桐乃「もしも〇〇〇？なら〜」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 16:31:50.90 ID:1JMsHwDAO

桐乃「皆で夜通し遊ぶなんて久しぶりじゃん」

あやせ「うん！私、この日を楽しみにしてたんだぁ。桐乃！今夜はいっぱい楽しもうね！！」

桐乃「う、うん？」

加奈子「あのぅ〜加奈子もいるんだけどぉ？忘れてね？」

あやせ「それより桐乃、どんな事して遊ぶの？」

加奈子「…無視とかひどくね？このドブス…」

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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 16:41:58.56 ID:1JMsHwDAO

あやせ「あはは、別に加奈子の事を無視したんじゃなくて加奈子より桐乃を優先しただけだよ」

加奈子「無視よりひどくね？しまいにゃあやせのお仕置きを桐乃にチクって…」

あやせ「…何か、言った？カ・ナ・コ」

加奈子「ナンデモゴザイマセンアヤセサマ」

桐乃「えっと…じゃあ軽く話でも」

あやせ「あ、そういえば今日、お兄さんはいないの？あんまりうるさくすると隣だし…迷惑にならない？」

桐乃「あぁ、京介なら大丈夫。今日は友達の家で勉強会だって」

あやせ「ふぅ〜ん……そっか」

加奈子「何々ー、あやせってばあの地味面にいて欲しかったのぉ？」

あやせ「もぅ♪加奈子ったらそんな気持ち悪い事言わないでよ！あんなドスケベど変態のお兄さんがいないならそれこそ安心するじゃない？」

加奈子（あやせマジひでぇ…てか、何であやせってばあの兄貴嫌ってんだ？つーか…本当に嫌ってんのか？…よーし）

加奈子「じゃあよ、恋バナでもしね？」

あやせ「ふぇ」

桐乃「え…？」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 16:48:02.51 ID:1JMsHwDAO

加奈子「あやせだって、気になる奴の一人ぐらいいんだろ？」

あやせ「私は…今の所男の人には興味無い、かな？」

加奈子「ぜってぇ嘘だろ、加奈子ぉ、これでも鼻が利くんだよね」

桐乃「も、もうこの話は終わりにしようよー、ね？」

加奈子「えー…まぁ桐乃の好きな奴は分かってっからいいけどよ」

桐乃「あ、あたし？」

加奈子「兄貴だべ？」

桐乃「ば、馬鹿言ってんじゃないわよ！！！あんなシスコン誰がっ！！」

あやせ「そ、そそそそうだよ加奈子！ぶち[ﾋﾟｰｰｰ]よ！！」

加奈子「や、二人とも動揺しすぎ…」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/15(水) 16:48:17.68 ID:1J9tBaJOo

俺妹SS久々な気がする
支援

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 16:56:21.34 ID:1JMsHwDAO

加奈子「じゃあさ、こんなゲームやってみね？」

加奈子「題して、もしも〇〇〇だったら？ゲーム☆」

桐乃「何…そのゲーム…」

加奈子「もしも〇〇だったら、こうなるだろうなーっての？そういうのをどくはくしてくんだよ」

あやせ「〇〇って、題材が色々って事だよね？題材はどうすんの？」

加奈子「手近に良いのがあんじゃんよ、キヒヒ」

あやせ「？」

加奈子「じゃ、加奈子からいきまーす！もしも、あたしと京介が恋人だったら」

桐乃「んなっ！？」

あやせ「っっ！！！」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/15(水) 17:02:37.73 ID:bWDCkCzIO

これは期待

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:02:58.83 ID:1JMsHwDAO

あやせ「かかかかか加奈子！！」

桐乃「あんた！冗談でも言っていいことと悪い事が！」

加奈子「ちょっ！そ、そんな怒んなって…（目茶苦茶キョドってんよ二人とも…）」

加奈子「そ、それにこれはあくまでもしもじゃん？それに二人共あの兄貴の事嫌いなら別にかまわねーべ」

桐乃「それは…ぅぅー」

あやせ「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

加奈子（あやせがチョーこぇぇ…やめとこかな？）

あやせ「続きは？」

加奈子「え？」

あやせ「せっかくだし聞いてあげるよ、だから早くやってみよ。桐乃も、ね？」

桐乃「えぇー…」

あやせ「ね？」

桐乃「あ、あやせがそこまで言うなら…」

加奈子（あやせの奴…目が笑ってねーよ…）

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:16:25.96 ID:1JMsHwDAO

加奈子【もしも、あたしと京介が恋人になったら】

京介「朝っぱらからこんな場所に呼び出しやがってあの糞ガキ」

加奈子「遅い」

京介「遅かねーよ！呼び出しくらって即出てきてやったんだぞ！？」

加奈子「はぁ？呼び出しから30分も立ってんよ、加奈子が呼んだら最長10分以内に来いよ」

京介「お前は何処のいじめっ子だよ！！」

加奈子「…ま、許してやんよ。なんせ京介はあたしの…、こ、恋人だし？」

京介「なっ！…そういう台詞はく時だけ潮らしくなってんじゃねーよ…」

加奈子「な！こんな事で照れんなロリコン！！」

京介「いで！分かったから叩くな！！…それで、今日は何処に行きたいんだ？」

加奈子「あ、そうそう。今流行りの恋愛映画のチケットがあんだけどよ、一緒にいこうぜー」

京介「まぁそれなら…しかし、お前って本当にそういう映画好きだよな」

加奈子「んー、まね。まぁ今は映画もだけど…その、映画みたいな環境にいるじゃん？」


加奈子「んでよ、映画参考にでもして加奈子をそういう風に扱える甲斐性つけろよ」

京介「まぁ、善処してやるよ加奈子サマ」

加奈子「そ、そのちげーだろ！頭撫でんな！」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:17:50.24 ID:1JMsHwDAO

>>8訂正
加奈子｢そ、そのちげーだろ！｣→｢そ、その扱いはちげーだろ！｣

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:22:50.66 ID:1JMsHwDAO

〜


あやせ「うーん…」

加奈子「な、なんだよ」

あやせ「なんて言うか…恋人って言うより仲の良い兄妹って感じだね」

あやせ「まぁ加奈子とお兄さんじゃ仕方ないかもね」

加奈子「は、はぁ！？お前！加奈子馬鹿にしたなぁ！」

あやせ「ううん、まさか」

加奈子「くっそー！ムカつく顔で笑ってんな！！これからなんだかんな」

あやせ「はいはい」

あやせ「…？桐乃？」

桐乃「……………え？何か言った？」

あやせ「桐乃…すごく怖い顔になってたよ…」

桐乃「そ、そんな事無いよ、はははヤダー」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:29:58.94 ID:1JMsHwDAO

