殺すと言うことかな?」

さやか「こ…殺すって……」

イワン「お前達が今までデジモンを倒しデジシードにしてきたように、デジモンと一体化した俺も倒されればもちろん死にデジシードになるだろう」

さやか「そんな…だったら…どうしてアンタはワルプルモン軍に手を貸すのよ!」

イワン「これはビジネスだ」

杏子「ビジネスだぁ?」

イワン「そう、俺はアナログマンに金で雇われた」

イワン『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!

スピノモン「そして金と引き換えに奴に肉体を差し出し……このデジモンとしての肉体を手に入れたのだ!!」

さやか「だから何でそんな体になってまで…!」

スピノモン「アナログマンに従うのは俺のビジネスなのだ!」

杏子「金のために人間辞めて、世界を滅ぼそうとしている連中に加担かよ!反吐が出るな!!」

さやか「…そうね、最悪なんですけどって感じね……!」

ブイモン「こんな奴に遠慮することはないよ!」

ギルモン「いこう!杏子!」

杏子「ああ!進化だ!」
768 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:04:41.80 ID:EaRSjkEk0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―

―ブイドラモン超進化ぁぁぁ!エアロブイドラモン!!―


―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―グラウモン超進化ぁぁぁ!メガログラウモン!!―


スピノモン「フハハ!お前達を始末し、ハニーと今度こそ付き合ってもらう!」

さやか「絶対にノゥよ!」

スピノモン「釣れない言葉も秘めたる愛の証。ハニーの苦しい胸の内、今俺が解き放とう!」

杏子「よく恥ずかし気も無くあんな台詞が言えるもんだ…」

スピノモン「俺の想いを技に込めて…」

エアロブイドラモン「来るぞ!」

スピノモン「腕を組んで街を歩きたいアタック!」ドゴッ!

ティラノモン「どっちでもいいけどぉ!!」

スピノモン「公園の池で一緒にボートをこぎたいクラッシュ!!」バシィン!

マッハガオガモン「ぐわぁ!」

スピノモン「一つのジュースを二つのストローで飲みたいボンバー!!」ドギャァァン!

デジタマモン「うわぁぁぁ!!」

メガログラウモン「みんなが!!」

杏子「つーか何だあの技名」
769 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:06:00.06 ID:EaRSjkEk0
エアロブイドラモン「だがやっぱり強い……」

スピノモン「当然だ、ハニーを手に入れてラブラブするためだ」

さやか「冗談じゃないわよ!あんたとなんか腕は組まない!ボートも乗らない!ジュースは一人で飲みなさい!」

エアロブイドラモン「そうだ!それは恭介とする予定だしな!」

さやか「ちょっ…!」

スピノモン『ソニックスラッシュレイン』ズバババ!

ドゴォォォン!!

街のデジモン達「うわぁぁぁ!!」

メガログラウモン「いけない!街のデジモンが巻き添えに!!」

さやか「ちょっと!狙うならあたし達だけにしなさいよ!」

スピノモン「ふん!こんな街中でやりはじめてから何を言う?それに俺のビジネスにそこいらのデジモンの一匹や二匹どうなろうと関係無い!」

エアロブイドラモン「何だとぉ!?」

スピノモン「そもそもこの街に来たのもここのデジモンを全て狩ってデジシードにし、アナログマンに金と交換してもらうためだったしな!」

杏子「それもビジネスってか?」

さやか「何がビジネスよ…デジモンだって生きてるのよ!あたし達人間と同じ…心を通わせて、友達にだってなれるのに!」

さやか「あんたは融合してまでその力を利用してデジモンを躊躇いなく殺せるなんて…心が傷まないの!?」

スピノモン「ビジネスに心など不要だ…わかってくれとは言わん。だが、俺はアナログマンに与えられた使命を全うするのみ…これが俺が奴と交わした契約なのだ!」

杏子「契約…か」
770 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:07:42.45 ID:EaRSjkEk0
スピノモン「それに人間に害を与える者もいるとはいえ、デジモンを殺しデジシードを狩り続けてきたお前達テイマ法少女とて同じことだろう?俺とお前達の何が違う?」

さやか「!!」

杏子「…ま、そこはテメェの言う通りだな」

さやか「杏子…!」

杏子「アンタはともかくアタシはそうだったろ?アンタと初めて会った時デジシードのためにデジモンに人間を襲わせろって言った奴だしよ」

さやか「でも今の杏子は……」

杏子「けどなぁ…アタシ達は身体のみならず心までそのアナログマンって野郎に売り渡したテメェとは違う!」

さやか「そう…そうだよ!それにあたし達はビジネスとかお金のために戦ってるんじゃない!みんなを…守りたいモノのために戦ってるんだ!!」

スピノモン「守りたいモノか…」

さやか「そのためにもここであんたを……倒す!エアロブイドラモン!!」

杏子「メガログラウモン!!」

エアロブイドラモン「ああ!」

メガログラウモン「グラァ!」

スピノモン「ふん…舐めるなぁ!!」ズォ!

エアロブイドラモン「おっと!」サッ!

エアロブイドラモン『マグナムクラッシュ!!』ドゴォ!

スピノモン「ぐおぉ!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!!』ザンッ!ザシュッ!
771 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:09:02.65 ID:EaRSjkEk0
スピノモン「ぐぅぅ…俺の愛の力が…!」

杏子「心を失くした野郎に愛を語る資格はねぇぜ!」

エアロブイドラモン「決めるぞ!」

メガログラウモン「うん!」

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』

シュゴォォォォォォ!!

スピノモン「俺にはこの使命をやり遂げねばならぬ理由がある……そのためならば身体であろうと…心であろうと差し出してくれる!!」

スピノモン『ブループロミネンス!!』ジョゴォォォォ!!

ズゴォォォォォォォ!!

杏子「負けるな!メガログラウモン!!」

さやか「エアロブイドラモン!!」

エアロブイドラモン&メガログラウモン「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

スピノモン「何!?俺のブループロミネンスが奴等の技に押し負けている!?」

エアロブイドラモン「これが…心の……」

メガログラウモン「力だっ!!」

スピノモン「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォォォォォォン!

杏子「よっしゃ!究極体を倒したぜ!」

さやか「……」
772 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:10:33.03 ID:EaRSjkEk0
イワン「ぐっ……!」

エアロブイドラモン「あいつ…まだ息が!」

杏子「…どうせもう長くねーだろ……」

さやか「…あれ?何か落ちてる……?」スッ…

メガログラウモン「写真…?」

杏子「コイツと…ガキが沢山写ってる写真だ…」

イワン「か…返せ…俺の……兄弟の写真を……」

さやか「え…?」

イワン「返せ……!」

さやか「兄弟…!?」

杏子「まさか…テメェは兄弟のために金を……!」

さやか「…馬鹿!あんたって本当に馬鹿!お金のために身体も心も売ってこんな事して……それで本当に家族が喜ぶと思ってるの!?」

杏子「家族……!!」

杏子「同じだ…コイツはアタシと同じだったのか……!?」

イワン「フッ……」

ズバァン!

エアロブイドラモン「消えた……!」

杏子「…ああ、アタシ達が殺したんだ……」

さやか「…くっ!人の弱味に付け込んで……アナログマンの奴…絶対に許さない!」
773 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:11:50.82 ID:EaRSjkEk0
ほむら「…終わったかしら?」

杏子「ほむら……!」

さやか「マミさんも……」

杏子「居たのかよ…いつの間に…!?」

マミ「ええ…ちょうどその人が倒れてから……」

ほむら「私達も見届けさせてもらったわ…」

ほむら「守りたいモノのために身も心も悪魔に売り渡した者の末路をね……」

さやか「……」

ほむら「(杏子だけじゃない…彼は別の世界のあなたとも同じだったわね……)」
774 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:12:44.75 ID:EaRSjkEk0
オーガモン「あわわ……あのバイオデジモンを倒すなんて……」

メガログラウモン「あ、そういえばオーガモン!」

オーガモン「げっ!」

レオモン『何?オーガモンだと?』

オーガモン「その声はレオモン!?何処にいやがる!」

マミ「私のデジヴァイスの中だけど……」

杏子「ああ、こいつレオモンのストーカーらしいぜ」

オーガモン「ストーカー言うな!ここであったが百年目!出てきて勝負しろ!」

レオモン『悪いがそれどころではない』

オーガモン「何だとぉ!?怖気ついたか!」

レオモン『私達はルーチェモンを追うために先を急ぐのだ。お前に構っている暇はない』

マミ「それにレオモンは究極体に進化できるのよ?」

ほむら「あなたで勝負になるのかしら?」

レオモン『(まぁ、オーガモン相手に進化する必要も無いが……)』

オーガモン「進化だとぉ…?てめぇばっかり!!」

ティラノモン「わかる!わかるよその気持ち!オーガモンは俺達ティラノモン一族と同じく究極体が無いからねぇ!」

オーガモン「な…何だよお前!?」

ティラノモン「でも、オーガモン族には完全体すらいないけどねwwwww」

オーガモン「あぁ!?レオモンの前にてめぇから殺ってやろうか!!」
775 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:14:19.18 ID:EaRSjkEk0
レオモン『とにかく、お前との勝負はルーチェモンからこの娘達の仲間を取り戻してからだ』

オーガモン「じゃ…じゃあ俺も連れてけ!」

一同「えぇ!?」

オーガモン「せっかくてめぇを追ってここまで来んだ!ここで逃すくらいなら一緒についてってやらぁ!」

さやか「あんたワルプルモン軍でしょ!?」

オーガモン「この大陸に連れてって貰う約束で手を貸していただけだ!もう関係ねぇ!」

レオモン『…どうする?』

マミ「私達は別に構わないけど…」

ほむら「誰のデジヴァイスに入れるの?私は嫌よ」

杏子「いいぜ、アタシのデジヴァイスの中で」

さやか「マジ!?」

杏子「さっきの辛不味ラーメンの礼にタップリこき使ってやるよ!」

オーガモン「勘違いすんな!レオモンとの勝負までの間付いて行くだけだからな!」

杏子「わかったからとっとと入れ」シュゥゥゥゥ
776 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:15:41.67 ID:EaRSjkEk0
クルモン「キョーコ!ゆまはどこでクル?」

杏子「あ?お前達と一緒じゃなかったのかよ!?」

マミ「いいえ、こっちには私と暁美さん達だけよ?」

さやか「と言う事はゆまちゃん一人ぼっち!?」

杏子「嘘だろ……」

ほむら「インキュベーモン、彼女のデジヴァイスの位置は?」

QB「ゆまは僕と契約したわけじゃないから、わかるはずがないじゃないか」

杏子「ふざけんなよ……」

ほむら「仕方ないわ…今はルーチェモンを追う事を先決しましょう」

杏子「何が仕方ないだよ!ゆまはなぁ!!」ガシッ!

ほむら「離しなさい」

さやか「ちょっと落ち着きなよ杏子!」

マミ「ゆまちゃんが心配なのは私達も同じよ!」

ほむら「だけど今は何も手掛かりの無い彼女を探す事より行き先がわかっているまどかを助けることが先よ」

杏子「だったらテメェ等だけで行けよ!アタシはゆまを探しに行く!」

メガログラウモン「杏子ぉ…せっかく会えたんだからみんなと行こうよぉ……」

QB「それに僕達は四聖獣の領域に行くんだ、今は多くの戦力が必要なんだ」
777 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:16:45.56 ID:EaRSjkEk0
杏子「四聖獣だぁ?あのデーヴァの親玉の!?」

マミ「そう、ルーチェモンは鹿目さんと共にそこへ向かっているみたいなの」

ほむら「だから四聖獣との戦闘にもなるかもしれないわ」

杏子「…けど、ゆまが……」

ほむら「お願い杏子…今はまどかを助ける為に力を貸して……!」

杏子「…わかったよ。さっさとまどかを取り戻してゆまを探しに行くんだからな!」

ほむら「ありがとう…」

ベルゼブモン「おい、つっても流石に5人乗りは無理だぜ?」

さやか「うわぁ!ベルゼブモン!そのバイクどうしたのよ!?」

ベルゼブモン「拾った」

エアロブイドラモン「拾ったって……まぁいいや、さやかと杏子は俺に乗っけていくよ!」

ベルゼブモン「俺のベヒーモスについて来れんのか?つーかお前何気に進化したんだな」

エアロブイドラモン「まぁな!進化して翼が生えた俺とそのバイクどっちが速いか競争だな!」

ベルゼブモン「おもしれぇ!」

さやか「それじゃぁ他のデジモンはデジヴァイスに入れて出発進行!」
778 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:17:48.89 ID:EaRSjkEk0
〜四聖獣の領域エリア〜

ブロォォォォ…

ベルゼブモン「この先に四聖獣が…」

マミ「! ちょっと止まってベルゼブモン!!」

キキィィィィ!

ベルゼブモン「あぁ?何か見つけたのかマミさんよ!」

マミ「あれ…ゴマモンだわ!」

バサッ!

エアロブイドラモン「急に止まってどうしたんだよ?」

マミ「あそこに居るのゴマモンだわ!」

杏子「ゴマモン!?じゃあ、ゆまが!!」

マミ「それにゴマモンと一緒にいるデジモン……」

テリアモン「あれって……」
779 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:19:15.42 ID:EaRSjkEk0
ゴマモン「杏子…みんな…!」

杏子「ゴマモン!ゆまは何処だ!?」

ゴマモン「…織莉子に連れてかれた……」

杏子「織莉子に連れてかれたって……テメェが一緒にいながら何やってたんだよ!!テメェあいつのパートナーだろ!!」ガシッ!

さやか「ちょ…杏子…また……!」

ギルモン「杏子ゆまのこと心配だから……」

ゴマモン「だって…奴等とてつもなく恐ろしいデジモンを出してきて……オイラそいつを目の前に体が震えて何もできなくって……」

杏子「恐ろしいデジモン……?」

ゴマモン「織莉子はこの先の四聖獣の領域で待ってるって言っていた……」

杏子「そこに奴がいるって訳か…いいぜ、まどかを連れたルーチェモンも向かって来てるみてぇだしそこで二人を取り戻せば一石二鳥じゃねぇか…!」

ほむら「それに今度こそ美国織莉子とも決着をつけないと…!」

ベルゼブモン「へっ!あの眼帯女のウォーグレイモンにも勝ったんだ!奴のメタルガルルモンもぶちのめしてやるぜ!」

さやか「それよりちょっと…マミさんが……」
780 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:20:40.42 ID:EaRSjkEk0
マミ「あなたは……」

ロップモン「……!」

ほむら「確かそのデジモン…病院のデジタルフィールドで見た…ロップモンだったわね」

テリアモン「マミ…こいつ……」

ゴマモン「ああ、そいつデーヴァだよ」

杏子「デーヴァだとぉ!?」

ゴマモン「うん兎の。正確には元デーヴァね」

ほむら「元?」

ゴマモン「ゆまを助けるために同じデーヴァと戦って、その罰で四聖獣に退化させられちゃったんだ」

ほむら「リアルワールドで出会ったこのデジモンが進化した完全体…確かアンティラモン」

さやか「そのデジモンもウサギそっくりのデジモンだったよね!」

ゴマモン「そうそう、アンティラモン。そいつから退化したんだってばよ」
781 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:21:32.45 ID:EaRSjkEk0
マミ「あなた…チョコモンなの…?」

ロップモン「チョコ…モン…?」

ほむら「マミ、ただの同種のデジモンってだけであなたの知っているチョコモンでは……」

ロップモン「汝がマミか……」

マミ「私を知っているの!?」

ロップモン「いや、ゆまから聞いた」

ゴマモン「ゆまの奴、コイツをマミに見せたいって言ってたんだ……」

ロップモン「だが…汝からは何か懐かしいものを感じさせる……」

テリアモン「やっぱりお前……」

マミ「チョコモンなのね!」ダキッ!

ロップモン「!」

エアロブイドラモン「あ…!」

ベルゼブモン&ゴマモン「(いいなぁ…)」
782 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:22:32.09 ID:EaRSjkEk0
ほむら「で…結局のところあのデジモンは私達が倒したケルビモンの……」

QB「転生個体のようだね。デーヴァとして再生されていたとは思わなかったけど」

さやか「そうなんだ…マミさん良かったね……」

QB「ただし、マミと過ごしていた頃の記憶は無いだろう」

マミ「いいのよ記憶なんて…またここからやり直しましょう、チョコモ…いえ、ロップモン」

ロップモン「…汝が我の新たな神か?」

マミ「ふふ…なぁにそれ?私達は家族よ」

ロップモン「家族…?」

テリアモン「本当に僕の事も覚えてないのかよ〜」

ロップモン「いや…汝からも懐かしき感じがする」

テリアモン「そりゃ兄弟だったからね〜」

ロップモン「兄弟?」

マミ「そうよ、あなたとテリアモンは兄弟」

さやか「じゃあ、マミさんはその二人のお母さんって訳だ!」

一同「ワハハハハハ!」
783 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:23:16.91 ID:EaRSjkEk0
杏子「…マミ、感動の再会のところ悪いんだけどよ……」

マミ「…そうね、ごめんなさい。四聖獣の領域に急がなくちゃいけないのよね」

ロップモン「! 汝らは神の領域に足を踏み入れるつもりか!?」

マミ「私達の大切な仲間を助けるためなのよロップモン。わかってくれる?」

ロップモン「しかし…神の力は強大なり……」

ほむら「その神がルーチェモンに狙われているのよ?」

ロップモン「ルーチェモン…?」

ゴマモン「お前本当に情弱だなぁ…」

テリアモン「ルーチェモンっていうのはねぇ…」


――
―――
――――

ロップモン「そんな…神々のデジシードを…!」

マミ「だからそうなる前に急がないと!」

ロップモン「しかし…神々の心を取り戻す手は汝等にあるのか?」

QB「そうだね、確かに四聖獣のプログラムが書き換えられた原因は四聖獣を直接見なくちゃわからないけど……」

杏子「御託はいいから急ぐんだろ!」

ベルゼブモン「だな!四聖獣だろうとルーチェモンだろうとみんな俺がぶっ倒すから細けぇ事はいいんだよ!!」

ロップモン「神を倒されては困るが…我、汝等を神の領域に案内しよう」

マミ「ありがとう、ロップモン」
784 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:24:06.76 ID:EaRSjkEk0
〜四聖獣の領域・中央〜

さやか「何か広い所に出たけど……」

杏子「さらに道が4つに分かれてるな」

ほむら「ちょうどそれぞれ東西南北にね」

マミ「それぞれの道の先に一体ずつ四聖獣が居るのかしら?」

ロップモン「然り」

ロップモン「北方の玄武門の先はシェンウーモン。東方の青龍門はチンロンモン」

ロップモン「そして、南の朱雀門はスーツェーモンで西の白虎門はバイフーモンとそれぞれの神の領域となっているなり」

ほむら「ルーチェモンはどの方角の門に?」

QB「まどかのデジヴァイスの反応は……」

ドゴォォォン!

さやか「何!?」

杏子「テメェらは…!」
785 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:24:57.05 ID:EaRSjkEk0
キリカ「あのおチビさんは私達に君達の足止めをしろって命令してねぇ!」

ほむら「美国織莉子!呉キリカ!」

杏子「ゆまは…ゆまは何処だ!!」

織莉子「ガッカリさせて悪いけど…ここにはいないわ」

杏子「んだとぉ…!」

織莉子「でも心配しないで、暗黒の種の花が芽生えるまでは丁重に預かるから」

杏子「ざけんじゃねぇ!!」ダッ!

マミ「佐倉さん!」

Bメタルガルルモン「ふっ!」ドンッ!

ドゴォン!

杏子「うわっ!」ドサッ!

ギルモン「杏子!」

ベルゼブモン「奴等の相手は俺に任せろ!」

Bウォーグレイモン「この間の借りを返すぜ!」

ベルゼブモン「俺はルーチェモンに借りを返す予定があんだよ!どいてもらうぜ!!」

Bメタルガルルモン「今度は俺がいる事も忘れるな!」

ベルゼブモン「テメェらごとき二体同時でも屁じゃねぇぜ!」

マミ「無茶よ!同じ究極体がむこうはニ体で!」

さやか「エアロブイドラモン!あんたも!」

エアロブイドラモン「おう!」バサッ!

QB「待つんだ!エアロブイドラモンだとウォーグレイモンの…」

Bウォーグレイモン『ドラモンキラー!』ザンッ!

エアロブイドラモン「うわぁ!」ドサッ!

QB「…ドラモンキラーと相性が悪すぎる」

さやか「先に言ってよ!」
786 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:26:39.67 ID:EaRSjkEk0
ベルゼブモン「ベヒーモス!」

ブロンブロンブロロォォォォォン!!

Bウォーグレイモン「ちっ!またバイクでグルグルと!」

キリカ「私の速度低下で…」

マミ『ティロ・フィナーレ!』

ドゴォォォン!

キリカ「くっ!?」

マミ「そうはさせないわ!」

織莉子「いいわ、キリカ。ここはデジモンだけで勝負させましょう」

キリカ「でも…!」

Bメタルガルルモン「落ち着くんだウォーグレイモン、ここは俺のレーダーで…」

ベルゼブモン「そんな事してる余裕はねぇぜ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

バキュバキュバキュバキュバキュゥゥゥゥン!!

Bウォーグレイモン&Bメタルガルルモン「ぐわぁぁぁぁぁ!!」

キリカ「あぁ!このままじゃ!」

織莉子「さすが七大魔王ね……」

さやか「やるじゃん!もうベルゼブモン一人でいいんじゃないかな!」

杏子「でも…アタシのギルモンも究極体に進化できれば……!」

織莉子「…たとえ七大魔王のあなたでもこれならどうかしら?」バッ!
787 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:27:56.11 ID:EaRSjkEk0
マミ「赤いカード…?」

ほむら「以前あの二人は青いカードで自分のデジモンを強制的に完全体に進化させたけどあれは一体……?」

織莉子「ふふふ…」ピカァァァ!

さやか「デジヴァイスにスキャンさせたよ!」

織莉子「さあ、キリカも」

キリカ「ああ!」ピカァァ!

マミ「何をするつもり…?」

織莉子「その目に焼付けなさい、私とキリカのデジモンが一つになったその姿を!」

ほむら「一つに…?」

杏子「まさかジョグレスか!?」

QB「ウォーグレイモンとメタルガルルモンのジョグレス……まさか!いや、有り得ないはずだ!!」

キリカ「行くよ!織莉子」スチャッ!

織莉子「デジヴァイスを!」スチャッ!

ピカァァァァ!!


―ブラックウォーグレイモン!―


―ブラックメタルガルルモン!―


――ジョグレス!!――

パァァァァァ!!


