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日常のSS -
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1 :
◆1g8i..4pHg
:2012/03/15(木) 03:14:58.42 ID:cWOCt9YSo
あらゐけいいち先生作のマンガ、『日常』のSSを投稿していく(つもりの)スレです。
基本、
>>1
用チラシの裏、つまり練習帳みたいな感じで進めていくつもりなのですが、もちろんみなさんの作品やネタも投下してもらってOK(というか読みたいので是非お願いします、日常SS少なすぎワロエナイ)
文章の形式としては、VIPのような台本形式から普通の小説のような文まで、なんでもありで書いていこうかなーと思ってます。
同様にジャンルも、ギャグからシリアスまで色々試してみようかな、と。
だって練習帳だから!
他作品とのクロスや安価までやるかもしれない。
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1331748898
(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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]: ID:???
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ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
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もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。
諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/
少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/
渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/
二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/
佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/
全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/
君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
2 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 1/12
:2012/03/15(木) 03:16:21.37 ID:cWOCt9YSo
放課後、1-Q教室
みお「……え?」
ゆっこ「ほらほら、昼休みの間に大工ストアで買ってきたんだ。麻衣ちゃんも一緒に食べよう!」
麻衣「…………」
みお「あんた……もしかして、きのこの山好きなの?」
ゆっこ「え? 当たり前じゃーん、きのこの山は至高のチョコレート菓子だよ」
みお「……い」
ゆっこ「え、なに?」
みお「だまらっしゃい!!」
ゆっこ「?!」
3 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 2/12
:2012/03/15(木) 03:17:13.93 ID:cWOCt9YSo
みお「きのこの山? なにそれ、信じられないんですけど!」
ゆっこ「まさか、みおちゃん……」
みお「そうだよ! 私はたけのこ派だよ!」
ゆっこ「なん……だと……」
みお「何きのこって! チョコとクラッカーが無駄に分離しちゃってさ、あんなもん食えるかっての!」
ゆっこ「で、でもそこがおいしいというか……」
みお「あーぁ、バカだと思ってたけど本気でバカだねゆっこは! ここまで来ると奇跡バカってかきのこバカだね」
ゆっこスイッチ「カツーン」
ゆっこ「ってかたけのこってなんかしょぼいんですけど」
みお「あァ!?」
4 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 3/12
:2012/03/15(木) 03:18:00.64 ID:cWOCt9YSo
ゆっこ「だってそうじゃん! 別々にわかれていてこそチョコとクッキーの良さが引き立つって言うのに、変に被さっちゃったりしてさ!」
みお「あのコーティングの良さがわからないとか、ゆっこはバカの上にアホだね!」
ゆっこ「麻衣ちゃん! 麻衣ちゃんはきのこ派だよね!?」バッ
麻衣「…………」モクモク
ゆっこ(アルフォート……)
みお(食っとる……)
5 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 4/12
:2012/03/15(木) 03:18:50.77 ID:cWOCt9YSo
田中「ハハハ、あいつらまたやってるよ」
中之条「ホント、仲が良いね」
田中「それにしても長野原の奴、見損なったぜ。まさかたけのこ厨だったとはな」
中之条「……え」
田中「……は?」
中之条「田中くんは……きのこの山が好きなのかい」
田中「まさか中之条、お前!」
中之条「僕は……きのこの山のような、非合理的なフォルムのお菓子は好きになれないよ!」
田中「てめぇ……!」
6 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 5/12
:2012/03/15(木) 03:19:28.25 ID:cWOCt9YSo
中之条「考え直してはくれないかい、僕は君と争いたくはない!」
田中「フッ……男には、譲れねえモンってのがあんだよ」
中之条「うおおおおおおおおおお!」
田中「おらあああああああああ!」
安中「私は、『きのこの山とたけのこの里(エンジョイパック)』で両方食べるのがお得だと……」
ttp://mognavi.jp/food/235562
一同「お前は黙ってろ」
安中「えぇー!?」
なの「あわわわ……」
こうして、戦いの波は1-Q全体に広がっていった……
7 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 6/12
:2012/03/15(木) 03:20:13.89 ID:cWOCt9YSo
夜、東雲研究所
なの「――ということが今日学校であったんですよ、はかせ」
はかせ「はかせはサメチョコがあればどうでもいいんだけど」
なの「まぁまぁそう言わずに、今日帰りに2つ買ってきたので食べ比べてみましょう」ガサガサ
はかせ「食べるー!」
阪本(まぁこいつにとっちゃチョコレートが食えるってことに変わりはねーか)
なの「阪本さんも食べます?」
阪本「いらねえよ! [
ピーーー
]気か!」
8 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 7/12
[saga]:2012/03/15(木) 03:20:55.60 ID:cWOCt9YSo
翌日、1-Q教室
なの「みなさん、おはようございま――」ガロッ
ゆっこ「……」ムスッ
みお「……」ツーン
麻衣「……」カリカリ←菩薩像を彫る音
なの(あぁっ、教室全体がピリピリしている……!)
なの(昨日食べ比べてみても、私はどっちもおいしいと感じた)
なの(互いに互いの良いところに気づけば、きっと皆さんわかり合えるはず!)
9 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 8/12
[saga]:2012/03/15(木) 03:21:37.64 ID:cWOCt9YSo
なの「相生さん!」
なの「たけのこの里、食べてみてください!」
なの「長野原さん!」
なの「きのこの山、おいしいですよ!」
ゆっこ「!」
みお「!」
ゆっこ「なのちゃん……私はそんなもの、食べないよ!」
みお「いくらなのちゃんの頼みでも、それは無理」
10 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 9/12
[saga]:2012/03/15(木) 03:22:31.68 ID:cWOCt9YSo
なの「そんな……」
シーン……
麻衣「…………」スタスタ
なの「? 水上さん?」
麻衣「…………」ヒョイパク ヒョイパク
みお「ま、麻衣ちゃん」
ゆっこ「二ついっぺんに……」
麻衣「…………」モクモク
麻衣「おいしい」
11 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 10/12
[saga]:2012/03/15(木) 03:23:12.44 ID:cWOCt9YSo
なの「水上さん!」パァア
ゆっこ「……まぁ、麻衣ちゃんがそう言うなら一つくらい……」ヒョイパク
みお「きのこがたけのこよりおいしいわけないけどね」ヒョイパク
ゆっこ「…………」モクモク
みお「…………」モクモク
ゆっこ(この郷愁を感じさせる味、悪くない……?!)
みお(今まで無駄な分離だと思ってたけど、これがまた絶妙なボリューム感を醸し出している?!)
