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美夏「お姉ちゃんの『鋼鉄の騎士』か…」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 21:56:42.58 ID:4Azdazhc0
WARNING

・本SSは「アイアンマン」と「乃木坂春香の秘密」のクロスオーバーSSです。

・アイアンマンは「ザ・アドベンチャーズ」準拠で複数媒体の要素を混ぜ込んでいます。

・乃木坂春香も原作準拠ですがアニメ版、漫画版の要素を混ぜています。

・オリジナル要素も多少あり

・社長の「女好き」がひどい方向にねじ曲がっています

閲覧の際に、以上の点を踏まえ、肚をくくっていただければ幸いです



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1329656202(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

=^・ω・^= ぬこ神社 Part125《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2024/03/29(金) 17:12:24.43 ID:jZB3xFnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711699942/

VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711673687/

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 21:58:17.10 ID:4Azdazhc0
〜日本国某所、乃木坂家〜

美夏「……夢?」





〜日本国某所、綾瀬家〜

きゅーんきゅん ハートがぁ〜 あなたを、狙い撃ち!(ばきゅん!)

トニー「…これが深夜枠のアニメか。パンチラがあるかが気になるな。とりあえずそろそろ信長がメールを打ちそうだからカウンターで送っておくか」

ジャーヴィス[トニー様、御視聴中申し訳ありませんが、ルコ様と由香里様が酒の肴を要求しておられます]

トニー「作り置きの焼きビーフンでも出しておけ。こっちは信長たちを弄るのに忙しいんだ」

ジャーヴィス[お二人のあしらい方が相変わらず無駄にお上手で…]


3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 21:59:05.06 ID:4Azdazhc0
ナレーター(CV:ジョン・メイトリックス退役大佐)「彼の名はアンソニー・エドワード・スターク、アメリカ生まれの日本育ち、現役高校生にして大企業の筆頭株主として経営に口を出す凄腕企業家。
それ以外にも億万ならぬ兆億長者、天才科学者と、いくつもの顔を持つ少年。
そんな彼には更にもう一つの顔がある。
それは鋼鉄の騎士、『アイアンマン』!
幼き日、命の恩人である、今は亡きインセンと裕人の残した言葉を胸にMk-0スーツを開発し、仇を討ってから数年。
新たなスーツを開発し、日本の平和と乃木坂春香の心を守るため、もう一度立ち上がる!
裏で春香を虎視眈々と目の敵にする天王寺雪月花、春香の純潔を狙うシュート・サザーランド、『ザ・アドベンチャーズ』準拠の見た目をしているマンダリン、自称・謎の自動人形ドレッドノート、美夏を狙って地球に来た変態宇宙ドラゴンのフィン・ファン・フーム。
奴らはあの手この手を駆使して世の中の平和をぶち壊す。
迎え撃て、アイアンマン!
鋼鉄の意志、鋼鉄の勇気、鋼鉄の知恵、鋼鉄の愛、鋼鉄の力が春香への想いと正義の怒りを証明する!
立ち上がれ、アイアンマン!
戦う術を忘れた人々の代わりに!
君の出番だ! アイアンマン!!」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 21:59:55.23 ID:4Azdazhc0
He's the guardian of HARUKA!
In amour of scarlet and gold

Trapped on the hypocrisy of anti-OTAKU
His teenage life is very,very chaotic
In a exciting days he dose all he can?

He's IRONMAN!,IRONMAN!!

The wisdom and courage in fighting!
No tragedy will make him give in

When she's back into the Suspicious shadow
He takes Ambush for her beloved
HARUKA NOGIZAKA's kinght of steel whom?

He's IRONMAN!,IRONMAN!!

He's IRONMAN!,IRONMAN!!,IRONMAN!!!


