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ほむら「テイマー魔法少女……」インプモン「デジモン☆マギカ02!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:12:32.79 ID:BsS/2Wp60
・デジモンとまどマギのクロスです

・キャラ崩壊有り

・両作共設定が異なる事も有り

・このSSで独自に付けた設定有り(進化世代が無いデジモンに世代が付いてたりと)

・又オリジナルデジモンも有りかもです

前スレ

まどか「テイマー魔法少女デジモン☆マギカ!」

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1321270953/

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1326798752(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:14:45.29 ID:BsS/2Wp60
現在のまどか達のデジモン

鹿目まどか

パートナー:プロットモン→テイルモン→エンジェウーモン

他:ウィザーモン


暁美ほむら

パートナー:インプモン→成熟期無し→バアルモン→ベルゼブモン
       
        ↓ 友情のデジメンタル
      
      サンダーバーモン

他:エンジェモン

    ↓ アンキロモンとジョグレス

   シャッコウモン


美樹さやか

      
パートナー:ブイモン→ブイドラモン→エアロブイドラモン→アルフォースブイドラモン
        
        ↓ 勇気のデジメンタル
      
      フレイドラモン

他:ティラノモン マッハガオガモン


巴マミ

パートナー:テリアモン→ガルゴモン→ラピッドモン→セントガルゴモン

他:ロップモン アンキロモン レオモン(死亡)→サーベルレオモン(死亡)
     
           ↓ エンジェモンとジョグレス

          シャッコウモン

佐倉杏子

パートナー:ギルモン→グラウモン→メガログラウモン→デュークモン
                   
                   ↓ 暗黒進化
                  
                  メギドラモン

他:デジタマモン オーガモン マサルダイモン


千歳ゆま

パートナー:ゴマモン→イッカクモン→ズドモン


その他同行するデジモン:インキュベーモン(QB) クルモン


美国織莉子

パートナー:ガブモン(黒)→ガルルモン(黒)→ワーガルルモン(黒)→ブラックメタルガルルモン
                                   
                                     ↓
                                   
                                    ジョグレス →オメガモンズワルト
                                   
呉キリカ                                 ↑

パートナー:アグモン(黒)→グレイモン(青)→メタルグレイモン(青)→ブラックウォーグレイモン
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:15:45.18 ID:BsS/2Wp60
テイルモン「ここから一番近いのは確か……風のスピリットがあるそよ風村ね」

まどか「風?」

ウィザーモン「そよ風村ならここを通るトレイルモンに乗って行こう」

テイルモン「ええ、そうした方が早いわね」

まどか「トレイルモンって?」

テイルモン「よく見てまどか。ここに線路があるでしょ?」

まどか「本当だ。じゃあ、まさか……」

ウィザーモン「丁度来たみたいだな」


ガタンゴトン…ポォォォォォ!


まどか「機関車の……デジモン!?」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:17:55.24 ID:BsS/2Wp60
“トレイルモン”

成熟期 マシーン型 データ


列車の姿をしたマシーン型デジモン
デジモンや貨物を乗せてデジタルワールドのレールを駆けめぐる
外観の異なる様々な種類のトレイルモンが存在する
必殺技は『クールランニング』


ウィザーモン「このトレイルモンはワームだな」

まどか「生きてる汽車なんてトーマスみたい!たっくんが見たら喜ぶだろうなぁ……」

ウィザーモン「小さい子供ってリアルでトーマス見たら泣くんじゃないか?」

テイルモン「トーマスと言えば、トーマス×ジェームスというのを見かけた事あったわね。更にゴートンが加わって本当の意味で“連結”するヤツ」

まどか「テイルモン……」

テイルモン「ああいう人外物も悪くなかったわね……」

ウィザーモン「(デジモンが人外とか言うのも言い得て妙だが……)」

テイルモン「あなた達もトレイルモン同士で“連結”するのかしら?」

トレイルモン「は…?」

まどか「…あ…あの…わたし達をそよ風村って所まで連れってってくれないかな?」

トレイルモン「あぁ?嫌だよ」

テイルモン「何でよ!?」

トレイルモン「俺猫アレルギーだからさぁ。猫なんか俺の体の中に入れたら喘息の発作が出ちまうよ」

まどか「マシーン型デジモンなのにアレルギーとかあるの!?」

ウィザーモン「ああ、それなら問題無い。コイツは猫に見えて本当は……」

テイルモン「! フニャアァァァァァ!!」

ズバズバズバ!!

まどか「テイルモン!!?」

ウィザーモン「痛いぞテイルモン……」

テイルモン「あんたも同じようにひっかかれたくなければ黙って乗せなさい!」

トレイルモン「わ…わかったよ……」

まどか「テイルモン恐いよ……」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:20:51.08 ID:BsS/2Wp60
ガタンゴトン……

トレイルモン「(本当だ、乗せても平気だ。コイツ本当に猫じゃないんだな)」

まどか「それでスピリットって何なの?」

ウィザーモン「それの説明をするためには先に伝説の十闘士の話をしよう」

まどか「伝説の十闘士?」

ウィザーモン「まず…ルーチェモンの神話については知ってるかな?」

テイルモン「(ルーチェモン…奴のせいで私とまどかは離れ離れに……!)」

まどか「うん。確か大昔にこの世界の戦争を止めたんだけど、今度は自分がこの世界を支配する悪いデジモンになっちゃったんだよね……」

ウィザーモン「そうだ。そしてデジタルワールドはルーチェモンの支配による永き暗黒の時代が続いた……」

テイルモン「でもそんな中、その強大な力に誰もが恐れ屈する事しかできなかったルーチェモンに立ち向かう勇気を持った十体のデジモンが現れたの」

まどか「そのデジモン達が伝説の十闘士なの?」

ウィザーモン「うむ。十闘士達はこの世界の最初の究極体デジモンという伝承もある」

テイルモン「十闘士達は激しい戦いの末、ルーチェモンをダークエリアに封印する事によりルーチェモンの支配による暗黒の時代に終止符を打った……」

ウィザーモン「そして力を全て使い果たし、その命が尽き果てる寸前に十闘士達は自らの力をスピリットに宿し遺した……」

まどか「そのスピリットは十闘士の魂って意味なんだね…それを手に入れるとどうなるの?」

ウィザーモン「その闘士の力を受け継ぐデジモンに進化すると言われている」

まどか「へぇ…それで進化できるんだぁ…」

ウィザーモン「十闘士のスピリットはそれぞれの闘士と同じ十の属性の力が宿されている」

まどか「その十個の属性って?」

テイルモン「炎、光、氷、風、雷、闇、土、水、木、鋼……」

まどか「じゃあ、全部で10個なんだ」

ウィザーモン「いや、更に属性ごとにヒューマン(人型)とビースト(獣型)と二種類のスピリットに分類されている」

まどか「つまり10が二つで全部で20個……全部集めるの大変そうだなぁ……」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:24:04.63 ID:BsS/2Wp60
まどか「そういえば…!ルーチェモンって、その十闘士に封印されたって言ってたけど一度倒してデジタマに戻ったんじゃないの?」

ウィザーモン「その支配者として君臨していたルーチェモンと十闘士の闘いと七大魔王としてのルーチェモンとの闘いの歴史はまた別だ」

テイルモン「ダークエリアから甦ったルーチェモンは魔王として進化し、他の七大魔王と共に再びこのデジタルワールドを支配しようと目論んだ」

まどか「QBモンも言ってた!確かあのリリスモンと一緒にロイヤルナイツとかと戦ったんだよね…インプモンが進化したベルゼブモンも……」

テイルモン「ベルゼブモン……」

まどか「あ、テイルモン。ベルゼブモンは昔は悪いデジモンだったみたいだけど、今はほむらちゃんのデジモンで、わたし達の仲間だから大丈夫だよ」

テイルモン「いいえ、そうじゃなくて…まどか…あなたはやっぱりあの時の事を憶えて……」

まどか「?」

テイルモン「何でも無いわ……」

まどか「で、その戦争でルーチェモンは一度倒されたんだよね?」

ウィザーモン「その時ルーチェモンを討ち取ったデジモンこそが全てのスピリットの力を一つにして進化したデジモン…スサノオモン……!」

まどか「全てのスピリットを……」

テイルモン「でも、十闘士の時と同じ様にその時力を使い果たしたスサノオモンは倒れ、再びスピリットとして分裂してしまったの」

ウィザーモン「そして、オファニモンがそのスピリットを悪用されないようにデジタルワールドの各所に隠し封印したんだ」

まどか「その隠した場所を知ってるのがオファニモンの生まれ変わりのテイルモンなんだね」

テイルモン「実は…封印する前に20個の内の5個のヒューマンスピリットは生き残った七大魔王に奪われたんだ……」

まどか「そうなの!?じゃあ、ワルプルモン軍にはそのスピリットで進化した十闘士の力を持つデジモンがいるって事?」

ウィザーモン「スピリットに適合できるデジモンがそうかんたんに見つかるとは思えないが長い年月が経った今では恐らく……」

まどか「全てのスピリットを手に入れるためにそのデジモン達とも戦わなきゃいけないんだね……」

キキィィィィィ……

まどか「列車が止まった!」

テイルモン「そよ風村に到着したようね」

トレイルモン「そうだよ。だからとっとと降りろ」

テイルモン「わかってるわよ!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:25:02.26 ID:BsS/2Wp60
〜そよ風村〜

まどか「ここがそよ風村?風が気持ちいいし、いっぱいお花が咲いてていい所だね!」

ウィザーモン「ここはそういう観光名所だからな」

フローラモン「そよ風村にようこそ!」


“フローラモン”

成長期 植物型 データ

爬虫類的に進化したが分類上は植物型の珍しいデジモン
顔全体が花の形をしており普段は花びら型外殻をヘルメットのようにして頭部を守っている
必殺技は両腕の花から、アレルギーを引き起こす花粉を発生させる『アレルギーシャワー』

フローラモン「てゆーか熱烈歓迎?」

まどか「お花のデジモンだ!可愛い!」

ウィザーモン「能〇麻〇子に似た声のフローラモンだな」

ウィザーモン「(能〇かわいいよ能〇)」

テイルモン「能〇と言えば癒し声の少女役のイメージがあるけど、少年声も捨てたもんじゃ無いわよ」

テイルモン「そうね…例えばフルメタの信二なんかいいわね。宗介×信二」

テイルモン「でもフルメタならやっぱり、ガウルン×宗介よね……」

テイルモン「愛してるぜぇ、カシム〜……」

まどか「テイルモン……帰ってきてぇ……」

ウィザーモン「おい、テイルモン!」

テイルモン「はっ!いけない!」

フローラモン「てゆーか誇大妄想?」

ウィザーモン「いや、使い方間違ってないか?」

フローラモン「よろしければ私がこの村をご案内いたします。てゆーか観光案内?」

ウィザーモン「いや、私達は観光に来たのではない」

まどか「でも…わたしお腹空いたな……リリスモンの城を出てから何も食べてないし……」

テイルモン「そうね、この村の名物をいただいてからスピリットを探しにいきましょう」

まどか「この村の名物!?一体何だろう?」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:26:42.74 ID:BsS/2Wp60
〜フローラモンのレストラン〜

フローラモン「さあ、どうぞお召し上がりください」

ウィザーモン「金は無いぞ」

フローラモン「お題は要りません。久しぶりのお客様ですから。てゆーか無銭飲食?」

ウィザーモン「(久しぶり?そういえば私達以外の客もいないな)」

まどか「美味しそうなスープ!いただきまぁす!」

ズズゥゥゥゥ!

テイルモン「ウィザーモン!あんた音立ててスープ飲むんじゃないの!」

ウィザーモン「すまない……」

まどか「ウィザーモンってそんな口してたんだ……」

まどか「でも本当に美味しいなぁこのキノコスープ。パパが作るのと同じくらい美味しい!」

フローラモン「この村の名物ですから。てゆーか名物料理?」

まどか「特にこのキノコが美味しい!なんのキノコなの?」

フローラモン「はい、マッシュモンを切り刻んだ物です」

まどか「!!」

ブウゥゥゥゥゥゥゥ!!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:28:25.58 ID:BsS/2Wp60
テイルモン「まどか……私は汁まみれの男子を見るのは好きだけど、私自身が汁まみれにされるのは大嫌いよ」ポタポタ…

まどか「ご…ごめんテイルモン……でも、スープをそんな表現しないで!」

まどか「って、そうじゃなくてマッシュモンってデジモンのマッシュモンだよね!?わたし達デジモンを食べてたの!?」

テイルモン「いいじゃない、デジソウル満天たっぷりのスープよ」

ウィザーモン「うむ、飲めば強くなれるし、魔法少女だって魔力が上がるぞ」

まどか「嫌だよ!こんなの絶対おかしいよ!」

フローラモン「この村ではバトルに負けた植物デジモンはこの店の料理の食材になるのです。てゆーか弱肉強食?」

ウィザーモン「植物デジモンなのに弱“肉”強食?それはおかしいな」

まどか「突っ込む所そこじゃないから!」

フローラモン「他にはトゲモンのサボテンカレーやキウイモンのフルーツポンチ等がありますがいかがでしょうか?てゆーか追加注文?」

まどか「いらないよ!それよりスピリットを探しに行こうよ!!」

ウィザーモン「そうだな。テイルモン、スピリットはこの村の何処に封印してあるんだ?」

テイルモン「この村の一番の大木に封印した記憶がある……」

フローラモン「あの木は……」

まどか「どうしたの?」

フローラモン「ワルプルモン軍のピノッキモンが占領しているんです……」

ウィザーモン「ワルプルモン軍だと?」

フローラモン「彼が暴れるせいでこの村にお客様がめっきり来なくなってしまったのです……てゆーか傍若無人?」

テイルモン「まぁいいわ。スープをご馳走してくれたお礼にそいつを片付けてあげるわ」

まどか「うん!料理はともかくこんないい村だもん!またお客さんをいっぱいにして賑わってほしいもんね!行こう!」

フローラモン「あ!私も行きます!てゆーか任意同行?」

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:29:41.55 ID:BsS/2Wp60
テイルモン「あいつがピノッキモン?」

まどか「ピノキオみたいに木で出来たデジモンだからピノッキモン……」


“ピノッキモン”

究極体 パペット型 ウィルス

呪われしジュレイモンの身体から作り出された究極のパペットデジモン
必殺技はリボルバー型のハンマーに火薬を詰めて叩き付ける最強の技『ブリットハンマー』
この攻撃を受けるとハンマーの打撃だけでなく火薬による爆発によって跡形も無くなるだろう


ピノッキモン「何だよお前ら?」

まどか「究極体なの…!?」

フローラモン「そうです!見た目に惑わされないでください!てゆーか油断大敵?」

ピノッキモン「フローラモン!この女ぁ!見た目とはどういう意味だぁぁぁぁ!!」

ウィザーモン「確か奴はワルプルモン軍のウィンドガーディアンズ部隊の隊長だという噂も聞いたことがある!」

ピノッキモン「ナニソレボクシラナイヨ?」シュルル…

まどか「あ、鼻がのびた!」

ピノッキモン「人間?選ばれし少女だな!じゃあ、僕と遊んでもらおうか!」

テイルモン「まどか、ここは私に任せて」

まどか「テイルモン大丈夫なの?」

ピノッキモン「ふん!いいよ!みんな僕のオモチャにしてあげるよ!」

テイルモン「究極体でも中身は坊やのままのようね」

ピノッキモン「坊やって言うな!」

テイルモン「行くわよ!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:30:58.19 ID:BsS/2Wp60
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


ピノッキモン「お…大人になったからって勝てると思うなよ!」

エンジェウーモン「いらっしゃい、坊や!」

?「ねぇ、いいの?ピノッキモンが相手じゃアイツやられちゃうかもしれないじゃない」

?「しかし、最も高い素質を持ったあの少女のデジソウルで進化したデジモンだ。完全体とはいえピノッキモンごときなら倒せるだろう」

?「でも、その魔力も殆どルーチェモンに吸われちゃったんでしょ?だったらあのエンジェウーモンの強さも平均的な完全体とそう変わらないんじゃないの?」

エンジェウーモン『ホーリーキック!』ゲシッ!

ピノッキモン「痛っ!何すんだよ!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』

ドゴォォォォォォン!!

エンジェウーモン「きゃっ!」

まどか「エンジェウーモン!」

ウィザーモン「何て破壊力だ!!」

フローラモン「これではあの武器でこの村が破壊されてしまうのです!てゆーか器物破損?」

ピノッキモン「たいしたことないねオバサン!」

エンジェウーモン「お…オバ……!!」

ピノッキモン「坊やって言ったお返しだ!」

エンジェウーモン「ゆ…許さない!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュン!

ドゴォォォォン!!
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:32:58.44 ID:BsS/2Wp60
ピノッキモン「うわあぁぁぁ!!」

まどか「その調子だよ!エンジェウーモン」

フローラモン「てゆーか形勢逆転?」

?「何よ結構やるじゃない」

?「やはり、さすがはオファニモンの転生体。そしてあの少女のデジモンと言うところか」

エンジェウーモン「さあ、覚悟しなさい。私をオバサン呼ばわりした罪は万死に値するわ!」

ピノッキモン「こうなったら……!」

バッ!

ウィザーモン「うわっ!?」

まどか「ウィザーモン!?」

ウィザーモン「何だこの糸は!?」

ピノッキモン「これでコイツは僕の操り人形さ!」

ウィザーモン「体の自由が……!」ギギギギ…!

エンジェウーモン「そんな物…!」

ピノッキモン「ウィザーモン!サンダークラウドだ!」

ウィザーモン「!」

ビリリリリ!

エンジェウーモン「くっ!」

まどか「そんな!あの糸で完全に操られてるの!?」

エンジェウーモン「ウィザーモン……!」

ピノッキモン「おっと!僕を攻撃すればコイツごと倒しちゃうことになるよ!」

まどか「ずるい……!!」

ウィザーモン「構わんエンジェウーモン…私ごと射つんだ……!!」

エンジェウーモン「できるわけないでしょう……あなたは私の大切な友達なんだから……!」

ピノッキモン「友達ぃ!?それが何だってのさ!もう一発お見舞いしてやれウィザーモン!」

ウィザーモン「や…やめろぉぉぉぉ!!」

バリリリリリ!!
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:34:06.75 ID:BsS/2Wp60
まどか「このままじゃ…」

フローラモン「てゆーか絶体絶命!?」

まどか「そうだ!本当のパートナーのテイルモンと会えたんだから、今なら魔法少女の変身能力も取り戻してるはず!」

シーン……

まどか「……できない…どうしてなの!?」

エンジェウーモン「…まどか、あなたの魔法少女としての能力は黄金のデジメンタルを創った時と…そしてルーチェモンに魔力を吸い上げられた事によって完全に失ってしまってるのよ……」

まどか「そんな…!」

フローラモン「てゆーか変身不可?」

エンジェウーモン「でも…もしかしたら……スピリットー!!」

ピカァァァ!

シュンッ!

フローラモン「何か飛んできましたよ!?てゆーか飛行物体!?」

まどか「これってまさか……!」

エンジェウーモン「そう、それがスピリットよ!」

?「出たわよスピリット!さっそく奪いに行くわよ!」

?「待て、あれは私達のビーストスピリットではない。まだ手を出す時ではない」

まどか「でも…一体どうすれば……?」

エンジェウーモン「まどか、あなたがそれを使うのよ!」

まどか「わたしが!?……わかった、やってみるね!」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:34:49.72 ID:BsS/2Wp60
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

まどか『スピリット・エボリューション!!』

    
      ――フェアリモン!!――

“フェアリモン”

ハイブリット体 妖精型 ヴァリアブル

伝説の十闘士の力を宿した、風の能力を持つデジモン
大気を自在に操って敵に蜃気楼を見せたり真空状態を作り「カマイタチ」を発生させたりといった攻撃を得意とする
必殺技は逆立ちをして旋風脚を繰り出す『トルナード・ガンバ』と
敵に向かって突進し、蹴りの連打のあとバク転蹴りを出す『ロゼオ・テンポラーレ』と
指先から作り出した竜巻を叩きつける『ブレッザ・ペタロ 』

フェアリモン「わたしが…デジモンに進化しちゃったの!?」

ピノッキモン「な…なんだよあれ!?」

エンジェウーモン「今よ!まどか!」

フェアリモン「!」

フェアリモン『ブレッザ・ペタロ! 』ズシュゥゥゥゥ!
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:36:33.54 ID:BsS/2Wp60
ズバッ!

ピノッキモン「しまった!僕の糸が!」

エンジェウーモン「ウィザーモン!大丈夫?」

ウィザーモン「ああ、まどかのおかげでな」

ウィザーモン「そして、あれが伝説の十闘士エンシェントイリスモンのスピリットを受け継ぎしデジモン……」

エンジェウーモン「風のフェアリモン!」

ウィザーモン「しかし…この本に描かれているフェアリモンとは少し違うな、髪型がまどかの時と同じままだ」パラッ…

フローラモン「そんな本持ってたんですか……てゆーか用意周到?」

フェアリモン「うぅ…何か下着姿みたいで恥ずかしいよぉ……」

エンジェウーモン「そんなのを気にしてる場合じゃないわ、行くわよまどか!」

フェアリモン「う…うん!」

ピノッキモン「よくも僕の新しいおもちゃを!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』

ドゴォォォォン!!
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:37:17.59 ID:BsS/2Wp60
ピノッキモン「なっ!かわしたのか!?」

フェアリモン「すごい!体が軽い!」

フェアリモン『トルナード・ガンバ!』

ゲシゲシゲシ!!

ピノッキモン「痛い痛い痛い!!」

フェアリモン「この技の格好もなんか恥ずかしい……」

フェアリモン「いつもの弓矢は使えないのかな……」パッ!

フェアリモン「出せた!」

エンジェウーモン「それいいわね、まどか。それで決めましょう!」

フェアリモン「うん!」

ピノッキモン「何!?」

フェアリモン『ダブル!』

エンジェウーモン『ホーリー!』

フェリモン&エンジェウーモン『アロー!!』ビシュゥゥゥン!!

ドゴォォォォォン!!
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:38:23.53 ID:BsS/2Wp60
ピノッキモン「うわあぁぁぁぁぁ!!」ドサッ!

ウィザーモン「仕留め損なったか!」

ピノッキモン「ちくしょう…この仕返しは必ずしてやるからな!覚えてろよバーカ!!」ダッ!

エンジェウーモン「待ちなさい!」

ウィザーモン「いや、深追いは禁物だ!」

フェアリモン「でも…わたしやったんだ……!」

フローラモン「てゆーか完全勝利?」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:39:36.26 ID:BsS/2Wp60
まどか「これからはデジモンとして戦うんだねわたし……」

テイルモン「嫌なの?」

まどか「ううん!魔法少女でもデジモンでもわたしのやりたい事のためになるんだから変わらないよ!」

テイルモン「そう、よかったわ」

ウィザーモン「それにしても、はじめての進化であれほどまでにスピリットを使いこなすのもたいしたものだ」

テイルモン「まどかならビーストスピリットもうまく使いこなせそうね……」

テイルモン「(いえ、もしかしたらそれ以上の……)」

フローラモン「あなた達がピノッキモンを追っ払ってくれたおかげで村にお客さんが戻ってくるはずです!てゆーか感謝感激?」

まどか「そうだね!フローラモンも頑張ってね!」

フローラモン「よろしければブロッサモンのサラダでも……」

まどか「それはいらない!」

?「人間がスピリットを使うだなんて……」

?「とにかくリリスモン様にご報告だ」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:41:47.17 ID:BsS/2Wp60
〜リリスモンの城〜

リリスモン「あらぁん、ルーチェモン。もう大丈夫なのぉん?」

ルーチェモンFD「リリスモン貴様ぁ!まどかを逃したそうだな!!」

リリスモン「逃げられちゃったものはしかたないじゃなぁい、それにあの娘はもう殆ど用済みだったんでしょ?」

ルーチェモンFD「しかも奴の本当のデジモンとも引き合わせたそうじゃないか!!」

リリスモン「だからそれは……」

ルーチェモンFD「スピリットを探し当てるためだろ!?」

リリスモン「なぁんだ知ってたのぉん?」

ルーチェモンFD「この私を二度も封じ込めた忌わしき十闘士の力など……!!」

リリスモン「それよりもあの子のデジヴァイスの反応を追ってきたのか他の選ばれし少女達がこの城に向かってきてるわ」

リリスモン「もうあの子はここには居ないのに馬鹿ねぇん」

ルーチェモンFD「ベルゼブモン共か…いいだろう、今度こそ……」

リリスモン「と、行きたいところでしょうけど。私達にも召集がかかってるのよぉん」

ルーチェモンFD「何だと?」

リリスモン「行かないとワルプルモン様にお仕置きされちゃうわぁん」

ルーチェモンFD「仕方ない……しかしこの城はどうするんだ?」

リリスモン「あなたに留守を頼むけどいいかしらぁん?」

?「ブルアァァァァァ!リリちゃんの頼みならしかたなぁい…お留守番しよぉうじゃなぁいかぁぁぁぁぁ!!」

ルーチェモンFD「何だコイツは……」

リリスモン「頭の方はアレだけど、パワーだけなら私達七大魔王にもロイヤルナイツにも引けを取らない…いえ、それ以上かもしれないわよコイツは」

ブラストモン「こぉぉぉぉぉのブラストモン様がはじめてのおるすばんだあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/17(火) 20:43:15.85 ID:BsS/2Wp60
〜次回予告〜

エレキモン「うわぁ〜本当にまどっちスピリットエボシューションしちゃったよ……」

ジジモン「ええじゃないか」

エレキモン「だいたい人間がデジモンになるって事自体がフロンティアの放送時賛否両論だったのに……」

ジジモン「当時そういうパートナーものはやりきっちゃった感があるから仕方ないのじゃ」

エレキモン「まぁ俺は好きだけどな」

ジジモン「それに人間がモンスターに変身と言えばデジモンと違い余裕があるのに何をトチ狂ったのかサンデーのポ……」

エレキモン「言っちゃ駄目!!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『ブラストモンは砕けない!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「俺はサンデーよりマガジン派だけどね」


今回はここまで
風呂見直したら能登声のフローラモンが良すぎた…
ではまた
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/17(火) 20:45:01.53 ID:Jkti+BgJo

スピリットの色合わせるかと思ったけど違ったでござる
誰と誰がスサノオモンになるんだろう
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/17(火) 21:15:15.88 ID:LamFfe3I0


壁」OMO)<ナルホドシンスレカ・・オモスロイ!
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/17(火) 21:15:25.91 ID:vZeMYO5Ro
まどかは風かー。それともいくつかのスピリットを使い分けるのかな?
是非ともジェットシルフィーモン・ダイペンモン・ライノカブテリモン・ライヒモンも!

しっかし、アニメはなんで融合形態から差別したんだろうか。
初代デジアドも、完全体には八人全員が進化できたというのに。
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/17(火) 21:26:18.48 ID:82jDYWuM0
そのままフェアリモンになったのか。魔法少女の衣装にいろいろ付け加えたりするのかと思ったが

このままいくとして他のはどうなるんだろ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/17(火) 21:34:58.34 ID:Dqe8/ZMi0
1乙!
新スレ楽しみにしまっす
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/17(火) 22:10:12.30 ID:wWHqGBIDO
ファイナルベント

まどかが風で敵を杏子の所に吹き飛ばし、飛んできた相手を杏子が淡々と切り捨てていく
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/17(火) 22:35:40.70 ID:mqyKXK3SO
期待してるよ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/01/17(火) 23:54:07.32 ID:M3aidQuAO
ブラストモンが出るってことはタクちゃんにも期待していいってことですかね?

出来たら漫画版がいいなぁー
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/18(水) 18:02:47.67 ID:8YFdAAGvo
              /. : /⌒ヽ ∨,.≦三==:.、ヽ. \
             ,.イ. : /∠⌒ヽヽ_彡' ⌒ヽ`ヽ ヽ ':, ヽ
            //.:: /: :/´ ⌒` ー '´    ヽミ、 ',  :. :丶
        //.:: /: :/ .: .              ヽミ、 ', :. : .丶
       〃.: : .: :〃 .: .            ',ミ;、 :. :. : . ヽ
       〃.:: : .: .:i| :.: .            ミハ :. ヽ. : . ヽ
       ,' .: : : : : :儿_,.-='≧:.    .;≦三ニ:.ヽ'ミ人. :. . ヽ、._ ',_
     、i .: : : : : ;レ'イ'´_,..,_`ヽ.   .:  _,..,_ `ヾ\:.≧==ニ二 > 、
     ヽ._彡.: : : リ ;'_イ'じノヘ ';:. . : ∠じリ>.、_ \≧==ニ ='⌒ヽ  
     ._,.イ.:: : ノ.: .:`¨¨⌒ ;:':; . : ::. . .::⌒     :乂 ー-=彡ヘ ':.   いい前スレ>>1000
     ≧=ー .:彳.:: .:      ,' .:; .: :  .:: .      .:从':.、: : .ヽ、)′  感動的だな
     三:._彡'.::从:: .:    .イ:::;'  .:   , 、: .      :|lヽヽ`:.、: . 〉    だが無意味だ
     /.:/.: ;厂ヘ.: : :. / `'ヘ、_ , -:'  \     :リ ヽ \`:.、
      乂 .:: :人__八 : .′ _,..,_    _,,..、 〉    从_ .ノヽ冫〉
      ヽ: ;' .: : : :∧  : <L.T^Y^レイ:/     .:////イ′
       ヽ\ : :/. :ト、 .   \`'┴ イ/   . :,イ|// . : : :/
        \|l : : :ノ| ';.丶   `¨¨ ´   , : , '  |/, : : ; ;'
            〃: :〈│: '; .ヽ: .        ,.:' :/  .:|八: :ノノ
          八:、;ゝノ: : : : . ヽ、: : . ._.; .;' : : '   . : |、彡'
            ` 爪: : : : : : : : : : : : : :      . : ;ハ、
            ,イ│\: : : : : .            . :/  |:.\
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/01/18(水) 21:18:36.16 ID:/GeINtkx0
>>29
ニーサンwwwww
なにしてんすかwwwww
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/20(金) 18:34:09.76 ID:3fs+yE1k0
こんばんわ

>>21
色だと微妙に当てはまらない人もいますからね…

>>22
ナズェミテルンディス!

>>23
クロウォのダイペンモンはアレでしたね……
風呂でのダイペンモンもあんな感じなら出さなくて良かったと思うとは口が裂けても言えん……

>>24
一応髪だけはまどかのままと想像してください
ところでフェアリモンとOPのガーターベルトの下着姿のまどかって似てね?

>>25
>>27
ありがとうございます

>>26
ナッキーいいよね

>>28
タクちゃんも漫画版の強さ基準で登場さる予定ですが設定まで漫画基準だと紛らわしいことになりそうだなぁ…
あと漫画版クロウォの擬人化テイルモンいいよね
このSSでも擬人化させる機会があればいいけど

>>29
やめてくれないか!そういうそれっぽい事を言うのは!

>>30
(腹パン)

投下
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:36:02.13 ID:3fs+yE1k0
〜アナログマンの研究ラボ〜

キリカ「おい!どういうことさ!織莉子と私のデジモンが一つになったオメガモンは最強のロイヤルナイツじゃなかったのか!?」

織莉子「同じロイヤルナイツとはいえ、デュークモンに敗れるなんて……」

アナログマン「確かに本物のオメガモンならいかにデュークモンとベルゼブモンのニ体掛かりと言えど敗れはしなかっただろうね」

キリカ「本物の……!?」

アナログマン「そうさ、本物のロイヤルナイツのオメガモンがあんな程度な訳がないじゃないか。君達のデジモンがジョグレスしたオメガモンズワルトは紛い物だよ」

キリカ「ま…まっままま…紛い物だとぉ!?織莉子と私の……!!」ダッ!

織莉子「やめなさいキリカ!」

ドコォ!!

キリカ「うわぁ!」ドサッ!

ゆま「うるさい女ね……」

キリカ「お前…!?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:37:09.92 ID:3fs+yE1k0
織莉子「目がさめてたのね……」

アナログマン「ああ、この子の暗黒の種は順調に育ってる。そして心も暗黒に染まり私達にも協力してくれるそうだ」

キリカ「こいつが…?」

ゆま「私の望む世界を作るためによ」

ゆま「(そして杏子と……)」

織莉子「そう…自分の望む世界をね……あなたとはうまくやっていけそうね」

キリカ「織莉子!?」

織莉子「以前の事は水に流してあげるわ。仲良くしましょうゆまちゃん」

ゆま「ふふふ……」

織莉子「それでこの子のデジモンはどうするの?」

アナログマン「それならちょっとアテがあるんだよ。そこのカプセルの中で寝ている羊君の代わりにこれから出席する七大魔王の集まりで紹介してもらおうと思ってね」

ベルフェモンS「zzzz……」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:39:25.79 ID:3fs+yE1k0
“ベルフェモン・スリープモード”

究極体 魔王型 ウィルス

“怠惰”の大罪を司る七大魔王の一人
1000年の間この姿で眠り、目を覚ます時に真の姿を表すと言われている
必殺技は欠伸で相手を永遠の眠りへと誘う『エターナルナイトメア』と
体に巻きついた鎖から発する黒い炎『ランプランツス』


キリカ「こんな可愛いのが七大魔王とはねぇ……」

織莉子「まだコレを目覚めさせるために必要なデジソウルは集まらないのかしら?」

アナログマン「もう少しだね」

ゆま「…いっその事私がこのデジモンのテイマーになろうかしら?」

アナログマン「おっと!それはちょっと駄目だよ!大丈夫、君には七大魔王にも負けないくらいのデジモンを連れてきてあげる予定だから!」

ゆま「本当に?」

アナログマン「ああ、待てないならベルフェモンの隣のカプセルの中の聖君のようにバイオデジモンにしてあげてもいいけど……」

聖「……」

ゆま「それはご免被るわ」

キリカ「こいつの中に埋め込んだデジモンのジョグレス処置もまだなのかい?」

アナログマン「まだちょっと不安定な状態でね」

織莉子「人間とデジモンが一体化……佐倉杏子が自分のデジモンと融合して進化したものとは違うのよね?」

アナログマン「ああ、四聖獣の領域での様子はピコデビモンを通して一部始終見させてもらってたけどあの進化は興味深いものだったね」

ピコデビモン「キキキキ……」

アナログマン「(そして君の娘も同じ進化をしていたね……全く…四聖獣を操ってたクラックプログラムを解除してしまうし…)」

アナログマン「(親子共々私の邪魔をしてくれるね…巴君……いや、シブミ……)」

アナログマン「では、私は出かけてくるから留守を頼むよ」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:41:29.15 ID:3fs+yE1k0
〜四聖獣の領域〜

さやか「四聖獣……」

チンロンモン「選ばれし少女達よ。我等を呪縛から開放し、ルーチェモンの魔の手から守ってくれた事に改めて礼を言おう」

ほむら「ルーチェモンは逃してしまったし、まどかを救えなかったのだから、結局私達の本来の目的は何一つ達せられていないわ」

マミ「でも、四聖獣がみんな無事に元通りになったんだからそれだけでも良かったと思うわ」

バイフーモン「しかし我等の心が奪われた故にこの世界を守護するはずの我等がこの世界のデジモン達を苦しめ、デーヴァ達も失ってしまった……」

杏子「アイツらは操られて無いくせに結構好き勝手悪さしてたけどな」

シェンウーモン「いんや、それもワシ等が操られてたせいじゃ……」

さやか「一番悪いのは四聖獣達を操ってたアナログマンだよ!」

ブイモン「そうそう、それに俺達に力を与えてくれたし、礼を言うのはこっちの方だよ」

スーツェーモン「人間と共に進化するデジモン達よ。我はまだお前達の在り方を受け入れたわけではない」

ギルモン「ギル?ボクとテリアモンの事?」

杏子「んだよ。助けてやったのにその言い草はよ」

ロップモン「スーツェーモン様は元よりあまり人間を好いてはいないなり……」

シェンウーモン「今回ワシらが操られてたのも人間の仕業じゃからな」

スーツェーモン「だが、それがお前達の選んだ道なら我はもう何も問わぬ……」

チンロンモン「そしてロップモンよ。其方は長い年月をかけ、ケルビモンに進化するまでデーヴァとして我等の元で叡智を授けた後に再び三大天使の座に就いてもらうつもりだったが……」

ロップモン「我は……」

マミ「ロップモン……」

チンロンモン「その者と共に過ごす事の方が学ぶものが多いだろう…往くがよい」

スーツェーモン「お前から奪ったデーヴァとしての力も再び与えよう」

パアァァァ…

ロップモン「神よ…寛大なるお計らい感謝に絶えませぬ」

テリアモン「サンキュ〜神様〜」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:44:16.76 ID:3fs+yE1k0
シェンウーモン「では…ワシらはしばらくの間眠りにつかせてもらうとするかのう……」

杏子「眠りにつくって…?」

QB「ルーチェモンとの戦いによるダメージや君達にデジコアを与えた事でかなり疲弊してるからね。元通りに回復するまでに四聖獣達は一旦活動を休止しないとその身が持たないんだ」

さやか「そんな体だったのにあたし達に……!」

チンロンモン「我等の全ては其方達に託した」

バイフーモン「この世界を救うことを信じているぞ」

ベルゼブモン「…なぁ、アンタは七大魔王の俺にまで力をくれたけどよかったのかよ?」

バイフーモン「ベルゼブモン…かつて魔王としてこの世界のデジモン達を喰い尽くした者よ……確かに汝が過去に犯した大罪を我等は許したわけじゃない」

ベルゼブモン「だったら何で俺にも力をくれたんだって聞いてんだよ!」

バイフーモン「我が信じたのは汝ではない、汝を信じるその少女を信じただけだ」

ほむら「私を…?」

チンロンモン「何故イグドラシルが其方を再びこの世に解き放ち…その少女と巡り合わせたかは我等も存ぜぬが……」

ほむら「……」

シェンウーモン「それはやはりこの世界のためか…それとも運命だったかは…その答えはワシ等ではない、お主自身で見つけるのじゃ」

ベルゼブモン「俺自身?」

チンロンモン「其方が過去に犯した罪は消えない…だが未来を変える事はできる」

スーツェーモン「精々これからの身の振り方を考えることだな」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:45:27.99 ID:3fs+yE1k0
ベルゼブモン「テメェらにとやかく言われるまでもねぇ、俺は俺の欲しい物の為に戦うだけだ」

シェンウーモン「ほほぅ、欲しい物?そりゃなんじゃ?」

ベルゼブモン「…決まってんだろ、ダチだよ」

ほむら「ダチ…友達……」

ベルゼブモン「ま、欲しいっつーか。もう手に入れてんだから守り通す為に…失わねー為に邪魔する奴をぶっ殺していくつーか、そんな感じだ」

杏子「ああ、アタシ達もベルゼブモンと同じ気持ちだ」

マミ「もうこれ以上大切な人達を失わないために…」

さやか「あたし達の守りたいものを守るために戦う!」

ベルゼブモン「…つーわけだ……文句あっかよ?」

シェンウーモン「結構結構、ホッホッホッホ!」

バイフーモン「やはり汝にも我が力を託したのは間違いではなかったようだ」

スーツェーモン「だが、そやつの力がこの世界を破滅に導く可能性もあることを忘れるな」

チンロンモン「それもベルゼブモンのテイマーである其方にかかっている。心得るのだぞ?」

ほむら「…ええ」

チンロンモン「では…いつかまた会う事があるかどうかわからんが……」

シェンウーモン「お主らの進む道に光があらんことを……」

バイフーモン「我等が託した残りの力の使い道は汝達が決めるがよい……」

スーツェーモン「さらばだ……」

シュゥゥゥゥゥ……

さやか「さようなら四聖獣達ー!!」

ブイモン「この力大事に使うよー!!」

ロップモン「神々よ…どうか再びお目覚めになるまで安らかなお眠りを……」

ベルゼブモン「あんた達と話せて良かったぜ……」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:46:52.47 ID:3fs+yE1k0
マミ「あなた達のリーダーだったレオモンはもういないけど…それでも私達と一緒に来てくれる?」

アンキロモン『勿論だぎゃ!』

マッハガオガモン『私達はリーダーの意志を継ぎ、お前達と一緒にこの世界を救ってみせる』

デジタマモン『皆さんの足手まといになりかねませんかもしれませんけどね』

杏子「なぁに、アンタは美味い飯作ってくれんだし、それで十分さ!」

ゴマモン『オイラだってゆまを助ける為に!』

杏子「…オーガモン、アンタは?」

オーガモン『…レオモンは俺が倒すんだ…だから奴が再び生まれ変われるようにするためにはこの世界を救ってはじまりの街を元に戻すしかねぇ!!』

杏子「じゃあ、このままアタシらと来るのかい?」

オーガモン『それが一番手っ取り早いならな!』

杏子「決まりだな!」

ベルゼブモン「さてと、じゃあ今度こそルーチェモンをぶっ倒して俺達のダチを取り戻そうぜ!」

ブイモン「ああ!そうだな!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:48:40.70 ID:3fs+yE1k0
ほむら「インキュベーモン、ルーチェモンは今度は何処へ向かったの?」

QB「あのダメージだからまだそう遠くへ行ってないと思うけど……」

QB「! これは……!」

さやか「どうしたの?」

マミ「また、大きな力を持つデジモンの所へ向かったの?」

ほむら「でも、奴はもう完全な進化を遂げてしまったからデジシードを集める必要がないんじゃないかしら?」

QB「いや、マミの言う通り大きな力を持つデジモンの所だ……」

杏子「何?どんなデジモンが居る所だ?」

QB「バラの明星エリア……ルーチェモンと同じ七大魔王の一人、色欲のリリスモンの城がある場所だ!!」

ほむら「七大魔王……!」

さやか「仲間の所にむかったって訳ね!」

ベルゼブモン「おもしれぇ!そのリリスモンって野郎も一緒に殺れば一石二鳥じゃねぇか!」

テリアモン「まどかも助けられるから三鳥じゃないかな?」

QB「リリスモンは野郎じゃないけど……」

マミ「でも…私達で七大魔王ニ体同時に相手ができるのかしら?四聖獣から授かった力でルーチェモンを追い詰めるのがやっとだったのに……」

杏子「奴も手負いだ。このまま追い掛ければいけるんじゃねぇか?」

QB「そろそろ七大魔王を一体ぐらい仕留めたい所だしね。これは行くしかないか」

ベルゼブモン「よし、じゃあ俺のベヒーモスで飛ばして行くぜ!」

さやか「ブイモン。エアロブイドラモンに進化して行ける?」

ブイモン「ごめん…ちょっとその城に着くまで体力を温存しておきたいかな……」

QB「ふむ。それじゃあ、この近くにある駅からトレイルモンに乗って行こう。バラの明星行きが出ているはずだし」

一同「トレイルモン?」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:49:23.81 ID:3fs+yE1k0
〜四聖獣の領域前停車駅〜

さやか「機関車のデジモンねぇ……」

杏子「んなのが本当に来んのかよ?」

ベルゼブモン「けっ!俺のベヒーモスの方が速ぇのによ!」

マミ「でも、どんな乗り心地なのか楽しみだわ」

ベルゼブモン「…俺はコイツに乗っていくからな!その機関車野郎とどっちが速いか見せてやるよ!」

ほむら「何をムキになってるのよ」

ガタンゴトン…ポォォォ!

ブイモン「あ!来たみたいだぞ!」

ギルモン「あれがトレイルモン?」

テリアモン「本当に汽車のデジモンだぁ!」

QB「いや…あれはロコモンだ!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:50:28.92 ID:3fs+yE1k0
“ロコモン”

完全体 マシーン型 データ

蒸気機関車の姿をした走り続けることが生きがいのマシーン型デジモン
必殺技は煙突から吹き上げる蒸気の爆弾『スチームボム』と
とげのある車輪を回転させて投げつける『ホイールグラインダー』


さやか「でも、あのデジモンにも乗れるんでしょ?」

QB「待つんださやか!あれは……」

さやか「おーい!乗せてってー!」

ロコモン「俺は走る!!」ガタンゴトン…

さやか「え?」

ブイモン「さやか!危ない!」バッ!

ゴォォォォ!

さやか「危なぁ…轢かれるところだったよ。ありがとブイモン」

ベルゼブモン「野郎ぉ!」

ブロンブロンブロォォォォン!!

ほむら「ちょっ!何処行くのよ!?」

マミ「ベヒーモスで追うつもり!?」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:52:29.89 ID:3fs+yE1k0
ブロォォォォン!

ベルゼブモン「テメェ!どういうつもりだコラッ!!」

ロコモン「俺は走る!!」

ベルゼブモン「シカトかよおい!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュン!

カキンッ!

ベルゼブモン「硬ぇ!?」

ロコモン「俺の走りを邪魔するな…!」

ベルゼブモン「あぁ?」

ロコモン『ホイールグラインダー!!』ギュィィィン!

ベルゼブモン「うおっ!?」

ドガシャァァァン!!

テリアモン「ベヒーモスが転けた!」

杏子「おいおい、すげぇ勢いで転けたけど大丈夫かよ……」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:54:04.12 ID:3fs+yE1k0
インプモン「痛ててて……」

ブイモン「退化しちゃってるよ」

ギルモン「インプモン大丈夫?」

インプモン「何なんだよアイツはよ!?」

QB「あのロコモンは随分前から今のようにデジタルワールドの各レールで暴走していて、どんなデジモンも寄せ付けないんだ」

インプモン「ちっくしょう…いつかこの借りは返すからなぁ…!」

ほむら「あなたが先に借りを返すべきデジモンはルーチェモンでしょ」

インプモン「そりゃそうだった」

ガタンゴトン…

トレイルモン「…ロコモン行った……?」

クルモン「また機関車のデジモンでクル!」

マミ「あなたが本当のトレイルモンね?」

QB「このトレイルモンはモールだね」

杏子「モグラの形だからモールか」

トレイルモン「アイツの暴走には僕らトレイルモンも迷惑してるんだ。昔はあんな奴じゃ無かったのになぁ……」

さやか「ねぇ、あんたはちゃんと乗せてくれるんだよね?」

トレイルモン「ん?もちろんいいよ、人間のお客さんなんて初めてだよ!何処まで行くんだい?」

マミ「バラの明星まで連れてってもらえないかしら?」

トレイルモン「バラの明星!?あそこには七大魔王のリリスモンの城が……」

ギルモン「そこに行くんだボク達」

トレイルモン「はぁ!?やめといたほうがいい!リリスモンの殺されるよ!?」

ほむら「気にする必要は無いわ」

杏子「そうだぜ、アタシ達がそのリリスモンを殺りに行くんだからな」

トレイルモン「七大魔王のリリスモンを倒しに行くって君達は一体……?」

さやか「選ばれし少女だよ!」

トレイルモン「選ばれし……!?」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:56:14.73 ID:3fs+yE1k0
〜デーモン城〜

ルーチェモンFD「ふん…集いの場がデーモンの城だとはな……気が乗らんな」

リリスモン「そう言わないのぉん。この召集はアナタの復活祝いみたいなものなんだからぁん」

ルーチェモンFD「だが、ワルプルモン様はお見えにはならないということではないか!」

バルバモン「おぉ…久しぶりじゃのぅ……リリスモン…相変わらず乳でけーな……」プルプル…

リリスモン「バルバモンのお爺ちゃんもお久しぶりねぇん。でもセクハラは許さないわよぉん」

ルーチェモンFD「……こいつがバルバモンだと?なんだその無様に老いぼれた姿は!?」

リリスモン「何言ってるのよぉん?元からお爺ちゃんだったでしょ?」

ルーチェモンFD「しかし…“強欲”の大罪を司り、かつてこの世界の財宝を奪い尽くすためにその力を振るった奴の面影が何処にも無いぞ!?」

バルバモン「おお、ともはる君じゃったか…大きくなったのぅ……」プルプル…

リリスモン「ともはる君って誰よ!?」

バルバモン「じゃがお小遣いはあげんぞい…ワシは強欲の魔王じゃから…ワシの財宝は一銭もやらんもんね……」プルプル…

ルーチェモンFD「……他の七大魔王は何処だ?」

アナログマン「リヴァイアモンさんは不貞腐れているため来ないそうですよ」

リリスモン「不貞腐れてるって…しょうがないわねぇんあのワニちゃんは……でも、あの子の体じゃこの城には入れないわね」

ルーチェモンFD「貴様は…何故貴様がここにいる?」

アナログマン「ベルフェモンの代理ですよ」

リリスモン「人間が七大魔王の代理として私達と同じ席にねぇん」

アナログマン「(何せあの羊の身体はいずれ私の物に…フフフ……)」

デーモン「では、些か数が足りぬが七人中の四人が集まっただけでも良しとして始めるか……」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 18:58:44.95 ID:3fs+yE1k0
ルーチェモンFD「デーモンか…?貴様も何だその格好は?」

デーモン「このローブは吾輩の強大すぎる魔力を抑えているのだ」

リリスモン「でも、その格好何か怪しいオジサンって感じよぉん」

デーモン「それにしても…思った以上早くその姿に進化できたのだな……」

リリスモン「例の強力なデジソウルを持つ娘の所にこの子のデジタマを潜り込ませたからねぇん」

デーモン「ふん、その少女のデジソウルは貴様を転生させるためなどより、“アルカディモン”を育てるのに利用すべきだったと吾輩は思うがな」

アナログマン「(アルカディモン……)」

リリスモン「馬鹿ねぇんあんな幼年期の頃からグロ〜いデジモンじゃ即デジタマをすり替えたのがバレちゃうじゃなぁい」

ルーチェモンFD「それにその件はワルプルモン様の命令によるものだ」

デーモン「ふん…吾輩が“超究極体”に進化するために必要なアルカディモンを進化させる方が有意義のはずだがな…!」

リリスモン「で、何のために私達を呼び出したのぉん?この召集をかけたのはワルプルモン様じゃなくて、あなたでしょぉん?」

ルーチェモンFD「何!?」

ルーチェモンFD「(それを知っていればこんな所に来ずにベルゼブモンを迎え撃っていたというのに…!!)」

デーモン「ベルゼブモンが裏切りし今、ワルプルモン様は新たな七大魔王を選出しろとの事だ」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:00:33.59 ID:3fs+yE1k0
リリスモン「新しい七大魔王ねぇん…別に七人揃えなくってもこれから六大魔王を名乗ればいいんじゃないのぉん?」

バルバモン「やっぱ七人いなければ締まらんのぅ……」プルプル…

リリスモン「だったら私ちょっと心当たりがあるわぁん」

デーモン「吸血鬼デジモンの王グランドラクモンか?それともデスジェネラルの誰かを格上げさせるつもりなのか?」

ルーチェモンFD「まさか貴様の城の番を任せたあのデジモンか?」

リリスモン「アイツはバカすぎて駄目よ!」

バルバモン「じゃぁ誰なのかのぅ…あと乳揉ませてくれリリスモン……」プルプル…

リリスモン「ま…アイツと同じくちょっと私の古い友達なんだけどねぇん……」

リリスモン「タクティモンっていうデジモンなんだけど」

ルーチェモンFD「タクティモン?」

デーモン「聞かぬ名だな…そのようなどこぞの馬の骨かも知らんデジモンに吾輩達と同じ地位をやるわけにはいかんな」

リリスモン「じゃ、その子のこれからの活躍に期待してよぉん」

アナログマン「活躍と言いますと?」

リリスモン「そうねぇん…選ばれし少女のデジモンを一体でも仕留められたらどうかしらぁん?」

?「それなら…私が選ばれし少女のデジモンを仕留めた場合でもチャンスがあると言う事ですかなデーモン様?」

リリスモン「何この子?何処の田舎貴族?」

デーモン「貴様か……貴様ごときがにそれができるのか?」

アナログマン「おお君か!待ってたよ!」

リリスモン「何?待ってたって?」

アナログマン「君にはあの娘の新たなパートナーデジモンになってもらおうと思ってここに来たのだよ!」

?「私もそのつもりで」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:04:17.74 ID:3fs+yE1k0

〜リリスモンの城〜

ブラストモン「ブラアァァァァ!いいかぁ!リリたんが出ぇぇかけている間ぁ!俺達がしっかりとこぉぉぉぉぉのお城を守るのだぁぁぁぁぁぁぁ!!」


“ブラストモン”

究極体 鉱物型 データ

硬質クリスタルの鎧をまとい鉱物の体を持つ超重量級デジモン
必殺技は強烈なパンチと共に体中のクリスタルをマシンガンの様に打ち出す『ダイアモンドマシンガン』と
硬い身体と重量を活かし身体を丸めて転がって敵を下敷きにする『ダイアモンドヘッジホッグ』と
太陽光を体中に取り入れ、超高熱・高圧縮のレーザーを吐き出す技『クリスタルブレス』



バケモンA「ブラストモン様!選ばれし少女達は四聖獣の領域近辺の駅から乗ったトレイルモンによってこのエリアに向かって来ているようです!」

バケモンB「トレイルモンの時刻表を調べたところ後10分程でこの城に到着するかと……」

ブラストモン「“時刻表”!?“ダイヤ”と言いなすぁぁぁい!ダイヤと!!」

バケモンB「は…はぁ……」

ブラストモン「すぉこのチミィ、何で列車のスケジュールがダイヤって言うのか知ってるだべさぁ?」

バケモンA「い…いえ……」

ブラストモン「ブルアァァ!嫌になるわぁん今時のガキは!!」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:05:48.20 ID:3fs+yE1k0
バケモンB「ダイヤ…時刻表は数字しか並んでないように見えますが列車同士が同じレールでぶつからないように時間を調整して図面にして書くとダイヤモンドの形に見えるからダイヤグラムと言います……」

ブラストモン「左様ぅぅ!そしてダイヤは俺様の体のダイヤモンドのごとき美しさと硬さで守られねばならぬがゆえにそう呼ばれているのだぁぁぁぁぁぁ!!」

バケモンA「りょ…了解です!」

バケモンB「というかコレ、キングゲイナーのカシマル運行部長とゲイナーのやり取りですよね!?ブラストモン様昨日DVD見てたでしょ!」

ブラストモン「ウンコ部長とはお下品じゃないかぁ!」

バケモンA「いや、運行部長ですよ」

ブラストモン「やっぱ下手なガンダム作品よりキングゲイナーだわぁ!白富野最高ぅぅぅぅぅぅぅ!!」

バケモンB「白富野作品なら私は∀が好きですね。因みにキングゲイナーで一番好きなキャラはアナ姫です」

バケモンA「そんな話をしている間に選ばれし少女達が来たみたいですよ?」

ブラストモン「ぬぁにぃぃぃぃ!?」

スコピオモン「ブラストモン様、ここは私にお任せください!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:07:16.87 ID:3fs+yE1k0
“スコピオモン”

完全体 昆虫型 データ

「砂漠の暗殺者」と呼ばれる、昆虫型デジモン
気配を感じさせず背後から近づき、尻尾の先の猛毒針で相手を突き刺す
必殺技は軽度の毒霧を散布しで相手の視力を奪う『ブラックアウト』と
尻尾の先にある猛毒針『ポイズンピアス』


ブラストモン「お前誰ぇ?」

スコピオモン「スコピオモンです!上の解説も読んでくださいよ!」

ブラストモン「で、何?戦いに行くのぉ?」

スコピオモン「はい!選ばれし少女達とそのデジモンは私の毒針の餌食にしてやりますよ」

ブラストモン「ムリぃっしょ」

スコピオモン「何でですか!?」

ブラストモン「お前ぶっちゃけアイツらと俺との戦いの前座だしぃ」

スコピオモン「そんなぁ!ダメ元でも行ってきますから少しは期待してくださいよ!!」

ブラストモン「いや、俺おめぇの母ちゃんじゃねぇし」

バケモンA「(確かに俺達の直接の上司はリリスモン様だけど…母ちゃんって……)」

バケモンB「(あんな百合ヲタ腐女子が母ちゃんなのはスゲー嫌だな……)」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:08:24.47 ID:3fs+yE1k0
〜リリスモンの城・エントランス〜

マミ「ここがリリスモンの城ね…!」

さやか「随分あっさりと入れたけど……」

杏子「何か罠が仕掛けられてる可能性も大だな」

ほむら「ここにまどかがいるの…?」

QB「待ってくれ、まどかのデジヴァイスの反応はもうこの城に―」

スコピオモン「おっと!麗しきリリスモン様の城に土足で足を踏み込んで生きてここから出られると思うなよ!」

ブイモン「スコピオモンだ!」

杏子「完全体か……だったら同じ完全体に進化させていくか?」

ギルモン「メガログラウモンに進化する?」

マミ「待って!奥にはルーチェモンともう一人の七大魔王リリスモンが控えているのよ!」

ほむら「できればデジソウルを温存しておきたいところね…」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:09:38.69 ID:3fs+yE1k0
テリアモン「でも、完全体に進化せずに倒すのはきつくない?」

マミ「私達自身が戦う?」

さやか「それならパートナー以外のデジモンに任せようよ!」

杏子「そうだな!ここはデジタマモンで……」

マサルダイモン『おい、杏子!俺が寝てる間に随分と派手な喧嘩をしてたらしいじゃねぇか!デジタマモンとオーガモンから聞いたぞ!何で起してくれなかったんだよ!?』

杏子「あ、コイツの事忘れてた……」

マミ「その声何処かで……」

マサルダイモン『だからその分ここは俺に暴れさせろよ!』

杏子「よし、じゃあ頼むぜ!」

杏子「リロード!マサルダイモン!」

シュィィィン!

マサルダイモン「よっしゃぁ!」

マミ「あの時の人間型デジモン!」

さやか「いや、だから人間型じゃなくて……そうだ!」

さやか「ほむら!あんたはどう思う!?あれデジモンじゃなくてどう見ても……」

ほむら「興味無いわ」

さやか「興味無いって……」

ほむら「別に今更どんなデジモンがいても驚くに値しないわ」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:10:32.50 ID:3fs+yE1k0
マサルダイモン「ったく!七大魔王だかロイヤルナイツだかとの喧嘩に参加できなかったのにイラついてんだ!」

杏子「(そういや、確かにコイツ使えばかなり戦況が楽になってただろうな……)」

マサルダイモン「あとなんか夢の中では時計屋の爺さんに呼び出されたけど、その派手な喧嘩にも参加できなかった気がするぜ!!」

スコピオモン「な…何だお前は!?」

マサルダイモン「喧嘩番長だ!タイマンはらせてもらうぜ!!」

ほむら「大丈夫なの?あのデジモン一体で?」

杏子「ああ、アタシ達が手を出すと機嫌が悪くなるしな。それに実力は究極体並だから問題ねぇ」

さやか「……」

マサルダイモン「オラァ!!」ドコォ!

スコピオモン「ぐぶぇ!?」

マミ「相変わらず凄いわ…拳一つであんなに……!」

マサルダイモン「どうした!お前の拳も見せてみろ!!」

スコピオモン「いや、俺拳じゃないし……」

スコピオモン「(確かにコイツは強いがブラストモン様と同じ単純なパワーだけの単細胞なデジモンのようだ…それなら……!)」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:11:42.74 ID:3fs+yE1k0
スコピオモン「俺の毒の餌食だぁ!!」

マサルダイモン「何!?」

スコピオモン『ブラックアウト!!』ブシュゥゥゥゥゥ!

テリアモン「毒霧!?」

マサルダイモン「うおっ!?目が!見えねぇ!」

スコピオモン「これでお前は俺の姿を捉える事はできない!」バシィッ!

マサルダイモン「ぐわっ!」

ギルモン「杏子!このままじゃマサルダイモンが!」

杏子「ギルモンを進化させるか…!」

マミ「いいえ、ここは……」

ほむら「私達が!」

マミ「リロード!アンキロモン!」

ほむら「リロード!エンジェモン!」

シュィィィィン!

アンキロモン「だぎゃ!」

エンジェモン「ふっ!」

マミ「ジョグレスで行きましょう!」

ほむら「わかったわ」

アンキロモン「やってやるだぎゃ!」

エンジェモン「またあの姿になるのか……」

マミほむ「「ジョグレス!!」」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:12:22.87 ID:3fs+yE1k0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―アンキロモン!―

―エンジェモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―シャッコウモン!!―

さやか「エンジェモンとアンキロモンがジョグレスした!?」

杏子「いつの間に二人で……!」

ブイモン「でも……」

杏さや「(だせぇ……)」

アンキロモン『やっぱりカッコイイだぎゃ〜』

エンジェモン『(コイツとじゃなければコイツとじゃなければコイツとじゃなければ……)』
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:13:19.11 ID:3fs+yE1k0
スコピオモン「これでトドメだ!」

マサルダイモン「目が見えればてめぇなんか…!」

スコピオモン『ポイズンピアス!!』ズオッ!

クルモン「マサルダイモンが危ないでクル!」

シャッコウモン『ニギミタマ!』シュンッ!シュンッ!

ズバッ!

スコピオモン「痛ぇぇぇ!!」

マダルダイモン「よし…少し見えてきたぜ……」

杏子「大丈夫かよマサルダイモン?」

マサルダイモン「この野郎……よくもやりやがったな!!」バキィッ!

スコピオモン「もっと痛ぇぇぇぇぇぇ!!」

シャッコウモン『アラミタマ』ビィィィィィ!!

スコピオモン「ぎゃあぁぁぁぁぁ!お母ちゃぁぁぁぁぁぁん!!」

ドゴォォォォォン!!

さやか「よっしゃぁ!」

マミ「やったわ!」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:14:35.47 ID:3fs+yE1k0
ブラストモン「いやぁっぱ、スコピオモンじゃダ〜メだったかぁ……」

ほむら「新手!?」

インプモン「あいつがリリスモンか!?」

QB「いや、あれは……!」

ブラストモン「呼ばれて飛び出てェブララララァアア!ブラストモンでありーんッス!!」

杏子「ブラストモン?」

さやか「七大魔王じゃないようだけど……」

マミ「どういうデジモンか知ってるのQBモン?」

QB「北方の山地で天災のごとく恐れられていたが…気まぐれで何らかの勢力に属することなどなかったのに……」

テリアモン「でも、今はワルプルモン軍なんだね」

ブラストモン「天才ぃぃぃ!?照れるじゃねぇかぁ!!」

ブイモン「いや、天災だから!」

QB「そして、その圧倒的パワーと頑強な装甲は下手なロイヤルナイツや七大魔王を凌駕すると言われている!」

ブイモン「おい、その下手なロイヤルナイツって誰の事だ」

ほむら「今度は一筋縄ではいかない相手と言う事ね……!」

インプモン「おし!全員で究極体に進化だ!!」

ブラストモン「次ぃぃぃぃ回へ続くぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/20(金) 19:16:30.53 ID:3fs+yE1k0
〜次回予告〜

エレキモン「クロォのデジモンもどんどん出すみたいだけどいいのか?」

ジジモン「最初に言った通り勝手に進化世代を付けたりするがの」

エレキモン「シャウトモンが出たりする事は無いよな?」

インプモン「それじゃあ、ベルゼブモンが下半身パーツになるじゃねぇか!!」

エレキモン「最終的にX7じゃハブられるけどな」

インプモン「うるせぇ!つーかよく考えたら俺はクロウォのベルゼブモンじゃねーから関係無ぇじゃねぇか!」

エレキモン「クロウォのベルゼブモンは彼女持ちだけどな」

インプモン「リア充爆死しろ」

ジジモン「基本的に敵キャラしか登場させない予定じゃ」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『ブラストモンは砕けない!後編』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「後編になっちゃったよ!」

インプモン「リア充爆散しろ」

エレキモン「実際したじゃん」

ジジモン「生き返ったけどのぅ」

今回はここまで
すいません何か前後編になってしまいました…
デーモンは02時の格好をしていると思ってください
ではまた
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/20(金) 19:47:18.52 ID:k1XcQrq2o

進化の曲に合わせてパイルドラモンが銃ぶっ放すのが大好き
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/20(金) 20:22:54.71 ID:2cladNRDO
>>1

>>1の風呂敷が広すぎてわくわくが止まらない

ところでブラストモンはなんでお前の母ちゃんじゃねぇ宣言を?

クロウォはコンゴウモンが「ははぁー(母ぁー)」って言ったから母ちゃんじゃねぇ宣言はずですが
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/21(土) 15:18:39.41 ID:WGVDG0LJ0
乙!
みんな!ブラストモンは強い、ダメージ
はこれで回復するんだ!
つ「アップルグミ」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/21(土) 19:33:30.40 ID:VVXEqdk10
>>60
それよりもオート操作でザコ相手にしてレベルをあげるんだ!
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/01/23(月) 23:00:20.68 ID:SlDu/urAO
マグナモンをもう許してやれよ…あいつカードではそれなりに強いんだから
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:16:22.52 ID:zzdToZpa0
こんばんわ

>>58
あーわかります。カッコイイですよね
ジャンッジャンッジャンッジャンッジャンッ!ジャジャジャジャン!ドドドド!

>>59
スイマセン…あれはコンゴウモンはブラストモンではなくタクちゃんの配下だからそういう意味だと思って…
貴重な迷セリフを勘違いして使ってしまった…あたしって本当バカ……
そしてワンピばりに風呂敷を広げるばかりで上手く畳めるだろうかと自分でも

>>60-61
すいません
テイルズ(かな?)やったことないんでよくわかんなッス

>>62
許すもなにもはじめから許されてます

投下
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:18:04.56 ID:zzdToZpa0
インプモン「行くぜみんな!」

ブイモン「おう!」

ギルモン「ギルぅ!」

テリアモン「一気に究極体に進化だね!」

ブラストモン「え″っ!?」

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EbGjxdyRdOI&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


ブラストモン「え″ぇっ!?」


MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』



―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:19:38.77 ID:zzdToZpa0
ブラストモン「ええぇっ!?4対1とか卑怯じゃね!?」

マミ『卑怯かしら……?』

ほむら「私は目的のためならどんな卑怯な手も使うわ」

杏子『卑怯もらっきょうも大好物だぜぇ!』

ブラストモン「きぃぃぃみ達正義の味方でしょぉぉ!?」

さやか「勝てば官軍!勝った者が正義よ!」

ブラストモン「そぉぉぉぉれでいいのかぁぁぁぁぁぁ!?」

マサルダイモン「あとなぁ、4対1じゃないぜ!」

シャッコウモン「俺達もいるだぎゃ!」

ブラストモン「どぅぁぁが!どぅおんな人数で来ようともこのブゥゥゥゥラストモン様のダイヤモンドボディには傷一つつけられんわぁぁぁぁぁ!!」

ベルゼブモン「そうかよ!だったらコイツでテメェのダイヤを砕いて質屋にでも売ってやるぜ!!」

ブラストモン「俺お幾ら万円になるの!?」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュン!!

カキィン!

ブラストモン「痒ーい!季節はずれの虫刺されぇ!!」

ベルゼブモン「硬ぇな…ダイヤモンドはそうカンタンには砕けねぇか……」

ほむら「呉キリカのウォーグレイモンやメタルエテモンのクロンデジゾイドボディは簡単に貫けるベルゼブモンのダブルインパクトなのに……」

ベルゼブモン「さっきのロコモンも硬かったしクロンデジゾイドって実はたいしたことねぇんじゃねぇのか?」

ほむら「いえ、あいつらよりあのデジモンの方が強いから、それだけよ」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:20:33.39 ID:zzdToZpa0
ブラストモン「そうか!貴様がブェェェェェェルゼブモンかっ!!」

ベルゼブモン「その若本っぽい喋り方やめやがれ!」

ブラストモン「お前の事はリリちゃんから聞いてるぞぉぉぉぉ!!」

さやか「リリちゃん!?」

UFブイドラモン「リリスモンの事だな」

杏子『七大魔王をちゃん付けね……』

マミ『それだけあのデジモンの地位も高いということなのかしら…?』

ブラストモン「そもそもリリちゃんがあんな百合ヲタになった原因はお前らしいじゃないだべかぁ!!」

ベルゼブモン「はぁ!?」

セントガルゴモン「百合ヲタって……」

デュークモン「杏子、百合って花の百合の事なのか?このデュークモンにはよくわからないが……」

杏子『アンタは知らなくていーの!』

ブラストモン「リリたんが俺様に振り向いてくれないのもお前のせいだブェェェルゼブモン!!」

さやか「振り向いてくれないって……リリスモンって女なの!?」

QB「七大魔王の中で唯一の女性型デジモンだよ」

ほむら「あなたそのリリスモンに何したのよ?」

ベルゼブモン「知らねぇよ!前世の事なんて!!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:21:24.30 ID:zzdToZpa0
ブラストモン「貴様を倒せばリリたんも俺に惚れなおすはずだぁぁぁぁぁくぁくごしろぉい!!」

ブラストモン『純情エメラルドチョップ!!』

ズドォン!!

ベルゼブモン「ぐがぁ!!」

杏子『てめぇ!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

UFブイドラモン『アルファースセイバー!!』

ガキィン!!

ブラストモン「そんな剣で俺のボディは斬れまセイバー!!」

マサルダイモン「だったら俺の拳はどうだぁぁぁぁぁぁ!!」

ブラストモン「両手でブロックぅ!!」

ガァァァン!!

マサルダイモン「痛ってぇ!硬ぇぇぇ!!」

さやか「このぉ!!」

バキィン!

さやか「折れたー!!」

シャッコウモン『ニギミタマ!』シュンッ!

ほむら『エネルギーボム!!』ボォン!

ブラストモン「えぇい!うるさいハエめぇ!いい加減におしー!!」

ブラストモン『極上ダイヤモンドテイル!!』

ドゴォォォン!!

デュークモン「ぐっ!」

UFブイドラモン「うわぁ!」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:22:52.26 ID:zzdToZpa0
さやか「け…ケタ違いすぎる…!!」

ほむら「ロイヤルナイツや七大魔王と同等の力を持ったデジモンはまだまだいるのね……!」

QB「奴の底力、予想以上だね」

ブラストモン「さ〜て、まずはベルちゃんからトドメといきましょかぁぁぁぁぁ!!」

ベルゼブモン「ちっ…!」

マミ『させないわ!』

シュルルル…

ブラストモン「えっ!?縛られた!?」

セントガルゴモン「うおぉぉぉぉぉ!!」

ガシッ!!

ブラストモン「さらに抱きしめられた…!?まさか俺の事……好きなのかぁぁぁぁぁぁ!?」

セントガルゴモン「んな訳ないだろ!!」

マミ『えっ…?』キュン…

セントガルゴモン「いや、キュン…って何さマミ!?」

マミ『こ…こういう逞しい人が好みかもしれないのね私、レオモンみたいに……もし彼が敵じゃなかったら……』

セントガルゴモン「いやいやいや!人じゃないから!!」

セントガルゴモン「とにかくコイツを投げつけて!!」ブンッ!

ブラストモン「あ〜れ〜!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どががががががぁ!!」

ドゴォォォォォォン!!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:23:27.65 ID:zzdToZpa0
ブラストモン「沢山撃ち込んでくれたねぇん!ならこの勢いでぇ……」

ブラストモン『ダイアモンドヘッジホッグ!!』ギュルンッ!

ドゴォォ!!

セントガルゴモン「うあわぁ!!」

マミ『きゃっ!』

クルモン「アイツにはどんなことしても痛くないクル!?」

UFブイドラモン「そんなことない!俺達のパワーを最大まで引き出せば必ず倒せるはずだ!」

デュークモン「杏子、四聖獣から貰った残りの力を使うか?」

杏子『いや、今のアタシ達の力で勝てない相手では無いはずだ!』

マミ『そうね…それにこの先このデジモン以上の強敵がいるはずだからそう簡単に四聖獣の力を使うわけにはいかないわ……』

ベルゼブモン「ああ!んな所でグダグダしてられねぇんだよ!!」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:24:28.04 ID:zzdToZpa0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=xcNEqL9iddM

マサルダイモン「俺達の熱い拳……熱い心を一つにすればいいんだよ!!」

ほむら「心を一つに……」

マミ『心重ねて……クロスハートね!行くわよ!みんな!!』

一同「「おう!!」」


ベルゼブモン「ほむら!ベヒーモスを出してくれ!!」

ほむら「わかったわ!私も一緒に乗せてもらうわよ!!」

ブロンブロンブロォォォン!!

ブラストモン「リリちゃんのお城の中でバイク乗っちゃめっ!そして俺の周りをグルグルしてもめっ!目っ!が回るからっ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥン!!

ほむら「たまにはマミーモンから奪ったマシンガンを使うわ!」ドドドドド!!

カキンカキィン!!

ブラストモン「だからきかないのだぁぁぁあぁ!!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!!

ブラストモン「あら?かわいいミサイル!」

ドゴォォォォン!!

ブラストモン「そして威力も可愛いわねぇ!!」

マミ『これでもなの…!?』

ブラストモン「でも、いい加減頭きたから俺様の最大の必殺技を見ぃぃぃぃせてやろうぅぅ!!」

ブラストモン「お城の中でもお天道様の光が入ってるから使えるだべさぁ!!」

シュゥゥゥゥゥ…

さやか「あいつ…太陽の光を……!」

ブラストモン『クリスタルブレス!!』

杏子『まずい!』

UFブイドラモン「任せろ!俺が盾になる!」

UFブイドラモン『テンセグレートシールド!』ビュン!

ドゴォォォォォォン!!!
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:26:11.48 ID:zzdToZpa0
UFブイドラモン「うぅっ……!」

ブラストモン「あらら?一人で受けきったの?すんげぇ痛そう。さすが俺様の必殺技!」

シュゥゥゥ…

UFブイドラモン「ふぅ!」

ブラストモン「え″っ!?治り早っ!!」

ほむら「そして今の必殺技でその自慢のダイヤモンドの体の輝きが無くなったようね」

ブラストモン「あらホントだっ!俺の美しいダイヤモンドボディがぁ!!」

さやか「あいつの防御力も下がったって事だね!」

ブラストモン「さっさとお前ら倒して家帰って水晶風呂に入りに行くっぺい!」

マサルダイモン「倒されんのはてめぇだ!!」ダッ!

ガキィン!!

ピキピキ…!

ブラストモン「お…俺様のビュゥ〜リホォなボディーにヒビがぁぁぁぁぁぁぁ!!」

杏子『今だ!あそこを狙えデュークモン!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ピカンピカンピカン!

シュゴォォォォォォ!!

ブラストモン「ブルェェェェエェ!!こんなはずじゃあぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォン!!

杏子『よっしゃぁ!』

マミ『これが心を一つにした私達の力ね!』
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:26:43.32 ID:zzdToZpa0
ほむら「それじゃあ、この先にいるまどかを助け出しましょう!」

QB「いや、まどかのデジヴァイスの反応はもうこの城には無いよ」

さやか「えぇ!?」

ほむら「この畜生…なんでそれを早く言わないのよ……!」

QB「言おうとしたら敵が来たから」

さやか「じゃあ、まどかはまた別の所に!?」

UFブイドラモン「ルーチェモンもリリスモンもこの城にはいないのか?」

QB「だが、少しこの城を探索してみよう」

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:27:49.98 ID:zzdToZpa0
〜数十分後〜

マミ「どうだった?」

ほむら「ダメね…まどかはやっぱりいなかったわ……」

杏子「まぁ、あれだけの戦いの後で七大魔王に出くわすのもキツイかもしれないけどな…」

ほむら「でも、思わぬ収穫があったわ!」

QB「何だって?それは何だい?」

ほむら「書物室に百合同人誌が沢山置いてあったから全部頂戴してきたわ」シュポッ!

さやか「わー!その盾にいっぱい詰め込んで来んだねー!…ってそんなのあんた以外嬉しくないわっ!!」

ブイモン「それがさっきアイツが言ってたリリスモンの趣味か……」

ほむら「中々いい趣味してるわね…敵じゃなければ良い同志になれたかもしれないわ」

杏子「何の同志だよ!」

マミ「……とにかく、鹿目さんは今度は何処に行ったの?」

QB「ふむ…今度はよくわからない場所だね……いや、この行路はトレイルモンに乗っているのか?」

テリアモン「ルーチェモンがトレイルモンに乗るの?」

QB「この線の終点は炎のターミナルかな?さっきの駅から出ているトレイルモンに乗って行けば先回りできそうだね」

ほむら「早速行きましょう!」

ベルゼブモン「また、汽車に乗るのか……」

ブイモン「何だよベルゼブモン?汽車嫌いなのか?」

テリアモン「ロコモンに転ばされたからね〜」

ベルゼブモン「うるせぇ!」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:29:21.54 ID:zzdToZpa0
?「私は七大魔王という肩書きには興味無いのだがね……」

リリスモン「あらぁん、私的にはあなたにも同じ地位についてもらった方が都合が良いのよぉん」

?「君に利用されるためにかい?だが、その選ばれし少女達のデジモンがこの剣を抜くのに価する相手か見極めるのは一興だな……」

リリスモン「あ、でもブラストモンが全員倒しちゃってるかもしれないわね……」

?「彼に敗れているのならそれまでだな……」

リリスモン「ただいまー!」ガチャッ!

ブラストモン「お帰りリリたぁん!俺様負けちまったよぉ!」

リリスモン「頭だけになってるぅぅぅぅ!?」

ブラストモン「しかもアイツらの一人がリリちゃんの百合同人コレクション盗ってちゃったよぉ!」

リリスモン「何ですってぇ!?よくも私の秘蔵のコレクションを……!」

リリスモン「アタシ…バ・ク・ハ・ツしちゃう……!!」

ブラストモン「押さえて押さえて!」

?「敗れたのかブラストモン……」

ブラストモン「おぉ!タクちゃんも来たのかぁ!!」

タクティモン「悔いは無かろう…」

ブラストモン「有り有り有りぁ…」

タクティモン「だが選ばれし少女達のデジモン…俄然興味が沸いてきたな…!」

ブラストモン「体が復元するのに何百年かかるのかなぁ……タクちゃん!そこの飴とって!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:30:03.71 ID:zzdToZpa0
〜炎のターミナル〜

ウィザーモン「これが炎のヒューマンスピリットか…」

ゴォォォォ!

まどか「でも炎の中に封印されていて取れそうにないよ!」

ケルベロモン「だったら俺がいただくぜ!」

テイルモン「お前はケルベロモン!」


“ケルベロモン”

完全体 魔獣型 ワクチン

“地獄の番犬”と言われる魔獣型デジモン
両肩のアーマーはそれぞれが意識を持ち前後左右あらゆる方向からの攻撃を瞬時に察知し本体のケルベロモンに伝達する
必殺技は大地に描いた「地獄の門」を開け漆黒のダークエリアに相手を突き落とす『インフェルノゲート』と
灼熱の火炎放射『ヘルファイアー』
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:30:37.52 ID:zzdToZpa0
ケルベロモン「俺があのスピリットをグロットモン様達に献上すれば、正規兵として雇用されて、実家に帰った女房も戻ってきて……」

テイルモン「(グロットモン!?やはり敵の手にあるヒューマンスピリットで進化出来たデジモンがいるのね…!)」

ケルベロモン「そしてもう『まるでダメなオッサンデジモン』、略して『マダオ』と呼ばれることも無くなるんだ!」

まどか「何か複雑な事情を持ったデジモンみたいだね…」

テイルモン「同情は無用よまどか!どうせアイツはどんな職に就いても長続きしないマダオなんだから!」

ケルベロモン「うるさい!俺は不器用ながらも一生懸命やってんだよ!」

ウィザーモン「不器用って言葉を使えばカッコつくと思ってるんじゃないぞ」

ケルベロモン「黙れ!だいたいテメェのその帽子の中どうなってんだ?その長い毛も本当はヅラじゃねーのか!?」

ウィザーモン「ヅラじゃない!カツラだ!」

まどか「え?」

テイルモン「え?」

ケルベロモン「え?」

ウィザーモン「……今のは言葉の綾だ。忘れろ」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:31:23.03 ID:zzdToZpa0
ケルベロモン「そんな事言ってる隙にいただきだ!」ダッ!

ウィザーモン「しまった!」

ケルベロモン「ヒート!」ボォ!

ケルベロモン「熱ちちちち!!馬鹿な!地獄の業火にも耐えるこの俺が!?」

テイルモン「まどか!デジヴァイスを!」

まどか「うん!スピリットー!」

シュィィィィン!

ケルベロモン「メタルぅ!?スピリットが奴のデジヴァイスに!?そいつをよこせぇ!」

テイルモン「やる気!?」

まどか「大丈夫だよテイルモン。ここはわたしが風のスピリットで進化するね!」

ケルベロモン「サイクロン!?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:31:55.81 ID:zzdToZpa0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

まどか『スピリット・エボリューション!!』

――フェアリモン!!――


ケルベロモン「ジョォカァ!?人間がスピリットで進化しただとぉ!?」

フェアリモン「ごめんね、わたし達もみんなのためにこのスピリットが必要だからあなた達に渡せないの!」

ケルベロモン「このぉ…お前もこの技で就職困難に堕ちろ!」

ケルベロモン『インフェルノゲート!!』シュォン!

ウィザーモン「あの穴に落ちたら行き先はダークエリアだぞ!」

フェアリモン「飛べば大丈夫だよね!」シュンッ!

ケルベロモン「るなぁ!?」

フェアリモン『ロゼオ・テンポラーレ!!』ゲシゲシゲシ!

ケルベロモン「とりがぁぁぁ!!」

ケルベロモン「このぉ…これで決まりだ!」

ケルベロモン『ヘルファイアー!!』ゴォォォォ!!

フェアリモン『ブレッザ・ペタロ!!』シュボォン!!

ケルベロモン「えくすとりぃぃぃむ!!」

ズバァン!

フェアリモン「やったぁ!一人でできたぁ!」

ウィザーモン「さすがだな」

テイルモン「ええ……」

テイルモン「(もしかしたら…まどかなら全てのスピリットを使いこなし…まどかがスサノオモンに……!)」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:32:23.19 ID:zzdToZpa0
シュゥゥゥ…

まどか「ふぅ!」

テイルモン「お疲れまどか」

さやか「ま…まどかがデジモンに……!」

まどか「あ、さやかちゃん!」

ほむら「まどか……!」

まどか「ほむらちゃん!みんなも!」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:33:03.10 ID:zzdToZpa0
マミ「無事でよかったわ、ルーチェモンの所から逃げ出せたのね」

まどか「はい!」

ほむら「まどかぁぁぁぁぁ!!」ダキッ!

まどか「ほ…ほむらちゃん!わたしも会えて嬉しいけどちょっと苦しいよ……」

ほむら「久しぶりのまどかのニオイだもの……」クンカクンカ

まどか「は…はは……」

テイルモン「まどかから離れなさいよ!」ギュゥゥゥ

杏子「そのデジモンは…?」

まどか「あ、紹介するね!わたしの本当のパートナーのテイルモン!」

一同「「本当のパートナー!!?」」

まどか「うん!リリスモンの城で会ったんだ!」

さやか「ルーチェモンのデジタマと入れ替えられてたまどかの本当のデジモンがリリスモンの城にねぇ…」

マミ「運命の再会だったのね」

ほむら「よかったわねまどか……」

まどか「うん!」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:33:55.92 ID:zzdToZpa0
ロップモン「汝……」

テイルモン「あなた…ケルビモンね……」

テリアモン「ケルビモンの事知ってるの?」

まどか「ケルビモンって…それにそのデジモン確か……」

マミ「ええ、私のチョコモンの生まれ変わりよ…」

まどか「そっか!マミさんも大切なデジモンとまた会えたんですね!」

ロップモン「汝も我と同じか…」

テイルモン「そうよ」

テリアモン「同じって事は……」

QB「やはり、まどかのデジモンは三大天使のオファニモンの転生体か」

ベルゼブモン「三大天使?ルーチェモンにロードされたセラフィモンと同じアレか」

マミ「そう、鹿目さんのデジモンも…」

ウィザーモン「セラフィモン様がルーチェモンに!?」

テイルモン「そんな……!…それにお前はベルゼブモン!!」

まどか「待って!話したでしょテイルモン!ベルゼブモンは今は……」

テイルモン「わかってるわ……」

テイルモン「(でも…前大戦で私は奴に殺されたのよ……)」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:34:27.20 ID:zzdToZpa0
ほむら「……」

テイルモン「やっぱりベルゼブモンはあなたの所に来る運命だったのね…」

ほむら「…私の事を何か知ってるの…?」

テイルモン「“あなたも”憶えていないのならいいわ……」

ほむら「!? ちょっと待っ―」

ウィザーモン「積もる話もあるだろうが、今は事態を急ぐ」

ブイモン「コイツは?」

まどか「テイルモンのお友達のウィザーモンだよ」

ウィザーモン「私達は今スピリットを集めている途中だ」

ギルモン「スピリットって?」

QB「そうかスピリットか、それは僕から説明しよう」


――
―――
――――
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:35:10.70 ID:zzdToZpa0
杏子「伝説の十闘士ねぇ…」

さやか「しかも二度もルーチェモンを倒した力かぁ」

ブイモン「それに少しアーマー進化と似てるな」

QB「確かにワルプルモンを倒すためにはスピリットの力もあった方がいいね」

テイルモン「そこで、あなた達5人には別々の場所に向かって各場所に封印してあるスピリットを集めてもらいたいのよ」

まどか「えぇ!?せっかくみんなと会えたのに……」

ウィザーモン「事を急ぐんだ。人数が多い分それぞれ別行動を取ったほうが早い」

QB「そうだね。僕も賛成だよ」

テイルモン「各スピリットの場所は私が教えるわ」

?「しめたぞ!奴等より先回りして俺達のビーストスピリットを回収だ!」

?「善は急げ」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:36:01.58 ID:zzdToZpa0
まどか「でも…本当にまた離れ離れになって会えるのかなぁ……」

ほむら「だったらこの駅を集合場所にしましょう」

さやか「そうだね!じゃ、各分担のスピリットを手に入れたらここに集合って事で!」

まどか「でも本当に大丈夫かなぁ……」

杏子「大丈夫だ、また会えるさ!」

マミ「そうね、私達仲間だから」

ほむら「そうね…そうよね…またこうして会えたんだし…」

まどか「うん!じゃあ、みんなまたここで会おうね!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/24(火) 21:37:33.98 ID:zzdToZpa0
〜次回予告〜

テイルモン「ぶっちゃけ私まどマギあんま好きじゃないのよね」

エレキモン「えぇ!?なんで!?」

テイルモン「だって百合カップリングばっかで、男性キャラが少ないからまともなBLカップリングが無いじゃない!!」

エレキモン「んな理由かよ!?」

テイルモン「無理やり組み合わせるとしても精々、上条×中沢、ショウさん×ホスト、知久×たっくんぐらいね」

ジジモン「確かにろくなのが無いのぅ……」

エレキモン「つーか最後の親子丼はやばいから!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『イカしたビースト進化! カルマーラモン』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

テイルモン「いっそ皆性別逆転させるのも有りかもね……」

今回はここまで
つーかルーチェモン→ローナイ&デュナス→悪五闘士と風呂原典と登場順が真逆だな…
ではまた
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/24(火) 21:45:49.17 ID:rC4gx637o

炎のヒューマンスピリットはもう取っちゃったから一人はビーストスピリットだけになるのか
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/24(火) 21:56:18.11 ID:Vy5tGyLE0
乙!
ライダーネタ多すワロタwwww
>>1のライダー愛はエン↓トロビー↑を凌駕した!
PS,
テイルズネタ知らんのに振ってスマヌorz
ちなみに若本の「ブルァァァァァァァアアアアアッッ!!!!」
も確かテイルズが元だったと思う。
テイルズに興味あったらヴェスペリアがおススメ!
あれのレイヴンていうキャラのかっこよさは異常
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/24(火) 23:34:29.67 ID:v2YG6nuDO
さやかちゃんのソードベントがwwwwww

このケルベルモンは無職だが地球の記憶は豊富そうだな
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/25(水) 00:01:29.86 ID:oYmkDiguo
スサノオモンの身体に、まどかの頭がのってるのか
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/01/25(水) 08:42:24.03 ID:lN4we7bAO
スサノオモンも女体化すんのかね
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/01/25(水) 15:58:16.80 ID:4EatTdhFo
アイスデビモンだったかもブラストモンと同じ声だったよな
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/25(水) 20:08:17.59 ID:xahVMTPSO
>>91
風呂のアイスデビモンは若本だけど
ブラストモンは岸尾が若本っぽい喋り方してるだけ
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:22:02.00 ID:XP220IdK0
こんばんわ

>>86
後から通信交換可能です

>>87
テイルズと言えばロイドってキャラがテイマの私服リョウさんと髪型と服装がクリソツだと聞いたことあるんですが

>>88
あとエボリューションキングとか言ったり狼のグロンギだったりしますね風呂一話で出てたケルベロモンは

>>89-90
かなり後になりますがまどかがエンシェントスピリットエボリューションする姿は……
まぁ、察しがいい人は読めるかな?

>>91-92
前スレで杏子が過去に戦ったアイスデビモンを若本っぽい喋りにしましたが
若本声のアイスデビモンは風呂で
テイマのアイスデビモンはチンロンモンやダークナイトモンと同じ声なんですよね
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:24:52.90 ID:XP220IdK0
〜トレイルモン列車内〜

ガタンゴトン…

さやか「あたし達が取りに行くスピリットは光のヒューマンスピリットと水のビーストスピリットだね」

ブイモン「でも、本当にスピリットってデジメンタルに似てるよな」

QB「元々デジメンタルは古代に十闘士のスピリットを基にオファニモンによって造られたから物だからね」

さやか「へー!そのオファニモンの生まれ変わりがまどかのデジモンだったんだよね!」

QB「だからあの時、黄金のデジメンタルを造り出せる力も持ってたんだ」

ブイモン「じゃあ、アイツの力を借りればまたマグナモンになれたりするのかなぁ?」

QB「は?なんでアルフォースブイドラモンに進化できるのにマグナモンなんかに進化しようとするんだい?」

ブイモン「アーマー進化はデジソウルを使わずに進化できるんだからいいんだろ!」

QB「でも、まどかの莫大なデジソウルを使う事になるじゃないか。しかもマグナモンなんかのために勿体ないじゃないか」

ブイモン「なんかとは何だ!だいたい前から思ってたけどお前マグナモンを馬鹿にしすぎなんだよ!!」ギチギチ…

QB「ギュベェェェ…ぼ…僕は事実を言っただけだよ……」

ブイモン「事実ってどういう事実だよ!」ギチギチ…

QB「君達感情を持つデジモンはいつもそうだね……」

さやか「やめなよブイモン。離してあげなよ」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:25:59.78 ID:XP220IdK0
さやか「それにしても…まどかがそれでデジモンに進化しちゃうなんてねぇ…あたしもスピリット手に入れたらデジモンに進化できちゃうのかな?」

ブイモン「人間がデジモンに進化するなんてバイオデジモンみたいだな」

さやか「……」

ブイモン「あ…さやか、もしかしてあの時倒した奴の事を思い出してたのか……?」

さやか「うん…デジモンに進化する人間ってまだあと二人いたんだよね…あいつと同じ様に倒さなきゃいけないのかな……」

ブイモン「何だよさやか!世界のためなら悪い人間とも戦うんじゃなかったのかよ!」

さやか「でも…あいつも守るもののために戦ってただけだったんでしょ?道を間違っただけで、そういう所はあたし達と変わらないんじゃないの…?」

ブイモン「だからって、自分が守りたいもののためだけに他の奴はどうでもいいなんて考えは間違ってる!そんな奴なら俺は迷わず戦うよ!」

さやか「そうだね…!ごめんねブイモン、あんたのテイマーのあたしが迷ってちゃいけないよね!」

QB「さて、そろそろテイルモンが教えてくれた光のヒューマンスピリットが封印されているエリアに到着するけど準備はいいかな?」

さやか「いつでもOK!」

ブイモン「俺も!」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:27:19.69 ID:XP220IdK0
〜リリスモンの城〜

ブラストモン「リリたん…機嫌直ったぁ……?」

リリスモン「直るわけないでしょ!私の城を荒らされた上にお気に入りの百合同人コレクションも盗まれたんだから!爆発しそうよ!!」

ブラストモン「可哀想なリリたぁん、俺の胸でお泣き」

リリスモン「何処に胸があるのよ!この顔だけ男が!!」ガスッ!

ブラストモン「痛ぁい!そして顔だけ男とは酷っ!!」

リリスモン「まぁいいわぁん…タクティモンが選ばれし少女達を仕留めに出かけたし、そのついでに取り返して来てくれるでしょ……」

ブラストモン「いや、タクちゃんそんなの知ったこっちゃないと言ってたよ?」

リリスモン「それにしても…テイルモンの後を付けに行った五闘士達は何をやってるのかしらぁん!!」

ピピピ…!

リリスモン「あら?通信。誰からかしら?」

ピッ!

ラーナモン『はぁい☆リリスモン様ぁ!』

リリスモン「あらぁん、私の可愛いラーナモンちゃ〜ん」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:29:02.48 ID:XP220IdK0
“ラーナモン”

ハイブリット体 妖精型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した、水の能力を持つデジモン
雨を操っての間接攻撃が主とする
必殺技は豪雨を敵一体に集中させて押しつぶす『レインストリーム』と
酸性の雨で敵全体を溶かす『ジェラシーレイン』


ラーナモン『テイルモンが全てのスピリットの隠し場所を話しているところを盗み聞きしたので、先回りして私達5人のそれぞれのビーストスピリットを手に入れましたわ!』

リリスモン「そぉん、よくやったわぁん……って、あなたのビーストスピリットも手に入れたの…!?」

ラーナモン『はぁい!これから光のヒューマンスピリットの封印場所に向かっている選ばれし少女の一人を私のビーストスピリットでコテンパンにしてあげますわ☆』

リリスモン「待ちなさい!ビーストスピリットを手に入れたからと言っても、選ばれし少女のデジモンの究極体には…いえ、それよりもあなたはそのビーストスピリットを使っちゃダメよ!!」

ラーナモン『どうしてですかぁ?帰ったらリリスモン様にも私の美しいビースト形態をご覧になっていただきますから楽しみにしてて下さいね☆』

プツンッ…

リリスモン「あっ…通信切っちゃったわあの子……」

ブラストモン「あの娘っ子のビーストスピリットがどうしたのよリリちゃん?」

リリスモン「ダメなのよラーナモン……あなたは今のあなたのままでいてぇん……」

ブラストモン「いったい何がどうなってんの?」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:30:40.97 ID:XP220IdK0
〜ネットオーシャンエリア〜

QB「光のヒューマンスピリットはこの海の中に封印したとテイルモンが言っていたね」

さやか「ところで何であんたはあたしに付いて来たの?」

QB「君が一番心配だからね」

さやか「心配?QBモンちゃんはこのさやかちゃんが一番気に入ってるんだぁ〜」

QB「いや、そうじゃなくて君が一番油断しやすい性格だからね。例えばこれから手に入れるスピリットを奪われたりとかね」

さやか「信用されてないなぁ……」

QB「では、早速海の中に潜ってスピリットを探して来て欲しいんだが」

ブイモン「よーし!俺が探してきてやるよ!」バシャンッ!

さやか「頼むよブイモン!」

ブイモン「ゴボッ!ゲボッ!助けて……!」バシャバシャ!

QB「おぼれてるよ」

さやか「泳げないなら行くなー!!」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:33:21.13 ID:XP220IdK0
ブイモン「海って呼吸できらいよぉ〜……」

さやか「当たり前でしょ!」

さやか「しかたない…リロード!ティラノモン!マッハガオガモン!」シュィィィン!

マッハガオガモン「イエス!」

ティラノモン「2スレ目に入ってから初めての出番だね俺等、ぶっちゃけ空気キャラだしどっちでもいいけど」

マッハガオガモン「空気キャラって私もか!?」

ティラノモン「だってあんたと同時加入したアンキロモンはエンジェモンとジョグレスしてまだマシな活躍があったし、あんたも俺もやられてばっかでドラゴンボールの餃子並にいらないキャラじゃん」

マッハガオガモン「ちゃ…餃子……」

ティラノモン「そのうち天さんに戦力外通告されて置いてかれるかもね。平成ライダーに例えるなら三原デルタ、ドレイク、小野寺クウガだね」

マッハガオガモン「そんな……」

さやか「いやいやドレイクは終盤ウカワームを倒たりして普通に強いし、物語本筋からフェードアウトしたのは役者さんの都合だし!」

ティラノモン「でも、劇場版でゼクトルーパーにやられてたよね?」

ブイモン「三原だってデルタギアの力に溺れるなかった時点ですげーじゃん!」

ティラノモン「あれは三原が元からヘタレな性格だったからデルタギアの凶暴化がプラマイゼロになっただけじゃね?それに戦闘だってライオトルーパーにやられてたし」

さやか「ユウスケはただ五代さんが偉大すぎただけだったんだよ……」

ティラノモン「でも、ライアルよりアルティメットの方が強そうだよね」

ティラノモン「そしてデジモン界でのそんな微妙ポジションキャラがこのティラノモンなのだ!どっちでもいいけど!」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:36:07.59 ID:XP220IdK0
さやか「……って!話がだいぶ逸れたけど、そんなあんた達もたまには役に立つためにブイモンの代わりに海の中のスピリット探してきてよ!」

ティラノモン「俺も泳げないから」

マッハガオガモン「私も…この背中のは水中ダイビング用のタンクではないし……」

さやか「……」

マッハガオガモン「やはり私達は……」

ティラノモン「いらない子だねwwwどっちでもいいけど」

ブイモン「ゴマモンがこっちに来てくれればよかったんだけど…」

さやか「ああ!もう!だったらあたしが潜るよ!!」

ブイモン「さやかが!?」

さやか「そりゃっ!」バッ!

ブイモン「うわぁ!脱いじゃったよさやか!!」

さやか「裸になるかと思った?残念、水着でした!海のエリアって聞いてこんなこともあろうかと服の下に着てたんだ!」

ティラノモン「いや、別に残念じゃないし」

さやか「少しは残念がれよ!」

ティラノモン「しかも何その虹色の微妙なセンスの水着?」

さやか「うっさい!とにかく、あたし泳ぎには結構自信があるから行って来るよ!」

QB「危険ださやか!海の中には凶暴なデジモンがいるかもしれない!」

ザバァン!

ゲソモン「その通りだ!」

ブイモン「ゲソモンだ!!」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:36:52.35 ID:XP220IdK0
“ゲソモン”

成熟期 軟体型 ウィルス

ネットの深海に棲むイカの形態をしたデジモン
必殺技はたくさんの脚を生かした連打攻撃『デビルバッシング』と
食らうと長時間視覚がマヒしてしまう強力なイカ墨『デッドリーシェード』



ゲソモン「この俺様のテリトリーの海を泳いでいいのはラーナモン様のみだ!」

ティラノモン「ラーナモンだって!?まさかあの……」

さやか「成熟期ならあんた達でも勝てそうな相手じゃん!ほら、行っといで!」

マッハガオガモン「でもって……」

ティラノモン「いや、だから俺等泳げないって言ったじゃん。アイツ海の中にいるから無理っしょ」

マッハガオガモン「私は空を飛べるから行けるぞ!」ゴォォォ!

ブイモン「がんばれ!マッハガオガモン!」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:37:24.92 ID:XP220IdK0
マッハガオガモン『ハウリングキャノン!』シュバァ!

ゲソモン「おっと!」バシャン!

ブイモン「海に潜った!」

マッハガオガモン「何処だ!?」

バシャァン!

ゲソモン「こっちだ!」

ゲソモン『デッドリーシェード!!』ビュッ!

ベチャッ!

さやか「ゲソモンのイカ墨がマッハガオガモンに!」

マッハガオガモン「ぐおぉぉ……」

QB「あの墨にかかると視界を奪われるだけでなく身体を麻痺させてしまう!」

ゲソモン『デビルバッシング!!』バシィン!

マッハガオガモン「ぐわぁぁぁぁ!!」

バシャァァン!!

ブイモン「海に落ちちゃったよ!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:38:30.38 ID:XP220IdK0
ティラノモン「うわぁ…完全体が成熟期相手に情けねぇ……」

さやか「うるさい!あんたマッハガオガモンを助けてきなさいよ!」ゲシッ!

ティラノモン「蹴っちゃだめぇ!」

バシャン!

ティラノモン「あっ!僕泳げたよ!?どっちでもいいけど!」

ブイモン「さやか!やっぱ俺がやらなきゃ!」

さやか「仕方ないね!」


―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―


さやか「よし!じゃあ空を飛べるエアロブイドラモンにもう一段階進化させて…」

ブイドラモン「いや、このままでいい!」

さやか「あんた泳げないでしょ!」

ブイドラモン「やろうと思えば泳げるはずだ!」

バシャン!

ブイドラモン「僕も泳げたよ!?」バシャバシャ!

さやか「でもかっこ悪い泳ぎ方……」

QB「犬かきだね」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:39:21.65 ID:XP220IdK0
ゲソモン「この海を泳いでいいのはラーナモン様だけだと言っただろ!」

ゲソモン『デビルバッシング!!』

さやか「やばい!」ダッ!

ズバッ!

ゲソモン「ぐおっ!?俺のイカ足をよくも斬ってくれたなぁ!後で焼いて食うつもりだな!?」

さやか「遠慮しとくよ!」

ブイドラモン「イカよりタコの方が好きだからな!」

ブイドラモン『ハンマーパンチ!!』ドゴォ!

ゲソモン「いかぁ!!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』ビシュゥゥン!

ゲソモン「ゲソォォォォ!!」

ドコォォォン!!
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:41:06.32 ID:XP220IdK0
ゲソモン「くそぅ……」

ブイドラモン「まだ生きてる…」

さやか「あたし達のスピリット探しの邪魔をしないなら見逃してあげるよ」

バシャン!

ティラノモン「マッハガオガモンも救助してきたよ……」

マッハガオガモン「我ながら情けない…のはいつもの事か……」

ラーナモン「あなたも情けないわねぇ、ゲソモン。私の奴隷失格ね!」

ゲソモン「ラ…ラーナモン様!」

さやか「ラーナモン!?」

QB「水の十闘士、エンシェントマーメイモンの力を受け継ぐデジモンだ!」

ブイモン「敵の手にあるスピリットで進化したデジモンか!」

ラーナモン「でも、アンタ達が戦ってる間に私がこれをゲットしちゃった☆」ピカァァァ!

QB「光のヒューマンスピリット!」

さやか「あれが!?」

ブイモン「あいつに先に取られちまったのか!」

ラーナモン「そしてこれもね☆」スッ!

QB「水のビーストスリット!」

さやか「ここの後にあたし達が取りに行くはずだった!?」

ラーナモン「アンタ達が炎のターミナルで隠し場所を話してるのを聞いてたからねっ☆」

QB「迂闊だった…しかも、あれをラーナモンが手に入れたという事は……!」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:42:39.92 ID:XP220IdK0
ティラノモン「ラーナモン!本物のラーナモンちゃんだぁ!!」

さやか「ちょっ…!いきなり何よ!?」

ティラノモン「DKB48のバステモンちゃんもいいけど、やっぱラーナモンちゃんだよなぁ!!」

ラーナモン「あらぁ?アナタも私のファン?」

ティラノモン「はい!ファンクラブの会員番号も二桁です!!」

さやか「ファンクラブ!?」

ブイドラモン「どうでもいい!敵なら倒すだけだ!!」

ティラノモン「そうはさせない!ラーナモンちゃんは俺が守る!!」

さやか「うわっ!裏切った!最悪なんですけど!!」

ブイドラモン「どけぇ!!」ドガッ!

ティラノモン「へぶしっ!」

ラーナモン「いいわ!私が相手になってあげるわ青犬ちゃん☆」

ブイドラモン「犬言うなっ!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』ビシュゥン!
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:43:33.94 ID:XP220IdK0
ラーナモン「きゃっ!やったわねぇ…お返しぃ!!」

ラーナモン『ジェラシーレイン!!』ザバァァァァ!!

さやか「雨!?」

QB「ただの雨じゃない!酸の雨だ!!」

さやか「あの雨に当たったら禿げるのね!」

QB「いや、溶けるんだよ!」

ブイドラモン「ぐわあぁぁぁ!!」

ティラノモン「いいぞー!L・O・V・E!ラーナモン!!」

さやか「復活して敵を応援してるしこいつ!!」

ラーナモン「今度はこれよっ☆」

ラーナモン『レインストリーム!!』ザバァァァァァ!!

ブイドラモン「ぐうぅぅぅ!!」

さやか「! ブイドラモン!!」ダッ!

ザンッ!

ラーナモン「痛っ…!何すんのよこのブス!!」バシン!

さやか「ああっ!」

ブイドラモン「コイツ…!さやかの何処がブスだぁぁぁぁ!!」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:44:25.20 ID:XP220IdK0
―ブイドラモン超進化ぁぁ!エアロブイドラモン!!―


ラーナモン「えっ!?」

エアロブイドラモン『マグナムクラッシュ!!』ドゴォ!!

ラーナモン「いやぁん!」

ティラノモン「女子を殴るとは最低だなアイツ!!」

さやか「裏切者は最低じゃないんだ」

ラーナモン「こうなったら…私のビーストスピリットの力を見せてあげる☆」

QB「来るか…!」

さやか「進化するの!?」

ティラノモン「ラーナモンちゃん進化!?一体どんな風になるのかな?」ワクワク


―ラーナモン!スライドエボリューション!カルマーラモン!!―


カルマーラモン「ウォーホッホッホッホッホッ!見なさい!私の美しい姿を!女王様とお呼び!!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:46:09.76 ID:XP220IdK0
“カルマーラモン”

ハイブリット体 水棲型 バリアブル

伝説の十闘士の水の獣型スピリットで進化した女性の上半身と巨大なイカの下半身を持つ半人半獣デジモン
触手は高速回転して敵を攻撃したり収束して壁となって本体をガードしたりと攻守に使用される
水中あるいは空中での行動の方が得意だが、陸上では十本の触手を器用に操り巨大なヤドカリのように動く
必殺技は口から溶解性の墨を吹く『ネーロコルソ』と
胴部を硬化させドリルのように回転させて敵にぶつける『タイタニックチャージ』


ティラノモン「」

さやか「」

エアロブイドラモン「」

マッハガオガモン「」

ゲソモン「」

カルマーラモン「ウォーホッホッホッホ!どうやら私の美しさに見とれて言葉も出ないようねぇ!」

エアロブイドラモン「か…かっこ悪ぃ……侵略イカ婆?」

マッハガオガモン「というか気持ち悪い…グロイ……」

さやか「そしてケバイ…しかも性格悪そう……」

カルマーラモン「何ですってぇ!?私の悪口を言う奴は許さない!!」

ティラノモン「俺……ラーナモンのファンクラブ脱会するわ……」

ゲソモン「俺も……」

ティラノモン「アイドルの素顔なんてあんなもんか……」

ゲソモン「だな……」

ティラノモン「やっぱバステモンちゃんの方がいいわ……」

ゲソモン「いや、アイドルより声優だよ…帰ってキタエリの『Happy Girl』でも聴こう……」

ティラノモン「パイコキのOPね…それなら偽物語のOPもいいんじゃない?」

ゲソモン「そうだな……」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:48:11.85 ID:XP220IdK0
QB「油断しないほうがいい!見た目通り、その強さも凶悪だ!!」

カルマーラモン「見た目通りとはどういう意味よっ!!」バシィン!

QB「ぎゅっぷい!」ヒュー

さやか「QBモンがあいつのイカ足にぶっ飛ばされた!」

マッハガオガモン「ゲソモンのより強力だ!」

エアロブイドラモン「よくもやったなスルメ女!」

カルマーラモン「また悪口言ったわねぇ!!」

エアロブイドラモン「何度でも言ってやるさ!三角頭のヌメヌメ女!そんなんじゃ一生彼氏できないぞ!!」

カルマーラモン「お前…許さぁん!!」

カルマーラモン『ネーロコルソ!!』ブシャァァ!!

エアロブイドラモン「うわっ!」サッ!

さやか「あいつもイカ墨を!?」

ブシュゥゥゥ…

マッハガオガモン「岩が溶けている…あいつの墨は溶解液か」

エアロブイドラモン「汚ねぇ…イカ墨パスタは当分食いたくなくなったな……」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:49:11.04 ID:XP220IdK0
さやか「反撃だよ!エアロブイドラモン!!」

エアロブイドラモン『ドラゴンインパルス!!』シュバァァン!!

ドゴォォン!

カルマーラモン「ぎゃっ!」

バシャァン!

カルマーラモン「よくも…よくもやってくれたわね!!」

ティラノモン「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」

さやか「今の攻撃で海に浸かったから化粧が剥げてる…!」

エアロブイドラモン「更に酷い顔になったな!」

カルマーラモン「お…お前ら…みんなまとめてギッタギタにしてやるわ!!」

カルマーラモン『タイタニックチャージ!!』ギュルルルゥゥゥゥン!!

さやか「回転してきて突っ込んでくるよ!?」

ドゴォォォォォン!!

エアロブイドラモン「ぐわあぁぁぁ!!」

ドサッ!

シュゥゥゥ……

ブイモン「くそっ…!」

さやか「ブイモン!あんなイカオバサン本気の究極体でさっさと倒すよ!」

ブイモン「ああ!」

カルマーラモン「誰がイカオバサンですってぇ!?この小娘!!」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:50:40.09 ID:XP220IdK0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ブイモンワープ進化ぁぁぁ!アルフォースブイドラモン!!―


カルマーラモン「アンタが話に聞いてたロイヤルナイツね!カッコイイじゃないの!やっべぇ!惚れそう!」

UFブイドラモン「マジやっべぇから勘弁して本当!」

QB「やれやれ…確かにビーストハイブリット体は強力だが何も究極体に進化しなくても倒せる相手だったのに……」

さやか「あ、QBモン戻ってきたんだ」

カルマーラモン「ウォッホッホッホ!なら、私の力で屈服させてあげるわ!!」

カルマーラモン『タイタニックチャージ!!』ギュルルルゥゥゥゥン!!

さやか「また回転攻撃が!」

シュンッ!

UFブイドラモン「遅すぎるな!」

カルマーラモン「なっ!?このぉ!」ニュルッ!

マッハガオガモン「イカ足攻撃が来るぞ!」

UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!

スパパパパッ!

カルマーラモン「ぎえぇぇぇぇ!!私の足がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

さやか「全て切り落としたね!」

マッハガオガモン「ゲソモンのはともかく、アイツのは全く食欲がそそらんがな…」

UFブイドラモン「これでトドメだぁ!!」

ザンッ!!

カルマーラモン「リ…リリスモン様あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ズバァン!
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:53:46.40 ID:XP220IdK0
カランッ!

ガチャンッ!

さやか「あれ?あいつのデジシードと一緒に落ちたあれって……」

QB「スピリットだね。奴が使ってた二種類の水のスピリットと光のヒューマンスピリットだ」

シュィィィィン!

さやか「あたしのデジヴァイスの中に入っちゃった!デジメンタルのように…」

UFブイドラモン「一気に3つもスピリットを手に入れたな!」

さやか「これであたしの手に入れなきゃいけないスピリットが両方とも手に入ったんだね。水のビーストスピリットはあいつが持ってきてくれたんだから行く手間が省けたね!」

マッハガオガモン「では、炎のターミナルへ戻るか!」

さやか「あたし達が一番乗りだったりして!」

ティラノモン「いやぁお見事!さすがさすが!」

さやか「何?裏切者には用は無いよ?」

ティラノモン「そんな過去の事はどっちでもいいじゃないですか!」

さやか「調子いいやつ…」

?「確かに流石ロイヤルナイツ、まさにパーフェクトだ」

UFブイドラモン「誰だ!?」

タクティモン「我が名はタクティモン。貴殿が我が剣“蛇鉄封神丸”を抜くのに相応しい相手か見極めさせてもらう」

さやか「タクティモン…?」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:55:37.15 ID:XP220IdK0
“タクティモン”

究極体 魔人型 ウィルス

「蛇鉄封神丸」と呼ばれる無双の剣を持つ武人デジモン
蛇鉄封神丸には星を真っ二つにする程の禍禍しき力が封じられておりこの剣を抜くことは星の崩壊を意味する
ゆえにタクティモンはこの剣を抜かずに闘うがそれでも脅威の破壊力を発揮する
蛇鉄封神丸を使用しない必殺技は背中の砲塔『タネガシマ』


さやか「あんたもワルプルモン軍のデジモン!?」

タクティモン「リリスモンのちょっとした知り合いでね、まずはロイヤルナイツである貴殿のデジモンの力を試さしてもらおうと思いここに参上した」

さやか「リリスモンの!?」

タクティモン「私としてはもう一人のロイヤルナイツであるデュークモンと剣を交えることが本意だったが…むこうは“奴”のテイマーがどうしてもと言うのでな……」

さやか「奴のテイマー……?」

UFブイドラモン「デュークモンじゃなくて俺じゃ不満かよ?」

タクティモン「これは失礼した。では、君の剣見せてもらおう」

マッハガオガモン「気をつけろアルフォースブイドラモン!あのデジモンかなりできる!!」

QB「だが…あれほどの覇気を持つデジモンでありながら、僕のデータベースにも情報が殆ど無いぞあんなデジモン!何者なんだ……?」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:57:28.96 ID:XP220IdK0
UFブイドラモン『アルフォースセイバー!!』ブゥン!

タクティモン「それが貴殿の剣か、私もお見せしよう」

タクティモン『蛇鉄封神丸!』ガキィン!

ティラノモン「大層な刀だなぁ」

UFブイドラモン「どうした?鞘から剣を抜かないのか?」

タクティモン「抜かせて見たまえ」

UFブイドラモン「舐めるなよ!」

ガキィン!

タクティモン「ほう!なんと潔い初手か…その意気や鋭し!」

さやか「いいぞぉアルフォースブイドラモン!飛ばしていけぇ!!」

タクティモン「では私もお見せしよう…」

タクティモン『壱の太刀!!』

UFブイドラモン「!!」

ズバアァァァァァァン!!

さやか「きゃあぁぁぁ!!」

ティラノモン「どっちでもいいけどぉ!!」

マッハガオガモン「あの刀ひと振りでなんという衝撃波だ!さやか!私に捕まれ!!」

さやか「海が真っ二つに割れてる……」

タクティモン「一重でかわしたか…さすが神速を持つ者……」

UFブイドラモン「俺の速さがこの程度だと思うなよ!」

さやか「お返ししてあげな!アルフォースブイドラモン!」

QB「駄目だ…今ので力量差を見極められなかったのか…?」

さやか「え?」

QB「今のアルフォースブイドラモンでは…あのデジモンに負ける!!」

さやか「そんな……」

QB「ここは引くんだ!!」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:58:29.94 ID:XP220IdK0
UFブイドラモン「引く?逃げるってことか?お前マグナモンを散々馬鹿にしてきたけどアルフォースブイドラモンとしての俺も馬鹿にしてるのか!?」

QB「そうじゃない!奴の力は……」

UFブイドラモン「ここで引いたらロイヤルナイツの名がすたる!!」ダッ!

ガキィン!

タクティモン「その切先や…鈍し!心の焦りが刃を曇らせておるわ!!」

UFブイドラモン「俺の技が剣だけだと思うなよ!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』シュゴォォォォ!!

タクティモン「鈍がっ!!」

タクティモン『鬼神突!!」ズバァァァン!!

UFブイドラモン「何!?」

さやか「アルフォースブイドラモンの必殺技を掻き消した!?」

タクティモン「堕ちろ!カトンボ!!」

UFブイドラモン「よけきれない……!」

ザシュッ!!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 00:59:25.31 ID:XP220IdK0
タクティモン「致命傷は免れたようだが光を失ったようだな……」

UFブイドラモン「ぐわあぁぁぁぁ!!」

マッハガオガモン「アルフォースブイドラモンの目がやられた!!」

UFブイドラモン「み…見えない…!!」

さやか「どうして!?あたしの治癒能力とアルフォースであんな傷すぐ回復するんじゃないの!?」

QB「奴の刀に込められた瘴気か何かが修復を妨げているのか…!?」

タクティモン「勝負ありか…?今、切り捨てるにしくはなしだな…」

さやか「やめてぇ!!」

マッハガオガモン「ウイニング―」ゴォッ!

タクティモン「虫けらがっ!」ガキィン!

マッハガオガモン「ぐわぁ!!」

さやか「このぉ!!」

ティラノモン「やめやめやめって!!俺達が行ってもどうしようも無いよ!」

QB「その通りだ、だから逃げろと言ったんだよ…」

さやか「まだ手はあるよ…!」

QB「?」

さやか「まどかができたなら、あたしだって…!」スチャッ!

QB「まさか…」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 01:01:17.84 ID:XP220IdK0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

さやか『スピリット・エボリューション!!』


――ヴォルフモン!!――


“ヴォルフモン”

ハイブリット体 戦士型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した光の能力を持つデジモン
身体の各部にある薄紫のパーツは聖なる光が封じ込められているセントアメジスト(聖紫水晶)
聖なる光によってアメジストの硬度は正しい心の時に非常な硬度を保持するが持ち主に負の心が生じると途端に脆くなってしまう
必殺技は腕のキャノンから撃ち出す光の弾丸『リヒト・クーゲル』と
光の剣“リヒト・シュベーアト”で、相手を真っ二つにする『リヒト・ズィーガー』と
同じく二振りの“リヒト・シュベーアト”をつなげて多勢に斬り込む『ツヴァイ・ズィーガー』


QB「ヴォルフモン……光の闘士エンシェントガルルモンの力を受け継ぎしデジモン……」

マッハガオガモン「さやかが進化したのか…?」

ティラノモン「あ、後ろ髪は青いまんまだ」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 01:03:14.97 ID:XP220IdK0
タクティモン「スピッリトで進化しただと?」

ヴォルフモン『リヒト・クーゲル!!』ジュィン!ジュィン!

ドゴォン!

タクティモン「小賢しい……」

ヴォルフモン『リヒト・ズィーガー!!』

ガキィン!!

タクティモン「なってないな…剣をただ振り回しているだけで全く形がなってない!!」

ヴォルフモン「くっ…!」

UFブイドラモン「この音…さやかが戦ってるのか……?……そこか!」

UFブイドラモン「さやかよけろ!!」

ヴォルフモン「!」

UFブイドラモン『シャイニングVフォース!!』シュゴォォォォ!!

ヴォルフモン「!!」サッ!

タクティモン「何?うおぉぉぉぉ!!」

ドゴォォォン!!

QB「今のうちに逃げるんだ!!」

UFブイドラモン「…しかたない!」シュバッ!

タクティモン「くっ…!逃げられたか…まぁいい、奴は光を失った事で更に強くなるか、それとも堕ちたままで終えるか……」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/27(金) 01:06:11.62 ID:XP220IdK0

〜次回予告〜

ブイモン「よう、みんな!マグナモンは好きかい?」

エレキモン「うん、大好きさ!」

ブイモン「本当か!?どんな所が!?」

ジジモン「金ピカな所かのぅ…」

エレキモン「高く売れそうだからな」

ブイモン「そんな理由かよ!!」

エレキモン「まぁ、X抗体のマグナモンはガンダムっぽくてカッコイイよな」

ブイモン「普通のマグナモンは!?」

ジジモン「ワシは百式やハリー専用スモーも好きじゃのぅ」

ブイモン「アカツキは!?」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『木の闘士アルボルモン出現!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ブイモン「マグナモンに光あれぇぇぇぇ!!」

今回はここまで
ラーナモンは原作通りフェアリモンと戦わせるべきだったかもしれないけど
人魚繋がりでさやかとブイモンに当てました
ではまた
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/27(金) 06:32:00.97 ID:+UhiP3cDO
タクちゃんつえーなー

>>1

実は昨日、ティラノモンがあまりにも空気だったから
「なんか最近全く会話にすら入れないデジモンがいるよ。どうでもいいけど」

ってコメントをしてあげるつもりだったんだ

ま、どうでもいいんだけどね
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/27(金) 16:59:54.46 ID:LZSj1gCn0
>>1乙!
ロイドとリョウは確かに似てるが、
ロイドの髪の量はリョウの比じゃないぞwwwwww
ちなみにロイド君はフラグ建築士でございます
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/27(金) 17:36:48.38 ID:y+hxbuuR0
ミラージュガオガモンは出てくるのかな?
出てきたら即戦力だな
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2012/01/27(金) 23:36:03.96 ID:Y1UC6RHA0
Vテイマーネタが多くて懐かしかったよ
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/01/28(土) 13:17:31.38 ID:NkY8yZIH0
>>1はウルトラマン好き?
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/01/29(日) 01:43:42.38 ID:h5WwLTLco
それにしても小ネタ多いな
これ終わってもほかのssいくらでも書けそうだな(チラッチラ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:00:16.33 ID:0x3RSlW60
おはようございます

>>121
そのどうでもよさがティラノモンですね

>>122
自分的にロイドといえばウザイ眼鏡のオッサンを思い出しますね
あ、該当キャラが二人いるな…

>>123
バーストモードまではどうしようかなと…

>>124
実は一度ブックオフに売った単行本を
このSSを書く資料のために再び全巻集めました

>>125
ティガとタロウと80(後ろ二つは再放送を)が子供の頃見てたので好きです
でも、他のは詳しくないですスイマセン……

>>126
ぶっちゃけ文章力の無さを小ネタで誤魔化してるだけですね
これの他!?
書けるんだったらまどマギとプリキュアのクロスが無かったはず(少なくてもここでは)だから誰も書かないんなら自分が書きたいけど
このSS以上にキャラ崩壊が酷くなりそうなのでやっぱ書けんと思います

投下
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:02:19.65 ID:0x3RSlW60
〜バーガモンの村〜

マミ「私達が手に入れるスピリットは氷と雷のヒューマンスピリットと木のビーストスピリット」

テリアモン「そんで、この村の先に氷のスピリットがあるんだよね」

ロップモン「では、急ぐなり」

アンキロモン「待ってくれだぎゃ!せっかくバーガモンの村に来たんだぎゃ!腹ごしらえしてからでも遅くないだぎゃ!」

ロップモン「汝、我等の使命を何と心得ている?」

テリアモン「僕も賛成だな、腹が減っては戦はできぬって言うし〜」

マミ「そうね、どこかで休んでいきましょう」

ロップモン「マミが申すのなら致し方ない……」

マミ「それにしてもこの村って……」

テリアモン「マク〇ナルドに〇ッテリア……」

マミ「〇スバーガー…〇ァーストキッチン…〇レッシュネスバーガー……〇ンタッキーまであるけどこれって……」

アンキロモン「この村はリアルワールドのハンバーガーの店のデータで構成されているらしいだぎゃ!」

マミ「私達の世界のファーストフード店のデータでねぇ……」

テリアモン「メニューもリアルワールドのと同じなのかなぁ?」

〇ナルド「もちろんさぁ!」

テリアモン「モノホンの〇ナルド出たあぁぁぁぁぁぁぁ!!?」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:04:08.36 ID:0x3RSlW60
“〇ナルド・マク〇ナルド”

究極体 魔人型 ウィルス

マク〇ナルドのマスコットであるピエロ
靴のサイズはハンバーガー4個分である
必殺技は『ラン…


テリアモン「いや、何で解説書こうとしてんの!?デジモンじゃないでしょ!!しかも究極体!!?」

〇ナルド「今ならポテトが全サイズ150Bitになってるけど、どうかな?僕の店に?」

マミ「〇ックねぇ…」

アンキロモン「俺は安さより、値が張っても作り立て感がある〇スがいいだぎゃ」

〇ナルド「あぁ!?んだとてめぇ!!俺んちのバーガーは安くて不味いと言いてぇのかゴルァ!!!」

アンキロモン「ひぃぃぃ!!」

ロップモン「急に態度が豹変したなり…」

テリアモン「別に不味いなんて言ってないのに……」

ロップモン「自分の商品に自信が無いのか?」

マミ「ちょっと!ロップモン、テリアモン……」

〇ナルド「ロップモン?テリアモン?」

〇ナルド「ロップモン…テリアモン…ロップテリア……ロッテリ……」

〇ナルド「てめぇ!奴等の所の回しもんかぁ!?」

マミ「何の事!?」

バーガモン「店長!確かに我等バーガモン一族の始祖は〇ッテリアのデータを元に生まれましたがですがそのデジモンとは無関係!…のはずです!」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:05:30.12 ID:0x3RSlW60

“バーガモン”

成長期 食物型 ワクチン

ハンバーガーの形をしたデジモン
厳選された素材データで構成されている為か純粋な心を持つデジモンである
必殺技は『デリシャスパティ 』


バーガモン「とにかく落ち着いてください店長!!」

〇ナルド「うるせぇ!俺の店のハンバーガーが一番なんだ!お前ら表出ろ!!〇ナルドマジックで消してやるよ!!」

バーガモン「ここ表ですから!!」

テリアモン「なんか危ないヤツだなぁ……」

アンキロモン「リアルワールドの〇ナルドもあんな感じだぎゃ?」

マミ「…たぶん違うと思うわ……」

?「まったく…貴様の店の商品と同じく相変わらず品の無い奴じゃな……」

〇ナルド「ジジイ!!」

〇ーネル「そんな奴の店より当店のチキンを召し上がらんかねお嬢さん?」

テリアモン「今度はK〇Cの店前に置いてある人形のオジサンが来たあぁぁぁぁぁぁ!?」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:07:58.54 ID:0x3RSlW60
“〇ーネル・〇ンダース”

完全体 鳥人型 データ

〇ンタッキーフライドチキンの創業者をモデルにした……


テリアモン「だから解説はいいから!!つーか鳥人型!?」

〇ナルド「前々から思ってたけど何でバーガモンの村なのにフライドチキンの店があんだよ!!」

〇ーネル「ワシの店にだってチキンサンドとかあるわい!!」

アンキロモン「でも、ハンバーガーじゃないだぎゃ……」

〇ーネル「…貴様を挽肉にして作ってやってもいいのだぞ?」

アンキロモン「ひっ!」

〇ナルド「とにかく俺の店に!」

〇ーネル「いいやワシの店じゃ!」

〇ナルド&〇ーネル「「さあ、どっち!?」」

マミ「え…え〜とぉ……私はおしゃれな〇レッシュネスバーガーがいいんだけど……」

〇ナルド&〇ーネル「」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:08:56.62 ID:0x3RSlW60
〇ナルド「どうやらその牛乳をハンバーグの材料にされてぇみてぇだなぁ…!」

〇ーネル「手を貸すぞピエロ…!」

テリアモン「マミ!!」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』

〇ナルド&〇ーネル「ぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォォン!!

ロップモン「見事」

マミ「さ、〇レッシュネスバーガーに行きましょう」

アンキロモン「マミのおすすめは何だぎゃ?」

マミ「そうねぇ、アボカドバーガーかしら?」

〇ナルド「待て…今なら余ってるクロウォのハッピーセットをおまけするから……」プスプス…

ロップモン「まだ息がある…」

テリアモン「執念深いなぁ……」

〇ーネル「そんな玩具で釣りおって…味で勝負せんかい……プリキュアのハッピーセットってまだある?」プスプス…

テリアモン「あんたはそんなのが欲しいのかよ!?」

バーガモン「店長!それよりお得意様のアルボルモンさんがお見えになりましたよ!」

〇ナルド「何!?」

マミ「アルボルモン?」

アルボルモン「ウンコの後は手を洗え」ピンポーン♪
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:10:09.15 ID:0x3RSlW60
“アルボルモン”

ハイブリット体 サイボーグ型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した植物の能力を持つデジモン
中世の木製からくり人形の設計図がデータ化されたものでそのギミックは意外に古風
必殺技は奇怪な動きで思わぬ方向から連続蹴りを繰り出す『マシンガン・ダンス(機銃の踊り)』と
胸の穴から巨大な種を発射して、相手の身体中にツタをはわせる『ブロッケイドシード(封じ込めの種)』


アルボルモン「満月の日には腹が減るハンバーガーが食いたくなる」

〇ナルド「ようこそおいでくださいました!伝説の十闘士のエンシェントトロイアモンの力を引き継ぐ木のアルボルモン様!」

テリアモン「何その説明的な歓迎」

ロップモン「しかし十闘士の力を持つデジモンという事は…」

マミ「テイルモンが言ってた敵が持っているスピリットで進化したデジモンね!」

アルボルモン「下半身を弄った手でマウスに触るな」

アンキロモン「何言ってんだぎゃ?」

〇ナルド「ささ、当店にご案内いたします」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:11:40.04 ID:0x3RSlW60
〇ーネル「お待ちくださいアルボルモンさん!たまには当店に……」

アルボルモン「俺鶏肉嫌い」

アルボルモン『マシンガン・ダンス!!』

ドゴォ!!

〇ーネル「ぐおおぉぉ!?」

ズバァン!

アンキロモン「殺った…!」

マミ「酷い…!」

テリアモン「とぼけたふりして冷酷な奴だな…!」

〇ナルド「ジジイめ!ざまぁみやがれ!」

アルボルモン「ところで〇ナルド、プリキュアのハッピーセットはまだあるか?」

テリアモン「あいつもプリキュアのハッピーセット目当て!?」

〇ナルド「あ、スミマセン…ソレ先週で終わっちゃったんでっすよ…今はスポンジ・ボブのハッピーセットで……」

アルボルモン「何だって?あとはアコちゃんとピースのカードでコンプリートだったのに……」

〇ナルド「これもアイツらのせいです!!」

アンキロモン「なんかデタラメ言ってるだぎゃ!?」

アルボルモン「なんだってそれは本当なのか?」

〇ナルド「そうです!あの前のハッピーセットのCMの時の「シャベッタァァァァ!!」のようなのををまた見れると勘違いしたアイツらのせいなんです!!」

アルボルモン「ふざけんな怒った」

マミ「信じてる……」

アルボルモン「覚悟しろ」

テリアモン「敵なんだからどうせ戦うんだし無問題だよ!」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:12:42.96 ID:0x3RSlW60
―テリアモン進化!ガルゴモン!!―


マミ「ガルゴモンお願い!」

アルボルモン「中に出さなくてもゴムは付けろ」

アルボルモン『マシンガン・ダンス!』ビュオンッ!

ドゴォ!

ガルゴモン「うわぁ!」

マミ「手足を有線で飛ばして攻撃してくるの!?」

ガルゴモン「手足にワイヤーって…お前はジオングかよ!」

マミ「ガルゴモン!ジオングに足は無いわよ!」

ロップモン「偉人にはわからぬ」

アンキロモン「パーフェクトでも足は飛ばさないだぎゃ」

アルボルモン「踊れ。踊れ」ビュオンッ!

ガルゴモン「そうそう同じ手にくうかよ!」

ガルゴモン『ダムダムアッパー!』ドゴォン!

アルボルモン「あれ?」

マミ「手足をはじき飛ばしたわ!」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:13:40.24 ID:0x3RSlW60
アンキロモン「俺にもやらせろだぎゃ!」

アンキロモン『ハンマーテイル!!』ズゴォン!

アルボルモン「痛い本当に怒った」

アルボルモン『マシンガン・ダンス!』ビュオンッ!

マミ「! そこね!」

シュルルル!

アルボルモン「あれ?俺のワイヤーが絡まった?」

ロップモン「マミのリボンか!」

マミ「みんなでフィナーレよ!」

ガルゴモン『ガトリングアーム!!』ダダダダダダッ!

ロップモン『ブレイジングアイス!!』ビュンッ!

マミ『ティロ・ボレー!!』ドドドドドッ!!

ドゴォォォォン!!

アルボルモン「うおっ……」

アンキロモン『メガトンプレス!!』ドッ!

アルボルモン「プールの飛び込みと潜水ののぞき見はやめよう!」

ズドォォォォン!!
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:14:32.40 ID:0x3RSlW60
アルボルモン「痛い」

アンキロモン「たまには俺もやるもんだぎゃ!」

アルボルモン「…ビーストスピリットを使うことを強いられているんだ」スッ…!

マミ「ビーストスピリット!?」

ロップモン「あのデジモンは木の闘士、我等が手に入れるべき物だったのが奴に先を越されたのか…?」


―アルボルモン!スライドエボリューション!ペタルドラモン!!―
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:15:53.75 ID:0x3RSlW60
“ペラルドラモン”

ハイブリット体 植物型 バリアブル

伝説の十闘士の木の獣型スピリットで進化した植物の巨大なトカゲのような姿をしたデジモン
物理攻撃は枝と尻尾の鞭、表皮にあたるコケから眠りを誘う胞子を振り撒く
必殺技は頭の回りの葉を回転させて発射する『リーフサイクロン』と
地面に這わせた無数の根を一気に地上に飛び出させて一帯の敵を串刺しにする『サウザンドスパイク』


ペタルドラモン「ぶっかけ済みのフィギュアを中古に売るなぁ!!」

アンキロモン「でけぇ植物のトカゲだぎゃぁ!!」

バーガモン「このままでは村の店がみんな潰されてしまう!」

ペタルドラモン「この姿になったら余計に腹が減ったきた!この村の全てのハンバーガーを食ってやる!!」バクバクッ!!

〇ナルド「俺の店があぁぁぁぁ!!」

ペタルドラモン「何でも食べる子元気な子ぉ!食べて性をつけよう!!」ゴゴゴゴ…!

ガルゴモン「更にでかくなってる!!」

ロップモン「奴は木を食すと巨大化するのか!?」

ペタルドラモン「出したらちゃんとティッシュで拭け!!」

ガルゴモン『ガトリングアーム!!』

ガルゴモン「だだだだだだぁ!!」ダダダダダダッ!!

ペタルドラモン「ん〜?」

ガルゴモン「効いてない!」

マミ「完全体…いえ、究極体に……!」

ロップモン「否、完全体で問題無い」

マミ「ロップモン?」

ロップモン「我も戦う!」

マミ「そうよね!二人なら……!」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:17:12.56 ID:0x3RSlW60

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related


―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―


―ロップモン超進化!アンティラモン!!―


ラピッドモン「ってロップモン!お前その姿……」

マミ「でも、あの時のアンティラモンとは細かいところが違うわね…」

アンティラモン「行くぞ、我が兄弟」

ラピッドモン「ああ!」

ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

ドゴォン!

ペタルドラモン「うるさい!やめよう薄い壁のアパートでの夜中の騒音と喘ぎ声!!」バシィン!!

ラッピドモン「ぐわぁ!!」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:19:47.95 ID:0x3RSlW60
アンキロモン「あのデカさの尻尾のムチじゃぁ俺のハンマーテイルと比べものにならねぇだぎゃ!」

マミ「くっ…!」

シュルルル…!

ペタルドラモン「そんなので俺が縛り付けられるか!縛りプレイの締めすぎには注意しろ!!」ブチィ!!

マミ「やっぱりあの大きさじゃ駄目ね…!」

ペタルドラモン「俺が本当の縛りを見せてやる!他人のプレイもしっかり見よう!!」

ペタルドラモン『サウザンドスパイク!!』ズォッ!!

シュルルル!!

マミ「きゃっ!」

ラピッドモン「木の枝で縛られるなんて…!」ギチギチ…

アンティラモン「!」ダッ!

アンティラモン『宝斧!!』ズバッ!ズバッ!

ラピッドモン「おっと!」

マミ「ありがとうアンティラモン!」

アンティラモン「どういたしまして」

ペタルドラモン「ぬ!?勝手に切るな!俺の枝とエロ本の袋とじ!!」

ペタルドラモン『リーフサイクロン!!』ブオォォォォォ!!

アンキロモン「鼻息だぎゃ!?」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:21:22.26 ID:0x3RSlW60
ラピッドモン「僕達が!」

マミ「止めてみせるわ!」

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!!』

マミ『ティロ・フィナーレ!!』

ドゴォォォォン!!

ペタルドラモン「消えるんじゃない!俺の技とHDDに保存したエロ動画データ!!」

アンティラモン「次に滅するのは汝なり!!」

ペタルドラモン「えっ!?」

アンティラモン『アシパトラヴァナ!!』ギャルゥゥゥゥン!!

ラピッドモン「アンティラモンが回転して竜巻のように!!」

ペタルドラモン「ぐぬぬ…俺の技の方が凄い!!」

ペタルドラモン『リーフサイクロン!!』ブオォォォォォ!!

ズォォォン!!

ペタルドラモン「なっ!?」

マミ「アンティラモンの竜巻が打ち勝ったわ!」

アンキロモン「そのまま行くだぎゃぁ!!」

ペタルドラモン「く…来るなぁ!!」

ズバババババババッ!!

ペタルドラモン「ぐわあぁぁぁぁ!!30前に捨てよう童貞をぉぉぉぉぉ!!!」

ズバァァン!!

アンティラモン「…さらば」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:23:02.09 ID:0x3RSlW60
カランッ!

ガチャンッ!

ラピッドモン「あれがスピリット?」

マミ「デジシードと同じようにスピリットで進化したデジモンを倒すと落とすようね」

アンキロモン「これで二つの木のスピリットをゲットだぎゃ!」

マミ「アンティラモンのおかげよ!」

アンティラモン「否、我等の力を合わせた結果なり…」

ラピッドモン「やっぱ兄弟は助け合いだね!」

マミ「さてと、みんなお腹が減ったでしょうから〇レッシュネスバーガーで一休みしたら、氷のスピリットも探しに行きましょう!」

アンキロモン「だぎゃ!」

スタスタ…

バーガモン「当店では…無理ですよね店長……行っちゃったし……」

〇ナルド「……」

バーガモン「店長?」

〇ナルド「あの三大天使の転生体は本来のパートナーになるはずだったとは言え、あの少女とのデジソウルはリンクしていないはず…だが、ペタルドラモンを倒すあの強さはどう見ても……」

バーガモン「店長どうしたんですか…!?」

〇ナルド「今のパートナーであるあのデジモンと双子だからか?だとしたら奴が再びケルビモンとして進化してしまう日も近いかもな……」シュゥゥゥ…

バーガモン「店長!?それが店長の本当の姿ですか!?」

ピエモン「これはデーモン様にお知らせするべきだな」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:24:39.52 ID:0x3RSlW60
〜氷の洞窟〜

シュィィィン…

マミ「氷のヒューマンスピリットも手に入れたわ!」

テリアモン「案外あっさりだったね」

アンキロモン「敵もいなかっただからだぎゃな」

ロップモン「これで後は雷のヒューマンスピリットだけか」

アナログマン「それなら私が取ってきてあげたよ!」ポイッ!

パシッ!

マミ「! …あなたは……!!」

テリアモン「白衣にメガネの人間…お前がほむほむとさやかが言ってたアナログマンだな!!」

アンキロモン「ダークタワーやバイオデジモンを作り出した人間だぎゃ!」

ロップモン「そして四聖獣を操ってた……!」

アナログマン「久しぶりだねぇマミちゃん。君のご両親のお葬式以来だね」

マミ「そんな…あなたがアナログマンだったなんて……!!」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:26:33.22 ID:0x3RSlW60
テリアモン「え?マミ、知り合い!?」

マミ「どうして…こんな事を…!?」

アナログマン「どうして?君のお父さんがいなくなってくれたおかげでこうしてこの世界で好き放題できるんだよ!」

マミ「! まさかあの事故はあなたが仕組んだものだったの!?」

アナログマン「その通りだよ!君の所にインキュベーモンが来ることは概ね予想していたが…まさかデジタルワールドに来てまで私の邪魔をしてくれるとは思わなかったね!本当に親子揃って忌々しいよ!」

テリアモン「マミ、どういうことなのさ?」

ロップモン「マミ…?」

マミ「許さない……!!」

アナログマン「おっと、君の相手は私ではない!ナナミ君、頼むよ!」

ナナミ「私を当て馬にする気かしら?まぁ、私があの程度の娘のデジモンに負ける気はしませんけど」

テリアモン「あの時の人間デジモン!」

アナログマン「彼女の父は天才とカテゴライズされる人間だった……君と同様にね」

ナナミ「ふぅん…その天才の娘ね……面白そうだけど、どういう意味かしら?」

アナログマン「何故なら彼女の父と私の師匠だった彼女の祖父がデジモン…デジタルモンスターの“基”を作り出したのだからね!!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:27:45.32 ID:0x3RSlW60
ナナミ「え?」

マミ「え…!?」

テリアモン「マミのパパとおじいちゃんが!?」

ロップモン「我等デジモンを作り出した……!?」

アンキロモン「マミも知らなかっただぎゃぁ!?」

マミ「……」

ナナミ「デジモンを作り出した人間の娘……本当に面白いですわね!」

ナナミ『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!

