夏目「レイコさん」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:41:13.76 ID:vUUImKrI0

ほんの一瞬の幻を



見せる妖がいるという。





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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:41:57.07 ID:vUUImKrI0

小さな頃から時々、変なものを見た。


他の人には見えないらしいそれはおそらく、妖怪と呼ばれるものの類。

それが見えることでおれは人から疎まれ、避けられ、自分でもこれが一生続くのだろうと思っていた。


そこへ現れ、タライ回しだったおれを引き取ってくれたのは、心優しい藤原夫妻。

塔子さんと滋さん、そしてその他の優しい人たちに迷惑を掛けないためにも、妖が見えることは絶対に秘密なのだ。

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:47:42.23 ID:vUUImKrI0

おれの祖母である夏目レイコさんは、強い妖力を持ち、その力と度胸をもって多くの妖を打ち負かすパワフルな人だったらしい。

彼女が作った『友人帳』なる帳面を受け継いだおれは、それから妖に関わることが多くなった。


名前と顔を知っている妖を従わせる効力を持つ『友人帳』を狙ってくるもの。


そして、名前を返してほしいと訪ねてくるもの。

友人帳に記された名前は、血縁の者の唾液と息によって妖に還されるのだ。

ニャンコ先生に出会って以来、レイコさんの血縁であるおれは、
時々訪ねてくる彼らに『名前』を還してやっている。

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:48:26.53 ID:vUUImKrI0

面の妖「ありがとうございました、夏目様」


夏目「―――ふう……、疲れた」



ただ、名前を返すとひどく疲れる。


現在の時刻は深夜1時。妖には夜行性のものもいるらしく、寝ている間にやってくる妖もたまにいる。

いや、そもそも妖たちに昼夜の感覚があるのかすら不明瞭だ。



ﾆｬﾝｺ先生「うぃーっ、ひっく。オイ夏目ー、酒持ってこーい」



夜中に一人でどんちゃん騒ぎをする、こんなブサネコ妖怪がいるのだから。

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:48:56.48 ID:vUUImKrI0

夏目「おい先生、呑み過ぎだぞ。そろそろ寝たらどうなんだ？」

ﾆｬﾝｺ「やかましいぞ夏目。人の子ごときが私のような高貴な妖に指図をするとは何事だ」ｳｨｰｯ、ﾋｯｸ

夏目「何が高貴だ、この酔いどれインチキ招き猫」


この頭のデカい招き猫は自称用心棒妖怪のニャンコ先生。

本人いわく、本来の姿は"高貴で偉大にして美しい"。

どうやらかなり上級の妖らしいのだが、招き猫を模った通常時の姿は思いっきり下級だ。

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:49:38.63 ID:vUUImKrI0

夏目「……ほどほどにしろよ先生。おれはまた寝るから」


ﾆｬﾝｺ「にゃんと！？待て夏目、もう一本燗をつけてからにしろ！もう酒が無いではないか」



夏目「おやすみー…」ｺﾞｿｺﾞｿ

ﾆｬﾝｺ「夏目ぇー！！」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:50:37.27 ID:vUUImKrI0

その夜、おかしな夢を見た。

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/28(土) 21:51:47.83 ID:PDHruVXCo

夏目とは珍しいな

期待

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:51:57.68 ID:vUUImKrI0

「レイコさん―――…？」


木の下に佇むあれは、きっとレイコさんだ。


誰かと一緒に居るわけではないらしい。

人間嫌いなレイコさん。
彼女は人の友達を作らず孤独で、けれどそんな負い目の陰は見せることのない強い人。


レイコさんは誰かと話しているようだ。


よく見れば、頭上の太い枝には一人の妖怪。

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:52:24.80 ID:vUUImKrI0

珍しい、と思った。


おれの知っている限り、彼女は一度勝負した相手とは会わなくなる。

というのも、おれが『友人帳』に名前のある妖の記憶を垣間見た際、最後にレイコさんと一緒にいたのは勝負の時のみだったと記憶しているからだ。


おれが今見ているレイコさんには、枝に跨っている少年の妖と一戦交える様な気色はない。

彼女は何をしているのだろう。

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:56:49.06 ID:vUUImKrI0

すると、レイコさんが一瞬驚いたような顔を見せた。


その表情は段々と好奇心の表情へと変わっていき、少年の妖に何かを矢継ぎ早に尋ねている。

樹の上の少年妖は少し困った様子でレイコさんに何かを言って……

…そして―――…









―――そして、夢が醒めた。

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:58:25.27 ID:vUUImKrI0

夏目「……おはようニャンコ先生」


くしゃ、と先生の頭を鷲掴みにして撫でる。


結局昨夜はどこからか酒を調達したようだ。ほんの1、2時間前に寝たらしいニャンコ先生の顔はまだほんのり赤かった。

ほどほどにしておけと言ったのに―――…




夏目「それにしても、さっきの夢は一体…？」



カーテンを開けると朝日が差し込む。



今日は平日、登校日だ。

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:59:02.07 ID:vUUImKrI0

河童「み、みず…」ｶﾗｶﾗ







夏目「……」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 21:59:33.09 ID:vUUImKrI0

夏目「おーい、大丈夫か？」ｼﾞｮﾎﾞｼﾞｮﾎﾞ



通学路での登校途中、久しぶりに見る妖が倒れていた。


いつだったか、同じく登校途中に行き倒れていたこの河童の妖。

皿が乾き、身動きが取れずに干からびていたこの河童に水をかけてやるのも前回と同じだ。


夏目（今日は遅刻だな…）

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 22:04:45.63 ID:vUUImKrI0

河童「ありがとうございました夏目様。お待ちしていたらまたも干からびてしまいまして」


夏目「いや。かまわないよ…」


…毎度のことながら、口下手なのが嫌になる。

こんな時、もっと気の利いたことが言えればな。


夏目「それよりお前、おれに用事があったのか？」

河童「はい。夏目様にお伝えしておきたい森の異変がありまして…」

夏目「そうか…。でもごめん、夕方にしてくれないか？今から学校なんだ」


夏目「…あ、このペットボトルの水を持っててくれ。また倒れられたら敵わないからな」


河童「かしこまりました。ではここでお待ちしております――――」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/28(土) 22:06:54.81 ID:vUUImKrI0

