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男「お、流れ星か。理想の妹をくださいっと」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:32:39.51 ID:jCdxyyqa0

<チノツナガリナンテドウデモイイ! ワタシハオニイチャントイッショナラドコヘデモイケルヨ 完

男「おっしゃー!攻略完了」

男「うんやっぱり妹ゲーはいいな。血が繋がってるからこそ生まれる愛っていうの?」

男「禁断の愛を乗り越えて育まれ、2人はさらに愛し合っていく」

男「・・・・・・はぁ。何で俺には妹がいないんだ?」

男「星明りがこんなにキレイなのに、俺の心は現実という容赦ない光に照り付けられて」

キラーン

男「お、流れ星か。理想の妹を下さいっと」

男「ははっ。何だか悲しくなってきたやっ!」グスッ

男「寝るか・・・・・・」

男「」ぐーすかぴー

キラーン・・・・・・
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 17:33:30.73 ID:eXOBnPiho
期待
3 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:33:47.19 ID:jCdxyyqa0



チュンチュン

「て・・・さい。・・・きてください!・・・起きてください!」

「兄さん!」

男「う・・・ん?誰だよ。俺の睡眠を邪魔するのは。そもそもニイサンって誰だよ・・・・・・ん?兄さん?」

「随分寝ぼけていますね」

男「そこには可憐な少女が立っていた。俺に敬語を使い兄さんと呼び、まるで妹のように・・・・・・?」

「え、まあ妹ですから」

男「えと・・・・・・誰の?」

「あなたの妹ですよ、兄さん」

男「オーケー。10秒待ってくれ」

「ど、どうぞ」

男「(よし。状況を整理だ。昨日俺は妹ゲーを完クリした。それで妹欲しいなどと星に願った。するとどうだ。そこには妹と名乗る少女がいるではないか。ははーん。こりゃアレだ)」

男「夢、だな」

「まだ寝ぼけてるんですね」

男「夢なら仕方ない。襲うか」

「襲う・・・・・・えっ!?」

男「据え膳食わぬは男の恥。妹襲わぬは妹ゲーマーの恥。・・・・・・よしっ!」

「に、兄さん・・・・・・?」

男「ふぅ〜じこちゃぁ〜〜ん!!」

「い、イッヤァァァァァァァァァァァァァ!!!」

バチーーーーーン
4 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:34:39.99 ID:jCdxyyqa0

間。

「あらおはようございます。お兄様」

「兄貴、2階でなに騒いでたのよ・・・・・・」

「兄ちゃんおはよぅ!ってどうしたのそのほっぺたの手形?」

「うとうと。あ、お兄ちゃんおはよー」

ガヤガヤ

男「ああ・・・・・・これは現実だとこの紅葉と痛みが証明してるよ」

「今度あんなことしたら許しませんからっ!」

男「まっじでスイマセンでした!!」

「えー何してたのぉ?」

「何でもないですから早く朝ごはん食べて支度してくださいね」

「くすくす。お兄様も酔狂ですね」

「まったく、静かに食事したいこっちからしたらいい迷惑よ!」

「遊んでたのー?」
5 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:35:45.23 ID:jCdxyyqa0

男「(状況から察するに、ガチで願いが叶ったとしか思えねぇ。動揺するが、逆に考えれば天国じゃね?)」

男「(こうなっちまった以上しかたないな。うん。この世界を謳歌するぞっ!)」

「お兄様、早くしないと遅れてしまいますよ?」

男「(大人っぽいなぁ。黒髪長髪ストレート。そんで胸は・・・・・・大!)」以下『大人妹』

大人妹「どうしました?」クスクス

男「お、おう。いただきます」

男「う、美味い・・・・・・!これは誰が作ったんだ?」

「私ですけど何か、兄さん?」ギロッ

男「ひぃ!?」

男「(な、なるほど。この子は家庭的な子だな。ミドルヘアーがよく似合ってるな。んで胸は・・・・・・小?)」以下『敬語妹』

敬語妹「ど、どこ見てるんですかっ!?」

「あ、朝から不潔よバカ兄貴ーー!」バッシーン

男「2発目の紅葉ぃー!?」
6 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:37:07.86 ID:jCdxyyqa0

男「(こ、この子の性格は・・・・・・?)」

「む、胸ばっかり見て!あんたそんなんで恥ずかしくないのっ!?」カッー

男「(何だツンデレか。なるほど。象徴するかのごとくツインテールだな。しかも・・・・・・極小)」以下『ツン妹』

ツン妹「べ、別に兄貴のために言ってるんじゃなくて、わ、私たちの風評に関わるからなんだからねッ!」

男「(オッケー。教科書どおりのツンデレだぜ!)」

「へへーん。ボクはツン姉より胸あるよーん!」

男「(ショートボブヘアにボクっ娘。ボーイッシュな子か。確かにツン妹より胸はあるな。並か)」以下『ボー妹』

ツン妹「アンタも兄貴と同じ程度の思考!?」

ボー妹「でも男の子はおっぱいが好きだってのは事実じゃん」

敬語妹「朝から変な話題で盛り上がらないでください!」

ボー妹「敬語姉も胸ちっちゃいもんね」

敬語妹「なっ・・・・・・!?」

大人妹「そんな敬語妹とツン妹に朗報。日本人の男の4割は小さい派よ。まあそこにお兄様が入るかは分かりませんが」チラッ

男「いやこっちにふるなよ」

ツン妹「で、兄貴は実際どうなのよ!」

男「まあ無いよりはあった方がいい、かな?」

大人妹「だそうよ」クスクス

ボー妹「敬語姉とツン姉はこれで兄ちゃんの眼中から消えちゃったね」

ツン妹「はっ!そ、そもそも兄貴を意識する必要が無いじゃない!ふ、ふん。どうでもいい話だったわね」

敬語妹「兄さん、晩飯抜きですね」ニコニコ ゴゴゴゴゴ

男「ホワイ!?俺は一般論を述べたまでだ!」

大人妹「ではお兄様、今夜私と外食いたしましょう」

敬語妹・ツン妹「「それはダメ(です)っ!」」

大人妹「あらあら」クスクス

男「(これは・・・・・・天国なのか?状況がカオスすぎんだけど)」
7 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:37:49.79 ID:jCdxyyqa0

グイグイ

男「ん?」

「お兄ちゃん、わたしのおっぱいは大きい方?」ムニュ

男「お、ああ。そうだな。普通じゃないか?そのくらいがちょうど良いよ」

「そっかー!よかったー!」ニコニコキラキラ

男「(うおぉぉ。眩しい。この子は純粋無垢だ。きっと胸の話も訳分からずに聞いてたんだろう)」以下『無垢妹』

無垢妹「でもでも同じクラスのあかりちゃんは、わたしよりおっぱいちっちゃいけどモテモテだよ?」

男「世の中定石には囚われないって事だよ」

無垢妹「難しいね。世の中って」

男「ああ難しいぞ。何たって星が願いを叶えてくれるくらいだからなあ」

無垢妹「??」
8 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:42:23.72 ID:jCdxyyqa0

男「状況をまとめると、キラッ☆お星様は5人の多様な妹を作り、ギャルゲのごとく俺に好意を寄せさせた!」

男「長女は『大人妹』で俺と一緒の高校に通うJK1だ」

男「次女は『敬語妹』で隣町の中学校に通うJC3だ」

男「三女は『ツン妹』で地元の中学校に通うJC2だ」

男「四女は『ボー妹』で地元の中学校に通うJC1だ」

男「五女は『無垢妹』で地元の小学校に通うJS6だ」

男「俺は低スペックなゲーム脳、DK2です。ごめんなさい」

敬語妹「兄さん、誰と話してるんです?」

男「違う世界のお友達、かな」

9 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:43:55.35 ID:jCdxyyqa0

男「完全に忘れてたけど親は?」

ツン妹「何言ってるの?海外に住んるじゃない」

男「えっと、ご職業は・・・・・・?」

ツン妹「はぁ?不動産の社長。そんなことも忘れたのこのバカ兄貴は」ハァ

男「とんだご都合設定でした」

敬語妹「今日の兄さん変ですよ?」

大人妹「あら?お兄様が変なのはいつもの事じゃない」

男「どういう意味だ!?」

ツン妹「それもそうね」

ボー妹「そうだね。兄ちゃん変だもんね」

大人妹「ええ。特にベッドの下が変ですからね」

男「ノォォォォォ!?プライベート丸出し!?」

敬語妹「・・・・・・この間の掃除からまた増えてるんですか、兄さん?」

無垢妹「え?お兄ちゃんのベッドの下に面白いものがあるの?」

大人妹「夢と希望よ」

男「変な事言わなくてイイから!」

敬語妹「帰ったらお掃除ですね、兄さん」ニコッ

男「どうして学校行く前からこんなに疲れなくちゃいけないんだ・・・・・・」
10 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 17:45:13.73 ID:jCdxyyqa0

無垢妹「がっこー到着!じゃあねみんな!」ダッ

男「おお。しっかり遊んで来い」

ツン妹「私たちはこっちだから」

男「うむ。しっかり励んで来い」

ボー妹「バイバーイ!」フリフリ

敬語妹「では兄さん、私もバスが来たので」

男「ああ。しっかり学んで来い」

大人妹「それは誰かの台詞ですか、お兄様?」

男「いや、妹ができたらこう言おうと決めてたんだ」

大人妹「ふふっ。まるでつい最近妹が出来たみたいな言い方ですね」

男「そのまさかだとしたら?」

大人妹「こうしてお兄様に出会えたことに感謝します」ニコ

男「・・・・・・お前本当に高1?」

大人妹「さ、お兄様。学校に到着しました。私にもお言葉をくださいな」

男「あ、ああ。しっかり過ごして来い」

大人妹「お兄様もです」クスクス

男「(愚息がヤバいんですけど・・・・・・)」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東海・関東) [sage]:2011/11/26(土) 18:09:09.66 ID:otvtSEBAO
いいねいいね。

大泉くんやり直してくるかな。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(愛知県) [sage]:2011/11/26(土) 18:12:10.78 ID:dDepjvIro
妹増えすぎててわろたw
13 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 18:19:19.19 ID:jCdxyyqa0
9時くらいから大量投下しまーす
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/11/26(土) 18:20:04.31 ID:lU9w84EWo
シスプリっぽいな。こういうの好きだし期待期待
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/26(土) 19:15:25.43 ID:WswhakwUP
期待

ただボー妹と名前がボーボボみたいで引っ掛かったりうわなにす
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 19:22:18.29 ID:eXOBnPiho

ボー妹をボク妹に変えてもいいんじゃない?
性格で統一してるみたいだからちょっと違和感あるけど
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(宮城県) :2011/11/26(土) 20:08:32.75 ID:vtbN/6by0
>>16 激しく同意
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(宮城県) [sage]:2011/11/26(土) 20:09:14.81 ID:vtbN/6by0
ageてたすいません…
19 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:09:23.72 ID:jCdxyyqa0
>>16
何ということでしょう。その手があったか
でも書き溜めてるので勘弁してくださいね
20 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:11:44.64 ID:jCdxyyqa0
 
男「オーッス」ガラッ

男友「おはっす」

男「(学校とかに改変は加わってないから、やっぱりうちの家だけか)」

男友「どうした?元気ねえぞ」

男「急に生活環境が変わったので、これから慣れていこうと必死なのさ」

男友「へーそうか。お前のうちも大変だな」

男「俺のうちじゃなく俺が大変なんだけどね」

女「やあおはよう男くん」

男「おはよう女さん。今日も相変わらず麗しいですね」

女「なに、君の妹たちに比べたら劣ってしまうよ」

男「あ、自分麗しいって自覚はあるんだ」

男友「女さん今日もおキレイっすね!!」

女「ありがとう。で、だ。私が君に話しかけてきたのは他でもない。君に用事があるからだ」

男「用事?珍しいですね」

男友「・・・・・・」
21 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:13:09.83 ID:jCdxyyqa0

女「まあ何だ。流れ星と言えば通じるかい?」

男「流れ星・・・・・・まさか、ねぇ」

女「今日の昼休み、もしくは放課後に一緒にどうだい?」

男「ご一緒させていただきます」

男友「俺も一緒にイイっすか!?」

女「すまないが、男くんと2人っきりになりたいのでね」

<オイどぉいうことだ男ぉぉぉ!!

<血祭りじゃぁ!かがり火を用意せぇ!!

<ちょっと男子騒がしいんだけど!!

<男くん・・・・・・どういう事!?

男「何か、いらん反感買ってる気がする・・・・・・」(泣)

女「人生様々な経験があるさ」
22 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:14:23.02 ID:jCdxyyqa0

昼休み屋上

女「おや。遅かったじゃないか」チョコン

男「よくそんな平然と座ってられますね・・・・・・俺が男子どもに追いかけられてたってのに」ゼェゼェ

女「まあ座るといい」

男「言われずとも」

女「お茶でもどうだい?最近紅茶にハマっていてね」

男「んー、それもいいけど本題が聞きたいです」

女「急かす男は嫌われるぞ」

男「じゃあ紅茶ください」

女「それでいい」スッ

男「いただきます」ズズズ

女「さて君が急かす本題だけど」

男「流れ星ですか?」

女「そもそも同級生に敬語を使うのはどうかと思うが?」

男「さあ。女さんは高嶺の存在っぽいから敬語使うのも自然かと」

女「そんなことはどうでもいいけど」

男「いいんですか・・・・・・」
23 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:15:42.78 ID:jCdxyyqa0

女「昨日の夜の流れ星。君は何を願った?」

男「あの、それ言わなくちゃダメですか?」

女「どうして?何か恥ずかしい事があるかい?」

男「大有りだろ!つーか女さん知ってるでしょ絶対」

女「まあ知ってはいるが」

男「どうやって知ったんですか?あなただけご都合改変から逃れられたんですか?」

女「君が願ったあの流れ星、そのまま私に降り注いでね」

男「ええっ!?」

女「私が願いを見届ける監査官のようなものになったのだよ」

男「監査官?・・・・・・はっもしかして『この宇宙を統括する情報統合思念体によって作られた対有機生命体コンタクト用ヒューマロイドインターフェース』ですか?」

女「すまない。世界が違う」

男「そうですか・・・・・・」

女「うむ。ときに、君には5人の妹たちに同時に愛されているね」

男「みたいですね」

女「つまりそういうことだ」

男「???」
24 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:16:48.42 ID:jCdxyyqa0

女「さて、紅茶の味はどうだい?」

男「俺は紅茶よりコーヒーが好きですかね」

女「素直で結構だ」

男「あの。女さんは急にそんな監査官になって抵抗って無いんですか?」

女「さてね。流れ星はそんな心さえも私に与えてくれなかったよ」

男「何かすみません・・・・・・」

女「そう暗い顔をするとこちらも困るが」

男「そう言ってもらえれば嬉しいです」

ガチャ

大人妹「こちらにいらしたんですねお兄様」

男「大人妹。どうした?」

大人妹「お昼一緒にと思ったのですが、先約がいらしたんですね」チラッ

男「ああいや、そういう訳じゃないんだが」

女「そちらに行くといい。話すことは話したのだし」

男「女さんも一緒にどうですか?」

女「私は遠慮しておこう。妹と水入らずの食事を楽しむといい」

男「そうですか」

女「では」

ガチャ

女「私も君の妹でありたかったよ」
25 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:18:28.35 ID:jCdxyyqa0

昼休み屋上

大人妹「さきほどの女性はどなたですかお兄様?」

男「俺のクラスメイト、で正しいと思う」

大人妹「どういうことでしょう?」

男「まあいろいろあるんだよ」

大人妹「まさか・・・・・・お慕いしている仲ですかっ!?」

男「そうじゃない。むしろあんな人と付き合えるわけが無いな」

大人妹「そうですか。よかったです」

男「(大人妹は静かに愛すタイプか?)」

大人妹「それではお弁当を食べましょうお兄様」カチャカチャ

男「ああ。ところでさ」

大人妹「どうぞお箸です。何でしょうか?」

男「ありがとう。そのお兄様ってどういう過程で使い始めたの?」

大人妹「まあ。あの日のことをお忘れになられるとは・・・・・・少しショックです」

男「(あーミスった!)」

大人妹「そうですよね。あれはお互い幼い間でしたものね」モグモグ

男「涙拭く動作してるけどちゃっかり食うのね」モグモグ

大人妹「忘れたのであれば思い出させてやりましょう。あの日のことを」モグモグ

男「えっ、回想入んの?」
26 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:19:32.51 ID:jCdxyyqa0

回想

男(幼)「おーい大人妹(幼)ちゃーん!こっちこいよー!おもしろいものがあるぞー」

大人妹(幼)「おもしろいものですかー?」

男(幼)「マンガ本が落ちてる」

大人妹(幼)「ほんとうですね。なんのマンガでしょう?」

男(幼)「お兄さんと妹がプロレス(?)してるなー」

大人妹(幼)「ほんとですね。でもなんで服着てないんでしょうか?」

男(幼)「プロレスってそんなもんだろ?」

大人妹(幼)「男の人パンツ一丁ですものね」

男(幼)「なあ大人妹(幼)ちゃん、このプロレス(?)しようぜ」

大人妹(幼)「でもこれお兄さんと妹じゃなきゃできないみたいですよ?」

男(幼)「じゃあ俺がお前を妹にしてやるよ!」

大人妹(幼)「ほんとにですか!?ではこの漫画のようにお兄様と呼んでいいのですか?」

男(幼)「男は言った事に嘘はつかないぞ!」

大人妹(幼)「わーい!うれしいです!」

回想終了
27 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:21:04.84 ID:jCdxyyqa0

大人妹「そして2人はプロレス(?)を楽しみました」///

男「うそだぁ!明らかに幼稚園生くらいなのに・・・・・・ってお前・・・・・・義妹?」

大人妹「はいそうですが?あのあとお父様に養子に入れてもらったじゃないですか」

男「親父何やってんねんっ!!」

大人妹「ですがしかし」ズイッ

男「!!」

大人妹「義妹といえども、法律上は他人ですもの」ズイズイッ

男「大人妹さーん・・・・・・?」

大人妹「せっかくの機会ですわ。あの時のプロレス(?)の続きをいたしませんか・・・・・・?」フゥ

男「(静かなタイプかと思ったら静かなる変態だった!?)」

大人妹「ほら。お兄様の大好きな大きな胸もこんなにドキドキしています」ムニッ

男「(オーマイガーーーーーー!!?コレナンテエロゲーーーー!?)」

大人妹「冗談ですわ」クスクス

男「ふえっ?」

大人妹「あら。とても残念そうな顔をなさっていますね?」

男「そそそそそんなことないぞ!!」
28 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:22:08.98 ID:jCdxyyqa0

大人妹「私だけが占有してしまったら妹たちがかわいそうですからね」

男「えっと、何の話?」

大人妹「さあ何の話でしょう」クスクス

男「さっぱりわからん(いや、分かるが分からないフリしてよう。なんかそっちの方がいい気がする)」

大人妹「ふふ。こちらのハンバーグはいかがですか?おいしいですよ」

男「じゃあいただくか」

大人妹「あーん」

男「あーん」パクッ

男「うん、美味い!」

男「(うん、美味い!じゃねえよ俺!!何空気に呑まれてんだよ!?)」

大人妹「美味しいですか。では私の食べかけもプレゼントいたします。あーん」

男「あーん」パクッ

男「(こいつ、大人の空気を漂わせてる辺り、男を巻き込む習性があるっぽいな。間接キスか。うまうま)」

大人妹「お兄様に喜んでもらえると作った甲斐があります」

男「コレ大人妹が作ったのか?」

大人妹「いいえ。敬語妹ですわお兄様」

男「えっなにそのフェイント。わずかに褒め言葉探してた俺の努力返せ」

大人妹「早く食べないと昼休みが終わってしまいますよお兄様」クスクス

男「ああもう!俺を惑わすなあああーーーーー!!」
29 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:23:15.47 ID:jCdxyyqa0
お風呂入ってきます
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/26(土) 20:28:57.70 ID:b8KjsbkFo
素晴らしい
特に敬語妹素晴らしい

ちょっと流れ星探してくる
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/26(土) 20:38:09.45 ID:eXOBnPiho
この前の獅子座流星群に願い事したのに義妹が来ない…
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/26(土) 20:41:37.67 ID:hE7lun1U0
>>30俺も手伝う
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/26(土) 20:53:07.89 ID:p4gk9hiSO
流れ星っていうからあの続きを期待したのに……
34 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:53:12.81 ID:jCdxyyqa0
>>30僕も手伝います
35 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:54:15.88 ID:jCdxyyqa0


帰り道

男「朝といい昼といい、これでは俺の愚息が持つかどうか・・・・・・」

プップー

男「お、バスか」

プシュー

敬語妹「あれ、兄さん?」

男「敬語妹か。おかえり」

敬語妹「姉さんは一緒じゃないんですか?」

男「よくわからんが駅前の書店に買い物だとよ。着いていくぞって行ったら、お楽しみですうふふだとよ」

敬語妹「またあの人は何か考えていますね」ハァ

男「それはそうと、なぜ2つ手前のバス停で降りるんだ?」

敬語妹「夕飯のお買い物です。兄さんも手伝ってください」

男「なるほど。よっしゃ手伝うぞ」
36 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:56:33.16 ID:jCdxyyqa0

敬語妹「それから、にんじんにジャガイモ・・・・・・」

男「あの」

敬語妹「あ、チョコレートに蜂蜜も必要ですね」

男「敬語妹様!」

敬語妹「どうしました兄さん?」

男「もう両手で抱えきれないんですけどっ!!」

敬語妹「しょうがないじゃないですか。6人もいるんですよ?」

男「カレーの材料にしては多すぎるだろ!チョコレートって無垢妹のお菓子か!?」

敬語妹「はぁ。知識の浅い兄さんのために言いますが、それはカレーに使うものです。カレーというもののコクを出すものは甘いものなんです」

男「といってもこの量は食えないだろ・・・・・・」

敬語妹「?いつも兄さんが半分食べてしまうじゃないですか?」

男「俺立派!?」

敬語妹「これでオッケーです。お会計に行きましょう」
37 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:57:52.78 ID:jCdxyyqa0

男「た、大量大量」

敬語妹「家までもう少しです。頑張ってください!」

男「お前のもなかなか重そうだな。それなに?」

敬語妹「ぎゅ、牛乳です」

男「あー・・・・・・なるほど」

敬語妹「な、なんですか!これもコクを出す調味料なんです!」

男「5リットルも?シチューになるだろ」

敬語妹「なりませんよ」

男「おっと知識の浅い兄から漏れる言葉だから気にしないでいいが、牛乳って意外と脂肪分が多いのよな」

敬語妹「え!?そうなんですか!?」

男「いやほら俺知識浅いから」

敬語妹「うぅ〜・・・・・・すいません。知識が浅いなんて言って」

男「ん。素直が一番だぞ」

敬語妹「はい。兄さんも素直になってくださいね」

男「俺はいつでも素直じゃないか」

敬語妹「では帰ったら素直にベッドの下の夢と希望を差し出してくださいね」ニコッ

男「あ、悪魔や・・・・・・」
38 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:58:54.11 ID:jCdxyyqa0
敬語妹「さ、家ですよ」ガチャ

敬語妹「あれ?開いていないんですか?いつもなら無垢妹が帰ってきてるんですが」

男「敬語妹と2人っきり・・・・・・」ボソッ

敬語妹「鍵はー」ガチャガチャ

男「んでエロ本の謁見」ボソ
39 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 20:59:30.51 ID:jCdxyyqa0

以下男の妄想

敬語妹「まったく呆れますよ。前回の捜査から半月しかたっていないのにこの量ですか」

男「申し訳ないっす・・・・・・」正座

敬語妹「しかも・・・・・・前回よりマニアックなプレイで」

男「日々成長するのです」

敬語妹「兄妹モノですか・・・・・・しかも敬語を使う妹ばかり」

男「そ、それは・・・・・・!!」

敬語妹「いけませんね。ぴったり的を得ている妹に欲情してしまう兄さんには・・・・・・オシオキが必要ですね」

以上男の妄想終了
40 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:02:37.65 ID:jCdxyyqa0

男「ッシャァァァァァ!!」

敬語妹「ビクッゥ!?」

男「よし。早く掃除すんぞ妹よ」

敬語妹「えぇー!?どうしたんですか兄さん!?とうとう頭のネジが外れてしまいましたかぁ!?」

男「敬語妹よ、善は急げだっ!」

敬語妹「一体どうしたというのでしょう・・・・・・」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/26(土) 21:03:34.94 ID:b8KjsbkFo
敬語妹もだが、大人妹も素晴らしいって忘れてた

流れ星見つからん
42 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:04:03.08 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「ただいまー・・・・・・って何で兄貴が玄関で息絶えてるのよ」

敬語妹「ほんっと信じられません!!朝といいさっきといい!!」プンプン

ツン妹「またなんかやらかしたわねバカ兄貴が。一体何したのよ?」

男「夢と希望の謁見の際に・・・・・・」

ツン妹「ああ、ベッドの下のね」

男「敬語妹がかがんだ拍子に、スカートの中の幻想が見えたので」

ツン妹「もういい。オチが読めたわ。うん。ブレなくバカ兄貴だった」

男「クソッなんて日だ!」

ツン妹「敬語姉からすればなんて日でしょうね」
43 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:04:52.59 ID:jCdxyyqa0
>>41あきらめんなよっ!!
44 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:07:40.40 ID:jCdxyyqa0

男「はぁ・・・・・・俺の気持ちはグレーだよ」

ツン妹「ほら邪魔だよ兄貴」ゲシゲシ

男「痛い痛い!蹴らないでっ!・・・・・・ん?こっちもグレーか」

ツン妹「・・・・・・っ!!!??」

男「お前なぁ、もっとかわいいパン・・・・・・」

ツン妹「死ねクソ兄貴ッッ!!!」

ドゴッッ

男「グホァ!!」

敬語妹「どうしたんですかー?」タッタッタ

男「」シューー

敬語妹「うわ、屍が・・・・・・!?」

ツン妹「敬語姉、それ片付けといて。それで明日の燃えるごみの日で出せばいいから」

男「せ、せめて不燃物・・・・・・」ガクッ

敬語妹「そういう問題ですか。あと私は料理で忙しいのでツン妹ちゃんが運んでください」
45 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:08:27.05 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「な、アタシにこれ以上恥をかかせる気っ!?」

敬語妹「兄さんを運ぶことのどこが恥ですか・・・・・・」

ツン妹「敬語姉はパンツ見られて平気なの!?」

敬語妹「もう慣れましたよ。こんな兄さんですから」

ツン妹「おおお男にパンツ見られるとかっ・・・・・・!!」

敬語妹「誰でもいいわけじゃないですよ。ツン妹ちゃんも、そうでしょう?兄さんだからこの程度で済んだんですよね?」

ツン妹「う、確かにクラスの男子なら殺してた・・・・・・って、それじゃあアタシがこのバカ兄貴好きみたいじゃない!!」

敬語妹「あれ?違うんですか?」

ツン妹「ち、違わない・・・・・・」ボソッ

敬語妹「では兄さんを部屋まで運んできてください」ニコッ

ツン妹「わ、分かったわよ!」

シューシュー

敬語妹「お湯が沸いたみたいです」タッタッタ
46 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:09:34.89 ID:jCdxyyqa0
ツン妹「・・・・・・」

ツン妹「よいしょっと・・・・・・重っ!?」

ツン妹「え、何で兄貴こんなに筋肉ムキムキなの・・・・・・?」

間。

男「うぅ・・・・・・許してくださいパンツ神様・・・・・・」

ツン妹「一体どんな夢見てんのよ」ベシッ

男「アウチ!ここは誰?私はどこ?」

ツン妹「本当に困った低血圧ね」

男「あれ?ツン妹か?何だこのやわらかい枕・・・・・・ずっと触っていたくなるような・・・・・・」

ツン妹「膝枕してんのよッ!!さりげにスカートの中に手を伸ばすなぁ!!」バシン

男「グッモーニン!?」

ツン妹「起きたなら早くどいて。足が痺れて敵わないの」

男「バカかッ!!太ももとか高貴な物の代表だろ!それをみすみす手放せっていうのか!?」

ツン妹「ここにちょうどナイフがあるの」

男「やあおはよう俺の可愛い妹」ガバッ
47 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:10:21.75 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「はあ。やっといつもどおりに戻った感じね」

男「それはどういう意味だ?」

ツン妹「朝元気なかったじゃない」

男「ん、ああ。俺にも悩みの一つや二つくらいあるさ」

ツン妹「成績とか?」

男「ん?それは総じてオールオッケーだが?」

ツン妹「うそっ!?信じらんない!」

男「それは少しショックだな。やる時はヤるさ」

ツン妹「字が違う」

男「それより、ここまでツン妹が運んできてくれたのか?」

ツン妹「ふん。感謝しなさいよねっ!」

男「ああ、ありがとうな」ナデナデ

ツン妹「き、気安く頭を撫でないでッ」///

男「さらさらだなあ」ナデナデ

ツン妹「うん・・・・・・」///

男「さて夕飯みたいだから下に降りるか」スッ

ツン妹「あ・・・・・・」

男「どうした?」

ツン妹「何でもない!早く行けバカっ!」

男「さ、サー!イエッサー!」
48 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:10:55.56 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「よっと・・・・・・あ、足が痺れて・・・・・・」ジーン グラッ

男「危ないっ!!」

ガシッ

男「あ・・・・・・」

ツン妹「・・・・・・・・・・・・」

無にゅうーーーん

男「こ、これはダナ、事故であって故意では・・・・・・」

ツン妹「」ギロッ

ツン妹「もっかい死ねバカ兄貴ィィィィィィ!!!」

ドッカーーーン

男「」ドサッ

ツン妹「・・・・・・故意で、恋だったらよかったのに。おにぃちゃんのバカ」
49 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:12:20.94 ID:jCdxyyqa0

リビング

ボー妹「ただいまぁー!ご飯はー?」

無垢妹「ただいまー!お兄ちゃんはー?」

敬語妹「もっと早く帰ってきなさい!今何時だと思ってるんですか!」

ボー妹「7時!」

無垢妹「7時5分!」

敬語妹「外は?」

無垢妹「真っ暗!」

敬語妹「分かってるなら早く帰ってきなさい!」

男「そうだぞ。悪い狼が出るからなぁ」

ツン妹「それはあんたの事でしょうが」

敬語妹「あら兄さんいつの間に復活してたんですか?」

男「いましがただ。ところで大人妹の姿が見えないぞ?お前ら一緒じゃなかったか?」

ボー妹「ううん。ボクは知らないよ。無垢妹ともそこで会ったし」

無垢妹「わたしは砂場でたかしくんとずっと遊んでたー」

男「そうか。ちょっとたかしくん呼んできなさい。お話があります」

敬語妹「大丈夫ですよ。たかしくんの方がよっぽどマシですよ」

男「まだ何にも言ってないけどっ!?」
50 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:14:28.34 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「早く食べましょうよ。あの人待ってたら日付変わっちゃうわよ」

男「なんつーやつだよ。本屋にそんなにいるつもりなのか?」

ボー妹「乳姉ぇの趣味は読書だからね。多分また大量に買ってるんだよ」

男「いやもっと別の呼び方があるだろ」

無垢妹「大人お姉ちゃんのマンガ面白いんだよ!男の人と女の人が裸でプロレス(?)しててねー。お姉ちゃん顔真っ赤にして『お兄様と私のことですよ』って言ってるんだー」

男「ぶぉっほ!!?」

敬語妹「何やってるんですかあなたたちは!」

ボー妹「え、それマジ?ちょっと引くなぁ・・・・・・」ススス

ツン妹「死ね」

男「やめて!距離を置かないで!あと、単語での罵倒は心をえぐる!・・・・・・って違う!事実無根だ!」

無垢妹「わたしもお兄ちゃんとプロレス(?)したいなー!」キラキラ

男「こいつ実は分かってんじゃねっ!?」
51 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:15:25.69 ID:jCdxyyqa0
<ただいまー

男「帰ってきた諸悪の根源んんんん!」

大人妹「あら?どうしたの一斉に私の方を振り向いて」

敬語妹「ちょっとお話があります!座ってください」

大人妹「怖いですわ。お兄様助けてください」ピトッ ムニッ

男「くぁwせdrftgyふじこlp」

ボー妹「また乳姉ぇがおっぱいアピールしてる!」

男「お、おっぱい祭じゃあああああああああああ!!!!」

ツン妹「兄貴が壊れたーー!?」

大人妹「ふふ、そのお祭では私の独壇場ですね」

無垢妹「わ、わたしは参加できる?参加できる?」

敬語妹「全員そこに直りなさーーーーーーーーーい!!」
52 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:17:10.12 ID:jCdxyyqa0

男の部屋

男「はぁ・・・・・・今日だけで散々な目にあった」

<トントン 兄ちゃん入っていいー?

