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暗黒騎士ガイア「吾輩は暗黒騎士ガイア!!フリーの傭兵である。」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:44:41.18 ID:DboPx5aR0
以前VIPに投下したらSS速報でやれと誘導をもらいこちらに投下することにしました。

拙い文章ですが楽しんで頂けたら幸いです。

遊戯王
暗黒騎士ガイア「吾輩は暗黒騎士ガイア!!戦闘力2300、携える勲章の数は7!フリーの傭兵である。」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1328395480(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:45:41.44 ID:DboPx5aR0
荒野
ガイア「貴様など拳を使うまでもないのである。消え失せろ…ッ!!」キック!!

死霊「・・・ケケケ」ブインブイン

ガイア「ふん。口ほどにもない。」スタスタスタ

ガイア(吾輩が暗黒面に魂を売ったあの日から数年の月日が流れた。正統なる血統をもつ吾輩の前に立ちふさがる敵はもういない。実に退屈な毎日である。
    戦闘力2300、勲章は実に7つ…。美しい。嗚呼、主はもう吾輩に試練は必要ないとでも申すのか。)

死霊「…ケケ!」コツン

ガイア「…ハァ!」グルン

ガイア「背中の傷は騎士の恥ッ!同時!騎士の背中を狙うなど言語道断!何奴!出てくるのである!!…はて、貴様は先程成敗したはず…」

死霊「・・・キキキ」ブインブイン

ガイア「成程。伏兵であるか。卑しい物の怪め。いいであろう。吾輩は暗黒騎士ガイア!!戦闘力2300、携える勲章の数は7!正統なる血統を以って、今一度成敗することをここに宣告する!はぁー!!!」

<ボカボカパカ!…スパイラルシェイバァー!!!

ガイア「ハァハァ…どうである。参っただろう…これに、懲りたら…ハァ…二度と吾輩の前に姿を…」

死霊「…ケケ」

ガイア(どういう事である!!なぜ倒せない!!必殺と謳われるスパイラルシェイバーを以ってしても…)

死霊「クカカカk」ドン!

ガイア「うわああああああ!!!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:46:16.18 ID:DboPx5aR0
とある工場街、とある民家
<ガチャン!ガチャン!グイーン、ガチャン!…

ガイア「…ハッ!あのれ物の怪!まだ懲りぬ…か?…ここはどこである。吾輩は一体…」むくり

「…目が覚めたようですね」

ガイア「何奴!!さては貴様は物の怪の一味であるな!そしてここは物の怪の故郷!地の利が吾輩にないとしてもその程度の小細工で倒されるほどやわではない!!」

「物の怪、ですか。ここは科学の街、歯車街。そのようなオカルト話とは無縁の世界なんですけどね。」

ガイア「何奴と聞いている!」

「私は古代の機械騎士と言います。あなた、荒野でぶっ倒れてたんですよ。魂を削る死霊にごっそり魂削られて、ぶっ倒れてたんです。」

ガイア「貴様、吾輩があの物の怪ごときに敗北を期したとでもいうつもりであるか」

古代騎士「さぁ、そうなんじゃないんですか?まぁ私は一部始終見た訳でもないんでね。既にこの部屋で寝てるあなたの看病をさせてもらってただけです。
     連れてきたのは別の方、私は話を聞いただけ。それより、何かいう事があるのでは?」

ガイア「よく口の回る騎士であるな!!」

古代騎士「はぁ。まぁ、いいです。体調はどうです?」

ガイア「ふん。寝床を襲われようと返り討ちにしてくれる吾輩に尋ねる事ではない!」

古代騎士「それはよかった。では、私はこれで。あ、部屋そのままでいいですから。あなたの馬は外にいますのでご自由に旅立ってください。」

ガイア「待つのである!!吾輩は暗黒騎士ガイア!!戦闘力2300、携える勲章の数は7!正統なる血統を以って悪を打ち滅ぼすものである!」

古代騎士「そうですか。では」スタスタ…バタン

ガイア「ふん、勲章もわからん小童であったか。まぁよい。少しこの街を探索するのである。あやつを見つける手がかりがあるかもしれないのである。」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:46:47.11 ID:DboPx5aR0

歯車街
<ガチャンガチャガチャン!!グイーン、ガッチャン!!

ガイア「随分と賑やかな街なのである。旅の疲れを癒すにはシャワーを浴びたいものであるな。ちょっとそこの者達!」

赤ガジェット「なんだ!」

ガイア「ここらでシャワーを浴びれる宿を求めているのである。」

黄ガジェ「シャワー?そんなもんない!」

ガイア「何を言う。これほどの工場街、職人が汗を流す宿があってもおかしくないのである!」

緑ガジェ「えっとー。僕たち機械。水、錆びる。だからない」

ガイア「なんと!どうりで奇妙な身なりであると思ったのである。それでは吾輩はどうすればよい。」

緑ガジェ「隣街、銭湯がある。カラクリ城下街。お前そこ行け」

ガイア「隣街であるか。助言礼を言おう!さらばである!」

パカラッパカラ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:47:15.25 ID:DboPx5aR0
カラクリ城下街
パカラパカラッパカラ…

ガイア「異国情緒漂っているのである。これが宿であるな。失礼するのである!」ガララ

カラクリ小町「おいでやすー。」

ガイア「むむ、貴様、機械ではないか!あの[ピザ]チンども、だましおってからに!!!」

小町「旅の方、おひとりで良いですかなー?」

ガイア「この宿にはシャワーなどないのであろう!吾輩は知っているのである!機械、水、錆びるの原則を!!」

小町「浴場ならそこを真っ直ぐ行かれまして、突き当りを左にございますー。」

ガイア「むむ?そうであるか。ではいくらである!」

小町「日帰り入浴ですと、500Yになりますー。」

ガイア「ふむ。ではこちらで頼むのである。」ジャラン

小町「ごゆくりー。」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:47:46.54 ID:DboPx5aR0
浴場
<ザザー…カッコン…ジャー…

ガイア「ふぃ〜。これまたなんと、素晴らしい浴場であること…」

「おいおっさん、てめぇ体洗ったのかよ」

ガイア「まだである。」

「ふざけんじゃねぇよ!!てめぇの汚ぇ体の浸かった湯なんて入れるかよ!…出ろよ」

ガイア「いいであろう。吾輩は暗黒騎士ガイア!!戦闘力2300、携える勲章の数は7!正統なる血統を以って悪を打ち滅ぼすもの!!」

「いいから出ろっつーの!」ブゥン!…グルグル…ガキン!

ガイア「なんであるこの鎖は!やめ、やめるのである!」

「おらぁ!!」ぶぅん

どん!
ガイア「おっふ。痛いではないか!貴様名をなんという!」

「サスケだ!いいから体洗え!話はそのあとだ!!外国人だからって人んちの文化土足であがりこむのはゆるさねーからな!!」

ガイア「むむ、そういう文化であったか。それは失礼した。…(吾輩ボディーソープを持っていないのである。)」

ガイア「サスケ殿」

サスケ「ほらよ!」ブン!

ガイア「っと、かたじけないのである!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:48:27.72 ID:DboPx5aR0
数分後

ガイア「ふぃ〜。生き返るぅ〜。」

サスケ「…」

ガイア「尋ねるのである。この町は機械の町ではないのであるか。」

サスケ「まぁ機械っちゃ機械だな。」

ガイア「吾輩歯車街からここに来るよう言われたのである。彼らは機械ゆえ湯を浴びぬと申しておった。」

サスケ「そうかよ。ここは商人の街だからな。俺みたいな人間もいる。だいたいこの街のやつらは機械っつーよりカラクリだ。湿気があってもそこまでダメージじゃねぇんだよ。
    っつか、むしろ利益のが多いんだろ」

ガイア「そうであるか。では先程から水に潜むこやつも人間なのだな。」

サスケ「!!…半蔵てめぇまたさぼってやがんな!見張りはどうしたんだよ!?出ろ!湯から顔出せ!!」

半蔵「よく見つけたな、親父。」ノソー

ガイア「年の数が違うのである。」

サスケ「はんz「代わりが来たんだ」

サスケ「代わり?」

半蔵「歯車街の新作だと。罠らしいのだが、変化の術を改良した代物らしい。」

サスケ「そうかよ。まーあいつらの物なら信用できるわな。」

ガイア「あそこの者どもは優秀であるのか?」

サスケ「まぁな。機械を作らせたら天下一品、機械以外でもなんでもござれってんだから侮れねぇ。」

ガイア「では、人探しの道具なども優秀なのであるか?」

サスケ「人探し?まぁ聞けばあるんじゃねえの?つか、ないものないし。あったら作るし。なんだおっさん、迷子か?」

ガイア「吾輩がさがしているのである。名をカー「失敬!!!」ドロン!

サスケ「半蔵!すまんおっさん!急用だ!おっさんもさっさと出て遠くいけ!やばいかもしんねぇ!!」ドロン!

ガイア「…何事である。」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:49:36.19 ID:DboPx5aR0
カラクリ城下街、宿の外
<てんやわんやてんやわんや!カーンカーンカーン!てんやわんや!

ガイア「何事である。」

<グイーン、がっちゃん、カラクリカラクリ…

ガイア「おおお!地面が街が変形するのである!あぶ!危ない!馬!馬は無事であるのか!」

馬「ヒヒィ~ン!」

ガイア「無事である!と、とにかく街外へ避難である!」パカラッパカラ

<カラクリカラクリ…がしゃーん

ガイア「なんと!城を取り囲むように街が変形し、さらに大きな要塞を築きおった。」

スタタタッタ

サスケ「おっさん!あぶねぇって言っただろ!さっさと非難しとけって!」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:50:08.07 ID:DboPx5aR0
ガイア「何事である。」

サスケ「敵襲だよ敵襲!くそったれ!あとひと月は来ないんじゃなかったのかよ!!」

ガイア「敵は何処である。」

サスケ「…ハッ!」ドルルルル…ガチャン!ぐい!

ガイア「お主の鎖捌きは格別である。」

サスケ「こいつらだよ!おいこら糞ガエル!てめぇら覚悟はできてんだろうな!!」

裏ガエル「ゲロゲロ…げぇ!」ぐるん!

サスケ「しまっ…」シュン

ガイア「なんである今の技は!カエルが腹を向けた途端サスケ殿が消えてしまったのである!不可解である。」

ガイア「いいであろう。吾輩の同朋に手を出すならば、吾輩にも手を出してもらわねば困る。吾輩は暗黒騎士ガイア!!戦闘力2300、携える勲章の数は7!フリーの傭兵である!
    いざ参らん!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:51:05.49 ID:DboPx5aR0
カラクリ城下街、周辺

ガイア「ふん、他愛もないのである。揃いもそろって戦闘力100、みな守備に徹するばかりなのである。」

半蔵「親父、無事だったか。」

ガイア「半蔵殿。吾輩に敗北の文字は無いのである。して、サスケ殿は?」

半蔵「あいつは無事だ。一旦城に戻されてしまっただけだ。」

ガイア「そうであるか。しかし、これで終わってしまったのであるか?」

半蔵「…だといいんだけどな。どうやら予想以上に事態は深刻だ。サスケ」

サスケ「半蔵の言うとおりこいつらは囮だった。本命は…歯車街だ。」

半蔵「状況は」

サスケ「最悪」

半蔵「親父、あんたは強い。しかしこっちへは来るな。」ドロン

サスケ「あの糞ガエル…ぶっつぶしてやる!」ドロン

ガイア「みな、奥手に回りすぎである。行くのである馬!大地を駆け抜け、天空を切り捨てん!ハッ!」パカラッパカラ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:51:39.62 ID:DboPx5aR0
歯車街、司令部

古代兵士「カエル軍B地区を展開!さらにグラビティーバインドを伏せ、湿地草原を作りだそうとしています!」

古代騎士「古代の機械工兵での突破は!?」

古代兵士「無理です!敵陣に踏み込めない以上工兵さんたちの効果も期待できません!!」

古代騎士「ええい!古代の機械砲台からの砲撃を重視!湿地草原の創設の阻止を重視!B地区の展開及びグラビティーバインドの突破はこの際軽視!
     何が何でも湿地草原だけは防ぐのです!!」

ドロン、ドロン

半蔵「成程。」

サスケ「最悪だろ?」

古代騎士「半蔵さん!サスケさん!」

半蔵「よう。機械巨人のおやっさんは?」

古代騎士「前線にて展開をするも、B地区の影響及び裏ガエルの反転召喚により立ち往生しています!」

サスケ「どれをどうすればどうなるんだ?」

古代騎士「古代機械陣は湿地草原の創設阻止に尽力しています!とにかく裏ガエルさえ何とかなれば、彼らの守りであるB地区及びグラビティーバインドを突破できる可能性が見えてきます!」

半蔵「成程」

古代騎士「万が一湿地草原の創設を許せば…」

半蔵「大合唱ってわけか。」

サスケ「どうする?」

半蔵「新作の出番だ…ん?あれは…」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:53:01.52 ID:DboPx5aR0
歯車街、外

ガイア「はっはー!吾輩は暗黒騎士ガイア!!戦闘力2300、携える勲章の数は7!正統なる血統を以って今ここに宣戦を布告するのである!!いざ、参らん!!」

B地区<びぃーん

ガイア「何事!体が!う、うごかん!!卑怯であるぞ貴様ら!正々堂々勝負を申し込むのである!」

裏カエル「ぴょこ、ぴょこ」

ガイア「戦闘力500のゴミめ!魔法に頼るなど騎士の風上にもおけぬ!いいであろう、吾輩の本気をみせてくれる!はぁぁぁぁあああ!!!」

裏ガエル「ゲロ」ぐるん

ガイア「ああああぁぁぁぁ・・・・」シュン

シュン
ガイア「あああああ!!!!でやぁ!!!」ぶうん!

サスケ「あぶねぇ!!」

ガイア「動く、動くぞ!吾輩の全力をもってすればこれくら…貴様、確か古代の機械騎士ではないか。」

半蔵「成程」

サスケ「んじゃ、騎士さんよ、新作ベラっと張り巡らしといてくれよ!楽しみにしてんぜ!半蔵!」

半蔵「御意」

ドロン

ガイア「何事である。」

古代騎士「邪魔はしないでくださいね。」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:54:18.55 ID:DboPx5aR0
歯車街、外
ドロン、ドロン

サスケ「うおぉ!マジで体動かねーなこれ」

半蔵「召喚成功時、忍法と名のつくカードをサーチする」

ベラベラベラベラ…

サスケ「うひょー!これが新作!おい半蔵!やり方は?!」

半蔵「変化の術の要領でいい、と思う。」

サスケ「おっしゃ、おいこら糞ガエル!てめぇら攻撃されないからっていい気になってんじゃねぇぞ!おいこら聞いてんのかてめぇ!」

裏ガエル「ゲロ」ぐるん

サスケ「かかったな!半蔵!」

半蔵「はっ!」

サスケ「新作だってよ!忍法、超変化の術!!!」

裏ガエル「?!げぇぇ!」

ドロロロロン

カースオブドラゴン「ギャアアオン!」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:54:57.62 ID:DboPx5aR0
歯車街、司令部

ガイア「おお!見事な術策である!自身と敵陣を融合させ、あらたなモンスターを召喚するとは…!ん?あの龍は…」

ドロンドロン

サスケ「うひょー!気持ちええええ!!!」

半蔵「ふぅ。」

兵士「しかし、かの龍のレベルは5、裏ガエルは除去できたものの、依然として攻撃は不可能です。現状の打破にはつながっていないのでは?」

サスケ「まぁ見てなって!半蔵!」

半蔵「御意」

ガイア「待つのである。あの龍の名をなんという!」

ドロンドロン

ガイア「せわしないのである。」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:55:32.20 ID:DboPx5aR0
カエル軍、司令部

氷帝メビウス「しかしそれは人道に反する!!認めません!」

黄ガエル「相手の予想を裏切ってこその秘策!メビウス様、どうか!!どうか許可を!!」

メビウス「認めません。確かに相手に裏をかかれた事は事実、しかし依然として私たちが優位なのには変わりありません。
     みてごらんなさい!裏ガエルが除去されたとはいえ、相手型のカースオブドラゴンは未だ守備表示ではないですか!」

黄ガエル「メビウスさん!(…ざけんじゃねぇよ。カエルの気持ちもしらねえでよ。。。こうなったら打ち首でもかまわねぇ。俺がカエル帝国の礎になる!!)」

メビウス「この件に関してはもう議論の価値はありません。浮上を用い、再び裏ガエルを戦場に整えるのです。ひきつづきあなた方は湿地草原創設の準備を!」

黄ガエル「…。失礼します。」バタン
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:56:03.73 ID:DboPx5aR0
歯車街、外

ドロン、ドロン

サスケ「さぁて、いっちょかますぜってんだ」

半蔵「カースオブドラゴンと古代の機械工兵をオーバーレイ!姉御、たのんだ!機甲忍者クリムゾンシャドーをエクシーズ召喚!!」

クリム「はぁ!」

サスケ「シャドーさんって女だったの?」

半蔵「次は拙者たち。」

サスケ「俺と半蔵をオーバーレイ!姉御、頼んだぜ!ブレードハートをエクシーズ召喚!!」

ブレハ「ちぇいさぁー!」


歯車街、司令部

ガイア「赤いのである。戦闘力2200と2400、勲章は4つに5つ。騎士よ、現状の打破に繋がっていないのである。」

古代騎士「見ててください」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:56:42.90 ID:DboPx5aR0

クリム「行くわよ!ブレードハート!」

ブレハ「はい!まずは小手調べです!風魔手裏剣!!」シャンシャンシャンシャンシャン!

カエル達「げぇぇぇぇ」

ガイア「なんと!どういう事である!あの忌まわしき魔法が発動しているにも関わらず!」

騎士「ランク、ですよ」

ガイア「はて…なんである。」

ブレハ「…静かですね。カエル側は大ピンチだというのに。」

クリム「…。嫌な予感がするわ。」

黄ガエル「油断大敵!行くよイレカエル!高速デッキ圧縮!!」

ブレハ「イレカエル!?ば、馬鹿な!やめなさいあなた!そんなことして許されるとおもってるの!?」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:57:08.83 ID:DboPx5aR0
黄ガエル「あんたらは戦争をして許させると思ってるの?!思わない!どうせ許されないなら俺は勝つ!」

イレカエル「はぁぁぁぁ!げろげー」

メビウス「辞めなさい!!黄ガエル!今すぐイレカエルを封印するのです!イレカエルを生贄に、自身をアドバンス召喚!」どぅーん

黄ガエル「ば、馬鹿やろこの野郎メビウス!てめぇが出てきたら…ああああ!B地区とグラビティバインドがぁぁああ!!!」

バリーンバリーン

メビウス「しまっ…」

クリム「今よ!ブレードハート!」

ブレハ「好機、見逃しません!!」

<はああああああ!!!!!
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:57:41.05 ID:DboPx5aR0
ガイア「統率の乱れた軍程醜いものはないのである。これにて一件落着であるな。」

騎士「ええ。サスケさんたちが隣町にいて本当に良かった。」

<なぁんちゃって!準備は出来た!湿地草原展開!メビウスさん、最後に一言、よけてくれよ!!!



「「「死の大合唱」」」



ガイア騎士「「へ?」」



どぉぉぉぉおおおおおん…
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:58:04.84 ID:DboPx5aR0
黄ガエル「ま…間に合った・・・。古代の機械巨竜もろとも…ふっとんだ…。自身を生贄にデスガエルアドバンス召喚!任せたよ!」

デスガエル「ゲロ!効果発動!僕を2体特殊召喚!イレカエル!」

イレカエル「はい!自身をリリース!黄ガエルを特殊召喚!」

黄ガエル「いっくよー!とどめだ…ダイレクトアタック!!」

ガキィーン

黄ガエル「え?」

モクモクモクモク

クリム「…。」

ブレハ「…。」

ブレハ「オーバーレイ解除…。」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:58:35.08 ID:DboPx5aR0
サスケ「てめぇら…よくも歯車街をぶっこわしてくれたな…。よくも…騎士を兵士を…巨人を巨竜を…!覚悟しとけよ」

黄ガエル「なんで…なんで生きてる…?」

半蔵「巨人のおやっさんの仇、その身に焼き付ける」

黄ガエル「大合唱は確かに決まったはず…。現に歯車街も跡形もなく壊れた…なのに…なんで…。どうしてお前らは生きてるんだよ!!!」

クリム「忍者と名のつくモンスターは、戦闘及びカードの効果では破壊されない」

サスケ「半蔵ぉぉぉおおおおおお!!!!!」

半蔵「はぁぁぁああああああ!!!!」


ザシュザシュッガキィィィィン・・・・
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/05(日) 07:59:11.51 ID:DboPx5aR0
……

クリム「オーバーレイ解除…」

カース「ぎゃおぉぉん」

工兵「くっ…。」がくん

サスケ「…(おい半蔵)」

半蔵「(…うむ)工兵殿…なんと声を掛ければよいのやら、拙者には皆目見当もつかぬ。」

サスケ「そ、そうだ!ほら前みたいにさ、もう一回歯車街セットしてどばーんとみんな作っちまおうぜ!」

工兵「・・・」

半蔵「(おい!そんな言い方ないだろ!)」

サスケ「(う、すまん…で、でもさ)」
23 :sageではなくsagaがローカルルールなのか…? [saga]:2012/02/05(日) 08:00:28.62 ID:DboPx5aR0
工兵「そうだな。俺たちは機械だ。何度でも作り直せるさ。歯車街さえあればな。」

サスケ「え?てことは…」

工兵「歯車街はもう…ない。最後だったんだ…。予備を作っている最中だった。なんせあとひと月は来ないと思ってたからよ。」

サスケ「工兵さん…。」

工兵「とりあえず俺は歯車街があった場所を歩くよ。まだ息をしている仲間がいるかもしれない。」

サスケ「俺も手伝うよ!きっとみつかるさ!なぁ半蔵!」

半蔵「もちろんだ。さぁ工兵殿、参ろう。」

工兵「お前ら…ありがとう。」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:01:11.63 ID:DboPx5aR0
元歯車街

サスケ「(滅茶苦茶…だ…)」

半蔵「(あやつらの必殺だったわけだからな…)反応は御座るか、工兵殿」

工兵「…。」黙々

サスケ「俺、あっち見てくるよ。工兵さん、この機械かりますね」

工兵「…。」黙々

半蔵「拙者はこの龍と共にサスケのアシストをしてくるでござる。参ろう、龍よ。」

カース「ぎゃぁおう」

工兵「…(これは歯車の…これは獣の…。クッ…ソッタレ…)」黙々



サスケ「誰かー!サスケだー!誰かー!!…機械にも反応なし、俺にも反応なし。。。」

半蔵「心苦しい」

カース「!!」ギャアオオン!