>>15
失礼、『夏目親分』でした

今日はここまで。

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/28(土) 22:08:55.15 ID:PDHruVXCo

乙！
すっげー期待してる

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/28(土) 22:10:10.16 ID:NOM0a+Lro

タキは出ますかいや出るよねうんうん

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/28(土) 22:15:04.96 ID:ZZ18j+pIO

期待

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/01/28(土) 22:18:25.37 ID:opIZCJyM0

夏目友人帳を最近観だしたにわかだが期待です
乙！

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/01/28(土) 22:21:21.04 ID:vUUImKrI0

>>15
違和感があり過ぎたので直します




河童「いやあ助かりました夏目親分。お待ちしていたらまたも干からびてしまいまして」


夏目「いや。かまわないよ…」


…毎度のことながら、口下手なのが嫌になる。

こんな時、もっと気の利いたことが言えればな。


夏目「それよりお前、僕に用事があったのか？」

河童「はい。夏目親分にお伝えしておきたい森の異変がありまして…」

夏目「そうか…。でもごめん、夕方にしてくれないか？今から学校なんだ」


夏目「…あ、このペットボトルの水を持っててくれ。また倒れられたら敵わないからな」


河童「承知しました。ではここでお待ちしています――――」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/01/29(日) 00:44:32.73 ID:XBeWggdO0

乙。

夏目SSか、珍しいな。

珍しいモノ、大好きだぜ。

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/29(日) 02:50:26.64 ID:Ot6Wkiyoo

これは期待！

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/01/29(日) 05:41:23.70 ID:G92pcYIeo

夏目とは珍しい
期待

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/01/29(日) 15:23:34.52 ID:Pec9rjc40

ﾆｬﾝｺ「くそう夏目のやつめ、私から酒を取り上げるとは―――――」ﾄｺﾄｺ

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/01/29(日) 15:25:28.80 ID:Pec9rjc40

-朝-




夏目『―――なあ、最近ちょっと飲み過ぎじゃないのか？ニャンコ先生』

ﾆｬﾝｺ『何だと？私がいくら飲もうとお前には関係ないだろうが』

夏目『大アリだ馬鹿ニャンコ！最近先生が遅くまで一人酒してるせいで、おれ殆ど眠れてないんだぞ？』

ﾆｬﾝｺ『む……小さいことでぎゃーぎゃーとうるさいやつだ』

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/01/29(日) 15:26:03.58 ID:Pec9rjc40

塔子『貴志くーん、そろそろ行かないと遅刻するわよー』



夏目『あ、はーい！今行きます』

ﾆｬﾝｺ『ふん。ほれほれ、早く行ってしまえ』

夏目『…そうだな……』






夏目『――――これ、持って行ってくるよ』ﾆﾔﾘ


ﾆｬﾝｺ『にゃ！？』

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/01/29(日) 15:26:58.59 ID:Pec9rjc40

夏目『よっこらせ……うわ。結構重いな』

ﾆｬﾝｺ『わ、私の酒樽に何をする！？返さんか夏目！』

夏目『駄目だ』

夏目『放っとくとまた飲むからな、これはおれが預かっておく。今日一日先生は禁酒だ』

ﾆｬﾝｺ『にゃんとぉぉお――――――ッ！！？？』

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 15:33:12.32 ID:Pec9rjc40

ﾆｬﾝｺ『返せ！返せ！くそっ、この小僧―――！！』ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

夏目『うるさいぞブタニャンコ。諦めろ』

ﾆｬﾝｺ『くっ……』


ﾆｬﾝｺ『…いいのか？』


夏目『は？』

ﾆｬﾝｺ『本当に酒樽なんてものを担いで学校に行けるのかと訊いているのだ」

ﾆｬﾝｺ『教師とやらに捕まるんじゃないか？……ふん、この脳なしの小童めが。分かったらさっさと返さんか』

夏目『ああ、それなら問題ない』

ﾆｬﾝｺ『にゃに？』

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 15:33:45.33 ID:Pec9rjc40

夏目『これは先生が八ツ原の連中からかっぱらってきた物だからな。妖のものなら普通の人には見えないさ』

ﾆｬﾝｺ『くっ、気付いていたか……』

夏目『まあそういうことだから、諦めるんだな先生』


夏目『今日は一日酒抜きだ。少しは懲りろ』ｲｯﾃｷﾏｰｽﾄｳｺｻﾝ


ﾆｬﾝｺ『くっそおおおおおおおおお酒泥棒―――――――ッッ！！！！！！』ｷﾞﾆｬｰ

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 15:35:12.36 ID:Pec9rjc40

-八ッ原-



ﾆｬﾝｺ「―――酒……酒…」ﾌﾗﾌﾗ


ﾆｬﾝｺ「酒はどこだ…」




ﾆｬﾝｺ「こらぁ低級共―――！！わざわざ八ッ原まで来てやったんだぞ、酒の一杯も出せんのか――！？」



ﾆｬﾝｺ「……」




ﾋﾟｰ、ﾁﾁﾁ…





ﾆｬﾝｺ「…くそう、今日は居ないのか…？」



つるつる（しーっ。声を殺して隠れるのだ。真っ昼間からあの音痴で加齢臭のブタネコに騒がれるのは御免だ）

牛（御免、御免）

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 15:36:39.86 ID:Pec9rjc40

-学校-



夏目「おはよう田沼」

田沼「ああ、おはよう夏目……、ん？」

夏目「どうかしたか？」

田沼「その肩に担いでるもの、何なんだ？ぼんやりしてて良く見えない……、ッ！もしかして妖か！？」

夏目「…ああ、田沼には見えるのか。これ先生の酒樽なんだ」

田沼「ニャン―――…ポン太の？」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 15:37:57.69 ID:Pec9rjc40

