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エイワス「ふむ、魔法少女か」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/22(火) 22:31:53.77 ID:+sFos+7N0
まどマギと禁書が映画をやるようなので記念に書きます。
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:08:31.92 ID:A9RjOWcxo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421311/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:56.06 ID:9l741hD4o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421275/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:18.78 ID:XCIH42NJo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421238/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:42.32 ID:sMr/Yf+to
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421202/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:05.72 ID:A9RjOWcxo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421165/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:05:29.13 ID:9l741hD4o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421128/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:47.30 ID:XCIH42NJo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421087/
■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:05.72 ID:sMr/Yf+to
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1750421045/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西・北陸)
[sage]:2011/11/22(火) 22:32:51.28 ID:qetEnGmAO
よしこい
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/22(火) 22:47:52.66 ID:jcmHSum/o
ふむ
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東海・関東)
[sage]:2011/11/22(火) 22:52:35.62 ID:RkioYpVAO
ほう……
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/22(火) 23:06:54.59 ID:+sFos+7N0
第七学区の窓の無いビル……通常の方法では絶対に侵入できないビルで、窓はもちろんドアすら無いビルだ。
このビルは一説によると核弾頭の直撃でも耐えられることができ、現に0930事件で一方通行の予想外の攻撃を難なく防いだこともある。
そんな建物の中に2人の人物らしき人がいた。
1人は生命維持装置らしき弱アルカリ性培養液に満たされた巨大ビーカーの中で逆さまに浮いていて、男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える者『アレイスター=クロウリー』だ。
もう一人は、「ドラゴン」と呼ばれる学園都市の最重要機密で、かつてアレイスターに必要内の知識を授けた者『エイワス』だ。
彼はAIM拡散力場を集合させることで現出させることができる存在で、通常なら現れることができないはずなのだ。 だが……
アレイスター「何故、あなたがここにいる?」
エイワス「さあ、君が出したんじゃないのか?」
何故か、エイワスはこの世に存在することができている。 アレイスターは驚愕の表情を浮かべていたが、それ以上に驚いていたのはエイワスだった。
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/22(火) 23:54:38.11 ID:dBVPNtYl0
おぉ
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/23(水) 00:29:47.18 ID:VLe/8cj80
アレイスター「……少なくとも君を出した気はない。 出す気もない」
エイワス「フフ、そうか。 まあいい。 こうして私がここにいるってことは、ヒューズ=カザキリもいるんだろう?」
ヒューズ=カザキリ……第三次世界大戦で一方通行と共に水を司る大天使『神の力』と戦った人工天使のことだ。
彼女も本物の天使に匹敵するほどの強さを持ち、エイワスと同じAIM拡散力場を集合させることによって生み出される存在なのだが……
アレイスター「いや、彼女は今はいない」
アレイスター「今は、あなただけだ」
アレイスターは答えた。 その表情には疑問と少しの焦りがあった。
無理も無い。 なぜなら、彼のプランには、今後エイワスを登場させる必要が無いからだ。
なのに今回、こうして現れた。 ……プランを滅茶苦茶にしかねない結果だと、彼はすぐに分かった。
そして次にエイワスはこう言った。
エイワス「で? これから私はどうすればいい?」
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/23(水) 00:35:07.69 ID:VLe/8cj80
アレイスター「? 何をするって? 何を?」
エイワス「私がどうしてここにいるか、残念ながら心当たりが無いが―――――――――待てよ」
アレイスター「どうかしましたか?」
アレイスターがエイワスに問うと、彼はいきなりフフフと笑い始め、こんなことを言いだした。
エイワス「まさか………あの子の話通りになったとは………」
エイワス「……『鹿目まどか』か、君はなかなかおもしろい子だね」
アレイスター「何を……言ってる……?」
エイワス「おっと、君は知らなかったか、まあ、暇つぶし程度に聞きたまえ」
エイワスはそう言うと、こんなことを言いだした――――――――
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/23(水) 00:52:22.54 ID:VLe/8cj80
少し前
エイワス「ここは………どこだ?」
エイワスは辺りを見渡した。 まわりに広がっているのは無数の星々、そう彼は今、宇宙に居るのだ。
最も、彼が宇宙に行こうと思えば行けるのだ。 エイワスとは、そういう存在なのだ。
だがエイワスには心当たりが無い。 何故宇宙にいるのか。 そもそも自分は今現代に現れないはずなのにといろいろ考えていると、
「はじめまして、あなたが聖守護天使エイワスさんですか?」
声がした。 少女の声だ。 エイワスが振り返ると、ピンク色の髪をして、背中にもピンクの翼が生えた少女がいた。
それを見たエイワスはこう思った。
エイワス(誰だ? この小娘は?)
エイワスは、彼女のことを知らない。 ただなんとなくだが、天使とは次元の違う…なにか特別な、偉大な存在だと、彼は思った。
そして彼女は彼の意志を読んでいたのかのように答えた。
まどか「私の名前は『鹿目まどか』です」
エイワス「鹿目まどか…? 知らんな、だが天使を凌駕する存在だとは分かるな………女神か?」
まどか「女神だなんてそんな凄いものなんかじゃありません。 私は『魔法少女』です」
エイワス「魔法少女?」
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/23(水) 01:05:50.43 ID:VLe/8cj80
エイワスはアレイスターに必要内の知識を授けたものだ。
そんなエイワスが知らない物となると、真っ先に思ったことは
エイワス「新しい魔術結社か?」
エイワスの言葉にまどかと名乗る人物(と言ってもほぼ天使か女神に近い存在)は魔術結社…?と呟いていた。
まどかの呟きに、エイワスはさらに疑問に思う
エイワス(魔術関連じゃなのか)
そう思うと、エイワスは不意に笑みを浮かべた。
科学技術を使わず、魔術も使わずに、一人の少女を神に近い存在までにした『魔法少女』という存在。
彼は非常に興味があった。 どんな方法で? いったいなんのために? など、彼はなにか珍しい物を見つけた子供の様に笑った。
エイワス「魔法少女か、実に興味深いな」
そんな言葉を無視して、まどかはエイワスに言う。
まどか「あなたにお願いがあります。 私たちの世界では『暁美ほむら』って子が困っているの。 助けてくれませんか?」
まどか「今のほむらちゃんだけじゃあどうにもならないの」
まどか「あなたはいつでも現れるようにしといたからお願い、ほむらちゃんを………ッ!」
まどかがそう言ったと思った瞬間。 気づいたらエイワスは窓の無いビルの内部に居た。
――――――――――――――
――――――――
―――
エイワス「ということがあったのだ」
アレイスター「そうか、で、あなたは行くのか?」
エイワス「もちろん」
エイワス「ここまで興味深い物を放っておくのは、勿体ないからな」
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/23(水) 01:06:41.78 ID:VLe/8cj80
はい、今日はここまでで。 なんか思いつきでこんなスレを作っちゃいましたが、なんとか完結できるようにします。
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(北海道)
[sage]:2011/11/23(水) 01:31:34.33 ID:WaYYI7Iv0
おつおつ
今のところ素晴らしい文章力だな
期待しつつ、ブクマさせていただくぜい
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/11/23(水) 01:33:15.82 ID:g7+051YCo
乙乙
期待してる
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/23(水) 23:47:45.24 ID:VLe/8cj80
おまたせしました。再開します。
>>12
ありがとうございます。 でも自分は地の文を書くのがすんごいヘタですが、大目に見て下さい。
――――――――――――
エイワスにとっての興味深い物……それはアレイスターのプランに壊滅的なダメージを与える物に等しかった。
現に一方通行を第三次世界大戦中のロシアに行かせ、一方通行に『魔術』という『新しい法則』を教えたこともある。
アレイスターのプランには、一方通行は『絶対能力進化(レベル6シフト)実験』でレベル6になり、後は彼のプラン通りに進める計画だった。
だが一方通行はとある無能力者に敗れた。ここまではまだ良い。
問題は第三次世界大戦真っ最中のロシアに行かせたことだ。
本来一方通行には『魔術』について知る必要は無かった。だがエイワスは彼のプランを潰したいのか、一方通行に『魔術』と言う物の存在を教えてしまったため、彼のプランは大幅にズレ、今は彼のプランにとっての最大の邪魔者である『上条当麻』と『浜面仕上』と行動を共にしようとまでしているのである。
アレイスターは今でもプランを修正しようと結構焦っているのに、これ以上プランを滅茶苦茶にされてはたまらない。
彼はエイワスにこう言った。
アレイスター「駄目だ。 君は私の監視下に居てもらう」
エイワス「嫌だ、と言ったら?」
アレイスターの発言にエイワスは余裕の表情で答えた。 するとアレイスターは少し笑いこう言った。
アレイスター「君はAIM拡散力場の集合体で、AIM拡散力場をどうにかすれば、いくらあなたでもどうにでもなるのだよ」
元々エイワスはAIM拡散力場をいじくることで存在できる者だ。 それさえどうにかすればエイワスは存在できなくなるのだ。
AIM拡散力場を操作されること……これこそが彼の唯一の弱点だと言ってもいいだろう。
だがエイワスは――――――――――
エイワス「ハハハハハッ」
笑っていた。 エイワスは心から笑っていた。 自らの弱点を知らされ、さらにそれを今すぐでも操作できる者が近くに居る。
つまり消そうと思えば消せるのだ。 だが彼は笑った。 もう一度言うがこの笑いは苦笑ではない。 心から笑っているのだ。
アレイスター「何が………おかしい………?」
エイワス「君はさっきの話をよく聞いていなかったのかね? 私は神に等しい存在の力で今存在しているのだよ」
アレイスター「だから……なんだと言うのだ………!」
エイワス「君はここまで物分りが悪かったのかね? それとも焦りすぎて頭がうまく回転しなくなったのかね? つまりだな………」
エイワス「私は今AIM拡散力場とは別の力のおかげで存在している。 だからAIM拡散力場を操作した所で私は消えることは無いのだよ」
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/24(木) 00:03:05.58 ID:ySA0Izgh0
アレイスターは絶句した。 もはや自分ではエイワスを制御できないのだ。
かつて必要内の知識を教えてもらい、一方通行を余裕で叩き潰した怪物を、もう止めることができないのだ。
『上条当麻』の右腕に宿る『幻想殺し』を使えば話は別かもしれないが、エイワスに気安く触れることができるわけがない。
それに、彼の背後には『鹿目まどか』という名の女神らしき存在がいる。
アレイスターは元最高最悪の魔術師といえども、その気になれば人類など容易く滅ぼせるだろう。
そんな彼でも聖守護天使と女神(に近い存在)を同時に相手して、勝てるわけがない。
エイワス「わかってくれたか?」
アレイスター「」
アレイスターは失神していた。 無理も無いだろう。 ただでさえプランがズレているのに、さらにズレようとするのだから。
エイワス「さて、このまま彼女が言っていた『暁美ほむら』と人物にでも会おうか…いやその前に今の学園都市でも回ろうか……」
失神しているアレイスターをお構いなしに、エイワスはあれこれ考えている。
アレイスターは小声でこう呟いた。
アレイスター「誰か………助けてくれ………」
今の発言は、彼の一生のお願いともいえるだろう。 だが彼の願いは叶うことは無かったのは、言うまでも無いだろう。
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/24(木) 00:24:28.98 ID:ySA0Izgh0
エイワスは第七学区の街中を歩いていた。 いや彼の場合は歩くというよりもホバー走行といったほうがいいだろう。
彼は多くの人から視線を浴びた。なぜなら体中が光ってるから、目立ちたくなくても目立ってしまうのだ。
最もこの光を消そうと思えば消せるのだが
その時どこからか幼い声が聞こえてきた。
「なにあの人! 全身が光っているって、ミサカはミサカは驚いてみたり!」
ピクッと、彼はこの言葉に反応した。 さっきから同じような声を聞いていたが、この声だけには反応した。
知っている。 この声の持ち主を知っているのだ。 そうこの声は――――――
エイワス「打ち止め(ラストオーダー)か」
打ち止め「えっ! ミサカのことを知っているのって、ミサカはミサカはさらに驚いてみたり!!」
「おい、あンま先に行くな迷子にな――――――――――」
そんなやり取りをしていると、後ろから男の声が聞こえた。だがその声は途中で途切れた。
声の主は絶句していた。 男は身長170センチにちょっと届かない位で肌の色は白く、髪の色も真っ白で、瞳の色は赤色で、現代風のデザインの
杖を付いていて、アクセサリーのような黒いチョーカーを首につけていた。
