このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

欝な僕と陽気な君と - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 01:04:28.68 ID:0NU+SH9ao
※地の文有り

※プロットなし書き溜めなし思いつき

以上の条件で、お付き合いいただける方宜しくお願いします。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1330185868(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 01:15:23.58 ID:0NU+SH9ao
隣から話しかける君は

「おはよう、元気?」

相変わらず陽気で、元気で

「不元気」

答える僕も、また相も変わらず欝だった。



欝、というと語弊があるかもしれない。

只々、僕は勝手に世の中に辟易としていただけだった。

只々、僕は勝手に自分に失望していただけだった。


高校二年。進学も見据えた勉強が開始される年。学年。

2回目だったか、3回目だったかの席替えで、僕は彼女と席が隣になった。

またいつものように、興味のない目で挨拶をし、されるだけの関係だと思っていた。

が、彼女は違った。

当然のように

「宜しく」

握手を求め

「これから仲良くしよう」

笑顔を見せた。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 01:29:23.95 ID:0NU+SH9ao
正直、その当時は大した衝撃も驚きもなかった

「ああ、宜しく」

と挨拶を返し普通に、その日の会話はそれだけで終わった。





次の日、また次の日、徐々に僕は彼女と話すようになっていった。

なんてことのない、他愛のない話から始まった話は、いつしか僕自身の欝な話へと持って行くぐらいに。

欝な主張を話すぐらいの、それぐらいの仲になっていた。

「人間の進化の過程でできた”知能”というものは、人間に不幸をもたらしたと思うんだよ」

昨日風呂にはいっていた途中に考えた話を彼女へと話す

「そう? 知恵って素晴らしいじゃない。パソコンとか、理解出来ないような知識が詰め込まれて出来た物とか、知能がないと出来なかったじゃない」

彼女は決まってポジティブな意見を僕へと返す

「しかし、それが人類全てに利益を齎してるとは限らないよ」

「人類全てに利益を齎すなんて無茶な話よ。便利なだけいいじゃない」

「その便利さが人間の進化を阻害しているのかもしれない」

「でも便利を追いかけて、利便性を追求して、人類は進化してきたわよ?」

「その進化すら正しかったのか」

「正しかったのよ」

「君はいつでもポジティブだね」

「そう? 普通よ」

僕は羨ましかった。

彼女の陽気さが、とても。



4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 01:38:26.67 ID:0NU+SH9ao

次の授業が移動教室だった時、移動中に彼女に問いかけた。

「何でそんなに陽気で、ポジティブでいられるんだい」

何を言ってるの?という風にこちらを向き

「さぁ?」

と、生返事を返してきた。

「というより、私なんて全然ポジティブじゃないわよ。況してや陽気なんて、とんでも」

「いや、君は陽気さ。ポジティブさ。平生の君を見てるとよく分かる」

「平生の私?」

「そう。平生の君」

「私って、どう視えるの?」

なぜか、彼女は笑顔から畏まった顔へと表情を変えた。

「明るい。よくもみんなとあんなに楽しそうに話せるな、って思うよ。そして君の周りの人達はいつも幸せそうだ」

そう、僕以外の人と話してる時。彼女の周りの人達はいつも幸せそうだった。

僕とて例外ではない。

「そう」

短い返事を返し、彼女は先へ行ってしまった。

一緒にいくつもりだったので、僕は裏切られた気持ちになった。


が、彼女の背中もまた、裏切られた人間の悲しい表情をしていたのが不思議だった。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 01:47:25.32 ID:0NU+SH9ao
明くる日、彼女はぱったりと学校へと来なくなった。

