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スプリングマン「学園都市?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 02:00:24.35 ID:SBHDtO3DO
スプリングマンはモンゴルマンとの対決に負けた後、戦いを辞め自らの体を生かしたパフォマーを目指していた。

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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 02:08:55.30 ID:SBHDtO3DO
バネ「ま、というわけだ。バッファローマン良いところを紹介してくれ。」


牛「ん、ん…。それだったら学園都市ってところがいいんじゃねぇか?」


バネ「学園都市って日本の技術の粋が集まるというあの…」



牛「ああ!そうだ。最近、超人の招致を始めたらしい。行ってみる価値はあるんじゃねぇか?」




バネ「学園都市ねぇ…」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 02:18:01.23 ID:SBHDtO3DO
スプリングマンは正直学園都市が好きではなかった。


バネ「無理やり超人のようなものを生み出すような所だぜ。ろくなもんじゃあるまい。」


牛「詳しいことまではしらん。」



バネ「無責任な…、まぁいい。金に困っているし、仕事場を選べる身分じゃないからな。行くしかないか…」


牛「さすがに4000年も生きてると言うことも違うな!」


バネ「お前がズレてんだよ!」


世間一般とはズレているバッファローマンにしか相談出来ない自分の交遊関係の狭さにがっかりするしかなかった。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 02:50:58.48 ID:SBHDtO3DO
バネ「ちっ、結局来ちまった。」


数日後、学園都市の前にスプリングマンの姿があった。


あの後、強引にバッファローマンに押しきられてしまい中に入る手続きをやらされたのである。人気超人のバッファローマンからの紹介とあってか話は面白いように進んだ。



バネ「はぁ〜、やるしかないか。ったく、高笑いの一つも出来やしねぇ。」


そう呟くとさらっと手続きを済ませ中に入って行った。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/05(日) 07:09:52.46 ID:wgyOuoj5o
なんだこれ
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/05(日) 09:28:13.00 ID:plG7n7fi0
ちゃんと手続きして学園都市に入るやつ初めて見たわwww
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 09:37:19.74 ID:SBHDtO3DO
バネ「学園都市か…、思った以上にすごいな。」


スプリングマンは、想像以上に技術が進んでいる学園都市を本来の目的も忘れて、観光気分で見て回った。


バネ「町の清掃ロボが監視も兼ねてんのか。まったくこうも多いと逆に住み心地悪そうだな。」



???「ちょっとそこのあなた!」


スプリングマンは声のする方に目を向けた。



???「風紀委員の白井黒子ですの。あなたは今日こちらに提出する書類があるんじゃなくて?」



スプリングマンは、すっかり忘れていた。提出すべき書類があったことを。警備員と風紀委員に場所の使用許可を取るための重要な書類だ。



バネ「ああ、すまん。わざわざ取りに来てくれたのか。」



黒子「まぁ、見回りがてらにってところですの。それに早く提出してもらわないと困りますの。一緒に風紀委員まで来てもらいますわよ。」



バネ「こいつはありがたい。是非そうさせてもらおう。」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/05(日) 09:37:20.65 ID:UJtI2Vbuo
スプリングマン好きの俺得
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/02/05(日) 09:56:46.56 ID:hkAG4phCo
例のスレで超人が登場してたから立てたん?
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 10:02:54.29 ID:SBHDtO3DO
黒子「まったく、私達とて暇なわけではないんですよ。」



バネ「分かったよ、勘弁しろよ。ちっ、俺が悪魔超人だったらどうなってたか分からんぞ。」



黒子「ぜひ、どうにかして欲しいものですわね。」



バネ「ちくしょう、知ってて言ってやがる。」



スプリングマンは金に困って学園都市に来ているし、何より錆び付いた体を無理やり磨いて直したため、少しでは身体がきしむのである。



黒子「とーにーかーく、さっさと書類を…」


バネ「ここか、その風紀委員ってのは?」


黒子「下らない話をしている間に着きましたわね。まったくあなた達超人にはほとほと困らせられますわ。」



バネ「あなた達?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 10:07:31.33 ID:SBHDtO3DO
>>9
いいえ、ちょっと前から考えていたものです。



スプリングマンが好きなので処女作にこの題材を選びました。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/05(日) 10:49:54.98 ID:UtLAU1yB0
レオパルドンやシシカバブーならともかくよりよってスプリングマンwwwww
もしプリンプリンが学園都市に来たら即逮捕だろうなwwwww
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 10:55:02.46 ID:SBHDtO3DO
スプリングマンが風紀委員支部に入ると見覚えのある顔、ない顔がいた。



バネ「なんでステカセとカメラの超人がいるんだ!特にステカセ、お前は時代から4、5歩遅れてじゃねぇか!」


ステカセ「いや、それはこっちのこっちのセリフだ!しかも俺は遅れてなんかねぇ!録音も出来るんだぞ!」


バネ「改造の程度が低いんだよ!学園都市に来てその程度か!」



???「いや、そこの二機。」



バネ「俺は機械超人じゃねぇよ!どっちかというとパーツだよ!」



???「話が進まんので自己紹介をさせてくれ。私の名前はMr.VTR。今回の演出担当だ。」



バネ「演出?ってことはまさか!?」


ステカセ「俺が音響担当だ。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 11:12:24.31 ID:SBHDtO3DO
バネ「はぁ…科学の最先端が集まるこの学園都市で音響がステカセかよ…。」



ステカセ「なんだよ、不満がありそうだな。」



バネ「不満以外の何物もねぇわ!」



VTR「ま、まぁバネの超人。書類の提出に来たのではないか?」


バネ「あ、そうだ。すまんが、ちょっと提出してくる。」



ステカセ「まったく、お前はどこか頭のネジ抜けてるよな。」


バネ「バネにネジってな、お前…」



ステカセ「例えだよ、例え。」



バネ「分かってるわ!」



黒子「内輪揉めは済みましたの?」


バネ「あ、ああ。すまんな。これが提出書類だ。」



黒子「意外に字綺麗ですわね。」


バネ「ほっとけ。これから警備員にも行かなくちゃならねぇんだからよ。」



???「その必要はないじゃん。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 11:38:35.72 ID:SBHDtO3DO
???「警備員の黄泉川じゃん。書類を受け取りに来たじゃん。」



バネ「ありがたい。じゃあ書類だ。」


黄泉川「ありがとじゃん。じゃあ仕事に戻るじゃん。」


バネ「こちらこそ助かったぜ。」


黄泉川「暇があれば一緒に飲むじゃん。」


バネ「暇があったらな。」



ステカセ「暇しかないのにな。」



バネ「お前な。」



黒子「!、ちょっとすいません。事件が起こったようなので席を外させて頂きますわ。」



VTR「我々も手伝おう。これから世話になる身だしな。」



バネ「さりげなく俺達を入れるな!ステカセお前も準備体操してんじゃねぇよ!」



黒子「じゃあ、やり過ぎないようにお願いしますわ、スプリングマンさん。」



バネ「ナチュラルに俺を人数に入れんな!」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 11:57:53.05 ID:SBHDtO3DO
バネ「結局来てるし…」



黒子「相当なお人好しですわね。本当に悪魔超人だったんですの?」



バネ「ちっ、さっさとやれよ。仕事なんだろ。」



ステカセ「盛り上がる曲をかけてやるぜ。」


VTR「私はそれに相応しい演出をしよう。」



バネ「茶化しに来たんなら帰れよ。」



???「本当ね。」



黒子「お姉さま、ここはお手を出さないで下さいまし。これは風紀委員のお仕事ですの。」


???「もうちょっと早く来なさいよ。そこのイロモのどもの世話なんかしてないで。」



バネ「ずいぶんな言い様だな。仮にも守ってもらっている身分だろうに。」



???「おあいにくさま。私は私でなんとか出来るの。」


そんなことを話している間に黒子は強盗に前に踊り出た。



黒子「風紀委員ですの。」

強盗A「なんだぁ?」


黒子「強盗の現行犯で逮捕しますの。大人しく捕まって下さいな。」



強盗B「ふざけんじゃねぇ!」



強盗が殴りかかるが、あっという間に倒してしまった。



バネ「やるな、あいつ。俺達程でなくても。」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 16:31:56.09 ID:SBHDtO3DO
???「すごいですね、白井さんは。」


バネ「ん、誰だ?」



佐天「私の名前は佐天涙子。で、後ろにいるのが」


初春「初春飾利といいます。」



ステカセ「そういえばあいつ、強盗の前まで瞬間移動したぞ!」



バネ「学園都市だ、そんな奴らがゴロゴロいる。大して気にするもんでもないと思っていたがな。」


VTR「私が編集したわけてはないぞ。」



バネ「分かってんだよ、んなことは!」



初春「白井さんの能力は空間移動。しかもレベル4なんですよ!」



ステカセ「超人強度でいうならどれくらいすごいんだ?」



初春「え、えーとそれは…」


バネ「真面目に答える必要はねぇぞ。」


その時である。佐天の目に拐われそうな子どもの姿が入ったのである。



佐天「助けなきゃ!」ダッ


バネ「おい、佐天!どこに行くんだ!?」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 16:49:10.05 ID:SBHDtO3DO
バネ「佐天があっちの方へ走って行ったぞ。黄泉川に連絡して保護を…」



VTR「無理だ。さっき強盗と戦っている所を見た。こっちに来て涙子ちゃんを助けるのは無理だろう。」



ステカセ「しかし早くしなければ間に合わんぜ。」


バネ「こういう時に編集が役立つんだろうが。VTR、やってくれ。」



VTR「フィルムをあいにく切らしていてな。」


バネ「科学の最先端の都市になんでフィルム式のカメラがあるんだよ!HDDに替えとけよ、んなもん。」



VTR「ハサミでフィルムを切る瞬間が好きなんだ!」



バネ「知らねーよ、お前の好みなんて!」



ステカセ「どっちかっていうと俺、初春ちゃんの方が…」



バネ「初春引いてんじゃねぇか、止めろよ!今は佐天の方が先だろうが!」



初春「あっ、佐天さん!」


その時、子どもを庇って顔面に蹴りを食らった佐天の姿が目に入った。



VTR「野郎、顔に蹴りを!」


???「邪魔よ、どいてなさい。これは私の喧嘩なの。」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 17:15:33.98 ID:SBHDtO3DO
強盗C「そ、そう言えば聞いたことがある。常磐台には腹黒テレポーターがいると。」



黒子「誰が腹黒テレポーターですの?」


強盗C「そして、そのテレポーターを心底魅了する電気使いがいると!」



黒子「解説ご苦労様ですの。」ゴッ


強盗「かはっ…」



そんなやり取りの間に強盗は車に乗り込み、少女に向かって走り始めていた。



強盗D「どけええええ!」



バネ「危ないから下がってろ!」



???「ちょうどいいわ、見ておきなさい。私の『超電磁砲』を。」



バネ「超電磁砲?」



黒子「ええ、あの方こそ常磐台のエース。第三位の御坂美琴お姉さまですの。」



バネ「お前いつの間に来たんだよ。」



ステカセ「そんなことより見ろ!轢かれるぞ!」


美琴はコインを上に投げた。そしてそれをおもいっきり指で弾いた。



ギューン




バネ「な、なんだ、あれは?」



VTR「人間業じゃねぇな…」



黒子(おかしいですわね、レベル3程度の能力者ならともかくレベル4の能力と思われる者も…)
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 17:37:56.34 ID:SBHDtO3DO
黒子「って、考え事をしていたら、せっかくのお姉さまの超電磁砲を見逃してしまいましたわ。」


バネ「ま、一件落着…」



美琴「してないわよ。悪魔超人が2人もいるってことはつまりあんた達が親玉ってことね。」



ステカセ「ち、違う!」



黒子「そうですわよ、お姉さま。この方々は学園都市にパフォーマンスをするためにいらっしゃった超人ですわ。」


美琴「本当にそうかしら。あんたが初春さんと佐天さんと話している時、こいつらが通りかかったわね。そしたらあんた、そいつらの所に向かって行ったわね。もしかして危険だからじゃないの?隠したって無駄よ。」



黒子「それは提出書類を受け取るためですわ。本当ですのよ。実際に書類を提出してますし。」



美琴「本当にそうかしら?」



ステカセ「佐天ちゃん大丈夫かい?」



VTR「まったく女性の顔を蹴るとは…。絆創膏だ、貼りなさい。傷口を洗ってからな。」



佐天「あ、ありがとうございます!」



バネ「お前ら何やってんだ!?今、ものすごく疑われてんだぞ!」


美琴「本当にあんたらは一発電撃を食らいたいみたいね。」



初春「ま、まぁ、いいじゃないですか。今日はもう遅いから帰った方が…」



VTR「そうだな、私達が佐天を送っていってやるから。」


美琴「それが信用できないって言ってんの!」



黒子「門限がありますから帰りますわよ。お姉さま。」


美琴「で、でも…」


佐天「大丈夫ですよ。」



初春「わ、私もそう思います!」


美琴「知らないわよ、本当にもう。」



バネ「…」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/05(日) 19:11:10.49 ID:UtLAU1yB0
これはウザかった頃の初期美琴・・・・
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 20:00:06.05 ID:SBHDtO3DO
VTR「改めて大丈夫かい?」


佐天「はい!でも三人ともファイトの時とは性格が違うんですね。」


バネ「あれは、自分の気持ちを作るためにやってるんだ。」



ステカセ「いつも書類を書くのはスプリングマンだったな。」



VTR「私もそうだな。盛り上がりっていうのを意識するんだ。そうすると恐怖が薄れる。」



ステカセ「あと、スプリングマンは何事も手続きをきちんとする奴だったな。あのリキシマン戦とかもさ、段取りとか演技の練習とかしてさ。」



バネ「お前、裏側言うなよ!恥ずかしいじゃねぇか!」



VTR「まあ、超人としては戦いもせずに若い女の子としゃべっている時点で恥ずかしいがな。」



バネ「お前はなんでそんなしてやったりみたいな顔で言ってんの!?」


ステカセ「お前にはこいつの顔が分かるの!?」



佐天「でも、羨ましいな…。そんな何も気を置かずに話せる友達がいて。」



バネ「どうしたんだ、そんな顔して?」



ステカセ「君にはマイエンジェルの初春ちゃんがいるじゃないか。」



バネ「だから止めろ。」



佐天「実は私、無能力者なんです。」


バネ「ん、ああ。」



佐天「反応薄いですね。」


ステカセ「ゲエーッ、そいつは驚いたぜ!学園都市の人間は全員能力があるものと思っていたぜ。」


VTR「だが、それがどうしたんだ?」


佐天「初春も白井さんも御坂さんも能力者なんです。私…」


バネ「それは間違ってる。」


佐天「!?」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/02/05(日) 20:13:10.61 ID:JThp+uQBo
四次元殺法コンビ(「よい子の諸君!」)出して、上条説教に対抗して欲しいな
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 20:39:17.92 ID:SBHDtO3DO
>>23


BH「よいこのステイル君、上条君、元気かな?」


ペンタゴン「こんなマンションで戦っちゃいけないよ。」


ステイル「黙れ!吸血殺しの紅十字!」


ブラックホールへと紅十字が迫る!


その時!



ペンタゴン「クロノスタイム」



ステイル「何!?、ぐはぁ!!」


BH「上条君に襲いかかってもいい。」



ペンタゴン「但し、私達を倒してからにしなさい。」




ごめんなさい…こんな文章力で。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 20:55:12.80 ID:SBHDtO3DO
では本編に戻って…



バネ「お前は友人をその程度でしか判断できんのか?」


佐天「その程度?それは、力を持ったあなた達だから言えることで…」



バネ「それを言うなら、力を金に変えてみろ。お前にとって、友人との関係は金よりも弱いのか?」



佐天「それとこれとは!」


バネ「違わないね。はっきり言える。俺だってバッファローマンのパワーは羨ましいさ。だからといって奴との付き合いは絶えてない。むしろ良いものだ。」



佐天「っ…」


ステカセ「マイエンジェルの初春ちゃんはいい子だからきっと佐天ちゃんの力になってくれる。」


VTR「それにな、君みたいな可愛い子の泣き顔を撮るのは私の趣味じゃない。」

佐天「そ、そんな可愛いだなんて…」


ステカセ「あ、今笑った!」


佐天「い、いや、これは…」


VTR「笑いなさい。笑えればそれが力になる。苦しい時にこそ笑いなさい。まぁ、悪役みたいに高らかに笑えっていう意味じゃないけどね。」



ステカセ「まぁ、良いこと言うじゃねぇか。佐天ちゃんの出来ることは笑うこと。佐天ちゃんの笑いはみんなを明るくする。これはすごい能力じゃないか!」



佐天「み、みなさん。」


カシャ


佐天「へ!?」


VTR「君の笑顔の写真だ。とっておきなさい。挫けそうな時、力になるだろう。」


佐天「ありがとうございます!」


バネ「今頃インスタントかよ。」



VTR「チェキだ。」


バネ「変わらねーよ!」


佐天(やっぱりいい人達みたい。悪魔超人だからといってみんながみんな悪い人達じゃないんだ。)
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2012/02/05(日) 22:46:00.10 ID:rKw1G51A0
後に改心して味方になるって流れはいいよな、そこんとこはやっぱ少年漫画的だし禁書と通じる気がする

期待

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 22:49:14.07 ID:SBHDtO3DO
佐天「送ってくれて、ありがとうございます。」


ステカセ「ああ、またな!」


VTR「では、また!」


バネ「パフォーマンス見てくれよ!」



ガチャン


ステカセ「どうするんだ?」


バネ「ん、さっきの公園に戻ろうか。」



VTR「だな。」



???「やっぱり私のことに気付いてたんですね。」



ステカセ「君は、マイエンジェル初春ちゃんじゃないか!」


バネ「止めろって、半端じゃない引き方だぞ!」


VTR「なぜ、着いてきたかは大方予想ができる。」


ステカセ「ん、ああ。俺に会うためか。」


バネ「ちげーよ。佐天のことだろ。」


初春「は、はい。じ、実は…」


ステカセ「公園で話そうか、家の前だし。」


VTR「ふぬ、もう6時だな。あと一時間くらいは話せるだろう。」


バネ「そんなに話すつもりはねぇよ。」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 23:07:56.62 ID:SBHDtO3DO
初春「さ、佐天さんが能力のことで悩んでいるなんてわかってはいましたけど…」


バネ「自分には何もできないか…」


初春「え、ええ…」



バネ「ずいぶんと考え込んでいるようだが、あれは佐天の問題であり佐天が解決すべき課題だ。お前は何もできない。」



初春「そ、そうですよね。」


バネ「だから、忘れてやれ。あいつは悲しんでいる自分を見られたくないタイプだ。」



初春「…確かに。」



バネ「本当にあいつのためになるのはしないことだが…、まぁ、アドバイスくらいはしてやれ。相談されたらな。」



初春「はい!」



VTR「ステカセ、ずいぶん黙っているな。どうした?」


ステカセ「いや、天使の涙は見たくないものだろ。」



バネ「知ったことか、ったく…。まぁ、困ったことがあったら遠慮なくステカセに言え。」


初春「は、はい。分かりました。」


VTR「では、送っていこうか。」


ステカセ「そうだな。」



バネ(だから嫌いなんだ、学園都市ってのはよ。こういうのを見ると昔のあいつや俺を思い出すみたいで。)


ステカセ「どうかしたか、やけに険しい顔をして?」

バネ「ほっとけ。元々こういう顔だ。」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 23:21:41.39 ID:SBHDtO3DO
ステカセ「はい、ここね。」


初春「ありがとうございました。」


VTR「トラブルが起こらなくて何よりだ。」


バネ「ホテル帰って寝ようかな…」


VTR「私は仕事場に戻るか。」


ステカセ「俺も。」


バネ「仕事場ってどこだよ。」


VTR「テレビ局だ。」


ステカセ「同じく。」


バネ「仕事があるっていいな…」


ステカセ「い、いつか見つかるさ。」


VTR「近くのコンビニでバイトをしながら本職を探せばいい。」


バネ「4000歳の前科持ちを雇うバカがどこにいんだよ。」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/05(日) 23:37:06.36 ID:SBHDtO3DO
〜翌日〜


