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千枝「バレンタイン?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:23:26.48 ID:kOcacr9Z0
雪子「そう、千枝は今年のバレンタインはどうするの?」

千枝「あ〜私は今年も食べる専門かな〜」

雪子「花村君とか完二君とかに義理チョコあげないの? あ、あと鳴上君にも・・・」

千枝「そっか、義理ぐらいあげないとね。うしし、で、雪子さんは彼に本命チョコですかな?」

雪子「・・・うん・・・」

千枝「手作り?最近料理も頑張ってるもんね。きっと喜んでくれるよ」


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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:24:45.50 ID:kOcacr9Z0
雪子「そうかな? そうなら嬉しいな・・・///」

雪子「千枝本当にありがとうね。ここ何ヶ月相談にのってくれて」

千枝「いいって、親友の恋の悩み相談にのれるなんて親友冥利に尽きるしさ」

千枝「でもほんと、学生らしい生活に戻ったよね〜。女の子どうしでバレンタインの相談なんてね。あの何だっけ?アメノなんとかを倒して、事件も終わったんだよね。しみじみ実感しちゃうな」

雪子「そうだね。平和が一番だよ。」

雪子「でもあの後のクリスマス、鳴上君誘ったんだけど断られちゃったんだよね・・・やっぱり特別な人がいるのかな・・・」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:26:41.45 ID:kOcacr9Z0
千枝「あ〜、鳴上君は人気者だけど大丈夫だって!!そんな話きかないしさ。ほらほらせっかくの美人が台無しだぞ」

雪子「フフフ、ありがと千枝。そうだね弱気になっちゃだめだよね」

千枝「そ、負けるな乙女ってね」ニコ


ーーー里中家ーーー

千枝「う〜」

千枝(雪子はやっぱり可愛いな。でもって私は最低だ・・・)

千枝(雪子が鳴上君をクリスマスに誘えなかったことに少し嬉しくなっちゃったりしてさ・・・)

千枝(・・・私も鳴上君を好きになっちゃったんだよね・・・)

千枝(女の子として私を見てくれて、優しくって、頼りになって・・・気付いたら彼のことばっかり見てたなぁ)

千枝(でも雪子の気持ちを裏切れないよね・・・鳴上君、好きだよ・・・なんて言えないし、知られちゃいけない・・・彼にも雪子にも・・・)

千枝「はぁ・・・」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:27:53.94 ID:kOcacr9Z0
ーーー学校 昼休みーーー

千枝「さ〜飯だあぁぁぁぁ!!」

陽介「授業からうって変わっての元気だな里中」

千枝「腹が減っては戦はできぬってね」

陽介「それ意味ちげぇよ」

千枝「ほまはいほとはいいも(細かいことはいいの)」モグモグ

陽介「食いながら喋んなよ、汚ねぇな〜」

りせ「せんぱ〜い、先輩のお弁当今日も美味しそうですね♡ 先輩の手作りですよね?一口くださ〜い」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:28:56.09 ID:kOcacr9Z0
鳴上「いいよ、はい」

完二「あ、俺も食いたいっす」

りせ「あんたはダメ!!先輩の弁当は私のなの」

完二「あぁ?お前のじゃねぇよ!! つか誰が決めたんだよ!!」

りせ「い〜だ!! 私が決めたんだもん!!」

鳴上「落ち着け。多めに作ってきたからみんなで分けてくれ。直斗もどうぞ」

直斗「え!? ぼ、僕はそんな・・・」

りせ「遠慮しないの。食べたそうに先輩の弁当凝視してたくせに」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:38:50.37 ID:kOcacr9Z0
直斗「ぎょ、凝視なんてしてませんよ!美味しそうだな〜とは思いましたけど・・・///」

鳴上「残っちゃうともったいないからさ」ニコ

直斗「じゃあ・・・/// あ、美味しい」

雪子「フフフ、賑やかな昼食だね」

雪子「な、鳴上君、今日は私も手作りしてきたんだ・・・あの・・・食べてもらえるかな?」

雪子「あ、あれから練習してね、板さんにもこれなら合格って言ってもらえたんだよ。だから・・・その・・鳴上君にも食べてもらいたいなって」

鳴上「ありがたくいただくよ」 
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:39:51.46 ID:kOcacr9Z0
パク  モグモグ・・・・

雪子「・・・・・・」ドキドキ

鳴上「うん、とっても美味しいよ。天城の気持ちが伝わってくる」

雪子「え!?き、気持ち!?」

雪子(ええええぇぇぇ!!そんな愛情はたくさん込めたけど、私の気持ちばれちゃうくらい手作りとかわざとらしかったかな!?)

鳴上「ああ、美味しく作ろうって気持ちがいっぱいだ」キリッ

雪子「・・・え?・・・あ、あぁ、そ、そうだよね〜・・・はぁ・・」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:40:46.07 ID:kOcacr9Z0
りせ「う〜雪子先輩やられた〜私も今度お弁当作るもん!!」

りせ「完二!!あんた練習に付き合いなさい!!」

完二「げ!!俺かよ!! 食えるもんつくれよな〜」

りせ「うっさい、バカ完二!!」

直斗「ぼ、僕も作ってこようかな・・・///」ボソ

千枝「・・・・・・・・」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:48:45.52 ID:kOcacr9Z0
ーーー学校 放課後ーーー

陽介「ここ連日のバイトの助っ人、恩に着るぜ相棒」

鳴上「気にするな」

陽介「しっかし、バレンタインデーが近いとはいえあの品出しの量は鬼だな。しかもクマの野郎が仕事を増やしやがる・・・はぁ  」

陽介「でもやっぱ男としては〜ワクワクしちゃいますよね〜このイベント♪ 今年はけっこう貰えそうだもんな」

鳴上「義理だがな」

陽介「それを言うなよ・・・」ガク
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:50:41.10 ID:kOcacr9Z0
陽介「あ〜でも我らがリーダー様は本命様をGETでございますから、いいですね〜」ニヤニヤ