ロトスモン「でも、それとデジモンの強さは関係あるのかしら?」

ロップモン「人間がデジモンに進化…本当だったのか…!」

マミ「テリアモン…行くわよ……」

テリアモン「う…うん!」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:28:21.32 ID:0x3RSlW60
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5jcsm790278&feature=fvwrel


MATRIX
EVOLUTION_


マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


アナログマン「これが人とデジモンが共に進化した姿か…」

ロトスモン「あら?私のデジモンとしての姿と違って随分と無骨な姿ですのね」

マミ『私が用があるのはそこの男よ…どきなさい!!』

ロトスモン「私を無視するとは失礼ですわね。私とのダンスも楽しみましょう!」

ガズゥン!!

セントガルゴモン「ぐっ…!ここはコイツを倒すしかないようだねマミ!」

マミ『元よりそのつもりよ…』
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:29:42.74 ID:0x3RSlW60
ロトスモン「聞いた話だとあなたは正義とか人のために戦っているそうですわね」

セントガルゴモン「それの何が悪いのさ!」

ロトスモン「くだらない…人など所詮他人、取るに足らない存在…そんなのあなたの戦う理由にならないでしょ?」

ロトスモン「家族を失い、テイマ法少女にならざるを得なかったあなたがただ自分の存在意義を見出すために、孤独を満たすためにそう自分に言い聞かせているだけでしょう?」

マミ『……』

ロトスモン「そしてあなたは自分より弱い者を助けることで優越感に浸っているだけよ。選ばれし少女としてこの世界を救う使命だって所詮は独り善がりの自己満足だわ!」

セントガルゴモン「マミの悪口を……!!」

マミ『言いたいことはそれだけかしら?…そんな事自分でもわかっているわよ…!』

セントガルゴモン「そんなこと無い!マミはいつだって……」

マミ『ありがとテリアモン…それなら私もあなたに問うわ』

ロトスモン「何かしら?」

マミ『あなたがこんな連中に手を貸すのは何故かしら?』

ロトスモン「何故って…退屈しのぎにすぎませんわね」

セントガルゴモン「何だとぉ!?」

マミ『退屈しのぎ…?』

ロトスモン「私ほどの天才になるとこの世界の何もかもが退屈になってしまうのよ」

ロトスモン「だからアナログマンやワルプルモンと共にこの世界を一度壊し、退屈の無い刺激が有る世界に創り直すのよ。面白いと思わないかしら?」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:30:39.41 ID:0x3RSlW60
セントガルゴモン「全然面白くないよ!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どががががががぁ!!」ドガガガガガッ!!

ロトスモン「全て見えてますわ!!」シュンッ!

ロップモン「速い!後ろなり!!」

ロトスモン「その通りですわ!」

ドゴォ!

セントガルゴモン「ぐぅ!」

アンキロモン「あのデジモン、デカさは人間の時と変わんないのにあんなデケぇセントガルゴモンを蹴り飛ばしただぎゃぁ!」

アナログモン「ナナミ君の中に埋め込んだロトスモンも更に強化してあるからね。そう簡単にはいかないよ」

ロトスモン『セブンズファンタジア!!』シュビィィィ!!

ドゴォォォン!!

セントガルゴモン「うわあぁぁぁ!!」

マミ『怯まないで…反撃よ!』

セントガルゴモン「わかってる!」シュッ!

シュンッ!

ロトスモン「天才の私にはあなたの動きは全て読める!それにその巨体じゃ遅すぎですわ!そんなのじゃいくらやっても私に攻撃を当てられませんわよ!!」

マミ『撃ち続けるのよセントガルゴモン!!』

セントガルゴモン「うん!」ドガガガガッ!!

ロトスモン「だから、見えて―」シュンッ!

マミ『そこね!』

シュルル…!
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:31:32.59 ID:0x3RSlW60
ロトスモン「何!?」

アンキロモン「やっただぎゃ!リボンで捕らえて動きを封じただぎゃ!」

ロトスモン「まさか…動きを読まれてたのは私の方だというの…!?」ギチギチ…

マミ『天才だか知らないけれど、私とあなたとでは踏んできた戦いの場数が違うのよ!!』

ロトスモン「ぐっ……!!」

マミ『セントガルゴモン!!』

セントガルゴモン「…いいんだね!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!

ロトスモン「私はこの世界を……!」

ドゴォォォォォォン!!

ロトスモン「あああぁぁぁぁぁ!!」

ズバァン!!

アンキロモン「普通のデジモンと同じように倒すと消えただぎゃ…!」

マミ『……』

アナログマン「やはりナナミ君程度では勝てなかったか…では、次は君達5人が揃ったら面白いショーを見せてあげよう!楽しみにしててくれたまえ!」ダッ!

ロップモン「逃げたなり!」

マミ『待ちなさい!』

セントガルゴモン「駄目だ!この大きさではアイツが逃げた先には進めないよ!」

マミ『どうしてこんなことを……倉田さんが……』
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/01/29(日) 11:35:47.76 ID:0x3RSlW60
〜次回予告〜

ジジモン「今日でスイートが終わって、来週から新しいプリキュアがはじまるのぅ」

エレキモン「おいおい、いい大人が女児向けアニメかよ」

ジジモン「デジモンやライダーと同じニチアサ東映繋がりじゃからいいじゃろ!!」

さやか「ところでプリキュアで一番誰が好き?あたしはやっぱキュアベリーだね!」

ララモン「初代のホワイトでしょ!」

小春「ミントだよぉ!」

ミミ「アクアよ!アクア!誰?ババアって言ったのは!?」

ネネ「サンシャインの変身前後のギャップがいいのよ」

スパロウモン「そうでしゅねネネ!」

ユウ「ピーチで幸せゲットだよ姉さん!」

タイキ「バーロー!ダークプリキュアをほっとけないだろ!!」

タギル「新プリキュアのキュアマーチの活躍見ててくださいよタイキさん!」

留姫「リズムに一年間お疲れ様っと……」

エレキモン「プリキュアとデジモンの声優の被り具合は異常」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『炎の闘士ヴリトラモン暴走!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ゴマモン「やっぱルージュが一番だってばよ!」

エレキモン「ルージュ(笑)」

ジジモン「プレート(笑)」

ゴマモン「りんちゃんを馬鹿にするなってばよぉぉぉ!!」

今回はここまで
本当は今回の話はこのSSではパン屋に住んでいるという設定の杏子がバーガモンの村でハンバーガーに必要な美味いパンを作って
ペタルドラモンを満足させるという話にしようと思ったけど何故かこうなった…
ではまた
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/29(日) 12:24:06.48 ID:5o01Qc7io

そういやアルボルモンこんなキャラだったな
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/29(日) 13:28:32.56 ID:oP9gKiEZo
倉田ァ!
マサルダイモンの拳が炸裂する日も近い
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/29(日) 13:34:42.32 ID:YJiLV9uD0

アルボルモン・・・ナニイテンダ!?フザケルナァ!!
今更だがほむほむのインプモンのデフォが
ベルゼブモンになってきてる件について
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/01/29(日) 13:49:03.75 ID:Slx7dojS0
インポモンとか日曜に何考えてんだろ俺…
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/29(日) 19:08:14.83 ID:oP9gKiEZo
そんな考えに至るのも乾巧って奴の仕業なんだ
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/01/29(日) 21:59:03.81 ID:sDcbvUk30
>>155
<首の折れる音>
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/01/29(日) 22:22:33.16 ID:oP9gKiEZo
ザヨゴオオオオオォォォォォォォォ!!!
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/01(水) 20:19:18.88 ID:k4bnCwsDO
>>1は金融会社にクズヤミー植え付けてセルメダル貯めてるのか
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/01(水) 22:20:35.50 ID:M3UVVGh40
調子が悪かったらこれを使え
つメディカルスイッチ
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:40:02.98 ID:Xu/JD7aA0
こんばんわ

>>151
卑猥な標語は言ってなかったですよね

>>152
今更ですがこのマサルダイモンは原作終了後の世界から迷い込んだという設定ですが
倉田やバイオトリオはまどか達と同じ世界の人間です
セイバ見直したらこのSSの倉田原作と全然口調が違った…


>>153
前スレでQBが言ってたと思いますが
ベルゼブモンは進化のコントロールがうまくできてないため
一度進化したらしばらく元に戻れません
そのおかげで拾ったバイクで走り出すことができますけど

>>154
自分がならないとも限らないから馬鹿にしないほうがいいです

>>155
なそ本

>>156
誰に殺されたくない?

>>157
正直フォーゼにもタチバナさんって名前の人がいて紛らわしい

>>158
仲間に裏切られてコアメダル一枚になってました

>>159
フォーゼドライバー持ってないのよ…

投下
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:42:27.06 ID:Xu/JD7aA0
〜炎の洞窟〜

ギルモン「この洞窟にスピリットがあるんだよね杏子?」

杏子「炎のビーストスピリットな」

デジタマモン「しかし、この洞窟結構深そうですね」

マサルダイモン「見つけられんのかよ?」

杏子「手分けして探すしかないね。アタシはギルモンと行くよ」

マサルダイモン「じゃ、俺はデジタマモンと行くぜ」

デジタマモン「よろしくお願いしますよ」

オーガモン「俺も探さなきゃなんねえのかよ?」

杏子「当たり前だ。アンタはゴマモンとな」

オーガモン「しかもこのガキとかよ!」

ゴマモン「……」

ギルモン「ゴマモンどうしたの?」

ゴマモン「なぁ杏子、オイラ達が探すべき物はスピリットなんかじゃないだろ!?」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:43:38.25 ID:Xu/JD7aA0
杏子「…ゆまか」

ゴマモン「そうだよ!みんなしてゆまの事よりスピリットなんてよくわかんない物の事を優先してよ!!」

杏子「…美国織莉子達はまたアタシ達の前に現れるはずだ。なら、その時に今度は圧倒的な力で奴等をぶちのめし、ゆまの居所を吐かせるんだ」

ゴマモン「…その圧倒的な力の為にスピリットを手に入れるのか?」

杏子「まぁ、そうなるね。それにまどかの時と違ってアイツが何処に捕らえられているのかの手掛かりも無いんだ。焦ってもしょうがねぇさ」

ゴマモン「それでもオイラは……」

杏子「わかってる…アンタがゆまを心配なのはさ。パートナーだもんな」

ゴマモン「わかっているなら…!」

杏子「だから約束する。アタシが必ずゆまを取り戻すってな」

ゴマモン「本当かよ…?」

杏子「…アタシだってゆまの事を一時も忘れてた事なんてねぇよ……」

ギルモン「杏子にとってゆまはモモと同じだからね」

杏子「かもな…ゆまにモモを重ねてるんだねアタシ……」

ゴマモン「モモって?」

ギルモン「杏子の妹だよ」

ゴマモン「杏子の妹かぁ。じゃあ今はリアルワールドにいるんだ?」

杏子「リアルワールドともデジタルワールドとも違う世界だよ……」

ゴマモン「え…?それって……?」

杏子「……」

ギルモン「モモは死んじゃったんだ……」

ゴマモン「! ごめん……」

杏子「いいさ、そもそもアイツを死なせたのもアタシのせいだし……その罪滅ぼしのつもりなのかな?アタシがゆまを守ろうとしてたのって……モモの代わりに……」

ゴマモン「杏子……」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:45:13.97 ID:Xu/JD7aA0
マサルダイモン「妹か…俺にも妹がいた気がするぜ……」

杏子「アンタにも妹が?」

ギルモン「どんなデジモンだったの?」

マサルダイモン「あ〜……いつもピンクの服を着てた気がする……」

杏子「ピンク色のデジモン?」

ゴマモン「ピンクのデジモンといえば……ピヨモンとか?」

マサルダイモン「!! ピヨモン……妹……そうだ!確かに妹といえばピヨモンの記憶がなんかあるような気がしてきたぜ!!」

杏子「少し記憶が戻ってきたのか?」

ギルモン「よかったねマサルダイモン!」

マサルダイモン「ああ!この調子なら俺が探してるデジモンの事も思い出せそうな気がするぜ!」

マサルダイモン「(あれ?俺の妹ってデジモンだったか?違うような気もするけど……違う…ちがう…ちが…ち…か……)」

マサルダイモン「(ま、いっか)」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:47:13.46 ID:Xu/JD7aA0
杏子「とにかく、まずはアタシ達が今できることをするんだ」

ギルモン「スピリットをさがす!」

杏子「実は炎のターミナルでまどかから預かってきたんだよな、炎のヒューマンスピリットを。デジヴァイスの中にある」

ギルモン「どうしてあずかってきたの?」

杏子「同じ属性のスピリットを持っていれば引かれ合うかもしれないからってさ」

デジタマモン「でも、私思ったんですがそのスピリットを杏子さんが手に入れても使う必要あるんですかねぇ?」

杏子「どういうことさ?」

デジタマモン「だってスピリットってまどかさんの様に人間がデジモンに進化するために集めるんですよね?」

杏子「いやぁ…アタシもデジモンに進化するのかぁ…?」

ギルモン「杏子はボクと一緒にデュークモンに進化する」

杏子「あ、そういやそうだったな」

デジタマモン「だから、ギルモンさんと進化する杏子さんには無用の物じゃないんですかねぇ?」

杏子「まぁ、それでも全部集めなきゃいけないらしいしさ、別にアタシが使うとも限らないし……」

オーガモン「おい!いつまで喋くってんだ!さっさとそのスピ何たらを見つけてこんな暑苦しい洞窟早く出ようぜ!!」

杏子「そりゃそうだ。じゃ、さっき言ったメンバーで捜索開始だ!」

マサルダイモン「おう!」

ギルモン「開始開始!」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:48:51.39 ID:Xu/JD7aA0
マサルダイモン「ねぇな……」

デジタマモン「無いですねぇ…それにスピリットより悪いデジモンの方が出そうな予感がしますよ」

ドギュゥゥゥン!!

マサルダイモン「なんだ!?いきなり穴が!?」

デジタマモン「ドリモゲモンですよ!」

ドリモゲモン「穴を掘ったら天を突く!墓穴掘っても掘り抜いて、突き抜けたなら俺の勝ち!」

ドリモゲモン「俺を誰――」バキィッ!!

ドリモゲモン「痛い!台詞の途中で何すんだよ!」

マサルダイモン「前口上がなげーんだよ!!」

デジタマモン「容赦ありませんね」

ドリモゲモン「さ…最後まで言わせろよ……」

マサルダイモン「絶対にノゥ!」

ドリモゲモン「お前!この俺を誰だと思ってやがる!俺のドリルは天を突――」ドゴォ!!

マサルダイモン「誰だと思ってるだぁ?てめぇなんか知らねぇよ!!」

ドリモゲモン「じゃ…じゃあ、せめて解説だけ書かせて……」

マサルダイモン「よし、いいだろう」

ドリモゲモン「ありがとうございます」

デジタマモン「お礼言っちゃってますよ……」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:50:09.99 ID:Xu/JD7aA0
“ドリモゲモン”

成熟期 獣型 データ

鼻先についた巨大なドリルで地中を高速で移動するデジモン
必殺技は巨大なドリルで敵を攻撃する『ドリルスピン』と
ガルルモンからぬすんだ骨を投げる『クラッシャーボーン』


ドリモゲモン「というわけで、俺様が“穴掘りドリモゲモン”だ!!」

マサルダイモン「ドリモゲモンだぁ?てめぇ以前棒読みのコソ泥と一緒に銀行やATM破りとかしてなかったか?」

ドリモゲモン「何わかんねえこと言ってんだ!」

マサルダイモン「いや、そんな記憶があって……」

ドリモゲモン「俺はグロットモンのアニキの命令でこの洞窟に眠る炎のビーストスピリットを探しているだけだ!」

デジタマモン「私達と同じくスピリットを!?」

マサルダイモン「だったらここで見過ごすわけにはいかねぇよなぁ!!」ゴキッ!ゴキッ!

ドリモゲモン「さっき殴られた分十倍返ししてやる!」ズギャァン!

マサルダイモン「あ、地中に!喧嘩おっ始めようって時に逃げるなんて信じられねぇ奴だ!!」

デジタマモン「違いますよマサルダイモンさん!」

ドゴォン!

ドリモゲモン「誰が逃げるだって?」

デジタマモン「あちらの穴から!」

ドリモゲモン『クラッシャーボーン!!』ブンッ!

マサルダイモン「骨ぇ!?」バキッ!

ドリモゲモン「えっ!?拳で叩き割った!?」

マサルダイモン「この野郎!!」ダッ!

ドリモゲモン「おっと!」サッ!

マサルダイモン「くそっ!また地面の中に逃げやがった!こうなったら俺も穴の中に入って奴を追うぜ!」

デジタマモン「いけません!地中では完全にドリモゲモンの方が有利です!」

マサルダイモン「うるせぇ!漢の喧嘩に場所なんか関係無ぇ!火花が散ればそこがリングなんだ!!」バッ!

デジタマモン「あっ…本当に入って行きましたよ……」

?「考えなしのデジモンね……」

デジタマモン「あなたは……!!」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:53:11.53 ID:Xu/JD7aA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=BRgqgx6__A8

マサルダイモン「野郎は何処だ?」

ドリモゲモン「俺の穴の中に入ってくるとは馬鹿な奴だ!まさに墓穴を掘ったな!」

マサルダイモン「この穴を掘ったのはてめぇだろ!」

ドリモゲモン「逃げ場の無いこの穴の中ではお前は俺のドリルの餌食だ!」

マサルダイモン「へっ!ここで真っ向勝負って事か!いいぜぇ!」

ドリモゲモン「この俺のドリルのリミットブレイクを喰らえ!!」

マサルダイモン「だったら俺はロケットのリミットブレイクの様にぶっ飛んだ拳だ!!」

ドリモゲモン『ドリルスピン!!』ギュィィィィン!!

マサルダイモン「番長ロケットパァァァァンチ!!!」

ガキィィィン!!

ピキピキ…バキィン!!

ドリモゲモン「ば…か…な…お…俺の天を突くドリルがあぁぁぁぁぁぁ!!!」

マサルダイモン「お前のドリルは天を突くんだろうが、俺の拳は神を殴った拳だからな!!」

ドリモゲモン「神を!?何のことだ!?」

マサルダイモン「何のことだったかなぁ、自分でも覚えてねぇや!!」

ドリモゲモン「くそぅ…クラッシャー…」

マサルダイモン「させるかぁ!!」ドゴォ!!

ドリモゲモン「お…俺は死んだ!もういないぃぃぃぃ!!」

ズバァン!!

マサルダイモン「だけど俺はこの喧嘩を忘れねぇぜ……」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:57:25.38 ID:Xu/JD7aA0
スポッ!

マサルダイモン「終わったぜ!さぁ、スピリットを探そうぜデジタマモン!」

マサルダイモン「…って、アイツ何処行きやがったんだ?」

マサルダイモン「そしてこの先は行き止まりでこれ以上進めねぇな……」

マサルダイモン「戻るにしてもデジタマモンがいなきゃ来た道わかんねぇぞ……」

マサルダイモン「まいったな……」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:58:40.88 ID:Xu/JD7aA0
オーガモン「探せっつったって何処にあんだよそんなもん!」

ゴマモン「だよなぁ…あの猫デジモンも詳しい場所は覚えてないって言うんだもんなぁ…」

?「それならミーが見つけたザンスよ!」

ゴマモン「ドリモゲモン!?」

オーガモン「違ぇ、あのヒゲはニセドリモゲモンだ!」



“ニセドリモゲモン”

成熟期 獣型 データ

地中に住むドリモゲモンそっくりなデジモン
頬のカールになったヒゲで偽物と見分ける事が出来る
必殺技は『ニセドリルスピン』と『ニセボーン』



ゴマモン「偽!?」

ニセドリモゲモン「このヒゲこそが偽物の証、偽物の美学だと思わないザンスか?」

ゴマモン「はぁ…」

ニセドリモゲモン「偽物が現れるのは有名になった証拠!別の場所でスピリットを探してる本物のドリモゲモンも満足ザンしょ!」

ゴマモン「何か似たような台詞を漫画版メダ〇ットで聞いたなぁ……」

オーガモン「つーかあいつもスピリットを探してたのか!?」

ゴマモン「それに見つけたって…!?」

ニセドリモゲモン「そうザンスよ!炎のビーストスピリットはミーが見つけたザンス!」スッ!

ゴマモン「あれが!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 19:59:24.65 ID:Xu/JD7aA0
オーガモン「そいつをよこしやがれ!!」

オーガモン『骨棍棒!』ダッ!

ニセドリモゲモン『ニセボーン!』ブンッ!

ドガッ!

オーガモン「ぐぇ!」

ゴマモン「オーガモン!こいつ!!」

ゴマモン『マーチングフィッシィーズ!!』シュバババッ!

ニセドリモゲモン「こんな洞窟の中でお魚ザンスか?でも…」

ニセドリモゲモン『ニセドリルスピン!』ギュィィィン!

ズギャァン!!

ゴマモン「オイラの魚がっ!」

ニセドリモゲモン「生臭くなっちゃったザンスねぇ」

オーガモン「野郎ぉ…結構できるぜ!」

ニセドリモゲモン「当然ザンス!偽物でも本物と変わらない強さ、それも偽物の美学ザンス!」

ピカァァァァ!

ニセドリモゲモン「あ…あらら?スピリットが…!」

ピカァン!!

オーガモン「スピリットで進化しやがった……アイツが!?」

ヴリトラモン「グオォォォォォ!!」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:00:55.63 ID:Xu/JD7aA0
杏子「ねぇなぁ…デジヴァイスの中のヒューマンスピリットにも何の反応も無いし……」

ギルモン「それらしいニオイもしないよ」クンクン…

杏子「ゴマモンやマサルダイモン達が見つけてくれりゃいいけど…」

ギルモン「この近くにはないみたいだね」

杏子「行き止まりだし、他の奴らと合流してみるか」

ギルモン「ギル!」ピクッ!

杏子「どうした?ギルモン?」

ギルモン「デジモンのニオイ!」

杏子「デジモン?」

?「その炎のヒューマンスピリットはいただくぜ!今部下に探らせてるビーストの方も手に入れりゃあ炎のスピリットも二種類揃うからなぁ!」

杏子「何だよお前?」

グロットモン「バトルやらせりゃ土付かず!伝説の十闘士エンシェントボルケーモンのスピリットを受け継ぎしデジモン!土のグロットモンよぉ!!」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:02:29.79 ID:Xu/JD7aA0
“グロットモン”

ハイブリット体 鬼人型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した土の能力を持つデジモン
大きな手のひらと太い指からは様々な武器や防具が産み出され、その出来は実用的かつ芸術的
自身が身に着けている防具グロットアーマーも主戦武器のグロットハンマーも全て手製のグロットブランド
必殺技はグロットハンマーで触れた敵を石化させて破壊する『スネークアイブレイク』



ギルモン「土のグロットモン?」

杏子「十闘士のスピリットで進化したデジモンか…それにしちゃあんま強そうには見えねぇなぁ、キャラデザからして雑魚キャラ臭するぞ」

グロットモン「へへ、見た目で舐めてると痛い目を見るぜ!」

杏子「舐めやしないさ、アタシはいつだって潰せる敵は全力で潰すよ!」ダッ!

グロットモン『グロットハンマー!』

ガキィン!

杏子「へっ!背はチビっこいけどパワーは中々あるじゃねぇか!」

グロットモン「やっぱり舐めてるな!テイマ法少女ごときがスピリットで進化した俺に勝てると思うなよ!!」ドゴォ!

杏子「くっ…!」

ギルモン「杏子!ボクがやるよ!」

杏子「ああ!だけど今の攻撃でわかったけど、どうやら奴の力は並の成熟期より強いくらいだ。グラウモンでもいけそうだ」

グロットモン「なんだと?本当に舐めてるなっ!」

杏子「ただ消耗するデジソウルを抑えることに越した事はないだけさ!行くよギルモン!」

ギルモン「ひさしぶりのグラウモンだね!」
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:03:25.63 ID:Xu/JD7aA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related


―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―


グロットモン「図体がでかくなったからってパワーが俺に勝ってると思うなよ!」ダッ!

杏子「大丈夫だグラウモン!アンタなら!」

グラウモン『プラズマブレイド!!』

ガキィン!

グロットモン「うっ!?」

杏子「そのまま押し返せ!」

グラウモン「グラアァ!!」ブンッ!

グロットモン「うおっと!」

ドゴォォ!

杏子「何!?はじき飛ばされたまま地面を掘って逃げたぁ!?」

グラウモン「どこにいった!?」

ドゴォン!

グロットモン「お前の後ろさぁ!!」

バコォォン!!

グラウモン「ぐわっ!」

杏子「よくもやりやがったな!!」ブンッ!

グロットモン「おぉっと!」サッ!

杏子「また穴の中に逃げやがった!」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:04:40.18 ID:Xu/JD7aA0
グラウモン「グラウモンも穴掘り得意!おいかける!」

杏子「やめときな、アンタみたいなデカイのまでこの辺りを掘り進んだらここの地盤が崩れる!」

ドゴォ!

グロットモン「どうしたどうしたぁ!俺はここだぁ!!」ドガガガガッ!

グラウモン「グラゥゥ…!」

杏子「グラウモン!!」

グラウモン「よくもやったな!」ドッ!

グロットモン「だから無駄なのさぁ!」

ドゴォン!

杏子「またかよ!」

グラウモン「杏子!これじゃあ切りが無いよぉ!」

杏子「アイツを捉えるには…そうだ!グラウモン、穴の中に思いっきりぶち込め!!」

グラウモン「穴に?」

杏子「そうだ!エキゾーストフレイムをだ!!」

グラウモン「わかった!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ゴオォォォォォ!!

グロットモン「ぐわぁ!熱いぃぃぃ!!」

杏子「そこかっ!!」ザッ!

ザンッ!!

グロットモン「ぐぎゃぁ!」

グラウモン「やった!」

杏子「奴が掘った穴は全て繋がってるからね、なら炎で満たしちまえばあぶり出せると思ったのさ!」

グロットモン「ちくしょぉ……」

杏子「やっぱ見た目通りたいしたこと無かったみたいだね!」

グロットモン「こうなったら……」


―グロットモン!スライドエボリューション!ギガスモン!!―
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:05:23.32 ID:Xu/JD7aA0

“ギガスモン”

ハイブリット体 鉱物型 バリアブル

伝説の十闘士の土の獣型スピリットで進化した地面の土や、大気中の成分を凝固させて実体化する土の巨人
実体化の瞬間、高熱で焼きが入り、表皮はセラミックを越える超硬度に変化する
必殺技は大ジャンプ後に強烈な勢いで地面を叩きあげる『アースクエイク』と
両腕を広げ高速回転でダブルラリアットを繰り出す『ハリケーンボンバー』


ギガスモン「これが土のビーストスピリットを手に入れた俺の姿だぁ!!」

グラウモン「それってボク達が取りに行くはずだった……」

杏子「ちっ!奴に先に奪われてたって事かよ!」

ギガスモン「今度の俺は見た目通り…いや、それ以上に強いぜぇ!!」

杏子「くっ…!」

ギガスモン「さぁ、狩りを始めるぞぉ!」

杏子「狩られんのはテメェだ!その二つのスピリットをもらうぜ!」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:06:17.44 ID:Xu/JD7aA0
ギガスモン『ハリケーンバンバー!!』シュオォォォン!!

杏子「ダブルラリアット!?ザンギエフかよテメェは!なら飛び道具に弱いはずだ!!」

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボォォォォ!!

シュバァン!

ギガスモン「無駄だぁ!!」

杏子「かき消された!」

ギガスモン「くらえ!!」

ドゴォォン!!

グラウモン「グラアァ!!」

ギガスモン「どうだ思い知ったかよ!」

杏子「なら完全体に……!」

ドゴォォォォン!!

グラウモン「な…なに?なんなの!?」

杏子「新手か!?」

ギガスモン「あいつは…炎の闘士ヴリトラモン!!」

ヴリトラモン「グオオォォォォ!!」

杏子「炎の!?とういことはアイツが使ってるのがアタシ達の探してたビーストスピリットなのか…?」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:07:28.22 ID:Xu/JD7aA0
“ヴリトラモン”

ハイブリット体 魔竜型 バリアブル

伝説の十闘士の炎の獣型スピリットで進化したデジモン
高熱に耐える表皮を持ち溶岩の中でも行動可能で炎を一瞬の爆発的な火炎で打ち消すファイアーファイター
活火山研究用のデータから発生したと言われ、測定不可能な未知のエネルギーを内包していると思われる
必殺技は両腕の超兵器”ルードリー・タルパナ”から、太陽の熱線に匹敵するレーザーを放つ『コロナブラスター』と
全身を燃焼させ、翼のはばたきで高熱の竜巻を放つ『フレイムストーム』

ヴリトラモン「グオォォォォォ!!」

ギガスモン「(俺の部下の二人のドリモゲモンのどちらかが見つけたのか?しかしスピリットが奴等に適合したとは……)」

グラウモン「あのデジモン……もう一匹デジモンをつかんでるよ!」

杏子「ホントだ…!」

ギガスモン「何!?あれはニセドリモゲモンじゃねぇか!!」

ニセドリモゲモン「ギ…ギガスモン様ぁ…助けてザンス……」

ギガスモン「じゃあ一体誰があのスピリットで進化してやがるんだ!?」

ヴリトラモン「グオオオオオオオオオオ!!」ブンッ!

ニセドリモゲモン「しぇぇぇぇぇ!」

杏子「ぶん投げたぞ!」

ヴリトラモン『コロナブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ニセドリモゲモン「ザンスカァァァァァル!!」

ズバァン!
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:11:17.03 ID:Xu/JD7aA0
ギガスモン「ぬおっ!?」

グラウモン「やっつけた…!」

ヴリトラモン「グワオオオ!」ダッ!

ギガスモン「うおおぉ!?」

ドゴォ!

ギガスモン「ぬわぁぁぁ!」

グラウモン「ギガスモンに攻撃した!」

杏子「味方なのか…?」

ヴリトラモン「グルルル…!」ギロッ!

杏子「おいおい…こっちを睨んでるぞ……!」

ヴリトラモン「グオオオン!!」ボオォォォ!

杏子「うわっ!アタシ達にも襲いかかってきた!?」

ギガスモン「へへっ!どうやらソイツはビーストスピリットを制御できてないようだな!」

杏子「制御だと!?」

ギガスモン「お前らが共倒れになる様をじっくり拝見させてもらうぜ!」

グラウモン「杏子!このデジモン強い!」

杏子「完全体に進化させなきゃ太刀打ちできねぇな!」

179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:23:52.58 ID:Xu/JD7aA0
―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―


ヴリトラモン「グオオオオオオ!!」

メガログラウモン「グラアアアア!!」

ヴリトラモン『コロナブラスター!!』ドドドドドドッ!!

メガログラウモン「ぐっ…!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!!』ザンッ!

ヴリトラモン「グワアァァァ!!」

杏子「アイツ…何処か苦しそうだ……」

杏子「それに…メギドラモンに進化した時のギルモンを思い出す……」

――たのむ……た……くれ……――

杏子「!? 声が聞こえる……?」

――たおしてく……れ……――

杏子「ヴリトラモンの声…?アタシのデジヴァイスの中の炎のヒューマンスピリットを通して聞こえるのか……?」

――おいらをたおしてくれ……――

杏子「オイラ……!?」


――たのむ……きょ…う…こ……!!――
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:25:09.45 ID:Xu/JD7aA0
杏子「まさか!あのデジモンは……!!」

オーガモン「ゴマモンだ…ゴマモンがスピリットの力に取り込まれちまったんだ……」

杏子「オーガモン!アンタその怪我は……」

オーガモン「暴走したあいつに…いや、俺の事はいい!早くあのデジモンをなんとかしろ!!」

杏子「でも…アイツはゴマモンなんだろ……?」

ギガスモン「どうやらお仲間のデジモンがスピリットの力に飲まれたようだなぁ!奴を止めるには倒してスピリットをひっぺがすしか無いぜぇ!?」

ヴリトラモン「グオオッ!!」ドゴォ!

メガログラウモン「うっ!このぉ!!」

杏子「待つんだメガログラウモン!そいつはゴマモンなんだ!倒しちゃダメだ!!」

メガログラウモン「えっ…!?」

杏子「アタシに任せろ」

ヴリトラモン「グオオオオ!!」ドゴォン!!

杏子「おっと!聞き分けがねぇにも程があるぜ!ゴマモンっ!!アタシの声が聞こえるだろ!!」

ヴリトラモン「グオ……?」

オーガモン「あいつを説得する気かよ!?」

メガログラウモン「無茶だ杏子!!」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:27:26.02 ID:Xu/JD7aA0
杏子「怒ってんのか?何もかも許せないのか?ゆまを守れなかった自分が…アタシが?」

ヴリトラモン「…グオオオオ!!」ガシッ!

メガログラウモン「杏子!!」

オーガモン「言わんこっちゃねぇ!掴まりやがった!」

杏子「…わかるよ…好きなだけ暴れなよ付き合ってやるからさ…それで気が済んだら目醒しなよ……?」ギチギチ…

メガログラウモン「杏子ぉ!!」

杏子「来るな…!手を出すな……!」ギチギチ…

杏子「アタシ達にはまだやらなきゃいけないことがあんだろ!!」

杏子「だからアタシはアンタを信じてるぜゴマモン……」

ヴリトラモン「きょ…う…こ……!」

ピカァァァァ!!

杏子「!」

メガログラウモン「デジヴァイスから……」

オーガモン「炎のヒューマンスピリットが!」

シュィィィン……

杏子「ヴリトラモンの中に……」

ヴリトラモン「うっ……!」

ドサァ…

シュゥゥゥゥ……

ゴマモン「うぅ……」

杏子「ゴマモン……」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:29:10.79 ID:Xu/JD7aA0
メガログラウモン「杏子だいじょうぶ?」

杏子「ああ、アタシは平気さ」

ギガスモン「ちっ!共倒れにはなんなかったか!ここは一旦引くか!」ドゴォン!

メガログラウモン「また穴に!」

オーガモン「逃げんじゃねぇ!」

杏子「いや、追わなくていいい。それよりゴマモンの手当てが先だ」

ゴマモン「……」

メガログラウモン「この洞窟からでようよ」

?「その前に少々私との手合わせを願おうか」

杏子「ったく…次から次へと嫌になるぜマジで……何だテメェ?」

?「見ての通り、ただの貴族さ」

オーガモン「いや、わかんねぇよ!」

ダークナイトモン「ならば見知りおき願おうか、来たるべき闇の時代の覇者…このダークナイトモンの名を!」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:30:58.04 ID:Xu/JD7aA0

“ダークナイトモン”

究極体 暗黒騎士型 ウィルス

目的を達成するためなら手段を選ばず汚い手も構わずに使う暗黒騎士型デジモン
しかし正面から堂々と闘ってもダークナイトモンを倒せる実力者は少ないと言われている
必殺技は突く・斬る・払う・投げると状況に応じた使い分けができる『ツインスピア』


杏子「ダークナイトモンだぁ?」

オーガモン「テメェもワルプルモンの手下か!?」

ダークナイトモン「私が空席の七大魔王の座に着くために君のデジモンを仕留めさせてもらおう」

杏子「へっ!ベルゼブモンの後釜狙いかよ!」

ダークナイトモン「そして私は七大魔王さえも超える…」

杏子「以前も同じような事言ってアタシ達に倒されたデジモンがいたぜ!」

メガログラウモン『ダブルエッジ!!』ゴォォ!

ダークナイトモン『ツインスピア!!』

ガキィン!!

ダークナイトモン「ふっ!」

杏子「相手は究極体…このままじゃ不利だ!一度ギルモンに戻ってデュークモンに進化するよ!」

オーガモン「成長期に戻らなきゃ進化できねぇもんなのかよ!?」

杏子「そういうモンらしい」

シュゥゥゥ…

ギルモン「もどった!」

杏子「よし、じゃあマトリックス―」

ダークナイトモン「ふふっ!そんな事はさせんよ!」

ドゴォ!
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:31:43.65 ID:Xu/JD7aA0
ギルモン「うわぁ!!」ドサッ!

杏子「ギルモン!?」

オーガモン「てめぇ…汚ぇぞ!進化前に攻撃なんて!!」

ダークナイトモン「戦いの最中に退化する方が愚か者だと思わないかね?」

オーガモン「ライダーが変身ポーズ取ってる時に攻撃する怪人はいねぇだろ!!」

ダークナイトモン「それは昭和ライダーだけの話だろう」

杏子「おいギルモン!しっかりしろ!」

ギルモン「ぎ…ギルぅ……」

ダークナイトモン「これでもうデュークモンには進化出来まい」

杏子「くそっ!」

ゴマモン「…杏子……ギルモン……」

オーガモン『覇王拳!!』ズオッ!

ドゴォン!

ダークナイトモン「ふふ…無駄だ」

オーガモン「畜生!」

ゴマモン「オイラには…何もできないのか……?ゆまがいなきゃ何も……」

ゴマモン「いや、できるはずだ!スピリット!もう一度オイラに力を貸してくれ!!」

杏子「ゴマモン!?」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:32:36.01 ID:Xu/JD7aA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=KDwIuX4p0JE

ゴマモン『スピリット・エボリューション!』


――アグニモン!!――


“アグニモン”

ハイブリット体 魔人型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した火の能力を持つデジモン
デジコアが聖なる炎と呼ばれるスピリチュアルファイヤーで包まれているため炎を自在に操ることができる
ネットの防御壁「ファイアーウォール」の化身であり守護神でもある
必殺技は炎で包まれた拳から火炎竜を繰り出す『バーニングサラマンダー』と
火炎の旋風脚を繰り出す『サラマンダーブレイク』

アグニモン「はあぁぁぁ!!」

杏子「ゴマモン…今度はヒューマンスピリットで……!」

ダークナイトモン「エンシェントグレイモンの力を受け継ぎし者、炎のアグニモンか!」

アグニモン「炎の手裏剣を食らえってばよ!」

アグニモン『ファイアダーツ!!』シュボッ!シュボォッ!

ダークナイトモン「ぬぅ…!」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:35:32.57 ID:Xu/JD7aA0
アグニモン「そして火遁の術!」

アグニモン『サラマンダーブレイク!!』ボゴォォォン!!

杏子「やったか!?」

ダークナイトモン「いい技だ、だが私にダメージを与えるのには些かパワー不足のようだな!」

アグニモン「何だと!?」

ダークナイトモン『ツインスピア!!』

ザシュッ!!

アグニモン「ぐわっ!」

杏子「アグニモン!」

オーガモン「アイツにはかなわねぇのかよ!」

杏子「デュークモンに進化さえできれば…!」

ダークナイトモン「邪魔をされたが選ばれし少女のデジモンから…」

杏子「!」

杏子「ギルモンに手出しはさせねぇ!!」

?「そこまでよ!」

杏子「なっ!?お前……」

ダークナイトモン「これはこれは…我がテイマー」

アグニモン「ゆま!?」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:37:15.20 ID:Xu/JD7aA0
ゆま「ダークナイトモン…選ばれし少女のデジモンを仕留めれば七大魔王の座に着けると言っても、究極体の時ではなくそんな成長期の時に倒しても他の七大魔王が認めないでしょう?」

ダークナイトモン「それは確かにそうだったな…」

杏子「ゆま……アンタそんな所で何やってるんだよ!?」

ゆま「見ての通りよ杏子。私はワルプルモンと手を組むことにしたの」

杏子「何言ってんだよお前……!?」

ゆま「そして改めて紹介するわ、彼が私のパートナーデジモンのダークナイトモン」

ダークナイトモン「ふふ…」

アグニモン「パートナーって何言ってるんだよゆま!?ゆまのパートナーはオイラだろ!?」

ゆま「誰あなた?」

アグニモン「オイラがわからないのか?だったら……」

アグニモン「(あれ?元の姿に戻れない……?でも!)」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:38:06.37 ID:Xu/JD7aA0
アグニモン「オイラだよ!ゴマモンだよ!!」

ゆま「ゴマモン…?ああ、確かにそんなデジモンもいたわね」

アグニモン「え…?」

ゆま「弱いデジモンに用は無い。私のパートナーはこの強きダークナイトモンよ」

アグニモン「ゆま……?」

杏子「テメェ……コイツがどれだけお前の事を心配したかと!」ドッ!

デジタマモン『ナイトメアシンドローム!!』

ドゴォン!!

杏子「うわっ!?」

オーガモン「デジタマモン!?何で杏子を攻撃すんだよ!?」

デジタマモン「……」

ゆま「ちょっとこの子で私の力を使って試したいことがあるから頂いたわよ杏子」

杏子「お前等…一体ソイツに何をされた……?」

ゆま「私は私の意志で動いてるわ。さっきも言った通りデュークモンではないあなた達に勝っても意味がないから今日の所は退散しましょう」

ダークナイトモン「テイマーの命令なら仕方ない。ではまた会おう」

ザッ…

アグニモン「ゆま……どうして……」

杏子「ちっくしょう!ゆま……アタシはアイツを救えないのか!!」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/02(木) 20:38:58.27 ID:Xu/JD7aA0
〜次回予告〜

エレキモン「イヤイヤイヤ……中の人同じだからって何でお前がアグニモンになるんだよ!?」

ジジモン「本来人間から進化するべきデジモンがデジモンから進化するんじゃからのぅ……」

アグニモン「なっちまったものはしょうがないってばよ!この力でオイラはゆまを必ず取り戻してみせる!」

エレキモン「流れと色的に杏子がアグニモンになるんじゃなかったのかよ!?」

アグニモン「だから、デュークモンに進化するからいらないって言ってたじゃん」

ジジモン「投票でゴマモンじゃなかったら杏子がちゃんとアグニモンになってたのかのぅ……」

エレキモン「>>1はその場のノリでストーリー決めてるからな」

アグニモン「次回、デジモン☆マギカ!」

アグニモン『闇にひそむ謎の闘士ダスクモン!』

アグニモン「今、伝説は進化する!」

アグニモン「ところで来週のジャンプでやっとゴンが……」

エレキモン「ハンタのネタバレすんな!」

ジジモン「そういや風呂で出てきたゴマモンは旧クラピカと声が一緒じゃったのぅ……」


今回はここまで
ゆまちゃんがいない間のゴマモンに闘う力を与えるためにこのような形を取りました
というか杏子の所に三連作の主人公デジモンがいる事になるな…
ではまた
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/02(木) 20:50:39.02 ID:N88m3q01o

だけどネタバレはやめてくれ
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/02(木) 21:25:54.36 ID:cad/C4tvo
乙乙
マグナガルルって何であんなに弾切れ早いの
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/02(木) 21:42:41.57 ID:GctdQ97n0
乙!
いやぁグレンラガンは神アニメでしたね
最終回のニアが消えたとこで涙が止まんなかったなぁ・・・
幸せになってほしかったのに・・・
193 :名無しNIPPER [sage]:2012/02/02(木) 23:37:04.31 ID:qFgYjHTAO

セイバ倉田は良くも悪くも人間味のあるやつだった
この作品のは最初からアナログマンと及川の人格をベースにしているものだとてっきり
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/02(木) 23:41:29.76 ID:/u5V7nwDO
声優ネタは扱いやすいなwwwwww

マサルダイモンの妹はくぎゅうとあくまでも子供の範囲でイチャイチャしてたような記憶がある
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2012/02/03(金) 00:39:36.08 ID:84RzNaSi0
デジタマモンが進化しそうだな…あいつに…
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:03:47.65 ID:/3EGL6g70
おはようございます

>>190
スイマセン…
自分はネタバレされても早くハンタの先の展開を知りたい性質なので本当スイマセン…

>>191
キャストオフするためですかね?
弾切れしてからが本領発揮?

>>192
劇場版でも結末は変わりませんでしたね…
再生編ではどうなることやら
自分はおっぱいヨーコ派ですけど

>>193
当初から正体は倉田のつもりだったのですがまぁ、色々違いすぎますよね
名前だけ借りた別キャラだと思ってくれて結構です
確かに及川成分も混ぜて行きたいと思いましたがベリヴァンは……

>>194
イクトは許せるがキスされたトンマは爆散しろ

>>195
ぶっちゃけこの話で進化させるつもりでしたがやめときました

投下
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:05:45.22 ID:/3EGL6g70
〜アキバマーケット〜

ほむら「ここがデジタルワールド一の電気街アキバマーケットね」

クルモン「いっぱいいろんなデジモンがいるでクル!」

ほむら「痛々しいアニソンで踊ってるデジモンもいるわ」

エンジェモン「テイルモンの話によれば氷のビーストスピリットはこのアキバマーケットの何処かにあるはずだ」

インプモン「あの猫女詳しい場所は覚えてねぇってんだからよ!こんなだだっ広い街の何処を探せってんだよ!」

ほむら「ボヤいても仕方ないわ」

インプモン「ったくよぉ!何で俺等はこんなめんどくせぇ所に割り当てられたんだよ!嫌がらせか?」

エンジェモン「オファニモン様の生まれ変わりであるあのデジモンがそんな事するわけないだろう」

インプモン「けっ!どうかな?天使デジモンのテメェとあの猫女は俺達の事を目の敵にしてるみてぇだしよぉ!!」

エンジェモン「安心しろ私が目の敵にしているのは魔王デジモンの貴様だけだ。少なくともほむらは信用している」

インプモン「んだと!?テメェのその鉄仮面はぎ取ってこの街の店で売り飛ばして来てやろうか?」

ほむら「(…まどかのパートナーテイルモン……七大魔王のインプモンが何故私のパートナーになったかその理由を何か知っているかのような素振りだったけど……)」


―あなたも憶えてないの?―

ほむら「(憶えてないも何も時間遡行魔法によって元々この世界に居た私の記憶と人格は今の私に上書きされてしまう……)」

ほむら「(この世界の私の過去に一体何があったというのかしら?)」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:08:35.68 ID:/3EGL6g70
クルモン「ほむら、あの二人喧嘩してるでクル!」

エンジェモン「えぇい!離れろ!!」

インプモン「つーかテメェのその仮面の下どんな顔してるのか気になってたんだ!」

ほむら「それまでにしなさい、とにかく情報を集めるしかないわね」

インプモン「よし、アキバマーケットと言えばメイド喫茶にありそうな気はするぜ」

ほむら「メイドが見たいだけでしょ。それより私はと〇のあなにスピリットがありそうな気がするわ」

クルモン「さがすのは薄いご本じゃないでクル!クルモンはおもちゃ屋さんにあると思うでクル!」

ほむら「レンタルショーケースにお宝があるかもしれないわね」

インプモン「メイド喫茶もいいけどこの街で一番のラーメン屋はどこだろ?」

エンジェモン「真面目にやってくれ…私は大昔この街でデュークモンが営んでいた武器屋が残っていればそこに何かあると思うのだが…」

ほむら「ロイヤルナイツが店商売してたの!?しかも杏子のデュークモンが!?」

街のデジモンA「うわあぁぁぁ!助けてくれえぇぇぇぇ!!」

インプモン「何だ?」

街のデジモンB「ワルプルモン軍のデジモンだあぁぁぁぁ!!」

クルモン「大変でクル!助けなきゃ!」

エンジェモン「あのデジモンはギロモンか!?」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:10:26.92 ID:/3EGL6g70
“ギロモン”

完全体 機雷型 ワクチン

ふわふわと空中に浮きながらコンピュータネットワーク内をパトロールしているデジモン
別名“ネットキーパー”とも呼ばれ、違法にネットワークに進入しようとするデジモンを撃退する
必殺技は超強力な手投げ爆弾『デッドリーボム』


ほむら「というデジモンアナライザーの解説では善いデジモンのように聞こえるけどそうでもないようね」

インプモン「どう見たって悪人面だしよ」

ギロモン「こんな街に集まるキモオタ共自体がバグみたいなモノだ!デジタルワールドに必要ねぇ!ネットキーパーの俺がこのチェーンソーで消去してやる!!」ギュィィィン!

インプモン「勝手なこと言ってんじゃねぇ!」

エンジェモン「ネットポリスの役割を見失ってワルプルモン軍についた貴様の存在がバグだ!」

ほむら「私達が消去してあげるわ」

インプモン「よし、ベルゼブモンに進化して一気に…」

ほむら「相手は完全体なら同じ完全体でいけるはずよ。ここはバアルモンで行きましょう」

インプモン「ま、あんなチビ野郎なら大丈夫だな」

エンジェモン「見た目に惑わされて油断するな!」

インプモン「うるせぇ!指図すんじゃねぇよ!」

エンジェモン「ならば私は何も言わん…!」

クルモン「本当に仲悪いでクル……」

ほむら「……」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:13:00.24 ID:/3EGL6g70
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―インプモン超進化!バアルモン!!―


バアルモン「さぁて、ぶっ殺……相手になろう…!」

ほむら「(何でバアルモンだと別のキャラを作ってるのかしら?)」

ギロモン『ギロチェーンソー!!』ギュィィィン!

バアルモン『打神鞭!!』

ガキィン!

ギロモン「やるな!」ギギギギ…!

バアルモン「チャンバラは得意な方ではないのでな、不意を突かせてもらう」ジャキッ!

バアルモン「ベレンヘー…」

ギロモン「悪いなぁ!こっちが不意打ちさせてもらうぜ!」

ギロモン『デッドリーボム!!』

ドゴォォォォン!!

クルモン「爆弾でクル!」

ほむら「私が作るのより強力ね…時間さえ止められれば頂戴したいところだけど……」

バアルモン「くっ…!」

ギロモン「ちっ!直撃は避けたか!だが、どんどんいくぜぇ!」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:16:11.63 ID:/3EGL6g70

ギロモン『デッドリーボム!!』ポイポイポイポイッ!

クルモン「今度はいっぱいなげてくるクル!」

バアルモン「撃ち落とすのみだ!」バンッ!

ほむら「私も手を貸すわ!」バンッ!

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』シュゴォ!

ドゴォォォォン!

ギロモン「全部撃ち落されたか!だがデッドリーボムはまだまだ有るんだよ!」

ほむら「エンジェモン、あなたも戦うのよ。二人でかかれば早く片が付くわ」

エンエジェモン「任せろ」

バアルモン「貴様の手など借りん、俺一人で十分だ」

エンジェモン「何!?」

クルモン「こんな時にまでケンカしてるでクルぅ!」

ギロモン「俺の存在を忘れてる場合なのかねぇ!」

ギロモン『デッドリーボム!!』

クルモン「またクル!」

ほむら「もうっ!」バンッ!

ドゴォォォン!

ギロモン「小娘がぁ!余計な真似を!」

ほむら「時間停止が無くても私もそれなりに戦えるわ!」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:21:16.21 ID:/3EGL6g70
ほむら『エネルギーボム!』

ドゴォォォォン!!

ギロモン「ぐぎゃ!なんで人間がメタルマメモンの武器を使ってんだ!?」

ほむら「あなたにはメガドラモンのジェノサイドアタックをプレゼントよ!」ポイッ!

ギロモン「なっ!?」

ドゴォォォォォン!!

ギロモン「ギロォォォォォ!!」ズバァン!

ほむら「あなた達が言い争ってる間に私が倒してしまったわ」ファサァ

シュゥゥゥ…

インプモン「テメェのせいで俺の見せ場が!」

エンジェモン「貴様が奴を舐めてかかるからだ」

インプモン「んだとぉ!」

ほむら「いい加減にしなさい!」

ナノモン「おお…この街を救ってくれたのはお前さん達か」

インプモン「何だよオッサン?」

ナノモン「わしはこの街で骨董品屋を営むナノモンというものだ」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:24:08.64 ID:/3EGL6g70
“ナノモン”

完全体 マシーン型 ウィルス

超小型の治療用マシーンデジモン
もともとはクラッシュしたコンピュータを修復するためのワクチン的なデジモンだったが
強力なウィルス型デジモンに攻撃を受けたときに思考回路が破壊され暴走してしまった
必殺技は指先から発射される『プラグボム』

ナノモン「街の住民を代表してわしから礼がしたい、わしの店に来るんだ」

クルモン「来るクル?」

インプモン「礼?なんかくれんのか!?」

ほむら「何か胡散臭いデジモンね…気持ちだけ受け取っておくわ。私達はこの街で探している物があるし」

ナノモン「スピリットだな?」

ほむら「! どうしてそれを!?」

ナノモン「わしの情報網を甘く見るな。そしてお前さんが選ばれし少女、そしてそっちのは暴食の魔王ベルゼブモンという情報も掴んでいる」

エンジェモン「では、スピリットの情報も何か知っているのか?」

ナノモン「というより、わしの店にある」

インプモン「何だとぉ!?」

ナノモン「というわけだ来なさい」

ほむら「仕方ないわね…行きましょう」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:27:03.77 ID:/3EGL6g70
〜ナノモンの店〜

インプモン「ガラクタばっかだな…」

ナノモン「ほれ、これがお前さん達が探してた氷のビーストスピリットだろ?」スッ…

ほむら「これが…」

インプモン「よっしゃ!早速いただくぜ!」

ナノモン「待て、まだやるとは言っとらん」

インプモン「んだよ!さっき礼にくれるって言ってただろ!」

ナノモン「お前さん達には新薬モニターをしてもらいたいんだ」

ほむら「新薬モニター?」

クルモン「おくすりクル?」

ナノモン「わしが開発した特性プロテインだ。一般的にデジモンはプロテインを飲むよりトレーニングをした方がいいと言われておるが、これを飲めばお前さん達は更に強くなれるはずだ」

ほむら「それを飲まなければスピリットは渡せないってことなのね?」

ナノモン「左様。さあ、これがわしの開発した特製プロテイン“ナノモンスペシャル”だ!」バッ!

クルモン「あやしいクル……」

エンジェモン「ちょっとその瓶の中見せてみろ……」カパッ!

インプモン「うぇ!すげぇ臭い!」

ほむら「…色んな栄養剤を混ぜ込んでいるだけじゃない!」

インプモン「正露丸まで混ぜてるからこの臭いか!」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:30:40.78 ID:/3EGL6g70
ナノモン「何を言う!この薬の効力は本物のはずだ!」

ほむら「こんな怪しい薬の実験台にするつもりなの!?」

インプモン「だったらテメェが飲めよ!」

ナノモン「いいだろう…!」ゴクリッ!

インプモン「うわっ!本当に飲んだ!」

ナノモン「本当ならあんなギロモン程度この薬を飲んだわしが倒してもよかったんだがな…」ガリゴリ…

ナノモン「なにせこのプロテインはわしが研究を重ねてできた……でき……で……」ブルブル…

ナノモン『オクレ兄さん!!!』

インプモン「へ…変な夢見てるー!?」

ナノモン「フ…フフフ…とうとう見つけたぞ…〜ニセオクレ兄さんめぇ〜……」

ほむら「ナニカが完璧に決まっちゃってるわね」

クルモン「大変でクル!このままじゃ死んじゃうかもしれないでクル!」

ほむら「放っておいても死にはしないでしょ。ビーストスピリットだけいただいて行きましょう」

エンジェモン「いいのか…?」

ナノモン「オクレ兄さぁん……」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:32:07.67 ID:/3EGL6g70
〜店の外〜

ガチャッ!

ほむら「さてと、あとは光と闇のビーストスピリットね」

インプモン「何で俺達は3個も探さなきゃいけねぇんだよ!」

エンジェモン「その三つの封印されているエリアが近いからそのように振り分けられたのだ」

インプモン「やっぱ嫌がらせだろ!」

クルモン「あっちで踊ってるでクル!」

インプモン「またアニソンで踊ってる連中かよ!」

イージャン♪イージャン♪スゲージャン♪

ほむら「ブレイクダンス?」

カナエターイ♪ユメガアルナラー♪

クルモン「こっちにくるクル!」

エンジェモン「あのデジモンは…!」

?「…選ばれし少女だな?」

ほむら「あなたは?」

エンジェモン「こいつは十闘士エンシェントスフィンクモンの力を受け継ぎしデジモン闇のダスクモンだ!」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:32:59.40 ID:/3EGL6g70
“ダスクモン”

ハイブリット体 魔人型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した、闇の能力を持つデジモン
絶滅した様々な種のデジモンの無念やネット上の「フォービドゥンデータ」が強烈な闇のエネルギーと化しダスクモンに凝固している
鎧の三つの首と七つの目玉のみの別の生物としても行動可能で真の邪悪さはそちらに封じられている
必殺技は身体の各部にある目玉を光らせて相手を催眠状態にする『ガイストアーベント』と
二振りの妖刀“ブルートエボルツィオン”で相手の力を吸収して自分の物にする『エアーオベルング』


ほむら「十闘士のスピリットで進化したデジモン…!」

インプモン「目玉だらけの鎧が不気味な野郎だぜ!」

クルモン「こわいでクル……」

ダスクモン「ふっ…」スッ…

シュバァァァン!

エンジェモン「剣を振っただけであの衝撃…ただ者ではない!」

ダスクモン「お前達倒すけどいいな?答えは聞いてないがな」

ほむら「答える必要は無いわね。インプモン!」

インプモン「今度はベルゼブモンで行くぜ!」

クルモン「クッルー!」ピカァァァ!
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:34:46.90 ID:/3EGL6g70
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related

―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―

ベルゼブモン「俺、参上!満を持して!!」

ダスクモン「貴様がリリスモン様と同じ七大魔王ベルゼブモンか……」

ベルゼブモン「最初に言っておく、俺の強さは泣けるほどかーなーり強い!だから前フリは無く最初からクライマックスで俺に釣られてみるか?」

クルモン「混ぜすぎクル」

ダスクモン「いいだろう、お前の力見せてもらおう」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュゥゥン!

ダスクモン「ふん…!」ガキンッ!

ほむら「ベルゼブモンの弾があの剣で弾かれた…!」

ダスクモン「それで終わりか?」

ベルゼブモン「やるじゃねぇか!だったらコイツでどうだ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバァン!

ベルゼブモン「どうだ!」

ダスクモン「それで終わりかと答えを聞いているのだ!」

ベルゼブモン「俺の攻撃が効いてねぇのか!?」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:37:05.78 ID:/3EGL6g70
ほむら「それほどあのデジモンは強いの…?」

ダスクモン「いや、実力的にはたかが一つのスピリットで進化した俺より七大魔王であるお前の方が格段に上だ」

ベルゼブモン「だったら何で…!?」

エンジェモン「闇だ…奴は闇の闘士だからだ!」

ほむら「え…?」

ダスクモン「その通りだ。お前の魔弾も爪も闇の力で攻撃するモノ、その闇の力は俺が全て頂いている」

ベルゼブモン「俺の力が吸収されてるって事か!?ざけんなテメェ返せ!!」

ダスクモン「ならばお望み通りお返ししよう」スッ…

ダスクモン『エアーオベルング!!』

スガァァァァァン!!

ベルゼブモン「ぐおぉぉぉ!!」

ほむら「ベルゼブモン!!」

ダスクモン「では…そろそろ倒すけどいいな?答えは聞いてない」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:38:16.42 ID:/3EGL6g70
クルモン「ベルゼブモンはやられちゃうでクル!」

エンジェモン『ホーリーロッド!』

ガキィン!

ダスクモン「邪魔するか…!」

ベルゼブモン「テメェの手は借りねぇって言っただろ天使野郎!」

エンジェモン「貴様を助けるわけではない!聖なる使者としてこのデジモンの闇を見過ごせないだけだ!」

ダスクモン「聖なる力を持つデジモンか…」

ほむら「エンジェモン…あなたではそいつに……」

ダスクモン『ブルートエボルツィオン!』

ガキィン!!

エンジェモン「ふっ!」ガキンッ!

ダスクモン「ぐっ…!」

ほむら「互角に戦っている…?」

エンジェモン「私は闇の力を持つ者に対しては倍の力を発する!」

ダスクモン「小賢しい…!」

ダスクモン『ガイストアーベント!!』

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

ドゴォォォン!!

ダスクモン「ぐわぁぁ!!」

ほむら「本当だわ…ベルゼブモンの攻撃が全く効かなかったのにエンジェモンの攻撃は効いてる…!」

クルモン「すごいでクル!」

ベルゼブモン「野郎…あの目玉野郎は俺の獲物なのによ…!」

ダスクモン「くっ…!」

エンジェモン「ここまでだな!」

ダスクモン「…やむを得ん、ビーストスピリットの力を解き放つけどいいな?答えは聞いてない!」

ほむら「あのデジモンはビーストスピリットも手に入れてるの!?」


―ダスクモン!スライドエボリューション!ベルグモン!!―
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:39:34.72 ID:/3EGL6g70
“ベルグモン”

ハイブリット体 巨鳥型 バリアブル

伝説の十闘士の闇の獣型スピリットで進化した超巨大な怪鳥の姿をしたデジモン
をしておりその凶々しい姿や性質から「死者を飲み込むもの」と呼ばれている
ダスクモンが細かな粒子へと変化しそれが大量の黒い霧となって覆った空から飛来する
通常戦闘においては敵を盲目にする性質のある爪と金属も噛み砕く牙が主戦武器
必殺技は最大パワーの羽ばたきで空間ごと敵を異空間に消し飛ばす『ゾーンデリーター』と
敵の性質を闇に変えて自分の思うままに操る『マスターオブダークネス』

ベルグモン「グオオォォォォ!!」バサァ!

エンジェモン「何!?」

クルモン「大きな鳥さんでクル!」

ベルゼブモン「大きな鳥さんってレベルじゃねーぞ!」

ベルグモン「光……敵……光……消滅させる…!」

ほむら「エンジェモンを狙っている!?」

ベルグモン「消滅…させる…が…いいな……?答えは聞いてない……!!」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:40:48.85 ID:/3EGL6g70
エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

ドゴォン!

ベルグモン「…そんな攻撃俺には効いてない…!」ブオォォ!!

エンジェモン「ぐあっ!」ドゴォン!

ほむら「羽ばたいただけであの衝撃波…これがビーストスピリットの力なの…!?」

ベルグモン「グゥゥ…」バサァ!

ほむら「何をする気…?」

ベルグモン『ゾーンデリーター!!』

シュゴォォォン!!

ベルゼブモン「何だ!?」

ほむら「私達ごとこの周辺を消滅させる気!?」

クルモン「逃げるでクル!」

ベルゼブモン「ほむら、ベヒーモスだ!」

ほむら「ええ!」

ブロンブロンブロォォン!!

ベルゼブモン「そこで寝ている天使野郎も乗せろ!」

ほむら「…言われなくてもそのつもりだけどあなたからそんな事言うなんてね」

ベルゼブモン「うっせ!んな事言ってる場合か!!このままじゃ街ごと消されるぞ!!」

クルモン「街のデジモンに迷惑かけるクル!街を出て戦うでクル!!」

ナノモン「わしも逃げるから乗せってってくれぇ!」

ほむら「ナノモン!」

ベルゼブモン「あ?ったく!とっとと乗れよ!」

ブロォン!

ベルゼブモン「さぁ、振り切るぜ!」

ブロンブロンブロォォォォン!!
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:41:56.22 ID:/3EGL6g70
ドゴォォォォォン!!

ナノモン「アキバマーケットが…!」

ほむら「クルモンの言う通りあのまま街で戦ってたら被害はもっと酷くなってたでしょうから街を出て正解ね」

ベルゼブモン「ちっ!だが、あの鳥野郎追ってくるぜ!」

ベルガモン「逃げるな…俺と戦え……!」

ベルグモン『ゾーンデリーター!!』

シュゴォォォン!!

クルモン「また地面が消えたでクル!」

キィィィィィ…!

ベルゼブモン「だが、ここまで来りゃ周りを気にせず戦えるだろ!ここで殺ってやるぜ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥン!!

ベルグモン「グワアァァァ!!」

ベルゼブモン「今度は効いてるぜ!」

ほむら「どうやらダスクモンの姿でないと闇の力は吸収できないようね」

ベルグモン「うざたい!!」

ベルグモン『マスターオブダークネス!!』ビィィィ!

ベルゼブモン「おっと!当たるかよ!もう一発喰らえ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュンバキュゥゥン!!

ベルグモン「ふっ…!」バサバサッ!

クルモン「もっと高く飛んだでクル!」

ベルゼブモン「くそっ!あんなに高く飛ばれちまったら俺の銃弾も届かねぇ!!」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:43:37.03 ID:/3EGL6g70
ベルグモン「ふ…ふふ……」

ベルグモン『ゾーンデリーター!!』

シュゴォォォン!!

ベルゼブモン「ちっ!俺も空を飛べれば……!」

ほむら「杏子から白い羽のカードを借りとくべきだったわね…」

エンジェモン「わ…私なら飛べるぞ…!」バサッ!

ほむら「エンジェモン!その体では…」

エンジェモン『ヘブンズナックル!!』

ドゴォン!

ベルグモン「ビーストスピリットで…進化したこの俺に…貴様の攻撃など……!!」バサァ!

エンジェモン「ぐわぁ!!」ドゴォン!

ベルゼブモン「言わんこっちゃねぇ!」

ベルグモン「闇に…埋もれて眠るがいい……!」

ほむら「ベルゼブモンと私の攻撃は上空のあいつには届かない、空を飛べるエンジェモンは闇のデジモンに強いとはいえ成熟期…あいつには敵わない……」

ほむら「せめて完全体に進化できれば…でも、パートナーではないエンジェモンは私のデジソウルでは進化させられないし……」

ナノモン「ふむ…なら、これをエンジェモンに飲ませてみたまえ」

クルモン「クル?」

ナノモン「わしが開発した進化促進ドリンク“進化一発”だ!」

ほむら「また怪しい薬を……」

エンジェモン「だ…だがここはこれに賭けてみよう……」ゴクッ!

クルモン「いいんですかぁ…?」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:44:36.28 ID:/3EGL6g70
エンジェモン「…何も起きないが……」

ナノモン「では…もう一本いっとく?」

エンジェモン「う…うむ…!」ゴクリッ!

ナノモン「どうだ!?」

エンジェモン「う…うおっ……!」

ほむら「エンジェモン!?」

エンジェモン「お…お…オ……」

エンジェモン『オクレ兄さん!!!』

ベルゼブモン「さっきのプロテインと一緒じゃねぇか!!」

ナノモン「いや、よく見てみろ!」

エンジェモン「お……」

ほむら「!」

エンジェモン「マイネームイズオクレ!!」

ほむら「外人になってる……」

ベルゼブモン「だから何だよ!!?」

ナノモン「知らん」

ベルゼブモン「つーかこんなので進化するかっ!これなら飲んで変身した後にベルトが灰になる薬の方がまだマシだぜ!!」

ほむら「それはそれで困るわ」

ベルグモン「…何を…遊んでいる…?」バサァ!

ドゴォォォン!!

ベルゼブモン「うおっ!」

ほむら「くっ!」

エンジェモン「ほむら……ベルゼブモン……!」

クルモン「クルルー!!」ピカァァァァ!

エンジェモン「!」パァァァ!
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:47:53.57 ID:/3EGL6g70
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ettYDT-uhuc&feature=related

―エンジェモン超進化ぁ!ホーリーエンジェモン!!―


“ホーリーエンジェモン”

完全体 大天使型 ワクチン

輝く8枚の銀翼を持った大天使型デジモン
左腕のビームシールドと右腕に装備された聖剣エクスキャリバーで敵を葬り去る
必殺技は二度と戻ることはできない亜空間への扉を出現させて敵を葬り去る『ヘブンズゲート』


ほむら「エンジェモンが超進化した…!」

ナノモン「おお!わしの進化一発のおかげだな!」

ベルゼブモン「いや、クルモンの力だよな?オメェの薬関係無ぇよな?」

クルモン「でも、カッコイイでクル!」

ホーリーエンジェモン「これで奴と対等に戦えるはずだ!」バサァ!

ベルグモン「な…に…!?」

ホーリーエンジェモン『エクスキャリバー!!』ブゥン!

ベルゼブモン「セラフィモンと同じ剣か……」

ホーリーエンジェモン「裁きの剣を受けてみろ!!」

ザンッ!!

ベルグモン「ぐおっ…!あんたって人はぁぁぁぁぁぁぁ!!」バサァ!!

ドゴォォォォン!!
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:49:07.77 ID:/3EGL6g70
ホーリーエンジェモン「うわっ!」ドサッ!

ほむら「ホーリーエンジェモン!」

ナノモン「完全体に進化しても奴には敵わぬか!?」

ホーリーエンジェモン「ならば、これでどうだ!」

ホーリーエンジェモン『ヘブンズゲート!!』シュィン!

ゴゴゴゴ……

クルモン「なんか出て開いたでクル!」

ほむら「あのゲートは?」

ホーリーエンジェモン「邪悪なる者をゲートのむこうの亜空間に葬り去るのです!」

ベルグモン「何…だと……?」

ズォォォォォォ!!

ベルグモン「ぐおっ…!吸い…込まれる……!?」

ほむら「って!私達はあいつのスピリットも手に入れなきゃいけないから亜空間に飛ばすわけには……!」

ベルゼブモン「つか俺も少し吸い込まれそうなんだが…」

ナノモン「お前さんも魔王デジモンだからな」

ホーリーエンジェモン「だが、これでお前の攻撃が届くはずだ」

ベルゼブモン「! お前……!」

ホーリーエンジェモン「奴がゲートに飲み込まれる前に決めろ、ベルゼブモン」

ベルゼブモン「…任せな!」ダッ!

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバッ!ズギャァァァン!!

ベルグモン「グオオオォォォォォ!!?」

ズバァン!!

クルモン「やったクル!」

ほむら「(この二人が協力し合ったおかげかしら……)」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:50:11.63 ID:/3EGL6g70
ガチャン!

ホーリーエンジェモン「奴のビーストスピリットか!」

ベルゼブモン「だが、目玉野郎はまだ生きてるぜ!」

ダスクモン「まさか…この俺が敗れるとはな……」

ベルゼブモン「くたばり損ないが!トドメを刺してやるぜ!」

ダスクモン「安心しろ…すぐに俺は朽ち果てる……お前が使うがいい…闇のスピリットを……」

ほむら「私が…?」

ダスクモン「魔王ベルゼブモンを…従えているお前だ……お前は闇の力に魅入られている……」

ほむら「闇に……」

ダスクモン「お前ならこの闇のスピリットも使いこなすことができるだろう……そして身も心も闇に飲まれるがいい……」

ほむら「……」

ダスクモン「…では…そろそろ逝くがいいな……?答えは……」

ズバァン!
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:51:10.34 ID:/3EGL6g70
ガチャン!

ほむら「二つの闇のスピリット……」

ベルゼブモン「あの野郎、死に際にわけわかんねぇ事言いやがって」

ほむら「私が闇の力を……?」

ホーリーエンジェモン「確かに人間である君が魔王であるベルゼブモンと共にいる事事態が危険なんだ……」

ほむら「……」

ベルゼブモン「んだとぉ!?」

ホーリーエンジェモン「ベルゼブモンの闇の力はやがてほむらを飲み込むかもしれない……」

ほむら「あなたは闇という力はこの世界に存在しない方がいいと思うの?」

ホーリーエンジェモン「それは違うと思うな。確かに闇は恐ろしいものであり、この世に存在しない方が安心なのかもしれないが……きっとそれは不可能だ」

ほむら「不可能?」

ホーリーエンジェモン「光があるところには必ず闇が存在する」

ほむら「光が強ければ強いほど影は色濃く強くなる……」

ホーリーエンジェモン「そうだ、だからどんなに暗い闇の中でも自分の中に光を見失わないことが大切な事だと私は思う」

ほむら「自分の中に光を見失わない事……」

ホーリーエンジェモン「そうだ、それこそが希望。だから私は信じたい、心の中の光を絶やさず闇さえも乗り越える君達の絆を……」

ベルゼブモン「…へっ!」

ホーリーエンジェモン「ふっ…!」

クルモン「二人とも少し仲良しになったクル?」

ほむら「そうね…そうだといいわね……」

ほむら「(私は闇のスピリットだろうとベルゼブモンの闇だろうと守りたいものを守るためなら闇の力さえも使いこなして見せる!)」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/05(日) 09:52:54.71 ID:/3EGL6g70
〜次回予告〜

エレキモン「PSPのデジモンリデジタイズっていつ出るのかなぁ」

ジジモン「それよりまどマギポータブルが延期しないかの方が心配だぞい」

ほむら「制服まどかのfigmaのオマケのゲームね」

エレキモン「逆だろ!!」

ジジモン「>>1的にはその二つよりスパロボZ再生編の方が楽しみだがのぅ…」

エレキモン「おいおい」

まどか「どのゲームが発売しても>>1の投下スピードが落ちそうだよね……」

ジジモン「そのままこのSS投げ出したりしないのかのぅ……」

エレキモン「縁起でもない……」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『デジモン誕生の謎! 神秘なる水の宇宙』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「そういやまだ破界編10周してねぇや」

ジジモン「デジタイズってエンジェウーモンとかもウンコすんのかのぅ……」

クルモン「新プリキュアの淫獣クルモンと語尾が被ってるでクル」

今回はここまで
このダスクモンは駅のホームの階段から転げ落ちた人間の男の子ではなく
普通にデジモンがスピリットに進化したものです
声は鈴村だけど
ではまた
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/05(日) 10:35:33.83 ID:uuU7fs+x0
乙!
ベルゼさん混ぜすぎワロタwwwww
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 10:47:59.79 ID:aLo55fgi0
乙っす!
「私は信じたい、心の中の光を絶やさず闇さえも乗り越える君達の絆を」
か・・・
いいセリフだ
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/02/05(日) 10:57:49.32 ID:hFHM70Heo
感動的だな
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/05(日) 11:32:12.39 ID:uuU7fs+x0
だが無意味だ
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 18:09:02.10 ID:CJNtEPMto
カイザー死亡フラグモン
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 19:43:01.71 ID:aU0i6q4DO
私は3月にでるグレイトバトルフルブラストが待ち遠しい

限定版にするか普通にするか悩んでる、限定版は11000円位なんだよな……
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 23:21:36.87 ID:czugkS0g0
ホーリーエンジェモン=フリーダムか……
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/02/06(月) 01:12:58.49 ID:K5raRY5Eo

レーベじゃなくてダスクなのは俺得

ベルゼブは電王的にはイブとG電王だよな
風呂エンジェモンはネガ電王だし
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/07(火) 22:59:05.55 ID:RGRRvu550
星矢新シリーズ日曜朝6時半からって…あれ?放送時間変わんの?


それとも…終わるの?
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:42:02.54 ID:SLaNw2v00
こんばんわ

>>221
まさにてんこ盛り決め台詞ですね

>>222
ぶっちゃけ02のタケルの台詞のパクリですけどね

>>223-224
(腹パン)

>>225
やべぇ…ほむほむをカイザーに進化させたらフラグが立っちまう…

>>226
自分もそれどうしようか迷ってる…

>>227
あの台詞ってプラモのCMじゃマサルダイモンに言ってたけど
結局本編ではウィザーモンに対して言ってましたよね
そしてボンボン版が原作とか言われる種死ぇ…

>>228
イマジンだらけでしたよねこの話
ベルゼブモンとエンジェモンにもイブとネガの台詞を言わせるべきだったか…
というかエンジェモンの方は覚えてたけどインプモンとイブが同じ声なの完全に忘れてた…声の演じ方全然違うし(声優さんすげぇ)
一応このエンジェモンの声はグリリバじゃなくて松本美和さんの方の声のつもりだけど…

>>229
むしろ元々予定の無かった3期まであったのが奇跡なんでしょうかねぇ…?
太一達がろくに絡まないまま終わるのは嫌すぎる…終わる前に出してくれ

投下
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:43:05.59 ID:SLaNw2v00
〜とある公園〜

ロードナイトモン「う〜トイレトイレ!」

今、トイレを求めて全力疾走している僕はロイナルナイツのごく一般的な聖騎士型デジモン
強いて違うところをあげるとすれば
自分の美しさにしか興味ないってとこかなー
名前はロードナイトモン

そんなわけで帰り道にある公園のトイレにやって来たのだ

ロードナイトモン「…!」

デュナスモン「……」


ふと見ると
ベンチに一人の聖騎士型デジモンが座っていた


デュナスモン「……」

ロードナイトモン「(ウホッ!いいデジモン…)」


ジジー
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:44:30.84 ID:SLaNw2v00
ロードナイトモン「ハッ!」

そう思ってると
突然そのデジモンは僕の見ている目の前で
鎧ののホックをはずしはじめたのだ…!

デュナスモン「やらないか」

ロードナイトモン「!」


そういえばこの公園はハッテン場のトイレがあることで有名なところだった
いいデジモンに弱い僕は誘われるままホイホイとトイレについて行っちゃったのだ

デュナスモン「よかったのかホイホイついてきて?俺はナルシストだってかまわないで食っちまうデジモンなんだぜ?」

ロードナイトモン「こんなこと初めてだけどいいんです…僕…デュナスモンさんみたいな美しいデジモン好きですから…」

デュナスモン「うれしいこと言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことんよろこばせてやるからな」

言葉どおりに彼はすばらしいテクニシャンだった
僕はというと性――

まどか「って!テイルモン変な本朗読しないでよ!!」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:47:27.62 ID:SLaNw2v00
〜トレイルモン列車内〜

ガタンゴトン…

テイルモン「何よまどか?暇だと思ってせっかく私の聖書“くそみそロイヤルナイツ”を読み聞かせてあげてるのに」

まどか「聞きたくないよ!」

テイルモン「デュナスモンとロードナイトモン、あの二人はロイヤルナイツを裏切ってルーチェモンに付いた糞野郎だったけど…」

まどか「テイルモン、糞野郎って汚い言葉使わないでよ。仮にも三大天使だったんだよね?それでいいの?」

テイルモン「彼等の男の友情は本物だった……」

まどか「その本の内容は純粋な男の友情じゃないよね?」

ウィザーモン「しかしその本で何故彼等がロイヤルナイツを裏切ったのかもわかるぞ」

まどか「この本史実なの!?こんなのおかしいよ!!」

テイルモン「そうよ、だから続きを読んであげるわね」

テイルモン「いいこと思いついた、お前俺のケツでション―」

まどか「だから聞きたくないって!ていうかその部分はフィクションだよね!?」

テイルモン「知りたい…?」

まどか「…遠慮しとく……」

キィィィィ…

トレイルモン「水の宇宙(ウォータースペース)駅に到着したよ〜お降りのお客様はホームの足元に注意してね〜」

ウィザーモン「よし、行こう」

まどか「う…うん!」

テイルモン「ねぇ、本当に続き読まなくていいの?」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:49:14.31 ID:SLaNw2v00
〜水の宇宙〜

まどか「この湖の中に風のビーストスピリットがあるの?」

テイルモン「そうよ、さっそく潜りましょう」

まどか「ちょっ…ちょっと待って!このまま潜るの!?わたし水着とかも持ってないし……」

ウィザーモン「この水の宇宙ではそのような心配はない」ザバァン!

まどか「あ…ウィザーモンが!」

テイルモン「さぁ、まどか。私達も行きましょう」グイッ!

まどか「え?ちょっ…!」

バシャァン!

?「風のビーストスピリットか……」

?「さて、ここで攻めるべきかやめとくべきか……」

?「私も手に入れたビーストスピリットの力を試したいところだが…少し様子を見よう」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:52:16.58 ID:SLaNw2v00
まどか「ガボゴボ…おぼ…れる……」ゴボゴボ…

テイルモン「まどか、おぼれると思うからおぼれるのよこの水の宇宙では」

ウィザーモン「そうだ、普通水中では濡れたり呼吸ができなかったりするものだが、この水の中ではそう思い込んでいるからそうなるだけで、濡れないと思えば濡れないし、溺れないと思えば溺れないのだ」

まどか「ど…どういう意味……というか助け…て……」ガボゴボ…

テイルモン「ここでは息もできるし服も濡れないと自覚するのよ。そうすれば大丈夫だから」

まどか「(息できる…息できる……)」

まどか「……あっ!本当だ!そう考えたら息できるようになった!不思議な湖……」

ウィザーモン「飲み込みがはやくてよかったよ」

まどか「呼吸ができる水の中ってエヴァンゲリオンのLCLみたいだね」

ウィザーモン「血の臭いはしないぞ」

テイルモン「エヴァといえば……」

ウィザーモン「シンジ×カオルが良いと言うつもりだな?私の声がカオル君に似てるからって801くさい台詞で声真似はしてやらないからな」

テイルモン「何言ってるのよ?マダ…いえ、ゲンドウ×冬月先生が一番に決まってるでしょ!」

ウィザーモン「君の守備範囲は広いんだな……」

まどか「…でも、本当にデジタルワールドって不思議な所だね…」

ウィザーモン「(スルースキルが付いてきたなまどか……)」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:55:03.71 ID:SLaNw2v00
テイルモン「さてと、スピリットは確かこの先に封印したはず…」

まどか「……」

テイルモン「まどか、どうしたの?」

まどか「ちょっとここで待ってて!」ゴボォ…

テイルモン「まどか?何処行くのよ!」

ウィザーモン「オシッコだろ」

テイルモン「ストレートに言うなっ!」

ウィザーモン「せっかくだから私も……」

テイルモン「私の目の前でしようとするな!」

ウィザーモン「というか呼吸ができる水の中とはいえ、尿は水中に広がるんじゃないか?」

テイルモン「だったら尚更私の近くでやるなっつーの!」

ウィザーモン「私はこの水の中で濡れている…私は今この水の中で濡れている…」

テイルモン「何濡れるように暗示をかけてるのよ!?」

ウィザーモン「……フッ…」

テイルモン「フッ…じゃないわよ!やったわね?服をあえて濡らして誤魔化してやったわね!?」

ウィザーモン「馬鹿な、この私がそんな事するわけないじゃないか。決して我慢できなかったからではないぞ」

テイルモン「信じらんない!あんた一刻も早く私の目の前から消えなさい!」

エビドラモン「お前も俺の縄張りで尿をしやがったのかぁぁぁ!!」

テイルモン「エビドラモンだわ!」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:57:01.73 ID:SLaNw2v00

“エビドラモン”

成熟期 水棲型 データ

体の表面を覆い隠す硬い殻と巨大なはさみを持ったエビの姿をしたデジモン
しかし種族的にはれっきとしたドラモン系の種であり異端児的存在でもある
見かけにだまされてエビドラモンをあなどるとドラモン系特有の攻撃力の餌食となってしまう。
必殺技は2本のはさみで襲いかかる『ツインネプチューン』



ウィザーモン「結構でかいエビドラモンだな、天ぷらにして食べてみたいな」

テイルモン「そんな事言ってる場合じゃないでしょ。あんたのせいで怒ってんだから謝りなさいよ」

エビドラモン「謝っても絶対に許さん!コイツと同じくな!」

テイルモン「って!まどかが捕まってる!?」

まどか「テイルモーン!助けてー!」

ウィザーモン「おいおい、私のはともかく女子中学生の尿なんてご褒美じゃないか」

テイルモン「(やっぱりしてたんじゃない……)」

エビドラモン「俺にそんな変態趣味は無い!とにかくこの神秘なる水の宇宙を汚したお前らは許さん!」

まどか「わたしはまだしてないからね!しようと思ったらこのデジモンに襲われたんだからね!」

ウィザーモン「生理現象は止められないものだ」

エビドラモン「うるさい!まずはこいつを俺のハサミでチョッキンなだ!」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:58:16.79 ID:SLaNw2v00
まどか「いや…!」

テイルモン「まどか!」

ウィザーモン『サンダークラウド!!』

ビリビリビリ!

エビドラモン「ぐおお!?」

バッ!

テイルモン「まどか、大丈夫?」

まどか「うん、ありがとうウィザーモン」

ウィザーモン「これでさっきの件は水に流してくれるな?尿だけに水洗トイレのように」

テイルモン「上手くないし流さない」

まどか「わたし進化して戦うね!」

テイルモン「いいえ、ここは私だけでいいわ。まどかをあんな目にあわせた報いを受けさせてあげるわ!」

まどか「じゃあ、テイルモンも進化を…」

テイルモン「私はあいつと同じ成熟期よ。このままでいいわ」

まどか「あ、そうだったね。でも、なんで他のみんなのデジモンは普段は成長期なのにテイルモンだけ成熟期のままなの?」

テイルモン「鍛え方が違うのよ」

ウィザーモン「鍛えてますから」シュッ!

テイルモン「ま、もう一つの理由はデジタマの時にまどかのデジソウルを受けていたからかしらね?」

まどか「そうなんだ」

テイルモン「じゃ、化け海老の魔化魍を清めましょう」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 22:59:54.73 ID:SLaNw2v00
エビドラモン「誰が化け海老の魔化魍だこのチビ猫がぁ!俺がチョッキンなすんのはそこの二人だ!どきな、怪我したくないだろう?」

テイルモン「舐めてくれるじゃない!」ダッ!

エビドラモン「何!?」

テイルモン『ネコキック!!』ゲシィ!

エビドラモン「えびぎゃぁ!!」

まどか「すごぉいテイルモン!」

エビドラモン「こいつ見た目より強い…ならば俺のハサミでチョッキンなだぁ!!」

エビドラモン『ツインネプチューン』

テイルモン「遅いわ!」シュンッ!

エビドラモン「ええい、ちょこまかと!俺はあの七大魔王嫉妬のリヴァイアモンと戦ったという伝説を持つエビドラモン一族の11代目なんだ!こんな猫ごときに!!」

まどか「七代魔王と!?」

ウィザーモン「嘘くさいな…」

テイルモン「顔面におみまいしてあげるわ!」

テイルモン『ネコパンチ!!』

ドゴォ!!

エビドラモン「うぶえぁ!」

テイルモン「じゃ、トドメと行こうかしら?」

エビドラモン「ぬぬぅ……」

まどか「待ってテイルモン!元はといえばこの水の宇宙を汚したわたし達が悪いんだし……」

テイルモン「しょうがないわね…」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:01:22.87 ID:SLaNw2v00
エビドラモン「こいつよくもっ!!」ズォ!

テイルモン『キャッツアイ!!』ビィィィ!

まどか「見つめるキャッツアイ!?」

エビドラモン「うっ!うぅ……」

まどか「エビドラモンどうしちゃったの?」

エビドラモン「……」

テイルモン「この二人の事許してくれる?」

エビドラモン「…うん、許す……」

まどか「え!?」

テイルモン「そう、ありがとう。まどか達も謝って!」

まどか「あ!うん…ごめんね…今度はからは気をつけるよ」

ウィザーモン「すまなかった」

エビドラモン「うん、いいよいいよ…じゃあね……」ゴボォ…

まどか「行っちゃった……今の技は一体何なの?」

ウィザーモン「テイルモンのキャッツアイの眼光は敵を操って戦意を喪失させたり、自分自身を攻撃させたりできるんだ」

テイルモン「ま、余程格下の相手にしか通じない技だけど」

まどか「すごい!ギアスみたい!」

テイルモン「ギアスといえば……」

まどか「…テイルモンって何かのアニメや漫画のタイトルあげるとそのお気に入りのBLカプを言わないと気が済まないの!?」

ウィザーモン「どうせスザク×ルルとかルル×ロロとかだろ」

テイルモン「いいえ、オレンジ総受けが一番よ!」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:03:01.10 ID:SLaNw2v00
まどか「…でも、エビドラモンを倒さずに逃がしてあげるなんて優しいねテイルモン」

テイルモン「まどかがそうして欲しいって言ったからじゃない」

まどか「うん、デジモンだって生きてるんだし、ただ倒すだけじゃいけないよ……」

テイルモン「そうね、私も無駄な殺生は避けたいわ」

まどか「ワルプルモン軍のデジモン達とだって解り合えないのかな…?」

テイルモン「…奴等の強さに恐怖し従っているデジモン達はともかく、生まれ持って邪悪な心を持ったデジモン達は無理ね。特に七大魔王は」

まどか「でも!七大魔王だったインプモンはわたし達の友達だし、ルーチェモンだってわたしを騙してたかもしれないけどあの子がプットモンとして生まれた時は……」

テイルモン「あいつこそ邪悪の権化よ!私とまどかが離れ離れになったのもあいつのせいだし!!」

まどか「…そうだったね…ごめんね……」

テイルモン「…それにまどかには悪いけど私はあのベルゼブモンも仲間だとは思いたくないの」

まどか「そんなっ!酷いよテイルモン!インプモンは―」

テイルモン「私はあいつに一度殺されたのよ!」

まどか「え…!?」

テイルモン「今私達が探しているスピリット。これをオファニモンだった頃の私が各所に封印をしていた時に私は奴に闘いを挑まれ、敗れた……」

まどか「そんな事が……」

テイルモン「その時に5つのヒューマンスピリットもリリスモンに奪われたのよ。そして私はその戦いの最中奴と共に…」

まどか「でも!それはあなた達が生まれ変わる前の話で今はきっと仲良く―」

テイルモン「それにこの事を私は憶えているのにあいつは忘れてるというのも気に食わないのよ!」

まどか「それでも…それでもわたし達は……」

テイルモン「…わかってる…私だって頭ではわかってるのよ…でも心が……」

ウィザーモン「(…こんな調子じゃ彼女がオファニモンに進化できるのはまだ先かもしれないな……)」

テイルモン「…ごめんなさいまどか、彼を認めるにはもう少し時間を頂戴……」

まどか「テイルモン……」

ウィザーモン「さて、余計な時間を食ったが先に進もう」

テイルモン「あんたのせいでしょ」

ウィザーモン「私だけ!?」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:04:14.92 ID:SLaNw2v00
まどか「このパイプの先に進むの?」

テイルモン「ええ、確かこの先に…」

ウィザーモン「では、私から行こう」ゴボ…

ウィザーモン「ぎょえぇぇえぇぇぇ!!」ビリビリビリ!

まどか「ウィザーモン!?」

テイルモン「このパイプには強力な電気バリアが張られてるの!?私がここにスピリットを封印した時はこんなのなかったはずなのに……」

ウィザーモン「電撃を使う俺が電撃に……」プスプス…

まどか「どうしよう…ここを通らなきゃスピリットの封印場所に行けないんでしょ?」

テイルモン「そうね…他に道は無いし、この電流をなんとかしなくちゃ……」

まどか「…そうだ!カードならどうにかできるかも!」

テイルモン「カード?」

まどか「一度やってみたかったんだよねカードスキャン!うん、このカードで行こう!」

ウィザーモン「オタマモンのカード?」

まどか『カードスキャン!オタモン!ララバイバブル!!』

テイルモン『ララバイバブル!!』ゴボゴボゴボ…

パッ!

ウィザーモン「オタマモンの泡で電流を防ぎこのパイプを抜けるのか」

テイルモン「名案ねまどか」

まどか「ティヒヒヒ!じゃ、いこっか!」

ゴボボ…

まどか「うぅ…でも、ルーチェモンに玉の中にずっと閉じ込められてたのを思い出してちょっと嫌だかな…」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:05:33.06 ID:SLaNw2v00
パァン!

まどか「泡がわれちゃった!」

テイルモン「でもなんとかあのパイプを通り抜けられたわね」

ウィザーモン「風のビーストスピリットは何処だ?」

テイルモン「確かこの近くだった記憶が……」

ピカンピカァン…

まどか「デジヴァイスの中の風のヒューマンスピリットに反応が!」

ウィザーモン「見てみろ、あそこに館があるぞ!」

テイルモン「館?私が以前ここに来たときにはあんな物無かったはずだけど……」

ウィザーモン「そりゃ、君がここに来たのは随分と昔の事さ。その間に館ぐらい建つさ」

まどか「あの館にスピリットがあるみたい」

テイルモン「そうなの?…どんなデジモンが住んでるかわからないし、迂闊に入りたくはないけど…虎の穴を掘らなきゃ虎痔を得ずとも言うし……」

ウィザーモン「虎穴に入らずんば虎子を得ずだ。どんな間違いだソレ」

まどか「行くしかないんだよね…」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:07:40.52 ID:SLaNw2v00
〜水の宇宙図書館〜

テイルモン「この館の中は水で満たされていないようね」

まどか「本棚が沢山…ここ図書館?」

ウィザーモン「みたいだな。それにしてもこの星のような本の数実に興味深い、時間があればじっくり閲覧したいとこだが……」

モクモン「何ですかあなた達、勝手に入ってきて?」

まどか「デジモンがいた!」

ウィザーモン「モクモンだな」


“モクモン”

幼年期T スモーク型 属性無し

体中に煙のような気体を取り巻いているデジモンベビー
デジコアが剥き出し状態の特殊なデジモンでそのデジコアをスモークで守っているらしい
体からでる『スモーク』を辺り一帯に撒き散らしその隙にに逃げてしまう


ウィザーモン「メラモン系統の幼年期だがナイトメア系デジモンの幼年期でもあるんだ」

まどか「へぇ」

ウィザーモン「かくいう私も幼年期の頃はモクモンでね、思い出すなぁ…子供の頃を……」

まどか「テイルモンの幼年期はどんなデジモンだったの?」

テイルモン「ユキミボタモンとニャロモンというデジモンよ」

まどか「ふぅん…見てみたかったなぁ、テイルモンの幼年期の姿」

テイルモン「デジタマをすり替えられなければまどかにも幼年期の私を見てもらえたのに…」

まどか「あ、ごめん……」

テイルモン「別に謝らなくていいわよ」

モクモン「侵入者!侵入者!お館様に報告だ〜!!」ピュー!

まどか「あ!ちょっと待って!わたし達はスピリットを…」

テイルモン「追いかけましょう!」

バタンッ!
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:08:39.54 ID:SLaNw2v00
テイルモン「ここは…?」

まどか「大学の講義室のような部屋に出たけど……」

モクモン「お館様起きてください!侵入者です!侵入者!」

?「zzz…」

ウィザーモン「講座で誰か寝てるぞ」

まどか「人…?人間!?」

モクモン「お館様!!」

?「うるっさいなぁ…気持ちよく寝てたのに……」

まどか「あ…あのぉ…」

?「机に伏せて寝るのはいいねぇ、学生時代の夢をよく見るし」

ウィザーモン「休み時間に机に伏せて寝てる奴は大概ボッチだぞ」

?「いやぁ、友達はそれなりにいたさ。それに僕が寝てたのは主に授業中だし」

テイルモン「もっとダメじゃない!」

?「だって、僕は天才だから学校の授業なんて聞く必要なかったし」

ウィザーモン「天才って自分で言うか?」

まどか「…オジサンは誰?人間?いつからここに居るの?」

Shibumi「誰ならとも…いや、Shibumi…」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:10:54.93 ID:SLaNw2v00
まどか「シブミ?」

Shibumi「人間ならYESとも言えるしNOとも言える…」

テイルモン「デジモン!?」

Shibumi「どちらでもない…そしていつから居るってなら……いつだっけ……?」

まどか「どうしてここに来られたの?」

Shibumi「君こそどうしてここに来られた?いや、その質問は無意味だな。君達が何者かという事もわかってるよ」

ウィザーモン「ほう…」

Shibumi「君達を作り出したのは僕自身だよ…ハハハハ……」

テイルモン「はぁ?」

まどか「オジサン何言ってるの?寝ぼけてない?」

Shibumi「寝ぼけてるよ。何せ僕のオリジナルは永遠の眠りについてるからね」

まどか「え…!?それってどういう意味…?」

Shibumi「それに僕だけじゃない、全人類は眠っている、スリーピング…眠りの最中だ。次の覚醒の時は新たな進化の時だ」

まどか「(変な人だなぁ……)」

ウィザーモン「お前は私達の事を作り出したと言ったな?」

テイルモン「まさか…あなたが私達デジタルモンスターを作り出した人間だと言うの!?」

まどか「えぇ!?デジモンを作った人間……!?」

Shibumi「確かにデジモンの基となった人工知性は僕や親父達が作った」

まどか「それじゃあ…このデジタルワールドも?」

Shibumi「いや、それは逆かもしれないな。僕達のリアルワールドで使っているネットワークの技術がこのデジタルワールドにやっと追いついたのかもしれない…」

Shibumi「僕達がデジモンとして作りだした人工知性のデータがネットワーク上に有ったこの世界に流れ込み、独自に進化を果たしたのがこの世界のデジモンだ」

まどか「進化……」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:14:16.20 ID:SLaNw2v00
Shibumi「だが、滑稽だとは思わないかね?デジモンは己を創り出した人間とは異なる姿形を目指して強く大きく進化しようとしている……」

Shibumi「その行き着く先はロイヤルナイツだの三大天使、四聖獣、七大魔王という神に近い力を持つ者達を自分達で生み出すこだった……」

Shibumi「その中には大昔に人間たちが信仰した神の姿を真似ている者もいる……それはこの世界で最も神に近い存在イグドラシルが望んだことなのかどうか……」

テイルモン「私はルーチェモンの様に自分が神になったつもりとか傲るつもりはないわ」

Shibumi「君は三大天使だったね。ルーチェモンの力の一部を受け継いだ…君も彼の様に堕ちないとは限らないんだよ?」

テイルモン「あんな七大魔王に成り下がった奴と一緒にしないでもらいたいわね」

Shibumi「七大魔王…彼等の七つの大罪は人間の情念の影響によってできたモノだと僕は思うんだよ」

ウィザーモン「七つの大罪がだと?」

Shibumi「しかし、その情念は人間の進歩…いや、進化に必要な情だ」

Shibumi「例えばベルゼブモンの大罪の“暴食”、即ち食欲は生物として欠かせない行動だし、リリスモンの“色欲”は子孫を残すために行動するのに必要な感情」

テイルモン「アイツは百合好きだから子孫残すのに関係無い情よ」

ウィザーモン「君が好きなBLも子孫を残せない非生産的なものだがな」

Shibumi「“嫉妬”は相手を超えたい、相手が持つ物を手に入れたいという感情が向上心を生み出すし、“強欲”…金銭など物欲を持つのも生活の上に…まぁ欲張りすぎはいかんがね」

ウィザーモン「そうだな、テイルモンはBL本を欲張って買いすぎだ」

テイルモン「ツメでひっかくわよ?」

Shibumi「“憤怒”や“怠惰”もストレスを溜め込まないためにはまぁ……」

テイルモン「あ〜最近ウィザーモンのせいでストレス溜まるわぁ」

ウィザーモン「何で俺!?」

Shibumi「そしてルーチェモンの“傲慢”、自分の力に自信を持たなければせっかくの才能を出し切れない事もあるんだよ。君のようにね」

まどか「わたしの才能…」

Shibumi「だから僕はこの七つの情念、欲望を一概に悪いとは思えないんだよ。まぁ、この情が行き過ぎた結果が彼等を魔王として進化させたんだろうけど…」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:20:47.90 ID:SLaNw2v00
ウィザーモン「人間が持つ欲望や感情の影響で進化したのが七大魔王とだいうのか?」

Shibumi「そう!欲望!素晴らしいっ!!」

ウィザーモン「いや、いきなり鴻上会長みたいな事言わなくていいから」

Shibumi「この世界のデジモンは全てリアルワールドから流れ込んでくる人間の感情エネルギーによって進化するからね」

まどか「感情エネルギー?」

Shibumi「そしてリアルワールドにリアライズするデジモンの中にもデータだけだはなく人間が持つ感情エネルギーを得て進化しようとする者もいる」

まどか「わたし達の世界にやって来るデジモンが……」

Shibumi「そして、その力を最も強く利用しているのが君達テイマ法少女のデジモン達だ」

まどか「わたし達のデジモンが……」

Shibumi「君達はまずインキュベーモンに願い事をして契約をしただろ?」

まどか「はい…それも感情エネルギーと関係が?」

Shibumi「あのシステムのアルゴリズムはこことは違う“想いを具現化する世界”から応用したものらしいね」

まどか「こことはまた違う世界があるんですか!?」

Shibumi「そうさ、デジタルワールドだってこの世界だけとは限らない。別のデジタルワールドだってあるさ」

ウィザーモン「パラレルワールド…平行世界か」

Shibumi「君の仲間にもそういった世界から来た子がいるはずだよ?」

まどか「え…?」

テイルモン「そういえば…あの赤髪の娘が連れていた人間型デジモンが別のデジタルワールドから来たとか言ってたわね」

ウィザーモン「ああ、あの人間そっくりのデジモンか、どうりで見たことのないデジモンのはずだ」

まどか「(違う…そういえばずっと前…あの織莉子って子達とはじめてあった時…ほむらちゃんが別の世界とか言ってたけど…まさかほむらちゃんが……?)」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:23:09.09 ID:SLaNw2v00
Shibumi「そして、君達の想いの力がデジモン達を進化させる。しかし、その想いが間違うと……」

テイルモン「暗黒進化…間違った進化ね……」

Shibumi「四聖獣の領域での戦いも見させて貰ってたよ。って君達はその場にはいなかったから知らないだろうけど、赤い髪の子のデジモンが仲間を殺された怒りと憎しみでその暗黒進化をしてたね」

Shibumi「でも…暗黒進化にしろ、七大魔王の進化にしろ僕は進化そのものに正しいも間違いも無いと思うんだよ。その進化はたまたま君達の目的の道から外れただけであって、その後の本当の進化の過程で必要だったものからね。己の過ちを認めた上でその子は本当の進化ができたみたいだし」

まどか「進化に正しいも間違いも無い……」

Shibumi「だからね、僕はそんなデジモン達が愛おしくてならない…」

まどか「(デジモンが愛おしい…?変なオジサンだと思ったけどいい人なんだね……)」

テイルモン「でも、そんな七大魔王やワルプルモン達を野放しにしておくわけにはいかないわ!」

まどか「そう…だよね…でも…」

Shibumi「ワルプルモン?奴はデジモンであってデジモンじゃないかもしれない…」

ウィザーモン「何?じゃあ、奴は何だというのだ?」

Shibumi「そもそもこの世界ではワルプルモンの名は広まっているものの、その姿を見た者は殆どいないだろ?」

テイルモン「あなたは知ってるの?」

Shibumi「知らない」

テイルモン「何よそれ」

Shibumi「だが、ダークエリアに封印されていた七大魔王達を解き放ち、従わせている存在だ…ただ者じゃないのは確かだね」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:25:05.17 ID:SLaNw2v00
まどか「あ、そうだオジサン。ここにスピリットっていう物があるか知らない?わたし達それを探しに来たんだけど……」

Shibumi「ん?ああ、君はこれを探しに来んだったね。持っていくといい」シュィィィン!

まどか「わたしのデジヴァイスに…ありがとうオジサン!」

Shibumi「スピリットか…人間をデジモンにしてしまうアルゴリズムまで持っているのだから僕もちょっとビックリだよ」

まどか「わたしも自分がデジモンになっちゃうのはビックリしました」

Shibumi「人間がデジモンと共に進化するアルゴリズムにもね…赤髪の子とマミと……」

まどか「オジサン、マミさんの事知ってるんですか?」

Shibumi「あれはこの世界では人間はデジモン同様データ化しているからできることなんだろうね」

まどか「(無視された!?)」

Shibumi「そして、人間の中にデジモンのデータを無理矢理組み込んでいる奴がいる…」

ウィザーモン「アナログマン…ワルプルモン軍に手を貸している人間だな」

Shibumi「あいつの本名は倉田明宏。僕と一緒にデジモンの基となった人工知性を作った研究中間だったんだよ」

テイルモン「そうなの!?」

ウィザーモン「奴も私達の始祖を創りし者の一人…だからデジモンの生態も詳しいのか」

Shibumi「因みにアナログマンというのはそのデジモンを作った研究室の間で使ってたニックネームだよ。僕のShibumiと同様にね」

まどか「え?じゃあオジサンの本当の名前は?」

Shibumi「…ふわぁぁ…また眠くなってきたな……」

まどか「えぇぇ……」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:25:58.06 ID:SLaNw2v00
モクモン「さ、お館様はお昼寝の時間だ。用が済んだのならお帰り願おうか」

ウィザーモン「まだ、彼には色々聞きたい事があるのだがな…」

テイルモン「でも、私達は今やるべき事があるわ」

モクモン「帰りはお館様が作ったこの“アーク”に乗っていくがよい」

シュゥゥゥ…

ウィザーモン「アーク?方舟か」

まどか「大きいデジヴァイスみたい…」

シュィィィン…

まどか「わっ!吸い込まれる!」

テイルモン「これに乗って行くのね」

まどか「ありがとうオジサン!また会おうね!」

シュゴォォォ!

モクモン「よかったんですか?娘さんの事伝えなくって?」

Shibumi「僕は本物の僕の人格をコピーして作ったデータの塊、それをマミに伝えたところでかえって悲しませるだけだよ」

Shibumi「さて…マミとその仲間達がこれからどんなアルゴリズムを見せるのか楽しみだよ……」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/09(木) 23:28:12.24 ID:SLaNw2v00
〜次回予告〜

全デジタルモンスター×全ポ〇ットモンスター

サ〇シ「全てのテイマーを倒すまでは…」

マサルダイモン「売られた喧嘩は買わせてもらうぜ!」


ケルベロモン「全デジタルモンスター対全ポ〇ットモンスター!」


タイキ「何故ポ〇モントレーナーと戦うんだ!?」

太一「潰す…!」

大輔「新たなモンスターが出現だと!?」

啓人「行こう!」

ケルベロモン「全面戦争勃発!一体何が起こったのか!?」

デジタルモンスター×ポ〇ットモンスター 
スーパーモンスター大戦

ケルベロモン「4月ロードショー!」


エレキモン「…いや、ナニコレ!?」

ジジモン「何ってコラボ映画の予告じゃよ。太一率いる大バグラ軍とサ〇シ率いる大〇ケット団によるデジモンとポ〇モンの全面戦争がの…」

エレキモン「ディケイドとゴーカイジャーのコラボ映画のパクリじゃねぇか!!つーかあっちは東映同士だけど、俺達デジモンとポ〇モンのコラボは有り得ないから!本当の意味で全面戦争勃発になっちゃうから!!」

ジジモン「マガジンとサンデーとかコナンと金田一とかのライバル同士がコラボしてた事もあったんじゃしコレも有り得ん事は無いじゃろ?」

ドルモン「うんうん」

アグモン(セイバ)「そうだね」

エレキモン「いや、ねーから!!」

ケルベロモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ケルベロモン『変幻自在セフィロトモン!前編』

ケルベロモン「これで決まりだ」

エレキモン「でも、久しぶりにディケイドの活躍が見れるのは楽しみだ!大樹や鳴滝も出るみたいだし!」

ジジモン「ニーサンは?」

エレキモン「出るわけねぇだろ!!」

タギル「デジモンのディケイドポジって俺じゃね?」

リョウ「いや、俺だろ?」


今回はここまで
このシブミの本名はゴローちゃんじゃありません
つかマミさんのパパの名前の設定って無いの?
そしてスーパーヒーロー大戦が楽しみすぎる
ではまた
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/09(木) 23:30:49.72 ID:9+UXQESu0
出落ちwwww
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/10(金) 00:09:56.55 ID:/YnoBIXT0
テイルモンがあそこまで腐ったのは私の責任だ。
だが私は謝らない。
彼女が、あの腐を乗り越え、必ずNL派に戻ってくれると
私は信じている。
ロードナイトモンェ・・・ロイヤルナイツの中で一番好きなのに(ライアに似てるから)
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/10(金) 00:22:24.42 ID:uJyRbAhq0
「そう…。そのまま飲み込んで。僕のアルフォースセイバー…」

たぶんそんな内容なんだろうな
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/10(金) 08:23:38.88 ID:bVIjThzDO
素晴らしい!!

>>1乙だよ!


まどかのビースト体は母親のような感じになるのかな
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/11(土) 01:36:03.40 ID:OVoqFQeAO
ワクワクした
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 20:52:22.17 ID:1I0rosnE0
>>253
よく考えたらデジモンってトイレなんか探さずに出しちゃいますよね

>>254
ロードナイトモンは風呂や漫画版クロウォからして変態っぽいけど
デュナスモンにはごめんなさいですね
だが私は謝らない

>>255
謝れ!アルフォースブイドラモンに謝れ!!
「お前俺のケツでアージェントフィアーしろ」でもよかったかな

>>266
友樹とかもブリザーモンの時性格変わってたしそれでいこうかな

>>257
ヤマジュン作品はノンケが読んでもワクワクしますよね

投下
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 20:54:37.45 ID:1I0rosnE0
〜リリスモンの城〜

リリスモン「ねぇん、ビーストスピリットを手に入れて有頂天になって、選ばれし少女達に挑んで返り討ちにあってやられた挙げ句に自分達のスピリットも奪われるって……馬鹿なの?死ぬの?」

ブラストモン「実際死んでるしぃ…」

グロットモン「で…でも俺は生き残りましたですぜリリスモン様!」

リリスモン「あなたはたまたま運が良かっただけでしょ!やられた他の3人と同様考えなしに戦いを挑んだじゃないの!」

グロットモン「ビーストスピリットを手に入れたからいけると思ったんでさぁ…」

リリスモン「確かにあなた達のビースト形体は強いけど、ベルゼブモンやロイヤルナイツのあの娘達のデジモンに勝てるわけないじゃない!」

グロットモン「申し訳ごぜぇません……」

リリスモン「まったく!スピリットは全て揃えてその真価を発揮するっていうのに!爆発しそうよ!!」

ブラストモン「ほら!お前のせいでリリちゃんまた機嫌悪くなったぞこの団子鼻!」

グロットモン「団子鼻言うな!顔だけ野郎よりはマシだ!」

ブラストモン「体なんて飾りでぇぇぇす!!」

リリスモン「もう…鏡よ鏡よ鏡さん?」

ブラストモン「ぬぁんか唐突に鏡とお喋りし始めたよリリたん」

グロットモン「世界で一番美しいのは誰と聞くきか!?」

ブラストモン「そんで自分じゃなかったらその娘に毒リンゴでも食わせる気ぃ!?」

リリスモン「世界で一番美しい…百合カプは誰と誰?」

ブラスト&グロット「「そっちかよ!!」」

鏡『それはなのフェイでございます』

グロットモン「なのはとか古くね?」

ブラストモン「お前後で屋上来い。って、あの鏡マジレスしてるよぉぉぉ!?」

リリスモン「そうよねぇん、よくわかってるじゃなぁい」

グロットモン「その鏡…お前のだなメルキューレモン!」

メルキューレモン「おやおや、お見通しか(毎度リリスモンのくだらない問い掛けに答える俺の身にもなれよ)」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 20:57:08.56 ID:1I0rosnE0
“メルキューレモン”

ハイブリット体 突然変異型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した鋼の能力を持つデジモン
両腕の鏡は強力な“イロニーの盾”と呼ばれ、相手の攻撃で受けたダメージをそのまま返す
自分自身を鏡の中に映しそのまま鏡に入って姿を消してしまう奇怪な技も使う
必殺技はイロニーの盾で相手の攻撃をそのまま跳ね返す『ジェネラスミラー』と
相手の攻撃の性質を反転させて相殺してしまう『オフセットリフレクター』


リリスモン「この子だけはビーストスピリットを手に入れたらそのまま真っ直ぐ帰ってきたのよぉん。エライわぁん」

グロットモン「へっ!どうせ臆病風に吹かれただけだろ!」

メルキューレモン「それだけではありませんよリリスモン様。雷のビーストスピリットも手に入れてきました」スッ…

グロットモン「なっ!?」

リリスモン「まぁん!本当にエライエライ!!」

ブラストモン「そして俺はこうして下からリリたんのパンツ見ようとしてエロイエロイ」ゲシッ!

ブラストモン「イタイイタイ…」

メルキューレモン「私は他の闘士とは違いますから。ここがね」ツンツン

グロットモン「ぐぬぬ…!」

メルキューレモン「リリスモン様、選ばれし少女達は私達が今持つ物を除くスピリットを全て集め炎のターミナルに集結するようです」

グロットモン「何?だったらそこで奴等を一網打尽にしてスピリットを…」

メルキューレモン「一人相手に苦戦してたお前が行ったところで返り討ちにされるのが目に見えている。学習の無い奴だな。馬鹿なの?死ぬの?」

グロットモン「言わせておきゃコイツ!」

メルキューレモン「しかし、私には奴等を一網打尽にし、スピリットを奪う策がございます」

リリスモン「そぉん、あなたのビーストスピリットを使うのねぇん…」

メルキューレモン「そのためにも少々リリスモン様の配下のデジモンをお借りしたいのですが…」

リリスモン「究極体のデジモンを呼び寄せるのには時間がかかるわよぉん」

メルキューレモン「完全体のデジモンをお集めいただければで十分でございます」

リリスモン「本当に?でも大丈夫かしらぁん…」

ダークナイトモン「それなら私も手をお貸ししようかね?」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:00:49.00 ID:1I0rosnE0
ブラストモン「誰よこいつリリちゃん!?お前一体なんだべさぁ!?」

ダークナイトモン「見ての通り、ただの貴族さ」

ブラストモン「見てもわかんねぇよ!?」

リリスモン「あ〜ら…デーモンの城に居た田舎貴族の坊やかしらぁん?」

ダークナイトモン「今はダークナイトモンと名乗らせていただいています。リリスモン様」

リリスモン「暗黒の種を植え付けられた娘の力で進化したのね…その子の力で……」

ゆま「……」

リリスモン「いやぁん!話に聞いてたけど思ってた以上に小っちゃくて……カ・ワ・イ・イ〜〜♥」スッ…

ゆま「…ダークナイトモン」

ジャキッ!

リリスモン「…!」

ブラストモン「なっ!?お前!リリちゃんにヤリを向けて何をおヤリになるつもりだべさぁ!!」

ダークナイトモン「ご無礼をお許しを、しかしその手で触れられて我がテイマーを腐らされては困りますので」

ブラストモン「リリたんと同じ趣味になって別の意味で腐るのも困るけどねぇ」ゲシッ!

ブラストモン「二度も蹴った!もっと蹴って!!」

グロットモン「うわぁ…」

リリスモン「まぁいいわぁん…手伝ってくれるに越した事はないし…いいかしらメルキューレモン?」

メルキューレモン「…リリスモン様のご命令とあらば」

ダークナイトモン「では、よろしく頼むよ鋼の十闘士殿」

メルキューレモン「(ふん…胡散臭いデジモンだ。気に入らないな)」

グロットモン「(メルキューレモンと同じタイプの嫌な感じがする野郎だぜ)」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:02:57.80 ID:1I0rosnE0
〜岬の遺跡〜

シュィィン!

ほむら「光のビーストスピリットを手に入れたわ」

クルモン「ゲットクル!」

ベルゼブモン「あの遺跡に宝石をはめるとスピリットが出てくるたぁな」

ホーリーエンジェモン「これで目的のスピリットは全て手に入れたというわけだな」

ほむら「そうね、じゃあ炎のターミナルへ戻りましょう」

インフェルモン「ソノスピリット、ワレワレガイタダク」

クリサリモン「……」ワラワラ…

ほむら「蜘蛛と…サナギ…?」

クルモン「小さい方はいっぱいいて気持ち悪いクルぅ…」

ベルゼブモン「インフェルモンにクリサリモンの群れか」


“インフェルモン”

完全体 種属不明 属性不明

クリサリモンが進化した手足の長い蜘蛛のような姿をした完全体デジモン
頭や手足を伸ばした状態の通常形態と手足を本体にしまいこんだ繭形態をとることができる
繭形態になるとあらゆる攻撃を跳ね返すほど防御力が上がるが一直線にしか進めず軌道をかえられないのが欠点である
必殺技は口の中の銃口から凄まじい破壊力のエネルギー弾を打ち出す『ヘルズグレネード』と
繭形態で敵に突進する『コクーンアタック』


“クリサリモン”

成熟期 種属不明 属性不明

蛹のような姿をした成熟期デジモン
成長期のケラモンがより強いデジモンに進化するために一旦蛹のような状態になりエネルギーを温存している。
硬い外皮に守られ背部から伸びる触手で敵を攻撃できる
必殺技は背部から伸びる触手で相手の構成データを破壊する『データクラッシャー』
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:03:59.87 ID:1I0rosnE0
ほむら「種族属性不明…?それに小さくても成熟期デジモンがあんな大群で…!」

ベルゼブモン「雑魚が群れてても張り合いがねぇよ!皆殺しにしてさっさと戻ろうぜ!」

インフェルモン「ワレワレヲアナドルナヨ…イクノダ、クリサリモンタチヨ」

クリサリモン『データクラッシャー!』シュビッ!

ベルゼブモン「鬱陶しいぜ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥン!

クリサリモン「!」

ズバァン!

ほむら『エネルギーボム!!』ドゴォォォン!

ホーリエンジェモン『エクスキャリバー!!』ザンッ!

クリサリモン「……」ウジャウジャ…

ベルゼブモン「ちっ!まだあんなにいやがる!」

ほむら「切りが無いわね」

ホーリーエンジェモン「ならばこれで一掃する!」

ホーリーエンジェモン『ヘブンズゲート!!』シュィィン!

ゴゴゴゴ…

インフェルモン「ナンダアレハ…?」

ほむら「なるほどね、ヘブンズゲートなら一気に片付けられるわね」

ベルゼブモン「でもよ、あの技で倒したらデジシードが手に入んねーじゃねーか」

ほむら「チート技だとアイテムを落とさないような物ね」

ズオォォォォォ!

クリサリモン「!」

ガシャン!

ズバァン!
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:05:34.89 ID:1I0rosnE0
インフェルモン「ワタシノクリサリモンタチガ……」

ホーリーエンジェモン「残ったのは貴様だけだ!」

ベルゼブモン「覚悟しな!」

インフェルモン「オノレ…」ガシュン!

ほむら「手足を引っ込めた?」

インフェルモン『コクーンアタック!!』ドッ!

クルモン「体当たりしてくるクル!」

ホーリーエンジェモン「その程度の攻撃、私の剣で…」ブゥン…

シュゥゥゥ・…

エンジェモン「な…何!?」

ベルゼブモン「おいおい、エンジェモンに戻っちまったぞ!」

ほむら「クルモンの力での進化では完全体の姿を維持できないの!?」

ドゴォ!

エンジェモン「ぐわぁ!!」ドサッ!

クルモン「エンジェモンがやられちゃったでクル!」

インフェルモン「コノテイドカ」

ほむら「ベルゼブモン、あなたがやるのよ!」

ベルゼブモン「クモか……」

ほむら「何やってるのよ、怖気ついたの?」

ベルゼブモン「んなわけねぇだろ。あんなの殺るだけならカンタンだ」

ほむら「じゃあ早く倒しなさいよ」

ベルゼブモン「なあ、ほむら。俺にはバイクがある、銃もある、だけどよ……」

ほむら「?」

ベルゼブモン「キックの必殺技がねぇ!」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:07:43.52 ID:1I0rosnE0
ほむら「はぁ?」

ベルゼブモン「せっかくクモみてぇなデジモンが相手なんだからよ、ここはイカしたキックで決めたいぜ!」

クルモン「何のこだわりでクル!?」

ほむら「最初の怪人がクモだった事の方が少ないわよ!」

インフェルモン『ヘルズグレネード!』

ドゴォォォン!!

ベルゼブモン「うおっ!この野郎ちょっと待ってろよ!」

ほむら「油断するからよ!さっさとやりなさいよ!」

ベルゼブモン「キックじゃなきゃ嫌だぜ!」

ほむら「キックの必殺技が無い銃ライダーだって多いんだからいいじゃないのよ!」

ベルゼブモン「キックがいい!」

クルモン「駄々こねてるクル……」

ほむら「キックねぇ……じゃあ、このカードでいいかしら?」

ベルゼブモン「お!なんかあるのか!?」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:10:15.99 ID:1I0rosnE0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related

ほむら『カードスキャン!ジャスティモン!!』

ベルゼブモン「!」

インフェルモン「キサマモクラエ!」

インフェルモン『コクーンアタック!!』ドッ!

クルモン「危ないクル!」

ベルゼブモン「とうっ!」ダッ!

インフェルモン「ナニ!?」

クルモン「跳んでよけたでクル!」

ベルゼブモン『ジャスティスキック!!』

ドゴォォォォ!!

インフェルモン「グ…グゲエェェェェ!!」

ドカアァァァァァン!!

クルモン「ベルゼブモンのキックがきまったでクル!」

ほむら「どう?これで満足したかしら?」

ベルゼブモン「…違ぇ……」

クルモン「クル?」

ほむら「キックの必殺技を使いたかったんでしょ?今のじゃ不満なの?」

クルモン「カッコよかったクル!」

ベルゼブモン「“ジャスティス”ってなんだよ!俺は魔王デジモンだぜ!正義なんて名が付く技なんてどうよ!?」

クルモン「ベルゼブモンはバイクに乗って颯爽とあらわれる正義の味方でクル!」

ベルゼブモン「俺、正義の味方なのか?」

クルモン「ちがうんですかぁ?」

ベルゼブモン「…微妙な気がする…やっぱ元七大魔王だしよぉ…」

ほむら「そうね、選ばれし少女と言っても私達は自分達の為、自分達の守りたいものの為に戦うだけよ」

クルモン「それを正義の味方っていうんじゃないクル?」

ほむら「…少なくても私の場合は違うと思うわ……」

ベルゼブモン「まあ、名前を変えりゃあいっか」

クルモン「『ベルゼブモンなんだかすごいキック』とかどうですか?」

ベルゼブモン「よくねーよ!…ほらっ!起きろよ天使野郎!」

エンジェモン「…私とあろうものが油断した…」

ほむら「また成熟期に戻ってしまったわね。まぁ、また進化できるでしょ」

エンジェモン「(完全体のままならもうシャッコウモンになる事も無いと思ったのだが……)」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:11:55.92 ID:1I0rosnE0
ほむら「さてと、この近くから出てるトレイルモンにでも乗って炎のターミナルへ戻りましょう」

ベルゼブモン「トレイルモンだぁ!?ベヒーモスに乗ってったほうがいいんだよ!」

クルモン「ベルゼブモンはトレイルモンが嫌いでクルぅ…」

ほむら「あなたがやられたのはロコモンであって同じ機関車デジモンだからってトレイルモンまで嫌うことないじゃない」

ベルゼブモン「俺の列車嫌いな理由はそれだけじゃねぇ!」

クルモン「他に何かあるクル?」

ベルゼブモン「まず踏切が嫌い。特に開かずの踏切が嫌いだ。あれに待たされたせいで家に帰るのが遅れて見たい番組を見逃した」

ほむら「デジタルワールドにも開かずの踏切ってあるの?」

ベルゼブモン「そして、駅のホームで写真を撮るために群がる鉄オタも嫌いだ。奴等群れだと調子に乗りやがってよ。何回ホームから蹴り落としてやろうと思ったか」

エンジェモン「確かに彼等の迷惑行為は目に余るものがあるが全ての鉄オタがマナー知らずという訳ではなないぞ」

ベルゼブモン「そして極めつけは満員電車だ!あれの息苦しさは地獄そのものだし、そこで俺は痴漢に…」

ほむら「痴漢冤罪にあったの?いつもマミの乳揉みたいとかスケベな事考えてるからでしょ」

ベルゼブモン「違ぇよ!俺が昔痴漢にあったんだよ!翼が生えた白いホモのデジモンに!」

ほむら「本当かしら……」

クルモン「つばさがはえた白いデジモン……」ジー

エンジェモン「何で私を見るのだ!?」

ベルゼブモン「とにかくトレイルモンは嫌だ!!」

ほむら「わかったわよ、ベヒーモスでさっさと行きましょう」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:13:06.53 ID:1I0rosnE0
〜炎のターミナル〜

ゴォォォ…

まどか「ねぇ!このアーク炎のターミナルまで戻ってきちゃったよ!?」

テイルモン「私達は雷と鋼のビーストスピリットを手に入れなくてはいけなかったのに…」

ウィザーモン「しかし、この方舟は自動操縦で勝手にここまで来んだ。戻ってきてしまったものはしかたない」

まどか「あ、さやかちゃん達がいるよ!みんなはスピリット集められたのかな?」

シュゥゥゥ…

テイルモン「降りるみたいね」

ズバァン!

ウィザーモン「うお!私達を降ろしたとたん崩れさったぞ!」

まどか「一回きりだったのかな…このアーク…?」

さやか「まどか……」

マミ「鹿目さんも来たのね、後は暁美さん達だけね……」

杏子「ちっ!早くしやがれってんだ!」

まどか「(…なんか空気悪いけどみんなどうしたのかな……?)」

ブロンブロンブロォォォン!!

ベルゼブモン「んだよ!俺達がビリかよ!」

ほむら「やっぱトレイルモンで来たほうが速かったのかしらね」

ベルゼブモン「うっせ!」

まどか「ほむらちゃん!これでみんな揃ったね!」

ほむら「みんなスピリットは集められたのかしら?」

まどか「わたしは風のビーストスピリットしか手に入んなかったけど……」

ベルゼブモン「おい、ブイモン。オメェどうしたんだよその目!?」

ブイモン「ああ、ちょっとな…でも大丈夫だよ」

さやか「全然大丈夫じゃないでしょ……」

クルモン「キョーコもどうしたんでクル?何だか様子が変でクル…」

杏子「……」

ギルモン「杏子は……」

アグニモン「ゆまがワルプルモン軍に付いたんだ…」

クルモン「ゆまに会ったでクル!?」

ベルゼブモン「ってかテメ誰だよ?」

ギルモン「ゴマモンが炎のスピリットで進化したアグニモンだよ」

テイルモン「炎のスピリットで進化してしまったの!?」

QB「とりあえず各自何があったのか詳しく聞かせてもらいたいね」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:15:24.10 ID:1I0rosnE0
ベルゼブモン「タクティモンだぁ?究極体の時のオメェよりそんなに強かったのかよ?」

ブイモン「あんな奴油断しなければ!」

さやか「ううん、あたしでもわかる…あのデジモンは本気の半分も出してない……」

ブイモン「俺だって本気じゃなかったさ!次は絶対に勝ってみせる!」

さやか「それにブイモン…あんたのその目じゃまともに戦えないよ……」

ブイモン「うっ…」

まどか「どうして?さやかちゃんの魔法で傷はすぐ治るんじゃないの?」

QB「あのデジモンの刀で斬られた傷はただの傷じゃない、奴の刀に込められた瘴気はブイモンの視覚のプログラム自体を破壊したんだ。これは当分…いや、もしかしたらもう治らないかもしれない」

まどか「そんな…じゃあブイモンの目はもう見えないの…?」

アグニモン「ゆまの能力ならなんとかなるかもしれないのになぁ…」

ロップモン「しかしそのゆまがワルプルモン軍に…」

杏子「美国織莉子に何かされたに決まってる!でなけりゃゆまがあんな事を……!!」

ほむら「奴が言ってた暗黒の種とかいう物の影響かしら…?」

マサルダイモン「アイツ等にデジタマモンまで連れていかれちまったんだよ!」

アンキロモン「あいつの作る飯がもう食えないだぎゃぁ…」

マッハガオガモン「お前はレジスタンスの頃からの仲間をそれしか思ってないのか!?」

テイルモン「そしてその娘のパートナーだったあなたが炎のスピリットで進化したのね…」

アグニモン「しかも元のゴマモンの姿に戻れないんだってばよ!」

ウィザーモン「完全にスピリットと一体化してしまってるようだな」

QB「僕達に襲いかかってきた闘士のようにね。しかし海のデジモンに炎のスピリットが適合するとはね」

ウィザーモン「属性的にはまったく逆なのにな」

テイルモン「(何としてでもこのデジモンからスピリットを取り出さないとまどかがスサノオモンに進化できない……このデジモンではスサノオモンにまで進化できる素質は無いだろうし……)」

ほむら「そしてマミはアナログマンに会ってそいつはマミの亡くなったお父さんの知り合いだったと…」

マミ「ええ……」

テリアモン「しかもマミの事故を仕組んだのはそいつの仕業だったんだ!」

さやか「な…!?あいつ人間をデジモンに改造してただけじゃなくそんな事まで…!!」

マミ「だからあの男は私が必ず撃つわ…!」

まどか「…あ!そういえばマミさん!わたし達は水の宇宙って所で…」

ゴゴゴゴゴ…!
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:18:39.34 ID:1I0rosnE0
ギルモン「な…なに!?」

テリアモン「地震!?」

ズオォォォォォ!!

まどか「きゃあぁぁぁぁ!!」

杏子「うわあぁぁぁぁ!!」

アグニモン「だってばよおぉぉぉぉ!!」

ブイモン「何だよ!何が起こってんだよ!?」

ベルゼブモン「ぐっ…!ほむら達が…吸い込まれちまった!」

ギルモン「杏子も!」

テリアモン「マミも!」

オーガモン「アグニモンまで…!」

ティラノモン「あの宙に浮いてるデッカイのに!?」

クルモン「あれはなんですかぁ!?」

QB「あれは…鋼の闘士セイフィロトモンだ!」

ベルゼブモン「あれもデジモンなのか!?」

テリアモン「しかもあいつもスピリットで進化したデジモンなの!?」

テイルモン「あの中にまどか達が!」

ウィザーモン「だが一体何のために!?」

ダークナイトモン「君達パートナーデジモンと分割させたところを内部で仕留め、スピリットを全て頂戴しようという彼の作戦らしい」

エンジェモン「何者!?」

ギルモン「ダークナイトモン!!」

ダークナイトモン「そして、パートナーがいなければ進化できない君達の清掃係は私が引き受けたのだよ。貴族である私がこのような役目なのは少々解せないがね」

クルモン「ゆまでクル!」

ゆま「あなたといいあのデジモンといい本当につまらない手段ばかり使うのね…ムシケラのような成長期の状態で倒しても意味が無いって言ったでしょ?」

ブイモン「誰が虫けらだ!」

テリアモン「てゆーかアレ本当にゆまなの…!?」

テイルモン「あの娘からは邪悪な気を感じる…!」

ロップモン「しかし、彼女のあの黒い気の片鱗は以前から現れていたなり…!」

ダークナイトモン「他は虫けらだけだがベルゼブモンが残っている。やはり七大魔王の座にに着くにはその前任者である彼を倒すのが的確だと思わないかなゆま?」

ゆま「そうね…でも、あなたにアレが倒せるの?」

ダークナイトモン「私は勝てない勝負はしない主義さ」

ベルゼブモン「けっ!貴族なら家帰って紅茶でも飲んでやがれ!」

ウィザーモン「どんな貴族のイメージだ」

テリアモン「マミが淹れる紅茶はおいしいよ〜」

ダークナイトモン「紅茶より君の濃厚なデジソウルを飲みたいところだがね」

ベルゼブモン「なめんなよ、テメェが飲まれて食われる側だ。何せ俺は暴食の魔王らしいからなぁ!」

テイルモン「(このデジモンも手強そうだけど、セフィロトモンに吸い込まれたまどか達は……)」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:20:27.87 ID:1I0rosnE0
〜セフィロトモン体内・森のエリア〜

まどか「ここは…?何が起きてどうしてこんな所に…?」

ワスプモン「ここはセフィロトモン様の体内だブ〜ン」

まどか「ハチのデジモン!?」


“ワスプモン”

成熟期 サイボーグ型 ウィルス

謎の“空中秘蜜基地「ローヤルベース」”を守るサイボーグ型デジモン
頭部の触角パーツは索敵能力が高く基地に近づくデジモンを警戒して常に周辺をパトロールしており近づくだけで襲い掛かって来る
肩の推進器と背中のスタビライザーにより上下前後左右とあらゆる方向に急速に移動が可能で、近づいて来る敵をディフェンスして強力な

レーザー砲で追い払ってしまう
必殺技は大口径のレーザー砲を連射して放つ『ターボスティンガー』と
大型のデジモンをも一撃で仕留めてしまう『ベアバスター』


ワスプモン「そしてこれが僕ちゃんの息子のファンビーモン達だブ〜ン」

ファンビーモンA「パパー!」

ファンビーモンB「パパー!」

まどか「ハチの親なら女王蜂なんだからママじゃないの!?」


“ファンビーモン”

成長期 昆虫型 ウィルス

謎の“空中秘蜜基地「ローヤルベース」”に所属している昆虫型デジモン
基地は常時建設途中で花や草木などのフィールド上のデータを材料として少しずつ持ち帰る任務についているためウィルス種に区分されて

いる
必殺技はギザギザのある小さな針を連射して放つ『ギアスティンガー』
また頭部の触角を赤くして味方に連絡『88コール(ハチハチコール)』している時は大勢の仲間を呼ぶので逃げた方が賢明である


ワスプモン「今はローヤルベースじゃなくてこのセフィロトモン様の体内をお守りしてるんだブ〜ン」

まどか「ここはデジモンの体の中なの…?」

ワスプモン「お前が持ってるスピリットを渡すブ〜ン!」

まどか「スピリットが狙い!?でも、これは大切な物だから絶対ダメだよ!」

ワスプモン「生意気だブ〜ン!息子達、やるブ〜ン!」

ファンビーモン達「了解パパ!」

まどか「進化しなくちゃ!」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:21:52.97 ID:1I0rosnE0
まどか『スピリット・エボリューション!!』

――フェアリモン!!――

ファンビーモン「あいつスピリットで進化したよパパ!」

ワスプモン「うろたえるなブ〜ン!僕ちゃんの指示通り動けば勝てるブ〜ン!」

ファンビーモン「了解!各自散開して攻めろ!」

ワスプモン「戦闘において最も重要なこと、それはパーフェクトハーモニー・完全調和だブ〜ン」

ファンビーモン『ギアスティンガー!!』バシュン!

フェアリモン「そんな痛そうな針に当たってあげないよ!」サッ!

ファンビーモン「速い!」

ワスプモン「風の闘士だから速いブ〜ン!でも、みんなでいっぱい撃てばさすがによけられないブ〜ン」

ファンビーモン「了解!全員一斉攻撃だ!」

ファンビーモン達『ギアスティンガー!!』バシュバシュバシュン!!

フェアリモン「よけられないなら全部叩き落とせばいいんだよね!」

フェアリモン『ブレッザ・ペタロ! 』ズバァン!!

ワスプモン「ブン!?息子達の針が!!」

フェアリモン「ちょっとかわいそうだけど…許してね!」

フェアリモン『トルナード・ガンバ!』

ゲシゲシゲシ!!

ファンビーモンA「パパぁぁぁぁぁ!!」

ファンビーモンB「痛いよパパぁぁぁぁぁぁ!!」

ファンビーモンC「でも、尻眺めながら逝けて少し嬉しいかもおぉぉぉ!!」

ズバズバァン!!

ワスプモン「よ…よくも僕ちゃんの息子達をこの不協和音め!!」

フェアリモン「わたしをここから出して!」

ワスプモン「それはできない相談だブ〜ン…どちらかが倒れないかぎりこのエリアからは出られない……」

フェアリモン「……」

ワスプモン「何より息子達を殺したお前を許す訳にはいかないのだブン!!」

ワスプモン『ターボスティンガー!!』ビイィィィ!!

ドゴォォォォン!!

フェアリモン「きゃっ!」

ワスプモン「そして決定的な絶望をくれてやるブ〜ン!」


―ワスプモン進化!キャノンビーモン!!―
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:23:21.56 ID:1I0rosnE0
“キャノンビーモン”

完全体 サイボーグ型 ウィルス

謎の“空中秘密基地「ローヤルベース」”を守る超大型デジモン
空中の基地は360°が危険にさらされるが上部の巨大な武器コンテナから放つ一斉砲撃の弾幕で広範囲をカバーしてしまう
また堅固な装甲を持つ敵であっても必殺技の大口径レーザー砲『ニトロスティンガー』で撃ち抜いてしまう
計り知れない武器の搭載量を誇るコンテナから撃ち出される『スカイロケット∞(ムゲン)』は警戒が解除されるまで怒涛の如く続く


フェアリモン「進化したの!?」

キャノンビーモン「お前から絶望という名の蜜を吸ってやるブ〜ン!」

キャノンビーモン『スカイロケット∞!!』ドドドドドド!!

フェアリモン「きゃっ!…反撃しなくちゃ!」

フェアリモン『ロゼオ・テンポラーレ!!』ゲシゲシゲシ!!

キャノンビーモン「そんな蹴りじゃ僕ちゃんの鋼鉄ボディにはびくともしないブ〜ン!」

キャノンビーモン『ニトロスティンガー!!』ビイィィィ!!

ドガアァァァン!!

フェアリモン「きゃあぁぁぁ!!」

シュゥゥゥ…

キャノンビーモン「元の姿に戻ったブ〜ン」

まどか「フェアリモンじゃダメなの…?こうなったらビーストスピリットで……」


――
―――
――――


テイルモン「まどか、ビーストスピリットはそのパワーが大きいが為にヒューマンスピリットより制御が難しいの」

テイルモン「あなたなら大丈夫かもしれないけど…ビースト特有の凶暴性が増すかもしれないから使うときには注意してね」


――――
―――
――


まどか「テイルモンはそう言ってたね…それに、わたしなら大丈夫って…わたしにできることを今!」スチャッ!

キャノンビーモン「またスピリットで進化ブン?結果は同じなのに!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:25:14.94 ID:1I0rosnE0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related


まどか『スピリット・エボリューション!うおぉぉぉぉぉ!!』

――シューツモン!!――

“シューツモン”

ハイブリット体 鳥人型 バリアブル

風の獣型スピリットで進化した鳥人型デジモン
空中を自在に滑空しメソポタミア秘伝の呪文で風を操って敵を倒す
必殺技は手足の爪で大気ごと相手を切り裂く『ギルガメッシュスライサー』と
空中に飛び上がり髪と翼の羽根を鋭い矢として飛ばす『ウィンドオブペイン』


キャノンビーモン「今度はビーストスピリットで進化したのかブン!?」

シューツモン「……」

キャノンビーモン「…髪の色はピンクのままだけど流し目がエロイブン……」

シューツモン「そこのハチ…」

キャノンビーモン「え?」

シューツモン「ブンブンうるさいんだよ!ナメるんじゃないよ!!」

キャノンビーモン「舐めてませんブン!それにこの語尾は生まれつきで…つか性格変わっちゃってるブン!?」

シューツモン「さっきのお返しは存分にさせてもらうよ!」

キャノンビーモン「こっちだって息子達をやられたお返しがあるブ〜ン!!」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:26:59.00 ID:1I0rosnE0
キャノンビーモン『スカイロケット∞!!』ドドドドドド!!

シューツモン『ウィンドオブペイン!!』シュパァ!!

キャノンビーモン「ブン!?僕ちゃんのスカイロケットを弾頭だけ切り裂いた!?」

シューツモン「女は強くなければならない!ナメられたら終わりだよ!!」

キャノンビーモン「このぉ…!」

シューツモン「じゃ、トドメと行こっかい!」

シューツモン『ギルガメッシュスライサー!!』ズオォォォォン!!

キャノンビーモン「ブ〜ン!やられちゃったあぁぁぁぁ!!」

ズバァン!!

