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上条「さ、搾乳!?」一方通行「…頼むから死ンでくれ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage]:2012/03/08(木) 14:16:57.01 ID:X9wQHtFAO
・R18(予定)
・通行止め/番外通行/幻想通行
・一方通行=鈴科百合子
・if系です。こまけぇ事は考えないで下さい。
・口調が残念な可能性大。
・書き溜め無し、亀更新。

コアなプレイを予定だよっと、ミサカはミサカは最終警告っ!
自給自足は初めてなので、ゆるーい気持ちで楽しんで下さい。

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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage]:2012/03/08(木) 14:19:31.02 ID:+uwrAFBm0

打ち止め 「ミっサカとアっナタはおっかいもの〜♪」

ぴょんぴょん跳ねながらデパートを駆け回る打ち止め。
一方通行は憮然とした表情でカートを押しながら呼び止める。

一方通行 「おィ…もう支払いすンだから、好き勝手歩き回ってんじゃねェぞ」

容姿に似合わぬ、ぶっきらぼうな言い方。
だが、心配してくれてるのだと知っているから、
打ち止めは「は〜い♪」と良い子のお返事で駆け寄った。
デパートへのお使いとはいえ、今日は久々の二人っきり。
普段、学校に、暗部にと、忙しい一方通行を独占出来る数少ない機会だ。
打ち止めは最高にハイってやつだった。

打ち止め 「ムムッって、ミサカはミサカはアナタの隙を見て、支払い寸前のカゴの中にゲコ太のマーチを忍ばせてみたりっ!」

一方通行 「黄泉川に菓子は一日一個までだって言われてんだろォが」アクセラチョップ

打ち止め 「あーうー、ミサカはミサカは意外と家庭的なアナタに衝撃を受けつつ棚に戻してみたり。」

怒られた打ち止めは、外見年齢相応の仕草で唇を尖らす。
だが、年齢相応以上の潔さでチョコレートを引っ込めた。
打ち止めが本当の意味で我が侭を言う事はない。
誰の負担にもならない可愛いお願いを、まるで我が侭のような素振りで示す。
そうして、のびのびと過ごしている様子を見せて、一方通行や黄泉川家のみんなを安心させようとしているのだ。
彼女なりの処世術であり、優しさ。
短いが濃厚な付き合いをして来た一方通行には、それがわかってしまう。

一方通行 「…チッ、いいからそれ寄越せェ。会計行って来るから」

打ち止め 「ねーアナタ、あそこの赤ちゃんスッゴく可愛いくない?」

一方通行 「話を聞け」アクセラチョップ

切り替えの速さに思わずツッコミながらも視線を向ければ、袋詰めのスペースの片隅、小さな休憩所の隅で乳飲み子を抱いた母親が、子供に母乳を与えていた。

打ち止め 「あてっ☆ ぼうりょくはんたーいって、ミサカはミ――あぁっ、おっぱい飲んでる!! はわわ、お母さんとっても優しい顔してる……!!!」

平和を象徴するような、暖かな光景。
んぐんぐと元気いっぱいにおっぱいをほおばる赤ちゃんを見詰める母親の顔は、とても穏やかで優しい。
打ち止めの視線は、そのお母さんの表情や一挙手一投足に釘付けだった。
赤ん坊に薄らと生えた髪を、母親は指先で優しく撫でる。

打ち止め 「ほわわわわ」

その仕草が気に入ったのか、打ち止めも無意識に自分で自分の前髪を撫でていた。
決して手に入らない物に憧れる打ち止めの姿に、一方通行はひっそり眉根を寄せる。

打ち止め 「おいしいのかな……」ゴクリ

一方通行 「おい、流石にアレは買ってやれねェぞ」

ヒョイとゲコ太のマーチを奪い取り、揶揄うように言って聞かせるが、
よっぽど感じ入ってるのだろう。打ち止めからの返事は無い。
だからこそ痛ましく……一方通行に出来るのは背を向ける事だけだった。

一方通行 「さっさと行くぞ」

ゲコ太のマーチをカゴへ放り込み、レジへと進んで行く。

打ち止め 「わわっ、置いてかないで〜ってミサカはミサカは―――」

3 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage]:2012/03/08(木) 14:29:39.78 ID:X9wQHtFAO
イーモバイルからPCで投下したいのですが、どうもイーモバイルからの連続投下を拒絶されるみたいです。
スレ立ても出来なくて、携帯から立ててたんですよね…。
ホント、俺涙目って言うwwwwwwwwwwwwwwww
見難くなっちゃうんですけど、自分の携帯からの投稿を挟んで投下してもいいですかね?
それとも潔くネタを死海に沈めて、HTML化依頼を出した方が良い?
4 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/08(木) 14:30:12.39 ID:+uwrAFBm0
―――
――――――
―――――――――



夜も更けて日付も変わる頃、一方通行の部屋にコンコンと遠慮がちなノックの音が響いた。

「あァ?誰だ」

恐る恐ると言った訂で扉が開かれる。
現れたのは予想通り打ち止めだった。
足音で分かると言うのも有るし、なによりこんな時間にこの部屋を訪ねてくるのは打ち止めくらいだ。

「あのね……ミサカ、アナタにお願いが有るの。」

ただ、不安そうな様子が気に掛った。
打ち止めは、一方通行が、打ち止めを始めとする『ミサカ』に振り回される度に、心の何処かで救われている事を知っている。
そんな事が罪滅ぼしになるとは一方通行も思っていないし、一方通行がそんなつもりではない事を打ち止めも知ってる。
しかし、それでも、自身の存在意義の縁を確かめる切っ掛けとして、一方通行にはそれが必要なのだ。
だからよっぽど何かない限り、『お願い』でこんな不安げな反応はしない。

「なンだよ。こンな夜遅くに」

「あの、いっしょに寝ちゃダメかなぁ?」

「…………好きにしろ」

正直、一方通行は拍子抜けした。
一緒に寝るぐらいならいつもしているからだ。
それとも何かまだ遠慮しているのだろうか…と訝しむ。
だが、その疑いも吹き飛ばす勢いで、打ち止めはベッドにダイブする。

「わぁい!」ポーン ボフン

「ちょ、テメェ…」

月明かりしか差し込まない部屋の中でも、その喜びようは手に取る様に伝わった。
叱りつける言葉よりも速く、打ち止めは布団に潜り込み、一方通行の胸に頬擦りする。

「温かーいって、ミサカはミサカはアナタのささやかな胸元に頬擦りしてみたりっ」

細いのにしなやかな肢体も、意外としっかり柔らかな胸も、打ち止めの大のお気に入りだ。
しかしその微妙な褒め言葉は、一方通行のコンプレックスを煽る事しか出来ない。

「静かに寝れねェのか!」

「えへへっ」

打ち止めは、叱られてすら嬉しそうにはにかんで、上目遣いに一方通行の横顔を見る。

「………///」ジー

「なんだよ」

一方通行が視線に耐えきれず打ち止めを見る。

「なっなんでもないっ!」

すると打ち止めは、モフンと音を立てて一方通行の胸元に顔を埋めた。
が、一方通行が視線を反らせば、また見詰めてくる。

「………///」ジー


5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 14:30:41.55 ID:gFFfl9zt0
……デパートで乳は飲ませなくない?
仮にも公共の場なんだから普通は粉ミルクな気がする、想像だけど

