他の閲覧方法【
専用ブラウザ
ガラケー版リーダー
スマホ版リーダー
DAT
】
↓
VIP Service
SS速報VIP
SS速報VIP 過去ログ倉庫
検索
すべて
本文
タイトル
投稿者
ID
このスレッドは
SS速報VIPの過去ログ倉庫
に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は
管理人までご一報
ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。
姉「学校祭、ですね」 -
SS速報VIP 過去ログ倉庫
Check
Tweet
1 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:51:41.86 ID:AfS6iwS10
※注意
・百合ですレズです
・エロちょろっとですがあるです
・書き溜め投下
↓前スレ↓
姉「好きだよ、妹」
委員長「好きよ、女」
遅くなってすみませんでした…
しかもいつもより長くなってしまいました…
ちなみに酉をキレイに忘れたので新酉を。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1327841496
(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
Twitter
]: ID:???
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】
ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/
2 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:52:24.22 ID:AfS6iwS10
学校内
姉「学校祭って準備と片付けが非常に面倒ですよね」ガタン
女「たしかにね…」ゴソゴソ
クラスメートA「テーブルそこじゃなぁぁぁい!!!」
女「ひっ」ビクッ
クラスメートA「もうちょい左ぃぃ!!」クワッ
委員長「うるさい」バシッ
クラスメートA「あふんっ」
女「気合入ってるなぁ…」ガタン
姉「うるさいだけだと思いますよ」
女「まあ、そうだけどさ」
クラスメートB「結局メイド喫茶かぁ…」
クラスメートC「…」ムスッ
クラスメートA「女子校だからって、見に来てくれる人の中では男だっているッ!!」グッ
女「あ、男狙いなんだ」
クラスメートA「その通ぉぉぉぉり!!!」
委員長「惨めね」
クラスメートA「うっ」グサッ
3 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:53:31.05 ID:AfS6iwS10
姉「大体教室はこんなものでしょうか」
女「良い感じかな」
委員長「いいんじゃない?」
女「衣装はどうするの?」
委員長「クラス費でなんとかなるそうよ」
クラスメートA「五着あれば十分」
クラスメートA「交代制だからね」ピラッ
女「メイド3人に料理担当5人…」
委員長「3時間で交代…?」
姉「余裕じゃないですか」
女&委員長「「えっ!?」」
姉「たったの二時間接客してればいいんですから」
女「たったって…」
委員長「貴方、すごいわね…」
クラスメートA「リーダーも頑張んないとね」
委員長「アンタがリーダーをやるべきだと思うんだけど
4 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:55:24.45 ID:AfS6iwS10
妹のクラスでは
妹「よいしょっ…ふぅっ」
女妹「机運ぶのにも一苦労ですよー」
妹友「まあねー」
妹「でも、これで全部だよね」
女妹「多分ね」
妹友「上級生は大変だろうねぇ」
妹「私たちは見て回るだけだしね」
妹友「アンタたちのお姉さんのクラスはメイド喫茶だっけ?」
妹「そうみたいだよ」
女妹「あんまり乗り気じゃないみたいだけどね」
妹友「まあ、そうだろうね…」
妹「私もやりたくないと思うよ…」
女妹「あのクラスの人って強引な人ばっかだから…」
妹友「うわあ…」
5 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:55:51.61 ID:AfS6iwS10
下校中
妹友「学祭準備期間中は早く家に帰れるからいいよね!!」
女妹「上級生は死物狂いで準備だもんね!!」
妹(家に帰ってもお姉ちゃんいないのかぁ…)
妹友「はぁ…下級生でよかったぁ…」
女妹「来年から同じ道をたどるんだけどね」
妹友「よし、死ね」
女妹「お?やるか??」バッ
妹(お姉ちゃんに会いたいな…)
妹友「私に勝てると思うてか!!!」
女妹「ふん、こないだホラー映画見たときにガクガク震えてたくせに!!」
妹友「ぐっ…それなら女妹こそ!!!」
女妹「言ったなこのおぉぉぉぉ!!」
妹「うるさい」
女妹「…ごめんなさい」
妹友「…」
6 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:56:38.48 ID:AfS6iwS10
姉「…」ガサゴソ
女「…」
委員長「…」
クラスメートA「むふっ」
クラスメートB「これ…が…?」
女「メイド服…?」
委員長「ちょっと…スカート短くない?」ヒラヒラ
クラスメートA「普通だ普通!!」
姉「これ…着るんですか?」
クラスメートA「とーぜん!!」
姉「えー…」
女「これは流石に…」
クラスメートA「まずはリーダーからだよねぇ」ニヤニヤ
委員長「えぇ!?私!?」
クラスメートA「大丈夫!!手伝ってあげるからさ!」グイグイ
委員長「ちょっまっ押すなぁぁぁ!!!!」
姉「あら〜…」
女「いいんちょ…どんまい」
7 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:57:14.19 ID:AfS6iwS10
委員長「うぅ…」モジモジ
姉「…」
女「おぉ…」
クラスメートB「なんと…」
クラスメートD「お似合いですこと…」
委員長(はっ…恥ずかし…っ)モジモジ
女(すごい…ふとももきれー…)ポー
姉「…」
委員長「うぁ…////」カアァ
委員長「も、もういいでしょ?」
クラスメートA「え?」
委員長「え?」
女「え?」
姉「え?」
委員長「え…だって試着みたいな感じでしょ?」
クラスメートA「そのまま作業しないの?」
委員長「えっ」
女「えっ」
姉「えっ」
8 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:57:55.27 ID:AfS6iwS10
姉「……何故、こんなことに」
女「んー…足がスースーするよ…」
委員長「…」ゴトッ
姉「委員長、黙々と作業してますね」
女「何も考えないでやれば恥ずかしさを感じなくなるんだってさ」
姉「…流石、委員長」
クラスメートA「よーしっ!今日はここまでにしよう!!」
姉「もう夜の八時ですもんね…」
女「疲れたよ…」
クラスメートA「明日はあれやってこれやってここをそうして…」ウンヌンカンヌン
女「ああぁぁぁ…聴きたくないぃ…」
姉「帰りましょう二人とも」ツカツカツカ
委員長「そうね」
女「そうしよー」
9 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:58:31.38 ID:AfS6iwS10
クラスメートC「帰っちゃったけど」
クラスメートA「フフ…見事に策にはまったな」キラーン
クラスメートB「どういうこと?」
クラスメートA「奴らは…着替えていないッ!!!」ババーン
クラスメートB「!!!!」
クラスメートC「確かに…」
クラスメートA「通行人の視線や家族の視線にいかに耐えるか…」ガラッ
姉「着替えるの忘れてました」
女「流石姉!!」
委員長「よく気づいたわね」
クラスメートA「」
クラスメートC ブホッ
10 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:59:08.32 ID:AfS6iwS10
姉の家
姉「ただ今帰りました…」グッタリ
妹「おかえりー!」トテトテ
姉「疲れました…」
妹「ご飯とお風呂どっちにする?」
姉「先にお風呂に入りたいです…」
妹「じゃあお湯沸かしてくるね」タタ
姉「サラリーマンになった気分です…」
11 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 21:59:48.76 ID:AfS6iwS10
お風呂
姉「…ふう」チャプ
姉(お風呂が一番落ち着き、かつ疲れがとれる場であるということは誰にも否定できませんね)
姉(この熱すぎず冷たすぎずの人肌な温度がまたこう…)ブクブク
姉(親から抱擁を受けているような感覚になったり…)ブクブクブク
姉(落ち着きと安心感を与えるような気がします)ブクブク
姉(お風呂で本を読むのも中々乙なものだとは思いますが、逆上せる可能性が高くなりますし)
姉(それにお風呂で本を読むと湿気で紙がフニャフニャになる可能性も)ブクブクブクブク
姉(何もせず、ただ考え事をするだけなのが一番なのでしょうか)ウーム
姉「…」
姉(私、は───妹は…)
姉「…そろそろ出なきゃ…」ザバ
12 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:00:19.96 ID:AfS6iwS10
夕飯中
妹「やっぱり大変そうだね」モクモク
姉「ええ、それで明日も同じ時間帯ですからね…」
妹「うわ…」
姉「肉体的にではなく、精神的に来ます」
妹「お姉ちゃん大丈夫?」
姉「妹が居てくれれば大丈夫です」ニコ
妹「ええぇぇぇ!?/////」
姉「ふふ…」
妹「…むー」
13 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:00:44.43 ID:AfS6iwS10
姉「御馳走様でした」カタ
妹「お粗末様〜」
姉「食器は洗っておきますから」
妹「え?私やれるけど…」
姉「大丈夫です、妹はお風呂に入ってきてください」
妹「んー、わかったよ」
姉「いくら遅くに帰ってきたとはいえ、任せっきりは性に合いませんからね」カチャ
妹「たまにはしてあげないとって思ったんだけど…」
姉「そんなに気にしなくても大丈夫ですよ」ニコ
14 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:01:38.54 ID:AfS6iwS10
妹「上がったよ〜!」タタ
姉「あ、今丁度食器洗いが終わったところです」カタ
妹「えいっ!」ダキッ
姉「はわっ!?」
妹「へへー…」ギュー
姉「あっ…えぇと…」
妹「んー?」
姉「…いい匂いが、します…」
妹「お風呂入ったばっかりだからね」
姉「…そうですね」
妹「うん」
姉「…そろそろ寝ましょうか」
妹「…そだね」
妹「…ね、一緒に寝よ?」
15 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:02:23.65 ID:AfS6iwS10
姉「妹…」
妹「ん?」
姉「そんなにくっついて、暑くないですか?」
妹「私は大丈夫だよ?」
姉「そうですか」
妹「お姉ちゃん」
姉「はい?」
妹「メイド喫茶、期待してるよ?」
姉「え?」
妹「ちゃんと見に行ってあげるよ!」
姉「え??あっ…と…」
妹「へへー…」
姉「いや、あの…流石に見に来るのは…」
妹「気にしなーい気にしなーい」フフー
16 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:03:05.35 ID:AfS6iwS10
姉「来たって面白くないと思いますよ!」アセアセ
妹「お姉ちゃんのメイド姿が見れるだけでいいもん」
姉「えー…」
妹「どうせ見に行くだけだしさ」
姉「む…」
妹「ほらほら、早く寝ないと」
姉「…ん」
妹「おやすみ、お姉ちゃん」
姉「…おやすみ」