アイアンマン 乃木坂春香のシュヴァリエ・ド・ラスィエ


5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:02:38.25 ID:4Azdazhc0
「ニュイ・エトワーレの騎士」

〜綾瀬家のリビング〜

トニー「相も変らぬ悲惨な有様だな」

ジャーヴィス[ルコ様と由香里様は所詮こういう方たち、ということです]

トニー「……。お前たち、これ全部下げておけ」

不器用アームたち、トニーに言われてリビングに散らかった酒盛りの残骸を片付ける

ジム&ペッパー「「おはよう、トニー」」

トニー「二人とも、おはよう」

ジャーヴィス[おはようございます。お二人とも]

説明しよう。彼らはジェームズ・ローズとバージニア・ポッツ。
通称、ジムとペッパー。
大学1年生と、ルコの同僚である。

ジム「なあ、ルコも由香里も、女捨ててないか?」

ジャーヴィス[アルコールの過剰摂取のせいで脳より先に子宮の機能の方が…… ルコ&由香里「「うるさい!」」 ジャーヴィス[……おはようございます、ルコ様、由香里様]

説明しよう。姿なき電子音声みたいな声の主。彼はトニーが創造した人造思念生命体、ジャーヴィス。
基本紳士的でトニーに従順であるが、ルコと由香里の堕落を極めた私生活を見続けてきたせいでトニー以外に対しては粗を見つけた瞬間に暴言を吐く癖がついてしまったのである。

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:04:47.53 ID:4Azdazhc0
〜通学路〜
ジムとペッパーの通学・通勤ルートと重なっているため、通学路の3分の2以上はいつも3人一緒で歩く

トニー「全く、ルコも由香里もあの調子じゃ早死にしかねないな」

ジム「あれじゃ自殺半分で飲んでるように見えるぞ」

ペッパー「やっぱり、あの日から少しだけ家が広くなったせいかしら?」

トニー「それで後を追われでもしたら、インセンも裕人も浮かばれないじゃないか……」




??「おっはよ〜」

トニー「おはよう、信長」

信長「どうだった? 『ドジっ娘アキちゃん』!」

トニー「話は面白かった。だが演出がダメだ。あれは喧嘩を売ってるのか? スカートの動きが不自然すぎて全然パンツが見えなかったぞ!」

信長「まあまあ、そこはDVDとかで、ね?」

説明しよう。トニーは真性の女好きのドスケベのセクハラ大好き人間であり、パンチラとか胸ポロリとかに非常にやかましい。
そのひどさはルコと由香里が思わず呆れ、時には信長&三馬鹿が振り回されるほどである。
誤解の無きように言っておくが、恋愛に関しては意外と一途であり、股間のビッグマグナムは本命限定と心に決めてあるのだ。……嘘は言っていないからな。

トニー「ああ、なんかイライラするな。こういう時はつべとかニコニコでMADでも…。? ピアノの音色…。乃木坂さんか」

信長「すっかり朝の風物詩だよね」

トニー「だな。あれで、人の会話に一々乱暴なツッコミさえ入れなければ…」

信長「あー…。あれは流石にトニーに原因があると思うけど」

トニー「視線に入るだけの高翌嶺の花と、昔からの身近な友達。お前、どっちの味方だよ?」

信長「基本的に君の味方だけど…。トニーの場合、ツッコミ入れて止めないといけない部分が結構あるからなぁ…」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:06:06.70 ID:4Azdazhc0
〜白城学園高等学校、昼休み〜
この学校には、男女問わず支持される女生徒と、人数面では前者に劣るがこちらも強い支持を受ける男子生徒がいる。
女生徒は、乃木坂春香。容姿端麗・才色兼備・成績は学年一位・去年の文化祭でのミスコンを圧倒的支持で制覇。そして高潔な人柄から老若男女から好意を持たれる真相の令嬢の鏡である。
その人気ゆえ、告った人は老若男女問わず、数知れず。校内に狂信的兼暴力的ファンクラブ「星屑守護親衛隊(インペリアルガード)」がいる。そんな彼女の二つ名は「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)」。
男子生徒は、アンソニー・エドワード・スターク。細身だが端正で引き締まった美丈夫・世界有数レベルの手腕を持つ凄腕企業家・天才科学者であり、成績は春香に次ぐ二位。愛称はトニー。
容姿と明るく社交性の高い性格から友人は少なくない上に女性にもモテるが、先述したようにとにかく女好きのドスケベのセクハラ大好き人間、という重大な欠点のせいで敵も多い。