この少年を見てエイワスはこう言った。
エイワス「久しいな、一方通行(アクセラレータ)」
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/24(木) 00:27:27.85 ID:ySA0Izgh0
はい、今日はここまでにします。 なんか遅筆すぎてすいません。
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(兵庫県)
[sage]:2011/11/24(木) 23:00:37.42 ID:HkHcDi4v0
実に素晴らしい
期待してる
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県)
[sage]:2011/11/25(金) 20:39:43.13 ID:RuHS05M30
乙! ☆ェ……
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/26(土) 23:35:14.36 ID:/ULoBAG90
再開します。 後見ている人はコメントしてくれるとうれしいです。
――――――
一方通行「エイワス……!てめェ!!どの面さげて出てきやがったンだ!」
目の前に現れた人物を見て学園都市最強の能力者が激怒した。無理も無い。
相手はかつて守るべき者である『打ち止め』に膨大な負担をかけ、一方通行を第三次世界大戦中のロシアに赴かさせた張本人だからだ。
エイワス「おや、今の私の顔が気に入らなかったのかね?」
対してエイワスは相変わらず余裕な表情で答える。だが一方通行は首のチョーカーに手を伸ばしてこう告げた。
一方通行「今すぐ俺の視界から消えろ。 さもなくば殺す」
エイワス「物騒な考えだ。 なぜ私が存在していることに嫌がるのかね?」
一方通行は黙って打ち止めの方に目をやる。 打ち止めはただ物珍しそうにエイワスをじーっと見つけている。
エイワスはその様子を見て悟ったのか、一方通行にこう告げた。
エイワス「……………打ち止めにかかる負担、か」
一方通行「話が早ェじゃねェか 十秒待ってやるからとっとと俺の視界から消え―――――」
エイワス「一方通行。 君は何か勘違いをしているようだな」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/26(土) 23:58:13.71 ID:/ULoBAG90
一方通行「ハァ!?」
エイワス「打ち止めの表情をよく見ていなかったのかね? 見ていなかったらもう一度見るがいい」
一方通行は言われたとおりに打ち止めの顔をよく見た。
打ち止めは一方通行にジロジロ見られたのか、こんなことを言いだした。
打ち止め「そ、そんなにマジマジ見つめられてもって……ミサカはミサカは顔を赤くしてみたり//」
一方通行はそんな発言を無視し、打ち止めにあれこれ質問した。 具合は悪くないのか、何か調子の悪いことになっていないとか、打ち止めにあれこれ質問した。 だが打ち止めはすべての質問に「大丈夫だよ」と返答した。
すると彼は落ち着いたのか、今度はエイワスにいくつか質問した。
一方通行「………なんでてめェがここにいるンだ」
エイワス「なに、大したことは無いよ。 ただ魔uwnkwoeunmkami8bino少indinieunnamohe6fwという存在に……」
エイワス「ああ駄目だ。これくらいの説明もできないのか。 この世界のベッタ不足も深刻化しているな」
ベッタが不足してもそんなに問題ないのでは?と一方通行は思った。
エイワス「まあ、今の彼のプランよりも面白そうなことが起こるから少しばかり学園都市から出ようと思ってな」
一方通行「そォですかァ さっさと行っちまえ。 二度と帰ってンな」
エイワス「フフ、まあ、機会があったらまた会おうじゃないか」
エイワスはそう言い残すと、人ごみの中に消えていった。
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/27(日) 00:12:16.18 ID:t03uSqmR0
エイワスは第二学区の学園都市と学園都市の『外』へつながる陸路まで移動していた。
この学区はエンジンや爆発物など騒音の大きい分野の研究を行っていることで有名で、兵器やシェルターの開発も行われていることでも有名であるのだ。
最も、彼には関係の無いことだが。
エイワス「えーっと、14:37分発の『群馬県見滝原町』行きの高速バスは…………」
エイワスの手には、群馬県の見滝原町と言う街まで行く高速バスのチケットを片手に持ってブツブツと呟きながら歩いていた。
見滝原町……学園都市との交流がかなり盛んなことで有名な群馬の都市で、将来学園都市の第二十四学区候補としても上がっているのだ。
最も、今のこの町と学園都市の科学の差はまだ大きいが。
エイワスは乗るバスを発見し、乗り込もうとすると、ある異変に気付いた。
エイワス「む?」
チケットを見せた相手が、突然動かなくなったのだ。 別に死んだわけでも、彼が殺したわけでもないのだ。 よく見ると周りの者たちも動かなくなっていた。
まるで時が止まっているかのように――――――――――――――――――
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/27(日) 00:16:03.45 ID:t03uSqmR0
今日はここまでにします。 暇つぶし感覚で書いているので、遅筆+更新速度が遅いのはご了承してください。
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/28(月) 22:11:15.15 ID:dOZOwxsy0
その頃、とある少女は学園都市の第二学区内にある兵器を保管している倉庫の中にいた。
少女は近くにあった武器を手に取りながら首を傾げる。
「今までの世界にこんな町があり、尚且つこんなに強力な武器なんてあったのか?」と
そう思いつつ、彼女は近くにある武器を片っ端から取り、盾のような入れ物の中にいれた。
少女「電磁石を利用したライフルに戦車ごと吹き飛ばす大砲に……あれはロボットかしら? あんな物もあるなんて……」
少女「凄いわね……でもおかしい、私が今までの時間軸に、こんな街やこんな武器なんて無かったのに」
少女はそう呟きながら、使えそうな武器を全て持ち出し、駆動鎧の一つに乗り込みその場を後にしようとした時だった
エイワス「時間操作か、なかなか面白い能力だな」
少女の目の前に、金髪の光り輝くような身長に、白の装束を身にまとう女性のような人物が現れた。
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/28(月) 22:28:16.09 ID:dOZOwxsy0
少女「っ――――――!!」
少女は突然現れた人物に驚愕した。おかしい、何故目の前の人物は動けるのか?と彼女は思った。
彼女はエイワスの言うとおりに、時間を操作することができ、自分以外の時を止めたおかげで誰にも気づかれずにこの倉庫の中に潜入することができたのだ。
だが彼の時間だけは止まらなかった。 自分の能力が効かない正体不明の人物。 今は敵として判断した方が良いだろう。
少女「…退きなさい。 さもないと命を落とすことになるわ」
エイワス「フフ、それは物騒だな。 今の君ならしかねないな」
少女は学園都市が開発した新型の駆動鎧『HsPS-15』通称ラージウェポンと呼ばれる全長2,5メートルに頭部が巨大なドラム缶ような形が特徴的な装備をしていて、装備されているリボルバー式のショットガンの銃身をエイワスに向けている。
少女「……最後の忠告よ、今すぐ退きなさい」
エイワス「嫌だ、といったら?」
少女「残念だけど、あなたの命を奪うことになるわ」
エイワスの表情に恐怖や怯えが無い。 むしろ楽しそうな表情になっている。
そしてエイワスは少女にこう告げた。
エイワス「私を撃ち殺して見るがいい。 殺せるのならばな」
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/28(月) 22:44:17.43 ID:dOZOwxsy0
少女はなんのためらいも無くリボルバー式のショットガンを撃った。 ドガガガガガガと音と共に先ほどまでエイワスが居た場所に多くの穴が開き、周辺の壁などを綺麗に吹き飛ばした。
このショットガンは元々核シェルターの壁を吹き飛ばすために開発された物でもあるので、それをまともに喰らって生きている人間などいない
少女「哀れね」
彼女はそう呟き、撤収の準備を始めようとした時だった。
エイワス「勝手に殺してもらっては困るな」
少女の目の前には青ざめた輝きのプラチナのような翼を生やしたエイワスが立っていた。
少女「なっ――――!」
少女は慌ててショットガンを撃とうとするが、どういうわけか発射されない。
切羽つまった少女にエイワスは言う。
エイワス「その駆動鎧はまだ試作機だからエラーが出やすいのだよ」
少女は絶句した。 おそらく目の前の人物は自分を捕まえるために現れた物であり、おそらく逃亡することを許してはくれないだろう。
だがエイワスは彼女にとってのトドメを指すような発言をした。
エイワス「なるほど、これが魔法少女か」
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/28(月) 22:53:36.35 ID:dOZOwxsy0
少女「何故……知っているの……!!」
エイワス「ふむ、まさかこんな簡単に魔法少女に出会えるとは思っていなかったよ」
少女は観念したのか、駆動鎧から降りて、エイワスの目の前にその正体を現した。
少女「あなたは……何者なの…!」
エイワスはその発言を受けてこう返答した。
エイワス「ふむ、まさかこんな所でこんな質問をされるとは……だが君たち魔法少女には大いに興味があるからこの質問に答えておこう」
エイワス「私の名はエイワス。 かつてクロウリーと呼ばれる変わり者に必要内の知識を…失礼、今の君には関係の無いことか」
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(栃木県)
[sage]:2011/11/29(火) 22:00:37.43 ID:eXAexMla0
寝落ちか・・・?
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/29(火) 22:38:38.27 ID:D/maOAWK0
昨日は寝落ちしてしまってすみません…
――――――――――――――
数十分後……
少女「……………」
エイワス「……………」
エイワスと少女は近くにあったファミレスに居る。 だが少女はなにも喋らない。 ただ黙ってエイワスの表情をうかがっていた。
少女はおよそ13〜14歳位だと思うが、見た目がかなり大人びている。
長い沈黙。 だが最初に破ったのはエイワスだった。
エイワス「おや、何か注文しないのかね?」
少女「……何が目的なの?」
少女はエイワスに質問する。 それはそうだ。 このまま捕えられ、拷問なりなんなりされると当初の彼女は思ったのだから。
だが目の前の人物はそんなことはしなかった。 逆に丁寧にもてなしてくれているようにも見える。
そして少女の質問にエイワスが答える。
エイワス「別に。 ただ君たち魔法少女に興味があるだけだ」
少女「どこで私たちの情報を手に入れたの?」
エイワス「少し前、nzudeonwwefxniwという女神に近い魔法少女に……おや?」
少女「?」
エイワス「フフ、xnfi3onnuめ。 自分の名前を出されるのが嫌なのかね?」
少女「何を言っているの?」
エイワス「何、ちょっとしたことだ。 君にも次期に分かる」
30 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(東京都)
[saga]:2011/11/29(火) 22:50:42.53 ID:D/maOAWK0
エイワス「ところでこちらからも質問しても良いかな?」
少女「何?」
エイワス「『暁美ほむら』と言う魔法少女を知らないかね?」
少女「!」
ビクッと、彼女は反応した。 知っている。 彼女は知っている。 エイワスが話した魔法少女のことを、何故なら……
ほむら「私が、『暁美ほむら』よ」
エイワス「ほう……君が『暁美ほむら』か」
エイワスは上機嫌になった。 それに対するほむらはさらに疑問に思う。
何故自分の名前を知っている。 それに何故時々言葉が変になる。など、いいだしたらキリが無いだろう。
だがほむらはそんな事を聞く前にエイワスに言った。
ほむら「貴方がどのようにして私の名前、魔法少女について知ったかは知らない。 でもこれだけは言っておくわ」
ほむら「もし…貴方に大切な人、大切な物があるなら、私たち(魔法少女)に関わらないほうが身のためよ」
するとエイワスはいつ持ってきたのか、紅茶とコーラを混ぜたよくわからないドリンクを「実に興味深い味だ」と感想を述べた後、こう答えた。
エイワス「なるほど……それが君の意見か………だがね」
エイワス「その意見だと、余計私に興味を持たせることになるぞ」
31 :
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(東京都)
[saga]:2011/11/29(火) 22:59:59.88 ID:D/maOAWK0
ほむら「貴方………正気なの?」
エイワス「正気? フフ、もし正気なら学園都市の闇の中では生きられないぞ」
エイワス「……おっと、これも君には関係の無いことか」
ほむら「??」
エイワス「まあアレだ。 私もとある女神から『暁美ほむら』を助けてあげてって神直々のご命令をうけたわけだ。 悪いが当分の間は君から離れるつもりは無い」
ほむら「……最後の忠告よ。 私たちに関わらないで、命を落とすことになるわよ」
ほむらはさっきより小さい、かつ少し冷たい口調でこう言った。 それには全く関係のない人物を巻き込みたくないという、彼女なりの優しさも含んでいたのだろう。
エイワス「おや、私の命を心配してくれているのか。 フフ、君は優しい子だね。ぜひどっかの誰かにも見習わせたいよ。だがね……」
エイワス「残念ながら私には『死』と言う概念が無いのだよ」
32 :
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(東京都)
[saga]:2011/11/29(火) 23:19:52.72 ID:D/maOAWK0
そして―――――――――――
<アリガトウゴザイマシター
ほむら「……………」
エイワス「フフフ」
ほむら「……本当にいいのね?」
エイワス「もちろん。 できれば今すぐ出発してもらいたいものだ」
ほむら「……後戻りする気は?」
エイワス「無い」
ほむらはついに観念した。 最も彼女が持っている武器をすべて用いて、エイワスを追い払うという選択肢もあったが、ほむらはそれを選ばなかった。
理由としてまず自分の時間操作がエイワスに効かないこと。 それに先ほどのショットガンの直撃でも無傷だったことなど、今ほむらでは到底倒せない相手だと、彼女はすぐに分かった。
それに『死』と言う概念が無いのならば、邪魔をしない限りでは有効に利用しようと言う考えの方が真っ先に思いついたからだ。
そして
アナウンス「間もなく、群馬県見滝原行きの高速バスが到着します。 ご乗車の際にはお手持ちの〜」
ほむら「……そろそろよ。 覚悟は良い?」
エイワス「当然だよ」
ほむら「やれやれ、せっかく良い武器が手に入ったと思ったのに、まさかこんな物まで付いてくるなんて……」
エイワス「フフフ、まあその武器よりかは活躍できるように頑張るよ。 宜しく、ほむら」
ほむら「ま、精々足を引っ張らないように。 ………よろしく、エイワス」
暁美ほむらは学園都市を後にした。 ……………エイワスと呼ばれる怪物と共に
――――――――――――――――魔法少女とエイワスが交差する時、一人の少女の物語は終焉を迎える
33 :
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(東京都)
[saga]:2011/11/29(火) 23:27:29.60 ID:D/maOAWK0
今日はここまでにします。 次回予告
『フフ、卵の堅さで人々の関係をも変えることができるのか。 興味深い』
―――――エイワス
『あ、貴方…ッ! 何故ここに……!!』
―――――暁美ほむら
34 :
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(長屋)
:2011/11/29(火) 23:29:18.60 ID:oiwH2Is80
ところで
>>1
よ
お前禁書読んだことあるか?