バネ「ということなんですがいかがでしょう?」



コンビニ店長「採用。」



バネ「本当ですか!ありがとうございます。」


店長「経験ありだから即戦力で入ってくれるね。」



バネ「はい!」


店長「じゃあ、いきなりだけど明日のこの時間来てもらえる。」


バネ「はい。」













バネ「バイトって結構審査緩いな…」


履歴書の欄にはびっちりと4000年分の経歴等が書き記してある。これで落ちるというのが無理という程の履歴書を書き上げていた。まぁ、本人の誠実な人柄もあるのだか。


スプリングマンは自分が受かる理由は700万パワーだったからと思っていたらしい。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/06(月) 00:03:26.56 ID:rDXvy1/DO
スプリングマンは常磐台の近くのコンビニで働き始めた。ステカセやVTRが黒子とコンタクトがとれる位置がいいと薦めたため、それに乗ることにした。



バネ「いらっしゃいませ。」



バネ「ありがとうございました。」



店長「いや、スプリングマンさんは真面目に働いてくれて助かりますよ。」



バネ「ありがとうございます。」


バネ「いらっしゃいませ」

美琴「あ。」


スプリングマンは表情一つ変えずに業務をしているが、美琴は明らかに不満の表情を浮かべていた。



美琴「ねぇ。」



バネ「はい、なんでしょうか?」



美琴「ふざけてんの?」



バネ「い、いえ。私が気に障ることをしましたか?」


美琴「そのしゃべり方が不愉快よ。」



バネ「しかし、決まりでございますので。それで御用は?」


美琴「あんたと話がしたい。」


バネ「お急ぎでしょうか?」


美琴「急ぎも急ぎよ。ここですぐに答えてちょうだい。」


バネ「すいません、こちらレジなので裏の方に。」


美琴「裏に行ったら何されるか分からないでしょ。ここで答えなさい。」


バネ「他のお客様のご迷惑に…」


美琴「あんたがいるだけで学園都市中が迷惑するわ。」


バネ(そ、そんな無茶苦茶なことがあってたまるか!)
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/06(月) 00:10:20.29 ID:rDXvy1/DO
バネ「警備員呼びますよ?」


美琴「まったく悪知恵は働くのね。また来るわ。」



美琴はそのまま出ていってしまった。その際、美琴の電流で店の電子機器をほとんどを停止させて。



バネ「か、感電は免れたか…」


店長「スプリングマンさん。実は…」



バネ「は、はい!」


店長「解雇しなければいけなくなりまして、その…」


バネ「」



結局、仲間が薦めた仕事を1日でおじゃんにしてしまった。




バネ「お、俺が何をしたんだ…」


今日はここまでにして寝ます。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 06:07:31.77 ID:2d76vFgDO
美琴粉々になればいいのに…
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/06(月) 07:06:17.91 ID:rDXvy1/DO
バネ「今晩の飯を食えば金は尽きるな…」



黄泉川「どうした、暗い顔してんじゃん?」


バネ「ん、ああ…、黄泉川か。いや、仕事がな…」


黄泉川「飲みに行くじゃん。悪いことがあった日は飲みに行くのが一番じゃん。」


バネ「か、金が…」



黄泉川「それくらいおごってやるじゃん。」


バネ「す、すまんな。なんか、気を使わせたみたいで。」


黄泉川「その代わり結構長いこと付き合ってもらうじゃん。」


バネ「バッファローマンも結構飲むからな。長く付き合うことは苦じゃない。」


黄泉川「じゃあ、私の行き着けの店に行くじゃん。多分、私の知り合いもいると思うじゃん。」


バネ「悪いな、本当に。」



黄泉川「気にすることないじゃん。」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/06(月) 16:59:22.78 ID:rDXvy1/DO
黄泉川「ここじゃん。」



バネ「学園都市に屋台か、意外だな。」



黄泉川「味は保証するじゃん。」


???「もう遅いのですよ。私、先に飲んでました。」


黄泉川「よっ、小萌。こっちはスプリングマンだ。さっきここに来たら会ってな。」


小萌「月詠小萌です。よろしくお願いします。」



バネ「こ、子どもの飲酒も許されているのか…、さすが学園都市。」



小萌「私は子どもじゃありませーん!」



黄泉川「こいつは、一応私と同じ教師なんだ。」


バネ「いったい、いくつなんだ、こいつは…」


小萌「女性に年齢を聞くのはタブーなのですよ。」



黄泉川「まぁ、自己紹介はそこそこにして飲むじゃん。大根と卵一つずつ。あとビール二つ。」



おやじ「あいよー。」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 08:41:24.32 ID:L42CTgSDO
バネ「でな、あの時バッファローマンが脱ぎだしてな…」



黄泉川「あっははは。それは傑作じゃん。」



小萌「こっちにもう一本追加です。」



夜の飲み会は盛り上がっていた。



バネ「今日、一日でバイトクビになって…」



黄泉川「それなら、うちの学校の清掃をして欲しいじゃん。給料も出すじゃん。」


小萌「そういえば学生で有志を募ってバイトのような形でやってましたね。」



バネ「清掃ロボがいるだろう。」


小萌「補習の生徒ちゃんもいるのですよ。」


バネ「補習が終わってからでも…」



黄泉川「本当なら学生しか出来ないを無理を押し通してやらせてやるつもりじゃん。」


バネ「あ、ああ。そういうことか…すまん。」



黄泉川「気にしなくていいじゃん。もっと飲むじゃん。今夜は私の奢りじゃん!」



小萌「太っ腹ですね〜。」



バネ「酔い潰れないでくれよ。」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 15:35:18.20 ID:L42CTgSDO
黄泉川「くかー。」



バネ「一番最初に酔い潰れれてるよ。って、お代お前持ちだろ!寝られたら困るんだけど!?」


小萌「もう一本!」



バネ「お前は何本飲むんだよ!」


小萌「タバコ吸っていいですか?」


バネ「タバコも吸うのか。まぁ、気にはしないけどよ。」



小萌「じゃあ、お言葉に甘えて。」



黄泉川「でへー。」


バネ「おい風邪ひくぞ。家に送ってやりたいが…」


小萌「じゃあ、あと五本飲んだら案内してあげます。」


バネ「ご、五本!?の、飲むなぁ…」


小萌「お代は私が払っておきますから、気にせず待ってもらってかまわないのですよ。」



バネ「おっ、おう。すまんな…」



夜はこのまま更けていくのだった。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 16:11:48.71 ID:L42CTgSDO
美琴「ざまぁないわね。」


スプリングマンを徹底的に追い詰めてやった美琴は優越感を持っていた。



美琴「風紀委員も悪魔超人がいるのに動かないなんて甘過ぎるのよ。何か起こってからじゃおそいんだから。」



黒子「あ、お姉さま。」



美琴「黒子じゃない。どうしたの?」



黒子「この先のコンビニで電気系統の能力者が…」



美琴「何が言いたいわけ?」ビリビリ


黒子「い、いえ。別にお姉さまを疑っているわけでは…」



美琴「天罰を下してやったのよ。」



黒子「やっぱりお姉さまでしたのね。」



美琴「何よ、悪魔超人なんでしょ。」



黒子「お姉さま、勝手な行動はお慎み下さいませ。今回は、コンビニの方も大目に見ると言って下さいましたが犯罪なのですよ。」



美琴「法と正義は別よ。」



黒子「お姉さま…、あ!お昼まだでしたよね。一緒に食べません?」



美琴「いいわね。行きましょう。」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 16:15:10.62 ID:Me2LjPvf0
おい、この初期美琴をなんとかしろよ!
ビアージオやテクトパトルなみにひどい!
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/02/07(火) 16:29:55.87 ID:qfC5VlVAO
これは原作一巻以上に酷く書かれてると思うが…

あと常盤台ね
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 16:38:58.53 ID:L42CTgSDO
黒子「あら、初春いましたの?一緒のファミレスなら教えてくれれば良かったですのに。」



初春「すいません。気がつかなかったもんですから。」



佐天「そんなことより凄いニュースがあるんですよ!」


黒子「なんですの?」



佐天「レベルアッパーって知ってますか。」


初春「レベルアッパーって使用者のレベルを上げてくれるアイテムのことですよね。」


美琴「そんなもの存在するわけないでしょ。」


佐天「でも、凄くありませんか!?」


黒子「もし存在するとしたらですけどね。」



美琴「そんなのを使ったって自分の力で得なければ何にもならないじゃない。」



佐天「でも、自分の力じゃどうにもならないことだって…」



美琴「ないわよ。正義超人がいつも証明してくれたじゃない。できないことなんてないって。」



黒子「ま、まぁ、お話はここまでにして初春戻りますわよ。」



初春「は、はい!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 16:42:32.59 ID:L42CTgSDO
>>40
間違ってた…、すいません。


美琴は結構ひどく書いてるつもりはないのですが…



まぁ、これから変わっていくと思います。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 17:47:58.18 ID:L42CTgSDO
美琴「佐天さんと二人か、珍しいわね。」



佐天「そうですね。いつも初春か白井さんが一緒にいましたから。」



美琴「あいつらから送ってもらった時、変なことされなかった?」



佐天「いいえ、逆に励ましてもらいました。」



美琴「へぇ…」



佐天「ステカセさんもスプリングマンさんもみんな悪い人達じゃないんです。ただ悪魔超人と正義超人との戦いのために悪になっている。そう思えるんです。」



美琴「でも…あいつらは正義超人を殺したわ。」



佐天「確かに。でも、それはリングの上で、です。リングから降りれば悪魔も正義もないんです。」



美琴「そ、そんな都合のいいことが」



佐天「リングの上ではお互いに真剣勝負なんです。正義超人だって悪魔超人を殺してます。」



美琴「だ、だけど…」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/07(火) 19:13:50.16 ID:VYMqv6WAO
スプリングマンはキン肉マンのゲームで持ちキャラだったなー
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/07(火) 19:43:37.44 ID:O8qUJCDGo
初期美琴は無駄にプライド高いし完璧超人枠だな
正義超人向きじゃない
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 21:24:30.42 ID:L42CTgSDO
その時である。


ドオォォォオン


美琴「な、何!?あの音!!」



佐天「ここ最近起こっている爆破事件ですよ!!初春達がここの近くで爆破予告があるって…」



美琴「ってことは!」



佐天「初春が!」



窓の外には初春の姿があった。その上には瓦礫が見える。



佐天「初春が!」



美琴「超電磁砲も届かないしどうすれば…」



次の瞬間、目に見えたものはステカセが初春を突飛ばし、自分が瓦礫の下敷きになる場面だった。


佐天「…」


美琴「な、う、初春さん!」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]:2012/02/07(火) 21:25:39.47 ID:8W5G9RgDo
>>44
あの鬼畜コンボキャラか
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 22:23:34.11 ID:L42CTgSDO
初春「す、ステカセさん!」



ステカセ「初春ちゃん、無事で良かった…」



初春「で、でもステカセさんが…」



ステカセ「ボディがちょっとへこんだだけだ。命に別状はない。」



初春「でも病院には…」



美琴「電器店の間違いじゃないの?」



初春「御坂さん…」



美琴「こんなの放っておいて早く…」



初春「こんなのってなんですか!?放っておくってなんですか!?私、御坂さんを見損ないました!」



佐天「初春…」



美琴「でも、悪魔超人よ。敵なのよ。」



初春「私にとって敵はこの爆破事件の犯人です。ステカセさんじゃありません!」



美琴「だからって…」



初春「命の恩人なんです。だから今度は私が助けなくちゃいけないんです。」



初春はステカセに駆け寄ると必死に瓦礫をどかそうとした。



佐天「私もやります。」



佐天もそれを手伝うがどけることはできない。
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 22:47:15.76 ID:L42CTgSDO
美琴「佐天さん、初春さんどいてくれる?」


初春、佐天は言われるままにそこから退いた。


ギュイーン



超電磁砲が瓦礫を砕いた。


初春「御坂さん…」



美琴「勘違いしないでよね。これはあくまで初春さんのかりを返しただけであってあんた達を認めたわけじゃないから。」



ステカセ「わかってるよ。」


ステカセが立つとギシギシと音がした。内部にダメージを負っているのは明らかだった。



佐天「だ、大丈夫なんですか?」



ステカセ「何も問題はない。」



初春「嘘です!そんな音をたてていて大丈夫なわけがないじゃないですか!」


ステカセ「これくらいなら…」


ガシャーン



ステカセは倒れ動かなくなった。
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/07(火) 22:50:17.86 ID:Me2LjPvf0
ステカセキングううううううぅぅぅぅぅぅぅ!!!
 
まあキン肉マンだしすぐに生き返るか。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/07(火) 23:32:11.71 ID:L42CTgSDO
ステカセ「う、うーん。」


美琴「あら、意外に早く目を覚ましたのね。あれから三時間と経ってないのに。」



ステカセ「こ、ここは…」



???「やあ、ここは病院だ。」



ステカセ「だ、誰だ?」



???「君の担当医だよ。カエル顔の医者ってよく言われるけどね。」



ステカセ「じゃあ、あんたが。」


カエル顔「まぁね。ドクターボンベに師事していた時期の経験で治させてもらったよ。」



ステカセ「いや、凄いな。」



カエル顔「それよりあの二人と話してあげなさい。君のことをずっと心配していたんだよ。」



ステカセ「そうだったのか…」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/02/08(水) 07:34:18.40 ID:/uSJrh3AO
ゆで卵食いてえ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/08(水) 18:25:21.27 ID:LuE7h5MDO
初春「だ、大丈夫ですか?」


佐天「本当に心配したんですからね!」



ステカセ「わ、悪いな…」



VTR「よっ、見舞いに来たぜ。」



ステカセ「ありがとうな。」



美琴「スプリングマンは来ないわね。」



ステカセ「あ、あいつは俺らが斡旋したバイトやってるはずだから夕方頃来るんじゃないか。」



VTR「まぁ、履歴書も一晩費やして書いてたからな。」



ステカセ「あいつも意外と仕事熱心だから。」



美琴「へ、へぇ…そうなんだ…」



ステカセ「ま、来るまで気長に待つさ。」



VTR「だな。」



初春「リンゴ向きましょうか?」



ステカセ「ありがとうな、本当。でも自分でむけるから大丈夫だ。」



美琴(さすがにクビにしてしまいました。って言える状況じゃないわね。)
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/08(水) 18:33:07.65 ID:n8bPG8LL0
「w」を付けてなくてここまでひどい美琴は始めてみた。
佐天「アイテム?」のゲスレーター並に本編と遠い世界線だろうな、ココ。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/08(水) 18:44:36.16 ID:jmLAnmDAO
けど違和感はあんまり無い不思議
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/08(水) 19:08:38.41 ID:n8bPG8LL0
それはたぶん上条さんや妹たちや一方通行と出会わなかったら、このスレみたいになってたかもしれない。
ゲスレーターも打ち止めと出会わなかったらなっていたかも知れない可能性もあるし。
どっかに上条さんの義妹として存在する純粋なインデックスもいるかもしれないしな・・・・
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/08(水) 19:39:32.38 ID:LuE7h5MDO
黒子「お見舞いに来ましたの。」



ステカセ「ありがとう。」


黒子「ちょっとお聞きしたいのですが、今回の爆破事件について…」



初春「ステカセさんを疑ってるんですか?」



黒子「逆にステカセで爆破事件を起こせる方法を聞きたいですわ。」


佐天「ですよねー。」



黒子「今回の件でどうしても協力したいという超人がいまして。」


ステカセ「協力したい超人?」



美琴(また増えるの…)
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/08(水) 20:50:37.27 ID:LuE7h5MDO
???「おっ、ステカセ!元気か?」



ステカセ「ったく、けが人が元気ってわけはないだろ。ブラックホール。」



BH「いや、すまん。ステカセがけがをしたって聞いて飛んできたんだ。」



美琴「それだけかしら。」



BH「さすがに学園都市のお嬢様。鋭いところをつきますね。実際には悪行超人が悪さをしていると聞いて…」


美琴「手伝いに来たの?」


初春「み、御坂さん。」



BH「一緒にしないでくれ。あんなのは単なるチンピラだ。悪魔超人は誇り高く正義超人と戦ってるんだ。だから超人警察も我々を逮捕しない。」



美琴「ふーん。」



ステカセ「まぁ、気にしないでやってくれ、ブラックホール。悪魔超人がどうしても好きになれんらしい。」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [saga]:2012/02/08(水) 22:13:52.09 ID:FofgddUc0
キン肉マン好きなので期待
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/09(木) 07:06:10.00 ID:vIh980lDO
BH「だが、学園都市は殺人事件が起こらないだけましか。」



ステカセ「だなぁ。悪行超人は何も考えずに人を[ピーーー]。」



BH「悪魔超人を見下したりなど見逃せん事態になっている。」



ステカセ「でも悪行超人の事件は聞いてないぜ。」



黒子「今はスウェーデンの方から正義超人の方を呼んでおりますの。その方に全て任せてますわ。」



美琴「そういうことよ。悪魔超人のあんたの出番はないわね。」



BH「もっと別の理由で出番がなくなればよいのだが…」



黒子「そうですわね。」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2012/02/09(木) 09:16:08.72 ID:G1ScBALAO
よい子の諸君!
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/09(木) 17:03:15.61 ID:vIh980lDO
黒子「はい、白井ですの。」


風紀委員「超人が暴れています!至急、応援を!」



黒子「正義超人の方がいらっしゃるからその方を頼りなさい。私達の管轄ではないでしょう。」


風紀委員「暴れているのが、その正義超人なんです!」



黒子「な、なんですって!分かりましたわ、知り合いの超人を連れてそちらに…」


風紀委員「うわっ、何するんだ、やめ…」ガチャ


黒子「どうしましたの!?返事を…」



BH「行こうか、その場所へ。知り合いの超人ってのは私のことだろう。」


VTR「俺は…」



BH「残ってステカセのことを頼む。私がやられた場合のことを考えてな。」



VTR「俺は1700万パワーだ。お前よりは…」



BH「だからこそだよ。」



VTR「カッコつけやがって。行けよ、もしもの時は俺がなんとかしてやるからさ。」



BH「すまない…、行こう。」



黒子「さして遠くありませんの。」



美琴「私も行くわ。」



初春「わ、私も行きます!」



佐天「私だって!」



黒子「分かりました。行きましょう!」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/09(木) 17:11:16.72 ID:f8SAXTr60
なんか、30周年でキン肉マンたちが両さんたちの世界で迷惑するなはしを思い出した。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/09(木) 17:22:08.14 ID:vIh980lDO
風紀委員「ジージョマンさん、やめて下さい!」



ジージョ「ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ。」



現場に到着した黒子達が見たのは、スウェーデン出身のジージョマンが学園都市の学生にセクハラをしているところだった。



風紀委員「む、胸を揉むのはやめて下さい。」


ジージョ「ん?」


ジージョマンは佐天に飛びかかるといきなり尻を触った。



佐天「ひっ!」


美琴「何やってんのよ、あんた!」


ジージョ「おやおや、若い娘がそんなもの履いてちゃいかんのう。」


美琴「な、何を…ひっ!」


ジージョマンは美琴の短パンを脱がすと黒子の元に近寄ろうとした。


黒子「よっと。」



黒子がテレポートで移動した後にはブラックホールがいた。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/09(木) 19:33:37.72 ID:nV22GBfuo
やっぱりスウェーデンってこいつかww
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/09(木) 23:47:39.02 ID:vIh980lDO
ジージョ「おや、ブラックホールかい?」



BH「私を知っているのか?」



ジージョ「ちょっと風の噂で聞いただけさ。」


ジージョマンが初春の方へ動いたのをブラックホールは見逃さなかった。



BH「貴様、何をした?」


ジージョ「聞かずもがなじゃろ?」



BH「初春、下着があるか確認しなさい。」


初春「下着ですか…、っ…!」


初春は顔を赤らめるとその場に座り込んだ。ジージョマンの手にはパンツがある。



BH「それを返してやれ。」



ジージョ「返すと思うか?」


BH「返せと言っている。仮にもお前もペンタゴンと同じ正義超人だろう。」



ジージョ「かーっ、ぺっ!そんな二番手超人と一緒にするな。」



BH「二番手?」



ジージョ「テリーマンの二番手の超人ということじゃよ。」



BH「貴様、今すぐ取り消せ!」



ジージョ「悔しかったらリングで晴らせば良いじゃろう!」



BH「いいだろう、撤回させてやる。」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/10(金) 00:10:51.48 ID:yYeUXM69o
なんでよりによってあのじーさんを呼んだw
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/02/10(金) 07:03:32.94 ID:SAQpl6GAO
うら‥ちくしょう!うらや‥なんてこった
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/10(金) 16:57:14.21 ID:GMeGGN2AO
親戚馬鹿にされてぶちギレるブラックホールさん
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/10(金) 18:10:06.21 ID:Qe6D78gDO
BH「リングはどこにある!?」