みお「……ま、まぁ、やっぱりたけのこにはかなわないみたいだけどね!」
ゆっこ「は、はぁ? 実際に食べてみてもきのこの良さがわからないなんて、やっぱりみおちゃんこそバカなんじゃないの?」
麻衣「いい加減にして」
ゆっこみお「!!」
12 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 11/12
[saga]:2012/03/15(木) 03:23:57.57 ID:cWOCt9YSo
麻衣「二人とも、気づいてるはず」
麻衣「きのこの山にも、たけのこの里にも、それぞれ違った良いところがある」
麻衣「あとはお互い意地を捨てて、少しだけ歩み寄るだけでいい」
ゆっこ「…………」
みお「…………」
なの「水上さん……」
ゆっこ「ご、ごめんねみおちゃん、たけのこの悪口ばっかり言って……」
みお「う、ううん。きのこも、結構おいしいよ、うん」
ゆっこ「えへへ」
みお「ふふ」
13 :
ゆっこ「みおちゃん、きのこの山食べよう!」 12/12
[saga]:2012/03/15(木) 03:24:33.18 ID:cWOCt9YSo
なの「良かったぁー」
麻衣「…………」b グッ
田中「悪くねーじゃん、たけのこも」ガシッ
中之条「このチョコとクラッカーの黄金比を、ちょっと侮っていたよ」ガシッ
キノコモケッコウウマイナ イッショニカイニイコウゼ! ワイワイガヤガヤ
安中「えぇー……(私、昨日同じようなこと言ったじゃん!)」
安中「ま、いっか。ブランチュール買ってこよっと♪」
おしまい
14 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/03/15(木) 03:27:33.19 ID:cWOCt9YSo
というわけで、最初は日常らしくくだらない話で。
あの独特の世界観というか、シュールな感じを文章で出すのは難しいな……
感想、意見、アドバイス、批判、要望など、よければ書いてやってください。
そして何よりも!日常SSの書き手募集中!
では、次はいつになるか分かりませんがまた来ます。
ってかSS速報ってどんくらい書き込みないと落ちちゃうの?
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北陸地方)
[sage]:2012/03/15(木) 04:45:04.15 ID:+BjzAOiAO
2ヶ月は落ちないかな
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/03/15(木) 05:01:49.20 ID:+N8iA/uko
よほど放置しなければここは落ちないから大丈夫
というか、なかなかうまいな
俺は読み専だから参加できないけど、日常っぽい雰囲気は出せてるんじゃない?次も期待
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/03/17(土) 03:40:08.36 ID:V7yemNzKo
ちゃんみおかわいいよちゃんみお
18 :
即興ですがどーぞ
[saga sage]:2012/03/20(火) 23:52:07.60 ID:8Nngbs/IO
ヒトコトワドコトバ
男「早く
>>1
来ないかなあー」カチカチ
男「……」ジーッ
男「……」
男「……zzz」ガク
男「……はっ!?」
気を張っていてもしかたない
リラックスリラックス
19 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/03/22(木) 00:13:53.28 ID:F0QWCrbJo
>>1
です、レスしてくれた人はありがとう!
落ちる心配はあまりしなくて良さそうですね。
今毎日時間があるときにちょこちょこと書きためてますが、今週中にはひとまとめにして投下できるようにがんばってます。
>>18
ヒトコトワドコトバは見るのは好きだけど、言ってることが深すぎて自分では書ける気がしない、だからすごい!
20 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/03/25(日) 07:14:20.60 ID:7IR8qSZno
>>1
です。
なんとか今日中あたりまでに仕上げようと思ってたんですけど、ちょっとキリ悪いし、だからといって書き上げる時間もないし……
申し訳ないんですけど、明日・明後日あたりまで待ってください、すいません。
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/03/25(日) 08:35:21.19 ID:MCtxuGwIO
私待つわ
いつまでも待つわ
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2012/03/25(日) 12:44:46.77 ID:Zi9z8uQ70
いい具合にほのぼのしてておもしろかった
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga]:2012/03/26(月) 00:32:16.49 ID:ukq0WDzao
こんなところにいい感じの日常スレが埋れていた
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[saga sage]:2012/03/26(月) 15:32:27.12 ID:o+fH9A130
ドルフが死なずにフェイ王国征服して、さらにノリで地球の侵略を狙い、
日常が非日常に変わる中、ゆっこやなの、はかせ達の活躍により日常が取り戻される
そんな愛と勇気が勝つストーリーを誰か
25 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/03/27(火) 05:21:45.40 ID:bv7yosiho
>>1
です、遅くなりました。
レスをくれた人はありがとうございます、感想やアドバイスをもらったときが一番元気が出ます。
とりあえず一区切りついたので投下します。
本当は完結させるまで書ききるつもりだったのですが、ちょっと長くなりそうなのもあり、前後編に分けて今日は前編を投稿することにしました。
内容は、とある人物の一人語り形式で、台詞はほとんどありません(前編に至っては一度もありません)。
ジャンルは前回とは打って変わってシリアスなものっぽいです。
日常は、のほほん・ほのぼの以外の話は困る!という方はご注意を。
あとは、キャラ崩壊?っていうのになるのかな?
一応原作との矛盾はなるべくないように気をつけたつもりですが、そこも苦手な方は注意。
前置きが長くなりました、それではどうぞ。
>>24
自分も読みたいw
気が向いたらがんばってみます。
26 :
はかせの愛したなの 前編 1/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:22:43.03 ID:bv7yosiho
私には、かつて親友がいた。
彼女と出会ったのは16歳、ちょうど高校に入学したとき。
はじめは、変に生真面目で丁寧だし、成績も優秀だし(私は全然ダメダメだったのだ)、別段仲良くなりたいとも思わなかった。
だけど、クラスでの席が隣になって、最初は少しだけしゃべって。
私が教科書を忘れたときに気恥ずかしそうに机をくっつけてくれて。
偶然、同じテレビ番組を見ていることがわかって。
一緒にいるうちに、かけがえのない友達となっていった。
くだらない話で盛り上がったり、バカみたいに遊び回ったり、勉強を教えてもらったり。
もう遠い昔のような気がするけど、あの頃の日常は確かに、私の人生の中で最も輝かしく、楽しいひとときだったことを覚えている。
27 :
はかせの愛したなの 前編 2/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:23:21.47 ID:bv7yosiho
そんな彼女がこの世を去ったのは、同じ年の秋だった。
居眠り運転の大型トラックに轢かれそうになった私を突き飛ばし、彼女が轢かれた。
即死だった。
枯れ葉が降り積もる道路の真ん中で、駆け寄った私と言葉を交わす間もなく、彼女は死んだのだ。
私はその日、泣きに泣いた。
信じたくないという気持ち、受け入れたくないという気持ち、血まみれの彼女が横たわる凄惨な光景。
色々なものがぐるぐると頭の中を巡って、訳が分からなくなった。
夜、それが落ち着かないまま(眠れるような精神状態ではなかったが、泣き疲れたのだろう)、私は深い悲しみに包まれ眠りについた。
28 :
はかせの愛したなの 前編 3/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:24:08.06 ID:bv7yosiho
目が覚めると、世界が変わっていた。
まず、自分の体が異様に縮んでいた。
いや、縮んだなどというレベルではない。
若返っている。
若者だった自分が言うのもなんだが、本当に若返っていると、鏡を見て確信した。
次に、カレンダーを探した。
自分のいる部屋は眠る前と同じ場所だったが、物の配置などが変わっていた。
少しキョロキョロと見回し、見つけたカレンダーに書かれた年は、8年前のもの。
つまり、この体は8年前、8歳のときのもの?
