妹「好きです、姉さん」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:20:39.66 ID:gANVvfls0

※注意
・百合モノ
・エロちょっとアリ
・書き溜め投下

今回は短めです。

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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:21:33.45 ID:gANVvfls0

妹「────ん」ﾊﾟﾁｯ

妹「あれ…寝てしまいましたか…」ｸｼｸｼ

姉「おはよ」ﾆｺ

妹「！？」

姉「やっと起きたね」

妹「え…姉さん…？」

姉「んー？」

妹「いつのまに、帰ってきてたんですか？」

姉「さっき帰ってきたんだけどね」

妹「…ん？」

妹（これは…足…ふともも？）ｻﾜｻﾜ

姉「あっ…」ﾋﾟｸﾝ

妹「ﾊｯ！？ひっ膝枕っ！？////」

姉「そうだよ？」

3 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:22:26.69 ID:gANVvfls0

妹「あっ、あのっ、ごめんなさいっ！////」ﾊﾞｯ

姉「んーん、私がしたかったからしただけ」

妹「したかったからって…」

姉「なあに？」

妹「なっ、なんでもないですっ」

姉「そっか」

妹「…お母さんは？」

姉「ん、まだ掛かるかも」

妹「そうですか」

4 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:23:38.64 ID:gANVvfls0

姉「それじゃ、宿題でも済ませちゃう？」

妹「そうですねー…」

姉「よしっ、そうしよう」

妹「飲み物は何がいいですか？」

姉「麦茶！」

妹「えーっ、紅茶にしましょうよぉ」

姉「お姉ちゃんの特権なの！」

妹「ぶーっ、紅茶がいいっ！」

姉「いーやーでーすーっ！」

妹「ぐぬぬ」

姉「ふふんっ」

妹「くっ…今回は妥協してあげましょう…」

5 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:25:39.81 ID:gANVvfls0

妹「…」ｶｷｶｷ

姉「…」ｶﾘｶﾘ

私の家では姉妹揃って宿題をやることが暗黙の了解となってるんです。
それがいつからなのか、何故なのかは私にも姉さんにも分からないと思います。
全てはなんとなく、って感じですね。

