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京子「学園都市行こうぜ!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 19:10:17.23 ID:0lqqLqqM0
結衣「……また突然だな」

ちなつ「あ、知ってますよそこ。東京にある変な街ですよね」

京子「そう!超能力!!ハイテクノロジー!!」

あかり「あかり、賛成!この前、学園都市の運動会テレビで見たんだー!凄かったよー」

結衣「それ私も少し見たかも」

ちなつ「先輩もですか?実は私も少し見てましたよー」スリスリ

結衣「………」

結衣「で、学園都市に行ってどうするんだよ」

京子「え?」

結衣「いや、だから、何しに行くんだよ」

京子「えーと……観光?」

結衣「なぜ疑問形」

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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 19:18:04.12 ID:0lqqLqqM0
京子「そうだ、ごらく部の合宿にしよう!!」

結衣「今決めただろ」

ちなつ「(合宿……ってことは、お泊り…!!///)」

京子「学園都市を観光して、ついでに能力者にサインを貰う!!」

あかり「そっか、学園都市には超能力者さんがいっぱいいるんだねー。うわぁ、楽しみだなぁ!」

結衣「サイン貰いに行くのかよ」

京子「うん。そんで、帰って来たら綾乃達に自慢するー」

結衣「(それだけのために東京まで行くのか……)」

結衣「って、ちょっと待て。学園都市って簡単に入れないんじゃなかった?」

京子「……ふっふっふ」ニヤ

京子「実は!!ここに招待状がありまーす!!」ジャーン!

結衣「えっ」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 19:28:52.05 ID:0lqqLqqM0
ちなつ「そんなものどこで手に入れたんですか!?」

京子「え?部室のテーブルの上に落ちてたんだけど」

結衣「どういうことだよそれ」

京子「そりゃ、使えってことでしょ」

結衣「どうしてそうなる」

あかり「楽しみー!!」

京子「ほら、あかりは行く気満々だぞ」

結衣「そんな、勝手に…」

ちなつ「まあ部室に落ちてたんなら使っちゃっていいんじゃないですか?」

京子「そうそう、そゆこと!さすがちなつちゃん、話が分っかるぅ」バッ

ちなつ「」ヒョイ

ちなつ「結衣先輩!お泊りですよ、お泊り!///」バッ

結衣「……う、うん」ギュウ

京子「…」ムー

京子「まあいいや…そういう事だから、ごらく部は全員参加ね」

結衣「はいはい…」ハァ

京子「それじゃ、合宿イン学園都市、決定ー!!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 19:37:48.01 ID:0lqqLqqM0
次の日 生徒会室

綾乃「学園都市に合宿!?」ガーン

京子「そうそう」

結衣「何か色々成り行きでね……」

千歳「何や、楽しそうやなぁ」

綾乃「確かあそこって、超能力者がいっぱいいるところよね?」

京子「うん。あ、お土産は能力者のサインでいい?」

綾乃「え……えっと、」

京子「ん?サインは要らないとか?」

綾乃「どのくらい、行くの……?」

結衣「そんなに長くは行かないよ。な、京子」

京子「でもこの招待状によると、いつまでとは書いてないぞ」

綾乃「!!」ガーン

結衣「あー…大丈夫大丈夫。すぐに引っ張って帰って来るから」

綾乃「そ、そう……それなら、」ホッ

京子「えー何でー?せっかく学園都市まで行くのにー」ブーブー
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 19:46:58.48 ID:0lqqLqqM0
千歳「………」



綾乃『お願い。すぐに帰って来て、歳納京子……///貴女と離れていたくない……』

京子『当然だよ。綾乃のためにすぐに帰って来るから』

綾乃『ううん、むしろ私も一緒に連れてって……///』



千歳「」ブシュウッ

結衣「お約束か」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 19:58:50.03 ID:0lqqLqqM0
綾乃「き、気をつけて行って来なさいよね!!///」

京子「お、もしかして心配してくれてるのー?」

綾乃「そんなわけないでしょ!!///」

結衣「全く、しっかりしろ千歳」

千歳「えへへ…///ごめんなぁ、船見さん」

綾乃「む、むしろ私も一緒に……///」ゴニョゴニョ

千歳「!?」ビクッ

京子「ん?何か言ったかー?」

綾乃「っ!!///な、何も言ってないわよ!」

千歳「」ブシュウッ

京子「うわっ!?また千歳が鼻血吹いたぞ」

綾乃「千歳ー!!」

千歳「学園都市…最高や…」ガクッ

結衣「…」ハァ
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 20:07:50.52 ID:0lqqLqqM0
櫻子「どーもお!」ガチャ

向日葵「って、何ですのこれは!?」ビクッ

ちなつ「うっ……!」

あかり「え、なになにー?」ヒョコ

ちなつ「あかりちゃんは見ない方が…!」

あかり「うわあああ!?何これ、血……!?」ビクッ

結衣「ごめん、こういう状況なんで少し手伝って」

千歳「///」ダラダラ

向日葵「あー……、はい。分かりましたわ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 20:16:45.24 ID:0lqqLqqM0
千歳「みんな、ごめんなぁ」

京子「気にするな!もう綺麗になったし」

結衣「おまえプリン食ってて何もしなかっただろ」

綾乃「え、まさかっ…!」バッ

綾乃「私のプリンが無くなってる……」シューン

京子「うん。フタに綾乃って書いてあったぞー」

綾乃「それ知っててどうして食べるのよ!!///」

櫻子「そういえば、あかりちゃん達から聞きましたよー。ごらく部の合宿!」

向日葵「学園都市に行くだとか…」

京子「うん、そだよー」

櫻子「いいなぁ〜、超能力が間近で見られるなんて!」

あかり「えへへへー///あかりもすっごく楽しみだよぉ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 20:26:41.53 ID:0lqqLqqM0
京子「そういや、これって人数制限とかもないんだな」ガサッ

京子「………」

京子「あ!そうだ!」

京子「綾乃達も一緒に行くか!?」

綾乃「えっ」

綾乃「えええええええええ!?///」

綾乃「い、いい…いいい…」

京子「なーんちゃって!あはははは」

綾乃「行くに決まってんでしょうが馬鹿!!///」

京子「えっ」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 20:33:59.76 ID:0lqqLqqM0
千歳「」



綾乃『貴女が一緒なら私はどこへだって行くわ、歳納京子……///』

京子『綾乃……そうだね、二人で一緒に行こう』



千歳「学園都市万歳!!」ブシュウ

結衣「もう勘弁してくれよ…」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 20:39:32.30 ID:0lqqLqqM0
「「「アッカリーン!」」」

あかり「はーい!!」ピョコッ

京子「ごらく部+生徒会の合宿イン学園都市、はっじまっるよー!」

あかり「って、そこはあかりのセリフじゃないのぉ!?」

ちなつ「なんか、プロローグ結構長かったですね」

結衣「もうここで終わってもいいんじゃないか」

京子「ちょ、まだ学園都市に着いてすらいないのに!」

あかり「ゆるゆり、はっじまっるよー!」

ちなつ「(あかりちゃん、顔が必死だ…)」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2012/03/11(日) 22:31:02.16 ID:YZSIbsYAO
ゆっるゆっらっらららゆるゆり
ゆっるゆっらっらららゆるゆり
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 23:42:15.39 ID:0lqqLqqM0
京子「ここが噂の学園都市かー」

結衣「すごい高い壁だな」

綾乃「な、なんか不気味ね…」キョロキョロ

千歳「学園都市は警備がかなり厳重らしいでぇ」

ちなつ「きゃぁっ、結衣先輩、緊張しますぅ!」ギュウ

結衣「そ、そうだね…、あっちから入れるみたいだよ」

京子「よっしゃ、行くぞー!」

櫻子「超能力楽しみー!」

向日葵「って、櫻子の鞄パンパンですわね…」

櫻子「だって学園都市だしー!色紙いっぱい持ってきた!」

向日葵「色紙………?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 23:47:11.87 ID:0lqqLqqM0
京子「はい!招待状持ってきたぞー!」バッ

受付「お預かりします」

受付「………」

結衣「………」ドキドキ

受付「承りました」ニコ

結衣「………」ホッ

受付「学園都市に入る際の注意事項をいくつかご説明しますね」

ペラペラペラ

京子「……結衣ー、全部聞いといて」

結衣「おい、おまえも聞けよ」

京子「だって長そうだし、こういう堅苦しいの好きじゃないんだよ」

結衣「おまえなぁ……」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/11(日) 23:53:12.50 ID:0lqqLqqM0
京子「おー終わった?」

結衣「うん」

櫻子「あー話長かったー」

向日葵「ちゃんと聞いてたんでしょうね?」

綾乃「私がちゃんとメモしといたから、安心アンコールワットよ!」

結衣「」ブッ

京子「ほんと!?さすが綾乃!!頼りになるな!」

綾乃「えっ!?///さ、さすがだなんて、このくらい普通、///」

千歳「///」ダラー

結衣「はい、これ」スッ

京子「ん?何だこれ?」

結衣「IDカードだって。学園都市での身分証みたいなもん。それおまえのだから失くすなよ」

京子「オッケー!」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:01:11.70 ID:+bRBluQF0
京子「ここが学園都市!!!」キョロキョロ

ちなつ「思ったより変わったところはありませんね」

結衣「そうだね……って、何だこれ?」

櫻子「わぁ!向日葵見て!ロボット!ロボットが歩いてる!!」

向日葵「ちょ!?急に引っ張らないでくださる!?///」

綾乃「あれは清掃ロボットね。受付のお姉さんの説明にあったわ!」

京子「すっげー!!サイン貰おうぜー!!」バッ

結衣「待て。ロボットがサインできるわけないだろ」ガシッ

京子「あ!ねえ、空見て空!!飛行船にテレビついてるぞー!!」

櫻子「テレビ飛行船!?」

京子「あっちにはプロペラがいっぱいあるぞー!何だあれー!!」

綾乃「ちょ、ちょっとみんな、落ち着きなさいよ!」ソワソワ

千歳「やっぱり外とは全然違うんやねぇ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:12:37.01 ID:+bRBluQF0
結衣「とりあえず、これからどうする?」

京子「観光!!!もっと見て回ろうぜ!!」

ちなつ「まずホテルに行きませんか?ここ来る前にだいぶ歩きましたし…」

向日葵「吉川さんに賛成ですわ」

綾乃「そうね、荷物も置きたいし」

結衣「よしじゃあホテルに行こう。招待状によると第七学区にあるみたいだな」

京子「えー、観光はー?」ブーブー

結衣「ホテルが先だろ。疲れてる子もいるんだよ」

京子「……」ムー

結衣「ほら、行くぞ」

京子「……」シュン

結衣「……ホテル着いたら、いくらでも付き合ってやるから」

京子「!!結衣、ありがとう!愛してる!!」ダキッ

結衣「おい…///」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:20:17.47 ID:+bRBluQF0
京子「みんないるよね?はぐれるなよー!」

綾乃「馬鹿ね、子供じゃないんだから///」

千歳「歳納さんをずっと見てる綾乃ちゃんやったら、絶対はぐれへんなぁ」

綾乃「なっ///ずっと見てるわけないでしょっ!///」

向日葵「櫻子、余所見ばかりしてるとはぐれますわよ」

櫻子「へーんだ!向日葵に心配されなくても迷子になんかならないよーだ!!」

向日葵「(とか言って迷子になるんですから、私がしっかり見張っていませんと……)」

ちなつ「結衣先輩、はぐれないように手繋ぎましょう!///」ギュウ

結衣「そうだね」

ちなつ「///」

京子「ちなつちゃーん、私ともー」バッ

ちなつ「」サッ

京子「………」シュン

結衣「ほら京子、早く行くぞ」

京子「ううう…あんなに密着してぇ…」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:28:41.85 ID:+bRBluQF0
第七学区

京子「第七学区に着いたぞー!人がいっぱいいるー!!」

結衣「こういうの見ると都会って感じだな」

ちなつ「普通の人に見えますけど…みんな能力者なんですよね?」

櫻子「能力者!!!」

京子「お、おおお…今度こそサインを……」トテトテ

結衣「やめろ馬鹿。完全に変人だろ」ガシッ

向日葵「アナタもさりげなく色紙を出さない」ガシッ

櫻子「サインーーー!!」

千歳「二人とも楽しそうやなぁ」

綾乃「そういうのは全部後にして、ホテルに行きましょ」

結衣「そうだね」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:35:00.77 ID:+bRBluQF0
ホテル

櫻子「豪華なホテルー!」

京子「招待状のおかげでタダで泊まれるぞー!」

結衣「はい、さっきチェックインしてきた」

京子「ん?鍵二つってことは、二部屋?」チャリ

結衣「みたいだね。8人いるから4、4で分かれようか」

ちなつ「結衣先輩!一緒の部屋にー!!」バッ

結衣「わ///」ギュウ

京子「ちなつちゃーん、一緒の部屋にー!!」バッ

ちなつ「嫌です」

京子「」ガーン

綾乃「そ、それじゃ……その、わた、私と…///」ゴニョゴニョ

千歳「綾乃ちゃん、ファイトやで!」

櫻子「私は向日葵以外なら誰とでもいいけど!!」

向日葵「私は櫻子意外とならどなたでも構いませんわ!!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:39:11.32 ID:+bRBluQF0
京子「ここは、ごらく部と生徒会で分かれるのが普通じゃないか!?」

ちなつ「えー…」ジト

結衣「まあ、そうだな…」

綾乃「」ガーン

京子「どうした、綾乃。顔がすごい事になってるぞ?」

結衣「それじゃなきゃ学年ごとっていうのもあると思うけど」

綾乃「」パァ

ちなつ「それは反対です!!」バッ

櫻子「反対反対!どっちにしても向日葵と一緒になるじゃん!!」

京子「うーん、いい感じにまとまらないなー」

結衣「困ったな…まさか部屋割りくらいでこんなにもめるなんて…」

千歳「せやなぁ…、ここは全員公平にくじ引きとかで決めたらええんちゃう?」

京子「それがいいな。みんな、恨みっ子なしね!!」

綾乃「スパッと決めるわよ!!」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/12(月) 00:39:36.00 ID:+VSUx8j8o
プロローグ終わってからまだあかりが喋ってないwwwwww
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:45:25.15 ID:+bRBluQF0
京子「はい、8本の割りばしを用意しました!一本ずつ引いてこう!」

結衣「」ヒョイ

ちなつ「」ヒョイ

綾乃「」ヒョイ

千歳「」ヒョイ

櫻子「」ヒョイ

向日葵「」ヒョイ

京子「最後ー!」ヒョイ

京子「ん?一本余ってる…?誰か引いてない人いる?」

千歳「全員引いたんとちゃう?」

ちなつ「うん、ちゃんと7人……あれ?」

結衣「あ、あかりがいない」

京子「えっ」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/12(月) 00:47:57.56 ID:k2aWM14M0
一回も喋ってないのに…
不憫な子……
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:53:25.32 ID:+bRBluQF0
京子「た、確かに…いない!」キョロキョロ

ちなつ「どこ行ったんでしょう?」

櫻子「お手洗いとか?」

向日葵「いえ、そもそもホテルに着いた時にいましたっけ?」

綾乃「どうだったかしら…いたような、いなかったような…」

京子「みんな覚えてねーのかよ!」

結衣「そういう京子は覚えてるのか?」

京子「覚えてねーよ!!」

結衣「偉そうに言うな」

千歳「ホテルに来る途中にはぐれてしもたんやろかぁ…」

ちなつ「ていうか…第七学区に着いた時にはいましたっけ?」

京子「いや待て。そもそもあかりは、ちゃんと学園都市にいるのか?」

結衣「おい、それはさすがにないだろ……ない、だろ…?」

京子「疑問形になってるぞ」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 00:59:28.17 ID:+bRBluQF0
京子「まあいいや、携帯でー…、って、あれ?圏外になってる!?」

綾乃「学園都市内では外の携帯が使えないって説明にあったわよ」

結衣「そうだね。私の携帯も圏外だし…あかりのも使えないだろ」

京子「な、何ぃ!?それやばいじゃん!!」アワアワ

ちなつ「今更ですねー…」

結衣「とにかく、近くを探してみるしかないな」

京子「えー、面倒くさいー」

結衣「そんなこと言ってる場合かよ。ほら、来い」ズルズル

京子「」ブーブー

ちなつ「結衣先輩が行くなら私も行きますー!!」

結衣「いいよ。ちなつちゃん、疲れてるでしょ?」

ちなつ「!!///」」ドキッ

結衣「ちょっと京子と近くを探して来るから、みんなホテルで待ってて」

綾乃「そ、そうね。ホテルの中にいる可能性もあるし、こっちも探してみるわ!」

千歳「気ぃつけてなぁ、迷子になったらあかんでぇー」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 01:09:09.36 ID:+bRBluQF0
第七学区 某所

あかり「ふぇえええん…、さっそくみんなとはぐれちゃったよう…」オロオロ

あかり「どうしよぅ……ホテルの場所とかも分からないし…」

あかり「このままずっとみんなに会えなくて…このまま夜になって…そしたら…」

あかり「あかり、あかり……野宿なんて嫌だよぅ///」ジワァ

あかり「だ、誰かに道を聞こう…」キョロキョロ

あかり「(で、でも…!みんな能力者さんなんだよねぇ…)」

あかり「(あかり、食べられたりしないよねぇ?ううぅ、怖いよぅ…///)」

?「あ、あのー……」

あかり「はひゃいっ!?///」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 01:14:28.42 ID:+bRBluQF0
あかり「あ、あかりはおいしくないですぅ!食べないでぇ!!」

?「え?た、食べる…?」ポカン

?「ほら、だから話しかけるのはやめようって言ったのに。やっぱり何か変な子じゃん」コソコソ

あかり「……!」ビクッ

?「もう、佐天さんは……あ、大丈夫ですよ。食べたりなんてしませんから」ニコ

あかり「へ………?」

?「何かあったんですか?困った事があったのなら、聞きますよ」

?「全く、初春はお人好しなんだから…」ハァ
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 01:22:03.00 ID:+bRBluQF0
あかり「(えっと…、女の子が二人…?学園都市の人、だよね……?)」

あかり「(特に怖い雰囲気とかはないけど……)」

初春「お人好しとか、そんなのじゃありませんよ。風紀委員として、人として見て見ぬふりなんてできません!」

あかり「あわわ、えっと……」

初春「何か困った事があったんですよね?」

あかり「(そっか…あかりが挙動不審だったから、声かけてくれたのかぁ)」

佐天「…ん?その制服、見た事ないけど、もしかしたらこの辺の学校の子じゃないのかな?迷っちゃったとか?」

あかり「迷った…あ、うん!!迷っちゃって…!」

初春「ってことは、迷子さんですね」

あかり「(この歳で迷子って恥ずかしいよぅ…!///)」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 01:27:38.36 ID:+bRBluQF0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
アッカリーン
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/12(月) 02:25:16.47 ID:B+0tHu9Jo
乙ッカリーン

続きも期待してるお
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/12(月) 08:35:34.72 ID:mLRQU+dAO
佐天さんと初春もなもり絵で再生されたぜ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 13:50:43.40 ID:+bRBluQF0
第七学区 某所

結衣「いないなぁ」キョロキョロ

京子「いたとしても発見できる自信ないよな」

結衣「おまえも真面目に探せ。みつからなかったら大変だぞ」

京子「そんなこと言われても…あ!!」

結衣「どした?」

京子「結衣!あれ!!」グイ

結衣「何、みつかったの?」

京子「ううん!ロボット!!」

結衣「って、それさっきも見たやつだろ」

京子「いやー、あの時は結衣のせいで間近で見れなかったし!」

サワサワ

京子「うわー!!かっちょいー!!」

結衣「あんまりべたべた触るなよ……」

京子「え、何で?」

結衣「なんか周りから見られてるぞ…///」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 14:09:07.23 ID:+bRBluQF0
京子「いーじゃん、そんなのー。あ!!」グイ

結衣「今度は何だよっ」

京子「自販機!!変な飲み物がいっぱいある!!何か買おうぜ!!」

結衣「おまえなぁ…、ってホントだ。何だこのラインナップ…」

京子「どれがいっかなー」キョロキョロ

結衣「どれも不味そうだけど…学園都市の人はこういうのが好きなのか?」

京子「飲んでもいないのに決めつけるなよ!それじゃー私は冷たいおしるこにしよ。結衣は?」

結衣「えーと……、ウィンナーソーセージ珈琲…」

京子「おぉ、なかなか凄そうなのいきますね」

結衣「いやなんか、いいネーミングだなと…」

京子「ほうほう」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 14:25:07.60 ID:+bRBluQF0
結衣「(あっと、後ろ並んでるな……)」

結衣「やっぱり飲み物は後。あかりを見つけてからな」グイ

京子「ええ!?飲み物くらいいいじゃん!!」ズルズル

結衣「そう言っておまえもいつも突っ走るだろ」

京子「いーじゃーん、観光なんだしー」ブーブー

結衣「だーかーら、あかりを見つけたらな」

京子「はいはい、分かったよー」

ズドォッ!!

