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【時間よ】万引きJKにはお仕置きしないとなっ【止まれ】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:21:12.68 ID:XfOzxrNu0
色々とパクッていますが設定は多分オリジナルです。
エロは・・・ご想像にお任せします。
設定等などはありますが徐々に判明させていくので、物語上答えられるところはお答えします。
初SSになりますので駄文ですが皆様が楽しめたらと思い挑戦します。

作中に登場する団体等はフィクションですので実際とは異なります。

それではどうぞ。

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嫁宣言して嫁AAにお断りされなければ結婚 復活するかものA雑スレ @ 2025/08/29(金) 03:34:50.95 ID:1Fe2bMYw0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1756406090/

KYはここにいる @ 2025/08/26(火) 22:58:52.11 ID:NKDGrVX20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1756216731/

ちひろ「相変わらずバカですね」モバP「誰がバカだ!」 @ 2025/08/25(月) 23:10:42.78 ID:j6/APBS60
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人が楽しそうにし出したら途端に埋めきて草 @ 2025/08/25(月) 13:39:54.49 ID:ViY2iexKo
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胡蝶しのぶ「できました!他人の夢に侵入する薬です!」 @ 2025/08/24(日) 22:46:21.54 ID:6IgVG1ccO
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チョベリバ @ 2025/08/23(土) 05:11:12.67 ID:0XU/1e/E0
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うりゃー! @ 2025/08/22(金) 23:27:28.54 ID:tg4YRP3+o
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男「ブルードラゴンラルグラド?」 @ 2025/08/21(木) 02:17:16.64 ID:qI1gMjwxO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:21:52.15 ID:XfOzxrNu0
40inchの液晶TVからは度重なるエネルギープラントの事故についての責任の擦り付けが放映されている

やれ、夏場の電力不足だの事故処理だのと現地救済についてはからっきしだ。

これだから政治家ってのは・・・

そんなことをチラッと思いながらTVの片隅に出ている時刻を見た。



男「やべ!もうこんな時間だww」



呑気にコーヒーなんて飲んでる場合じゃなかった。急がねば

俺は慌てて履いているフリースの寝巻きからジーンズに履き替え、洗面台で軽くワックスで髪を直す。



男「こないだ遅刻した時は・・・・思い出すだけで」ガクブル



そのまま玄関にかけておいたジャケットを羽織り、走るようにエレベーターに乗った。

階数の表示を見ながらポケットの中の”いつもの”感触を確認する。



男「まぁ、めんどくさい頼まれ事されないように言い訳でもするか」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:22:34.68 ID:XfOzxrNu0
ホールに着いたエレベーターから小走りに外へでてから猛ダッシュする。

さも遠くから走って来たように演出するか。

俺はたった800mの場所に向かって走り出した。


待ち合わせの場所へたどり着いて周りを観察する。




男「げ、やっぱりもう着いてる」



店の前にはこれ見よがしに横付けされた真っ赤なBMW Z3が止まってる。

1Fのテナントに小さなダイニングカフェとネイルサロン&ブティックがあるビルなんだが

俺が今日用があるのは、こんな俺とは縁のなさそうなブティックだ

黒塗りの看板に"amethyst"とシンプルに書かれた店は近年若い女性の間で話題沸騰したブランドである。

店内は白を基調にしてアクセントに紫と黒が配色されていて…いかにも…高そうである。

俺はいつも入るとき微妙な気持ちになるんだよな…こう…アウェーな感じ。

ここに関しては嫌な思いでもあるんだが・・・
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:23:54.27 ID:XfOzxrNu0
男「えっと、おはようございます・・・」



店に入ると俺は店内の女性客に気づかれないように店員に声を掛けた。



女店員「あ…こんにちはですよぉ〜、何時だと思ってるんですか?もう3時すぎてるじゃないですか〜」


男「そーですよね、いやー電車が遅延しちゃったもんで。これでも急いだんですよ?」


女店員「もう!おかげでこっちまでとばっちりきたんですよっ」


男「今度なにかで埋め合わせしますからっ!食事でも」ニコニコ


俺はおもいっきりの笑顔をつくってドサクサにデートのお誘いをした。

この女店員さんは去年の春からここに勤めていて、見た目は背が小く年齢不詳な幼女って感じだな。

前々から目をつけていたのだがいつもここぞというところで邪魔が入る。


女店員「えっ…ほんとですかぁ?」コロコロ

男「ほんとですよ〜。何なら今日の夜終わったらでも!」

女店員「ひっ・・・・」ビクッ


あれ?なんだこの反応??

突然女店員さんが青ざめるように震えてる・・・地震かな?

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

おかしい、どうも背後から威圧が・・・
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:24:34.94 ID:XfOzxrNu0
女「あれ?おかしいなぁ?うちの時計壊れちゃったのかしら?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴ

女「確か約束は12時のはずでしたよね・・・・?」


女店員「しゃ、社長・・・」ガクブル


男「あ・・えっと、実はですね・・・電車の遅延でして・・・」

女社長「あらーそうだったんですかぁ?あたしの記憶の間違いじゃなければココとあなたの家って・・・」

女社長「エレベーターひとつでつながってませんでしたぁ?」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