ほむら「あのデジモンは…!?」

QB「そんな馬鹿な…あれは……」

ベルゼブモン「この力…!!」



――オメガモンズワルト!!――

788 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [saga]:2012/01/02(月) 21:31:09.02 ID:EaRSjkEk0
〜次回予告〜

ジジモン「エレキモン、お年玉をあげるぞい」

エレキモン「えぇ!?あのドケチなジジモン様がマジでぇ!?」

エレキモン「ほれ」

ガネモン「どうも」

エレキモン「ガネモンかよ!つーか何だこのベタなネタ!!」

ジジモン「いや、今回長くなった分この予告のネタ考えるのめんどくさくなったからって>>1が」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『心優しき勇者の死……』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「『勇者の死』って勇者って誰の事だー?(棒)」

ジジモン「わからんのー(棒)」

ガネモン「皆目見当もつかきませんねー(棒)」

今回はここまで
オメガモンズワルトは本当はブラックのジョグレス体じゃなくて
ブラックデジトロンとか何とかが混入したとかいう設定らしいけど…このSSの独自の設定って事で
ではまた
789 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 21:53:00.34 ID:thspeiDvo

一体誰なんだろうなー(棒)
790 :SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b) [sage]:2012/01/02(月) 22:04:25.34 ID:1dlVPBG50
>>783 分かった!rうわなにするやめ・・・・
791 :以下、あけまして [sage]:2012/01/03(火) 02:31:21.58 ID:XBjckgzDO
V1テイマーならゼロは心優しい救世主だし
まさかさやかコンビ危ないんじゃねー(棒)
792 :以下、あけまして [sage]:2012/01/03(火) 16:39:52.73 ID:kLzEXsfIo
あれなのか、勇者死んで赤怒って暴竜になってフルボッコして、青辺り止められて、悲しみを乗り越えて騎士にでもなるのかなー
793 :以下、あけまして [sage]:2012/01/03(火) 19:49:13.65 ID:j+8+Nykm0
>>792
ここだと黄色が怒りそうだな
794 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2012/01/04(水) 20:41:28.79 ID:5OLQaKAc0
強いの出てきても
ベルゼブモンがバイク乗ってどこぞの擬似ライダーみたいに
回転して突っ込めば楽勝だぜ!!
795 :以下、あけまして [sage]:2012/01/04(水) 22:33:58.63 ID:R5jwL4dDO
>>794
まて!ベルゼブモンは銃使いだ!ライダーの話をしたらメンタルがボドボドになってもずく食い始めるぞ!
796 :以下、あけまして [sage]:2012/01/04(水) 22:48:58.13 ID:thRWUAzy0
>>795
その後、所長兼どこかの学校の校長兼敵幹部として再登場ですね
わかりません
797 :以下、あけまして [sage]:2012/01/04(水) 23:03:03.47 ID:OBo7j3s8o
ベルゼブモンX抗体って赤くなってるよな・・・・・
コレクッテモイイカナ
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:12:43.60 ID:5cf9iinj0
こんばんわ

>>791
もういっその事タケルのエンジェモンよろしく
さやかのブイモンも一度死なせてエクスブイモンに進化させ直すのもありかな?

>>792
ぶっちゃけ先の展開見え見えですよねこのSS

>>794
オルナタティブ下手な龍騎のライダーよりカッコイイですよね蟹とか蟹とか

>>795
ナニイッテンダ!?
ベルゼブモンは黒いのでせめて黒い銃使いライダーのスカルとかカイザとかにしてあげてください
カイザは銃メインじゃないから微妙かな?

>>796
ヒトヲオチョクッテルトブッドバズゾ!
ニーサンに騙されるベルゼブモンですか

>>797
ザヨゴオオオオオオオオ オオオオオ!

投下
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:14:45.45 ID:5cf9iinj0
杏子「奴等のデジモンがジョグレスしやがったのか!」

QB「馬鹿な…オメガモンだって……?」

ほむら「オメガモン…?」

QB「いや…あれは本当にオメガモンなのか?あんな黒いオメガモン僕は知らない!」


“オメガモンズワルト”

究極体 聖騎士型 ウィルス

ブラックウォーグレイモンとブラックメタルガルルモンが融合した聖騎士デジモン
必殺技はメタルガルルモンの頭部の形をした右腕から打ち出す大砲『ガルルキャノン』と
ウォーグレイモンの頭部の形をした左腕に装備された『グレイソード』



さやか「デジモンアナライザーには『オメガモンズワルト』って出てるけど…」

マミ「ズワルト…オランダ語で黒って意味ね」

テリアモン「マミはイタリア語だけじゃなかったんだ……」
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:16:16.59 ID:5cf9iinj0
ベルゼブモン「オメガだかオカメだか知らねぇが腹話術師みてぇな腕しやがって!いっ〇く堂かテメェはよ!」

オメガモンZ「……」

ベルゼブモン「合体したところで元がたいしたことなかったんだ。むしろ的が一つになって殺りやすくなったぜ!」ジャキッ!

織莉子「ふふふ…」

ベルゼブモン『ダブルインプクト!』バキュゥゥン!

オメガモンZ「…!」ジャキンッ!

ザンッ!

ベルゼブモン「何!?」

カランッ!

エアロブイドラモン「ベルゼブモンが撃った弾丸が真っ二つに!」

さやか「つーかウォーグレイモンの頭の腕から剣がのびてるよ!?」

QB「グレイソード……あの剣に断てぬものは無し……!」
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:17:54.51 ID:5cf9iinj0
ベルゼブモン「ちっ!来い!ベヒーモス!」

ブロォォォン!

ベルゼブモン「オラオラ!これなら見切れねぇだろ!」バキュバキュバキュゥゥン!

ザンザンザンッ!

ベルゼブモン「んだとぉ!?」

杏子「弾丸を全て切り落としやがった……!」

ベルゼブモン「ちぃ!」

ブロンブロンブロォォォォン!!

織莉子「そのバイクの騒音…耳障りね!」

オメガモンZ「…!」ジャキンッ!

マミ「今度は右のメタルガルルモンの頭部から大砲のような物が…!」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォォォン!

ベルゼブモン「ぐわっ!」ドサッ!

ほむら「ベルゼブモン!!」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:20:28.38 ID:5cf9iinj0
ベルゼブモン「ちっくしょう!今の攻撃でベヒーモスが動かなくなった!故障か!?」

テリアモン「このまま眺めてるだけじゃなくて僕達も戦おうよ!」

QB「駄目だ!君達じゃ完全に足手まといだ!」

エアロブイドラモン「馬鹿にすんなよな!」

QB「君達が束になっても無駄だ…あれが本当にオメガモンなら……ロイヤルナイツだからだ!!」

マミ「ロイヤルナイツ!?」

エアロブイドラモン「マグナモンと同じあのロイヤルナイツか!?」

QB「マグナモン?あんなのとじゃ比較にならないよ!!」

エアロブイドラモン「あんなのとはどういう意味だっ!?」

QB「オメガモンはロイヤルナイツの中でも最強かもしれないと言われていたデジモンだ…七大魔王であるベルゼブモンでだって勝てやしない……」

ほむら「そんな……」

さやか「なんであいつらがそんなデジモン使ってるのよ!」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:23:52.31 ID:5cf9iinj0
キリカ「オメガモン!トドメだよ!」

オメガモンZ「……」ザッ…

ベルゼブモン「けっ!この程度で勝った気になんじゃねぇよ!」

さやか「…待ってよ!何で同じテイマ…ううん、同じ人間同士でこんな争いを!殺し合いをしなきゃいけないのよ!」

エアロブイドラモン「さやか…」

織莉子「…?」

キリカ「……」

ほむら「無駄よさやか。こいつらは悪魔に身も心も売り渡した奴等なのよ」

さやか「だけど…」

ほむら「あの男と同じようにね」

さやか「!」

杏子「そうだ…奴等はそのためにゆまを利用しやがって…!」

キリカ「君達とそのデジモンは後でゆっくりと料理してあげるよ!」

織莉子「まずは暁美ほむら、あなたのベルゼブモンからよ」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォォォン!!

ベルゼブモン「うおぉぉ!!…野郎…!」

ほむら「くっ…!ベルゼブモンでもあいつには勝てないというの…!?」

杏子「ちくしょう!ギルモン!アタシ達も行くよ!」

ギルモン「ギル!」

QB「無意味だと言っているだろう!君が行ったところで…」

杏子「うるせぇ!ロイヤルナイツだか何だか知らねぇが、あのデジモンをぶっ倒して奴等にゆまの居場所を吐かせんだよ!」
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:27:44.49 ID:5cf9iinj0
―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―

杏子「やれぇ!メガログラウモン!!」

ベルゼブモン「お…おい!」

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』

ドゴォォォン!!

オメガモンZ「……」

織莉子「完全体なんかではオメガモンと勝負にならないわ」

杏子「野郎…ならこれで!」


杏子『カードスキャン!キング・デヴァイス!!』


メガログラウモン「グラァァァァァ!!」ゴゴゴゴ…!

キリカ「デヴァイスカードか…それで究極体並のパワーを得られるようだけど…オメガモンのまえではそんな事しても無駄だよ!」

オメガモンZ「ふっ…!」

ドゴォ!

メガログラウモン「グラァ!」

杏子「くそっ!」

マミ「佐倉さん…」

杏子「ちっくしょう!倒すんだメガログラウモン!倒せ!倒せぇ!!」
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:33:18.36 ID:5cf9iinj0
さやか「杏子…いつもの杏子じゃないよあんなの!」

マミ「ゆまちゃんの事で冷静さを欠いてるわ…」

ゴマモン「ゆまを取り戻したい気持ちはオイラだって杏子と同じなのにゆまがいないからオイラは進化すらできない…!」

テリアモン「だーかーらー!僕達も行こうって!」

マミ「でも…QBモンの言う通り完全体までにしか進化できないあなた達じゃあのデジモンには……」

レオモン『マミ、それなら私が行こう!』

マミ「でも…いくらレオモンだって究極体に進化できるといっても……」

レオモン『このままベルゼブモン達を見殺しにはできないだろう!』

マミ「そうね…そうよね!お願い!」

マミ「リロード、レオモン!」シュィィィン

レオモン「今行くぞベルゼブモン!」

―レオモンワープ進化!サーベルレオモン!!―
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:36:36.32 ID:5cf9iinj0
サーベルレオモン『ネイルクラッシャー!!』ズガン!

オメガモンZ「ぐっ…!?」

オーガモン『なっ!?レオモンの野郎…本当に進化できたのかよ…面白くねぇ!アイツばっかり!!』

ベルゼブモン「!…余計な事すんなよ!ライオン野郎!ありゃ俺の獲物だ!!」

サーベルレオモン「それだけ減らず口を叩けるのならまだいけるな?」

メガログラウモン「ボクも…!」

サーベルレオモン「お前は無理をするな。そんな付け焼刃のカードの力では奴には勝てん」

サーベルレオモン『インフィニティアロー!』シュババババ!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!』バキュン!バキュン!

杏子「アンタ達だけに任せておけねぇ…倒すんだ奴を…メガロウグラウモン!!」

メガログラウモン「グラアアアウゥゥ!!」

ガキン!

オメガモンZ「…無駄だ」

ザシュッ!

メガログラウモン「グラアァ!!」ブシュゥゥ!

杏子「メガログラウモン!!」

ベルゼブモン「やべぇ!!」
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:38:49.98 ID:5cf9iinj0
織莉子「まずはベルゼブモンからにしようと思ってたけど…どうやら貴方のデジモンからお望みのようね佐倉杏子!」

杏子「何!?」

オメガモンZ「……」ジャキッ!

サーベルレオモン「!」ダッ!

織莉子「さよならよ」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

メガログラウモン「!」

ドゴォォォォン!!

杏子「メガログラウモォォォォン!!!」

さやか「メガログラウモンが……!」

ほむら「…いえ、あれは!!」

マミ「そんな……!!」

メガログラウモン「……!!」

メガログラウモン「サーベルレオモン!?」

サーベルレオモン「…うっ!」ドサッ!

杏子「お前……メガログラウモンを庇って……!」
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:43:15.31 ID:5cf9iinj0
マミ「サーベルレオモン!」ダッ!

サーベルレオモン「…大丈夫だ問題無い……」

マミ「でも…まだメタルエテモンにやられた怪我だって治りきってないのに……」

サーベルレオモン「…事情は知らないが……恐らくあの娘達は何者かに踊らされているだけだ……」

織莉子「躍らされている?ふふ…私は私の……」

サーベルレオモン「己の姿を滑稽に思え!」ドゴォ!

オメガモンZ「ぐおっ…!」

キリカ「あのデジモン…まだあんな力が……!」

サーベルレオモン「力だけでは得られないモノがある。私はそれがわかったのだ」

マミ「レオモン…!」

織莉子「所詮この世は力が全てよ。守るのも、奪うのも、力が必要…私はオメガモンの力で全てを…」

サーベルレオモン「お前達の運命はこの娘達と戦う事ではない!共に―」

織莉子「黙りなさい…黙れ!オメガモン!!」

オメガモンZ『グレイソード!!』

グサァ!!

マミ「サーベルレオモン!!」
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:45:22.53 ID:5cf9iinj0
ほむら「オメガモンの剣がサーベルレオモンの体を貫いた……」

さやか「嘘……!」

杏子「!!」

シュィィィン

オーガモン「レオモン!!」ダッ!

杏子「お前…勝手に……」

シュゥゥゥ…

レオモン「…何故わかり合おうとしない……何故話を聞こうとしない……」

マミ「あ…あぁ……!」

テリアモン「レオモンが…レオモンがやられたなんて……!!」

ゴマモン「逃げるんだ…そいつからはやく逃げるんだよぉ!!」

ベルゼブモン「レオモン……!野郎!!」ダッ!

オメガモンZ「!!」ゲシッ!

ベルゼブモン「ぐわっ!」ドサッ!

マミ「レ…レオモン……!」

レオモン「マミ…気にするな……」

マミ「気にするなって……」

レオモン「これが私の運命だったらしい……」

マミ「!!」

810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:46:43.01 ID:5cf9iinj0
―残念だったねぇマミちゃん、お父さんとお母さんの事は―

―君だけが助かっちゃったからといって気に病む必要はないよ―

―これが運命だったんだから―



マミ「…運命……」

ほむら「運命なんて…そんな言葉で片付けないでよ!!」

マミ「暁美さん……」

ほむら「結局あなたはそうやって自分を粗末にしただけじゃない!それを運命としてそのまま受け入れるなんて…そんなの絶対に許さない!!」

レオモン「ほむら…いいんだ…君達はこの世界に齎された唯一の希望なのだ…生き延びてくれ……」

マミ「嫌よレオモン!死なないで!!」

レオモン「哀しむことはない…私はいずれはじまりの街で生まれ変わるのだからな……」

オーガモン「レオモン……」

レオモン「すまんオーガモン…その時までお前との決着はお預けだ……」

シュゥゥゥゥ…

オーガモン「レオモンてめぇ…勝ち逃げじゃねぇかよぉぉぉぉ!!」

マミ「いや…いやあぁぁぁぁ!!!」
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:48:38.77 ID:5cf9iinj0
織莉子「ふふふ、はじまりの街?そのデジモンが転生するべきファイル島のはじまりの街はもう無いのに」

さやか「え…!?」

織莉子「貴方達がファイル島を去ってからワルプルモン軍があの街を滅ぼしたのよ。もうダークタワーによってデジソウルも絞り尽くし用済みだったから」

さやか「それじゃあジジモンやエレキモン達は……?」

オーガモン「んだとぉ!?だったらレオモンは……」

織莉子「もう生まれ変わることはないかしらね」

ほむら「くっ…!」

織莉子「でも、彼の言った通り哀しむ事は無いわ。今すぐ同じ場所に送ってあげるのだから」

メガログラウモン「レ…レオモンが…優しくて強かったレオモンがぁ……!」

杏子「……レオモンと同じ場所に逝くのは……テメェ等だ!!」ピカァァァ!!

メガログラウモン「!! グラアァァァァァァァ!!」ゴゴゴ…!!
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:50:19.39 ID:5cf9iinj0
さやか「何あれ!?メガログラウモンが……」

ほむら「大きな力を感じる……デヴァイスカードを使った時以上の…!」

QB「杏子の怒りと憎しみのデジソウルにシンクロしているんだ!」

ほむら「怒りと憎しみ…それって……」

織莉子「どんなに足掻こうと貴方のデジモンでは相手にならないと言ったでしょう!」

メガログラウモン「グラアァァァ!」ゴォォォ!

キリカ「図体ばっかデカイだけで遅いんだよ!」

オメガモンZ「ふん…」シュンッ!

テリアモン「かわされた!」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォォン!

メガログラウモン「グラアァウ!!」

オメガモンZ「何!」

キリカ「直撃のはずなのに…まだ…!」

ガブッ!

オメガモンZ「くっ…!」

エアロブイドラモン「オメガモンにかじりついた!」

杏子「そうだ…!行けぇ!!殺っちまぇ!!」

マミ「佐倉さん……」

クルモン「キョーコ何だか恐いでクル…こんなのキョーコじゃないクル……」

キリカ「オメガモン!ぶっ刺しちゃいな!」

オメガモンZ「!」

グサッ!

メガログラウモン「グワァァァ!!」

さやか「駄目だ…やっぱり…杏子!このままじゃメガログラウモンも……!」

ほむら「今すぐ下がらせなさい!」

杏子「負けんじゃねぇメガログラウモン!!くそっ!究極体に進化できれば……進化!?」
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:52:33.13 ID:5cf9iinj0
ガシッ!

クルモン「クル!?」

テリアモン「ちょっ!クルモンにいきなり掴み掛ってどうしたのさ!?」

杏子「クルモン!今すぐアタシのメガログラウモンを進化させやがれ!!」

ほむら「何でクルモンに……?」

QB「どうやら杏子はクルモンの力に気付いていたようだね」

さやか「クルモンの力?」

QB「でも、今の杏子が進化させたら……」

杏子「進化させるんだ…進化…進化ぁぁぁぁ!!」

クルモン「クル!イヤクル!クルゥゥゥゥゥ!!」ピカァァァァ!

メガログラウモン「!!」ピカァァァァ!!

ピキン!ピキン!

さやか「メガログラウモンの胸のマークが光ってる!」

エアロブイドラモン「一体何が起こるんだ!?」

メガログラウモン「グラアァァァァァ!!」ピカァァァァ!

ほむら「進化するの…!?」

杏子「進化…よしそうだ!進化するんだ!究極体に進化するんだぁぁぁぁぁ!!」

QB「待つんだ杏子!この進化は……」

ピカァン!!



さやか「…何…アレ……!?」

マミ「あのギルモンがあんな姿に……」

ほむら「これじゃまるで……」

杏子「これが…アタシが望んだギルモンの進化なのか……?」


メギドラモン「キシャアァァァァァァ!!」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:54:06.98 ID:5cf9iinj0
“メギドラモン”

究極体 邪竜型 ウィルス

その存在自体が“デジタルハザード”その物と言われている最凶の邪竜デジモン
恐怖の波動が見る者によっては別のデジモンの姿に写るとも言われている
必殺技は「地獄の咆哮」と言われる強力な衝撃波『ヘル・ハウリング』と
あらゆる物体をも灰と化してしまう『メギドフレイム』


ゴマモン「こ…恐い……あの時の……」

ロップモン「あの時のデジモンと同様の禍々しい気を感じる……」

エアロブイドラモン「あれがギルモンの究極体…?」

テリアモン「ギルモンは元々ウィルス種…だけど、あんなになっちゃうなんて……」

杏子「アレがギルモン……モモが……」

ベルゼブモン「……ん?何だありゃ!?」

ほむら「ベルゼブモン…気がついたの!?」

ベルゼブモン「何だよあの化物は!?」

ほむら「杏子のギルモンが究極体に進化した姿だけど……」

ベルゼブモン「なら味方か!おしっ!一緒に奴を殺ろうぜ!!」

メギドラモン「グルルル……」

ほむら「ちょっと待って!」
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:56:37.08 ID:5cf9iinj0
メギドラモン「キシャアァァァ!!」

シュルル…ガシッ!

ベルゼブモン「なっ!?」

エアロブイドラモン「ベルゼブモンがメギドラモンの尻尾に巻きつかれた!?」

さやか「ちょっ!?味方同士で何やってるのよ!?」

ゴマモン「敵と味方の区別が付いてないのか!?」

QB「やはりあの進化は…間違った進化だ……」

杏子「間違った進化……?」

メギドラモン「グルルラァ…!」ガバァ…!

ベルゼブモン「うわっ!」ガシッ!

テリアモン「あいつベルゼブモンを食べようとしているよ!?」

ゴマモン「なんとか口を押さえ込んでるけど……」

ベルゼブモン「おいコラ!離せこのヴァカ!!」

メギドラモン「グルルル……」ジュル…

ベルゼブモン「うわっ!汚ぇ!ヨダレ垂らすな!」サッ!

プシャァァ…

ベルゼブモン「地面が溶けてる…コイツのヨダレは溶解液かよ…正真正銘の化物じゃねぇか……」
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/05(木) 23:58:05.07 ID:5cf9iinj0
QB「杏子の怒りと憎しみのデジソウルがメガログラウモンを暗黒進化させてしまったんだ……」

さやか「杏子の怒りと憎しみであんなデジモンに……」

ほむら「(怒りと憎しみの暗黒進化……やっぱり、これじゃまるで呪いと絶望で私達魔法少女が魔女になるのと同じじゃない……)」

QB「君達テイマ法少女がデジモンを進化させるためのデジソウルは感情によって発する。だから、憎悪等の不の感情のデジソウルで進化させたらああなるのは当然の結果だね」

ほむら「何でそんな事になるのを隠していたのよ!!」

QB「聞かれなかったからさ。それに僕だってギルモンの暗黒進化がこんなデジモンになるとは思いもしなかったし」

杏子「アタシが…望んだからあんな姿に……」

メギドラモン「キシャアァァァァァ!!」ピカン!ピカン!ピカン!

ほむら「胸のマークがハザードサインの様に……」

ゴゴゴゴゴ……!

ドゴォン!!

ドガァァァァン!!

エアロブイドラモン「うわっ!何だぁ!?」

さやか「この辺り一帯が崩壊を始めたよ!?」

QB「デジタルハザード!この暗黒進化はデジタルワールドに…いや、リアルワールドにも危機をもたらす……」

さやか「どういうこと!?」

QB「このままではワルプルモンではなく、あのデジモンが世界を破滅に導く事になる!!」

ほむら「あのマークがそんな意味があったの!?」

817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:00:44.05 ID:ET9s/jEB0
キリカ「アハハハ!何だかよくわからないけど味方同士で潰しあってるよアイツら!」

織莉子「……」

キリカ「オメガモン!今のうちにベルゼブモンとあの赤い竜のデジモンをまとめてやっちゃえ!」

オメガモンZ「(赤い竜…?何を言っているんだ?あのデジモンは……)」

織莉子「何をしているのオメガモン?早く仕留めるのよ」

オメガモンZ「あ…ああ…」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォン!!

メギドラモン「グギャァァ!!」

シュルル…

ベルゼブモン「うお…やっと解放されたぜ……」

メギドラモン「グルルル…!」ギロッ!

ベルゼブモン「へっ!標的をあっちに変更したみてぇだな!」

メギドラモン『…ヘル・ハウリング……!!』

シュゴォォォ!!

オメガモンZ「ぐっ!」

キリカ「オメガモンが押されているのか!?」

織莉子「あのデジモンは…何としても排除しなけらばならないわね…!」

メギドラモン「キシャアァァァ!!」ズオッ!

キリカ「オメガモン来るよ!尻尾を突き刺してくる!!」

オメガモンZ「!」サッ!

ズゴォン!

オメガモンZ「(尻尾…?奴は今槍を突き刺してきたぞ?それに奴の尾など見当たらないが……)」

メギドラモン「メギルルルルゥ……!」

オメガモンZ「(お前は一体誰なんだ…?)」
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:02:22.62 ID:ET9s/jEB0
メギドラモン『メギドフレイム!!』

ドゴオォォォォォ!!

