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転校生「アンタ、なんでパンツ履いてるの?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆vF1GrLS8msUg :2011/12/06(火) 18:10:50.23 ID:AxGiYkP60

※エログロ表現あり、書き終えているので、休憩入れつつ投下していきます。


幼「おとくん、遅いなぁ……」

チャラ男A「おーwwwwww かわいいロリッ娘発見!wwwwww」

チャラ男「ねー彼女ーwwwwww 暇なら遊ぼーよwwwwww」

幼「あ、あの……」

チャラ男A「いいじゃんwwwwww すっごく楽しいことしにいこーよーwwwwww」

幼「こ、困ります……」アセアセ

男「おーい、幼! 待たせたな……ってこいつら何?」

チャラ男「おいおい、いいところで邪魔すんなよwwwwww」

チャラ男A「んだよー、チッめんどくせーからいこーぜwwwwww」
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【安価】タイトルからあらすじを想像して架空の1クールアニメを作る 2024春 @ 2024/04/28(日) 16:37:54.07 ID:PHuiugtM0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714289873/

【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

2 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:11:25.82 ID:AxGiYkP60

幼「おとくん、怖かったよぅー……」エグエグ

男「遅れて悪かったな、でもああいうときはきっぱり断らないとダメだぞ?」

幼「うん、でもまだ知らない男の人は怖くってー……」グスッ

男「あー……、ま、まぁせっかくのデートだし気分切り替えよう!」

幼「そ、そうだね! 遅刻した分奢ってもらうからねー!」

男「オテヤワラカニオネガイシマス……」
3 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:11:58.06 ID:AxGiYkP60

友「おっ、おしどり夫婦発見!」

男「うぁ、めんどくせーのに見つかった……」

幼「友くん、おはよー!」

友「おはよーさん! お二人は休日デートですかにゃー?」

幼「そだよー、友くんもデート?」

友「……ひとりでお買い物です……」

男(友この前振られたばっかりなのに痛いところを……天然だからしょーがないか)

男「あー、せっかくだから3人でお茶しようぜ」

友「傷を癒すためにパフェが食いたいにゃー、男の奢りで」

幼「ボクもパフェ食べたいなー、おとくんの奢りでー」

男「なんで友の分までオレが……」

友「だってお前昨日が小遣い支給日だろ?」

男「なんで知ってるんだよ!」
4 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:12:28.01 ID:AxGiYkP60

幼「パフェうまうまー!」パクパク

友「うまうまー!」ガツガツ

男「結局奢ることになってるし……」

友「しかし、お前らデートのときもその格好なの?」

男「ん?」

友「うちらの学校私服だけどさ、デートの時くらいは可愛くスカートとか履かないの?」

男「いーんだよ別に、ジーンズでも十分魅力的だし!」

幼「あははー、パンチラを他の人には見せたくないからだよねー」

男「ちょ、言うな!」

友「はいはい、自分にだけ見せろってねー、ごちそーさまごちそーさま」
5 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:13:14.05 ID:AxGiYkP60

男「幼、パフェ一口くれー」

友「はい、あーん♪」

男「お前じゃねぇ!」

幼「あーん♪」パクッ

友「チッ、振られたばっかりのオレには目の毒だぜ……」

友「まー、微笑ましすぎて嫉妬心すらわかないけどにゃー」

幼「えへへー」パクパク
6 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:14:00.65 ID:AxGiYkP60

友「で、今日はどちらまでおでかけの予定で?」

男「別に目的はないからなー、そこら辺をプラプラ?」

幼「いつも一緒だから特別どっか行くこともないしねー」

友「たまには映画とか遊園地とか行かないのん?」

男「あー、幼が人ごみ苦手だからなぁ……」

幼「おとくんと一緒なら別にどこでも楽しいしねー」ニコニコ

友「へいへい、もう満腹でございますよー」

男「お前も一緒に回るか?」

友「馬に蹴られて死にたくはないからパスだにゃー」

幼「えー、動物園には行かないから大丈夫だよ?」

男・友(天然……)
7 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:14:41.51 ID:AxGiYkP60

男「さて、暗くなってきたし晩御飯の材料買って帰ろうぜ」

幼「いつもお邪魔してごめんねー」

男「お前一人暮らしの癖して料理全くダメだもんなぁ……」

幼「食べるのは得意なんだけどねー」

男・幼「ただいまー」ガチャ

母「おかえりんこー」

姉「おかえり、今日の晩御飯なにー?」

男「幼のリクエストによりハンバーグ」

姉「幼ちゃんナイス!」グッ

幼「えへへー」ニコニコ

母「そして夜は幼ちゃんともども美味しく召し上がる……と」ウフフ

男「母さん下品すぎ」
8 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:15:17.75 ID:AxGiYkP60

姉「ごちそーさん、しかし相変わらずアンタのハンバーグ絶品よねぇ……」

男「そりゃぁずっとオレが料理作ってるからなー」ジャー ゴシゴシ

幼「おとくんは良いお嫁さんになれるねー」

男「へいへい、あと母さんと姉貴は作る努力をしろ」ジャー カタン

母「だって私が作るより上手じゃない、お母さん自信喪失」

姉「アタシが作るとだいたい黒コゲなんだよねぇ……」

幼「ボクはラーメンとかなら任せてー!」

男「お湯を注ぐだけは料理とは言わねーよ……」ジャー キュッ
9 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:15:55.45 ID:AxGiYkP60

幼「それじゃ、ごちそーさまでしたー」

男「じゃ、また明日な!」

姉「送ってかなくていいの?」ニヤニヤ

母「ご馳走になってきてもいいのよ?」ニヤニヤ

男「隣だからいつも送ってないし。あと母さんは少し自重しろ」
10 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:16:49.38 ID:AxGiYkP60

男「はよー」

幼「おはよー」

友「おぅ、おはよーさん!」

ざわ……ざわ……

男「騒がしーけどなんかあった?」

友「なんか転校生来るらしいぜ?」

幼「へー、そーなんだー」

男「主に男子が騒いでるとこ見ると女か」

友「是非お近づきになりたいものですにゃー」

幼「友くん、席隣になるといいねー?」
11 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:17:40.26 ID:AxGiYkP60

先生「さて、説明するまでもなく知れ渡っているようだが、このクラスに転校生がくる」

先生「入って良いぞー!」

転校生「失礼します」ガラガラ

ざわ……ざわ……

クラスメイトA「(すげー美人だ!)」ヒソヒソ

クラスメイトB「(お嬢様系?)」ヒソヒソ

転校生「本日よりこちらの学校に転校してきた、転校生と申します」

転校生「隣町の学校に居たのですが、両親の都合によりこちらにお邪魔することになりました」

転校生「皆様、宜しくお願いしますね?」ニコッ

クラスメイトC「(お嬢様だっ!)」ヒソヒソ

友「(隣町にこんな逸材がいたとは……)」ヒソヒソ

先生「ではそこの空いてる席に」

転校生「はい」

男(オレと友の間の席か……)

転校生(あら、隣の席の奴、かなりイケてるわね……)

転校生(こっちの学校もなかなか楽しくなりそうね……フフフッ)
12 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:18:29.97 ID:AxGiYkP60

先生「じゃー、授業始めるぞー! 転校生は隣の席に教科書見せてもらえー」

転校生「よろしくお願いします」ニコッ

男「あぁ……よろしくな」

友「オレ友って言います! こっちは男、よろしく!」

転校生「では、男さん済みませんが教科書を……」

幼「あー! ボクも教科書忘れたー!」

先生「じゃぁ、友! 転校生さんに教科書見せてあげなさい!」

先生「あと、幼は忘れ物を堂々とカミングアウトするな……」

男「あー、転校生さん、オレは幼に見せるからごめんな? ほら幼、机寄せろ!」ガタガタ

転校生「いえ、それでは友さんお願いしますね」ニコッ

友「いいですとも!」
13 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:19:12.29 ID:AxGiYkP60

幼「転校生さんすごい質問攻めだったねー?」

友「なにしろレアなお嬢様属性だからにゃー」

幼「おとくんは静かだったねー」

男「あぁ、まぁ席隣だからいつでも聞けるしな」

転校生「友さんは席隣なのに一番質問されてましたよ? ……ところでおとくんとは?」

友「男の愛称なんですよ、おとこだからおとくん」

転校生「あら、では私もおとくんと呼ばせて貰いましょうか?」

幼「ダメだよー! おとくんって呼んでいいのはボクだけなのー!」ブンブン

転校生「あらあら、では男さんって呼びますね?」

男「あー、それでいいよ」

転校生「ところで男さんと幼さんはその、お付き合いを……?」

友「こいつらは幼馴染カップルでアツアツですよー、オレはフリーですが!」

男「まー、そんな感じだな」

幼「えへへー」ニコニコ

転校生(なるほど……しかし近くで見ると上の上クラスのイケメンね)

転校生(こんなロリにはもったいないくらいの良い男……本気で狙ってみようかな)
14 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:20:28.26 ID:AxGiYkP60

幼「それじゃ、帰ろっかー」

男「あー、オレ掃除当番だから少し待っててくれ」

幼「いいよー」

転校生「それでは、また明日……」

友「あ、転校生さん、良ければこの辺り案内しましょうか? 商店街もあるし」

転校生(ふむ……情報収集のチャンスかもね)

転校生「ええ、ありがとう。是非お願いします」

友「よっしゃー!」

幼「ボクも行こうかなー?」

友「男が待ってろって言ってただろ? 今日はオレに任せとくにゃー」

幼「そうだねー、二人ともまた明日ねー」ブンブン
15 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:21:06.03 ID:AxGiYkP60

友「大体こんな感じですかね、お嬢様には庶民的すぎるかもしれませんが」

転校生「私だって普通に本屋さんや喫茶店に行きますよ?」

転校生「あと、無理に敬語使わなくても結構よ、私のは習慣だから変えられないけど」

友「助かる、正直肩がこってしょうがなかったんだわ……あ、そこでお茶してかないかにゃー?」

転校生「そうね、喉が渇きましたし休憩しましょうか」
16 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:21:48.28 ID:AxGiYkP60

転校生「ところで、男さんと幼さんは幼馴染という話でしたけど……」

友「あいつらは家が隣で幼稚園前からの付き合いかな? オレは小学校中盤からだけど」

転校生「男さんは結構モテそうですね」

友「あー、周りの連中はあいつらのやりとりが微笑ましく静観してるけどね」

友「男の下駄箱には今でも結構ラブレター入ってるな、付き合ってるの知らない奴らから」

友「幼の方はあのロリ外見だから一部の特殊な方々から熱狂的な支持があるみたいだにゃー」

転校生「なるほど……」
17 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:22:15.00 ID:AxGiYkP60

友「オレなんてこの前振られたばっかりでさ、あいつら付き合い出した3ヶ月前から急にモテなくなったってのに」

転校生(それは多分メッセンジャー役として人気だっただけでしょ……)

転校生(しかし、あいつらが恋人になったのは3ヶ月前か……)

転校生(幼馴染としての付き合いは長いから正攻法は無理でも、付け入る隙はありそうね)

友「転校生さん、良かったらオレと 転校生「あ、ごめんなさい、そろそろ帰らないと」

友「あ、あぁそっか、転校したばっかりで忙しいよね。それじゃ帰ろっか」

転校生「ええ、ごめんなさいね?」

友「家まで送っていこうか?」

転校生「いえ、家は反対側ですし、まだ明るいから大丈夫ですよ、また明日」

友「あぁ、また明日にゃー」ブンブン
18 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:22:53.08 ID:AxGiYkP60

転校生(さて、どう略奪してやりますかねー)Prrrrr

転校生「もしもし?」

ビッチ「やっほーwww 転校初日はどうよwww」

転校生「ビッチ? こちらはお嬢様プレイ中でございますわよ?」

ビッチ「ギャハハ、マジウケルwww まー、こっちでは遊びすぎたし?」

転校生「だね、ちょっとやりすぎたから本性隠しとかないと」

ビッチ「でも男漁りはやめないっしょ? どうよ、良いのいた?」

転校生「いたいた、上の上クラス! 彼女持ちだけどさー」

ビッチ「まーた寝取んの? あんまやりすぎっとまた転校になるしwww」

転校生「バーカ、上の上なら長持ちするから大丈夫だってー……って」
19 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:23:37.67 ID:AxGiYkP60

男「幼、置いてくぞー」

幼「待ってよおとくんー」トテトテ



転校生「噂の彼発見! ちと待ってて……」プッ カシャッ

転校生(写メ写メ……)Prrrrr

ビッチ「写メ見た見た! かなりイケてね? ゲットしたら乱交してーwww」

転校生「イケてるっしょ? 隣のロリが彼女だってさー」

ビッチ「犯www罪www ってなに?チャラ男代わるの?」

チャラ男「よう、転校生。さっきの奴らだけどさー、オレ知ってるわwww」

転校生「なんで知ってんのさ?」

チャラ男「昨日そっちあたりでそのロリナンパしようとしてさwww その男に邪魔されたってのwww」

転校生「なに、チャラ男ってロリコン? アンタのじゃ入んないっしょー」

チャラ男「チャラ男Aの趣味だっつーのwww あいつならサイズピッタリだし?www」

転校生「うわ、チャラ男A最低ー」

転校生(しかし、チャラ男Aね……これ使えるかも?)

転校生「チャラ男ってこっちの学校にもダチいたよね? ちょっと手伝って貰いたいんだけどさ……」
20 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:24:20.51 ID:AxGiYkP60

男「はよー」

友「おぅマイフレンド! グッモーニンッ!」

幼「友くんテンション高いねー、良い事でもあったのー?」

友「昨日転校生さんの好感度がちょっと上がったにゃー!」

男「……お前テンション上がるとウザくなるから程々にしとかないとすぐ好感度下がるぞ」

幼「ハイテンション友くん面白いよー?」

転校生「おはようございます」ニコッ

男「はよー」幼「おはよー!」友「おはよーさん!」

転校生「友さん、昨日はありがとうございました」

友「いぇいぇ、転校生さんのお役に立てたなら感謝感激恐悦至極にございますにゃー!」

男「だからテンション下げろっての……」
21 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:24:58.05 ID:AxGiYkP60

友「転校生さん、教科書は?」

転校生「今日の放課後には揃いますけど、今日はまた見せて貰わないといけませんね……」

転校生「昨日は友さんにお願いしましたから、今日は男さんお願いしてもよろしいですか?」

男「あぁ、幼が忘れてなけりゃオレはいいけど……」

幼「昨日はたまたま忘れただけで、普段は忘れないよー!」プンプン

男「だそうだ。机寄せるぞ?」ガタガタ

男「あと友、なんか目が怖いからこっちみんな」

友「( ゚д゚ )」
22 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:25:44.49 ID:AxGiYkP60

友「さて、昼飯はなにかなーっと?」

幼「転校生さんはお昼どうするのー?」

転校生「私はお弁当ですわ」

友「じゃぁ一緒か、皆で食べようぜ」ガサゴソ

幼「転校生さんは自分で作るのー?」

転校生「ええ、自分で作ってきてますわ」

転校生(なわけねーし! ババァが作るに決まってんじゃん)

転校生「あら? 男さんと幼さんはおかずが一緒ですわね?」

男「あー、幼一人暮らしの上料理できねーからオレが二人分作ってる」

転校生「え? 男さんが作ってるんですか……びっくりしました」

転校生(こいつイケメンな上に料理上手とかどこの完璧超人なのよ?)