男「ん、ああいいぞ」

ガチャ

ボー妹「ゲームしようよ!」つペケモン

男「お、いいな。久しぶりだなペケモン」

ボー妹「そうだっけ?昨日もしたじゃん」

男「あ、そ、そうだよな。うっかりうっかり」

ボー妹「??」
53 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:18:11.76 ID:jCdxyyqa0

ボー妹「リザー首領のそらをとぶ!」

男「甘いな!俺の海オーガはかみなりを使えるんだぜ!」

ボー妹「ふぎゃああーー!!」

<ピチューン

ボー妹「じゃあ雷チュウの電撃で押し切る!」

男「海オーガの じしん」

<ピチューン

ボー妹「ぎゃあああーー!!くっ、藻ジャンボのギガドレイン!!」

男「れいとうビーム」

<ピチューン

<Geme Over

ボー妹「一撃も食らわせることなく終わった・・・・・・」

男「完全勝利ィ!」

ボー妹「兄ちゃんって大人気ないね」

男「ぐはっ!!それを言われると何も言えない」

ボー妹「じゃあ何も言わなくていいからちょっとそのままね」

男「うん?」

ボー妹「よいしょ」チョコン

男「え、え?」
54 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:19:05.07 ID:jCdxyyqa0

ボー妹「さ、レベル上げ手伝ってよ!」

男「お、おお・・・・・・」

男「(え?ボー妹が俺の膝に座って一緒にゲーム。必然的に抱きつくような形になるんだけど・・・・・・)」

男「はぅぁ!?」

ボー妹「ど、どうしたの!?」

男「何でもない。(愚息ぅぅぅぅぅ!!)」

ボー妹「変な兄ちゃん」

男「(こんな時は素数を数えるんだ。2,3,5,7・・・・・・)」

ボー妹「兄ちゃんさ」

男「は、はい何でしょう?」

ボー妹「当たってる・・・・・・」

男「(オーマイサーーーーーーーーン!!!)」

ボー妹「それって、ボクでそうなったんだよね・・・・・・?」

男「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ。妹に邪な気持ちを持っちゃダメなのに・・・・・・!!」

ボー妹「そうだったら、ちょっと嬉しい、かな?」

男「へ?」
55 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:20:00.96 ID:jCdxyyqa0
ボー妹「ボク、かっこいいって皆から言われるんだ。本当はかわいいって言って欲しいのに。やっぱり男の子っぽいかな・・・・・・?」

男「何言ってんだ。お前は十分すぎるほどかわいいじゃないか」

ボー妹「そう、かな?」

男「ああ。俺が保証する。あと俺の息子もな」

ボー妹「変態だね」

男「今に分かったことじゃないだろうよ」

ボー妹「じゃあ変態さんの膝に座ってるボクは、変態さんにギュってされちゃうね」

男「ああそうだな」ギュゥ

ボー妹「えへへ」///
56 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:20:45.90 ID:jCdxyyqa0
<ピチューン

ボー妹「あ」

男「よそ見してるから」

ボー妹「兄ちゃんが変な事するから」

男「俺のせい!?俺のせいなのか!?」

ボー妹「この光景を見られたら5対1で兄ちゃんの敗訴です」

男「ヤバイ!今すぐ離れないと!」

ボー妹「ボクから離れると大声出すよ?悲鳴の方ね。駆けつけてきた姉ぇたちはどう思うかな?」

男「クソッ。前門の虎、後門の狼か」

ボー妹「ほらほら、手が緩んでるよ?」

男「もうどうにでもなーれっ!」ギュゥゥ

ボー妹「〜♪」

ガチャ

大人妹「お兄様、お風呂どうぞ」

男「あ」

ボー妹「あ」

大人妹「あらあら、お楽しみの時間でしたか。これは失礼いたしました」ニヨニヨ

男「違うーーーーーー!!」

ボー妹「あ、勝った」
57 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:23:17.45 ID:jCdxyyqa0



敬語妹「兄さん!いくら低血圧でもそのぐずりっぷりは無いでしょう!」

男「あと・・・・・・50年」

敬語妹「もう勝手にしてください。遅れても知りませんよ?」テクテク

男「俺の睡眠は・・・・・・健全なニーソ太ももを見れば、覚める・・・・・・」グガー

大人妹「あら残念。今日は黒タイツでした。と、ちょうど純白ニーソのツン妹が」

ツン妹「ん?なに?」テクテク

大人妹「ちょっとこちらにおいでなさいな」

ツン妹「兄貴の枕元に?何する気?」

大人妹「お兄様、少し目をお開けください」

男「う、あ?」

大人妹「ほれ」サワラセ

ツン妹「にゃっ!?」

男「この細くてやわらかい太ももに生地の気持ちいいニーソはツン妹か。おはよう我が愛しの妹たち」キリッ

ツン妹「さ、触るな汚らわしい・・・・・・ちょっ!なにホールドしてんのよっ!?」

大人妹「ふふ、こうした方が面白いかと思いまして」

男「ふへへへへ。お、お嬢ちゃん、ぱ、パンツ何色ぉ?」

ツン妹「イヤーーーー!!操が奪われるぅぅぅぅぅぅ!!」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/26(土) 21:23:42.01 ID:TZXXyG/Oo
>>19
メモ帳で一括変換すればいいと思う
59 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:24:22.38 ID:jCdxyyqa0

男「それじゃあいただきま・・・・・・あん?」ガシッ

大人妹「あら?」

ツン妹「え?」

無垢妹「すやすや」

男「こっちもホールドされてんだけど。・・・・・・なんでここにいるの無垢妹は?」

大人妹「超えてはいけない一線を超えてしまったのですね」

ツン妹「しかもよりによって一番幼い妹に・・・・・・」

男「えっとぉ、多分皆さんが思われていることは無いと思いますよ?」

ツン妹「無意識って怖いわぁ・・・・・・」

大人妹「おかしいですね。ロリやペドは入らないように心掛けていたのですが」

男「だから違うって!」

無垢妹「う・・・・・・お兄ちゃんそんな大きいの・・・・・・入らないよぉ」

ツン妹「うわ」

大人妹「うわ」

男「誰かー!俺を殺すか無罪を証明してーー!!」

大人妹「無垢妹の低血圧はお兄様譲りですからね」

男「いや親譲りだから。俺譲りなら俺がこいつの親になるじゃん」
60 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:25:15.37 ID:jCdxyyqa0
>>58すいません。iPadのメモ帳ですので
61 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:26:14.08 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「で、手を出したと」

男「ははは・・・・・・絶対に無いと思う・・・・・・うん」

大人妹「ほらあなたも早く起きなさい」ベイベシ

無垢妹「あれ?ツンお姉ちゃんに大人おねえちゃんだ」

大人妹「さてまずは、どうしてあなたがここにいるのですか?」

無垢妹「昨日の夜ね、おしっこに起きたんだけど、お兄ちゃんの部屋が少し開いてて気付いたら布団に入ってたー」

大人妹「なるほど。その時お兄様は寝ておられましたか?」

無垢妹「うん。ぐっすり。気持ちよさそうだったからわたしも無意識に入っちゃたのかも」

兄「へへーん!俺の無罪が証明されたぜェ!!」

ツン妹「チッ。よかったわねバカ兄貴」

兄「ねえ何で今舌打ちしたの?ねえ何で?」

大人妹「お兄様の無罪が証明されてよかったと思う反面、少々残念ですわ」

兄「お前まで・・・・・・俺をどうしたいんだよ君たちは」
62 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:26:52.58 ID:jCdxyyqa0







無垢妹「お兄ちゃんのお布団温かかったよ!イカ臭かったけど」

兄「ん?」

大人妹「ん?」

ツン妹「ん?」






63 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:27:58.33 ID:jCdxyyqa0

大人妹「無垢妹、もう一度先ほどの発言を言ってください」

無垢妹「お布団温かかったよ?」

大人妹「その後」

兄「ちょちょちょちょちょ」

無垢妹「イカの臭いのするお布団?」

ツン妹「兄貴、アウトー!」

デデーン

大人妹「うふふ。昨夜はお1人で励まれた後体も洗わずに?」

ツン妹「そんな布団に妹あげちゃう兄はどうかと思うわ」

兄「ふ、不可抗力じゃね?だって俺寝てたんだよ?」

無垢妹「でも大人姉ちゃんも、男の人はイカ臭いって言ってたよね?」

大人妹「そうですね。身をもって体感しましたか?」

無垢妹「うん」ニコニコ

大人妹「ふう。この件は無垢妹の笑顔に免じて不問といたしますわお兄様」

兄「うん。だから俺悪くないからね?」

ツン妹「よかったねバカ兄貴」

兄「うん!だから俺悪くないからね!?」

大人妹「これで法廷を閉じますわ。みなさん、この事は決して他言しないように」

全員「はーい」
64 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:28:46.27 ID:jCdxyyqa0
ツン妹「あと学校行く前に風呂入れバカ兄貴」

大人妹「もしいつも励まれた後お風呂に入られていられないのであれば、朝風呂はいかがでしょう。目も覚めて低血圧のお兄様にはピッタリだと思います」

兄「まあ朝風呂のためにさらに早起きしなくてはいけないというジレンマがあるけどな」

ツン妹「いいから入れ。なるべく私たちに触らないようにして」

兄「はい・・・・・・」テクテク

大人妹「さ、私たちも準備いたしますよ」テクテク

ツン妹「朝ごはんまだだったー」タッタッタ

無垢妹「でも何でイカの臭いがしたんだろ?よし!あとから敬語姉ちゃんに聞こう!」
65 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:30:35.44 ID:jCdxyyqa0

学校

男友「おはよーさん。ってどうした?でっかいアザなんて作って」

男「・・・・・・俺は悪くない俺は悪くない・・・・・・だから叩かれたのは幻想なんだ。ははっ」

男友「低血圧ってレベルじゃねーぞ!?」

女「くすくす。面白いものを見せてもらったよ男くん」

男「俺に罪は無いだろぉ・・・・・・ん?え、もしかして今日のこと知ってんですか?」

女「ほら、私は監査官」

男「ちょ、ど、どこから知ってる・・・・・・?」

女「さあ?『妹・・・・・・いもう、と・・・・・・うっ!』なんて知らないわ」

男「ホにゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!??」

男友「え、え?何の話?」

男「男友ー、俺を殺せー!!それと弔辞はお前に頼むー!!」
66 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:31:20.50 ID:jCdxyyqa0
ガラッ

大人妹「学校でもエキサイティングですねお兄様」

男「大人妹?どうしてここに?」

大人妹「あの事を知ってしまった敬語妹が没収したお弁当ですわ」

男「え?いいの?」

大人妹「今後二度とその様な事が無いようにという条件付で、と口をすっぱくして言われております」

男「わーい!お弁当だぁ!」

男友「やあ大人妹ちゃんおはよう」

大人妹「おはようございます。いつも兄と遊んでいただき感謝しますわ」ニコッ

男友「え、ええ娘や・・・・・・」

女「おはよう、元気そうだね」

大人妹「えっと・・・・・・昨日屋上にお兄様といらっしゃった?」

女「女だよ。以後よろしく頼むよ」

男友「屋上・・・・・・?男てめえ、屋上+美少女と言えばエロフラグしか浮かばないんだけど?俺はお前を殴らないといけないかもしれない」

男「勝手に頭腐ってろエロゲ脳」
67 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:31:55.02 ID:jCdxyyqa0

大人妹「あら?それではお兄様もそうなるはずです」

男「?どうして?」

大人妹「お兄様のパソコンの12階層、稼動ギリギリのフォルダにしまっておられる『妹と恋しよっ!』もエロ・・・・・・もがッ!?」

男「ノーーーーー!!?」ガシッ

大人妹「もがもがもが・・・・・・ッ!?」ジタバタ

男「あそこは5つのパスワードに、指紋認証も付けてるはずのフォルダだろーーーーーー!!?」

女「男くん、男くん」

男「やめて!女さんまで俺を辱めないで!」

女「そうじゃない。君がホールドしている妹の様子を見てみたまえ。あと君が掴んでいるもの」

男「??」

大人妹「」グデー

むにゅむにゅ

男「」

男友「俺は・・・・・・幸せです!」

男「大人妹ーーーーー!!!」

クラスの男共「ごちそうさま・・・・・・」

クラスの女共「タヒねよ男」

大人妹「はぁ・・・はぁ・・・もう、お兄様ったら・・・・・・激しいんですから」

女「ふむ。好感度+1、高感度でもあったということろか」
68 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 21:32:31.50 ID:jCdxyyqa0
ちょっと休憩します
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/26(土) 21:49:32.14 ID:h/boJQJoo
舞ってます
70 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:00:40.99 ID:jCdxyyqa0

昼休み屋上

女「やあ、いらっしゃい。今日は私と昼食だ」

男「何気に俺って贅沢ですよね。こんな美少女の女さんと妹たちに囲まれて」

女「今頃気付いたのかい?」

男「今頃気付きましたよ。昨日はドタバタだったんで」

女「自ら慰めるくらいの余裕はあったじゃないか」

男「本当にどうなってるんだ監査官ってのは!?」

女「コスモパワーだよ。大宇宙の意思?みたいなね」

男「コスモパワーねえ・・・・・・とんだ厨二設定ですよね」

女「君が願った流星にそうされたんだが?」

男「マジですいません」

女「ところでハーブティーはどうだい?最近ハマっていてね」

男「昨日は紅茶じゃなかったんでは?」

女「昨日とは既に過去のこと。今日は今日の生き方がある」

男「はー深いですね」

女「そう、このハーブティーのように」

男「いただきます」ズズッ
71 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:02:06.10 ID:jCdxyyqa0

女「そう。今日は君に譲渡したいものがあってだな」

男「譲渡?」

女「これだ」

男「これだ、って女さんの手のひらですが?」

女「これをこうするのさ」

ガシッ

男「何だっ!?急に暗くなったぞ!?」

スッ・・・

男「あ、女さんの手のひらが俺の目を閉じさせてたんですか」

女「手が脂っこくなってしまったな」フキフキ

男「すいません。でもどうしてこんなことを?」

女「そうだな、君は無垢妹が生まれた時のことを覚えているかい?」

男「いや、俺にそんな記憶があるわけ・・・・・・ある」

女「どんなのだい?」

男「確か俺が幼稚園から帰ると母さんが倒れてて、そんで病院に電話して無事出産・・・・・・」

女「しかし君は昨日から妹たちを手にしているはずだが?」

男「なるほど・・・・・・記憶のつじつま合わせですね。コスモパワーで」

女「その通りだ。妹たちにある記憶が男くんになかったらダメだろう?」

男「妹たちとの関係がギクシャクと」

女「くすくす。今は愛情ある罵倒だが、ギクシャクすると愛情なき罵倒、もしくは無視になるだろうな」

男「どっちの罵倒もイヤですよ」

女「そうだな」
72 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:03:04.29 ID:jCdxyyqa0

男「しかし奇妙ですね。妹たちと楽しく過ごした17年間の記憶と、冴えなく妹ゲーをしていた17年間の記憶が同じ頭の中にあるなんて」

女「ああ、それはシュレー・・・・・・おっと何でもないよ」

男「??」

女「しかしよかったじゃないか。冴えない17年間から卒業できたのだし」

男「そうですね。出来れば女さんも監査官の立場じゃなくて、こちら側にいて楽しく過ごして欲しかったです」

女「・・・・・・!!そ、そういうことを急に言う、な」カーッ

男「あ、ハーブティーのおかわりもらえますか?」

女「・・・・・・・・・・・・」バシャッ

男「熱いっ!?え、今俺何かしたっ!??」ジタバタ
73 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:04:35.41 ID:jCdxyyqa0

敬語妹の学校

敬友「敬語妹〜、数学の宿題見せてー」

敬語妹「またですか?少しは自分でしましょうよ」

敬友「ああ、その敬語で哀れにされる感じ・・・・・・堪らん!」

敬語妹「あー、ノートが飛んで行っちゃいましたー」

敬友「めんごめんご。お詫びに今日駅前で何かおごるからさ」

敬語妹「はあ。どうぞ」

敬友「ありがとー♪」

敬語妹「しかしこれくらいならすぐ出来ますよ?」

敬友「成績優秀者はすぐそう言う。私はバカだし、家では幼い弟の面倒を見なくてはいけないのですよ、閣下」

敬語妹「そういえば5歳になる弟くんがいましたね」

敬友「そう!こっれがかわいいのなんの!ショタだよショタ!家族だから合法!」

敬語妹「ショタ?」

敬友「あれ?ショタ知らないの?・・・・・・あ、そっか。敬語妹にはお兄さんがいるから年下なんて気にしたこと無いもんね」

敬語妹「兄さんは、兄さんです。別に気にしてませんよ」

敬友「あららー?キャラが違うよ。ツンデレは別担当でしょ?」

敬語妹「えっと、どういう意味でしょう?」
74 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:08:13.89 ID:jCdxyyqa0

敬友「でさ、好きなんでしょ?」

敬語妹「・・・・・・はい」

敬友「ヒューヒュー!いいねっ!血のつながりを超えた愛!素晴らしいわ!」

敬語妹「ば、馬鹿にしないでください!私は本気なんです!」ガァッ

<え、敬語妹ちゃん誰かに本気だって?

<なん、だと・・・・・・

<漏れのプリティーマイエンジェルがぁぁぁぁぁ

敬語妹「や、やってしまいました・・・・・・助けてください敬友さん!」

敬友「あ、ここ2乗するんだー」シレッ

敬語妹「タイミングよく数学をしないでください!」

<ねえねえ誰なのー?

<ソース出せやゴルァ

敬語妹「ち、違いますよみなさん。私が本気なのは料理のお話であって、誰かを好きとかでは・・・・・・」

敬友「その料理は誰に食べさせるために日々精進してるのかなー?」

敬語妹「け、敬友さん余計なこと言わないでくださいっ!!」

敬友「愛情というなの隠し味ってか?もしくは愛えk・・・・・・がはっ!!」

敬語妹「それ以上言うと・・・・・・わかってますよね?」ニコニコ

<ひぃー!笑顔なのに般若が見える!?

<ブヒィィィィ!怒った天使も可愛いお

<うっ

敬友「こ、こうして楽しい学校生活は過ぎていくのだった・・・・・・」ガクッ
75 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:12:31.13 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「」カキカキ

先輩「あ、そこの影のつけ方はもっと薄くした方がいいよ」

ツン妹「そうですか?」

先輩「うん」

ツン妹「ふーん・・・・・・」カキカキ

先輩友「ねえ、ツン妹ちゃんって何か無愛想だよね」ヒソヒソ

先輩「そう?」

先輩友「私たち美術部って3人、しかも女だけしかいないじゃん?それで私たちの先輩感が足りないのかも」

先輩「そうは思わないけどな。あの子はしっかり自分とその他の区分が出来てる子だと思うよ?」

先輩友「えー、じゃああの子にとって私たちはどうでもいい人間ってこと?」

先輩「そうなるかもね」

先輩友「なにそれ!」

先輩「どうでもいいと言っても、きちんと節度ある区分だよ」

先輩友「訳分からんわ」
76 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:14:27.68 ID:jCdxyyqa0

ツン妹「すいません先輩、そこの赤のポスターカラー取ってもらえますか?」

先輩「はい」

ツン妹「ありがとうございます」

先輩「どう?完成は近い?」

ツン妹「近くはないけど、遠くも無い感じです」

先輩友「なんかますます無愛想・・・・・・」

先輩「だけどね、コレが家族のこととなるとね・・・・・・」

先輩「ねえツン妹ちゃん。敬語妹のことなんだけどさ」

ツン妹「あれ?先輩敬語姉さんを知ってましたっけ?」

先輩「うん。小学校が一緒だったよ。今は進学校行ってるらしいね」

ツン妹「はい。今日も真面目に勉強してるんだと思いますよ。で、帰ったら家事をして・・・・・・」ウンタラカンタラ

先輩「ね?」

先輩友「な、長い・・・・・・」

ツン妹「それで、バカ兄貴が私の太ももを触ってきたんですよ!ほんっと信じられないです!!」
77 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:20:22.71 ID:jCdxyyqa0
先輩「お兄さんは高校生?」

ツン妹「はい。とんでもなく変態のバカ兄貴です」

先輩友「そんな声荒げて・・・・・・嫌いなの?」

ツン妹「べ、別に兄貴のことなんてどうでもいいんですから!」

先輩友「おーツンデレ」

先輩「でも嬉しそうにお兄さんのこと話すね?」

ツン妹「嬉しそうじゃないです!!」

先輩「テンプレート通りでしょ?」

先輩友「あーもう今のでツン妹ちゃん好きになったわー」

ツン妹「何の話ですか?」

先輩友「大人の話。私、ツン妹ちゃんの事気に入っちゃったから今日帰りに駅前で遊ぼうか!」

ツン妹「いいんですか?」

先輩「うん。私も歓迎だよ」

ツン妹「あ、ありがとうございます」

先輩友「」キュン
78 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:31:57.02 ID:jCdxyyqa0

先輩「ダメだよ先輩友。後輩食べちゃ」

先輩友「わかってるって」ウヘヘ

ツン妹「な、何の話ですか?」

先輩友「んー、お花畑の話かな」

先輩「一面百合の花だけどね」

ツン妹「キレイですね」

先輩友「そうなのよ、キレイなのよ」

先輩「今まで何本食べた?」

先輩友「・・・・・・5本くらい?」

先輩「はぁ。ツン妹ちゃん、気を付けてね?」

ツン妹「?はい」

79 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:33:08.40 ID:jCdxyyqa0

ボー妹「うおおおおおお!!ハットトリックーーー!!」

シュパァッ!!

先輩「バスケットなのに!?」

ボー妹「ふはは!ボクのスポーツにルールは無用だよ!」ダムダム

同輩A「適当にやってるのにそれでシュートが入るからすごいよねー」

同輩B「しかもあのルックスでしょ?ボー妹が男だったら私絶対コクってた」

同輩A「同感!」

ボー妹「回転シューーーーートッ!!」グルグルグル

シュパ!!

先輩「うんなんかもう、運動神経とかの域を超えてると思う」

ピピーー

同輩A「お疲れボー妹ちゃん!」ハイタッチ

先輩「お疲れさま。次も多分スタメンだよ」

ボー妹「本当ですか!?ヤリー!」ガッツ

同輩B「先輩、今日はここまでですか?」

ボー妹「うんそうね。各自ストレッチして解散ね」

全員「はーい」
80 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:33:59.09 ID:jCdxyyqa0
ボー妹「いっち、に、さん、し・・・・・・」

同輩A「ねえ、どうやったらあんなシュートが出来るようになるの?」

ボー妹「うーん・・・・・・勘かな」

同輩B「勘であそこまで正確なシュートが出来たら苦労しないよ」

同輩A「ていうかさ、ボー妹ちゃんさ、バスケだけじゃなくてスポーツ全般得意だよね」

同輩B「そうそう!この間陸上の先輩より早いタイム出したって聞いたよ?」

ボー妹「あー、あのあと陸上の顧問に必死に入部勧められてさー、まいったよ」

同輩B「すごいよね。バスケでも1年生にしてポイントゲッターだし、司令塔だし」

ボー妹「ほめても何も出ないよん」

同輩A「もうなんか、抱いて欲しい」

ボー妹「?そうなの?」ギュー

同輩A「ん、えっとそういう意味じゃなかったんだけど、ま、いっか」
81 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:34:43.34 ID:jCdxyyqa0
同輩A「ん・・・・・・?あれ?」

ボー妹「どうしたの?」

同輩A「ちょっとごめん」むぁんず

ボー妹「ひゃぁっ!??」

同輩B「な、何してんの!?」

同輩A「な、なんで私よりおっぱいが夢いっぱいなのよ・・・・・・」ムニムニ

ボー妹「あ・・・ぁ・・・・・・///」ビクビク

先輩「こら何やってんの!」

同輩A「だ、だって先輩、この子ボーイッシュなのに夢いっぱいで感度良好なんですもん!」

先輩「げ、同輩Aが変態化してる・・・・・・」

同輩B「今に知ったことじゃないですけどねー」

同輩A「で、私のテクは気持ちよかったかい?」

ボー妹「ん、え?ああ、上手だったけど兄ちゃんよりは下手だったかな?」

先輩「」

同輩B「」
82 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:35:24.31 ID:jCdxyyqa0
同輩A「え、にい・・・・・・?」

ボー妹「あ、しまった」

先輩「ちょちょちょちょちょ!今、ボー妹家のイケない部分が見えたよ!?」

同輩B「それは・・・・・・ないわ」

同輩A「き、禁断の愛・・・・・・?」ハァハァ

ボー妹「えっと、忘れて?」

先輩「ムリ」

同輩B「ムリだよ」

同輩A「mixiっと」ポチポチ

ボー妹「お、お疲れ様でしたーーーーーーーーー!!」ダッ

先輩「あ、逃げた!!」

同輩B「追え!追うんだーー!!」

同輩A「ツイートっと」ポチポチ


83 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:36:36.36 ID:jCdxyyqa0

たかし「おーい無垢妹ー!」

無垢妹「あれ?たかしくんどうしたの?」

たかし「いっしょに帰ろうぜ?」

無垢妹「いいよ!今日も砂場行く?」

たかし「今日は別のところに行こう。駅前とか」

無垢妹「でもお金持ってないから何も買えないよ」

たかし「俺が持ってるから大丈夫だ!好きなものは何でも買ってやるぜ!」

無垢妹「ごめんね。お兄ちゃんから、知らない人に物を買ってもらってはいけませんって言われてるの」

たかし「俺たち知り合いだろっ!?」

無垢妹「あ、そうだった」

たかし「ったく。で、何か欲しいものあるか?」

無垢妹「んっとねぇー、『ゴム』ってやつ欲しい」

たかし「ゴム?それでいいの?」

無垢妹「なんかね、普通のゴムじゃなくてねヒニンができるゴム。薬局にあるんだって」

たかし「そんなのがあるんだ」

無垢妹「うん。大人お姉ちゃんから聞いたんだ。それを使えばお兄ちゃんとプロレス(?)ができるんだよ!」

たかし「お前アクティブだなー」

無垢妹「にきびはまだ出来てないよ?」

たかし「そっちじゃねーよ!頭にプロはつかないから!」

無垢妹「さ、薬局行こう!」ダッ

たかし「ちょ、待って!」
84 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:37:16.29 ID:jCdxyyqa0
薬局

たかし「ゴム・・・・・・ゴム・・・・・・輪ゴムしかねーや」

無垢妹「おお!チョコ!」

たかし「あっちはあっちでお菓子に目が行ってるし」

たかし「もう店員に聞こう。すいませーん」

店員「どうしたのボーヤ?」

たかし「ゴムはありますか?」

店員「ああ、それならこっちにあるよ」

たかし「あ、輪ゴムじゃなくて、ヒニン?が出来るゴムらしいです」

店員「」

たかし「?どうしました?」

店員「え、っと。それは誰が欲しいの?」

たかし「あいつです。あそこでチョコと格闘している女の子です」

店員「ちょっと待ってなさい」

<そこの女の子?こっちにおいで

<え?チョコ買ってくれるんですか?

<チョコは置いて!
85 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:37:55.29 ID:jCdxyyqa0
店員「お待たせ」

たかし「は、はい」

無垢妹「たかしくん、ゴムあった?」

たかし「うん。今から店員さんに案内してもらう」

店員「ごめんね。ショッキングかもしれないけどそのゴムについて少しお話しないといけないの」

無垢妹「どういうお話ですか?」

店員「これは確かに必要なものだけれど、あなたたちにはまだ早いの」

無垢妹「えっ!?」

店員「それはこの年で(性的)欲求が高まるってくるのは知ってるけど、そこをぐっと堪えてお互いのために考えて欲しいの」

たかし「(欲求?プロレス(?)したい欲求?)」

店員「だから簡単にお互い体を許しちゃダメよ?」

無垢妹「じゃあ、わたしはお兄ちゃんとプロレス(?)が出来ないんですか・・・・・・?」

店員「え、お兄さん?」

無垢妹「だってお兄ちゃんとプロレス(?)ができるって聞いたからゴム欲しいのに、店員さん何言ってるか分からないですよぉ!」

店員「なんてこと!最近の若者はここまで乱れていたとは・・・・・・!」ガーン

たかし「確かにプロレスは乱れて危ないな」

無垢妹「ゴム欲しい!!ゴーム!ゴーム!」
86 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:38:46.81 ID:jCdxyyqa0
<なんだ、なんだ?

<小さい女の子がゴムゴム言ってんぞ

<幼女ハァハァ

店員「ひえぇぇ!店長助けてーー!!」

無垢妹「ヒーニーンーーー!!ほら、たかしくんもいっしょに!」

無垢妹・たかし「ヒーニーンー!!ヒーニーンー!!」

<あら?

店員「いやぁぁぁぁぁ!!だれか助けてぇぇぇぇぇぇ!!」

大人妹「どうしたのですか?」

店員「小学生が乱れてるのーーーー!!」

無垢妹「あれ?大人お姉ちゃん?」

大人妹「ふふ。店内でヒニン、ヒニン叫ぶ少女がいたと思えばやっぱりあなただったのね」

無垢妹「うん!大人お姉ちゃんの言ったとおりヒニンとプロレス(?)の出来るゴムを買いにきたんだよ!」

大人妹「奇遇ですね。私もですわ」
87 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:39:21.62 ID:jCdxyyqa0
店員「・・・・・・」ポカーン

たかし「お、おい。お前の姉ちゃん?」

無垢妹「そうだよ!」

大人妹「あら、うふふ。あなたはたかしくんね?」

たかし「よ、よろしくおねがいします!」

無垢妹「それより、大人お姉ちゃんならゴムがどこにあるか知ってるよね?」

大人妹「もちろん。さ、こっちよ」テクテク

無垢妹「オス!」テクテク

たかし「で、結局ゴムって何なんですか?」テクテク

大人妹「それも含めてしっかりお勉強しましょうか。コウノトリとキャベツ畑の幻想をぶち殺してあげますわ」

店員「・・・・・・はっ!あなたたち待ちなさーーーーい!!」
88 :私が1です [saga sage]:2011/11/26(土) 22:40:23.83 ID:jCdxyyqa0
いったん休憩します
再開は12時くらいだとおもいます
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/26(土) 22:57:45.73 ID:txQydHv30
支援
90 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:05:43.38 ID:+sbJUCm50
再開します。支援感謝です

91 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:07:55.44 ID:+sbJUCm50

駅前

ボー妹「はぁ、はぁ・・・・・・ここまで来ればもう大丈夫だよね」

ボー妹「全く、先輩と同輩Aには呆れるよ。・・・・・・まあ口が滑ったボクが悪いんだけどね」

ボー妹「せっかく駅前来たんだし買い物してから帰ろうっと」

ドンッ

ボー妹「イタッ!」

<あ、すいません

ボー妹「あ、こちらこそ・・・・・・ってツン姉ぇ?」

ツン妹「ボ、ボー妹?」ゼェゼェ

ボー妹「何でそんな息切らしてるの?」

ツン妹「野獣から逃げてきたからよ」

ボー妹「あー、僕といっしょだね」

ツン妹「あんたも誰かに追われてるの?」

ボー妹「もう撒いたけど、うっかりね兄ちゃんが好きな事口走ってしまってさ、それを言及しに先輩やら誰やらに追われて・・・・・・」

ツン妹「全面的にあんたが悪いわ」
92 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:09:12.61 ID:+sbJUCm50
ボー妹「で、ツン姉ぇは?」

ツン妹「私は・・・・・・百合の花の獣と化した先輩友に駅前のホテルに連れ込まれそうになったのよ。命からがら逃げてきたけど」

ボー妹「百合?ホテル?」

ツン妹「今日で知らなくて良い単語をたくさん覚えちゃった」ウフフフフフフフ

ボー妹「ツン姉ぇがダークサイドに!?」

<じゃーねー!お兄さんによろしくー

<あなたのせいで今日は散々だったんですからね!?

ボー妹「誰かと思えば敬語姉ぇじゃん」

敬語妹「おや?ツン妹にボー妹じゃないですか。二人揃ってどうしたんですか?」

ツン妹「さっきそこで会っただけよ。敬語姉さんは何してたの?」

敬語妹「数学の宿題を見せてやる見返りをパフェでいただいてました」

ボー妹「うげ、よくそんな甘ったるいもの食べれるね」

ツン妹「そっか、ボー妹は辛党だったわね」

敬語妹「さすがに某カレーやさんで10辛を頼んで、汗一つかかずに完食したときは店員さんも引いてましたね」

ボー妹「汗はかいたよ汗は」

ツン妹「でも辛さは?」

ボー妹「普通だったね。敬語姉ぇの特性タバスコの方がよっぽどおいしい」

敬語妹「あれでまだおいしいのレベルですか・・・・・・」
93 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:10:16.01 ID:+sbJUCm50
<あ、ありがとうございましたー・・・・・・

<ふふ、また来ますわ

<ゴム買えなかったね

<ひ、ヒニンは否認で、ゴムは近藤夢・・・・・・

大人妹「あら?」

無垢妹「お?」

敬語妹「お姉さんに無垢妹じゃないですか。と、そちらの子は?」

大人妹「無垢妹ちゃんを大好きなたかしくんよ」

たかし「はいー・・・・・・」ボー

敬語妹「えっと、上の空なんですけど、あなたまた何かしました?」

大人妹「大人の階段を駆け足で昇っただけよ、心配しないで」

敬語妹「何てことしてるんですか!?純粋な少年をあなたの毒で犯さないでください!」

ツン妹「あきらめて姉さん。いつも通りと言えばいつも通りよ」

ボー妹「今度は何したんだろうね」

無垢妹「ゴムを買えなくてプロレス(?)が出来ないからって、どうしてたかしくんがショック受けてるの?」

敬語妹「ゴ、え?ゴム?」

ツン妹「・・・・・・あーあ」

ボー妹「ここにも兄ちゃんと乳姉ぇの被害者が生まれたわけだね」

たかし「無垢妹なんて・・・・・・大ッ嫌いだーーーーーーー!!一生兄貴とプロレス(?)やってろぉぉぉぉぉぉ!!」ダッ

無垢妹「うん!」

敬語妹「おい」
94 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:12:06.01 ID:+sbJUCm50

大人妹「さて。なぜか一家妹全員大集合なんですが」

ツン妹「偶然って恐ろしいわね。少なくとも私は一番上の姉さんを連れて歩きたくはないわ」

大人妹「まあひどいわ。ツンデレの症状が悪化してるのね」

ツン妹「それが原因よ!」

ボー妹「ま、とにかく家に帰ろう。日が暮れるよ!」

敬語妹「そうしましょうか」

無垢妹「手ぇつなご!」

大人妹「そういえば、こうやってお兄様抜きでお話するのはとても久しぶりな気がするわ」

敬語妹「そうですね。常にどこかに兄さんがいましたし」

ツン妹「まるで金魚のフンね」

ボー妹「でもそんな金魚のフンの兄ちゃんがみんな好きなんだけどね」

無垢妹「お兄ちゃん嫌いな人はいないよ!」

大人妹「ふふ。そうですわね」

敬語妹「バカな兄さんほど愛してます」

ツン妹「べ、別に私は家族としてであって・・・・・・ゴニョゴニョ」

ボー妹「兄ちゃんがいない生活は考えられないなあ」

無垢妹「お兄ちゃん大好きだよっ!」
95 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:13:17.63 ID:+sbJUCm50

<しかしよかったのかい?可愛い妹たちがいるにもかかわらず私に付き添って

<大丈夫でしょ。また昼休みにティーを飲みたいですし

<いやいやそういうわけじゃなくてな

<?どういうことですか?