僕は混乱した。

意味がわからなかった。


彼女と最後に話した内容を必死に思い出す。

あの時は、たしか彼女から話を切り出したのだった。

「人間が平等っていうのは、どうしても嘘だよね」

彼女らしからぬ、僕が話すような内容を彼女は打ち出してきた。

「どういうこと? いや、その意見には概ね賛成だし、僕もその意見に対する賛同の言葉を持っている」

僕から目を逸らし、彼女は

「なんていうかな。ふと、思っただけ」

「なんだ、連れないな。話してくれていいじゃないか」

「ううん。いい」

「陽気な君らしくない」

「――陽気、か」

その時気づくべきだったのだ。

いや、前から気づくべきだったのだ。

彼女が、陽気だの、ポジティブだの言われるたびに、眉を潜める姿を。



悲しそうに顔を背ける事を。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 01:59:15.07 ID:0NU+SH9ao
前に彼女にこんな話をしたことがあった



「人間の対照なんてどれをとっても無理な話だと思う」

その時だけは、食入いるように彼女は話に食いついてきた

「無理って」

「無理なんだよ。ほぼ同じ遺伝子を持つ双子でさえ、食生活の違いだけで大きく差が生まれる。だから」

「『他人はできているんだから、お前もできるはずだ』っていうのはおかしい、って?」

初めて彼女が僕の考えてることを先に言い、拍子抜けした。

「まぁ、そういうこと」

驚きのあまり、返事をしていなかったのを忘れていたので、急いで返事をした。

「―――そう、だよね」

肯定

彼女は、またしても初めて僕の話に肯定をした。

今までは何があっても「でも」と、僕の話にプラスな意見を打ち返してきたものだったのに。

その時だけは、その時だけは違った。


「自分は自分、他人は他人」

自分に言い聞かせるように、僕の事など忘れているのではと思わせる言い方だった。




あまりに驚愕した僕は、その後会話が続かなかったことをしっかりと覚えている。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:11:43.11 ID:0NU+SH9ao
彼女が学校を休み始めて一ヶ月。

僕は彼女が何故学校へ来ないのか、少しでも情報を得るために担任の所へと向かった。

が、「わからない」の一言だった。


何が担任だ、笑わせる―――等と思いつつ、じゃあ、と質問へ移る

「先生、彼女の親はどういう方でしたか」

担任が顔を顰める

「君がそれを知ってどうするんだね」

何かあるんだと、確信した。

「僕は彼女の友達です」

「証拠は」

「証拠が必要ですか?」

腹が立つ担任だ

「ああ」

証拠など、出せるはずがない

「じゃあ先生はどうしたら友達という証拠になるとお考えですか?」

「はっきり言おう、そんなもの知らない」

巫山戯るな、と出そうになる言葉を抑えて、次の言葉を待った

「――彼女の親から、彼女には友達がいないからこういうことになったのではと伺っててな」

「はぁ?」

思わず疑問の声が出る。

色々と意味がわからなかった。

まず、彼女には友達がいない?沢山居たじゃないか、どこが居ないだ。この糞担任め

そして、何故、彼女の親からそんな言葉が出るんだ。あんな明るくて快活な彼女が

僕の羨ましかった、羨望の彼女が



なんで、友達がいないなど、そんな言葉が出るのか。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:22:45.93 ID:0NU+SH9ao
担任曰く

彼女は家では全く喋らないらしい

部屋に閉じこもったまま

出てくるのは風呂と、飯を食べるときだけ。

会話を全くしない。

雰囲気も暗い。

―――等と言った、僕の知る彼女とは正反対の彼女が飛び出してきた。

そんな訳がない。

意味がわからない。




話を聞いた週の末

僕は前に彼女に聞いた、彼女の家のあると言っていた地域を彷徨っていた。

実際にある場所は知らない。

が、「いつか来れる時が来たら来てよ」と言われていたのでそれが今だと勝手に決め、僕は彼女の家を探す。


2,30分後、彼女の家を見つけた。

表札には彼女の苗字。

西洋風の大きな邸宅で、豪邸とまでは行かずとも、立派な家だった。


ドアホンを鳴らし、軽く自己紹介をする。

対応してきたのは、父親だった

「どうぞ、お友達というのならお入りください」

真面目で誠実そうな印象を持つ、背の高い男だった

どうも、と頭を下げつつ挨拶を返し、中へ通して貰う。

どうやら彼女の部屋は二階にあるようで、そして彼女はそこにいるようだった。


9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:28:08.91 ID:0NU+SH9ao
「お友達が見舞いに来てくれたようだよ」