まずい、この一見温厚そうな女性の周りからなにかドス黒いものがもわもわと・・・これがダークマターかっ

普段から目を開いてるのか解からないほどに穏やかな糸目もこの時ばかりは殺気と畏怖すら感じる。


女社長「もう、せっかく成人式のお祝いに新ブランドのスーツ作りましょうって言ったのに。」


男「すいません・・・」

女社長「じゃあスケジュール調整してオーダーの準備しますから、ちょっと待っててもらえるかしら?」

男「もちろんもちろん♪何時間でも待ちます♪」


なんだか忙しいようであっさり許された俺は、チャンスの訪れとばかりに女店員に振り向いた。


女社長「女店員さん、仕事は仕事よ、頑張って下さいね」ゴゴゴゴ

女店員「ヒッ・・・ハイ・・・」


ちぃ、先手を打たれたか。

そう伝えると店の奥のほうへ消えていった。

これ以上店員さんに話しかけると店員さんが可哀想な目にあうと予想される。

俺はしょうがなく店内の物色へと興を移した。


店内はおよそ60坪で女性物の装飾品からバッグ、ワンピースやらキャミソールの順に奥へと続いている。

さらに奥にはランジェr、げふんげふん

まぁ、わかるよな?俺には行けない聖域(サンクチュアリ)だ。

わりと入り口近いところを物色していると、とある人物が目に入った。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:25:34.92 ID:XfOzxrNu0



男「あの制服は・・・私立Tかな。」


店内には女性客やカップルで20人前後は俺と同じく物色しているのだが。

なんとなくその人物に違和感に近いようなものを感じて目に留まる。

見て解かるとおり制服を着ているその人物とはJKだ。

ここらでは坊ちゃんお嬢ちゃん学校として名高い私立の征服を身に着けているJK。

そこらのJKが一人でこの店に来るなら違和感も感じるが、いかんせんブルジョワ学校のJK様だ。

この店で買い物してても不思議じゃない。くそがww

俺は違和感の理由を探すため注意深く観察してみる。

年齢は・・・顔がよく見えんが16〜17ぐらいだろう。

見るからにおとなしそうな雰囲気で落ち着いた黒髪を後ろで一つに纏めている。

生え際はらは清楚なうなじがみえて思春期のさわやかな色気がほのかに漂う。

くそっ、顔がみえねぇな・・・

反対側の什器の影からなら見えそうだな。

俺は反対の什器棚の影にそれとなく近づいた。


ビンゴ!


綺麗に分かれた前髪から商品を見つめる目は愛くるしいほどにくりくりしていた。

さらに視線は下へ・・・

ぼん!

およそFぐらいはあるんじゃなかろうかという胸のふくらみは制服をさらに上へと押し上げている。

さらにさらに視線は・・・・

最近の流行りなのかひざ上40cmぐらいあるんじゃなかろうかというミニスカートから伸びている足は

ふくよかなやわらかさが見て取れるほどスッと地面へと伸びている。

決して太くは無いのだがむっちりとしたふとももが露になって・・・
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:26:37.77 ID:XfOzxrNu0


けしからん。実にけしからん。

どこぞの芸能Pに合せたら骨の髄までしゃぶりつくされそうな容姿の少女は

目の前でシュシュという髪留めを手に取りながらどこか悲しそうな目をしていた。


少女「・・・・・・・・・さ・ん」

おもむろに何かを呟いてショルダーバックから青い物を取り出し

顔へ近づけた。

シュッ

香水だろうか?暫くしてこちらにも香りが漂ってきた・・・




!?



先ほどまで清楚で可憐な花の女子高生の雰囲気が一変した。

外観はどこも変わってないはずの少女が、どんな男でもわかるような妖艶で濃厚な色気を発しはじめた。

首筋のうなじから胸元、ふとももまでねっとりとした艶のある色香を漂わせている。

先ほどから漂っている甘ったるいような香りも助長して

男であることを定年退職した80のジジイでさえ仁王立ちしそうなほどである。


そして自然なしぐさで手に持っていたシュシュと香水をショルダーバックにしまい込んだ。



おい

それはお嬢さん、犯罪ですよ?


さっきの少女の変貌振りに驚いたせいか、俺はちょっと反応が遅れたが・・・
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:27:19.33 ID:XfOzxrNu0


男「間違いない。万引きだな」ニヤニヤ


ここでなすべき事や色々な事が頭を一瞬よぎったが・・・

OK、わかってる。


当然のように店を出ようとする少女に目をやりながら、俺はジャケットのポケットに手をやり

”いつもの”感触に意識を集中した。




【時間よ!!止まれ!!!】






その瞬間。周りからは音という音がきえた

店の中にながれているBGMも、店の前から聞こえる街の雑踏。

あらゆる営みが止まった。



男「成功♪」


さぁ、どうしようか?

この俺の今の減少について説明させるかい?

いやいや、賢明な皆様ならわかってるはずだぜ?