シューツモン「そして女は優しくなくてはならない…」

シュゥゥゥ…

まどか「……わたし、何か違う自分になってたような…ビーストスピリットを制御できてないって事だよね…?ビースト進化を使うと凶暴になっちゃうってテイルモンが言ってたし……」

まどか「それともアレが本当のわたしなのかな…何かママみたいな性格になってたし……わたしって大人になったらやっぱり……」

シュィン…

まどか「あ、あそこから出られるのかな?行ってみよう!」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:27:36.87 ID:1I0rosnE0
〜セフィロトモン体内・火山のエリア〜

マミ「くっ…!私一人だけでは完全体デジモン二体同時には敵わないの…?テリアモンがいれば…」

アシュラモン「カーッカッカッカッカッ!魔法少女一人でここまでやれた事はほめてやる!」


“アシュラモン”

完全体 魔人型 ワクチン

4本の腕と3つの顔を持つ伝説のデジモンで古代インド文明の文献を解析している最中に突如コンピュータ内に降臨した
アシュラモンには3つの顔があり1つは怒りの顔、1つは慈悲の顔、そして最後の1つは祝福の顔となっている
必殺技『阿修羅神拳(あしゅらしんけん)』は4本の腕から繰り出されるパンチラッシュで敵そのものを消滅させてしまうほどの攻撃力を

持っている


ボルケーモン「元気ですかー!元気があれば何でもできると思ったのかなー!」


“ボルケーモン”

完全体 サイボーグ型 データ

大きなボディーでパワフルなサイボーグ型デジモン
怒りが頂点に達したりテンションのボルテージがMAXを超えると背中の火山が爆発するところからボルケーモンの名がついた
その大声は大気を震わせ、大地を揺るがす
必殺技は強烈な超重低音のマイクパフォーマンスで敵を放心状態にする『ビックバン・ボイス』と
山をも崩す強烈な一撃『ビックバン・タックル』


ボルケーモン「それじゃあ、終わりにするぞー!いいかー!!」

アシュラモン「カーッカッカッカッカッ!!」

マミ「この窮地を脱するには…私もスピリットを使うしかないわね……」

マミ「テリアモンと一つになってるし…デジモンになることに躊躇いは無いけど……」

マミ「今、私が持っている雷と氷のスピリット……」

マミ「どっちで進化すればいいのかしら…?」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/15(水) 21:29:08.02 ID:1I0rosnE0
〜次回予告〜

ジジモン「のう、エレキモンはチョコもらえた?」

エレキモン「さて、マミさんが次回進化するために使うスピリットを安価で決めたいと思う!」

ジジモン「安価スレでもないのにいきなりの安価は甘えじゃ!それよりギブミーチョコレートぉぉぉぉぉ!!」

エレキモン「うるせぇ!こうやって読者様とふれ合うのもいいだろ!決してどっちの進化もマミさん的には微妙で叩かれそうだから責任逃

れをしたわけじゃないからな!!」

ジジモン「最低じゃの>>1は!だから奴もチョコをもらえんのじゃ!」

エレキモン「仕事先で貰ったってよ」

ジジモン「何チョコっと自慢してんの!?チョコだけに!」

エレキモン「自慢にはなってないだろ、だって義理で100円のチョコだぜ?」

ジジモン「ブハwwwwwwww虚しいwwwwwwwwww」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン「変幻自在セフィロトモン!後編」

エレキモン「安価は>>280だ!雷か氷か選んでくれ!」

ジジモン「どっちのスピリットでも大まかな展開は変わらんと思うがの」

エレキモン「基本的に適当戦闘描写だしな」

今回はここまで
という訳でマミさんのスピリットの決定は安価にします
因みに候補落ちのスピリットはゆまちゃんが戻ってきたら使うかも?
マミさん的にはどっちのスピリットでも微妙だけど
ゆまちゃん的にはハンマーと最年少繋がりでどっちもいけますよね
ではよろしくお願いします
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/15(水) 21:54:26.15 ID:Nmtpag83o

マミは雷の方が似合う気がする
いろんな意味で
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/15(水) 22:04:07.98 ID:1hlYbBp20

雷がいいな黄色いし
ふとってるかr)ん?誰だ?こんな時間に
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/15(水) 22:04:50.38 ID:MEy6W5F90
やっぱ雷かな。てか雷だから太ってるイメージてのは考えすぎだろ
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/15(水) 22:06:23.98 ID:Nmtpag83o
だって元の人が太ってるもの
それにビースト射撃系だし
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/15(水) 23:58:59.37 ID:X8+S3usv0
インフェルモンでふと思いだしたけど、ディアボロモンってすごいよね。数分で万単位に増殖出来るって




それとアーマゲモンって出ます?
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/02/16(木) 00:58:59.60 ID:OPp1sATAO


<<1はGREEのデジモンをやっていると予想
284 :名無しNIPPER [sage]:2012/02/16(木) 02:13:44.49 ID:JNOauUhAO
乙でした
最近アーマゲモンがデジモン図鑑で公開されたけど、初登場から10年以上経った今超究極体設定やコピーディアボロモンは本体弱いとか判明してびっくりだ
285 :名無しNIPPER [sage]:2012/02/18(土) 23:35:20.54 ID:MtyEBmnAO
クロウォで主人公達また登場だって、やったね!
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:05:48.16 ID:4mhupKUr0
おはようございます

>>278
その色んな意味を詳しく

>>279
マミさんの事を…
おや?こんな朝っぱらから誰だ?

>>280
決定ですね

>>281
元の人ってどっちの事言ってるんですか?

>>282
アーマゲモン出すなら先にディアボロモンを出さないといけませんね
今回出たインフェルモンに登場を匂わす台詞を言わせるつもりでしたが忘れてた…

>>283
ちょびっとやっただけで今は放置してます
ハマったら課金しそうで恐いし
今日のクロウォみたいな酷い事になりそう?

>>284
オメガモンを倒しちゃう強さですし超究極体でも不思議じゃないですね
でも、アルフォースフューチャーと同じく公式設定のレベル的には究極体のままなんですね

>>285
主人公達しかいないのにオメガ、インペ、スサノオと融合形態で出るようですね
そこら辺の設定とかどうして出てくるんでしょうね?

投下

287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:08:03.59 ID:4mhupKUr0
マミ「(雷と氷……どちらのスピリットで進化しようかしら?)」

アシュラモン「カーッカッカッカッカッ!どうした?諦めたのか?」

マミ「こっちにしましょう。雷のスピリット」

マミ「雷…カミナリとは古来、神の鳴り声と人々に言われてたのがその語源…そしてかつて神に等しきデジモンに挑んだ闘士の魂が宿ったこの雷の力はまさに神を討つ雷神の雷鳴!」

ボルケーモン「なんだぁ?マイクパフォーマンスはなら俺のを貸すかー?」

マミ「お見せするわ、私のフォルゴーレを!」スチャッ!

アシュラモン「スピリットか!?そいつをよこせぇ!!」
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:10:04.10 ID:4mhupKUr0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related


マミ『スピリット・エボリューション!』


――ブリッツモン!!――


“ブリッツモン”

ハイブリット体 サイボーグ型 バリアブル

伝説の十闘士の力を宿した雷の能力を持つデジモン
巨体に似合わぬ俊敏な動きは体内を駆け巡る高圧電流の為せる技
特殊な磁場を発生させて反重力に近い状況を作り高速移動を可能にする
必殺技は両手を握り合わせ、豪快に振り下ろす『トールハンマー』と
天空から稲妻を雨のように降らせる『ミョルニルサンダー』



ボルケーモン「ダアァァァ!俺達が奪うはずだったスピリットを使われてしまったぞアシュラモン!」

アシュラモン「問題無い、奴を倒して奪い取ればいいのだからな!」

ブリッツモン「…ずいぶんマッシブなデジモンになってしまったわね私……」

アシュラモン「カーッカッカッカッカッ!伝説の闘士とはいえ、俺達悪魔超人デジモンタッグは無敵だ!」

ボルケーモン「おうよ!」

ブリッツモン「悪魔超人デジモンって何かしら…?」

ボルケーモン「(って本来ワクチン種のコイツが悪魔超人って…それでいいのか?)」
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:11:35.82 ID:4mhupKUr0
ボルケーモン「オラ行くぞぉ!カブトムシデジモン!!」

ブリッツモン「来なさい!」

ボルケーモン『ビックバン・ボイス!!』

ブリッツモン「マイクを手にとって何をするつもりかしら?」

アシュラモン「カーッカッカッカッ!ボルケーモンのマイクパフォーマンスを味わうがいい!」

ボルケーモン『やーい!バーカ!アホドジマヌケー!』

ブリッツモン「小学生並の悪口言うだけ!?」

アシュラモン「どうだボルケーモンの悪口は!並のメンタルなら耐え切れまい!」

ブリッツモン「豆腐のようなメンタルの人間でもきかないわよ!!」

ボルケーモン『デーブ!』

ブリッツモン「太ってないもん!確かにこの姿の身体はちょっと大きめだけど、それに元の体だって…お菓子作りが好きでよく食べる方だ

けど運動だってちゃんとしてるし…あ、でもこの間体重計乗った時は……というかあなたには言われたくないわよ!!」

ボルケーモン『お前友達いるのかー?』

ブリッツモン「いるわよ!鹿目さん達だけじゃなく、もちろんクラスにだっているわよ!そりゃデジモン退治が忙しくて放課後遊ぶ事は滅多にできないけど…別に人付き合いが下手とかそういうのじゃないもん!!」

ボルケーモン『それ本当の友達って言えるかー?それにお前の仲間だって本当はお前の事嫌ってるんじゃないのかー?』

ブリッツモン「え…?」

シュゥゥゥ

まどか「ティヒヒ!マミさんって独りぼっちでかわいそうですよねー!」

さやか「たった一個上だからって先輩面しないでほしいよねー!」

ブリッツモン「何…コレ…?本物の鹿目さんと美樹さんがこんな事言うはずないじゃない!!」

杏子「何がティロ・フィナーレ(笑)だのロッソ・ファンタズマ(笑)だよwww必殺技を叫ぶのが許されるのはデジモンくらいなんだよwwww」

ブリッツモン「佐倉さん……これも偽物よ!」

ほむら「…乳デカイからって調子に乗ってんじゃないわよ」

ブリッツモン「あ、これは本物の暁美さんも思ってそう」
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:14:46.51 ID:4mhupKUr0
まどか「負けちゃえブリッツモン!」

ほむら「負けなさい巴マミ」

さやか「あんたなんかやられちゃえー!」

杏子「独りぼっちなんだよアンタはー!」

ブリッツモン「……」

ボルケーモン「ふふふ、俺のビッグバンボイスに加えて戦意を失ったようだな!」

アシュラモン「(奴の仲間の幻影はセフィロトモン様が作り上げたものか…えげつない手を使われる)」

ボルケーモン「じゃあ、トドメ行くぞぉ!」

ボルケーモン『ビックバン・タックル!!』ドォッ!!

ブリッツモン「!」

アシュラモン「カーッカッカッカッ!終わったな!」

ドゴォン!

ボルケーモン「ダアァァァ!」

アシュラモン「何!?」

ブリッツモン「あんなのに惑わされる私じゃないわ…みんな私の大切な仲間…友達だもの、信じてるわ!」

ボルケーモン「ぬぅ!?」

ブリッツモン「それに私は独りぼっちじゃないもの!もう何も恐くない!」

ブリッツモン『ミョルニルサンダー!!』ドゴォ!!

ボルケーモン「おおたぁぁぁぁぁぁ!!」バリバリバリ!!

ドゴォン!!

アシュラモン「ボルケーモン!おのれぇ!よくも俺の相棒を!!」

ブリッツモン「私の友達の姿を使ってあんな真似するからよ!」

アシュラモン「悪魔超人デジモンにも友情はあるんだぁぁぁ!!」

ブリッツモン「次はあなたの番よ!覚悟しなさい!」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:16:25.11 ID:4mhupKUr0
〜セフィロトモン体内・岩のエリア〜

杏子「ったく!さっきまで駅にいたのに何だってこんな所に……」

ブゥン…

杏子「なんだこれ?外の様子か?」

杏子「ギルモン達がいるな…みんなは無事か……!!」

杏子「アイツ…ゆま!!」

杏子「ゆまが外にいるのか!だったら尚更何としてでもここを出ねぇと!!」

グロットモン「おぉっと!そうはいかねぇ!」

杏子「テメェはこの間の団子鼻デジモン!」

グロットモン「お前はここで死んでもらうんだからな!」

杏子「ふざけんな!何の為にアタシをこんな所に!!」

グロットモン「もちろんスピリットをもらうためだ!」

杏子「生憎だがアタシはスピリットは持って無いぜ!」

グロットモン「んなもん知ってらぁ!だが、お前がいなけりゃ外にいるパートナーはデュークモンに進化できないからなぁ!」

杏子「ギルモン…!」

グロットモン「そこでお前だけ潰すというメルキューレモンの作戦よ!リリスモン様の命令とはいえ、奴の作戦に使われるのは癪だがなぁ!」

杏子「ちっ!」

グロットモン「というわけだぁ!ここで俺に潰されろや!」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:17:17.98 ID:4mhupKUr0

グロットモン『グロットハンマー!!』

杏子「うわっ!」

ドゴォン!

グロットモン「へへっ!パートナーがいなけりゃ逃げることしかできないってか?」

杏子「…こうなったら!」

グロットモン「今度は当てるぜ!」

グロットモン『スネークアイブレイク!!』

フッ…

グロットモン「消えただとぉ!?」

杏子「アタシ等魔法少女はな、何かしら固有の能力を持ってるんだよ。アタシの能力は幻惑の魔法!」

グロットモン「幻惑だとぉ!?」

杏子「アタシの場合、無理に使うとかなり魔力を消耗するから使いたくねぇけど…仕方ないね…!」

杏子『ロッソ・ファンタズマ!』ビション!

グロットモン「増えた!?分身か!」

杏子×13『行くよ!!』ダッ!

ザザザザザザザッ!!

グロットモン「ぐえあぁぁぁぁ!!」

杏子×13『どうだい!この技で使った魔力はアンタのデジシードをスピリットと一緒にもらえばいいから問題ないね!』
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:18:01.62 ID:4mhupKUr0
グロットモン「このガキ!!」ブンッ!

フッ!

杏子×12『ソイツはハズレだよ!』ザンッ!

グロットモン「ぐおっ!…この程度で調子に乗ってんじゃねぇぞ!!」


―グロットモン!スライドエボリューション!ギガスモン!!―


ギガスモン「俺を本気で怒らせちまったなぁ!!」

杏子×12『ビースト形態か…でも、パワーだけ増しても!』

ギガスモン「どれが当たりかわかんなくても全部ぶっ飛ばせばいいだけだぁ!!」

ギガスモン『アースクエイク!!』

ドガアァァァァァン!!

杏子「うわあぁぁ!!」

ギガスモン「今ので分身が全部消えたなぁ…そして当たりを見つけたぜぇ!」

杏子「く…くそっ!」

ギガスモン「さぁて、狩らせてもらうかぁ!」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:19:19.80 ID:4mhupKUr0
〜セフィロトモン体内・山のエリア〜

さやか「みんな何処行ったのよぉ…ブイモンがあんな状態だし…早く戻らないと!」

カラテンモン「戻りたくばスピリットを置いっていってもらおうかの」

さやか「うわっ!出たぁ!」


“カラテンモン”


完全体 魔人型 ウィルス

修験者のような姿をした魔人型デジモン
大天狗デジモンの配下であり、その顔はカラスそのものである
修験道に長けており験力(げんりき)を自在に操る
カラテンモンの持つ2本の剣は「伊由太加の剣(いらたかのけん)」と呼ばれており強力な呪力を封じ込めてある
得意技の『悟り(さとり)』は相手の心を読みとって先回りし攻撃する技
必殺技は漆黒の翼を羽ばたかせ、衝撃波と共に羽を相手に打ち込む『衝撃羽(しょうげきは)』



カラテンモン「怪我をしたくなければお前が持ってるスピリットを渡すのじゃ」

さやか「冗談じゃないよ!」

カラテンモン「言う事を聞いてくれんか…なら…」

さやか「力づくで奪おうってわけ?いいよ、相手になってあげようじゃん!」

カラテンモン「お笑いで勝負じゃ!」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:21:39.07 ID:4mhupKUr0
さやか「……は?」

カラテンモン「ワシが勝ったらお前はスピリットを置いていく、お前が勝ったらここから出してやる!これでどうじゃ?」

さやか「…何言ってんのよ!勝負と言ったらこれでしょ!」ジャキッ!

カラテモン「やれやれ…剣か……」

さやか「あんたもその腰にぶら下げてるでしょ!さっさと抜きなよ!」

カラテンモン「腰の物を抜けって…年頃の娘がはしたない…!」

さやか「違う!その二本の剣だよ!誰が股の剣って言った!?」

カラテンモン「お笑い勝負じゃ駄目かの?」

さやか「ふざけてんの?来る気が無くてもこっちは遠慮なく行くよ!」ダッ!

シュンッ!

さやか「! 一重でかわされた!?」

カラテンモン「この提案はお前の為に言ってるんだがの…ワシがお前より強すぎるから平等な勝負で相手をしてやろうと言うのに……」

さやか「何をっ!」バッ!

サッ!

さやか「動きが読まれてる!?」

カラテンモン「左様、ワシにはお前の動きが全てわかる。ワシは修験道の秘技“悟り”を会得しているからの」

さやか「悟り!?あたしの心が読まれてるということ!?」

カラテモン「そうじゃ、お前がどう攻めてくるかもお見通し。だから武力では勝負にならんと言ってるのじゃ。というわけでここは対等にお笑いで勝負を…」

さやか「あたしの力がこれだけだと思わない事ね!」スチャッ!
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:22:34.84 ID:4mhupKUr0
さやか『スピリット・エボリューション!』


――ヴォルフモン!!――


カラテンモン「だからスピリットで進化しても無駄じゃって!ワシにはお前が何をしてくるのかが読めて―」

ヴォルフモン『リヒト・ズィーガー!!』

ズバッ!

カラテンモン「は…速い!」

ヴォルフモン「どうしたの?こっちの攻撃はお見通しじゃなかったの?」

カラテンモン「…後悔するぞ…お笑いの勝負にしなかった事を!」

ヴォルフモン『シュトラール!』ビィィィィ!

カラテンモン「読めとるんじゃ!」バサッ!

カラテンモン『衝撃羽!!』

バシュゥゥゥゥゥゥ!!

ヴォルフモン「うっ!」

カラテンモン「ホレホレ!どうしたぁ!」

カラテンモン『伊由太加の剣!!』

ガキィン!!

ヴォルフモン「うぅ…!」ギチギチ…

カラテンモン「ワシはお笑いでも剣においても頂点に立つデジモンじゃ!」ギチギチ…

ヴォルフモン「このぉ!!」ガキンッ!

カラテンモン「ぬっ!ならばワシのお笑いを一つ披露しよう!」

カラテンモン「もしもし?あれ〜?この電話誰も出んわ!」

ヴォルフモン「…え?」

カラテンモン「電話に出んわ。でんわ、電話というわけじゃ!」

ヴォルフモン「……」

カラテンモン「どうじゃ!」

ヴォルフモン「…ドラゴンボールの界王様並のユーモアセンスだね……」

カラテンモン「え?い…いやぁ!そこまで褒めても何も出んわ!なんちゃって!ワッハッハッハッハ!」

ヴォルフモン「布団が吹っ飛んだ」

カラテンモン「布団が吹っ飛んだ!?」

カラテンモン「プハッwwwwwプハハハwwwwwお前さてはプロじゃなwwwwだ、だが…」

ヴォルフモン『ツヴァイ・ズィーガー!!』ザシュバァン!!

カラテンモン「お笑いでもバトルでも負けたぁぁぁぁぁ!」

ズバァン!

ヴォルフモン「あいつが真面目にやってれば負けてたのはあたしかもね…」

シュイン…

ヴォルフモン「…あ、出口かな?こんな所早く出なくちゃ!」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:23:33.91 ID:4mhupKUr0
〜セフィロトモン体内・氷のエリア〜

ヒュォォォ…

アグニモン「寒っ!オイラ、ゴマモンの時は雪の寒さなんてへっちゃらだったのにアグニモンの姿だと寒くてたまんないや!」

?『氷獣拳!!』ガオォォ!

ドゴォン!!

アグニモン「うわぁ!氷が飛んできた…?何が起こったんだってばよ?」

パンジャモン「スピリットを持つデジモン…倒す!」

アグニモン「レオモン…?いや、パンジャモンか!」


“パンジャモン”

完全体 獣人型 ワクチン

レオモンがデジタルワールドの氷雪エリアの極寒の地において冷気の力を身に付けて進化した姿
寒さの中で鍛えられた強い意志と体はどんな攻撃にも挫けることはない
必殺技は冷気を込めた拳で放つ『氷獣拳』


パンジャモン『氷獣拳!!』ガオォォ!

ドゴォォォン!!

アグニモン「くっ…!仲間を探してるんだ!そして…大切なパートナーを早く助ける為にお前なんかに関わってる暇何か無いってばよ!」ダッ!

パンジャモン「!」バゴォ!

アグニモン「ぐわっ!…こいつも本来はレオモンと同じ正義のデジモンのはずなのに…この妙な世界に取り込まれてるせいか…?」

パンジャモン「十闘士の力を持つデジモン…倒す…!」

アグニモン「だとしても、オイラの邪魔するっていうなら情けは掛けないぞ!」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:24:36.88 ID:4mhupKUr0
パンジャモン「倒す!!」

アグニモン『バーニングサラマンダー!!』ボオォォォッ!!

パンジャモン『冷気攻!!』シュゴォォォッ!!

シュバァァン!!

パンジャモン「…!」

アグニモン「相性的にはオイラの方が有利のはずだ!お前の氷の攻撃はオイラの炎で溶かしてやるってばよ!」

アグニモン『ファイアダーツ!!』シュボシュボォン!

パンジャモン「!」ガキンッ!

アグニモン「オイラの炎の手裏剣が剣でかき消された!」

パンジャモン「うおおぉぉぉ!!」ダッ!

アグニモン『サラマンダーブレイク!!』ボオッ!

パンジャモン「ふんっ!」ガキィン!

アグニモン「くっ!この蹴りも剣で止められた!こいつ…強い!」

パンジャモン「……」ニヤッ!

アグニモン「さすがレオモン系デジモンはみんな強いや!でも、オイラは絶対に負けない!」

パンジャモン「!」

アグニモン「もう片方の足でカウンター!」バッ!

アグニモン『サラマンダーブレイク!!』ゲシィィ!!

パンジャモン「ぐ…ぐおおぉぉぉぉ!!」

ズバァン!

アグニモン「悪く思うなよ…オイラは先を急ぐんだ」

シュィン…

アグニモン「出口か?それも二つも…どっちかが外か?」

ウワァァァァ!!

アグニモン「悲鳴…?この声…杏子か!待ってろよ、今行くってばよ!」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:25:34.89 ID:4mhupKUr0
〜セフィロトモン体内・鋼のエリア〜

ほむら「変な所に出たわね…鏡みたいな物がたくさんあるわ。まどか達もこの妙な世界に取り込まれたのかしら?」

メルキューレモン「ここは我が体内…セフィロトモンの世界だ」

ほむら「あなたは?」

メルキューレモン「私は伝説の十闘士エンシェントワイズモンの魂を継ぎし鋼のメルキューレモンだ」

ほむら「スピリットのデジモンね……」

メルキューレモン「貴様はダスクモンのスピリットを持っているはずだ、返してもらおうか」

ほむら「お断りよ。逆にあなたのスピリットをいただくわ」ジャキッ!

ほむら『エネルギーボム!!』ドゴォォォン!

メルキューレモン「ふっ」

メルキューレモン『ジェネラスミラー!』シュィィィン!

ほむら「私の攻撃が盾に吸い込まれた!?」

メルキューレモン「お返ししよう!」

ほむら「!」サッ!

ドゴォォォォン!!
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:27:06.35 ID:4mhupKUr0
メルキューレモン「フッ、自分の攻撃を受けるほど愚かではないか」

ほむら「面白い盾を持ってるわね。攻撃を返す盾とは」

メルキューレモン「貴様のメタルマメモンの銃を収納していた盾も中々面白い物だな」

ほむら「私の盾の機能はそれだけじゃないわよ(今は使えないけどね)」

メルキューレモン「まだその中に武器を隠しもってるのかな?どんな武器だろうと私のイロニーの盾で全て跳ね返してやるがな」

ほむら「あなたを倒してスピリットにする前に、その盾もいただこうかしら?」

メルキューレモン「馬鹿め…パートナーデジモンもいない魔法少女ごときが十闘士であるこの俺に勝てると思うなよ…!」

ほむら「(確かに…はっきり言って時間停止を失った今の私はかーなーり弱い)」

ほむら「(だったら使うしかないわね……これを!)」スチャッ!

メルキューレモン「デジヴァイスを掲げて何をするつもりかな?その中にはデジモンは一体もいないのはお見通し……まさか!?」

ほむら「私も進化するしかないわね…デジモンに…!」

メルキューレモン「人間が闇のスピリットで進化しようというのか!?よ…よせ!貴様自身ただではすまんぞ!!」

ほむら「あら?何を焦っているのかしら?余程このスピリットを使われのが不都合らいいわね」

メルキューレモン「その闇のスピリットはお前達に倒されたダスクモンに適合するまでに何体もの実験体のデジモンがスピリットに適合できずにその身を滅ぼした代物だ!人間なんかが扱える物ではない!闇の力に飲み込まれるのがオチだ!!」

ほむら「そのダスクモンが言ってたわね…私は闇に魅入られているって……」

ほむら「(正直、あんな姿のデジモンになるのはゾッとするけど…魔女になるよりはマシかしら?魔女と同じく自分の意識を保っていられないかもしれない…でも…)」

ほむら「まどかの笑顔を守るためなら究極の闇にでもなってやるわ!!」

メルキューレモン「いや、究極では無いと思うが!?」

ピカァァァ…

ほむら「スピリットの形が変わった?…感じる…闇の力を…でもこの闇の力は邪悪なものに打ち勝てる…闇を砕く闇……」

ほむら「それこそが真の闇の力…!」

メルキューレモン「何だと!?」

ほむら「ぎっくり腰にならない程度に叫んで進化すればいいのね!」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:29:27.97 ID:4mhupKUr0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

ほむら『スピリット・エボリューション!』


――レーベモン!!――


“レーベモン”

ハイブリット体 戦士型 バリアブル

伝説の十闘士の闇のスピリットを真に受け継ぐデジモン
他を圧倒するパワーは右手の人差し指にはめている「ニーベンルゲンリング」に秘められていると言う
槍術の使い手で「断罪の槍」で悪を貫き、「贖罪の盾」で浄化する“闇の執行人”である
必殺技は強烈な槍撃で敵を爆砕する『エーヴィッヒ・シュラーフ』と
胸部の獅子から黄金のエネルギー波を放つ『エントリヒ・メテオール』


メルキューレモン「レーベモンだと!?ダスクモンではないのか!?」

レーベモン「槍か…私は近接戦は得意じゃないのに…色的にはともかく武器的には杏子の方が合ってたんじゃないかしら?」

メルキューレモン「あれが…真の闇の闘士……人間が闇のスピリットの真の力を引き出したと言うのか!?何たることっ!!」

レーベモン「では、あなた倒すけどいいわね?答えは聞いてないわ!」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:33:03.81 ID:4mhupKUr0
メルキューレモン「くっ…たとえ、闇のスピリットで進化したとしても、この鏡のフィールドは私に有利なエリア!負けるはずがない!」

レーベモン「はっ!!」ブンッ!

メルキューレモン「おっと!」シュィン!

レーベモン「鏡の中に逃げた?」

メルキューレモン『私は鋼の闘士、鏡や磨かれた金属の中を自由に行来できるのだ!』

レーベモン「なら、あなたの逃げ場を無くせばいいだけの話だわ」

メルキューレモン『何だと?』

レーベモン『エントリヒ・メテオール!!』シュバァァァ…

ドゴォォォォン!!

メルキューレモン「や…奴の闇の力でこのエリアの全ての鏡が!?」

レーベモン「これで逃げ場所は無いわね…今度はあなたの番よ」

メルキューレモン「馬鹿め、逃げ場がなくても貴様は私には勝てん!何故ならどんな攻撃もこのイロニーの盾で…」

カチッ!

メルキューレモン「って、あれ?無い!?どこいった!俺の盾!?」

レーベモン「お探しの物はこれかしら?」

メルキューレモン「奴に奪われた!?いつの間に!?」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:35:12.88 ID:4mhupKUr0
レーベモン「これが私の盾のもう一つの機能、時間停止よ」

メルキューレモン「時を止められて奪われたのか!?奴の盾にそんな能力が!!」

レーベモン「(私もレーベモンに進化したらまた時間停止が使えるとは思わなかったわ。でも一回止めただけでもう砂時計がきれてるから、一回の進化で一回切りかしら?)」

レーベモン「あなたの盾は私の盾にしまっておくわ」

メルキューレモン「ふざけるな!返せ俺の盾を!!」

レーベモン『エントリヒ・メテオール!!』シュバァァァ…

ドゴォォォォン!!

メルキューレモン「のわあぁぁぁ!!」

レーベモン「お互い盾を失くすと無力のようね。そろそろ倒すけどいいかしら?答えは聞かないけど」

メルキューレモン「こうなったら…奴を使うか…!」ダッ!

シュイン!

レーベモン「今度は別のエリアに逃げたの?待ちなさい!」

シュイン!
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:37:31.52 ID:4mhupKUr0
〜セフィロトモン体内・闇のエリア〜

レーベモン「奴は何処へ…?」

メルキューレモン『ふふふ…ここのエリアではこのデジモンが貴様の相手をしよう…』

レーベモン「姿を見せなさい!」

メルキューレモン『行くのだ!雷の闘士ボルグモンよ!!』

ボルグモン「グオォォォォ!!」

レーベモン「雷の闘士?」


“ボルグモン”

ハイブリット体 サイボーグ型 バリアブル

雷の獣型スピリットで進化したサイボーグ型デジモン
ピラミッドの最奥部にあるスカラベの宝物庫を参考に作成された警備システムから発見された
硬い装甲と多彩な武装を持つ
必殺技は全エネルギーを両腕からまとめて放出する『アルティメットサンダー』と
頭部砲塔から超高速の陽電子レーザーを放つ『フィールドデストロイヤー』


レーベモン「雷のヒューマンスピリットはマミが持ってるはず…ビーストスピリットの方で進化したデジモン?」

メルキューレモン『こいつはスピリットで進化できたもののビーストスピリットの力を制御しきれてないのでな』

ボルグモン「グオォォォ!!」

メルキューレモン『だから理性など無い、ただ敵を倒すだけの戦闘マシーンだ!』

ボルグモン「グオオオオォォ!!」バリバリバリ!!

レーベモン「くっ…!相手がビースト形態ならこっちも!」

メルキューレモン『(ビーストスピリットも使うか…いいだろう、見せてみろ!)』
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:40:47.65 ID:4mhupKUr0
―レーベモン!スライドエボリューション!カイザーレオモン!!―


“カイザーレオモン”

ハイブリット体 サイボーグ型 バリアブル

真の闇の獣型スピリットで進化したサイボーグ型デジモン
“漆黒の獅子”と呼ばれ、そのボディはクロンデジゾイトの一種で漆黒に輝く「オブシダンデジゾイト」と呼ばれる特殊な金属で覆われている
そのため、防御能力が高いだけでなく装甲自体が鋭利な鋭さを持っている
必殺技は黒色の気弾を放つ『シュヴァルツ・ドンナー』と
全身に纏った黒のオーラで敵を激砕する『シュヴァルツ・ケーニッヒ』


カイザーレオモン「カイザー…レオモンね……」

メルキューレモン『それが真の闇のビースト形態か!やれボルグモン!!』

ボルグモン「グオオオオォォ!!」ドドドド!!

カイザーレオモン「よくないわねぇ…こういうのは」サッ!
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:41:38.40 ID:4mhupKUr0
メルキューレモン『ボルグモンでは奴の動きを捉えられないか…!』

カイザーレオモン「あなた…死にたいんだってなぁ…!」

ボルグモン「グオ!?」

カイザーレオモン「邪魔なのよ…私の思い通りにならないものは全て!!」

メルキューレモン『それカイザーじゃなくて913だから!!』

カイザーレオモン『シュヴァルツ・ドンナー!!』ドドドドドッ!!

ボルグモン「グオォォォ!?」

メルキューレモン『おのれぇ…そいつの首を折ってやれ!』

カイザーレオモン「まだよ!」

カイザーレオモン『シュヴァルツ・ケーニッヒ!!』シュゴォ!!

ボルグモン「グ…グオ…!!」

ドゴォォォォォン!!


―カイザーレオモン!スライドエボリューション!レーベモン!!―


シュィィン…

レーベモン「雷のビーストスピリットも頂いたわ。今度こそあなたの番よ!」

シーン…

レーベモン「…姿を現す気は無いようね…」

シュオン…

レーベモン「また出口…別のエリアに繋がってるようね。いい加減ここから出たいんだけど…行くしかないわね!」

シュイン!


メルキューレモン『フフフ…真の力を開放した闇のスピリットのデータ…取らせて貰ったぞ…後はこれを解析して更に…フフ…フハハハハ!!』
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/19(日) 08:47:12.38 ID:4mhupKUr0
〜次回予告〜

エレキモン「ゴーカイジャー終わっちゃたなぁ…クロウォも三月で終わりだし…日曜の朝が寂しくなるぜ…」

ジジモン「宇宙海賊に一年間ありがとうじゃ!因みに>>1が子供の頃見てた好きな戦隊はゴーカイジャーでは…」

エレキモン「>>1の歳がバレるから言うなぁ!!」

ジジモン「いい歳してこんな拙い文章力じゃ恥ずかしいもんな」

エレキモン「黙っらしゃい!!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『黒騎士ダークナイトモン!デジクロスの力』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

QB「今日のクロウォの冒頭で僕を思い浮かべた子は手をあげよう」

エレキモン「いねーよ」

アグモン(セイバ)「このSSは3ポイントだ」

エレキモン「さっそく今日のフォーゼのネタしてんじゃねぇ!!」

今回はここまで
今回のサブタイ中編で次回を後編にするべきだった…
つか今セフィロトモンの話書いてたら来週のクロウォでもセフィロトモンですかい
クロウォでも相変わらず口がキモイですね
あとあのピエロってもしかして…
ではまた
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/19(日) 08:57:59.24 ID:04wU5NeVo
朝から乙
二重の死亡フラグが立ちました
メルQのあの盾取れんのかよww
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/19(日) 09:02:18.51 ID:6zckQldyo
朝投下乙
あのオメガモンは真のオメガモンじゃないから!って今でも思ってる
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/19(日) 13:18:37.15 ID:5Gm6OYpDO
クロウォのカードゲームワロタwwwwww

クソゲーにも程があるwwwwww

遊星「どんなカードにも意味がある!!カードスラッシュ!『奇跡のルビー』!」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/19(日) 13:43:40.59 ID:SrOiRrc70
カイザネタまで出てくるとわなwwww
そのうちマミさんがコイン使って超電磁砲ぶっぱなすんですね、
分かります
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/19(日) 17:41:20.58 ID:08oJ6H2G0
カイザー、最短で開幕3分で死ぬレオモン系だからほむら心配だ。3月18日に歴代でるけどスサノオ、オメガはどうなる
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/02/19(日) 18:04:43.44 ID:92vU1hHAo
ぎっくり腰ネタ懐かしいな
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:23:42.11 ID:zgd4vwBi0
こんばんわ

>>308
カイザーって厳密に言えば死んでませんよね?
ただ進化する子が死にかけただけですよね?
だからノーカン!ノーカン!

>>309
世界中の子供達のメールの力で進化したのと普通に進化した逆襲の時とでは強さが違うと言われてますからね

>>310
あの話はクロウォ終了が決まって開き直ったスタッフがバンダイとかへの皮肉で書いた話って言われてるようですね
あと来週出るあのピエロってピエモンの変装かと思ったけど視聴者が考えたジョーカーモンってデジモンだったんですね…
でもあれスタッフがピエモン意識してアレンジしてますよね?ピエモンの完全体として出していいかな?

>>311
でも恭介の幻想殺しで無効化されるんですねわかります
そして>>1は913と555が好きすぎる
草加さんとはお友達になりたくないけど

>>312
ヤマトからメタガルだけ借りてきてデジクロスでしょうかね?
そしてスサノオやデュークはタカト達が進化ではなく何の説明もなく普通に連れて出てきそう

>>313
ぎっくり腰になったのはデジモンの時だけじゃないそうですね

投下
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:25:12.40 ID:zgd4vwBi0
〜炎のターミナル〜

ベルゼブモン『ダークネスクロス!!』

ガキィン!!

ダークナイトモン「フハハ!魔王の力とはこの程度なのかね?笑わせないでいただきたいな!」

ベルゼブモン「だったら笑えねぇほどにしてやるよ!オラオラオラ!!」

ガキガキィン!!

ダークナイトモン「む、これは失礼したな。ならば私もそれ相応の返礼をさせていただこう!」

ダークナイトモン『ショルダーブレード!!』

ズバァン!

ベルゼブモン「当たるかよ!」

テイルモン「接近戦では不利よ!距離を取って戦いなさい!」

ベルゼブモン「わかってんだよ猫女!っつか、新参の癖に俺に指図すんな!」

テイルモン「なっ…!?やっぱ気に入らないわアイツ!」

ウィザーモン「まぁ、新参なのは本当だし」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:27:30.47 ID:zgd4vwBi0
ベルゼブモン『ハートブレイクショット!!』ドキュゥン!ドキュゥン!

ガキン!ガキン!

ダークナイトモン「むぅ…!」

ゆま「どうしたの?あなたの実力はその程度なのダークナイトモン?」

ダークナイトモン「我がテイマーよ。まだ勝負は始まったばかりだ見損なわないでいただきたいなっ!」シュゴォォォォ!!

ベルゼブモン「うおっ!槍からなんか何か飛ばしてきた!?」

ドゴォォォォォン!!

エンジェモン「あれは闇の力…あのデジモンも強大な暗黒の力を持っているのか…!」

テイルモン「しかも七大魔王にも匹敵する力…!」

QB「それにこの前のタクティモン同様にあのデジモンのデータもイマイチ把握できない…ワルプルモン軍にはまだ僕でさえも知らないデジモンがいるのか…?」

ベルゼブモン「危ねぇ危ねぇ…見た目通り派手な技を出してくんじゃねぇか!」

ダークナイトモン「君は七大魔王のわりには爪と銃弾だけと意外と地味な技しか無いようだな」

ベルゼブモン「テメェ…俺が何気に気にしてることを突っ込んでくるじゃねぇか!だけど俺にはこれもあんだよ!!」

ベルゼブモン『ダークスピリッツ!!』ブォン!

ダークナイトモン「むっ!」シュゴォォォォ!!

ドゴォォォォォン!!

ダークナイトモン「今のはエテモンの技か」

ゆま「なるほど…ロードしたデジモンの必殺技をそのまま使えるのがあのデジモンの特性ね……」

ダークナイトモン「おもしろい…ならば奴を“私の一部”にすれば、その能力が手に入るというわけか…」

ベルゼブモン「あぁ?」

マッハガオガモン「私達もベルゼブモンに加勢したいとこだが…」

マッハガオガモン『ハウリングキャノン!!』

ドゴォォン!

オーガモン「コイツら次から次へとわんさか出てくるぜ!!」

オーガモン『覇王拳!!』

ズオォォォン!!

マサルダイモン「殴り倒しても殴り倒しても切りが無ぇ!!」バキッ!

トループモン「……」ザッ…ザッ…
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:28:59.56 ID:zgd4vwBi0
“トループモン”

成長期 アンデット型 ウィルス

特殊ゴムの身体の中に他のデジモンから奪ったエネルギーを詰め込んで造られた人造デジモン
命令されたことを実行するだけの機械のようなデジモンで自発的な行動は一切できない
疲れもせず、痛みも感じず、死も恐れず、眠ることも必要ない。まさに闘う機械である
必殺技は『ハラショーアタック』と『デスマーチ』



テリアモン「マミ達がいなくて進化できない僕達でも倒せるからたいして強くないけどね〜」

テリアモン「行くよロップモン!」

ロップモン「わかった」

テリア&ロップ『ダブルタイフーン!!』

ギュルゥゥゥゥゥン!!

アンキロモン「テリアモンとロップモンの合体技だぎゃ!」

トループモン「!」

ズバァァン!!

トループモン達「……」ザッ…ザッ…

テリアモン「今のでいっぱい倒したのにまだ出てくるよぉ!」

ゆま「まだまだいるわよ。リロード!」シュィィィン!

トループモン達「……」ザッ…ザッ…

ウィザーモン「彼女のデジヴァイスの中にはあのデジモンがいったい何体いるんだ!?」

ゆま「このデジモン達はトループモン…アナログマンの人造デジモン…」

QB「これもあの人間が作ったデジモンか…」

ゆま「個々の戦闘力はムシケラ以下だけど、数による集団戦闘を想定して造られたデジモンだからあなた達の足止めにはちょうどいいわね」

ティラノモン「量産型のデジモン!?」

テリアモン「戦いは数だよ兄貴!ってかよぉ!」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:32:33.66 ID:zgd4vwBi0
?『ねぇ、ゆま!アタイ達にも戦わせてよ!』

?『ダーメ!ダーメね!ここは殿下とトループモン達だけで十分ね!』

ゆま「そうよ、あんなムシケラ共程度にあなた達を出すまでもないわ」

?『で…でも…あの憎きオファニモンの生まれ変わりのテイルモンがいるのよ!アイツだけはアタイが…!』

?『君が昔オファニモンに受けた仕打ちは私も理解しているが今はまだその時期ではない、ここはテイマーの指示通り私達はデジヴァイスの中で待機だ』

?『そう!待機してなきゃダメダメっ!』

?『わかったわよぉ…』

?『しかし…流石は七大魔王ベルゼブモンだ。殿下と対等に渡り合えるとはな。ぜひ私も手合わせ願いたい所存だ」

ギルモン「ギル…?ゆまデジヴァイスとおしゃべりしてる…?」

オーガモン「あのガキはコイツら以外にもデジモンを持ってやがるのか…!?」
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:34:52.14 ID:zgd4vwBi0
トループモン達「……」ザッ…ザッ…

ブイモン「くっ…くそぅ…目が見えなくても…さやかがいなくて進化できなくても俺だってこれくらい!」

ブイモン『ブンブンパンチ!!』ボカボカッ!

ブイモン「どうだっ!」

クルモン「ブイモン危ないでクルぅ!」

ブイモン「え?」

トループモン「…!」ドドドドッ!

ブイモン「うわぁぁ!!」

ギルモン『ロックブレイカー!!』ザンッ!

トループモン「!?」

ズバァン!

ギルモン「大丈夫ブイモン?」

ブイモン「わ…悪いギルモン…」

ティラノモン「お前、目ぇ見えなくてまともに戦えないんだからどっか隠れてなよ。どっちでもいいけど」

ブイモン「そ…そうだな…俺…足手まといだよな……」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:37:37.79 ID:zgd4vwBi0
マサルダイモン「あぁぁぁ!いい加減にしやがれ!」ドゴォ!

アンキロモン「疲れてきただぎゃぁ…」

テイルモン『ネコパンチ!』ドゴォ!

ウィザーモン『サンダークラウド!!』バリバリバリ!

テイルモン「ダメだわ、本当に切りが無い!」

ウィザーモン「ベルゼブモンの方も苦戦しているようだな」

テイルモン「それに…いくら弱くてもこんな数で攻めて来られてはこっちの体力が持たないわ!」

テリアモン「せめて僕達が進化出来れば一気にやっつけられるんだけど…」

テイルモン「まどか達がいなければ進化できないわ…」

エンジェモン「ならば、私に良い手がある」

テイルモン「あなたに?」

エンジェモン「クルモン、頼む」

クルモン「クルー!」ピカァァァ!
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:40:39.11 ID:zgd4vwBi0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0

―エンジェモン超進化ぁ!ホーリーエンジェモン!!―


ゆま「進化…?」

ティラノモン「うおっ!あいつ完全体に進化できたの!?どっちでもいいけど!」

ギルモン「クルモンの力で進化したんだね!」

テリアモン「カッコイイじゃ〜ん」

アンキロモン「俺とジョグレスしたシャッコウモンの方がカッコイイだぎゃ!」

ブイモン「どんな姿だよ!俺も見たいよ!!」

テイルモン「ホーリーエンジェモン…」

ウィザーモン「ん?どうしたテイルモン?進化したアイツを見つめて」

テイルモン「(進化する途中で一瞬全裸になってたわね……)」

ウィザーモン「まさかアイツに惚れたの?君がエンジェウーモンに進化するからって!?」

テイルモン「(後でウィザーモンとでも脳内でカップリングさせてみましょう…それをオカズにすればご飯が三杯もいけそうだわ!)」ジュルリ…

ウィザーモン「ヨダレ垂らすほど!?」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:42:52.16 ID:zgd4vwBi0
ホーリーエンジェモン『ヘブンズゲート!!』シュィィン!

ゴゴゴゴ…

テイルモン「ヘブンズ“ゲイ”ト!?」ブシュッ!

ウィザーモン「ゲートだから!しかも鼻血!?」

ズオォォォォ!!

トループモン達「!?」

ウィザーモン「おお!トループモン達が次々とゲートに吸い込まれていく!」

テイルモン「あのゲイトの吸い込まれるとヘブン状態になるのね!」ドキドキ…

ウィザーモン「全然ちげーよ。そしてどんな状態だ」

ズバァン!!

オーガモン「これで雑魚共は全部片付いたな!」

マッハガオガモン「どうした?もう出してこないのか?」

テリアモン「それとももう品切れ〜?」

ゆま「いいえ、あのトループモン達はダークナイトモンとベルゼブモンの一対一の戦いにあなた達を介入させないためのタダのおとりよ」

マサルダイモン「元より漢のタイマンに水をさす気はねぇよ!」

ウィザーモン「それにもう決着がつきそうだしな」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:44:39.20 ID:zgd4vwBi0
ガキィン!!

ダークナイトモン「ぐっ…」

ベルゼブモン「ここまでのようだなぁ、貴族さんよぉ!」

ギルモン「ベルゼブモンすごぉい!」

ティラノモン「どうやって形勢逆転したのか全く書かれて無いけどね」

ブイモン「どうなってんだよ!見えないよ!」

ウィザーモン「テイマーがいない状態であれほどの力を発揮するとはな」

テイルモン「…認めたくないけど流石ね…」

ロップモン「勝負あったようだな」

ゆま「そうね、勝負あったようね…」

オーガモン「なんだ?やけに潔いじゃねぇかよ?」

クルモン「ゆーま…こんなことやめてクルモン達と…」

ゆま「ただし、ベルゼブモンの負けよ」

テイルモン「何ですって!?」

ベルゼブモン「あばよ…」ジャキッ!

シュゥゥゥ…

ギルモン「インプモンに戻っちゃった!」

インプモン「こ…こんな時に…!」

テイルモン「あの娘はその事も見抜いてたの!?」

ゆま「テイマーが居ればダークナイトモンにトドメをさせるまで持っていたでしょうね」

インプモン「ちくしょう…!」

ダークナイトモン「さて…このまま倒すのは容易だがどうしたものかね、ゆま?」

ゆま「……」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:46:17.98 ID:zgd4vwBi0
〜セフィロトモン体内・岩のエリア〜

ギガスモン「観念しなガキ!今まで散々俺様をコケにしやがった報いだ!!」ギチギチ…

杏子「は…離せ……!」

ギガスモン「リリスモン様は人間のガキ共だけはできりゃあ生け捕りにしろと言ってたが…そうだ!デジヴァイスだけ潰しゃあいいんだな!」バッ!

杏子「テメェ…それを…返せぇ!!」

ギガスモン「こいつが無くなりゃお前は完全にタダのガキだな!!」

アグニモン「杏子ぉぉぉぉぉぉ!!」

アグニモン『サラマンダーブレイク!!』ゲシィィ!!

ギガスモン「おげぁ!?」

ドサッ!

アグニモン「大丈夫か杏子?」

杏子「ああ…借りができたなアグニモン」

アグニモン「奴に取られたデジヴァイスもオイラが取り返したぞ」

ギガスモン「お前は…!炎のヒューマンスピリットでも進化しやがったのか!!」

アグニモン「杏子、後は任せろ!アイツはオイラが倒す!!」

杏子「…やるなら時間をかけるな。アタシ達は一刻も早くここから出なくちゃならねぇんだ」

アグニモン「どういうことだってばよ?」

杏子「外に…ゆまがいる…!」

アグニモン「何!?…確かにそれならさっさとコイツを倒さなきゃな!」
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:48:10.10 ID:zgd4vwBi0
ギガスモン「やれるもんならやってみな!」

アグニモン『ファイアダーツ!!』シュボシュボォン!

ギガスモン「馬鹿めぇ!その程度の炎など俺の技で!」

ギガスモン『ハリケーンボンバー!!』ギュルゥゥゥゥン!!

アグニモン「何!?」

ドゴォォ!!

アグニモン「うっ!うわぁ!!」

杏子「アグニモン!」

ギガスモン「オラオラぁ!ガードが甘いぜぇ!!」ドガッ!ボゴォ!!

アグニモン「くっ…くそっ!」

ギガスモン「ぬわっはっはっは!ヒューマン体のパワー程度でビースト体の俺様に勝てるわきゃねーだろぉ!出直してきなぁ!!」

アグニモン「オイラは…ゆまを早く助けなくちゃならないのに…でも、アイツに勝つにはどうしたらいいんだってっばよ…!」

杏子「ビースト体と戦うにはヒューマン体では不利だ!ヴリトラモンに進化するんだ!」

アグニモン「だけど…ビーストスピリットをコントロールする自信が…また、あの時の様に…!」

杏子「バッキャろう!ゆまを助けたいんだろ!?勇気を持つんだよ!!」

アグニモン「勇気…!」

杏子「そうだ!勇気があればできるはずだ!!」

ギガスモン「勇気勇気うるせぇんだよ!」

アグニモン「そうだ…オイラは強くなるんだ…!これからも…ゆまと…みんなと共に!!」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:49:36.85 ID:zgd4vwBi0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=KDwIuX4p0JE


―アグニモン!スライドエボリューション!ヴリトラモン!!―


ギガスモン「何!?ビーストスピリットを…!」

ヴリトラモン「うおおぉぉぉぉ!!」バサッ!

ギガスモン「えっ!?」

ドガァ!!

ギガスモン「痛えぇぇ!!」

ヴリトラモン「……」

杏子「アンタ…ビーストスピリットをコントロールできてるのか…?」

ヴリトラモン「なんとかな…」

ギガスモン「制御できたからって…ようやく俺とパワーが互角になっただけだ!それにここは土の闘士の俺に有利なエリア!結局勝つのは俺様なんだよぉ!!」

ギガスモン『アースクエイク!!』

ドゴォォォォン!!

杏子「うわっ!」

ヴリトラモン「杏子!つかまれ!」ガシッ!

バサァ!

ギガスモン「逃すかよぉ!」

ギガスモン『ハリケーンボンバー!!』ギュルゥゥゥン!!

ヴリトラモン「今度は奴の技に掻き消されないはずだ!」ガチャッ!

ヴリトラモン『コロナブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ドゴォォォン!!

ギガスモン「ぎぎゃあぁぁ!!」

杏子「すげぇ…人型と獣型でこうもパワーがだんちだとは…!」

ヴリトラモン「これで終わりだギガスモン!お前の汚れた悪の魂を、この炎が浄化する!!」

ギガスモン「や…やめ…!」

ヴリトラモン『フレイムストーム!!』

シュボワサァァァァァ!!!

ギガスモン「にぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォォォォォォン!!
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:53:39.90 ID:zgd4vwBi0
―ヴリトラモン!スライドエボリューション!アグニモン!!―


アグニモン『スピリット・スキャン!!』シュィィィン!

アグニモン「よし!奴のスピリットも手に入れたぞ!」

杏子「いや、人のデジヴァイスで何やってんだよアンタ」

アグニモン「いやぁ、こういうの一度やんなきゃいけない気がして…アハハハ…」

杏子「何の事だか…でも、よくやったよ」

アグニモン「杏子がくれた勇気のおかげさ」

シュォン…

杏子「出口か…外に繋がってるようだね」

アグニモン「さてと…オイラ達が本当にやらなきゃいけないことのために…」

杏子「ああ、行くか!」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:54:43.83 ID:zgd4vwBi0
〜セフィロトモン体内・火山のエリア〜

ブリッツモン『トールハンマー!!』

ドゴォン!!

アシュラモン「カーッカッカッカッカッ!やるなっ!だがっ!!」

アシュラモン『阿修羅神拳!!』

アシュラモン「アータタタタタタタタ!!」

ドドドドドドッ!!

ブリッツモン「くっ…!」

アシュラモン「このまま溶岩に落ちるがよい!」

レーベモン『エーヴィッヒ・シュラーフ!!』

ズシャァン!!

アシュラモン「ぬおっ!!貴様は!?」

ブリッツモン「その声…暁美さんなの!?」

レーベモン「そういうあなたはマミで間違いないわね?(金髪の縦ロールがのびてるし)」

ブリッツモン「スピリットで進化したのね」

レーベモン「お互いにね」

アシュラモン「ぬぬぅ…!二人になったところで悪魔超人デジモンのプリンスであるこの俺が…!」

レーベモン「その姿は雷のスピリットの闘士よね?」

ブリッツモン「ええ」

レーベモン「なら、手に入れたこのスピリットをあなたに託すわ」

シュィィィン!

ブリッツモン「これは…もしかして雷のビーストスピリット…!」

レーベモン「さっき倒したこのスピリットで進化したデジモンは力を制御できずにいたわ。あなたに使いこなせるかしら?」

ブリッツモン「あら?先輩を見くびらないでもらいたいわね」

アシュラモン「貴様らのスピリット、まとめていただくぞっ!!」

ブリッツモン「雷獣の雄叫びを轟かせるわ!!」

329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:56:18.80 ID:zgd4vwBi0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

―ブリッツモン!スライドエボリューション!ボルグモン!!―


アシュラモン「カァッ!?よりずっしりした体型になったな!!」

ボルグモン「お黙りなさい」

レーベモン「本当にね」

ボルグモン「暁美さん、ティロるわよ?」

アシュラモン「だ…だがビーストスピリットといえど……」

ボルグモン『アルティメットサンダー!!』

バリバリバリバリ!!

アシュラモン「うおおぉぉ!!」

レーベモン「流石はマミね、ビーストスピリットを完全に制御しているわ」

アシュラモン「獣の感情を処理しているのか!?」

ボルグモン「格闘技が主のヒューマン形態より射撃型のこっちの方が私に合ってるわね」

アシュラモン「あんな体型じゃ俺の秘技『阿修羅バスター』も仕掛けられそうにないな…」

ボルグモン「なら、そろそろこの闘劇もフィナーレね!!」

ガシャン!ガシャン!

レーベモン「砲撃形態に変形したわ!」

ボルグモン「ターゲットロック…轟きなさい!私の雷鳴よ!!」

ボルグモン『フィールドデストロイヤー!!』

シュゴォォォォォォ!!

アシュラモン「カアァァァァァーッ!!!」

ドゴォォォォォォン!!

レーベモン「ティロ・フィナーレ以上の破壊力ね…!」

シュォン…

ボルグモン「出口のようね」

レーベモン「行きましょう」


シュィン!


メルキューレモン『ふふふ…コイツらが持つスピリットのデータの解析は完了した…後は……』
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/23(木) 23:59:36.73 ID:zgd4vwBi0
〜炎のターミナル〜

ダークナイトモン「今の彼を倒しても意味が無いのだったね?」

ゆま「そうね、そんなムシケラの状態で倒してもね」

インプモン「くっ…ほむらがいればもう一度進化できんのに…何やってんだよ!?」

ダークナイトモン「だが、私的にはこのデジモンだけは消せる時に消した方が得策だと思うのだがね」

ゆま「いいわ…他にもロイヤルナイツや三大天使に進化するデジモンがいるし…あなたの力を証明するチャンスはまだあるわね」

ダークナイトモン「という訳で、テイマーのお許しが出たので君には今消えていただこう」

インプモン「野郎…!」

ギルモン「インプモン!!」

ホーリーエンジェモン『エクスキャリバー!!』

ガキィン!!

インプモン「天使野郎!」

ホーリーエンジェモン「やらせはしない…!」

テイルモン「天使デジモンの彼が七大魔王を助けるとはね…」

インプモン「ふん!一応礼はいっとくぜ…」

ホーリーエンジェモン「ああ…」

テリアモン「あれ?あの二人ちょっと仲良くなったの?「余計な事すんな!」とか言いそうなのに」

クルモン「そうでクル!」

テイルモン「光と闇を越えた友情ね…それも認めなくはないけど…」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:00:35.60 ID:IkpQ7VK40
ダークナイトモン「邪魔をするか…!」

ゆま「ホーリーエンジェモンね…面白いわ…」

ダークナイトモン「しかし、大天使デジモンとはいえ、この私とは勝負にはならない」

ゆま「なら、互角の勝負になるようにしてあげるわ」

ダークナイトモン「! しかし……」

ゆま「これは命令よ」

ダークナイトモン「…テイマーの命令なら仕方ない……」

テリアモン「また何をしようっていうのさぁ?」

ゆま「パーティション!」

シュィィィン…

ガキン!ガシャン!

ホーリーエンジェモン「何!?」

?『スピア・ニードル!!』ズバババッ!!

?『エアスライサー!!』ズバァッ!!

ホーリーエンジェモン「ぐわぁ!!」

ギルモン「二人になっちゃった!?」

ウィザーモン「分裂したのか!!」

スカルナイトモン「これが私の本来の姿、スカルナイトモン!」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/24(金) 00:00:52.64 ID:HKdbolrDO
>>316
おい?ベルゼブモンが胸からビーム出してないか?

クロウォの嫁ロードしちゃった?
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:01:29.31 ID:IkpQ7VK40
“スカルナイトモン”

完全体 アンデット型 ウィルス

ダークナイトモンがデッドリーアックスモンと分離した姿の悪知恵に長けた騎士デジモン
身体のサイズを活かした戦いを得意とする
必殺技は相手の懐に飛び込んで両腕の槍を振るう『スピアニードル』


スカルナイトモン「そしてこいつは相棒のデッドリーアックスモンだ」

デッドリーアックスモン「……」


“デッドリーアックスモン”

完全体 魔獣型 ウィルス

ダークナイトモンが分離したスカルナイトモンの弟分
「走る稲妻」と異名を取るほど電光石火の動きを見せトップスピードでは残像が見えるほど素早い
必殺技は光速で敵の間を駆け抜け、斬られたことすら気付かせない『エアスライサー』と
強力な溶解液を吐き出し全てを溶かす『アクアレイジ』
さらに強力で自らが溶けて周りのものすべてを巻き込む技『アクアレジア』がある

ロップモン「本来の姿…?」

テイルモン「愛棒!?右京さん的な!?」

ウィザーモン「テイルモン、右京さんもあのニ体も君が思ってるような愛棒じゃないから。つーか相棒だから」

インプモン「ダークナイトモンはジョグレスした姿だったのかよ!!」

テイルモン「そう、愛棒同士の合体は素晴らしいわ!!」

ウィザーモン「ちょっと黙ってろ」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:06:34.38 ID:IkpQ7VK40
ゆま「確かにダークナイトモンは私の力で融合させたジョグレス体だけど、これから見せるのはジョグレスとは少し違うものよ」

マッハガオガモン「何?」

ゆま『デジクロス!!』

シュオォォォン!

スカルナイトモンBA「スカルナイトモン・ビッグアックスモード!!」


“スカルナイトモン・ビッグアックスモード”

デジクロス体 強化型 ウィルス

頑丈な身体を活かして武器に変形させたデッドリーアックスモンの『粉砕戦形態』
並のデジモンの身体より大きい戦斧はその重量と堅さを十二分に発揮してあらゆる物を粉砕する
スカルナイトモンに扱われるだけでなく生きた武器として自律して攻撃することもでき
スカルナイトモンと息のあったコンビネーションを見せ。
必殺技はビッグアックスを前方に構えた状態で突進する『アックスライダー』と
目にも留まらぬ速さでビッグアックスを振り回す『ストームアックス』



テリアモン「今度は別の姿に合体したよ!?」

QB「デジクロス…?」

ゆま「そう、私が持つアナログマン製のデジヴァイスのみに備わった機能デジクロス…」

アンキロモン「ようは合体だぎゃ!ジョグレスとどう違うんだぎゃ!?」

QB「ジョグレスはニ体のデジモンのデジコアを一つに融合させ進化するもの。しかし、デジクロスというのは恐らくあのスカルナイトモンを…一体のデジモンを基本とし、他のデジモンのデータを付け加え強化するもの…」

ゆま「だいたいそんな所ね、そしてこのデジクロスの合体制限はニ体だけの融合進化のジョグレスとは違い、無制限に他のデジモンとの合体も可能らしいわ」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:11:32.05 ID:IkpQ7VK40
スカルナイトモンBA「では、デジクロスの力…とくと御覧いただこう!」

スカルナイトモンBA『アックスライダー!!』

ズガァァァン!!

ホーリーエンジェモン「ぐわっ!」

インプモン「うおおぉ!!」

ティラノモン「うわっ!アイツの強さに俺達が泣いた!?」

スカルナイトモンBA「そしてベルゼブモンも完膚無き迄に叩いた後に私の一部としてデジクロスさせたいところだったのだがね…」

インプモン「だったら俺のデジシードをロードすりゃいいだけだろ!俺はテメェの体の一部になるのなんてゴメンだぜ!もちろんロードされんのもな!!」

スカルナイトモンBA「フフ…私と身も心も一つにして闇の覇者になるのも悪くないと思うのだがね…」

インプモン「胸糞悪いぜ!!」

スカルナイトモンBA「ならばもう消えていただこう…」

レーベモン「その必要は無いわ!」

インプモン「この声は…!」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:13:51.16 ID:IkpQ7VK40
シュイン!

スカルナイトモンBA「む?」

インプモン「ほむら!…って誰だテメェ!?誰だテメェ!!?」

レーベモン「何で二回も言うのよ」

ロップモン「マ…マミなのか…!?」

ボルグモン「そうよ」

テリアモン「え〜…?」

シュイン!

シュィン!

ヴォルフモン「出られたぁ!」

まどか「みんなもスピリットで進化したんだね!」

テイルモン「まどか!」

ブイモン「その声…さやかか!?何処ださやか!?」

ヴォルフモン「大丈夫だよブイモン、あたしはここだよ」

シュィン!

シュィン!

アグニモン「ゆま!!」

ゆま「……」

ギルモン「杏子ぉ!」

杏子「無事かみんな?」

マサルダイモン「ああ、今んとこはな…!」

スカルナイトモンBA「これはこれは、お揃いでセフィロトモンの体内から帰還できたとは…」

ゆま「それにスピリットを奪うどころか逆に奪われたみたいね…」

アグニモン「ゆま!正気に戻れ!オイラ達の所に戻ってくるんだ!!」

ゆま「私は正気よ。それよりも…あなた、炎のスピリットで進化したようね…」

アグニモン「まぁな、ゴマモンの面影は無いけどな…」

ゆま「なら、私達と一緒に来ない?杏子、あなたも」

杏子「何言ってんだよてめぇ…!」

スカルナイトモンBA「ただし、彼女のパートナーは私だがね」

アグニモン「ふざけるな!お前だな…ゆまをこんなふうにしたのは…!!」

スカルナイトモンBA「私は彼女に何もしていない。彼女の暗黒の種が―」

アグニモン「黙れ!ゆまを取り戻すためにお前を倒す!!」

杏子「アタシも手を貸すぜアグニモン!」スチャッ!

ギルモン「ゆまはボク達が助ける!!」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:16:09.97 ID:IkpQ7VK40
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


デュークモン「行くぞ!アグニモン!!」

アグニモン「合点だい!」

スカルナイトモンBA『ストームアックス!!』

ブォンブォンブォン!!

デュークモン「無駄だ!そんな巨大な斧の攻撃…このデュークモンには当たらない!」

デュークモン『セイバーショット!!』

ドゴォン!

スカルナイトモンBA「くっ…!デュークモン相手ではこの姿では不利…ゆま!クロスオープンしてジョグレスを―」

杏子『隙だらけなんだよ!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ドゴォォォォン!!

スカルナイトモンBA「ぐおおぉぉ!!」

ゆま「しまった!」

アグニモン「くらえ!!」

アグニモン『バーニングサラマンダー!!』ボォォォォォ!!

ドゴォォォォン!!
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:20:37.78 ID:IkpQ7VK40
シュゥゥゥ…

スカルナイトモン「くっ…!」

デッドリーアックスモン「グガァ……」

ゆま「…!!」

まどか「ニ体のデジモンになっちゃった!」

テイルモン「あいつらの合体が解けたのよ!」

アグニモン「見たか!これがオイラ達の力だ!」

デュークモン「デジクロスであろうとジョグレスであろうと…テイマーと心を一つにしたこのデュークモンには絶対勝てない!!」

杏子『さぁ、ゆま。アタシ達と―』

?『ミョルニルサンダー!!』

バリバリバリ!!

アグニモン「うわぁ!何だってばよ!?」

インプモン「あの浮かんでいるデッカイのが撃ってきたんだ!」

ボルグモン「今のは…ブリッツモンの技…?」

セフィロトモン「フハハハハハ!いい時間稼ぎをしてくれたよスカルナイトモン!!」

ヴォルフモン「うわっ!喋った!唇きもっ!!」

テイルモン「ついにセフィロトモンが動き出したのね!!」
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:21:56.12 ID:IkpQ7VK40
“セフィロトモン”

ハイブリット体 突然変異型 バリアブル

鋼の獣型スピリットで進化したミュータント型デジモン
10個の球体は各々他の十闘士と同じ属性を持ち、同属性の攻撃をしたり、逆に同族性の攻撃を吸収することができる
不気味な口からは敵の攻撃が外れた際や自分の攻撃が当たった際に低音の気持ちの悪い笑い声があがる
必殺技は球体をシャッフルした後に頭頂部で止まった位置の球体からランダムに十闘士と同じ属性の攻撃をする『ランブルブレンドナンバー(1〜10)』


セフィロトモン「そして選ばれし少女達よ!お前達には礼を言わねばなぁ…俺が今まで以上の力を得たのはお前達のおかげだ!!」

ボルグモン「何ですって!?」

レーベモン「どういうこと!?」

セフィロトモン『ブレッザ・ペタロ!!』ズシュゥゥゥゥ!

まどか「うっ…フェアリモンの技!?」

セフィロトモン『エントリヒ・メテオール!!』シュバァァァ…

ドゴォォォォン!!

インプモン「うおっ!」

ホーリーエンジェモン「何と言う闇の力…!」

レーベモン「レーベモンの技まで…!」

セフィロトモン「俺はなぁ、自分の体内にスピリットを持つお前達を誘い込んだ!そして、お前達が戦っている間に全てのスピリットのデータを記録した!!」

ヴォルフモン「という事はあたし達の技が全て使えるの!?」

QB「十闘士の技をコピーしたのか」

セフィロトモン「そうだ!それこそが鋼の闘士の成せる業!鏡に写すようにコピーさせてもらったのさ!!」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:23:35.40 ID:IkpQ7VK40
アグニモン「その為にオイラ達を自分の体の中に…!!」

ボルグモン「いくら技をコピーしたって本家には敵わないはずよ!」

ボルグモン『フィールドデストロイヤー!!』

シュゴォォォォォォ!!

セフィロトモン「ふん」

セフィロトモン『フィールドデストロイヤー返し!!』

ドゴォォォォン!!

ボルグモン「きゃあ!」

ロップモン「マミ!!」

セフィロトモン「技のコピーだけではない……できればスピリットを全て奪う方が確実だったが…そいつが闇のスピリットの真の力を開放してくれたおかげでその必要も無くなった!!」

レーベモン「私が…!?」

テイルモン「そういえば、闇のスピリットであの娘が進化した姿…ダスクモンじゃない!!」

ホーリーエンジェモン「ほむらが闇の力を使いこなせるとは…この事だったのか…」


―セフィロトモン!スライドエボリューション!メルキューレモン!!―
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:25:42.03 ID:IkpQ7VK40
ウィザーモン「ヒューマン形態になった?」

テイルモン「何故…?」

メルキューレモン「フフフ…これから私の奏でるロンドでお前達は舞い!踊り!」

メルキューレモン「そして死ぬのだ」

デュークモン「例え十闘士の技を真似ても、このデュークモンには通じない!!」

杏子『そうだ!技のコピーが何だってんだ!こっちにはロイヤルナイツのデュークモンがいるんだぜ!』

レーベモン「それにあなたのご自慢の盾は私が持っている事を忘れたの?」

メルキューレモン「フフフ…そんな物お前にくれてやるさ…さっきも言った通り、お前のおかげで私は素晴らしい力を手に入れたのだからなぁ…何故なら私は技だけではなく、全てのスピリットの複製にも成功した!」パァァァ…

QB「何だって!?」

テイルモン「それじゃあまさか……!!」

メルキューレモン「第一楽章…『破壊神』……」

メルキューレモン「お前達に贈るレクイエムだ、心して聴け」ピカァァァ…
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:28:28.00 ID:IkpQ7VK40
―エンシェントスピリット・エボリューション!スサノオモン!!―

ピカアァァァ…!!

スサノオモン「破壊神、降臨」ゴゴゴゴ…

QB「そんな馬鹿な……」

ウィザーモン「スサノオモンに……」

テイルモン「進化した……!?」

まどか「あれが…スサノオモン!?」

レーベモン「全てのスピリットの力で進化し…」

インプモン「ルーチェモンを倒した!」

スサノオモン「さあ、第二楽章をはじめようか…!」
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:29:41.01 ID:IkpQ7VK40
〜次回予告〜

チャックモン「我が輩だけハブられたままスサノオモンの登場でありますか!?」

ジジモン「なんでどっかのカエルみたいな喋り方なのかぅ…」

エレキモン「お前は同じ声のガムドラモンがクロウォで主役張ってんだからいいじゃん」

ガムドラモン「じゃあ、今回はケロロネタで行くであります!」

ピノッキモン「軍曹さ〜ん!」

フローラモン「おじさま〜」

ほむら「ボケガエル!!」

ワーガルルモン(黒)「夏美!」

キリハ「ケロロ君酷いでござる……」

ウィザーモン「そういや、黄色のカエルの中の人だけデジモンシリーズに出てないんだよなぁ…」

ジジモン「テラコヤス……」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『倒せスサノオモン!奇跡のダブルスピリット!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ガムドラモン「やっと新たな進化かと思ったら来月で終わりであります!坊主がやる事!坊主がっ!!」

エレキモン「いきなりカテ公化!?」

イグニートモン「おかしいですよ!!」

今回はここまで
ダークナイトモンをジョグレス体にしてしまったが
ぶっちゃけジョグレスとデジクロスの違いは>>1にもイマイチようわからん
これでよかったのかなと
ではまた
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/24(金) 00:32:11.52 ID:IkpQ7VK40
>>332
嫁のオッパイビームじゃなくて
テイマでは未使用のベルゼブモンの通常技ですね
そういや同じ技名でしたね
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/24(金) 22:18:06.57 ID:PtOVzKHv0
乙!
文章力がどんどん進化してるだと・・!?
>>1・・あなたはデジモンだったのか!
PS、
デュークモン・・・
イケメンで強いのね!
嫌いじゃないわ!!
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:13:30.38 ID:ajrnGiXK0
おはようございます

>>345
進化してますかねぇ?
というより初期が酷すぎだっただけですね
自分で前スレを見直すと下手文すぎて恥ずかしくて死ねる
今も下手でしょうけどマシになったと思ってくだされるのならありがたいです

投下
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:14:32.39 ID:ajrnGiXK0
スサノオモン「フフフフ…」

“スサノオモン”

究極体 神人型 ワクチン

全てのスピリットを使用し進化した最強の破壊神にして再生を司る神
ネットワークシステムの異常時に降臨し既存のシステムを無のものとし新たなシステムを創造すると伝えられる
必殺技はゼロアームズ:オロチより放たれた光の剣が天下のあらゆるものを切り刻み突き刺る『天羽々斬(あまのはばきり)』と
天上に向けて(ゼロアームズ:オロチより)放たれた光の剣が破壊の稲妻となって地上に降り注ぐ究極技『八雷神(やくさのいかづち)』


QB「やはりスサノオモンなのか…?」

インプモン「あの腕に付いてる二つの顔は何だよ?」

テイルモン「有り得ないわ!複製したスピリットなんかでスサノオモンに進化できるはずがないわ!!」

スサノオモン「その通り…だからこそ、そいつの真の闇のスピリットのデータがなければ進化できなかっただろうなぁ…」

レーベモン「私が…この力を開放したせいで…!?」

ウィザーモン「だ…だが、所詮はコピーのスピリットで進化したもの…」

ヴォルフモン「偽物だね!本物ほど強くないって事だよね!」

スサノオモン「言ってくれるな…なら、確かめさせてやろう!」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:17:52.98 ID:ajrnGiXK0
スサノオモン「第二章…『混沌』!」

スサノオモン「まずは…お前からだデュークモンよ!」

デュークモン「!」

スサノオモン「行くぞ!ロイヤルナイツ!!」ドッ!

杏子『来るよデュークモン!』

デュークモン「たとえ十闘士全ての力を持ったデジモンだとしてもこのデュークモンには―」

ドゴォ!!

デュークモン「ぐわっ!!」

スサノオモン「構えるのが遅かったなぁ!」

ゲシッ!

杏子『うあっ!…野郎…これでどうだ!』

杏子『ロッソ・ファンタズマ!!』ビション!!

デュークモン×13「うおおぉぉぉぉぉ!!」

ガキィン!ザンッ!ザシュッ!

スサノオモン「ぐぐっ!?」

ヴォルフモン「よしいいぞぉ!デュークモンと杏子の分身攻撃はちょっとやそっとじゃ破れないよ!」

スサノオモン「分身か…小細工を使う…」

レーベモン「散々鏡で小細工を使ったあなたが言う?」

スサノオモン「ならば…これを使わせてもらう!」

スサノオモン『ZERO-ARMS:オロチ!!』
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:19:21.16 ID:ajrnGiXK0
ガシュン!ガキン!ジャキン!!

ヴォルグモン「何なの?あの武器は!?」

QB「デジタル生体兵器ARMSの一つ…“神器オロチ”だ!!」

スサノオモン「はっ!!」

シュバァァァ…!

テリアモン「うわっ!すっごいビームを撃ってくるよ!!」

まどか「杏子ちゃんよけて!!」

杏子『はんっ!ビーム砲なんて一直線の攻撃…』

テイルモン「違うわ!ビーム砲じゃない!あれは…」

ウィザーモン「みんなもよけろ!!」

インプモン「あぁ!?」

スサノオモン『天羽々斬!!』

ズシャァァァァン!!

ヴォルフモン「うわぁ!ビーム砲じゃなくて巨大なビームサーベル!?ライザーソード!?」

マッハガオガモン「断空光牙剣だろ!」

ティラノモン「いや、イデオンソードっしょ!どっちでもいいけど!」

杏子『やばい!よけろデュークモン!!』

スサノオモン「どこへ逃げても無駄だ!逃さない!!」

ズシャァァァァァン!!

デュークモン「分身が…!」

スサノオモン「そこだなぁ!」ダッ!

ドガッ!ドゴォ!!

杏子『うわあぁぁ!!』

デュークモン「ぐわあぁぁ!!」
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:21:29.03 ID:ajrnGiXK0
スサノオモン「フフフ…見よ!ロイヤルナイツのデュークモンでさえスサノオモンに進化した私の前ではこのザマだ!!」

まどか「このままじゃ杏子ちゃん達が!」

レーベモン「インプモン!ベルゼブモンに進化よ!」

インプモン「さっき戻ったばっかだからできねぇよ!」

テリアモン「マミ!そんな太っちょカブトムシなんかより僕とセントガルゴモンになってよ!」

ボルグモン「太っちょって…私この姿結構気に入ってるのに……」

テリアモン「えぇ…マジ…?」

ボルグモン「それに元に戻らないと究極体に進化できないみたいだわ」

テリアモン「じゃあ戻ってよ!」

ボルグモン「それが戻れないのよ!」

テリアモン「そんなぁ…」

ヴォルフモン「じゃあ、ブイモン!あんたが究極体に!」

ブイモン「む…無理だよぉ…俺目が見えないんだからまともに戦えっこないよ…」

ヴォルフモン「あたしが敵の場所とか指示するから!」

ブイモン「そんな名護さんや氷川さんみたいなことできるわけないじゃないか…」

ヴォルフモン「杏子達を見殺しにはできないでしょ!とにかく進化だよ!」スチャッ!

シーン…

ヴォルフモン「できない…?あたしがデジモンの姿だから!?」

QB「それは関係無いと思うよ」

ブイモン「どっちにしろデュークモンでも敵わないんだ…俺なんかが行っても無駄だよ……」

マッハガオガモン「(あのタクティモンとの戦いでブイモンが負った傷は目だけではなく心にまで及んでいるようだな…戦いへの恐怖という形で…究極体に進化できなくなるほどに……)」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:22:32.28 ID:ajrnGiXK0
レーベモン「こうなったら私達が行くしかないわ!」

ボルグモン「そうね!テリアモン達は下がってて!」

テリアモン「大丈夫なの…?」

ヴォルフモン「みんなはブイモンを頼むよ!」

ウィザーモン「わかった」

マサルダイモン「俺達も行くぜ!」

ホーリーエンジェモン「十闘士の力をこれ以上悪用させるわけにはいかない!」

まどか「わたしも…フェアリモンに進化して…」

テイルモン「いえ、まどか。相手はスサノオモン、フェアリモンじゃ危険よ」

まどか「でも、みんなが行こうとしてるのにっ!」

テイルモン「ここは私に任せて」

まどか「うん…お願いねテイルモン」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:24:06.19 ID:ajrnGiXK0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0

―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


ヴォルフモン「エンジェウーモン!?」

ボルグモン「あれが鹿目さんのテイルモンが進化した姿なのね!」

インプモン「(乳でけぇ…)」

ホーリーエンジェモン「やはりオファニモン様の転生体とだけあって完全体はエンジェウーモンか…ここはよろしく頼みます」

エンジェウーモン「別にかしこまらなくていいわよ。私が三大天使だったとしても今は同じ完全体の天使デジモン同士なんだし」

ホーリーエンジェモン「あ…ああ、ではよろしく頼むエンジェウーモン」

エンジェウーモン「ええ!」

まどか「エンジェウーモンにホーリーエンジェモンか…なんだかお似合いだねあの二人ほむらちゃん!」

レーベモン「(お似合い!?私達の様に!?)」ブシュゥ!

インプモン「おいほむら!マスクから血が垂れてるぞ!?」

レーベモン「これからパートナーはエンジェモンに変えようかしら…」

インプモン「何でだよ!!?」

レーベモン「パートナーが天使同士…のペアルックならぬペアデジモンになるし…」

インプモン「おいいぃぃぃぃぃ!!!」

アグニモン「そんな事よりデュークモンが危ないってばよ!」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:27:55.83 ID:ajrnGiXK0
エンジェウーモン「行きましょう!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュン!

ドゴォン!

スサノオモン「ふん…テイルモンが進化したエンジェウーモンか…お前が記憶を取り戻してくれたおかげでこうしてスピリットが集められたんだったなぁ!」

エンジェウーモン「黙りなさい!あなたみたいな悪のデジモンに利用させるためではないわ!」

ボルグモン『アルティメットサンダー!!』 バリバリバリバリ!!

ドゴォン!

スサノオモン「フハハハ!無駄!無駄!無駄ぁ!」

ホーリーエンジェモン『エクスキャリバー!!』

ヴォルフモン『『リヒト・ズィーガー!!』

マサルダイモン「オラアァァァ!!」

スサノオモン「だから無駄なのだよ!!」バッ!

ドゴォォォォォン!!

マサルダイモン「ぐわあぁぁぁ!!」

ホーリーエンジェモン「うわあぁぁぁ!!」

ヴォルフモン「きゃっ!!」

クルモン「ホーリーエンジェモンとマサルダイモンがやられたクル!」

レーベモン「ヒューマン型じゃパワー不足…」
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:29:15.29 ID:ajrnGiXK0
―レーベモン!スライドエボリューション!カイザーレオモン!!―


カイザーレオモン『シュヴァルツ・ドンナー!!』ドドドドドッ!!

スサノオモン「そういえば、お前にはスピリットのデータのお礼をしなくてはならなかったな!」

カーザーレオモン「だったら改めて礼を言ってほしいわねぇ…きちんと心をこめてね」

スサノオモン「よかろう、これがお礼だ!!」ドゴォ!!

カイザーレオモン「ぐっ……!!」

インプモン「ほむら!!」

テリアモン「同じ名前のレオモンの二の舞になっちゃうよ!」

ヴォルフモン「こいつぅ!!」ダッ!

スサノオモン「無駄だと何度言わすのだ!!」ゲシッ!

ヴォルフモン「うっ!」ドサッ!

ブイモン「さやか?さやかっ!!」

カイザーレオモン「カッコ悪いわねぇ…ま、そんなもんか」

ヴォルフモン「な…何よ!?」

インプモン「おい、カイザーじゃなくて913みたいになってるぞ!?」

まどか「ほむらちゃんもビーストスピリットで性格変わっちゃってるんだ……」

カイザーレオモン「これを使いなさい」

シュィィィン!

ヴォルフモン「光のビーストスピリット…そういや、あんたが持ってたんだっけ…」

カイザーレオモン「別にあなたを助けるわけじゃない、そのスピリットは今はあなたが持っていたほうが都合がいいのよ」

ヴォルフモン「何でもいい、礼を言うわ!」

まどか「何でファイズアクセルを渡す時のやり取り!?」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:30:38.61 ID:ajrnGiXK0

―ヴォルフモン!スライドエボリューション!ガルムモン!!―


“ガルムモン”

ハイブリット体 サイボーグ型 バリアブル

光の獣型スピリットで進化したサイボーグ型デジモン
光通信ネットで発見されたためか超高速移動が可能で銃弾をかいくぐって敵に接近し
切れ味鋭い爪と牙は悪とみなした者を問答無用で引き裂く
必殺技は超高速で突進し背部のウィングブレードで敵を寸断する『スピードスター』と
光のエネルギーを口から吸収し、臨界点と同時に吐き出す『ソーラーレーザー』


ガルムモン「アオォォォォォォン!!」

まどか「さやかちゃん…吠えてるよ……」

ブイモン「え!?この遠吠えさやかなのか!?」

QB「あれが光のビーストスピリットで進化したガルムモンだ」

ティラノモン「ガムを噛んだもん?」

オーガモン「お前耳鼻科行け」

ガルムモン「ガルルルル!!」

アグニモン「あいつもまだビーストスピリットを制御しきれてないんじゃないの?」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:32:19.11 ID:ajrnGiXK0

ガルムモン『スピードスター!!』ギャルゥゥン!!

ガキィン!!

スサノオモン「ふん」

アグニモン「オイラもビースト体に進化だ!」


―アグニモン!スライドエボリューション!ヴリトラモン!!―


ボルグモン「ビスート体の必殺技を一斉に撃ち込むわよ!」

ボルグモン『フィールドデストロイヤー!!』

カイザーレオモン『シュヴァルツ・ドンナー!!』

ガルムモン『ソーラーレーザー!!』

ヴリトラモン『フレイムストーム!!』

ドゴォォォォォォン!!

ヴリトラモン「やったか!?」

エンジェウーモン「いいえ…ダメみたい……」

スサノオモン「その通り。ビーストスピリットで進化したデジモン数体の技が、全てのスピリットを集結させたスサノオモンに通じる通りがあるはずがなかろう!!」

ヴリトラモン「オイラ達のスピリットだけでは……」

スサノオモン「力無き者達が不様に足掻き続けるのも、もう見飽きた!そろそろフィナーレにする事にしよう!!」

ガキン!ジャキン!!

テリアモン「またあの武器を!」

スサノオモン『八雷神!!』

バリバリバリバリィィィ!!!

ヴリトラモン「ぐわあぁぁぁぁ!!」

ボルグモン「きゃああぁぁぁぁ!!」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:33:11.24 ID:ajrnGiXK0
ロップモン「マミ!!」

インプモン「ほむら!!」

シュゥゥゥ…

まどか「みんな元の姿に戻っちゃった…!」

デュークモン「よくも…」ヨロ…

スサノオモン「なんだ、まだ立ち上がる気力があったのか」

杏子『アタシらを見くびんなよ…』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

スサノオモン『天羽々斬!!』

ドガァァァァァン!!

デュークモン「ぐっ…!」

スサノオモン「フフフ…素晴らしい…本当に素晴らしい力だ…!!この力さえあればリリスモンさえも超えられる!!」

ゆま「……」

スサノオモン「そしてお前が狙ってた空席の七大魔王の座は私が貰い受ける事になりそうだなスカルナイトモン!」

スカルナイトモン「…ゆま、行こう」

ゆま「そうね…」ザッ…

ヴリトラモン「ゆま…ゆまぁ!!」

スサノオモン「うるさい!!」

ドゴォン!

ヴリトラモン「ぐわっ!!」

シュゥゥゥ…

ガチャン!ガチャン!

ウィザーモン「炎のスピリットが!」

エンジェウーモン「極度のダメージを受けたことであの子の体から出てきたわ!」

オーガモン「だが、これで元のゴマモンに…って誰だおめー!?」

フレイモン「え?」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:34:42.19 ID:ajrnGiXK0
“フレイモン”

ハイブリット体 魔人型 バリアブル

アグニモンがパワーを失い半獣半人の姿になってしまったデジモン
デジモン本来が持つ”闘争本能”が欠けてしまっており、それによりパワーも失っている
必殺技は炎のオーラを打ち出す『ベビーサラマンダー』


フレイモン「えええぇぇぇ!?オイラゴマモンに戻れて無いの!?」

QB「恐らく炎のスピリットの力が抜けきって無いためだと思うけど…」

さやか「それにしてもあいつ強すぎるよ…!」

ほむら「これが…十闘士の真の力だって言うの…!?」

マミ「いいえ…あのルーチェモンを葬り去ったというデジモンの力がこの程度ではないはずよ!」

スサノオモン「何だと?」

杏子『そうだぜ、アタシ達はそのルーチェモンとも戦ってるんだ。アイツの方が余程手強かったぜ!』

エンジェウーモン「やっぱりコピーはコピー」

さやか「偽物だって事ね!」

スサノオモン「き…貴様らぁ…その偽物に勝てぬ分際でほざくなぁぁぁぁぁ!!」バッ!

ドゴォォォォォォン!!

スサノオモン「仮に本物のスサノオモンに及ばぬとしても、お前達の持つ本物のスピリットを奪えば私は真のスサノオモンに進化できるはずだ!!」

まどか「わ…渡さない!絶対に!!」

スサノオモン「この炎のターミナルをお前達の墓標にしてやればフィナーレだ」

スサノオモン「第三章……『終演』!!」
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:36:06.28 ID:ajrnGiXK0
フレイモン「何が終演だ…遊んでるつもりかぁ!!」

スサノオモン「それは違うぞ、私はこの闘いを芸術の域にまで高めようとしているだけだ!」

フレイモン「何が芸術だ!オイラ達を馬鹿にするなぁぁぁぁ!!」

まどか「ダメだよ!フレイモン!!」

フレイモン『ベビーサラマンダー!!』

ボォン!

スサノオモン「小僧が…」

ほむら「私達は…四聖獣の力を借りてルーチェモンを追い詰めた…!」

さやか「じゃあ、今度も四聖獣から貰ったこのデジコアを使えばいけるって事だね!」

マミ「いいわ!私のシェンウーモンから授かったデジコアを使うわ!」パァァァァ…!

テリアモン「で…でも何が起こるの!?」

マミ「わからない…でもあのデジモンを倒せる何かが…起こるはずだわ!」

ピカァァァ!!

クルモン「クル!?」ピカァァァァ!!

ロップモン「シェンウーモンのデジコアとクルモンの輝きが感応している…!?」

ブイモン「何が…起こってるんだ…?」

ピカン!ピカン!

ウィザーモン「二つの炎のスピリットも輝いてる…!」

さやか「炎だけじゃないよ!」ピカァァァ…

マミ「私達の……!」ピカァァァ…

ほむら「二つのスピリットも…!」ピカァァァ…

まどか「感じる…これは…」ピカァァァ…

フレイモン「新しい力…!」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:37:22.45 ID:ajrnGiXK0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

――ダブルスピリット・エボリューショォォォォン!!――


――アルダモン!!――


“アルダモン”

ハイブリット体 魔人型 バリアブル

伝説の十闘士の力の全てを受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を超えた火の能力を持つデジモン
戦闘においては、全てを溶かし全てを焼き尽す超広範囲な攻撃を繰り出す
その様相はあたかも現代核兵器の脅威を彷彿とさせる破壊力である
必殺技はデジコアの聖なる炎を極限まで高め太陽の高温・高密度の中心核を自らつくりだして大爆発させる『ブラフマシル』と
両腕の超兵器“ルードリー・タルパナ”から放つ超高熱弾の高速連射『ブラフマストラ』
また、ルードリー・タルパナは格闘戦に用いて戦うことも可能であり接近戦も得意とする


――ベオウルフモン!!――



“ベオウルフモン”

ハイブリット体 戦士型 バリアブル

伝説の十闘士の力の全てを受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を超えた光の能力を持つデジモン
獣の野性と人の知性を併せ持ち、2刃の大型剣“トリニテート”を片手で軽々と振り下ろす豪腕戦士
左手には遠距離戦用のミサイルポッド“ロラント2(ツヴァイ)”を持ち、遠距離戦・近距離戦ともに得意である
必殺技はロラント2より発射される複数の追尾ミサイルが敵を強襲し
主砲で敵を仕留める強力なコンビネーション重火器『リヒトアングリフ』と
大型剣トリニテートを上段より亜光速で振り抜き、敵を一瞬にして寸断する『ツヴァイハンダー』



――ジェットシルフィーモン!!――


“ジェットシルフィーモン”

ハイブリット体 サイボーグ型 バリアブル

伝説の十闘士の力の全てを受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を超えた風の能力を持つデジモン
風を取り込み、風のパワーで空中をジェット機のように飛び回ることが出来る
また、空中を移動する時の姿は風の如く見ることはできない
必殺技は風のパワーで両腕を発射する『ジェットビンター』と
巨大な風車から未曾有の乱気流を発生させ敵を根こそぎ吹き飛ばす『ウルトラタービュレンス』



――ライノカブテリモン!!――


“ライノカブテリモン”

ハイブリット体 昆虫型 バリアブル

伝説の十闘士の力の全てを受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を超えた雷の能力を持つデジモン
恐竜型と見違えんばかりの巨大な体と重甲殻を持つ
超高圧電流で特殊な磁場を発生させる能力を持ち、その巨大な角を使って自在に操ることが出来る
突進系の技が得意であるが、実際は敵に触れることなく、その特殊な磁場で敵を突き飛ばしている
必殺技は角を豪快に振り回して体内に蓄積した全電気量を一気に開放し、敵を稲妻の嵐で巻き込む『コンデンサストーム』と
角に集めた全電気量をレーザーの如く放つ『サンダーレーザー』


――ライヒモン!!――

“ライヒモン”

ハイブリット体 戦士型 バリアブル

伝説の十闘士の力の全てを受け継ぎ、未知の能力を得ることで伝説を超えた闇の能力を持つデジモン
その勇士を目にした者はおらず、対峙した敵の証言すら残されていないことから、“闇の守護帝”と呼ばれている
必殺技は周囲一帯から一切の物理法則をも無力化して敵をしとめる『シュヴァルツ・レールザッツ(黒定理)』と
頭部の獅子の目より放たれる『ロート・クロイツ(赤十字架)』
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:39:37.23 ID:ajrnGiXK0
エンジェウーモン「まどか達が二つのスピリットで……」

テリアモン「新たなデジモンに進化した!!」

ロップモン「これがシェンウーモンのデジコアとクルモンのデジエンタルケイアの光が導いた進化…!」

QB「人型と獣型が一つに…融合形態と言ったところだね」

インプモン「融合形態……確かにほむらとさやかとアルダモンは人型と獣型の二つの形態のデジモンが合体したって感じだけど……」

テリアモン「マミとまどかのはどっちの原型も留めてないね……マミに至っては完全にデッカイカブト虫……」

ウィザーモン「カブテリモンの王を彷彿させる巨体さだな……」

エンジェウーモン「まどかの頭の飛行機は何なのかしら…?」

ブイモン「だからどんなデジモンなんだよ!俺も見たいよ!!」

スサノオモン「ふ…二つのスピリットの融合体程度がなんだと言うのだ!私は全てのスピリットで進化したスサノオモンだぞ!敵うわけがない!!」

スサノオモン『ZERO-ARMS:オロチ!!』

ガシュン!ガキン!ジャキン!!
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:40:43.50 ID:ajrnGiXK0
マッハガオガモン「まずい!またあの武器を使ってくるぞ!!」

オーガモン「またビームの剣か!?それとも雷!?」

ベオウルフモン「そうは!」

ライヒモン「させない!」

ベオウルフモン『リヒトアングリフ!!』ドドドドドドッ!!

ライヒモン『ロート・クロイツ!!』ビイィィィィィ!!

ドゴォォォォォン!!

スサノオモン「わ…私のオロチが!!?」

ライノカブテリモン「はあぁぁぁぁ!!」ダダダダダッ!!

ガシッ!!

テリアモン「マミがあの大きなツノでスサノオモンを捕らえたよ!」

スサノオモン「は…離せぇ!!」

ライノカブテリモン「伝説の闘士を騙ったその大罪…我が雷が裁くわ!」

ライノカブテリモン『コンデンサストーム!!』

ビリビリビリビリビリ!!

スサノオモン「ぐげがあぁぁぁぁぁ!!」

ジェットシルフィーモン「今度はわたしも飛ばして行くよ!」

ジェットシルフィーモン『ジェットビンター!!』シュボォン!!

エンジェウーモン「ロケットパンチ!?」

ドゴォォン!!

スサノオモン「ぐおっ!?おのれぇぇぇぇ!!」

アルダモン「トドメはオイラだ!覚悟しろ!」

スサノオモン「く…来るな…来るな!来るなぁ!!」

アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドドドドドッ!!

スサノオモン「ぬごおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」

ドゴォォォォォォン!!
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:41:29.57 ID:ajrnGiXK0
インプモン「やったぜ!」

エンジェウーモン「いえ、まだよ!」

スサノオモン「ば…馬鹿め……やはりそんな攻撃でスサノオモンになった私が……」

シュゥゥゥ…

スサノオモン「な…何!?複製したスピリットのデータが消えて…いく……!?」

シュゥゥゥゥ…

メルキューレモン「はぁ…はぁ…」

ウィザーモン「メルキューレモンに戻ったぞ!」

アルダモン「お前の負けだ!いい加減観念したらどうだ!」

メルキューレモン「フ…フフフ…シナリオに誤算が招じたのは認めよう…だが!」


―メルキューレモン!スライドエボリューション!セフィロトモン!!―
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:43:05.03 ID:ajrnGiXK0
インプモン「またあの唇野郎になりやがった!」

セフィロトモン「闘士の攻撃は俺には通用しない!ぬわっはっはっはっは!!」ニュルニュル!

テリアモン「うわっ!笑いながらイモムシの様にうねって気持ち悪っ!!」

ロップモン「あのような形にも変えられるのか…」

セフィロトモン『ランブルブレンドナンバー!!』

セフィロトモン「全ナンバー一斉攻撃だ!!」

ドゴォォォォォン!!

ベオウルフモン「くっ…!」

ジェットシルフィーモン「きゃあ!」

セフィロトモン「さあ、今度こそフィナーレだ!お前達のスピリットをいただき今度こそ本物のスサノオモンに…」

デュークモン「十闘士の攻撃は返せても、このデュークモンの攻撃はどうかな?」

ベオウルフモン「杏子!」

セフィロトモン「おのれデュークモン!まだ意識があったか!」

杏子『こいつは散々アタシ達をいたぶってくれたお返しだぜ!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ピカンピカンピカン!

シュゴォォォォォォ!!

セフィロトモン「どぅぼあぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォン!!
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:44:40.97 ID:ajrnGiXK0
メルキューレモン「この私が負けるわけが……」

ライヒモン「しぶといわね…」

アルダモン「だが、今度こそ…終わりだ!」

メルキューレモン「私は…こんなところで…!」

アルダモン「汚れた悪の魂よ、この炎が浄化する!!」

アルダモン『ブラフマシル!!』シュゴォォォォォォ!!

杏子『うおっ!でっけえ炎の塊だな!ぶちかましてやれアルダモン!!』

メルキューレモン「そんな攻撃…私のイロニーの盾で…」

ライヒモン「……」

メルキューレモン「って、あいつに盗られたんだった!!」

アルダモン「はああぁぁぁぁぁ!!」

メルキューレモン「ぬわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドガアァァァァァァァン!!!
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:45:40.09 ID:ajrnGiXK0
クルモン「やったでクルぅ!」

ウィザーモン「やっと終わったな…」

エンジェウーモン「そしてこれで全てのスピリットが揃ったのね…」

シュバッ!

アルダモン「ゆま!?」

ゆま「この二つの鋼のスピリットは私が預かるわ」

杏子『ゆま…テメェいい加減にしろよ!!』

ゆま「返して欲しければリリスモンの城にまで来る事ね。そこで待つわ」シュンッ!

デュークモン「待て!」

アルダモン「ゆま……!」

デュークモン「行こうアルダモン。ゆまを救いに!」

アルダモン「ああ!こんな所で立ち止まってる暇はないってばよ!」

杏子『それにリリスモンの城なら前にも一度行ったことがあるしここからトレイルモンに乗って行けばすぐだ!』

ガタンゴトン…

トレイルモン「いや、アンタ達が散々暴れてくれたせいで駅もレールも滅茶苦茶だから当分発車は無理だよ」

一同「……」

QB「地道に歩いていくしかないかな……」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:47:11.07 ID:ajrnGiXK0
〜リリスモンの城〜

ブラストモン「結局メルキューレモンも負けちゃったようだねリリたぁん…」

リリスモン「でも、最後の二個はこの娘が持ってきてくれたようねぇん…エラいわぁんナデナデしてあげましょうか?」

ゆま「その手で撫でられると腐るから遠慮するわ」

リリスモン「それにしてもメルキューレモンったら!自分がスサノオモンになってこの私を出し抜こうとしてたなんて!」

ブラストモン「そして遊園地でも経営する気だったのかなぁ?」

リリスモン「何の話よ!?それに…あなたの選ばれし少女のデジモンを倒して七大魔王の座に着くというのも失敗だったみたいねぇん田舎貴族の坊や?」

ダークナイトモン「なぁに…まだチャンスはありますさ……」

ゆま「そう、この城に来るときにね…」

リリスモン「でもぉ…トレイルモンに乗って来れないならこの城まで来る道のりの途中で通るあの森であなたが倒せそうなデジモンはやられちゃうかもしれないわよぉん」

ダークナイトモン「“アンダーフォレスト”を支配する昆虫デジモンの王か…!」

ブラストモン「(ところで何でトレイルモン動かないのにこの娘っ子達はすぐにこの城まで来れたんだべ?)」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/02/26(日) 07:47:57.74 ID:ajrnGiXK0
〜次回予告〜

エレキモン「いよいよ来週太一キタ━(゚∀゚)━!」

マサルダイモン「俺も出るぜ!!」

メルキューレモン「何気に悪の五闘士で唯一両形態でクロウォに出演した私だ!」

アグニモン「あれ…?拓哉や他の主人公は…?」

ジジモン「一週間が待ちきれんのぅ…」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『昆虫デジモンの森!スティングモン登場』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「太一のアグモンとシャウトモンの中の人ネタってやらないのかなぁ」

マサルダイモン「俺も出るからなあぁぁぁぁぁぁ!!」

今回はここまで
不意打ちで太一とアニキの登場だと…!?
本当に一週間が待ち遠しいです
ではまた
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 09:00:24.95 ID:UfbhvVYR0

スティングモン……だと!?まさかフラグか
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/26(日) 09:03:08.00 ID:OG3CjJc2o

ジェットとか本編で出してあげればよかったのにな
スキャンも1回だけで終わったし
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 11:16:10.95 ID:JBgkZrxDO
予告でさらっと太一出ててびっくりしたwwwwww

もっと背中姿だけとか勿体ぶってもらった方がわくわく感が出たはず
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 11:36:10.94 ID:dp68P+uGo
乙 太一楽しみだよなー
あと「デジエンテレケイア」だったはず
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/26(日) 14:56:28.98 ID:OG3CjJc2o
ブラフマストラじゃなくてブラスマストラじゃね?アルダの技
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 15:19:46.46 ID:dp68P+uGo
ブラフマストラで合ってる
375 :名無しNIPPER [sage]:2012/02/26(日) 17:29:07.91 ID:G/t9bs0AO
乙でした
なんとタイムリーなセフィロトモンネタ
昆虫デジモンの王ということはアイツが来るか
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 22:05:00.39 ID:YY57iN4B0
乙だわよ!
融合形態かっけぇな!
土の融合形態あったらよかったんだけどなぁ
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) [sage]:2012/03/01(木) 07:21:27.05 ID:BIow/Pqco
支ーーー援
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:07:46.02 ID:dLeFaxjl0
こんばんわ

>>369
スティングモンは本当はパートナーと共に登場させようと思ったけどそれだと遅くなりそうなので今回彼だけ先に登場させました

>>370
そういえばフェアリモンのスキャンってラーナモンの一回きりでしたね…しかも後半
あと他のダブルスピリットも仮に出てたとしてもハイスピのせいでどっちにしろ活躍の場は少なそうですね…
改めて拓也と輝二以外は不遇だと思う

>>371
自分もビックリ
そして今度こそちゃんと喋るんですよね
ああ…あと三日か…主人公以外も出るとかいう情報もあるらしいし…

>>372-374
スイマセン
誤字多過ぎのこのSSで指摘いただけるのは正直ありがたいです

>>375
ブラストモンの台詞は今週のクロウォ見終わった直後に書きましたね
というか闘士以外の攻撃返せないってことにしちゃったけど
クロウォでは普通にアレスタードラモン達の攻撃返してましたね…

>>376
自分はライヒモンが好きです
玩具日本でも出してほしかったですね…

>>377
ありがとうございます

投下
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:09:38.66 ID:dLeFaxjl0
〜アナログマンの研究ラボ〜

織莉子「あの娘ったら…新たなパートナーと好き勝手やってるようね…」

キリカ「それにあの自称貴族のデジモンも自分が七大魔王の空席に座るつもりとか何考えてんだかねぇ」

アナログマン「まぁ、いいさ…それも私の計算の範囲内だ……君が欲している暗黒の種が花開くためにも好きにさせてあげないと」

キリカ「私達も奴等にリベンジしたいとこだけど…パートナーが成長期に戻らないしさ!」

ツノモン「む…」

コロモン「悪ぃ…キリカ……」

キリカ「いいさ…例え、あんた達がジョグレスしたオメガモンが紛い物でも…ロイヤルナイツや七大魔王…そして三大天使という肩書きを持つ奴等のデジモンを倒し、本物を超える強さになればいいのさ……」

織莉子「ところで…そのカプセルの中の男の処置はいつまでかかるのかしら?殿方の裸体を眺める趣味は無いから目のやり場に少し困りますの」

キリカ「(織莉子…意外とエッチなんだな……)」

アナログマン「もう時期終わるよ」

ビー!ビー!

キリカ「ちょっ!?何かアラーム鳴ってるよ!!」

織莉子「計器も乱れてる…体内のデジモンのジョグレスは失敗じゃないの……!?」

アナログマン「いや…これでいい!」

コロモン「カプセルが爆発するぞ!?」

ドゴォォォォォォン!!
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:11:18.00 ID:dLeFaxjl0
キリカ「オイオイオイ…中のあいつは……」

織莉子「生きてるようね……」

聖「……」

アナログマン「おはよう聖君!目覚めの気分はいかがかな?」

聖「……ヒヒヒ……ササ…最高の気分だぜぇ…」

キリカ「な…なんか様子が変じゃない!?実験は失敗だったんじゃ……」

アナログマン「いや、成功だよ」

キリカ「ホントかよ…」

聖「アナちゃんよぉ…俺ぁ早速今まで俺を嘗めくさった奴等をぶち殺しにいくぜぇ……」

アナログマン「そうか、やる気は十分だね。奴等は今、フォレストゾーンにいるはずだ。フォレストゾーンにワープするようにプログラムしたこのオートパイロットのカードを擬似デジヴァイスにスキャンさせれば一瞬でいけるはずだ。そしてアナちゃんはやめなさい」

織莉子「そして服を着なさい」

聖「見てろよぉ…赤髪の女ぁ…!!」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:12:59.53 ID:dLeFaxjl0
〜荒野〜

アグニモン「やっぱ旧アニメ版の方がいいよな!ゴンは竹内さんじゃないと!」

インプモン「わかってんじゃねぇかオメェ!ヒソカのあの奇人っぷりも高橋さんの怪演じゃねぇとヒソカじゃねぇよ!浪川じゃタダのイケメンじゃねぇか」

アグニモン「だよなぁ!声優変更抜きにしても、カイトとの出会いやメンチの寿司課題とか省く癖に何かテンポ悪いしさ」

テリアモン「でも、旧作OVAのGI編の手抜きOPも無いと思うなぁ」

アグニモン「後から修正したからいいってばよ!」

インプモン「何故かろくに話進んでないのに1クールで総集編だしよぉ。いっそ最初から蟻編をやりゃよかったんじゃね?ヒソカの出番無いけど」

アグニモン「つーかあの時間帯で蟻編できんのか?レベルEのように深夜アニメでやればよかったのにな!」

まどか「なんかあの二人ハンタについて熱く語ってるね…」

杏子「アタシはアニメの方は見てねーからわかんねーや、でもジャンプの方は読んでるぜ」

マミ「でも冨樫先生の絵も荒れはじめてきたからそろそろまた休載かもしれないわ」

さやか「というか連載自体が…」

ほむら「アルカちゃんが可愛すぎて死ねる」

テイルモン「アルカ…まどか、アルカは男の子よね?」

まどか「え?…どうだろう?カルトやネフェルピトーの性別もよくわかんないし…」

杏子「ハンタって性別がイマイチわかんねぇキャラ多いよな」

マミ「アルカはキルアが女の子だぞって言ってなかったかしら?」

テイルモン「いいえ!イルミが弟って言ってたし、執事たちにもぼっちゃまって呼ばれてたし絶対男の娘よ!!じゃないとそんなの私が許さないっ!!キルアにキスしたのが弟じゃないなんてっ!!」

まどか「テ…テイルモン落ち着いて……!!」

テイルモン「キルアのほっぺにチューしていいのはゴンだけなのよおぉぉぉぉぉぉ!!!」

まどか「もうっ!デジヴァイスに入ってなさい!!」

シュィィィィン!
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:15:30.51 ID:dLeFaxjl0
さやか「…前々から思ってたけど何でこの世界のデジモン達ってあたし達の世界のアニメや漫画にやたら詳しいの?」

QB「この世界はネットワーク上に構成されているのは知っているだろう?漫画やラノベ等のメディアはネットに流れている画像のデータや掲示板の情報から構築され同じ物が発行されてるし、アニメや特撮番組等のリアルワールドのデジタル放送のデータはこの世界でも受信できるからそれで視聴できるのさ」

さやか「いや…妙に納得できないんだけど…」

ギルモン「杏子ぉ、リリスモンの城あとどれくらい?」

杏子「どうなんだ?」

QB「いやあ…徒歩じゃまだまだかかるね」

インプモン「ベルゼブモンに進化してベヒーモスに乗って行きゃぁ早いだろ」

ほむら「全員乗れないでしょ」

インプモン「残りの奴等はブイモンがエアロブイドラモンに進化して乗せりゃいいだろうがよ」

さやか「ブイモンは目を怪我してるから無理だって言ったでしょ!」

インプモン「わ…悪かったよ…」

ブイモン「……」

さやか「(それに…マッハガオガモンの話によるとブイモンが究極体に進化出来なかったのはタクティモンに負けたショックによるものだって言ってたから…たぶん今のブイモンじゃ完全体にもなれないんじゃ……)」

383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:17:01.05 ID:dLeFaxjl0
杏子「ん…?森が見えてきたぞ?」

まどか「本当だ。結構深そうな森だね」

QB「やれやれ…歩いてリリスモンの城へ向かうにはあのフォレストゾーンを抜けざるを得ないか……」

テリアモン「フォレストゾーン?」

ほむら「あの森には何があるのかしら?」

QB「多くの凶暴な昆虫デジモンが生息している」

マミ「昆虫デジモン?カブテリモンとかクワガーモンとか?」

テイルモン『更にあの森の地中にあるエリア、アンダーフォレストには昆虫デジモンの王が居ると言われているわ』

まどか「虫の王様?」

インプモン「虫キングってかよ」

ウィザーモン『そのデジモンの強さも半端ではないからリリスモンなどワルプルモン軍でさえも迂闊に手を出せずにいるんだ』

QB「だからできればあの森を避けて回り道をしたいところだけど…」

アグニモン「ゆまがいるリリスモンの城に急ぐんだ!回り道している暇は無いってばよ!」

杏子「ああ!それにその虫の王様が出てきたとしてもアタシとギルモンが進化したデュークモンがぶっ潰してやるよ!」

ギルモン「デュークモン強い!」

QB「いや、蟲の王の強さは並の究極体デジモンをも凌駕する…もしかしたらロイヤルナイツや七大魔王にも匹敵するかもしれない…」

さやか「ロイヤルナイツに匹敵…タクティモンのように……」

ブイモン「タクティモン…!」ブルブル…

さやか「ブイモン……」

QB「まぁ…蟲の王は滅多に姿を現す事はないらしいし、そのデジモンが根城にしているアンダーフォレストもあの森の中にあるデジタルゾーンに巻き込まれなければそこに落ちる心配も無いと思うよ」

テリアモン「前に僕達がバラバラにはぐれちゃった光の柱の事だね」

ほむら「時間が惜しいのは確かだしね」

マミ「じゃあ、行きましょうか!」

まどか「はい!」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:17:38.67 ID:dLeFaxjl0
〜フォレストゾーン〜

杏子「薄暗い森だな……」

さやか「森っていうか、ほとんどジャングルじゃん!」

マミ「みんな足元には気を付けてね」

ほむら「あちこちに光の柱…デジタルゾーンがあるわね…」

QB「あれに触れると即アンダーフォレスト行きだ」

まどか「あれにも注意しなくちゃね」

QB「そしてこの森に生息するデジモンにも…」

ギルモン「ギル!デジモンのニオイ!」

杏子「何!?」

ブゥゥゥン…

ブイモン「羽音が聞こえる…」

?「ウェェェェェェェィ!!」

ほむら「早速おいでなすったようね…!」

インプモン「ていうか何だよこの叫び声!?」

?「ザヨゴォォォォォォ!!」

マミ「本当にカブテリモンとクワガーモンだわ!」
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:18:45.61 ID:dLeFaxjl0
“カブテリモン”

成熟期 昆虫型 ワクチン

蟻のようなパワーと甲虫が持つ完璧な防御能力を併せ持っている昆虫型デジモン
頭部は金属化しており鉄壁の防御を誇る
必殺技は電光のエネルギー球を飛ばす『メガブラスター』


“クワガーモン”

成熟期 昆虫型 ウィルス

頭部に巨大な鋏を持った昆虫型デジモン
ガブテリモンと同様に強じんなパワーとかたい甲殻に守られている(ガブテリモンより防御面でおとる)
特に鋏のパワーは超強力で一度敵をはさみこむと相手が息たえるまでしめあげる
必殺技はかたい物質を簡単にきりさくことができる『シザーアームズ』


クワガーモン「ギザァバラ!ゴゴガタイランドゥカムデディボンザァバガジバイスヅボディダドゥジッデバイッデギタドカ!?」

カブテリモン「オリバカムデディボンドゲンザギ!ゾジデオリドゼンバイドグワガ-ボンドタディャーナザァンダ!」

クワガーモン「ゲンザギ!ヨゲイナゴドゥバジャベヅナ!ジンデュルジャババイヂョスヅドヴィダ!」

カブテリモン「ディボ…タディャーザァンドスゴザァオ゙ギカゼデャッデカラディボイイヂャナイディスカ!タディャーナザァンバナァ、ゴドボディドガッゴルドゴルヂョルボャッデヅンダド!」

クワガーモン「ヨゲイナゴドゥオ゙イルナドゥイッデイヅ!ヒドォオチョグテルトヴットバスゾ!!」

カブテリモン「スイバゼン…」

杏子「何言ってんのかわかんねーよ!!」

マミ「虫だからあんまり知能は高くないのかしら…?」

ほむら「知能というより滑舌が悪い感じね…」
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:20:22.37 ID:dLeFaxjl0
杏子「ギルモン!グラウモンに進化だよ!」

ギルモン「ギル!」

アグニモン「待ってくれよ杏子。成熟期相手ならギルモンを進化させるまでもない、オイラが行くよ!」

まどか「あ、それならテイルモンも…」

カブテリモン「ウェェェェェェェェェェェェェェェイ!!」

カブテリモン『ベガムラスタ-!!』

ドゴォォォォン!!

まどか「きゃあぁぁぁ!!」

シュィン!

マミ「今の攻撃で飛ばされた鹿目さんがデジタルゾーンに飲みこまれちゃったわ!」

QB「アンダーフォレストに!」

ほむら「まどか!インプモン!追うわよ!」ダッ!

インプモン「え!?ったく、しゃーねぇな!」ダッ!

マミ「ちょっ…!暁美さん待ちなさい!!」

シュィン!

テリアモン「行っちゃったよ…」

さやか「もうっ!勝手に!」

クワガーモン『ジザ-ア゙-ヴヅ!!』

ガッ!!

ギルモン「ギル!?」

アグニモン「うわっ!?しまった!!」

テリアモン「ギルモンとアグニモンがクワガーモンのハサミに捕まった!」

クワガーモン「オレノジャマヲスルナラカタイップロポッポデロ!!」ブォン!!

ギルモン&アグニモン「うわあぁぁぁ!!」

シュィン!

クルモン「そのままデジタルゾーンに投げ込まれちゃったクル」

クワガーモン「ヴヴヴ…ャヅラバア゙ンダ-ヴォリスドゥディタイランドゥカムデディボンザァバドエヂギルナヅドダ…」

杏子「ギルモン!!」ダッ!

さやか「杏子!あんたまで行ったら…」

シュィン!

マミ「行ってしまったわ…」
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:21:37.65 ID:dLeFaxjl0
カブテリモン「ドゴッタドバオバエタディダゲダ!」

クワガーモン「ドゴッタゴリグッデボイイカナ?」

カブテリモン「オンドゥルルバインディスカ!?」

ロップモン「何やら我らを食すと申しているようだが…」

テリアモン「蟲姦されてたまるかよぉ!!」

さやか「あの二匹はあたし達だけで倒しましょうマミさん!」

ブゥゥン…

マミ「また別の昆虫デジモンが!」

QB「スナイモンだよ!」

スナイモン「オレァクサムヲムッコロス!!」


“スナイモン”

成熟期 昆虫型 ワクチン

ウィルスハンターとして研究所で造られた実験体デジモン
カマキリのデータから造られており正確な機械のようにターゲットを追い詰める
両腕の大鎌は鋭く研ぎ澄まされておりあらゆるものを鋭利に切り刻むことが可能となっている
スナイモンは目を持たないデジモンであるが頭から生えた赤い触覚がセンサーとなっており
ターゲットの位置を性格に捉えることができる
必殺技は目にも止まらない超音速の一刀『シャドウシックル』
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:22:39.67 ID:dLeFaxjl0
スナイモン「ア゙バベヂャァァァァァン!!」

ガシッ!

テリアモン「うわっ!」

ブゥゥゥン…

ロップモン「テリアモンが捕まってあいつに連れ去られたなり!」

マミ「テリアモンを返しなさい!!」ダッ!

さやか「ちょっ…マミさん!!」

ブイモン「何がどうなってんだよさやか!」

さやか「結局あたし達だけになっちゃったのよ!」

カブテリモン「バヂベドャヅ…ア゙イカワラヅディイザァイゴガスギダナァ…」

さやか「ブイモン…行ける…?」

ブイモン「む…無理だって…俺は……」

さやか「…しょがない、ティラノモンかマッハガオガモンに…そうだ!あたしがヴォルフモンに進化して―」

クワガーモン『ジザ-ア゙-ヴヅ!!』ドッ!

クルモン「さやか!ブイモン!」

QB「まずい!やられる!!」

ブイモン「う…うわああぁぁぁぁ!!」

?「おりゃあぁぁぁぁ!!」

ゲシィィ!!

クワガーモン「ウブェ!?」

カブテリモン「タディャーナザァン!?」

?「大丈夫かい?」

ブイモン「誰だ…?誰かが助けてくれたのか…?」

さやか「あんたは…」

?「あ、俺、こういう者です」

さやか「名刺!?」
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:24:12.84 ID:dLeFaxjl0
“スティングモン”

成熟期 昆虫型 フリー

人型の形態を持つ非常に珍しい昆虫型デジモン
昆虫型デジモン特有の硬い外骨格と素早い動きをもっている
暗殺者としての能力に長けており俊敏な身のこなしと的確な判断力で敵の急所を狙い一撃で敵を沈黙させる攻撃を得意とする
必殺技は両腕のスパイクで敵を串刺しにする恐ろしい技『スパイキングフィニッシュ』


さやか「えと…1999の技を持つデジモン…スティングモン…?ナニコレ!?」

スティングモン「よろしく!」b

クルモン「その立てたおやゆびはなんですかぁ?」

スティングモン「ああ、これは俺の恩師のデッカードラモン先生が教えてくれたんだけどサムズアップと言って、納得できる行動をした者だけに与えられる仕草で…」

カブテリモン「スディングボン!ギザァバカァ!!」

スティングモン「カブテリモンさん!クワガーモンさん!いくら王の命令だからって、この森に旅のデジモンが通る度にアンダーフォレストに突き落とし王の餌にして泣かせるなんて間違ってます!」

カブテリモン「ゴリガオリドジゴドゥダァ!」

スティングモン「仕事だからって!王の命令だからって何やってもいいんですか!?そんなの間違ってますよ!王に恐れて言いなりになるより、みんな笑顔で過ごせるように王と戦うべきなんですよ!!」

カブテリモン「ア゙イカワラヅオバエバギリイゴドゥャーッカディダナ!!」

スティングモン「そうだよ!だからこそ現実にしたいじゃない! 本当は綺麗事が一番いいんだもの!!」

さやか「あんた…あいつらが何喋ってるのかわかるの…?」

スティングモン「オンドゥル語を聞き取れるのも俺の1999の技の一つなんです」

さやか「ああ…アレ、オンドゥル語か……」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:26:54.58 ID:dLeFaxjl0
カブテリモン「ウェェェェェェイ!!」

さやか「来るよ!!」

スティングモン「くっ…!カブテリモンさん…どうしても戦わなくてはいけないって言うのなら…!」

カブテリモン『ベガムラスタ-!!』ビジュゥン!!

スティングモン「はっ!」シュンッ!

さやか「さすが…見た目以上に速い!」

スティングモン「おりゃあ!」ドガッ!ゲシッ!

カブテリモン「ウェッ!?」

スティングモン「おりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃぁ!!」

ゲシゲシゲシゲシゲシゲシッ!!

さやか「凄い連続蹴り…!」

カブテリモン「ウェイ……」

さやか「そういえば…もう一匹いた…クワガーモンがさっきか見当たらないけど…?」

クルモン「あの木のうしろに隠れてるでクル!」

クワガーモン「……」ジー
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:27:46.75 ID:dLeFaxjl0
カブテリモン「ダディャーナザァーン!ナズェミテルンディス!?」

クワガーモン「……」ジー

カブテリモン「ダディャーナザァーン…オンドゥルルラギッタンディスカー!!」

クワガーモン「……」

スティングモン「…今だ!」

カブテリモン「アンダドーゥレハ!アカマジャナカッタンテェ゙―」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』

ズザァン!!

カブテリモン「ウェェ!?」

さやか「やった!クリーンヒット!」

カブテリモン「ゾンナァハァヘェ…ソンナァハァウェェ!!」

クワガーモン「……」ブゥゥゥン…

クルモン「クワガーモンの方は逃げたでクル」

さやか「何だったのあいつ?」

カブテリモン「ンナヅェダァ!ンナヅェダァ!ナヅェダァ!!」

スティングモン「あなたの負けです、カブテリモンさん!降参してください!」

カブテリモン「……ヘシン!」ピカアァァァァ!

QB「進化する気だ!」

さやか「進化!?でも今変身って言わなかった!?」

スティングモン「くっ…!」

ピカァン!

アトラーカブテリモン「カブテリモン超進化!アトラーカブテリモン!!」

さやか「進化したら滑舌よくなったよ!?」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:28:50.22 ID:dLeFaxjl0
“アトラーカブテリモン(青)”

完全体 昆虫型 ワクチン

熱帯圏のネットエリア内で発見されたカブテリモンの進化型種
サイズは約1.5倍と昆虫型の中でもかなり大きい
飛行能力は若干退化したものの主力武器である角の強度が飛躍的に高められている
また、前肢付け根に筋肉状の部分が現われ格闘能力も向上した
必殺技は巨大な角を敵に突き刺す『ホーンバスター』


アトラーカブテリモン「あのクワガタ野郎!最近校長になったからっていい気になりやがって!モズク漬けにされた後に彼女を殺され自分もレストランのパートのオバチャンに爆殺されろ!!」

さやか「最後のはちょっと違うんじゃない!?」

アトラーカブテリモン「何にせよお前はこれで終わりだスティングモン!成熟期ごときのお前が俺には勝てない!大人しく王に従え!」

スティングモン「それじゃあみんな笑顔でいられない!みんなの笑顔を取り戻すために俺は王と戦う!」

アトラーカブテリモン「じゃあ消えろ!」

アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』

ズゴォォォン!!

スティングモン「うわあぁぁぁ!!」

クルモン「スティングモン!」
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:30:22.30 ID:dLeFaxjl0
さやか「ブイモン!あんたがやるんだよ!究極体になれなくても…」

ブイモン「だ…駄目ださやか…成熟期…ブイドラモンにすらなれないよ俺……」

さやか「だったらアーマー進化のフレイドラモンで!」

QB「戦う気力を失った彼が『勇気』のデジメンタルを使えるわけないじゃないか」

さやか「あんたは黙ってなよ!」

ブイモン「どうせ俺なんて何もできないんだよ……」

さやか「…もういい!スピリット―」

ティラノモン『ちょっとタンマさやか!今回は俺に活躍させてよ!』

さやか「あんたが?いくら空気キャラだからって無理に活躍しようとしてもすぐやられるのは目に見えてんだけど…」

ティラノモン『大丈夫大丈夫、今回は秘策があるんだ』

さやか「秘策?あんま期待してないけど…まぁやらせてあげるか…リロード!ティラノモン!」

シュィィィィン!

ティラノモン「サンキュー!」

アトラーカブテリモン「赤いデジモンか…さっき俺を置いて逃げやがったクワガタ野郎といい俺より飛ぶのが得意なあの傍若無人なババコン野郎といい赤いデジモンにはむかついてるんだ!俺の角をぶッサしてやる!!」

さやか「で、秘策って何?」

ティラノモン「フフフ…それはな…クルモンちゃ〜ん、俺を進化させて〜」

クルモン「クルっ!?」

さやか「クルモン頼みかい!!」

ティラノモン「エンジェモンだってクルモンの力で進化したんっしょ?なら俺も…」

QB「そう都合よくいかないと思うけど…」

アトラーカブテリモン「何やってるんだ!!」

アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』

ドゴォォォォン!!

ブイモン「うわっ!」

クルモン「クルゥゥゥ!!」ピカアァァ!!

ティラノモン「お?キター!!」パァァ…!

さやか「嘘ぉ!?」

QB「何と言うご都合展開だ」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:32:09.98 ID:dLeFaxjl0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0

―ティラノモン超進化ぁぁぁ!メタルティラノモン!!―


さやか「メタルティラノモンって…ダークティラノモンから進化するもんじゃないの?」

QB「いや…よく見るんだ、あのメタルティラノモン…赤いままだ!」

さやか「赤いメタルティラノモン!?オレンジのメタルグレイモンのようにそのままの体の色で進化したの!?」



“メタルティラノモン(赤)”

完全体 サイボーグ型 データ

強力なパワーを身につけるため体を改造したサイボーグデジモン
対空用に改造された「メガドラモン」につづきメタルティラノモンは対地用迎撃デジモンとして改造された
強化されたボディーはあらゆる攻撃を跳ね返し強靭な顎でどんなに硬い装甲でも砕いてしまう凄まじい攻撃力をもつ
必殺技は右腕から発射されるミサイル『ギガデストロイヤーU』と
左腕から発射されるエネルギー弾『ヌークリアレーザー』


メタルティラノモン 「フハハハハ!とうとう出ちゃったよSSオリジナルの捏造デジモン!これはティラノモンの究極体が出る前触れじゃないかな?」

アトラーカブテリモン「んなわけないだろっ!後付の色違いデジモンは嫌いだ!元祖の方が劣化扱いされるからなっ!!」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:32:55.06 ID:dLeFaxjl0
アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』ズォォォン!!

メタルティラノモン『ヌークリアレーザー!!』ビィィィィィ!!

ドゴォォォォン!!

アトラーカブテリモン「なんだと!?」

メタルティラノモン「フハハハハハ!粉砕!玉砕!大喝采!!」

さやか「ちょっと!あんま調子乗らないで早くケリをつけなよ!」

メタルティラノモン「ふぅん、どっちでもいいだろ、もう勝負はついているんだからな!」

アトラーカブテリモン「嘗めるなっ!」

メタルティラノモン「メタルグレイモンの二番煎じでもいいじゃないか!二番も一番!」

メタルティラノモン『ギガデストロイヤーU!!』ドンッ!

アトラーカブテリモン「ウ…ウエエェェェェェェェイ!!!」

ドガァァァァァァン!!

メタルティラノモン「強靭!無敵!最強!!」

さやか「はは…あんたにしては上出来じゃん!」

シュゥゥゥゥ…
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:33:47.22 ID:dLeFaxjl0
カブテリモン「ウ…ウェェ……」

クルモン「元に戻ったでクル!」

カブテリモン「オ…オリガバゲヅナンデ…ウゾダ…ウゾダドンドコドーン!!」ブゥゥゥン…

さやか「逃げた!」

スティングモン「いや、追わなくていい…あのカブテリモンさんも本当は悪いデジモンじゃないんだ…ただみんな王に従わざるを得ないだけなんだ……」

QB「そんな中君だけは蟲の王に逆らい続けてるようだね。成熟期デジモン程度が一体で無謀としか言いようがないよ」

さやか「ちょっとQBモン!そんな言い方やめなよ!」

QB「だって事実じゃないか」

スティングモン「確かに俺一人じゃ無謀だけど、この森で王に抵抗しているデジモンは俺だけじゃないからね。今はアンダーフォレストで戦っているはずだけど……」

さやか「そうか…仲間がちゃんといるんだね…!」

スティングモン「それにしても君達を助けるどころか逆に助けられちゃったね。この森を抜けるのなら俺が出口まで案内するよ」

さやか「それが、あたし達だけで出るわけには行かないのよ」

クルモン「キョーコ達を置いていけないでクル!」

スティングモン「きょーこ?まさか仲間がアンダーフォレストに落ちちゃったのかい!?」

さやか「そう!だからあたしの仲間を探さないと!」

スティングモン「それなら俺も協力するよ。助けられたお返しもしないとね」

さやか「ありがとうスティングモン!あたし美樹さやか!そんでこっちは相棒のブイモン!」

スティングモン「よろしく!美樹さん!ブイモン!」b

ブイモン「……」

スティングモン「君…元気が無いけど大丈夫?それに…目が…」

さやか「ああ…ちょっとね…」

QB「そんな事よりアンダーフォレストについて詳しいのなら僕達を早く案内してほしいな」

スティングモン「あ、ああ!じゃあ行こうか!」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:34:14.19 ID:dLeFaxjl0
〜アンダーフォレスト〜

杏子「大丈夫か?ギルモン、アグニモン」

ギルモン「うん」

アグニモン「オイラもへっちゃらだけど…さっきの森よりも薄暗くて不気味なところだな…」

杏子「ここがアンダーフォレストか…」

聖「ケ…ケケケ…てめぇの墓たてんのには持ってこいの場所じゃねぇか……」

杏子「テメェは!!」

聖「イイ…イワンやナナミを殺ったらしいなぁてめぇ等……」

杏子「…仲間の仇討ってか?いいぜ、来なっ!テメェごときアタシと共に進化したデュークモンに勝てっこないけどよ!!」

聖「ナナ…仲間!?ヒャーッハッハッハッハッハ!!あんな負け犬共仲間でもなんでもねぇよ!!」

アグニモン「こいつ…!」

聖「オ…俺はあいつらの様に弱くねぇ…ササ…サイキョーの力を手に入れたんだからなぁ!!」

杏子「最強の力…?そういや以前マサルダイモンを狙って融合とか言ってたけど……」

アグニモン「まさか以前オイラやゆまを助けてくれたあのデジモンと…!!」

聖「ヒャッハッハッハッハ!俺の自伝のこのページの題名は…『サイキョーの俺、爆誕!』だあぁぁぁぁぁぁ!!」スチャッ!
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/01(木) 20:34:49.26 ID:dLeFaxjl0
〜次回予告〜

スティングモン「どうも!俺スティングモンです!これから見てください、俺の活躍」b

エレキモン「何でどっかの冒険家みたいなキャラ付け!?お前クワガタじゃねぇよなぁ!?」

ジジモン「ほら、アレじゃよ…02最終回のパロの……」

エレキモン「ああ…刑事になった賢ちゃんと……」

メタリフェクワガーモン「じゃあ、来週のクロウォで出る俺は調理師専門学校中退の記憶喪失の自宅警備員でいいかな?」

エレキモン「アギトはドラゴンでしたよ!!」

メタリフェククワガーモ「次回、デジモン☆マギカ!」

メタリフェククワガーモ『混沌なるバイオデジモン!カオスモン誕生!』

メタリフェククワガーモン「目覚めろ、その魂!」

エレキモン「だからちげーよ!!」

スティングモン「でも、俺って必殺技的にザビーだけどなぁ…」

ジジモン「お主の方が早く生まれたじゃろ」

今回はここまで
カブテリモンとクワガーモン何言ってるのかわかりませんよね
だが私は謝らない
ではまた
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/01(木) 21:41:21.27 ID:62LsVlJb0
オンドゥルktkr
俺もオンドッル好きだがナニイテンダ!?フザケルナァ!状態だったぜ!
さっぱり解読できんかったorz
(ブレイドって最後むちゃくちゃ話濃かったよなぁ)
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/01(木) 22:19:47.35 ID:qg4U98je0
そういえば萌え系のデジモンが増えたのはネットに拡散されているとネットで考察があったが納得できる。
織莉子は箱入りのお嬢様だからうぶでもしょうがない。漫画版のクロスは何故進化がないや神の設定が歴代アニメとうまく合わさってるから大満足だ
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/01(木) 22:31:41.36 ID:lQf6aJg3o
まあでも今のデジモンは狙い過ぎだと思うんだ。
つーかアレだと萌えない、あざとすぎて。品というものが必要なんだよ!
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/01(木) 23:21:41.79 ID:CtCuR8RDO
畜生ー!オンドゥル語読めねー!orz

グレイトバトルちょっとおもしれー!やりこみ要素はあるぞー!今のところそれだけだー!
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/01(木) 23:30:21.04 ID:4vAQI4SR0
乙!
赤いデータ種のメタルティラノモンは俺もよく考えてたなぁ
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/01(木) 23:32:48.94 ID:pVXuszsa0
カオスモンで思いだしたけどカオスデュークモンってのがいたよね。
特に関係ないとは思いますけど。

ちなみにかずみ☆マギカは読んでないらしいですが今後もなさそうですか?
かずみにドルモンがありっぽい感じですけど。
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/02(金) 00:03:28.46 ID:ZDvVkFITo

赤いメタティラは通常メタティラ以上にカオスドラモンに進化しそうだな
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(USA) [sage]:2012/03/02(金) 08:06:01.75 ID:BkrigiYUo
今、未来をかけて二つの力がぶつかるフラグきたな
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/02(金) 15:38:51.05 ID:Efhs1ndAO
ブイモンはいつ復活するんだろうか
さやかのピンチだろうか、タクティモンとの再戦だろうか
次に復活するときはフューチャーだろうか
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/02(金) 16:05:50.80 ID:wlCP7+C40
蟲の王の必殺技ってヘラクルカブテリモンの必殺技の10000倍だっけか?
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/02(金) 16:12:35.89 ID:wlCP7+C40
違った1000倍だしそれ使うのエンシェントビートモンだった
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) [sage]:2012/03/03(土) 15:14:46.70 ID:gugYpP+Io
ジョグレスくるか!?
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:03:15.05 ID:do7jfVpB0
おはようございます

>>399
剣の最後はまどかの最後と似てると言われてますよね
ところでこの板にある剣とまどマギのクロスSS好きだったのにいつの間にか落ちてたんですね…

>>400
漫画版の作者さんは過去のデジモン全て見てから描いたというのがすごいですよね
自分はアニメ本編の過去の設定ガン無視も嫌いじゃないけど(ルーチェモンの扱いに目をそらしながら)

>>401
例えばクロウォのチョ・ハッカイモンの白石さんの演技は賛否ですかねぇ
普通に萌え声で演技しろとあざとくなくてあれで良いと
自分は正直に言うと前者が良かったかもしれませんが…

>>402
もう発売してたの忘れてました
限定版ってもう売ってないってマジっすか?

>>403
公式で普通に出してくれてもいいですよね
ティラノモンの究極体も

>>404
実はユウリ様のデジモンは決定しており登場の予定もあります
かずマギ原作と全然違う経緯で魔法少女兼テイマーになりますが
他のかずみキャラも3巻出てからまとめて読んでパートナーデジモン等の構想を練って行きたいと思います
自分もかずみはドルモンにしようと思ったけど
それだとX関連の話もやらなきゃいけなくなり畳きれてない風呂敷が更に広がりそうなので
ドラコモンでもいいかなーと思ったけどどうしましょうかね…

>>405
もうティラノモンの究極体ってまだ出てないロイヤルナイツでもいいんじゃないかな

>>406>>410
02放送当時カードでネタバレされたのが懐かしいです
そしてディノビーモンも出るものかと思ってた


>>407
フィーチャー登場はかーなーり後になりそうです
そしてインペパラディンとどっちが先かは>>1にもまだわかりません

>>408-409
ギガの1000倍だけにテラブラスターですね
テラワロスwwwwwwww
すいません

フォーゼ見ながら投下
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:05:13.90 ID:do7jfVpB0
杏子「こいつ……今までと何かが違う…!」

ギルモン「なんか嫌なニオイもする…!」

マサルダイモン『あいつ…やっぱ見覚えあんだよなぁ……いっ!痛てててて!!』

杏子「あんたはスサノオモンとの戦いでうけた怪我が治ってないだろ、デジヴァイスの中で大人しくしてな」

マサルダイモン『わーったよ!』

聖「ミミ…見せてやるぜぇ…俺の新しい力を……サイキョーの力をなあぁぁぁぁぁぁ!!」

聖『ハイパーバイオ・エクストラ・エボリューション!』

シュゴォォォォ!!

カオスモン「カオスモン!!」



“カオスモン”

究極体 特異型 ワクチン

バンチョーレオモンとダークドラモンがジョグレスして生まれた特異型デジモン
ジョグレス前のデジモンのデジコアをそれぞれ保持し非常に不完全な状態でその姿を維持している
両腕にそれぞれのデジモンの面影を見ることができる
必殺技は「バンチョーアーム」に装備された「BAN−TYOブレイド」から繰り出される無敵の一刀両断『覇王両断剣』と
「ダークドラアーム」に装備された「ギガスティックキャノン」から自身のデジタル細胞を打ち出す『ダークプロミネンス』
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:06:52.20 ID:do7jfVpB0
杏子「な…何だあのデジモンは!?」

ギルモン「みて杏子!あいつが前に進化してたデジモンの頭が腕になってるよ!」

杏子「ダークドラモンの頭部が武器になってるのか…?まるでオメガモンみてぇだけど…もう片方の腕のデジモンは…?」

アグニモン「バ…バンチョーレオモンだ……前に美国織莉子からオイラとゆまを助けてくれたんだけど、あいつが出してきた恐ろしいデジモンに負けて捕まったんだ…!」

杏子「そしてアイツとジョグレスさせられたのか…!」

カオスモン「ぐぐっ……はぁぁぁ…さぁ…て…てめぇのデジモンを進化させろよ女ぁ…この新しい力でぶち殺してやるからよぉ……!!」

アグニモン「(な…なんか苦しそうだぞあいつ…?)」

杏子「はんっ!テメェが以前進化してたダークドラモンはデヴァイスカードのメガログラウモンと互角だったんだ!」

ギルモン「デュークモンに進化すれば負けない!」

アグニモン「いや…あいつとジョグレスしたバンチョーレオモンはあの人間デジモン三人全員を相手に一人で圧倒してたほどの強さだ…!そのバンチョーレオモンとジョグレスしたあいつは…」

杏子「だから、そのデジモンはアイツ等に負けて捕われたんじゃないのか?」

アグニモン「違うよ!言ったろ、アイツ等はもっと恐ろしいデジモンを使ってきたって……」

カオスモン「ナナ…何ゴチャゴチャ言ってやがる…俺はソイツ以上のデジモンになったんだ!いいから早く進化させやがれ!!」

杏子「いいぜっ!どんなデジモンになったとしてもテメーなんかに負けるかよ!」スチャッ!

ギルモン「ギルモン勝つ!」
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:09:11.20 ID:do7jfVpB0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


カオスモン「ヒャハ……ヒャハハハハハハ!!アナちゃんの言ってた通り…てめぇもデジモンと融合…つまり俺と同じになっちまったんだなぁ!!」

杏子『ふざけんな!テメーと一緒にすんじゃねぇ!!』

デュークモン「杏子の言う通りだ!このデュークモンの進化はデジモンとテイマーがその身と共に心を一つにした進化…そのような無理矢理捕らえたデジモンを融合させた忌むべき進化とは訳が違う!!」

カオスモン「ココ…心だぁ!?じゃあ、どう違うのか見せてみろよ!!」

アグニモン「デュークモン!ここはオイラも…」

デュークモン「いや、ここはこのデュークモンと杏子だけでいい!」

カオスモン「ジジ…自信満々だなぁ…ロイヤルナイツ!そして女ぁ!俺の自伝のてめぇの出番はここでおわりだぁ!!」

杏子『テメーみてぇなDQNの自伝武勇伝なんて本で出しても誰も買わねーよ!!』

カオスモン「テテ…てめぇ等の名は刻んどいてやるから安心して俺に殺されろやデュークモン!!」

デュークモン「そうは絶対にいかない!」

杏子『行くぜ!』

カオスモン「ココ…来いよぉ!」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:11:04.74 ID:do7jfVpB0
デュークモン『グラム!!』ドッ!

カオスモン「ヒャヒャ…ヒャハッ!槍か…なら、俺は!」

カオスモン『BAN−TYOブレイド!!』ガシュンッ!!

アグニモン「バンチョーレオモンの頭から剣が!!」

カオスモン「オラァ!!」

ガキィィン!!

デュークモン「ぐっ…!」ギチギチ…

杏子『刀身までオメガモンのとそっくりだ…!』

カオスモン「ドド…どうしたぁ…パワーはこっちの方が勝ってる…ぜっ!!」ガキンッ!!

デュークモン「ぐわっ!」

アグニモン「デュークモン!」

カオスモン「ココ…これで終わりじゃないぜぇ!!」

ガキンンッ!ザシュッ!ガキィィィン!!

デュークモン「ぐわあぁぁぁ!!」

アグニモン「デュークモンが……!やっぱあのバンチョーレオモンとジョグレスしたんだ…強すぎるよ…!!
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:13:53.13 ID:do7jfVpB0
杏子『ちっくしょう!まだ負けてないぜ!デュークモン、ここからだアタシ達の力を見せつけるのは!!』

デュークモン「わかった!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』シュゴォォォォ!!

アグニモン「いけー!!」

カオスモン「ミミ…見え見えなんだよぉマヌケがぁ!!」ジャキッ!

カオスモン『覇王両断剣!!』

ズバァァァァン!!

デュークモン「うおっ…!」

アグニモン「そんなっ!」

カオスモン「ドド…どうしたぁ…?これで終わりかぁ…?」

杏子『うるせぇ!ぶちかましてやれデュークモン!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ピカンピカンピカン!

シュゴォォォォォォ!!

カオスモン「…けっ!」

カオスモン『ギガスティックキャノン!!』ジャキィン!

アグニモン「今度はダークドラモンの頭からキャノンが…!」

カオスモン『ダークプロミネンス!!』

ズォォォォォォ!!

デュークモン「何!?うわあぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォォン!!

アグニモン「デュークモン!!杏子ぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:18:19.71 ID:do7jfVpB0
デュークモン「うぅ……!」

カオスモン「ヒャハ…ヒャッハッハッハッハッハッ!!何がロイヤルナイツだぁ!完全に名前負けしてるじゃねぇか!」

杏子『何だとぉ…!』

カオスモン「キキ…決めた…俺の自伝でのてめぇの名前は“雑魚A”だ!それで十分だ!ヒャハハハハハハハハ!!」

杏子『ふざけんな…!』

カオスモン「…まぁ、この右腕のバンチョーレオモンの力を得た俺が強すぎるだけか……レオモン……そういや、てめぇ等の仲間のあのレオモンに借りを返す予定だったが…美国織莉子達に殺られたらしいなぁ!」


杏子『…!!』

カオスモン「イイ…今から奴の所に送ってやるよ!!」

アグニモン「レオモン…そうだ…レオモンが殺された時も…バンチョーレオモンが連れ去られた時も…オイラは脅えて何もできなかった……」

カオスモン「ヒャヒャ…じゃあな、ザコ」

アグニモン「でも今は違う!オイラには戦う力がある!!」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:22:05.60 ID:do7jfVpB0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=KDwIuX4p0JE


―ダブルスピリット・エボリューショォォォォォン!アルダモン!!―


アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドドドドドッ!!