にわかには信じがたいが、どうやらそういうことらしい。
『記憶を保ったまま、8年前に戻った』と考えれば、つじつまが合う。
とにかく私は、周囲に合わせて生活した。
普通に小学校に行き、普通に遊んで過ごした。
私にはこれまでの記憶や知識がすべて残っていたため、小学校の授業は退屈きわまりなかった。
騒ぎ立てられるのも面倒だったので、『そこそこ頭の良い普通の子』を演じ続けて過ごした。
精神は16歳なので、周りの子と心からの友達になれる、ということもなかった。
29 :
はかせの愛したなの 前編 4/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:24:43.33 ID:bv7yosiho
なぜこのようなことが起きたのか。
今でも分からない。
もしかしたら、私の気が狂ってしまったのかもしれない。
だが、それでも良かった。
現実であれ幻であれ、この世界では……まだ生きているはずなのだ。
彼女が。
何よりも大切な親友が。
また彼女に会える。
それを楽しみに、私は高校生になるのを心待ちにして。
それこそ、以前の世界と変わらぬような毎日を、平穏に過ごした。
30 :
はかせの愛したなの 前編 5/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:25:18.47 ID:bv7yosiho
そして、再び高校に入学する春。
彼女との『再開』を果たした。
当然、彼女にとって私は初対面の人間だろう。
私は彼女を目にしたとたん、泣きながら駆け寄り、思わず抱きついてしまった。
彼女は困惑したことだろう、初めて会った人に突然抱きつかれたのだから。
しかし、そんな些細なことを忘れてしまうくらい、私は嬉しかった。
最初こそ戸惑っていたが、少し経つと再び、私と彼女は友達になった。
元来、穏やかで人柄の良い彼女だ。
出会いの場面で多少意味不明な行動を取られても、それを気にして私を敬遠するような女の子ではなかった。
彼女との楽しい日常が、戻ってきた。
今度こそ、私の本当の人生が始まるのだ。
そう信じていた。
31 :
はかせの愛したなの 前編 6/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:26:00.03 ID:bv7yosiho
2回目の絶望を味わったのは、同じ秋の日だった。
この平和な町には似合わないような、かつてない通り魔事件。
男の持っていた包丁で突然刺され、これもまたやはり、即死だった。
一緒に歩いていた私も襲われておかしくないような状況だったが、そんなことを気にしている余裕はなかった。
また、死んでしまった。
幸い、その男はすぐに捕まり、彼女以外の犠牲を出すことはなかった。
しかし私は、どうしても納得がいかなかった。
なぜ、どうして。
せっかく時間が巻き戻ったというのに、どうしてまた彼女は死んでしまったのだ。
私はやはり、泣きに泣いて、そのまま深い悲しみに包まれ眠った。
32 :
はかせの愛したなの 前編 7/7
[saga]:2012/03/27(火) 05:27:40.99 ID:bv7yosiho
目が覚めると、また8歳の体になっていた。
今度は、もう驚かなかった。
再び、時間が8年前に戻ったのだ。
飛び起きた私は、やはり普通に小学校に通い、普通に過ごした。
今度こそ、今度こそは大丈夫だ。
もう一度だけ、神様がチャンスをくれた。
次は、彼女を必ず救ってみせる。
そう誓った。
つづく
33 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/03/27(火) 05:30:05.13 ID:bv7yosiho
次の投稿もいつになるかちょっとわからないのですが、なるべく早くできるようにがんばります。
ちなみに、題名の元になっている「博士の愛した数式」はタイトルを聞いたことがあるだけで、内容は全く知りません。
あしからず。
それでは、また。
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2012/03/27(火) 08:15:10.46 ID:InPIdOfIO
乙 続きが気になる
>>24
は確かに見てみたい
ドルフさんの死に方はある意味悲惨だったしなwww
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/03/27(火) 21:01:04.35 ID:HyZ7yoAjo
wwktk
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2012/03/27(火) 23:50:25.93 ID:I4sHaOlg0
これは……はかせって8歳だよな?
なんにせよ後編も楽しみにしてる、乙
37 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/04/01(日) 16:47:32.07 ID:3Rhpfk8/o
こんにちは。
まだ後編が書き上がっていないのですが、1レスネタを一つ。
無題です。
フェっちゃん「ウェボシーウェボシー、拙者、女になっちゃった」
ウェボシー「(お、エイプリルフールネタか)ほう、相手はどんな男なの?」
フェっちゃん「フフフ、実はね、笹原くんなのだ!」
みさと「えっ」
ウェボシー「みさと!?」
フェっちゃん「いつの間に!?」
みさと「えっえっ」ズドドドドドドドド
ダッ
ウェボシー「行ってしまった……」
フェっちゃん「ふぇーっ」プスプス
ウェボシー「アハハ、まぁ、よりによってあんな嘘つくから悪いんだよ、フェっちゃん」
フェっちゃん「え、嘘じゃないよ?」
ウェボシー「えっ?!」
フェっちゃん「と、言ったら嘘になるけどね」
ウェボシー(うわめんどくさくなってきた……てかこいつ懲りてねえな)
終わりです。
うん、日常を4コマっぽく文を書こうと思うとさらに難しい。
あと、ついでのお願いなのですが、できれば書き込むときはage進行でお願いしたいです。
というのも、このスレのタイトルがよくあるタイプ(人物名「〜〜〜」)でないため検索に引っかかりにくく、人の目に止まりにくいであろうから。
書き手さんを集めるためにも、ぜひ!
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/04/01(日) 18:39:01.55 ID:K8SVYEf1o
フェっちゃんならすでに俺がもう女にしてあるよ
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/04/02(月) 00:41:03.39 ID:Gh5guB6ho
(しばらく泳がしてみるか……)
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/04/05(木) 10:05:55.71 ID:ePnMrbrSO
乙
禁書とのクロス考えてるけど難しいな
舞台を時定町にするか学園都市にするか
どっちにするにしても学園都市を出るのも入るのも理由いるしな
囲碁サッカーをどう扱えばいいだろ?
昔は殺人術的な話があったしバトル物にも出来そうなんだけど
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
:2012/04/05(木) 10:44:46.59 ID:feRfAZxGo
禁書クロスなら今考えてる
42 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/04/07(土) 03:42:02.40 ID:TvJTd0Dto
>>1
です、なかなか続きを投下できなくて申し訳ない。
4月に入ってからなかなか趣味に使える時間が少なくなってしまって……
なんとか後編はこの土日中に書き上げられたらな、と思っています。
>>40-41
禁書ですか、いいですね。
俺は向こうの原作は8巻までしか読んでいませんが、好みの作品なのでぜひ気が向いたら書いてみたいです。
個人的には時定組や東雲家がどんな能力者になるか……と考えるのが楽しそう。
>>41
氏の作品に期待。
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/04/07(土) 03:54:17.18 ID:2coNJsvyo
>>42
ふふふ
期待しておきな
とりあえず放置してるスレを進めないと……orz
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/04/07(土) 08:01:56.14 ID:ucK7mRpSO
level5総勢VSウッドキューブ完成させたドルフさんとかも面白そうww
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2012/04/07(土) 19:22:58.71 ID:9/2ctmsIO
今さらまどマギとクロスさせようとしてみたが、
構想の時点から、
ドルフ>姫>>>>QB
と言う外道さである
46 :
◆1g8i..4pHg
:2012/04/09(月) 08:25:19.41 ID:YlEaliqvo
すまぬ、すまぬ……
結局休み中に書き上げるのは不可能でした。
今日ももう仕事に行かなくては。
なんとか来週中までにがんばってみます、それでは。
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/04/09(月) 08:44:33.83 ID:erWBVxR3o
頑張れ
48 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/04/09(月) 17:40:43.49 ID:8gCNiGByo
このスレはまとめサイトに載ったりしないのかな?
知名度が上がれば人も集まる気がする
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/04/09(月) 17:48:01.07 ID:erWBVxR3o
流石にそれはないだろ……
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/04/11(水) 10:00:24.35 ID:b65l9Shzo
とにかくまずはこのスレを人々に見つけてもらえるか否かだな
51 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/04/11(水) 15:32:53.88 ID:A36K/YAIO
キャラスレとかで宣伝すれば…
52 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/04/12(木) 05:50:33.68 ID:lCO7rLR6o
その前にまずage進行
>>1
がんば!