この先俺が何するかって・・・・

さぁ!どうするよ?
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/02/16(木) 10:28:53.44 ID:XfOzxrNu0
ぐはww
早速誤字が。

減少>現象に変換してください(泣

今日のうpはここまでです

続きが見たい方がいればうpします
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 11:08:53.86 ID:XfOzxrNu0
すいませんsage忘れました

見直したら結構誤字が・・・
かなり厨二SSなのでご容赦ください

遅筆にならぬようにがんばります
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/16(木) 11:48:55.20 ID:QGScFj9ho
書きたいなら書けばいい
書いてとせがまれないと書けないなら帰れば?
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/02/16(木) 13:23:53.89 ID:BFcnLzHgo
厨二は
好物ですので。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:30:45.50 ID:XfOzxrNu0
>>11
そのとおりです。お恥ずかしい。
自信の無さから妙な書き方にしてしまいました。

>>12
ありがとうございます。
お詫びとしてエピローグまでがんばります。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:32:24.70 ID:XfOzxrNu0
うんうん。わかってるって。

先を急ぎたい気持ちを抑えつつ、俺はポケットの中身を取り出した。


それは"いかにも"な蒼い懐中時計だ。

俺は予めセットしていた針を確認する。

男「静止時間は20minジャストか、これだけあれば・・・」

見た目は青い翡翠に金で装飾された懐中時計
 
ふたを開けると透明な文字盤の奥に何かが入った琥珀がうっすらと光って見える。


そう、これは家に古くからある時計でこれを使えばセットした時間だけ時間を止められるスグレモノだ。

無論、中には止められない物ってのもあるが”ほぼ”すべての機能や営みが止まる。

ただし、これには一つ注意点ってのがあってだな。「止めていた対象物×時間」の分だけ

代償として使用者の時間が失われる。


解かりやすく言うと俺の寿命が縮んじまうって事だ。


現在店の中には20人ほどの客と1名の従業員、つまり21×20min=420minの寿命が代価として縮んだ。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:33:14.16 ID:XfOzxrNu0


まぁそんなわけだ。

そんなだれでも子供のころに夢見るアイテムがこの手にあるわけだが

ちょっと悪いことにでも使おうものなら・・・・

いくらでも想像つくだろ??

女風呂は[ネ申]し放題、痴漢し放題、あとは紳士方の想像に任せる。

まぁ代償はあるけどね、もし世界や地球規模で時間を止めようもんならあっという間にお陀仏さ。


男「よし、早速お仕置きですよぉぉぉ」

気を取り直して店の出口に直立不動の少女へと歩み寄る。

きっとはたから見たら俺はすごくいやらしい顔で近づいてるに違いない。

この少女の素性やさっきの様子が気にならなかったわけではないが、俺は甘いものに吸い寄せられるように

彼女の肩に触れた。


少女「・・・・・・。」


もちろんぴくりともしない。


俺も手が止まらなくなり、制服を上に盛り上げているけしからんものにそっと手のひらを合せた。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:34:47.46 ID:XfOzxrNu0
ふわっと先ほどの香水の香りが鼻孔をつく。まるで目の前を靄がかかったような気分に襲われる。

俺は大胆に制服のブラウスのボタンを外していく。

そこには制服の上からは拝めない双頭の丘が現れた。少し汗ばんだ肌が妖しいほどに煌いていた。

ブラウスの前は全開に開き白いブラの上から円を描くようにこね回す。

一瞬ピクッっと少女の体に電流が走ったように感じたのだが、俺の頭はもう小宇宙の彼方へと飛んでいた。

脳が焼けてしまうんじゃないかと思うぐらいに熱く感じる。

少女の両腕を後ろに押さえつけ、首筋に唇を這わす。



少女「ハァ・・・あっ・・・」



耳元に少女の甘いねだる様な熱い吐息がかる。これだけでも十分なほどに俺の欲望の猛りがムクムクと膨れ上がった。



男「はぁっはぁ・・・はぁっ」



いつしか俺も息を荒げていた。シルクのような滑らかさをもった首筋をゆっくりと下のほうへ滑らせていく。

ブラをずらして直に手で乳房を揉む。まるで手に吸い付くような手触りで一度触れるとねっとりと絡み付いてくる。

清純な少女の持つそれではなく、まるで諸大名たちを夢中にさせたような花魁の体のような・・・

豊潤で決して処女には真似が出来ない色香だ。

乳首を巧みにせめていくとピクピクと少女の体に電気が走る。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:35:29.98 ID:XfOzxrNu0
少女「あぁぁん・・・ハァ・・・ハァハァ」ぴくん



俺の舌が胸元を過ぎ、乳首に到達した時少女の口から紛れも無く牝の発情をも思わす声が漏れる。

乳房を掴んでいた腕をスカートの下から太ももを撫でる様にして下腹部へと移動させた。

マグマのように熱くなったそこへ、指先を這わせる。



少女「ぁぁぁ・・・はぁ・・はぁ・・あぁん・・」


男「ハァ・・ハァ・・ハァ・・」






二人の息遣いがお互いを確認しあうように溶けてゆく。




????あれ??


二人?んんっ!?



一瞬で脳の機能が我に返る。それと同時に乳房を蹂躙していた舌と下腹部に伸びた手が止まる。



少女「あら?もうお終いなの?残念ねぇ・・・」


ちょっと混乱気味の俺の頭の上から少女の声が降りてきた。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:39:32.80 ID:XfOzxrNu0




やべぇっ!!!



俺は咄嗟に体を離したが、脳からの命令に体が半テンポ遅れた。



ドッゴァァァァァ!!!!


俺の体は見えない衝撃を受け、まるで何処かの山荘を壊した鉄球でも受けたように横っ飛びにすっ飛んだ。





男「ぐはぁ!!」





店のショーウィンドウを内側から着きぬけ、それでも勢いは留まらず、表に止めてあるZ3のドアに突っ込んだ。


ドガァッシャーン!!!!バコンッ!!!