妹「…？」ｹｼｹｼ

姉「…」ｶﾘｶﾘ

妹「…」ｳｰﾝ

姉「…」ｶﾘｶﾘ

妹「！」ｶｷｶｷ

姉「…」ｶﾘｶﾘ

6 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:26:31.59 ID:gANVvfls0

姉「…」ｶﾘ

妹「…」ｶｷｶｷ

姉「…」

妹「…」ｶｷｶｷ

姉「…」ｼﾞｰ

妹「…」ｳｰﾝ

姉「…」ｼﾞｰ

妹「！」ｶｷｶｷ

姉「…」ｼﾞｰ

妹「？…何ですか？」

姉「ん、ちょっと見てただけ、気にしないで」ﾆｺ

妹「いやあの…気が散るというか…」

姉「んー？」

7 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:26:58.93 ID:gANVvfls0

妹「…」ｶｷ

姉「…」ｼﾞｰ

妹「…」ｶｷｶ

姉「…」ｼﾞｰ

妹「…」ﾁﾗ

姉「？」

妹「むむ…」

姉「どうしたの？」

妹「姉さんはもう終わったんですか？」

姉「ん、まあね」

妹「…ぐぬぬ」

8 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:27:28.77 ID:gANVvfls0

妹「…」ｶｷｶｷ

姉「…」ｼﾞｰ

妹（…このプレッシャーの中、宿題をやり続けなきゃいけないのか…）

姉「…あ、ここ間違ってるよ」ﾄﾝﾄﾝ

妹「え？」

姉「ん、ほら」ｶﾘｶﾘ

妹「うあっ、なんて初歩的なミスを…」ｹｼｹｼ

姉「ふふっ」ｸｽｯ

9 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:27:57.82 ID:gANVvfls0

妹「…」ｳｰﾝ

姉「…」ｼﾞｰ

妹「…」ｳｰﾝ

姉「…」ｽｽｽ

妹「…？」

姉「よいしょっ」ﾋﾟﾄｯ

妹「ふえっ！？なっ、なんですかっ！？////」

姉「んっとね、ここは…」ｶﾘｶﾘ

妹「あっ」

姉「ん、分かった？」

妹「…はい」

10 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:28:26.30 ID:gANVvfls0

姉「それでね、ここは…」ﾌﾆｯ

妹「…むっ」

姉「ん、どうしたの？」

妹「…いえ、何も」

姉「？そう」ﾌﾆｭｯ

妹（ぐぬぬ、柔らかい…）

妹（これは故意に当ててきてるのか…？）

姉「妹ー？」ﾌﾘﾌﾘ

妹「あ、はい？」

姉「…聞いてなかった？」

妹「…はい」

姉「…何かあった？」

妹「え？」

11 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:29:14.29 ID:gANVvfls0

姉「ん、学校で何かあったのかな、って」

妹「いえ、いつも通りですが」

姉「…そう」

妹「なんでですか？」

姉「なんか…ぼーっとしてるなって」

妹「…普通だと思いますが」ｶｷｶｷ

姉「…ふうん」

妹「…」ｶｷｶｷ

姉「…悩み事があるんなら、相談してくれてもいいのに…」

妹「な、無いですっ」

姉「ほんとに？」

妹「本当ですっ」

12 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:30:09.35 ID:gANVvfls0

姉「でも…いつもよりなんか違うよ？」

妹「…気のせい、です」

姉「…ほんとかな？」ｼﾞｰ

妹「…ほんとですよ」

姉「…ふうん？」ｽﾞｲｯ

妹「ぁ…っ」

姉「…ふふっ」

妹「ねっ、ねえさ…ちかいですっ、かおがちかいですよっ////」

姉「んー…？」

妹「あ、あ、あ…っ///////」ﾌﾟｼｭｰｰ

姉「あ」

13 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:31:53.02 ID:gANVvfls0

トントントン

妹「…………ん」ﾊﾟﾁﾘ

妹「んぅ…」ｸｼｸｼ

母「あ、おはよー！」

妹「あ、お母さん…」

母「あはっ、ぐっすりだったね？」

妹「んー…」ﾈﾑﾈﾑ

妹（…あれ…宿題やってたはずなのに…）

妹「…ん、『母さん』は？」

母「今日は遅くなるってさ」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

妹「そうですか」

母「ご飯食べ終わる頃には帰ってくるんじゃないかな」

……そう、何を隠そう、我が家の両親は同性愛者なんです。
しかも姉妹愛と来たもんでして…。
…え？私と姉さんはなにかって？
孤児院で引き取り手のない私たちを『お母さんたち』が連れてってくれただけのお話。
つまり、この家族は両親以外だぁれも血は繋がっていない、まったくの他人って訳です。