ジージョ「そこにあるじゃろう。」



よく見るとリングの形に仕切られたアスファルトの道路がある。



BH「ちっ、ラーメンマンvsブロッケンJr.戦の再現か。」



ジージョ「お互いにパワータイプではないからの…」



BH「何が言いたい。」



ジージョ「つまりじゃ派手な技はかけん。血飛沫を見ることもなかろうて…」



BH「いいだろう。やってやる。」



佐天「ブラックホールさん…」



BH「良い子の諸君!試合はリングから離れて見るように!私との約束だ。」



美琴「はいはい、もう良い子って年じゃないけどね。」


ジージョ「その割りにはかわいらしいパンツを穿いておったのお。」



美琴「な、何を見てくれてんのよ!」



BH「レディーがはしたないぞ、美琴…ん?」



黒子「お姉さまのパンツ…お姉さまのパンツを…」



BH「く、黒子…少し落ち着いてくれないか…」



黒子「私はいつだって落ち着いていますの…」



BH「そんな殺気を放ちながらよくそんなこと言えるな。」



ジージョ「早くリングに上がらんか。」



BH「言われなくとも!」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/10(金) 18:20:20.94 ID:Qe6D78gDO
一方、その頃…


???「大変なことになったな、土御門。」



土御門「そうだな、アレイスター。」



アレイスター「なぜ、金槌を持っているのか教えてくれ。」



土御門「逆になぜ、あの超人を寄越したか説明してくれ。」



アレイスター「私としてはロビンマスクに来て欲しかったのだが…、どうしてもスケジュールが合わなくて仕方なく空いているスウェーデンの強豪超人を呼んだんだ。」



土御門「体よく問題を押し付けられたな。」



アレイスター「いつまでその金槌を…」



土御門「舞夏に何かあったら…」



アレイスター「解ったからやめてくれ。目がマジだぞ。」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/10(金) 18:44:32.95 ID:9or6IG/i0
アwwwwwwレwwwwwwイwwwwwwスwwwwwwタwwwwwwーwwwwwwww
こち亀とのコラボでロビンが出たとしても鎧がどっかにいって風紀委員に尋ねに来るイメージしか出来ない・・・・
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/02/10(金) 19:10:44.91 ID:2Vp0Rikro
>>22で出たリキシマンって誰だっけ?と思って調べたらウルフマンのアニメ版の名前だったのか
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/11(土) 08:28:34.29 ID:X3L4gxLDO
所戻ってジージョマンvsブラックホールのリング。



BH「ゴングはどうするんだ。」



ジージョ「ゴングなどあるはずないじゃろ。」



BH「なっ!?」



ジージョマンはいきなりライオンマウスを開け、ブラックホールの足を挟んだ。



ジージョ「若い者には分かるまい。捨てられる老人の恨み悲しみ。楢山バックブリーカー!!」



BH「ぐわぁぁ!!」



初春「ブラックホールさん!!」



美琴「頑張りなさいよ!ペンタゴンのためでしょ!」



BH「ふっ、ハァハッハッハ!貴様、フェイバリットをかけて終わったつもりか?しかし、まだ終わっちゃいないぜ!」



ジージョ「何を負け惜しみを言っとる。あんたの負けじゃ。」



BH「私が影に潜れるのを忘れたか?」



ジージョ「それが…、はっ!」



BH「貴様の体の中には今頃、でっかい影ができているだろうぜ!」



ジージョ「しまった!」



ジージョマンは楢山バックブリーカーを崩してしまった。



BH「ふっ、ハッタリも言ってみるもんだぜ。」



ジージョ「き、貴様ー!」


美琴「いい気味ね。やっちゃいなさい、ブラックホール。」



BH「おう!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/11(土) 20:00:48.35 ID:X3L4gxLDO
BH「こちらの番だ!」



ブラックホールは影に潜り込んだ。


ジージョ「ど、どこから出るつもりだ!?」


BH「遅い!」


ジージョ「な、何!」


BH「コブラツイスト!あばら骨を折ってやるぜ。」



ジージョ「く、くそ!ら、ライオンマウスじゃ!」



BH「させるかよ。このままあばらが折れるのを待つか、発言の撤回をするんだな。」



ジージョ「なんの、これしき。お主のような若者に負けるものか。」



BH「何っ!」



体勢をいきなり低くしたジージョマンに動揺したブラックホールはコブラツイストを解かれてしまった。




ジージョ「もう一回、痛い目を見るといい…」



ライオンマウスを開き再び足をとらえたジージョマン。



BH「ハッハッハ。私の頭の星はただの飾りじゃないんだぜ。ブラックホール式クロノスチェンジ!」



頭の星を回すとジージョマンと自分の体勢が入れ替わった。



BH「楢山バックブリーカー!」



ジージョ「ギャアアア!」



ブラックホールが逆にジージョマンを楢山バックブリーカーにとらえた。
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/11(土) 22:15:27.79 ID:X3L4gxLDO
ジージョ「ふぇっ、ふぇっ、ふぇっ。ワシの技の弱点くらい心得ておる。足の固定が緩いことくらいの!」



ジージョマンはもがくが抜け出せない。



ジージョ「なぜじゃ…」



BH「教えてやろう。俺の超人強度は700万パワーだ。お前のような老いぼれが足掻いてもパワーの差は埋まらない!」




ジージョ「な、何!?ぐわぁああああ!」




BH「さぁ、発言の撤回をしてもらおうか。」



ジージョ「わ、わかった。ワシが悪かった。撤回する!」



ブラックホールはそれを聞くとジージョマンを離した。



BH「今回は、悪魔超人として戦ったわけではない。命は助けよう。しかし、女性達には謝罪してもらう!」



ジージョ「食らえ、乳帯目眩まし!」



ジージョマンはブラジャーをブラックホールに投げた。


BH「こんなもの。」



ブラックホールはそのままブラジャーを吸い込んでしまった。



風紀委員「わ、私の…」



BH「な、何!?それはすまなかった。」



美琴「あのエロジジイ逃げたわよ!」



BH「一瞬の隙をつかれたか…」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/02/12(日) 02:59:41.00 ID:5mtFXodAO
乳帯を投げつけられ一瞬の隙しか出来ないはずがない
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 08:53:49.91 ID:ykKCUInDO
BH「まぁ、いい。」



ブラックホールは風紀委員の方へ近付いた。



風紀委員「ひっ。」



BH「お嬢さん、すまなかった。君のものとは知らずに吸い込んでしまった。」



風紀委員「い、いえ。いいんです。」


BH「いや、これで新しいものを買いなさい。」


ブラックホールは財布からそっと万札を取り出し、風紀委員に渡した。


風紀委員「こ、こんなの…」


BH「弁償と迷惑代として受け取ってくれ。若い子がブラジャーを取られ、胸まで揉まれたんだ。このくらいで済むとは思わないが…」



風紀委員「あ、ありがとうございます。」



BH「いや、礼は言わんでいい。」



風紀委員はそのまま走り去った。


BH「さて、初春。君の下着だが…」


黒子「どうすれば良いのでしょう。」



BH「この近くに洋服店は…」


美琴「セブンスミストがあるわ。」


BH「じゃあ、お金を渡すから下着を買って来てくれないか?」


佐天「私が行きます。」



黒子「まったく、困った正義超人でしたこと。」



BH「残虐超人でさえ正義超人だ。様々な正義超人がいる。まぁ、あんなの変わり種中の変わり種だ。」



美琴「ふーん。」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/12(日) 17:10:30.21 ID:pW8qejXIO
思わず開いてしまった
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 18:20:52.03 ID:ykKCUInDO
BH「いやぁ、すまん。少々遅めの昼食になってしまったね。おごってあげるから好きなのを食べなさい。」



初春「いいんですか?下着の代金まで支払ってもらったのに…」



佐天「そうですよ。悪いのはあの超人なんですから。」


BH「いいんだよ、それに私がもっと気をつけていれば初春も佐天も美琴も嫌な思いはせずにすんだだろうからね。」


黒子「次にあったら肉片にしておきますわ。」



BH「やめなさい。」



美琴「おせっかいは身を滅ぼすわよ。」


BH「お互いにな。」



美琴「そうね。」


佐天「パフェ頼んでもいいですか?」


初春「ちょっと、佐天さん!」


BH「遠慮はいらないよ。」



黒子「そう言えばあなた飲食はどのように…」



BH「あまり聞かないでくれ。言葉では説明しがたいのだ。」



初春(本当にどうなってるんだろう。)
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/13(月) 07:03:51.68 ID:Mv1MW2DDO
美琴「…」


BH「おい、美琴。頼んだものが来たぞ。」



美琴「え、ええ。ちょっと考え事してたわ。」



BH「ふむ、そうか。」



佐天「御坂さん、ちょっとおかしいですよ。あの試合から…」



BH「ふむ。ちょっと女の子には恥ずかしいことだっただろう。」



初春「そ、そうですよ。」



黒子「そうですわね。」



BH(黒子は美琴の悩みを分かって流しているな。それにしても、悩みとは一体…)



黒子「さぁ、早く食べましょう。料理が冷めてしまいますわ。」



BH「さあ、食べてくれ。」



一同「いただきます!」



BH(私には美琴が悪魔超人を嫌っている理由は単純なものとは思えない。しかも、あそこまで毛嫌いしているなんて余程の理由が…)



黒子「今度はあなたが考え事ですの?」



BH「まぁ、会計の計算だ。」


黒子「じゃあ、もう一品頼みましょうか。」



BH「ははっ、ご勘弁を。」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/02/13(月) 08:20:44.05 ID:IUCi/bkAO
スレタイの吸引力がひどい
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/13(月) 18:43:37.36 ID:Mv1MW2DDO
一同「ごちそうさまでした。」



BH「では、会計に行こうかな。」



店員超人「あ、悪魔超人!」



BH「いいから早く。他の客に迷惑だろう。」



店員超人「〜円です。」



BH「ちょうどだ。」



店員超人「ありがとうございました。またお越し下さいませ。」



BH(あの超人…ティーバッグマンだったか…。まぁ、いい。どうせこれきりだろう。)



ティーバッグ「おい。」



BH「勤務が終わったら聞いてやる。」



ティーバッグ「いや、領収書は…」



BH「いらねえよ。」



ティーバッグ(はぁ…、なぜ悪行超人と戦えずにバイトしてるんだろう。)



黒子「ほっといていいんですの?」



BH「用があればあっちから来るだろう。」



美琴「弱小超人をいたぶって楽しむのかしら?」



BH「こらこら。弱小超人なんていわない。」



ティーバッグ(ちくしょう!悪魔超人なんかに庇われる程落ちたのか、俺はよ…)



BH(本格的に美琴をどうにかした方が良いんじゃないだろうかな…。でも、どうやって…)
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/13(月) 18:57:13.92 ID:Mv1MW2DDO
その夜…


スプリングマンが酔った黄泉川を家まで送り届け、小萌と一緒にハシゴをした後にホテルに帰った時の出来事である。



バネ「いや、一時は宿がなくなるかと思ったぜ。」



スプリングマンは冷蔵庫から水を取り出しながら、深夜ニュースを見ていた。



バネ「いやぁ…、江川さんの予想はあんまりなぁ…」



コンコン



バネ「今何時だと思ってやがる。夜の10時だぞ。」



ガチャ



BH「よっ!」



バネ「ブラックホール!それに…美琴?」



美琴「…」



バネ「何しに来たんだ?」



BH「そうイラつくなよ。ちょっとした相談事があって来たんだ。」



バネ「相談事?」



BH「美琴の能力についてさ。」



バネ「悪いが言っている意味が…」



BH「中で詳しい話をしようぜ。」



バネ「ん、ああ。」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/02/13(月) 21:37:33.05 ID:z537IinAO
生徒面談か
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/13(月) 21:44:09.49 ID:ecLhAjXIO
しかし場所が深夜のホテルというのはいかがなものか
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/14(火) 00:26:45.99 ID:YXVptNtDO
ブラックホールが美琴を連れてくる時の回想。



BH「うぬぬ…、寮監に話を通さないと根本的な解決にはならんだろう。」



美琴「何よ。」



BH「いや、寮監さんと話がしたいなぁ、と思ってな。」



美琴「なんだ、そんなこと。そんなこと直接言えばいいじゃない。」



BH「簡単に言ってくれる。」



美琴「ちょっと、黒子。寮監は…」



黒子「まぁ、寮監室にいると思いますけど…」



美琴「話は寮に着いてから寮監に話をつけなさい。」



BH「まぁ、アポがないからな…」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/14(火) 01:26:04.57 ID:If2VaW5mo
良スレ発見
肉ファン、それも7人の悪魔超人ファンとしては見逃せないスレだww
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/14(火) 01:40:07.54 ID:If2VaW5mo
あ、あとティーバッグマンじゃなくて、ティーパックマンじゃないかな
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/14(火) 07:06:25.61 ID:YXVptNtDO
>>89
そうでした。以降気をつけます。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 18:35:06.09 ID:VGq7YglDO
黒子「大丈夫ですの。身も心も悪魔のような女性ですので悪魔超人が来れば喜ぶのではないでしょうか?」



BH「おいおい…」



美琴「そう言えば面白いもの手に入れたのよね〜。」



BH「なんだ?」



美琴「」カチッ



BH「俺の超人強度は700万パワーだ。」



美琴「言い訳は聞くわよ。」



BH「ハッタリかましたんだよ。気にするな。たとえ俺が200万パワーだったとしてもだ。」



美琴「おかしいと思ったのよね。」



黒子「そんなこと言っている合間にも寮監室の前ですわよ。」



BH「ああ。」コンコン



寮監「はい、どちら様でしょうか?」



BH「ブラックホールと申します。あの御坂美琴さんについてお話が…」



寮監「えっ…」



BH「いえ、あの悪い話という訳でなくちょっと相談事がありまして…」



寮監「い、いえ、ぜ、是非お、お入り下さい。」



BH「ではお言葉に甘えて…」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 07:15:37.00 ID:cvuYxSlDO
寮監「え、えーと…」



BH「お話した通り御坂美琴さんのお話を…」



寮監「ず…ずっと前からファンだったんです!握手して下さい。」



BH「え、あ、ああ。大丈夫だが…」



寮監「ありがとうございます!」



BH「いや、こちらもファンがいて嬉しいよ。」



寮監「サインもお願いしても…」



BH「えーと、これでいいかな。」



寮監「はい!ありがとうございます!」



BH「いや、別に…」



寮監「はい、で本日のご用件は?」



BH「御坂美琴さんの…」



寮監「な、何か、御坂がな、何か…」



BH「落ち着いて下さい。」


寮監「は、はぁ…」



BH「実は…」



ブラックホールは美琴が悪魔超人と聞くだけで、超人にかなりひどい接し方をすることを話した。



寮監「確かに問題かと思いますね。人を肩書きで判断しているようなものですから…」



BH「でも、ことが単純とはどうしても思えなくて…」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:24:44.95 ID:cvuYxSlDO
BH「嫌いというよりは憎むの方が正しいのかもしれません。」



寮監「うーむ、こればかりは本人に聞かないと分かりませんねぇ…」



BH「なのでちょっとの間お借りしたいのです。やはり、誤解を解かなければ御坂さんの命に関わります。」



寮監「命に…」



BH「旧世代の悪魔超人は、馴れ合いのような付き合いであまりリング外では暴れません。あくまで、正義がいるなら悪魔がいる。くらいの感覚で考えています。」



寮監「は、はぁ…」



BH「しかし、新世代の悪魔超人は本物の悪魔なのです。それこそ悪行超人に近いものがあります。」



寮監「そういうことが…」



BH「サンシャインがまだ現役であれば悪魔超人達を抑えられます。彼も旧世代の悪魔超人です。しかし、現役でないサンシャインには従うものは少ないでしょう。崇高な悪魔超人がめっきり少なくなっています。」



寮監「つまり、御坂が悪魔超人に対して今の態度をすれば…」



BH「キレた悪魔超人の餌食になります。私は悪魔超人としてこれを避けたいのです。」



寮監「分かりました。では、手続きがありますので…」



BH「はい…」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:36:15.44 ID:cvuYxSlDO
BH「…でその後、ゲーセンで遊んでたらこんな時間になっちゃったということ。」



美琴「なんで、あんなに音ゲーに強いのかわからなかったけど。」



バネ「電話入れろよ…」



BH「いや、学園都市のゲーセンって時間忘れちゃうね。」



美琴「手続きがあるから、気兼ねなく遊べるし。」



バネ「お前らなー。」



BH「酒臭いが飲んだのか?」



バネ「おごりで少しな。」



BH「じゃあ日を改めよう。」



バネ「手の込んだ嫌がらせはやめろ。」



BH「なに、ちょっとした冗談だ。」



バネ「で、用件は。」



BH「美琴が悪魔超人を憎む理由。」



バネ「そんなん悪魔超人だからに…」



BH「だとしても度が過ぎる。俺は嫌う理由じゃなくて憎む理由をな…」



美琴「あんた達に話すことなんて何もないわよ。」



バネ「だとさ、言いたくないものを無理に言わせるなよ。例えばクローンとかな。」



美琴「!」



バネ「俺の情報筋はなめてもらっちゃ困る。そんじょそこらの情報誌よりはよっぽど裏の情報が集まってるぜ。」



美琴「…」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 20:18:31.44 ID:s9WZUA7Ko
1000万パワーぐらいある超人はレベル5より強いのかな
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 21:22:49.08 ID:cvuYxSlDO
バネ「まぁ、それは噂に過ぎん。」



美琴「そうね。噂よ…、噂…」



バネ「強く否定しないな。」



美琴「…」



バネ「お前のクローンがいるかもしれないんだろう。」



美琴「」コクッ



バネ「噂に惑わされるな。それとも…」



美琴「心当たりがあるのよ。小さい頃に病気の人が治せるって…」



バネ「そうか…」



美琴「私…力の使い方間違ってたのかな…」



バネ「力の使い方?」



美琴「私は今まで正しいことをしてきたつもりだった…」



バネ「…」



美琴「正義超人に憧れた…、私あんな風に力を正しく使いたかった!」



美琴「許せなかった、正義超人の命を平然とした顔で奪う悪魔超人が…。どんな理由があったとしても絶対!」



バネ「違うな。」



美琴「違わない!」



バネ「お前は逃げてるだけだ、力の意味から。」



美琴「適当なことを…」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 21:56:44.87 ID:cvuYxSlDO
美琴「逃げているですって!?」



バネ「正しいなんてものは人によって違う。正しければなんでも出来る。ナチスや奴隷制度のようにな。」



美琴「そ、そんなの…」



バネ「お前は、正義超人の真似なんかしてない。正義超人の名を振りかざして悪魔超人を絶対悪にしているだけだ!」



美琴「だって…」



バネ「バッファローマンは絶対悪か?」



美琴「昔はね。」



バネ「タッグトーナメントの時のアシュラマンとサンシャインは!」



美琴「っ…」



バネ「逃げてるんだよ、正義という言い訳を盾にして。」



美琴「そんなこと…」



バネ「正義ってのは重いんだよ。それこそ一人で負えないほどな。友情は正義を守るための必然的な手段なんだよ。」



美琴「友情、ね。」



バネ「だからな、頼っていいんだぜ。クローンだろうがなんだろうがきっと背負ってくれる仲間がいる。いや、もうそばにいるだろう。」



美琴「でも、言わない。これは私の問題。みんなを巻き込みたくないし、まだ噂だし。」



バネ「だな。噂で動きたくないな。面倒なだけだ。」



美琴「本当に、本当に、そうよね。」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 17:53:07.90 ID:QYS6LOADO
バネ「ま、俺が一番心配してるのはお前の貞操なんだが…」