敬語妹「?この声は」

<こんな薄暗い路地裏から出てきた男女、怪しまれる理由は多々だ

<でも行きつけのティーショップがそこにしかないってだけですし

<まあ今話すのもなんだと思うが、コスモ的なパワーにはもう一つ力があってだね

<ほう

<少しばかり妹たちと君に関することで予知が出来るんだよ

<めちゃ気になります

<言っておくが、私は君が私に付き添うことを拒否したからね

<ん、まあショックではありましたけどそうですね

<それが、残念なことにならないように配慮したことだと気がつかなかった君が悪いんだからね

<?どういうことですか?

<ふふ、まあ目の前を見たまえ

<前?

男「あ・・・・・・」
96 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:14:11.91 ID:+sbJUCm50

大人妹「路地裏から同級生の女性といっしょに出てくるお兄様」

敬語妹「薄く笑みを浮かべている女性」

ツン妹「私たちと会ったことでばつの悪そうな顔になる兄貴」

ボー妹「信じていた者に裏切られる私たち」

無垢妹「えっと、中に誰もいませんよ?」

女「ということだ。君には状況説明の義務がある。では」テクテク

男「ダメだ。俺死んだな」ハハッ

大人妹「ふふ。大丈夫ですわお兄様。家に帰ればお兄様の部屋からボンテージ衣装を取り出して、一晩眠れないようにしてあげますわ」ニコッ

敬語妹「あー新しい特性タバスコの材料思いつきましたー。ですが味見が必要ですねー」アハハ

ボー妹「奇遇だね敬語姉ぇ。私もその人といっしょに食べたいんだ」ウフフ

ツン妹「そう言えばボーイズラブに興味のある男の子がうちのクラスにいたわね」オホホ

無垢妹「??みんなどうしたの?」

男「さあみんな、あの太陽に向かって競争だああああああああああ(泣)!!」ダッ

大人妹「!逃げました!追いますよっ!!」

全員「オーーー!!」

97 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:15:34.25 ID:+sbJUCm50

男「」シーン

無垢妹「へんじがない ただのしかばねのようだ」

ボー妹「前々から思ってたんだけどさ、無垢妹って知識が偏ってるよね」

ツン妹「ボー妹、少し考えれば分かるじゃない。ウチには偏った知識人が2名ほどいることを」

大人妹「いやねえ。いったい誰かしら?」

敬語妹「胸に手を当ててしっかりと考えてくださいね」

大人妹「胸に手を当てて・・・・・・」モミモミ

敬語妹「くっ・・・・・・」

ツン妹「くっ・・・・・・」

無垢妹「2人ともどうしたの?」

ボー妹「地雷踏んだ人と、その巻き添えだよ」
98 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:16:38.65 ID:+sbJUCm50

男「やめろ。道端でそんなことするんじゃない」

ボー妹「おー!兄ちゃんが初めてまともな事言った!」

敬語妹「明日嵐じゃないですか?」

ツン妹「いや雪ね。吹雪のほう」

男「お前ら俺をなんだと・・・・・・」

ツン妹「要素@に、変態の単語は欠かせないわね」

敬語妹「同意です」

大人妹「同意ね」

ボー妹「乳姉ぇもだからね」

無垢妹「あ、お家が見えたよ!ダッシュ!!」ダッ

敬語妹「危ないですよ!」
99 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:17:50.32 ID:+sbJUCm50
ガチャ

無垢妹「ただいまー!!」

男「えっ!?」

ツン妹「ちょ、なんで家の鍵開いてんのよ!?」

敬語妹「そんな・・・・・・確かに閉めたはずなんですが」

ボー妹「うん。確かに閉めてたよ」

男「つーことは泥棒、か?」

大人妹「無垢妹が危ないわ!」

ボー妹「とにかく急ごう!」

ガチャ

男「無垢妹っ!!」

<やあお帰り

<おかえりなさい

全員「え・・・・・・?」
100 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:19:22.29 ID:+sbJUCm50
ガチャ

無垢妹「ただいまー!!」

男「えっ!?」

ツン妹「ちょ、なんで家の鍵開いてんのよ!?」

敬語妹「そんな・・・・・・確かに閉めたはずなんですが」

ボー妹「うん。確かに閉めてたよ」

男「つーことは泥棒、か?」

大人妹「無垢妹が危ないわ!」

ボー妹「とにかく急ごう!」

ガチャ

男「無垢妹っ!!」

<やあお帰り

<おかえりなさい

全員「え・・・・・・?」
101 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:21:33.00 ID:+sbJUCm50
連投すいません




男「お前ら・・・・・・もしかして」

大人妹「お父様とお母様!!」

敬語妹「これは、ビックリしました」

ツン妹「相変わらず気ままね」

ボー妹「テレビでしか見ないもんね」

無垢妹「パパ!ママ!」

父「会いたかったよ!娘たち!!あとオプションの男もな」

母「あらあら、うふふ。みんな元気そうで良かったわー」

男「相変わらず残念イケメンだな親父!」

父「そのフツメンは、お前どこの家の子だよ?」

男「あー?てめえ自分の棒の先から出た液で生まれた子供の顔も分からないんですかぁ?」

父「オレは常に肌身離さず息子を持ち歩いてるんで、お前なんて知りませーん」
102 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:23:05.45 ID:+sbJUCm50

母「あらあら、うふふ。5年ぶりでも仲良いわね」

大人妹「お母様もお元気そうで良かったですわ」ギュー

母「あらあら、うふふ。大人妹さんはこちらがだいぶ成長なさったんですね。圧死しそうです」

敬語妹「止めてください!!母さんの身長分かってるんですか!?135センチなんですよ!?」

ツン妹「ほんと、5年間も家ほったらかしにしないでよ!」

父「うんうん。悪かった。だから今日は盛大にパーティなんだよ娘!」

無垢妹「パーティ!?サンタさんは来るっ!?」

父「ああ!来るとも!」

男「嘘言うなよ!時期が半年以上違うわっ!」

母「あら?知人のサン・ターさんを呼んだのだけれど」

男「まさかの知人!?って紛らわしいわ!家族の団らんにサン・ターさんはいらなくない!?」

父「それもそうだな」
103 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:28:04.77 ID:+sbJUCm50

ボー妹「なんか、さすが金持ちの考えることは分からないって感じだね」

父「娘たちも金持ちの家族ってことになるんだぞ?」

敬語妹「とは言っても毎月支払ってもらっている仕送りの9割以上は残っていますし」

ツン妹「そうそう。貯まる一方なのよね」

大人妹「このあいだ貯金を下ろしに行った時に、残高を見てとても驚きましたわ」

父「何故だ!?なんでそんな余る!?」

男「子供に毎月1000万はどうかと思うけどな」

父「そうか・・・・・・だから、『パパ、お金足りないから送ってー(汗)』『そうか、仕方ないな娘よ』『パパ大好き!』が出来なかったのか・・・・・・!!」

無垢妹「3ヶ月でランボルギーニが買えるね」

ツン妹「やっぱりこの子知識が偏ってるわ」

母「あらあら、うふふ。さ、お料理の準備が出来ていますよ」

全員「はーい!」
104 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:30:13.77 ID:+sbJUCm50

父「旅行行くぞ!」

男「静かに食えんのかバカ親父。あ、敬語妹その焙煎肉取って」

敬語妹「どうぞ兄さん。これおいしいですよ」

大人妹「こちらのロブスターもとても美味ですわお兄様」

ツン妹「キャビアなんて初めて食べたんだけど。あんまりおいしくはないわね」

ボー妹「四川風麻婆豆腐の辛さが最高!」

無垢妹「コレもおいしい!コレも!コレも!」

母「あらあら、うふふ。5年という歳月はお父さんの威厳を根こそぎ取っていったみたいですね」

父「返して!!利子付きで威厳を返して!!」

男「はぁ。コレが親父かよ。叫ぶ事しか能がねーんじゃないのか?」

大人妹「お兄様も同じようだと思われますが?」

敬語妹「仮にも1代で財をなしたお父さんに言うことではないですよね」

男「じゃあハイ、親父。発言するときは手を上げてから言うこと」

父「はい!」ノ

男「親父くん」
105 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:31:05.80 ID:+sbJUCm50

父「家族で旅行に行くことを提案します!」

男「却下。俺ら学校、親父仕事」

父「が、学校も土日は休みだろ。仕事は1週間休み取ったから大丈夫だ!」

男「コーコーセーに土日があるとでも?それに部活もありき、お前は仕事しろ。はい論破」

父「もう、父さんには倒産しなかいのか・・・・・・」

敬語妹「縁起悪いこと言わないでください!って、そうじゃなくてウマくないです!」

大人妹「で、旅行はどこに行くと予定されていたのですか?」

母「京都や北海道などお父さんと相談していたのですがね、やっぱり熱海などでゆったり温泉に浸かろうということになりました」

男「いいなそれ!」

父「明らかな反応の差!?」
106 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:31:50.00 ID:+sbJUCm50
母「私たちは5年間もあなたたちを放っておいてしまいました。その上1週間でまた忙しい日々に戻らなくてはいけないのです。ですから、せめてもの罪滅ぼしと思ってください」

男「母さん・・・・・・」

大人妹「お母様・・・・・・」

敬語妹「お母さん・・・・・・」

ツン妹「母さん・・・・・・」

ボー妹「お母さん・・・・・・」

無垢妹「おかあさん・・・・・・」

抱きっ!!

母「あらあら、うふふ。みんなで抱きついて。お母さん嬉しいです。あらあら・・・・・・うふふ・・・・・・」

父「やめて!オレの妻が6人の圧力で圧死してしまうから!母さん、かあさーーーーーん!!!」
107 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:32:59.29 ID:+sbJUCm50

屋上

男「というわけで熱海に行くことになったんですよ」

女「そうか。お土産は一番高いので頼むよ」

男「そうっすね。いつものティーのお返しです」

女「今日はレモンティーだ」

男「おいしいです」

女「帰ってきたんだねご両親が」

男「ふらっと帰ってきていきなり旅行行こうですからねえ。1週間学校休む羽目になりましたよ」

女「残念そうにいうわりに嬉しそうな顔じゃないか」

男「え、違」

女「分かるよ。こっちの世界の記憶では5年間もいなかった両親だからね」

男「前の世界では口うるさい親父と・・・・・・母親は何一つ変わってないや」
108 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:33:51.80 ID:+sbJUCm50
女「まあ両親と妹たちと旅行を満喫してくるといい」

男「ええ。最近、この上ない贅沢を感じてるんですよね」

女「というと?」

男「朝は理想の妹たちと言葉を交わして楽しく朝食、昼は女さんと少し早いアフタヌーンティー、夜は妹たちとエキサイティング。さらに明日から熱海旅行」

女「エキサイティングさせられているんだろう?」

男「はい、ごめんなさい。話を盛りました」

女「それが贅沢だと?」

男「元が平凡だったから、こういう風にいっぺんに幸福を感じると、不安になるんですよ」

女「全く理解できない感情だね。私なんて監査官の仕事を全うするのに必死だというのに」

男「すいません・・・・・・お土産たくさん買ってきます」

女「ふふ。特に皮肉を込めていったわけじゃないよ」

男「いや今の皮肉じゃね?」

女「監査官と言っても宇宙から感じる意志をビビビッと感じたり、念視する程度だから苦ではない」

男「電波ですね」

女「じゃあ君は青春している男か?」

男「もうそれでいいです」

女「それはよかった」
109 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:34:39.98 ID:+sbJUCm50

男「流れ星にどんな力があったんでしょうね」

女「流星は人の願いを叶えると昔から言うじゃないか」

男「それは星が流れている間に願いを三回言えるほど努力しているから叶うってことじゃないですか?」

女「そうだよ。じゃあその努力に神様が見返しをくれても良いじゃないか」

男「なんかもう非科学的で頭痛くなってきました」

女「非科学ついでにこのSSのタイトルを考えてみると、男『お、流れ星か。理想の妹くださいっと』になるんだけどね」

男「何言っているかさっぱりです・・・・・・」

女「宇宙(VIP)と交信していたのさ」

男「で、そこで女さんに予知して欲しい事が」

女「却下」

男「おえっ!?」

女「未来は自分で切り開いていくものだよ。私に頼るべきではないぞ」

男「そんなー・・・・・・」

女「ちなみに君は『熱海で起こるエロハプニングを教えてください』と私に言って、その場面になって慌てずに(変態という名の)紳士的に対応しようと考えていたんだろう?」

男「がっつり心読まれてた!?」

女「コレも予知だ。全くもって君の発想は変態の極みではないか」

男「もっと言って・・・・・・!!」ハァハァ
110 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:35:24.00 ID:+sbJUCm50

その頃

大人妹「!!」ガタンッ

大友「どうしたの?」

大人妹「よく分かりませんが、今お兄様が大変な変態な気がしますわ・・・・・・!!」

大友「え、その怪電波を感じ取るあんたも相当変態よ」

大人妹「いいえ。私にとっては快電波です」

大友「悪化してるじゃん!!」

111 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:36:34.93 ID:+sbJUCm50
戻って屋上

女「さっきの言葉はスルーするとして、監査官として一つアドバイスしておく事がある」

男「アドバイス?エロニングの?」

女「エロハプニングを略したんだね。何となくエロの現在進行形に聞こえなくもないよ」

男「どんなエロニングが起こるんですか?」

女「エロニングのことではないが、まあ、両親の話をしっかり聞いておくべきだというアドバイスをしたかったんだ」

男「チッ。そんなことですか」

女「あからさまに不機嫌になるな」

男「でも聞くに足りない父親と、自己主張の小さい母親ですよ?」

女「それに加えて、大人妹の話もしっかり聞いておくといい。特に温泉で、ね」

男「温泉=エロング・・・・・・!!ウハッ!やっぱり流星は僕を見捨ててなかったんだ!」

女「さらに略した!?どうでもいいが、今日の君は流星に当たって欲しいほどのウザったさだな」

男「褒め言葉ッス!!」

女「・・・・・・」
112 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 00:39:18.55 ID:+sbJUCm50
これにて予定していた投下は終わりです
テスト期間中なのに何やってんだろ僕

次回は怒涛の熱海旅行編をお送りします。
では見てくれた方ありがとうございます
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/11/27(日) 00:51:22.56 ID:xOzHcICOo

お、妹SSか。ボー妹をくださいっと
熱海旅行編もエロング満載でよろしくお願いしますww
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/27(日) 04:42:00.88 ID:H6NWz+7jo
お疲れサマー
投下量も多くて素晴らしい
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/27(日) 06:13:38.68 ID:Zb1RkZlXo
乙です
116 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:16:41.10 ID:+sbJUCm50
>>1です
さあ怒涛の熱海旅行編ですよ!
なんと、あの子が・・・・・・脱ぎます!
117 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:17:58.96 ID:+sbJUCm50

熱海

無垢妹「そんなわけで熱海!!」

大人妹「お兄様、妹を場面説明に使うのはよしてください」

男「いや、これは無垢妹が自発的に」

ツン妹「で、私たちは今どこにいるのかしら?」

ボー妹「どこって、旅館じゃん?」

大人妹「ほら」

男「俺絡んでねーよ!?今の明らかにツン妹とボー妹のやり取りじゃん!」

母「あらあら、うふふ。ロビーでゆったりするのもいいですね」ニコニコ

敬語妹「なぜか私たち以外に人がいないように感じますが?あとお父さんも」

母「貸切ですからね。3日間貸切しています」

男「なんつー財力・・・・・・!!」
118 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:18:46.36 ID:+sbJUCm50
無垢妹「おお!ここから見える海キレイー!!」

ツン妹「本当ッ!ダイアモンドみたい!」

敬語妹「あ、あの」

ボー妹「サーフィンとかしたくなっちゃうね!」

敬語妹「あの」

男「いやサーフィンするには微妙だな」

敬語妹「そこは素直に、そうだな、とか言いましょうよ!!って、そうじゃなくて誰もお父さんがいないことをスルーですか!?」

大人妹「お父様は心の中で生きていますわ・・・・・・」

敬語妹「生きてますから!!あなたがしみじみ言うとシャレに聞こえません!!」

ボー妹「目を覚ましてよ・・・・・・父ちゃん!」

敬語妹「お父さん死んじゃったみたいな言い方ですが、低血圧でまだ寝てるだけですからね」

男「俺と」

無垢妹「わたしの低血圧は」

男・無垢妹「「親父のせい!」」
119 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:20:21.71 ID:+sbJUCm50

ツン妹「ほんと・・・・・・死んじゃえばいいのよ」

敬語妹「え、ツン妹ちゃん何かあったんですか・・・・・・?」

母「お父さん、寝ぼけてツン妹ちゃんの太ももを舐めはじめたんです」

敬語妹「それ本当に寝ぼけてるんですか?」

男「・・・・・・!!?」

敬語妹「兄さんもさもその手があったかって顔しないでください」

大人妹「あらお兄様、そんなに太ももが欲しいのであれば・・・・・・どうぞ」チラッ

ボー妹「あ、ずるい!私も!」ヌギヌギ

無垢妹「お兄ちゃんが好きならわたしも好き!」ヌギヌギ

男「みんな・・・・・・!!いただきますっ!」

敬語妹「旅館のロビーでストリップしないでください!!」
120 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:30:24.93 ID:+sbJUCm50
ツン妹「敬語姉さん、完全にツッコミに回ってしまったわね。哀れ。そしてバカ兄貴とバカ親父は死んでいいとおもうわ」

母「ダメですよ。何だかんだであなたたちのことを一番考えてくれているのはお父さんなんですから」

男「そうなの?」

ツン妹「そ、それは分かるけど・・・・・・」

ボー妹「私は父ちゃんのこと尊敬してるよ!」

無垢妹「毎月お金くれる都合のいい人だよね?」

敬語妹「実の父親に向かってなんという発言!?」

大人妹「私もお父様は尊敬していますわ。だって私を拾ってくださったお方なんですもの。そしてお兄様も」

男「義妹ってシチュ、めっちゃ興奮するよね?」

敬語妹「その発言で台無しです兄さん。あと3人はきちんと服着てくださいね」
121 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:31:39.75 ID:+sbJUCm50

父「まあ合流したわけなんだが・・・・・・」

男「旅館に残っていたのが息子だけで、ウホッな想像張り巡らしてんじゃねーよ。近寄らないで」

父「うえぇぇ。父→男→父の文字見てたら気持ち悪くなってきた・・・・・・」

男「もっかい寝ろ。そんで永遠に目覚めるな」

父「それだったら、文字が男だけになって独り言乙になるぞ?」

男「う、それはそれで寂しいやつになるからヤダ・・・・・・」

父「で、愛しの母さんと娘は?」

男「露店巡ってるんだと思うが?」

父「どうして疑問系なんだ?」

男「いやトイレ行ってたらさ、置いてかれた」

父「へへ、ざまぁ」

男「それ言うと、起こされもせずに置いていかれた親父も同類だぞ?」

父「・・・・・・・・・・・・」

男「へへ、ざまぁ」
122 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:32:50.17 ID:+sbJUCm50
父「あ、そうか!オレへのプレゼントを買うためにオレを置いていったのか!」

男「ポジティブでよろしい。が、それはツン妹だけで十分でーす」

父「し、仕方ない。ツン妹のプレゼントだけだがよしとするか」

男「プレゼントがあるとしても親父には無いと思うなー」

父「ああ?それはいかにも、ツン妹が男だけにプレゼントをやりますって言ってるように聞こえるんだけど?」

男「あ、いや別にそういう意味で言ったわけじゃ・・・・・・いやそういう意味で言ったんだけど?」

父「強気な態度!?どーいうことだ男ぉぉぉぉ!!」

男「いやだって・・・・・・妹たちは俺の事好きだし?」

父「うっわ、ナルシストとか引くわー」

男「事実だっ!!」

父「・・・・・・やっぱりそうなのか?」

男「そうじゃないと言えば嘘になる」

父「はあ。オレは自由の国で仕事してるから大概のことは自由なんだが、自由の裏には責任がまとわりつくんだ」

男「まあ親父が言わんとしてることは分かるよ」

父「誰を選ぶとかは?」

男「そんなの決められない。責任逃れみてーな言い方かもしれないけど」
123 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:33:57.05 ID:+sbJUCm50
父「オススメはツン妹だな。あの太もも感はサイコーだ」

男「つくづく俺があんたの血を引いていることを実感させられるよ」

父「ま、それは冗談だが、オレは反対しない。ただ、後ろがあることはしっかり覚えておけ」

男「ちっ。親父みたいなこと言いやがって」

父「親父だからだ。コレ、取っておけ」つ●

男「?何コレ?」

父「つけ心地ゼロ!新体験の薄さ!」

男「ちゃっかり5枚分ゴム準備してんじゃねー!!てめーで母親相手に盛ってろ!!」

父「いや、母さんはダメだ」

男「まさかの浮気宣言!?」

父「そうじゃなくてな、母さんはあの身長だろ?だからもう子供は産めないんだ」

男「たしかに135センチとか、端から見れば合法ロリで嬉しいけど、その分色々な器官が小さいもんな」

父「お前の出産も苦労したんだぞ」

男「らしいな」
124 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:35:12.13 ID:+sbJUCm50
父「毎年1人ずつが目標だった母さんは、翌年妊娠できなかったんだ。だから養子を入れた」

男「それが大人妹」

父「あの雨の日な・・・・・・」

男「雨の日とかあったっけ?」

父「ん?あれ?いや雨の日だったか、晴れの日だったか・・・・・・たしかプロレス(?)がどうこう言っていたのだけは覚えてるんだが」

男「忘れてください!!」

父「ふむ。さて、この旅館には家族風呂がある」

男「え、家族風呂にはいるのか?」

父「それの方が盛り上がるだろう?」

男「どこが盛り上がるんだよ、どこが」

父「とは言っても家族風呂は4人までらしい」

男「8人だから半々だな」

父「色々考えたんだが、父さん母さんお前大人妹でどうだ?」

男「何を色々考えてそうなる?完全に年功序列じゃねーか。自由の国の人間が何日本の格式に囚われてんだよ」

父「常識は破るためにあるんだ」

男「一回転して通常だよ」

父「で、どうだ?」

男「俺は構わないけど、女衆に聞くんだな」

父「よーし!舐め回す様に見るぞ〜!!」

男「お前やっぱ独りで入れっ!!」
125 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:36:36.19 ID:+sbJUCm50

父「えっお風呂入ってきたの!?」

男「くっ・・・・・・」

敬語妹「すいません。兄さんのトイレが長いのと、お父さんの睡眠が長いので私たち待ちきれなくなって・・・・・・」

大人妹「ちなみに上の分からトイレと睡眠という言葉を抜くと、良いわよ」

ツン妹「何がどういいのよ!?」

無垢妹「すいません。兄さんのが長いのと、お父さんのが長いので私たち待ちきれなくなって・・・・・・」

ツン妹「わーわーわー!!言わなくていい!!」

ボー妹「なんか、おえっ」

母「あらあら、うふふ。それではお父さんと男君が寂しいので、私といっしょに家族風呂でもいかがですか?」

父・男「オッケーっす!」

敬語妹「ちょ!野獣の中にお母さんを放り込ませません!!」

父「野獣とは失敬な!紳士だよ、娘」

男「じゃあ首輪係でもう一人だれか一緒に入るか?」

敬語妹「えっ・・・・・・・」

ツン妹「・・・・・・!!」

ボー妹「チャンス・・・・・・!!」
126 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:37:53.60 ID:+sbJUCm50
無垢妹「入りたーい!!」

大人妹「ダメよ。あなたじゃ首輪係りどころか餌になってしまうわ。ということで私が首輪係をしますわ」

敬語妹「あ、あなたも十分に餌じゃないですか!」

大人妹「私は餌となる覚悟がありますので」ニコニコ

ボー妹「お、大人の眼・・・・・・!!」

ツン妹「く、悔しいけど、それがいいかも」

無垢妹「ちぇー!残念だなー」

男「おーい、決まったかー?」

大人妹「私がお兄様とお父様の首輪係をさせていただきますわ」ピトッ

父「ひゃっほーい!!」

ツン妹「バカ親父の喜びよう!?」

男「コラひっつくなって!」抱きッ

敬語妹「ひっつくなと言っている割に抱き寄せてませんか?とくに胸部辺りを中心に!!」ギロッ

男「いや、これは大人妹が・・・・・・」

大人妹「あんっ、お兄様!」

父「チッ!!」ギロッ

ツン妹「」イライラ

無垢妹「むー・・・・・・」

男「なるほどこれが四面楚歌か」
127 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:39:03.58 ID:+sbJUCm50

ボー妹「状況的に盛ったライオンの檻(男と父)に、餌(母)と餌をぶら下げた調教師(大人妹)を入れるようなものか」

男「俺はライオンじゃなくてダチョウくらいだYO」

敬語妹「それって欲が低いことのアピールになりますか?それになぜヒップホップ?」

男「いや、楚歌はヒップホップだと思うんだ」

父「そっか」

男「」イラッ

大人妹「さ、お兄様お風呂場に行きましょう」

敬語妹「なんかあなたが言うと、そういうお仕事をしている人のように聞こえます」

母「まあ。敬語妹さんはそういうお仕事に興味があるんですか?」

敬語妹「まさかのお母さんからの質問!?って、興味ないですよ!」

ボー妹「だけどホントは?」

敬語妹「人並みに・・・・・・って何言わせるんですか!!」

男「だんだんツッコミが上手くなってきたなー」

敬語妹「好きでこんなことしてるんじゃないですよ・・・・・・」

大人妹「最初は清楚なキャラだったはずなのに」

敬語妹「う」

ツン妹「変態たちのせいでいつのまにか」

ボー妹「暴走の抑止剤と考えれば大切な役だけど、損な役回りであることには変わりないよね」

無垢妹「敬語お姉ちゃん、いろいろ大丈夫?」
128 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:39:45.27 ID:+sbJUCm50
敬語妹「うわーーん!!みなさん大嫌いですーーーー!!」ダッ

男「敬語妹ーーー!!?」

大人妹「このノリするの2ヶ月ぶりね」

父「え、2ヶ月に1回はこんなことしてるの?」

無垢妹「大丈夫だよ。おなか空いたら帰ってくるから」

父「どこの小学生!?」

母「あらあら、うふふ」

大人妹「さ、お父様、お母様、お兄様、行きましょう」

男「オーー!!」

ツン妹「バカ兄貴」ゲシゲシ

男「えっとなんでしょうツン妹さん。なぜか爪先が痛いんですが・・・・・・」

ツン妹「手ぇだしたら・・・・・・どうなるかわかってるよね?」ニコッ

男「はい。もう十分存じております」

ツン妹「分かればいいのよ。分かれば」

男「それ、親父にもしてやれ」

ツン妹「イヤよ」

男「どうして?俺よりあいつの方が危ないだろ?」

ツン妹「だって、ハァハァして喜ぶだけだもん」

男「そう、だな・・・・・・」
129 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:40:46.75 ID:+sbJUCm50



注意:バスタオル着用です

大人妹「それではお邪魔します」チャプ…

父「おおお!バスタオルからのぞく四肢が色っぽい・・・・・・!生まれて来て良かった・・・・・・!!」

大人妹「大袈裟ですわお父様」カンラカンラ

男の愚息「お父さん!!」

男「(やめろ!家族の前でお前は節操なしかーーーーー!!)」

男の愚息「でもでもお父さん、お父さんのお父さんの息子さんを見て!」

男「(俺か!?俺を見てどうする!?)」

男の愚息「違うよ!お父さんの股間だよ!」

男「(あ、股間。股間ね・・・・・・うっわ。家族の前でアレかよ。タオルの上からもクッキリ)」

男の愚息「何か、アレ見たら萎えた・・・・・・おやすみー」

男「ああおやすみ」

母「あら、おねむですか男さん?」

男「いや、精神世界で大切な会話をしてたんです」

母「そうですか」
130 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:41:57.38 ID:+sbJUCm50
男「うー、極楽極楽」

父「はー、極楽極楽」

母「ふふ、血は争えませんね」

男「チッ」

大人妹「私もお父様とお母様の血を欲しかったですわ」

父「何を言っている!!血など繋がっていなくてもお前はうちの娘だ!!」

大人妹「ありがとうございますお父様」

父「思えば、えっと・・・・・・」

母「13年前」

父「13年前!雨の日に男が血相変えて家に飛び込んできたかと思うと、『この子を妹にして!』だからな」

男「あー、そんなこともあったなー」

母「その時男さんの右手に持っていた本は『義妹愛』でしたね」

大人妹「あらあら、うふふ」

男「なんでそんなことまで覚えてるんだよ!?あと口調移ってんぞ大人妹」

父「今でも思い出すなー」

男「そんなに思い出深いのか?」

父「いやだってあんなにディープな本は今じゃなかなかお目にかかれないぞ?」

男「本の話しかよっ!?ああもうそんなのは忘れていいから!!」
131 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:43:07.93 ID:+sbJUCm50
大人妹「しかしお父様、あの日雨など降っていましたか?」

男「あ、それは俺も思った」

父「あれ?そうだったか?」

母「私は降っていたように思えますが」

父「なるほど。2人は愛の力で心が晴れていたのか」

男「うまくないぞ。全然うまくないぞ親父」

大人妹「その晴れた心は私の中でたまって、このように実りましたわ」ムニッ

男の愚息「あーもうムリっす」

男「セットアップ!カモーンベイベー!」ガバッ

大人妹「きゃあ♪」

母「男さん!」

男「は、はい・・・・・・!!」

母「ゴムはきちんとしてください!!」

男「そっちか!せめて母親らしくこの行為自体をとめて欲しかった!」

大人妹「そんな・・・・・・」

男「お前はそんなに落ち込むなよ」
132 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:44:10.87 ID:+sbJUCm50
父「辛抱たまらーん!!母さん!!」

母「きゃあ♪」

大人妹「お父様!」

父「は、はい・・・・・・!!」

大人妹「私、弟が欲しいですわ」ホッコリ

男「とめてーー!!俺が言うのもなんだけど、この家族をとめてーーー!!」

父「まあ久しぶりの家族集合なんだ。もっとゆっくりしようじゃないか」

男「お前が言うなよ」

大人妹「ゆっくり・・・・・・」グデー

母「」ウツラウツラ

男「さっきまで騒いでいたとは思えないほど静かになった。てか寝た」
133 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:44:59.27 ID:+sbJUCm50
父「なんだかんだで大人妹はきちんとお姉さんとしての役割を果たしているみたいだな」

男「うん?家事は敬語妹に任せっぱなしだぞこいつ」

父「違う。大人としての指標を示す事だよ」

男「変態行動がか?」

父「まあそれもだ。この子は良くも悪くも大人だからな。そういうところを見て下は善悪を学んでいく」

男「善2割、悪8割だけどな」

父「そういう意味では、この子を養子に入れてよかったと思っているよ」

男「そういや前の家族は?」

父「ん、忘れたか?・・・・・・まあ覚えてもいないか」

男「??」

父「交通事故でな。お前がこの子を家に連れてきた日に他の家族は、な」

男「なん、だと・・・・・・」

父「この子を救ったのはお前だ。どうやらこの子もそう感じているみたいだな」

男「普通、どうして私だけが生き残ったの、とか泣き叫ぶかと思ったが」

父「家族愛<お前への愛だったんだろ?」

男「嬉しいような、複雑なような・・・・・・」
134 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:45:47.71 ID:+sbJUCm50
父「幼馴染だったからな。自然と恋心が芽生える・・・・・・何だコリャ?」

男「タオル?」

大人妹「すぅ、すぅ」全裸ー

男「バスタオル取れてるううううううううう!!??」

父「うっひょおおおおお!!」

男「ちょ、バカ親父興奮してんじゃねーよ!!巻くからタオル貸せっ!!!!」

大人妹「う、ん・・・・・・」

男「げ」

大人妹「あらお兄様?・・・・・・あ」

男「ち、違うこれはバスタオルが取れたんで、巻きなおしてやろうと・・・・・・」

大人妹「で、出来れば初めてはベッドが良かったのですが・・・・・・///」

男「ちーーがーーーうーーーーー!!!」

父「せっかくだから母さんのも取っておくか」脱がしッ

男「どこがせっかくだバカ親父ーーーーー!!」
135 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:46:29.67 ID:+sbJUCm50
父「ふふふ、相変わらずペドいな母さん」

男「お前ロリコンだろ!?なあそうだろ!?」

父「知ってるか?アメリカ精神医学ではロリコン、もといペドフィリアの基準は『13歳以下との性行為』と規定されてまーす」

男「こんなところで自由の国を使うなっ!!ていうか範囲狭っ!?」

大人妹「ではお兄様がボー妹と無垢妹に手を出せば・・・・・・」

父「お茶の間の話題になるってわけだ」

男「ドヤ顔してんじゃねーよクソ親父」

父「バカからクソに格上げ!?」

男「格下げだっ!!」

大人妹「まあ私のみが裸で話すのもなんですから、お兄様とお父様のタオルも没収ですわ」バッ

男「おウッ!?」

父「ふん!!」
136 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:47:11.19 ID:+sbJUCm50
男「ちょ、返せそれ!」

大人妹「でしたら私を奪ってご覧なさい!」

男「タオルだ!何キャラだよお前!?つーか親父は前を隠せっ!!」

父「子曰く『我五十にして前隠さず、悦ばしや』」

男「それはお前の性癖だ!あと孔子はそんなこと言ってない!」

母「あら、寝てしまってましたか・・・・・・おや?」

大人妹「ほーらお兄様、タオルがこんなところにー」

男「やめて!四つん這いになると危ないところがデンジャラス!!」

父「ね、つ、つ、次は女豹のポーズしてもらってい、いいかな?」

男「てめーは何キョドってんだ!!」

母「あらあら、うふふ。みなさん仲がいいですね。それにしても私のタオルはどこへ?くしゅん」
137 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:48:14.14 ID:+sbJUCm50