結衣・京子「「!?」」ビクッ

結衣「な、何だ?」キョロキョロ

京子「……結衣、あれ」

結衣「え?さっきの自販機…?」

京子「あの人、さっき自販機、蹴っ飛ばしてた」

結衣「自販機を……蹴っ飛ばす…?」チラ

ガコン

美琴「あちゃー、いちごおでんか…。ハズれたわ…」

結衣「」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 16:49:59.22 ID:+bRBluQF0
第七学区 某所

初春「えっと、どこの学校の子かな?お名前は?」

あかり「赤座、あかり…です。えと、あ、あかりは…学園都市に住んでなくて…、」

佐天「え?」

あかり「(そうだ!結衣ちゃんが言ってた!受付でもらったIDカードが身分証になるんだっけ!)」

あかり「あの、これ…」スッ

佐天「何このIDカード。見た事ない…、初春分かる?」

初春「ちょっと貸して下さい」スッ

あかり「あかりは…その、今友達と…学園都市の観光に来てて…」

佐天「観光……?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 18:11:15.37 ID:+bRBluQF0
初春「確かに、IDカードにはSightseeingとありますね」

初春「ってことは…赤座さん、でしたっけ?本当に外から来たんですか?」

あかり「」コクコク

佐天「そんな、観光って……特別な理由でもない限り、簡単に入れないよね、ここって」

初春「その筈ですけど……」

あかり「大丈夫だよ!あかり達はちゃんと招待状を持ってきたから!」

初春「はぁ、招待状…それなら、いいんですけど」

佐天「それで、迷っちゃった、と?」

あかり「………うん」シュン
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 18:42:45.60 ID:+bRBluQF0
初春「元気出して下さい。この辺なら詳しいですから、任せて下さい!」

あかり「あ、ありがとうございます……」

佐天「それで、どこに向かってたの?」

あかり「えっと……招待状のコピーが…」ガサゴソ

あかり「あった。ここのホテルなんですけど…」

初春「あー、そこなら全然近いですよ」

あかり「本当ですか!?」

初春「はい。徒歩で行けますから、案内しますね」ニコ

佐天「ええっ、案内までするの!?買い物はー!?」

初春「その後に付き合いますよ。赤座さんは危なっかしいので案内した方が確実です」

佐天「むー…、まぁいっかぁ…、それじゃサクッと案内終わらせようか」

あかり「(なんか危なっかしいて思われてるー!?)」

あかり「(でも、なんか助かったなぁ、一時はどうなることかと思ったよぅ…)」

あかり「(学園都市はいいところだなぁ…///)」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 20:01:14.21 ID:+bRBluQF0
佐天「ところで、赤座さんは歳いくつ?背も初春と一緒くらいだね」

あかり「中学一年生ですよ」

佐天「おぉ!じゃあ、タメだ!あたしは佐天涙子。よろしくね!」

初春「私は初春飾利です、よろしくお願いします」

あかり「うん、よろしくねー!でも二人ともすごいなぁ、なんかしっかりしてて…」ズーン

佐天「いやいやそんなことないってー!あたしならともかく、初春は全然しっかりしてないから」アハハ

初春「ちょっ、佐天さん!?」

あかり「(その上、絶対目立ちそうなキャラだよぉ……)」ズズーン

あかり「(特に飾利ちゃんなんか頭にお花いっぱい咲いてるし……)」ズズズーン

佐天「(って、あれー?なんか沈んでる…)」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 21:00:10.34 ID:+bRBluQF0
京子「すげー!!学園都市では、蹴っ飛ばして飲み物を買う方式なんだな!!」

結衣「絶対違うと思う」

京子「ねえ結衣、私もあれやりたい!」

結衣「駄目に決まってんだろ」

京子「おーい!ねえねえー!」ブンブン

結衣「聞いちゃいねー……」


美琴「ん?」クルリ

京子「今のあれ、どうやったの?教えて!」

美琴「(誰この子…見た事ない制服ね)」

京子「やっぱり学園都市では変わった自販機の使い方するんだね!!」

結衣「こら京子!今のはどう見ても犯罪だろっ」グイ

美琴「」ギク

美琴「(マズッ、まさか風紀委員…、じゃないか。腕章してないし)」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 21:12:53.48 ID:+bRBluQF0
京子「私達、今学園都市に観光に来てるんだ!!ねえ、学園都市の人でしょー?」

美琴「え、か、観光……!?」

京子「うん!!」

美琴「(そんな。学園都市なんて、内外問わず出入りが厳しいはずなのに…?)」

京子「どした?」

美琴「いや、そういう普通の観光者って…初めて見たから…」

京子「え、そーいうもんなん?」

結衣「(なんか犯罪者さんと普通に会話が成立しちゃってる……いいのか?)」

美琴「普通は出来ないわよ。道理で見た事ない制服だと思った」

京子「ほぇー……って、ことは私達は今かなり貴重な体験をしてるんだな」

結衣「そりゃそうだろ…、あの学園都市の中にいるんだぞ、私達。それより京子、そろそろ…」

京子「ああ、それなら任せといて!」

結衣「え?」

京子「ねえねえ」

美琴「何?」

京子「でさ、私達今友達とはぐれちゃったんだよね」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 21:22:46.99 ID:+bRBluQF0
京子「背がこんくらいで、影の薄い子見なかった?」

美琴「………影の薄い子って、アンタね。もっと特徴を言いなさいよ」

京子「でもその子、特徴がないのが特徴だから…」

結衣「ええと、すいません…、名前は赤座あかり、服装は私達と一緒なんですけど」

美琴「アンタ達と同じ制服?だったら見てないわね。その制服、結構目立つし、見たら覚えてると思うわ」

京子「うーん、そうかぁ……」シュン

結衣「結局収穫なしか…」

美琴「………」

京子「しょーがない。やっぱり地道に探すしかないかぁ」

結衣「そうだな。さっきは急に聞いたりしてすいません、それじゃ―」

美琴「ちょっと待って」

京子「へ?」

美琴「こんな広い学園都市の中を闇雲に探すっていうの?ただでさえ、人がわんさかいるってのに」

京子「え、えと……?」

美琴「…とりあえず、そこ座んなさい。見つかる保証はないけど、そっちよか効率的な方法があるから」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 21:32:53.44 ID:+bRBluQF0
京子「………」

結衣「………」

京子「効率的な方法って何だろうな?」

結衣「さぁ……」

京子「この人に任せて大丈夫か?」

結衣「まあ確かにこの街中を歩いて探すのが大変なのは本当だし…」

美琴「………」ピポパ

京子「見て、結衣。携帯がカエルだぜ」

結衣「ホントだ……」

京子「ぶっwカエルってwwちょtt」

結衣「馬鹿やめろ、聞こえるだろ」ガシッ

美琴「……あー…、もう聞こえてんですけど?」

京子「………あらら」

結衣「あららじゃねえよ」

京子「うん。ごめんなさい」

京子「………」

京子「カエルwww」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 21:43:17.76 ID:+bRBluQF0
美琴「アン、タねぇ……初対面の人間相手に、よくもそう平気で…」ビリビリ

京子「うわっ!?ちょ、何だこれ…!?」

結衣「で、電気……!?」

美琴「あっ、(しまった、この子達って外から来てたんだっけ…)」

京子「…………」ブルブル

美琴「(まずったな…いつもの調子で能力使っちゃ…)」

京子「おまえ、能力者だったのかー!!!」キラキラ

美琴「は……、(何この反応)そ、そうよ」

結衣「本物初めて見た……」

京子「よっしゃ!サインチャンス到来!!」バッ

結衣「って、おまえ色紙持って来たのかよ!」

京子「もちろん!あかりを探しがてら、チャンスを窺ってたのさ!」

結衣「(最初からあかりを真面目に探す気なかったんだな……)」

美琴「さ、サイン……!?」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 21:54:14.33 ID:+bRBluQF0
京子「うんうん!そうだ、今更だけど名前何ていうの?私は歳納京子!」

結衣「私は船見結衣…あ、嫌だったら別に受けなくて構いませんので」

京子「なにおう!!せっかく能力者と友達になれたのに!!」

美琴「私は御坂美琴……(と、友達…!?///)」

美琴「ま、せっかくだからサインくらい受けてあげるわ///」スッ

美琴「(…と、言っても…サインって何書けば…)」

美琴「(まいっか、なんかかっこよさげに名前書いとけばいいわよね)」カキカキ

美琴「はい」スッ

京子「おぉ!能力者のサイン、早くも1枚目ゲット!」パァ

結衣「良かったな」

京子「うん!ありがとな、美琴!」

美琴「みこっ…!?///」

京子「ん?」

美琴「ううん、何でも…!」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 22:02:55.46 ID:+bRBluQF0
美琴「(って、話題が逸れてんじゃない…)」ピポパ

美琴「………」プルルル…

美琴「あ、もしもし黒子?急で悪いんだけど迷子の捜索頼める?」

美琴「……うん、なんていうか…ちょっとそれで困ってる子達がいんの」

美琴「はあ……けど、事情が事情なのよね。…え、今初春さんいないの?」


京子「誰かにかけあってくれてるみたいだな」

結衣「みつかるといいんだけど」

京子「結衣もこれ食べるー?」

結衣「え?……いちごおでん?おまえ、それどこで…」

京子「ん、そこに置いてあった。ほら、食えー!」グイ

結衣「ばっ…、」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 22:17:02.56 ID:+bRBluQF0
京子「うまい?」

結衣「………」

結衣「最高に、うまい」

京子「まじでか!?よし、あむっ」

京子「………」

京子「まずい」

結衣「だろ」

京子「さっき最高にうまいって言ってたじゃんか!!」

結衣「ああでも言わなきゃ、京子食べないだろ」

京子「くそっ、騙された……!」


美琴「アンタ達、何やってんの……ていうか、それ私のなんだけど?」

京子「あ、ごちそうさまです」

美琴「……はぁ、まあいいけどね…、それ別に好きじゃないし」

結衣「それで、どうなりました?」

美琴「少し時間かかるかもしんないけど、探してくれるって。後は報告を待つだけ」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 22:30:55.02 ID:+bRBluQF0
初春「着きましたよ」

あかり「わぁ、ありがとう!本当に近くだったよぉ!」

佐天「今度ははぐれちゃ駄目だよー」

あかり「う、うん!気をつける!」

あかり「それじゃ、ありがとね!飾利ちゃん、涙子ちゃん!」タタタ


佐天「いやーなんか可愛らしい子だったね!どことなく目立たなそうというか…」

初春「そうですね……」

佐天「うんうん、それに人助けをするっていうのは爽快だねー!」

佐天「……初春?」

初春「はい?」

佐天「どしたの、変な顔して」

初春「変な顔なんてしてませんよ!!///」

佐天「あかりちゃんの事が気になるの?」

初春「ええ…少し…。イベントのときならともかく、この時期に、しかも観光ですよ?」

佐天「まあ確かに。観光で来た人って初めて会ったかも」

佐天「でもIDカードだって持ってたし、正規に観光してるんだからいいんじゃない?」

初春「ま、まあそうなんですけどね…、少し気になって」

佐天「全く初春は気にしーさんなんだから!ほら、行こ!」タタタ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 22:39:32.51 ID:+bRBluQF0
ホテル ロビー

あかり「みんなー!」パタパタ

ちなつ「あかりちゃん!?」

あかり「ごめんねぇ、途中で迷子になっちゃって…。合流できて良かったよぉ」

向日葵「やっぱり迷子でしたのね…」

千歳「ごめんなぁ、ホテルに着くまで気づかなくて」

ちなつ「大丈夫ですよ、あかりちゃんならそういうの慣れてますから」

あかり「うん、慣れてるから気にしないで下さい…って、え!?ちなつちゃんそれどういう意味!?」

綾乃「あれ?歳納京子達には会わなかったの?」

あかり「え?(そういえば、京子ちゃんと結衣ちゃんがいない…)会いませんでしたけど」

あかり「もしかして、二人も迷子なんですか?」

ちなつ「結衣先輩が迷子になるわけないでしょ!あかりちゃんを探しに行ったんだよ」

綾乃「入れ違いショックってやつね」

あかり「あぅ、ごめんなさい…、ん?ショック…?」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/12(月) 22:46:29.79 ID:mLRQU+dAO
ほっとした
みんな出ていて誰とも合流できなかった…なんて事にならなくて
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 22:50:02.77 ID:+bRBluQF0
櫻子「でも、一人でよく辿り着けたねー」

向日葵「そうですわね。櫻子なら迷子になったが最後、絶対に辿り着けませんもの」

櫻子「辿り着けるよ!!一言多いんだよおまえは」ウガー

あかり「えへへ、学園都市の人に助けてもらっちゃったー」

ちなつ「学園都市の人!?」

千歳「地元の事は地元民に聞くのが手っ取り早いもんなぁ」

綾乃「地元民て…、でも良かったわ」

櫻子「えええ!?じゃあ能力者と、しゃ、しゃべったの!?」

あかり「うん!」ブイ

櫻子「先、越された……」

あかり「どんまい、櫻子ちゃん!えへへ、あかり、主人公みたい!」

ちなつ「そんなことより、結衣先輩と入れ違いになっちゃった事のが問題だよ。私探しに…」

綾乃「待って!それでまた入れ違いになるのも困るし、このまま二人を待ちましょう」

ちなつ「……」ムー
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 22:59:26.63 ID:+bRBluQF0
櫻子「ねえねえ、部屋行こうよー!」

向日葵「全くあなたは…自分勝手すぎますわよ」

千歳「んーまぁいいんやない?」

綾乃「全員揃うまで動かないと思うしね…、他に部屋に行きたい人いる?」

ちなつ「結衣先輩は私がロビーで待ちます!」

あかり「それじゃあかりも!探してもらってるのに、自分だけ休めないよぉ!」

櫻子「やった!じゃあ遊びに行こう!」

向日葵「話聞いてました?揃うまで外は駄目!部屋に行くだけですわよ」

櫻子「えええ!?そんなのつまんないよー!」ブーブー
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 23:06:22.70 ID:+bRBluQF0
部屋

櫻子「ふぃ〜!!部屋も豪華!!」ゴロゴロ

綾乃「確かこのホテル、パソコン使える部屋あるのよね」

千歳「パンフレットによるとそやなぁ」

綾乃「ちょっと行ってみない?」

千歳「うちはかまへんけど、何で?」

綾乃「あの歳納京子の事だからどうせ下調べしてないに決まってるんだから!私が少しでも観光スポット調べておかないと!」

千歳「それで、歳納さんと観光スポットまわるんやな?」ウフフ

綾乃「ばっ…!み、みんなで行くに決まってんでしょ!!///」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/12(月) 23:10:06.14 ID:goDsZRS90
てっきり京子達があかりと間違えて、木原円周に声をかけてやばい展開になると思った。
あかりはたぶん原石なんだろうな・・・・影が薄いのは能力のせいだとか・・・・
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 23:14:18.68 ID:+bRBluQF0
綾乃「て、ことだから私と千歳は少し抜けるわ。二人だけで大丈夫?」

向日葵「ええ」

櫻子「平気でーす!いってらっしゃーい!」ノシ

千歳「ほなな〜、歳納さん達が帰って来たら教えてなー」

向日葵「了解しましたわ」

バタン

櫻子「………」

向日葵「………」

櫻子「……って、何で学園都市まで来て向日葵と二人きりなんだよ!!」ウガー

向日葵「それはこっちのセリフですわ!!」ウガー
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 23:26:31.81 ID:+bRBluQF0
美琴「さて、調べつくまで暇んなっちゃったわね」

京子「そうだな。美琴は何か用事とかあったの?」

美琴「別に」

京子「そっか」

美琴「………」

京子「………」

結衣「……じゃあ、ホテルに戻る?」

美琴「そう?それなら送ってくけど」

京子「いや!!」ガタッ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 23:31:28.74 ID:+bRBluQF0
京子「それならもっと学園都市を見て回ろう!!」