さやか「やった!?」

オメガモンZ「くっ…!うおぉぉぉぉぉぉ!!」

ほむら「いけない!!」

オメガモンZ『グレイソード!!』

ズゴォォォン!!

メギドラモン「!!」

パキィン!!

杏子「…メギドラモン……!!」

エアロブイドラモン「メギドラモンの胸のマークが砕かれた!!」

QB「これで世界の崩壊の危機は脱したが……」

メギドラモン「グワッ……!」ドサッ…!

テリアモン「やられちゃったの…?」

杏子「ギルモン!!」ダッ!

さやか「杏子!行ったら危ないよ!!」

ベルゼブモン「野郎ぉ……!」ジャキッ!

織莉子「次は貴方よベルゼブモン!」

ベルゼブモン「だが、さっきの攻撃でその腹話術師野郎のダメージもかなりあるようだな!」

ほむら「今なら倒せるって事ね…!」

織莉子「それはどうかしら?パーティション!」

ほむら「パーティション!?」

シュワァァァァ!
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:04:01.99 ID:ET9s/jEB0
Bウォーグレイモン「……」

Bメタルガルルモン「……」

さやか「融合を解いたの!?」

ベルゼブモン「だったらここで!」

キリカ「そうはいかないよ!再ジョグレス!!」

ピカァァァ!!

オメガモンZ「……!」

ほむら「またジョグレスした!」

ベルゼブモン「しかもさっきのダメージも回復してやがる!」

織莉子「例えオメガモンにダメージを与えたとしてもジョグレス(融合)とパーティション(分裂)を繰り返して体力を無限に回復させ続ける……」

キリカ「織莉子が考えた戦法、名づけて『無限ジョグレス』!!」

ベルゼブモン「無限ジョグレスだぁ?」

キリカ「そう…織莉子と私の愛の戦法!愛は無限に有限の無限ジョグレス!!」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:05:57.26 ID:ET9s/jEB0
ベルゼブモン「何が愛だ!くだらねぇ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ザンッ!ザシュッ!

オメガモンZ「ぐっ…!」

織莉子「その程度のダメージ…また再度ジョグレスさせれば問題無いわ」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォォン!

ベルゼブモン「ぐわっ!」

ほむら「ベルゼブモン!!」

さやか「そんな…ただでさえ強いのにどんなに攻撃してもまた回復するなんて……」

エアロブイドラモン「さやか、忘れてると思うけどさやかの魔法もそれと同じだろ?俺達も行こう!」

さやか「う…うん!」

マミ「やめておきなさい」

さやか「マ…マミさん!?」

テリアモン「どうしてだよマミ?僕達も戦おうよ!進化させてよ!!」

マミ「嫌よ!もう嫌!!私達が行ってもレオモンのように……」

さやか「マミさん……」

マミ「せっかくロップモンともまた逢えたのに…もう嫌よ!誰かがいなくなるのは……」

ロップモン「マミ……」

杏子「……いなくなる…そうだ…アタシの願いのせいで…モモや…父さんや母さんがいなくなって…ゆまを奴等に利用されるはめになって……」

杏子「アタシ達を庇ってレオモンがいなくなって……そして今度はギルモンが……」

織莉子「…?」

キリカ「胸糞悪いねぇ…まだいたのかよあのデジモン」

織莉子「そうね、先にあっちから完全に消し去ってあげましょう」

オメガモンZ「……」ジャキッ!

ほむら「いけない!杏子!!」

さやか「杏子!そこから離れて!!」

ドゴォォォン!!

さやか「杏子ぉぉぉぉぉ!!」
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:09:43.35 ID:ET9s/jEB0
杏子「……! ここは……?」

―テイマぁ……ボク頑張ったよ……―

杏子「ギルモン…?でも、アタシ達は……」

―テイマぁ…戦わせてよ…もっと……―

杏子「だけどよぉ…アタシ達はもう……」

―ボク…まだ負けてない…もっと戦える…もっと戦いたいんだよぉ…杏子!―

杏子「……」

―杏子はボクの…テイマーでしょ!?―

杏子「ギルモン…!みんなアタシのせいなのに……みんなを死なせ……ギルモンを傷つけて……!」

―杏子……―

杏子「でも…前にも言ったよな…アタシの祈りを間違えのまま終わらせないって……」

杏子「だから、もう一度戦ってくれ!一緒に!!」

―杏子!―
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:12:09.17 ID:ET9s/jEB0


――
―――

杏子「はっ!夢…?」

ギルモン「杏子…気がついた…大丈夫…?」

さやか「杏子…無事だったの……?」

杏子「ギルモン…お前こそ大丈夫なのかよ…?」

ギルモン「うん…ボクはここにいるよ……」

杏子「ああ…居てくれてありがとな……」

キリカ「あれ?まだ生きてるよ。しぶといねぇ」

織莉子「今度こそ消去よオメガモン!」

オメガモンZ『グレイソード!!』ドッ!

杏子「!!」

ギルモン「!!」ピキン!

バシィ!!

オメガモンZ「ぐわっ!?」

織莉子「何ですって!?」

キリカ「今…成長期に戻ったはずのあのデジモンから…さっきの赤い竜の尻尾が出てきてオメガモンをはじき飛ばした様に見えたけど……」

ギルモン「杏子!一緒に戦おう!」

杏子「一緒に……そうだな、いつだってそうだった…そうだよなギルモン!」

ギルモン「うん!」

キリカ「ちっ…!そんなにオメガモンの剣できりさかれたいのかい!?」

杏子「だけど…一緒に戦うって言ってもアタシの力じゃアイツには……」

ギルモン「大丈夫。杏子も一緒に戦いたいと思えばできるよ!」

杏子「…だな!アタシはもうギルモンの後にいるんじゃねぇんだ!!」

ピカァァァ!

さやか「あの光は…!」

ほむら「今度はまさか…」

マミ「本当の……!」

杏子「ギルモン…本当の…本物の究極進化だ!!」

杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』

―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 00:15:55.21 ID:ET9s/jEB0
〜次回予告〜

レオモン「やっぱり予告と言ったら私の声だな」

エレキモン「おいぃぃぃぃ!!何で死んだ直後にここに来てるんだよ!?」

ジジモン「よく見たら頭の上に天使の輪みたいなのがついてるぞい」

レオモン「伊達にあの世を何回も見てないのだ」

エレキモン「アンタは何処の霊界探偵!?」

レオモン「次回、デジモン☆マギカ!」

レオモン『その名はデュークモン! 真なる究極進化』

レオモン「今、冒険が進化する」

エレキモン「あ〜やっぱこの声だよなぁ……」

ジジモン「でもサブタイはテイマのまんまパクリじゃがのぅ」

今回はここまで
本当は無印と02の予告とナレってレオモンじゃなくて大人になった…
ではまた
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2012/01/06(金) 01:59:44.57 ID:chiU4oC8o
デュークモンキターーーーーーーー
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/06(金) 06:40:16.27 ID:+hhjfZ3DO
悟空さが来ただー!
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/06(金) 08:53:33.59 ID:zZXyeS6Z0
レオモンのことか・・・レオモンのことかーーーーっ!!!!!
ここだけ想像した
827 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2012/01/06(金) 09:43:50.28 ID:yTv43rZV0
>>798
ナゼェシザァスディスッテルンディス!?
デュークモンかぁ・・
ベルゼブモンとのジョグレス体あったら面白そうだけどなぁ。
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(USA) [sage]:2012/01/06(金) 16:56:04.51 ID:UwN+o0Wao
どうも!レオモン&オーガモンのよく死ぬ方、レオモンです!
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 23:52:41.51 ID:WpFgN4pj0
こんばんわ

>>824
オッス!オラ、デュークモン!
セイバーズでも同じ声で当時感動した

>>825
カカロットじゃねぇ!オラデュークモンだ!!

>>826
その台詞言わせるには相手がルーチェモンじゃないといけませんね

>>827
スミマセン
蟹はカメレオンよりはカッコイイですよね
というか蟹も嫌いじゃありません

>>828
死ぬ死ぬ言うなぁぁぁぁ!!

投下
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 23:54:34.43 ID:WpFgN4pj0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

杏子「ギルモン…進化だ…本当の本物の究極進化!!」

杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』

―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


“デュークモン”

究極体 聖騎士型 ウィルス

99.9%の高純度のクロンデジゾイドを精製して造られた聖鎧を纏い
右手は聖槍「グラム」、左手は聖盾「イージス」を装備している
必殺技はグラムから繰出す強烈な一撃『ロイヤルセーバー』と
イージスから全てを浄化するビームを放つ『ファイナル・エリシオン』


マミ「あれが…ギルモンの本当の究極体の姿…?」

テリアモン「口あんぐり……」

ロップモン「口あんぐり……」

さやか「あれ?杏子…杏子は何処に…?」
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 23:56:21.99 ID:WpFgN4pj0
織莉子「貴方は何なのかしら?」

デュークモン「美国織莉子!呉キリカ!悪魔に魂を売り、自ら悪魔となった者達」

デュークモン「絶対に許すわけにはいかない!!」

織莉子「許さないですって?私達自身の存在を許さないですって?」

キリカ「そんな台詞は私達のオメガモンを倒してからほざくんだね!」

QB「デュークモン…まさかギルモンがデュークモンに進化するとは……!」

ほむら「インキュベーモンあのデジモンは…?」

QB「彼もまたロイヤルナイツの一人…聖騎士デュークモン!」

エアロブイドラモン「ギルモンもマグナモンやオメガモンと同じロイヤルナイツだったのか!」

QB「彼の力はマグナモンなんかとは違いロイヤルナイツの名に恥じない本物の力だ!マグナモン何かと違ってね」

エアロブイドラモン「お前マグナモンに何か怨みでもあんのかよ!?」

QB「別に?ただ彼はロイヤルナイツの癖に完全体に苦戦したり、成長期相手に幼年期の人質もといデジ質なんか取るなどというロイヤルナイツとして恥ずべき行為などしないって事さ」

エアロブイドラモン「何だよその例え!?」
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/06(金) 23:58:02.15 ID:WpFgN4pj0
オメガモンZ「(さっきのデジモンが赤くなった…?)」

キリカ「オメガモン!」

オメガモンZ「!」ジャキッ!

オメガモンZ『グレイソード!!』ダッ!

ほむら「来るわ!」

デュークモン『グラム!!』

ガキィン!

オメガモンZ「!!」

デュークモン「はあぁぁ!!」

ガキン!ガキン!ガキィン!!

オメガモンZ「うお…!」

エアロブイドラモン「いいぞ!デュークモンの方が押している!」

ゴマモン「すげぇ…」

デュークモン「悪魔に魂を売り渡した者の剣など、このデュークモンには通じない!」

キリカ「ほざくじゃないか!」

さやか「何か無邪気だったギルモンの性格が究極体になって随分とまぁ……」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

キリカ「仕掛けてくるか!迎え撃つんだよ!」

織莉子「最大出力で撃つのよ!」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォォォン!!
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:02:10.23 ID:SEOgVDwh0
ほむら「……! あのニ体は…?」

テリアモン「今の攻撃で両方とも吹き飛んじゃったのかな?」

ゴマモン「あの地割れに落っこちたのかな…?」

さやか「まさか杏子も…!」

シュタッ!

オメガモンZ「……」

ほむら「オメガモン…!」

オーガモン『覇王拳!』ズゴォ!

オメガモンZ「何かしたか…?」

さやか「オーガモン!あんたじゃ無理だよ!」

オーガモン「うるせぇ!レオモンを倒すのは俺だったんだ!それをこいつは…!」

織莉子「ふふふ、ならあの世で決着を付けるといいわ」

オメガモン「……」ジャキッ!

オーガモン「ちっくしょう…!」

デュークモン「そうは絶対にさせない!」シュバッ!

ガキィン!

オメガモンZ「くっ!やはりあの程度では無傷か…!」

デュークモン「ここは危険だ!逃げろ!」

さやか「でも……」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

デュークモン「!」ダッ!

ドゴォォォォン!!
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:03:39.99 ID:SEOgVDwh0
オーガモン「…! 俺達を庇って…!」

さやか「え…?この感じ…杏子…?」

エアロブイドラモン「え?」

デュークモン「うおおおぉぉぉ!!」

ドゴォ!

オメガモンZ「…いい気になるな!」

ザンッ!

デュークモン「ぐわぁ!」

キリカ「いいぞオメガモン!いい加減に決めちゃいなよ!」

さやか「あのデジモン…杏子だよ!」

ゴマモン「デュークモンが杏子?…そんなはずは……」

ほむら「でも、確かにあのデジモンの戦い方は杏子の戦い方に似ている……」

織莉子「ガルルキャノンよ!」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

ドゴォォォン!

エアロブイドラモン「ああ!デュークモンが…!」

ロップモン「今のは直撃だった……!」

キリカ「見なよ織莉子!木っ端微塵になったのかあのデジモンが消えちゃったよ!」

織莉子「…!いえ、まだあのデジモンは生きているわ!」

キリカ「なに?」
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:05:13.43 ID:SEOgVDwh0
シュンッ!

デュークモン「今お前が撃ったデュークモンは残像だ…!」

オメガモンZ「後ろだと!?」ブンッ!

シュン…

オメガモンZ「消えた…?」

デュークモン「こっちだ!」

キリカ「何!?」

織莉子「幻影…?」

デュークモン「今度はこちらから行かせてもらう!」

杏子『行くよ…デュークモン!』

デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!』ビション!

ほむら「デュークモンが分身した…!」

QB「分身!?デュークモンはあんな技を持っていなかったはずだ……」

マミ「…ロッソ・ファンタズマ……あれは佐倉さんの魔法…!」

さやか「えぇ!?じゃあ、やっぱりデュークモンは……」

デュークモン×13『ロイヤルセーバー!!』ズォォォォォ!

キリカ「まずいよ!」

織莉子「あの中に本物がいるはずよ!私の能力で本物を見分け……」

オメガモンZ「そんな事をしている有余は無い!全て撃ち尽くすのみ!」
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:08:28.10 ID:SEOgVDwh0
さやか「やっぱり杏子よ!杏子とギルモンが一つになってるんだよ!」

マミ「あれが…佐倉さん……?」

ほむら「デジモンとテイマ法少女が融合……?」

エアロブイドラモン「デジモンに進化する人間はいたけど……」

QB「この場合はデジモンがテイマーと共に進化したと言うべきか…」

ほむら「(魔女化とは違うのよね…?)」

QB「そうか…だからデュークモンは杏子の持っていた能力をそのまま使えるのか」

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』ドンッ!ドンッ!

フッ…

フッ…

オメガモンZ「ならばそこか!」

ドゴォォォン!

キリカ「全部撃ち落としたけど…まさか!」

織莉子「全部偽物……本物は……!」

デュークモン「ここだぁ!!」

オメガモンZ「しまった!」

ドゴォォォォォン!!

オメガモンZ「ぐ…ぐお……!」

デュークモン「まだ立っていられるか…だがこれで…!」

織莉子「無駄よ!パーティション!」

シュワァァァ!
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:09:48.10 ID:SEOgVDwh0
Bメタルガルルモン「ぐ…うぅ……」

Bウォーグレイモン「はぁ…はぁ……」

さやか「また分離した!」

ほむら「そして今度も…」

デュークモン「思い通りには!」

キリカ「おっと!隙かさずジョグレス!」

ピカァァァ!

オメガモンZ「ふっ!」

デュークモン「何!」

オメガモンZ『グレイソード!!』ザンッ!

デュークモン「ぐわあぁぁ!!」

さやか「杏子ぉぉぉ!!」

オメガモンZ「貴様は私には勝てない」ジャキッ!

テリアモン「やばい!あんな直接キャノンを突きつけられたら!」

ゴマモン「助けなきゃ!」

ほむら「この距離では……!」

デュークモン「くっ…!」

杏子『ちっ…畜生…!』

オメガモンZ「さらばだ」

ドゴォォォン!
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:11:16.97 ID:SEOgVDwh0
オメガモンZ「…くっ!」

キリカ「何だ!?」

さやか「きょ…杏子から離れろよ!エアロブイドラモン!!」

エアロブイドラモン『ドラゴンインパルス!!』

ドゴォォォン!

オメガモンZ「貴様…!」

キリカ「雑魚が邪魔してくれちゃってぇ…!」

杏子『今だ!』

デュークモン「はぁ!」ドゴォ!

オメガモンZ「ぐっ!」

杏子『サンキューさやか!』

さやか「へへ…!」

エアロブイドラモン「攻撃したのは俺だけどな」

デュークモン「行くぞ!反撃だ!!」

ベルゼブモン「俺もいる事も忘れてんじゃねぇぞ!」シュタッ!

ほむら「ベルゼブモン…!」

ベルゼブモン「ベヒーモスの調子も戻ったしよ!ここはお前と俺であの腹話術野郎を倒すぜ!」

杏子『“お前”じゃなくて“お前達”だ!』

デュークモン「よし、行くぞ!ベルゼブモン!!」

QB「ロイヤルナイツと七大魔王のタッグがロイヤルナイツを倒すか…何とも奇妙な組み合わせだ」
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:16:50.86 ID:SEOgVDwh0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=zPr9aQa1EOg

ベルゼブモン「さぁ、振り切るぜ!!」

ブロンブロンブロォォォォォン!!

織莉子「迎撃しなさい!」

オメガモンZ『ガルルキャノン!』ドゴン!ドゴォン!

ベルゼブモン「遅ぇ遅ぇ!さっきより動きが鈍くなってんじゃねぇのか!?」

ほむら「ジョグレスで体力回復と言っても完全というわけじゃないようね」

デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!』シュバッ!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

オメガモンZ「ぐっ…!ぐお…!」

デュークモン×13『ロイヤルセーバー!!』

ドゴォォォォン!!

オメガモンZ「ぐわぁぁぁぁ!!」

キリカ「オメガモンでもあのニ体同時じゃ歯が立たないのかよ!?」

織莉子「そんなまさか…!」

杏子『決めるよ!』

デュークモン「覚悟しろオメガモンズワルト!お前の悪しき魂を聖なる光が焼き尽くす!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』


ピカンピカンピカン!

シュゴォォォォォォ!!


オメガモンZ「ぐ…うわぁぁぁぁぁ!!」


ドゴォォォォ!!


オメガモンZ「力が…力が抜けていく…!」


ドゴォォォォン!!


オメガモンZ「う…うおぉ……」ドサッ!

キリカ「オメガモンが負けたのか…?」

織莉子「大丈夫、無限ジョグレスがあるかぎり……」

シュゥゥゥゥ…
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:18:43.65 ID:SEOgVDwh0
コロモン「うぅ…」

ツノモン「くぅ…」

さやか「ジョグレスも解けて幼年期にまで退化したよ!」

キリカ「馬鹿な!」

ほむら「どうやらあたな達のその無限ジョグレスとやらは所詮は有限だったようね」

織莉子「くっ…!」

ザッ!

デュークモン「……」

織莉子「!!」

杏子『ゆまの居場所を教えろ…!』

織莉子「……」

杏子『だんまりか…なら、レオモンを殺したてめぇ等に容赦はしねぇ!』

さやか「杏子…そいつを本気で…!」

デュークモン「この一撃で地獄に堕ちろ…!」

織莉子「私に……触れるな!!」ピカァ!

デュークモン「何!?」

ドゴォォォン!
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:20:51.63 ID:SEOgVDwh0
デュークモン「ぐっ…!」

さやか「何…?今一体何が!?」

ほむら「美国織莉子から発せられたあの魔力は……?」

キリカ「…ルーチェモンの指示通り、こいつらの足止めの時間稼ぎは十分しただろう織莉子」

織莉子「…ええ、今頃は四聖獣の一体を仕留めてる頃でしょう……」

ロップモン「! 神の一体を…!?」

ほむら「やはりルーチェモンはセラフィモンの時のように四聖獣のデジシードを…!」

キリカ「今日の所は私達の負けにしておいてあげるよ」

織莉子「でも、千歳ゆまの暗黒の種が実ったその時は……!」

杏子『に…逃すかよ!』

キリカ「ふん!」シュンッ!