美琴「い、いきなり何よ!」



バネ「他の奴らと違って俺は誤魔化さん。一応、お前も見てくれは良い方だ。もちろん、男に言い寄られるだろう。」



美琴「な、何よ。いきなりご機嫌取り?」



バネ「まぁ、聞け。その男には色々な奴がいる。正義超人もいれば、悪魔超人だっている。」



美琴「何の話よ!?」



バネ「つまりだ。悪魔超人にはお前が拒否しても無理矢理、事を犯すような奴がいる訳だ。」



美琴「それってつまり…」



バネ「分かっているなら言わん。俺達だったから間違いが起こらなかったものの…。まぁ、バネと女子中学生で間違いが起こるはずもないか。」



BH「でも間違いが起こる所もちょっと見てみたかったな…」



バネ「美琴、なんかいい段差ないか?」



美琴「あそこのナイトテーブルなんてどう?」



BH「お前らなんで急に仲良くなってんだよ!?」



バネ「変態め…」



BH「冗談だ、冗談。」



美琴「許されない冗談もあるのよ。」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 19:01:22.49 ID:2N6+zXKIo
ブラックホールさんは見せ掛け紳士だからな
「私は陰惨なデスマッチは好まん」とか言っておいて超絶陰惨なデスマッチ仕掛けるという
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/18(土) 00:13:57.49 ID:vstfj5OAO
ミートくんのブックなんだから仕方ないだろ!
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 07:38:40.98 ID:l6Vta1BDO
美琴「でも、良かった。」



バネ「何だ、いきなり?」



美琴「だって、あんた達を攻撃してたら私、絶対後悔してた。いいことだったのかなって。」



バネ「そうか。」



美琴「昼間は…その…。」



バネ「まぁ、命奪われるよりマシだ。」



美琴「でも…」



バネ「終わったことを蒸し返すな。4000年以上生きているとこれぐらいの苦難何度も味わってる。」



美琴「…」



バネ「だが分かって欲しい。あそこには客がいた。仕事をしている店長もいた。そんな所で電撃を放ったらどうなるかくらいは分かるだろう。」



美琴「分かってるつもりよ…」



バネ「それさえ分かればいい。夜も遅いから帰れ。」



BH「そうだぞ、美琴。」



美琴「じゃあ、そうするわ。」



BH「じゃあな。」



バネ「次はきちんと電話入れろよ。」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/18(土) 11:55:23.62 ID:FGq7vp+IO
スプリングさん、心のイケメンだな
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 18:59:56.86 ID:l6Vta1BDO
翌朝



バネ「今日はチェックアウトした後に、指定された高校に行って清掃のバイトか…」



スプリングマンはいそいそと準備して学校へと急いだ。



〜学校〜


バネ「たったの2人しかバイトがいないだと…」



???「今日から清掃のバイトをされる方ですか?」



バネ「ああ。」



???「私は吹寄制理という者です。」



バネ「私はスプリングマンです。」



吹寄「お噂はかねがね…」



バネ「悪いものしかないが…」



吹寄「まぁ、掃除しましょう。」



バネ「はい。」



吹寄「敬語は別にいいですよ。年上なんですから。」



バネ「じゃあ、遠慮なく。」



吹寄「私は上の階を。」



バネ「他の奴は…」



吹寄「掃除のことについてあれこれ…」ウンタラカンタラ



バネ(絶対、他の奴らがバイトやめた原因こいつだ。)




吹寄「では、頑張ってください。」



バネ「はいはい。」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 22:09:33.35 ID:l6Vta1BDO
バネ「掃除は25分で終わったぜ。暇だから上に行くか…」



吹寄「上条!お前はいつもいつも」ガミガミガミガミ…



バネ「おいおい、吹寄。掃除はどうしたんだ?」



吹寄「こいつがいつまで経っても補習をしているから…」



バネ「まぁ…、好きで補習してるんじゃないだろうからそれまでにしとけ。」



吹寄「仕方ないわね…、上条、きちんと勉強しなさいよ。」ツカツカ



上条「はいはい。」



バネ「災難だったな。」



上条「いえ、慣れてるんで…」



バネ「頑張れよ。」



上条「はい。」



バネ「じゃあな。」



上条「はい、助かりました。」



小萌「上条ちゃーん。」



上条「はい、今行きます。」



バネ「若いな…」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 22:41:51.69 ID:N580D8OEo
上条さんが超人と握手したらどうなるん?
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/02/19(日) 02:18:34.14 ID:8sRCA7vG0
悪魔超がそげぶして人になる
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/19(日) 02:48:44.84 ID:V167uIz7o
能力者に触れてもその人の能力自体が消えないように
超人は超人のまま、何も起こらないんじゃないかな
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/19(日) 09:11:31.03 ID:ToaWbxnDO
バネ「もう夕方か。学生寮の空き部屋まで貸してもらえるとは、ありがたいな。」



〜学生寮〜



上条「あっ、あなたは…」



バネ「ん、ああ、掃除の時の…」



上条「なぜここに?」



バネ「いや、家になったから…」



上条「ええっ!」



バネ「まぁ、これから頼む。」



上条「は、はぁ…」



バネ「じゃあ、途中まで…」



上条「で、ここが俺の部屋です。」



バネ「あ、同じ階か。」



上条「はい、って、ん…」


BH「よっ、今回はなんと四次元殺法コンビだ。」



バネ「だから、なんだよ!」



ペンタゴン「やぁ。」



上条「ペンタゴンだ。」



バネ「まったく、ぞろぞろと増えやがって…」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/19(日) 15:50:54.37 ID:ToaWbxnDO
ペンタゴン「いや、今回はスウェーデンの超人の不始末の後釜として据えられたんだがなかなかいい所じゃないか。」



BH「だろ。アメリカの仕事はどうした?」



ペンタゴン「スペシャルマンに任せてきた。彼も一人前の超人と思ってな。」



BH「そうか…」



ペンタゴン「また、四次元殺法コンビで一山当てようぜ。」



BH「ああ!」



バネ「でも、あそこでガシャガシャいってる機械はなんだ?」



上条「あれは、清掃ロボですね。何があるのかな…、!!」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/19(日) 16:10:57.23 ID:3o/Bhj2IO
テリーじゃなくてスペサルマンかよww
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/19(日) 16:17:33.80 ID:ToaWbxnDO
上条「インデックス!」



ペンタゴン「女の子が血だらけに…」



バネ「下手に触れるな。とりあえず止血をしよう。」


上条「ちくしょう、一体誰がこんなことを…」



???「僕達、魔術師だけど。」



バネ「誰だ!」



???「やれやれ、名乗る義理は…」



ペンタゴン「どうした?私の顔なんか見て。」



???「ぺ、ペンタゴンだよね!」



ペンタゴン「そ、そうだが…」



???「ほ、本物だ!えーと、えーと、このカードにステイル君へと書いてサイン下さい!」



ペンタゴン「あ、ああ。」



ステイル「もしかして、そこにいるのはブラックホール?」



BH「ま、まぁな。」



ステイル「すごい!四次元殺法コンビだ!じゃあ、サインと写真を…」



BH「別にいいが…」



ステイル「本当!やった!」



上条(こいつ、いくつだよ…)
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/02/19(日) 16:36:25.68 ID:aJUEBeeG0
ステイルwwwwww
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/19(日) 17:29:44.52 ID:VQSlkut7o
イギリス超人のロビンマスクがいたらどんな反応したんだろうwwww
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/19(日) 18:24:59.47 ID:4nYJtn9IO
子供全開wwww
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/19(日) 19:10:53.73 ID:3voPsYKAO
まあ生の四次元殺法コンビ見たら全力でサインと写真求めるのは正常だよな
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/19(日) 20:49:28.71 ID:+oO7aM/2o
バネ「正義ってのは重いんだよ。それこそ一人で負えないほどな。友情は正義を守るための必然的な手段なんだよ。」


いい話を聞けた。
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/19(日) 21:20:05.67 ID:ToaWbxnDO
ステイル「ありがとう!」



ペンタゴン「それより、これはどういうことなんだい?」



ステイル「この娘には10万3000冊の魔術書が眠っているんだ。だから、こっちで保護しようと思ってて捕まえようとしたんだ。でも、神裂が威嚇で斬撃を放ったんだけどもあるはずの結界が働かなくて…」



ペンタゴン「ふむ、確かに言い分は分かった。でも、ここは私達に任せてくれないか。」



ステイル「四次元殺法コンビがいるから安心だと思うけども、神裂がなんて言うか…」



BH「意外とややこしい問題だな。」



ペンタゴン「では、これを。」



ステイル「これは名刺?」



ペンタゴン「この番号に電話してくれれば大丈夫だろう。とりあえず、いきさつくらいは話す。」



ステイル「うん、ありがとう。じゃあ、神裂に伝えにいくね。」



ペンタゴン「うむ、気をつけてな。」



バネ「止血が終わったぜ。」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/19(日) 21:42:50.98 ID:9/mxSM+To
超素直っっwwwww
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/20(月) 17:25:27.56 ID:55ScZqUDO
バネ「こいつは厄介だな。ヨハネのペンがくっついてやがる。」



BH「ヨハネのペン?」



ペンタゴン「何だ、それは?」



バネ「治療が終わってから話す。早く病院に…」



上条「無理だ。こいつにはここのIDがない。治療はされるかもしれないが…」



バネ「捕らわれの生活へか。」



禁書「とうま…」



上条「インデックス!」



禁書「ごめんね…」



バネ「10万以上ある魔術書に治癒の魔法はないのか?」



禁書「あるけど、学園都市の人間には使えないよ…。」



バネ「才能なき者のためにつくられた魔術か…。」



上条「そうだ!小萌先生なら…」



バネ「小萌の家か!急ぐぞ。」



BH「おう!」



ペンタゴン「クロノスタイム!」



ペンタゴン「なぜだ!なぜ、発動しない!」



上条「それは多分、俺の右手のせいです。異能の力なら全て打ち消してしまうんで…」



バネ「足を使えばすむ話だ急ぐぞ!」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2012/02/20(月) 18:14:00.38 ID:aO60xYPn0
時止めは「タイムストップ」で位置が替わるのが「クロノスチェンジ」じゃなかった?
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/20(月) 18:37:59.28 ID:N50JCh140
時を止めるのが「ストップ・ザ・タイム」で位置変えるのが「クロノスチェンジ」だったはず
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/20(月) 23:40:34.93 ID:55ScZqUDO
>>121
素で間違いました。すいません。クロノスチェンジです。




本編に戻りまして…



バネ「ここだな。」



上条「なぜ知ってるんだ…」



バネ「飲み友達だ。とにかく呼べ!」



上条「小萌先生!」



小萌「はい、って上条ちゃん!?」



上条「先生、その…この娘をお願いします。」



バネ「とにかく、そいつの言う通りにしてやってくれ。出るぞ。」



BH「上条はともかくなぜ私達まで…」



バネ「儀式場をシンプルにするためだ。時間がない、早く出ろ。」



ペンタゴン「分かった。」


小萌「ちょ、ちょっと皆さん!」



バネ「大丈夫だ、信じてるぞ。」



小萌「は、はぁ…」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/21(火) 01:21:52.42 ID:oQSPVQo8o
4000年ぱねぇ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/21(火) 06:16:08.84 ID:1iZWv79DO
BH「で、ヨハネのペンについて聞かせてもらおうか。」



バネ「簡単に言えば記憶をいじる術式だ。まぁ、存続や消去も自由自在で一度設定さえしてしまえば後は自動ではたらくタイプってやつだ。」



ペンタゴン「それで一体何が出来るんだ?」



バネ「図書館の司書を思い出せばいい。状況に応じた本を出すように、記憶を引っ張りだすんだ。」



BH「でも、完璧に覚えていなければ…」



バネ「おそらく、あの娘は完全記憶能力の持ち主だろう。どんなことも忘れることは出来ない。おそらく禁書のたぐいを大量に…、まぁ、10万冊弱読まされていることはわかってるがな。」



BH「かわいそうに…」



バネ「おそらく、今行われている儀式は天使の降臨に関するものだろう。大規模な治癒が可能で一番難易度が低いからな。」



BH「よく分からんな。」



ペンタゴン「だな。」



バネ(異能を打ち消す右手では多分、ステカセの技は通るはずだが…)



上条「インデックス…」



ペンタゴン「大丈夫だ。」



バネ(異能の力に頼りきりな超人もいる。VTRがその例かもしれんな。あいつには固有のフェイバリットがない。小細工のみだ。)
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/02/21(火) 06:26:41.46 ID:xN5ioGyAO
ステカセさんは今週も大活躍だったな
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/21(火) 07:51:02.10 ID:rNIwWzrL0
何故、スプリングマンさんがはぶられたかは不明だがな。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/21(火) 17:21:22.75 ID:zSLiJCNZo
WEB連載版とか今知ったわ……
それまでの回ってもう見れない?
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/21(火) 18:54:36.82 ID:1iZWv79DO
〜翌日〜



バネ「どうやら治ったようだな。」



上条「はい。」



禁書「大分、良いんだよ。」



小萌「そんなことより、この娘は上条ちゃんの何なんですか?」



上条「そ、それは…」



小萌「先生、とりあえず夕飯のおかずを買ってきます。それまでに考えておいて下さい。」



バネ「俺も出掛けてくるぜ。」



BH「おう。」



ペンタゴン「では、パトロールに出てくる。」



BH「頑張れよ。」



上条「ブラックホールは…」



BH「ここで留守番するさ。」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/21(火) 20:50:36.25 ID:1iZWv79DO
バネ「なぁ。」



小萌「分かっています。多分、何かしら大切な娘なのでしょう。」



バネ「まぁ、そうかもしれん。俺はそれを言いに来たんじゃない。」



小萌「じゃあ、何を…」


バネ「今はヤバいんだ。それだけを考えてくれ。」



小萌「何が…」



バネ「天使を見ただろう。」



小萌「ええ。」



バネ「ケガが治ったんだよな。」



小萌「はい。」



バネ「つまり、上条が戦っている敵はそういう奴らだ。かなり、危ないことは…」



小萌「それは、分かってます。ちょっと先生が言い過ぎたとも思います。」



バネ「小萌…」



小萌「先生が生徒の心配をするのは当たり前です。でも、先生は上条ちゃんを信じます。」



バネ「ま、それさえ聞ければもう帰るけどな。」



小萌「上条ちゃんを頼みますよ。」



バネ「最初からそのつもりで俺を寮に入れたのか?」




小萌「さあ?」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/22(水) 19:26:22.56 ID:Ke+cp7KDO
バネ「ま、気にするだけ無駄か…」



その後、小萌は帰って来たが禁書目録については何も言わなかった。スプリングマンも何も言わず、自らの部屋に帰って行った。



バネ「はぁ〜、なぜこうも立て続けにトラブルが起こるんだ。ん、メール?」



From:バッファローマン
題名:元気でやってるか?
本文:スプリングマンには、すまないが明日ロビンが来るらしい。お前に案内を任せたいんだが…




バネ「ロビンマスクがなぜ…。とりあえず、いいぜっと。」



バネ「小萌にでも案内頼むかな。」



ギュードンヒトスジサンビャクネーン



バネ「あ、返信だ。」



From:バッファローマン
題名:なし
本文:頼むぜ。ちょっと夜遅くなるって話だ。



バネ「ふぅ…、一体何の用があって…」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/22(水) 20:07:46.55 ID:mHa+Ot5IO
ビックネームキター‼
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/22(水) 22:29:03.53 ID:g7BO6sIJo
ロビンマスクktkr
しかしなぜスプリングの着信音が牛丼音頭ww
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/23(木) 08:07:14.16 ID:Re5CpASDO
バネ「貯金下ろしたのは、明治ぶりだな…、おい。当時の口座引き出したら銀行員の顔引きつってたぞ…」



ドカーン



バネ「最近流行りの爆破事件か…」



黒子「あら、お久しぶりですの。」



バネ「黒子か。」



黒子「よく見れば、買い物帰りみたいですわね。自炊なさいますの?」



バネ「4000年以上生きてて自炊できないって…。俺はどれだけ生活能力ないって思われてんだ…」



黒子「いや、てっきり外食で済ますものとばかり…」



バネ「金がないんだよ。」



黒子「仮にも超人。ファイトマネーがあるはずでは?」



バネ「試合があったらな。」



黒子「…、では調査に戻りますの。」



バネ「あ、ああ。」



ステカセ「お、スプリングマン。」



バネ「ステカセか。ここ数日見なかったが…」



ステカセ「ま、お互いに忙しいってことで。」



バネ「それにしても、爆破事件ばっかりで嫌になるな。」



ステカセ「ううむ、それなんだがどうやらレベルアッパーが関わっているらしいんだ。」



バネ「レベルアッパー?」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/23(木) 18:12:05.60 ID:Re5CpASDO
バネ「レベルアッパー?」



ステカセ「どうやら超能力のレベルを上げる道具らしい。」



バネ「そんな物騒なものが…」



ステカセ「ところで、なんでそんなに荷物があるんだ?」



バネ「ああ、ロビンマスクが来るらしいからな。忙しい身の上だから飯くらいは面倒見てやろうとな。」



ステカセ「じゃあ、VTRも呼んでおこうか。」



バネ「超人同士、飲みながら話すのもいいな。よし、呼んでおいてくれ。」



ステカセ「任せとけ!」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/24(金) 09:54:02.74 ID:472uJc9DO
バネ「結局、全員集合かよ!っていうか、一人増えてるし!」



茶袋「ティーパックマンだ。よろしく頼むぜ。」



バネ「頼まれてたまるか!!」



VTR「まぁ、人数は多い方がいいだろ。」



BH「そうだな。」



ペンタゴン「そうだとも。」



ステカセ「まぁまぁ。」



バネ「ったく…、ロビンが来たらペンタゴンが応対頼むぜ。」



ペンタゴン「任せてくれたまえ。」



バネ「俺は小萌の所に案内頼みに行くから。」



BH「おう!」



バネ「そういえば、あいつらは大丈夫なのか?」



BH「うむ。元気にしているぞ。」



バネ「じゃ、遠慮なく頼みに行けるな。」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/25(土) 22:26:51.36 ID:krLQ+HRDO
ロビン「失礼する。」



バネ「いや、構わんよ。」



BH「では、小萌の所に行くのか?」



バネ「ああ。」



ペンタゴン「着いて行こう。」



茶袋「うーん、あまりゾロゾロと行ってもな…」



VTR「気にすることはない。」



ステカセ「人数は多い方がいいと思うぜ。」



ロビン「よろしく頼む。」



バネ「またなぜ学園都市に?」



ロビン「うむ。私達夫婦にも子どもが産まれることになってな。教育のことに関して何かしら参考になるものがあると思って来たんだ。」



ステカセ「親バカだな。」



ペンタゴン「まぁ、参考にはなるだろうさ。」



バネ「反面教師としてな。」ボソッ



ロビン「何か言ったか?」


バネ「いや、何も。」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/25(土) 22:29:22.19 ID:/DIGZ3rb0
息子はその後グレるんだよなぁ・・・・
キン肉マンが一度超人をやめて復活する話ではいい息子だったのに・・・・
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/25(土) 22:46:00.04 ID:2IE4rbobo
参考になるかなぁ?ww
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/26(日) 07:59:52.21 ID:UHQ922oDO
バネ「小萌、言い難いんだが明日ロビンマスクの案内を頼めるか?」



小萌「すいません。明日は補習で…」



ロビン「急に来てしまってすまない。」



小萌「い、いいえ。来てくださるだけでとても嬉しいのですよ。あと、サインもらえますか?」



ロビン「まぁ、構わんが…」



小萌「ありがとうございます。」



ロビン「こちらこそ急にすまなかった。」



上条「え、ロビンマスク?」



禁書「ロビンマスクって?」



上条「いや、有名な超人じゃないか。」



禁書「ごめん、とうま。思い出せないんだよ。」



上条「そ、そうか…」



VTR「その荷物は銭湯にでも行くのか?」



上条「はい、そうですけど…」



ロビン「では、私達もご一緒させて頂こうか。」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/26(日) 10:01:22.20 ID:UHQ922oDO
禁書「〜♪」