まあ支援?
6 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage]:2012/03/08(木) 14:33:43.03 ID:X9wQHtFAO
連投防止対策
7 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/08(木) 14:34:24.97 ID:+uwrAFBm0



「さっさと寝ろ」

一方通行が視線に耐えきれず打ち止めを見る。
すると打ち止めは、少し逡巡した後、先程と同じ様に一方通行の胸元に顔を埋めた。
が、一方通行が視線を反らせば、また見詰めてくる。
一方通行も此処まで来れば、やはり言いたい事が有ったのだと察した。

「………///」ジー

「テメェ、言いたい事が有るンだったらさっさといわねェと部屋から追い出すぞ!」

「あわわ、言うから言うから怒らないでって、ミサカはミサカは懇願してみる。」

「ンで、なンなンだよ」

「……ぃ…たい……」

「はァ?」

「お、おっぱい吸わせて欲しいの!!」

一方通行も出来るだけ穏便に済まそうと思っていた。
だが、その願いは余りに予想外で、対応外過ぎる。
何より一方通行の『ささやかな胸』と言うコンプレックスに対して直球過ぎた。

「あァ!?テメェ何かと思えばそんな下らねェ事で俺の部屋に来たのか。そう言う事を頼みてェんだったら、乳の有る黄泉川か芳川にでも頼めば良いだろォが!」

打ち止めがお願いするのを躊躇ったのは、
それが余りに不毛な願いだとわかっているから。
それを改めて突きつけられ、打ち止めは視線を落す。
その瞬間、打ち止めの瞳は潤んでいた。

「だっ、だって…ミサカはアナタが……」

「泣いたって無駄ですゥ。適任者を当たれクソガキ。」

「そ、そうだね…」

「この事は黙っててやるからさっさと寝ろ」

「うん……」

打ち止めはゴソゴソと頭まで布団に潜り込み、じっと何かに耐える様に丸まる。
それでも、その頭は一方通行の腕の中に納まり、
小さな手はぐっと一方通行の上着を掴んでいる。

一方通行は、『傷付けた…』と思った。
自身も恵まれない幼少期を送って来た。
だから、わかる。
異質な自分、異質な環境。
そのなかで抱く、『普通』への漠然とした憧れや不安。
昼間見たあの暖かな光景は、それを煽るに十分なモノだった。

『お母さんとっても優しい顔してる…』
『ほわわわわ』

(アイツのあんな顔…見た事ねェな)

覚悟を決め、上着を捲る。
涙に濡れた瞳で、驚いた様に見つめる打ち止めの視線が痛い。

「誰にも言うんじゃねェぞ。言ったらわかってンだろうなァ……」

一方通行は、恥ずかしさのあまり打ち止めの頭を胸に押し付けた。


8 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage]:2012/03/08(木) 14:36:20.45 ID:X9wQHtFAO
一個分投稿が通ってなかっただと…死にたい。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 14:39:53.04 ID:Tzt1kLOAO
>>8
期待してるので生きてくれ
生きてくださいお願いします
10 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/08(木) 14:45:49.51 ID:+uwrAFBm0
ちゃんと見たら通ってた…お騒がせしました。
これで今日の分投下済みです。
続きは一応書くだけ書いて来て、HTML化依頼を出すか出さないかは、
次ぎに来た時のスレッドの意見とかを見て決めたいと思います。
自分が投稿しづらいて言うのも有るけど、それ以上に読む側も不便だと思うんですよね。

>>5
マジですか!うちの周りでは結構有るんですけど、若干田舎だからかな?
脳内補正で宜しくお願いしますorz
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/08(木) 16:34:37.97 ID:wMwVJckSo
乙です
頑張って下さい
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/03/08(木) 17:13:19.63 ID:CWEsuZpUo
>>1乙乙!

いやいや
続けてくださいよ
少なくとも俺は見てますよwww

あとここは1レスにつき30人のROMがいるそうですよ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 17:16:14.89 ID:M1fFRbJDO
書きにくいとかスレ立てる前からわかってる理由でやめるとか
帰れ帰れ、何なら代わりに依頼出しておこうか?
一応完結後になるけど別にいいよな?
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 17:31:24.23 ID:Qy/0LjHDO


投稿に不便が生じ、やりにくいのは分かる。
だが、めけずに、それでも投下し続けてくれると有り難い。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/08(木) 18:23:54.90 ID:WqSbPDI0o
           _,;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙';;、
          ,;';; ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; `、
          ,';;;;;,, ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;  ;゙;
         /;;;;;;;;  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;   ,,,;;;;;i
         i;;;;;;;;;;;;;;;,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;; ;;;;; ,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
         ノ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;;li;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|
          i;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/l;;;/l;ソ;;/ |;;;;;;/| l;;l゙ヾ;;;ト、;;;;;;;;;;;;;i
          |;;、;;;;;;;;// /,'' / l/  |/|/   ゙l  ヾ、゙i;;;;;;::::/
          /ヾ;;/ソ       ,  ,      ヽ l;;l"゙l
          '、 (ヾ,,===;;;;;;;,,,,,_`il,i゙__,,,,;;;;;=== ,/|lヽ l 
            ヽ、`||ヾi;'(:::::゙'゙:::/;;i=i;;;ヽ:::゙'゙::::)゙i;/ |l'ノ/      構わん、続けろ
           /ヽ|l、 ゙i::;;;;/⌒⌒).ヾ..;;;;;;;;;;..ノノ/l.,/\
          /;;;/::ミヾ、./ / / )     '゙ /ミ"i;;;;;;;;\_
       _,.-;;'";;;;;;;;r‐ ミ/゙ ,/ /  /_!/`   /,,l;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;~\
  _,、-‐;;'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| / /  /   /.__,,,..-/ヽ /;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`;,,、_
‐'";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ノ / .ノ  / ,,, /  ノ/';;;;ミ/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙'';;;,,、_
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16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2012/03/08(木) 21:13:12.37 ID:nptyPQqAO
楽しみにしてるから頑張ってほしいな
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 23:18:19.09 ID:Vg/z40+3P
要するに俺達が支援しまくれば問題なく書けるわけだろ
投下時間を指定してくれれば、暇人が集まってくれるさ

そのかわり最高のSSを頼むんだぜ
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/08(木) 23:48:31.57 ID:Qirm5KkDO
>>1のレスが構ってちゃん臭いな
お前が書きたいなら書け
それが面白ければ支援もある
19 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/09(金) 02:32:02.87 ID:4J0IAE6/0
色々申し訳ない。
他のスレとか見てて、主が投下中に感想とか入ると怒る人とかいて、
やっぱ見辛いから嫌なんだろうなと解釈してたんだ。
今まで見たスレも一回一回携帯からレス挟む投稿なんて見た事ないし。
だから俺としては書く気有るけど、皆が受け入れ難い様子だったら、
このネタは自分だけのおかずって事にして素直に落そうって思った次第です。
だからこのスタイルで構わないなら無理に支援する必要ないし、
ぬるーく見守っててくれると嬉しいです。
但し、期待はするなよ!これは絶対にだ!!

因にROM専だったから連投NGなのはスレ立ててから知った感じです\(^o^)/



>>5
そうか…デパートだから不自然なんだ。
スーパーなら授乳ぐらいあるよねってミサカはミサカは…!!!