結衣「おまえなぁ……」

京子「だから、あかりが見つかるまでの間だってば!ちょうど、良い案内人もいることだしさ!」

美琴「え?…私?」

京子「うん!!」

美琴「そんな急に言われても……、まぁ案内自体は構わないけどね。どこか行きたいところあるの?」

京子「特には。な?」

結衣「そうだな…私ら学園都市の事ほとんど知らないし」

美琴「何よアンタ達、事前に下調べもせずに来たわけ?」

京子「こういうのはノリが重要だ」

結衣「んなわけねーだろ」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 23:38:27.69 ID:+bRBluQF0
京子「んじゃ美琴の後ろに着いてってやるよ。学園都市の日常みたいなのとか興味あるし」

結衣「やるよって、何で上から目線なんだよお前は」

美琴「…はぁ、なんていうか…アンタ達面白いわね」

京子「結衣、面白いって」

結衣「……」ハァ

美琴「ま…それじゃ適当にぶらぶらしますか」

京子「よっしゃ!行くぞ!」

結衣「はいはい…(京子が暴走しないように見張ってないとな)」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/12(月) 23:41:32.78 ID:+bRBluQF0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
また明日適当に投下します
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/13(火) 03:21:37.81 ID:xB+GbqV2P
この発想は正直なかったが面白い
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 19:20:39.97 ID:5GWTiXv/0
スタスタ

美琴「………」

京子「なぁなぁ、美琴美琴ー」

美琴「何よ?」

京子「さっきのやつもっかい見せて!」キラキラ

美琴「さっきの?(って、ああ…能力のことか)」

結衣「こら、無理なお願いするな(私も見たいけどな)」グイ

美琴「別に構わないわよ、それくらい」

ビリビリ

京子「お、ぉお……!」

美琴「満足した?」

京子「すげぇ!すげぇすげぇえ!!」キラキラ

美琴「(これくらいでそこまで喜ばれるとは…)」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 19:30:54.76 ID:5GWTiXv/0
美琴「すごいっていうけど、この程度ならできる人いっぱいいるわよ?」

京子「まじ!?」

美琴「電撃使いなんて珍しくないしね」

京子「へぇ…そうだったのかー…」

美琴「………てかさ、アンタ達本当に学園都市の事よく知らないのね」

京子「能力者とハイテクノロジーの街」

美琴「……、間違っちゃいないけどさ、本当に観光しに来たの?」

京子「うん!」

結衣「ったく、お前はいつもノリで事を起こすからな…」ヤレヤレ

美琴「…ま、あんまりはしゃぎすぎないようにしなさいよ?」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/13(火) 20:01:57.51 ID:+Bd6KOzu0
そういえば時間軸はいつぐらい?
あと>>1は禁書と超電磁砲を読んでいるの?それとも超電磁砲だけ?
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 20:10:10.71 ID:5GWTiXv/0
美琴「…と、行くっていったらここかしらね」

京子「へ……?」

結衣「ゲームセンター…?」

京子「能力者もゲームで遊ぶんだな」

美琴「アンタ、能力者を何だと思ってんのよ」

京子「凄い人」

結衣「随分と抽象的だな」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 20:18:18.10 ID:5GWTiXv/0
>>63
時間軸は特に考えてないけどシスターズ編後
超電磁砲は原作、アニメ、ゲームはカバーしてる
禁書はアニメだけ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/13(火) 20:20:43.79 ID:+Bd6KOzu0
ええーーー。駒場さんたちとの絡みが見たかったのに・・・・・
浜面と半蔵が百合を見て「いいもんを見たよな・・・・」「ああ・・・」みたいなやり取りを期待していたのに・・・・
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 20:28:15.58 ID:5GWTiXv/0
美琴「まー、補充を怠ったらいざって時困るしね」

京子「補充……?」

美琴「そっ、これ」ピンッ

結衣「メダル…」

京子「あぁ、メダルゲームね!貸して貸して!私も補充手伝ってあげる!」

美琴「それじゃ皆でやりましょうか!」

結衣「(学園都市まで来てメダルゲームかよ…)」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 20:49:07.72 ID:5GWTiXv/0
結衣「ん〜……なかなか出ないな…」

京子「おっ、来たー!」チーンジャラジャラ

結衣「……」

京子「何だよ結衣ーもうメダルなくなりそうじゃんかー。私の分けてあげよっか?」

結衣「くそう、何か悔しいな……」

結衣「(ていうか、いつの間にか熱中してしまった……)」

美琴「こんなもんかしらね…そっちはどう?」ジャラジャラ

京子「かなり溜まったぞー!」ジャラジャラ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 21:03:07.99 ID:5GWTiXv/0
美琴「それじゃ、そろそろ出ましょうか」

京子「おっけー!」

美琴「(それなりに補充できそうだし、いっかな)」コソコソ

京子「ん?何してんの?」

結衣「………」

美琴「えっ!?いや、別にその…!」アワアワ

京子「?まあいいや。それよりトイレ行きたいんだけど」

美琴「(セーフ!)あぁ、トイレならそこ真っ直ぐ行った突当たりよ」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/13(火) 21:08:15.05 ID:+Bd6KOzu0
ミコトwwwwwwww別にコインじゃなくても十円玉でもいいんじゃないか?
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 21:12:58.28 ID:5GWTiXv/0
美琴「船見さんは行かなくていいの?」

結衣「平気です」

美琴「…………」

結衣「ところで、さっきメダルを持ち出そうとしてましたよね?」

美琴「」

美琴「あー……見てた?(何でバレてんの)」

結衣「…別にいいですけどね」

美琴「う、うん…助かるわ」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 21:22:46.90 ID:5GWTiXv/0
美琴「それより学園都市はどう?」

結衣「んー……なんていうか、思ったより普通ですね」

美琴「え」

結衣「そりゃ外とは全然違う部分もあるけど…えっと、能力者とかハイテクノロジーとか…」キョロキョロ

結衣「でもこういう日常を垣間見ると…外と変わらないんだなーって」

ワイワイガヤガヤ

美琴「………」

結衣「なんかもっとぶっ飛んだイメージがあったから、少し落ち着いた、かな」ニコ

美琴「……そう、良かったわ」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/13(火) 21:26:34.38 ID:+Bd6KOzu0
木原や暗部を見たらそんなことはいえなくなるんだろうな・・・・・
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 21:32:42.25 ID:5GWTiXv/0
ホテル 部屋

向日葵「少しお手洗いに行って来ますわ」

櫻子「いてらー」ダラダラ

ガチャバタン

櫻子「………」

櫻子「(チャーンス!!)」フヘヘ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 21:41:26.86 ID:5GWTiXv/0
ガチャバタン

向日葵「ふぅー……」

向日葵「って、あら?」キョロキョロ

向日葵「櫻子が消えた!?」


書き置き『遊び行く!!』


向日葵「…………」

向日葵「どんだけ落ち着きがないんですの、あの子は……!」バッ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 21:51:34.27 ID:5GWTiXv/0
第七学区 ゲーセン

京子「たっだいまー!」

結衣「おかえり」

美琴「さっき連絡来たんだけど、アンタ達が探してる子はもうホテルに着いてるそうよ」

京子「なぬっ!?」

美琴「知り合いが偶然出くわしたらしくて、迷子になってたから送ったって」

京子「なんか拍子抜けだな」

結衣「ずっと迷子で彷徨ってるよりは全然いいだろ」

京子「いや、ていうか…あかり、学園都市にいたんだな」

結衣「おい」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 22:05:59.56 ID:5GWTiXv/0
結衣「後輩がお世話になりました」ペコ

美琴「いや、そんな…私は何もしてないし」

京子「でも、知り合いに連絡とってくれたのは美琴だろ。ありがとな!」

美琴「ん…、ま、アンタ達も友達が見つかって良かったわね」

結衣「ああ。それじゃホテル戻るか…もう夕方になってるし」

京子「そだねー、一旦みんなと合流しよ。じゃーな、美琴!」

美琴「はいはい、気をつけて戻りなさいよー」ノシ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 22:15:36.47 ID:5GWTiXv/0
ホテル 部屋

綾乃「なかなか調べられたわね」

千歳「地図とかもプリントできたし、今度は迷子が出ぇへんようにせなな」

コンコン ガチャ

綾乃「二人ともただい…ま」

千歳「ん?おらへん……?」

綾乃「どこ行ったのかしら…ん、書き置きが2枚…」


『遊び行く!!』

『櫻子が脱走したので捕まえてきます 向日葵』


綾乃「え…まじ?」

千歳「うちら全然まとまりないなぁ」アハハ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 22:28:08.19 ID:5GWTiXv/0
第七学区 某所

京子「♪〜能力者のサインも手に入れたし、ミッションコンプリートだなっ!」

結衣「いや、ミッションはあかりを見つけることだから」

京子「能力者も、意外と良い奴なんだな!」

結衣「スルーかよ…。ん、ま、そだな……能力者って言っても、向こうも人間だし」

京子「結衣はサイン貰ってなかったけど、いいの?」

結衣「サイン欲しいのなんてお前だけだろ…」ハア

京子「ふーん、そう?超貴重じゃない?これはうちの家宝になるな…!」

結衣「どんだけだよ…」

京子「失くさないようにずっと持ってないと!」

結衣「そこまでするか普通…」ヤレヤレ
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 22:39:23.00 ID:5GWTiXv/0
ホテル ロビー

ちなつ「結衣先輩!!」バッ

結衣「ちなつちゃん…ただいま」

ちなつ「おかえりなさい先輩!!ずっと待ってましたよー!!」ギュッ

京子「ちなつちゃん、私におかえりは言ってくれないのかー!?」

ちなつ「あー、おかえりなさい(棒)」

京子「気持ちがこもってない…!!」

あかり「京子ちゃん!結衣ちゃん!」

京子「おー、あかり。久しぶりだな」

あかり「久しぶりー!って…今朝会ったばっかりだよねぇ!?」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 22:48:43.58 ID:5GWTiXv/0
結衣「聞いたよ。ホテルまで送ってもらったんだって?」

あかり「うん!学園都市の子に!とっても親切だったよぉ」

京子「そういえば綾乃達はどうしたんだ?」

ちなつ「部屋にいると思いますけど」

あかり「うん!あかり達は京子ちゃん達を待ってたんだぁ」

ちなつ「じゃ部屋に行きましょう。先輩達が帰って来たって伝えなきゃ」

京子「おっけー」

結衣「なんか今日は疲れたしな…早く休むか」

京子「何言ってんだよ結衣!夜はこれからだろ!」

結衣「お前はいつも元気だな」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 22:58:50.27 ID:5GWTiXv/0
廊下

ちなつ「結局、部屋はごらく部と生徒会で分かれることになりました」

京子「結局か。くじ引きの意味ないな」

結衣「まあ、あかりが迷子になったりしたしな…」

あかり「うぅ、ごめんなさい…」

結衣「あぁいや、責めてるわけじゃ…」

京子「おーい、綾乃ー!いるかー?」

ガチャ

ちなつ「ちょっと京子先輩!ノックくらいしたらどうですか!?」

結衣「こいつはこういう奴だよ…」

京子「あれ、いないぞ?」

ちなつ「え?」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 23:10:59.91 ID:5GWTiXv/0
部屋

結衣「ほんとだ、誰もいない…」

ちなつ「おかしいですね…全員が全員いないだなんて」

あかり「あ、みてみて、机に書き置きがあるよ!」

京子「なになに…『櫻子が脱走したので捕まえてきます 向日葵』…」

ちなつ「脱走……」

あかり「櫻子ちゃんらしいね!」

ちなつ「あかりちゃん、あんまり笑えないよ」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 23:22:27.66 ID:5GWTiXv/0
結衣「ってことは、綾乃達もそれを手伝いに行ったって事かな」

京子「みたいだな。もう一個あるぞ、『二人を連れ戻しに行きます。すぐ戻ります。 綾乃・千歳』」

京子「やれやれだねー、みんな落ち着きがなさすぎるよー」ハァ

結衣「お前が言うな」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 23:28:33.49 ID:5GWTiXv/0
京子「ってことは夜のスペシャルイベントに生徒会は参加できそうにないな」

結衣「…は?何だよスペシャルイベントって。初耳だぞ」

京子「あれ?言ってなかった?」

ちなつ「私も知らないです」

あかり「あかりも!何やるの、京子ちゃん!」ワクワク

京子「ほら、この招待状に書いてあるだろ」

結衣「ん…?(日時と時間と…あとは地図で場所を示してあるな)」

あかり「これって、この時間にここに来てって事みたいだね」

京子「招待状にこんな事が書いてあるってことは、つまり…!!」

結衣「つまり……?」

京子「観光ツアーが開始されるに他ならない!!」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 23:37:55.74 ID:5GWTiXv/0
結衣「観光ツアー…?そんなのどこにも書いてないだろ」

ちなつ「書いてあるのは、時間と場所だけですね」

京子「だって招待状だぞ?学園都市への招待状!!そこに時間と場所だぞ!?ツアー以外に何があると!?」

あかり「もうすぐ時間だけど、行くの?」

京子「当たり前だ!せっかく学園都市に来たのに観光ツアーに参加しないなんてありえない!」

あかり「そうだね!あかりも観光ツアー行きたい!!」

結衣「…やれやれ、ついていけないな」

ちなつ「結衣先輩、行きますか…?」

結衣「………」ウーン

京子「何だよ、結衣ぃ!行くだろ!?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) :2012/03/13(火) 23:50:02.88 ID:5GWTiXv/0
結衣「どうせ行くなって言っても聞かないんだろ…?」ハア

京子「良く分かってらっしゃる」

ちなつ「私は結衣先輩が行くなら行きますぅ〜」

結衣「まぁ、何をするのかは書いてないけど…何かあるんだろ。行ってみるくらいなら…」

京子「本当は綾乃達も一緒に行きたかったんだけどなぁ」

あかり「それじゃあかり、書き置きしとくね!『観光ツアーに行きます ごらく部』っと…!」

結衣「でも、こんな夕方の暗くなる頃に集合って…少し考えてほしいよな」

京子「馬鹿だなぁー結衣は。学園都市の夜景ツアーに決まってんじゃん」

ちなつ「そういえば都会のイルミネーションって綺麗ですよねぇ!///ロマンチックっていうか…!」

ちなつ「(都会の夜景……静かな夜……結衣先輩と、学園都市で…///)」

あかり「ち、ちなつちゃん…?」

ちなつ「!?な、何あかりちゃん」

あかり「い、いや、なんかすごい顔になってたから…」

ちなつ「え!?だ、大丈夫だよ!ささ、早く行こう!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/13(火) 23:55:36.93 ID:5GWTiXv/0
>>66
すまんね、超電磁砲がメインになると思う。
でも禁書とのクロス物も読んでみたいなw

今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
また明日投下します
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 00:04:12.38 ID:O3ClLbKc0
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/14(水) 00:16:00.26 ID:XL2ml6jP0
視覚阻害(ダミーチェック)の原石か......それも強力な
そしてお団子ヘアー......
ダメだ!重福省帆とキャラが被ってる!
死活問題だ!存在感が危ない!!
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/14(水) 08:10:43.25 ID:pAbwFezs0
>>90
それと違って存在自体も触れさせないみたいだから、ただの上位互換ではなく別の能力だろう。
あと重福ちゃんは眉毛が太いという特徴が在るじゃないか(本人は嫌がっているが・・・・)
てか、重福なんてアニメオリキャラだしな・・・・。ワザと空気にされているあかりとは格が違うのですよー。
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 20:05:58.38 ID:5ZayDtnc0
第七学区 某所

京子「夜の学園都市もいいねー♪」スタスタ

ちなつ「昼間は結構人がいましたけど、暗くなると人少ないですね」

あかり「そうだねー!」

ちなつ「(これで京子先輩とあかりちゃんがいなければ…サイレントな大人デートだったのにぃ…!)」

京子「次はー…えっと、こっちだねー」スタスタ

結衣「迷子になるなよ?」

京子「失礼な!ちゃんと地図見ながら進んでるって!あかりと一緒にするな!」

あかり「えぇ!?」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 20:29:20.85 ID:5ZayDtnc0
結衣「おい、京子。本当にこの辺でいいのか?」

京子「うん!地図によるとね」

結衣「本当か…?」キョロキョロ

あかり「なんていうか、大通りから結構はずれてるよね…」アハハ

ちなつ「都会って言っても、少しはずれると暗いんですね…先輩、怖いですぅ!///」ギュゥ

結衣「ちょ、ちなつちゃん…!暗い中でそれは危ないから…!///」

京子「でも確かにおかしいよな。観光ツアーの集合場所ならもっと分かりやすい場所でもいいと思う」

結衣「今更そんな事言ってんじゃねーよ!ちょっと、その招待状貸せ」ガシッ

京子「あっ…、ちょっと結衣!」

結衣「(ホテル出て行く時にもっと良く地図見とくんだった…!こんな人気のないところなんてやっぱり変だ)」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 20:54:09.43 ID:5ZayDtnc0
結衣「…戻った方がいいんじゃないか?」

京子「えー、何でだよ!?急に!」

結衣「だって、おかしくないか…?お前だってさっきそう言ってたろ」

京子「うん、まあ…」

あかり「え?え?」

結衣「いいから戻るぞ。なんか嫌な予感がする…」スタスタ

京子「あ、ちょ、結衣ー!?」

ちなつ「結衣先輩!待ってくださーい!」タタタ

あかり「ど、どうするの、京子ちゃん…」

京子「……むぅ」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 21:20:13.25 ID:5ZayDtnc0
京子「おい、結衣ー!ここまで来て戻るとか言うなよー!!」

結衣「駄々こねてないで戻るぞ」

京子「な…、駄々こねてんのはそっちじゃんか!!」

あかり「あわわ…、えっと、二人とも落ちつこーよぉ!」

結衣「よく考えろよ、危ない事に首突っ込むことになるかもしれないだろ…!」

スキルアウトA「気づくのが一歩遅すぎたわね」

京子・結衣「「!?」」ビクッ
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 21:36:08.84 ID:5ZayDtnc0
あかり「だ、誰…!?」アワワ

ちなつ「わかんない…」

スキルアウトB「御誘いに素直に乗って来てくれてありがとう」

結衣「(一人だけじゃない…、何人かいるぞ…!)」

京子「もしかして、観光ツアー……、て、わけではなさそうだね」

スキルアウトC「当たり前だ。観光だなんていつ誰が言った?まあ、ある意味これも学園都市の観光かもしれないけど?」ニヤ

あかり「!!」ビクッ

ちなち「先輩……」ギュゥ

結衣「………」

京子「(招待状で呼び出したのはこいつらなのか……?)」

京子「…私達に何の用があるんだ?」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 21:45:41.40 ID:5ZayDtnc0
スキルアウトA「アンタ達がこれからどうなるかってのは知らないし、興味もない」