上条「ずいぶん楽しそうだな、インデックス。」



禁書「こんなに大人数で何かをすること初めてだから楽しいんだよ。」



バネ「良かったな。」



禁書「とうま、とうま、早く来るんだよ〜」



上条「まったく…」



VTR「元気ということで何よりじゃないか。」



上条「あ、あんなに遠くに。」



バネ「道は分かってんだろ。ゆっくり行こうぜ。」



ステカセ「そうそう。急いでも何も良いことはないぜ。」



上条「そうですね。」



ロビン(何か、不穏なものを感じる…)



茶袋「どうかしたか、ロビンマスク?」



ロビン「い、いや、なんでもないんだ。」



バネ(ロビンも気付いていたか。不穏な何かに。)
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/26(日) 10:57:45.89 ID:UHQ922oDO
上条「っ!」



バネ「やっぱりな。」



茶袋「全ての信号が赤に…」



VTR「俺達以外誰もいない…」



ロビン「なんなんだ、一体!?」



バネ「人払いのルーン。ある一定の空間内で指定の人物以外を弾き出す魔術だ。」



???「ご名答。」



上条「誰だ!?」



???「神裂火織と申します。」



バネ「ステイルの仲間だったか…」



神裂「おや、ステイルはそんなことまで話してましたか。」



ステカセ「何の用だ?」



神裂「単刀直入に言いましょう。インデックスをこちらに渡してもらえないでしょうか。」



上条「な、何!?」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/26(日) 11:25:36.50 ID:UHQ922oDO
神裂「まったく、どうすればこんなイロモノパーティーが…」



バネ「イロモノで悪かったな!」



神裂「えーと、スプリングマン、ステカセキング、Mr.VTRに四次元殺法コンビに、ティーパックマン、あとロビンマスク…、え?」



ロビン「どうかしたのか?」



神裂「ロ、ロビンマスクですよね…」



ロビン「い、いかにも…」



神裂「うそ…、本物のロビンマスク!キャー、本物だわ!ずっと前からファンだったんです!」



ロビン「あ、ありがとう。」



神裂「さ、サインを…」



ロビン「はい、これ。」



神裂「信じられない…、ロビンマスクがいるならもうちょっときちんとした格好してくれば良かった…」



ロビン「そ、その服も似合っていると思うぞ。」



神裂「ほ、本当ですか!?光栄です!握手も…」



ロビン「はい。」



神裂「写真もお願いします!」



ロビン「じゃあ、ペンタゴンお願いできるかな?」



ペンタゴン「はい、チーズ。」



神裂「はぁ…かっこいいな…」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/02/26(日) 12:38:48.76 ID:91t/6qE00
神裂……予想はしてたが
お ま え も か ww
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 13:53:16.95 ID:VcJgeeaIO
そりゃ、あのロビンマスクだものww
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 16:20:28.32 ID:s+I9qz4IO
流石、仮面の奇行子サマやでぇ・・・。
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/26(日) 19:27:14.72 ID:9A1b0V8AO
神裂さんプロレスとか好きそうだもんな
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/27(月) 15:56:10.11 ID:3ZF9MC2DO
神裂「あの娘もいたら嬉し泣きしたでしょうに…」



ロビン「あの娘とは?」



神裂「インデックスのことです。」



ペンタゴン「でも、あの娘はロビンマスクを知らないみたいだったぞ。」



神裂「あの娘の頭は、10万3000冊の魔術書を入れておくだけで精一杯なんです。だから、一年ごとに記憶を消さなければいけないんです。」



BH「そ、そんな…」



VTR「くそっ、何も出来ないってことに腹がたってしょうがないぜ。」



バネ「いや、出来るさ。」



茶袋「何!?」



バネ「おそらく、記憶が頭に入りすぎて死ぬということはない。脳は元々140年分の記憶が可能であるし、記憶には種類があって細分化されている。記憶は一つじゃないからな、データベース整理をしてしまえば人間の生きている内で入りすぎという事態もあるまい。」



ステカセ「ということは…」



上条「インデックスは、記憶を消すことを強いられていたのか…」



神裂「私達は、騙されていたのですか…」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/27(月) 19:39:10.03 ID:3ZF9MC2DO
バネ「おそらく、かけられた魔術は首輪のようなもの。イギリス聖教にのみ迎合するようにさせるために組まれたと考えるのが一般的だな。」



神裂「そ、そんな…、インデックスは…、インデックスは…」



ロビン「なんてことを!許せん!イギリスに戻ったら、このことを報告せねば。」



バネ「やめておけ、どうせ握り潰されるのがオチだ。ネセサリウスは、ロビン家よりはるかに権力を持っているからな。」



ロビン「な、何!?」



神裂「なぜ、私達がネセサリウスの一員だと…」



バネ「イギリスであいつに10万3000冊の魔術書を読ませる必要があるのは、対魔術師集団のネセサリウス以外にはない。」



神裂「そうですか…」



ステカセ「でも、どうやって解くんだ?」



バネ「ここで、上条の出番だ。やってくれるか?」



上条「は、はい。あいつを助けられるんだったらなんでも!」



BH「その言葉が聞きたかった…」



バネ「俺がいうセリフなんだが。」

149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/02/27(月) 19:44:53.48 ID:XyjaSS2zo
>>147
>上条「インデックスは、記憶を消すことを強いられていたのか…」

強いられているんだ!
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/27(月) 20:05:36.48 ID:Gfe9zxMIO
4000年の生き字引パネェ
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/27(月) 22:32:02.09 ID:3ZF9MC2DO
その一方で…



アレイスター「土御門。」


土御門「なんだ、アレイスター?」



アレイスター「ちょっと目が怖いんだが…」



土御門「義妹にもし何かあったら…」



アレイスター「そ、そのことは水に流そうじゃないか。」



土御門「確かに、あまり引きずってもいいことはないな。」



アレイスター「そこでだ、土御門。ロビンマスクのサインをもらって来てくれないか?」



土御門「嫌だね。」



アレイスター「な、なぜだ!?」



土御門「舞夏の分の色紙以外は買わない性分でね。」



アレイスター「まだ、怒っているのか?」



土御門「いいや。」



アレイスター「怒っているじゃないか。」



土御門「アレイスター…」



アレイスター「分かった、何か条件をつける。義妹に着せるコスプレ代を10着分出そうじゃないか。もちろん、値段は問わない。」



土御門「仕方ないな、その頼み受けてやる。」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/27(月) 23:08:55.24 ID:3ZF9MC2DO
アレイスター「なぜ、私が彼やその他の正義超人を好んでいるか分かるかい?」



土御門「知らんな。」



アレイスター「彼らは友情でしか繋がっていないからだよ。利益とかしがらみとかそういう汚いものがない混じりけ無しの友情。僕は彼らに憧れを持って学園都市を作ったと言っても過言ではないんだよ。」



土御門「その割りには失敗も多いようだが?」



アレイスター「大丈夫だよ。成功例が目の前にいるんだから。」



土御門「何を言ってやがる。イマジンブレイカーを利用するために俺を送り込んだくせに。」



アレイスター「ふっ、君は浅いな。僕の愉快なバネ超人にでもお説教してもらえ。」



土御門「説教ならとっくに間に合ってるよ。」



アレイスター「そうか。されは残念だ。」



土御門「じゃあ、条件忘れんなよ。今から出掛けるぜ。」



アレイスター「ああ、頼むよ、土御門。」




アレイスター「全く、君にはいつも世話になるね、スプリングマン。」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/27(月) 23:48:37.86 ID:3ZF9MC2DO
アレイスター「この街を造る時も」



アレイスター「僕が魔術師だった時も」



アレイスター「僕が科学に触れた時も」



アレイスター「君はずっと支えてくれた。」



アレイスター「君は、この街が嫌いだと思う。」



アレイスター「君が嫌悪する街になってしまったとは感じているよ。」



アレイスター「でも、君に見て欲しかったのは、そんなものじゃないんだ。」



アレイスター「いくつもの別れで荒んだ君の心に、ここの学生はどう移ったかい?」



アレイスター「悪魔超人スプリングマンじゃなくただのスプリングマンだったことを思い出せたかい?」



アレイスター「この街は、スプリングマンのためにつくった街なんだよ。いつか君が悪態をつきながら僕に会う機会をつくるための街。」



アレイスター「ごめんね、スプリングマン。いや、分かるはずないか…」



アレイスター「まぁ、出会いを拒まない君のことだからね。バッファローマンを見た時、薄々感じてたよ。ああ、今度はこの子なんだなって。」



アレイスター「君には、本当に世話をかけるね。スプリングマン。」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/28(火) 00:26:53.25 ID:6k6RgzsIO
壮大になったw
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/28(火) 00:40:30.19 ID:tfI/2C9AO
まさかのアレイスターがスプリングマンにゾッコンという
しかもヤンデレ臭い
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/28(火) 15:55:46.63 ID:n/gzWTqDO
バネ「ちとばかし寒気が…」



上条「大丈夫ですか?」



バネ「いや、なんでもない。それより風呂に行こうぜ。」



ロビン「当初の目的はそれだったな。」



神裂「すいません。ちょっと知り合いを呼んでも…」



ロビン「構わないが…」



神裂「ステイル来なさい。」



ステカセ「誰も来ないんだが…」



神裂「ちょっと様子を見に行きます。」



ステイル「」



神裂「ステイルに脈がありません。瞳孔も開きっぱなしです。」



バネ「まさか、ロビンに会えたことのショックにこの青年は耐えられなかったのか…」



BH「だろうな。握りしめられた色紙とペン、カメラがそれを物語っている。」



ペンタゴン「冗談かましてないで早く治せよ。」



茶袋「そうだぜ。」



バネ「こいつのお守りに時間が潰れるとは予想外だったな…」



上条(インデックス、お前を絶対に自由にしてやるからな。)グッ
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/28(火) 18:42:40.39 ID:6k6RgzsIO
子供回路がショートしちまったか
イギリス人だしな
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/28(火) 20:17:14.72 ID:ZHYIet3Lo
キャーリサは喧嘩男派な予感
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/29(水) 21:34:29.54 ID:8WbN27yDO
キックアイニオビエルー



バネ「ん?もしもし。」



小萌「じ、実は、し、シスターちゃんが倒れたんですよ。」



バネ「でも、銭湯に行ったはずじゃ…」



小萌「銭湯でいきなり倒れたらしいんです。どうやら私の名前を呼んでいたらしく風邪っぽかったので知り合いの番台さんが電話を…」



バネ「分かった。すぐ戻る。」



小萌「でも、私、急に仕事が…」



バネ(人避けの魔術まで…、あの女狐の仕業に違いないな。)



バネ「分かった、すぐに行く。」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/01(木) 07:55:12.07 ID:lH8Y/UrDO
バネ「ったく、あいつを連れてくるだけ一苦労だぜ。」



神裂「ステイルが迷惑を…、すいません。」



茶袋「まぁ、今の最優先はインデックスじゃないか?」



ペンタゴン「そうだな。」



BH「頼む、スプリングマン。」



バネ「ああ。神裂、インデックスを押さえてくれ。」


神裂「え、はい。」


バネ「上条、口を開いてみろ。奥に何か見えるはずだ。」


上条「文字のようなものが…」



バネ「それを解除しろ。」


上条「はい。」


バシッ


禁書「首輪のはか…」


VTR「アクションストップ!」



禁書「」



バネ「今だ!上条、インデックスの頭に触れろ!」


上条「分かった!」


バシッ


神裂「わ、私が押さえてた意味は…」



ロビン「保険だろうな。」



ペンタゴン「これでこの娘は自由になれたのかな。」



ステカセ「また、利用される人生にならなきゃいいけどな。」


バネ「分からないさ。」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/03/01(木) 10:35:49.61 ID:7/X08nXAO
VTR便利ww
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/01(木) 13:16:34.36 ID:dqTHCFOIO
っつーかこの場にチート超人多すぎだろww
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/01(木) 18:59:26.57 ID:lH8Y/UrDO
バネ「ま、色々あったが、俺が腕をふるって作った料理だ。存分に食べてくれ。」



VTR「何か、キ〇兄みたいな料理が並んでるな。」



バネ「あんまり、文句言ってっともこみち風にするぞ。」



ロビン「さぁ、オリーブオイルが出ないうちに食べようではないか。」



ステカセ「そうだな。」



BH「冷めないうちに。」



上条「こんな料理が食べられるなんて…、上条さんは目から涙が止まりません。」



黄泉川「な、なぜ私の家でパーティーをしてるじゃん…」



小萌「黄泉川先生のお部屋が一番広いのですよ。許可もとったじゃないですか。」



ペンタゴン「私の力があれば空間なんて気にしなくてもよいのですが…」



禁書「難しいことは置いておいて、頂きますなんだよ。」



茶袋「紅茶や緑茶、ウーロン茶、コーヒーとかは俺に任せてくれ。」



アレイスター「じゃあ、みんなで頂こう。」



バネ「」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/01(木) 19:35:16.83 ID:0eBYECwk0
アレイスターwwwwww
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/01(木) 19:55:21.87 ID:gYlVjW/so
茶袋、コーヒーもいけんのかよww
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/02(金) 00:31:41.72 ID:Bpima43Z0
茶袋もはや職場のコーヒーベンダー的存在じゃないかwwww
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/02(金) 13:47:49.40 ID:j46Mp8FDO
バネ「なぜ、いるんだ!?」



アレイスター「いたら悪いかい"父さん"?」



BH「む、息子!?」



バネ「本当の息子な訳じゃねぇよ!」



ペンタゴン「髪の毛生えてないものな。」



VTR「そういう問題じゃないだろ!」



ステカセ「驚いたぜ、スプリングマンに息子がいたなんてな。」



茶袋「いや、まぁ…、その…」



ロビン「ということは、私の先輩になるのかな?」



アレイスター「はは、化身の魔術を使ったかいがあるよ。」



バネ「そんな魔術を使うなよ。ただでさえお前はな…」



アレイスター「スプリングマン!」



バネ「分かったよ。」



小萌「私には訳が分からないのですよ。」



黄泉川「私もじゃん。」



上条「ですね。」



禁書「」モグモグ
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/02(金) 14:05:07.61 ID:j46Mp8FDO
バネ「父さんを取り消せ。ったく、少しの間面倒みてやっただけだろうが。」



アレイスター「いや、君は私の偉大なる父だよ。行き倒れてた僕を助けてくれて面倒を十数年間みてもらったからね。」



バネ「ったく…、お前とはうかつに話せんことが多いからな。」



アレイスター「はは…、でも元気そうで良かったよ。どうせ、ロビンの案内は常盤台の子に頼むんだろう。手はうっといたからね。」


バネ「異様に気が利くな…」



アレイスター「それじゃ…」



バネ「消えたか…」



VTR「!?、今まで俺達は何をしていたんだ?」



ステカセ「思い出せない…」



バネ(あの野郎、消える時に俺以外の記憶消しやがった。)



上条「ま、まぁ、食べましょうよ。」



バネ(上条には後で説明するかな…)
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/02(金) 18:07:11.43 ID:ZRAQSh09o
そっか上条は記憶消せなかったのか
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/02(金) 19:02:05.82 ID:ipXXZ1c+0
消せなくはないけど、右手で頭を触ったら記憶がよみがえるからしなかっただけだと思う。
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/03(土) 23:02:40.71 ID:WXW5y4SDO
上条「いや〜、上条さん。きちんとあれだけ食べたのは久々ですよ。」



バネ「帰りながら話をしようぜ。」



上条「え、はい。」



バネ「アレイスターは行き倒れの可哀想な子どもだった。」



上条「は、はぁ。」



バネ「まぁ、行き倒れのアレイスターに飯を食わせたんだが、その後も面倒をみてやったんだ。」



上条「へ、へぇ…」



バネ「終いには20世紀最悪の魔術師と呼ばれるまでになった。」



上条「魔術師…」



バネ「まぁ、その後は言えない事情が続くがそれまでの十数年間、面倒は見てきた。」



上条「どうして急に…」



バネ「悪魔超人として俺がちとやらかして、ホイホイに…」



上条「笑えませんね、本当に。」



バネ「だな。だが、上条。あいつのことは忘れろ。絶対にだ。」



上条「分かりました。命の恩人の言葉ですからね。上条は約束を守りますよ。」



バネ「ありがたいな。」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/03(土) 23:03:58.90 ID:WXW5y4SDO
[saga]ってどうやるのか分からないのでちょっとだけテストで投下
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/04(日) 01:59:04.22 ID:I7kLEJL3o
ふつうにメール欄にsagaって打つだけだけど。


殺す
魔力
亀田
ドラえもん
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/04(日) 02:19:44.72 ID:arHC98ADO
>>173
ありがとうございます。
これで、続きが滞りなく進みそうです。
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/04(日) 02:36:06.59 ID:arHC98ADO
〜翌日〜


バネ「ロビン、常盤台では最高レベルの超能力者が見れるぞ。ちょうど都合良く能力測定の日だ。」



ロビン「ありがたいな、それは。では、早速行こうか。」



バネ「他の奴はどうしたよ。」



ロビン「ペンタゴンは、常盤台に先に行くそうだ。」



バネ「なら、安心か。」




〜常盤台〜


バネ「着いたな。確か案内を頼んでいたはずなんだが…」



???「あら、どなた?」



バネ「いや、白井黒子って奴探してんだが知らないか。」



???「あら、白井さんを。悪いけど知りませんわね。」



黒子「あら、スプリングマンさんに…、ロビンマスク!!」



ロビン「や、やあ…。」



黒子「私の名前は白井黒子と申しますの。本日はあなたのような超人を案内できることを嬉しく思いますわ。」



???「私の名前は婚后光子。お忘れなきよう。」



バネ「明日あたりには忘れてるから大丈夫だ。」



婚后「ちょっと!」



バネ「4000年以上生きてると物忘れがひどくてな。」


ロビン「からかうのはそこまでにして早く中を見ようではないか。」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/04(日) 02:51:59.07 ID:arHC98ADO
バネ「どうだ、ロビン。」



ロビン「うーむ、何がなんだかさっぱりだな。様々な能力を持つ者がいるといったことしか分からん。」



バネ「それよりも、あそこを見ろ。」



ロビン「?」



生徒「まだレベル1か…」



生徒「はぁ…」



生徒「レベルが上がらないよ…」



生徒「このままじゃ開発で補習だよ…」



ロビン「なかなか厳しい世界のようだな…」



バネ「これが現実だ。」



黒子「そろそろ本日のメインイベントの始まりですわよ。」



バネ「分かった、行くぞロビン。」



ロビン「ああ!」



婚后「…」(ロビンマスク様ってかっこいいな…)
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/04(日) 04:23:08.06 ID:IidkTEIVo
常盤台ってレベル3以上が入学条件じゃなかったか?
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/04(日) 06:54:32.24 ID:arHC98ADO
>>177
編入試験も兼ねていると思って下さい。私の凡ミスです。すいません
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/04(日) 07:43:21.06 ID:arHC98ADO
バネ「あ、あそこにいるのが美琴じゃないか。」



黒子「ですわね。」



婚后「あの方は…」



ギュイーン


黒子「あの方は御坂美琴お姉さま。常盤台のエースでレベル5の…」



バネ「まぁ、常盤台中学で一番強い奴ってことだ。」



ロビン「すごいな…」



黒子「そうですわね。ロビンマスクさんはいつまでこちらに?」



ロビン「いや、それがな、イギリスの方から緊急の呼び出しがかかってな。今日の午後にはここを発つんだ。」



婚后「ちょ、ちょっと残念ですわね…」



黒子「何か言いましたの?」



婚后「い、いえ。別に…」


美琴「あ、スプリングマンじゃない。それに…ロビンマスク!あ、握手してもらえますか。ずっと前からファンだったんです!」



ロビン「はい、さっき君のことを見ていたんだが、凄いじゃないか。」



美琴「お褒め頂き光栄です。」



バネ「そろそろ出発の時刻じゃないのか?」



ロビン「そうだな。帰らせて頂く、みんなありがとう。」



バネ「達者でなー。」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/04(日) 14:36:22.38 ID:I7kLEJL3o
ロビンは結局何しに来たんだww
対神裂に役立って常盤台見学して帰っただけだがww
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/04(日) 21:17:51.17 ID:arHC98ADO
〜イギリス〜