幼「あー! おとくんまたプチトマト入れてる! ボク嫌いなのに嫌がらせかー!」
23 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:26:20.37 ID:AxGiYkP60

友「あー食った食った、オレ飲み物買って来るわ……今日は気分良いから奢っちゃる!」

男「わりーな、オレはブラック」

幼「ドクペー!」

友「転校生さんは?」

転校生「ありがとうございます。では、何かお茶をお願いします」ニコッ

転校生(本当はペプシでも飲みたいけどキャラ作りキャラ作り……)

友「あいあい、少し待ってなー」ガラガラ

幼「3分間待ってやるー!」
24 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:26:47.72 ID:AxGiYkP60

友「3分まで後30秒!」ダダダダッ ドンッ

友「っと! すみません」

DQN「あぁ? いてぇーな!」ギロッ

友(うわー、面倒な奴にぶつかっちまったな……ここは逃げの一手か)

友「ごめんなさい先輩、これお詫びですので!」グイッ ダダダダッ

DQN「ちょ、待てやオラッ」

DQN(なんで暖かいナタデココ……?)
25 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:27:39.78 ID:AxGiYkP60

友「へい! お待ちっ!」ガラガラッ

幼「お疲れ様ー」

転校生「ありがとうございます」ニコッ

男「……で、お前なんで自分の買い忘れてんだよ」

友「……聞くな」

友(しかし、なんで3年のDQNが2年のオレらの教室の前にいたんだ・・・・・・?)
26 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:28:10.64 ID:AxGiYkP60

幼「今日も終わったよー!」

男「よし、今日は掃除当番じゃねーから帰るか」

友「だが断r 転校生「よろしければ帰りにお茶でもいかがですか?」

転校生「男さん達ともお話したいですし、お昼ご馳走になりましたから奢りで」

友「イヤッフーーー!」グッ

男「断るんじゃなかったのかよ」
27 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:28:40.99 ID:AxGiYkP60


幼「パフェうまうまー!」パクパク

友「いやぁ、やはりブラックが一番だにゃー」ズズズ

男(パフェじゃねーのかよ……)

転校生「ところで、男さんと幼さんってどうやってお付き合いされることに?」

男「どうって……幼馴染だしなぁ」

転校生「いえ、その後どう告白されて恋人同士になられたのかな、と」

友「あ、それオレも聞きたいにゃー!」

幼「姉ちゃんから告白されたんだよねー?」パクパク

転校生「え?」

男「あー、オレはどうでも良かったんだけどうちの姉貴がなー」
28 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:29:30.18 ID:AxGiYkP60

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姉『おと! アンタらいい加減くっつきなさい!』バンッ!

男『姉貴、いきなり何言ってんだよ……』


姉『よくあるじゃん! 今の関係を崩したくない……とか言ってるうちに』

姉『幼馴染に彼氏が! なんで素直に気持ちを伝えなかったんだろう……みたいな!』バンバンッ!

男『いや、別にそれならそれで』

姉『だーめーなーのー! うちの家族にロリ成分が欲しいの! まどかコス着せたいの』バンバンバンッ!

男『そんな理由かよ……あと壊れるからテーブル叩くな』

母『そうねぇ、お母さんもさっさとくっ付いて欲しいわねぇ……粘膜同士 男『言わせねーよ!』

姉『とにかく! 幼ちゃん呼び出しなさい!』
29 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:30:46.90 ID:AxGiYkP60

幼『なになに、姉ちゃんどしたのー?』

姉『幼ちゃん、おとのこと好き?』

幼『おとくんのことは好きだよー?』ニコニコ

姉『よし! はい、見つめ合って!』ガシッ

男『あのー』

姉『ふざけんなっ冗談じゃねぇぞ、バカヤロー! いい加減にしやがれ……
  俺はお前に会ってから全てがむちゃくちゃなんだ!
  1番なりたくねぇ人間になってんだ! どうしてくれる……
  お前なんかに会わなきゃ俺はもっと……冷静な人間でいられたんだ!
  なんでお前ごときの事でこんなぐちゃぐちゃにならねぇと……ならねぇと
  ………………好きだ……好き……好きだ……好きなんだよ! 好きでわりぃかぁ!
  チクショー! バカヤロー! なんでお前なんかに最悪だ……最悪すぎる!

  ……っておとは言いたかったんだって! 幼ちゃん!』

男『 』

母『 』

幼『おとくん、好きで悪いことなんてないよ! ボクは最高に嬉しいよ!」ポロポロ

姉『ちなみに告白にはアタシの好きなBLを参考にしました』

男『……どこを突っ込めばいいかわからん』

母『アソコを突っ込めば良いと思うの』ウフフ

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30 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:31:42.30 ID:AxGiYkP60

男「とまぁ、オレは何も言ってないのに付き合うことになった、と」

友「いや、それはおかしい……」

転校生「えーっと……」

転校生(ま、まぁ、家族がおかしいのはこの際おいといて、本人はあまり恋愛感情なし、と……)

幼「〜♪」パクパク
31 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:32:32.52 ID:AxGiYkP60

友「それじゃ、また明日にゃー」

男「お疲れー」幼「ごちそうさまー!」

転校生「友さん、男さん達は毎日ああして二人で帰られてるんですか?」

友「あぁ、幼は料理出来ないだろ? 男の家で晩御飯食って帰るんだ、隣だし」

転校生「友さんも料理をされます?」

友「あー、ダメダメ。 まぁ、出来なくても転校生さんみたいに料理出来る人が傍にいてくれればいいし」

転校生「私もそれほど上手ではありませんけどね?」

転校生「でも男さんの料理は一度食べて見たいですね……それではここで」

友「あ、それじゃまた明日!」ブンブン

友(オレも料理、勉強してみようかにゃー)
32 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:32:58.99 ID:AxGiYkP60

母「おかえりんこー」

幼「ただいまんモガッ 男「ただいま」ジタバタ

母「ご飯でする? お風呂でする? そ・れ・と・も幼ちゃんで?」テレテレ

男「何をするんだよ……いや、言わないで」

姉「おとー、今日の献立はー?」

男「トマトリゾットとトマトサラダにトマトジュース」

姉・幼「おにー! あくまー!」ブーブー
33 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:33:36.63 ID:AxGiYkP60

姉「普通にうまかったのがくやしい」ビクンビクン

幼「赤くなければいいのにー」エグエグ

男「幼、お前明日提出のプリントやってくだろ?」

幼「うん、わからないとこあったら教えてあげるよー!」

男(こいつ天然のくせに勉強は出来るんだよなぁ……)

男(友はバカらしく勉強も出来ないが)


友「やべぇ! プリント学校に忘れた!」
34 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:34:13.60 ID:AxGiYkP60

友「早起きしたは良いがプリント間に合うか……?」タッタッタッ

友「最悪幼に見せてもらうか……持ってくるのを忘れそうだにゃー」タッタッタ

友「っと……!?」

友(なんでDQNがうちの教室から出て来たんだ?)

友(昨日のことといい、なーんか嫌な予感がする……)
35 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:34:53.73 ID:AxGiYkP60

男「はよー」幼「おはよー!」友「心の友よ!」

男「なんだいきなり……」

友「いや、お前に用はない……幼、プリント写させて下さいっ!」ガバッ

幼「やるの忘れたのー? はいこれー」サッ

友「いや、忘れたのは持って帰ることだにゃー、今度パフェ奢るぜ!」

男「オレブルマンでいいや……ってもう聞いてないな」

幼「あれー? これなんだろー?」ガサガサ

幼(……っ!)
36 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:35:26.69 ID:AxGiYkP60

男「どした?」

幼「い、いやー、ただのゴミだったー」

幼(こ、これってコンドーム……? しかも使用済み……?)

幼(『……だ……お…ぁさん……かえっ…くる……』)ブルブル

幼(『…めて! ……いた…の! もぅ……や…・・・!』)ガタガタ

男「……幼? 幼! おい幼!」

幼「……あ…・・・おとくん……?」ビクッ

男「お前顔真っ青だぞ? 具合悪くなったか……?」

幼「あ……、ごめん、ちょっとトイレ行って来るねー!」トテトテトテ

男(様子がおかしいな……、しかしあいつのあの表情は……)
37 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:35:56.57 ID:AxGiYkP60

転校生「おはようございます」ニコッ

男「はよー」

転校生「幼さんどうかなされました? 顔色悪そうでしたけど……」

男「あぁ、なんか具合悪くなったみたいだ」

転校生「そうですか……、戻られたら保健室へ連れて行かれた方が良いかもしれませんね」

男「そうするわ、心配してくれてありがとな!」

転校生「いいぇ、どういたしまして」ニコッ

転校生(始まったか……何したか知らないけど初日から効果抜群なようで)ニヤリ
38 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:36:24.06 ID:AxGiYkP60

友「っしゃ! プリント終わったー……ってあれ? 幼は?」

幼「ただいまー」ガラガラッ

男「幼、具合はどうだ? 保健室いくか?」

幼「……うん、大丈夫だよー!」

友「なに、具合悪かったの? 無理すんにゃー?」

幼「うん、ありがとー!」

幼(大丈夫、大丈夫、もうあんなことする人はいないんだから……)
39 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:36:59.35 ID:AxGiYkP60

友「さーって、今日も元気に昼メシの時間だにゃー!」

男「まぁ、はりきることでもないけどな……幼、お前のーって……」

幼「…………」ボーッ

男「おい、幼? やっぱり具合悪いか?」

幼「……あっ、いや、大丈夫だよ? ご飯食べよー!」

男「あー、その顔色で無理すんな……」

幼「大丈夫だよー!」
40 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:37:43.61 ID:AxGiYkP60

友「いやいや、オレから見ても大丈夫に見えないにゃー、さっさと保健室行って来なー」ポンポン

幼「……あ…・・・ヤダッ!」バシッ! ガタン!

友「……え……?」

男「(これは……マズイッ!)」

男「幼! 保健室行くぞ!」ダダダダッ


転校生「なにをされたんですか? まさかとは思いますけどセクハラとか……」ジトー

友「いや、頭撫でただけなんだが……」

友(さっきの反応、まるで昔の……)
41 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:38:21.63 ID:AxGiYkP60

男「ただいまー」ガラガラッ

友「おぅ……幼はどうした?」

男「あぁ、保健室で休ませて、今暇してた姉貴に迎え来させて押し付けた」

転校生「そうでしたか、具合悪そうでしたものね……」

転校生「女同士でしか話せないこともありますから何かあれば相談して下さいね」ニコッ

男「あぁ、助かるよ……」
42 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:38:47.64 ID:AxGiYkP60

友「(おい、男……さっきの幼の反応ってまさか……)」ボソボソ

男「(あぁ、あれは『昔の』幼みたいだった……なにかあったのかも知れない)」ボソボソ

友「(だな、放課後付き合え)」ボソボソ

転校生「どうかしました?」

男「あぁ、気にしないで……?」

転校生(なにやら爆弾に火がついたみたいね……良い仕事するじゃない)
43 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:39:54.65 ID:AxGiYkP60

友「よし、男帰るぞー!」ガタン

転校生「幼さんのお見舞いですか? よろしければ私も……」

男「あ……転校生さんごめん、幼まだ落ち着かないみたいだから……」

転校生「具合悪そうでしたものね……わかりました、今日はご遠慮させて頂きます」

転校生「でも、何か手伝えることがあれば言って下さいね、幼さんは『大事な』友達ですから」

男「あぁ、ありがとう……じゃ、また明日な!」

転校生「また明日」ニコッ
44 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:40:37.67 ID:AxGiYkP60

友「よし、男帰るぞー!」ガタン

転校生「幼さんのお見舞いですか? よろしければ私も……」

男「あ……転校生さんごめん、幼まだ落ち着かないみたいだから……」

転校生「具合悪そうでしたものね……わかりました、今日はご遠慮させて頂きます」

転校生「でも、何か手伝えることがあれば言って下さいね、幼さんは『大事な』友達ですから」

男「あぁ、ありがとう……じゃ、また明日な!」

転校生「また明日」ニコッ
45 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 18:42:41.71 ID:AxGiYkP60
うぁ、連投しちゃった……

しばらく休憩を入れてまた投下再開します。

本日中に全部投下できるといいなぁ……
46 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:47:59.19 ID:AxGiYkP60

友「で、だ。 ぶっちゃけあれはフラッシュバックか?」

男「多分な……あの感じは中学初めの頃に似てるな」

友「なにが原因だ? ここ数年はなかったろ?」

男「わからないが、今朝から様子がおかしかったな……」

友「今朝か……お前、なんか三年のDQNに喧嘩でも売ったか?」

男「DQN? 誰だそれ……?」

友「いわゆる不良だよ、昨日からうちの教室周りで良く見かけてな……」

男「知らないな、幼もここ最近はずっとオレと一緒に行動してるから知らないはずだけど」

友「なーんか嫌な予感が強くなってきた気がするんだよなぁ……」
47 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:48:47.78 ID:AxGiYkP60

転校生「……」Prrrr

DQN「もしもし……あぁ、転校生か」

転校生「一体アンタなにやったわけ? 効きすぎて笑っちゃいそうだけど!」

DQN「例の件か? いや、昨日報酬前払いしてもらったときのゴムを机に入れといただけだぜ?」

転校生「いきなり下品ねー、本当にそれだけ?」

DQN「あぁ、そんなに効いたのか?」

転校生「顔真っ青にして途中でブッチして帰ってったわよ!」
48 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:49:26.94 ID:AxGiYkP60

DQN「マジかよ、どんだけ男に免疫ねーんだよwww あいつ犯ったらどんな反応するだろうな?」

転校生「ダメよ、最初はちゃーんと予約入ってるんだから……」

DQN「んじゃよー、またゴム入れといてやっからこれから作るの手伝わね?www」

転校生「ハッ、ちゃんと全部終わったら支払ってあげるからオナニーで我慢しなよ!」

DQN「へいへい……んで、明日からは本格的に始めっからな?」

転校生「そーね、そっち方面のが効果的ってわかったし、後は任せたよ……それじゃね」プツッ

転校生(そろそろこっちも動き始めよっかなー……)
49 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:50:26.36 ID:AxGiYkP60

男「ただいまー」友「ちわー、三河屋でーっす!」

母「あら、三河屋さん、今日はあなたが欲しいの……」クネクネ

男「お前ら帰れ」

男「で、姉貴、幼の様子は?」

姉「とりあえず落ち着いたかな? 今アンタの部屋で寝させてる」

男「なんでオレの部屋なんだよ」

姉「だってアタシの部屋だと、その、エロ同人誌とか転がってるからさ……」テレテレ

男「あー……幼に気使ってくれてありがたいやら情けないやら」
50 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:52:19.46 ID:AxGiYkP60

男「んじゃ、とりあえず友は待っててくれ」

男「幼、入るぞー」コンコン

幼「どうぞー!」

男「お邪魔します」ガチャ

幼「おとくんの部屋なのに変なのー」

男「幼……具合どうだ?」

幼「うん、もう平気だよ? 皆心配しすぎだよー」

男(落ち着いてるな……大丈夫か?)
51 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:53:03.07 ID:AxGiYkP60

男「友も見舞い来てるんだが、大丈夫か?」

幼「……うん、大丈夫だと思う」

男「わかった……友、入っていいぞー」

友「んではお邪魔しますよっと……男の部屋久しぶりだにゃー」

友「で、大丈夫か?」

幼「うん、あの……友くん、さっきはごめんねー?」

友「気にするにゃー、むしろ叩かれて快感に……」

男「やっぱお前帰れ」
52 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:53:36.54 ID:AxGiYkP60

友「ひどい……っと本題に入るか。 幼、試していいか?」

幼「……うん。大丈夫……だと思う」

友「……」ポンポン

幼「……」

男「あー、大丈夫そうだな? 安心したよ……」

幼「うん、心配かけてごめんねー?」

友「謝るなって……さて、安心したところで用事あるからオレ帰るわ」ヒラヒラ

男「悪かったな、また明日」

幼「わざわざありがとー!」ブンブン

友「おうよ! (男、後はお前の仕事だからな……)」ボソボソ

男「(あぁ、わかってる……)」ボソボソ
53 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:54:11.84 ID:AxGiYkP60


姉「で、用事もないのに気を利かせた良い男がアタシの部屋でナニしてるわけ?」

友「いやぁ、せっかく来たので『エロ同人誌のある』お姉さまの部屋でも見学していこうかと」

姉「悪かったわね、汚い部屋で」

友「いえいえ、男の部屋と同じくらいには整理されててキレイな部屋ですにゃー」

姉「はいはい、で、気を利かせたもの同士何かナイショ話あるんでしょ?」

友「流石お姉さま、お付き合いを前提に結婚して下さい!」

姉「アタシの友達の元カレのくせにそういうこというかなー、チクルゾコラ」

友「ゴメンナサイ」
54 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:54:57.56 ID:AxGiYkP60

友「で、真面目な話……ちょーっとキナ臭くなってるんで注意喚起を、と」

姉「ハァ、まぁここ数年落ち着いてたのが突然だからねー」

友「ぶっちゃけ、ヤバイ連中がなんか裏でやってそうなんですにゃー」

姉「アンタの悪い予感当たるからねぇ……友カノのときもそうだったし」

友「オレも出来る限り目を光らせるけど、ヤバイときには協力お願いするんで」ペコリ

姉「おと達のことなんだからむしろこっちがお願いするわよ……任せたからね?」

友「親友ですから……それじゃ帰りますかにゃー」ニコッ

姉「二度とくんなー……あとね、あの子拗ねてるだけだからきちんとヨリ戻しなさいよ?」

友「それが電話すら出てくれない状況で」グスッ

姉「あの子ツンツン属性だもの……今回の件片付いたら間に入ってあげるから頑張りなさいな」ナデナデ
55 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:55:56.67 ID:AxGiYkP60


男「幼……今朝なにがあったんだ?」

幼「……なにもないよ、具合悪くなっただけ」プイッ

男「お前ウソつくの下手だからすぐわかるっての……」

幼「……本当に大丈夫、ちょっと昔のこと思いだしただけ……だから……」

幼(そう、あれは昔の話だもん……もう忘れたことだもん……)

幼(『…だ、お父………の人達…れ…? また……事する…?』)ブルブル

男「幼……オレが守るから、大丈夫だからな……?」ギュー

幼(おとくんは昔からいつもボクを守ってくれてる……でも)
56 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:56:38.77 ID:AxGiYkP60

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少女『やめてよー! かえしてよー』ウルウル

悪ガキ『へっ、かえして欲しけりゃとりかえしてみろよー!』

糞ガキ『なくぞ! こいつなくぞ!』

少年『おまえら! そのこをいじめるなー!』ポカッ

悪ガキ『イテッ! くそっ、おまえらいくぞ!』


少年『だいじょうぶだった?』

少女『うん、ありがとう……』グスグス

少年『あいつらいつもかわいいこをいじめるんだよなー!』

少年『またあいつらにいじめられそうになったらいえよ! ぼくが守ってあげるから!』

少女『ほんとう?』

少年『うん! ずっといっしょにいて守ってあげる!』

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57 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:57:40.94 ID:AxGiYkP60

幼(ボクはずっと守られてるばかりでいいのかな?)