17 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:04:02.21 ID:AfS6iwS10
姉「…妹、は、寝ましたか…」ゴロン
妹「すぅ…」
姉(私は…妹が好きなままでいいのでしょうか)
姉(女同士、ましてや姉妹…)
姉(…)
妹「んっ…ふぁ…」
姉「妹、は…どう思ってるのかな…」ナデ
妹「ふふー…」ムニャ
18 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:05:22.76 ID:AfS6iwS10
朝
姉「…んっ、ふぁぁ…」
妹「あぅ…おねちゃ…」ムニャムニャ
姉「んー…」ボー
妹「んう…」
姉「いもと、おきて…」ユサ
妹「うえぇ…」タユン
姉 ムカ
妹「んー…おはよ、おねえちゃ…ふあっ!?」ビクッ
姉「…」モミモミ
妹「ひゃっ!?あうっ!」
姉「…」ムニムニ
妹「ちょっ、やめっt」
姉「…」ムニムニ
19 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:06:07.55 ID:AfS6iwS10
朝食
妹「…もうっ、何すんのさ!」プンスカ
姉「だって…」
妹「だってじゃないよ、全くもう…」モグ
姉(どっちが姉なのかわかんなくなってきました…)
妹「最近構ってくれないし…」ブツブツ
姉「え?」
妹「別に、何でもないっ」プイッ
姉「…そう、ですか」
妹「…」モグモグ
妹「ご馳走様」ガタン
姉「あ、うん…」
妹 スタスタ
妹「…」ムスッ
姉「んー…」
20 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:07:02.72 ID:AfS6iwS10
姉「!」ピコーン
姉「妹」
妹「…」ツーン
姉「…」
姉(やばい、早くなんとかしないと…)
姉 クイッ
妹「ふぇっ!?」
姉「んっ…」チュッ
妹「んむっ!?」
姉「んっ…あ、んんっ…」
妹「んちぅぅっ…ん…」
姉「んっはぁっ…」チュパッ
妹「んあっ…」トロォ
姉「これで…機嫌を直してください、ね…?」
妹「〜〜〜〜っ////」カァァ
21 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:08:22.60 ID:AfS6iwS10
妹「んっ…」チュパッ
姉「ん…ふ」
妹「…そろそろ行こっか」
姉「そう、ですね…」
妹「お姉ちゃん、その…」モジ
姉「はい?」
妹「帰ってきたら、また…」
姉「えっ、あ、えっと、はいっ!」
妹「!」パアァ
姉「じゃあ、その、行きましょうか」
妹「うんっ!」
22 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:09:31.41 ID:AfS6iwS10
そんなこんなで二週間後
クラスメートA「さて皆さん、遂に学校祭が来週に迫ってまいりました」
クラスメートA「本日は他でもない、接客の仕方について練習しましょう」
姉「嫌な予感が破裂寸前です」
女「怖い怖い」
クラスメートA「このプリントを見ればカンペキですので」ピラッ
委員長「…………」
クラスメートA「今からお配りしますので、目を通してみてください」ニコッ
姉 オソルオソル
女 ビクビク
姉「なっ…」
女「えぇ…」
委員長「典型的な…」パラパラ
クラスメートA「これを覚えればあなたもメイドさん!!」
クラスメートC「できるかあぁぁぁ!!!」ガタッ
クラスメートA「やってもらいますよ♪」
姉「流石にこれはちょっと…」
クラスメートA「本格的でいーでしょ!!」
女「これは言えないなぁ…」
クラスメートA「異議は認めん!!絶対にだ!!!」ズバッ
23 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:10:43.84 ID:AfS6iwS10
一時間後
クラスメートA「次はメニューはどうするか、だね」
委員長「コーヒー」
女「100%オレンジジュース」
姉「紅茶がいいです」
クラスメートC「お茶」
クラスメートA「うん、飲み物意外にしようか^^」
姉「紅茶にはショートケーキと相場が決まっています」
委員長「コーヒーにはシュークリーム」
女「オレンジジュースにはエクレア」
クラスメートC「大福」
クラスメートA「あれっ、違いが分からない」
24 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:11:22.52 ID:AfS6iwS10
二時間後
クラスメートA「大体決まったかな」
姉「こんなものでしょう、所詮学校祭ですし」
女「そうだね」
クラスメートA「幸いうちのクラスは料理得意な人がおおいし」
女「じゃあ次は?」
クラスメートA「いや、今日はここまで」
女「ゑ」
姉「早いですね」
クラスメートA「あんまりやりすぎても良くないし」
委員長「確かに」
姉「ではまた来週と」
女「準備間に合うかな?」
委員長「これぐらいなら一日あれば十分ね」
女「そっか」
クラスメートA「んじゃ、ちゃんと接客の練習しなさいよーっ!!」
25 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:12:03.85 ID:AfS6iwS10
帰宅路
女「遂に来週に迫ってきたね」
姉「早いものですね」
委員長「まったく…クラAの張り切りはもっとこう…別のことにも向けられないのかしら」
姉「無理ですね」
女「それができてたらあの子は優等生だもんね」
委員長「ですよねー」
姉「問題は接客と…」
女「私出来そうにないよ…」
委員長「姉は元々あんな感じだし…羨ましいかも」
姉「貶してるんですか?それ」
女「褒めてるんだよ…たぶん」
姉「ぐぬぬ」
姉「でも、流石にあの服を着るのには抵抗が…」
委員長「確かに…」
女「まあ…なんとかなる…といいなぁ」
姉「さっきからふわっとしすぎてませんか」
26 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:12:29.68 ID:AfS6iwS10
分かれ道
姉「あ…っと、私はこれで」
女「うん、またらいしゅー」フリフリ
委員長「学校でね」
姉「はい、ではまた」タタタ
女「…やっぱり、姉って家に帰る時とか、妹ちゃんと話してる時とか」
女「すごい表情豊かになるよね」
委員長「そうね」
女「私たちの前ではポーカーフェイスなのに…」
委員長「最初の頃よりは表情豊かになったと思うけど」
女「まあ、そうだけど」
委員長「…色々あったみたいだから」
女「…そう、だね」
27 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:13:42.74 ID:AfS6iwS10
姉家
姉「ただいまー」ガチャ
「「お帰りなさーい!!」」トテトテトテ
姉「…ん?」
妹「今日は早いんだね!」
母「もうちょっと遅くなるかなって予想してたんだけどね!」
姉「…お母さん?」
母「どうもご無沙汰っ!」シュビッ
姉「あの、仕事は?」
母「お父さんに押し付けて帰ってきちゃった☆」テヘッ
姉「…はあぁぁ…」ガックリ
妹&母「「どうしたの?お姉ちゃん」」
姉「何でもないです…」
28 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:14:14.33 ID:AfS6iwS10
妹「お母さんよりは高くなったよ!!」ピョンピョン
母「まだちょこっと私の方が上だもん!!」ピョンッピョンッ
姉「全く…ちっこい争いはいいですから早く晩ご飯を食べちゃってくださいよ…」
妹「私にとっては死活問題なのっ!!」プンスカ
母「お姉ちゃんは背が高いからって…」ブーブー
姉「はいはい…」
母「あぁ、でも胸が…」
妹「あー…」
姉「…」グイーッ
母「いひゃっ!?いひゃひゃっ!!」ジタバタ
姉「…」
母「ほへんはふぁい…」ヒリヒリ
29 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:14:54.98 ID:AfS6iwS10
母「おいひーーい!!」
姉&妹 ビクッ
母「久しぶりに食べる娘のご飯の味はええのうええのう…」パクパク
姉「そ、そうですか…あはは…」
妹(反応がオーバーすぎるぜ…)
姉(疲れた…)
母「ところで、学校祭って何するの?」
姉「メイド喫茶です」モグモグ
妹「(´〜`)モグモグ」
母「今時珍しいものをやるんだね」
姉「まあ…面白ければいいんじゃないですかね」
母「そっか…ふふ」
妹「( ´〜`)モグモグ」
姉「何ですか?」
母「ちゃんと溶け込めてて良かったよ」
姉「今更ですか」
妹「(´〜` )モグモグ」
母「まあね」クスクス
妹「(´〜`)モグモグ」
30 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:16:21.42 ID:AfS6iwS10
母「よしっ、皆でお風呂入ろ!」
妹「わーい!」
姉「私は食器片付けますから、二人で入っててください」カチャカチャ
妹「えー…」
母「ぶー…」
妹&母「「つまんなーーーい」」
姉(こいつら…)
31 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:18:16.49 ID:AfS6iwS10
姉「んーっ」カチャン
姉(まったく…)
『妹ちゃんはもう彼氏さんいるの?』
『いないよー』
『そっかー、まだ妹ちゃんには早いもんねえ』
『どーゆー意味さっ』
姉「〜♪」ジャブジャブ
『私のはお母さんよりおっきいもん!』
『ふふ、まだまだ私には追いつけないよ〜♪』
『そんなこと…ひあっ』ムニュリッ
『やわらかーい』
『ちょっ、やめ…っ』
『ほら、ボディシャンプーつけたらぬるぬるして…んっ』ニュルッ
『ふぁっ、あぅっ、やめて…ってばぁ…っ』
『んっ…はぁ…っ』ニュルルルッ
姉(アイツら…)
32 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:20:15.02 ID:AfS6iwS10
母「上がったよーん」ホカホカ
妹 グッタリ
姉「妹、どうしたんですか?」
妹「のぼせちゃって…」フラフラ
姉「わ…っと」トスッ
母「Oh」
姉「全く、ほら、タオル巻いてください」
妹「んー」クルクル
姉「暫くソファーでゴロゴロしててください」
妹「はーい…」ゴロン
母「成長したねえ、お姉ちゃんも」ウンウン
姉「あれぐらいお母さんがやってくださいよ…」
姉「ほら、麦茶です」ピトッ
妹「ん…冷たい」
姉「それ飲んで安静にしててください」
姉「私はお風呂に入ってきますから」
妹「うん、ごめんなさい…」
姉「これぐらい、もう慣れっこですよ」
妹「うーん、それはそれで問題があるような…」
33 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:20:56.32 ID:AfS6iwS10
─────────────────────────
姉「で…いつ戻るんですか?」
母「明後日には戻らなくちゃ」
妹「明後日?早いね」
姉「なるべく早く戻ってあげないとお父さんが可哀想ですし」
母「そうなんだよねー、お父さんが早めに帰って来いって」
妹(これだからロリコンは…)
母「それまでゆっくり、休む事にするよー」ゴロン
姉「ちゃんと寝室のベッドで寝てください」
母「どこでもいーじゃんー」ブーブー
姉「ダメです、風邪ひいたらどうするんですか」
母「ぶー…はぁい…」
母「あ、そうだ」
妹「どうしたの?」
母「皆一緒に寝ない?」
34 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:21:31.20 ID:AfS6iwS10
─────────────────────
母「えへへー…」
妹「へへー」ゴロゴロ
姉(…どうしてこうなった)
並び順は左から妹、姉、母
妹「んーっ」ムギューッ
母「んーっ」ムギューッ
姉「ちょっ…そんなにくっつかないでください」
妹「いーじゃーん…んー…」ムニャ
姉(早っ!?)