結衣「?」

スキルアウトA「ただ、私達がアンタ達に求める事は…」ジリ

スキルアウトB「」ジリ

スキルアウトC「」ジリ

スキルアウトA「大人しく連行される事よ」

京子「…!?」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 21:59:45.09 ID:5ZayDtnc0
結衣「!……つまり、誘拐かなんかって事か?」

スキルアウトA「ま、そう思ってくれて結構」

結衣「(堂々と今から誘拐しますだなんて何考えてんだ…)」チラ

京子「」チラ

京子「みんな、逃げるぞ!!」バッ

あかり「ふぇ!?わ、ま、待ってぇ!」バッ

ダダダダダ

スキルアウトB「あらら、大人しくはしてくれないのね」ダッ

結衣「(これで大人しくしてる奴がいたらそれはただの馬鹿だろ…!)」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 22:14:08.38 ID:5ZayDtnc0
ダダダダダ

あかり「きゃぁっ!?」ポテッ

ちなつ「!!…あかりちゃん!?」

ちなつ「結衣先輩!京子先輩!あかりちゃんが…!」

結衣「えっ!?」

京子「なに!?」

あかり「みんなー!待ってぇえ…!!」ウエーン

京子「くそー、こんな時に何やってんだ!!主人公失格だぞ!!」

スキルアウトA「捕まえた」ガシッ

あかり「きゃはぁ!?」

結衣「あかり!!」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 22:39:12.76 ID:5ZayDtnc0
スキルアウトA「さて、どうするの?」

あかり「や、やだよぉ!放して!あかり、誘拐されたくないよぉ!!」ジタバタ

スキルアウトC「こいつを放して欲しかったら大人しくするんだな」

京子「なっ……!!」

ちなつ「あかりちゃん…!」

あかり「うぅ……」

あかり「あかりの事はいいから…」

あかり「み、みんな……逃げ、てぇ…!」ウエーン

京子・結衣・ちなつ「「「!!」」」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 22:50:41.24 ID:5ZayDtnc0
京子「……けしからんな」

結衣「……そうだな」

ちなつ「……はい」

京子「そんな主人公っぽいかっこいい台詞は、あかりが言うべきではない」

あかり「えぇ!?な、何それ!?あかりはみんなに迷惑をかけたくなくてっ…」

京子「あかりの言う通りにみんなで逃げてしまったら、あかりがかっこいいだけで終わってしまう」

ちなつ「そんなこと、ゆるゆり的にあってはなりませんよね!」

結衣「もっともだ」

あかり「えっ…ど、どういう事……?」

京子「何だよ、分からないの?馬鹿だなぁ、あかりは」トテトテ

あかり「え!?京子ちゃん!向かう方向が逆だよ…!?こっちに来たら…!」


スキルアウトA「ようやく大人しくなる気になtt」

京子「あかりを放せッ!!」ドッ
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:01:27.47 ID:5ZayDtnc0
スキルアウトA「くっ!?何を……!!」バッ

あかり「うぇえんっ!京子ちゃん!」ギュゥ

京子「大丈夫か、あかり…!」

結衣「京子!こっちからも来てるぞ…」

ちなつ「か、囲まれてますよ…!?」

京子「何……!?」

あかり「あ、あの時あかりを置いて逃げてれば……」

スキルアウトC「ふん、外から来た何の能力(チカラ)もない餓鬼どもが…」

京子「(私達が外から来た事を知ってる…!やっぱり…、)」

スキルアウトB「どっちみち、結果は同じだよ…大人しくしな」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/14(水) 23:10:42.86 ID:9XrgmsuAO
こいつら…ただのスキルアウトではないな…!
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:12:45.73 ID:5ZayDtnc0
ちなつ「どうしましょう先輩…逃げ道がありませんよ…」

結衣「くそ…一旦分かれるか?」

京子「駄目だ。ばらけたら危ない…!」

結衣「それじゃどうするんだよ…!?」

京子「みんな良く聞け。あそこの薄そうなところに一気に突っ込んで突破する」

あかり「で、できるかなぁ…?」

結衣「一気にって…最初に突っ切る奴にリスクありすぎるだろ」

京子「うん。だからもちろん先頭は私だ!」

結衣「はぁ!?何馬鹿な事言ってんだよ…もし捕まったらあかりの二の舞じゃねーか」

ちなつ「そうですよ、先輩……!」

京子「でも、他にないだろ…!私なら大丈夫!主人公補正があるからな!」

あかり「そっか…それなら…って、えぇ!?主役はあかりでしょ!?」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:24:34.73 ID:5ZayDtnc0
京子「行くぞ!!」バッ

結衣「…っ!京子!!(くそ、あの馬鹿…!)」

スキルアウトA「まだ抗うっていうの?」

スキルアウトC「だったら無理矢理ねじ伏せるしかないな」

京子「」ダダダ

スキルアウトD「無駄だ」ガシッ

京子「あっ…」

スキルアウトD「あんまり手間かけさせんなよ」

京子「ッ!!」ドガッ

スキルアウトD「大人しくしてろ」

ドサッ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:30:16.31 ID:5ZayDtnc0
結衣「京子!!」

ちなつ「京子先輩!!」

あかり「京子ちゃん!!」

京子「ぅ、ぐ……」

スキルアウトC「痛い思いをしたくなければそのまま寝てな」

パサッ

スキルアウトC「ん?何か落ち……」

結衣「!!…あ、あれは……」

スキルアウトC「なんだこりゃ…色、紙…」

ちなつ「色紙!?ま、まさか……!!」

あかり「能力者の……サインッ!?」


スキルアウトC「…、御坂、美琴………」

スキルアウトA「何!?御坂美琴……超電磁砲だと!?」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:36:56.38 ID:5ZayDtnc0
スキルアウトB「超電磁砲!?」

スキルアウトD「なぜ、ここで超電磁砲の名前が出て来るんだ!!」

スキルアウトA「まさか、こいつら超電磁砲の知り合いなんじゃ……」

スキルアウトB「何だと!?…」

スキルアウトE「くっ、どうするんだ…!?」

スキルアウトC「馬鹿、決まってんだろ……超電磁砲は関係ない」

スキルアウトA「だけど……!!」


「「「…………」」」


結衣「(何だ?あの色紙を見た途端目の色を変えて……)」


ダダダダ


ちなつ「あ、あれ……?」

あかり「逃げてっちゃった…?な、何!?今何が起きたのぉ!?」

結衣「助かった、のか……?」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:42:10.82 ID:5ZayDtnc0
結衣「そ、それより…!大丈夫か、京子!」タタタ

京子「……ぁ、う、うん」ムク

ちなつ「はわぁ〜……もう、一時はどうなることかと思いましたよ……」

あかり「京子ちゃん、大丈夫?痛くない??」

京子「ん?ああ、大丈夫だ!見たろ?今のが主人公補正だ!」

あかり「うぅ〜…それじゃ京子ちゃんが主人公みたいじゃんっ!」プンプン

京子「実際私が主人公だからな!!」ハハハ

ちなつ「もぅ…、京子先輩が元気そうで安心しましたよ…、早くホテルに戻りましょう」

結衣「そうだな…、にしても何者だったんだあいつら…」

あかり「あかり怖かったよぅ…!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:48:07.59 ID:5ZayDtnc0
ちなつ「あの人達、私達を待ち伏せしてるように見えましたけど……、も、もしかして、私達…」

京子「ストップ!この話は後だ。帰っても普段通り、他の子には言わないで」

あかり「え?何で……」

京子「とにかくだ!みんなに余計な不安を与えちゃうだろ?」

あかり「そ、それは…そうかもだけど……」

ちなつ「…………」

京子「分かった?」

あかり・ちなつ「「は、はい…」」

結衣「………」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/14(水) 23:57:07.01 ID:5ZayDtnc0
ホテル 部屋

ちなつ「あ、良かった。みんな戻ってます」

櫻子「みんなおかえりー!!観光ツアーもう終わったの?」

あかり「えっ!?あ…う、うん!なんていうか…大・事・件♪っていうか…」アハハ

ちなつ「そっちは何してたの?」

向日葵「全く、櫻子が脱走して大変でしたわ。その上先輩達に迷惑までかけるだなんて…」

櫻子「脱走じゃないもん!!遊びに行ってただけだもん!!」プンプン

結衣「まぁ、なんともなさそうで何より……」

綾乃「意外と早くみつかったしね」

千歳「せやなぁ」

綾乃「で、晩御飯どうする?ホテルの中にレストランとかあるっぽいけど」

京子「あ、あのさ!その前に一つ提案があるんだけど」

綾乃「?」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/15(木) 00:04:15.84 ID:8fnllB4d0
綾乃「えっ…!部屋割を学年ごとにする…!?」

京子「うん、今からで悪いんだけど」

ちなつ「えええええ!?ど、どういうことですか京子先輩!?」

結衣「ちなつちゃん落ち着いて」

千歳「うちはかまへんけど…でも、何で急に?」

京子「まあまあ、同級生同士親睦を深めようということで……」

結衣「………。ま、それもいいかもな。私は賛成」

ちなち「そんな結衣先輩まで!?」

あかり「あかりは別にどっちでもいいんだけど……」

京子「お願い!」

綾乃「///…ま、そこまで言うならそうしましょうか」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/15(木) 00:11:17.02 ID:8fnllB4d0
1年生部屋

ちなつ「全く、突然どういう事なの!?結衣先輩と一緒に寝られると思ったのにぃ!」

あかり「ま、まあまあちなつちゃん…」

ちなつ「それに、京子先輩…あの事を秘密にしろって言ってたんだからごらく部で固めた方が…」

櫻子「あの事って何?」

ちなつ「え!?あぁ、いや何でも無いぃい!!」ブンブンブン

櫻子「あかりちゃんは知ってるの?」

あかり「えぅ!?あかり、知らないよ!!…あ、それより櫻子ちゃんは何して遊んでたの!?」

櫻子「えへ、聞きたい?」ニヘー

あかり「うんうん!すっごく聞きたい!!」

向日葵「赤座さん、すごくくだらないから聞いて後悔しますわよ」

櫻子「そんなことないもん!!」

ワイワイガヤガヤ
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/15(木) 00:15:46.43 ID:8fnllB4d0
2年生部屋

綾乃「で?何で急に学年ごとなんて言い出したのよ、歳納京子」

京子「実は…綾乃と千歳に話があるんだ」

綾乃「歳納、京子……?」ビクッ

結衣「できれば1年生達には内緒でね」

京子「うん」

綾乃「え?……え?」

千歳「……、観光ツアーで何かあったん?」

結衣「まあ、ちょっとな……」

京子「実際あれは観光ツアーじゃなかったし」

綾乃「どういう事よ…?何で1年生達に内緒なの!?」

京子「それは…、怖がらせたり、不安にさせたくない、から…」

綾乃「……!?」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/15(木) 00:24:05.12 ID:8fnllB4d0
京子「でも、綾乃と千歳には話とこうと思って…、ね?」

結衣「うん……。多分、重大な事だから……」

綾乃「重大な事ならなおさら言った方がいいんじゃ…!」

千歳「まあまあ綾乃ちゃん」

結衣「もっともだけど、話さずに済むなら、このままでいきたいんだ」

綾乃「…!」

千歳「成程なぁ、それで部屋を学年ごとに…」

結衣「ちょっと予想外の事過ぎて…私らも頭の中の整理がつかなくて…」

京子「うん。なんかごめん、綾乃、千歳……こんな、突然…」

千歳「何言うとるん、うちらの事は全然頼ってくれてかまへんで」

綾乃「そうよ!仮にも部屋割変えてあげたのよ!?話は全部聞くに決まってるでしょ!」

京子「う、うん…、ありがとな、二人とも」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/15(木) 00:25:22.93 ID:8fnllB4d0
今日はここで一旦区切ります

スキルアウトは全員女の子をイメージしてくれれば幸いです
ゆるゆりだけに。

読んでくれた人、レスくれた人有難う
また明日投下します
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/15(木) 04:25:58.26 ID:7VmL1/SBo
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 20:03:35.81 ID:Oi27ZnRi0
綾乃「ゆ、誘拐されそうになった……って、え!?さ、さっき!?」

結衣「うん、まあ……。あかり達には口止めしてあるから、大室さんと古谷さんは何も知らないはずだ」

京子「とりあえず状況を整理しようぜ」バサッ

綾乃「招待状…」

千歳「これの呼び出し通りに行動したら、誘拐されそうになったんよね?」

京子「うん。つまり、学園都市の誰かが、私達の事を狙ってるんだよ」

結衣「よく考えて見ればこの招待状っておかしいところだらけだよな…ホテル代とか交通費全部タダになるしさ」

綾乃「そういえば聞いてなかったけど、この招待状ってどこで手に入れたの?」

結衣「確かお前、部室のテーブルの上に落ちてたって言ったよな?」

京子「う、うん」

結衣「本当に落ちてたのか?招待状を発見した時のこと、詳しく話してみろ」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 20:25:04.85 ID:Oi27ZnRi0
京子「詳しくも何も…そのままだよ。本当に落ちてたんだって」

京子「あの日は結衣と一緒に部室に行ったんだ。まあ、いつものことなんだけど」

京子「先にあかりとちなつちゃんが来てて…そんで、いつも通りお茶飲んで…んーと、」

京子「そうそう、お茶飲みながら招待状見てた覚えがある。もうその時には部室にあったんだよね」

結衣「それで、学園都市合宿を提案したと?」

京子「まあそんな感じ。結衣は招待状に気づいてないみたいだったけど」

結衣「……まああの部室色んな物転がってるからな…。いちいち紙切れに注意を払う事は無かったのかもしれない…」

綾乃「それじゃいつ頃からその招待状が転がっていたかも分からないの?」

京子「ま、わかんないねー」

結衣「まああとはあかり達に聞いてみないとなんともな…」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 20:46:35.28 ID:Oi27ZnRi0
綾乃「……で、でも、良く無事に戻って来れたわね。そりゃ戻って来なけりゃ一大事なんだけど…」

結衣「それが…私にも良く分からないんだ。向こうが勝手に退いたんだよ」ゴソゴソ

結衣「京子の色紙を見て……」ヒョイ

綾乃「色紙って…まさか能力者のサイン……」

京子「な、なんだよー!馬鹿にすんなよな、それのおかげで助かったんだから…!」

千歳「…御坂美琴、さん?」

綾乃「あれ…この名前、見た事あるかも」

京子「え?綾乃の知り合い?」

綾乃「まさか!いや、あのね…アナタ達が赤座さんを探しに行っている間、学園都市の基本的な事調べてたのよ」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 20:56:44.81 ID:Oi27ZnRi0
綾乃「これから観光するに当たって、役立ちそうなのプリントしといたの…えっとね」バサバサ

結衣「なんていうか…さすが綾乃だね」

綾乃「そ、そう?下調べもなしに観光ってのも馬鹿っぽいしね」」

千歳「あ、あったあった…これとちゃう?」

綾乃「あ、これだ。そうそう、御坂さんって学園都市ですっごい有名人なのよ」

京子「何!?美琴が…!?」

結衣「レベル5の第三位…超電磁砲、か…」

綾乃「学園都市の能力者はレベル0〜5までに分類されてるじゃない?」

京子「へー、そうなんだ」

綾乃「って、アナタ、あんだけ学園都市の観光したがってたくせに、そんなことも知らなかったの!?」

京子「えぇ?!だ、だって、私らから見ればみんな能力者で変わりないだろ!?」
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 21:14:55.00 ID:Oi27ZnRi0

結衣「レベル5ってことは、一番上なんだよね?」

千歳「そやでー、しかもレベル5は学園都市でたった7人しかいないんや」

結衣「7人…!?それって…すごい人、ってことか?」

千歳「せやなぁ、凄い人の中の凄い人ってとこやねぇ」

京子「美琴が…?全然見えなかったけどなぁ…」

結衣「成程…、アイツらが退いたのは、美琴の名前を見てビビったから…てとこか」

綾乃「かもね……にしても、良くそんな有名人のサイン貰えたわね」

京子「まあね!これも運命ってやつ?」

結衣「んなわけあるか」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 21:25:16.91 ID:Oi27ZnRi0
綾乃「でも、正直…私達を誘拐しようとする理由が分からないわよね…」

京子「理由?」

結衣「そうだね。ここは学園都市。私らより凄い能力者が溢れてるんだぞ?」

千歳「言われてみればそやなぁ…何のメリットも無さそうやけど…」

京子「……まあ、理由はどうあれ、私達が狙われてるのは事実なんだ!」

結衣「問題は…これからどうするか、って事だよな」

綾乃「やっぱり学園都市を抜け出すべきよ…!狙われてるなら、それしかないじゃない」

結衣「でも、それがもし相手に知られたら…、それこそ、手段を選ばなくなるかもしれない」

千歳「……うちはしばらく様子見してみるべきやと思うわ」

結衣「…ま、それが手堅いか…」

京子「全く誰だよこんな怪しい招待状にのせられた奴は!!本当にどうしようもない奴だな!!」

綾乃「って、それはアナタでしょ!歳納京子!」

京子「あはは…、」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 21:34:08.41 ID:Oi27ZnRi0
ホテル レストラン

櫻子「学園都市のご飯おいしー!!」ワーイ

向日葵「しかもこんな豪華なもの…ほ、本当にタダなんですの?」

京子「うん。全部タダだから遠慮するな!」

櫻子「おーっ!!」

千歳「みんな元気やなぁ」

ちなつ「せ、先輩…」コソッ

結衣「ん?」

ちなつ「明日ってどうするんですか…?」コソッ

結衣「ああ、それね…極力ホテルから出ない事になるだろうね」コソッ

ちなつ「やっぱりですか…」コソッ

結衣「でも今日はもう遅いし、詳しい話は明日になるかな」コソッ

あかり「ほんとーだぁ、おいしい!」モグモグ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 21:51:30.51 ID:Oi27ZnRi0
綾乃「全く、こんな状況で暢気にご飯食べろだなんて……」プルプル

千歳「まあまあ綾乃ちゃん」

櫻子「先輩!!明日こそは私も観光に行きますよ!!」

向日葵「明日こそって、アナタ既に今日脱走したじゃありませんの…!」

櫻子「聞きましたよ、先輩…サイン、もう貰ったって…!」

京子「え?あーあれね!まあ、その辺ぬかりはないからさっ!」

櫻子「さすが私に似ていると評判の歳納先輩!!」

京子「あはは、まーねぇ!!」

ちなつ「……京子先輩、あんな事あった後だってのに、はしゃぎすぎじゃないですか?」コソッ

結衣「あはは…、そんなことないよ…」コソッ

ちなつ「そうですか?なんか緊張感がないというか…」コソッ

あかり「おいしー!」モグモグ

ちなつ「(あかりちゃんはあれだし…)」ハァ
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 22:04:23.69 ID:Oi27ZnRi0
ホテル 廊下