幼(ボクは……)

男「幼……?」

幼「やだなー! そんなに心配しないでー?」

男「そりゃ心配くらいするだろ……」

幼「本当になにもなかったから! だから大丈夫!」

幼(うん、大丈夫……これ以上おとくんに迷惑はかけられないよね)

幼(だから……これから何があっても一人で大丈夫……)


男(こいつ、何があっても喋らないつもりだな……)

男(自分一人で抱え込むなってんだ、バカ……)
58 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:58:17.17 ID:AxGiYkP60

姉「で、お姫様の具合はどうなの?」

男「とりあえずは落ち着いたよ、今寝付いたとこ」

母「あら、せっかくのチャンスなのに襲わなかったの?」ワクワク

姉「母様、アタシですら読めるんだから空気読みなさいよ……」

母「フフフ、幼ちゃんの前ではちゃんと読むわよー」

母「でもね、あまり気を使いすぎるとかえって不安にさせちゃうものよ?」

母「だから、普段通りでいてあげなさいな」

男「母さんがまともなこと言ってる……やべぇ、明日は雪だ」ゾクッ

姉「今寒気がした」ゾクゾク

母「いーもん、せっかくご飯作ってあげようと思ったけど二人のはなしかなー」

男・姉「ゴメンナサイ」ペコペコ
59 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 19:59:07.47 ID:AxGiYkP60

男「でさ……やっぱなんかあったみたいだけど話す気はないみたいでさ……」

姉「幼ちゃんもあなたに心配かけたくないとか思ってるんでしょーね」

男「姉貴もそう思う? 余計なこと考えんじゃねーっての……」

姉「友くんが言ってたけどね、幼ちゃんなんかに巻き込まれてるみたいよ?」

男「やっぱ友のいってたDQN絡みか……? 恨み買った覚えはないんだけどなー」

姉「アンタの場合勝手に逆恨みされそうだけどねー、女絡みで」

姉「ま、とにかく暫くは幼ちゃんから目を離さないこと! 友くんときちんと監視しなさいな」

男「わかってるさ、幼はオレが守ってやるさ」

姉「幼ちゃんになんかあったら殺すから、しっかりやりなさいよ?」

男「責任重大だな、こりゃ」
60 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:00:13.06 ID:AxGiYkP60


幼「おなかすいたよー!」ペタペタ

男「お、幼起きたか? 今日は母さんの手料理だってさー」

幼「おばさんの手料理久しぶりだねー」

母「……今なんて呼んだのカシラ?」ギロリ

幼「……お、お義母さんの手料理久しぶりだねー」アセアセ

姉(母様、いい年してまだおばさん呼ばわりが許せないのか……)
61 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:01:08.80 ID:AxGiYkP60


幼「ごちそうさまでしたー!」

母「はい、お粗末様。 じゃぁ、お風呂沸いてるから幼ちゃん先に入ってきなさいな?」カチャカチャ

幼「え? もう遅くなるし帰ってから入るよー!」

母「あなたは今日からしばらくこっちに泊まるの!」ビシッ!

男・幼「ブッ」

男「ちょ、母さんいいのかよ!?」

姉「あんたねー、こんなことがあったのに幼ちゃん一人にするつもり?」

幼「でも……」

母「いいからさっさと入ってきなさい! なんだったら二人で入ってもいいから!」グッ!

男「ちょっと裏庭までこいや」
62 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:01:46.74 ID:AxGiYkP60

姉「まー、冗談はさておき、やっぱり皆心配なんだわ。 アタシ達もそのほうが安心できるからさ?」

幼「……わかりました、しばらくお邪魔します」

母「明日必要なもの準備してきなさいね、パジャマや下着に日用品は新品があるから」

男「なんでそんなもの準備してあるのさ?」

母「さっき姉に買ってこさせたの! ニートなんだからそれくらいは働かせないと」

姉「役立たずでゴメンナサイ」
63 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:02:42.60 ID:AxGiYkP60


男「幼ー? 着替えとかここ置いとくからなー?」

幼「うん、ありがとー!」ジャァァァァァ

男(う……幼の下着……見てない何も見てない)

幼「? おとくんどうしたのー?」ジャァァァァ キュッ

男「あ、いや……そういや昔は一緒に入ってたなって」

男(ってオレは一体何言ってるんだ!?)

幼「あははー、子供だったからねー」チャパン
64 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:03:15.75 ID:AxGiYkP60

幼「……でもさ、おとくんいやじゃなかった……?」

男「そりゃぁ、年頃になれば恥ずかしくもなるだろーが」

幼「そうじゃなくて、だってさ……ボクの体……」チャプン

男「……ばーか、いやだったはずがないだろ?」

男「だいたい別れて入りましょうねって母さんに言われて泣いたのオレじゃん……」

幼「えへへ、そうだったねー! ……ところでそろそろ上がろうかとー」

男「へ? あ、あぁ、ゴメン! 着替え置いてあるからな!」ドタドタ
65 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:04:05.53 ID:AxGiYkP60


幼「お先でしたー!」

母「暖まった? ドライヤーそこにあるからきちんと髪乾かしなさいよー?」

姉「んじゃ、アタシ先に入ってくるかなー? ゲヘヘ、幼ちゃんの出汁が出たお湯……」

男「間違っても飲むなよ? 幼、ドクペあるぞ」

幼「ありがとー!」

母「おと、幼ちゃんの布団あんたの部屋に敷いてあるからねー」

男「オレの部屋で寝んの?」
66 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:04:53.61 ID:AxGiYkP60

姉「当たり前じゃん、アタシの部屋はエロ本あるしー」テレテレ

母「父さん出張中なのに私達の愛の巣に連れ込んだら修羅場っちゃうしー」イヤン

姉「同じベッドで寝させないだけありがたいと思いなさいな」

幼「ボクはおとくんとお話出来るしおとくんが良ければいいよー?」ニコニコ

男「はいはい、まぁ一人にさせたくないしな……」
67 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:05:29.07 ID:AxGiYkP60


幼「あ、上がったんだー?」

男「あぁ、ドライヤー取ってくれるか?」

幼「はい、どうぞー」

男「サンキュ、あ、そろそろドラマ始まるからテレビつけていい?」ブォォォォ

幼「おとくんの部屋なのになんでボクに確認するのさー!」

男「言われてみりゃそのとおりだな……っと」ポチッ ブォォォォ
68 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:06:04.20 ID:AxGiYkP60

幼「それにしても、おとくんの家泊まるのも久しぶりだよねー?」

男「そういや、いつ以来だっけ? 高校入ったくらいか?」ブォォォォ

幼「うん、高校入ってボクも一人立ちしないといけないなーって」

男「まぁ、結局家事なんにも出来なかったからあまり一人立ちは出来てないけどな」ブォォォォ カチッ

幼「そこはもう諦めたかもー」

男「せめて掃除くらいはもう少し出来るように努力して欲しいけどな……あ、櫛とって?」

幼「あ、梳いてあげよっかー?」

男「あー、まぁ頼むわ」
69 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:06:54.78 ID:AxGiYkP60

幼「はい、ここに座ってー! えへへー」ポンポン

男「これも懐かしいな、昔は良くやってもらってたけどなー」

幼「昔はボサボサだったもんねー」サッシュッ

幼「でも今はすごくサラサラで羨ましいなー」サッサッ

男「見かねた姉貴に徹底的に教育されたからな、正直面倒なんだけど……」
70 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:07:36.90 ID:AxGiYkP60

幼「……ねぇ、おとくん……」サッシュッ

男「ん?」

幼「いつもありがとうね……」サッシュッ

男「……」

幼「いつも一緒にいてくれて、今もこんなに心配してくれてさ……」サッ

男「……」

幼「ボク、おとくんのこと本当大好きだよ……」サッ

男「ん……」
71 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:08:05.35 ID:AxGiYkP60

幼「でも、おとくんにはやっぱりボクみたいなの似合わないと思うんだ……」

幼「ボク色々と重いしさ、こんなに醜い ムグッ 男「バカッ!」ガバッ

幼「ん……」チュッ

男「……」ツー

男「オレたち付き合い長いからさ、幼が重いのだってなんだって知ってる」

幼「……うん」グスッ

男「似合うとか醜いとか他の奴がどう思うかなんて関係ない!」

幼「……うん」ヒック

男「だからさ、その、なんだ、好きだ…好きなんだよ! 好きで悪いかよ!」

幼「……お、とくん……ボクも、ボクも好き! 大好き!」ギュー
72 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:08:49.94 ID:AxGiYkP60


幼「初めておとくんの口から好きって聞いた気がする……」

男「……そりゃ悪かったな」

幼「あと、結局姉ちゃんの告白と同じこといってるしー」

男「ぐ……それは、その、忘れろバカ! 寝るぞ!」

幼「一緒にー?」

男「お前はそっち! はい、おやすみおやすみ!」ガバッ

幼「えへへ、おやすみー」チュッ
73 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:09:52.04 ID:AxGiYkP60


母「良いこと言ったけど50点ね」ハァ

姉「告白パクリだしね」

母「そのうえヘタレ」

姉「ヘタレだね」

男「うるせー! 聞こえてるし聞いてんじゃねぇ! このバカ家族!」ガンッ
74 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:11:23.28 ID:AxGiYkP60


男「はよー」幼「おはよーございます!」

母「さくばんはおたのしみでしたね」

男「楽しんでたのテメーらだろうが……」

幼「でもボクも久しぶりのお泊りで楽しかったよー!」

男「幼、弁当準備すっから姉貴の相手でもしてやっててくれ」

幼「はーい!」トテトテ
75 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:12:05.22 ID:AxGiYkP60

姉「おはよ、幼ちゃん」

幼「おはよー、姉ちゃん!」

姉「うん、元気になったね! 少しはおと褒めてやらないとなー」

幼「ご心配おかけしましたー」

姉「でもね、少し真面目な話するけどさ……」

姉「なにかあったら、ちゃんとおとには話してやんなよ?」

幼「……」

姉「幼ちゃんの心配かけたくないって気持ちもわかるけどねー」ナデナデ

幼「……はい」

姉「まぁ、あれだ、好きな人には素直になんなよ? って話! さ、朝メシ食べよ?」

幼「はーい、いただきまーす!」
76 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:12:50.82 ID:AxGiYkP60



男「はよー」幼「おはよー!」

友「おはよーさん!」転校生「おはようございます」ニコッ

転校生「昨日は具合悪そうでしたけど、大丈夫でしたか?」

幼「うん、心配してくれてありがとー!」

友「だいぶ元気になったみたいだな、男、その調子でオレの為にがんばれ!」グッ!

男「なんでお前の為かはしらんが、まぁがんばるさ」

転校生(チッ あれだけ酷い状態からよく立ち直れたものね……)

転校生(まぁ、見てなよ……今にもっと良い表情にしてあげる……)
77 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:13:49.87 ID:AxGiYkP60


男「さって、今日は数学からかー」

幼(今日もまたゴムが……でも、おとくんはこんなボクでも好きって言ってくれた!)

幼(『…へへ… こい……かなか……まり…良い…』)ブルブル

幼(大丈夫……これはもう過去のことなんだから!)

幼「ボク数学きらいー!」

男「そりゃ好きな奴はあんまりいねーだろ……」

幼「だよねー! さて、教科書教科書ッと…… っ!」ゾクッ

幼(教科書に……ゴキブリの死骸?)
78 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:14:17.18 ID:AxGiYkP60

男「また教科書忘れたか?」

幼「ううん、学校に置きっぱなしだからー……ティッシュ持ってない?」

転校生「幼さん、どうぞお使いになって?」スッ

幼「転校生さん、ありがとー!」

幼(これでゴムとゴキブリを包んで……後で捨てよう……)

転校生(あれはゴキブリ? どこまで耐えられるかなー?)ゾクゾク
79 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:14:58.75 ID:AxGiYkP60


友「ご飯マダー?」チンチン

男「お前も弁当だろうが!」

転校生「では、食べましょうか……あ、幼さん、先生が日直お呼びでしたわよ?」

幼「あー、じゃぁ先に行って来るから食べててー!」トタトタ

男「あ、じゃぁオレも 転校生「男さん、私のお弁当の味を見てアドバイス下さいません?」

友「(オレがついてくからアドバイスしてやるにゃー)」ボソボソ

友「せっかくだからお茶でも買ってくるにゃー」タッタッタッタ

男「おい友……まぁいいや、じゃぁ、どれから食べてみようか?」

男(友、悪いな……)
80 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:15:35.22 ID:AxGiYkP60



幼「プリント配り忘れるなんて先生もドジだなー!」トテトテ

DQN「……」

幼(ん……? 誰かに見られてる?)

友「おーい、幼! 手伝うにゃー!」タッタッタッタ

幼「友くん、わざわざ来てくれたの? ありがとー!」

友「男は今料理教室で忙しかったからな、ほら半分よこせ」バサッ

幼「楽チン、楽チンー♪」

友(やっぱりDQNが幼を見てやがったな……なにするつもりだった?)

DQN「チッ」スタスタスタ
81 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:16:32.09 ID:AxGiYkP60


男「うん、この唐揚げはかなり美味しいね! 転校生さん上手だよ!」

転校生「ありがとうございます、自信作だったんですの!」ニコッ

転校生「あ、男さんの唐揚げ貰いますね、比較したいので」スッ プニョン

転校生(と、あのロリにはないこの巨乳を腕に当ててみたり……)

男「どうかな? 美味しい?」

転校生「え、えぇ……やっぱり衣が上手に揚げてありますわね……」

転校生(無反応とか……、こいつ真性のロリコンか?)
82 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:17:09.12 ID:AxGiYkP60

幼「おまたせー!」友「お茶の配達でございますにゃー!」

男「おかえり、ほら友、釣りはいらねーよ」チャリン

転校生「友さん、ありがとうございます」ニコッ

転校生(チッ せっかくのチャンスにDQNは何やってたのよ……)
83 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:17:54.41 ID:AxGiYkP60


男「さて、今日も終わりっと……」

転校生「あ、今日本屋さんに寄りたいんですが場所忘れちゃって……教えてもらえませんか?」

友「んじゃ、皆で商店街寄り道して帰るにゃー」

幼「ボクも新刊見たいなー!」


幼「あっ、クレープ屋さんが出来てるー!」

友「美味しそうだにゃー! よし、男と買ってくるから二人は自販で飲み物よろしく!」

転校生「はい、では幼さん行きましょうか」ニヤリ
84 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:18:24.68 ID:AxGiYkP60


男「で、わざわざ二人きりになったとこ見ると何かあったか?」

友「鋭いにゃー、今日の昼のことなんだけどな」

男「幼が呼び出されたときか……」

友「あぁ、あのときずっとDQNが幼を見てやがったぜ」

男「やっぱそいつが原因っぽいな……なんかしようとしてたか?」

友「いや、すぐオレが追いついたからな……でも、本格的に一人にすると危ないかもな」

男「そうだな、しばらくは気をつけないとな……」
85 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:19:14.22 ID:AxGiYkP60


転校生「幼さん、何飲みますか?」

幼「ボクはドクペがいいなー!」

転校生「本当にドクターペッパーがお好きなんですね……」

チャラ男B「ねーねー、そこの可愛いおねーさん?www」

チャラ男C「ジュース飲みたいのー?www それなら近くの喫茶店行こうよーwww」

転校生「あの……困ります!」
86 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:19:58.46 ID:AxGiYkP60

幼「ぼ、ボクたち連れもいるし!」

チャラ男B「いいじゃん、オレらのがその連れより楽しくさせてあげるしさーwww」グイッ

チャラ男C「ね、奢るからさーwww ほら、行こうぜ!」グイッ

転校生「やっ、やめてください! 放して!」

幼「……や、やだ…・・・!」
87 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:20:28.89 ID:AxGiYkP60

幼(やだ、やだやだやだやだやだやだ)

幼(『…ほら、暴れ…なって! 楽し…ことするだけ…からさ!』)

幼(『…ちゃんとお前の……さんに金払って…しさ!』)

幼(いやだこれはもうわすれたおわったこといまはおとくんいやだたすけて)

転校生「ちょ、ちょっと、いい加減に……キャアッ!」ドサッ

幼「…あ……あぁ……」ガタガタ

チャラ男B「来いっつってんだろ! 遊ぶだけだからさ!www」

男「テメーら、なにやってやがる!」バキッ
88 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:21:14.58 ID:AxGiYkP60

チャラ男C「痛ッ! テメェ、何邪魔してくれてんの?www」ペッ

友「お前ら女に暴力奮ってそれでもナンパのつもりか?」

男「さっさと幼から手を放してどっか行け、騒ぎで人がくるぞ?」

チャラ男B「チッ、こんなガキこっちから願い下げだっつーの!www」ペッ

チャラ男C「ロングのお嬢様、こんな真面目クンに飽きたらまた遊んであげるからねーwww」ヘラヘラ
89 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:22:07.55 ID:AxGiYkP60


男「幼、大丈夫k 転校生「男さん、男さん、怖かったですわ!」ガバッ ギュー!