敬語妹「」ソワソワ

ボー妹「そんなに心配なら見てくればいいじゃん」

敬語妹「ちちち違いますよ!だ、誰が心配ですか!」

ツン妹「私はあの人たちより敬語姉さんの方が心配よ」

ボー妹「そんなこと言いながらー、実はツン姉ぇもさっきから爪噛みすぎだよ」

ツン妹「か、噛んでないわよ!」

ボー妹「2人とも胸が小さいから度量も小さ・・・・・・ゲフッ」

敬語妹「うふふ。何か言った?」

ツン妹「聞こえなかったんだけど?」

ボー妹「何でもありません、麗しいお姉さま方・・・・・・」

無垢妹「」スゥスゥ

敬語妹「こんな場面でよく寝ていられますね」ナデナデ

ボー妹「こんな場面だからだよ。この子にとっては愛も恋も家族愛も全部いっしょなんだよ。だから仲いいあの4人見て安心したんだろうね」

ツン妹「ボー妹もよく落ち着いていられるわね」

ボー妹「いやーボクって性同一性障害になりかけだったからさー、男心も女心もわかるんだよねー」
138 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:48:55.84 ID:+sbJUCm50
敬語妹「えっ!?」

ツン妹「えっ!?」

ボー妹「えっ!?」

ボー妹「・・・・・・もしかして知らなかったの?」

敬語妹「全く知りませんでした・・・・・・」

ツン妹「だからボクなんて使うのね」

ボー妹「名残りだね。今は女だけど」

ツン妹「たまに男になるの?」

ボー妹「それは無いかなー。兄ちゃんを好きになったらさ、全部元に戻っちゃった」

敬語妹「あ、もしかしてしばらくアメリカにいたのは」

ボー妹「そうそう治療だよ。なんていうの?それまでは心に男も女もいるみたいな感じだったけど、向こうに渡って兄ちゃんが恋しくなって、女心が勝った的な?」

ツン妹「もし私たちが恋しくなっていたら・・・・・・?」

ボー妹「性転換手術を受けて帰ってきてただろうね。そんで姉ちゃんたちにちょっかいだしてたかもよ?」

敬語妹「」ゾクッ
139 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:49:42.14 ID:+sbJUCm50
ボー妹「まーそういうわけでボクは兄ちゃんに感謝してるよ」

ツン妹「そもそもうちの家系は問題が多すぎな気がする」

敬語妹「みんな難産みたいでしたしね。お母さんの体型から考えればそうでしょうが」

ツン妹「小学生が子供生むようなものよね?」

ボー妹「父ちゃんはロリコンなのかー」

敬語妹「変態な兄さんに、変態な姉さん、ツンデレな妹に、性同一性障害になりそうになった妹。まともなのは私と無垢妹だけですね」

ツン妹「変態な兄貴に、変態な姉さん、敬語がステータス(笑)な姉さんに、ボーイッシュな妹。まともなのは私と無垢妹だけね」

ボー妹「変態な兄ちゃんに、変態な乳姉ぇ、敬語で清楚な感じを出そうとしている姉に、ツンデレで票を狙う姉。まともなのは私と無垢妹だけだね」

敬語妹「・・・・・・」

ツン妹「・・・・・・」

ボー妹「・・・・・・」
140 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:50:48.38 ID:+sbJUCm50
敬語妹「兄さんとあの人はさておき、どうして私の敬語がいけないんですか?社会に出るとみんな敬語ですよ?」

ツン妹「だって、同級生にも下級生にも敬語でしょう?狙ってるとしか思えないわ」

ボー妹「需要(笑)ですか?」

敬語妹「そんなこと言うと、ツン妹ちゃんだって、もうツンデレは衰退してきているのに逆行してるじゃないですか!中二ですね」

ツン妹「だから誰がツンデレだって言ってんのよ!ていうか中二って何よ!学年がどうしてけなし言葉になるのよ!」

ボー妹「邪気眼乙!」

敬語妹「ボー妹ちゃんも、いくら性同一性障害だったからと言って、ボクっていう一人称はどうかと思いますよ?」

ツン妹「あなたこそ、票を狙ってるんじゃないの?」

ボー妹「う、うるさい貧乳たち!!」

ドゴッ
141 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:51:40.37 ID:+sbJUCm50

敬語妹「さて、1人天に召されてしまいましたが、肝心な事が残っています」

ツン妹「そうね、この子のことを忘れてはいけないわね」

ボー妹「・・・・・・」シーン

敬語妹「百歩譲って私たちが個性的なのは認めます。ではこの子はどうなんでしょう」

ツン妹「それにしてもよく寝てるわね」

無垢妹「」グガー

敬語妹「さっきまでこんな下品な寝方してましたっけ?」

ツン妹「この子の特徴・・・・・・純粋なところ?」

敬語妹「むしろ無知ですね」

ボー妹「もうさ、最終的にこの子だけがまともでいいんじゃない?」

ツン妹「あ、復活した」

敬語妹「釈然としませんが、それでいいです。私は争いを好みませんから」

ボー妹「またそうやって票稼ぎする」

敬語妹「そもそも票って、何に対する誰が入れる票ですか?」

ボー妹「まあ画面の向こうの人たちかな?」

敬語妹「??」
142 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:52:44.12 ID:+sbJUCm50
無垢妹「ん、ん・・・・・・もう入らないよ・・・・・・お兄ちゃん」

敬語妹「前言撤回です。この子もこちら側でした」

ツン妹「この年でどんな夢見てるのかしら・・・・・・」

ボー妹「まとめると、ボクたちの家系にまともな人はいないと」

敬語妹「あ、お母さんがいました!」

ツン妹「あの『あらあら、うふふ』しか言わない人?」

敬語妹「それは産んでくれた母親に向かって言うことじゃないですよ・・・・・・」

ボー妹「たしかに。こんな貧乳でも生むのに腹を痛めてくれたん・・・・・・ドフッ」

ツン妹「どの口が、どの口がまだそんな事言うのかなー?」

ボー妹「いひゃい!いひゃい!」
143 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:53:31.66 ID:+sbJUCm50
敬語妹「しかし今のはツン妹ちゃんが悪いです。聞いた話によると、もしかしたら私たちは生まれる事が出来なかったかもしれないらしいですから」

ボー妹「そんなに難産だったの!?」

ツン妹「う・・・・・・お母さんごめんなさい」

ボー妹「出来ればもう少し胸があるように産んで欲しかったわ」ボソッ

ツン妹「ええい!心の声を代弁しなくていい!!」

敬語妹「ボー妹ちゃん?」

ボー妹「え、な、なに?敬語姉ぇ、その手は何かな?」

敬語妹「兄さんで鍛えたスリーパーホールドです」ニコッ

ボー妹「笑顔で言うことじゃないーー!!うげぇ!!・・・・・・あ、やっぱり絶ぺk・・・・・・」

敬語妹「ふん!!」

ボー妹「きゅう」

ツン妹「やっぱり変態ばっかり」

無垢妹「むにゃむにゃ・・・・・・」
144 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:54:34.10 ID:+sbJUCm50



無垢妹「そんなわけで楽しい熱海旅行も過ぎて行き、お別れの日が来たのでした!」

男「便利だなこの子」

ボー妹「お手ごろ」

敬語妹「え、何言ってるんですか?」

大人妹「省略ですか!?ではあの後のお兄様との初めての夜も、激しい夜も、全部無かったことにするんですか!?」

男「あー、うん。実際そんなことなかったし、大丈夫だよ」

大人妹「ひどい!結局は私の体だけが目当てだったんですね!」

乳「貴様!責任を持たんか!!」

男「親父、表記が違う!!どこの乳が話してるんだよ!!」

大人妹(裏声)「乳『そんな、お兄様の舌使い、忘れられません・・・・・・!!』」ムニムニ

大人妹「こうですよね?」

男「実際に乳で話すな!!ていうかそんな事実無いからなっ!?」

敬語妹「くっ・・・・・・」

ツン妹「ちっ・・・・・・」

母「あらあら、うふふ」

ボー妹「あっはっは!!・・・・・・くふっ・・・・・・げほっげほっ」

男「1人ツボにはまって大惨事なんだけど!!」
145 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:56:04.95 ID:+sbJUCm50
無垢妹(裏声)「乳『わたし、妹の中では3番目の大きさだよ!』」ムニムニ

ボー妹「あーっはっはっは!!」バンバン

敬語妹「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

ツン妹「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

男「もう乳ネタ引っ張るのやめろよ!2人ほど殺意の衝動に目覚めた人がいるから!!」

父「まあとにかく娘たち、元気でな」

男「あ、ここで仕切るんだ・・・・・・」

大人妹「お父様方もお元気で。お仕事頑張ってくださいね」

敬語妹「あの、月々1000万円もいらないですよ?」

ツン妹「ま、まあたまにはメールでも電話でもくれればいいじゃない」

ボー妹「ボクはバスケでアメリカまで行ってやるよ!」

無垢妹「じゃあわたしは泳いでいくよ!」

父「そうか!水着を速達で送ってやるからな!」

男「お前の想像している水着はヒモっていうんだよ。それにそんな格好で太平洋横断させる気か?」

父「まさか。インド洋を回ってだな・・・・・・」

男「もっと性質悪いわ!!」

母「みなさんが元気そうで良かったです。次に会えるのはいつか分かりませんが、それまで元気でいてくださいね」

全員「お母さん・・・・・・!」

父「では、行くからな」

母「また会いましょう」
146 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:56:43.39 ID:+sbJUCm50

大人妹「行ってしまいましたわね」

敬語妹「嵐のような人たちでしたね」

ツン妹「それはバカ親父だけじゃない?」

ボー妹「いざお別れになると寂しいね」

無垢妹「うっ、うっ・・・・・・」

男「お前、泣いてんのか?大丈夫だよ。永遠に別れるわけじゃないし、それに俺らもいるだろう?」

無垢妹「違うの。泳いでいくって言ったけど、わたし泳げなかったの・・・・・・」

男「あ、そういうこと・・・・・・泳げようが泳げまいが、泳いでアメリカまで行くことは出来ないだろうなー」

敬語妹「じゃあ送られてくる水着・・・・・・ヒモはどうします?」

男「新聞縛るのに使えばいいんじゃね?」
147 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:57:33.78 ID:+sbJUCm50

父「嵐のような娘たちだったな」

母「嵐の中心は男さんでしたね」

父「あっ!ゴム渡し忘れた!」

母「まあそれはどこにでも売ってありますから」

父「男は誰を選ぶのか」

母「それはあの子達に任せるとしましょう」

父「まあオレたちも最初から同じ名字だった訳だしな。娘たちが男を好きなるのは当然だと」

母「それは言わない約束ですよ。うふふ」

父「それはそうと」

母「はい?」

父「サン・ターさんは?」

母「あらあら、うふふ。どこへやら」

148 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 11:59:08.48 ID:+sbJUCm50
これで熱海旅行編は終わりです。
また暇な時に再開します。
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(群馬県) [sage]:2011/11/27(日) 12:02:26.64 ID:oIOV9Ins0
とりあえず乙!
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/27(日) 20:42:54.16 ID:Zb1RkZlXo
乙!
151 :私が1です [saga sage]:2011/11/27(日) 21:39:05.93 ID:+sbJUCm50
大人妹「12時に再開する予定ですわ。それまで>>1はお勉強ですの」
152 :私が152です :2011/11/28(月) 00:08:00.01 ID:q+DL/0JA0
ネム
153 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:14:07.10 ID:Rqzg4huA0
>>1です。少し遅れましたが始めます。
ギャグだけで済ませるつもりはありませんので
154 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:14:40.69 ID:Rqzg4huA0

男友「あー学校ダリぃ」

男「おはよっす!!」テカテカ

男友「あ、男じゃねーか」

男「どうした元気ねーな!そんなお前にはコイツをプレゼント!」

男友「うっざ!旅行帰りのテンションうざ!・・・・・・ってこれ安産祈願のお守りじゃん!俺にどう使えと!?しかも熱海関係ない!!」

女「では私が貰おう」

男友「え、あ、どうぞ。・・・・・・えっ!?」

男「あ、女さんおはようございます」

女「エネルギーをチャージしてきたみたいだね」

男友「あの」

男「女さんにお土産いっぱい買ってきましたよ!」

男友「あの」

女「そうか。では昼休みに屋上で頂くとしよう」

男友「あの!!」

女「すまない。少し静かにしてくれないか?」

男友「は、はい・・・・・・」
155 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:15:27.67 ID:Rqzg4huA0

男「コレ全部昼休みに食べる気ですか?」

女「いやいや食べきれない分は君に持たせて、私の家まで運ばせるけどね」

男「たっはー!敵わないっす!」

女「ちょうどこのお土産に合う様なティーを準備していたんだ」

男「おお!楽しみです!」

女「うふふふふふ」

男「あははははは」

男友「・・・・・・女さんが安産祈願のお守り貰った真相はっ!!?」
156 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:16:52.97 ID:Rqzg4huA0

屋上

女「ふむ。これはなかなか・・・・・・!」

男「でしょう?試食してから買ったんですよ」

女「ただのお饅頭と思っていたが、皮がしっかりしていて、あんもしつこくない」

男「ばっちりグリーンティーに合いますよね!」

女「ジャスミンティーと迷っていたが、グリーンティーを持ってきてよかった」

男「女さん、ティーと名の付くものは全部持ってるんですか?」

女「絶賛蒐集中だ」

男「あ、でもあの時のアレはもうやめてくださいね・・・・・・」

女「あの時のアレとは何だい?読者が分かるように言ってくれないかい?」

男「読者とか言わないでください。あとちょっと悪い事が起こった感じを出そうとしただけなのに掘り下げないでください」

女「そうか。それはすまなかったね」

男「何はともあれ、楽しかったですよ」

女「私のアドバイスは覚えていたかい?」

男「アドバイス・・・・・・?あ、は、はい!モチロンッスヨ!」

女「はぁ・・・・・・覚えていなかったんだね」

男「すいません・・・・・・」
157 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:17:29.40 ID:Rqzg4huA0
女「父親、母親、大人妹、加えて温泉というキーワードをプレゼントしたじゃないか」

男「ああ!エロニングの時ですね!」

女「そういうことばかり覚えているんだな」

男「がっつりそんな場面がありましたけど、特に気にすることは無かったかと」

女「そうかい。それは残念だ」

男「男は大抵残念な生き物なんですよ」

女「では今夜、その残念さを身に染みるといい」

男「・・・・・・予知ですか?」

女「さて、ね」

スクッ

女「お土産ありがとう。私は教室に戻るとするよ」

女「最後にアドバイスだ。“あと4日”・・・・・・忘れないでくれ」

男「女さん・・・・・・」

男「急に立つとパンツ見えますよ」

ドゴッ

女「君は1度天に召された方がいいんじゃないかい?」グリグリ

男「ああ、もっと右・・・・・・!!」
158 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:22:35.27 ID:Rqzg4huA0

男「たっだいまー」

敬語妹「あ、兄さんお帰りなさい」

男「おーイイ匂い!今夜はハンバーグか」

敬語妹「そうですよ。珍しくボー妹ちゃんが手伝ってくれてるんです」

ボー妹<珍しいは余計だよー。兄ちゃんのはこっちの脂身80パーセントのでいいねー?

男「いやー!せめて半分は赤身を入れてー!」

敬語妹「ではお料理に戻りますね」

男「ああ。赤身、頼んだぞ」

男「さて、宿題するのもなんだし、無垢妹と遊んでやるかー」

トントン

男「おーい無垢妹、いるかー?」

シーン

男「おいおい、死んでんじゃないだろうな?」

ガチャ

男「あ、れ?」

男「部屋間違えたっけ?ここ物置だったか?」

男「階段上がってすぐ右の部屋が無垢妹の部屋だったはず・・・・・・」

男「ボケてんのか俺?」
159 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:23:31.89 ID:Rqzg4huA0
男「階段上がってすぐ左の部屋がツン妹の部屋・・・・・・」

ガチャ

ツン妹「え・・・・・・?」ヌギヌギ

男「あ、うんほら、間違いない・・・・・・」

ツン妹「死ねバカ兄貴ぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

男「のああああああああ!!!」

ドカッ

男「」シーン

敬語妹<どうしたんですかー?

ツン妹「バカ兄貴が私の着替えのぞいてきたのー!!」

ボー妹<いつも通りじゃーん

ツン妹「コレが日常茶飯事なら私、この人と同じ屋根の下にいれないわよ!」

――――――
――――
――

160 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:25:46.46 ID:Rqzg4huA0
チュンチュン

男「はっ!!朝っ!?」

敬語妹「あ、おはようございます。低血圧の兄さんには珍しく早起きですね」

男「そうか・・・・・・ツン妹に蹴られてそのまま気絶してしまったのか」

敬語妹「着替えを覗くからですよ」

男「いや、覗いたわけじゃなくて・・・・・・何でだっけ?」

敬語妹「朝食の準備できてますよ」

男「はーい」

リビング

ツン妹「げ、起きてきた」

大人妹「おはようございますお兄様」

敬語妹「兄さんは昨日ハンバーグ食べれなかったんで、今日のお弁当にハンバーグ入れておきますね」

男「ああ、昨日はハンバーグだったんだな。たしかボー妹もいっしょに作ってたよな。そういえばボー妹と無垢妹は?」
161 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:27:04.43 ID:Rqzg4huA0

敬語妹「・・・・・・?えっと、何を言ってるんですか?」

ツン妹「ボー妹と無垢妹ってだれ?ゲームのし過ぎで頭おかしくなっちゃった?」

大人妹「まあ。私たちがいますのに」

男「はあ?お前らこそ何言って・・・・・・!!」

男「そういえば昨日・・・・・・!!!」ダッ

大人妹「お兄様?」

男「階段上がってすぐ右が無垢妹の部屋!」

ガチャ

男「物置・・・・・・」

男「つっ、その隣がボー妹のへ・・・・・・」

ガチャ

男「や・・・・・・」

男「ははは、こりゃ何の冗談だ?かくれんぼのつもりか・・・・・・?」

敬語妹「何をしているんですか?朝からエキサイティングですね兄さん」

ツン妹「きっとエロ本を隠し忘れてたとかよ」

男「そう、だな・・・・・・その方がいいな」

ツン妹「・・・・・・どうしたの?震えてるわよ?」
162 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:28:49.86 ID:Rqzg4huA0
男「頼むっ!言ってくれ!俺らは何人兄妹だ!?」ガシッ

ツン妹「な、なななな!ちょ、掴まないでよ!!///」

男「頼む・・・・・・」

ツン妹「・・・・・・4人だけど、それがどうしたのよ?ていうか兄貴大丈夫?顔色悪いよ?」

男「その4人ってのは、俺、大人妹、敬語妹、ツン妹か?」

ツン妹「そうだけど・・・・・・悪い妄想にも取り付かれてるの?」

男「そうだ・・・・・・女さん」

敬語妹「兄さん?」

男「がっこ行って来る!!」ダッ

敬語妹「あ、朝ごはんは食べないんですかーーーー!!?」

敬語妹「もう!」

ツン妹「兄貴、変だったよ?」

敬語妹「そうですね。いつもの変と違うような・・・・・・」

大人妹「あら、降水確率100パーセントだって。1週間雨が続くみたいよ」

敬語妹「じゃあ兄さんの分の傘まで持って行ってください」

大人妹「分かったわ」
163 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:29:29.68 ID:Rqzg4huA0

男「女さんっ!!」ゼェゼェ

<やだ、朝から女さんと?

<あいつ世の男性の敵だろ?

男友「なに息荒げてんだよ。周りから勘違いされるぞ?」

男「そんなことどうでもいいから!もうこの時間にはきてるだろ女さん!」

男友「え、や、知らない。いつもはきてるんだけどな」

男「そんな・・・・・・」

ピリリリリリ

男「ん、俺のケータイ。メールか」

From:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あと3日


男「・・・・・・!!」

164 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:30:29.78 ID:Rqzg4huA0

To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
あと3日って何なんですか!?
妹がいなくなったことと関係あるんですか!?


男友「お、おい。顔色悪いぞ・・・・・・?」

ピリリリリリ

From:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
キーワードを拾うんだ


男「キーワード・・・・・・?」

担任「おい男、チャイム鳴るぞ。ケータイなおせ」

男「すんません。早退っす!!」

担任「お、おい!」


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今から女さんの家に行きます
家の場所教えてください
165 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:32:00.11 ID:Rqzg4huA0

ピリリリリリ

From:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
すまないが言えない
ただ、最後にアドバイスをする

屋上に行きたまえ


男「最後に・・・・・・?」


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
最後ってどういうことですか?


男「返信が・・・・・・来ない」
166 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:32:36.86 ID:Rqzg4huA0

To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
返信ください


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
大丈夫ですか?


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
何かあったんですか?


To:女さん
件名:なし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
教えてください


男「・・・・・・屋上に行くか」
167 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:33:49.56 ID:Rqzg4huA0

屋上

男「雨降ってる・・・・・・」

??「待ってたよ」

男「誰ですか・・・・・・?」

??「私はサン。サン・ターだ」

男「すいません。ちょっといいですか?」

サン「構わないよ」

男「ええええええええええ!!??」

サン「そんなに驚くことかい?本来なら既に君と会っている予定だったんだが」

男「親父たちとの会話でお流れになりましたもんね」

サン「そうだ。君の『家族の団らんにサン・ターさんはいらなくない!?』の発言でね」

男「それは本当にサン・ターさんがいるとは思わなくて・・・・・・ていうかあなたは誰なんですか?」

サン「僕は流星の監査員だよ。女くんといっしょのね」
168 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:35:09.12 ID:Rqzg4huA0
男「え、じゃああなたにも俺が願った流れ星が?」

サン「いや、僕は君のじゃない。君の両親が願った流星の監査員だよ」

男「親父たちの?」

サン「そうだ。正しくは君の母親。彼女は流星に正しく願った」

男「何を願ったんですか?」

サン「『生まれてこなかった子供たちが生まれた世界が欲しい』と」

男「生まれてこなかった・・・・・・?」

サン「重要なのはそこではない。願い方だ」

男「願い方って・・・・・・流星が流れている間に3回言うってやつですよね」

サン「その通り。彼女は正しく3回願った。そして望む世界が手に入った。しかし君はどうだ」

男「俺は・・・・・・1回しか言ってない」

サン「偶然にも君と母親の願いが合致し、叶った様に見えた。が、実は君のその中途半端な願いは母親の願いを食いつぶすように打ち消していっているんだ」

男「それが・・・・・・妹たちの消失」

サン「ああ。君は、所詮ゲームの世界に憧れて、つまらない気持ちで星に願ったに過ぎないんだ」

男「そんな・・・・・・」
169 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:36:56.76 ID:Rqzg4huA0

サン「だから女くんは君にその考えを更正させるチャンスを与えたんだ」

男「それが、熱海旅行ですか?」

サン「それを君は棒に振った。愚かな」

男「そんな・・・・・・そんな・・・・・・」ガクッ

サン「そして、願いを見届けきれない監査員はどうなると思う?」

男「もしかして・・・・・・監査員も消えるのか!?」

サン「その通りだ」

男「お、俺はどうすれば!どうすればいいんですか!!?」

サン「だから君は愚かなんだ。他人に頼ろうとするその姿勢。3度願おうともせず、他力本願」

男「俺はどうなってもいい・・・・・・ただ、母親と妹たちと女さんに罪は、ない」

サン「・・・・・・」

男「俺の命でも何でも使えばいいじゃないか・・・・・・俺が愚かなら、死んでその命を別のものに変えればいいじゃないか・・・・・・」

サン「あと3日だ。その間に自力で答えを出すといい。君が正しい選択をしたのなら、僕は喜んで君の願いを見届けよう」

男「あ、ああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」
170 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 00:41:38.15 ID:Rqzg4huA0
これで今夜の投下は終わりです。

ギャグ一線だと思っていた方はすみません。
こういう感じになります。

あと、敬語妹は俺の嫁です。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/28(月) 01:13:05.66 ID:mSFGvNK0o
乙です
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/11/28(月) 01:39:29.10 ID:gNCBxsRgo

熱海のエロングから一転、俺のボー妹がいなくなってるだと…

最初のギャグがあるからこそ、このシリアスはいいメリハリになってると思う
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) :2011/11/28(月) 02:08:38.21 ID:WF6TXicp0
クソみたいな男だな
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/28(月) 03:28:39.72 ID:sH5A/KHc0
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/11/28(月) 06:06:44.80 ID:z/2v7UlFo
ギャルゲヱの世界よようこそと大体同じだな
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/28(月) 10:11:33.74 ID:mCjvOAIO0
母の口癖が「あらあら、うふふ」のSSを以前見たことがあるなあ
それと同じ人なのかな。

とりあえず続き期待
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/28(月) 16:40:23.03 ID:O955H4Heo
まぁ叶うと思わんし普通本気で願い事なんかしねぇよな
178 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 19:41:59.25 ID:Rqzg4huA0
>>175なるほど。面白い物がありますね。このSSとギャルゲヱの世界へようこそは関係ないです。
>>176今回が初SSです。母親のあらあら、うふふはジャスティスです。
>>177確かにそうだ!でも本気の人は3回唱えちゃう!

本日午後11時より再開します
179 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:01:36.99 ID:Rqzg4huA0



男「正しい選択・・・・・・」

ガチャ

大人妹「お兄様!!」

男「大人妹・・・・・・」

大人妹「傘を届けようと教室に向かったのですが、慌てた様子で屋上に向かったと聞いて飛んできました」

男「あぁ、すまない・・・・・・」

大人妹「こんなに濡れて・・・・・・何かあったのですか?随分と顔色が悪いですが」

男「俺は・・・・・・」

大人妹「・・・・・・」

大人妹「お兄様、少しお話いたしましょう」

男「あ、ああ」

大人妹「こちらだと雨をしのげますわ」

男「すまない、な・・・・・・」
180 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:02:46.50 ID:Rqzg4huA0
大人妹「今朝言っていたボー妹、そして無垢妹という少女のことですか?」

男「」コクン

大人妹「もし、気分を害されるのなら申し訳ありませんが、私にはその様な妹がいた記憶はございません」

男「知ってる」

大人妹「全てお話くださいとは言いません。しかし、気分が休まるのならいくらでもお傍にいますわ」

男「・・・・・・俺がもし、いや。お前たちがもし、生まれていない存在だったら、どうする?」

大人妹「私たちがですか?」

男「ああ」

大人妹「以前も同じような質問をなさいましたよね?その時と答えは変わりません。今お兄様と会えたことに感謝します」

男「大人妹・・・・・・」ギュッ

大人妹「泣きたいのであれば私の胸をお貸しします」

男「泣かねーよ。少なくともお前たちの前では立派な兄貴でありたいからな」
181 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:03:57.50 ID:Rqzg4huA0
大人妹「雨、ですね・・・・・・」

男「ああ」

大人妹「確かあの時も・・・・・・?あら?あの時は晴れでしたっけ?」

男「あの時?」

大人妹「お兄様が私を妹にしてくださった時です。あの『義妹愛』の本を拾った橋のことですわ」

男「『義妹愛』はもういいから!」

大人妹「あの時、確か晴れていたはずです・・・・・・そうでないと本が濡れて読み物にならなくなってしまいますからね」

男「ああそうだな」

大人妹「しかしお父様とお母様は、雨、そう断言していますわ」

男「いや、雨は・・・・・・交通事故が起こった時の天気・・・・・・あれ?」

男「親父の話じゃ、お前を妹にした日は雨、同時に交通事故が起こってた」

大人妹「ですが、私たちの記憶では晴れの日ですわ」

男「同じ日なのに、矛盾が生じてる?」
182 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:05:10.38 ID:Rqzg4huA0
大人妹「幼い記憶ですので、記憶が入り混じっているのでしょうか・・・・・・?」

男「違う。これは、2つ記憶があるんだ。そうか、俺は2つ記憶を持ってたんだ」

大人妹「お兄様は2つ記憶があるんですか?」

男「SFみたいな話かもしれないけど、そういう事だと思って話を聞いてくれ」

大人妹「はい。お兄様を信じますわ」

男「1つはお前と同じ記憶。俺とお前はそれまでは幼馴染だったな」

大人妹「そうですね。毎日いっしょに遊んでいましたわ」

男「あの日、晴れていて橋の下で本を拾った。そしてそのまま家に帰ってお前を妹にしたいと両親に告げた。俺と遊ぶことを優先したお前は交通事故を逃れた」

大人妹「その通りですわ」

男「それでもう1つだ。それは、お前と俺が幼馴染ってところまでいっしょだったんだが・・・・・・」

大人妹「それからが違いますの?」

男「ああ。あの日は雨で・・・・・・映画に行く途中に幼馴染が乗る車は交通事故に遭う。一家全滅・・・・・・」

大人妹「そんな・・・・・・」

男「大人妹は、俺の妹にならなかった・・・・・・」

大人妹「そう、ですか」
183 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:06:24.57 ID:Rqzg4huA0
男「待て。何で今まで忘れてたんだ?よく考えればすぐに分かったことじゃないか!・・・・・・妹が出来たという現実に、呆けていたのか?」

大人妹「2つの記憶で思い出したのですが、シュレーディンガーの猫というお話をご存知ですか?」

男「?」

大人妹「確立が50パーセントずつの2つの事象があるとき、それらは同立してしまう・・・・・・つまり、ありえない2つの事象が同時に成立してしまうことを意味するんです」

男「何か、高度なお話になってきてないか?」

大人妹「つまり、私がいる世界と私がいない世界が同立しているのですよ」

男「なるほど・・・・・・?」

大人妹「話してください。お兄様にとって私がいない世界を・・・・・・!!」
184 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:07:16.54 ID:Rqzg4huA0
男「妹たちがいない世界・・・・・・俺は1人っ子で、親父たちもあんな金持ちじゃなくて普通のサラリーマンと主婦だった。性格は変わってないかな?」

大人妹「待ってください。私だけではなく、他の妹もいませんの?」

男「ん、ああ。何回か母さんも出産を試みたんだけどな、4回ばかり失敗してから健康のために妊娠をやめたんだ」

大人妹「4回・・・・・・敬語妹、ツン妹、そしてボー妹に、無垢妹・・・・・・お兄様、数がぴったりすぎませんか?」

男「た、確かに」

大人妹「もしかして、この現象は『妹たちがいた世界』と『妹たちがいなかった世界』が同立しているのでは?」

男「そうかもしれない・・・・・・出産失敗年と、妹たちの年齢が合致する!」

大人妹「しかし・・・・・・なぜその様なことが」

男「俺が流れ星に願ったんだ。『妹が欲しい』って1回だけ」

大人妹「そんな非科学的な・・・・・・」

男「あの女さん、あの人はこの願いを見届ける監査員だったんだよ」

大人妹「そうなんですか」
185 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:08:16.59 ID:Rqzg4huA0
男「それでな、『子供たちが生まれてきた世界が欲しい』って母親が3回言って願って出来た世界がコレだ」

大人妹「?この世界はお兄様の願った世界ではないんですか?」

男「俺の願い方はダメだったらしい。3回、きちんと唱えなかったから、被った願いを食いつぶしてるんだ。だから、妹が2人消えちまった・・・・・・」

大人妹「なるほど」

男「そうか。あと3日っていうのは、妹が残された日数だ」

大人妹「どうすれば食い止められますの?」

男「それを、探してる。お前にも手伝って欲しい」

大人妹「もちろんですわ。ですが、その前に・・・・・・」ギュッ

男「どうした・・・・・・?」

大人妹「その話が進むのであれば、私はいずれ消えてしまいます。それが怖いのです」

男「・・・・・・俺もだ」ギュッ
186 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:09:10.88 ID:Rqzg4huA0
大人妹「お兄様、1つだけお願いがございます」

男「何だ?」

大人妹「その・・・・・・とても申し上げにくいのですが・・・・・・」

男「お前の頼みだ。俺が断るわけ無いだろ?」

大人妹「そう、ですよね。でしたら・・・・・・消えないためのおまじないです」

チュッ

男「えっ・・・・・・?」

大人妹「わ、私の初めてです!受け取っていただけましたか・・・・・・?」///

男「はにゃー」ボンッ

大人妹「お、お兄様!?お兄様ーーーー!!」


187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/28(月) 23:19:57.24 ID:IlgNX+IRo
なんか泣きそうになっちゃったハハッ
188 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:21:26.09 ID:Rqzg4huA0



敬語妹「それにしてもどうしたんですか?急に早退して来いなどメールして」

ツン妹「本当よ!理由もなく早退なんて出来ないんだからねっ!」

大人妹「すみません」

男「申し訳ない」

敬語妹「う、やけに真面目な応答ですね」

大人妹「実は、お兄様が大変なんです」

ツン妹「大変な変態はいつものことでしょ?」

男「そうじゃなくて、お前たちにも関わることだ。聞いてくれ」

ツン妹「な、何よ」

男「お前たちは『妹たちがいる世界』の人間なんだ!」

大人妹「お兄様、それでは伝わりませんよ?」

敬語妹「そのくだらない事を聞くために私たちは呼ばれたと?」

男「違う違う!そうじゃなくって、えっと、あのー、なんだっけ?」

ツン妹「何か久々に腹立ってきた」イライラ
189 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:23:07.02 ID:Rqzg4huA0
大人妹「すみません。お兄様も動揺なさっているんです。勘弁してあげてください」

敬語妹「やけに真面目ですね・・・・・・何かありました?」

男「な、何も無いです!」

ツン妹「怪しい・・・・・・」

大人妹「変わって私が説明いたします」

少女説明中...