田沼「―――はは。そうか、ポン太が禁酒か」


夏目「そうなんだ。昨日遅くまでうるさくて…」


田沼「まあいいんじゃないか？ポン太もこれで懲りるだろ」

夏目「だと良いんだけど……」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:03:53.58 ID:Pec9rjc40

夏目「そういえば田沼の親父さん、明日帰ってくるんだったっけ」


田沼「ああ。本山の行事の手伝いが今日で終わるから…」

夏目「大変だな。家にずっと一人でいるんだろう？」


田沼「たまには広い家に一人ってのも良いもんだ。飯を作るのが少し面倒なだけで、他は大して変わらないし」

夏目「そうか……。あ、でももし何かあったら言ってくれよ」

夏目「前みたいに、親父さんの留守中に妖怪が入り込むかもしれない。その時は何でも手伝うから」

田沼「ああ。ありがとう夏目」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:08:06.65 ID:Pec9rjc40

夏目「―――って……ああ、そういえば」


夏目「登校中に会った河童の妖が"森に異変があった"って言ってたんだけど…大丈夫か？田沼」

田沼「異変？」

夏目「詳しくは聞いてないんだ。夕方にもう一度会う約束をしただけで」

田沼「へえ…」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:12:18.93 ID:Pec9rjc40

田沼「じゃあさ夏目、今日うちに寄らないか？」


田沼「もちろん夏目が放課後妖に会うときは待ってるし、家を見てもらいたいだけだから長くは引き止めない」

夏目「え、田沼の家を？」

田沼「ああ。もしその"異変"が俺の知らない間に寺に入ってたりなんかしたら、明日帰ってくる父さんに申し訳ないからさ」

田沼「俺より妖が見える夏目の目で見てもらいたいんだ。頼めるか？」


夏目「…ああもちろん。引き受けたよ」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:18:37.30 ID:Pec9rjc40

ﾆｬﾝｺ「なんということだ……酒を手に入れる手段が絶たれてしまった」ｽﾞｰﾝ

ﾆｬﾝｺ「これというのも夏目が私の酒を強奪するからだ。あの人の皮を被った悪魔め」



-ﾆｬﾝｺﾋﾞｼﾞｮﾝ-


夏目(悪)『ﾋｰｯﾋｯﾋｯﾋ』ｹﾗｹﾗ





ﾆｬﾝｺ（くそっ、人の子のクセに……）

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:19:35.85 ID:Pec9rjc40

ﾆｬﾝｺ「くぅぅ仕方がない、こうなったら最終手段だ……」ﾎﾃﾎﾃ


ﾆｬﾝｺ「――――、はっ！」ﾄﾞﾛﾝｯ











レイコ（ﾆｬﾝｺ）「…ふむ、いい出来だ」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:20:44.38 ID:Pec9rjc40

-七辻屋-





レイコ「おい、饅頭を十個だ。羊羹も十個。代金は夏目にツケておけ」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/29(日) 16:21:20.55 ID:Pec9rjc40

とりあえずここまで。

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/01/29(日) 16:25:52.48 ID:wVMSU2mU0

wktk

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/29(日) 16:26:08.36 ID:Ot6Wkiyoo

乙
雰囲気が原作っぽくていい感じ

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/01/29(日) 16:39:58.38 ID:G92pcYIeo

乙です

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/01/29(日) 17:39:22.68 ID:BreuQdOho

乙乙

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:18:59.39 ID:bl/gLBB10

レイコ「ふん、酒が無いならヤケ食いをするしかあるまい。恨むなよ夏目」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