鳴上「なんのことだ?」

陽介「おいおいとぼけんなよ相棒。クリスマスの日に俺たちの誘いを断っておいて何もないとは言わせないぜ。実際あの日ナニしてたんだ?」

鳴上「陽介、なんか間違ってるぞ。それにあの日は・・・・・・そっとしておこう」

陽介「んだよそれ。じゃあ攻め方を変えて、お前ってどんな女の子がタイプなわけよ」

ーーーーーーーーー
ーーーー
ーー
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:52:16.90 ID:kOcacr9Z0
千枝「あ〜忘れ物しちゃったよ〜まったく!途中まで帰りかけてたのに!」

千枝「もう教室には誰もいないかな? あ、鳴上君と花村、何話してるんだろ?」




陽介「んだよそれ。じゃあ攻め方を変えて、お前ってどんな女の子がタイプなわけよ」

千枝「!」ササッ

千枝(なんで私隠れてるんだろ? 立ち聞きなんて良くないよね、で、でも鳴上君のタイプってどんな子かすっごく興味が・・・)
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:53:30.81 ID:kOcacr9Z0
陽介「お前の周りって可愛い子多いじゃん?天城にリセチー、直斗にあ〜あと里中、他にもちらほらとぶっちゃけどの子がタイプよ?」

千枝(おいぃ!!花村!! ’’あと里中’’ってなんだよ!! で、でもいいナイスパス!!)

鳴上「前にもそんなこと俺にきいたな。天城か里中で」

千枝(え!? ど ど ど どっち選んだの!?)

陽介「お前あん時は確か・・・ん?クマからメールだ、すまん返信する、ちょいまってくれ」ポチポチ

千枝(くまあああああああぁぁぁぁぁ!!)

陽介「すまん、で、え〜と何だっけ? あぁお前のタイプね で?どうよ?」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:55:41.10 ID:kOcacr9Z0
鳴上「好みの子かぁ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

陽介「そんなに難しく考えるなよ! じゃあこんな感じの子ってのはないわけ?」

千枝(雪子か私かは分からずじまいか・・・・・でも・・・ドキドキ)

鳴上「女の子らしい子が一番じゃないかな」

千枝(!!) ダッ

陽介「んだそれ、無難すぎだろ」

ーーーーーー
ーーー
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 02:59:58.38 ID:kOcacr9Z0
ーーー里中家ーーー

千枝「なんで私逃げたんだろ・・・」

千枝「鳴上君が私を選んでくれるって期待ちゃってたからかな・・・私みたいな女の子がタイプって言ってくれるって期待しちゃってたからかな・・・うぅぅ」

千枝「うぅ・・・バカみたいだよね、親友のために諦めるみたいなこと言っておいて、結局好きな人が自分を選んでくれるって期待なんかしちゃって・・・」

千枝「探偵王子の直斗君にアイドルのりせちゃん、それに天城越えなんて言われてる雪子・・・女の子らしい魅力で私が・・・・みんな鳴上君が好きなんだよね・・・みんな恋してる目だもん・・・そんな中私が勝てるわけないよね」

千枝「・・・でも・・・うう・・・・やっぱり悲しいよ、諦められないよ・・・好き、好き、大好きなの鳴上君・・・うぅぅぅ」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:02:57.30 ID:kOcacr9Z0

ぴ〜んぽ〜ん

千枝「・・・だれだろ?」ごしごし

ぴ〜んぽ〜ん

千枝「今誰もいないんだった。 は〜い」

『鳴上と申します。千枝さんに学校の忘れ物を届けにまいりました』

千枝「え? ええぇ!?」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:27:40.78 ID:kOcacr9Z0
千枝「どどどどうしよう!さっきまで泣いてたから顔がひどい!」

千枝「でででも出ないと!! とにかく落ちつけ!!」ごしごし さささ

ガチャ

千枝「は〜い、え〜と・・・」

鳴上「教科書忘れてた、今日の宿題で必要だから」

千枝「あ、ありがとう・・・/// あ、お、お茶でも・・・」

鳴上「ありがとう。でも今日は遅いし帰るよ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:28:21.03 ID:kOcacr9Z0
千枝「そっか・・・」

鳴上「でも帰る前に言っとく。ここ最近さ、里中はなにか悩んでるっていうか押し殺してるって感じがしたから少し心配してた」

千枝「・・・え?」

鳴上「いつでも里中の相談のるからさ、で、また元気に修行しような」ニコ

千枝「・・・なんでそんなに優しいの・・ずるいよ君は・・・///」ボソ

鳴上「ん?」

千枝「ううん、心配してくれてありがとう。でも私は元気だよ、アチョ〜ってね」

鳴上「そうか、それならよかった、じゃあまた明日」

千枝「あ・・うん、また明日」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:31:23.38 ID:kOcacr9Z0

ガチャ

千枝「・・・・ヒック・・ヒック・・・その優しさが・・・ううぅ・・・期待して・・・自分の魅力の無さに余計に悲しくなっちゃうんだよね・・・うぅ・・ずるいよ君はやっぱり・・・諦められなくなっちゃう・・・」

ーーーーーーーー
ーーーーー
ーー

千枝「・・・あ〜こんな時間か。食欲ないし・・・気分転換に散歩でもいこ」

千枝「お母さん、散歩行ってきます、夕食は作り置きしておいて〜」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:32:26.02 ID:kOcacr9Z0
ーーー散歩の帰り道ーーー

千枝「ぼ〜っとしてたらけっこう暗くなっちゃったなぁ、早く帰ろ」

千枝「あれ? こんなでっかいテレビが捨ててある。もったいない」

千枝「はは、私らこの中に入って戦ってたんだよね・・・なんか懐かしいな。あのころは戦いに夢中でこんなに悩まなかったなぁ」

千枝「それに鳴上君の存在がこんなにも大きくなかったし・・・」

千枝「ふふふ、また入れたりして。こうやって画面に手をかざすと」

ズボ!!