母「ふふ…」ムニムニ
姉「あのー…嫌味ですか?」
母「当たっちゃうからしょうがないじゃん」
姉「嫌味ですね絶対そうですね」
35 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:22:13.47 ID:AfS6iwS10
母「こうやって皆で寝るのも久しぶりだね」
姉「…そうですね」
母「海外行ってばっかりだからね、私たちは」
姉「仕事ですから」
母「まあそうなんだけど…」
母「あんまり構ってあげられなかったし…」
母「親としてどうかなって思うこともあるんだよね」
姉「大丈夫ですよ、寂しくありませんし」
母「それはそれで問題あるかも」
姉「小学生の時点で慣れましたから」
母「…確かに、泣かなくなったもんね」
姉「はい」
母「お母さんはさみしいよ…ぐすっ」
姉「それよりもさみしい思いを私たちはしてましたけどね」
36 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:23:28.17 ID:AfS6iwS10
母「…何か怒ってる?」
姉「普通です普通」
母「ちょっと見ないうちに変わったねぇ」
姉「四年間でちょっとって何ですか」
姉「いや寧ろ四年間も家にいない両親って親としてどうなんですか」
母「せめて感情込めて言ってよ…声色ひとつ変えないで聞かれると怖いよ…」
姉「具体的に」
母「えくすくる…えくすkれ…?」
姉「!の事ですか」
母「そうそうそれそれ!」
37 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:24:00.52 ID:AfS6iwS10
母「何だか…家に帰ってから感情の起伏が無いというか…」
姉「それはそうでしょうね」
母「え?なんで?」
姉「さあ、わかりません」
母「…やっぱり怒ってるでしょ」
姉「…」
母「…ね?」
姉「…別に」
母「やっぱり」
38 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:24:38.89 ID:AfS6iwS10
姉「…」
母「…話してごらん?」
姉「…仕事で海外に行くことになって、私たちを放っておいて」
姉「毎日お金は振り込まれるけど…」
姉「音信不通で、妹や私の卒業式にすら顔を出さない」
母「…っ」
姉「知ってますか?」
姉「妹の卒業式の日…泣いてたんですよ、妹が」
姉「卒業式にすら来てくれないなんて、もしかして捨てられたんじゃないかって」
39 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:28:16.82 ID:AfS6iwS10
姉「そしたら突然、今日になってひょっこり戻ってきたんですから」
姉「…それで、親に対して怒りを抱かない人がいたら私は尊敬しますよ」
母「…ごめんね」
姉「もう、いいです」
母「私は───」
姉「…寝ます、おやすみなさい」ゴロン
母「あ…」
姉「…」
母「…私も、馬鹿だなって思ってるよ」
母「仕事なんかより子供が大切って思ってる」
母「でも…海外になんて子供を連れてったら、不安で不安で…」
母「そこに連れてくぐらいなら…って思っちゃって」
母「…ごめんなさい、ただの言い訳だね」
母「許してくれる訳がないって思うけど…許してもらえるように頑張るから…」
姉「…っ、っ」ポロポロ
母「…」
姉「うぅ…ぐす…っ」
妹(…お姉、ちゃん…)ギュ
40 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/29(日) 22:29:49.24 ID:AfS6iwS10
すみません、寝ます
明日で投下し終わる予定です
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/01/30(月) 05:26:26.68 ID:W03dK7Gbo
おおお!マジでもう諦めてただけにすごく嬉しい!
次の投下楽しみにしてます
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/30(月) 09:53:53.93 ID:TsZuZMLIo
うおお
乙です!
43 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:42:13.95 ID:VFcEQcQm0
本当にすみません、全然構成が浮かばなくてですね…
投下します
44 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:42:57.41 ID:VFcEQcQm0
姉(──ん、今は…朝?)
姉(眠い…目、開けたくない…)
姉「…?」
姉(なん…か…?)
姉「んっ…?」
妹「ぷはぁっ…」トローリ
姉「はぁっ…何、して…」
妹「それはこっちのセリフだよ…」
姉「え?」
妹「お姉ちゃんの寝顔を眺めてたんだけど…」
姉「えっ」
妹「突然お姉ちゃんがキスしてきて」
姉「なっ…なっ…///」
妹「どうしたのさ、突然」
姉「いや、あの、私にもさっぱり…はっ!?」バッ
妹「お母さんは朝ごはん作りに行ったよ」
姉「そ、そうですか…」
妹「…」
45 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:44:13.09 ID:VFcEQcQm0
妹「えへへ…したかったらしたいって言ってくれれば良かったのに…」ススス
姉「さっきのは自分の意思じゃないですっ!」
妹「ん〜♪」チュッ
姉「んっ、こらっ、人の話をんんっ!?」
妹「聞きませーん」
姉「ん〜〜っ!」
妹「んっ…あむ」
姉「はぁ…っ、んんっ」
妹「ん、んふっ」
姉「ちゅう…っふあぁっ」
妹「はぅ…」
妹「おねえちゃん…もう、わたし…」トロン
姉「いもうと…」
46 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:45:08.84 ID:VFcEQcQm0
妹「はぁっ、ぅんっ!」クチュクチュ
姉「っ、ふぁっ!」クチュクチュ
妹「んっ、きもち、いいよぉっ!」クチュッ
姉「っ!?いもうとっ、ゆびっ入って…っ」クチュクチュ
妹「うん、きもちいいでしょ?」ニュプニュプ
姉「ふっ、くぅうっ!!」
妹「おねえちゃん、声だしちゃだめ…ん」チュッ
姉「んんっ!」クリッ
妹「んんんっ!!」ヌプヌプ
姉「はぁ…っ」クリリッ
妹「ぷぁっ…あっ、クリいじっちゃ…あぁっ!」
姉「こえ、でてますっ」グイッ
妹「んーっ!」チュ
姉「んっ、んふっ」クチュクチュ
47 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:46:40.68 ID:VFcEQcQm0
妹「はあっ、おねえちゃんの手、きもちいいっ!」ニュルルッ
姉「ふぁっ、いもうとの、手も…っ」クチュックリッ
妹「ぅぁっ、だめっ、きちゃうぅっ!!」ピクンッ
姉「んんっ、こえっだしちゃだめれすよっ」ムチュッ
妹「っ!ふぁんっ!!!」ビクビクッ
姉「ん〜〜〜〜っ!!!」ビクンッ
妹「っ…んちゅ…」
姉「ん…はぷ…」
妹「ぷあぁっ…」
姉「んはぁ…っ」
妹「はー…はー…」フルフル
姉「いもうと…」ギュ
妹「はぁ…へへー…」
姉「…全くー…」
妹「…うー、だって我慢できなかったんだもん…」
姉「お母さんが来てたら大変な事になってますよ…」
妹「…想像したくないかも」
48 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:47:30.46 ID:VFcEQcQm0
トテトテトテ
母「朝ごはんの時間ですよー」ガチャ
妹「はーい」
姉「わかりました」
母「ありゃ、皆起きてる」
妹「さっき起きたばっかりだけどね」
姉「はい」
母「とりあえず、さっさと食べちゃって」
49 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:51:06.59 ID:VFcEQcQm0
妹「お母さんの手料理って久しぶり…」ハッ
姉「…」アングリ
母「どうしたの?」
姉「…これ、朝ごはんですか?」
母「そうだけど…何か変かな??」
妹「いやあの…」
姉「どう見ても…炭なんですけども…」
母「えー?」
妹「えーーーーーっと…」
姉「これは流石に…」パクリ