35 :
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(北海道)
[sage]:2011/11/29(火) 23:53:51.58 ID:cYTksiIR0
おつおつ
地の文だって上手いじゃん
頑張って
36 :
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[sage]:2011/12/02(金) 14:14:44.26 ID:+c9Jz8QIO
読み易きゃあなんでもおっけ〜
設定なんてくそくらえ〜
37 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/02(金) 19:30:11.78 ID:rgYJ16WQ0
>>34
はい、一応14巻〜22巻までは読みましたけど……何かおかしい部分がありましたか?
―――――――――――――――
ほむらとエイワスが出会って数日たった。 エイワスはほむらの家にしばらくの間住む事になった。 だが彼は今ほむらの家に居ない。
彼は今………………
アレイスター「エ、エイワス………その恰好は……!?」
エイワス「どうだ、似合うと思わないかね?」
おそらく最高級品だと思われる白いスーツ姿でアレイスターが入っている巨大ビーカーの前で笑いながら立っていた。
アレイスターはかつてないほどの驚愕の表情になった。 エイワスには変形機能が付いており、それを使えば普段の白装束からスーツ姿にする事だってできるだろう。 だが問題はそこでは無い。問題は何故エイワスがこの様な姿でいる事だった。
アレイスター「どういうつもりだ………エイワス!」
エイワス「フフ、君には到底理解できない事をするためには、どうしてもこの恰好では無ければいけないらしいからな……」
アレイスター「な、何を……!」
エイワス「ゆっくり説明したいが……残念ながらそんな時間は無いようだ」
エイワスの腕に着けている金とダイヤモンドの様な宝石が沢山装飾されているとても高そうな腕時計には8:02と表示されていた。
エイワス「では私はそろそろほむらの元へ行かなくてはならないからな。 ではまた会おう」
エイワスはそう言い残すと瞬時に消えた。 おそらくほむらの元へ瞬間移動したのだろう。
エイワスがさっきまで立っていた場所に小さな長方形の白い紙が落ちてるを、アレイスターは発見した。
紙にはこう書いてあった。
『見滝原中学校講師 エイワス』
アレイスターはそう書かれていった紙を、なんらかの方法でクシャクシャに丸めて捨てた。
38 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/02(金) 19:49:13.12 ID:rgYJ16WQ0
その頃、ほむらが通う見滝原中学校では朝のホームルームを行っていた。 だがそこにほむらの姿は無い。
ほむらは今教室の廊下に居るのだ。 そしてホームルームではこんな話をしていた。
女講師「いいですか! 卵の堅さにうるさい人とはくれぐれも付き合わないように! 特に女子! いいですか!?」
青い髪の少女「うわ……先生また失恋したんだ……」
ピンクの髪の少女「そ、そうみたいだね……」
どうやらこの先生は彼氏と卵の堅さの好みの問題で喧嘩して別れたらしい。 そんなことをホームルームで話されても……と二人の少女は心底そう思っていた。
女講師「あ、そうだ転校生を紹介します。 暁美さん、どうぞ」
青い髪の少女(なんでこんな大事な事を最初から言わないのかな……)
一人の少女がそう思うと、黒い長い髪をした、大人びた少女『暁美ほむら』が入ってきた。ほむらは簡単に挨拶した後、ピンクの髪の少女…『鹿目まどか』の事を少し見つめ、自分の席に向かう途中だった。
エイワス「フフ、卵の堅さで人々の関係をも変えることができるのか。 興味深い」
白いスーツを身にまとったエイワスが、笑いながらほむらを見つめていた。
39 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/02(金) 20:01:17.84 ID:rgYJ16WQ0
いったん切ります
40 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/03(土) 00:31:07.26 ID:PclfDW/s0
女講師「エ、エイワス先生! 初任早々そんなところで油を売らないで下さい!!」
エイワス「すまない。 今日転入してきた生徒にとても興味があったのでな」
二人のやり取りを見てほむらは絶句した。 何故ここにコイツがいる? そしてその姿は何だ?
そして次にほむらは耳を疑う事実を聞いた。
女講師「あ………一応紹介するわ。今日から臨時講師として学園都市からやってきたエイワス先生よ」
ほむら「」
エイワス「コホン。 今日からこの学校で講師を務めることになったエイワスだ。 宜しく頼む」
エイワスはほむらを少し見つめながら簡単に自己紹介した。 しばらくするとエイワスの頭に声が響いた。
ほむら『あ、貴方…ッ! 何故ここに……!!』
エイワスはほむらからのテレパシーをテレパシーで返した。
エイワス『魔法少女は普段の学校生活をどのように過ごしているか気になってな』
ほむら『』
41 :
名無しの初心者
[saga]:2011/12/03(土) 00:40:21.00 ID:PclfDW/s0
短いですが今日はここまでにします。
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/07(水) 23:13:41.08 ID:EXPngorvo
乙
43 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/10(土) 23:23:49.40 ID:tJq284Vj0
おまたせしました。 再開します。 今日はできるだけ多めに投下していきたいと思います!
――――――――――
授業終了後、まどかと青い髪の少女……『美樹さやか』は鹿目まどかと共にとあるCDショップへ向かった。
一方、ほむらは………
ほむら「さて、と。 これからまどか達と巴マミが接触する。 これを阻止しなければ」
ほむらがそう呟くと、どこからか聞いていたのか、エイワスが話しかけた。
エイワス「おや、何故だ?」
ほむらは面倒臭そうに、今までの時間軸でのこれから起こる出来事を大まかに説明した。 ……すると
エイワス「フフ、そういう事か。 なるほど。 だがそんな方法では美樹さやかはおろか、鹿目まどかにも嫌われるぞ?」
ほむらは少し無言になった。 だがしばらくするとほむらはこう言いだした。
ほむら「今までの時間軸でも同じようなパターンで行動した。 だけど大丈夫。 まどかには嫌われていない」
エイワス「ふむ。 だが今までそのパターンを繰り返していたから今までの時間軸でも失敗したのでは無いか?」
ほむら「っ」
ほむらは今までの時間軸では最善の行動をしたと思っていたが、それでも結果はいつも失敗していたので、エイワスに反論できなかった。
44 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/10(土) 23:33:17.72 ID:tJq284Vj0
エイワス「では君は君でいつも通りの行動をすれば良い。 私は止めはしないよ。 ただな」
エイワス「私は私なりのやり方をやらせてもらうよ」
ほむら「……別に貴方がどう動こうと、私は構わない。 だけどこれだけは言っておくわ」
ほむら「私は愚か者には容赦しないわ。 これだけは覚えておいて」
エイワスは少し笑い、わかった、といってほむらと別れた。
エイワス「さて、と こちらもそろそろ接触するか。 ………魔法少女に」
45 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/10(土) 23:50:48.38 ID:tJq284Vj0
――――――――――――――
――――――――――
――――――
―――
―
鹿目まどかと美樹さやかはとあるCDショップ内に居た。 鹿目まどかが曲を視聴していると、妙な声が頭に響いた。
「助けて」
まどかは最初、スピーカの不調か何かかと思ったが、そうでも無いらしい。 何者かの声はだんだんと大きくなり、ついに
「助けて! まどか!」
謎の声の主は、まどかに助けを求めた。 流石に気味が悪く感じたまどかは周りを見渡し、声の主を探した。
とそこへ
さやか「ん? どしたのまどか?」
さっきまでCDの会計をしていたさやかが、少し不審な行動をしていたまどかに気付いたのだ。 するとまどかは
まどか「誰かが私を呼んで………!」
そう言うと、まどかは店の外へ出て、声が聞こえた方へ走って行った。
まどかの突然の行動にさやかは少し戸惑いながらも、あわててまどかを追いかけた。
するとさやかは途中で誰かにぶつかったかもしれないが、適当に謝りながらまどかを追いかけて言った。
ちなみにぶつかった人物とは………
エイワス「美樹さやかか……中々興味深い人物だな」
46 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/11(日) 22:55:48.66 ID:GluMpoLX0
某所
白い生物?「ハァ……ハァ……」
まどか「あなたが…私を呼んだの……?」
さやか「何よ……これ……?」
まどか「わからない……でも、速く病院に……!」
まどかとさやかは傷ついた白い生物をつれて行こうとした時だった。
ほむら「そいつから離れて」
突然手に銃を持ったほむらが、二人の目の前に現れた。
さやか「て、転校生……ッ!」
まどか「ほむら……ちゃん……?」
突然の以外な人物の登場に驚愕する二人。 だがほむらは銃口を白い生物に向けて再び言った。
ほむら「まどか、そいつから離れて」
ほむらの目に迷いは無かった。 本当に撃つつもりだ。 と、その時
さやか「まどか!」
ブシュウウウウウウウッと、さやかが近くにあった消火器を、転校生に向けて発射した。
さやか「今のうちにッ!」
さやかの取ったファインプレーによって、まどかは白い生物を保護することに成功した。
だが突然、薄暗いビルが、意味不明な空間に変貌した。
まるで二人を閉じ込めるように――――――
47 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 00:09:43.96 ID:RbMwJV/U0
いったん切ります。
48 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 00:11:26.69 ID:puH44gbLo
乙
49 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/12(月) 18:13:23.71 ID:x9dwt7Bf0
乙
50 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 23:12:38.75 ID:RbMwJV/U0
再開します。
その頃、エイワスは―――――
エイワス「これは………」
エイワスもまた、まどか達が迷い込んだ結界の中に居た。 だが彼はまどか達と接触はしていなかった。
彼は異様な事態でも相変わらず笑って、こんな事を言っていた。
エイワス「フフ、まさかこの私結界内に閉じ込められるとは…魔女め、中々侮れんな」
エイワスはどういう訳か全て分かっていた。 この結界を作ったのは魔女である事を、そして………
エイワス「さて、と。 見せてもらうぞ魔法少女。 はたして君たちはどれ程私を楽しませてくれるのかを」
その時、パン!と銃声が聴こえた。 するとエイワス付近に立っていた柱に穴が出来た。 そして
エイワスの目の前に、黄色いドリルヘヤーに、ナイスバディーな魔法少女が、手にマスケット式の銃を持って立っていた。
彼女は少し不思議そうな目でエイワスを見つめた。
黄色い魔法少女「随分と変わった魔女……いや、使い魔ね」
エイワス「本気でいってるのか?」
これが、後に魔法少女同士で語り継がれる伝説のコンビ、巴マミとエイワスの出会いだった。
51 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 23:26:41.34 ID:RbMwJV/U0
マミ「使い魔……じゃないの……?」
マミは持っている銃を下げ、エイワスにそう言った。 するとエイワスは
エイワス「少なくとも、君らの言う魔女と言う低俗な存在と一緒にしないでもらいたい」
マミは驚愕した。 魔女でも、使い魔でも無く、さらに人間とはまた別の雰囲気を出す、エイワスの存在を
今のエイワスはいつもの白装束姿の、喜怒哀楽の楽がよく目立った(今は)表情をしている、フラットした顔つきだ。
マミはエイワスにさらにこう問いただした。
マミ「貴方は……いったい……?」
エイワスは少し笑うと、彼女の姿、持っている武器に「なかなか面白い」と評価した後、こう答えた。
エイワス「君も魔法少女だから、質問に答えておこう。 私の名前はエイワス。 見ての通りに……」
すると、突然エイワスの背後から魔女の使い魔が襲ってきた。 マミはそれを撃ち落とそうと銃を構えたが、撃つ必要が無かった。何故なら…
使い魔がエイワスに激突する前に、使い魔の体は、彼の背中に生えているプラチナの翼によりバラバラに引き裂かれたからだ。 そして彼は、
エイワス「魔法少女に興味がある。 ただの聖守護天使だよ」
52 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 23:39:46.50 ID:RbMwJV/U0
その頃、まどかとさやかは結界の中をさまよっていた。辺りは不気味な生き物の群れ、不気味なオブジェなどが並んでいた。
まどかとさやかは怯えながら結界の中を進んでいった。 しばらくすると結界の最深部らしき所へたどり着いた。
まどか「ここが……一番奥なのかなぁ?」
さやか「っ…! 何…あれ…?」
さやかの目の前には今まで見た変な生き物の中でもより大きく、より禍々しいものだった。
すると、その生き物は二人に気付いたのか、触手のような物を伸ばし、襲い掛かってきた。
まどか「ひっ―――――――!」
さやか「あ――――――」
逃げ場は無い。 触手と二人の距離はどんどん縮まっていく、二人は恐怖のあまり声が出ない。 ……死んだ、と彼女は思った瞬間
「ティロ・フィナーレ!」
と声と共に、無数の光の銃弾が、魔女に襲い掛かった。 そして触手は不可思議な力により、すべて切り捨てられた。
二人は声のした方を見ると―――――
マミ「間に合ったようね」
エイワス「そのようだな。 巴マミ」
一人の少女と、一人の天使が立っていた。
53 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/12(月) 23:51:43.63 ID:RbMwJV/U0
魔女は絶叫を上げると、二人に触手の様な物を伸ばし、襲い掛かった。 だが……
エイワスの翼、マミの銃撃の前には無力だった。 しばらくすると魔女はどこかへ行ってしまった。
さやか「あ、あいつは……?」
さやかの問いに、マミはやさしく答える。
マミ「逃げたわ。 後は……まかせたわよ」
マミは後ろを振り向くと、とある少女が立っていた。 黒い長い髪に、盾のような物を装備をしている…暁美ほむらだ
さやか「っ…!」
まどかは少し怯えて、さやかは身構えていた。 しかしエイワスだけは少し笑って、こんな事を言い出した。
エイワス「フフ、嫌われてしまったが、大丈夫か?」
ほむら「………ふん」
ほむらはエイワスの問いを無視し、そのまま去って行った。
54 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 00:01:53.96 ID:KQrfL4vK0
今日はここまでにします。
55 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 00:02:08.49 ID:qs21/vMYo
乙
56 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 18:10:04.75 ID:KQrfL4vK0
ほむらが去ってしばらくすると、結界が解かれ、元の薄暗い殺風景な空間が広がった。
白い生物?「ありがとうマミ! 助かったよ!」
マミ「お礼はこの子たちに、私はたまたま通りかかっただけよ」
白い生物とマミのやり取りを見てまどかとさやかは少し驚愕な表情を浮かべたが、白い生物はそんな事をお構いなしに、二人に話しかけた。
キュゥべえ「初めまして! 僕の名前はキュゥべえ! よろしく二人とも!」
まどか「あなたが…私を呼んだの…………?」
キュゥべえ「うん! 君たちにお願いがあって来たんだ!」
キュゥべえは少し間を開けて、二人にこう言った
キュゥべえ「僕と契約して、魔法少女になってほしいんだ!!」
まどか「………魔法少女?」
さやか「………何それ?」
エイワス「……………ほう!」
57 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 18:49:07.59 ID:KQrfL4vK0
困惑する二人に対し、エイワスだけがとても楽しそうな表情になった。
それに気付いたのか、二人はエイワスにこう質問した。
さやか「せ、先生……だっけ?」
エイワス「覚えてくれてたか、感激だな」
まどか「どうしここに?」
エイワス「ちょっとな、何か興味深いことが起こりそうだったから」
まどか「そ、そうですか……」
エイワスの発言に失笑するまどか。 キュゥべえはじっと、エイワスを見つめていた。
キュゥべえ(この人……まさか……!)