千枝「え!? 手が!? ひ、引っ張られ! いやああぁぁぁ!!!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:33:46.57 ID:kOcacr9Z0
ーーー堂島家ーーー

ピリリリリリ
カチャ

鳴上「はい」

雪子「鳴上君、千枝が! 千枝が行方不明なの!!」

鳴上「落ち着け。どうした? 里中なら夕方忘れ物を届けたけど」

雪子「夕飯前に散歩に出て行って帰って来ないんだって!! どうしよう・・・」

鳴上「花村たちにも声をかけて探してみる。また後で連絡する」

雪子「ありがとう・・・」

ーーーーーーーー
ーーーー
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/12(日) 03:35:57.16 ID:kOcacr9Z0
ーーー翌日 ジュネス フードコートーーー

花村「どうしちまったんだ里中のやつ、昨日は結局みつからねぇし」

雪子「またあの事件に関係あるのかな・・・」

完二「でもそれはこの前ので解決したじゃないっすか!!」

直斗「そのはずです。しかし警察のにも届け出ましたし、僕らは’’僕らの知っているの事件の可能性’’をあたってみた方がいいでしょう」

りせ「私もそう思う、誰かが入ったって感じ取るまではいかなかったけど、なんか嫌な感じがするの」

クマ「千枝ちあぁぁぁん!!クマも千枝ちゃん心配クマ!! それに中の世界も少し騒がしく感じるクマ。絶対なにか関係あるクマよ!!」

鳴上「そうか。今日は夜から雨だ。全員真夜中テレビのチェックしよう、もしかしたら何か映るかもしれない」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/13(月) 03:04:51.14 ID:FdYmZ2UZo
番長支援
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/13(月) 20:52:47.73 ID:K5MSIRSI0
ーーー堂島家ーーー

11:59 外は夜からの雨で霧がでていた

鳴上「予報通りか・・・」


カチ カチ カチ カチャン 12:00

キューーーーーン

鳴上「マヨナカテレビ・・・やっぱり・・」

だんだん鮮明になっていく映像、そして一人の少女がはっきり映った

鳴上「里中!!」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/13(月) 21:19:01.98 ID:K5MSIRSI0
千枝影『は〜い♪皆さん今晩は〜♪ さてさて、世の中はもうすぐ女の子の勝負の日、そうバレンタインデーです!!』

千枝影『だ・か・ら、好きな彼のために魅力的なレディーに大変身!! これで彼もいちころKO!!』


 『激的ビフォー・アフター 乙女の華麗なる大変身☆』 ばば〜ん!!


千枝影『私が女子力120%UPの魅惑のモテ女に変身しちゃいま〜す♪』

千枝影「もちろん可愛いだけじゃない、男子を悩殺しちゃうようなムフフな変身姿も大公開♪ お楽しみに〜♪」

プツンッ

鳴上「・・・・・・」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/02/13(月) 22:18:04.56 ID:Xu44rDBAO
これは期待
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮崎県) [sage]:2012/02/13(月) 23:40:48.16 ID:K6zWu+AOo
録画ボタンを連打
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/14(火) 03:49:23.25 ID:ARGBVRfR0
ピリリリリリリリ
カチャ

花村「悠、今の見たか!?」

鳴上「ああ」

花村「やっぱり里中は中に入っちまったんだな・・くそ!! なんでだよ!!事件は解決したんじゃなかったのかよ!!」

鳴上「落ち着け、明日みんなで集まって話し合おう」

花村「すまねぇ、了解だ相棒」

ピッ カチャ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/14(火) 03:50:52.96 ID:ARGBVRfR0
ーーージュネス フードコートーーー

雪子「千枝・・・どうして・・・」

りせ「アメノサギリってやつ倒して平和になったと思ったのに・・・まさかまたあいつ復活したの!?」

直斗「それも考えられますね・・・あの後映らなかったマヨナカテレビが映ったわけですし。 しかし実行犯はいったい・・・」

完二「だあぁぁ!!もう!! うだうだ考えてても仕方がねぇだろ!! 今は里中先輩を助けださねぇと!!」

花村「完二の言うとおりだ、さっさと中に行こうぜ」

鳴上「そうだな、準備を整えて早く助けに行こう!」

クマ「ふっふっふ・・・我はクマ、真なるクマ・・自分が何者なのか分かったクマに敵は無いクマ!! 久々の戦、眠れる野獣が
   眼を覚ます・・・みなぎってきたあぁぁぁクマ!! 千枝ちゃん待っててクマ!!・・・・・あり?」 ポツーン

クマ「およ〜みんな待ってクマ〜」

ーーーーー
ーーーー
ーー
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/14(火) 03:52:41.42 ID:ARGBVRfR0
ーーーテレビの中ーーー

りせ「やっぱり千枝先輩いる!! 昨日よりはっきり感じる! みんなこっちだよ、ついてきて」
                      
                      ・
                       
                      ・

                      ・
花村「で、来てみたが・・・なんだここ? デカいショッピング施設ってやつか?」

雪子「これ、この前雑誌で特集してた何とかヒルズって建物に似てるかも」

りせ「あ〜あの都心にできた一大ショッピングスポットですね」

クマ「そっぴんぐすぽっと? それが今回の千枝ちゃんとどう関係あるクマ?」

直斗「ショッピングスポットだよ、クマ君。多分だけど、昨日のマヨナカテレビで里中先輩は変身って言ってたから、おそらく
   自分をコーデディネイトして、イメージチェエンジを図るってことでこの施設なんだと思うよ」

クマ「???・・・日本語でおkクマ・・」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 20:33:07.11 ID:tV/xY+bU0
                      ・
 