父親が、彼女の部屋の扉に向かってそう言う

鍵は閉じてあるようで

「いい加減出てきなさい」

彼が開けさせようとしても、やっぱり鍵は開かない

その扉からは、廊下に漏れ出すはずの光は届いておらず、代わりに暗い、闇のオーラがにじみ出ていた。

とても、彼女の部屋とは思えない。


思いたくない、惨状だった。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:32:35.83 ID:0NU+SH9ao
痺れを切らした父親が言う

「いつまでそうしているつもりなんだ」

扉を叩く

「姉を見てみろ。お前とは全然違って虐められても耐えて、学校へ行き、社会人に立派になったんだぞ」

そして、叩きつけるように

「それに比べてお前は何なんだ」

吐きつけた。


やっぱりか、と思った。

彼女が学校に来なくなた原因は、何でもない、すべてが原因だったのだ。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:39:15.50 ID:0NU+SH9ao
推察するに、彼女の姉はいじめを受けた経験があるのだろう

それを見てきた親は言う

「姉は耐えれたのだから」

と。

虐めはなくとも、弄りはある。

痛くなくとも、苦しみはある。

そんなことが、そんな簡単なことがわかっていなかったのだ。

父親は。きっと、母親も。



だから、彼女の話は小さな事に思えたのだろう。

そんなことで、と思ったのだろう。

彼女が苦しみを訴えても、「姉は」と、話を打ち立てたのだろう

彼女自身も、それに納得してしまったのだろう。



だから

彼女はきっと、疲れたのだ。

苦しみに耐え、耐えにより感覚が麻痺して、その麻痺が陽気だと謳われ

麻痺しているのに、誰も気づかず

疲れているのに、気づいてあげられず。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:45:49.97 ID:0NU+SH9ao
人と関わるというのは、それだけで辛いものがある。

その当たり前の辛さを、辛さと考えてあげなかったから

彼女はそうなってしまったのかもしれない


日頃の彼女は偽りで

笑顔で陽気に話すのに疲れて

学校に来なくなったのかもしれない。



僕の勝手な推察である。

ただの推論である。


でも、きっと。僕に、きっと。

少しづつ、信号めいたものを

伏線めいたものを送っていたのは

彼女自身であり

僕に助けて欲しかったのかもしれない。

何もかもが欝で、知能さえもが不幸だと謳っていた僕に。

僕ならわかると信じて。

救難信号を送っていたのかもしれない。



今となっては、もう、何もかもが推測で、何もかもがわからないのだけれども。
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:48:20.68 ID:0NU+SH9ao
必死に部屋から彼女を引き出そうとする父親を止め、僕はその日は、もう帰った。



仮説が正しいなら、僕の推測が正しいなら。

わかってあげられなかった僕が

僕が悪いような気がして


いや、悪いと思って。



彼女に申し訳なくて。

その場から逃げたくなったから。

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 02:58:23.03 ID:0NU+SH9ao
次の日、夜中頃だった。

携帯に着信が有った

「もしもし」

紛れも無い、彼女からの電話だった

「もしもし」

やっぱり驚いて、僕は言葉を返せなくて

「もしもし」

彼女のもしもしは、3回続いた。

「ああ、えっと、はい。」

適切な返しが思いつかず、とりあえずな返事をした

「昨日来てくれたんだよね。ごめんね出られなくて」

「いや」

いいんだ、と言おうとして。いいんだなんて言える立場じゃない事を思い出して

「こっちこそ、本当にごめん」

謝罪に、謝罪を返した。

「え? なんで謝るの?」

いつも通りの、僕の知ってる彼女の笑い声が聞こえた。

「―――ねぇ」

「ん、何?」

「明日、僕と話をしないか」

「話」

「そう、話だ。随分ご無沙汰だったから、話がしたくなって」

「―――電話で話しなら出来るじゃない」

「電話じゃダメなんだ。直接じゃないと」

「―――――――」

いっときの沈黙の後

「わかった」

返事が、帰ってきた。

正直予想外で、正直、嬉しかった。


逢う時間と、場所を指定して、僕らは電話を切った。





この電話が、最後の電話だというのは後から気づいたことだった。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 03:18:04.74 ID:0NU+SH9ao
「久しぶり」