綾乃「さて、部屋に戻りましょうか」

京子「うん」

結衣「………京子」

京子「ん?」

結衣「風呂行かないか?今から」

京子「へ?うん、いいよ」

綾乃「………」

千歳「ええなぁ、うちらも後から行こか」

綾乃「う、うん」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 22:20:43.05 ID:Oi27ZnRi0
ホテル 風呂

京子「うおー!風呂も広いー!!豪華ー!!」

結衣「だな。露天風呂行くか」

京子「うん、行くー!やっぱ露天風呂だよなっ!」トテテ

ザバー

京子「ふえー!!」

結衣「………」

京子「気持ちいー!やはりこれも学園都市のハイテク技術が関係してんのかな!?」

結衣「……京子、別に気を張らなくていいぞ。今は二人しかいないしさ」

京子「………あぁ、うん、そだね…」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 22:29:00.07 ID:Oi27ZnRi0
結衣「………」

京子「気づいてたの…?」

結衣「当たり前だろ。何年一緒にいると思ってるんだよ」

京子「………結衣ぃ」ギュッ

結衣「我慢しなくていいぞ」

京子「う、うん……あの時、さ……凄く…こ、怖かった…」ポロポロ

結衣「だろうな。けど、みんな無事で良かったよ。…もう絶対あんな無茶な事するんじゃないぞ」

京子「…う、うん。でも、なんとかしなきゃって……思って」ポロポロ

結衣「分かったから泣くなよ。ヘタレ主人公だな、お前は」フフ

京子「それ、あかりが聞いたら怒るぞ…」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 22:36:51.97 ID:Oi27ZnRi0
京子「…な、なんかさ、信じられなくて…。まるで、漫画の中みたいっていうかさ…」

結衣「私もだよ。なんか頭ん中ごちゃごちゃしてる。でも…京子がいるから自分を保ててる気がする」

京子「……ごめん。私が…学園都市に行こうなんて言い出さなければ…」

結衣「責任感じてんの?」

京子「………」

結衣「お前のせいじゃないよ」

京子「……でも、」

結衣「仮に、お前が100%悪かったとして、誰かがお前を非難するような事があっても、」

京子「結衣…?」

結衣「私は、ずっと一緒にいる」

京子「………!」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 22:49:30.64 ID:Oi27ZnRi0
京子「…ありがと、結衣」

結衣「うん」

京子「なんか気が楽になった」

結衣「このまま気を張ってるのも大変だろうと思ってさ」

京子「気遣わせちゃったか」

結衣「そんなことないよ」



綾乃「…………」ジー

綾乃「(歳納京子…)」

綾乃「(全然気づかなかった…、私の前では、絶対あんな弱いところ…見せたりしないのに……)」

千歳「綾乃ちゃん、どうしたん?」

綾乃「え!?ううん…なんでもッ!」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 23:03:02.78 ID:Oi27ZnRi0
千歳「歳納さんの事見てたん?」ニヤニヤ

綾乃「ち、違うわよ…!///」

千歳「ごまかさなくてええんやで」

綾乃「………ッ…!」

綾乃「……ねえ、千歳…」

千歳「んー?」

綾乃「私じゃやっぱり……歳納京子の力になってあげる事って…できないのかしら」

千歳「綾乃ちゃん……?」

綾乃「私の前では強がって…、平気な振りして……!」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 23:11:10.20 ID:Oi27ZnRi0
千歳「綾乃ちゃんは、歳納さんの力になりたいんよね?」

綾乃「……」コク

千歳「それなら、それで十分や。その気持ちが重要なんや」

綾乃「気持ち……」

千歳「歳納さんのために、綾乃ちゃんができる事は、いっぱいある思うで」

綾乃「………」

千歳「(そして、それが歳納さんに届いたら……///)」

………

綾乃「うん、分かった…。私、頑張、」

千歳「」ブシュウッ
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/15(木) 23:13:04.25 ID:Oi27ZnRi0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
また明日もできるところまで…
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/16(金) 00:33:51.72 ID:U87dFHALo
おつかれ
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/03/16(金) 19:49:52.90 ID:IpzbX2i70
乙リヌス菌。
千歳ちゃんは相変わらず通常運転でかわいいなぁ!
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 20:57:09.03 ID:cZ8J5TBZ0
2年生部屋

結衣「………」ジー

京子「なんだよ、ずっと招待状なんか眺めて」

結衣「送り主、誰なんだろうな…」

京子「さあ、見当もつかないよ」

結衣「せめて、それが突き止められれば、私達を狙う理由とか、目的とか分かるかもしれないのに」

京子「今は考えても仕方ないよ。とりあえず今日は寝ようぜ」

結衣「そうだな……」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 21:12:48.11 ID:cZ8J5TBZ0
1年生部屋

櫻子「まくら投げ大会!第五回戦!!」

向日葵「まだやりますの…?」

あかり「あかり、そろそろ眠いかも…」ファー

ポテ

ちなつ「あかりちゃん…?」

あかり「Zzz…」

ちなつ「寝るの早っ!」

櫻子「五回戦!五回戦ー!」ズバンズバン

あかり「Zzz…」

向日葵「こら櫻子!赤座さんの顔面を叩かない!」

櫻子「ぶー…!あかりちゃんの馬鹿ー!起きないしー!」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 21:25:27.77 ID:cZ8J5TBZ0
あかり「Zzz…」

ちなつ「(だから、半分目開けながら寝るのやめようよあかりちゃん…!)」

櫻子「それじゃ向日葵!五回戦やろー!」

向日葵「嫌ですわ」

櫻子「馬鹿ー!!」ズバンズバン

ちなつ「(結局、明日はどうなるんだろう…)」

ちなつ「(私達、ちゃんと七森に帰れるよね……?)」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 21:32:22.65 ID:cZ8J5TBZ0
二日目

あかり「…ふぁー、おはよー」

向日葵「おはようございます、赤座さん」

ちなつ「………」

櫻子「Zzz…」

あかり「…んん?ちなつちゃん、おはよー、どうしたの?」

ちなつ「えっ!?どうって何が…」

あかり「なんか顔色が悪いみたい」

ちなつ「あはは…なんか寝つきが悪くて良く眠れなくて…」

向日葵「大丈夫ですの?」

あかり「………」

ちなつ「結衣先輩の隣で寝れなかったからさー」アハハ

あかり「(ちなつちゃん……)」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 21:41:34.01 ID:cZ8J5TBZ0
2年生部屋

コンコン ガチャ

あかり「あの…失礼します」

結衣「お、あかり」

千歳「赤座さん?今朝早くにどうしたん?」

綾乃「まだ朝食の時間まで結構あるわよ?」

あかり「あ…あの…」

京子「Zzz…」

あかり「結衣ちゃんっ、ちょっと来て…!」

結衣「?どうした?」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 21:49:51.75 ID:cZ8J5TBZ0
ホテル 廊下

結衣「ちなつちゃんが…?」

あかり「うん…っ、ごまかしてるけど、絶対昨日のあれのせいだよね…」

結衣「……まあ、無理もないよな」

あかり「どうしよぅ…あかり、心配だよ」

結衣「…あかりは優しいな」ナデナデ

あかり「わふっ!?///ゆ、結衣ちゃん…?」

結衣「大丈夫だよ、私達がなんとかするから」

あかり「な、なんとかって…」

結衣「だから、あかりはちなつちゃんのそばにいて、安心させてあげて」

あかり「………う、うんっ…、分かった…」

トテトテ

結衣「(……やれやれ、早いうちになんとかしないとな)」

結衣「(って、ああ…招待状の事、あかりに聞くの忘れた)」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 22:02:18.56 ID:cZ8J5TBZ0
ホテル レストラン

京子「いいか!今日はこれから秘密の作戦会議をするから、それまで部屋で待機だ!!」

櫻子「え!?秘密の作戦会議!?何ですか、それ!!」

京子「教えたら秘密じゃなくなるだろ!!」

櫻子「!それもそうか…」

結衣「(それで納得するのか)」

あかり「あかりも分かったー!」モグモグ

綾乃「って、歳納京子!そんなデタラメな嘘、いつまでも続かないわよ?」コソッ

京子「…だろうな。でも、とにかく今はこれで凌ぐしかない」コソッ

向日葵「それでは部屋に戻りますわよ、櫻子」

櫻子「むー…早く遊びに行きたいのになー」ブー

あかり「ごちそうさまー!あかりも戻ろーっと!ちなつちゃん、行こ!」

ちなつ「う、うん……」

結衣「あかり、ちなつちゃん、ちょっといい?」

あかり・ちなつ「「?」」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 22:10:35.92 ID:cZ8J5TBZ0
結衣「聞きたい事があるから、後で部屋に来てくれない?」

ちなつ「昨日の件絡みですか…?」

結衣「うん」

あかり「わ、分かったよぅ!それじゃ、後でね!」タタタ

京子「結衣、何してんだ?」

結衣「招待状のこと、あかり達にも聞いとこうと思って」

京子「ああ、なるほど」

綾乃「歳納京子!」

京子「ん?」

綾乃「私と千歳、少し出るわね」

京子「え?何で!?」

千歳「大したことやあらへんからーすぐ戻るわー」タタタ

京子「おい!どこ行くんだよー!」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 22:23:28.92 ID:cZ8J5TBZ0
京子「行っちゃった……どこ行く気だ?」

結衣「さあ…。でも二人なら大丈夫だろ。昨日の事は話したんだから」

京子「…うん」


廊下

ちなつ「聞きたい事か、何だろうね。あかりちゃん、知ってる…?」

あかり「ううん、分からない…」

ちなつ「…………」

あかり「ち、ちなつちゃん、元気出してっ!きっとなんとかなるよ!」

ちなつ「本当に、なんとかなると思う…?」

あかり「う、うん…?」

ちなつ「何よ、秘密の作戦会議って……昨日あんな事あったのに、京子先輩は遊ぶ事しか考えてないし…!!」

あかり「」ビクッ

ちなつ「私達、誘拐されそうになったんだよ!?良く分からない人達に…!なのに…なのにさ…!!」

あかり「ちなつちゃん、落ち着いて……」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 22:35:13.39 ID:cZ8J5TBZ0
あかり「京子ちゃんにもきっと何か考えがあるんだよ!」

ちなつ「嘘だよっ!大体!!京子先輩が『学園都市行こうぜ!!』なんて事言い出さなきゃ…!!こんな、事……」

あかり「……………」

あかり「それ…京子ちゃんだけのせいじゃ、ないと思う……」

ちなつ「えっ…?」

あかり「……………」

ちなつ「あかりちゃん……?」

あかり「一番悪いのは、誰かって言ったら……あかりだよ」

ちなつ「な、何言ってるのあかりちゃん!?あかりちゃんは何も悪く……」

あかり「だって、部室に招待状を持って来たのは……」

あかり「あかり、なんだし…」

ちなつ「え…っ!?」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/16(金) 22:45:06.63 ID:5GVV+2XO0
食蜂「女の友情って脆いわね〜☆」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 22:47:45.57 ID:cZ8J5TBZ0
ちなつ「あかりちゃん……それって……!」

あかり「あれ…?えっと、言ってなかったっけ?これって…」

ちなつ「言ってないよ!!初めて聞いたよそれ!!」

あかり「あ、そうなんだ」

ちなつ「そうなんだじゃないよ!何でそんな大事な事黙って…!!」

あかり「あれれ、みんな知ってると思ってたよぉ」

ちなつ「もう!あかりちゃん…!!」

ガチャ

あかり「でも、それってそんな重要な事なの?」

ちなつ「重要でしょ!?」

あかり「……あ。部屋戻ったからこの話は後に…んん?」

ちなつ「うん……、て、何でまた誰もいないのー!?」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 23:01:24.54 ID:cZ8J5TBZ0
あかり「また書き置きが……何これ、昨日と同じ展開だよお!!」

ちなつ「櫻子ちゃんに『部屋で待機』なんて指示通るわけなかったんだぁ!!」

あかり「え、えーっと……どどど、どうしよう!?」

ちなつ「探しに行かないと!!また昨日みたいな変な人達が来るかもしれないし…その前に!!」

あかり「う、うん…!じゃあ京子ちゃんに言って来る…!」パタパタ

ちなつ「待って、あかりちゃん」

あかり「へっ?」ピタ

ちなつ「私達だけで行こ」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 23:07:25.76 ID:cZ8J5TBZ0
あかり「え、何で……」

ちなつ「京子先輩に、言ったってどうせ無駄だよ……」

あかり「ちなつちゃん…」

ちなつ「結衣先輩には、これ以上迷惑かけたくもないし…」

あかり「そ、それはそうだけど…」

ちなつ「もう、みんなに秘密とか言ってる場合じゃないと思うんだよ…」

あかり「!!」

ちなつ「先輩だけじゃなくて、私達も行動しないと駄目、だと思う…!あかりちゃんは!?」

あかり「あかりは……、」

あかり「うん、ちなつちゃんの言う通りだと思う!あかりも何かしないと駄目だよね…!」

ちなつ「行こ!私達で櫻子ちゃん達を連れ戻そう!」

タタタ
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 23:22:14.64 ID:cZ8J5TBZ0
2年生部屋

京子「私達これからどうする?」

結衣「まずはあかり達の話を聞かないと……そういえば遅いな、すぐ来ると思ったんだけど」

京子「それじゃこっちから行くか…何してんだか、もー」

ガチャバタン

京子「おーい、あかりー、ちなつちゃーん、いるかー?」

ガチャ

京子「って、いねぇ!!」

結衣「何だこのデジャヴは」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 23:34:21.20 ID:cZ8J5TBZ0
京子「何だよ、部屋で待機って言ったの忘れたのか!?」

結衣「書き置き…昨日と同じだ。けど、あかり達の書き置きはないな…」

京子「じゃあ、あかりとちなつちゃんはどうしたんだ?」

結衣「……大室さんと古谷さんを追いかけてったのかもしれない」

京子「にしても…、だったら私達に一声くらいかけないか!?」

結衣「確かに…。あかりならきっとそうするはずだ…」

京子「……くそっ、何でこんな事になるんだよ」

結衣「落ち着け…、まだ昼間だしそんなに心配は要らないって。とにかく、連れ戻しに行こう」

京子「うん……!」

タタタ
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/16(金) 23:35:37.79 ID:cZ8J5TBZ0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
次はできれば明日か早いうちに
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/17(土) 02:20:15.29 ID:ivm4DajoP
ゆるゆりクロスだから男キャラは出ないんだな
上嬢さんや百合子なら出れるかもしれないが
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2012/03/17(土) 03:19:02.86 ID:/KzEK5xAO
男出してどうする気だ


アイテムまだー?
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 20:24:34.82 ID:ECe7OROn0
第七学区 某所

向日葵「…全く!櫻子また脱走なんかして…今度はどこに…」タタタ

櫻子「ねえねえそこの人ー!サインー!サインちょーだーい!!」

向日葵「うわっ!?」ビクッ

櫻子「…って、向日葵じゃん!?何でこんなとこに!?」

向日葵「それはこっちの台詞ですわ!!何してるんですの!?」

櫻子「えへへーサイン貰ってたー」

向日葵「うわ、何ですのそれ……」

櫻子「うわって何だよー!見てよ!こんなにいっぱい!!」ズラー

向日葵「無駄にすごい量…あなた、片っぱしからサインをお願いして回ってたんですの…?」

櫻子「うん!!」

向日葵「」ハァ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 20:35:10.05 ID:ECe7OROn0
ヒュン!

白井「風紀委員ですの!!」

櫻子「」

向日葵「」

櫻子「ふっぎゃあああああああああ!?」ズザザー

向日葵「(な、人間が急に…!?ななな、何が起こって…)」ガクガク

ヒュン!