デュークモン「待てっ!」

さやか「ダメ…逃げられた……」

ほむら「時間停止能力さえ失ってなければ……!」

QB「(だが、辛うじてオメガモンを撃退できた…いや、あれは本当にロイヤルナイツのオメガモンだったのだろうか…?)」

シュゥゥゥ…
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:22:49.42 ID:SEOgVDwh0
杏子「…くそっ!」

さやか「あ…杏子……」

ほむら「本当にギルモンと融合してたのね……」

ギルモン「うん!杏子と一緒に戦ったんだよぉ!」

杏子「…ああ、そうだな。一緒に…一つになって戦ったんだよなアタシ達!」

杏子「今回は逃したけど…次に奴等に会った時は必ず…!」

ブイモン「そういえば…さっきQBモンがデュークモンの事をロイヤルナイツだって言ってたけど……」

杏子「あ?ギルモンがロイヤルナイツ?」

さやか「やっぱり、杏子のギルモンも伝説のデジモンってわけだったんだね!」

ブイモン「マグナモンと同じ伝説のロイヤルナイツだな!」

QB「いや、だからマグナモンなんかと同列に語らないでよ」

ブイモン「お前いい加減殴っていいか?」

杏子「待てよ。それ、おかしくねぇか?」

さやか「どうして?」

QB「うん、マグナモンがロイヤルナイツであった事自体おかしいね。まさに奇跡」

ブイモン「お前マジ殴るぞ」

杏子「違ぇよ!ギルモンは元々アタシの妹のモモが描いた絵をスキャンして生まれたデジモンだ。それが何で昔のデジタルワールドにいたデジモンに進化したんだ?」

QB「ふむ…確かにそれはおかしいね…元々デュークモンがどんなデジモンから進化したかも把握されていなかったが……」

ほむら「もしかしたら…このギルモンはいずれ時を遡るんじゃないかしら…?」

杏子「時をぉ?ギルモンがかぁ!?」

QB「なるほど…それも一つの仮説として成り立つかもしれないね……」

杏子「じゃあ…アタシとギルモンは過去のデジタルワールドに行くかもしれないのかよ?」

QB「いや、もしかしたらギルモンが単体で過去のデジタルワールドに行きデュークモンに進化するか……」

杏子「それじゃあ、アタシとギルモンは離れ離れになっちまうって事になるのかよ!?」

ギルモン「ギルモンずっと杏子と一緒!」

QB「或いは君の妹の絵を元に作られたギルモンのデータだけが過去に送り込まれてデュークモンが作られたのか……」
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:25:54.59 ID:SEOgVDwh0
杏子「考えても今のアタシ達には関係ねぇ!」

ほむら「そうね、それより早くまどかを助ける為にルーチェモンを追わないと」

さやか「そういや、アイツらが時間稼ぎのためにここであたし達を足止めしてる間に四聖獣を一体倒したかもって言ってたけど……」

ロップモン「我等の神が……」

テリアモン「無問題〜今からでも行けば何とかなるって!」

ほむら「それで、まどかのデジヴァイスの反応は?」

QB「…わかんない」

杏子「はぁ?何でだよ」

QB「四聖獣がいる領域には強力なデジタルフィールドと同じように結界が張られているからね、だからさすがにそこに入られたら僕でもデジヴァイスの正確な位置の反応をキャッチできないんだよ」

さやか「一つずつ当たって行くしかないの…?」

杏子「丁度4人いるんだから4つの門それぞれ行けばいいんじゃね?」

さやか「あたしとブイモンだけじゃ四聖獣にやられちゃうじゃない!」

QB「ここは究極体に進化できるデジモンを持つほむらと杏子の二手に別れて、あとの二人はそれぞれどちらかについて行く事にしよう」

さやか「あたしはそれでいいけど…4つの門の内に二手か……」

杏子「両方ともハズレだったらアウトだな」

マミ「……」

テリアモン「マミ…無問題…?」

ほむら「…マミは私と行くわ」

さやか「じゃあ…あたしは杏子とだけど……」

杏子「マミ…アンタ大丈夫かよ?」

マミ「大丈夫よ…私も…もう誰もいなくなって欲しくない…そのためにも鹿目さんを助け出さなくちゃね……」

テリアモン「(全然大丈夫じゃなさそう……)」

マミ「(レオモン…これがあなたの運命だったって言うのなら…私は……)」
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/07(土) 00:29:46.15 ID:SEOgVDwh0
〜次回予告〜

ほむら「もうすぐ偽物語が始まるわね」

さやか「火憐ちゃんの活躍が楽しみ!」

エレキモン「お前らはシャフト繋がりでもデジモンは関係ないから!」

QB「いやいや、デジモン側でも……」

テントモン「元気ええなあ、何かいいことでもあったんかいな?」

エレキモン「お前は偽物語には出ないんじゃねぇの!?」

ヴォルフモン「流行ると良いな、暁美ほむら蕩れ」

ヴァルフモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ヴォルフモン『対決スーツェモン!セントガルゴモン究極進化』

ヴォルフモン「絶望した!半ば黒歴史扱いのハイブリット体に絶望した!!」

エレキモン「最近は漫画版クロウォやGREEに出てるからそうでもないだろ?」

今回はここまで
明日は偽物語で明後日のクロォは太一達…楽しみな土日です
ではまた
845 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2012/01/07(土) 00:29:51.24 ID:5sS7sg740
キマシタワー乙
デューク×13だと・・・!?
<<1はかなりの龍騎ファンとみたぜ☆
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/07(土) 00:31:45.99 ID:fxVz/+3fo

マグナモン(笑)が人質に取ったときはドルガモンだったから成熟期じゃね?
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/07(土) 00:37:06.80 ID:IdswdEl80
一おち!
失礼噛みました
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/07(土) 01:06:01.11 ID:GjNUa+pDO
>>1

このベルゼブモンは、パワーアップアイテム取ると全てを振り切るトライアルモードに
アップデートすると空中戦も自在になるブースターモードに
ベルセルクもさやかより上手く使えそうだな
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/07(土) 17:03:14.47 ID:IdswdEl80
>>848
竜のデジモンにボドボドにされ その後デレデレになるんですね
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/07(土) 23:24:08.82 ID:GjNUa+pDO
>>849
クロウォ考えるとメルバモンか

メルバモンは子供向け番組にはマズイと思うのはオレだけ?
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/07(土) 23:43:11.47 ID:fxVz/+3fo
>>850
デジモンだからいいんじゃないだろうか



ところでお前ら、笑わないから「ぼくのかんがえたデジモン」言ってみろ
あっただろ?
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/07(土) 23:49:34.94 ID:IdswdEl80
>>851
ちょ、それ俺の黒歴史
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/08(日) 02:21:01.84 ID:l87GUzXLo
マミさんデュークモン見て
テリアモンも、カッコイイ厨二銃士なるとか思ってたら、スーパーロボットになってショックとかなるんかな?
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/08(日) 02:22:12.70 ID:C+NWgML5o
スーパーロボットよりゴエモンインパクトのほうがしっくりくる気がする
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/08(日) 14:13:41.26 ID:8ffutVXDO
マサルダイモンが出てたー!\(°Д°)/
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:25:30.26 ID:97VBGJdP0
こんばんわ

>>845
いえ、ドラマCDでも杏子が分身できた数も13人だったので
もしかしたらそれ自体が龍騎のオマージュだったんですかね?

>>846
すいません記憶違いでした
でも成熟期でも情けないことには変わりなry

>>847
違う、わざとだ

>>848
俺に質問するな

>>849
クラスのマドンナさやかちゃんの中の人の所長と結婚するんですね

>>850
メルバモンよりネネさんの脇の方がやばかったと思うとは口が裂けても言えん

>>851
自分もタカトのようにテイマ放送前の02放送当時に『ぼくの考えたデジモン』をやりましたね
成長期の時点でサイボーグ化しているアグモンとか

>>853
レオモンが死んでそれどころじゃないようですね
確かにマミさん的にロイヤルナイツとか七大魔王とかの厨二設定があるデジモンが欲しかったでしょうね

>>854
ゴエモンはマッギネスが最高傑作だと思う

>>855
喧嘩に参加できなくて悔しそうでしたねw
アニキのアグモンモちゃんと太一のアグモンと鼻の穴の大きさも描き分けてたし

投下
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:28:29.03 ID:97VBGJdP0
さやか「それでさ、どの門に行くの?」

杏子「一番弱そうな四聖獣の所に行けばいいんじゃね?」

ほむら「そうね、ルーチェモンもデジシードを得るために確実に仕留められる方から狙って行くでしょうし……」

QB「いや、四聖獣の間に大きな力の差は無いはずだよ。ロイヤルナイツでの…」

ブイモン「マグナモンとは違ってと言いたいんだろお前!」

QB「良い読みしているじゃないかブイモン。そんな賢い君が究極体に進化すればマグナモンなんかを超えられるはずだ」

ブイモン「……」

さやか「マグナモンってそんなにへなちょこなの?ケルビモンとの戦いでは凄かったじゃん」

ブイモン「さやかまで…へなちょこって……」

ロップモン「ケルビモン……?」

テリアモン「ああ!ロップモンは気にしなくていいよ!」

テリアモン「(生まれ変わる前に僕達と戦った事なんて知る必要ないよね…)」

QB「アーマー体でありながら究極体並の戦闘力を持っていたと言われてたけど……」

ブイモン「アーマー体で究極体並!いいじゃん!スゲーじゃん!いいじゃんスゲーじゃん!!」

QB「でも、それだけでイグドラシルは何故ロイヤルナイツに選出したかは僕にもわけがわからなかったね。実際他のロイヤルナイツとの力の差は大きいし」

ブイモン「俺泣いていい?」

QB「それにあの時はまどかの力によるものが大きかったね」

ほむら「まどかの奇跡が生み出したデジメンタルね……」

QB「(そうか…!あのデジメンタルを生み出せたのは…!だとしたら、まどかの本来のパートナーデジモンは恐らく……)」

テリアモン「僕が運命のデジメンタルで進化した金のラピッドモンはロイヤルナイツじゃないんだよね?」

QB「そうだね、あのラピッドモン自体もあんなに強いマグナモン同様にイレギュラーな存在だったしね」

ブイモン「イレギュラーってなんだよ!?」

マミ「運命……」
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:31:32.86 ID:97VBGJdP0
テリアモン「あ……!…で、どうでもいい事で話が逸れたけど結局何処から行くのさ?」

ブイモン「ああそうさ…どうでもいいことだよな…どうせ……」ブツブツ…

ロップモン「我は…チンロンモン様の様子が気になるが……」

ほむら「迷っている時間はないわ。これで行き先を決めましょう」

杏子「コイン…?」

ほむら「私の占いは当たる」

さやか「あんたは何処のライアよ!?」

QB「君に占いの魔法なんてあったのかい?」

ほむら「もちろん無いわ」

杏子「ねぇのかよ!」

ほむら「だけど、これで私達の運命を委ねるのもアリなんじゃないかしら?」

マミ「運命…」

ほむら「3枚投げて3枚とも表だったら北、2枚表なら南、2枚裏なら東、そして3枚裏の場合は西の門へ行くことにしましょう」

杏子「時間がねぇんだしそれでいいよ」

ほむら「じゃ、行くわよ。まずは私とマミから」

チャリンチャリーン!

さやか「2枚表…南の門ね」

ロップモン「スーツェーモン様の領域か……」

ほむら「次が杏子とさやかの」

チャリンチャリーン!

杏子「3枚とも裏…西はバイフーモンの領域だったな」

ほむら「このどちらかにまどかとルーチェモンが居ると願いたいけど…」

マミ「全ては運命なのよ…賭けるしかないわ……」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:33:47.57 ID:97VBGJdP0
ゴマモン「オイラは杏子達と行かせてもらうよ」

クルモン「クルモンは〜」

QB「君はほむら達と行ってくれ」

クルモン「クル?」

QB「インプモンがベルゼブモンに進化するにはまだ君の力が必要だからね」

ほむら「そういえばさっき言ってたクルモンの力って…?」

杏子「ああ…どうやらコイツはデジモンを進化させる力を持ってるらしい」

テリアモン「クルモンが?」

杏子「実際ダークタワーのせいで進化できなかったギルモン達がクルモンがそばにいる時は進化できたし、何よりさっきの……」

クルモン「そう、杏子の憎悪のデジソウルを増大させてメギドラモンに進化させたのもクルモンの力によるものだ」

さやか「進化をさせるって…そんな力を持ってるの!?」

ほむら「このデジモンは何者なの…?」

QB「進化促進プログラム…デジエンテレケイア」

ほむら「進化促進プログラム?」

QB「本来はこのデジタルワールドのデジモン全てに進化の輝きをもたらす存在だったが…誰かがデジモンの姿に変えさせて僕らの元に送り込んだみたいだね」

杏子「それがクルモンの正体なのかよ…?」

クルモン「クルモンはデジモンでーす!」

インプモン「俺が究極体に進化するにはコイツの力がねぇ…」ポカッ!

クルモン「痛い!何するでクル!」

インプモン「いや、何となく一度お前を殴って原作再現しないといけないと思って」

クルモン「何の事でクル!」

ギルモン「それじゃぁボク達が…」

テリアモン「クルクル回ってインプモンをはじき飛ばすと…」

ブイモン「俺はチョコエッグでも食って最後にはデカイチョコの下敷きにでもなるよ……」

杏子「わかんねぇ事やってねぇで早く行くぞ!」
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:36:22.23 ID:97VBGJdP0
〜朱雀門〜

ほむら「この先に四聖獣の一体がいるのね……」

マミ「ねぇ暁美さん…運命は変えられないの?」

ほむら「…?」

マミ「私の両親やレオモンがいなくなったのも…そうなる運命だったの…?」

ほむら「過去を変える事はできなわ。でも、それを受け止める心を変える事はできる」

ほむら「(ふっ…同じ時間を何度もやり直してる私がこんな事言うのは白々しいわね…運命から逃げてきた私が……でも)」

ほむら「これからを変える事はできるわ…」

マミ「…それってレオモンの事を忘れろって言うの?」

ほむら「ちょっと違うと思うわ。それに私は運命なんて言葉信じないわ」

テリアモン「さっきコインで運命を委ねようって言ってたじゃないさぁ」

ほむら「運命は誰かに強いられる物じゃない自分で変えるものよ」

マミ「自分で……」

ほむら「私は残酷な運命を突き付けられても何度も抗い続けてきたわ」

インプモン「(確か…ほむらが同じ時間を繰り返している事か…?)」

ほむら「運命をそのまま受け入れるのがあなたの運命なら、私のにとっての運命は運命に抗い続ける事よ」

マミ「……」

ほむら「それに…あなたは一つだけ運命を変える事ができた」

マミ「ロップモンとまた逢えた事…?」

ロップモン「マミ…」

ほむら「(それとは違うけど…あのお菓子の…いえ、この世界の彼女とは関係無い事だったからそういう事でいいかしら……)」

マミ「昔…両親が事故で亡くなったときにお父さんの友人から言われたのよ…『運命だったからしかたない』って…」

マミ「そしてレオモンからの最後の言葉もそうだったから……」

マミ「でもね、私レオモンが言った運命の意味を履き違えてたと思うの」

テリアモン「無問題ってマミに悲しんで欲しくなかっただけだよきっと」

ほむら「そうね…彼は優しすぎたのよ……」

ほむら「(まどかと同じ様に……)」

ほむら「もし無理だったらここは私とインプモンだけで行くわ」

マミ「いいえ、後輩だけに任せて置けないわ」

テリアモン「マミ無問題?」

マミ「ええ…ありがとうね暁美さん」
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:38:17.35 ID:97VBGJdP0
インプモン「じゃ、とっととそのスーツェーモンをぶっ倒しに行くか!」

ロップモン「倒されては困ると申したが…神の心を取り戻す手立てが無い場合はそれもやむを得ないか……」

テリアモン「それも運命としてそのまま受け入れるのが嫌ならなんとかするしかないね」

インプモン「俺がレオモンの力を引き継いだんだ…やってやるぜ!」

マミ「レオモンの力を引き継いだって……?」

ほむら「インプモン…あなたまさかレオモンのデジシードを……勝手にロードしたの!?」

インプモン「悪ぃ、あの腹話術野郎にやられてぶっ倒れてた時に近くにあったから体力回復するためについ」

マミ「……レオモン……」クラッ…

テリアモン「マミ!」

ほむら「ああ…せっかく立ち直りかけてたのに……」

インプモン「俺のせい!?」
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:39:46.95 ID:97VBGJdP0
〜スーツェーモンの間〜

ほむら「これが…四聖獣…スーツェーモン!!」

インプモン「で…でけぇ鳥!!」

マミ「これが…デーヴァ達の神なの……!」

スーツェーモン「我が名はスーツェーモン。このデジタルワールドを守護する聖獣神なり!」


“スーツェーモン”

究極体 聖鳥型 ウィルス

灼熱の火焔を操りデジタルワールドの南方を守護する四聖獣の一体
必殺技は太陽から大爆発とともに噴出されるプロミネンスに匹敵する炎の渦『紅焔(こうえん)』



テリアモン「ワルプルモンに味方して散々デーヴァを嗾けさせておいて何がこの世界の守護さ!」

スーツェーモン「ワルプルモンこそ我等四聖獣にとっての更なる神……!!」

テリアモン「駄目だこりゃ…確かに操られてるようだね……」

ほむら「まどかは…いえ、ルーチェモンはここに来てないの!?」

インプモン「じゃあ、ここはハズレか」

テリアモン「とりあえず引き返す?」

スーツェーモン「人間の分際で我が領域に足を踏み込んだ不届き者達をこのまま生かして返すと思うてか!」
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:41:41.66 ID:97VBGJdP0
インプモン「やるっきゃねぇか…!」

ロップモン「待つなり!神よ!我の言葉を聞きたまえ!」

スーツェーモン「貴様は…アンティラモンか……」

ロップモン「スーツェーモン様!あなたはワルプルモンにより心を奪われてる!どうか正気に戻られよ!!」

スーツェーモン「人間に組みした裏切者が何を戯けた事を…やはり乱心したようだな」

インプモン「だから頭おかしくなってるのはテメェの方だっての!」

スーツェーモン「人間に飼われしデジモンごときが…!」

ほむら「こいつをなんとかして他の場所に向かわないと…!」

マミ「そう簡単に行かせてくれる相手じゃなさそうだけど…!」

クルモン「クルッルー!」ピカァァァ!


―インプモンワープ進化ぁ!ベルゼブモン!!―


―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:43:42.30 ID:97VBGJdP0
ベルゼブモン「ちっ!本当にこいつの力で進化したのかよ?」

スーツェーモン「ベルゼブモンか…七大魔王が人間に飼い慣らされるとは…堕ちたものだな……」

ベルゼブモン「うるせぇ焼き鳥野郎!!」

ほむら「私達はデジモンをペットとして扱ってるわけじゃないわ!」

マミ「そうよ!デジモンは私達にとって友達であり家族なのよ!!」

スーツェーモン「愚かな…いかに七大魔王といえど、貴様ごときが四聖獣である我に本気で勝てると思っているのか!!」

ラピッドモン「僕の事はアウトオブ眼中かよ!なめんな〜!!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!』ドンッ!

ドゴォン!

スーツェーモン「無力…それは罪なり!!」ボオォォォ!!

ほむら「炎!」

ラピッドモン「うわぁぁぁ!!」ドサッ!

マミ「ラピッドモン!」

ベルゼブモン「オメェじゃ無理だ!俺に任せな!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

バキュゥゥン!

スーツェーモン「ぬぅ…!小癪な!!」
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:45:01.92 ID:97VBGJdP0
ベルゼブモン「次はテメェの子分の技だぜ!」

ベルゼブモン『ラウラヴァ!』ブンッ!

パキンッ!

ほむら「スーツェーモンを玉に閉じ込めたわ!」

スーツェーモン「何!?これはマクラモンの宝玉か!?」

ベルゼブモン「このまま玉ごと潰してやるぜ!!」

スーツェーモン「このような小細工が我に通用すると思うてか!!」

パリィン!

ベルゼブモン「何!?」

マミ「玉を破って出てきたわ!!」

スーツェーモン「我が忠実なる僕デーヴァの技を真似よってからに…!」

ベルゼブモン「猿の技だけにこれが本当の猿まねってヤツだな」

スーツェーモン「ふざけおって…許せん!!」

スーツェーモン『紅焔!!』

ゾゴォォォォォン!!!

ベルゼブモン「ぐわぁぁ!!」

ほむら「うっ!」

マミ「きゃっ!」

ベルゼブモン「ぐっ…!畜生…これが四聖獣の力かよ…!」

マミ『ティロ・フィナーレ!』ドゴォン!

ほむら「スカルグレイモンのグランド・ゼロよ!行きなさい!!」ドゴォン!

スーツェーモン「人間の技など我には通じぬ!」

マミ「やっぱり私達の力じゃ無駄なの!?」

ほむら「(だから今のは人間のじゃなくてスカルグレイモンから奪ったミサイルなんだけど)」
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:46:23.50 ID:97VBGJdP0
スーツェーモン「哀れな者共よ。我の焔に灼かれるがよい!!」

ロップモン「進化の力を奪われし今…我はあまりにも無力なり…!」

スーツェーモン「アンティラモン…否、ロップモンよ!」

ロップモン「!」

スーツェーモン「デーヴァも今ではお前だけとなった、今再び我等の元に戻るがよい!」

マミ「え…?」

スーツェーモン「さすれば今までの事は不問としよう」

ロップモン「我の帰るべき場は…共に帰る者達は他にいるなり!」

マミ「ロップモン……!」

スーツェーモン「愚かな…死ぬがよい!!」ボォォォォォ!

ロップモン「!」

ラピッドモン「ロップモン!」ダッ!

ドゴォォンン!!

ラピッドモン「う…うわっ…!!」

ロップモン「汝…我を庇って……!」

ラピッドモン「へ…へへ…兄弟は助け合いでしょ…?」

マミ「ラピッドモン!」

ラピッドモン「それに…マミはもう誰にもいなくなって欲しくないんでしょ…?」

マミ「バカ!だからってあなたまでこんな事してレオモンと同じ事になったら…!」

ラピッドモン「だって…僕はマミのパートナーだから…」

マミ「ラピッドモン……」
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:47:45.12 ID:97VBGJdP0
ほむら「ベルゼブモン、まだ行けるわね?」

ベルゼブモン「ったりめーだ!」

エンジェモン『ほむら!ここは私も…』

アンキロモン『マミ!俺もだぎゃ!」

ほむら「成熟期のあなた達じゃどうしようもならない…と言いたいところだけど一つ思いついたわ!」

エンジェモン『何?』

ほむら「マミ!このニ体でジョグレスを試してみましょう!」

アンキロモン『ジョグレスだぎゃぁ!?』

エンジェモン『オメガモンと同じジョグレスを…?』

マミ「確かパートナー以外のデジヴァイスに捕獲したデジモンは私達のデジソウルで進化させたりカードスキャンの効果は受け付けられないけど、ジョグレス進化の素材にはなるってQBモンが言ってたわね……」

ほむら「デジヴァイスで見てみたけどこのニ体の融合適合率はかなり高いわ!」ピッピ!

アンキロモン『それならやってみてくれだぎゃ!いい加減噛ませ役は卒業したいだぎゃ!』

エンジェモン『ジョグレスか……』

マミ「いいわ、やってみましょう!」

ほむら「(本当ははじめてのジョグレスはまどかにちゃんとしたデジモンがいたら一緒にやってみたかったけど…)」

マミ「リロード、アンキロモン!」シュィィィン

ほむら「リロード、エンジェモン!」シュィィィン

マミ「いくわよ!」

ほむマミ「ジョグレス!!」
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:49:15.91 ID:97VBGJdP0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―アンキロモン!―

―エンジェモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―シャッコウモン!!―

“シャッコウモン”

完全体 突然変異型 フリー

アンキロモンとエンジェモンがジョグレス進化した突然変異型デジモン
銀色に輝くボディに白い翼を持っており、首や胴が360°回転し全方位に対して攻撃することができる
必殺技は腰部から発射される『ニギミタマ』と
両目から照射される赤い破壊光線『アラミタマ』でこの光線の焦点温度は10万度に達すると言われている


ほむら「ジョグレスは成功したけど……」

マミ「ハニワ…いえ、土偶……?」

ベルゼブモン「正直言って……」

一同「(だせぇ……)」

シャッコウモン「……」

アンキロモン『カッコイイだぎゃ〜』

エンジェモン『(コイツのせいだコイツのせいだコイツのせいだ……)』
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:50:40.17 ID:97VBGJdP0
スーツェーモン「融合したところで無駄だ!」ボォッ!

シャッコウモン「ふん!」カチッ!

マミ「腹部のハッチが開いたわ!?」

ブシュゥゥ…

スーツェーモン「何!?」

シャッコウモン「ふん!」ポォォォォォォ!

シャッコウモン「ふぅ……」シュゥ…

ほむら「スーツェーモンの炎を吸い込んだ!?」

シャッコウモン『ニギミタマ!』シュンッ!シュンッ!

ほむら「今度は刺の付いたソーサーを発射したわ!」

ザンッ!

スーツェーモン「ぐっ…!」

ベルゼブモン「格好はともかくやるじゃねぇか……」

ほむら「ジョグレスによる完全体だから戦闘力は並の完全体以上ね!」
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:53:13.42 ID:97VBGJdP0
シャッコウモン『アラミタマ!』ビー!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!』バキュゥゥン!

ドゴォォォォン!

スーツェーモン「ぐぬぅ…!いい気になるな!!」

スーツェーモン『紅焔!!』

ゾゴォォォォォン!!!

シャッコウモン「だぎゃあぁぁぁ!!」

マミ「シャッコウモン!」

ラピッドモン「くそおぉぉ!」

スーツェーモン「まだ刃向かうか!」ボォッ!

ドゴォォォン!

ラピッドモン「うわぁ!」

マミ「ラピッドモぉぉぉン!!」
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:54:53.17 ID:97VBGJdP0

ドサッ!