半蔵「龍よ!どこへ行く!待て!」スタタタタ

サスケ「お、おい半蔵!待てよ!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:02:08.98 ID:DboPx5aR0
カース「ぎゃぁおん!ぎゃぁおん!」グルグル

サスケ「なんだ?ここ掘れぎゃんぎゃんってか?機械の反応はないぞ」

半蔵「何か訴えていることは確か。力を貸せ、サスケ」

サスケ「あいよ…せーのっ!」ガタガタン

ガイア「」ピクピク…

サスケ「そういやいたな、このおっさん。引っ張り上げるか。よっこらせっ」グイィ

ガイア「」ピクピク

カース「ぎゃあああおん!!」

サスケ「なんだ?きゅ、急に光だしたぞこいつ!!おいおっさん!おっさん目を覚ませ!!おっさん!」

ピカァァァ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:02:36.26 ID:DboPx5aR0
竜騎士ガイア「これである。」

ガイア「吾輩が探し求めていたものはこれである。はやり見間違いではなかったか。久しぶりであるな!カースオブドラゴン!」

サスケ「急に元気になったよ。頑丈なおっさんだな」

半蔵「親父、これからどうする」

ガイア「馬を救出したいのである。…欲を言おう。そこで黙々と作業を続ける彼の力にもなりたいのである。」

サスケ「そっか。そんじゃ俺たちと一緒だな。工兵さーん!」

工兵「?」

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:03:42.16 ID:DboPx5aR0
ガイア「吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!フリーの傭兵である!御仁、吾輩を雇うのである。旅だつのであろう。」

工兵「…そうだな。データの入力は終わった。使えるパーツも確保した。あとは「Z-ONE」と呼ばれる伝説の魔法を探しに行く。」

半蔵「歯車街の後始末は、カラクリの一国にいる機甲忍者達に頼もう」

サスケ「あてはあるのか?」

ガイア「吾輩は知らないのである。」

工兵「巨竜のデータを自身に入力。記録されたデータによると、ミストバレーと呼ばれる地にZ-ONEの伝承が受け継がれているらしい。」

半蔵「ミストバレー…」

サスケ「知ってるのか?」

半蔵「さあな。」

工兵「遠い大陸だ。やすやすと帰っては来れないぞ」

サスケ「歯車街がなけりゃ俺らの進化もねえからよ!行くか!」

半蔵「うむ。」

ガイア「新大陸であるか、吾輩胸が躍るのである!」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:06:13.54 ID:DboPx5aR0
第一章、完
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:20:53.47 ID:DboPx5aR0
カードのまとめ。

<竜騎士ガイア>
融合モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2600/守2100
「暗黒騎士ガイア」+「カース・オブ・ドラゴン」

<忍者マスターSASUKE>
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが表側守備表示のモンスターを攻撃した場合、
ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。

<忍者マスターHANZO>
効果モンスター
星4/闇属性/戦士族/攻1800/守1000
このカードが召喚に成功した時、
デッキから「忍法」と名のついたカード1枚を手札に加える事ができる。
また、このカードが反転召喚・特殊召喚に成功した時、
デッキから「忍者マスター HANZO」以外の
「忍者」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。

<古代の機械工兵>
効果モンスター
星5/地属性/機械族/攻1500/守1500
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードを対象にする罠カードの効果を無効にし破壊する。
このカードが攻撃する場合、
相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動する事ができない。
また、このカードが攻撃したダメージステップ終了時、
相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

<Z-ONE>
通常魔法
セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地に存在する永続魔法またはフィールド魔法カード1枚を選択して手札に加える。


30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:28:09.27 ID:DboPx5aR0
第2章〜新大陸であるか!胸が躍るのである!〜


『Z-ONE』の伝承を求め旅立った工兵一行。DT大陸にそれはあるらしいのだが…


天空
ビュゥゥゥゥン

ガイア「大陸…吾輩はまだ超えたことがない。なんせ海である。吾輩のカースオブドラゴンも長距離飛行は不可能。
よって工兵殿が色々変形して巨竜となったその身の上に吾輩はいるのである。寒いのである。」

サスケ「しっかし工兵さんよくもまぁあのパーツからこんなの作り上げたな。侮ってたわけじゃないが、あの時間で成し遂げるのは驚いた」

工兵(巨竜)「俺たちは元々一つの歯車。巨竜の残骸にあった記録を抽出すればあとは簡単だ。体が勝手に構築する。」

ガイア「ではそれを利用して歯車街を再建すればよかろう」

半蔵「パーツが圧倒的に足りないんだ。」

サスケ「基礎がなけりゃ応用もできねぇってな。そういや今ってどこらへんなんだ?」

半蔵「ヴァルハラ、神の居城」

サスケ「こわ!断りなく侵入していいのかよ?!」

工兵「…わからん。天空も色々事情があるんだろうな。ほら、左前見てみろ」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:30:32.60 ID:DboPx5aR0

骸骨「…」

サスケ「」サー…

ガイア「ふん、たかが死体ではないか。その程度で血の気が引くとは、だらしないのである。」

骸骨「…」

工兵「おいあんた!一体何があったんだ!?他に誰かいないのか!?…なーんてな。死人に口ねぇか」

骸骨「死んだ」

サスケ「うわああああああ!!!!!!!シャシャシャ、しゃしゃしゃしゃ!!」ブルブル

ガイア「これは奇怪である」

半蔵「おい骸骨。何があった。工兵殿、彼に寄って頂けるか」

工兵「了解」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:33:55.39 ID:DboPx5aR0
神の居城ヴァルハラ、エントランス

スタスタ…
ガイア「吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!話を伺おうではないか!」ドン!

骸骨「みんな死んだ。戦争で死んだ。ヒュペさんも、アースもクリスティアの野郎も。ライラもジェインもルミナスも。みんな…みんな死んじまったんだ。」

ガイア「戦争であるか。」

半蔵「お前はなぜ生きている」

骸骨「ワイト」

半蔵「?」

ワイト「俺の名前、ワイトだ。本来は隣にあるジャスティスワールドの住人だ。いや、大元はアンデット世界の住人だ。」

半蔵「そのジャスティスワールドとこのヴァルハラで戦争が起きたのか?」

ワイト「いんや…、戦争どころか助け合って世界の調和を保ってた、はずだったんだ。天空からヒュペさんが天罰を与え、
    それでも懲りぬ者には光の道からライトロードが駆け下り裁きを下してたんだ。」

ガイア「して、敵国は何処。」

ワイト「わかんねぇ。蜂みたいのが現れたとおもったらでぇっけぇドラゴンが仲間をみーんな殺しちまったんだ。」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:35:57.71 ID:DboPx5aR0
ワイト「もう駄目なんだ。世界は崩壊するんだ。誰が裁きを下す?誰が天罰を与える?誰が調和をもたらす!?なぁ…なぁ!世界各地で戦争なんだ…」ガクン

サスケ「は、話はわかったぞ。おい骨、旅のついでだ。お前の仇、俺たちがうってやる!!」

半蔵「おいサスケ!!」

サスケ「大丈夫だって!俺たちには新作があるんだからよ!工兵さんがいりゃぁ百人力だって!」

半蔵「そうじゃないだろう!どこにそんな時間がある!?まだ確実に復興するともわかっていないZ-ONEを探して、そのZ-ONEですら伝承の段階なんだぞ!?
   少しは工兵殿の気持ちを考えろ!!」

サスケ「ぐ…。」

ワイト「いいんだ気にするこたぁねぇんだ。俺は死なねぇからよう。何日でも何年でもかけて、ゆーっくりみんなを弔うんだ。旅の方ら、話聞いてくれてありがとよ。」

ワイト「そこのあんちゃんも、その気持ちが骨に浸みたんだ。どうだい、何か必要なものあったら持って行くんだ。どうせ俺には必要ないもんばっかだ。ほれ、あんた、こっち来た来た」

ガイア「わ、吾輩であるか!工兵殿、貴様も共に来るのである!」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:37:51.80 ID:DboPx5aR0
ワイトに案内されヴァルハラ軍事施設内部にやってきた4人。

工兵「ウヒョー」キラキラキラ…

サスケ「工兵さんすっげー楽しそうだな」

半蔵「下界では触れる事すらできぬ物も多いのだろう。」

ガイア「ふん、人の趣味というものはわからんものである。」

工兵「おいワイトさんよ!これ全部いいのか!?」

ワイト「あぁあぁぜぇーんぶだ。」

工兵「ウヒョー」キラキラキラ…
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:38:35.52 ID:DboPx5aR0
数時間後
ヴァルハラ内部、宿

サスケ「…zzz…zzz…。ん」

ガイア「ズピー」zzz

半蔵「目を覚ましたか。」

サスケ「ふぁーあ。いつの間に寝ちゃったんだ。半蔵は寝てないのか?」

半蔵「寝た。」

サスケ「そうかよ。しっかし…すっげー星だな。」

半蔵「ここを離れるのが惜しいくらいに」

サスケ「あぁ…」

半蔵「して、どうする。」

サスケ「…。一応声はかけるよ。こんな場所に一人で…寂しいに決まってる。」

半蔵「そうか。」

サスケ「ふぁーぁ。ちょっくら風呂入ってくるわ。寝てていいからな」スタスタスタ…

半蔵「うむ。」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:39:43.13 ID:DboPx5aR0
ヴァルハラ、露天風呂

<ジャー…カッコン…ザー

サスケ(ふぃ〜。はぁ。なんつーか、ここ最近物騒すぎるな。カエル軍の急な進行、歯車街の崩壊。加えて神の居城崩落、ライトロードも壊滅した。
    何が…何が起こってるってんだ。)

サササ…

サスケ「!!」

サスケ(なんだ…何かいる…暗くて見えねぇな…。近づくか?いやあっちが単数とは限らねぇ。かと言って背を向ける理由もねぇ。次動いたときが最後だ。)」

ササ…!

サスケ「はぁ!鎖付きブーメラン!」グルグル…ジャキン!ひょい

<キャァ!!

サスケ「誰だてめぇは!!」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:40:16.63 ID:DboPx5aR0
「や、やめて!!殺さないで!!やめて…」

サスケ「??…(女か?)」

「ごめんなさい!な、何も見てないし何も知りません!ですから…見逃してください…。」

サスケ「おい、男湯だぞ。」

「いやぁぁぁ!やめて!!ごめんなさいごめんなさい!!」

サスケ「…参ったな。」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:41:44.32 ID:DboPx5aR0
服を着たサスケ。

サスケ「俺はサスケだ。旅の者だよ。お前を取って食おうとは思わねぇから安心しろ。」

「では、この鎖は…」オドオド

サスケ「俺はお前を殺さない。でもお前は俺を殺すかもしれない。骨の話じゃここの住民はみんな死んだと。一体お前は誰だ。」

「舞姫…です。」

サスケ「舞姫?ここの住人か?」

舞姫「いえ…氷結界という国の者です。」

サスケ「氷結界?聞いたことねぇぞ。」

舞姫「あなたは…DT大陸の者ではないのですね。そしてこの国の者でもない…。」

サスケ「だから旅の者だって言っただろ。なんでお前がここにいる。」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:43:14.89 ID:DboPx5aR0
舞姫「氷結界からの使いで参りました。ヒュペリオンさんに伝言がありここまで…しかし辿り着いた時には…」

サスケ「戦争中だったってわけか。」

舞姫「いえ戦争終わって誰もいなくてどうしよっかなってわけです。」

サスケ「そうかよ。話はわかった。俺らの宿に来い。どうせ帰るあてもないんだろうよ。」

舞姫「あ、ありがとうございます!では、ペットも共に良いですか?!」

サスケ「おうよ!でどいつだ?」

舞姫「おいで、グングニール!」ザァァッァ

サスケ「え、ちょ!こっちに近づけn…」カチカチ…
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:44:50.03 ID:DboPx5aR0


半蔵「おい」ペチペチ

半蔵「おきろ、サスケ。説明しろ。」ペチペチ

サスケ「…ん。さむ!!!」ブルル

半蔵「鼻水とまらん。説明しろ。あの龍はなんだ。」

ガイア「あの小娘もなんである。」

サスケ「カクカクシカジカ」

半蔵「なるほど。」

工兵「話はわかった。少女、こちらへ来なさい。」

舞姫「おはようです。」

サスケ「と、とりあえず風呂!風呂いかね!?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:46:04.75 ID:DboPx5aR0
ヴァルハラ、露天風呂

サスケ「あっはったけぇ〜!朝日が気持ちいねぇ!」ざぶーん

半蔵「ハァ…はぁ…死ぬとこだった。」

ガイア「しかし小娘よ、伝言とはいったい何なのである。」

舞姫「かいつまんで言うと、援助を求めております。DT大陸は極めてやばいんです。」

工兵<やばいってー!どういうことだー!?

ガイア「工兵殿、そんなに水が苦手であるのか。」

サスケ「塩水とか最悪らしいよ。」

半蔵「して、やばいとは?」

舞姫「宇宙人が来て、大ピンチって感じです。」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:47:21.83 ID:DboPx5aR0
ガイア「ざっくりである。」

半蔵「DT大陸全土がか?」

舞姫「えぇ。みなで力を合わせ対策を練っているのですが…状況は芳しくありません。」

サスケ「え、全土!?って、ミストバレーは?!」

舞姫「安全ではないでしょうね。」

サスケ「うかうかしてられねぇってことか。工兵さんよー!準備はー!?」

工兵<万端ー!万端すぎてお釣りきそうだわー!

サスケ「しかし今更ながら舞姫って肝座ってんな。」

舞姫「そうですか?昨日は怖すぎて夢まで見ましたよ。」

サスケ「いやそうじゃなくて、よく男湯に入ってこれるよなって意味で。」

舞姫「はぁ。男系な一族なので。」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:49:23.53 ID:DboPx5aR0
ヴァルハラ、エントランス

風呂からあがり、出発の準備を終えた5人と1匹。

工兵「ワイトさん、世話になったな。すげー貴重な代物ばかりだったよ。」

ワイト「そうかぃそうかい。そりゃぁよかった。これからあんたらが向かうところ、平和じゃぁないんだろう。大丈夫なのかね。」

サスケ「さぁな。つか骨、あんた確か死なないんだよな?」

ワイト「あぁ。死にたくても死ねん生き物なんだ。」

サスケ「どんなに危険な目にあっても?」

ワイト「どんなに危険な目にあっても。」

サスケ「半蔵!」

半蔵「御意!」はっ!

ワイト「うわ!なにするやめr」

サスケ「おっけ工兵さん!しゅっぱーつ!!」

工兵(巨竜)「しっかりつかまってろよ!!」ドシューン…
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:51:09.63 ID:DboPx5aR0
天空
ビュゥゥゥゥン…

ワイト「な、何事なんだぁー!」

ガイア「ふん、山賊そのものである。」

サスケ「まぁまぁ!骨!確かあんたレベル1だったよな!?」

ワイト「あいたたた…。そうだ。それがどうしたんだ。」

サスケ「工兵さんいいっすかー?」

工兵「おう、好きなもの使え!」

サスケ「ジャジャーン!光学迷彩アーマー!」

ワイト「?」

サスケ「何が何だかって顔してんなー!まぁまぁ、これ着てこれ着て!」

ワイト「お、おおお!なんだか力がみなぎってくるぞ!これは一体…なんだ!」

ガイア「戦闘力300から…300!なんと。」

サスケ「あっれー?レベル1専用装備魔法っつーからすげーの想像してたんだけどなぁ。」

ワイト「気のせいだったんだ。」

prrrr…prrr…

サスケ「なんだ?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:52:13.72 ID:DboPx5aR0
工兵「もしもし?」

<あ、舞姫です。これで合ってるのかな…?

工兵「工兵だよ。あってる合ってる。」

サスケ「うぉ!なんだ舞姫の声が聞こえる!え?!工兵さんから聞こえるぞ?!」

工兵「どうした?」

<えっとー、そろそろDT大陸なのですが、派手な飛行は宇宙人の目に付きやすいので海岸付近で一度落ち合おうと思いまして…

工兵「あぁなるほど。了解了解。それでは先導を頼むよ。」

<はい!いくよ、グング!

グングニール「ビシャオォォォン!」グーン
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:53:08.98 ID:DboPx5aR0
DT大陸、海岸

サスケ「よっと。」スタ

工兵「潮風…臭い…」ガチャンガチャンガチャン←変形中

ガイア「小娘はこれからどうするのだ。」

工兵「そうだな。天空の援助を求めに行ったんだもんな。とりあえず故郷帰るのか?」

舞姫「えっと…どうしよ…。怒られちゃう…かも。」

サスケ「怒られちゃうって…一族のピンチなんだろ。悠長な感想だな。」

舞姫「…どうしよう。」

半蔵「サスケ。」

サスケ「え、でも工兵さんが…。」

工兵「かまわんよ。どのみち俺らはDT大陸を練り歩かなきゃならないんだ。宇宙人とやらの目をかいくぐり続けるのも至難だろう。」

サスケ「工兵さん!」キラキラ

ガイア「ふん。」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:55:54.32 ID:DboPx5aR0
サスケ「舞姫よう!そんじゃこうしよう!天空にいった、ヒュペリオンに会った、そいつがこう言った。『こいつらを連れてけ』ってよ!」

舞姫「え?!でもみなさんは…」

サスケ「いいってことよ!宇宙人だろうがなんだろうが、俺らの忍術に工兵さんの技術があれば敵なんかいねぇって!でっかく構えとけ!!」

舞姫「みなさん…ありがと。」ペコ

ガイア「吾輩もいるのである。」

工兵「少し面白いこと思いついたんだ。少女よ、あそこにいる龍ってのはレベル何なんだ?」

舞姫「グングは確か…7だったかな?」

ガイア「ほう。なかなかであるな。吾輩も勲章は7つであるぞ。」

工兵「おっけ!ちなみにDT大陸にドラゴンっていっぱいいる?あ、あと恐竜と海竜でもいいんだ。竜ならなんでも!」

舞姫「い…るかな?たしかいっぱい、いる。恐竜ならジュラックの里に、海竜なら私たちのブリュちゃん。
   ドラゴンは霞の谷(ミストバレー)に伝説の竜騎士、ドラグニティがいるっておじいちゃんが…」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:56:36.34 ID:DboPx5aR0
ガイア「ほうドラグーンであるか。是非手合せ願いたいものだ。吾輩もドラグーンである。な、カースオブドラゴン!」

カース「カース」バサバサ

工兵「おっしゃ決まり!サスケに半蔵!お前ら過労死するかもなー。イヒヒ」

サスケ「おいなんだよ工兵さん!楽しみ独り占めすんなって!」

半蔵「ワクワク」

工兵「えっとー、対宇宙人用の対策本部とかってあるのかな?」

舞姫「それでしたら私たちの故郷がそうです。そこに各種族の長が定期的に一堂に会するのです。」

サスケ「そんじゃま、行きますか!」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:57:06.23 ID:DboPx5aR0
第二章、完
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 08:59:44.22 ID:DboPx5aR0
カードのまとめ。


<ワイト>
通常モンスター
星1/闇属性/アンデット族/攻 300/守 200
どこにでも出てくるガイコツのおばけ。攻撃は弱いが集まると大変。

<氷結界の舞姫>
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1700/守 900
自分フィールド上にこのカード以外の「氷結界」と名のついたモンスターが
表側表示で存在する場合に発動する事ができる。
1ターンに1度、手札の「氷結界」と名のついたモンスターを任意の枚数見せる事で、
相手フィールド上にセットされた魔法・罠カードを見せた枚数分だけ持ち主の手札に戻す。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 09:05:29.33 ID:DboPx5aR0
第3章〜新大陸を闊歩せん!〜

新大陸に上陸した工兵一行。舞姫の案内で氷結界の里に赴く事に。


氷結界の里
ビュゥゥゥゥゥン

サスケ「」ガチガチガチ…

半蔵「」ブルブルブル…

ガイア「な、なんと過酷な試練である。さ、さぞかしくくく屈強な強者共ががガ」ブルブル

舞姫「こちらです、お入りください。」

ドア<ドィィィィン
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 09:09:56.57 ID:DboPx5aR0
軍師「舞姫よ、よくぞ戻ってきてくれた!!」

舞姫「ただいまおじいちゃん!」

軍師「はて、そちらの御仁は…」

舞姫「えっと…あ、ヒュペリオンさんの使いだよ!」

軍師「(天空の者には見えんが…)そうじゃったか。
   よくぞ援軍として駆けつけてくれた。ささ、こちらへ。」

サスケ「中もそこまで暖かくねぇんだ」ウー

半蔵「風呂…風呂…」ブルル

軍師「こちらへ掛けてくだされ。長旅、ご苦労であった。」

ガイア「ふん。早速であるが、吾輩から自己紹介をしよう。吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!ヒュペリオン殿より命を頂きこの地に参った!
    吾輩が来たからには大船に乗ったつもりでおるのである!!」

サスケ「同じくヒュペリオン殿が…えっと〜なんだっけ?」

半蔵「(命を授かりこの地に参った)」

サスケ「命を授かりこの地に参った!忍者サスケだ!」

ガイア「少しは忍んだらどうであるか。」

半蔵「拙者は半蔵。ヒュペリオン殿の命により助太刀いたす。此度の戦、尽力で臨もうぞ。」

工兵「俺はこいつらのアシスタントだ。機械の事なら任せてくれ。それ以外にも手先は起用な方なんでな。手伝えることがあったら言ってくれ。」

ワイト「俺はワイトだ。死なないことが自慢なんだ。ヒュペオン様の命…ヒュペさん…グ…グス…」ウゥゥ…

サスケ「と、とまぁより取り見取り素敵な人材がこうして助っ人にきたんだ!こちらからは以上だ。」

軍師「わしは軍師、舞姫の祖父にあたる。事実上この大陸の指揮官と考えてくれてかまわないぞ。はて…本日はガトムズ殿が来ていた気がするが…」

舞姫「私呼んでくる!」タッタッタッタッタ
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 10:26:45.42 ID:DboPx5aR0
軍師「では、術者よ。」

術者「は!…皆様、こちらへ。旅の疲れもたまっていることでしょう。我々の最大の武器はなんといっても雪見風呂でしてねエッヘッヘ…」スタスタ




伝道師「軍師殿。」

軍師「なんじゃ。」

伝道師「あの者たちは天空の者ではない。私が見聞したものと大いに違いがある。…どういう訳かはわかりかねますが。」

軍師「まことか。…伝道師よ、彼の者共の監視を頼む。」

伝道師「はっ!」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 10:28:24.72 ID:DboPx5aR0
氷結界名物、雪見風呂

<カッコン…ザー…

半蔵「はぁ。これだ。」

サスケ「うぅぅぅぅ生き返るぅぅぅぅ」

ガイア「しかし宇宙人とはいったいどのような生物なのであるか。」

サスケ「んー。やっぱり頭でっかくて腕ほっそいんじゃね?」

ガイア「やっぱりとは何である。大陸が一団となりても天空に援助を求める程なのである。」

半蔵「油断はしない方がいい」

サスケ「風呂あがったらなんだっけ…えっとガトムズって奴と会議あるらしいな。もうちょっとこの世界の事情を聞かなきゃ話すすまねぇ。」

ガトムズ「何が知りたい。」

半蔵「うお!!!」

ガイア「いつからそこにいたのである。」

ガトムズ「舞姫ちゃんからお主らの話は聞いている。天空の者らしいな。俺はX-セイバー一族の長、総剣司令ガトムズだ。」

サスケ「工兵さーん!聞こえてるー?!」

<おーう!続けて良いぞー!
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 10:32:10.76 ID:DboPx5aR0
軍師「では私の方から説明を…この方々は天空の(ry」

ウル「そうであるか。ふん、頼もしい限りである。」

サスケ「(あれ?おっさんとキャラかぶってね?)」コソコソ

半蔵「(親父しゃべらせよう)」コソコソ

サスケ「では俺から自己紹k「吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!以降お見知りおきを!」

ウル「なんと!立派な数の勲章、立派な戦闘力!吾輩も負けていられないのである!」

ガイア「お主は…ぬぬ!戦えば戦うほどにあがる戦闘力…!羨ましい限りなのである!」

半蔵「ブーーーッ」

サスケ「うわきったねwwwwおいふざけんなほらこれで拭け!!」

軍師「ではでは、ここらで一度乾杯と行きましょう。乾杯!」

<乾杯!
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:04:27.09 ID:DboPx5aR0
>>55 貼り間違えた
>>54の続き

ガトムズ「舞姫ちゃんからどの程度聞いたのかわからんが、侵略者の名をワームという。侵攻力はすさまじい。なにせ全員死にながらも攻撃を仕掛けてくる。」

サスケ「決死隊かよ。」

ガトムズ「それに対し我々は4種族で連合軍を組んだ。我らが誇り高きX-セイバー、氷結界、霞の谷、フレムベルの4種族だ。」

サスケ「フレムベルっての以外は知ってることになるな。」

ガトムズ「簡単に言おう。X-セイバーは剣士、氷結界は氷、霞の谷は風、フレムベルは炎というイメージを持ってくれて構わん。」

サスケ「剣士ういてね?」

ガトムズ「そして我々の連合軍を総称してAOJと言う。アーリーオブジャスティスだ。良い名だろう。俺が名づけた。」

サスケ「そうかよ。」

ガトムズ「そして天空にはないであろう驚きの技術を以って我々は秘策、戦闘機械、通称AOJを生み出した。」

工兵「」ピク
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:05:00.25 ID:DboPx5aR0
ガトムズ「大まかな流れはこんなところだ。何か質問は。」

ガイア「戦況はどうなっているのである。」

ガトムズ「そうだな、AOJの導入が本格化すれば巻き返しが起こるであろう。」

ガイア「ということは、現状押されているのであるな。」

ガトムズ「…。AOJの開発が遅れているのだ。そちらに尽力さすれば本部を落とされかねん。」

ガイア「さぁて、どうするのである。工兵殿」

ドア<ガラガラガラ!