母「どう?」
姉「苦い、です」ベー
母「頑張ったんだけどなぁ」
姉「一先ず、私が作ってきます」
母「むー…」
50 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:51:46.70 ID:VFcEQcQm0
母「よしっ、今日は皆でお買い物しよう!!」モグモグ
姉「ご飯口に入れたまま喋らないでください」
妹「汚いよ〜」ハグハグ
母「…んっ、お買い物に行こう!!」ガタッ
姉 エー
妹「特に欲しいもの無いし…」
母「いーのっ!!行くったら行くの!!!!」
姉「駄々こねないでくださいよ…そんな歳じゃないでしょう」
妹「大人げなーい」
母 ムカッ
姉「…でもまあ、たまには良いかもしれませんね」
妹「んー」モッキュモッキュ
母「えっ」
姉「行きましょうか」
妹「そうしよー!」
母「えっ」
51 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:52:17.84 ID:VFcEQcQm0
某商店街
母「うわあっ、これ可愛いー」キャピキャピ
妹「これも可愛いー!」キャッピキャッピ
姉「んー」
母「ちょっと、お姉ちゃん聞いてるの?」
妹「お姉ちゃんっ!」グイグイ
姉「はいはい…聞いてますよー」
母「まったくもー」
妹「〜♪」
「あら、あれは双子ちゃんかしら」
「この近くに双子なんていたかしら?」
「あそこにいるのはお姉さんね」
「正反対って感じね〜」
姉「┐(´д`)┌」
52 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:53:03.40 ID:VFcEQcQm0
店員「1280円になります…」
母「はいよっ」
店員「レシートになりま…」
店員「ありが…」
母「次はあっちの洋服屋さんね!」
妹「うんっ!」
姉「完全にノリノリですね…」
妹「お姉ちゃんは?」
姉「私はそこのベンチで休んでます」
妹「…そっか」
姉「二人で楽しんで来てください」ニコ
妹「…うん」
53 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:53:49.35 ID:VFcEQcQm0
ベンチ
姉「…ん」キシッ
姉(まったく…何であの二人はあんなに似てるのでしょうか)
「ヘイカノジョぉ、一人ぃ?」
姉「…」チラッ
「…」
姉「…」フイッ
「…うーむ、やっぱり慣れないことはするもんじゃないなぁ」
姉「…」
男「俺は男って言うんだけども、お隣宜しくて?」
姉「どうぞ」スス
男「君の名前は?」ヨッコイショウイチ
姉 ハァ
姉「…姉、です」
男「ふぅん、姉、ちゃんか」
男「一人で来たの?」
姉「家族と、です」
男「ふぅん」
姉「…」
男「…」
54 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:54:18.32 ID:VFcEQcQm0
姉「…」
男「…」
姉「…」
男「…姉さんって、無口?」
姉「…特に話すこともないので」
男「キツイねぇ」
姉「初対面じゃないですか」
男「まあ、そうだけどね」
男「それにしても姉さん、可愛いね」
姉「そうですか」
男「あれ、嬉しくない感じ?」
姉「はい」
男「マジですか…」
姉「ええ」
男「どう褒めればいいの?」
姉「褒めなくていいです」
男「あれま」
55 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:54:53.69 ID:VFcEQcQm0
男「ん?」
妹「おまたせーっ!」タタタタ
母「ついつい沢山買っちゃってー」タタタ
男「Oh」
姉「随分な量ですね…」
妹「お母さんがねー」タユン
母「妹ちゃんも結構な量だよー?」タユユン
男「yeah.....」
母「ん?そこの人は?彼氏?」
妹「!」
姉「違いますよ、ただこの人が隣に座ってきただけです」
妹 ホッ
男「そちらさんは…姉さんの妹さん達?」
姉「こっちは母ですよ」
母「お母さんなのですっ」ビシッ
妹「私は妹ですよー」
男「Oh」
姉「それじゃあ、私たちはこれで」
男「あぁ、うん」
母「ばいばーい」
男(姉さん…目を見て話してくれなかったなぁ)
56 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 18:55:36.62 ID:VFcEQcQm0
お風呂入ってきます
ついでに夕食も済ませてきます
九時すぎ頃にまた来ます
57 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:48:00.95 ID:VFcEQcQm0
自宅前
妹「…」
母「妹ちゃん、どうしたの?」
妹「…なんでもない」
姉(なんかデジャヴが)
「あれ、ははさんじゃないですかー!」
母「ん?」
母友「お久しぶりですー!」
母「あ、母友ちゃん!」
母友「暫くここにいるんですかー?」
母「明日には帰るけどねー」
姉「…私たちは中に入りましょうか」
妹「…」
58 :
少し猶予が出来たので投下
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:49:16.93 ID:VFcEQcQm0
リビング
姉「よいしょっと」ガサリ
妹「…」ムスー
姉「…どうしたんですか?」
妹「…お姉ちゃん、男の人と仲良くしてた」
姉「はぁ?」
妹「むー」
姉「向こうから話しかけてきただけなんですが…」
妹「…でもでもっ」
姉「はい?」
妹「…う〜〜〜〜〜〜っ」グイッ
姉「んにゃっ!?」
妹「ん!」ムチュッ
姉「んむっ、んっ!」
妹「…っ、は、んんっ」
姉「んぁ…れるっ…」
59 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:50:38.37 ID:VFcEQcQm0
母「あっ、もうこんな時間!」
母友「あっ、ほんと!」
母「そろそろ入んないと、じゃね!」
母友「またね〜」フリフリ
母「…ふー」バタン
『…め…よ』
母「ん?」
『だ…です、お母さんが…』
母「?」トコトコ
『大丈夫、お母さんはお友達と話してるから』
『でも…』
『ね…?ちょっとだけ、だからぁ…』
『あっ、ちょっ、あぅ』
母「…何をしとるかあぁぁぁ!」ガラッ
姉「あ」
妹「あっ」
母「え、あっ」
60 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:51:36.36 ID:VFcEQcQm0
妹「ちょっと食べようと思っただけだもん…」
母「皆で一緒に食べようっていったでしょっ!」
妹「だってお母さんが友だちと長話なんかしてるからっ!」
姉「はいはい、早く食べちゃいましょう」コトリ
妹「わーいっ!」
母「やっぱり時代はショートケーキだね〜♪」パクリ
妹「チョコが至高!」ハグハグ
姉「〜♪」パクン
母「…お姉ちゃんはモンブランだね」
姉「ふえ?」ムグ
母「…」ジー
姉 ビクッ
母「…」キラキラキラ
姉「…はい」スッ
母「!!わーい」パクンッ
妹「あっ、ずるーい!」
姉「…むー」
61 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:52:12.71 ID:VFcEQcQm0
姉「…」パラリ
TV「明日は冬並みの気温の低さで…」
母「うえー、明日寒いのかぁ」
妹「お姉ちゃん何読んでるの?」
姉「小説です」パラリ
妹「面白い?」
姉「ええ」
妹「ふーん」
母「うわっ、しかも雨降るし」
妹「えー、やだなぁ」
姉「…」パラリ
62 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:52:45.07 ID:VFcEQcQm0
母「あははははっ!!」
妹「あははっ!」
姉「…」
妹「…ん?」
姉「…」
妹「…お姉ちゃん?」
姉 スー…スー…
妹「ありゃ」
妹(こんなとこで寝たら風邪ひいちゃうよ…)
妹「お布団…持ってこなきゃ」スクッ
TV「ソレチャウヤロオマエー!!!」ハハハハハ
母「ぷっ…」
63 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:53:21.86 ID:VFcEQcQm0
妹「よいしょっ」ポフン
姉 スー…スー…
妹(何か枕…そうだっ!)