男「あ、あぁ、転校生さん、もう大丈夫だからね?」

友「二人とも無事か?」

幼「……だ…………」ブルブル

友「おい、幼……?」

幼「っ!」ビクッ ブルブル

男「ヤバい、様子がおかしい……転校生さん、ごめん、ちょっと離れて!」バッ

男「友! 近寄らずに姉貴に電話しろ!」

友「あ、あぁ、わかった!」Prrrrr
90 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:22:46.86 ID:AxGiYkP60

男「幼! もう大丈夫だからしっかりしろ!」ガバッ

幼「……だ………ないで」ブルブル

男「大丈夫、大丈夫だって!」ギュー

幼「…やだ…ぶたないで」ブルブル

友「男! 姉さんすぐ迎えに来るって!」

男「わかった! 転校生さんと車が来るの待っててくれ!」

友「あ、あぁ! 転校生さんは大丈夫か?」

転校生「え、えぇ、もう大丈夫ですわ……」

男「だれも幼をぶったりしないから! 大丈夫だから!」ギュー

幼「……」ブルブル
91 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 20:25:28.49 ID:AxGiYkP60
この辺りで休憩です。

だいたいあと2〜3セットで投下完了の予定です。
92 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:16:26.72 ID:AxGiYkP60


姉「幼は寝かせた、おとは幼のそばで付き添いさせてる」

友「姉さん、助かりました……」

転校生「ありがとうございました……」

姉「ったく、昨日アンタから注意喚起してきたばっかりだってのに……」

友「面目ない限りです……」

転校生「わ、私一緒にいたのに何も出来なくって……」
93 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:16:55.67 ID:AxGiYkP60

姉「転校生ちゃんだっけ? あなたも被害者なんだから……怖かったよね?」

転校生「はい……でも幼さんはもっと……なんで幼さんはあんなに?」

友「……っそれは」

姉「いいさ、アタシが……他言無用だからね?」

転校生「はい……」

姉「あの子さ、昔父親に虐待されてたんだ……」
94 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:17:31.71 ID:AxGiYkP60
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姉『幼ちゃん、大丈夫!?』

男『幼ちゃん! どこにいるの?』ガチャッ

幼『っ!』ブルブル

男『姉さん! 幼ちゃんいたっ! 幼ちゃん、もう大丈夫だよっ!』

幼『…や……』ブルブル

男『幼…ちゃん……?』スッ

幼『ヤダッ! 来ないで! ぶたないで! やだ!やだやだやだ!』パンッ

姉『っ! おと! 母さん呼んできなっ!』

幼『いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』ガクガクガク
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95 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:18:41.55 ID:AxGiYkP60


姉「いっつも一緒に遊んでたのに急に姿が見えなくなってさ」

姉「別居してたあの子の父親の家を教えてもらってうちの親と探しにいったの」

姉「あの子父親に無理やり連れてかれてさ、監禁されてすごくひどいことされてた」

転校生「……」

姉「だいぶ落ち着いてたんだけどさ、昔はうちの家族以外が近づくだけであぁなってたんだ……」

友「オレが初めてあったときも、近寄っただけで泣き叫んでさ、あれはショックだったにゃー」

友「ただ、オレこんな性格だろ? 諦めず付きまとってたら次第に慣れてくれてさ」
96 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:19:28.72 ID:AxGiYkP60

姉「友くんのおかげだろうね、男性恐怖症が軽減されたのも」

転校生「そう……だったんですか……」フルフル

姉「ま、そんな感じでさ、色々あったけど、きっと立ち直るからまた仲良くしてやってよ!」

転校生「……はい……」

姉「そんじゃ、アタシはこの子家まで送るから、アンタは母様が戻るまで留守番してなさい」

友「了解しました、お姉さま」ビシッ
97 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:20:15.01 ID:AxGiYkP60


姉「さ、着いたよ」キーッ ガチャッ

転校生「わざわざありがとうございます……」

姉「流石にショック受けちゃった?」

転校生「……はい」

姉「そっか、それならいいや」

転校生「?」
98 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:21:09.70 ID:AxGiYkP60

姉「人生経験豊富なおねーさまから一つアドバイスをしてあげよう!」

転校生「…なんのアドバイスですか?」

姉「理由は知らんけどさ、罪悪感を感じるくらいならさっさと謝っちまいな?」

転校生「っ! な、なんの話ですか?!」

姉「んにゃ、引き際を誤ると、本当に後悔する羽目になるよって話ー」

姉「出来ればこれを機会に悪い連中との付き合いも切った方がいいかもね? そいじゃねー!」

転校生「あっ! ちょ、ちょっと!」
99 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:21:51.71 ID:AxGiYkP60


転校生「……」ドサッ

転校生(やっぱあの姉ってやつ……あの姉先輩かよ、なら全部知ってるってこと?)

転校生(知ってるならなんであいつらに黙ってるわけ? ……意味わかんない)

転校生(それにあいつ、虐待されてたって……?)

転校生(じゃぁ、ゴムくらいであんなに反応したのもそれを思い出したから?)

転校生(ってことは監禁されてずっとレイプされてたってこと……?)
100 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:22:25.46 ID:AxGiYkP60

転校生(なのに、あいつ……)

転校生(そんな過去があってなんであんなに明るく過ごせてるんだよ!)

転校生(それに男もなんでそんな女と一緒にいようって考えれるわけ?)

転校生(父親にレイプされてた女なんだよ……?)

転校生(それじゃまるで)

転校生「……私みたいじゃない……」
101 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:23:04.33 ID:AxGiYkP60


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転校生『やめて、父さん! あんた父親でしょ!』

転校生父『うるせぇ! お前は俺のもんだろーが!』バシッ!

転校生『キャッ! やめて、いや、いやぁぁぁ!』


彼氏『え? お前処女じゃなかったのかよ!』

彼氏『誰だよ、相手! は? 父親?』

彼氏『別れようぜ、実の父親に汚されたような女と付き合う気になれねーし……』


ビッチ『ねーねーwww 彼氏から聞いたんだけど父親とヤッてたんだって?www』

ビッチ『イケてるじゃんwww 今度カラオケ行くからおいでよwww』
102 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:23:37.18 ID:AxGiYkP60

チャラ男『はぁ? 処女じゃないから振られたってか?www』

チャラ男『そいつバカじゃねぇの? こんな良い女それで振るか?www』

チャラ男『いいじゃんwww そんな奴忘れさせてやるよ……』


チャラ男『いやいや、付き合うとかはねーよwww 重い女なんて彼女にしねーしwww』

チャラ男『セフレってやつ?www そうだ、今度ビッチも一緒にやろうぜwww』

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103 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:24:17.08 ID:AxGiYkP60


転校生(男はなんでそんな女と付き合えるの?)

転校生(もし私の隣に男がいてくれてたら私笑えてたのかな……)

転校生(男だったら私とも何の偏見もなく付き合ってくれるのかな……)

転校生(ヤバいよ……、私、初めて本気で人を好きになりそう……)

転校生(でも、そうしたらあの子は私と同じに……)Prrrrr
104 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:25:39.55 ID:AxGiYkP60

転校生「電話……? もしもし」

チャラ男A「よーっす!www」

転校生「あ……チャラ男A?」

チャラ男A「んだよwww 今日のイベントの様子聞こうと思ったんだけどwww」

チャラ男A「なに? その様子だと失敗したわけ?www」

転校生「いや……成功した……」

チャラ男A「なんだ、うまくやったのかwww ならあのロリとヤれるのもすぐだな!www」

転校生「あ、その……」

チャラ男A「実はさー、あのロリめちゃくちゃ俺のタイプでさwww すっげー期待してっから!www」プツッ

転校生「あ……」
105 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:26:10.76 ID:AxGiYkP60


転校生(このままだとあの子をチャラ男Aがレイプしちゃう……)

転校生(脅されただけであぁなのに、ヤられたらきっと……)

転校生(……)
106 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:26:49.90 ID:AxGiYkP60


友「おぅ……幼は起きたか?」

男「あぁ……でもお願いだから一人にしてくれって……」

友「まぁ、少しは一人の時間も必要かもな……でも今精神的にヤバいから後で様子見にいけよ?」

男「わかってる……転校生さんは?」

友「姉さんが送っていったから大丈夫だ。あと謝っとく」

男「なにをだ?」

友「幼の過去を転校生さんに話した。 全部じゃないけどな……」
107 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:27:27.73 ID:AxGiYkP60

男「そっか……転校生さんショック受けてたろ?」

友「少し泣き顔になってた。 自分も危なかったってのに人の心配できる良い子だな」

男「友……オレまたアイツを守れなかったよ……」

友「アホゥ、元はと言えば二人にさせたオレが悪いんだろーが!」

男「でも、オレ昨日アイツを守るって約束したばっかりだったんだよ……」

友「オレだって姉さんにお前らを頼むってお願いされたばっかりだっての」

友「でもな、オレらがヘコんでても幼は守れねーぞ」

友「泣き言はいつでも言えるんだ、まずはやることやらねーとな……」

男「お前、アホなくせにカッコいいこと言うのな……」

友「それは褒めてんのか? 貶してんのか?」
108 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:28:17.66 ID:AxGiYkP60


姉「ただいまー!」

友「おかえりっす!」

男「姉貴おかえり……転校生さんは?」

姉「あー、今んとこは大丈夫。 これから先はわからんけど」

男「これから先……?」

姉「それより幼ちゃんはどうよ? 起きた?」

男「あぁ、でも一人にしてくれって……」
109 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:28:52.73 ID:AxGiYkP60

姉「このバカ! 一緒にいて欲しいのに無理してるに決まってるじゃない!」

姉「ほら! なにも喋んなくていいから行って手でも繋いであげなさい!」

男「っ! そうだよな…… 姉貴サンキュ!」ドタドタ

友「……お姉さまは人の心まで読めるのですか」

姉「経験の差よ、あとアンタらがニブいだけ」

友「腐女子を極めるとここまで良い女になるとは知りませんでした」
110 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:29:56.20 ID:AxGiYkP60


姉「で、明日からどうすんの? 多分幼ちゃん、学校でも嫌がらせ受けてるわよ」

友「でしょうねー、多分今日のもその延長かにゃー?」

姉「あら、なかなか鋭いじゃない……その鋭さをもう少し友カノにも向けてあげればいいのに」

友「だってあっちは気付いたときにはもう連絡取ってくれなくなってるんだもん」グスッ
111 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:30:42.22 ID:AxGiYkP60

姉「はいはい、その話は置いといて…… まぁ、明日はあの子らは休ませるわ」

友「時間が必要でしょうね……後はその後どうするか」

姉「そーね……でも、明日の結果次第では多分考えなくてよくなるわ」

友「なんでです?」

姉「気付いてないわけ……? やっぱアンタらニブいわ」


姉「今回の主犯、あの転校生ちゃんでしょうに」
112 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:31:22.63 ID:AxGiYkP60

友「は?」

姉「あのねー、わかりきったことでしょ。 転校生ちゃんが来た翌日から事件が起きて」

姉「アンタらがいない隙をついてヤバい奴等が幼ちゃんに接触しようとする」

姉「アンタらと一緒に行動して指示してたからこそ出来ることじゃない」

友「言われてみれば……」
113 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:31:51.93 ID:AxGiYkP60

姉「そもそも、アタシあの子知ってたんだよねー、雰囲気は全然変わってたけど」

友「どういうことですかにゃー?」

姉「昔さ、後輩に友達の様子がおかしいって相談されてさ、ちょっくら調査してたわけ」

友「じゃぁその友達が……?」

姉「そ、ただ、様子がおかしくなった時点で手遅れ、悪い連中とつるむようになってた」

姉「その後輩にも助けてやれってアドバイスしたんだけどね……ダメだったみたいね」ハァ

姉「多分、その悪い連中繋がりで色々やってたんじゃない? 例のDQNとか」
114 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:33:48.19 ID:AxGiYkP60


友「アイツ、自分が犯人なのにオレらと仲良くして嘲笑ってたってことか……クソッ!」ガンッ!

姉「落ち着きなさいな、怒るにしてもまずは幼ちゃんがどうしたいか聞いてからでしょ?」

友「でも……」

姉「それに、幼の過去話したときにあの子泣いてたでしょ? あれは演技じゃない」

姉「あの子ね、自分の過去と重ねてるのよ、多分」

姉「多分、あの子にこれ以上のことは出来ないわ」

姉「うまくいけば悪い連中とも手を切る。 だから放っときなさい」
115 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:35:21.92 ID:AxGiYkP60


友「でももしこれ以上のことをやろうとしたら……」

姉「そんときは潰すわよ、アタシの幼ちゃんをこれ以上傷つけたら殺す」ニコッ

友「……」ゾクッ

姉「ま、アタシもね、転校背ちゃんを救いたいわけよ……あのとき救えなかった罪滅ぼし」

姉「アタシの我侭だけどね……だから強制はしないよ?」

姉「どーせアンタのことだから明日会いに行くんでしょ?」

友「またお見通しですか……」
116 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:36:32.85 ID:AxGiYkP60

姉「アンタ幼ちゃんの次に付き合い長いからね……」

姉「あと、今の話おとには黙ってなさい、アイツ幼ちゃんのことでは暴走するから」

友「なんでオレには話したんです?」

姉「こう見えてアンタのこと結構信頼してるからねー」

姉「そうじゃなきゃワケありの友カノ紹介したりなんてするわけないでしょ?」

友「マジですか! なら、オレと結婚とかどうでしょうか!」

姉「アンタの欠点はその性格と頭の悪さだわ……」ハァ…
117 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:37:31.18 ID:AxGiYkP60


幼「……」

男「……」ギュッ

幼「……ねぇ、おとくん……」

男「……なに?」

幼「……やっぱりボク、ダメだね……」ジワ

男「……何がダメなんだよ…・・・」
118 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:38:41.51 ID:AxGiYkP60

幼「ボクね、昨日もうおとくんに迷惑かけないって決めてたんだ……」

幼「困ったことがあっても自分で立ち向かおうって……」

幼「でも、やっぱり無理だった……」

幼「どうしようもないの! あの時のこと思い出したら! 体が動かないの!」ポロポロ

男「……幼……」

幼「乱暴にされたらアイツのこと思い出すの! 気持ち悪いの見たらアイツのこと思い出すの!」

幼「忘れようと思っても、忘れられないんだよ……」ポロポロ
119 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:39:30.21 ID:AxGiYkP60

男「幼、オレが悪いんだ、昨日守るって決めたのに……」

幼「ううん、ごめんね……こんなこと言ってもおとくんが困るだけなのにね……」グスッ

男「バカ……」

幼「……でも」

男「なんでも一人で抱え込むなよ……そんなにオレ頼りないか?」

幼「そんなことないよっ!」
120 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:40:01.03 ID:AxGiYkP60