工兵「話は聞かせてもらった!ガトムズさんよ、俺をAOJ製作本部へ連れて行ってくれ!!!」


58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:06:14.46 ID:DboPx5aR0
氷結界の里、大広間

軍師「急に呼び出してすまないのう。こちらへ腰を掛けてくだされ。ウルキサス殿」

ウル「ふん。氷結界の飯が食えるとあらば、吾輩は大地の果てからでも駆けつよう!!」

軍師「霞の谷の戦士殿はこちらへ、ささ。」

戦士「しかし寒いですなー。もうすこし温度あげませんかね?あいや、そうだ私はウルキサスどのの隣に行きましょう!
   どれどれ…ひゃー温かき物なりけり。」ぬくぬく

ウル「寒がりであるな。」

<みなさん、こちらです。お食事の用意はできておりますのでお好きな席に

サスケ「さんきゅー舞姫。おほ!うっまそー!!」

半蔵「ワクワク」

ガイア「ふん、のぼせかけた体にこの部屋の温度、心地よいのであるな!」

ガトムズ「ウルさん、戦士さん。ご無沙汰です。」

ウル「久方ぶりである。」

戦士「お久しぶりですぅ。」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:06:44.47 ID:DboPx5aR0
軍師「では私の方から説明を…この方々は天空の(ry」

ウル「そうであるか。ふん、頼もしい限りである。」

サスケ「(あれ?おっさんとキャラかぶってね?)」コソコソ

半蔵「(親父しゃべらせよう)」コソコソ

サスケ「では俺から自己紹k「吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!以降お見知りおきを!」

ウル「なんと!立派な数の勲章、立派な戦闘力!吾輩も負けていられないのである!」

ガイア「お主は…ぬぬ!戦えば戦うほどにあがる戦闘力…!羨ましい限りなのである!」

半蔵「ブーーーッ」

サスケ「うわきったねwwwwおいふざけんなほらこれで拭け!!」

軍師「ではでは、ここらで一度乾杯と行きましょう。乾杯!」

<乾杯!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:09:01.80 ID:DboPx5aR0
<わいわいがやがや

工兵「はー、では実質AOJ製作を行ってるのはウルキサスの旦那ってわけだ!機械、詳しいのか?」

ウル「ふん!吾輩は何もわからないのである。ジェネクスという生物が吾輩の地を利用して様々な鉄を組み合わせているのである。」

工兵「んー。そんじゃとにかくそのジェネクスってのに会わなきゃ何もわからないわけか。」

サスケ「あ、そうそう。俺たちドラゴン探してるんだ。できるだけいっぱい。この大陸には大勢いるんだろ?なぁ舞姫」

舞姫「はい!戦士さんの地には伝説の竜騎士ががおられ、我々の地にはブリュちゃんとトリシュちゃんg「こら舞姫!!!」バン

舞姫「ひゃぁ!」

軍師「その話を出すでない。何度いったらわかるんだ。ブリューナクもトリシューラもあてにならん。我々にはグングニールだけで手いっぱいだろう。」

工兵「なんだ?どういうことだ?」

ガトムズ「邪竜、とでも言うべきか。強大な力ゆえに味方に付けることが出来ず、封印されているのだ。ブリューナクにトリシューラは。」

工兵「邪竜。。。」

ガトムズ「術者と守護陣の力によりグングニールだけは押さえつけられているが…残りのの2龍を解き放ったら我々まで壊滅させられかねん。」

サスケ「なるほどなー。工兵さん、どうよ。」

工兵「自信はもちろん大いにある。しかし彼らの気持ちを考えると…どうも、な。」

半蔵「舞姫殿。」コソコソ

舞姫「はい?」

半蔵「後で、頼みがある。」

舞姫「はぁ。」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:14:01.14 ID:DboPx5aR0
氷結界の里、とある宿、工兵の部屋

サスケ「ういーっす。」ガラガラ

工兵「おおサスケ」ガチャガチャ

サスケ「好きだねぇ機械いじり。」

工兵「足手まといにはなりたくないしな。それで、どうした。話があるんだろう」ガチャガチャ

サスケ「明日からの行動話し合っときたいなーって。」

工兵「そうかそうか。ガイアさんと半蔵は?」

サスケ「半蔵は舞姫とどっか行ったみたい。ガイアさんはウルさん戦士さんと飲み呆けてるよ。」

工兵「楽しそうで何よりだ。」

サスケ「工兵さん、あんた、フレムベルに行くのか?」

工兵「…正直ミストバレーに行きたいさ。しかし現状を考えるとフレムベルでAOJ製作に携わる方が余程合理的だろうよ。」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 11:15:07.49 ID:DboPx5aR0
サスケ「…」

工兵「どうした?」

サスケ「いや、ただの勘なんだけどさ、すげー嫌な感じがする。俺よくスパイすんじゃん。ばれるときもあるんだ。そのばれる直前みたいな。」

工兵「はは、何を言う。ばれてもまずいものなどないだろうに。」

サスケ「…そうだよな。工兵さん、明日、俺も行くよフレムベルに。」

工兵「そうか。それは頼もしいな。さぁ夜も遅い。もう寝なさい。」

サスケ「わかった。邪魔したな。そんじゃ、おやすみ」

工兵「おやすみなさい。」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/05(日) 11:39:38.91 ID:6vXfun0/0
あらまこっちにきてたのか
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:09:14.81 ID:DboPx5aR0
氷結界の里、結界奥地

シュン!シュン!シュン!

スタ…

半蔵「ここが…最深部。」

舞姫「半蔵さん、どれだけ身軽なんですか」

半蔵「忍びの者」

舞姫「ふーん。こっちです。さぁ」

…スタスタ

半蔵「これが…ブリューナク。舞姫殿、この龍のレベルは?」

舞姫「6、かな?たぶん6。竜というより海竜だね、この子は。」

半蔵「ふむ。…了解した。では次に参ろう。掴まれ」

シュンシュンシュン!
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:10:45.77 ID:DboPx5aR0
>>63 イラッシャイ

氷結界の里、結界奥地

シュン!シュン!シュン!

スタ…

半蔵「ここが…最深部。」

舞姫「半蔵さん、どれだけ身軽なんですか」

半蔵「忍びの者」

舞姫「ふーん。こっちです。さぁ」

…スタスタ

半蔵「これが…ブリューナク。舞姫殿、この龍のレベルは?」

舞姫「6、かな?たぶん6。竜というより海竜だね、この子は。」

半蔵「ふむ。…了解した。では次に参ろう。掴まれ」

シュンシュンシュン!
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:12:12.96 ID:DboPx5aR0
スタ…

半蔵「案内を頼む。」

舞姫「こっちです。」

…スタスタ

舞姫「これが、トリシューラ…(私も見たの二回目…綺麗…)」

半蔵「ふむ。この者のレベルは?」

舞姫「確か…9」

半蔵「さぞ壮絶なる力を宿しているのだろう。成程。ありがとう。一目見れてよかった。」

舞姫「いえいえ。もういいんですか?」

半蔵「ああ、良いものを見させて貰った。さぁ宿に戻ろう。掴まって」

シュン!シュン!しゅん!
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:13:21.55 ID:DboPx5aR0
…翌朝

チュン、チュン…パサパサパサ…

半蔵「…。」むくり

サスケ「おお、目覚めたか。昨日はお楽しみだったな」ニヤニヤ

半蔵「…そうだな。」

サスケ「え?!そうなの!?ちょっとまってちょっとまって一から全て説明s「朝である!!!」

サスケ「(うっさ!)」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:15:05.92 ID:DboPx5aR0
ガイア「朝である!氷結界の、朝である!澄み渡る空気、全身を突き刺すような凍てつく寒さ…
    それでいて太陽の恵みを全身に享受する事ができる!」

ガイア「それが、朝である!」バン

サスケ「昼でもいいだろ」

半蔵「サスケ、今日はどうする。」

サスケ「工兵さんの護衛かな?おっさんはどうする?」

ガイア「吾輩は工兵殿の傭兵!道を共にするのである!」

半蔵「成程。」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:18:24.17 ID:DboPx5aR0
氷結界の里、宿の外

ガチャンガチャン!

サスケ「かーっけえええええ!!!!」

工兵「古代の機械工兵マシンナーズコマンドモデル!もう古代だなんて言わせない!フォートレス001だ!
   自慢はなんといっても無音!さらに光学迷彩機能付き!さぁ乗った乗った」

サスケ「よっこらせ」

ガイア「侵略者に発見される恐れのある手前、空を駆け抜ける事は出来ぬ。考えたものである。
    ワイト殿はどうするのである。」

ワイト「俺は炎ばっかりはだめなんだ。溶けたら元に戻んねぇんだ。霞の谷に行ってるよ。Z-ONEだったな?聞き込みするんだ」

工兵「えっとー、ガサゴソ…ほれ、これつけな!」

ワイト「なんだぁ?」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:23:07.98 ID:DboPx5aR0
工兵「さすがにその身形じゃダメだろう。天空に落ちてたパーツで作ったんだ。あんた、細いからちょうどいいだろう。レベルも1だし属性も合ってる。」

ワイト「なんだか近未来だなぁ。」装着

機皇帝ワイト∞「おおおお!!!なんなんだあああ!!!」

サスケ「ええええ!!!ATK2500って、うっそおおおおおお!!!」

工兵「攻守ともに万全だな。」

ガイア「工兵殿の手腕には恐れ入るばかりである。」

ワイト∞「俺には必要ねぇけどなぁ、力は。でもありがとうよ。気を付けんだぞ」

工兵「そっちこそ頼んだよ!そんじゃ、いってきまーす」ピューン
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:32:04.41 ID:DboPx5aR0
フレムベルの里
ゴォォォオオオ…

サスケ「いやいや」

半蔵「極端だろ。」

ガイア「ううむ。過酷な試練である。」

ウルキサス「よくぞ参った!一日ぶりである。こちらに来るのである!」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 12:32:33.84 ID:DboPx5aR0
ドア<ウィィィィン

ウル「邪魔をする!」

ジェネクス「カカカ…ぴ!」

ウル「こちらはカクカクシカジカ…きっと力になるであろう。」

ジェネ「カー!」

工兵「クィー!カ!」

ジェネ「カーンン、パイッツィー!」

工兵「クククーナ!カターナ!」

サスケ「…工兵さんよ、翻訳こんにゃくくれよ。」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/02/05(日) 12:45:47.61 ID:775kLNxAO
*)期待
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 16:04:49.78 ID:DboPx5aR0
>>73
その一言でやる気グルタフマックス

数時間後…

工兵「はー!楽しかった!」

ガイア「それは良かったのである。」

サスケ「どんな感じなんだ?AOJってのは」

工兵「んー、一言でいうと対光属性って感じだったね。」

サスケ「おおっと。そいつは怖ーな。」

半蔵「具体的に頼む。」

工兵「たとえばAOJカタストル。こいつは闇属性以外なら戦闘行った瞬間破壊する特性がある。」

ガイア「なんと!では吾輩の戦闘力もこやつの前では無意味なのであるか!」

工兵「ああ。他にも相手が光なら光だけ戦闘力を挙げる機械も多い。正直対ワームとやらは完璧だ。」

半蔵「一筋縄でいくのか?」

工兵「当然ノーだ。技術、開発力は素晴らしい。発想もだ。しかしどうにも製造力が極めて低い。俺たち機械の魅力は大量展開なんだ。
   それができなきゃいくら優れた能力があろうと無に喫する。」

サスケ「たしかにカラクリの旦那たちはあれよあれよという間に場を支配するよな。」

半蔵「敵に回したくない。」

工兵「古代の機械巨人の大量展開に成功してない俺が言うのもなんだが、これじゃぁ負ける。相手を見ていないが単純に数で負ける。対策され放題だからな。」

ガイア「ふん。どうするのである。」

工兵「そのための工兵さんですよ。ひっひっひ」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 16:12:27.26 ID:DboPx5aR0
工兵「アンティークギアドリル!!」ドガガガガガ

工兵「コストは…これでいいや!天空で拾った「馬の骨(の対価)」をコストに機械複製術を!」

工兵「カラクリの小町ちゃん、召喚!効果で忍者クイックさんを召喚!」

工兵「機械複製術!こまっちゃん増やすぜー!さらにインスタントフュージョン!」

工兵「今だ!シンクロ召喚!」

無零、無零、無零怒、無零度、カラクリ参謀

ガイア「」ポカーン

サスケ「一生食っていける」

工兵「よし!みんな、手伝ってくれ!急ピッチで進めるよ!」

無零「一度サイクルさえ生み出せば永久機関也。」

無零度「我々のカラクリトラップ也。」

<ウオー!ドガガガガ!てんやわんやてんやわんや
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 16:21:13.76 ID:DboPx5aR0
霞の谷、エントランス付近

ワイト∞「空を飛べるって気持ちがいいんだねぇ。」スィー

見張り番「何奴!貴様…ワームではないな。闇、機械…AOJか?」

ワイト∞「いんや、天空?アンデット世界?まぁいいんだ。そうそうお前さんZ-ONEって知ってる?」

見張り番「Z-ONEを求めてここまで来たのか。そのZ-ONEがどうした」

ワイト∞「カクカクシカジカなんだ。」

見張り番「…なるほど。こちらへ来るが良い。」コテコテ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 20:28:28.62 ID:DboPx5aR0
霞の谷内部、竜の渓谷

<ヒョォォォォ…ンギャァァオオン…

見張り番「俺が出来るのはここまでだ。ここから先渓谷の奥にドラグニティと呼ばれる竜騎士がいる。だが彼らは彼らが認めたもの以外に心を開かない。
     当然、俺にもだ。」

ワイト∞「認めるかぁ。良い言葉なんだ。お前さんわざわざありがとうなんだ」

見張り番「骨っこ、やめるなら今だ。命の保証はない。お前さんのレベルじゃあ、恐らく数時間と持たないだろう。それでも行くのか?」

ワイト∞「心配してくれてありがとうよ。誰かの力になりたくて前に進むんだ。それだけなんだ。」

見張り番「そうか。では、達者でな。無事戻ってきたら、酒でも飲もう。」

ワイト∞「スコッチが好きだぁ。たんのしみだ。ほいじゃあな」スィー

見張り番「一応戦士氏に連絡を入れとくか。」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 20:49:26.85 ID:DboPx5aR0
ワーム対策霞の谷支部

見張り番「…ということがあり、案内させて頂きました。」

祈祷師「は?!いやあんたそれはないって訳よ!ったくのーんびりしてんだからほんとにさぁ!!
    こんな話聞かされてそいつが死んだら気分悪いし、つーか死ぬし!それに万が一にもZ-ONE見つけちゃったらどうするって訳!?
    どっちころんでも最悪って訳よ祈祷師のあたしにとってみればさぁ!
    結局、どうするって訳?!」

ファルコン「竜騎士が荒れだす前に其奴を引き戻すしかなかろうよ」

祈祷師「無理無理間に合わない間に合わない。ただでさえ糞虫共がはびこって忙しいってのに…。あたしは一足先に祭壇に行ってるよ。
    さっさと準備するに越した事ないって訳だし。」

ファルコン「戦士、俺は行くぞ。怖気づきたいが暇なのは俺くらいだしな」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 20:50:07.60 ID:DboPx5aR0
戦士「いんや…彼に任せるんだねぇ!」

祈祷師「はぁ!?あんた人の話聞いてなかったって訳!?」

戦士「うむうむ。皆の意見は胸に響いてるぞ。
   いやいやお勤めご苦労だねぇ見張り番よ!報告はしかと受け取った。」

ファルコン「だとしたら其奴に任すという判断に至らぬと思うが。」

祈祷師「ったく。見張り番も戦士も本当そよ風だわ考え方がさ。
    ファルコン、あたしt「氷結界は危険を冒して邪竜を解き放ち!」あ?」

戦士「フレムベルはワームのターゲットになるであろう危険を承知でAOJ制作本部を受け入れた!
   我々に出来る事はなにがある?いやー、一個しかなかったねぇ!彼と…あっしに任せるんだねぇ!!」バサン!バサン!バサン←羽


80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 20:54:03.68 ID:DboPx5aR0
竜の渓谷

<ギャアアアアアアアオン…バッサン…バッサン…

ワイト∞「しっかし、認めてもらうってどういうことだ?みんなガイア殿みたいな竜騎士であれば良いな。」

<ピシャアアアアアン…テエイヤァ!!

ワイト∞「うおおお!!」ごててん!

ミリトゥム「ここが何処か知らない訳じゃねえのよな!!何が目的だ!竜か財宝か我らの命か!!!」

ワイト∞「んーっと…強いて言うなら財宝?」アイテテテ

ミリトゥム「舐めやがり下さって…このドラグニティミリトゥム、今ここでお前を切り捨てんのよな!!」ブゥン

ワイト∞「へ?や、やめろ!」ビーム!

ミリトゥム「ぐああああああ!!!!」ごててん

ワイト∞「ぁ…」

ミリトゥム「な、成程な。レベル1だからと甘く見ていたのよな。我々の力は剣技にあらず、ドラグニティという名の意味を、その身に刻みつけるのよな!」

ミリトゥム「来るのだ!ドラグニティアキュリス!!!」

アキュリス<キューイ!!
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 20:59:11.46 ID:DboPx5aR0

ワイト∞「うぉ!竜騎士なんだ!」

ガジャルグ「ふはははは!たかだかレベル1相手にここまでする必要があったのかわからんが、
      久しぶりの客人だ!思い切り行くのよなぁ!てぇいやぁぁ!!!」ブゥン

ワイト∞「やや、やめるんだ!」ひょい

ガジャ「この俺様に速さで勝負とは愚の骨頂なのよな!本気を出させてもらう!
    我らの力は剣技に非ず!結束力!!ド!ラ!グ!ニ!テ!ィ!ファイアー!」

<ファイアー!!!

ワイト∞「うわあああいっぱいでたああああ!!!に、にげるんだ!!!」スィー

ガジャ「速さでは負けん!成敗してくれ…る?…え?」

<チュゥゥゥゥン

ワイト∞「な、なんだ?俺の体と合体した?」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:00:09.15 ID:DboPx5aR0
ガジャ<おいこら!どんな魔法を使ったか知らないが卑怯なのよな!おい!出せこら!

ワイト∞「なんなんだ?って、また来た!!」スィー

ヴァジュランダ「ガジャルゥゥゥゥゥゥゥグ!!おのれ貴様…ガジャルグをどこにやった!
        余所者の分際で誇り高き我らがドラグニティを侮辱しやがって…覚悟!!!」

ワイト∞「おお、俺は話し合いに来ただけなんだ!」ヒョイ

ヴァジュ「」ドゴオオオオオン


83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:01:46.13 ID:DboPx5aR0
ヴァジュ「よ、よけるとは…卑怯だ…ぞ…。」ヨロ…

ワイト∞「すまなんだ」

チュゥゥゥゥン

ヴァジュ「うわなにするやめr…

ワイト∞「また合体しちった。どーすんだこれ。」

ゲイボルグ「…戦闘力…6800…も、もう駄目だ…竜騎士の伝説は…もう…うわああああああ!!!!!」

ワイト∞「ま、まってくれ!話が、話があるんだ!」

ゲボ「くくくく来るなああああ!!!うわぁぁぁ飲み込まれるぅぅぅぅううう!!!!」

チュゥゥゥゥゥン

ワイト∞「…参ったんだこれは」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:04:38.62 ID:DboPx5aR0
<バサッバサッバサッ…

戦士「いんやーそこのあんたー!!」

ワイト∞「戦士さんだ」

戦士「無事だったんだねぇ!間に合ってよかった!これからはあっしも共に連れてってくだせぇ!
   竜騎士の伝説、体をぶつけて思いを伝えるんでっせ!!」

ワイト∞「それなんだけどなぁ…これみてくれぇ」クイッ

<ちょ!ガジャルグお前槍しまえよ痛たたたたた!!

戦士「なんだ?竜騎士たちじゃないか!」

<おいもっと端に寄るのよな!なんで俺が真ん中なんだよ恥ずかしいじゃねぇかよ!こらヴァジュ!
 お前!じっくり見るんじゃねぇのよな!

ワイト∞「体ぶつけたらこんなんなっちまったんだ。」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:06:24.75 ID:DboPx5aR0

ワーム対策霞の谷支部

伝説の竜騎士を吸収したワイト。一先ず支部に戻り取り出し方を模索する事に。


戦士「えっとー。これでどうだ!」

ワイト∞「いたたたた!…だめなんだ。」

戦士「参ったなーいやはやなんとも!まさかあの竜騎士たちを飲み込んじまうとは!いやー!どうしよう!どうやったら出るんだー?」

ワイト∞「あ、ちょっとトイレいってくる」

<え?絶対違う無理無理無理!おいこら白いの!トイレは違うって!!違うってー!!!
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:09:21.60 ID:DboPx5aR0
数分後…

ビチャビチャビチャ…
ヴァジュ「…」
ガジャ「…」
ゲボ「…」

ワイト∞「出たんだ」

戦士「これが…伝説の竜騎士たち…まさかこの目に触れる時がこようとは!!!」

ガジャ「おいこら白いの。お前は強い。認めるのよな。」

ヴァジュ「我らのスピード、力、結束をもってしても傷一つつけられなかった。」

ゲボ「いいだろう。おいこら白いの。お前の望みは何だ。」

ガジャ「イヤいやだからそれ俺が財宝だって教えたジャン。お前もう忘れたの?はやくね?馬鹿なのよな。」

ゲボ「は?いやいやいや改めて聞くだろうこういうの。そんじゃ何か?お前は結婚式でも神父様に
   『いやいやそれもう先月確認してますからだから結婚式あげてんじゃんそんなこともわからないの?』ってつっこんじゃうの?」

ガジャ「はぁ?!怖怖怖!なんで急に結婚式の話しちゃってんの論理の飛躍もいいところだわ少しは議論の仕方勉強しろよダボ」

ゲボ「カッチーン。聞こえた?今聞こえたよね?カッチーーン。やばいわ。まじ止められないわ。表出ろよ今すぐ出ろよわかってんだろうな。」

戦士「…(恥ずかしい)」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:10:56.19 ID:DboPx5aR0
ワイト∞「なー」イライラ

「「「ひぃぃぃ!」」」

ワイト∞「話進めてもいいか?」

ヴァジュ「も、もちろんですぅぅ。」

ガジャ「(ブーッ!!いやいやいや、お前ビビリすぎなのよなwwwだっさwwwww)」

ゲボ「(まじないわwww『ももももも!もちろんでひゅぅぅぅうう!』wwwwwww)」

ヴァジュ「ワイトさん…!お願いします!」

ガボ「「おいてめえええええええええ!!!!」」

ワイト∞「おい」

ガボ「「ビクゥ!」」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:13:47.29 ID:DboPx5aR0
ワイト∞「簡潔に話す。第一、俺は訳あってZ-ONEを必要としてる。まずこの事について知ってること全部話せ。
     第二、あんたらがくだらない縄張り争いに勤しんでいる間に侵略者がやってきて大陸のピンチだ。
     霞の谷の一員としてお前らは前線にいけ。」

ガジャ「(うっわだっるぅぅぅ…)」

ワイト∞「返事は」

ガジャ「はい!!」

ワイト∞「それではまずZ-ONEだ。知ってること全部だ。」

ゲボ「たぶん俺が一番詳しい…デス。Z-ONEは魔轟神と呼ばれる悪魔を封印しているフィールド魔法となっていマス。
   魔轟神というのは昔俺たちと喧嘩ばっかしてた悪魔で、やっとの思いで隙をついて封印、その時からずっと、Z-ONEは封印のフィールドとなってマス。」

ワイト∞「成程。そんじゃもし俺がZ-ONEを持ち帰ったらどうなる?」

ガジャ「そりゃ滅茶苦茶になるにきまってんのよな糞機械そんな事もわかんねぇのかよ流れ読めよ流れ」

ゲボ「おい…」

ガジャ「ん?」

ゲボ「全部包み隠さず言葉になってるぞ」

ガジャ「」

チュゥゥゥゥゥン
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:19:01.04 ID:DboPx5aR0
ヴァジュ(こええええええええええ!!!!)

ワイト∞「なるほどな。Z-ONEってのは一つしかないのか?」

ゲボ「そうですね。元々足りないフィールドの穴埋めとして利用されてたものですから…」

ワイト∞「(これは面倒になってきたな)話はわかった。それじゃぁ後は戦士さんのいう事を聞くように。この腹の奴は俺が連れて行く。
     わかるまで何度でも吸収してやる。お前らも…わかってるな。」

ヴァボ「「はい!!」」

ワイト∞「ってわけなんだ。戦士さんあとは頼んだんだ。」

ヴァジュ(あ、口調戻った)

戦士「ワイト君、本当にありがとう。お礼を言うよ。ありがとう。もう一度!ありがとう。」

ワイト∞「そんな気にする事じゃないんだ。俺は氷結界の本部に戻るんだ!もしこいつらがダダコネル様ならこれで呼んで欲しい。
     うちの工兵が作った携帯型電話だ。一瞬で来るんだ。失礼する」スイー

戦士「さいならー!それでは竜騎士さんたち、出し惜しみなく、全精力…お願いするんだねぇ。」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:23:53.16 ID:DboPx5aR0
機皇帝ワイト∞の腹の中

ガジャ(かー。参ったな。何が参ったってまた俺アソコから出るって事じゃねえのよな。
    こいつの目的は明らかにZ-ONEだ。しかしZ-ONEを解いたらたちまち魔轟神が復活しちまう。
    封印できるのはもうあのフィールドしかねぇのよな。リチュアの奴らも『我、古代邪悪儀式(イビリチュア)を司る者なり』
    つってどっかいっちまうしよー。だからガキの集団は好かねーのよな!!さっさと大人になってくんねーかなー。
    いやいや話逸れてるぞ。問題はこいつを止めないと魔轟神が復活しちまうって訳だ。さすがにこいつの力をもってしてもあいつらは厳しいのよな…
    つか、あんときだって奇跡だったんだよ。俺らでさえ伝説だっつーのに、俺らが伝説ってあがめる程の竜騎士が颯爽と現れたおかげなんだ。
    参った参った。侵略者どころじゃねぇぞ大陸全土どころじゃねぇぞ!!全世界規模の戦争になっちまう!クッソー!
    そんなんなったらだれが舞姫を守るってんだ!俺だよ!!だけど俺の力一つで舞姫まもれっかなー。つか、あの舞姫古竜を呼び出せる唯一の人柱なのよな。
    あいつを連れて逃げたらそれこそ氷結界、魔轟神、霞の谷、侵略者全て敵に回すようなもんだし。。。
    いずれにせよ人柱って!生贄みたいなもんなんだっけ?え?てことは古龍呼び出す流れだけは何が何でも阻止しなきゃなのよな!あー!!!
    やる事いっぱい!!どうしよおおお!!!!)

ガジャ<なー!白いの!!聞こえるかー?!

ワイト∞「なんだ。」

ガジャ<あのよー!なんでお前Z-ONEが欲しいんだー?!

ワイト∞「ガジャルグには迷惑をかけるかもしれないんだ。教えてやる。カクカクシカジカ…だ。」

ガジャ<なるほどなー!

