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魔王「わらわは正室じゃぞ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 02:14:28.98 ID:PgcvlUa00
魔王「正室であるわらわの為に口を開いてくれないかのう?」

魔王「あー…もしかして牢に居るからムスッとしているのか?」

魔王「そうであれば、そちを牢に入れた事は謝ろう」

魔王「じゃがな、この城で安全な場所がここしかなかったのじゃ」

魔王「先代魔王が倒され、各地で過ごしていた魔物達が全員城に戻って来てな」

魔王「遂にあのクソ先代魔王が死んだ!祝杯だ祝杯だ!…とか何とか言ってお祭り状態」

魔王「そんな時にそちが城に居ると知れ…って、聞いておるのか?」

勇者「……」スースー

魔王「…寝ておったか」

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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 02:15:06.32 ID:PzQEQU0Ro













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                 \__  ─  __ノ 









      
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 02:27:33.64 ID:PgcvlUa00
魔王「ふぅむ…起こすのも可哀想じゃのう」

魔王「勇者との話は明日にするかの…」ギギー・・ガチャッ

勇者「…ふう、行ったか」ムクリ

勇者(…今の内に、整理しよう)

勇者(先代魔王と戦ってボロボロなったが、傷は治っている)

勇者(んで、俺が倒した奴は魔王…と言うか先代魔王で、さっきまで話していたアイツが)

勇者「本当の、魔王…?」

勇者「ハァ、分からねえ…それにアイツの言ってた正室って…一体何なんだ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 02:51:05.14 ID:PgcvlUa00
勇者「…あー分からねえ!、もう考えるのは止めよう、うん」

勇者「それに傷が治ってるのならこの鉄格子を打ち破って外に出る事が出来るじゃないか」

勇者「そうと決まれば…フンッ!」グ・・グググ・・

勇者「―っと!、格闘系男子を舐めるなっての」

勇者「さーて…出ていけそうな所は…アイツが出て行ったこの扉だけか」

勇者「鍵が掛ってるな…よし」タッタッタッ・・・

勇者「スゥー…セイッ!!」ダッ!

ゴッ!ドゴウゥン!!
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 03:03:50.84 ID:PgcvlUa00
――ゴッ!ドゴウゥン!!

魔王「っ!?」

勇者「ふー…ってあ、アンタは!」

魔王「な、なななな…」

勇者「あー済まないねお姉さん、俺を閉じ込めるならオリコンハル製にしないt」

魔王「何をやっておるか!折角安全な場所にっ!」

勇者「へ?」

ドンドンドン!!マオウサマ!イッタイナニゴトデスカ!

魔王「はわわ…くっ来るのじゃ勇者!」ガシッ

勇者「えあっちょっと!うわっぷ…」



6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 03:25:29.28 ID:PgcvlUa00
魔物A「魔王様!大丈夫でありますか!?」
魔物B「下の階まで響いていましたが…一体何を」
魔物C「あ、勝手に開けてしまい申し訳ありません…その…ご無事ですか?」

魔王「あ、ああ無事じゃ、ただ…えっと」

魔物A「し、侵入者でも入り込みましたで御座いますかぁ!?」

魔王「ち、違うのじゃ違うのじゃ!、ま、魔法…そうじゃ、魔法の練習をしてたら失敗してしまっての!」

魔物B「練習で御座いましたか…それは失礼いたしました」
魔物C「所で魔王様、何故毛布に包まっているのでしょうか?…もしかしてお怪我を?」

魔王「れ、練習に失敗して恥ずかしいのじゃ…出て行ってくれぬか?」

魔物A「…ほれB!C!、魔王様が困っていらっしゃる!持ち場に戻るぞ!」タタタッ
魔物B「了解いたしました…」タ・・タ・・タ・・
魔物C「し、失礼しました!」バタンッ!
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 03:48:38.52 ID:PgcvlUa00
魔王「…ふぅ、やっと行ってくれたか…」