トニー「三馬鹿諸君。君たちはまだまだ甘いぞ! ブルマとは、食い込んだ末に筋が見えて何ぼのモノである!」

小川「さすがはトニー君。一線ギリギリのところまで追求するんですね…!」

竹浪「トニー・スターク。改めて恐ろしい奴…!」

永井「お前のその拘りにはいつも驚かされるぜ。トニー…!」

トニー「ところで信長。ブルマを履く時のパンツの有無に関して、お前はどう思う?」

信長「君のノーパン論も捨てがたいけど、やはりアウトにも程があるよ。だからパンツ着用論を推させてもらうね」

このように、トニーは朝倉信長たち、アホ極まる学友たちとこういった下らないことで真剣に話し合える男なのだ。



激論の末、トニーたちの話題はシフトする。

トニー「深夜枠のアニメのスタッフの手口は理解できないな。どうしてああも不自然なまでにパンチラをしないんだ?」

信長「文句言う人がいるからだよ。パンツで覆ってるとこ見せるわけじゃないってのにさ…」

トニー「嘆かわしい話だ。そんな奴らはカナダに移住すればいいんだ。ところで、この間言っていた追加の蔵書、どうなった?」

信長「ノープロブレム。ちゃんと入荷されたよ。ここ、寄付金のせいでお金だけは有り余ってるから、ちょっと脅して入荷させたんだよ。イノセントスマイル!」

トニー「次の入荷の時、俺も口を挟んでいいか?」

信長「トニーに手伝わせると、Z指定物ばっかり選びそうで不安なんだよねー…」

トニー「そこはまあ、お前が学園側に圧力かけてくれれば問題はないどろ。信長もみたいだろ? ノクターン女学院のZ指定同人…

トニー目掛けて椅子が飛ぶ。トニーはギリギリのところで気づいて椅子をキャッチ。

…いつものことだけど、危ないな!」

そう、これは恒例の出来事であった。
トニーが悪友たちとの会話中、エキサイトし過ぎて不健全な発言をしそうになると、大抵は物を投げて話の腰を折るのだ。
……乃木坂春香が。

春香「下品な話題を出すのはやめてください!」

トニー「だからって人を怪我させるような物を投げないでくれよ」

信長「トニー、落ち着いて。みんな見てるよ。それと、乃木坂さんもあんまり危ないのは投げないで」

そして春香の抗議に対して、トニーが春香の投擲攻撃への文句で返す光景は、白城学園の名物と化していた。

モブ連中「またスタークさんが何か言ってたみたいよ」「ここ最近、春香様が注意するのに段々乱暴な手を使うのを躊躇わなくなってるから、いい迷惑よね」「スタークさんに黄色い声あげる子たちの気がしれないわね」


8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:07:21.91 ID:4Azdazhc0
〜放課後、図書室〜

トニー「さて、入荷分の確認と……。信長が手伝ってくれたおかげで貸し借りの部分が全機械化できたのはラッキーだったなーっと。? ……今顔を鞄で隠してイノセントスマイル借りたのって……乃木坂さん、だよな」

コソコソ 春香「……」

春香は鞄で顔を隠しつつ、満面の笑みでイノセントスマイルを見つめている。
春香の自然な笑顔を珍しそうに見ながら、トニーは彼女に話しかけた。

トニー「乃木坂さん」

春香「!!」

ドンガラガシャーン
春香、ビックリし過ぎて椅子を巻き込みながら盛大にこける。
それと同時に、イノセントスマイルがトニーの目の前に盛大に落下してきた。

春香「…………!!」

当然、春香は鞄を片手に逃走。
トニーはイノセントスマイルを拾い、ただ茫然と春香の後姿を見るしかなかった。




〜綾瀬家〜
今日の晩御飯:エビチリ、ワラビの白和え、スーパーの冷めてもサクサクなアジフライ、マカロニサラダ、ゴマスープ
調理:アジフライ以外はジャーヴィスが操作する超全自動システムキッチンが調理

ペッパー「明日、朝一で行くなりして、絶対に返してらっしゃい」

トニー「やっぱり?」

ジム「借りたその子、ものすごく訳ありなんだろ? だったら周りにバレないように返してやれよ」

トニー「でも星屑親衛隊がいるからなー…」

ルコ「朝倉に頼んで黙らせればいいだろう。奴ならその星屑親衛隊の弱みを握っていそうだしな」

ジャーヴィス[今まで散々迷惑かけ続けたのですから、少しは罪滅ぼしをした方がいいと思われます]

トニー「…そうするか。(それにしても、イノセントスマイルを手にした時の乃木坂さんって嬉しそうな顔してたな。…アキバ系?)」



9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:08:38.99 ID:4Azdazhc0
〜次の日の早朝、校門〜