ガジャ(成程なー、じゃねーー!!!そんな私用ではるばる大陸超えてここまできたっつーのかよ!
    おいおいおいその歯車街っての復活させる前に全世界破滅しちまうのよな!
    落ち着けガジャルグ…落ち着くんだ。ここはいったんアキュリスとミリトゥムに戻るか?いやいやいや…アキュリスとミリトゥムを足してやっと俺の知能なんだ。
    あの二人が会話したところでなんの進展も起きないに決まってる。…ン?この風景この気温…もしや…)

軍師「おぉおぉワイト殿!霞の谷はどうでしたかな?さぞ風が気持ちよかったことだろう。
   ささ、お寒いでしょうから中に。湯にでもつかりますかな?」

ワイト∞「お気遣い嬉しいんだ。。でも俺はお湯苦手なんだ。スコッチもらえるか?」

軍師「スコッチ…ですと。すまんのうアイスコッチならあるんじゃが…。いんや、寧ろわしはアイスコッチをお勧めするぞ!氷結界の名産じゃ!」

ワイト∞「そっかー!それはたのしみなんだ!」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:29:38.39 ID:DboPx5aR0
その頃…

工兵「終わったあああああ!!!!」

サスケ「ふぁ〜あ…また寝ちまった……って、は?」

ガイア「尋常ではないのである。」

工兵「どうだ!ちょいと力だしゃあこんなもんだ!『AOJ feat,Ancient Gear Engineer』ってなぁ!あれ?逆か?」

AOJ*1000万<ドーン

ウル「正直、もう置き場所はないのである。」

工兵「フレムベルの旦那!簡単にこいつらの説明するよ!まず、動力はここいらにある活火山のエネルギーを利用してる。そんで一回スイッチいれりゃあ一年は充電いらねぇよ!
   須らく、みんな充電完了いつでも行けます状態だ!そんでここにいるカラクリのみんなはジェネクスとの通訳兼アシスタントって考えてくれ!」

小町「よろしくどすえー。」ペコリ

工兵「わからない事はこいつらがみんな知ってる。俺の知能を共有してる訳だからこいつらに聞く事=俺と話すって事だ。無論ただの制作会社員って訳じゃねぇ。
   無零の兄貴に無零度の旦那!戦闘力を見てもらえば一目瞭然だが、彼らを筆頭に十分すぎる戦闘力も期待できる。効果もまた然り、だ。
   正直無零、無零度の二人がそろっちゃー永久機関もいい所だな。フレムベルの旦那がよけりゃぁ彼らの居城を作りたいんだ。もちろん、フレムベルの里の外に、だが。」

ウル「構わないのである。そして頼みがあるのである。」

工兵「なんだ?」

ウル「AOJの保管庫も里の外に拵えてほしいのである。女子供が怖がってしまってな。美しくても兵器である故。」

工兵「そうだな。それも大切だ。任せてくれ、半日もいらないだろう。
   カラクリのみんな、許可はもらったぞ!大移動だー!!あっち行けー!」

<カラクリカラクリ
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:30:10.09 ID:DboPx5aR0
ウル「世話になったな。工兵殿。」

ガイア「構わん。人類みな兄弟である。」

ウル「いいことを言う。さすがガイア殿。よろしければ宿を用意するが、いかがいたす。」

ガイア「気持ちは受け取るのである。だが吾輩たちは一度氷結界に戻らねばならぬ。待たせてる友がいるのでな。」

ウル「そうか。それでは…達者でな。」

ガイア「貴様こそ、体に気を付けるのである!では、行くぞ!!」

工兵「そんじゃ、あと少し騒がしいと思うけど、よろしく頼みます!ジェネコン、楽しかったよ!またな!」ガチャンガチャン←変形中

ジェネ「コカック…カカ!」

サスケ「骨の奴戻ってるかなー?」

半蔵「灼熱から極寒へ」

工兵「それじゃぁ、しゅっぱーつ!」ピュゥゥゥン
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:31:40.68 ID:DboPx5aR0

氷結界の里、ワーム対策本部

伝道師「軍師殿!!!」ドタバタン!!

軍師「こら、客人の前だぞ!!」

伝道師「し、失礼!至急で!」

軍師「すまないワイト殿。少々席を外す。」

ワイト∞「かまわないんだ。」

ガジャ(酒くっせぇのよな…)


94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:36:31.79 ID:DboPx5aR0
伝道師「ゴニョゴニョ」

軍師「今までとは規模が段違いではないか!舞姫は!!天空からの使いは!!!」

伝道師「フレムベルより報告あり、AOJの改良を終え只今こちらへ向かってるとの事!舞姫は部屋でゴロゴロしてる模様!」

軍師「ドゥローレン殿にはお伝えしたのか!」

伝道師「只今術者が伝令に!3虎将は既に広間にお集まりに!」

軍師「では今一度フレムベルへ連絡!して、X−セイバーの11人を今すぐにこちらへ呼ぶのじゃ!霞の谷へはワイト∞殿にお願いする!
   とにかく里には避難命令を出しておけ!」

伝道師「かしこまりました!」敬礼!

<カーンカーンカーン…敵襲、敵襲ゥゥゥ…カーンカーンカーン…

軍師「全てを終わらせるつもりじゃな…。舞姫…頼んだぞ」
   
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:36:58.42 ID:DboPx5aR0
第3章、完
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 21:46:01.78 ID:DboPx5aR0
カードのまとめ。まとめっていうより紹介か。今更だけど

<氷結界の軍師>
効果モンスター
星4/水属性/魔法使い族/攻1600/守1600
手札から「氷結界」と名のついたモンスター1体を墓地へ送って発動する。
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。

<霞の谷の戦士>
チューナー(効果モンスター)
星4/風属性/鳥獣族/攻1700/守 300
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
このカードとの戦闘で破壊されなかった相手モンスターは、
ダメージステップ終了時に持ち主の手札に戻る。

<フレムベル・ウルキサス>
シンクロ・効果モンスター
星6/炎属性/炎族/攻2100/守 400
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が超えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与える度に、
このカードの攻撃力は300ポイントアップする。

<機皇帝ワイゼル∞>(ワイト∞)
効果モンスター
星1/闇属性/機械族/攻2500/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが
効果によって破壊され墓地へ送られた時のみ手札から特殊召喚できる。
1ターンに1度、相手のシンクロモンスター1体を
装備カード扱いとしてこのカードに装備できる。
このカードの攻撃力は、この効果で装備したモンスターの攻撃力分アップする。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外の自分のモンスターは攻撃宣言できない。
また、1ターンに1度、相手の魔法カードの発動を無効にし破壊する事ができる。

<ドラグニティナイト―ガジャルグ>(ミリトゥム)
シンクロ・効果モンスター
星6/風属性/ドラゴン族/攻2400/守 800
ドラゴン族チューナー+チューナー以外の鳥獣族モンスター1体以上
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。
自分のデッキからレベル4以下のドラゴン族または鳥獣族モンスター1体を手札に加え、
その後手札からドラゴン族または鳥獣族モンスター1体を捨てる。
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:07:47.32 ID:DboPx5aR0
第4章〜開戦〜


工兵一行は見事AOJ開発の大幅な躍進を成し遂げ
ワイトは単身、竜騎士の共闘に漕ぎ着けた。
程の間もなく、ワームの大規模侵略が始まる。




氷結界へ戻る最中の工兵一行

<ドピューーーーン…

工兵「えええええええ!!!」

サスケ「うわぁ!なんだよ急に!」

工兵「ワームが…AOJ開発本部を奇襲してるらしい!!!」

サスケ「まじかよ!!!急いで戻ろうぜ!!」

工兵「万が一負ける事はないと思う上に俺たちの準備がまだだ!お前らの超変化先をまだ決めてないだろう!」

半蔵「レベル6,7,9なら…既に。」

サスケ「まじかよ!お前いつのまに…あー舞姫とのお楽しみって…」

ガイア「!!!…吾輩の考え通りいくならば、吾輩はフレムベルへの帰還は反対である。」

サスケ「なんでだよ!ウルの旦那がどうなってもいいのかよ?!」

半蔵「…。」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:08:25.81 ID:DboPx5aR0
ガイア「そうではない。工兵殿の腕を信じるのである。そしてもし貴様らが赴いて、またあの術策を用いるとしたら貴様らは…」

工兵「半蔵、俺も賛成しかねるぞ。」

サスケ「工兵さん!正気かよ!?くそ!!俺は一人でも行くぞ!!じゃあな!」シュタン!!スタタタタ!!!

半蔵「拙者m「させないのである!!」

半蔵「離してくれ」グイグイ

ガイア「駄目である!人の家の文化に土足で上がるような真似は…させないのである!!
    貴様らの言葉である!」

半蔵「…了解。」

ガイア「わかればいいのである。」

半蔵「」シュン

ガイア「あああああああああああああ!!!!!!!!!」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:10:32.61 ID:DboPx5aR0
フレムベルの里
<キャアアアアアアアアアアアアア!!ゴォゴォゴォォォオオオ…

ウル「フレムベルの精鋭よ!!貴様らの第一任務は住人の避難誘導!それが出来るのは現状貴様らしかおらぬ!!」

フレムベル・デビル「ちょっとあんた。正気じゃねえな。あんな機械に全てを任せるってのかい。」

ウル「信じるのだ。友を。」

デビル「ふーん。まぁこれで壊滅すりゃぁあんたは打ち首だね。そしたら必然的に俺がリーダーってわけだ。
    つまり俺はあんたの言うとおり住民の避難‘だけ’をさせてもらうよ。全力でね」

ウル「構わん。(…氷結界もX-セイバーも、霞の谷も一致団結してるのである。
   吾輩の里だけだ、仲間同士でいがみあっているのは。それもこれも全て吾輩の力量不足である。)」

小町「ひゃー忙し忙し。ウルの旦那、AOJ発進の許可が欲しいどすぇ。」カラクリカラクリ…

ウル「うむ。AOJ及びカラクリ全軍、突撃なのである!!!」

<ビィィィィィィイイイイ…ドチューンドチューン

ワーム<ウワー
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:12:15.34 ID:DboPx5aR0
数分後

ウル「おかしいのである。手ごたえが…あまりにも薄いのである。」

ドロン、ドロン

サスケ「旦那!」

半蔵「無事で御座るか!」

ウル「無事である。いや寧ろ工兵殿の力が強すぎるのである。こちらの被害はほぼゼロ、対してワームは壊滅的である。」

サスケ「…とにかく第一は敵将だ!旦那、どいつが敵将だか教えてくれ!」

ウル「キングと呼ばれし者である。この地には…いない…?」

半蔵「…はッ!そういう事か…ッ!」ドロン

サスケ「半蔵!!」ドロン

prrrr

ウル「ウルキサスである。」

『あっしでっせー!戦士でっせええええ!!!た、助けてくだせええええええええええ!!!!!!ひええええええええ!!!!!!!<ドガガガガァァァン!!』

ウル「戦士殿!戦士殿!!!AOJ開発本部奇襲は囮であったか!!!
   くそう!!AOJを200万体とカラクリを残し、800万のAOJは吾輩に続くのである!!!」

ウル「急いで霞の谷へ向かうのである!!!!!」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:16:14.86 ID:DboPx5aR0
氷結界の里、ワーム対策本部

ガンターラ「…」

ライホウ「ですがそれはあまりにも!!!」

グルナード「熱くなるんじゃない、ライホウ。こういう時こそ冷静になるんだ。」

ライホウ「兄貴!!」

軍師「わしもできれば…出来る事なら…霞の谷の援助を優先したい。じゃが考えてみるのじゃ!彼の国には屈強な竜騎士がおる!
   ワイト殿の話によれば無事手を結んだとの報告もあr「そういうことじゃねえええええ!!!!」

ライホウ「じいちゃんがわかんねーなら俺一人で行く!!あそこには大切な友達がいんだよ!!!!じゃあな!!!」

軍師「待つのじゃライホウ!!お主どうなってもいいというのか!!!」

ライホウ「うるせえよ!破門でもなんでもしやがれ…俺は…俺は…ッ!」バタン、タッタッタ
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:16:42.02 ID:DboPx5aR0
軍師「あの若造めが…ッ!何をしておるグルナード!今すぐライホウのやt「軍師よ」

軍師「ドゥローレン殿」

ドゥロ「お主はもう休め。」

軍師「へ?」

ドゥロ「これよりワーム対策本部の総指揮は我が執り行う!!
    第一の目的は被害の阻止!国境を取り払え!!舞姫!!」

舞姫「は、はい!!」

ドゥロ「万が一には、お主の力を借りる事になる。準備をしておきなさい。」

軍師「ドゥ、ドゥローレン殿!!!」

舞姫「はい…。」スタスタスタ

軍師「舞姫!」

グルナード「爺様。これはもう一国対一国の戦争じゃあない。」

グルナード「苦しいのは私もです。無事に舞姫を送り届けられるよう…尽力を。兄者」

ガンターラ「…。」コクン

ドゥロ「どうやらガンターラは気づいているようだな。
    聞け皆の者!!ワームの…奴らの狙いは…ッ!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:18:47.39 ID:DboPx5aR0
氷結界へ帰還中の工兵一行。

prrr
工兵「あ、もしもしワイトさん?え?え?えええええええ!!!うっそおおおおお!!!ってことは俺はそのまま霞の谷へ行くべき?!」

『そうなんだ。俺も今氷結界の虎将っつー奴の後ろなんだ。霞の谷で落ち合おー。』

ガイア「侵略者の奴らめ、奇策であるな。」

工兵「誉めてる場合じゃないってー!霞の谷が滅茶苦茶にされたら…Z-ONEだって!!」

ガイア「そうであったな。」

ドロン、ドロン

サスケ「間に合ったー!」

半蔵「霞の谷へ、最速で」

工兵「わかってるってー!ゲットライド!
   フォーメーションユニオン!ワンショットブースター大量展開!自身を発射ああああ!!」ドチューーーン


104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:20:02.65 ID:DboPx5aR0
霞の谷
<ビガアアアアアアン…!


ヴァジュ「はぁ…ハァ…くっそこんなのきりないぞ!」

ゲボ「ガジャがいねーと展開もおぼつかねぇ…おらよ!」ザシューン

ワーム<ウギャー

ヴァジュ「くっそ…だいたいなんで霞の谷を襲うんだ?!本部なりAOJ製作本部の方が効果的じゃあないか!」

レヴァテイン「ヴァジュランダ!ゲイボルグ!」

ヴァジュ「レヴァやん!ミスティも!」

レヴァ「奴らの狙いは…Z-ONEの破壊だ…!!!」

「「!!!」」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:20:59.27 ID:DboPx5aR0


タッタッタッタッタ
ライホウ「ハァ…ハァ…ンぐ…」タッタッタ

ワイト∞「…」スィー

ライホウ「ファルコン…無事だよな…!お前は…ハァ…強いもんなぁファルコン!!!」グズ…

ワイト∞「…」スィー

ライホウ「ハァ…ハァ…ぐあぁ!」ごてん

ライホウ「くっそ…急がなきゃ…」

ワイト∞「なぁ」

ライホウ「なんだ!!」

ワイト∞「乗れよ。」

ライホウ「…」

スィィィィイ…
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:24:01.03 ID:DboPx5aR0
ウル「まずいのである!戦士殿に連絡がつかないのである!」

ウル「は!ガトムズ殿!」

prrrr

ウル「ガトムズ殿であるか!ウルキサスである!!」

『おらああああ!<うわあああ>ガラハド!ガラハド大丈夫か!!』ピッ…ツーツーツー

ウル「…最悪の展開である。そうだ軍師殿!」

prrr

『ウルキサスか。』

ウル「その声は…ドゥローレン殿!!軍師殿は…!?」

『少し頭を冷やしている。これから指揮は我が執り行う。現状の報告を』

ウル「800万のAOJ兵器と共に霞の谷へ進行中!フレムベルの里は万事平気である!
   してドゥローレン殿、ガトムズ殿が…!」

『500万の兵器はお主と共に霞の谷へ。残り300万をXセイバーへ。』

ウル「は!しかしである!氷結界には…!」

『案ずるな。当面の目標は被害拡大の阻止。私と舞姫がいるかぎり氷結界に侵攻はできん。』

ウル「吾輩、信じるのである!300万のAOJはここから吾輩とは別行動となるのである!草原へ向かうのである!!」

『健闘を祈る。』

ウル「戦いたくて…うずうずしているのである!!!
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:25:05.02 ID:DboPx5aR0
霞の谷
<ワーーーーーーム!ドガァァァン!!

ファルコン「あ、こらてめぇよくもじいちゃん家を!!オラオラオラオラァァアア!!!」ドガガガガガ

ワームアポカリプス「ワアアアアム」ビュン

ファルコン「こんの単細胞野郎!!そんな技見切れるわ!!ファルコンパアアアンチ!」ショウミアムゥス

アポカリプス「ヘヘヘ」ヌルル

ファルコン「ん?」

ワームグルス「ワアアアアム!」

ファルコン「下!?しまっ…」グサッ

アポカリプス「ワアアアアアム!!」

ザシュン…ドピュ…ザァアアアア

ファルコン「」

アポカリプス「…モグモグ」

グルス「モグモグ…」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:26:40.46 ID:DboPx5aR0
霞の谷、エントランス
ワイト∞「着いたぞ。」

ガジャ<俺も、俺も出して!

ワイト∞「はっ!」

ドィィィン

ガジャ「普通に出せんのかよ!って…ひでぇ…な」

ライホウ「ファルコン…ファルコンは!?」

<ワァァム

ライホウ「邪魔立てするな!でぁああ!!」ヒュァァァ…ピキピキ…

ワイト∞「凍ったんだ。」チョコン

ワーム「」パリン

ワイト∞「おおお…。これなら俺も死ぬんだ。多分」

ガジャ「白いの!ライホウに続くぞ!!はぁぁぁ!!!」ザシュゥン

<ワアアム

ワイト「…カァ!」ビーム

<ワアアアアアム
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:31:52.35 ID:DboPx5aR0
竜の渓谷

<ワァァァァム!グサリ!

ミスティル「があっは…っ」ヒュ~ン…バタン

ヴァジュ「貴様ァァァアアアア!!ミスティをよくも…ただで済むとは…思うなよ!!」

ワームキング「貴様ァァァアアアア!!ミスティをよくも…ただで済むとは…思うなよ!!」

ヴァジュ「舐めやがって糞虫がッ!!!オラアアアアアアァアア!!!!」ブゥン

ワームキング「舐めやがって糞虫がッ!!!オラアアアアアアァアア!!!!」ヒョイ

レヴァ「ヴァジュランダ!冷静になれ!!熱き心は油断を創る!!」

ワームクイーン「油断してるのは…あなた?」サクリ

レヴァ「!」ヒュ~ン…ドォォン…

ヴァジュ「レヴァやん!!!レヴァやああああああん!!!」

キング「レヴァやん!!!レヴァやああああああん!!!」

ヴァジュ「ふ、ざ…けてんじゃ…ねえええええ!!オラオラオラオラオラ!!!」ザシュ!!

キング「ワァァ…ム…」バタッ

ヴァジュ「…はぁ…はぁ…。こいつが…ボスなんだよな…おいこらてめぇら!!ボスは…このヴァジュランダが打ち取った!!もうお前らは戦う意味がない!
     ボスより強いやつがいるなら相手になるぜ…出てこい!!!」

<がああああッ!!!…ヒュ~ンバタン

ヴァジュ「え?」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:32:22.43 ID:DboPx5aR0
ヴァジュ「ゲイボルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥグ!!!!!」

キング「ほれ」チョン

ヴァジュ「死に損ないやがったか!喰らうかオラオラ!このもっぺんぶっ殺してやるよ!でぇいやぁ!!!」ブゥゥン!

クイーン「う・し・ろ」

ヴァジュ「はっ!」ブゥン



ヴァジュ「…下!?しまっ…」

<グサ

ヒュ~ン…バタン

キング「残りは。」

クイーン「もういなーい。所詮は鳥よ。あいつらが最後みたい。」

キング「ふん。」

クイーン「さぁみんなー!下にご飯おちてるよー!」

<<ワァァァァァァァァム

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:34:27.17 ID:DboPx5aR0



ワイト∞「」スィー

<ドチューン!!!

ワイト∞「おや?今のは…」

ドチュゥゥゥン>

工兵「っと、ワイト!久しぶり!」

ワイト∞「いやぁー一日ぶりなんだ?」

サスケ「もう…だめ…死ぬ」オエ

半蔵「」

ガイア「フフふん…だらしなオエェェェ」

ワイト∞「俺も乗るんだ。ライホーウ。こっちのが早いんだ」

ライホウ「恩に着る」

ワイト∞「ガジャルグも、つかまるだぁ」

ガジャ「こうか?俺は普通に飛んだ方が早そうなのy」

ドチュゥゥゥゥゥウウウン…
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:36:04.92 ID:DboPx5aR0
竜の渓谷、奥地

ドチュゥゥン…

<うわああああああああああ!!!!!!!!!!

工兵「やっちまった無理だ!!!止まりきれn」ドォオオオオン…パラパラパラ

半蔵「」

サスケ「」

ガイア「」オエ

ガジャ「」

ライホウ「ファ…ルコ…ン…」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:37:00.53 ID:DboPx5aR0
同時刻
<ドォォォォオオン

キング「何事だ!!」

クイーン「んー何やら増援って感じー?既に全部死んじゃってるっぽいけどー!きゃは!」

キング「足元を掬われたらかなわん。クイーンよ、お前がとどめを刺して来い。」

クイーン「足元掬ってばっかだもんねーあたしたち。それじゃー行ってくるーそっちお願いね」

キング「あぁ。」


114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:38:34.19 ID:DboPx5aR0
魔轟神界

レイブン「グリムロォ?」

グリ「んー」

レイブン「もしかして…今目の前にいる爬虫類、俺らの事出そうとしてねぇ?」

グリ「そんなことないだろー。爬虫類ってなんだ爬虫類って」

レイブン「いやいや絶対そうだって。スゲー見てるよこっち」

グリ「えー。いいよ期待するだけ無駄だって。それよりレイブン見てみろよこれ!うわああかっけえええ!!!」

レイブン「うお!!青眼白龍じゃん!!うそ!?何々DT大陸で3体の青眼白龍を目撃!?まじかよ!!!」

グリ「すげー綺麗だなー。見てみてぇなあ。青眼白龍。。。」



キング「(これを破壊すれば魔轟神が復活する…。しかしそれは本当に正しいのか?間違いなくDT大陸…いや全世界は無秩序に陥るだろう。
     そして間違いなく我々の侵略の可能性が広がる。だが…もしこいつらが我々に牙を向いたら?DT世界と全面戦争中にこいつらの再封印など可能なのか?
     …Z-ONEを壊さず復活は望めぬものだろうか…)」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:41:59.02 ID:DboPx5aR0


サスケ「…」ピク…ピク…

半蔵「満身創痍。」

ガイア「ま、まだ戦闘を始めていないのであロロロロロロロ…」びちゃ

ワイト∞「・・・!誰だ」

クイーン「あらぁ、死んでたんじゃないんだぁ。みぃんな生きてる。面倒くさーい。」

ワイト∞「誰だ、と聞いたんだ。」

クイーン「えー?なんかあなた田舎臭くてだっさーい。話しかけないでもらえる?田舎が映るから。あはは!」ザシュン!

ワイト「!」ビーム

クイーン「やだぁ。あたしの触手、燃えちゃった。」

ワイト∞「みんな疲れてるんだぁ。俺が相手してやる。」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:43:30.54 ID:DboPx5aR0
クイーン「うっそー?ほんとー?かわうぃうぃ!」

<ワァァァム!

ワイト∞「伏兵か!みんな逃げて!!」ビーム!

<ワァァァ…ム…

クイーン「みんなって、あたしは入ってるー?」

ワイト∞「く!!!」ビーム

クイーン「同じ攻撃ばっかりじゃ、お姉さん退屈しちゃうな」

ワイト∞「工兵!!再起動!!!」シュィィィン…

工兵「…ンはっ!!いかんいかん!電源オフられた!ん、なんだお前!おら工兵ドリル!」ドガガガガガ

<ワァァァム…

工兵「ワイト!!!」

ワイト∞「工兵はみんなを!こいつは俺が!!」

工兵「わかった!お前らおきろおおおおおおおおお!!!!!」工兵閃光弾!

―――ピキィィィィイイン

クイーン「きゃぁ!」

ワイト∞(好機!)スィー!!