妹（…そのことに、なんの引け目も感じませんけどね）

14 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:32:42.46 ID:gANVvfls0

妹「…あれ、そういえば姉さんは…？」

母「今は部屋にいるんじゃない？」

妹「そうですか」

母「ちょうどご飯できたし、呼んできてくれるかな？」

妹「あ、はい」ﾀﾀﾀ

15 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:33:34.80 ID:gANVvfls0

妹「姉さん姉さん」ｺﾝｺﾝ

姉『んー？』

妹「夕飯ができました」

姉『ん、今行くー』

妹「はい」

ガチャッ

姉「はいはい」

妹「っ！？」ﾄﾞｷｯ

姉「ん、どうかした？」

妹「な、何でもないです…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉「…そっか、早く行こ？」

16 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:34:18.46 ID:gANVvfls0

妹（…うーん、宿題のあと、あのまま寝ちゃったのかな…）ﾊｸﾞﾊｸﾞ

母「ん？妹ちゃん、どうしたの？」

姉「なんか、さっき宿題やってた時からヘンなんだよね」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

母「恋？」

妹　ﾌﾞｯ

姉　ﾌﾞｯ

妹「ケフッ、何言って…」

ガチャリ

姉母「ただいま帰りましたー」

母「あっ、お帰りお姉ちゃん！」

姉「…おかえりなさーい」

妹「…おかえりなさい」

17 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:35:11.62 ID:gANVvfls0

母「今日は遅かったね？」

姉母「はい…」

母「ご飯とお風呂、どっちにする？」

姉母「先にお風呂に入りたいです…」

母「じゃあお湯沸かしてくるね」ﾄﾃﾃ

姉母「…ふふ」

妹「どうしたんですか？」

姉母「いえ…少し、昔を思い出しまして」

妹「昔？」

姉母「私が、高校生の時です」

妹「そんな昔じゃないですね」ｸｽｯ

姉母「まあ、そうですね」ｸｽｯ

18 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:35:48.90 ID:gANVvfls0

妹「…前から聞きたかったのですが」

姉母「はい？」

妹「…どうして、私たちを引き取ってくれたのですか？」

姉母「…そうですね」

姉母「あそこの院長と知り合いだったというのもありますが…」ﾁﾗ

姉「〜♪」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

姉母「ふふっ…」

妹「なっ、なんですか」

母「お姉ちゃん、お風呂沸かしたよー！」

姉母「あ、それじゃ、入ってきます」ﾆｺ

妹「あーっ！また後で聞きに来ますからねーっ！！！」

19 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:37:30.38 ID:gANVvfls0

妹の部屋

妹「やれやれ…」ﾎﾟﾄｯ

妹（うまくはぐらかされてしまいました…って）

妹「？…今、なにか落っことしたような…」ｷｮﾛｷｮﾛ

妹「…ん？」ﾋｮｲｯ

妹「なに…これ？」ﾏｼﾞﾏｼﾞ

妹「…そういえば、学校で友ちゃんがポケットになんか入れてきたような…」

妹「聞いてみよ」ﾊﾟｶ

20 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:38:35.76 ID:gANVvfls0

件:無題
宛:友ちゃん
本文:今日学校で何かポケットに入れませんでした？

妹「…」ﾋﾟﾛﾘﾝ♪

件:RE:
宛:妹
本文:バイブを突っ込みました(｀・ω・´)ゞ

件:RE2:
宛:友ちゃん
本文:バイブ？ってなに？

件:RE3:
宛:妹
本文:知らないの〜？ひとりえっちに使うやつだよ？

妹　ﾌﾞｯ

21 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:39:17.42 ID:gANVvfls0

件:RE4:
宛:友ちゃん
本文:なんて物を突っ込んでくるんですか！！

件:RE5:
宛:妹
本文:だって…妹したことなさそうじゃん？
　　 だから、これ使うと良いよって意味でさ

件:RE6:
宛:友ちゃん
本文:すっごく迷惑ですよ…

件:RE7:
宛:妹
本文:まあまあ、一回使ってみなって！すっごく気持ちいいから！

妹（しかも使用済みかよ）

妹「ヘンタイだ…ヘンタイがいる…」ｶﾞｯｸﾘ

22 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:40:09.67 ID:gANVvfls0

妹「こんなものをどうしろと…」ｼﾞﾛｼﾞﾛ

妹「…？なんかスイッチが」

妹「入れてみましょう」ｶﾁｯ

バイブ「ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ」

妹「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ

妹「なっ…なんだコレ！？」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

姉「どっ、どうしたの！？」ｶﾞﾁｬｯ

妹「！！！！！！」

23 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:40:52.99 ID:gANVvfls0

姉「へえ、友ちゃんが…」ｼﾞｰ

妹　ｼｭﾝ

姉「で、使おうとしてたの？」

妹「スイッチがあったから入れてみようと思っただけです！！」

姉「え…挿れて…？」

妹「ちがーーーう！！！」

姉「はいはい」

24 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:42:24.30 ID:gANVvfls0

姉「使い方、知らないんだ？」

妹「なんで使うこと前提になってるんですか、使いませんよっ」ｺﾞﾛﾝｯ

姉「まあまあ」ﾇｶﾞｾﾇｶﾞｾ

妹「ちょちょっ！？なにぱんつ脱がせてんですかっ！！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

姉「え、私も脱いだほうがいい？」ｽﾙｽﾙ

妹「ちーーーがーーいーーまーーすーー！！！」

姉「使い方、教えてあげようと思って…」

妹「いーです！いいですから！！」

姉「だいじょーぶだいじょーぶ、私にまかせなさい」

妹「そこはかとない嫌な予感と不安を感じるからやめてくださいいいぃぃぃ！！！！！」

25 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:43:33.88 ID:gANVvfls0

姉「よいしょ…っ」ｷﾞｼ

妹「あっ、ちょっちょっちょっ、乗っからないでくださ…！！////」

姉「ほら、こうやってココにくっつけて…」ﾋﾟﾄ

妹「やめっ…」ﾋﾟｸｯ

姉「ん…私ので、挟んだげるね」ﾋﾟﾄ

妹「待っ…」

カチッ

妹「っ、ぅああぁ！！？」ﾋﾞｸﾝｯ

姉「んぁぁっ！！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

26 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:44:05.07 ID:gANVvfls0

妹「やぁ…っなにっこれぇ…っ！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

姉「はぁんっ…きもちいいっ！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

妹「んぁっ！変な声、でちゃ…っ」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

姉「んっ、かわ、いいよ、妹…っ」ｸﾞﾘｯ

妹「あっ！おしつけちゃ、だめ、れすぅっ！！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

姉「んあぁっ！！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

妹「っ！？らめぇっ！なんかきちゃうよぉぉ！！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

姉「いも…っ一緒にイこ…っ！」ﾌﾞﾌﾞﾌﾞﾌﾞ

妹「あぅっんああぁぁっ！！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

姉「くぅああぁぁっ！！」ﾋﾞｸﾝｯ

27 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:44:59.83 ID:gANVvfls0

妹「────…はっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

妹「…え？」ｷｮﾛｷｮﾛ

妹「え、え、夢…？」

妹（なんて夢を…っていうか夢オチ多いような…）ｸﾁｭﾘ

妹「っ…」ｻｯ

妹（な…んで…こんな濡れて…）ﾆﾁｭ…

妹「…はぁ、お風呂入んなきゃ…」ｺﾂﾝ

妹「…」ﾋｮｲｯ

バイブ「ﾓｴﾂｷﾀｾﾞ」

妹「これも…明日ゼッタイ返さなきゃ…」

28 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:45:54.18 ID:gANVvfls0

脱衣所

ｻﾞﾊﾟｰｯ

妹「…？」

妹「誰か、入ってますか？」ｺﾝｺﾝ

姉『んー？』ｷｭｯ

妹「っ！！」ﾄﾞｷｯ

姉『私入ってるよー？』ｺﾞｼｺﾞｼ

妹「はっ…はい…っ」ﾄﾞｷﾄﾞｷﾄﾞｷ

姉『どうかした？』

妹「いっ、いえっ！」

姉『それとも、一緒に入りたい？』

妹「え、えっ、遠慮させていただきますっ！！////」ﾀﾞｯ

29 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:46:59.09 ID:gANVvfls0

再び妹の部屋

妹「はー…はー…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹「…うー」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹（あんな夢見て…姉さんとまともに会話できません…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹（…っていうか、なんでこんなにドキドキするのでしょうか）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹「…しばらく、収まりそうにありませんね…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹「むー…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹「…」