53 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/04/16(月) 03:47:28.78 ID:x7Ub84R+o
みなさんこんばんは、age進行に協力してくれている人はありがとうございます。
また一つ謝らなければいけないのですが、先日、前後編に分けると言ったにもかかわらず!
やっぱり前「中」後編に分かれちゃいました。
そうです、全部書ききれませんでした。
許してヒヤシンス☆ペロッ
というわけで、今日は中編だけ投下します、申し訳ない。
ではどうぞ。
54 :
はかせの愛したなの 中編 1/6
[saga]:2012/04/16(月) 03:48:15.52 ID:x7Ub84R+o
3度目の小〜中学生時代も、特に何事もなく過ごした。
もし私が何の目的意志も持たず、ただ時間が巻き戻っていただけならば、とても精神が保たなかっただろう。
いや、もしかしたら、もうすでに精神が病んでいるのかもしれないが。
何はともあれ、私は(少なくとも私の意識の内側では)何事もなく、平凡に暮らしていくことができた。
55 :
はかせの愛したなの 中編 2/6
[saga]:2012/04/16(月) 03:48:49.75 ID:x7Ub84R+o
そして、彼女との3度目の出会い。
今度は、同じ過ちを繰り返してはならない。
以前と同じような日常を過ごしつつも、常に彼女を守ることを考えた。
前回、彼女が通り魔に刺され死んだ日付はしっかりと記憶に残してあった。
1回目、トラックに轢かれた日付と全く同じ、10月7日。
おそらく今回も、この日に何かが起きるのだろう。
そんなことを考えながらも、彼女との楽しい時間が過ぎていった。
56 :
はかせの愛したなの 中編 3/6
[saga]:2012/04/16(月) 03:49:34.56 ID:x7Ub84R+o
10月7日。
この日は、とにかく彼女から離れないようにした。
どうしたんですか今日は、と不思議そうに首をかしげる彼女に、何でもないよ、と言って曖昧な笑顔を返した。
極力危険な所を避け、なにか不安要素がないかどうか、目を凝らして周囲を探った。
道路を渡ったり近くを歩くときは車に気をつけたし、通行人にも一人一人気を配った。
そして何事もなく、無事に彼女を家に送り届けると、くれぐれも今日はじっとしていてくれ、と言った。
やはり彼女は不思議そうに私を見たが、何も訊かずに、わかりましたとだけ言ってくれた。
私は安心し、彼女の家をあとにした。
57 :
はかせの愛したなの 中編 4/6
[saga]:2012/04/16(月) 03:50:01.81 ID:x7Ub84R+o
その日の深夜、私は突然鳴った携帯電話の着信音で飛び起きた。
彼女だ。
出ると、彼女は途切れ途切れの、今にも消えてしまいそうな声で言った。
―――― 助けてください。
通話の向こうでは、何か物が崩れ落ちたりする不穏な音が響いていた。
私は家を飛び出し、携帯電話だけを握りしめて、猛ダッシュで彼女の家へと走った。
まさか、そんな。
いやだ、やめてくれ。
嫌な予感に押しつぶされそうになりながら、とにかく私は走った。
58 :
はかせの愛したなの 中編 5/6
[saga]:2012/04/16(月) 03:50:30.72 ID:x7Ub84R+o
彼女の家『だった場所』にたどり着き、私が目にしたもの。
それは、ごうごうと燃えさかり、夜の暗闇を真っ赤に照らす炎だった。
すでに消防車や救急車が到着しており、多くの人が消火活動にあたっている。
だがそれに対し、火事の規模があまりにも絶望的だった。
見るだけで、この中の人達は皆助からないだろう、と思わせるほどに。
けたたましく鳴り響くサイレン、飛び交う人の怒号。
それらに包まれながら、私は膝から地面に崩れ落ちた。
また、救えなかった。
今度は、彼女だけではない。
彼女の家族まで、みんな死んでしまった。
59 :
はかせの愛したなの 中編 6/6
[saga]:2012/04/16(月) 03:51:22.44 ID:x7Ub84R+o
気づくと、私の視界は真っ黒になっていた。
もはや驚くことではないのかもしれない。
私の体は、やはり8歳のときのそれに若返っていた。
これで、確信が持てた。
私は、彼女を救わなくてはいけない。
あまり非科学的なことを信じるタチではないが――そもそもこんな現象の渦中にいる時点で非科学的も何もないのだが――、神様から与えられた使命かなにかなのだろう。
彼女との日常を取り戻すために。
そして、私自身が先へ進むために。
何度でも、繰り返そう。
こうして私は、永遠とも思える時間の迷宮へ、迷い込んでいった。
60 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/04/16(月) 03:55:54.91 ID:x7Ub84R+o
ここまでです。
次はやはりいつこれるかどうか分かりませんが、なるべく早くにできるようがんばります。
アドバイスや意見、感想などはいつでもお待ちしています(まだまだ未熟者故、助言は非常にありがたいです)。
そしてもちろん、何か書いてくれる人や、書き手さんを引っ張ってきてくれる人、このスレのことを広めてくれる人も大歓迎!
……毎回言ってる気がしますけど。人の少なさには泣ける。
Eテレの再放送も決まったことだし、日常にはまだまだ根強い人気があると信じて。
それでは。
61 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/04/16(月) 12:57:08.73 ID:Laaqj/hSO
乙
この少女はどうなるのか
Eテレ再放送かEテレが何か解らず9話辺りまで見逃してた僕にはいい情報だ
62 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/04/16(月) 18:43:30.92 ID:xp8qzCFIO
グッドイナフ!
見える、見えるぞ、俺には……
「中編その2ができちゃいました、許してくんさい☆」という
>>1
の未来が!
63 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/04/19(木) 11:03:39.10 ID:fdRbDyN80
続きが気になる
人もっと増えろー
あからさまに他スレに宣伝したりしたら
>>1
に迷惑かかったりするかな?
64 :
◆1g8i..4pHg
:2012/04/23(月) 02:16:52.56 ID:fTKcjOP5o
今週もこの懺悔タイムがやって参りました、
>>1
です。
すいません、例によって今週中に書き上がりませんでした!
来週までにがんばってみようと思います。
>>63
迷惑だなんてとんでもない。
当然、そういうのが許可されてる場所に限りますが……宣伝してもらえるなら非常にありがたい。
65 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/04/24(火) 11:06:47.75 ID:FHvrbbY00
おもしろい
はかせがなのを作るきっかけになった話かな?
いずれにしてもこの先の展開に期待
66 :
◆1g8i..4pHg
:2012/04/30(月) 07:55:15.51 ID:PHdXPN/wo
おはようございます。
重ね重ねすいません、先週もダメでした……とりあえず生存報告ということで
また今週中にがんばります
67 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/05/03(木) 04:21:43.14 ID:QWxmJPvSO
いつまでも待ってる
ウッドキューブ完成した時の実力ってどれくらいがいいんだろ?
日常の描写みるかぎり攻撃面は凶悪なレベルだが
息吹きかけるだけで部下の気合い?攻撃打ち消してたし
とあるとクロスするなら白翼一方やフィアンマ辺りで撃破出来そうだけど
日常単体だとどう攻略するか
68 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/05/04(金) 18:47:57.84 ID:/MOLxEgmo
ウッドキューブもそうだが、ちゃんみお自身の戦闘力もなかなかだろうな
69 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/05/06(日) 03:38:31.92 ID:MNoRNs9SO
ちゃんみおがウッドキューブ探してる話に関しては片方見つかってたからウッドキューブの影響もあるかな?