シュゥゥゥゥ…

テリアモン「うぅ……」

マミ「テリアモン!もういいのよ!」

テリアモン「だって…ここで諦めるわけにはいかないでしょ…?」

スーツェーモン「本気で我に勝つつもりか?だとしたら実に哀れなり…貴様らの運命はここで朽ち果てることだ!!」

テリアモン「うるさい!僕だって運命に抗ってみせる!そしてみんなで生きて元の場所に帰るんだ!!」

マミ「そうね…みんなで帰りましょう!」

テリアモン「ロップモンも一緒にね!」

ロップモン「我も?」

マミ「ええ、みんなでね?」

ほむら「そうね、ここで倒れる運命なんて……」

ベルゼブモン「糞喰らえだぜ!!」

クルモン「くらえクル!」

テリアモン「だから今は…あいつを倒すしかない!!」

マミ「私達の運命は私達自身で決める!!」ピカァァ!
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:56:00.55 ID:97VBGJdP0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5jcsm790278&feature=fvwrel

MATRIX
EVLUTION_

マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』

―テリアモン進化!セントガルドモン!!―

“セントガルゴモン”

究極体 マシーン型 ワクチン

全身に熱系兵器を搭載した超巨大マシーン型デジモン
ラピッドモンに比べスピードは低下したがそれを補う火力で敵を寄せ付けない
必殺技は全身の重火器を一斉発射する『バーストショット』と
両肩の巨大なミサイルを発射する『ジャイアントミサイル』


ほむら「新たなる進化……」

シャッコウモン「すげぇだぎゃ…俺よりデケぇだぎゃぁ……」

クルモン「ヤッター!テリアモンが進化したでクル!ヤッター!ヤッター!」

ベルゼブモン「何でその「ヤッター」を強調すんだ!?」
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 18:58:46.50 ID:97VBGJdP0

マミ『私…デジモンになっちゃったの?』

セントガルゴモン「てゆーか、僕達一つになっちゃったのさ」

マミ『ええ、感じるわ…あなたのパワーが私の体に流れ込んでくるのがわかる…』

セントガルゴモン「僕もさ!」

スーツェモン「人間とデジモンが共に進化しただと?」

スーツェーモン「許すまじ!断じて許すまじ!!」

マミ『行くわよ!セントガルゴモン!』

セントガルゴモン「OKマミ!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どがががががががぁ!!」

ドガガガガガガガ!!

ほむら「全身からミサイルが…まるで歩く火薬庫ね…!」

ベルゼブモン「ヘビーアームズかよ!」

ほむら「もうすぐMGの発売ね」

ドゴォォォォォォン!

スーツェーモン「ぬわあぁぁぁぁ!!」

クルモン「テリアモン!マーミ!がんばーれクル!」

スーツェーモン「もはや許さん!!」ボォッ!ボォッ!
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 19:00:38.92 ID:97VBGJdP0
シャッコウモン「おっとだぎゃ!」ブシュゥゥ…

ほむら「シャッコウモンが炎を吸収してくれたわ!」

スーツェーモン「くっ!おのれまた!」

マミ『許さないのはこっちよ!』

シュルルル…

スーツェーモン「何!何だこれは!?」

ほむら「あれはマミのリボン!」

ベルゼブモン「やっぱりデュークモンと同じ様にマミさんとテリアモンが合体してるのかよ!」

ロップモン「マミとテリアモンが…」

ほむら「しかもマミが使っていた物より強力のようね、あのスーツェーモンの動きを封じるほどですもの!」

マミ『フィナーレよ!』

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドン!ドン!

ほむら「肩からミサイルを!」

ブシュゥゥゥゥ!

…ニコッ!

ベルゼブモン「今あのミサイル笑ったぞ!?」

ドゴォォォォォン!!

スーツェーモン「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」

セントガルゴモン「ヤッター!ヤッタねマミ!」

マミ『うん、ありがとうテリアモン』

ロップモン「デジモンと人間…神をも倒す力……」
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 19:01:46.25 ID:97VBGJdP0
ほむら「ここにはまどかもルーチェモンもいなかった……」

マミ「それに四聖獣の力は思ってた以上、佐倉さん達の方も心配ね」

ベルゼブモン「じゃぁ、俺のベヒーモスで西の門に急いで向かうか!」

テリアモン「うん!急ごう!」

ロップモン「……神よ…お許しくださいまし……」

マミ「ロップモン?」

ロップモン「問題無い、行くなり!」

ブロンブロンブロォォォン!!



スーツェーモン「おのれぇ…この程度で勝ったつもりだったか……」

ピキンッ!

スーツェーモン「うお…?なんだ…頭が……!」

スーツェーモン「……はっ…!我は一体何を……?」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/08(日) 19:03:27.06 ID:97VBGJdP0
〜次回予告〜

マサルダイモン「今日のクロウォ見てくれたか!?」

エレキモン「いや…歴代主人公が出ると宣伝しときながら最後にシルエットでちょびっと出ただけで喋んなかったし……」

ジジモン「お主は拳をパンパンしとっただけじゃったのぅwwwwwwww」

マサルダイモン「うるせぇ!!」バキィ!

ジジモン「ぬぎゃあぁぁぁぁ!!」ゴギャァァァン!!

エレキモン「でも、太一と一緒に他の面子よりは目立ってたじゃん」

マサルダイモン「俺もデジモンハントっつーのをしてみたかったぜ!」

ジジモン「というかお主はデジモンハントする側じゃなくてハントされる側じゃろwwwww」

マサルダイモン「やかましい!!」ドコォ!

ジジモン「どぎえぇぇぇぇ!!」ズガァァァァン!!

エレキモン「まぁこれからの出番に期待だな」

マサルダイモン「次回、デジモン☆マギカ!」

マサルダイモン『アルフォースブイドラモン!真のロイヤルナイツの力』

マサルダイモン「拳に宿れ、俺のデジソウル!」

エレキモン「さ〜て、種の再放送でも見よう」

ジジモン「たwwwwwねwwwwwwwww」

マサルダイモン「SEEDを馬鹿にすんじゃねぇ!!」バコォ!!

ジジモン「やめてよねえぇぇぇ!!」ダカァァァァン!!

今回はここまで
太一達が本格的に出るのは何時やら…
ではまた
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/08(日) 19:27:49.27 ID:pqH8nt1go
言いたかないけど
杏子さやかロイヤルナイツ
ほむら七大魔王
マミ肩書なし

878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/08(日) 19:46:48.95 ID:zZvjZaXPo
本来のパートナーがケルビというのを忘れてはいけない
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/08(日) 21:41:10.33 ID:3aV+lzjK0
双子なのに差がはげしいよな
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/08(日) 21:43:28.56 ID:8ffutVXDO
クロウォは主人公全員揃い組を時間系列という壁をタイムシフトでこえた

あとテレビ局という壁もこえたのにはビビった
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/08(日) 21:44:19.48 ID:C+NWgML5o
何で片方は三大天使なのにもう片方がゴエモンインパクトなんだろうな
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/08(日) 22:26:43.12 ID:+AKVwTjHo
しかしアルフォースとさやかの魔法、どっちも再生能力だよな。
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/01/09(月) 00:40:07.65 ID:bDbdz6mAO
サラサラヘアーといい4コマネタも入ってるなww
マトリックスエボリューションした杏子とマミの姿はどうなってるのかな(ニヤニヤ
884 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2012/01/09(月) 13:23:00.76 ID:4eBpdRsj0
>>1乙!
ライアネタありがとう!!!
ライダーの中で一番好きだからとっても嬉しいなって。
(あとどうでもいいけどライアサバイブってどっからカード入れるんだろう?)
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:31:14.28 ID:K7Cw5DPv0
こんばんわ

>>877-879
ケルビモンが本来のパートナーって設定のフォローは…ぶっちゃけ後付設定ですけどね
でもこのマミさんはここで終わらせませんので今後に期待しないでください

>>880
あれ大輔がいるのに太一が小五のままってどうなってるんでしょうね?
ディケイドのダブルてつをの如く『無印の世界』と『02の世界』って別々の世界から連れてきたんですかね?

>>881
だけど顔はヤッターワン

>>882
しかも青い
ここまでさやかと一致しているデジモンはいませんよね
ブイモンの進化をどうしようか迷ってたけど最初に意見を貰ったときそのままブイドラモンに決定して良かったと思います

>>883
おお!気付いてもらえて嬉しいです
あとあの本の4コマで笑ったのがちょっとうろ覚えですけど
ガブモンのガー坊が太一とゼロの100%コンビに
「コンビか…オイラだって結構付き合い長いのに…」
「じゃあ、ガー坊も合わせて101%トリオだ!」
「たった1%!?」
というネタに笑いました

>>884
本当はライアが悪役でガイが味方役になる予定だったって話もありますがどうでしょうかね?

投下
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:35:11.53 ID:K7Cw5DPv0
〜白虎門〜

さやか「それにしても杏子とギルモンが合体しちゃうとはね〜」

ゴマモン「どんな感じだったんだ?」

ギルモン「う〜ん…よくわかんないけど杏子と心が一つになった感じかな?」

さやか「ブイモンも究極体に進化する場合あたしと合体するのかな?」

ブイモン「でもベルゼブモンは別にほむらと合体しなかったじゃん」

QB「それに君が進化したら恐らく……」

ブイモン「何だよ!どうせまたマグナモンを馬鹿にする気だろ!」

QB「いや、だから……」

ブイモン「ああ!どうせ俺なんか進化したって役に立たないよ!完全体の進化も一番遅かったし!」

杏子「おい、そんな話をしている場合じゃないぜ。戦いの気配がする」

ブイモン「そんな話だよどうせ……」

さやか「戦い!?」

ギルモン「うん…!大きな力と力がぶつかり合ってる…!」

杏子「ゴマモン、あんたはゆまがいないと進化できないんだ。危険だからしばらくアタシのデジヴァイスに入ってな」

ゴマモン「う…うん!」シュゥゥゥゥ

さやか「ブイモンも進化させとこっか…」

ブイモン「どうせ俺なんて……」

さやか「何やってんのよ!シャキっとしなさい!行くよ!」
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:37:30.06 ID:K7Cw5DPv0
〜バイフーモンの領域〜

バイフーモン「ぐぅ…おのれぇ…!」


“バイフーモン”

究極体 聖獣型 データ

鋼の属性を持ちデジタルワールドの西方を守護する四聖獣の一体
必殺技は口から敵を金属化させてしまう波動を放つ「金剛(こんごう)」
この技を受けたものは動けないまま体が錆び、朽ち果てるまで死ぬことはできない



?「ふふ…随分と手間取らせてくれたが、いかに四聖獣と言えど……」

?「ルーチェモン様と俺達でかかれば容易い事よ!」

バイフーモン「我等四聖獣を戯弄した罪は重いぞ……!!」

ルーチェモン「何だ?正気に戻ってたのかい?」

?「この四聖獣のプログラムを書き換えていたクラックプログラムは極度のダメージを与えると解除されてしまうようです」

ルーチェモン「なんだ、だから表立って戦闘に使わなかったのか」

?「所詮あの人間もアテにならぬということか」

ルーチェモン「それにあの人間がベルフェモンを目覚めさせるために溜め込んでいるとかいうデジソウルも僕に回せばいいんだよ」

?「ルーチェモン様の完全なる覚醒のためにまずはこのバイフーモンを」

?「私が仕留めさせていただきます」

ルーチェモン「いいよ、僕にやらせてよ」
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:38:31.45 ID:K7Cw5DPv0
バイフーモン「四聖獣の力を舐めるな…!」

バイフーモン『金剛!!』バシュゥゥゥゥン!!

ルーチェモン「おっと危ない!」サッ!

ルーチェモン「さすがの僕も四聖獣の攻撃をまともに受けるわけにはいかないからね」

バイフーモン「…ぐっ!ここまでか…!」

ルーチェモン『グランドクロス!!』ピカァァァ!

ドゴォォォォォン!!

バイフーモン「どぅわあぁぁぁぁぁぁ!!」ドサッ!

ルーチェモン「まだ息があるか…デジシードにしないとロードできないじゃないか」

?「ならば完全なるトドメは私が……」

エアロブイドラモン『ドラゴンインパルス!!』

?「ぬっ!?」

ドゴォォォォォォン!!
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:39:36.79 ID:K7Cw5DPv0
?「不意打ちとは美しくない手を……」

?「何者だ!」

エアロブイドラモン「さやか!ルーチェモンがいるって事は……」

さやか「このバイフーモンの領域が当たりだったみたいだね!」

杏子「ほむらの当てずっぽコイン占いも役に立ったみてぇだな!」

ルーチェモン「選ばれし少女…!」

?「こいつらが……」

?「何だ女か…美しくない……」

ギルモン「杏子!ルーチェモンと一緒にいるのがバイフーモン?」

杏子「いや…バイフーモンは白虎…つまり白いトラのはずだろ?」

さやか「あそこで倒れている大きな虎がそうじゃない!?」

エアロブイドラモン「本当だ!」

杏子「じゃあ、あのデジモンは…?それにニ体いやがる……」

QB「やはり君達もワルプルモンの手により他の七大魔王と共に甦ってたんだね」

?「インキュベーモンか…貴様も相変わらず美しくないな。その名の由来の物を彷彿させる形状の頭をしていているためか」

杏子「テメェ等は何なんだ!ルーチェモンの手下か!?」

ルーチェモン「ふふ…なら自己紹介をしてあげなよ」

?「ルーチェモン様の正義のため」

?「美しき正義のため」

?「「我等はロイヤルナイツ!!」」
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:41:04.18 ID:K7Cw5DPv0
さやか「えぇ!?」

杏子「ロイヤルナイツだとぉ!?」

デュナスモン「情熱の闘士!デュナスモン!!」


“デュナスモン”

究極体 聖騎士型 データ

飛竜の能力を持つ聖騎士型デジモン
竜の様な強靭なパワーと高純度のクロンデジゾイド製の竜鎧で無双の強さを誇る
必殺技は両手の平から十闘士と同じ属性のエネルギー弾を発射する『ドラゴンズロア』と
全身のエネルギーを巨大な飛竜のオーラに変える『ブレス・オブ・ワイバーン』


ロードナイトモン「孤高の闘士、ロードナイトモン」


“ロードナイトモン”

究極体 聖騎士型 ウィルス

全てのナイトモンを統べる王である聖騎士型デジモン
必殺技は鎧から伸びる4本の帯刃で敵を切り刻む『スパイラルマスカレード』と
瞬時に相手の懐に入り込みゼロ距離から右腕のパイルバンカーで衝撃波を撃ち出す『アージェントフィアー』


さやか「何で!?ロイヤルナイツってこの世界を守った正義のデジモン達じゃなかったの!?」

杏子「しかもルーチェモンの仲間だとぉ!?」

さやか「あのニ体も四聖獣の様に操られてるの!?」
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:43:26.73 ID:K7Cw5DPv0
QB「いや、彼等は昔の大戦の時に自らの意志でイグドラシルからルーチェモン側についたのさ」

エアロブイドラモン「どうして……」

ロードナイトモン「この世は…乱れている」

デュナスモン「それを纏められるのはルーチェモン様のみ」

QB「彼等はロイヤルナイツの中でも異端な思想を持つ者達だったからね。自分等が求める正義のためなら悪にも加担する考えを持つのさ」

さやか「あんなのと組んで何が正義よ!悪党そのものじゃない!」

ロードナイトモン「異な事を…たかが小娘にはルーチェモン様の高尚なるお考えは理解できまい」

さやか「何!?」

デュナスモン「そう、この混沌となる世界を治めるため…」

ロードナイトモン「秩序ある統一こそ美しい。それができるのは…」

デュナスモン「ルーチェモン様のみ!」

ルーチェモン「…と、言う訳なのさ」

杏子「気取ってんじゃねぇよ!」

デュナスモン「力による支配が秩序をもたらすのだ」

さやか「結局独裁政治をやろうって話じゃない!」

ロードナイトモン「それが何か?」

デュナスモン「リアルワールドの貴様等が住む国だって民主主義とか抜かして偽善や綺麗事だけで愚民をのさばらせておき、国を腐らせているだけではないか」

さやか「そ…そんな事は…!」
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:44:43.87 ID:K7Cw5DPv0
杏子「いや、確かにそうだな…綺麗事だけでは誰も動かねぇ、耳を貸さねぇ……」

さやか「杏子……」

杏子「アタシ達の世界の国の奴等は食う物にも住む所にも…そして家族にも恵まれてる奴でも満足せずに更に欲を求める奴等ばっかだ……」

さやか「(そうね…あたしもマミさんや杏子と違って幸せ馬鹿だった……)」

杏子「でもなぁ、だからってそれをテメェ等が奪って良い理由にはならねぇ!!」

さやか「そうだよ!この世界もあたし達の世界もあんた達の好きにはさせない!」

デュナスモン「愚かな…ロイヤルナイツである俺達に刃向かう気か!」

ルーチェモン「ふふ…ベルゼブモンもいないんじゃ相手にならないね」

杏子「誤算だったな…ロイヤルナイツはテメェ等だけじゃないんだぜ?」

ロードナイトモン「何?」

杏子「見せてやるぜ!ギルモン!」

ギルモン「ギル!行こう杏子!」
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:46:02.77 ID:K7Cw5DPv0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


デュナスモン「デュークモン…デュークモンだとぉ!?」

ルーチェモン「この少女のデジモンの進化した姿がデュークモンだったとは…!」

ロードナイトモン「デュークモン…美しい……」

デュークモン「デュナスモン!ロードナイトモン!この世の正義の理を守るロイヤルナイツでありながらルーチェモンに下った者達……」

デュークモン「このデュークモンが絶対に許さない!!」

デュナスモン「言ったはずだ!ルーチェモン様の正義こそ俺達が求める正義だと!!」

ルーチェモン「やるんだ!デュナスモン!ロードナイトモン!」

ロードナイトモン「御意」

デュナスモン「相手にとって不足なし!本気で闘えそうだ!」

ロードナイトモン「美しき汗、流させてもらう」

さやか「(さっきから薔薇を持ってナルシストなデジモンだなぁ……)」
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:47:46.18 ID:K7Cw5DPv0
デュナスモン『ドラゴンズロア!』ズォォン!

デュークモン「イージス!」

ドン!

デュナスモン「ぬぅ!」

さやか「盾で防いだ!」

QB「デュークモンの聖盾イージスは生半可な攻撃は通りはしないさ。今のデュナスモンの攻撃も様子見程度だしね」

デュークモン『グラム!』

ガキン!ガキィン!

デュナスモン「ぐおぉ!」

杏子『よぉし!いいぞデュークモン!このまま…』

ロードナイトモン「そうはさせん!」

ロードナイトモン『スパイラルマスカレード!!』

シュバババババ!!

エアロブイドラモン「あの鎧から伸びたヒモで攻撃するのか!?」

シュババババババ!!

デュークモン「ぐわあぁぁぁぁ!」

杏子『うわあぁぁぁぁ!』

さやか「杏子!!」

エアロブイドラモン「デュークモン!」
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:48:38.51 ID:K7Cw5DPv0
デュナスモン「手出しは無用だロードナイトモン!」

ロードナイトモン「しかし……」

デュナスモン「これは俺とデュークモンとの一対一の決闘だ!」

さやか「何か言い争ってるよ?」

QB「ふむ、デュナスモンの騎士道、武士道精神だけは悪に堕ちても変わらないようだね」

さやか「実は良い奴!?」

ルーチェモン「…デュナスモン。君のその騎士道だか武士道だかを重んじる精神なんかより、僕の事を優先にしてほしいね」

デュナスモン「は…ははっ!申し訳ありませんルーチェモン様!」

ロードナイトモン「では、美しく散ってもらおうデュークモン!」

さやか「やっぱ悪党か!」

QB「不味いな…ロイヤルナイツ同士、一対二では……」

ロードナイトモン『アージェントフィアー!!』シュバッ!

デュークモン「ぐっ!?」

ロードナイトモン「はっ!」

ドゴォォォォン!!

デュークモン「うわあぁぁぁ!!」
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:50:10.38 ID:K7Cw5DPv0
さやか「やばい!エアロブイドラモン!あんたも!」

エアロブイドラモン「ああ!」バサァ!

QB「君じゃ行っても…って言葉は無駄だね……」

エアロブイドラモン『Vウィングブレード!!』シュバァァン!

ドゴォン!

デュナスモン「ぬぅ…?」

ロードナイトモン「醜き犬が…邪魔立てを……」

エアロブイドラモン「誰が犬だ!ロイヤルナイツのくせにルーチェモンの犬になった奴等がよ!」

デュナスモン「貴様ぁ…許さん!」

デュナスモン『ドラゴンズロア!』

ズガァァァァン!!

エアロブイドラモン「うわああぁー!!」

さやか「エアロブイドラモン!!」

ドサッ!

さやか「大丈夫!?」

エアロブイドラモン「くそぅ…俺も…アイツ等と同じロイヤルナイツに…マグナモンにまた進化できればアイツ等とまともに戦えるのに!」

デュナスモン「マグナモン!?」ピクッ!

ロードナイトモン「マグナモン!?」ピクッ!

ルーチェモン「マグナモン……」
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/09(月) 19:51:58.14 ID:6mWZ1gXro

俺「マグナモン(笑)」
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:53:32.91 ID:K7Cw5DPv0
ロードナイトモン「フッ…フフフフフフ……」

デュナスモン「フハハハハハハハハハハ!!」

エアロブイドラモン「な…何が可笑しい!?」

ロードナイトモン「マグナモン…!フハハハハハハ!あんなロイヤルナイツの恥晒しに進化すれば私達と戦えるだと!?フハハハハ!!」

エアロブイドラモン「な…何だとぉ!!」

デュナスモン「それに…その名を聞くだけで笑いが止まらんわ!フハハハハハハハハハハハ!!」

エアロブイドラモン「お…お前らまでマグナモンを馬鹿にすんのかよ!!」

ロードナイトモン「何せ奴は……フフ…フハハハハ!」

デュナスモン「そういや、ロードナイトモン。あの時奴がした“アレ”覚えてるか?」

エアロブイドラモン「“アレ”って何だよ!?」

ロードナイトモン「ぷぷっ!言うなって!思い出すだけで腹がよじれる……ぷはっ!ギャハハハハハハハハハwwwwwwwww」

デュナスモン「ハハハハハハハハ!!」

ロードナイトモン「プギャーハッハッハッハッハッハッハwwwwwwwwwww」ゲラゲラ

デュナスモン「お…おい…笑いすぎだって……」

ロードナイトモン「だってwwwwwwww思い出させたのはお前だろwwwwwwwwwwwwwwww」

ルーチェモン「……」

デュナスモン「ル…ルーチェモン様が……」

ロードナイトモン「プゲラwwwwwwwげほっ!げほっ……」

ルーチェモン「……」

ロードナイトモン「げほっ…はっ!」

ロードナイトモン「よくも…よくも美しい私に醜態を晒さしてくれたな……!!」

さやか「あんたが勝手に笑ってただけでしょ!?」

ロードナイトモン「その罪…醜く散って償え!!」
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/09(月) 19:55:06.81 ID:YSoNOock0
マグナモン馬鹿にしすぎだろ
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:55:43.78 ID:K7Cw5DPv0
ロードナイトモン『スパイラルマスカレード!!』

シュババババババ!!

エアロブイドラモン「うわあぁぁぁぁ!!」

バタッ…!

シュゥゥゥゥ…

さやか「ブイモン!」

ブイモン「さやか……俺ってやっぱ駄目な奴なのかなぁ……?」

さやか「そんな事無いよ!」

QB「そうだね、飽くまで駄目なのはマグナモンであって君自身は―」

さやか「あんたは黙ってって!」

QB「はい」

さやか「ブイモンはあたしに勇気をくれたじゃない…恭介に想いを伝えるための勇気を……」

ブイモン「でも…俺…才能無いみたいだから…みんなに馬鹿にされてるマグナモンだった俺なんて…アイツらに勝てない俺なんて用済みだろ……」

さやか「情けない事言ってんじゃないよ!あたし達は何が大切で、何を守ろうとしてるのか理解しているはずだよ!!」

ブイモン「さやか……」

さやか「あんたなら勝てるよ…あいつらに……!!」ピカァァァァ!