妹「よいしょっ」
姉「ん…」ゴロン
妹(膝枕〜♪)
姉「ん…あ…?」
妹「!」
姉「んー…」スゥ…
妹 ホッ
64 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:56:14.47 ID:VFcEQcQm0
母「あれ、お姉ちゃん寝ちゃった?」
妹「あ、うん」
母「ほうほう、膝枕とは」
妹「えへへ」
妹(お姉ちゃんの髪…くすぐったい)サラ…
妹「そういえばお母さん」
母「んー?」
妹「次はいつ頃帰って来れそう?」
母「んー、近いうちには帰ってくるよ」
妹「そっか」
母「うん」
妹「今度はちゃんと連絡してよ?」
母「大丈夫!さっき電話したらつながったから!」
妹「えっ」
母「あっ」
65 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:57:24.64 ID:VFcEQcQm0
妹「電話線が切れるって…」
母 シュン
妹「はあぁぁぁぁぁ…」ガックリ
妹「お母さんもドジッたね」
母「何だか修理が難航してて…」
妹「へえ」
母「いや悪いと思ってます、本当に…」ズーン
妹「…まったく、すぐ帰ってきてくれれば良かったのに」
母「うぅ…」
妹「…あのさ、お母さんは…」
母「ん?」
妹「………なんでもない」
母「…そっか」
66 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:58:15.63 ID:VFcEQcQm0
姉「…あ…れ?」パチッ
妹「あ、お姉ちゃん起きた?」
姉「あれ、私、いつのまに寝て…」クシクシ
妹「気づいたら寝ちゃってたよ?」
姉「あ、えと、これは…」
妹「ん?膝枕だけど」
姉「ふぁっ!?すっ、すみません!」ガバッ
妹「まだ起き上がんなくても大丈夫だよー」グイグイ
姉「…そう、します」
妹「お姉ちゃん…」スッ
姉「あ…ん」チュッ
妹「…おはよ」
姉「おはよう、ございます…」
67 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 19:59:34.77 ID:VFcEQcQm0
姉「そういえば、お母さんは?」
妹「さっき、友達の所にちょっと寄ってくるって出てったよ」
姉「そうですか、じゃあ帰ってくるまでに夕飯の準備しないとですね」ムクリ
妹「うん」
姉「…」ジー
妹「どうしたの?」
姉「妹、大丈夫ですよ」
妹「え?」
姉「お母さんは───ちゃんと私たちのこと、思ってくれてますから」
妹「…聞いてたの?」
姉 ニコッ
妹「…うー」
姉「もう心配しなくていいから、ね?」ギュ
妹「あう」
姉「だから…もう泣かないの」スッ
妹「え?私、泣いて…」ポロ…
姉「ふふ…じゃあ、お姉ちゃん夕飯作ってくるから…」ナデナデ
妹「えぁ…」ポー…
姉「お母さんが帰ってきたら、お出迎えお願いします」ニッコリ
妹「…うん」
68 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:00:19.42 ID:VFcEQcQm0
翌日 空港内
母「じゃあ、行ってくるんだぜっ」
姉「気を付けてくださいね」
妹「また来てね〜」
母「大丈夫、今年中には帰ってくる予定だから」
姉(また来るのか…)トオイメ
妹「楽しみにしてるよ!」
母「はいはい、じゃあね!」
妹「うん」
母「元気でなっ!!」タタタ
姉「オヤジ臭いですね…」
妹「そうだね…」
69 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:01:33.42 ID:VFcEQcQm0
自宅
妹「あーっ、つっかれたーーー!!」ガバフッ
姉「ほんとですね…」
妹「でも楽しかったよ!」
姉「そうですか」
妹「お姉ちゃんも楽しかったでしょ?」
姉「…いえ、私は」
妹「んー?」ズイッ
姉「…」プイッ
妹「あはっ…ねえねえ、楽しかったんでしょぉ??」ムギュー
姉「疲れただけでしたっ」ブンブン
妹「もう、素直じゃないなぁ…あむ」ペロッ
姉「ひぅ…っ」ピクンッ
妹「ん〜…ちゅるっ…」
姉「や、耳…っ、だめっ…ぁ」
妹「えへへ…はむはむ」
姉「んっ…」
妹「…あーっ、もう無理!!」ガバッ
姉「わわわっ!?////」バターン
70 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:02:22.06 ID:VFcEQcQm0
姉「や…ぁっ」
妹「ふふ…気持ちいいでしょー?」クリクリ
姉「んはぁっ!」ビクンッ
姉「やっ、だめっ、ですよぉ…」
妹「ダメって言ってる割に…気持ちよさそうだけどぉ…?」キュウッ
姉「ひゃあぁんっ!!」
妹「ほら…んちゅ」チュルン
姉「あっ…乳首、おかしくなっちゃいます…っ」ピクッ
妹「んっ、ちゅうぅぅっ」
姉「ひうぅっ!吸っひゃ、らめえぇっ!!」ビクンッ
妹「ん…お姉ちゃんのココ、すごいことになってるみたいだよ?」クチュ
姉「や、そこはだめっらからぁ!」ビクッ
71 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:02:51.02 ID:VFcEQcQm0
妹「えへへ」クチュクチュ
姉「ふぁんっ、あっあっ」
妹「ん」ペロリ
姉「ひあぁっ!?そんなとこなめちゃ…やぁんっ!!」
妹「じゅる…んっんっ」
姉「んぁあっ!!いも、うとぉっ、もう…っ!」
妹「!」
姉「ふあああぁぁんっ!!!」ビクビクッ
72 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:03:57.78 ID:VFcEQcQm0
妹「たはは…ごめんなさい…」モジモジ
姉「…別に…妹なら大丈夫、ですし」
妹「え?」
姉「あっ、いやっ、あにょ、あの…////」ワタワタ
妹「もーっ、お姉ちゃんも可愛いこと言うね!!」ダキッ
姉「はわっ!?」
妹「んーっ」
姉「もう…」
妹「えへへ…お姉ちゃん、大好きだよ…」ギューッ
姉「…ん」
妹「えへへ…」ニコーッ
73 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:04:36.60 ID:VFcEQcQm0
翌日、学校
女「やっほー!」
委員長「おはよう、姉」
姉「あ、おはようございます」
女「ん?」
委員長「ん?」
姉「ん?」
女「なんか、明るくなった?」
委員長「ん、私も思ったかも」
姉「え?」
74 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:05:04.73 ID:VFcEQcQm0
委員長「何となくだけど、雰囲気が明るい?感じ」
姉「え…特に変わりはないと思いますが…」
女(土日に何かあったな…)ギュピーン
姉「???」
委員長「何かあった?」
姉「いえ、特に何も」
女「ふーん…」
姉「何ですか、その意味深な反応」
75 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:05:56.10 ID:VFcEQcQm0
クA「んーっ、明日学校祭かぁ〜」ノビーッ
女「ようやくだね」
委員長「学祭始まる前から疲れたわよ…」
「委員長さーん、ちょっと手伝ってくださーい!!」
委員長「(´・ω・`)」タタタ
女「初めて生徒会の描写が出たね」
姉「ダメです」
女「まあアレでわかった人は居ないと思うけどね」
姉「だめです」
女「っていうか、学祭準備引き伸ばしすぎじゃない?」
女「これで学祭の描写少なかったらどうすんのよ、ってね」アハハ
>>1
「やめてくださいおねがいします」
76 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:06:38.77 ID:VFcEQcQm0
クA「さてはて、設備はカンペキ、材料確保OKな訳ですが」
クC「…」
クB「…」
女「…」
委員長「…」
姉「?」
クA「接客も勿論万全…そうだろう、女?」
女「ふぁいっ!?」ビクッ
姉「えっ」
女「いっ、いやあの、そう…なんですか?」チラリ
委員長「知らないわよ」
女「えっ」
クB「あははー…」
クA「…貴様ら今日は帰れないと思ええぇぇぇっ!!!!」クワァッ
姉「私も、ですか…そうですよね…」トオイメ
77 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:07:18.75 ID:VFcEQcQm0
時刻は20:00〜20:00〜
クA「そう!そこで笑って…」
委員長「時間よ」
クA「…ちっ」
委員長「完全下校ね」
女「もう疲れたよぉ…」
姉「…ん」チラ
委員長「どうかした?」
姉「…いえ、何も」
クB「まあでも、結構出来たんじゃない?」
クC「…合格」
クA「まあ、確かに学祭レベルには到達したし良しとしよう」ウム
クA「各自、明日に備えてゆっくり休むように!」
委員長「なら早く帰しなさいよ…」
クA「かいさ〜ん!」
78 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:07:56.73 ID:VFcEQcQm0
帰路
女「疲れた…普通に疲れた…」トボトボ
委員長「ちょっと、大丈夫?」
姉「家まで帰れますかね」
女「いいんちょの家に行くー…」ダキッ
委員長「はわっ!?ちょっ、離れ…っ!!////」
姉「微笑ましいですね…」
委員長「アンタ、確実に苦笑いじゃないっ!」
79 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:08:40.57 ID:VFcEQcQm0
女「むー」
委員長「ほらっ、さっさと歩く!」
姉「体調を崩さないようにしてくださいね」
女「善処します」
姉「それじゃ、私はこれで」
委員長「気を付けて」フリフリ
女「ばいばーい」
姉「あまり遅くまではダメですからね」
委員長「な…っ!?ちょっと、どういう意味よそれっ!!////」ボヒュ