でもみおが暴走したときのシャドウは半端ない速さだったなww
70 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/05/10(木) 12:51:51.69 ID:xfy166jIO
毎週土日周りに必ず生存報告していた
>>1
の応答が今週ない……
何かあったんだろうか
71 :
◆1g8i..4pHg
:2012/05/14(月) 00:51:14.00 ID:9A9HfIQuo
申し訳ない、ご心配をおかけしたようで。
実は先週はPCを少し起動させる時間もなく、まったく書き込む機会がありませんでした。
そして案の定、今日この日も書き上がっておりません。
少なからず楽しみに待ってくれている人がいるなら、その方々には重ね重ね申し訳ない……
来週は時間を作れるようがんばります。
72 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/05/18(金) 02:35:16.48 ID:enmF+Shdo
>>1
は仕事忙しそうだな……無理だけはするなよ
73 :
◆1g8i..4pHg
:2012/05/28(月) 01:44:27.85 ID:zmZIlWF/o
>>1
です、先週もこれずにすいませんでした
そして今週も生存報告だけとなります。
こんなことになるならこの話だけでも完結させてから一気に投稿するんだった……
内容をすでに忘れてしまっている人も多いかと思いますが、どうぞ今しばらくお待ちください
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/05/29(火) 17:13:01.29 ID:h65LAebVo
後編が投下される前に、もう一度読み返しておくか
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/06/13(水) 18:57:11.72 ID:on1Xda6IO
>>1
がんばれ
76 :
◆1g8i..4pHg
:2012/06/16(土) 22:00:00.96 ID:LhLMV5d0o
>>1
です、先に宣言しときます。
この土日も書けない可能性が高いです、毎回毎回申し訳ありません。
心配してくださってる方は、ありがとうございます。
なんとか生きていけてます。
77 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/06/16(土) 22:46:10.79 ID:pHtvfMCvo
( ゚∀゚)o彡°頑張れ!頑張れ!
78 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/06/18(月) 04:00:14.60 ID:P7b0sN2Jo
誰か
>>1
以外も書こうぜ
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/18(月) 16:02:43.20 ID:waYGpMTIO
生存報告してる分まだマシだな
世の中失踪する奴らなんて沢山居るんだし
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/06/20(水) 10:13:09.56 ID:l7eDe4fVo
書きたいけど、日常のSSって難しい
>>1
には感心する
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/06/21(木) 23:31:43.66 ID:ycgAH8HIo
あのシュールな感じを出すのが難しいよな
どうすりゃいいんだろう
82 :
◆1g8i..4pHg
:2012/06/24(日) 22:30:22.95 ID:oqn13i0Wo
こんばんはー。
これはきつい、今日も投稿できそうにありません。
申し訳ない。
俺もまだまだ修行中の身ですし大きな事は言えませんが、うまくいかないときは日常らしさを無理に出して行かなくてもいいかと思います。
SSにしづらい作品だということは俺も実感してますし。
83 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/06/28(木) 03:09:31.04 ID:+mdMeVdto
作品愛だな
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/06/29(金) 01:55:49.39 ID:fo/G+dwuo
日常のにいてんご買ったやついる?
85 :
◆1g8i..4pHg
:2012/07/02(月) 01:56:01.90 ID:nW4tu7i1o
こんばんは。
今週こそ今週こそ……と思いつつも、やはり自宅でゆっくりできる時間が少なすぎる!
出先でもモバイル端末とか使って細々と文章書くことは可能なんですが、
やはり自宅の自分のPCの目の前でじっくり書かないと良いものが浮かんできませんしねえ。
というわけで、申し訳ありませんがまた来週で。
投げたとか書きたくなくなったとか、そういうのはあり得ませんのでそこはご安心を。
86 :
◆1g8i..4pHg
:2012/07/08(日) 19:26:34.31 ID:VliwF52xo
g
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/07/10(火) 09:40:26.06 ID:NSacXIzIO
どうしたww
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/07/13(金) 03:50:06.69 ID:lFsaa0ZEo
あんまり忙しかったから一文字書くので精一杯だったんだろうな
89 :
◆1g8i..4pHg
:2012/07/15(日) 16:42:37.55 ID:cqFJyfP5o
先週はお見苦しいところをお見せしました。
そして今日もおそらく投下は難しいと思っています。
なのみたいなお手伝いロボット欲しい
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/07/18(水) 00:11:47.21 ID:gI4r/W4uo
今月の日常わろた
誰か中之条と田中の話書いてくれよ
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/07/21(土) 09:30:14.71 ID:32eXyz5xo
「アフロは田中君の唯一の個性じゃないか!」
「くっ……わかってんじゃねーか」
92 :
◆1g8i..4pHg
:2012/07/29(日) 17:36:16.69 ID:mDLNoK2Vo
こんにちは。
先週は生存報告できずに申し訳ありませんでした。
ところで、俺は大学では物理学を専攻していたのですが、こんな本があったとは……
高校生の時に欲しかった
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8E%E6%97%A5%E5%B8%B8%E3%80%8F%E3%81%A8%E5%AD%A6%E3%81%B6-%E7%89%A9%E7%90%86%E5%9F%BA%E7%A4%8E%E3%81%8C%E9%9D%A2%E7%99%BD%E3%81%84%E3%81%BB%E3%81%A9%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%9C%AC-%E5%A4%A7%E6%B8%95-%E4%B8%80%E5%BD%A6/dp/4806144142
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/07/30(月) 03:16:05.46 ID:SFkAoEfSO
最近そんな感じの本多いよね
らき☆すたとかとあるもあるし
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/07/30(月) 23:30:49.66 ID:ZhYcIf/ho
禁書の数学参考書とかもあるよね
で、日常×禁書書くっつってた人マダー?