男「だったら頼れ! お前の体が動かないならオレが動いてやる!」

男「思い出しちまうならこうして抱いててやる! そうすれば怖くないだろ?」ギュー

幼「……うん」

男「だからさ、迷惑とか言って無理するな。 お前が苦しむ方がよっぽど迷惑だ……」

幼「……こうしてずっと抱きしめてないといけないから?」

男「バカ、お前が苦しむとオレも苦しくなるからだよ…・・・」チュッ
121 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:40:30.38 ID:AxGiYkP60


姉「がんばったから今日のは70点やろう」

友「クサすぎるのが減点対象ですね」

姉「ヘタレのくせにね」

友「やっぱヘタレですにゃー」

姉「さて、お邪魔しないように下に降りるぞ、たまにはアタシがメシでも作ってやるとするか!」

友(やべぇ、おばさん早く帰って来てくれ!)
122 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:41:18.24 ID:AxGiYkP60


母「おはよウナギ!」

姉・男「……」幼「おはよーございます!」

母「なんだ、うちの子は幼ちゃん一人だけだったのか……」ハァ…

男「姉貴、今日はどっか出るの?」

姉「あー、昼頃出るかも? アンタらは家でのんびりしてなさい」

母「あらあら、急に親戚の叔父さんが倒れる気がするからお母さん看病に行かなくちゃ!」ニヤニヤ

男「余計な気を回さなくていいから……」
123 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:42:11.36 ID:AxGiYkP60

幼「昨日も心配かけちゃったから友くんと転校生さんに謝りたいなー」

姉「あー、あの二人なら心配いらないから」

男「友はともかく転校生さんは気になるけどな」

姉「アンタは今日一日幼ちゃんをたっぷり甘えさせてあげるのが仕事!」ビシッ

幼「えへへー! ボクを甘えさせるだけの簡単なお仕事ですー!」テレテレ

男「いや、意外と大変な仕事な気がする……」

母「その仕事ハローワークで貰えないかしら……」
124 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:42:56.54 ID:AxGiYkP60


友「おはよーさん! ……ってやっぱ今日は一人か……」

クラスメイト「よー友! 今日はあの夫婦は休みか?」

友「あぁ、転校生さんも休み?」

クラスメイト「じゃね? これまではこの時間には来てたはずだし」

友「おう、サンキュー!」

友(とすると、アイツの家まで行かないといけねーかな……)
125 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:43:52.21 ID:AxGiYkP60


友「さて、メシは食ったが……」テーテーテーテーテテーテーテテー♪

友「っと、メールか……姉さんからってことは……」

友「転校生さん家の地図か、やっぱ姉さん人の心読めるんじゃね?」

友「メルメルっと……『助かります、これから向かいます』」チャリーン♪

友「ごめん、オレ今日急に生理が始まったから早退するわ!」ガタッ

クラスメイト「おぅ、先生には言っとくから、生理終わったら抱かせろよ!」

友「ごめんなさい、普通の人間には興味がありません! それじゃ!」テーテーテーテーテテーテーテテー♪

友「っと? 『アタシも土産持って後から行く、しっかりやんなさいよ はぁと』」

友「土産が気になるがご期待に沿えるようにがんばるとしますかにゃー!」
126 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:45:10.14 ID:AxGiYkP60


友「ここが転校生の家か……お嬢様って家ではなかったわけですが」ピンポーン

転校生母「はい、どちらさまでしょうか?」

友「すみません、転校生さんの友人の友と言いますが……」

転校生母「あらあら、あの子のお友達?」

友「えぇ、お話があったんですが今日休まれてたので……」

転校生母「そうですか……あの子昨日から部屋出てこなくって。 どうぞ」

友「お邪魔します……」
127 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:45:48.38 ID:AxGiYkP60

転校生母「こちらです……それにしても、あの子の友達が家に来たのは久しぶりですわ」

友「そうなんですか……」

転校生母「新しい学校の方ですよね? あの子と仲良くしてやって下さいね……」

友「はい……あ、ここですか」

転校生母「それでは、私は下に居りますので……」
128 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:46:54.78 ID:AxGiYkP60


友「おーい、転校生ちゃんいるかー?」コンコン

転校生「……」

友「いないならピッキングして下着漁るぞー!」コンコン

転校生「……なにしにきたのよ……」イライラ

友「お嬢様口調じゃないとこ見るとうすうす気がついてるんじゃない?」

転校生「入ってもいいわよ……」ガチャ
129 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:48:01.26 ID:AxGiYkP60

友「お邪魔しまーすっと! へー、なかなか可愛らしい部屋で」キョロキョロ

転校生「人の部屋を覗きに来たわけ?」

友「いやいや、そこまで暇じゃぁないな……学校はサボりだけど」

転校生「どーせあのお姉さんから全部聞いてるんでしょ?」

友「あー、オレだけはな。 男と幼は何も知らん」

転校生「バレてるなら同じことよ……で、私を殴りにでも来た?」

友「いや、オレってほら、紳士的だから」

転校生「はぐらかさないで!」
130 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:48:55.81 ID:AxGiYkP60

友「お前のことは姉さんから大体聞いたよ、今回の一連の仕組みとかさ」

友「あと聞いてビックリ、姉さんお前のこと知ってたんだってさ」

転校生「私のこと……?」

友「あぁ、詳しくは教えてくれなかったけどお前の昔の事件を調べてたってさ」

転校生「っ!」ビクッ

友「心配すんな、オレは本当に何も聞いてない。 それで目的だけどさ」

友「オレはひとつだけ分かんないことがあってさー、姉さんは気付いてるのかも知れないけど」

転校生「なによ、ここまできたらなんでもゲロってやるわよ?」
131 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:49:48.95 ID:AxGiYkP60

友「お前が幼にちょっかいかけてたのは分かった、でもその理由がわからん」

転校生「理由? 大したことじゃないわ……でも大体行動見てわかりそうなもんじゃない?」

友「それがさっぱり! だから姉さんにもニブいって言われるんだけどな」

転校生「男よ」

友「男?」

転校生「男がイケメンだったからさ、幼から寝取ってやろうと思って」

転校生「あんなロリより私のが美人でしょ? だから幼虐めてさ」

転校生「最終的にレイプでもしてショックで別れさせてから男につけこもうと思ってたわけ」

友「……」
132 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:51:05.67 ID:AxGiYkP60

転校生「なによ、呆れた?」

友「あぁ、呆れた。 お前にじゃなく、オレらに」

転校生「どういう意味?」

友「あー、なんというかな。 まー、どっちにしろそれ無理だな」

転校生「そうね、今なら分かるけどレイプくらいじゃあの二人別れないわね」

友「まぁその通りだとオレも思うが……」
133 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:51:51.69 ID:AxGiYkP60

転校生「心配しなくてもいいわよ、どーせ無理って分かったから昨日止めさせたし」

友「例のDQN?」

転校生「あと前の学校でつるんでた連中とかね。」

友「そうか……じゃぁ、もう幼と男は傷つかずに済むわけだな?」

転校生「私だって一人の人間を壊すところまではしたくないもの……」

友「あぁ、レイプなんてしたら二人は別れないが幼は確実に壊れる」

友「そこまで分かったから計画中止したんだろ?」

転校生「私だって昨日の話を聞いて何も感じない程ひどい女ではないわよ……」
134 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:52:36.82 ID:AxGiYkP60

友「あぁ、お前泣いてたもんな」

転校生「泣いたフリよ」

友「泣いてた」

転校生「泣いてない!」グスッ

友「泣くなよ」

転校生「うるさい! 泣いてたわよ! 悪い? 羨ましかったのよ!」

友「羨ましい?」
135 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:53:53.65 ID:AxGiYkP60

転校生「そうよ! なんであの二人はあんなに楽しそうに笑っていられるのよ!」

転校生「私も幼と同じ! 父親にレイプされたの! でも、誰も助けてくれなかった!」

転校生「なんであの子には男がいたのよ! なんで私には男がいなかったのよ!」

友「お前……」

転校生「でも男はきっと私のものにならない! もうどうしようもないじゃない!」グスッ

転校生「男がいればきっと私だって笑えたのよ……私はきっともう笑えないの……」ヒック
136 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:54:47.68 ID:AxGiYkP60

友「それは違う!」

転校生「違わないわよ!」

友「絶対に違う! 男がお前のものになれば笑えるんじゃねぇ!」

友「お前の過去を肯定してくれる奴がいるから笑えるんだろ?」

友「それは友達じゃダメなのか? 男や幼やオレが友達では笑えないか?」

転校生「無理よ! こんなことをした私が許してもらえるわけないでしょ!」

友「アホゥ! オレはともかく男と幼がそんな小さい人間だと思うか?」

友「お前はそんなことも許せないような奴を好きになったのかよ!」

転校生「っ! ……それはっ!」
137 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:55:22.31 ID:AxGiYkP60

友「安心しろよ……少なくともオレはお前を許してやる」ギュー

転校生「ちょ! やめてよ!」

友「男と幼も許すよ、きっと……」ギュー

転校生「なんで抱きしめるのよ……なんで許せるのよ……」

友「オレ達バカだからさ、失敗なんていちいち覚えてられないんだよ」

転校生「バカ……」

友「心配すんな、バカは沢山いる。 お前も笑えるようになるよ……」

転校生「こんなバカ、いるわけないよ……」ポロポロ
138 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 21:57:27.44 ID:AxGiYkP60
とりあえずここまで。

あと2セットの予定です。
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/06(火) 22:01:51.61 ID:Kpj9nH7Io
ひとまず乙
楽しみに読ませてもらってる
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/06(火) 22:03:25.82 ID:hRGOvNdu0
転校生ちゃんが人の不幸を心から喜ぶタイプじゃなくてよかった……
期待して待ってます
141 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:00:12.32 ID:AxGiYkP60


姉「ところがそーでもないんだなー、これが!」バンッ!

友「っ! お姉さま、いつの間にっ!」

姉「ヒヒヒ、ごちそーさまでした♪ 特別に80点やろう!」

友「減点内容は?」

姉「残念ながら頭と顔が悪かった」
142 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:00:55.73 ID:AxGiYkP60

転校生「アンタ何しにきたのよ……盗み聞きにきたわけ?」

姉「いやいや、配達にきたんだよ」

転校生「どういう意味よ?」

姉「ほい、ご注文のバカ一名お届けにあがりましたー!」グイッ

転校生友「転校生ちゃん……」オズオズ…

転校生「アンタ……! 今更なにしにきたのよっ!」


友「(どちらさま?)」ボソボソ

姉「(例の私の後輩ちゃん)」ボソボソ
143 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:02:01.15 ID:AxGiYkP60


転校生友「ごめんなさい、さっきの話とこれまでのこと全部聞いた……」

転校生「そう……」

転校生友「転校生ちゃん、私のせいで傷ついてたんだね……」

転校生「それは違 転校生友「違わないよっ!」

転校生友「私ね、あの時先輩に転校生ちゃんのこと聞いて、助けようと思った!」

転校生友「でも、事件が起きる前に気付けなかった自分が許せなくて……」

転校生友「転校生ちゃんが付き合ってた悪い子達が怖くて……」

転校生友「結局、そのままになっちゃった……」
144 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:02:27.31 ID:AxGiYkP60

転校生「アンタが悪いわけじゃないわよ……」

転校生友「ううん、私が悪いの! 今日先輩に今回のこと聞いて……」

転校生友「私がどれだけ転校生ちゃんを傷つけてたか分かった!」

転校生友「だから、今日は許してもらおうと思ってきたの……」

転校生「アンタ……」
145 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:02:59.44 ID:AxGiYkP60

転校生友「これまでごめんなさい! それから、また友達になって下さい!」

転校生「……バカ」

転校生「こっちこそ、私が悪いのにアンタのこと逆恨みしてた……」

転校生「これまでごめんなさい、それから、これからもよろしく!」ニコッ


友「いたね、バカが早速ひとり」

姉「言ったでしょ? バカを届けに来たって」
146 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:03:58.25 ID:AxGiYkP60


転校生「今日はありがとう……男と幼には明日謝るから」ペコリ

友「あぁ、あいつらも許してくれるだろ、それじゃまた明日な……」

姉「あー、忘れてた!」ポンッ!

友「何を?」

姉「メール送ったじゃない、土産持ってくるって」

友「転校生友さんじゃなくって?」
147 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:04:42.89 ID:AxGiYkP60

姉「あれは配達物……おーい、こっちきやがれ!」

友「きやがれって……っ!」

友カノ「なによ、その顔は!」

友「え、なんで友カノいんの? 土産ってこれ?」

友カノ「これ扱いすんな! このバカ!」ポカッ!

姉「そそ、言ったでしょ、片付いたら間に入ってあげるって」
148 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:05:17.92 ID:AxGiYkP60

友「別に今じゃなくても良かったんじゃ……」

姉「いやー、今だから良かったんだよ」

転校生友「お姉ちゃん!」トテトテ

友「? ……まさか……」

姉「そ、友カノの妹がまさかの転校生友ちゃんだったり」

友「なんだそりゃ!」
149 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:06:04.98 ID:AxGiYkP60


友カノ「仲直り出来たの?」ナデナデ

転校生友「うん……先輩と友さんのおかげ」

友カノ「ふん……バカもたまには役に立つじゃない!」

友「いつも役に立ちますけどにゃー」

友カノ「で、なんか言うことないわけ?」

友「いや、いっぱいあるけど電話拒否られてたわけで」

友カノ「うるさいわね! 反省する時間を与えてあげてただけよ!」

友「えーっと、うん、反省しました。 沢山しました!」
150 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:06:38.20 ID:AxGiYkP60

友カノ「で? 今なら気分が良いから聞いてあげないこともないけど?」

友「お付き合いを前提に結婚して下さい!」

友カノ「まだ結婚できないじゃない! ま、まぁ逆なら考えてあげてもいいけど……」プイッ


姉(デレた)

転校生友(デレた)


友「イヤッフー! これでまた彼女持ちだ! もう男×幼なんて怖くない!」ガバッ!