間一髪。頭だけは辛うじてガードしたが背中からZ#に突っ込んだためメキメキッと背中が軋んだ。



男「ゲフォッ!!!かっはっ・・・ぐっ・・・」



やべぇ、腰が抜けそうだ。膝が笑ってやがる。ちくしょぅ

ひしゃげたZ3のドアにもたれながら、今まで淫靡に耽っていたお相手の方を見つめる。



少女「あなた意外とタフね。逞しいのはタイプよ?」



妖艶な微笑をした少女が笑いかけてくる。このビッチがwwww



男「悪いが、これでも紳士なんでね。清楚な深窓の令嬢がタイプなんだ」



いてて、こりゃ肋骨何本かいったかな。



男「こんなデンジャラスなトワレを憑けた女は趣味じゃねぇ」



俺は右手に持つそれを少女に見せながら切り替えした。

概観は直径7cmほどのリンゴの様なフォルム。青い翡翠で金の金具でスプレータイプのノズルがついている。

さっきの香水だ。

少女はそれを見るなりハッとした表情を浮かべ、すぐさま剣呑な視線に変わった。


少女「タフなだけじゃなくって、抜け目がないのね。ますます気に入ったわ。」


男「これも性分でね」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:40:11.93 ID:XfOzxrNu0


突然、街に音が蘇る。

時間を取り戻した街は今までの静けさをかき消すように動き出した。

店前は人通りは少ない一方通行でも人が歩いてないわけじゃない。

何人かこちらの異常に気づき騒然となる。



少女「それは大事に持っておきなさい」



そう告げると、少女は膝から床へと倒れた。



女店員「きゃああああああぁぁあぁぁ!!」



いきなり目に映った惨状に混乱していた女店員が我に返ったようだ。

俺は慌てて少女にジャケットをかぶせる様にかけて肩を抱くようにビルのエントランスに移動した。


チラッと路上のZ3をみた・・・真っ赤でいかにもな姿はそこには無くまるで人身事故でも引き起こしたような有様だ。

きっとこの車のオーナーがみたら・・・・うん。マズイなこりゃww


女店員と目が合う。とりあえずは無事そうだ。


具合の悪い恋人を介抱するかのように装い、エレベーターに乗る

乗り合わせた乗客から「大丈夫ですか?」と声掛けられつつ「すいませんちょっと貧血でして、あの、25Fお願いします」と答えた


20minにセットしてなかったらどうなっていただろうか・・・

そんなことを考えながら玄関を開け、居間のソファへ少女を寝かせた。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:40:45.74 ID:XfOzxrNu0
男「一息入れるか・・・」



今朝飲んだマグが置いてあるのを見て、この事件の間が長い時間ではないことに気づく。

少女は苦しい様子も無く、静かに眠っている。呼吸に合せて胸が上下しているのが遠目からでも確認できる。

一応2つ分コーヒーを煎れ、その一つを喉に流し込んだ。


男「さて、どうしたものやら・・・ねぇ?」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/16(木) 14:45:30.52 ID:XfOzxrNu0
ひとまずのプロローグがココまでです。

どうも設定上キャラクター名を入れないとややこしそうなので次回から名前を入れちゃいます。

読みにくい、改善等アドバイスがあればお願いします。

次回「第一部 翡翠の毒」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 00:53:49.63 ID:hQK/Ptyk0

第一部 「翡翠の毒」 1話



男「そうか、そこから記憶が無いのか・・・」


少女「はい・・・。なんだかすみません」シュン


彼女は申し訳なさそうに俯いたまま俺の渡したマグをその小さな両手で膝に置いた。

俺のマンションのリビングで先ほどの件の説明出来る所だけ説明したのだった。

無論。説明出来る所だけだ。ごほん



あれから暫くすると、少女が時折小さなうめきのようなものを発したので

こりゃいかん!とばかりに彼女のはだけた部分を治し、まるで何事も無かったような状態に戻した。

何事も無かった。うん。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 00:55:51.64 ID:hQK/Ptyk0