クイーン「なーんちゃって」ザシュン

ワイト∞「へ?」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:44:19.66 ID:DboPx5aR0


ワイト∞「」バタン

クイーン「あーあ…死んじゃうんだ、あんたも。つか、あたし目ねぇし。それじゃあ残りも…ってあれ?」

クイーン「…あたしにバレず逃げるなんて大したもんじゃない。フフ…ブチコロス…」

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:46:09.96 ID:DboPx5aR0

竜の渓谷、とある洞穴

サスケ「…ん」ノソリ

半蔵「工兵殿、かたじけない。」

工兵「いいって!おい兄ちゃん!ガイアの旦那!起きた起きた!」

ガイア「吾輩の目覚めである。」

ライホウ「…ここは?」

ガジャ「…俺の秘密基地なのよな。あんたよくここまで来れたなぁ。罠目いっぱいあっただろう」

工兵「生憎罠にだけは強いんでね。ただ全て破壊しちまったんだよな…心残り」

半蔵「いよいよ戦。」

ガイア「吾輩が活躍する日がついに来たのである。」

ガジャ「(ん?こいつ…)おい、あんた」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:46:57.60 ID:DboPx5aR0
ガイア「なんである。」

ガジャ「名前は?」

ガイア「吾輩は竜騎士ガイア!戦闘力は2600、勲章の数は7つ、フリー…いや、工兵殿に仕えし傭兵である!!」

ガジャ「…そっか。俺はガジャルグ。ここらで竜騎士やってんだ。よろしくな。」

ガイア「伝説の竜騎士殿であるか。こちらこそ、宜しくである。」

ガジャ「…」

ガイア「?」

ガジャ「(まさかなのよな…。ゲロまみれだしくせーし)」

半蔵「工兵殿、準備の程は。」

工兵「とっくに完了してるぜー!援護射撃ならいつでもどこでもって感じだな!
   ただ半蔵よ…わかってるよな。」

半蔵「…」

工兵「お前を信じてる」

半蔵「…。」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:48:14.86 ID:DboPx5aR0
ライホウ「そうだファルコン!ファルコンは…!」ダダダ!

工兵「待て青年!まだ外は安全とh「ぐあっふ…」バタン…

ガジャ「ライ・・・ホウ…?」

工兵「思いの外早ーじゃねえの!やっぱ罠全滅させちゃったのがいけなかったかー?!」

ガジャ「ライホォォォウ!!!」ビュゥゥン!!

ガイア「ガジャルグ殿!血気盛んであるな!!吾輩も負けてられん…いくぞ、カースオブドラゴン!」

カース「カース!」ピューン

サスケ「…」ガチャガチャ…

半蔵「…。」

サスケ「持ち物は…こんなもんか?まぁ、工兵さんの援護もあるし。よっしゃいくぞ半蔵!」

半蔵「御意」

ドロン、ドロン
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:49:02.39 ID:DboPx5aR0


竜の渓谷、洞穴の外

ドロン、ドロン

サスケ「うわ…いすぎ…。」

半蔵「爆薬が欲しい」

サスケ「ちゃっちゃか終わらせますか!俺と半蔵をオーバーレイ!姉御、頼んだ!ブレードハートをエクシーズ召喚!!」

ブレハ「…行きます!!風魔手裏剣!!!」ジャジャジャジャジャジャジャジャン

<ワァァァァァァァァァァァム…
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/05(日) 22:50:12.33 ID:DboPx5aR0
ガジャ「せぇい!くそう!ライホウを守りながらでは地の利がない…!!はっ!」ザシュ

<ワァァム…

ガイア「吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!正統なる血統を以って、悪を打ち滅ぼす者である!
    悪の化身どもめ…この吾輩g「ワァァム」

ガイア「ええい!!邪魔をするでない!!はぁあああ!!」ザシュゥン…

ガイア「他愛もないのである!いいか聞くのだ物の怪共!この様になりたくなければ即刻退きゃk「ワァァァム」ガブ

ガイア「ぐおおおお!!!貴様…まだ死んでおらぬのか!くらえええええ!スパイラルシェイb「ワァァァム」ザシュン

ガイア「ぐはぁ!卑怯な!これは決闘なるぞ!騎士の背中を狙うとは恥をしるg「ワァァム」

ガイア「ぐああああああ!!」バタン

ワーム「モグモグ…」

モグモグ…

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:42:03.65 ID:7EjaZ0jw0
ブレハ「喋る余裕あんなら体動かして!忍法空蝉の術!」

ガイア「…む、吾輩生きてるのである。」

ブレハ「あなた!この者共は基本的に足元からしか来ない!前から来た時には既に後ろ横上下全てから奇襲を掛けられてると思って!」

ガイア「ふん、卑怯の極みである!ならば簡単!空で戦うのみである!はぁ!」ばっさん…ばっさん…

ブレハ「大丈夫かなぁ。」ジュジュジュン

<ワァァァム…
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:48:10.33 ID:7EjaZ0jw0
クイーン「フフフ…まぁだ生きてたんだ。可愛い可愛い小鳥さん?」

ガジャ「誰だてめぇ!親玉か!」

クイーン「やだーあたしみんなまとめるの面倒臭い〜!」ゴアァ!

ガジャ「戦闘力2700?!サシで勝負を付けたいが、その余裕もなさそうなのよな!
    仕方あるまい、竜の渓谷ドラグニティの真骨頂を見るがいい!ド!ラ!グ!ニ!テ!ィ!ファイアー!」

<………

クイーン「ふぁいあー!」

ガジャ「なんだってのよな…」

クイーン「あっれー?もしかして、お友達とか期待しちゃってる?小鳥さんの、お友達…フフ」

ガジャ「はっ!てめえまさか…いやありえない!こんな虫もどきに我らがドラグニティが敗北するとは…!ド!ラ!グ!ニ!テ!ィ!ファイアー!!」

<………
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:50:01.43 ID:7EjaZ0jw0
クイーン「ふぁいあー!」

ガジャ「嘘だろ…?俺らの結束力を…突破したっつーのか…?」

クイーン「結束力だって!かっこいいー!でもその掛け声じゃお姉さん萎えて萎んじゃいそう。
     ねぇねぇお兄さん、あたし達が一番攻めやすいタイプって知ってる?」

クイーン「仲間がやられたらテンパっちゃうようなヤツ…かんたーん!」

ガジャ「(冷静になれガジャルグ!きっとどこかに退却しているだけだ…ライホウを乗せて一時撤退するのが吉か?いや、そんなことしたら竜騎士のおっさんに申し訳つかねぇ…
      となればやる事は一つ…こいつを…仕留める!!)」ジューン!

クイーン「きゃあ!…もう、乱暴なんだから…。手が早い男ってあたし、嫌いじゃない」ザシュン

ガジャ「(無心…相手の足をみろ、芯を見ろ…)はぁ!」ガキィィン

ザシュン!ガキィン!ザシュン!ガキィン!
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:51:49.84 ID:7EjaZ0jw0
クイーン「(チッ、しぶてーな糞!何か良い手は…あ、そーだ。)おえぇぇえええ!」

ガジャ「(?!…なんだ?変形でもする気か?させないのよな!)」ザシュン!

クイーン「ぐあああああ!!!」バタン…オエオエオエオエ

ガジャ「(…こっちまで吐きそうだ。殺すつもりはなかったんだが…)」

クイーン「…」オエェ…ゴロン

ガジャ「…なんだあれは?…え?ヴァ…ヴァジュランダ…?」

クイーン「(ニヤ…)」ザシューン

ガジャ「」ヒョイ

クイーン「あっらー、お姉さん渾身の一撃よけられちゃったー。ねぇねぇ、これなんだかわっかるー?わかっちゃうよねー!
     すっごい…マズかったわ。ドブネズミでも焼いて食った方がうめーんじゃねえかってくらいによォ」

ガジャ「」

クイーン「えー?悲しくて涙出ちゃうー?チュンチュンチュンチュン泣いちゃうのカナー?お姉さん涙もろいから泣かないでくれると、うれしいな」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:52:46.65 ID:7EjaZ0jw0
ガジャ「」グサ…

クイーン「へ?」

ガジャ「」ヒューン…バタン

クイーン「は?なに自殺?きも…寂しくて自殺とか小動物すぎんだろ…あーあ。しらけちった。
     雑魚共でもこいつら充分だろ。あたしもキングとこいこー。」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:54:47.26 ID:7EjaZ0jw0

…竜の渓谷、洞穴

工兵「…よっと!」グィ、グィ、グィ…

ライホウ「…スゥ…スゥ」

工兵「まだ息はしてるな…」

<ワァァァム

工兵「工兵地雷、起爆!!!」

ドゴォォォォオオオオン

<ワァァァァァァム…

工兵「AOJ来ないときりねぇなこりゃ。。。」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 14:57:38.93 ID:7EjaZ0jw0
魔轟神界

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…

<お、俺様のアマゾネスの剣士が…

グリ「よっしゃああああ!私の勝ちー!約束通り今日は一日私が神王な!やっぱり六部衆は最強だー!」

レイブン「おいレイジオン!!グリムロが優勝しちまったじゃねーの!どうすんだよ今日一日!!」

レイジ「俺様だって本気だったんだ!文句は言わねぇでもらえっかな!」

レイブン「だいたいよーアマゾネスってなんなんだよ!!ひたすら突撃してるだけじゃそりゃ負けるわ!」

レイジ「ふん!そのアマゾネスに負けたのはお前だろーが。お前が俺様を負かせばよかったんだ!」

レイブン「えー!その言い訳ないっしょー!はぁ。なんにせよ…一日神王はグリムロってことに変わりはないんだ…。不幸だ…。」

ゴゴゴゴゴゴ…

レイブン「え?ちょ、ちょっとグリムロ?この地響きってもしかして」

グリムロ「やべーな。お前の言った通りだわ…。あの爬虫類、封印解きやがったwwww」

レイブン「えええええええ!!!」

ゴゴゴゴゴゴ…
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:02:18.53 ID:7EjaZ0jw0
<ドゴォォォオオオン

キング「うわああああ!」ゴロゴロゴロン

レイブン「おいデブ虫、なんで封印を解いた。」

キング「え?」

レイブン「なんで今日封印をといちまったんだって聞いてんだよ!!!!」

キング「えっと…」

レイブン「うわあああ!!!なんでよりによって一日神王がグリムロの日に封印なんか解きやがったんだ…ッ!!決めた殺すお前今すぐに」

キング「ちょっと!!ちょっと待つがよい!!!」

レイブン「無理無理無理。俺の不幸はお前のせい。死ね」チュン

キング「」

レイブン「…おいおい竜騎士のやつらはどうしたんだよ。まさかこんなデブに負けたっつーんじゃねーだろうなぁ。」

グリ「んー!久しぶりの地上だってのに、思ったより気持ちよくないなー」

レイブン「チラ…はぁ。。。不幸だ。。。」

グリ「あぁそっか!あの虫たちがいっぱいいて気持ち悪いんだ。神王命令その1!虫を抹殺せよ!」

レイブン「まぁ悪くない命令だ…そんじゃま、行ってくるわ。」シューン・・・

レイジオン「おいグリ子。俺もか?」

グリ「もちろんでやんす!」フンス
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:03:29.77 ID:7EjaZ0jw0


ゴゴゴゴゴ…

工兵「地震!?…いやプレートに大きな変動はない。。。これは…」

ライホウ「魔轟神だ…」ヨロ

工兵「お、おい無理すんな!魔轟神ってかつて伝説の竜騎士に敗北し封印されたっていうあの?」

ライホウ「あぁ。」

工兵「まぁガジャルグ達伝説の竜騎士もいる事だし…そこまで脅威じゃないか。」

ライホウ「伝説の竜騎士は…ドラグニティではない」

工兵「え?」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:05:00.32 ID:7EjaZ0jw0
prrrr

ブレハ「工兵さんから撤退命令?竜騎士のあなた!一時撤退です!」

ガイア「吾輩の辞書に撤退の二文字はないのである!はぁ!」ザシュン

ブレハ「そうですか。それでは一生戯れてください!」ドロン

ガイア「む…敵の数…、単純に2倍なのである。」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:06:02.29 ID:7EjaZ0jw0
ドロン

ブレハ「工兵さん!」

工兵「おかえり!あれ?旦那は?」

ブレハ「彼なら一人で盛り上がってます。」

工兵「…まぁ大丈夫か。心配だけど。」

ブレハ「それで撤退命令とはなぜ…」

工兵「魔轟神…その名前は聞いたことあるよね。」


134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:08:09.81 ID:7EjaZ0jw0

オーバーレイを解除したブレードハート。
魔轟神の復活、竜騎士の伝説の話をライホウから聞くサスケ半蔵の二人。


サスケ「ってことは、魔轟神ってのが復活しちゃったらどうしようもねぇの!?」

半蔵「かつて悪魔を封印せしめた竜騎士があのドラグニティではなく、この世に存在しないのならば…そうなる」

ライホウ「それだけじゃない。今回はワームのおまけつきだ…。俺の予想通り奴らが手を結んだとしたならば…。」

工兵「AOJじゃぁ…間に合わないね。」

ライホウ「里に…連絡を…」

135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:09:58.53 ID:7EjaZ0jw0
氷結界の里


ガンターラ「!!」

グルナード「!!」

ドゥロ「…」

prrr

ドゥロ「私だ。」

『師匠…ライホウです。話があります。』

ドゥロ「皆までいうな。今すぐこちらへ帰ってこい。」

『しかし…!』

ドゥロ「お主の力でどうなる問題か、ライホウ!!!!」ドン

ガンターラ「」ビク!

ドゥロ「工兵とやらも無事なのであろう。ならば今すぐにこちらへ舞い戻るのだ。良いな」

『はい…。仰せのままに』ツーツーツー

ドゥロ「ガンターラ、グルナード、お主らは舞姫の元へ行っておれ。」

「「は!」」スタスタスタ…

ドゥロ「…万に一つとなってしまったか」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:11:23.19 ID:7EjaZ0jw0
氷結界の里、結界最深部


封魔団「舞姫ちゃん…」

舞姫「そんな悲しい顔しないで」

封魔団「…舞…姫…ング、ちゃん…うわああああん!!」

大僧正「封魔よ、離れなさい。お前はこちらで座ってるんだ。」

封魔団「ヤダヤダァ!舞姫ちゃんとここにいる!舞姫ちゃんと一緒に行く!!!」

大僧正「お前が悲しい顔をすればする程、舞姫は困った顔をするんだ。」

封魔団「私の力が…もっともっともっと!強ければ…」ヒック…

舞姫「封魔ちゃんのせいじゃない。これは定められていたもの。笑ってよ…封魔ちゃん…。」

封魔団「うわあああああん!!!」

守護陣「クゥン…」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:13:11.90 ID:7EjaZ0jw0
スタスタスタ…
ガンターラ「舞姫よ。」

舞姫「お兄ちゃん!な、泣いてないよ!」

ガンターラ「そうだな。俺には涙など見えん」

グルナード「術者よ。」

術者「は!準備は整っております!時間にしておよそ70分…ブリューナクの封印は無事解かれるでしょう。」

グルナード「(無事…か。)爺様は」

術者「軍師殿でしたら舞姫により眠らされています。」

グルナード「そうか。兄者」

ガンターラ「」コクン

ガンターラ「これより、古龍復活の儀を執り行う!!舞姫を中心に据え、術者、大僧正は両サイドに!
      他の者は私より前に出てはならぬ!」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:13:40.06 ID:7EjaZ0jw0
封魔団「…。」

舞姫「封魔ちゃん…また、会えるからね。」

封魔団「約束だよ…これは約束なんだからね!!!破ったら!!あの龍もこの龍もみーんな!!私が封じちゃうんだからね!!!」

舞姫「あはは!そうだね、約束だね。それじゃぁ…」スタスタ…

ガンターラ「それでは…舞姫よ。」

舞姫「はい…。」

<♪〜

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:14:21.55 ID:7EjaZ0jw0

ドゥロ「ぐはぁ!!!…お主ら…裏切りおったか!!
    こんなことをしてどうなるとおもってる!!!」バタン


140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:14:50.51 ID:7EjaZ0jw0
霞の谷、エントランス



ウル「着いたのである!」

<ウオォォォオオオラァァアアア!!!

ウル「なんである。あれはいったい…」

ウル「ワームと…魔轟神?!」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:16:36.15 ID:7EjaZ0jw0
竜の渓谷

レイブン「あー。だりーよー。」

グリ「ほらほら働いた働いたー!レイブン!こんなところに芋虫が!!タスケテー」

レイブン「チッ」チュン

<ワァァム…

レイブン「もうよくね?経験値もらえないってこんな虫じゃあさ!」

レヴュ「あたいもだるくてグリムロ、あんたのこと思わずぶっ殺しちゃいそうなんだけど。」

グリ「ちょ!神王に対してなんですかあなたたち!しかし部下を気遣うのも王の役目!いいでしょう!では第二命令です!」

<ちぇー。道まよっちゃったー。ちょっとあんた、キング見なかったぁ?

レイブン「キング?しらねぇよ。話しかけんなコロスゾ」

クイーン「あらやだ、あんたどうっしようもないくらい不細工ね!お姉さんびっくりして子宮なくなっちゃった。
     謝罪と賠償要求しちゃおっかナー?」ザシュン

レイブン「チッ」チュン

クイーン「あー!あたしの顔なくなっちゃったー!あれー?どっから声出てるのかなー?もしかして…あなたのおちんちん?!」ザシュ!

レイブン「!!!なんだこいつ!」シュン
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:17:40.78 ID:7EjaZ0jw0

クイーン「あはは!急に頭消えちゃうんだもん。あたし早漏って大っ嫌いなのよね。本当に…つまらない不細工だわ。」

レイブン「ブチ」チュン

クイーン「オラオラオラ!キかねえよそんなビームなんてよぉ!!!」

レイブン「うざってえなこのカマキリ女!」

クイーン「あっれー?!もしかしてあんたの精一杯ってこれだったのぉ?どんだけちっちぇー精巣してんだか」ザシュン

レイブン「ぐぅ…グリムロォ!!!」

グリ「許可しよう!」

レイブン「はああああああああ!!!!!!」

クイーン「あー。つまんなすぎてやばい。ほんとマジで超化しちゃうかもあたし。うぉぉぉ!スーパーサイヤワーム3だー!」

レイブン「つまんねぇのはてめぇだ」シュゥゥン

クイーン「え?は?やば顔以外ないんだけど」

チュン

「」


レイブン「やっと黙ったか。」

グリ「そんじゃ改めまして第2命令!隣町の草原までお引越しー!」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:19:07.07 ID:7EjaZ0jw0


竜の渓谷、洞穴周辺

<スパイラルシェイバー!…

ガイア「ふん。他愛もないのである!」

ガイア「工兵殿!もう敵は殲滅したのである!吾輩にかかればウンヌンカンヌン」

ガイア「ん?どういう事である。誰もいないのである。」

ウル「おーい!ガイア殿ー!」

ガイア「ウルキサス殿!これはこれは無事でおられたか!」

ウル「無事も何も、ワームは殲滅させられておるし、魔轟神は見かけるし、一体なにが起こっているのである!」

ガイア「はて…魔轟神とな。吾輩は見かけていないのである!」

ウル「この周辺には来ていないのであるな。AOJ500万機の活躍は一足遅かったようである。さすが、ガイア殿!」

ガイア「はっはっは!ウルキサス殿が入たらものの半分かからなかったのであろう!」

ウル「またまた口がうまいのである!して、他の者は?」

ガイア「それが誰もいないのである。その魔轟の者は敵であるのか。」

ウル「そうである。先程西の方へと飛んで行ったようだが…。」

ガイア「西、であるか。」

ウル「西、である」

「「…。」」

「「!!」」

「「X−セイバー!!!」」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:21:13.97 ID:7EjaZ0jw0

X−セイバーの里、草原

ガトムズ「…背中の傷は…剣士の恥…」バタン

レヴュ「なにこれ。めっちゃつまらないんですけど。」

レイブン「まさかこいつらよりあのガラクタのが厄介だなんてな。」

グリ「レイジオーン!」

レイジオン「駄目だ。もうおしまいだ。」

グリ「まじかー。つか、ドラグニティはどこいったんだっつーの。あいつらいなきゃはじまんねー」

レイブン「この調子だとあの鳥も大したことないってオチじゃね」

グリ「参ったなー。そういやあの虫、宇宙人ぽかったよな」

レイブン「…。あー、それイイネ。」

グリ「でしょ。とりあえずこの大陸皆殺しにしたら宇宙船さがしにいこーぜ。」

ザシュウウウウウウウン!!!

グリ「あ?」

ガイア「吾輩は竜騎士ガイア!!戦闘力2600、携える勲章の数は7!正統なる血統を以って悪を滅する者である!!
    ガトムズ殿の無念、この吾輩g」チュン

ガイア「」

ウル「ガイア殿ォォォオオ!!!」

ウル「あのれ悪の化身!!!吾輩はフレムベル・ウルキサス!!戦闘力2100、携えr」チュン

ウル「」

レイブン「以上?」

グリ「以上!」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:22:48.95 ID:7EjaZ0jw0
氷結界の里、結界最深部


<♪~

(あたしは…見守るって決めた…)

大僧正「…」

術者「…(この負荷は…想像以上、ですね。)」

(舞姫ちゃんが決めたことだから…)

伝道師「ガンターラ虎将!!」

ガンターラ「…儀中なるぞ。」

(舞姫ちゃんがまた会えるって約束してくれたから…)

伝道師「す、すみません!しかし非常事態で!」

ガンターラ「こっちへこい。」

(もうわがままは言わない…。って、決めた。。。)

スタタタタ

ガンターラ「なんだ。」

伝道師「魔轟神が復活しました・・・!」

(決めたハズなのに…)

ガンターラ「知っている。だからこの儀を行っているのだからな。それだけか?」

伝道師「ドゥローレン様が襲われ、意識不明です!」

(神様…古龍様…私の声が聞こえてるなら…届いているなら!!!)

ガンターラ「ドゥローレン殿が?魔轟神はもうそこまで迫ってるのか?!」

伝道師「いえ…!犯人はあの天k…

(どうか舞姫ちゃんの…踊りを止めt…

「ちょっとまったああああああああああ!!!!!!」どがぁぁぁん!!!

<キャー!!!…
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:23:52.00 ID:7EjaZ0jw0

ガンターラ「…。成程。」

半蔵「成程。」

グルナード「貴様ら!!どういうつもりだ…!!!」

サスケ「ちょっと待てっつってんだろ!!!」

<♪~

サスケ「おいこらてめぇ!!その笛やめろぉぉおおおおおおお!!!
    舞姫ぇぇえええ!!踊るんじゃねええええ!!!!!」


ガンターラ「何をしているのか、わかってるのであろう。」

半蔵「親父、それは拙者の台詞だ」


グルナード「小僧…やはり天空の使いというのは嘘だったか…!」

サスケ「気づいてんなら話ははえーよ」


水影「邪魔させるか!」

工兵「おっと…雑魚の相手は俺なんだなーいっひっひ」


ロイヤルナイト「俺の相手が…お前か。ライホウ!話合う必要は…」

ライホウ「ねえ!!!」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:24:46.68 ID:7EjaZ0jw0

ガンターラvs半蔵

ガンターラ「レベル4、戦闘力1800…正気か。」

半蔵「親父、見かけで判断するのはどうかと思う。」

ガンターラ「おっとそうだな。失礼。氷結界が虎将・ガンターラ、眼前の悪を滅ぼすべくここに宣戦を布告する」

半蔵「(超変化は…使えない。何から動く…。忍法サーチ…こいつには…これだ)」

「「いざ参る」」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:25:38.77 ID:7EjaZ0jw0
グルナードvsサスケ

グルナード「戦う前に一つだけいいか。」

サスケ「やだ」

グルナード「お主らは一体どk…は?」

サスケ「隙あり!!でぇいやあ!!」キック

グルナード「小癪な真似を…はぁ!」ドーン…

サスケ「うぐああ」ゴテン!

サスケ「すっげー力だ。アホみてぇ」

グルナード「小僧では俺に勝てない。戦闘力の差実に1000。話し合いで済むならそれでよい」

サスケ「そうか。俺はサスケ、極東にある島国の生まれだ。(いやーばれねぇように準備しねえと勝てねぇぞ…)」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:26:26.27 ID:7EjaZ0jw0

グルナード「極東…やはり舞姫を騙していたのか、解せぬ。」

サスケ「だましてはいねーんだけどよ。つか、実際天空から来たわけだし。
    (えっとー、しまった!忍法全部半蔵にあずけっぱじゃねえの!今あるのは…)」

グルナード「嘘をついてる目ではないな。ますます解せぬ。性根から腐っているというわけか。」

サスケ「うお…ひでぇ分析だな。だったら舞姫から聞き出せよ(一発勝負って感じだな…持久戦に持ち込むしかねぇ…)

グルナード「奴は直死ぬ。その時間はない。」

サスケ「…。」

グルナード「これは天命なんだ。舞姫が人柱となり里を守る。いや、里だけではない。DT大陸全土の平和は舞姫にかかっているのだ。」

サスケ「そうかよ。」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:28:21.81 ID:7EjaZ0jw0

グルナード「あぁそうだ。俺だって喜んで舞姫を捧げるわけではない。苦しいさ。悲しいさ!!
      俺だけじゃない。里にいるみんな…舞姫が大切だ。
      だが命が下されたのだよ。ブリューナクを復活させなければ魔轟神には立ち向かえない。
      ブリューナクを制するには舞姫の生贄が必要だ。
      お前らが行っていることは我々一族の…舞姫の決意に対する侮辱以外なにものでもない!!!」

サスケ「…てんじゃねぇよ」

グルナード「なんだ。」

サスケ「当たり前みたいに…あいつの人柱を決めつけてんじゃねぇよ!!
    お前はあいつが人柱にならない方法を少しでも考えたのかよ!死ぬ気になって探したのかよ!!
    笑わせんじゃねぇ…何が苦しいだ。悲しいだ。一番悲しいのは舞姫本人だろうが!!
    悲劇のヒーロー気取ってんじゃねぇぞ…。あいつはあと数十分でこの世からいなくなる。
    古龍だかなんだかわかんねー化け物に食い殺される為に踊ってる!
    あいつは…舞姫は!!初めて俺に会った時なんて言ったと思う?『やめて、殺さないで』だぞ…
    そんな舞姫が今何を願ってるのか考えた事あるのかよ!?心のどこかでヒーローが現れる事を願ってるに決まってるんだ…。
    そのヒーローってなぁ、この由緒正しき氷結界にはいねぇのかよ!!」
 
グルナード「知ったような口を。無信仰者というのは理解できん」

サスケ「最後の言い訳がそれかよ。がっかりさせんな。いいぜ、てめぇが舞姫の為に立ち上がることもしねぇで…」

グルナード「来るか。はぁ!」(立ち向かったさ…)

サスケ「…そこまで舞姫の人柱が天命だって言い張るんなら…」

グルナード「お主のスピードでは足りん。先手を頂く」(諦めることなんてないってくらいに…)

サスケ「まずはその、ふざけた幻想をぶち殺す!!!」ドォーン…

グルナード「なっ!?」(幻想なんかじゃ、ないんd…)

ドォーン…

サスケ「」ジャラン…

サスケ「いってー…鎖付きブーメラン…相性はいいんだけど…、やっぱ苦手だ…」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:29:01.63 ID:7EjaZ0jw0
水影vs工兵

水影「はぁ!」

工兵「ほい」コロコロン…ッドォォォォオオン!…

水影「ぐぅあああああ!!!」

工兵「おーい、次はどいつだ。早くしねぇと変形するぞ。あ、する!もうする!!止められない!」ガッチャンガッチャン

雑魚<どよよ…

工兵「古代の機械究極巨人スーパーATKモードぉ」

雑魚<せ、戦闘力5500!?に、にげろぉぉおお!!!