                      ・

                      ・
ーーー施設内ーーー

シャドウ『グオオオオオオオ』

完二「ち、分かっちゃいたがやっぱりシャドウが出やがったか」

花村「ちゃっちゃと片付けちまおうぜ」

鳴上「いくぞ!」

雪子「まってて千枝・・・」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 20:33:46.17 ID:tV/xY+bU0
遭遇するシャドウと戦いつつ、ショッピング施設のようなタワーを登っていく一同、そしていくつかの階層を過ぎたころ、一つの
部屋の前にたどり着いた


クマ「この部屋から千枝ちゃんの匂いがするクマ!!」

りせ「うん、間違いないない中にいる。でもなんか千枝先輩とはちょっと違う・・・千枝先輩のシャドウだよ」

鳴上「道は一本だ。入ろう」


ウイーーーーーーーン


花村「ん? 真っ暗だな」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 20:34:54.32 ID:tV/xY+bU0
ドゥン ドゥン ドゥン ドゥン ドゥン

派手なビートのミュージックが流れ始める

『さ〜て、ギャラリーも集まってきたし。激的ビフォー・アフター☆ 一着目お披露目しちゃうよー♪』

照明が舞台を照らす


千枝影「じゃじゃ〜ん、キュートな猫をモチーフにしてみたニャン♪」フリフリ

舞台の上には、モコモコした生地のビキニに、猫の耳、肉球の手袋、ブーツ、尻尾を着けた千枝が立っていた

千枝影「ニャハハハ、どう?可愛いいかニャ?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 20:43:22.72 ID:tV/xY+bU0
花村「ぬあぁ!! あれは!! 女神シリーズの常連、ネコマタを彷彿とさせる衣装!! 可愛いらしい外見に魔性のエ   ロスが同居した攻防一体のコスチューム!! 里中の引き締まってかつしなやかな身体の魅力を最大限引き出して   いる!!・・・お、怖ろしい子・・」

完二「・・・・」鼻血ツー

鳴上「くっ・・・またカメラ忘れた!! なぜ学習しない!!」ドン ドン


雪子りせ直斗「」


クマ「とっても可愛いクマ、でも猫キャラで千枝ちゃんの声だと化物語の 千枝影「はい、ど〜ん!!」 ヒドイクマ〜〜キラン   ☆

千枝影「中の人なんていないのニャ」

花村「クマ、馬鹿野郎・・・くっ」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 22:42:15.90 ID:tV/xY+bU0
鳴上「本物の里中に会わせてくれ」

千枝影「ひどいニャ〜、私だって本物ニャのに・・・それに私の方がとっても正直で甘え上手♪ 私の方が女の子らしくて可愛いでしょ?」フリフリ

鳴上「何を・・・」

千枝影「だからね・・あなたが私を可愛がってくれるなら・・・その・・たくさん甘えたいニャ・・///」

鳴上「はい、よろこんで」

花村「あ、ずり〜相棒!! お、俺も!!」

雪子「そうじゃない無いでしょ!!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/15(水) 22:44:25.24 ID:tV/xY+bU0
鳴上花村「ですよね・・」

雪子「答えて!! 千枝はどこなの!!」

千枝影「あ〜もううるさいニャ。せっかくアピールタイムだったのに興がそがれちゃったニャ。 次のお色直しがあるから、あんたらはこいつで時間つぶしててニャ」

大型シャドウ『グオオオオオオオオ』

千枝影「じゃ、バイバイニャ〜ン♪」


直斗「やはり簡単にはすまないみたいですね」

りせ「こいつかなり強力だよ、 気をつけて!  くるよ!!」


大型シャドウ『グオオオオオオオオ』
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/15(水) 23:20:52.93 ID:gHuFyX7ko
何故携帯を忘れたんだ
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/16(木) 14:15:42.02 ID:vWmIsOtSO
ムドオンカレー
ハマオンチョコ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/16(木) 16:35:24.37 ID:id2JpZkjo
ブラック里中ですね!
わかります!!
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:01:46.25 ID:ub1BVLGG0
                          ・

                          ・

                          ・

花村「ふぅ、なかなか手ごわかったな」

りせ「部屋の奥に階段があるよ、千枝先輩はまだ上みたい」

鳴上「先を急ごう」

                          ・ 

                          ・
         
                          ・
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:02:27.48 ID:ub1BVLGG0
直斗「第二の扉といったところですか」

りせ「また千枝先輩のシャドウの気配だね」

完二「でも進むしかねぇ」

鳴上「そうだな、入ろう」


ウィーーーーン


『は〜い、激的ビフォー・アフター 2着目のお披露目いっちゃうよ〜」

例のごとく派手なBGMと照明が点く
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:03:08.91 ID:ub1BVLGG0
枝影「じゃじゃ〜ん、今度はゴスロリでキメてみました♪ ポイントはこの大きなリボンとウサギのぬいぐるみ♪」

クマ「おほ〜これまたプリチーな千枝ちゃんクマ、いかがですか〜解説の陽介さん」

陽介「いいですね〜普段ジャージメインの里中さんがフリフリのゴスロリ、ぬいぐるみを抱きしめるいじらしさ、くぅ〜ギャップがたまりません!! アレで上目づかい
   で『お兄ちゃん♪』なんて言われた日にはもはやガード不能の ”コンセントレイト+マリンカリンです!! はい!!」

鳴上「ありだな」っぐ

りせ「もう、先輩! リセだってああいうの着ればかわいいんだから! あ、こっちに来る」


千枝のシャドウは鳴上の前まで歩いてくるとおもむろに鳴上の袖を掴んだ

千枝影「ねぇ、お願い・・千枝と一緒に来てほしいの・・・お願い、お兄ちゃん」モジモジ ウルウル

鳴上「」ズキュ〜ン

花村「いったそばからでたーーー!! しかも妹属性の鳴上にピンポイントだ〜!!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:47:47.04 ID:ub1BVLGG0
ーーーー鳴上脳内ーーーー

お兄ちゃん・・・おにいちゃん・・・オニイチャン・・・・

ああ、なんて甘美な呼び方なんだ・・・

かわいい・・正直この可愛さには抗えない・・・彼女についていこうか・・・



シクシク シクシク・・

ん? 誰かが泣いている?