>>9
俺の見間違いでした。
見間違えで騒ぐとか、本当に済みませんでした。

>>11
気を使わせてすみません。
頑張ります。

>>12
何と言う妹達…!
一人見たら一万人いると思え(キリッ

>>13
何と言うヌクモリティ。
じゃあ、完結したらその時は宜しくwww
…いつになるやら\(^o^)/

>>14
やる気はあるので頑張ります。
ご心配おかけして申し訳ないですorz

>>15
碇指令!
綾波がイケるなら鈴科もイケるって事ですかね?

>>16
ホント気を使わせてすみません。

>>17
嬉しいけど重ーーーーい\(^o^)/
最高にアホなSSなら何とか狙えるかと…!!

>>18
真理だと思います。
心配かけて申し訳ない。



>>1にある通り、週一ぐらいのガチ亀進行でと思ってたんだけど、
俺の不用意な発言でどう考えてもみんなをやきもきさせてる感じだったので戻って来ました。

此処から先は変な事言わないので安心して放置して下さいwww
3〜5日おきに気まぐれに投下するので、週一回ぐらいのペースで覗けば定期的に読めると思います。
仕事の合間に書いてるので…本当にすみませんorz

これだけってのもなんなので、1レス分だけ投下します。
まだエロくありません。申し訳ない。
20 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage]:2012/03/09(金) 02:34:05.68 ID:m2um2uSAO
連投防止対策
21 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/09(金) 02:34:36.30 ID:4J0IAE6/0
打ち止めは、胸の間から不安そうに一方通行を見上げた。

打ち止め 「ほっ、本当にいいの?」

一方通行 「さっさとしやがれ。…俺の気が変わらねェうちにな。」

そうだ、この人はとっても気まぐれなのだ…と、その一言で思い出した打ち止めは 「うん!」っと元気よく答えてパクッと乳房をくわえこんだ。
一方通行の薄ピンク色をした慎ましい乳首が、打ち止めの口の中でチューチュー吸い上げられる。

一方通行 「……ン」

今まで特に意識してなかったとはいえ、性感帯には違い無い。
貪られれば今まで感じた事のない感覚が一方通行の背筋を走る。
ただ、それがなんなのか一方通行には分からなかったが。

一方通行 (なんなんですかァこの状況は…俺は馬鹿なんですかァ?)

回想打ち止め 『だっ、だって…ミサカはアナタが……』

脳裏に浮かぶ打ち止めの泣き顔。

一方通行 (でも、コイツのあんな顔見たら断れねェしなァ…)

脳裏に浮かんだ泣き顔と、今見下ろす一生懸命おっぱいを吸う顔。
後者は、必死なのにどことなく嬉しそうで、その二つを比べれば今の奇妙な状況も悪く無い様に思えて来る。

打ち止め 「まんまふぁ、ふごくをちふふふぁも……」

一方通行 「くわえたまましゃべるんじゃねェ…!」ゾワッ

打ち止め 「ん!」チューチュー

一方通行 「……ッ」ゾクゾク

また少し、背筋に走る変な感覚が強くなった。
もっと吸って欲しいような、打ち止めを抱きしめたいような……。
とにかく、『何かが足りない』と衝動的に想ってしまう不思議な感覚。

一方通行 (なんだァ?この違和感は。…この状況に…か?なんかゾワゾワする…これが母親の気持ちってヤツなのかァ?)

纏まらない思考のまま、一方通行はひたすら打ち止めを見つめた。
打ち止めはそんな一方通行の視線には気付かない。
もうすっかりウトウトしているのだ。
今にもくっつきそうな瞼と戦いながら、チューチューとおっぱいを吸っている。
空いた手で吸っていない方の乳房に触れながら。
それは今日デパートで見た赤ん坊そっくりで、思わず一方通行の口元から笑みが漏れた。

一方通行 (ククッ、コイツ本当のガキみてだなァ……。無意識に手を握ったり開いたりしてやがる)

そっと、あの母親がした様に、打ち止めの前髪を撫でてみる。
よほど心地良いのか、眠いながらもぴくぴくっと猫のように反応し、寝ぼけ眼のだらしない笑顔で呟いた。

打ち止め 「ぅ…あく…られ……だぃ…き……」

もう本当にわずかな力でしか吸い上げられていなかった乳房から、ちゅぱっと音を立てて打ち止めの唇が外れる。
安らかな寝息を立てる口元にはわずかにヨダレまで浮かんでいる。

一方通行 (見た事ねェ位、幸せそうな顔してやがる)

よほど安らいだのだろうか?
打ち止めに添い寝する事は少なく無いが、それでもこんなに速く寝付いたのは初めてだった。

一方通行 (俺なンかの平たい胸の何処が良かったンだかな…)

何度見ても見窄らしい胸だ…と、一方通行は思った。
コンプレックスを隠す様に上着を下ろし、布団で包む込む様に打ち止めを抱きしめる。

一方通行 「……おやすみ」

一方通行 (俺もさっさと寝ねェとなァ……)

身体の奥に灯る不可解な疼きを無視して、一方通行も眼を瞑った。
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/09(金) 03:22:35.10 ID:WPwM2/hho
乙!ゆっくりでいいので頑張ってくれ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/03/09(金) 08:26:33.46 ID:rUijobRAO
空白でよくね?
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/09(金) 09:58:46.87 ID:9xy39rGDO
書く必要はないよな
見づらいというならなおさら
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/09(金) 18:21:09.96 ID:sqNW4SvIo
乙かれ。適度に頑張り給え
……逃げるなよ、最期まで責任を持ってくれ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2012/03/09(金) 20:44:53.79 ID:Ivj/BurAO
PCで書いて貯まったら携帯で投稿すりゃよくね?

メール経由とかでテキスト渡して
27 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/16(金) 00:58:37.64 ID:X+Nak64O0
―――
――――――
―――――――――



一方通行 「ふァ……」

早朝の通学路に、恋人の可愛らしいあくびが浮かぶ。
授業中にうとうとする事は有っても、この二人っきりの時間に眠気を表す事は珍しく、俺は一方通行の顔を覗き込んだ。
……相変わらず、顔だけは無茶苦茶可愛い。
いや、可愛く無い性格も嫌いじゃないんですけど、なんて自分で補足しておく。

上条当麻 「一方通行?大丈夫かよ?」

一方通行 「あァ……ちょっと寝てねェだけだァ…」

眠気を噛み殺し必死に応える雰囲気で、何か事情が有るのはわかる。
俺に頑にひた隠してる暗部の仕事かも知れないし、そうじゃないかも知れない。
ただ、好きな相手の事だ。気になる。
俺こと、上条当麻は、今日も今日とて持たされている(持たせて頂いている)鞄を持つ手に力を込めて、一方通行に問いかけた。

上条当麻 「何か悩み事が有るなら言ってみろよ。二人っきりになれる時間なんてあんまないんだし…。」

まぁ、こう必死に問いかけても、今まで一方通行がまともに返した事ないんだけどな。

一方通行 「別に大した事じゃ無いンだけどよォ…。オマエ、子供の頃、幾つまで母親の乳吸ってた?」

ほらな、また……って、な!??