???「流石にやり過ぎでありけるのよ、ロビンマスク。禁書目録の件については厳しく超人委員会に言っておかなければいけないわね。」



ステイル「アークビショップ、ロビンマスクへの帰還処分は些かやり過ぎではないのですか?」



???「ローラ・スチュアートと呼ぶべかりたるよ、ステイル。あなたの公私混同していない態度には敬意ははらいたりけるが、職務に関してはそうもいかないみたいね。」



ステイル「ロビンマスクの名前を知らぬあなたではあるまい。」



ローラ「私とて、あのような筋肉の持ち主にこのような非道を行うことは…」



ステイル「今、何つったおい!?」



ローラ「ああ、あの細身の体についたしっかりとした筋肉。たまりませんわね。」



ステイル「筋肉フェチ…」



ローラ「違いたりけるのよ、ステイル。ただ、ロビンマスクやネプチューンマンの素晴らしい筋肉を見たりける時に、性的な興奮を…」



ステイル「それを、フェチと言うんです!」



ローラ(まぁ、ステイルは軽く誤魔化しておけば良かりけるね。)
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/04(日) 22:32:23.92 ID:arHC98ADO
ローラ「腐れ縁とは非常に恐ろしいものたるよ、ステイル。スプリングマンの処分についても考えなければいけな…」



ステイル「あまり事を急ぐことはない、と判断しますがね。」



ローラ「それは、またどうして?」



ステイル「一応、彼は正式な手続きをふんで入っていますからね。悪魔のような善良なる一般市民って言えばよろしいでしょうか。」



ローラ「ふぅ、問題が山積みですわね。私は、一人で考えたいのでステイルはさが…」



ステイル「それじゃ、お言葉に甘えて失礼します。」ダッ



ローラ「…」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/05(月) 07:49:31.23 ID:7mhYUdBDO
ローラ「さて、いつ消しましょうか。私を怒らせたつけは、命じゃすまなくてよ。スプリングマンさん。」


〜常盤台〜


黒子「また、早いお帰りですこと。」


バネ「あいつも色々忙しいんだよ。」



美琴「もっとお話したかったけど残念ね。」



バネ「まぁ、お前程の実力者なら多分会えるだろう。」



美琴「そう…よね。」



黒子「どうしましたの、婚后光子。ぼーっとして。」



婚后「い、いえ、なんでもございませんのよ。」



黒子「お子さまのためとはいえ、お忙しい方ですわね。」



婚后「お子さま、ですか…」



黒子「あら、もしかしてあなた、ロビンマスクさんに惚れたんじゃありませんの?」



婚后「ま、まさか、そ、そ、そんな…」



黒子(図星ですわね。)
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/05(月) 12:42:33.22 ID:UQVSGjhDO
最近大活躍のスプリングとステカセ期待だな

ステカセには負けフラグ立ってて怖いけど
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/05(月) 16:16:06.05 ID:7mhYUdBDO
〜翌日〜



バネ「ようやくパフォーマンスの打ち合わせが出来たな。」


ステカセ「そうだな。色々あったからな。」



ペンタゴン「本当に色々あったからな。」



BH「ようやく話ができるな。」



VTR「とりあえず、案は出てるから細かい打ち合わせをするか。」



茶袋「ご注文は何に致しますか?」



バネ「そういえば、こいつバイト先ここだったな。」



佐天「何やってるんですか?」



初春「お久しぶりです。」



ステカセ「やぁ、初春ちゃんに佐天ちゃんじゃないか。」



美琴「私もいるわよ。」



バネ「黒子はどうした?」



美琴「相変わらず忙しいみたいよ。」



初春「今日は非番なんで風紀委員は白井さんに任せてます。」



佐天「今日は、って…、いつもの間違いじゃないの?」



初春「佐天さん!」



佐天「ごめん、ごめん。冗談だよ。」



バネ「じゃあ、もう細かい打ち合わせはもういいだろう。会場を見ようぜ。」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/06(火) 01:05:17.11 ID:yzT/+GvPo
今週のスプさん、テリーど突いててワロタ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/06(火) 01:10:22.42 ID:A39r7eODO
バネ「会場はこの公園か。なかなか良い所だな。」



VTR「だが、あのリングはなんだ?」



ペンタゴン「学園都市を守る超人は一人じゃないからな。あちこちにリングが設置されているんだ。確か、ここを守っているのはドイツ出身の…」



美琴「ブロッケンJr.!」



ペンタゴン「ではなくて、ウォッチマンだ。」



佐天「御坂さん、そんな残念そうな顔しなくても…」



時計「やぁ、どうしたんだいペンタゴン。」



ペンタゴン「噂をすれば、ウォッチマン。ここを守っているのは君だと教えていたんだ。」



時計「ま、風紀委員やペンタゴンで事足りているから俺は必要ないんじゃないか?」



ペンタゴン「そんなことはないぞ。」



???「それは、どうかしらね?」



時計「だ、誰だ!?」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/06(火) 02:40:07.13 ID:uAa9CSlIO
ブロは女性人気高いんだよなww
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/06(火) 12:40:50.92 ID:A39r7eODO
???「私はクロアチア出身のプリクランよ。よろしくね。」



時計「新しい正義超人か、よろしく。」



プリクラン「よろしくお願いしますわ、先輩。スパーリングでもしません?」



時計「ああ、いいだろう。」



佐天「超人同士の対決が見られるなんて…」



プリクラン「ふふ」ニヤリ



ペンタゴン「頑張れよ、先輩!」



時計「おう!」



プリクラン「軽くやりましょうか。」



時計「かかってこい。」



プリクランはそのまま素早い動きでウォッチマンの後ろに回り込んだ。



時計「な、何!?」



プリクラン「悪行超人は待ってはくれないのよ、先輩。」



そのままキャメルクラッチにはいるプリクラン。



プリクラン「ブロッケンJr.の惨劇をもう一度…」



ブチッ



佐天「イヤアアアアア!」



バネ「み、見るな!?」



初春「…」



美琴「…」



全員がさっきまで楽しそうに話していたウォッチマンの死に対応しきれなかった。
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/06(火) 13:12:19.52 ID:A39r7eODO
プリクラン「プレゼントよ。」



プリクランはそう言うと、ウォッチマンの頭を美琴達に投げ捨てた。



美琴「嘘よね…、嘘…、さっきまであんなに楽しそうに話してたのに…」



ペンタゴン「な、なぜ…」


プリクラン「なぜ殺したか?甘いのよ、甘い、甘ったるいのよ!そんな甘い考えの正義超人をのさばらせておけば、守るものも守れないわ。」



BH「お、おい!それで殺していいことにはならんだろう!」



プリクラン「うふふ、プリクラでも撮ってあげましょうか?」



BH「ふざけるな!!」



プリクラ「スマックダウン・ピクチャー!」



BH「な、何!?」



バネ「ブラックホールが写真の中に…」



ペンタゴン「クロノスチェンジ。」



BH「出れたか…、一時はどうなるかと思ったぜ。」



プリクラン「はい、チーズ。」



BH「ふん、何度やっても同じだ。ペンタゴン出してくれ。」



プリクラン「その前に殺しちゃうわ。もう油断しない。星に手がかかった瞬間がブラックホールの最後よ…」



ペンタゴン「な、何だと…」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/06(火) 14:16:49.95 ID:pNMpI+HF0
プリクランって、二世のあいつかwwwwwwww
二世の超人がいいならプリプリマンを出して欲しいwwwwwwwwあいつインパクトが大きいんだよな〜
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/06(火) 14:40:27.36 ID:gEm4QR4z0
時計哀れすぎるwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/06(火) 15:33:40.11 ID:nZNHcZLIO
時計さんの出身地はスイスだろぉ!覚えて置いてあげてよぉ!
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/06(火) 22:43:48.37 ID:A39r7eODO
>>191
彼の出番はまだ先です。


>>193
ブロッケンJr.の出身国書いてました、すいません。
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/07(水) 08:45:30.86 ID:uv1CZZ/DO
佐天(レベルアッパー…、これを聞けばブラックホールさんを助けられるかも…)


佐天(何の能力かはわからないけど、賭けるしかない。)



佐天(ブラックホールさんに、恩返しをしたい。あの人は悪い人じゃない!たとえ、悪魔超人だったとしても!)



佐天はイヤホンを耳にかけた。気づく者は一人もいなかった。



佐天(能力は…)



佐天が能力を使ってみると、手のひらでつむじ風が舞った。



佐天(これならば…)



佐天は集中した。目標はプリクランの右手にあるあのプリクラ。



佐天(当たれ!)



プリクラ「嫌な風、プリクラが落ちてしまったわ。」



プリクランはキャッチしようとするが風が吹き写真をリング外に飛ばす。



プリクラン「誰か風を操っているわね〜」



佐天がその写真を手に取り走り出した。


佐天「ペンタゴンさん、早く元に…、グアッ」



プリクランのキックが佐天の背中に刺さった。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/07(水) 13:22:10.41 ID:uv1CZZ/DO
バネ「佐天!」



佐天はそのまま数十m離れた木に激突した。



プリクラン「あらあら、余計なことをしてくれちゃって…。お仕置きが必要ね。」



初春「ブラックホールさんを離して下さい。お願いします!」



プリクランの前に初春が立ちふさがる。



プリクラン「邪魔よ。」



プリクランは初春の腹に一撃を食らわした。初春は吐血した後、倒れて動かなくなった。



ステカセ「初春ちゃん!」


プリクラン「動くとどうなるか分かっているわね。」



プリクランはプリクラをヒラヒラと動かす。



ペンタゴン「貴様…」



プリクラン「ゴミが落ちているわ、やーねー。」



初春を蹴り飛ばし佐天の所へ向かうプリクラン。



美琴「許さないわ。」



美琴は超電磁砲をプリクランに撃つ。



プリクラン「あらあら。」


プリクランはそのまま、超電磁砲をかわし美琴の右腕を飛び上がり踏みつけた。



美琴「キャアアアア!」



茶袋「やめろ、プリクラン!」



黒子「そこまでですの、残虐超人プリクラン。」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/07(水) 13:31:35.40 ID:2k3bnL100
強すぎるwwwwwwwせめて能力を使えよwwwwww

あと関係ないけど、アニメ版のラーメンマンがブロッケンをラーメンにして食うシーンを考えた人はマジキチだと思う
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/07(水) 13:39:50.06 ID:uv1CZZ/DO
プリクラン「失敬ね、私は正義超人よ。」



黒子「もう遅いですわ。ここのルールでは意味なく超人を一人以上殺傷する、もしくは人間を一人以上故意に多大な外傷を負わせた場合、残虐超人として拘束することが出来ますの。」



プリクラン「あら、それでも私を拘束するほどの実力があるかしら?」



茶袋「そのために俺がいるんだよ。学園都市でバイトする超人ティーパックマンは仮の姿。真の姿は、風紀委員超人ティーパックマンだ!」



バネ「黙れ、役立たず。」



茶袋「し、仕方ないだろ!ジージョは殺しも傷つけも…」



VTR「心に深い傷を負ったと…」



プリクラン「茶葉はおしまい。あ、茶番だったわね。」



ステカセ「まあまあいいギャグだった、65点といったところか。」



黒子「結構、高得点ですわね。」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/07(水) 13:52:08.03 ID:uv1CZZ/DO
プリクラン「何を言っているのかしら?」



ステカセ「黙れ、貴様は正義超人の名を騙るファンガイアだな!」



黒子「一体、何のカセットを入れれば…」



名護啓介



黒子「だ、誰ですの…」



プリクラン「何よ、ファンガイアって!?」



ステカセ「黙りなさい、ファンガイア。その命、神に還しなさい。」



バネ「あれ、ステカセ、超人じゃなくて仮面ライダーのカセットも入れてたんだ。」



黒子「他に何のカセットがありますの?」



バネ「さあ、ウルトラマンもあったし…」



黒子「ウルトラマンはパクり元…」



バネ「パクりじゃない!パロディだ!」



VTR「今のうちに編集で3人治しておこう。」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/07(水) 18:55:56.84 ID:uv1CZZ/DO
VTR「大丈夫かい?」



佐天「な、なんとか…」



初春「た、助かりました…」


美琴「本当に腕が元に戻らないかと思ったわ…」



バネ「編集で治ったか…、いや、なかったことにされたと言った方が正しいのか?」



茶袋「お前とはリング上で決着をつけてやる!」



プリクラン「あら、やれるものならやってみて。」



茶袋「貴様のプリクラ殺法など、すでに破れている!」



プリクラン「な、何ー!?」



ステカセ「待て、俺に任せろ。俺は正しい、俺は間違って…」



バネ「いい加減、そのカセット出せ!」



カチャ



ステカセ「俺は今まで何を…」



ペンタゴン「悪い夢だったんだよ。」



プリクラン「さぁ、始めましょう。」



茶袋「望むところだ!」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/07(水) 20:59:13.33 ID:OFw4MXYW0
まさかの茶袋wwwwww
タイルマン思い出したww
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/08(木) 12:17:58.79 ID:kXTDBviDO
茶袋「行くぞ!」



プリクラン「ルルルー、スマックダウン・ピクチャー!」



VTR「い、いきなりだと!?」



茶袋「ティーミラー!」



プリクラン「な、紅茶に反射してこちらにスマックダウン・ピクチャーが!」



茶袋「紅茶にてめぇの姿は映るが、俺の頭のカップの底までは見えないはずだ!」



プリクラン「な、なんだと…」



プリクランはプリクランの中に閉じ込められてしまった。



プリクラン「欠陥品め…、許さないわよ。」



バネ「欠陥品はお前だろう。」



プリクラン「なんですって!?」



バネ「ブラックホールを助けるために友や今までの自分を裏切った佐天に比べたらな。」



初春「嘘…、佐天さん!?」



佐天「ごめん、初春…、使っちゃった…」



美琴「VTR、治せないの!?」



VTR「もう治すには時間切れだよ…。いっぺんに3人のケガを治したんだ。フィルムもない…」



黒子「嘘でしょ…」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/08(木) 20:58:09.98 ID:kXTDBviDO
バネ「ティーパックマンって意外に強いんだな。役立たずだが。」



VTR「本当に強いな、役立たずだが。」



BH「ペンタゴンは私を出してくれたが、お前に何ができる?」



茶袋「俺をいじめてそんなに楽しいか、てめぇら!」



黒子「案外、楽しいと思いますわよ。」



茶袋「黒子の裏切り者!」



佐天「」フラッ



バタッ



ペンタゴン「佐天!」



ステカセ「佐天が倒れた、これもレベルアッパーの副作用か…」



バネ「そんなことより早く救急車を呼べ!」



初春「佐天さん…」



BH「俺のせいだ!俺が捕まったからだ…」



バネ(ブラックホール…)



???「すぐにケツ論を出すのはいけないぞ、ブラックホール!」



ステカセ「そ、その声は!?」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/03/08(木) 21:24:22.41 ID:X7uoSv9wo
ケツwwwwwwwwwwwwww
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/08(木) 21:36:14.79 ID:kXTDBviDO
バネ「プリプリマン来てたのか!」



尻「プーリプリプリプリ、ほんの暇潰しさ。その少女、レベルアッパーの副作用で倒れたわけではないのだ。」



ステカセ「な、なんだと!」



尻「見ろ、この汗!おそらく極限の緊張のケッ果倒れたんだろう。それにちと意識不明で倒れるのは早い。他の使用者には大規模な事件を起こす余裕があった。」



バネ「わかってるよ、そんなことくらい。ちょっと、倒れたし超人が襲って来ないとも限らない。」



尻「ふむ、さすがスプリングマン。一歩先のことを考えているな。解ケツしたいものだな、この事件は。」



バネ「はい、はい。わかっております。」



VTR「放送禁止の超人のおかげでテレビに何もうつらねぇ。」



ステカセ「映す必要はないだろ!」



美琴「早く佐天さんを病院に運びましょう。」



黒子「そうですわよ。」



初春「佐天さん…」



ペンタゴン「クロノスチェンジ。」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 23:28:20.60 ID:TAndF/RIO
どうせこのケツも何時の間にか居なくなるんだろ?
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/09(金) 12:29:00.92 ID:xbVGOhRDO
尻「病院に着いたぜ!」



ステカセ「そうだな。」



バネ「プリプリマン。落ち着いたところで、本当の理由を教えてもらおうか。」



尻「ケツ論から言うと、ここに悪魔将軍がいるらしくてな。」



ペンタゴン「ゲエーッ!」



看護婦「病院内なんで…」



ペンタゴン「すいません…」



尻「今、悪魔将軍が蘇るのはいささか状況が悪い。」



バネ「なぜだ?」



尻「ブラックホール、お前を[ピーーー]つもりだ。」



バネ「なぜだ!?」



BH「ペンタゴンと組んだからか…」



尻「ああ。俺も同僚がそうなるのは見たくない。」



バネ「悪魔超人が悪魔将軍に従うのは当たり前だが…」



ステカセ「今はダメだ。俺達だって自由が欲しい!自由を求めるのは悪いのか…」



バネ「まぁ、いい。自由を勝ち取る戦いに出たのかよ、てめぇは。」



尻「それになんだかんだ言って、お前もバッファローマンが心配だろう。」



バネ「ちっ…、今はレベルアッパーに集中するか。」



尻「あまり賢い選択とは言えんな。スプリングマン。」



バネ「うるせぇ!」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/09(金) 12:30:15.35 ID:xbVGOhRDO
>>207訂正
尻「病院に着いたぜ!」



ステカセ「そうだな。」



バネ「プリプリマン。落ち着いたところで、本当の理由を教えてもらおうか。」



尻「ケツ論から言うと、ここに悪魔将軍がいるらしくてな。」



ペンタゴン「ゲエーッ!」



看護婦「病院内なんで…」



ペンタゴン「すいません…」



尻「今、悪魔将軍が蘇るのはいささか状況が悪い。」



バネ「なぜだ?」



尻「ブラックホール、お前を殺すつもりだ。」



バネ「なぜだ!?」



BH「ペンタゴンと組んだからか…」



尻「ああ。俺も同僚がそうなるのは見たくない。」



バネ「悪魔超人が悪魔将軍に従うのは当たり前だが…」



ステカセ「今はダメだ。俺達だって自由が欲しい!自由を求めるのは悪いのか…」



バネ「まぁ、いい。自由を勝ち取る戦いに出たのかよ、てめぇは。」



尻「それになんだかんだ言って、お前もバッファローマンが心配だろう。」



バネ「ちっ…、今はレベルアッパーに集中するか。」



尻「あまり賢い選択とは言えんな。スプリングマン。」



バネ「うるせぇ!」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/09(金) 18:14:02.59 ID:xbVGOhRDO
尻「いや、別に俺はスプリングマンと話し合いに来たわけじゃないからな。」



バネ「わかっている。」



美琴「ところで、あんた何のために来たのよ。事次第によっては…」



尻「そんな尻ASSな話じゃない。悪魔将軍も無理矢理復活させられようとしているから、それを阻止すれば良いという話だ。」



バネ「それを早く言え、バカ!」



尻「バカとはなんだ、スプリングマン!望みとあらば今すぐケツ着をつけてもいいんだぞ!」



初春「お尻とかケツとか…」



美琴「もう、そこのバカ2人は黙ってなさい!佐天さんは大丈夫なのかな、黒子?」



黒子「今、お医者様が来ますから…」



カエル顔「やぁ。」



美琴「リアルゲコ太!」



カエル顔「…」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/10(土) 06:32:17.41 ID:b8U6mqkDO
佐天「み、みんな…」



初春「さ、佐天さん!」



カエル顔「目が覚めたかね…」



佐天「はい。」



カエル顔「旧友が真っ青な顔をして来た時は、どうなるかと思ったけどね。」



バネ「お、おい!」



ステカセ「まぁ、無事で良かったよ。」



カエル顔「まぁ、レベルアッパーの件については専門家を呼んだ。」



???「木山春生です。よろしく。」



カエル顔「彼女は大脳生理学のスペシャリストでね。」



バネ「今回の事件の犯人とか?」



木山「!」



カエル顔「冗談はよしたまえ。」



バネ「わかったよ。」



木山(本当に冗談なのだろうか…)



VTR「とにかく、佐天は治るんですか?」



木山「分からない、努力してみよう。」



カエル顔「助かるよ。」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/10(土) 09:29:51.00 ID:b8U6mqkDO
木山「では、脳波を調べたい。ここからちょっと退出してくれないか。」