キュゥべえはどことなく、不思議そうな表情をしていた。
58 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/13(火) 18:49:50.50 ID:KQrfL4vK0
いったん切ります。
59 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 23:16:45.47 ID:j9w4R0ol0
もしこいつが手を貸してくれたらワルプル瞬殺じゃね。
手貸してもらえるかわからんけど。
60 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 23:55:19.62 ID:KQrfL4vK0
場所は変わり、まどか達は巴マミが住んでいるマンションの一室にいた。 とてもきれいな部屋で、ホコリ一つも落ちていなかった。
これが独り暮らしの女性の部屋なのかと、まどかとさやかは思った。
しばらくするとマミが人数分の紅茶と、高そうな洋菓子を用意してくれた。
さやか「! うまい!」
まどか「とてもおいしいです」
二人は満足そうに洋菓子を頬張る。 だがエイワスは「味は良いが平凡だな」と、ムカつく感想を述べた。
マミは残念そうな表情を浮かべると、三人に黄色い石を見せた。
さやか「綺麗な石ですね」
まどか「これは……何ですか?」
マミは二人の疑問に、得意げに答えた。
マミ「これはソウルジェムと言って、キュゥべえと契約した証よ」
さやか「契約って?」
すると今度はキュゥべえが魔法少女について詳しく説明した。
キュゥべえ「どんな願い事でも叶えてあげる」
本当!?と、さやかは目をキラキラと輝かせてて、キュゥべえに言った。
キュゥべえ「もちろん。 叶えなれる範囲でね」
61 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 00:06:53.78 ID:9pR9Yt2t0
まどか「願い事……と、言ってもね………」
まどかとさやかは迷っていた。 無理のない。 いきなり願い事を叶えてあげると言われて、即答できる人間などほとんど居ないだろう。
それに、もしキュゥべえと契約してしまったら、あの生物と戦い続けるはめになるのだから。
とそこへマミが一つ提案した。
マミ「今度、私と魔法少女体験ツアーでも行く?」
マミの提案に、二人は食いつく
さやか「え!? いいんですか?」
マミ「もちろん!」
エイワス「私も参加していいか? ……別に魔法少女にならんでも、あの程度なら普通に私の実力で倒せるけどな」
マミ「………ええ」
マミは少しイラッとした表情になったが、ここでエイワスを仲間外れにしたら、後々面倒くさそうなことになるのは明らかだった。
62 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/14(水) 00:09:13.90 ID:9pR9Yt2t0
はい、今日はここまでにします。 次回予告? をします。
「………マミ、しばらくの間、世話になるよ」
エイワス
「守護天使が、どうして現世に現れてるのかい?」
キュゥべえ
63 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/15(木) 18:38:22.89 ID:HhRwqnoo0
数時間後、エイワスはマミの家の中にいた。 現在時刻は夜の20:30分。 彼は暁美ほむらの家に一時的に居候(このことは三人は知らない)しているのだが、ほむらの家に入った瞬間、とても冷たい目で、出て行って、さもなくば殺すというほむらからのお別れの言葉だった。
エイワスは私には死と言う概念が無いとほむらに言ったが、ほむらはそれを無視しサブマシンガンをエイワスに向けて発砲した。
当然、エイワスには傷一つもなく、笑っていたが、ほむらにまた明日と言うと、どこかへ消えて行った。
そして現在に至る。
マミに適当に言い訳な言った後、マミは快く受け入れてくれた。
エイワス「………マミ、しばらくの間、世話になるよ」
マミ「よろしくね、先生……いや、守護天使エイワスさん」
マミはかなり嬉しそうだった。 だがキュゥべえは相変わらずの無表情だった。
エイワスはそんなキュゥべえにこう言った。
エイワス「キュゥべえ、君に今聞きたいことが山ほどある。 後で少しいいかな? ……………二人っきりで」
キュゥべえ「………別にいいけど」
64 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/15(木) 22:35:54.54 ID:HhRwqnoo0
しばらくして、エイワスとキュゥべえはベランダで何かの話し合いが行われた。
キュゥべえ「…で? 話ってなんだい?」
エイワス「君は……この世界の第二次性徴期の少女を契約し、魔法少女にするようだな」
キュゥべえはそれがどうしたの?と、キュゥべえが聞くと、次にエイワスはこう言った。
エイワス「……私が何者か、分かっているんだろう? キュゥべえ………いや、『インキュベーダー』」
キュゥべえ「……………」
しばらくの沈黙、最初にそれを破ったのはキュゥべえだった。
キュゥべえ「じゃあこっちも聞くけど、守護天使が、どうして現世に現れてるのかい?」
エイワス「神が私を選んでくれた。 ……では分からんか。 まあ、アレだ。 現世に存在しない、とある人物の力によって存在しているのだよ」
キュゥべえ「………そうかい」
エイワス「これだけは言おう。 巴マミ、美樹さやか、鹿目まどか、そして暁美ほむら。 みんな私にとって非常に興味深い人物なのだよ」
キュゥべえ「それで?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
エイワス「君如きに、そんな面白い人物達が、魔女という醜い姿にされては困るのだ。 分かるか?」
キュゥべえ「っ」
65 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/15(木) 22:49:07.89 ID:HhRwqnoo0
キュゥべえにもし細かい感情表現ができるのなら、今頃驚愕な表情を浮かべているだろう。 だがエイワスは少し残念そうに呟く。
エイワス「だが足りない。 この四人には、ある性格の人間がいない。 残念だ。 非常に残念だ」
キュゥべえ「………いいたいのは、それだけかい?」
エイワスは何も答えず、ただ不気味に笑う。 そして最後にエイワスは
エイワス「さて、競争だ。 先に貴方が四人全ての魔法少女を魔女にするか、それとも私が四人全ての魔法少女を救うかを」
キュゥべえはなにも言わず。 その場を去って行った。 1人残されたエイワスは思った。
エイワス(恐らく、鹿目まどかが、彼の狙いだろう。 恐らくそれをほむらが全力で阻止すると想定すると……)
エイワス(暁美ほむら、美樹さやか、巴マミ、今はこんなものか……ふむ)
エイワス(三人か……もう一人ぐらいほしいな。 できれば………フフ)
エイワスは一人ベランダで静かに笑っていた。
66 :
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[saga]:2011/12/15(木) 23:10:31.71 ID:HhRwqnoo0
次の日、鹿目まどかと美樹さやかは、魔法少女体験ツアーに参加していた。 結界の中の様子、魔女・使い魔の特徴、用語説明など、一から全て教えてくれた。 マミは相変わらず華麗に魔女を狩り、二人はそれに憧れていた。 エイワスも当然その場にいて、相変わらず楽しそうな表情でそれを見ている。 一通り魔女狩りが済み、マミと別れると、さやかはこんな事をいいだした。
さやか「まどか、ちょっと病院によってもらっていい?」
エイワス「おや? どこか怪我をしたのかね?」
まどか「違いますよ先生……ね? さやかちゃん」
まどかは少しニヤニヤにながら、さやかを見た。 さやかは少し顔を赤くしていた。
67 :
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[saga]:2011/12/15(木) 23:26:19.77 ID:HhRwqnoo0
今日はここまでにします。 ちなみに今のところ登場している人物たち
人物名 今の状態
―――――――――――――――
鹿目まどか 人間
―――――――――――――――
美樹さやか 人間
―――――――――――――――
巴マミ 魔法少女
―――――――――――――――
暁美ほむら 魔法少女
―――――――――――――――
エイワス 守護天使
68 :
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[sage]:2011/12/16(金) 07:32:37.83 ID:l4AZQ8sAO
最高が5点で評価
面白さ 5点
読み安さ 5点
投下の速さ 0点
量 0点
面白いだけに少な過ぎるのが残念だ。
頑張ってくれ
>>1
よ
69 :
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[sage]:2011/12/16(金) 08:23:10.02 ID:D17sndlDO
乙・フィナーレ
70 :
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[sage]:2011/12/16(金) 11:02:04.39 ID:fDbdQ3HAO
べ、別にアンタのために乙するんじゃないんだからねっ!
71 :
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[sage]:2011/12/16(金) 14:53:15.91 ID:7s7ju28Eo
乙。自分の書きたいペースでやればいいと思う。
変に気負うと大変だろうし。
72 :
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[sage]:2011/12/16(金) 17:42:25.25 ID:ugwuDPcUo
>>68
評論家気取りはウゼーから黙ってろよ
気長に待ちます、
>>1
のペースで書けばいいよ
73 :
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[sage]:2011/12/16(金) 17:58:13.37 ID:l4AZQ8sAO
>>68
だけど、荒れるからそう言う事はいいと思いますよwwwwww?