女「ちょちょっ!?///」カアッ
姉「ふふっ…それでは」クスッ
委員長「…!」
女「笑った…ね、久しぶりに」
委員長「…うん」
80 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:09:24.30 ID:VFcEQcQm0
姉「は…っ、はぁっ…」タッタッタ
姉(完全に真っ暗です)
姉(妹…ごめんなさい)タタタタタ
姉「はっ…ふぅ…」ゴソゴソ
姉「よ…っ」カチャリ
姉「ただいま帰りましたっ」ガチャ
シーン
姉「…妹?」
姉(寝ちゃったかな…)トテトテトテ
81 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:10:13.44 ID:VFcEQcQm0
リビング
妹「ぅ…」スー…スー…
姉「ありゃ…」
姉「リビングで寝ちゃ、風邪ひいちゃいますよ…」
姉(まだご飯も食べてない…)
姉「…ごめんね、妹」ギュ
妹「ふぁ…」モゾ…
姉「ん」ナデナデ
妹「…んー…?」シパシパ
姉「…おはよ」
妹「…おねえちゃん?」
姉「遅くなってごめんなさい」ギュウッ
妹「ふぇっ!?あの、大丈夫だから!」
姉「でも…」
82 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:10:48.84 ID:VFcEQcQm0
姉「…夕飯、冷めてしまいました」ショボーン
妹「温めてくるから気にしなくていいよ、ね?」ヨシヨシ
妹「学祭前日なんだから、仕方ないよ」
姉「…はい」
妹「それより、頑張ってね、明日」
姉「ほどほどに頑張ります」
妹「ちゃんと友だちと遊びに行くから!」
姉「やっぱり来るんですね…」
妹「そりゃあもう、お姉ちゃんのメイド姿が見れるからね!」
姉「やっぱりそこなんですね…」
妹「だって明日しか見れないかもしれないんだよ?」
姉「流石にあの衣装はちょっと恥ずかしいです…」
83 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 20:11:16.99 ID:VFcEQcQm0
夕飯に行ってきます〜
84 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:02:22.12 ID:VFcEQcQm0
妹「さてはて、夕飯、お風呂と済ませたところで」
姉「寝ましょうか」
妹「はい」
姉「明日は早いですからね〜」
妹「開会式もあるからね」
姉「こちらは色々と準備がありますので」
妹「お姉ちゃんも大変だね…」
姉「楽しいからいいんじゃないですかね」
妹「そだね」
85 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:03:26.34 ID:VFcEQcQm0
学校祭当日・開会式
司会「遂に学校祭が始まりましたね!」
司会「今回はステージは勿論、模擬店も本格派が多いようですが、みなさんはどちらに行くか決めましたか?」
司会「それでは、生徒会長のお話から、開会式はスタートです!」
────────────────
────────────
────────
────
妹「やっと始まったって感じだね」ザワザワ
妹友「なかなか楽しみだなぁ」
女妹「どこ見て回ろっか?」
妹友「展示見てみない?」
妹「学祭の展示って残念なの多くない…?」
女妹「先に消化するべきかも」
86 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:04:41.53 ID:VFcEQcQm0
擬似メイド喫茶開店
姉「クレープひとつ入りました」
クA「了解!」
姉「トッピングはチョコレートとバナナだそうです」
クA「ほいほいっ」ササッ
クA「どうぞっ」カタン
姉「乙です」
「なかなかいい眺めじゃないか」
「三次はどうかと思ったが…イイな…くるな…」グッ
「普通にかわいいねー」
「ちょっと着てみたいかも」
姉「クレープ、お待たせいたしました」ニコッ
「オウフ」
姉「ごゆっくりどうぞ」
87 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:05:30.89 ID:VFcEQcQm0
女「うー、お昼時じゃないのに大忙しだよー…」
姉「目の回る忙しさですね」
女「いいんちょもヒーヒー言ってるもん」
委員長「なんでこんなに人が多いのよ…っ」ブツブツ サッサ
姉「ふふっ…」クスッ
女「あはは」
姉「…」
姉「学校祭、ですね」
女「うん、そうだね」
「すいませーん!」
姉「あ、はいー!」
女「休む暇もナシかぁ…」
88 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:06:41.53 ID:VFcEQcQm0
クA「コーラの在庫の減りが思っていたより早い…誰か買出し!!」
クC「行ってくる」
クA「とりあえず十本ほど買ってきて」
クB「私も手伝うよ」
クA「頼む」
姉「コーヒーのホット三つです」
クA「はいよー」コポポポ
姉「乙です」
女「エクレア二つー!」
クA「ほいっ」ササッ
女「おつおつー」
委員長「サンドウィッチとオレンジジュースひとつずつ!」
クA「了解了解」
委員長「乙」
クA「…いいねぇいいねぇ、大っ繁盛だねぇ!!」グッ
クC「…買ってきた」
クB「持てるだけね」ガサリ
クA「まあ、大体間に合うと思うからオッケーかな」
クC「それじゃ、料理に戻る」
クB「同じく」
クA「頼む」
89 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:07:24.36 ID:VFcEQcQm0
姉 セッセセッセ
女 イソイソ
委員長 オオワラワ
「いいなぁ…うん」
「この学祭、見に来てよかったなぁ」
「忙しなく動いてると本当に見えそうになるよな」
「いや…見えなくていいんだ」
「俺もだ…絶対領域だけでいいんだ…」フルフル
「なにお前ら悟ってんだよ」
女「え…っと、コーラとエクレア、お待たせしましたっ」コトリ
姉「紅茶とプリンです、お待たせしました」コトリ
委員長「えと、ココアとクッキー…よね、お待たせしました」コトリ
「しっかしあの三人って全然毛色が違うよな」
「そうだな…パッと見で大体わかるが…」
「こいつは午後の人も楽しみだな」
90 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:08:14.69 ID:VFcEQcQm0
姉「大分落ち着いてきたようですね」
女「これで一息つけるかな」
委員長「ちょっと呼び出し食らったから一時抜ける」
女「早く帰ってきてねー」
委員長「全く、忙しいったらありゃしないわよ」タタタ
カラカラカラ
女「あ、お帰りなさいませ、ご主人さm…!?」
女妹「おお、中々似合ってると思うよ!」
女「女妹!?」
妹「来ちゃいましたぁ」エヘヘ
妹友「どうもー」
女「ああ、姉ならカウンターの方にいるよ?」
妹「そうですか、ちょっと話してきますー」トテテー
女「じゃあ、席はこちらにどうぞ」
女妹「おうよっ」
91 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:09:24.06 ID:VFcEQcQm0
姉「コーラだけ減りが早いですね…」
クA「割と人気らしいね」
姉「他はちょうど足りるぐらいだと思うのですが…」
クA「また在庫追加か…?」
姉「お昼時を考慮するとそうなりますね」
クA「今はお客さんが少ない、私が行ってくるから」
姉「はい、お願いします」
姉「…ふー」
妹「おつかれさま、お姉ちゃん」
姉「はい…え?」
妹「ちゃんと来たよー」ニッコリ
姉「えっ、わわっ!?////」カアッ
妹「うわあ…お姉ちゃん、すっごくかわいいね…」ジー
姉「ちょっ、そんなに見ないでくださいっ!////」バッ
妹「えへへ、じゃ、頑張ってね!」
姉「え、あ…」
姉(か、わいい…えへへ…///)
92 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:09:52.68 ID:VFcEQcQm0
委員長「そろそろ交代の時間ね」
姉「よーやく、ですか」
女「つっかれたーっ!!」
委員長「今日だけで一年分は動き回った感じがするわ…」
姉「そうですね…」
女「初っ端から忙しかったからね…」
姉「それじゃあお二方、おつかれさまでした」ペコリ
委員長「姉もお疲れ」
女「展示はあんまり面白くないらしいよー」
93 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:10:56.56 ID:VFcEQcQm0
廊下
姉「えと、妹は…」キョロキョロ
妹「あっ、お姉ちゃーん!!」
姉「お待たせしました…」
妹「あれ?衣装のままなの?」
姉「いつか呼ばれる可能性がありますから、この格好じゃなきゃダメなんです」
妹「そっか」
姉「この格好で動き回るのは嫌ですけどね…」
妹「展示はざっと見て回ったけどあんまり面白いのなかったよ」
姉「例年通り、ですか…」
妹「そうなの?」
姉「この学校の伝統です」
妹「変なでんとー」
姉「そういうものなんですよ」
妹「ふーん…」ジロジロ
姉「?」
妹「…それじゃ、お姉ちゃん疲れてるみたいだし、休憩室行こっか」
姉「いえ、大丈夫ですよ?」
妹「少しぐらい休んだほうがいいって、ほらほらっ」グイグイ
姉「引っ張らないでください〜〜っ!」ズルズル
94 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:11:54.42 ID:VFcEQcQm0
姉「心配しなくても、大丈夫ですよぉ…」
妹「もー、いいからここは妹ちゃんの好意に甘えなさいっ」
姉「むぅぅ…」
妹「ほら、もう着いたから」
姉「はいはい…」ガチャ
妹「」
姉「」
女「んっ…んぅぅっ…」
委員長「ちゅ…んん…」
妹(え、えーっ!?何コレ、どうしよ!?)