少女「・・・あれ?あれ?!・・・ここは?・・・私・・・」


男「やぁ、お目覚めかい?君、コーヒーはミルクと砂糖入れるほうかな?」


彼女はこちらを見て、その大きな瞳を一層に大きくし、咄嗟に胸元を掴んで自分の身の安全を確認したのか口を開いた。


少女「・・・砂糖少なめのミルク大めで・・・」


寝そべっていたソファの端っこへちょこんと座りなおすと俺のほうを伺っている。

まるで人里はなれた森に住んでるリスのような可愛らしさがあったが、その警戒心は100%俺に向けられている。

大丈夫、なんにもしてませんよー

俺はちょっと赤ずきんの狼のような気分だった。



少女「あのっ!わ、わたし!・・・なぜここへ?」

男「はい。コーヒーね。」

男「君さっき"amethyst"(アメジスト)にいたよね?」

少女「え?あ、はい・・・」

男「そこで急に倒れちゃったんだよ。覚えてない?」


もちろん嘘っぱちである。ここでカマかけをして反応を見ようとしたんだ。だが・・・


少女「ああ・・・そうだ。私、お母さんと同じシュシュを見つけて・・・あれ・・・???」

少女はカマにも気づかないぐらい自然に首をかしげる。そして視線を落として足元に落ちてる俺のジャケットに気づく。

少女「じゃあココはお店の関係の所なんですか?・・・なんかご迷惑おかけしちゃったみたいで・・その・・・ごめんなさい」


おっ察しがいいねぇ。おまけに健気なその表情がたまらん。申し訳なさそうに差し出すジャケットを受け取る。

男「正解♪まぁ関係というか・・・"amethyst"はボクの親戚の店なんだよ。」

男「丁度店にいるときに君を見かけてね。そしたら君がシュシュをそのショルダーバッグに入れたと思ったら」

男「そのまま倒れちゃってね」


少女はそれを聞いて顔が面白いぐらいに真っ赤になった


少女「わた、わたしっ!!そのっ・・・そんなつもりじゃ・・無いですからっ!!・・・万引きとか・・・」



語尾は聞き取れないぐらいに小さくフェードアウトした。

んなこたわかってる。いっそのことそれだけの物万引きされてたほうがずっとマシなんだからww

実際、店のショーウィンドウは粉々に砕け散り、挙句店主の車までぶっ潰したなんて

今の彼女に伝えたら卒倒しかねないからだ。

もうすっかり彼女はあの時の妖艶な雰囲気は微塵も感じない。まったくのどちらかというと純真な女子高生そのものだ。


男「あはは。大丈夫、いくらなんでもそのまま倒れちゃったんだからボクもそんなこと思ってないよ?」


少女「・・・・ですよね・・・よかった・・・」ホッ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 00:56:51.15 ID:hQK/Ptyk0


男「ただね、状況としてちょっとは話を聞いておかなきゃと思ってね。具合も悪いようだし」

男「制服のままだったから救急車とかは恥ずかしいでしょ?見た所何か悪い病気って感じもしなかったから」

男「この部屋に運んで寝かしてあげたんだよ」

少女「そうだったんですね。気を使って頂いて申し訳ありませんでした。」ぺこり


彼女の頭の中で一通り整理がついたようで受け答えも明瞭になってきた。


男「それで結構こういうことあるのかな?急に意識が無くなったりとか」

少女「いえ・・・そんなことは今まで一度も無かったんですけど・・・」

男「そうかぁ。あ、そうそうこれを渡しておかなくちゃ」

俺は咄嗟に彼女から奪った蒼い香水を見せた。

少女「ああっ!それ!」

驚いて俺の手から受け取るとまるで子猫のような抱き方で香水を見つめる

男「よほど大事なものなんだね。割れて無くてよかった。」

少女「はい。これは母の形見でウチの家にずっとあるものなんです。・・・・よかった」

男「じゃあ、大切にしないとね。」

男「そういえばまだ名前を聞いてなかったな」

少女「あ、すいません。私は薫堂(くんどう)、薫堂 香澄(カスミ)です。」

香澄 「ご覧頂いてるとおり私立T学園に通う高校2年生です」

男「これはご丁寧に。ボクは針生 時杜(はりう トキモリ)だよ、よろしく」

時杜「ちなみに"amethyst"はボクの遠縁が経営してるお店なんだよ?」

香澄「ええっ!そうなんですか!今学校でも凄い人気なんですよ〜?」

ようやく彼女に女子高生らしい明るさと笑顔が戻っていた。

時杜「じゃあ今度、友達もさそって遊びにおいでよ。自慢できるでしょ?」ニコニコ

香澄「えぇ〜!いいんですか?うふふっ」

時杜「おっと、これも渡しておこう」

俺は親切な経営者を装いシュシュを渡す。ぐへへ

これはあれだぞ。別に下心とかじゃないからな。

まぁその、ほら、ちょっとなんかしちゃっただろ?・・・ね。


香澄「ええぇっ?これって・・・」

時杜「うん、まぁお近づきのしるしにってことで」

また彼女はその愛くるしい瞳をまんまるにして笑顔になった。

ふふっいい感じだ。これでチャラにしてくれ・・・どう観ても安い品だがwwww
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 00:57:38.39 ID:hQK/Ptyk0


ぷるるるるるる〜ぷるるるる〜



けたたましい音を立てて電話がほんわかとした空間を引き裂いた。おのれww

いつもなら気だるく出るか、不機嫌に出るものなんだが、彼女の手前ここは紳士にだな・・




時杜「はい。もしもし」

???「もしもしじゃねぇーーーヨッ!!!!!ふざけんなてめぇーーーー!!!」




・・・・・・。





受話器から離れたところでも聞こえるような怒声が襲い掛かってきた。

声が彼女にも聞こえたようで一瞬からだが飛び上がってた。やっぱりな




時杜「もしもし?どちらにオカケデショウカ?」

???「あああぁん!?てめぇーだよ!と・き・も・り!!今から即効で行くからそこから動くんじゃねーぞ!!」ガチャン

ツーツーツー



香澄「あ、あのぅ・・・お忙しいみたいなんで、私はこれで・・・」

時杜「う、うん。気をつけてね・・・・あ、下まで送ろうか・・・?」

香澄「イ、イエダイジョブですので・・・その・・・色々とありがとうございましたっ」



そう言うと脱兎のごとく去って行ってしまわれた。またもや邪魔がwwwwww

どうしてあの人はいつもいいタイミングで・・・


それから10分後俺の部屋は第一次アフガン戦争さながらの血を血で洗うような戦場と化した。チーン

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 00:58:31.78 ID:hQK/Ptyk0




まぁ誰だかわかるよな?