カオスモン「ぐはあぁぁぁ!?」

デュークモン「アルダモン…!」

アルダモン「杏子!やっぱりオイラも戦うよ!仲間がやられるのを何もしないまま見ているオイラはもういないんだ!!」

杏子『お前…』

カオスモン「ザザ…雑魚が増えても無駄だぁ!俺の自伝のお前の名前は“雑魚Bだ”!!」

杏子『その雑魚ABにテメェはやられるんだよ!テメェの自伝はこのページで終わりだ!!』

アルダモン「お前の敗北というバッドエンド…いや、この世界的にはハッピーエンドでな!!」

カオスモン「フフ…ふざけんなぁぁぁぁ!!」ドッ!

デュークモン「杏子!」

杏子『わかってる!』

杏子『ロッソ・ファンタズマ!!』ビジョン!!

カオスモン「ブブ…分身が何だってんだ!全部吹き飛ばしゃあいいんだよ!!」

カオスモン『ダークプロミネンス!!』

ドゴォォォォォン!!

カオスモン「そしてモノホンの場所もお見通しなんだよぉ!!」

デュークモン「何!?」

カオスモン「こいつで真っ二つにしてやらぁ!覇王両だ――」

ピタッ!
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:23:19.72 ID:do7jfVpB0
カオスモン「なっ!?ウウ…腕が…右腕が動かねぇ……!?」

杏子『隙ありだ!』

ドゴォ!

カオスモン「ぐがぁ!!」

アルダモン「これで決めようデュークモン!」

デュークモン「わかった!このデュークモンの聖なる光と!」

アルダモン「炎の闘士アルダモンの炎が汚れた悪の魂を浄化する!!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

アルダモン『ブラフマシル!!』

ドゴォォォォォォン!!

カオスモン「ぐぎゃあぁぁぁぁぁ!!」

アグニモン「やったか!?」

杏子『まだのようだな…』

デュークモン「うっ…」

杏子『デュークモン?』

シュゥゥゥ…

ギルモン「ギルぅ……」

杏子「くそっ!時間切れか!」

カオスモン「ハハ…ハハハハハハ!てめぇらの負けのようだな!すぐにトドメをさしてやるぜぇ!」

アルダモン「オイラ一人でも…!」

カオスモン「ぐっ!?まただ…また右腕が動かねぇ…!?アナログマンに見てもらうしかねぇな…命拾いしたなてめぇら!」

カオスモン「カードスキャン!オートパイロット!」

シュンッ!

アルダモン「消えた…!」

杏子「何か右腕が動かねぇって言ってたけど……」

アルダモン「右腕…バンチョーレオモンの腕……」

アルダモン「(もしかしてまだバンチョーレオモンの意志があるのか…?)」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:25:33.02 ID:do7jfVpB0
〜フォレストゾーン〜

マミ「テリアモンは何処に連れ去られたのかしら…?」

ロップモン「我わかる、この先…」

マミ「そう?やっぱり元は双子だからお互いの場所がわかるのねロップモン」

キリカ「フフフ…巴マミだったねぇ」

マミ「呉キリカ!」

アグモン「俺は成長期に戻れたから来たぜ!」

キリカ「あのちびっこちゃんが使ってたデジクロスシステムを私と織莉子のデジヴァイスにも付けてもらったからねぇ…今日はちょっと趣向を変えてその機能を君で試させてもらうよ!」

マミ「そこをどきなさい!私はテリアモンを追ってるのよ!」

ロップモン「マミ、余計なことを敵に伝えぬ方が…」

キリカ「ははっ!パートナーがいないのかい?でもこっちはそんなの関係無いね!」

アグモン「まあ、デジクロスが俺の究極体のウォーグレイモンより強いか微妙だからそれを試すのにはあいつのパートナーがいなくて丁度よかったかもな」

マミ「構ってる暇は無いわ、行きましょうロップモン」

キリカ「逃すと思ってるのかい?見せてあげるよ…もう一つのメタルグレイモンの姿と…そしてこの森で捕らえた…フフフ……」
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/04(日) 08:26:48.90 ID:do7jfVpB0
〜次回予告〜

エレキモン「いやあ、十数年ぶりにTVで見る太一とウォーグレイモン…激熱だったぜ!!」

マサルダイモン「俺も出てたぜ!」

ジジモン「さらにミミたんとルキたんもキタアァァァァァァァァァァ!!!」

マサルダイモン「俺も出てたぜ!!」

エレキモン「でも太一の声…」

ジジモン「中の人の歳的にしょうがない」

エレキモン「今回出てた眼鏡ってHAGAじゃね?

マサルダイモン「俺はスルーかあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

マサルダイモン「次回、デジモン☆マギカ!」

マサルダイモン『無敵合体パイルドラモン!ジョグレスVSデジクロス』

マサルダイモン「拳に宿れ、俺のデジソウル!」

ジジモン「というかシャイングレイモンよりお主が戦った方がよかったんじゃね?」

エレキモン「セイバ知らない視聴者が困惑するから!!」

今回はここまで
短いですねすいません
クロウォの放送後に投下したかったので…
ではまた
422 :名無しNIPPER [sage]:2012/03/04(日) 09:56:00.31 ID:QLTg9nOAO
乙!
キリカは愛の戦士だな
名前も似てるし
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/04(日) 13:18:44.34 ID:liArvIlDO
太一が声がらがらワロタwwwwww

パートナーまでちゃんと当時の声優でテンションかなり上がった

しかも主人公だけと思ってたらミミにルキとかサービス良すぎて楽しい



もうグレイトバトルが作業ゲーになってしまった

プレイ開始時:うはwwwwwwめちゃくちゃキレイwwwwwwうえwwww真面目にやったのにランクCとか難しくねwwwwww

プレイ途中:技の再現いいなーカッケー。あ、たくさんクリアしなきゃいけない条件とかあるなー。

ストーリー終了時:えっ?もう新しいステージとかないの?もう敵いないの?たったの9ステージ?ランクもタイムボーナスで簡単にS取れちゃうの?

今:あー、後はライダーキックとラストシューティングで倒しまくってエンブレムゲットかー。
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/04(日) 16:03:07.71 ID:sE7kCzj20
マグナモン「クロウォに大輔単独で出るなら俺の出番だな。アーマー進化という作品の特徴も出せるし、なんか黄金聖闘士っぽいから次作の宣伝にもなる」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/04(日) 21:16:00.05 ID:1W2UBQx+0
乙!
デジモン見逃したorz
DVD出るまで待つしかないのか・・・
そういや言い忘れてたけど
前の話にフロート(笑)さんが出てなかったけど
ここでもハブラレンゲルなのかwwwwww
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/04(日) 21:55:47.30 ID:MkDLP1FC0
太一は普通とガラガラのコラボ声だったwwwwwwwwww
ガイアフォースとか昔の方が好きだったな〜・・・
今回はバンチョーが頑張りましたがこれってまさかアルティメット行き?
ちょっとジョグレスで気になったのですが、パイルドラモンとディノビーモンを使い分けとかできるんでしょうか?
スライドさせたら戦術がかなり広がりそうですが。
ついでにこっちではアルフォースブイドラモンとインペリアルドラモンってどっちが強いんですか?
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/06(火) 18:48:02.35 ID:TrFd56hDO
漫画版のクロウォ買っちゃった

おもろい
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 21:50:42.47 ID:jTA801DT0
こんばんわ

>>422
一文字違いですね
というかキリカのグレイモンでデジクロスするか迷ったけどこの名前と愛ネタでありかと思って今回させました
どっちのグレイモンも青いしね
キリハさんはキリカの事を淑女扱いしなさそう

>>423
自分はイベント続きのライダーのGREEが忙しくてPSPやってる暇が無い…
来週発売のまどマギポータブルのネタも入れていきたいけど兄貴のカード欲しい…

>>424
インペリアルドラモン「お前じゃねぇ、座ってろ」
マグナモンさんも出るといいですけど…

>>425
ムッキーは蜘蛛繋がりでドクグモンにしようと思いましたが彼ってオンドゥルネタ少なかったですよね?
次回なんとか出してあげたいです

>>426
とりあえずさやかがジョグレスさせた場合はパイルドラモンで統一していきます
アルフォとインペに関してはスピードと回復力はアルフォでパワーはインペといった感じでしょうか
実際の設定は知らぬ
今回の話の中でもその点について触れてます

>>427
来月くらいで終わりでしょうかね…
でも、4巻も早くでてほしいなぁ

投下
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 21:52:28.88 ID:jTA801DT0
さやか「アンダーフォレストに落っこちたまどか達も気になるけど…テリアモンを追っかけて行ったマミさんも大丈夫かな…?」

クルモン「マミ探してからキョーコ達さがすクル?」

さやか「そうだね。QBモン、マミさんの位置はわかるよね?」

QB「そう遠くにはいっていないし、移動もしていない……」

さやか「テリアモンをさらっていったスナイモンと戦ってるのかな?」

スティングモン「スナイモンさんか…あの人は幼年期とか成長期とかの小さくて可愛いデジモンが好きだからなぁ…」

さやか「小さい子好きね…デジモンでもそういう性癖の奴っているんだ……」

スティングモン「でも、それが絡んだ時のあの人はとてつもない強さを発揮するから危険だ。やっぱり俺もついて行くよ」

さやか「うん、ありがとスティングモン」

ブイモン「……」

さやか「ほら、ブイモン行くよ!」

ブイモン「うん……」

さやか「…ったく、いつまでその調子でいるのよ!」

ブイモン「だって……」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 21:56:58.03 ID:jTA801DT0
スティングモン「ブイモン君…いきなりだけど俺さ、辛い時でも笑顔でいられるってカッコイイなと思ってるんだ」

ブイモン「辛い時でも笑顔…?」

スティングモン「俺が成長期のワームモンだった時、妹のミノモンとアンダーフォレストで先生とはぐれて迷子になったんだ」

さやか「妹いるんだ……」

スティングモン「うん、みのりっちって呼ばれてたんだ。そんで、そこの凶暴なデジモンに殺されるんじゃないかって恐くって泣きたくなった」

ブイモン「……」

スティングモン「けど、その時一緒にいた俺の幼馴染のテントモンが「大丈夫やで!」って笑顔なんだよね」

さやか「関西弁!?」

スティングモン「普段は「ワテがこの世で一番偉い」とか言ってる傍若無人な俺様キャラな奴だけど……その時はカッコイイなぁって思った」

ブイモン「…こんなザマでどう笑顔でいろって言うんだよ!お前に何がわかるんだよ!何も見えないし、進化もできない!ろくに戦えない俺がっ!!」

さやか「ちょっとブイモン!あんたねぇ!!」

スティングモン「いや、いいんだ美樹さん…ごめんね…君の気持ちも考えずに……でも、できないと思ってるから進化も戦う事もできなくなっちゃったんじゃないかな?」

ブイモン「できないと思ったから…?」

スティングモン「そうだよ。自分を信じれば乗り越えられるはずだよ」

さやか「スティングモンの言う通りだよブイモン。あたしはあんたを信じてるよやろうと思えばなんでもできるってね」

ブイモン「さやか……」

さやか「あんたも杏子と一緒にあたしに自分を信じて恭介に想いを伝えろって背中を押してくれたじゃん。だからさ、一度負けたからって諦めちゃダメだよ」
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 21:58:27.70 ID:jTA801DT0
ブイモン「でも…この目が治らない限り俺どうやって戦えば……」

スティングモン「そうだな…例えば…ちょっと見て!ホッ!ホイッ!」ポイポイッ!

クルモン「わぁ!お手玉じょうずです〜!」

ブイモン「だから見えないよ……」

スティングモン「俺の1999の技の一つさ。俺、この森のみんなの笑顔を取り戻せして、2000番目の技を身につけたらこの森を出てもっと色んなデジモンの笑顔を守りたいんだ」

さやか「この森のみんなの笑顔って蟲の王を倒す事?」

スティングモン「倒す…か、でも戦いだけでしか笑顔を守れないって悲しいな……」

QB「理想論だね。デジモンが生き残るためには闘争が全てだよ。相手がこの森を支配する蟲の王や七大魔王が相手なら尚更だ」

スティングモン「…ブイモン君、確かに君は今辛いと思う。でも、そんな時だからこそ美樹さんや仲間の笑顔のために頑張れる男になれるって素敵じゃないかな?俺の2000番目の技と一緒に今の君が戦える方法を一緒に考えてみようよ」

ブイモン「今の俺ができる事か……」

さやか「あたしだってあんたが戦えるように手伝うよ!だってあんたのテイマーはあたしだから!」

ブイモン「ああ…ごめんな、さやか。俺は……」

さやか「いいよ。何があってもあんたを見捨てたりしないから!」

QB「さて、マミはこの先かな……」

432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:01:52.99 ID:jTA801DT0
―アグモン進化ぁぁぁ!グレイモン!!―


マミ「究極体ではなく成熟期で来るとは私達も見くびられたものね…!」

キリカ「パートナーが迷子の君には丁度いいだろう?」

グレイモン『メガフレイム!!』ボッ!

ドゴォォォン!!

マミ「森を火事にする気!?」

グレイモン「自然を大切にする心意気には感心だが自分等の心配をしなお姉ちゃん!」

マミ「ここはあなたにお願いするわ!リロード、アンキロモン!」

シュィィィン!

アンキロモン「だぎゃ!」

グレイモン『ホーンストライク!!』ドッ!

アンキロモン「同じ成熟期でパワーなら負けないだぎゃ!」ドッ!

ドゴォン!!

グレイモン「ちっ…!このアルマジロ野郎がっ!!」

グレイモン『テイルウィップ!!』ビシィ!!

アンキロモン「だぎゃあ!」

マミ「アンキロモン頑張って!」

アンキロモン「マミの期待に応えるだぎゃ!」

アンキロモン『テイルハンマー!!』

グレイモン『ブラスターテイル!!』

バゴォォン!!

グレイモン「ぐおぉ…!」

キリカ「グレイモン!そんな三下の脇役になに苦戦してるのさ!」

アンキロモン「三下の脇役でもやる時はやるだぎゃ!」

キリカ「なら…そろそろ出番だね!」

キリカ「リロード!メイルバードラモン!!」

シュィィィン!

メイルバードラモン「OKキリカ…奴等を殲滅する」

マミ「呉キリカの新たなデジモン…!?」
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:02:56.67 ID:jTA801DT0
“メイルバードラモン”

成熟期 マシーン型 データ

上空で戦況をうかがい一撃離脱戦法で敵に的確なダメージを与える支援攻撃を得意とする猛禽タイプの飛行型デジモン
その動きは素早くその眼光は鋭い
必殺技は敵に気づかれずに接近し空爆を行う『ナイトホーク』と
口から超高エネルギーのプラズマ弾で直接攻撃する『プラズマキャノン』


アンキロモン「機械の鳥だぎゃ!?」

メイルバードラモン「俺の尾も受けてもらおうか」

メイルバードラモン『トライデントテイル!』

ズシャァン!!

アンキロモン「だぎゃっ!?」

マミ「アンキロモンを援護しなきゃ!」

ドドドドドッ!!

キリカ「垂直上昇だよ!」

ゴォォォ!

メイルバードラモン「殲滅する!」

メイルバードラモン『プラズマキャノン!!』シュゴォォォォ!!


ドゴォォォォン!!

マミ「きゃあ!!」

アンキロモン「空の相手は俺じゃ不利だぎゃ!」

マミ「アンキロモンの攻撃が届かないものね…」

ロップモン「我、参る!」
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:04:24.63 ID:jTA801DT0
―ロップモン超進化!アンティラモン!!―


マミ「アンティラモン!」

キリカ「デーヴァの生き残りか!そういえば君のデジモンになってたんだったな!」

メイルバードラモン「面白い隠し玉がいたものだ…」

キリカ「でも、空から攻め続ければ!」

アンティラモン「卯のデーヴァである我の跳躍……甘く見るななり!」シュバッ!

メイルバードラモン「何!?」

キリカ「ウサギが跳ねた!?」

アンティラモン『宝斧!』ズバッ!

メイルバードラモン「ぐおっ!」

アンキロモン「やっただぎゃ!」

マミ「いいわよアンティラモン!」

グレイモン「このウサ公…よくも俺のダチを!」

グレイモン『メガフレイム!!』ボッ!

アンティラモン「無駄なり…!」

アンティラモン『アシパトラヴァナ!!』

ギュルゥゥゥゥゥン!!

グレイモン「竜巻!?」

メイルバードラモン「こっちに来るぞ!!」

ギュロォォォォォォン!!
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:05:36.47 ID:jTA801DT0
アンキロモン「決まっただぎゃ!?」

アンティラモン「…いや、かわされたなり…」

マミ「そういえばあの子の能力は速度低下だったわね…!」

キリカ「ったく!だらしないねぇ!私の能力で逃げてなかったら直撃だったじゃないか!」

グレイモン「すまねぇキリカ……」

メイルバードラモン「だが、さすがデーヴァ…単なる四聖獣の使いでは無いということか…!」

マミ「それだけではないわ。この子は言わば私のもう一人のパートナーよ!私とテリアモンとロップモンの絆が繋がってる限りあなた程度に負けるはずがないわ!」

アンキロモン「俺は!?」

マミ「あ、ごめん…アンキロモンもね?」

キリカ「絆、ね…いいセリフだね…だけど……」

グレイモン「キリカ!完全体に進化だ!」

キリカ「いや、言ったろ?この機能を試してみようって」

グレイモン「デジクロスか…!」

マミ「デジクロス…?」

アンキロモン「この前のゆまと一緒にいたデジモンがやってたアレだぎゃ!」

キリカ「さぁ、行くよ!グレイモン!メイルバードラモン!デジクロス!!」

グレイモン「おう!」

メイルバードラモン「了解!」

ピカァァァァ!
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:07:09.13 ID:jTA801DT0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=tpvrrGkAtkE

―デジクロス!メタルグレイモン!!―


“メタルグレイモン(デジクロス)”

デジクロス体 サイボーグ型 ウィルス

グレイモンのパワーにメイルバードラモンの装甲を持った『戦術強化形態』
接近戦闘に特化していたグレイモンの戦闘力を損なうことなく強化した形態である
必殺技はグレイモンのパワーに超高熱の爪を与えることで攻撃力を格段にアップさせた『トライデントアーム』と
周囲にいるすべての敵に超高エネルギーの追尾レーザービームを照射する殲滅技『ギガデストロイヤー』


マミ「完全体のメタルグレイモンとは違う…!?」

キリカ「どうかな?これがデジクロスによるもう一つのメタルグレイモンだ!!」

アンキロモン「いや、紛らわしいしメイルバードラモンと合体したなら『メイルグレイモン』の方がしっくりしないかだぎゃ?」

マミ「私もそう思う…それに私、どちらかというとオレンジのメタルグレイモンよりあなたの青い元祖メタルグレイモン派だったのに……なんかソレ無骨な感じであんまり好きじゃないわ……」

メタルグレイモン「うるせぇ!!」

キリカ「フフフ…今日はちょっと趣向を変えるって言ったろ。このメタルグレイモンが一味違うところを見せてあげるよ!」
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:10:51.25 ID:jTA801DT0

メタルグレイモン「行くぞデーヴァのウサギ野郎!!」

マミ「アンティラモン!気を付けて!」

アンティラモン「わかってる」シュバッ!

アンティラモン『宝斧!』

キリカ「メタルグレイモン!」

メタルグレイモン『トライデントアーム!!』

ズバァ!!

アンティラモン「ぐあっ!」

マミ「そんなっ!アンティラモン!!」

キリカ「アハハハ!どうだい?メイルバードラモンの尾を装着したトライデントアームは!完全体のとは一味違うだろう?」

アンティラモン「速さでなら負けてない…!」シュバッ!

メタルグレイモン「どうかな?」ゴォォォォ!!

アンティラモン「なに…!?」

メタルグレイモン「オラッ!」ガッ!

アンティラモン「ぐっ!」

メタルグレイモン「メイルバードラモンの翼のブースターで機動性もアップしてるんだよ!」

キリカ「ふふ…私の能力を使うまでもなさそうだね!」

メタルグレイモン「そしてこれも一味違うぜ!」ガキンッ!

メタルグレイモン『ギガデストロイヤー!!』ドシュゥゥゥゥン!!

マミ「ミサイルじゃない!レーザーの一斉射撃なの!?」

ドゴォォォォン!!

マミ「アンティラモン!!」
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:12:47.40 ID:jTA801DT0
シュゥゥゥ…

ロップモン「うぅ……」

マミ「ロップモン!しっかりして!」

キリカ「アハハハハ!三大天使の生まれ変わりのデーヴァもその程度かい!」

マミ「よくもロップモンを…!」

キリカ「できれば“コイツ”の力も試してみたかったけどなぁ…そこに残ってるアルマジロじゃ役者不足だし……」

アンキロモン「マミ…!」

マミ「こうなったらダブルスピリットエボリューションで―」

キリカ「そうはさせないよ!」シュンッ!

ザンッ!

マミ「きゃああぁ!!」

アンキロモン「マミ!!」

キリカ「何やらスピリットとかいう物で君自身がデジモンに進化できるようになったみたいだけど…」

メタルグレイモン「なら、ソレとも戦わせろよキリカ!それなら“ソイツ”の力も試せるじゃないか!」

キリカ「嫌だよ!こいつらができて織莉子や私が出来ない事なんて気に入らないから!!」

メタルグレイモン「そんな子供みたいな理由で……」

キリカ「何か言ったかい?」

メタルグレイモン「いや、何も……」

アンキロモン「マミ!ロップモン!」

キリカ「どの道そのケガじゃあ、君は進化できないねぇ巴マミ!」

マミ「くっ…!」

アンキロモン「汚いだぎゃ!この眼帯女!!」

キリカ「私は織莉子のためならどんな汚い事もするよ!」

?「(うむ、それも愛だな…)」
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:15:32.58 ID:jTA801DT0
メタルグレイモン「で、どうするキリカ?」

キリカ「そうだねぇ…今後も織莉子の邪魔になるだろうし、ここで狩らせてもらうか」

さやか「マミさん!」

マミ「み…美樹さん……!」

キリカ「なんだ、美樹さや何とかか」

さやか「さや何とかって何よ!?『何と』を抜かせばあってるんだからちゃんと覚えなさいよ!」

キリカ「ゴメンゴメン、ぶっちゃけ5人の中で君が一番弱そうだから覚えてなかったよ」

さやか「なに!?」

キリカ「だってそうだろ?君のパートナーもタクティモンとかいう奴にやられてそのザマじゃん」

ブイモン「くっ…!」

クルモン「マーミ…大丈夫でクルぅ…?」

マミ「ごめん…クルモン…正直に言うと苦しいわね……」

スティングモン「これはいけない…あの子は美樹さんの友達じゃないの?」

さやか「違うよ!あいつはワルプルモン軍に味方しているからあたし達の敵だよ!」

スティングモン「人間が…?そんな…!」

?『ぬ?そこに居るのはスティングモンか!キリカ、ワシを出してくれ!』

キリカ「ん?知り合い?ああ、この森のデジモンみたいだからねぇ、そりゃそうか。いいよ、出してあげるよ!」

さやか「あいつのデジヴァイスに別のデジモンが…?」

スティングモン「その声……まさかっ!」

キリカ「リロード!デッカードラモン!!」

シュィィィィン!

スティングモン「デッカードラモン先生!?」

デッカードラモン「うむ!」

440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:17:26.39 ID:jTA801DT0
“デッカードラモン”

完全体 サイボーグ型 データ

すべての飛行型のデジモンにとって天敵ともいえる対空デジモン
低い全高を活かして地形に潜み背中に搭載さた複数種類のミサイルで飛行するデジモンを撃墜する
必殺技は背中に搭載された対空ミサイル『デッカードランチャー』と
対地戦の技『ヘビーテイルフック』

さやか「でっかいワニ!!何なのあのデジモン!?」

QB「この森の守護者デッカードラモンだよ」

スティングモン「ど…どうして先生が……!?」

さやか「そうだよ!どうしてこの森の守護者が呉キリカのデジモンになってんのさ!」

QB「もしかして四聖獣の様に操られて…」

デッカードラモン「この者に愛を感じたからだ」

スティングモン「愛…?」

デッカードラモン「この娘は強き愛の持ち主だ」

さやか「強き愛の持ち主って…そんな奴が…!」

キリカ「なら美樹さやか、君は本当の愛を知ってのるかい?」

さやか「あ…あたしは……」

ブイモン「知ってるさ!だってさやかは恭介が好きだから!!」

さやか「ちょっ…!ブイモン…!」

キリカ「好き、ねぇ…そんなもんなのかい?」

さやか「なっ…何よ!?そんなもんって!!」

キリカ「私の織莉子への気持ちは好きとか!そんなに軽々しいものじゃないぞっ!」

さやか「はっ…はぁ!?」

キリカ「愛は全てだ!好きだの大好きだの愛を単位で表すような奴は愛の本質を知らないっ!!」

さやか「何…こいつ……」

キリカ「だって、愛は無限に有限なんだよ」
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:21:36.22 ID:jTA801DT0
デッカードラモン「どうだスティングモンよ。この娘が語る熱く…深く…広く…そして歪んだ愛……実にそそる奴だと思わんか?」

スティングモン「そそるんですか!?」

デッカードラモン「だからワシはこの娘に付く事にした。この者の愛の行く末を見届けるためにな」

さやか「だからそいつはワルプルモン軍だよ!何が愛よ!!」

デッカードラモン「ワシが味方するのは強き愛の心を持つ者、善悪は関係無い」

スティングモン「先生!正気に戻ってください!!」

デッカードラモン「スティングモンよ。お主が皆の笑顔を守りたいというのなら、お主の愛でこのワシを倒して笑顔を守ってみせろ!」

デッカードラモン『デッカードランチャー!!』ドドドドドッ!!

スティングモン「先生やめてください!」

ブイモン「スティングモンが危ないのか!?さやか!俺戦うよ!!」

さやか「ブイモン…あんたが勇気を出してくれたのは嬉しいけどここは無理しなくていいよ」

さやか「リロード!メタルティラノモン!マッハガオガモン!」

シュィィィィン!!
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:23:17.87 ID:jTA801DT0
マッハガオガモン「イエス!」

メタルティラノモン「あそこに見えるのは我等ティラノモン族の怨敵メタルグレイモン!?でも何かちょっと違うような……もしかして俺と同じSSオリジナルの亜種?」

メタルグレイモン「違うわボケッ!!由緒正しい公式のデジクロス版のメタルグレイモンだ!!」

メタルティラノモン「ふぅん、どっちでもいいけど。ここでグレイモンよりティラノモンの方が優れている事を証明してやるよ」

メタルティラノモン『ギガデストロイヤーU!!』ドンッ!!

メタルグレイモン「馬鹿め!」

メタルグレイモン『ギガデストロイヤー!!』ドシュゥゥゥゥン!!

メタルティラノモン「嘘ぉ!?ミサイルじゃないの!?」

ドゴォォォォン!!

シュゥゥゥ…

さやか「ティラノモンに戻った…」

ティラノモン「やっぱグレイモンには勝てない運命か……どっちでもいいけど……」ガクッ!

マッハガオガモン「よくもっ!」ゴォォォ!

キリカ「鬱陶しいねぇ、デッカードラモン!撃ち落としちゃいな!」

デッカードラモン『デッカードランチャー!!』ドドドドドッ!!

ドゴォォォォン!!

マッハガオガモン「ぐわっ!!」

キリカ「アハハハ!飛行デジモンはみんなデッカードラモンのミサイルの餌食さ!」

アンキロモン「よくもやったぎゃあ!」

デッカードラモン『ヘビーテイルフック!!』

バシィン!

アンキロモン「だぎゃあ!!」

キリカ「これで残ったのは君とその虫の二匹だけだねぇ…いや、そのデジモン使い物にならなかったから数にも入らないね!」

さやか「馬鹿にして…!」

ブイモン「いや、さやか…ブイドラモンになら進化できそうだ…俺のわずかな勇気を振り絞れば……!」

さやか「うん…行くよブイモン!」
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:25:52.31 ID:jTA801DT0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0

―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―


さやか「ブイドラモン!753作戦で行くよ!」

ブイドラモン「ああ!」

さやか「ブイドラモン!2時の方向に撃って!」

ブイドラモン「わかった!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』

ドゴォン!

キリカ「はっ!見えないから敵の場所を指示してサポートってのはテイマーの正しい在り方なんだろうけど……」

メタルグレイモン「そんな攻撃蚊ほどにも効かねぇぜ!」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』ドッ!!

メタルグレイモン「ブンブンうるさい虫だっ!」

メタルグレイモン『トライデントアーム!!』ザシュッ!!

スティングモン「うわっ!!」

QB「デジクロスによって生まれたメタルグレイモン…成熟期ニ体じゃ敵うはず無い……」

さやか「ブイドラモン!完全体に進化いける!?」

ブイドラモン「ごめんさやか…この進化までが今の俺には精一杯みたいだ……」

さやか「そんな……」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:27:19.34 ID:jTA801DT0
ブイドラモン「でも、俺は許さない……さやかの恭介への想いを馬鹿にしたあいつを……!」

スティングモン「先生……俺はみんなの笑顔を守るためなら…先生とだって…それが先生との約束だし……!」

ブイドラモン「だからっ!」

スティングモン「俺はっ!」

ブイドラモン&スティングモン「「負けるわけにはいかない!!」」

ピカァァァァ…!

さやか「な…何?何なの!?」

クルモン「あのふたりが光ってるでクル……!」

マミ「これは……?」

ドクン…ドクン…

ブイドラモン「(スティングモンの心臓の音……)」

スティングモン「(ブイドラモンの胸の鼓動が伝わってくる……)」

QB「さやか!デジヴァイスを見るんだ!」

さやか「これって…!」ピッ!ピッ!

QB「融合適合率が高い…あのニ体がシンクロしているんだ…ジョグレスができるんだ!」

マミ「ジョグレス…!?」

さやか「わかった!やってみる!」

さやか「ジョグレス!!」スチャッ!
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:28:17.55 ID:jTA801DT0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


“パイルドラモン”

完全体 竜人型 フリー

ブイドラモン系の成熟期デジモンとスティングモンがジョグレスして進化した竜人型デジモン
竜型をベースにその要素を色濃く残しており竜の持つパワーと昆虫の持つ甲殻で鉄壁の防御能力を身につけている
パワーもさることながら俊敏な動きで敵にとどめを刺す
得意技は両腕の甲から伸びるスパイクでラッシュを繰り出す『エスグリーマ』
必殺技は腰から伸びている2本の生体砲から放たれるエネルギー波『デスペラードブラスター』


パイルドラモン「はっ!」

さやか「パイルドラモン!!」

マミ「ジョグレスした…!」

アンキロモン「シャッコウモンと同じ様に…!」

デッカードラモン「ほぅ…あれも愛ゆえの融合か…!」

スティングモン『変わった…!』

ブイドラモン『見える…!ジョグレスしたから見えるようになったぞ!!』
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:30:06.72 ID:jTA801DT0
キリカ「ふ…ふんっ!ジョグレスしたところで何だって言うのさ!メタルグレイモン、やってしまいな!!」

メタルグレイモン「ああ!」ゴォォォ!

パイルドラモン「たあっ!」

ドゴォ!

メタルグレイモン「ぐお!?」

キリカ「何!?」

ズザァァァン!

パイルドラモン「強い…!」

メタルグレイモン「自分で何言ってやがるんだこの野郎!」

メタルグレイモン『トライデントアーム!!』ドッ!

パイルドラモン「ふっ!」バシュンッ!

マミ「爪がワイヤー状に射出されたわ!」

キリカ「あんな仕掛けが…!」

シュルルル!

メタルグレイモン「ぐわっ!絡まった!」

パイルドラモン「うおおおぉぉ!!」ブォン!

メタルグレイモン「うわあぁぁぁ!!」

ドゴォォォン!!

クルモン「投げつけたでクル!」

アンキロモン「すごいだぎゃぁ…」

マミ「デジクロスしたメタルグレイモンと互角に戦ってるわ!」

さやか「あのパワー…通常の完全体進化のエアロブイドラモン以上……!」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:31:43.16 ID:jTA801DT0
メタルグレイモン「このおぉぉぉぉ!!」ゴォォォ!

パイルドラモン「はっ!」サッ!

キリカ「かわされた!?」

パイルドラモン「おりゃあぁぁ!!」ゲシィ!

ドゴォォォン!!

メタルグレイモン「う…うぉ…!」

パイルドラモン「速い…!」

さやか「すごい!何もかもがエアロブイドラモン以上だよ!!」

QB「(そうかな?どちらかというとパワーはパイルドラモンだが、空中でのスピードはエアロブイドラモンの方が優れていると思うけど……)」

キリカ「さっきから自画自賛してんじゃないよ!!」

メタルグレイモン「ジョグレスごときのデジモンにデジクロスで強化した俺が負けるはずがないっ!!」

メタルグレイモン『トライデントアーム!!』

パイルドラモン『エスグリーマ!!』

ガキィィィン!!

パイルドラモン「はっ!!」

ギィィン!!

メタルグレイモン「くそっ!何故だ!何故だ!!俺の方が劣っていると言うのか!!」

キリカ「ちっ!こうなったら…デッカードラモン!あんたもデジクロスを…」

さやか「これ以上やらせない!パイルドラモン!」

パイルドラモン「わかってる!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』

ドドドドドドドドッ!!

メタルグレイモン「ぐがああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォン!!!
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:33:29.83 ID:jTA801DT0
シュゥゥゥ…

メイルバードラモン「お…おのれ……!」

アグモン「くっ…くそぅ…何で勝てないんだ……!」

キリカ「美樹さやかのデジモンごときに…!」

デッカードラモン「ほほっ!見事だ!パイルドラモンよ!流石ワシの教え子とジョグレスしただけの事はある!」

キリカ「お前どっちの味方よ!?」

デッカードラモン「愛の心を持つ者のだ」

キリカ「だから私のデジモンになったんだろ!?あんたが奴をやれよ!」

デッカードラモン「断る」

キリカ「断るって……」

スティングモン『先生……』

デッカードラモン「(スティングモンよ。ワシはこの娘と共に行く…この娘の意志が強いが、それ故に歪んだ愛を正しき愛にワシが導く為に…お主はお主の道で皆の笑顔を守るのだぞ)」b

クルモン「ワニさんも親指立ててるでクル…」

さやか「四足歩行なのに無茶すんなよ…」

パイルドラモン「……」b

さやか「パイルドラモン?」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:35:05.74 ID:jTA801DT0
キリカ「何やってるのさ!戦えよ!」

デッカードラモン「デジヴァイスに戻らせてもらう」シュィィィン!

キリカ「あっ!勝手に戻るなよ!」

さやか「どうする?あたしと戦るってなら相手になるけど?」

キリカ「自惚れるなよ…君程度じゃ私の相手にならない……」ジャキッ!

パイルドラモン「さやか!」

アグモン「駄目だキリカ!そいつは倒せてもそいつのデジモンにやられる!」

キリカ「…今日は敗北の屈辱を潔く飲んであげるけど、次の戦場ではこうはいかないよ!」

メイルバードラモン「行こう、キリカ」バサァ…

キリカ「あ、それと一つ教えてあげるけどアンダーフォレストに落ちた佐倉杏子は今頃あの自伝大好き男に倒されてるかもね!」

さやか「杏子が!?」

キリカ「では、また会おう!」バサッ!
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:36:52.44 ID:jTA801DT0
シュゥゥゥ…

さやか「ブイモン!…目は治ってないか……」

ブイモン「ああ…でも、俺とスティングモンがジョグレスしたパイルドラモン強かっただろ?これで戦えるよ!」

さやか「でも、そうなるとスティングモンは……」

スティングモン「美樹さん、俺、君達と一緒に行くよ」

さやか「あんたが先生って呼んでたあのワニのデジモンを呉キリカから取り戻すため?」

スティングモン「いや、先生は先生の考えがあってあの子についてったと思う。俺は俺で君達と冒険して、このデジタルワールド全てのデジモンに笑顔を守りたいと思う」

ブイモン「そうか!なら、これからもよろしくな!」

スティングモン「ああ!こちらこそ!」b

さやか「そうだ!マミさん無事ですか!?」

マミ「わ…私は平気だけどロップモンが……!」

ロップモン「……」

クルモン「ロップモン…大丈夫ですかぁ…?」

マミ「私の治癒魔法で応急処置はしたけど…しばらくは戦えそうにないからデジヴァイスで休ませましょう…」シュィィィン

さやか「そういえば、さっきあいつが杏子が倒されてるかもって言ってたけど!」

ブイモン「ギルモンが進化したデュークモンがそうカンタンにやられないさ!」

マミ「そうね…佐倉さん達は心配ないと思うけど……テリアモンが……」

さやか「そうだった!まどかやほむらも気になるけどそっちが先だね!」

スティングモン「(そして…まずはこの森に笑顔を取り戻すためには王を……!)」

スティングモン「(やってみます!俺の2000番目の技…ジョグレスで!!)」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:37:55.54 ID:jTA801DT0
〜アンダーフォレスト・蟲の王の根城〜

?「余は空腹だ…馳走を用意せい……」

メタリフェクワガーモン「王よ。今しばらくお待ちを……」

?「余の空腹を満たすには強きデジモンのデジシードが一番だ……ならば余に刃向かう意志を持つ強き者が良い……スティングモン、赤きアトラーカブテリモン、デッカードラモン、そしてこの森に潜んでるというオリンポス十二神の……」

メタリフェクワガーモン「いえ、それよりも極上な餌が今この森を通りかかっているそうです」

?「何…?」

メタリフェクワガーモン「選ばれし少女達です」

?「選ばれし少女…!ロイヤルナイツや七大魔王の転生体を従えし人間達か…!」

メタリフェクワガーモン「我が部下のクワガーモンが数匹このアンダーフォレストに落としたとの事で…」

?「ほぅ…」

メタリフェクワガーモン「そいつらをお召しになれば王の空腹も満たされ、リリスモン等の七大魔王やワルプルモンを駆逐させられるお力も付けられるかと…」

タイラントカブテリモン「フハハハ…それは楽しみだ!この蟲の王タイラントカブテリモンが奴等を食す瞬間がな!」
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/10(土) 22:43:33.83 ID:jTA801DT0
〜次回予告〜

メタルグレイモン(クロウォ)「なんだかんだ言って俺も悪くないよなぁ?」

メタルグレイモン(L)「お前のせいでいつまで経っても公式サイトの図鑑に俺が載らないじゃないか!成熟期のグレイモンと共に!」

ライズグレイモン「そうだ!やっぱお前メイルグレイモンに改名しろ!」

メタルグレイモン(L)「あとお前の成長期セイバのアグモンのせいで普通のアグモンも載ってない」

メタルグレイモン(青)「てめぇ!何偉そうにしてんだ!俺が元祖なんだよ!何がレジェンドのLだ!!」

メタルグレイモン(L)「機械化で体が真っ青になった虚弱体質君は引っ込んでてください(笑)」

メタルグレイモン(青)「今俺を笑ったなあぁぁぁぁぁ!!」

エレキモン「ベルゼブモンやサイバードラモンはちゃんと二種類とも図鑑載ってるのになぁ…」

ジジモン「Wikimon行けばよいじゃろ……」

エレキモン「俺のPCじゃ行くと重いんだよ」

ジジモン「次回、デジモン☆マドカ!」

ジジモン『甲虫王者タイラントカブテリモン!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

メタルグレイモン(X抗体)「お前らはいいよなぁ…玩具が出てるんだし……」


今回はここまで
分岐進化でエクスブイモンにしようと思ったけど
結局ブイドラモンのままジョグレスさせました
エクスブイモンの登場の予定はとある場面であるのですが…
因みに自分は在り来りですがオレンジのメタルグレイモン派です
ではまた
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/10(土) 22:57:00.40 ID:rnC1LsBt0
乙!
!?甲虫の王ってヘラクルカブテリモンじゃなかったのか!?
ん?でもそうすると赤いアトラーカブテリモンは味方って事か?
何にせよこれからも目が離せないぜ!
(ちなみに聞くけどX抗体のデジモンって出たりすんのかね?)
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/10(土) 23:25:33.46 ID:CBd0294r0
一体どんな十二神がでてくるんだ!?
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/11(日) 01:07:52.57 ID:ruTUsFlDO
今いる十二神って誰がいるっけ?

メルクリモンぐらいしか思い浮かばない
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/11(日) 01:17:05.30 ID:y6Zik1N6o
マルスモン
メルクリモン
ネプトゥーンモン
アポロモン
ディアナモン
ミネルヴァモン
ウルカヌスモン
ウェヌスモン
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/11(日) 09:09:23.27 ID:ku3F0he80
赤いアトラーカブテリモンは天の道に関係してるあの人かな。
デジモン図鑑にインペリアルドラモンが登録されましたが、
設定が究極の闇に通じるところがあるからクウガ的な展開を期待してしまいます。

いつかこっちにもデジモン歴代主人公が現れたりしないんですかね?
デジモンが被ったりするから問題になりそうなんですが、太一のウォーグレイモンとキリカのBウォーグレイモンの戦いとか読んでみたいかもッス。
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/11(日) 09:50:15.58 ID:ruTUsFlDO
予告やべぇえぇぇ!

マサルダイモンが究極体を殴り飛ばしてたwwwwww

459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/11(日) 20:48:51.52 ID:CCjicHGr0
>>458
なにかおかしいとこあった?
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/11(日) 21:20:21.12 ID:glTW5LB1o
いつものことだろ
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/11(日) 21:52:13.55 ID:b69FZ3Ouo
特に問題ないな
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/11(日) 22:48:37.39 ID:ruTUsFlDO
そういえばそうだったな……

ヴァンデモンさんでテンション上がってたから草生やしちゃったよ……
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:34:01.21 ID:iMybU6Po0
こんばんわ

>>453
一応出る予定はありますがほむらのベルゼブモンと杏子のデュークモンはX化しないと思います
手元にクロニクルの資料無いのが辛い…

>>454
今回の話でだいたい察せると思いますがどっちかはまだ秘密

>>455
十二神名義でアニメに出てたのは彼だけでしたね
他のはクロウォでバグラ軍だったりデスジェネラルだったり

>>456
メルヴァモンってミネルヴァモンの成長した姿なのにジントリックスでは何故か完全体なんですよね
単なる誤植でしょうか?

>>457
基本出さないこと前提で書いてますんで…
ゴマモンも中身拓也を意識してアグニモンにしちゃったし…
絶対無い事は無いと思いますがこれだけはあまり期待しないでください
マサルダイモン?あれはデジモンですよ?

>>458-461
安定のマサルダイモンですね
自分的にはクロウォ組の反応が楽しみです
拓也のスピリットエボリューションにも

>>462
あのヴァンデモン無印のヴァンデモンとは別個体なんだろうけど太一が何か反応するんでしょうかね?
でも、先週オーガモン役で無印ヴァンデモンと同じ声優さんが出てたんで有り得なくないかも?

投下
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:35:58.44 ID:iMybU6Po0
〜スナイモンの隠れ家〜

テリアモン「何ここ…森の喫茶店…?」

スナイモン「フヘヘヘ…ア゙バベヂャン……」

テリアモン「だから僕そのアバベちゃんって子じゃないから!!」

スナイモン「(ナデダ…ナデオリバゴドゴドゴドゥルナヅドゥ…リイゼイザァオ゙ルジナル……ア゙バベヂャン……)」

テリアモン「何で心の中の葛藤までオンドゥル語!?」

スナイモン「ア゙バベヂャア゙ァァァァァァァン!!!」ドッ!

テリアモン「う…うわあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

バキッ!

スナイモン「ワダァ!!」

?「ったく!アンタのその性癖は相変わらずだね!小さくて可愛いデジモンを見かけたら見境なく捕らえて!」

テリアモン「だ…誰…?」

?「まぁ、アンダーフォレストに突き落として蟲の王への生け贄に奉げないだけでもマシかもしれないけどね……」

スナイモン「オ…オバエババザァカヴィベヅヴァボン!?オディンボスデュルルジンドグドオバエガナデゴゴル!?」

?「何故ここにだって?お前みたいに蟲の王に従ってる奴等の邪魔をしたいからだよ!別にスティングモンや天の道の坊やみたいに正義を気取る気は無いけどね!」

スナイモン「ドドヴドゥゴドダ!ケッチャコ!!」

?「ふんっ!オリンポス十二神のアタシに挑もうってかい?その度胸だけは褒めてやるけどねぇ!!」

テリアモン「オリンポス十二神?」
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:38:36.13 ID:iMybU6Po0
スナイモン「シガンガナリタッルルラロゥ!!」

スナイモン『ジャドルジッグヅ!!』ズバッ!

テリアモン「危ない!!」

?「ふんっ!」

ガキィィン!

スナイモン「!?」

テリアモン「すごい…あんな自分の体と同じくらいの大きさの大剣を素早い一振りでスナイモンの斬撃を…!」

?「どうだい?まだやるかい?」

スナイモン「グ…グゾ-!オボエデドヨゴドドディャーャーア゙!ヅギゴゾバクサムヲムッコロス!!」ブゥゥゥゥン…

?「誰がババアだゴルァ!!そりゃ確かにアタシは見た目より長く生きてるけど…ババア言うなあぁぁぁぁ!!」

テリアモン「あいつのオンドゥル語翻訳できるんだ……」

?「ったく!…怪我は無いかいアンタ?」

テリアモン「無問題!助けてくれてありがとう。僕テリアモン。君は?」

?「名乗るほどの者じゃないよ。通りすがりのオリンポス十二神さ、覚えておきな!」

テリアモン「だからそのオリンポス十二神って?」

?「それよりアンタが噂の選ばれし少女達のデジモンだね?」

テリアモン「どうしてそれを?」

?「森には噂好きのデジモンが多いからね。アンタの仲間もアンダーフォレストに落ちたそうだし」

テリアモン「マミ達が!?僕行かないと!!」

?「アンタは人間がいないと進化できないんだろ?一人で行くとまたさっきのスナイモンみたいなのに襲われるよ?」

テリアモン「……一緒にきてくれる?」

?「ま、いいけど。アンタの仲間のロイヤルナイツや七大魔王…ベルゼブモンの力がどれほどの物か興味あるし」

テリアモン「どうせ僕はそういう肩書きないよーだ!」
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:41:09.18 ID:iMybU6Po0
〜アンダーフォレスト〜

ほむら「まどか、大丈夫?私の手に捕まって」

まどか「うん、ありがとね」

インプモン「オメェも大丈夫かよ猫?ほらよ」

テイルモン「触らないで!」バシンッ!

インプモン「あぁ!?何しやがるんだこの腐女子猫!!気ぃ使って損したぜ!」

まどか「ちょっとテイルモン…そんな態度ないよ……」

ほむら「インプモンも腐女子猫なんて言い方は無いでしょ。腐ってもまどかのデジモンなのよ?」

テイルモン「ちょっとあなた、腐ってもってどういう意味かしら?私の趣味を馬鹿にしてる?」

ほむら「別にそのつもりはないわ。趣味は人それぞれ、デジモンそれぞれだし」

テイルモン「それならいいけど……」

ほむら「まぁ、私は男同士なんて汚らわしいと思うけど」

テイルモン「フシャアァァァァ!!坊主憎けりゃ袈裟まで憎し!デジモン憎けりゃテイマーまで憎し!この娘も気に入らないわ!!」

まどか「テ…テイルモン…仲良くしようよ……」

テイルモン「って言うかリリスモン同様の百合趣味のあなたに言われたくないわよ!!」

ほむら「勘違いしないで、私が百合本が好きなのはその中の登場人物を私とまどかに脳内変換するのが好きだからだけよ」

まどか「ほ…ほむらちゃん……」

インプモン「サラっと何とんでもない事カミングアウトしてんだ!?」

テイルモン「なら許す」

まどか「許すの!!?」

テイルモン「私のテイマーが好きっていう娘に悪い子はいないわ」

まどか「は…はは…そうだけど…ほむらちゃんは何でわたしの事が……」

テイルモン「やっぱりあなたはあの時の事を……」

ほむら「あの時……?」

インプモン「おい、んな事よりデジモンが来るぜ」

ウィザーモン『アンダーフォレストに生息するデジモンはフォレストゾーンのデジモンより凶暴だ!注意しろ!!』

ドクグモン「ふふふ…このアンダーフォレストという名の蜘蛛の糸に…あっ!かかったようだな〜!」

インプモン「また蜘蛛か!」

テイルモン「ドクグモンよ!」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:42:47.91 ID:iMybU6Po0
“ドクグモン”

成熟期 昆虫型 ウィルス

身をコンピューターウイルスに寄生された呪われしデジモン
もともとは大人しいデジモンであったがコンピューターウイルスの渦に巻き込まれて感染してしまい
それ以来ふれたものを腐食させる能力がついてしまった
八本の足は伊達ではなく、どこまでも獲物を追い詰めて疲れさせる
必殺技のキバから発せられる『スティンガーボレーション』の毒の威力は象をも一撃でしとめるほどである


インプモン「あ!一緒にいるのさっきのクワガーモンか!?」

クワガーモン「ヴヴヴ…ゴドア゙ンダ-ヴォリスドゥルオディタカラルバギザァバボオワディダ!」

ドクグモン「あっ!我等が王の餌となれ〜!」

クワガーモン「オッペケテンムッキー!」

ドクグモン「……ムッキーじゃねぇよ…だいたい、アンタは俺が通ってる学校の校長でも戦闘では立場は対等だ。上から目線の命令口調はやめてもらおうか」

クワガーモン「ナニイッテンダ!?フザケルナァ!!」

ドクグモン「だいたいあんたらのそのオンドゥルごっこにウンザリなんだよ…キャラ作りのためにわざとやってんだろ?」

クワガーモン「オバエニナニガワガルッ!!」

ドクグモン「素かよ……」

まどか「な…何だか仲はあんまりよくないみたいだね……」
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:44:03.74 ID:iMybU6Po0
インプモン「ほむら、進化だ!」

ほむら「成熟期二体程度なら、それには及ばないわ」

テイルモン「今のままで十分ね」

ドクグモン「…こっちの戦力がこれだけだと…あっ!思わないことだな〜!」

インプモン「今、素に戻ってたけどお前のその歌舞伎口調もキャラ作りだろ」

ドクグモン「う…うるさい!お前達〜あっ!出番だよ〜!」

シェイドラモン「シェッシェッシェッシェッ!」

サーチモン「……」

フライビーモン「ビー!」

コンゴウモン「俺の名前を言ってみろ!」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:47:16.45 ID:iMybU6Po0


“シェイドラモン”

アーマー体 昆虫型 ウィルス

勇気のデジメンタルのパワーによって進化したアーマー体の昆虫型デジモン
正確には昆虫人間型の姿をしているが、その姿は凶々しく勇気のデジメンタルが逆作用してしまい凶悪になってしまった
フレイドラモンのように炎を操り格闘能力もほぼ互角だが光と闇のように正反対の邪悪な存在である
必殺技は両腕から放射する灼熱の火炎『フレアバスター』



“サーチモン”

アーマー体 昆虫型 データ

知識のデジメンタルのパワーによって進化したアーマー体の昆虫型デジモン
知識のデジメンタルの影響で“知りたがる”習性を持っており背部に付いているレドーム(レーダー)で情報の収集と索敵を行う
サーチモンにかかればどんな小さな物音や振動でも敵の存在を感知し、また情報を収集されてしまう
必殺技は背部のレドームより相手を錯乱させる電波を放ち、錯乱状態にさせてしまう『ジャミングヘルツ』



“フライビーモン”

アーマー体 昆虫型 データ

知識のデジメンタルのパワーによって進化したアーマー体の昆虫型デジモン
クネモンが大量に発生したときにデジメンタルの力で突然変異的に進化するといわれている幻のデジモン
ハニービーモンやバタフラモンもその一種で遭遇することは非常に稀である
縄張り意識が非常に強く自分のテリトリーに侵入したものはたとえ究極体であろうとも撃退しようとする
必殺技は背中の羽を高速で振動させ電撃をあびせる『フライスパーク』と
尻尾の先にある硬質な針を打ち出し敵を貫く『ニードルスティンガー』



“コンゴウモン”

アーマー体 昆虫型 データ

奇跡のデジメンタルのパワーによって進化したアーマー体の昆虫型デジモン
全身が黄金色に輝くメタルボディで、重量級のパワーファイターである
6本の手に持つ聖なる武器“ヴァジュラ”で奇跡を起こし、あらゆる神事に精通している
古来より、コンゴウモンは天使型デジモンとは別の神の地上代行者と言われている
必殺技は6本の腕から繰り出される、強烈な連射張り手『鉄砲(テッポウ)』


まどか「昆虫デジモンがいっぱい!」

ほむら「全部アーマー体なの…?」

テイルモン「さすがアンダーフォレスト…本来古代種であるアーマー体が未だ野生でこんなに生息しているなんて!」

インプモン「あいつら全部デジメンタルで進化したデジモンかよ!」

ほむら「あの金色の虫はマグナモンと同じ奇跡のデジメンタルで進化したとデジモンアナライザーに書いてあるけど…」

テイルモン「必ずしもデジメンタルで進化したとは限らないわ。中にはそのデジメンタルと似た性質のデータを取り込み、通常進化と変わらない方法でアーマー体に進化するデジモンもいるわ。それにアーマー体の強さはデジメンタルとの相性によって変わるし」

まどか「じゃあ、マグナモン程強くないんだね」

コンゴウモン「マグナモンだぁ?あんなのと一緒にするな!俺はコンゴウモンだぞ!」

インプモン「(同じデジメンタルで進化したデジモンにも馬鹿にされてるぜマグナモン……)」
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:47:59.40 ID:iMybU6Po0
ドクグモン「みんな〜!こいつらを倒し、デジシードを王に捧げた者は…あっ!この赤クワガタの代わりに校長だってよ〜!」

クワガーモン「カラミソッ!?」

フライビーモン「マジかビー?」

シェイドラモン「シェッシェッシェッ!俺がやっちゃうぜ!」

サーチモン「……」

コンゴウモン「校長になれば俺の名も広まるというもの!」

クワガーモン「……カテゴリーエースハオレノモノダァ!!」

ほむら「この数じゃ進化させないとキツイわね…エンジェモンはこの前のスサノオモンとの戦闘の負傷が治ってないし」

まどか「行くよ、テイルモン!」

テイルモン「ええ!」
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:48:50.94 ID:iMybU6Po0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


―インプモン超進化ぁぁぁ!バアルモン!!―


バアルモン「さて…昆虫採集と行くか!」

バアルモン『ベレンヘーナ!!』バンッ!バンッ!

サーチモン「!」

フライビーモン「痛いビー!!」

エンジェウーモン「(バアルモン…かつて、天使型デジモンのみで構成されていたはずの『女神の戦士団』に何故か所属していた魔人型デジモン……)」

エンジェウーモン「(戦士団最強の座にまで登りつめながら…自分以外の団員を全員虐殺し、ロードし……)」

エンジェウーモン「(そしてベルゼブモンへ進化し、暴食の魔王が誕生した……)」

まどか「エンジェウーモン…バアルモンの方を見て何考えてるんだろ……?」

ウィザーモン『ふむ…バアルモンか……私もあいつが気に入らんな』

まどか「ウィザーモンまで…どうしてそんな事言うの!?」

ウィザーモン『いや、テイルモンの様にインプモン個人を嫌ってるわけではない。私が気に入らないのはあのバアルモンだけだ』

まどか「え?何で…?」

ウィザーモン『ルックスが俺と被ってるから』

まどか「それだけの理由!?」

ウィザーモン『いや、他にもなんか被ってるような……』
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:52:36.99 ID:iMybU6Po0
まどか「いいからウィザーモンも戦ってよ!リロード!」シュィィィィン!

ウィザーモン「俺、虫嫌いだから勘弁してほしぃんだよなぁ…」

シェイドラモン「シェッシェッシェッ!やる気がないんなら大人しく王の生け贄になりな!」

ウィザーモン「そのつもりは無いな…ドマティックに行くぞ!」

ウィザーモン『マジックゲーム!』ビシュン!

シェイドラモン「シェイ!?」

まどか「すごい!ウィザーモンが杏子ちゃんの様に分身した!」

ウィザーモン『はっはっはっはっ!この程度の魔法、私には造作もない!さぁ、ゲームの時間だ。本物の私を当てられるかな?』

シェイドラモン『フレアバスター!!』

ボォン!

ウィザーモン『ハズレだ!』

ウィザーモン『サンダークラウド!!』

ビリビリビリッ!

シェイドラモン「シェエェエェェェ!!」ズバァン!

まどか「やったぁ!」

ドクグモン「そんな子供だまし!俺の…あっ!糸で〜!」シュバッ!

ウィザーモン「うおっ!」ベチャッ!

まどか「ウィザーモンがクモの糸に絡まった!」

ドクグモン『スティンガーポレーション!!』ブシャアァァァァァ!!

ウィザーモン「し…痺れる……!!」

エンジェウーモン「ウィザーモン!!」

ウィザーモン「分身技はこのSSでは破られるのがお約束となって…きてるな……」ガクッ!

まどか「ウィザーモォォォォン!!」
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:54:54.58 ID:iMybU6Po0
エンジェウーモン「よくもやったわねぇ!!」

コンゴウモン「お前の相手は俺だ!俺の名前を言ってみろ!!」

コンゴウモン『鉄砲!!』ドドドッ!

エンジェウーモン「うっ…!」

ドクグモン「次は…あっ!お前だ小娘!」

まどか「スピリットで進化…間に合わない!」

ほむら「まどか!!」

ドクグモン「死ねぇ!!」

?「ホーンバスター!!」

ドゴォォォォン!!

ドクグモン「うわあぁぁ!!」

ほむら「また新手の昆虫デジモン!?」

エンジェウーモン「でも…まどかを助けてくれた…!」

ドクグモン「お…お前は!!」

まどか「あなたは…誰?」

アトラーブテリモン「おばあちゃんが言っていたで…ワテは天の道を往き、総てを司るデジモン……アトラーカブテリモン」

474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:56:42.73 ID:iMybU6Po0
“アトラーカブテリモン(赤)”

完全体 昆虫型 ワクチン

青いアトラーカブテリモンと同種であり、同様に主力武器である角の強度が飛躍的に高められていが
こちらのアトラーカブテリモンの方が飛行能力がすぐれている
性質的には生存本能以外に弱いものを守るという行動が認められ
その行動は騎士的にさえ見えることがある
必殺技は巨大な角を敵に突き刺す『ホーンバスター』


クワガーモン「デンドォ!!」

ドクグモン「貴様ぁ…いつもいつも、スティングモンと共に我々の邪魔をする…あっ!赤きアトラーカブテリモン!!」

コンゴウモン「何が天の道だ!俺はコンゴウモンだぞ!王への貢ぎ物と共に仕留めらたいか!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言っていたで…まずい飯屋と悪が栄えた試しはない……」

まどか「(おばあちゃんって誰!?)」

ドクグモン「馬鹿かお前!その悪が!あっ!ワルプルモンがこのデジタルワールドを支配してるから王は力を付けるためにこうやってデジシードを集めさせてるんだろ!」

コンゴウモン「王がワルプルモンを倒すためになあ!」

アトラーカブテリモン「例え奴がワルプルモンを倒したとしても、力による支配…悲劇は変わらないで…」

ドクグモン「黙れ!我等昆虫デジモンの天下になれば…あっ!それでよし!」

コンゴウモン「今日こそお前も王の餌にしてくれる!!」

まどか「味方してくれるんだね!」

ほむら「私達も応戦しましょう!」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 19:57:45.40 ID:iMybU6Po0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=KDwIuX4p0JE


まどほむ『ダブルスピリット・エボリューショォォォォォン』


―ジェットシルフィーモン!!―


―ライヒモン!!―


エンジェウーモン「まどか!」

ジェットシルフィーモン「エンジェウーモン!ほむらちゃん!バアルモン!飛ばしていくよ!!」

ライヒモン「ええ!」

バアルモン「わかった!」

クワガーモン「ゲゲゲー!!」

ドクグモン「に…人間がデジモンに…あっ!なっただとぉ〜!?」

コンゴウモン「因みに俺の名前はコンゴウモンだ!!」

アトラーカブテリモン「ほぅ、アレがおばあちゃんやあの女が言っていたスピリットかいな…十闘士の伝説なんて単なるおとぎ話だと思ってたで」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:00:03.49 ID:iMybU6Po0
サーチモン「(さっきから僕の台詞が無い……)」

サーチモン『ジャミングヘルツ!!』ビビビビビ!!

フライビーモン『フライスパーク!!」ビリビリビリ!!

ライヒモン『シュヴァルツ・レールザッツ!!」シュゴォォォォ…!

サーチモン「!?」

フライビーモン「俺達の攻撃が無効化されたビー!?」

ライヒモン「この領域にはその程度の攻撃は闇に飲まれて消え去るだけよ…今よ、まどか!」

ジェットシルフィーモン「飛ばすね!!」

ジェットシルフィーモン『ウルトラタービュレンス!!』

ブオオォォォォォォォォ!!!

フライビーモン「風車から凄い乱気流がぁぁぁぁ!!」

サーチモン「ひぃぃぃぃぃ!!」

ズバァァン!!

エンジェウーモン「さっきのウィザーモンのお返しよ!」

ドクグモン「く…来るねい!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビジュゥン!!

ドクグモン「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォン!!
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:01:35.35 ID:iMybU6Po0
エンジェウーモン「ふぅ!」

クワガーモン「ムッキー!!」

クワーガモン『ジザ-ア゙-ヴヅ!!』ドッ!

エンジェウーモン「しまった!」

バアルモン「はっ!」バンッ!バンッ!

クワガーモン「グゲェ!?」

バアルモン「油断したな」

エンジェウーモン「…一応礼は言ってあげるわ」

クワガーモン「オデノカラダハボドボドタ!!」ブゥゥゥン…

エンジェウーモン「逃げたわ!」

バアルモン「雑魚は放っておけ、それより…奴の手並みを拝見しよう」

コンゴウモン「おい、お前!俺の名前を言ってみろ!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんが言っていたで…昨日より速く走るのが条件…自分の限界を抜きさって行くのさ…と」

コンゴウモン「俺の名前を知らないってか!?俺はコンゴウモンだぞ!!」

コンゴウモン『ヴァジュラ!!』ズォ!

アトラーカブテリモン「……!」シュンッ!

コンゴウモン「何!?かわしたぁぁぁ!?」

ライヒモン「あの体格で見た目に反した凄いスピード…!」
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:02:42.84 ID:iMybU6Po0

シュンッ!シュバッ!

コンゴウモン「おのれー!虫の様にうろちょろと!!」

ジェットシルフィーモン「どっちも虫のデジモンだよね…?」

アトラーカブテリモン「……」ピタッ!

バアルモン「止まった…?」

コンゴウモン「(あはっ!ぶぁかめぇ!背中ががら空きだ!チャンスだぁ!!)」

コンゴウモン『鉄砲!!』ドッ!!

ジェットシルフィーモン「危ない!後だよ!!」

アトラーカブテリモン『ホーンバスター…!』

クルッ!

コンゴウモン「何!?」

アトラーカブテリモン「はっ!!」

ズオォォォン!!

コンゴウモン「がっ…がはっ!!」

ライヒモン「カウンターで角を突き刺したわ!」

バアルモン「ふっ…キザな決め方だ…」

ジェットシルフィーモン「カッコイイ!」

コンゴウモン「お…覚えておけお前ら…俺の名前はコンゴウモン……!」

ズバァン!

アトラーカブテリモン「太陽の輝きを知るがいいで…」スッ…

エンジェウーモン「(太陽に向けて指をさしてるけどここアンダーフォレストだから太陽は見えてないわよ…)」
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:04:00.14 ID:iMybU6Po0
〜蟲の王の根城〜

メタリフェクワガーモン「で、貴様だけおめおめと逃げ帰ってきたと…?」

クワガーモン「オデノカラダハボドボドタッタンデヅ!!」

メタリフェクワガーモン「何が体がボロボロだ!王よ、いかがなさいます?」

タイラントカブテリモン「面白い…選ばれし少女達とそのデジモン…余が直々に出陣するとしよう…!」

メタリフェクワガーモン「そんな…!王自ら…!」

タイラントカブテリモン「だが、その前に腹ごしらえをしたい…馳走を用意せい…!」

クワガーモン「ディゾル?」

メタリフェクワガーモン「でしたら、今これを召し上がりに…」

クワガーモン「ショチョォ!?」

メタリフェクワガーモン「誰が所長だ!!」

タイラントカブテリモン「ふん…味にもデジソウルにも期待できないがよいだろう…」

クワガーモン「オレクワレテモイイノカナ!?」

タイラントカブテリモン「では、いただくとしよう……」

クワガーモン「ウ…ウワアアァァァァァアァァァァァァァ!!!」

バリボリムシャムシャ…

タイラントカブテリモン「やはり不味い」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:05:36.42 ID:iMybU6Po0
アトラーカブテリモン「お前達、ここを抜けたければ王を倒すのに手を貸せや」

インプモン「んだテメェ!それが人様に物を頼む態度か!?何様だ!!」

アトラーカブテリモン「俺様や」

まどか「いいけど…わたし達だけで虫の王様を倒せるのかな…?」

ほむら「クルモンがいないからベルゼブモンにも進化できないし…」

インプモン「いい加減あいつの力を借りずにお前のデジソウルだけで進化できるようになんねーのかよほむら!」

ほむら「……」

テイルモン「…!また誰か来る!」

まどか「あ!杏子ちゃん達だよ!」

ほむら「杏子達も落ちてたのね……」

インプモン「って、オメェ等ボロボロだけど何があったんだよ?」

杏子「あぁ…ちょっと厄介な奴に出くわしてな……」

ギルモン「ギルモンお腹へったぁ……」

アルダモン「その赤いアトラーカブテリモンは誰だってばよ?」

アトラーカブテリモン「天の道を往き、全てを司るデジモンだ…」

杏子「…こっちは疲れてんのに妙な奴連れてんじぇねぇよ!」

ほむら「マミやさやかは?」

杏子「わかんねぇ、まだ上の森じゃねぇのか?」
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:06:48.39 ID:iMybU6Po0
ブゥゥゥン…

まどか「あ!見てアレ!」

ほむら「黄金のクワガタ虫…?」

杏子「すっげぇ!捕まえれば昆虫マニアに高く売れるんじゃね!?」

インプモン「マジで!?」

テイルモン「このデジタルワールドにそんなのいるのかしら?」

杏子「ここはアタシの変幻自在の槍で…そりゃっ!!」ジャラッ!

ガシッ!

杏子「ゲット!」

ギルモン「杏子すごぉい!」

杏子「って!よくみたらクワガタじゃねぇ!何だこりゃ!?」

アトラーカブテリモン「それは…!」

メタリフェクワガーモン「それは私の体の一部、偵察用の端末だ!」

テイルモン「それは私のお稲荷さんだ?」

まどか「全然違うよテイルモン!何処の変態仮面!?」

アトラーカブテリモン「王の側近のお前が直々に出てくるとは思わなかったで…メタリフェクワガーモン!」
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:07:55.35 ID:iMybU6Po0
“メタリフェクワガーモン”

完全体 昆虫型 ウィルス

武装化により攻撃力を飛躍的にアップさせたクワガーモンの亜種
形状が人型になったことで格闘能力も得ており固い甲殻と素早い動きを併せ持ち
完全体デジモンの中ではトップクラスのバランスを誇る
必殺技の両手の指先に装備した銃口から放つビーム攻撃『ホーミングレーザー』
はメタリフェクワガーモンの意志で自在に軌道を曲げることが可能で、いかなる障害物もかわして敵に直撃させることが可能である
またビームを刃状に放出し切りつける『エミットブレイド』は近接戦闘で威力を発揮する


ほむら「王の側近!?」

ギルモン「クワガタのロボットみたいでカッコイイ……」

アルダモン「何言ってるんだってばよギルモン!カッコイイのはカブト型のロボットだってばよ!」

アトラーカブテリモン「丁度ええ、お前を倒して王の居所まで案内してもらおうやないか…」

メタリフェクワガーモン「その必要は無いぞ、赤きアトラーカブテリモンよ」

アトラーカブテリモン「何やて?」

メタリフェクワガーモン「お前と後ろにいる選ばれし少女達のデジモンをお召し上がりになるために…王自ら推参なさったのだからな!」

アトラーカブテリモン「!!」

インプモン「虫のキングが!?」

まどか「一体何処に!?」

メタリフェクワガーモン「只今参られる!さぁ、我等が昆虫デジモンの王!タイラントカブテリモン様よ!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……!!

杏子「なんちゅーデカさだ!アレが…!!」

ほむら「蟲の王……!!」

タイラントカブテリモン「フハハハハ……」
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/14(水) 20:13:12.11 ID:iMybU6Po0
〜次回予告〜

まどか「いよいよ明日はまどマギポータブルの発売日だねほむらちゃん!」

ほむら「ええ、待ち遠しかったわ…まどかのfigmaのオマケのゲーム……」

まどか「逆だから!そのネタ前も言ったし!!」

エレキモン「最近デジモンばっかでまどマギ成分が薄れてるこのSSだが、ゲームのネタを取り入れてくつもりだ!」

杏子「もしかしてアタシやマミの魔女とかじゃないよな?」

さやか「デジモンの世界じゃ魔女にならないのにどうすんのよ?」

エレキモン「それは後のお楽しみ」

ジジモン「更に>>1はかずマギも全巻買ったぞい」

マミ「最新巻には私も出てるから是非読んでね?」

エレキモン「かずマギのキャラの登場の予定もできたから未読の人は予習に読んどいてくれ!」

ジジモン「別にそこまでしてこのSS読む価値無いし……」

エレキモン「ジジイィィィィィ!!!」

ジジモン「でもかずマギ面白いぞ〜い」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『蟲の王VS皇帝竜!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ジジモン「それよりスパロボまだかのぅ」

エレキモン「そこはリデジタイズって言えよ!!」

今回はここまで
かずマギ勢のパートナーデジモンはだいたい決まりましたけど
かずみとユウリ以外のパートナーはロイヤルナイツとかオリンポスとかの肩書き有りのデジモンでない限り
変わってもストーリーには差し支えないのであの子にはこのデジモンがいいんじゃないかな〜?ってご意見ご要望が有ったらありがたいです
因みに海香とみらいはほぼイメージ通りのデジモンを選出したので被るかもしれませんが
ではまた
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/14(水) 22:18:24.13 ID:AFdwwv2Q0
そろそろ>>1はエクストリームジハード喰らっておくべきだな
あと関係ないけど某所のロリスモンなるものが可愛すぎるwwwwww
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 22:45:58.48 ID:VvvbGVkl0
>>1乙だが、カブト見てねぇよォォォォぉぉぉぉぉおおおッ!!!!!
あれってどんな内容だったんだ?
あとまどマギゲームどうしようかな・・・杏さやルートがあれば
美味しくいただけるんだが(オイ
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 22:55:29.86 ID:891mV5zDO
畜生!ゴジラの奴もかずマギが出てきたところで挫折したのに!一気に顔も性格も知らんキャラが四〜五人も出たらSSじゃあついていけん

ただでさえ漫画版まどマギ読んでないからあの2人もしらないのに……

全巻買うことを強いられているんだ!


でも家族の目もあるから魔法少女とか死んでも買えねー
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/14(水) 22:58:58.38 ID:KIC0IKgc0
通りすがりのオリンポス十二神・・・イッタイダレナンダー

488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/15(木) 10:26:50.27 ID:8Ov1fP+x0
女性型で剣とくればミネルヴァモンでしょうかね。
もしくは成長してメルヴァモン。
このアトラーカブテリモンは天の道が関西弁を使ってるのか、関西弁デジモンが天の道を語ってるのかで別の面白さがありますよね。
どちらも美味しいですし。
おばあちゃんはヘラクルカブテリモンとか?
次回はタイトルからしてインペリアルドラモンか。
原作になぞるならチンロンモンのデジコアを使うんでしょうが、それならアンティラモンもケルビモンになれる要素が少しありますよね。
ちなみにリクエストパートナーデジモンって他に制限とかあるんですか?
例えば成長期から順に進化系を辿るとか、完全体までとか、最初から完全体や究極体とか、ジョグレスはなしとかみたいに。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/17(土) 15:25:37.40 ID:JNR5jrPAO
まどマギポータブルのネタバレ来る?
時間無くてやれてないんだ
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/17(土) 22:47:14.18 ID:Z1CBahPDO
戦闘以外はべぇさん目線と聞いたが本当か?
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:14:29.48 ID:IoUkQ2uq0
おはようございます

>>484
え?自分マグナモンさんを怒らせるようなこと何かしましたか?
ロリスモンいいですよね
でも自分はオッパイがあった方がいい派です

>>485
特撮料理番組
前スレでちょっと批判しちゃいましたが
ライダーはみんなカッコイイので見て損はないと思います
ところでゲームのほむほむの技にクロックアップがあったんだけどw
このSSでも使わしてもらおう…

>>486
基本的に原典と殆ど別キャラとして登場させるし
ストーリーに大きく関わってくるのもかずみとユウリだけの予定なので読んでなくても無問題だと思います
でも、家族の目を気にせず読んでみるのもいいと思います
自分はまどマギどころかプリキュアまで見てるのを親や妹にバレてドン引きされてますから
昨日見てきた映画面白かったけどりんちゃんとか5以前のプリキュアが喋らないってばよぉぉぉぉぉ!!
今日のクロウォの喋らなかったデジモンを彷彿させるぞ東映!!


>>487
だいたいわかった

>>488
完全体成熟期固定や究極体成長期無しとかでもOKです
例えばテイマのヒロカズやケンタの成熟期究極体固定のガードロ海天使のような
つーか自分が考えてる候補が今そんな感じです

>>489
まだ自分もあまり進んでないので無問題
というかそんなネタバレと言うほどのネタは入れてかないと思います
今回ちょっとゲームネタも入れましたが

>>490
ほむ視点もあるそうです
つか自分はさっきこのSSを書きながらほむらルートを開放しました

フォーゼ見ながら投下
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:16:08.82 ID:IoUkQ2uq0
〜フォレストゾーン〜

マミ「ロップモン…疲れてるところ悪いんだけどテリアモンはこの先でいいのよね?」

ロップモン『否…この森からはテリアモンの気は感じられない…』

マミ「え?と言う事は…」

スティングモン「アンダーフォレストに落ちちゃったんだよ!」

さやか「しかたない…行くしかないか…!」

スティングモン「アンダーフォレストか…もしかしたら蟲の王と戦うことになるかもしれないけど覚悟はいいかい?」

ブイモン「ああ、もちろんだ!お前とジョグレスしたパイルドラモンなら例え蟲の王だって!」

QB「ジョグレスで進化と言っても所詮は完全体だ。究極体以上の力を持つ蟲の王には太刀打ちできないよ」

さやか「…だったらさ、ジョグレスしたデジモンから究極体に進化できないの?」

QB「理論上可能だよ」

さやか「それなら…」

マミ「ねぇ、急ぎましょう。テリアモンだけじゃなく鹿目さん達もどうなったのかわからないし…」

さやか「そうですね」

スティングモン「じゃあ、あそこのデジタルゾーンから入るよ。いいね?」

さやか「うんいいよ!」
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:17:29.72 ID:IoUkQ2uq0
〜アンダーフォレスト〜

タイラントカブテリモン「余の領域アンダーフォレストによくぞ参ったな…」


“タイラントカブテリモン”

究極体 昆虫型 ウィルス

すべての昆虫型デジモンを治める「蟲の王」
あらゆる昆虫型デジモンを意のままに操ることができ自身が戦うことはほとんどない
体の甲殻は高密度のクロンデジゾイドによって構成されており並みのデジモンでは傷をつけることはできないと思われる
全身から発せられる防御不可能な灼熱の爆発『シャインオブビー』は敵対するもの全てを一瞬にして灰にしてしまう
また、『ビーサイクロン』は配下の蟲達を呼び寄せ鉄壁の蟲の壁を作り上げる


インプモン「こいつが虫キングか!!」

ほむら「(ワルプルギスの夜並の大きさの虫…正直気色悪い……)」

メタリフェクワガーモン「フフフ…貴様等の情報は私の端末で入手済みだ」

杏子「んだとぉ?」

メタリフェクワガーモン「ロイヤルナイツのデュークモン、七大魔王ベルゼブモン、そして三大天使オファニモンの転生体だそうだな」

タイラントカブテリモン「まさにレア物のデジシードになるわけだ…余が全てロードしてやろう……」
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:19:16.83 ID:IoUkQ2uq0
杏子「けっ!コイツもデジシードだけが目当てのタイプのデジモンかよ!」

アトラーカブテリモン「奴はそのためにこのエリアに落としたデジモンを次々と貪り尽くしているというわけや…」

まどか「どうして…そんな事を…!」

メタリフェクワガーモン「王がワルプルモンを倒すためのお力をお付けになるためだ」

ほむら「ワルプルモンを倒すため?」

ギルモン「この世界を守ろうとしてくれてるの?」

タイラントカブテリモン「そして余が奴に代わり、このデジタルワールド全てを支配するのだ…」

杏子「はんっ!そんなこったろうと思ったよ!ギルモン、こいつはただ自分の都合でデジシードを狩ってるだけさ!」

メタリフェクワガーモン「そこにいる暴食の魔王もそうだったはずだが?」

インプモン「あぁ?」

テイルモン「そうね、自分が強くなるためだけに他のデジモンをロードしまくってるという点ではこいつも蟲の王も一緒ね」

まどか「ちょっとテイルモン…!」

杏子「…ま、アタシも元の世界じゃそんな感じでデジモンを狩ってたけどさ」

ほむら「でも、今は違うはずよ。あなたもインプモンも」

インプモン「あ…あぁ!臭ぇ台詞だけどよ…俺は守りたいモンのために強くなんだよ!その昔の俺が何を考えて強くなりたかったのかは憶えちゃいねぇがよ!」

テイルモン「(憶えちゃいない、ね。…よくもまぁ……)」

ギルモン「杏子も一緒の気持ちだよね?」

杏子「ま…まぁな!」

アルダモン「そうだ…そのためにオイラ達には行くところがあるんだ、お前をぶっ倒してさっさとこんな森出るってばよ!」
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:20:31.54 ID:IoUkQ2uq0
ギルモン「杏子、デュークモンにもういちど進化しよう!」

杏子「さっきの野郎とのダメージも残ってるけど…行くっきゃないか!」

ほむら「クルモンはあなた達と一緒じゃなかったの?」

杏子「あ?さやか達といんじゃねぇのか?」

インプモン「くそっ!ベルゼブモンに進化できねぇじゃねぇか!」

ほむら「ここはバアルモンで行くしかないわね…」

まどか「ほむらちゃん!わたし達ももう一度ダブルスピリットエボリューションで!」

ほむら「いいえ、まどか…デジヴァイスのデジソウルの残量を見て」

まどか「え?わっ!さっき見た時よりも凄い減ってる!」ピッピッ

ほむら「ダブルスピリットの進化では私達のデジヴァイスに蓄積してあるデジソウルをかなり消費してしまうみたいね…」

まどか「これじゃあ、エンジェウーモンに進化させる分しかないね…」

テイルモン「あいつのデジシードを頂いてロードすればいいだけよ」

インプモン「テメェもデジシードが欲しいんじゃねぇか」

テイルモン「う…うるさいわね!私達が戦い抜くために必要でしょ!」

インプモン「へいへい」

メタリフェクワガーモン「王の御前でいつまでゴチャゴチャ言っている?さっさとかかってきたらどうだ!」

杏子「うるせぇ!わかってるよ!」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:21:27.92 ID:IoUkQ2uq0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


―インプモン超進化ぁぁぁ!バアルモン!!―


タイラントカブテリモン「何と…デュークモンだけだと言うのか…?」

メタリフェクワガーモン「究極体時で狩ったデジシードではないと意味が無い…貴様等!本気で来るつもりは無いのか!?」

ほむら「こっちにはこっちの都合があるのよ」

まどか「エンジェウーモンはまだ、究極体には進化できないし……」

杏子『だけど、テメェなんかアタシ等だけで十分だ!」

デュークモン「蟲の王タイラントカブテリモン!己が欲望のために罪なきデジモンを餌食にする者…このデュークモンが絶対に許さない!!」

メタリフェクワガーモン「許さない?ロイヤルナイツとはいえ、たかが一体のデジモンが昆虫の王たるタイラントカブテリモン様に向かって…身の程を弁えろ!」

タイラントカブテリモン「まぁ良い…デュークモンよ…そちのデジシード…余が食してやろう…!!」

杏子『来やがれ!巨大カブト野郎!』
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:23:48.05 ID:IoUkQ2uq0
アトラーカブテリモン「ワテも手を貸すで…」

まどか「アトラーカブテリモン!」

タイラントカブテリモン「赤きアトラーカブテリモンか……」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんが言っていたで…デジモンが歩むのはデジモンの道、その道を拓くのは天の道」

タイラントカブテリモン「ふ…そちが祖母と謳うデジモンは今頃は……」

アトラーカブテリモン「…黙れや……!!」

バアルモン「…よし、行くぞ!」

タイラントカブテリモン「フハハハ…余が直接手を降すまでも無い……」

タイラントカブテリモン『ビーサイクロン!!』

ブゥゥゥゥン…!!

杏子『うわっ!何だ!?』

まどか「虫デジモンがいっぱい集まって来たよ!?」

アトラーカブテリモン「アレが奴が配下の蟲デジモン達を操る力や…!」

タイラントカブテリモン「どうだ…そちが天の道を往き総てを司る事を自称するならば…余は総ての蟲を司るデジモン……」
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:24:36.28 ID:IoUkQ2uq0

杏子『あの虫の大群のせいでデカカブト野郎に近づけねぇ!!』

ほむら「バアルモン!デュークモンが蟲の王に近づく為の道をこじ開けるのよ!」

まどか「エンジェウーモンも!手伝ってあげて!」

バアルモン「ああ!」

エンジェウーモン「わかったわ!」

バアルモン『ベレンヘーナ!』バンッ!

ガキィン!

バアルモン「硬い…!」

エンジェウーモン「そいつはクロンデジゾイドでできたデジモンよ!生半可な攻撃は通らないから本気で撃ちなさい!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

ドゴォォォォン!!

バアルモン「こんなのが大量にいるのかっ!」

ブレイドクワガーモン「ウェイウェイ!」
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:25:26.43 ID:IoUkQ2uq0
“ブレイドクワガーモン”

成熟期 マシーン型 ウィルス

全身が凶器と化した昆虫タイプのマシン型デジモン
成熟期にして全身がクロンデジゾイト化されている希少種である
動くものに見境無く反応する習性があり
ブレイドクワガーモンの群れに襲われると究極体デジモンですら全身を貫かれ絶命することもあるという
必殺技は光の刃となって貫く『スパークブレイド』と
真空波を生み出す『エアーナイフ』


まどか「まだ他にも虫デジモンがいるよ!カブテリモンにクワガーモン、オオクワモン……」

ヤンマモン「やあ、お嬢さん」

まどか「え!?トンボのデジモン?」


“ヤンマモン”

トンボの姿をし硬い殻で覆われた昆虫型デジモン
背中の羽根で自由に空を飛べる
必殺技は『サンダーレイ』
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:26:58.62 ID:IoUkQ2uq0
ヤンマモン「実に可愛らしいお嬢さんだ……」

まどか「え?えぇ!?」

ヤンマモン「君は真夏の太陽の様に輝いてる…まさに美の……美の……えぇと……」

ほむら「化身?」

ヤンマモン「そうそうソレソレ」

ほむら「私のまどかに目を付けるとは流石はトンボの眼鏡。だけど色眼鏡を使うことは許さない!」バキュン!

ヤンマモン「うあっ!」

まどか「ほむらちゃん!助けてくれたのは嬉しいけどさりげなくわたしを既に所有してるかのように言わないでね?」

ほむら「……」ホムーン…

ヤンマモン「おぉ!君も美しい!ぜひ私のアルティメットメイクアップを…この電撃による化粧をしてあげましょう!!」

ヤンマモン『サンダーレイ!!』ビリビリビリ!

まどか「電撃がっ!危ないほむらちゃん!!」

ほむら『ジェネラスミラー!』シュィィィン…

ヤンマモン「私の電撃が盾に吸い込まれただと!?」

ほむら「メルキューレモンから奪った盾…魔力を使えば私にも使えるようね……お返しするわ!」

ビリビリビリ!!

ヤンマモン「ぐわあぁあぁぁ!!」

ほむら「自分の電撃の味はどうかしら?」

ヤンマモン「中々やるなお嬢さん。強く美しい君はまさに……えぇと……」

ほむら「私の新たな魔法を披露するわ」

ヤンマモン「フォローしてよ!!」
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:28:30.20 ID:IoUkQ2uq0
まどか「新魔法?」

ヤンマモン「こうなれば私の素早さで翻弄して…」

ほむら『クロックアップ!』シュンッ!

ヤンマモン「なっ!動きが見えない!?高速移動か!!」

まどか「ほむらちゃんの時間停止能力は使えないはずなのに……」

ドカッ!ボコッ!バキィ!!

ヤンマモン「ぐわっ!このぉ…女性と思って遠慮してればいい気になって…!」

ほむら「その必要は無いわ、これでトドメよ」ポイッ!

ヤンマモン「爆弾!?うわあぁぁぁぁぁ!!」

ドカアァァァァァァァン!!

まどか「やったぁ!ほむらちゃんすごい!」

ほむら「通常の魔法少女の姿じゃ使えなくなった時間停止に代わる時間操作魔法よ」ファサァ

アトラーカブテリモン「ほぅ…あの女は本物のクロックアップが使えるんかいな…」

アトラーカブテリモン(青)「ウェェェェェイ!!」

アトラーカブテリモン「!!」

アトラーカブテリモン(青)『ホーンバスター!!』

ドゴォォォォン!!
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:30:20.30 ID:IoUkQ2uq0
まどか「アトラーカブテリモンがもう一体!?」

ほむら「あっちは青いわね…」

アトラーカブテリモン「お前かいな…」

アトラーカブテリモン(青)「どっちが最強のアトラーカブテリモンか今日こそはっきりさせてやる!」

アトラーカブテリモン「答えは既に出てるようなもんやな…」

アトラーカブテリモン「うるさいっ!そこのブレイドクワガーモン!来いっ!!」

ブレイドクワガーモン「ウェイ!」

ジャキンッ!

まどか「青いアトラーカブテリモンがブレイドクワガーモンを武器にした!」

アトラーカブテリモン(青)「行くぞ!」

ブレイドクワガーモン『スパークブレイド!!』バリバリバリ!!

アトラーカブテリモン(青)「ウェェェェェェェイ!!」

ガキィィィン!!

アトラーカブテリモン「くっ…!」
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:31:35.59 ID:IoUkQ2uq0
アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドド!!

バアルモン「くそっ!全く数が減らない…!」

エンジェウーモン「ボヤいてる場合じゃないわよ!」

バアルモン「ベルゼブモンに進化できれば…!」

メタリフェクワガーモン『ホーミングレーザー!!』

ドゴォォォン!

バアルモン「ぐっ!」

メタリフェクワガーモン「フハハハハ!王が手を出すまでもない!」

バアルモン「ちっ!」

メタリフェクワガーモン「私がお前達を王へ捧げる!」

メタリフェクワガーモン『エミットブレイド!!』ブゥン!

バアルモン「!!」

エンジェウーモン「あ…!」

ほむら「バアルモン!!」

アトラーカブテリモン(青)『スパークブレイド!!』

アトラーカブテリモン「!!」

まどか「アトラーカブテリモン!!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』

ドゴォォォン!!

メタリフェクガーモン「ぬおっ!?」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』

ガキィィン!!

アトラーカブテリモン(青)「ウェ!?」
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:32:55.38 ID:IoUkQ2uq0
ブイドラモン「大丈夫か?バアルモン」

バアルモン「ブイドラモン…!」

アトラーカブテリモン「来たんか…」

スティングモン「ああ!」b

まどか「さやかちゃん!マミさん!」

さやか「お待たせ!」

マミ「テリアモンは!?」

ほむら「ここにはいないけど…一緒じゃないの?」

マミ「そんな…」

さやか「それにしてもすごい数の虫だね…」

メタリフェクワガーモン「貴様はスティングモン!」

タイラントカブテリモン「ほぅ…後はデッカードラモンとあのオリンポス十二神が揃えば余に刃向かうデジモンが集合というわけだが…奴等はどうした?」

スティングモン「先生は……それに姐さんの手を借りるまでも無い!ここで俺達がお前の支配を終わらせる!」

ブイドラモン「さやか!早速!」

さやか「OK!いいね?スティングモン!!」

スティングモン「いいよ美樹さん!」

アトラーカブテリモン「お前…何をする気や?」

スティングモン「先生……俺はもう、こんな奴のために誰かの涙を見たくない!だから見ててください!俺の……いや」

ブイドラモン「俺達の!」

ブイドラモン&スティングモン「「ジョグレス!!」」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:34:52.25 ID:IoUkQ2uq0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


まどか「ブイドラモンと…」

アトラーカブテリモン「スティングモンが…」

ほむら「ジョグレスした…!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ドゴォォォォォン!!

杏子『よしっ!これで戦力アップだ…!!』

タイラントカブテリモン「馬鹿め…余の兵士達はまだまだおるわ!!」

タイラントカブテリモン『ビーサイクロン!!』

ブゥゥゥゥン…!!

ほむら「まだ出てくる…!!」

さやか「……四聖獣の…チンロンモンのデジコア…あたしも使うよ!!」

まどか「さやかちゃん!?」

さやか「クルモン!あんたも力を貸して!!」

クルモン「クルゥ!!」ピカァァァァ!!

さやか「受け取って、パイルドラモン!!」ピカァァァァ!!

パイルドラモン「!!」パァァァ…

タイラントカブテリモン「何!?」
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:36:22.88 ID:IoUkQ2uq0
BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―パイルドラモン究極進化!インペリアルドラモン!!―


“インペリアルドラモン”

究極体 古代竜型 フリー

パイルドラモンが進化した究極の古代竜型デジモン
他のデジモンとは存在や能力の面で一線を画している
またインペリアルドラモンは竜形態(ドラモンフォーム)と呼ばれている
必殺技は超質量の暗黒物質を発射し全てを暗黒空間に呑み込み
暗黒物質の着弾点から半径数百メートルの全ての物を完全に消滅させてしまう『メガデス』と
背中のビーム砲『ポジトロンレーザー』


さやか「やった…!」

マミ「究極体に進化させたの!?」

デュークモン「インペリアル…ドラモン!!」

アルダモン「大きい竜だなぁ…!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュォォォォォォ!!

ドゴォォォォォォン!!

杏子『よっしゃぁ!今のでだいぶ数が減ったぜ!!』

メタリフェクワガーモン「馬鹿な!?」

タイラントカブテリモン「むぅ…!」

インペリアルドラモン「ここからが本当の戦いだ!!」
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/18(日) 08:38:20.60 ID:IoUkQ2uq0
〜次回予告〜

エレキモン「ヒャッハー!とうとう歴代主人公全員集合だぁぁぁぁぁぁ!!」

ギルモン「ギルモンしゃべらなかったよぉ…」

ブイモン「俺も喋んなかったけどマグナモンが出たぜ!誰だよマグナモンなんか出るかよって言った奴(笑)」

ジジモン「>>1じゃろ」

マサルダイモン「久しぶりにTVで大暴れさしてもらったぜ!」

エレキモン「お前は少し自重しろ!!」

アグニモン「ゴマモンや丈とかチャックモンとか声優が重なってるキャラはちゃんと喋らしてくれたってばよ!」

アトラーカブテリモン「テントモンもやな」

インプモン「テイマのベルゼブモンもシルエットだがさりげなく出てたの気づいたか!?」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ」

ジジモン『蟲の王VS皇帝竜!後編』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「来週は怒涛の最終回だな…」

ジジモン「このSSの?」

エレキモン「クロウォのだよ!!!」

今回はここまで
今日のクロウォでテンションあがってここのインペの進化が駆け足気味になってしまいまた前後編になってしまってスイマセン
そしてまどマギポータブルに集中したいので若干冨樫化して次の投下は来週の日曜かも
ではまた
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/18(日) 08:54:48.63 ID:OCBFIX0so

タイラントラブテリオンさんに死亡フラグが立ったな
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 09:02:09.69 ID:97gRmhuVo
おつー
アグモン二人は喋ってもよかったよね
アニキはいつも通り平常運転で吹いた
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/18(日) 09:41:32.64 ID:g46kLCbI0
アニキはやっぱりアニキでした
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/18(日) 10:04:48.83 ID:OQ0wDpet0
兄貴、クロスウでもボスクラスのデジモンを殴り倒してたのは笑ったがやはり安心した。兄貴はこうでないと。
もう一つ歴代でスタッフが分ってると思ったのは南米にいる丈が丈がパートナーにみんな東京にいったといわれたこと。
あれをみて映画をおもいだすな。不幸体質はかわらないな。あと本幕には関わらない扱いも
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 10:07:39.04 ID:UgPKH9Ci0
デジモンの主人公で一番人気なのはやっぱアニキ?
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/18(日) 12:26:58.30 ID:mzBTvlQW0
マサル兄貴最高!
デュークモン・Cとオメガモンのシーンも燃えた。
まさかのマグナモンにビックリでしたWWWWWWW
インペリアルドラモンはやっぱり大きいな。
ちなみにギガデズは映画とアニメで形が違いますけどどっちが好きですか?
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 23:51:19.45 ID:tmcvZ9zDO
いやー、何回も見直しちゃうな今週のクロウォは

てかシルエットだとマグナガルルモンがいて、ブリッツモンもいたから

もうアルダモンじゃなくてカイゼルグレイモンでよかったんじゃないかな?


アルダモンだからベリアルヴァンデモンを仕留められなかったんだよな
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/19(月) 00:30:51.42 ID:MjyEjyKwo
そのBヴァンデモンを3体同時に倒す兄貴すげえ!
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/19(月) 12:14:32.93 ID:PUH0PrHKo
ヴェノムヴァンデモンドミノはワロタそれにしてもタギルェ…
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(USA) [sage]:2012/03/19(月) 17:10:04.69 ID:c18kPODDo
丈とゴマモンでてたけどぶっちゃけ完全体止まりの彼らじゃ役にたたないよね
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 21:53:23.50 ID:Xn0DHzH00
乙ー
いやぁ盛り上がってきたねぇ
ていうかデジモン大量に呼び寄せてるんなら一匹一匹倒してるうちに
ロードして杏子ちゃん達どんどん強くなってる気が・・
あとまどマギゲームどこにも売ってねぇぇぇぇ!!!
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/20(火) 00:42:36.32 ID:p3RaZz6DO
>>517
アクイラモン・アンキロモン「」
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:35:32.36 ID:UEkVJbih0
こんばんわ

>>508
その誤植聞くとミスドのフォンデリングが食いたくなる響きに聞こえるのはたぶん自分だけだと思う

>>509
何故松野氏を前回は呼べて今回は呼べなかったんでしょかね?
予算の都合か

>>510
違和感なくオメガシャウトモンと並んでるアニキに腹筋崩壊した

>>511
できればシルエットじゃなくてはっきり描いて欲しかったですねJOとゴマモン
でも自分無印の成長期の中じゃゴマモンが一番好きなので嬉しすぎだった

>>512
とりあえずあの回で歴代主人公の中じゃ一番目立ち過ぎてましたよね
そして子分のシャイングレイモンより活躍してましたね

>>513
ポジトロンレーザーを胸にコネクトするTV版の演出が好きですかね

>>514
スタッフが設定を忘れてたんですかね?
確かにアルダモンよりカイゼルの方を出して欲しかったですねー
風呂本編の勝率はともかく一番カッコいいし

>>515
ヴェノムを三体同時
ベリアルを四体同時でしたね
というかあの描写を見る限りじゃじゃ
マサルダイモン>オメガシャウトモン>アルダモンですね
アニキすげぇ…!

>>516
最終回で活躍してくれますかね

>>517
>>519
クロウォの世界に来れば進化の世代は関係無くノリのいい方が勝つんですかね?

>>518
まだ尼になら限定版売ってるんじゃないですかね?
自分も制服フィグまどかの予備用のためにもう一個買おうかな…

投下

521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:37:17.22 ID:UEkVJbih0
BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―パイルドラモン究極進化ぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


まどか「ブイドラモンとあの虫のデジモンがジョグレスして……」

ほむら「更に究極体に進化した…!」

QB「やれやれ、早期に究極体に進化させたいからってクルモンの力と四聖獣のデジコアを使ってしまうなんて無茶をするよさやかは」

エンジェウーモン「チンロンモンとデジエンテレケイアの光……」

アトラーカブテリモン「ほぅ…それがお前の新たな力かいなスティングモン……」

バアルモン「しかしデカイな……蟲の王と同じくらいの大きさだ……」

エンジェウーモン「デカイって…チン―」

まどか「エンジェウーモン!幾ら何でもストレートにそんな下ネタ言わないでよ!!」

エンジェウーモン「何を考えてるのまどか?チンロンモンやホーリードラモンとどっちが大きいのか?って言おうとしただけよ?同じ竜型デジモンと比べて」

まどか「そ…そうなんだ……」

ほむら「まどかったらエッチね……」

まどか「もぅ!ほむらちゃんったらぁ!」

エンジェウーモン「それにしても本当にどっちが大きいのかしらね?チン〇が」

まどか「エンジェウーモン!!!」

バアルモン「(この女本当に三大天使なのか…?)」
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:39:47.30 ID:UEkVJbih0
さやか「行けえぇぇぇぇぇぇぇ!!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュォォォォォォ!!

ドゴォォォォォォン!!

メタリフェクワガーモン「ぐっ!王の盾となる鉄壁の昆虫デジモン軍団があの一撃で過半数を失った!!」

杏子『よしっ!今のうちに奴に接近するよデュークモン!』

タイラントカブテリモン「甘い!余はこのエリア全ての蟲共を操っておるのだ!」

タイラントカブテリモン『ビーサイクロン!!』

ブゥゥゥゥン…!

クワガーモン「キシャアァァァァ!!」

オオクワモン「ぎゃっ!ぎゃっ!ぎゃっ!」

ブレイドクワガーモン「ウェェェェイ!!」

杏子『ちっくしょう!またかよ!』

さやか「こっちも数で応戦よ!リロード!!」シュィィィィン!!

ティラノモン「いいけどっ!」

マッハガオガモン「イエス!」

ティラノモン『ファイアーブレス!!』ゴオオォォォォ!!

マッハガオガモン『ガオガトルネード!!』ギュォォォォ!!

ドゴォォォォン!!

デュークモン「杏子も他のデジモンを出そう!」

杏子『いや…アンタと合体しちゃうと服と一緒にデジヴァイスもどっかいっちゃうからオーガモン達出せないんだよ……』

デュークモン「そうなのか……」

杏子『本当にアタシ達が合体している間にどうなってるんだアイツら?』

デュークモン「このデュークモンの一部となっているのか…?」
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:41:48.84 ID:UEkVJbih0
マミ『ティロ・ボレー!!』ドドドドド!!

まどか「マミさん後ろです!!」

ブレイドクワガーモン「ウエェェェェェェェイ!!」

マミ『トッカ・スピラーレ!!』ビュッ!

グサァ!

ブレイドクワガーモン「ウェ!?」

クルモン「リボンをさしたでクル!」

まどか「さすがマミさん!」

マミ「うっ…!」

まどか「マミさん!大丈夫ですか!?」

マミ「さっき呉キリカにやられた傷がまだ応えるわね…」

ほむら「あの女が来てたの…!?」

マミ「ロップモンもアンキロモンもその戦いでの怪我で戦えないし……」

まどか「マミさんだって……」

ほむら「テリアモンだっていないんだから今のあなたでは無理よ。下がってなさい」

マミ「いえ、こんな状況で先輩が引くわけにはいかないわ…これを使いましょう!」

まどか「スピリットを使うんですか…?」

ほむら「ダブルスピリットはデジソウルをかなり消耗するわ」

マミ「わかってる。でも、ここはこれで行くしかないわ!」

タイラントカブテリモン「む?」
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:43:50.72 ID:UEkVJbih0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related


マミ『ダブルスピリット・エボリューショオォォォォォン!!』


―ライノカブテリモン!!―


メタリフェクワガーモン「ライノカブテリモン!?」

アトラーカブテリモン(青)「あんなカブテリモン見たことないぞ!?」

タイラントカブテリモン「我等昆虫デジモンの始祖たるエンシェントビートモンのスピリットで進化したのか……」

ライノカブテリモン『サンダーレーザー!!』バリバリバリバリ!!

ドゴォォォォォン!!

アトラーカブテリモン(青)「くそっ!いくらでも呼び寄せるとは言え…このままじゃこの森全ての虫デジモンが全滅するんじゃないのか!?」

アトラーカブテリモン「ならば降伏するんや、これ以上無意味な犠牲を出さないために……」

アトラーカブテリモン(青)「昆虫デジモンは王の意のままに動くしかないんだよ!!」

アトラーカブテリモン「せやけど、お前はワテやスティングモンと同じく王に操られず自らの意志で動けるはずや…せやのに何故自ら王に従うんや?」

アトラーカブテリモン(青)「これが俺の仕事だ!!」

アトラーカブテリモン「お前は本当はわかっとるはずや…何が正しいのか……」

アトラーカブテリモン(青)「…かもしれない……ただ、俺はお前と決着を付けたいだけかもしれない……」

アトラーカブテリモン「ワテとお前は戦う事でしかわかりあえないんやな……」

アトラーカブテリモン(青)「だが、俺はお前に勝った後…王に従わなければならないこの運命とも戦う…そして勝ってみせる!!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんが言っていたで…ワテが望みさえすれば、運命は絶えずワテに味方する!」

アトラーカブテリモン(青)「…だったらこんな物は無しだっ!」バッ!

ブレイドクワガーモン「ウェッ!?」

アトラーカブテリモン「武器を捨てたんかいな……」

アトラーカブテリモン(青)「行くぞっ!!」

アトラーカブテリモン(赤&青)『『ホーンバスター!!』』

ズゴオォォォォォォォォン!!
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:46:25.29 ID:UEkVJbih0
ほむら「! ニ体のアトラーカブテリモンが……!!」

ドサッ!

クルモン「両方とも倒れたでクル!」

まどか「相討ち…!?」

アトラーカブテリモン「……」

シュゥゥゥゥ…

カブテリモン「ウ…ウェ……」

メタリフェクワガーモン「ふんっ!あのクワガーモン同様に情けない奴め!まあ、赤きアトラーカブテリモンを相討ちにまで持ち込めたのは良しとしよう」

まどか「メタリフェクワガーモン!」

メタリフェクワガーモン「トドメは私が、覚悟っ!!」

まどか「やめてっ!」バッ!

ほむら「まどか!?」

アトラーカブテリモン「…お前……!」

メタリフェクワガーモン「小娘が…退かぬのならそいつと一緒に始末してやろう!」

メタリフェクワガーモン『ホーミングレーザー!!』シュィィィン…

ほむら「まどかがっ!!」

バアルモン「それには及ばない、俺が行く!」バッ!

メタリフェクワガーモン「何!?」

ドゴォォォォォン!!

メタリフェクワガーモン「その護符で私のホーミングレーザーからそいつらを守ったのか……だが貴様にはダメージはあったようだな」

シュゥゥゥ…

まどか「インプモン!大丈夫!?」

インプモン「屁でもねぇよ!」

ほむら「よくやったわ、インプモン!」

エンジェウーモン「(まどか…!まどかを守らなくてはいけないのはパートナーデジモンの私なのにあいつに守られるなんて……!!)」

メタリフェクワガーモン「だが、貴様が退化したのなら今度は防げまい」ジャキッ!

インプモン「いいや、ここからが俺の本領発揮だぜ!」

ほむら「そうね。クルモン、頼むわよ」スチャッ!

クルモン「クルックー!」ピカアァァァァ!
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:47:54.11 ID:UEkVJbih0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


ベルゼブモン「よぉ…今の借りを返すぜ…金ピカクワガタ野郎!」

ほむら「まどかを撃とうとした借りもね」

メタリフェクワガーモン「ベ…ベルゼブモン……!!だ…だが、私は王のために戦う!たとえ己の肉が骨から削ぎ取れようとも!!」

ベルゼブモン「肉詰まってんのかよ!!」

テリアモン「あっ!あそこに居るのマミ達だ!」

?「どうやら王と派手にやり合ってるみたいだねぇ…ん?メタリフェクワガーモンと戦ってるのが七大魔王ベルゼブモンか……」

メタリフェクワガーモン『エミットブレイド!!』ブゥン!

まどか「ビームの刃!?」

ベルゼブモン「おうおう。カッコイイねぇオメェ、けど…」

メタリフェクワガーモン「はっ!!」ドッ!

ベルゼブモン「俺には勝てねぇよ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ダッ!

ズバッ!ザンッ!

メタリフェクワガーモン「こ…これが七大魔王の力か……だ…だが…貴様が王にロードされれば王は……」ズバァン!
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:50:48.74 ID:UEkVJbih0
まどか「やったぁ!」

ほむら「よくやったわ」

ベルゼブモン「ヴァカ!完全体なんて格下に負けっかよ!」

?「へぇ…アレがベルゼブモンの力か…やるじゃないかい、あのタコが惚れ込んだってだけの事はあるねぇ」

テリアモン「ねぇ、マミ達の近くまで連れってってよぅ!この姿じゃあんな虫の大群に近づけないしさぁ!」

?「悪いけど、この木の上で高みの見物させてもらうよ」

テリアモン「えー!?」

?「噂の選ばれし少女達が蟲の王相手に何処までやれるかをね」

まどか「さやかちゃんや杏子ちゃん達は……」

ほむら「まだ、あの虫の包囲網を突破できてないようね…」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

アルダモン『ブラフマシル!!』

ライノカブテリモン『コンデンサストーム!!』

ドゴォォォォン!!

タイラントカブテリモン『ビーサイクロン!!』

ブゥゥゥゥン…!!

アルダモン「駄目だ……まだ出てくるってばよ!」

デュークモン「切りが無い…!」

さやか「で…でも、無限にいるってわけじゃないしそのうち打ち止めになるんじゃない?」

杏子『いや…その前にこっちのデジソウルが尽きて進化が解けちまうかもしれねぇ…』

ライノカブテリモン「テリアモンがいれば……」
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:53:01.24 ID:UEkVJbih0
さやか「まどかやほむら達は何やってんのよ!」

ブロンブロンブロォォォォン!!

ドサッ!

ベルゼブモン「よう!俺達もこいつに乗せてもらうぜ!」

インペリアルドラモン「ベルゼブモン!」

さやか「もうっ!バイクでインペリアルドラモンの上に乗んなよー!」

まどか「でも、わたち達も加わればこの虫の壁を乗り越えられるはずだよさやかちゃん!」

ほむら「そこで…私の新魔法part2!」

さやか「新魔法!?」

まどか「part2!?」

ほむら『クッロクウダウン!』

シュィィィン…

タイラントカブテリモン「ぐ…!?」

さやか「虫達の動きが遅くなってきてる…!」

まどか「すごい!これも時間操作魔法の応用なんだねほむらちゃん!」

QB「しかし、君の魔力で蟲の王の動きまで止めるとなるとデジソウルがかなり浪費するのではないのかい?」

ほむら「ええ…精々あと10秒が限界だわ……」
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:54:23.75 ID:UEkVJbih0
杏子『その間に奴がまた虫を呼び寄せる前に今いる奴等をぶっ潰す!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』

アルダモン『ブラフマストラ!!』

ライノカブテリモン『サンダーレーザー!!』

ドゴォォォォン!!

さやか「道が出来た!」

インペリアルドラモン「よしっ!このまま王に近づくぞ!」ビュォン!

タイラントカブテリモン「!!」

インペリアルドラモン「今度はお前に喰らわせる!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュォォォォォォ!!

ドゴォォォォォォン!!

さやか「やった!?」

ほむら「いえ……」

タイラントカブテリモン「ふははは…良い一手だが、余を仕留めるには惜しかったなぁ…!」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 18:56:59.14 ID:UEkVJbih0
QB「タイラントカブテリモンの甲殻は高密度のクロンデジゾイドで構成されている!あの甲殻にダメージを与えるのは容易ではない!」

まどか「そんな!せっかく近づけたのに!」

インペリアルドラモン「なら奴の体をぶち抜くまで攻撃すればいいだけだ!」

杏子『マミやマッハガオガモン達が虫達を抑えてくれてるおかげでアタシも突破できたぜ!』

デュークモン「覚悟しろ蟲の王!」

タイラントカブテリモン「ふははは…余は攻にも優れておるぞ…!」

タイラントカブテリモン『シャインオブビー!!』ピカッ!!

ドゴオォォォォォォォン!!!

デュークモン「ぐわあぁ!!」

インペリアルドラモン「うわっ!!」

ベルゼブモン「くそっ!硬ぇ上に攻撃力も半端ねぇ!!」

?「さぁて…どう攻める?」

テリアモン「このままじゃみんなやられちゃうよ!君も手伝ってよ!そのオリンポス十二神っていうのなら強いんでしょ!?」

?「ここで蟲の王に敗れるようならワルプルモンは愚か、他の七大魔王にさえ勝てない。奴等がダメなら他のエリアでワルプルモン軍と戦ってる別の選ばれし少女の“アイツ”に期待するしかないね」

テリアモン「別の選ばれし少女って……僕達や美国織莉子達以外にもこの世界に来ているテイマ法少女がまだいるの!?」

?「ああ。奴等、進化こそさせたもののロイヤルナイツや七大魔王デジモンの力をまだまだ引き出せていない。“アイツ”とは違ってね」

テリアモン「だからアイツって……誰なのさ!?」
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:02:05.98 ID:UEkVJbih0
まどか「…そうだ!みんな!倒した虫デジモン達のデジシードを全部ロードしてそのデジソウルをぶつけようよ!そうすれば虫の王様の硬い殻をつらぬけるよ!!」

さやか「でも…下に落ちてるデジシードをどうやって集めるのよ!?」

ベルゼブモン「一気に吸い込めりゃあなぁ…」

ほむら「吸い込む…そうだわ!」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「リロード、エンジェモン!」

シュィィィン!

エンジェモン「うっ…!」

エンジェウーモン「ちょっと!エンジェモンはこの前のスサノオモンとの戦いの傷が完治してないんでしょ!」

まどか「大丈夫なの…?」

ほむら「エンジェモン、きついかもしれないけどお願いできるかしら?」

エンジェモン「ああ…君の頼みとあらば……」

さやか「無茶さるなよ…」

ほむら「無茶を通して無理をこじ開けなければならない状況なのよ。クルモンももう一度頼むわよ」

クルモン「ククッルクー!」
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:03:54.83 ID:UEkVJbih0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0

―エンジェモン超進化ぁ!ホーリーエンジェモン!!―


さやか「完全体に進化させてどうすんのよ!?」

ほむら「ホーリーエンジェモン!ヘブンズゲートで下にばらまかれてるデジシードを吸い込むのよ!」

ホーリーエンジェモン「わかった!」

ホーリーエンジェモン『ヘブンズゲート!!』シュィィィン!

ゴゴゴゴ…ズオォォォォォ……

ほむら「みんな!デジシードがゲートに吸い込まれる前にロードするのよ!」

杏子『なるほど…考えたなほむら!でも、デュークモンが全部頂くよ!』

デュークモン「よしっ!」シュンッ!

さやか「あっ!ずるいぞ杏子!インペリアルドラモンもロードするんだよ!!」

インペリアルドラモン「ああ!」

タイラントカブテリモン「貴様等ぁ…余が貴様等を狩った後にロードするはずだったデジシードを!!」

ベルゼブモン「ヒャッハッハッハッハ!暴食の魔王らしく俺もロードしまくってやるぜぇ!!」シュゥゥゥ…

インペリアルドラモン「俺の背中に乗りながら横取りすんなよ!!」

エンジェウーモン「ホント、意地汚いわね……」
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:06:34.86 ID:UEkVJbih0
QB「デジシードをロードしてパワーを高めたとはいえ、タイラントカブテリモンのクロンデジゾイドを貫くには脆い点を見つけないことには…!」

ベルゼブモン「任せな!」ブゥゥゥン…!

まどか「さっきのメタリフェクワガーモンの偵察端末?」

ベルゼブモン「さっき奴のデジシードをロードしたから使えるようになったぜ」

ほむら「どっから出したのよ…」

ベルゼブモン「弱点は…見えたぜ!右の脇腹だぁ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥゥン!!

ピキッ!ピキピキピキッ!

タイラントカブテリモン「ぬお…!?」

まどか「やった!ヒビが入ったよ!」

さやか「今だよ!インペリアルドラモン!!」

インペリアルドラモン『メガデス!!』シュゴォン!!

タイラントカブテリモン「むぅ…!?」

ズオォォォォォォォォ!!

タイラントカブテリモン「むおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ほむら「蟲の王が…インペリアルドラモンが発した暗黒空間に飲み込まれていく…!」

ベルゼブモン「蟲の王を蝕んでいくってか……」

ドゴォォォォォォォォォォン!!

さやか「よっしゃあ!」

まどか「やったぁ!」

ほむら「凄まじい破壊力ね……」

QB「インペリアルドラモンか……古代種の力がこれほどの物とは……」

エンジェウーモン「四聖獣のデジコアで進化しただけの事はあるわ…」

QB「(さやかのデジソウルでロイヤルナイツの始祖とも言われてるあの姿に進化させられるかな…?いや、その進化に必要な力は……しかし、あの二人が使ってたオメガモンは間違いなくロイヤルナイツのオメガモンではなかったようだし……それなら一体何処に…?)」
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:08:12.39 ID:UEkVJbih0
ブゥゥゥゥン…

杏子「壁になってた虫達が去ってくな……」

アトラーカブテリモン「王の支配から解放されたんや…」

スティングモン「これでこの森のデジモン達の笑顔を取り戻せたのかな…」

ブイモン「ああ!きっとみんなまた笑顔になるさ!」

ギルモン「でも、虫デジモンいっぱい倒しちゃった」

スティングモン「……」

杏子「ま、ちょっと酷な言い方だけど蟲の王に支配されてた連中のデジシードはアタシ達のこれからの戦いのために有効に使わしてもらうさ…」

ほむら「そうね…彼等の犠牲が無駄じゃなかった事にしないと……」

アグニモン「さてと、早くこんな森出るってばよ!」

マミ「待って!テリアモン…テリアモンを探さないと…!」

テリアモン「マ〜ミ〜!みんな〜!」

マミ「テリアモン!無事だったのね!」

テリアモン「無問題〜。あの子に助けられたんだ」

マミ「あの子って?」

テリアモン「あれ?さっきまでいたのに…」

スティングモン「まさか…!」ダッ!

さやか「スティングモン?何処行くのよ!?」

アトラーカブテリモン「あの女かいな…」

まどか「あの女?」
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:09:48.07 ID:UEkVJbih0
スティングモン「姐さん!」

?「よう、スティングモン。あのデッカイ竜はアンタがジョグレスしてた奴だったんだってねぇ」

スティングモン「ま、まぁね!ジョグレスからの究極進化!俺の2001番目の技ってとこかな?」

?「たいしたもんじゃないか。蟲の王を倒しちまうし、あのベルゼブモンもね…」

スティングモン「姐さん?」

?「な…何でもないよ!それより、アンタあの娘達と一緒に行くそうだね?」

スティングモン「うん!これからはこのデジタルワールド全体のデジモンの笑顔を守るための冒険にね!」

?「大層なこって……」

スティングモン「よかったら姐さんも…オリンポス十二神の姐さんが来てくれれば……」

?「アタシはゴメンだね!それに…蟲の王がいなくなった今、ワルプルモン軍がこの森を狙って来るかもしれないからね」

スティングモン「そっか……」

?「この森はアタシと天の道の坊やに任せてアンタは行きな!」

スティングモン「いや、あいつも一緒に行く事になったんだけど?」

?「はぁ!?」

スティングモン「身を呈して庇ってくれた鹿目さんに借りを返すためにだって」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言ってたで…小さな親切を受けたら、大盛りで返せと……」

?「ったく…まぁ、いいけど……」

アトラーカブテリモン「オリンポス十二神のあんたがいれば十分やろ…」

?「まぁね、やるならしっかりやるんだよ!」

スティングモン「はい!姐さんもお元気で!」b

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言っていたで…そばにいない時はもっとそばにいてくれる……」

スティングモン「それじゃあ!」

?「保育園で働いてるアンタの妹にもよろしく言っとくよ!」

ザッ…ザッ…

?「ふぅ…でも、あの娘達とはなんかまた会う気がするねぇ…特にあのベルゼブモンとは……」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:11:27.73 ID:UEkVJbih0
〜荒野〜

杏子「やっと森を抜けたぜー!」

ほむら「何だか二、三週間くらい森の中に居た気がするわね」

まどか「そこまで長くないと思うよほむらちゃん…」

インプモン「虫ばっかで嫌な森だったぜ!もう二度と来たか無いぜ!」

マミ「(蝿の王の名を冠する魔王なのに……)」

さやか「呉キリカやバイオデジモンにも襲われたけど、新しい仲間も増えたし悪いことばかりじゃなかったよね!」

まどか「ティヒヒ!そうだね!よろしくねアトラーカブテリモン!」

アトラーカブテリモン『こちらこそよろしゅう頼む…』

さやか「スティングモンもね!ブイモンがブイドラモンにまでしか進化できない今、あんたとのジョグレスが頼りだし!」

スティングモン『ああ!』b

さやか「これで、あたしのデジヴァイスの中のデジモンはスティングモンにマッハガオガモンにティラノモンの三体…ってあれ?」

さやか「(そういえば…スティングモンって仁美もゲームで育ててたよね?マッハガオガモンも恭介が育ててたミラージュガオガモンの進化前だし……)」

さやか「(ティラノモンもクラスの誰かが育てた気がするけど……誰だったかな……?)」

さやか「まっ、単なる偶然か」

ブイモン「何がだよさやか?」

さやか「ううん、何でもない」

ゲコモン「ゲコー!見つけたゲコー!!」

オタマモン「見つけたタマー!!」

ギルモン「なっなに!?」

テリアモン「ゲコモンにオタマモンだ!」
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:12:24.25 ID:UEkVJbih0
“ゲコモン”

成熟期 両生類型 ウィルス

見ための奇怪さからは想像もできない心地よい鳴き声で回りを魅了する両生類型のデジモン
舌先の3つの穴が奏でる和音と首に巻かれたホーンのアドリブは相手の気持ちをどのようにでもコントロールできる
作曲ソフト内で名曲が生み出されると誕生するとの噂が流れ世の音楽関係者の間では一種のステータスシンボルとなっている
必殺技は超高周波振動によって敵を内部から破壊する『クラッシュシンフォニー』



“オタマモン”

成長期 両生類型 ウィルス

水中生活を選択したため、まだ表皮の固まりきらない幼生デジモン
大きな尾でネットの海上流の沼や川を泳ぎ時には発達した前肢で岩によじのぼって発声練習をしている
ほとんど未発達の後肢は推進力得ている尾の代りに舵の役目をしており普通の生物とは逆になっている
成長期の中では明らかな進化を予感させる貴重な存在だが突然変異の可能性も極めて高いため育成には注意が必要
必殺技は相手を永遠の眠りに誘う『ララバイバブル』



ほむら「(カエルって苦手なのよね……)」

インプモン「見つけたって、何なんだよオメェら?」

オタマモン「君達選ばれし少女タマね?一緒に来て欲しいタマ!」

テイルモン「玉玉って、卑猥なデジモンね」

まどか「そんな発想をするテイルモンが卑猥だと思うよ?」

杏子「来て欲しいって何さ?」

オタマモン「僕達と契約して……」

ゲコモン「歌手デビューしてほしいゲコ!」

一同「歌手デビュー!!?」

QB「あれ?何か台詞を盗られたような気がする……」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/21(水) 19:13:19.71 ID:UEkVJbih0
〜次回予告〜

まどか「ほむらちゃん!まどマギポータブルの調子はどう?」

ほむら「ええ、もう殆どやり尽くしたから売ったわ」

まどか「速っ!そしてもう売っちゃったの!?」

ほむら「ええ、近所のGE〇に」

まどか「伏せ字になってないから!って言うか中学生は保護者の承諾書が無いと買い取ってくれないよね!?ほむらちゃん一人暮らしだよね!?まさか魔法で……」

ほむら「あ、でもまどかのfigmaは観賞用、使用用、保存用、予備用と4つ取っておいてあるから心配しないで」

まどか「4つも買ったの!?使用用ってどんな事に使用するの!?」

ほむら「そして、さっきのは嘘。売ったのはいらない3つのUMDだけで、まだ全EDを見てないわ」

まどか「あぁ…そうなんだ……」

ほむら「QBポーチは燃やしたけど」

まどか「酷っ!!」

ほむら「それよりリデジタイズには八神太一や武之内空が出るそうね」

まどか「ヒカリちゃんとかも出るのかなぁ?」

まどか「次回、デジモン☆マギカ!」

ほむら『眠れる暴君!トノサマゲコモン』

まどか「眠ってる間に夢の中で逢ったような…」

ほむら「また原典のサブタイのパクリ?」

まどか「パクリじゃなくてオマージュって言ってあげようよ…」

今回はここまで
メガデスって02本編じゃ使ってないから表現がようわからん
次回はクロウォ最終回直後に投下したいなぁ…
ではまた
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/03/21(水) 21:58:34.99 ID:oTaCGFzwo

蟻へ…じゃなくて蟲編完結か
地味に姐さんとベルゼブモンのフラグが
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 22:15:09.69 ID:I8m207DC0
乙!
ティラノモンのセリフが「どうでもいいけど」から「いいけど」に変わってる!?
奴も成長したという事か・・(シミジミ
そういやデルタモンって言うのがいたと思うけど、出たりするかねぇ?
出たとしたら、ヘタレだけど援護射撃がやたら上手いヘタレのくせに心が強い
ヘタレなあの子みたいな性格になってくれるといいな
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 22:50:37.32 ID:OXWgxjODO
星に願いを〜♪
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 23:34:56.51 ID:+UCDuQRQo
パラディンモード登場に期待大
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/22(木) 09:01:18.50 ID:406MZdeAO
ブイモンはまだファイターモード・パラディンモード・アルフォースブイドラモンがあるから伸び代がありすぎるな
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 18:05:28.72 ID:WQVUtOqO0
ブイモンがアルフォースブイドラモンになってるときは、スティングモンは成熟期で頑張るのかな
スティングモンからの究極体とか、スティングモン主体でジョグレスした時の究極体っているんだっけ?
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/22(木) 18:59:36.38 ID:D91zSwXQo
スティングモン+エクスブイモン→ディノビーモン→グランクワガーモン ってのはあるな
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 21:05:58.98 ID:ZE6x6YTSO
アトラーカブテリモンはハイパーキャストオフするのだろうか
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 22:41:16.18 ID:xtkV5MYDO
>>546
ヘラクルカブテリモンになったらバラ持ち始めそう
548 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:34:55.86 ID:vAFKu+oA0
おはようございます

>>539
冒頭でハンタの話をしてたのはそのためですね地味に
ところでハンタの次の連載再開は何年後だろう…

>>540
やだなぁ三原くん…デルタギアは僕が一番うまく使ってたじゃないかぁ……
デルタモン何気に前スレの最初に出しちゃってましたね
でもそのキャラ付けで再登場させましょうかね

>>541
のどにうがいを〜♪
風にフライドポテト〜♪

>>542
一応QBに伏線を張らせましたが出るのは当分先ですね

>>543
ブイモンだけ進化のバリエーション多くなってしましましたね

>>544-545
あとスティングモンの単体完全体のジュエルビーモンってのもいますね
グランクワガーモンをクロウォの様に大量発生させようと思ったけどスティングモンの進化のために取っておきました

>>546-547
青い薔薇を持ったK1選手になるんですね

マミさんのfigma買ったので記念撮影
テリアモン系のフィギュアが無かったので色が近いウォーグレで代用した
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2789644.jpg_cgH1PsGRjyj5eWayzGMu/www.dotup.org2789644.jpg


ゴーバスターズ見ながら投下
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:37:28.23 ID:vAFKu+oA0
オタマモン「僕達と契約してアイドルになってほしいタマ!」

マミ「アイドル!?」

杏子「おい、前回の終わりと台詞がちげーぞ」

ゲコモン「細かい事は気にしないでほしいゲコ」

まどか「アイドルになってほしいってどういうことなの?」

オタマモン「僕達の殿を目覚めさせるために歌ってほしいんだタマ!」

テリアモン「殿って?」

テイルモン「ゲコモンの殿と言えば…トノサマゲコモンね」

インプモン「虫キングの次はカエルの殿様キングかよ!勘弁して欲しいぜ!」

ほむら「そうね、構っている暇は無いわ」

アグニモン「オイラ達はリリスモンの城のバラの明星エリアに急ぐんだってばよ!」

ゲコモン「そうはいかないゲコ!トレイルモンが動いてない今、徒歩でバラの明星へ行くには俺達ゲコモンの国の関所を通らなければいけないゲコ!」

さやか「そうなの!?」

QB「ああ、厄介な事にね」

オタマモン「僕達のお願いを聞いてくれないと関所の門は開けてあげないタマ!」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:39:24.80 ID:vAFKu+oA0
杏子「だったら…テメェらカエルの国をぶっ潰して押し通ってもいいんだぜ?」

ほむら「そうね…七大魔王のベルゼブモンが相手になるわよボケガエル…!」

ゲコモン「ゲコぉ!?」

インプモン「俺に振んなよ」

まどか「ちょっと…二人とも…もうちょっと平和的に……」

杏子「ちっ!だったら何か見返りはあんのかい?デジシードならさっきアンダーフォレストで大量にゲットしたから間に合ってるけど、アンタ達がなるっていうのなら頂いてもいいけど…」

オタマモン「それは勘弁してほしいタマ!!」

杏子「ま、こんなデジモンのデジシードなんて報酬としちゃ安すぎるしな。他になんかあるのかい?」

ゲコモン「殿の体から採ったガマ油はどうゲコ?」

杏子「いるかんなもん!!」

オタマモン「じゃあ、ヤマカワエカキモンシリーズの幻の名作『ロイヤルナイツを犯れ』はどうタマ?」

杏子「もっといるか!!!」

テイルモン「いる!!!」

まどか「そんな物で喜ぶのテイルモンだけでしょ!!」

テイルモン「欲しかったのよねぇ…ソレ、ヤマエカシリーズでは唯一持ってないヤツだったし」

ギルモン「どんな本なの?」

杏子「ギルモン!んな事聞くんじゃねぇ!!」

テイルモン「とあるロイヤルナイツのデジモンが同性愛者のホモデジモンを取り締るために狩ってたけど、そのロイヤルナイツが弱かったから返り討ちにあって、強姦されてしまうという内容よ!」

さやか「一番弱っちいロイヤルナイツってまさか……」

ブイモン「おい、さやか!一番弱っちいなんて言ってないだろ!?」

テイルモン「本当にあなた達のお願いを聞けばその本が貰えるのね!?」

ゲコモン「そうゲコ!交渉成立だゲコね!(噂通りゲコ…)」

オタマモン「それじゃあ、僕達の城に案内するタマ!」

テイルモン「さ、行きましょう!」ウキウキ♪

インプモン「おい、あいつが勝手に話進めてるぞ」

ブイモン「どうしてこうなった」

まどか「みんな…ゴメンね……」

ほむら「…まどかが謝る必要は無いわ……」

QB「先に進むには、どの道彼等の話を聞かざるを得ないようだしね」

マミ「アイドルね……」

テリアモン「マミ?」
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:41:11.79 ID:vAFKu+oA0
〜ゲコモンの国・トノサマゲコモンの城〜

ゲコモン「これが俺達の殿だゲコ…」

クルモン「大っきいクル〜」

インプモン「でっけぇ仏像だな」

ゲコモン「仏像じゃないゲコ!殿本人だゲコ!」

テリアモン「えぇ!?でも、ちっとも動かないけど生きてるのコレ!?」

オタマモン「そうタマ!」

まどか「どうしてこんな風になっちゃったの?」

ゲコモン「殿が大ファンだったアイドルデジモンのラーナモンちゃんが謎の失踪を遂げたのと…」

ブイモン「さやか…ラーナモンって確か……」

さやか「あたし達が倒した十闘士だったよね……」

ティラノモン『まぁ、ラーナモンの本性を知ったらこんな状態どころじゃなかったと思うよ…』

ゲコモン「好きだった声優がビッチだった事にショックを受けてこうなったゲコ!」

ほむら「後者は関係なくないかしら?」

まどか「よくある事だよね」

ゲコモン「そこで殿を復活させるためにはラーナモン以上に可愛くて歌の上手い娘にアイドルになって歌ってもらう必要があるんだゲコ!」

マミ「そこで私達が呼ばれたというわけね」

オタマモン「みんな噂以上に可愛いタマ!」

さやか「いやぁ!可愛いだなんて照れるじゃないかぁ!」

杏子「アイドルなんてアタシ等の柄じゃねぇよ!」

マミ「アイドルか……」

ゲコモン「今夜、殿を復活させるためにこの城のコンサートホールでカラオケ大会を開催する事になってるゲコ」

ほむら「その大会に出ろと?」

まどか「わたし達の他に出場者はいないの?」

オタマモン「各地から歌に自信があるデジモンが参加するタマ!」

ゲコモン「その出場者の中にはDKB48のバステモンがエントリーされているゲコ!」

ティラノモン『マジでぇ!?バステモンちゃんが来るのぉ!?』
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:43:54.86 ID:vAFKu+oA0
ブイモン「バステモンって?」

ティラノモン『DKB48の投票で常に上位をキープする娘だよ!俺大ファンなんだぁ!!』

さやか「あんた、ラーナモンの件でアイドルはもう懲りごりって言ってなかったか?」

まどか「投票って…CD一枚につき、一票の投票券が付いてるとか?」

マミ「デジモンの世界でもそういうグループがあるのね…」

ティラノモン『俺なんかバステモンちゃんに投票するためにCD100枚買ったよ!』

インプモン「馬鹿だ。馬鹿がいるぞ」

ほむら「リアルワールドじゃ、もっと上が居るわよ」

杏子「でも、そんな大物が出るんならそいつに殿様を起こしてもらえばいいじゃねぇか」

オタマモン「そういう訳にはいかないから君達を呼んだんだタマ!」

さやか「もしかして…そいつもワルプルモン軍のデジモン?」

ゲコモン「その通りゲコ!DKB48は裏でデスジェネラルの一人、水虎のスプラッシュモンが糸を引いて操ってるんだゲコ!」

テイルモン「スプラッシュモン!!」

まどか「デスジェネラルって?」

QB「ワルプルモン軍の七つの軍団を指揮する七体の将軍デジモンだよ」

インプモン「七体って七大魔王と一緒だな」

QB「そう、デスジェネラルは一人ひとり、各七大魔王に仕えているんだ」

ロップモン「デーヴァが其々の四聖獣に仕えているようにか…」

テイルモン「水虎のスプラッシュモンはリリスモンに仕えているデスジェネラルよ!」

ゲコモン「そして、バステモンが殿を復活させてしまったら、リリスモンやスプラッシュモンにこの国の政権を渡す事になってしまうゲコ!」

テリアモン「そういうものなのかな?」

オタマモン「幸いバステモンが歌う順番は一番最後のしたタマ!」

ゲコモン「だから君達が先に歌って殿を起こしてほしいゲコ!」
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:46:46.62 ID:vAFKu+oA0
杏子「歌うっつってもなぁ…」

オタマモン「みんなカラオケでよく歌う得意な曲を歌ってくれればいいタマ」

アグニモン「よしっ!ここはオイラの十八番『サラマンダー』で…」

ゲコモン「野郎じゃダメゲコ」

アグニモン「」

杏子「得意な曲…ねぇ……」

さやか「杏子はカラオケなんかいかなそうだもんね」

杏子「馬鹿にすんなよ!アタシだって歌くらい歌えるさ!」

さやか「じゃあ、どんな曲歌うの?」

杏子「アタシは……」ゴニョゴニョ…

さやか「え!?杏子も!?実はあたしもその曲よく歌うんだ!」

杏子「そうなのか!?」

さやか「じゃあさ、一緒にデュエットしようか」

杏子「デュエットだぁ!?」

ゲコモン「それはいい考えだゲコ!二人で歌えば歌エネルギーが上昇し、殿が目覚める可能性も上がるゲコ!」

インプモン「歌エネルギーってなんだよ?何処のマクロス7だよ?」

まどか「さやかちゃんと杏子ちゃん一緒に歌うんだぁ…いいなぁ……」

ほむら「…まどか、よかったら私と一緒に……」

まどか「本当?ありがとう!でも、わたしのよく歌う曲でいいかな?」

ほむら「まどかとデュエット…まどかとデュエット……ハァ…ハァ……(ええ、いいわよ)」

まどか「心の中の声と逆になってるよほむらちゃん」

ほむら「で、まどかの得意な曲って?(確か、これまでの世界の統計でいくと……)」

まどか「〇泉〇郎の『孫』」

インプモン「演歌かよ!?しかもなんで孫!?」

テイルモン「そういえば、まどかは演歌が好きだったわね…」

まどか「ティヒヒ!テイルモンがデジタマに入ってた時も一緒に聴いてたよね!」

ほむら「でも、演歌好きの女子中学生って……」

テイルモン「ええ、正直……」

ほむら&テイルモン「「変わった趣味よね」」

まどか「二人にだけは言われたくなかったんだけど!!」

ほむら&テイルモン「「でも、そこがまどかの良い所よ」」

まどか「(息ピッタリ…この二人って正反対の趣味を除けば似た者同士なんじゃ……)」

ゲコモン「それじゃあ、ライブが始まるまで各自練習しててほしいゲコ」

マミ「アイドルか……」

テリアモン「マミ?どうしたの?」
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:48:04.16 ID:vAFKu+oA0
〜ゲコモンの国・繁華街〜

バステモン「こんな田舎まで来て歌うなんて…私、地方アイドルじゃないのよマネージャー?」


“バステモン”

完全体 獣人型 ウィルス

猫の女神と言われる獣人型デジモン
派手好きでずる賢い性格を持ち、体中にまとった宝石と妖しく輝く瞳で敵を幻惑し相手を思い通りに操るのが得意
大抵はバステモンの魅力の虜となり骨抜きにされてしまう
しなやかな動きで敏捷性に優れているが見た目に反して力もあり両手の鉤爪は岩をも切り裂く鋭さがある
必殺技は妖しい魅惑のベリーダンスで敵を混乱させ操る『ヘルタースケルター』と
踊りながら相手に近づき体中の血液を一滴残らず吸い取る『ヴァンパイアダンス』


ナイトモン「せやけど、これはプロデューサーの指示やでバステモン」


“ナイトモン”

完全体 戦士型 データ

重量級のクロンデジゾイド製の甲冑に身を包んだ巨体な戦士型デジモン
その甲冑を着込んでいても愛用の大剣を軽々と扱うほどのパワーを持っている
一説には暴走してしまう程の強力なパワーを抑えるために甲冑を身に着けていると言われている
必殺技は狂戦士のごとく大剣を振るい、あらゆる物を一刀両断する『ベルセルクソード』


ナイトモン「それにお前がトノサマゲコモンを起こして、リリスモン様がこの国を手に入れれば褒美としてソロデビューも夢じゃないで」

バステモン「それはいいけど、何でこんな回りくどいやり方すんの?こんなゲコモンばっかの国武力で制圧すればいいじゃん」

ナイトモン「プロデューサーやリリスモン様はトノサマゲコモンを味方に引き入れたいからや」

バステモン「だからなんで?」

ナイトモン「トノサマゲコモンのガマ油とプロデューサーのドリッピンを合わせて新薬を開発したいからそうや…」

バステモン「新薬?それってどんな効果が……?」

ナイトモン「お肌がツヤツヤになるそうや」

バステモン「そんなくだらない事!?」
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:50:17.02 ID:vAFKu+oA0
ナイトモン「プロデューサーのドリッピンはDKBのみんなも愛用しとるやないか」

バステモン「……まぁ、あのオバサンも小じわとかが気になるお年頃だしねぇ…」

ナイトモン「お前なぁ…せっかくライバルのラーナモンがいなくなったんやから、もうちょっとリリスモン様に上手く取り入ったらどうや?」

バステモン「あんな百合オバサンに媚び売るなんてゴメンよ!それに私には心に決めた人がいるし…あの知的な雰囲気が……」

ナイトモン「あのデジモンはリアルワールドにリアライズして、契約したテイマ法少女のパートナーになったんやろ?」

バステモン「そうなのよ!私を置いて人間なんかの所へ!悔しいったらありゃしない!!」

ナイトモン「この世界に来ている選ばれし少女達の様にここへ来ることはないんか?」

バステモン「それも有り得ないそうよ!リアライズした軍のデジモンの報告によると、そのテイマーはリアルワールドでデジモンが起こす事件を解決する組織に所属している娘らしいから!」

ナイトモン「そうか…じゃあ、そいつもデジタルワールドに戻って来る事はないんやな…」

バステモン「あぁ…私の愛しのワ…」

ドリッピン「お前達!手筈は整っているのか?」

バステモン「プロデューサーの水精霊ドリッピン!」
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:51:21.54 ID:vAFKu+oA0
ナイトモン「ドリッピンを通じてプロデューサーが話してるんやな」

バステモン「他にたいした歌い手も来てないみたいだし問題無いんじゃないんですかぁ〜?」

ドリッピン「そうでもない、選ばれし少女達が出場するそうだ」

ナイトモン「何やて!?」

バステモン「私が先に歌うから関係ないでしょ?」

ドリッピン「ゲコモンの奴等、お前の番を最後に回して先に奴等を歌わせることによってこちらの恩を売らせないつもりらしい」

バステモン「生意気なカエル達ね!」

ドリッピン「だが、奴等にトノサマゲコモンを復活させないためにある使者をリリスモン様に送らして頂いた」

ナイトモン「使者やて?」

ドリッピン「このドリッピンと共に来ているはずだ」

?「ふふふ…イタズラしほうだいなんだってねスプラッシュモン…いいよ、手を貸してあげるよ」

ナイトモン「お前…いや、あなたは…!」
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:52:26.57 ID:vAFKu+oA0
〜トノサマゲコモンの城・控え室〜

ギルモン「杏子達魔法少女の姿でうたうんだ?」

杏子「アタシは普段着のままでいいっていったんだけどよ…」

さやか「いいじゃないの!正義のテイマー魔法少女のアイドルデビュー!」

ブイモン「(俺の目も相変わらずだから、俺がわかる格好で歌ってくれるんだなさやか……)」

マミ「甘いわよ美樹さん!アイドルはまず形から入らないと!」

さやか「マミさん!?」

杏子「マミ!?なんだその格好!?」

マミ「どうかしら?この衣装」

まどか「可愛い……ステキです!マミさん!!」

さやか「うんうん!まさにアイドルって感じ!」

インプモン「やべ…鼻血でそう……」

アグニモン「オイラも……」

マミ「フフフ、ありがとう。ねぇ、暁美さんも見て。どう?」

ほむら「うわぁ…無いわぁ……そのセンスの衣装……」

杏子「あぁ…マジ無ぇわぁ……」

マミ「何で鹿目さん達とは真逆の反応!?」

テリアモン「マミ……いつものマミに戻ってよ……」

ロップモン「マミも魔法少女の姿で歌った方が良きかと我思う……」

マミ「テリアモンとロップモンまで!?」

テリアモン「やっぱお父さんアイドルなんて反対ですよ…」

マミ「誰がお父さんよ!!」

ゲコモン「みんな準備はできたゲコ?」

オタマモン「そろそろ始めるから舞台裏に待機してほしいタマ」

アグニモン「じゃ、オイラ達は観客席で応援するってばよ!」

ギルモン「杏子たちがんばってね」

ロップモン「マミ……」

テリアモン「無問題……」

マミ「何その哀れみの目!?」
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:53:26.23 ID:vAFKu+oA0
〜コンサートホール〜

クルモン「わぁ〜色んなデジモンがいっぱい集めってるクル〜」

ティラノモン「そりゃバステモンちゃんが来るからな」

ウィザーモン「しかし、奴に歌わせる訳にはいかないんだろう?」

テイルモン「でも、まどか達の歌で起こせるかどうかも…」

ティラノモン「それでも俺はバステモンちゃんの歌を生で聴きたいの!!」

オーガモン「うるせーよ!!」

ティラノモン「彼女のファンだって沢山いるんだよ?ほら、あそこにも親衛隊が!」

アンキロモン「親衛隊?」

バステモン親衛隊「L・O・V・E!バステモン!!」

マッハガオガモン「まだ始まってもいないのに発声練習しているな……」

親衛隊隊長「おい!そこのハーピモン!声出てないぞ!やる気がないなら帰れぇ!!」

ハーピモン「スイマセンピー!隊長!」

スティングモン「あのデジモンは…!」

テリアモン「うわぁ…あの席の周りだけ熱くて臭そうだなぁ……」

マサルダイモン「あの情熱はもっと他の事に向けるべきだぜ!」

バステモン親衛隊「L・O・V・E!バステモォォォォォン!!!」

インプモン「いくら何でもうるさすぎだろあいつら!」

エンジェモン「うむ、他の客の迷惑になるな」

マサルダイモン「おしっ!俺がガツンと言ってきてやる!」

スティングモン「ちょ…ちょっと待って!俺とアトラーカブテリモンが行ってくるよ!」

アトラーカブテリモン「あいつ…こんな所で……」

ブイモン「知り合い?」

テリアモン「あのデジモン…僕を助けてくれたデジモンに似ている…?」
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:55:06.88 ID:vAFKu+oA0
親衛隊隊長「オラァ!そこのヌメモンももっと声張れぇ!!」

ヌメモン「了解ヌメ隊長!!」

アトラーカブテリモン「…お前はいつから隊長になったんや……イグニートモン」

イグニートモン「僕は生まれたときからバステモンちゃんの親衛隊長だぁ!!…って、スティングモンさんにアトラーカブテリモンさん!?なんでこんな所に!?」

アトラーカブテリモン「それはこっちの台詞や」

スティングモン「久しぶり、イグニートモン君」

アトラーカブテリモン「お前がアイドルオタクなんかに傾倒してたとは…あの女が見たら泣くで……」

イグニートモン「僕がどんな趣味持ってようが僕の勝手だろ!姉さんは関係無いし、もうガキじゃねーんだよ!!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言っていたで…一人前の大人は一人前の男だと……」

イグニートモン「ああ!どうせアイドルオタクの僕なんて軟弱者ですよ!!」

スティングモン「それはそうと、姐さんが心配してたよ?森に帰りなよ」

イグニートモン「だって…森には蟲の王が……」

スティングモン「それならもう大丈夫、王は俺達が倒したから」

イグニートモン「え…!?嘘でしょ!?オリンポス十二神の姉さんだって手をだせずにいたのに…」

アトラーカブテリモン「王が恐くて森を抜け出したお前の事も怒ってないで…「戻ってきたらお仕置きとして鼻フックで吊るし上げた後にアタシの剣で八つ裂きにする」と言ってたが…」

イグニートモン「いや、それ姉さんまだ怒ってますよね!?」

スティングモン「とにかく、俺達はこうして森から出て戦うことになったからさ、君は森に帰って姐さんの力になってあげてよ」

イグニートモン「……この大会が終わってからでいいですか?」

スティングモン「ん?ああ、そろそろ始まるみたいだね」
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:57:03.15 ID:vAFKu+oA0
ゲコモン「お待たせいたしましたゲコ!我等の殿の眠りを覚ます歌姫は誰だ!?『ゲコティックアイドル決定カラオケ大会』を只今より開催いたしますゲコ!!」

パチパチパチパチ!!