妹「……」

妹「………？」

妹「なんか…スースーするような…」

妹「…っ」ｻｯ

妹（ぱ…ぱんつはいてない…だと…）

妹（なんでさっき気がつかなかったのでしょうか…）ｶﾞｯｸﾘ

30 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:47:28.80 ID:gANVvfls0

妹「…え？」

妹「じゃあさっきのは…夢じゃなくて…？」

妹「うわ…うわわ…」ﾌﾙﾌﾙ

妹「〜〜〜〜〜〜っ！！////」ｼﾞﾀﾊﾞﾀｼﾞﾀﾊﾞﾀ

コンコン

姉『妹、あがったよー？』

妹「…あ、はい…」

31 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:48:02.50 ID:gANVvfls0

お風呂後

妹「…母さん」ﾎｶﾎｶ

姉母「はい？」ﾍﾟﾗ

妹「さっきの質問の答えを聞きに来ました」

姉母「ああ、あれですか」ﾊﾟﾀﾝ

妹「さっきはうまくはぐらかされましたが、今回は聞くまで逃がしませんからね！！」

姉母「はぐらかしたわけじゃないですよ」

母「なになに、なんの話？」ﾋｮｺｯ

姉母「妹ちゃんや姉ちゃんを連れてきた理由です」

妹「はいはい」

姉母「まあ正直に言うと…特に理由は無いんです」

妹「…はい？」

32 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:48:37.00 ID:gANVvfls0

姉母「ふと、連れていかなきゃな、って思いまして」

母「ちょっかーん」

妹「なんだ…そんなことですか…」

姉母「別に話すまでもないと思って言わなかったんですよ」

妹「確かに、聞くまでもなかったですね…」

姉母「そうでしょう？」ｸｽｯ

33 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:49:01.96 ID:gANVvfls0

妹の部屋

妹「…ん」ｷｼ

妹（きまぐれ…かぁ）

妹（本当の娘みたいに接してくれる…というか）

妹（姉妹みたいに接してくれるけど…）

妹「…残念、だな」ﾎﾟｽｯ

妹「お母さんたちと、血が繋がってなくて…」ｷﾞｭ

34 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:49:31.50 ID:gANVvfls0

翌日

pppppppppppppppppppp

妹「…むー」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

妹「ふぁ…」ｶﾁﾘ

妹「ふぁぁ…ぁふ…」ｸｼｸｼ

妹「んー…」ﾎﾞｰ

姉母『妹ちゃん、朝ごはんですよ』ｺﾝｺﾝ

妹「ふぁい…」ﾈﾎﾞｹｰ

35 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:50:03.84 ID:gANVvfls0

リビング

妹「おはよーございます…」ｶﾁｬ

母「あ、おはよー」

姉母「おはようございます」

姉「おはよう」

妹「うーあー…」ｸﾞﾃﾞｰ

姉「まったく、ほんとに朝に弱いんだから…」

妹「ていけつあつなんですよぅ…」

姉「なんでもいいから早く食べないと遅刻しちゃうよ？」

妹「いただきます」ｼｬｷｯ

36 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:50:42.85 ID:gANVvfls0

姉「それじゃ、いってきまーす！」ﾄﾝﾄﾝ

妹「いってらっしゃーい！」

母「いってらっしゃい」

姉母「気を付けて行ってくださいね」

姉「はいはーい」ｶﾞﾁｬ

母「姉ちゃん、元気だね〜」

姉母「妹もそうですよ」

妹「そうですね、お母さんもですよ」

母「なによ！元気なのは良いことじゃない！！」

妹「はいはい、それでは私も行きます」

姉母「気を付けてくださいね」

妹「はい、行ってきます」

母「達者でなー」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

37 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:51:21.45 ID:gANVvfls0

妹登校中…

妹「…はぁ」

妹（毎日毎日、賑やかな朝ですね…）

友「ほっほう」

妹「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ

友「おはよう」

妹「おっ…おはようございます…」

友「いやーっ、今日もいい日になりそうだねぇ！」

妹「そうですね…」

38 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:51:52.56 ID:gANVvfls0

友「んーっ！」ﾉﾋﾞｰｯ

妹「今日も学校か…」

友「ぷはあっ！」

友「なにかい？学校行きたくないんかい？」

妹「面倒ですからね…」

友「やれやれ、これだから最近の若いもんは…」

友「…まあでも、私も早く高校に行きたいかな」

妹「へえ…なんでですか？」

友「んー、なんとなく」

妹「友ちゃんらしいですね…」

39 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:52:17.50 ID:gANVvfls0

教室

妹「…ふう」ｽﾄﾝ

「妹ちゃんおはよー」

「おはよう」

妹「おはようございます」ﾆｺ

友「うあー、勉強だるーい」ｸﾞﾃﾞｰﾝ

妹「まだ授業始まってすらないですよ」

友「なんかね、こう…学校の雰囲気的な？感じで？」

妹「知りませんよ」

40 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:55:11.92 ID:gANVvfls0

ｶﾞﾗｯ

先生「私だ」

友「…お前だったのか」

先生「暇を」

友「持て余した」

先生＆友「「神々の遊び」」

妹「揃って行稼ぎはやめてください」

先生「それでは朝のSHRを始める」

友「うああああー嫌だあああああ！！」

41 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:55:46.09 ID:gANVvfls0

お昼休み

友「…」

妹「…？お弁当、食べないんですか？」

友「うん…食べるけどね」

妹「悩み事ですか？らしくないですよ」ｲﾀﾀﾞｷﾏｽ

友「いやなんかさ…随分、時間の経過が早いような気がするんだよね」

妹「それほど集中してたんじゃないですか」ﾊﾟｸ

友「そうなのかなぁ…」

妹「私は長く感じてましたが」

42 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:56:13.67 ID:gANVvfls0

友「…食べ終わってしまった」

妹「それが何か？」

友「いや…なんかもう満腹感が得られない」

妹「そうですか」ｽﾀｽﾀ

友「今日もかい？」

妹「そうですが…友ちゃんは行かないんですか？」

友「行くよ行きます」

妹「早くいきましょう」

43 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:56:47.54 ID:gANVvfls0

屋上

妹「んー…っ！」ﾉﾋﾞｰｯ

妹「はぁっ…」

友「今日は風が穏やかだね〜」

妹「そうですね〜」

後輩「あっ、妹せんぱーい！」ﾀﾞｷｯ

妹「うひゃあっ！？」

後輩「お、友先輩も一緒ですか？相変わらずですね」

友「うーっす」

妹「ちょっ、離れてくださいっ！」ﾜﾀﾜﾀ

後輩「ちぇー…」ｼﾌﾞｼﾌﾞ

44 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:57:36.86 ID:gANVvfls0

後輩「今日は風が穏やかですね〜！」

妹「友ちゃんと同じこと言ってますね」ｸｽｯ

友「スカート捲れないからよかったよかった」

後輩「そこですか…」

友「大体、この学校スカート短すぎなんだよねー」

後輩「今時珍しいタイプの学校ですよね」ﾋﾟﾗ

友「なんでなんだろうね？」

後輩「私は妹先輩のふとももが見れて眼福なんですが」

妹「どこ見てるんですかっ！！////」ﾊﾞﾊﾞｯ

後輩「赤面しながらスカート押さえるってえっちぃですよね」

友「同調する」

妹「ふ、二人ともぉっ！！！」

45 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:58:05.85 ID:gANVvfls0

妹「さてと…」ｽﾄﾝ

後輩「ここで座ったらシワ付いちゃいますよ？」

妹「平気ですよ」ﾊﾟﾗ

友（白か…）

後輩「妹先輩、見えてますよ」

妹「何が？」

後輩「下着が、です」

妹「！！」ﾊﾞｯ

友「大丈夫大丈夫！白いぱんつなんて誰も見てないし！」

妹「…友ちゃん」

友　ﾊｯ

46 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:58:38.10 ID:gANVvfls0

妹「これでよし、っと」ｷｭｯ

友「んー、んー！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

後輩「なんで縛るんですか」

妹「なんとなくです」

友「んんん」

後輩「それじゃ、改めまして」ﾀﾞｷｯ

妹「うわあっ！？」

後輩「はー…いもうとせんぱい、いい匂い…////」ｽｰﾊｰ

妹（くっ…縛っとくのはこっちの方だったかッ！！）

友「んー」ﾁﾗｯ

妹（アイコンタクト…？）

47 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 17:59:48.45 ID:gANVvfls0