大人妹「―――というわけです」

ツン妹「えっと、ごめん。ついていけない」

敬語妹「それは何の哲学の話ですか?」

大人妹「かいつまんでお話しますと、あと3日で私も、敬語妹も、ツン妹も消えてしまうということですわ」

ツン妹「まさか。それ兄貴の妄想のお話でしょ?ねえそうでしょ?」

男「・・・・・・」フルフル
190 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:24:26.09 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「なに真面目な顔してるのよ!証拠でもあるの!?ねえ、ウソでしょ?ウソなんでしょ!?」

大人妹「証拠ならございますわ。上の2つの空き部屋。設計は私たちの部屋と同じ造りですわ」

ツン妹「それは家建てた時に、2階に物置が必要だったから」

大人妹「この家は2年前に建てられました。お母様の性格、分かりますよね」

ツン妹「無駄なく、きれい好き・・・・・・」

大人妹「そうであればあの部屋は物置用の造りをしているはずです」

ツン妹「そんな・・・・・・」

大人妹「私も本人ではないのでよく分かりませんが、そういうことらしいですわ」

ツン妹「兄貴・・・・・・」

男「すまない。全部俺のせいだ」

敬語妹「ですが、変じゃないですか?」

大人妹「変?」

敬語妹「兄さんに2つの記憶があるのに、どうしてお父さんとお母さんには1つの記憶しか無いんですか?」

男「ああ、それは女さんが俺にこちらの世界の記憶をくれたからだ」
191 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:25:42.03 ID:Rqzg4huA0

大人妹「あら?でしたらお兄様は最初はこちらの世界の記憶を持っていらっしゃらなかったと」

男「あ・・・・・・」

敬語妹「やっぱり不完全だったからでしょうか?兄さんの願いう心が不完全だったので中途半端に叶って、そんな風になったんじゃないですか?」

男「そうかもしれない」

大人妹「でしたら、もう1度星に願えば・・・・・・!」

敬語妹「そんな簡単に流れ星が流れることは無いですよ。それに、1週間雨は続くそうです・・・・・・」

大人妹「そんな・・・・・・」

ツン妹「バ・・・・・・バッカじゃないの!?全部バカ兄貴の妄想でしょ!?妄想妄想妄想!!くっだらない!!あーあ、早退なんてしなきゃよかったッ!!」ダッ

敬語妹「ツン妹ちゃん!?」

大人妹「私がなだめてきます」

男「いや、俺が行く」

敬語妹「・・・・・・お願いしますよ」

男「ああ」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/28(月) 23:26:35.93 ID:+2qy3dGzo
これは泣けてくる
193 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:26:49.97 ID:Rqzg4huA0

コンコン

男「ツン妹?」

ツン妹「帰れ・・・・・・バカ兄貴」

男「頼む。入れてくれ」

ツン妹「全部兄貴の妄想だって言ってくれたら、入れてやる」

男「・・・・・・わかった。全部俺の妄想だ。・・・・・・これでいいか?」

ツン妹「うん。入っていいよ」

キィ・・・

男「やっぱり電気も点けないでそのぬいぐるみ抱いてたんだな」

ツン妹「ラビちゃん」

男「ん、ああそうだなラビちゃんだったな」

ツン妹「・・・・・・」

男「隣、いいか?」

ツン妹「ダメって言っても勝手に座るくせに」

男「そうだな」
194 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:28:38.19 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「・・・・・・」

男「・・・・・・」

ツン妹「バカ兄貴の妄想に付き合ってあげる妹がいることに感謝しなさいよね・・・・・・」

男「ああ。感謝してる。お前たちには数え切れないくらい感謝してる」

ツン妹「・・・・・・私も、兄貴に数え切れないくらい感謝してる」

男「本当か?」

ツン妹「私は体の弱い子だったから、外で遊べないで泣いてたじゃん。それで、兄貴がこの人形を持ってきてくれた時、すっごく嬉しかった」

男「はは。誕生日間違えてたんだっけ」

ツン妹「本当。信じられないよ。1カ月ならまだしも半年も間違えちゃうバカ兄貴」クスッ

男「あの時は1と7の区別がつかなかったからな」

ツン妹「兄貴らしいね」

男「今でも俺はお前にとってバカ兄貴か?」

ツン妹「うん。最高のバカ兄貴だよ、おにぃちゃん」ギュッ

男「ありがとな」
195 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:29:50.84 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「私怖いの。おにぃちゃんが言ってる事が本当なら、明日消えちゃうかもしれないって」

男「俺だって怖いさ。だから消えさせないように頑張ってる」

ツン妹「でも、流星なんてなかなか見れないし、しばらく雨だし」

男「そん時は世界の果てに行ってでも流れ星を見てやる。そして願う」

ツン妹「3回?」

男「100回」

ツン妹「そうでなくちゃね」

男「・・・・・・全部俺のせいなんだ。許してくれ」

ツン妹「許さないよ」

男「ええっ!?」

ツン妹「ふふっ。許して欲しかったら、目をつぶりなさい!」

男「こ、こうか?」
196 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:30:29.51 ID:Rqzg4huA0
ツン妹「そう。そ、そのままだよ!絶対目あけちゃダメだからねっ!!」

男「わかってるって」

ツン妹「しゃ、しゃべらないで!!」

男「・・・・・・」

ツン妹「おでこで、勘弁してあげる・・・・・・」

チュ

男「・・・・・・!!」

ツン妹「こ、これで私が消えてもバカ兄貴は忘れないわよね!?よ、よかったじゃない!!」

男「ツン妹っ!!」ギュ

ツン妹「く、苦しいわよ!」

男「俺の妹でいてくれてありがとう・・・・・・!!」

ツン妹「これからもずっと、だよ。おにぃちゃん」
197 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:31:22.01 ID:Rqzg4huA0


男「しまった・・・・・・妹の部屋で寝てしまって・・・・・・た?」

男「え、何ここ。物置?・・・・・・まさか!!」

ガチャン

男「やっぱり・・・・・・ツン妹の部屋だ」

大人妹「お兄様・・・・・・」

男「・・・・・・記憶は、あるか?」

大人妹「申し訳ございません。昨日その様な話をしたことはきちんと覚えているのですが・・・・・・その部屋にもう1人妹がいたのですね」

敬語妹「あれ?2人とも早いですね?」

男「敬語妹・・・・・・すまない。ツン妹も消えてしまった」

敬語妹「ツン妹って誰ですか?」

男「え・・・・・・?」
198 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:31:58.46 ID:Rqzg4huA0
大人妹「敬語妹、あなた昨日お話したこと忘れたのですか!?」

敬語妹「ああSFのお話ですね。シュレーディンガーの猫論ですよね?兄さんが作った割にはよく出来て・・・・・・きゃあ!?」

大人妹「いい加減にしなさい。あなた・・・・・・どういう了見!?」ガシッ

敬語妹「な、何ですか!?昨日は3人であんなに楽しく盛り上がったじゃないですか!!」

大人妹「3、人・・・・・・?」

男「手を離してやれ大人妹。多分・・・・・・そういうことだ」

大人妹「そんな・・・・・・」ガクッ

敬語妹「一体何の話ですか?」

男「ああちょっとドラマのシーンを再現してみようってことになってな。お前を驚かそうって」

敬語妹「そうなんですか。ビックリしましたよ」

男「テッテレーってな」

敬語妹「あははは。兄さん、面白いですね」

男「俺はいつだって面白くありたいからな」

敬語妹「では朝食を作りますね」テクテク
199 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:32:41.64 ID:Rqzg4huA0
大人妹「お兄様・・・・・・無理をなさらないでください。笑顔が引きつっていますわ」

男「くっ・・・・・・」ギリッ

大人妹「どうして、私には記憶が残って、敬語妹には記憶が残っていないんでしょうか?」

男「・・・・・・そこに解決の糸口があるかもしれない」

大人妹「今日は学校をお休みなさいますか?」

男「いや、行く。女さんが来てれば話をしたい。それで、いなければ担任から住所聞いて家に行くまでだ」

大人妹「ですがそう簡単に住所を教えてくれるでしょうか?」

男「そん時は脅してでも聞くさ」

大人妹「お兄様・・・・・・やっぱり無理をなさらないでください。私はお兄様のその様なお顔を見るのが辛いです」

男「それでも!俺はお前たちに消えて欲しくない!母さんたちの願いを潰えさせたくない!・・・・・・何があってもだ」

<兄さーん、ちょっと来てください

男「すまない。呼ばれたから行くな。お前は着替えて準備しろ」

大人妹「はい」

男「今行くー」テクテク
200 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:34:43.55 ID:Rqzg4huA0

男「どうした?」

敬語妹「これ、味見してください」

男「うん?」ズズズ

敬語妹「おいしいですか?」

男「おいしいけど?」

敬語妹「これ、誰が作ったと思いますか?」

男「お前じゃないのか?」

敬語妹「さあ?」

男「え!?得体の知れない物を食べさせようとしたの!?」

敬語妹「それはそうと、どうして今朝物置で寝てたんですか?」

男「唐突な。それは・・・・・・探し物しててそのまま寝てしまったからさ」
201 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:35:47.27 ID:Rqzg4huA0
敬語妹「これ、ツン妹ちゃんが作ったんですよ。昨日」

男「!!?お前、覚えて・・・・・・!!」

敬語妹「いいえ。記憶はありません。昨日は兄さんとあの人と私で楽しくシュレーディンガーの猫のことを話しました。ですが・・・・・・」ピッ

男「なんだ、それ?」

敬語妹「『15:30−ツン妹ちゃんが部屋から出てくる。兄さんは寝ている。15:30‐ツン妹ちゃんが兄さんのために料理をする。16:30−ツン妹ちゃんが部屋に戻る・・・・・・』」

男「それはもしかして」

敬語妹「はいメモです。昨日の行動記録が、私、あの人、ツン妹、と3つ細やかに書いてあります」

男「それを書いた時の記憶はあるか?」

敬語妹「この2枚はあります。ですが、このツン妹と書かれたメモの記憶はありません」
202 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:36:51.54 ID:Rqzg4huA0
男「筆跡は敬語妹だな」

敬語妹「はい。私の筆跡です。ですので、自分と兄さんを信じてみようと思います。・・・・・・何があってるんですか?」

男「朝食の時に話す」

敬語妹「・・・・・・分かりました」

男「あと」

敬語妹「何ですか?」

男「こんな俺を信じてくれて、ありがとう」

敬語妹「そんな兄さんだからこそ信じていますよ」
203 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:38:02.73 ID:Rqzg4huA0

男「大人妹、入っていいか?」

<どうぞー

ガチャ

男「ってうわ!?まだ着替えてるじゃないか!!」

大人妹「お気になさらず」

男「俺が気にするわ!!」

大人妹「裸まで見合った仲ですのに?」

男「そ、それは温泉での事故というか何と言うか・・・・・・って俺を裸にしたのはお前だからな!!」

大人妹「存じておりますわ」

男「調子のいいやつだなー。ってそうじゃなくて重要な話」

大人妹「何かつかめたのですか?」

男「ああ。記憶は残っていなくても、小物・・・・・・メモとかは残るらしい。昨日ツン妹が料理したらしいな」

大人妹「そういえば・・・・・・料理を誰かがしていたような」

男「だから、行動記録をひとつひとつ付けていけば忘れる事が軽減できるんじゃないか?」

大人妹「なるほど・・・・・・一理ありますね」
204 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:38:41.63 ID:Rqzg4huA0
男「俺は記憶が残るにしても、お前はそうじゃないだろ?だから30分ごとに区切ってメモし続けてくれ」

大人妹「分かりました。そうしましょう」

男「頼んだぞ」

大人妹「さて、着替えが済みましたので行きましょうか」

男「ああ」

大人妹「さて、料理を作りましょうか」

男「・・・・・・待て」

大人妹「どうなさいました?」

男「俺が相槌打っている間に発言が変わってんぞ?」

大人妹「発言が変わってると申されましても、朝食の当番は私ですが・・・・・・」

男「ウソだろ・・・・・・」ダッ
205 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:39:45.16 ID:Rqzg4huA0

男「敬語妹!!」

シン・・・・・・

男「たった今ので!?ほんの数分じゃないか!!」

大人妹「もしかして・・・・・・妹がいたのですか?」

男「なんてことだ!!俺が目を離したから!!」

大人妹「お兄様・・・・・・」

男「あと2日じゃないのか!?2人は残っていいんじゃないのか!?」

大人妹「落ち着いてくださいお兄様!!今は悲観する場面ではありません!!」

男「くっ・・・・・・大人妹」

大人妹「はい」

男「消えないようにずっと手を握っていてくれ・・・・・・」

大人妹「はい。お兄様の仰せのままに、ですわ」ギュ

男「飯は、いい。今から学校に行って女さんにコンタクトを図ろう」

大人妹「お兄様、1つ確認させてください」

男「何だ?」

大人妹「お兄様には私を含めて何人の妹がいましたか?」

男「5人だ。みんな個性的で兄想いのいいやつらだったよ」

大人妹「そうですか」ギュッ
206 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:40:53.66 ID:Rqzg4huA0
男「大人妹・・・・・・?」

大人妹「どうして手を握ってるんですか?男くん?」

男「・・・・・・!!??」

大人妹「い、いえ。別に手を握るのはよろしいんですが、その、急にだと恥ずかしいと言いますか・・・・・・」///

男「お前は・・・・・・大人妹か?」

大人妹「そうですわ?私たち、幼馴染じゃないですか」

男「・・・・・・なんてことだ・・・・・・」

大人妹「あの、そのように悲しい顔をされると、私も悲しいのですが」

男「このまま、手を握っていてくれ」

大人妹「え、あ、は、はい!」

男「学校まで走るぞ!」ダッ

大人妹「え、ええ!?」ダッ
207 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:41:54.34 ID:Rqzg4huA0
学校

男「おい男友!!」

男友「な、なんだよ!?って、何お前幼馴染ちゃんと手握ってんだよ!?」

男「そんなことどうだっていい!!女さんはいるかっ!?」

男友「女さん?ああ今日も学校来てないな」

男「つっ!!」ダッ

大人妹「はぁ、はぁ・・・・・・えぇ!?」ダッ
208 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:42:26.07 ID:Rqzg4huA0

男「担任!!」

担任「お前、職員室に入るなり呼び捨ては無いだろ・・・・・・何だお前ら。イチャイチャアピールか?ああ?」

男「んなこたぁどうだっていいんだよ!!それより女さんの住所教えてくれ!!」

担任「人にものを頼む態度じゃねえな」

男「こっちは急を要してんだ!!いいから!!」

担任「!!な、なんだよ。こっちだって先生としての威厳とかあんのによー」ブツブツ

大人妹「さ、さっきから何なんでしょうか・・・・・・手を握られて振り回されて」ゼェゼェ

担任「ほらよ。ここだ」

男「サンキュ!!」バシッ ダッ

大人妹「え、また!?」ダッ

担任「ったく。イチャイチャアピールしやがって。その上、女もか。俺だって彼女の1人や2人くらい・・・・・・」

校長「それは二股と言うのですぞ」
209 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:43:35.94 ID:Rqzg4huA0

大人妹「はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・お、男くんストップ!」ゼェゼェ

男「どうした?」

大人妹「今日、変ですよ?手を握って急に走り出したかと思うと、女さんの家に行くなど」

男「すまない。状況を説明する暇が無いんだ」

大人妹「・・・・・・それは信じていいんですか?」

男「え?」

大人妹「男くんは私を裏切らないと信じてもよろしいんですか?」

男「ああ。信じてくれていい。だから・・・・・・お前もこの手を離さないでくれ」

大人妹「・・・・・・!!」///

男「走るのが辛かったらおんぶするか?」

大人妹「いえ、雨の中をそれはきついですし、男くんが頑張っているのなら私も頑張れます!」

男「そうか。恩に着る!」

大人妹「もう少しなので頑張りましょう」ダッ

男「・・・・・・ああ!」ダッ
210 :私が1です [saga sage]:2011/11/28(月) 23:48:40.39 ID:Rqzg4huA0
今日の投下は以上です。

次回で最終回。
妹たちの運命はいかに!?そして、男の願いは・・・・・・!?

あと少しの間、お付き合いくださいね。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/28(月) 23:51:15.71 ID:dboZHcn00
怒濤の急展開だな
紫炎
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/28(月) 23:59:04.46 ID:+2qy3dGzo
支援

やばいな、特に俺が
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/11/29(火) 00:39:07.73 ID:U9uh8d5ho

空元気は見ていてつらいな…
急展開の急展開。最終回か…どうなるのか楽しみだ
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/11/29(火) 00:53:25.04 ID:btkwvxEMo

すでに目頭が熱い
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/29(火) 01:32:14.36 ID:bxHjQf2ao
追い付いた
追い付いてしまった
216 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 18:51:49.18 ID:/zY4bxcO0
本日10時より投下します。
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/29(火) 19:36:20.92 ID:Oa/Oad/ro
楽しみにしてます
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/29(火) 20:23:10.58 ID:b+gymm4B0
来たか
楽しみだ
219 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:08:55.44 ID:/zY4bxcO0
さて投下を始めます。

220 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:10:34.28 ID:/zY4bxcO0


マンションの前

男「ここだ」

サン「やあ待っていたよ」

男「やっぱりいたか。無駄イケメン」

サン「だいたい状況の整理はついたみたいだね」

男「中に女さんはいるんだろ?」

サン「入るといい」

ガチャ

男「お邪魔します」

大人妹「お邪魔しますわ・・・・・・」

女「よく来たね。さ、座るといい」

男「その前に、1つ言いたい事があります」

女「なんだい?」

男「俺なんかのために落としてくれたチャンスを無駄にして、すいませんでした!!」

女「構わないよ。その一言が聞けて私のほうも踏ん切りがつける事が出来た」
221 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:11:20.47 ID:/zY4bxcO0
大人妹「あの、男くんは女さんに何か悪いことでもなさったのですか?」

男「ああ。最悪なことをしてしまった」

女「それに関してはもういい。話をスムーズにするために大人妹をこちらに渡してくれないか?」

男「どうするんですか?」

女「なに記憶を戻すだけだ。今この子は、消えそうな君の願いの一部を幼馴染という形をもって維持している。いわば彼女が君の願いの生命線だ」

大人妹「あ、あの・・・・・・」

男「大丈夫だ。信じていい」

大人妹「はい・・・・・・」

女「いくよ」

スッ

大人妹「・・・・・・」

女「気分はどうだい?」

大人妹「お兄様のお役に立てず、まことに残念ですわ・・・・・・」

女「そうかい。健康な精神の証だよ」
222 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:12:34.69 ID:/zY4bxcO0
男「今『消えそうな君の願い』という言葉でわかったことがあります」

女「君の思っている通りだよ」

男「やっぱり、こいつは俺の願いなんですね。ということは・・・・・・」

女「君の両親の願いはもう、ない」

男「くっ・・・・・・」

大人妹「どういうことなのでしょうか・・・・・・?」

女「詳しく説明しようか。君たちの両親の願いは『生まれてこなかった子供たちが生まれた世界が欲しい』だ。そして男くんの願いは『妹がいる世界が欲しい』だ」

大人妹「その願いから言うと、私は宙ぶらりんな存在なのでは?」

女「そう。君はどちらの世界でも生まれはしている。ただ、妹になれたかどうか、だ」

大人妹「つまり、私を除く4人は両親の願い、私はお兄様の願いということですか?」

女「君は男くんに直々に願われたんだよ」
223 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:14:07.08 ID:/zY4bxcO0
男「そういえばサンはどうなるんですか?とっくに消えてるはずじゃ」

サン「おや?僕が消えるだって?」

男「ぬおお!?いつの間に俺の後ろに!?」

サン「君は言ったよね?『妹がいる世界が欲しい』と」

男「あ、ああ言ったが」

サン「ということは、強欲ながら両親の願いにも足を引っ掛けている存在になるんだよ。だから君の願いが消えない限り僕も消えない」

大人妹「複雑に絡み合ってるんですね」

サン「しかしながら僕にはもう願いを見届ける力は残っていない。だから君と女くんに託したよ」

男「あと2日、その意味がようやくわかりました。実妹が消えるまでに3日、義妹が消えるのに1日、そして女さんとサンが消えるのに1日。そういう意味ですよね」

女「その通りさ。・・・・・・そこまでわかっているなら解決策はもう見つかっているのだろう?」

男「・・・・・・ダメなんです」
224 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:15:07.42 ID:/zY4bxcO0
女「ダメ?」

男「あと1つピースが見つからないんです。それさえ見つかれば何とかなるはずなのに、それが見つからない」

大人妹「及ばずながら私も分かる気がします。解決法は星に願うことじゃないと思うんですの」

サン「まあピースが見つからないのも仕方ないと思うな」

男「何だと・・・・・・!?」

サン「そう気を張るな。悪い意味で言っているわけじゃない」

大人妹「と言いますと?」

女「最後のピースはやはり最後の日に見つかるという事だ」

男「ということは明日?」
225 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:16:48.72 ID:/zY4bxcO0
女「最後に私とサンから、本気になった君へ酔狂なプレゼントだ。消える順番を、逆にしてあげるよ」

男「大人妹を最後に?でも、それじゃあ女さんたちが・・・・・・!」

女「それは最後のピースが見つかってから考えればいい。私は、君を、君たちを信じている」

サン「僕の願われた本質は君の母親だ。母親を悲しませないようにしてくれよ?」

男「絶対に、見つけてみせます・・・・・・!」

女「さあ行くんだ。時は迫るよ?」

大人妹「あの」

女「ん?」

大人妹「ありがとうございました」

女「構わないさ。それが運命だとすれば」ニコッ


226 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:17:33.97 ID:/zY4bxcO0




男「ついに最後の日か」

大人妹「女さんたちは消えてしまいました」

男「知ってる」

大人妹「こうやってお兄様の肩を借りてまどろむのもいつ以来でしょう」

男「お前と俺が近くにいるときはいつでも雨だったな。晴れてたのはあの橋の時くらいだ」

大人妹「お兄様は雨男なのですね」

男「お前が雨女なんだろ?」

大人妹「・・・・・・」

男「・・・・・・」
227 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:18:15.05 ID:/zY4bxcO0
大人妹「くすっ。お兄様が雨男でも、私の心では晴れ男ですわ」

男「クサいぞ」

大人妹「お兄様はロマンがありませんわね」

男「俺は現実主義者なんだ」

大人妹「星に妹を願うのに?」

男「・・・・・・」

大人妹「・・・・・・最後のピースは見つかりましたか?」

男「ああ、見つかった」

大人妹「私に教えてくださいませんか?」

男「最後のピースはお前だ」

大人妹「私が、ですか?」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/29(火) 22:18:35.61 ID:94s/4Kcko
まだか
229 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:19:13.77 ID:/zY4bxcO0
男「そう。俺はさ、『妹たちがいない世界』で4本妹ゲーを持ってたんだ」

大人妹「本当にこんな場面でもロマンチストでないのですね」

男「ははっ。その通りだな」

大人妹「4本の妹ゲーム・・・・・・まさか」

男「無垢な妹がいるゲーム、ボーイッシュな妹がいるゲーム、ツンデレな妹がいるゲーム、敬語を使う妹がいるゲーム」

大人妹「・・・・・・」

男「母さんが流産したとか、妊娠失敗したとか聞いてからかな。そういうゲームを集め始めたのは。・・・・・・兄妹への醜い嫉妬だな」

大人妹「いえ醜くなどは・・・・・・」

男「これがさ、姉が欲しかったとか、兄や弟が欲しかったとは思わなかったんだ。俺が兄貴、そんで妹。絶対に俺の中で決まってた」

大人妹「どうしてですか?」
230 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:20:18.50 ID:/zY4bxcO0
男「向こうの世界で、1つ年下の大好きだった女の子を守ってあげられなかったからだ」

大人妹「その、女の子もお兄様の事が好きだったと思います」

男「ああ。そうであればいいな」

大人妹「きっとそうですわ」

男「この世界はさ、俺の『守れなかった女の子を生き返らせた世界』なんだよ。それを『妹が欲しい』なんていう仮面を被せた思いに乗せてしまったから、ほころびが生じたんだろうな」

大人妹「しかしお兄様は確かに妹が欲しかったはずです」

男「欲しかったさ。生まれてきて欲しかった。だから女の子はその思いも汲んで義妹になったんだろう」

男「それに、綺麗に成長した姿だったから記憶もらうまでは元幼馴染だって気付かなかったしな」

大人妹「ふふ。ありがとうございます」
231 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:20:58.76 ID:/zY4bxcO0
男「これが、この世界の全てだ」

大人妹「・・・・・・これで謎解きは終わりですわね」

男「あとはピースをはめるだけだな」

大人妹「ピースをはめれば、この世界はどうなると思いますか?」

男「元に戻るよ、絶対に」

大人妹「信じています。お兄様」

男「それじゃあピースをはめて、正しい選択を行いますか」

大人妹「・・・・・・どうぞ」

男「大人妹」

大人妹「はい」

男「・・・・・・ずっと好きだった。これからも一緒にいてくれるか?」

大人妹「もちろんです。男くん・・・・・・」

―――――――
―――――
―――



232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/29(火) 22:21:48.24 ID:94s/4Kcko
泣いた
なんか変な催促ごめん
233 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:21:53.70 ID:/zY4bxcO0















234 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:23:31.02 ID:/zY4bxcO0



ジリリリリリリリリ

「兄さん起きてください!!」

「あと、5万年・・・・・・」

「そのまま化石になればいいのよ」

「どっちかというと石油?」

「お兄ちゃんのベッドに、ダーイブ!」

「ンゲフッ!?」

「あらあら、エキサイティングですわね」

「内臓が飛び出るかと思ったわ!!」


――人生とは選択なのかもしれない
235 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:24:26.15 ID:/zY4bxcO0

「おはよっす!」

「んぁ。おはよさん」

「低血圧は辛そうだなー」

「お前の血圧分けてくれ」

「出来るならそうしてみろ」

「おや、寝不足かい?」

「あ、ああ。すんませんが目覚ましティーもらえますか?」

「今日はミルクティーだ」

「うげ、苦手なヤツだ」

「大丈夫さ。コスモ的なパワーできっとおいしく感じるよ」

「じゃ、じゃあ俺がもらいます!!」

「生憎だが、このマグカップは専用品なのでね」

「そ、そんなー・・・・・・」


――ひとつ選択すれば、ひとつ失うことになる
236 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:25:38.16 ID:/zY4bxcO0

「だーかーらー、ゴム送ってくんなつってんだろうが!!」

『バカか!親心くらい汲み取れ!!』

「どこに息子と娘を連結させようとする親がいる!!」

『ここだ!!』

「おま・・・・・・はあ。まあいろいろすまなかったな」

『え?何急に素直になってんの?』

「子供心くらい汲み取れ」

『ムキー!!何か腹立つーー!!』


――だが、その選択が正しかったかどうかを判断するのは
237 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:26:53.09 ID:/zY4bxcO0


「お兄様、今日は雨のようですわ」

「あそっか。じゃあ傘はいらないな」

「どうしてですか?」

「お前の傘に入れてもらうから」

「まあ。それでは私の進む方向にお兄様も進むことになりますわ」

「それも一興だな」

「間違った方向へ進むかもしれませんわ」

「間違ってる正しいとか判断するのは―――」







男「まだまだ、先の話―――だろ?」









To Be Continued...?

238 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:29:21.41 ID:/zY4bxcO0
1です。
これで完結です。お付き合いくださりありがとうございました。
またどこかで会いましょう!
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(兵庫県) [sage]:2011/11/29(火) 22:35:46.73 ID:REYEwZ7Wo
ふむ、いい意味で期待はずれだった
乙!
後日談あるなら読みたいな
240 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:42:34.25 ID:/zY4bxcO0
後日談
『男、怒涛のデート編』
近日投下
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(静岡県) :2011/11/29(火) 22:46:57.24 ID:BjdAODQxo
泣いた。いい話だった。後日談期待

ところで女さんはどうなったの?
242 :私が1です [saga sage]:2011/11/29(火) 22:56:41.07 ID:/zY4bxcO0
>>241それも含めて後日談で
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(静岡県) :2011/11/29(火) 22:58:43.02 ID:BjdAODQxo
>>242
それじゃあ後日談を正座して待ってます!
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/11/29(火) 23:06:58.49 ID:aywysrhCo
寒いが待ってるぜ
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/11/29(火) 23:25:11.77 ID:U9uh8d5ho
乙!
すごく良かった。
これエロゲギャルゲだと長女ルートENDって感じになるのかなww

後日談もあるようで楽しみにしてます!
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/30(水) 00:17:28.79 ID:LtqX2OLTo
激しく乙であった
妹スレは文化であり精神である
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/30(水) 00:33:43.87 ID:e8H4O5Gl0
248 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 21:37:37.86 ID:yZMWRrN70
>>1です。
本日23時頃より投下できそうなので報告。
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/30(水) 22:37:29.01 ID:pJyGmJiXo
まっつる
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(西日本) [sage]:2011/11/30(水) 22:55:24.07 ID:lgMdCXbAo
舞ってる
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/11/30(水) 23:01:00.14 ID:S3jxNMSco
さすがっす
252 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:01:02.31 ID:yZMWRrN70
正直番外編まで続いてくれるとは思いませんでした。
支援してくださった方々に感謝して、感謝の投下1万回を始めます。

253 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:01:38.10 ID:yZMWRrN70





――男、怒涛のデート編――





254 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:02:21.79 ID:yZMWRrN70

男「デート?」

大人妹「あれからはれて私とお兄様は結ばれたというのに、あまり恋人らしいことをしてないじゃないですか」

男「ん、まあそうだな・・・・・・」

大人妹「ですので私とお兄様が付き合っているという証拠を見せてくださいな」

男「でも、他の妹たちがいる手前なあ」

大人妹「お願いします。共有物としてのお兄様ではなく!」

男「俺はパソコンのフォルダか何かか?」

大人妹「ちなみにお兄様のパソコンのパスワードは・・・・・・」

男「何で知ってんの!?」

大人妹「それはお兄様を愛しているからですわ」

男「愛しててもやっていいことと悪いことがあるよね!?」

大人妹「しっ!」

男「おう!?」

ドンドン

<兄貴たちうるさい!