インプモン「いいぞー!」

テリアモン「無問題〜!」

ゲコモン「司会は私ゲコモンがつとめさせていただきますゲコ!では、早速参りましょうゲコ!エントリーナンバー1番!」

ゲコモン「リアルワールドの見滝原市と風見野市から起こしの…美樹さやかちゃんと佐倉杏子ちゃんのデュエット!」

ワー!ワー!

杏子「ま…マジで歌うのかよ……!」

ブイモン「さやかー!がんばれー!」

ギルモン「杏子ーま・け・る・なー!!」

マサルダイモン「漢娘を見せてやれ杏子!」

杏子「ま…まぁ、観客はデジモンだけだから不思議と緊張はしないけどさ…」

さやか「行くよ杏子!あたし達は二人で一人のアイドルテイマー魔法少女だ!」

杏子「ああ!もうこうなりゃヤケだ!!」

ゲコモン「さあ、二人に歌っていただく曲は『and I'm home』ですゲコ!どうぞゲコ!」

?「ふふふ…歌っても無駄だよ……」
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:58:35.73 ID:vAFKu+oA0
〜リリスモンの城〜

ブラストモン「リリたん何の番組見てるの?それよりフォーゼそろそろはじまるから見せてよ」

リリスモン「ダメよ!バステモンちゃんが出るゲコティックアイドル決定大会見るんだから!」

ブラストモン「ぬぁにそれ?」

リリスモン「ゲコモンの国でトノサマゲコモンを起こすために行われるカラオケ大会よぉん。今生放送でやるんだから!他にも可愛い女の子が歌うらしいし」

ブラストモン「へ〜でも、フォーゼ録画しといてね?」

リリスモン「ゆまちゃんもこっちきて一緒に見ましょう!」

ゆま「…暇潰しにちょうどいいわね」

リリスモン「あ、始まったわ!」

562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 07:59:34.08 ID:vAFKu+oA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=mZ1TqKt3zN4&feature=youtube_gdata

サビツイタココロー♪オトモナイセカイナニヲミテルノー♪

ブラストモン「って!コイツらは!!」

ゆま「杏子…!!」

リリスモン「あらぁん、この娘達が選ばれし少女…本当に出てるなんて…スプラッシュモンの話は本当だったのねぇん……」

ブラストモン「俺の体をこんな風にした奴等あぁぁぁぁぁぁぁ!!」

リリスモン&ゆま「「うるさい!!」」

ブラストモン「すいません…」

ナンドデモー♪ナマエヲヨブヨー♪フタシカナミライデモー♪

ブラストモン「あらら…結構いいんじゃなぁい?」

リリスモン「そうねぇん…それにこのコンビもなんかいいわぁん…今夜のオカズにいけそう……」

ゆま「(いいなぁ…私も杏子と一緒に歌いたい……)」
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:00:41.26 ID:vAFKu+oA0
まどか「さやかちゃんも杏子ちゃんもすごぉい…!」

ほむら「そうね…と言うより杏子がこんな曲を歌うのが意外だわ」

マミ「見て!トノサマゲコモンのちょんまげが!」

ゴゴゴ…!

まどか「動いてる!」

ほむら「復活するの!?」

?「まずい!そろそろ僕の出番だな!」

?「あの二人は音痴だあの二人は音痴だ…」

シュゥゥゥ…

まどか「あれ?元に戻っちゃった……」

マミ「もう少しで目覚めそうな感じだったのに……」

?「ひひひ!ざまぁ見ろ!」

ほむら「!?(上に誰かいる!?)」

?「しまった!気づかれた!」シュバッ!

ほむら「(逃げた!?)」

まどか「ほむらちゃん!?何処行くの!?」

ほむら「ごめんなさいまどか!ちょっと急用ができたわ!」ダッ!

まどか「そんなぁ!わたし達の番もすぐだよ!?一緒に『孫』歌うんじゃないの!?」

マミ「急用って…何かしら?」
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:03:31.10 ID:vAFKu+oA0
ゲコモン「ありがとうございましたゲコー!!(おかしいな…殿が目覚めてもおかしくない歌唱力だったのにゲコ…)」

杏子「はぁ…終わったか……」

さやか「殿様は起きなかったけど、ベストを尽くしたんだからいい気分だね!」

杏子「ああ…そうだな!」

さやか「後はまどか達に任せよう!」

ゲコモン「次は…微笑みの里からお越しのジミーシャウトさん(♀)ですどうぞー!」

ほむら「インプモン!クルモン!ちょっと来て!」

クルモン「クル?」

インプモン「何だよほむら?これの次お前とまどかの出番だろ?」

ほむら「いいから、行くわよ!」ズイッ!

インプモン「お…おい!」

クルモン「クルぅ!」

テイルモン「どうしたのかしら彼女…?私も行くわ!」ダッ!

テリアモン「テイルモン!」
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:04:24.15 ID:vAFKu+oA0
〜トノサマゲコモンの城・城外〜

ほむら「追い詰めたわよ。さっき杏子とさやかの歌で目覚めかけていたトノサマゲコモンにあなたが何かしたのね?」

テイルモン「あなたは…そよ風村で会った…ピノッキモン!」

ピノッキモン「くそぉ!まさか一曲目からバレちゃうなんてぇ!」

インプモン「こいつが何したんだ?」

ピノッキモン「僕の『嘘』を吹き込んだのさ!」

ほむら「嘘?」

ピノッキモン「そうだよ。僕が吹き込んだ嘘は全部本当の事だと思ってしまうのさ!リリスモンのオバサンから貰った魔力のおかげでこの能力が使えるようになったのさ!」

クルモン「ウソはいけないでクル!」

インプモン「じゃあ、さっきのさやかと杏子の歌で殿様が起きなかったのも…」

ピノッキモン「起きる寸前に僕があの二人は音痴だと嘘をついたのさ!」

テイルモン「回りくどい事するわね……」

ピノッキモン「でも、お前達のせいで作戦が台無しだ!僕がリリスモンのオバサンに怒られるじゃないかぁ!」

ほむら「その心配の必要は無いわ。あなたはここで…」

インプモン「俺に倒されるんだからな!」

テイルモン「あいつはアレでも究極体よ!油断しないで!」

ピノッキモン「アレでもって言うなぁ!!」

ほむら「そのためにクルモンも連れてきたんだから問題ないわ」

クルモン「お歌ききたかったでクルぅ…」ピカアァァァ!
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:06:08.89 ID:vAFKu+oA0
〜コンサートホール〜

ゲコモン「え…えー、ジミーシャウトさん…個性的な歌をありがとうございましたゲコ……」

ブー!ブー!

オーガモン「下手糞ー!!」

ティラノモン「いいからバステモンちゃん早く出せー!!」

イグニートモン「そうだそうだー!!」

テリアモン「いつか聴いたエテモンの歌よりはマシ…だったかな……」

マサルダイモン「ま…まぁ…漢らしくはあったぜ……」

ウィザーモン「いや、あのデジモン自称メスだぞ」

エンジェモン「ほむらとテイルモン達はどうしたんだ…?」

QB「次はまどかの番だと言うのにね」

ゲコモン「さあ、気を取り直してまいりましょう!次は鹿目まどかちゃんです!どうぞゲコ!」

まどか「(もう!ほむらちゃんったら!一緒に歌おうって約束したのに!)」

ウィザーモン「やっぱりまどか一人か」

ゲコモン「では、歌っていただく曲は…〇泉〇郎の『孫』です!どうぞゲコ!」

まどか「なんで〜こんなにかわいいのかよ〜♪」
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:08:31.22 ID:vAFKu+oA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


ベルゼブモン「さあて、クジラの代わりに俺が食ってやるぜピノキオ野郎!」

ピノッキモン「こいつがベルゼブモンかよぉ…!」

ほむら「せっかくのまどかとのデュエットを台無しにした報いよ!」

ベルゼブモン「オラァ!」ドゴォ!

ピノッキモン「痛い!やめてよ!僕悪いデジモンじゃないんだよ本当は!」

ベルゼブモン「嘘ついてんじゃねぇクソガキ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥン!!

ピノッキモン「うわっ!危ないなぁ…」

クルモン「ベルゼブモンやっちゃえクル!早くお歌ききにもどるでクル!」

ピノッキモン「お返しだっ!!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』

ベルゼブモン「うおっ!」

ドゴォォォォォォォン!!
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:09:09.68 ID:vAFKu+oA0
テイルモン「やられた!?」

ほむら「いえ、大丈夫よ」

ベルゼブモン「おもしれぇ武器じゃねぇか…だが、ガキの玩具には過ぎた代物だぜ!」

ピノッキモン「ガキガキ言うなバーカ!」

ベルゼブモン「コイツをロードすりゃ俺も使えっかな?」

ピノッキモン「馬鹿にしてぇ!」

ピノッキモン『ドリルノーズ!!』キュィィィィン!!

クルモン「お鼻がドリルでクル!」

ベルゼブモン「遅いんだよノロマ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ズバッ!ザンッ!

ピノッキモン「うわぁ!!」

ベルゼブモン「相手になんねぇな!」

ピノッキモン「こうなったら…!」

テイルモン「! 気を付けて!そいつの糸に捕まると操られるわ!」

ベルゼブモン「糸だぁ?」

ピノッキモン「はっ!」バッ!

ベルゼブモン「おっと!んなもんに当たっかよ!」サッ!

ピノッキモン「(バーカ!その糸はオトリだ!)」

ピノッキモン「お前の敵はあの女達だ!やっつけろ!」ギュルン!

ほむら「鼻のドリルを飛ばしてきた!?」

グサッ!

ベルゼブモン「うっ…!」

クルモン「ベルゼブモンにささっちゃったでクル!」

テイルモン「まさか…!」

ベルゼブモン「テメェらか…俺の敵は……ぶち殺す!!」ダッ!

ほむら「ベルゼブモンがあいつの嘘を信じ込んでるの!?」

テイルモン「これは…まずいわよ!!」

ピノッキモン「あはははは!やっちゃえベルゼブモン!」

ベルゼブモン「うおおおおぉぉぉぉ!!」
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:14:04.68 ID:vAFKu+oA0
パチパチパチ…

ゲコモン「えー!まどかちゃんありがとうございましたゲコ!」

ウィザーモン「まどかの歌唱力は悪くなかったが……」

エンジェモン「如何せん選曲がな……」

QB「トノサマゲコモンはアイドルらしい歌じゃないとダメみたいだね」

まどか「(ほむらちゃんが一緒に歌ってくれれば…ほむらちゃんの馬鹿!)」

バステモン「フフフ、ピノッキモンの『嘘』の効果が効いてるようね…」

ナイトモン「いや、あいつどっか行ったみたいやで?」

バステモン「えぇ!?どっか行ったってどういうことよ!?」

ナイトモン「外で選ばれし少女の一人と戦ってるみたいや」

バステモン「そんな…じゃあ、次にまともな曲を歌われたら……」

ゲコモン「さあ、次は人間の最後の出場者、巴マミさんですゲコ!」
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:15:59.02 ID:vAFKu+oA0
観客達「おお!!」

ヌメモン「誰あの娘!?」

ハーピモン「バステモンちゃんより可愛いかも!スタイルいいし!!」

イグニートモン「マミさん可愛いよマミさん可愛いよ…マミさんマジマミマミ……(貴様らあぁぁぁぁぁ!バステモンちゃん以外のアイドルを決して崇拝することなかれという隊規を忘れたかあぁぁぁぁぁぁぁ!!!)」

スティングモン「建前と本音が逆だよイグニートモン君」

テリアモン「えぇ…意外と受けてるの…?アレ……」

ロップモン「我にはわからぬ……」

インプモン「マミさあぁぁぁぁぁん!!」

アグニモン「マミいぃぃぃぃぃ!!」

マミ「みんなー!ティロ・フィナーレ!」

観客達「ティロ・フィナーレえぇぇぇぇ!!!」

ゲコモン「では…歌っていただく曲は……『I wish・恋のティロ・フィナーレver』ですゲコ!」

テリアモン「何それ!?」
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:17:27.64 ID:vAFKu+oA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cvOXDQmtf2g

マミ「星に願いを〜♪風にティロ・フィナーレ〜♪撃った時〜♪」

テリアモン「何この替え歌!?」

マミ「今日が消せない明日が消せるよ〜♪きっとね〜♪んんん〜♪」

テリアモン「なんか物騒な歌詞になってるような気がするんだけど!?」

マミ「I wishどうして―」

ゴゴゴゴゴ…!!

マミ「!!」

ギルモン「トノサマゲコモンが起きたよ!」

テリアモン「嘘ぉ!?アレでぇ!?」

ゲコモン「おお!殿の……」

オタマモン「復活タマぁ!!」

トノサマゲコモン「ううぅぅぅ…ゲコォ!!」

テリアモン「何か様子が変じゃない!?」
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:18:58.45 ID:vAFKu+oA0
“トノサマゲコモン”

完全体 両生類型 ウィルス

殿様のチョンマゲにた触角を持つゲコモンのアップバージョン
その発生はカラオケの採点システムが最初といわれる
双肩から伸びた二連のホーンが主旋律を奏でゲコモンより数段低い音階の歌声は殿様の貫祿(?)を感じさせる
必殺技はボーカルとホーンの超低周波で敵の体を構成するデータを震わし破壊する『コブシトーン』
しかし相手によっては低周波で体調が良くなってしまうらしい

バステモン「あいつが起こしちゃったじゃないのよ!」

ナイトモン「作戦は失敗やでぇ…」

トノサマゲコモン「せっかく気持ちよく寝てたのに…起こしたのは誰だゲコォ!!」

マミ「え?」

ドゴオォォォォォン!!

観客達「うわあぁぁぁぁぁぁ!!」

アグニモン「何だよあれ!極悪じゃないかってばよぉ!!」

さやか「こんな暴君だなんてあたし聞いてない!!」

ゲコモン「こんな事なら復活させない方がよかったゲコぉ!!」
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:20:02.48 ID:vAFKu+oA0
〜リリスモンの城〜

リリスモン「あらら…何だか大変な事になってるわねぇん……」

ゆま「杏子…!」

リリスモン「てゆーかあんな調子ならバステモンが復活させても同じだったわね……」

スプラッシュモン「作戦は無意味だったと思いますが、ピノッキモンにはまだ秘密兵器を預けております」

リリスモン「あら?スプラッシュモン来てたの?」

スプラッシュモン「しかし、リリスモン様に献上する新作ドリッピンは作れなくなってしまいました……」

リリスモン「そんなもん無くても私のお肌はまだピチピチよ!!」

スプラッシュモン「は…ははっ!失礼いたしました!」

リリスモン「まぁ、いいわぁん…その秘密兵器とピノッキモンの『嘘』の能力で誰か少女達のデジモンを操れればあの国で一網打尽にできるわね……」

ブラストモン「という訳で次回へ続く!」
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/25(日) 08:22:26.88 ID:vAFKu+oA0
〜次回予告〜

エレキモン「あーあ…クロウォ終わっちゃったなぁ……」

ジジモン「これでリデジタイズの発売の後何もなければまたデジモン氷河期に突入かのぅ……」

エレキモン「な…なぁに、また数年たったら復活するさ!」

ジジモン「そうかのぅ……」

マサルダイモン「オイ!ゴルァ!タイキぃ!!俺はどうせゴーグルかけてねぇよぉぉぉぉぉ!!」

エレキモン「いいんだよ。英雄は英雄になろうとした時点で失格だから」

アグニモン「最終回も喋らせろってばよ!!」

ジジモン「しかし時計屋の正体のオチは笑ったのぅ」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『危険な遊戯!ピノッキモン』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「クロウォが終わってもこのSSをよろしく!」

ジジモン「クロウォの代わりにこのSSを楽しめと言われてものぅ……」

エレキモン「やかましい!!」

スプラッシュモン「来週から始まるクロウォの後番の聖闘士星矢Ωもよろしく!」

マサルダイモン「うるせぇ!!」バキィ!!

スプラッシュモン「グリリバ!!」

今回はここまで
ピノッキモンに某ドーパントのような捏造能力付けちゃいましたね
そして一年半ありがとうクロウォ…
ではまた
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/25(日) 09:22:19.02 ID:BCAtdNVN0
時計屋の正体には驚いたよな。アニメがあるとしたら数年後か。長いな。
マミサンアイドルはゲームのネタか。まだやってないけど聞いただけだけど、さやかの扱いがひどすぎる。さすが虚淵でさえもひどいと思った事はあるな。
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/25(日) 09:25:59.89 ID:q0VHXIeDO
>>1

確かにゴーグル宣言はワロタwwwwwwアニキはつけてないからなwwwwww

マンガクロウォ四巻まだかな〜?

577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/25(日) 10:06:12.32 ID:3UOKyzdEo

ゲームが成功すればきっとアニメ新シリーズも……
観客にインプモンがいることは内緒だよ
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/25(日) 13:45:26.30 ID:yRTUJUFW0
乙  

青髪と赤髪のデュエットでシンフォギアを思い浮かべたのは俺だけじゃないはず…
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/25(日) 13:47:46.90 ID:1sQq5OqNo

デジモンワールドP夏発売に決まったとか聞いたけど買うのかな
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/25(日) 16:55:09.84 ID:jrgljIP2o
乙!
関係ないけどX抗体持ちはでないのかい
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/25(日) 20:11:07.00 ID:gK1Yibqx0
蟲の王、蛙の殿
とくればやっぱりいつかキングエテモンを期待してしまいます!
かずみマギカの方のパートナーだったらシャレになりませんが・・・
パートナーの件、ゴッドドラモンてありですか?
なんとなく一部天使系で固めるのもありかと思ってしまいました。
ドミニモン、クラヴィスエンジェモン、スラッシュエンジェモンと。
しかしほむらのエンジェモンがセラフィモン以外の究極体の天使型になりそうな気がするんですよね。
まどかのテイルモンはホーリードラモンにもなれそうですね。
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/25(日) 22:55:36.13 ID:tV84JAS50
乙ー
ありゃ?>>570にインプモンがいるぞ?
ほむほむ達やられちまったのか!?
デジモンワールド今から楽しみで仕方ないねぇ。
ロードナイトモン育てたい
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/03/26(月) 14:34:26.59 ID:q8iQm28Ao

DKB48センターガンメンモンが脱退するようだね
クロウォのクオーツモンの攻撃キモすぎワロタ
強いんだか弱いんだか分からねえな
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/27(火) 04:04:26.40 ID:1lhBH5rto
>>578
俺もまどかが響の歌を歌うのかと思ったぜ
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:00:26.30 ID:Xo4pGq8u0
こんばんわ

>>575
選択技によっては原作より酷い仕打ちで魔女化しますからね
でも、杏子と共闘する展開が良すぎる
杏子ルートの杏子さやか好きすぎだろ

>>576
四巻は5月2日発売だそうですね
実は自分は今月のVジャンまだ読んでないので漫画版クロウォの最終回は四巻までお預けしとこうかなと

>>577
エイリアスのカードで分身を残しておきました
……嘘です。やっちまったなぁ……
各自アンキロモンとか>>1とかにでも脳内修正しといてください

>>578
シンフォギア見てなかったらググったけどその赤い子がタイキと同じ声で
主人公がまどかだったんですね
面白そうだからそのうち自分もまとめて見てみようと思います

>>579
もちろん買いますね
その前にまどポのEDも全部見て
スパロボもクリアしないと

>>580
上でも言ったけどまどか達のデジモンはX化しないけど
ドルモン以外のあるX抗体持ちデジモンが話に絡んでいく予定です

>>581
実はもうかずマギ勢のデジモンはだいたい固まっちゃったんですよね(未だ未確定なのはサキぐらい…)
前回バステモンとナイトモンの会話で出てたデジモンがそのかずマギキャラのデジモンの伏線です
実はこれもある意味ライダーネタだったりしますからだいたい誰のどんなデジモンか察せると思います
登場はだいぶ先ですが

>>582
ロードナイトモンがウンコしたくなったらまさに>>231のような展開になるんですね

>>583
このネタ書いた矢先に……
実はリアルのDKBあんま知らないけどバステモンの中の人のことクイーン&エリザベスのエリザベスの方は大丈夫なんですかね?
そしてクオーツモンのアレでエヴァの旧劇場版を思い出したのは自分だけではないはず

>>584
響の歌って響鬼のEDかOPの事かと思ったらそのシンフォギアの主人公の名前なんですね
っつかこのアニメ響とか奏とか去年のプリキュアと名前被ってね?青い子は声ブロッサムだし
そしてまどかに『孫』歌わせた自分も意味不明すぎる

投下
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:02:21.95 ID:Xo4pGq8u0
ドゴォォォォォォン!!

イグニートモン「ぎゃあぁぁぁぁぁ!!」

ハーピモン「逃げるピー!!」

イグニートモン「ま…待て!親衛隊としてバステモンちゃんをお守りするんだ!まだこの会場のどこかにいるはずだし…!」

オタマモン「殿ぉ!!どうかお気を確かにタマぁ!!」

ゲコモン「ほ…ほら!この娘が殿を起こしてくれたゲコ!今日からこの娘のファンになったらどうですゲコ?」

マミ「えぇ!?」

トノサマゲコモン「うるさいゲコぉ!アイドルも声優も所詮は三次元の女ゲコぉ!!もう誰も信じないゲコぉ!!だから破壊の限りを尽くして二次元に走るゲコぉ!!」

テリアモン「コラー!この恩知らず!せっかくマミがこんな痛い格好までしてお前を復活させたのに!!」

マミ「痛い格好!?」

トノサマゲコモン「そんなもん知るかぁ!!」

トノサマゲコモン『コブシトーン!!』

QB「まずい!あのホーンから撃ってくる低周波に注意するんだ!」

トノサマゲコモン「交わした約束〜忘れない〜よぉ!!」ズォッ!!

ドゴォォォォン!!
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:12:30.25 ID:EoPP1kgD0
アンキロモン「だぎゃぁ!!」

エンジェモン「うわぁ!!」

オーガモン『骨棍棒!』ダッ!

マッハガオガモン『ウィニングナックル!!』ゴォ!

トノサマゲコモン「遅いわゲコ!トノサマジャーンプ!!」ビョン!

ドゴォ!

オーガモン「ぎゃはっ!」

マッハガオガモン「ぐわっ!」

杏子「馬鹿!何味方同士で相討ちになってんだ!」

さやか「でも、あいつふざけた格好してるわりには強いよ!?」

杏子「カエルの殿様の名は伊達じゃねぇか…ギルモン!進化だよ!」

ギルモン「ギル!」

さやか「ブイモンもいけるね?」

ブイモン「やってみるよ!」

マミ「テリアモン!ロップモン!」

テリアモン「OK!恩を仇で返すカエルには…」

ロップモン「我等が断罪を降すなり!」

まどか「テイルモン!…って、テイルモンはどこ行ったの!?」

ウィザーモン「ほむらと何処かに行ったぞ」

まどか「ほむらちゃんと!?」

QB「それにほむらは城の外で別のデジモンと交戦中のようだ」

まどか「そんな…」
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:13:57.18 ID:EoPP1kgD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―テリアモン進化!ガルゴモン!!ー

―ロップモン超進化!アンティラモン!!―


マミ「(おかしいわ…ガルゴモンに進化させただけなのに、デジヴァイスのデジソウルの消費が激しい…ロップモンをアンティラモンに進化させたから?パートナーのテリアモン以外のデジモンには私のデジソウルはリンクしてないはずなのに……)」

さやか「ブイドラモン!トノサマゲコモンは前方だよ!」

杏子「グラウモンも撃て!」

グラウモン「グラぁ!」

ブイドラモン「わかった!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』ビシュン!

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボォ!

トノサマゲコモン「無駄だゲコ!」

トノサマゲコモン『コブシトーン!!』

さやか「また来る!」

トノサマゲコモン「い〜つ〜か〜君が〜瞳に灯す愛の光〜がぁ!!」ズォッ!!

ズバァン!!

杏子「グラウモン達の必殺技が!」

マミ「成熟期のままじゃ不利よ!」

アンティラモン「なら、我が…」

ナイトモン「ナイトぉ!!」

アンティラモン「!?」

ガキィン!!
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:15:12.06 ID:EoPP1kgD0
アンティラモン「くっ…!」

ナイトモン「ほぅ…俺の剣を受けきるとはやるやないか!」

まどか「別のデジモンが襲い掛かって来た!?」

ティラノモン「バステモンちゃん!?」

バステモン「ふふふ…これに便乗して私達があなた達を倒せばさっきの作戦で失敗した名誉を挽回できるわね!」

まどか「やっぱり…悪いデジモンなの…!?」

アトラーカブテリモン「まどか…ワテに任せるんや…」

まどか「アトラーカブテリモン!」

スティングモン「女の子と戦うのは気が引けるけど…!」

バステモン「なら、私の親衛隊がお相手するわ!行きなさい!」

スティングモン「親衛隊って……イグニートモン君!?」

イグニートモン「僕達バステモン親衛隊が相手だ!行くぞお前達!」

アトラーカブテリモン「呆れたもんや……」

ハーピモン「ピー!」

ヌメモン「ヌメ!」

まどか「ヌメモンにあのデジモンは……」
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:16:54.98 ID:EoPP1kgD0

“ヌメモン”

成熟期 軟体型 ウィルス

ナメクジのような体を持った軟体型デジモン
暗くてジメジメした環境を好み攻撃力も知性も無い
自分の『ウンチ』を投げつける最低の攻撃をする


“ハーピモン”

アーマー体 幻獣型 データ

“光のデジメンタル”のパワーによって進化した、アーマー体の幻獣型デジモン
翼の腕と女性の上半身を持っており
データベース(遺跡)から貴重なデータ(秘宝)を奪うところから「かすめ取る者」と呼ばれる盗賊デジモンである
疾風のごとく現れては、その大きな鉤爪で宝を奪い攻撃する
力はさほど強くないが、その速さから繰り出される連続攻撃は恐ろしいものがある
必殺技は風を操り、真空刃を発生させる『ウィンドシーカー』


まどか「アーマー体!光の…デジメンタル?光……」

バステモン「(親衛隊とは言っても戦力になりそうなのはハーピモンだけで、あとはヌメモンばっかじゃない!!)」

イグニートモン「あれ?ちょっと待って!僕の解説は!?」

まどか「え?ちょっと待って、デジモンアナライザーシステムでデータを見るから…」

まどか「イグニートモン…成熟期……眼鏡が本体……必殺技は『ツッコミ』……」

イグニートモン「オイぃぃぃぃぃ!!何だそのデータ!?必殺技は『ツッコミ』って!?だいたい眼鏡が本体って何だよ!?僕、眼鏡かけてねーし!!」

ヌメモン「だって隊長…ろくに公式のデータが無いから……」

バステモン「そうなの?頼りないわねぇ…」

イグニートモン「ば…バステモンちゃん…!?」

バステモン「何でこんなのが隊長務めてるの?」

イグニートモン「こんなの!?」ガビーン!

ハーピモン「バステモンちゃんに投票するためにCD5500枚買ったから…」

まどか「え〜……」

スティングモン「ああ…だからあの時姐さんに凄い怒られてたんだ……」

アトラーカブテリモン「本当呆れたもんや……」
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:19:51.18 ID:EoPP1kgD0
イグニートモン「ろくに公式設定が無くても、僕の姉さんはオリンポス十二神だ!僕だってそれなりに強いんだぞ!」

スティングモン「本当に戦うのかい?」

イグニートモン「僕の武器はチャクラムだ!」ジャキッ!

バステモン「がんばてね〜親衛隊長さ〜ん」

イグニートモン「ほら!バステモンちゃんが応援してくれる!女神の声援が有る限り僕はあなた達とも戦うぞ!!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんが言っていたで…悪魔の囁きは時として天使の声に聞こえる……」

イグニートモン「誰が悪魔だコラァ!!」

まどか「だってその子…ワルプルモン軍だよ!」

イグニートモン「え?そうなの!?」

バステモン「ちっ!」

アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』

イグニートモン「うわあぁぁぁ!!」

ドゴォォォォォン!!

ヌメモン「隊長!!」

イグニートモン「」

バステモン「一撃でやられたわよ!使えないわね!」
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:21:42.90 ID:EoPP1kgD0
ハーピモン「なら、俺が相手だピー!」

バステモン「ヌメモン達も行くのよ!」

ヌメモン「ヌメ〜!」

まどか「ひっ…!投げてくる…!」

マサルダイモン「ヌメモン達は俺に任せろぉ!」ドゴォ!

ヌメモン「ヌメ!?」

マサルダイモン「オラオラオラオラオラオラ!!」ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!

ヌメモン達「ヌメえぇぇぇぇ!!」

まどか「マサルダイモン……本当に強いデジモンだよね……」

さやか「(まどかもアレがデジモンにしか見えないの!?)」

バステモン「なっ…!何なのよあのデジモン!?ヌメモン達が相手とはいえ、あの強さ異常だわ!選ばれし少女のパートナーデジモン以外にもまだ、あんなデジモンが居るなんて……!」

マサルダイモン「オラァ!次来い!次ぃ!」

バステモン「でも…あの強さ、利用できるわね!」

マサルダイモン「そこの猫娘デジモン!俺達に決闘を仕掛けたからには喧嘩に女も男も関係無ぇ!遠慮なくいかせてもらうぜ!!」ゴキッ!ゴキッ!

まどか「女の子相手でも容赦ないんだ!?」

バステモン「フフフ…あなたも私のファンにしてあげるわ……」

マサルダイモン「あぁ?」
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:22:49.74 ID:EoPP1kgD0
バステモン『ヘルタースケルター!』クネ…クネ…

マサルダイモン「何だぁ?」

まどか「バステモンが踊り始めた…?」

QB「駄目だ!バステモンのその踊りを見ては!」

マサルダイモン「!」

バステモン「フフフ…もう手遅れ、このデジモンは私のトリコ……」

まどか「え!?」

マサルダイモン「うおおおぉぉぉぉぉぉ!!」ドッ!

まどか「きゃっ!」

アトラーカブテリモン「まどか!」ダッ!

マサルダイモン「オラァ!!」

バコォォン!!

アトラーカブテリモン「ぐっ…!」ドサッ!

まどか「アトラーカブテリモン!!」

杏子「マサルダイモン!テメェ何でアトラーカブテリモンを殴り飛ばした!!」

QB「マサルダイモンはバステモンの技によって操られてるんだ!」

まどか「あの踊りで!?」

杏子「くそっ!厄介な技を使うデジモンだ!しかもこっちのある意味一番厄介なデジモンを操りやがって!」

バステモン「さあ、私のために戦いなさいマサルダイモン!」

マサルダイモン「うおおぉぉぉぉぉ!!」

杏子「ちっくしょう!マサルダイモン…正気に……」
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:23:54.31 ID:EoPP1kgD0
〜城外〜

ほむら「正気に戻りなさい!ベルゼブモン!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュン!バキュン!

テイルモン「ちょっとやめなさいよこの馬鹿!!」

ベルゼブモン「オラオラオラァ!!」バキュン!バキュン!

クルモン「やめてクルぅ!」

ほむら「ベルゼブモン!いい加減にしなさいっ!!」

ピノッキモン「無駄だよ!僕の嘘だけがこいつにとっての真実だから!」

テイルモン「このぉ!」ダッ!

テイルモン『ネコパンチ!!』ドガッ!

ベルゼブモン「……うるせぇ!」ゲシィ!

テイルモン「ああ!」

クルモン「テイルモン!!」

ほむら「まどかのデジモンに何するのよ!」

テイルモン「(前世の恨みを晴らすためにアイツを甚振れるチャンスなのに……)」

ほむら「やむを得ないわ…」
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:25:13.18 ID:EoPP1kgD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

ほむら『ダブルスピリット・エボリューション!!』

――ライヒモン!!――


アグニモン『ダブルスピリット・エボリューション!!』


――アルダモン!!――


〜コンサートホール〜

アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドドッ!!

マサルダイモン「!」

杏子「アルダモン!」

アルダモン「マサルダイモンはオイラが食い止める!その間にみんなはあのバステモンを何とかしてくれってばよ!」

QB「そうだね、バステモンを倒せばマサルダイモンを操ってる術も解けるはずだ」

ハーピモン「そうはさせないピー!」

ハーピモン『ウィンドシーカー!!』シュバァ!

杏子「くっ!グラウモン達はトノサマゲコモンの方を相手にしてるし……」

スティングモン「俺がやるよ佐倉さん!空中戦は任せて!」

杏子「頼んだぞスティングモン!」

スティングモン「おりゃぁ!!」ゲシッ!

ハーピモン「ピッ!?」

まどか「この間にバステモンは…」

さやか「あたし達が!」
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:26:49.01 ID:EoPP1kgD0
まどさや『スピリット・エボリューション!!』


――フェアリモン!!――

――ヴォルフモン!!――


ヴォルフモン「行くよ!まどか!」

フェアリモン「うん!」

バステモン「何この子達!人間がデジモンになった!?」

ティラノモン「おぉっと!俺だってバステモンちゃんのファンだ!手出しさせないぞ!!」

フェアリモン「ティラノモン!?」

ヴォルフモン「またこのパターンかよ!どいてなさい!!」

ヴォルフモン『リヒト・ズィーガー!!』

ドゴォン!!

ティラノモン「へぶしっ!!」ヒュー!

バステモン「ちょっ…マネージャー…ナイトモンは何やってるのよ!私の護衛があなたの仕事でしょ!」

ナイトモン「待っとき!こいつを片付けたらすぐ行く!」
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:27:46.05 ID:EoPP1kgD0
マミ「アンティラモン!」

アンティラモン「このナイトモン……予想外にできるなり!」

ナイトモン「当然や!俺はロードナイトモン様に仕えるナイトモン騎士団の中でも1,2を争うほどの実力を持つナイトモンだったんや!」

ブイドラモン「ロードナイトモン!俺が倒した裏切者のロイヤルナイツの……!」

ナイトモン「だから…俺の強さは泣けるで!!」ダッ!

アンティラモン「!!」

ナイトモン「ナイトぉ!!」ズバァン!!

アンティラモン「うわぁ!!」ドサッ!

ナイトモン『ベルセルクソード』

QB「後で言うんだ……」

シュゥゥゥゥゥ…

ロップモン「うぅ……」

マミ「ロップモン!」

ナイトモン「俺の強さにお前が泣いた。涙はこれで拭いとき!」つハンカチ

ロップモン「マミ…すまぬなり……」

マミ「いいのよ…あなたが無事なら……」

ガルゴモン「よくもやったな〜!」

ナイトモン「おっと、バステモンの方を手伝わんとな!」ダッ!

ガルゴモン「あっ!待て!あぁ…でも、こっちのトノサマゲコモンの方も厄介だよ…」

トノサマゲコモン「ゲコォォォォ!!」

ドゴォォォォン!!
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:28:44.81 ID:EoPP1kgD0
ナイトモン「ナイトぉ!!」

ガキィン!!

ヴォルフモン「くっ…!これが本家本流のベルセルクソード…!」

バステモン「ナイトモン遅ぉい!」

ナイトモン「どうしたどうしたぁ!お前の剣はそんなもんかいな!」ガキィン!

ヴォルフモン「こいつっ!あたしだって魔法少女の姿の時から伊達に剣振ってるわけじゃないんだよ!!」

ガキィン!

ナイトモン「どっせい!!」

ギィィン!!

ヴォルフモン「うわっ!」

フェアリモン「さやかちゃん!」

QB「剣の腕だけではなくパワーも負けている!ヒューマン形態ではダメだ!」

ヴォルフモン「はっきり言ってくれちゃって……しょうがない!」
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:29:20.71 ID:EoPP1kgD0
―ヴォルフモン!スライドエボリューション!ガルムモン!!―


ガルムモン「アオォォォォォン!!」

ナイトモン「何や?更に犬っぽくなったで?」

ガルムモン「剣では負けたけど…勝負は勝つ!」ギュルルルン!

ガルムモン『スピードスター!!』シュバッ!

ズバッ!ザンッ!!

ナイトモン「ぬお!?」

ガルムモン「これでトドメっ!」

ガルムモン『ソーラーレーザー!!』シュバァン!!

ナイトモン「おお…お前の強さに俺が泣いたあぁぁぁぁぁ!!」

ドゴォォォォン!!

バステモン「ナイトモン!!」

フェアリモン「あなたの相手はわたしだよ!」

フェアリモン『トルネード・ガンバ!!』

ゲシゲシゲシゲシ!!

バステモン「痛っ!アイドルの顔に足蹴するなんて信じられない!」

バステモン『ヴァンパイアダンス!!』ダッ!

ジュバアァァァァ!

フェアリモン「! きゃあぁぁぁぁぁ!!」

ガルムモン「まどかが血を吸われてる!?」

バステモン「フフフ…人間から進化したデジモンの血って美味しいわ!」

フェアリモン「まだ…負けてないんだから!」
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:30:17.66 ID:EoPP1kgD0
―フェアリモン!スライドエボリューション!シューツモン!!―


バステモン「あなたも別の姿のデジモンに?でも、貧血を起こさないように無理しない方がいいんじゃないのぉ?」

シューツモン「うっさいんだよ!アイドルだかなんだか知らないけどわたしの血を吸った飲み代は高くつくよ!!」

ガルムモン「ま…まどかが詢子さんみたいな性格になってる!?」

バステモン「そう?じゃあ、もう一杯飲ませてもらうわよ!」ダッ!

シューツモン「風の闘士の速さをなめるんじゃないよ!」シュンッ!

バステモン「え!?」

シューツモン「はっ!」ゲシッ!

バステモン「きゃあっ!」

シューツモン「アイドルってのは度胸が無いと務まらないのにこの程度かい?」

バステモン「度胸なら私だって!この間のコンサートで卒業宣言したあの娘とは違うんだから!!」

シューツモン「あんたも今日で引退さ!」

シューツモン『ウィンドオブペイン!!』シュパァ!!

バステモン「にゃああぁぁぁぁぁ!!」

ズバァン!
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:31:11.24 ID:EoPP1kgD0
シュゥゥゥ……

杏子「さやか!まどか!大丈夫か!?」

まどか「うん、なんとかね……」

さやか「ビースト体も融合形態と同じくパワー食うからもう戻っちゃったよ…!」

QB「しかし、バステモンを倒したからマサルダイモンも元に戻ってるはずだよ」

杏子「そうだ…アルダモンとマサルダイモンは……」

アルダモン「きょ…杏子……」ボロォ…

マサルダイモン「ん?俺何やってたんだ?」

まどか「アルダモンの方が負けてる!?」

マサルダイモン「アルダモン!誰にやられたんだ!?しっかりしろ!!」

杏子「オメーだよ!!」

さやか「(融合形態を倒すなんて……やっぱ人間じゃないの……?)」

ハーピモン「そんな…バステモンちゃんが……!」

スティングモン「余所見はいけないよ!」

スティングモン『スパイキングフィニッシュ!!』ザシュッ!!

ハーピモン「ギエピー!!」ズバァン!

スティングモン「こっちも終わったよ!」

さやか「これで後はトノサマゲコモンだけか…」

杏子「でも、思った以上に苦戦してるぜ!」
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:31:54.08 ID:EoPP1kgD0
グラウモン『プラズマブレイド!!』

ブイドラモン「そこだな!」

ブイドラモン『ハンマーパンチ!!』

ドゴォン!

トノサマゲコモン「効かぬゲコぉ!」

バシンッ!

グラウモン「ぐわあぁ!!」

杏子「グラウモン!」

ガルゴモン『ガトリングアーム!!』

ガルゴモン「だだだだだだぁ!」ダダダダダダダッ!

トノサマゲコモン「効かぬと言ってるゲコぉ!!」

ガルゴモン「くそぅ…!」

杏子「完全体相手でもあたし達のパートナー成熟期三体ならイケると思ったのに…こっちも完全体に!」

さやか「いいよ杏子。あたしだけで大丈夫。ブイドラモン!スティングモン!」

スティングモン「ああ!」

ブイドラモン「よしっ!」

さやか「ジョグレス!!」
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:33:07.00 ID:EoPP1kgD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


トノサマゲコモン「ゲコぉ!?ジョグレスだとぉ!?」

パイルドラモン「はあぁぁぁぁ!!」

ドガッ!バキッ!

さやか「行け行けぇ!パイルドラモン!!」

トノサマゲコモン「こ…この野郎!やったな!」

トノサマゲコモン『トノサマジャンプ!!』ビョンッ!

パイルドラモン「何!?」

トノサマゲコモン『トノサマキック!!』ゲシィィ!!

パイルドラモン「うわあ!!」

まどか「パイルドラモンが!」

さやか「やっぱふざけた格好なのに強い…!」

杏子「やっぱグラウモンも完全体にするか?」

さやか「大丈夫!」

トノサマゲコモン「このコブシトーンでトドメだ!」

マミ「いけないっ!美樹さん!」

さやか「パイルドラモン!そのホーンに向かって撃てえぇぇぇ!!」

パイルドラモン「わかった!」

トノサマゲコモン「それじゃまたねって手を振って…」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドッ!!

トノサマゲコモン「無理に笑ってさびしくなくてええぇぇぇぇぇぇ!!?」

ドガアァァァァァアァン!!!

さやか「あんたなんか一生冬眠してなさい!」

杏子「とりあえず終わったなぁ……」

まどか「待って!テイルモンとほむらちゃんが……」

QB「恐らくまだ、城の外で戦っているはずだ」

マミ「急ぎましょう!」
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:34:42.13 ID:EoPP1kgD0
〜城外〜

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥン!!

カキンッ!カキンッ!

ライヒモン「ちっ…!」

テイルモン「無理よ!融合形態とは言え、ベルゼブモンの銃弾には耐えきれないわ!」

ピノッキモン「アハハハハ!デジモンとそのテイマー同士が戦うなんて面白すぎだよ!」

テイルモン「このままではあいつの思うつぼだわ…!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ダッ!

ライヒモン「…くっ!」

ガキィン!

ライヒモン「ベルゼブモンを元に戻す方法は何か…無いの…?」

クルモン「あのお鼻のドリルをさされて変になったクル!」

ライヒモン「鼻…!よく見たら鼻のドリルが刺さりっぱなしじゃない…!」

テイルモン「あれを外せば元に戻るわね!」

ピノッキモン「チ…チガウヨ?ハズシテモモトニモドラナイヨ?」シュルルル…

クルモン「お鼻がのびたクル!」

ライヒモン「やっぱりそうなのね…案外簡単な方法だったわね」

テイルモン「でも、あの銃を持つベルゼブモンに近づくのは容易ではないわ!」

ライヒモン「問題無いわ」カチッ!

ライヒモン「スピリットで進化すれば一回だけ使える時間停止…その間に……」

ガキンッ!

ライヒモン「これで…大丈夫」カチッ!
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:35:53.30 ID:EoPP1kgD0

ベルゼブモン「…あ?何だ?」

クルモン「ベルゼブモン元に戻ったでクル〜!」

ピノッキモン「え?何したんだよぉ!?」

テイルモン「マヌケにもあいつの嘘で操られてたのよ」

ベルゼブモン「ま…マヌケだとぉ!?」

テイルモン「あら?怒りを向ける相手が違うんじゃなくて?」

ベルゼブモン「けっ!」

ピノッキモン「お前ら〜もう許さないぞぉ!!」

ベルゼブモン「許さねぇのはこっちの方だ!この嘘つき野郎!今度こそきっちり片を付けてやるぜ!!」

ライヒモン「覚悟しなさい」

ピノッキモン「ぼ…僕の正体はそこの小さいデジモンだ!」ギュルン!

テイルモン「また飛ばしてきた!しかも今度はクルモンを敵だと思わせるつもり!?」

ライヒモン「はっ!」ブォン!

ガキィン!

ピノッキモン「なっ!?」

ライヒモン「同じ手は通用しないわ!」ザンッ!
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:37:01.61 ID:EoPP1kgD0
ピノッキモン「いててて!…こうなったら…無敵の必殺技!」バッ!

ベルゼブモン&ライヒモン「!!」

ピノッキモン「ベロベロバー!嘘だよ〜ん!!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』ドドドドドッ!!

ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「ほむら!」

シュゥゥゥゥ…

ほむら「問題無いわ…進化が解けただけよ……」

ベルゼブモン「テメェはもう勘弁ならねぇぜブリキ野郎!」

ピノッキモン「バーカ!もう一度くらえ!ブリット―」

ベルゼブモン「早撃ちなら負けねぇ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュン!

カキィン!

ピノッキモン「あぁ!僕のブリットハンマーが!!」

テイルモン「ベルゼブモンの銃弾によってはじき飛ばされたわ!」

ほむら「! そうだわ!」

ほむら『クロックアップ!』シュンッ!

ガシッ!

ほむら「いただいたわ」

ピノッキモン「あー!返せよー!!」

ほむら「いいえ、この武器は私のコレクションとしてこの盾の中に収納させてもらうわ」スポッ!

テイルモン「…あなたって……結構武器集めるの好き?」

ほむら「ええ、特にこの世界に来てからデジモンの武器を集めるのが趣味になってきているわね」ファサァ
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:38:08.92 ID:EoPP1kgD0
ベルゼブモン「テメェのご自慢の武器は失くなったんだ!」

ピノッキモン「(こうなったら……!)」

ほむら「ピノッキモン、勝負あったわね」

ピノッキモン「バーカ!これぐらいで勝ったと思うなよ!」ピカァン!

ゴゴゴゴゴゴ……!!

クルモン「クル!?」

テイルモン「な…何!?」

ほむら「地中から何か出てくるわ!」

ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「んだよありゃ!」

クルモン「大きいクル!」

ピノッキモン「これがスプラッシュモンから借りた僕の玩具…ブレイクドラモンだ!!」

ブレイクドラモン「グオオオォォォォォン!!」
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:39:19.47 ID:EoPP1kgD0
“ブレイクドラモン”

究極体 機竜型 ウィルス

地上のすべてを破壊するために存在するといわれている巨大な機竜型デジモン
さまざまな建設重機の設計データを進化する際にハッキングで取り込むことに成功しており
他のマシン型デジモンを凌駕する性能・パワーを有している
しかし、優れた機械性能と引き換えに生体パーツがゼロに近いほど減少し意思や感情は失われている
そのため自身の体にダメージを負うことも恐れず、朽ち果てるまで破壊を繰り返す究極の破壊竜として恐れられている
左右のショベルアームを超高速で繰り返し叩きつける『デストロイドラッシュ』は大地を裂き
体中のドリルを全稼動させて放つ『インフィニティーボーリング』は山をも砕き
全体重を掛けて目標を押しつぶす『グラビティプレス』はあらゆるものを圧壊する
ブレイクドラモンの通った後には「何」も残らない


ピノッキモン「やっつけちゃえー!」

ブレイクドラモン『デストロイドラッシュ!!』

ドゴン!ドゴオォォォォォン!!

ベルゼブモン「うおおぉ!?」

クルモン「クルぅ!!」

テイルモン「これじゃあ、このゲコモンの国が全てブレイクドラモンに破壊されてしまうわ!」

ほむら「ベルゼブモン!ベヒーモスに乗るのよ!」シュポッ!

ブロンブロンブロォォォォォン!!

ベルゼブモン「オラ、こっちだデカブツ野郎!」
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:40:04.68 ID:EoPP1kgD0
ピノッキモン「逃げるなこいつ!追いかけろブイレイクドラモン!」

ブレイクドラモン「グオオォォォォ!!」

ベルゼブモン「逃げてるわけじゃねぇんだよ!」

ほむら「まどか達が中にいる城から離れながら戦っているのよ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥン!!

ガキンッ!ガキィン!

ほむら「効いてない…!」

ベルゼブモン「見た目の通り、頑丈か…!」

ピノッキモン「あははははは!この玩具すごいよ!」

ベルゼブモン「ガキの玩具には過ぎた物だっつっただろ!」

ほむら「けど、弱点を見つければ貫けるはずよ」

ベルゼブモン「ああ、メタリフェクワガーモンの端末で索敵を―」

ピノッキモン「ブレイクドラモン!反撃しろぉ!!」

ブレイクドラモン「ウオオォォォォ!!」

ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「ちっ!その隙はくれねぇか!」

ブレイクドラモン『インフィニティーボーリング!!』シュバンッ!

テイルモン「全身のドリルを射出して来たわ!」

クルモン「くるクルぅ!」

ベルゼブモン「ちぃ!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドッ!

ドゴォン!

テイルモン「パイルドラモン!」

ほむら「まどか!みんな!」

まどか「ほむらちゃん!テイルモン!」

さやか「お待たっ!」

杏子「アンタ達だけであんなデカブツ相手にするたぁ無茶しすぎだぜ!」

ピノッキモン「人数が増えたところでこのブレイクドラモンには勝てはしないよ!」

マミ「どうかしら?」

テリアモン「大きさなら負けてないよ〜」

マミ「それにまだ、私のライブは終わってないわ!」
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:40:51.16 ID:EoPP1kgD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5jcsm790278&feature=fvwrel


MATRIX
EVOLUTION_


マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


ピノッキモン「あ…あっちも巨大なマシーンデジモンだとぉ!?でも、このブレイクドラモンの方が強いんだい!行けー!!」

ブレイクドラモン『グラビティプレス!!』ドッ!

まどか「飛び上がった!」

ほむら「あんな巨体で押し潰すつもり!?」

杏子「あんなのに乗られたらペシャンコってレベルじゃすまねーぞ!!」

マミ『セントガルゴモン!撃ち落すのよ!』

セントガルゴモン「OKマミ!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』

セントガルゴモン「どががががががががががぁ!!」ドガガガガガガガガガッ!!

ドゴォォォォォォォン!!
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:41:24.43 ID:EoPP1kgD0
ピノッキモン「うわあー!?」

ブレイクドラモン「グオ!?」

ドズゥゥゥゥン…

さやか「倒れ込んだよ!」

QB「アレほどの巨体だ。すぐには起き上がれないだろう」

パイルドラモン「今のうちに攻撃を!」

ほむら「弱点を見つけるのよベルゼブモン!」

ベルゼブモン「その必要は無ぇ、弱点を探すんじゃなくて、弱らせりゃいいんだ」

まどか「弱らせる?」

ベルゼブモン「さっきほむらが歌えなかった分、俺が歌ってやるぜ!」

さやか「歌う!?」

セントガルゴモン「歌うって…まさか!」

ベルゼブモン「過激にファイヤー!俺の歌を聴けぇぇぇ!!」

ベルゼブモン『ラブ・セレナーデ!!』
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:42:15.46 ID:EoPP1kgD0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=3we1ntXK7Zo

ピノッキモン「な…何だこの歌…うっ!くっ…苦しい……!!」

セントガルゴモン「や…やっぱりエテモンの技だぁ……!」

ギルモン「さっき、杏子たちの次に歌ったデジモンのよりひどいよぉ……!」

まどか「耳が……頭が……!」

さやか「ゼントラーディもプロトンデビルもバジュラもヤックデカルチャな歌だよ……!!」

杏子「ベルゼブモンテメェ!よくもこんなキチガイ必殺技を!!」

ほむら「で…でも、ブレイクドラモンも弱ってるはずよ……」

ブレイクドラモン「グガ……ガッ……!!」

マミ『ほ…本当ね……セントガルゴモン……フィ…フィナーレを……早く!』

セントガルゴモン「こ…このままじゃ僕達の進化まで解けてしまうからね…!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!

ブレイクドラモン「ガッ……!?」

ドゴォォォォォォォォン!!!

ブレイクドラモン「グガガアーッ!!!」

ズバァン!

マミ『や…やっつけたわ…だから……』

ほむら「もう歌うのはやめなさいベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「ボンバー!」

杏子「ボンバー!じゃねぇ!!」

ピノッキモン「い…今のうちに逃げよう……」スタコラサッサ
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:42:50.83 ID:EoPP1kgD0
〜ゲコモンの国・関所〜

ゲコモン「ま…まあ、殿はもうしばらくあのまま冬眠しててもらうゲコ……」

杏子「永眠でいいんじゃねぇの?」

オタマモン「何にせよ、約束通り関所の門は開け……」

テイルモン「『ロイヤルナイツを犯れ』もGETだわ!!」

まどか「…よかったねテイルモン……」

ほむら「あ…あの…まどか……一緒に歌う約束を破ってしまった事なんだけど……」

まどか「しーらない!」プイッ!

ほむら「まどかぁ……」

さやか「あらら、怒らせちゃったね。でも、結構楽しかったよね!」

マミ「そうね…アイドルも悪くないわね……もし無事にリアルワールドに戻れたら…私、本気でアイドル目指そうかしら?」

テリアモン「えぇ……!?」

ロップモン「それはやめとくなり……」

マミ「もぅ!何でよ!?」

ウィザーモン『やはり歌はいいねぇ、リリンが生み出した文化の極みだよ』

インプモン「ああ!俺の歌も悪くなかったろ?」

ブイモン「二度と使うなよ!あんな技!!」

QB「さて…この国を抜ければ、リリスモンの城のバラの明星エリアまであともう一息だが…その前に……」
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:43:38.72 ID:EoPP1kgD0
〜リリスモンの城〜

リリスモン「やっぱりピノッキモンとブレイクドラモンじゃ駄目だったわねぇん…」

スプラッシュモン「しかも、もうすぐあいつが引退するというのにバステモンまで失って…これでは私がプロデュースしてきたDKB48はもう

終わりだ……」

ブラストモン「だったら戦いに行かせなきゃよかったんでね?」

ゆま「杏子達はもうすぐこの城まで来るのね…」

スプラッシュモン「いや!このエリアの前に奴等が通る私が支配するサイバーランド……そこで我が軍団が選ばれし少女達を抹殺する!」

ダークナイトモン「(いよいよデスジェネラルの一人が動くか…私の獲物も取って置いて欲しいのだがね……)」

リリスモン「(ところでタクティモンはいつになったら戻って来るのかしら?選ばれし少女達のデジモンを倒すって手柄がスプラッシュモンやこの田舎貴族の坊やに取られちゃうかもしれないっていうのに!)」

スプラッシュモン「見てろよ選ばれし少女達…私のDKBを台無しにした報いだ……貴様らの絆をバラバラにして…お前達を殺す…!」

ブラストモン「ねぇ、リリタン。アイマスやりたいから箱〇出していい?」

リリスモン「やよいちゃんをプロデュースするならいいわよぉん」

ゆま「(その頭だけの状態でどうやってコントローラーを持つのかしら…?)」

スプラッシュモン「……」

スプラッシュモン「(ふむ…幼女か……これは使えるな……!)」
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/03/28(水) 20:44:36.39 ID:EoPP1kgD0
〜次回予告〜

イグニートモン「おい>>1いぃぃぃぃ!!公式設定が無いからって何で僕の必殺技とか投げやりなんだ!クロウォ登場のデジモンでも成熟期とか勝手に世代の設定捏造するなら必殺技も少しは考えろおぉぉぉぉぉ!!」

エレキモン「>>1にそんな脳味噌があるわけないじゃん」

ジジモン「マミさんみたに中二だけどセンスのあるネーミングは中々つけられんのぅ」

イグニートモン「だいたいなんで僕がアイドルオタクなんだよ!眼鏡が本体って!声が同じだからって一昨日アニメが一旦終わったあの漫画のキャラにしてんじゃねえ!!」

ジジモン「終わったのか!?」

エレキモン「原作のストックが貯まればまたアニメも再開するさ」

ジジモン「デジモンのアニメが再開することはないかのぅ……」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『水虎将軍スプラッシュモンの罠!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

イクト「いいから酢昆布よこすアル」

ウィザーモン「ヅラじゃない!カツラだ!」

山木「どうせ俺はケツ毛ボーボーだよ!」

マッハガオガモン「マヨネーズがたりないんだけどぉぉぉぉ!!」

ダスクモン「死ね土方」

ケルベロモン「マダオ言うな!」

留姫「他にも有りそうだけど割愛するよ。寿限無寿限無ウンコ投げ機一昨日の新ちゃんのパンツ新八の人生バルムンク=フェザリオン
アイザック=シュナイダー三分の一の純情な感情の残った三分の二はさかむけが気になる
感情裏切りは僕の名前を知っているようでしらないのを僕はしっている留守スルメめだかかずのここえだめめだか…
このめだかはさっきとは違う奴だから池乃めだかの方だからラー油ゆうてみいやおうきむこうぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺビチグソ丸」

アカリ「ウキ?」

エレキモン「主人公の中の人はデジモンシリーズに出てないんだよなぁ…」

ジジモン「ガンダムのパイロットになったことないようにじゃな」

今回はここまで
デスジェネラルのスプラッシュモンがリリスモンの部下って完全にクロウォ原典と真逆ですよね
まぁ、そのクロウォではルーチェモンがリリスモンの部下って時点で(ry
次は終わったクロウォに代わって日曜の朝に投下したいですね
ではまた
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 21:19:19.75 ID:rpUyhWp5o
乙ー
やけにピーピー言ってると思ったらあいつかよww
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 22:07:10.97 ID:Z793+H5DO
>>1

今回は乱戦だったから大変だったね

そういえばエテモンロードしてたな

アンダーフォレストでブレイドクワガーモンをたくさんロードしたしベルゼブモンもウェェェェイ!みたいになれるのかな?
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/28(水) 23:30:41.72 ID:2xxmAtH60
乙でした。
こういう乱戦はかなり好きです。
アニメのほうは、カイゼルグレイモン出て、グレイモン究極体集合、とかしてほしかったのがちょっと残念。
ウォー、シャイン、カイゼル、ビクトリー……あとなにがいましたっけ
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 23:35:12.84 ID:/EpSaYVb0
乙!
ピノッキモンしつけぇなwwww
その内どこぞのセンチピードオルフェノクみたいにヘタレたりして
リリスモンに赤ちゃんプレイしてもらうといいよ、ただし終わったら
イライラしてる人の餌食で
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(USA) [sage]:2012/03/29(木) 03:26:32.68 ID:brb1ijFKo
そうか、頭の中に爆弾(暗黒の種)が!
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:24:47.75 ID:rN7ae15A0
おはようございます

>>616
何を言ってるんですか!?
デジモンのSSでそんなネタ使うわけないじゃないですか!
あの漫画ってまだ連載してたんですね
漫画にしろアニメにしろデジモンと違って主人公が全く変わらないなぁ

>>617
念願のライダーっぽい技を手に入れたぞ!
やったねベルゼブモン!
キックじゃないけど

>>618
エンシェントグレイモンやカオスグレイモン…はちょっと違いますかね
メタル、ライズ、ジークとサイボーググレイモンの集合もやってほしかったような

>>619
工事現場でヤクザみたいな脚本家の監督にしごかれるんですね
そういえばラッキクローバーもダークマスターズも4人ですね
後はBARを経営するメタルシードラモンと3つの命を持つ愛犬家のムゲンドラモンと触れたものを灰にするピエモンってところですかね?

>>620
デジモンカイザーお許しください!
何気に入れたチャー研ネタに気づいてもらえて嬉しいです

投下
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:25:51.92 ID:rN7ae15A0
〜映画館〜

マグナモン「よーし、そこまでだ!いい加減にしな、このホモ野郎!!」ガシッ!

ケルビモン「な…何を……」

マグナモン「ふふん、聞いて驚くなよ!俺はな、てめえらみたいなホモデジモンを取り締まるのに張っているロイヤルナイツなんだよ!!」

ケルビモン「!!」

マグナモン「股間の黄金アーマーだけ外して誘ったらまんまとはまりやがって!俺はな、てめえらみたいな変なのがいるから、こうして休

み無しで働いているんだ!それも体をはってな!!」ズイッ!

ケルビモン「ど…どこへ?」

マグナモン「イグドラシルの所へ決まってんだろ!現行犯なんだからな!」


自分の方から誘っておいて――
と言ってやりたかった
しかし、結果としてこのデジモンにいたずらをしたのは俺だという事実は否定できないのだ
それからも奴は俺を薄汚いホモデジモンと罵り続けた
まるでサディスティックにホモが変態だと言わんばかりに罵るのだ

そうなのだ
このデジモンはホモをなぶる事によって
自分が正常だという優越感を味わっているのだ
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:27:55.81 ID:rN7ae15A0
マグナモン「ところであんた名前は?」

ケルビモン「ケルビモン……」

マグナモン「ケルビモン!あの三大天使の!?ハハハ!こいつは傑作だ!!」

ケルビモン「!?」

マグナモン「この事をイグドラシルに報告したらどうなるどろうな!ホモの三大天使、ロイヤルナイツをおそう」

ケルビモン「(やめろ…!)」

マグナモン「そうなりゃあんたはデジタルワールドから永久に…」

シュゴォォォ…

ケルビモン(悪)「いい加減にしてくれ!!」

ボガッ!

マグナモン「いてぇー!何すんだよ!ロイヤルナイツに向かって!!」

ケルビモン(悪)『ライトニングスピア!!』

ドゴォォォォォン!!

マグナモン「いてぇぇぇぇ!ちくしょー!!」

弱い……
こいつはロイヤルナイツの癖に態度ばかりでかくて
反撃することもできないデジモンなのだ

ケルビモン(悪)「こっちに来い!」ズイッ!

マグナモン「え!?」

そう思った途端に
俺は先程の欲望が頭をもたげてきた
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:29:36.18 ID:rN7ae15A0
〜路地裏〜

ドンッ!

マグナモン「こ…こんな人気のない路地裏に連れてきて…何をしようっていうんだ…!」

ケルビモン(悪)「わかってるくせに」

ロイヤルナイツを犯すという興奮が
俺に理性を失わせていた

バッ!

マグナモン「まさか…そんな大きいのを……俺が悪かった!だから許してくれよぉ……!!」

このデジモンはホモの俺を痛めつけることにより優越感を満たそうとした
いわゆるロイヤルナイツという有利な立場を利用して弱いものいじめをしたのだ
とすると、今の俺がしようとしている行為もこいつと同じ弱いものいじめではないのか?
ロイヤルナイツというという畏敬のデジモンが喧嘩もできない弱いデジモンと知り
そいつを犯すことで優越感をみたしているのではないのか

ケルビモン(悪)「うしろをむけよ」

マグナモン「ちくしょォォ」

ケルビモン(悪)「力を抜くんだ。でないとけがをするぞ」

マグナモン「かんべんしてくれよォォ」

ケルビモン(悪)「これが俺の『ヘブンズ・ジャッジメント』だ!!」

マグナモン「うわあああ!!」

まどか「って!テイルモン!!みんなの前でそんな本朗読しないでよ!!!」
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:32:18.48 ID:rN7ae15A0
〜荒野〜

テイルモン「何よまどか?せっかくゲコモン達から貰ったヤマカワエカキモン幻の処女作“ロイヤルナイツを犯れ”を読み聞かせてあげてるのに」

まどか「みんなそんなの聞きたくないよ!ていうか、またこのパターンの始まり!?」

テイルモン「みんなであのカラオケ大会で頑張って貰ったお宝なんだから私だけで楽しんでちゃ申し訳ないでしょ?」

まどか「なんか余計申し訳ない感じになってるよ!ほら!」

ブイモン「やっぱりマグナモンかよ…つかこのネタいい加減にしろよな……マグナモンが一体なにしたって言うんだよ……」ブツブツ…

さやか「あぁ…ブイモン!あんたはアルフォースブイドラモンだったんでしょ!そのマグナモンはあんたとは赤の他人だよ!」

ロップモン「ケルビモンとは我の事か…?では、我はそのような……」

マミ「ち…違うわよロップモン!そんな本フィクションなんだから!…ねえ、そうでしょ?」

テイルモン「フフ…本当にそう思う?」

まどか「テイルモンいい加減にしなさい!その本没収するよ!!」

テイルモン「わ…わかったわよ…没収だけは勘弁してほしいわ…」

杏子「さすがそいつのテイマーだな…」

ほむら「ええ…扱い方に慣れてきたわねまどか」

まどか「ティヒヒ!まぁね!」
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:35:39.60 ID:rN7ae15A0
インプモン「さてと、アホ腐猫は放っておいてリリスモンの城はあと少しなんだよな?」

テイルモン「聞こえてるわよ!誰がアホよ!!」

テリアモン「腐猫は否定しないんだ……」

QB「その前にもう一つ、厄介なエリアを通過しなければならないね」

さやか「また何かあんのぉ!?」

杏子「蟲の王、カエルの殿様と来て、今度は何の王様だい?」

テイルモン「王じゃないわね…将軍……そう、デスジェネラル…水虎のスプラッシュモンが支配するエリア『サイバーランド』があるわ」

ブイモン「この前のバステモンが所属していたDKB48のプロデューサーっていう奴か!」

テリアモン「つーか何でデスジェネラルがアイドルプロデュースしてんのさ……」

ほむら「いずれ倒さなければいけない相手なら、リリスモンとの戦いの前に腕慣らしとして丁度いい相手じゃないかしら?」

杏子「だな。デスジェネラルだかなんだか知らねぇけど、今のアタシ達の力がどれほどのモノか思い知らせてやるぜ!」

ギルモン「ギルモンもがんばる!」

QB「デスジェネラルは七大魔王に限りなく近い実力を持つデジモン達だ。油断しないほうがいい」

さやか「大丈夫大丈夫!こっちにだってロイヤルナイツや七大魔王のデジモンがいるんだから!」

QB「まあ、今の君達ならデスジェネラル程度になら負けることはないと思うが…デスジェネラルの中にはオリンポス十二神族もいるという情報があるからね…」
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:36:56.69 ID:rN7ae15A0
まどか「オリンポス十二神族って何なの?」

ほむら「十二神と言う事は全部で十二体いるのかしらそのデジモン達は?」

マミ「以前、QBモンからロイヤルナイツも全部で十二体いるって聞いたけど…」

QB「ロイヤルナイツに匹敵する力を持った神人デジモンの集団だ」

ブイモン「ロイヤルナイツに匹敵かぁ…」

QB「しかし、中立の立場でデジタルワールドを守る存在であり、前大戦でイグドラシル側に力を貸す者もいれば、七大魔王に力を貸す者もいた…」

さやか「中立だからって…七大魔王に味方してたのかよ…」

まどか「善いデジモンだけだとは限らないんだね…」

テイルモン「(その手を貸された七大魔王がコイツなんだけどね…コイツの銃を造った……)」

インプモン「ん?んだよ。何ガンつけてんだよ?」

テイルモン「別に」

マミ「更に今はデスジェネラルの中にオリンポス十二神がいるのね…」

杏子「ロイヤルナイツを裏切ったデュナスモンやロードナイトモンのようにか…」

ギルモン「杏子!街が見えてきたよ!」

まどか「あの街がサイバーランド……」

ほむら「そのデスジェネラルの一人がいるのね」

アグニモン「あそこを抜ければゆまがいるリリスモンの城まであと一歩なんだってばよ!」

杏子「とっととそのスプラッシュモンをぶっ潰して先に行くぜ!」
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:38:54.89 ID:rN7ae15A0
〜サイバーランド〜

テリアモン「(そういえば…森で助けてくれたあの子もオリンポスとか言ってたような…)」

インプモン「ここがサイバーランドか」

ほむら「まるで未来都市ね」

マミ「でも、やけに静かね…」

まどか「そうですね、こんな大きな街なのにデジモンが全然いない…」

杏子「いや…何か来るぜ!」

ゴゴゴゴ…!

ブイモン「な…なんだ!?」

ギルモン「おおきいデジモンがお空に…」

クルモン「うかんでるクル!」

さやか「あれって…ホエーモン!?」

ゴゴゴゴ…!

ホエーモン「……!」

さやか「以前ファイル島から乗せてってくれたホエーモンと同じくらいの大きさだよ!」

インプモン「あれって海のデジモンじゃねーのかよ!?」

QB「どうやら空母型に改造されたホエーモンのようだね」

ホエーモン「侵入者確認…直チニ排除シマス…転送装置作動……」

シュィィィン…!

アンドロモン「……」ザッ…ザッ…

ほむら「アンドロモンよ!」

杏子「完全体をあんな大量に出してきやがったか!」

アンドロモン『ガトリングミサイル!!』ドンッ!

ドゴォォォォン!!

テリアモン「うわっ!早速撃ってきたよ!」

杏子「ちっ!手っ取り早く片付けるよ!」

アグニモン「そうだな!戦わなければこのエリアを突破できないことくらい解ってた事だってばよ!」

マミ「行くわよみんな!」
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:41:16.60 ID:rN7ae15A0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=b1uH4BnswKQ&feature=related

―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―

―ギルモン進化ぁ!グラウモン!!―

―テリアモン進化!ガルゴモン!!―

―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―

―インプモン超進化ぁぁぁ!バアルモン!!―


杏子「よし…もう一段階完全体に進化させて…」

アンドロモン『スパイラルソード!!』ギュルゥン!!

ドッ!

杏子「やばい!グラウモン!」

グラウモン『プラズマブレイド!!』

ガキィン!!

アンドロモン「!」

ズバァン!

グラウモン「だいじょうぶだよ杏子」

杏子「やった…?成熟期のままで完全体を?」

ガルゴモン「コイツらちっとも強いくないよ〜だだだだだぁ!」ダダダダダダッ!

ドゴォォォン!

マミ「本当だわ…ガルゴモンのままで倒せるし…」

さやか「あたし達の魔法少女の姿のまま行けそうですね!」

杏子「この姿のまま暴れられんのも久しぶりだから派手に行くぜ!」

ほむら「新調した武器の性能も試せるわね」

まどか「(みんな忘れてるけどわたしだけ魔法少女に変身できないから置いてきぼりだよ…また変身できるようになれないのかなぁ…?)」
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:42:35.39 ID:rN7ae15A0
杏子「おりゃあ!」ザンッ!

さやか『スパークエッジ!』ズザァン!!

マミ『ティロ・ドッピエッタ!!』ドドドッ!

ほむら『ブリットハンマー!!』ドゴォォォォン!!

ほむら「ちょっと重いけど、中々の武器ね」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』ビシュンッ!

バアルモン『カミウチ!!』バリバリ!

グラウモン『エキゾーストフレイム!!』ボォ!

ガルゴモン『ダムダムアッパー!!』ボゴォン!

ドゴォォォォォン!

ガルゴモン「全部倒したよ!」

マミ「でも、おかしいわ…」

杏子「ああ、何でコイツらデジシードを落とさないんだ?」

ほむら「…あそこで倒れてる奴を調べてみましょう」

まどか「ほむらちゃん危ないよ!また動き出すかもよ!」

ほむら「中身を開けてみるわ」

ガチャッ!

まどか「開くんだ…」

ほむら「このアンドロモン…中身が空だわ……」

さやか「空っぽ?」

スティングモン『空っぽの星、時代をゼロからはじめよう……』

マミ「もしかして…このアンドロモン達ってデジモンじゃなくて、ただの人形なの…!?」

杏子「だからデジシード落とさねぇのかよ!」

まどか「じゃあ、どうやって動いてたの?」

QB「これは恐らくスプラッシュモンの―」

ホエーモン「侵入者確認…直チニ排除シマス…転送装置作動……」

ブイドラモン「また出してくる気だ!」

マミ「だったらあのホエーモンを…」

杏子「ぶっ潰しちゃえばいいんだろ!」

631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:45:11.29 ID:rN7ae15A0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

―グラウモン超進化ぁ!メガログラウモン!!―

―ガルゴモン超進化!ラピッドモン!!―


ラピッドモン『ラピッドファイア!!』ドンッ!

ドゴォン!

ホエーモン「…反撃シマス……」

ホエーモン『ジェットアロー!!』バシュンッ!

ラピッドモン「うわっと!こいつも攻撃してくるのかよ!」

マミ「ラピッドモン!」

ラピッドモン「無問題!こんなデカイだけの奴一気に決めちゃうよ!」

杏子「メガログラウモン!クジラのステーキに焼きあげてやれ!」

メガログラウモン「グラぅ!」

ラピッドモン『ゴールデントライアングル!!』ピカァァァ!

メガログラウモン『アトミックブラスター!!』ゴオォォォ!!

ホエーモン「!!」

ドゴォォォォォン!!

杏子「よしっ!」

マミ「とりあえずこの場は片付いたわね…」

ほむら「…いえ、まだ気配があるわ」

まどか「え?」

バアルモン「ああ、そこにいるのは誰だ!出てこい!」

ザッ…

アグニモン「え…?まさか……」

杏子「お前……ゆま!!」

ゆま「杏子…みんなぁ…!」
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:46:44.02 ID:rN7ae15A0
アグニモン「ゆまぁ!無事だったんだな!」

クルモン「ゆーま!あえてうれしいクル!」

ゆま「うん!リリスモンの城から逃げだしてきたんだよ!」

まどか「わたしの時と同じだね!でも、よくゆまちゃん一人で抜け出せたね!」

さやか「たいしたもんじゃん!」

マミ「みんな心配してたのよ」

エンジェウーモン「(…本当にこの子一人でリリスモンの元から……)」

ほむら「(逃げ出せたのかしら……?)」

バアルモン「(それに…何故以前の性格の戻ってるんだ?)」

杏子「……」

アグニモン「ゆま……オイラこんな姿になちゃったけど、またパートナーになってくれるんだよな?」

ゆま「う…うん!もちろんだよアグニモン!でも、その前に元の姿に戻るためにスピリットを取り出さないとね!」

アグニモン「いやぁ…実はオイラ、この姿結構気に入ってんだよなぁ…」

ゆま「駄目なの!スピリットを出して元の姿に戻ってくれなきゃ!!」

アグニモン「あ…ああ…そうだな……」

シュゥゥゥゥ…

アグニモン「あ、ギルモン退化しちまったってばよ」

ギルモン「杏子ぉ…ギルモンおなかすいたぁ…」

杏子「ん…そうだな…スプラッシュモンって野郎を探しだす前に腹ごしらえするか」

ゆま「それなら私、食料ある所見つけたから案内するね!」ダッ!

アグニモン「あっ!待てよゆま!」

杏子「……」
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:49:22.99 ID:rN7ae15A0
〜サイバーランド・司令室〜

スプラッシュモン「フフフ…あんなアンドロモンに似せて作った人形共では到底無理だとはわかっていたが…こっちの策には上手くハマってくれたようだな…」

ピノッキモン「リリスモンのオバサンの所にいた娘の人形も作って君のドリッピンを仕込ませて動かしてるんだね。あのアンドロモンの人形と同じく」

スプラッシュモン「そう!私の体内から構成した水精霊ドリッピンは色によって様々な効果がある!人形を私の意のままに動かしているのが瑠璃色ドリッピン!」

ピノッキモン「へ〜!面白いね!」

スプラッシュモン「そして更に…バステモン達がいなくなってもう落ち目にだろうDKB48の代わりに…あの娘を参考にして作りあげたのが……」

ピノッキモン「ん?」

ルカ「ワタシルカ!ヨロシクネ!」

ピノッキモン「……ナニコレ?」

スプラッシュモン「どうだピノッキモン?可愛いだろう?私の理想の幼女として形成した人形ルカたんだ!この娘にもドリッピンを仕込んであるのさ!」

ピノッキモン「理想の幼女って……なんで自分と同じ髪型の幼女の人形作ってるの?コレ君に似せて作ってるの?ナルシスト入ってて引くんだけど」

スプラッシュモン「それはな…私の妹という設定だからだ!!」

ピノッキモン「妹って…」

ルカ「オニイタンダイスキ!」

スプラッシュモン「はぁ〜いルカたぁん!」

ピノッキモン「キモッ!!」

スプラッシュモン「そしてこのルカたんを子役として芸能界デビューさせるんだ!〇田〇菜なんか目じゃないもんね!そして大きくなったらあおちゃんの様に声優業にシフトするのもアリだな!」
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:51:21.52 ID:rN7ae15A0
ピノッキモン「…ところでスプラッシュモン、僕が頼んでおいた新しいブリットハンマーなんだけど……」

スプラッシュモン「ん?そうだったな、貴様は間抜けにも選ばれし少女に奪われたんだったな」

ピノッキモン「人形フェチにマヌケって言われたくないよバーカ!!」

スプラッシュモン「ほら、あのオリンポス十二神に作らせておいた」

ピノッキモン「わぁ!新しいブリットハンマーだぁ!」

スプラッシュモン「鍛冶の神と言われた奴が作り上げた逸品だ。以前使ってたのよりも性能が上がっているだろう」

ピノッキモン「この前僕をコケにしたベルゼブモンの銃もそいつが作ったんだよね」

スプラッシュモン「その時は奴が自ら進んでベルゼブモンのために造った物らしいが…」

ピノッキモン「今は僕達ワルプルモン軍に従わせて、武器を作らせてるんだよね」

スプラッシュモン「そしてこのルカたんも奴に一晩で作らせたのだ!」

ルカ「オニイタンイッショニオフロハイロウ!」

ピノッキモン「…武器だけじゃないんだ……早速性能テストだ!」

スプラッシュモン「え?ここで!?」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』

ドゴォォォォォォォン!!

ルカ「」

スプラッシュモン「ぎゃあぁぁぁぁぁぁ!!ルカたあぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」

ピノッキモン「すごいや!本当にパワーアップしてるよこのブリットハンマー!!」

スプラッシュモン「俺の妹おぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

ピノッキモン「よぅし!この間のお返しにこれでアイツらをギッタギタにしてやる!」

スプラッシュモン「ちょっ…私のせっかくの作戦が……」

ピノッキモン「敵を騙すのは僕の『嘘』の方がいいよ!それに今日はエイプリルフールだしね!」

スプラッシュモン「まぁいい…私はモニターから奴等の様子を……あっ!聖闘士星矢Ωもうはじまってるじゃん!!」
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:54:51.55 ID:rN7ae15A0
〜食料庫〜

インプモン「うお…!」

テリアモン「すっごいご馳走!」

ギルモン「おいしそう…!」

マミ「だけど…勝手に食べていいのかしら…?」

さやか「でも食べたい……」

杏子「せっかくの料理が冷めちまうしなぁ…」

まどか「そうだよね!作った人に悪いよね!」

ほむら「待って!これって罠じゃ…」

一同「いただきまーす!」

バクバク!ムシャムシャ!

ほむら「……」

ギルモン「おいしい!」

ブイモン「ああ!美味い!美味い!」

ゆま「見て見て杏子!おいしそうなジュースがあったよ!」

杏子「ジュース?」

ゆま「一緒に飲もう!アグニモンも!」

アグニモン「おう!サンキューゆま!」

ゆま「みんなの分もあるからね!」

さやか「赤いけど…これ、トマトジュース?」

インプモン「俺、トマト嫌い…」

マミ「好き嫌いはよくないわよ」

さやか「いただきまーす!」ゴクッ!

パリィン!
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:56:13.52 ID:rN7ae15A0
まどか「うっ!」

ほむら「まどか!?」

インプモン「コップ落としたぞ」

まどか「……ほむらちゃんってわたしの事いやらしい目で見てて…キモイ……」

ほむら「まどか!?」ガビーン!

インプモン「いや、今更の事だと思うぞ」

テイルモン「どうしたのよまどか!?あなたは優しい子だからそんな事思ってても口には決して出さないでしょ!?」

まどか「テイルモンのBL好きにも付き合ってられないよ……そんなデジモンがわたしのパートナーなんてもう嫌だよ……絶交だよ」

テイルモン「なっ…!?」ガビーン!

インプモン「まぁ、これでもよく辛抱したほうだと思うぜ」

ほむら「ちょっと待って…まどかだけじゃないわ……」

さやか「近寄るなよ!このドリル頭!それオシャレだと思ってるの!?」

マミ「言ったわねぇ!そういうあなたもいつもグッズが売れ残るキャラの癖に!!」

さやか「何の事よ!!」

テリアモン「うるせぇぞ人間どもぉぉぉぉぉぉ!!」

ロップモン「テリアモンどうしたなり!?」

ブイモン「いい加減マグナモンディスんの大概にしろよおぉぉぉぉぉぉ!!」

杏子「どうなってやがんだ!マミとさやか達の様子も変だぞ!」

ピノッキモン「ふふふ…そのジュースはスプラッシュモンの赤のドリッピンなのさ!」
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:57:01.01 ID:rN7ae15A0
インプモン「テメェは!」

テイルモン「ピノッキモン!」

ピノッキモン「それを飲むとお互いを信用できなくなって仲間割れを起こすのさ!」

アグニモン「ゆま!なんでそんな物を…」

杏子「いや…テメェゆまじゃねぇな!」

ピノッキモン「なんだ、バレてたのか!」

ゆま「ウフフ…」バシャァン!

インプモン「うわっ!汚っ!」

ギルモン「ゆまの口からなんか出てきた!」

杏子「このゆま…人形だ!」

ほむら「さっきのアンドロモンと同じ!?」

ピノッキモン「そうだよ!そのドリッピンで人形を操ってたのさ!」

アグニモン「そんな…ゆまじゃなかっただなんて……」

杏子「テメェ…もう許さ…」

マミ「もう許さないわよ!先輩に向かって!!」

さやか「上等だ!リロードスティングモン!!」

シュィィィン!

スティングモン「え?ちょっ!?美樹さん!?」

さやか「ブイモン!進化してジョグレスだよ!」

ブイモン「ああ!」

マミ「テリアモン!」

テリアモン「ぶっ飛ばしてやるよぉ!!」

杏子「おいおい…お前ら……」
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:58:19.51 ID:rN7ae15A0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5jcsm790278&feature=fvwrel


MATRIX
EVOLUTION_


マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―


―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


スティングモン『美樹さん!仲間同士でこんな…うっ!体が勝手に……』

さやか「殺っちゃえパイルドラモン!!」

パイルドラモン「おう!!」

マミ『セントガルゴモン!生意気な後輩にはお灸をすえてあげないとね!!』

セントガルゴモン「そうだねぇマミ!!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドッ!

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガガガガッ!!

ドゴォォォォォォン!!

ロップモン「マミ!正気に戻るなり!」

杏子「おい!さやかもマミも!ギルモン!止めるよ!」

ギルモン「うん!」
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 06:58:58.40 ID:rN7ae15A0
MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


デュークモン「やめるんだ!セントガルゴモン!パイルドラモン!」

杏子『仲間割れしてんじゃねぇ!!』

ピノッキモン「アハハハハ!じゃあ、君には僕からのエイプリルフールのプレゼントだ!」

ほむら「いけない!杏子!!」

ピノッキモン「お前は僕の家来だデュークモン!」ギュルンッ!

クルモン「またお鼻のドリルでクル!」

インプモン「あれに刺さったら!」

グサッ!

デュークモン「うっ…!」

ピノッキモン「さあ、デュークモン。お前のご主人様は誰だ?」

デュークモン「このデュークモンのご主人様はピノッキモン様でございまする……」

インプモン「くそっ!デュークモンまで操られた!」

テイルモン「またこのパターンなのね…!」

ほむら「でも、またドリルを外せば…行くわよ!インプモン!」

クルモン「みんな仲直りしてクルぅ!」ピカァァァ!
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 07:00:06.99 ID:rN7ae15A0
―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


ベルゼブモン「さぁて、腹ごなしにいっちょやるかぁ!」

ピノッキモン「デュークモン!ベルゼブモンを倒せぇ!」

デュークモン「わかりました」

テイルモン「ドリルを外せばデュークモンは元に戻るだろうけどそう簡単に外させてくれそうな相手じゃないわね……」

ほむら「そうね…それにまさかデュークモンと戦うことになるなんて……」

ベルゼブモン「けど、テメェとは一度闘り合ってみたかったんだよなぁ!どっちが強ぇか!」

デュークモン「!」

ほむら「ちょっと…ベルゼブモン……」

テイルモン「デュークモンのドリルを外せばいいだけでしょ!」

ベルゼブモン「いいや!せっかくだから奴と腕試しさせてもらうぜ!向こうは本気で来る見てぇだしよ!」

テイルモン「あの馬鹿!」

デュークモン「うおおぉぉぉぉぉ!!」ダッ!

ベルゼブモン「行くぜ行くぜ行くぜぇ!!」ドッ!

ピノッキモン「アハハハ!とても面白い事になってきたね!」

まどか「どうせわたしは主人公なのに影薄いよ……」
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/01(日) 07:01:15.24 ID:rN7ae15A0
〜次回予告〜

ジジモン「さぁて…今日のクロウォは……」

エレキモン「おじいちゃん、クロウォは先週で終わったでしょ」

ジジモン「4月1日なんじゃから嘘でも今週もやるって言ってよバーニィ!」

エレキモン「誰がバーニィだ!」

スプラッシュモン「星矢Ωおもしれー」

エレキモン「帰れ」

ピノッキモン「でも、クロウォの映画化決定だって」

エレキモン「もうちょっとマシな嘘はつけねぇのかよ」

ジジモン「>>1に彼女ができたって」

エレキモン「それこそ嘘だろ」

ジジモン「うん」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『対決!デュークモン対ベルゼブモン』

エレキモン「どうでもいいけど〇〇対〇〇ってサブタイ多くね?」

ジジモン「こ…これは原典から持ってきてるサブタイだからいいんじゃもん!」

エレキモン「>>1の頭じゃなぁ」

今回はここまで
何か前々回と同じような終わり方だな…
まどポにはそんなに時間掛けなかったけど
スパロボZ再世篇の発売後の今度はガチで冨樫化するかも
次回は来週の日曜投下かも
ではまた
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/01(日) 10:52:23.13 ID:54xwAoJSO
デジモンが無い日曜はさびしい
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/01(日) 13:33:44.31 ID:xU9kSxIZ0

どうしよう・・ブイモンがキレてんのは当たり前だと思ってしまうwwww
ピノッキモン強いんだか弱いんだか分からんなww
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/01(日) 18:01:18.36 ID:Vz9qsjuDO
クロンデジゾイドの鎧におおわれているデュークモンにどうやって鼻を…?

スティングモンはWのイエスタデイ回のフィリップみたいな感じだな
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 16:54:57.98 ID:bmdbmlZN0
こんばんわ

>>642
本当は今回の投下はデジモンの時間帯に合わせて明日の朝にしようと思ったけど起きれそうにないから今します

>>643
強さはともかく一応デスジェネラルとタメ口聞ける地位はありますね
ブイモンは実はアルフォースよりマグナモンの方が気に入ってるという設定があったりなかったり

>>644
あれですね
ピノッキモンの鼻の先端が細いから鎧の隙間に上手く刺さったんですね
たぶん

投下
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 16:56:33.72 ID:bmdbmlZN0
ピノッキモン「ふふふ…子供だなぁ。みんなケンカしちゃってるよ!アハハハ!」

デュークモン『セイバーショット!!』ズシュンッ!

ドゴォン!

ベルゼブモン「へへ…そうこなくっちゃなぁ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュン!バキュン!

デュークモン「イージス!」ガキィン!

ベルゼブモン「ちっ!盾か!」

ほむら「あなただけ正気なのに何で本気で戦おうとしてるのよ!ピノッキモンのドリルを外せばデュークモンは元に戻るんだから、さっさとやりなさいよ!」

ベルゼブモン「デュークモンと俺、どっちが強えか確かめるためだっつたろ!」

ほむら「…いいわ、ライヒモンに進化して私が……」

テイルモン「無駄よ。究極体に近い戦闘力を持つ融合形態とは言え、あのニ体の戦いに割って入ると今度はあなたが危険だわ」

ほむら「確かにそうだけど…でも……」

テイルモン「ここはあの馬鹿の気の済むまでやらせたら?」

アグニモン「おい!お前には仲間を思う気持ちが無いのかってばよ!」

テイルモン「あれば止められるとでも言うの?」

アグニモン「それは…オイラとほむらがダブルスピリットで進化して、お前も進化すれば何とかなるんじゃ…」

テイルモン「まどかがあの調子じゃ私の進化は無理よ」

まどか「…どうせわたしなんて魔法少女に変身もできなきゃ、テイルモンを究極体にする事もできないよ……」ブツブツ…

アグニモン「…ネガティブになってる……」

テイルモン「だったら、ここは黙って見てるしかないじゃない」

ほむら「…そうね」

アグニモン「あーもうっ!何で仲間同士で争ってるのに二人して冷静でいられるんだってばよ!!ゆまは偽物だったし……」
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 16:59:34.39 ID:bmdbmlZN0

ピノッキモン「やれー!やれー!もっとやれー!どっちも死んじゃえー!」

デュークモン『ロッソ・ファンタズマ!』ビシュンッ!

ベルゼブモン「お得意の分身の術か!けどな、俺の銃の連射で打ち消しゃわけ無ぇぜ!」バキュバキュバキュゥゥゥン!!

フッ…

ベルゼブモン「モノホンは…後ろか!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ドッ!

ベルゼブモン「ダークネス―」

アグニモン「ダメだ!遅い!受けきれない!」

ドゴォォォォン!

ベルゼブモン「ぬおっ!」

ほむら「そこまでよベルゼブモン。遊びはそれぐらいにしてデュークモンに刺さったドリルを外しなさい」

ベルゼブモン「まだだぜ!ここからが…いや、最初からクライマックスだぜ!」

デュークモン「ピノッキモン様のために……このデュークモンはお前を倒す!ベルゼブモン!!」ジャキッ!

ベルゼブモン「そっちが槍で来るなら…見せてやるぜ!」

ピノッキモン「そろそろ殺っちゃえ!デュークモン!」

ベルゼブモン「必殺、俺の新必殺技!」

アグニモン「新!?」

クルモン「必殺技クル!?」
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:01:09.20 ID:bmdbmlZN0
ベルゼブモン「う…うおおおぉぉぉ!!」

ズブシャァ!

アグニモン「うわっ!ベルゼブモンの右腕からブレイドクワガーモンが生えてきた!」

ほむら「アンダーフォレストでロードした奴ね…」

テイルモン「グロイ出し方するわね……」

ベルゼブモン「行くぜ!行くぜ!行くぜぇ!!」

ベルゼブモン『スパークブレイド!!』バリバリバリ!

デュークモン「!」

ベルゼブモン「ウエェェェェェェイ!!」ダッ!

クルモン「どっちかにするクル」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ドッ!

ほむら「デュークモンも仕掛けてくるわ!」

デュークモン「ハァ!!」

ベルゼブモン「ウェイ!!」

ドゴォォォォン!!

アグニモン「うわっ!あの二人は……」

ほむら「相討ちのようね…」
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:02:28.41 ID:bmdbmlZN0
ガチャンッ!

クルモン「デュークモンにささってたお鼻のドリルクル!」

テイルモン「今の攻撃で外れたのね」

デュークモン「うっ…このデュークモンは……」

杏子『アタシらも操られてたみてぇだな……』

ベルゼブモン「ちっ…勝負はお預けか……」

ほむら「あのまま続けてたらあなたもタダじゃ済まなかったでしょ」

ベルゼブモン「まぁ、違ぇねぇ…」

ピノッキモン「くっそー!せっかくいいところだったのにー!!」

ロップモン「それよりマミ達の方も危ういなり!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガガッ!

さやか「かわせ!パイルドラモン!」

パイルドラモン「ふっ!」シュンッ!

ほむら「むこうも何とかして元に戻さないと…」

テイルモン「でも、ピノッキモンのドリルと違って、正気に戻す方法がわからないわ!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!

スティングモン『! 本気であんなのを撃って…!』

さやか「パイルドラモン!撃ち落としな!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドッ!

ドガアァァァァァン!!

さやか「あははは!そんな見え見えのミサイル当たるわけないじゃん!」

マミ『甘いわね!』
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:04:06.74 ID:bmdbmlZN0
シュルルル!

パイルドラモン「な…何ぃ!?」

さやか「しまった!リボンに縛られた!!」

マミ『ホホホホ!完全体で私とセントガルゴモンに勝とうというのが間違いだったのよ!本当にあなたって馬鹿ねぇ美樹さん!」

さやか「な…なんだとぉぉぉぉぉぉ!このツインドリルがあぁぁぁぁぁ!!」

アグニモン「うわぁ…二人共ドリッピンの影響で性格変わっちゃってるってばよ……」

ほむら「え?元からあんな感じじゃなかかったかしら?」

マミ『今度は決めさせてもらうわよ!』

さやか「こうなったら…パイルドラモン!究極体…インペリアルドラモンに進化だ!!」

パイルドラモン「で…できねぇよ!!」

さやか「なんでだよ!!」

QB「どうやらインペリアルドラモンに進化するにはベルゼブモン同様にクルモンの力による補助が必要なようだね」

さやか「だったら進化させろクルモン!!」ガシッ!

クルモン「クル!いやクルぅ!!」

杏子『やめろさやか!!』

さやか「うるさい!!」

ほむら「(腹パン)」バゴォ!

さやか「うっ…!」

杏子『おい!』

テイルモン「無茶するわね…」

さやか「うおぇ…」バシャァン!

ドリッピン「ひっ!」

アグニモン「腹パンのショックでさやかがドリッピンを吐いたってばよ!」

ベルゼブモン『クイックショット!!』バキュン!

ドリッピン「ひいぃぃ!」

ズバァン!
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:06:48.64 ID:bmdbmlZN0
さやか「あれ…?何…?どうしたの?」

クルモン「さやかも元に戻ったクル!」

さやか「い…痛っ!なんかお腹痛い!…って、パイルドラモンが何で縛られてるの!?」」

パイルドラモン「ぐわあぁぁぁぁ!!」ギチギチ…

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!

アグニモン「まずいってばよ!」

さやか「パイルドラモン!!」

ベルゼブモン「今度は俺が撃ち落とす!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥン!!

ドゴォォォォォン!!

杏子『デュークモン!パイルドラモンを縛ってるリボンを断ち切れ!』

デュークモン「はあっ!」ダッ!

ズバッ!

パイルドラモン「この野郎!よくもやりやがったなこのよろしくメカドック野郎!!」

さやか「パイルドラモン!?どうしちゃったのよ!?」

ほむら「さっきまであなたもあんな感じだったわよ」

テイルモン「赤のドリッピンを飲んだせいでね」

さやか「えぇ!?」

QB「しかし…ドリッピンを飲んでなかったスティングモンの方が抑えてくれないのだろうか…」

スティングモン『俺は本当はみんなの笑顔を守るよりもバナナになりたいんだよ!あと特撮が嫌いなんだよ!!サインせがまれても『〇田來〇』って書いてやるもんね!!』

アグニモン「スティングモンの方もドリッピンに染まってるってばよ…」
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:07:55.02 ID:bmdbmlZN0
ベルゼブモン「だったらアイツ等のドリッピンも!」ダッ!

デュークモン「吐き出させればいい!」ドッ!

ベルゼブモン「パイルドラモン!ちょっとくすぐってぇぞ!」ドゴォ!

パイルドラモン「ぐっ!?」

デュークモン「セントガルゴモン!痛みは一瞬だ!」バゴォ!

セントガルゴモン「うぇっ!?」

アグニモン「二人の腹パンが決まった!」

パイル&セント「おえぇぇ〜!」バシャアン!

テイルモン「ドリッピンを吐き出したわ!」

さやか「げっ…!あたしもさっきあんな風に吐いてたの!?」

ほむら「(マミはセントガルゴモンと合体した状態でよかったわね……)」

パイルドラモン「お…俺達は……?」

セントガルゴモン「一体何を……?」

マミ『してたのかしら……?』

まどか「みんなはいいよねぇ…どうせわたしなんか……」

テイルモン「後はまどかだけだけど……」

ほむら「まどかに腹パンなんてできないわ!そんなの私が許さない!」

アグニモン「さやかにならいいんだ」

さやか「あたしに腹パンしたのあんたかよ!!」
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:10:35.09 ID:bmdbmlZN0
ピノッキモン「くそー!せっかく仲間同士で争ってて面白かったのにー!!」

ほむら「あら?いたの?」

ピノッキモン「いちゃ悪いか!!」

ベルゼブモン「テメェの武器はこの間ほむらのパクられたのにやるつもりかよ?」

テイルモン「今度こそあなたの最後よピノッキモン!」

ベルゼブモン「倒すのは俺だ」

ピノッキモン「ふん!」

ピノッキモン『ブリットハンマー!!』

ドゴォォォォォン!

ベルゼブモン「うおっ!まだ持ってたのかよ!」

ほむら「しかも私が奪った奴のよりパワーアップしている…!」

スプラッシュモン「そのブリットハンマーは貴様が愛用するベレンヘーナと同じく、オリンポス十二神の鍛冶神ウルカヌスモンが造った代
物だからな」

ほむら「ベルゼブモンの銃を作ったのがオリンポス十二神…?」

テイルモン「……」

ベルゼブモン「俺のベレンヘーナを作った奴と同じだと?っつか誰だテメェ?」

QB「そのデジモンがデスジェネラルだよ」

スプラッシュモン「そう、私こそが水もしたたるいい男!水虎将軍スプラッシュモンだ!」
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:11:59.53 ID:bmdbmlZN0
“スプラッシュモン”

究極体 水棲獣人型 ワクチン

自らを液体に変化し液体から液体への移動から、人やデジモンに自在になることも出来る
このためスパイ活動を得意とし、入手した情報を自らがまとめるサイボーグ型デジモンに伝達し作戦を実行している
体内で構成し形成された色とりどりで可愛らしい水精霊「ドリッピン」は見た目とは裏腹に色によって
格闘・状態異常・大爆発と恐ろしいほどの攻撃能力を保有している
「ドリッピン」の中にはスプラッシュモンこだわりの「奇跡の美容液」が詰まったものも存在し
肌がツヤツヤになると口コミで噂になっている
「ポイゾナスフォース」で放たれたドリッピン軍団は敵軍団の指揮系統を麻痺させ戦場を混乱に陥れる
さらに指先から高圧・高速の水圧を撃つ「ハイドロプレッシャー」や
微量の元素を集め一瞬にして敵の頭部周辺に液体化する「ビードラウン」で状態異常を起こさせる技を持つ


スプラッシュモン「貴様が不甲斐ないから私自ら出るハメになったぞピノッキモン!」

ピノッキモン「うるさいなぁ!元々僕はリリスモンのオバサンの直接の配下じゃないのにこうして手伝ってあげてるのに!」

スプラッシュモン「スパロボでヒイロと星刻を集中的に育ててプレイしてる真っ最中だったというのに!レベル上げまくってPP注ぎ込んで機体もフル改造して!」

ピノッキモン「そんなゲームオタな上にロリコン人形フェチだから部下が全員逃げ出すんだよバーカ!」

スプラッシュモン「ぐっ…!」

アグニモン「部下が逃げ出した…?」

さやか「もしかしてこのエリアって、あのアンドロモンの人形だけで本物のデジモンは他にいないの?」

ピノッキモン「そうだよ!ホエーモンもアンドロモンも全部コイツがドリッピンで動かしてた人形!コイツは友達のいないボッチなのさ!」

マミ『ボッチって……』

パイルドラモン「だから自分で作った人形の部下しかいないんだ……」

テイルモン「水虎軍団とは何だったのかしら……」

ピノッキモン「バステモンやDKBの子達も言ってたよ!「プロデューサーって少しイケメンだけどゲームオタすぎて引く」って!」

杏子『独りぼっちはさみしいもんなぁ……』
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:15:46.75 ID:bmdbmlZN0
スプラッシュモン「う…うるせー!友達いねーのはテメーも一緒だろピノッキモン!!」

ピノッキモン「なっ…!?」

さやか「そうなの?」

スプラッシュモン「ああ!こいつは性格悪いからな!ウィンドガーディアンズの部下はいても友達いねーのさ!」

ピノッキモン「ぼ…僕はちゃんと友達いるさ!」

スプラッシュモン「本当かよ?だったら連れて来いよ」

ピノッキモン「そ…そのうち紹介する……」

スプラッシュモン「そのうちじゃねーよ。今電話して俺に紹介しろよ」

ピノッキモン「そ…そんなタモさんじゃないんだからさ!」

スプラッシュモン「できないのか?じゃあ、やっぱりお前も友達いないボッチじゃねーか!」

ピノッキモン「い…いるよ!目の前に!!」

スプラッシュモン「え…?」

ピノッキモン「お…お前だよ…スプラッシュモン……」

スプラッシュモン「!」

ピノッキモ「…スプラッシュモン……////」

スプラッシュモン「…ピノッキモン……////」

杏子『いや、なんだこの展開?』

ほむら「新たな友情の誕生かしらね」

さやか「何で友情で顔赤らめてるの!?」

テイルモン「やべぇ…薄い本のネタにできそう……」ハァ…ハァ…
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:18:31.68 ID:bmdbmlZN0
スプラッシュモン「…何てな!くだらないね!何が友情だ!反吐が出る!」

ピノッキモン「えっ!?」ガビーン!

スプラッシュモン「私が信じる物は己自身の力のみ!仲間だの友だの不要!水虎軍団も私のドリッピンだけで十分だ!」

マミ『上げて落とすなんて酷いわね…』

さやか「まさに外道!」

ピノッキモン「う…うわーん!!もうお前なんか手伝ってやんないもんね!そいつらに殺られちゃえバーカ!!」ダッ!

テイルモン「また逃げた……」

クルモン「でも泣いちゃってたクル」

アグニモン「マジ泣きだってばよ」

スプラッシュモン「バカはお前だ!バーカ!」

ベルゼブモン「はんっ!やっぱ寂しい奴だなオメェはよ!」

スプラッシュモン「何だと!」

ほむら「そうね。あなたが独りなのはオタとかで引かれてるとか関係無く、誰も信じていないから独りなのね」

ほむら「(もう誰にも頼らないと思ってた頃の私と同じく……)」

スプラッシュモン「黙れ!そして貴様らを倒すのもこの私一人だけでも容易い事!デスジェネラルの力を見せてやろう!」

デュークモン「たとえデスジェネラルと言えど……このデュークモンの敵ではない!」

杏子『おう!所詮は七大魔王より格下だろ?』

さやか「さっさとやっつけちゃうか!」

パイルドラモン「ああ!」
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:20:18.48 ID:bmdbmlZN0
スプラッシュモン「ククク…私を甘く見るなよ……全てのドリッピンよ!私の体に戻って来い!」

シュバババババッ!

アグニモン「街中からドリッピンが集まってスプラッシュモンに吸収されていく!」

ゴゴゴゴゴ…!

スプラッシュモン「うおおぉぉぉぉ!!」

マミ『巨大化したわ!』

ベルゼブモン「けっ!所詮こけおどしだぜ!」

セントガルゴモン「そうだよ!それに大きさなら僕も負けてないから無問題だよ!」

パイルドラモン「よしっ!俺達を操ってくれたお返しだ!」

スプラッシュモン「ククク……毒虫共めっ!!」

スプラッシュモン『ハイドロプレッシャー!!』プシャアァァァ!!

ブシャァァン!!

セントガルゴモン「うわっ!やったなぁ!」

マミ『すごい水圧だわ…!』

さやか「反撃しましょう!マミさん!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガッ!!

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュバキュゥゥゥゥン!!

さやか「やった!みんなの攻撃があいつの体を貫いたよ!」

ほむら「いえ…ダメージが全く無いわ……」

スプラッシュモン「フハハハ…その通りだ!貴様等の攻撃など無意味だ!」

ベルゼブモン「んだと!?」

さやか「何でよ!?」

テイルモン「スプラッシュモンの体は水…液状になってるのよ!」

マミ『それじゃあ、物理攻撃も銃弾も貫通するだけで……』

杏子『どんな攻撃も通じねぇのかよ!!』

デュークモン「だが…何か手はあるはずだ!」
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:24:56.66 ID:bmdbmlZN0
デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ドッ!

ジャバァン!

スプラッシュモン「フハハハハ!その攻撃も私の体を通り抜けるだけだ!」

デュークモン「何!?」

スプラッシュモン『ビードラウン!!』バッ!

デュークモン「!!」ゴポォ…!

クルモン「デュークモンのお顔がお水につつまれたでクル!」

デュークモン「がはぁ…!」ゴポポ…!

杏子『(い…息ができねぇ……!)』

さやか「杏子!!」

ベルゼブモン「デュークモン!じっとしてろよ!」バキュン!

パシャンッ!

アグニモン「ベルゼブモンの銃弾がデュークモンの頭を包んでいた液体を弾き割ったってばよ!」

デュークモン「すまない……」

ベルゼブモン「まっ…これでさっきの件はチャラにしようぜ」

スプラッシュモン「フッ…そのまま窒息死していればそれだけの苦しみで済んだものを……これからの恐怖と絶望を味合わずにな!」

杏子『誰がビビるかよ!』

スプラッシュモン「この姿を見てもそう言ってられるかな?お前達の恐怖と絶望に染まった首をリリスモン様に差出してやろう……」ジィィィ…

ベルゼブモン「何だ…?スーツのチャックを外しはじめたぞ?」

ほむら「セクシーコマンドーでもするつもりかしら…?」

さやか「…たぶん違うと思う……」

スプラッシュモン「このスーツは実に窮屈で脱いだ方が動きやすいが……」ジャバァァン!!

アグニモン「うわっ!アイツの姿が変わった!」

さやか「少しイケメンだったのに化物になったぁ!!」

テイルモン「あれがスプラッシュモンの真の姿よ!」

スプラッシュモン(水虎)「フハハハハ!この姿を見られたからにはさっさと死んでもらうぞ!」
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:27:04.58 ID:bmdbmlZN0
マミ『水のトラ……正に水虎ね!』

ロップモン「バイフーモン様を少々彷彿させるが……いや、あの様な醜き姿とは似つかないか……」

セントガルゴモン「同じ虎で色が似てるだけだね」

スプラッシュモン(水虎)「グルルル…確かに私自身も醜い姿だと自負しているが……貴様達の恐怖に引きつった顔を拝めるのならこの醜態を喜んで晒せるぞ!!」

杏子『だからビビらねぇっての!』

スプラッシュモン(水虎)『ハイドロプレッシャー!!』バシャアァァァァ!!

ほむら「さっきのよりも強力な水圧が来るわ!」

デュークモン「みんな下がれ!ここはこのデュークモンが盾になる!」

バシュゥゥゥゥゥン!!

デュークモン「ぐっ…!」

杏子『くそっ…!イージスが持たねぇ!』

ズバシャアァァァン!

デュークモン「ぐわぁ!」

パイルドラモン「デュークモン!」

スプラッシュモン(水虎)「そろそろ飽きてきた…全員の息の根を止めて……殺す!」

ブイドラモン『ふざけるな!俺達の絆を弄んだお前は絶対許さない!』

スティングモン『見せてやる!仲間を信じる…絆の力を!』

QB「さやか!パイルドラモンを進化させるんだ!」

さやか「オーケイ!クルモン頼んだよ!」

クルモン「こんどはクルモン手伝うクル!」ピカアァァァ!
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:30:22.40 ID:bmdbmlZN0
BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―パイルドラモン究極進化ぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


さやか「迎え撃て!インペリアルドラモン!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュォォォォォォ!!

ジュオォォォォォン!!

スプラッシュモン(水虎)「無駄だ!私にはどんな攻撃も効かない!」

さやか「インペリアルドラモンのレーザーでも駄目か!」

ベルゼブモン「水だからか!」

ほむら「水なら……凍らせる!」

ほむら『カードスキャン!メタルガルルモン!』

ベルゼブモン『コキュートスブレス!!』プシャアァァァ!!

カキンッ!

テイルモン「凍らせた!?」

パリィン!

スプラッシュモン(水虎)「そんなカードの力で繰り出したチンケな技で私の体を凍らせる事ができるものか!」

ほむら「やっぱり駄目ね……」

杏子『カードじゃなくてベルゼブモン自体が冷凍技使えるデジモンをロードしてないのかよ!?』

ほむら「残念だけど……」

ベルゼブモン「ちっ!あのバケツ帽子女のメタルガルルモンをぶち殺してロードして本物のコキュートスブレスが使えりゃあ、奴を凍らせられたかもしんねぇのによ!」

ほむら「美国織莉子ね……」

スプラッシュモン(水虎)「終わりか?ならば、今楽にしてやる!」

アグニモン「オイラも戦うってばよ!」

テイルモン「水でできたあいつに炎の闘士のあなたが向かった所で…」

アグニモン「それでも!十闘士の力を受け継ぐオイラが黙って見てられるかよ!」
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:31:11.47 ID:bmdbmlZN0
―アグニモン!スライドエボリューション!ヴリトラモン!!―


ヴリトラモン『コロナブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ドジュゥ…

スプラッシュモン(水虎)「フハハハ!炎のデジモンが私に挑むとは!万策尽きて焼きが回ったようだな!」

ヴリトラモン「うるさい!ゆまの姿の人形を使って騙したお前だけは許さないってばよ!!」

スプラッシュモン(水虎)「お前のスピリットを奪う事も任務だったのでなぁ!」

ヴリトラモン『コロナブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ドジュゥ…ドジュゥ…

ほむら「!」

スプラッシュモン(水虎)「無駄だと言っているだろう!」

テイルモン「だから水に対して炎じゃダメなのよ!」

ほむら「いいえ…だからこそいいのよ!」

さやか「え?どういうこと?」

ほむら「よく見なさい」

ヴリトラモン『コロナブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ドジュゥ…ドジュゥ…

マミ『そういう事ね!相手は水だから蒸発させればいいのね!』

デュークモン「それならば……」

インペリアルドラモン「俺達の熱い情熱を込めた必殺技を叩き込んでやる!」

杏子『というわけだ!聞こえてたか?ヴリトラモン!』

ヴリトラモン「ああ!オイラ達の聖なる炎で水虎を蒸発させ切ってやるってばよ!」
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:34:21.02 ID:bmdbmlZN0
スプラッシュモン(水虎)「そんな事ができるものか!」

スプラッシュモン(水虎)『タイガータイフーン!!』ドッ!!

テイルモン「来るわ!」

ヴリトラモン「みんな!行くってばよ!」

ヴリトラモン『フレイムストーム!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

ベルゼブモン『ダークスピリッツデラックス!!』

セントガルゴモン「マミ!ティロ・フィナーレは撃てないの!?」

マミ『ごめんなさい、この状態だとリボンは出せても、マスケット銃はうまく作れないのよ』

セントガルゴモン「まぁ、いいや!搭載されている火炎放射で!」ゴオォォォォ!

ドジュウゥゥゥゥゥゥ!!

スプラッシュモン(水虎)「ば…馬鹿な!私が押されている!?」

さやか「すごい…みんなの必殺技でスプラッシュモンがどんどん小さくなっていく!」

ほむら「蒸発してるわね…!」

スプラッシュモン「ば…馬鹿な……!!」

ヴリトラモン「うおおおおぉぉぉ!!」

デュークモン「はああぁぁぁぁ!!」

ベルゼブモン「一滴残らず蒸発しやがれえぇぇぇぇ!!」

スプラッシュモン(水虎)「そんな……!まだスパロボ……クリアしてないのに……!!」ドジュウゥゥゥゥ…

ズバアァァン!!
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:35:57.88 ID:bmdbmlZN0
さやか「断末魔はゲームの事かよ……」

ベルゼブモン「スパロボより、自分のレベルを上げるべきだったなゲーマー将軍さんよ!」

インペリアルドラモン「でも、どんなにレベルアップしても……」

デュークモン「仲間を信じない者がこのデュークモン達の絆の力を前に勝つ事は絶対できない!!」

セントガルゴモン「独りぼっちじゃなければ何も恐くないんだよねマミ?」

マミ『ええ、そうね。仲間がいるからこそね』

ほむら「(そうよね…私は今までまどかだけしか仲間…友達と思えず……他には誰も信じられなかった……)」

ほむら「(でも。今は違うと思う……マミやさやかや杏子……そしてインプモン達デジモンも信じ、頼れることができる……だから、このデジモンの世界で…まどか、あなたを…!)」

まどか「みんないいよねぇ……盛り上がってて……どうせわたしなんか……」イジイジ…

ほむら「まだネガティブになってる……」

テイルモン「ま…まぁ…スプラッシュモンを倒したんだからその内戻るでしょ……」

ピノッキモン「スプラッシュモンまでやられちゃったか…この調子じゃあリリスモンのオバサンも負けちゃうかもね……そろそろ、デーモン様の所に戻ろうっと!アルカディモンを育てる計画に目処がたったっていう報告もあったし!」

QB「さあ、バラの明星はもうすぐだ」

杏子『今度こそお前を助け出す……』

ヴリトラモン「待ってろよ…ゆま!」
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:36:36.65 ID:bmdbmlZN0
〜リリスモンの城〜

リリスモン「スプラッシュモンまで敗れるなんて……!」

ダークナイトモン「リリスモン様に仕えるデスジェネラルでは歯が立ちませんでしたか」

ゆま「アナログマンはベルフェモンに仕えているデスジェネラルを強化する計画を企てているのにね」

リリスモン「あ…あの子はゲームだのアイドルプロデュースだのにうつつを抜かしてたからよ!私のせいじゃないもん!」

ブラストモン「そしてアイツらと〜うとうここにやって来るというわけだよんリリたぁん」

ゆま「いよいよ私達の出番というわけね…そしてあなた達も……」

?「OKね!殿下とミー達で行けばアイツらもダメね!終わりね!」

?「見てなさいよオファニモン……あ、今はテイルモンか……アタイをこんな姿にした怨み……!」

ブラストモン「この面子で役に立つのぉ……?」

ゆま「デジタマモン。あなたに注ぎ込んだ私の暗黒エネルギーも存分に発揮できると思うわ」

デジタマモン「……」

?「さて…今の私の力がベルゼブモン相手に何処まで通用するか……」

ダークナイトモン「ではリリスモン様、我等が選ばれし少女達を打ち取る様をとくと御覧有らん頂きましょう。そしてその暁には……」

リリスモン「いいわぁん…あなたが勝てたら七大魔王に入れてあげるって約束だものねぇん……」

リリスモン「(本当にタクティモンは何処行ったのよ!)」

ゆま「杏子……私はあなたと……」
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/07(土) 17:37:45.34 ID:bmdbmlZN0
〜次回予告〜

まどか「だいたいさぁ…まどポだってアレ、実質ほむらちゃんとQBが主役だよね?だいたいわたし自分のルートで契約して終了で、わたしの戦闘無いし……」

エレキモン「まどっち…まだネガティブだよ……」

まどか「まどポなんかよりスパロボやろうっと……」

ジジモン「さて…実は今回はまた読者の皆様の投票でこれからのある展開を決めたいと思うのじゃ!」

エレキモン「投票?何の?」

ジジモン「それはじゃな……とある原作のテイマーをこれから登場させるか否かじゃ!」

エレキモン「おいおい、「このSSでは原典のテイマーは登場させません!」キリッ!って言ってたじゃねーかよ>>1!主体性ねーなぁ!」

ジジモン「いや、原典のテイマーと言っても全くの別人扱いじゃ」

エレキモン「ディケイドの五代と小野寺のようなリ・イマジネーションキャラのようなもんか?」

ジジモン「そうじゃ。そして、まどか達同様魔法少女のテイマーとして登場させるのじゃ」

まどか「わたし魔法少女に変身できないのに……」ブツブツ…

エレキモン「えぇ〜…なんじゃそりゃ……しかも、魔法少女っつーことは女キャラ?」

まどか「このSSではテイルモンがわたしのパートナーだよ……」

エレキモン「それにレオモンは死亡済みで、フェアリモンはまどっちが進化するし、ロップモンもマミさんの元にいるし…かなり限定されてるような……」

ジジモン「実はいずれ出そうかな〜って気持ちで前スレのある所でそのテイマーの伏線をさり気なく張ってたのじゃ。わかるかのぅ?」

エレキモン「っつかそのキャラ出したいの完全に>>1の趣味だろ!?」

ジジモン「うっ…じゃから投票で決めたいと思う……以下の中から選んで投票してくれ」


A:まどマギのキャラのみならずデジモンの原作テイマーまでこんな糞SSに出して汚すんじゃねー童貞>>1死ね

B:まぁ、このSS糞つまらんからテコ入れとしていいんじゃないの?でもキモオタ>>1死ね

C:マミさんのオッパイ大好き


エレキモン「Cの選択技は何だよ?」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『決戦バラの明星!ゆまの新たなデジモン達』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

まどか「これ以上キャラ増やしたらわたしの活躍が減っちゃうじゃん……」

エレキモン「これからこれから!」

ジジモン「次回の投下まで投票お願いしますじゃ!」

今回はここまで
という訳でまた投票をお願い致します
ゴマモン同様結果により大きくストーリーの展開が変わっちゃうかもですが…
でも、登場はこのペースだと次スレくらいかもしれません
ではよろしくお願いします
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/04/07(土) 18:06:32.11 ID:jx4giX52o











Cで
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/07(土) 18:24:10.76 ID:NEurAT3ho

Cだな
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 19:40:28.31 ID:zQb5TOq20

再生編予約してると思ったけどしてなかった・・・
明日買ってこ
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 19:58:40.44 ID:zfJB7wXi0
乙ー
当然cで(キリッ
ニーサンがいっぱいだったなwwww
ゆま「杏子……私はあなたと……」
合体したいんですね、分かります。
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/07(土) 21:02:36.67 ID:UD++d6JA0



あのスク水幼女の着ぐるみがでてくるのか

Cで

671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/07(土) 21:09:54.50 ID:yFJwv8hvo

マミさんのおっぱいはCどころじゃないだろ
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/04/07(土) 21:55:13.76 ID:DpLKOs0i0
乙です。
やっぱCですよねjk
でも、ほむまど期待
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 22:53:29.94 ID:OrUT88wDO
デカけりゃいいってもんじゃない

C


ブレイドクワガーモンの話を拾ってくれてありがとうwwwwwwこの勢いなら複数の技を掛け合わせたコンボができるようになれるな


エレメントハンターの単行本買っちゃった

このスレにハンナモンでる?
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 23:31:45.63 ID:VgJ2uzVKo
乙乙
実にC
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) [sage]:2012/04/08(日) 01:07:47.34 ID:4sKHIHIzo
まあCだな乙
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/04/08(日) 01:17:34.66 ID:0/O5PWHAO
乙C
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/10(火) 21:13:14.22 ID:lYq76Knb0
やっと追い付いた
Cで・・・

ふと思ったんだが蒸発させなくてもスプラッシュモンはヘブンズゲートで倒せなかっただろうか?
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 00:23:30.20 ID:Tbeo0ZM80
乙です



Cでお願いします
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 19:55:15.93 ID:B75MO9Kh0
こんばんわ

皆様投票ありがとうございます
しかし、何故誰もAとBに入れない……

>>668
スプラッシュモンの中の人は今頃何周してるんでしょうかね?
そして周ごとにヒイロを強くしてるんだろうか
自分はまだ一周もしてない…

>>669
一万年と二千年前からゆまちゃんは杏子を愛してるんですね

>>670
ゆまのサブデジモンにしたのは設定でオファニモンと絡みがあるのと緑髪同士だからですね

>>671
カップの話じゃねえ!!

>>672
ほむまどだって将来大きくなりますよねオッパイ

>>673
一応アイドル繋がりでこのSSの世界ではバステモンと同じDKB48のメンバーのデジモンだったという事にしておきましょうか

>>677
でかすぎてゲートに入らない…と思ったら液状だから入りそうですね
ところでスプラッシュモンでバイオライダーネタでもやっておけばよかったかなと後から後悔

投下
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 19:58:32.48 ID:B75MO9Kh0
〜バラの明星エリア〜

マミ「空に浮かんだ薔薇の紋章が見えてきたわ」

ほむら「やっとバラの明星エリアに着いたのね」

さやか「トレイルモンに乗って行った時はすぐ着いたのに……」

ブイモン「歩きだとこんなに時間かかるとは思わなかったよなぁ……ま、そのおかげで頼もしい相棒に出会えたんだけどな!」

まどか「でも、またここに来るなんて思わなかったなぁ」

テイルモン「そうね…私にとってはろくな思いでしかない場所だわ……」

まどか「そっか…テイルモンはリリスモンの城にいて、そこでつらい目にあってたんだよね……」

テイルモン「でも、リリスモンとの決着を付けるために私はここに戻ってくる運命だったのよ。忌わしい過去と決別するために……」

ほむら「過去と決別ね……」

アグニモン「この先…この先にあるリリスモンの城にゆまが…!」

杏子「ああ、今度こそ助け出して暗黒の種とかわけわかんねぇもんを取り除いてやる」

ギルモン「でも、それって結局なんなの?」

テリアモン「だよね。ゆまの性格をあんなおっかなく変えちゃって……」

ロップモン「彼女の身体能力や頭脳……そして魔力も増幅されていた……」

ほむら「そういえば聞きそびれてたけど、あなたならそれについて何か知ってるんじゃないの?」

QB「その名の通りの物さ」

杏子「だから、それをゆまに植え付けてどうなるって聞いてんだよ!!」

テイルモン「私から説明するわ」

まどか「テイルモンも知ってるの?」

テイルモン「ええ」

さやか「さっすが三大天使!」

インプモン「おい、お前の解説ポジションその内あの猫に取られるぜ?」

QB「インキュベーモンは感情無いからそんな事はどうでもいいよ」

インプモン「オメェ俺達の案内役だろ?」

ほむら「(それは違うわね…こいつの本当の役目は恐らく私達の監視……こいつを作り出したという、デジタルワールドの管理プログラム…イグドラシルの……)」
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:01:43.81 ID:B75MO9Kh0
テイルモン「暗黒の種は闇のデジモンの力の糧となる物……」

まどか「闇のデジモン……」

マミ「七大魔王とかの暗黒系デジモンが多くいるワルプルモン軍のデジモン達にとってはまさに力の源となるわけね」

テリアモン「ゆまが強くなって性格変わっちゃったのもその種の暗黒の力によるもの?」

テイルモン「そう。そして暗黒の種の花を咲かせるには心に不満、憎悪、悲しみ……そのいずれかの負の感情……心に大きな影を持った人間に植え付けないと育たないと言われてたわ」

さやか「ゆまちゃんは親に虐待されてたんだよね……」

アグニモン「なっ……!?…そうだったのか……?」

アグニモン「(考えたらオイラ……ゆまの事…何にも知らなかったんだな……パートナーなのに……)」

ほむら「そして、その心の闇を美国織莉子に目を付けられたのね……」

杏子「くそっ!そんな物のためにゆまの心傷を利用しやがったのか……!美国織莉子……やっぱりあの女には落とし前をつけさしてやる!!」

まどか「でも…何であの子はゆまちゃんにそんな事を……?」

テイルモン「だから、種の暗黒の力を利用して闇のデジモンを進化させるためでしょ」

まどか「何で…?わたし達と同じ人間なのに……そんな酷い事…悪い事を……」

さやか「考えても仕方ないよまどか!あいつは悪い奴、敵なんだからさ!この世界とあたし達の世界のために倒すだけよ!」

ほむら「(確かに……あの女と私は決して相容れない者同士…敵……)」

ほむら「(でも、“あの時の世界”で彼女は最悪の魔女になる力を秘めたまどかを殺す事を目的に動いていた……世界の破滅を防ぐために……その過程や手段は決して正義とは言えないけど……彼女には彼女の信念があった……)」

ほむら「(でも、この世界では……)」

マミ「あの女は恐らく一度二つの世界を完全に破壊し、自分達の望む新たな世界を創りあげるためにワルプルモン達と結託してるのよ」

まどか「新たな世界……?」

マミ「ええ、ルーチェモンやバイオデジモンの女、そして倉田…いえ、アナログマンも言ってたように…」

さやか「そんな自分達の都合であたし達の世界を壊そうとするなんて……!」

ブイモン「やっぱり悪い奴等だな!さやか達と同じ人間でも!」

杏子「だからあの女は生かしちゃおけねぇ!!」

ギルモン「レオモンをたおした悪いやつだしね!」

ほむら「(『自分の望む世界を創る』?あなたは『私の世界を守りたかった』のではないの美国織莉子…?)」

ゆま「そう…私も私の望む新たな世界を創るのよ杏子」
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:03:39.82 ID:B75MO9Kh0
クルモン「ゆまでクル!」

アグニモン「ゆま!!」

杏子「ゆま……」

アグニモン「ゆま…今度こそ本物なんだよな…?」

ゆま「杏子…私と一緒に行きましょう。私達の望む世界を創るために……」

アグニモン「ゆま!何馬鹿な事言ってんだってばよ!正気に戻れよ!」

ゆま「これは私の本意よ」

まどか「ゆまちゃんは暗黒の種でおかしくなってるんだよ!」

テイルモン「どうかしらね…?あの子は心の闇を持っていたからこそ種の宿り主に選ばれた……」

まどか「え…?それってつまり……」

ほむら「あの子は元から心の奥底でそれを望んでいたかもしれない……」

さやか「まさか!そんな……」

マミ「でも、仕方のないことかもしれないわ……だって……」

杏子「お前…あの世界が嫌いなんだもんな……」

ゆま「……ええ」

杏子「あの世界が嫌で、逃げ出したいからアタシ達に付いてきてこんな世界まで来ちゃったんだよな……」

ゆま「自分の世界が嫌いなのは杏子も同じでしょ?」

杏子「ああ…アタシもあんな世界嫌いだったね。希望を持っても絶望ばっかの世界…守りたいものも守れなかった……」

ギルモン「杏子ぉ……」

さやか「(杏子の家族の事か……)」

ゆま「だから私と一緒に……」
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:06:04.81 ID:B75MO9Kh0
杏子「でもな…今は違う!今のアタシには仲間がいる、守りたいものも見つけた!そして、あんな世界でもアタシの帰りを待ってくれてる人達もいる!」

ほむら「(そういえば、この世界では彼女が居候している家があるんだったわね…)」

杏子「そしてなぁ…その守りたいものの中にはお前も含まれてんだぜ?ゆま」

ゆま「杏子……キョーコ……!」

アグニモン「そうだよゆま!だからオイラ達の所に戻って来いよ!」

ゆま「…嫌よ…私は……!」

アグニモン「ゆま…オイラさっきまで、ゆまがリアルワールドで酷い目にあってるなんて知らなかったんだ……」

ゆま「……」

アグニモン「オイラさぁ!みんなと違ってリアルワールドなんて行った事なかったからさ、ゆまと一緒に行ってみたいな!」

ゆま「ゴマモン……私はあの世界は……」

アグニモン「ゆまの世界で辛いことがあるんならオイラがゆまを守るってばよ!だってオイラゆまのパートナーだろ!!」

ゆま「!!」

アグニモン「ゆまはもう独りじゃないんだ!杏子うあオイラそしてみんながいるんだ!」

杏子「ああ、そうだ!だから―」

ダークナイトモン「戯言はやめていただきたいな。ゆまのパートナーは私だ」
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:07:35.20 ID:B75MO9Kh0
インプモン「野郎は!」

ギルモン「ダークナイトモン!」

さやか「水をさしてくれちゃって!」

ダークナイトモン「あの赤髪の少女を引き入れる交渉は決裂のようだね…まぁ、私は最初から期待はしていなかったが」

ゆま「待って…!」

ダークナイトモン「それならば、他の者共々散っていただこう!」

杏子「ゆまを連れ戻すためには……」

アグニモン「まずお前を倒す必要があるみたいだな!!」

インプモン「おい待てコラ、あの自称貴族野郎とは俺とのこの前のケリが―」

テイルモン「野暮ね!二人があの子を助ける為に戦うべきでしょ!」

ダークナイトモン「それに、こっちには君達お二方のお相手をご所望のデジモンがいるのでね」

テリアモン「まだ別のデジモンが!?」

インプモン「俺達の?」

テイルモン「相手?」

ダークナイトモン「ゆま、彼等をデジヴァイスから解き放ってあげたまえ」

ゆま「…リロード、アスタモン!チョ・ハッカイモン!」

シュィィィィン!

アスタモン「オゥケイ…テイマー、我が命に変えても…」

チョ・ハッカイモン「ブヒヒヒヒ…」

マミ「ゆまちゃんのデジヴァイスから別のデジモンが…!」
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:09:00.05 ID:B75MO9Kh0
“アスタモン”

完全体 魔人型 ウィルス

完全体でありながら、究極体を凌駕する力を持ち、悪魔デジモンの軍団を束ねるダークエリアの貴公子である
敵に対する残虐性と味方に対する慈愛を持ち合わせており、そのカリスマ性から従う悪魔デジモンはかなりの数に登ると見られる
自慢のマシンガン「オーロサルモン」から放たれる弾丸は意志をもっており、まさに「地獄の果て」まで敵を追尾する
必殺技は、「オーロサルモン」の弾丸を全て撃ち尽くす『ヘルファイア』と
自身の暗黒の気を貯めて放つキック『マーヴェリック』



“チョ・ハッカイモン”

完全体 パペット型 データ

豚の着ぐるみを着た女性型デジモン
元は天使系のデジモンだったが悪事を働いたことがオファニモンの逆鱗に触れ天界から追放、その際に今の姿へと変えられた
武器の「炉傑塔釘(ロケットテイハ)」はブースターが備えられ、チョ・ハッカイモンの怪力と相俟って威力は絶大
加速力全開でフルスイングする『強振砲舞乱(きょうしんホームラン)』は敵を遥か彼方へ吹き飛ばす
『打々々魅飲血(だだだみんち)』では「炉傑塔釘」を高速連打で浴びせ、見るも無残なぺしゃんこにしてしまう
また空腹の怒りで燃え上がる自身の身体で相手に抱きつけば『豚ノ丸焼(ぶたのまるやき)』で相手をこんがり焼き上げる



ほむら「スーツとマスクを被ったデジモンと……」

まどか「豚の着ぐるみを来た女の子のデジモン!?」

インプモン「スク水だぜ!スク水プラス着ぐるみだぜ!?しかも豚の!!」

さやか「狙いすぎでしょあのデジモン!つーかマニアック!そこが萌えなのか!?」

テリアモン「マミもあの格好したら似合うんじゃない?この間のアイドル衣装よりいいと思うよ?」

マミ「もう、冗談きついわよテリアモン」

テリアモン「マミも油断してると体型が―」

マミ「その先を言うとティロるわよテリアモン?」ジャキッ!

テリアモン「ごめんなさいもう言いません」

チョ・ハッカイモン「うるさいわねっ!アタイだって好きでこんな格好してるんじゃないわよ!」

クルモン「じゃあ、何でブタさんの格好してるんですかぁ?」

チョ・ハッカイモン「アタイをこんな姿にしたのは……そこにいるテイルモンよ!!」

まどか「え?テイルモンが!?」

チョ・ハッカイモン「正確にはそいつが生まれ変わる前…オファニモンだった時によ!」

テイルモン「……」

チョ・ハッカイモン「忘れたとは言わせないわよ!」
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:17:52.57 ID:B75MO9Kh0
そう…あれは遠い昔……ロイヤルナイツや三大天使と七大魔王との大戦が始まる少し前の時のこと……


〜過去・オファニモンの宮殿〜

オファニモン「ガンダムWは美少年揃いで豊作ね」

セラフィモン「あー1st主義のガノタには腐女子向けイラネって言われてるけど、何だかんだでストーリー面白いしガンダムも皆カッコいいよね。私はデスサイズが好きだな」

ケルビモン「天使デジモンとして死神好きでいいのか?」

オファニモン「ヒイロ×デュオ、トロワ×カトル、ゼクス×トレーズ……本当豊作だわ……」

ケルビモン「おい、五飛は?ごひハブるなよ!!」

セラフィモン「リリーナ様やノイン教官もいいなぁ」

ケルビモン「え?そう?」

オファニモン「Wに女キャラなんて不要よ!」

セラフィモン「うわー、典型的な腐発言キター」

オファニモン「特にデュオをたぶらかすヒルデって女が邪魔すぎだわ!ムカツクから私も声優に剃刀レター送ってやったわ!」

セラフィモン「おいおい、確かにリアルでそれやった腐もいたらしいけど。ヒルデの声優って君の原作のテイマーと同じ声だろ?君がやったらやばくない?」

ケルビモン「三大天使が剃刀レターを送るという行為自体が問題だ!!」

オファニモン「何言ってるのよ?あの娘のパートナーの究極体はオファニモンではなく02映画で一瞬の出番で終わったホーリードラモン(笑)でしょ?私とは無関係よ」

セラフィモン「つーかホーリードラモンに(笑)が付くなら、一緒に悪ケルビモンに瞬殺された私にも(笑)が付くよね?泣いていい?」

ケルビモン「というかそういうメタ発言もするな!今は大事な会議の最中だろ!クレニアムモンから僕の方に知らせがあったんだ!魔王デジモン達が何やら不穏な動きをしていると!僕達三大天使もそれについて対策をだな……」

セラフィモン「我等と同じ大天使デジモンでありながら魔王デジモンへと堕ちたデーモンやリリスモン達の事か?大丈夫っしょ、ロイヤルナイツに任せておけば」

オファニモン「そうね、私達はお茶会を楽しみましょう」

ケルビモン「僕も君達の不真面目な態度で悪ケルビモンに堕ちそうだよ……」
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:36:10.66 ID:B75MO9Kh0
セラフィモン「ところで二人ともガンダムでは他に何の作品が好き?」

オファニモン「種ね!夫妻の事は知ったこっちゃないけど、キラアスは至高よ!!」

セラフィモン「種死もストーリーは置いとくとして、ミーアのオッパイは至高!」

ケルビモン「二人共そういう所だけか……」

セラフィモン「ところでオッパイと言えば、オファニモン。そんなガードの固い鎧の姿より、露出度の高いエンジェウーモンに退化してくれない?」

オファニモン「あなたがその鎧を脱いでケルビモンとくんずほぐれつしたら考えてあげるわ」

セラフィモン「ごめんなさいもう言いません」

オファニモン「ところでケルビモンが好きな作品は?」

ケルビモン「僕は……Zかな」

セラフィモン「Zかぁ、ハマーン様に「俗物がっ!」って言われたいね〜」

ケルビモン「安心しろ、君は大天使でありながら十分俗物だ」

オファニモン「Zの一番の名シーンはヤザンが部下の股間を握る場面よね」

セラフィモン「ケルビモン的にはZZは有り?」

ケルビモン「ZZか…Zから一転してあの序盤のノリがちょっとな……」

セラフィモン「私は有り!大有り!プルとプルツーが可愛すぎだから!」

オファニモン「ロリコンね」

セラフィモン「ルーやキャラもいいよね!」

ケルビモン「というか君、キャラ萌えばっかでストーリーは評価してないよね?」

オファニモン「私はZZは無いわね、ジュドー以外のシャングリラのガキはブサメンばっかだし、マシュマーやグレミーも残念イケメンだし」

セラフィモン「女装がイケてたイーノも?」

オファニモン「あんな医者の息子でありながら血を見ただけで気絶しそうなメガネの声してるのはダメダメね!ところでセラフィモンは?」

セラフィモン「やっぱ1stとか一年戦争ものだな!08小隊もいいよね!アイナたんタレ目かわいいよ!シローの声もいいし!青春スイッチONしたくなるような!」

オファニモン「檜山なら幽白の飛影が一番ね。飛影×蔵馬最高。中の人の素顔見たときは三日寝込んだけど」

セラフィモン「仏像と完全に一致してたよね」

ケルビモン「いい加減魔王デジモン達の件について話したいんだけどっ!!」

――――
―――
――


まどか「……テイルモンって生まれ変わる前から同じ趣味してたんだね……」

テイルモン「いやぁ…えへへ」

インプモン「褒めてねーだろ」

ほむら「そしてセラフィモンも昔からあんな軽い調子だったのね……」

ブイモン「っつか何で七大魔王の事スルーでガンダムの話してんの三大天使!?」

マミ「ロップモン…あなた苦労してたのね……」

ロップモン「我…覚えなき事だがその前世の我に同情する……」

さやか「で、あんたの事は?」

チョ・ハッカイモン「この後すぐの事よ!」
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:39:03.09 ID:B75MO9Kh0
ガチャッ!