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/07/31(火) 08:55:06.59 ID:yDCD8CNSO
日常×禁書を作る宣言した人じゃないけど妄想してたら
ちゃんみおがlevel5になれば一方すら倒せるチートになってしまった
でもそれだと物語が成り立たないというorz
ゆっこと麻衣の能力は大体構築出来てる
96 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(北海道)
:2012/08/05(日) 23:02:51.99 ID:fPR418BP0
はじめまして
初めてSSを書いてみたので変かもしれないですけど
見てくれたら嬉しいです。感想をくれたらさらに嬉しいです
次から投稿します
97 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:04:11.80 ID:fPR418BP0
キーンコーンカーンコーン
ゆっこ「・・・・・・・」カリカリ
ゆっこ「・・・・・」カリカリ
ゆっこ「・・全然終わんない!」
ゆっこ「明日までなのにまだこんなに残ってる・・・・」ドッサリ
ゆっこ「トホホ・・・こんなことになるならちゃんと宿題やっておけばよかった・・・」
98 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:05:23.85 ID:fPR418BP0
回想
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜1週間前の昼休み〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
なの「キャンプ・・・・ですか?」
ゆっこ「そう!来週から夏休みだし皆で行こうよ!」
みお「ゆっこ・・・前回の惨劇を忘れたの?また残念なキャンプになっちゃうよ?」
ゆっこ「大丈夫だって!なんとかなるよ!麻衣ちゃんも行くよね?」
麻衣「・・・・・・・はかせも」
なの「え?」
麻衣「・・・・・はかせも、連れて行こう」
なの「ええ!?で、でも危なくないですか?川に流されたりとかしませんか?」
ゆっこ「でも、はかせを家で1人ぼっちにするのも可哀想じゃない?」
なの「た、確かに」
ゆっこ「みんなでちゃんと見てれば大丈夫だよ!だから連れて行こうよ!」
キーンコーンカーンコーン
高崎先生「お前らー授業を始めるぞ、席に着け」
99 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:06:08.79 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜授業終了後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゆっこ「zzz・・・・・」
みお「ちょっとゆっこ、また居眠りしてたの!?」
ゆっこ「・・・・あ、みおちゃんおはよう」
みお「のんきに挨拶してる場合じゃないよ!大変だよ!」
ゆっこ「どしたの?なんかあったの?」
みお「このままじゃ、ゆっこだけキャンプにいけなくなるんだよ!」
ゆっこ「・・・・・へ?」
100 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:06:55.70 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜授業中〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
高崎先生『みんな、よく聞いてくれ』
高崎先生『あと1週間で夏休みだ』
高崎先生『だが、夏休みに学校に来なければならない奴がいる』
高崎先生『まず、この前の期末テストの結果がよくなかった者』
高崎先生『次に、今までの宿題をしてこなかった者。この2つに当てはまる生徒は夏休みに補習を受けてもらう』
高崎先生『後で廊下に張り出しておくから各自確認するように』
みお(あれ?ゆっこって宿題いつも忘れてたよね?まさか大丈夫だよね・・・?)
101 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:07:24.92 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みお「・・・・と思ってさっき廊下に確かめにいったら・・・・・」
ゆっこ「ま、まさか・・・・・」
みお「相生裕子の名前が書いてあったよ!」
ゆっこ「ガーーン!」
みお「というか、相生裕子の名前しかなかったよ!」
ゆっこ「なんですとーーーーーー!」
102 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:08:07.83 ID:fPR418BP0
なの「相生さん!補習対象者の張り紙見ました!?」
ゆっこ「あ、なのちゃん!今みおちゃんから聞いたところだよ!」
なの「このままじゃ、相生さんだけキャンプにいけませんよ!」
ゆっこ「そうなんだよ!なんとかして補習から逃げないと!」
みお「逃げちゃダメでしょ」
麻衣「・・・・・宿題をやれば・・・」
ゆっこ「うわ!麻衣ちゃんいつから後ろにいたの!?」
麻衣「寝てるときから」
ゆっこ「背後霊か!」
103 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:08:45.27 ID:fPR418BP0
みお「・・・って麻衣ちゃん。宿題をやるってどういうこと?」
麻衣「・・ゆっこが補習を受けるのは宿題をやってないから」
麻衣「夏休みまでに宿題を全部提出すれば補習はなくなるかも」
なの「本当ですか!」
みお「ゆっこ!宿題どれだけあるの!」
ゆっこ「う・・・プリント50枚以上ある・・・・」
なの「・・・・・」
みお「・・・・・」
麻衣「・・・・・」
ゆっこ「・・・・・あはは・・」
なの「相生さん!諦めたら本当にキャンプに行けなくなりますよ!」
ゆっこ「なのちゃん・・・」
みお「そうだよ!私たちも手伝うから全部やっちゃおうよ!」
ゆっこ「みおちゃん・・・2人ともありがとう!なんだか終わる気がしてきたよ!」
104 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:10:04.53 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜三日後の放課後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゆっこ「だいぶ終わったと思ったけど・・・・」カリカリ
みお「なんか減った気がしないよね。あ、そこ間違えてる」
ゆっこ「また!?もう間違えばっかで嫌になるよ!」
なの「頑張ってください!ここで諦めたらキャンプに行けないですよ!」
ゆっこ「わかってる・・・けど・・・・もう限界だよーーー!」
みお「じゃ、今日はこの辺でやめとく?」
ゆっこ「・・・・うん・・・」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜家〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゆっこ(どうしよう・・・・このままじゃ絶対に間に合わない)
ゆっこ(かといって家でやってもポエムが出来上がるだけだし・・・)
ゆっこ(せめてもう少し頭がよかったらなー・・・)コンコン ←壁を軽くたたく音
ゆっこ(でもそんなの無理だし・・・)トントン ←壁をたたく音
ゆっこ(あーもうどうしたらいいのさ!)ドンドン ←壁を思いっきり叩く音
バン!
母「うるさいよ!何時だと思ってんだい!」ドカァ!
ゆっこ「ぐはーーー!」
105 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:10:42.25 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
回想終わり
ゆっこ「あれからずっと居残りしてやってるけど、まだ半分以上残ってるよ・・」
ゆっこ「なんかいい方法ないかな・・・」
ゆっこ「うーーーん・・・・」
ガラッ
麻衣「・・・・・・」
ゆっこ「あ、麻衣ちゃん。まだ帰ってなかったんだ」
麻衣「・・・・・・これ・・・あげる・・・」
ゆっこ「何それ?紙飛行機・・?」
麻衣「・・・・・・」ヒュー ←紙飛行機とばした
ゆっこ「わわっ!」パシッ
麻衣「じゃ・・・帰る・・また明日・・」
ゆっこ「あ・・・うん・・じゃあね」
106 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:11:48.77 ID:fPR418BP0
ゆっこ「なんだったんだろ・・」
ゆっこ「・・あれ?紙飛行機になんか書いてる?」
ゆっこ「広げてみよう」パラッ
『机の中』
ゆっこ「・・机の中?どういうことだろ?」ガサガサ
ゆっこ「何も入ってないけど、もしかして麻衣ちゃんの机かな?」ガサガサ
ゆっこ「うわっ!なんか紙がいっぱい入ってる!」
ゆっこ「これ・・・プリントの答えだ!」
ゆっこ「麻衣ちゃん・・・ありがとう!これで終わるよ!」
ゆっこ「よーし、やっちゃいますかー!」カリカリ
107 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:12:26.22 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜2時間後〜〜〜〜〜