レイコ「……さて」

レイコ「これといって行く宛も無い。どうするか」







レイコ「―――おっと」ﾄﾞﾝｯ

？？「わぷっ」ﾄﾞﾃｯ

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:19:52.56 ID:bl/gLBB10

レイコ「ちっ、しまった。おい小娘、大丈夫か」

民子「あいたたた……」


レイコ（―――ん。こいつ、よく見たらこの間の娘じゃないか…）

民子「ごめんねお姉ちゃん。よそ見してたらぶつかっちゃって…、って」






民子「……わぁ、キレイなお姉ちゃん…」ｷﾗｷﾗ


ﾚｲｺ(ﾆｬﾝｺ)「にゃに？」

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:20:24.64 ID:bl/gLBB10

ﾆｬﾝｺ「ほほう。あのタキとかいう女以外にも私の高貴さに気付くものがいたか」ﾌﾌﾝ

ﾆｬﾝｺ「…ああいや、そういえば今はレイコの姿だったな」


ﾆｬﾝｺ「ふん。まあこの間のチョコに免じて許してやる。気を付けろよ小娘」

民子「う、うん……」

ﾆｬﾝｺ「……」





ﾆｬﾝｺ「いや、丁度いい。小娘、少し付き合え」

民子「へ？」

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:21:13.07 ID:bl/gLBB10

民子「おいしーい！このおまんじゅうおいしいよおねえちゃん！」

ﾆｬﾝｺ「感謝するがいい、私が人間に施しをするなど滅多に無いことなのだからな」


ﾆｬﾝｺ（代金を払うのは夏目だが…）


民子「うん、ありがとうおねえちゃん！」

ﾆｬﾝｺ「……」

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:23:26.26 ID:bl/gLBB10

民子「…ねえ、お姉ちゃんってヒマなの？学校は？」

ﾆｬﾝｺ「何？この私がそんなつまらん所に行くわけがないだろう」

民子「ふーん…」



民子「そっか。お姉ちゃんヒマなんだ」ﾆｺｰ

ﾆｬﾝｺ「……な、何だ」ﾀｼﾞ…

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:24:49.92 ID:bl/gLBB10

民子「今日民子はおでかけだったんだけどね。パパのお仕事が入ってダメになっちゃったの」

ﾆｬﾝｺ「ほう」

民子「だからねお姉ちゃん」

ﾆｬﾝｺ「却下だ」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

民子「ま、まだ何も言ってないのにー」



ﾆｬﾝｺ「……ちっ、言うだけ言ってみろ」

民子「！」ﾊﾟｧｯ

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:26:53.38 ID:bl/gLBB10

民子「お姉ちゃん、今から民子と遊ぼう！」


ﾆｬﾝｺ「―――――――…、」

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:27:27.52 ID:bl/gLBB10

『――――遊びましょう、斑』

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:27:55.91 ID:bl/gLBB10

-放課後-




夏目「ほら、あの手を振ってる妖だ。ちゃんと待っててくれたみたいだな」




河童「夏目親分ー」ﾌﾘﾌﾘ



田沼「確かに…人型の歪みみたいなものは見える」

夏目「実は人じゃなくて河童なんだ」

田沼「か…かっぱ！？」

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:31:25.64 ID:bl/gLBB10

夏目「じゃあ少し話を聞いてくるから、少し待っててくれるか？」

田沼「あ…ああ、分かった」


俺の秘密を知る数少ない"同類"の一人、同級生の田沼は妖の声を聴くことができない。


彼が持っているのは、妖の存在をぼんやりと"何かがいる"程度に認識できる力。

だが人ならざるものが見えることで、おれと同じ悩みを抱える数少ない友人だ。

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) ：2012/01/31(火) 10:42:33.23 ID:bMKfgHGAO

寺生まれのＴ沼さんは能力微妙だから立ち位置も微妙だよね

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:45:42.17 ID:bl/gLBB10

ついでに言うと、田沼と会話をした最初の妖はおれの用心棒であるニャンコ先生。


先生は封印の依代だった招き猫に変化することで、人の目にも触れることができるのだ。

更に先生クラスの最上級妖ともなると、人や動物に化けて姿を見せることも容易らしい。

おれも昔、とある古木に棲む妖が猫に化けた姿を見たことがある。


ただその高貴で偉大な(笑)最上級妖も、招き猫になってしまえば見た目は完全にただのブサネコだ。

田沼に『ポン太』と命名され、もう犬なのか猫なのか妖なのか、わけが分からない位置付けになっている。

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 10:47:26.13 ID:bl/gLBB10

ここまで。

文章ミスが目立ちますね……
ん？と思う所が多々あると思いますが、許してください

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/01/31(火) 11:06:35.58 ID:CmGB+x7co

乙です

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 11:45:36.32 ID:bl/gLBB10

六時前くらいにまた来るかもしれません

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/01/31(火) 11:45:56.55 ID:64t3QJ7uo

正座して待ってます！

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/31(火) 15:07:33.23 ID:uuNEW+Tjo

〉〉１乙
いいふいんきだ

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/31(火) 15:44:56.24 ID:m3K3NFQIO

>>1乙

民子って誰だっけ？

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/31(火) 15:46:16.38 ID:ybTYYY9IO

>>62
ニャンコ徒然帳

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/01/31(火) 16:50:14.50 ID:1fMO/X9IO