大人妹「これ以上家にいたら反感を買いそうなので、早急にまいりましょうか」

男「あ、ああ同意するわ」
255 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:03:03.77 ID:yZMWRrN70
大人妹「うんしょうんしょ」ヌギヌギ

男「って何脱いでんだよ!?」

大人妹「デート用の服に着替えるからに決まっていますでしょう?あ、お兄様はそこにいてください。じっくりたっぷりストリップを見せてあげますわ」

男「に、2時に駅前集合なーーーー!!」ピュー

大人妹「作戦成功ですわ。出てきてもいいわよ」

敬語妹「ぷはっ!!クローゼットに隠れるのは3人隠れるのはキツイですよ」

ガチャ

ツン妹「で、うまくいったの?」

大人妹「バッチリですわ」

ボー妹「ねえ、何でクローゼットにコスプレ道具ばっかり入ってるの?」

大人妹「それはお兄様と熱い夜を過ごした・・・・・・」

ツン妹「え、そこまで進んでるの?」

大人妹「という妄想で慰めているだけの道具ですわ」
256 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:04:14.75 ID:yZMWRrN70
無垢妹「着てみた!」

敬語妹「よりによってどうしてボンテージなんですか!?」

大人妹「あら。私より素質がありそうね」

敬語妹「やめてください!この子は我が家の唯一の純心なんです!!」

ボー妹「さすがにアレはしてないんだよね?」

大人妹「ええ。いざ私が誘っても、お兄様に『まだ早い』とか『俺らは一応兄妹なんだ』とか言われて」

ボー妹「ボク、乳姉ぇがスッケスケのネグリジェで兄ちゃんの部屋に入ったの見た事あるよ」

大人妹「ああ、これですか」

敬語妹「え?これって布って言うんですか?透過率90パーセント超えじゃないですか」

ツン妹「でも義妹は、その・・・・・・アレをしても法律上問題ないんでしょ?」

大人妹「アレとは何ですか?」

ツン妹「い、今更何言ってるのよ!!」

無垢妹「アレってなーに?」キラキラ

ツン妹「う・・・・・・!!」

敬語妹「狙いましたね?」

大人妹「さあ何のことでしょう?」カンラカンラ

ツン妹「と、とにかく時間無いからさっさと行くわよ!」

全員「オー!!」
257 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:04:55.62 ID:yZMWRrN70



無垢妹「事の発端は数日前の夜」

敬語妹「どうしました?」

ボー妹「気にしないでいいよ。いつものだから」


258 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:07:26.72 ID:yZMWRrN70

大人妹「あら。リビングに大集合ですか?」

敬語妹「偶然見たい番組がみんないっしょでですね、せっかくだからリビングの大きなテレビで見ようということになって」

大人妹「匿名係長ですね!私もこれ好きです!」

ボー妹「ちなみに乳姉ぇのことだから期待を裏切らないと思うけど、どんなシーンが好き?」

大人妹「ふふふ。話す必要もありますかしら?」

ボー妹「だよねー」

ツン妹「ちゃんとストーリーも見なさいよ!」

大人妹「ストーリー“も”?」

ツン妹「はぅあ!?」

無垢妹「地雷?」

ボー妹「うん」

大人妹「まあしかし、私ならまだしも、皆さんも匿名係長が好きだということは・・・・・・やはりお父様の血を引いているわねえ」

敬語妹「意見はしませんよ」

ツン妹「な、何のことやら」

ボー妹「人並みだよー」

無垢妹「??」
259 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:09:18.48 ID:yZMWRrN70
敬語妹「」キョロキョロ

敬語妹「兄さんは今どうしてます?」ボソボソ

大人妹「3日に1度の賢者の日ですわ。多分あと1時間は部屋から出てこらないわ」

敬語妹「そ、そうですか・・・・・・」

大人妹「はい」

敬語妹「あ、あの!」

大人妹「どうしたました?」

敬語妹「い、いつから兄さんと恋仲になったんですかッ!?」

ツン妹「ゲフッ!!」

ボー妹「ガハッ!!」

無垢妹「おお!今週のプロレス(?)シーン!」

ツン妹「こ、声が大きいのよ!!」

大人妹「気になりますか?」ニヤニヤ

敬語妹「そ、それはもう!今のうちに聞いておかないと、一生聞くチャンスが無いと思いまして!」

ボー妹「ボ、ボクも聞きたい!」

ツン妹「わ、私はどうでもいいけどね!」
260 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:10:25.81 ID:yZMWRrN70
大人妹「さて、ではどこから話しましょうか。橋の下編と流れ星編の2つがありますが」

ボー妹「橋の下編は何度か聞いた記憶が・・・・・・お兄ちゃんが不憫なやつだよね」

大人妹「いい思い出と言ってくれるかしら」

敬語妹「流れ星編は初めて聞きました。どういう話ですか?」

大人妹「お兄様と私が滅び行く世界を救っていくというSF短編恋愛モノです」

ツン妹「それは、何かのプレイの一環?」

大人妹「事実といえば事実で、虚構といえばそうなのかもしれません」

敬語妹「はぁ・・・・・・?」

大人妹「しかしながら、お兄様と私は間違いなく流れ星編で恋仲となりました。そうですわね、熱海から帰って5日目の雨の日です」

ツン妹「5日目ねえ。私何してたっけ?」

ボー妹「生理じゃない?5日目の」

ツン妹「違うわよ!!」
261 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:11:31.84 ID:yZMWRrN70
敬語妹「どういう感じで・・・・・・?」

大人妹「私が、このようにお兄様のベッドで」

ボー妹「ギシアン」

ツン妹「ええい!話の腰を折るな!!」

大人妹「ロマンチックな話の邪魔をしないでくれるかしら?」ゴゴゴゴゴ

ボー妹「ひぃ!?下ネタ女王が自ら下ネタを拒否した!?」

敬語妹「それで続きは?」

大人妹「こほん。私が、このようにお兄様のベッドでお兄様にもたれかかってずっとお話していました。そしてお兄様は私に好きだと言ってくださいました」///

ボー妹「でもでも何で下ネタ女王の乳姉ぇを選んだの?」

大人妹「あなた方には知りえない昔からの愛情があるのですよ」

ツン妹「うわ!勝ち宣言ムカツクー!!」

大人妹「おほほほほほ!お母様のお腹の中から出直してきなさい!」

ボー妹「何キャラ!?今夜は何キャラでいくつもりなの乳姉ぇ!?」
262 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:12:40.92 ID:yZMWRrN70
敬語妹「・・・・・・正直嫉妬します。兄さんの意志を尊重するとは言え、私だって兄さんのこと好きだったのに」

ツン妹「姉さん・・・・・・」

ボー妹「やっぱりその山2つには勝てないってことかー」

大人妹「そんなことありませんわ。お兄様はあなたたちのこともちゃんと愛していますよ」

敬語妹「家族としてですか?」

大人妹「妹としてですわ。忘れたのですか?お兄様は妹フェチなんですよ?」

ツン妹「確かにベッドの下には妹モノの本がたくさん・・・・・・」

敬語妹「デートとかもしてるんですよね?」

大人妹「はい。数回ほど。いずれもホテルに連れ込み損ねましたが」

ボー妹「乳姉ぇの最終目標は何なの!?」

敬語妹「いいなー」

ツン妹「敬語忘れてるわよ?」

敬語妹「それほど羨ましいということです」
263 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:13:16.45 ID:yZMWRrN70
大人妹「じゃあお兄様とデートしますか?」

妹たち「えっ!?」

大人妹「正直、私もお兄様を占有してしまうのは心苦しいといいますか」

敬語妹「ぜぜぜぜ是非!!」

ツン妹「それは本当なのよねッ!!?」

ボー妹「いつ!?いつ兄ちゃんとデートできるの!?」

無垢妹「え?お兄ちゃんと遊べるの?」

大人妹「2日後はどうでしょうか。1時間程度でローテーションという形で」

敬語妹「た、頼みましたよ!!絶対ですからね!!」

大人妹「ええ、心得ましたわ」

264 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:13:49.82 ID:yZMWRrN70


無垢妹「今に至る」

ボー妹「はーいありがとう」

ツン妹「?誰に話してるの?」

大人妹「無垢妹の有効活用ですね」

敬語妹「変なことに利用しないでください!!」

大人妹「今日は快晴ですので絶好のストーキング日和ですわ」

ツン妹「そんな日和作るな!」

大人妹「町外れの墓地は、夜空がとても綺麗らしいですわよぉ〜・・・・・・」

ツン妹「ひぃぃぃ!!」

265 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:17:10.89 ID:yZMWRrN70
今日は導入だけでいいしょうかね
要望があればもう少し
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/11/30(水) 23:22:36.08 ID:KlyQa/ubo
うむうむ。元通りになってよかったよかった。
続きをお願いします
267 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:27:39.21 ID:yZMWRrN70
書き溜め間に合った!
続きです。
268 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:29:07.92 ID:yZMWRrN70


2:00

男「それにしても急にデートなんてな。家に一緒にいるならそれでいいんじゃないか?」

ツン妹「そんなんだからモテないのよ」

男「はは。悲しい現実をありがとう・・・・・・ん?」

ツン妹「何?」

男「あー、俺の目が正しかったら、大人妹がツン妹になってるんだが?」

ツン妹「私じゃ悪いの?」

男「そういうわけじゃないけど。でも何故?」

ツン妹「あの人が急に用事が入ったから、行けないって言って来てって頼まれたのよ。感謝しなさいよね!」

男「ケータイあるのに?」

ツン妹「黙って聞けっ!」ゲシッ

男「おぉん!!」

ツン妹「そ、それでおめかしして来たのに待ちぼうけくらってるかわいそうな兄貴のために代わりに私が、デ、デートしてあげる」

男「お前がか?」

ツン妹「何?悪い?」ギロッ

男「悪くないッス!むしろ光栄ってか!!」

ツン妹「よろしい」
269 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:30:23.61 ID:yZMWRrN70
男「んじゃあはい」

ツン妹「え?」

男「え?じゃなくて、ほら手出せ」

ツン妹「あ、あ、握手・・・・・・?」

男「お前バカになっちゃったか?手をつなぐぞって言ってんだけど・・・・・・」

ツン妹「手ぇぇぇぇ!!?」

男「えっ!?イヤだったか!?」

ツン妹「イヤじゃない!!イヤじゃないけど、少し待って!!」

男「お、おう・・・・・・」

ツン妹「スーハー、スーハー、め、目の前にいるのはバカ兄貴・・・・・・目の前にいるのは変態だけが取り柄のバカ兄貴・・・・・・」

ツン妹「オッケー!」

男「おかしいな。全然嬉しい気分になれない」

ツン妹「フン、兄貴のクセに気が利くじゃない」

男「そりゃあ男だし。デートん時はリードする側でいたいだろ?」

ツン妹「そ。じゃあその余裕が無いくらい振り回してあげる!」

男「ほどほどになー」
270 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:32:00.56 ID:yZMWRrN70

物陰

ボー妹「ほうほう。ツン姉ぇの初々しさがかわいらしいぜ・・・・・・」

敬語妹「兄さんってあんなに落ち着いた人でしたっけ?」

大人妹「おかしいですね。私とのデートの時はもっと余裕の無い感じでしたのに・・・・・・」

ボー妹「うん、大体理由分かるけど、絶対乳姉ぇの下ネタにツッコミ入れてるからでしょ?」

大人妹「はて?突っ込まれたことは無いですが?」

敬語妹「カタカナの方です。漢字の方ではないです」

無垢妹「ねえ、つまんない」

敬語妹「無垢妹ちゃんは兄さんとデートしたくないですか?」

無垢妹「デートって日付のことでしょ?意味分からないよ」

敬語妹「そっちの意味もありますが・・・・・・ああ、どうして、こう中途半端に知識があるのですかこの子は」

ボー妹「じゃあ兄ちゃんと遊びたい?」

無垢妹「うん!!あ、デートって遊ぶって意味?」

敬語妹「もうそれでいいです」

大人妹「移動始めましたわ!行きますよ!」ダッ

ボー妹「あ、待って!」ダッ

無垢妹「出ぱ〜つ!!」ダッ

敬語妹「何故彼女であるあの人の方がノリノリなんでしょうか・・・・・・」
271 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:32:47.05 ID:yZMWRrN70

男「何故に小学校・・・・・・」

ツン妹「いいから着いてきなさいよ!」

男「あの、そろそろ手を離していいですか?何か汗でぐっしょりなんですけど・・・・・・」

ツン妹「兄貴ったら、女の子と手ぇつないでそんなに緊張してるの?」

男「いやこの汗はむしろ俺じゃなくておま・・・・・・ゴホッ!?」

ツン妹「ききき緊張なんてして無いわよ!?」

男「言ってねえ!!」

ツン妹「ほら着いた」

男「あん?伝説の木じゃないか」

ツン妹「伝説の木?」

男「ああ。小学校の頃さ、ここの下でコクった女の子が成功してから付けられた名前だよ」

ツン妹「じゃあここで告白した者はみんな叶ううんぬんってこと?」

男「ははは。その後その伝説に乗じて告白を試みたある男がな、見事に撃沈!しかも3回」

ツン妹「小学生の頃って安直にかっこいい名前付けたがるし、それを信じちゃうからね」

男「ちなみにその男ってのは男友っていってな」

ツン妹「そんな情報要らない!?」
272 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:33:29.97 ID:yZMWRrN70
男「で、ここがどうしたんだ?」

ツン妹「なんか、思い出さない?」

男「男友の振られっぷりははっきりと思い出すが?」

ツン妹「さぞかしひどい振られ方だったのね・・・・・・ってそうじゃないわよ!」

男「えー」

ツン妹「う・さ・ぎ・の・に・ん・ぎょ・う!!」

男「あー!いじめっ子集団のヤツ!」

ツン妹「やっと思い出してくれたわね」

男「で、それがどうかしたのか?」

ツン妹「」ガクッ

男「何で!?」

ツン妹「か、回想入りまーす・・・・・・」ハァ

男「え、え?」
273 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:34:25.58 ID:yZMWRrN70

〜回想〜

ツン妹「返してー!わたしの人形ー!」

よしゆき「学校にこんなもの持ってくるお前が悪いんだぜー!」

ツン妹「こんなものじゃないもん!おにぃちゃんがくれたものなんだもん!」

かずひろ「お兄ちゃんだってー!」

ふみのり「ござるwwござるww」

ツン妹「返してよーー!!」

かずひろ「よしゆきくん、これ木の上にのせちゃおうよ!」

ふみのり「名案でござるww」

よしゆき「お!いいな!」

ツン妹「やめて!!」

よしゆき「よーし、のぼるぞー!」よじっ

ツン妹「お、おにぃちゃーーん!!」

男「呼んだ?」ニュッ

よしゆき「うおおおおおおおおお!!?」ズッテーン

かずひろ「よしゆきくーーーーん!?」
274 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:35:16.91 ID:yZMWRrN70
ツン妹「え、おにぃちゃんなんで木の中にいたの・・・・・・?」

男「ツン妹が遊んでたから見守ってたんだよ!」

ツン妹「遊んでないよ!?」

よしゆき「そうか、こいつ男の妹だったのかあ・・・・・・!!」

男「それにしても意外だなー。よしひろくんとツン妹が友達だったなんて」

よしゆき「よしゆきだ!・・・・・・はん、俺が妹と遊んでやってたんだぜえ」

ひみのり「大きいお友達・・・・・・フヒヒ!サーセン」

ツン妹「違うよおにぃちゃん!この人たち私の人形とったの!」

男「!!あ、遊んで・・・・・・!?」

ツン妹「あ、あれ?お兄ちゃーん・・・・・・?」

よしゆき「ああ、たのしーい遊びだ」

男「こんの、不純異性交遊がっ!!妹の純潔返せッ!!」

かずひろ「小学生が言ったとは思えない言葉がっ!?」
275 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:36:49.48 ID:yZMWRrN70
男「てめえら俺の妹に手ぇ出したんだな!!許さねえ!!」

よしゆき「許さなかったらどうするんだー?」

男「まゆちゃん呼んでくる!」

かずひろ「は、はあ?まゆちゃんがどうしたんだよ?」

よしゆき「」ガクガク

かずひろ「よ、よしゆきくん?」

男「あ、ちょうどあんなところに!まーゆちゃーーん!!」

よしゆき「や、やめてくれえええええええ!!!」

まゆ「あ、男クン。どうしたの?」

男「うん。よしゆきくんが話があるんだって」

よしゆき「うわあああああああああ!!!」

まゆ「え、明らかに話せる状態じゃないよね?」

男「じゃあ代わりに僕が話すよ!」

よしゆき「頼む!やめてくれ!人形なら返すから!」

かずひろ「本当にどうしたのよしゆきくん!?」

男「あ、本当?じゃあよしゆきくんがまゆちゃんのリコーダー舐めてたって話しないであげる」
276 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:37:49.87 ID:yZMWRrN70
よしゆき「」

かずひろ「」

まゆ「」

ふみのり「wwwwwww」

男「え?どうしたの?」

ツン妹「おにぃちゃん、言っちゃってる・・・・・・」

まゆ「サイッテーー!!」

よしゆき「ち、違う!誤解なんだっ!!」

かずひろ「よしゆきくん、そんなことしてたんだ・・・・・・」

男「誤解じゃないよ。昨日よしゆきくん卓越した表情で『まゆ・・・・・・ここが、いいのか・・・・・・ハァ・・・・・・レロ、ヌチュ・・・・・・』って舐めた後、裏声で『私、よしゆきくんになら・・・・・・何されてもいいよ?』って裏声でまゆちゃんの真似してたね」

まゆ「うげぇ・・・・・・」

男「あ、ごめん!それはまゆちゃんの体育着だったね!」テヘッ

よしゆき「うああああああああああああああああ!!!」
277 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:38:44.38 ID:yZMWRrN70
かずゆき「男、これ、返すね。あ、よしゆき近寄らないで」

ふみのり「ござるwwww」

男「ありがとう」

まゆ「よしゆきくん、人間やめる?あと近寄らないで。半径500キロ」

よしゆき「マ、ママーーーーーーーーーー!!」ダッ

男「わざわざ来てもらってごめんね、まゆちゃん」

まゆ「いいよ。もし男クンに言ってもらわなかったら、私その体育着着て、リコーダー使っちゃうところだったから」

男「でもねまゆちゃん、女だったら男のそういう醜い部分も受け入れていかなくちゃいけないんだよ」

まゆ「うん。少なくともよしなんとか以外なら大丈夫だと思うから」

男「それはよかった」
278 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:40:12.38 ID:yZMWRrN70
ツン妹「おにぃちゃん」

男「ほら、取り返したぞ!」

ツン妹「ごめんね・・・・・・」

男「違う違う。そういう時は、ありがとうって言うんだ。そっちの方がお互いスッキリするだろ?」

ツン妹「うん」

男「それに僕はお前がバージンじゃなくても大丈夫だからな」

ツン妹「よくわからないけど、ありがとうおにぃちゃん」

男「全く変態はいけないね」

ツン妹「え、おにぃちゃんも・・・・・・ううん、何でもない」

男「まあそれを大切にしてくれてるってことは嬉しいかな。でもほどほどにしないとまたこんな事があるぞ?」

ツン妹「わかった。お家だけにする。・・・・・・もしまたこんな事になったらおにぃちゃんが助けてくれるよね・・・・・・?」

男「当たり前だ!だからツン妹!」

ツン妹「な、なに?おにぃちゃん」

男「助けた報酬はパンツでどうだ?」

〜回想終了〜
279 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:41:44.46 ID:yZMWRrN70


ツン妹「うん。よく考えたら思い出さないほうがよかったかも」

男「ちなみに本当に純潔散らされたわけじゃないよな?」

ツン妹「あ、当たり前じゃない!!」

男「あの時のパンツの色は黄色だったな」

ツン妹「どーしてそんなことばっかり覚えてるかなぁ!!」

男「あの頃はあんなに素直だったのに」

ツン妹「パンツを見せてやる=素直だと思ったら大間違いだからね?」
280 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:42:45.80 ID:yZMWRrN70


男「で、何で木に登らなくちゃいけないかを3字で説明してください」

ツン妹「の、登れば分かる・・・・・・って3字!?少なすぎるわよ!!」

男「俺は理由もなしに行動する人間じゃないんだよ」

ツン妹「エロ本」

男「アイムクライミーング!!」ヨジヨジ

ツン妹「はぁ・・・・・・」

男「登ったぞー!エロ本どこだー?」

ツン妹「その2本目の木の枝をくまなく探してー!」

男「お、鳥の巣!」

ツン妹「いいから探せやバカ兄貴ーーー!!!」

男「理不尽に怒られた・・・・・・一体何なんだ」
281 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:43:22.21 ID:yZMWRrN70
男「枝に本が引っかかってんのか?んー?無いぞ。・・・・・・ってこれなんだ?」

男「・・・に・・・ちゃんだいすき・・・・・・?2ch大好き?」

ツン妹「み、見つけたー?」

男「あーなんか彫ってあるー」

ツン妹「そ、それよそれ!いい?聞きなさい!それが私の気持ちだから!絶対に忘れちゃダメなんだからねっ!!」

男「ツン妹もにちゃねらーだったのか。少しショックだ。だが忘れちゃいけないって言われたからには、現実を受け止める事にするか」

ツン妹「それを伝えたかったから連れてきたんだからね!」

男「わかってる!しっかり受け止めてやるよ」

ツン妹「・・・・・・!!」///

男「降りるか」
282 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:44:14.50 ID:yZMWRrN70
大人妹『時間よ』

ツン妹「え、テレパシー!?どうやって!?」

男「どうした?」

ツン妹「あの、急用が出来ちゃったの」

男「ありゃ。そうかそりゃあ残念だ」

ツン妹「兄貴、今日は嬉しかったよ」

男「そいつはよかった。俺もお前の意外なカミングアウトが聞けて嬉しかったよ」

ツン妹「意外、だった?」

男「意外だったけど、ちゃんと受け止めてやる。これからはいっしょに楽しもう」

ツン妹「(デートの事かな?これからもデートしてくれるってことだよね!)うん!」

男「ほら急用なんだろ?早く行け」

ツン妹「兄貴・・・・・・おにぃちゃん」

男「おう?」

ツン妹「こ、今回はでこちゅーできなかったけど勘弁してあげる!」ダッ

男「あれ?あの時の記憶があるのか?・・・・・・ま、いっか」

283 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:45:03.74 ID:yZMWRrN70

物陰

ツン妹「き、緊張したーー!!」ドキドキ

ボー妹「木に登らせて何やってたの?」

ツン妹「それは秘密よ!」

大人妹「きっと『おにぃちゃんだいすき』と昔彫ったものを見せてたに違いないですわ」

ツン妹「あ、あなた超能力でもあるの!?」

敬語妹「ナイスアイデアですね!」

ボー妹「でもそれって小学生の頃彫ったなら、つぶれて読めなくなってんじゃない?」

ツン妹「あ・・・・・・」

大人妹「まだまだ事前の調査不足ですわね」

敬語妹「もしかしたら『にちゃんだいすき』なんて感じになってるかもしれませんよ?」

大人妹「そうなってるはずです」
284 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:45:35.91 ID:yZMWRrN70
ツン妹「うー、そうだったらあの時みたいにでこちゅーしとけばよかった」

ボー妹「いつでこちゅーしたの!?」

ツン妹「いつって・・・・・・いつだったかしら?あれ、記憶の思い違い?」

大人妹「老化は突然やってくるものです」

ツン妹「私が老化始まってたら、あなたはどうなるのよ!!」

大人妹「ほら、私は永遠の17歳ですので」

敬語妹「まだ16歳でしょうあなたは・・・・・・」

ボー妹「で、次は?」

大人妹「もうすでに現場へ向かっていますわよ」

ボー妹「あ、無垢妹か」

ツン妹「行動が一番予期出来ないといえば一番予期できないよね」

敬語妹「不安しかありませんが・・・・・・」

大人妹「次回へ続きますわ!」

285 :私が1です [saga sage]:2011/11/30(水) 23:46:40.81 ID:yZMWRrN70
書き溜めが尽きたので本日は以上です。
明日も23時より投下させていただきます。では。
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/11/30(水) 23:51:26.25 ID:KlyQa/ubo
乙です
前編から思ってたけど敬語妹と大人妹の書き分けが難しそうだよね
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/01(木) 00:25:02.12 ID:Ngy/AFtDO


ツン妹可哀想
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/12/01(木) 00:45:24.45 ID:57sv8VILo

ツンデレのデレはやっぱり良いものだなww
289 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 21:47:02.22 ID:Yz7RcyfN0
少し早めに10時30分より投下します。
無垢妹のお兄さんになりたい人はその時間に来てくださいね。

290 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:29:56.07 ID:Yz7RcyfN0


3:00

男「急用って何だったんだろうか」

男「しかしツン妹がにちゃねらーだったとは。意外だなー」

男「どれくらい意外かというと、いつも登下校を共にしていた幼馴染が実は処女じゃなかったくらい意外だな」

たかし「それ意外を通り越してショックでしょ!」

男「・・・・・・処女じゃない事にショックを受けてる男が出てきた」

たかし「違いますよ!俺たかしって言います。無垢妹の友達です」

男「折れた菓子?ああ、無垢妹は折れたうめぇ棒と友達だったのか」

たかし「名前がたかしです!!」

男「もしかして、いつも無垢妹が言っているたかしくんか・・・・・・?」

たかし「はい!そうです!」

男「ちょ、ちょっと近寄らないでくれる?」

たかし「えっ!?」

男「いやー、ドラッグストアでゴムを連呼してる子と知り合いにはなりたくないよな」
291 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:30:48.16 ID:Yz7RcyfN0
たかし「覚えられ方が最悪だった!!って、それは無垢妹のせいであって・・・・・・あの後ボルトもビックリの速さでで大人の階段登ったわけであって・・・・・・」

男「大人妹が変な入れ知恵したらしいな」

たかし「そうですねー。ゴムの説明から生命の神秘、快楽悦楽、SMの極意まで習いましたよー」

男「遠い目だな。ちなみに大人妹は俺の本でSMの極意を身に付けたんだぞ」

たかし「原因!?」

男「貸してやってもいいと思ったが、この間の謁見で処分させられたんだっけか」

たかし「は、はあ・・・・・・」

男「で、そんな君が俺に何の用だ?大体小学生ならこんなところにいるのは変だろ」

たかし「ここ小学校だから小学生がいるのは当たり前なんじゃ・・・・・・むしろお義兄さんがいる方がおかしいのでは?」

男「で、なんでマセガキがどうしてここにいるんだ?」

たかし「あの、無垢妹に呼び出されましてお義兄さん」

男「ああ?てめー誰に向かって兄なんて言葉を発してんだ?俺に兄という言葉を使っていいのは妹たちだけなんですけど?」

たかし「し、しかしいずれ・・・・・・!!」

男「無いね」

たかし「あ、諦めませんよ!」
292 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:31:46.46 ID:Yz7RcyfN0
男「まあ自慢の無垢妹を好いてくれているのは嬉しいが・・・・・・って呼び出されて?」

たかし「はい。30分ほど前に『あなたに認めて欲しい事があるの。学校に来て』と」

男「認知だとっ!?無垢妹・・・・・・信じてたのに!!変態だけは好きにならないように育ててきたのに!!・・・・・・ていうかあいつ生理来てないはずだが?」


物陰

敬語妹「どこからその自信が湧いてくるんでしょうか。自分の事が見えてないんですかね?」

ボー妹「まあ僕たちはそんな変態が好きなんだけどねー」

ツン妹「それよりもどうして妹の生理の有無を知っているかを問いたださなきゃ」

大人妹「あの文を考えたのは私ですわ」
293 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:32:30.28 ID:Yz7RcyfN0

たかし「変態じゃないです!」

男「俺はこいつからお義兄さんと本当の意味で言われないといけないのか・・・・・・」

たかし「よろしくお願いします!!」

男「どうして今日という日はこんなに妹たちの純潔が散るんだああああああ!!」


物陰

ツン妹「散ってない!散ってないから!!」
294 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:33:11.49 ID:Yz7RcyfN0

<あー、いたいたー

<えっと・・・・・・待ってたよ?

男「い、意味深な言葉・・・・・・無垢妹、お前本当にそれでいいのか!?」

無垢妹「あれ?お兄ちゃんもいるの?」(白々しく)

たかし「よ、よう・・・・・・マイハニー?」

無垢妹「はちみつがどうかしたの?」

男「熊野プー太郎さんの事だよ」

無垢妹「なるほど」

たかし「ところで『認知して欲しい事』って何?」

男「さらっと認知に替わってる!?ていうか認知なら1つしか無くない?」

無垢妹「うん・・・・・・とっても言いにくいんだけどね」

たかし「大丈夫。俺なら君を幸せに出来るよ」

男「させねぇ!月に代わっても結婚なんてさせないぞーーーー!!」
295 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:34:11.99 ID:Yz7RcyfN0
無垢妹「久しぶりに・・・・・・おままごとがしたいの」

男・たかし「へ?」

男「ま、ままごと?」

無垢妹「うん。お兄ちゃんと最近遊べなくて寂しくて・・・・・・それで昔いっしょに遊んでたままごとがしたいなって」

たかし「小学6年生にもなって・・・・・・」

無垢妹「たかしくんもいっしょに・・・・・・ダメ、かな・・・・・・?」

たかし「う・・・・・・しょうがねーなー」

男「嬉しいくせに。俺はオッケーだけどな」

無垢妹「ヤッター!!」

男「それにしても無垢妹をこんなに寂しがらせていたなんて、俺も兄失格だな」

たかし「そんなことないですよ男さん!!」

男「だからと言って言い方をお義兄さんから名前にすんじゃねーよ」
296 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:34:55.05 ID:Yz7RcyfN0
無垢妹「じゃあ役を決めよう!わたしはお母さん役!」

男「それじゃあ俺は単身赴任して、3年ぶりに我が家に戻ると知らない男と妻がベッドで寝ててショックを受ける夫の役な」

たかし「深いーー!?役どころか内容まで決まっちゃった!?」

無垢妹「イエーイ!!」

たかし「そんなディープな内容を幼少時代から・・・・・・!?」

男「ちなみにたかし、お前は重要な役だ」

たかし「え、何ですか?その妻を寝取る男役ですか?」

男「通行人Fだ」

たかし「重要でも何でもないですよねっ!?しかもあとAからEの5人も必要!!それに俺が通行人したら寝取る役の男は誰がするんですか!?」

男「無垢妹の演技力なめんなよ」

たかし「エア寝取る男!?だったら俺を寝取る男役にしてくださいよ!!」

男「ぐちぐちうっせーなあ。ハイ、アクション!!」

たかし「え、え?もう始めるの!?」
297 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:35:43.41 ID:Yz7RcyfN0

物陰

大人妹「懐かしいですわね、おままごと」

ボー妹「無垢妹が好んでやってたもんね。しかもまたNTRと愉快な通行人たちか・・・・・・」

敬語妹「私、いつも通行人Bでした」

ツン妹「私はAだったわ」

大人妹「名は体を表すって言うけどまさにその通りね」

敬語妹「どういう意味ですか!?」

ボー妹「ツン姉ぇがA、敬語姉ぇがB、ボクがCでお母さんがDだったよね。有無を言わず乳姉ぇはEだったけど」

大人妹「あの当時はまだまだCが限度でしたが」

ツン妹「役の話よね!?ねえ、役の話よねっ!!?」

敬語妹「お父さんは何役でしたっけ?」

ボー妹「・・・・・・覚えてないの?」

敬語妹「は、はい・・・・・・」

大人妹「うふふ。お父様はいつもあの役でしたものね」

敬語妹「で、何だったんですっけ?」

ボー妹「ベッド」

敬語妹「あぁ・・・・・・」
298 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:43:00.56 ID:Yz7RcyfN0

男「ふふっ、旦那が帰ってきたらなんてイジワルな質問」

男「え・・・・・・?あと1年旦那が帰ってこなかったら結婚しよう?・・・・・・いいの?」

たかし「ガチャ。ただいまー。・・・・・・!!お前、何してんだ!!」

男「あ、こ、これは・・・・・・違うの!!」

たかし「何が違うんだ!その男は誰なんだ!!」

男「・・・・・・ごめんなさい。だってあなたが寂しくさせるから・・・・・・!!」

無垢妹「今日も特売間に合ってよかったわー」

たかし「・・・・・・おかしいよね!?絶対おかしいよね!?」

無垢妹「どうしたの?おかしいってどこ?お兄ちゃん、分かる?」

男「いやさっぱりだ。どこもおかしいところは無いが」

たかし「誰がどう見ても配役でしょ!!内容に関してはもう諦めたとして、配役はどうにか出来たでしょう!!」

男「でもじゃんけんで決まったわけだし」

無垢妹「実は通行人をするのは初めてでドキドキしてた」
299 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:43:42.96 ID:Yz7RcyfN0
たかし「どうしてお義兄さんが妻役で、俺が旦那役なんですか!しかも通行人F絶対いらないよね!?」

男「だからままごとではじゃんけんは絶対なんだよ!それに通行人Fがいることで物語りに深みが増すんだ」

たかし「深まらないです!コーヒーにオレンジジュース入れるくらい深まらないです!」

無垢妹「さっきから文句ばっかりだなあ」

たかし「あ、ご、ごめん・・・・・・」

男「ちなみに妹たちに通行人やらせたら、いつの間にか通行人バトルロワイヤルが始まるんだよな」

無垢妹「その横で離婚調停を結ぶ妻と旦那だよ」

たかし「これって何がゴールなんですか?」

男「離婚後、やっぱりあの人じゃなきゃダメって思って旦那に会いに行って海の見える町で再婚するまでだ」

無垢妹「でもその思うまでに夜のお仕事するんだよ」

男「その夜のお仕事が1時間でも演じきれないほど長くてなー」

たかし「1時間以上するおままごとなんて初めて聞きましたよ」

男「その気になれば5時間出来るな?」

無垢妹「うん!あの時は大変だったね!」

たかし「あ、したんだ・・・・・・」

無垢妹「でも今日は1時間しかないから縮小版で夜のお仕事編は30分でいい!」

男「1時間しかない?」

無垢妹「あ・・・・・・!!」
300 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:44:40.64 ID:Yz7RcyfN0

物陰

ツン妹「あ、バカ!やっちゃった!」

大人妹「え?とうとう合体ですか?」

敬語妹「違いますよ。ってなに呑気にトランプしてるんですか・・・・・・」

ボー妹「あ、それダウト!」

大人妹「ふふふ。甘いですわ。ババを生贄にキングを召喚です!!」

ボー妹「ああ!革命起こっちゃったよ・・・・・・」

ツン妹「ルールが分からない!?」

敬語妹「あ・・・・・・無垢妹ちゃんがオドオドし始めちゃいましたよ」

大人妹「しょうがないです。助け舟を出してあげましょうか」

ボー妹「どうすんの?」

大人妹「少し脳にハッキングを掛けましょうか」

ツン妹「さっき私にしたでしょそれ!!」

敬語妹「それ以前になぜその様な事が出来るか疑問に思うのは私だけでしょうか・・・・・・」
301 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:45:35.70 ID:Yz7RcyfN0
無垢妹「え、えっと・・・・・・ほらあれだよ。アイスの時間になる」

男「アイスはお腹を冷やさない2時か、お風呂上りって決めてるだろ?今は3時じゃないか」

無垢妹「あ、う、え・・・・・・」

大人妹『無垢妹聞きなさい。今からたかしくんを押し倒して馬乗りになりなさい!』

無垢妹「わ、わかった!!」

ドンッ

たかし「ほわっ!?」

ドテーン

無垢妹「ご、ごめんね?」ノリッ

男・たかし「!!??」

たかし「こここここここれはどういう了見で!?」

男「・・・・・・また野外露出とはマニアックな・・・・・・ゴクッ」
302 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:46:19.91 ID:Yz7RcyfN0

物陰

ボー妹「無垢妹がたかしくんを押し倒した!?」

敬語妹「ああああなた何を命令したんですか!?」

ツン妹「なんであの子テレパシーが伝わった事に疑問を感じてないの!?」

大人妹「あとは照れた顔で、いいよ?って言いなさい」

ツン妹「最悪の命令だった!!」


無垢妹「・・・・・・いいよ?」

たかし「オッケエエエエエエエ!!!俺時代来たフォオオオオオオ!!」

男「たかしてめえコラアアアアアア!!」

たかし「向こうが誘ってきたんだ!!据え膳食わぬは男の恥!!お義兄さん、これから義弟としてかわいがってくださいね!!」

男「たかしそこ代われーーーーーー!!妹たちの初めてもらうのは俺だああああああああ!!」

ギャーギャー
303 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:47:19.72 ID:Yz7RcyfN0

物陰

ツン妹「とりあえず兄ならぬ発言をしているバカ兄貴あとで説教ね」

大人妹「あら?そう言いながら嬉しいのではないのですか?」

敬語妹「///」モジモジ

ボー妹「///」モジモジ

ツン妹「みんな・・・・・・近親相姦って言葉知ってる?」

大人妹「私には当てはまりませんわ!!」ドヤッ

ツン妹「お前は一回黙ってろ」
304 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:48:11.23 ID:Yz7RcyfN0

無垢妹「お兄ちゃん・たかしくん戦争が始まって早40分。一向に決着はつきそうに無かったのでした」

男「じゃんけんぽん!!」パー

たかし「ぽん!!」グー

男「シャアアアアア!!」

たかし「くそぉぉぉぉぉ!!」

男「これで568勝567敗だ」

たかし「ま、まだだ!まだ終わらないっ!」

無垢妹「お兄ちゃーん」

男「次は俺はチョキを出す!」

たかし「な、心理戦だと・・・・・・!?」

無垢妹「お兄ちゃーーん」

男「小学生ごときの脳で俺の心理を読めるかな」

たかし「じゃあ俺はグーを出します」

男「き、貴様・・・・・・卑怯な!!」
305 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:48:49.87 ID:Yz7RcyfN0
無垢妹「お兄ちゃーーーん!!」

男「ええいうるさい!あとでちゃんともらってやるから静かにしてろ!!」

無垢妹「そんなっ・・・・・・」

たかし「いきますよー。じゃんけーん・・・・・・」

無垢妹「うぐっ・・・・・・うわーん!!」

男「!!ど、どうした無垢妹!!」

無垢妹「どうしたじゃないよお兄ちゃん!!なんで40分も構ってくれないの!?そんなことされたら・・・・・・さびしいよぉ」

男「ごごごごごめん!・・・・・・なんかその発言エロいな」ハァハァ

たかし「あー泣ーかせーた泣かせーたー」

無垢妹「たかしくんもたかしくんだよ!!たかしくんなんて大嫌いっ!!」

たかし「エロく無い上に残酷だー!!」ガビーン

男「帰れっ!!」

無垢妹「もう知らない!!」ダッ

たかし「ああ!!」

男「違うんだ!お前に言ったんじゃないんだーーーー!!」

たかし「お、お義兄さん、探しましょう!」

男「わかった!お前はあっちな!」

たかし「はい!」
306 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:49:30.83 ID:Yz7RcyfN0