友『はずしたらたすけてやる』

妹『しんようできない』

友『しんじろ』

妹『ぜったいだな』

友『おんなににごんはない』

妹『いまのでふあんになった』

友『もれはこうはいのじゃくてんをにぎっている』

妹『いいだろう』

友『とりひきせいりつだな』

後輩「むー、二人で見つめ合って…妹先輩、私にも構ってくださいよぉ〜」ｷﾞｭｳｩｯ

妹「っ！そんなに抱きしめないでください〜！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

48 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:00:24.07 ID:gANVvfls0

友「ぃよっし！！」

後輩「あれ、外しちゃうんですか？」

友「さて後輩、ちょっとこちらに…」ｽﾀｽﾀ

後輩「なんですか？妹先輩なら渡しませんよ？」ﾀﾀﾀ

妹「え…」

妹「なんでしょう…そこはかとない不安が…」

49 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:01:00.54 ID:gANVvfls0

友「さて、後輩よ」

後輩「だからなんですか一体」

友「実は私、こんなものを持っていてな…」ｺﾞｿｺﾞｿ

後輩「？」

友「妹の寝顔写真だ」ｻｯ

後輩「！！！！！！！」

友「欲しいか？欲しいんだろう？」

後輩　ｺｸｺｸ

友「なら、妹に抱きつくのをやめたまえ」

後輩「…くっ、どうすれば…」

友「いらないのか…？」ﾋﾗﾋﾗ

後輩「ぐっ…」

50 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:01:32.78 ID:gANVvfls0

後輩（こっ…ここで負けては女が廃るっ！！！）

後輩「い、いりません！！」

友「ほぉ…今なら生着替え写真も付けるんだが…」ｺﾞｿｺﾞｿ

後輩「承知いたしました」ｻｯ

友「取引成立だな」

後輩「にへへ…」

51 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:01:59.46 ID:gANVvfls0

友「ほいほーい」

妹「ど…どうでした？」

友「ああ、問題ない」

後輩「えへへ…」

妹「っ」ｿﾞｸｯ

妹（ものすごい悪寒がします…）

後輩（これでしばらくオカズには困らないかな♪）ﾆﾔﾆﾔ

妹（…もしかして私は、一番信用してはならない人を信用してしまったのかもしれない…）

52 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:02:27.17 ID:gANVvfls0

下校中

妹「…はぁ」ﾄｺﾄｺ

友「どうしたの？」

後輩「きっと後輩分が不足してるんですよ！」

妹「いえ…何か忘れているような…そんな気がしてまして」

友「？ふぅん」

妹「なんでしょう…それなりに大切だった気がするのですが…」

友「あるよねー、そういう時」

後輩「すっごいもどかしいんですよね」

友「わかるわかる」

妹「んー…？」

53 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:03:41.13 ID:gANVvfls0

家

妹「何も思い出せずに着いてしまいました…」

妹「んー…」ｺﾞｿｺﾞｿ

ｶﾁｯ

妹「はぁ…」ｶﾞﾁｬ

姉「ん、おかえり」

妹「ぁっ」ﾄﾞｷｯ

妹「ぁっ、あのっ、えぇと…っ」ﾄﾞｷﾞﾏｷﾞ

姉「どうしたの？」

妹「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ///////」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

姉「あ…え…」

54 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:04:29.37 ID:gANVvfls0

妹の部屋

妹「はー…なんで逃げたのでしょうか…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹「…姉さんを見る度に心臓がおかしく…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹「…姉さんを見るたびに？」