あれだろ？
穴に落ちてた迷子ちゃん

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:20:14.61 ID:bl/gLBB10

>>63>>64
大正解
読み方は『たみこ』

少し早いですが投下します
量は少なめ

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:24:16.33 ID:bl/gLBB10

河童「すいません夏目親分。わざわざ来ていただいて」

夏目「そんなに遜らなくていいよ。おれの方こそ待たせて悪かった」


河童「それで朝お伝えしたいと言った異変なのですが…」


河童「どうやら、強い妖力を持った見知らぬ妖が突然現れたようなのです」

夏目「強い妖？」

河童「はい。"よそ者が入り込んだ"と仲間の妖が森から追い出しに行ったのですが、あっさりと返り討ちにされたらしく」

夏目「おいおい、そんなに危ない妖怪なのか……」

河童「いえ、それが―――」


田沼「おい夏目、どうした？」

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:25:16.04 ID:bl/gLBB10

夏目「ああいや……今河童から、森に強い妖怪が現れたって」

田沼「え、八ッ原の妖怪たちは大丈夫なのか？」


河童「夏目親分。この者は親分の子分で？随分鈍臭そうな人の子ですね」

夏目「違う違う！子分じゃない、田沼は友達だ！」

河童「おや、これは失礼」

田沼「こ、子分？」

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:27:00.11 ID:bl/gLBB10

河童「それで先程の話の続きなのですが、その妖は自分からは攻撃をしてこないそうなのです」

河童「返り討ちと言っても、戦いを仕掛けた者を軽くあしらう程度で…」

夏目「なんだ、それなら大分穏やかな妖じゃないか」

田沼「夏目、大丈夫なのか？」

夏目「ああ、とりあえずそいつは好戦的な妖じゃないらしい。でも一応田沼の家は見てみよう」

田沼「そうか。頼むよ」

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:27:54.40 ID:bl/gLBB10

河童「夏目親分にはその妖の報告に参りました。ひょっとすると友人帳目当ての妖かもしれませんし、用心をと」

夏目「そうだな。わざわざありがとう、友人帳には気を付けておくよ」

河童「はい、それでは……」



夏目「よし。待たせて悪い田沼、行こう」

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:33:11.22 ID:bl/gLBB10

―――――――――――――――
――――――――――――

――――――――――




-田沼家-




夏目「―――――…、と。これで一通り回ったな」

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:40:40.11 ID:bl/gLBB10

夏目「よし、とりあえず変な妖怪もいないみたいだ」

田沼「ありがとう夏目。これで安心して父さんを迎えられるよ」


田沼「でも、これから父さんが家を空けるたびに夏目を呼ぶわけにもいかないよな……」

夏目「おれは別に構わないよ。いつでも頼ってくれればいい」

田沼「うーん……」

？？「自分で妖を祓えるようになりたいのかい？」

田沼「そうだな。それが出来れば夏目にも迷惑がかからな――――…」



田沼「…え？」




ヒノエ「それなら私が妖除けのまじないを教えてやろうか」

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:45:08.47 ID:bl/gLBB10

田沼「だ、誰だアンタ！？」

夏目「あっ、ヒノエ！」

田沼「な、なんだ？知り合いなのか夏目？」


夏目「いや、知り合い……の『妖』なんだ」

田沼「え、妖！？」

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:46:48.39 ID:bl/gLBB10

夏目「…ヒノエ、どうして田沼の家にいるんだ？」


ヒノエ「ふふ、森に強いあやかしものが現れたと中級共が騒いでいたものでね」


ヒノエ「見物にでも行こうと思い森に向かっていたら、偶然お前たちを見つけ……そのままついてきたのさ」

夏目「はっ！？てことはずっと一緒に居たのか！？全然気配を感じなかったぞ！」

ヒノエ「ふん。私はまだまだ未熟なお前に気配を気取られるほど迂闊な妖じゃないよ」


夏目「……な、なんか自信が無くなってきた…もしかして他にも隠れてるんじゃないのか？」ﾖﾛｯ

ヒノエ「大丈夫さ、この家には私以外にあやかしものは入っていない」

夏目「そ、そうか。良かった」




田沼「……あ、あのさ夏目。その前に気になる事があるんだが」

夏目「あ……」

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 17:54:07.11 ID:bl/gLBB10

夏目「田沼、ヒノエが見えるのか？」

田沼「……はっきりと」


ヒノエ「ああ、それは私の術さ」

夏目「ヒノエの……って、妖術なのか？」

ヒノエ「ふふ、呪詛使いをナメちゃいけないよ。人に姿を見せることの出来る妖は、何も斑だけってわけじゃない」

ヒノエ「ぼうや。夏目に負担をかけたくないって気持ちがあるなら、私が助けてやってもいい」

田沼「ええと…ヒノエさん、だったか。どういうことだ？」

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 18:07:06.23 ID:bl/gLBB10

ヒノエ「―――さっきからお前たちが話すのを見ていたよ。お前は夏目と仲がいいんだね」


ヒノエ「男は嫌いだが、お前は夏目の友で、しかもちゃんと夏目のことを考えている。ならば私が手助けをしてやろうというんだ」

田沼「おれに妖怪を祓う術を教えてくれるのか？」

ヒノエ「祓い屋のような術は専門外だが、下等な者共を寄せ付けない簡単な結界の作り方くらいは教えてやれるよ」

ヒノエ「幸い、お前には少量だが妖力もあるようだからね」


夏目「おい、待ってくれヒノエ。田沼に変なことを……」

ヒノエ「まあ良いだろう夏目。こいつの身を守る術を教えてやろうというのだから」

夏目「う……、それは、そうだけど」

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 18:17:11.11 ID:bl/gLBB10

ヒノエ「何よりこいつがやる気になっているみたいだ。お前が口出しすることじゃないよ」

田沼「た、頼みます。おれにその術を教えてください」

夏目「おい、田沼……」

田沼「おれにも妖怪に対処できる術があるなら身につけたい。いつも夏目に頼りきりだからな、見逃してくれ夏目」


ヒノエ「決まりだね。じゃあ近いうちに教えてやるから、覚悟だけはしておきな」

田沼「え、今日じゃ駄目なのか？」

ヒノエ「あんまり慌てるんじゃないよ。こっちにだって準備ってもんがあるんだ」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 18:21:34.93 ID:bl/gLBB10

ヒノエ「それに今日は違う用事で来たんだからね！」


夏目「ああ、森に現れた妖を見に行くのか？気をつけろよ」


ヒノエ「何を言っているんだい。夏目も行くんだよ」

夏目「ええーっ！どうして！」

ヒノエ「元々そのつもりでついてきたんだ。突然現れた妖なんて面白そうじゃないか」

夏目「いや、おれはいいよ……今日はニャンコ先生もついて来てないし」

ヒノエ「ええいつべこべ言うんじゃないよ。あんなへちゃむくれ、いなくても大して変わりゃしない」

田沼「ポン太が聞いたら怒るな……」

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/01/31(火) 18:23:28.98 ID:bl/gLBB10

今日は終了。結局いつも通りの量になってしまいました




そしてタキを出し忘れた

79 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/01/31(火) 18:26:30.27 ID:bl/gLBB10

トリ付けました

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/01/31(火) 18:38:09.29 ID:2Zn1P1KAO

乙

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/01/31(火) 18:40:35.50 ID:CmGB+x7co

乙

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/01/31(火) 18:48:25.02 ID:61TGp/fao

乙乙

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/01/31(火) 19:53:19.63 ID:0romYLh7o

ヒノエキター！

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/01(水) 18:27:42.33 ID:fbC6DHfAO

乙！

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/02/03(金) 10:41:18.35 ID:PHSPct1C0

夏目「結局ついて来てしまった……」




ヒノエ「確か中級たちが言っていた場所はこの辺りだね」

田沼「でもまだ何も感じないな。かなり強い妖怪なんだろう？」

夏目「しかもどうして田沼まで……」

86 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/02/03(金) 10:41:58.51 ID:PHSPct1C0