〜


京介「開演は何時なんだ？」

加奈子「こっから映画館まで行ってっとはじめのは見れねーから、昼過ぎてので良いだろ。それまで加奈子の買い物に付き合えよ」

京介「へーい、ほらよ」

加奈子「な、何だよこの手は」

京介「お前が言ったんだろ？参考前だけどしっかりエスコートしてやんよ」

加奈子「へ、へー京介ってばそんなに加奈子と腕組みたいのかよ」

京介「あぁ、俺はお前が大好きなお前の恋人だからな。これぐらいの役得あってもバチあたんねーだろ」

加奈子「…しょーがねーから、思いっ切り引っ付いてやんよ、覚悟しろよー」

京介「望む所だぜ」

加奈子「それから、今日は京介の奢りだかんな」

京介「わーってるよ」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:33:12.46 ID:1JMsHwDAO

京介「なぁ、そんなリボンだけで良かったのか？」

加奈子「まーな、京介の財布にゃそんな期待してねーしよ…それに、調度リボンの新しいやつ欲しかったんだよな」

京介「ふーん、お前にしちゃ控え目な」

加奈子「あ、そろそろ時間じゃね？いこーぜ」

京介「おぉ」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:38:58.07 ID:1JMsHwDAO

京介（結構コテコテの純愛だけど…意外に面白いな）

加奈子「………」

京介（コイツはガラにも無くこういうのを…いや、中身と外身が一致してねーだけなのかもな、コイツの場合）

加奈子「ぅ…ﾋｯｸ」

京介「…………」

加奈子「ふぇ？」

加奈子（て、てて手握られっ！いきなり何しやがっ！！）

加奈子（…………何か、何かほっとすんな）

加奈子（あ…映画、終わっちゃった……）

加奈子（もう少し…このままでいたいな）

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:44:02.51 ID:1JMsHwDAO

京介「意外に面白かったんじゃね？なぁ」

加奈子「変態」

京介「いっ、いきなり何いいやがる！」

加奈子「暗闇なのいい事に〜、加奈子の手ギュッ、だなんて京介さんったら怖〜い」

京介「いや！あー言う場面ならお約束だろ！？」

加奈子「は？マジきめぇ」

京介「ー！！！」

加奈子「大体お約束って古くね？いつの時代のお約束だよ」

京介「ぐぬぬ」

加奈子「…ま、それでも悪くなかった…かな」

京介「へ？」

加奈子「ーっ！！ほら！次行くぞ！早速映画参考に加奈子をエスコートして貰うかんな！」

京介「あ、あぁ、」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:51:41.81 ID:1JMsHwDAO

〜


あやせ「加奈子ってば、中身は本当に乙女なんだよね」

加奈子「う、うっせ！」

桐乃「……京介のくせに京介のくせに京介のくせに京介のくせに京介のくせに」

あやせ「き、桐乃？お、落ち着いて！これはもしもなのよ？」

桐乃「へっ？あ、あやせ…」

加奈子「それでぇ〜、この後も二人はラブラブにデートしてぇ、『今夜は帰りたくないの…』とかやってよ」

あやせ「はぁぁっ！？何中学生にそこまで手を出してんですか！！ぶち殺されたいんですか！？」

桐乃「何人の兄貴寝とってんのよ！！！NTRとかありえないっつーの！！」

加奈子「二人共こえーよ！こんなんもしもの話だべ？？（本当にこぇぇ…）」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 17:59:57.13 ID:1JMsHwDAO

加奈子「じゃ、加奈子の番は終わりな。次あやせ」

あやせ「わ、私？」

加奈子「ほらぁ〜、早く題決めろよー」

あやせ「…それって、お兄さん関係じゃないと駄目？」

加奈子「んー、その方がすぐに決まるんじゃね？」

あやせ「えっと…じゃあ、じゃあ…『もしも私がお兄さんをぶち〇すとしたら』」

加奈子「ストーッッップ！！」

あやせ「え？駄目？」

加奈子「……本当にこえーなこのブスは」

あやせ「だって、お兄さん相手をって考えたら自然に…」

加奈子「…加奈子が題考えてやんよ、じゃねーとマジこぇぇ」

あやせ「変な事は無しでね」

加奈子「んー、そうだなー」ﾁﾗｯ

桐乃「？」

加奈子「んじゃ、『もしも京介とあやせが兄妹だったら』」

桐乃「んなっ！？」

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/15(水) 18:01:11.55 ID:1JMsHwDAO

一旦ストップ

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/15(水) 18:03:05.99 ID:1J9tBaJOo

大変面白いです
続きはよ

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/02/15(水) 18:20:36.56 ID:RoBEG6n00

超期待スレじゃん！

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/02/15(水) 20:40:05.38 ID:lBA9Rzc2o

はよはよ

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/15(水) 20:57:43.04 ID:0aSXcB0DO

これはいい。これはいいぞ。

支援

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/15(水) 23:13:25.52 ID:6mV/eobyo

やべ、すごく面白いわｗｗｗｗ
続きｗｗｋｔｋ

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/15(水) 23:51:55.21 ID:glT7GQNJo

最高だなｗｗｗｗ
舞ってるぞ

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/16(木) 02:26:05.00 ID:7ZKPAZRIO

乙
期待してる

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 08:32:53.46 ID:5nvF+UHAO

>>16

加奈子「お？何だよ桐乃〜、『大好きなお兄ちゃん』に例えでも他の妹作りたくない、とかー？」

桐乃「当たり前でしょっ！！？」

桐乃「……なんちゃって」

加奈子「………おせーっつーの…」

加奈子「桐乃って兄貴の事シスコンシスコン言ってっけど、お前も相当ブラコンだよな…うへぇ」

桐乃「なっ！馬鹿な事言わないでよ、違うんだってば」

加奈子「うへぇー…んでこっちはこっちで壊れてんしよ」

あやせ「私とお兄さんが兄妹？おぞましいありえないおぞましいありえないおぞましいありえないありえないありえないありえないありえないありえないそんな事になったらあんな変態鬼畜に何されるかもしかしたらそうなった時点で埋めるでも証拠が残らない様にしないとそうだ桐乃に手伝って貰っていやいや桐乃にそんな汚れ仕事してほしくないでももしやったら二人の共同作業それってつまり夫婦みたいな………ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 08:37:58.10 ID:5nvF+UHAO