上条当麻 「なななな、なんでそんな事聞くんでせうか?」

はぐらかすにしても余りに突飛な質問に、俺はおもいっきり吃ってしまった。
しかも何故か顔が熱い。我ながら情けない。
けど、問い返された一方通行も恥ずかしいようで若干赤くなりながら俺を叱りつけて来た。

一方通行 「オマエにしか聞けねェんだよバカ!空気読みやがれェ!」

本人には不謹慎で申し訳ないが、可愛い。赤くなった一方通行も可愛い。
でも、内容は問題だ。とある事件により一年前の事ですら思い出せないのに、幼い事の事まで思い出せる訳がない。
最近ではすっかり馴染んでしまったお決まりの焦りをひた隠し、俺はあやふやに返事を返した。

上条当麻 「ううん…と、個人差があるっぽい事をテレビで言ってたような?」

一方通行 「受け売りかよ。頼りねェな。」

……あ、呆れてるな。やっぱり。

上条当麻 「うぅ申し訳ない…」

わかってか、わからずか……、深く突っ込まず流してくれるだけ有り難く、俺は素直に頭を垂れた。

一方通行 「所でよォ、オマエちゃんとアレ使ってんのか?」

そんな俺を気遣ってか、話題を変えてくれる一方通行。
親しく無い人間には伝わり辛い優しさだ。
俺は、その機会に絶賛甘えつつ、恋人としてせめての有能さをアピールした。

上条当麻 「一方通行に初めてプレゼントして貰った物を無駄にする程、上条さんも野暮じゃ有りませんよ」

ちなみにアレというのは、定期券の事だ。
これについて語るには一ヵ月前に記憶を遡らなくてはなるまい。
28 : ◆OA.IlXkgcyH8 :2012/03/16(金) 01:03:42.55 ID:xXKiaAvAO
 
29 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/16(金) 01:05:28.66 ID:X+Nak64O0
―――――――――
――――――
―――



その日俺は焦っていた。
何故なら一方通行との約束に遅刻していたからだ。
一方通行と付き合い始めてから、俺達は毎朝決まった時間に黄泉川先生のマンションの下で待ち合わせして、一緒に通学する様になった。
因に一方通行は俺と同じ高校に通うクラスメイトだ。
元々、付き合う事になった切っ掛けその物が、一方通行が俺の高校に通う事になった事だったりもする。
とにかく、俺はクラスメイトで恋人の一方通行との約束に遅刻しまいと、全身ズブ濡れのまま晴天の空の下を約束の場所へ駆けつけた。
待ち合わせの場所に着くと、一方通行はもう降りて来ていて、俺が来た事に目敏く気がついて視線を向けて来る。
あ、これはヤバいかも…。

上条当麻 「すまんすまん、なんか大きな桶に乗ったおばあさんが川に流されてて…!!」

一方通行 「なンだよ、そのとンでも展開はァ…!またお得意の不幸ですかァ?」

一方通行は可愛い顔立ちに似合わぬ、いつもの乱暴な言葉でツッこんできた。
全部本当の話なんだけどなぁ。
とにかく一番肝心な点に気付かないでいてくれて良かった。

上条当麻 「いやー流石の俺も今回ばかりは我が眼を疑いましたよ」

一方通行 「びしょ濡れじゃねェか。右手退かしてろ、触ってると全部乾かねェぞ。」

上条当麻 「お、おぉ…」

一方通行が電極のスイッチを入れて、俺の服に触れる。
仄かに漂う一方通行の香りに気を取られている間に、俺の服は乾いていた。
冬服じゃなかった事が幸いした。
もし冬服だったら、右手の袖だけグショグショと言う悲劇に見舞われていた所だ。

上条当麻 「相変わらずすげー便利だな。便利って言うか能力の無駄遣いのような気もするけど…。」

一方通行 「能力の有効活用って言うンですゥ。」

上条当麻 「すまんすまん」

俺の軽口に不満げに唇を尖らせる。
こういう時は独特の言葉遣いが何とも言えず愛しい。
だが、傍にいる必要がなくなり、一方通行は速やかに一定の距離をとってしまった。
変に身持ちが固いと言うか、真面目と言うか……当たり前の事なのに寂しい。
初対面の時いきなり殴ってるからな…と、回想し何とも言えない気持ちになる。
あの頃の事は、お互いにとって忘れちゃいけない黒歴史みたいなもんだ。
だが、そんな思考に耽る暇もなく、一方通行は最も触れたくない話題に触れて来た。
30 : ◆OA.IlXkgcyH8 :2012/03/16(金) 01:50:32.50 ID:xXKiaAvAO
 
31 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/16(金) 01:51:09.65 ID:X+Nak64O0
一方通行 「おィ、オマエ、今駅とは反対の道から来たよなァ?どうやって来てンだよ?」

そう。これが俺の言う『最も肝心な点』、だったりする。

上条当麻 「えっ……と、走ってきた?」

一方通行 「はァ?オマエの寮と俺達のマンション、かなり遠いじゃねェか」

上条当麻 「いや、上条さんはですね、一方通行も知っての通り貧乏学生な訳でして…」

一方通行 「それで結局ウチまで遠回りして、俺とモノレールに乗ってンのかよ。世話ねェな。」

苦笑を交えながら答えると、一方通行からは予想通りの反応が返って来た。
実は俺の住んでる男子寮と一方通行の住んでいる黄泉川先生のマンションでは、俺の住んでる男子寮の方が学校に近い。
当たり前と言えば当たり前だ。
でなければ、寮としての役目を果たせないではないか。
それに対し黄泉川先生のマンションは一駅分程距離があり、実は一方通行と毎朝登校するなら、寮の近くの駅から一度モノレールに乗りこちらのマンションまで行って、改めてモノレールに乗り直して通学するのがベターなのだ。
だが、暴食シスターを抱える貧乏学生としては、無駄に二度もモノレールに乗る余裕はなく……。
走って一方通行のマンションまで行き、そこからだけ一緒にモノレールに乗って、交通費を浮かせていたのだ。
ただ、その事がバレると心配をかけるのがわかっていた為、いつも待ち合わせより早めに来て待っていたのだが……今回はそれが出来なかった。
本音を言えば、最後まで隠し通したかった。
別に見栄とかじゃない。
一方通行は、意外と遠慮深いのだ。
意外と…と言う表現も、遠慮深いと言う表現も、厳密に言えば正しく無いかも知れない。
一方通行は、自分に対して人が踏み込んでくるのを恐れる嫌いがある。
例えそれが良かれであっても、だ。
寧ろ、良かれであればこそ、自分の為に人が労力を払うのを恐れるのかも知れない。
例えばこうやって一緒に通学をする事だって、俺にこうも負担が多い事だと知っていたら、素直に受け止めてはくれなかっただろう。
そして真実を知った今、このままではきっと、待ち合わせをやめようと言い出すのだろう。
俺はそれが嫌で、避けたかったのだ。
だから、敢えて百合子の眼を見て、しっかりと答えた。

上条当麻 「いいんだよ」

一方通行 「何がだよ」

一方通行の視線が不機嫌そうに揺れる。
でも、ちゃんと伝えたいから、さっき俺の服を乾かしてくれた右手を掴んだ。
一方通行は、反射的に睨み返そうとする。
二人の視線が、やっと重なった。