白井「逃げようとしても無駄ですのよ、わたくしからは逃げられませんの」ガシッ

櫻子「ひぃいい!?何、何、何なのー!?」ギャー
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/18(日) 20:42:34.07 ID:dP/Te6tAO
黒子「ジャッジメントですの!」
向日葵「うーですの!」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 20:45:18.70 ID:ECe7OROn0
初春「白井さーん!駄目ですよ、手荒な事しちゃ……!」タタタ

白井「別に手荒な事など…逃げようとしたから捕まえたまでですの」

櫻子「ふええええ…!」ワーン

向日葵「ちょ、ちょっとアナタ達何なんですの…!?」

白井「わたくしは風紀委員ですの」

初春「えっと、通報があったんです。大通りで片っぱしからサインを求める変質者がいるって……」

櫻子「へ、変質者!?」ビクッ

向日葵「あー……」

櫻子「向日葵、変質者だって!変質者!やばいよ、早く逃げよう…!」

初春「え……」

白井「変質者はアナタでしょう?そんなにサイン色紙を山ほど抱えて…とぼけてるんですの?」

櫻子「え?」

向日葵「」ハァ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 20:55:29.65 ID:ECe7OROn0
櫻子「ええええ!?私!?」

白井「………」

初春「………」

向日葵「申し訳ありません。真性の馬鹿なんです」

櫻子「誰が馬鹿だよ!!(シンセイノってなんだろ?)」

白井「ま、まあ…とりあえず、通行人に迷惑をかける行為はやめていただきたいんですの」

初春「はい…私達はそれを注意しに来ただけなんで、分かっていただければ…」

櫻子「それじゃ、サインちょーだい!」スッ

白井「」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 21:06:01.16 ID:ECe7OROn0
向日葵「アナタ、話聞いてました?」

櫻子「聞いてたよ!迷惑かけるなって話でしょ?」

向日葵「だから!そのサイン貰う行為が、迷惑だって言ってるんですの!!」

櫻子「えっ、何で」

白井「通報があったくらいですから、よっぽどしつこくて、うざくて、迷惑極まりなかったのでしょうね」

櫻子「もっとオブラートに包めよ」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 21:15:37.38 ID:ECe7OROn0
第七学区 某所

あかり「うぅーどこ行ったんだろう?」キョロキョロ

ちなつ「知らない街なんだし、そんなに遠くには行ってないと思うけど…」

あかり「だよね……、あっ、あれそうじゃない…!?」

ちなつ「あ、本当だ…!でも二人以外にも誰かいるよ……?」

あかり「う、うん………あれ、あの子って…」

ちなつ「あかりちゃん、知ってるの!?」

あかり「うん!おーいっ!飾利ちゃーん!!」ブンブン


初春「!?…あ、昨日の…!確か、赤座さんでしたっけ?」

あかり「うん!昨日はどうもありがとう!!」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 21:26:28.12 ID:ECe7OROn0
櫻子「あかりちゃん!ちなつちゃん!」

向日葵「どうして、二人が…」

ちなつ「二人を探しに来たんだよ」

向日葵「そうだったんですか」

初春「…と、いうことは、この子達は赤座さんのお友達ですか?そういえば同じ制服ですね」

あかり「うん、そうだよ!」

白井「初春、知り合いだったんですの?」

初春「ほら、昨日御坂さんが言ってた迷子さんですよ」

白井「あぁ、あの迷子がこの子でしたの」

あかり「え、えっと……」

初春「あ、こっちは私の友達で、白井さんです」

白井「白井黒子ですの」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 21:31:35.23 ID:ECe7OROn0
あかり「あ、えと、私は赤座あかりです…昨日はお世話になりました」ペコ

白井「でしたら赤座さん、この方にサインを無理に貰うような行為は慎むよう言ってあげてくださる?」

あかり「え…っ?あ、はい…駄目だよ!櫻子ちゃん!」

櫻子「ぶー…はいはい、分かったよー」

櫻子「それじゃお前のサインで最後にしてやる」

白井「」

向日葵「」ハァ

白井「あなた、何様ですの!?」

ちなつ「やれやれ…焦って追いかけたのに、みつけてみたらこれって…拍子抜けしちゃった…」

あかり「あはは…、あかりも…」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 21:40:47.49 ID:ECe7OROn0
櫻子「だーかーらー、これで最後にするって言ってんじゃん」ブー

白井「」イラッ

初春「…白井さん、サインくらいしてあげたらどうですか?」

白井「はぁ……何でわたくしがそのような事を…!」

初春「赤座さん達は、学園都市に観光に来てるんです。だから、能力者が珍しいんですよ」

白井「観光……?」

あかり「うん!」
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 21:47:25.49 ID:ECe7OROn0
櫻子「それに、何だっけ…、ジャングルジムなんでしょ?」

白井「?」

初春「?」

向日葵「ジャッジメントと言いたかったんだと思いますわ」

櫻子「そうそれ!」

初春「(ジャングルジム……)」

櫻子「やっぱり超能力使えるんでしょ!?ねっ」

白井「……まあ能力くらい使えますけれど」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:04:10.84 ID:ECe7OROn0
あかり「…?ジャッジメントって何?」

初春「風紀委員(ジャッジメント)は、学園都市の治安維持を担っている組織の名前です」

あかり「そうなんだぁ」

白井「ほら、腕章してるでしょう?…と言っても、観光者には分からなくて当然でしょうが」

あかり「え、ってことは飾利ちゃんと黒子ちゃんもジャッジメントなの?」

初春「そうなりますね」

白井「」コク

櫻子「(ちあんいじって何だろう?)」
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:09:15.99 ID:ECe7OROn0
あかり「(……治安維持!)」ハッ

あかり「ちなつちゃん、ちなつちゃん」ツンツン

ちなつ「?」

あかり「飾利ちゃん達にさ…話してみようよ。昨日の事」

ちなつ「え…っ!?」

あかり「誘拐事件とか、こういうの一番に相談するべき相手じゃないかなって」

ちなつ「そんな相談って…ジャッジメントだかなんだか知らないけど、二人とも私達と同じ子供じゃない」

あかり「そ、そうだけど…」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:13:27.71 ID:ECe7OROn0
白井「ほら、サインしましたわよ」スッ

櫻子「わーい!ありがとー!!」

白井「これで満足したら、大人しくしていてくださいな」

櫻子「はーい!!」

向日葵「それなら櫻子、部屋に戻りますわよ。先輩達に待機してるよう言われていたでしょう?」

櫻子「へいへい…」

向日葵「赤座さん、吉川さん…お二人も…」

ちなつ「………」

あかり「………」

向日葵「?」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:18:03.48 ID:ECe7OROn0
初春「どうしました?」

あかり「あ……、えっと…」オロオロ

あかり「……あのね!飾利ちゃん達に、相談したい事があるの…」

ちなつ「ちょ、あかりちゃん……!?」

初春「…!何ですか?」

あかり「大丈夫だよちなつちゃん。話すだけだから、ね?」

ちなつ「……うん(まああかりちゃんを助けてくれたみたいだし、悪い人じゃないんだろうけど…)」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:22:09.29 ID:ECe7OROn0
あかり「少し話するから二人は先に帰ってて!あかり達もすぐ帰るから!」

向日葵「?…わかりましたわ」

櫻子「何の話するんだろ?」

向日葵「さぁ…気になりますけれど、言われた通り戻りましょう」

スタスタ

白井「それで、話って何ですの?忙しいので簡潔にお願いしますわ」

初春「もう、白井さん…そんな刺々しくしなくても…。えっと、大丈夫ですよ?ゆっくりで」

あかり「う、うん……。信じて貰えないかもしれないけど、実は昨日……」

カクカクシカジカ
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:28:08.42 ID:ECe7OROn0
初春「誘拐…、ですか…!?」

あかり「うん……」

初春「白井さん」チラ

白井「…そうですわね、それが本当なら列記とした事件…。もう少し詳しく話していただけます?」

あかり「えっ……」

ちなつ「信じてくれるんですか?」

白井「はん。まだそういうわけでは、」

初春「信じますよ」

あかり「飾利ちゃん……」

白井「ちょ、初春」

初春「白井さんこんな事言ってますけど、嘘ですから安心してくださいね」ニコ

あかり「ありがとう…二人とも」

白井「だから!べ、別にまだ信じるとは…///」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/18(日) 22:31:07.30 ID:ECe7OROn0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
次もできるだけ早いうちに投下したいと思います
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/18(日) 22:56:56.70 ID:dP/Te6tAO
希望の光が…
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 21:54:54.28 ID:/7DwkkbC0
第七学区 某所

京子「」キョロキョロ

結衣「」キョロキョロ

京子「……いないなぁ」

結衣「学園都市も広いからなー…」

結衣「…!!」ハッ

結衣「ちょ、京子こっち!」ガシッ

京子「え!?何…!?」タタタ

コソッ

京子「何だよ結衣…!私達が隠れてどうするんだよ!」

結衣「静かにしろ。ちょっとあの人見てみろ」

京子「…?」

結衣「昨日、私達を待ち伏せしてた人の一人だ」

京子「え、まじ!?結衣、分かんの!?」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:02:27.64 ID:/7DwkkbC0
結衣「まあな…つか、お前こそ覚えてないのかよ!?」

京子「だっていっぱいいたし…」

ジー

京子「んでさ、どうすんの?」

結衣「後をつける」

京子「えっ!?」

結衣「あいつらの正体が分かるかもしれないしな」

京子「や、やめようよ!大体、私達はあかり達を探しに来たんだろ!」

結衣「あかり達を探す必要があるのは、あいつらがいるからだ」

結衣「この問題が解決すれば、私達は帰れるんだぞ?」

京子「そんなこと…分かってるけど…」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:05:14.41 ID:BJuARWCk0
オリジナル暗部かメンバーの下っ端かな?
京子たちを襲ったのは・・・・
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:13:52.03 ID:/7DwkkbC0
京子「でも、ばれたらどうすんだよ!危ないの分かってるか!?」

結衣「…分かってるよ。でもだからってみすみす見過ごした方がいいとも思わないだけだ」

京子「………っ」

結衣「…何だよ。それじゃ…京子が決めてくれ」

京子「そんな…分かんないよ」

京子「(確かに、結衣の言う事は間違ってないんだ…。でも、それには危険がついて回る)」

結衣「………」

京子「(でも、私達が動かなきゃ…何も進まない、よな…。あかり達は巻き込みたくない…)」

京子「結衣……」

結衣「いいよ。言ったろ…私はお前とずっと一緒にいる」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:22:40.33 ID:/7DwkkbC0
京子「へへ、ありがとう」

結衣「危ないって思ったら、すぐ逃げるからな」

京子「うん、分かってる」

結衣「動いた……行くぞっ」

京子「うん!」

タタタ
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:31:07.26 ID:/7DwkkbC0
風紀委員 一七七支部

ガチャ

初春「どうぞ、入って下さい」

あかり「え、えっと…おじゃまします…」

ちなつ「いいのかな…、こんなところ入っちゃって」

初春「大丈夫ですよ。お茶入れるんで、そちらに座っててください」

白井「ま、立ち話ってのもなんですし」

あかり「ありがとう!」

ちなつ「失礼します…」

白井「それで?誘拐というのは?」

あかり「えーっと…」ガサゴソ

あかり「これ…見てくれる?」スッ

白井「?……学園都市への招待状?」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:37:51.85 ID:/7DwkkbC0
あかり「うん」

ちなつ「それの下の方に、時間と場所が書いてあるでしょ?」

白井「あぁ、これですわね」

あかり「そうそう。それで、これに書かれた通りの時間と場所に行ってみたら、危なそうな人達がいっぱいいて…」

ちなつ「待ち伏せされてたんだよね。これって、最初から私達を狙ってたって事ですよね!?」

白井「待ち伏せ…、そうですわね。普通に考えれば…犯人はこの招待状の送り主って事になりますの」

初春「はい、お茶ですー」コト

あかり「ありがとう!」

ちなつ「いただきます」

白井「初春。これの送り元って分かりますの?」スッ

初春「あぁ、招待状ですね…。ちょっと待ってください」タタタ
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:45:10.50 ID:/7DwkkbC0
白井「にしても貴女達、外から来たのでしょう?」

あかり「うん。そうだよ」ズズー

ちなつ「全く、先輩が招待状に釣られなきゃ…」ズズー

白井「(見たところ…特に何の変哲もない中学生)」

白井「(犯人がわざわざ外からこの方達を学園都市に招待した理由は何ですの…?)」

白井「(それに招待状を見る限り、個人でどうこうできるようなものじゃありませんし…)」

白井「(……組織レベル、で動いてるとみて良さそうですわね)」

初春「あの、すいません」

あかり「ん?」

初春「これって…招待状のコピーですよね?」

あかり「うん!招待状は1つしかないから、コピーしてもらったんだ」

初春「オリジナルは無いんですか?」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 22:52:45.51 ID:/7DwkkbC0
あかり「オリジナル…えっと、今誰が持ってるんだっけ?」

ちなつ「私のもコピーだよ。多分、京子先輩か結衣先輩が持ってると思うけど」

初春「…と、いうと、今ここにはないんですね?」

あかり「うん」

白井「オリジナルがないと駄目ですの?」

初春「そうですね…これは所詮コピーですし。送り元を特定するには不十分です…」

ちなつ「それなら私が取って来るよ。二人ならホテルにいるだろうし」

あかり「あかりも行くよー!」

ちなつ「取って来るだけだから一人で平気だよ。あかりちゃんは待ってて」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 23:00:55.20 ID:/7DwkkbC0
白井「それならわたくしが送って行きますの」

初春「それがいいですね。お願いします」

ちなつ「えっ、別にいいって…」

白井「言ったでしょう?風紀委員は忙しいんですの。時間が惜しいですわ」ギュッ

ちなつ「ちょ、ちょっと///」

白井「手を離さないでくださいですの」

ヒュン!

あかり「ぶはっ!?消えた!?」

初春「空間移動(テレポート)ですよ。白井さんの能力です」
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 23:09:02.09 ID:/7DwkkbC0
あかり「て、てれぽーと……って、ごめん!ビックリしてお茶吹いちゃったよぉ!」

初春「あはは…大丈夫ですよ。外の人なら驚いて当然です」

あかり「学園都市では普通なの?」

初春「空間移動能力者は多くはないですけど、そこまで驚かれたりしませんね」

あかり「ふぁ〜…、そうなんだぁ。えへへ、やっぱりなんかカルチャーショックだよぅ」

初春「無理もないですね」アハハ

あかり「ところで、飾利ちゃんはどんな事ができるの?」

初春「へっ、私ですか?」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 23:16:29.89 ID:/7DwkkbC0
初春「私は能力レベルが低いので、大した事できませんよ」

あかり「レベル…?そんなのあるんだぁ」

初春「学園都市の学生はレベルで数値化されて、序列ができてるんです」

あかり「うわぁ、なんか思ったよりシビアな世界なんだね…」

初春「まぁ、そうですね…。赤座さんも能力とかに惹かれて観光に来たんですか?」

あかり「うん、そんなとこ!」

初春「それじゃもし、自分が能力者になれるとしたらどんな能力が欲しいですか?」

あかり「おぉ、能力者!いいね!!んっとねー…いろんな能力欲しいけどー…」

あかり「えへへ、でもやっぱり目立つ能力が欲しいなっ」

初春「目立つ…?」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 23:23:16.40 ID:/7DwkkbC0
あかり「うんっ、あかりってよく存在感ないって言われるんだぁ…」

初春「はぁ、そんなことを……」

初春「(なんとなく分かる気がします)」

あかり「だからかな!目立つ能力!」

初春「そうなんですか……」

初春「でも、そんな能力なんかなくたって、赤座さんは目立ってますよ」ニコ

あかり「えっ!?」

初春「自分に自信を持ってください」

あかり「………飾利ちゃん」

あかり「…うぇえ〜ん」ポロポロ

初春「えっ…?ど、どうしたんですか!?」アワアワ

あかり「嬉しいの……、あかり、嬉しい……」ポロポロ

初春「(泣く程!?)」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/03/19(月) 23:29:54.94 ID:/7DwkkbC0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
短くてすまん、次はまた明日…
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/20(火) 02:49:56.06 ID:fW4UFJZBo
おつー
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/20(火) 08:28:31.39 ID:G+C1td0ho
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 21:52:09.67 ID:nBkDBHho0
第七学区 とある路地裏

タタタ

京子「…どこまで行くんだろ」

結衣「さあな…」

京子「うぅ…路地裏なんて……ね、ねえ気づかれてない、よね?」

結衣「……いや、まさか…、こっちに一度も顔向けてないし…」

京子「だよな…、大丈夫だよな…」

結衣「あっ、止まれ」ピタ

京子「止まった……何してるんだろ。こっからじゃ良く見えないよ」

結衣「もう少し近づいてみる?」

ササッ
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:02:08.56 ID:nBkDBHho0
スキルアウトA「………」

京子「携帯…いじってんのかな?」

結衣「みたいだな…」

スキルアウトA「………」ピク

京子・結衣「「…ッ!!」」ササッ

京子「お、おい今……!」

結衣「明らかに、こっち…見たな…」

スキルアウトA「……いるんでしょ?隠れても無駄よ」

京子「…ッ、何で!?」

結衣「分からない…、くそ、ヤメだ、行くぞ京子!」バッ
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:10:46.61 ID:nBkDBHho0
結衣「走れ!とにかく大通りまで出るぞ!」タタタ

京子「言われなくても走ってるって…!」タタタ

スキルアウトB「残念だけど、ここは通行止め」スッ

結衣「ッ……!」

京子「嘘!?もう一人…!?」

スキルアウトB「あんた達もつけられてたってこと…、ま、気づくわけないか」

スキルアウトA「だから言ったでしょ。無駄だって」スッ

京子「うぅ……、」

結衣「(…、囲まれた…!)」

スキルアウトA「昨日は確か4人いたよね?他の子はどうしたの?」

京子「………」

スキルアウトA「まあいいけどね。どうせ他2人には用無いし」

京子「…えっ?」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:21:50.04 ID:nBkDBHho0
スキルアウトB「招待状を持ってるのはどっち?」

結衣「(招待状……、)」

京子「何で?招待状が狙いなの?」

スキルアウトB「二度言わすな。どっちだ?」

結衣「……私だよ」

京子「ちょ、結衣!?」

スキルアウトB「……」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:26:51.82 ID:nBkDBHho0
スキルアウトB「………」カチカチ

京子「(また携帯かよ。こんな時に何を……)」

スキルアウトB「…ふふ、嘘はいけないよね」

結衣「え…」

スキルアウトA「ふーん?」ジロ

スキルアウトB「」ジロ

京子「??…な、何で私を見るんだよ」

スキルアウトB「招待状を持ってるのはそっちの金髪みたいだね」

結衣「(!?…何で…、)」

スキルアウトA「学園都市をナメんなよ」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:34:58.72 ID:nBkDBHho0
スキルアウトA「来てもらおうか?」ガシッ

京子「は!?…ちょ、」

結衣「おい、京子から離れろ」ガッ

スキルアウトA「邪魔すんな。私らは招待状の所有者に用がある」

京子「っ、結衣ぃ……」ギュゥ

結衣「やっぱりな。招待状を持ってる奴が本命ってわけか」

スキルアウトA「言ってる意味分からない?関係無いアンタは見逃してもいいって言ってんの」

結衣「ふざけんな。無関係なわけあるか」

スキルアウトB「…はぁ、それなら仕方ない」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:41:20.04 ID:nBkDBHho0
スキルアウトC「」

スキルアウトD「」

スキルアウトE「」

ゾロゾロ…

結衣「……!」

スキルアウトB「体で分からせてあげるしかないね」

京子「私が……、狙い……?」ガクガク

結衣「………っ」

京子「結衣、い、今ならまだ間に合う…、今なら、逃げれる…」

結衣「(……、そんな顔して言われて…、自分だけ逃げれるか)」

結衣「(お前だって、あかりを見捨てて逃げなかっただろ……)」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:45:55.99 ID:nBkDBHho0
京子「こいつらの狙いは私だったんだ…、結衣を巻き込みたくない…」ガクガク

結衣「違う。『招待状の所有者』だろ?所有者ってなら、私にも当てはまるからな…納得行くわけない」

京子「え……、どういう、」

結衣「忘れたのかよ、アホ部長。これは、私達の、ごらく部の合宿だろ」

京子「………!!」

スキルアウトB「かかれ!!」

バッ
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 22:50:02.49 ID:nBkDBHho0
ズガッシャーン!!