加奈子「そんな嫌ならよー、別に他の題材でもいいぜ〜」

あやせ「…………………」

あやせ（でも、もし……もしもだけど……私が考えてる通り、全部私の誤解で）

あやせ（本当はお兄さんが最、初あった印象通り優しくて素敵な人で……妹の為なら自分を犠牲にできる嘘がつける人なら…）

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 08:45:37.35 ID:5nvF+UHAO

あやせ【もしも私とお兄さんが兄妹になったら】



京介「………」

あやせ「お兄さん、いい加減起きて下さい」

京介「…悪い、もう５分」

あやせ「駄目だよ、お母さんともうご飯の準備終わらせたんだから早く」

京介「うー、眠て〜…」

あやせ「また遅くまで勉強してたの？頑張るのは良い事だけど…」

京介「いやさ、最近お前目茶苦茶頑張ってんじゃん？モデル業だとかさ…なーんか負けてらんねーっつーか、俺もいっちょやってやろーかってな」

あやせ「…もぅ、そんな事言っても駄目だよ、早く布団から出なさい」

京介「へーい」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 08:50:28.69 ID:5nvF+UHAO

京介「おはよー」

大介「おぉ、…何だまたあやせに起こして貰ったのかお前は」

京介「兄貴の役得ってやつだよ」

大介「くだらん事言っとらんで一人で起きる癖をつけろ、子供でもあるまいに」

京介「はーい…お袋もおはよう」

佳乃「はい、おはよう」

佳乃「しかしあんたら兄妹仲良いわねー、普通その年頃ならもっと距離離れてると思うけど？」

京介「そうか？」

佳乃「京介、あんた間違っても妹に手を出すんじゃないわよ」

京介「出さねーよ！！朝っぱらから変な事言ってんじゃねー！！！」

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 08:55:47.43 ID:5nvF+UHAO

あやせ「あ、お母さん。今日撮影が少し遅れそうなんだって、だから帰りが6時少し過ぎると思うの」

佳乃「分かったわ、でも帰り気をつけなさいね、遅くなっても7時までには帰んのよ」

あやせ「はーい」

大介「モデル業とやらも良いが、勉強はついていけてるのか？」

あやせ「……うん、大丈夫だよお父さん」

京介「？」


京介「ごっそさん、行ってきま〜す」

あやせ「あ、待ってお兄さん。私も出るから」

京介「おぅ、急がなくて良いからなー」

あやせ「うん！」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:11:00.20 ID:5nvF+UHAO

京介「良い感じに晴れてんなー、これなら撮影も無事いけるんじゃね？」

あやせ「……」

京介「あやせ？」

あやせ「え？あ、何ですかお兄さん」

京介「いや、ぼーっとしてっと危ねーぞ」

あやせ「あ、はい……」

京介「……もしかしてさ、学校の勉強やばいのか？」

あやせ「え…ぅー…」

あやせ「大丈夫だと、思うんだけど…今回はテスト前に撮影が重なっちゃったから自信なくて…」

京介「ふーん…」

あやせ「でも、もし成績下がっちゃったらお父さんにモデル辞めさせられるかもしれないし頑張らないと！」

京介「そっか、頑張れよ。俺に出来る事なら手伝うからよ」

あやせ「うん、ありがとう♪でも、良く分かったね？」

京介「親父と話してる時に、あんな微妙な顔してりゃあな」

京介「それに、大好きな可愛い妹の事だからな。分かるよ」

あやせ「ふぇっ！？あ…もう…知らない！」

あやせ「……………えへ」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:18:18.63 ID:5nvF+UHAO

京介「しかしお前ってモデルの仕事好きなんだな」

あやせ「うーん、それだけじゃないんだけど…あのね？一番仲の良い親友も一緒にモデルやってるんだけど」

京介「へー、お前みたいに綺麗な娘がまだいんのかよ」

あやせ「ううん、私なんかよりもっと綺麗で、すごいんだよ！」

あやせ「その娘、成績もトップクラスだしスポーツも万能で陸上の大会で色んな賞貰ってるんだから！」

京介「どこの完璧超人だよ…それは」

あやせ「あ、桐乃ー！」

桐乃「あ、あやせ〜、おはよう！」

京介「友達か？」

あやせ「うん！さっき言ってた親友だよ」

京介「へ〜、あれが…」

京介（まぁ、あやせとは違うタイプの美人かな？しかしいるもんだな、何でも出来る才色兼備って奴か）

桐乃「…何あんた、何あやせの後つけてきてんの？」

京介「…は？」

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:23:04.52 ID:5nvF+UHAO

桐乃「あんた、高校生だよね？高校生が中学生ストーキング？マジ有り得ないんですけど」

京介「ちょっと待て…いきなり何言ってんだ？」

桐乃「ハァ？何ってさっきからあやせの後ついて来てんじゃん！！いい加減にしないと人呼ぶわよ」

京介「…あのな、俺は」

あやせ「き、桐乃あのね…この人は」

桐乃「あやせ、あたしの後ろに隠れて…さ、あたし達これから学校なんで失礼します！これ以上着けてきたら本当に警察呼ぶかんね、あやせのお父さん警察官なんだから」

京介「…知ってんよ」

桐乃「えっ？まさか……ガチのストー…」

京介「ちげーっよ！！」

あやせ「桐乃…その人、お兄さんなの……」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:30:15.13 ID:5nvF+UHAO

桐乃「え？でも全然似て無くない？」

京介「ほっとけ！」

あやせ「うん…良く言われるけど、私のお兄さんだよ」

桐乃「………あの、ゴメン…なさい」

京介「…いいよ、別に」

桐乃「あの、あたし新垣桐乃と言います、あやせさんとは親しくさせて貰ってて」

京介「あぁ、妹から聞いてる。仲良いんだってな」

桐乃「はい…」

京介「これからも妹と仲良くしてやってくれ、じゃあ俺も学校あるからまたな」

あやせ「うん、お兄さん行ってらっしゃい」

桐乃「あの！」

京介「？」

桐乃「本当に…ごめんなさい！」

京介「気にしてねーよ、お前もあんまし気にしないでくれ」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:33:57.24 ID:5nvF+UHAO