上条当麻 「俺が一方通行と一緒に居たいんだから。いいんだ。」

一瞬、眼が大きく見開かる。
だが、すぐ手が振り払われ、身体ごと顔が背けられる。

一方通行 「ふゥん……。」

気のない返事だけして、スタスタと通学路を進んで行く。
俺は、「あ、一方通行さん?」なんて呼び止めながら追い掛ける。
その後、駅に着くまで一方通行が俺を隣に立たせてくれる事はなかった。
うっかり追い抜きそうになった時、ちらりと見えた一方通行の頬がほんのり赤くなっていた気がするので、俺に照れた顔を見られたく無かったのかも知れない。
32 : ◆OA.IlXkgcyH8 :2012/03/16(金) 01:51:41.85 ID:xXKiaAvAO
 
33 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/16(金) 01:52:43.68 ID:X+Nak64O0

駅に着いた時、一方通行は唐突に振り返った。

一方通行 「三下ちょっと待ってろォ。定期が切れた。」

その表情はすっかりいつも通りの一方通行で逆に微笑ましい。
ただ、そんな事を口に出せば照れ隠しの暴力に命を脅かされそうなので、俺は「おう」とだけ応えて後ろ姿を見送った。
人の流れの中でチラチラする一方通行をぼんやり眺めながら、俺は今夜の晩ご飯の為の戦略を地道に練る。
スーパーでの効率的な動きや、冷蔵庫の中身の使用パターン……考慮すべき点はいくつもある。
我が家の可愛い暴食ハム…シスターを満足させる為には、日々並々ならぬ努力が必要なのだ。
そんな切実で愚かな空論の組み立てに没頭していると、いつの間にか戻って来ていた一方通行が、俺に向かって銀色のカードらしきものを投げて来た。

一方通行 「上条ォ!」

上条当麻 「っと、何だよ、急に。ってコレ定期券!?」

一方通行 「期間は一年だからなァ。無くすンじゃねェぞ」

何とか無事に掴んで確認すれば、それは学園都市を走るモノレールの定期券で。
驚く俺の表情を見て、一方通行はクケケと俺を揶揄うように笑ってる。
気持ちは嬉しい。けど、だけど、ダメだ。
元々、一方通行と俺では財布の余裕に差がありすぎるのに、こんな事をして貰っていては対等な関係が築けなくなってしまう。

上条当麻 「俺が好きでやってる事なのに、こんな高い物をポンと貰えねぇだろ!今すぐ返金してこい!それがダメなら、昼飯代削ってでも必ず返すから!!」

別に一方通行は悪く無い。
本当は気持ちを汲んで受け取って、同額のプレゼントを返したり……少なくとも代金だけでも返せば良いだけだ。
なのに、俺にとって一年分の定期は高過ぎてすぐに支払える額ではない。
自分が情けなくてつい語尾が荒くなる。そして荒くなった自分にまた情けなくなる。
酷い悪循環だ。
そうやってつい萎れる俺を、一方通行は笑い飛ばした。

一方通行 「はァ?別にそんなン要らねェよ。その代わりオマエには働いて貰うぜェ?俺の通学時の荷物持ちとしてなァ。遅刻すンじゃねェぞ」

口調はいつも通り乱暴なのに、あんまり可愛く笑うから。
その後、俺は何も言えなくなってしまった。
そしてその定期券は、今も俺の手の中にある。


―――
――――――
―――――――――


なんて事もあって、今も学校がある日は毎朝迎えに来ている。
恋人になって三ヵ月、俺としてはそろそろ先に進みたいのだが……。

一方通行 「三下ァ、さっさと行くぞ!」

今の所、俺達にそんな雰囲気は訪れていない。
34 : ◆OA.IlXkgcyH8 :2012/03/16(金) 01:53:53.19 ID:xXKiaAvAO
 
35 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/16(金) 02:12:07.08 ID:X+Nak64O0
今回の分は、これで投下終了です。
文体に統一感がなくて申し訳ない。
どういった形式であれば書きやすいのか、また伝わり易いのか模索しています。
まだ初回の濡れ場にも辿り着いていない状態なので、出来るだけ地の文を省いて手早く進めたいとは思っているのですが……。
しばらくすると、>>1の中で「これだ!」としっくり来ると思いますので、とうぶん生暖かい眼差しで見守ってやって下さい。


>>22
有り難う御座います。頑張ります。

>>23-24
その発想はなかったwwwww
だってまさか空欄で書き込めるとか思わなくね??

>>25
有り難う御座います。
でもまた重ーーーーーーーーーーーーーーい\(^o^)/
脅しじゃないけど、楽しく無くなったら普通に辞めるよ。だって人間だもの、みつを。
でも、辞める時は辞めるって宣言をする事と、オチまでのプロットを落して行く事だけ約束する。
俺もROMとかするから、無駄に待つ苦しさはわかるし。
作者さんにも色んな都合が有ると思うけど、せめてオチだけでも教えてってくれーっ思うし。

>>26
それ俺も考えたけど、どう考えても超めんどくさいから案ごと廃棄されましたwwwwwwww


そんな感じで、また〜ノシ
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/16(金) 02:22:22.90 ID:kP1wvB6DO
おつおつ!
百合子はかわいいなー
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/16(金) 11:00:35.47 ID:4uer9z1DO

乙です
これから先の展開に期待
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/16(金) 23:51:55.59 ID:jR+Ta/cq0
最初から二人が出来てるとは珍しい
馴れ初めが気になるぜ

続き楽しみにしてる
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/17(土) 02:04:13.75 ID:je7qPb+Eo
乙。期待し続けるよ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/03/19(月) 08:59:22.38 ID:ISJpvBOF0

百合子可愛い過ぎて期待するしかない
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/03/24(土) 21:38:56.09 ID:2XEGEKu80
搾乳全裸待機
42 :一方通行視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/25(日) 21:21:57.60 ID:NBMBSqSY0
―――
――――――
―――――――――



あの日以降も、クソガキは定期的に俺の部屋に来た。
添い寝はいつもの事だったが、アレをせがむようにもなった。
はじめは一週間程の間が空いていたが、この頃は、三日二日とどんどん間が縮まってきやがる。
アイツの哀しそうな顔は見たくねェが、俺達がやってる事はハッキリ言ってままごとに過ぎねェし、アイツの教育にもならねェンじゃないかと思う所もある。
ったく……とんだ甘ちゃンになったもんだ。俺も。


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/03/25(日) 21:23:11.92 ID:YsLFNEfAO
 
44 :一方通行視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/25(日) 21:24:07.12 ID:NBMBSqSY0
―――
――――――
―――――――――



初夏の鮮やかな日差しの中、ひとつの机に二人分の食事を広げ、向かい合わせに俺達は座っていた。
教室の中でも窓辺に近いこの位置は、明るすぎず暗すぎず、じんわりと吹き抜ける風もあり、さわさわと揺れる一方通行の髪も見目に良く、全てが大変快適だった。
いつもならつるんでいる青ピと土御門も、今は小萌先生に呼び出されていない。
それは本来なら少し寂しくも有るが、たまにともなれば恋人との二人っきりの時間を楽しむのみだ。
ただ、俺の想いとは裏腹に、一方通行は青ピと土御門が来ないと分かった時点で、急に箸の動きも会話の歯切れも悪くなった。
何か一方通行を困らせるような事をしただろうか?
俺の青い弁当箱には、白米ともやし炒めと卵焼きがぎゅうぎゅうに詰まっている。
貧乏学生らしく自炊をしているのだが、その食材の低コストぶりを見かねてか、一方通行は毎回自分の赤いお弁当箱から数品おかずを分けてくれていた。
勿論、今日も俺の蓋に豚の角煮を乗せてくれている。
大丈夫。自分の好物(肉類)を分けてくれるくらいだから、嫌われてはいない筈……!!
そう自分に言い聞かせて、貴重なタンパク質を摂取するタイミングを計りながら、俺は白米ともやし炒めを口の中へ詰め込んだ。