友カノ「ちょっと! 騒ぎすぎよ! ほらさっさと車に乗るの!」

転校生(うちの前でノロケないでくれないかなぁ……)
151 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:07:15.52 ID:AxGiYkP60


姉「で、結局ケンカの原因はなんだったわけ?」

友「えーと、なんだったんだろ……」

友カノ「こいつ、私がこのバカの誕生日祝おうと料理作って待ってたのにうちに来なかったのよ!」プンプン

姉「うわー、記念日の約束忘れるとか最低なバカね!」

友「いやいや、約束はしてなかったし」

姉「は?」

友「そもそも、多分その日は誕生日の前日だったし」

転校生友「はい?」
152 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:07:49.67 ID:AxGiYkP60

友「誕生日にいきなり電話かかってきて、『なんで昨日来なかったのよバカ! もう別れるから!』って」

友「その後着信拒否されて……なるほど、ようやく理解できたにゃー」

友カノ「……」

友「で、何か言うことは?」

友カノ「……私悪くないもんっ!」

姉・転校生友「「いや、アンタが悪いでしょ」」
153 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:08:23.72 ID:AxGiYkP60


姉「さて、お荷物二人は降ろしたから後は仲良く遊んでるでしょ」

転校生友「あっちも仲直りできて良かったです……」

姉「あー、昨日まであの子友くん友くんってうるさかったからねぇ……」ハァ…

転校生友「うちでも毎日電話握ったまま電話が来ないってウロウロしてましたよ……」

姉「自分で着信拒否にしたの忘れて電話待ってるとかどんだけ……」

転校生友「お姉ちゃんバカですから」

姉「まぁね、だからこそバカでないと付き合いきれないんでしょ」
154 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:08:52.16 ID:AxGiYkP60

転校生友「でも、友さん本当に良い人ですね……さっきのは普通なら愛想つかされますよ?」

姉「それに友カノって常時ツンツンだからね……稀にデレるけど」

転校生友「はい、だからずっと恋愛も失敗続きで……」

姉「男性不振になってたとこにあのバカを紹介してやったわけだ」

姉「まぁ、それまで友カノと付き合ってた相手も全員女性不振になってたんだけどねー」

転校生友「本当、友さんが居てくれて良かったです……」
155 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:09:25.91 ID:AxGiYkP60

姉「まぁ、見方によっては不良債権押し付けられたようなもんだけど」

姉「あいつらお似合いだし、まぁ良かったよね?」

転校生友「ですよね!」

姉「さて、次はアンタの番だからね……今度良いのを紹介してあげるから待ってなさいよ!」

転校生友「いや、人の世話の前に自分の心配して下さい……」

姉「あいたー」
156 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:10:00.20 ID:AxGiYkP60


姉「というわけで無事解決しましたー! ドンドンパフパフ」

幼「わーい! 姉ちゃんありがとー!」ガバッ

男「……」

姉「なに? おと、なんか文句あるわけ?」

男「いや、昨日の決意空しく勝手に終わってしまったわけで」

男「ついでに、原因がまたなんとも……」

幼「空しくないよー! ボクは嬉しかったから意味はあったよー!」
157 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:10:49.84 ID:AxGiYkP60

姉「てか、これ一番悪いのアンタだよね?」

男「今日ほど自分の容姿で後悔した日はないかもしれない」

幼「おとくん、かっこいいよー?」

姉「ま、明日お前等に謝るって言ってるからさ、ちゃんと話してやんなよ?」

男「まぁ、オレはともかく、幼。 お前は転校生ちゃんを許せるか?」

幼「んー? 謝ってくれるんでしょー? だったら許すよー」
158 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:11:20.29 ID:AxGiYkP60

幼「でもねー! ボクももし、おとくんがいなかったらって考えるとね……」ウルウル

男「いきなり泣くな!」

幼「だからね、転校生ちゃんの気持ちもわかるってことー!」

男「そっか、そうだな……」ナデナデ

姉「で、おとは絶対に許さないよ、と。 鬼だな、アンタ」

男「人の考え捏造すんな!」
159 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:12:21.08 ID:AxGiYkP60


幼「でも、さみしくなるなー」

男「何が?」

幼「おとくんの家へのお泊り終了ー。 問題解決したわけだからさー」

男「あー、言われてみればそうだったな」

幼「隣だからそれほど変わらないけどねー、でも夜一人でいるとね……

幼「たまに昔のことが思い出して、震えてるときもあるんだよー」
160 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:12:58.11 ID:AxGiYkP60

男「そうだったのか? 初めて聞いた気がする」

幼「うん、今初めて言ったよー。 抱え込まないって約束だもんねー!」ニコッ

男「そっか……まぁ、そういうことならしばらくはこのままでいいんじゃない?」

幼「同棲ってやつー?」

男「なんか違う気もするけど、まぁ恋人同士なわけだし……」

幼「なんかえっちぃねー!」

男「アホ! 下心は……ごめん、少しあった」
161 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:13:50.73 ID:AxGiYkP60

幼「ボクは別に……いいよ?」

男「お前多分怖がるだろ? お前が苦しむのはヤダって言ったよな?」

幼「でも、それじゃまだだいぶ先まで出来ないかもだよー?」

男「いいよ、今はこれで充分」ギュー

幼「えへへー」ニコニコ
162 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:14:18.70 ID:AxGiYkP60


姉「非常に紳士的だけどヘタレなので30点」

母「まぁ、同じ部屋に入れとけばどーせ我慢できなくなって」

母「『さきっちょだけ、さきっちょだけだから!』とか言い出すでしょ」

姉「ヘタレここに極まれり」ハァ…
163 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:15:06.21 ID:AxGiYkP60


母「おはよう、ヘタレ」

姉「起きたか、ヘタレ」

男「朝っぱらから気分悪くなった」

幼「おはよーございます!」

母「幼ちゃん、今日は学校行けるわね?」

幼「はい! 昨日一日充電できたからー!」
164 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:15:41.77 ID:AxGiYkP60

姉「そっか、ならきっちりけじめつけさせてあげな?」

男「姉貴、色々ありがとな?」

姉「いいよ、こっちもやり残してたことの一つがすっきりできたし」

姉「それよりさ、転校生ちゃんアンタのことが好きだったってことはわかったよね?」

姉「きちんとけじめつけてあげなさいよ? それが好きになってくれた人への責任だからね?」

男「あぁ、わかってるよ……」
165 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:17:14.13 ID:AxGiYkP60


男「はよー」幼「おはよー!」

友「イヤッフー! 心の友よ、今日は素晴らしい朝だ!」

男「昨日頑張ったのは認めるけどナニこいつウゼェ」

友「フフフ、昨日友カノと元サヤに収まったんだにゃー! そこの独り者共羨ましいだろー!」

友「で、『アンタなんてどうでもいい』とか『キモい、こっち見んな』とか言いつつ朝まで……」

男「お前、元サヤどころか嫌われてないか?」
166 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:18:08.30 ID:AxGiYkP60

転校生「……」ガラガラッ

友「よう! おはよーさん!」

転校生「あ……お、おはよう」プイッ

男「……おはよ」幼「おはよー!」

転校生「…その、さ。 なんていったらいいんだろ……」オズオズ
167 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:18:48.93 ID:AxGiYkP60

男「お前さ……」

転校生「……うん」

男「お嬢様口調止めたんだな……まぁ、キャラ作ってるのは見え見えだったけど」

転校生「っ! そうじゃないでしょっ!」カァッ!

男「まぁまぁ、積もる話は昼休みにしようぜ」

幼「そうだねー! ボクも話したいこといっぱいあるよ!」

転校生「……うん」
168 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:20:20.25 ID:AxGiYkP60


転校生「それで……聞いてるとは思うけど、幼さんへの嫌がらせは全部私のせいだったの……」

転校生「幼さんのこと知らなかったとはいえ酷いことしちゃった……本当にごめん!」ペコペコ

幼「気にしなくていいよー! おかげでボクも素直になることが出来たしねー!」

転校生「許してくれるの……?」

幼「うん! だっておとくんのことが気になったからこんなことしたんでしょ?」

幼「おとくんは譲れないけど、ボクも転校生ちゃんの気持ちはわかるから……」

幼「人を好きになるのはしょーがないもんねー!」ニコッ

転校生「幼さん……」
169 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:20:51.77 ID:AxGiYkP60

男「オレも許すよ、元はと言えばオレが悪いんだし」

転校生「そんな! 違うよ、私が悪いの!」

男「そうじゃないんだ……ちゃんと気持ちは受け止めて答える。 だから放課後残ってくれる?」

転校生「……うん」

友「まー、これで仲良し4人組の復活ですにゃー!」

幼「わーい!」

友「それじゃ、今日は皆で仲直り記念に4人で遊んで帰ろうぜ!」

男「そだな!」

転校生「……みんな……ありがと……」グスッ
170 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:21:21.19 ID:AxGiYkP60


男「それじゃ、後で行くから校門のとこで待っててくれるか?」

友「おぅ、慌てないから二人とも納得するまで話してこいよ!」

幼「待ってるからねー!」ブンブン

男「それじゃ、静かなとこ行こうか」

転校生「……うん」
171 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:22:28.72 ID:AxGiYkP60


男「それでさ、その、オレのこと好 転校生「待って、私から話させて?」

男「……あぁ」

転校生「最初はね、遊びで幼さんから奪うつもりだったの。 男くんカッコいいから」

男「……」

転校生「でもね、あの日、幼さんの過去を聞いてさ、本気になっちゃった」
172 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:23:43.29 ID:AxGiYkP60

転校生「あんな過去を持ってる女を、まるごと受け止めてくれる人、今まで居なかったから」

転校生「もし私にも男くんのような彼が居たら、今頃絶対幸せになれてたんだろうなって……」

転校生「私、こんなにも好きな人が出来たの、初めて……本気でアナタが好きになったの!」


転校生「だから、男くん、好きです。 付き合ってください」
173 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:24:18.14 ID:AxGiYkP60


男「ごめん」

転校生「うん、わかってる。 幼さんにはかなわないもの」グスッ

男「あぁ、幼が一番大事なのは合ってる。 でも、そうじゃないんだ」

転校生「……どういうこと?」Prrrrrrr

転校生「(チャラ男?)ごめん、ちょっと待ってて!」
174 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:25:00.41 ID:AxGiYkP60


転校生「……もしもし」

チャラ男「……よぅ」

転校生「……もう連絡してこないでって言ったでしょ」

チャラ男「あぁ、一昨日は悪かった。 オレもいきなりの話でイラついちまった」

チャラ男「元はといえば傷心のお前を玩具にしてたオレが悪かったんだ、スマン」

転校生「……だったら!」
175 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:26:15.38 ID:AxGiYkP60

チャラ男「わかってる、もうオレもビッチも連絡はしない……

チャラ男「だが、お前にちょっと言っとくことがあってな」

転校生「なに?」

チャラ男「チャラ男Aが暴走してる。 アイツ、例のロリにマジでご執心だったみたいだ」

転校生「ちょっと! どういうこと!?」

チャラ男「お前が手を引くって話はオレから全員に回したんだけどな……」
176 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:26:58.94 ID:AxGiYkP60

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チャラ男『……ってわけで、あいつもうオレらとつるむ気ねーんだってよ! クソッ!』

ビッチ『つまんなーい! あの子顔は良かったから良い男引っ掛けるのに便利だったのにー!』

ビッチ『で、そうすると例の遊びはどうするわけー?』

チャラ男B『どうするも何も、これ以上やってもオレらにメリットないじゃん?www』

DQN『そうそう、オレら転校生がヤらしてくれるからってやってただけだし?www』

チャラ男『アイツに紹介したオレが言うのもアレだが、お前等そんな理由で良くやるよな……』

チャラ男C『ま、そういうわけで餌がないのに犯罪犯すまではやるつもりねーしwww』
177 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:28:08.04 ID:AxGiYkP60

チャラ男A『……ふざけんな』

チャラ男『チャラ男A、なんか言ったか?』

チャラ男A『ふざけんなっつったんだよ! なにがやめるだ? オレはやるぜ!』

チャラ男B『マジで?www』

チャラ男A『転校生なんかどうでもいんだよ! あのロリさー、マジでオレの好みなわけ!』

チャラ男A『だ・か・ら! あれを食うのが目的なのにやめるわけねーだろーがよ!www』
178 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:29:07.42 ID:AxGiYkP60

チャラ男C『おまえ、マジ真性のロリコンかよ……オレは知らねーからな?』

チャラ男A『あぁ、お前等は勝手に怖気づいてろ!』

チャラ男A『オレは勝手にやらせてもらうわwww』バタンッ タッタッタッタ

ビッチ『アイツ、ヤクでもキめてんの? マジあぶねーんだけどwww』

チャラ男C『つってもな、アイツに巻き込まれてサツとかオレいやだぜ?』

チャラ男『だな、あのバカの暴走に付き合う義理はねーか……』

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179 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:29:53.90 ID:AxGiYkP60


チャラ男「で、アイツが人集めてるっぽいから念のため連絡したわけ」

チャラ男「オレらと縁切るってことは、多分そっちであの写メの奴等と仲良くなったんだろ?」

チャラ男「だから、コイツはお前を弄んだオレのお詫びだ。 まぁ、オレも助かるしな」

転校生「……ありがと」
180 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:30:33.52 ID:AxGiYkP60

チャラ男「礼なんか言うな。 ゴタゴタに巻き込まれたくねーだけだしwww」

チャラ男「んじゃな、もう連絡しねーから…… あの子、守ってやれよ?」プツッ

転校生「チャラ男……ってそれより!」

男「どうした? なんかあったか?」

転校生「男! 幼が危ない!」
181 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:32:27.12 ID:AxGiYkP60


男「っ! あいつらがいない!」ハァハァ

転校生「向こうの方にもいないわ!」ハァハァ

男「二人とも電話に出ねーし……っと!」Prrrrrr

男「もしもし! 友か! なにがあった!」

友「……わりぃ、幼が……」

男「幼がどうした、何が 転校生「落ち着きなさい! 代わったわ、説明して」

友「幼がしらねー奴らに連れてかれた!」
182 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:34:05.55 ID:AxGiYkP60

転校生「アンタ今どこにいるの?」

友「校門でボコられた後、すぐ後追ったんだが見失っちまった!」

友「えっと、今は……お前の家行く途中の公園の近くだ!」

転校生「わかった! 私たちもすぐ行くから!」

転校生「アンタはその辺り探して見つかったら連絡しなさい!」

友「わかった! 切るぞ!」プツッ
183 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:34:32.33 ID:AxGiYkP60


男「どうなった! 幼は、友は無事か?」

転校生「マズイわ。 友は無事だけど幼は拉致られた。 私のうち近くの公園辺りらしいわ」

男「クソッ! オレのせいだ! 探しにいかなきゃ!」

転校生「落ち着きなさい! これは私のせいだし、先にやることがあるでしょ!」

男「やることってなんだよ!」

転校生「幼を助けたいなら使えるものは全部使うの! さ、早く電話して!」
184 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:35:07.27 ID:AxGiYkP60


姉「はいはーい、愛しのお姉さまですよーん?」

男「姉貴、助けてくれっ!」

姉「……何かあったの? 落ち着いて説明しなさい」

男「幼が転校生の家近くの公園辺りに連れ去られた、友もボコボコにされてるらしい!」

姉「っ! ったく、バカが暴走しやがったか…… おーけー、理解したわ」
185 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:35:59.06 ID:AxGiYkP60

男「オレはどうすればいいっ?」

姉「幼ちゃんの写メこっちに送りなさい。 知り合いに回して幼ちゃんを探す」

姉「情報があれば回すから、アンタはそっちに向かいなさい!」

男「わかったっ! 頼むよ、姉貴!」プツッ


姉「……アタシの幼ちゃんに手出そうってバカがいるわけか……」

姉「これは、久しぶりにマジでやってやる必要があるわね……」ニコッ
186 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:36:55.11 ID:AxGiYkP60


男「よしっ、オレたちも向かうぞ!」

転校生「わかった! あの辺り廃工場とか路地裏が多いから多分そこね!」

転校生「大丈夫、アンタのお姉さんならすぐ見つけてくれる!」

男「なんでそんなのわかるんだよ!」タッタッタ

転校生「知らないの? 姉先輩、昔から揉め事に首突っ込んでは解決してたから」

転校生「あの人の情報網はハンパないって話よ!」タッタッタ

男「マジかよ……ただのニート腐女子にしか思えないんだけど……」
187 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:38:01.11 ID:AxGiYkP60


男「ハァハァ、この辺りかっ!」

転校生「えぇ……すぐそこが公園よ!」Prrrrrr

男「もしもしっ! 姉貴かっ!」

姉「おとっ! 今どこ?」

男「例の公園の近く!」

姉「その先の廃工場の方向へ幼ちゃんらしい子を連れた連中が向かったのを見た人が居たわ!」
188 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:38:30.94 ID:AxGiYkP60

男「廃工場? そこにいるんだなっ!」

姉「場所は多分転校生ちゃんが知ってるでしょ! アタシもすぐ行く!」

姉「相手は3人くらいだけど、アンタ無茶すんじゃないわよ! あとこの電話転校生ちゃんに!」

男「転校生さん、廃工場はどっち!?」

転校生「こっちにまっすぐ行ったとこよ!」

男「わかった! これ頼む!」ポイッ!

転校生「あ! ちょっと、無茶よ! ……もしもし!」
189 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:38:59.61 ID:AxGiYkP60


男「ハッ、ハッ、廃工場はあれか!」

友「おい、男! 幼は見つかったか!」

男「友、無事か!」

友「あぁ、今は大丈夫だ、それよりっ!」

男「あっちの廃工場だ!」

友「わかった! 行くぞ!」
190 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:39:58.69 ID:AxGiYkP60


チャラ男A「ハハハ、何ビクついてんだよぅ……楽しいことするだけだぜwww」

幼「はな……して!」

DQNB「震えてやんの! ギャハハハハハ!」

DQNC「おめーの顔が怖ぇからだよ、ギャハハハハ!」

幼「なんで……もう転校生ちゃんは何もしないって!」

チャラ男A「転校生? 関係ねーよ、んなもん!」
191 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:40:54.03 ID:AxGiYkP60

チャラ男A「オレのこと覚えてねーか? この前ナンパしてやったじゃんよーwww」

幼「あのときの……」

チャラ男A「あの時からさー、お前のこと忘れられねーんだよ!」

チャラ男A「今日は邪魔も入らねーしさ、ゆっくりと楽しませてくれよぉ!www」

幼「やだ……! やめて!」
192 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:41:35.38 ID:AxGiYkP60

チャラ男A「こいつ押さえつけろ!」

DQNB「おう! やべー、もう勃ってきたわwww」

DQNC「チッ、おとなしくしろボケッ!」バキッ

幼「痛ッ! ……あ……あ……」ブルブル
193 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:42:02.40 ID:AxGiYkP60

幼(殴ら……れた? い、たいいたいいたいいたい)ガクガク

幼(『大人しくしろ! お前はオレのもんだから好きにしていいんだよ!』バキッ)

幼(『お前は親父に売られたんだよ! 黙って腰振りやがれっ』ゴスッ)

幼(またなぐるのぶたれるのいやいたいのやだたすけてたすけてたすけて)
194 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/06(火) 23:44:54.86 ID:AxGiYkP60
というわけで休憩です。

とんでもないとこで寸止めなのは仕様です。
次は0時半くらい?