トニー「ピアノを弾いてる時間帯考えると、この時間帯に来れば待ち伏せでき……もっと早く来ていたか」

コソコソ 春香「……」

トニー「…」

トニー、春香の目の前にイノセントスマイルを差し出す。

春香「!」

トニー「これ、忘れてたよ。それと、俺、言わないから。君がこの本借りたことは」

春香「あ、ありがとう、ございます…」ダッ

春香はぎこちなく礼を言うと、脱兎の如く走り去った。
トニーは春香の後姿を見ながら、思案する。
絶対に、何かあると。
トニーは携帯電話を取り出し、話しかけた。

トニー「ジャーヴィス。彼女、ああいった物絡みで絶対に何かあったはずだ」

ジャーヴィス[間違いありませんね。あの怯えようからして、聖樹の高等部ではなく白城に進学したことと関係があると思われます。調べてみますか?]

トニー「やめとく。ちゃんと話しをして、向こうが言ってくれるのを待った方がいい」



それから…。
トニーは何とか話しかけようとするものの避けられてしまい、上手くいかない。

トニー「まいったな…。どうしたものか…」

信長「でも、忘れ物を朝一で渡しただけでしょ? 乃木坂さん、何でいきなりトニーを避け出したのかな? ひょっとして、その忘れ物がイノセントスマイルだから?」

トニー「多分そうだろうな。それを踏まえても、あの怯え方は尋常じゃなかったぞ。ほんと、どうやって話しかけれいいのやら…」

考え事をしながら、トニーは自分のクラスの教室に入ろうと、戸を開ける。
……タイミングが良いのか悪いのか、開けた瞬間に春香と鉢合わせてしまった。

トニー&春香「「あ……」」

直後、春香は瞳を潤ませながらその場を走って逃げる。
瞬間、トニーの方も慌てて追いかけた。
しかし、二人の追いかけっこは多くの生徒たちが見ていたわけで…。

モブ連中「きゃあー! 春香様が男に襲われてるー!」「何? 白銀の星屑が!?」「星屑親衛隊、出撃!」

あと少しで追いつくといった矢先、トニーの正面に人垣が現れる。

トニー「ゲ!」

モブ連中「我らは星屑親衛隊! 春香様の親衛隊だ。春香様には指一本触れさせん!」

トニー「クソ。付き合ってられるか!」

言うや否や、トニーは踵を返してその場から避難する。
しかしというか、当然というか、星屑親衛隊は想定内だったように追撃に入った。

モブ連中「追えー! 生かして帰すなぁっ!」「殺せー!」「[ピーーー]、[ピーーー]、[ピーーー]ぇぇぇっ!」

トニー「シツコイ! こっちに来るな! どっか行け!」


10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:13:27.02 ID:4Azdazhc0
〜屋上〜
何とか星屑親衛隊を撒いたトニーは、避難のために屋上へと来ていた。
その手には、携帯電話が握られている。
信長に連絡しているのだ。

トニー「頼む。手段は選ばなくていいから、あのイカレた親衛隊どもを黙らせてくれ。あいつらに追いかけられながらじゃまともに話しができないからな」

通話を終え、携帯電話をしまってトニーは何気なく視線を正面に向ける。
そこにあったのは、フェンスにもたれかかるように俯いている春香の後姿であった。

トニー「乃木坂さん…」

春香「…来ないでください! 分かっているんです。高校生にもなって、あんな趣味があるなんて…。笑っても、いいんですよ。もう… トニー「笑うもんか!」 春香「…ふぇ?」

トニー「笑うわけ、ないさ。友達にバリバリのオタクがいるから、そいつと同じ趣味持ってても、俺は全然気にしない。秘密にしてほしいなら、俺は絶対に言わない。だから、心配しないでくれ」

春香「スタークさんは、私の趣味を馬鹿にしないんですか? 変な目で見ないんですか? 笑わないんですか?」

トニー「そんなことをする奴は確かにいるさ。でも、僕はそいつらの事なんて分かりたくない。そう言った趣味を持ってなくても救いようのない奴はそれこそ星の数ほどいる。それに、乃木坂さんは乃木坂さんじゃないか」