ヒノエ「ふむ。まあ気長に探すとするか――――…




「――……！―――、……」



ヒノエ「…おや、向こうから声がするね。どうやら近くに何かいるようだ」

田沼（……やっぱり妖怪の気配は感じないけど）


夏目「おいヒノエ、やっぱりやめておかないか」

ヒノエ「何をびびってるんだい夏目。もし本当に危ない奴でも、その時は私が守ってやるから安心しな」


ヒノエ「ほらさっさと行くよ、気配はなるべく消して、こっそりね」

87 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/02/03(金) 10:56:25.37 ID:PHSPct1C0

田沼「―――この茂みの向こうだな、声が聞こえるのは」ﾋｿﾋｿ


ヒノエと田沼とおれ、三人で茂みの影に隠れる。


ヒノエ「ふむ、どれどれ」


最初に様子を窺ったのはヒノエだった。

音もなく頭上の樹に飛び移り、上から目当ての妖怪を覗く。


ヒノエ「ほう、大分小さい奴だ。やけに強いというからどんな奴かと思えば」

ヒノエ「でもどこか見憶えがある。この位置からは顔が見えないが、私の知っている妖かもしれ、ん―――…？


夏目「どうした、ヒノエ？」

ヒノエ「……少しお待ち」



ヒノエ「あれはもしや……いや、でもそんなはずは」

88 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/02/03(金) 11:11:10.17 ID:PHSPct1C0

ヒノエ「」ｶﾞｻｯ


？？「！」

ヒノエ「……しまった。気付かれたか」




？？「そこに誰かいるの？……妖？」

ヒノエ「ちっ」

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/03(金) 13:52:34.16 ID:ncmbj/4IO

今日のぶんおわりか？
とりあえず乙

90 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/02/04(土) 00:22:08.38 ID:SnqYtdQr0

もっと投下するはずだったんですがミス発見
修正するのとバイトがあるので少し投下遅れますゴメンナサイ

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/02/04(土) 04:09:00.21 ID:fz//7EAIo

おつやん

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/11(土) 22:33:46.60 ID:ukoCi3WBP

まだかなまだかな

93 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/02/12(日) 07:35:51.11 ID:+SF+yipr0

とりあえず生存報告だけ

なかなか進みませんが一応書いてます

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/12(日) 08:20:27.96 ID:RSa21SOIO

投げてないならいいやｗｗ
待ってるからそのうち来てね

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/02/12(日) 12:35:34.17 ID:ojVdYn6Io

ok

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/12(日) 23:32:47.58 ID:QrNkLvMYo

待ってまーす

97 ：酉忘れた [sage]：2012/02/23(木) 13:30:32.14 ID:bJr6fRie0

書いてまーす

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/23(木) 13:58:46.70 ID:fouQ8RWFo

wktk

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/23(木) 14:29:27.17 ID:AePK7GaIO

きたか！

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/03/05(月) 18:23:24.94 ID:MhW9nM7/0

楽しみにしてます

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/10(土) 22:50:37.32 ID:10jUIhsZo

このまま落ちちゃうのん…
?

102 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/03/13(火) 09:01:00.04 ID:5FEPmeYb0

？？「―――あれ、なんだ。ヒノエじゃない」

？？「そんなところで何やってるの？降りてきたら？」


ヒノエ「……」ｽﾄｯ


？？「どうしてあんなところでコソコソしてたのよ？いるなら声をかけてくれればよかったのに。ちょっと手を貸してほしくて……」

ヒノエ「―――まさか。おまえは…」


ヒノエ「……どういうことだい。何であんたがここに」

？？「話せば長い話ね。ちょっと面倒なことになってて」


酉復活

103 ： ◆cVXWuSHxwkMu [sage]：2012/03/13(火) 09:11:52.43 ID:5FEPmeYb0

夏目「おいヒノエ、どうした。大丈夫なのか？」ｶﾞｻｶﾞｻ

ヒノエ「！」

？？「あら、そっちに誰かいるの？珍しいじゃない、ヒノエに連れがいるなんて」


ヒノエ「来るな！その藪から出るんじゃないよ夏―――…、貴志！」

夏目「え……？」

ヒノエ「田沼の小僧、貴志を連れて家に戻りな。私なら大丈夫だ」

田沼「ヒノエ？」

ヒノエ「……古い友人なんだ。長いこと旅に出ていてね」


ヒノエ（すまない、話を合わせてくれ）ｺｿ

？？（……いいけど）

104 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 09:15:11.04 ID:5FEPmeYb0

ヒノエ「久しぶりに友と語らいたい。水を差すなんて無粋なことはしないでおくれ」

？？「―――御免なさいお仲間さん。ちょっとヒノエを借りるわよ」


夏目（あれ…？―――この声、聴き覚えがある）


夏目（どこか遠い……遠いところで）



夏目「わ、分かった。そういうことなら邪魔はしないよ。行こう田沼」ｶﾞｻｶﾞｻ

田沼「あ、ああ。そうだな」


ヒノエ「……すまないね、貴志」

105 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 09:27:35.73 ID:5FEPmeYb0

？？「……行ったわね」

ヒノエ「ああ」


？？「あの子たちは誰なの？なんだか私とあの子たちを会わせたくないみたいだったけれど」

ヒノエ「その前にまず、さっきの話の続きをしよう。どうしてお前がここにいるんだい」

ヒノエ「お前は……ここに有り得るはずのない人の子だ」



ヒノエ「レイコ。お前はとうの昔に他界したはずだろう」

106 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 09:29:33.61 ID:5FEPmeYb0

スランプ脱出

とりあえず今日はこれだけ
スローペースでちょこちょこ書いていきます

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/13(火) 09:30:10.71 ID:WmxQhwVIO

乙！
待ってた

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/13(火) 09:39:26.96 ID:k5WV1y4QP

貴重な貴重な夏目SSなんだ
是非頑張ってくれ

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/13(火) 09:42:20.18 ID:h8gFwSzIO

ｷﾀ━━━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━━━ !!!!!