74 :
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[saga]:2011/12/17(土) 14:45:56.94 ID:7XRpcXxd0
美樹さやかは手にCDケースを持って病院の中を歩いていた。 CDケースに書かれている曲のタイトルには有名な作曲家の名前が書いてある。
だがこのCDはさやかの物ではない。 ある人物のお見舞いの品として持ってきたのだ。
さやかはある患者がいる部屋の中に入っていた。 中には中学生ぐらいの男がいた。 彼の名は「上條恭介」
別にこの少年と、とある少年の名字が一緒(といっても一文字違う)だからといって、右手に触れた異能な力を打ち消すことはできない。
それどころか、彼はだいぶ前に交通事故にあい、右腕に大けがを負っていて、正直あまり良い状態ではなかった。
恭介「さやか………今日も来てくれたんだね」
さやか「うん、はいこれ。 前欲しがっていたCD」
恭介「ありがとう……さやか」
さやか「うん…腕、速く治るといいね………」
さやかはその後軽く雑談を交わした後、さやかは帰って行った。
ちなみにこの二人の会話を、とある人物は少し離れたところで聞いている者がいた。
誰かは………いうまでも無いだろう。
75 :
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[saga]:2011/12/17(土) 15:40:58.56 ID:7XRpcXxd0
いったん切ります。
76 :
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[saga]:2011/12/17(土) 21:06:59.02 ID:7XRpcXxd0
病院の外にでると、まどかと合流した。 まどかはさやかを見つけるなり、いろいろな事を根掘り葉掘りきいてきた。
さやかは答えられる範囲でまどかに中の様子を話した後、帰ろうとした時だった。
まどかは何かを発見した。 丁度まどかがふと病院の壁付近を見たとき、黒い小さな石の様な物が埋め込まれていた………
まどかはこれが何かはすぐに分かった。 前見せてもらったことがある………魔女だ。
まどか「こ、これって………!」
さやか「魔女の………卵………ッ!!」
その時、まどかの目の前に白い生き物……キュゥべえが現れ、二人にこう言った。
キュゥべえ「まずいね………ここで孵化すると大変なことになるね」
まどか「私、マミさん呼んでくる! さやかちゃんは見張ってて!!」
さやか「わかった!」
まどかが走り去った後、黒い石から穴ができ、人ひとりが入れるぐらいの大きさまでなった。
まるで、さやかを向かいいれるように―――――
77 :
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[saga]:2011/12/17(土) 21:36:23.94 ID:7XRpcXxd0
さやか「……………」
さやかは無言で結界の奥底へ進んでいった。 幸い、まだ魔女が活動していないのか、使い魔たちはさやかを襲うことは無かった。
結界の中にはケーキやチョコなどのお菓子が所々に散らばっていて、医療用の器具や薬の瓶なども配置されていた。
だが形はどれも禍々しく、とても気分がいいとは思えない。
最深部の入口の前で、さやかはキュゥべえにこう言った。
さやか「………最悪の場合、頼るかも」
キュゥべえ「……………」
78 :
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[saga]:2011/12/17(土) 21:42:10.20 ID:7XRpcXxd0
マミ「ここね」
一方マミは既に結界の入口の前にいた。 マミは先にいったキュゥべえにテレパシーを送る。
マミ『そっちの様子はどう?』
キュゥべえ『まだ孵化する兆しはないけど、なるべく刺激の少ないようにきて』
マミ『わかったわ』
キュゥべえにテレパシーを送ると、マミはまどかと共に、結界の中へ入って行った。
そして………
エイワス「さて、役者はそろったな。 では私も行くとしよう」
79 :
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[saga]:2011/12/17(土) 22:04:47.95 ID:7XRpcXxd0
マミとまどか。 二人の少女が結界の中を進んでいくと、暁美ほむらが立ちはだかった。
ほむらは相変わらず油断ならぬ目つきでマミをにらんでいた。
マミ「なんの様かしら?」
ほむら「ここの魔女は、私がしとめる」
マミ「させると思うかしら?」
マミは突然拘束魔術を用いて、ほむらを拘束した。 数十本もの黄色いリボンが、ほむらを拘束する。
マミ「おとなしくしていれば、怪我をすることはないわ。 さ、行きましょ鹿目さん」
ほむら「待って!! ………くッ!!」
ほむらを拘束したマミは、まどかと共に結界の奥へ消えて行った。
80 :
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[saga]:2011/12/17(土) 23:18:24.13 ID:7XRpcXxd0
そして、結界の最深部、お菓子に包まれた結界の中、さやかは巨大なドーナッツの影に隠れていた。
二人はそれを見つけ、合流した。 その直後、魔女は孵化し、中から人形のような魔女が現れた。
マミ「折角出てきた所を悪いけど……一気に決めさせてもらうわよ!!」
マミは持っていたマスケット銃で魔女を吹き飛ばすと、それに何発か撃った。
マミ「ティロ・フィナーレ!」
マミはそう叫ぶと、巨大化した銃…というより大砲を、魔女に向けて発射した。
さやか「やったぁ!!」
だが、次の瞬間。 マミは地獄を見ることになる――――――――――
81 :
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[sage]:2011/12/17(土) 23:27:06.70 ID:7XRpcXxd0
突然魔女の口から恵方巻きのような、黒いヘビのような、黒い芋虫のようなものが出てきた。
突然の出来事に、マミは反応できない。 それは大きな口を開けて――――――巴マミの首を喰いちぎった。
まどか「えっ……?」
さやか「あ、あ……」
一瞬の出来事に、二人は反応できない。 ただ言えることは、二人の前で巴マミの首が食いちぎられたことだけだ。
それは、巴マミの死を意味するのと等しかった。 やっと状況が理解できたころにはすでに遅かった。
あまりの恐怖に、二人は悲鳴を上げることもできなかった。 巴マミは死んだ。 重く、残酷な事実が、彼女たちに襲い掛かる。
82 :
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[saga]:2011/12/17(土) 23:29:07.05 ID:7XRpcXxd0
今日はここまでにします。 次回更新 未定
83 :
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:2011/12/17(土) 23:41:15.82 ID:jfcJ1irw0
乙! なん……だと……
84 :
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[sage]:2011/12/18(日) 00:11:44.68 ID:5gOyzPxjo
乙
85 :
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[sage]:2011/12/19(月) 20:24:12.57 ID:y49pZTpH0
おまたせしました。 再開します。
―――――――――――――――――
少し前。 結界のとある場所
エイワス「で? 君はここでなにをしている?」
ほむら「……………」ギロッ
マミがお菓子の魔女シャルロッテと戦う少し前。 エイワスは拘束されたほむらを見つけ、からかっていた。 当然ほむらの表情は良くない。
エイワス「で、どうする? このままで居るか? それともここで………拘束を解くか?」
ほむら「……………」
ほむらは少し黙ると、エイワスにこう言った。
ほむら「………助けて」
エイワス「ん?」
ほむら「巴マミを、助けて」
意外な言葉が、ほむらの口から飛び出た。 その刹那、エイワスは消えた。
86 :
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[saga]:2011/12/19(月) 20:33:31.16 ID:y49pZTpH0
そして―――――――――
マミ「―――――」
シャルロッテがマミを喰いちぎった後、今度はまどか達を睨みつけた。 蛇に睨まれた蛙とは、このことだろう。
キュゥべえは慌てて二人に言う
キュゥべえ「二人とも! 早く契約をッ! 願い事を決めるんだ!」
ほむら「その必要は無―――――「その心配はないよ。 鹿目まどか、美樹さやか」
二人の目の前に、エイワスとほむらが現れた。 ほむらは少し不機嫌だったが、エイワスは上機嫌でこう言った。
エイワス「さて、そろそろだろうな……」
エイワス「さあ巴マミよ、『天使』と言う新たな力を借り、再び私を楽しませよ!!」
その時、食いちぎられたはずのマミの体が元に戻り、再び立ち上がった。
マミ「あれ、私は……………」
まどか「マミさん!!」
さやか「無事だったんですか!!」
87 :
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[saga]:2011/12/19(月) 20:44:57.27 ID:y49pZTpH0
シャルロッテは少し驚いた表情をしたが、すぐに立ち上がったマミを襲い掛かった。 だが………
シャルロッテ「シャアアアアアアァァァァァァ―――――――――」
突然、シャルロッテがぐったりし始めた。 そして、ピクリとも動かなくなった。
だが死んではいない。 人間でいう仮死状態になっていた。
それを見て、マミを含む四人は驚愕の表情を浮かべていたが、エイワスだけは満足そうな表情だった。
そしてマミに言う。
エイワス「おめでとう。『神の火(ウリエル)』は、君を選んでくれたようだ」
エイワスはパチパチと拍手をしていたが、マミは何をいっているのかよく分からなかった。
88 :
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[saga]:2011/12/19(月) 20:52:20.61 ID:y49pZTpH0
そして、魔女を倒した後、エイワス達は近くのファミレスに入った。 四人は席に座るや否、エイワスにあれこれ聞いてきた
マミ「どうして……私は生きているの………?」
エイワス「何を言ってる、私が食われる寸前に助けたんだぞ。 とある方法で」
ほむら「とある方法って何よ!?」
エイワス「……『光の処刑』という、とある魔術だよ」
さやか「………何よそれ」
エイワス「優先順位を変更する魔術だよ。 今回の場合は『人体』を上位に、『魔女の牙』を下位にって設定しといた」
マミ「だから……私は………」
エイワス「そういうことだよ。 巴マミ」
89 :
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[saga]:2011/12/19(月) 22:24:38.44 ID:y49pZTpH0
マミ「じゃあ……神の火(ウリエル)は……?」
エイワス「四大天使の一人で、天におけるすべての発光体と地上の運行、気象、自然現象を司る天使としられている」
まどか「じゃあ、マミさんはそんな凄い物の力を……」
エイワス「そういうことになるな。ちなみにさっき魔女が倒れたのは『天罰術式』という魔術を無意識に発動して、広範囲に自分に敵意や悪意を抱いたものを自動的かつ無差別に昏倒させたのだ」
無論、魔女も対象となるのだと、エイワスが付け加えると、ほむらがポツリと呟く。
ほむら「チートじゃない」
90 :
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[saga]:2011/12/19(月) 22:43:33.52 ID:y49pZTpH0
その夜、マミ家のベランダ。
キュゥべえ「全く、君はとんでもない事をしてくれたね」
キュゥべえは少し不機嫌そうに言った。 それに対しエイワスは
エイワス「とんでもない事? 私はただ巴マミに『神の火(ウリエル)』の力を与えただけだが」
キュゥべえ「全く、わけがわからないよ」
エイワス「さて、君はどうする?」
キュゥべえ「さあね。 少なくとも君を止めるなんて、僕らにはできないね」
エイワス「そうか、では」
エイワスは一息吐いた後、こう言った。
エイワス「今度はこちらから行かせてもらうよ。 インキュベーダー」
エイワスはそう言うと、静かに、少し不気味に笑った。
91 :
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[saga]:2011/12/19(月) 22:58:40.02 ID:y49pZTpH0
次の日、病院
さやかは病院に居た。 目的はもちろん上條恭介のお見舞いだ。 彼女はいつも通りにクラシック音楽のCDをお見舞いの品として持って行って、聴かせてあげる。 彼が入院してからはそんな日々が続いた。だが――――――
恭介「さやか……君は僕をいじめているのかい?」
さやか「えっ」
突然の発言に、彼女は固まる。 予想外の言葉に、さやかは返答に時間がかかった。
さやか「ちょ、急になにいいだすのよ…!」
恭介「もう、腕は動かせないって、奇跡でも起こらない限り無理って、先生から言われたんだ。 だから、こんな物を聴かせないでよ!」
二人の間に長い沈黙が流れた。 だがそれを破ったのは、
さやか「……あるよ」
さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ!」
92 :
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[saga]:2011/12/19(月) 23:06:24.91 ID:y49pZTpH0
今日はここまでにします。 次回予告
「汝の欲する所を為せ。それが汝の法とならん、か」
エイワス
「………まさか、君が来るとはね」
キュゥべえ
「さやか……ちゃん……?」
まどか
人物名 今の状態 備考
―――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿目まどか 人間
―――――――――――――――――――――――――――――――――
美樹さやか 人間
―――――――――――――――――――――――――――――――――
巴マミ 魔法少女 『神の火(ウリエル)』の性質を持っている
―――――――――――――――――――――――――――――――――
暁美ほむら 魔法少女
―――――――――――――――――――――――――――――――――
エイワス 守護天使
93 :
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:2011/12/20(火) 00:33:10.50 ID:Z2ALqXpr0
おつ! ちょwwwwwもうマミさん一人でワルプルギス倒せるwww
94 :
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[sage]:2011/12/20(火) 01:13:42.89 ID:8gndqU7H0
天罰は個人に敵意を向けずに、町を爆撃なんて場合は防げない気もするけどね。
聖母の慈悲なら、魔女を救えるのだろうか?
95 :
行間 1
[sage]:2011/12/21(水) 00:04:06.36 ID:/E/eolG30
−−−その夜−−−
見滝原町は主に学園都市の協力によって開発された都市部と、開発が失敗し、放置されている場所がある。
当然、夜でも都市部は明るく、未開発の部分は驚くほど暗い。 あまりの暗さに、地元の人でもこの時間帯をうろつく人はいない。
そんな未開発の場所だが、今日は珍しく、この時間帯に一人の人物が訪れていた。
その人物は、鉄柱の上に腰掛け、何かを食べていた。 そこへ
キュゥべえ「………まさか、君が来るとはね。 杏子」
佐倉杏子
かつて自らの祈りで家族を壊し、巴マミとはまた別な方向で活躍している魔法少女の一人だ。
彼女もかつて、巴マミと行動を共にしていたらしいが、何かのきっかけで別々で行動するようになったのだ。
彼女はキュゥべえを見つけて言った。
杏子「マミの奴がしくじったらしいって聞いたから来たけど……ちょっと話が違うんじゃねぇの?」
キュゥべえ「……残念だけど、君は今のこの町に必要ないみたいだね」
杏子「何それ、超ムカつく」
でも、と杏子は言葉を置くと
杏子「こんな絶好な縄張りを、新人と甘ちゃんに譲るのもね」
キュゥべえ「何をするつもりだい?」
杏子「要するに……ぶっ潰せばいいんでしょ? ………あの二人を」
ニィと、杏子は八重歯を出して笑いながら言った。 その笑いは残虐性からの笑いだった。
96 :
行間 1
[sage]:2011/12/21(水) 00:13:57.39 ID:/E/eolG30
一方その頃、エイワスは一人ベランダで星空を見上げていた。 今日は新月の日だったのか、月は見当たらない。
エイワスは今日は新月の日だったのか、と少し笑い。 こう言った。
エイワス「巴マミが『神の火(ウリエル)』、美樹さやかが『神の力(ガブリエル)』、暁美ほむらが『神の薬(ラファエル)』……といった感じで良いかな」
エイワス「さて、インキュベーダーめ。 君は私に中々素敵なプレゼントを用意してくれたな」
エイワス「今すぐにでも会いに行きたいが、今日は少し遅い。 会うのままた後日で良いかな?」
エイワス「さて、果たして君の思い通りに行くかな?」
エイワスは光が全く灯っていない未開発の地域を見つながら言った。
97 :
行間 1
[sage]:2011/12/21(水) 00:18:10.89 ID:/E/eolG30
人物名 今の状態 備考
―――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿目まどか 人間
―――――――――――――――――――――――――――――――――
美樹さやか 魔法少女『神の力(ガブリエル)』の性質を持っているが、本人は知らない
―――――――――――――――――――――――――――――――――
巴マミ 魔法少女 『神の火(ウリエル)』の性質を持っている
―――――――――――――――――――――――――――――――――
暁美ほむら 魔法少女 『神の薬(ラファエル)』の性質を持っているが、本人は知らない
―――――――――――――――――――――――――――――――――
佐倉杏子 魔法少女
―――――――――――――――――――――――――――――――――
エイワス 守護天使
98 :
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[saga]:2011/12/21(水) 00:19:59.72 ID:/E/eolG30
明日速いので、今日はここまでにします。 正午ぐらいに再開予定
99 :
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[sage]:2011/12/21(水) 00:23:14.57 ID:ATzeZU4Go
乙
100 :
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[sage]:2011/12/21(水) 00:25:29.52 ID:w3ZfEm8r0
乙 杏子オワタwwwwwww
101 :
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[sage]:2011/12/21(水) 00:48:21.77 ID:kE3v31lAO
乙っちまどまど!