春香「私は……私?」

トニー「趣味は、その人の個性だ。人としての肝心の部分ってのは、もっと根っこの方、根底って所にあると思うんだ。それに、あの時、イノセントスマイルを見てた乃木坂さん、凄く可愛かった」

春香「え? か、可愛い…!? えっと、下心ですか?」

トニー「今のは下心抜きだよ。疑ってしまうのも仕方ないけどさ。ま、そういうことだからさ。あんまり気にしない方がいいよ」

春香「スタークさん…。そう言ってくれた人は、初めてです。もう、おしまいだと思ってました。私の趣味の事を知られてしまって、また馬鹿にされたらどうしようって思いました。でも、スタークさんで良かったです。本当に、ありがとうございました」

トニーに対して、深くお辞儀する春香。
ようやく安堵できたトニーは春香の肩をポンと叩いて、その場を後にしようとする。
しかし、偶然の女神がその場にいたのか、ちょうど出入り口の方をトニーが振り向いた瞬間、信長がやって来た。

トニー「何とかしてくれたのか? わざわざ俺を探さなくても、電話してくれればいいのに」

信長「あ、動きは封じておいたけど、僕も乃木坂さんを探そうかと思って…。もう見つけてたんだね」

トニー「悪いな、無駄足踏ませて。あ、春香。こいつは朝倉信長。さっき俺が言ってた、バリバリのオタクってこいつの事なんだ」

信長「何か僕のことを引き合いにしてたみたいだね」




〜更に次の日〜
抜き打ちの持ち物検査。
生徒たちからはあからさまな不満の声が響く。
一方、トニーの方はアメリカの『会社』を事実上切り盛りしている部下と会話中であった。
学校の方では、その点に関して教職員への念入りな説明があったため、教師の目の前で携帯電をいじってもよほどのことがない限り、注意することはない。

オバディア【それでジェリコのコストに関してなんだが、このままじゃうちの方針に反してしまうぞ。なんとか『薄利で損して多売で得をとれ』に合わせて使用変更できないか?】

トニー「電子機器の方をうちの製品に替えて、手作業の部分を増やすんだ。手で出来る部分まで無理して機械でするより、手作業の部分を残した方が金が掛からない場合もあるぞ」

オバディア【現場の方に言っておくよ。ところで、学校の方はどうだ? 服を見る限り、まだ学校の時間か?】

トニー「そうだけど、大丈夫だよ。寄付金をたんまりと積んでるから、その辺は学校の方が配慮してくれてる」

怪訝な目で見る大半のクラスメートたちを尻目に、テレビ電話で『スターク・エンタープライズの社長』オバディア・ステインと会話しながら教室を見回す。
そして春香が視線に入った瞬間、死んだような表情をしている春香を見て、トニーは瞬時に察した。
この人、絶対にイノセントスマイルを持っているよ! と。
当然、トニーは一計を案じる。

スタスタ トニー「今は持ち物検査中なんだけど、周りが睨んでるから廊下に出る」

オバディア【バッドタイミングで電話を入れてしまったようだな…】

通話しながら歩き、不自然にならないように春香の席に近づく。
そして躓いた振りをして、春香を巻き込んで盛大に倒れた。
イノセントスマイルを、刹那の速さで懐に仕舞い込みながら。

春香「!」

ガダーン!
巻き込んだ際に、勢い余って春香を押し倒しながら倒れたが。

ボソ トニー「イノセントスマイル、後で返すから…」

モブ連中「ちょっとスターク! いつまで春香様を押し倒してるの!?」「とっとと離れろ!」「スタークてめぇ!」「何てことしてやがんだ!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:14:18.68 ID:4Azdazhc0
〜屋上〜

トニー「もう一度、信長に情報操作を頼まないとな」

春香「あの、大丈夫ですか?」

トニー「何とか、ね」

春香「持ち物検査のときは、ありがとうございました」

トニー「? どうした?」

春香「本の事を知られずに済みましたから。あれから、スタークさんにはお世話になりっぱなしです。私、あの時まではスタークさんのことを、色事にしか興味のない、とても嫌な人だと思っていました。
   でも、スタークさんは約束したわけでもないのに、私の秘密を誰にも言わず、私と普通に接してくれました。持ち物検査の時も、私のために悪者になってくれました。それでわかったんです。
   スタークさんは、ただ困ったところだらけの人じゃないって。温かい人だって。だから、本当にありがとうございます」