ブイモン「さやか…俺って…俺って情けねぇぇぇぇぇぇぇ!!」ピカァァァァ!!
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:57:15.90 ID:K7Cw5DPv0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0

―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―

“アルフォースブイドラモン”

究極体 聖騎士型 ワクチン

クロンデジゾイドの中でも希少な存在で最軽量のレアメタル“ブルーデジゾイド”製の聖鎧に身を包み神速のスピードを持つ聖騎士型デジ

モン
両腕に装備した“Vブレスレット”からビーム状の聖剣と盾『アルフォースセイバー』と『テンセグレートシールド』を出現させる
必殺技は胸のV字型アーマーから掃射される光線『シャイニングVフォース』

さやか「ブイモンが究極体に進化した……の!?格好いい!格好いいじゃん!!」

QB「アルフォースブイドラモン、やっと進化したか。やはり、さやかのブイモンはマグナモンなんかではなくアルフォースブイドラモンの転生体だったね」

さやか「もしかして……アルフォースブイドラモンもロイヤルナイツ?」

QB「そうだよ」

さやか「しかも、あのデジモンに進化する事も知ってたの!?」

QB「そうだよ」

さやか「だったら何で教えてくれなかったの!?」

QB「聞かれなかったからさ。別に知らせなくても何の不都合もないからね」

さやか「あんたが散々マグナモンディスったせいで落ち込んでたんだから教えてくれても良かったじゃない!!」
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 19:59:02.99 ID:K7Cw5DPv0
デュナスモン「アルフォースブイドラモンだと!?ならば油断は出来んな!マグナモンとは違って!!」

ロードナイトモン「美しい…マグナモンとは違って……」

さやか「何あのマグナモンとは正反対の評価!?」

デュークモン「ブイモン…!」

杏子『へっ!随分とイカした姿になったじゃねぇか!』

QB「これでロイヤルナイツが二対二……」

さやか「ロイヤルナイツVSロイヤルナイツのタッグバトルだね!」

アルフォースブイドラモン「お前達じゃ俺達には勝てない……」

ロードナイトモン「フッ、さすがさすが…自信があるようだが進化したての貴様ではどうかな?」

アルフォースブイドラモン「仮に俺がマグナモンだったとしてもな!」

デュナスモン「何だと!?」

デュークモン「その通り、正義を見失ったお前達にはこのデュークモンもアルフォースブイドラモンも」

デュークモン「そしてマグナモンも絶対倒せない!!」

ロードナイトモン「ならば美しく、エレガントに散るが良い!」
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:00:13.96 ID:K7Cw5DPv0
ロードナイトモン『スパイラルマスカレード!!』

シュババババババ!!

さやか「またあの帯攻撃が来るよ!」

アルフォースブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!

さやか「おお!カッコイイ!ビームサーベルだ!」

ススパパパッ!

ロードナイトモン「私のスパイラルマスカレードが……!」

さやか「帯を斬った!いいぞぉ!」

ロードナイトモン「だが私の動きについて来れるか!?」シュバッ!

さやか「速い!」

QB「愚かだねロードナイトモン。アルフォースブイドラモンがロイヤルナイツ最速の神速を持つ事を忘れたのかい?」

さやか「え?」

ロードナイトモン『アージェントフィアー!!』

シュンッ!

ロードナイトモン「何!」

アルフォースブイドラモン「こっちだ!」

アルフォースブイドラモン『アルフォースセイバー!!』

ザンッ!!

ロードナイトモン「うあっ!よくも…美しい私に傷を……!」

さやか「はん!ナルシストキャラがやられた時の典型的な台詞だね!」
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:01:19.57 ID:K7Cw5DPv0
デュナスモン「おのれ!」

デュークモン「デュナスモン!お前の相手はこのデュークモンだ!」

デュナスモン「いいだろう!いざ尋常に勝負!」

デュナスモン『ドラゴンズロア!!』ズオォ!

フッ…

デュナスモン「何!?」

杏子『ハズレだよ!』

デュナスモン「残像だと!?」

デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!!』シュバッ!

デュナスモン「奴が分身しただとぉ!?」

ロードナイトモン「問題無い、私の薔薇の花で……」ピラァ……

フッ…

フッ…

杏子『ちっ!この花びらのせいでせっかくの分身が消えちまった……!」

デュナスモン「そこかぁ!」ドゴォ!

デュークモン「ぐっ!?」
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:02:16.53 ID:K7Cw5DPv0
デュナスモン「この技を使わせてもらう!」

ロードナイトモン「アレか…ならば少し距離を取らないと巻き添えになるな……」

さやか「何をする気…?」

QB「あの技は…さやか!離れるんだ!」

デュナスモン『ブレス・オブ・ワイバーン!!』

ゴゴゴゴゴゴゴ……!

さやか「何あれ!?アイツから出てきた霧がドラゴンの形になったよ!?」

アルフォースブイドラモン「まずい!」

アルフォースブイドラモン『テンセグレートシールド!』ビュン!

さやか「今度はビームシールド!?」

アルフォースブイドラモン「デュークモン!さやかを頼む!」

デュークモン「しかし…!」

杏子『ここは任せようぜ!さやか!』ダッ!

デュナスモン「グワオォォォォォォォォ!!」

ドゴォォォォォォォン!!
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:04:00.68 ID:K7Cw5DPv0
アルフォースブイドラモン「ぐっ…!くっ!!」

ロードナイトモン「フッ…随分醜い姿になってしまったな」

さやか「アルフォースブイドラモンが!」

杏子『あのビームの盾じゃ防ぎれなかったじゃねぇか!』

QB「大丈夫」

シュゥゥゥゥ…

デュナスモン「何!?俺のブレス・オブ・ワイバーンのダメージが!」

ロードナイトモン「瞬時に回復しただと!?」

さやか「あたしの治癒能力?」

QB「更に『アルフォース』による治癒能力もプラスされてるからね。スピードを活かすためにクロンデジゾイド合金の中で軽量タイプだが強度が低いブルーデジゾイド製の鎧を装備しているアルフォースブイドラモンには正にうってつけの相性の能力だし、攻撃を当てられても一気にダメージを与えない限り倒すことは不可能だろう」

さやか「凄い!無敵じゃん!」

QB「でも、君のようにそれで調子に乗って隙が招じてやられなきゃいいけど」

さやか「君のようにってどういう意味よ!」
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:06:22.14 ID:K7Cw5DPv0
ロードナイトモン「流石…美しいが…私より美しく強い者はルーチェモン様以外認めん!」ダッ!

アルフォースブイドラモン「遅い!」ドゴォ!

ロードナイトモン「くっ!?」

アルフォースブイドラモン「これで決める!」シュンッ!

ガシッ!

ロードナイトモン「は…離せ!」

アルフォースブイドラモン『シャイニングVフォース!!』シュゴォォォォ…

ロードナイトモン「これが私の美しい散り際か…!」

ドゴォォォォォォォン!!
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:07:13.19 ID:K7Cw5DPv0
デュナスモン「ロードナイトモン!!よくも我が同胞を!!」

杏子『テメェの相手はアタシ等だって言ったろ!』

デュナスモン「ロードナイトモン…仇はとる!!」

デュナスモン『ブレス・オブ・ワイバーン!!』

ゴゴゴゴゴゴゴ……!

デュナスモン「グワオォォォォォォォォ!!」

さやか「またあのドラゴンのエネルギーが!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ピカンピカンピカン!

シュゴォォォォォォ!!

ドゴォォォォォォン!!

QB「…お互いの技で相殺したようだね」

デュナスモン「何!?」

杏子『終わりだよ!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ズガァァァァァァァン!!

デュナスモン「こ…これが…人間の力で進化したロイヤルナイツの力だと言うのか……!!」

ドゴォォォォォン!!

さやか「やった…!悪のロイヤルナイツに勝ったんだ……!」
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:08:34.79 ID:K7Cw5DPv0

カランッ!

杏子『ロイヤルナイツのデジシードか…よし、せっかくだから―』

ルーチェモン「僕の物だ!」

デュークモン「ルーチェモン!」

ルーチェモン『グランドクロス!!』ピカッ!

ドゴォォォォォン!!

デュークモン「ぐわっ!」

ルーチェモン「ロイヤルナイツのデジシード……」

杏子『しまった!奴の手に!!』

ルーチェモン「あの二人を倒してくれてありがとう」

アルフォースブイドラモン「何!?」

ルーチェモン「あの二人はワルプルモン様が一度全てを滅ぼし、そして僕が新世界を創った後にその世界の支配者の座を僕から奪おうとし

てたみたいだからね」

アルフォースブイドラモン「新世界!?」

ルーチェモン「もう少し僕のために働いて貰ってから始末しようと思ってたけど…まぁ、こうして二人のデジシードがロードできるんだからそれでもいいや」

さやか「まるで散々貢いだキャバ嬢をボロ雑巾の様に捨てるホストみたいな事言って……!」

ルーチェモン「本当はそこで寝ているバイフーモンや他の四聖獣のをロードする予定だったけどね…君達が二人を倒してしまったから……」

ルーチェモン「いや、この二人のデジシードだけで十分かもしれねいね…これで大きくなれる…強くなれる…!!」シュゥゥゥゥ…

杏子『やべぇ!ロードしたぞ!!』

ピカァァァァァ!!

さやか「進化する……!」

QB「今度はデジエンテレケイアによる不完全な進化ではない…完全なる進化……!!」

ピカァン!
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:09:36.90 ID:K7Cw5DPv0
ルーチェモンFD「ふぅ……」

デュークモン「ルーチェモン!!」

ルーチェモンFD「では…あとニ体のロイヤルナイツのデジシードもいただくとしよう」

ベルゼブモン「そうはいくかよ!!」

ブロォォォン!!

アルフォースブイドラモン「ベルゼブモン!」

さやか「マミさんにほむらも!来てくれたんだね!」

マミ「なんとか間に合ったみたいね!」

ほむら「ルーチェモン!まどかは!?」

ルーチェモンFD「ふっ…安心しろ、この玉の中だ。まだ利用価値はあるから生かしておいてやってる」

まどか「〜〜!!」

ほむら「まどか!!」

ルーチェモンFD「だが、いい加減貴様等の存在は目障りなのでな…私の完全なる進化の記念にここで消し去ってくれる!」

ベルゼブモン「消えんのはテメェだ!覚悟しやがれルーチェモン!!」
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/09(月) 20:11:58.65 ID:K7Cw5DPv0
〜次回予告〜

ジジモン「もしも、あの魔法少女にもパートーナーデジモンがいたら〜」

エレキモン「あの魔法少女?他の魔法少女っていったら…原作最終回に出てきた人達?」

ジジモン「まずはクマっぽい魔法少女、通称クマ子!これはもんざえモンかベアモンかの」

エレキモン「まんまクマっすね」

ジジモン「クレオパトラっぽい魔法少女はファラオモンかアヌビモン」

エレキモン「エジプトっすね。しかし、いきなり究極体がパートナーとはさすがパトラっぽい魔法少女!」

ジジモン「ジャンヌ・ダルクっぽい魔法少女はダルクモン」

エレキモン「うわー殆ど本人っぽいデジモンだー」

ジジモン「ダルクモンといえば風呂の映画で棒y」

エレキモン「言うなっ!!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『四大究極体VSルーチェモン!そして四聖獣…』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「ところでかずみ☆マギカの面々は?」

ジジモン「実は>>1はかずみ☆マギカは読んでないとは口が裂けても言えん」

エレキモン「んだよー」

今回はここまで
>>899ごめんなさい
馬鹿にしすぎですね反省してます
でも自分はマグナモン好きです
アーマー超進化シリーズの奇跡のデジメンタルもまだ家にあります
ではまた
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/09(月) 21:38:46.72 ID:lBTS7L7B0
>>1
マグナモンのX抗体のかっこ良さは以上
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/09(月) 21:48:15.92 ID:VaTDr4p0o
ほむほむはBモード時に融合だな
で、スペースほむらやった時の武器が進化して銃になると


























さやかは全裸無しか
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/09(月) 22:09:01.27 ID:LiJqqasco
マグナモンは馬鹿にされて輝く
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/09(月) 22:12:08.53 ID:E47ijvKDO
>>913
翼はまどか最終回でほむらが淫獣肩に乗せてる時の翼か、世紀末でのイヌカレー翼のどちらかだな

V1テイマーならアルフォースブイドラモンはデジメンタルでもう一段階進化してるしそんときなら全裸いけんじゃね?


あとアルフォースブイドラモン略さない?
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/09(月) 22:17:00.42 ID:nzhrhBfmo
103 ENTER \Blaster Mode/
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/09(月) 22:32:56.72 ID:4eBpdRsj0
乙!!
>>885ライアが元々悪役ってのはガチらしい
ライアと言う言葉の意味は「嘘つき」という意味らしいし。
(ちなみに原作でも手塚君は真司君にたいして、
次に消えるライダーは自分だと嘘を付いていた。
まぁ結果的に「優しい嘘つき」って感じだったけど。)
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/01/09(月) 22:41:48.76 ID:zqX0lNJOo
いい加減スレチだろ
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/09(月) 23:17:24.31 ID:/JiiULBG0
そういやゆまのデジモン決める時にワームモンは別の線でって言ってたがインペリアルドラモンになったりすんのかな?
920 :名無しNIPPER [sage]:2012/01/09(月) 23:35:24.23 ID:MtmCr25R0
乙!ナイツ対決は熱い
次の投下後くらいで次スレかな?
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/10(火) 00:11:00.57 ID:JUwmL0VM0
おつおつ

ところでロイヤルナイツの始祖に当たるパラディンモードは出る予定ありますか?
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/01/11(水) 12:04:59.11 ID:qoGDokKI0
ちょっと思ったのですが
アルフォースブイドラモンならワープ進化ではなく究極進化もありだったのでは?
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:42:08.41 ID:b8qJOGaJ0
こんばんわ

>>912
ゼヴォでは主役ロイヤルナイツで一人だけX抗体になれませんでしたよね
勿体ない……

>>913
一応Bモードはテイマ原典同様に単独進化で行く予定です
Bモードはですけど

>>914
まぁ他のロイヤルナイツが強すぎるだけなんです

>>915
長いですかねやっぱ?
UFブイドラモン「」
って表記だと何か未確認飛行物体なブイドラモンになっちゃうからそのままの表記にしたのですが…
それで良いなら次回から変えます

>>916
宅配便で送られてきた銃でベルゼブモンがブラストモードになるんですね
でも、アレ「最終フォームのアイテムが宅配便wwww」とか言われてるけど
啓太郎は「変な男の人から貰った」って言ってただけで宅配便とは言ってませんでしたよね?

>>917
ライアドーパントってのもいましたよね
デジモンのライアはピノッキモンか

>>918
まぁ、>>1がライダーネタを随所に入れてるからしょうがないけど飽くまでデジモンとまどマギのSSですからね
それらを混じえたネタならOKって事で…

>>919
>>921
なんとな〜く出る展開のビジョンは浮かんでるんですがそれをどうやって繋げていくか……
つーか、パラディンはともかく、普通のインペリアルとアルフォースってどちらが強いんですかね?

>>920
次回の投下と同時に立てましょうかね

>>921
一応完全体からではなく成長期からの究極体進化なのでワープ進化にさせていただきました

今回コメ多くて嬉しいです

投下
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:44:57.71 ID:b8qJOGaJ0
クルモン「大きなトラが倒れてるでクル!」

マミ「もしかしてあのデジモンがこの領域の四聖獣の……」

ロップモン「バイフーモン様!…よくも我等の神を……!!」

ルーチェモンFD「神…それは私だ。四聖獣でもイグドラシルでも無い」

テリアモン「はぁ?」

ルーチェモンFD「この世界は全て私のためにある、全てのデジモンは私のために生まれ……」

ルーチェモンFD「死ぬのだ」

さやか「何を電波でサイコな事を……!」

アルフォースブイドラモン「デジタルワールドはお前のためにあるんじゃない!」

ルーチェモンFD「ワルプルモン様の手によって一度滅びる世界に私が新たなるデジタルワールドを創るのだ」

マミ「新たなデジタルワールドですって…!?」

ルーチェモンFD「そうだ、私が望む…デジタルワールド……その新世界の神となるのだ」

杏子『けっ!最後は死神にノートに名前書かれておっ死ぬ新世界の神かぁ?』

ベルゼブモン「だったら俺がその死神になってやらぁ!」
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:46:17.54 ID:b8qJOGaJ0
ベルゼブモン「覚悟しやがれルーチェモン!ここがテメェの墓場だ!!」

ルーチェモンFD「前にも言ったはずだベルゼブモンよ。同じ七大魔王と言えど貴様と私が同格だと思わないことだとな」

ルーチェモンFD「そして他の七大魔王にも貴様より……」

ベルゼブモン「知るかヴァカ!んな括り関係無ぇ!俺とテメェどっちが勝つか、それだけだ!!」

ルーチェモンFD「いいだろう、完全なる進化を遂げた私の力にひれ伏すがよい!!」

ベルゼブモン「行くぜ!来いベヒーモス!!」

ブロンブロンブロォォォォン!!

ルーチェモンFD「何だその鉄クズは?」

ベルゼブモン「コイツも俺のダチだ!舐めんなよ!!」

ブロォォォォォォン!!

ベルゼブモン「テメェとの腐れ縁…ここで振り切るぜ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュバキュゥゥゥン!!

ルーチェモンFD「当たるか!」バサァ!

ベルゼブモン「あ!テメェ飛ぶんじゃねぇ!!」

ルーチェモンFD「ふっ!」バッ!

ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「うおっ!」ドサッ!

ほむら「ベルゼブモン!負けないで!そいつを倒してまどかを取り戻すのよ!!」
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:49:32.56 ID:b8qJOGaJ0
杏子『野郎ぉ!』ダッ!

デュークモン『グラム!』

さやか「アルフォースブイドラモン!」

アルフォースブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブンッ!

ルーチェモンFD「甘いわ!」

ドゴォ!

ゲシッ!

デュークモン「ぐわっ!」

アルフォースブイドラモン「うわぁ!」

さやか「そんな!あの二人がかりでも!?」

ほむら「以前、ベルゼブモンと戦った時よりも強くなっている…!」

ルーチェモンFD「当然だ!デュナスモンとロードナイトモンのデジシードをロードしたのだからな!」

マミ「そのデジモンって…?」

さやか「あたし達がさっき倒した悪いロイヤルナイツです!」

ほむら「ロイヤルナイツ……!?」

テリアモン「そういえばブイモン究極体に進化してるね」

さやか「そうだよ!あたしのアルフォースブイドラモンもロイヤルナイツだったのだー!」

テリアモン「ふぅん」

ほむら「そう」

さやか「反応薄っ!!」

ほむら「だって前に進化したマグナモンもロイヤルナイツだったんでしょ?」

QB「だから、あのデジモンはマグナモンなんかとは…」

さやか「うっさい!」
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:51:52.54 ID:b8qJOGaJ0
ルーチェモンFD「お前達もあの二人と同じくロードしてやろう、人に飼われしロイヤルナイツよ……」

アルフォースブイドラモン「ふざけるな!」

杏子『冗談じゃねぇ!』

ルーチェモンFD「何なら、奴等の代わりに私のロイヤルナイツにしてやってもいいのだぞ?」

杏子『それこそ冗談じゃねぇって!』

デュークモン「このデュークモンがそんな申し出受けると思うか?」

アルフォースブイドラモン「俺だって!」

ルーチェモンFD「ならばお前達に残された道はたった一つ…死ぬしかない……!」

ルーチェモンFD「ロードしてやろう。デュナスモン、ロードナイトモン、そしてお前達に引っ付いてたあのカボチャと石っころの様にな!」

杏子『あのカボチャと石っころの様に…?』

デュークモン「パンプモンとゴツモンのことか……」

デュークモン「パンプモンとゴツモンのことかああぁぁぁー!!!」

杏子『アイツらだって…ほんの少しの間だったけど……アタシ達の仲間だったんだ!デュークモン!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォォォォォ!!

ドゴォォォォン!!

ルーチェモンFD「ぐっ…!おのれデュークモン!!」シュンッ!

デュークモン「何!?」

ドゴォ!

デュークモン「ぐわぁ!」

テリアモン「やばい!マミ!僕達も行こう!」

マミ「ええ!」

さやか「もしかしてマミさん達も…」
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:54:23.71 ID:b8qJOGaJ0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5jcsm790278&feature=fvwrel


MATRIX
EVOLUTION_


マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


さやか「テリアモンも究極体に!しかも杏子とデュークモンと同じ様に合体して進化したの!?」

さやか「しかもまるで巨大ロボットに!!」

マミ『波状攻撃を仕掛けるわ!ベルゼブモンも力を貸して!』

ベルゼブモン「おうよ!」

ほむら「微力ながら私も手伝わしてもらうわ」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

ルーチェモンFD「!」バサッ!

ベルゼブモン「ちっ!よけんじゃねぇ!!」

ほむら『エネルギーボム!』

ドォン!

ルーチェモンFD「貴様の攻撃はよけるまでもないな!」

ほむら「その傲慢が綻びを生むのよ」

ルーチェモンFD「何だと?」

マミ『今よ!』

シュルルル…
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:56:47.84 ID:b8qJOGaJ0
ルーチェモンFD「こ…これは!」ギチギチ…!

さやか「おお!やっぱマミさんのリボンも使えるんだ!

ルーチェモンFD「こんな物……!」ギチギチ…!


セントガルゴモン「おっと!引きちぎられる前に!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』

ドガガガガガガガガガガァン!!

ルーチェモンFD「ぬうぅ…!」

ほむら「もう一度一斉攻撃よ!」

さやか「アルフォースブイドラモンも!」

ほむら『エネルギーボム!』ボムゥ!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

アルフォースブイドラモン『シャイニングVフォース』

シュゴォォォォン!!

ルーチェモンFD「ぐわあぁぁ!!」ドゴォォン!
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:58:01.36 ID:b8qJOGaJ0
ドサッ!

ベルゼブモン「へっ!ざまぁねぇなぁ!」

ルーチェモンFD「ベルゼブモン…貴様だけは……!」

ルーチェモンFD『パラダイスロスト!!』シュンッ!

ほむら「いけない!またあの技が!」

ベルゼブモン「だから同じ技にかかんねぇって言っただろうがよ!」

ベルゼブモン『バナナスリップ!』ポイッ!

ルーチェモンFD「ぬおっ!?」ズドッ!

マミ『ロードしたメタルエテモンの技ね!』

さやか「アハハハ!何アレ!七大魔王がバナナの皮にすべって転んだよ!」

ほむら「本当、七大魔王とあろう者が滑稽ねベルゼブモン?」

ベルゼブモン「う…うっせ!」

ルーチェモンFD「いい気になるなぁ!!」ズォ!