乙乙

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/03/13(火) 11:18:08.98 ID:kTjAjIRj0

夏目ー俺だー
結婚してくれー！！

111 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 16:30:38.38 ID:5FEPmeYb0

レイコ「た、他界って……」


レイコ「ちょっと待って。ヒノエ、それ本当？」

ヒノエ「本当も何も―――」

レイコ「私大分早死にするのね……。流石にちょっとショックだわ」

ヒノエ「……？話が見えないんだが」


レイコ「ええと、つまりね」

112 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 16:31:21.19 ID:5FEPmeYb0

ヒノエ「―――――時を五十年すっ飛ばして来たぁ！？」


レイコ「色々あったのよ……」

113 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 16:31:48.06 ID:5FEPmeYb0

ヒノエ「じゃあつまり、あんたは五十年前にあたしが会ったレイコそのままってことかい？」

レイコ「そう。でもまさか五十年後の私が死んでるとは思わなかったわ……」


ヒノエ「ふむ……俄かには信じがたい話だが、有り得なくはない」


レイコ「あら、意外と簡単に信じてくれるのね。もう少し疑うかと思った」

ヒノエ「昔聞いたことがあるんだ。妖の世には時の流れすら曖昧な場所があり、その世を渡り歩く変わり者の妖がいると」


ヒノエ「大方、その妖怪が友人帳の噂に釣られてお前の所にやってきたんだろう」

レイコ「流石ヒノエね、大正解。その子と遊んでいたら、うっかりその"妖の世"に入り込んじゃったの」

ヒノエ「まったく……呆れた奴だ」


ヒノエ「まあお前はそこが面白いんだけどねえ」ﾋﾋﾋ

114 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 16:32:47.19 ID:5FEPmeYb0

レイコ「で？さっき行かせた子たちは誰なのよ。妖気は感じなかったけど、もしかして人間？」

ヒノエ「ああ……、まあね」

ヒノエ「お前の事情を聴くまでは、安易に夏目と会わせるべきじゃないと思ったんだ」

レイコ「―――夏目？」

ヒノエ「あいつらのうち、片方はお前とも縁のある子なのさ」


ヒノエ「名は夏目貴志。お前の孫だよ」

レイコ「っ、ま―――！？」

115 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 16:38:56.05 ID:5FEPmeYb0

ヒノエ「あの子にとってお前は唯一の肉親。会わせたところで、もしお前が偽者や幻だったりした場合……夏目が傷つくのは目に見えているからねえ」

レイコ「私に孫―――……」

ヒノエ「今のお前にはそんなこと想像すらできないだろうけどね。でも、この時代にはお前の孫が確かに存在してるんだ」

レイコ「……」


レイコ「え。でも、孫ってことは私は結婚するのよね。なのに孫の代まで夏目の姓？どうして……？」

ヒノエ「さあね。そんなことまでは知らないよ」


レイコ「……あー、もう。軽々しく未来になんか来るんじゃなかったわ。先の事なんか知ってもロクなこと無いじゃない」ｶﾞｼｶﾞｼ

116 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/13(火) 16:40:35.09 ID:5FEPmeYb0

書けたのでちょっと投下しました

続きはまた後日

117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/03/13(火) 17:27:07.54 ID:CpJqhkoAO

夏目のSSやってるなんて知らなかった
超期待

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/13(火) 17:56:25.33 ID:jXNKYb53o

期待

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/03/14(水) 09:39:09.21 ID:zNARZTua0

楽しみに待ってます

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]：2012/03/15(木) 23:51:37.58 ID:LVujufvvo

初期にはちゃんとヒロインしてたのに最近じゃ名前もでてこなくなったレイコさん
夏目との絡みでこういうの見たかったぜ期待してる

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/25(日) 14:26:58.93 ID:fkeF8Rxlo

まだかな

122 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/26(月) 09:39:57.44 ID:fM6U1sGF0

レイコ「でも、さっき行っちゃった私の孫って子には会ってみたいわね」

ヒノエ「ああ。お前がこの時代にいると知ったら、きっと夏目も会いたがるだろうさ」


ヒノエ「お前と同じで……あの子には肉親がいないんだ」

レイコ「え」


レイコ「―――…そう、なの」


ヒノエ「だからあとで会ってやってくれないか。本物のレイコなら夏目に隠す理由も無いしね」

レイコ「そうね、あとで連れて行ってくれると嬉しいわ」


レイコ「でも――――…、そっか」

ヒノエ「む、どうしたんだい？」

123 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/26(月) 09:49:56.72 ID:fM6U1sGF0

レイコ「私の孫も、妖怪を見るのね……」

ヒノエ「レイコ……？」



ヒノエ「―――レイコ。そんな心配はいらないよ」

レイコ「え？」


ヒノエ「肉親はいないが、あいつには良い家族がいる。理解してくれる友人がいる」

ヒノエ「だから夏目は―――…そうだね、少なくとも"不幸"ではないと思う」


ヒノエ「確かに昔は、妖怪には苦労したんだろう」

ヒノエ「だがあたしが見た限り、夏目は大丈夫だ。まだ心に少しばかり弱さがあるが、周りがあいつを支えている」


ヒノエ「だからお前が変に気にすることはない。貴志は血を恨んだりするような子じゃないからさ」

レイコ「そう……」

ヒノエ「あの子はまっすぐで優しい子だよ。レイコ、お前にそっくりだ」

124 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/26(月) 09:55:32.24 ID:fM6U1sGF0

ちょっと矛盾ﾐｽ発見

おかしいと思っても笑ってユルして

125 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/26(月) 10:07:56.63 ID:fM6U1sGF0