妹「…」

妹（あれ、これって『恋』じゃね？）

ｺﾝｺﾝ

妹「ふぁっ！？」ﾋﾞｸｯ

姉『あ…えぇと、私、だけど…』

妹「あっ、えとっ、どうぞっ」ｶﾞﾁｬ

姉「あ、う、うん…」ｵｽﾞｵｽﾞ

55 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:05:09.22 ID:gANVvfls0

妹「…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

姉「…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

妹「…っ////」ｶｱｯ

妹（結論が出たために、ものすごく気まずい…）

姉「あっ、あのっ！」

妹「は、はいっ！！」

姉「えっと、あの…さ」

妹「は、はい」

姉「えっとさ、その…」

妹「な、なんですか？」

姉「もしかして、さ…私のこと、キライになった…？」ﾁﾗﾘ

妹「……………ん？」

56 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:06:00.35 ID:gANVvfls0

姉「…」ﾓｼﾞﾓｼﾞ

妹「…はい？？？」

姉「だから…」

妹「いやあの、言っている意味が全くわからないのですが」

姉「…むむ」

妹「まず、何故そんな考えを？」

姉「だって…なんか最近全然構ってくれないしさ」ｲｼﾞｲｼﾞ

姉「話しかけてもすぐに逃げちゃうしさ」ｲｼﾞｲｼﾞ

妹（姉さんってこんなキャラでしたっけ…）

姉「…そりゃあ、昨日のアレは謝るけどさ」ｲｼﾞｲｼﾞ

妹「え…昨日のってやっぱり夢じゃなかったんですか！？////」

姉「え…？う、うん」

妹「あああぁぁぁぁ…////」

57 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:06:39.04 ID:gANVvfls0

妹（うぅ…昨日から赤面ばっかりしてる…恥ずかし…）

姉「…」

妹「いや、あのですね」

姉「…」

妹「それは単に────」

姉「や…やっぱいいっ！！何も言わないで怖いから！！」ﾊﾞｯ

妹「はっ！？」

姉「ごめんね！」ｶﾞﾁｬﾊﾞﾀﾝｯ

妹「え？」

58 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:07:13.94 ID:gANVvfls0

少女達宿題中…

妹「…」ｶｷｶｷ

姉「…」ｶﾘｶﾘ

妹「…」ﾁﾗｯ

姉「…」ﾁﾗﾘ

妹「！」ｻｻｯ

姉「！！」ｻｻｯ

妹「…」ｶｷｶｷｶｷｶｷ

姉「…」ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

妹「…っ」ｹｼｹｼ

姉「…っ」ｹｼｹｼｹｼ

妹「…」

姉「…」ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

59 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:08:02.88 ID:gANVvfls0

妹「姉さん」

姉「ひっ」ﾋﾞｸｯ

妹「あのですね」

姉「あー、ちょっと私、部屋に教科書取りに行ってくるかr」

妹　ｶﾞｼｯ

姉「う…」

妹「…無粋ですよ、折角私の告白タイムが始まろうとしてるのに」

姉「…は？」

60 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:09:00.67 ID:gANVvfls0

姉「え、告白…？」

妹「はい」

姉「え、え、告白って…」

妹「好きです、姉さん」

姉「すっすすすきっ！？////」

妹「はい、大好きです」

姉「しっ姉妹としてだよね！？そうだよね〜！？」

妹「いえ、恋愛の対象として…とでもいいましょうか」

姉「だ、だって私たち…」

妹「血は繋がってませんよ？」ｸﾞｲｯ

姉「あっ…で、でもでも…っ」

妹「ん…」ﾁｭｯ

姉「んぅっ…」

61 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:09:31.45 ID:gANVvfls0

姉「…ぷはっ」

妹「…好きなんですよ、姉さん」ｷﾞｭ

姉「私たち…女の子同士だよ？」

妹「知りませんよ、そんなの」

姉「…いい、の？」

妹「…姉さんは？」

姉「わ…私m」

母「たっだいまあぁ！！」ﾊﾞﾀｰﾝｯ

妹「！！！！！」

姉「！！！！！」

母「え？あっ！！」

62 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:10:00.49 ID:gANVvfls0

母「お邪魔、だったね…」

妹「いっ、いやあの、これはですねっ！！！////」ﾊﾟｯ

姉「あのあのあのっ！！////」

母「大丈夫、私わかってるから！」

妹「きっ…聞いてくださいっ！」

母「…同性だからって気にすることないんだからね？」

妹「…っ」

姉「あ…」

妹（そうでした…お母さんは母さんと…）

63 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:13:42.17 ID:gANVvfls0

過去のお話
孤児院にて

姉母「…まさか、貴方が院長でしたとは、思いもしませんでしたよ」

男「そうだろうね」

男「けど、それも今日までだけどね」ｱﾊﾊ

姉母「ええ…あの二人は責任もって育てますよ」

男「うん…ごめんね、まだ高校生なのに…」

姉母「大丈夫ですよ」

姉母「…ただ、少し気になることがありまして」

男「気になること、とは？」

姉母「ふふっ…男性の方にはわかりませんよ」

64 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:14:27.09 ID:gANVvfls0

妹「なんのおはなしをしてるのですか？」