電話で怒声を響かせ、挙句に玄関のドアをぶち破る勢いで入ってきたのは。そうです、あの下で廃車になられたZ3の・・・


女社長「てめーがやったんだろぉがっ!ばればれなんだよっ!!」

ヒィィ

女社長「ちょろちょろ落ち着きがねーと思ったら、影で時間止めてコソコソしてやがったろ!?」

女社長「そのちゃらついた態度!今日あたしが落ち着かせてやるよ。煮えた鉛飲ましてやるから。ホレ口あけろよ?」


まじで勘弁してください。死にますから。

この人、普段は割りと温厚な人なんだが・・・車の事になるとその体の内側に住んでらっしゃる魔物が出てきます。wwww

特にあのZ3はわが子のように愛でていたご様子で・・・


とりあえず俺はこの戦争を終わらすためあらゆる手を講じ、会談を開きようやく第一次Z3戦争は終結した。

後にこの会談はZ3条約として暫く俺を苦しめたのは、また別の話だ。




時杜「・・・・というわけなんだ。詩乃さん。」

詩乃「ふぅん。なるほどぉ。あたし以外に”フリーズ”が効かないなんて確かに気になりますね」


やっと元に戻ってくれた詩乃さんにもあらかたの事情を話した。もちろん、話せるところだけ(話せるところだけだぞ

詩乃さんは俺の祖祖父の妹の孫で、お袋のハトコにあたる人だ。

ネイルサロン経営を軸にブランド"amethyst"を立ち上げ現在では女性装飾のみならず男性向けの新ブランド立ち上げている敏腕経営者。

恐らく永遠の独身。

身内が言うのもなんだが、詩乃さんはプロポーションも財力もずば抜けている。おまけに眉目秀麗とくりゃそこそこモてる。

筈なんだが・・・如何せん、男運ってやつがまったくといってないのだ。新しい男が出来たと喜んだ3日後には騙されて抜け殻になる。

2日も音信不通になって車で飛び出したまま、帰ってくるとケロっとしている。

ちなみに1Fのテナントのカフェもこの人が経営してる。

話を戻すと”フリーズ”って言ってるのは俺たちがつけたあの懐中時計の能力の通称だ。

元来、あの時計は針生家代々に伝わるもので、その発祥は諸説紛紛なんだがBC600年からだのと胡散臭い話なのである。

ただ現状わかっていることは針生の血族しか扱えないこと、そしてその構造から物質、製造方法までまったく解明できなかったてこと。

というのも、先々代、つまり祖祖父の時にジジイが興味本位でとある研究機関に調査依頼したところ、諸国の危険なお偉いさん方が

血眼になって危うく戦争の引き金にまでなったという曰く付だ。

祖父の代でなんとか秘密裏に取り戻し、諸国間では消失した事になっている。

祖祖父マジで自重しろwwww

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/17(金) 00:59:45.62 ID:hQK/Ptyk0


詩乃さんは血族なんだが、分家というのもあってか時計を扱えるほど色濃く受け継いでないらしい。

ただ、代々伝わる家訓については大変色濃く受け継いでいらっしゃるようで・・・

"時は金なり、時を笑うものは金に無く!"

これをモットーに経営者として現在も君臨していらっしゃいます。


詩乃「あー?なんか今あたしのことかんがえてませんでしたぁ?」

いえ、とんでもございません。


詩乃「でもまぁ、フリーズが効かないとしても、その香水?でしたっけ?」

時杜「ああ。」

詩乃「何か媚薬かなんかの類でしょうかねぇ?」

時杜「少なくとも俺が体験した中にその効果に近いものは感じたんだけどな」



すっかり夜になってしまったので二人で夕食をとりながら居間で話していた。

今日は大戦争があったので何かデリバリーでも頼もうと進言したんだが

あっという間に詩乃さんが手料理をこさえてくれた。

献立はふんわりと焼きあがったハンバーグにスープとサラダだ。

俺はハンバークをほおばると



時杜「まー、居場所も素性もある程度わかってんだ。早速明日にでも動いてみるよ」

詩乃「興味がわいたんですか?」

時杜「そういうわけじゃねぇよ。ただ、なんつーか・・・気になってね」



ごちそうさま!そう伝えると俺は自室のベットにもぐりこんだ。

流石に背中やあちこちが軋んで痛いな・・・半分は詩乃さんだけど。

ふっと彼女の顔が浮かぶ・・・そして悲しそうな純朴な瞳と・・・真逆の妖艶な笑み

対峙した時にピリピリと伝わった体中の危険信号。

思い出すだけでも身の毛がよだつ、そして最後の剣呑な視線と殺気のようなもの。

俺はベットのなかで恐れともう一つの感情が湧き出してくるのを確かに感じた。


おもしれぇーじゃねーか。


第一部 「翡翠の毒」1話


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/17(金) 01:31:57.21 ID:cH5KlvhXo
そんなアメジストが親戚の経営だということが大事か
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/17(金) 12:24:39.26 ID:lbWm4pGIO
名前がガチのラノベだな
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/02/17(金) 19:14:21.83 ID:upVcrDluo
初だし、良いじゃないか、と。
成長が見たくもあるしさ。
とりあえず乙。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:16:31.39 ID:z7eFMdtt0
第一部 「翡翠の毒」2話