「おィ」

歯切れの悪さから抜け出し、明確な意思を持っての呼びかけは余りに不意で。

「んぐ……なんだよ?」

口内の物を飲み下し、神妙に問い返すと、一方通行はバツの悪そうな表情で箸を置いた。
よっぽど大事な事柄だろうか?
俺は咄嗟に自分が思いつく限りの不幸を思い浮かべる。
少なくとも俺は、一方通行と付き合い始めてから至って幸せだ。
でもだからこそ不安にも感じていた。
俺の人生がこんなにも順風満帆で良いのだろうか、と。
俺は、思いつく最悪の不幸……一方通行が俺と別れたいと言い出す可能性をたぐり寄せ、身構えた。
一方通行に呆れられる理由なら、若干身に覚えがある。
嫌な予感に苛まれながら、俺は一方通行の伏せがちな瞳を見つめた。

「相談なンだけどよォ……」

「だからなんだよ、改まって」

俺が出来るだけ明るく笑っても、返って来るのは沈黙ばかり。
一方通行は、何度か口にしようと唇を開いて、躊躇うように口を噤む。
肌が白いから唇の色が目立って、その唇を戸惑いから引き絞る仕草は、何とも言えず艶っぽい。
この可愛らしい初めての想い人と別れたくない……そう強く願った瞬間、俺は思わず口走っていた。

「ももももしかして、今朝、風でスカートが捲れた時に、百合子の純白のパンツを見ちゃった事を秘密にしてたから怒ってるんでせうかね?」

後ろめたい事は先に謝る。それが自認紳士の俺に打てる唯一の手だ。
だけど、一方通行は馬鹿馬鹿しいとでも言いたげに「ちげェ」と返して来る。
かと言って胸の支えを吐露するのではなく、「あのよォ……だから、そのォ……」と言い淀む。
その態度で、少なくともそれが、一方通行にとってもっと重大な事柄なのだと言う事はわかった。
重大な事柄……もっと大きな俺の罪……ハッと閃いた俺は呟く。

「じゃあこの間、一方通行と禁書目録がお風呂に入ってた時、タオル変えようとして脱衣所に入ったら、薄く開いてた扉の隙間から二人の裸が見えたのに黙ってたから―――」

「だから、違うっつってンだろォがァ!!!!」

パンッと、非力な癖に暴力的な俺の恋人は、強い否定とともに机を殴る。
一瞬、クラス中の視線が俺達に集まり、俺達が皆の視線を意識して縮こまるのを見ると、周りはそっと視線を逸らしていった。

「ほっ……。てっきり俺は別れを切り出されるのかと……!!」

今の所ハッキリと後ろめたいのはその二点だ。
この二つじゃないなら、他の悩みなのかも知れない。
そう見切りをつけて返すと、一方通行は「そンな事で別れる程の心の狭さだったらラッキースケベくンとは付き合えませんー」と揶揄うように唇を尖らす。
極度の緊張から開放され、ホッとすると笑いが漏れて来た。

「ははは、本当に百合子には頭が上がりませんよ。」

そんな俺を見て、一方通行は「ばァか」と返して来る。
これでこそいつもの一方通行だ。

「じゃあ、それこそなんで悩んでんだよ。」



45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/03/25(日) 21:25:33.44 ID:YsLFNEfAO
すいません一個前から上条視点です。
46 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/25(日) 21:26:34.96 ID:NBMBSqSY0
ごく自然に口から漏れた疑問。
此処までのやりとりで解れた空気が助けになったのか、一方通行はさっきよりすんなり言葉を選び始めた。

「……まず、何を聞いてもひくンじゃねェぞ。………それに誰にも言うンじゃねェ!」

俺は、大きく頷く。
すると一方通行はひとつ深呼吸をしてからボソボソと説明を始めた。

「これはオマエにしか聞けねェンだけど、この間『オマエはいつまで乳吸ってた?』って質問したよなァ」

「あぁ、あったな。そんな事。」

確かに有った。
何週間か前、通学中の話だったと思う。
だが、それが何だと言うのだろう?
俺は喉を潤す為に、紙パックの牛乳を吸い上げた。
こんなに緊張した面持ちの一方通行は珍しく、緊張が移ったのか自然と喉が渇く。

「そのォ、うちのクソガキが赤ちゃん帰りしてんのか知らねェけど、この頃毎晩俺の乳を吸いにくるンだ。」

―――その言葉の意味を理解した瞬間、ポトリと紙パックが手の中から落ちる。
牛乳を吸ってる自分が何故か無性に恥ずかしくなって、手が滑ったからだ。
幸いな事に、三角のレトロジカルで安い牛乳パックは、ひっくり返る事無く机に着地した。
だが、俺の視線はそんな事を確認する余裕もなく、ただ一点に結びつけられてしまう。
毎晩打ち止めに貪られているらしい、一方通行のおっぱいだ。
一方通行曰く『ラッキースケベ』と称される謎の幸運で見た事のある、慎ましいのにやたら綺麗な曲線を描くあの乳房。
包み込めばすっぽり手に収まってしまいそうな、あの胸の頂きに在る桜色の乳首が毎晩打ち止めにハムハムはされてるなんて……俺は……俺は……!!!!
一方通行もしばらくするとその視線に気付き、今にも俺を殴りそうな勢いで立ち上がった。

「……!!何処見てやがンだァァァ!!」

「わわわ、だって、一方通行が!」

だがこれに関しては俺は悪く無い。不可抗力だ。
俺が転けた時に、自然と誰かのおっぱいに埋もれてしまうのと同じ事なのだ。
だいたい、恋人からこんな告白をされて動揺しない高校生がいるだろうか?
いや、いまい。寧ろ、俺は平静を保っている方だ……とわけのわからない自己弁護を脳内で繰り返す。
えぇ、脳内です。とても一方通行に向かっては言えませんとも!
そんな逡巡の中、一方通行の怒鳴り声にまたもや視線は集まり、それに気付いたのを切っ掛けに俺達は若干冷静になった。
一方通行は乱暴に椅子に座りなおし、またコソコソと話し始める。

「俺だって言いたくて言ってる訳じゃねェンだよ!相談出来るのがテメェぐらいしかいねェから言ってンのに!」

モグ、と俺の青い弁当箱の蓋に乗せられた豚の角煮を奪い、一方通行は咀嚼する。
『わからず屋からは没収ゥ』とでも言いたげに。

「いや、一方通行に頼られるのは光栄でせうが、内容が内容だけに……よっ、黄泉川先生とかに相談した方が良かったんじゃ……」

恋人に貴重なタンパク質を奪われ、変態を見るような眼差しで睨まれ、悔し涙を滲ませながら答えると、一方通行はまた神妙な面持ちに戻ってしまった。

「最初は黄泉川に話そうかと思ったンだけどよォ……そうすると、アイツが怒られて俺に甘えられなくなるのが眼に見えてるから言えねェンだよなァ。」

そこまで言われて、俺はやっと自分の間違いに気がついた。
こんな冗談みたいな内容だけど、別に軽い気持ちで俺に相談して来た訳じゃない。
一方通行は必死なのだ。
本当にどうして良いかわからなくて、でも誰にも言えなくて、なのにこのままにも出来なくて、縋る思いで俺に相談して来たのだ。
それに気付いた時、さっき軽い気持ちで返した『光栄』という言葉が、実感として胸の中に落ちて来た。
どんな理由であれ、俺を唯一絶対の相談者として選んでくれたのは、本当に嬉しいし、誇らしい。
俺は、ずっと、一方通行にとってこういう存在で在り続けたいと思う。
だから、聞く姿勢を見せる為に、俺は出来るだけ穏やかな声色で相づちを打った。