ベルゼブモン「ぐっ!?」

ドゴォォォン!
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/12(木) 23:59:39.10 ID:b8qJOGaJ0
ルーチェモンFD「まったく…何故こうも私に逆らう?私はこの世に生きる全てのモノが愛おしくて仕方がないのに……」

マミ『う…嘘ばっかり…!』

ルーチェモンFD「嘘じゃないさ、本当に愛おしい」

ルーチェモンFD「愛おしいくて愛おしいくてしょうがない……だから幸せを与えてやる!」

セントガルゴモン「幸せって何さ!?」

ルーチェモンFD「私が定めた法の下で、私の命令通りに生きる……」

さやか「それのどこが幸せよ!」

アルフォースブイドラモン「服従しろって事じゃないか!!」

ルーチェモンFD「そうさ、それ以上の幸せは無いだろう?俺だけに服従する事によって下々の者達は不平等の無い幸せな世界になるのだからな」

ほむら「幸せってモノは自分自身の意志で生きて掴み取るモノよ!」

杏子『それをぶち壊そうとするテメェを許す訳にはいかねぇ!!』

ルーチェモンFD「お前達と議論しても仕方ない、だいたい議論にならない」

ベルゼブモン「んだとぉ!?」

ルーチェモンFD「完全完璧である私とそうでないお前達と何を話しても無駄だろう……」

さやか「あんたの何処が完璧よ!」

マミ『まさに傲慢の魔王ね……!』

ベルゼブモン「こっちは元より話し合う気は毛頭無ぇけどよ!!」

杏子『その通りだ!!』

ルーチェモンFD「私は何が正しくて、何が正しくないか見極める目を持っている。更にそれをどうすれば実行できるのかという知恵もある」

ルーチェモンFD「この世界を支配するのに私以上の者はいまい!」

デュークモン「勝手な事を言うな!そんな屁理屈、このデュークモン達には通用しない!!」

ルーチェモンFD「私はこの世に新世界…永遠の楽園…パラダイスを創る!そのためにはワルプルモン様の手によってこの世界とリアルワールドを一度破壊し、浄化する必要がある」

セントガルゴモン「そんな事は……!」

ルーチェモンFD「お前達も一度死ぬ事にはなるが、心配はいらん。新しい世界で永遠の幸せを与えてやる……」
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:02:02.68 ID:k1MU4Vdu0
ベルゼブモン「ふざけんなヴァカ!テメェの必殺技はもう通用しねぇぞ!」

ルーチェモンFD「あと一つ……」

デュークモン「何?」

ルーチェモンFD「私はあと一つ必殺技を残している」

さやか「もしかしてこの前の戦いで使おうとしてた……」

ルーチェモンFD「見せてやろう!そして後悔するがいい!!」バサッ!

ベルゼブモン「あ!また飛びやがって!!」バキュン!バキュン!

ルーチェモンFD「これが光の力!」パァァ…!

アルフォースブイドラモン「何をするきだ…?」

ルーチェモンFD「そしてこれが闇の力だ!」ゴォォ…!

マミ『左右の手に光と闇のエネルギーの球体を…?」

ルーチェモンFD『デッド・オア・アライブ!』ブンッ!
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:02:56.41 ID:k1MU4Vdu0
QB「いけない!あの技は!!」

さやか「投げつけてきたよ!」

ほむら「ベルゼブモン達が!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ…!

ベルゼブモン「何だこりゃあ!?」

マミ『光と闇の力が混ざり合って魔方陣を……?』

杏子『グルグル回りやがって!』

QB「聖と魔の相反する力を一つにした立体魔方陣を作り出し敵を封じ込める必殺技“デッド・オア・アライブ”!!」

さやか「DOA!?」

QB「あの魔方陣に閉じ込められると完全に消滅するか大ダメージを受けるかのどちらか半々だ!!」

ほむら「そんな…ベルゼブモン!!」

ズゴォォォォォォ…!

デュークモン「ぐわあぁぁぁぁ!!」

マミ『く…苦しい……!!』

セントガルゴモン「こ…このままじゃ……!」

ドガァァァァァァン!!
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:04:12.07 ID:k1MU4Vdu0
ほむら「ベルゼブモン!!」

さやか「アルフォースブイドラモン!!」

シュゥゥゥゥ…

インプモン「くそぉ……」

ブイモン「うぅ……」

ギルモン「ギルぅ……」

テリアモン「無問題…じゃない……」

QB「どうやら無事みたいだね」

さやか「何処が無事よ!!」

ほむら「みんな退化してしまった……」

ルーチェモンFD「光と闇は表裏一体。決して一つになる事は無いが、私は二つの力を一つにすることができる」

杏子「畜生ぉ……!」

ルーチェモンFD「さぁ、選ばれし少女とそのデジモン達よ。無に帰り、新たなる世界で生まれ変わるがいい」

マミ「ここまでなの……?」
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:05:59.11 ID:k1MU4Vdu0
バイフーモン『金剛!!』

ドゴォォン!!

ルーチェモンFD「ぬぅ…!バイフーモン!!」

さやか「あの四聖獣…ブイモン達を助けてくれたの!?」

ほむら「というか操られてたんじゃ……」

QB「いや、どうやら洗脳プログラムは解除されてるみたいだね」

ロップモン「バイフーモン様…そのお身体で無理をなされては……」

クルモン「また倒れるクル!」

ルーチェモンFD「死に損ないが…貴様一人で何ができる?」

バイフーモン「我だけではない!」

ルーチェモンFD「何だと?」

バサァ!
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:07:15.27 ID:k1MU4Vdu0
マミ「あれは……!」

テリアモン「スーツェーモン!生きてたのかよ!?また僕達と戦いに!?」

スーツェーモン「いや、お前のおかげで我の呪縛が解かれた。礼を言おう」

テリアモン「僕が一度やっつけたから?」

QB「ふむ、どうやら四聖獣を洗脳していたプログラムは極度のダメージを与えれば解除されるようだね。意外と脆いプログラムだ」

スーツェーモン「少々手荒だが此奴等にも同じ手段を取らせてもらった」

ほむら「あれは……!」

ゴゴゴゴゴ……!

ズシンッ!ズシンッ!

さやか「大きい龍と木が生えた亀!?」

ほむら「あのニ体も四聖獣……!!」

ルーチェモンFD「チンロンモン!そしてシェンウーモン!!」
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:08:17.18 ID:k1MU4Vdu0
“チンロンモン”

究極体 聖竜型 データ

強烈な雷撃を操りデジタルワールドの西方を守護する四聖獣の一体
必殺技は天空より激しい雷を落とす、神の怒り『蒼雷(そうらい)』


“シェンウーモン”

究極体 聖獣型 ワクチン

変幻自在な水技を使うデジタルワールドの北方を守護する四聖獣の一体
必殺技は敵の周辺に濃い霧を発生させて幻影を見せ、精神を破壊する『霧幻(むげん)』



シェンウーモン「まったく…スーツェーモンよ。ワシは四聖獣の年長者なんじゃからもうちっと労らんかい!」

チンロンモン「だが、おかげで我等の呪縛もこうして解かれた」

マミ「四聖獣が揃ったのね……」

クルモン「でもみんなボロボロでクル……」

ロップモン「スーツェーモン様がお二方様の呪縛を解く為に激しい戦をしたためだろう……」
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:09:37.08 ID:k1MU4Vdu0
チンロンモン「ルーチェモンよ。其方の古よりの狼藉の数々…今ここで我等四聖獣が断罪する!」

ルーチェモンFD「フッ…そんな身体でこの私に勝てるとでも?」

シェンウーモン「若造よ。ワシら四聖獣を舐めるのではないぞ」

チンロンモン『蒼雷!!』

バリバリバリバリ!!

インプモン「すげぇ電撃だ……!」

ルーチェモンFD「ぐぅぅ!?」

スーツェーモン『紅焔!!』

ボォォォォ!!

ルーチェモンFD「おのれぇ…最初の予定通りに貴様らのデジシードもロードしてくれる!!」

ルーチェモンFD『デッド・オア・アライブ!』

ゴゴゴゴゴゴ……!!


四聖獣達「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォン!!


ロップモン「神がっ!!!」
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:12:54.79 ID:k1MU4Vdu0
ズドォ…!

チンロンモン「ぐっ……!」

スーツェーモン「お…おのれぇ……!」

シェンウーモン「年の功より亀の甲なのに……!」

バイフーモン「ぐぉ……!」

ルーチェモンFD「ふふふふ……」

ブイモン「四聖獣達が……!」

インプモン「あんなデカイ奴等が4体いてもルーチェモンに勝てないのかよ!」

杏子「畜生…もう一度進化だギルモン!」

ギルモン「ごめん杏子…力が……」

ほむら「クルモンの力で……」

クルモン「クル!」

QB「いや、進化のためのデジソウルよりデジモン達自体の体力がさっきのダメージで……」

さやか「そんな……」

ルーチェモンFD「では…この四聖獣をロードした後、その力でお前達を木っ端微塵にしてくれよう…」

マミ「今度こそ本当にここまでなの…?」

ほむら「まどかがあいつの手の中に居るのに……!」
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:13:55.39 ID:k1MU4Vdu0
チンロンモン「…選ばれし少女達よ……」

さやか「チンロンモン…!」

シェンウーモン「我等が地を護るため……」

マミ「シェンウーモン…!」

バイフーモン「我等が種を護るため……」

ほむら「バイフーモン…!」

スーツェーモン「我等の世界に光を導くのだ……」

杏子「光…?」

チンロンモン「そのために…我等が四聖獣の力……其方達に託す!!」

ピカァァァァ!

QB「四聖獣達のデジコア!四聖獣の力がそれぞれ四人に託されたのか!!」

インプモン「力が……!」

ブイモン「みなぎってきた!」
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:15:28.98 ID:k1MU4Vdu0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ZMh9ZSPrn_w

―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


さやか「進化できた!」

ほむら「今度こそ…!」

杏子「よし、行こうぜギルモン!」

ギルモン「うん!」

テリアモン「マミ、僕も!」

マミ「無問題よね?」


MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』



―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:16:45.86 ID:k1MU4Vdu0
杏子『すげぇ…これがスーツェーモンから……」

マミ『シェンウーモンから授かった力……!』

アルフォースブイドラモン「俺も感じるぞ…チンロンモンの力が……!!」

ベルゼブモン「(七大魔王の俺にも力をくれたのかよ……)」

ルーチェモンFD「何!?まだそんな力が!?」

ベルゼブモン「テメェを倒すまで俺達はくたばらねぇぜ!!」

ルーチェモンFD「何度やっても無駄だ!」

ルーチェモンFD「デッド・オア―」

ベルゼブモン「させっかよ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥン!!

ルーチェモンFD「ぐっ!?」
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:18:16.17 ID:k1MU4Vdu0

マミ『行くわよ!』

杏子『おう!』

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

アルフォースブイドラモン『シャイニングVフォース!!』

ドカァァァァン!!

ルーチェモンFD「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」

QB「これが四聖獣の力を受け継いだ彼等の力か!」

さやか「よぉし!追い詰めてるよ!!」

ほむら「ベルゼブモン!決めるのよ!!」

ベルゼブモン「ああ!やってやるぜ!!」
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:19:07.61 ID:k1MU4Vdu0
ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバァ!ザンッ!

ルーチェモンFD「ぐぅぅぅぅ!?」

ベルゼブモン「…レオモン!お前の技を借りるぜ!!」

ベルゼブモン『ネイルクラッシャー!!』

ズギャァン!!

ルーチェモンFD「ぐっ!?貴様ぁ……パラダイス…」

ベルゼブモン「そして…」

ベルゼブモン『獣王拳!!』ズオォォォ!!

ガオオォォォォォォォォォン!!

ルーチェモンFD「う…うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォォォォォォン!!

ほむら「やった!?」

ベルゼブモン「いや、まだだ!」
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:20:31.66 ID:k1MU4Vdu0
ルーチェモンFD「よくも…この私に……!」

杏子『ちっ!ならアタシ等がぶっ潰してやるよ!』

ルーチェモンFD「…待て、ここで私を倒せばまどかごと殺す事になるぞ…?」スッ…

まどか「〜〜!!」

ほむら「まどか!!」

さやか「あいつ!まどかが入った玉を盾に!」

アルフォースブイドラモン「汚い真似を……!」

ベルゼブモン「テメェ…悪あがきすんじゃねぇ!!」

ルーチェモンFD「寄るな!この玉を握り潰すぞ!」

ほむら「ベルゼブモン!」

ベルゼブモン「ちっ…!」

ルーチェモンFD「甘いな…以前のお前なら躊躇せずに撃っただろうに…!」バッ!

ドゴォォォォォン!

ベルゼブモン「ぐおっ!」

バサァ!

ルーチェモンFD「フハハハハハ!また会おう!」バサッ!

ほむら「まどかっ!!」

杏子『くそっ!美国織莉子に続きアイツも結局また取り逃がしたって事かよ!!」
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:22:00.63 ID:k1MU4Vdu0
バサッ!バサッ!

ルーチェモンFD「ぐっ…!さすがに奴等に受けた傷が答えるな……」

レディーデビモン「ルーチェモン様、ご無事で?」

ルーチェモンFD「貴様は…」


“レディーデビモン”

完全体 堕天使型 ウィルス

女性型の堕天使デジモン
必殺技はコウモリのような暗黒の飛翔物を無数に放って相手を焼き尽くす『ダークネスウェーブ』と
相手の持つパワーをダークエネルギーと相転移し、敵を内から滅殺する『プワゾン』
この技は相手のパワーが大きいほどこの技は完全なものとなる



ルーチェモンFD「リリスモンの使いのレディーデビモンか?」

レディーデビモン「はっ!ルーチェモン様をリリスモン様の居城があるバラの明星エリアにお連れするよう承っております」

ルーチェモンFD「バラの明星…?まぁいい、奴に借りを作るのは癪だが…奴の所でこの傷を癒すか……」

レディーデビモン「では、ご案内いたします」
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:22:39.17 ID:k1MU4Vdu0
〜バラの明星エリア・リリスモンの城〜

リリスモン「あ〜ら、ルーチェモンの坊や。お久しぶりねぇ」

ルーチェモンFD「リリスモン……」

“リリスモン”

究極体 魔王型 ウィルス

女性の姿をした魔王型デジモン
“色欲の大罪”を司る七大魔王の一人
右腕の魔爪「ナザルネイル」は触れるもの全てを腐食させる
必殺技は暗黒の吐息で相手の体を蝕む『ファントムペイン』
この呪い受けると体の末端からデータが消失し死してなおその痛みに苦しむといわれている

リリスモン「あらあら、酷い怪我ねぇ。お姉さんが手当てしてあげようかしら?」

ルーチェモンFD「その右手で私に触れようとするな!」

リリスモン「ベルゼブモンの坊やにやられたんですってねぇ」

ルーチェモンFD「奴だけではない…ロイヤルナイツや四聖獣もいた……」

リリスモン「ふぅん、群れるのを嫌ってたあの子がねぇ……」
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:23:20.71 ID:k1MU4Vdu0
リリスモン「それにせっかく私があなたの元に送り込んであげたロイヤルナイツの二人もやられちゃって…」

ルーチェモンFD「…だが奴等をロードした事により、こうして私は再び進化できた。それでいい……」

リリスモン「それで…例の娘もいるんでしょ?」

ルーチェモンFD「ああ…まどかの事か?それならこの中だ」

リリスモン「あらあら、こんな玉に閉じ込めちゃって可哀想に…すぐに出してあげなさいな」

ルーチェモンFD「何故だ…?」

リリスモン「馬鹿ねぇ…随分と長い間閉じ込めてたんでしょ?かなり弱ってるんじゃないの?」

ルーチェモンFD「…まあ、いいだろう」

パリィン!
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:24:12.77 ID:k1MU4Vdu0
まどか「う……」

リリスモン「はじめまして、選ばれし少女のお嬢ちゃん」

まどか「あなたは……?」

リリスモン「私は七大魔王の一人、色欲のリリスモンよ。よろしくねぇん」

まどか「七大魔王……!!」

リリスモン「それにしても…あなた可愛いわねぇ…私の好みのタイプだわぁ……」

まどか「え?えぇ!?」

リリスモン「どう?こんなキン肉天使なんかより私のテイマーになっていい事しなぁい?」

まどか「いい事って!?」

ルーチェモンFD「おい、そいつはまだ利用価値がある。貴様にくれてやるわけにはいかん」

リリスモン「あ〜ら、残念」

ルーチェモンFD「それより俺の傷を治せ。そのためにここに呼んだんだろう」

リリスモン「ハイハイ、私の可愛いレディー。メディカルルームに案内してあげて」

レディーデビモン「は!ではこちらへどうぞルーチェモン様」ツカツカ…
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:26:00.72 ID:k1MU4Vdu0
リリスモン「さてと…あなたは……」

まどか「ひっ…!」

リリスモン「怯えなくてもいいわよ。あなたにも部屋を用意したからそこで休みなさいな」

まどか「わたしをこれからどうするの……?」

リリスモン「さぁ?できれば私のコレクションに加えたい所だけど……」

まどか「コレクション!?」

リリスモン「ルーチェモン次第かしらね?そんな事より部屋に案内するんだったわね……」

リリスモン「テイルモン!この子を客室に連れてってあげなさい」

シュタッ!

テイルモン「かしこまりました、リリスモン様」

まどか「テイル…モン……?」

テイルモン「……」

リリスモン「ふふふ……」

リリスモン「(やはりお互い直感的に何かを感じ合ってるようねぇ…そりゃそうよね……)」


リリスモン「(このテイルモンこそがこの娘の本当のパートナーデジモンなんだから)」
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/13(金) 00:28:45.52 ID:k1MU4Vdu0
〜次回予告〜

和子「シュークリームを食べる時はお皿に出しますか?それども手づかみですか?はいエレキモン君!」

エレキモン「皿を洗うのが面倒なのでそのままでいいと思います!」

和子「正解です!シュークリームを皿に盛り付けるかどうかで女の魅力が決まると思ったら大間違いです!」

ジジモン「(こんなんだから嫁の貰い手がないんじゃのぅ……)」

エレキモン「じゃあ先生…エレキモンの正統進化成熟期は何ですか……?」

和子「え…?あなたはバージョン2のデジモンだったから、それ基準だったら……」

エレキモン「ガルルモンもバードラモンもカブテリモンもエンジェモンもアニメの影響で他の奴等のイメージがついちまったしよ……」

和子「残ってるバージョン2の成熟期はユキダルモンにホエーモンにベジーモン…どれも微妙ね……」

エレキモン「ベタモンは02でシードラモンの成長期という位置づけになったしよ……」

ユニモン「それならパタモンの成熟期の座をエンジェモンに取られた俺はどうなんだ!」

クネモン「俺もバージョン違うのに顔でフライモンの成長期のイメージがあるよな」

和子「ああもう!今日は自習してなさい!」

和子「次回、デジモン☆マギカ!」

和子『運命の絆!テイルモン』

和子「テイルモンは猫のように見えて本当はネズミ!ここテストに出しますからね!」

エレキモン「ところで俺って哺乳類デジモンだけど何の動物なの?」


今回はここまで
散々引っぱったけど、まどかのパートナーはテイルモンでしたスイマセン意外性なくって
一応それっぽい伏線も張ったつもりだったから感付いてた人もいると思いますが
このスレでもう一回投下いけるかな?
ではまた
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/13(金) 00:32:52.22 ID:RW9GYQ/DO
>>1

逃したか

先はまだ長い長い
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/01/13(金) 12:03:33.10 ID:XD8+SggB0
今回もGJ!
ブイモンのチンロンモンパワーはインペリアルドラモンフラグだったりしますか?
もしかしてこれはオファニモンがフォールダウンモードになる予定だったり。
最高から最悪みたいな。
ちなみにロイヤルナイツは全員出すんですか?
直接じゃなくて名前だけとかも含めて。
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/01/13(金) 17:48:57.26 ID:6GVTTxFeo
それもう質問どころかネタ潰しになるよ
黙って楽しみにしとこうぜ
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/13(金) 18:51:46.87 ID:TEHwEfYSO
百合の方の色欲か
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/13(金) 21:18:59.65 ID:japHgtKJ0
1乙!
そろそろ次スレか・・・
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/13(金) 23:25:26.39 ID:0wyTVllw0
乙だってばよ!!
ライア=ピノッキモンか・・・
小物臭がぱねぇなwwwwww
あのハンマーは好きだったが
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:23:34.36 ID:Cs3rYykj0
こんばんわ

>>952
ちょっとルーチェモン渋といですね
その反面デュナスとロードナイトをあっさり死なせたのは勿体なかったかなぁ…

>>953
オファニモンのFDって図鑑の解説見ると悪堕ちというよりバーサーカー状態って感じなんですよね
このSSでは単純に悪堕ちでもいいかなと思ったり

>>954
基本どんなコメントでも歓迎です
ネタが読まれてるのは>>1の頭が単純だから…

>>955
デジモンに本来性別が無いってテイマでレナモンが言ってたけど
ジジモンとババモンは夫婦でしたよね?

>>956
今日でジャスト二ヶ月ですね

>>957
ピノッキモンの必殺技の嘘って
ライアドーパントの様に操ることができるんですかね?