カエル顔「君を信じよう。じゃあ、ちょっと出ようか。」



バネ「ああ。」



木山(あのバネの超人…、まさかわかって言っていたのか。そんなはずはない。超人になんか分かるはずがない。)



カエル顔「木山くん、どうしたんだい?険しい顔をして…」



木山「いや、何でもない。」



カエル顔「そうか…」



木山(あの子達を助けるためだ、これも仕方ないことなんだ。)



木山(必要とあらば、あの超人も利用してでも止めてみせる…)
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/11(日) 00:05:18.14 ID:cwBw5P5DO
尻「悪魔将軍様はパワーが溜まっておられないご様子。復活の時はまだ先の方が良いとおっしゃっている。」



バネ「もう、お前の言ってることは分からないんだが…。つまり、悪魔将軍様が無理矢理に復活させられようとしているから、それを企んでいるバカをぶっ潰せばいいんだな。」



尻「話が分かるじゃないか、スプリングマン。ケツ論はその通りだが、私は自由な今を守りたい。」



バネ「ケツ局、自分のためかよ…」



VTR「うつってる、うつってる。」



尻「とりあえず、三沢塾という場所に来てくれ。仲間は多い方が助かるぞ。」



バネ「分かったよ。」



ステカセ「やってやるか!」



BH「まぁ、やるだけやろうぜ。」



バネ「その他はどうする?」



ペンタゴン「私は夜、集会が…」



VTR「俺は行くぞ。」



茶袋「プリクランの聴取があるからな…」



バネ「5人もいれば十分だ、悪魔超人に挑戦状を叩き付けたバカにお灸をすえるにはな。」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/11(日) 02:59:29.40 ID:DJdQTYAro
VTR悪魔超人なん?
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/11(日) 07:36:16.93 ID:cwBw5P5DO
>>213
VTRはフリーの超人です。
面白そうだから着いて行ったと思って頂ければ幸いです。
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/11(日) 09:33:12.87 ID:cwBw5P5DO
美琴「私も着いて行っていいかしら?」



黒子「お姉さま!?」



美琴「超人同士の本気の戦いを見たいの。」



バネ「戦わないとだけ約束するなら着いて来い。」



美琴「分かった、約束する。」



バネ「プリプリマン、三沢塾だな。」



尻「まぁ、俺も尻合いにあえて良かったよ。」



黒子「寮監がうるさいですわよ。」



美琴「大丈夫よ、黒子。まったく心配性ね。」



BH「俺が寮監に話はつけるから、それでいいだろ。」



黒子「お姉さまが行くというのなら私も着いて行きますわ。」



美琴「黒子…」



バネ「よっしゃ、殴り込みだ!」



一同「おう!」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/11(日) 10:38:01.30 ID:cwBw5P5DO
バネ「三沢塾に着いたはいいんだが…」



美琴「なんで、アンタがいんのよ!」



上条「それはこっちのセリフだ!」



黒子「また類人猿が…」



バネ「何、この状況…」



ステイル「僕の方が聞きたいね。」



バネ「あ、バカ。」



ステイル「バカだと…」



上条「落ち着け、ステイル。今はインデックスを助けることが最も重要だろ!」



ステイル「まぁ、それはそうだが…」



バネ「インデックスが誘拐でもされたんか、また。」



上条「実はかくかくしかじかで…」



バネ「錬金術士ねぇ…、また面倒な。」



尻「おそらく、悪魔将軍様を復活させようとしているのもその錬金術士だ。」



バネ「錬金術士って言えば、自分の思い通りに何でも出来るんだぞ。」



上条「俺の右手があれば…」



バネ「大切にしておけよ。俺達の命綱でもあるんだからな。」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/11(日) 18:18:53.98 ID:cwBw5P5DO
バネ「入った途端に死体を目撃。黒子が気絶。奥に進むと、洗脳された生徒に襲われステイルとはぐれ、ようやく奥に着いたと思ったら…」



上条「バシルーラってところですかね。」



ステイル「…、今度こそ。」



黒子「し、死体が…」



美琴「…」マッサオ



バネ(超人が死ぬのを見るのと人間が死ぬのを見るのとでは感覚が違うんだろうな。)



バネ「帰るなら今のうちだぜ。」



美琴「行くわ…、ここで引けないもの。」



黒子「わ、私、一人で帰る勇気はありませんわ…」



バネ「ってことで最初っからになるのか。」



ステイル「道はわかっている。あとはその通りに進めばいい。」



BH「まったく、手間かけさせやがって…」



尻「普段なら尻えない世界を見たんだ。仕様がないじゃないか。」



VTR「早く行かなきゃインデックスちゃんヤバいんじゃない?」



上条「分かってる。絶対に助けてやるからな、インデックス!!」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/12(月) 19:25:38.71 ID:1xydzQNDO
上条「巫女さんだ…、しかも知ってる。」



BH「上条、塾に入ったばかりでよくそんな人に会えるな…」



???「私の名前は姫神秋沙。」



バネ「姫神ねぇ…、そういえば聞いたことがある。ディープブラッドという血を持つ姫神という少女がいることを…」



VTR「なんでも知ってるな、おい!」



バネ「能力としては血を吸った人間を吸血鬼に、吸血鬼が血を吸ったら死に至るというものだ。しかも、この血には依存性があるらしい…」



姫神「よく知ってますね…」



バネ「4000年なめんじゃねぇ。」



ステカセ「なぜ、こんな所にいるかってことは…」



バネ「後回しだ。それより悪魔将軍様の方が先だ。」



姫神「こっち…」



上条「一回来たから大丈夫だ。」



姫神「私の存在意義は…」



BH「今のところない。」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/13(火) 16:00:48.86 ID:EvLXoLuDO
ステイル「アウレルオス=イザード!」



アウレルオス「やあ、また会ったな。」



バネ「一回で終わらせるつもりだったんだがな。」



アウレルオス「ふん、いい度胸だ。」



上条「インデックスをどうするつもりだ!?」



アウレルオス「助けるんだ!」



上条「何…」



アウレルオス「実は、この娘はな…」



ステイル「残念だね、その娘はすでに助かっている。ここにいる上条当麻のおかげでね。」



アウレルオス「そ、そうか…。第一の目標はすでに達成されていたか…。」



ステイル「第一の…」



アウレルオス「第二の目標は、この娘を守ることだ。」



ステイル「なぜ、銃口を向ける。争う意味なんてないはずだが。」



アウレルオス「貴様らの組織から脱退させる。」



ステイル「悪いがそれは無理だ。その娘は大切な仲間だからね。」



アウレルオス「この娘を守るためなら、なんでもしてやる。護衛に悪魔将軍をつけることも…」



バネ「待ちやがれ!」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/14(水) 19:45:04.68 ID:1fnTGPbDO
アウレルオス「なんだ、言いたいことがあるなら早く言え。」



バネ「ディープブラッドをどうするつもりだ。」



アウレルオス「いや、吸血鬼に無限の記憶の…」



バネ「嘘だな。」



アウレルオス「嘘などついていない。」



バネ「ならば、なぜ自分で治さない。」



アウレルオス「出来ることなら治して…」



バネ「じゃあ、もう一つの使い方って言った方が適当か。」



アウレルオス「…」



上条「もう一つって…」



バネ「姫神秋沙の血を悪魔将軍様に吸わせるんだよ。」



姫神「!!」



アウレルオス「ば、バカなことを…」



バネ「リング上で生け贄とか言って差し出し、そのまま血を吸わせた所で能力を言う。悪魔将軍様は、当然抵抗するだろうがビンにでも取っておいた血で脅してしまえば…」



美琴「体のいいボディーガードの出来上がりってこと!?」



バネ「もっと、すごいことも出来るけどな。」



アウレルオス「くっ…」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/14(水) 20:01:49.23 ID:1fnTGPbDO
姫神「私、殺されるの…」



アウレルオス「将来的には、そうなるんだが。早まってしまったものは仕様がない。」



アウレルオス「先に貴様の命を…」



ステカセ「超人大全集 悪魔将軍!」



アウレルオス「な、何!?」



ステカセキングはそのままアウレルオスに突っ込んだ。



アウレルオス「感電…」



ステカセ「遅い…、その舐めた口をきけんようにしてやる!」



黒子「ゲッ、あの体勢は!」



美琴「地獄の断頭台よ!」



ステカセ「貴様の能力が使えんうちに葬ってくれる。」



アウレルオス「」ニヤッ



バネ「気を付けろ!アウレルオスは笑っているぞ。」



アウレルオス「遅い!転換!」



上条「アウレルオスとステカセキングさんの位置が入れ換わって、アウレルオスが地獄の断頭台をかけているだと!!」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/14(水) 20:30:42.57 ID:1fnTGPbDO
アウレルオス「地獄の断頭台!!」



美琴「地獄の断頭台が決まったわ!」



黒子「でも苦しんでいるのはアウレルオスの方ですわね…」



バネ「普通に考えろ。2、3メートルくらいから下に鉄製の箱をおいて、そこに思いっきり脛をぶちあてると、どうなるか。」



ステイル「痛い、なんてもんじゃないんだろうね。」


上条「あいつ、アホだ…」



アウレルオス「し、しかし、これで技はかけられないことはわかっただろう。」



バネ「この人数でよってたかれば…」



アウレルオス「私は一人を狙って殺す。」



姫神「全員人質。」



バネ「うかつに手は出せんか…」



VTR「不穏な動きをすれば、即死亡。」



アウレルオス「だが、私も鬼ではない。一つ余興を楽しもうではないか。」



尻「な、なめやがって!」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/14(水) 22:41:48.57 ID:1fnTGPbDO
アウレルオス「私が用意する5人と戦って、5勝したら考えてやらんこともない。」



上条「ご、5勝!?全勝じゃないか!?」



尻「いいだろう、飲んでやる。」



美琴「な、なんで、そんな理不尽な条件を…」



バネ「相手の最大の譲歩だ。決して理不尽な条件なんかじゃない。勝てばいいだけだ。」



VTR「悪魔将軍の命をかけた負けられない戦い。燃えるじゃないか。」



ステカセ「ちょうど5人いるしな。」



BH「俺達をなめたこと後悔させてやるぜ。」



アウレルオス「いいだろう、超人ども。リングを用意してやる。」
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/14(水) 23:29:28.26 ID:+3Ar/wk3o
コレ、ずっとステカセが地獄の断頭台やってりゃ削り殺せるんじゃね
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/15(木) 16:55:37.60 ID:9f0FXTVIO
少なからずダメージもあるし先にステカセさんがイカれてしまう
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/15(木) 21:53:21.96 ID:AL7kwEFDO
アウレルオス「リングは整ったな。言い忘れたが、これは勝ち抜け戦ではないぞ。」



バネ「何!?ということは一人一殺しなければならんということか…」



ステカセ「順番はお前が決めるのか?」



アウレルオス「別にそちらで決めてもいいぞ。」



尻「俺は最後がいいな。」



バネ「俺が最後に回る。ステカセが最初が…」



ステカセ「相手を見てから順番決めていいか?」



アウレルオス「いいだろう。出でよ、パルテノン」



パルテノン「フンガー」



バネ「誰が相手を…」



尻「俺が早々にケツ着をつけてやる。」



バネ「あ、あの野郎。抜け駆けしやがって卑怯だぞ!」



ステカセ「悪魔に卑怯という言葉はない。」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/15(木) 22:31:52.44 ID:AL7kwEFDO
バネ「あ、出身同じだ…」



尻「そうなのか、スプリングマン。」



パルテノン「私は貴様のような劣等超人など知らん!」



尻「プーリプリプリ。貴様のような超人を見た目で判断する奴にスプリングマンの凄さは分かるまい。」



パルテノン「な、何!?」



尻「おしゃべりはここまでだ。行くぞ!」



パルテノン「のぞむところだー!」



美琴「やれー、プリプリマン!」



黒子「お姉さまがプリプリと連呼する度に興奮してしまう。」



バネ「もう一回、死体見るか?」



黒子「」ガタガタ



美琴「そこよ!投げて!決まった!」



上条「あ、あの、み、御坂さん?」



美琴「うるさいわね!あっ、ニードロップが決まった!いいわよ、プリプリマン!」



尻「お前の負けっプリはひどいもんだぜ、パルテノン?」



パルテノン「ち、ちくしょう…」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/15(木) 22:50:21.19 ID:AL7kwEFDO
美琴「今度は、パルテノンの攻勢よ!持ち上げて、それからのブレーンバスター!まだ止まらないわ!そのまま投げっぱなしジャーマンよ!」



上条「ビリビリが実況やってる…」



美琴「あ゙?」ギロッ



上条「そ、そんなピリピリせんでもええやんか…」



美琴「あっ、プリプリマン。ハンドチェンジで受け身をとった!そして反撃のトルネードガスキャノンよ!って臭っ!!」



パルテノン「く、臭え!」



尻「試合中に余所見をしていると墓ケツを掘るぞ。」



美琴「プリプリマン、ラッシュ攻撃。パルテノン、手も足も出ません!」



パルテノン「く、くく、ファーファッファッファ!」


美琴「パルテノン、不気味に高笑いをし始めた。」



尻「貴様、気でも狂いおったか?」



パルテノン「貴様は神殿に屁をかますという罰当たりな行為をしたな!」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/15(木) 22:58:06.64 ID:AL7kwEFDO
パルテノン「その罪、死をもってして償うと良い!ゼウスの雷!」



美琴「どこからともなく稲妻が…」



バネ「稲妻じゃない、雷だ。ギリシャ神話の最高神ゼウスは雷挺という雷を生み出す道具を持っていたらしい。」



上条「どちらも同じような気が…」



美琴「プリプリマン、今の雷で完全にグロッキーだ。」



パルテノン「私の体に閉じ込めてやるわ!人体石化封じ!」



尻「う、うわー!!」



美琴「プリプリマン、パルテノンの中に閉じ込められてしまった!」



バネ「プリプリマーン!」



パルテノン「無駄だ!私の体の柱にはメタンガスが充満している。あやつも直に死ぬ。」
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/15(木) 23:05:58.33 ID:AL7kwEFDO
尻「その勝ち名乗り、上げるにはまだ早すぎるぜ!」



パルテノン「な、何!?」



尻「貴様は尻ませんじゃすまない、致命的なミスを犯した。貴様、屁の成分をあげることが出来るか?」



パルテノン「そんなもの、分かるはずがないだろう!」



尻「その大部分は空気だ。しかし、ごく少量に有毒ガスが含まれるのだ。」



パルテノン「有毒ガス…、まさか!!」



尻「そう!メタンガスも含まれている!」



美琴「み、みんな早く鼻と口を押さえて!」



尻「ガスエクスプロージョン!」



パルテノン「ぐわぁー!」



美琴「プリプリマン、屁の爆発でパルテノンから脱出したわ、オエッ」



パルテノン「く、くそー!」



尻「これでトドメだ、プリプリヘッドシザース&ガスエクスプロージョンゼロロングアタック!」



パルテノン「ぐえええ。」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/16(金) 12:18:07.34 ID:xhRZcLEDO
アウレルオス「パルテノン、KO」



パルテノン「オエー。」



美琴「やった!やったわ、!」



上条「勝ち方は最悪だがな。」



尻「まぁ、メタンガスを吸い込んでそのまま吐き出すというのは初めてだったが、成功して良かったぜ。」



バネ「さあ、次の対戦相手を出してもらおうか?」



アウレルオス「待て、片付けが先だ。」



ステイル「片付けだと…」



アウレルオス「砕けよ!」



パルテノン「う、ウギャー!」



BH「パルテノンがバラバラに…」



上条「そこまでやる必要はないだろう!」



美琴「そうよ!」



アウレルオス「まだゴミがあるな。」



VTR「な、何!?」



アウレルオス「少年誌の都合によって消えろ!」



尻「あ、あれ、か、体が消えていく。嫌だ、嫌だ、イヤだーっ!」



VTR「プリプリマン!」



バネ「き、貴様!」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/16(金) 15:44:14.79 ID:hGUwxOi30
少年誌の都合wwwwww
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/16(金) 20:35:36.52 ID:IfaWvnFIO
勝者がこの有様だと決闘とか茶番すぎるwww
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/17(土) 01:06:31.64 ID:M/PV4fkDO
バネ「茶番劇ってか…、笑わせるぜ。」



アウレルオス「私なりのパフォーマンスだ。どうだ、諦めるか?」



上条「くそ…、姫神、お前のことは助けられないかもしれない…」



バネ「何、勝手に決めてんだ。」



上条「え?」



BH「悪魔超人は売られた喧嘩からは逃げん!」



VTR「フリーの超人だって同じだ!」



姫神「み、皆さん…」



ステカセ「おっと、勘違いするなよ。俺達のために戦っているんだからな。」



姫神「ううっ…」



BH「次は私が出よう!」



アウレルオス「いいだろう!そこまで死にたいのなら死なせてやる。」



美琴「そんな、勝っても負けても死ぬなんて本当にあいつの茶番じゃない!」



黒子「超人のやることは分かりませんわ。本当に。」


アウレルオス「出でよ、次峰 レオパルドン」



レオパルドン「次峰 レオパルドン!行きます!」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/03/17(土) 01:50:38.91 ID:58fMLZeCo
やっぱりお前かwww
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/17(土) 03:15:20.31 ID:6I9ER4da0
先の予測をするのはいけない……いけないとは分かっているが…………
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2012/03/17(土) 08:36:02.82 ID:MncyEvk40
嫌な予感しかしないwww
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/17(土) 13:09:40.75 ID:Zoym+0O6o
次鋒といったらレオパルドンだよなwwwwwwwwwwwwww
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/17(土) 21:09:26.70 ID:M/PV4fkDO
レオパルドン「うおおおおお!!」



BH「お前なんか吸い込んでやるぜ!」



美琴「ブラックホール、そのままレオパルドンを吸い込んだ!」



上条「さっきとは偉くテンションが違う…」



美琴「黙りなさい!」



黒子「超人レスリングはお姉さまの趣味の一つ。ここまで熱くなるのも頷けますわ。」



アウレルオス「レオパルドン、ブラックホールに吸い込まれてから20カウント経過。勝者 ブラックホール!」



BH「大したことなかったな。」



アウレルオス「さ、さあ、お片付けの時間だ。」



バネ(動揺している…)



VTR「確かに超人強度だけならブラックホールを大きく上回るレオパルドンだが、戦略性はブラックホール以下だ。様子見をしない。」



バネ「確かにブラックホールは悪魔超人屈指の策略家だ。」



アウレルオス「くっ、消えろ!」



BH「か、体が消える…」



アウレルオス「私をコケにした罰だ!」



バネ「ブラックホール!」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/17(土) 23:02:51.57 ID:M/PV4fkDO
BH「体が半透明にはなっているが、完全に消えてない。」



アウレルオス「うるさい!消えろ!」



BH「ここまでか。じゃあな、みんな。」



ステカセ「ブラックホール…」



バネ(奴の能力の穴が見えた!)