ゆっこ「いやー、答えの紙があるから進む進む、もうあと5枚しかないよ」
ゆっこ「この調子ならもう終わるね」
ゆっこ「えーと、次のプリントの答えはと・・・・」
答えペーパー『飽きた』
ゆっこ「・・・・・」
ガラッ
高崎先生「なんだ、まだいたのか相生。そろそろ学校閉めるからもう帰れよ」
ゆっこ「・・・・・あ、はーい・・・・・・」
108 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:12:52.46 ID:fPR418BP0
帰り道
ゆっこ「結局終わんなかった・・・・」トボトボ
ゆっこ「飽きたってどういうことなのさ!あと5枚分くらい書いといてくれてもいいじゃん!」
ゆっこ「まあ、ここまでこれたのは答えペーパーのおかげだから文句は言えないけどね・・」
ゆっこ「どうしよう・・・答えがないと1日で5枚も終わんないよ・・・」
ゆっこ「なんかいい方法ないかなあ・・・」
ゆっこ「せめてもう少し頭が良かったらなあー・・・」
ゆっこ「なんかちょっと前にも同じこと思ったことある気がする」
ゆっこ「・・・・・・・・・」
ゆっこ「・・・よし!もう最後の手段だ!」
109 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:13:29.89 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜東雲研究所〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ピンポーン
なの「はーい!」(こんな時間に誰だろう?)タタタ
ガラガラッ
ゆっこ「こんばんわー」
なの「あ、相生さん!?どうしたんですかこんな夜遅くに?というか宿題は終わったんですか!?」
ゆっこ「実はかくかくしかじかで後もうちょっとなんだけど・・・・・」
なの「?なにか問題でもあるんですか??」
ゆっこ「うん・・・夜遅くに悪いけど上がってもいいかな?」
なの「あ、どうぞ」
110 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:14:10.82 ID:fPR418BP0
ゆっこ「私ね、思ったんだ」
ゆっこ「ここまで宿題が終わんないのは頭が悪いからだって」
なの「そんなことないですよ!」
ゆっこ「でもすぐには頭良くならないじゃん?」
なの「はい」
ゆっこ「だったらどうしたらいいか・・・必死に考えたんだよ」
ゆっこ「考えた結果・・・頭をすぐによくする方法があったんだよ!」
なの「え!それはなんですか!?」
ゆっこ「それはねー・・・・はかせだよ!」
なの「・・・・・え?」
はかせ「あー、ゆっこだあー!」
111 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:14:54.79 ID:fPR418BP0
ゆっこ「おー、はかせー!あのねー、いきなりだけど頼みがあるんだ」
はかせ「たのみ?なになに?」
ゆっこ「私の頭をよくする薬って発明できない?」
なの「ちょっ、相生さん!?」
はかせ「できるよー!ちょっと待ってて、すぐ作ってくるから!」
〜〜〜〜〜〜〜〜1分後〜〜〜〜〜〜〜
はかせ「できた!」
なの「はやっ!」
はかせ「この薬を飲んだら10時間くらい頭がよくなります!でも―――」
なの「ちょ、ちょっと待ってください!こんな薬に頼っていいんですか!?」
ゆっこ「いまは宿題を終わらせることに全力を注がないとキャンプに行けなくなっちゃうよ!」
ゆっこ「ということでありがとはかせ!早速飲むね!」ゴクゴク
なの「あ・・飲んじゃった・・・」
112 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:16:10.18 ID:fPR418BP0
ゆっこ「なんかマヨネーズみたいな味だ・・・」
はかせ「これでゆっこの頭は100倍くらい良くなります」
ゆっこ「そういわれれば頭がシャッキリしてきた!」
ゆっこ「さーて、やるぞー!」カリカリ
なの「わ、すごい早い!このペースなら終わりますよ!」
ゆっこ「1枚終わり!」カリカリ
なの「ええ!?もうですか!」
ゆっこ「2枚目!」
はかせ「今のゆっこならプロを相手にオセロとチェスと将棋と囲碁で同時に勝てるよ!」
ゆっこ「3枚目!ついでに4枚目も終わり!」
なの「はかせ、副作用とかは大丈夫なんですか?」
ゆっこ「全部終わり!これでキャンプに行けるよ!」
はかせ「あ、それはね、さっきも言おうとしたんだけど、薬の効果が切れたらしばらく頭が悪くなるの」
ゆっこ「・・・・・え?」
113 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:16:52.05 ID:fPR418BP0
なの「しばらくって・・・どの位悪くなるんですか?」
はかせ「えーっとねー、の○太くらい?」
ゆっこ「それを先に言ってはかせ!」ガーン
はかせ「だって言おうとしたのに、ゆっこが何も聞かないで飲んじゃうのが悪いと思うんだけど!」
ゆっこ「う・・・・」
114 :
ゆっこ「宿題が終わらない・・・」
:2012/08/05(日) 23:17:33.91 ID:fPR418BP0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜2日後〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
みお「まさかあのゆっこが本当に宿題を全部終わらせるとはね。」グツグツ ←カレー煮込み中
なの「私もまさか残り5枚までやってくるとは思いませんでした」グツグツ ←ごはん炊き中
麻衣「・・・・でも、最後の最後で」
ワーワー
ゆっこ「はかせー、それじゃー行くよー」
はかせ「ゆっこ、ここはすごく危ないんだけど!ゆっこ死んじゃうんだけど!」
ゆっこ「大丈夫だって!私ならなんかこの川を飛び越えれる気がするんだ」
ゆっこ「見てなよー!行くよー!」タタター ピョーン
ゆっこ「あれー!?全然届かない!?なんで?」ヒュー
バシャーン!!
ゆっこ「がぼっ!ちょ、わたし・・・泳げないんだった!」
はかせ「あわわ・・・なのーーーー!ゆっこが!ゆっこが!」
なの「あわわわ・・・ど、どうしましょう長野原さん!」
みお「・・・はあ・・・・」
みお「ゆっこは、本当に馬鹿だなあ・・・」
終わり
115 :
◆1g8i..4pHg
:2012/08/06(月) 02:51:01.61 ID:ymDPCNTlo
こんばんは。
今日も書けてません報告だけか……と憂鬱になりながら一週間ぶりにスレ開いたら、なんと他の人の作品が!
ありがたやありがたや……いやほんとありがとう!
>>114
初めてでこの完成度なら、かなり将来期待できるんじゃないでしょうか!(上から目線)
キャラごとの性格とかもしっかり出てますし、日常らしいほのぼのした話だし、読むのが楽しかったです。
当スレは誰でもウェルカム状態ですので、気が向いたらまたぜひ来て欲しい!
116 :
◆1g8i..4pHg
:2012/08/19(日) 18:51:25.98 ID:1lef1QwDo
こんばんはー。
お盆とはなんだったのか……というほど相変わらず仕事に追われ、やはり書けていません。
毎度のことですが申し訳ない。
他の書き手さんは、もちろん引き続き募集中です!
117 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/07(金) 08:00:49.05 ID:pyXRiHgIO
「なのー」
「はいー?なんですかはかせ?」
「なのーっ、ほら、ほらっ、あれ…!」
「あっ、…ランドセルですね」
「そう!ねえなのー、はかせもランドセルほしいんだけどー」
「はかせがですか…?でも、はかせ、学校には絶対行かないって………」
「学校には行かないけど、はかせも、ランドセル、ほしいの!はかせ、ランドセルこうやって、持ちたい!」
「…うふふ……はかせ……わかりました、はかせが欲しいって言うんなら…んー、ランドセルって結構高いんですね…」
「ねえなのー、はかせ、あの水色のランドセルがいいー!あのあれのいろ!」
「赤いのではなくてですか?ふうん…」
「水色の!だってはかせ水色すきなんだもん!サメみたい!」
「うふふ……」
118 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/08(土) 17:20:32.53 ID:33UxHLL7o
話はかわって
119 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/08(土) 17:29:17.54 ID:33UxHLL7o
「もしもしはかせです。アルコールとガラスのやつのぜんぶと、あと前にもらったあのぐちゅーってして電気通すやつください」
「はかせ前にもらったんだけど。前こう、うぇうぇーって声のおじさんが電話で教えてくれたんだけど。あれすごく便利だったの」
「はい、じゃあーよろしくおねがいします。…?……にへへへへへへ、はかせ学校とか行かないんだけど。うん、うん、にへへへ〜」
「なのは元気です。いっつもはかせにネギ食べなさい歯を磨きなさいおやつダメってうるさいんだけど」
「えへへへへへえへへへへへへ」
「はーい!じゃあ、おねがいします。じゃねー」
「………長い電話だったな」
「あっさかもとー、もうすぐさかもとの赤いやつもっとパワーアップするからね〜」
「俺かよ!」
120 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/09/10(月) 01:30:58.84 ID:GU67zlZYo
>>119
終わり?