民子「ずんたか、ずんたか♪おねえちゃんとおさんぽー♪」


ﾆｬﾝｺ（結局付き合う破目になってしまった……）




ﾆｬﾝｺ「美しい私としたことが、こんな小娘にレイコの面影を重ねてしまうとは」ﾓｸﾞﾓｸﾞ


民子「え、なにか言った？お姉ちゃん」

ﾆｬﾝｺ「にゃんでもにゃい」ﾓｸﾞﾓｸﾞｺﾞｸﾝ

126 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/26(月) 10:15:42.90 ID:fM6U1sGF0

ﾆｬﾝｺ「ところでどこに行くつもりだ。言っておくが金なら持っていないぞ。宛てにはするな」


民子「大丈夫だよ？ピクニックだもん。お弁当も持ってきてるし」

ﾆｬﾝｺ「ほう……。む、その鞄だな。どれどれ、見せてみろ」ｺﾞｿｺﾞｿ


ﾆｬﾝｺ「ふむ、にぎり飯か」

民子「あっ、ダメだよー！お山のてっぺんに着いてからだもん！」

ﾆｬﾝｺ「かたいことを言うな小娘。一つくらい良いだろう―――」

127 ： ◆cVXWuSHxwkMu ：2012/03/26(月) 10:16:41.48 ID:fM6U1sGF0

ﾆｬﾝｺ「……なんだこれは。何やら不格好なにぎり飯だな」


民子「い、いいんだもん！元々民子だけで食べるつもりだったんだから！」

ﾆｬﾝｺ「ほうほう、つまりこれは小娘の手製というわけか」



ﾆｬﾝｺ「―――ヘタクソだな」ﾌｯ

民子「うわーん！お姉ちゃんキライ！」

128 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/03/26(月) 11:32:58.72 ID:WDwJg0Gno

乙？

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/26(月) 13:27:15.83 ID:5mDC7LCVo

おつー

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/26(月) 16:13:23.40 ID:b9Xf7lGIO

おつ

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/26(月) 17:08:33.83 ID:yR68d6yDO

乙
夏目SSは初めて見かけた…期待

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) ：2012/03/27(火) 14:55:05.81 ID:enP9eL0P0

公式でやれ

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/28(水) 20:00:23.78 ID:7samoFd00

夏目SSがあったなんて…！
完結まで支援するしかない
http://uploda.in/img/data/img12947.jpg

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/03/28(水) 21:43:22.09 ID:HgZh3hoB0

>>133
すげえ

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/29(木) 00:41:10.69 ID:j7Oxs8Klo

>>133
うまいな

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/29(木) 01:13:43.05 ID:HY9boTUeP

>>133
うますぎワロタｗｗｗｗ
雰囲気原作そっくり杉

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/03/29(木) 01:33:01.07 ID:FkatxaF4o

レシピ修正に手間取ってる、すまん

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/03/29(木) 01:33:26.49 ID:FkatxaF4o

誤爆すまん！

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/03/31(土) 22:15:22.11 ID:+0iGydUIO

やばい、これは楽しみすぎるわ

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/01(日) 22:23:21.01 ID:XUt9eKw5o

そろそろかな

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/05(木) 21:09:40.73 ID:gGJVm4Zko

まだかな？

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/09(月) 23:52:11.11 ID:JPnWQU8Bo

マダー？

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/18(水) 20:27:03.92 ID:8ppRN8kbo

待ってる

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/19(木) 14:44:24.56 ID:Sem57OwIO

頼む、こい

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/20(金) 00:43:58.12 ID:hAUhkcLIO

もしもしからですが>>1です

回線がいかれたらしく現在書き込みできない状況です
再開時期は未定
もし落ちたら復活してから立て直します
すいません

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]：2012/04/20(金) 00:46:37.86 ID:N5Zc+5Wso

生存報告してくれれば2ヶ月は大丈夫なはず

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/04/22(日) 20:34:30.99 ID:GkNQIXwco

どこかでなんとかして続きあげてくれ

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/04/29(日) 01:05:07.34 ID:imUMqNGAO

うむ、幾ら時間かかってもいいから最後までみたいな。

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/01(火) 18:24:43.82 ID:QNhN6ZWIo

まってる

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/05/03(木) 22:38:02.18 ID:sc6Kk7QAO

わくわく

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) ：2012/05/08(火) 14:00:54.03 ID:KEgad/PAO

来ないかなー

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/05/10(木) 03:13:12.74 ID:IJcqk1Rno

面白い

頑張って完走してほしいぜ

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/16(水) 21:26:33.80 ID:rHpDaBOzo

まってるよ

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/05/21(月) 21:40:42.85 ID:950Ua2OAO

待ってます

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/12(火) 21:07:45.34 ID:uo/wVDNF0

楽しみに待ってます

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/17(日) 21:48:48.56 ID:mQBLhwDIo

待ってます

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/27(水) 18:38:07.76 ID:05Z7wjdpo

これはｵﾜﾀ

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/28(木) 20:08:54.75 ID:Jqk8ep2jo

待ってる

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/06/28(木) 22:14:26.43 ID:ccXhMZvAO

ここってどれぐらいで落ちてしまうん？

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/28(木) 23:32:27.58 ID:Jqk8ep2jo

３か月

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/28(木) 23:47:11.40 ID:/VqcO7OLo

これは2ヶ月だな

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/05(木) 00:48:08.18 ID:kymGJ1Pqo

まってる

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/07/05(木) 02:00:53.06 ID:vUnyclaAO

貴重な夏目SSであり貴重なレイコさん分

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) ：2012/07/09(月) 10:46:01.15 ID:l+bFv77co

支援支援

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/13(金) 23:41:11.91 ID:AdvWZqZZ0

待ってる　絶対に

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/07/14(土) 00:28:43.14 ID:obALlndAO

>>145を信じてるよ…´・ω・

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/22(日) 22:42:15.66 ID:qRAnnMv9o

まってるー