姉「」
妹(えちょ、お姉ちゃん!しっかり、気を確かに!)ユッサユッサ
95 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:12:53.54 ID:VFcEQcQm0
姉(こ…これはこちらに気づいた時の気まずさが半端ないです)ヒソヒソ
妹(委員長先輩と女先輩ってこーゆー関係だったんだ…)ヒソヒソ
姉(今は現状の打開策を…誰かが来るとマズいです)ヒソヒソ
女「ぷはっ…はぁっ…」
委員長「はっ…もう、こんな、と…ころで…」ピタッ
委員長「」
女「なに?どうかした?」
女「あっ!」
姉「!!」
姉(バレました、どうします)ヒソヒソ
妹(どっ、どうもこうも…委員長先輩放心状態だよっ)ヒソヒソ
女「うあっ、えと、ふた、り、とも…////」カァァァ
妹「あー…えっとぉ…」
姉「なんでしょうこの既視感」
96 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:13:42.33 ID:VFcEQcQm0
女「その…我慢できなくなって…」
姉「何も聞いてないじゃないですか」
女「や、話したほうがいいかなって…」
姉「遠慮させてください」
委員長「…」
姉「委員長、そんなに恥ずかしがらなくても…」
委員長「…別に、恥ずかしがってるわけじゃ…」
妹「あ、このお菓子おいしー」モグモグ
姉「ちょっと食べ過ぎじゃないですか…?」
妹「だいじょぶだいじょぶ、最初っから置いてあったんだから」モグモグ
姉「もうほとんど無いじゃないですか…」ボーゼン
妹「えへへー」
姉「口元にチョコレートがついてますよ」フキフキ
妹「あう」
妹「お姉ちゃんも食べる?」
姉「私はいらないです」
妹「いーからたべるのー!」グイッ ガポッ
姉「むぐぐっ!?」
97 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:14:42.57 ID:VFcEQcQm0
女「あのー…」
委員長「なにイチャイチャしてんのよ…」
姉「…んっ、私は姉として当然の事をしていたのですが…」
妹「当たり前、ですよー」モーグモーグ
委員長「ソウデスカ、アハハ…」
姉「ところで、お二人はどこか回りましたか?」
女「ステージの方にちらっと行ったね」
委員長「午後には歌合戦が始まるからかなりの人がいたわね」
姉「今年はどのクラスが勝つのでしょうか…」
委員長「去年は…まあ、クAの熱唱に全校が泣いたからねぇ…」
女「あれは良かったなぁ…また聞きたいなぁ…」
妹「え?なになに、なに歌ったの?」ムグムグ
姉「コ○クロの蕾、ですよ」
委員長「御陰で大勝利だったわね」
姉「誰も文句言いませんでしたし」
妹「へえ…」
98 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:15:44.00 ID:VFcEQcQm0
姉「そろそろお昼時ですよ」
妹「あ、ほんとだ」
女「お腹すいてきたねー」
委員長「どこかで食べよっか」
姉「3-2が好評のようですが」
妹「どんなとこ?」
姉「普通の飲食店らしいですが、味が良くて好評です」
妹「そこにしよっ!いいですよね??」
女「私たちはどこでもいいよー」
委員長(女に似てる…可愛い…)ジー
姉「妹…食べられるんですか?」
妹「ん?普通に大丈夫だよ?」
姉「えー…だってお菓子全て平らげちゃったじゃないですか…」
妹「へーきへーき!」
女「…すごい」
委員長「アンタもでしょ、女…」
99 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:16:22.20 ID:VFcEQcQm0
3-2
姉「と、いうわけで、3-2に来たわけですが」
女「遂に姉もその役目に…おねえちゃんうれしいよ…」ウルウル
姉「あ、ガムテ貼っといてください」
妹「はいはーい」ビッ
女「えっ、嘘っ!?やめてやめて!!」
店員「ごちゅうもんはおきまりでしょうか」
委員長「えっ」
店員「ごちゅうもんはおきまりでしょうか」
委員長「いえしりません」
店員「えっ」
委員長「えっ」
店員「ごちゅうもんはおきまりではないということでしょうか」
委員長「いえしりません」
店員「えっ」
委員長「えっ」
姉 ズビシッ
委員長「ぶふっ!?」
100 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:17:05.19 ID:VFcEQcQm0
妹「お姉ちゃんオニギリひとくちー」アーン
姉「どうぞ」
妹「んー、鮭かぁ」モーグモーグ
女「評判通り、ほんとに美味しいね」
委員長「そうね」
姉「妹のパスタもください」
妹「ん、いいよ」
妹「はい、あーん」
姉「ん」ムグムグ
姉「中々美味しいですね」
妹「でしょー?」
姉「妹、口にトマトソースが付いちゃってます」フキフキ
妹「んー、ありがと」
女「あはは…」
委員長「…百合るなぁぁぁぁ!!!」ガタッ バーンッ
妹 ビクッ
姉 ビクッ
委員長「アンタたち、ちょっと来なさい!!」
101 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:17:38.93 ID:VFcEQcQm0
先程の休憩室
委員長「まったくアンタたちはいつでもどこでもイチャイチャ百合百合…」ガミガミ
妹「うぅ…委員長先輩だってさっき女先輩とキスしてたじゃないですかぁ…」
姉「そうですそうですよ」
委員長「いっ、今は関係ないでしょっ!?////」
姉「学校でなんて、委員長も大胆ですね」
妹「ねー」
委員長「んぎぎぎぎ…っ」プルプル
妹「女先輩は、私たちが来なかったらあの後どうしてましたか?」
女「うえぇっ!?」
姉「どうなんです?」
女「うあぁ…えと…あれ以上行ってた…かな?////」チラ
委員長「え…////」
姉「やはり、ですか」
妹「むー」
102 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:18:24.71 ID:VFcEQcQm0
妹「お姉ちゃん、私たちも負けてられないよ!」ガシッ
姉「はい!?何に対抗してるんですか!?」
妹「ん!」チュッ
姉「んーっ!?///」
女「!?」
妹「んんっ…ほら、おねえちゃんも…ちゅるっ」
姉「いも…んっ、んちゅ…」
女「い、いいんちょ…」
委員長「姉が赤面してるとこ…は、初めて見たわ…」マジマジ
姉「んぷぁ…っ////」トローリ
妹「はぁ…っ////」
姉「いも…と…っ」ギュウッ
妹「ふあ…おねえちゃん…」ギュ
女「あのーお二人さーん?」
姉 ハッ!
103 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:18:57.23 ID:VFcEQcQm0
姉「…弁解する気もございません…」
委員長(姉…あんな顔するんだぁ…)ボー
姉「…?」
委員長(なかなか可愛いじゃない…)ボー
姉「委員長?」
委員長(はっ、だめだめ!!私には女が…)ブンブン
姉「…どうしたんでしょうか?」
女「さあ…」
妹「お菓子おいしー」ムシャムシャ
姉「また食べてるんですか、もう…」
姉「っていうか全部食べてたはずじゃ…」
妹「なんかまたあったよ」モグモグ
女「どういうことなの…」
姉「…ぁ、そろそろ歌合戦の時間ですが」
妹「いふいふ!!」ムグムグ
姉「食べながら喋っちゃダメです」
女「行こっか」
姉「委員長、起きてください」ユサユサ
委員長「…起きてるわよ最初から」
姉「えっ」
104 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:19:26.71 ID:VFcEQcQm0
体育館
「オオオオオオオオ!!!!」
「ウワアアアアア!!」
女「盛り上がってるねー」
妹「…え?」
「ヒャッホオオオオオオウ!!!」
妹「…え??」
姉「妹、毎年こんな感じなんですよ」
妹「ああ…そう…」
委員長「今年はOGが多いわね」キョロキョロ
女「誰でも歌合戦に参加できるからね」
姉「まあ去年は凄いことになりましたが…」
105 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:19:53.05 ID:VFcEQcQm0
モブA「いいんちょ、今年は歌うの?」
委員長「は?そのつもりは無いけど…」
モブB「えー、残念」
女「いいんちょ、歌わないの?」
委員長「絶対嫌よ」
姉「あはは…」
妹「暑いー…」パタパタ
姉「すごい熱ですからね」
女「あっ、始まるみたいだよ」
司会「ladies AND gentleman!!!」
司会「ついに皆様お待ちかね、歌合戦の開 幕 だ!!!!」
「「「キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!!」」」
「待ってましたあっ!!!」
姉「なんか男性の方が多いですね」
女「そうだね」
106 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:20:38.87 ID:VFcEQcQm0
司会「それでは毎年恒例、先生方による『チュッパチャップズ』です!!どうぞっ!!」
妹「えっ」
「でたああああああああああ!!!!」
妹「ネ…ネーミングセンスのカケラもない…」
先1「ぃよっしゃあぁぁ!!皆、楽しんでるかーい!?」
「「「うぃいいいいい!!!」」」
姉「相変わらずですね…」
先2「この後も後夜祭があるから、楽しんでってねー!!」
先1「それではお待ちかね、ヘ○ー○ー○ーシ○ン!!」
妹「うわあ…」ワンッツッスリッフォッ
女「えー…」アイヲンチュー
107 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:22:34.11 ID:VFcEQcQm0
そんなこんなで
妹「抜け出してきました」
女「まあ、はじめての人はそうなるよ」アハハ
妹「去年もこんなだったんですか?」
女「んー、まあ、そうだったかな」
妹「すごいですね…」
女「一昨年は姉も耐えられなくて抜け出してたよ」
妹「そうなんですか?」
女「あーゆー空気は苦手だったみたいだね」
妹「まあ…そうでしょうね」
妹「さっきまでお姉ちゃん終始無表情だったし」アハハ
女「ふふ、そだね」
妹「まあ…お姉ちゃんらしいって言えば、お姉ちゃんらしいんですけどね」
女「でも、妹ちゃんの前では表情豊かだよね?」
妹「え?そうなんですか?」
女「学校ではずっと無表情だよ」
妹「家では普通に笑ったりしてますよ?」
女「そうなんだ…あんまり姉の笑ってるとこ、見たことないんだよね」
妹「そう、ですか…」
108 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:23:23.98 ID:VFcEQcQm0
女「でも、こないだよりは明るくなったよ」
妹「そうですかね」
女「うん、今週からかな?」
妹「…ぁ」
女「ん?」
妹「そっかぁ…ふふっ」クスクス
女「なに、なに?」
妹「それは、お母さんの御陰だと思います」
女「え?」
妹「ちょうど金曜日にお母さんが帰ってきたんですよ」
妹「それで色々あって、お母さんと仲直りしたからじゃないかなぁ」
女「…なるほどね」
妹「…お姉ちゃん、かなりの人見知りだから」
妹「女先輩や委員長先輩のような友達が持てて安心できますっ」ニコッ
女「あははっ、妹ちゃんがお姉さんみたいだね」
妹「いやあほんと、気苦労が絶えませんよ…」
109 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:26:21.67 ID:VFcEQcQm0
一方その頃
姉「…」
委員長「…?」
姉「…」ボー
委員長「ちょっと、姉?」
姉「…」ボー
委員長「大丈夫?」ユサユサ
姉「…ハッ」
委員長「!」
姉「あっ、完全にぼーっとしてました」
委員長「…はぁ」
委員長「そんなことより、女と妹ちゃんがいないのよ」
姉「体育館の外に居るんじゃないですか?この空気に耐えられなくて」
委員長「なるほど…」
110 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:27:02.43 ID:VFcEQcQm0
委員長「それにしても、本当に似てないわね」
姉「何がですか?」
委員長「妹ちゃんと姉よ」
姉「…そうですね」
姉「正反対の性格してますからね」
委員長「天真爛漫な妹と、大和撫子な姉、か…」
姉「なんです?」
委員長「世の男が黙ってないわよ?」クスッ
姉「そう…なんですか?」
委員長「それなのに、二人でくっついちゃったもんねぇ…?」
姉「うぁっ、ちょっ、やめてくださいっ////」ワタワタ
委員長「ふふ…姉って、妹ちゃんの話になるとすっごい変わるわね」