物陰

敬語妹「無垢妹どこかへ行っちゃいましたよ!?」

大人妹「・・・・・・計算通りね」

ツン妹「絶対違うでしょ!ああもう!私たちも探すわよ!!」

ボー妹「待って!」

ツン妹「何よ?」

ボー妹「無垢妹ならあそこにいるよ?」

敬語妹「どこですか?」

ボー妹「ほら隅っこのブランコ」

ツン妹「校門出てもっかい入ってきたの!?」

敬語妹「なぜわざわざブランコなんかに」

大人妹「寂しいこと=ブランコを漕ぐ。ドラマの影響ですわね」

ツン妹「それ実行しちゃうんだ・・・・・・」

ボー妹「あ、兄ちゃんが気付いたよ」

敬語妹「たかしくんは校門の外に出て行ってしまいましたよ・・・・・・」

ボー妹「にしても無垢妹、どす黒いオーラ背負ってるね」

大人妹「純粋無垢なので、様々な感情や言動などに影響されやすいのですよ。良くも悪くも」

ツン妹「だからあなたに影響されてゴムなんて連呼する子になっちゃったのよ」

敬語妹「うちは子供の育つ環境としては最悪ですもんね。兄さんとかあなたとか」
307 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:51:19.41 ID:Yz7RcyfN0

男「無垢妹・・・・・・」

無垢妹「・・・・・・」

男「すまなかった。正直遊びが過ぎてたよ」

無垢妹「バカお兄ちゃん・・・・・・」

男「ああ。バカなお兄ちゃんだよ俺は」

無垢妹「せっかく遊べるって思ったのに」

男「・・・・・・隣、いいか?」

無垢妹「ダメ」

男「そいつは困った。じゃあお兄ちゃんはどこでお前と話せばいい?」

無垢妹「ん・・・・・・」

男「私を膝に乗せろってか。いいよ。俺が悪かったんだ。気が済むまでそうしてやるから元気出せよ?」

無垢妹「うん・・・・・・」

男「よっこらせっと。ほら、おいで」

無垢妹「おじゃまします」

男「ぎゅってしてやろうか?」

無垢妹「うん」
308 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:52:06.18 ID:Yz7RcyfN0
男「さっきはごめんな。お兄ちゃん、お前たちと遊んで楽しかったからついつい悪ノリしちゃったんだ」

無垢妹「悪ノリで40分もじゃんけんしないよ」

男「ははは。全くその通りだ。・・・・・・でもさ、たかしくんがお前を好きだって言ってたからさ」

無垢妹「え?たかしくんわたしのこと好きなの?」

男「気付いてなかったのかよ・・・・・・」

無垢妹「だってただの友だちだって思ってた」

男「その言葉、絶対たかしくんの前で言うなよ?」

無垢妹「うん分かった」

男「それでさ、お前をたかしくんなんかに奪われたら嫌だなって思ったんだよ」

無垢妹「わたしもお兄ちゃんを誰かに奪われたら嫌だよ」

男「でもお兄ちゃんは大人妹に奪われちゃったぞ?」

無垢妹「大人お姉ちゃんは家族だからいいもん」

男「・・・・・・無垢妹は妹たちのこと好きか?」

無垢妹「好きだよ!」

男「じゃあお兄ちゃんのことは?」

無垢妹「大好きだよ!」
309 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:52:50.71 ID:Yz7RcyfN0
男「お前はさ、まだ家族に対する好きと異性に対する好きをいっしょにしてんだ」

無垢妹「なんか、むつかしい・・・・・・」

男「そうだろ?無垢妹は純粋だからまだ色んな気持ちを知らないんだ。嬉しい、悲しい、楽しい、寂しい。人の感情ってのはそのくらいじゃない。もっともっと無限大なんだ」

無垢妹「宇宙より広い?」

男「ああ。宇宙なんか豆粒くらい小さくなっちまう」

無垢妹「鬼は外、福は内だね」

男「ああ。だからさ、もっと大人になっていろんな事知って、いっぱい笑っていっぱい泣いて、それから好きっていう感情を探せばいい」

男「焦る必要は無い。俺は無垢妹が誰を好きになろうと、お前を信じてるから」

無垢妹「お兄ちゃんを好きになったら?」

男「そん時は大人妹とじゃんけんでもしてくれ」

無垢妹「40分くらいで決着がつくかな?」

男「40分でも40時間でも40日でも構わないさ。だからそれまでは俺をお兄ちゃんとして好きでいてくれ」

無垢妹「わかった」
310 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:53:56.23 ID:Yz7RcyfN0
男「うーん。こんないい子をたかしとかいう馬の骨にあげるのはもったいないな」

無垢妹「たかしくんはお馬さんなの?」

男「もしお前がお馬さんのたかしくんを好きになったらムチでもふるってやれ。喜ぶぞあいつ」

無垢妹「たかしくんは変態さんだったのかー」

男「あ、そいうことは変態って認識できるんだね・・・・・・」

無垢妹「ねえお兄ちゃん」

男「ん?どした?」

無垢妹「まだまだ好きって気持ちは分からないけど、好きって気持ちの練習していい?」

男「どうやって?」

無垢妹「こうやって」


チュッ
311 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:54:32.79 ID:Yz7RcyfN0

男「」ポカーン

無垢妹「ごちそうさまでした」ペコリ


物陰

ツン妹「にゃああああああああ!!いいいい今あの子、ちゅちゅちゅチューした!?」

敬語妹「し、しかもツン妹ちゃんのようなでこちゅーじゃなくて・・・・・・」

ボー妹「マ、マウスツーマウス」///

大人妹「くっ、やりますわね無垢妹・・・・・・!!」


男「こ、こちらこそごちそうさまでした・・・・・・?え、え?」

無垢妹「ファーストキスだよ。ちょっと好きって気持ちがわかったかも」

男「そ、それはよかった・・・・・・」

無垢妹「それじゃあ行くね。たかしくんも探さないといけないし」

男「お、おう。たかしくんによろしくな」

無垢妹「また遊ぼうねお兄ちゃん!」ダッ

男「気をつけろよー!」

男「・・・・・・俺のセカンドキスは無垢妹かぁ。犯罪になりませんようにっと」

312 :私が1です [saga sage]:2011/12/01(木) 22:56:45.79 ID:Yz7RcyfN0
以上で今日の投下は終了です。
かってに時間を早めてすみませんでした。

申し訳ないですが、明日は投下をお休みします。
次回は3日の10時を予定しています。ではお休みなさい。
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/12/02(金) 00:22:21.76 ID:7pzLlRwLo

無垢妹は大人姉筆頭に変態達の影響を受けないでほしいなww

お父さんペット役じゃなくてベッド役かよwwwwペット役もおかしいけどさw
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/02(金) 00:56:53.77 ID:ozXjhxngo
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(西日本) [sage]:2011/12/02(金) 03:54:29.63 ID:inhQSuZuo
>>1はちゃんと投下時間予告してくれるし
話も面白いし助かる
316 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 17:51:00.35 ID:uHQFG+A80
本日10時より投下します。
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/12/03(土) 20:59:47.25 ID:cd2O3ivNo
さすがっすおつおつ
318 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:03:43.45 ID:uHQFG+A80


4:00 駅前

男「ゲッダン☆うーそもゆーめもいーまはどおでーもいいー」

男「ふたりーでいっしょにすーごすウィンターラーン」

男「やさしいキスをしーて・・・・・・ああっ!!」

男「ほしにーねがいかけー・・・・・・たらこうなったよ!!」

男「かこをーーーーーーーー」

男「わーすーれーーー」

男「られないよおおおおおおおおお!!」


物陰

ツン妹「さっきからあの歌ばっかり・・・・・・キスの歌詞のところでもだえるのは分かるけど、星に願いかけてでなんで暴れだすの?」

大人妹「ギクッ。そ、それはきっとお兄様はお星様が好きなんでしょう」

敬語妹「何が、ギクッ、ですか。あからさまに秘密ありますよアピールやめてください」

ツン妹「秘密あるの?」

大人妹「無いですよ。ゴッドオブロマンスなんて」

敬語妹「あなた、ちょいちょいネタを挟みますよね?あなたの趣味ですか?」

大人妹「いいえ。作者の趣味です」

ツン妹「作、者?」

大人妹「あ、ボー妹が動き出しましたよ!」
319 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:07:07.55 ID:uHQFG+A80
ボー妹「さっきからうるさい歌声だなと思ったら、兄ちゃんじゃないか」

男「うわあああああ!!お星様があああああ!!」

ボー妹「ええっ!?」

男「なんだボー妹じゃないか」

ボー妹「だ、大丈夫兄ちゃん?どこか病気なの?頭とか心とか」

男「俺は通常運転だ」

ボー妹「それを聞いて安心した反面、すっごく不安になったよ」

男「ところで今日はよく妹たちに会うな」

ボー妹「ギクッ」

男「まあ遊ぶところといえば駅前か学校のグラウンドくらいだもんな」

ボー妹「そ、そうだね。(バレてないよね?)」

男「お前は何してたんだ?」

ボー妹「買い物だよ。この時間だけど服が欲しいなーって」

男「そうだったのか。ヒマだし付き合おうか?」

ボー妹「お。デートのお誘いですか?」

男「そうですぞ。マドモアゼル」

ボー妹「じゃあエスコート頼みますわ」

男「ウィ」
320 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:08:49.44 ID:uHQFG+A80
ボー妹「乳姉ぇはいいの?」

男「デートすっぽかされたからな、帰ったら仕返ししないと」

ボー妹「ボクも手伝うよ!」


物陰

敬語妹「ですって」

ツン妹「これで少しは懲りるわね」

大人妹「なるほど。仕返しに私をベッドに押し倒してそうとうマニアックなプレイをすると見ました。心の準備が必要ですね」ハァハァ

敬語妹「あなたもどこか病気ですね。頭とか心とか」
321 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:11:43.87 ID:uHQFG+A80

男「とりあえず喫茶店でお茶しないか?小学校からここまで歩いてきて喉渇いた」

ボー妹「もちろん兄ちゃんのおごりでしょ?」

男「今日くらいは全部持ってやるよ。服代も全部」

ボー妹「本当!?ヤッター!」

男「そこでいいか?」

ボー妹「オッケー」

カランカラン

サン「いらっしゃい」

男「」ドテーン

ボー妹「に、兄ちゃん!?」

男「おおおお前なんでここにいるんだ!?母国は自由の国だろ!?」

サン「そうだが、監査員としてこちらにいなければいけないだろう?」
322 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:13:17.00 ID:uHQFG+A80
ボー妹「知り合いなの?」

男「あ、ああこいつは・・・・・・なんて説明すればいい?」

サン「君の両親の知り合いだよ。ついこの間この男くんと友人になったんだ」

男「友人になった覚えは無いが・・・・・・」

サン「まあ座りたまえ。注文が決まったらベルを鳴らすといい」

男「だってよ。ほら座りな」

ボー妹「うん」

男「俺はアイスコーヒーだな」

ボー妹「ねえ、すっごくイケメンだねあの人」

男「へーへー。俺はどうせブサメンですよー」

ボー妹「む。そうは言って無いじゃん。むしろ、に、兄ちゃんの方がかっこいいというか・・・・・・ごにょごにょ」

男「え?なに?聞こえない」

ボー妹「こ、このフルーツパフェにするって言ってんの!」

男「そんな怒らなくても」

ボー妹「怒ってないし」
323 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:14:07.81 ID:uHQFG+A80
男「やっぱ怒ってんじゃん。何か知らんが、俺のコーヒー半分かけてあげるから許してくれ」

ボー妹「コーヒーは苦くて飲めな・・・・・・ってかけるって何?パフェに?」

男「お前に」

ボー妹「そんなことしたらコーヒー臭くなっちゃうじゃん!?」

男「コーヒーはいい匂いじゃないか。俺が舐め回せるし、おっさんも寄って来そうだな」

ボー妹「嬉しくないフェロモン!?」

男「あ、注文頼むー」チリンチリン

ボー妹「相変わらずマイペースだなあ」

<アイスコーヒーにフルーツパフェだね

男「お前、厨房で俺らの話聞いてただろ?」

<監査員だからねー

男「プライベートに突っ込むなよ」

<可能な限りそうするよ
324 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:14:48.20 ID:uHQFG+A80
ボー妹「仲いいんだね」

男「ストーカーだけどな」

ボー妹「そうなの?」

男「ああ。俺らの・・・・・・いやあいつの場合は妹たちのストーカーか。注意しとけよ?」

ボー妹「わかった」

サン「お待たせ。アイスコーヒーとフルーツパフェだよ」

男「サンキュー」

ボー妹「ありがとうございます」

男「それうまそうだな」

サン「腕によりをかけたからね」

男「お前は引っ込んでろ」

サン「そうすることとしよう」
325 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:15:24.59 ID:uHQFG+A80
ボー妹「一口食べる?」

男「おう。スプーン貸してくれ」

ボー妹「おっと、今はデート中だよ?」

男「ん?・・・・・・ああ。なるほど」

ボー妹「ふふ。はい、あーん」

男「あー」パクッ

男「んまい」

ボー妹「(これを舐めれば、か、間接キス・・・・・・!!だ、大丈夫。兄妹だから。兄妹だから・・・・・・)」スーハースーハー

男「スプーン見つめてどうした?スプーン曲げでもするのか?」

ボー妹「ええい南無三!!」パクッ

男「ははは。スプーンだけを食べるなんて、ボー妹は変わってるなー」

ボー妹「ボクは、最悪だ・・・・・・」
326 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:16:50.66 ID:uHQFG+A80

ブティック

男「こういう店に入るのは初めてだなー」

ボー妹「普段兄ちゃんはどこで服買ってるの?」

男「ユ○クロ」

ボー妹「庶民の味方だね」

男「俺らは形だけは庶民だからな」

ボー妹「たくさん服買っちゃうかもけど、イイ?」

男「まあ親父も使えって言ってたし、オッケーだ」

ボー妹「おごりって言ったけど、親のお金だもんね」

男「う、兄としての面目だけは立たせてくれ」

ボー妹「そういうことにしておいてあげるよ」

男「ありがてえ」

ボー妹「おお!この服カッコいい!」

男「そいうやボー妹って、ボーイッシュな服ばっかり着てるよな。たまにはフリルとか付いてるの着てみたら?」

ボー妹「いや、似合う気がしないからよしとくよ」

男「そうか?絶対似合うと思うんだけどな」

ボー妹「そ、そうかな・・・・・・?」

男「ああ。俺が保証するよ」
327 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:18:43.88 ID:uHQFG+A80
店員「いらっしゃいませー。今日はどのような服をお探しですか?」

男「こう、ミニスカートやらニーハイソックスやらをこいつに着せてくれませんか?」

ボー妹「あれ?兄ちゃんの趣味に変わった」

店員「了解しました。・・・・・・ご兄妹ですか?仲いいんですね!」

男「ああ。今デートしてるくらい仲いいんだ」

店員「あ、え?そ、そうですか。複雑なんですね」

ボー妹「ちょ!変な誤解生むような発言しないでよ!」

男「なんだよ。デートしようって言ったのはお前からじゃないか」

ボー妹「ボクからじゃないよ!兄ちゃんがヒマだから(買い物に)付き合ってやるって言ったんじゃん」

店員「(ヒマだったらお付き合いしちゃうの!?)」カチャカチャ

男「あれ?そうだったっけ?てっきりお前から(買い物に)誘ってきたと思ってたんだが」

ボー妹「兄ちゃんを(買い物に)誘うのは(部活が無いから)誘っても大丈夫な日だけだよ」

男「(他の部活が体育館を使うから練習が)デキない日はだいたい土曜日だっけか?」

店員「(ええ!?曜日によってデキる、デキないとかがあるの!?)」

ボー妹「最近(練習が)キツイよー。兄ちゃんが構って(遊んで)くれなきゃ(ストレスが)溜まっちゃってさー」

男「たまには(毒素を)出すのも必要だな」

店員「ああああの!こ、コーディネートが整いました!い、妹さんは試着室にドウゾ!!」ササッ

ボー妹「??行って来るね?」

男「ん、あ、ああ。何だったんだ?」
328 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:19:43.49 ID:uHQFG+A80
店員「いらっしゃいませー。今日はどのような服をお探しですか?」

男「こう、ミニスカートやらニーハイソックスやらをこいつに着せてくれませんか?」

ボー妹「あれ?兄ちゃんの趣味に変わった」

店員「了解しました。・・・・・・ご兄妹ですか?仲いいんですね!」

男「ああ。今デートしてるくらい仲いいんだ」

店員「あ、え?そ、そうですか。複雑なんですね」

ボー妹「ちょ!変な誤解生むような発言しないでよ!」

男「なんだよ。デートしようって言ったのはお前からじゃないか」

ボー妹「ボクからじゃないよ!兄ちゃんがヒマだから(買い物に)付き合ってやるって言ったんじゃん」

店員「(ヒマだったらお付き合いしちゃうの!?)」カチャカチャ

男「あれ?そうだったっけ?てっきりお前から(買い物に)誘ってきたと思ってたんだが」

ボー妹「兄ちゃんを(買い物に)誘うのは(部活が無いから)誘っても大丈夫な日だけだよ」

男「(他の部活が体育館を使うから練習が)デキない日はだいたい土曜日だっけか?」

店員「(ええ!?曜日によってデキる、デキないとかがあるの!?)」

ボー妹「最近(練習が)キツイよー。兄ちゃんが構って(遊んで)くれなきゃ(ストレスが)溜まっちゃってさー」

男「たまには(毒素を)出すのも必要だな」

店員「ああああの!こ、コーディネートが整いました!い、妹さんは試着室にドウゾ!!」ササッ

ボー妹「??行って来るね?」

男「ん、あ、ああ。何だったんだ?」
329 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:20:28.55 ID:uHQFG+A80
痛恨の連投ミスすみません




物陰

敬語妹「どうして店員さんはあんなに慌ててるんでしょうか?」

ツン妹「さあ?」

大人妹「いたって普通の会話に聞こえたあなたは大丈夫。だけどそうでなかったあなたは人生やり直しなさい」

ツン妹「何言ってるの?」

敬語妹「よく分かりませんが、あなたはやり直すほうだと思います」
330 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:21:11.63 ID:uHQFG+A80

店員「こちらになります」

シャッ

男「おお!」

ボー妹「こ、これめっちゃ恥ずかしい・・・・・・」

男「何言ってんだ。素晴らしいぞ!健康的にのびた足を覆い隠さんとする縞々のニーハイ、そして待望したかのようにフリルのミニスカートとニーハイの間に見える太もも!」

男「完璧だ・・・・・・!!」

ボー妹「兄ちゃんのそれってフェティシズムって言うんでしょ?」

男「そうフェチだ!」

店員「(そんな堂々と言うことでは・・・・・・)」

男「これ買いで。このまま着ていくので包まなくていいです」

店員「あ、はい。2万4000円になります」

男「カードで」
331 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:22:38.89 ID:uHQFG+A80
ボー妹「兄ちゃん、カッコよく決めたんだろうけど、未成年はカード使っちゃダメ」

男「いやこれモンスターカードだし」

ボー妹「なぜ出したっ!?使えないことは目に見えてるじゃん!!」

男「レアカードだし」

ボー妹「そういう問題じゃないから!!」

男「もしかしたら使えるかもしれないだろ!!」

ボー妹「仮にそのくらい価値があるにしても、物々交換できるわけ無いから!!」

男「カードで支払うってカッコいいからイイだろ!!」

ボー妹「カード違いだよっ!!」

ギャーギャー

店員「(いつまでこのコント見てればいいのかなぁ・・・・・・)」


物陰

ツン妹「どこに仕込んでたんだろ、あのカード」

敬語妹「兄さん多趣味ですからね」

大人妹「お兄様が好きなカードは『水の踊り子』ですよ」
332 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:23:29.19 ID:uHQFG+A80

店員「ありがとーございましたー」

男「結局キャッシュか」

ボー妹「なんでキャッシュ<カードみたくなってんの?」

男「それ気に入ったか?」

ボー妹「ま、まあ兄ちゃんが好きなコーディネートならそれで、いい」

男「ん?俺が好きなコーディネートは全裸だが?」

ボー妹「じゃあ自分がそのコーディネートすればいいと思うよ?」

男「しゃあねえ。やってやらぁ!!」脱ぎッ

ボー妹「やめてええええええええええ!!!」

男「さて、これからどうする?町の男共にお前のそのかわいい服を見せびらかすか?」

ボー妹「うーん・・・・・・でもあと15分だし」

男「15分?」

ボー妹「あ、違う違う!今のなし!」

男「・・・・・・なーんか怪しいな」

ボー妹「ほ、ほら!あそこにソフトクリームがあるよ!ソフトクリームが食べたいなあ!!」

男「パフェといいソフトクリームといい・・・・・・太るぞ?」

ボー妹「ボクは太らない体質だからいいの!」

男「ははは。他の妹たちに聞かせてやりたいな」
333 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:24:46.29 ID:uHQFG+A80

物陰

ツン妹「兄貴、あとで、コロス」

敬語妹「くっ・・・・・・」

大人妹「あらあら、うふふ」ニコニコ

敬語妹「何笑ってるんですか。陰でひどいこと言われたんですよ?」

大人妹「私も太らない体しt・・・・・・あ、食べたものは全部こちらに回りますので」むにっ

大人妹「やれやれ、重いですわ」よっこらせ

ツン妹「あ・・・・・・あんたも死ねえええええええええええええええ!!!」

敬語妹「ツン妹ちゃん!今は抑えてください!」

大人妹「どうしたのですか?もしかしてあなた方は食べたものがこちらに回らず・・・・・・おなかの方に?」クスクス

敬語妹「血の雨です!血の雨を降らせてやりますっ!!」
334 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:25:52.64 ID:uHQFG+A80

男「ほれ」

ボー妹「ありがとう」

ペロペロ

男「あー、違う」

ボー妹「?何が?」

男「ソフトクリームはな、もっとこう、扇情的に食うんだよ」

ボー妹「センジョウテキ?」

男「兄ちゃんの言うとおりに舐めるんだぞ」

ボー妹「うん」

男「まず、下の方から舌先を使って少し舐める」

ボー妹「こう?」チロチロ

男「そう。それから、下を半分くらい出してあごを使って舌を上げる」

ボー妹「ん・・・・・・」ペロ

男「いいぞ!そしてソフトクリームを少しずつ回しつつ、這うように舐める!」

ボー妹「んちゅ・・・・・・」レロレロ

男「口や顔の周りにソフトクリームをつけるように心がけろ!」

ボー妹「ふぁ。こんなに汚れちゃった・・・・・・」

男「ナイス扇情的!!」

ボー妹「まあやらせようとした事はわかったけどね・・・・・・」
335 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:26:57.86 ID:uHQFG+A80
男「はっ・・・・・・!周りを見てみろ!」

<女子中○生の舌使い・・・・・・!!ハァハァ

<トイレ行くお

<【速報】JCがショッピングモールでフ○ラ

男「ちょっと2ch確認してきますね」

ボー妹「オイ待てこの野郎」

男「すまん。ちょっと調子に乗りすぎた」

ボー妹「分かればよろしい」

男「まあでも、普段男っぽくしてるお前だけどさ、こうやって男共を興奮させるほど魅力的なんだよ」

ボー妹「な、あ、う・・・・・・急に変な事、言わないでよ///」

男「俺の発言は常に変なことだ」

ボー妹「自信持っちゃダメだよ」

男「男ってのは、変態でなきゃいけないんだよ」

ボー妹「最悪じゃん」

男「いやいや。真面目な意見。結局は変態だから、最終的な行為に導くためにカッコつけるんだよ男は」

ボー妹「最終的な行為?」

男「そりゃあセッ・・・・・・」

キーーーーン

男「付き合うとかキスとかだな」

男「?あれ?」
336 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:27:39.18 ID:uHQFG+A80




物陰

大人妹「ふう。危ないところだったわ」

敬語妹「何したんです?」

大人妹「脳内ハッキング」



337 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:28:27.15 ID:uHQFG+A80

ボー妹「キス、ね・・・・・・」

男「お前も大人になれば分かるよ」

ボー妹「自分が大人みたいな言い方だね」

男「いやだって・・・・・・アレは大人妹と無垢妹からだし」ボソッ

ボー妹「その話詳しくっ!!」

男「ムリーーー!!」

ボー妹「お願い!」

男「却下!」

ボー妹「むぅ・・・・・・」

男「素直にこの話忘れろ」

ボー妹「・・・・・・わかった。それじゃあその話を上書きしてからね」

男「上書き?」

ボー妹「えいっ!ソフトクリーム攻撃!」

ベチャ

男「うお!?甘いクリームが目と口に!?」

チュ
338 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:30:19.42 ID:uHQFG+A80
男「あ・・・・・・?」

ボー妹「どったの?」

男「・・・・・・今なんか唇が・・・・・・いや何でもない」

ボー妹「ふふ。変な兄ちゃん」

男「うわー。顔が大惨事だよ。ちょっと顔洗ってくるな」テクテク

ボー妹「うん。待ってるね。兄ちゃん!」

ボー妹「・・・・・・今日はありがとう」

339 :私が1です [saga sage]:2011/12/03(土) 22:34:13.58 ID:uHQFG+A80
本日の投下は以上です。
僕も好きな子にソフトクリームをつけてから舐め回そうと思います。

次回の投下は明日の夕方を予定しています。では。
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/12/03(土) 22:43:10.63 ID:9Sh9AObT0
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/12/04(日) 00:36:53.69 ID:1xbnj6oAo

ボーイッシュな子がスカートはいてモジモジしてる様子は最高
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(不明なsoftbank) [sage]:2011/12/04(日) 10:32:16.19 ID:lx34bcLKo
捕まらないようにこの方法使うか
おつおつ
343 :私が1です [saga sage]:2011/12/04(日) 14:52:19.84 ID:D2HMLRq+0
本日の5時より投下します。
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/12/04(日) 15:24:53.14 ID://FzhxiTo
お、待ってるよん。妹デート編もそろそろ佳境だね
345 :私が1です [saga sage]:2011/12/04(日) 17:01:44.34 ID:D2HMLRq+0
すみません都合により投下できなくなりました。
また次回までまってください。
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/04(日) 17:58:13.30 ID:jc6+yu42o
了解
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage]:2011/12/04(日) 19:29:41.01 ID:npRylkl7o
おk
348 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 17:20:27.41 ID:upZftxVr0
昨日はご迷惑をおかけしました。
本日10時より確実に投下します。
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/05(月) 17:33:09.11 ID:Hfk5ZX35o
まってぃーます
350 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 21:59:35.94 ID:upZftxVr0
時間を守る男として生きていきたいです。
では投下します。
351 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:01:33.55 ID:upZftxVr0


5:00

大人妹「頭の良い作戦に出ましたわね」

ツン妹「ーーーーー///」

敬語妹「なるほど。顔を覆ってからキスすればいいんですね」

ボー妹「き、緊張したーー!!」

大人妹「さて、時間となってしまいましたが」

ボー妹「待ってるって言っちゃったけど、どうしよう?」

ツン妹「もう割り切って、待ってたのが敬語姉さんでしたーってことにすれば?」

大人妹「それ採用で」

敬語妹「いくら兄さんだからってそれは通じないでしょう・・・・・・」

大人妹「では、いい案があります。敬語妹がここのベンチでお兄様が来るまで寝たふりをしてください」

敬語妹「寝たふり?そんな意味の無いことを・・・・・・」

大人妹「なるようになりますよ。さ、お兄様がそろそろ帰ってきますわ」
352 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:02:46.39 ID:upZftxVr0

男「間違いなくアレは、キスだった」

男「妹が好きすぎて幻想起こしてんのか俺?」

男「ダメな兄貴だな。妹たちのファーストキスを奪っていく兄貴なんて聞いたことねーよ」

男「おい愚息、元気になるんじゃねえ」

男「さ、兄ちゃんが帰ってきたぞー・・・・・・?」

敬語妹「スヤスヤ」寝たふり

男「変だな・・・・・・俺が顔洗ってから戻ってくると、そこにはさっきまでいたボー妹ではなく、敬語妹がそこにいて寝ていた」

男「ああ。これはアレだな」

男「いただきまーす」

あむっ
353 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:03:34.53 ID:upZftxVr0
敬語妹「いやあああああああ!?」

男「うおっ!?なんだ急に!?」

敬語妹「なんだはこっちの台詞です!急に手を食べないでください!!」

男「ハンドソープの味がした。きれい好きだもんなお前。おいしかったよ」

敬語妹「ま、まあきれいな方が好きですから・・・・・・って話脱線してますけど」

男「そうそう!ボー妹はどうした?」

敬語妹「ボー妹なら服を先輩に見せに行くとかでそそくさと帰ってしまいましたが」

男「本日2度目のすっぽかされktkr」

敬語妹「可哀想に」

男「ということで、お前!俺とデートの続きだ!」

敬語妹「ええっ!?私がですか!?」

男「あー、もう5時だ!急ぐぞ!」


物陰

ツン妹「すごいわね。さすが兄貴ってところかしら?」

ボー妹「ボクがすっぽかしたって言い訳で通じたのはいいけど、どうしてそこに敬語姉ぇがいることに疑問が湧かないのかな」

ツン妹「?あなたどこに行こうとしてるの?」

大人妹「ちょっと薬局にイチゴ味のハンドソープを買いに」

ツン妹「ねーよそんなもん」
354 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:04:19.61 ID:upZftxVr0

敬語妹「ゲ、ゲームセンターですか?」

男「ああ。ボー妹のな、太も・・・・・・かわいい服を撮ってやろうと思ったんだが、プリクラ機の中でイチャコラ、あいつ帰っちゃったからさー」

敬語妹「ところどころ心の声が聞こえたのは気のせいでしょうか・・・・・・」

男「どうせお前は真面目だからこんなところ来たこと無いだろ?」

敬語妹「え、ええ。友達に誘われてもちょっと入り難い印象があったので」

男「楽しいぞ?」

敬語妹「そうであれば幸いです」

男「じゃ、まずは太鼓ゲームだな」

敬語妹「プリクラではないのですか?」

男「そういうのは最後だよ」

敬語妹「では兄さんに任せます」

男「よし。任された」
355 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:05:07.21 ID:upZftxVr0

太鼓ゲーム

敬語妹「ふえぇ。こんな速すぎる譜面読めませんよぉ!」

男「やっぱり青鬼はムリか。じゃあ赤鬼だな」

敬語妹「今度は譜の量が2倍に!?」

男「そんな難しいか?」

敬語妹「兄さん手伝ってくださいよ!」

男「しかたねーなー」掴みっ

敬語妹「・・・・・・え、と。なぜ私の後ろから?」

男「手伝ってって言うからだろ。こうしたら2人で出来るじゃねーか」

敬語妹「そ、そうですね」///

ドンドンカッドンドンカッドンドンカカカッ

男「ほれフルコン」

敬語妹「すごい・・・・・・!さすが兄さんです!」

男「えっへん!」

敬語妹「と、言いたいところですが、このレベルに達するまでどれだけの時間とお金をかけたんでしょーね?うふふ」

男「あ、あはははは。次はUFOキャッチャーでもするか」

敬語妹「」ジトー
356 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:05:44.90 ID:upZftxVr0

UFOキャッチャー

敬語妹「こ、このぬいぐるみ・・・・・・すごくかわいいです!!」

男「自分でチャレンジしてみるか?」

敬語妹「はい!」

男「操作方法は、わかるな?」

敬語妹「馬鹿にしないでください。それくらい分かりますよ!」

男「じゃあまず100円もってオロオロしないようにしような」

敬語妹「こ、ここに入れるんでしょう!?」

チャリーン

男「それ隣のやつ」

敬語妹「えっ!?」

隣の人「えっ!?」

男「あ、その100円使ってもいいんで」

隣の人「は、はあ。どうも」
357 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:07:30.69 ID:upZftxVr0
男「ちょうどいい。お前、隣の人の操作見てから学べ」

敬語妹「見て学ぶと書いて見学ですもんね!」

男「あ、ああお前、真面目だな本当に」

敬語妹「」ジー

隣の人「(や、やりづれぇ・・・・・・)」

<ウィーン、ガシッ

敬語妹「おおっ!!」

<スィー

敬語妹「おおおっ!!」

<ポトッ

敬語妹「おおおおっ!!」

隣の人「(なんか、すっげーかわいいなこの子)」

男「わかったか?」

敬語妹「はい!バッチリです!楽勝です!」

男「そうか。じゃあやってみるんだな。このマシンにハマるなよー」

敬語妹「ふふ。すぐにこのぬいぐるみを取ってやりますよー!!」
358 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:09:08.02 ID:upZftxVr0

30分後

男「なー、もういいだろ?」

敬語妹「あ、あと1回!あと1回です!」

男「さっきもそう言って、結局位置戻っただけじゃん」

敬語妹「次はなりませんから!」

<ペイッ

敬語妹「ああっ!!」

男「ほら」

敬語妹「し、仕方ありません」

男「ようやく分かってくれたか」

敬語妹「この1万円を割ってきますね」

男「ストーーーーーーーップ!!」

敬語妹「何ですか!?兄さんどいてくださいこれ割れません!」

男「お兄ちゃんどいてそいつcoroせないみたいな台詞言わないで!?」
359 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:10:10.16 ID:upZftxVr0
男「お前さっきあと1回って言ったじゃないか!」

敬語妹「それは、小銭が切れるまであと1回という意味です」

男「そんな隠れ言葉読み取れるかっ!!」

敬語妹「あのぬいぐるみが私を待ってるんですー!!」ダッ

男「このっ!!」ガシィ

敬語妹「ぐぬぬ・・・・・・」

男「おま、意外に力強い・・・・・・!」

敬語妹「お願いします!これで取れるんです!」

男「くそぉ何言っても通じねえ。・・・・・・こうなったら最終手段だ」

敬語妹「あ、あと5センチ・・・・・・!!」

男「南無三!」

もみっ
360 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:11:07.86 ID:upZftxVr0
敬語妹「ほえっ・・・・・・?」