転校生「アンタ、なんでパンツ脱いでるの?」
195 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:30:09.62 ID:hylA87Tw0

DQNC「おー、大人しくなったぜーwww 震えちゃってかーわいいー!www」

幼「……だ……けて……」ガクガク

DQNB「チャラ男A、どうするよ!www いきなり突っ込むか?www」

チャラ男A「バーカ、どうせ邪魔入らねーんだからゆっくり楽しむんだよ!www」

チャラ男A「おい! とりあえずそのシャツ破れ!」

DQNC「任せろ! うわ、もう出ちまいそうに興奮するわー!」ビリビリィッ
196 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:31:41.83 ID:hylA87Tw0

幼「……っ!」

DQNC「マジかよ! こいつブラもしてねぇ! どんだけロリだよ!」

DQNC「貧乳たまんねーなぁ! ってなんだこりゃ! うぇっ!」

チャラ男A「んだよ、どした?」カチャカチャ

DQNB「うわー、これ見てみろよ、気持ちわりー!www」

チャラ男A「あぁ? なんだ?……火傷に傷に……乳首まで火傷で潰れちまってるじゃねぇかよ!」
197 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:32:15.87 ID:hylA87Tw0

幼「……見な……いで……」グスッ ヒック

幼(『へへへ、痛いか! もっとよがれ! お前は痛いと締まるからなぁ!』ジュゥゥゥ)

幼(『どうせこんなもん使うことねーんだ、いらねーだろ! ほら、喜べ!』ジュゥゥゥ)

幼(あついいたいきもちわるいこんなのおとくんにきもちいいきらわれるいたい)
198 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:33:10.62 ID:hylA87Tw0

チャラ男A「なに? こんな可愛い顔してそんな性癖でもあんの?www」

チャラ男A「このギャップもたまんねーな! オラッ、咥えろ! 歯ぁ立てんなよ!」グポッ

幼「っんぶっ!」

DQNB「うわ、なにこれマジで倒錯的……我慢できねーわ」シコシコ

DQNC「あー、オレも! AVなんかとは全然ちげーし!」シコシコ
199 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:33:52.17 ID:hylA87Tw0

チャラ男A「んだ? ほら舐め回せよ!」

幼「…ん…ちゅ……ジュル……ふっ……」

チャラ男A「やべー、コイツビッチよりうめぇ! どんだけ仕込まれてんだ?」ハァハァ

幼(『ほら、父さんのをキレイにしなさい……そう、うまいぞ……』)

DQNB「おい! 手空いてんならオレの相手もしろ! しごくんだよ!」

DQNC「おぅ、ホントだ、手コキもめちゃくちゃうめぇよコイツ!」

幼(『ほら、右手がお留守ですよ……そうです、優しく上下に……』)
200 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:34:32.96 ID:hylA87Tw0

チャラ男A「やっべ、もう出るぞ! オラ、しっかり飲めよ! クッ」ドクッ!

幼「んぐっ! ……ん……んっ……うぇぇ」ボタボタ

DQNB「オレももうだめだ、おい、ぶっかけてやっからこっち向け! うっ!」ビュッ!

DQNC「オレも出すぞ、ぐ、うぅぅ、イくっ!」ビュルッ!
201 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:35:06.89 ID:hylA87Tw0

幼「……あ…………」

幼(これ……せーえき……にがいのやだ……)

幼(『出すぞ! 飲め! なに吐いてやがる! 父さんのがそんなに汚いか!』)

幼(『ほら、うめぇだろ! 飲んだらお礼を言うんだよ! ほら!』)

幼「…あ……出し……さって…あり…がとう…ございます……」

DQNB「なんだコイツ、お礼言い始めたぞ!www」

DQNC「誰だよ、こいつここまで仕込んだの!www」
202 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:35:35.00 ID:hylA87Tw0

幼「……え?……あ……」ブルブル

幼(お礼……ちがう、ちがうの……もうあいつらはいない……)

幼(でもぶたれるのいやいたいのいやきもちわるいのいやだからゆるして)

幼(いうこときけばゆるしてくれるいたくないきもちいいきもちいい)

チャラ男A「それじゃ、そろそろ本番行くか! オレが一番だからな!」

DQNB「はいはい、下はどんだけ仕込まれてるか楽しみでたまんねーわ!www」

DQNC「ガバガバなんじゃね? ギャハハハハハwww」
203 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:36:14.66 ID:hylA87Tw0

幼「……いうこと……きくから……いたいこといや……」

幼「……いたいのいや……きもちいいの……すき……」

チャラ男A「あぁ? わかったわかった、気持ちよくさせてやっからさ、ほら自分でズボン脱げ!」

幼「……わかり……ました……」カチャカチャ

幼(いたいのいやだもん……きもちいいなら……もう、いいや……)

幼(……おとくん…………ごめんね……)

チャラ男A「よーっし、それじゃ……」


男「てめぇら! 幼になにやってやがる!」ガチャンッ!
204 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:37:04.67 ID:hylA87Tw0


DQNB「んだよ! 邪魔入らねーんじゃなかったのかよ!」

DQNC「声でも漏れてたか? くそっ!」

チャラ男A「声が漏れるわけねーだろ! なんでここバレてんだよ!」

男「おい、てめぇらだまれ!」

友「幼! 大丈夫か!」

チャラ男A「んだよ、コイツのお友達かよ!」

DQNB「アイツさっきボコにした奴じゃん、しつけーなwww」

DQNC「また殴って下さいってかぁ? バッカじゃねぇの?」
205 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:37:32.30 ID:hylA87Tw0

男「黙れっつってんだよ……幼を放せ!」

チャラ男A「あぁ? ちげーだろ、仲間に入れて下さい、だろ?www」

DQNC「ほらほら、お友達もやらせてやるからさ、オレらの後にwww」

友「こいつら……殺す!」

チャラ男A「チッ、おい、先にこいつらやるぞ……」カチャカチャ

DQNB「ボコボコにして目の前で本番イっちゃいますかー?www」カチャカチャ

DQNC「いいねそれ、おもしろそーwww」カチャカチャ


男「やるぞ、友」

友「あぁ、お前も死ぬ気でいけよ!」
206 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:37:58.58 ID:hylA87Tw0


男「ぐっ! ゴフッ!」

友「男! ガッ!」

DQNB「なーに余所見してるわけ?www」

チャラ男A「こいつら調子乗ってた割には弱ぇな! そんなんで邪魔しにきたのかよ!」ドガッ!

男「グハァッ!」

DQNC「お前もわざわざもっかい殴られにくるとか笑えるな!www」ガスッ!

友「痛っ!」ドサッ
207 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:38:36.03 ID:hylA87Tw0


幼(……あれ……おとくんの声が聞こえる……)

男「……! …………!」

幼(おとくん殴られてる……いたいの? やめよう?)

幼(守ってくれなくていいんだよ?……ボクはどうせ……)

男「………!……!」

幼(なんでそんなにボロボロになってるのに……)

幼(ボクは……守ってもらう資格なんてないのに……)

男「……! 幼はオレが守る!」

幼(っ! おとくんがボクを守ってくれる……? ちがう……)
208 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:39:12.34 ID:hylA87Tw0

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少年『またあいつらにいじめられそうになったらいえよ! ぼくが守ってあげるから!』

少女『ほんとう?』

少年『うん! ずっといっしょにいて守ってあげる!』


少女『じゃぁね、あなたがいじめられたらわたしも守ってあげる!』

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209 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:39:38.96 ID:hylA87Tw0


幼(ボクがおとくんを守らなきゃいけないんだっ!)

幼「……っ!」ダッ

チャラ男A「オラ、そろそろ倒れろよ!」ガスッ!

男「ぐぅ……」ドサッ

チャラ男A「しつこい奴だったな……トドメ刺してや…… ガッ!」ドサッ!

DQNB「んだ? チャラ男A、どうした? ……っテメェ!」

幼「フー、フー……っ! おとくんは、ボクが守るんだっ!」

男「……幼……おまえ……」

DQNC「調子にのりやがって……テメェらいい加減に!」
210 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:40:10.09 ID:hylA87Tw0


姉「はい、そこまでー!」

幼「…姉ちゃんっ!」

男「……あねき……おせーぞ……」

友「……」
211 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:40:43.99 ID:hylA87Tw0


チャラ男A「んだ? また邪魔かよ、なんでだよこの野郎ォォォォ!」

姉「あらあら、皆ボロボロにされちゃって……も少し鍛えないとダメねー」

DQNC「なに調子に乗ってんだよ、テメェも犯してや…… グハッ!」バキッ

姉「はいはい、アタシが相手してあげてもいーんだけど、落ち着いて周りを見てみたら?」

チャラ男A「周り? ……んだよ、これは!」
212 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:41:12.12 ID:hylA87Tw0

DQNB「なんだこいつら! アイツ隣町のヤクザじゃねぇか!?」

姉「お友達呼んでたらちょっと遅くなっちゃった。 おと、ごめんね?」

チャラ男A「なんでヤクザまで来るんだよ……どうなってんだよ!」

姉「んー、それはアタシの大事な家族に手を出したからだよ?」

姉「アタシの幼ちゃんをこれだけ傷つけたんだもの……本気で潰してアゲル」ニコッ
213 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:41:41.76 ID:hylA87Tw0

若頭「お前等、このガキども取り押さえろ」

組員「はいっ」

チャラ男A「やめろ、放せ! 放して下さい! 助けてっ!」

DQNB「ごめんなさい! 助けて下さいっ!」

DQNC「ど、どこへ行くんですか! 放して下さいっ!」

若頭「行け」
214 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:42:20.17 ID:hylA87Tw0


姉「おと、大丈夫?」

男「あぁ、なんとか……幼は?」

姉「無事……とは言えないわね。 ホラ、そのコート着せてあげなさい」

男「あ、あぁ……幼、大丈夫か?」バサッ

幼「……おとくんこそ……」

姉「ったく、無茶するなって言ったのに! まぁ、無茶のおかげで間に合ったから許したげる」
215 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:42:51.19 ID:hylA87Tw0

男「姉貴、何がどうなったわけ……」

姉「んー、お友達を呼んで助けに来たの」

男「お友達って……」

若頭「コイツには以前ちょっと借りがあってな、それを返しただけだ」

若頭「それにうちのシマで勝手にヤク流してるのがアイツらだってコイツが教えてくれてな」

若頭「うちの組としてもメリットがあった。 それだけだ」
216 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:44:36.19 ID:hylA87Tw0

姉「そんな言い訳しなくても助けてくれたと思うけど?」

若頭「そんなことは……ない。 だいたい本当はお前一人で充分だったろう?」

姉「アイツらアタシの大事なものを傷つけようとしてたからね……」

姉「叩きのめして終わりってわけにいかないでしょ? 期待してるわよ?」ニコッ

若頭「アイツらはうちの組の流儀で処分する。 では、オレ達は引き上げるからな」

姉「わざわざありがとねー!」ブンブン
217 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:45:09.32 ID:hylA87Tw0


姉「という感じなわけです」

男「姉貴、なにモンだよ……」

姉「そんなことはどうでもいいの! それより幼ちゃんをちゃんと介抱してあげなさい!」

男「わかってる……幼! こっちにこい!」
218 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:45:40.83 ID:hylA87Tw0


転校生「男! 大丈夫?」

男「あぁ、見た目ほど酷くない。 幼の方がよっぽど……」

転校生「幼……ごめん、ごめんね! 私のせいなの! 私がバカなこと考えなきゃ!」グスッ

幼「……転校生ちゃんは悪くないよ……ボクが弱いから……」

男「バカ! お前は弱くないだろ! トラウマを振り切って最後オレを助けてくれただろうが!」

幼「……おとくん……ボクはおとくんを守れたのかな……?」

男「守ってくれたよ! 幼ちゃんが! 昔の約束守ってくれたの!」ポロポロ

幼「……おとくんっ!……怖かった、怖かったよ! うわぁぁぁぁぁん!」ポロポロ

転校生「男……幼……良かったね……」
219 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:47:15.16 ID:hylA87Tw0


姉「で、アンタはいつまで気絶してるわけ?」

友「……すみません」

姉「本当は落第だけど、まぁノされるまでは頑張ってたみたいだし特別に許してあげよう!」ギュー

友「ちょ、お姉さま! 傷に胸が! 痛気持ちいい! 当たってるから!」

姉「当ててんのよ! 友カノにはナイショにしといたげるから、甘えなさいな……」

友「……ありがと、お姉ちゃん……」ギュッ
220 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:48:25.66 ID:hylA87Tw0


姉「さ、家についたわよ」キー、バタン

幼「……」ブルブル

転校生「幼、大丈夫?」

姉「今になって恐怖がぶり返してきたんでしょうね、おと、ちゃんと看病してあげなさい?」

男「姉貴は?」

姉「転校生ちゃん送ってから、こいつ病院につれてくわ。 気絶してたし念の為頭検査しないと」
221 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:49:02.23 ID:hylA87Tw0

転校生「元から頭悪いけどね」コツン

友「治療して良くなるといいにゃー」

男「わかった、いってらっしゃい」

姉「先に風呂沸かして、幼ちゃん入れてあげなさいよ! じゃ、行くわよ」

転校生「お大事にね……また明日」

友「無事だったらまた明日にゃー!」
222 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:49:25.52 ID:hylA87Tw0


男「幼、風呂沸いたぞ」

幼「……うん……」

男「どうした? その……汚れ落とした方がいいよ?」

幼「……一人になるのが怖い……」フルフル

男「っ! お前……」

幼「いっしょに……入ってくれない……?」
223 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:50:09.83 ID:hylA87Tw0


男「……入るぞ?」ガラガラ

幼「……うん」

男「バカ、タオルくらい巻いとけ!」バサッ

幼「……うん」シュル

男「その……ケガとか、大丈夫か?」

幼「……ボクはケガしてないよ……それよりおとくんの方が……」
224 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:50:39.12 ID:hylA87Tw0

男「あー、アザにはなってるけどそれほど酷くないから、大丈夫」

幼「でも、顔とか……」

男「こんなのすぐ直るから! それより、幼こっち向け」

幼「……ん」クルッ

男「ほら、洗い流してやるから……動くな」ジャー

幼「……ん」
225 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:51:21.20 ID:hylA87Tw0


男「……」ジャー

幼「……おとくん……」

男「……ん?」

幼「ボクね、あいつらに傷見られちゃった……」

男「……そうか……」

幼「あいつらね、気持ち悪いって……」フルフル

幼「そうだよね、顔以外全身に火傷や傷があるんだもん!」
226 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:52:02.99 ID:hylA87Tw0

男「……気持ち悪くなんてない」

幼「気持ち悪いよ! おとくん知ってるでしょ! ボクのほら、ここなんて火傷で潰れてる!」

男「……気持ち悪くなんてない!」

幼「それにほら! ここも! こんなところまで! ボロボロなんだよ! 汚らわしいんだよ!」

男「汚らわしくない! お前は何も悪くないだろうが!」

幼「ボクね、あいつらに犯されてるときね、自分からしたんだよ……?」

幼「痛いのイヤだから、自分からすれば痛くされないから!」

幼「あいつら、気持ち良い、上手だって! そうだよね! そんな風に モガッ」

男「幼! それはお前のせいじゃないんだよ!」
227 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:52:38.69 ID:hylA87Tw0

幼「……ボクのせいだよ……痛いのヤダから、気持ち良くなりたいって……穢れてるんだよ」

男「幼、オレは同じことは何度もは言わないぞ」

幼「……おとくん……」

男「オレは、その傷も、お前の過去も、全部ひっくるめてお前が好きだよ」チュッ

幼「……おと……くん……ダメだよ、汚いよ?」

男「……ホラ、汚くなんてない」ペロッ

幼「……おとくん」ポロポロ

男「ほら、泣くな……風呂のお湯がしょっぱくなるぞ?」

幼「……姉ちゃんが飲むときに困っちゃうね?」ニコッ
228 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:53:16.82 ID:hylA87Tw0