あれは・・・菜々子? 間違いない菜々子だ

菜々子『お兄ちゃんはもう菜々子のお兄ちゃんじゃなくなっちゃうんだね・・・』

ち、違うんだ!! 菜々子!! 

菜々子『本当? ずっと菜々子だけのお兄ちゃんでいてくれる?』

もちろんだよ

菜々子『やった〜お兄ちゃん大好き♪』ニコ


ーーーーーーーーーーー
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:48:56.24 ID:ub1BVLGG0
鳴上「はっ」

鳴上「すまない・・俺はもう他の子のお兄ちゃんだから、君についてはいけない」

陽介「なんだか知らないが、さっすが相棒」

雪子りせ直斗(間違ってはいないけど、なんか釈然としない)



千枝影「ちぇっ これもダメか・・じゃあ」

シュっ

鳴上「うっ」フラ〜コテ

抱えていたぬいぐるみからガスのようなものが噴射され、それをあびた鳴上は倒れこんでしまった

そしてその瞬間部屋の照明が消えた

クマ「うわ、真っ暗クマ!」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 18:49:36.20 ID:ub1BVLGG0
すぐに照明はついたが、先までいた千枝のシャドウとそばで倒れていた鳴上が姿を消していた



雪子「鳴上君!!」

完二「てめ〜何しやがった!!」


『眠らせただけよ、ぶっちゃけギャラリーは彼だけでいいの、後は二人で楽しむわ♪ あんたたちは消えて』


千枝いた場所に落っこちていたぬいぐるみが巨大化し、一同の前に立ちはだかった

ぬいぐるみシャドウ『ガアアアアアアアアア』

全員「くっ」カチャ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 22:05:08.94 ID:u+7qOTlIO
                                                            ・

                                                            ・
           
                                                            ・

陽介「はぁ はぁ ・・・くっそ! やられたぜ!」

完二「しっかしなんで里中先輩のシャドウは鳴上先輩を連れてったんすかね?」

雪子りせ直斗「・・・・・・」

雪子「そ、それより鳴上君たちを負わないと。 りせちゃん場所分かる?」

りせ「は、はい、えっと・・・はっきりは分からないですけどここより上の階です」

雪子「分かった、みんな行こう!」

全員「おー!」

クマ「何か雪ちゃんから気合を感じるクマ」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 22:07:12.65 ID:u+7qOTlIO
                                                        ・

                                                            ・
           
                                                            ・

一同はさらに上の階を目指し、扉の前に辿り付いた

りせ「ここ!!ここに悠先輩と千枝先輩本人もいるよ!! でもシャドウも一緒、気をつけて!!」

ウィーーーン

雪子「千枝! 鳴上君!」

部屋に入ると椅子に括り付けられた鳴上と2人の千枝がいた
しかし本物らしき知恵は力なく倒れている、一方シャドウの方はチャイナドレスに身を包み鳴上の膝の上に座っている
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/16(木) 22:22:41.83 ID:p2vYxvVG0
すごいおもしろい
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 23:30:10.77 ID:ub1BVLGG0
千枝影『あ〜あ、うるさいのがきちゃった。 せっかくこれから二人で盛り上がるとこだったのに』

陽介「悠!! 里中!! 返事しろ!!」

千枝影『この人はまだおねんねの最中なの、そっちの私はまぁ生きってかな』


そういうとシャドウは鳴上の首筋に腕を回した


千枝「うぅ・・くっ・・どうして、どうしてあんたが出てくるの? あんたとはちゃんと向き合ったはず」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 23:36:04.16 ID:ub1BVLGG0
千枝影『どうして? そんなのあんたが一番知ってるでしょ』

千枝影『あ〜そう、はっきり言った方がいいのかな』

千枝影『本当はこの彼が好きで、好きで、大好きでしょうがないんだよね〜フフフ』スリスリ

千枝影『雪子の相談にのりながらも実は鳴上君が好きだった、りせちゃんや直斗君も鳴上君のことが好きなの知ってて、でも独占したかった』

千枝影『鳴上君は自分を選んでくれるってどこかで信じてた」

千枝影『あはははははは、強欲だよね!! 例え親友を裏切っても、仲間を出し抜いても彼をものにしたいって、こうやって彼と情熱的に愛し合いたいって考えてて』

千枝影『チュ・・・ムチュ・・ハァハァ・チュ・・ふふ、いい匂いね鳴上君、それにたくましい身体♪』スリスリ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 23:36:43.59 ID:ub1BVLGG0
シャドウは鳴上の首筋に何度もキスをしながら、彼のシャツからはだけた胸板をなでた


千枝「やめて!!私、そんな汚らわしいこと考えてない!!」

千枝影『汚らわしい? あんたの願望なのに? それに本当に汚らわしいのは 親友の恋路が上手くいかないことを喜んでるあんた自身じゃない』

千枝『う、嘘よ!! そんなの嘘!!』

千枝影「そうかしら? ”雪子が鳴上君と一緒に帰ろうと誘ったけど断られた” ”雪子がお弁当作ったけど美味しくなかった” ”クリスマス雪子は鳴上君とは
    過ごせなかった” あなたはことあるごとに喜んでた。だってそうだよね?親友は恋敵、恋敵の不幸は蜜の味!! あははははは」

千枝「いや・・やめて・・・グス 」

雪子「千枝・・・」

千枝「・・!!」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 23:37:41.70 ID:ub1BVLGG0
千枝影『どう雪子?これがあたし、本当のわ・た・し♪ 鳴上君は絶対に渡さないから』チュ

千枝「・・・がう・・ちがう・・」

雪子「千枝だめ!!」

千枝「違う!! あなたが本当の私なわけない!!」


コオオオオオオォォォォォォ!!