桐乃「………」

あやせ「ねぇ、桐乃？」

桐乃「え？あぁうん、さつきは本当ゴメン」

あやせ「ううん、お兄さんも気にするなって言ってたし、大丈夫だよ」

桐乃「あやせにお兄さんいるってのは聞いてたんだけど…優しそうなお兄さんだね」

あやせ「うん！スッゴく優しいの」

桐乃「そっか……」

桐乃「ぅらやましぃな……」

あやせ「え？」

桐乃「あ、うぅん何でもない！」

桐乃「それより今日の撮影でさ」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:48:04.72 ID:5nvF+UHAO

あやせ「お疲れ様でーす」

スタッフ「お疲れ〜、また来週もよろしくぬー」

桐乃「はーい、お疲れ様でした」

あやせ「ちょっと遅くなっちゃたね」

桐乃「うー、門限間に合うかなぁ」

あやせ「桐乃の家も門限とか厳しいもんね」

桐乃「1分でも遅れたらお母さんに大目玉だよ、今日は家庭教師もくるし」

あやせ「桐乃、家庭教師いるんだ？」

桐乃「うん、お母さんとの約束でね。モデルやるなら成績落とさない事、その一貫でね」

あやせ「へー、家庭教師かぁ…どんな人？」

桐乃「んー、ぶっちゃけ苦手。顔は悪く無いし授業も一応普通なんだけど…若干ナルシスト気味であたしが自分に気があるとか思ってそうで」

あやせ「うわ…」

桐乃「お母さんに言って家庭教師変えて貰おうかなぁ」

あやせ「それが良いかもね…じゃないと私その人〇〇ちゃうかも」

桐乃「あ、やせ…？」

あやせ「え？なぁに？」

桐乃「いや、気のせいだよね」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 09:53:28.84 ID:5nvF+UHAO

桐乃「あのさぁ、あやせのお兄さんって頭良いの？」

あやせ「え？うーん……一応成績は良いみたいだしこの前〇〇大学の判定でＡ貰ってたらしいけど…」

桐乃「じゃあそこそこなんだ、へぇ…家庭教師とか、頼めないかな」

あやせ「うーん…どうだろ…お兄さんも受験生だし」

桐乃「そっか…それなら仕方ない、かな？あはは…」

あやせ「…………」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 16:58:44.94 ID:5nvF+UHAO

桐乃「じゃあね、あやせ。また明日」

あやせ「うん、またね桐乃」

あやせ「家庭教師、かぁ……」

あやせ「お兄さんに、頼んでみようかな」

京介「何をだよ」

あやせ「ひゃっ！？」

京介「おぉうっ？」

あやせ「お、お兄さんいきなりビックリするじゃないですか！な、何でこんな所に？」

京介「あやせが遅くなるっつってたろ？近くまで迎えに来てたんだよ、でお前を見かけてな」

あやせ「へ、へぇ〜。そうなんだ」

京介「で？何か頼みたい事があんのか？」

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 17:07:36.37 ID:5nvF+UHAO

あやせ「あの、えっと…お兄さんってやっぱり…受験勉強とかで忙しいよね？」

京介「ん、まぁそれなりだろ。余裕あるっていえばある方かもしれないけどな」

あやせ「そ、そうなんですか。…」

京介「…勉強、見てやろうか？」

あやせ「え？」

京介「俺も復習になるし別に良いぜ。あやせが勉強教わりたいってなら任せとけ」

あやせ「でも、本当に良いの？」

京介「言ったろ？俺に出来る事なら手伝うってよ、俺はお前の兄貴だぞ」

あやせ「そっか…お兄さん、お願いします…とありがとうね」

京介「って！いきなり抱き着くなよ、ハズいって」

あやせ「やですー♪えへへお兄さんー」


あやせ「私、お兄さんの妹で良かった。…大好きですよ、お兄さん」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 17:13:40.89 ID:5nvF+UHAO

〜



あやせ「そんな抱きかえされたら困っちゃいますって。やめて下さいよお兄さん〜もー♪」

あやせ「や、こんな所じゃ…あー♪」

加奈子「………うへえ、加奈子達アウトオブ眼中だし」

桐乃「あやせって、時々自分の世界に入り込んで周り見えなくなるよね」

桐乃（あやせってば隠れオタの素質あるんじゃない…？）

加奈子「妄想だだもれしてんしよぅ…(-.-;)」

加奈子「でもあやせじゃ、そんな甘あまは永く続かないべ？」

桐乃「えー、そうかな？ま、あのシスコン兄貴が妄想通りな訳無いし、いずれボロが出てあやせに呆れられ」

加奈子「や、違くて」

桐乃「？」

加奈子「多分加奈子の予想だとぉ〜…」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 17:23:11.87 ID:5nvF+UHAO

〜



あやせ「桐乃、一緒に帰ろう」

桐乃「あ、ごめんあやせ…今日はちょっと用事があって…」

あやせ「そうなんだ、用事って部活は休みだから…仕事？」

桐乃「うぅん、家庭教師。前言ってた」

あやせ「あぁ。桐乃も大変だよね、教える人がまともな人なら」

桐乃「あ、ううん違うんだ。前の家庭教師はお母さんに言ってクビにしてもらったの。今の家庭教師は…別の人、スッゴく良いんだ」

あやせ「へぇ〜、…もしかして桐乃、その家庭教師が」

桐乃「なっ！ち、違うよ〜」

あやせ「えー、本当かなぁ？桐乃がそんな風に人の事褒めるの、滅多に見れないもん」

桐乃「違うんだったら、そんなんじゃないしー…悪いし」

あやせ「え？」

桐乃「じゃ、先に帰るね」

あやせ「あ、うん…またね？」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 17:26:58.41 ID:5nvF+UHAO