あの事件から3日後

俺はちょっとした下調べと仕込みを終わらせ、私立T学園の前に立っている。

この学園はちょっと2年ほど前までは都内じゃちょいと名の知れた女子高だったんだ。

都心部の青山にありながら敷地には森林を思わすような遊歩道とグラウンドがあり、それをぐるッと取り囲む

レンガ造りの外壁と青銅ごしらえのフェンスがいかにも歴史を感じさせる。

中高一貫教育で、名家や旧家、それに財界人など多くの令嬢を育て上げた超お嬢様学園なのだが

ココ近年の少子化をはじめ、金融ショック、立て続けに起こる財政悪化に伴い2年前からはその狭き門に

男子も取り入れるようになり共学化された。

これだけの施設になると建物老朽化や施設維持等、かさむ金額は数千万単位にはなるだろう。

それでも名門の男女共学化は対策として成功し、全国の親馬鹿著名人やらが「是非にウチの息子をと」袖の下を膨らませて募った。

晴れて大人たちの社交場の延長として生まれ変わった学園はその長かった伝統と歴史の看板を事実上下ろした。


ところが、近頃の地震の影響で校舎の耐震性に問題が浮上し、建て直しにかかる費用が一気に跳ね上がった。

これにより学園側は現状頭を抱え込んでいるらしい。たいへんだねぇ。


しっかしまぁ、今時のゆとりお坊ちゃんをお嬢様学校に嫁探しか妾探しで入学させるの理屈はわかるんだが・・・

大抵のお嬢様なんて超我侭に育てられてるからなぁ、草食系なんつー男子が務まるか心配だわ。

さんざ金と労力を使わされた挙句にママの所へ泣き帰るのがオチだwwww
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:17:16.13 ID:z7eFMdtt0


俺はそんな要らぬ他人の心配を妄想しながら、校舎へと続く街路樹を歩いていた。

登校時間もあってか、周りには学生達がそろって登校している。

学園内には関係者の入れるロータリーがあり、何人かはそこに車を乗り付けて登校している。

このご時世に大層なことですなぁ。

降りてくるのはほとんど男子だな。よし・・・苦難を当てえてやるっwwwwww


ぎぎぎぎぎぎぎっ



俺は気づかれないように近くに止めてあった黒塗りのセンチュリーに10円キズをつけてやったwwwwww

ざまぁwwww


ちょっとしたイタズラで気分のよくなった俺は理事室へと向かった。


理事室では初老の男が待機していて、手筈どおりの挨拶と予め用意しておいた書類をわたした。

心なしか男の顔には心労の伺える疲れた目で挨拶してもらった。ホントお疲れさん。

恐らく、校舎の大規模修繕やらの会議が纏まらないのだろう。


俺は事務的に処理をして、その場で紹介された成原という教師の案内で目的の教室へ向かった。


そう。

何を隠そうこの俺もこの学園に転校してきたのだ。

目的はもちろん香澄なんだが、その他にも俺の学歴という理由もある。

もちろん俺の年は20なんだが、実質色々とあって高校学歴を持ってないのだ。


それならいい機会だと、この学園にコネクションを持っていた詩乃さんが気を利かせて入学させてくれた。

現在は俺の保護者という立場に立ってくれた。さんきゅー詩乃さん。

とはいえ俺もだらだらと学生している暇はあまり無いんだけどな。


もちろん俺は香澄と同じクラスに編入された。

教室に入ると一気に視線があつまる。当たり前の反応だろうけど。

その中に見覚えのある顔をみつけた。前回同様に大きな瞳をくりくりさせて驚いていた。

視線を合わすと香澄がいた。

教師はありきたりの説明をして俺もそれに習う。

ここでは俺は親の仕事の都合で諸外国を流転とし、更には日本へ来た留学生という扱いになっている。


33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:18:46.37 ID:z7eFMdtt0


香澄「びっくりしましたよ。まさか同じ年だったなんて!しかもウチの学校の留学生!」

時杜「ボクも驚いたよ。同じクラスだったとはね」

もちろん嘘っぱちである。

先生から紹介の後クラスメートからの在り来たりの質疑応答を終え、ツマラン授業をこなし、

ようやく昼休みに屋上にある庭園で香澄と2人になるシチュエーションの機会に漕ぎ着けた。

香澄「わたし、てっきり針生さんって年上なんだと思ってましたよ」

ギクッ

時杜「あはは、老けてんのかなぁ?たまに言われるんだよね。あ、時杜でいいよ、同級生なんだし」

香澄「えへっなんか変なカンジ!ついこの前あったばかりなのに」

香澄「あ、そーだ。先日はお世話になりました」ペコリ

時杜「いえいえ、大した事してないよ。その後具合はどうだい?」

香澄「あれからはなんとも・・・。」

そう言いながら彼女はオダンゴにしている後ろ髪を確認するように触った。

そこには先日渡したシュシュが可愛らしくオダンゴの周りをふんわりと飾っている。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:19:44.97 ID:z7eFMdtt0


時杜「着けてくれてるんだね。よく似合ってるよ。」

香澄「えっ、ああ、ありがとうございます」モジモジ

ちょっと俯きながらそう答えると

香澄「実はコレお母さんとお揃いだったんです。でもわたし無くしちゃって・・・」

香澄「それで同じものをと思って買いにいったんですよ」

時杜「なるほど。そういえば君のお母さんって・・?」

香澄「はい。3年前に交通事故で・・・」

時杜「それじゃ、今はお父さんと二人なのかな?」

香澄「父はわたしが生まれてすぐに病気で亡くなりました。今はお爺ちゃんと従姉妹と3人ですよ」

時杜「そっか、若いのに苦労してるね」

香澄「あははっ、時杜さんおじさんみたい」クスクス

香澄はこれと言って沈んだ様子も無く明るく答えた。

時杜「いや、僕も似たようなもんだし、多少は解かるよ」

香澄「そういえば、時杜さんも親戚と一緒に住んでるんですよね?」

時杜「うん。詩乃さんって言うんだけどね。俺の母親のハトコにあたる人なんだ。」

香澄「そっかぁー。でも凄いですよねー」

時杜「なにが?」

香澄「20歳にしてネイルアートの才能を認められて、いまや世界に通用する女性ファッションブランドの先駆け」

香澄「今や女子のカリスマですよ。私もあんな風になりたいなぁ」

時杜「随分と詳しいね」

香澄「それはそうですよっ!針生詩乃の”女は宝石”と”男を魅了する女の磨き方”は女子の聖書ですもん」

時杜「そ、そうなんだww」

詩乃さん、そんな本まで出してるのか。

香澄にとって、つい先日、俺の部屋で起きた大戦争の相手だとは夢にも思わないだろうな。
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:20:45.93 ID:z7eFMdtt0