千枝影『ふふふ、あはははは!! 否定しちゃうんだ? 邪魔者はみんないらない!! 私と彼だけいればいい!!! みんな消えちゃえ!!!!!』
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 23:38:24.70 ID:ub1BVLGG0
千枝のシャドウは鳴上の膝の上から立ち上がると、邪悪なオーラに包まれ姿をかえてゆく

そして 真紅の甲冑に、夜叉の面、額に”恋”の字の兜飾りをつけた異形のスズカゴンゲンが姿を現した


千枝影『我は影、真なる影、人の恋路を邪魔する奴は砕いて! 細切れ!! 地獄行きいぃぃ!!!!!」


陽介「想像はしてたけど、このパターンかよ・・・とほほ、しかも強そう」ガク
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/16(木) 23:50:25.31 ID:ub1BVLGG0
>1です

本日はここまでにします。
読んでくれている人、ありがとう。 コメントくれた人、本当にありがとう。

SSは初めての投稿なので、いろいろいたらない点があるのはすみません。
読んでくれてるって反応があるのは大変励みになります。



54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/02/16(木) 23:58:56.76 ID:/KW7bsOI0
乙です!
続きが楽しみだ!
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/17(金) 03:41:05.19 ID:GKgWZv+po
意外とシリアス
続きまだ〜?
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/17(金) 07:22:00.39 ID:75QhoCBAo
いいね、おもしろい
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/02/17(金) 08:36:13.24 ID:RXorbDz30
期待する
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:51:36.21 ID:FovrZVQ+0
>1です。 まっててくれた人ありがとう 再開します。

                 ・

                   ・
    
                   ・
陽介「はぁぁぁ!! スサノウ!!」

千枝影『遅い!! はっ!!』

バキっ

陽介「がはっ!!」

クマ「陽介!!今回復するクマ!!」 

陽介「はぁ、はぁ、さっきから最大威力の魔法何発もぶち込んでるのに全然きいてねぇ」

完二「っく・・しかも一撃一撃が重い、さすが里中先輩」

直斗「はぁ、はぁ・・感心してる場合じゃないですよ、そろそろこっちの体力も精神力も限界が近いですよ」

雪子「一気に決めよう」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:52:28.48 ID:FovrZVQ+0
全員「はあぁぁ!!」 カッ!!

ドゴオオオォォン!!

各々が自分のペルソナがもつ最大威力の魔法を集中して千枝のシャドウに打ち出す
すさまじい爆音とともに、シャドウのいた一体が吹き飛び煙が立ち込めた

陽介「はぁ・・はぁ・・こ、これでどうだ?」

りせ「だめ!!」

千枝影『あ〜もうウザイな!! いい加減空気読んで二人にしてよね!! これで終わり』

カチャ
構えを変えるシャドウ
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:53:05.60 ID:FovrZVQ+0
りせ「力をためてる!? ・・・やばいのがくる!! みんな気を

千枝影『高天烈風弾!!』


ズガガガガガガガガガ!!!


陽介完二「がはっ」

りせ雪子「きゃああっ!」

直斗「うあぁぁ」

クマ「ひでぶ!!」


力なく倒れる全員、もはや限界であった
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:53:51.69 ID:FovrZVQ+0
千枝影『あははは、アグネヤストラだと思った? 残念、タカマレップウダンでした。でも懐かしい技ってのも趣きあるでしょ?』

千枝「や・・・やめて・・」

千枝影『なんだまだ生きてたんだ、あんた』

カツカツカツカツ

千枝の近くに向かうシャドウ

雪子「ダメ・・千枝はやらせない」

ふらふらになりながらもシャドウの前に立ちはだかる雪子


千枝影『あ〜しつこい、いいよ雪子!! あんたごとその”私”を消してあげる!! 懐かしい技
つながりで、天驚地爆弾あたりで♪ ふふふ」

千枝影『はあぁぁぁ!!』
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:54:49.79 ID:FovrZVQ+0
シャドウの薙刀が雪子たちに振り下ろされる

ガキン!!


しかし薙刀は雪子たちの前で止められた

鳴上「すまない、遅くなった」

雪子「鳴上君・・・」


千枝影『なんで・・・なんであなたまで邪魔するの!!』

鳴上「仲間が傷つくのは見てられない、それに千枝にもこんなことしてほしくない」

千枝影『・・・分からない・・・・分からない・・・』
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:55:47.35 ID:FovrZVQ+0
千枝影『もう・・もういい・・・手に入らないなら全部消す・・全部消えてなくなればいい!!』

ゴオオオオオオオオ

禍々しいオーラがシャドウを包んでいく

りせ「うぅ・・く・・な、なにあれ・・・もう、千枝先輩のシャドウとかそういうんじゃない・・・もっと別の」ガクガク

クマ「こ、怖いクマ」ビクビク


千枝影『!!』カッ

地面から黒い手がのび全員の首を絞め始める


全員「っ!! く、うう!!」

鳴上「ク、クサナ・・うぐぅ・・」

ペルソナを呼ぼうにも力が吸い取られていく、そして意識がなくなっていく
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:56:19.58 ID:FovrZVQ+0
ーーーーーーーーー
ーーーーーー
ーーー

イゴール『ようこそ、ベルベットルームへ』

イゴール『ほほう、これはまた大変な自体に陥っておりますな』

イゴール『しかしあなた様はまだ先に進みたい、進まなければならない存在。ですので僭越ながらすこしヒントをお出ししましょう』

イゴール『前にも申した通り、絆は力。あなた様はこれまで多くの力を得てきました。ですからその力の源に耳を傾け、信じるのです』

イゴール『今はその時ではないのですが、ペルソナの”真なる力”の片鱗は垣間見えることでしょう』


みんなの声がきこえる・・・まだ終われない・・・・

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:56:51.88 ID:FovrZVQ+0
鳴上「ペ、ル、ソ、ナ・・・・」

コオオオオオォォォォォ!!