102 :
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[sage]:2011/12/21(水) 15:39:33.37 ID:+6NcvTPd0
なんという杏子終了のお知らせ
103 :
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[saga]:2011/12/21(水) 16:35:04.67 ID:/E/eolG30
次の日、学校の屋上では、久々に上條恭介が登校してきた。 その様子を見て、さやかは少し安心そうな表情をしていた。
恭介は休み時間に、屋上でさやか達にバイオリンを披露してくれた。 さやかその様子を見て
さやか「良かった……右手、治ったみたい……!」
さやかの様子を見たエイワスは、少し笑い、さやかにこんなテレパシーを送った。
エイワス『フフフ、良かったじゃないか。 おめでとう。 私からのプレゼントも受け取ってくれたまえ』
さやか『プレゼント?』
エイワス『神の力(ガブリエル)の性質』
さやか『………まさか、マミさんと同じ変な力を…?』
エイワス『変な力では無い。 四大天使の一人で、イエスの誕生を告知した天使の力だぞ』
さやか『なにそれ凄い』
104 :
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[saga]:2011/12/21(水) 16:47:03.33 ID:/E/eolG30
<キーンコーンカーンコーン
さやか「あ、チャイム鳴った」
エイワス「そのようだ。 さ、みんな教室に戻りなさい」
エイワスがそう言うと、さっきまでバイオリンを弾いていた恭介を始め、それを聞いていた者たちが次々と教室に戻って行った。
校庭にいるのがエイワスだけになったのを確認すると、エイワスはこう呟いた。
エイワス「さて、やっと話せるな」
エイワスはそう呟くと、誰かにテレパシーを送った。 その相手はもちろん魔法少女だ。
だが相手は巴マミでも、暁美ほむらでも、美樹さやかでも無い。
エイワスが送った人物とは―――――
エイワス『よく来てくれたね。 歓迎するよ、佐倉杏子』
105 :
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[saga]:2011/12/21(水) 16:58:33.99 ID:/E/eolG30
見滝原中学校から少し離れたビルの天文台
杏子「ッッッ!」
杏子は驚愕の表情を浮かべた。 予想外の事態。 杏子は今まで誰にも気づかれずに見滝原に侵入できたと思っていた。 だが違った。
聞いたことも、見たことも無い人物が、彼女がここにいる事を知っていたのだ。
杏子『な、何者だアンタ……!』
杏子はテレパシーを送った相手…エイワスにテレパシーで返す。 すると
エイワス『魔法少女に興味がある一般人……では納得いかないか』
杏子『いくわけねーだろ!』
エイワスはハハハと笑いながら、杏子に言った。
エイワス『私の名はエイワス。 ただの変人だよ』
杏子『エイワス……? この名前どっかで………?』
エイワス『おや、私の事を知っているのかね? おかしいな、確か昨日、インキュベーダー…いや、キュゥべえと言った方が君には分かるか、まあいい。 とにかく昨日の会話では私の名前が出てきてないはずだが』
杏子『………嘘だろオイ、アンタ、昨日の事まで……ッ!』
エイワス『ま、君がどんな行動(アクション)を起こそうが、私は君に会いに行くつもりだ。 今の私は君にとても興味があるのだよ』
杏子『………嫌だ、と言ったら?』
エイワス『なに、君は絶対に私と会う運命になっているように設定しといた。 だから会わないという選択肢は無いよ』
106 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[saga]:2011/12/21(水) 17:08:09.50 ID:/E/eolG30
杏子は絶句した。 魔法少女でもないのにテレパシーなどの理解不能の力を使うエイワスという存在に、だが杏子は苦し紛れに言う。
杏子『だ、だけど…! 所詮アンタは人間! ただの人間が魔法少女に……ッ!!』
エイワス『そう思ったか、だが残念だ、私は人間では無いよ ほら、今、君の上にいるよ 私が』
杏子「え………」
杏子は上を見ると、信じられない、いや、信じようにも信じられない光景が目に入ってきた。 白装束の、金色の髪の毛の女性が入ってきた。
だがその女性には、普通の人には無い物があった。 そう、それは
杏子「う、嘘だろ………そ、その姿は………ッ!」
青ざめたプラチナの翼に、白い輪が、エイワスに付いていたからだ。杏子の赤き瞳にはエイワスという、一人の天使が浮かび上がっていた。
107 :
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[saga]:2011/12/21(水) 17:10:56.83 ID:/E/eolG30
学校の帰り、鹿目まどかは少し考え事をしながら歩いてた。
何故ほむらはマミ達を嫌うのか、何故私を魔法少女にさせたくないのか。 そして………
何故、自分のクラスメートである仁美が、大勢の人と共に廃工場に向かっているのか、と
まどか「仁美ちゃん………どこにいくの……?」
まどかの声に気付いた仁美は、少し笑いながら答えた。 だがその笑いとは裏腹に、仁美の顔の色が良くない。
仁美「この場所よりも素敵な場所へですわ。 そうだ、鹿目さんも一緒に……」
すると突然まどかの手を引っ張り、廃工場に連れてってしまった。
108 :
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[saga]:2011/12/21(水) 17:20:54.99 ID:/E/eolG30
いったん切ります
109 :
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[sage]:2011/12/21(水) 18:28:39.36 ID:e/PZnbQz0
乙
寒いから体調には気をつけて
110 :
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[sage]:2011/12/21(水) 21:20:35.92 ID:kE3v31lAO
乙っちまどまど!
111 :
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[saga]:2011/12/21(水) 22:07:20.10 ID:/E/eolG30
>>109
ありがとうございます!
――――――――――――――
仁美とまどかを含む大勢の人は、工場の少し広い暗い部屋で、何かの薬品を調合していた。 まどかはその薬品のパッケージを見ると、薬の知識が乏しいまどかでも知っている危険な薬物の名前が書いてあった。 それを見たまどかは慌てて逃げ出そうとするが、それを仁美が止めた。
その時まどかは見た。 仁美の首筋に黒く怪しいタトゥーがあったのを
よく見るとこの工場にいる者全てが仁美と同じタトゥーがほぼ同じ位置についている。 まどかは確信した。 ……魔女だ
そう思った時には、仁美が危険な薬品と危険な薬品同士で調合を始めようとした。 あわててまどかが止める、すると―――――
仁美「鹿目さん………!」
まどか「ひっ」
仁美の顔が恐ろしい形相で睨み付け、周りにいた。 慌ててまどかは逃げるが、仁美を含む何名が恐ろしい形相で追いかけてきた
ブチコロカクテイネッ!!
シタイケッテイダクソヤロウ!!
サンザンサンザンブチノメシテ、シャベレナクシテヤルッ!!
まどか「ひッ!」
その直後、廃工場が一瞬にして、禍々しい結界へと変貌する―――――――
112 :
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[sage]:2011/12/21(水) 22:08:47.41 ID:fhklKQ7AO
なんかいた
113 :
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[saga]:2011/12/21(水) 22:19:23.85 ID:/E/eolG30
少し前、某所
杏子「て、天使………ッ!?」
エイワス「お、私が天使って一発で分かったのか、中々鋭い判断能力だな」
杏子「エイワス………って、まさか…!!」
エイワス「お、私を知っているのか。 少し嬉しいな」
杏子「法の書にでてくる天使じゃねーか!」
法の書
かつて伝説の魔術師と呼ばれた男、アレイスター=クロウリーが記した原典の事だ。 杏子は元聖女なので、そういう本に触れる機会はあった。
つまり、杏子は写本の物だが、『法の書』を読んだことがあるのだ。
すると急に杏子が、敬語で話してきた。
杏子「どうして……貴方は現世にご降臨なされたのですか……?」
するとエイワスは少し不服そうな表情になり、こう言った。
エイワス「ああよしたまえ、君に敬語は似合わんよ。 普通に、いつも通りでいい」
杏子「は、はぁ」
114 :
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[saga]:2011/12/21(水) 22:26:11.81 ID:/E/eolG30
さて、とエイワスは言葉を置き、話題を変えた。
エイワス「今日は君にちょっとしたプレゼントがある。 気に入ってくれると嬉しい」
杏子「プレゼント?」
エイワス「そうだ。 ところで元聖女なら分かる問題を出すぞ。 問題だ。 四大天使を全て言え」
杏子は少し考えてから、エイワスの問いに答えた。
杏子「ウリエルと、ガブリエルと、ラファエルと……後誰だっけ?」
エイワス「残念!ミカエルを言っていないよ」
杏子はあ〜そうか!と言うと、エイワスからこんな言葉が飛び出た。
エイワス「君に『神の如き者(ミカエル)』の性質を植え付けといたが……どうかな?」
杏子「………………………………は?」
115 :
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[sage]:2011/12/21(水) 22:34:56.72 ID:CZ2gUiLU0
となると、まどかは中央か。
116 :
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[sage]:2011/12/21(水) 23:19:06.71 ID:+gyeyB9K0
『光を掲げる者(ルシフェル) 』か……ここの魔法少女チート過ぎるだろ……
117 :
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[saga]:2011/12/21(水) 23:20:11.70 ID:/E/eolG30
はい。 今日はここまでで。 次回予告+現段階の状況
「最近ブドウ酒とライ麦パンが無性に欲しいんだけど……貴方私になにか変なことしてない?」
暁美 ほむら
「どういう事だオイ……こいつらも天使の力を使うのかよ!」
佐倉 杏子
「新生『神の右席』の結成だな」
エイワス
人物名 今の状態 備考
―――――――――――――――――――――――――――――――――
鹿目まどか 人間
―――――――――――――――――――――――――――――――――
美樹さやか 魔法少女『神の力(ガブリエル)』の性質を持っている
―――――――――――――――――――――――――――――――――
巴マミ 魔法少女 『神の火(ウリエル)』の性質を持っている
―――――――――――――――――――――――――――――――――
暁美ほむら 魔法少女 『神の薬(ラファエル)』の性質を持っているが、本人は知らない
―――――――――――――――――――――――――――――――――
佐倉杏子 魔法少女『神の如き者(ミカエル)』の性質を持っている
―――――――――――――――――――――――――――――――――
エイワス 守護天使
118 :
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[sage]:2011/12/22(木) 00:04:50.64 ID:fKluVmYAO
乙っちまどまど!