姉母「貴方たちのお話をしてたんですよ」

妹「わたしたち、おねーさんのおうちにいくんですよね？」

姉母「そうですよ」

姉「ここはどおなるの？」

姉母「無くなっちゃうそうなんです」

姉「どうして？」

姉母「色々…大変なんですよ」

姉「いろいろって？」

姉母「…貴方たちには、まだわかりませんよ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

姉「ほぇー…」

妹「ねえさんだけずるいですっ」

姉母「はいはい」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

65 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:15:19.94 ID:gANVvfls0

現在

姉母「…そうですか」

母「うん…」

姉母「やはり、あの二人はくっつきましたか」ﾆﾔﾘ

母「えっ」

姉母「そんな気がしてたんです」

母「え、どういうこと？」

姉母「それがわかってたから、あの子達を引き取ろうと思ったんですよ」ﾆｺ

母「なっ…」

姉母「まだ大学生の妹にはわかりませんよ」ｸｽ

母「むぅっ…そうやってコケにしてぇ…っ」

母「襲ってやるぅっ！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

姉母「ふぁっ！？いもうとっ待…っ！！！」

66 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:15:46.76 ID:gANVvfls0

姉の部屋

姉「…」

妹「…」

姉「…」ｶﾘｶ

妹「…」ｶｷ

姉「…」ﾁﾗ

妹「…」ﾁﾗ

姉「っ////」ｶﾘｶﾘｶﾘｶﾘ

妹「っ///」ｶｷｶｷｶｷｶｷ

67 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:16:47.62 ID:gANVvfls0

姉「…あの、妹」ｺﾄﾘ

妹「は、い…？」

姉「…私も、好きだよ」

妹「え…？」ｶﾀ

姉「好きだよ、妹」

妹「…」

姉「…」

妹「…姉さん」

姉「うん…」

妹「…もう一回、キスしていいですか？」

姉「ダメって、言ったらどうする？」

妹「それで引き下がると思いますか？」

姉「あはっ」

68 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:18:49.31 ID:gANVvfls0

妹「…姉さんの唇、すごい柔らかいです…」

姉「…えへへっ」

妹「あの、今日一緒に寝てもいいですか？」

姉「えっ！？一緒、に…？////」

妹「その…姉さんと、一緒にいたくて…」

姉「ま、ま、またする、の？////」

妹「なっ、そんな、そういう事は、しませんからっ！！！////」ｶｧｧ

姉「やっ、妹なら…嫌じゃない、よ…？///」

妹「ねっねねねっ姉さんっ！？///」













ドアの外

姉母「…聞いててどう思います？」ﾋｿ

母「…もう、こう、煩わしいというか…悶えそう」ﾋｿﾋｿ

姉母「わかります…初々しいですね」ﾋｿ

母「ウブだねぇ…」ﾋｿ

姉母「微笑ましい、というか…」

母「ニヤニヤが止まらないよね」

姉母「そうですね」

69 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:19:30.15 ID:gANVvfls0

妹の部屋

妹「うああぁぁぁぁ…////」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

妹（姉さんと、一緒に寝て…寝…）

妹「〜〜〜〜〜っ/////」ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ

妹「とっ、とりあえず枕を持っていきましょう」

妹「…」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

妹　ﾌｰ

妹「…きょう、ねれるかな…」

70 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:20:17.27 ID:gANVvfls0

姉の部屋

姉「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ｺﾝｺﾝ

姉「は、はいっ！」ｶﾞﾁｬｯ

妹「あっ、あの、よろしくお願いしますっ」ﾍﾟｺｯ

姉「あっ、えと、こちらこそっ」ﾍﾟｺｯ

妹「…」

姉「…」

妹「…ぷっ…」

姉「ふふっ…」

姉＆妹「「あははははははっ！！」」

71 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:20:57.10 ID:gANVvfls0

姉「はー、おかしー…」

妹「なんであんなに緊張してたんでしょうか」

姉「そうだね」

妹「いま思い起こしただけで恥ずかしくて悶えそうです」

姉「…じゃあ、寝よっか？」

妹「…はい」

姉「今日はあったかいな♪」

妹「ずっとくっついてますからね？覚悟してくださいよ？？」

姉「それはこっちのセリフかなっ」ﾑｯ

72 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:21:31.10 ID:gANVvfls0

妹「…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

姉「…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

妹「えいっ」ｷﾞｭｳｩｩｯ

姉「あぅ」

妹「はあぁ…あったかいです…」

姉「んー…妹、いい匂い…」ｷﾞｭ

妹「冬場重宝する温かさですね」

姉「んー…夏でも嫌じゃないね」

妹「もちろんですよ」