礼儀正しく、優雅にお辞儀する春香。
それを見て、トニーはまたも下心抜きで「可愛い」と思った。
そして、その時の仕草は、どことなく「ドジっ娘アキちゃん」を髣髴とさせる。

春香「それで…一つ、お願いしたいことがあるんです」

トニー「お願い?」

春香「私のこと…『春香』と呼んでほしいんです。出来れば、呼び捨てで」

トニー「分かった。……えっと、……春香」

春香「はいっ」

トニー「それなら、僕の事もアンソニーかエドワード。どちらかで頼む」

春香「ふぇ?」

トニー「決めてたんだ。いつか本命に会えたら、ファーストネームの正式なやつか、ミドルネームの、どちらかで呼んで貰おうって」

春香「ほ、本命!?」

思わず本音を行ってしまうが、トニーはその場を何とか慌てずに切り抜けてのけた。

トニー「あ…。本命云々は、忘れて」

春香「は、はい。……では、ア、アンソニー君」

トニー「春香。前とは違って、さん付け、じゃないんだな……」

春香「だってアンソニー君、子供っぽいところがありますから」

【この日を境に、僕と彼女は、お互いを名前で呼び合うようになった。
 頼まれたとはいえ自分は呼び捨てにしている癖に、春香に「アンソニーさん」じゃなくて「アンソニー君」で呼ばれているのは何故か引っかかるけど…。
 ま、慣れるしかないか】―――その日のトニーの電子日記より抜粋


〜放課後〜
帰り道を春香と一緒にトニーは歩く。
道中、春香は立ち止まり、誰かに向かって手を振り出した。
それに気づいたトニーが、春香が手を振る先に視線を移すと、保育園があり、園児たちが春香に挨拶していたのである。

トニー「知ってる子たち?」

春香「はい。土曜日の時とかに、寄り道がてらで遊び相手をさせてもらうこともあります」

トニー「そうなんだ」

12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:17:35.51 ID:4Azdazhc0
〜更に更に次の日の教室〜
屋上で、トニーは思わず固まっていた。
何のことはない。春香の楽譜…………に書かれていた絵を見たのである。

トニー「クマが持ってるの、刀?」

春香「それ、指揮棒を持った猫ですけど?」

この言葉に完全に絶句したトニーは、携帯電話を取り出して慌てて信長を呼び出した。

信長「これ、何?」

トニー「書いた当人曰く、『指揮棒を持った猫』だってさ……。批評、頼んだぞ」

そう言ってトニーは明後日方向に視線を背け、ふと考え事をして、震えだす。
そんなトニーに気づかず、信長はそわそわして自分を見る春香に、申し訳ないと思いつつも正直な感想を言った。

信長「……原始人より下手」

ガーン 春香「…!!」

信長「トニーがサークルの運営費を盾にしてまで呼び出すはずだよ。こうなったら、オタクの意地にかけて指導してあげる! 大丈夫。乃木坂さんならきっと絵の腕が劇的に進化するから! いいよね、トニー。…トニー?」

トニー「……お前がここにいるの、僕が呼んだからだよな?」

信長「……自分が呼んだの、忘れたの?」

トニー「これって、下手したら…」

春香「あ、大丈夫です。朝倉さんは私の趣味、知ってますから」

トニー「あ、そうなんだ。……あー、ビックリ……お前いつの間に調べた!?」

思わず納得しようとした寸前、トニーは思わず信長のネクタイを掴む。
かなり強い力で締め上げているらしく、信長は苦しそうな表情をしている。
それを見て、春香は慌てて止めに入った。

信長「一昨日、偶然トニーと乃木坂さんが話し込んでるところに出くわしたでしょ! あの後トニーは星屑親衛隊が屋上にまで来たらヤバいからって一足先にいなくなったけど。
   トニーが僕の事、バリバリのオタクって説明したせいで乃木坂さんに妙な親近感持たれてさ。気になって質問したら趣味のこと教えてくれたんだよ!」