工兵「(これたんなるプレートなんだけどなぁ。)」

工兵「援護にでも回るか」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:30:03.83 ID:7EjaZ0jw0
ロイヤルナイトvsライホウ

ライホウ「説教なら聞かねえぞ」

ロイヤルナイト「昔から聞かん坊であったがな。まさかここにきて非行に走るとは。」

ライホウ「きかねぇっつってんだろうがよ!!」シュン!

ロイヤルナイト「おっと。霞の谷ばかり遊びに行きおって…修行をせんからこんな拳しか出せないのだ。」ヒョイ

ライホウ「うるせぇ!霞の谷に行ったこともねぇ引きこもり修行オタクにはわかんねーよ!」

ロイヤルナイト「はぁ。おいくそ餓鬼説教をしてやる。聞け」

ライホウ「きかねぇっつってんだろ!!」

ロイヤルナイト「死んだら二度と聞けないんだ。俺はお前を殺すだろうから、土産に持ってけ」トン

ライホウ「!!」パタン
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:31:34.11 ID:7EjaZ0jw0
ガンターラvs半蔵

ガンターラ「でぇいやぁっはあ!!!」ッドォォオオオン…

半蔵「…。」ムクリ

ガンターラ「細身の割にタフな奴だ。」

半蔵「でかい割に非力な奴だ」

ガンターラ「」シュン…ッダァァン

半蔵「ぐあっは…おまけに気も短いときたもんだ」ぜぇ…ぜぇ…

ガンターラ「口だけ達者な男は好かん。女もだがな。」

半蔵「(やっと準備できた)」ぜぇ…ぜぇ…

半蔵「おいハゲ」

ガンターラ「この減らず口がぁ!!!!!…ぐ?!」バイーン

半蔵「忍法、フリーズロック」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:33:17.76 ID:7EjaZ0jw0
ミニガン「たーら…ら?」バジュゥゥン

ガンターラ「何事だ!?」

半蔵「忍法、ラストミスト」

ガンターラ「ミニガンターラの戦闘力が半分に?小癪な真似を…決死隊!水影!」

<…

工兵「おいハゲ。それは卑怯だってさすがに」<ハナセー!ウギャー!

半蔵「工兵殿」

工兵「これを使え」ヒョイ

半蔵「かたじけない。多重、風魔手裏剣!!」ザザザザザザン!!!

ガンターラ「ぐあああ!!!」バタン

サスケ「半蔵!!!」

工兵「こっちの準備は万端!!」

半蔵「急いで祭壇に!!!」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:34:17.09 ID:7EjaZ0jw0
<♪~

術者「(…魔轟の奴らか。マズイ。来る!!)」

大僧正「(…御庭番はどうした)」

術者「(手遅れだろう。伝道師もだ。時間にしてあと10分…。間に合うか・・・!」

大僧正「(いや…あと5分で終わらせる)」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:35:41.80 ID:7EjaZ0jw0
レヴュ「あっはははははは!!!なにこれー!!!早速かき氷状態なんですけどぉー!」

グリ「くぁー!こっこも外れかよ!いや、寧ろここしか当たりねぇんだけど!ドユコトー」

レイブン「めっちゃ喧嘩してんじゃん。つか、さすがにここに竜騎士はいねぇか。」

レヴュ「あるぇー?あの小娘もしかしたらもしかしちゃうんじゃない?」

レイブン「あー。必死覚悟で踊ってんなありゃ。楽しみ半分だるさ半分」

レイジオン「俺様は早く宇宙行きたい」

グリ「んー、どうせあの女死ぬんだし、面倒起こる前に殺そう!」

157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:36:50.54 ID:7EjaZ0jw0
ドロン、ドロン

サスケ「おいてめぇ殺すわ」

半蔵「誰が死ぬって?」

工兵<いいぞーやっちまえサスケ半蔵!どうやらレイジオン、レヴュアタンの二人がその中で最強だ!!

サスケ「遠!工兵さん…ビビりすぎだろ…」

半蔵「いや工兵殿は正しい。工兵殿!!皆を連れて避難の開始を!!」

グリ「ご指名だ。レヴュにレイジオン。どーぞ。」

レヴュ「初めてみるナリしてんねー。あんたら。コスプレ?」

レイジオン「どうみても圧勝。グリ、ブン。あの女は任せた。」

グリ「よし、ブン。行け!」

レイブン「ブーーーン!っておいてめぇ馬鹿にしてんのか溶かすぞ」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:37:33.38 ID:7EjaZ0jw0



術者「あと一歩…!!大僧正!!」

大僧正「あとは任せたぞ、術者よ!魔轟の者、舞姫には指一本触れさせん!!」

術者「間に合ってくれ…舞姫!!」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:39:04.03 ID:7EjaZ0jw0
<♪~

舞姫(大丈夫…私なら出来る。)

(あと少しなんだよね…術者さんの目がそう言ってる。)

(私って本当…嘘付きだなぁ。)

(また会える訳ないのにね。ごめんね、封魔ちゃん。)

(あの忍者さんたち…おかしな人だったな。)

(生まれ変わったら…私も極東の国に行きたい…なんて。
 古龍の人柱の魂は一生留まりつづけるんだっけ…)


(…。)


(……だな)

(…嫌…だな…。怖いな…。お兄ちゃん…足が…感覚ないよ?怖いからかな。人柱になるから、かな。
 お世話になった人みんナに…お礼言ヲォっテ思ってたnshあ…。結ッキウ苦誰にモ言えズジ舞だtあn。
 封魔ヂュエn声、届いたキエ?


   『神様…古龍様…私の声が聞こえているなら…届いているなら…
                 どうか舞姫ちゃんの踊りを…止めてください…』


 スthンjd有我とウ。サィhdんっい!死にたくない…!!助けて…!ヒーロー…!!)


舞姫「」コクン…。パタン


<超、変化の術――――――
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:40:38.37 ID:7EjaZ0jw0

レイブン「レイジオン…!レヴュアタン!?消えちまった!!」

ブリューナク(サスケ)「ブシュァァァァァ!!!」(で…でれねぇ!?)

グリ「ま…まじかよ!あの二人が!?やっべーぞおいこらブン!」

トリシューラ(半蔵)「キェャアアアアアア…!!!」(…ここまでの力)

工兵「おらあああああ!!!古代の究極機械巨人様のお通りだぁぁああ!!!」

グリ「聞け魔轟神!!いぃぃ、、、ィ一時撤退だ!!!」

<うぐああああああああ!!!ニゲロー

ブリュ「シャアアア!」(おい!半蔵!!)

トリシュ「キェァアア!」(俺も参ってる!)

工兵「あれ…あの二人遅いな…。」

サスケ(くっそ!!どうにもなんねぇ!!やべぇんじゃねぇのこれ…)

半蔵(いつもの要領じゃぁ…ない)

サスケ(どぉーしよ!!意識が…なくなr…)

半蔵(サスケ…。拙者もすぐ行こう。)
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:41:59.23 ID:7EjaZ0jw0
ブリュ「ブシャアアアアアア!!」

トリシュ「キエエエエエエ!!!」

工兵「え?街を…襲ってる!?半蔵!サスケ!やめろ!!おい!!聞こえてるのか!!!」

ガンターラ「…だから言わんこっちゃない…グ…」

ロイヤルナイト「貴様…打ち首では済まされんぞ…」

工兵「ちょ、ちょっとまて!わかった今すぐあの二匹を止めればいいんだよな?!ママま任せろて!俺、今なんたって戦闘力5500!
   ほんで罠利かなくて貫通っつーおまけつき!!
   チャチャちゃちゃっと終わらせてくるわっは!!」

工兵「おいこらお前ら!!!いう事聞かないと究極貫通拳行くぞ!!
良いのか?!良いのな!?」

工兵「いい度胸だ…くらえ…古代の究極貫通拳!!」ドッゴォォオオオオオン

ブリュ「…。シャァァァアアアアアアア!!!」

工兵「うわあああキタあああああ!!!たすけてぇぇえええ!!!」

「こうすればいいんだ」

チュゥゥゥン

工兵「ワイト!!」キラキラキラ

ワイト∞「そっちのみつ首も…こうだ!」

チュゥゥゥン


162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:44:14.76 ID:7EjaZ0jw0



ガイア「なんであるか…居心地が良いのであるな。」

ガイア「そう、よくこうやって大空を飛びまわったものである。」

ガイア「…遠い昔、カースと出会う前のような…はて…吾輩はカース以外乗れないのである。」

ガイア「…。」

ガイア「夢である。」

ガイア「ん?あれは…なんと。吾輩がぶっ倒れているのである。夢である?いや…思い出したのである。
    吾輩は宣戦を布告している最中、胸を一突きされたのである…。カースも倒れているのである…。
    すまない。カース…。ウルキサス殿もやられてしまったのか…。
    この竜騎士ガイア、正面からの傷で命を絶つならば…不服ではないのである。」

ガイア「…通りで心地が良い訳である。ここは冥界である。」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:44:40.67 ID:7EjaZ0jw0
ドロン、ドロン

サスケ「」

半蔵「」

ガイア「…。何をやっているのである。」

ガイア「起きるのである!」ペチペチ

半蔵「…!」ハッ

半蔵「サスケ!起きろ!!サスケ!!!」バチバチ

サスケ「!!」

サスケ「痛い!」ヒリヒリ

サスケ「あ、おっさん。久しぶり」

ガイア「久しぶりも何も、貴様らが吾輩を置いてけぼりにしたのである。」

半蔵「親父、すまない」

ガイア「ふてくされている訳ではないのである。ここに来たという事は…貴様らも命を絶ったわけであるか。」

サスケ「命を絶ったつーか、なんつーか。」

半蔵「拙者らでは人柱にすらならなかった。」

ガイア「よくわからないのである。」

パタン…

ガイア「次から次、である」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:45:21.38 ID:7EjaZ0jw0

舞姫「」

サスケ「うげ!?舞姫!?」

半蔵「舞姫!なぜここに!?」

サスケ「俺らの身代わり超変化、間に合ってなかったっつーわけ?」

舞姫「う…。あれ?みなさん…あ、私ちゃんと喋れてる…。」

ガイア「何を寝ぼけたことを。」

サスケ「おい半蔵」

半蔵「想定の範囲外」

舞姫「みなさん…ウグ…みなさン…ング…うわああああん!怖かった…私…ずっと怖かった…!!!」

半蔵「…。」

舞姫「人柱になって…ッ!魂を閉じ込められて…ッ!輪廻転生することもできないで…ッ!化け物になってしまうのが…ッ
   ずっと…ずっと怖かった…ッ!…ヒック…ングス…」

サスケ「なぁ舞姫」

舞姫「…ウグス」

サスケ「すげー言いにくいんだけどよ。お前、人柱になれてねーし、そのくせ古龍復活したし…結局お前死んだし…なんつーか…
    俺のせいだゴメン!!!」

半蔵「御免!」

舞姫「…なにそのポーズ」グス…

半蔵「土下寝」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:46:28.16 ID:7EjaZ0jw0

サスケ「謝っても謝りきれねぇ!!死んでも死にきれねぇ!すまん!お前はたぶん無事輪廻転生するわ古龍は今頃暴れまわるわだ!!」

舞姫「…んーっと。。。複雑。」

ガイア「であろうな。」

舞姫「輪廻転生は嬉しい。でもみんなを助けたい。」

ガイア「こやつらが邪魔をしたからである。」

舞姫「うん。。。」

ガイア「だいたい人には『人ん家の文化土足であがるんじゃねぇ!』だの言っておきながら、文化ならずシキタリをぶっ壊したのである。正直、ドン引きである。」

半蔵「耳が痛い」

サスケ「俺の方がいてえ」

ガイア「どちらも同じくらい痛むべきである。」

ガイア「しかし小娘よ、貴様は死んだのである。せっかくの冥界だ。少し楽しむのである。」

舞姫「何をするの?」

ガイア「こうである!は!」

シュィィィイイン
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:48:32.05 ID:7EjaZ0jw0


       
工兵「助かったぁぁ…。」

ワイト∞「間に合ったんだー」

ガジャ<なぁにが間に合ったんだぁだ、おいこら!!ちょ!!凍る凍る凍る!おい白いの!!このでけぇのなんとかしろよおいいいい!!!!

工兵「しばらく見なかったが…どこにいたんだ?」

ワイト∞「ワームのカマキリと勝負してまけたんだ。動力源貫かれて意識はあったけんど、体が動かなかったんだ。」

ワイト∞「どうしよっか悩んでる時にガジャルグが空から落ちてきたんだ。同じくカマキリにまけたんだ。」

ガジャ<違う俺は自ら…ちょ…もう、無理…パタン

ワイト∞「そんでガジャルグほっといたら死んじまう。だから俺の腹ん中閉じ込めたんだ。そしたらなんでかしんねぇが、体動くようになったんだ。」

工兵「あー、それは多分予備電源がようやく機能しだしただけだ。」

ワイト∞「そっかぁ。こいつのおかげかと思ったけど違った。」

ワイト∞「そんで、みんなは?」

工兵「えーっと…色々あったんだが…何から話そうか…。」

167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:49:04.12 ID:7EjaZ0jw0




ガイア「見放題である。これぞ神の所業」

舞姫「よかった…古龍はひとまず封印されたんだ。」

半蔵「親父、暇だったんだな。早く成仏しろよ。」

サスケ「なぁ…あそこにいんの…魔轟神じゃね?」

半蔵「…工兵殿!工兵殿後ろだ!!!」

ガイア「無理である。工兵殿は預言者ではない。神の声は届かないのである。」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:51:55.25 ID:7EjaZ0jw0



チュン
工兵「」ガシャン…

ワイト∞「おめぇ、なにもんだ。」サッ!

ヴァルキュルス「グリムロ。は?ちげーよレイブンだから!俺がチューニングしたんだから功績は俺のもんだから!」

ワイト∞「シンクロモンスターか。ふん。話になんねぇ。」

チュゥゥゥゥン…カキィィン

ワイト∞「なんだ!?すいこめねぇ!!」

ヴァル「古龍を2対吸い込んどいてよくいうぜ」

ワイト∞「ハッ」ビーム

ヴァル「はは。」ビビビビビ…

ワイト∞「なんだ?ビームはあたったハズだぞ」

ヴァル「どうやらお前はシンクロモンスターを吸収し、その分戦闘力を挙げられるようだな…。だが、古龍はお前に重すぎた。」

ワイト∞「…。」

ヴァル「蝕まれているんだろう?その体を」

ワイト∞「お前の戦闘力は2900…俺の戦闘力は減少中といえまだ5000ある。
     先の一撃でお前が死なない理由はないはずだ。」

ヴァル「減少中で5000?はは。お前の腹の中、一体何匹いるんだ?二匹の古龍のみじゃぁないのか?」

ワイト∞「…ガジャルグ!!!」

ヴァル「死んじゃってるね。あぁそうそう。万が一お前の戦闘力が5000あろうと1万あろうと、俺は倒せないよ。」

ヴァル「再び封印するか…その腹の古龍と俺を入れ替えるかしなきゃな。はは。」

ワイト∞「それはできねぇ。お前を…倒す!!」スィー

ヴァル「まだ身の程をわかっていないのか…。」シュン!
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:53:29.94 ID:7EjaZ0jw0


パタン

サスケ「あ。」

半蔵「騎士殿、騎士殿!」ビィェチベチベチ

ガジャ「痛い!」ヒリヒリ

舞姫「ガジャルグ…いえ、ミリトゥム…」

ミリ「舞姫!!無事だったのよな!!よかったぁ・・・。ここは一体!?」

ガイア「冥界である。無事も何も、ないのである。」

ミリ「冥界…そうか、死んだのか。そりゃぁあの古龍にはさまれちゃあ死ぬわ。」

舞姫「こんなこと言っていいのかわからないけど…ミリトゥム、会えてよかった。」ギュー

ミリ「ンな!!!」////

半蔵「嫉妬」

サスケ「やっぱ?」

舞姫「ミリトゥム…ミリトゥム…!!!」

ミリ「」ボカン

ミリトゥム「…はっ!いかん成仏するところだった!!って、えええええええええ!??!?」

ガイア「騒がしい奴だ。」

ミリ「いやいやいや!!!あああ…あんた…一体何にのってんだ…ハゥ!や、やっぱりそうだ・・・。あんた名前は!!!」

ガイア「しつこい奴である。吾輩は竜騎士ガイア「そうじゃねえ!」

ミリ「おい俺の顔思い出せ!その竜をよく見ろ!あんた今までどこにいたんだ!?やっぱりそうだったんだ…!!」

ガイア「しつこいのである!吾輩は貴様の顔などこれっぽtt…ち?はて…なんであるこの記憶は…」


グワングワングワン
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:54:30.08 ID:7EjaZ0jw0



「我に進めぬ道はないッ!究極竜騎士、いざ参らん!!」

「貴様ぁ…いつか必ず…報復せしめ…ン」

<うおおおおおおおお!!!!!!!勝ったああああああああああああ!!!!!!!!!

「我に倒せぬ悪もないッ!我は究極竜騎士、竜騎士の里…じつに興味深いのである!!また会うこともあろう!!!その日まで、さらばである!!!」

「ちょ…ちょっと!!」

「なんである小僧。この究極竜に追いつくとは、素質あるではないか。」

「俺あんた見て…すげーって思った!!あんたみたいな竜騎士になりたい!!」

「ふん!己の信念に従い、正しいと思ったことをするのである。」

「それで…あんたみたいになれるのか!?」

「…我に想い人はおらん。小僧、その想いが強ければ強いほど…我を追い抜く事になろう!!さらばだ!!」

「え?あ!ちょっと!!!…くそ、もうだめだ…早すぎる…。」

171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:56:17.42 ID:7EjaZ0jw0
グワングワングワン


サスケ「うお…酔った・・・。」

半蔵「今の竜騎士…親父…」

舞姫「あの小僧…ミリトゥム」

ミリ「小僧」

サスケ「つか、なんなんだよ今の!あの敵どうみてもさっきいた奴だよな?!予知夢!?もしかして予知夢なのか!?」

半蔵「小僧が騎士殿であるとすれば…過去だ。」

ガイア「…。」

ミリ「なぁ!!あんた思い出しただろう!!あんたがかつて霞の谷に平和をもたらした…伝説の竜騎士なんだよ!!!」

サスケ「ええええええええええ?!」

半蔵「薄々感づけよ」

サスケ「いや感づいてたよ!でもこのおっさんが…さっきの竜騎士!?おい半蔵信じられるのかよ!?」
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:56:46.26 ID:7EjaZ0jw0
半蔵「信じがたいが…この目で見てしまったのだ」

舞姫「親父…」

ガイア「…。我は究極竜騎士…。我に倒せぬ悪はない…。」

半蔵「親父?」

ミリ「…。幸い竜は既にそろってる。あとはガイアさんが転生すれば…!!」

ガイア「我は…」

舞姫「ミリトゥム!転生ってどうやるの!?」

ミリ「わからねぇ…祈るんじゃねえの!?」

サスケ「お、おい!!骨が動かなくなったぞ…!」

半蔵「このままでは古龍の封印が解かれるかもしれん!」

ミリ「祈れぇぇぇぇえええええええ!!!!!」

<うおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 15:57:39.69 ID:7EjaZ0jw0
ガイア「!!!」

ガイア?「半蔵、サスケ!!お前らの命…借りていく!!!」

半蔵「え?」

サスケ「なに?」

ガイア?「光と闇、二つの魂を生贄にささげ…」

半蔵「ちょ、それって成ぶt」シュン

サスケ「うわああぁぁ…」シュン

カオスソルジャー「カオスソルジャー、再び地上へ舞い戻らん!!!行くぞ、究極竜!!!」

究極竜「コォォォォ…」

174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:02:34.83 ID:7EjaZ0jw0
第4章、完
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:03:00.91 ID:7EjaZ0jw0
カードのまとめ。

<ワームキング>
効果モンスター
星8/光属性/爬虫類族/攻2700/守1100
このカードは「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター1体を
リリースして表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
自分フィールド上に存在する「ワーム」と名のついた
爬虫類族モンスター1体をリリースする事で、
相手フィールド上のカード1枚を破壊する。


<ワームクイーン>
効果モンスター
星8/光属性/爬虫類族/攻2700/守1100
このカードは「ワーム」と名のついた爬虫類族モンスター1体を
リリースして表側攻撃表示でアドバンス召喚する事ができる。
1ターンに1度、自分フィールド上に存在する「ワーム」
と名のついた爬虫類族モンスター1体をリリースする事で、
リリースしたモンスターのレベル以下の「ワーム」
と名のついた爬虫類族モンスター1体を自分のデッキから特殊召喚する。


<魔轟神レイブン>
チューナー(効果モンスター)
星2/光属性/悪魔族/攻1300/守1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動する事ができる。
自分の手札を任意の枚数捨て、その枚数分このカードの
レベルをエンドフェイズ時まで上げる。
このカードの攻撃力はエンドフェイズ時まで、
この効果によって捨てた手札の枚数×400ポイントアップする。


<魔轟神グリムロ>
効果モンスター
星4/光属性/悪魔族/攻1700/守1000
自分フィールド上に「魔轟神」と名のついたモンスターが表側表示で存在する場合、
手札からこのカードを墓地へ送る事で自分のデッキから「魔轟神グリムロ」以外の
「魔轟神」と名のついたモンスター1体を手札に加える事ができる。




176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/06(月) 16:10:42.73 ID:GFrQTNzIo
ガイアドレイクじゃないのか……
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:17:15.55 ID:7EjaZ0jw0
第5章〜決戦〜

レイブンとグリムロがシンクロし生まれた魔轟神ヴァルキュルス
半蔵とサスケ、二人の魂を生贄に転生を図るカオスソルジャー
伝説の竜騎士が再び、地上に舞い降りる




ヴァル「…思いの外しぶとかったな。やっと電池切れしたか」

ワイト∞「」

ヴァル「さーて、レイジオンもレヴュも消えちまったことだし。とりあえず皆殺しだ。」

氷結界<く、くるなああああ!!!!

<ファアアアアアアアアアアア…

ヴァル「なんだぁ?…は?おい…嘘だろ…?」

究極竜騎士「我に進めぬ道はない!究極竜騎士、いざ参らん!!!」

ヴァル「ざっけんじゃねぇぞ…オラァ!!!」ドチューン…

究極竜騎士「当たらない」セイ、ハァー!!

ヴァル「ぐほぁ!!!」

究極竜騎士「何の因果かわからないが、再びお前と相対する日がくるとは!!!」

ヴァル「はは。残念。お前自慢の高攻撃力も…俺に死をもたらす事はない」

究極竜騎士「戯言を」セイヤァー!!

<ギャラクシー…クラッシャー!!!

ヴァル「」

究極竜騎士「封印するまでもない」
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:18:05.17 ID:7EjaZ0jw0
ヴァル「だから…いってんだろうが。この脳筋竜騎士がよぉ!!!」ドチューン

究極竜騎士「!」バシィン

究極竜騎士「どうやら戯言ではない。我の攻撃も聞かない。そしてお前の攻撃も聞かない。」

ヴァル「もうZ-ONEはねえぞ…お前の寿命が尽きるまで…俺の邪魔をするしかねえな!」シュン

究極竜騎士「逃げれはしない」カオスブレード!!