―お茶をお持ちしましたオファニモン様―

オファニモン「あら、ありがとう。そこに置いといて」

セラフィモン「お、君可愛いね〜オファニモンなんかより私の所に来ないか?ここより時給高くしとくよ?」

ケルビモン「君達は時給制で下位の天使デジモンを使ってるのか?」

オファニモン「ダメよ!この娘と私は主従関係を越えた同志なんだから!」

ケルビモン「同志って……君と同じ趣味か……」

セラフィモン「そんな事言わずにさぁ〜。ねぇ、どう?残業代や交通費はちゃんと出すし、何なら廃棄の弁当とか持ち帰ってもいいから」

ケルビモン「コンビニのアルバイト!?」

―い…いえ、私は…失礼します!―

バサッ…

セラフィモン「ん?何か落ちたよ?」

ケルビモン「薄い本のようだが…」

―あっ!それは……―

オファニモン「こ…これってマリみての百合本じゃない!!」

―オ…オファニモン様違うんです…これはその……―

オファニモン「何が違うって言うのよ!あなた言ってたわねよねぇ!?ロク×ティエ最高だって!それが何?何でこんな百合本持ってるの!?裏切ったのね!私と同じ趣向の振りをしてたのはこうやって私に取り入って、時給UPさせるためだったのね!!」

―ち…違います!ただ00本編を見たことなくてティエリアは女の子だと思ってただけなんです!―

セラフィモン「つーかティエリアって性別無いよな」

―そして、今までノマカプ派だったけど最近百合の素晴らしさに気付いて……―

オファニモン「何ですってぇ!?私の下で働くんならこんな趣味持つ事は許さないわよ!!」

―ゆ…百合の何が悪いんですか!そもそもBLの方が汚らわしくて不潔ですよ!!―

オファニモン「い…言ったわねぇ…!百合豚のあなたは本物の豚にしてあげるわ!!」

ビイィィィィィ!!

―きゃ…きゃああぁぁぁぁぁぁ!!―

――――
―――
――


チョ・ハッカイモン「そしてアタイはオファニモンにこの姿に変えられたのよ!」
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:41:17.84 ID:B75MO9Kh0
インプモン「酷ぇ」

ほむら「鬼畜天使ね」

まどか「テイルモン酷いよ…そんなのあんまりだよ……」

ウィザーモン『(というかテイルモンがリリスモンにされていた仕打ちと同じじゃないか…いや、ある意味オファニモンの方が質が悪い……)』

チョ・ハッカイモン「もちろん覚えてるわよね?オファニモンの頃の記憶もあるって聞いたし、忘れたとは言わせないわよ!!」

テイルモン「ごめんなさい、おぼえてない」

チョ・ハッカイモン「お…おぼえてないじゃないわよおぉぉぉぉぉぉぉ!!」

テイルモン「でも、その格好で何か不都合な事があったのかしら?」

さやか「いや、滅茶苦茶ありそうだけど……」

チョ・ハッカイモン「アキバマーケットとか行くとオタのデジモン達に写真とか撮られまくりだったわ!」

インプモン「んな格好であの街行って撮るなって言う方が無理あるけどな」

テイルモン「でも、満更でもなかったんでしょ?」

まどか「そんなわけないでしょテイルモン!!」

チョ・ハッカイモン「う…うん…あんな感じでみんなに注目されるのも悪くなかった……」

まどか「そ…そうなんだ……」

チョ・ハッカイモン「この姿事態は正直自分では気に入ってるかもしれない……」

さやか「マジ……?」

テリアモン「マミのアイドル衣装並の美的感覚だね」

マミ「テリアモン、やっぱティロっていいかしら?」

テイルモン「だったら私を恨む事はないのじゃないかしら?」

チョ・ハッカイモン「でも、アタイがオファニモンを許せないのはアタイの趣味を否定してこの仕打ちをした行為自体よ!!」

ほむら「まあ、当然でしょうね」

チョ・ハッカイモン「だからこの怨みはらさでおくべきかっ!覚悟なさいテイルモン!!」

テイルモン「復讐のために戦うの?くだらないわね。そんな忌まわしい過去とは決別して、これからをどうするか考えるべきよ!私のように!」

チョ・ハッカイモン「うるさぁい!!」

まどか「テイルモン、さっきの自分の決心をあの子にも言ってあげるのはいいんだけど、その忌まわしい過去の張本人が言っても神経逆なでにするだけだと思うよ?」
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:44:00.09 ID:B75MO9Kh0
アスタモン「終わったか?ならば、今度は私の自己紹介をさせてもらおう」

QB「闇の貴公子アスタモンか」

ほむら「闇の貴公子?」

QB「そのカリスマ性から多くの悪魔系デジモンを統一し、ダークエリアの暗黒街でマフィアのボスを務めたデジモンだ」

アスタモン「イグザクトリー…よろしく、お嬢さん方」

QB「しかし、君が人間である千歳ゆまに仕えるなんてね。彼女の暗黒の種の力に惹かれたのかな?」

アスタモン「それと同時に私は殿下に忠誠を誓った身だ」

QB「それ程のデジモンなのかな?あのダークナイトモンというデジモンは?」

アスタモン「…それを言うなら、かつて私同様に闇のデジモンを束ねる器を持ちながら、あえて孤高の道を往く選択をし、他の七大魔王とも決して協働する事の無かった貴方も同じではないのか?暴食の魔王よ」

インプモン「あ?俺?まぁ、俺は成り行きっつーか偶然でほむらのデジモンになったって感じだしよ」

テイルモン「(成り行きでも偶然でもないわ…こいつが彼女の元へ導かれたのは……)」

インプモン「それによ。人間や他のデジモンと組んでダチになるってのも案外悪くねぇもんなだぜ?」

アスタモン「…プライドの高かった貴方が……ならば、見せて頂きたい、人間と共に進化した貴方の力を」

インプモン「いいぜぇ、ほむら!」

ほむら「ええ、バアルモンに進化ね」

QB「いや、アスタモンは完全体でありながら究極体級の戦闘力を持つデジモンだ!」

アスタモン「そういう事だ。それに私が戦いたいのはベルゼブモンとしての貴方だ」

インプモン「なら手加減はしねぇけどよ、身の程知らずにも程があるぜ!」

アスタモン「承知の上だ…私の力が貴方相手にどの程度まで通じるのか確かめたいのでな……」

インプモン「あ?何言ってんだテメェ?」

アスタモン「私は貴方に敬意を表しているのでな」
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:46:29.86 ID:B75MO9Kh0
インプモン「あぁ?」

ほむら「あなたに憧れてるって事よ」

QB「さすがじゃないか、闇の貴公子である彼に尊敬されているとは」

アスタモン「この乱れたデジタルワールドを統一するのは他の七大魔王でも、ワルプルモン様でも無く、貴方だと私は思っているのだがね…そして殿下でもなく……」

ダークナイトモン「(私に忠誠を誓っておきながら…目の前でよく言ってくれるな……)」

インプモン「…けっ!そうやって煽てて俺を油断させようとしても無駄だぜ!つーか俺は支配っつーのに興味ねーし」

アスタモン「フッ…その俗欲が無い様も実にいい…!」

インプモン「いや、支配とか最初は強くなってしようかなーと思ったけど、よく考えたら手下とかの世話もしなきゃいけねぇだろ?めんどくせーじゃん」

テイルモン「そうね、それにこいつ頭悪いし」

ほむら「支配欲は無くても、スケベな欲望はあるし」

インプモン「うるせぇぞ!!」

アスタモン「だが、貴方は私の目標とするデジモンだ…その力見せていただきたい…!」

テイルモン「あなた…実はホモ?」

アスタモン「……チョ・ハッカイモン…このオファニモンの転生体、私に撃たせてくれないか?」

チョ・ハッカイモン「ダメよ!つーか今のでわかったでしょ?こいつのムカツクところ!!」

まどか「ご…ごめんなさい……テイマーのわたしが謝るから……」

テイルモン「敵に何謝ってるのよまどか!」

インプモン「テメェが余計な事言うからだろ!でも、要するに自分より強ぇ奴と戦いてぇって事だろ?いいねぇ…気に入ったぜオメェ!」

ほむら「なら、相手をしてあげましょう」

インプモン「おうよ!」

クルモン「クルルルン!」ピカァァァ!

チョ・ハッカイモン「ほらっ!アンタもさっさとソイツを進化させなさいよ!」

まどか「う…うん。いいね?テイルモン」

テイルモン「まったく…つまらない戦いはしたくないんだけど……」

まどか「……」
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:48:34.74 ID:B75MO9Kh0
―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―

―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


アスタモン「フフフ…感じるぞ…貴方に秘められた闇の力……」

ベルゼブモン「加減するなっつったのはテメェの方だからな、恨むんじゃねぇぞ」

アスタモン「だが、私も闇の貴公子と呼ばれたデジモン…そう簡単には倒せないと思っていただきたい!」

ベルゼブモン「いいぜぇ、来な!マフィア野郎!」

チョ・ハッカイモン「ふふ…話に聞いてた通り、オファニモンにはまだ進化できないようね!」

まどか「うぅ…」

さやか「まどか、超進化プラグインのカードをスキャンさせて見れば?」

ほむら「いいえ、それならクルモンの力の方が確実のはずだわ」

さやか「あ、そうだね!」

まどか「じゃあ、クルモンお願い」

クルモン「クルゥ……」ピカァァァ…

まどか「…何も起こらない……」

QB「クルモンのデジエンテレケイアとしての力は飽くまで進化促進のための補助だ。テイマーのパートナーデジモンの進化はテイマーのデジソウルが要となる」

ブイモン「鹿目だけにか」

さやか「え?でもインペリアルドラモンはあっさりクルモンの力で進化できたじゃん!」

QB「あれはチンロンモンのデジコアを使ったからだし、君のデジソウルは既に究極体に進化させられるレベルまで達していただろ?」

さやか「まぁ、アルフォースブイドラモンにも進化させられたしね…」

マミ「それじゃあ、鹿目さんのデジソウルではまだ究極体に進化させられないの?」

ほむら「…強いデジソウルを秘めていたはずなのに……それはやはり……」

QB「ああ、ルーチェモンの進化のためにデジソウルを吸い取られたのが原因の一つだね」

まどか「……」

エンジェウーモン「そんな事今はどうでもいいわ!相手は完全体なんだからこのままで十分よ!」

チョ・ハッカイモン「そう、同じ完全体ならアタイに勝機がるって事よね……あの時の怨み……覚悟っ!!」ダッ!

エンジェウーモン「!」
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:49:20.64 ID:B75MO9Kh0
杏子「さてと…あっちはあっちでやってるみたいだし……」

アグニモン「お前の相手はオイラと杏子達がするってばよダークナイトモン!」

ダークナイトモン「二人掛りで来るとは…姑息だとは思わないのかね?」

杏子「この前ギルモンが進化する前に不意打ちした野郎が何抜かしやがる!!」

ダークナイトモン「そうかね?そんな事もあったかね?」

ゆま「杏子…ゴマモン……」

アグニモン「待ってろ、ゆま……」

杏子「行くぞギルモン!」

ギルモン「こいつに勝ってゆまをつれもどす!」

ダークナイトモン「フフフ…私は君達に勝って、七大魔王の称号を手に入れるとしよう…」

杏子「舐めんなよ!」

杏子「(大丈夫だ。聞いた話だと、炎のターミナルでコイツとベルゼブモンが戦った時はベルゼブモンがコイツを追い詰めてたらしいから、デュークモンとアルダモンで楽勝だ!)」

ダークナイトモン「(あの時はまだ、私の力がデュークモンに及ばなかったからあの様な手段を取ったが……今の私は…フフッ……)」
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:50:31.06 ID:B75MO9Kh0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5LWHrtgG2OM&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―

―ダブルスピリット・エボリューション!アルダモン!!―


ダークナイトモン「ようやくロイヤルナイツと合間見えるわけか」

デュークモン「ダークナイトモン!ゆまの心の闇を植え付け、その心を弄ぶ者……このデュークモンは絶対に許さない!!」

ダークナイトモン「見当違いも甚だしいな。ゆまに暗黒の種を植え付けたのは美国織莉子という少女という事は存じているはずだが?」

杏子『黙りやがれ!ゆまを利用しているという点でテメェもあの女同様に絶対に許さないんだよ!!』

ダークナイトモン「私とゆまは双方の利害が一致してパートナーの契約を結んでいるのだ。君に非難される筋合いは無いな」

アルダモン「ゆまのパートナーはオイラだって言ってるだろ!!」

ダークナイトモン「前に彼女が言わなかったかね?強きデジモンこそが自分のパートナーに相応しいと」

ゆま「……」

アルダモン「…なら、ここでお前を倒して、オイラの方が強いことを証明すればいいだけの話だ!!」ダッ!

ダークナイトモン「フッ…どちらが姫君の騎士に相応しいかの決闘か…いいだろう!」ドッ!

デュークモン「行くぞっ!」ダッ!

アルダモン「うおおぉぉぉぉぉ!!」
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:53:04.24 ID:B75MO9Kh0
ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥン!!

アスタモン『ヘルファイア!!』ドドドドドドドッ!!

ほむら「あのデジモンも銃を…」

まどか「ほむらちゃん今あのデジモンの銃も欲しいと思ったでしょ?」

ほむら「ええ。でも、まどかに私の思ってることがわかるなんて……」

さやか「あんたの武器収集癖は最早みんな周知だわい!」

アスタモン「フッ…流石オリンポス十二神のウルカヌスモンが貴方の為に造った銃だ…私の愛銃オールサモンも負けてないつもりだがな……」

ベルゼブモン「またその名前か!あの水トラ野郎も言ってたけど誰なんだよそいつは!」

アスタモン「この世界の名器はほぼ彼が造った武器…そして、彼も私同様に貴方の力に魅せられた者……」

ベルゼブモン「ふーん…まぁ、この世界のどっかにいるんなら一度会って礼を言ってやってもいいかな…俺もこの銃は気に入ってるしよ」

ほむら「(武器を作るのが得意なデジモンか……確かに興味深いわね……私用にもあのベレンヘーナを作ってくれないかしら?)」

アスタモン「その前に私の挑みに真剣に取り組んで頂きたいなっ!」ダッ!

クルモン「飛んだクル!」

ベルゼブモン「!」

アスタモン『マーヴェリック!!』

マミ「キックが来るわ!」

まどか「よけきれないよ!」

ほむら「ベルゼブモン!ガードしなさい!」

ズゴオォォォォン!!

テリアモン「やられた!?」

ほむら「いえ…大丈夫のはず……」

アスタモン「やはり浅いか……」

ベルゼブモン「う…うおほおおおおぉぉぉぉぉぉぉー!!!」

アスタモン「!?」ビクッ!
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:54:41.75 ID:B75MO9Kh0
ベルゼブモン「ほ、ほーっ、ホアアーッ!!ホアーッ!!」

ブイモン「な…何叫んでんだあいつ!?」

さやか「突然興奮するベルゼブモン!?」

アスタモン「だ…ダメージは然程無かったはずだが……」

ベルゼブモン「蹴ったな?テメェキックで蹴ったな?」

アスタモン「はっ?はぁ……」

ベルゼブモン「うおっしゃああぁぁぁぁぁ!!ほむら!こいつデフォでキックの必殺技使ってきたぜ!キックだぜ!キック!!」

さやか「だ…だから何なのよ!?」

マミ「すごく嬉しそうにはしゃいでるけど……」

ほむら「…前からキックの必殺技使いたがってたから……」

クルモン「…ベルゼブモンはライダーすきクル……」

まどか「あ、そうだったんだ……」

ほむら「前に使ってあげたジャスティモンのカードじゃ不満だったみたいだし」

テリアモン「カードの技じゃすぐに出せないしね〜」

ベルゼブモン「こいつは絶対にロードしてやるぜ!!」

アスタモン「貴方は私などロードしなくても十分強いはずだが……」

ベルゼブモン「うるせぇ!黙ってロードされてそのキックの必殺技を俺にも使わせやがれ!!」

さやか「テイマーは武器収集家でパートナーデジモンは必殺技収集家……」

ブイモン「やっぱ、テイマーとパートナーデジモンって何処かしら似るもんなのかなぁ……」

まどか「(わたしはテイルモンのあの趣味の部分では似たくないかなぁ……)」

アスタモン「暴食の魔王の性か……流石と言いたいところだが、私とて自分の身はそれなりに大事なのでね。簡単にはロードされるわけにはいかない!」

ベルゼブモン「カンタンじゃねぇよ!ありがたくロードさせてもらうぜ!」

まどか「エンジェウーモンの方は……」
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:56:34.03 ID:B75MO9Kh0
エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

チョ・ハッカイモン『強振砲舞乱!!』ガキィン!

ほむら「エンジェウーモンのホーリーアローが……」

まどか「はじき飛ばされた!」

チョ・ハッカイモン「どうかしら?アタイの炉傑塔釘のバッティングは?」

さやか「見た目は女の子なのにすごいパワー!」

エンジェウーモン「そういえばあの娘…昔から見かけによらず意外と腕力があったわね……」

チョ・ハッカイモン「ちょっと待て!今、昔って言ったわね?やっぱりアタイの事憶えてるじゃない!!」

エンジェウーモン「フフン♪フフフフ〜ン♪」

チョ・ハッカイモン「鼻歌で誤魔化すなぁ!!」

エンジェウーモン「ピュピュピュピュピュ♪ピューピューピューピュッ♪」

チョ・ハッカイモン「口笛で少年ハートを口ずさんでもダメっ!!」

まどか「エンジェウーモン真面目にやろうよ!!」

チョ・ハッカイモン「やっぱ許せないこいつ!!」

チョ・ハッカイモン『打々々魅飲血!!』ダッ!

ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

エンジェウーモン「ああっ!!」

まどか「エンジェウーモン!!」

チョ・ハッカイモン「お次は…これよ!」ドッ!

ダキッ!

エンジェウーモン「は…離しなさい!私にそっちの趣味は無いわ!!」

チョ・ハッカイモン「うっさい!アタイは確かに百合好きだけど、アンタみたいな腐天使なんか誰が!!」

エンジェウーモン「元上司に何て言い草よ!!」

チョ・ハッカイモン「やっぱ憶えてんじゃない!三大天使が嘘ついて……丸焼きにしてやる!!」

チョ・ハッカイモン『豚ノ丸焼!!』

ゴオオォォォォォ!!

エンジェウーモン「熱っ!熱い熱い!!」

まどか「エンジェウーモンが!!」

テリアモン「このままじゃこんがり焼けちゃうよ!」

さやか「ブイモン!手伝ってあげな!」

ブイモン「ああ!」
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:58:29.49 ID:B75MO9Kh0

―ブイモン進化ぁぁぁ!ブイドラモン!!―


ブイドラモン「奴はあそこだな!」

ブイドラモン『ブイブレスアロー!!』バシュンッ!

ドゴォン!

チョ・ハッカイモン「きゃっ!よくもアタイの邪魔してくれちゃったわね!!」

エンジェウーモン「余計なことしないで!手出し無用よ!!」

ブイドラモン「助けたのに怒られた……」

まどか「エンジェウーモン…でも!」

エンジェウーモン「私がかつてこの娘にした事は私がリリスモンにされていた事と同じ……」

ウィザーモン『(あ、自覚あったんだ……)』

エンジェウーモン「それなら、この戦いは私だけの手で落とし前を付けないと!」

まどか「わかったよエンジェウーモン、責任はちゃんと取らないとだもんね!」

ブイドラモン「じゃあ、ベルゼブモンの方を手伝おうかな……」

ベルゼブモン「その必要は無ぇぜ!こんな野郎手伝ってもらうまでもねぇ!」

ブイドラモン「そりゃそうだけど……」

ベルゼブモン「それによ、こいつは自分の意地を賭けて俺に挑んで来てんだ!男のタイマンに水をさすのは野暮ってもんだぜ!」

アスタモン「ご理解頂き感謝する。それでこそ貴方だ」

さやか「マサルダイモンみたいな事言って……」

ブイドラモン「でも、ベルゼブモンの言う通りだよさやか」

さやか「杏子の方の援護も同じ理由で突っぱねられるだろうなぁ…」

デュークモン「うおおぉぉぉ!!」

ダークナイトモン「はあぁぁぁぁ!!」

ガキン!ガキィン!!

アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドドッ!!

ドゴォォォォン!!

ダークナイトモン「くっ…!」

マミ「ダークナイトモンの方は佐倉さん達だけで大丈夫そうだし」

さやか「でも、せっかくブイドラモンを進化させたのに……」

ゆま「それなら、あなたの相手はこの子がするわ」

クルモン「ゆま!」

ゆま「リロード、デジタマモン」

シュィィィン!

デジタマモン「……」
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 20:59:55.06 ID:B75MO9Kh0
アンキロモン『デジタマモンだぎゃ!』

マッハガオガモン『彼女に連れていかれたというのは本当だったか…!』

ゆま「行きなさい、デジタマモン」

デジタマモン『ナイトメアシンドローム!!』ズオォォォ!!

ドゴォォォォン!!

ブイドラモン「ぐわあぁ!!」

さやか「ブイドラモン!何て事すんのよ!!」

ゆま「ちょっとあなたは痛めつけて置きたいと思ってたのよね」

さやか「あたしゆまちゃんに何かしたぁ!?」

ゆま「(杏子とデュエット杏子とデュエット杏子とデュエット杏子とデュエット杏子とデュエット杏子とデュエット…!!)」ゴゴゴゴ…!

ロップモン「ゆまの暗黒の気が更に増幅してるなり…!」

マミ「しかも美樹さんを凄い形相で睨みつけて……」

まどか「さやかちゃん、やっぱ前にゆまちゃんに変な事したでしょ?」

ほむら「有り得るわね。あなたなら」

さやか「全然そんな覚え無いってば!!」

デジタマモン『エニグマ!!』

ドゴォォォォン!!

ブイドラモン「さ…さやか!スティングモンを……」

さやか「そ…そうだね!リロード!スティングモン!」

シュィィィィン!

スティングモン「うんっ!」b

さやか「行くよ!ジョグレス!」
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 21:01:32.88 ID:B75MO9Kh0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


ゆま「ジョグレス…!」

パイルドラモン「これで逆転だ!」

ゆま「そうはいかない…デジタマモン!」

デジタマモン『ナイトメアシンドローム!!』ズオォォォ!!

さやか「パイルドラモン!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドッ!!

ズバァン!

デジタマモン「!?」

ゆま「デジタマモンの必殺技が…!」

パイルドラモン「そこだ!」

パイルドラモン『エスグリーマ!!』

ズギャアァン!!

デジタマモン「!!」

ドゴォォォォン!!

さやか「やった!?」

パイルドラモン「いや、まだだ!」

デジタマモン「……!」ヨロッ…

パイルドラモン「トドメを…」

マミ「待って!デジタマモンはアンキロモンやレオモンの…いえ、私達の仲間だったじゃない!」

さやか「確かにそうですけど…」

QB「デジタマモンは千歳ゆまの暗黒の力によって支配されているだけのはずだ」

ほむら「それなら、やはり彼女の方を何とかしないと…」

ゆま「デジタマモン、あなたに私の力を更に与えるわ」スチャッ!

テリアモン「デジヴァイスを掲げた!」

シュゴォォォォォ…!

まどか「デジヴァイスから大きな暗黒の力が……!!」

QB「彼女はパートナー以外のデジモンにもデジソウルを注ぎ込む事ができるのか?彼女のデジヴァイスの機能なのか、それとも暗黒の種を持つ彼女が成せる技なのか……」

デジタマモン「!」シュゴォォォォ…!

テリアモン「デジタマモンが…!」

マミ「進化する…!」

ピカァン!

デビタマモン「グギャアァァァァァァ!!」
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 21:02:34.17 ID:B75MO9Kh0
“デビタマモン”

究極体 突然変異型 データ

デジタマモンが暗黒進化した突然変異型の究極体デジモン
デジタルワールドにおける“邪悪”の定義は、非常に難しいものがあるが
このデビタマモンはこの世界の邪悪の全てを詰め込んだ「パンドラの箱」のような存在である
見るもの触れるもの全てを憎悪の対象とし、失われた古代の高等プログラム言語による魔法を詠唱し使いこなす
その魔法効果は「破壊」以外に使われることはない
必殺技は、相手の視界を奪い精神を蝕み、そして体表面からデジタル分解していく暗黒のガスを吐く『ブラックデスクラウド』


さやか「何あれ!?」

マミ「デジタマモンがあんな恐ろしい姿に……!」

QB「暗黒進化…!」

ほむら「それって杏子がギルモンをメギドラモンを進化させた時と同じ……」

まどか「(あのシブミって人が言ってた…進化に正しいも間違いも無い。…でも、こんなの……)」

QB「これが暗黒の種の力か…!」

ゆま「デジタマモンに与えた私の力なんてほんの一部にすぎないわ」

QB「何!?」

デビタマモン『ブラックデスクラウド!!』ブシュウゥゥゥゥゥ!!

ドゴォォォォォン!!

パイルドラモン「ぐわあぁぁぁぁぁ!!」

さやか「パイルドラモン!!」

マミ「究極体に進化させないと!私達も行くわよテリアモン!」

テリアモン「任せて!」

ゆま「戦況は五分と五分……いえ、こっちの方が優勢になるわ」

?「役者は揃ったようね!後はミーの出番だけど…それは次回まで取っておくね!つづくね!!」
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/12(木) 21:03:31.30 ID:B75MO9Kh0
〜次回予告〜

ジジモン「さ〜て投票結果の発表じゃ!」

エレキモン「って、全部Cじゃねぇかよ!!あんな意味不明なふざけた選択技入れるからこんな投票結果になったじゃねぇか!!」

ジジモン「みんなそんだけマミさんのオッパイ好きなんじゃよ」

エレキモン「どうすんのコレ!?この結果!!結局そのテイマーの登場どうすんのよ!!!」

ジジモン「いや、じゃからCに決まったから」

エレキモン「だからこの結果でどうやってこれからの展開に左右すんだよ!!」

ジジモン「そのテイマーをマミさんのオッパイ大好きっ娘として出す」

エレキモン「結局出すんかい!しかもそんなキャラ付けで!?」

ジジモン「では登場を待っててくれ」

エレキモン「いいのかよこんなので……」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『超越進化カイゼルグレイモン!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ジジモン「投票ありがとうなのじゃ」

エレキモン「投票してくださった読者様達のせいじゃないからな!あんな選択を入れた>>1のせいだからな!!」

今回はここまで
皆様投票ありがとうございました!
登場は前回言った通り次スレくらいになると思いますので期待しないで待っててください
ではまた
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/12(木) 21:18:24.79 ID:geKxqGJU0
乙です
面白かったです
前の主の米的に、黒くて光る剣を持っててゆ”る”ざん"のあの人みたいなデジモンは出るのかな?
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/12(木) 21:19:17.91 ID:Bdnct1qC0
ケルビモン以外まともなのいないのも
ゆまが完全に百合の方向走っちゃったのも
投票が全部Cだったのも
それもこれも全部鹿目タツヤって奴の仕業なんだ
PS、
>>1
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/12(木) 22:24:23.89 ID:tjIFrnEDO
ウィヒヒ>>1

キックの必殺技を手に入れても付属効果がないと盛り上がらないぜ!ベルゼブモン!

最低でもキックされた相手が爆発しないといけないぜ

ライダーキックは奥が深いことを忘れてはいけない
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/13(金) 01:25:51.98 ID:Ce/74PLKo
誰がカイゼルへと進化するんだろうか
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/13(金) 08:20:40.08 ID:KN0iw30Ho

クロウォ勢のデジモン活躍回だね
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/14(土) 08:37:06.04 ID:G806YGxSO
ティエリアのガンダムとセラフィモンって元ネタ一緒だよね
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:47:41.85 ID:GAGSsiFm0
こんばんわ

>>703
ベルゼブモンにヴォルフモンのサーベルを持たせればそれっぽくなりますね
あとデュークモンも「許さない!」を連呼しすぎですね

>>704
なそ本
でも、ケルビモンもガンダムの話に乗っちゃってますよね

>>705
とりあえずブレイドクワガーモンの電撃とのコンボでライトニングブラストができますよね

>>706
当初は杏さやの二人にしようかなって思ってたんですが…
やっぱデュークモンがいますからね…

>>707
というか最近クロウォと風呂要素ばっかですねこのSS
この先また無印のパクもといオマージュ的な展開があるのですが
クロウォとか見てない人はこのSS読んでないだろうな…

>>708
HGで阿修羅セラヴィーやるためにセラフィムのプラモ2個買いましたね
あとキャストオフするヴァーチェとマグガルは中の人同じですよね


投下
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:49:28.96 ID:GAGSsiFm0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5jcsm790278&feature=fvwrel


MATRIX
EVOLUTION_


マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


―パイルドラモン究極進化ぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―


ゆま「大きい…!」

インペリアルドラモン「デジタマモン…できれば倒したくはなかったけど、そんな姿になったのなら……」

セントガルゴモン「やるしかないよね……許してね!」

デビタマモン「キシャアアアァァァァ!!」

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュゴォォォォ!!

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガガッ!!

ゆま「デビタマモン!」

デビタマモン「!」ガシュンッ!

さやか「殻を閉じた!?」

ドゴォォォォォォォン!!

マミ『今の防御体制で攻撃を防がれたわね…!』

デビタマモン「グオォォ…」

QB「デジタマモン同様、殻を閉じると攻撃が効果ないのか」

ゆま「そういう事よ。今度はあなたの番よデビタマモン」

デビタマモン『ブラックデスクラウド!!』ブシュウゥゥゥゥゥ!!

ドゴォォォォォン!!

インペリアルドラモン「ぐっ…!」

セントガルゴモン「無問題!パワーは僕達の方が上だよ!」

さやか「大きさもこっちの方が上だしね!」

ゆま「それはどうかしら…?」バッ!

マミ『あれは…佐倉さんがゆまちゃんにあげたデヴァイスカード!』

ゆま『カードスキャン!クイーンデヴァイス!』

デビタマモン「グオオオォォォ…!」ゴゴゴゴゴ…!

さやか「インペリアルドラモンやセントガルゴモンと同じくらいの大きさに巨大化した!」

ゆま「デジタマはデジモンの始まりの姿…そしてデビタマモンはデジモンをデジタマへ還す悪魔……」

デビタマモン『ダズリングアイ!!』カッ!!

ドゴォォォォン!!

ゆま「あなた達もデジシードからデジタマに還りなさい……」
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:50:59.07 ID:GAGSsiFm0
まどか「パートナー以外のデジモンはカードで強くすることはできないんじゃなかったの!?」

QB「あれも彼女の暗黒の種の力の魔力よるものかもね」

ほむら「あなたが作ったデジヴァイスより敵のデジヴァイスの方が性能が上だからじゃないのかしら?」

QB「恐らくあのアナログマンが改造した物だからね」

さやか「じゃあ、あたし達のデジヴァイスも改造すれば…」

QB「それはやめたほうがいい、あの様にパートナー以外のデジモンにまでデジソウルを使ってたらテイマーの身が持たないよ」

まどか「それってもしかして、わたしの様に魔法少女に変身できなくなっちゃうの?」

QB「そうだよ。君の場合は元から強い魔力を持っていたからルーチェモンにデジソウルを吸われてもその程度で済んだけど、並の素質のテイマーだったら……」

ほむら「生命のエネルギーまで吸い上げられ最後は破滅……」

さやか「死んじゃったかもしれなかったってこと!?」

QB「だから、君達のデジヴァイスにはリミッターがかけられているのさ。パートナーデジモン以外には魔力とデジソウルを使えないように。カードスキャンも微量だが魔力を使うしね」

ほむら「と言う事はそのリミッターを解除すれば使えるって事ね」

さやか「まあ、あたしらの場合、ティラノモンやエンジェモンの進化はクルモンの力があるからいいけど」

クルモン「クル!」

まどか「でも…そんなデジヴァイスを使ってるゆまちゃんは……!」

QB「高い素質の魔力を持っていた君同様、種による強大な暗黒の力で魔力を使っているから、身を滅ぼす心配はないだろう」

まどか「そう…なの……?」

ほむら「でも、あの子が暗黒の力を使い続ければ身体は無事でも、心は完全に闇に染まってしまうわ」

まどか「ならやっぱりゆまちゃんを止めないと!」

ゆま「止められるのかしら?魔法少女としての力を失ったあなたに」
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:53:00.35 ID:GAGSsiFm0
まどか「!」

ほむら「まどか!危ない!」バッ!

ドゴォォォォォン!

ゆま「外した……いえ、あなたが場所を移したのね…時間停止能力を失ったあなたなんてムシケラ程度の力しかないと思ってたけど……」

ほむら「その代わりの能力クロックアップよ」

さやか「ちょっと!そんな物騒なハンマーで本気で殴りかかってくるなんて!」

ゆま「そうね。そんな魔法少女の能力を失ったムシケラより、あなたを痛めつけたいんだったわね」

さやか「さっきからあたしの友達を虫けら虫けらって!だいたいあたしがあんたに何したってのよ!」

ゆま「(杏子とデュエット杏子とデュエットキョーコとデュエット杏子とデュエット……!!)」ゴゴゴゴゴ…!

まどか「また、ゆまちゃんがすごい恐い顔でさやかちゃんを……」

クルモン「あんなのゆまじゃないでクルぅ……」

ほむら「(あ、何となくあの子が何考えてるのかわかる……)」

さやか「こうなったら、あたしがあんたを引っぱたいてでも正気に戻してやる!杏子には悪いけど!」

ゆま「できるのかしら?あなた程度に」

さやか「年上を馬鹿にすんじゃないよっ!」ダッ!

ゆま「中々の速さだけど、動きが単調すぎて見え見えね」シュンッ!

さやか「えっ!?」

ゆま「ふん…!」

まどか「さやかちゃん危ない!」

バゴオォォォ!!
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:53:32.28 ID:GAGSsiFm0
さやか「がっ…はっ……!!」

クルモン「さやかがやられたでクル!!」

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃんが!!」

ほむら「大丈夫」

シュゥゥゥウ…

さやか「痛たたたた……」

ゆま「…あなたの魔法も治癒能力だったわね……」

さやか「そういう事!ちょっとやそっとじゃこのさやかちゃんはやられませんよっと!」

ゆま「でも、私の能力程ではないようね」

さやか「な…何!?」

ゆま「あなたの治癒魔法は自分とパートナーだけしか癒せず、他者の負傷を治すのはあまり得意じゃなんじゃないかしら?」

さやか「うっ…!」

ゆま「私の能力はかつて杏子の生命を救った事もある…だから、私の魔法のほうが完全に勝っている!」

さやか「だ…だからなんだって言うのよ!」

ゆま「それに…あなたのパートナーがやられたという視覚のプログラムもあなたができなくても私の能力なら完全に再構築できる」

さやか「!!」

ゆま「そして私があなたより優れているは能力だけじゃない、魔法少女単体の純粋な戦闘能力も!」バッ!

バゴォォォォン!

さやか「あぁ!!」

ほむら「あなた一人ではキツイかもしれないわね…手を貸そうかしら?」

さやか「こんな小さい子相手に中学生二人がかりじゃ大人げ無いでしょ!」

まどか「でも…さやかちゃんじゃゆまちゃんに勝てないよ!」

さやか「はっきり言ってくれるなまどか…でも、あたしにはまだこれがある!」スチャッ!」
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:55:42.94 ID:GAGSsiFm0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related

さやか『ダブルスピリット・エボリューション!!』


――ベオウルフモン!!――


ゆま「スピリットで進化……」

まどほむ「(そっちの方が大人げ無い……しかもダブルスピリット……)」

ベオウルフモン「何も本気でゆまちゃんを倒すんじゃないからね!ちょっと大人しくなってもらうだけだよ!」

クルモン「本当ですかぁ…?」

ベオウルフモン『ツヴァイハンダー!!』ドッ!!

まどか「本気で斬る気に見えるんだけど!?」

ゆま「くっ…!」

ガキィィン!!

ベオウルフモン「止められた!?」

ほむら「そんな…融合形態の技を止めるなんて…!」

QB「どんなに魔力が高い者でも魔法少女単体じゃ精々中の下の強さの完全体を倒せるぐらいがいい所 。魔法少女はパートナーデジモンが進化するまでに戦闘面でサポートするのが本来の役割だしね」

ほむら「私もスピリットがあっても究極体デジモンが相手の時は置いてきぼりだしね……」

QB「まあ、魔法少女に変身できた頃のまどかの強さは例外だけど…あの強さを持つ千歳ゆま同様……」

まどか「ベオウルフモンの剣を止めちゃうゆまちゃんのあの強さも暗黒の種の力なんだね…!」

ロップモン「チャツラモンやダゴモンもあの力で…!」

ベオウルフモン「でも…二つのスピリットで進化したんだから、あたしだってこのくらいは!」

ガキィン!!

ゆま「うっ!」

ベオウルフモン「ゆまちゃん、怪我するかもだけど悪く思わないでよね!」

ベオウルフモン『リヒトアングリフ!!』ドドドドドドッ!!

ゆま「!」

ドゴォォォォォォン!!
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:58:24.56 ID:GAGSsiFm0
チョ・ハッカイモン「オファニモンに進化できなければアンタもこんなモノなのね!」

エンジェウーモン「くっ…!」

チョ・ハッカイモン「アンタが昔の大戦の時に何故かリアルワールドにリアライズして、そこでくたばったって耳にした時は「ざまぁ!」って半分思ったけど、もう半分は「アタイの手でぶっ倒してやりたかったのに!」って少し悔しかったわ!」

エンジェウーモン「……!」

チョ・ハッカイモン「でも、こうしてまた生まれ変わって来てくれたおかげで今度はアタイの手で怨みを晴らせるんだもん…!」

エンジェウーモン「私は…ここであなたにやられるわけにはいかないわ……この世界のために……三大天使としての使命を全うするんだもの……!」

チョ・ハッカイモン「何が三大天使よ!自分の部下にこんな仕打ちをするのが三大天使のやる事か!!」

エンジェウーモン「そうね……思えば、かつて私と同じく大天使デジモンだったリリスモンも私との正反対の趣味の喧嘩別れが原因で彼女を魔王デジモンへと追いやってしまったのよね……」

チョ・ハッカイモン「ちょっ…ちょっと待って!リリスモンが魔王デジモンになったのもアンタが原因!?」

エンジェウーモン「全部とは言わないけどね……だから、あの時リリスモンとの諍いを思い出して、ついカッとなってあなたにあんな真似をしてしまったわ……今では反省している……」

チョ・ハッカイモン「反省しているじゃないわよ!!」

エンジェウーモン「そうね…三大天使失格ね……」

チョ・ハッカイモン「そう思うんなら今アタイのこの炉傑塔釘で裁きを受けてミンチになれ!!」

エンジェウーモン「でも、今の私には成すべきことがあるのよ!まどかと共に!そのいく道に立ちはだかるのならば…例えそれが私が犯した罪そのもののあなたでも、打ち砕いて前に進むわ!」

チョ・ハッカイモン「そうよね…アタイの事なんてアンタの使命に比べれば小っぽけなものだものね…さすが三大天使様様ね……ならっ!!」ジャキッ!

エンジェウーモン「来なさい!あなたの忌まわしき過去そのものの私を打ち砕きに!!」スチャッ!
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 19:59:31.01 ID:GAGSsiFm0
エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』バシュシュシュシュシュシュシュンッ!!

チョ・ハッカイモン「連射で撃ってきても無駄よ!!」ガキガキガキガキィン!!

エンジェウーモン「(パワーでなら勝てない…それなら……!)」スッ…

バサッ!

チョ・ハッカイモン「ん?薄い本…?って、これは!!」

エンジェウーモン「ふふ…」

チョ・ハッカイモン「ロクティエ本!早速見てみよう!!」

エンジェウーモン「(やはり百合の道に落ちたとはいえ、ロクティエにはまだ未練があったようねぇ…でもそれは……)」

チョ・ハッカイモン「ぐはぁ!!」ドバッ!!

アスタモン「チョ・ハッカイモン!?血反吐を吐いてどうしたというのだ!」

ベルゼブモン「おい!俺相手によそ見してるんじゃねぇよ!!」バキュン!バキュン!

アスタモン「ぐっ…!」

エンジェウーモン「(そう、あの時はまだノマカプ派だったあなたがロクティエに賛同してたのは…私が見せたのがたまたまセラフィモンから借りてたティエリアを女体化した本だったから!だからあなたは原作のティエリアも女の子だと勘違いしていた!)」

チョ・ハッカイモン「おえぇ……」ドボドボ…

エンジェウーモン「しかし、それはティエリアを男として描いてある正真正銘のBL本!私の秘蔵のコレクションのね!!」

チョ・ハッカイモン「よ…よくも騙したわねぇ……!!」

エンジェウーモン「最低の三大天使と罵るがいいわ。でも、私は使命のためならどんな汚名も被る!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

チョ・ハッカイモン「こ…この腐れ天使があぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドガアァァァァァァァン!!
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:00:56.61 ID:GAGSsiFm0
アスタモン「チョ・ハッカイモン!!」

ベルゼブモン「だからよそ見してんなっての!」

アスタモン「ソーリィ…胸を貸していただいているのにこれはとんだ失礼をした」

ベルゼブモン「俺はマミさんの胸を別の意味で借りてぇ」

アスタモン「しかし流石私の目標とするデジモン……たとえ勝つ見込みが無くても貴方と闘えた今日という日を誇りに思う」

ベルゼブモン「ちっ…!だから煽てるなって!俺はテメェのキックが欲しくてたまんなくてロードしてぇのに…調子が狂うだろうが

よ……喰いにくくなるっつーか……」

アスタモン「ならば遠慮しないでもらいたい。貴方の一部になれるというのなら、それも光栄の極みだ!」

ベルゼブモン「(こいつ、やっぱあの腐猫の言う通り俺に対して……うわぁ…何か今の言葉を不可読みしたせいで余計ロードする気が失せてきたけど……)」

ベルゼブモン「やっぱそろそろ決めさせてもらうぜぇ!!」ドッ!

アスタモン「魅せてくれ!貴方の本当の力を!!」シュバッ!

ベルゼブモン『ダークネスクロー!!』

アスタモン『マーヴェリック!!』

ベルゼブモン「セイヤーっ!!」

アスタモン「トオーっ!!」

ズギャアアァァァン!!

ベルゼブモン「……」

アスタモン「こ…これだ、この力……私が魅せられた力だ……!!」バタッ…!

ベルゼブモン「やっぱ爪よりキックだわ……例え劇中でろくに決まったことの無いキックでもな……!」
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:03:46.05 ID:GAGSsiFm0
デビタマモン『イヴィルシンドローム!!』ズオォォォ!!

ドゴオォォォォン!!

セントガルゴモン「うわっ!くっそー!デヴァイスカードででかくなって強くなってるよ!」

マミ『…かつての仲間だったからって情けをかけてるとこっちがやられる…でも……!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュゴオォォォォ!!

デビタマモン「!」ガシュンッ!

ドゴォォォォォン!!

デビタマモン「グギャアアァァァ!!」

インペリアルドラモン「それにあの頭を殻の中に引っ込められるとこっちの攻撃が全く効かない!!」

セントガルゴモン「あの防御体制をどうにかしなきゃね!」

マミ『それなら私に考えがあるわ』

インペリアルドラモン「そうなのかマミ!?それなら早くやってくれ!」

マミ『でも……』

セントガルゴモン「マミ!デジタマモンもあんな姿になって無理矢理戦わされるぐらいならここで倒してあげたほうがあいつの為だよ!」

インペリアルドラモン「そうだ…あいつもこのデジタルワールドに平和を取り戻すために俺達と戦ってきたんだ…その心を踏み躙られて利用されるぐらいならっ!」

マミ『そうね…仮に私がデジタマモンの様に敵に操られて、醜い姿に変えられて仲間を傷付けるぐらいなら……みんなに倒される事を願うかもしれない…私の中で信じ続けてきた正義を踏み躙られるなら…!』

セントガルゴモン「マミ、いんだね?」

マミ『ええ…はっ!』バッ!

シュルルルル…!

デビタマモン「!?」ギギギギ…!

インペリアルドラモン「そうか!マミのリボンでデビタマモンの頭を殻に引っ込めないように引っ張ってれば!」

セントガルゴモン「今だよ!僕達がこいつの頭を引いてる間に!」

マミ『…インペリアルドラモン!お願い!』

インペリアルドラモン「わかった…デジタマモン、ゴメン!!」

インペリアルドラモン『メガデス!!』シュゴォン!!

デビタモン「キシャアァァァァァ!!」ズオォォォォォォォォ!!

ドゴオォォォォォォン!!!
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:05:04.51 ID:GAGSsiFm0
ダークナイトモン『ツインスピア!!』

杏子『甘ぇ!』

デュークモン『グラム!』

ガキン!ガキィン!!

ダークナイトモン「ぬっ…!」

杏子『こっちだって、伊達に槍を扱ってるわけじゃねぇんだよ!!』

アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドドッ!!

ドゴォン!!

ダークナイトモン「うおっ!おのれ…そんな攻撃でこの私が……!」

アルダモン「はああぁぁぁぁぁ!!」

ドガッ!バキィ!!

ダークナイトモン「な…何と!!」

アルダモン「負けるわけにはいかないんだ!お前を倒さないと…ゆまを取り戻さないと…オイラは…オイラ達は一歩も先に進めないんだ!!」

杏子『アルダモン……へっ!アタシ等も負けてらんないよデュークモン!』

デュークモン「ああ!」

ダークナイトモン「こうなれば……!」

デュークモン「アルダモン下がれ!この一撃で終わらせる!」

アルダモン「!」バッ!

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ズオォォォォ!!

ダークナイトモン「うおおおおぉぉ!!」

ドガアァァァァァン!!

カランッ!

杏子『奴の槍が…!』

ダークナイトモン「こ…この程度で勝ったとは思わないで頂きたいな……!」

アルダモン「だが、お前の自慢の武器もむこうにすっ飛んで行った!これで終わりだ!オイラがトドメをさしてやるってばよ!!」

アルダモン『ブラフマシ―』

?『ブー・スト・アタック!!』ブウゥゥゥゥ!!

アルダモン「うわっ!臭っ!!何だってばよお前は!!」

ダメモン「Hey殿下!だらしないね!そんなんじゃダメダメねっ!」

ダークナイトモン「応!我が右腕ダメモンよ!!」

デュークモン「ダメモン?」
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:06:06.63 ID:GAGSsiFm0
“ダメモン”

成熟期 突然変異型 ウィルス

デジタルワールドに吹き溜まるクズデータがデタラメに組み合わさって偶然誕生したのがダメモンだ
ダメモンは後頭部に居座る相棒のチューチューモンと一緒にいてやっと一人前のデジモンといえる
トンファーを回転させるだけでほとんど命中しない必殺の『ブンブン拳』は敵にダメージを与えるよりも怯ませる方に役に立つ
嫌な臭いをまきちらす黒くて小さな謎の物体を足先とトンファーに隠された銃からを発射する『ガンバルカン』は敵にダメージを与

えるよりもドン引きさせて戦意を失わせる
撃った後はちゃんと掃除をしないと付近に住んでいるデジモンに怒られるのでいつも注意している
臭いガスを大量にまき散らしながら突撃する『ブー・スト・アタック』はどこに飛んで行くかダメモンすら解らない
命中した時の敵へのダメージは臭いガスも相俟って精神的にとても大きい


杏子『ダメモンって……コイツ……どう見ても……』

ダメモン「Why?」

杏子『スカモンじゃん』

デュークモン「スカモンだ」

アルダモン「スカモンだってばよ」

ダメモン「NO!あんなウンコと一緒にしたらダメダメねっ!!」

杏子『いや、お前もウンコじゃん』

ダメモン「年頃の女の子がウンコなんて言っちゃダメダメね!!」

アルダモン「どう見ても機械化したスカモンだってばよ…スカモンと同じくチューモンみたいなデジモンも乗っけてるし……」

ダメモン「NO!これはミーの相棒チューチューモンね!」

杏子『どうでもいいぜ!怪我したくねぇなら邪魔すんじゃねぇよ!』

ダークナイトモン「フフフ…我が腹心を甘く見ていただくのは……」

ダメモン「ダメダメね!デジ忍法武人変化!!」

ガキンッ!ガシュンッ!

アルダモン「デジ忍法だってばよ!?」

デュークモン「変形した!」

杏子『違ぇ!進化したんだ!』

ツワーモン「Yes!その通りネ!これがミーの本来のハンサム顔ネ!」
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:07:31.02 ID:GAGSsiFm0
“ツワーモン”

完全体 突然変異型 ウィルス

能力を拘束制御していた重装甲を解放して世を忍ぶ仮の姿から真の姿へとなったのが忍者デジモン
愚者の姿に身をやつして敵の目を欺きつつ接近し密かに目標を暗殺するのがツワーモンの特性である
「噴噴アーマー」は分割されブースターとしてツワーモンの機動性を大幅にアップさせ
その動きは風のように速く、目にも止まらず、能力解放以前とは比べものにならない
二本の鎌型武器「マンティスアーム」は、電磁鎖でつなげて鎌ヌンチャク、二本を合体させて長い柄のポールアーム、投げつけて鎌ブーメランと、状況に合わせて変化自在に変化する
「マンティスアーム」を変形させつつ踊るように激しく舞う必殺の殺陣『マンティスダンス』は完膚無きまでに敵を切り刻む
また「噴噴アーマー」から七色の爆煙と砲弾を四方八方に撃ち出す『スモーキンブギ』は身を隠しつつ敵にダメージを与える万能技

である


アルダモン「ウンコから忍者になったってばよ!」

杏子『今更、完全体が一体増えたところで何だってんだよ!周りを見な!アンタの仲間のデジモンもこっちが倒す寸前見たいだしよ!』

チョ・ハッカイモン「ブ…ブヒぃ……」

エンジェウーモン「……」

アスタモン「…どうした……?わ…私をロードし…貴方は更に高みを目指すのではなかったのか……?」

ベルゼブモン「…ああ、そうさせてもらうぜ」

デビタマモン「グ…グギャァ……!」

マミ『インペリアルドラモンあなた……』

セントガルゴモン「トドメをささなかったんだね……」

インペリアルドラモン「……」

まどか「ほむらちゃん!さやかちゃんがゆまちゃんを!!」

ほむら「いくらさやかでもあの子を本気で撃つ馬鹿じゃないわ」

ベオウルフモン「そうそう!あたしってホント馬鹿じゃない!」

ゆま「……くっ!」

杏子『ゆま……!』

デュークモン「今度こそ終わりだダークナイトモン!お前はこのデュークモンが―」

ダークナイトモン「フハハハハハ!君達はゆまの能力を忘れてたんじゃないのかね!?」

デュークモン「何!?」

杏子『まさか!!』

ダークナイトモン「ゆま!!」

ゆま「!」

パアァァァァァ!!
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:09:12.09 ID:GAGSsiFm0
杏子『しまった!』

アルダモン「やめろゆま!!」

ダークナイトモン「もう遅い!私達のダメージは完全に癒えた!!」ザンッ!!

デュークモン「ぐわあぁぁ!!」

アルダモン「デュークモン!!」

シュゥゥゥ…

ギルモン「ギルぅ……」

杏子「くそっ!また不意をつかれた!」

デビタマモン『ブラックデスクラウド!!』ブシュウゥゥゥゥゥ!!

ドゴォォォォォン!!

マミ『きゃあああぁぁぁ!!』

セントガルゴモン「うわぁ!!」

シュゥゥゥゥ…

インペリアルドラモン「テリアモン!マミ!」

テリアモン「も…無問題……」バタッ!

マミ「テリアモン!しっかりして!」

インペリアルドラモン「すまない…俺が甘かったばかりに……!!」

ベルゼブモン「テメェら…!!」

エンジェウーモン「まだやるの…?」

アスタモン「…私達の勝負はもう決していた……!殿下…いや、ダークナイトモン!私の誇りをかけた決闘に余計な真似を!!」

チョ・ハッカイモン「……」
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:12:34.44 ID:GAGSsiFm0
ダークナイトモン「やはり、君が私に誓った忠誠は偽りのもののだったようだねアスタモン」

アスタモン「私がプライドを捨ててまで貴様の様な下種に尻尾を振ったのはいつの日か貴様を出し抜き、闇のデジモンの世界に秩序と平穏を与えるため!」

ダークナイトモン「私がこの世界の覇者になる事で君が望む闇の世界の平穏をもたらすのだがね」

アスタモン「それは違う!貴様やワルプルモン達はただ全てを闇に染めるだけだ!破壊による絶望という名の闇にな!!」

ダークナイトモン「暗黒街で君が率いていたマフィアがワルプルモン軍に壊滅させられたところをこの私が拾ってやった恩を忘れて……」

アスタモン「闇あるところに光あり!聖と魔のバランスを調律した世界こそ真の理想!」

ほむら「光が強ければ強いほど影は色濃く強くなる…あの時エンジェモンも言っていた……!」

アスタモン「だから我々闇のデジモンは光とも交わえるデジモンにこそ、闇のデジモンを統一させるべきなんだ!!」

ダークナイトモン「光とも交わえる闇のデジモン…?それはルーチェモンの事かね?」

アスタモン「違う!奴こそが七大魔王で最もこの世界を闇一色に染め上げる者!」

まどか「そうだよ…ルーチェモンが支配してた時代はとっても酷い時代だったんでしょ!」

ダークナイトモン「まさかその統一者は君とか言う冗談で笑わせてくれるのでは無いのだろうね?たかが小物の悪魔デジモンを仕切っていた程度のマフィアのボス風情が!」

アスタモン「私も一時はそれを考えていた…だが、それも私の思い上がりだった……しかし、光と闇…そしてデジモンと人で交わることができる魔王……!」

ベルゼブモン「あ?」

ほむら「ベルゼブモンが……?」

アスタモン「そうだ!貴方の人間と共に進化したその強さで確信できた。闇のデジモン達に秩序ある闇へと導けるのは貴方だと!」

QB「ふむ、中々面白いプランだね」

QB「(もしかしたら、イグドラシルも同じような考えで彼を……いや、もしかしたらイグドラシルではない……?)」

エンジェウーモン「(笑えない冗談だわ…でも……)」

ベルゼブモン「オイオイオイ…だから俺には支配とか統一とかってのは無理……」

アスタモン「だが、貴方は七大魔王にしてロイヤルナイツや三大天使と共にこの世界を救う為に戦っている!」

ベルゼブモン「だからよ!そんな世界を救うとか大層なもんじゃなくってよ―」

ほむら「自分が守りたいもののために戦う……」

ベルゼブモン「…おうよ!」

アスタモン「フッ…それでいい……ならばその道を歩むために、私を倒し、先程から望んでいた私のデジシードをロードするがいい!」

ベルゼブモン「だから喰えって言われると逆に喰いたくねぇってか……」

アスタモン「そしてその力でダークナイトモンを!」

ダークナイトモン「…そうはさせん!君は私の一部となってもらう!」

アスタモン「!」

ダークナイトモン「ゆま!」

ゆま「……ダークナイトモン…!アスタモン!」スチャッ!

杏子「デジヴァイスを…?」

アスタモン「まさか…!?」

ゆま「強制デジクロス!!」

ズゴオォォォォォ!!
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:14:49.08 ID:GAGSsiFm0
ベオウルフモン「デジクロス!?」

マミ「呉キリカがグレイモンにやったジョグレスとは別のベクトルのデジモン同士の合体……それに強制…!?」

まどか「アスタモンとダークナイトモンが強制的に合体させられる……!!」

アスタモン「お…おのれダークナイトモン!この私を貴様のような下種と……!!」ズゴォォォォォ!!

ベルゼブモン「お…おい!!」

アスタモン「ベルゼブモン!倒すんだ!奴を……そして闇のデジモン達にも秩序と平穏をもたらすために貴方が――」ズゴォォォォォ!!

ヒュゴォォォォ……

ダークナイトモン「ふむ……」

ほむら「アスタモンが……!」

杏子「ダークナイトモンの右脚に吸収された……!」

ダークナイトモン「(九割方私が支配できているが…わずかながらアスタモンの意識が生きているのを感じる…そのプライドの高さから吸収されてなお、私に逆らい続けるか……!)」

チョ・ハッカイモン「ア…アスタモン……!!」

ベルゼブモン「テメェ…よくも……!」

ダークナイトモン「(まあ、時間が経てば完全に同化するだろう……しかし、これでは七大魔王クラスのデジモンを一方的に取り込むことはできまい…むしろ、私の方が取り込まれる危険が大きい…!)」

QB「強制デジクロスによる吸収か…なるほど、デジシードとしてロードするよりも効率的にそのデジモンの力がプラスされるようだね」

ベルゼブモン「テメェ…そいつの技は俺が頂く予定だったのによ!!」

クルモン「そっちですかぁ…?」

ベルゼブモン「…いや、野郎は変な感じだが何となく嫌いじゃなかった……だから、テメェも何となく許せねぇ!そしてせっかくの念願のキックの必殺技が手に入ると思ったのによ!!」

ベオウルフモン「やっぱそっちでしょ!?」

ダークナイトモン「ならばご覧いただこう!」ダッ!

ベルゼブモン「うっ!?」

ダークナイトモン『マーヴェリック!!』

ズガアァァァァァン!!
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:16:34.42 ID:GAGSsiFm0
ほむら「ベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「大丈夫だ…屁でもねぇ!そのキックはアスタモンの方が上手く使ってたぜ!テメェの様な没落貴族にはキックの必殺技は似合わねぇよ!!」

ダークナイトモン「ならば、暗黒の覇者となる私に相応しき邪悪なるデジモンをも取り込もう…ゆま!」

ゆま「…ダークナイトモン!デビタマモン!」

マミ「デジタマモンを!?」

杏子「やめろゆま!!」

ゆま「強制デジクロス!!」

ズゴオォォォォォ!!

ダークナイトモン「うっ…うおぉ…!…感じるぞ…我が左手に宿りデビタマモンの暗黒の力…!!」ピク…ピクッ…!

マミ「そんな…デジタマモンまで……!!」

杏子「野郎…許せねぇ…ゆまにあんな真似を……!!」

ダークナイトモン「ついでに…君も頂くとしようか…!」

チョ・ハッカイモン「ひっ!」

エンジェウーモン「!」

ダークナイトモン「本来貴族である私が豚を食すことはあまり好ましくないことなのだがね……ゆま!」

ゆま「ダークナイトモン!チョ・ハッカイモン!強制デジクロス!!」

ズゴオォォォォォ!!

チョ・ハッカイモン「い…嫌あぁぁぁぁぁぁ!!アタイはアタイのままでいたいいぃぃぃぃ!!吸収されるなんてそんなの嫌あぁぁぁぁ!!!」シュゴォォォォ!!

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

ドゴォン!

ゆま「うっ!」バタッ!

まどか「エンジェウーモン!」

マミ「矢でゆまちゃんのデジヴァイスを破壊した…!」

チョ・ハッカイモン「え…エンジェウーモン……どうして……」

エンジェウーモン「別に今ので私があなたにしたことを許せなんて言うつもりは無いわ……」

チョ・ハッカイモン「あ…アタイ……」
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:18:09.94 ID:GAGSsiFm0
アグニモン「おい、ゆまは!!」

杏子「今の衝撃で気を失っているだけだ…」

ダークナイトモン「…まあいい、デジヴァイスはアナログマンにまた新しい物を作ってもらえばいいだけの事……そしてこのままでも君達を倒すのに十分な力を得たわけだしなっ!!」

ベルゼブモン「ざけんな!」

ベオウルフモン「そうかんたんに!」

インペリアルドラモン「行くか!」

アルダモン「ってばよ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥン!!

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュゴォォォォォ!!

ダークナイトモン『ブラックデスクラウド!!』ブシュウゥゥゥゥゥ!!

ドゴオォォォォォン!!

ベルゼブモン「ぐおおおぉぉぉ!!」

インペリアルドラモン「うわあぁぁぁぁ!!」

ダークナイトモン「フハハハハハ!暴食の魔王と皇帝竜も私の前ではこんなものかね!」

アルダモン『ブラフマストラ!!』ドドドドドドッ!!

ベオウルフモン『リヒトアングリフ!!』ドドドドドドッ!!

ダークナイトモン「フッ!」ガシッ!

ベルゼブモン「うっ…テメェ…離しやがれ……!」

ほむら「ベルゼブモンを盾に!!」

ドゴォォォォォン!!

ベルゼブモン「がっ…!がはっ!!」

アルダモン「ベ…ベルゼブモン!!」

ベオウルフモン「ご…ごめん!!」

ダークナイトモン「おやおや、お仲間は大切にしたまえよ?」

ベオウルフモン「このぉ…卑怯な手ばっかり使って!!」

ベオウルフモン『ツヴァイハンダー!!』ドッ!!

ツワーモン「Hey殿下!」ブンッ!

杏子「あのウンコ忍者!奴の槍を投げてきやがった!」

ダークナイトモン「応!」ガキンッ!

ダークナイトモン『ツインスピア!!』ズギャァン!!

ベオウルフモン「うああ!!」

インペリアルドラモン「さやか!!」

シュゥゥゥ・・・

さやか「ごめん…やられちゃった……」

マミ「テリアモンやギルモンも気を失ってるからもう究極体には進化できないし……」

まどか「わたし達もダブルスピリットで!」スチャッ!

ほむら「ええ!」スチャッ!
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:19:06.66 ID:GAGSsiFm0
ツワーモン「NO!それはダメネ!」シュバッ!

バッ!バッ!バッ!バッ!バッ!

まどか「ああ!わたし達のデジヴァイスが!」

マミ「あのデジモンに盗られたわ!」

ほむら「これでは魔法少女にさえも変身できない…!」

ツワーモン「これで殿下を邪魔する奴はもういなくなったネ!」

さやか「返せ…返せよ!!」

ツワーモン「NO!ダメネ!そしてこの中のスピリットも全部殿下の物になったネ!」

杏子「ふざけんなこのウンコ野郎!!」

ツワーモン「だからウンコ言うのダメネ!!因みにさっき破壊されたゆまのデジヴァイスの中に入ってた鋼のスピリットは一緒に壊されてしまったネ!どうしてくれるネ!」

まどか「え……!?」

ほむら「そういえば、メルキューレモンを倒したとき彼女に奪われたんだったわね……」

エンジェウーモン「し…しまった……!!」

エンジェウーモン「(す…全てのスピリットでまどかをスサノオモンに進化させるはずだったのが……!!)」
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:20:33.17 ID:GAGSsiFm0
インペリアルドラモン『メガデス!!』シュバァン!!

ダークナイトモン『トリーズン・ヴォークデス!!』グワッ!!

ドゴォォォォォン!!

インペリアルドラモン「ぐっ…!」バタッ!

さやか「インペリアルドラモン!!」

ダークナイトモン「残ったのは…君だけだな!」

アルダモン「くっ…!お前にだけは負ける訳には……!」

ダークナイトモン「フッ!」

アルダモン「いかないって言っただろうってばよおぉぉぉぉぉ!!」ドッ!

ダークナイトモン「無駄な事を!他の者でさえ私を倒す事ができなかったのだ、二つのスピリットで進化したデジモン程度で何が―」

アルダモン『ブラフマシル!!』シュゴオォォォォン!!

ドゴォォォォォォン!!

ダークナイトモン「むぉ!?」

アルダモン『ブラフマスラぁぁぁぁぁぁぁ!!!』ドドドドドドドドドドドドッ!!!

ダークナイトモン「どっ…どういう事だっ…!?」

アルダモン「うおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ダークナイトモン「さっきとはまるで覇気が違う…このデジモンは……!」

さやか「な…なんか凄い事になってるよアルダモン……」

まどか「感じる……アルダモンの想いが!」

ほむら「ええ、強い意志がアルダモンを変えようとしているんだわ……」

マミ「ゆまちゃんを助けたいという意志が…!」

杏子「今までのアルダモン以上の何かに…進化しようとしているんだ…!!」
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:21:59.66 ID:GAGSsiFm0

ツワーモン「馬鹿言っちゃダメネ!スピリットが欠けた今これ以上何に進化するのネ!」

エンジェウーモン「いえ、まだあるわ!」

ツワーモン「Why!?」

エンジェウーモン「そのためにもまず、まどか達のデジヴァイスを返しなさい!」バッ!

ツワーモン「Oh!遅いネ!レディ!そんなんじゃミーを捕まえる事は―」

シュィィィィン!

マサルダイモン「ゴチャゴチャうるせぇぇぇぇ!!」バッ!

ツワーモン「What!?」

杏子「マサルダイモン!!」

マサルダイモン「オラァ!!」

ボコォォォォン!!

ツワーモン「Ouch!!」ポロッ

ヒューッ!

まどか「デジヴァイスを落としたよ!」

杏子「ナイスだマサルダイモン!」

マミ「今のうちにキャッチよ!」

パシッ!パシッ!パシッ!パシッ!パシッ!

さやか「やったぁ!デジヴァイスを取り戻したよ!」

ほむら「早速ダブルスピリットで…」

エンジェウーモン「いいえ、スピリットを彼に…アルダモンに託しましょう!今の彼なら進化できるはず!」

まどか「でも、エンジェウーモン…鋼のスピリットが無いから、スサノオモンには進化できないんじゃ……」

QB「いや、スサノオモンには進化できないだろうが…残ったスピリットで……」

ダークナイトモン「調子に乗らないでいただきたいっ!!」

ダークナイトモン『ショルダーブレイド!!』

ズバァァン!!

アルダモン「ぐわあぁぁぁぁ!!」
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:23:16.29 ID:GAGSsiFm0
シュゥゥゥゥ…

フレイモン「痛てててて……」

杏子「フレイモン!大丈夫か!?」

フレイモン「まだだ…まだ負けちゃいないっ!!」

ピカアァァァァ!!

マミ「で…デジヴァイスの中の……!」

まどか「スピリットが……!!」

ほむら「光ってる……!!」

さやか「スピリットを一つにできるの!?って、あたしが持っている光と水のスピリットだけ無反応なんだけど……」

まどか「光ってるのはわたしの風のスピリットと……」ピカアァァァ…

ほむら「私とマミの氷と……」ピカァァァァ…

マミ「木のスピリットと……」ピカァァァァ…

杏子「土……」ピカァァァ…

エンジェウーモン「そのスピリットを炎に…一つにするのよ!みんなの想いを!!」

まどか「わかった!風は炎に!」ピカァァァン!

杏子「土は炎に!」ピカァァァン!

マミ「木と!」ピカァァァン!

ほむら「氷は炎に!」ピカァァァン!

杏子「受け取れフレイモン!アタシ達の意志を!!」

さやか「あたしは……?」

フレイモン「ああ!感じるぞ…みんなの力が!!」パアァァァァ…
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:25:00.46 ID:GAGSsiFm0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=428sjIMA7Qg


―ハイパースピリット・エボリューション!はあぁぁぁぁぁぁ!!―


――カイゼルグレイモン!!――


“カイゼルグレイモン”

ハイブリット体 竜戦士型 バリアブル

伝説の十闘士の力をも超えるとも云われる、炎の能力を持つ超越種デジモン
大地(ガイア)を流れる九本の龍脈のパワーを体内に宿していると言われ
九龍の力を制御することができれば、計り知れない能力を発揮し、大地(ガイア)をも支配できると予言されている
その力を制御する為に、龍の魂を封印しているといわれる「龍魂剣(りゅうごんけん)」を持つとされる
必殺技は、「龍魂剣」から炎を白光にまで極めた矢を放つ『炎龍撃(えんりゅうげき)』と
大地に宿る八つの龍脈を放ち、自らが最後の龍となって敵を大剣で討ち砕く『九頭龍陣(くずりゅうじん)』


ダークナイトモン「何だと!?これはどういう事だ!?」

杏子「カイゼル……グレイモン……?」

ほむら「十個のスピリットで更なる進化を…!」

まどか「すごい…!」

ロップモン「想いは…届いた……!」

クルモン「カッコイイクル〜!」

QB「風は炎に氷河は剣に…あれぞ正しく超越体!」

エンジェウーモン「その名もカイゼルグレイモン!!」

QB「全てのスピリットで進化したスサノオモンに及ばずとしても、その力は十闘士の力を大きく超えた存在!」

さやか「あれ?じゃあ、残りのスピリットでも何かに進化できるの?」

マミ「そういえば、スサノオモンの腕にあのデジモンの頭部が組み込まれていたわね……」
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:28:13.69 ID:GAGSsiFm0
ダークナイトモン「フン…スサノオモンならいざ知らず、半数のスピリットで進化したデジモン程度がデジクロスで更なる力を得た私に勝てるとでも?」

カイゼルグレイモン「何度でも言う…オイラはお前に必ず勝つと!!」

ダークナイトモン「フッ…笑わせないで……いただきたいなっ!!」ダッ!

ダークナイトモン『ツインスピア!!』

カイゼルグレイモン『龍魂剣!!』

ガキィン!!

ダークナイトモン「ぐっ!?」

カイゼルグレイモン「勝って必ず…ゆまを取り戻す……はぁぁぁ!!」

ギィィィン!!

ダークナイトモン「しまった!!」

カイゼルグレイモン「そこだっ!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』バシュゥゥゥゥン!!

ドゴォォォォォン!!

ダークナイトモン「ぐおぉぉぉぉ!!」

まどか「がんばって!カイゼルグレイモン!」

ダークナイトモン「何故だ…デジクロスでアスタモンと暗黒の種で進化したデビタマモンの力を得た私が圧倒されているだと!?ゆまの暗黒の種で力を得た私が!!」

カイゼルグレイモン「どんな力を得ようとも、お前が独りだからだ!オイラ達の様に仲間がいない!」

ダークナイトモン「仲間…!?」

カイゼルグレイモン「仲間の勇気がオイラに力をくれたんだ!そのみんなの魂が集ったこの姿なら負けるはずがない!!」
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:29:59.52 ID:GAGSsiFm0
ダークナイトモン「馬鹿な事を!ただスピリットの力で進化しただけだろう!」

カイゼルグレイモン「スピリットはただの力じゃない!みんなの心が詰まってる!」

ダークナイトモン「心…?ただ十闘士が自らの力をデータの塊として遺しただけだろう!」

ダークナイトモン『エニグマ!!」ズオッ!

ドゴォォォン!!

カイゼルグレイモン「ぐっ!」

ダークナイトモン「その価値もわからない君には無用の長物だ!私が頂く!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥン!!」

ダークナイトモン「くっ!?」

ほむら「ベルゼブモン!」

ベルゼブモン「わかんねぇだろうな、スピリットもテメェが吸収したアスタモンやデジタマモンも単なる力としか思ってねぇテメェには!」

さやか「インペリアルドラモン!」

インペリアルドラモン「そうだ!ただ無理矢理吸収したデジクロスじゃ仲間の想いを一つにした、俺のジョグレスやカイゼルグレイモンのスピリットの力、そして…」

ギルモン「ギルぅ……杏子ぉ……」

杏子「ギルモン、気がついたか!もう一度いけるか?」

ギルモン「うん!ゆまを助けるためにあいつを倒したい気持ちはギルモンもおなじ!」

杏子「よし!」
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:30:52.68 ID:GAGSsiFm0
MATRIX
EVOLUTION_


杏子『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


デュークモン「テイマーと想いを一つにしたこのデュークモン達は絶対に倒せない!!」

杏子『あのバイオデジモン野郎と同じにな!本当に力を合わせるっつーのは気持ち…やりたい事を一つにしねぇと無理なんだよ!』

カイゼルグレイモン「ここにいる全員が同じ気持ちだ!ゆまを救いたいと!」

ダークナイトモン「そんなものまやかしに過ぎない!私が得た力こそが本物だ!」

マサルダイモン「だったら見せてやるぜぇ!俺達の心を一つにした熱い魂を!!」

ダークナイトモン「くだらない…実にくだらないっ!!」

ダークナイトモン『トリーズン・ヴォーテクス!!』ズオッ!!

杏子『デュークモン!』

さやか「インペリアルドラモン!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

ドゴォォォォォォォン!!

ダークナイトモン「くっ…!まだだ!」バッ!

ダークナイトモン『マーヴェリック!!』

ベルゼブモン「んな魂の乗ってないキックなんか!」

マサルダイモン「効くかよ!」ダッ!

マサルダイモン「でやあぁぁ!!」バキィィィ!!

ダークナイトモン「ぬわっ!?」

マサルダイモン「これが俺の魂を込めた拳だ!!」

ベルゼブモン「今度は俺の番だぜ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバッ!ズギャズゥゥゥン!!

ダークナイトモン「むおおおおおお!!」
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:31:59.99 ID:GAGSsiFm0
ツワーモン「殿下!このままではダメダメネ!!」

エンジェウーモン「あなたの相手は私よ!」

ツワーモン「Oh!」

ツワーモン「(ダメネ!ユーの矢なんてミーのデジ忍法の前では……)」

エンジェウーモン「デジ忍法!」

ツワーモン「What!?ユーもデジ忍法を!?」

エンジェウーモン『紙吹雪の舞!!』バサバサバサ!

ツワーモン「Why?…これは…漫画のページをバラした物って…NOooo!?これは何ネ!!?」

エンジェウーモン「ホホホホホ!ドラグナーのケーン×マイヨのBL本よ!!あなたとあなたの殿下に声そっくりだからその本をチョイスしたわ!!」

まどか「なんでそんな古いアニメのBL本まで持ち歩いてるの!?」

エンジェウーモン「何なら一部を朗読してあげましょうか?」

エンジェウーモン「俺の股間のレーザーソードは当たると痛ぇぞ! 」

エンジェウーモン「何の!蒼き鷹と呼ばれた私のフィンガーテクは〇藤の鷹にも負けてないぞ!」

ツワーモン「NOooooooooo!!!何故かミーと殿下の声で脳内再生されてしまうからやめるネ!!!」

エンジェウーモン「今だわ!」

エンジェウーモン『ヘブンズチャーム!!』ピカァァァ!!

ツワーモン「JOooooooooooooooo!!!」ドゴォォォォォォォン!!

エンジェウーモン「勝ったわ」

まどか「エンジェウーモン…もうちょっと戦い方を選ぼうよ……」

ダメモン「ミーってホント…ダメダメね……」プスプス…

チョ・ハッカイモン「やっぱあの人には逆らわないほうがいいのかも……」
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:33:09.82 ID:GAGSsiFm0
ダークナイトモン「つ…ツワーモン!役立たずめ!!」

カイゼルグレイモン「そういう目でしか仲間を見れないからお前は駄目なんだってばよ!」

ダークナイトモン「ち…近づくなぁ!!」

カイゼルグレイモン「そんなお前が…ゆまのパートナーに…ゆまの隣にいる資格は無いっ!!」

杏子『行けぇ!カイゼルグレイモン!!』

カイゼルグレイモン『疾風焔!!』ドッ!!

まどか「ハヤテのごとくのほむらちゃん!?」

ほむら「え?」

カイゼルグレイモン「これで終わりだあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ダークナイトモン「ぬわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ズザァァァァァァァン!!!

さやか「やった!カイゼルグレイモンの剣で一刀両断!」

マミ「いえ…!」

カイゼルグレイモン「な…何!?」

スカルナイトモン「はぁ…はぁ……!」

デッドリーアックスモン「ガッ…!」

ベルゼブモン「あの野郎…土壇場でジョグレスを解除しやがったのか!」

杏子『ゆまは気絶してるし……一体誰が!?』

ほむら「こんな事ができるのは…あなたね!美国織莉子!!」
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:34:22.94 ID:GAGSsiFm0
織莉子「ふふふ……」

キリカ「私もいるぞ!」

杏子『奴等いつの間に!』

織莉子「まだ、そのデジモンには利用価値があるから、ここで消去されるわけにはいきませんのよ。私のデジヴァイスで回収するわ」

ダメモン「ミ…ミーも連れてってくれなきゃダメダメね!」

シュィィィィン!

キリカ「そして!」シュンッ!

まどか「ゆまちゃん!!」

カイゼルグレイモン「しまった!!」

キリカ「このちびっ子ちゃんの種もそろそろ収穫時かな?」

杏子『テメェら…またしても!!』

デュークモン「毎度お前達の好きにはさせない!!」ダッ!

キリカ「速度低下!」バッ!

デュークモン「うっ!」

キリカ「そしてカードスキャン!オートパイロット!」シュンッ!

さやか「逃げられた…!!」

カイゼルグレイモン「ちくしょおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

杏子『……』

カイゼルグレイモン「今度こそ…今度こそだと思ったのに……!!」

デュークモン「カイゼルグレイモン……」
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:35:42.91 ID:GAGSsiFm0
ほむら「…どうするの?あなた達だけで奴等を追うと言うのなら引き止めはしないけど……」

杏子「…それもいいけど、すぐそこに見える城にもアタシ達が潰さなきゃいけない相手がいるんだろ?」

マミ「佐倉さん…無理してない?」

テリアモン「アグニモンも……」

アグニモン「大丈夫…オイラは確かに奴に勝ってた……なら後は……」

テイルモン「あなたはこれからどうするの?チョ・ハッカイモン?」

まどか「もしよかったら、わたし達と一緒に……」

チョ・ハッカイモン「はぁ?勘違いしないでよね!アタイは別にソイツを許したわけじゃないんだからねっ!」

テイルモン「でも、私への復讐はもう諦めたのかしら?」

チョ・ハッカイモン「馬鹿馬鹿しくなっただけよ……でも、本当にこれからどうしようっかなー!」

テイルモン「それならテンジクエリアにいる私がオファニモンだった頃の旧友のサンゾモンを訪ねてみなさい」

チョ・ハッカイモン「サンゾモン?確か噂で聞いたことあるけど…悩みを持った色んなデジモンの相談に乗ってあげてる僧侶デジモンだとか……」

テイルモン「ええ、彼女なら私なんかより正しくあなたを導いてくれるはず」

チョ・ハッカイモン「ふぅん…アンタの言う通りにするのは釈だけど…ま、ちょっと会ってみてもいいかな!」

さやか「行くの?」

チョ・ハッカイモン「うん!アンタ達もソイツと一緒だと色々苦労すると思うけど…」

まどか「あ…あはは……」

チョ・ハッカイモン「まあ、頑張ってちょうだい!それと、ゆまをちゃんと助けられるといいね!多分ゆまを連れてった女達はアナログマンの研究ラボがある空中要塞…“ローヤルベース”に戻ったと思うから!」

QB「ローヤルベースか。今はアナログマンに使われてたとはね」

杏子「よしっ!リリスモンを殺った後はそこに向かえばいいわけだな!」

チョ・ハッカイモン「じゃ、アタイはそのサンゾモンっていうデジモンに会いに行ってみるよ!」

まどか「元気でねチョ・ハッカイモン!……行っちゃったねテイルモン……」

テイルモン「ええ。でも、サンゾモンならあの娘を正しき道へ導いてくれるわ……」

まどか「うん……」

テイルモン「正しきBL道へ」

まどか「テイルモン!!そんなのあんまりだよ!!!」

ブイモン「友達って、もしかしてそっち方面の友達かよ!?」

テイルモン「ええ、彼女は私より知識が豊富だし、彼女の弟子のデジモンも……」

ベルゼブモン「全然懲りてねぇなこいつ……」

ほむら「過ちは繰り返される……」

テイルモン「さて、私も過去と決別しなければいけないわね……待ってなさいよリリスモン!!」
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/18(水) 20:36:42.76 ID:GAGSsiFm0
〜次回予告〜

ジジモン「エレキモンよ。いよいよ今週じゃな」

エレキモン「は?何が?」

ジジモン「スーパーヒーロー大戦」

エレキモン「あぁ…ってデジモンまどマギ関係ねー!」

ジジモン「今更だけどこのSSまどマギとデジモンのクロスSSじゃけど…」

エレキモン「実質的にまどマギとデジモンとライダーのクロスSSだって開き直ってんじゃねーよ!!」

ジジモン「本当は>>1だってライダーとのクロスSSが書きたかったのじゃ」

エレキモン「でも、この板まどマギとライダーのクロスSS多いから無理だろ。しかもこのSSと違って殆どシリアスだし」

ジジモン「じゃから、一部のデジモンをライダーの性格に似せて登場させてるんじゃのぅ……」

エレキモン「ライダーの他にも何かのアニメのキャラをベースにした性格のデジモンもいたけどな」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『暗黒の女神!色欲のリリスモン』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「やっと七大魔王がサブタイかよ。つーかリリスモン引っ張りすぎだな」

ジジモン「ババア!結婚してくれ!」

エレキモン「ジジイがリリスモンをババア言うな」


今回はここまで
ヒーロー大戦楽しみですね
そして同日再販予定のディケイドライバー買っちゃおうかな…?
スパロボはやっと一周しました
ではまた
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/18(水) 22:17:50.50 ID:F4Y7OKGa0

ものすごく熱い展開だ
感動的だな
だがゆまさらわれた
PS
申し訳ありません、このような感想で(^U^)
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/18(水) 23:11:24.09 ID:OqIlm2HDO
>>1
カイゼルグレイモンもデジ忍法が使える日がくるさ


( ^U^)<どうした?(ディエンドライバーを買って)変身しないのか?
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/19(木) 05:26:38.57 ID:5oeGKbJAo

さやかちゃん…
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/04/19(木) 10:12:42.36 ID:JxfrKn0AO

熱い展開だ……
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(USA) [sage]:2012/04/19(木) 10:57:18.29 ID:koFlCwiyo


いい展開だな
感動的だ
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/19(木) 23:57:29.02 ID:sEK7MBPy0
乙です
ダークナイトモンとデュークモンが大きな♂槍で突き合ってるのをみてテイルモンは何も感じなかったのだろうかwwww
しかし、原作キャラがみんな微妙に違ってきているのにそれほど違和感がないな
特に腐猫とか、昔ならいやだったのだろうが、今では
嫌いじゃないわ
これも一つの成長なのだろうか・・・
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:19:57.51 ID:/dN7kw5y0
こんにちわ

>>740
やめてくれないか!そういうそれっぽい顔文字を使うのは!
大樹は相変わらず大樹してましたね

>>741
そして火影になるんですね
ディエンドライバーもバーコード対応の改良型を出してくれませんかねぇ…

>>742
ははは…偶然さやかちゃんが持ってるスピリットのせいでハブラレルヤになってしまいましたね…

>>743
原作での勝率はともかくカイゼルグレイモンの進化シーンはThelastelementの曲も相まって熱くてカッコイイですよね
原作での勝率はともかく

>>744
だが無意味だ
(腹パン)
ところでちょいネタバレになるかもしれんがヒーロー大戦で大樹が腹パンされたり
ゴーカイブルーに「後悔するぞ」と言われたのは狙っていて言わせてるのだろうか…?

>>745
アレですね
デュークモンが杏子♀と合体している時点でテイルモン的には無しで反応しなかったんでしょうね
そして今更だけどテイルモンをこんな腐猫にしちゃってヒカリちゃんのテイルモンファンには「>>1死ね」って思われてるでしょうね
でも、前々回のオファニモンが言ってた通りヒカリのテイルモンとは全くの別デジモンですから許してください

投下
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:23:39.18 ID:/dN7kw5y0
〜リリスモンの城〜

ブラストモン「お〜いリリたぁん、あのタダの貴族さん負けちゃったみたいよ?」

リリスモン「最初から期待してなかったわよ。というかざまぁって感じねぇん」

ブラストモン「でも、あの娘っ子はバケツと眼帯の二人が連れていっちゃったみたいだね」

リリスモン「そうなのよ!私ゆまちゃんともっと遊びたかったのに!一緒にプリキュアのDVD見ようと思ったのに!あの子ってどの作品が好きだったのかしら?まだ小学校低学年くらいだから年代的に555辺りかしら?」

ブラストモン「555?オ〜イオイオイ、リリたぁん。あんな小さい娘っ子に555はきついっしょ!草加とかにドン引きするって!」

リリスモン「ファイズじゃなくて、5GOGOの555よ!何で幼女と全話井上脚本のライダーを見なきゃいけないのよ!!」

ブラストモン「おぅぅぅぅい!!いくらリリたんでも555馬鹿にすんの許さへんよ!!」

リリスモン「してないわよ!555は好きよ!でも、小説版で真理ちゃんに乱暴した草加は死ねと思うわ!私が木場の代わりにこの爪で八つ裂きにして達磨にしてやりたいくらいだったわ!!」

ブラストモン「それにしてもリリたん、あの娘っ子相当気に入ってたみたいね……」

リリスモン「そうよぉん。可愛い女の子大好きだもん!」

ブラストモン「じゃあ、あのバケツと眼帯の二人組はどうよ?」

リリスモン「そうねぇん…眼帯の子の方はちょっとキレてるけど…そこがまたいいし、何かシンパシーを感じるのよねぇん……」

ブラストモン「ああ、なぁんかあのバケツの娘っ子の為なら何だってするって感じだったね」

リリスモン「ウフフフ…いいわよねぇん…ああいう歪んだ愛欲……」

ブラストモン「じゃあ、りりたんマジもんの人間同士の百合百合見れて満足っしょ?」

リリスモン「でも、駄目ね。その愛の対象のバケツ帽子……アレが駄目ねぇん……」

ブラストモン「え?結構めんこいじゃん。リリたんのド直球だと思ったんだけど?」

リリスモン「見た目だけわね。でも、あんた臭わなかったの?あの娘の中からする嫌な“臭い”が……」

ブラストモン「嫌な臭い?屁でもこいたの?」

リリスモン「…単細胞のパワーだけタイプのあんたには感じられなかったようねぇん……」

リリスモン「(そう、あの娘の中に潜んでいるのは恐らく……でも、愚かねぇん。その為にゆまちゃんに暗黒の種を植えつけたんでしょうけど、あなた程度が……ま、精々ワルプルモン様の掌上で踊っているがいいわぁん……)」
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:26:59.72 ID:/dN7kw5y0
リリスモン「ところで……タクティモンは一体何時になったら戻ってくるのよ!?あれ以来まったく音沙汰なしじゃない!」

ブラストモン「あ、そういえばリリたんのスマホにタクちゃんからメール来てたよ?」

リリスモン「メール!?それなら早く言いなさいよね!どれどれ…」

リリスモン「…拝啓リリスモン様。春とは名のみの寒気続く折、皆様にはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます」

ブラストモン「あら、丁寧な文章。タクちゃんらしいわ」

リリスモン「さて私ことタクティモンは五人の選ばれし少女のデジモン達は私の刀を抜かすにはまだ力量不足と判断し、別エリアに在りし選ばれし少女のデジモンと剣を交えたい所存で御座いますので、そちらのエリアの少女達はあなたとブラストモンにお任せします……って!」

リリスモン「ようするにこの場は私とブラストモンだけで戦えって事!?」

ブラストモン「タクちゃんビビって逃げたのかよぉ!?」

リリスモン「…いえ、タクティモンは自分が出るまでもないと判断しただけね。それにしても…他のエリアの選ばれし少女ね……」

ブラストモン「っつかそんなのいたの!?他の選ばれし少女って!」

リリスモン「そうよぉん。私もこの目では見たことは無いんだけど、恐ろしく腕の立つテイマーとデジモンが二組……デーモンの方の部隊もかなり手を焼いているみたいねぇん」

ブラストモン「ほぇ〜。じゃあ、そっちの二人のテイマーのデジモンの方がタクちゃんに刀を抜かせるほど強いって事なのかねぇん?」

リリスモン「それとも、あの五人のデジモンはまだまだ強くなると見込んだからかしら…?」

ブラストモン「でも、ここでリリたんが倒しちゃうのにね」

リリスモン「そうだ!倒すと言えばタクティモンが倒せば七大魔王の座に着けると言うのに!」

ブラストモン「え?でもそのメールの続きに七大魔王の空席の事について何か書いてあるよ?」

リリスモン「え?」

リリスモン「追伸。これは極秘事項なのでデーモン殿から君へと授かった言伝をこのメールで伝える。これは私と君の他の七大魔王以外にはまだ知らされていない事だ……」

リリスモン「タクティモンったら!いつの間にデーモンと知りあってたのよ!」

ブラストモン「で、その極秘事項って何?」

リリスモン「……新しい七大魔王が決まったって……」

ブラストモン「えぇ!?どんなデジモンがなっちゃったのよ!?」

リリスモン「そこまでは書いてないわ……でも、本当にどんなデジモンが……!?」

ブラストモン「直接ワルプルモン様の所行ってご紹介して貰わなきゃね〜!」

リリスモン「そうね。でも、その前に……」

ブラストモン「ここに向かってきている選ばれし少女達を倒すんだねリリたぁん!!」

リリスモン「プリキュアのDVDでも見ましょ」

ブラストモン「おいいぃぃぃぃぃぃ!!!」

リリスモン「まだこの部屋まで来るには時間がかかるわよ」

ブラストモン「門番のデジモンを控えさせてるの?でも、俺の体を粉々にしたあいつ等にはたいした時間稼ぎにはならないと思うけどねぇ……」

リリスモン「いいのよ、たいしたことのない時間稼ぎ程度で。でも、楽しみだわぁん…選ばれし少女達……この私の爪で……」
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:28:36.89 ID:/dN7kw5y0
〜リリスモンの城・城門前〜

杏子「よおし…城の前まで来たぜ!」

ほむら「前にも来たし城の中の構造もだいたい理解してるから……」

さやか「そのままリリスモンの所まで直行だね!」

マミ「待って、門の前に何かデジモンがいるわ!」

テイルモン「あいつは!!」

まどか「テイルモン知ってるの?」

テイルモン「リリスモン…あんな奴を呼び戻していたなんて!」

ゴクモン「地獄の門番ゴクモン様がここから先は一歩も通しはせん!!」


“ゴクモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

指名手配犯リストのデータから生まれた逃亡者デジモン
実は自分が賞金首なのだが、”賞金稼ぎ(バウンティーハンター)”だと信じて疑わず、犯罪者狩りをしている不思議な悪人だ
必殺技は、左手の「ギルティーチェーン」で敵をつかまえ、右手の「ジャッジメントシックル」で首をかる『髑髏乱舞(どくろらんぶ)』
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:31:09.17 ID:/dN7kw5y0
さやか「こりゃまた凶悪そうなのが…!」

ゴクモン「選ばれし少女達!お前達の首を狩れば、リリスモン様からたんまり賞金が貰える!」

テリアモン「究極体!?前来たときはこんな奴いなかったのに!」

ゴクモン「その時は色んなデジモンを狩りに行ってたのでなぁ!ホレ、これがバウンティーハンターの俺が狩ったデジモン達が身につけていたボタンだ!」ジャラッ!

ベルゼブモン「ボタンむしりデジモンかよ!」

ブイモン「洋服のボタンを付けてるデジモンなんて滅多にいないだろ」

テリアモン「ガルゴモンのジーパンのボタンはあげないようだ!」

テイルモン「何がバウンティーハンターよ!あんた自体が賞金首のくせに!」

ゴクモン「ふん、テイルモンか…よくここに戻って来れたもんだな!」

テイルモン「私の忌まわしき過去を清算するためによ!だから、ここは通してもらうわよ!」

ゴクモン「笑止!貴様等の首とボタン、狩らせてもらうわ!」

杏子「デジシードはいいのかよ」

マミ「みんな、進化よ!」

テリアモン「よぅし!」

ベルゼブモン「それには及ばねぇぜ、こんな野郎既に進化している俺一人で十分だ」

ブイモン「頼むぞベルゼブモン!」

ほむら「でも、油断しないで」

ベルゼブモン「わかってらぁ」

ゴクモン「ベルゼブモン!リリスモン様と同じ七大魔王のボタンは俺のコレクションの中でもさぞ最高の記念ボタンになるだろう!」
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:34:10.25 ID:/dN7kw5y0
ベルゼブモン「生憎だが俺の服は殆どジッパー式だからボタンは付いてないと思うぜ」

ゴクモン「え?ちょっとよく見せてもらっていい?」

ベルゼブモン「ん?ああいいぜ」

テイルモン「馬鹿!」

ゴクモン『髑髏乱舞!!』

ベルゼブモン「うおっ!?」

ズパァァァン!!

アグニモン「危ない!間一髪でよけたってばよ!」

ゴクモン「小癪な!そのままスッパリその首を狩られていれば楽に逝けたものを!」

ベルゼブモン「冗談じゃねぇぜ!俺様の首を持ってかれてたまっかよ!」

ほむら「そうね、そんな無惨な光景は見たくないわ」チラッ

マミ「暁美さん?何で私の方見て言うの?」

ベルゼブモン「テメェが鎌で来るなら俺も…うおぉぉぉ!!」

ズブシャァ!

さやか「わっ!ベルゼブモンの腕からブレイドクワガーモンが!」

アグニモン「やっぱエグイ出し方だってばよ……」

テイルモン「あんたは接近戦より銃撃戦の方が得意なんだからそれで攻めなさいよ!」

ベルゼブモン「俺の戦り方はなぁ、効率よりノリが大切なんだよ!!」

テイルモン「ったくもう…!」

まどか「テイルモンってベルゼブモンの事何だかんだで心配してるよね」

さやか「もしかしてベルゼブモンの事……」

テイルモン「全然そんな事無いわよ!大嫌いよあんな奴!」

さやか「あらら〜?そうやってムキになっちゃって、嫌よ嫌よも好きのうちってやつかな〜?」

まどか「え!?それって……」

テイルモン「…馬鹿言わないで、私は七大魔王であるあいつが私達と共に戦う事でこの世界に何をもたらすのか見極めたいだけよ。それまで勝手にやられても困るし」

ほむら「そう…それが三大天使としてのあなたの役目かしら?」

テイルモン「それにあいつはあなたを……」

ほむら「…?」

テイルモン「いえ…何でもないわ……」

ほむら「(一体何を知ってるの…?このデジモンは……?)」
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:36:25.82 ID:/dN7kw5y0
テイルモン「それに七大魔王とか関係なく私が異性に好意を持つ事なんて有り得ないわ…」

さやか「あらら、クールですこと。でもそれって寂しくない?恋はいいもんだよ?」

ブイモン「何たってさやかは恭介を…」

まどか「違うよさやかちゃん…テイルモンは……」

テイルモン「男は男同士が一番だし」

さやか「そっちかよ!!」

まどか「ほらね……」

杏子「つーかデジモンって本当は性別無いとか言いながらその変曖昧だよな」

QB「それはデジモン個々の自我によるかな」

まどか「エンジェウーモンに進化するテイルモンは女の子だよね(腐女子だし)」

ブイモン「巨乳好きなベルゼブモンも丸っきり男だよな、俺も自分では男だと思ってるし」

テリアモン「僕は実は僕っ娘って設定にするのもありかもね〜」

ロップモン「我はどちらでもよいなり」

ギルモン「ギルモンは杏子とおんなじ」

ブイモン「え?」

テリアモン「え?」

杏子「あ?」

まどか「ギルモン、自分が女の子だと思ってたの?」

ギルモン「ううん、杏子とおなじなだけ」

マミ「ギルモンはそういう事特に深く考えてないだけじゃないかしら?」

さやか「まあ、杏子は女の子らしくないからねぇ」

杏子「オメーに言われたくねぇよさやか!」

クルモン「クルモンはぁ」

まどか「クルモンはどちらかというと女の子じゃないかな?」

クルモン「クル?そうですかぁ?」

ベルゼブモン「オメェら俺の戦いスルーで何性別談義してんだよ!!」
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:40:30.51 ID:/dN7kw5y0
ゴクモン「隙ありだ!」ダッ!

ベルゼブモン「うおっと!」

ゴクモン「くっ…!だが、次は外さない!」

ベルゼブモン「だったら止めてやるぜぇ、このブレイドクワガーモンの剣でな!」

ゴクモン「そんな剣で俺のジャッジメントシックルを止められるものか!」

ゴクモン『髑髏乱舞!!』ドッ!

ベルゼブモン『スパークブレイド!!』バリバリバリッ!

ベルゼブモン「ウェイ!!」

ガキィン!!

ゴクモン「何!?」

アグニモン「よしっ!奴の必殺技を止めたってばよ!」

ゴクモン「甘いわ!」

ゴクモン『蛇炎煉獄 !!』ゴオォォォォ!!

ベルゼブモン「うわっ!熱ちちち!」

杏子「火炎放射だ!」

ベルゼブモン「くそっ!」

ほむら「だから油断するなって言ったのに…」

ゴクモン「最後はこの技で狩らせてもらう!」

ゴクモン『髑髏旋風 !!』ギュルゥゥゥゥゥン!!

さやか「回転して突っ込んでくる!」

ロップモン「我のアシパトラヴァナと同じか…!」

ベルゼブモン「スピニングダンスって訳か!なら、こっちは……」

テリアモン「どうするの?」

ベルゼブモン「ほむら!あのカードだ!」

まどか「あのカード?」

ほむら「ベルゼブモンが何をやりたいかはだいたい想像つくわ」バッ!
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:44:03.27 ID:/dN7kw5y0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related

ほむら『カードスキャン!ジャスティモン!!』

マミ「ジャスティモン?」

クルモン「またキックですかぁ?」

ベルゼブモン「今回それだけじゃ……ねぇぜ!」ズブシャァ!

さやか「うげぇ!腕のブレイドクワガーモンの剣をぶち抜いて…」

ベルゼブモン「うおらぁ!」

グサァ!

テリアモン「自分の脚にぶっ刺したよ!?」

ベルゼブモン「うおおぉぉぉぉぉ!!」ビリビリビリビリ!

マミ「自分の体に電撃を!?」

杏子「まさかアイツ……」

ベルゼブモン「これが俺のコンボだぜぇ!!」

ベルゼブモン『ライトニングブラスト!!』ダッ!

ベルゼブモン「ウエェェェェェェェェェイ!!」

ゴクモン「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ゾゴォォォォォォォン!!

テリアモン「決まった!」

ゴクモン「こ…この怨み…忘れはしないぞぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ドゴォォォォォン!!

クルモン「勝ったクル!」

ベルゼブモン「やっぱカードより、アスタモンのキックをロードしてりゃあ、もっといいキックができそうな気がするけどな……」

まどか「やったね!でも、よくベルゼブモンが使いたいカードがわかったねほむらちゃん?」

ほむら「何だかんだで私のパートナーデジモンだしね…」

杏子「つーか、ああいうのは本来のカードコンボじゃねーだろ……」

さやか「思いっきりデジモンの必殺技じゃないし!」

マミ「ロードしたデジモンの技を使えるベルゼブモンだからできるコンボね。でも、無茶しすぎ!」

テイルモン「馬鹿なのよあいつは!馬鹿!」

ベルゼブモン「うるせぇよ腐猫!馬鹿って言う方が馬鹿なんだよヴァカ!!」

テイルモン「何よ!!」

ベルゼブモン「んだよ!!」

まどか「ま…まあまあ二人共……」

テイルモン「ふん!」

ベルゼブモン「けっ!」

さやか「(痴話喧嘩…じゃあないか)」

ほむら「さてと、地獄の門番を倒したから…」

マミ「ええ、このままリリスモンの所へ直行で行きましょう!」

杏子「これからが本番だな!行くぜ!」
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:46:51.20 ID:/dN7kw5y0
〜リリスモンの城・シアタールーム〜

プリキュア♪プリキュア♪

リリスモン「やっぱプリキュアは無印の8話が最高ねぇん…なぎさとほのかが仲直りして、やっと下の名前で呼びあって本当の友達になるシーンなんか胸が熱くなって爆発しそうよ…まさに神回だわぁん……」

ブラストモン「それより藤Pって素敵じゃね?俺物真似しようか?声マジ似てるんだよ」

リリスモン「はぁ!?プリキュアに男キャラなんて不要よ!どのシリーズでもストーリー的にいらないし百合カプのお邪魔虫なだけじゃない!!」

ブラストモン「いや、5はココとナッツがいなきゃお話が成り立たないっしょ!?」

リリスモン「そのイケメン淫獣達が最も忌むべき存在だわ!そいつらのせいでプリキュアシリーズに腐が沸いたんじゃない!!」

ガタッ!

テイルモン「何を言ってんのよ!ココナツはプリキュアシリーズの重宝よ!!」

ブラストモン「その声は…莉奈ちゃん!?」

リリスモン「馬鹿ねテイルモンよ!!」

テイルモン「でも、ココシロや西南も捨て難いわ!!」

リリスモン「ふざけないで!5はかれくる!フレッシュはラブせつよ!!」

テイルモン「何ですってぇ!!」

リリスモン「何よ!!」

テイルモン「フシャアァァァァァァ!!」

リリスモン「ガルルルルルルル!!」

ベルゼブモン&ブラストモン「「何だこの対決……」」

まどか「テイルモン、プリキュアはあなた達のような層の為のアニメじゃないから。純心な小さい女の子達の為のアニメだから」

リリスモン「選ばれし少女達…!」

杏子「こいつが七大魔王…色欲のリリスモンか!」

マミ「七大魔王というからどんなデジモンかと思ってたけど、人型のデジモンだったのね…!」

さやか「しかもすっげー美人……!(でも、何でプリキュアのDVD見てんの!?)」
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:49:14.96 ID:/dN7kw5y0
リリスモン「あらぁん、ありがとう。でも、あなたも結構可愛いわよぉん?」

さやか「え?あぁ…どうも……」

リリスモン「それにしてもお久しぶりねぇんテイルモン…会いたかったわよぉん」

テイルモン「ええ、私も会いたかったわ…あなたとの決着を付けるためにね!」

リリスモン「そして、あなたも久しぶりねぇん…ベル坊や?」

ブラストモン「リリたん、その呼び方だとどっかの赤ん坊の魔王みたいだよ?」

テリアモン「ねぇあのデジモン、ベルゼブモンが好きな巨乳だよ」

ベルゼブモン「あ…あぁ……でも……」

ほむら「どうしたの?」

ベルゼブモン「な…何かあいつ嫌だ……巨乳だけど…何か嫌だ……!!」

ブイモン「嫌だって…お前が好きな巨乳なのに?俺見えないけど」

ベルゼブモン「何か俺の本能がそう告げてんだよ!あいつの乳だけは絶対無理だって!!」

テイルモン「ふん、前世でのあいつとの諍いの記憶が頭では憶えてなくても体では憶えているようね」

リリスモン「そぉん、あなたは憶えてないんだったわねぇん……あの時の夜あなたは私に……」

ベルゼブモン「うわあぁぁぁぁぁぁぁ!!何だか知らないけど聞きたくねぇぇぇぇ!!」

ほむら「何があったのあなたの過去に!?」

ベルゼブモン「つーか聞いちゃいけねぇと俺の本能が告げてるぅぅぅぅぅぅぅ!!」

リリスモン「釣れないわねぇん…あなたがそんなんだから私は男が信用できなくなって百合の道に走ったのに……!」

ブラストモン「そうだ!お前のせいでリリちゃんはなぁ!……ううっ…!」グスッ

アグニモン「泣いてる!?」

マミ「本当にベルゼブモンとリリスモンの間に何があったの!?」

まどか「それにしても百合って……」

リリスモン「そう、かつて色欲の魔王として女性型デジモンに対する愛欲の意識を持つ様々なデジモンを虜にしてきたこの私だったけど……これもそれもベルゼブモンが……!」

ベルゼブモン「だからそれ以上やめろおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

杏子「お前マジでアイツに何したの?」
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:51:18.54 ID:/dN7kw5y0
リリスモン「だけど、ある意味感謝してるわ。だって女同士の素晴らしさに気がついたんだもの…フフ、あなたにも会いたかったわよぉんピンクの子猫ちゃん。元気にしてたぁん?」スッ…

まどか「え?えぇ!?」

QB「駄目だ!リリスモンの右手に触れられるとその猛毒で全てが腐食されてしまう!!」

テイルモン「まどか!!」

ほむら「!!」

ドドドドドドドッ!!

リリスモン「痛っ!」

ほむら「まどかに指一本触れさせわしないわ…!」

まどか「ほむらちゃん…!」

さやか「てゆーかアスタモンのマシンガンちゃっかりネコババしてたんかい……」

ベルゼブモン「俺は奴のキックロードできなかったのに……」

リリスモン「味な真似をしてくれるわねぇん…それにしても……あなたがその娘を見る目……」

ほむら「……」

リリスモン「そぉん…あなた……その娘が好き…いえ、そんなものじゃないわね、愛してると言った方がいいのかしら?」

ほむら「好き?愛?私のまどかへの想いはそんな軽いものじゃないわ!」

まどか「ほむらちゃん…!?」

さやか「うわぁ…呉キリカと同じ事言ってるよ……」

マミ「まあ、前から私達も……」

杏子「薄々とは感じてけどよ……」

ほむら「私はまどかのためなら全てを捧げる覚悟がある!!」

まどか「どうして…わたしなんかのために……?」

テイルモン「(やっぱり彼女はあの時の事を憶えているの…?僅かながら……)」

リリスモン「んっん〜〜!!いいわあなたっ!!ゾクゾクするわ!!あなたのその娘に対する想い!!私が求める色欲も愛欲も超越しているわ!!」

ほむら「あなたに理解されても別に嬉しくないわ」

リリスモン「だからこそ……その愛欲……壊してやりたいわ……私のこの爪でね……!!」

ベルゼブモン「ちっ!ほむらが何考えてそこまでまどかに入れ込んでるのかは知らねーけど、そいつは俺のパートナーだからな!殺らしゃしねぇぜ!」

テイルモン「私だって…お前に苦汁を飲まされた日々を抜け出し、やっとまどかに巡り合えたんだ!だからまどかを…!」

リリスモン「いいわぁん…かかって来なさい、坊やにお嬢ちゃん達。この爪であなた達の絆を全て引き裂いてあげるわぁん……」

ブラストモン「はい、次回につづきますよぉぉぉぉぉ!!」
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/22(日) 15:54:04.86 ID:/dN7kw5y0
〜次回予告〜

リリスモン「やっぱ、ほむまど、杏さやは王道よねぇん」

マミ「私は?」

リリスモン「でも、まどさや、ほむ杏もいいわねぇん」

マミ「私は!?」

リリスモン「変化球として、まど杏、さやほむもいいかもしれないわねぇん」

マミ「何で私は無いの!!?」

リリスモン「それはね…あなたを食べるのは私だからよ!!」

マミ「え…////」

リリスモン「嘘よぉん」

マミ「」

リリスモン「次回、デジモン☆マギカ!」

リリスモン『決着!リリスモンの最後!?』

リリスモン「って!何で私が負けるの確定したサブタイなのよ!?」

マミ「みんな死ぬしかないじゃない!!」

リリスモン「あ、あとまどポで開拓した仁ほむもいいかもね」

マミ「だから私は!?」

今回はここまで
再販ディケイドライバー買っちゃいましたね
FFRのカードも入ってるので当時の品を持ってる方にもオススメです
次回でリリスモン篇完結です
ではまた
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/22(日) 16:35:38.39 ID:s+yyQt8DO
ちくしょう、大学サボって映画行きてぇよ…


テイルモン↓
┌(┌ ^o^)┐ホモォ…
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/22(日) 17:09:06.44 ID:gmIDs8HU0
映画みたぜー

ネタバレはしないけどキーワードがあるとするなら

ツンデレ→ヤンデレ→ツンデレ
超展開だね
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/04/22(日) 19:31:13.05 ID:q+wQuK4bo
映画はアレだな、皆だいたいいつも通りだった
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/22(日) 20:41:18.66 ID:9cnIVYRA0

小説草加はほんとクズだったな
でもなぜか映画の小説だといい奴になってんだよなぁ
どっちにしろ死ぬがwwww
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/04/25(水) 20:43:58.61 ID:zufSUszV0
乙です
しかし戦力差ひどいなwwww
敵 リリスモン ブラストモン(頭部のみ) ピノッキモン
こっち デュークモン セントガルゴモン ベルゼブモン エンジェウーモン 皇帝竜 カイゼルグレイモン + α
敵かわいそす
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/04/25(水) 23:06:33.84 ID:4So9VY4C0
今更ながらですが、インプモンでスカモンをロードしてますがウンチを使えるんですか?
使えたらルーチェモンとかに投げそうそんですけど。
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:31:31.76 ID:TG5uWNQd0
こんばんわ

>>759
学業頑張ってください
>>1のように学業を疎かにし哀れな末路を辿りそうな愚か者にならないためにも
でも、何その顔文字!?似てねぇ!!

>>760
いやぁ、あのめんどくささがらしいっちゃらしかったですね

>>761
変わってなくて安心だ
感動的だな

>>762
小説では死ぬより酷いって感じでしたがね…どっちにしろ先は長くないか
でも、海道さんのくだりはよかった

>>763
一応、戦力差を埋める為に今回は以下のような戦力を足しましたが些か強引だったかな?

>>764
一応ベルゼブモンに進化してる時にロードしたデジモンの必殺技しか使えないという設定です
それも全部丸っきりロードしないと使えません
基本的にまどか達はみんなで倒したデジモンのデジシードはみんなで分け合ってロードしています
それにベルゼブモンがウンコ使おうとしたらズボンはいてるので中で漏らすか、ズボン脱いで出さなきゃいけないことになるので
使っちゃいろいろ不味いですよね

投下
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:33:53.17 ID:TG5uWNQd0
リリスモン「ウフフ…選り取りみどり……第二次性徴期の女の子は良いわねぇん…汁のたっぷりつまった熟れた果実のようにねぇん……」

杏子「けっ!アタシらはリンゴかよ!」

ギルモン「ギルモンと杏子あかいけどリンゴじゃないよ」

リリスモン「一思いに…その命をもぎ取って私が食べてあげるわよぉん……そして、私の血肉となるのよ!」

さやか「誰があんたなんかに!」

リリスモン「さあ、いらっしゃい…お姉さんが遊んであげるわぁん……」

ほむら「ベルゼブモン、行けるわね?」

ベルゼブモン「ああ…奴と俺の過去に何があったかは思い出したくねぇが…それさえ考えなきゃやれそうだ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥゥン!!

リリスモン「フフ……」ズオォォ…!

杏子「何だあの魔法陣は!?」

ガキン!ガキィン!

マミ「あの魔法陣は魔法盾だわ!」

ベルゼブモン「クソっ!」

リリスモン「あらぁん…あなたの魔弾はこの程度の魔法盾も貫けないほどショボかったかしらぁん?」

ベルゼブモン「なめてんじゃねぇぞ!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ダッ!

QB「迂闊に近づいたら危険だ!」

リリスモン「お・バ・カ・さ・ん……」

リリスモン『ナザルネイル!!』スッ…!

テイルモン「あの馬鹿!まどか!」

まどか「え!?あ、うん!」
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:37:37.13 ID:TG5uWNQd0

―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!

ドゴォン!

ベルゼブモン「ぐおっ!」

リリスモン「ちっ…!お邪魔虫は嫌いよ…!」

ベルゼブモン「何すんだよ!」

エンジェウーモン「あいつの右手のナザルネイルに触れられたら最後、一気に腐ってしまうって言ったでしょ!」

ベルゼブモン「んなもん!」ズブシャァ!

さやか「またブレイドクワガーモンの剣!」

ベルゼブモン『スパークブレイド!!』バリバリバリッ!

エンジェウーモン「だからっ!」

ベルゼブモン「ウエェェェェェェイ!!」ドッ!

リリスモン『ナザルネイル!!』

ズバシュゥゥゥゥン!!

リリスモン「ウフッ、今度は手応えありよぉん」

ベルゼブモン「!?」

ブシャァァァァ!!

テリアモン「うわっ!腕のブレイドクワガーモンの部分が…!」

アグニモン「一気に腐って溶けてるってばよ!!」

ベルゼブモン「うおおおおぉぉぉぉぉ!!?」

ほむら「ベルゼブモン!早く切り離しなさい!!」

ベルゼブモン「クソッタレ!!」ズバァン!

ゴポゴポゴポ……

ギルモン「うわぁ……剣がぜんぶとけて消えちゃった……!」

ほむら「あれもクロンデジゾイドでできているはずなのに……」
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:40:54.78 ID:TG5uWNQd0
QB「間一髪だね。リリスモンの毒爪に蝕まれたのがブレイドクワガーモンの部位だけで済んでベルゼブモン本体には影響は無いようだ」

エンジェウーモン「私の忠告を無視するからよ!あと一歩手遅れだったらあなた全身が腐ってたわよ!」

ベルゼブモン「うっせぇな!違う意味で腐ってる奴に言われたくねぇぜ!!」

ほむら「ベルゼブモン、彼女の言う通りよ!あなた今死んでたかもしれないのよ?」

まどか「そうだよ!エンジェウーモンは確かに腐ってるけど、腐っても三大天使でベルゼブモンの事だってちゃんと心配してるんだからね?」

エンジェウーモン「まどか…あんま腐ってる腐ってるって言わないでちょうだい…流石にテイマーにテイマーのまどかに言われるとへこむわ……」

まどか「あ、ゴメンね」

ベルゼブモン「…一つ借りができたな……」

エンジェウーモン「返してもらわなくても結構よ」

リリスモン「…ふん」

ブイモン「さやか!俺達も進化して戦おう!」

さやか「そうだね!リロード、スティングモン!」

シュィィィィン!

スティングモン「(何か俺、最近ただのジョグレス要員だけになってる気が……)」

杏子「よし、ギルモン!」

ギルモン「ギル!」

テリアモン「マミ僕達も!」

マミ「ええ!ロップモンはクルモンと一緒に下がってて!」

ロップモン「わかった…」

アグニモン「十個のスピリットはオイラの中にある!カイゼルグレイモンに進化して戦うってばよ!」

QB「スピリットは完全に彼を選んだようだね」

エンジェウーモン「鋼のスピリットを失ってなければ彼がスサノオモンにも進化できるんでしょうけど……」

まどか「(それに風のスピリットがアグニモンの体の中に入ったままだから、わたしフェアリモンにすら進化できなくなっちゃったなぁ……でも、パートナーのエンジェウーモンを信じて戦うしかないんだよね…!)」
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:43:32.41 ID:TG5uWNQd0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=428sjIMA7Qg


―ハイパースピリット・エボリューション!カイゼルグレイモン!!――


MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―


―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―

―パイルドラモン究極進化ぁぁぁぁ!インペリアルドラモン!!―

ドゴォォォォン!

リリスモン「ちょっ…!そんな大きさのデジモンに進化されちゃったから部屋が滅茶苦茶じゃない!私のプリキュアのDVDコレクションが……」

セントガルゴモン「お前の城なんて全部ぶっ壊してやる!」

デュークモン「リリスモン!デジタルワールドの支配を目論む七大魔王の一人…このデュークモンが絶対に許さない!」

ブラストモン「また多勢に無勢で来る気かぁ!?リリたんをいじめるのは許さへんよ!!」

リリスモン「だったら、あなたも戦いなさいなブラストモン」

ブラストモン「いや、この頭だけの状態じゃあねぇ……」

リリスモン「しょうがないわねぇん…」ピッ!

パァァァァ…!
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:46:21.54 ID:TG5uWNQd0
ブラストモン「おおぅ!?」

さやか「嘘…!」

杏子『頭だけだったブラストモンが元通りになりやがった!』

マミ『これが七大魔王の魔力だというの!?』

リリスモン「そうよぉん、私の魔力にかかればブラストモンの体を復元するくらいかんたんな事なのよぉん」

ブラストモン「だったら何で今までしてくれなかったのよリリたん!?頭だけってすっげぇ不便だったんだけど!!」

リリスモン「鬱陶しかったから」

ブラストモン「酷っ!まぁええわい、お前らの相手は復活したこのブラストモンがすらぁぁぁぁぁぁ!!」

リリスモン「更に……」ユビパッチン!

ズドンッ!

デュークモン「何!?奴等は!」

ゴクモンA「ぐわっはっはっはっは!」

ゴクモンB「ボタン…俺のボタン……!」

ゴクモンC「ボタンを狩らせろおぉぉぉぉぉ!!」

インペリアルドラモン「またゴクモンが!」

さやか「さっき倒したはずなのに!しかも三体も!」

マミ『別の個体がいたのね…!』

リリスモン「さぁん、やっておしまいなさぁい!」

ブラストモン「おぉぉぉう!リリたんのためならっ!!」

ブラストモン『極上ダイヤモンドテイル!!』

ズゴォォォォン!!

インペリアルドラモン「ぐわっ!相変わらずの馬鹿力だ!」

杏子『アタシ達だって強くなってるんだ!一度倒した相手が数体いたところで!』

デュークモン「デュークモンの敵ではない!」

マミ『ええ!どいてもらうわよ!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガッ!!

ドゴォォォォォン!!

ブラストモン「むうぅぅん…!」

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ズォッ!

ゴクモン『髑髏乱舞!!』

ガキィィィン!!

ブラストモン「お前達!リリたんに勝利という名の極上の宝石をプレゼントするのだぁぁぁぁぁ!!」
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:48:27.68 ID:TG5uWNQd0
リリスモン「さぁてとぉん……あなた達二人の相手は私が直にするわぁん」

ほむら「私もダブルスピリットで…!」

ベルゼブモン「やめとけ、相手はルーチェモンと同じ七大魔王だ、これまでの敵とは違う。ライヒモンじゃ無理だぜ」

まどか「でも…だからこそみんなで!」

ベルゼブモン「さっきの俺はたまたま運がよかったけど、ほむらが奴の爪にやられたらそれこそ一発でアウトだ。余計な心配かけさ

せんじゃねぇよ……」

ほむら「わかったわ…ここはあなたに任せるわ…」

ベルゼブモン「もしもの時は頼りにしてっからよ」

ほむら「ええ」

まどか「(ほむらちゃんもベルゼブモンもお互いを信じあってるんだね…これがデジモンとテイマーなんだよね…!)」

エンジェウーモン「ちょっと、私がいる事も忘れてんじゃないわよ」

ベルゼブモン「完全体のオメェもあんま頼りになんねぇけどよ……」

エンジェウーモン「わ…私だって究極体に進化できれば……!」

まどか「エンジェウーモン……」

ベルゼブモン「一応サポートはアテにしてやるぜ」

エンジェウーモン「ふん…いいわよ……」

リリスモン「ウフフフフ…笑わせるじゃないの……暴食の魔王と座天使オファニモンだったあなた達二人で仲良しこよしなんて……」

エンジェウーモン「ち…違…」

まどか「それの何がいけないの!私達はみんな友達になれるんだもん!」

エンジェウーモン「まどか……」

リリスモン「友達になれるだもん!ねぇん…かわいい事言っちゃって……でも、あなたちゃんと記憶を取り戻したんでしょ?だったらよくそのベルゼブモンと一緒にいて平気でいられるわねぇん……」

ベルゼブモン「あ?」

エンジェウーモン「……!!」

リリスモン「かつてお互いを殺し合った仲なのに……!!」
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:53:11.28 ID:TG5uWNQd0
ほむら「え……!?」

ベルゼブモン「んだと?」

まどか「……」

エンジェウーモン「くっ…!」

リリスモン「あらあら、やっぱり憶えてるんじゃなぁい。そう、あの大戦の最中…オファニモンだったあなたはリアライズしたベルゼブモンを追ってリアルワールドへ行き、そこで相討ちになって二人共デジタマに戻ったんでしょぉん?」

まどか「リアルワールドで……?」

ほむら「ベルゼブモンとオファニモンが……?」

QB「(そしてニ体のデジタマを回収したイグドラシルだったけど……その時の戦いの詳細は何故か僕のデータベースからは抹消されてるんだよね)」

リリスモン「だから、あなたが本来憎むべき相手は私ではなくベルゼブモンなんじゃないかしらぁん…?」

エンジェウーモン「黙りなさい…私は…憎しみで戦いはしないわ……!」

リリスモン「本当にそう言い切れるのかしら?なら、私への憎しみを思い出させてあげるわ!!」バッ!

ビシィン!!

エンジェウーモン「うっ…!」

まどか「エンジェウーモン!」

リリスモン「こうやって鞭で叩いてあげたわよねぇん…そしてその度に私に対する憎しみをこめた眼差しをむけてくれたわよねぇん……」

エンジェウーモン「このぉ…!」

リリスモン「オホホホホホ!!私って結構ドSなのよねぇん!!」

ビシィン!!バシィン!!

エンジェウーモン「ああぁ!!」

リリスモン「う〜ん!いい声で喘いでくれるじゃないのぉん!」

まどか「やめてよ!!」

ベルゼブモン「悪趣味な女だぜ!!」

エンジェウーモン「よくも……!!」キッ!

リリスモン「そうそう、その目…って、その仮面じゃ見えないわねぇん……」

エンジェウーモン「確かにお前に虐げられた日々で私の心は憎悪に満たされていった……」

ベルゼブモン「だがよぉ、まどかにまた逢えたからオメェも守りたいものがまた見つけられたんだろ!」

エンジェウーモン「ええ…また、逢えると信じてたから…!それにあなたも…彼女を守るために……」

ベルゼブモン「ああ…!ダチ…だからな!」

エンジェウーモン「…あの時も同じだったわね…でも、あの時、私とあなたは……」

ほむら「あの時も…?」

ベルゼブモン「過去は過去!今は今だ!後ろを向いてちゃ前には進めねぇぜ!」

エンジェウーモン「そうね…そうよね!」
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 22:57:00.64 ID:TG5uWNQd0
リリスモン「何それ?魔王と天使デジモンがキレイごと抜かしながらイチャついちゃって!ムカツク!!」

ベルゼブモン「い…イチャついちゃいねぇよ!!」

エンジェウーモン「そうよ!それに男の自意識を持ったデジモンは男同士が一番なのよ!!」

ベルゼブモン「(巨乳好きの俺でもリリスモン同様コイツが受け付けられねぇのはこの腐った趣味のせいだな……)」

リリスモン「だったら、女性型デジモンも女同士が一番だと思わなぁい?」

ベルゼブモン「(それに対してコイツはソッチかよ!)」

リリスモン「エンジェウーモン…オファニモンの姿のあなたも良かったけど……今のあなたも輝いてるわよぉん……」

エンジェウーモン「虫酸が走るわ」

リリスモン「あらぁん、かわいくないわねぇん…それなら、あなた達の大切なパートナーのお嬢ちゃん達を醜く、惨たらしく穢してあげるわぁん……」バッ!

ベルゼブモン「あいつ!」

エンジェウーモン「まどか達を狙うつもり!?」

まどか「えっ!?」

ほむら「まどか、下がって!」

リリスモン「フフフ…やっぱりあなた…その娘が大切なのねぇん……」

ほむら「まどかを守る事が私の全てだったのよ!」

まどか「ほむらちゃん…!」

リリスモン「いいわねぇん…他の七大魔王なら、そんなものくだらないと一蹴するだけでしょうけど、私にはわかるわよぉん…愛欲の行き着く先…色欲の大罪を司る魔王だからねぇん」

ほむら「あなたなんかに人間の愛がわかるというのかしら?」

リリスモン「もちろんよぉん。…でもね、人は愛欲に飢えた哀れな生き物…愛の前では人は無力……愛ある限り、人は何処までも求め傷つく……」

ほむら「私自身が傷ついても…そして守りたいもののために他の誰かを傷つけて罪を被っても……私はその想いのために戦い続けるだけよ!」

まどか「罪……?」

リリスモン「なら、その罪を…溺れるほどの罪深き愛をその身に刻みなさい!!」

エンジェウーモン「いけない!!」

ベルゼブモン「ちっ!」ダッ!

リリスモン『ファントムペイン!!』プシャァァァ!

ベルゼブモン「ほむらっ!!」

ほむら「!!」

ブシュゥゥゥゥン!!
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:00:22.45 ID:TG5uWNQd0
ベルゼブモン「ぐ…ぐおおおおぉぉぉぉ!!!」

ほむら「ベルゼブモン!!!」

リリスモン「あらあら…テイマーを庇って私の暗黒の吐息ファントムペインをまともに受けきちゃったの?…あなたが誰かを守ろうとするなんてねぇん…妬けちゃうわねぇん……」

まどか「ベルゼブモン!しっかりして!!」

ほむら「ベルゼブモン……!!」

エンジェウーモン「待って!リリスモンの吐息の呪いにかかったそいつに触れるとあなた達にもその呪いが及ぶわ!」

QB「しかし、このままでは呪いによってベルゼブモンのデータは破壊されてしまう」

まどか「そんな!!」

ほむら「何か…何か呪いを解く方法は……」

エンジェウーモン「エンジェモンをリロードして進化させて!早く!!」

ほむら「え…ええ!リロード、エンジェモン!」

シュィィィン!

エンジェモン「リリスモンのファントムペインを浴びるとは…しかし、私の力では……」

エンジェウーモン「私達なら救える事ができるわ!クルモン、お願い!」

クルモン「ベルゼブモン死んじゃいやクル!」ピカァァァ!
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:02:00.31 ID:TG5uWNQd0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―エンジェモン超進化ぁ!ホーリーエンジェモン!!―


エンジェウーモン「同じ魔王デジモンのこいつはリリスモンの呪いにそれなりに耐性があるはず!だから、今なら呪いを浄化できるはずだわ!」

まどか「できるの!?」

ホーリーエンジェモン「あとはベルゼブモンの生命力しだいだ…やってみよう!」

ほむら「お願い…!」

エンジェウーモン『セイントエア!!』

ホーリーエンジェモン『ホーリー・ディスインフェクション!!』

パァァァァァ…!

ロップモン「否!汝達の聖なる力は魔王であるベルゼブモンには逆効果では!?」

エンジェウーモン「大丈夫、私達が浄化するのはリリスモンの呪いだけ……」

ホーリーエンジェモン「確かに通常の闇のデジモンなら私達の聖なる力でその身自体が浄化され尽くしてしまうかもしれないが……」

まどか「ベルゼブモンなら大丈夫なんだよね!」

ほむら「ベルゼブモン…!!」

リリスモン「あのねぇん…戦いの最中にそんな事させるほど私がお人好しだと思ってるの?」

リリスモン『ダークネスラブ!!』ポワァン!

まどか「! リロード!ウィザーモン!アトラーカブテリモン!」

シュィィィィン!

ウィザーモン『サンダークラウド!!』ビリビリビリ!!

アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』バシュゥゥゥゥン!!

ドゴォォォォン!!
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:04:49.64 ID:TG5uWNQd0
ウィザーモン「くっ!俺達の必殺技でもなんとかリリスモンの攻撃を防げたか……!」

リリスモン「あらぁん、ウィザーモン…そういえばあなたも一緒だったわねぇん……」

ウィザーモン「それがセラフィモン様から仰せつかった私の使命だからな!いずれオファニモンに進化するテイルモンを護る事が!」

リリスモン「あなた達を泳がせてスピリットを集める策は失敗だったけどねぇん…まぁ、今あなた達を殺して奪って、あそこでブラストモン達と戦ってるカイゼルグレイモンなら私のしもべとして作る事はできるでしょ」

ウィザーモン「スピリットが手に入ったとしてもそうかんたんに闘士が作れると思うのか?」

リリスモン「なら…デジモンだけ殺して、選ばれし少女だけ手に入れるとするわぁん…スピリットにも適合するし、私のコレクションにもなるから一石二鳥だわぁん……!」

ウィザーモン「そうはさせん!」

リリスモン「可愛い女の子はみんな美しい私の物になるのよぉん」

まどか「さっき毒の息で私達を殺そうとしたのに…!!」

アトラーカブテリモン「おばあちゃんは言っていたで…全ての女性は等しく美しい……」

リリスモン「はぁ?ブスはブス、可愛い子は可愛いでしょぉん?」

アトラーカブテリモン「せやけどなリリスモン…本当の美しさを知らないお前は心の奥底が醜い……」

リリスモン「心が醜くても、見てくれがよければ男は騙せるものでしょぉん?だから私は色欲の大罪を被ったけどね……」

アトラーカブテリモン「つゆの味は目で見ただけでは判らないからやな……」

リリスモン「さてと…ベルゼブモンを治すための時間稼ぎの無駄話のつもりだったんでしょうけど、それは終わりよぉん…あなた達程度に私が止められるのかしらぁん?」

カイゼルグレイモン「時間稼ぎならもう終わったってばよ!」ザッ!

リリスモン「え!?」
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:06:17.80 ID:TG5uWNQd0
インペリアルドラモン「ブラストモンやゴクモン達は倒したぞ!」

リリスモン「嘘!?もうやられたの!?」

ブラストモン「リリたんの魔法で修復した体、前ほど頑丈じゃなかったよぉ……」プスプス…

セントガルゴモン「また頭だけになったね!」

デュークモン「覚悟しろリリスモン!お前が司りし大罪…このデュークモンが裁く!!」

リリスモン「フフ…数だけで私に勝てると思うなんて…可愛くて浅はかな考えねぇん……」

リリスモン『ファントムペイン!!』プシャァァァ!!

QB「かわすんだ!あれを喰らったらベルゼブモンの二の舞だ!!」

杏子『ちっ!』サッ!

リリスモン「逃がさないわぁん、とっておきよぉん!」

リリスモン『エンプレス・エンブレイズ!!』

ズゴォォォォォォ…!!

さやか「うわっ!何あれ!?」

キシャァァァァァァ!!

マミ『闇の力で異形の魔物を召喚したの…!?』

ドゴォォォォォン!!

インペリアルドラモン「うわあぁぁぁぁぁ!!」

まどか「本気を出してきたよリリスモン!」

ほむら「ベルゼブモンはまだ治らないの?」

エンジェウーモン「もう少し……!!」パァァァ…!

ピカァン!
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:08:08.76 ID:TG5uWNQd0
ベルゼブモン「う…うお!?」

ほむら「ベルゼブモン!」

まどか「よかったぁ!」

ベルゼブモン「よっしゃあ!俺、復活!!」

エンジェウーモン「馬鹿…!」

ベルゼブモン「あんがとよホーリーエンジェモン」

ホーリーエンジェモン「お前がいなくなるとほむらが悲しむ」

ほむら「……」

ベルゼブモン「…心配かけちまったなほむら」

ほむら「もう平気…?」

ベルゼブモン「おうよ!あと…オメェにもまた借りができちまったな」

エンジェウーモン「だったら、リリスモンを倒すことで返しなさい」

ベルゼブモン「だな……」

リリスモン「あらぁん?ベルゼブモンもう生き返ったのかしら?」

ベルゼブモン「テメェにもこの借りを利子を付けて返してやるぜリリスモン!」

リリスモン「ウフフ…無駄に熱くなっちゃって……本当に昔とキャラ変わったわねぇん……でも、嫌いじゃないわぁん」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥゥン!!

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビュゥン!!

リリスモン「だから無理なのよぉん!!」ズォォ…!

カキィィン!!
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:09:08.02 ID:TG5uWNQd0
マミ『また魔法盾を!』

さやか「バリアならこっちの攻撃を全部合わせればパリーン!って割るはずだよ!」

杏子『よしっ!一斉攻撃だ!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

セントガルゴモン『バーストショット!!』

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』

ブラストモン「そうはせぇぇぇぇぇん!!リリたんは俺が守る!!」バッ!

デュークモン「何!?」

杏子『くそっ!野郎まだ!』

リリスモン「ブラストモン…!」

ドゴォォォォォォン!!

ブラストモン「ぶらああぁぁぁぁぁ!!!」

リリスモン「ブラストモン…あんた……!!」

ブラストモン「俺は…愛しのリリたんのためなら……」

ズバァン!!

カイゼルグレイモン「ちくしょう!あいつが盾になったせいでオイラ達の技が!!」

さやか「でも、あいつ……リリスモンを守るために……」

QB「リリスモンの色欲に染った者の末路かな」

リリスモン「ブラストモン…あんたの愛欲……無駄にはしないわ……私の最大の攻撃魔法!!」

ズバァァァァァ!!
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:11:11.96 ID:TG5uWNQd0
マミ『さっきのとは比べものにならないほど大きい魔法陣が!!』

セントガルゴモン「今度はすっごいのが来るよ!!」

リリスモン「あんた達のその心の光、私の闇で染め上げてやる!!」

リリスモン『ダークゴッデス・サンシャイン!!』カッ!!

ズオオォォォォォォォォォォ!!

アトラーカブテリモン「暗黒の女神の太陽の輝き…?矛盾しとるな……」

まどか「止めなきゃ!あんな攻撃受けたら一溜りもないよ!!」

デュークモン「このデュークモンと!」

インペリアルドラモン「俺が!」

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

インペリアルドラモン『メガデス!!』

ジュゴォォォォォォン!!

リリスモン「くっ…!くっ!!」

キシャアァァァァァ!!

さやか「さっきのリリスモンが召喚した魔物が!」

カイゼルグレイモン「あれはオイラが抑える!」ガッ!

さやか「剣を地面にぶっ刺した!」

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』シュォォォォォォォン…!

まどか「るろ剣っぽい技の名前だね」

クルモン「おとりよせクル?」

ゴオォォォォォォォォォ!!

ほむら「地面から放たれた炎が龍の形に…!」

ガッ!

キシャアァァァァァ!!

まどか「炎の龍が魔物にかじりついて押さえつけたよ!」

QB「大地に宿る地脈を八頭の炎龍に変え放つカイゼルグレイモンの必殺技『九頭龍陣』だ!」

さやか「九頭なのに八頭の龍?」

ウィザーモン「九頭目の龍は……」

カイゼルグレイモン「はあぁぁぁぁぁぁ!!」ゴオォォォォォ!!

ほむら「カイゼルグレイモン自身!」

ズザアァァァァァァァァン!!

カイゼルグレイモン「…よしっ!」

ドゴォォォォォォォォン!!!
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:15:24.93 ID:TG5uWNQd0
リリスモン「そ…そんなっ!ダークエリアに溜まっていた負のデータで私が作り上げた魔獣が…!私もこいつらの攻撃を抑えての防戦一方が精一杯なのに…!!」シュゴォォォォォ…!

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!

ドゴォォォォン!!

リリスモン「きゃっ!」

マミ『今よ!フィナーレを!』

ベルゼブモン「オメェが決めろ。今の攻撃で弱ってるからお前の技でもいけるはずだ」

エンジェウーモン「そうさせてもらうわ…リリスモンを討つのはこの……うっ…!」ヨロッ

まどか「エンジェウーモン!大丈夫!?」

エンジェウーモン「ええ…さっきのセイントエアで力を使ったからちょっと……でも、ホーリーアローの狙いがうまく定まるかしら……」

ベルゼブモン「だったら俺がオメェを支えて狙ってやる、しっかり撃てよ!」ガシッ!

エンジェウーモン「!」

さやか「おっ!お熱い共同作業かな〜?」

ウィザーモン「え!?」

エンジェウーモン「な…何言ってるのよ!!」

ほむら「(ああ…私もまどかとあんなふうに……)」

ベルゼブモン「あと、さっきお前らからもらった聖なるパワーは俺の体の中にあるとムズムズして鬱陶しいからこの矢の込めるぜ!」パァァァ…!

エンジェウーモン「わかったわ…照準はあなたに任せる……」

ベルゼブモン「そこだぜ!」

エンジェウーモン「これで…忌まわしき過去を断ち切る!!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュゥゥゥゥゥン!!

リリスモン「!!!」

ズバァァァン!!

まどか「やった!」

ほむら「矢がリリスモンの身体を貫いたわ!」

リリスモン「きゃ…きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォォォォォォォン!!
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:16:49.09 ID:TG5uWNQd0
クルモン「やっつけたクル!」

さやか「とうとう…七大魔王の一人を倒したんだねあたし達……!」

マミ『ええ…!』

エンジェウーモン「…さようなら……リリスモン……私の忌まわしき過去の一つ……」

杏子『…あれ?おかしいぞ?奴のデジシードが無ぇ!!」

まどか「え?」

カイゼルグレイモン「たまたま落とさなかっただけじゃないのか?」

ほむら「いいえ、グリーフシードとは違って、デジモンは倒せば必ずデジシードを落とすはず……」

まどか「ほむらちゃん、グリーフシードって何?」

ほむら「(しまった…つい…!)」

ほむら「と…とにかく…リリスモンのデジシードが見当たらないという事は……」

ベルゼブモン「だがよぉ、確かに殺った手応えはあったはずだぜ!」

QB「これはまさか……」
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:19:33.76 ID:TG5uWNQd0
〜???〜

リリスモン「こ…ここ何処なの…?私…生きてるの……?」

ルーチェモンFD「その通りだ」

リリスモン「ルーチェモン…!」

デーモン「奴等に葬られる寸前にワルプルモン様がお前をお救いくださっだのだ」

リリスモン「デーモンまで……」


――リリスモンよ――


リリスモン「そのお声は…ワルプルモン様!」


――七大魔王は一人でも欠けるわけにはいかない――


ルーチェモンFD「そう、来たるべき“祭典”まで……」

リリスモン「それで私をお助け頂いたのですね!このリリスモン身に余る光栄ですわ!!」


――それまでにお前はこの闇の中で眠っててもらう、我が夜が訪れる刻まで――


リリスモン「一度奴等に負けた私ですから仕方ない事ですわね…でも、楽しみにしてますわ…あなた様の破界の祭典の刻……『ワルプルギスの夜』を!!」

ルーチェモンFD「(そして破界の後は私が創造する新世界を……!)」

デーモン「(その夜までに我輩が超究極体に…アルカディモンの育成を急がなくてはな……しかし、テイマーには目星が付いた…)」

?「一度負けた奴がその時役に立つのかよ?」

リリスモン「え?えぇ!?あなたは……!?」

ルーチェモンFD「ふん、貴様もこいつを見て流石に面を食らったようだな」

デーモン「紹介しよう、このデジモンこそが新たな七大魔王なのだ」

リリスモン「新たな七大魔王って……だってこいつが何でここに……?ちょっとコレどういう事よ!?」


――リリスモンよ。今は眠れ、我が夜の訪れる刻まで――


リリスモン「どういう事よおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?」
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:23:00.19 ID:TG5uWNQd0
〜リリスモンの城・城外〜

杏子「リリスモンを結局殺ったかどうかははっきりしねぇけど、アタシ達が次に目指すのは……」

マミ「美国織莉子達がいるローヤルベースね」

ギルモン「そこにゆまもいるんだよね」

アグニモン「今度の今度こそゆまを…!」

さやか「で、それってどこにあるの?」

QB「ローヤルベースは移動式の空中要塞だからね、今は何処を移動しているかは…」

テリアモン「そんなぁ…」

ほむら「アナログマン……奴も美国織莉子同様これ以上野放しにできないわ」

まどか「その要塞の場所の事…シブミって人なら何か知ってるかな?」

マミ「!? シブミ!?シブミって言ったの鹿目さん!!」

まどか「あ、マミさんにまだちゃんと話してなかったですよね。スピリットを探してる時わたし達シブミって人に会ったんですけど……」

ほむら「まだ、この世界に人間がいたの?」

テリアモン「まあ、マミ達以外のテイマーもいるみたいだし」

さやか「えぇ!?あたし達以外のテイマ法少女が!?」

テリアモン「うん、フォレストゾーンで僕を助けてくれたオリンポス十二神って子が言ってたんだ〜」

QB「オリンポス十二神があの森にいたのかい?」

アトラーカブテリモン『あの女やな……』

スティングモン『やっぱり姐さんに助けられてたんだね』

ブイモン「え?スティングモン達の知り合い?」

マミ「ちょっと黙っててあなた達!!」

ブイモン「は…はい!」
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:27:04.65 ID:TG5uWNQd0
ロップモン「マミ…どうしたなり?」

杏子「んな興奮して、いつものマミらしくないじゃん」

マミ「鹿目さん、本当にシブミって人に会ったの!?」

まどか「は…はい、水の宇宙の館で……」

テイルモン「アナログマンと共に私達デジタルモンスターの基となったデータを作り出したと言っていたわ」

インプモン「俺達デジモンを作った!?」

まどか「やっぱりマミさんとはお知り合いだったんですね!アナログマンとも知り合いだからその要塞の場所知ってるんじゃないかなって……」

マミ「嘘…そんなはずないわ……だってシブミって……」

テリアモン「マミ…?」

マミ「私のお父さんの研究仲間内のニックネームなのよ……!」

杏子「え…?」

ギルモン「どういうこと?」

さやか「だって…マミさんの両親はもういないんじゃ……」

ほむら「それって……」

マミ「…その人に会いに水の宇宙へ行きましょう!」

杏子「待てよ!ゆまを助けるのにローヤルベースを探すのが先だろ!!」

マミ「だから、その場所がわからないんだからその人に聞きに行くんでしょ!!」

テリアモン「二人とも〜!」

ギルモン「ケンカしない!」

インプモン「それによぉ…場所を聞きに行くって言っても……」

ほむら「その必要は無くなったみたいね……」

まどか「え?…あっ!あれって…!!」

ゴゴゴゴゴゴ…!!