VTR「次は俺が出よう。」



アウレルオス「出でよ、中堅 モーターマン!」



モーター「へっへっへ、痺れさせてやるぜ。」



VTR「少々、部が悪いか。しかし、これくらいでないと楽しめん。」



モーター「はっはっは。技巧のチームの私に勝てるのか、一回戦の敗退者さんよ。」



VTR「よく言ってくれるぜ、燃料超人。」



モーター「な、何を!?」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/17(土) 23:24:24.45 ID:kDqF3on+o
技巧チームも実質一回戦しかして無いよね
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/19(月) 00:00:02.98 ID:baQ7LvTDO
VTR「行くぜ、シーンチャンジャー!」



美琴「シーンチャンジャーで周りを海に変えたわ。」



モーター「小手先のまやかしは通じないぞ!」



美琴「モーターマン、そのまま頭のドリルを回転させ突っ込む!」



VTR「バカの一つ覚えのようにドリルだ、電気だと言いおって。」



美琴「VTR、これをかわした!モーターマンはそのまま水の中へ!」



モーター「海水が入ってきやがる。ちくしょう、ドリルやモーターが錆びちまう!」



美琴「モーターマン、上がってきた!」



VTR「シーンチャンジャー、秒の殺し屋の復活。」



モーター「やめろ、やめてくれ、それだけはやめろー!」



美琴「モーターマン、トラウマを思い出しているようです。脇目もふらずにVTRに突っ込んだ。」



VTR「そんなもの、あるはずない。ひっかかったな、アホが。」



美琴「VTRのキックがモーターマンのボディに直撃!」



モーター「ち、ちくしょう!最終手段だ…」



美琴「モーターマン、ここで大技の予告です。」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/19(月) 21:31:17.34 ID:baQ7LvTDO
モーターマン「うおおおおお!」



美琴「モーターマン、リング上空に飛び下に穴を掘り始めた!」



上条「な、何をする気なんだ!?」



バネ「モーターマンが地面から出てきたぞ!」



美琴「モーターマン、リング上空に飛び上がった!」



上条「リング上空と地下を回っているが、なぜだ。」



黒子「磁気ですわ!」



バネ「磁気だと!?」



美琴「私も磁気をあやつれるから分かるけど、砂鉄とかを磁気で震動させるとチェーンソーみたいな武器になるの。」



黒子「しかし、あのモーターマンはおそらくリニアモーターカーの原理を利用していると考えられますわ。」



バネ「つまり、リニア並みの高速突進だと!避けられるはずがない。」



美琴「動きは一直線だけど速すぎるわね。」



黒子「つまり、死の時間を待つしかないというわけですの。」



上条「そ、そんな…」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/20(火) 22:10:17.64 ID:yDidzbvDO
美琴「VTRにリニア並みのモーターマンが突っ込んだ!そしてVTRはダウン!」



VTR「ぐはぁ!」



黒子「ああ、私もあれくらいの勢いでお姉さまに突っ込まれたい!」



上条「とんでもないこと言ってる…」



モーター「キー、お前は弱い。」



VTR(ちくしょう…、俺はこんな所で負けてしまうのか…)



VTR(キン肉マン戦での敗戦…、今回の敗戦。負けてばっかりじゃねぇか、情けねぇ…。セコンドじゃ活躍したが、超人として何も出来ちゃいない…)



VTR(な、何かが聞こえる。)



美琴「VTR、立って!」



上条「VTR!お前はこんな所で負けるやつなのか!?違うだろ。早く立つんだ!」



ステカセ「VTR!VTR!VTR!」



バネ「早く立つんだ、VTR!」



姫神「VTRさん、早く立って下さい!VTRさん!」



上条「頑張れ、VTR!」



黒子「VTRさん、ファイトですの!」



VTR(なぜだろうか、この言葉を聞いていると力が湧いてくる。)



VTR「ま、まだだ…、まだ終わってないぜ!」



美琴「VTRが立った、立ったわよ!」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/20(火) 23:08:39.56 ID:yDidzbvDO
VTR「俺は負けられない、負けちゃいけない…」



モーター「何をブツブツ言ってやがる!」



VTR「カメラ、ズームアウト!」



モーター「な、何!?」



美琴「モーターマンの体が小さくなっていく!」



モーター「バカな!」



VTR「これでトドメだ。」



モーター「やめろ!踏み潰すならお前の足を貫いてやる!」



VTR「心配するな、握り潰すだけだ。」



モーター「な、何!?や、やめろー!」



VTR「フンッ」プチッ



美琴「VTR、モーターマンに辛勝したわ!」



黒子「一時はどうなるかと…」



ステカセ「次も勝たなければか…」



アウレルオス「その前に…消えろ!」



VTR「声援嬉しかったぜ、じゃあな!」



上条「VTR!VTR!」



バネ「次は何を出すんだ?」



アウレルオス「出でよ、副将 カニベース!」



カニベース「ふっふっふ。」



バネ(奴の狙いが分からん…)
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/21(水) 00:23:21.51 ID:TzZSPoWfo
あら?残りバネだけか?
コレはナチグロンでも勝てるレベルww
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 22:45:51.37 ID:SUr8Wv/DO
カニベース「俺に勝てるかな?」



バネ(美琴でも勝てる…)



ステカセ「俺が出る。」



バネ「俺が…」



ステカセ「悪いが俺には魔術の対処はできん。お前に任せるよ。」



バネ「だが、お前は噛ませ犬に…」



ステカセ「俺は強い。そうだろ、黒子、美琴。」



黒子「一応、ですけどね。」



美琴「それなりにね。」



ステカセ「それさえ聞ければ俺のプライドは守られた。さあ、行くか。」



バネ「負けて欲しい…、って言うのはなしだな。」



ステカセ「お前が感傷にひたってどうする。プリプリもブラックホールもVTRもお前を信じたんだぜ。」



バネ「バカ野郎、そんな仲良し集団みたく言うんじゃねぇ!」



ステカセ「いつも通りで安心したぜ、じゃあな。」



バネ「ステカセ…」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/23(金) 22:51:16.97 ID:q0dj1CjO0
カゼルさんも仲間に入れてあげてスプリングマさん。
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 00:37:15.69 ID:hdscSznDO
ステカセキングは消えた。その事実は、バネを除いて重くのしかかる。



バネ「さぁ、やろうか、大将戦。」



アウレルオス「仲良し集団にしてはえらく吹っ切れが早いじゃないか。」



バネ「覚悟ってのは恐ろしいんだぜ。」



アウレルオス「覚えておこう。大将 ネプチューンキング」



キング「ははは、哀れな悪魔超人よ。あの世へ送ってやろう。」



バネ「遠慮しとくぜ。」



キング「貴様は、神に近き超人。なぜ悪魔などに身をやつした。」



上条「そ、そうなのか!」



バネ「古代ギリシアの出身ってだけだ。神に近ければ…」



キング「ふん、貴様の体質、技全てが神に等しきもの。」



バネ「間接技が効かないだけだ。技も大したものはない。」



キング「悪魔将軍のそばに近づけばそこまで汚れるか、スプリングマンよ!」



バネ「そうだね、汚れるね。」



キング「見せてもらおうか、悪魔将軍の側近として汚れたその技を!」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 01:16:32.66 ID:hdscSznDO
キング「一つ聞く?神に近き者よ、神をなぜ拒む。感情か?神にだって感情はある。」



バネ「プライドを汚された憤怒や侮辱の笑いとかならお断りだぜ。俺には赤い血が流れてるんだ。」



美琴(血あったんだ…)




キング「赤い血なら私達にだって通っている。」



バネ「バカ正直が。俺は笑いたい、仲間と一緒に。仲良し集団に思われるのは癪にさわるがな。」



キング「神を捨て、悪魔に堕ちる嘆かわしいことだ。貴様が望めば数千万パワーなどたやすいことだ。」



バネ「望まないから数百万パワーだ。」



キング「力の欲なき超人は超人として終わっている。せめて、力を欲しがるような屈辱的な敗北をさせてやろう。」



バネ(神の世界ねぇ…)
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 15:49:06.33 ID:LleIm9FIO
クリスタルマン「……」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/26(月) 11:58:10.29 ID:rmkbMxyDO
キング「なるほど、ネプチューンマンが完璧超人を抜けた理由がよく分かる。私はいつの間にか腑抜けていたようだ。自らのプライドの保持のために凶器を使った私から離れるのは当然だな。」



バネ「い、いきなりなんだ!?」



キング「ふん、なんでもない。ただの自省だ。」



アウレルオス「早く倒せ、ネプチューンキング!」



キング「貴様に指図される覚えはない。」



アウレルオス「こうなったら次の超人を…」



キング「サンダーサーベル!」



アウレルオス「ギャーッ!」



美琴「アウレルオスにサンダーサーベルが直撃したわ!さすがに気絶しているみたいね。」



上条「インデックス!」



ステイル「万事解決とはいかないみたいだけどね。」



上条「あ、お前、いたんだ。」



ステイル「とにかく、ネプチューンキングをどうにかしないと…」



キング「…」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/27(火) 23:26:21.19 ID:D1dIjZEDO
キング「私と戦う前にリングを少々、片付けなければならんな。」



バネ「なんだ、いきなり!」



キング「汚いリングを綺麗な状態に戻すのだ。」



美琴「地球を逆回転させることによって、時間を戻すのね!」



キング「左様。このネプチューンキング。一人でも地球を逆回転させることができる。」



上条「な、なんだと!?」



キング「うおおおお!」



バネ「時間が徐々に戻っていってる…」



ステカセ「…なんだ?」



VTR「一体、何が…」



BH「か、体が元に…」



黒子「時間が戻っていますのね…」



尻「青年誌による規制緩和で復活!」



バネ「時間が…、ハッ、もしかして!」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/28(水) 01:33:36.69 ID:hCx/0WMDO
キング「うおおおお!」



バネ「ネプチューンキング、それ以上やると消えてしまうぞ!」



キング「ふん、私はプライドが高いのでな。わざわざお膳立てされた勝負はしたくなかったんだ。消えた方がましなくらいにな!」



バネ「ネプチューンキング!」



尻「俺まで戻ったってことは…」



バネ「消える一瞬まで時間を戻すつもりか。」



キング「スプリングマン、お前の目を見ていたら案外、感情とかいうものも良いもののような気がした。」



バネ「ネプチューンキング…」



キング「地獄で会おう!」



ネプチューンキングのマスクがリングの上に落ちた。


バネ「ネプチューンキング!」



上条「ネプチューンキング。彼もまた、熱い友情に目覚めた一人なのかもしれない。」



姫神「私は、助かるのかな?」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/28(水) 01:42:26.92 ID:hCx/0WMDO
アウレルオス「許さん…、許さん…、この私が直々に葬ってくれるわ!」



バネ「完全なる逆ギレじゃねぇーか!」



アウレルオス「圧殺!」



上条「うわっ」キュイーン



アウレルオス「感電死」



美琴「わ、私に感電死…」



アウレルオス「窒息死」



ステカセ「機械超人に窒息はないだろ…」



アウレルオス「まずは、その邪魔な右手を…」



黒子「させませんわよ。」



アウレルオス「ぐわっ!」



ステイル「キックがアウレルオスに決まったね。多分、僕が出なくても…」



アウレルオス「弾けろ!」



ステイル「」



上条「オエッ」



BH「ステイルのやつ、皮が弾けて…、中身のみに…」



黒子「トラウマパート2ですの…」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 02:58:32.46 ID:XCMQRQcIO
安定のステイル
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/29(木) 23:25:19.87 ID:rYKndFtDO
上条「どうすればいいんだ、ステイルはいいとして、こっちにはビリビリも白井もいるんだぞ。」



バネ「悪魔超人としては、姫神を守り抜かなければならないな。ステイルは別として。」



ステイル(後で、燃やす!)



VTR「アクションストップ!」



アウレルオス「どうした?」



BH「吸引してやるー!」



アウレルオス「私は一歩も動いてないぞ。」



尻「ふふふ…、ケツ末はわかっている。ガスを出すのは控えよう。」



アウレルオス「賢いやつは嫌いではないが、下品なやつは嫌いでね。」



ステカセ「テープ、テープ、テープ!」



アウレルオス「探して見つかるのかい?」



バネ「秘策はあるぜ。」



上条「何!?」



美琴「は、早くどうにかしてよ!」



黒子「」キゼツチュー



バネ「ヘタレばっかか!」



上条「俺はどうすればいい?」



バネ「上条、やつの心をへし折るようなことを…」



美琴「してるからこの結果でしょ!」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 01:39:00.18 ID:+UKWaNzDO
バネ「奴の魔法は精神に依存しているみたいだ。」



上条「しかし、どうやって…」



BH「精神攻撃で威力がぶれるのか?」



バネ「もっと、根本的な問題だ。成功も失敗もあいつの精神しだいだ。あいつは、おそらく言葉ではなく、思ったことが現実になってしまうんだ。負けたらどうしようと思ったら負けてしまう。ちょっとでも疑念がわくといかんみたいだが。」



美琴「そのための針よ!あれで精神を統一しているわ!」



ステカセ「でも、近づけないぜ。」



尻「墓ケツは掘りたくないな。」



VTR「アクションストップも効かない。」



BH「吸引も無理。」



上条「あいつをぶちのめすことさえ出来ればな。」



黒子「!」



黒子(私の能力なら…、でも怖い…。風紀委員の仕事では命をかけていたつもりでしたのに…)



アウレルオス「そこにいる、足手まといは逃げてもいいんだぞ。」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 18:44:53.48 ID:EAO0G6sDO
ステカセ「役立たずとは何だ!」



ステカセはランドセルからカセットを取りだし、セットした。



ステカセ「ウォーズマンのカセットだ!食らいやがれ、スクリュードライバー!」



アウレルオスに向かって、突っ込んでいくステカセキング。



アウレルオス「ふん、今すぐ叩き落としてやる。」



ステカセ「やれるものならやってみやがれー!」



アウレルオス「圧殺!」



しかし、ステカセには何の変化もない。



アウレルオス「な、なぜだ?」



ステカセ「ごちゃごちゃぬかすなー!」



アウレルオスは、ステカセのスクリュードライバーを間一髪かわした。



アウレルオス「なぜだ、なぜ効かないんだ…」



バネ(ステカセは、その超人になりきるのではなく、超人そのものになる。もしかしたら、それが原因で奴の魔術が…)
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/13(金) 01:31:29.60 ID:Q1NYt8QNo
ここでステカセ活躍とか
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/15(日) 09:15:56.25 ID:JomlX/xDO
黒子「私達の中の誰が役立たずがいるのか教えて欲しいですわね。」



アウレルオス「な、何を!ウアアアアッ!」



黒子「あらあら、ズボンを床に縫い付けようとしたら、間違って足に杭をそのまま撃ち込んでしまいましたわ。ごめんあそばせ。」



美琴(黒子の能力に対しては反応出来ないみたいね。)



ステカセ「これで、お前に攻撃が当てられるぜ。」



アウレルオス(なぜ、私の魔術が効かない…、まさか、幻想殺し!右手を切り落とせば私の魔術も効くはず!)



アウレルオス「その右手を切り落とせ!」



美琴「嘘!剣を銃弾のように発射しているわ!」



BH「さ、避けるんだ!」



尻「真剣ケツ刃取り!」



バネ「これは、上条を狙ってるんだ!上条、無事か!?」



上条「…」



黒子「み…右腕が…ありませんの…」



美琴「嘘でしょ…」



VTR(編集が出来ない…、どうすればいいんだ…)
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/15(日) 17:01:01.90 ID:TrrDqdJf0
大丈夫だ! アシュラマンみたいに付け替えれば良いんだよ!
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/18(水) 15:28:29.69 ID:JgwFlQDDO
バネ「か、上条…」



VTR「上条の腕が治らないということは…」



アウレルオス「私の勝ちだ…、私の勝ちだ!」



上条「…」



黒子「う…腕が…」



ステカセ「うおおおおっ!」



BH「やめろ!ステカセ!今、行っても…」



アウレルオス「死…」



上条「くっくっくっ…」



上条「それくらいで俺の右腕を封じたとでも思っていたのか!?」



アウレルオス「な、何!?」



上条「来いよ…、言葉のままに歪めて見ろよ…」



アウレルオス(ま、まさか…、まだ、全ての異能を消す能力は消えていなかったのか…、あの魔術師ももう元に…)



アウレルオスが横を見ると、インデックスを抱えたステイルがいた。



アウレルオス(あ、ああ…)



バネ(上条…、無理をさせてしまってすまないな…。無力だな、人を超えた戦闘能力を持つ超人だったはずなのに…。ちくしょう、なぜ、あいつの顔がちらつくんだ…。あいつはもう正義超人なんだ…)
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/24(火) 22:53:40.73 ID:mYJ6jTCDO
バネ「アウレルオスの野郎、失神しやがった。ざまぁないぜ。」



ステカセ「本当だな。」



VTR「しかし、上条の腕は…」



BH「超人とは違い、くっつくとは…」



バネ「なに、治せるやつに心当たりはある。」



上条「」バタッ



美琴「は、早く!!」



バネ「分かっている。とにかく、後始末はステイル、任せたぞ!」



ステイル「やれやれ、ずいぶんと便利に使ってくれるね。」



黒子「役に立たなかったんですから、それくらいはやってもらえますわよね。」



ステイル「…」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/24(火) 23:11:18.75 ID:mYJ6jTCDO
〜翌日〜



カエル顔「意外とつながっちゃったねぇ。もしかして、君の腕ってファンタジー?」



上条「くっつけたのは先生でしょう…」



バネ「まぁ、納得のお仕事だな。ん?患者が運ばれてるな。」



カエル顔「最近、こうやって連れてこられる意識不明の患者が多くてね。」



バネ「レベルアッパーってやつか?」



上条「なんだ、それ?」



カエル顔「ん、君のことだから説明しなくてもいいかと思ったんだけど…」



カエル顔の医師は、レベルアッパーの詳細とその副作用を説明した。



上条「なに…」



バネ「まぁ、レベルを上げると聞いた時点でこうなることは推測が出来たが…」



カエル顔「まぁ、今回は上条君の力は借りれそうにはないね。」



上条「あの時…」



バネ「何のための風紀委員と警備員だ。そいつらに任せておけば何の心配もないとは思うぜ。」



カエル顔「そういうことだ、早く安静にして治しなさい。」



上条「そうするしかないみたいだな。」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/26(木) 07:41:29.10 ID:UjtpY/LDO
バネ「いや、でもお前って脳の方には明るい方だとは思うがその…」



カエル顔「なるほど、君は僕が専門外だから助っ人を呼べ、といいたいのかい?」



バネ「ん、まぁ、そういうところだ。実際、お前も忙しいだろう。」



カエル顔「助っ人なら呼んであるから安心してくれ。」



バネ「ずいぶんと仕事が早いな。」



カエル顔「命がかかってるからね。悠長にやるなんて選択肢はないよ。」



バネ「というわけだ、上条。安静にして早く治せよ。」



上条「はいはい、分かりました。」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/28(土) 01:18:15.18 ID:LMY6GY4IO
ボンベかと思ったらカエル顔だった
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/28(土) 02:20:45.94 ID:T4Q4zLSXo
俺もボンベかと思ったわ
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 14:44:21.42 ID:xOQbJZfDO
カエル顔「僕が呼んだ助っ人は、木山先生だよ。」



バネ「続投してただけじゃないか。」



木山「あの後、一回研究室に戻ってね、色々と研究に打ち込んでいたんだ。」



バネ「そ、そうか…」



木山「一応、レベルアッパーというものが音だということが判明した。」



バネ「ステカセがその分野に明るいな。今度、聞いてみるか。」



カエル顔「そのステカセ君なら、佐天という娘の病室にいるよ。」



バネ「分かった、すまんな、面倒かけて。」



カエル顔「慣れているから気にする必要はないよ。」
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/03(木) 07:37:09.11 ID:RKpGk0GDO
バネ「ステカセ、佐天の具合はどうだ…」



佐天「…」



ステカセ「綺麗な顔してるだろ…」



バネ「ま、まさか…」



ステカセ「今、さっきまでは起きていたんだけどね。」



バネ「一足遅れたか…」



ステカセ「初春ちゃんは、今、レベルアッパーについて調べている最中でさ…」



バネ「一刻の猶予も許されんか…」



ステカセ「何か、用か。お前が見舞いに来ただけとは思えんが。」



バネ「レベルアッパーは音らしいからな。何か、知っていることがないかと思って来たんだが。」



ステカセ「あいにく、見当もつかんね。」



バネ「そうか…、美琴と黒子は?」



ステカセ「ジャッジメントの支部だ。」



バネ「じゃあ、行ってみるか。」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/14(月) 23:10:19.25 ID:reJbs50DO
ジャッジメント



黒子「音でどのようにしてレベルを上げるのでしょうか?」



美琴「さっぱり分からないわ。」



バネ「よっ、元気か?」



黒子「あら、ステージのことでご相談に?」



バネ「まぁ、この事件が終わらんとそういうことも言ってられないみたいだが。」



黒子「その言葉、協力の申し出として受け取ってよろしいのでしょうか?」



美琴「ちょっと、黒子。曲解しすぎよ。だいたい悪魔超人が正義のために行動するなんて、ポリシーに反するんじゃないの?」



バネ「金がなくてな…、毎日、掃除のバイトしてやっと食いつないでいる最中だ。」



美琴「確かに困るわよね…、協力は惜しみなくしてあげるわ。ただし、そちらも同等に…」



バネ「分かっている。」



黒子「とりあえず、レベルアッパーについては何か分かったことは?」



バネ「ステカセに聞いたが心当たりがないようだ。」



美琴「役立たず。」



バネ「お互いにな。」
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