ヴァル「はぁ!…ぐっふ…」

究極竜騎士「四股を引き裂けば解決策も見える」

ヴァル「無駄だ。」シュゥゥン

究極竜騎士「自己再生…。」

ヴァル「はは。魔轟神界に眠らされている間、俺は成長した。無駄なあがきでしかない。たとえ指一本でも残っていれば俺は再生する。」

究極竜騎士「そうか。お前が封印されてる間、我は旅をした。大切な友に出会い、大きな試練を越えてきた。もう力任せな、あの時の我ではない。
      例えお前が死ななくても、我はお前を葬り去る!!!」

究極竜騎士「  開  闢  双  破  斬  !  」

ヴァル「ぐ…これは…!!」

究極竜騎士「くどい!! 時  空  突  刃  ・  開  闢  双  破  斬  !  」

ヴァル「ぐぁ!!!き、消えてく!?俺の腕が…足が胸が…ッ!!!貴様…その力は…」


チュン
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:20:08.61 ID:7EjaZ0jw0
究極竜騎士「皆までは語らせない。我に倒せぬ悪もない!我は究極竜騎士…いや、カオスソルジャー!!開闢の使者である!!また会うこともあるだろう」

究極竜騎士「はぁ。」

スタ。。。

開闢「また会うも何も。。。行くところがないのである。」

開闢「半蔵…サスケ…工兵殿…。。骨…」

開闢「骨?はっ!古龍は?!!」

ワイト∞「」

開闢「ワイト!ワイト!!!古龍はどうなっておる!ん…?」

ブリュ「」ビクビク…

トリシュ「」ビクビク…

開闢「出てくるのである。」

ブリュ「」ビクビク

開闢「早くするのである!!!」ドン

チュアアアアアン…

ブリュ「なーく。」

トリシュ「うーら。」

開闢「大人しいのである。」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:22:29.55 ID:7EjaZ0jw0
ドン!!!

サスケ「いっちちちちち…」

半蔵「」(顔埋まってるなこれ)

開闢「サスケ!!半蔵!!如何にしてここに!!」

サスケ「さ、さぁ…つかおっさん、変わったな。」よっこらせ…ぐい

半蔵「ぷはー!!!死ぬかと思った!!」

サスケ「何回死ぬんだよ。」

半蔵「生き返った…?」

サスケ「みたいだな。」

開闢「はて…吾輩がしかと除外したはずなのに…。」

工兵「」ヨロ…ガチャン

サスケ「工兵さん!…ん?超変化のかけら…」

半蔵「サスケ。『ブリュの中→そのまま死ぬ→ブリュはワイトの中→そこで除外される→ブリュがワイトの外→超変化壊す→俺ら現代』」

サスケ「えっとつまり『ブリュの中→そのまま死ぬ→ブリュはワイトの中→そこで除外される→ブリュがワイトの外→超変化壊す→俺ら現代』ってことだよな?」

半蔵「違う違う。『ブリュの中→そのまま死ぬ→ブリュはワイトの中→そこで除外される→ブリュがワイトの外→超変化壊す→俺ら現代』ってこと」

開闢「わからん。」

181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:25:04.60 ID:7EjaZ0jw0
…数時間後

古龍復活の儀を邪魔した理由を説明したサスケと半蔵



サスケ「って訳だ…。本当にすまねぇ!!!」

半蔵「全ての責任は拙者にある。」

グルナード「…すっきりとはいかんが…、頑固だった俺にも非はある」

ガンターラ「右に同じく。こやつらが魔轟神とワームに尽力したことは事実。」

ドゥロ「そして解決に導いたこともな。」

グルナード「師匠!ご無事であられたか!」

ドゥロ「…我が死にかけたことも、事実。」

サスケ「…。」

半蔵「…。」

開闢「ふん。よく考えて行動しないからこうなる。」

半蔵「言い訳はしない。」

サスケ「すまねぇ。」

ドゥロ「すぐに旅立つ訳にもいかないだろう。術者よ。」

術者「はい…。」ヨロ…。

ドゥロ「こやつらを宿に案n「あー、わかるからいいよ。つか、被害は俺らよりあんたらのが大きいんだ。手伝えることがあったら言ってくれ。」

開闢「きっと力になるのである。」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:27:13.54 ID:7EjaZ0jw0


氷結界、雪見風呂…深夜

ザー…カッコン…ジャー

<ガララ…

サスケ「おっさん、いたのか。」

開闢「眠れなくてな。体はしかと洗ってから入ったぞ。」

サスケ「ハハ。知ってる。」

開闢「ふん」

サスケ「工兵さんはどうだって?」

開闢「ジェネクスが泣きながら看病を見ているそうだ。ウルの旦那も一命は取り留めているらしいのである。」

サスケ「そっか。カラクリもいるから、すぐ終わるよな…きっと。」

開闢「心残りといえば…。」

サスケ「舞姫…」

開闢「貴様もそうなのであるな。半蔵。」

サスケ「うげ!?こいつまた潜んでいやがった!」

半蔵「親父、やっぱりすげーな。」プクゥ…

開闢「年の数だと言っておる。」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:27:34.58 ID:7EjaZ0jw0
サスケ「Z-ONEは?」

開闢「誰も知らないようである。霞の谷の生き残りが…いないのである。」

サスケ「…。」プルプル…

開闢「似合わないのである。サスケ」

サスケ「うるせえ!」ザブン…プハァー!

開闢「ともあれ、吾輩は明日一度霞の谷へ赴くのである。Z-ONEもそうであるし、やっておきたいことがある。」

サスケ「おっさん、やっぱり変わってないな。半蔵」

半蔵「拙者はガトムズ殿の弔いにいく。」スイー

サスケ「そうか。俺は工兵さんの見舞いに行くよ。」

開闢「夕刻には戻るのである。」

サスケ「あぁ。」

半蔵「御意。」



「おやすみなさい。」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:31:33.20 ID:7EjaZ0jw0




封魔団「ボー…。」

ワイト∞「封魔さん、だよなぁ。」

封魔団「ボー…。」

ワイト∞「おじさんもなぁ。大切な大切な親友を亡くしたんだ。」

ワイト∞「戦争でな。見えないところからいぃっぱい撃たれて、気づいたら悪魔のようなドラゴンが目の前にいたんだ。」

封魔団「…。」

ワイト∞「もう俺も死ぬ、天空から飛び降りてみんなのところにいくー。って、本気で思ってた。」

ワイト∞「でもなー。そんな時にあいつらが来たんだ。気づいたら鎖で巻かれて連行されてたんだ。山賊かとおもった。」

封魔団「…フフ」

ワイト∞「」ニコ

ワイト∞「あいつら、必死だったぁ。工兵からの伝達メモリーなんだけどなぁ。舞姫を助け出すために自ら人柱になろうとして…それもブリューナクとトリシューラの両方だ。
     間違っても舞姫が余った方の人柱にならないように、だとよ。
     半蔵とサスケは本気であの古龍を制御するつもりだったんだ。
     結局を言えば、二人は食い殺されるし舞姫には間に合わないし、だけどなぁ」

封魔団「…私は、舞姫ちゃんに会いたい。」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:32:06.15 ID:7EjaZ0jw0
ワイト∞「…。」

封魔団「会ってビンタしたい。ビンタして抱きつきたい。抱きついて土下座したい。」

ワイト∞「…。」

封魔団「こんなに素敵な人がいるのに…、何やってんだって。
    もうずっと一緒だよ!って。
    あの時守ってあげられなくて、ごめんねって。」

ワイト∞「…。」

封魔団「これからそれをしに行くの。これから…これからずーっと!
    毎日は無理でも…行けるときは毎日お花あげにいくの。話したい事もきっといっぱいある。」

ワイト∞「そうかぁ。」

封魔団「うん!私の封魔がいつか…どんな悪魔でも封じることが出来るように…修行もいっぱいする!」

ワイト∞「そうだな。」

封魔団「おじさんをいじめた悪魔も私がやっつけてあげるんだから!」

ワイト∞「それは頼もしいんだ」ニコニコ

封魔団「ふふ」

ワイト∞「笑顔が似合う子なんだ。」

封魔団「はっ///」

ワイト∞「封魔さん、あなたはきっといい子に育つ。いつかきっと夢がかなう。おじさんにわかる事はそれだけだけど…それだけで十分だよな」シュン

封魔団「うん!…って、あれ…おじさん??消えた…?」キョロキョロ…

186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:33:07.88 ID:7EjaZ0jw0
第5章、完
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:41:46.61 ID:7EjaZ0jw0


第5章、完


カードのまとめ。

<魔轟神ヴァルキュルス>
シンクロ・効果モンスター
星8/光属性/悪魔族/攻2900/守1700
「魔轟神」と名のついたチューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
手札から悪魔族モンスター1体を捨てて発動する。
自分のデッキからカードを1枚ドローする。
この効果は1ターンに1度しか使用できない。


<カオスソルジャー>
儀式モンスター
星8/地属性/戦士族/攻3000/守2500
「カオスの儀式」により降臨。


<カオスソルジャー〜開闢の使者〜>
効果モンスター(制限カード)
星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつ
ゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、
もう1度だけ続けて攻撃を行う事ができる。


<究極竜騎士>
融合・効果モンスター
星12/光属性/ドラゴン族/攻5000/守5000
「カオス・ソルジャー」+「青眼の究極竜」
このモンスターは融合召喚でしか特殊召喚できない。
このカードを除く自分のフィールド上のドラゴン族モンスター1体につき、
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。

188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:46:07.60 ID:7EjaZ0jw0

第6章〜現世と冥界の逆転〜


草原

ヒュー…

半蔵「これで10人。もういないか」

半蔵「…。」黙祷

ヒュ〜…

半蔵「良い風吹くじゃん。」



半蔵「…ん?あれは…。」スタスタスタ
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:47:38.20 ID:7EjaZ0jw0
竜の渓谷

ピュルルルルル…

開闢「吾輩は!!!竜騎士ガイア!!!戦闘力2600!!勲章の数実に7つ!!!
   正統な血統を以って悪を打ち滅ぼすものぉぉおおおお!!!!!!!」ものおおおお・・・ものぉぉぉ…モノォォォ…

ピュルルルル…

開闢「あの姿には戻れぬか。以前は儀式にてカオスソルジャーとなった身故、戻ることが出来たが」

開闢「ふん。」

開闢「…誰もおらぬか。」

開闢「お、こんな所に煙草である。」カチ、スゥゥゥ…ふぅー

開闢「吾輩、ヤニクラである。」



開闢「ん…あれは何である。」スタスタスタ
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:48:38.23 ID:7EjaZ0jw0
フレムベルの里

ウル「…」

サスケ「ウルの旦那…綺麗な顔してやがる…。」

工兵「いや死んでねーから」

サスケ「工兵さん!もう動けるの!?」

工兵「なんたって俺が作ったシステムそのまんまだからな。万全もいいところよ!万全すぎてお釣りが出るぜ!」

サスケ「ちっっっっっとも異常なさそうだね。」

工兵「あはは」

サスケ「カラクリのみんなは?」

工兵「ここに住むって。俺の知識を常に更新して発展させたいらしい。この街を。大陸を。」

サスケ「そっか。そんじゃぁ立ち止まってられないね。」

工兵「ああ。そうだな。」




サスケ「ん?お…おいあれって…!!!」ダダダダダ!
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:49:37.81 ID:7EjaZ0jw0

氷結界の里、結界最深部、夕刻

ドロン

半蔵「」スタ

開闢「おかえり、である。」

半蔵「ただいま、親父」

ドロン

サスケ「おっも…。」バタン

工兵「俺もこの技術欲しいなぁ…瞬間移動。」

サスケ「正確には瞬間移動じゃないけどね」

開闢「みな、集まったのであるな。」

半蔵「ワイトがまだだ。」

開闢「そうであるな。」



「「「…」」」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:51:30.66 ID:7EjaZ0jw0

「「「…」」」



サスケ「あの…!」

開闢「なんである。」

サスケ「実は見つけたものがある。」

半蔵「…拙者も」

開闢「ほほう。吾輩もである。」

サスケ「俺は良いニュースじゃぁ…ねぇっぽい…。」

開闢「吾輩からいいか?」

サスケ「ああ」

開闢「これを見てほしいのである。」ペラ

工兵「Z-ONE!!!」

開闢「デカイ虫が大切に抱えておった。魔轟神の復活を素直に喜べなかったのある、きっと。」

サスケ「すげーじゃん!ゲームクリアじゃんこれって!!!」

開闢「それともう一つ…。これである。」

半蔵「…!!」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:52:31.97 ID:7EjaZ0jw0

サスケ「これは…ミリトゥムの剣か。」

開闢「あやつが息を絶ったのはワイトの腹の中である。なぜ、霞の谷におちていたのか…吾輩は悩んでいる。」

サスケ「…。」

半蔵「サスケ、どうした。」

サスケ「いや…。」

工兵「サスケ」

サスケ「これを…みてくれ…」

開闢「ワイト…!!!ワイトではないか!!おいワイトしっかりしろ!!なぜぐったりしておる!死んだふりは笑えんのである!!」

サスケ「…」

工兵「何度も何十度も何百度も起こした。でも起きない。死んでも死なないあいつが…理由はわからない。」

半蔵「…まさか、魔轟神がまだ…!」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:54:10.24 ID:7EjaZ0jw0
工兵「それはない。俺が対峙した時記録したデータを元に魔轟神が存在するとブリュ、トリシュにすぐさま突撃するようシステムを構築してる。
   ジェネコンが作り上げたみたいだ。」

開闢「では…なぜ…。」

半蔵「すまない。拙者人を待たせてる。空気を読まずに呼ぶ。来てくれ。」

ガトムズ「よう…。」

開闢「ガトムズ殿!!」グワン

ガトムズ「が、ガイア殿!?気迫がまるで違う」

開闢「無事だったのであるか!!」

ガトムズ「死んだと思ったんだが…。『龍の呪い』という者が俺に魂を分けてくれた。分けた、というより注ぎ込んでくれたようだが…。」

開闢「カースオブドラゴン…である。」

ガトムズ「…すまない。」

開闢「いや、ガトムズ殿が詫びる事はないのである!カースも心からそうしたい、それが正しいと思ったから行ったまでである!!今元気な貴様の姿を見て、
   カースは喜び飛び回っているはずである!」

ガトムズ「そうかい。ありがとう。カース…ありがとう。…お、そうだそうだ。そこで待ってる時出くわしたんだ。俺も呼んでいいか?」

開闢「?」

ガトムズ「おい来てくれ!舞姫ちゃん!」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:54:39.71 ID:7EjaZ0jw0





「「「「え!?」」」」





196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 16:57:16.72 ID:7EjaZ0jw0


天空
ビュゥゥゥ…
究極竜の上



開闢「して…なんであるこの大所帯は。」

サスケ「まぁまぁそういうなって!旅は賑やかな方が楽しいだろうよ!」

半蔵「ひぃ、ふぅ、みぃ…」

開闢「ガトムズ殿は理解できるのである!!


   『俺には共に戦う剣士もいねぇ…。頼みだ!!俺を旅につれていってくれ!!!また、X-セイバーを立ち上げる…その日まで!!』

   
   しかし残りの三人はなんである!」

ミリトゥム「そんな事いわれても…ねー舞姫!」

舞姫「ねーミリトmふが!」どて

封魔団「ちょっとヒョロ男!舞姫ちゃんに色目つかわないでよ!!イーだ」グイ

ミリ「イイイイいい、色目!?///ば、馬っ鹿じゃねーのこのマセガキ!」

封魔団「がきんちょ!?わわわ、私が!?冗談やめてよ!これでも立派な封魔なんだから!!」

ミリ「はいはいはい。おkわかったわかった。危ないから静かにしてるのよなー。」

封魔団「効果発動!!手札の氷結界、舞姫ちゃんを墓地へ送り魔法カードの発動を封じる!!」ヒョイ…ぽい

舞姫「え?」ひゅぅぅぅん

ミリ「ままま、舞姫ぇぇぇええええええ!!!!」ヒュウウウウウン

工兵「あのバカ竜にものらねえで飛び降りやがった!!」チェーンジ、スーパーモード

どひゅーん!

開闢「頭が痛いのである。」

サスケ「ふぁ〜あ。そういや半蔵」

半蔵「zzz」

サスケ「寝ちまった。まぁいっか。」

サスケ「俺も…寝よ。」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 17:05:50.79 ID:7EjaZ0jw0

    こうして俺たちの物語の一つが終わった。

    これからも俺たちは旅を続ける。    

    ガトムズさんが新生XX-セイバーを立ち上あげ

    半蔵のアホが封魔団に恋をし(毎夜寝込みの俺を襲うレベル)

    土を掘ったらワイトに再開

    舞姫とミリトゥムの転生はワイトの所業だったらしい。アンデットってすげぇ

    天空を崩壊たらしめた蜂共を死にもの狂いで退治したと思ったら 
   
    舞姫が創聖神ソピアっつーやつを踊りで沈め

    封魔団が俺と結婚

    ミリトゥムの野郎は恋にうつつで竜騎士失格(後にXX-セイバーに加入したとかなんとか)

    えっとーあとなんだっけ。あ、そうそう。おっさんが調子に乗ってまた俺と半蔵を除外、その後自身が龍(混沌帝龍だっけ?)
    
    になっちまった挙句常軌を逸してるとか言われて国際指名手配

    あ、工兵さん忘れてた。言わずもがなだけど、あの人の手腕で無事歯車街は復活。

    ジェネコンに恥ずかしい姿見せれないとかいって俺らの旅についてきてるよ。

    おっさんも工兵さんも、結局は寂しがり屋なんだよな。俺もだけど

    話すぎた。





    まぁ、なんだ。色々あるっつー事があるのは、また別のお話

    つか、おっさん!俺が締めっておかしくね?
 
    「吾輩語りは苦手である!」




    〜完〜
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/06(月) 17:14:42.10 ID:7EjaZ0jw0
以上で暗黒騎士ガイアの旅物語はおしまいです。
思いつきで始めたは良いものの、多少練り詰めて投下すればよかったと後悔。
戦闘シーンは地の文がないと訳がわからないですね
SSで字の文は好きじゃないのですが次回からは増やすべきなのでしょうか…。


読んでくださった方はお付き合い頂きどうもありがとう。
遊戯王のモンスターが動くSSというのは余り見ないので作り始めました。
これからもちょくちょく半蔵サスケガイア経由で色々書くかもしれません。
というか完全に自分が読みたいが為の自己満なんで確実に書きます。

>>176
ガイアであるからにはガイアドレイクを出さなければと思っていたのですが、
そうするとカオスソルジャーへの繋がりが薄れてしまうので止む無く断念しました。
舞台がDT世界である以上大地の騎士ガイアも出したかったのですが…

またひっそりとこちらで投下しようと思います。見つけたら微笑んでみてください。

追伸、今回ワイトが出てきたのは以前VIPで投下した時の要望を形にしました。
もしまた要望があれば是非お取り入れさせて頂きたいと思います。

では、ありがとうございました。
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/02/06(月) 18:20:40.09 ID:abkHloKbo
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/02/06(月) 18:22:04.00 ID:ypD1rm2Jo


デュエリストとしてとても面白かった!

そーいえばDTで暗黒騎士ガイアでてきたなあって。
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/02/07(火) 17:20:06.22 ID:8t1REK5v0
とりあえず乙ん
こっちでは霊使いだったり色々投下してる人もいるよ
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/02/08(水) 23:34:56.92 ID:ADn51IjE0
別に主人公変えてもいいのよ
極端な話DTネタじゃなくてもいいし

要望としてはこういう話に出れない禁止カードの連中を書いてほしかったり
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 20:38:21.46 ID:4JJza7950
ご意見ご感想ありがとうございます。
>>201
そうなんですね。遊戯王のSSが大手ブログで取り上げられるようになるといいなぁ

>>202
>主人公を変えて
ガイアは一人で究極体に進化してしまったのでその意見を取り入れさせて頂こうと思います。
禁止カードに置きましても前向きに検討したいと思います。至らぬ点が多々あると思いますが気が向いたらフラっと立ち寄ってくださいね


では、新たな面からDM世界を書いていこうと思います。
時系列、世界観はガイアのそれと同じです。
そしてVIPで途中まで投下したというのも前回と同じです
山場の見えない作品であると思いますが野次や文句など存分に書きなぐってください
主人公は…


204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 20:39:23.94 ID:4JJza7950
ブラックマジシャンガール「私より年下のくせに!!」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 20:59:15.52 ID:4JJza7950

―――魔法族の里、とある民家


「私より年下のくせに偉そうにしないでってば!」

初春の良く晴れた昼下がり、キッチンででスプーンを何本も洗いながら叫ぶ少女。
彼女の名前はブラックマジシャンガール。


「つっても私お酒飲める体だし。あんたより背高いし」

窓から差し込む明かりだけで事足りるのか、薄暗い部屋、椅子をユラユラ揺らしながら返事をする少女。
彼女の名前はマジマジ☆マジシャンギャル。


ブラマジ「そういう問題じゃないんだってば!もう!今日はお師匠様帰ってくるんだからちゃんとしてよね!!」

そう言うと、彼女はキュッと蛇口を締め、洗濯機に向かっていく。

マジギャ「ハイハイワカリマシタヨー。それにしても…お師匠様ねぇ…。」


206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:29:29.32 ID:4JJza7950
小うるさい少女が去った後、マジギャルはポーチを取り出し化粧を始める。

マジギャ(んー、これじゃぁ濃すぎるかなぁ。あの人厚いの嫌いそうだしなぁ。つーか私化粧映えするだけだし。
     量でいったらあのチビっ子と変わんないし。はぁ…もういっそパツキンにでもしちゃおっかな。)ペタペタ

と、マジギャルが黙々と睨めっこをしていると窓を叩く音がした。

<ドンドンドン…ドンドンドン…

マジギャ「あんだ?」

「どーもー!買い物ついでに寄っちゃいましたー!」

マジギャ「あ、ががるーじゃん、おひさー」

大きな買い物袋を宙にふわふわさせながらニコニコする少女を見つけ窓を開けるマジギャル。
ががるーと呼ばれる少女の名前はガガガガール。最近この里に引っ越してきた魔法使い見習いである。

ガガガ「あれ?あれれー?マジっちどったのそんなに本気だしちゃって。って…あーそっか今日は…ふーん…へぇ〜…」

マジギャ「…へ?ややややめてよ違うって!これは最近始めたバイトの練習って言うかほら、あれあれ!えっと…その…
     エンディミオンの野郎から直々に頼まれた若返りの魔術についてのレポートっつーかなんつーか…ほらこれがそのレポート!」

どこから取り出したのか、いつの間にかマジギャルの手には丸められた羊皮紙が握られていた。

ガガガ「…ふーん。まぁいいです。私たちも後で顔出しますので、その時は宜しくお願いしますね。」

マジギャルのとっさのアドリブ(?)を信じたのか、ガガガは面白くなさそうな顔でそう言う。

マジギャ「え?上がっていかないの?」

ガガガガール「んー。お邪魔したいんですけどウチの先輩がアレでコレでして…」

マジギャ「あー。あの子束縛強そうだもんねぇ。そんじゃ気を付けて帰りなよ」

ガガガガール「本当笑いごとにならないですよ…それじゃぁまた!」

マジギャ「まったね〜…あの子も大変なんだろうな。ま、しょっちゅうどっかに行く私たちの保護者様よりかはいい人っぽいけど」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:30:10.29 ID:4JJza7950
ブラマジ「ちょっと!そんなこと言っちゃだめだってば!」

マジギャ「あぁあんた。もう洗濯もん終わったの?」

ブラマジ「もう!掃除も洗濯も食器洗いも終わっちゃったってば!」

マジギャ「でもさ〜、流石にブラマジ『センパイ』を置いてけぼりにするお師匠様は薄情よねぇ、男は自分の女はそばに置いときたいもんじゃないのかなー」ニヤニヤ

ブラマジ「〜〜〜!わ、私!し、師匠様とそんな関係じゃないもん!」

208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:32:38.03 ID:4JJza7950


マジマジ「それで?私は何をすれば良い訳?納屋の掃除は嫌だよ。あそこいると頭痛くなるし」

ブラマジ「えぇっと…それじゃぁ買い出しかな?お願い出来る?」

マジマジ「それくらい出来るわよ。それじゃぁ行ってくるから、何を買えばいい訳?」

ブラマジ「ちょっと待ってね。えい!」

ブラマジが杖を振ると、タブレット型の端末が現れた。

ブラマジ「ここに書いてあるハズなんだけど…文字が出てこない…」

マジマジ「あんたいつの間にipadなんて手に入れたのよ。貸しなさい。ここをこうすると…ほら出てきた
     …って、こんなに!?」

ipadには食糧から生活雑貨まで、ゼロから一月は生活できるであろう量の買い出し用メモが映し出されている。

ブラマジ「と、年下のくせにやるじゃないの!ちょっと使い方忘れてただけなんだってば!
     それに貴女が『出来る』っていったんだからね!余計なもの買ってこないでよ!?」

マジマジ「はぁ…。これじゃぁそんな余裕ないし。あんたもサボるんじゃないよ。見つけたらぶっ飛ばすから」

言いながら切っ先のないナイフを振りかざした。彼女の霊装なのだろうか。
そうして玄関をまたぐマジギャル。
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:35:20.65 ID:4JJza7950


マジギャルの霊装に怯え目を瞑っていると玄関の扉が閉まる音がした。

<バタン
ブラマジ「こ、怖かった…。さて、うるさいガキんちょは買い出しに出かけたし、私も準備始めなきゃ!」

今日は彼女にお師匠様と呼ばれる人が帰ってくる日だ。その為のおかえりなさいパーティの準備である。
マジギャルがああだこうだと我儘を言っている間に、納屋以外の掃除は結局ブラマジが全部終わらせてしまった。
と、言いつつも実際は「私納屋以外全部やったんだから、納屋くらいは貴女がやってよね!」作戦を狙っていたようだが…

ブラマジ「ま、買い出しよりはマシか。納屋のカギ納屋のカギ…あれ?確かタンスの2段目にしまったハズなんだけど…」

彼女が鍵を求め箪笥の2段目を引く。すると、そこには鍵ではなく一本の剣が仕舞われていた。

ブラマジ「剣?…誰のだろう。魔力は感じないし…霊装じゃぁないのかな?って、鍵鍵!鍵だってば!」

言いながらあちこちの箪笥を引くブラマジガール。お尻を突き出しながら屈む姿から見える下着は偶然か、計算か…

ブラマジ「…なくしたー!!!やばいやばい!あのガキんちょが帰ってくる前に終わらせなきゃいけないのに!!どうしよどうしよどうしよー!!!」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:36:56.99 ID:4JJza7950

トテトテ
マジギャル「しっかしただのオカエリパーティだっつーのに引っ越しでもするって訳?
     あれ?これ確か保護者様直々に書いたメモだったわよね…
     さては…女でも出来たか」

マジギャルが一つのメモから様々な推測を脳内で巡らせている最中、ipadにメールが届く

<トゥリン♪

マジマジ「ひゃぁ!?…びっくりした。これ電波入ってるんだ。ってこの街電波塔ないじゃん!」

そういいつつ一つの罪悪感もなくメールを開くマジマジギャル。

マジマジ(差出人非通知…内容は…)

「こっちへ来い」グイ

マジマジ「!?」

後ろから口を塞がれ、身動きを封じられるマジマジギャル。
謎の声からはどこか闇を感じられる。
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:38:18.83 ID:4JJza7950

マジギャル(魔力は感じない…。魔法族の里の者じゃない…?
     白昼堂々レディを襲撃だなんて無粋もいいところじゃない)

手足口の自由を奪われながらも抵抗をしないマジギャルに不審感を抱く襲撃者。
しかし当然彼の役目は身動きを奪っておしまいという訳ではない。

「諦めのいい女だ。」

そう言うと襲撃者は目で合図を送る。どうやら複数人仲間がいるようだ。

マジギャル(ったく。腕を封じたくらいで私を占領した気になれるだなんて…  
      魔法族を相手にするなら多少なり下調べしてもよさそうなのに)

マジギャルは口を動かさない程度に詠唱を始める。

マジマジ「(拘束解放…波!!)」

その詠唱が終わると同時、マジマジに自由が戻る。
光と共に生まれる衝撃に、襲撃者の体は数メートル吹き飛ばされた。
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:39:59.84 ID:4JJza7950
ところどころマジギャルの名前がマジマジであったりマジマジギャルになっちゃってる…
気を付けます。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:41:21.74 ID:4JJza7950

マジギャル「あんたって訳?汚い手でベタベタ私に触ってきたのは。」

後方に佇む襲撃者に向け歩みを始めるマジマジギャル。
その手には切っ先のないナイフが握られている。

マジギャル「私今小さい先輩からパシらされてるの。ここであんたの息の根ぶっ潰してもいいんだけど…
      どうする?死ぬ?それとも私のパシリする?」

「…」ジリ

マジギャルの目を真っ直ぐに睨みつけながら、ポケットに手を入れ何かを確実に握る襲撃者。
当然、彼女がそれを見逃すハズがなかった。

なかった…ハズだった。

マジギャルの体が吹き飛ぶ。切っ先のないナイフに込めた力が拡散される。

マジギャル「何…!」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:42:45.12 ID:4JJza7950
<どおん…!