姉「いっ、委員長だって女の話になると目の色変えるじゃないですか」
委員長「なっ、目の色なんて変えてないわよっ!!」
姉「女にデレデレですからね〜…」フッ
委員長「なっ…デレデレ…じゃない、も、ん…////」プシュウゥゥゥ
姉「ちょっとしたお返しです」
111 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:27:44.14 ID:VFcEQcQm0
委員長「そういえばさ」
姉「はい?」
委員長「女と妹ちゃんって、何か似てない?」
姉「…そうですかね?」
委員長「何となく、だけど…」
姉「…んー、妹の方がまだはっちゃけてますよ」
委員長「…それもそうね、ふふっ」
姉「妹は…とにかく昔から手の掛かる子でしたからね」
委員長「お母さんみたいになってるわよ?」
姉「本当、心配ばっかりさせるんですよ…」
委員長「そんなもんじゃないの?」
姉「ええ、確かにそうですが…」
112 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:28:21.81 ID:VFcEQcQm0
委員長「大丈夫よ、姉なら」
姉「珍しくアバウトですね」
委員長「だって好きなんでしょ、妹ちゃん」
姉「…えと、それとこれとどういう関係が…?」
委員長「どうなのよ?」
姉「…っ」
委員長「ん?」
姉「…好き…ですよ、大好きですっ」フルフル
委員長「…なら、大丈夫っ!」ポン
姉「いっ!?」ビクッ
委員長「私だってアバウトになりたくなる時もあるのよ…」シミジミ
姉「…」
委員長「ん?」
姉「…私は、これで良いのでしょうか…」ポツリ
委員長「…え?」
113 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:29:29.63 ID:VFcEQcQm0
───────────────────────────
女「そっかぁ…姉も色々あったんだね」
妹「…はい」
女「妹ちゃんなら…大丈夫、支えていけるよ」
妹「…そうですかね」
女「うんっ、大丈夫!」
妹「…そう、だといいな…」
114 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:30:10.57 ID:VFcEQcQm0
───────────────────────────
姉「同性…であることに、妹はどう感じているのか」
姉「悩んでいるかもしれない、不快かもしれない」
委員長「…そんなこと」
姉「…なきにしも、あらず…です」
司会「さてはて、皆盛り上がって来ちゃったみたいだし、次行ってみよーー!!」
モブ共「「「「ウィィィィィィィィィィィィイイイイイ!!!!」」」」
委員長「とりあえず、出ましょう」グイッ
姉「えっ、あ、ちょっと!?」
委員長「ここで話してたら聞かれるわよ?」
姉「…はい」
115 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:31:01.44 ID:VFcEQcQm0
女子トイレ
委員長「まあ、姉の悩みは良く分かった」
姉「…」
委員長「妹さんがどう思ってるかは分からないけど…」
委員長「そんなに気にすることでも無いよ」
姉「…そうですかね」
委員長「要は、同性だから世間の目が気になるってことでしょ?」
姉「そう、ですね」
委員長「そんなの、気にしなくていいのよ」
委員長「異性だろうが同性だろうが、好きであることには変わりはない」
姉「…」
委員長「ね、なんの違いも無いのよ?」
姉「…はい」
委員長「…分かってたんでしょ?」
姉「…誰かに、言って欲しかったんです」
委員長「どうして?」
姉「…自信、が、無くて…」グスッ
委員長「!」
116 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:31:37.84 ID:VFcEQcQm0
姉「わたし、ずっと、考えてて」ポロポロ
姉「でも、答えが出なくて」
姉「それで、怖くて…」
委員長「…もう、悩まなくて良いのよ」ギュ
姉「ぐすっ…いいん、ちょお…っ」
委員長「…ん」
姉「わたし…いいのかな…」
姉「このまま…ひっく、妹が好きでも…っ」
委員長「うん…」ナデナデ
姉「わたし、は…」
117 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:34:42.58 ID:VFcEQcQm0
女「あ、そろそろ歌合戦が終わる頃かな」
妹「もうそんな時間かぁ」
女「早かったね」
妹「そうですね〜」
ガチャッ
委員長「あ、やっぱりこの休憩室にいたのね」
女「あ、いいんちょ」
姉「…」
妹「…?」
妹「…お姉ちゃん?」
委員長「色々、あったのよ」
妹「…?」
118 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:36:00.49 ID:VFcEQcQm0
女「…そっか、姉も悩んでたんだね」
委員長「ええ」
妹「…おねえちゃん…」
姉「…妹?」
妹「私のせいで、お姉ちゃんはずっと悩んで…」
妹「私…わたし…っ」ポロポロ
姉「…っ」ギュウッ
妹「ふえぇ…ごめ…ひくっ、なさ…っ」
姉「妹、大丈夫だから、ね?」サスサス
妹「らって…ずっと…ずっとぉ…」エグエグ
姉「妹が悪いんじゃないから」
姉「私が勝手に抱え込んで、ずっと塞ぎ込んでただけ」
姉「妹が気にすることじゃないの」
妹「…」グスッ
姉「だから…ね、泣かないの」ナデナデ
妹「…っおねえちゃああん…!」ギュウウッ
姉「ふふっ…」ナデナデ
女「( ;∀;) イイハナシダナー」
委員長「(?;∀;) イイハナシカナー?」
119 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:37:13.22 ID:VFcEQcQm0
────────────────────────────
───────────────────
──────────
女「学校祭も、残すところ後夜祭だけだね」
委員長「学祭って感じがしなかったわね」
女「描写が少なかったしね」
姉「ダメですから、ね、ほんと」
女「一大イベントもあったしね〜」
委員長「伏線回収って感じね、誰も気づいてなかったでしょうけど」
姉「…お二人には黙っててもらいましょうか」
妹「…ん」ギュウ
姉「…妹?」
妹「…お姉ちゃん」
姉「私はもう、大丈夫ですよ?」
妹「…えへへ」グイッ
姉「っ!?」チュッ
妹「わかってるよ、もちろんね」
姉「あ、あ…////」
妹「私は、お姉ちゃんが大好きだから」
姉「あ…私、も…大好きだよ、妹…」
妹「お姉ちゃん…ん…」チュ
女(いい空気…)ヒソヒソ
委員長(私たちは退出しよっか)コソコソ
女(っていうか結局どこでもイチャイチャするのか…)
120 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:38:34.89 ID:VFcEQcQm0
妹「…ぷはっ」
姉「はぅ…」
ドオォォォォン!!!
妹 ビクッ
姉「あ…後夜祭、始まりましたね」ヒュルルルル
妹「花火…きれー…」ドォォォン
姉「…そうですね」
姉「…私たちも校庭、行きましょうか」
妹「うんっ」
姉「急ぎましょう」
妹「…ぁ、お姉ちゃん、その…」モジモジ
姉「はい?」
妹「何回でも、言うから」
姉「え?」
妹「好きだよ、お姉ちゃん」
姉「…───っ!?////」カアァァッ
121 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:39:17.26 ID:VFcEQcQm0
_,..-――-:..、 ⌒⌒
/.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::.\ ^^
/ .::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::..ヽ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
:::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::
:::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::
:::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::: ∧_∧
:::::::::::::::::::::::::::: ( ::;;;;;;;;:)
:::::::::::: /⌒`'''''''''''^ヽ
/⌒ヾ/ / .,;;;;;;:/.:;|
-―'――ー'''‐'ー'''―‐'―''''\,./ / .::;;;;;;:/‐'| :;|'''ー'-''――'`'
,, '''' `、 `´'、、, '''_ソ / `:;;::::ノ,,, | :;| ''' 、、,
,,, '' ,, ''''' ξ_ノ丶ー'ー< ,ゝ__> ''''' ,,,, ┼ヽ -|r‐、. レ |
,, ,,,, ''' , ::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::: ,,, d⌒) ./| _ノ __ノ
,,,,,,, :::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;::::::::: ''_______
,, ''''''' ,,,, ,, :::::::::::::;;;;;;;;:::::: 企画・製作 NHK
122 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:40:55.30 ID:VFcEQcQm0
いつもより長くなってすみません
とりあえず、このシリーズ(?)は完結という形になりました
どうもありがとうございました
以下、ちょっとだけおまけ
123 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 21:41:36.08 ID:VFcEQcQm0
おまけ
母「おっぱいけんしょーーー!!!」イエーーーーー
姉「…はい??」
母「はい、皆様がかねてから疑問におもっていたであろう、『誰が一番おっぱい大きいの?』」
母「実は…」
母>妹≧女>姉>委員長
母「と、設定上はなっているわけです!」
姉「またアバウトな…」
母「しかし、それも昔の話」
母「今回はわたくし母が実験したいと思います!!」
姉「え?そのために呼ばれたんですか私?」
母「うふふ…今夜は寝かせないから」ワキワキ
姉「え…?いやああああああああああ!!」ジタバタ
妹「お姉ちゃんどうしtお母さん!?」ガチャッ
母「あっ、妹ちゃん!」
妹「なっ、何してんの!!」
姉「いっ、妹っ、たすk」
母「妹ちゃんも一緒にしよー!」
妹「ちょっ、やめt」
〜以下、長くなるので割愛〜
124 :
◆a/kVfvST9o
[sage saga]:2012/01/30(月) 22:37:27.19 ID:VFcEQcQm0
ちなみに、また新しい百合ssを書かせてもらってますです。
タイトルはまぁ…今までのと似通ったものになると思いますので、よろしくお願いします。
125 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/01/30(月) 22:44:19.88 ID:TsZuZMLIo
お疲れ様!!
待ってるよ!!!
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(京都府)
[sage]:2012/01/31(火) 05:47:22.54 ID:DLHWxWjho
乙!
面白かった!
いっぱいニヤニヤできるポイントあったが、
>姉(か、わいい…えへへ…///) ここがすごく好きだなww
新作もあるようで、また楽しみにしてます!
73.69 KB
[ Aramaki★
クオリティの高いサービスを貴方に
VIPService!]
↑
VIP Service
SS速報VIP
専用ブラウザ
検索
Check
Tweet
荒巻@中の人 ★
VIP(Powered By VIP Service)
read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By
http://www.toshinari.net/
@Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)