閃光と共に全員の首に絡まっていた黒い腕が切り落とされた

『我は汝、汝は我・・我は汝の心の海より出し者 汝が”真実の剣”となりて、邪なる霧を切り払わん』


雪子「鳴上君のペルソナ・・・光ってる・・・」

鳴上「行けイザナギ!!」

ズバっ!!

輝くイザナギが光の束をシャドウに向かって放つ

千枝影『ぐぎゃああぁぁぁっぁあぁぁぁぁ』

シャドウはもがき苦しみ、みるみる普通の千枝の姿に戻っていく
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:58:06.26 ID:FovrZVQ+0
陽介「おわ・・・た・・のか?   ははは・・・」

鳴上「うっ」バタ

雪子「鳴上君!!」

直斗「う・・くぅ・・」ヨロヨロ

直斗「・・・うん、大丈夫、気絶してるだけです」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 15:59:17.72 ID:FovrZVQ+0
千枝「くっ・・めん・・・ごめんね・・グス グス・・ごめんね 雪子、みんな・・」

雪子「千枝・・・」

千枝「・・・」ゴシゴシ

千枝「うん、よし。ごめんね、私は鳴上君が大好き。これは絶対に譲れない。もう隠さない」

千枝「で、例えみんなを敵に回しても彼を自分のものにして独占したいって汚い部分もある」

千枝「雪子にりせちゃん、直斗君にも負けたくない」

千枝「だから先に謝っておく、ごめん。親友でも仲間でもないって思われても仕方ない。でも宣戦布告するよ!!」ニカ

千枝「もう一人の私・・正直であってくれてありがと。もうみんなとの関係を気にして、自分に嘘はつかないよ」

千枝影『・・・・』ニコ

シュウウ・・・

シャドウは完全に消え去った
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 16:01:00.27 ID:FovrZVQ+0
シャドウは完全に消え去った

雪子「ふふふ、親友はやめないよ、千枝の気持ち分かるから。でもこれからは親友兼ライバルだね。」

りせ「恋した女の子はみんな千枝先輩みたいに考えますよ、恋は戦ですから、でも負けませんよ!!」

直斗「僕も負けてられないな。・・でも僕が先輩を好きってばれてたんですね・・///」

陽介「そりゃ〜あんだけ熱視線送ってたらな〜  あ、完二ご愁傷様・・・ん?」

完二「」

陽介「まだ気絶してる・・・知らぬが仏か・・・おい、クマ、完二おきろ」

完二クマ「んぁ」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 16:01:59.09 ID:FovrZVQ+0
気絶したままの鳴上を連れ一同は帰路に着くのだった

                    ・
 
                    ・
 
                    ・
???「ふふふ、ちょっとムキになりすぎちゃいましたかね。しかしあの力・・さて彼らは真実もとまでたどり着けるのか
    楽しみですね・・・」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 16:02:40.98 ID:FovrZVQ+0
ーーーーーー学校 屋上ーーーーー

千枝(どどど、どうしてこんなとこに呼び出されたんだろ!? 鳴上君と二人きり・・・き、気まずい)

千枝(鳴上君を独占するぞー!!なんてみんなに宣戦布告しといて、よく考えたらこの前の一件で鳴上君に気持ち
   ばれてるうぅぅ!!)

千枝(まままま、まさかもう返事!? あ、いや、嬉しいけど、断られるのも怖い!!)

鳴上「どうした里中?」

千枝「ふへ!? な、なんでもないよ!」

鳴上「そうか。すまないな、呼び出して・・・」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 16:04:41.88 ID:FovrZVQ+0
>1
今日の更新はここまでにします。あともうちょっと続くので最後まで読んでくれると嬉しいです。
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/17(金) 16:06:15.90 ID:JlA8GmEso
よむよー!よむよー!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/17(金) 16:55:21.29 ID:D7YbwrlDO
面白いイベントだな

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:34:01.47 ID:/aBf1tRV0
>1
お待たせしました、更新再開します。


鳴上「前回の一件で・・里中の気持ちに気づいてさ・・・あんなに悩んでたなんて・・・」

千枝「え?・・・///」ドキドキ (きたあぁぁぁぁ!!)

鳴上「俺なりに言っておきたいんだ・・」ギュウ

千枝(うえええぇぇ!? て、手をにぎられちゃった!! しかも真顔!! やばい!!)

鳴上「俺は・・・里中のこと・・・」

千枝「・・・・・うん」ドキドキ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:35:22.86 ID:/aBf1tRV0
鳴上「女の子と思ってるからな!!」

千枝「・・うん・・・・うん? う〜ん???」

鳴上「今回の一件、自分が他の女の子と比べて女の子らしくないって悩んでシャドウ出しちゃったんだろ?」

鳴上「里中は十分女の子らしいよ。かっこうとか上辺のものなんて関係ない、上手くいえないけど里中は根幹が女の子なんだ」

千枝(あ〜あながち間違いではないし・・・嬉しいんだけど・・・)

千枝「あ、ありがとう・・・えっと、その女の子らしくなりたいって考えちゃった原因っていうか、そういうのは・・・私のシャドウがしゃべったと思うけど・・」

千枝(みんなの前で宣戦布告したとき鳴上君が気絶してたのは知ってたけど、シャドウが色々しゃべっちゃってるし・・・)
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:36:15.80 ID:/aBf1tRV0
鳴上「ん?原因? そんなのあるのか? 俺は眠らされてたしな」

千枝「そ、そうだよね!! いや、別によく考えたら原因なんてなかったなぁ・・・そうそう雪子とかと比べて自分は女の子っぽくないなぁ〜なんていつ頃か悩んでてて、
   あははは・・・・はぁ・・」ガク