投下
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:24:31.47 ID:Cs3rYykj0
まどか「テイルモン……?」


“テイルモン”

成熟期 聖獣型 ワクチン

サーベルレオモンのデータをコピーした長い爪と尻尾にはホーリーリングを付けた聖獣デジモン
必殺技は長い爪を使って相手を攻撃する『ネコパンチ』と
鋭い眼光で敵を操る『キャッツ・アイ』
この眼光を受けた者は自分自身を攻撃してしまう


リリスモン「あなたがこの城に居る間はこのテイルモンがお目付け役よぉん」

まどか「監視役って事…?」

リリスモン「いいわねテイルモン?」

テイルモン「かしこまりました……」

リリスモン「じゃ、つれていきなさぁい。丁重におもてなしするのよ」

テイルモン「はっ!では、私についてこい」

まどか「……」
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:26:41.90 ID:Cs3rYykj0
〜軟禁部屋〜

まどか「(わたし…ここで何やってるんだろう……)」

まどか「(みんなを…世界を救う為にこのデジタルワールドに来たはずなのに……)」

まどか「(わたしのデジソウルがあんなルーチェモンなんて恐ろしいデジモンを育て上げて……)」

まどか「(そのルーチェモンがみんなや…この世界のデジモン達を苦しめて……)」

まどか「(それをただ黙って見ているだけで何もできないわたし……)」

まどか「わたし、なんてダメなんだろう……」

まどか「このまま何もできないでみんなに迷惑かけるわたしだったらいっそ……」

テイルモン「死んじゃった方がいいと思ってるのかしら?」

まどか「あなたは…!」
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:28:10.06 ID:Cs3rYykj0
テイルモン「私はあなたの監視役。勝手に自害でもされたら困るわ」

まどか「わたし……」

テイルモン「でも、どうしてもと言うのなら止める気は無いわ。生きる希望をなくした者に明日を生きる価値はないし」

まどか「何もそこまで言ってないよわたし……」

テイルモン「私は……こんな所でリリスモンにこき使われる絶望だけの毎日でも…いつか訪れる希望の明日を待ち続けるわ」

まどか「希望を待つ……?あなたは……」

テイルモン「何でもない…今の話は忘れろ」

まどか「…あなた…ワルプルモン軍のデジモンでもそんな悪いデジモンじゃなさそうだね」

テイルモン「私は物心ついた時からワルプルモン軍で育ってきた身だ」

まどか「そう?でもあなたと話して、わたしも少し希望が持てた気がするよ」

テイルモン「そう…」
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:29:10.30 ID:Cs3rYykj0
まどか「それにわたし猫好きなんだ!」

テイルモン「猫が?」

まどか「特に爪を研ぐ仕草が大好きなの!」

テイルモン「爪?」

まどか「うん!だってお尻をぷりぷりさせてカリカリやってるところってすーごく可愛いだもん」

まどか「あなたも爪を研ぐ時はそんな感じなのかな?」

テイルモン「(私は本当は猫じゃなくて…)」

まどか「わたしね、車にはねられたエイミーって野良猫を助けてもらうためにテイマ法少女になったんだ…」

テイルモン「猫を…?」

まどか「うん、だからあなた見ててエイミーの事思い出しちゃった。リアルワールドで今頃どうしているのかなぁ…」

テイルモン「テイマ法少女の契約時の願い事の話は聞いた事はあるけど……」

テイルモン「そんな野良猫なんかのために一度きりの願い事を使って、命を賭けてこんな世界まで来るなんてあなたどうかしてるわ……」

まどか「そうだね…猫を助けるために願い事を使った何て言ったらマミさんにも叱られちゃうかな…?」

テイルモン「でも…そういうの嫌いじゃないわ」

まどか「え?」

テイルモン「猫好きに悪い人間はいないと思うから」

まどか「ありがとう!でも、野良猫に無闇に餌をあげるのはよくないよね」

テイルモン「そうね。その餌付けた近辺の家の庭とかに糞尿を撒き散らして他の住民の迷惑になるし。何より猫が自ら餌を探せるような、たくましく生きれる野良として成長させる事の妨げになるわね」

まどか「ティヒヒ!そうだね!優しくするだけがその子達の為じゃないんだよね……」

テイルモン「そうよ…頼れるのは自分だけなんだから…!」

まどか「…頼れるのは自分だけ…?」

テイルモン「…無駄話が過ぎたな…おかしな真似をせずにこの部屋で大人しくしているのだな」

ガチャン!
963 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:32:07.28 ID:Cs3rYykj0
テイルモン「(…何で私はあの人間とあんな話を…!)」

ウィザーモン「あの少女が気になるのですか?テイルモン」

テイルモン「ウィザーモン……」


“ウィザーモン”

成熟期 魔人型 データ

別次元のデジタルワールド“ウィッチェルニー”からやってきたと言われている魔道士デジモン
必殺技は雷雲を呼び出し強烈な雷撃を繰り出す『サンダークラウド』



テイルモン「勝手に人の心を読み取るのは…やめろと言っただろ!」

ウィザーモン「すまない…そんなつもりじゃ……」

テイルモン「そんな事より『スピリット』の捜索の任務はどうなんだ?」

ウィザーモン「その鍵を握るのは…あなたの心の中にあるのではないのですか?」

テイルモン「心の中…?」

ウィザーモン「あなたの心は閉ざされている…その閉ざされた心の奥に鍵があるのです」

テイルモン「何を言っているんだ…?」

ウィザーモン「記憶を取り戻すのが恐いのですか?自分の過去を取り戻すのです!」

テイルモン「お前…リリスモンに何か言われたのか!!」

ウィザーモン「私はあなたと共に戦う者…リリスモンは関係無い」

ウィザーモン「それに…あなたのずっと待ち続けていた希望はもう来ているのです!」

テイルモン「待ち続けていた希望……?」

ウィザーモン「そうです!あなたは私にも言ったはずです!」

テイルモン「……」
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:33:58.65 ID:Cs3rYykj0

――
―――
――――

私がまだ成長期のプロットモンだった頃……


プロットモン「リリスモン様。ナカノマーケットでお申し付けの本を買ってきました」

リリスモン「ご苦労様。どれどれ……」ガサッ

リリスモン「…ナニコレ?誰が澪×梓本って言ったのよ!私が頼んだのは唯×梓よ!!」

プロットモン「えぇ!?」

リリスモン「この役立たず!!」

バシィン!


またある日は……

リリスモン「虎×兎って……タイバニのBL本じゃないのよ!!」

プロットモン「だってリリスモン様そういうのも好きかと思って……」

リリスモン「BLなんて!男同士なんて汚らわしいわ!不潔よ!百合こそが至高よ!!」

プロットモン「そんなぁ…おじさんとバーナビーいいじゃないですかぁ……」

リリスモン「何ですって!?そんな事言うあなたにはお仕置きよ!!」

ビシッ!バシィン!!

――――
―――
――
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:35:51.63 ID:Cs3rYykj0
テイルモン「いつだってそうだった!禁書本を買ってこいと言われて私が上条×一方通行本を買ってきたのに「禁書と言ったら御坂×佐天に決まってるでしょ!」と奴にやられた時の傷が進化した今でもこのグローブの下に残っている!」

ウィザーモン「確かに御坂×佐天はどうかと思うが……」

ウィザーモン「(そういう本ばっかり買ってきてた君もどうかと思うよ……)」

テイルモン「そんな仕打ちを受ける毎日ばっかりだったせいで、私の心は歪み、固く閉ざしてしまった……」

ウィザーモン「そして、あの日…ナカノマーケットで私と出会ったんですよね……」


――
―――
――――

テイルモン「今度はなのはとフェイトがどうのこうのって言ってたな……」

テイルモン「フェイトってFateの事かしら?」

テイルモン「じゃあ、イスカンダル×ウェイバー本でいいかしら……」

テイルモン「! 誰か倒れている!おい!どうした!しっかりしろ!!」
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:37:47.19 ID:Cs3rYykj0
ウィザーモン「う……」

テイルモン「目をさましたか?」

ウィザーモン「助けてくれたのか……」

テイルモン「助けたと言うほど大袈裟なものではない。放っておけなかっただけだ」

ウィザーモン「…失礼するよ……」

テイルモン「まだその体じゃ無理だ」

ウィザーモン「世話になっても御礼できる物は無い……」

テイルモン「なるほど、独りぼっちの生活が長いんだな」

ウィザーモン「何だと…?」

テイルモン「長く独りでいると…心が固くなってしまうんだ。この私だって……」

ウィザーモン「…私は探すべき人がいるんだ……」

テイルモン「探すべき人…私にもいたような気がするな……」

ウィザーモン「君にも…?」

テイルモン「ずっと待って待って、探して探して…でも逢えない!」

ウィザーモン「誰を探していたんだい…?」

テイルモン「誰だっただろう…思い出せないけど…ずっと一緒にいたはずの誰かを待っていたんだ…!」

ウィザーモン「(まさかこのデジモンが……!)」

――――
―――
――
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:39:11.05 ID:Cs3rYykj0
テイルモン「そして、行き倒れのお前をこの城まで連れてきて、そのままここで働く事になったんだな」

ウィザーモン「私の知識をリリスモンに高く買われましたからね」

ウィザーモン「(主に百合の同人関連の)」

テイルモン「でも…よかったのか?お前は誰かを探してる旅をしていたのだろう?」

ウィザーモン「ええ、探すべき人は見つけましたから……」

テイルモン「そうなのか?」

ウィザーモン「それは…あなたです。テイルモン」

テイルモン「私が?」

ウィザーモン「そしてあなたが探し、待ち続けた人も……」

テイルモン「だが…私は誰を待っていたのだろう…思い出せない……」

ウィザーモン「それを確かめに行きましょう」ガチャッ!

テイルモン「! おい!何であの人間の部屋に!?」
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:40:12.34 ID:Cs3rYykj0
まどか「あなたは…?」

ウィザーモン「私はウィザーモンです」

テイルモン「……」

まどか「テイルモン……」

ウィザーモン「あなたのデジヴァイスを見せてくれませんか?」

まどか「デジヴァイスを…?何をする気なの…?」

ウィザーモン「ヴァンデモンによって施されたルーチェモンとの呪われた絆を今断ち切るのです」

まどか「え……?」

ウィザーモン「あなたも探している者がいるはずです」

まどか「探している者…もしかして……!」

テイルモン「ウィザーモン…どういう事だ…?」

まどか「わかった、あなたを信じるね……」スッ…!

ウィザーモン「さ、テイルモン。あなたもデジヴァイスに手を」グイッ!

テイルモン「な…何を…!」

ピカァァァァ!
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:42:45.38 ID:Cs3rYykj0
まどか「デジヴァイスに光が……!!」

テイルモン「こ…これは……!!」

まどか「テイルモン…あなたが……!!」

ウィザーモン「そうです。このテイルモンがあなたの本当のパートナー」

ウィザーモン「そしてテイルモン、この少女があなたの探し続けていた人です」

まどか「テイルモンがわたしのデジモン……?」

テイルモン「ま…どか……?」

まどか「!」

まどか「(確かこの子にはわたしの名前を言ってないはず……)」

まどか「じゃあやっぱり……」

ウィザーモン「今こそ記憶を取り戻すのです!閉ざされた過去を!そして三大天使オファニモンとしての記憶を!」パァァァァ!
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:44:11.17 ID:Cs3rYykj0
テイルモン「うぅ…!」

まどか「テイルモン!大丈夫!?」

テイルモン「平気よ…全て思い出したわ…絶望の日々で失われた記憶を……」

テイルモン「まどか、私はあなたを待っていたのね……!」

まどか「テイルモン…!」

テイルモン「ずっと…ずぅっと探していたんだ…まどかを!」

まどか「ごめんねテイルモン…独りぼっちにさせて……」

テイルモン「いいのよ…こうしてまた逢えたんだから……」

まどか「うん!これからはずっと一緒だね!」
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:45:06.09 ID:Cs3rYykj0
ウィザーモン「さて…ではこの城から脱出しないと……」

まどか「ウィザーモン…あなたは……」

ウィザーモン「私がセラフィモン様から仰せ付かった使命は奪われた君のデジタマの…オファニモン様のデジタマを捜索する事だったのです」

まどか「オファニモン……?」

テイルモン「私の究極体…三大天使としての姿よ」

まどか「それって確か、ケルビモンと同じ……」

ウィザーモン「そう、テイルモンはオファニモン様の転生体」

テイルモン「そしてその記憶も僅かながらある」

まどか「そうだったんだ……」

ウィザーモン「では、リリスモンに気付かれる前にここを出よう」
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:47:09.77 ID:Cs3rYykj0
〜城外〜

まどか「ウィザーモンの魔法のおかげでカンタンに出られたね!」

テイルモン「城のあちこちでうろついていたバケモンと同じ布を作って被っただけだけどね」

ウィザーモン「いや…どうやらコイツの目は誤魔化せなかったみたいだ!」

レディーデビモン「選ばれし少女を連れて何処へ行くのかしら?テイルモン、ウィザーモン」

テイルモン「レディーデビモン!!」

レディーデビモン「何をしでかすのか知らないけど裏切るつもりなのね?」

ウィザーモン「裏切ってなどいない。私は最初からテイルモンについてきただけだ!」

レディーデモン「ならばあなた達二人を始末してあげるわ!」

レディーデビモン『ダークネスウェーブ!!』

バササササササ!!

まどか「ヴァンデモンと同じコウモリの大群の必殺技!?」

ウィザーモン「そうかんたんには!」

ウィザーモン『サンダークラウド!!』ビリリリリ!!
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:48:08.59 ID:Cs3rYykj0
レディーデビモン「何!?」

テイルモン『ネコパンチ!!』

ドカッ!

レディーデビモン「くっ…!何するのよ!」

バシィ!

テイルモン「ああ!」ドサッ!

まどか「テイルモン!!」

テイルモン「信じていたから…やっとまた、まどかと巡り逢えたんだ!」

レディーデビモン「ど…どういう意味よ!?」

テイルモン「だから…本当の自分を取り戻すために……ここでお前に負ける訳にはいかないレディーデビモン!!」

レディーデビモン「まさかその少女の本当のデジモンはお前だと言うの!?」

レディーデビモン「(リリスモン様はこの事を知っていたの…?それを知っていたというのなら何故…!?)」

レディーデビモン「まぁいいわ…だったら尚更ここで見過ごすわけにはいかないということね!!」

レディーデビモン『ダークネスウェーブ!!』

バササササササ!!

テイルモン「うわぁ!」

ウィザーモン「ぐわっ!」

まどか「絶対に負けないでテイルモーン!!」

ピカァァァ!!
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:49:00.70 ID:Cs3rYykj0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


“エンジェウーモン”

完全体 大天使型 ワクチン

8枚の羽を持ち美しい女性の姿をした大天使型デジモン
必殺技の強力な雷撃『ホーリーアロー』と
悪しき力が強いほど効果を発揮する美しさと優しさの詰まった光線『ヘブンズチャーム』

ウィザーモン「進化したのか!」

まどか「綺麗……あれがオファニモン……?」

ウィザーモン「いや、あれは完全体のエンジェウーモン……」

まどか「でも綺麗だなぁ……」
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:50:47.40 ID:Cs3rYykj0
エンジェウーモン「レディーデビモン、選ばれし少女であるまどかの使命を邪魔するというのなら…ここで葬り去る!!」

レディーデビモン「すかしてんじゃないわよ!!」

レディーデビモン『ダークネスウェーブ!!』

バササササササ!!

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』

ビシュン!!

まどか「エンジェウーモンもわたしと同じで弓矢が武器なんだね!」

ドゴォォォォォン!!

ウィザーモン「あの一撃でレディーデビモンのダークネスウェーブを全て打ち消したぞ!」

まどか「すごぉい!」
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:52:21.43 ID:Cs3rYykj0
レディーデビモン「こ…このぉ!!」ダッ!

バシィン!

エンジェウーモン「ああ!」

レディーデビモン「ふふふ…あなたが粗相をする度にこうしてリリスモン様に叩かれてたわね」

エンジェウーモン「…やったわね!!」

バシィン!

レディーデビモン「うっ!だいたい何でアンタいつもBL本ばっか買って来てたのよ!!」バシン!

エンジェウーモン「ホモが嫌いな女子なんかいないでしょ!!」バシン!

レディーデビモン「そんな事言ってるからリリスモン様から罰を受けてばっかだったんでしょ!!」バシィン!

エンジェウーモン「あなたもリリスモンと同じ趣味!?」バシィン!

レディーデビモン「私はノマカプ派よ!因みにアルシェリ、クラエア、ドラクエVならフローラ派よ!」

バシィン!!

ウィザーモン「いや、やっぱり幼馴染のティファとビアンカだろ常識的に考えて」

まどか「ユフィとデボラも有りだと思うよわたし」

エンジェウーモン「どっちつかずは嫌いよ!!」

バシィン!!

レディーデビモン「何でぇ!?おかしいのはアンタとリリスモン様でしょ!!?」

エンジェウーモン「バレットとのデートイベント狙おうとしたら意外と思い通りにいかないのよ!!」バシン!!

ウィザーモン「というか何だこの戦い……」

まどか「女の戦いだね」

ウィザーモン「本来デジモンに性別は無いが…それに女と言うより腐……」
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:54:24.29 ID:Cs3rYykj0
レディーデビモン「生意気なんだよ!!」ドゴォ!

エンジェウーモン「あぁぁ!!」

レディーデビモン「もらった!」

レディーデビモン『ダークネススピア!!』

まどか「エンジェウーモンが!」

ウィザーモン「いかん!」

ウィザーモン『サンダークラウド!!』ビリビリビリ!

レディーデビモン「ぐっ!?」

エンジェウーモン「遊びは終わりよ!覚悟しなさい!!」

エンジェウーモン『ヘブンズチャーム!!』ピカァァァ……

レディーデモン「きゃ…きゃあぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォン!!

まどか「やったぁ!」
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:55:41.41 ID:Cs3rYykj0
シュゥゥゥ…

ポフッ!

まどか「お疲れ様、テイルモン!」ダキッ!

テイルモン「まどか…まどかは……」

まどか「ごめん、わたしはドッチの趣味も無いから」

テイルモン「何だ……」

まどか「(特にほむらちゃんとテイルモンが会ったらこの話題には触れさせない方が良いよね……)」

まどか「じゃあ、みんなを探さないと……!」

ウィザーモン「待て、君の仲間が何処にいるのかわかるのか?」

まどか「ずっとルーチェモンに玉の中に閉じ込められてたからよくわかんない……」

まどか「QBモンならわたしのデジヴァイスの位置でわかると思うけど……」

ウィザーモン「しかし、ここで立ち往生しているわけにもいかない。レディーデビモンが追ってきた今リリスモンにも私達が逃げ出した事が気付かれているかもしれないし……」

テイルモン「……『スピリット』を探しに行きましょう!」

まどか「スピリット?」

テイルモン「私達がワルプルモンを倒すためにはスピリットの力も必要よ」
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 19:57:54.05 ID:Cs3rYykj0
リリスモン「ふふふ…やはりスピリットを探しに行くようね……」

?「前大戦の最中、スサノオモンが朽ち果て、再び分かれたスピリットはオファニモンが隠した……」

?「そして、そのスピリットの隠し場所を知っているのはオファニモンの転生体であるアイツだけなんだよなぁ!」

?「じゃあ、その隠し場所を突き止めるためにウィザーモンやテイルモンの正体を知りつつ泳がせておいて、敢えてあの娘と一緒に逃したんですかリリスモン様!?」

リリスモン「その通りよぉん。レディーには悪いことしちゃったけどねぇ」

?「敵を騙すにはまず味方から」

?「これで俺達のビーストスピリットも手に入るというわけか……」

リリスモン「そうよぉん。ルーチェモンはまだ治療の真最中だから気付いてないし、これは絶好の機会というわけよぉん」

リリスモン「じゃ…あの娘達の後を追い、あなた達がスピリットを手に入れるのよ!悪の五闘士達よ!!」
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/14(土) 20:04:36.56 ID:Cs3rYykj0
〜次回予告〜

エレキモン「もうすぐ次スレかぁ……」

ジジモン「二ヶ月で次スレって…どんだけ暇人なんじゃ>>1は」

エレキモン「ジジイ!駄文なこのSSはともかく、濃密な内容ながらも執筆が速い他のSS作者様に失礼だろ!!」

エレキモン「そんな訳で次スレもよろしくお願い致します」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『まどか スピリットエボリューション!?』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「えぇ!?やっちまうの!?」


今回はここまで
次回の投下と同時に次スレを立てたいと思います

次スレからは本格的に七大魔王達との戦いに入るはずですたぶん
また、クロウォ初出のデジモンに世代と属性を勝手に付けて登場させたり(既にバアルモンをベルゼブモンの完全体扱いにしてるけど)
このSSオリジナルモードのデジモンが出ちゃったりするかもしれません(QBがデジモンな時点であれですけど)
残りは感想とか要望とか書いていただければ嬉しいです
では次スレでもよろしくお願い致します
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/14(土) 20:08:29.03 ID:wqFvz/PCo
乙乙
虐げられるとか関係なく歪んで…おやこんな時間に誰だろう
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/14(土) 21:05:08.15 ID:LHpg5n0X0
1乙!
このリリスモン相手を腐らせるどころか自分が腐ってやがる・・・っ
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/14(土) 21:46:39.32 ID:k3czkolr0
乙!!
とあるネタktkrwwwwww
御坂×佐天だと・・・!?オマエナニイテンダ!?佐天×初春だろjk
(ちなみに一番好きなのは上琴。あとピノッキは確かに究極体だけども無印
での噛ませ犬ぶりからみて無理だと思う。
あとテイルモンが腐ったのは乾巧って奴の仕業なんだ)
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/14(土) 21:53:14.37 ID:7K23HKtSo
なそ本
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/14(土) 22:06:11.94 ID:k54MBQHDO
スピリットが来るなら、アンドロモンがやってたエロゲが再現できるのか
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/17(火) 20:13:35.53 ID:BsS/2Wp60
次スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326798752/
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:47:36.66 ID:gsGydr4C0
埋めます
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:48:09.07 ID:gsGydr4C0
埋めます
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:48:34.72 ID:gsGydr4C0
埋めます
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:49:20.06 ID:gsGydr4C0
埋めます
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:50:07.69 ID:gsGydr4C0
埋めます
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:51:17.70 ID:gsGydr4C0
埋めます
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:51:56.06 ID:gsGydr4C0
埋めます
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:52:23.31 ID:gsGydr4C0
埋めます
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:53:15.86 ID:gsGydr4C0
埋めます
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:53:54.68 ID:gsGydr4C0
埋めます
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:54:25.91 ID:gsGydr4C0
埋めます
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:55:08.79 ID:gsGydr4C0
埋めます
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:55:46.84 ID:gsGydr4C0
埋めます
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/18(水) 17:57:08.02 ID:gsGydr4C0
1000ならマグナモンのD-Arts発売
1001 :1001 :Over 1000 Thread
               | ///////i!、\ \ ヽ
   、 ,          |/// / ツ/// /i 1!、 \ ヽ ヽ
  エIIエ ふ イ 大. お  |// //// // /.| ||i;゛、   ヽ ヽ  、
  .Eヨ     | .申 , れ  .|/ /リ{ {{{{// / i | ||i .!ヾ   ヽ `、 ヽ
           ̄    |.//{ Y'''''/ /ノ |.|!||! 、i ヽ    `、 、
  、 ァ .つ | 十    |///| { ,,;;;;i :: |.|ii ii、 i  !    i  i
  ┐用 .う  .レ.cト、   |シ从|.|,,,;;;" ̄~"|.|.ii ヾ、、 ヽ    i  i|
  ~ー‐ 、、    、、  |//i、.|| ii!' ,,, -‐.|.| 乂 \  \   i
  ┼ __  -|―|‐    |i i.i|. r| li!く  ゚ |ト /  i;; \  \  i
  ノ 、__   !_    | ii ||/"| l!`ミニ=ニ||'  /;;;;;: \  `、、_
              { |、{{..(| ll! i!;;;;;;; /|  '、:::...:  \  `ー-
   |-    /       | i!|1ト、|lili! !;;;;;;;/ .!  ii|il= il!   .` ー
  .cト、   /⌒し    |!i从/i∧i! i::::    ili!'__iI!--―'' ナ`-ト
          、、   |/いi|l!∧ ::  ー'''''二 ==--一"ヲ/  ||
    O  -|―|‐    .|./i i i|/∧ : :: ヾ-'"        / ;;;::リ'
         !_       | .|/i i!!リi ヽ:: :: ::|li、´ ̄ ̄ ̄ ̄ン ;;;: /
               | .i! i| /i| |、ヾ、.ィi' Tー-―テI|、  ;/:::
        /      |  /リ、| | ||.\i! l! ー‐キil!:::|/::::::::_
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1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
右足空振りしたら面倒なことになったwwww @ 2012/01/18(水) 17:51:41.42 ID:j2cbmT8AO
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御坂「とらっ!」一方通行「ドラァあああっッ!!??」食蜂「そのにっ☆」 @ 2012/01/18(水) 17:50:52.66 ID:+vCo3qfg0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326876652/

絹旗「浜面がもう一度恋をした」 @ 2012/01/18(水) 14:36:13.40 ID:6BDJex3g0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326864973/

辰年だし竜の絵でpixivランキング一位目指す @ 2012/01/18(水) 05:32:27.23 ID:GPzkPL/no
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1326832336/

タカラトミー「e-karaうたえや!!」 @ 2012/01/18(水) 04:29:20.78
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/vip4classic/1326828560/

魔王「覚悟するがよい、魔王よ」 その2 @ 2012/01/18(水) 04:13:35.71 ID:9yeilFOr0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326827615/

俺のAAがイケメンすぎて生きるのが辛い @ 2012/01/18(水) 03:06:18.11 ID:63NXCucco
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低身長の反省会 @ 2012/01/18(水) 02:56:05.28 ID:HvcftHuno
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