119 :
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[sage]:2011/12/22(木) 16:13:34.40 ID:tuPuHe9k0
>>1
乙
ワルプルさん逃げてー
120 :
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[saga]:2011/12/22(木) 17:01:02.76 ID:A50nOYJo0
まどか「あ、これは………」
鹿目まどかの目の前に突然現れた魔女。 まどかは既に魔女と使い魔に囲まれていた。
当然、魔女がまどかを見逃すわけなど無い。 まどかは諦めたように呟く
まどか「あ……これは……罰かな……私が弱すぎる………罰なのかな……」
魔女はまどかに攻撃を仕掛ける。 まどかは今度こそ、自分は死んだと思った、が
まどか「――――――――?」
まどかは傷ついていなかった。 まどかは何が起きたのかしばらく分からなかったが………
さやか「まどか!」
まどかが知っている人物が、目の前に立っていた。
まどか「さやか……ちゃん……?」
121 :
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[saga]:2011/12/22(木) 17:19:51.53 ID:A50nOYJo0
その頃、
エイワス「成程、君はこの地を自分の物にするために、この街を訪れたのか」
杏子「そ、まぁ。 アンタがいる時点でもうその気はないけど。 てか無理だろ」
エイワス「まぁ、いくら天使長である『神の如き者(ミカエル)』の力を手に入れても、『神の火』『神の力』『神の薬』の属性を持つ者を同時に相手するのはほぼ無理に近いな」
杏子「………どういう事だオイ……他にも天使の属性を持つ奴がいるのかよ!」
エイワス「まあな」
杏子「……………ったく、ひでぇ町に来ちまった」
エイワス「そういうな、君もどうだ? この街の魔法少女と手を組まないか?」
杏子は手に持っていたポッキーを口にくわえこう答える
杏子「は? 手を組む? 魔法少女同士で? バカなの死ぬの?」
122 :
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[saga]:2011/12/22(木) 17:37:08.59 ID:A50nOYJo0
エイワスは少し残念そうな表情でこう答えた。
エイワス「ふむ、私には死と言う概念が無いのだが……何故そんな事を言う」
杏子は面倒臭そうにエイワスの質問に答える。
杏子「何故って、そりゃお前、私の利益が減るからだよ それに集団とかうぜぇし面倒だし」
エイワス「なるほど、ところで話題が結構変わるけど良いかな?」
杏子は箱から新しいポッキーを数本取り出し、口に銜えてる。
エイワス「君は知っているかな? キュゥべえ、いや、インキュベーダーの目的を」
杏子「さあね」
即答だった。 エイワスは少し呆れて言う
エイワス「少しは考えなかったのかね? 何故キュゥべえが君たちの様な少女を魔法少女にしたり、魔女がこの世界に存在していたりとか」
杏子「……………」
杏子は少し黙る。 そしてエイワスはこんな事を言い出した。
エイワス「じゃあ問題だ。 ソウルジェムの役割を答えよ」
123 :
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[sage]:2011/12/22(木) 17:58:36.98 ID:68ZZntC2o
久々に魔女がかわいそうになるSSですね
124 :
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[saga]:2011/12/22(木) 17:59:56.98 ID:A50nOYJo0
杏子「役割って…あれだよ。 私らが変身するためにあるんじゃねぇの?」
杏子の答えに、エイワスは首を横に振り答えた。
エイワス「違うよ。 答えは………」
エイワスは少し間を置き、答えた。
エイワス「人の魂をこの中に入れて、魔女の攻撃を直撃しても死なないようにしているんだよ」
杏子「………はい?」
エイワスの言っている意味が分からなかった。 だがエイワスはスラスラと解説する。
エイワス「生身の体では魔女の攻撃を喰らい続けると、すぐに限界がきてしまう。 だがソウルジェムに自らの魂を移してしまえば、肉体に致命的なダメージをくらっても、ある程度なら耐えられるのだよ。 ま、たとえるならば肉体は外付けのハードディスクってところかな?」
125 :
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[saga]:2011/12/22(木) 18:00:24.06 ID:A50nOYJo0
いったん切ります
126 :
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[sage]:2011/12/22(木) 18:14:43.16 ID:NsVtPexX0
乙乙
先手打ちまくりですね
127 :
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[sage]:2011/12/22(木) 19:43:34.69 ID:h0JphC3u0
負ける気がしない
ただしタダで済む気もしない
とりあえず魔女逃げて超逃げて
128 :
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[sage]:2011/12/22(木) 21:17:31.04 ID:fKluVmYAO
乙っちあんあん!
129 :
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[saga]:2011/12/23(金) 14:20:24.18 ID:wVPoJ8gq0
エイワス「そうだろう? インキュベーダー」
ニヤリとエイワスは笑いながら後ろを振り返る。
キュゥべえ「………その通りだよ。 エイワス」
キュゥべえ「さらに言うと、ソウルジェムと肉体が100メートル以上離れると起動不能になるけどね」
エイワス「だ、そうだ」
杏子「!! て、てめぇ………ッ!!」
杏子はキュゥべえを掴み、怒鳴る
杏子「ふざけんじゃねぇよ! それじゃゾンビにされたような物じゃないか!!」
キュゥべえ「………君たち人間はいつもそうだ。 本当の事を伝えるといつも同じ反応をする」
キュゥべえ「わけがわからな――――――」
キュゥべえが言い終わる前に杏子はキュゥべえを放り投げ、キュゥべえが着地した場所が突然巨大な光の爆発が発生した。
エイワスは杏子の右肩になにかが付いているのが見えた。 禍々しく光る巨大な腕のような、翼のような物を――――――
130 :
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[saga]:2011/12/23(金) 14:24:57.66 ID:wVPoJ8gq0
キュゥべえ「………全く、君も無駄な事をするんだね」
杏子「ッ………チッ!!」
キュゥべえを見るや否、杏子は舌打ちをして、エイワスに睨み付ける。
エイワス「おっと。私をそんな怖い顔で睨まないでくれ、私はなにも悪い事をしていないよ」
エイワスは適当に笑い飛ばすと、再び杏子に言った。
エイワス「で、どうする? このまま一人でいるか? それとも……私たちと組むか?」
杏子「……………」
131 :
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[saga]:2011/12/23(金) 14:29:55.63 ID:wVPoJ8gq0
次の日、マミの家
ほむら「……………」グビグビ バクバク
マミ「……あの、暁美さん?」
ほむら「何?」
マミ「何を……しているの?」
ほむら「エイワスに呼ばれたから来たのよ」
マミ「いや、そうじゃなくてね………」
マミは少し間を開けて答える
マミ「なんで貴方は未成年なのにブドウ酒(赤ワイン)を飲んでいるの? 後なんでそのつまみがライ麦パンなの?」
132 :
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[saga]:2011/12/23(金) 14:42:56.69 ID:wVPoJ8gq0
ほむらは面倒くさそうに答える
ほむら「………最近ブドウ酒とライ麦パンが無性に欲しいんだけど……貴方私になにか変なことしてない?」
エイワス「神の薬(ラファエル)の性質上の問題だ。 私は何もしていないぞ」
ほむらは銃を取り出し言う
ほむら「…で? その『神の薬(ラファエル)』の性質を与えたのはどこの誰かしらね?」
エイワス「おお。 怖い怖い」
さて、とエイワスは呟くと、こんな事を言い出した。
エイワス「紹介しよう。 新しいメンバーを」
マミ・ほむら「?」
最も、マミは知っている人物だがねと、エイワスは付け加えると
エイワス「さあ入りたまえ。 日中お菓子ばっか食べても太らない体格だが、実は血糖値が高くて糖尿病直前の――――」
その直後、エイワスが居た場所が突然爆発し、その余波でマミの部屋が滅茶苦茶になった。
133 :
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[saga]:2011/12/23(金) 15:01:53.50 ID:wVPoJ8gq0
突然の爆発に、周辺住民は大騒ぎしていた。 だがマミの部屋は不思議と被害が少なかった(と言っても壁の所々が焦げ、窓ガラスが8割ほど割れている)
茫然とする二人の目に一人の少女が目に入ってきた。 赤い髪に八重歯が特徴的な少女だ。 二人はこの少女を知っていた。 だが
自分たちが知っているこの少女に、こんな変な物が付いていたか?
少女の右腕には、禍々しい光の巨大な腕が生えていたが、しばらくすると消失した。
すると、爆発に巻き込まれたはずのエイワスが起き上がり、こんな事を言い出した。
エイワス「はは、随分と壮大な登場だな。 杏子」
杏子「ちっ、外した」
エイワス「さて、この瞬間、新生『神の右席』が結成された」
エイワスは満足そうに呟いた。
134 :
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[saga]:2011/12/23(金) 15:02:32.97 ID:wVPoJ8gq0
いったん切ります
135 :
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[sage]:2011/12/23(金) 15:18:39.38 ID:lhKLQ1LDO
乙っす!
まぁ、部屋はちゃんと掃除しような杏子ちゃん。
136 :
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[sage]:2011/12/23(金) 17:20:32.84 ID:cidMh9Kn0
もう一度言う
負ける気がしないwwww
多分ワルプルさんも笑いを止めて泣き出すレベル
137 :
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[sage]:2011/12/23(金) 19:16:27.16 ID:xLcDXJdw0
確かに糖尿病になると太りにくくなるな。
138 :
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[sage]:2011/12/23(金) 21:42:33.92 ID:j+wCEElAO
『ワルプルから逃げてー』、ではなく『ワルプルさん逃げてー』と言いたくなったのは初めてだわ。乙
139 :
行間 1
[saga]:2011/12/24(土) 22:54:38.84 ID:/hmYsRb20
その頃。 某国にある小さなアパートで、二人の男がこんな話をしていた。
??1「………む」
??2「……どうかしたか?」
??1「……いや、なんでもない。 ただ予測だが、“俺様”の力が無くなった。 そんな気がするな」
??2「本当か? ならアレを出してみろ」
一人がそういうと、赤いスーツの様な服を来ている男は右手を振りかざした。 だが何も起きなかった。
??1「………俺様から『神の如き者(ミカエル)』の力が無くなったのか……」
男は少し不服そうな表情をしていたが、もう一人の男は
??2「…よかったじゃないか。 もう君は普通の人間になれたのだから」
??1「………ふん」
赤い服装の男は窓辺に目をやり、こう呟いた。
??1「……何処の誰が俺様からどうやって『神の如き者(ミカエル)』を奪ったのかは知らんが、ま、精々かつての俺様のようにはなるなよ」
140 :
行間 1
[saga]:2011/12/24(土) 23:05:17.21 ID:/hmYsRb20
とある国
??3「………魔法少女…か」
??3の側近「報告によれば、日本の魔法少女は『神の火』『神の力』『神の薬』『神の如き者』の力を所有しているとの事です」
??3「……ローマ正教の『神の右席』みたいなりな」
??3の側近「はあ、ま、『神の右席』は大戦終了後に解体されましたけどね」
??3「……利用価値がありそうなりよね」
パチンと、一人の女が指を鳴らすと、男性と女性の二人組が現れた。
一人は身長二メートルぐらいの大男で、もう一人は所々から肌が露わになっている女性だ。
その二人組に一枚の書類と、四枚の写真を見せて言った。
??3「仕事よ。 今からこの写真の少女たちを調べ、利用価値がありそうだったら連れてこい」
141 :
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[saga]:2011/12/24(土) 23:42:44.77 ID:/hmYsRb20
−−−マミの家−−−
マミ「私の家が………」
ほむら「いきなり巴マミの家を変な右手で一掃するなんて……相変わらず愚かね。 佐倉杏子」
エイワス「フフ、いきなり嫌な印象を与えてしまったな」
杏子「てめぇのせいだろクソボケ天使!!」
ほむら「で? 何故私たちをここに呼んだの?」
エイワス「杏子の自己紹介、それだけ」
三人はそれだけかよ! とエイワスを突っ込んだ後、杏子は面倒くさそうに言った
杏子「あー…ま、一応知らねぇ奴もいるから紹介しとくわ。 佐倉杏子だ。 こいつ(エイワス)も言ってた通り、『神の如き者(ミカエル)』の性質を持っている。 以上」
142 :
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[saga]:2011/12/24(土) 23:56:58.82 ID:/hmYsRb20
短いですが今日はここまでで。 みなさんは??が誰か分かりますよね?
143 :
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[sage]:2011/12/25(日) 17:16:41.05 ID:OIp1oEQDO
すいません。禁書読んでないんで知りませんっす。
144 :
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[sage]:2011/12/25(日) 21:16:40.55 ID:XsgwEHrm0
おい・・・『??』!!!利用価値だと・・・ふざけるな!!
テメェはインデックスに『首輪』をつけてまだ他の誰かを苦しめるのか!!!
145 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/25(日) 22:23:11.99 ID:NZiCOFXr0
>>144
エイワスがいるから大丈夫だろ
146 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/26(月) 07:57:54.60 ID:pGdnlVD+o
圧倒的安心感
147 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/26(月) 15:56:26.84 ID:hc1E6zbio
口調微妙におかしいだろwwwwwwコロ助かと思ったわwwwwww
148 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/29(木) 23:23:32.60 ID:BHpWFTRU0
コロ助逃げて!超逃げて!
どうでもいいがほむほむの葡萄酒はやっぱり盗んだんだろうな
149 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
[sage]:2012/01/01(日) 12:21:15.47 ID:P/ZZYaaDO
あけおめ!