トニー「……そうだったんだ」

納得し、拍子抜けしたトニーは力が緩む。
それと同時に信長はネクタイをつかんでいるトニーの手を慌てて払いのける。

トニー「でも、大丈夫なのか? 春香。僕以外にも秘密が…」

春香「大丈夫です。話したのはアンソニー君じゃなくて私自身ですから。それに、朝倉さんは言わないと約束してくれました」

トニー「…そうか。大丈夫だよな? 信長」

信長「付き合いの長い友達を信じてよ」

春香「朝倉さんの言う通りですよ。アンソニー君」

トニー「…昨日から妙にお姉さんぶってない?」

春香「アンソニー君を『君付け』で呼ぶのと同じ理由です」


13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:19:28.90 ID:4Azdazhc0
〜土曜日の放課後〜
屋上でトニーはジャーヴィスからの緊急報告を聞いていた。

トニー「それで、後は実際に稼働させるだけなんだな?」

ジャーヴィス[はい。転送システムもシュミレート済みです]

トニー「テスト飛行や武器の試射もしないといけないが。どこでどうやってやるべきか」

ジャーヴィス[トニー様。都合良く指名手配犯が逃走中です]

トニー「……そいつで性能テストをしろってことか?」

ジャーヴィス[その通りです。相手はいつ大量殺人を実行してもおかしくない凶悪犯です。生贄にしても問題はないかと]

トニー「罪状次第だ。もう調べてあるんだろ?」

ジャーヴィス[傷害致死未遂、ストーキング、殺人未遂です。しかも逃走には、以前の勤務先から奪ったトラックを使用しており、更に奪った際に関係のない人の乗った車数台を破壊しています]

トニー「犯行動機」

ジャーヴィス[以前の交際相手にDVを続けた結果として振られたのを、逆恨みして犯行に及んだようです。元交際相手は現在、結婚して子供も生まれて、円満な家庭を築いています]

トニー「今回の犯行は今までの逆恨みに加えて、元交際相手の現状への嫉妬も混ざっているかもしれないな。トラックの逃走ルート、割り出せるか?」

ジャーヴィス[特定できました。移動ルートを見る限り、元交際相手の子供が通っている保育園へ突っ込む気満々なのが見え見えです。件の保育園は、トニー様と春香様の通学ルート上にあります。園児たちも殆どが春香様と顔なじみなのはトニー様もご存知の筈です。
       スパイ衛星をクラッキングして件の保育園の上空写真を撮影したところ、園児たちと遊んでいるのか確認できました。何もしなければ確実に巻き込まれます]

トニー「……だから僕がやらないといけないのか?」

ジャーヴィス[裕人様とインセン様の仇を討たれるためにマーク0を作り上げ、仇討を果たしたトニー様だからこそです。もしも春香様が巻き込まれたら、恐らく、トニー様が一番苦しまれます]

トニー「ジャーヴィス。……モジュラーアーマー転送!」

トニーの叫びに呼応する様に、壱號スーツ「モジュラーアーマー」が分解状態で次々とで転送される。
下半身の部分からパーツごとに装着され、トニーは頭部以外がすべてアーマーに包まれた。
最後にヘルメットが手元に転送され、トニーがそれを被ることで装着が完了。
真紅と黄金のスーパーアーマーに身を包んだトニーは、脚部のブースターでそのまま一気に離陸。

[件の指名手配犯は、既に保育園の近くにまで接近しています。お急ぎください]

その言葉を聞き、トニーは急加速で飛んで行った。


14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:21:23.16 ID:4Azdazhc0
〜帰り道の途中にある保育園〜

幼児たち「ねーねー。この間一緒に帰ってたあの外人の兄ちゃん、ともだち?」

春香「はい。出来たてだけど」

幼児たち「こいびとってわけじゃないんだ」

春香「どちらかというと…年が1歳も離れていない弟、みたいな人かな?」

幼児たち「そーなんだー」

そんな朗らかな光景に、一台のトラックが現れた。
先ほどのシーンでジャーヴィスがトニーに説明していた、指名手配犯が乗っている盗難トラックである。
大参事確定まであと100mを切る寸前、異形が『着陸』した、春香や園児たちを守るように、トラックの前に立ちふさがるように。。
それは、真紅と黄金の鎧。
狙いを定めた瞬間、両の掌が光り出す。

??????「悪党め、私の一撃を受けてみろ! りパルサー・レイ!」

真紅と黄金の鎧がそう叫び両の掌から発射したビームを、突っ込んできたトラックに命中させる。
大参事確定まであと10mのところで、轟音と共にトラックは盛大に爆発大破し、ダイナミックバックで吹き飛ぶ。
そして転がりながら着地し、その衝撃がひき逃げ犯に更なるダメージを与えた。
一しきり転がり、グシャグシャの真っ黒焦げになったトラックを尻目に、真紅と黄金の鎧は唖然とする春香と園児たちの方を振り返る。