あやせ「桐乃の家庭教師か…どんな人だろう」

あやせ「ちょっと気になるかな？」

あやせ「あ、私も今日はお兄さんに教われるんだった。でもお兄さんいつ帰ってくるんだろ」

あやせ「早く帰ってこないかな、そうしたら長い時間お兄さんと一緒にいられるのに……」

……………………

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 17:41:39.28 ID:5nvF+UHAO

佳乃「あやせー、ご飯よ」

あやせ「はーい」

あやせ（お兄さん、まだ帰って来てないのかな？）

大介「どうした？」

佳乃「京介、今日は友達と一緒にご飯食べて帰るんだって」

大介「ほぅ、珍しいな。まぁたまにはよかろう」

佳乃「田村さん所でもないみたいだし、本当に珍しいわねぇ」

あやせ（…早く帰ってこないかな）


京介「ただいまー」

あやせ「！？」

あやせ「お帰りなさい、お兄さん！」

京介「おぉ、ただいま」

あやせ「今日はお友達と一緒だったんだね」

京介「あ、あぁ…」

あやせ「？」

京介「あ、今日は勉強見る日だよな。後で行くから用意しとけ」

あやせ「うん！」



あやせ（変なお兄さん？どうかしたのかな？）

あやせ（その時はそんなに気に止めていませんでした、でもその日から……お兄さんが夕食時にいない事がちらほら出て来ました。）

あやせ（仲の良い友達でも出来たのか、私は気になっていつも遅くなる曜日を調べて、その曜日にお兄さんの学校まで行ってみました）

あやせ（私はその選択を……死ぬほどに後悔しました）

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/02/16(木) 19:16:17.30 ID:r4S2F3Meo

今日はここまでか
おつ〜

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/02/16(木) 19:24:38.56 ID:/3yzLIlg0

乙！
私の生きる希望スレ

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/16(木) 19:26:02.69 ID:oyIhrgqIO

ヤバい、どんどん面白くなってるｗｗ
キャラ同士の動かし方がうまいね。次も待ってるよ！

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/02/16(木) 19:27:49.19 ID:GtB+hRVFo

乙です

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/02/16(木) 19:52:10.66 ID:Aixt70B6o

架空の話だからどこまでやらかしても大丈夫と言う素晴らしいエクスキューズだ

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/02/16(木) 21:24:36.67 ID:esuoIcaWo

あやせの妄想が変な方向に進むのに全く違和感がないwww

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 22:31:50.17 ID:5nvF+UHAO

>>43
ごめん、今日はまだ書く。

>>42から


あやせ｢お兄さん、まだ出て来ないのかな…｣

あやせ「あれ？あれは……」

あやせ「桐乃！どうしたの？こんな所で」

桐乃「うぇっ！？あ、あやせ！」

あやせ「どうしたの？」

桐乃「えっと……その〜…」

京介「おーぅ、待たせたか？…って、あやせ！？」

あやせ「えっ？えっ？どうなってるの？」

京介「あー……と」

桐乃「えっと、ね…これは、違うの」

あやせ「もしかして…桐乃の家庭教師って、お兄さん？」

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 22:37:42.13 ID:5nvF+UHAO

桐乃「…うん、実は」

あやせ「…何だ、それならそれで教えてくれたら良かったのに」

京介「あ、はは…悪いあやせ。何か気恥ずかしくってな、俺が口止めしてたんだわ」

桐乃「ちょっ！？」

あやせ「…そうなんだ？じゃあ、最近帰りが遅かったりしたのは」

京介「コイツに勉強教えてたって訳だ、すまん」

あやせ「謝らないでよ、お兄さん」

あやせ「でも、桐乃もコッソリ私に教えてよ。そしたらお兄さんをからかえるネタになったかもしれないじゃない」

桐乃「え？あ、そうだよね…あはは」

京介「おい、ひでーな」

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 22:45:21.37 ID:5nvF+UHAO

あやせ「じゃあ、私お邪魔になっちゃいそうだしもう行くね」

京介「え？いやどうせだしついでにお前も一緒に。桐乃も良いだろ？」

桐乃「え？あ、うん…あやせさえ良かったらなんだけど」

あやせ「うーん、やっぱり桐乃の勉強の邪魔したくないし、それに今日はお母さんのお手伝いもあるし」

京介「そっか、じゃあなるだけ遅くならない内に帰るから待ってろよ」

あやせ「うん！あ、桐乃もまたね」

桐乃「うん…また」



あやせ「なーんだ、お兄さんの帰りが遅かったのって桐乃が原因だったのか」

あやせ「そうなんだ…………『桐乃』、か……」

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 22:49:06.09 ID:5nvF+UHAO

桐乃「あやせ、あのさ」

あやせ「桐乃、久しぶりに遊んでいかない？」

桐乃「え？」

あやせ「今日は特に予定ないでしょ？」

桐乃「あ、うん」

あやせ「じゃあ今から私の家にこない？」

桐乃「うん！良いよ」

あやせ「じゃあ決まり！ケーキでも買って帰ろっか。この前美味しいケーキ屋見つけたんだ」

桐乃「へー、久々だし楽しみ♪」

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 22:52:09.38 ID:5nvF+UHAO

あやせ「どうぞ」

桐乃「お邪魔しま〜す」

あやせ「お母さん達いないから、遠慮しなくて良いよ」

桐乃「うん」

あやせ「先に私の部屋に行ってて、飲み物持っていくから」

桐乃「分かったー」

桐乃（あやせ、思った程この前の事気にしてないのかな？）

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 22:59:35.47 ID:5nvF+UHAO

あやせ「おまちどおさま」

桐乃「待ってました♪」

あやせ「じゃ、食べよっか」

桐乃「うん、いただきます」

あやせ「そういえば桐乃ってさ」

桐乃「何？」

あやせ「お兄さんと、何処まで進んだの？」

桐乃「ブッッッ！！」

あやせ「き、桐乃！？」

桐乃「ゲホッ…ちょっとあやせぇ…飲み物飲んでる時とかにそういうのやめよーよ」

あやせ「えー、だって気になってたんだもん…この際白状しちゃいなよ〜♪」

桐乃「ちょっ、別に何も無いったらー、ただ勉強教わってるだけで」

あやせ「えー、でもお兄さんが桐乃の事呼び捨てで呼んでたり…」

桐乃「あれは、あたしが別にそれで良いって言うから…」

あやせ「お兄さんに聞いたんだけど、桐乃だってお兄さんの事、『京介』って呼んでるみたいだし」

桐乃「な、なななっ！？知ってたの？」

あやせ「聞いちゃった」

桐乃「あんのおしゃべりー！」

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:02:24.73 ID:5nvF+UHAO

あやせ「桐乃、そろそろ年貢の納め時だよ〜」

桐乃「別に…あたし達そんなんじゃない、し」

あやせ「ふーん…ちょっと残念かな？」

桐乃「え？」

あやせ「だって、もし桐乃とお兄さんが付き合ってたら、私桐乃とも姉妹になれるし」

桐乃「ちょっ！なっっ！！」

あやせ「あーぁ、残念だなぁ…」

桐乃「………あのね」

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/02/16(木) 23:10:31.54 ID:3WsAe0Who