京子・結衣「「ッ!?」」

スキルアウトC「」バタ

スキルアウトD「」バタ

スキルアウトE「」バタ

スキルアウトB「な、何だ!?」

京子「何か、光らなかった……?」

結衣「向こうの路地の方から……」

ピリッ

結衣「…これ、何だ…電、気…?」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:00:01.34 ID:nBkDBHho0
スキルアウトB「電気……」

スキルアウトA「ま、さか……」

スタスタ

京子「っ!?あー、お前は……!」

美琴「」ビリビリ

スキルアウトA「超電磁砲……!?」

スキルアウトB「何で……、こいつらとは何の関係も……」

美琴「ええ、まあアンタ達同士の問題に特に介入する理由はないけど」

美琴「友達が傷つけられそうになってるのを、黙って見ていられる質でもないから」

ビリビリ
ギャーッ!!
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:07:14.83 ID:nBkDBHho0
京子「ぅわっつ!危ねぇ!」ビリッ

結衣「これ、手加減とかしてんのか!?」ビリリ

シーン

結衣「一瞬にして、5人も……」

京子「いってぇ!!こっちにも少し当たったじゃねーか!バカ!アホ!能力者ー!!」

美琴「んなっ!助けてあげたってのに失礼な事言ってんじゃ、」

京子「美琴ぉ!!」ガバッ

美琴「ちょ…、」

京子「」ポロポロ

美琴「……///」

美琴「…はぁ、ったく……。もう大丈夫だから泣かないの」ナデナデ
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:16:06.51 ID:nBkDBHho0
結衣「助かった…のか?」

美琴「あー、こいつらしばらく起きないだろうから安心していいわよ」

京子「うぇえんっ、結衣ぃー!」ガバッ

結衣「ぅわっ、」

美琴「にしても危なかったわね。怪我とかない?」

京子「美琴に電撃食らわされた…」ジロ

美琴「これでもアンタ達に当てないように加減したっつの」

京子「これで加減したのかよ!?ありえねえ」ビリリ

美琴「何?また食らいたい?大体、助けてあげたってのにその態度は、」

京子「あ、そっか悪ぃ…、ありがとな、美琴のおかげで助かったよ」ニコ

美琴「…っ、ま…、分かってるならいいのよ///」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:21:41.22 ID:nBkDBHho0
結衣「こっちも助かったよ、ありがとう」

美琴「///…今度からはあんまり変な連中と絡まないことね」

京子「こっちだって、絡みたくて絡んでるわけじゃないよ」

結衣「うん。そういう美琴はどうしてここに?」

美琴「何か、危なそうな連中が路地裏にゾロゾロ入ってくのが見えてね」

美琴「アンタ達がいるとは思いもしなかったけど」

京子「このタイミング……、まさに主人公補正だな」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:34:59.32 ID:nBkDBHho0
京子「あ」

美琴「ん?」

京子「そういやお前、学園都市の有名人って聞いたぞ!」

美琴「あー…、まあ、そうかもね」

京子「どうして隠してたんだよ!」

美琴「別に隠してたつもりなんかないわよ!」

結衣「確かレベル5の第三位…えっと、超電磁砲(レールガン)だっけ」

美琴「うん、まあね」

京子「…レールガン」

美琴「そうね」

京子「レールガン」

美琴「……」

京子「レールガン」

美琴「何が言いたい訳?」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:42:12.30 ID:nBkDBHho0
京子「すごく、かっこいい……」

美琴「……」

結衣「こいつ、こんな奴だから無視していいから」

美琴「うん…で、アンタ達がここにいた理由は?」

京子「それは企業秘密だ」

結衣「(京子の奴、美琴に話す気はないらしいな)」

結衣「(ま、当たり前か……美琴には関係無い問題だし)」

美琴「何よ企業秘密って…」

京子「いいからいいから。それよりさ、昨日と同じ子探してるんだけど見なかった?」

美琴「は?また人探してんの?アンタ達どんだけはぐれれば気が済むのよ……」ハァ
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:48:19.62 ID:nBkDBHho0
ヒュン!

白井「お姉様ー!!」

美琴「うぇっ、黒子…!?」

京子「って、うわっ!?」ギョッ

結衣「急に人が…」ギョッ

美琴「何でここに…って、誰よその子」

ちなつ「…!?って、あれ?結衣先輩に京子先輩…!!」

京子「嘘、ちなつちゃん!?」

結衣「さっき、一緒に現れなかった!?一体…、」

美琴「何、アンタ達の知り合いだったの…、」

白井「お、お姉様こそ、女の子達と狭い路地裏で…一体何をしておりましたの!?」

ちなつ「結衣先輩とこんなところで会えるなんてぇ!」ダキッ

結衣「ちょ、ちなつちゃん…!まず、どうしてここに来たのか経緯を…」

京子「ちょっと待て、落ち着けお前ら!なんか頭が混乱してきたぞ…!」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/20(火) 23:54:40.37 ID:CjHFaMKAO
超電磁砲キャラのなもり絵のお陰で脳内再生余裕
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/20(火) 23:55:46.26 ID:nBkDBHho0
今日はここで一旦区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
次は未定だけどできるだけ早く来ます
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/03/23(金) 19:01:02.62 ID:0qJAfZLuo
待ってる
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 21:35:59.26 ID:0rleYScq0
美琴「なるほど…、で、この子はアンタ達が探してた友達って事ね?」

京子「うん、そう!ちなつちゃーんっ!」バッ

ちなつ「」サッ

白井「それで、お姉様はこの方達がスキルアウトに襲われてたところを助けたって事ですのね?」

美琴「うん」

白井「おっねえさま〜ん!!」バッ

美琴「」サッ

ちなつ「結衣先輩!大丈夫でしたか!」バッ

結衣「(なんか似たにおいを感じるな)」ギュゥ
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 21:51:43.82 ID:0rleYScq0
京子「ふーん、それで…、急に現れたこの能力者は……えっと、」

京子「美琴の…恋人か」

美琴「違う」

白井「ま、そんなところですわ」

美琴「アンタもしれっと肯定すんな!」

ちなつ「結衣先輩を探してたんですよー」

結衣「あぁ、それでここに…?」

ちなつ「いえ、それは偶然なんですけど…」

白井「ホテルへ向かっていたのですけれど、お姉様が暴れているのが見えたので来たんですの」

美琴「暴れてねーよ」

ちなつ「電気がピカピカーってなってました」

白井「探してた人に会えたので結果オーライですわ」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 21:59:18.47 ID:0rleYScq0
結衣「そういえばあかりはどうしたの?」

ちなつ「ジャッジメントの支部にいるから大丈夫ですよ」

白井「ええ、それでわたくし達は招待状を取りに来たところですの」

美琴「招待状?」

白井「この方達が学園都市に入るのに使った招待状ですわ」

ちなつ「オリジナルの招待状があれば、送り元を特定できるかもしれないんです」

結衣「本当か?京子、招待状は…」

京子「あ…うん、」ガサゴソ

美琴「(??いまいち話が見えないわね)」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:04:07.32 ID:0rleYScq0
結衣「どうした?お前が持ってるんだよな」

京子「さっきの美琴の電気で焦げた」スッ

白井「……」

ちなつ「……」

結衣「……」

美琴「えっ?」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:09:54.37 ID:0rleYScq0
白井「お姉様、何してるんですの!?貴重な手掛かりですのよ!?」

美琴「え?えっ…!?何よ、何か問題が……」

白井「」フゥ

白井「面倒くさいので全てお話ししますわ…、実は…」


カクカクシカジカ


美琴「招待状の送り主に狙われてる!?」ギョッ

美琴「何で言わないのよ!…あ、てことはさっきのも…!?」

京子「えと、うん…まあ…」

結衣「……そう、なるな」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:14:11.84 ID:0rleYScq0
京子「…ごめんな、無関係な美琴を巻き込むわけにはいかないなって思ってたんだけど…」

美琴「何が今更無関係よ」

美琴「アンタ達が観光に来て危険な目にあってるなら、同じ学園都市民としてこんなことする奴放っておけるわけないでしょ!」

結衣「(学園都市民……)」

白井「そういうわけで、送り元の特定に招待状を使おうと思ったんですの」

ちなつ「確かに黒焦げになってるけど……、何とかならないかな?」ヒラヒラ

白井「辛うじて読める文字も残ってますわね…とにかく初春に見てもらわないとなんとも言えませんの」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:19:27.56 ID:0rleYScq0
美琴「それじゃ早く支部に行って解析して貰いなさい」

白井「はいですの」

京子「おい、私達も連れてけよ!」

白井「別に来ていいですわよ、貴方たちは本件の当事者ですしね」

美琴「私も行くわよ」

白井「……、それじゃお姉様は道案内お願いしますの」

ヒュン!

京子「おわ、消えた…!」

結衣「ワープ能力みたいなもんか?」

美琴「正しくは空間移動(テレポート)ね。私達も行くわよ」

ちなつ「えっと…この地面に寝てる人達は放っといていいんですか?」

美琴「さっき黒子が通報してたから放っといていいでしょ。何か聞きだすにしても、寝てるなら意味ないし」

京子「な、なんというか…随分とアバウトだな…」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:23:14.16 ID:0rleYScq0
第七学区 某所

京子「しかしビックリだなー、まさかこんなに話が進んでるとは」

結衣「どういう事だ?」

京子「いや、送り主を特定できるかもーとか」

美琴「警備員や風紀委員に相談したのはファインプレーだと思うわ」

京子「……」チラ

ちなつ「……え?いやっ、提案したのはあかりちゃんですし…!」

美琴「それに比べて、自分達だけで何とかしようだなんてねー」チラ

京子「なっ……!」

ちなつ「全くですよ!ね、結衣先輩♪」

結衣「えっ…」

京子「何だよ!私だけが悪いのかよ!!」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:28:38.32 ID:0rleYScq0
ちなつ「京子先輩は考えが浅すぎるんですよ」

京子「なにおう…!!」

結衣「まあ、主人公補正とかに頼り過ぎな気は……」

京子「別にいいだろ!本当に主人公なんだから!!」

ちなつ「もっと現実的に考えて下さいよ」

京子「………ッ!」

ちなつ「大体、御坂さんが助けに来なかったらどうするつもりだったんですか?」

京子「そ、それは……」

結衣「まぁまぁちなつちゃん落ち着いて。それを言うなら私にも責任あるから」

京子「………」

ちなつ「………」

美琴「(気まずい)」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:35:33.99 ID:0rleYScq0
風紀委員 一七七支部

初春「…………酷いですね」

白井「酷いでしょう」

あかり「これが招待状なの……?黒焦げ…」

初春「…まあ見るだけ見てみましょうか」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:41:35.67 ID:0rleYScq0
初春「うわ」

白井「何か分かりましたの?」

初春「この招待状、チップが埋め込まれてたみたいです」

白井「チップ?」

初春「御坂さんの電撃で今は壊れてるみたいですけど…おそらく発信器の役割を果たしてたみたいですね」

白井「発信器……、!ということは…、」

初春「はい…。赤座さん、スキルアウトに襲われた時って招待状を持ってましたか?」

あかり「えっと…う、うん!多分京子ちゃんが持ってたと思うけど…」

白井「招待状の発信器で、居場所を特定していたっていうんですの!?」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:49:59.34 ID:0rleYScq0
初春「もう壊れちゃってるんで、確証はないですけどね」

白井「(そういえば、お姉様が助けたというあの子達も……襲われたのは招待状を持っている時…!)」

初春「でもこれ、学園都市製でしょうね…かなり高性能っぽいですよ」

初春「壊れてなければ、発信先を調べれば犯人が分かったかもしれないんですけど…これじゃ無理ですね」

あかり「えっ、じゃあ犯人分からないの!?」

初春「……、残念ながら、現段階では…」

ガチャ

美琴「おっす!何か分かったー?」

白井「お姉様が壊していなければ……」

美琴「……。到着早々滅入るような事言わないでよ…」
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 22:54:18.35 ID:0rleYScq0
結衣「あ、あかりだ」

京子「よう!久しぶりだな」

あかり「あ、結衣ちゃん、京子ちゃん!久しぶりー…って、さっき会ったばっかりだよねぇ!?」

ちなつ「…で、結局調べは進んでないっぽいね」

あかり「う、うん……みたい…」

美琴「あとは今日アンタ達を襲ったアイツらから話を聞きだすくらいしかないかー」
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 23:02:22.51 ID:0rleYScq0
第七学区 某所

スキルアウト「…報告は以上です」

?「超電磁砲、か……」

スキルアウト「発信器も壊されてしまったようで…」

?「発信器はどうだっていい。どうせ有った方がいい程度の物だったしな」

?「…風紀委員と接触したとなると面倒臭い、早々に終わらせるか」

スキルアウト「ですが、どうやって…?あまり事を荒立てると……」

?「荒立てる必要なんかねぇよ?」

?「これを使え」ポイ

スキルアウト「!?これは確か…まだ、試作段階の……!」

?「いくら荒立てようが……誰も気づかない。いや、気づけない」ニヤリ
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/03/24(土) 23:06:01.23 ID:0rleYScq0
今日はここで区切ります
読んでくれた人、レスくれた人有難う
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/26(月) 12:02:34.23 ID:yon/ddsno
一体誰だ!?
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/04/24(火) 01:51:30.55 ID:HreGDWeno
まってる
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/05/24(木) 00:02:52.96 ID:7WNORzfAO
2ヶ月…
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/24(木) 13:53:56.76 ID:hMVqNxjSO
応援してます
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 20:54:31.94 ID:5nIJFrPX0
第七学区 ホテル

結衣「悪いな、わざわざ送ってもらって」

美琴「いいわよ別に。狙われてるなんて聞かされちゃ、アンタ達だけで歩かせられないわ」

美琴「何か進展あったら連絡するわね。それまではこのホテルから出ない事!」

あかり「はーい!」

ちなつ「言われなくても出ませんよ」

結衣「けど、招待状を送って来たのが犯人なら、私らがこのホテルにいるのってバレバレだよな」

京子「まあでもさすがにホテルで襲って来るなんて事ないだろ!」

美琴「うん。向こうも事を荒立てる気はないみたいだし、とりあえずは平気だと思うんだけど…」

美琴「念のため、これ、私の携帯番号だから」スッ

京子「おー、ご丁寧にどうも」スッ

京子「レールガンの携帯番号手に入れたぞ!!!」

結衣「はしゃぐな」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 20:55:54.68 ID:5nIJFrPX0
ホテル ロビー

あかり「でも、なんだかあかり安心したよぉ…」

結衣「そうだな。学園都市の能力者が手伝ってくれると思うと心強い」

ちなつ「でも、犯人を特定できたわけじゃないですし…」

あかり「それはそうだけど…」

京子「まあまあ、後は美琴達に任せて部屋戻ろうぜ!」

あかり「あはは…なんか任せきりってのも悪い気がするねぇ」

京子「気にするな!こういうのは餅は餅屋ってやつだ!」

結衣「少しは気にした方がいいと思うけどな」
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 20:57:27.58 ID:5nIJFrPX0
1年生部屋

ガチャ

あかり「ただいまー!」

櫻子「あ!あかりちゃん達帰って来た!!」

向日葵「何のお話をしていたんですの?」

ちなつ「えーっと…まぁ、いろいろと…ね、あかりちゃん?」

あかり「う、うん!あははは…」

櫻子「……怪しい!」

あかり「えぇっ!?」

向日葵「実はさっきまで、赤座さん達が怪しいという話をしていたんですの」

櫻子「何か隠してるよね!?あかりちゃん!ちなつちゃんも!」

ちなつ「…………」

あかり「え、えっと…」チラ

ちなつ「ね、あかりちゃん…私は話してもいいんじゃないかって思うんだけど…」コソッ

あかり「え!?でもでも、勝手に話しちゃっていいのかな…」コソッ

ちなつ「一応結衣先輩に聞いてみる」コソッ
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 20:59:48.74 ID:5nIJFrPX0
2年生部屋

京子「ただいまー!」

綾乃「とっ、歳納京子!!アナタどこ行ってたのよ!?」

京子「えっと…まあ、色々ありまして…」

千歳「もう、心配しとったんやでー。特に綾乃ちゃんは…」

綾乃「ひぎゃあああ!!!///別に心配何かしてないわよッ!」

結衣「…何か悪いな」

京子「むぅ、そういう綾乃達こそどこ行ってたんだよ!結局聞いてないぞー!」

綾乃「え!?あ、あれは……!」

千歳「えっとな、なんとか外と連絡がとれないかと思って試しとったんよー」
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:02:02.39 ID:5nIJFrPX0
京子「何!?外!?」

結衣「成程な、それでどうだったんだ?」

綾乃「なんとか七森中に連絡は出来たわ」

京子「まじか!?」

千歳「うん。会長と、西垣先生になー」

綾乃「それで、できるだけこっちの手助けになるように善処するとは言ってくれたんだけど…」

結衣「そ、そうか……」

綾乃「う、うん……」

京子「何か、余計に不安になってくるのは何でなんだろうな……」

綾乃「言わないでよ、歳納京子……」
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:04:11.96 ID:5nIJFrPX0
結衣「まあ、ともかくしばらくはここに篭ってる事になるんだけど…」

京子「そうだな、ふぁ〜、よし、寝るか」

綾乃「アナタねぇ……こんな時に…!」

京子「だってやる事も特にないしな。後は美琴達に任せとけばいいんだし」

綾乃「はぁ……」

結衣「そうだ京子。美琴の番号私にも控えさせてくれよ」

京子「ほぇ?何で……はっ!?結衣も美琴のファンだったのか!?」

結衣「ちげーよ。ほら、何が起こるか分からないだろ。念のためだよ」

京子「なーんだ…、ほいっ」ピラ
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:05:19.66 ID:5nIJFrPX0
綾乃「御坂さんの番号………?」

千歳「何や知らへん間に親密になっとるんやね」

京子「ふへへ、まーな!」

結衣「まあ親密というかお世話になってるだけだけどな」

綾乃「ふ、ふーん?」

コンコン
ガチャ

ちなつ「あの…」コソッ

京子「ちなつちゃん!」ガバッ

結衣「何急に身乗り出してんだよ」

ちなつ「結衣先輩…いいですか?」

結衣「ん?」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:07:42.06 ID:5nIJFrPX0
京子「なになに!?」ササッ

ちなつ「京子先輩はいいです」

京子「ガーン……」

結衣「…あ、(そういえば、招待状の事、結局聞けてなかったな…)」

ちなつ「ちょっと話があるんですけど…」

結衣「うん、いいよ。こっちも話あるし」

バタン

京子「なんだよぉ、結衣だけかよお…!!」

綾乃「でも話って何かしらね」

京子「…あ!そういえば招待状の事聞くって…、すっかり忘れてたな」

千歳「あぁ、あの招待状なぁ」

京子「でもそれなら私ハブらなくてもよくない!?何なんだよぉ、結衣ばっかり…!」

ガチャ
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:09:13.48 ID:5nIJFrPX0
あかり「あ、京子ちゃん」

京子「ありゃ、あかり?」

あかり「あれれ?ちなつちゃん達と一緒じゃなかったの?」

京子「ちなつちゃんは結衣と二人切りで秘密のお話ししてますよーだ」フン

あかり「そうなんだ…?(別にあかり達4人で集まれば手っ取り早いのに…)」

京子「結衣ずるい……」

あかり「あはは…ちなつちゃんは結衣ちゃん大好きだから仕方ないのかも…」

京子「……」ジッ

あかり「ん…、なぁに?」

京子「しょうがない。あかりで我慢するか」ハァ

あかり「えぇ!?我慢するって!?」

京子「いや、ちなつちゃんが何の話しにきたか知ってるでしょ?」

あかり「あ、うん…」
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:11:27.72 ID:5nIJFrPX0
京子「よし、廊下で立ち話も何だし場所変えて…」テクテク