「そうか」

それに安心したのか、一方通行は俯いて、経緯をポツポツと話し始める。

「こんな事になったのは、クソガキがデパートで授乳を見たのが切っ掛けなンだけどよォ。きっとアイツは母親の温もりってヤツを求めてンだ。けど、俺に母親代わりなンて資格はねェし、これがアイツの為になってるのかもわかンねェ」

瞬きの度にふせられた睫毛が微かに震えて、そんな訳じゃないのに、まるで泣いているように見えた。

「なァ、三下。俺はどうしたらいい?どうすンのがアイツの為になると思う?」

戸惑いながらも答えを求め、一方通行は視線を俺に向けた。
少しでも気持ちを楽にしてあげたい。
だから、せめて真摯に言葉を選び、投げかける。


47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/03/25(日) 21:27:29.60 ID:YsLFNEfAO
  
48 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/25(日) 21:29:34.01 ID:NBMBSqSY0
「う〜ん…俺なんかの意見が参考になるのかわからないけど、一つ言える事が有るとすれば、きっと打ち止めは一方通行だから頼れたんだと思う。一方通行だから甘えたんだ。だから、資格とか、そんなの関係ない。」

俺の言葉を受けて、一方通行の表情が切ないものに変わる。
その瞳は、僅かに潤んでいつもより煌めいて見えた。

「だって、それを言ったらさ、俺だってこんな相談される資格無いだろ。男だし、兄弟だっていないし、親になった事も無い。でも、お前は俺が良いって、俺に相談したいって思ってくれたんだろ?なら、俺が出来る精一杯でお前に応えたいって思う。お前だって、そうなんだよな?」

俺達は、いつだって簡単な答え程、見落としてしまう。
これだって、きっと、そう言う事なのだろう。
俺に出来るのは、悩むという行為そのものを、力強く肯定してやることだけだ。

「だから、お前に俺の『応え』が少しでも響いてるのなら、やっぱり資格なんて関係ない。一方通行は一方通行に出来る精一杯を、打ち止めにしてやればいいんだと思う。」

此処まで言い切ると、一方通行は顔をくしゃっとしながらまた俯いてしまった。
良い意味なのか、悪い意味なのか、きっと思う所が有ったのだろう。
慌てた俺は、誤摩化す様に話を続ける。

「まぁ、此処まで偉そうに言っといてなんなんですけど、実は俺にも打ち止めが今のままで良いのか判断出来ないんだよなぁ。でも、打ち止めはあんな姿だけど、生まれて一年も立ってないんだろ?そう考えたら、甘えて、す……吸ったりするのも自然な事のような気がするんだよなぁ。」

ウ〜ンと尤もらしい仕草で戯けていると、気持ちを切り替えたのか一方通行が顔を上げた。

「ふぅン……やっぱり三下くンは頼りにならないですねェ」

その表情はいつも通りシニカルな笑みが浮かんでおり、俺は投げかけられた言葉とは裏腹に一方通行の役に立てたのだと確信した。
ただ、内容に実が無いのは本当なので「も、申し訳ない。」とだけ謝ると、それすら「謝ってンじゃねェよ。」の言葉で遮られ、青い弁当箱の蓋に豚の角煮が積み上げられる。
本当に一方通行は素直じゃないなぁ、まぁそこも可愛いんだけど……と思いながら、豚の角煮を美味しく頂いた。

「しばらく様子みるしかねェなァ」

「そっか。」

俺達の間に、まったりとした空気が流れる。
俺が豚の角煮を頬張る度、無意識に微笑む一方通行が可愛くて、この笑顔を守れて本当に良かったと実感した。
悩んでる一方通行は見たく無い。例え、おっぱいの事であっても―――あれ?
……って事は、『様子を見る』って事はですよ?
今夜も一方通行さんはおっぱいを打ち止めにあげる訳ですよね?
今まで能力で一切の刺激も受けて来なかった一方通行のちっぱいがですよ、あろう事か幼女に舐られてキュンと立っちゃって、口の中で転がされたり、強く吸い上げられる訳ですよね?
一方通行も処女(願望)とは言え、打ち止めの舌の動きに会わせてビクビクしちゃったりして!!
純粋で幼い打ち止めは無邪気に一方通行を責め立てて、一方通行も未知の感覚に怯えながらもおまんこを愛液でグチャグチャにして夜を明かす訳ですよね??
もしかしたら、打ち止めが寝た後にオナニーしてるかも……?
一方通行が、この白くて綺麗な指で……オナニー……。
ってか、一方通行はオナニーを知ってるのだろうか……。
いや、それ以前に昨日の夜だって……まさか……!!!!
そこまで考えた時点で、俺の下半身は後戻り出来ない所まで辿り着いていた。
いや寧ろ、一方通行からこの相談をされた時点で、もうヤバい方角には走り出してたんだ。
同級生(年下疑惑有り)の一方通行さんとお付き合いさせて頂いているとはいえ、年上のお姉さん好きを公言する上条さんがですよ、夜な夜な打ち止めにちっぱいを吸わせているなんてお姉さんを飛び越した母性愛溢れるプレイに興奮しない訳がないじゃないですか!!!
ヤバい……ヤバ過ぎる……打ち止めと変わりたい。
いや、まてよ?俺だって記憶を無くしてるんだ。
考えようによっては、学習装置で知識を得た0歳児の打ち止めと状況は変わらないんじゃないか?
俺にだって、もしかしたら一方通行さんのちっぱいに甘える権利があるかも知れない。
……記憶を失ってる事を言えればですが。
―――妄想を始めてしまえば、それを止めるのは余りに難解で。
俺の中では、一方通行があられもない状態になってしまっていた。
そう、『自分だけの現実(パーソナルリアリティー)』は、完全に現実(主に下半身)に影響を及ぼしている。
コントロール出来ない能力の恐ろしさに、俺は身震いせざるおえなかった。
こうなってしまうと、もう一方通行さんの顔を見るのは無理で、俯き弁当をがっつきながら脳内で素数を数えるしか手は無い。
正直、今、誰にもバレずにトイレに行けるのなら、即座にすっきりさせている所だ。
だが、此処はトイレでもなければ、慣れ親しんだ家の風呂場でもない。
学校の……よりによって、教室だ。
この状態は、何としても脱さなくてはならない。
まるで某禁書目録さんのようにハグハグモグモグ食事を片付けながら一方通行の顔を盗み見ると、一方通行は酷く訝しげな顔で俺を見ていた。
そりゃ恋人が急に身を縮めて、一切顔を見なくなれば疑いもするだろう。
何か言い訳を……と考えていると、一方通行がピンと来た様子で余計な事を言出した。

「そういえばよォ、オマエ、朝俺の下着見たンだってなァ?」


49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/03/25(日) 21:29:55.84 ID:YsLFNEfAO
 