ｺﾞｸﾘ

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:11:07.27 ID:5nvF+UHAO

桐乃「ごめん！！」

あやせ「え？桐乃？」

桐乃「あたし…あやせに嘘ついてた」

あやせ「じゃあやっぱり！？も〜なら早く言ってくれたら」

桐乃「違うの…違う」

桐乃「京介は知らない…あたしが…多分京介の事好きなんだと…思う」

あやせ「あたしはって…お兄さんは？」

桐乃「あたし、家庭教師の話以外はしてないから」

桐乃「最初はね、駄目元の家庭教師の話だけだったの。この前は失礼な事いっちゃったし…仮にも受験生な訳だし」

桐乃「でもね、あいつは言った。『妹の大事な親友の頼みだろ？聞いてやりてーじゃねーか！だから、俺に任せとけ』ってさ」

桐乃「あそこまで言った年下相手にそこまで優しくしちゃってさ…あやせに悪いって思いながら…京介と二人だけの時間が欲しかったの」

あやせ「じゃあもしかして内緒にしてって頼んだのって」

桐乃「うん、あたし……」

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:22:30.61 ID:5nvF+UHAO

桐乃「あやせ、ごめんね…黙ってて」

あやせ「……駄目、許せない！それなら私に相談してよ、私達親友じゃない」

桐乃「あやせ…！」

あやせ「お兄さん、鈍感な所あるから…気持ちはなるべく直接的に伝えた方が良いよ。」

あやせ「私は桐乃の事、応援するからね？」

桐乃「ありがとう、ありがとうねあやせ」

桐乃「……」

あやせ「桐乃？どうかしたの？」

桐乃「ううん？ただ…安心したせいか少し眠気が」

あやせ「桐乃、ただでさえ忙しいもの。仕方ないよ」

あやせ「少し横になる？」

桐乃「うーん…」

あやせ「無理しなくて良いよ、素直にお姉さんに甘えなって」

桐乃「あやせったら…じゃ、少しだけ」

あやせ「うん」

桐乃「………ｽｩｽｩ」




あやせ「お休みなさい、桐乃。せめて…夢の中でオシアワセに」

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:29:13.91 ID:5nvF+UHAO

あやせ「お兄さん」

京介「…………」

あやせ「お兄さん」

京介「………」

あやせ「お兄さん…えへへ」

あやせ「お兄さん、最近は私とだけ一緒に居てくれるね？」

あやせ「私、凄くうれしいよ」

あやせ「でも、お父さんとお母さんが凄く怒ってたね。けどそれも大丈夫」

あやせ「お父さんとお母さんも、私達二人の事を認めてくれたんだよ」

大介だったモノ「」

佳乃だったモノ「」

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:35:57.51 ID:5nvF+UHAO

あやせ「でも、私まだ怒ってるんだからね？」

あやせ「私との時間を減らして何をやってたかと思えば…他の女の子と一緒だったなんて」

あやせ「その相手が桐乃で無かったら……私その場でその子をコロシてた……」

あやせ「でも桐乃は親友だから……だから我慢出来たんだよ？エライでしょ？」

京介「……………」

あやせ「えへへ…もっと褒めて」

あやせ「でも、いくら桐乃でも許せない…だから桐乃にも罰。一生寝てて貰う事にしたの」

あやせ「でも安心して。桐乃は親友だから…桐乃の面倒も一生ミルヨ…フフっ」

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:43:30.85 ID:5nvF+UHAO

あやせ「最初からこうしておけば良かった」

あやせ「だって、これで私達兄妹はずっと一緒なんだから」

あやせ「大好きなお兄さんとずっと一緒…愛しいお兄さんと永遠に離れる事がなく……」

京介「………」

あやせ「お兄さん、『私も』大好きですからね」

あやせ「フフ…フフフッ！あははアハハハはあははははハはははははははハハハハあははアハハハはあははははハはははははははハハハハあははアハハハはあははははハはははははははハハハハあははアハハハはあははははハはははははははハハハハはははははははははハハハハははハハハハはははははははははハハハハははははははははハハハハあ………」

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:51:18.57 ID:5nvF+UHAO

〜


桐乃「…………」

加奈子「ってな具合にっ……て、桐乃？」

桐乃「………」

加奈子「あははｗｗそんなびびんなって♪そんな加奈子の話上手かった？まぁそれもあのドブスの怖さをガチで知ってる加奈子だから」

あやせ「加奈子だから……ナニ？」

加奈子「……あ、や…せ？」

加奈子「あの……いつからお聞きに…？」

桐乃「…結構前から、加奈子の後ろで笑いながら立ってたよ」

桐乃（目が全然笑ってなかったけど）

あやせ「もう加奈子ったら冗談ばっかりなんだから」

あやせ「桐乃、少し休憩しない？私、加奈子と少しトイレに行ってくるから」

加奈子「や、加奈子トイレにはまだ」

あやせ「行くのよね？」

あやせ「行くのよね」

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/16(木) 23:56:55.62 ID:5nvF+UHAO

桐乃（加奈子の悲鳴なんて聞こえない加奈子の断末魔なんか聞こえない）

桐乃「てか、ありえないっしょ！」

桐乃「何であたしがアイツに惚れてる設定な訳？」

桐乃「…もしもでも有り得ないっつーの」

桐乃「…もしも、か」

桐乃（もしも……もしも、が許されたら…もしもが実現するなら…）

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/17(金) 00:03:50.63 ID:RMZeg0xAO

桐乃【もしも素直になれてたなら】


桐乃「自慢ではないけどあたしは、いやあたし達はねっから素直じゃない」

桐乃「本当は嬉しい事にそっぽを向いたり悲しい事に強がったり不満を押し殺したり相手の思いやりを蹴飛ばしたり」

桐乃「あたし達、とはあたしと…あたしの兄貴の事だ」

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/17(金) 00:19:17.73 ID:RMZeg0xAO