あかり「そんな大した話じゃ…」テクテク

京子「そうなん?」

あかり「うん、櫻子ちゃん達にもそろそろ話そうかって話」

京子「…むぅ、確かにそろそろ隠し通すのも無理がある気がするけど」

あかり「ていうか、櫻子ちゃん達、もうかなり怪しんでるよぉ。話しちゃった方がスッキリするかなって」

京子「そうだなぁ……、できるだけ話したくなかったけど…、うーん、結衣にも聞いて…ハッ!」

あかり「あはは、今結衣ちゃんいないよねぇ」

京子「……絶対4人で集まった方が良かった事じゃないかこれ」

あかり「うん、あかりもそう思ってた」

京子「まあしょうがないよな……あ、そうだあかり」

あかり「んー?」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:12:32.50 ID:5nIJFrPX0
ホテル内某所

結衣「私個人としてはもう話しちゃってもいい気がするけどな……また単独行動されても困るし」

ちなつ「そうですよね!」

結衣「まあ京子にも一言聞いてみないとだけど…」

ちなつ「京子先輩に…?何で…」

結衣「え、いや…一応アイツ部長だろ」

ちなつ「そんな!関係無いですよ!私は結衣先輩の意見が聞きたかったんですし…!」

結衣「そ、そうか…それは、ありがとう…」

ちなつ「京子先輩は……何て言うか、信用できないんですよ…」

結衣「ちなつちゃん……」

ちなつ「あ、すいません。何か……結衣先輩にしか、こんな事言えなくて……」

結衣「……ううん、いいんだよ」
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:14:41.87 ID:5nIJFrPX0
結衣「ちなつちゃん、こっち来て」

ちなつ「?…は、はい…」

結衣「」ギュッ

ちなつ「ッ!?///ゆ、結衣先輩……?」

結衣「ごめんね、不安にさせちゃって」

ちなつ「いえ…そ、んな…///」

結衣「(京子のやつも色々考えてる筈だけど、後輩達にはこう映ってるのか……)」

結衣「(まあ、私でフォローできるところはフォローしないとな)」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:17:29.14 ID:5nIJFrPX0
ちなつ「…………///」

結衣「それでさ、ちなつちゃん」

ちなつ「はい?」

結衣「少し気になったんだけど、招待状の事で……」

ちなつ「あぁ、あのあかりちゃんが持って来たっていう……」

結衣「え、今なんて、」

ちなつ「あれ?やっぱり先輩も知りませんでした?あの招待状って、あかりちゃんが持って来たらしいですよ」

結衣「あかりが、招待状を…部室に!?」

ちなつ「」コク
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/30(水) 21:18:45.01 ID:mij4F+8ko
きたあああああああああああああ
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:19:20.01 ID:5nIJFrPX0
結衣「ちょ、ちょっと待てよ…?確かあの招待状…発信器のチップが…いや、そうじゃなくて…」


――スキルアウトA『私らは招待状の所有者に用がある』


結衣「(そうだ!アイツらの狙いは常に招待状で…、招待状の持ち主だった…!!)」

結衣「(あかりが持って来たというのなら、狙いは京子でも、私でもなく……)」

結衣「(真の招待状の持ち主は… 、あかり……!?)」


結衣「ってことは……アイツらの狙っていたのは…あかりなのか…!?」

ちなつ「えっ……!?」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/30(水) 21:20:01.37 ID:9AXvXEuDO
舞ってた貝があった
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:23:46.53 ID:5nIJFrPX0
ホテル内某所

京子「えええええ!?招待状って、元々あかり宛てだったのか!?」

あかり「うん、そーだよ!おうちのポストに入ってたんだぁ〜」

京子「で、それを部室に持って来たの!?」

あかり「え、うん…だって、学園都市への招待状なんてすごいし…京子ちゃん達も喜ぶかなーって…」

京子「早く言えよ馬鹿!!」

あかり「えぇ?!みんな知ってると思ってたよぉ!」

京子「知るわけないだろ!お前、ただでさえ影薄いんだから!!」

あかり「って、さりげに酷い事言わないでよぉ!!」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:24:50.57 ID:5nIJFrPX0
京子「(ってことは…アイツらの狙いは、あかりじゃないか…!)」

京子「(………………え?)」

京子「(……まじか?)」

京子「(さらに訳が分からないな。影が薄くて目立たないあかりを標的にするだなんて……)」

京子「(まさに、誰得……!!)」

京子「(だが、アイツらの狙いが分かってしまえば、逆に……)」


京子「ん?」キョロ

京子「おい、あかり…?」キョロキョロ
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:26:32.99 ID:5nIJFrPX0
京子「あれ…いねぇ!?」ズガン

京子「どこ行ったんだ!?」

京子「勝手に部屋に戻ったのか…って、まさか。いくらなんでも気づくよな…」

京子「まじで、一瞬にして、あかりが消えたとしか…」



あかり『京子ちゃん、ここだよ!!』

あかり『な、何で…?さっきまで普通だったのに、急に何が起きたの…!?』

あかり『ふ、ふざけてるわけじゃないよね……?』

あかり『あかりここにいるよ!目の前にいるよ!?』

あかり『え………何で、姿が見つけてもらえないの?』
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/05/30(水) 21:28:28.28 ID:5nIJFrPX0
今回の投下はここまで。
まだ人いるのかな……?

今月の超電磁砲が…………
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/05/30(水) 21:28:49.48 ID:+B3CHbWM0
応援してます
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/30(水) 21:46:42.72 ID:Qug7bU+Qo
乙!ずっと待ってました!

今月の超電磁砲やばかったな・・・
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/30(水) 22:39:23.78 ID:Yvy0iF8SO
続き来てたか
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/30(水) 23:26:49.19 ID:Kh/GepHX0
来たかっ!
あかりが本気でアッカリーンしちゃってる
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/05/31(木) 10:22:02.79 ID:LQfhWlnAO
待たせすぎだぞ!
心配してたんだからなっ!!
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 21:46:55.67 ID:PBxzFueq0
スキルアウト「無駄だよ」

あかり『えっ、だ、誰……?』

スキルアウト「アンタの声は、決して届かない」

あかり『貴女が…、あかりを消したの?』

スキルアウト「消したのはアンタ自身の、能力(チカラ)だよ」

あかり『ち、から…?意味が分からないよぉ!』

スキルアウト「まあ分からないだろうな。けどそんなのどうでもいい」ガシッ
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:07:43.41 ID:PBxzFueq0
あかり『え!?や、やだよぉ!!放して!!どこに連れてくの!?』

スキルアウト「少し研究所に行くだけだ」

あかり『なにそれわけわかんないよぉ!行きたくない!』ジタバタ

あかり『や、だ……』

あかり『助けて、京子ちゃん……!』


京子「あかりー!おーい、いるなら返事しろ!!」

京子「何が起きたんだ…」

京子「いや待て冷静になるんだ。ここは学園都市……外ではありえないような事も起こり得る街だ」

京子「そう、あかりが一瞬で消えることだって…」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:16:25.74 ID:PBxzFueq0
スキルアウト「無駄だと言った筈だ」

あかり『何、で………』

あかり『こんなに近くに、いるのに……!!』


京子「………」

京子「いやでもあかりは能力者じゃない…」

京子「ということは、人を消せる能力者が別にいるとしたら…?」


あかり『気づいてよぉ……!!』


京子「ちょ、待てよ。敵の狙いはあかり……、この事実と合わせると、」

京子「まさか、誘拐か……!」


あかり『!!!』
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:21:32.45 ID:PBxzFueq0
京子「てっ…!何かぶつかった…!?もしかして、あかりか!?」

あかり『違うよぉ、京子ちゃん!危ないから逃げてぇ!!』

京子「(いや、違うか…!まさか、やば、)」

スキルアウト「その通り」ビリッ

京子「ッ!?」ビリリッ

京子「(電、気…!?スタンガン…!!)」


京子「………」ドサ


あかり『京子ちゃん!!』


スキルアウト「気づかなきゃこんな事必要なかったんだけどな」

スキルアウト「仕方ない、目が覚める前にコイツも…」


ドッカーン!!


スキルアウト「な、何だ!?」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:24:13.23 ID:PBxzFueq0
バタン

綾乃「んけほっ、けほっ…!な、何よこれー!」

千歳「まさか急に爆発するなんてなぁ…」

綾乃「本当よ!てかこれやばくない?ホテルの人に絶対気づかれるって…!」


スキルアウト「くそっ、煙…!?一体何が…くっ、」


バタン

櫻子「あっ、先輩!」

向日葵「さっきすごい音がしましたけど…」

綾乃「あ…二人とも、平気?」

向日葵「ええ、わたくし達は何とも……それより今のまさか…」

綾乃「西垣先生から荷物が届いたからさっき取って来たのよ…」

櫻子「…………あー」

向日葵「…………あー」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:29:21.61 ID:PBxzFueq0
千歳「巻き込まれた人とかおらんよなぁ?」キョロキョロ

綾乃「い、いいいたら一大事じゃないの…!」

櫻子「あれ?あそこに人いない?」

綾乃「えっ!?」

向日葵「って、倒れているじゃありませんの!」タタタ

綾乃「あ、ちょっと古谷さん…不用意に動いちゃ…」タタタ



京子「………」

綾乃「って、と、歳納京子!?」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:36:39.64 ID:PBxzFueq0
向日葵「まさか爆発に巻き込まれて…」

千歳「それはないやろ、ドアの真正面におったんならともかく…」

向日葵「ということは……つまり…」

櫻子「つまり、先輩は廊下のど真ん中で寝ちゃったんですね!」

ゴツッ

櫻子「いたぁ、何すんだおっぱい!!」

向日葵「どう考えてもそれはおかしいでしょう!!」

京子「……………」

綾乃「…っ、歳納京子…!!起きなさいよ!!」ユサユサ
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:43:47.85 ID:PBxzFueq0
スキルアウト「こんな時に…!ちっ、これ以上事を大きくするわけにはいかない……か」

スキルアウト「不本意だがこのまま離脱するしかない!」ダッ

あかり『きゃぁっ!!』

あかり『やだよぉ!放してぇ!……京子ちゃーん…!!』


京子「……う……あ、かり…」

綾乃「…!?」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:52:11.76 ID:PBxzFueq0
綾乃「ちょ、ちょっと!歳納京子!?」ユサユサ

京子「……ん、あ、……」

綾乃「!!あ、お、起きた…!?///」

京子「………ん、綾乃か…?」

綾乃「そうよ馬鹿!もう、心配させ……、し、心配なんかしてなかったけどぉ!!///」バッ

京子「???」


千歳「」ドクドク
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 22:56:31.70 ID:PBxzFueq0
ホテル 某所

結衣「」テクテク

ちなつ「」テクテク

モワワーン

結衣「?何だ、この煙…」

ちなつ「あ、あっちから見たいですね…って、ここって…!」

結衣「うちの部屋!?」ダッ

ちなつ「あっ、結衣先輩…!」ダッ

結衣「ちなつちゃんはそこにいて!私が見てくるから」
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:02:47.23 ID:PBxzFueq0
結衣「おい!京子!」バッ

結衣「ん…、誰もいないのか…?この煙は…、あれ、か」

結衣「……この箱って…、七森中から届いた荷物…?差出人は……西垣先生…」

結衣「……………」

結衣「…爆発、したのか」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:08:59.02 ID:PBxzFueq0
ちなつ「結衣先輩ー大丈夫ですかー?」

結衣「うん。なんか爆発があったみたい…みんないないからどこかに避難してるのかも」

ちなつ「そうなんですか?」タタタ

ガチャ

ちなつ「…こっちの部屋にも誰もいないです」

結衣「とにかく、みんなと合流しないとな」

ちなつ「はい。あ、あそこにみんないませんか?」

結衣「本当だ、煙で視界悪いけど、人影が見えるな。行こうか」

ちなつ「はい!」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:12:10.85 ID:PBxzFueq0
ホテル 廊下

綾乃「そ、それで?一体何があったの?」

京子「えっと…、う、何だ…何で私寝てたんだっけ…?」

千歳「歳納さん、さっき赤座さんと一緒に部屋出て行ってんで」

向日葵「そういえば、赤座さんが見当たりませんわね」

京子「おう…あかりと…、あかりと……あ、あかりがっ!!」ガバッ

京子「そうだ、あかりが…!!あかりが誘拐されたんだっ!!そ、それで……!」

綾乃「ゆ、誘拐!?」

千歳「どういうことなん?」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:18:08.36 ID:PBxzFueq0
京子「あかりがさ、急に消えちゃって……」

綾乃「え?」

櫻子「消えた?」

京子「うん。それで…あかりを助けようとして…、でも、」

綾乃「ストップ!消えたって何よ…?」

京子「え?」

向日葵「消えたと言われても…」

千歳「歳納さんは赤座さんと一緒におったんやろ?」

京子「うん」

綾乃「だったら、姿を見失うっておかしくない?」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:20:40.89 ID:PBxzFueq0
京子「そうだよ!でも、いなくなったんだ!だから消えたんだって言っただろ!」

綾乃「…………」チラ

千歳「…………」チラ

綾乃「歳納京子…それって見失ったのと同じなんじゃないの?」

京子「見失ってない…!あかりとはずっと一緒にいたんだ…、だから、」

綾乃「ちょ、ちょっと。ちょっと落ち着いて」

京子「………っ…」

綾乃「あの、言ってる事が良く分からないんだけど…、つまり…?」

櫻子「歳納先輩が少し目を離しちゃった隙に、犯人があかりちゃんを攫ったってことでしょ?」

向日葵「…だと思いますわ」
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:28:20.56 ID:PBxzFueq0
綾乃「そうなの?」

京子「違うよ!!私が見失ったとかじゃなくて…、あかりが消えたんだって…、あ、あれ?何か自分で言ってて分からなくなってきた…」

綾乃「こっちも分からなくなってきたわよ…」

櫻子「とにかく!あかりちゃんが誰かに攫われたんですよね!?」

京子「え…う、うん」

櫻子「だったら、探さないと!まだ近くにいるかもしれないし!」タタタ

向日葵「そうですわね、放っておけませんわ…!って、櫻子!少しお待ちなさい!」タタタ

綾乃「あっ、ちょっと二人とも待ちなさい!」

千歳「あぁ…、しゃぁないなぁ…、うちが止めて来るから綾乃ちゃんは歳納さんをよろしくな」タタタ

綾乃「え!?あ、ちょ…千歳…!」


ちなつ「………そんな、あかりちゃん…」

結衣「おい京子、今の話本当なのか?」

京子「あ…結衣、ちなつちゃん…」
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:35:34.25 ID:PBxzFueq0
ちなつ「あかりちゃんは学園都市に狙われてるんですよ…!」

京子「知ってるよ…、」

ちなつ「ッ!?…それで、どうして京子先輩と一緒にいたあかりちゃんが攫われたんです?」

京子「え……?」

ちなつ「どうして!!それを知ってて!!あかりちゃんから目を離したりしたんですか!?」

結衣「ちょ、ちなつちゃん落ち着いて…」

京子「!!…私は、」

ちなつ「前々からずっと思ってましたけど…京子先輩には緊張感が、真剣さが足りてないんですよッ!!」

ちなつ「だから、こんな事になったんでしょ!?先輩のせいですよ!?」

京子「ちなつちゃん……」

ちなつ「見損ないましたよ……、もういいです…」ダッ

結衣「ちなつちゃん!どこに…、」

ちなつ「決まってるでしょう!あかりちゃんを探すんですよ!」

結衣「ちなつちゃん……!!」
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:41:42.90 ID:PBxzFueq0
京子「あ、…………」

結衣「……………」

京子「ゆ、結衣、あのね……」

結衣「ちなつちゃんを連れ戻して来る。話は後だ」

京子「」ビクッ

京子「う、うん……」

タタタ

京子「………………」

綾乃「………………」

京子「………………」

綾乃「……と、歳納京子…?」

京子「……………」ポロポロ
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/06(水) 23:48:39.61 ID:PBxzFueq0
綾乃「ちょ、ちょっと……!」

京子「私の、せい…だよ。全部……、ちなつちゃんの、言う通りだよ…」ポロポロ

綾乃「そんな事ないわよ…!あなたさっき言ってたじゃない…、見失ったんじゃなくて、消えたんだって…」

京子「う、うん…」

綾乃「アナタは赤座さんから目を離したりしてたわけじゃない…そうでしょ?」

京子「うん……、あかりが、突然消えて……、でも、でも…っ」

綾乃「私信じるから」

京子「えっ…」

綾乃「全部、信じる。アナタの言ったことが本当なら…アナタのせいじゃない筈よ」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/07(木) 00:00:14.63 ID:bTD1rKZM0
京子「…綾乃」

綾乃「何よっ」

京子「ありがとな」

綾乃「…!///」

京子「でも、私があかりを守れなかった事に変わりはないんだ」スクッ

綾乃「歳納京子……?」

京子「もちろん、合宿の提案をした張本人も私」

京子「私が、あかりを連れ戻さないとな…」

綾乃「ちょ…っと、待ちなさいよ…」ギュッ

京子「?」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/07(木) 00:09:25.70 ID:bTD1rKZM0
綾乃「私も…一緒に、行く」

京子「…でも、………綾乃」

綾乃「行くって言ったら行くの…!せ、生徒会副会長なんだからっ…!」

京子「関係あるの、それ?」

綾乃「あ、あるのよ……!///」プシュー

京子「……」

綾乃「///」

京子「……うん。じゃ一緒に来て、綾乃」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [saga]:2012/06/07(木) 00:12:19.96 ID:bTD1rKZM0
再開できそうだと思ったらまた忙しくなってきたという…。
ローペースになるかもしれないけど頑張ります。

今月の超電磁砲もアレだったけど、今月のゆるゆりもやばかったと思います。
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/07(木) 02:57:59.12 ID:qzMInA4po
はい
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/06/22(金) 22:21:22.74 ID:k606kQUCo
待ってる
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/14(土) 22:25:17.34 ID:yRwTTwPFo
待ってるよ
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/07/19(木) 22:52:23.18 ID:oxvuiBWAO
大室家の二人の中の人は
撫子:斎藤千和
花子:日高翌里菜
らしい

中の人ネタができるよ!とミサカはミサカは喜んでみる
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