姉「それはなにより」

妹「ただ…」

姉「ん、何？」

妹「すぐ…ねむくなっちゃいます…」ﾈﾑﾈﾑ

姉「ありゃりゃ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「んぅー…」

73 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:22:08.98 ID:gANVvfls0

姉「まったく…もうちょっと楽しみたかったんだけど」

妹「すみません…ふぁぁ…」

姉「…ん」

妹「なんですか…？」

姉「はむっ」ｶﾌﾟ

妹「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ

姉「んー、耳たぶ柔らかい」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

妹「うひゃぁっ！！」

姉「あはっ、可愛い声出すねぇ」

妹「うぅ…もうねかせてくださいよ…」

74 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:22:35.86 ID:gANVvfls0

姉「ふふ…おやすみ、妹」ﾁｭ

妹「ねえさん…」

姉「んー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

妹「はぅ…すー…すー…」

姉（まったく、可愛いなぁ）ﾂﾝﾂﾝ

妹「んっ…」

姉「妹…」

妹「ふぁ…んん…」

姉「大好きだよ、妹…」ﾅﾃﾞ

妹「…へへー…」ﾆﾏｰ

75 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:23:02.32 ID:gANVvfls0

朝

姉「んーっ」ﾉﾋﾞｰｯ

姉「ほらほら妹、朝だよっ？」ﾕｯｻﾕｯｻ

妹「あ、ねえさ…あとごふん〜…」ｷﾞｭｰ

姉「んもう、遅刻しちゃうよっ？」ｸﾞｲｯ

妹「ふえぇ…」

姉「まったくぅ…」

妹「…あ」ﾋﾟｰﾝ

姉「ん？」

妹「あああああああっ！！！」

姉「なっ、何、どうしたの？」

76 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:24:31.57 ID:gANVvfls0

妹「バイブ…返すの忘れてました…」ｶﾞｯｸﾘ

姉「あ、あはは…」ﾎﾟﾘﾎﾟﾘ

妹「昨日引っかかってたことって、アレかぁ…」

姉「まあ…いいじゃん」

妹「よ、良くないですよ！」

姉「ほら、あの…また、一緒に使お…？」

妹「…っ」

姉「ね？」

妹「…無理です」ｶﾞｼｯ

姉「あれっ、い、妹？」

妹「今すぐ、がいいです」

姉「はぁっ！？だって、ガッコ…」

妹「知りません、我慢しませんから」ｺﾞｿｺﾞｿ

姉「だっ、ダメっ、妹ぉぉぉっ！！！！！！」

77 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:26:44.73 ID:gANVvfls0

妹「…姉さん」

姉「うぅ…今はダメだってばぁ…」

妹「！」ﾋﾟｺｰﾝ

姉「…妹？」

妹「…好きだよ、お姉ちゃん♪」ﾀﾞｷｯ

姉「」ﾌﾞｰｯ

妹「あぁっ！？は、鼻血！！」

姉「」

妹「よ、予想以上に効果が！？姉さん、ねえさーーーーーん！！！！」

78 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:27:43.48 ID:gANVvfls0

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　　　　＼　　ヽ　　　　　i. 　 .|　　　　　/　　　 /　　　　　 ／
　　　　　 ＼　　ヽ　　　　i　　|　　　　 /　　　/　　　　　／
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　_＿　　　　　　　　　　お　わ　り　で　す　　　　　　　　　　　　--
　　　　　二　　　　　　　 　　／￣＼　　　　　　　　　　　＝　二
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79 ： ◆a/kVfvST9o [sage saga]：2012/02/10(金) 18:30:06.36 ID:gANVvfls0

前回が長かったので、反省して短めにしました。
こう、サラっと読める事を目標にしてました…。

ではでは皆さん、ありがとうございました！
また次のSSで…

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]：2012/02/10(金) 19:09:24.45 ID:WtxhudSpo

乙です

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]：2012/02/10(金) 20:17:01.24 ID:19haFPzAO

乙

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/10(金) 21:23:20.26 ID:97hWIplGo

乙です

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]：2012/02/11(土) 01:01:22.42 ID:SHl4Kqcwo

乙
今回もホクホクでニヤニヤが止まらなかったw

このお母さんたちはもしかして…

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/02/11(土) 09:11:37.02 ID:QlpOzj8Xo

乙
百合は良い、心が癒される

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/13(月) 01:23:22.30 ID:dbfMrFYIo

乙です。面白かった。