??????「お嬢さんと幼児諸君、悪者は私が殺っつけた!」

春香「あ、あの、どなたですか?」

??????「私は正義のヒーロー、アイアンマン!!」

春香「あいあん…まん?」

アイアンマン「白銀の星屑(ニュイ・エトワーレ)よ。私は君を守るためにこの世に降り立った、鋼鉄の騎士(シュヴァリエ・ド・ラスィエ)。何時でもという訳にはいかないかもしれないが、私は君のピンチに駆けつける。また会おう!」

春香「は、はい…。」

アイアンマン「幼児たちよ、あのトラックを運転していた悪者のようになりたくなったら、心正しく生きたまえ! では!」

アイアンマンは再び脚部のブースターで離陸。
空の彼方へと去って行く。
園児たちは、そんなアイアンマンに手を振った。


15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:22:43.24 ID:4Azdazhc0
〜そして、月曜日の朝〜

モブ連中「一昨日のニュース、見た?」「見た見た。アイアンマン、でしょ?」「パトカーに追いかけられて、更に幼稚園児の列に突っ込もうとした指名手配犯をトラックごとブッ飛ばしたんだよな?」
    「そうそう。乗ってた指名手配犯が生きてるのが不思議なぐらい、滅茶苦茶にぶっ壊したんだって」「目撃者の証言じゃ、手からビームを出したとか」

信長「ニュースの中継で映ってたトラック、相当派手に壊れてるけど、よく犯人は生きてたよね」

トニー「それでも全身複雑骨折で寝たきり確定らしいな (まさかアレで生きてたとはな…。普通死ぬだろ? というか、[ピーーー]つもりでリパルサー・レイを使ったんだぞ)」

信長「シートベルトをしていて、しかもご丁寧に正体を隠すつもりで耐火服とか色々着込んでいたせいで一命は取り留めたみたいだね」

アイアンマンのことを報じるニュースに関して話すトニーと信長。
興味津々な信長とは対照的に、そのアイアンマンが自分だとは悟らせずに相槌を打つトニー。
その最中、音楽室から取り巻きに囲まれながら春香が戻ってきた。

モブ連中「春香様、それってさっき演奏してくださったオリジナル曲の楽譜ですよね?」

春香「そうです。一昨日、私や園児のみんなを助けてくれた彼のテーマ曲のつもりで作ったんです。彼は、私に言ってくれたんです。『何時でもという訳にはいかないかもしれないが、私は君のピンチに駆けつける』って」

モブ連中「彼って、まさか、アイアンマン!?」

春香「はい。あいあんまんです」

モブ連中「春香様のこの反応…!」「おのれ、アイアンマン!」

アイアンマンに対して嫉妬をむき出しにする取り巻きたち。
半ば呆れ半分でその光景を見るトニー。
信長も春香の反応が気になったのか、トニーに意見を求めた。

信長「乃木坂さんのあの反応、トニーはどう思う?」

トニー「初恋じゃないのか? (まいったな…。近いうちに春香に正体を明かした方がいいのかな? ま、春香が嬉しそうだからいいか)」

顔には出していないが、トニーは内心少し焦る。
そんなことは露知らず、春香は凄く上機嫌でトニーに挨拶した。

春香「おはようございます、アンソニー君。ニュースを見ました?」

トニー「おはよう、春香。アイアンマンのことだろ?」

春香「そうです。あいあんまんです♪」


ED:IRONMAN(原曲・TVサイズver) 歌.ROONEY




次回予告!

信長「こっちの秋葉原も事もなく、常に平穏! でも、アイアンマンって何者だろ? 僕でも調べようにも情報がほとんど手に入らないなんて…。
   え? こっちの秋葉原でも連続傷害事件が発生中!? 歩行者天国、どうするんだよ! 何とかして、アイアンマン!」

次回:「ショッピング血風変」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/19(日) 22:24:16.05 ID:4Azdazhc0
今回はここまで。
次からピー音規制入らないように気をつけねば…orz

次の話は現在執筆中。

では。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/02/19(日) 22:35:25.64 ID:neOLgzyAO
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