50 :上条視点 ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/25(日) 21:30:49.50 ID:NBMBSqSY0
「ヘ?――あ、あれはですね!事故っていうか事件っていうか……!!」

脳内に今朝見たばかりの一方通行の下着がチラつく。
本来なら、生命の危機を感じて、萎える所だろう。
ただ、今の状況では燃料投下にしかならないのが哀しい。

「それにィ、風呂で俺と禁書目録の裸も見てたンだってェ?」

「いや、気遣いですよ!気遣い!!俺の使ったタオルがそのままになってたから新しいのに変えようと……!それに百合子の身体に気が行き過ぎて、インデックスの裸は見てな――」

よりにもよって、この状況で最も思い出してはいけない光景を持ち出され、俺は必死に言い訳する。
ただ、それが逆効果であることに気付くのに時間は掛らなかった。

「〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!」

ガタン、と音を立てて一方通行は立ち上がり、チョーカーのスイッチをonにする。
事態に気付いたクラスメイトが、蜘蛛の子を散らす様に逃げて行くのが視界の端に写った。
実はこんな事態に陥るのは今回が初めてではない。

「ちょっ、やめろ、此処教室だぞ!」

「そンなの関係ねェ!テメェの記憶を抹消してやるゥ!立てェ!」

一方通行が俺の首根っこを掴み引き上げようとする。
俺はとっさに机にしがみついた。

「ぐっ…立たない!」

「はァ?おちょくってンですかァ三下くンはァ!!ほら、立てっつってンだよォ!」

「いやだ、立てない!」

一方通行の怒りのボルテージに合わせて、俺を引き上げる力は強くなる。
だが、俺も必死だ。
机をガタガタ揺らしながら、みっともなくしがみつく。
あぁ、一方通行さん。惚れた弱みとはいえ、何故にそんなに可愛いのでせうか。
怒った顔で萎えられないなら、もう上条さんに打つ手はありません。
大体、そんなにツンギレてるのに、夜な夜な打ち止めにおっぱい吸わせてるとか反則だろ。
クラスメイトは食堂にでも逃げたのだろう。教室には二人っきり。
本当は立って、土下座でもなんでもして場を収めたい。
ただ、一方通行にはわからなくても、男には色々有るのだ。

「そろそろ、教室ごとぶっ殺されてェようだな――」

一方通行は引き上げるのを諦め、完全に殴る姿勢に入ってる。

「だから、もう立ってるんだよぉ!!!!!」

俺も何重もの意味でテンパって真実を口走った。
だけど、完全に頭に血が上った一方通行には無意味で。

「何、訳分かンねェ事言ってンだよ!!」

逆上した一方通行が凄むつもりで顔を寄せて来て。
色んな意味で慌てた俺は、一方通行の腕を振り払う。
グラっと身体が後ろに傾くのがわかった。

「わ……!!」

ガタンと、大げさな音を立てて、俺だけ椅子ごと後ろに倒れる。

「お、おい……!」

机が巻き込まれなかったのは運が良かった。
一方通行も流石に心配そうに手を伸ばしてくれる。

「ててて……ありが―――あれ?」

それを掴もうとした時、一方通行が完全に硬直している事に気がついた。
瞳は見開かれ、顔が真っ赤に染まっている。
…………俺はそっと、椅子に阻まれ開ききってる股を閉じた。

「ななななな、な、何おっ立ててやがンだァ!三下野郎がァァァァァァ!!!!」

抵抗する術も無く、一方通行の全力の一撃を頬に受ける。
幸いだったのは、一方通行も混乱し過ぎてまともに演算出来なかったらしく、そんなに痛く無かったって事くらい。
但し、その後、三日間はまともに口を聞いてもらえない事になるのだが。

「ふ、不幸だ……。」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/03/25(日) 21:32:06.34 ID:YsLFNEfAO
  
52 : ◆OA.IlXkgcyH8 [sage saga]:2012/03/25(日) 21:55:53.33 ID:NBMBSqSY0
今回の分は、これで投下終了です。

お久しぶりです。
なかなか来れなくて本当にすみません。
一週間に一回来れば…とか完全に嘘付きました。
一ヵ月に一回ぐらいのペースだと思っておいて下さい。
本当にすみません。

後、投下して気付いたのですが、台詞の前に喋ってるキャラクターの名前を書くの忘れました。
二重にすみません。



>>36
有り難う御座います。
いやぁ、百合子って本当にいいもんですね〜(by水野晴郎)

>>37
有り難う御座います。
早くエロ展開へ辿り着けるように頑張ります。

>>38
期待してくれたのにすまない。
実は、早くエロに辿り着ける様にこうしただけだったりする\(^o^)/

>>39
そう言ってくれるなら、俺も頑張るよ!
ただ、ペースが酷くてすまん( ;∀;)

>>40
有り難う御座います。
百合子は人類の宝ですよね。

>>41
まだ、母乳すら出てなくて済みません。
一生懸命書いてるのになかなかエロに辿り着かなくて俺も涙眼です。



俺、どんなに残念な演技でもAVの冒頭を飛ばさない方なんだ。
一応、最初に浮かんだプロット通り進めてるんだけど、意外と日常パートが長くて自分でガッカリした。
もうしばらく茶番に付き合ってやって下さい。
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/26(月) 01:05:18.78 ID:DUcZLIUho
乙〜
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/26(月) 01:08:57.86 ID:6nl0gO6io
乙です
超楽しみにしてます
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/26(月) 01:10:19.18 ID:JhlRUadO0
つまんね
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/26(月) 01:23:43.03 ID:cXzSmlmDO
>>1のペースで投下すればいいよ
日常描写もエロも楽しみにしてる
しかし上百合は本当にいいものですなあ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/26(月) 01:28:21.55 ID:5ggI/UPN0
>いや、まてよ?俺だって記憶を無くしてるんだ。
>考えようによっては、学習装置で知識を得た0歳児の打ち止めと状況は変わらないんじゃないか?

さらっと凄いこと言うな
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/26(月) 02:48:00.01 ID:yJb46ctIO
上百合はいいものだ
百合子のちっばいもいいものだ
番外通行ってことは番外も吸うんだよな…
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/03/26(月) 10:02:11.06 ID:8B3x8urX0

へ、変態だー!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/26(月) 11:06:06.46 ID:FmhTzY7Jo
上条さんが性常な男子高校生だ……w
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/26(月) 18:22:33.81 ID:+gqT4Hw5o
テンポよくて面白いわ
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/03/29(木) 14:33:11.49 ID:6XJOd3jM0

日常描写が楽しいから、もっと続けてくれてもいいぐらい
俺も前ふりは大切だと思う
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/04/02(月) 13:54:13.00 ID:qn+nXR/ho
乙乙!
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/04/05(木) 18:15:08.53 ID:zDyodYfAO
幻想通行しえん
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/04/21(土) 21:49:02.17 ID:rcCS9lnM0
まーだかなー
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/26(木) 12:59:58.48 ID:qq6gp56DO
上百合読みたい
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/05/10(木) 02:12:31.43 ID:uoXSh3Pw0
待ってるぜ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 05:04:22.54 ID:9FBBVq1To
あと6日です
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/27(日) 17:26:44.58 ID:WFmkFMNw0
プロット晒す宣言とは、なんだったのか・・・
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