桐乃「そんな捻くれた性格が幸いして、あたし達はすれ違ってばかりの兄妹だった」

桐乃「今は…どうなんだろ？今は、少しは素直になれてるのかな？」

桐乃「あいつは前と違くて、シスコン全開な所あるしあたしも…まぁ少しはアイツに歩み寄ってる…はず」

桐乃「でもさ、もしかしたら、もしもっと早くに関係を改善出来てたら」

桐乃「今よりもっと、素直な自分がいたのかな」

桐乃「もしも黒猫よりもあたしを見てよって言ってたら？」

桐乃「もしも偽彼氏なんて連れてこないであいつに他の子とイチャつくなって言ってたら？」

桐乃「もし『彼氏役』なんて言わないで………」

桐乃「もしアメリカまで迎えに来てくれて、本当は凄く嬉しかったって言ってたら？」

桐乃「もし…オタ趣味カミングアウトよりも前に…京介の一番じゃなきゃ嫌だって分かって貰えてたら？」

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/17(金) 00:26:33.84 ID:RMZeg0xAO

桐乃「でも、ぶっちゃけいきなり『あなたの一番になりたいです』とか言ってそれってどーよ？」

桐乃「だってさ、あたしと京介だよ？」

桐乃「もしも、で今とは違う世界になってたのは間違いない」

桐乃「でも、それが必ず今より良いなんて事は無いんだ」

桐乃「京介に人生相談して、京介にあたしの大事なもの守ってもらって、京介にあたしの事知って貰って、」

桐乃「だから今があるんだよね」

桐乃「京介がいて、黒猫がいて、沙織がいて、あやせがいて、加奈子がいて、せなちーがいて、………」

桐乃「もしも、も気になるけどさ。今のあたしの世界も捨てたもんじゃないじゃん」

桐乃「それが再認識出来たんだから…もしもってのも悪くないかも、ね」

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/17(金) 00:28:30.84 ID:RMZeg0xAO

桐乃「京介が帰って来たら、京介にも聞いてみようかな？もしも」

桐乃「【もしもあたしが】」

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/17(金) 00:36:13.71 ID:RMZeg0xAO

〜


桐乃「メールか電話、してみようかな」

あやせ「桐乃」

桐乃「あ、お帰り…加奈子は？」

あやせ「え？今日は桐乃とずっと二人じゃなかった？」

桐乃「………」

あやせ「もしもシリーズの続き、やる？」

桐乃「うーん、今日はもう良いかな？」

あやせ「そうだね」

桐乃「あ、最後に…京介にやらせてみようか」

あやせ「え？お兄さん？」

桐乃「シスコンのあいつが何言うのか面白そうだし…電話してみよっか」

あやせ「うーん…」

桐乃「もしも妹と結婚出来たら〜、とかもしも妹との間に子供が出来たら〜とか、あいつキモい事言ってくるかも♪あーキモいキモいｗｗ」

桐乃「そしたら二人でからかってやろう」

あやせ「それって…面白いのかな…」

桐乃「早速電話してみるね」

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/17(金) 00:42:36.14 ID:NP2K3cRIO

かなかな(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/17(金) 01:33:35.23 ID:2lFnzRaIO

加奈子…

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/17(金) 06:12:57.75 ID:/POsdb8Fo

安心と安定のあやせヤンデレルートｗｗｗｗ って思ってたら、桐乃の話が切ないな。
話作りうまいわ。

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/02/17(金) 07:18:00.72 ID:LrYwWPNbo

おもしれーな
しかし加奈子・・・

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/17(金) 20:00:29.54 ID:a5KIMIlDO

あやせの妄想京介ﾃﾗｲｹﾒﾝ

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/18(土) 00:52:14.00 ID:3cc/qUYNo

加奈子・・・
あやせさんやっぱ怖いっす

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 14:52:45.14 ID:Cx/wevUAO

>>68

京介「赤城、俺達は今勉強会の真っ最中のはずだよな？」

赤城「は？当たり前だろ、だからこうやって」

京介「だったら何で机に並べられたお前の妹の写真を眺めにゃならん」

赤城「何だよ、不満なのか！？せっかく俺の可愛い天使を目の保養に見せてやろうかと」

京介「保養になんのはお前だけだろ、このシスコン野郎」

赤城「あぁ！？瀬菜ちゃんの写真に不満でもあんのかっ？」

京介「……もういい…お前と喋ってると頭が痛くなる」

赤城「そうか？…あー、本物の瀬菜ちゃんを拝みたいぜ！」

京介「そういや瀬菜の奴見かけねーけど、どっか行ってんのか？」

赤城「友達ん所に泊まりだってよ、確か前に転校した」

京介「あぁ、黒猫の所か…あいつらも本当に仲良くなったもんだな」

赤城「兄として恨めしい様な呪わしい様な」

京介「……そこは『嬉しい様な寂しい様な』だろうが…それから呪いはやめとけ。反対に呪われっから」

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:01:06.26 ID:Cx/wevUAO

京介「あん？…電話、桐乃？」

赤城「妹から電話か？」

京介「悪ぃ、ちょっと席外すわ」


京介「もしもし」

桐乃『遅い！！あんたあたしが電話したら１コール以内に出なさいよね』

京介「できるか！！ってか、何だよいきなり…今日は友達と泊まりで遊んでんじゃねーの？」

桐乃『まぁ、今その真っ最中だけど…』

京介「？」

桐乃『今ちょっとした言葉遊びやっててさ』

京介「へー」

桐乃『…何、その感心なさ気な返事』

京介（実際興味も糞もねーよ！！）

桐乃『あんたも特別に！少しぐらいなら参加させてあげよーかなって思ったんじゃん』

京介「えﾞ？」

桐乃『シスコンのあんたは泣く程嬉しがるっしょ？感謝しなさいよね』

京介「……あのなぁ」

桐乃『やるの？やるでしょ！？つーかやれ！！命令だから』

京介「俺に拒否権ねー訳！？」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:11:56.40 ID:Cx/wevUAO