男「……いいのか?」ドキドキ

幼「おとくんの方こそ……本当にいいの?」

男「……当たり前だろ?」

幼「おとくん……唇のとこ、切れてる……」チュッ

男「……ん……」チュッ

幼「…ふ……チュブ……」チュル…

男「…………プハッ」ツー

幼「……どう?」

男「キス……上手だな?」

幼「……バカ」コツン
229 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:53:50.43 ID:hylA87Tw0


幼「本当にボクの体、醜くない? イヤなら見なくても……」

男「バカ、見たいんだよ……ちゃんと見せて?」

幼「……恥ずかしい……」

男「オレだって恥ずかしいよ……」チュッ

幼「乳首は……汚いからダメだよ……」

男「汚くないって言ったろ?」チュッ

幼「……ごめん」
230 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:54:22.17 ID:hylA87Tw0

男「幼、そっちも見て良いか?」

幼「……うん」カァッ

男「こんな風になってるんだ……ちょっとグロい?」

幼「やっぱり汚い? ゴメンね……」

男「そういう意味じゃなくてさ……お前は面倒な奴だな……」チュッ

幼「……んっ……」
231 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:54:57.04 ID:hylA87Tw0

男「……ちゅ……ズル……んちゅ……」チュチュ

幼「……ふっ……おと……くん! やめ……」

男「……気持ち良い?」ペロッ

幼「っうん……もう……ダメ……イくっ!」ブシュッ

男「……イっちゃった?」

幼「……うん」カァァ
232 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:55:36.78 ID:hylA87Tw0


男「幼、そろそろ……」

幼「うん、おとくんももうこんなになってる……」

男「入れるぞ……」

幼「……うん」

男「っ! ふっ」ニュルッ ツプ…

幼「……んっ!」ギュッ
233 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:56:10.47 ID:hylA87Tw0

男「入った?」

幼「……うん、大丈夫。 ちゃんと奥まで入ったよ……」

男「そっか、オレ初めてだからさ……んっ!」ビクッ

幼「大丈夫?」

男「うん、思ってた以上に気持ち良いから……」

幼「……良かった」ニコッ

男「やっと幼と一つになれたな……」

幼「うん……おとくんのはじめて貰っちゃった……」
234 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:56:48.13 ID:hylA87Tw0

男「こうしてるだけでも気持ちいいな……」

幼「ボクが……動こうか?」

男「……オレにやらせて……?」ギシッ

幼「……んっ」チュプッ チュプッ

男「……幼……すごい……!」ジュプッ ジュプッ

幼「おとくん……気持ちいいよ……」ジュプッ ジュプッ

男「……は……ぁ……」パンッ パンッ
235 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:57:47.96 ID:hylA87Tw0

幼「ね……おとくん……ボクもう」パンッ パンッ

男「…オレも……もう……ダメ、かも……」パンッ パンッ

幼「ね、一緒に……」パンパンッ

男「……うん……」パンパンッ

幼「おとくんっ!……もう……ダメッ!」パンパンパンッ

男「……ダメだッ! もうイクッ……!」パンパンパンッ

幼「ッ、んぅぅっ………」ズリュッ チュポンッ

男「あ……っ……くぅっ!」ビュクン ピュッ ビュルッ

男「……ん……はぁっ、はぁっ……」ドサッ
236 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:58:19.86 ID:hylA87Tw0


幼「シちゃったね……」

男「……ん」

幼「気持ち……良かった?」

男「……うん」カァァ

幼「いっぱい出た……」

男「……いちいち言い方がエロい……」

幼「ボクエッチだもん……エッチなの、キライ?」

男「……エッチな幼も好きだよ」チュッ
237 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:58:52.02 ID:hylA87Tw0


姉「さーて、今頃あいつらはどうしてるかなー?」

母「属性ヘタレでも、流石に今日はヤってるわよー!」ニヤニヤ

姉「むしろ今日ヤらなかったら一生出来ないね」

母「あらあら、それは困るわねー」

友「アイツがヘタレなのはどうでもいいんですが」

姉「ん? なにか?」
238 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 00:59:21.46 ID:hylA87Tw0

友カノ「なんでアタシん家にみんな居るわけ?」

転校生友「以下同文」

姉「だって、せっかくのチャンスに邪魔したら悪いじゃない?」

母「そうそう、覗きたいのは山々だけどねー!」

転校生「いや、そうではなくなぜおば……母さんまでという意味かと」

友カノ(友以外の全員という意味なんだけど)

姉「だって母様、家のそばに落ちてたんだもん」

転校生友(捨て母……プププ)
239 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:00:20.88 ID:hylA87Tw0


友カノ「つか、だいたいなんでアンタそんな傷だらけなわけ?」

友「いや、これは勝利の勲章というか……」

転校生「むしろ敗北の証拠よね」

姉「コイツ寝てただけだしな」

転校生友「友さん、みかけによらずケンカ弱いんですね……」

母「この子、昔から口先だけで生きているもの」ハァ…

友「……ひでぇ」
240 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:00:58.75 ID:hylA87Tw0


姉「……というわけ!」

母「あらあら、そんな危ないこと起きそうなら私にも一言欲しかったわね」

友「あー、すみません。 ここまでになると思ってなかったので……」

転校生「ごめんなさい、私のせいなんです……」

母「いいのよ、むしろうちのヘタレのせいで迷惑かけたわね?」

転校生「でも……」
241 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:01:50.21 ID:hylA87Tw0

母「大丈夫、あの子達はこのくらいで壊れるような育て方してないから!」

母「むしろ、アナタの方が大変よ? 自分の傷と向き合っていかなきゃいけないんだから……」

転校生「そうですね……幼に負けていられないかな?」

転校生友「私も支えるからねっ!」

友「オレ達もな!」

母「まぁ、大丈夫よ! 素敵なお友達が沢山いるんだから!」

姉「さっきから母様がまともすぎて寒い」ゾクゾク

友「実は雪が降り始めています」ゾクッ

友カノ(ホストなのに、なにこの疎外感)
242 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:02:32.88 ID:hylA87Tw0


友カノ「というか! アンタ何勝手に危ない真似してんのよ!」

友「そりゃ親友のピンチですから」

友カノ「そ・れ・で・も! 下手したらアンタ頭殴られたときに死んでたかもしんないのよ!」

姉「まー、弱いくせに無茶しすぎたのは否定できないねー」

友カノ「姉もわかってたなら止めなさいよ!」

友カノ「大体そのヤクザに場所だけ伝えてアンタ先行けば良かったじゃない!」

姉「……あ!」

友「……確かに」

転校生「……言われてみれば」
243 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:04:13.44 ID:hylA87Tw0


母「まぁまぁ、雑魚なりに頑張ったんだから友くんのこと褒めてあげて?」

友カノ「うー……」

友「とにかく、連絡しなかったことは謝る! オレが悪かった!」

友カノ「べ、別にアンタが大怪我したら私泣いちゃうかもって思っただけなんだからっ!」プイッ

転校生(デレた)

転校生友(デレた)

姉「ま、アンタにしちゃよくやった! 褒めてたっぷり甘えさせてやったしな、アタシの胸で!」

友「ちょ! お姉さま! 今それはマズイ……!」

友カノ「…………」ゴゴゴゴゴゴ

転校生(あれはワザとだな)
244 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:04:47.99 ID:hylA87Tw0


姉「おはよー!」ニヤニヤ

母「おはよう、二人とも」ニヤニヤ

男「……なんだよ?」

母「さくばんはおたのしみでしたね」ニヤニヤ

男「っ! うるせぇ!」プイッ

幼「うー……」テレテレ


姉「今日の朝ごはんは赤飯だー!」ニヤニヤ

母「たくさん食べてね? もうおなかの中別のものでいっぱいかもだけど?」ニヤニヤ

男「もうこんな家族イヤだ……」
245 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:05:26.86 ID:hylA87Tw0


友「で、だ。 今日は流石に4人とも休み、と」

幼「流石に今日は学校は無理だよー!」

男「特に友の顔がな……」

転校生「昨日よりひどくなってるしね……」

幼「最初誰だか分からなかったよー!」
246 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:06:00.69 ID:hylA87Tw0

友「それはおいといて、なんで集合かけたのかにゃー?」

転校生「大事な話って?」

男「あぁ、それはさ……」

幼「ボクがお願いしたんだよー!」

転校生「幼が?」
247 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:06:28.58 ID:hylA87Tw0

幼「うん、あのね……昨日おとくんとも話したんだけどさー」

幼「みんな昨日ボクの体見ちゃってるし、気になってると思うのー」

転校生「……そうね」

友「……オレも知ってるだけであまり見たことはないからな」

幼「だからさ、ちゃんと見てもらって、受け入れて欲しいんだー!」

転校生「……いいの? きっとつらいよ?」

幼「ボクは昨日全てをおとくんに受け入れてもらったから! だからだいじょーぶ!」

友・転校生「……」ジトー

男「……」カァァァ
248 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:06:58.80 ID:hylA87Tw0


幼「じゃぁ、見せる……ね」

転校生「ちょっと友、やましい気持ちで見たらぶん殴るからね!」

友「それはないない」

男「あー、幼が困ってるんだが……」
249 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:07:44.21 ID:hylA87Tw0


幼「……」シュルシュル

転校生「……っ!」

友「……こいつは予想以上だな……」

男「……」

転校生「腕や足にまで……だからずっと長袖ジーンズだったのね?」

幼「……」コクン
250 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:08:10.60 ID:hylA87Tw0

友「……チッ、幼の親父、ム所から出てきたら殺してやりてぇな……」

男「まだずっと先だけど、出てきたら幼はオレ達で守るんだからな?」

友「……あぁ」

転校生「幼、すごくつらかったね……」ギュー

幼「……転校生ちゃん……」ポロポロ
251 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:08:53.07 ID:hylA87Tw0

幼「……ねぇ、これがボク。 こんな体のボクでも、受け入れてくれるかな?」

友「オレは聞かれるまでもねぇな。 お前はお前だ、何も変わらねーよ」

転校生「私も……むしろひどいことをした私の方こそお願いしたいよ……」

幼「……ありがとう、二人とも……」ポロポロ

男「幼、良かったな……」ギュー

幼「うん、ありがとう、おとくん……」
252 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:09:20.72 ID:hylA87Tw0


転校生「ところで、その……これは聞いてもいいのかな?」

男「なんだ?」

転校生「えぇと、人の趣味にまで口出すのはどうかとは思うんだけどさ……ねぇ、幼?」

幼「?」
253 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:09:49.70 ID:hylA87Tw0





転校生「アンタ、なんで男物のパンツ履いてるの?」




254 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:10:18.40 ID:hylA87Tw0

男「……」

友「……」

転校生「な、なに? やっぱり聞いちゃダメなことだった?」アセアセ

幼「えーっとねー!」

男「あー、昨日お前の告白の時言いかけたんだけどさ……」
255 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:10:49.62 ID:hylA87Tw0




男「幼が『男』でオレが『女』だから」



256 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:11:20.83 ID:hylA87Tw0


転校生「は?」

友「やっぱりか……男、お前が悪いんだからな?」

男「あぁ、周りは皆知ってたから説明忘れてたんだよ……」

転校生「エーッと……」スッ サワサワ

幼「あ、ちょっと、転校生ちゃんやめてよー!」

転校生「……」チンポコーン!

転校生「……」ソーッ モミモミ

男「……んっ……」

転校生「……」オッパイパイー!

転校生「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
257 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:11:50.23 ID:hylA87Tw0

男「いや、転校生さん、ホントごめん。 オレノーマルだから告白受け入れられなくってさ」

転校生「だって、幼、そんなロリっぽいのに!」

男「あー、例の事件で精神的にショック受けてさ、成長障害あるんだよ、コイツ」

幼「なかなか背が伸びないんだよねー、もともと女顔だしー」

男「で、当時幼児退行してたこともあって口調もちょっと子供っぽくなってるわけだ」
258 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:12:18.55 ID:hylA87Tw0

転校生「じゃ、じゃぁ、アンタは?」

男「オレもあの事件でコイツ守れなくてさ、少しでも守れるようにって」

男「男っぽく話してたら、癖になって抜けなくなったんだよなー」

友「昔は女っぽい喋り方だったんだけどな」

幼「おっぱいは単にAカップ未満なだけだよねー」

男「人が気にしてることを……」ブルブル
259 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:12:47.63 ID:hylA87Tw0


転校生「……そもそも名前! おとくんとか、どういうことよ!」

男「だから、名前は『男斗子』でおとこ、なんだって。 姉貴とかおとって呼ぶだろ?」

幼「ボクは『幼司』でようじだからようちゃん、なんだよー!」

友「ちなみにオレは『友久』だったりする」
260 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:13:17.32 ID:hylA87Tw0

転校生「……つまり、あれか。 私が女に告白しようとしてこんな事件になったってわけ?」

男「そういうことになる……かな。 ホントにゴメン」ペコリ

友「いやぁ、オレなんててっきり転校生さん百合なんじゃないかと ゲフゥッ!」

男「ちょ! 落ち着け、転校生さん!」

幼「転校生ちゃん、危ないよー!」
261 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:13:46.92 ID:hylA87Tw0





転校生「……私の初恋、返してよぉぉぉぉぉぉ!」




262 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:15:12.67 ID:hylA87Tw0
以上、予定より少し遅くなりましたがこれにて終了です。
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/07(水) 01:15:49.39 ID:HC3WI+rSO
乙!
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/12/07(水) 01:17:56.85 ID:MTMMFAEeo
アッー!
面白かった。乙〜
265 : ◆vF1GrLS8msUg :2011/12/07(水) 01:18:45.75 ID:hylA87Tw0
駄文でしたが、読んで頂いた皆様、ありがとうございました。

結局、最後の男女交代ネタがやりたくて気がついたらこんなものに……

当初プロットは転校生がもっと酷い女でしたが、ついつい愛着が沸いて
このような展開となりました。

転校生が良い子でよかったというレスもあり、変更して良かったと思ってます。

それでは、次回ありましたらまたよろしくお願いします。

HTML依頼は明日にでも出しますので、何か質問やご意見などあれば喜びます。
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/07(水) 01:24:01.59 ID:HC3WI+rSO
>>4での友の発言は男に対してってことでおk?
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(東京都) [sage]:2011/12/07(水) 01:25:40.39 ID:MTMMFAEeo
>>193はやっぱり、アッー!なの?
268 : ◆vF1GrLS8msUg :2011/12/07(水) 01:25:41.13 ID:hylA87Tw0
>>266

そういうことですねー

他にも、ちょくちょく誤魔化してるところがあったりするので
最後を踏まえて読み直すとまた面白いかも?です。
269 : ◆vF1GrLS8msUg :2011/12/07(水) 01:26:51.35 ID:hylA87Tw0
>>267

ウホッ です。
設定上では父親に監禁→男娼→救出の流れですね。
270 : ◆vF1GrLS8msUg [sage saga]:2011/12/07(水) 01:27:25.19 ID:hylA87Tw0
って、あげまくってた orz
271 :梓塩 ◆aZSio..p4w :2011/12/07(水) 02:54:18.96 ID:m/h+uZeMo
どんでん返し過ぎてついていけない
272 :梓塩 ◆aZSio..p4w [sage]:2011/12/07(水) 02:54:54.46 ID:m/h+uZeMo
ごめんなさい。あげてしまった……
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/07(水) 18:42:09.41 ID:LCDMgMUDO
乙!面白かった!
ちょっとした違和感はそういうことだったのか…やられたわー
274 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 00:53:04.19 ID:XnHawaAIO
かなり面白いね
275 : ◆vF1GrLS8msUg :2011/12/09(金) 06:28:25.71 ID:wRC4Lyln0
レス頂いてありがとうございます!

1日で完結してあまり人目に触れてないのに、レス増えててビックリ
モチベあがります!

一応、本編の登場人物が脇役で出るオリジナルSSも2本書き終わり、
うち1本の番外編を書き溜めているところです。

暇があれば今日の夜にでも1本上げようかと思います。
(ただし、今回のほのぼのと違い2本ともNTRのうえシリアスなので、人によっては合わないかと)

読んでもいいかな? と思った方、次のSSでも、また宜しくお願いします。
276 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 10:07:40.82 ID:e5XKFj9Yo
どこがほのぼのなんだよ
277 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 11:23:44.83 ID:dfh8GQ5H0
さやか「転校生、アンタなんでパンツ履いてるの」に見えた
・・・読んでくるか
278 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 20:40:32.39 ID:gmYmjYe+o
よ〜しばっちこい
279 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/09(金) 20:42:52.48 ID:Lt/4WKyzo
そういや、主人公女だったな……脇役だけど

期待ワッフル
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