150 :
以下、あけまして、おめでとうございます
[saga]:2012/01/03(火) 00:17:48.92 ID:SeXqI+Xl0
あけましておめでとうこざいます。 今年もこのスレをよろしくお願いします。
――――――――――――
次の日
さやか「聖母の慈悲?」
エイワス「そうだ、君たち四人の魔法少女は、特別な力を振るうことが出来る。 巴マミは敵意を向けた者を問答無用で撃退する『天罰術式』を、暁美ほむらはあらゆる物の優先順位を変える『光の処刑』を、佐倉杏子は振るっただけで奇跡を起こす『聖なる右』を用いる」
エイワス「それで、君はあらゆる束縛、罰、条件を免れることができる『聖母の慈悲』を使えるのだよ」
さやか「そ、それは分かったけど……佐倉杏子って、誰?」
エイワス「あ、そういえばまだ君には説明していなかったな。 彼女は君ら同様、四大天使の一人、『神の如き者(ミカエル)』の属性を持っている魔法少女で、恐らくこの街……いや、この世界で最強の魔法少女といっても過言ではないだろうな」
エイワス「ちなみに、彼女は君を狙っているらしい」
さやか「マジですか………」
151 :
以下、あけまして、おめでとうございます
[saga]:2012/01/03(火) 00:35:20.93 ID:SeXqI+Xl0
さやか「でも! その子がどんなに強かろうがこのさやかちゃんが返り討ちにしてくれる! 何故なら!」
さやか「さやかちゃんは『神の力(ガブリエル)』を持っていると同時に、魔法少女でもあるのだよ!!」ドーン
と、魔法で剣を出し、ポーズまで決めた。 だがエイワスは少し笑って
エイワス「そうか、まあ頑張りたまえ」
エイワスとさやかが会話をしていると、突然エイワスの携帯電話が鳴った。 着信相手は…
エイワス「もしもし、私だ」
アレイ☆『エイワス……一応聞いとくが、余計な事してないだろうな?』
エイワス「なあに、ただ四人に少し四大天使の属性を植え付けただけで―――」
アレイ☆『……どうなっても知らんぞ、特に植え付けた者たちが』
そう言い残し、統括理事長は電話を切った。
152 :
以下、あけまして
[saga]:2012/01/03(火) 00:49:12.83 ID:SeXqI+Xl0
今日は短いですがここまでで
153 :
以下、あけまして
[sage]:2012/01/03(火) 01:53:32.15 ID:ymCZxnaAO
こいつ、欝フラグ建てやがった……乙!
154 :
以下、あけまして
[sage]:2012/01/03(火) 01:55:21.25 ID:0kjMvLRAO
アレちゃんの胃は穴だらけだな
155 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/07(土) 23:20:11.24 ID:sxBvyDM20
―――――
―――
さやか「うーん、授業も終わったし、今日も魔女退治、いってみますか!」
エイワス「ふふ、テンションが高いな 私もお供させてもらうぞ」
まどか「エ、エイワス先生もそんなに魔法少女に興味があるなら、キュゥべえと契約すればいいのに」ティヒヒ
エイワス「その必要は無いよ、この街には魔法少女が四人も居る。 そこに私が入らなくてもいいのだよ」
まどか「そ、そうですか……って、あれ?」
エイワス「どうかしたか?」
まどか「せ、先生はさっきこの街には4人魔法少女が居るっていいましたよね?」
エイワス「それがどうかしたか?」
まどか「えっと……マミさんでしょ、さやかちゃん、ほむらちゃん……あと一人は誰ですか?」
エイワス「………すぐに会えるさ」
156 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/07(土) 23:38:07.06 ID:sxBvyDM20
しばらくして―――
さやか「相変わらず、歪んだ世界ですな」
キュゥべえ「ここに魔女はいないね、使い魔たちが作っている結界だから不安定だね」
さやか「ふうん」
エイワス(………さて、佐倉杏子はどう出るのかな?)
キュゥべえ(……気づいてるね、この結界に杏子が居るって事)
エイワス(まあ、今の杏子なら、今まで通りではないぞ、暁美ほむらよ)
157 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/07(土) 23:56:03.31 ID:sxBvyDM20
同時期
杏子(………アタシの魂は、この石っころ、か。 ふざけてやがるな)
杏子(んで、エイワスの野郎にほぼ強制的にマミ達と一緒に行動する事になっちまって、その上……)
ほむら「……やはりブドウ酒は中学生が飲むものじゃないわね」グビグビ
杏子(こいつはどういうわけか、アタシに付いてくるし)
杏子「はぁ……」
ほむら「? どうかしたの」
158 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/07(土) 23:57:08.90 ID:sxBvyDM20
今日はここまででにします。 見ている人はコメント下さい
159 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)
[sage]:2012/01/08(日) 00:02:55.73 ID:JvWjF2cAO
乙
160 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/08(日) 00:07:33.20 ID:BVisTrB70
ワインはキリストの血の象徴で、パンは肉の象徴だったはずだから、
血液と人肉をよりは中学生が飲むものだろう。
161 :
名無しNIPPER[sage]
:2012/01/08(日) 00:11:17.13 ID:IIZkt3dc0
〉〉318
誤爆すまそ;;
162 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/11(水) 12:43:11.87 ID:aSisSV/To
期待おっぱい
163 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
[sage]:2012/01/15(日) 23:11:18.73 ID:gZcnZ/yT0
>>1
はまだかな
164 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/01/23(月) 13:34:28.54 ID:4ZUSGTWo0
今追いついた。そして
>>1
よ。良ければ質問に答えてくれ。
>>81
〜
>>88
でなんでマミが助かってるのか。
確かに「食いちぎられた」とあるのに「食われる寸前に助けた」ってのは、時間逆行でもしてるの?
そして全体的に禁書勢の口調が崩れてるのは仕様?
無粋で悪いけど、モヤモヤしてるんだ……話は面白いよ。
乙。
165 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/24(火) 18:25:54.51 ID:d19oi6km0
今まで生存報告無しですみません……それでもこんなマイペースな
>>1
を待っていてくれてありがとうございます。
>>164
……とても言いにくいですが、これは単なる
>>1
のミスです。 本当にすみません……
――――――――――
さやか「はあっ! でりやっ!」
さやかは単純に、周辺に居る使い魔達を倒していた。 その様子を見て応援するまどかと、相変わらず何を考えているか分からないエイワス。
そんな三人の様子を見ながら、杏子は呟く
杏子「……無駄なことしてんなぁ、あいつ」
ほむら「まあ、貴方から見れば、そうなるわね」
杏子は興味なさそうに、持っていた駄菓子を口に入れながら、ほむらに言う
杏子「………あんた、何者だ?」
ほむら「?」
杏子「マミん家で初めて会ったときに、なんでアタシの名前を知ってた?」
ほむら「…現時点で、貴方に言う気は無いわ」
「そうかい」と、杏子は再び駄菓子を口に入れながら、自分の身長ほどの長さの槍を構え、少し笑いを浮かべながら、ほむらに言う
杏子「んで、今からあいつをぶっ潰すけど、文句はあるか?」
ほむら「別に無い」
ただ、とほむらは置いてから
ほむら「だけど、もしまどかに危害を加えるのなら……貴方を殺すわ」
166 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/24(火) 18:44:44.99 ID:d19oi6km0
さやか「これで!」
さやかが結界に居た使い魔を一通り倒すと、まだ残ってたのが逃走し始めた。 さやかは慌てて剣を投げ飛ばすが、当たる事は無かった。
さやか「ちっ! 逃がしたか、追わ―――――」
さやかが言い終わる前に、言葉が途切れた。 突如、さやかが立っている後ろの方で、巨大な爆発があったからだ、強大すぎる故、結界の所々が歪み始めたと思ったら、元の世界にまで戻ってしまった。
さやか(何…、この、爆発は……………ッ!)
杏子「なに無駄な事やってんだバカ」
混乱するさやかに、一人の少女の声が聞こえた。 さやかはまだこの声の正体は知らない。 しばらくすると、さやかの目の前に一人の人物が立っていた。
さやか「だ、誰ッ!?」
杏子「あれ? エイワスから聞かなかったのか? アタシの事」
さやか「っ…ま、まさか!」
杏子は持っている槍の矛先をさやかに向け、言う
杏子「殺しはしないよ。 多分」
杏子「だけど、甘っちょろいアンタに、魔法少女(アタシら)のルール、教えてやんよ!」
この瞬間、『神の力(ガブリエル)』の力を宿す者と『神の如き者(ミカエル)』の力を宿す者、二人の魔法少女(怪物)が、激突した
167 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/01/24(火) 18:58:23.14 ID:d19oi6km0
2スレしか更新していないけど、切ります。 もしかしたら今日はもう更新しないかも……
次からはできるだけ早い且つミスのないようにします………
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/01/24(火) 19:57:22.63 ID:C+hJ55mE0
乙〜
マッタリ待ってる
169 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/24(火) 22:25:32.51 ID:9YUyf+DIO
2スレ=2000レス…だと…!?
170 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
:2012/02/11(土) 18:19:06.45 ID:g+0XjFAl0
171 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga sage]:2012/02/12(日) 00:03:06.27 ID:uPcaBfVU0
訂正
『この瞬間、『神の力(ガブリエル)』の力を宿す者と『神の如き者(ミカエル)』の力を宿す者、二人の魔法少女(怪物)が、激突した』
この文を無かったことにしてください、こちらの都合で少し展開を変えます
―――――――
さやか「待て待て待てぃ!」
杏子「何だい?」
さやか「えー…っと、確かアンタってエイワス先生曰く『この世界で最強の魔法少女』らしいんだよね?」
杏子「だったらなんなんだよ」
さやか「そんな凄く強いアンタが、なんでアタシとなんか戦うの……かな? なんて」
さやかは苦しい表情で笑いながら、杏子に質問した。 それに対し杏子はいたってシンプルな回答をした
杏子「さっきもいった通り、甘っちょろいアンタを粛清するのと、ちょっとしたストレス解消。 それだけだ」
さやか「最強の魔法少女っていうのは凄く理不尽な野郎だなおい!」
このやり取りから数秒後、愉快な破壊音と金属同士がこすれあう音が、狭い路地裏に鳴り響いた。
172 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga sage]:2012/02/12(日) 00:32:03.00 ID:uPcaBfVU0
佐倉杏子と美樹さやか
二人とも四大天使の力を思うがままに振るうことができ、それぞれ魔法以外の特殊な力を使う事ができる
暁美ほむらは『優先順位』の変更でき、巴マミは敵対する者を無差別に撃退する事ができ、美樹さやかはこの世の掟、ルール、制限を全て無効し、佐倉杏子は振るうだけで奇跡を起こす右腕を持っているのだ
そんな反則的な力を持つ者の一人、美樹さやかはこう思った
今戦っている相手、『佐倉杏子』は本当に自分と同じ立場にいる人間なのか?
ありとあらゆる奇跡を巻き起こす力
それになす術なく、さやかは地面にたたきつけられ、自らのソウルジェムを槍で突き付けられた。
そんなさやかに、杏子はくだらなそうに
杏子「これで終わりだよ、ここでしばらく寝ている分ならそれでいいけど、これ以上抵抗するなら、こっちも容赦はしねぇ」
さやか「……うるさい、わね」
地面に叩き付けられ、それでいてソウルジェムがいつでも破壊される状況(ソウルジェムの中に魂が入っている事はさやかはまだ知らない)でも、さやかはそう反論した
さやか「アンタみたいに……ただ力があって理不尽な奴に……負けて…た、ま…」
杏子「そりゃ、お前が力が無いのが悪い。 元々私らは遊びでやってる訳じゃねえ、力ない、弱い奴は魔女にやられて死ぬ。それだけだ」
ただなと、杏子は面倒くさそうに
杏子「そんな力の無い奴が、力があるアンタのために戦おうとしてるのは、どういう事なんだろうな」
さやかが後ろを振り向く。 そこには楽しそうに笑っているエイワスと、怯えながらも赤い枝を持ったまどかが居た
173 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga sage]:2012/02/12(日) 00:52:16.42 ID:uPcaBfVU0
まどかが手に持っているのはレーヴァティンと呼ばれる、北欧神話に登場する武器のレプリカだ。
だがまどかが、こんな物を持ち歩いているとも思えない。 おそらく隣にいるエイワスが与えたのだろう。と杏子は適当に予測する。
今だ驚愕な表情を浮かべるさやかに、杏子は言う
杏子「んでどうするんだ。 アンタはそいつと一緒にアタシと挑むのか、それともここでおとなしくしてるか、どっちか決めろ。 前者だったらアンタらを八つ裂きに引き裂いてやるが、後者なら……そうだな、あまり気分は良くねぇが、いったん引いて、この戦いは無かった事にしてやる」
さやか「ど、どういう……」
杏子「別にアタシは雑魚をいたぶる趣味は無ぇよ。 ただ魔女が落とすグリーフシードが欲しいだけだし。それに」
杏子「キュゥべえの野郎の計画をぶっ潰したいだけ。 それだけだ」
さやかは少し不思議そうな表情をして、杏子に問う
さやか「キュゥべえの計画? なんの事よ」
杏子は少し険しい表情になって
杏子「アンタは知らない方がいい、アタシだって知りたくなかった。 そんな内容だ」
杏子はそう言ってから、千円札を5、6枚投げ渡して言う
杏子「ほら、慰謝料だ。 別にアンタのクソうぜぇ魔法を使えばいらないと思うが、まあ、あれだ。 キュゥべえの野郎の事だから、これ(ソウルジェム)にも細工してありそうだからな。 魔法の使用は極力抑えろ」
杏子はそう言い残し、超人的な動きで、この場から立ち去った。 倒れたさやかはポツリと、こう呟く
さやか「……アイツ、実は思ったより悪い奴じゃないかも」
174 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga ]:2012/02/12(日) 00:54:03.89 ID:uPcaBfVU0
今日はここまでで、できるだけ早くとかいっときながら2週間近く放置しちまった……
175 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)
[sage]:2012/02/12(日) 01:27:51.86 ID:8+voWEbAO
乙
176 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(福岡県)
[sage]:2012/03/16(金) 14:24:27.14 ID:36kosQBX0
まだかマギカ
177 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東日本)
:2012/04/14(土) 00:53:00.39 ID:IXam9RG60
2ヶ月過ぎてHTML化申請が出ました。
ダメかもしらんが、一縷の望みを掛けて、age
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