京介「ふーん、要するに、『もしも』話って訳か」

桐乃『そっ、別に難しくは無いでしょ？』

京介「題材は何でも良いのか？」

桐乃『まぁね〜、あっ！でもいくらもしもの話でも、あたしに…え、エッチな事させたら』

京介「なっ！そんな事考えもするか！！」

桐乃『……ふーん』

京介「………」

京介（何か、あからさまに機嫌悪ぃなこいつ…早めに切り上げて電話切るか）

京介「例えばよ、『もしも俺に妹がいなかったら』とか、『もしも俺がマイスゥイートエンジェル（あやせたん）と結婚したら』とかでもいーのか？」

桐乃『…………………………』

京介「き、桐乃？」

桐乃『……ｽｩｰ』

京介「？」






桐乃『死・ね！！！！！！！！！！』

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:16:55.57 ID:Cx/wevUAO

京介「…勝手に電話きりやがったかアイツ」

京介「しっかし…何だっつーんだかあのヤロー」

京介「もしも、ねー」

京介（もしもの話で、それが本当に叶うならいくらでも作るんだが）

京介（もしも妹が素直になったら、とか…もしも妹が兄を敬いだしたら、とか…あぁ、後もしも妹が）

京介（…流石にキモいな俺…見事に妹様に関する事だらけじゃねーか！）

京介（しかし、妹の事に関して思考させられんのって、最早俺の日常だもんよ、仕方ねーか）

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:21:04.34 ID:Cx/wevUAO

京介（…これって、『もしも』俺らの立場が逆転してたら…桐乃が俺の人生相談を受けたりしてたのかね？）

京介（あ、もしもって…こういう事だよな）

京介「もしも…」

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:33:01.33 ID:Cx/wevUAO

京介【もしも、俺と桐乃が兄妹逆の姉弟だったら？】

京介「はぁ…憂鬱だぜ」

あやせ「どうしたんですか？お兄さん」


京介「って！お兄さん、は違うだろ？あやせ」

あやせ「え？何言ってるんですか、遂に頭がわいちゃいました？お兄さんをお兄さん以外の何と呼べって言うんです？」

京介「…お前、俺の妄想なのに容赦ねーな」

あやせ「も、妄想とか言わないで下さい！ぶち殺しますよ！？」

京介「ちょっ！同級生に向かって軽々しくぶち[ﾋﾟｰｰｰ]はなくね？」

あやせ「…お兄さんの言いたい事、何となくですがお察ししました」

あやせ「つまり、ここは【もしもお兄さんと桐乃逆転の姉弟】の世界だから、同級生である私がお兄さんと呼ぶのはおかしい、と？」

京介「ま、端的に言えばな」

あやせ「それなら、おかしいのはお兄さんもです」

京介「あ？何がだよ」

あやせ「だって…私の事を『あやせ』だなんて…普通、ただの同級生の女の子を名前呼び捨てでなんて呼びません」

京介「はっはっは、俺達はただの、では無いだろう？麗しのマイスゥイートエンジェルあやせたんは俺と将来を誓いあったじゃないぐふぅるぁ！」

あやせ「な、何同級生になってまでセクハラかましてるんですか！！ぶち殺しますよ！？」

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:42:55.18 ID:Cx/wevUAO

京介「お前も…同級生は普通、こんな容赦無い攻撃かまさねーぞ…お前はギャルゲーのヒロインかっつーの」

あやせ「馬鹿な事言ってないで下さい…本当にもう」

あやせ「じゃ、呼び方は高坂君で良いですね」

京介「えー…そこは『京介君』とか『京介』とか」

あやせ「『高坂君』…で、良いですね」

京介「……はい」

あやせ「あ、私の事は『新垣さん』で。もしそれ以外の呼び方したら」

京介「ぶち[ﾋﾟｰｰｰ]んだろ？わーったよ…チェッ」

あやせ「いえ、クラス中に高坂君にレイプ紛いに襲われた上にエロゲヒロインのコスプレを無理矢理やらされそうになったって広めちゃいます♪」

京介「それはマジでやめてくれる！？俺つむよ？義務教育半ばで人生終わるよ！？」

あやせ「なら言う通りにするんですね」

京介「……はぁ、分かったよ」

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 15:54:20.94 ID:Cx/wevUAO

あやせ「それでは改めて」

あやせ「それで、高坂君どうかしたの？」

京介「…姉貴が、今日友達を連れてくるんだ」

あやせ「桐乃さんが？へー、私もお邪魔したいなぁ」

京介「いや、今日来るのは…その、『裏』の友人ってやつ」

あやせ「あー…そっちか…私、桐乃さんは同じモデルの先輩として凄く尊敬してるんだけど…」

京介「言いたい事は分かるぜ…それで…今日帰ったらソッコーあの悪魔共の玩具にされるかと思うと…はぁ」

京介「あいつら、俺が年下で…しかも自分の親友の弟で抵抗出来ないのを良いことにいつも玩具にしやがって」

あやせ「た、大変そうだね高坂君も」

京介「今日、家に帰りたくねーな…いっそ新垣さん家に泊めて貰えませんか？」

あやせ「あはは♪まだセクハラ発言抜けてませんよ？これ以上は本当に消すからネ？」

京介「は、はい…麻奈美ねーちゃんに頼めば、田村屋に泊めて貰えっかな〜」

あやせ「高坂君はいっそお姉さん達にトラウマになるまで玩具にされるべきですよ、そうしたら少しは私に対するセクハラが軟化するかもしれないし」

京介「あのなぁ…」

あやせ「ま、あきらめて下さい。これは『もしも』のお話なんだから」

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) ：2012/02/19(日) 16:04:42.68 ID:Cx/wevUAO

京介「対して解決策が浮かぶでもなく…家に帰ってきちまったなぁ」

京介「ただいまー」

桐乃「京介ー？帰って来たならすぐあがって来い！」

京介「…くぅ」


京介「何だよ姉貴…」

桐乃「今日、お母さんとお父さん居ないけど黒猫や沙織が来るから」

京介「じゃあ俺は部屋から一歩も出ないで大人しく…」

桐乃「はぁ？あんたも居んのよ！」

京介「……俺に何をする気で？」

桐乃「沙織が新しく手に入ったって衣装を持ってくんのよね、だから試着会」

京介「で、何で俺が居なきゃならんのですかお姉様…」

桐乃「はぁ？そんなのあんたも着るからに決まってんでしょ」

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) ：2012/02/19(日) 20:11:59.45 ID:7ZDNH7Mqo

はよ

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/19(日) 20:16:51.23 ID:LCVgS5L5o

横暴な姉貴って奴か

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]：2012/02/19(日) 23:40:40.03 ID:+mNHYcevo

いいよいいよ〜

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/19(日) 23:47:25.12 ID:mbryalp5o

続きはよ

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/02/20(月) 02:25:20.32 ID:wlI0ag/IO

乙
性格はそのままなのか

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/02/24(金) 02:29:04.13 ID:hNFW55V2o

周りの年齢はそのままなのか

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/03/05(月) 22:46:22.47 ID:4hmb7Tvxo

続きはこないの？