マミ「あれがローヤルベース!!」

杏子「わざわざむこうから御出ましかよ!!」

さやか「あんなデカイのが浮かんでるなんて…ラピュタじゃないんだからさ!!」

テイルモン「ラピュタといえば、シータばっかでムスカ×パズー本が全然見当たらないわ!!」

インプモン「んな、まるでゴミのような本オメー以外いるかよ」

テイルモン「ダッフィー親方×シャルルもいいわ!!」

インプモン「んな脇役の名前覚えてるのかよ!?ある意味すげーよお前!!」

テイルモン「何言ってるのよ!あの二人のガチムチ対決はラピュタでも屈指の名シーンでしょ!!」

まどか「そんな事よりどうするの!?あれ!?」

ほむら「突入あるのみね……!」
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/04/26(木) 23:31:23.92 ID:TG5uWNQd0
〜次回予告〜

杏子「明後日にはアタシのfigma発売だな!これで魔法少女5人全員集合できるな!」

デュークモン「杏子!このデュークモンのD-Artsが一向に出る気配がないぞ!」

杏子「今年中には発売するって言ってんだからそのうち出るだろ」

ほむら「どうかしらね?メタルガルルモンやブラストモードも参考出品以降出す気はないみたいだし……」

ベルゼブモン「お蔵入りする可能性もあんのかよ!」

デュークモン「そのような事このデュークモンが絶対に許さない!!」

ほむら「だって、あなたのD-Artsは>>1がよく行く店ではワゴンなのに未だに売れ残ってるし」

ベルゼブモン「俺か?俺のD-Artsが売れなかったせいで他のデジモンが商品化しないのか!?」

デュークモン「ベルゼブモン!絶対に許さない!!」

ベルゼブモン「うわっ!やめろヴァカ!!」

ほむら「ま、私やまどか、マミのように人気を見込んで生産しすぎて売れ残るパターンもあるけどね…売れ残りを危惧して生産数が極力絞られたせいで即売り切れって例外があったけど」

さやか「あたしか?あたしの事か!?」

ブイモン「そのせいで>>1は危うくさやかのだけ買い逃すところだったけどな。ところでマグナモンのD-Artsまだかあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さやか「ぶっちゃけありえないんじゃない?」

ブイモン「おいいいぃぃぃぃぃ!!!」

ベルゼブモン「とにかく、今後のデジモンのD-Artsの未来のためにベルゼブモンを見かけたら買えよオメーら!!」

デュークモン「このデュークモンを発売させろとアンケートも出すのだ!!」

杏子「次回、デジモン☆マギカ!」

杏子『突撃!ローヤルベース』

デュークモン「君もテイマーを目指せ!」

杏子「アタシのfigmaもよろしくたのむな!」


今回はここまで
マジでデュークモンは本当に発売するんでしょうかね?
リリスモンの必殺技は一部は漫画版クロウォからの引用で最後のは完全に捏造技ですね
今回のあれはCDジャケットを意識したネタです一応
ではまた
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/27(金) 00:13:43.80 ID:eBhyAG2DO
>>1

>>765
┌(┌ ^o^)┐ホモォ…
こいつはツイッターで一時期話題になった腐食獣です

エサであるホモ画像を探しツイッターを這いずりまわる腐女子の姿
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/27(金) 15:46:31.14 ID:Vn5sO71m0
>>787
ちゃんみおですね、分かります
ファミ通でリデジタイズの情報キタァァァ!!
今からわくわくが止まらんぜ!
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/04/28(土) 02:13:39.27 ID:+KYNXszAO
デュークモン「ミニスカニーソ以外はこのデュークモンが絶対に許さない!」

すみません出来心です
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:39:12.40 ID:E9To66J30
こんばんわ

>>787
ググったら某所のその顔文字のイラストが出てきて、どれも夢に出てきそうな恐いのばっかりだったんですけど!!

>>788
なんかゲームに付いてくるシリアルカードでGREEのデジコレでオメガモンやベルゼブモンのカードを手に入れることができるらしいですね
でも、GREEやらモバゲはライダーのヤツで痛い目にあったからもう懲りごりなんだよなぁ……
ところでモバゲのまどマギのオリキャラもある役で出そうかと思ってるんですけど
知名度低い上に誰得?って感じですかね?一応デジモンは決まってるんですが……

>>789
ベルゼブモン「許さないだと?レギンスは許さないだと!?そんな台詞はこの俺を倒してからほざけっ!!」

すみませんやっぱミニスカニーソです

投下
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:43:11.01 ID:E9To66J30
〜ローヤルベース・アナログマンの研究ラボ〜

アナログマン「ククク…あの娘達の存在はそろそろ目障りになってきたからね…リリスモンとの戦いで疲弊している今を狙わせて潰させてもらうよ」

ゆま「……」

織莉子「この子の暗黒の種の花ももうすぐ開花しそうね……」

アナログマン「そうだね、咲いた暁にはそのエネルギーを私にもお裾分けしてくれよ?」

織莉子「ええ、あなたは私のよき協力者でしたからね」

キリカ「花が咲きそうって……私には何も見えないよ織莉子?」

アナログマン「ふふ…普通の人間には見えないだろうね……」

キリカ「はぁ?普通って、テイマ法少女の私は普通じゃないだろ!」

カオスモン「おい、アナログマン……この右腕のバンチョーレオモンが思い通りに動かないのを改善してくれる件はどうなったんだよ?」

キリカ「…君、ずっとデジモンの姿だけどもう元の人間の姿には戻れないのかい?」

カオスモン「みてーだな…けど構わねぇぜ…俺は自分で望んで力を手に入れたんだからなぁ…!」

織莉子「完全にデジモンと化す事で不安定だった精神状態も安定したようね」

カオスモン「だが、この右腕はたまに俺の言う事を聞かなくなる…この前、赤髪の女とやり合った時だってコイツがちゃんと動いてりゃあ!」

アナログマン「それなら、先程完成したこのデジメモリでアームチェンジしてみようか」

キリカ「デジメモリ?」

カオスモン「アームチェンジだと?」

アナログマン「このデジメモリは私が捕獲したデジモンの生体データを解析、分解してチップの形にして記憶してるメモリだよ」

カオスモン「どうやって使うんだよ?」

アナログマン「君達のデジヴァイスにも差し込み口があるだろ?」

キリカ「本当だ。そのメモリを差し込むとどうなるんだい?」

アナログマン「こう…いや、もうカオスモン君と呼んだ方がいいかね。君の場合は腕のデジモンをそのメモリのデジモンのアームにチェンジさせる事ができる」

カオスモン「このきかん坊の腕を変える事ができるのか!でも、ヴァロドゥルモンだぁ?こいつこのバンチョーレオモンの腕より強いのかよ?」

アナログマン「いやいや、そのデジモンをメモリにするために探しだして捕獲するのは結構骨が折れたんだよ?何せ、現在のデジタルワールドではもう絶滅してたかもしれない古代種のデジモンだったしね」

カオスモン「古代種か…だったら実力はバンチョーレオモンに負けねぇって事か…いいぜ、ありがたく使わせてもらうぜ!」

アナログマン「もう一匹捕獲してデジメモリにしたいデジモンがいるんだけどね…それは今回の事が終わってからにしようか」
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:45:21.84 ID:E9To66J30
キリカ「そのデジメモリって他にもあるのかい?私達が使うとどうなるんだ?」

アナログマン「バイオデジモンに進化できるよ」

キリカ「……じゃあ、いらない」

アナログマン「おや、奴等はスピリットで進化してくる事もあるんだろう?だったら君達も対抗してこれでバイオデジモンに進化して戦ったらどうかな?」

キリカ「つーかソレガイアメモリのパクリだよね?」

アナログマン「まあ、メモリで簡易的に進化したバイオデジモンは彼や倒されたあの二人のように直接身体にデジモンのデータを植え付けたバイオデジモンに比べると格段に劣るけどね」

キリカ「お手軽アイテムで変身より改造手術の方がってやつだね」

アナログマン「でもね、このデジメモリはリアルワールドでは良い値段で売れてるんだよ。このメモリで進化したバイオデジモンは今頃リアルワールドで暴れ回っているだろうね」

キリカ「ミュージアム気取りかよ!やっぱガイアメモリのパクリじゃん!!」

ピコデビモン「しかし、ドクター。今送られてきたリアルワールドの現状報告によるとまた、例の組織のテイマーとデジモン達によってメモリで進化したバイオデジモンが倒されたようですよ」

織莉子「例の組織…?ああ、DATSヒュプノスの……」

アナログマン「プレイアデス部隊か…まあ、いいさ。好きに泳がせておけば……」

キリカ「え?何?ダット何たらとか、プレイ何とかって?探偵?」

アナログマン「リアライズしたデジモンが起こす事件とネット障害の処理をする組織だよ」

織莉子「勉強不足よキリカ」

キリカ「そんなの実物のデジモンを認知してない一般人だって知らない事なんだろ織莉子?」

織莉子「そしてプレイアデス部隊はその組織に飼われたテイマー達……」

アナログマン「元はデジモンを排除しようとしてたのに、毒を持って毒を制するのか今度はテイマーを利用しようとするとは酔狂なものだよ。あのジッポカチカチ男は」
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:47:48.26 ID:E9To66J30
キリカ「リアルワールドの事なんてどうでもいいじゃないか。この世界とは時の流れが違うんだし」

織莉子「でもねキリカ、リアルワールドも負の感情で満たしておく必要があるのよ」

キリカ「負…?」

アナログマン「そう、ワルプルモンが行う来たるべき祭典のためにね……」

キリカ「…私は織莉子がやる事の付いて行くだけだけどさ……さてと、恐らく奴等が乗り込んでくるだろうけど準備はいいかい?」

アグモン「おう!今までやられた分を倍返ししてやるぜ!」

織莉子「その子は花を刈ったらもう使い物にならなくなるでしょう…ルーチェモンにデジソウルを吸い尽くされた鹿目まどかの様に……」

ゆま「…うぅ…キョーコ……」

織莉子「だから、あなたは私に仕えてもらうわよ」

ダークナイトモン「いいだろう、テイマーがいないとデジクロスができないからな…」

ガブモン「ふん…織莉子のデジモンはパートナーの俺だけで十分だ」

ダメモン「アイツらに勝てないユーが言ってもダメね!説得力が無いねっ!」

ガブモン「くっ…!織莉子、こんな奴も使うのか?君の品性が疑われるぞ?」

織莉子「そうかしら?意外とかわいいじゃない」

キリカ「え?」

アナログマン「さて、君達だけで事が済めば良いが…できればコイツはまだ使いたくないんだよね…」

キリカ「その羊の七大魔王かい?」

ベルフェモンS「zzzz……」

カオスモン「この羊を起こすまでもねぇ!俺の自伝にはこいつの名は不要だ!俺がこの力で奴等を片付けるんだからなぁ!」

アナログマン「(まあ、こいつを使う前に私が作った最高傑作の合成デジモンが奴等を葬るさ……あの世で見ていろよシブミ、私はデジモンを利用して全てを手に入れる……そして娘さんも君の元へ送ってあげるよ……!)」
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:51:51.68 ID:E9To66J30
〜リリスモンの城・城外〜

さやか「突入って……どうやってするのよ!?」

マミ「空を飛んで突入するしかないわね」

杏子「飛んで行くのか?デュークモンって実はあんま高く飛べないんだよなぁ…」

ギルモン「メガログラウモンなら飛べるよ」

ほむら「ベルゼブモンも飛べないけどアーマー進化したサンダーバーモンなら…」

インプモン「サンダーバーモンか、そういやそんなのあったな。ここしばらく進化してねぇからすっかりアーマー進化の存在なんて忘れてたぜ」

ブイモン「おい、インプモン。アーマー進化を馬鹿にしてるってことは遠回しににマグナモンも馬鹿にしてるだろ?ん?」

インプモン「別にアーマー進化もマグナモンも馬鹿にしてねぇし。つーかお前ちょっと被害妄想入ってて引くんだけど」

QB「アーマー進化なんてそんな半端な進化はやめておいたほうがいい」

ブイモン「こいつがマグナモンを馬鹿にするのはいつもの事だよな。という訳でこいつから先に殴らせろ」

インプモン「いや、だからマグナモンの事何も言ってねーし」

QB「何故ならむこうから攻めて来たしね。最初から本気でかかった方がいい」

ブゥゥゥゥン…!
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:53:58.26 ID:E9To66J30
さやか「ホントだ!要塞からデジモンが一杯出てきた!」

テリアモン「ハチだよ!ハチのデジモンだ!」

まどか「あれはわたしがセフィロトモンの中で戦ったファンビーモンにワスプモンにキャノンビーモン!しかもあんなに沢山!!」

ワスプモン「ブンブン!」

キャノンビーモン「ブ〜ンとね〜!」

QB「あれは本来ローヤルベースをガードするのが役目のデジモンだからね」

杏子「要塞に乗り込む前にあのハチの群れを駆除しねぇとな!」

マミ「ええ、ここは総戦力で行きましょう!リロード!アンキロモン!!」

シュィィィン!

アンキロモン「だぎゃ!」

さやか「リロード!スティングモン、ティラノモン、マッハガオガモン!」

シュィィィィン!

マッハガオガモン「イエス、さやか!」

ティラノモン「蜂蜜は大好きだけどハチは恐いから勘弁してほしいなぁ」

スティングモン「あんなに虫が多いと森の事を思い出すかな…」

杏子「リロード!オーガモン!マサルダイモン!」

シュィィィィン!

オーガモン「へへ、敵がわんさかいやがる。腕がなるなぁ!」

マサルダイモン「おうよ!昔、知香を刺しやがったスズメバチの巣を突き止めてお礼参りした事もあったからな!そん時の要領で行けば!」

アグニモン「チカ?それって前に言ってた妹のピヨモンの名前?」

マサルダイモン「…ん?ああ、そうだった!妹の名前はチカだ!」

ギルモン「また記憶がもどったんだねマサルダイモン」

杏子「順調に記憶を取り戻してるって事はアンタの探しているデジモンの事を思い出すのももうすぐだな!」

マサルダイモン「ああ…そして、そいつと一緒に何処かへ向かってる途中だった気がするんだよ…誰かに呼ばれてたような……」

アグニモン「チカか…確かにピヨモン…鳥っぽい名前だな。ロボット鳥的な」

さやか「(……いや、妹も本当にデジモンなの……?)」
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:56:05.17 ID:E9To66J30
まどか「リロード!ウィザーモン!アトラーカブテリモン!」

シュィィィン!

ウィザーモン「グゥレイト!数だけは多いぜ!」

アトラーカブテリモン「それお前の台詞ちゃうやろ」

ほむら「リロード、エンジェモン!」

シュィィィン!

エンジェモン「成熟期のままではな…それに向こうが数で来るなら私が進化して一気にヘブンズゲートで……」

アンキロモン「いんや!俺とジョグレスしてシャッコウモンで攻めた方がいいだぎゃ!」

QB「それに、いくらヘブンズゲートでもあの巨体なキャノンビーモン達を一斉にゲートの中へ入れることはできないだろう」

ほむら「ここはパワー重視のシャッコウモンにジョグレスさせた方がいいのね」

アンキロモン「と、言う訳だぎゃ!」

エンジェモン「い…嫌だ!シャッコウモンはもう……」

マミ「確かにあの姿になるのは躊躇するでしょうね……」

ロップモン「躊躇といより露骨に否定しているが」

アンキロモン「いいから、大人しく俺とジョグレスするだぎゃ!」

エンジェモン「嫌だあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

インプモン「いつもスカしてるエンジェモンがアレほど嫌がるたぁな……」

テイルモン「ジョグレスを拒むエンジェモンとジョグレスを強要するアンキロモンね……合体を……」ジュルリ…

まどか「テイルモン、変なこと考えてるとあなたも女の子のデジモンとジョグレスさせるからね?」

テイルモン「そ…それは勘弁だわ……!でも、私とジョグレスが適合するデジモンなんていないと思うけどね」

マミ「それじゃあ、行くわよ暁美さん!」

ほむら「わかったわ。いいわねエンジェモン?」

エンジェモン「…しかたない……」

アンキロモン「観念したかぎゃ!」

さやか「ブイモンとスティングモンもジョグレスで行くよ!」

ブイモン「おう!」

スティングモン「よしっ!」

まどか「同じジョグレスのはずなのにあっちとそっちのコンビでテンションの差が違うね」

ほむマミさや「「「ジョグレス!!」」」
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 19:57:15.46 ID:E9To66J30
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EMs9K4zD97k

―ブイモン進化ぁ!ブイドラモン!!―

―ブイドラモン!―

―スティングモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―パイルドラモン!!―


―アンキロモン!―

―エンジェモン!―

―ジョグレス進化ぁぁぁぁ!―

―シャッコウモン!!―


パイルドラモン「ジョグレスタッグの力、見せてやろうぜ!」

シャッコウモン「だぎゃ!」

パイルドラモン『デスペラードブラスター!!』ドドドドドドドッ!!

シャッコウモン『アラミタマ!!』ビィィィィィ!!

キャノンビーモン「ぶぅぅぅぅん!?」

ドゴォォォォォォン!!

マッハガオガモン「私達も続くぞ!」

オーガモン「久しぶりに暴れてやるぜ!」

マッハガオガモン『ガオガトルネード!!』ドゴゴゴゴゴッ!!

オーガモン『覇王拳!!』シュゴォォォン!!

ドガァァァァァン!!

マサルダイモン「よっしゃあ!ガンガン行くぜぇ!!」ドガッ!
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:00:26.45 ID:E9To66J30
ワスプモン「ぶ〜ん!刺してやるぶぅ〜ん!」

ほむら「インプモン!進化を!」

インプモン「その必要は無ぇぜ!このままで行けるぜ!」

インプモン『ピラー・オブ・ファイアー!!』ジュゴオォォォォォ!!

ワスプモン「熱いぶぅぅぅぅん!!」

ドゴォォォォン!!

インプモン「どうよ?成長期のまま成熟期をやれるなんて強くなってね俺?」

ほむら「ええ…そうね」

杏子「それだったらアタシのギルモンも行けるぜ!ギルモン、例の新必殺技だ!」

ギルモン「わかった!」ダッ!

ギルモン『ロックンロールブレイカー!!』ギュルゥゥゥゥン!!

インプモン「うおっ!回転突っ込みか!」

ワスプモン「ハチなのに刺されたぶぅぅぅぅん!!」

ズバァン!!

杏子「強くなってるのはインプモンだけじゃねぇぜ?」

インプモン「へっ!そっちもやるじゃねぇか!」

QB「(そうだね。君達はロイヤルナイツや七大魔王の枠の強さを越えてもらわないとね……)」
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:01:36.50 ID:E9To66J30
ウィザーモン『サンダークラウド!!』バリバリバリ!!

ウィザーモン「しかし、案の定……」

テイルモン『ネコパンチ!!』ドゴッ!

テイルモン「ええ、切りが無いわね」

まどか「これじゃあ、いつまでたってもあの要塞に行く事ができないよ!」

アトラーカブテリモン「まどか、お前達はパートナーと共に先に要塞に行くんや」

まどか「え?でも……」

ウィザーモン「それがいい、ここは俺達だけで食い止める」

テリアモン「でも、また別のデジモンが来たよ!」

ギルモン「今度はハチじゃないよ!」

パイルドラモン「あれは…!!」

バサァ!

ズドォォォン!!

メイルバードラモン「ふっ…」

デッカードラモン「フォフォフォ…」

マミ「メイルバードラモン!デッカードラモン!」

杏子「知ってるのか?」

さやか「呉キリカのデジモンだよ!」

スティングモン『先生……!』

アトラーカブテリモン「……」

ほむら「でも、呉キリカとパートナーのアグモンは出て来ない……」

マミ「あの要塞で待ち構えているということかしら…?」

アトラーカブテリモン「構へん、ここはワイらに任せて行くんや…お前も……」

スティングモン『わかった…先生の事はお前に任せる…美樹さん!インペリアルドラモンに進化だ!みんなを乗せて突入しよう!』

さやか「わかった!クルモン!」

クルモン「クルーン!」ピカァァァ!
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:04:18.77 ID:E9To66J30

BGM
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=3JFRzOT7hwk


―パイルドラモン究極進化!インペリアルドラモン!!―


インペリアルドラモン「ローヤルベースに突っ込む!みんな乗ってくれ!」

マミ「ええ!テリアモン、ロップモン!」ダッ!

テリアモン「も…無問題!」

アグニモン「あそこにゆまがいるなら当然オイラも行くってばよ!」

ほむら「クルモンも!」

クルモン「クルっ!」ピョコン!

杏子「みんな乗ったぜ!」

マミ「行きましょう!アナログマン…倉田がいるローヤルベースへ!」

マサルダイモン「倉田……!?」ダッ!

杏子「お、おいマサルダイモン!?アンタまで何で乗るんだよ!?オーガモン達と戦えよ!」

マサルダイモン「何だかわからねぇけどそいつをほっとけねぇ気がするんだ!俺も連れてってくれ杏子!」

杏子「でも、こっちに残してく戦力はアンタが抜けると……」

マッハガオガモン「大丈夫だ!私たちだけで何とかやってみせる!」

ティラノモン「俺も伊達にティラノ師匠に鍛えられてたわけじゃないのよ!」

アトラーカブテリモン「行くんや…早く…!」

まどか「わかた…みんな、必ず無事でいてね!」

ウィザーモン「ああ、全員生き残るさ!」

テイルモン「そういう事言うと逆にフラグだからおよしなさいって!」

インペリアルドラモン「それじゃあ、行くぞ!」バサァ!

ゴオォォォォォ!!

デッカードラモン「如何にジョグレスで進化した究極体と言えど、空飛ぶデジモンはワシの格好の的だと忘れたかスティングモンよ?」

デッカードラモン『デッカードランチャー!!』ドドドドドッ!!

ウィザーモン「不味い!」

アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』バシュゥゥン!!

ドゴォォォォォン!!

デッカードラモン「…止めたか……お主にはワシの攻撃の癖はお見通しか……アトラーカブテリモン」

アトラーカブテリモン「ワテに戦いを一から教えたのはあなたやからな……おばあちゃん」

シャッコウモン「え?」

ウィザーモン「え?」

メイルバードラモン「え?」

一同「ええぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:07:12.85 ID:E9To66J30
ウィザーモン「お…お前がよく言ってるおばあちゃんって……あのデッカードラモンの事だったのか!?」

アトラーカブテリモン「そうやで、ワテを天の道に導いてくれたのがおばあちゃん…あのデッカードラモンや」

シャッコウモン「マジでおばあちゃんだぎゃぁ!?」

アトラーカブテリモン「おばあちゃん言うても、蟲の王に親を喰われて孤児になったワテを拾って育ててくれただけで本当のおばあ

ちゃんやないで」

ティラノモン「そうじゃなくて、アレおばあちゃんって言うよりおじいちゃんだよね!?声や喋り方からして!どっちでもいいけど!!」

ウィザーモン「本来デジモンに性別は無い…が……」

メイルバードラモン「お前……自称雌なのか……?」

デッカードラモン「ん?そうじゃが?愛を知るためには女としての自我を持つのが一番だからの」

マッハガオガモン「そうなのか……」

オーガモン「まあ、人間も爺も婆も性別があってないようなもんだからよぉ……」

デッカードラモン「コレコレ、そういう差別はダメじゃ。老齢にだって恋愛はある!」

ウィザーモン「それはともかく……お前育ての親と戦えるのか?」

アトラーカブテリモン「ワテの天の道を阻むのなら…例えおばあちゃんでも……!」

デッカードラモン「だが、迷いが見えるのアトラーカブテリモン。まだ天の道を往き、総てを司るのにはほど遠いな」

?「それなら私がお前の相手をしよう」

アトラーカブテリモン「お前は…!!」

ファンビーモン「ぶ〜ん!隊長〜!」

ウィザーモン「隊長だと!?」

タイガーヴェスパモン「そう、私はローヤルベースの護衛隊長、タイガーヴェスパモンだ!」
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:09:01.44 ID:E9To66J30
“タイガーヴェスパモン”

究極体 サイボーグ型 ウィルス

“空中秘蜜基地「ローヤルベース」”を守るサイボーグ型デジモン
ヴェスパモンは見た目の細く鋭いシルエットからは想像が出来ないほど驚異的なスタミナを誇り
戦闘中に決して動きを止めることはない
中でもトップ0.08%というエリート中のエリートは、“秘蜜部隊「ローヤルコマンド」”となり、コードネームを与えられる
単独での戦闘能力がずば抜けていることから“タイガー”のコードネームを持ち、
“秘蜜武器「ローヤルマイスター」”を虎の牙の如く2刀流で扱う
必殺技は2刀流「ローヤルマイスター」で敵を突き刺す『マッハスティンガーV(ビクトリー)』


タイガーヴェスパモン「久しぶりだなアトラーカブテリモン、豆腐料理対決で私がお前に勝って以来か?」

アトラーカブテリモン「あの時の勝負はたまたま審査員の好みで有利だっただけや…ワテは負けてない……」

タイガーヴェスパモン「負け惜しみを、幼馴染の妹の好みくらい把握していなかったのでは総てを司れないな!」

アトラーカブテリモン「くっ…!」

デッカードラモン「因みにその時にアトラーカブテリモンが作ったのは中華風冷奴で奴は麻婆豆腐。スティングモンの妹のみのりっちは温かい方が好みだったんじゃ」

オーガモン「どういう経緯で豆腐料理対決になったんだよ!?」

ティラノモン「最後の一個の豆腐をめぐってかな?」

タイガーヴェスパモン「もちろん、お前が私に勝てないのは料理の腕だけではない…」

タイガーヴェスパモン『マッハスティンガーV!!』シュンッ!

ウィザーモン「速い!全く見えない!」

ファンビーモン「当然だぶ〜ん!並のデジモンが隊長の速さを目で追えるものかぶん!」

アトラーカブテリモン「…!」

アトラーカブテリモン『ホーンバスター!!』ダッ!

ガキィン!!

タイガーヴェスパモン「止めたか…よく、私の動きが見えてたな。天の道をと謳うだけの事はある…だがっ!!」

ガキィィィィン!!

アトラーカブテリモン「ぐっ!」ドサッ!

タイガーヴェスパモン「パワーもスピードも私程ではない!」
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:11:17.67 ID:E9To66J30
ティラノモン「そりゃそうだよ!相手は究極体!俺達だけじゃ無理っしょ!せめてこいつ倒してから行ってほしかったよさやか達!」

ウィザーモン「だが、ここは俺達だけでやるしかないじゃないか!」

シャッコウモン「マミやほむらにここを任されたからだぎゃな!」

マッハガオガモン「それに究極体相手でも私達全員でかかれば!」ドッ!

メイルバードラモン「そうはさせん、ここをキリカに任せれたのは俺達も同じでな!」

メイルバードラモン『プラズマキャノン!!』シュゴォォォォ!!

デッカードラモン『デッカードランチャー!!』ドドドドドッ!!

ドゴォォォォン!!

マッハガオガモン「ぐわっ!!」

デッカードラモン「(さあ、どう乗り切る?我が孫よ……)」

タイガーヴェスパモン「貴様ら選ばれし少女達の二軍デジモン軍団もここで終わりだな」

オーガモン「て…てめぇ…言うに事欠いて二軍デジモン軍団だとぉ…!?」

ティラノモン「まぁ…当たってるけどね……」

ウィザーモン「二軍だろうと、パートナーでなかろうと……私達だってテイマーとの絆はある!」

アンキロモン『マミはレオモンが死んだ時、泣いてくれただぎゃ!』

エンジェモン『私もほむらの信念を信じて共に来た!』

アトラーカブテリモン「おばあちゃんはいっていたで…絆とは決して断ち切る事の出来ない深いつながり…例え離れていても心と心が繋がっている……」

デッカードラモン「それが愛じゃからな……」

ウィザーモン「だから…彼女達の……未来のために!!」

タイガーヴェスパモン「未来?君達に未来は必要ない!ここで終わるからな!」

アトラーカブテリモン「いや…ワテは…ワイらは既に未来を掴んでいる…そして、これからも掴み続ける!」パァァァァ!

タイガーヴェスパモン「何!?」

デッカードラモン「ほほぅ…」
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:13:01.59 ID:E9To66J30
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―アトラーカブテリモン究極進化!ヘラクルカブテリモン!!―


“ヘラクルカブテリモン”

究極体 昆虫型 ワクチン

カブテリモン種とクワガーモン種のデータを併せ持って進化した究極の昆虫型デジモン
巨大な角と鋏を持ち、正反対の性質だった2種のデジモンの欠点を完全に補った形態といえる
体は黄金色に輝き、アトラーカブテリモンが失った飛行能力も復活強化し、超音速でデジタルワールドを駆け巡る
もはやこの究極の進化を果たしたヘラクルカブテリモンにかなう存在は少ないだろう
必殺技は「メガブラスター」の強化版『ギガブラスター』
この技を受け消滅しない者は存在しない


シャッコウモン「究極体に……」

オーガモン「進化しやがった!!」

ティラノモン「ちょっ!ずるくね!?テイマーのデジソウルもクルモンの光も使わずに究極体に進化しちゃうなんて!!」

ヘラクルカブテリモン「おばあちゃんはいっていたで…ワテの進化は光より早い。全宇宙の何者もワテの進化にはついて来れない」

メイルバードラモン「お前、本当にそんな事言ったのか?」

デッカードラモン「フォッフォッフォ…」

マッハガオガモン「まあ、リーダーも自分の力だけでサーベルレオモンに進化してたから有り得ない事ではないけどな…」

ウィザーモン「(あるいはまどかのデジヴァイスに居た影響か?あ、それなら俺も進化できなきゃ変か)」

タイガーヴェスパモン「究極体に進化したぐらいで…この私に……」

ヘラクルカブテリモン「……」シュンッ!

ドガッ!バキッ!バゴォォン!!

オーガモン「ありゃ〜奴より速ぇぜ!!」

タイガーヴェスパモン「ば…馬鹿な!ヘラクルカブテリモンが私のスピードを越える事など……!!」

ヘラクルカブテリモン「ワテはただのヘラクルカブテリモンやない…天の道を往き、総てを司るヘラクルカブテリモンや」

ティラノモン「ねぇ、ちょっと!これ誰かが爆死する役やらなきゃいけない気がしない?青いからマッハガオガモンとかどうよ?」

マッハガオモン「ノーだ」

ウィザーモン「お前がやれ」

ティラノモン「酷ぇ、どっちでもいいけど」
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:15:54.11 ID:E9To66J30
タイガーヴェスパモン「こ…この不協和音がっ!!」ドッ!

タイガーヴェスパモン『マッハスティンガーV!!』

ガキィィン!!

シャッコウモン「角で受け止めただぎゃ!」

ヘラクルカブテリモン「ふっ…!」ブォン!

タイガーヴェスパモン「ぐわぁ!!」ドゴォン!!

オーガモン「そのまま投げつけて叩きつけたぜ!」

メイルバードラモン「愚かな…先とはパワーが違うというのは分かりきってるはずだろう!」

デッカードラモン「冷静さを欠いたな。勝負は見えたの」

ヘラクルカブテリモン「終わりやで…」シュオォォォォ…

ヘラクルカブテリモン『ギガブラスター!!』ジュゴオォォォォォォォォン!!!

タイガーヴェスパモン「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ドゴォォォォォォォォォン!!!

ヘラクルカブテリモン「できればお前とは、豆腐料理対決のリベンジと行きたかったんやけどな……」

オーガモン「よっしゃあ!やったぜぇ!!」

ウィザーモン「油断するな!まだ敵は多く残ってるぞ!」

キャノンビーモン「よくも隊長をぶ〜ん!!」

メイルバードラモン「俺達も相手になろう…」

デッカードラモン「ヘラクルカブテリモンよ。究極体に進化したとはいえ、ワシを容易に倒せるとは思わんことだな」

ヘラクルカブテリモン「わかっとる…ワテに戦い方を教えたのはおばあちゃんやからな……」

ウィザーモン「(テイルモン……まどか……!!)」
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:17:29.37 ID:E9To66J30
〜ローヤルベース・内部〜

ドゴォォォォン!!

インペリアルドラモン「よしっ!何とか中に入れたな!」

さやか「インペリアルドラモンでも入れるくらいの広さだなんて……」

マミ「アナログマン…倉田は何処に……」

マサルダイモン「…倉田……」

カオスモン「アナログマンの前に俺達の喧嘩を買ってもらおうか!俺の自伝に新たなページを書き加えるためになぁ!」

ギルモン「カオスモン!!」

キリカ「君達の二軍デジモンは今頃私のメイルバードラモンとデッカードラモンが倒しているだろうね!」

織莉子「そして、貴方達は私達が……」

さやか「呉キリカ!」

ほむら「美国織莉子…!」

杏子「テメェ…ゆまは……」

アグニモン「ゆまは何処だ!ゆまをいい加減返せってばよ!」

ダークナイトモン「返すとも、暗黒の花を刈り取った彼女はもう用済みになるしね」

アグニモン「ダークナイトモン!!」

まどか「酷い…ゆまちゃんに散々酷いことさせておいて……」

テイルモン「用が済んだらポイってわけ!?」

アグニモン「許しちゃおけない……!!」

織莉子「貴方達を始末したら、あの子も同じ場所に逝かせてあげるから心配しないで」

インプモン「ふざけたことを抜かしやがるぜ!」

織莉子「そうかしら?あなたのテイマーがしてきた事に比べれば私の行いなど微々たる事だと思うけど?」

ほむら「…!!」

まどか「ほむらちゃん…?」

インプモン「(こいつ…ほむらの事知ってるのか…?でもよ!)」

インプモン「テメェに何がわかるってんだよ!ほむらはなぁ!!」

ほむら「黙ってなさい」

インプモン「あぁ?黙ってろって……けどよぉ!!」

ほむら「そうね、黙らせるならあの女の減らない口の方ね……!」

インプモン「そうこなくっちゃな!」

Bウォーグレイモン「なめんじゃなぇぞ!」

Bメタルガルルモン「俺は織莉子の成す事のために……!」

Bウォーグレイモン「俺もキリカが従う織莉子に従う……!」

テイルモン「(あのバケツ帽子の子…嫌な臭いがする……本当に人間なの?あの子……?)」

杏子「テメーらには今日こそ落とし前をつけさせてもらうぜ!!」

織莉子「哀れね…せめてやすらかに絶望させてあげるわ……」
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/01(火) 20:18:36.99 ID:E9To66J30
〜次回予告〜

エレキモン「明日は漫画版クロウォの最終巻発売日〜!」

ジジモン「アニメのクロウォが受け付けられんかったって人も読んでなかったら全四巻ぜひ買って読んでみてくれ!騙されたと思っ

て!」

エレキモン「アニメ本編がダメでも漫画版ならイケるってデジモンファンも多いからな!」

ジジモン「まあ、アニメクロウォもイケてもこのSSは無理ってデジモンファンも多いじゃろうからな……」

エレキモン「おい、ジジイ!!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『激突融合デジモン!オメガモンズワルト&カオスモン!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

まどか「クロウォ漫画版の擬人化テイルモン可愛いよね」

テイルモン「じゃあ、私もウィザーモンに頼んでしてもらうわ」

まどか「わたしのテイルモンの場合はあの漫画のウィザーモンが一回変身してたようなタイプの人の方がピッタリだと思うよ?」

テイルモン「酷いわまどか……」

ジジモン「ネネさんの際どいシーンが楽しみじゃわい」


今回はここまで
漫画版クロウォの最終回…単行本待ちでやっとです
明日が待ち遠しいです
ではまた
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 21:05:07.31 ID:l/FlhFKDO
倉田ぁー!バキッ!

>>1乙だぁー!


漫画版ワクワク

もちろんこのスレも楽しみにしてますb
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 21:36:56.39 ID:An89oSiz0
乙!
兄貴の記憶戻ったら色々と面白くなりそうだなwwww
このあと、タイガーヴェスパモンは生まれ変わって
やさぐれたデジモンになるんですね、分かります。
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/01(火) 23:25:10.01 ID:TooewOsRo

二軍活躍回だったな
久々にどっちでもいいけどを聞いた気がする
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 12:51:22.10 ID:CB2EScYDO
ゴキゲンな蝶になって!
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:10:14.60 ID:uykG8eaz0
おはようございます

>>808
ありがとうございます
漫画版クロウォに負けないくらいこのSSのクライマックスも盛り上げられたらいいなぁ…

>>809
時を超えて転生したのが前スレのあの兄弟かと…
弟の方はたぶんまどかに倒されたキャノンビーモン

>>810
たまには活躍させないと「何でこいつら居るの?」になってましたからね
彼等がパートナーに巡り会うまでに活躍させないと…

>>811
ラストシーンで流すのは反則っしょ!
そしてWEBの未収録も見てテイルモンをこんなキャラにして余計申しわけない気持ちになった
ウィザーモン……
だが私は謝らない

投下
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:11:39.48 ID:uykG8eaz0
さやか「(ほむらとコイツらって何か因縁があるの…?)」

杏子「(そういや、すっかり忘れてたけど…ほむらってQBモンが契約した覚えがないイレギュラーだったんだよな……コイツらと同じ…?いや、一応ほむらが持つデジヴァイスもアタシ達と同じ物らしいし……)」

まどか「(並行世界……この子とほむらちゃんはまさか別の世界から……?)」

Bウォーグレイモン「さあ、さっさと進化しやがれ!そのままじゃ潰し甲斐がないからな!」

インプモン「けっ!今まで俺達に勝ったこと無いくせにほざくじゃねぇか!」

Bウィーグレイモン「何だとぉ!!」

Bメタルガルルモン「安い挑発に乗るなウォーグレイモン、今日こそ奴等に勝てばそれでいい。織莉子の成すべき事の為…織莉子の正義のためにな……」

テリアモン「そいつのやっている事のどこが正義なのさ!」

Bメタルガルルモン「視野の狭い者には理解できまい!俺達の“義”は!!」

ロップモン「汝、哀れなり。操られていた四聖獣に愚直に従っていたデーヴァ達と同じなり」

Bメタルガルルモン「何!?」

ギルモン「テイマーがまちがってたらそれはマチガイだっておしえてあげるのがパートナー!」

インペリアルドラモン「その逆もな!」

インプモン「そいつの命令を黙って聞いてるだけのテメェはパートナーじゃなくて、ただの犬畜生にすぎないぜ!」

Bメタルガルルモン「黙れ…黙れ!!織莉子は正しい!“織莉子だけ”は間違うはずがないんだ!!」

Bメタルルガルルモン『フリーズボンバー!!』ドドドドドッ!!

ドゴォォォォォン!!

アグニモン「うわっ!撃ってきやがったってばよ!」

マミ「みんな、進化よ!!」
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:12:37.13 ID:uykG8eaz0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=EbGjxdyRdOI&feature=related

MATRIX
EVOLUTION_


杏マミ『マトリックス・エヴォリューション!!』


―ギルモン進化ぁ!デュークモン!!―


―テリアモン進化!セントガルゴモン!!―


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


―テイルモン超進化ぁ!エンジェウーモン!!―


―ロップモン超進化!アンティラモン!!―


セントガルゴモン「行くぞぉ!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガガガッ!!

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュバキュゥゥウン!!

Bメタルガルルモン『ガルルトマホーク!!』ドンッ!!

ドゴォォォォォォン!!

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』ドッ!

Bウォーグレイモン『ブラックトルネード!!』ギュルゥゥゥゥゥン!!

ガキィィィィィン!!

Bウォーグレイモン「くっ!」

デュークモン「このデュークモンにはそんな攻撃見えてるぞ!!」

キリカ「怯むなウォーグレイモン!」

Bウォーグレイモン『ガイアフォース!!』シュオォォォン!!

バシュゥゥン!!

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』シュゴォォォォォン!!

ドゴォォォォォン!!
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:14:47.03 ID:uykG8eaz0
ツワーモン「NO!ダメネ!数ではこっちが不利ね!」

カオスモン「数で不利でも俺様が強いからそんなの関係ねーんだよ!!」

カオスモン『BAN−TYOブレイド!!』ガシュンッ!!

ベルゼブモン「何だあいつ!?オメガモンと同じ様に腕にデジモンの頭が付いてやがるぜ!!」

アグニモン「ダークドラモンとバンチョーレオモンがジョグレスしたカオスモンだってばよ!」

マミ『バンチョー…レオモン……?』

さやか「ダークドラモンって事は元は人間だったあいつ!?」

マサルダイモン「ダークドラモン……バンチョーレオモン……!!」

アンティラモン「あの時のデジモンが捕らえられて融合させられたのか…!」

アグニモン「そうだよ!無理矢理な!」

マサルダイモン「!!」

カオスモン「ひゃっはっはっは!くらいやがれぇぇぇ!!」ダッ!

マサルダイモン「ちっ…!」シュバッ!

ガァァァァン!!

デュークモン「マサルダイモン……!」

カオスモン「ば…馬鹿な!BAN−TYOブレイドを拳だけで止めただとぉ!?」

さやか「しかも、思いっきり刃の切っ先の部分を拳で受け止めてて平気だなんて……」

ほむら「やっぱりタダ者じゃないわね、あのデジモン」

さやか「……」
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:16:54.60 ID:uykG8eaz0
カオスモン「ちっくしょう!てめぇは……!」

マサルダイモン「バンチョーレオモンは……父さんは……俺に熱い魂を……!!」

カオスモン「な…何訳わかんねぇ事言ってやがる!!」

マサルダイモン「そのバンチョーレオモンを……お前は許さねぇ!!」

バゴォォン!!

カオスモン「ぐわっ!!」

杏子『父さん……?アンタの親父ってあのバンチョーレオモンなのか?』

マサルダイモン「父さん…バンチョーレオモン……俺は……俺はぁ!!」バキッ!バコッ!ドゴォ!!

キリカ「お…おい、カオスモン!!」

カオスモン「て…てめぇ!調子に乗ってんじゃ…」

マサルダイモン「聖ぃぃぃぃぃ!!人間を盾にしやがって!それが漢のやる事かあぁぁぁぁぁぁ!!!」

カオスモン「な…何で俺の名前を知って―」

マサルダイモン「オラアァァァァァァァ!!!」

バゴォォォォォン!!

カオスモン「へなぶしっ!!」

まどか「な…何かおかしくない…?マサルダイモン……」

さやか「いや、アレが何処かおかしいのはいつものことじゃん」

まどか「そうじゃなくて様子が!」

QB「どうやらあのマサルダイモンの失った記憶が断片的に蘇ってるせいで錯乱しているようだね」

ほむら「それにあのデジモンが人間だった時のことも知っているようだけど…」

QB「そうだとしても、彼が知るその人物は並行世界の同一人物だろうね。あのデジモンは違うデジタルワールドから来たって言ってたし」

まどか「並行世界……やっぱりマサルダイモンも違う世界から……」

ほむら「……並行世界の同一人物…ね……」

ほむら「(そう…今一緒にいるまどか達も私にとっては……)」

QB「それにしても、彼が居た世界は大変興味深いね。そもそも、別次元のデジタルワールドからデジモンが迷い込むなんて事例はそ

うそうないのにね。どうやってこの世界に迷い込んだのかな?」

さやか「そうなの?」

QB「このデジタルワールドではね。…いや、もう一つ事例があったかな…方舟に乗り遅れたはずの異分子達……」

ほむら「異分子…?」

まどか「方舟?方舟ってアークの事?」

QB「まあ、君もある意味異分子だったね」

ほむら「黙りなさい」ジャキッ!

さやか「ちょっ!何でいきなりQBモンに銃向けるのさ!?」

クルモン「ほむらこわいでクル……」

QB「おっと、僕としたことがお喋りが過ぎたようだね」

まどか「(QBモンもほむらちゃんの事何か知ってるの…?)」
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:18:39.70 ID:uykG8eaz0
カオスモン「キレたぜ!こんなデジモンにこの俺が!」

マサルダイモン「俺は喧嘩番長だあぁぁぁぁぁぁ!!」

カオスモン「何が喧嘩番長だ!番長でも流石にこの技は拳じゃ止められねぇぜ!!」

マサルダイモン「うおおぉぉぉぉぉぉ!!」

カオスモン『覇王両だ―』

ピタッ!

カオスモン「ぐっ…!この腕……また言う事を……!!」

マサルダイモン「どりゃああぁぁぁぁ!!」

バキィィィィン!!

カオスモン「ぬぐぇあ!?」

マサルダイモン「どうした聖!これで終わりか!」

カオスモン「だから、何で俺の名前知ってるんだよ!」

マサルダイモン「ん?何でだったかな?いや、よく考えたらお前みたいなデジモン知らねーや」

カオスモン「んだよこいつは…とにかく、やっぱこのバンチョーレオモンの腕は使いもんにならねぇ!こうなったらデジメモリでアームチェンジだ!」

まどか「デジメモリ!?」

QB「デジモンの生体データを記憶したメモリか」

カオスモン「デジメモリ!アームチェンジ、ヴァロドゥルモン!!」ガシュンッ!

さやか「メモリをデジヴァイスに差し込んだ!」

シュオォォォォォ!

ほむら「別のデジモンの腕に変わった…!」

カオスモンV「どうだぁ!これで俺の自伝に新たなページが書き加わるぜぇ!!」
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:19:58.52 ID:uykG8eaz0
“カオスモン:ヴァロドゥルアーム”

究極体 特異型 ワクチン

通常、ジョグレス時には、2体のデジモン同士のデジコアが完全に融合し、新たなデジモンに生まれ変わるが
カオスモンは、ジョグレス前のデジモンのデジコアをそれぞれ保持し、非常に不完全な状態でその姿を維持している
カオスモンとは、「存在し得ない」デジモンのコードネームであり
デジタルワールドの“セントラルドグマ”(中心原理)では絶対にありえない特異(バグ)である
極めて不安定な存在のため、寿命が非常に短く
デジタルワールドの管理システムが放つバグを排除するプログラムが走るために寿命が短くなってしまうと推測される
このカオスモンはバンチョーレオモンとヴァロドゥルモンがジョグレスして生まれたものと見られており
両腕にそれぞれのデジモンの面影を見ることができる
必殺技は、「バンチョーアーム」に装備された「BAN−TYOブレイド」から繰り出される無敵の一刀両断『覇王両断剣』と
「ヴァロドゥルアーム」から放つ、浄化の光弾『オーロラブラスター』


カオスモンV「…って、なんじゃこりゃあぁぁぁぁぁ!?バンチョーレオモンの腕が使えねーからアームチェンジしたのに、何で変わったのがダークドラモンの方の腕なんだよ!!」

QB「ヴァロドゥルモンか、デジタルワールド創世のころから存在していたとされる古代種デジモンまでをあのような合成デジモンの素材にしてしまうとはね」

カオスモンV「アナログマンの野郎!いい加減な仕事しやがって!!」

QB「いや、元々君はジョグレス体のデジモンのはずなのにデジコアが融合しておらず非情に不安定なデジモンだ。思い通りの姿に進化しなくて当然だと思うよ」

カオスモンV「不安定だと!?」

QB「このままでは君の身そのものが…」

カオスモンV「んな脅しで俺がビビると思ってんのかよ!思い通りに進化しなかったなら、このヴァロドゥルモンの腕の力を試すまでだ!」

カオスモンV『オーロラブラスター!!』

ジュゴォォォォォォォン!!

マサルダイモン「ぐあっ!!」

カオスモンV「へへ…悪くねぇじゃねぇか……!!」
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:21:57.04 ID:uykG8eaz0
エンジェウーモン「さあて、今度はどんな本を見せてあげましょうかね……」

ツワーモン「そ…そうはいかねいネ!」

ツワーモン『マンティスアーム!!』シュバッ!

アンティラモン『宝斧!!』

ガキィン!

ツワーモン「Ouch!」

エンジェウーモン「あら、助けられたわね」

アンティラモン「汝、ふざけてる場合じゃないなり。真剣に戦いに行するべし」

エンジェウーモン「デーヴァの所にいたせいでおかしな口調になったけど、真面目なのは相変わらずなのねあなた。ケルビモンだった頃と同じ」

アンティラモン「そうなり?」

エンジェウーモン「(でも、その純粋さを利用されて悪ケルビモンにされてしまったけどね……そうならないように今度はあの娘のパートナーになるはずだったのが……)」

ツワーモン「Rabbit!ウサギは大人しくミーの鎌に狩られて食料になるネ!!」

エンジェウーモン「あら?忍者は隠密行動の為に肉なんか食べずに携帯用の非常食を持ち歩いてたって言うでしょ?ほら、ウサギのフンのように丸い…」

ツワーモン「そんなに例えちゃダメダメネっ!!」

エンジェウーモン「あなたウンコだからウンコを主食にしてんじゃないの?」

ツワーモン「NO!んなわけないネ!!」

アンティラモン「汝、腐女子キャラと言うより、ただの下品なキャラに成り下がってきている気がするなり」

ツワーモン「ミーがウンコだからって馬鹿にするのはいい加減にするネ!!」

ツワーモン『スモーキンブギ !!』ブシュゥゥゥゥゥ!!

エンジェウーモン「煙幕!?しまった!あいつが見えない!」

アンティラモン「否、問題無いなり」

ツワーモン『マンティスダンス!!』ドッ!

アンティラモン『アシパトラヴァナ!!』ギャルゥゥゥゥゥン!!

ツワーモン「What!?竜巻でミーの煙幕が掻消されたネ!!」

エンジェウーモン「見えたわ、そこね!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』ビシュンッ!!

ツワーモン「Shuuuuuuuuu!!!」

ドガァァァァァァン!!

エンジェウーモン「完全体でも三大天使の私達二人で掛かればあなたみたいなウンコ忍者程度!」

アンティラモン「汝、三大天使の自覚が有るのならばウンコ言うのやめるべし。品性を持たれよ」

エンジェウーモン「(セラフィモンも生きててくれれば…また私達三人で……)」
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:23:27.91 ID:uykG8eaz0
ベルゼブモン「オラオラぁ!!」バキュン!バキュゥン!

セントガルゴモン「どがががががががががぁ!!」ドガガガガガガッ!!

Bメタルガルルモン「ぐっ…!」

デュークモン「はあっ!!」

ガキィン!!

Bウォーグレイモン「うわっ!!」

ベルゼブモン「どうした、こんなもんかよ!」

キリカ「ちっ!図に乗っちゃって……!!」

織莉子「私の予知で攻撃が見えていても指示を出す前に敵の動きの速さに追いつかない……」

ダークナイトモン『ナイトメアシンドローム!!』ズオォォォォン!!

ドゴォォン!!

インペリアルドラモン「くっ!あいつもいたかそういえば!」

アグニモン「お前の相手はオイラだダークナイトモン!」

ダークナイトモン「いいだろう、先の借りを返させていただこう!貴族の私に屈辱を与えた君は許すわけにはいかないからね!」

アグニモン「許さないのはこっちだってばよ!ゆまを利用するだけ利用したお前らは!!」
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:24:47.20 ID:uykG8eaz0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=428sjIMA7Qg


―ハイパースピリット・エボリューション!カイゼルグレイモン!!――


織莉子「あれが十個のスピリットで進化した超越体……」

キリカ「何がカイゼルさ!グレイモンの名を冠するデジモンは私のウォーグレイモンだけでいいんだよ!やってしまいな!!」

Bウォーグレイモン「そ…そんな事言ったってキリカ…こっちはコイツの相手で手一杯だ!相手はロイヤルナイツなんだぜ!?」

デュークモン「うおおぉぉぉぉぉ!!」

ガキン!ガキンッ!

杏子『このまま押し切るよデュークモン!』

キリカ「何がロイヤルナイツだ…何が十闘士だ……そんな肩書き……私達のデジモンだって……!!」

織莉子「(肩書き……美国の娘としか見られていなかった私……)」

ダークナイトモン『ツインスピア!!』ドッ!

カイゼルグレイモン「遅い!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』バシュゥゥン!!

ドゴォン!

ダークナイトモン「ぬぅ!!」

カイゼルグレイモン『疾風焔!!』

ズバシャァァアン!!

ダークナイトモン「ぐわっ!先より強さが増しているだと……!?」

カイゼルグレイモン「ダークナイトモン……お前の汚れた悪の魂、この剣で断ち斬り浄化する!!」

カイゼルグレイモン『九頭龍!!』

シュボォォォォォォォォン!!

ダークナイトモン「ぐおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

ドガアァァァァァァァン!!

カイゼルグレイモン「止めにまでは及ばなかったか…!」

ダークナイトモン「む…むぅ…!」

キリカ「お…織莉子!!」

織莉子「大丈夫、あのデジモンもジョグレス体なのよ。パーティション!」

シュィィィィン!
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:27:24.97 ID:uykG8eaz0
スカルナイトモン「くっ…!」

デッドリーアックスモン「ぐがぁ…!」

カイゼルグレイモン「前やっていた無限ジョグレスで体力回復か!そうはさせるかってばよ!!」

キリカ「速度低下!!」ズオッ!

カイゼルグレイモン「ぐっ!?」

織莉子「ジョグレス!」

ピカァァァ!

ダークナイトモン「ふっ!」

カイゼルグレイモン「それなら何度でも倒すまでだ!オイラはゆまを取り戻すために負けられないと誓ったからな!!」

キリカ「織莉子!ウォーグレイモン達の方もヤバイよ!」

織莉子「わかってる、そろそろ本気で行きましょう」

キリカ「ああ!ブラックウォーグレイモン!!」

織莉子「ブラックメタルガルルモン!」

織莉キリ「「ジョグレス!!」」

ピカァァァァ!

オメガモンZ「オメガモンズワルト!!」

インペリアルドラモン「ここに来てジョグレスかよ!」

さやか「大丈夫だよインペリアルドラモン!同じジョグレスで進化したあんた達ならやれる!」

まどか「マサルダイモン…怪我は平気?」

マサルダイモン「あたぼうよ!これぐらい何ともないぜ!」

まどか「でも、無茶しないで」

マサルダイモン「無茶を通して道を切り開く!それが漢なんだよ!」

カオスモンV「けっ!今ので終わっときゃあ楽だったのによ!俺の自伝にこれ以上てめぇみてーな訳わかんねぇデジモンの出番はいらねーんだよ!!」
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:29:53.43 ID:uykG8eaz0
マミ『オメガモンにカオスモン…両腕にデジモンの頭部の武器を持つジョグレス体がニ体……!』

ベルゼブモン「腹話術野郎が二人でいっ〇く堂と〇ペット〇ペットかよ!」

セントガルゴモン「いや、何か微妙に違くないソレ?」

エンジェウーモン「オメガモン!?ロイヤルナイツ最強のデジモンが…まさか……!!」

デュークモン「例えロイヤルナイツと言えど、悪に堕ちた騎士はこのデュークモンの敵ではない!」

エンジェウーモン「で…でも……」

QB「心配要らないよ。あれは本物のオメガモンではないから」

ほむら「本物のオメガモンではない…?」

まどか「どういうこと?」

QB「あれは恐らくカオスモン同様にアナログマンによって作られたオメガモンの姿を真似ただけのデジモンにすぎない。以前の戦いで確信してたけど、戦闘力も本物のオメガモンに遠く及ばないしね」

さやか「偽物……」

キリカ「に…偽物…だと…!?それでも私達の―」

織莉子「私達がオメガモンを信じる想いは本物よ!!」

オメガモンZ「織莉子……」

織莉子「キリカもオメガモン達も私の成すべき事のために私に付いてきてくれた…だから、そのためにも!」

ほむら「成すべき事?こんなやり方があなたが守りたかった世界を守る事なのかしら?」

織莉子「その時の私とは違うわ…私は私の思い描く世界を新たに創るのよ」

ほむら「あの時のあなたはやり方が支離滅裂としか言い様がなかったけど、信念は少しわかるものがあった……」

織莉子「陰で貴方が張って邪魔していたからあんな手段を取るしかなかったのよ。あなたがその子を護っていたから」

まどか「わたし…?…ほむらちゃん…何の話を……」

ほむら「でも、今のあなたはそれ以上に迷走しているとしか言いようがないわね」

織莉子「迷走していたのは貴方も同じでしょう?この世界でやっとまともなやり方ができるようになったみたいだけど…今更よくその子達と仲間の顔ができるわね?」

さやか「今更って…?あたし達ほむらとはまだ付き合い長くないけどさ…でも、もう大切な友達だよ!」

マミ『ええ、共に戦ってきた仲間よ!』

杏子『ま、このデジタルワールドで一緒に旅してきた事ももう何年もの長い旅のように感じるしな…さやかもほむらもまどかもやっと仲直りできたマミと同じく、もう掛け替えのない仲間……だぜ』

まどか「(そうだよ…ほむらちゃんが何処から来たのかなんて関係無い…わたし達はみんな……)」
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:32:04.45 ID:uykG8eaz0
織莉子「ふふ…何も知らないあなた達はそう言えるのでしょうけど…今までその暁美ほむらはあなた達を―」

ほむら「黙りなさい…!!」

ドドドドッ!

ガキィン!

オメガモンZ「織莉子はやらせない…!」

キリカ「あいつ!織莉子に向かってマシンガンを!オメガモンが盾になってなきゃ危なかったじゃないか!」

織莉子「予測できてた事よ」

カオスモンV「訳わかんねぇお喋りはここまでだ!このやり取りは俺の自伝には載らねぇんだしな!」

ベルゼブモン「ほむら!とにかく今はこいつらを倒す!ただそれだけだ!!」

ほむら「…ええ」

織莉子「ツワーモン、いるのでしょう?」

シュバッ!

ツワーモン「御意に!」

エンジェウーモン「まだ生きてたの!?」

ツワーモン「デジ忍法変わり身の術ネ!」

織莉子「私も試させてもらうわ、デジクロスを」

杏子『ダークナイトモンはあいつのデジモンになったって事か…!』

カイゼルグレイモン「関節のない野郎だってばよ!」

織莉子「ふふ…汚職議員の娘とこの世に蔑まれながら生をうけた小悪魔デジモンの融合体……」

ダークナイトモン「……」

さやか「汚職議員……?」

マミ『そうえいばニュースで見た覚えがあるわ…経費とかの不正改竄疑惑をかけられ自殺した政治家……たしかその議員の名前も美国!』

まどか「それがあの子のお父さん!?」

杏子『アイツの親父も自殺……』

織莉子「没落貴族同士お似合いの組み合わせだと思ったでしょう暁美ほむら?」

ほむら「興味無いわ」

織莉子「そして、私のパートナー……偽りの騎士オメガモンズワルト……」

オメガモンZ「……」

織莉子「ロイヤルナイツ、三大天使、スピリットに選ばれた闘士、そして七大魔王……光にしろ闇にしろ、この世界で栄誉を轟かす事を約束された名を持つデジモンをパートナーにする貴方達にはわからないでしょうね……」

セントガルゴモン「(そんな肩書き無いの僕だって同じだよ…本当は三大天使のロップモンがマミのパートナーになるはずだったんだから……!)」
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:33:40.41 ID:uykG8eaz0
織莉子「でも、そんな栄光だけにしがみついた名なんて崩れされば何も残らないのよ。今まで美国議員の娘という肩書きだけでしか

私を見てなかった連中が掌を返して私を見限ったように!」

キリカ「織莉子……私が見ている織莉子はそんなのじゃないよ……」

Bメタルガルルモン『俺もだ織莉子、俺のテイマーになった織莉子は議員の娘としての織莉子ではない、織莉子としての織莉子だ』

織莉子「そうね…全てを失っても貴方だけは居てくれたわね…メタルガルルモン……」

オメガモンZ「だから、私はロイヤルナイツとしてではなく……織莉子の騎士として戦う!」

ダークナイトモン「(同じデジタマで生まれながらも、圧倒的な才覚で今は天界で三大天使の代行を務める我が兄上とは真逆に世界から蔑まれた私も彼と同じ……)」

ダークナイトモン「ならば、私も貴族としてではなく、彼女の騎士として剣を振るうとしようオメガモンズワルト!!」

オメガモンZ「ああ!我等の剣は織莉子の大義のために!!」

ダークナイトモン「ツワーモン!デジクロスだ!!」

ツワーモン「OKネ殿下!!」

織莉子「ダークナイトモン、ツワーモン!デジクロス!!」

シュィィィィン!!

インペリアルドラモン「また合体した…!」

デュークモン「デジタマモンやアスタモンを無理矢理取り込んだ時とは違う……」

エンジェウーモン「あれは力と共に想いを一つにした本当の……」

ムソーナイトモン「デジクロス!ムソーナイトモン!!」
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:35:07.74 ID:uykG8eaz0
“ムソーナイトモン”

デジクロス体 強化型 ウィルス

ムソーナイトモンはダークナイトモンとツワーモンがデジクロスして誕生した『暗黒鳴動形態』であり
ダークナイトモンに『強羅打雷銃(ゴウラダライガン)』
が追加され、圧倒的な強さを誇るダークナイトモンがさらに破壊的かつ凶悪なデジモンとなった
二体のデジモンのエネルギーを強羅打雷銃から一斉放射する唯一にして無二の『超力鳴動破(チョウリキメイドウハ)』
はすさまじい威力をほこる砲撃だ
発射前は自分周辺に対し『魔重力呪縛陣(まじゅうりょくじゅばくじん) 』を放ち敵の身動きを封じることにより、狙いを外さず
また発射中の防御も兼ね備えている
発射時の衝撃波は物凄く、直撃でなくとも周囲に居るだけでダメージを被ってしまう程だ
最大出力での砲撃の後、ムソーナイトモンのパワーは砲身の強制冷却に振り向けられ連発することはできない
しかし、この技を受けて無事でいられるデジモンはそう存在しないため、連射する必要性などないとも言える


さやか「頭がカッコ悪いけど何だか物凄そうだよあの形態!!」

カイゼルグレイモン「ウンコ忍者と合体したぐらいで…!」

ムソーナイトモン「まずは動きを止める」

ムソーナイトモン『魔重力呪縛陣!!』

ジュィィィィン!!

デュークモン「し…しまった!」

インペリアルドラモン「動けない……!」

まどか「みんな!!」

ムソーナイトモン「そして最大出力で発射だ!」シュゴォォォォォ…

織莉子「オメガモン!」

オメガモンZ「わかってる」シュィィィン…

カオスモンV「俺のヴァロドゥルモンの腕の技もくらいやがれ!!」ズゴォォォ…

ベルゼブモン「ち…畜生!」

エンジェウーモン「このままじゃ…!」

クルモン「キョーコ達がやられちゃうでクル!」

さやか「黙って見てる場合じゃないよ!ダブルスピリットで進化だよ!」

ほむら「そうね……!」

さやか「ダブルスピリット―」

キリカ「君達の動きは私が止める!」ズオッ!

QB「呉キリカの速度低下だ!」

ほむら「それには及ばないわ」

ほむら『クロックダウン!』カチコチッ!

キリカ「何!?暁美ほむらも私と同じ魔法を!?」

ほむら「私のはそれだけじゃないわ」

ほむら『クロックアップ!』シュィン!

さやか「おお!あたしの動きも速くなってる!サンキューほむら!」

ほむら「そんな事より進化を!」

さやか「だねっ!」
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:36:12.69 ID:uykG8eaz0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=cuxKgHa2tck&feature=related


さやほむ『ダブルスピリット・エボリューション!!』


―ベオウルフモン!!―


―ライヒモン!!―


ベオウルフモン「でも、どうやってあの攻撃を止めるの!?」

ライヒモン「迂闊にあの魔方陣に入ると私達の動きも封じられる…それにクロックオーバーもあとわずか……」

ベオウルフモン「だったらあいつらに攻撃して発射角度をずらすしかないっ!!」

ベオウルフモン『リヒトアングリフ!!』ドドドドドドッ!!

ドゴォォォォォォン!!

ライヒモン「ダメだわあの程度の攻撃では…ベルゼブモン達に攻撃が当たるし、もう時間がない!今から時を止めても……こうなったら!!」

カチッ!

ムソーナイトモン『超力鳴動破!!』

オメガモンZ『ガルルキャノン!!』

カオスモンV『オーロラブラスター!!』

バシュウゥゥゥゥゥゥゥン!!

ライヒモン『シュヴァルツ・レールザッツ!!』シュィィィィ!!

ドゴォォォォォォン!!
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:38:11.03 ID:uykG8eaz0
キリカ「やったかい!?」

織莉子「いえ、彼女に防がれたようね……」

ベルゼブモン「ほむら!!」

まどか「ほむらちゃん!!」

シュゥゥゥゥ…

ほむら「……ライヒモンのシュヴァルツ・レールザッツで何とか防げたようね……」

カオスモンV「んだとぉ!?あんなスピリットで進化したデジモンごときが俺達の技を!?」

マサルダイモン「熱い魂…だな!」

エンジェウーモン「想いは力に変わる…」

ほむら「ええ…想いよ……何度も…数えるのを諦めるほど失うのを見てきたから……はじめから諦めるのではなく……もう失わないためにも……」

織莉子「…それがあなたの答えなのね……」

杏子『何言ってるのかよくわかんねーけど、とにかく助かったぜほむら!』

マミ『あとは私達に任せて!美樹さんは暁美さんをお願い!』

ベオウルフモン「はい!」シュバッ!

カイゼルグレイモン「今度はこっちのターンだってばよ!」

インペリアルドラモン「ああ!行くぞ!!」

キリカ「ムソーナイトモン!もう一発撃つんだよ!」

ムソーナイトモン「生憎だがあの技を撃つと冷却に時間がかかるのでね」

キリカ「そんなぁ…」
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:40:06.79 ID:uykG8eaz0
カイゼルグレイモン「だったらその隙に頂く!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』シュバアァァァン!!

ムソーナイトモン「ぐおおぉぉぉぉぉぉ!!」

ドゴォォォォォン!!

キリカ「あっ!くそっ!オメガモン!!」

オメガモンZ『グレイソード!!』バッ!

デュークモン『ロイヤルセーバー!!』

ガキィィィン!!

オメガモンZ「くっ!」

デュークモン「このデュークモンにとってもロイヤルナイツの名など然程意味を持つものではの無い……」

オメガモンZ「何!?」

杏子『そうさ!そんなの関係無ぇ!アタシらは肩書きを背負って戦ってるんじゃねぇ!守りたいものを背負って戦ってるんだ!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ジュゴォォォォン!!

オメガモンZ「ぐわぁ!!」

デュークモン「あるのは絆!絆のためならこのデュークモン、ロイヤルナイツの誇りでさえも返上する!!」

カオスモンV「何が誇りだ!てめぇらの誇りなんて俺に負けて失うんだよ!俺の誇り…自伝の為になぁ!!」

マサルダイモン「てめぇのちっぽけな誇り、プライドなんて灰になれだぜ聖!!」

カオスモンV「あぁ!?」

マサルダイモン「漢の喧嘩は常に誇りとプライドの掛け合いだ!だけど、バンチョーレオモンの誇りを汚い手で奪ったお前には誇りなんてないぜ!」ドゴォ!!

カオスモンV「ぐぶげがぁ!!」

キリカ「何でだよ…これだけやってもあいつらには勝てないのかよ!?」

エンジェウーモン「想いが…違うのよ!」

キリカ「何だと!?」

エンジェウーモン「あなたは彼女について行くだけで本当にそれでいいの?本当にそれで満足なの?」

キリカ「…私は織莉子に……」

インペリアルドラモン「みんな下がってろ!」

セントガルゴモン「僕達が決めちゃうよ!」

インペリアルドラモン『メガデス!!』シュバァン!!

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドゴンッ!!

ドゴォォォォォォォン!!

アンティラモン「勝負ありか?」

ベルゼブモン「あれ?俺今回たいしたことしてなくね?」
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:41:11.28 ID:uykG8eaz0
シュゥゥゥゥ……

アグモン「ほえぇぇぇ……」

キリカ「アグモン!!」

Bメタルガルルモン「ま…まだだ…まだこの程度で……!」

ダメモン「ミ…ミーはもうダメね……」

ダークナイトモン「くっ…!私にもプライドはある…!」

カオスモンV「お…俺の自伝はまだ終わっちゃいねぇぜ…!」

杏子『まだか!でも、これで終わりだ!』

さやか「今日は逃げ場はないしね!」

ムゲンドラモン「ムゲンキャノン!!」

キメラモン「ヒート・ヴァイパー!!」

ドゴォォォォン!

ベルゼブモン「何!?あのデジモンは!!」

インペリアルドラモン「キメラモン!ムゲンドラモン!!」

アナログマン「苦戦してるようだねぇ…しょうがない、手伝ってあげよう」

キリカ「アナログマン…!」

まどか「あの人が……!」

ほむら「ええ、アナログマンよ…」

アナログマン「君達の快進撃はここで終わらせるよ。私の研究成果でね」

アンティラモン「あの時のデジモンにジョグレスさせる気か……!」

カイゼルグレイモン「みんな!気をつけるってばよ!!」

アナログマン「見せてあげよう!キメラモン、ムゲンドラモン…」

マミ『アナログマン……いえ、倉―』

マサルダイモン「倉田ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ドッ!!

まどか「マサルダイモン!?」

アナログマン「ジョグレ―」

マサルダイモン「うおおおおりゃああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ボゴオォォォォォォン!!!

アナログマン「はぶぎゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!!?」ドゴォォォォォォォン!!!

マミ『え…?』

まどか「えぇ〜……?」

キリカ「どういうこと……?」

アナログマン「」ピクピク…

クルモン「次回につづクル?」
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/04(金) 11:42:56.31 ID:uykG8eaz0
〜次回予告〜

ジジモン「デジモン紹介コ〜ナ〜!」

エレキモン「って、ナニコレ!?」

ジジモン「いや、最近この予告でやるネタがなくなってきたからの、だからネタが無い時はこうやってSSで出てきたデジモンのプロフィールを公開していこうと思うんじゃ」

エレキモン「プロフィール?Vジャンプブックスの公式大図鑑風に?」

ジジモン「そうじゃ、基本それに載ってたデジモンはそれに沿ったプロフィールになるが原典との差別化のため若干改変してるのでご了承を」

エレキモン「今回はこのSSの主人公(?)デジモンインプモンとテイルモンからだ!」


・インプモン

成長期 ウィルス 小悪魔型

必殺技:ナイト・オブ・ファイアー

好きな食べ物:棒つきキャンディ

好きなもの:巨乳

嫌いなもの:列車

好きなライダー:クウガアルティメット、クウガタイタン、ゾルダ、555、カイザ、アナザーアギト


・テイルモン

成熟期 ワクチン 聖獣型

必殺技:猫パンチ

好きな食べ物:ハンバーガー

好きなもの:BL

嫌いなもの:百合

好きな最近のアニメ:タイバニ、NO.6、男子高校生の日常


エレキモン「原作と共通してるの好きな食べ物だけだよね。つーか一番下の何!?」

ジジモン「次はだれかのぅ?」

エレキモン「誰得だよこの企画!!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『千年魔獣ミレニアモン!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

エレキモン「因みに俺が好きな食べ物はあんまんと肉まんって書いてあったな」

ジジモン「わしはお茶」

エレキモン「飲みもんだろそれ」

今回はここまで
部屋掃除してたらVジャンのアニメのデジモン図鑑出てきたから書いてみました
若干改変してるのでちゃんとしたの見たい人はブックオフとかで探してみるといいかも
ではまた
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 13:13:24.24 ID:5NGdkEjPo

ライジングアルティメットの存在ってどうでもいいよね!
どうでもいいけど!
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 18:52:50.19 ID:p1xrImPP0

インプモン!カイザを好きになるのだけはよすんだ!
ろくな死に方しないぞ!!(例、灰化、首折られて死亡、心臓貫かれて死亡など)
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 22:52:32.11 ID:+ZePzCRDO


アカリの泣き顔が本気でかわいい

そう思わんかね?
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/05(土) 23:52:53.34 ID:UlWlWPoeo


インプモンの好きなライダー皆1回は死んでるじゃねーか…
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/06(日) 00:14:53.95 ID:imvCM00io
テイマーもパートナーも死亡フラグ満載だな
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 12:58:06.82 ID:LWe5LDB00
こんにちわ

>>832
ライアルも悪くないじゃないですか!
赤目になってから急に弱くなったけど!!

>>833
たぶんインプモンはカイザは好きだけど草加さんは嫌いだと思う

>>834
タイキとの別れを惜しみ男泣きするシャウトモンもよかったですよね

>>835
というか自分も銃使いのくせに
好きな銃ライダーがゾルダだけですね
ところでダディ退場しなくてよかったです

>>836
歩かないよ!歩く死亡フラグじゃないよ!!

投下
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:00:47.87 ID:LWe5LDB00
さやか「ちょっ…問答無用で殴り飛ばしたよ!?」

キリカ「お…おいアナログマン……生きてるかい…!?」

アナログマン「い…生きてるさ…辛うじてね……」ムクッ

杏子『生身の人間がマサルダイモンの拳を喰らって生きてるだと!?』

アナログマン「ふふ…こんなこともあろうかと私の身体はデジモンの生命エネルギーデータを取り入れて強化してあるんだよ」

マサルダイモン「自分の欲望のためだけにデジモンの命を犠牲にするたぁ、相変わらずだな倉田ぁ!!」

アナログマン「…何なんだね君は?何故私の名前を知っている?しかも突然殴りかかって来て……」

マダルダイモン「…いや、お前本当に倉田か…?つーかお前生きていたのか!?」

アナログマン「生きていた?この通り私は生きているよ?たった今、君に殺されかけたけどね」

マサルダイモン「違う!お前は俺達が倒したはずだ!俺達……俺と……誰が倒したんだっけ……?」

カオスモンV「マジで何なんだよコイツは…俺の人間の時の名前も知ってたし……」

アナログマン「私のデータベースで見てみよう」シュイン

ほむら「奴のデジヴァイスにもアナライザーシステムが…」

QB「配信元のデータベースは君らのデジヴァイスとは違うだろうけどね」

アナログマン「マサルダイモン……異世界のデジタルワールドから迷い込んだとされるデジモン……」

カオスモンV「異世界だと?」

アナログマン「どういう経緯でこの世界に来れたかはわからないけどね。そして彼のいた世界では私達と同じ名前と顔の人間…つまり、並行世界の同一人物が存在してたらしい」

カオスモンV「違う世界の俺ってか?おもしれぇじゃねぇか!自伝のネタにできそうだぜ!詳しく聞かせろよ!」

アナログマン「私は興味無いね…彼の言葉から察するに、その世界の私は敗れ去ったみたいだしね……」

マサルダイモン「ここでもお前の野望はぶっ潰すぜ倉田ぁ!お前は研究者として俺の父さんに勝てなかったし、喧嘩でもこの俺に勝てないんだよ!!」
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:03:11.54 ID:LWe5LDB00
マミ『彼の世界の倉田も彼のお父さんと研究者として対立してたの…?私のお父さんと同じように……』

杏子『アイツの父さんってバンチョーレオモンの事だろ?』

カイゼルグレイモン「マサルダイモンの世界のバンチョーレオモンって意外と博識なんだ……」

アンティラモン「文武両道か」

さやか「いや、何か根本的に勘違いしてないあんた達……?」

アナログマン「ふん、その世界の私とこの私は違う!私は必ず野望を成し遂げてみせるよ!」

マミ『そのために……あなたは私のお父さんとお母さんを!!』

アナログマン「どうしても邪魔だったのでねぇ…君のお父さん……シブミは!!」

まどか「(シブミ……やっぱり、あの水の宇宙で会った人はマミさんのお父さんなの……!?)」

アナログマン「私がこの世界に来るためのデジタルゲートを開くには彼を殺してコードキーを解除する必要があったからねぇ」

エンジェウーモン「何ですって!?」

セントガルゴモン「お前はこのデジタルワールドに来るためにマミのパパを殺したのかよ!?」

アナログマン「握っていたキーを素直に解除しなかったアイツが悪いんだよ。せっかく私達の研究成果が独自に進化を果たしたのなら、それを利用して世界を私達の思いのままにしようと誘いかけたのに…アイツはそれを意固地になって拒否し続けるから……」

インペリアルドラモン「当たり前だろ!誰がお前の悪事に加担するか!!」

アナログマン「その結果、可愛い娘さんを残して逝っちゃったけどね……まあ、私は元からあいつが嫌いだったし!」

マミ『……!!』

ベルゼブモン「胸糞悪ぃ…外道とはこいつの事を言うんだな!」

アナログマン「君が言うかね七大魔王君?いや、元だったね。君の後任は決まったようだし」

ダークナイトモン「何!?空席の七大魔王の座が……?」

織莉子「そんな…!!」

ほむら「ベルゼブモンの代わりの七大魔王……?」

ベルゼブモン「ああ、そうかよ。じゃあ、もう俺はただの暴食の魔王だな!テメェのような悪党を喰らう暴食のな!!」

アナログマン「魔王が正義を語るのかい?ナンセンスな……そういえば君も正義のテイマーを名乗って戦ってたんだったね?哀しみを紛らわす為に」

マミ『紛らわす為だけじゃないわ……救えなかった自分への戒めよ!契約したての頃助けられなかった生命や…お父さんとお母さんの……』

セントガルゴモン「マミ……」

アナログマン「ふん…そういえばアイツも普段はおちゃらけてるくせに変なところで正義感ぶってたね…そこだけは君にそっくりだったよ……!」
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:04:33.48 ID:LWe5LDB00
〜過去・某大学研究室〜

倉田「シブミ!見てくれよ!このモンスターにまた新たな思考プログラムを加えたんだけどさ…早速君のお父さん…巴教授に……」

マミ父「あ〜…あのオッサンまた愛人に会いに行ったから今日はここには来ないって!」

倉田「愛人って……まったく……あの人は研究者としては偉大なのに……」

マミ父「それよりさあ、俺も最近彼女できちゃってさぁ!ほら、先週の合コンで知り合った!胸は無いけど、あのパツキンとツインドリルがめっちゃ俺のど直球でさ〜お前が酔いつぶれた後こっそり二人で抜け出してその後は……ムフフ!って感じで上手くイっちゃったのよ!!」

倉田「ああ……そうかい……下半身が上手くイっちゃったのか……」

マミ父「お前が狙ってた子は……サユリちゃんだっけ?あの子も良かったけど、お前全然アタックできてなかったよな!だから年齢=彼女いない歴なんだよwwwww」

倉田「……」イラッ!

マミ父「という訳で俺も今日は彼女とドライブ行くから後のプログラミングはよろしくな〜!」ガタッ!

倉田「あっ!おいっ!」

マミ父「待っててね〜!ドライブの後はまた……ムフフフ!!」

倉田「…まあ、いいよ。このデジタルモンスターを完全な人工知性に仕上げるのはあとわすかなんだ…!!」
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:06:59.65 ID:LWe5LDB00
〜数年後・マミホーム〜

マミ父「いやぁ〜久しぶりだなアナログマン…いや、ここは研究室じゃないから倉田か!悪い悪い!」

倉田「いいよ、今日は思い出に浸ってお互い研究室のコードネームで呼び合おうじゃないか」

マミ父「そうか!あ、マミ!こっちに来てご挨拶なさい!」

マミ「は〜い!」

マミ父「これが僕とワイフの愛の結晶…マミだ!」

マミ「こんにちは!娘のマミです」

倉田「こんにちは、マミちゃん」

マミ父「んで、こいつが俺とタメなのに根暗だから結婚もできなけりゃ彼女もいないアナログマンこと倉田明宏!」

倉田「は…はは……」イラッ!

マミ「お父さん!お友達をそんなふうに言っちゃ駄目でしょ!」

マミ父「ん?はっはっはっは!そりゃ悪かった!よく出来た娘だろう?」

倉田「うん、君に似なくてね」

マミ父「はっはっはっはっは!そう、僕に似なくて妻に似たおかげで美人に育ったしな!手を出しちゃダメだぞ?」

倉田「僕にリアル幼女趣味は無いよ」

マミ父「幼女と言ってもコイツ、年不相応にけしからん身体に育ちやがってな!マイワイフは貧乳なのに……そこは俺のお袋の遺伝かな?」

マミ「もうっ!お父さんのエッチ!後でお母さんに言いつけちゃうよ!」

マミ父「だから最近一緒にお風呂に入れなくてな!…お風呂……一緒にお風呂ぉ……」

倉田「おい、実の娘に何しようとしているんだ君は?」

マミ「お父さん、後で本当にお母さんに叱ってもらうからね?」

マミ父「冗談だって!むこうへ行ってデジモンのゲームで遊んでなさい」

マミ「うん!グミモンとチョコモンと遊んでくるね!」

倉田「デジモンのゲームか……まさか、僕らの研究がこんな形で世に広まるとは思わなかったな……」

マミ父「おかげでウハウハ!親父はその金で女遊びがすぎてポックリ逝ったけどね、歳のくせに無茶しやがって……」

倉田「だが、教授の基礎理論のプログラムがなければ……」

マミ父「ああ、デジタルモンスターが現実世界にリアライズするまでには至らなかっただろう……」

倉田「僕は実体化したデジモンを目の前にし恐怖をおぼえた……」

マミ父「ああ、あれは危険な存在だ……僕達の研究がこんな結果を招くとは……このままではとんでもない事になる!」

倉田「でも…逆にあの力を利用できればこの世界の全てを動かすことができる……!」

マミ父「倉田!!」

倉田「そうだろう?だって、アレを造ったのは僕達なんだから!!」
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:10:00.62 ID:LWe5LDB00
マミ父「…今日、訪ねてきたのはそれを言うためか?」

倉田「そうだよ…僕は独自の研究であのデジモン達の世界……デジタルワールドの存在も掴めた!」

マミ父「!」

倉田「そして、その気になれば人間もその世界に行ける事もね!」

マミ「お父さん?どうしたの?」

マミ父「マミ……いいから向こうで遊んでなさい、お父さん達は大事な話をしているんだ……」

マミ「…はぁい」

倉田「…だが、今一歩というところで…その世界へ行くためのゲートの鍵が開けないんだよ……君が僕より先にそのゲートを見つけて鍵をかけたみたいだからね!」

マミ父「僕がかけたコードキーはただゲートを塞ぐ為だけのものではない、この世界とデジタルワールドの境界線……次元を安定させるためのものだ」

倉田「そんなものかけてもゲートの隙間からはどんどんデジモンがリアライズしてくる!」

マミ父「しかし、人間が通れる大きさにゲートを開放したら次元が乱れ、この世界もデジタルワールドもいずれ崩壊してしまう!!」

倉田「そうなる前にデジタルワールドにいるはずのもっと強大な力を持つデジモンを利用して世界を作り変えればいいのさ!!」

マミ父「馬鹿な事を…デジモンは確かに元は僕達が作ったプラグラム…だが、進化した彼等はもう一種の生物、命なんだ!それを道具のように利用するなど!!」

倉田「矛盾してるね…君は今、デジモンは危険な存在だと言ったじゃないか?この世界のために滅ぼすか利用するか、どちらか一つしかないんだよ?」

マミ父「それでも…僕達が作ったデジモン達は……愛する子供みたいなものなんだ…マミと同じ様に……」

倉田「君の御託はいい、ゲートを開くためのコードキーをよこすんだ!」

マミ父「あのコードを解除する事はできないよ。僕が生きている限りはね」

倉田「君が生きている限り……?」

マミ父「君の考えは危険だ倉田、しばらく頭を冷やしてもらおう」スチャッ!

倉田「何!?それは…!」

マミ父「そう、デジヴァイスさ……インキュベーモンが作ったものでは無く、僕お手製のね」

マミ父「カードスキャン!ホーリーエンジェモン!ヘンブズゲート!」

シュィィィン!

倉田「うおおぉぉぉ!!?」

マミ父「お帰りはこのゲートからどうぞ」

ガシュンッ!

マミ父「ふぅ……」

マミ「あれ?お父さん。倉田さんは?」

マミ父「ピンサロに行きたくなったって言って帰ったよ」

マミ「そんな、死んだお爺ちゃんじゃないんだから!」

―――
――



アナログマン「そして、シブミによって亜空間に閉じ込められた私だったがあるデジモンに救われてね……」
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:12:26.48 ID:LWe5LDB00
マサルダイモン「お前を救ったデジモン?」

ベルゼブモン「ワルプルモンの事か!?」

アナログマン「フフフ…ちょっと違うかな……その頃からワルプルモンの命令により、リアルワールドで暗躍していたデジモン……君達が倒した……」

ほむら「ヴァンデモンね…!」

織莉子「……」

アナログマン「正解、彼は私にワルプルモンを紹介してくれた良い斡旋者だったよ。あの事故も私が彼にお願いしてやってもらった事だしねぇ!」

マミ『何ですって……!?』

キリカ「私達もヴァンデモンが連れてたピコデビモンと契約したからね」

アナログマン「そして、あの時巴一家の車に突っ込んだトラックはヴァンデモンのコウモリに視界が奪われたからね」

セントガルゴモン「あの野郎…ロップモンのデータを奪うだけではなく、そんなことまでしてたのかよぉ!!」

アンティラモン「我の…?」

アナログマン「おかげでゲートは開けて私はデジタルワールドに来ることが出来た、シブミの死のデータこそがゲートのコードキーの解除プログラムだったからね」

マミ『そんな事のためにお父さんを……やっぱりあなたは許さない!!』

セントガルゴモン「そうだね!許しちゃおけない!!」

セントガルゴモン『バーストショット!!』ドガガガガガッ!!

カオスモンV「させっか!」

カオスモンV『オーロラブラスター!!』シュバァン!!

ドゴォォォォン!!

セントガルゴモン「くっそー!邪魔するなよぉ!!」

アナログマン「そして、この世界に来れたおかげで私の研究は更なる成果を出した!それがこのキメラモンとムゲンドラモン!」

ムゲンドラモン「……」

キメラモン「キシャアァァァ!!」

インペリアルドラモン「そんな一度倒した合体デジモンを今更出してきたって!」

アナログマン「そう思うかね?甘いな!さっきは邪魔されたが今度こそお見せしよう、私の最高傑作を!イッツショータイムだ!!」

カイゼルグレイモン「来るか……!!」

アナログマン「キメラモン!ムゲンドラモン!ジョグレス!!」

ゾゴオォォォォォ…!!

ミレニアモン「グオオォォォォォォォ!!」

アナログマン「フハハハハ!これが千年魔獣ミレニアモンだ!!」
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:14:14.81 ID:LWe5LDB00
“ミレニアモン”

究極体 合成型 ウィルス

倒的なパワーをもつムゲンドラモンと、様々な強力なデジモンのデータをもつキメラモンが融合した究極の合成型デジモン
倒すことは不可能であると言われているが、今だ解明されていない融合の原因をつきとめることが
その攻略の糸口になるのではないだろうか
必殺技は、時を圧縮して異次元を作り出し相手を永遠に亜空間に閉じ込めてしまう『タイムアンリミテッド』



ほむら「合成デジモン同士の更なるジョグレス…!!」

さやか「化物同士で更にとんでもない化物になったよ!!」

杏子『コイツはやべぇぜ……』

エンジェウーモン「合体させまくればいいってものじゃないでしょうに!」

ダークナイトモン「なんという醜い姿だ……」

アナログマン「いや、これはある意味『美』だと思わないかね?」

ベルゼブモン「どこがだよ…悪趣味だぜテメェ!!」

QB「ミレニアモン…?古のデジタルワールドを暴虐のもとに支配したとされる千年獣ミレニアモンはあのデジモン達が融合した姿だったのか!?」

アナログマン「その通り!私の研究が千年魔獣を体現したのだよ!!」

さやか「あいつが作ったのに古代のデジモン?どういうこと?」

エンジェウーモン「ミレニアモンは時空を越える能力を持つデジモンと言い伝えがあるわ……」

杏子『モモが考えたはずのギルモンが進化したデュークモンがロイヤルナイツだったのと同じ様にこの後アイツも時を遡るって事かよ!?』

デュークモン「しかし、あの様な邪悪なるデジモンに時を越えさせて過去のデジタルワールドで破壊の限りをつくさせる……このデュークモンがそんな事絶対に許すわけにはいかない!!」
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:16:01.63 ID:LWe5LDB00
ミレニアモン「グルオオオオウゥゥゥ!!」バッ!

ドゴオォォォォォン!!

ベルゼブモン「ちっ!千年の獣とだけあって暴れっぷりも千年問題だぜ!!」

ダークナイトモン「もっとも…融合して間もなく、多くのデジモンの意識が混濁しているミレニアモンだ」

QB「狡猾な知恵者だったと伝えられるかつてのミレニアモンとは違い、狂気のままに喰らい破壊するだけのまさにケダモノだね」

アナログマン「そう、君達の夢も!理想も!誇りも!信念も……全て心を持たぬ化け物に喰らいつくされて終わるのだよ!!」

インペリアルドラモン「終わってたまるか!俺達が終わらせない!!」

インペリアルドラモン『メガデス!!』シュゴォン!!

ミレニアモン『ディメンジョンデストロイヤー !!』ズゴオォォォォォォ!!

さやか「ムゲンキャノンを撃ってきた!!」

QB「いや、違う!!」

シュオォォォォォォォン…!

インペリアルドラモン「何!?」

まどか「空間ごとインペリアルドラモンの技が消された!?」

エンジェウーモン「そう…時空ごと敵を破壊する奴の技……」

ほむら「ムゲンキャノンとは違うわけね……!」

アナログマン「だが、このローヤルベースにはまだベルフェモンを寝かせているからね、この要塞ごと消されては困るから外に出ようか…ミレニアモン!」

ミレニアモン「!」

ガシッ!

ベルゼブモン「うおっ!」

エンジェウーモン「きゃっ!」

まどか「エンジェウーモン!!」

ほむら「ベルゼブモンと一緒にミレニアモンに捕まったわ!!」

ミレニアモン「ガブガァ!!」ドッ!!

インペリアルドラモン「ベルゼブモン達を捕らえたまま俺が要塞をぶっ壊して開けた穴から外へ!」

アナログマン「心を持たない獣と言っても私の簡単な命令くらいは聞けるように設定しているのでね」
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:18:28.13 ID:LWe5LDB00
マサルダイモン「倉田あぁぁぁぁぁぁ!!」ダッ!

カオスモンV「おっと!お前の相手は俺様だ!」

マサルダイモン「聖いぃぃぃぃぃぃ!!」

カオスモンV「おぉっと!お前の親父のバンチョーレオモンの頭を殴れるのか?」サッ!

カイゼルグレイモン「あいつ!バンチョーレオモンの腕を盾にして!」

マサルダイモン「うおりゃあ!!」

バキィ!!

カオスモンV「痛っ!躊躇なく殴ってきやがった!!」

マミ『みんなはベルゼブモン達を追いなさい!ここは私とマサルダイモンが引き受けるわ!』

カイゼルグレイモン「オイラも残るってばよ!」

杏子『ゆまがこの要塞の何処かにいるからな…ここは頼んだぞマミ!カイゼルグレイモン!マサルダイモン!」

さやか「まどかとほむらもインペリアルドラモンに乗って!」

まどか「うん!」

デュークモン「行くぞ!」ダッ!

インペリアルドラモン「よしっ!」ゴォ!

アナログマン「まだ残る奴がいるのか…ここは君達に任せるよ」

マミ『待ちなさい倉田!!』

Bメタルガルルモン『コキュートスブレス!!』プシャアアァァァァ!!

セントガルゴモン「うっ!メタルガルルモン!まだやるってのかよぉ!」

Bメタルガルルモン「織莉子のためなら…俺は……!!」

織莉子「キリカ、アグモンは?」

キリカ「ダメだよ織莉子!アグモン気を失っててもう戦えそうにない!」

アグモン「キリカぁ……」

マサルダイモン「アグモン!?アグモン…アグモン…アグモン……アグモン!!」

マサルダイモン「アグモォォォォォォォォォン!!!」

キリカ「!?」ビクッ!
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:21:20.86 ID:LWe5LDB00
セントガルゴモン「ど…どうしたのさマサルダイモン!?」

マサルダイモン「うっ…!」バタッ!

クルモン「たおれちゃったクル!」

カイゼルグレイモン「どういうことだってばよ!?」

QB「この短期間に一斉に彼の記憶を思い起こさせる出来事があったからショックで気を失ったのだろう」

アンティラモン「汝ら、いたのか」

クルモン「インペリアルドラモンにのりおくれたでクル」

マサルダイモン「グガー!グガー!」

セントガルゴモン「いびきかいて寝てる……」

キリカ「わ…私のアグモンがどうしたっていうのさ…!?」

カイゼルグレイモン「マサルダイモンが探してたデジモンってもしかしてアグモンなのか…?」

カオスモンV「ひゃはははは!寝てんなら俺がそのまま二度と目を醒さねぇようにしてやるぜ!」

カイゼルグレイモン「やらせるかってばよ!」

カイゼルグレイモン『炎龍撃!!』バシュゥゥゥン!!

ドゴォン!

カオスモンV「ぐあっ!野郎!!」

ダークナイトモン「いい気にならないでいただきたいな、闘士殿!」

カイゼルグレイモン「今の手負いのお前らになら勝てる!!」

カイゼルグレイモン『九頭龍陣!!』

ゴオォォォォォ!!

ダークナイトモン「しまった!」

カオスモンV「びびんなよ!俺様はさっきのミレニアムモンさえも超えるデジモンのはずなんだ!奴の攻撃なんざ―」

ピキンッ!

カオスモンV「ぐっ…ぐわあぁぁぁぁ!!な…何だこの体中に走る激痛は!?バ…バンチョーレオモンの腕が言う事をきかないってレベルじゃねーぞ…!!」

QB「やはり、君は不完全なジョグレス体だよ。本来交わるはずのないデジモンを混じえたその不安定な融合によって君の身体はいずれ崩壊するだろう」

カオスモンV「ほ…崩壊だと……馬鹿な!?」

ダークナイトモン「この場は不利だな…私は織莉子のデジヴァイスに身を隠させてもらおう!」

シュィィィン!

織莉子「……」

カオスモンV「な…!?おい!ちっ!俺の自伝には逃走という文字はないはずなのに……!」ダッ!

セントガルゴモン「逃げた!」

カイゼルグレイモン「せっかくの必殺技が不発で終わったってばよ……」
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:22:42.07 ID:LWe5LDB00
Bメタルガルルモン「くっ!何が私も織莉子の騎士になろうだ!所詮貴様は没落貴族だ!!」

キリカ「残ったのはメタルガルルモンだけ…無理だよ織莉子!ここは私達も引くのが正解だよ!」

織莉子「……」

Bメタルガルルモン「引くわけにはいかない!ここで引いたら……織莉子のパートナーとしてに誇りが全て失われる!!」

セントガルゴモン『パートナーとしての誇り……』

Bメタルガルルモン「たとえ世界が織莉子を否定しても、俺は織莉子を否定しない!最後に正しいのは織莉子になるはずだからな!織莉子は父と同じ過ちを犯すはずがないんだ!!」

アグモン「メ…メタルガルルモン……」

マミ『それこそがあなた達の過ちよ…退く気が無いのなら…私達も手段は選ばないわ!あなた達が過ちを繰り返さないために戦うというのなら、私達はもう掛け替えのないものを失わないための……守るための戦いよ!!』

織莉子「守る?この先にいる貴方の両親の仇を討ちたいだけでしょう?」

マミ『!!』

シュルルルル…!

キリカ「うわっ!リボンに縛られた!!これじゃあ、速度低下の援護もできない!!」

織莉子「ふふ……」

Bメタルガルルモン「織莉子!織莉子を離せえぇぇぇぇぇ!!」

セントガルゴモン『ジャイアントミサイル!!』ドンッ!!

キリカ「メタルガルルモン!私達の事より…奴の攻撃が!!」

Bメタルガルルモン「何だと!?」

ドゴオォォォォォォン!!

Bメタルガルルモン「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

キリカ「メタルガルルモおぉぉぉぉぉン!!!」

QB「直撃だね」

アンティラモン「あれではもう無事で済むまい……」

織莉子「メタルガルルモン……」

Bメタルガルルモン「お…り……こ……俺の……」

ズバァァン!!
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:24:49.68 ID:LWe5LDB00
キリカ「!! メタルガルルモン!!!」

アグモン「う…嘘だろ……おい!!!」

カイゼルグレイモン「や…殺ったのか……完全に……」

セントガルゴモン「そう…だね……」

マミ『デジタマに還った……』

キリカ「織莉子!!メタルガルルモンが!!ガブモンがデジタマに!!!」

織莉子「……」

QB「テイマーのパートナーデジモンは死に追いやられても、はじまりの街などのデジタマの還元所には行かずに直ぐ様、目の前でデジタマに戻るシステム…円環の理なのさ」

カイゼルグレイモン「そうなのか…?でも……」

キリカ「織莉子!!織莉子のパートナーが!!!」

織莉子「…暗黒の花だけは奪われる訳にはいかない……」ダッ!

キリカ「織莉子……?ガブモンのデジタマを置いて……?」

カイゼルグレイモン「お前らだけは逃すか!!」

織莉子「…邪魔をするな……!!」ズオッ!!

ドゴォォォォン!!

マミ『きゃあ!!』

カイゼルグレイモン「ぐわぁ!!」

クルモン「クルぅぅぅぅ!!」

ヒュゥゥゥゥ…

キリカ「…奴等を要塞の外まで吹き飛ばした……!?」

織莉子「…行きましょう、彼女の所へ」

キリカ「あ…織莉子!!」

アグモン「ガブモンのデジタマ忘れてるってば!!」

キリコ「(織莉子…パートナーのガブモンが殺られたんだよ…?なのに何で平気な顔してられるのさ……?)」
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:26:02.06 ID:LWe5LDB00
〜ローヤルベース外部〜

オーガモン「ベルゼブモン達が要塞から出てきたと思ったら…一緒にとんでもねぇ化物が出てくるとはよ!!」

ウィザーモン「あれが伝説の千年魔獣ミレニアモンか!!」

エンジェウーモン『ホーリーアロー!!』

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』

インペリアルドラモン『ポジトロンレーザー!!』

デュークモン『ファイナル・エリシオン!!』

ミレニアモン『ディメンジョンデストロイヤー !!』

ズゴオォォォォォォ!!

杏子『ダメだ!どんな攻撃をしてもあいつの技で空間ごと消される!!』

ヘラクルカブテリモン「今ので道はできたで…!」

まどか「いつのまに進化してたヘラクルカブテリモン!!」

ヘラクルカブテリモン『ギガブラスター!!』シュゴォォォン!!

ドゴォォォン!!

ミレニアモン「グギャァ!?」

さやか「やった!今度は直撃!!」

ほむら「ダメージもあるみたいね」

ミレニアモン「……グルルル!!」

シュゥゥゥ…

マッハガオガモン「再生した!?」

バシィン!!

ヘラクルカブテリモン「ぐおっ!!」

まどか「ヘラクルカブテリモン!!」

エンジェウーモン「ミレニアモンは無限の再生と自己増殖を行う…ダメージを与えられてもすぐに……」

さやか「アルフォースブイドラモンと同じ!?」

まどか「そんな…!」

ベルゼブモン「だったら、回復できねぇほど一気にやりゃいいだけだ!!」ドッ!

ほむら「迂闊よベルゼブモン!!」

ミレニアモン『ディメンジョンデストロイヤー !!』

シュゴォォン!!

ベルゼブモン「当たらなきゃいいんだよ!!」ダッ!

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ズバァ!!

ミレニアモン「キシャアァァァァ!!」

ベルゼブモン「隙かさずその傷口に打ち込まくってやるぜオラオラオラァ!!」バキュバキュバキュバキュゥゥゥゥン!!

ミレニアモン「グルガアァァ!!」

ドゴォォン!!

ベルゼブモン「ぐおおぉぉ!!」

ドサッ!!

シュゥゥゥゥ…

ほむら「インプモン!!」
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:27:14.15 ID:LWe5LDB00
インプモン「痛ててて…あと少しってところだったのによ!ほむら、もう一度進化だ!!」

ほむら「クルモンがあの要塞の中だから……」

まどか「あ、置いてきちゃったんだね……」

インプモン「んだよそりゃあ!!」

ミレニアモン「グオウロオォォォォォ!!」

ドガァン!ドゴォォォォン!!

インペリアルドラモン「くっ…くそぅ!!」

デュークモン「負けるわけには…いかないのに……!!」

さやか「ま…まだいけるよね?インペリアルドラモン!!」

杏子『駄目だ…リリスモンやオメガモン達の連戦続きでこんな化け物の相手となると……」

シュゥゥゥ……

ギルモン「ギルぅ……」

ブイモン「もう限界だ……」

スティングモン「これじゃあ…笑顔を……」

ヘラクルカブテリモン「天の道は断たれたのかいな……」

デッカードラモン「お主らの愛はその程度だったのか?」

ヘラクルカブテリモン「おばあちゃん……」

スティングモン「先生……」

デッカードラモン「見てみろ、あやつを」

インプモン「うおおぉぉぉ!!ナイト・オブ・ファイアー!!」

ドゴォン!!

ほむら「無謀よ!成長期のままで……」

インプモン「だからって諦めるわけにゃあ、いかねぇだろうがよ!ここでオメェのやってきた事を全部無駄にすんのかよ!?」

ほむら「…そう。私のやってきた事は……まどかを!」

まどか「ほむらちゃん……?何でわたしが……?」
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:29:21.79 ID:LWe5LDB00
さやか「ねぇ!要塞からセントガルゴモン達も落ちてくるよ!!」

杏子「あ?」

ドゴォォォン!!

アグニモン「痛い……」

マミ「美国織莉子に私達は……テリアモン、ロップモン!怪我はない?」

テリアモン「無問題……」

ロップモン「なり……」

クルモン「クルぅぅぅ……」

マサルダイモン「グガー!グガー!」

アグニモン「こいつは吹っ飛ばされても眠ったままだってばよ……」

ほむら「…まどか……いえ、みんな」

まどか「なに?ほむらちゃん」

ほむら「あいつを倒せたらみんなに聞いてほしい事があるの……」

さやか「聞いてほしい事?」

杏子「何だよ。こんなやばい状況なのに」

ほむら「私の…罪……私の想い……」

マミ「罪?想い……?」

エンジェウーモン「あなたはやっぱり憶えてるのね……でも、あの時の事は別に罪でもなんでもないわ、ただの偶然よ」

ほむら「…やっぱりあなたはこの世界の私とベルゼブモンの過去について何か知ってるのね。でも、その私は私ではない……」

エンジェウーモン「え…!?この世界……?」

まどか「ほむらちゃん!ほむらちゃんはやっぱり……!!」

ほむら「でも、いいわ。その時あなたにも話してもらうわよエンジェウーモン…あなたがリアルワールドでベルゼブモンと戦った時、この世界の私に何があったのかを」

エンジェウーモン「いいわ……」

まどか「どういう事なのエンジェウーモン!?」

ほむら「まどか、後で必ず話すわ……私の全てを……」

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「だから、そのために……あのデジモンを!!」ピカァァァ!!

インプモン「! 力が……ほむらの意志が……!!」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:30:10.91 ID:LWe5LDB00
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=5oAzIBtge2I

―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


さやか「また進化したけど……」

杏子「アイツ一人じゃ無理だ!!」

ほむら「一人じゃないわ……私がいる!こんな私に……あの子は付いてきてくれた……だから一緒に!!」

まどか「でも……」

クルモン「クル?クルモン何もしてないクル?」

マミ「クルモンの力無しで進化したの!?」

杏子「ほむらのデジソウルだけで……」

QB「真の覚醒かな、ベルゼブモン?」

ベルゼブモン「ほむら、ベヒーモスだ!!」

ほむら「ええ!私も付いて行くわ!」

ブロンブロンブロォォォン!!

クルモン「クル!ベルゼブモンはクルモンもついてないと危ないでクル!」ピョコッ!

ギルモン「クルモン!」

ベルゼブモン「お、おい!何でお前まで乗ってくるんだよ!?」

クルモン「クルモンが進化させたベルゼブモンじゃないとダメクル!!」

ベルゼブモン「信じろよ…ほむらがくれた力だけで進化した俺を……」

ほむら「仕方ないわ、このまま行くわよ!」

ブロロオォォォォン!!
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:33:59.87 ID:kad5p6zg0
〜ローヤルベース・アナログマンの研究ラボ〜

織莉子「アナログマン!暗黒の花を今こそ……あなたは!!」

アナログマン「やあ、遅かったね。ちょっとお客さんが来てたんだよ」

ダークナイトモン『デーモン様……!!』

キリカ「デーモン!?七大魔王の一人が何でここに!?」

デーモン「暗黒の花……我輩が頂くのだ……アルカディモンの進化のために……」

織莉子「…そういうわけには!!」

デーモン「貴様の再生にこの花の大半以上のエナジーを使う必要はないだろう……ヴァンデモン」

キリカ「ヴァ…ヴァンデモン!?」

アナログマン「あらら、さすがデーモン様は気付かれてましたか」

デーモン「その娘に潜み生きながらえたようだな…だが、貴様の放つ臭気は嫌でもわかるのだ」

キリカ「織莉子の中にヴァンデモンがって……嘘だろ織莉子!?」

織莉子「……」

キリカ「織莉子!!」

織莉子「…フハハ……この身体の娘に従順なお前は今日まで存分に働いてくれた」

キリカ「お…織莉子…!!?」

アナログマン「君が今まで織莉子君だと思ってたこの娘はヴァンデモンだったというわけなのだよ」

キリカ「!? そんな……じゃあ、今まで織莉子が正しいと信じてた私は……」

アグモン「ガブモンは……」

織莉子「だが…紛い物のオメガモンにさえ、進化させられないのならお前達はもう用済みだ!!」

キリカ「!!!」
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:36:17.01 ID:kad5p6zg0
ほむら「私が牽制するわ!」

ベルゼブモン「任せたぜ!」ブロォォォン!!

ほむら「アサルトコンバットパターン・カイザ…!」

ドドドドドドッ!!

ほむら「まずはターゲットを中央に固定…」

ドゴォォォォン!!

杏子「バイクで円の動きで追い込みながら…」

ほむら「エネルギーボム…ブリットハンマー…オールサモン……」ドドドドドド!!

さやか「今まで手に入れたデジモンの武器を全て撃ち込んでいる…!」

ベルゼブモン「そのまま俺の火力も集中させるぜ!!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥン!!

ミレニアモン「ブギャアァァァァ!!」

マミ「呆れるほど有効な戦術だわ!」

ベルゼブモン「シメは真ん中をぶち抜く!!」

ほむら「中央突破よ!!」

ブロォォォォォォン!!

まどか「ベヒーモスで突っ込みながらの…」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバギャアァァァァァァン!!

ミレニアモン「ギャグガワアァァァァァァァー!!!」

まどか「やったぁ!!」

QB「いや…まだだ!!」
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:37:37.54 ID:kad5p6zg0
ミレニアモン「ぐ…が……忌まわ…しい……貴様は我と同じ……この世に邪をもたらす者のはず……」

テリアモン「喋った!?」

ミレニアモン「我と…共に……時空の彼方へ消えさるがいい!!」

ベルゼブモン「あぁ!?」

エンジェウーモン「離れるのよベルゼブモン!!」

ミレニアモン『タイムアンリミテッド!!』

シュシュオオォォォォォォン!!

ほむら「きゃ…きゃああぁぁぁぁぁぁ!!」

ベルゼブモン「ほむらああぁぁぁぁぁぁ!!」

クルモン「クルうぅぅぅぅぅ!!」

シュオォォォォォン……

QB「ほむら達が……あの空間に飲み込まれていった……!!」

ギルモン「ベルゼブモンたちは!?」

ロップモン「消え去った…ミレニアモンと共に……」

杏さや「ほむら!!!」

マミ「暁美さん!!!」

まどか「……ほむらちゃん……!!!」
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:39:02.74 ID:kad5p6zg0
〜見滝原市公園〜

ほむら「ここは……!!」

ワイワイ…

ザワザワ…

インプモン「リアルワールド……!?」

ほむら「そんなまさか……!!」

クルモン「に…人間ばっかりクル……!!」

ほむら「まさか…まさか…私達だけ元の世界に戻ってきてしまったの……!?夢…じゃないわよね……!?」

インプモン「ほむら……!」

ヒュー!

クルモン「ボールが飛んでくるクル!」

ドゴォ!

インプモン「ぐがぁ!!」

ほむら「あっ……」

幼女「おねえちゃーん、ボールとって〜!」

ほむら「ね…ねぇ…ここ見滝原…?デジタルワールドじゃないわよね!?」

幼女「え?」

クルモン「キョーコ達は!?他のみんなはどこクル!?」

インプモン「つーか俺にボールぶつけたの謝れクソガキ!!」

幼女「!!?」

ほむら「ねぇ、答えてお願い!!」

幼女「……う…うえぇぇえぇぇぇん!!ママあぁぁぁぁ!!!」ダッ!

インプモン「あ、逃げやがった!」

クルモン「ほむら泣かしちゃダメクル」

ほむら「馬鹿!あなた達見て泣いてんのよ!」

クルモン「えぇ!?クルモン!?」

通行人A「何あれ…?」

通行人B「ぬいぐるみが喋って動いてるぞ……」

ザワザワ…

ほむら「デジタルワールドじゃずっとデジモン出しっぱなしだったから油断してたわね……」

クルモン「ねぇ!クルモンこわい!?クルモンこわいクル!?」

ほむら「喋らないで。ここにいると目立つわ…場所を移しましょう」ダッ!

インプモン「あっ!待てよ!」

クルモン「ねぇ!クルモンこわいクル!?ねぇねぇねぇねぇ!!」
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:40:59.46 ID:kad5p6zg0
〜ほむホーム前〜

ほむら「私のアパートだわ…やっぱり間違いない…ここは見滝原だわ……」

クルモン「ほむらのお家?大っきいクル〜!」

インプモン「じゃあ、ここはやっぱリアルワールドなんだな」

ほむら「ミレニアモンのあの時空の歪みに飲み込まれたせいね……」

クルモン「お家帰ってこれてよかったクル?」

ほむら「全然よくないわよ…私達にはデジタルワールドでワルプルモンを倒すという使命があるし…まどか達だけを残したまま……」

クルモン「みんな心配クルぅ……」

インプモン「…ここで考えててもしかたねぇよ。とりあえず、中入って休んでから考えようぜ」

ほむら「…そうね、とにかく部屋に戻って頭の中を整理しましょう……」
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:42:15.13 ID:kad5p6zg0
〜ほむホーム〜

インプモン「ただいまぁ!って誰もいないか」

ほむら「この部屋に戻るのも随分と久しぶりね…(あら?立体映像モードになってないわね…切ってから出て行ったかしら?)」

クルモン「中はせまいんでクルね」

ほむら「ほっときなさい」

インプモン「喉渇いたかから冷蔵庫の物なんか飲むぜ」ガチャッ!

ほむら「でも…今、いつなのかしら…?まだ春みたいだけど……」

インプモン「お、コーラがあるぜ!」

ほむら「インキュベーモンはデジタルワールドとリアルワールドじゃ時の流れが違うって言ってたから、こっちではまだそんなに時間が経ってないはずだけど……」

クルモン「それおいしいんですか?」

インプモン「……」ゴクゴク…

クルモン「それおいしんですかぁ?」

インプモン「プッハー!美味い!やっぱリアルワールドのコーラの方がうまいぜ!」

クルモン「ちょうだいちょうだいちょうだぁいクルー!!」

インプモン「わかったようっせーなぁ!」

クルモン「わぁい!」

ほむら「そうだわ、カレンダーを見てみましょう」

クルモン「おいしいクル!」ゴクゴク…

ほむら「あぁ!」

クルモン「クル!!」ブゥゥゥゥ!

インプモン「うわっ!吹き出すなよ!どうしたほむら!?」

ほむら「この日付けは……」

インプモン「だから何だよ!?」

ほむら「私達がまだデジタルワールドに出発する前の日付よ!!」
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:43:43.16 ID:kad5p6zg0
インプモン「んなカレンダーの日付なんてアテになっかよ!チェックし忘れてたんじゃねぇのかよ?」

ほむら「私はちゃんと毎日してたわよ!」

インプモン「どうだか!TVでも見よっと」ピッ!

クルモン「こっちでもフォーゼやってますかぁ?」

TV『〇月×日のニュースの時間です……』

ほむら「ほら、あってるじゃない!」

インプモン「あら、ホントだ」

ほむら「どういう事…?私が転校してからまだそんなに日数が経ってない日付じゃない……まさか…私はまた時間を……!?」

クルモン「ほむらぁ…?」

ほむら「でも、それなら病院で目覚めるはずだし……そもそも……」

クルモン「ほむらぁ!!」

ほむら「クルモン……!」

ガチャッ!

ほむら「!?」

メガほむ「だ…誰なんですかあなた…!?人の家に勝手に上がり込んで……って、えぇ!?」

インプモン「はぁ!?」

クルモン「クル!?」

ほむら「あっ…!」

メガほむ「えっ?えぇ!?」

一同「えええええええぇぇぇぇぇぇ!!?」
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/06(日) 13:45:29.98 ID:kad5p6zg0
〜次回予告〜

ジジモン「エレキモンよGWどっか行ったかの?」

エレキモン「特に何処にも行ってねーなぁ…>>1もこんな糞SSを書くのに時間を費やしてたし」

ヘラクルカブテリモン「子供の日は過ぎたけど、ワテが作った柏餅食え」

エレキモン「いただきま〜す…って、モチモンじゃねーか!!」

モチモン「おいしく食べて〜な〜」

ヘラクルカブテリモン「おばあちゃんがいっていたで……この世には慌てて飲み込んでいけないものがある、TVやネットの言う事と

正月のモチモンや」

エレキモン「飲み込めるか!!」

ヘラクルカブテリモン「次回、デジモン☆マギカ」

ヘラクルカブテリモン『インプモン魔女世界大激突!前編』

ヘラクルカブテリモン「天の道を往き、総てを司る」

ムシャモン「子供の日と言えば五月人形だろ」

ガイオウモン「成熟期は」

ザンバモン「引っ込んでろ」

今回はここまで
ダークネス“クロウ”をかけたネタですね……
次回からちょっと本来(?)のまどマギの世界が舞台になります
ではまた
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/06(日) 14:10:59.35 ID:x2tJGyO50
乙!
本来の世界?何・・だと?
もしかしたら今いるほむほむが消滅するかもしれんということか?
何というバックトゥザフューチャー
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/06(日) 21:45:03.01 ID:CHG+kZ+DO


ミレニアムモンが!キャアアアアアシャベッタタァァァァァァァァ!!

それにしてもマミ父は酷いんだか偉いんだか……
まぁビンビンなのはわかったわ
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/07(月) 23:15:36.46 ID:hMxioCUSO
無印の太一が一時帰還した時のオマージュか
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 00:09:45.29 ID:VAxFmQxB0
ライアルってスペック自体はとんでもないけど
ユウスケが完全に制御できないからできる限り力を抑えて
アルティメットの前後程度の力しか出せないっていう勝手な自己解釈してる
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/09(水) 14:54:12.32 ID:BLsEU8Iyo

過去と未来のほむらが一つに!?
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 15:59:12.63 ID:wKSuh0FI0
こんにちわ

>>862
バックトゥザフューチャーと言えば
たっくんこと半田さんが子供の頃デロリアンと時計台を真似て模型を作ったとかさんまの番組で昔言ってましたね

>>863
えろいのは確かですね
でも、お父さんが娘をいやらしい目で見て嫌われるのはよくある話ですね

>>864
はい、オマージュというかパクリですね
無印の21話は今見ても神回ですね
当時デジモンにまったく興味が無かった>>1の妹がたまたまその話を見ただけでそれを切っ掛けに無印を毎週見るようになった程に

>>865
まあ、そんな感じだと自分も思ってます
流れたクウガ劇場版を今やったらWのゴールドエクストリームやスーパータトバの如くの五代さんの劇場版限定強化フォームになるのかなぁ

>>866
ほむら「この場で私が死刑を申し渡す!」


投下
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:01:16.37 ID:wKSuh0FI0
ほむら「過去の……私……!?」

ほむら「(ソウルジェムの指輪をしている…!?とういことは…まさかこの世界は……デジモンのいない…魔女の世界……!?)」

メガほむ「過去…?あ…あなた誰なんですか…!?」

ほむら「(私の戻ってきた世界は……本来の魔法少女の世界だというの……!?…希望を祈った後に待っているのは絶望だけの……)」

メガほむ「あ…あの……聞いてます……?」

インプモン「テメェこそ誰だよ!?」

メガほむ「!!」

クルモン「ほむらソックリでクル」

インプモン「あ?って、ホントだ、よく見たら!」

クルモン「この子ほむらの妹ですかぁ?」

インプモン「お前、双子だったのかよ?」

ほむら「あなた達は喋るなって言ったでしょ!」

メガほむ「インプモン……!?」

ほむら「え…!?」

インプモン「ん?俺?」

ほむら「あなた……どうしてこいつの事知ってるの!?」

メガほむ「だって…インプモンはインプモンでしょ…?」

ほむら「答えになってないわ」

メガほむ「…あなたは……私なの……?」

ほむら「やっぱり、わかるものなのね……ええ、そうよ。私はあなた、あなたは私」

クルモン「ほむらがこの子でこの子もほむらクル?」

インプモン「こいつもほむら?どういうことだよ!?」

メガほむ「あなたは……私よりも多く繰り返してきたの?」

ほむら「そうよ……でも、こうして私という存在が一つの時間軸に二人も存在するなんて出来事は今までなかったけどね……」

メガほむ「そう…なんだ……」

インプモン「オメーらだけで納得してねぇで俺等にもわかるように説明しろよ!!」

ほむら「尤も、本来存在が上書きされるはずの私達がこうして二人も存在していられるのは私が魔法少女ではなく……」

メガほむ「テイマー……だから……」

ほむら「! あなた……やっぱりデジモンの事を……」

メガほむ「はい、私が最初にいた世界は……デジモンの世界だったから……」

ほむら「!!」

インプモン「別の世界のほむら……なのかこいつは……?」
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:03:44.16 ID:wKSuh0FI0
そう…私が契約したのは……


〜とある時間軸・見滝原中学校〜


和子「は〜い、自己紹介いってみましょう!」

メガほむ「あ…暁美…ほむらです……よろしくお願いします……」

女子生徒A「暁美さん前は何処の学校だったの?」

女子生徒B「部活とかやってた?」

女子生徒C「暁美さんもデジモン持ってるの?」

メガほむ「えっと…私のデジモンはこのインプ……」

中沢「え?ティラノモン!?そっか、やっぱり看板デジモンはグレイモンじゃなくてティラノモンだよねー!!暁美さんもティラノモン派なんだー!!」

女子生徒A「何でコイツ、女子同士の会話にしれっと混ざろうとしてんの!?」

中沢「だって俺、暁美さんと席が隣じゃん!」

女子生徒B「しかも暁美さんが言いかけてたデジモンの名前絶対ティラノモンじゃなかったし!!」

女子生徒C「てゆーかティラノモンなんて有り得ないっしょ!」

中沢「なんだとゴルァァァ!!この名無しのモブ共おぉぉぉぉぉぉ!!俺はまどポにも出演を果たした中沢だぞおぉぉぉぉぉ!!このSSでも回想シーンとはいえ、久しぶりの出番だあぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

女子生徒A「何訳のわからない事言ってるのよ!?」

中沢「でも、まどポでは声優が違う上に役名が『男子生徒』と名前を剥奪され完全にモブキャラ扱いだあぁぁぁぁぁ!!どっちでもいいけどおぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

女子生徒B「うわぁ……コイツやっぱおかしいよ……」

女子生徒C「未だにティラノモンが主役だって言ってる奴だしね……」

中沢「んだとおぉぉぉぉぉぉ!!ティラノモンなめんなよおぉぉぉぉぉぉぉ!!暁美さあぁぁぁぁん!!君はティラノモン好きだよねえぇぇぇぇぇ!!?」

メガほむ「ひっ…!あ…あのっ……私……」

中沢「ティラノモンに究極体をああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

まどか「ゴメンね中浜君!暁美さん休み時間は保健室でお薬飲まなきゃいけないからっ!!」ガスッ!

中沢「へぶしっ!!」

女子生徒B「おお〜鹿目さんやるぅ〜」

女子生徒A「鹿目さん、転校生の暁美さんの名前はすぐ覚えられたなら、中沢の名前もちゃんと覚えてあげようよ」


これが私と鹿目さんの出会いでした……


インプモン「そのまどかは随分とアクティブなんだな」

ほむら「(中沢って誰だっけ……)」
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:06:55.81 ID:wKSuh0FI0
まどか「ごめんね、中村君ってティラノモンの事になると熱くなるからハシャイじゃって!」

メガほむ「い…いえ、その……さっきは助けてくれてありがとうございました……」

まどか「そんな気にしなくていいよ。クラスメイトなんだから!それに、わたし保険係だしこのまま保健室まで案内するね」

メガほむ「(でも、さっき突き飛ばした人は保健室に連れて行かなくていいのかな……?)」

まどか「わたし鹿目まどか、まどかって呼んで!」

メガほむ「え…?」

まどか「だから、わたしもほむらちゃんって呼んでもいいかな?」

メガほむ「そんな…私……あんまり名前で呼ばれたことなくて…変な名前だし……」

まどか「そんな事ないよ!カッコイイと思うな!なんか燃え上がれ〜!ってメラモンみたいな感じで!」

メガほむ「名前負けしてます……それにメラモンって……」

まどか「あ、ゴメンね、メラモンは嫌だったかな?でも、ほむらちゃんもカッコよくなっちゃえばいいんだよ!本物のテイマーみたいに!」

メガほむ「テイマー…?」

まどか「ほむらちゃんもデジモン持ってるんだよね?見せてもらっていいかな?」

メガほむ「は…はい……これ……」

まどか「わぁ!ちょっとイタズラっぽい顔してるけどかわいいね!何ていうデジモンなの?」

メガほむ「インプモン……というそうです……」

まどか「インプモンかぁ!わたしのデジモンはテイルモンっていうんだ!」

メガほむ「テイルモン…猫ちゃんのデジモンなんですね……鹿目さんのデジモンも可愛いです」

まどか「ティヒヒ!ありがとね!とっても頼りになるわたしのパートナーなんだ!……変な趣味を持ってるのが玉に瑕だけど……」

メガほむ「変な趣味……?」

まどか「うん…BL……あぁ!気にしないで!」

メガほむ「…? それにしても鹿目さんの機種って…何だかすごそうですね……見たこと無い機種ですけど……」

まどか「あ、デジヴァイスって言って……」

メガほむ「デジヴァイス……?」

まどか「いけない…!これも気にしないで!もうすぐ保健室だよ!」

メガほむ「鹿目さん……?」
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:08:18.21 ID:wKSuh0FI0
〜放課後・通学路〜

メガほむ「鹿目さんはカッコよくなっちゃえばいいって言ってたけど……授業で当てられた問題は答えられなかったし…体育では準備運動で倒れちゃったし……恥かいちゃったなぁ……」

メガほむ「こんな私が…カッコよくなんてなれないよね……インプモン?」

?「だったらいっそ……俺に食われちゃばいいんだよ!!」

メガほむ「そうかな……って、え?」

シュゴオォォォ……

メガほむ「な…何ここ……私いつの間にこんな場所に……!?」

ケンキモン「ぐへへへへ……眼鏡っ娘萌えぇぇ……!」

メガほむ「デ…デジモン……!!」



“ケンキモン”

アーマー体 マシーン型 データ

『友情のデジメンタル』で”アーマー進化”したマシーン型デジモン
右手がフォークリフト、左手がショベルになっているため、どんな工事でもこなせる重機デジモンだ
電気で動いており、シッポのプラグで充電する
必殺技は、背中のクレーンを振り回す『クレイジークレーン』
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:09:59.19 ID:wKSuh0FI0
ケンキモン「ここは俺が作り出したデジタルフィールド……つまり結界だ」

メガほむ「デジタルフィールド……?」

ケンキモン「つまり、ここは俺とお前の二人っきり!タップリ可愛がってやるぜ眼鏡っ娘ぉぉぉ!!」

メガほむ「い…いや……!!」

ケンキモン「まずはこれで縛りプレイだ!!」

ケンキモン『クレイジークレーン!!』シュルウゥゥゥゥン!!

メガほむ「きゃああぁぁぁぁぁぁぁ!!」

?『レーガーレ・ヴァスタアリア!!」

シュルルル!!

ケンキモン「何!俺のクレーンのワイヤロープが逆に縛られただと!?何だあのリボンは!?」

?『巌兎烈斗!!』

ドガガガガガッ!!

?『ネコパンチ!!』

バコォン!!

ケンキモン「ぐほおっ!!」

マミ「間一髪ってところかしら?」

テイルモン「そうね、眼鏡っ娘が襲われるなんてテンプレな同人のような展開なんて見たくないわ。眼鏡美少年なら有りだけど」

トゥルイエモン「何で君はそういうのに例えるのかなぁ……」



“トゥルイエモン”

成熟期 獣人型 データ

中国深山省の奥地で発見された武闘家デジモン
メールに乗じて悪事を働くウィルスを宿敵として追い掛けていて、世界を放浪していた
類い稀なる拳法の素質に恵まれているが未だ発展途上
独自で編み出した兎牙拳を使う
得意技は高い跳躍力を活かした素早い忍びの拳法『忍迅拳(にんじんけん)』
必殺技は両腕の「兎角鉄爪(とかくてっそう)」を利用した打撃技『巌兎烈斗(ガントレット)』
兎のような敏捷かつ高い跳躍からくりだす連撃技である
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:12:11.57 ID:wKSuh0FI0
メガほむ「また本物のデジモンが……」

まどか「もう大丈夫だよほむらちゃん!」

メガほむ「鹿目さん…!?それにあなた達は……」

QB「彼女達はデジモンを従えるテイマーであり、共に戦う魔法少女、テイマ法少女さ」

メガほむ「テイマー…法少女……?(語呂が悪い……)」

まどか「いきなり秘密がバレちゃったね。クラスのみんなには内緒だよ?」

ケンキモン「テイマーだとぉ!?まさかこんな早く俺のデジタルフィールドを嗅ぎつけられるとは!!」

まどか「放課後わたしがほむらちゃんの後を追っていたと同時に……」

トゥルイエモン「僕が君の邪気を感じ取ってたからね!」

ケンキモン「おのれぇ……せっかく見つけた俺の好みの眼鏡っ娘をみすみすと渡してなるものかぁ!」

まどか「そうはさせないよ!テイルモン、アーマー進化だよ!!」

テイルモン「わかったわ、まどか!」
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:13:13.32 ID:wKSuh0FI0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9FGAkaWetTk


まどか『デジメンタルアップ!!』


―テイルモン!アーマー進化ぁ!微笑みの光ネフェルティモン!!―


“ネフェルティモン”

アーマー体 聖獣型 フリー

“光のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の聖獣型デジモン
“光のデジメンタル”は“光”の属性を持っており
このデジメンタルを身に付けたものは強力な光の力で闇を浄化する能力を持てるようになる
古代種族の末裔でないテイルモンも、体を構成するデータの中に眠っていた特殊能力に目覚めアーマー進化できるようになった
必殺技は額の飾りから高熱の赤い光線を出す『カースオブクィーン』と
デジ文字が刻まれた古代碑文の巨石を召還して敵を攻撃する『ロゼッタストーン』


ケンキモン「俺と同じアーマー体だと!?でも、顔コワッ!!」

ネフェルティモン「何ですってぇ!!人が気にしてる事をよくも!!」

まどか「(気にしてたんだ……でも、あの仮面、無表情で確かにちょっと怖いよね……)」

ネフェルティモン「もう許さないわよ!!」

ネフェルティモン『ロゼッタストーン!!』シュワァァァン!!

ケンキモン「そんな石板など砕いてやる!」

ケンキモン『ショベルアーム!!』

ドゴォン!!

ケンキモン「どうだ!」

トゥルイエモン「隙有りだよ!」

トゥルイエモン『忍迅拳!!』シュバッ!

ケンキモン「何だと!?」

メガほむ「高く飛び上がった……!」

トゥルイエモン「今君が砕いたロゼッタストーンの破片を打ち付けて……えい!えいっ!!」

ズババババッ!!

ケンキモン「イテテテテっ!!飛礫としてぶつけてきやがった!!」

まどか「マミさん!ネフェルティモンと合わせてあげてください!」

マミ「OK!行くわよネフェルティモン!」シュバッ!

ネフェルティモン「いいわよ!」

ネフェルティモン『サンクチュアリーバインド !!』

シュルルルルル!!

ケンキモン「ぐわっ!俺の動きが……完全に封じられただと!?」

まどか「ネフェルティモンの光の力でマミさんのリボンを強化したサンクチュアリーバインドに捕まったらもう動けないよ!」

ネフェルティモン「これでお仕舞いよ!」

ネフェルティモン『カースオブクイーン!!』ビィィィィィ!!

ケンキモン「バアアァァァァァァス!!!」

ドゴオォォォォォン!!

メガほむ「すごい……!!」
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:17:52.84 ID:wKSuh0FI0
〜マミホーム〜

マミ「さ、暁美さんも遠慮しないで」

メガほむ「はい…ありがとうございます……」

ロップモン「マミ一人でこのケーキ全部食べると太るからね、じゃんじゃん食べてよ」

マミ「ロップモン、まるで毎日ワンホールのケーキを私一人でたいらげてるように言わないで」

ロップモン「いやだなあ、冗談だってば」

まどか「でも、マミさんの作ったケーキおいしい!」

テイルモン「そうね、甘いケーキとマミが淹れた紅茶……そしてそれをいただきながら読む甘酸っぱい純愛BL小説……バトルの後のティータイムは私達の甘美なる一時ね」

まどか「三つ目のものはテイルモンだけだからね」

メガほむ「鹿目さん…いつも本物のデジモンと戦ってたんですか…?」

まどか「ん〜、いつもって、マミさんはベテランだけどわたしは半人前だよ。先週QBモンと契約してテイルモンをリアライズさせたばっかりだし」

メガほむ「リアライズ…?」

QB「デジモンをこの世界に実体化させる事さ」

メガほむ「実体化って……鹿目さん達のデジモン達はゲームの中から…?」

マミ「そうよ。私の場合、本当はもう一人リアライズさせたいデジモンがいたんだけど……」

QB「契約上でパートナーとしてリアライズさせられるデジモンは一体だけだよ。マミがやってたネットゲームの中で育ててたデジモンの中ではそのロップモンが一番強力なデジモンに進化する素質を持ってたからね。僕がロップモンをパートナーにするように勧めたのさ」

ロップモン「でも、あいつはまだゲームの中……」

QB「君も契約すればそのゲームの中のデジモンをリアライズさせる事ができるよ」

メガほむ「私のインプモンを……?」

まどか「そうだよ!ほむらちゃんもテイマーになればいいんだよ!そうすれば自分に自信が持てると思うよ!」

テイルモン「まどかのようにね。でも、まどかの場合ちょっと調子に乗り過ぎてるきらいがあるけどね」

まどか「えぇ〜?そうかなぁ?」
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:20:41.93 ID:wKSuh0FI0
マミ「でも、今日の戦い方最初よりずっと上手かったわよ」

まどか「えへへ、本当ですか?」

テイルモン「いや、戦ったの私だし」

マミ「ううん、デジメンタルを上手に使いこなしてあなたを進化させたじゃないの」

テイルモン「疑似進化のアーマー進化じゃなくって、完全体…そして究極体に私を進化させられるように早く一人前になってもらいたいわね」

まどか「もうっ!ちゃんと頑張るから今はあれで我慢してよ!」

ロップモン「そのためにもっと悪いデジモンを倒してロードしないとね」

メガほむ「…平気、なんですか?怖くないんですか……?」

まどか「それは、平気ってわけじゃないし、怖かったりもするけど…テイルモンも一緒だし、悪いデジモンをやっつければそれだけ大勢の人は助かるわけだし…やり甲斐はあるかな!」

メガほむ「すごいんですね…鹿目さん……」

QB「で、どうだい?君も契約する気になってくれたかな?」

メガほむ「え…えぇと……」

マミ「QBモン、あんまり急かす男の子は嫌われるわよ」

QB「デジモンに性別はないよ」

メガほむ「私は……」


契約に迷った私はテイマーの在り方を見極めるために鹿目さん達の戦いに同行するようになりました……


ほむら「魔女がデジモンに変わった所以外はだいたい最初の私と同じね……」

クルモン「テイルモンはちがう世界でもテイルモンでクル……」

ほむら「マミのパートナーデジモンは本来なるはずだったロップモンがちゃんとパートナーデジモンになっているのね……」

インプモン「ちょっと待て!つーことはお前がゲームで育ててたデジモンって俺だったのか!?」

クルモン「だからインプモンの事知ってたクル」

インプモン「で、結局契約してリアライズさせたのか!?」

メガほむ「そ…それは……」

ほむら「いいわ、話の続きをゆっくり聞かせてちょうだい」

メガほむ「その数日後…ふとした事で私達の事を知った美樹さんが先に契約したんです……」

ほむら「最初の世界でさやかが?そこは私の時とは違うのね」
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:22:26.05 ID:wKSuh0FI0
〜路地裏〜

プチメラモン「ぐへへへ…眼鏡っ娘燃え……じゃなかった、萌えぇ……」

メガほむ「な…何でこういうのばっかり……!」

プチメラモン「お姉ちゃぁん…俺と一緒に…これから毎日家を焼こうぜ?」

メガほむ「そんな事できません!」

プチメラモン「言う通りにしねぇと燃やすぞゴルァ!!」

メガほむ「ひっ…!」

ブイモン『ブイモンヘッド!!』

ドゴォ!

プチメラモン「メラぁ!?」

メガほむ「ブイモン…美樹さん…!」

さやか「大丈夫転校生!?」

プチメラモン「逃げるが勝ちよ!」ピュ〜!

ブイモン「あ、逃すか!」ダッ!

ギルモン『ファイアーボール!!』

ボオンッ!!

ブイモン「うわっ!!」

さやか「ブイモン!あんたは……佐倉杏子!!」

杏子「たっくよぉ……みそっかすのしょぼいデジシードしか落とさない幼年期デジモンを狩ってもしょうがないって言ったろ?進化するまで適当に暴れさせとけって!」

さやか「そうやってあんたは!あたしはあんたとは違うんだ!!」

ブイモン「そうだ!幼年期でも悪さをするデジモンをそのままにしておけるか!」

杏子「青臭ぇ……青いのはアンタらの頭と体だけにしときな、この青コンビ!」

ブイモン「なんだとぉ!そっちこそデジモン共々赤いじゃないか!赤コンビ!!」

ギルモン「杏子ばかにするのゆるさない!」

さやか「やる気!?」

ブイモン「よぅし、相手になってやる!行こうさやか!」

さやか「そうだね!こんなテイマーこの街から追い出してやる!!」

メガほむ「ちょっ…美樹さん……喧嘩は……」
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:23:58.08 ID:wKSuh0FI0
さやか『デジメンタルアップ!!』


―ブイモン!アーマー進化あぁぁぁ!轟く友情ライドラモン!!―


“ライドラモン”

アーマー体 獣型 フリー

“友情のデジメンタル”のパワーによって進化したアーマー体の獣型デジモン
“友情のデジメンタル”は“雷”の属性を持っており
このデジメンタルを身に付けたものは大地を貫く稲妻のような素早い動きで敵に立ち向かい、電撃を利用した技で敵を倒す
必殺技は稲妻を宿した頭のブレードから電撃の刃を放つ『ライトニングブレード』と
背中の3本の突起から強烈な電撃を放つ『ブルーサンダー』


さやか「頼んだよライドラモン!!」

杏子「ふん、アーマー進化か。そんな疑似進化しかさせられないようじゃ、やっぱアンタはまだまだヒヨッコだね!」

さやか「う…うるさい!」

杏子「そんなヒヨッコがどうやってデジメンタルだけを手に入れられたんだか。大方マミが倒したアーマー体デジモンが落としたのをコイツにあげたんだろうけど」

メガほむ「(ケンキモンの時のね……)」

杏子「そうしなきゃ、アンタ達ろくに戦えないからマミが見兼ねたんだろうけどね」

さやか「マ…マミさんがくれたからこそあたし達はマミさんと同じ正義を貫いて戦うんだ!ライドラモン!!」

杏子「マミと同じ正義だぁ…?」

ライドラモン『ブルーサンダー!!』

バリバリバリバリッ!!

ギルモン「うわぁ!杏子ぉ!ギルモンも進化させてよグラウモンに!!」

杏子「いや…アタシ達の格の違いを見せつけるために……一気に究極体で行くよ!」

メガほむ「え…!?」

さやか「究極体ぃ!?」

杏子「ギルモン!!」スチャッ!
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:25:53.75 ID:wKSuh0FI0
―ギルモンワープ進化ぁ!メディーバルデュークモン !!―


“メディーバルデュークモン”

究極体 戦士型 データ

別次元のデジタルワールド“ウィッチェルニー”において“伝説の英雄”と称えられている戦士型デジモン
魔術(高級プログラム言語)がまだ未成熟であり、外敵の侵略から身を守る術が無く
滅びの道を辿っていた古代“ウィッチェルニー”に突如現れ、外敵をことごとく撃退し
時を超越して今も尚存在しているというが定かではない
魔術によって創られた武具で戦い、炎・大地・水・風の魔術体系の中でも
風の魔術によって創られた武器で戦う“ヴォルテクスウォリアー”と呼ばれるデジモン達を束ねていることから
“旋風将”の異名を持ち、飛竜の力を秘めた最強魔槍「デュナス」を持っている
“デジタルワールド”ではその姿を見た者は皆無に等しいが
全身に煌びやかな装飾を施した甲冑に、紋章を付した荘厳な姿から
“デジタルワールド”では“幻想の戦士”と呼ばれているデジモンである
必殺技は「デュナス」より放つ『レイジ・オブ・ワイバーン』と
『ファイナル・クレスト』



さやか「あれがあいつのデジモンの究極体…!?」

杏子「メディーバルデュークモン、いっちょ揉んでやりな!」

MVデュークモン「ふっ……」ジャキッ!

さやか「ひ…怯むなライドラモン!」

メガほむ「む…無理よ!!」

ライドラモン『ライトニングブレード!!』

ビリビリビリビリ!!

MVデュークモン「この私には…そのような攻撃効きはしない!」

ガキィン!!

ライドラモン「うわぁ!!」

さやか「ライドラモン!!」

シュゥゥゥ…

ブイモン「うぅ…強すぎる……」

メガほむ「だから無理なのよ!アーマー体で究極体の相手なんて……」

杏子「当然だね、これがアタシとアンタのデジモンとの格の違いってヤツさ」

さやか「くっ…!」

杏子「そんな実力が伴わない奴が正義を騙って粋がってんじゃねぇよ!お遊びで務まるほどテイマーは甘くないのさ!」

メガほむ「(…私も……私なんかが契約したところで……)」

さやか「あ…遊びなもんか……あたしは……あたし達は!!」ピカァァァァ!
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:28:08.88 ID:wKSuh0FI0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=0W-O11uqrT0


―ブイモン進化ぁぁぁ!エクスブイモン!!―


“エクスブイモン”

成熟期 幻竜型 フリー

ブイモンが本来の力を得て進化した成熟期の幻竜型デジモン
エクスブイモンはブイドラモンの原種であり、その派生系の一種がブイドラモンであると言われている
その発達した腕力と脚力から繰り出される攻撃力は凄まじく、山ほどもある岩石など跡形も無く破壊できるほどである
その破壊力を持つために恐れられているが、実際は正義感が強くむやみにその力を使うことは無い
得意技は、強烈な噛み付き技『ストロングクランチ』
必殺技は胸のX字の模様から放射されるエネルギー波『エクスレイザー』


メガほむ「成熟期に……」

杏子「進化させただと……!?」

さやか「よしっ!行けぇエクスブイモン!」

エクスブイモン『エクスレイザー!!』バビィィィィィ!!

MVデュークモン「むっ!」

ドゴォォォン!!

さやか「直撃ぃ!」

メガほむ「やった…?」

杏子「でも…だから何?って話だよね!」

MVデュークモン『レイジ・オブ・ワイバーン!!』

シュゴオォォォォォォォォォン!!

エクスブイモン「ぐわぁ!!」

さやか「エクスブイモン!そんなっ!?」

杏子「そんなって…成熟期に進化させられたぐらいでアタシのメディーバルデュークモンに勝てると思ったの?本当におめでたい頭してんだね」

さやか「だ…黙れぇ!!」ドッ!

ガキィン!!

杏子「アタシ達もやろうってわけ?いいけどさぁ……でも!」

バギィン!!

さやか「うっ…!」ドサッ!

杏子「アタシとアンタの魔法少女としての格差も違いすぎるんだよねっ!!」

メガほむ「美樹さん!!」

杏子「こんな奴、もうすぐこのリアルワールドにやって来るワルプルモンとの戦いの時に惨たらしく殺られるのがオチだね!いっそ

ここでアタシが引導を渡してやったほうが親切ってもんかもしれないね!」ジャキッ!

さやか「ふ…ふざけるな……あたし達だって……」

杏子「終わりだよ、メディーバルデュークモン!」

MVデュークモン『ファイナル・クレ―』

バリバリバリ!!