マジギャル「いつつ…一体なんだって訳?今の攻撃は明らかに魔法だったわよね…」

「――――ッ!!」

マジギャルが体を起こした時、遠くから理解できない言葉が流れた。
外国語とでもいえばいいのだろうか。それに呼応するかの様に襲撃者の口が開く。

「命が惜しいか。」

戦闘中であるにも関わらず拍子抜けする質問に思わずマジマジの思考が停止する。

「俺は惜しい。」

マジギャル「な、なんだって訳?私をどうしたかったかは知らないけど、
      私はあんたの主義主張を聞きたいなんてこれっぽっちも思ってないんだけど」

「そうか。見逃す事も出来たんだけどな。」

言い終えると同時、マジギャルの頭に一つの疑問が浮かび上がる。

マジギャル(ここまで爆音を鳴らしているのに…なんで誰も来ないの…?)」

そしてその答えが出る間もなく、マジマジの意識がなくなった。
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:48:06.19 ID:4JJza7950

―――魔法族の里、夜
…マジギャルが意識を失ってから数時間後


マジギャル(うっ…。私一体何を…。は!そうだ買い出しだ!チビっ子に大きな口叩いた手前迷惑かけたくないし
     馬鹿にされたくないし…って、体が動かない…。)

「これは一体どういう事なんです!!マジマジ!マジマジ!」

思考回路は正常に機能しているものの、体を動かせず目を閉じているマジギャルに対し何者かが駆け寄る。

「白魔術師よ!!」

何者かがそう叫ぶと、顔が隠れる程に深くフードを被った白装束の男がマジギャルに触れる。

白魔術師「命に別状はないようです。意識もあります。」

「よかった…。貴方の力でマジマジを目覚めさせることはできるのですか!」

白魔術師「私が熟練と呼ばれる理由をお忘れですか?大師匠よ。」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:48:45.56 ID:4JJza7950

………

マジギャル「ん…」ノソリ

暖かい、マジギャルは目覚めた時そう思った。
幼い頃外で遊んで施設に帰ると、おばちゃんが微笑んでシチューを出してくれた時を思い出していた。

「おはようございます。」

マジギャル「師匠…。私は一体…」

目を覚ますとブラマジガールと二人で心待ちにしていたお師匠様…ブラックマジシャンが本を読んでいた。
久しぶりすぎる師匠に再開した感想は「暖炉の灯だけでは本を読むには心もとないだろ」だった。

師匠「目が覚めたばかりです。無理をしないでください。
   こちらに暖かいレモンティー置いておきますね。蜂蜜たっぷり入れておきましたよ。」

マジギャル「…ありがとう。」ズズ…

体の冷えが取れる頃、静まり帰った部屋で口を開いたのはブラマジガールだった。

『きゃぁ!!だ、誰!!やめて!!やめてよ!!それはお師匠様と私の大切な…ッ!!』

正確には、師匠の灯す炎に映った映像であった。

師匠「マジマジよ、再開したばかりで申し訳ありませんが、どうやら私はもう一度旅に出る必要があるようです。」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:55:20.91 ID:4JJza7950

マジギャル「今のって…」

師匠「この部屋に残っていた映像魔力を再現しました。
   私が魔法族の里に帰ってくると、里には誰一人の気配がありませんでした。貴女以外誰一人…
   貴女を見つけ心の底より安心する反面、心の底より震える様な闇に襲われました。
   家に戻ると当然ガールの姿もありませんでした。」

言いながら、師匠は読んでいた本を閉じ机に置いた。よく見ると魔法族の里で使われている言語ではなかった。
他言語の分厚い魔導書を読む姿を見て、いつものマジギャルなら「この人の研究意欲は基地外の域だね」と思っただろう。
しかしマジギャルはこう言う。

マジギャル「どういう事…?」

師匠「恐らく何者かがこの里に奇襲し、全ての魔法族を葬ったのでしょう。」

マジギャル「全ての…?そんな事…」

師匠「ええ。ありえないでしょう。しかし私には心当たりがあります。ガールを襲っていた者が使っている言語に」

マジギャル「誰…」

師匠「新興勢力、甲虫装機と自称する者共です。」  
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 21:57:09.60 ID:4JJza7950

甲虫装機…インゼクターと呼ぶ方が馴染深いだろう。

マジギャル「あいつら…何で私を殺さなかったの。。。」

無論、殺す事は容易だったはずだ。疑問はそれだけではない。

マジギャル「私があいつらと対峙している時、既に住人の気配はなかった…」

そう、この里には大勢の魔法族がいる。
マジギャルの力が強力とはいえ、彼女だけがまともに対峙(結果は一方的であったものの)出来たのは不可解以外の何物でもない。

マジギャル「それにあいつら…魔法を使ってた。」

生粋の魔法使いであるマジギャルであっても感じられなかったはずの魔力。
しかし攻撃を受けたと理解した時には「魔法攻撃」だということを認知できた。

師匠「とにかく、貴方は無事に目を覚ました。それを確認できたので私がここに留まる理由はなくなりました。
   マジマジよ、あなたは白魔術師と黒魔術師と共に西にあるネクロバレーに向かいなさい。
   彼らは甲虫装機に対抗できる術を持っている以上、攻められる可能性は低いでしょう。少なくとも、現状では。」

言いながら席を立つ師匠。師匠がマジギャルに背を向けるより早く、マジギャルが口を開いていた。



マジマジ「私も連れてって!!」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:01:52.73 ID:4JJza7950


マジギャル「この里のみんなを一瞬で葬る相手に、私じゃ足手まといなのはわかってる。
     でもそれじゃぁ私があいつらに立ち向かわない理由にならない!」

師匠「しかしそれd「あなたはきっと反対する。今までもずっとそうだった。そして今回もそうだと思う。」

マジギャル「それでも私は従わない!今回だけは譲らない!」

師匠「…なりません。いいですか、これから私が対峙する敵は常軌を逸しているのです。
   ブラックフェザーの時の様に上手くいくかなんてわからない。あなたもあの時の話は聞いたことがあるでしょう。
   あの時みたいな奇跡は起こらないんです。もう、彼はいないんですから。」

マジギャル「それじゃぁ一つ聞くけど何で私は生きてるの!?なんで奴らに対峙できたの?!
      きっと私にはわからない何かが私の中にある。だからあいつらは私に止めを刺せなかった…ッ!」

声を荒げるマジギャルを見て、師匠に対する無礼と健康を考え押さえつけようとする白魔術師。
それを右手で静止させる師匠。彼は黙ってマジギャルの言葉を聞く。

マジギャル「それに…あの子がいなくなっちゃったのは…あんたのせいでもあるんだよ!!」

(自分が滅茶苦茶な事を言ってるのはわかってる。子供の八つ当たりみたいなものだってわかってる。。。なのに言葉が止まらない…)

マジギャル「あんたがいつでもあの子の傍にいてあげれば…!!いつでもどこでもあの子の事を考えて行動してれば…!!
      こんな事にならなかったんだ!!魔法族のみんながいなくなっちゃったのも全部全部全部…あんたのせいだ!!!」

痺れを切らした白魔術師の手が上がった。腕を真っ直ぐにあげ、振り下ろす。
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:02:26.95 ID:4JJza7950
<パシン!
      
その腕はマジギャルの頬に向かって真っ直ぐに放たれた。それにも関わらずマジギャルは言葉を紡ぎ続ける。

マジギャル「…ッ!さっきの映像を見て…あの子がなんで胸に下げていた『賢者の宝石』の力を使わなかったのか考えた!?
      いつでもどこでもすぐにあの子の元へ駆け寄れるあの宝石を使わずに…それを目の前で壊される選択をした理由を少しでも考えた!?」

マジギャルの目の下には一筋の黒い線が引かれていた。
瞼の内にたまった涙がそれを作り出す。

白魔術師「もうやめなさい!!」

マジギャル「やめない!!あの子はね、本当に馬鹿の子だよ!!あんたにそっくりな馬鹿なんだ!」

今にも牙を向きそうなマジギャルの眼を、一時も逸らす事なく師匠は見つめる。
そして、ただ黙って言葉を待つ。

マジギャル「あんたが各地を旅してまわるのが大好きだから!!勉強オタクだから!!
      あの子はどんなに寂しくても!どんなに幸せな事があってもあの宝石を使わなかった!
      それがどれだけ苦しいかわかる!?わからないよね女心なんてあんたには!!
      『師匠様が幸せになる事が自分の幸せなんだ』って自分に言い聞かせてさ…
      本当に馬鹿。あーもう馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿ばかばっか!!!」

言いたい事が終わったのか、それとも内にある想いを言葉にできなくなったのか…
マジギャルはただただ俯き嗚咽を吐く。
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:04:49.89 ID:4JJza7950
師匠「白魔術師、黒魔術師。」

その掛け声一つで二人は意味を理解する。白黒の二人はそっと部屋を後にする。

「ウッグ……ングス…ッグ…」

人が二人消え、部屋に聞こえるのはマジマジの嗚咽と暖炉の発す、木々が炭になる音だけとなる。
師匠は黙ってマジマジを見据える。



………


マジマジ「…ごめん…なさい。」

何分の時が経っただろうか。落ち着きを取り戻すマジマジマジシャンギャル。最初に放たれた一言は謝罪であった。

師匠「構いません。貴女の仰った言葉は私の心に重く響きました。」

マジマジ「…。」

師匠「貴女の仰る通り今回の惨劇の原因は私にあるようです。」

マジマジ「…。」

師匠「それを認めると共に貴女に一つ言わねばならぬ事があります。」




師匠「私に…力を貸してください。」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:06:17.43 ID:4JJza7950

―――???、夜

ブラマジ(…ん。なんだこの臭い…。ここは…どこだろう。確か部屋で襲われて…)

ブラマジが目を覚ますと青カビの匂いを感じた。体を起こし辺りを見回す。
最も月明かりに照らされる程度にしか判断は出来ないのだが。

ブラマジ「変なベッド」

彼女は知るはずもないのだが、彼女が横たわっているのは布団である。
青カビの臭いは新調されたてである畳の匂いだ。

ブラマジ(とりあえず誰かに会いたい)

そう考えながら、フスマを開ける。日本人なら間違うはずもないが、どう見てもそのフスマはドラえもんの寝床であるアレである。

ブラマジ(あれ?物置だ)

間違いに気づき、歩みをかえ障子を開く。その時、カラカランと音が鳴った。
同時…

「お目覚めで御座るか、少女」

ブラマジ「きゃあ!びっくりしたぁ…あなたは?」

「半蔵…忍びの者である。」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:07:53.06 ID:4JJza7950
半蔵…そう名乗る者が彼女の目の前に姿を現す。音もなく、唐突に。

ブラマジ「半蔵さん…?あの…」

半蔵「質問は多多であろう。茶を用意してある。こちらへ」

導かれるままに廊下を歩く。見るもの全てが奇怪で、時代も場所も皆目見当つかない状況でブラマジが思う事は一つ。

ブラマジ(綺麗な…お月様…)

半蔵「こちらへ。腰を掛けられよ。」

言いながら急須に茶を注ぐ半蔵。聞きたい事は山ほどあるのに、静まり帰る夜と月明かりが生み出す雰囲気にのまれるブラマジ。
目の前で作り出されるお茶から出る湯気にを見て、ブラマジの心がようやく動く。

ブラマジ「…ンッ…グズ…ック…」

堪える様にすすりなくその目から、大粒の雫が次々に落ちる。
半蔵は何も言わない。そっと茶を差し出す。

ブラマジ「ンあ…ありがと…」


224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:09:25.44 ID:4JJza7950


言いながらブラマジは湯呑に手を掛ける。
紅茶に大量の砂糖とミルクを必要とする彼女は付近を見渡すが、それらしき物がない事を知る。

ブラマジ(甘いお茶なのかな…)

半蔵を見ると、既に二杯目のお茶を愉しもうとしていた。
恐れ恐れながら、ブラマジはお茶にチャレンジする事を腹に決めた。

ブラマジ「…ズズ」




この後起きる大惨事を、半蔵の心はは思い出せぬ様消去する。



………

………………
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:11:16.72 ID:4JJza7950
<ッドォォォォオオオン…

「うわあああああ!!!!!何何々何何事だああああああ!!!!!」

半蔵「」ピク…

ブラマジ「うわわわわ!びっくりしたぁ〜…」

「おいあんた!一体何をしたんだ!!!せぇっかく夢の様な夢を見ていたってのによー!!」

ブラマジが振り返るとそこには、お世辞にも正気ですねとは言えない様な身形をした人間がいた。

ブラマジ「え!?こ…これ私がやっちゃったの!?」

「他に誰がいるっつーの!!おい半蔵!生きてるか!?死んでるのか!?おい半蔵!」ピチピチ

夢の様な夢から叩き起こされた人間は、
滅茶苦茶になった居間に不自然な程きらめく服を着た少女を怒鳴りつけようとしたが、それどころではない事に気づく。

「半蔵!おいてめぇ起きて説明しろ!!一体なんだっつーの!!」ビチビチビチ!!!

半蔵「…痛い」ノソリ

ブラマジ「だだ、大丈夫ですか!?」

半蔵「意識を失っていただけだ。大した事では…」フラ…

バタン
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:12:32.80 ID:4JJza7950

………数分後

「ンな事信じられるかよ!?なんだほうじ茶飲んで小爆発ってよ!!」

ブラマジ「ひゃ!ご、ごめんなさい…大声出さないでってば…」

「…チッ。まぁ幸いぶっ壊れたのは俺が生涯大切にしようと決めたこの湯呑だけだったからいいけどよ。」

その人間は小心者のブラマジには心がキュゥ、と悲鳴をあげる音が聞こえる程の嫌味を言うと半蔵の顔に落書きを始めた。
どうやら言いたいことを言ってすっきりしたらしい。

「…ッブ」

一人で一人をからかって何が面白いんだろう、とブラマジは考え始めるが、それどころではない事を思い出す。

ブラマジ「あの…ここは一体どこなのですか?」

「忍びの里だよ。あんたは魔法族出身なんだって?」

ブラマジ「はい…。何者かに襲われてそこから意識なくて…気づいたらこの家に…」

「そうらしいな。」

ブラマジ「え?どうしてご存知なんですか?」

「半蔵が言ってた。」

そういうと、落書きをやめ新しく沸かしたお湯で茶を作る人間。コトっとブラマジにはただのお湯を差し出す。
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:13:41.47 ID:4JJza7950

ブラマジ「どうも…。」

「あんた名前は?俺はサスケだ。」

ブラマジ「ブラックマジシャン…ガール…」

サスケ「えぇ!?ブラックマジシャンって…あのブラックマジシャン!?」ガチャン!

大声と共に湯呑を落とすサスケ。ブラマジが怖がらない理由はそこに迫力がないからか。

ブラマジ「はい…恐らく『あの』ブラックマジシャンで合ってると…」

サスケ「そ、そうか…。俺はサスケ、なんといっても『忍者マスター』だ。よろしキュフ」

半蔵「恥ずかしいからよせ、サスケ。」

サスケ「おぉ目が覚めたか、半蔵。この子に詳しく話してやれよ。」

半蔵「うむ。」

頷きながら半蔵は話始める。どうやら『襲撃者』に連れ去られるところを半蔵が救い出したらしい。

ブラマジ「どうして私が連行されているとわかったんですか?」

半蔵「拙者、忍びの者故」

ブラマジ「?」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:15:28.94 ID:4JJza7950
顔に甚だしく落書きをされているにも関わらず、一切の反応を示さないサスケを察したのか同じく一切反応をしないブラマジ。
放蕩旦那を持つ良妻には必須のスキルなのだろうか。
半蔵は話を続ける。

半蔵「少女よ、甲虫装機という名を耳にした事はあるか。」

ブラマジ「インゼクター?ですか…。わからない…。」

サスケ「簡単に言うとカルト集団だ。それも、半端ない武力を携えた最悪のな。」

半蔵「拙者が見聞した情報によると、其奴らは襲った者共を皆殺しにする。
   しかし少女は連行されていた。」

ブラマジ「皆殺し…?」

聞きなれない単語に一際気味の悪い汗が流れるのを感じた。
そして…

ブラマジ「魔法族は!?お師匠様はマジマジはガガガガールは!?ミラもピケルもヴェーラーも!?どうなってるの!?
     無事なの!?ここは魔法族から遠いの!?私…行かなきゃ…!!!」

急き立てられる様に言葉を放つブラマジ。その言葉の後に続くように杖を握り腰を上げる。

ブラマジ「私を助けてくれてありがとう。部屋を滅茶苦茶にしてごめんなさい。」

言うと、ブラマジは杖にまたがり廊下を飛びゆく。その背中を二人が止める事はなかった。
なぜなら…
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:16:30.50 ID:4JJza7950


………数分後

<どうなってるのーー!!!!

サスケ「半蔵」

半蔵「うむ。」

サスケの掛け声一つでその意味を理解する半蔵。というより、遠くで聞こえる悲鳴で既にその意味を理解していたのかもしれない。

ブラマジ「もぉぉ!!!何この家ー!!曲がっても曲がっても玄関がないじゃない!!」

ドロン、ドロン…

サスケ「無駄無駄。初心者が無暗に歩きまわるもんじゃないよ。」

半蔵「カラクリの者にオーダーメイドで作って頂いた特注だ」

ブラマジ「…止むをえません。目の前に道がないのなら…作るまで!!」

サスケ「え…ちょt」

今まで跨いでいたその杖を高く掲げる姿をみて、サスケを嫌な予感が襲う。
そして嫌な予感を実現させない為の言葉を言い終える前に、事が切れていた。
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:18:09.26 ID:4JJza7950

サスケ「ふッッッ…っざけんじゃねぇぇええ!!!おいこの爆発女!!てめぇ人ん家をなんだと思ってやがる!!」

ブラマジ「大変申し訳ありません!ですが道なき道を行けというのが師の教え…
     である以上この選択は私にとって最良!!」

そういいながらブラマジは杖を走らせる。その真横には爆発させられたマイホームをしり目に忍び足で高速移動を続けるサスケがいる。

サスケ「『で、ある以上』じゃねえよ!!その師の言葉はそこまで物理的な話だったのかよ!?
     どう考えても精神面に対して放たれたゴリゴリの精神論じゃねえかよ!!」

ブラマジ「…グ…確かにそのように捉える事も出来ますね…。」

サスケ「そもそも家主である俺に一言いえよ!物理的に道なき道を行く程簡単な選択が出来るのに
    なんで「出口どこですか」の簡単な一言がいえねぇんだよ!!」

ブラマジ「もう!家をぶっ壊された事がそんなに辛いんですか!?小さい男は嫌われるんですってば!
     私の杖のスピードについてくる程早い足を持って言える事はそれだけですか!!」

サスケ「逆ギレかよ!!家潰されたら辛ぇに決まってんだろ!!つーか俺がこうして必死にお前の横いるのは説教の為だけじゃねえ!」

ブラマジ「でしたらなんなんですか!これからは私の問題です!これ以上あなた方に恩を借りるわけにはいきません!!
     もうついてこないでくだs「当てはあるのかよ!!!」

ブラマジ「え?」

サスケ「ここがどこかも知らねぇお前が、誰かもわからなかった奴らを相手に向かうアテはあるのかよ!!」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:19:30.59 ID:4JJza7950

杖と忍び足による無音の高速移動とは裏腹に大声が鳴り響く忍びの里。
まるで言葉が移動しているかの錯覚を覚える。
しかし、サスケの大声を最後に、言葉の高速移動は終わった。

ブラマジ「えっと…どこ…行こう…。」

サスケ「ったく。ほうじ茶の一件から薄々感じていたけど、お前頭より先にからd」

びゅぅん、と言う音と風を受けサスケは上空を見つめる。

サスケ「もう!!なんなんだっつーのあいつは!!」

ブラマジ(空から周りを見渡せばここがどこだかはわかるハズ…。高く、高く!!)

サスケ「せめて人の話聞けよ!!!」

落ち着く間もなく、言葉の高速移動が再開した。

ブラマジ「貴方…ここがどこだかわかって…空ですよ!?」

サスケ「そんくらいわかるわ!!お前と違って人並みには頭と体が連動してるからよ!!」

ブラマジが疑問に思うのは当然そこではない。空高く舞う杖に並ぶその者は、その所業を「忍びだから」で済ますつもりなのだろうか。

サスケ「んで、空高く見渡して何か分かったのかよ。」

ブラマジ「わからない事だらけです…。」

サスケ「そうかよ。んじゃ、降りるぞ。」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/02/10(金) 22:20:37.56 ID:4JJza7950


言うと、サスケは地上に向かって落ち始めた。
それに伴いブラマジも引っ張られる。

ブラマジ「え…杖がいう事利かない…?!」

よく見るとブラマジの杖には一本の鎖が巻き付けられていた。

ブラマジ「いつの間に!」

サスケ「よっと。聞きたい事をこっちから質問したいところだが、無駄という事がわかった。」

ジャラジャラとサスケは鎖をしまいだす。

サスケ「俺と半蔵を連れていけ。家もねぇんだ。お前が弁償する前に死なれたらかなわねぇ。」

そういうとサスケは右腕を横に出す。
するとどこからともなく半蔵が現れた。

半蔵「『である以上この選択は私にとって最良』」

ブラマジ「その言葉…!貴方達は一体…」

「「忍びの者だ」」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/05(月) 02:35:22.82 ID:9ggzeHMoo
ガイアドラグーンについて一言もらいたいね
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/03/18(日) 23:05:15.34 ID:hUoizRRd0
超面白いんだけどこれ
もう更新されないのかな
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