鳴上「?」


ーーーーーーー下校途中ーーーーーーー

千枝「はぁ〜あれは難敵だわ・・・」

りせ「先輩が呼び出された時はヤバって思ったけど助かっちゃった♪」

千枝「りせちゃん、人ごとじゃないよ〜あの鈍感さは難攻不落の要塞です」

りせ雪子直斗「う・・」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:37:03.78 ID:/aBf1tRV0
りせ「そういえば先輩ってそんな鈍感君ですけど、クリスマスは誰かと過ごしてるんですよね?」

千枝「そうなのよ〜花村達も断られたらしいし、ここにいるみんなも違うんだよね」

直斗「あの時はけっこう勇気を振り絞って誘ったんですけどね・・・はぁ」ズーン

リセ「プレゼントも用意しちゃったし・・」ズズーン

雪子「あはは・・・え、えっと、それよりみんなはもうチョコの用意はできた?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:37:31.32 ID:/aBf1tRV0
りせ「ドタバタしてて忘れてた」

直斗「僕もです」

千枝「じゃあこれからみんなで材料買いに行かない?」

直斗「いいですね」

りせ「賛成♪」

雪子「うん、そうしよ」

              ・

              ・

              ・
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:38:13.34 ID:/aBf1tRV0
りせ「ん、あれって悠先輩達じゃないですか? お〜い悠せんぱ〜い」

鳴上「あ、みんな」

陽介「今日は女の子達で作戦会議ですかな? 決戦の日も近いだろうし」ニヤニヤ

千枝「なんだ花村もいたんだ」

陽介「扱いがひどい・・・」

雪子「二人はこれからバイト?」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:38:51.42 ID:/aBf1tRV0
鳴上「あぁ、ジュネスでまた人手が足りないらしくて」


『あら? 悠じゃない、こんなところで会うなんて』 


鳴上「マ、マーガレット!? こっちに来てたのか?」

マーガレット「フフ、妹の影響かしらね。 外の世界を見て回るのもいいかなって思って」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:39:53.74 ID:/aBf1tRV0
リセ(ちょ、ちょっとあの美人なお姉さん誰ですか?)ヒソヒソ

千枝(私がききたいよ)ヒソヒソ

雪子(鳴上君のお姉さんかな?)ヒソヒソ

直斗(外見的にも、名前からしてもそれはないですよ)ヒソヒソ

陽介(相棒、何でお前だけぇ!!)ボソボソ

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:42:01.82 ID:/aBf1tRV0
マーガレット「プライベートであなたに会うのは、クリスマス以来ね」

鳴上「ああ、そういえばそうだな」

マーガッレト「あの日のあなた素敵だったわ。(私との戦闘の中で)あなたがあんなに激しく、逞しいなんて、想像以上だったから。私も熱くなっちゃた」


りせ(どどど、どういうことですか!?)ヒソヒソ  ガンガン

千枝(鳴上君、クリスマスはこの人と過ごしてたってこと!?)ヒソヒソ ゲシゲシ

雪子(・・・は、激しい・・逞しい・・///)ボソボソ バシバシ

直斗(先輩・・・もう大人なのかな・・)ヒソヒソ グリグリ

陽介(痛てて、痛てぇよ!! みんな俺にあたるなって!!)ヒソヒソ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:43:08.46 ID:/aBf1tRV0

マーガレット「そうそう、もうすぐバレンタインデーとかいうイベントよね。だから私からチョコをあげないとね」

マーガレット「でも今はチョコを持ってないのよね・・・・・そうだわ」


そういうとマーガレットは近くの自動販売機に歩いていき、一本のココアを買ってきた
そしておもむろに缶を空け、ココア口含むと


チュ〜

鳴上「っ!!・・・ゴクリ」

雪子りせ直斗陽介「っ!?」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:44:31.04 ID:/aBf1tRV0
マーガレット「・・・ん・・ふふ、美味しかった? ココアもチョコみたいなものよね。残りは自分で飲んでちょうだい、それじゃまたね」

マーガレットは鳴上にココアの缶を渡すと去って行った


鳴上「・・・・・」ぼー



ゴオオオオオォォォォォ!!

鳴上(さ、寒気!?)ゾクっ
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:45:48.61 ID:/aBf1tRV0
鳴上は禍々しいなにかを背中に感じ、振り返ると瀕死の状態の陽介が目に入った

陽介「あ、相棒・・・に、にげろ・・」ガク

千枝「鳴上君、ちょっとお話しようか♪」ガシっ

りせ「たっっっぷり、語らいましょう、先輩♪」ガシっ

直斗「尋問は得意なんですよ、自白剤の手配もしときます」

雪子「うふふふふふふふ」ニコニコ


鳴上「ちょ、え!? た、たすけ



お終い
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/18(土) 20:46:16.52 ID:/aBf1tRV0
>1です。

読んでくださってありがとうございました。

千枝ちゃん大好きなので、原作に千枝ちゃん専用のダンジョンが無いのが遺憾なのと千枝ちゃんには可愛いカッコをして欲しい
との想いから書きました。

ペルソナのSSが増えることを祈ります

ではごきげんよう☆
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県) [sage]:2012/02/18(土) 20:50:05.86 ID:VO4fPHdG0
乙です。
面白かった。
それより番長どうなった!
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/02/19(日) 00:38:36.55 ID:lAxKpBtDO
ふむ、ハーレムエンドかGJ
そして乙!
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/19(日) 02:15:37.47 ID:tLd1fjj7o
いい終わりだ
もっとペルソナSS増えるといいな!
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/19(日) 21:41:30.13 ID:X0fd6ZO7o
乙! 
最後マーガレットに全部持っていかれたなwwwwww
千枝ちゃんがんばれ!
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/02/20(月) 01:08:49.01 ID:4EurqKZn0
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