先に話を仕掛けたのは僕だった

「久しぶりね」

彼女も順当に返す

「悪かった」

「何が?」

「いろいろ」

「色々、ね」

「色々」

いつも通りの、テンションで

「僕はさ、結局この程度の人間なんだよ」

「この程度って?」

「見たとおり」

「うん?」

「欝でダメで、君を励ます言葉も出せない人間だ」

「――――」

彼女の顔が、少し曇る

「君の陽気さ、元気さ。それが偽りだったのに気づけなかった」

「偽り、だったのかな」

「君が偽りじゃないっていうんなら偽りじゃないんだろうけど。ここからは僕の推論で勝手にのべつ幕なしにまくし立てる」

聞いて欲しい、と

「君は幾度か、僕に救難信号を送っていただろう。僕はそれに気づけなかった

 いや、わざと気づかなかったのかもしれない、僕にもわからない。
 
 でもたぶんね、君の陽気さ、元気さに憧れていたから、焦がれていたから、

 だから、気づいてあげられなかったのかもしれない。君が羨ましかった。

 誰にでも笑いを与えられて、尚且つ自分も幸せそうにしてる君がね」



だから


「だから、ごめん」


そういった途端、彼女はボロボロと泣き出した

声は上げず、ただ、涙だけを流した。

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 03:22:59.09 ID:0NU+SH9ao
このあと、彼女は色々話してくれた


自分の辛かったこと

でも、姉に比べると全然小さくて、甘えだと自分に言い聞かせていたこと

空元気のような物で毎日動いていたこと

陽気だの、元気だの言われるたびに、何故か心が苦しくなったこと


―――これら全てを相談する相手が居なかったこと。



そして、初めて隣に僕が来た時。僕ならこの気持ちがわかってもらえるんじゃないかと思っていたことも。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 03:34:50.42 ID:0NU+SH9ao
「相互理解は、不可欠だ」

唐突に僕は話を始めた

「互いに互いの気持ちを理解し合うこと。これは人間の社会生活において最重要だと思う」

驚いた顔で僕を見続ける彼女に、僕は続ける

「――――今の僕らなら、きちんと相互理解できるんじゃないかな」

彼女は一言

「わからない」

と、返した。

「僕も正直のところ、本当は、わからない」

だからさ

「―――結婚を前提にお付き合いでもして親睦を深め合ってみないか」

言ってしまった。

自分でも意味がわからない。でも、なぜだか、これを言うべきだと本能が言っていたような気がしないでも無いようで

「えっ?」

彼女も口を開けて驚いている。

唐突に唐突を重ねて、ノックアウト寸前のようだった

同じように僕もノックアウト寸前で

「いや、その、だな」

理由を言おうとしたところ

「――――いや、理由は言わなくていいよ」

遮られ

「じゃあ、お願いする」

と、答えが帰ってきた。

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 03:40:22.60 ID:0NU+SH9ao
「今、私は自分でも訳がわかんないくらいに不安定な場所にいる

 でもね、貴方なら私を支えてくれる。わかってくれる。
 
 それだけは自信を持って言える。だから」

―――だから、お付き合いさせてください。と

今度は頼まれた。

ふたりとも一杯一杯だった。

何を言ってるかもわからない状況。


でも


「宜しく」と、彼女が手を差し伸べてきたあの日のように







「―――――これから、ずっと宜しく」

と、言って、固く僕らは握手をした。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2012/02/26(日) 03:41:51.33 ID:0NU+SH9ao
とりあえず此処で終わりです。

お付き合いいただきありがとうございました。


http://blog.livedoor.jp/sumokutizu/
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 10:56:50.00 ID:dWLIDm6DO
面白かった
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/26(日) 17:20:54.82 ID:CYVLXcvpo

ちょっと意味分からんかった
16.96 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)