時杜「ああ、そうそう。そんな詩乃さんが君と食事をしたいって言ってたよ?」

香澄「えええっ!・・・・なんで!?」

香澄はまた瞳を大きくして驚く。

時杜「うん。この前君が持っていた香水の香りの話をしたんだよ。そうしたら是非にと頼まれたんだ。」

時杜「詩乃さんは今度新しく、香水の開発に手を伸ばしているらしくて、この前の話をしたら興味がわいたみたいなんだ」


正直、あんな香り、というかその効能は生まれてきたこの方体験したことが無い。

媚薬というのは各地方色々な伝来や処方があるが、どの効果も大体が眉唾ものがほとんどだ。

中にはニンニクや玉ねぎすら昔は媚薬として語られていたんだぜ?

笑えるのは猫や鹿の肛門から分泌されていたものまである。

科学的根拠ってのは確たるものは無いんだがホルモンの分泌と関係してるらしいがね。

俺は"専門外"なのでそこんとこは詳しくは無いけどな。


香澄はちょっと俯き加減に考えてるしぐさをとった。

香澄「そう・・・ですか。」

時杜「何なら今日、この後にでも一緒にどうかって言われてるんだよ」

香澄「えええっ?そうなんですか・・・。でも・・・」

香澄は何か思い悩んでるしぐさを取った。

よし、こうなったら最強の落とし文句を使ってやろう。
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:21:35.20 ID:z7eFMdtt0



時杜「詩乃さんのやってるカフェで夕食でもどうかな?」

時杜「もちろんデザートには"クレオパトラ”が・・・」

香澄「行きますっっ!今日ですよねっ?」

俺の言葉を食って返事が来た。

かかった。

クレオパトラというのは詩乃さんのカフェで出しているスィーツで一見ミルフィーユのようなものなんだが、

クレープ生地の間にストロベリーやブルーベリーといった色々なベリーのジュレが絶妙なバランスで折り重なっている。

濃厚な甘みとそれでいて爽やかにほとばしるフレッシュに広がるジューシィな果実感が大好評で、現在取り寄せに納期3ヶ月は必要とする。

巷のJKから白金の有閑マダムまで垂涎のスィーツなのだ。

スイーツ脳め。

男子諸君、女性は流行と甘いもののコラボで落ちない女性は経験上一割だ。間違いない。


ともあれ、放課後になり、俺と香澄は俺のマンションと詩乃さんの店がある赤坂へ向かうのだった。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 05:36:36.56 ID:z7eFMdtt0
とりあえず。ココまで。

ぜんぜん前にすすまねぇwwwwww

ソロパートがおおいのでどうしても説明っぽい地文が多くてすいません;

>>28
物語上、重要なところが・・・・ご容赦ください。

>>29
一応書き込みする前にラノベを意識して設定を決めたんですが・・・

ラノベの定義がいまいち解かりませんでしたがきっとご期待に添えると・・・

嬉しいです。

>>30

ありがとうございます。

物語上、序盤はどうしても設定等の説明も含みだらだらとしてしまいがちなんですが

ゆくゆくはスピード感が感じられるような物語を綴っていければと思います。

応援感謝です。


もう暫しだらだらとお付き合いくださいませ。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/02/18(土) 08:29:28.77 ID:z7eFMdtt0
すいません;
最後のところがちょっと
清書と間違えてうpしてしまいました。

対した変更ではないのですが、出来れば形容したいところなので・・・・

食べ物って大事!(ぇ

脳内変換お願いします。

>>36


クレオパトラというのは詩乃さんのカフェで出しているスィーツで一見ミルフィーユのようなものなんだが、

クレープ生地の間にストロベリーやブルーベリーといった色々なベリーのジュレが絶妙なバランスで折り重なっている。

それを閉じ込めるように全体をキャラメリゼし、鮮度と風味を閉じ込めていて、まさに外はパリッとしていて、

一度刃を入れてその封印を解くと、なんともいえぬような果実の香りが広がり、何層にも分かれた生地がその果汁を引き寄せる。

濃厚な甘みとそれでいて爽やかにほとばしるフレッシュに広がるジューシィな果実感が大好評で、現在取り寄せに納期3ヶ月は必要とする。

巷のJKから白金の有閑マダムまで垂涎のスィーツなのだ。

まさにスィーツ(笑)の王道といっても過言ではない。

男子諸君、女性は流行と甘いもののコラボで落ちない女性は経験上一割だ。間違いない。


ともあれ、放課後になり、俺と香澄は俺のマンションと詩乃さんの店がある赤坂へ向かうのだった。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/02/18(土) 12:37:08.77 ID:kiMl7W3Ro
乙〜
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/02/19(日) 19:22:03.17 ID:n4QI7asOo
ロリータレンピカか
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