勇者「」スンスンッ

魔王「まったく、あんな軟い牢にそちを置いたわらわも悪いがのう」

勇者「」スーッペロペロッ

魔王「まさか容易く破壊してしまうとは…先が思いやられるのう」

勇者「」ギュッギューッ

魔王「ん…もう安全じゃ、離れてもよいぞ」バッ

勇者「ハァ!ハァ!…柔らっ、じゃなくて苦しかったわ!」

魔王「仕方なかったじゃろう?、あと口の端から液が垂れておるぞ」

勇者「っ!…」フキフキ

魔王「さて…この扉を片付けるのを手伝ってくれぬか?」トントン

勇者「しょっしょうがねえな…」ググギ・・・ガタ

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/01/26(木) 04:11:11.43 ID:IlW386Wg0
期待
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 07:46:27.04 ID:zE7hN3BSO
>勇者「」スーッペロペロッ
なにやってんだお前はwwwwwwwwwwww
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/26(木) 23:42:18.79 ID:PgcvlUa00
魔王「それをくっ付ける様に」

勇者「はいはいっと」ゴン

魔王「うむうむ、それではこっちに来ておくれ」

勇者「はいはい…って待て待て!流石に可笑しいだろ!」

魔王「はう?」

勇者「アンタから全く殺気を感じ無かったから、ホイホイと騙される所だった」

魔王「騙す…?」

勇者「ああ、近付いた所をパクッてヤるつもりだったんだろう!」キリッ

魔王「…ふぅ」コツ、コツ

勇者(無言で来る、か)

魔王「勇者よ、そちは色々と勘違いをしておる」コツ、コツ

勇者「へ?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/27(金) 02:22:51.09 ID:nZP1IN1Z0
魔王「別にそちをパクパクするなんて考えておらん、食っても悲しみが腹にたまるだけじゃしの」コツ

魔王「勿論[ピーーー]気も無い、先代魔王が亡くなったのは必然じゃからのう」コツ

魔王「そして騙すなんて事もまだ考えておらぬ」コツ…

勇者「…」

魔王「ふふっ、そんな構えている姿も見ていて楽しいが…取り敢えずこれが証拠じゃ」ス…ダキッ

勇者「ホッ!?(構えてた所為で手の平に胸が当たァッ!)」ムニムビクゥッ

魔王「ホレ、騙して食う輩がこんな事せんだろう…信じて貰えぬか?」ギュー

勇者「ッデスネ!(温かく柔らかい…これが母性に溢れた身体なのかッ!)」モミモミ ギンギンッ

魔王「そうやって押し離そうとしても無駄じゃ、わらわはそちよりも強いからのう」ギュッギュッ

勇者「フッ!フッ!(腹に擦りつけているだけで―アァッ!息子の先っちょが胸をツンツンしておるゥ!)」モミモミスリスリツンツン

勇者「ヒュッ!(い、いかん!このままではッ…このままではァ!―)―ヒュウッ!」ビクビグビクウゥッ!!

魔王「?」キョトン
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/01/27(金) 02:54:31.77 ID:nZP1IN1Z0
勇者「――お姉さん、ごめんよ」

魔王「ん、どうしたのじゃ?」

勇者「いや、分からないなら良いんだ」

魔王「?」キョトン

勇者「…俺は勇者、お姉さんの名前は?」

魔王「おお!やっと聞いてくれたか、わらわの名は魔王じゃ」

勇者「魔王さんか、いい名だ…所で風呂場ってあるかな?」

魔王「勿論あるぞ、そこの扉の先じゃが…」

勇者「ありがとう…少し借りても良いかな、魔王さん」

魔王「別に構わぬが…如何したのじゃ勇者?、何となく雰囲気が…」

勇者「忘れていた感情が、蘇ったのさ…」テクテクテク、ギギーパタッ

魔王「行ってしもうた―ん、何じゃこの液体は?」ヌル、クンクン…ペロ

魔王「―不思議な味に匂いじゃのう…うむ、着替えるとするか」ヌギヌギ

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2012/01/27(金) 03:10:24.59 ID:xBKZ86nTo
勇者なのに賢者になったのか
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/01/28(土) 22:21:14.97 ID:mtG2BFv7o
勇者にして賢者とは如何な
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/01(水) 15:28:53.56 ID:dA+r8k30o
なぜ舐めた
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/02/10(金) 20:01:59.89 ID:r27Ju8lto
もう終わりなん?
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