ドゴォォォォン!!
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:30:27.74 ID:wKSuh0FI0
MVデュークモン「!!」

エクスブイモン「だ…誰かが助けてくれたのか…?」

杏子「この技は……ケルビモンのライトニングスピア!と言う事はマミか!?」

メガほむ「鹿目さん!巴さん!」

まどか「さやかちゃん大丈夫!?」

さやか「まどか……マミさん……」

マミ「ちょっと度が過ぎるわよ佐倉さん?」

杏子「ちっ…!」

マミ「まだやると言うのなら続きは私とケルビモンがお相手するけど、どうする?」

杏子「…今日のところは引き上げるよメディーバルデュークモン!」ダッ!

MVデュークモン「わかった杏子!」シュバッ!

さやか「逃げるなっ!」

エクスブイモン「ま…待てっ!!」

マミ「ダメよ美樹さん、あなたでは彼女達に勝てないわ」

さやか「マミさんまで……そんなにあたし達ってダメダメですか?」

マミ「そんなこと無いわ、ブイモンも成熟期に進化させることができたじゃない」

さやか「でも…ワルプルモンが来るまでにマミさんのケルビモンの様に究極体にまで進化させるのには時間がありませんよ……」

エクスブイモン「あんな奴のデジモンにも勝てなかったし!!」

さやか「そうだよ佐倉杏子!あいつは……!!」

マミ「でもね…彼女があなたにあそこまで当たるのは恐らく……」

さやか「え…?」


それからも美樹さんと佐倉さんが衝突する事がたびたびありましたが…
巴さんの仲裁もあって佐倉さんの過去も知る事もあり…何とか和解して、共に戦ってくれる事になりました


ほむら「(まあ、デジモンの世界じゃ魔女化とかソウルジェムとかまどろっこしい事がなかったからね)」

インプモン「その世界じゃブイモンやギルモンが進化するデジモンも微妙に違うんだな」

クルモン「ギルモンとキョーコ合体しないでクル?」

ほむら「それに既に究極体に進化させられたのね……」

メガほむ「はい、巴さんと佐倉さんはベテランですから」

ほむら「私が居たデジモンの世界ではその時期はまだ完全体までだったのに…」

メガほむ「え?そうなんですか?」

ほむら「恐らくそれは…その世界ではワルプルモンが襲来する日が早い影響かしら…?」

メガほむ「はい…その後……私達の街に最強最悪のデジモン…ワルプルモンがやってきました……」
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:31:33.46 ID:wKSuh0FI0
巴さんとケルビモン、美樹さんとエクスブイモン、佐倉さんとメディーバルデュークモン
そして、鹿目さんとテイルモンが完全体に進化したエンジェウーモンで立ち向かいましたが……

〜荒廃した見滝原市〜

まどか「じゃあ…行ってくるね」

メガほむ「そんな…巴さんも…美樹さんも…佐倉さんも……みんなのデジモンも……死んじゃったのに……」

まどか「だからだよ。ワルプルモンと戦えるのは、もうわたしとエンジェウーモンだけしかいないから」

エンジェウーモン「まどか…私もまだ行けるわ……!」

まどか「うん。ゴメンね……みんなのパートナーのデジシード…エンジェウーモンにロードさせてもらうね」

シュィィィィィン…

エンジェウーモン「これなら…今なら進化できるかもしれないわ……究極体に!!」ピカァァァァ…


―エンジェウーモン進化!ホーリードラモン!!―


“ホーリードラモン”

究極体 聖竜型 ワクチン

神獣デジモンの究極の形態
その雄々しい姿は空の王者を思わせる
その姿を見た者は少なく、普段はどこにいるのかさえ全く判明していない
しかし、ひとたびデジタルワールドに巨大な悪のエネルギーが発生するとどこからともなく現れ
その巨大な力で悪を無に帰すと言われている
必殺技は全ての正義の光エネルギーを相手にぶつける『ホーリーフレイム』
この技を受けた者は一瞬で姿をかき消される
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:32:35.86 ID:wKSuh0FI0
まどか「みんなの力のおかげだね……究極体に進化できたよ……」

メガほむ「進化しても…そのデジモンだけでは無理よ…勝てっこない!鹿目さん達まで死んじゃうよ!!」

ホーリードラモン「まあ、進化した私自身でもわかりきってる事よ……」

まどか「それでも…わたしはテイマーだから、みんなのこと守らなきゃいけないから…」

メガほむ「ねえ…逃げようよぉ……だって…仕方ないよ…誰も鹿目さん達を恨んだりしないよ……」

まどか「…ほむらちゃん」

メガほむ「あんなデジモン誰も―」

まどか「わたしね、あなたと友達になれて嬉しかった。あなたがデジモンに襲われたとき間に合って…今でもそれが自慢なの…あの時あなたを救えたこと」

メガほむ「…!」

まどか「だから、デジモンテイマーになれて本当によかったって…そう思うんだ」

メガほむ「鹿目さん…」

まどか「さよなら、ほむらちゃん…元気でね!」ダッ!

メガほむ「…嫌……行かないで……」

まどか「行くよ、ホーリードラモン!」

ホーリードラモン「わかったわ」フワッ

メガほむ「鹿目さああぁぁぁぁぁぁぁん!!」
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:34:13.80 ID:wKSuh0FI0
ゴオォォォォォ…

まどか「ゴメンね、ホーリードラモン。最後まで付き合ってもらちゃって」

ホーリードラモン「この世界の夏コミに行きたかったけど…それも適いそうにないわね…」

まどか「本当ゴメンね……」

ホーリードラモン「行ってみたかったわね…まどかや…そして、あの子も一緒に」

まどか「ホーリードラモン、契約をしつこく催促するQBモン同様にほむらちゃんをたまにそっちの世界に巻き込もうとする癖も最後までやめてくれなかったね」

ホーリードラモン「いや、だってあの子、眼鏡じゃん」

まどか「眼鏡っ娘はみんな腐女子って、すごい偏見だから」

ホーリードラモン「でも、そっちの趣味の素質はありそうな気がしたんだけどね、あの子……」

まどか「というかさっきのお別れが台無しだから」

ホーリードラモン「ふふ…こんな状況だもの…少し気を紛らわせてよ……」

まどか「そうだね…でも、もし無事帰れたら行ってもいいかな……ほむらちゃんも一緒に……そしたら今の発言もちゃんと謝るんだよ?」

ホーリードラモン「わかったわ…もし、生きて帰れたらね……」

まどか「うん……来るよ!」

ホーリードラモン『ホーリーフレイム!!』

まどか「ええぇぇぇぇぇぇぇい!!」

ドゴォォォォォォォォン!!

――――
―――
――
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/05/10(木) 16:35:09.54 ID:wKSuh0FI0
まどか「……」

メガほむ「どうして…?死んじゃうって……わかってたのに……」

メガほむ「私なんか助けるよりも…あなたに…生きててほしかったのに……うぅ……」

メガほむ「それとも…私も……迷わずに契約していればこんな事には……ならなかったの…?ねえ、インプモン……?」

QB「その言葉は本当かい?暁美ほむら」

メガほむ「QBモン……」

QB「戦いのさだめを受け入れてまで叶えたい望みがあるのならば、僕が力になってあげるよ」

メガほむ「あなたと契約すればどんな願いも叶えられるの…?」

QB「そうとも、君にはその資格がありそうだ」

QB「(僕のデータベースにも無い、そのゲームのデジモンがどんなデジモンに進化するのかも興味深いしね)」

メガほむ「私は……」

QB「さあ、聞かせてごらん、君はどんな祈りでデジソウルを輝かせるのかい?」

メガほむ「…鹿目さんとの出会いをやり直したい!彼女に守られる私じゃなくて、彼女を守る私になりたい!」

ピカアァァァ…

QB「契約は成立だ!さぁ、解き放ってその新しい力を!」

メガほむ「!」

カチッ!

――――
―――
――

886 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 16:36:17.66 ID:wKSuh0FI0
すいません用事ができたので続きは夜投下します
そして今更トリップ付けた
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/10(木) 19:25:50.32 ID:dTsEv/Wto
展開があついぜ
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/10(木) 21:45:11.83 ID:4P5KsF6Ho

そういえばD-artsデュークモンの予約始まったね。
889 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:24:39.68 ID:ILYfC6GB0
帰宅したよ大樹
どうした?再開しないのか?
試してあげようお前の力を
投下
890 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:30:25.45 ID:ILYfC6GB0
メガほむ「そして、気が付いたら…私は一ヶ月前の病院で目覚めてました……でも…その世界は……」

ほむら「デジモンではなく魔女の世界だった……」

メガほむ「はい……鹿目さん達にデジモンの事を話しても何のことだかわからないって顔をされました……」

ほむら「逆に私がデジモンの世界に……もしかしたら私達はお互い時間を戻す際に入れ替わったのかしら…?」

メガほむ「でも…世界が変わっても、私の願いのためにやる事は変わりません!」

ほむら「ええ…そうよね……」

クルモン「ほむらはまどかを助けるために契約したクル?」

インプモン「え?両方とも!?」

メガほむ「うん……」

ほむら「ええ」

インプモン「じゃあ、ほむらが時間を繰り返してきたのは……」

ほむら「全てはまどかを救うためよ……」

インプモン「それであんなにまどかの事を……」
891 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:31:21.10 ID:ILYfC6GB0
メガほむ「それにしても……私のパートナーになるはずだったインプモンがこうしてあなたのパートナーになってるなんて……」

インプモン「ああ…俺、お前の世界ではゲームの中から出てくるはずだったんだな……(つーか契約し時そのゲームの俺ってリアライズしないで終わったのかよ?)」

メガほむ「こうやって会えただけでも嬉しいなぁ……」

インプモン「そ…そうか?」

メガほむ「うん、嬉しいよ。リアライズしたインプモンって可愛いし」

インプモン「あ…あぁ!?」

クルモン「インプモンてれてるクル!」

インプモン「うっせーよ!照れてねぇよ!!」

ほむら「えぇ…?コレ、可愛い……!?」

インプモン「…俺、今日からこっちのほむらのパートナーになるわ」

メガほむ「え…?」

クルモン「こっちのほむらのほうがやさしそうでクル!こわくないでクル!」

メガほむ「そ…そうかな……?」

インプモン「気のせいかなこっちのほむらの方が胸があるような気がするし」

ドドドドドドッ!

インプモン「い…家の中で乱射すんなぁ!!」

クルモン「やっぱりこっちのほむらこわいクルぅ……」

ほむら「どうせ私は同じ時間を多く繰り返して歪んでしまってるわよ……」

メガほむ「そ…そんな事ないです!あなた…今の私と違って…堂々としてて……カッコイイです……最初鹿目さんに言われた様にカッコよくなれたんですね…私……」

ほむら「いいえ…今の私は間違った道を歩んだ成り果てよ……間違った進化ね……」

メガほむ「そんな事は……」

ほむら「あなたは正しい進化をするべきよ……」

メガほむ「正しい進化……?」

インプモン「デジモンじゃねぇんだからよ……」

ほむら「進化するのはデジモンだけじゃないわ」

インプモン「ちょっと待て!まさか、この眼鏡のほむらって元はお前もこうだったって事かぁ!?」

ほむら「そうよ」

クルモン「信じられないクルぅ……」

インプモン「そりゃ進化するのはデジモンだけじゃねぇって事か……」

メガほむ「(私も…こんなふうになれるのかな……?)」
892 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:37:31.33 ID:ILYfC6GB0
ほむら「…それより……ワルプルモンはどんなデジモンだったの?まどかのテイルモンの究極体は三大天使のオファニモンじゃなかったの!?」

メガほむ「三大天使って何ですか……?」

ほむら「マミのケルビモンと同じ三大天使よ!」

メガほむ「何のことだか……わからないです……」

ほむら「(最初の世界だから因果律がないのかしら…?だからみんなのデジモンが進化する姿も違うの…?三大天使やロイヤルナイツ等も無く……)」

ほむら「まあ、いいわ。それで…次の時間軸では…?」

メガほむ「はい、その次の時間軸…この時間の前の時間軸なんですけど……そこではさっき言った通りデジモンではなく魔女がいて、私達は魔法少女の力だけで戦わなきゃいけないから私は爆弾を作って…」

ほむら「ストップ。いいわ、そこはほとんど私の時と同じね」

メガほむ「あ…同じって事はわかってるから説明不要…ですか?」

インプモン「いや、俺達はわかんねぇから聞かせろよ」

ほむら「後で私から話すわ。そして…知ったのね、魔法少女の真実を……」

メガほむ「はい…魔法少女はいずれ……」

ほむら「魔女になる……」

ほむら「(と言う事はこの時間軸は三つ目の世界に相当するわけね……私が誰も信じられなくなった切っ掛けとなる……)」

メガほむ「だから…今日、鹿目さん達にその事を話そうと思ってたんです!みんなQBに騙されてるって事を……」

ほむら「無駄よ。どうせ信じてもらえないわ」

メガほむ「そんな……!」

インプモン「QBってQBモンの事か?デジモンがいないのにどうしてあいつだけはいるんだよ?」

クルモン「だまされてるってどういうことですかぁ?」

ほむら「以前話したはずよ。インキュベーモンは魔女の世界ではインキュベーターという宇宙人みたいなもので……」

メガほむ「え?QBって宇宙人なの!?」

ほむら「あ、そこはあなたもまだ知らない事だったかしら?」

メガほむ「それなら今度はあなたの話も聞かせてください。私より多く繰り返してきたあなたの方がもっと多くの事を知っているみたいだし…」

ほむら「…いいけど、あなた……この世界は諦めるべきよ」

インプモン「は?」

メガほむ「あ…諦めるって……どういことですか!?」

ほむら「わからないの?まどかが既に魔法少女として契約している時点でこの時間軸はもう駄目なのよ」

メガほむ「駄目って……」

ほむら「まどかを救いたいんでしょう?だったら、いずれ魔女になる運命を持つ魔法少女になる前に動くべきだったのよあなたは」

メガほむ「そんな……」

ほむら「(それに…この時間軸であなたはより苛酷な惨状を見ることになる……最後は自らの手でまどかを……そうさせないために私がこの私にできる事は……)」

ほむら「とにかく、この時間軸であなたは自分を鍛えることに専念しなさい。どうせ、攻撃手段はまだ爆弾しかないんでしょう?とりあえずこのマミーモンのマジンガンをあげるからこれを使いこなせるように特訓よ」ジャキッ!

メガほむ「と…特訓!?それよりQBに騙されてる事を鹿目さん達に……」

ピピピピッ!

インプモン「おい、デジヴァイスが鳴ってるぜ?」

ほむら「まさか…デジモン?いえ、この世界では……とにかく反応が出ている場所に行ってみましょう!この子の特訓にも丁度いいわ!」

メガほむ「えっ?えぇ!?」
893 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:41:51.96 ID:ILYfC6GB0
〜お菓子の魔女の結界〜

ほむら「病院にできた結界だからやはり、あの魔女ね……」

シャルロッテ「……」

インプモン「あれが魔女かよ?」

クルモン「デジモンとどうちがうんですかぁ?」

メガほむ「あれも…元は魔法少女……人間かもしれなかったって事よクルモン」

クルモン「クルっ!?人間!?」

ほむら「デジヴァイスに反応したからもしかしたらっって思ったけど……やっぱりここは魔女の世界なのね……」

ピピッ!

ほむら「え?デジヴァイスのデジモンアナライザーにあの魔女のデータが出るの!?」

インプモン「マジか?」

ほむら「お菓子の魔女…完全体クラス……その性質は『執着』……」

メガほむ「デジモンの進化レベルも表示されるんだ…」

インプモン「完全体クラス?どうみてもデジモン的には成長期の姿だろアレ」

ほむら「いえ…あの魔女はマミを……」

ほむら「(この私を鍛えるために一人で戦わせようと思ったけどこの時の私にはちょっと無理ね……)」

インプモン「だったら、俺も完全体で行くぜぇ!」

クルモン「クルぅ!ベルゼブモンでいくクル!」

インプモン「よしっ!じゃあ、ベルゼブモンに進化だほむら!」

ほむら「本当は今の私だけでも倒せないことはないんだけど……まあ、いいわ」スチャッ!

シーン…

ほむら「あれ…?ミレニアモンの時は私の力だけで進化できたのに……」

クルモン「やっぱりクルモンが必要でクル〜!」

インプモン「ちっ!しゃーねーなぁ!」

メガほむ「この子ってデジモンを進化させる力を持ってるの?」

ほむら「ええ、それにしても何で嬉しそうにしてるのかしら?」

メガほむ「誰かの力になれるって嬉しいと思えるんですよ。その気持ちは人間もデジモンも同じ……」

ほむら「(そう…まどかと同じようにね……)」
894 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:42:58.14 ID:ILYfC6GB0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


メガほむ「あれがインプモンが進化した姿…?」

ほむら「正直、デジモンがいない世界なんだから究極体に進化させてデジソウルを消費させたくないんだけど……」

メガほむ「もう究極体に進化させられるの…?やっぱりあなたってすごいんですね……」

ほむら「いえ、今はクルモンの力を必要としているからまだまだよ」

ベルゼブモン「行くぜ魔女野郎!!」

メガほむ「魔女なのに野郎…?」

ベルゼブモン「おらぁ!!」ドゴッ!

シャルロッテ「!」

ピョートル「……」ワラワラ

メガほむ「使い魔が出てきた!」

ほむら「お菓子の魔女の手下…幼年期クラス…その役割はチーズを探すこと……」

クルモン「チーズ好きでクル?」

ベルゼブモン「チョロチョロしてんじゃねぇ!!」バキュン!バキュゥゥゥン!!

ズバァン!

ほむら「あなたも使い魔相手程度なら戦えるでしょ。はい、あれを狙ってさっきあげたマシンガンを撃ちなさい」

メガほむ「え?あっ、はい!」

ドドドドドドドドッ!

メガほむ「きゃっ!」

ドドドドドッ!

クルモン「クルぅ!」

ほむら「こっち撃ってどうするのよ!ちゃんと使い魔を狙いなさい!」

メガほむ「ご…ごめんなさい…思ったより撃った時の反動が……」

ほむら「まあ、最初っから上手くはいかないものよね……」

メガほむ「あなたもそうだったんですか…?」

ほむら「ええ、だから焦る必要は無いわ。でも、最初からデジモンが使ってたマシンガンは酷だったわね、こっちのデザートイーグルを使いなさい」

メガほむ「あ…ありがとうございます」
895 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:44:51.64 ID:ILYfC6GB0
ベルゼブモン「どうしたよ!ちっとは反撃してこいよ!!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』

ズバッ!!

ベルゼブモン「手応えがまるでねぇ…魔女ってこんなに弱ぇ奴ばっかなのか…?これじゃあ、この世界のワルプルモン…いや、ワルプルギスの夜だったか…そいつもたいしたことないんじゃねぇか?」

メガほむ「私がデジモンの世界で見た巴さんと佐倉さんのケルビモンとメディーバルデュークモンも強かったけど…あのベルゼブモンも強い……!」

ほむら「あれでも七大魔王らしいからね」

メガほむ「七大魔王?」

ほむら「そういえばあなたの世界ではワルプルモンと一緒に来なかったの七大魔王は?リリスモンとか…」

メガほむ「いえ…来たのはワルプルモンだけでしたけど……」

ほむら「(七大魔王も存在しなかったの?それじゃあ、私のいたデジモンの世界じゃより困難な事になるかもしれないわね……その前に私、元のデジモンの世界にもう戻れないのかしら……?)」

ベルゼブモン「オラオラァ!」

ドゴッ!バゴッ!

ほむら「(それなら戻ってきたこの魔女の世界でまどかを救うしかないわね……でも、この時間軸ではもう……)」

ベルゼブモン「ちっ…弱ぇ奴を一方的にいたぶってるだけみてぇで胸糞悪いぜ!これで終わりにしてやる!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥゥゥン!!

クルモン「やったクルぅ!」

ほむら「待って!あの魔女は―」

シャルロッテ「……」ズオッ!

ベルゼブモン「あ?」

クルモン「中から大っきなのが出てきたクル!?」

ベルゼブモン「!!」

シャルロッテ「……」グパァ…

メガほむ「ベルゼブモぉぉぉン!!」
896 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/10(木) 22:46:59.28 ID:ILYfC6GB0

〜次回予告〜

デュークモン「杏子!このデュークモンのD-Arts発売が正式に決定したぞ!」

杏子「お〜8月発売かぁ、予約も始まってるしよかったじゃん!」

ブイモン「マグナモン…マグナモンあああああああぁぁぁー!!」

さやか「発売なんてあるわけない」

ブイモン「」

ベルゼブモン「俺のように在庫の投げ売りになんねぇ事を願うぜぇ」

ほむら「主人公デジモンなんだからオメガモンやウォーグレイモンのように売り切るでしょ」

ベルゼブモン「インプモンだって初期案では主人公のパートナーだったんだぜぇぇぇぇぇぇ!!」

杏子「次回、デジモン☆マギカ!」

杏子『インプモン魔女世界大激突!中編』

デュークモン「君も、テイマーを目指せ!」

ベルゼブモン「主役のまんまだったら成熟期や完全体もちゃんと設定されてたんだろうな……」

今回はここまで
本編の世界のまどか達のパートナーデジモンが進化しないであろう形態を
別世界の進化態としてこのような形で登場させました
なのでホーリードラモンやエクスブイモンはこれ以降は登場しないかも?ですね
ではまた
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/10(木) 22:52:35.93 ID:Pvxom6hSO
乙です
シャルちゃん完全体なのね
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/10(木) 23:07:42.73 ID:QQEU12Kh0

マミーモンの銃ってなんかかっこよくて好きだな
ロップモンの喋り方が違うのも時間軸の影響か・・・
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/11(金) 01:24:17.13 ID:ugSRRlXDO
岡部「この世界線も…ダメだった。クロックモン、シュタインズゲートを」

クロックモン「りょ〜か〜い!」
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/05/11(金) 05:26:58.62 ID:0xacPbP20
二人のほむらのギャップ有な会話が良いな。
このままメガほむもあっちに合流したらカオスだけど面白い事になると思います。
パートナーや諸々の都合で無理そうですけど。
それでも淡い期待をしてしまう。
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/05/11(金) 15:41:35.14 ID:i1esf6VAO
セイバもクロウォも仮面ライダーも観てない俺に、久々に分かる話になって嬉しい
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/12(土) 22:25:11.74 ID:c9ri9Gcd0
メガほむって最初メタル化したほむらだと思ってしまった・・・
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/13(日) 00:04:14.86 ID:wVhcUJyzo
>>902
メガほむモン

ほんとだ
904 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:08:08.43 ID:gXwRABo50
こんばんわ

>>897
原作の描写の強さでだいたいのクラスを決めてますね
ゲルトルートが成熟期クラスでクリームヒルトがたぶん超究極体クラス

>>898
マミーさんの銃に見えた
マミーモンの銃の擬音を普通にマシンガンっぽくしてますけど
02見直したらビームでしたね
ロップモンの口調が普通なのはデーヴァの所にいなかったからですね

>>899
時間操作繋がりでいずれ出したいですねクロックモン
ところでクロウォ版のクロックモンって上の人は何処いったんだろう?

>>900
メガほむが合流する事は無いと思いますが
メガほむの最初に居た時間軸がデジモンの世界だった理由は後の展開にちょっと関わってきますね

>>901
ぶっちゃけそれらを観てない人は置いてきぼりですね
それでも読んでいてくれる方がいらっしゃるのは感謝感激です
でもこれを機にセイバやクロウォを観ていただければと

>>902-903
メガドラモンっぽい響きですね
進化したらギガほむモンとかテラほむモンでしょうか

投下
905 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:11:46.65 ID:gXwRABo50
ベルゼブモン「なはあぁぁぁ!?なんか出てきた!!」

シャルロッテ「……!」グパァ…

メガほむ「ベルゼブモン!!」

クルモン「食べられちゃうクル!!」

ガシッ!

メガほむ「魔女の口を押さえ込んだ!」

ベルゼブモン「こ…この魔女野郎……暴食の魔王を食おうたぁ…いい根性してんじゃねぇか…これがこいつの本当の姿か…完全体クラスってこういう事かよ…まるでもんざえモンとかのパペットデジモンだな…!」

ほむら「なめてかかるからよ…あなた!」

メガほむ「え?あ…はい!」

ほむら「爆弾持ってるでしょ?時止めてあの魔女の口の中に大量にぶち込んできなさい。そうすれば倒せるわ」

メガほむ「で…でも……」

ほむら「いいから!あんなのを倒せないのならワルプルギスの夜なんて倒せないわよ!」

メガほむ「はっ…はいっ!!」ダッ!

クルモン「ほむら、あのほむらにきびしいクル」

ほむら「正直…この時の私ってあまり見ていたくないものなのよ……物怖じして何もできなかった頃の私……」

クルモン「自分がきらいでクルぅ?」

ほむら「…だから、あの私には早く強くなってもらいたいのよ……」
906 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:13:24.21 ID:gXwRABo50
ギュッ!

メガほむ「ベルゼブモン…私が時を止めてる間に離れて!」

ベルゼブモン「おっ…眼鏡のほむら!」

カチッ!

ベルゼブモン「よし!離れるぜ!」バッ!

ピタッ!

メガほむ「私からも離れたからベルゼブモンも止まちゃった……その間に魔女の口の中に爆弾を!」ポイッ!

メガほむ「時間停止解除!」カチッ!

ドゴォォォォォン!

メガほむ「やりました!」

ほむら「そこで油断していると駄目ね」

メガほむ「え?」

シャルロッテ「…!」ニョロン!

クルモン「また出てきたクル!?」

メガほむ「ひっ…!」

ほむら「奴の体が尽きるまで時止めて爆弾を投げ込みなさい!」

メガほむ「そ…そんな事言ってもぉ……」

ほむら「まったく…!」

ベルゼブモン「おいおい無茶させんなよ!俺がやるぜ!」

ベルゼブモン『ホーミングレーザー!!』

ビイィィィィィ!!

シャルロッテ「!?」

ドゴオォォォォォォン!!

ベルゼブモン「まだ出てくるのかよ!?だったら連射だ!オラオラオラオラァ!!」

ビビビビビビィィィィィ!!

ドゴオォォォォォン!!

ベルゼブモン「おしっ!終わり!」

ほむら「あなたが倒してどうするのよ……」

メガほむ「ごめんなさい……」

クルモン「大丈夫クルぅ?」

シュゥゥゥゥゥ……

ベルゼブモン「結界が晴れてくぜ」
907 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:15:43.12 ID:gXwRABo50
〜見滝原病院前〜

ほむら「あの程度の魔女に勝てないようじゃまだまだね」

メガほむ「あの程度って……あの魔女は前の時間軸で巴さんでさえ油断してたらやられるところだった程強い魔女なんですよ!?私なんかじゃ……」

ほむら「でも、今の私は時間停止能力を失ってなければ倒せる魔女よ。その私であるあなたができないことはないのよ」

メガほむ「そんなぁ……でも、時間停止能力を失ってるって……盾の砂時計はちゃんとあるみたいだけど……」

ほむら「え?あっ…本当だわ……」

クルモン「なんか落ちてるでクル!」

ベルゼブモン「お、あれが魔女版のデジシード…グリーフシードってヤツか!」

ほむら「この魔女の世界に戻ってきた影響かしら……?」

クルモン「変なかたちクル」

ベルゼブモン「試しにロードしてみっか」

クルモン「クル!?」

シュィィィィン…

ほむら「でも…本当は時間を巻き戻さない限り、時計の砂も戻らないはずなのに……」

メガほむ「あの……」

ほむら「まあいいわ、取り戻したからには有効にこの能力を使わしてもらうわ」

メガほむ「あの!!」

ほむら「何よ?うるさいわね」

メガほむ「ベルゼブモン…あの魔女のグリーフシードを使っちゃってるけど……」

ほむら「はぁ!?」

ベルゼブモン「おぉ!ロードできたぜ!」

ほむら「いや、何勝手にグリーフシード全部ロードしてんの!?というかできたの!?」

ベルゼブモン「ロードできちまったもんはしゃーねぇよ」

ほむら「それ本来は魔法少女のソウルジェムの穢れを浄化する物なのよ!」

メガほむ「しかも、グリーフシード跡形も無く消えてるし……」

ベルゼブモン「未知なる美味に魅かれるのも暴食の魔王の本能ってヤツかもな」

メガほむ「味するの…?グリーフシードって……」
908 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:18:17.65 ID:gXwRABo50
クルモン「なんか新しい必殺技使えますかぁ?」

メガほむ「ベルゼブモンってロードしたデジモンの必殺技を使えるの?」

ほむら「デジモンならだけど……まさか魔女の……」

ベルゼブモン「あ〜……何かこれロードしたら無性にチーズが食いたくなってきやがった……」

メガほむ「チーズ……?」

クルモン「さっき魔女はチーズ好きって言ってたクル?」

ほむら「その影響…?というか魔女をロードしたのって不味いんじゃ……!?」

メガほむ「吐き出した方が良いんじゃないでしょうか……?」

ベルゼブモン「吐き出すってよぉ…?」

ほむら「吐きなさい!今すぐ吐き出しなさい!!」

バゴッ!ドゴッ!

ベルゼブモン「ぐぉ!?や…やめろ!腹パンすんな!」

ほむら「あなたもこいつ叩きなさい!」

メガほむ「い…いいんですか…?」

ベルゼブモン「よくねーよ!!」

ほむら「私が許すわ!なんとしても吐き出させるのよ!!」

メガほむ「わ…わかりました!このゴルフクラブで……えいっ!!」

ドゴォ!ガゴォン!!

ベルゼブモン「がはっ!?」

クルモン「クルモンもてつだいます!」

ドガッ!ドスッ!!

ベルゼブモン「や…やめろテメェら……!!」

ほむら「さあ、吐きなさい!!」

ボゴッ!ズゴォン!!

ベルゼブモン「は…吐けるか……うっ……!」

クルモン「クルぅ!」

メガほむ「吐く!?」

ベルゼブモン「オエエェェェェ!!」レロレロレロ

ほむら「吐いたわ!……え?」

シャルロッテ「どうもーおおきに〜!」

一同「」
909 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:28:55.98 ID:gXwRABo50
メガほむ「さっきの魔女を吐き出した……」

ほむら「まさかコレが魔女をロードした結果使えるようになった必殺技……?」

シャルロッテ「ウチはお菓子の魔女のシャルロッテいいますわ。気軽にシャルやんと呼んでくださいな」

ほむら「え?何?何でフレンドリーなの?この魔女?」

シャルロッテ「この世に呪いを振り撒く魔女やったけど……ベルゼブモンの兄ぃにロードされて生まれ変わった気分ですわ」

メガほむ「2回生まれかわってることになるよね……」

シャルロッテ「ほな、ちゅーわけでウチの力が必要になったらジャンジャン使ってくださいな。兄ぃの力になりまっせ!」

ベルゼブモン「あ…ああ……よろしく頼むぜ……」

シャルロッテ「ほな、今日のところは帰らせていただきますわ」

ニュルンッ!

ベルゼブモン「むごっ!?」

クルモン「またベルゼブモンのお口に入ったクル!」

ほむら「帰るってそこに帰るの……?」

ベルゼブモン「ぷはぁ…とまぁ、ロードした魔女の必殺技も使えるみてーだな」

ほむら「いや、必殺技なの今の!?」

ザッ…

メガほむ「あっ…!」

まどか「ほむらちゃん…?」

ほむら「(まどか……!!)」

メガほむ「鹿目さん……巴さんに美樹さんも……」
910 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:32:15.60 ID:gXwRABo50
マミ「魔女の反応があったからここまで駆けつけたけど……暁美さんが倒したの?」

さやか「てゆーか、その人達誰よ転校生?」

ベルゼブモン「おー!マミさんにさやか!それにまどかじゃねーか!」

さやか「え?何であたし達の名前知ってんの!?」

ほむら「(このまどか達は私達の知っているまどか達じゃないって言ったでしょ!!)」

ベルゼブモン「(あ、やべぇ)」

まどか「そっちの人ほむらちゃんに似てるけど……お姉さん?」

さやか「本当だ!瓜二つじゃん!あんたも眼鏡取るとこんな美人なの!?」

マミ「暁美さんにお姉さんがいたの?」

ほむら「え?」

メガほむ「あ…はい……そうです……」

ほむら「(ちょっと!何言ってるのよ!?)」

メガほむ「(だって…本当の事言う訳には……)」

まどか「わたし、鹿目まどかと言います!お姉さんのお名前は?」

ほむら「名乗るほど者では無いわ」

さやか「いや、名乗れよ」

ほむら「愛と真の戦士……とでも言っておきましょうか」

マミ「愛と真の戦士……?」

さやか「(サイコな電波かよ……)」

まどか「アイさん?マコトさん?」

さやか「いや、そういう名前じゃないから、たぶん」

マミ「先程この場所から感じた魔力の波動はかなり強力なものだったわ…あなたがここの魔女を倒したの?」

まどか「え?じゃあ、ほむらちゃんのお姉さんも魔法少女?」

ほむら「いえ、デジモンテイマーよ」

さやか「デジモンテイマー……?本当にわけわからん奴……つーかそっちのコスプレの人は何?」

ベルゼブモン「誰がコスプレだコラ」
911 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:33:03.95 ID:gXwRABo50
マミ「な…何なのあなた……?あなたからは今までに感じたこと無い魔力を感じるけど……」

まどか「その人も魔法少女!?」

さやか「いや、少女じゃないっしょ。あえて言うなら魔法中年?」

ベルゼブモン「おい、何だその魔中年みたいな呼び方は?何処の噛ませのXラウンダーだ?せめて魔少年にしろ」

クルモン「ビーティークル?」

ほむら「魔中年でも魔法中年でもないわ。こいつは暴食の魔王よ」

マミ「暴食の魔王……?七つの大罪?」

ほむら「そうそう、ソレソレ」

マミ「へぇ……」

さやか「マミさん!?何微妙に厨二センサーに反応してるんですか!?」

マミ「(魔法少女じゃないにしろ…彼等から感じる魔力で只者じゃない事はわかるわね……)」

マミ「やっぱり、魔女はあなた達が?」

ベルゼブモン「あ、それならここにいるぜ!」

ニョロンッ!

シャルロッテ「どうも〜!姉ちゃんチーズっぽくって美味そうやなぁ」

マミ「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!!」

さやか「何なのコレ!!?」

シャルロッテ「兄ぃ、この姉ちゃん食べてええか?」

ベルゼブモン「ざけんな!俺も別の意味で食べたいけど我慢してんだ!」

シャルロッテ「ちぇっ……」

ニュルンッ!

まどか「な…何今の……!?」

ほむら「気にしなくていいわ」

メガほむ「あ…あのっ!」

まどか「何?ほむらちゃん」

メガほむ「実はみなさんにお話したいことがあるんです……」

さやか「話?」

ほむら「(言うの…?どうせ信じてもらえないのに……)」
912 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:37:27.94 ID:gXwRABo50
〜廃ビル〜

さやか「あのさぁ…QBがそんな嘘ついて何の得があるわけ?」

メガほむ「それは……」

ほむら「(ほらね)」

さやか「妙な事吹き込んであたし達を仲間割れさせたいの?あんた本当はあの杏子って奴とグルなんじゃないの?」

メガほむ「ち…違うわ!」

まどか「さやかちゃん…それこそ仲間割れだよ」

さやか「どっちにしろ、あたしこの子とチーム組むの反対だわ!いきなり目の前で爆発とか勘弁してほしいんだよね!何度巻き込まれそうになった事か!」

インプモン「おいコラ、テメーむっかつくなぁ!テメェ本当にさやかかぁ?え、おい?」

さやか「な…!?本当にさやかかって……あたしはあたしよ!!」

クルモン「キョーコとなかよしなのはさやかもいっしょクル!」

さやか「はぁ!?誰があんな奴と!てゆーか何なのこの生き物達!?」

まどか「(さっきの人が縮んでこんな姿になった……)」

マミ「(QBの仲間……!?)」

メガほむ「え…えと……」ジィ…

ほむら「(何で私に助けを求めるまなざしを向けるのよ…しょうがないわね……)」

ほむら「あなたの言う事にも一理あるわね。差し詰めモンハンで爆弾アイルーをおともにした双剣使いの心情でしょ?」

さやか「そう!そうなのよ!」

マミ「暁美さん、他に何か武器は無いのかしら?」

ほむら「それならもう問題無いわ、この子には銃とかの爆弾以外の武器を持たせたから」

メガほむ「はい…」ジャキッ!

さやか「ああ…そうなんだ……」

マミ「松葉杖みたいな変わった銃ね……」

ほむら「でも、あなたも考えなしに突っ込んでばっかりだから爆弾の巻き添えをくらいそうになるんじゃないの?少し考えて動くべきね。モンハンの太刀厨並にウザがられるかもしれないわよ」

さやか「うっ…!」

まどか「何でモンハンに例えるの!?」
913 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:41:45.93 ID:gXwRABo50
マミ「それより…暁美さんが言ってた事は本当なのかしら…?」

ほむら「(私に振るの?あぁ…下手に証明しても余計ややこしくなるだけだし……あの時の様にいきなり撃ってきたりはしないだろうけど……とりあえず……)」

ほむら「ちょっとあなた、ソウルジェムを貸しなさい」

メガほむ「はっ…はい!」

まどか「何するの?」

ほむら「まあ、ちょっとこの子のソウルジェムを使ってさっきの話を一つ証明をするわ」

さやか「というか、あんたのソウルジェムを使えばいいじゃん」

ほむら「言ったでしょ、私は魔法少女じゃなくてテイマーだからソウルジェムなんて持ってないって」

マミ「やっぱり魔法少女じゃないの…?」

さやか「それで転校生のソウルジェムを使って何を証明するんだよ?」

ほむら「(ちょっと痛いかもしれないけど我慢してもらうわよ…ソウルジェムが魔法少女の魂である事を見せる為に……!)」

シュバッ!

ほむら「あれ…?」

メガほむ「私のソウルジェムは……?」

さやか「って、また変な生き物が!?」

まどか「あの生き物がほむらちゃんのソウルジェムを!!」

マミ「魔女!?」

インプモン「おい…アレ……」

クルモン「デジモンクル!!」

イビルモン「こいつは俺様が頂いたイビル!」
914 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:43:41.85 ID:gXwRABo50
“イビルモン”

成熟期 小悪魔型 ウィルス

気が強く負けずぎらいの小悪魔型デジモン
そのため直接戦わず、チクチクと弱いものをいたぶるひきょうものだ
ダークエリアに住む暗黒系デジモンの源とされているらしいが、まだナゾは多い
必殺技は、口から出す超音波で覚めない悪夢を見続けさせる『ナイトメアショック』


ほむら「デジモン!この世界にデジモンが!?」

インプモン「テメェ!それを返せ!」

イビルモン「嫌〜だイビル!これを持ち帰れば褒美が沢山貰えるイビル!」バサッ!

クルモン「逃げたクル!」

ほむら「追うわよ!」

インプモン「おっしゃ!」ダッ!

さやか「一体何がどうなってるの!?魔女の使い魔とかじゃないのあれ!?喋ってるし!!」

メガほむ「わ…私のソウルジェ―」

ドサッ!

まどか「ほむらちゃん!?どうしたの!?しっかりして!!」

マミ「暁美さん……死んでる!?」

さやか「!? こうなったのって……!」ダッ!

まどか「さやかちゃん待って!ほむらちゃんが!!」

マミ「これって……どういうこと…?」
915 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:45:31.84 ID:gXwRABo50
〜廃ビル・屋上〜

インプモン「追いついたぜこの野郎!」

ほむら「ソウルジェムをどうするつもりかしら?」

イビルモン「この世界のデータを集めろとの命令イビル!だからこの石は貴重な資料になるらしいイビル!」

ほむら「あなたは私達がいたデジモンの世界から来たの!?」

イビルモン「教えてやらないイビル!」

インプモン「けっ!イビルモンならたいしたことねぇや!この姿のままやれるぜ!!」

ほむら「待ちなさい、あのデジモンはもしかしたらデジモンの世界に戻れる方法を知ってるかもしれないわ」

インプモン「あ?じゃあ…生け捕りにして締め上げてその方法を吐き出させるのか?」

ほむら「そうよ、そのためにまず……」

さやか「おりゃああぁぁぁぁぁ!!」ドッ!

ほむら「え?」

インプモン「お?」

ザシュンッ!!

イビルモン「イビィィィィィィィィ!!?」

ズバァン!!

さやか「よしっ!転校生のソウルジェムはあたしが取り返したよ!」

ほむら「……」

インプモン「へっ!さっきはあいつにあんな嫌味いったくせによ……」

さやか「それでも…ほっとけないでしょ!」

インプモン「…へへ!やっぱオメェさやかだな!」

さやか「やっぱも何もあたしは正義の魔法少女のさやかちゃんよ!」

ほむら「…美樹さやか……余計な事をしてくれたわね……」

さやか「はぁ?何であんたの妹のソウルジェム取り返してあげたのに余計な事って言われなきゃいけないのよ!感じの悪い奴!!」

ほむら「せっかく私達が元の世界に帰る手がかりを……」

インプモン「あ〜…とりあえず戻ろうぜ!その石、眼鏡のほむらに返さなきゃだろ?」

さやか「あ、うん。そうだね」

ほむら「(いいわ……他のこの世界に来ているデジモンを探し出すだけよ……)」
916 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:47:50.79 ID:gXwRABo50
〜廃ビル・屋内〜

まどか「ほむらちゃん!目をさましてよ!!」

QB「やれやれ、肌身離さず持っていれば起こる事故じゃないんだけどね」

マミ「QB!」

QB「君達魔法少女が身体をコントロールできるのはせいぜい百メートル圏内が限度だからね」

マミ「百メートル…?何言ってるのQB!?」

まどか「嫌だよほむらちゃん…起きてよ!!」

QB「まどか、そっちはほむらじゃなくてただの抜け殻だよ」

まどか「抜け…殻……?」

QB「ほむらはさっき、あの未確認の生命体が拐って行ったじゃないか」

マミ「まさか…ソウルジェムが私達の……!?」

QB「魔法少女との契約を取り結ぶ僕の役目はね、君達の魂を抜き取ってソウルジェムに変えることなのさ」

まどか「え…?ソウルジェムがわたし達の魂……!?」

マミ「ふざけないで!それじゃあ私達…ゾンビにされたようなものじゃない!!」

QB「むしろ便利だろう?ソウルジェムを砕かれない限り君達は無敵なんだから」

まどか「酷すぎるよ…こんなのあんまりだよ……!」

QB「それにマミ、君の生命は本来ならあそこで終わってたはずだろう?それなら今更魂の在処なんて関係ないだろう?」

マミ「!!」

クルモン「どうしてQBモンそんな事するんですか…?クルぅ……」

QB「(この生命体も何なのかな?こんな生物この星には存在しなかったはずだが……)」
917 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:48:53.18 ID:gXwRABo50
さやか「みんな!転校生のソウルジェム取り戻してきたよ!」

まどか「さやかちゃん…!」

ほむら「いいから貸しなさい!」パシッ!

さやか「あっ!あたしが取り返してきたのに!」

ほむら「……」スッ…

メガほむ「……はっ!」

まどか「ほむらちゃん!よかったぁ!」

メガほむ「鹿目さん……私……?」

マミ「…あなた達……この事知ってたの?ソウルジェムが魔法少女の魂だって……」

さやか「え?魂!?」

ほむら「…ええ」

マミ「じゃあ、さっき暁美さんが言ってた事も本当なの……?」

まどか「魔法少女が魔女に……」

ほむら「……」

マミ「答えなさい!!」

クルモン「マミが怒ったクル!」

インプモン「何かすげー険悪な雰囲気になってんだけど……」

ほむら「……そいつに聞いたほうが手っ取り早いわ」

まどか「QB……!?」

QB「やれやれ……」

――――
―――
――
918 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:50:26.51 ID:gXwRABo50
まどか「そんな……ソウルジェムが濁り切った時……」

さやか「あたし達は魔女になる……!」

マミ「そんな事……」

QB「君達はいつもそうだね。事実をありのまま伝えると決まって同じ反応をする。わけがわからないよ」

インプモン「わけわかんねぇのはテメェだ!さやかは見直したけど…テメェはすっげームカツク!!」

QB「(また訳のわからない生物が一匹……)」

マミ「そんな…魔法少女が魔女になるって言うのなら……!」

ほむら「(あ…やばい!)」カチッ!

メガほむ「え…?」

ほむら「(腹パン)」

ドゴォ!

マミ「うっ…!」ドサッ!

メガほむ「巴さん!?何で!?」

さやか「ちょっ!マミさんの腹いきなり殴りつけてあんたは一体何なんだよ!?」

ほむら「下手したらあなた達撃ち殺されてたかもしれないわよ?」

さやか「マミさんがそんな事するか!!」
919 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:51:40.28 ID:gXwRABo50
まどか「マミさん!大丈夫ですか!?」

さやか「と…とにかく、マミさんを家まで連れて帰らきゃ!まどか、ほむら、マミさん運ぶの手伝って!」

まどか「う…うん!マミさんの家で今日の事落ち着いて話し合おう……」

ほむら「仕方ないわね……」

さやか「あんたに言ってない!あたしはほむらに言ったんだ!!」

メガほむ「あっ…!」

さやか「ほむらも手貸してよ」

メガほむ「うん……よいしょ…」

さやか「ありがと…さっきはゴメンね……あんな事言って……」

メガほむ「いえ……私の方こそ考え無しに……」

さやか「ううん、あたし…あんたに嫉妬してたかもしれない……あんた、後から来たくせに何故かまどかやマミさんの動きをよくわかってて、あたしよりうまく連携取れてたしさ……足手まといはあたしの方だってわかってたんだ」

メガほむ「そんな事は……」

さやか「だからさ…これからはあたしとも上手く一緒に戦えるように…よろしくしてくれないかな……?」

メガほむ「はい…こちらこそ!」

まどか「よかった…二人共仲良くしてくれて……」

ほむら「そうね……」

さやか「いや、何さり気なくあんたもついて来ようとしてんの!?」

まどか「さやかちゃん……ほむらちゃんのお姉さんも……」

さやか「こいつは何か信用できない!さっきあたしがやった事も余計な事扱いしたし!マミさんをこんな目に合わせて!!」

インプモン「あー…あれは一応なぁ……」

さやか「ほっといて行くよ!二人共!」

ズルズル…

まどか「マミさん……結構重いかも……」

メガほむ「鹿目さん…それ結構失礼……」

さやか「胸に大きなものぶら下げてるからだってば!そういう意味じゃないから!」

ズルズル…

インプモン「いいな…俺もマミさん運びてぇ」

クルモン「行っちゃったクル…」

インプモン「オメェ何かさやかに異様に嫌われたぞ?」

ほむら「まあ、第一印象が悪ければだいたい何時もの事よ。それより…私達がこの世界でやる事が決まったわ」

インプモン「やる事?」

ほむら「この世界に来ているデジモンを探し出して元の世界に帰る方法を見つけるのよ」
920 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:55:54.55 ID:gXwRABo50
〜その夜・ほむホーム〜

ガチャッ!

メガほむ「ただいま…」

クルモン「おかえりクル!」

インプモン「よっ!マミさんの様子はどうだ?」

メガほむ「しばらくしたら落ち着いたけど…やっぱりショックが大きくて……鹿目さんと美樹さんも……」

ほむら「だから、真実を伝えても余計ややこしくなるだけなのよ」

メガほむ「それでも…私は鹿目さん達を助けたいんです!」

ほむら「無駄よ。この時間軸は手遅れね」

メガほむ「そんな…あなたが力を貸してくれれば……ワルプルギスの夜だって……」

ほむら「それより、あなた…私と一緒にデジモンの世界へ戻らない?」

メガほむ「え…!?」

ほむら「あなたのソウルジェムを奪ったデジモン…恐らく奴の他にこの世界に来ている仲間のデジモンがまだいるはず」

インプモン「そいつらから元の世界に戻る方法を聞き出そうって作戦らしいぜ」

メガほむ「でも…この世界の鹿目さん達は……!」

ほむら「言ったでしょう?既に魔法少女になっている時点で、もうまどかを救う事なんてできないのよ……」

メガほむ「だからって!諦めるの!?見捨てるの!?この世界のみんなを!!」

ほむら「それを繰り返してきたのが私よ!!」

メガほむ「!!」
921 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:56:31.43 ID:gXwRABo50
ほむら「何度も…まどかが…みんなが死ぬところを見てきたわ…数えるのを諦めるほどに……」

メガほむ「何度も……」

ほむら「私は魔法少女の行く末には絶望しか待ってない事を知っているわ……でも…デジモンの世界は違った……ワルプルモンや七大魔王等の巨悪のデジモンに立ち向かうのは苦難の道だろうけど……乗り切れば希望が有る…絶望の無いあの世界ならまどか達と共に……」

メガほむ「魔法少女が魔女にならない世界に逃げ込もうって言うの!?」

ほむら「そうよ!私にはそれしか残された希望が無いのよ!!」

メガほむ「それってあなた、自分の事しか考えてないじゃない!鹿目さんの事を考えてない!!」

ほむら「私とまどかの交わした約束は“QBに騙される前のまどかを助ける”事よ!だから魔法少女になっているこの時間軸じゃ手遅れだと言っているの!!」

インプモン「お…おい、オメェら……」

クルモン「ケンカだめクルぅ!」

メガほむ「…もういい!あなたにはもう頼らない!私だけでもみんなを救ってみせる!」

ほむら「やってごらんなさい、ろくに銃も扱えないあなたがこの時間軸でできる事はもうないだろうけど」

インプモン「(コイツよくここまで自分に冷たくできるなぁ…いや、自分だからか?)」

ほむら「もう、ここには居る必要は無いわね…行くわよ!」

インプモン「…出てくのかよ?」

メガほむ「……」

クルモン「メガネのほむら…?大丈夫クルぅ…?」

ほむら「クルモン!行くわよ!」

クルモン「クルぅ……」

ガチャンッ!

メガほむ「…この世界にだって…希望はあるはずよ……!」
922 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 21:58:32.43 ID:gXwRABo50
〜翌日・見滝原商店街〜

インプモン「昨日は野宿だったなぁ…リアルワールドで野宿するなんて思わなかったぜ」

クルモン「ほむらがメガネのほむらとケンカしなければお家で寝られたクル……」

インプモン「あれからデジヴァイスの反応を探っても見つかったのはデジモンじゃなくて魔女とか使い魔ばっかだったしよぉ!」

ほむら「いいから、今日も探すわよ」

インプモン「なあ、いいのか?眼鏡の方は放っておいて……」

ほむら「……」

インプモン「まあ、デジモンの世界に戻りてーのは俺も同じだから一緒に探すけどよ……」

クルモン「でも、メガネのほむら心配クルぅ……」

インプモン「つーか、この時間って普通学校の時間だろ……お前、補導されっぞ?」

ほむら「なら、彼女も補導されるかもね」

インプモン「あ?」

店長「万引きよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

クルモン「クルぅ!?」

店長「オッペケテンムッキー!!」

店員「店長!追いかけますから落ち着いて喋ってください!コラ待てー!!」

?「待てって言われて誰が待つかよ!」

インプモン「おい…あれって……」

クルモン「クルぅ!」

ほむら「…追ってみましょう」
923 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:00:26.89 ID:gXwRABo50
〜公園〜

杏子「へへ…何とかまいたか……ギってる途中で店員に見つかるとはアタシもヤキが回ったもんだぜ!」

ほむら「うふふ…やっぱり、あなたはこうでなくっちゃね…おかしいのはあの世界のあなただったのよ」

杏子「あぁ!?何だテメェは!何いい笑顔で人を馬鹿にしてんだ!!」

クルモン「わぁい!キョーコでクルぅ!」ピトッ!

杏子「うわぁ!何だコイツ!?魔女の使い魔か!?」

ほむら「いいえ、デジモンよ」

杏子「デジ…モン……?って、アンタよく見たらマミ達とつるんでた奴じゃないか…いや、この前見た時は眼鏡かけてたし雰囲気が何か違うな……」

クルモン「キョーコ♪」

杏子「だから何だよコイツ!離れろって!デジモンって何だよ!?」

ほむら「あー……説明が面倒くさいから私の使い魔って事でいいわよ」

インプモン「おい」

杏子「確かQBが使い魔を召喚するタイプの魔法少女もいるって言ってたけど……アンタがソレかい?」

ほむら「いいえ、テイマーよ」

杏子「テイマー…?まあ、どうでもいいか。うんまい棒食うかい?」

クルモン「くうクル!」

インプモン「俺にもくれよ!たこ焼き味あっか?」

ほむら「それ盗品よ」
924 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:03:43.79 ID:gXwRABo50
クルモン「おいしいクル!」モグモグ

ほむら「(ゆまの次に杏子に懐いてたから嬉しそうね)」

杏子「ところで何か用かよ?」

ほむら「用……そうね、こいつらみたいな喋る珍獣を他に見なかったかしら?」

インプモン「おい、誰が珍獣だコラ」

杏子「QBなら一昨日グリーフシードの回収にアタシのとこに来たぜ」

ほむら「…知らないならいいいわ……」

インプモン「お前さやか達とケンカしてんだって?」

杏子「喧嘩だぁ?はんっ!アイツらが正義とか青臭い理想で馴れ合って魔法少女やってるのが気に入らないからちょっとチョッカイだしてやったら、あのさやかって奴が異様に噛み付いてきただけだよ!」

インプモン「(あーこの世界でもそんな感じなのな)」

ほむら「でも、彼女達の理想は残酷な真実により打ち砕かれたわ……」

杏子「残酷な真実……?ま、他人のために祈ったからろくな結果にならねーのさ!」

クルモン「キョーコもおとうさんのためにおいのりしたクル?」

杏子「な…何でお前がそんな事知ってんだよ!?」

クルモン「ギルモンからきいたクル」

杏子「誰だよそいつ!?」

ピピピッ!

インプモン「おいほむら、デジヴァイスが鳴ってるぜ!」

杏子「何だそれ、スマホか?中学生のくせにスマホか?これだから親のすねかじってる奴はよ!」

ほむら「この反応は…また魔女?それとも……」

杏子「え?魔女?アタシのソウルジェムには何の反応も無いのに……そういうアプリが入ってるのかそのスマホ!?」

インプモン「お前、どんだけスマホ欲しいんだよ」

ほむら「(杏子のソウルジェムに反応が無いと言う事は……まさか!)」

ほむら「行くわよ!」ダッ!

インプモン「おうよ!」ダッ!

杏子「あ、待てよ!魔女ならアタシにも狩らせろよ!」
925 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:12:59.77 ID:gXwRABo50
〜デジタルフィールド〜

杏子「何だこの結界……?いつもの結界とは何か違う感じだ……こう、デジタルっていうか……」

ほむら「デジタルフィールド…!やっぱり……!」

クルモン「クルっ!くさいクルぅ!」

ほむら「この臭いは……!?」

インプモン「このレア物の臭さは……レアモンか!」

レアモン「うご……ぐが……」


“レアモン”

成熟期 アンデッド型 ウィルス

全身の筋肉が腐り落ちたアンデッドデジモン
体を機械化することで生き長らえようとしたが体が安定せず、体を構成するデータが崩壊し始めている
しかし、機械による生命を与えられているので、死ぬことはなく醜い姿のまま生き長らえている
体が崩壊しているため攻撃力や知力はなく、本能のまま行動している
全身からは悪臭を放ち、幼年期のデジモンなどは逃げ出すほどだが、成熟期まで成長したデジモンの敵ではない
必殺技は『ヘドロ』
926 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:17:42.14 ID:gXwRABo50
ほむら「やっと見つけたわ、デジモン!」

レアモン「え…餌の人間を誘い込むために…デジタルフィールドを張って…いたのが……まさかテイマーが来るとは……」

杏子「喋った!?コイツ魔女じゃないのか!?」

インプモン「餌だとぉ?魔女の世界でもリアルワールドに現れるデジモンはやる事は同じかよ!」

レアモン「ち…がう……俺がこの…世界で…身体を維持するには……人間を餌にして…俺のデータにする必要がある……」

ほむら「そうまでしてどうしてこの魔女の世界に!?」

レアモン「デーモン様の命令……魔女の…世界の……データを集める……ためにこの世界来た……」

ほむら「デーモン……確か七大魔王の一人!」

インプモン「どうやってこの世界まで来んだよ!?」

レアモン「異世界を……渡る能力を持つデジモンは……あの方のみ…お前達が……ミレニアモンに…飛ばされた時空の…歪みを辿って…この世界に……」

ほむら「異世界を移動する能力を持つデジモン…!?」

インプモン「そいつはどこにいやがる!」

レアモン「最終目的の…データは……この世界のワルプルモン……様……それが訪れる時まで…あの方は動か…ない……」

ほむら「この世界のワルプルモン……ワルプルギスの夜!!」
927 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:18:11.37 ID:gXwRABo50
杏子「お前らさっきから何の話をしてんだよ?」

ほむら「ワルプルギスの夜が来る日までそのデジモンが現れないというのなら……」

インプモン「こいつは倒していいんだな!」

レアモン「それまでに…俺達はこの世界のデータを集める……そこの…魔法少女の…データをいただく……!!」

杏子「あ?」

クルモン「キョーコあぶないでクル!!」

レアモン『ヘドロ!!』ブシャァ!

杏子「うわっ!汚ぇ!!」サッ!

レアモン「お前の…魂……ソウルジェムというものを…よこせ……!!」

杏子「ソウルジェムがアタシの魂?どういうことだ!!」

ほむら「くっ…!」

杏子「つーか誰が渡すかよ!!」ドッ!

ヌメッ!

杏子「くそっ!コイツの体が滑ってて槍で上手く貫けねぇ!」

クルモン「キョーコ!ここはインプモンにまかせるでクル!」

杏子「あぁ?ってか、アンタいつまでアタシの頭の上に乗ってんだよ!」

インプモン「よし!ほむら!」

ほむら「たいしたデジモンじゃなさそうだから…デジソウルも惜しいし、久しぶりにこれで行くわ」
928 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:19:31.66 ID:gXwRABo50
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=9FGAkaWetTk


ほむら『デジメンタルアップ!』


―インプモン!アーマー進化ぁぁぁ!痺れる友情サンダーバーモン!!―


サンダーバーモン「うわー!マジでこの進化久しぶりすぎて空の飛び方なんて忘れちまってるぜ!」

杏子「で…でけぇ鳥になった……!?」

クルモン「進化クル!」

杏子「進化だぁ…?あの使い魔を進化させるのがアンタの能力なのか?」

ほむら「だから、魔法少女じゃなくってテイマーよ」

杏子「わけわかんねぇ……」

レアモン「が…!」

ブシュゥゥゥゥゥゥ!

ほむら「毒ガスよ!」

サンダーバーモン「うわっ!コイツはパワーは無いけどこういう技が厄介だぜ!」

サンダーバーモン『スパークウイング!!』シュバッ!

バリバリバリ!!

レアモン「うおぅ…溶けてなくなれ……!!」

レアモン『ヘドロ!!』ブシャァ!

サンダーバーモン「んなもん、吹っ飛ばしながら痺れさせてやるぜ!!」

サンダーバーモン『サンダーストーム!!』バサァ!

ビリビリビリビリ!!

レアモン「うお…おおぉぉぉう……!!」

ズバァン!

杏子「倒した!!」

ほむら「あっさり終わったわね」

サンダーバーモン「電・撃・一・途……このパワー、痺れるぜ!」
929 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:23:22.84 ID:gXwRABo50
〜住宅地〜

ほむら「異世界を行来する力を持つデジモン…本当にすのデジモンがワルプルギスが来る当日現れるとするのなら、その日まで私は……」

インプモン「だったらよぉ…この世界のみんなをやっぱ……」

ほむら「でも……」

杏子「何だこれ?さっきの化物が落としたけど…グリーフシードじゃないよな?」

クルモン「デジシードクル!」

杏子「デジシード…?グリーフシードとは違うのか?」

ほむら「返しなさい、あなたには不要の物よ」パシッ!

杏子「あ!いいけどよぉ…さっきの化物が言ってたソウルジェムが魂ってどういう意味だよ!?」

ほむら「……」

インプモン「あ、おい…あれ……」

クルモン「メガネのほむらとまどかクル!」

ほむら「…!」

まどか「あ…ほむらちゃん…お姉さんだよ?」

メガほむ「……」プイッ!

インプモン「(あー…昨日のあれで怒ってるなぁ……)」

杏子「え?ちょっと待て!コイツら双子だったのか!?」

まどか「あなたは…!」

杏子「そう身構えるなって、あの馬鹿と違って無駄な争いをするつもりはないだろ?ところで、その馬鹿とマミは一緒じゃないのかい?」

まどか「マミさんは学校に来なかった……昨日の事がショックだったみたいで……」

杏子「昨日の事?」

メガほむ「美樹さんも志筑さんと話があるって……」

ほむら「(話?ああ…よりにもよってこのタイミングであのワカメは……!)」

杏子「おい、マミに何があったんだよ?」

ほむら「(このままだと恐らく……さやかは……)」

ほむら「…仕方ないわ、美樹さやかの所に行きましょう」

まどか「え?さやかちゃんと仁美ちゃん二人だけの大事な話って言ってたけど……」

ほむら「どうせ上条恭介に告るとかどうかでしょ」

まどか「あれ?なんでお姉さんがそんな事知ってるの?ほむらちゃんが話したの?」

メガほむ「その人の事なんか知りません!」

まどか「(姉妹ケンカしたの…?)」
930 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:25:04.69 ID:gXwRABo50
〜さやかマンション前〜

さやか「まどか…ほむらも……」

まどか「さやかちゃん…仁美ちゃんとのお話って……」

さやか「仁美が恭介に告白するって……明日の放課後まで待つから、それまでにあたしの決心を決めろって……」

まどか「(本当だ…当たってる……!)」

さやか「仁美に恭介をとられちゃうよ…でも…あたし……何にもできない……だってもう…死んでるんだもん……ゾンビなんだもん

……!」

杏子「(おい、ゾンビってどういう意味だよ!?)」

クルモン「(隠れてないときがつかれるクル!)」

さやか「いずれ……魔女になっちゃう化け物なんだよ…あたし達……そんなあたしが恭介に想いを伝える事なんて……」

杏子「魔女になるだって!?どういうことだよおい!!」ガサッ!

ほむら「しょうがないわね……」

さやか「…あんたは……!!」

メガほむ「佐倉さん…!」

――――
―――
――

931 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:26:51.36 ID:gXwRABo50
杏子「ソウルジェムがアタシ達魔法少女の本体で濁りきったら魔女になるって……」

メガほむ「本当の事…です……」

杏子「…それで、アンタ達は後悔してんのか…こんな身体にされた事で……」

まどか「……」

さやか「……」

メガほむ「……」

杏子「で…でもさ……いいんじゃないか?何だんかんだでこの力で好き勝手できるしね」

さやか「うるさい!あんたなんかと一緒にするな!あんたの場合は自業自得でしょ!!」

杏子「そうさ、自業自得にしちまえばいいんだよ。自分の為だけに生きていれば全部自分のせいだ。他人の恨むこともないし、後悔なんてあるわけがない…そう思えば大抵のことは背負えるもんさ」

さやか「あんたに何がわかるんだよ!!」

メガほむ「わかるはずです!美樹さんは上条君のため!佐倉さんはお父さんのために願ったから…!」

さやか「え…?」

杏子「な…何でアンタまで知ってるんだよ!?」

さやか「お父さんのため…?」

杏子「…ああ、そうだ……アタシは……親父のために魔法少女になった!」

さやか「……」

杏子「ちょいと長い話になるけどよ……」

クルモン「長いから以下中略クル」

杏子「おい」

――――
―――
――
932 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:28:18.82 ID:gXwRABo50
まどか「そんな…杏子ちゃんは家族のために魔法少女になったはずなのに……」

杏子「でも…その結果……アタシの祈りが家族を壊しちまったんだ……」

インプモン「(重ぇ……詳しい話は聞いてなかったけど…俺達の世界の杏子も同じなのか……?)」

ほむら「(そうよ…あの世界の杏子は多少支えがあるからまだ恵まれてる方だけど……)」

杏子「奇跡ってのはタダじゃない、希望を祈った分だけ同等の絶望が撒き散らされる…そうやって差し引きゼロにして世の中は成り立っているんだよ」

メガほむ「そしてその絶望の最後が……」

さやか「あたし達が魔女になる事……」

インプモン「で…でもよぉ…そのソウルなんたらってのをちゃんと浄化してりゃあ魔女にはならないんだよな!?」

ほむら「……」

インプモン「おい!!」

ほむら「どうかしらね……」

インプモン「ったくよぉ…!」

杏子「…ま、それまでにアタシ達は後悔しないような生き方をすればいいだけさ。対価として高いものを支払った分これからは釣り銭を取り戻すことにして好き勝手に生きればいいのさ」

インプモン「そうだぜ!好きだって言やいいんだぜ!どんな体でもそいつに告りゃあいいだろ、さやか!?」

クルモン「告白クル〜!」

杏子「いや、アタシが言いたいのはそういう事じゃなくて……」

まどか「でも…確かにそうだよ!こんな身体でも…さやかちゃんの上条君への想いは……」

さやか「だから無理だって言ってるでしょ!!こんな……もう人間じゃないあたしが……こんな身体で……」

ほむら「はぁ…自分の気持ちと向き合えない勇気の無さを言い訳にしているだけね」

さやか「! あんただけには何も言われたくないわよ!あんただけは…あたし達の身体とは違うんだろ!テイマーだか何だか知らないけどさぁ!!」

ほむら「…そうね、今はね……でも、その苦しみはわかってるつもりよ」

さやか「わかるもんか!恭介にあたしの気持ちを伝えられない苦しみまでわかるものか!!」

ほむら「わからないわよ!だって私、男に興味無いから!!」

さやか「……」

まどか「……」

杏子「……真顔で何言ってんだコイツ……?」

メガほむ「(…多く繰り返してきた私って…まさか……)」
933 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:31:16.89 ID:gXwRABo50
ほむら「でも、あなたが彼のために祈ったからにはその想いを伝える権利があるわ。だから志筑仁美も先に告白する順番を譲ったのでしょ?」

さやか「あたしは…見返りを求めるために……感謝されるために祈ったわけじゃない!あたし自身が恭介のバイオリンを……」

ほむら「いいじゃない、感謝されたって。私は……昔、私を救ってくれた、ある魔法少女に感謝してるわ」

メガほむ「あ…!」

まどか「…?」

さやか「あんたを助けてくれた魔法少女……?」

ほむら「ええ、私はその子に返しても返しきれないほど恩を感じ…感謝してるわ……例え、どんな姿になろうとも!」

さやか「どんな姿になっても……」

ほむら「(!……そうよ……何をやってたのよ私……私を最初に救ってくれたのは……この魔法少女としてのまどかだったじゃない……なのに私は……)」

ほむら「ありがとう、さやか」

さやか「は?何でいきなりお礼?」

ほむら「…とにかく、あなたに足りないのは勇気よ。ほんの少しの勇気さえあれば、想いは届くはず…あなた達の身体の事なんて二

の次よ」

さやか「そんな訳には……」

ほむら「なら…あなたに勇気のお守りをあげるわ」ブロォン!

杏子「カード?」

インプモン「いや、何でライドブッカーみたいな音したんだ今?ディケイド気取り!?」

さやか「何このカードに描かれてる青い動物……?」

クルモン「ブイモンのカードクル!」

さやか「ブイ……モン……?」

インプモン「あのさ、そいつはよ……普段は俺にも負けねぇほどやんちゃで気合いの入った奴なんだけど……」

ほむら「その反面、傷つきやすく繊細な一面も持っている子なのよ……」

インプモン「(主にマグナモンを馬鹿にされるとな)」

ほむら「あなたと同じくね……」

さやか「あたしと同じ……?」

インプモン「でも、そいつが勇気を持てば乗り越えられない事はねぇんだぜ?」

さやか「そう…勇気……決めた!あたし明日恭介に告白する!」
934 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:32:18.84 ID:gXwRABo50
まどか「さやかちゃん…!」

メガほむ「大丈夫なんですか…?」

さやか「後悔しないように生きろって…こういう事でしょ杏子?」

杏子「…あ…ああ…でも、いいのかよ?」

さやか「うん、このカードのブイモンってのを見てたら勇気がわいてきた…そんな気がするからさ!」

クルモン「さやかガンバレクル!」

杏子「へっ!そういう生き方もアリ…か!」

メガほむ「…あの、さっきの言葉……」

ほむら「そうよ…間違ってたのは私だったわ……どんな姿でもまどかはまどか…どんなまどかでも私の祈りのために……」

メガほむ「じゃあ……!」

ほむら「ええ、ワルプルギスの夜……私も共に戦うわ…この世界のまどかを…みんなを救う為に!」

メガほむ「ありがとう……!」

インプモン「おい、俺がいる事も忘れるなよ?」

まどか「ほむらちゃん達なにを話してるの?」

メガほむ「な…何でもないわ!」

まどか「お姉さんと仲直りしたんだ?よかったぁ!」

メガほむ「みんな!聞いてほしい事があるの!ワルプルギスの夜っていう魔女のことなんだけど―」


?「…アノ様子デハ……アノ魔法少女ガ魔女化スル可能性ガ大分下ガッタヨウダナ……」

?「この世界の選ばれし少女が魔女へと変貌するデータもデーモン様が欲しているデータですからね……」

?「ソノデータハ…ワルプルギスノ夜ガ来ル前ニ採取シタイモノダナ……」

?「その役目、私にお任せを、もう一人目をつけている少女がおります」

?「デハ……任セル…私ハ帰リノゲートヲ作ルノニ忙シイカラナ……」

?「ははっ!」
935 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:37:04.48 ID:gXwRABo50
〜数日後・ほむホーム〜

メガほむ「あれから美樹さんと上条君が上手く付き合えるようになりました…あなたのおかげ―」

ほむら「じゃないわ、ブイモンのおかげね」

メガほむ「でも…あれってただのカードじゃ……」

インプモン「ただのカードでも、異世界でも、テイマーとパートナーデジモンの絆はどっかで繋がってたからさやかに勇気を与えたんじゃねぇか?」

ほむら「離れてても繋がってる絆ね……」

メガほむ「(離れてても……私もやっぱりパートナーデジモンがほしかったなぁ…何で私のインプモンは私と一緒に来れなかったんだろ……)」

ほむら「さてと…今日も魔女退治がてらあなたの特訓を行うわよ。ワルプルギスが来る日も近いし」

メガほむ「あ…今日は鹿目さん達と巴さんのお見舞いに行く約束が……」

ほむら「そういえば…マミの存在すっかり忘れてた!」

インプモン「忘れんなよ!!」

ほむら「いや、いつもの時間軸の感覚で…この時期だと既に死んでると思っちゃってたのよ!」

インプモン「お前、すげぇ酷ぇな」

ほむら「(真実を知った分さやかより放置してたら不味かったかもしれないのに!!)」

インプモン「あれからマミさんどうなんだよ?」

メガほむ「やっぱり学校には来ないし…家に行っても返事が無くて……だから今日は佐倉さんも一緒に……ちょっと強引だけど……無理矢理ドアをこじ開けるって……」

ほむら「ちょ…ちょっと待って……返事がないって……まさか……」
936 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:38:27.09 ID:gXwRABo50
〜マミホーム前〜

ピンポーン♪

さやか「マミさーん!いませんかー?」

まどか「マミさん!今日こそちゃんとお話しましょうよ!」

ほむら「(この魔力の波動……まさか本当に……!!)」

メガほむ「やっぱり巴さん出てきてくれない……」

クルモン「おるすクル?」

杏子「いや、いるはずだ。しゃあねぇ、昨日言った通りドアをぶち破って……」

ほむら「離れてなさい」ポイッ!

ドゴオォォォォォン!!

さやか「ちょっ!いくらなんでも爆弾でドアを破壊する事ないじゃない!!」

杏子「お…おい……これ……」

シュゴオォォォォ…!

まどか「魔女の結界……!?」

さやか「何でマミさんの家の中に結界ができてるのよ!?」

ほむら「遅かったのね……!!」

メガほむ「ね…ねぇ……あれ……!」

キャンデロロ「……」

さやか「魔女……!!」

杏子「まさか…嘘だろ……!?」

まどか「マミさん!!!」
937 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/15(火) 22:39:48.92 ID:gXwRABo50
〜次回予告〜

インプモン「ここは…無印の世界か」

ほむら「この世界での私の役割は…サマーキャンプに参加する中学生……!?」

ウォーグレイモン「聞いていた通りだな、悪魔!!」

ジジモン「おのれベルゼブモン!!」

ベルゼブモン「ちょっとくすぐったいぞ!」

ファイナルフォームライド…

エレキモン「って!何でディケイドみたいな事やってんだよ!?」

ほむら「いや、この世界の次は全てのデジモンの世界を破壊して全てを繋ごうかと思って……」

インプモン「クロウォ時かけでできなかったディケイド路線を今こそこのSSで……」

エレキモン「やめろよ!最終回で続きは劇場版で!ってやらかしたらいろんなところから怒られるし!!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『インプモン魔女世界大激突!後編』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ほむら「だったら、怒られないように一話冒頭のまどかが見た夢の中のデジモン大戦のシーンに差し替えるっていうのはどうかしら?」

エレキモン「関東でしか放送されなかった特別編の最終回かよ!!」


今回はここまで
さやかちゃん魔女化の事まで知ったのに原作と違ってポジティブすぎじゃね?
>>1も思うけどブイモンがくれた勇気のおかげという事にしといてください
次回で魔女世界編完結
次の世界は…というディケイドみたいな事はやりませんスイマセン
ではまた
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/15(火) 22:41:30.85 ID:0/vuOh390


メガほむちゃんとも次でお別れか・・・・
どうせなら、マスコット要因として連れて行きたいところだ・・・・
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2012/05/15(火) 22:45:51.63 ID:1sOszCkD0

すごい展開だな。いい意味で
しかし忘れられた結果、魔女化とかマミさんカワイソス

ディケイドみたいには難しいだろうけど、マサルダイモンもいるし、少しぐらい太一さんたちも見てみたいけどな
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/15(火) 23:11:13.27 ID:sBulX5qh0

あっれーいい雰囲気だと思ってたのにマミさんが・・・
しかしこの悲劇もディケイドによって破壊される事を願うぜ!!
(そういやまどマギとディケイドのクロスオーバー小説があったような・・)
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/05/16(水) 00:01:07.27 ID:Jipr642L0
最悪全員が魔女かしたらシャルロッテみたいにすれば良いんじゃないですか。
なんかベルゼブモンがスパロボのガイオウみたいな事してますし。
こっちのまどか達がマサルダイモンを見たらどう思うんでしょうか。
やっぱりさやか以外はデジモン扱い?
次元を超えてやってきた兄貴がワルプルギスを殴り飛ばすのを想像したのわ自分だけかな〜wwwwwwww
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 00:02:04.17 ID:V84t4Ae80
おい。やめろ。
あの人(?)ならマジでやりそうだから!!
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/05/16(水) 00:03:48.64 ID:/Zb9z0hGo
劇場版テイマー魔法少女 〜超融合!時空を超えたマサルダイモン〜
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 00:16:29.55 ID:xbIyjDNDO
>>491
セイバーズ見直したら書こうかな
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/05/16(水) 11:12:58.79 ID:3gLpgFNo0
>>937

02だとほむらとタケルの相性は最悪だろうな。
タケルのトラウマ的に考えてベルゼブモンをパートナーにしてるほむらを認められそうにないし……
946 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:04:52.85 ID:T1YokFhA0
こんばんわ

>>938
メガほむ出したいがためにやった話ですからねコレ
自分も連れて行きたいとこですが彼女のパートナーが…
まあ、これからに期待しないでください

>>939
原作のテイマー出しません!とか言った>>1ですが前告知した通り次スレぐらいから…
まあ、太一さん達の登場の構想も実はないわけじゃないのです
かーなーり終盤になりそうですが……

>>940
あれ面白かったですね
随所に散らばってる各作品の小ネタとか
根気が無い>>1はこの板の長編クロス物よりああいう短編SSの方が読みやすいから好きだったりする

>>941-942
まあ、兄貴ならワルプルギス程度楽勝でしょうね
そしてたぶんデジモン知らないまどか達はマサルダイモンの事は……魔女扱い?
どっちにしろ人間扱いしないのは確かですが
ところで次元獣の何たらアダモンをマサルダイモンって見えちゃうのは自分だけ?

>>943
セイバ映画の時兄貴出番少なすぎだったからやってもいいですねそれ

>>944
他のデジモンSSを書いていらっしゃる方が見てくれてたの!?

>>945
いくら暗黒進化したタケリュでもほむほむを殴らないよね?
まあ、彼も闇が全て憎いわけじゃないって言ってたような気がしますから…どうにかならないこともないんじゃないでしょうかね?

投下
947 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:06:39.80 ID:T1YokFhA0
キャンデロロ「……」

杏子「何でマミの部屋に魔女が……!?」

さやか「まさか……あの魔女って……マミさんじゃ!?」

まどか「そんな!何かの間違いだよ!!」

ほむら「おめかしの魔女…完全体クラス…その性質は『ご招待』。理想を夢見る心優しき魔女。寂しがりのこの魔女は結界へ来たお客様を決して逃がさない……」

インプモン「何呑気にデジモンアナライザー見てるんだよ!!」

ほむら「あんまり強そうな魔女には見えないけど…あのマミが魔女になった姿だから完全体クラスなのね……」

メガほむ「だからそんな事言ってる場合じゃ…巴さんが魔女になっちゃったのよ!?」

まどか「ま…まだあれがマミさんと決まったわけじゃ……」

さやか「ねぇ!あそこでマミさんが倒れてるよ!」

マミ「……」

杏子「本当だ…おい、マミ!しっかりしろおい!!」

QB「無駄だよ。それはただの抜け殻で本当のマミはあそこにいる魔女じゃないか」
948 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:08:33.64 ID:T1YokFhA0
まどか「QB!」

インプモン「出やがったな糞淫獣!」

QB「君達だって既に理解してるんだろう?」

ほむら「黙りなさい」ドドドドドッ!

パァン!

まどか「ちょっ…いくらなんでも殺す事は……」

ほむら「いいえ、こいつは殺してもいくらでも湧いてくるわ」

杏子「は?」

QB「やれやれ…無意味に潰されるのは困るんだよね、勿体ないじゃないか」ムシャムシャ…キュップイ!

まどか「QB!?」

さやか「おぇぇ…QBがQBの死体食ってる……」

インプモン「殺してもすぐまた別の体が出てくるのはこの世界のこいつも一緒かよ!」

さやか「じゃあ、何で撃ったのよ!?」

ほむら「無駄だとわかっててもストレス解消になるからやめられないのよ」

メガほむ「ストレス解消……」

QB「何で君達がそんな情報まで持っているのかな?君達は……」

ほむら「黙りなさい、それよりこの惨状はあなたの差し金かしら?彼女は真実を知った程度で魔女になるほど弱い人間ではなかったはずよ」

QB「僕じゃないよ、マミに決定的な絶望を与えたのは……彼だ」

バサァ…

さやか「うわっ!悪魔!?」

ほむら「デジモン!!」

フェレスモン「悪魔じゃないさ…彼女の願いをかなえた天使だよ。ただし、堕天使だがね!」
949 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:11:26.90 ID:T1YokFhA0
“フェレスモン”

完全体 堕天使型 ウィルス

貴族のような姿の堕天使型デジモン
人の願い事をかなえる換わりに、魂を奪うと言われている
ブギーモンが出世して進化すると言われているが、詳しい事は未だ不明である
得意技は、相手を黒い石像に変えてしまう『ブラックスタチュー』
必殺技は、呪いのこもった叫び声で敵を狂わせてしまう『デーモンズシャウト』



杏子「喋った…アイツもデジモンって奴なのか!?」

インプモン「堕天使デジモンならデビモンとかと同じ悪魔じゃねぇか!」

まどか「あなたがマミさんを魔女に!?」

QB「そうだよ、彼は何やら君達が魔女に変化する際のデータが欲しいとか言ってたからね。僕としてもマミが魔女になった事で発生したエネルギーを回収できて有り難いことだよ」

さやか「何がありがたいだ!!」

まどか「そんなふうに考えてるなら…あなた、やっぱりわたし達の敵なんだね!」

QB「誤解しないでほしいな。僕達は何も君達人類に悪意を持っているわけじゃない、彼はどう思ってるかは知らないけどね」

メガほむ「あなた…どうやって巴さんを!?」

フェレスモン「ふふふ…悪魔のささやきを聞いた結果さ!」
950 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:13:03.13 ID:T1YokFhA0
〜少し時を遡り・マミホーム〜

マミ「そんな……私達魔法少女はいずれ魔女になる運命で……私は……」

マミ「それなら…今まで私が倒してきた魔女も……!?」

マミ「だったら……魔女になる運命を背負った私は……誰かを不幸にするくらいなら……自らの手で……!」

フェレスモン「お困りのようだねお嬢さん?」

マミ「あ…あなたは!?」

フェレスモン「君の悩みを聞いてあげる天使だよ」

マミ「天使……?」

フェレスモン「そう、君みたいな子は悩み多き年頃だからね」

マミ「そうよ…苦しんでるのは私だけじゃないわ……一人で抱え込んではダメよ…鹿目さん達も同じ苦しみを背負ってるはず……それなら私、先輩として……」

フェレスモン「だが、その子達を君と同じ道に誘ったのは君だったね?」

マミ「!!」

フェレスモン「独りぼっちは寂しいから彼女達を魔法少女として誘ったのかな?」

マミ「だ…だって…魔法少女の友達がいれば…私……」

フェレスモン「だが、結果彼女達も同じ地獄へ突き落としてしまった」

マミ「あ…ああ…私……私……寂しかったのよ……お父さんとお母さんが死んで……魔法少女の事も話せないから学校の友達との距離も離れていって……」

フェレスモン「(ふん、これだけ追い詰めてもまだソウルジェムとやらが穢れ切って魔女化しないか……それなら)」

フェレスモン「それなら私が君の絶望を救うために願いをかなえてあげよう」

マミ「願い……?でも、私の願いはもう……」

フェレスモン「ええい!ゴチャゴチャと!貴様のその魂が込もった石に俺の闇のエネルギーを注入して無理矢理魔女にしてやる!!」

シュゴオォォォォォォ!

フェレスモン「はじけてまざれっ!!」

マミ「!!」

パリーンッ!!
951 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:15:07.41 ID:T1YokFhA0
フェレスモン「そして、私がかなえてやった彼女の願いがこれさ!独りぼっちで寂しかった彼女はこうしてまた君達とお茶会を楽しみたかったのだよ!破壊と殺戮のお茶会をね!!」

まどか「酷い…そんなのあんまりだよ!!」

さやか「よくもマミさんを!!」

杏子「これの何処がマミの願いだ!ふざけるな!!」

QB「そうだね、僕の場合は曲がりなりにも君達の願いはちゃんと叶えてるからね」

メガほむ「その代償がこんな結末だったら……!!」

ほむら「(あのデジモンの闇のエネルギーをソウルジェムに注入しての魔女化…?)」

フェレスモン「さあ、このお茶会にはまだまだお友達を招待しないとね!」

キャンデロロ「!」

シュオォォォ…!

さやか「使い魔が出てくる!?」

杏子「あの使い魔……!」

まどか「わたしと……」

クルモン「キョーコそっくりクル!!」

ももいろさん「……」

あかいろさん「……」

ほむら「おめかしの魔女の手下…成長期クラス…その役割は『ご案内』。結界へ入ってきた人間を魔女のお茶会へと誘う。放っておくと逃げてしまうため、魔女に手足を縛られている」

QB「使い魔の形は魔女が魔法少女だった頃の記憶が反映される事が多いからね」

まどか「マミさんの心が使い魔をわたし達の形に……」

ほむら「(そういえば魔女化したさやかの使い魔が志筑仁美そっくりだった時間軸もあったわね)」

さやか「え?ちょっと待って!何でまどかと杏子の使い魔がいてあたしとほむらのはいないの!?」

メガほむ「私は…巴さんとそんなに付き合い長いわけじゃないから……(この時間軸の巴さんにとっては)」

さやか「いや、その理屈ならなんでまどかと同じくらいマミさんと付き合ってるあたしのは何でいないの!?ねぇ!!」

杏子「アンタ、マミにそんなに好かれてなかったんじゃねぇの?」

さやか「」ガビーン!
952 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:16:57.52 ID:T1YokFhA0
あかいろさん「…!」シュッ!

クルモン「ヤリでこうげきしてくるクル!」

杏子「ちっ…でもよ!」

ザンッ!

あかいろさん「!!」

ズバァン!

杏子「自分の姿の使い魔を殺るってのはいい気分がしねぇぜ!」

ももいろさん「…!」バシュンッ!

まどか「あの使い魔もわたしと同じ弓矢を…!」

メガほむ「鹿目さん!危ない!!」

ドドドドドドドッ!

ドゴォン!

まどか「ありがとうほむらちゃん!銃の使い方前より上手くなったね!お姉さんの特訓のおかげだね!」

メガほむ「えへへ…そうかなぁ?」チラッ

ほむら「……」ゴゴゴゴゴ…!

メガほむ「ひっ!?」

まどか「何でほむらちゃんお姉さんに睨まれてるの!?」

ほむら「(こんな状況で何まどかとイチャついてるのよ過去の私!!)」

インプモン「(自分に嫉妬すんなよ……)」
953 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:19:36.81 ID:T1YokFhA0
フェレスモン「どうした?魔女を倒さない限り使い魔はどんどん出てくるぞ!」

ワラワラ…

ももいろさん「……」

あかいろさん「……」

ほむら「仕方ないわ…あの魔女を殺しましょう」

まどか「え!?」

杏子「ふざけんな!あれはマミなんだぞ!!」

ほむら「違うわ、巴マミは死んだ。あれはもうただの魔女よ」

杏子「テメェ!!」ガシッ!

ほむら「離しなさい、痛いわ」

クルモン「キョーコだめクルぅ!」

メガほむ「何か…あの魔女を元の巴さんに戻す方法を……あなたなら知っているんじゃないの!?」

ほむら「そんなもの無いわ、一度魔女になった魔法少女を元に戻す方法なんて」

まどか「そんな……!」

ほむら「だから…彼女の正義の信念をこれ以上貶めさせないめないにもここで葬ってあげたほうがせめてもの手向け……」

ほむら「(ごめんなさい…この時間軸であなただけ救えなかったわね…マミ……!)」

インプモン「待てよ!殺るならまずマミさんをあんな目に合わせたあのデジモンからだろ!」

杏子「そう…だな!覚悟しやがれこの悪魔野郎!!」
954 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:21:08.35 ID:T1YokFhA0
フェレスモン「ふふ…この私を魔女程度と同じだと思わないほうがいいぞ?」

杏子「うるせぇ!おい、さやか!」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「どうせあたしなんてマミさんに……」イジイジ…

杏子「いつまでショボくれてんだよこのボンクラ!!」

さやか「でも、いいんだ…あたしには恭介がいるし……恭介あたしの魔法少女の姿可愛いだって〜!」

杏子「何この状況で惚気けてるんだコイツ!?しかも魔法少女の事バラしてんのかよ!?」

さやか「うん、恭介に思い切って全部カミングアウトしたんだ。あたしの願いの事は一応伏せたけどね」

まどか「そうなんだ……本当に思い切ったんだね……」

さやか「そしたら恭介ったらさ〜「悲劇を背負ったヒーローみたいでカッコイイ!」だって〜!魔法少女はヒーローじゃなくてヒロインだって言うのに!」

メガほむ「で…でも、よかったですね……」

さやか「うん!えへへへ〜」

杏子「うぜぇ…超うぜぇ……」

ほむら「(……これまでの時間軸のさやかの絶望は何だったのかしら……)」

フェレスモン「下品な女だ!でかい声で!まずはそいつからだ!!」

フェレスモン『ブラックスタチュー!!』ビビビビッ!!

さやか「え!?」

カチンッ!

杏子「さやか!!」

まどか「さやかちゃんが石に!!」

ほむら「石化させる能力……」

インプモン「野郎!ぶち殺してその技も頂いてやるぜ!!」

クルモン「クルゥゥゥ!!」ピカァァァ!

杏子「うわっ!コイツの額が光った!?」
955 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:24:37.16 ID:T1YokFhA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=ubnDhbTGeIg&feature=related


―インプモンワープ進化ぁぁぁ!ベルゼブモン!!―


杏子「大人になった!?」

まどか「この間会った時の姿に……」

フェレスモン「ベルゼブモン…!これからが本当の地獄か……!!」

ベルゼブモン「おう、テメェのな!」

フェレスモン「くっ…!暴食の魔王がなんだ!俺は堕天使デジモンのエリートだ!!」

ベルゼブモン「何がエリートだ!テメェの親玉の世界を渡る能力を持つデジモンは弱ぇデジモンしか連れて来れなかったんだろ?イビルモンとかレアモンとかよ!」

フェレスモン「ぐっ!?」

ほむら「そう…力を持つデジモンはそのデジモンが作るゲートを潜れないのね…(だったら…そのデジモンを捕まえてもベルゼブモンじゃゲートを通れないのじゃないかしら……?)」

フェレスモン「だ…だが、私はギリギリ通れたのでな……そして、この少女が魔女になる際のデータを持ち帰れば本物のエリートとして昇進だ!」

ベルゼブモン「テメェの昇進は戦死による特進だぜ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュゥゥン!!

フェレスモン「うおっ!?クッソタレめ…おい!」

キャンデロロ「!」

シュルルル!

ベルゼブモン「何だと!?」

メガほむ「巴さんの魔女がリボンでベルゼブモンを縛り上げた!」

ほむら「魔法少女だった時と同じ技を…!」

フェレスモン「いいぞ!貴様も石になるがいい!!」

フェレスモン『ブラックスタ…』

まどか「やらせない!!」ビシュンッ!!

ドゴォォン!!
956 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:27:09.62 ID:T1YokFhA0
フェレスモン「ぐわっ!おのれ〜!!」

クルモン「キョーコ!ベルゼブモンを!」

杏子「ああ!」

ズバッ!

ベルゼブモン「おう…サンキュな杏子!」

フェレスモン「ええい…やれ!!」

キャンデロロ「…!」

ビシィ!バシィン!!

まどか「マミさん!目を覚ましてください!こんなのマミさんだって嫌だったはずです!!」

杏子「マミ!アンタはアタシの目標とする…理想の魔法少女だったはずだ……それがこんな!!」

メガほむ「巴さん……!!」

ほむら「ベルゼブモン!フェレスモンを…」

ベルゼブモン「わかってらぁ!もう撃ってる!ウロチョロすんじゃねぇ!!」バキュバキュバキュゥゥゥン!!

フェレスモン「ふははははっ!どうした!ベルゼブモン様ともあろうお方の撃つ魔弾が止まって見えるぞぉ!?」

ほむら「魔女になったマミ……今あのデジモンの命令を聞いていた気がするけど…?」

フェレスモン「ふははは!この魔女は私の闇の力を与えているからな!だから意のままに操ることができるのだ!」

ほむら「ソウルジェムが完全に濁りきって魔女化したわけじゃないと言う事……?」

ベルゼブモン「ならよぉ…その闇の力を取り除けばマミさん元に戻るじゃね?」

メガほむ「え…?元に戻せるの!?」

ほむら「そんな方法……今までは……」

ベルゼブモン「しっかりしろよ!今のオメェは俺のテイマーだろ?だったら今までの“お前”にできなかった事でも今の“俺達”にならできることがあるはずだ!!」

ほむら「今の私達にできる事……今の私達にならある力!」ブロォン!

メガほむ「カード!」

ベルゼブモン「またライドブッカーの効果音……」

メガほむ「でも…何か使えるカードがあるの……?」

まどか「ほむらちゃん!お姉さん!」ビシュンッ!バシュンッ!

杏子「カードで遊んでる場合かよ!?お前らもこの使い魔や魔女をどうにかしろ!!」ズバッ!ザンッ!!

ほむら「あった!これなら!」ブロォン!

メガほむ「何かいいカードが見つかったの!?」

ベルゼブモン「だったら早くスキャンしろよ!」

ほむら「でも…あなたにはこのカードはちょっとくすぐったいわよ?」

ベルゼブモン「…! だけど、今はそいつに賭けるしかねぇ!」

ほむら「そうね…信じましょう、だからお願い…あなたも力を貸して!」
957 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:29:52.08 ID:T1YokFhA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=2a0IYtf1xYU&feature=related

ほむら『カードスキャン!ホーリーエンジェモン!!』

ピカアァァ…!

ベルゼブモン「…ぐっ!…ぐあぁぁぁ……!!」

フェレスモン「な…何だ!?ベルゼブモンの奴め、テイマーがカードをスキャンしたら苦しみだしたぞ!?」

メガほむ「どういう事!?」

ほむら「魔王デジモンであるベルゼブモンにホーリーエンジェモンの聖なる力を使わせるのはやっぱり……」

ベルゼブモン「い…いや……やれるぜ!…マミさんを……俺達のダチを救うためなら!!」

ベルゼブモン『ホーリー・ディスインフェクション!!』

パァァァァァ…!

キャンデロロ「!!?」

まどか「え…!?」

杏子「何だこの光……?」

ほむら「魔女の呪いを聖なる光で浄化するのよ!!」

フェレスモン「バカめ!そんなもので……」

ほむら「いいえ、巴マミのソウルジェムはあなたの闇の力で強制的にグリーフシードに変えたならあれは不完全な魔女化のはず」

フェレスモン「なっ…何ぃ!?」

メガほむ「それなら浄化すれば魔女のグリーフシードは元のソウルジェムに……!」

フェレスモン「そ…そうはさせん!」

フェレスモン『デーモンズシャウ―』

メガほむ「えいっ!!」

ドドドドドドドッ!!

フェレスモン「ぐあっ!!この小娘が〜!!」

ほむら「ふ…あなたもやるようになったじゃない」

メガほむ「このくらい…当然です!」
958 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:32:07.23 ID:T1YokFhA0
ベルゼブモン「うおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」パアァァァァ…!!

キャンデロロ「!!!!」

ピカンッ!!

シュウゥゥゥゥゥゥ……

ももいろさん「!?」フッ…

あかいろさん「!!?」フッ…

杏子「使い魔が消えていく……」

シュワァァァ……

まどか「結界も晴れてく……これって!」

メガほむ「や…やったよベルゼブモン!巴さんのソウルジェムよ!元に戻ったのよ!!」

ベルゼブモン「あ…ああ……」ハァハァ…

クルモン「ベルゼブモン…苦しそうクル……」

フェレスモン「ば…バカな!?」

ベルゼブモン「おい…どうしたのだ?さっきまでの勢いは…笑えよ、フェレスモン……」

フェレスモン「くっ…!俺は……エリートに……!」

ほむら「あなたはいいわ、ベルゼブモン。後は私に…」

メガほむ「私達に任せて!」

まどか「うん!マミさんをこんな目に合わせて……」

杏子「許すわけにはいかねぇよなぁ!!」

フェレスモン「クソッタレぇ……!!」

クルモン「やっちゃえクルー!!」

杏子「おりゃああぁぁぁぁぁ!!」ズバァ!ズザアァァァァン!!

メガほむまど「えーい!!」

ビシュビシュビシュゥゥゥゥゥン!!

ドドドドドドドドッ!!

フェレスモン「ぐがっ!!」

ほむら「トドメよ!」

ほむら『エネルギーボム!!』

ドゴオォォォォォォォン!!

フェレスモン「俺は宇宙一なんだあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

ズバァン!!

ベルゼブモン「へっ!きたねえ花火だ……」

シュゥゥゥゥ……

さやか「あれ…?マミさんの魔女どうなったの……?」

杏子「あ、さやかが石になってたの忘れてた……」

まどか「倒して壊さないでよかったね!」

メガほむ「巴さんの体にソウルジェムを戻してあげないと……」

ほむら「そうね」

QB「デジモンとテイマーか……まったく、イレギュラーな存在だね」
959 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:33:09.36 ID:T1YokFhA0
スッ…

マミ「……えっ!?私……」

まどか「マミさん!!」

メガほむ「よかったぁ…元に戻って……!」

さやか「うんうん!心配したんですよぉ本当!!」

杏子「お前、さっき彼氏の事しか言ってなかったよな?」

マミ「私……魔女になってたの?」

まどか「そ…それは……」

ほむら「いいえ、悪夢を見ていただけよ…」

マミ「嘘!はっきりと憶えてるわ!魔女になって……みんなを傷つけた事を…!」

メガほむ「傷つけただなんて……」

まどか「そうだよ!そんな事ありませんよ!」

杏子「アタシ達はアンタを救う為に戦っただけだぜ」

さやか「(あたしは別の意味で傷ついたけど……)」

クルモン「ベルゼブモンがマミを元にもどしてくれたクル!」

インプモン「かなりしんどかったけどよぉ……マミさんのためなら……」

ほむら「お疲れ様…」

マミ「どうして……?何であのまま殺してくれなかったの!?」
960 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:35:00.12 ID:T1YokFhA0
インプモン「はえ!?」

まどか「マミさん…!?」

杏子「おい、何て事言うんだよマミ!!」

マミ「だってそうでしょう!?今回はあの悪魔の力で魔女になったから元に戻れたけど……」

ほむら「そうね、あれは不完全な魔女化だったから奇跡的に元に戻れたわね」

インプモン「おい!」

マミ「だったらいつかまた魔女になったら……今度こそ誰かを不幸に……そうなる前に私は!!」ジャキッ!

杏子「マミ!落ち着けよ!!」ガシッ!

マミ「離して!そうなる前にここで死んじゃった方がいいじゃない!!」

ほむら「(やばいわ…また時止めて腹パンするしかないわ)」

インプモン「(やめろよ!!)」

マミ「ソウルジェムが魔女を生むなら……みんな死ぬしかないじゃない!!」

クルモン「ばかぁ!」

ドゴッ!

マミ「いたっ…!」

メガほむ「クルモン…!」

インプモン「先にあいつが頭突きした……(しかも、どさくさに紛れてちょっと胸に当たってたぞ、いいなぁ……)」

クルモン「マミのばか!ばか!ばかぁ!!」

マミ「な…何なのよあなた!?」

クルモン「みんなマミがすきです!みんなやさしいマミがすきクル…!」

まどか「そうですよマミさん……マミさんはわたし達の憧れの先輩なんですから……!」

杏子「だからよぉ…そんなアンタが真っ先に絶望してどうするんだよ……」

さやか「あたし達だってこの先あるかもしれない絶望に負けずにお互いの希望で支えあって今を戦ってるんですよ……」

メガほむ「巴さんも……絶望に負けないでください……!」
961 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:37:32.38 ID:T1YokFhA0
マミ「…私…そんなみんなに憧れられるほどの立派な人間じゃないわ……」

杏子「んなもんわかってるよ!」

さやか「その弱さと強さを引っ括めてこそのマミさんなんですから!」

マミ「みんな……!」

ほむら「……」

インプモン「…おい、オメェも何か言えよ!」

ほむら「……巴マミ!」ブロォン!

さやか「マミさんにもカードを!?」

マミ「これは……?」

クルモン「テリアモンのカードクル!」

マミ「テリアモン……なんだろう…何故か懐かしい感じがするわ……このカードのキャラクターを見てると……」

ほむら「無問題」

マミ「え?モウ…マンタイ…?」

インプモン「そのカードの奴がよく言ってる言葉だぜ」

ほむら「確かに魔法少女はいつか魔女になるかもしれない……でも、人はいずれ死ぬわ。それと何ら変わりないでしょう?」

マミ「死……お父さん…お母さん……」

ほむら「でも、いつかは今じゃない……(これも私の言葉じゃないけどね……)」

まどか「そうですよ!今を生きることに絶望する必要なんてないんですよ!!」

ほむら「それでも、まだ自らの命を断つと言うのなら……あなたの信念を限界まで貫き通してからそのソウルジェムを砕くといいわ」

マミ「いいえ…もう迷わないわ…これ以上あなた達にカッコ悪いところ見せられないわね!」

メガほむ「巴さん……!」

マミ「希望を持ち続ければ……運命に抗え続けられる……そんな気がするわね、このカードを見てると!」
962 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:40:19.25 ID:T1YokFhA0
杏子「へっ!敵わねぇなぁ…やっぱアンタには!」

マミ「ありがとうみんな…私はもう、独りぼっちじゃないのよね!」

さやか「当たり前ですよ!」

マミ「あなたもありがとうね。このカード…もらってもいいのかしら?」

ほむら「ええ、お守りとして大事にしてあげて…この世界のあなた達にとってはそれがその子達と繋ぐ唯一の絆だから……」

マミ「この世界…?」

さやか「あたしもこのブイモンってヤツのカードもらったんですよ!これ見てると勇気が湧いてくる気がして…!」

マミ「そうなの…」

まどか「……」

メガほむ「鹿目さんももしかして…デジモンのカード欲しいの?」

まどか「えっ!?う…うん……ちょっと……」

ほむら「…あなたには……はい」ブロォン!

まどか「猫…?テイルモン……?」

マミ「あら、鹿目さんのカードも可愛いじゃない」

まどか「ティヒヒ!この子はどういう子なの?」

インプモン「腐猫」

まどか「え?」

ほむら「…でも、絶望に負けずに希望を掴み取った強い心を持ったデジモンよ」

インプモン「腐猫だけどな」

ほむら「お黙りなさい」

まどか「じゃあ、わたしもこの子に習って絶望に負けずに頑張らなきゃだね……ありがとう、大切にするね!」

ほむら「喜んでもらえて何よりだわ……」
963 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:42:46.06 ID:T1YokFhA0
杏子「なあ、アタシは?アタシには何か無いのかよ?」

ほむら「…あなたも欲しいの?」

杏子「いや、アタシだけ仲間はずれみてーだしさ」

ほむら「(ギルモンのカードは……そもそもギルモンって杏子の妹が考えたデジモンらしいからカードなんて……)」

クルモン「はいクル!」

ほむら「え?」

杏子「なんだこりゃ!?何でアタシのだけ手描き!?」

クルモン「そんなこと言っちゃダメクル!それはずっと前にゆまがかいてくれたギルモンのカードクル!」

インプモン「んなの持ってたのか……」

杏子「ゆま…?ガキが描いた絵か?はは…モモくらいの歳の奴かな……まあ、これでもいいか…もらっとくよ。あんがとなクルモン」

クルモン「キョーコがよろこんでくれたクルぅ!」

メガほむ「……」

インプモン「あ…」

ほむら「あなたには……」

メガほむ「いいんです…こうして今は本物のインプモンと過ごせているから……」

ほむら「そう……」

マミ「さあ、みんなに迷惑をかけたお詫びと言ってはあれだけど……腕を振るってケーキとお茶をご馳走するわね!」

まどか「わぁい!」

さやか「よっ!待ってました〜!」

杏子「マミのケーキかぁ、すっげー久しぶりだからワクワクすっぜぇ!」

メガほむ「その間に私達はさっきの戦いで散らかした所を片付けないと……」

まどか「そうだね!お掃除しないとね!」

クルモン「クルモンもてつだいまぁす!」

ほむら「(…奇跡のおかげでマミの絶望は救われた……ほんの一時かもしれないけど……後はワルプルギスの夜の日を待つだけね……)」

さやか「ちょっと!あんたも掃除手伝いなよね!」

杏子「特にアンタが爆破したドア、直しとけよ?」

ほむら「それには及ばないわ」

杏さや「「及べよ!!」」
964 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:44:11.97 ID:T1YokFhA0
〜ワルプルギスの夜襲来日〜

まどか「いよいよだね…!」

さやか「恭介…必ず帰るからね…!」

マミ「この嵐の前触れ……これがワルプルギスの夜が来る前兆なのね…!」

杏子「本当にアイツの言った通り来るみてぇだな」

マミ「彼女の情報通りなら、ワルプルギスの出現予測範囲も把握しているし、作戦通り行けば上手くいくはずよ」

杏子「しかし、何であそこまでのワルプルギスの情報を持ってるんだアイツ?まるで戦った事あるような物言いだったし」

さやか「でも、何となく本当だって思っちゃうんだよねぇ……ほむらの姉貴が言ってる事……」

マミ「でも、魔法少女じゃないのよね……」

杏子「テイマーって何なんだろうな?」

クルモン「デジモンと一緒なのがテイマーで〜す!」

杏子「コイツの事もよくわかんねぇしよ……」

まどか「結局ほむらちゃんのお姉さん…名前教えてくれなかったし……」

さやか「そういえばあの二人は?」

杏子「むこうでなんか話してるぜ?」

まどか「わたし、呼んでくるね!」
965 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:46:44.92 ID:T1YokFhA0
ほむら「まさか…全員揃ってワルプルギスの夜を迎えるとは思わなかったわね…まどかが魔法少女じゃなければベストなんだけど……」

ベルゼブモン「その異世界を移動するデジモンってのは本当に現れるのかよ?」

ほむら「待つしかないわ…」

メガほむ「ねぇ…そのデジモンが現れたら本当に行くの?」

ほむら「ええ…それよりあなたこそ私と一緒に……」

メガほむ「私は…この世界で生きていくわ…鹿目さん達も絶望しなくて済むなら…一緒に笑顔で過ごせるなら……それが私の願いだもの…!」

ほむら「そう…それがあなたの望んだ世界なのね……ならいいわ……」

メガほむ「多く繰り返してきたあなたも……この世界を終着駅にしてもいいんじゃないの…?だって…デジモンの世界は魔法少女の絶望が無いとは言ったってあの世界のワルプルギスは―」

まどか「ほむらちゃ〜ん!」

メガほむ「鹿目さん…!」

ほむら「まどか…!」

まどか「マミさん達もう準備できてるよ!ほむらちゃん達も早く!」

メガほむ「う…うん!がんばろうね!」

ほむら「……」

まどか「お姉さんも行きましょうよ!」

ほむら「鹿目まどかさん……」

まどか「はい?」

ほむら「その子とこれからも仲良くしてあげてね…その子にとって、あなたがはじめての友達だから……」

メガほむ「…!」

まどか「もちろんですよ!ほむらちゃんはもう大切な友達ですから!」

ほむら「ありがとう…」

まどか「でも、できれば『鹿目さん』じゃなくて下の名前で呼んでほしいかな?」

メガほむ「え…えと……」

まどか「い…今は無理しなくていいよ!こんな時だもんね!あと…お姉さんとももっと仲良くしたいな…お名前はやっぱり教えてくれないの?」

ほむら「…この戦いが終わったら名乗るわ……」

メガほむ「あ……」

まどか「そうですね!ワルプルギスの夜を倒したら、またマミさんの家でお茶会を開きますからみんなにもちゃんと名乗ってくださいね!」

ベルゼブモン「おい、オメェらよ。戦いが終わったら〜って、フラグっぽいのをあんま立てんなよ」

ほむら「大丈夫よ…あなたもいるんだから……」

メガほむ「では…行きましょう!」

966 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:48:25.12 ID:T1YokFhA0
マミ「来るわよ!」

ゴゴゴゴゴゴゴ…!!

ワルプルギスの夜「ウフフフ……」

杏子「アレがワルプルギスの夜か…!!」

さやか「デカイ…今まで見てきた魔女とは段違いの大きさだよ!!」

まどか「本当に超弩級の魔女だね…!」

ほむら「舞台装置の魔女…究極体クラス…その性質は『無力』…回り続ける愚者の象徴……」

ベルゼブモン「やっぱ究極体クラスか!腕がなるぜ!!」

ほむら「(無力……回り続ける愚者ね……それってあいつじゃなくて、何度もあいつに挑んで勝てなかった私の方じゃない……皮肉にもほどがあるわね)」

マミ「みんな、作戦通りにね!」

さやか「はい!」

ほむら「ソウルジェムの穢れにはくれぐれも気をつけなさい…あなた達も魔女になりたくなければね」

杏子「わかってらぁ!」

メガほむ「誰も…死んじゃダメですからね!」

まどか「もちろんだよ!誰も死なない、みんなで帰るんだから!」

クルモン「みんながんばるクル!」

使い魔「キャハハハ!」

さやか「使い魔が!」

ほむら「舞台装置の魔女の手下、成熟期クラス、その役割は『道化役者』……」

ベルゼブモン「よっしゃ、俺が先陣を斬るぜ!」

ベルゼブモン『ダブルインパクト!!』バキュンバキュン!!

ズバァン!!

マミ『ティロ・ボレー!!』ドドドドドドドッ!!

マミ「使い魔を突破しながらワルプルギスの夜に接近するのよ!」
967 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:49:32.85 ID:T1YokFhA0
ドゴォォォォン!!

さやか「きゃぁ!!」

杏子「さやか!!」

まどか「さやかちゃん大丈夫!?」

さやか「何…あの使い魔……強すぎる!」

ほむら「あれは……」

UFブイドラモン(影)「……」

ベルゼブモン「アルフォースブイドラモンだと!?」

クルモン「キョーコ!!」

杏子「何!?」

ドゴオォォォン!!

ほむら「今の攻撃は……ファイナル・エリシオン!?」

デュークモン(影)「……」

クルモン「デュークモンクル!キョーコいるのにデュークモンがいるクル!!」

杏子「あぁ?あの使い魔とアタシに何の関係があんだよ!?」

ドガガガガガガガガガッ!!

ドゴオォォォォォォォン!!

マミ「うっ…!あの巨大ロボットのような使い魔はミサイルを撃ってきたわ!」

セントガルゴモン(影)「……」

ベルゼブモン「セントガルゴモンまでいんのかよ!」

メガほむ「あれって…デジモンなの!?」

ほむら「いえ…さっきの使い魔と同じ模様をしているから間違いなくワルプルギスの夜の使い魔ね……」

ほむら「(いつかの時間軸でもワルプルギスがマミ達の姿を象った使い魔を出してきた事があったわね…これも私の記憶から作り出した使い魔なの……!?)」
968 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:51:36.89 ID:T1YokFhA0
メガほむ「み…みんな!あの使い魔達の姿に惑わされないで!」

さやか「で…でも…こいつら……!」

UFブイドラモン(影)「……!」ブゥン!

ガキン!ガキィン!

杏子「使い魔のくせに普通の魔女よりケタ違いに強いぜ!!」

デュークモン(影)「……!!」

セントガルゴモン(影)「!」ドンッ!!

まどか「大っきなミサイル!!」

マミ『ティロ・フィナーレ!!』

ドゴォォォォォォン!!

マミ「ふぅ…!」

メガほむ「ねえ…あの使い魔達のクラスは!?」

ほむら「…究極体クラス……!!」

メガほむ「究極体……使い魔なのに!?」

ベルゼブモン「糞っ!けど、強さまでは本物のアイツ等と同じはずはねぇ!!」

まどか「みんな……わたしがこの間にワルプルギスを討つよ!!」ビシュンッ!!

ドゴオォォォォン!!

まどか「あれ…?わたしの矢が別の矢に……!?」

エンジェウーモン(影)「……」

まどか「天…使……?」

ベルゼブモン「ちっ…!テメェまで何やってやがるこの腐天使!!」

エンジェウーモン(影)「……」バシュシュシュシュシュシュシュンッ!!

ドゴオォォォォン!!

まどか「きゃああぁぁぁ!!」

メガほむ「鹿目さん!!」

ほむら「まどか……!!」

ベルゼブモン「テメェらよぉ……別世界のたぁいえ、自分らのテイマーをいたぶってどうすんだよ!!」
969 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:52:46.13 ID:T1YokFhA0
ほむら「違うわ…あれはワルプルギスの夜が作り出した使い魔よ!本物のみんなのパートナーじゃないわ!!」

ベルゼブモン「だったら今すぐ消してやる!こんな糞みてぇなニセモン共はよ!!」

ベルゼブモン『ダークネスクロウ!!』ドッ!

ズバッ!ズザァン!!

UFブイドラモン(影)「!?」

さやか「あ…!」

デュークモン「!」ダッ!

ベルゼブモン「邪魔すんじゃねぇ!」ズブシャァ!

ベルゼブモン『スパークブレイド!!』

ガキィン!!

ワルプルギスの夜「ウフフ…キャーハハハハハハハ!!」

ボオッ!!

ほむら「ワルプルギスが炎を!!」

メガほむ「ベルゼブモン…危ない!!」

ベルゼブモン「あぁ!?」

ドゴオォォォォォォォォォン!!

ベルゼブモン「ぐわああぁぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「ベルゼブモン!!」

シュゥゥゥゥ…

インプモン「ち…くしょう……」

クルモン「インプモンにもどちゃったクル!」
970 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:53:41.22 ID:T1YokFhA0
メガほむ「みんな……は?」

さやか「ご…ごめん……あたし達の魔力も……」

杏子「限界みてぇだ……」

マミ「ソウルジェムがかなり濁ってきたわ……」

まどか「でも…まだ戦えるよ……!」

ほむら「ダメよ!もうあなた達は動かないで!!」

まどか「そんな……」

ほむら「これ以上魔力を使えば魔女になるわ……」

マミ「確かにそうだけど……」

ほむら「結局こうなる運命なのね……みんなの力を合わせても……」

インプモン「さ…さだめってよぉ……」

ほむら「それでも…私一人でも……!」

メガほむ「待って…!」

ほむら「…あなたはみんなをお願い!」ダッ!

まどか「無理だよ…一人じゃ!!」

メガほむ「(これじゃ、あなた……あの時の鹿目さんと同じじゃない!!)」
971 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:54:38.54 ID:T1YokFhA0
UFブイドラモン(影)「…!」ダッ!

デュークモン(影)「…!」ドッ!

セントガルゴモン(影)「……」ドガガガガガガッ!!

エンジェウーモン(影)「……」バシュンッ!

ほむら「あなた達に構ってる暇は無いわ……時を止めて!」カチッ!

ほむら「くらいなさい、ワルプルギスの夜!」

ドドドドドドドドドッ!!

ドゴオォォォォォォォン!!

カチッ!

ほむら「…やっぱり効いてないの……!?」

ワルプルギスの夜「アーハッハッハッハッハッハッハ!!」バッ!

ゴゴゴゴゴゴ……!

さやか「ビルが……!」

まどか「危ない!!」

ズゴォォォォォォン!!

インプモン「ほむらあぁぁぁぁぁ!!」

杏子「はっ?ほむらならここにいるだろ?」

クルモン「あれもほむらです!」

マミ「どういうことなの暁美さん…?」

まどか「ほむらちゃん……?」

メガほむ「…インプモン……」
972 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:56:34.15 ID:T1YokFhA0
インプモン「やっぱ、俺がいかなきゃなんねぇみてぇだな……あいつは一人で背負い込もうとする悪い癖があんだよ」

メガほむ「うん…私もね、誰かに頼るのって…その人の迷惑になるから…一人でできるようにならなくちゃって、そう思うんだ……」

まどか「そんなこと無いよ!わたし…誰かに頼られるのって…誰かに必要にされるのって…自分がここにいてもいいって思えるからすごい嬉しいよ!そう思って…魔法少女になったはずだった……」

メガほむ「私も…鹿目さんに頼られたいと思って契約した……」

まどか「わたし……?」

メガほむ「あの私は……鹿目さんに…みんなに迷惑をかけたくないから……誰にも頼らないで多く繰り返してきたんだよね……」

インプモン「不器用なんだよ…あいつは……今は一人じゃねぇ…俺がいんのによ……」

メガほむ「行くの……?」

インプモン「おう」

メガほむ「これ…使って……」

インプモン「そのマシンガンはお前が持っとけよ、デジモンの銃は魔力を入れりゃあいくらでも撃てるみてぇだから、あいつみてぇに武器をコソドロしたりする必要もねぇからよ……」

メガほむ「じゃあ…こっちのデザートイーグルを……」

マミ「そんな銃……あの魔女の前では玩具の銃と変わりないわ!」

インプモン「…いや、ありがたくもらっとくぜ!」

メガほむ「…インプモン、がんばってね」

チュッ!

インプモン「なっ!?」

まどか「ほむらちゃん……!!?」

さやか「意外と大胆だねあんた……」

インプモン「は…恥ずかしい事すんじゃねぇよ!!」

メガほむ「ふふ……」

インプモン「じゃ…行ってくるぜ!」ダッ!

杏子「お…おい……いいのかよ…?」

クルモン「いいクル!」

メガほむ「帰ってきてね…あの私と一緒に……」
973 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 20:58:05.46 ID:T1YokFhA0
BGM
http://www.youtube.com/watch?v=qMPM4xW_lxU&feature=related

ほむら「…ライヒモンに進化すれば……!」

ほむら『ダブルスピリット・エボリューション!!』

シーン……

ほむら「できない…!?もしかして…デジタルワールドじゃ私達人間もデータだったからデジモンに進化できたわけで……魔女の世界とはいえ、このリアルワールドじゃデジモンに進化できないって事なの!?」

デュークモン(影)「…!」ドッ!

ほむら「(やられる…!)」


―インプモンワープ進化!ベルゼブモン!!―


ベルゼブモン「オラァ!」

ドゴォ!

デュークモン(影)「!?」

ほむら「ベルゼブモン…!」

ベルゼブモン「一人でやろうとすんなよ。いつも一緒にやってきたじゃねぇかよ」

ほむら「そう…だったわね……ゴメン……」

ベルゼブモン「立てるか?」

ほむら「ええ…その銃は…?」

ベルゼブモン「ああ…眼鏡のほむらに……」

ピカアァァァァ…!

ベルゼブモン「な…何だ…銃が……!?」

ピカァン!

ほむら「銃が……変化した!?」

ベルゼブモン「う…うおっ……!」

ズブ…ズブブブブ……

ほむら「ベルゼブモン?どうしたの!?」

バサァ!!

ほむら「ベルゼブモンに翼が……!!」

ベルゼブモンBM「これが…あのほむらが…いや、二人のほむらがくれた力だな…ありがとうよ!」

ほむら「私達の……力!!」

ベルゼブモンBM『ベルゼブモン・ブラストモード!!』
974 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:00:12.14 ID:T1YokFhA0
“ベルゼブモン・ブラストモード”

究極体 魔王型 ウィルス

力と精神を極限にまで高めた究極魔王
より安定した精神状態を保ち凶々しかった3つの赤眼は緑色になっている
通常時とは桁違いのパワーとスピードを発揮し背中から漆黒の4枚の翼を生やしている
右腕がプラスターと一体化しており強烈なエネルギー波を放ちあらゆるものを原子分解してしまう
必殺技は右腕のブラスターから破壊の波動を放つ『デススリンガー』と
前方に魔方陣を描き、その中心に向かって破壊の波動を放つ『カオスフレア』


メガほむ「ベルゼブモン達は……」

まどか「あれ見て!!」

バサァ!

さやか「うわぁ!翼が生えて飛んじゃってるよ!!」

UFブイドラモン「…!!」シュゴオォォォォ!!

エンジェウーモン(影)「…!!」ビシュンッ!!

セントガルゴモン(影)「……!」ドガガガガガガガッ!!

マミ「使い魔達が彼に!!」

ベルゼブモンBM「うるせぇんだよ!ニセモン野郎共!!」バシュゥゥゥゥン!!

使い魔達「!!?」

ドゴオォォォォォォン!!

杏子「すげぇ…あの強ぇ使い魔達をあっという間に……!!」

ワルプルギスの夜「キャハハハ……!!」

ゴゴゴゴゴ……!!

まどか「逆さまだったワルプルギスの夜が……ひっくり返る!?」

QB「これは不味いね、ワルプルギスのあの人形の部分が上部に来た時にこの地上の文明も引っ繰り返ると言われてるんだよ。暴風雨によってね」

杏子「何だと!?」

マミ「QB……いつの間に……」
975 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:01:45.19 ID:T1YokFhA0
さやか「そんな事になる前に……」

メガほむ「やっちゃってベルゼブモン!!」

ほむら「あの子には…あの“私”にはこれ以上繰り返させたくない……だから、この世界で終わらせるわ!ベルゼブモン!!」

ベルゼブモンBM「おう!くだばりやがれ魔女野郎!!」

ベルゼブモンBM『デススリンガー!!』

ジュィィィィン……

ズガアァァァァァァン!!!

杏子「決まったのか!?」

ワルプルギスの夜「アハ…キャハ……アハハハ……」

マミ「ワルプルギスの夜が消滅していく……」

ドガァァァァァァァン!!!

さやか「勝ったんだ…あいつ等が…!」

QB「(やれやれ……まさかワルプルギスの夜を倒すのが魔法少女では無く、デジモンという全くのイレギュラーな存在だなんて……)」

まどか「やったぁ!やったんだね!ほむらちゃんのお姉さんとインプモンが!」

メガほむ「う…うん!」

QB「(彼女達が力を使い果たし、魔女になる事を期待したんだけどなぁ……)」

?「アレガコノ世界ノワルプルモン様ダト?…チガウ…ワルプルモン様ノ力ハアンナモノデハナイ……」

QB「君は……?」

ズバッ!

マミ「きゃっ!QBが!?」

さやか「ああ、そいつ殺しても死なないらしいですから……って!」

杏子「新手の魔女!?」

メガほむ「違う……デジモンです!!」
976 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:02:53.96 ID:T1YokFhA0
“パラレルモン”

究極体 突然変異型 ウィルス

いくつものパラレルワールドを行き来し
テイマーをデータとして取り込むことで自らを強化するようにプログラムされた冷徹な突然変異体
テイマーを吸収し、それ以外を別時空に飛ばすという
必殺技は『アブソーベント・バン』


ベルゼブモンBM「おい、ほむら!あれ見ろ!」

ほむら「あのデジモンが…異世界を渡るデジモン!?」

パラレルモン「ダガ、コノ世界デ採取スルベキデータハ全テ集マッタ…ソシテ!」

シュバッ!

クルモン「クルぅ!?」

杏子「クルモン!?」

パラレルモン「進化ノ輝キ…デジエンテレケイア、コレコソガデーモン様ガオ望ミノ力……コレノタメニ奴等ヲ追ッテキオタノダ」

メガほむ「クルモンを返して!!」

パラレルモン「早速デーモン様ニ送リ届ケナケレバ……」

ザッ!

メガほむ「ベルゼブモン…!」

ベルゼブモンBM「テメェ!!」ジャキッ!

ほむら「待って…撃っては……」

パラレルモン「モウコノ世界ニハ用ハ無イ!」

シュオオォォォォォン…!

QB「な…何だ?あの時空の歪みは?」

マミ「(本当に生きてた……)」

パラレルモン「サラバダ!」ダッ!

クルモン「ク〜ル〜!!」

ベルゼブモンBM「クルモン!待ちやがれテメェ!!」

パラレルモン「無駄ダ!貴様ホド大キナ力ヲ持ツデジモンハ私ノゲートヲ通ル事ハデキナイ!」

ベルゼブモンBM「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!!」バシュウゥゥゥン!!

ズゴオォォォォォ…!!

パラレルモン「何!?奴ノ力デゲートノ穴ヲ広ゲタダト!?」

ベルゼブモンBM「これなら俺も通れるって事だな!」

パラレルモン「クッ…!」

シュオォォン……

ほむら「ゲートの向こう側へ…!」
977 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:04:16.29 ID:T1YokFhA0
バサァ…!

ほむら「ベルゼブモン!?」

ベルゼブモンBM「…ほむら……あばよ」

バサァ!

ほむら「待って!私も―」ガシッ!

まどか「ほむらちゃん…?」

マミ「お姉さんの手を……」

メガほむ「ねぇ…いいの?これはやっとの思いで掴み取ったあなたも望んだ結末なんでしょ……?」

ほむら「……」

メガほむ「もしよかったら…私と一緒に……この世界で……」

ほむら「いいえ、最初に言ったはずよ。まどかが既に魔法少女として契約している時点でこの世界は私の望む世界じゃないと」

まどか「え…!?」

メガほむ「で…でも!ワルプルギスの夜は乗り越えられたのよ!みんなも絶望に負けてないし…それなら……」

ほむら「それに…あいつには私がついてなくっちゃ……」パッ!

メガほむ「あっ…!」

ズオォォォ…

杏子「手ぇ離したらあいつもあの空間に吸い込まれて行ったぞ!」

ほむら「あなたはこの世界で生きなさい…まどか達と共に……」

メガほむ「待って…!行かないで!」

シュオォォォォォン……

さやか「行っちゃったよ……あんたの姉貴……」

まどか「ううん…あの子もほむらちゃんだったよねほむらちゃん?」

さやか「えぇ!?」

杏子「結局…何だったんだよアイツら!?」

メガほむ「…ありがとう、インプモン……もう一人の私……」
978 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:05:51.61 ID:T1YokFhA0
まどか「ほむらちゃん……あの……」

メガほむ「ねぇ…鹿目さん、私暗いし、彼女達に…鹿目さん達にも頼らなきゃ何にもできなかった私だけど……その…鹿目さんの……」

まどか「うん、もうわたし達は友達だよ」

メガほむ「まどか…!」

まどか「これからも、いつまでもずっと」

メガほむ「…うん……ずっとね」

さやか「まどかだけじゃないでしょ?」

杏子「アタシ達も、だろ?」

マミ「もう独りぼっちじゃないからね?」

メガほむ「うん…!」

さやか「ま、あたしの場合、恭介もいるんだけどね〜」

杏子「うるせぇよ!リア充爆散しろ!!」

さやか「なんだとぉ!妬むなよぉ!」

杏子「誰がだ!!」

ギャー!ギャー!!

まどか「ほむらちゃん……」

メガほむ「まどか……」

マミ「私……独りぼっち……じゃないのよね?」

QB「やれやれ、ワルプルギス以外で彼女達に敵う魔女はそうそういないだろうし……その様子じゃ彼女達が絶望する事はないだろうね……」

まどか「うん。みんなが居るし、あのほむらちゃんがくれた……」

さやか「このカード……ううん」

杏子「パートナーがいれば……」

マミ「もう何も恐くない!」

メガほむ「(みんなのパートナーデジモン……離れてても繋がってる絆……そして私とあのインプモンともこれからも……!)」
979 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:06:51.31 ID:T1YokFhA0
〜デジタルワールド・荒野〜

インプモン「戻ってきたな……」

ほむら「ええ……」

インプモン「本当にこれでよかったのか?」

ほむら「あの世界はあの私が未来へ進むための世界よ……でも、私はこの絶望が無いかもしれない世界に逃げてきただけかもしれないわね……」

インプモン「んなことないぜ、あの世界のアイツらももう、絶望する必要は無くなったと思うぜ?」

ほむら「そうかしら…?…そう思いたいわね……」

インプモン「だったら、お前もあの世界に残ってもよかったんじゃね?」

ほむら「あなたを一人にしておけないでしょ?」

インプモン「へへ……」

ほむら「私のあの世界での役割は終わった…後はあの子達の物語よ。それに……」

インプモン「それに?」

ほむら「私の戦場はこのデジモンの世界よ」
980 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/18(金) 21:09:36.60 ID:T1YokFhA0
〜次回予告〜

ほむら「ベルゼブモン……死なないで……」

杏子「これが本当の世界だったのか!?」

QB「正体を明かすときがきたね!!」

まどか「私がベルゼブモンを倒す!!」

オファニモン「これがオファニモンの真の姿よ…ふふ……」

ベルゼブモン「お前が本当のベルゼブモンだと!?」

マグナモン「世界は俺がもらう…!」

エレキモン「おいぃぃぃぃ!今度は嘘映画予告かよ!いつまでディケイド気取りだよ!!」

ジジモン「そろそろ次スレ、次回から波乱の展開が続々じゃぞい!」

エレキモン「だからってこんな実際の映画で使われなかったような嘘予告すんなって!」

ジジモン「次回、デジモン☆マギカ!」

ジジモン『フォレストゾーン再び!オリンポス女剣士参上!』

ジジモン「今、奇跡と魔法で進化する!」

ジジモン「それに波乱の展開つっても>>1の文章力は2スレ目終盤でも相変わらずじゃからのぅ……」

エレキモン「うるせぇ!!」


今回はここまで
微妙に余ってますが話的に切りがいいので次の投下は次スレにて行いたいと思います
残りは要望コメントなどがあればぜひ
ではまた
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 21:38:38.06 ID:dUYfpdfSO
乙!
ついにブラストモードキター!
好きなデジモン出ると嬉しいです。
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 22:06:11.11 ID:BxsrI5ql0
乙!
ブラストモード来た!大好きです!!
熱い展開!面白いです!!
753は!315です!!
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 22:26:11.69 ID:w96GSQtjo
X抗体はアリですか?なしですか?
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/05/19(土) 00:03:47.65 ID:eXcRhs/a0
乙!!
あの役割をメガほむがしましたか。
これでインプモンはほむらを意識したりするんでしょうか。
タイトルからしたらまたあの新八も出そうですが、実際はないけど眼鏡奪ってほむらにかけさせようとしたりしてwwwwwwwwww
今回カードを渡したのは後のパワーアップの為の伏線ですかね。
予告で何となく思った事。
マグナモンじゃ無理でしょ(笑)
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 01:26:16.62 ID:gP4YRrrDO
ワルプル戦で、一瞬影じゃないUFブイドラモンがいた

>>980
テイルモン「ユウスケポジションのマグナモン!つまり、そのマグナモンのケツは一度ある物体が深く入ったってことね!」
986 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/21(月) 14:51:14.02 ID:2qBv/HYF0
>>981
ブラストカッコイイですよね
アーツもデュークモン発売後にプレバン限定で来るといいですね
俺の占いは当たらない

>>982
ありがとうございます
名護さんはサイコですよね
ブラストモードはテイマ原作で加藤さんを助けられなかったところで出番が最後なのが惜しすぎでしたよね
そこに悲壮感があるのがいいかもしれませんが……
このSSではバンバン活躍させていきたいところです

>>983
上でも同じご質問があったのでレスしましたが、まどか達のデジモンはX進化しないと思いますが
次スレからはゼヴォをパクったもといベースにしたX抗体絡みの話を入れていきます
一応リリスモン戦の話でQBがXデジモンの事言及してましたけどね

>>984
基本インプモンはほむらをパートナーないしお姉ちゃんとかお母ちゃん感覚でしか見てないからそれはないですね
メガほむも頭では同一人物だとわかってても完全に別人感覚だし
とりあえずカードはまどか達が絶望しないためのお守りなだけでそういう伏線の意図は今のところないですね
そしてマグナモンは映画本編じゃ何事も無かったかのように正気に戻っているのであった……

>>985
申し訳ございません、このような脱字で
シャイングレイモンがファイナルフォームライドしたシャインマサルダイモンのジオグレイソードでアナル開発されたおかげで
その療養のために>>943の劇場版に出演できなかったのですねわかります
というか、テイルモンさん何嬉しそうに言ってるんですか!?
987 : ◆QUeH7k7NG9t3 [saga]:2012/05/21(月) 14:53:08.83 ID:2qBv/HYF0
次スレ

http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1337579433/

このスレはそのうち適当に埋めます
988 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:18:28.68 ID:xDHQOgFw0
この尺あまりを今更の用語解説で埋めていきたいと思います
989 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:19:44.32 ID:xDHQOgFw0
“デジヴァイス”

まどか達が使用するデジヴァイス
正式名称は『デジヴァイス・ソウル』
パートナーデジモンを進化させるためのデジソウルを与えたり、テイマーが魔法少女に変身するためのツール
形と機能は現代の合わせてスマホに近い物
契約時に少女が持つデジモンの形態ゲームをQBが変化させる
カードの読み取りやデジモン図鑑やデジモン収納機能と各シリーズのデジヴァイスのいいとこ取りしたようなもの
カードの読み取りがテイマの『カードスラッシュ』ではなく『カードスキャン』なのは仮面ライダーとかのARカードダスのようにスキャンするから
デジモンの収納はパートナーを含め最大6体まで
また、一般のデジモンゲームと対戦ができる接続端子も付いている
他のテイマーのデジモンとのジョグレスを行う場合はこの端子をコネクトする
990 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:21:53.53 ID:xDHQOgFw0
“デジシード”

デジモン版グリーフシード
デジモンの生命が尽きた時に落とすデジモンの種
このデジシードのデジソウルはパートナーデジモンにロードさせて強化させるか
或いはデジヴァイスに蓄積し、パートナーの進化の際に使用するエネルギーや魔法少女の魔翌力の源とすることもできる
ベルゼブモンの場合、このデジシードのデジソウルを全てロードする事によって、そのデジモンの必殺技を使用できるようになる特性を持つ
なお、命が尽きたデジモンのデータはこのデジシードとは別に、はじまりの街等のデジモンの転生場へとデジタマとして還り
また新たなデジモンに生まれ変わる
991 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:23:11.30 ID:xDHQOgFw0
“テイマー・魔法少女”

デジモンを育てる者がテイマー
そして、契約時の願いとデジモンの力で変身して戦う少女が魔法少女
これを合わせたものを『テイマ法少女』と言うが、語呂が悪いのであまりその名称を言う者はいない
基本的にパートナーデジモンが究極体に進化するまでに戦闘面でサポートするのが役割であり
マミさん程の魔法少女の才能がある者でも精々完全体の相手をするのが精一杯
しかし、固有の能力でデジモンをサポートしたりできる
魔女の世界の魔法少女とは違って、魔翌力を使い果たしても、魔女化はしないが
怒りや憎悪などの負の感情にとらわれるとパートナーデジモンを暗黒進化させてしまう場合がある
992 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:24:05.90 ID:xDHQOgFw0
“インキュベーモン”

成長期 淫獣型 属性無し

デジモンの世界のインキュベーター
まどか達と行動する個体は『QBモン』と呼称される
デジモンを進化させるための強い感情エネルギーのデジソウルを持つ第二次性徴期の少女をテイマーにするための契約を交わす役割を持つ
その正体はデジタルワールドの管理プログラムのイグドラシルが作り出した端末である
993 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:25:19.15 ID:xDHQOgFw0
“番外編”

〜ほむらとインプモンが去った後の魔女の世界のとある時間軸〜

メガほむ「あれから数カ月たち、私は時間停止能力も完全に失いましたが……このデジモンの武器を使ってみんなの足手まといにならないように何とか魔女と戦っています」

メガほむ「美樹さんは上条君とうまくいってるし、佐倉さんは今、巴さんの家に一緒に住んでます」

メガほむ「魔女によって両親を失った女の子も一緒に暮らしてるそうです……」

メガほむ「私も…鹿目さん……いえ、まどかと楽しい日々を過ごしてます。私が願った未来へ向かって……」

メガほむ「これも、もう一人の私とインプモンのおかげです。あの私がみんなに渡したそれぞれのパートナーデジモンのカード……あれがお守りになってくれてるおかげかどうかはわかりませんが……この世界の皆と繋ぐ絆となってるので希望を与えてくれるみたいです」
994 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 12:27:15.45 ID:xDHQOgFw0
メガほむ「それに、その影響かみんな少しそのパートナーに似てきたような感じがします」

マミ「暁美さん、時間停止が無くってもあなたは他にもっといい戦い方ができるわ。無問題よ」

メガほむ「巴さんはあのテリアモンとかいうデジモンが言ってた言葉を口癖にするようになりました」

杏子「おう、このパンがさーまたうめーんだよな!アンタも食うかい?」ムシャムシャ

メガほむ「佐倉さんはギルモンと同じくパンが大好物になりました」

さやか「恭介がさぁ……あたしというものがありながらさっき仁美と楽しそうに何か話してたんだよね……」ブツブツ…

メガほむ「美樹さんはブイモンのように些細なことで落ち込むようになった気がします……最初の世界でブイモンも一人だけ成熟期までにしか進化できないことでよく落ち込んでたし……」

メガほむ「そして、まどかは……」

まどか「ウェヒヒヒ……ほむらちゃ〜ん、あのサークルがつり球の同人出したんだよ〜!一緒に読もう?」

メガほむ「完全にテイルモンと同じ様に腐りました」

まどか「あぁ…やっぱり男の子同士はいいよねぇ……」

メガほむ「う…うん……そうだね……」

メガほむ「(もう一回やり直そうかな……)」

まどか「もちろん女の子同士もね、ほむらちゃん?」

メガほむ「(やっぱこの世界で生きます)」


番外編おわり
995 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 13:01:33.36 ID:xDHQOgFw0
―CAST―

鹿目まどか:悠木碧
暁美ほむら:斉藤千和
美樹さやか:喜[スペランカー]英梨
巴マミ:水橋かおり
佐倉杏子:野中藍

テイルモン:徳光由香
インプモン:高橋広樹
ブイモン:野田順子
テリアモン:多田葵
ギルモン:野沢雅子

QB:加藤英美里
996 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 13:02:28.71 ID:xDHQOgFw0
ウィザーモン:石田彰
アトラーカブテリモン:櫻井孝宏
エンジェモン:松本美和
スティングモン:高橋直純
ティラノモン:津田健次郎
マッハガオガモン:中井和哉
ロップモン:多田葵
レオモン:平田広明
アンキロモン:浦和めぐみ
オーガモン:江川央生
デジタマモン:堀川仁
マサルダイモン:保志総一朗
クルモン:金田朋子
997 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 13:03:15.00 ID:xDHQOgFw0
美国織莉子:くじら
呉キリカ:くじら
千歳ゆま:沢城みゆき

ガブモン(黒):中田譲治
アグモン(黒):檜山修之
ゴマモン:竹内順子

ダークナイトモン:小杉十郎太
チョ・ハッカイモン:白石涼子
アスタモン:櫻井孝宏
ダメモン:菊池正美
メイルバードラモン:岸尾だいすけ
デッカードラモン:矢田耕司
998 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 13:04:10.35 ID:xDHQOgFw0
ルーチェモン:西原久美子
ルーチェモンFD:中尾隆聖
リリスモン:桑島法子
デーモン:千葉一伸
バルバモン:渡辺英雄

グロットモン:西村朋紘
アルボルモン :乃村健次
ラーナモン:寺田はるひ
メルキューレモン:増谷康紀
ダスクモン:鈴村健一
999 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 13:04:45.93 ID:xDHQOgFw0
キリカ「って、ちょっと待てえぇぇぇぇぇぇぇ!!」

織莉子「私とキリカのキャストがくじらなのは何故かしら?」

エレキモン「いや、お前ら漫画のみキャラだから本来声無いし」

キリカ「だからって何でくじら!?どこのらき☆すただよ!?」

織莉子「それなら、何でゆまちゃんだけはみゆきちなのかしら?」

ジジモン「デジモンセイバーズのゲームにも同名の幼女キャラがいたからそれと同じ声を……」

キリカ「だったら私の声も草尾毅でいいだろ!!」

織莉子「キリカ……それはどうかと……」
1000 : ◆QUeH7k7NG9t3 [sage]:2012/05/25(金) 13:14:24.31 ID:xDHQOgFw0
>>1000ならリデジタイズにマグナモン登場
1001 :1001 :Over 1000 Thread
               | ///////i!、\ \ ヽ
   、 ,          |/// / ツ/// /i 1!、 \ ヽ ヽ
  エIIエ ふ イ 大. お  |// //// // /.| ||i;゛、   ヽ ヽ  、
  .Eヨ     | .申 , れ  .|/ /リ{ {{{{// / i | ||i .!ヾ   ヽ `、 ヽ
           ̄    |.//{ Y'''''/ /ノ |.|!||! 、i ヽ    `、 、
  、 ァ .つ | 十    |///| { ,,;;;;i :: |.|ii ii、 i  !    i  i
  ┐用 .う  .レ.cト、   |シ从|.|,,,;;;" ̄~"|.|.ii ヾ、、 ヽ    i  i|
  ~ー‐ 、、    、、  |//i、.|| ii!' ,,, -‐.|.| 乂 \  \   i
  ┼ __  -|―|‐    |i i.i|. r| li!く  ゚ |ト /  i;; \  \  i
  ノ 、__   !_    | ii ||/"| l!`ミニ=ニ||'  /;;;;;: \  `、、_
              { |、{{..(| ll! i!;;;;;;; /|  '、:::...:  \  `ー-
   |-    /       | i!|1ト、|lili! !;;;;;;;/ .!  ii|il= il!   .` ー
  .cト、   /⌒し    |!i从/i∧i! i::::    ili!'__iI!--―'' ナ`-ト
          、、   |/いi|l!∧ ::  ー'''''二 ==--一"ヲ/  ||
    O  -|―|‐    .|./i i i|/∧ : :: ヾ-'"        / ;;;::リ'
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現役デリヘル嬢だけど何か質問ある? @ 2012/05/25(金) 07:05:02.81 ID:Et93EjFAO
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