男「あれ?掴んだ感触がイマイチなかった・・・・・・」

敬語妹「きゃ、きゃあああああああああ!!?」

バッシーーン

男「どぅふ!!」

敬語妹「なななななんて事するんですか!?」

男「こ、これで正気に、も、戻った、だろ・・・・・・」ガクッ

敬語妹「に、兄さーん!!」

男「う、パ、パンツを見せてくれれば・・・・・・生き返る」

敬語妹「いい加減にしてください」パシッ

男「おうふ!」

敬語妹「人の胸揉んでおいて、さらにパンツまで要求するとは何て人間ですか!!」

男「UFOキャッチャーにムキになってウン万円も使うなんて何て人間ですか!!」
361 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:12:31.78 ID:upZftxVr0
敬語妹「う、そ、それは・・・・・・」

男「ま、これはそういうモンだよ。負けず嫌いな奴ほどハマってしまう。お前みたいな、な」

敬語妹「すみません。まさに泥沼でした・・・・・・」ショボーン

男「・・・・・・はあ。しゃーねーな」

敬語妹「?どうするんですか?」

男「ちょっと待ってろ」

<チャリーン

<ウィーン、ガシッ

<ポトッ

男「ほれ」

敬語妹「あ、すごい・・・・・・」
362 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:13:29.41 ID:upZftxVr0
男「言っとくが、俺はこれに金も時間もかけないからな?」

敬語妹「あ、ありがとうございます」

敬語妹「」ジー

敬語妹「ふふ。かわいいです」ギュー

男「(お前の方がかわいいです)」

敬語妹「そこのベンチで休みましょう。長く兄さんを付き合わせてしまったので」

男「そうだな。足がパンパンだ」

敬語妹「兄さんは座っててください。私が飲み物買ってきます」

男「そうか?悪いな」


物陰

ボー妹「きゃー!このぬいぐるみ可愛いです!取ってください兄さん!的な展開を予想してたんですが」

ツン妹「ハズレだったわね。私は敬語姉さんがUFOキャッチャーにハマることは予想してたけど」

大人妹「ああ!また落ちてしまいました!」

ボー妹「さっきから乳姉ぇは何を取ってんの?」

大人妹「何に見えますか?」

ボー妹「・・・・・・マッサージ器?」

大人妹「うふふ。健全でよろしいですわ」
363 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:16:03.43 ID:upZftxVr0

敬語妹「はぁ。兄さんにみっともないところ見せてしまいました・・・・・・」

敬語妹「しかも30分無駄に消費してしまいましたし・・・・・・」

敬語妹「でも・・・・・・ふふ。兄さんからのプレゼントです」

よしゆき「ヘイ彼女!」

敬語妹「自分の彼女の事を、ヘイ彼女、なんて呼ぶ人がいるんですねー」

よしゆき「おい、シカトすんなよ彼女」

敬語妹「え?私ですか?」

よしゆき「そう、君だよ君。かわいいねー」

りょうた「君どこ高?」

やすひろ「髪さらっさらだねー」

敬語妹「ナ、ナンパですか?」

よしゆき「いやいやナンパじゃないよ。ただヒマなら一緒に遊ばないってだけ」

敬語妹「それをナンパというのでは・・・・・・」

りょうた「こまけぇこたぁいいんだよ」
364 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:19:22.98 ID:upZftxVr0
やすひろ「おごるからさー、俺らとお茶しねえ?」

敬語妹「すみません。折角ですが兄さんを待たせてるんで」

よしゆき「兄だろ?別に彼氏じゃないならいいじゃん」

敬語妹「そういうわけにもいきませんよ」

やすひろ「いいじゃねーか。この年で兄貴と一緒に外出するより、他の男と遊んだ方がいいだろ?」

敬語妹「む。兄さんと外出したっていいじゃないですか。それに私はまだ中学生です」

やすひろ「うっひょー!中学生!」

よしゆき「しかもブラコン!」

りょうた「俺らがブラコン治してやるよ。不甲斐ない兄貴より俺らの方がいいってこと教えてやるからよ」

敬語妹「に、兄さんを悪く言わないでください!」
365 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:26:20.62 ID:upZftxVr0
男「渋井丸卓男、女性をナンパ中に心臓発作を起こす。・・・・・・あれ?効かない」

りょうた「あん?誰だてめえ」

男「何でノートデスに名前書かれて死なないんだよ渋井丸卓男」

りょうた「いや俺りょうただし」

敬語妹「兄さん!」

やすひろ「お!兄貴登場じゃん!」

りょうた「めんどくせーな。よしゆき、こいつ片付けてくんね?」

よしゆき「」ガタガタガタガタ

りょうた「よしゆき?」

男「よしゆき?よしゆきくんじゃないか!」

よしゆき「いやーーーーー!!近寄るな悪魔ーーーーー!!」

やすひろ「どうしたよっしー!?柔道で敵無しのよっしーがなんでビビッてんの?」

男「やあ!中学校から別々だったもんね!」

よしゆき「に、逃げるぞ2人とも!」

りょうた「はあ?なに言ってんだよ。こいつらボコるぞ」
366 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:31:54.38 ID:upZftxVr0
やすひろ「もしかしてよっしーも敵わないほど強いの?」

よしゆき「と、とにかくこいつはヤバいんだって!」

りょうた「何がどうヤバいんだよ。ヒョロっちーだろ」

よしゆき「言えないけど、とにかくヤバいんだよ!なあ、早く逃げようって!」

男「敬語妹、お前もよしゆきくんと友達?」

敬語妹「い、いえ。この人たちがナンパしてきたので・・・・・・」

男「まあそれくらいお前が可愛いって事だよ。よかったな」

敬語妹「///」

りょうた「目の前でイチャイチャしてんじゃねーよ」

よしゆき「お、俺は逃げるからな。じゃ、じゃあな2人とも!」ピュー

やすひろ「あ、待てよよっしー!」ダッ

男「・・・・・・どうだ?逃げるなら今のうちだぞ卓男」

りょうた「誰が逃げるかっつーの。ていうか俺は卓男じゃないつってんだろ」

男「じゃあ妹をどうする気だ?」

りょうた「どうすると思う?」

男「いただきますする気だろ?」

りょうた「あ?あ、ああ幼稚な言い方だが、その通りだ」
367 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:32:52.64 ID:upZftxVr0
男「バカじゃねーの?この妹は未開なんだよ」

敬語妹「ちょ、兄さん!?」

男「妹たちの初めては俺がもらうって決めてんだよ」

りょうた「ふはっ!コイツは筋金入りのシスコンとブラコンじゃん!キモー!ずっと2人でズッコンバッコンやって・・・・・・」

男「黙れ童貞」

敬語妹「ズシっと来る一言!?」

りょうた「な、なんでてめえがその事を・・・・・・!?って、そうじゃねえ!バカにすんなオラァ!!」

バキッ

男「グハッ・・・・・・」

敬語妹「に、兄さん!大丈夫ですか!?」

男「ふ、ふはは・・・・・・」

りょうた「殴られて感じてるのかよこのマゾが!それとも気でも狂ったか?」

男「いや。殴られたんなら、殴り返しても正当防衛になるなって思って」

りょうた「勝つ気でいんの?ふはっ!俺柔道部なんですけ・・・・・・ど?」

バッキィ
368 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:33:37.11 ID:upZftxVr0
りょうた「ガハッ!!」

男「なにパンチ力だけで柔道部であること自慢してるんですか?柔道部ってのは柔能く剛を制すっていうんだけど?」

りょうた「わ、わかってるわ!んなこと!」

男「まあ俺は体の動きを無駄なく使う空手のほうだけど」

バキッ

りょうた「グフッ!!・・・・・・て、てめえの細い腕のどこにそんな力があるんだよ!」

男「筋肉の大きさが力じゃなくてさ、体の使い方なんだよ。それを知っとけ」

ドスッ

りょうた「うっ・・・・・・」ガクッ

敬語妹「す、すごい」

男「お前今日そればっかだな」

敬語妹「兄さん、いつこんな力を・・・・・・?」

男「その前に!」

敬語妹「??」

男「トンズラすんぞ!!学校にばれたら大変だ!!」ピュー

敬語妹「あ、ま、待ってください!!」ダッ
369 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:34:20.11 ID:upZftxVr0

男「」ゼーゼー

敬語妹「」ハァハァ

男「結局ゲーセンから出ちまったな」

敬語妹「野次馬が集まってくるよりはマシですよ」

男「いやほら、プリクラ」

敬語妹「あ・・・・・・」

男「すまないな。一緒に撮ろうって言ってたのに」

敬語妹「気にしないでください。絡まれてしまったのは私ですし」

男「・・・・・・ジュースもらっていいか?」

敬語妹「あ、はいどうぞ」

カシュ

男「ごくごく・・・・・・ああうまい!」
370 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:35:15.65 ID:upZftxVr0
敬語妹「それにしても驚きです。兄さん空手やってたんですね」

男「ひっそり隠れてな。親父に勧められてさ。妹たちを守る力を持て!ってな」

敬語妹「バレちゃいましたね」

男「バレちゃったな」

敬語妹「どれくらい強いんですか?」

男「さてね。強さは競うもんじゃないから。単純に力だけってなら、瓦5枚は余裕かな」

敬語妹「本当にあなたは兄さんですか?」

男「ふははは。バレちゃしょうがないな!私は正義の味方、ヲニー・チャンだ!」

敬語妹「アクションスターみたいですね」

男「ま、バレちまったけど、お前を守れたならそれでいいよ」

敬語妹「ありがとうございます」ニコッ

男「本日3度目の妹の貞操の危機だったからな」

敬語妹「??」
371 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:36:02.41 ID:upZftxVr0

物陰

ツン妹「やだ兄貴カッコいい・・・・・・」

ボー妹「どうしようもない変態なのに空手家なんて・・・・・・そのギャップがたまらない!!」

大人妹「いずれ強く腕を押さえつけて私を蹂躙するための力ですね。ふふふふふ」

無垢妹「お兄ちゃんが日曜日の夜にこっそり抜け出してたのはそれだったんだね」

大人妹「おや。お帰りなさい無垢妹」

ボー妹「日曜日の夜って賢者の日じゃなかったっけ?」

大人妹「き、禁欲してまでも私たちのために・・・・・・!!」

ツン妹「兄貴大好きッ!!」
372 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:36:39.06 ID:upZftxVr0

敬語妹「だいぶ日も暮れてきましたね」

男「わずか一時間のデートだったな」

敬語妹「いいんですか?あの人がいるのに私とデートなんて」

男「ほら不倫は文化っていうだろ?」

敬語妹「そんなこと言ってると、知りませんよ?」

男「まさか陰で大人妹が聞いているわけでもないだろ」ケラケラ

敬語妹「そ、そうですよね。あは、あははは・・・・・・」


物陰

ツン妹「だって」

大人妹「さて、ムチはどこにしまっていたかしら?」

ボー妹「乳姉ぇが鬼の形相だよ!?」

無垢妹「ムチは戸棚の一番下の左端だよ」
373 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:37:31.55 ID:upZftxVr0

男「今日はなぜか妹たちに振り回される1日だったよ」

敬語妹「な、何ででしょうね」

男「そういう日も悪くねえ・・・・・・むしろ大歓迎だ。最近、俺自身が妹たちを避けてた気がするからな」

敬語妹「そんな。兄さんはいつも通りで・・・・・・最近少し大人っぽくなっただけで」

男「何でだと思う?」

敬語妹「あの人と付き合いだしたからですか?」

男「いんや。それ以前の問題だな。・・・・・・ま、俺も1個正しい選択を出来たってことかな」

敬語妹「どういうことなんでしょう・・・・・・?」

男「さて日も落ちてきた頃だし、帰るか」

敬語妹「お夕飯の準備もしなくてはいけませんからね」

男「手伝うぞ」

敬語妹「兄さんはソファに腰掛けていてください。出した料理をおいしいと言ってくれるのが私の楽しみですから」

男「お前が作ってくれる料理なら何でもおいしいさ」

敬語妹「一生俺のために朝、みそ汁を作ってくれってことですか?」

男「それを言いたいが、言ったら殺されちゃうからさ・・・・・・」


物陰

ボー妹「まずはみそ汁を作る練習からだね、乳姉ぇ」

ツン妹「私知ってるわよ。あなたの家庭科の成績!ププッ」

大人妹「お、お黙りなさい!!今から、そう!今からなのです!」

無垢妹「もうキッチンが爆発するところは見たくないな」
374 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:38:14.69 ID:upZftxVr0
敬語妹「仕方ないですね。では、あの人が一人前になるまで私がおみそ汁を作ってあげます」

男「よろしく頼むよ。でもさ」

敬語妹「はい?」

男「敬語妹が俺のためにみそ汁を作らなくなったからって、俺の妹でなくなったって訳じゃないからな」

敬語妹「そ、それはそうです!私はずっと兄さんの妹です!!」

男「それが聞けて安心したよ」ニッ

敬語妹「・・・・・・!!は、反則ですよ」///

男「んー?何が反則なのかなー?」サワサワ

敬語妹「ふ、太ももを触らないでくださいっ!!・・・・・・腰もダメですぅ!!」

男「ケチケチすんなよー」

敬語妹「お、お夕飯無しにしますよ!!」

男「すみませんでした。どうかお夕飯だけは、お夕飯だけはお許しください!!」ドゲザ

敬語妹「兄さんの土下座って安いんですね・・・・・・」

男「お夕飯を許してくれるまでこうする」
375 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:38:48.03 ID:upZftxVr0
敬語妹「・・・・・・はあ。許してあげますよ兄さん」

男「本当か!?」

敬語妹「それに体を触ることも許してあげます」

男「本当かっ!?」

敬語妹「ただし!」

男「!!」

敬語妹「1か所だけ・・・・・・ここ、だけです」

男「そこって・・・・・・唇」

敬語妹「に、兄さんの体で私の唇に触れて、だ、大丈夫です!」

男「・・・・・・わかった。お前の決心受け取った。・・・・・・目つぶれ敬語妹」

敬語妹「はい・・・・・・」

男「俺からするのは、初めてなんだよな実は」

チュゥ
376 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:39:21.16 ID:upZftxVr0

物陰

大人妹「お、お兄様のある意味初めてを奪われてしまいましたの」ort

ツン妹「いつもは自己主張の小さい敬語姉さんが・・・・・・積極的に」

ボー妹「きょ、今日の努力賞かも」

無垢妹「兄ちゃんの唇ってちょっと固いよね」

ボー妹「確かに。ちょっとだけ」

大人妹「ふふふ。私はすでにキスは済ませましたもの!合体さえすれば、MVPは私ですわ!」

ツン妹「・・・・・・よく考えれば唇にキスしてないの私だけな気がする」

ボー妹「本日の残念賞はツン姉ぇでしたー」

ツン妹「え、ちょ!うそっ!?」

無垢妹「ツンデレの需要ってだんだん減ってきてるよね?」
377 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:39:55.06 ID:upZftxVr0

敬語妹「すみません。それでは私はここで」

男「本当に家まで一緒に行かなくていいんだな?」

敬語妹「はい。兄さんにはこれからもう1つお仕事がありますので」

男「なんだそりゃ?」

敬語妹「あと3分ほどしたら分かりますよ」

男「そっか。受身っとくわ」

敬語妹「頑張ってください。今日はありがとうございました兄さん。ぬいぐるみ大切にします」

男「ん。気にすんな」

敬語妹「では」テクテク

男「・・・・・・んー。仕事ってなんだろな。・・・・・・この流れからしてあと1人しかいない気がする」
378 :私が1です [saga sage]:2011/12/05(月) 22:43:47.07 ID:upZftxVr0
途中電波が途切れる事故がありましたが、今日の分は以上です。
さて、お分かりの通り、次回で本当の意味での最終回です。

妹たちよ永遠に・・・・・・!!


ちなみに男が空手してるフラグは>>46で出てますので、後付けの設定じゃねーか!って起こらないでくださいね。
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/12/05(月) 22:45:45.19 ID:LfckyQuAo
乙でした。

最終回とは一抹の寂しさが・・・・・。もっと続けてほしい。
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/05(月) 22:47:55.66 ID:/iStKojJo
おつ
本当の意味での最終回か…
もっと日常生活をニヨニヨ見てたいな(チラッ
最後の投下待ってる
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/12/05(月) 23:24:01.66 ID:6ju/+R4Go
敬語な妹……いいジャンルだなあ
そして敬語妹ちゃん可愛いなあ。乙
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/12/06(火) 01:16:59.80 ID:Anx1VyGso

一番ストレートにキスするのが敬語妹だったとはww

本当の最終回か…寂しくなるな
383 :私が1です [saga sage]:2011/12/06(火) 22:46:12.49 ID:Bul9+ac80
明日10時30分より最後の投下を行います。
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/06(火) 22:48:28.71 ID:u+YOj0DEo
ついにこのときがきたか
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/12/06(火) 22:56:52.82 ID:Iqt58/mxo
終わらないでください。お願いします。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/06(火) 23:15:52.76 ID:u+YOj0DEo
>>385
ずっと終わらないままグダグダやられるよりはいいだろ
まあ微妙なオチで終わるのも嫌だがな
387 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:21:40.90 ID:gZrBgNX+0
さてそろそろですかね
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/07(水) 22:24:03.34 ID:MWk/BVn70
舞ってた
389 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:30:30.89 ID:gZrBgNX+0


6:00

男「きっとその辺に大人妹が隠れてるんだろうな」

大人妹「隠れるなどしませんわ」

男「うわーーおっ!?いつの間に俺の後ろに!?」

大人妹「あ・・・・・・立ちくらみが」むにゅ

男「ヤメローーー!!意識が、理性が飛んじゃう!!」

大人妹「むしろ大歓迎ですわ!!」ギューギュー

男「身がいくつあっても足りねえええええ!!」

大人妹「は・・・・・・はくちゅん!」

男「・・・・・・」

大人妹「・・・・・・」

男「・・・・・・なんだお前寒いのか?」

大人妹「は、初めてお兄様の前でくしゃみなど・・・・・・は、恥ずかしいですわ!」

男「お前の恥ずかしいの基準が分からない!?」
390 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:31:44.54 ID:gZrBgNX+0
大人妹「少し寒くなってきました。お兄様抱いてください」

男「俺の上着貸してやるよ」パサッ

大人妹「そうでないでしょう。こう、お互いの肌で温めあうという」

男「今日の最後がこいつのお守りかよー」

大人妹「こ、恋人に向かってそのような発言は・・・・・・!?というより他の妹たちにはきっとギュッとしたでしょうね今日のお兄様なら」

男「え、べ、別に分け隔てないよ」

大人妹「恋人と妹たちに分け隔てが無いのですか!?この浮気者!!」

男「ああもうどうしろと!!」

大人妹「抱きしめる以上の事をしていただかないと」

男「そ、それは・・・・・・その」

大人妹「はい。休憩にします?宿泊にします?」

男「ああ、父さん母さん。俺は今日いろいろ卒業します」

大人妹「・・・・・・クスッ」

男「何がおかしいんだよぉ」

大人妹「大丈夫ですわ。お兄様の思いは知っています。ですのでその代わり・・・・・・今日の最後に私に付き合ってください」

男「あ、ああ」
391 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:32:30.20 ID:gZrBgNX+0

物陰

ツン妹「ね、ねえ私帰っていい!?本当にあんなところに行くなら私帰る!」

ボー妹「ボクも無理だよ。こんな時間に」

敬語妹「わ、私はお夕飯の準備がありますので、これでー・・・・・・」

無垢妹「えー。もうみんな帰るの?」

敬語妹「ほら、あとは若い2人に任せて早く帰りましょう!!」

無垢妹「ちぇー!」

ツン妹「あなたならきっとあの場所の住人とも仲良く出来るわよ・・・・・・」
392 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:33:42.83 ID:gZrBgNX+0

男「こんな時間に墓地!!」

大人妹「さあキモ試しを始めますわ」

男「オイ、季節違う!」

大人妹「冗談ですわ」

男「・・・・・・墓参りねぇ。別の日にでも出来ただろうに」

大人妹「いえ。今日でなくてはいけないのです」

男「?今日はお前の実の両親の命日じゃないだろ?」

大人妹「・・・・・・今日は父と母の誕生日ですわ」

男「・・・・・・そっか」

大人妹「数日前、妹たちが私に、いつお兄様と私が恋仲になったのかと聞いてきました」

男「賢者の日か」

大人妹「流れ星のことは伏せました。妹たちがお兄様に兄妹以上の感情を寄せているのは知っていますよね?」

男「ああ。俺がそう望んだ世界だからな」
393 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:34:39.20 ID:gZrBgNX+0
大人妹「それで、妹たちにお兄様とデートをしては、と提案しました」

男「またなぜ?」

大人妹「私がお兄様を独占するのが心苦しいというものもありますし・・・・・・私もお兄様同様、妹たちを想っていますので。少しでも心の重りが取れればと思いまして」

男「それで俺に次々に刺客を送ってきたと」

大人妹「刺客・・・・・・面白い表現ですわね」

男「面白いか?」

大人妹「ええ。お兄様といると世界が輝いて見えますわ」

男「〜〜〜〜〜っ!!」///

大人妹「照れているお兄様も可愛いですわ」サワッ

男「こ、こら。顔を触るな・・・・・・ってお前震えてる?」
394 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:35:32.04 ID:gZrBgNX+0
大人妹「・・・・・・はい。ここに来ると震えて仕方ありませんの」

男「お前、憑かれてないだろうな・・・・・・?」

大人妹「いいえ。そうではなく、亡くなった両親を裏に私がこんなに幸せでいいのかと思うと・・・・・・重圧で押しつぶされそうになるんです」

男「こんの・・・・・・バカヤローーーーー!!!」

大人妹「ええっ!!?」

男「お前はアホか!子供がすくすく育ってるのに嬉しくない親がいるかよ!」

大人妹「しかし!残された者の方が深い悲しみを・・・・・・」

男「だからバカなんだお前は!大人っぽい顔して実はピュアハートの少女ですってか?もうお前に少女って言葉は合わねーよ」

大人妹「な、ななな!?お、お兄様と言って今の発言は許せません!!」

男「お前は親父たちがくれた喜びや幸せを否定すんのか?」

大人妹「違います!決してお父様たちのお心をむげになどは考えて・・・・・・」

男「いいや考えてたね!ついでに義兄と結ばれること、義妹を裏切るかもしれないと言うことを!」

大人妹「考えていません!」
395 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:37:26.98 ID:gZrBgNX+0
男「じゃあ何でここに来た?何でここに俺を連れてきた?」

大人妹「そ、それは・・・・・・」

男「流れ星の事が解決したと思ったら、次はお前か」

大人妹「あ、う・・・・・・」

男「だったら、お前を救わなくちゃいけない」

大人妹「え・・・・・・?」

男「お前をバカとアホって言ったけど、間違ってるって言ったか?」

大人妹「バカもアホもニアイコールで間違っているという意味になりそうですが・・・・・・」

男「お前の考えはバカだ。だけど、そう考えるのは悪いことじゃない。確かに後ろめたいもんな」

大人妹「ではどうすれば・・・・・・」

男「お前がちょっと前に考えてたこと当ててやろうか?」

大人妹「は、はい」

男「『手に入れた幸せが、実の両親の幸せと引き換えのようだ。報復があるかもしれない』」

男「『だから、お兄様と共に墓参りして、許しを請おう』」

男「『お兄様と妹たちをデートさせれるのも、妹たちを裏切ったと思われないため』」

男「『そして数日振りに晴れた上にここは流星がよく見える』」

男「『願おう。実の両親がいる世界を』」
396 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:38:22.42 ID:gZrBgNX+0
男「・・・・・・どうだ?」

大人妹「・・・・・・まったくその通りですわ」

男「だてに兄貴してないぜ」

大人妹「星に願えるのなら」

男「願いが叶うのなら、俺とお前が恋仲である可能性は低いだろうな」

大人妹「そんなことありません!私はずっとお兄様をお慕いしています!」

男「手に入れた幸せが俺との恋仲だ。お前が実の両親って言う幸せを手に入れれば、前者は消えるだろう」

大人妹「しかしお兄様と私は幼馴染であったのですよ?」

男「俺の周りには、妹4人に女さんだっている。お前を選択肢に入れないこと自体も十分ありえる」

大人妹「・・・・・・」

男「お前はあの日、自分で選択したんだ。幸福と不幸をいっぺんに手に入れた世界を。自分の選択にケチつけるんじゃねーよ」

男「両親が恨んでると思えば、喉引っかいてでも許しを請えばいい。報復があるなら全身全霊でそれを受けろ」

男「ただ、自分が行った選択を変えようって事だけはするな。正しくない選択をしたと思うなら、正しい世界に近づくように努力しろ」

男「『自分の力』で」

男「少なくとも俺はそう学んだ」
397 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:39:09.15 ID:gZrBgNX+0
大人妹「うっ・・・・・・うぐっ・・・・・・お、お兄様ぁ」

男「まったく一番の弱虫はお前じゃないか」ギュッ

男「一緒にあの雨の日を乗り越えただろ?」

大人妹「身勝手な私をお許しください・・・・・・!」

男「許すも何も怒ってないよ。妹たちも、親父たちも、そんで・・・・・・実の両親も」

男「お前が生きている、それ自体で俺は嬉しいんだ」

大人妹「ぐすっ・・・・・・しばらくお兄様の胸を借りてもよろしいですか・・・・・・?」

男「好きなだけ借りとけ。ただし、利子付きでいずれ返してもらうぞ?」

大人妹「・・・・・・ふふ。100割り増しでお返ししますわ」
398 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:41:02.79 ID:gZrBgNX+0


墓前

大人妹「私にとっては、記憶の多い方がお父様とお母様です。ですのでお2人を何と呼べばいいのか分かりません」

大人妹「もし、こんな私でもお2人を父母と呼べるのであれば、そうさせてくださいませ」

大人妹「あの日・・・・・・私は自らの意志でお兄様を選びました」

大人妹「そしてお父さんとお母さんを失いました」

大人妹「もしこれが、正しい選択であれば笑っていただけますか?」

大人妹「実の娘の幸せを笑顔で受け入れてくれますか?」

大人妹「・・・・・・・・・・・・」

大人妹「ふふ。辛気臭いですわね」

大人妹「次来る時は、笑顔で参ります。お父さん、お母さん」



399 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:42:27.17 ID:gZrBgNX+0

大人妹「お兄様」

男「ん。終わったか」

大人妹「ええ。これでスッキリ・・・・・・とはいきませんが、心が少しばかり落ち着いた気がします」

男「結構だ。それでいい」

大人妹「では帰りましょう」

男「ちょっと待て。俺もこのお墓に言いたい事がある」

大人妹「お兄様が、ですか?」

男「あーあー・・・・・・正しく言えるとは思えないですが、はっきり言います」

男「このお墓にこいつの骨は入れさせません。大人妹は・・・・・・ずっと俺の傍にいる奴ですから」

男「それが嫌なら取り返しに来てください。化けてでも」

男「・・・・・・絶対に大人妹を返しませんよ」ニッ

大人妹「」ギュウ

男「帰ろう。みんながいる我が家に」

大人妹「はい!」


400 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:43:36.32 ID:gZrBgNX+0


女「ヒュードロドロ」

サン「なかなか様になっているではないか」

女「そうかい?三角頭巾でも着けておくべきだったが」

サン「それでは本当に物の怪の類と間違われん。やめておくといい」

女「ふ。男くんたちは良い選択をした」

サン「それはまだ分からないことだが」

女「私には分かる。良くも悪くも荊の道、彼らは6人で力を合わせて乗り越えていく。そんな気がね」

サン「流星の監査員が感情的になってはいけないよ」

女「私は人間出身だからな。どうしても感情的になってしまうのだよ」

サン「そうかい。ではその君の勘を頼りにして我々はこの願いたちの監査員から引き下がろう」

女「いいのかい?」

サン「きっと彼らならうまくいくんだろう?」

女「ふふ。違わない」
401 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:44:17.79 ID:gZrBgNX+0
サン「君は日常に戻れる。男くんに再びアタックしてみてはどうだい?」

女「あんな固い守りを崩せる自信はないよ。堅実に他の良い男性でも探すとしよう」

サン「星に願う時は、私を頼ってくれ」

女「ごめんこうむりたいね」

サン「ふふ。では良い日常を過ごすといい。あなたにも良い選択があらんことを」

女「ああ」

シュン

女「・・・・・・コスモ的パワーは失われたみたいだね」

女「私も流星に心を踊らされた人間の1人だったということか」

女「ふふ。久しぶりにティーショップに行くとしよう」

402 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:45:51.97 ID:gZrBgNX+0


男「ただいまー」

大人妹「ただいま帰りました」

無垢妹「お帰りんこーーーー!!!」

男「やや鋭角からのジャンピングキックーーーーーー!!?」ゴッハー

大人妹「はい。マ○コマ○コ」ニコニコ

ツン妹「笑顔でなに言ってるのよ!?普通ただいまん・・・・・・って私が何言ってるのよ!!」

ボー妹「相変わらず下ネタ多いなー」

敬語妹「食事前に暴れないでください!兄さんと大人姉さんは手を洗ってきてくださいね」

大人妹「!!」

男「?どうした大人妹?」

大人妹「大人姉さん・・・・・・ふふなんでもありませんわ」
403 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:46:32.75 ID:gZrBgNX+0
ツン妹「敬語姉さん、どういう風の吹き回し?」

敬語妹「私もいつまでも子供ではないということです。それに、私と大人姉さんが対等ということを示したつもりです」

大人妹「ふふ〜ん♪」

男「よく分からんが機嫌がいいのはいいことだな」

大人妹「今なら、全部お兄様に捧げてもいいほど機嫌がいいですわ」

男「いやそれは・・・・・・また別の機会に」

ツン妹「はぁ。そんなんだからモテないんだよ兄貴は」

ボー妹「そうそう据え膳食わぬはなんちゃらって言うでしょ?」

敬語妹「女心を察するのも男性の仕事ですよ兄さん」

無垢妹「プロレス(?)が始まるんだね」

男「お前たちまで!?」
404 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:47:16.80 ID:gZrBgNX+0
大人妹「ささ、こちらに」

男「ぎ、ぎゃあああああああ!!」

敬語妹「あ、ちょっとご飯を食べてからにしてください!」

男「こうなったらヤケクソだあああああああああ!!」ガバッ

大人妹「きゃあ♪」

敬語妹「兄さんも落ち着いてください!!」

ツン妹「食事前にエキサイティングしてるんじゃないわよ!!」

ボー妹「こんなグダグダで大丈夫かな・・・・・・」

無垢妹「もーまんたいだよ!・・・・・・また会う時まで。じゃあね!」
405 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:48:39.30 ID:gZrBgNX+0





これまでの世界、これからの世界。

有った世界、無かった世界。

願った世界、願われた世界。

選んだ世界、選ばなかった世界。

そして、選んでいく世界。

ハッピーエンドか、バッドエンドかは末来が決めること。

未来の自分が決めること。

サン「さあ。次の願いは誰かな」

THE END.



406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/07(水) 22:50:09.04 ID:DFsezY7Fo
おつー
407 :私が1です [saga sage]:2011/12/07(水) 22:50:31.61 ID:gZrBgNX+0

これで全投下は終了です。
支援してくださったみなさんに感謝します。

本当にありがとうございました。
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/12/07(水) 22:55:30.59 ID:MWk/BVn70
乙!
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/07(水) 23:24:27.53 ID:HC3WI+rSO
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(三重県) [sage]:2011/12/07(水) 23:27:41.22 ID:OHG1Sut6o
乙!
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(長屋) [sage]:2011/12/07(水) 23:51:59.90 ID:t1YxH5Gjo
乙ー
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(静岡県) [sage]:2011/12/08(木) 00:16:43.86 ID:fh13UE7Eo
(・ω・`)乙  これは乙じゃなくてポニーテールなんだからね!
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(京都府) [sage]:2011/12/08(木) 00:51:36.49 ID:0l+PIZaTo
超乙!
面白かったよニヤニヤしたよ
デート編大人妹だけキスしてないな。だけに、おまじないのがグッとくるね
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(中部地方) [sage]:2011/12/08(木) 02:44:22.77 ID:EWlT4p2Uo
ぉっ
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(茨城県) [sage]:2011/12/08(木) 03:30:24.56 ID:jn7IaMDYo
乙です

ほっこりするいい話でした
416 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 12:33:26.84 ID:6s3oqiaVo
417 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 13:50:00.79 ID:23AyjXv8o
乙乙でした。
正直このままいつまでもgdgdやってほしいです。
女さんがちょつと不憫・・・
418 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 17:06:11.14 ID:TnBquTlIO
おつ
419 :私が1です [saga sage]:2011/12/08(木) 20:17:22.89 ID:0AejwA+M0
続編執筆中
新たスレで近日公開!
420 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 20:26:09.93 ID:QTxgvkmUo
>>419
エロシーンはないのか
421 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 20:49:02.64 ID:IivOdQj+o
>>419
大人妹可愛いのに期待
エロは好きにしてくれ
422 :私が1です [saga sage]:2011/12/08(木) 20:50:18.51 ID:0AejwA+M0
>>420残念ながら全年齢向けです。
いずれ書こうとは思いますが…
423 :私が1です [saga sage]:2011/12/08(木) 21:04:07.20 ID:0AejwA+M0
ちなみに主人公交代です。
新たな世界観で。
まだ回収していないフラグはいくつかありますんで。
424 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 21:20:51.40 ID:g7ZDoGYko
この世界軸で目線が変わるってこと?
それとも別の世界軸になるの?
425 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/08(木) 21:30:52.98 ID:IivOdQj+o
主人公交代だと!?
女さん視点もありだな
426 :私が1です [saga sage]:2011/12/08(木) 21:38:19.59 ID:0AejwA+M0
そうですね、世界軸は変わりません。目線チェンジです。
427 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 07:07:58.60 ID:1w+jnVVIO
無垢妹が小倉唯ちゃんで脳内再生される
428 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 19:07:34.11 ID:c/MSOjLmo
依頼おつ
新スレは今年中に建つのかね?
分かりやすい?
429 :私が1です [saga sage]:2011/12/11(日) 22:31:39.28 ID:SIQPKqTJ0
今年中には立てる予定です。
タイトルは
男「お、流れ星か。理想の◯◯くださいっと」
一択です
430 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/11(日) 22:59:10.80 ID:47zNYJ3yo
結局男主人公に?
次回の男はこのスレの男と別人設定とか?
431 :私が1です [saga sage]:2011/12/11(日) 23:33:31.99 ID:SIQPKqTJ0
まあそんな感じですね。
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