まあ短いのはともかく、区切りをつけて始まりと終わりを宣言して欲しい
何はともあれ乙
121 :
◆rzjiCkE13s
[sage]:2012/09/10(月) 22:37:25.47 ID:LnBS5i8IO
すんまそん
基本投げっ放しなんで、次から、明確に次レスへ続く場合は、最後に「…」をつけますわ。
122 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/10(月) 22:53:57.65 ID:LnBS5i8IO
「はかせー」
「…あ………なあのお…………」
「…わあっ!どうしたんですか!…ああ……さっき食べた晩ご飯ぜんぶ吐いてしまって…!」
「はあ、はあ…なのお…」
「……はかせ、それ……吐いたもの、自分で片付けようとしたんですか…?」
「だって、…はかせっ、…なのっ、こんなの、拭くのっ、嫌なんだもんっ、……はかせがっ、……うーっ、…床きれいにするもんっ」
「…大丈夫ですよ、はかせ。気をつかってくれてありがとうございます。
はかせのなら、私は全然平気ですよ…!ほら、はかせ、今は、身体しんどくないですか…?
ああ、このバスタオル…もう一枚はまだ洗濯おわってないのに…
じゃあ、もうこれ使っちゃいます!ちょっと洗ってきますね!」
「…なのぉ……ううーっ…」
「はかせはゆっくり休んでください。全部吐いて…すっきりしちゃいましたよね?」
「…うん、なの…」
「はかせ、なのははかせのこと、何があっても、大好きですよ」
「なのぉ……っ…はかせも、なののこと、大大大好きだから!なの大好き!」
「うふふ……あっ、はかせ、パジャマにも結構付いてますね…
とりあえず、どちらも脱いでください…」
「うん」
123 :
◆1g8i..4pHg
:2012/09/17(月) 00:45:44.18 ID:5+h5vwLqo
みなさんこんばんは、
>>1
です(トリップこれでよかったかな……)。
ここ一ヵ月の間色々ありまして、ここに顔を出すことさえかなわなく、生存報告もできず申し訳ありません。
文章の方も進んでおらず、またしばらく時間を取るのも難しそうです。
重ね重ね申し訳ない。
>>◆rzjiCkE13s氏
投下、大歓迎です!
ちょっと現時点だと話の内容の予測すらできないのでワクワクしながら待ってます。
124 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/09/18(火) 04:08:27.27 ID:w1jcldRGo
おう、生きてたか
無理するなよ。
ほっぽり出して行方不明になる作者なんてこの板には山ほどいるし、その中でも
>>1
のことは信頼してる
125 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/19(水) 22:27:22.79 ID:ckyvOxiIO
「はかせ、ただいまー…うわ!なんですかその包帯!」
「ちょっとばくはつしたのです」
「爆発って、な、何がですか?!それではかせ、怪我したんですか?!」
「ちょっと切っちゃったんだけど」
「俺で血を拭きやがった!こいつとんでもない奴だぞ!!」
「わあ、阪本さんまで!ひどい怪我してるじゃないですか!」
「だから俺の血じゃねえっつってんだろ!ガキが腕切ったんだよ!アルミの破片で!」
「だってー、…虹風船つくりたかったんだもん」
「!?……とにかく、はかせはちゃんと、傷を消毒したんですか…?それと、部屋は特に壊れたものとか、ないですよね…?」
「へーきなんだけど!こんなのしょっちゅうあるんだけど!」
「…こんなド派手にやらかしたのは初めてだろ」
「………………」
126 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/09/20(木) 01:00:10.84 ID:nYEyUDauo
もう少し書きためて、「今から○○レス分くらい投下します」みたいな宣言したら?
その方が読む方も書く方もメリハリがついて良いと思うんだが
127 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/23(日) 19:21:13.41 ID:C2TVox8IO
「なのー、さかもとの毛玉ー」
「ひゃっ!なんですかはかせ!びっくりした……」
「さっきさかもとが吐いてたんだよ、はかせあっさかもと毛玉吐くと思ったら毛玉吐いた」
「おいガキやめろ!そんなもん人に見せびらかすな!」
「阪本さん?大丈夫ですか?どこか身体の具合でも…」
「なの大丈夫だよ、あのね、さかもとは猫だから、時々こうやってね、うげって毛玉吐くんだよ」
「娘、俺は別に問題はない。問題なのはそんな汚いもんを家に持って入れるガキの方だ」
「何でっ!?さかもとが吐いたから持ってきたんだけど!きたないのはさかもとなんだけど!」
「俺はきちんと軒下に吐いたっつうの!おい、娘、ガキにきちんと言い聞かせてやってくれ…」
「よくわからないですが、阪本さんがお元気そうで良かったです…」
「にひひひ〜〜、さーかもとの負ーけ〜〜!」
「なんでそうなるんだよ!」
終
128 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/09/25(火) 06:41:16.15 ID:TT/TB43do
乙?
129 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/09/25(火) 10:17:45.72 ID:8FPsUSFSO
おつ
130 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/25(火) 21:10:28.86 ID:uMSVN0wIO
「タナボ?どうしたん」
「見て見て、あの子かわいいね!金髪で理科室の格好で、なんか科学者みたい」
「変なカッコだね…学校行かないのかなあ」
「あ、逃げた!……ほら、すみかちゃん…聞こえたんだよ、今の会話…」
「あ、集団登校だ。ほらほら、あれが普通でしょうが。あの子くらいの歳だと」
「…あの子たちに見られたくなかったのかなあ…なんかかわいそうだよ」
「ていうか、何で学校行かないんだろうね。絶対おかしいってあの金髪の子。
ねえねえタナボ、もしかしてあれじゃない?あれ」
「なんなの?」
「あの、ほれ、ネグレクトっていうやつ。親がほったらかして何もしてやらないっていうあれ。
あれだよ、ランドセルとかも買ってもらえなかったんだよ」
「えぇ〜…すみかちゃん酷いよ…うーん…
ねえねえ、ちょっと今の子の後をつけてみない?どこ行くのか気になるよ」
「いやうちらはちゃんと学校に行きましょう」
「うん?…うん、まあそうだよね。また帰りもあの子に会えるといいな」
終
131 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(滋賀県)
:2012/09/28(金) 01:28:27.34 ID:waqKeadmo
はかせは心に深い闇を抱えていそう
132 :
◆rzjiCkE13s
:2012/09/28(金) 13:33:07.45 ID:vVw1G4uIO
「やたー!オムライスだ!」
「今日ははかせのために腕を振るいましたよ。さあ召し上がれ」
--------
「んぎゃーーーっ!」
「「うわっっっ!!!!」」
「んんんん!ぶべへええ!!」
「どうしたんですかはかせ!!」
「ガキ!!!」
「うえああーーーん!いああーーーん!
じだがんだーーー………!!じだあーー…………!!!」
「…どうやら舌噛んじまったようだ」
「…またですか…?もう…食べながら喋るから…血は出てますか、はかせ…?」
「ううーっ、血がでてるっ、血がーー…」
「ちょっと……ほらはかせ、口を開けてください、ほら、口を、あーーん………
……このくらいならすぐ治りますよ。口の中は唾液がいっぱいあるので、大丈夫ですよ」
「んーーーいだい……口の中鉄の味するーーー……ひっく」
「オムライス盛大に吐き出したな」
「…まあ仕方がないですね……はかせ、どうですか、続きでこのまま食べられますか…?」
「んんん、んんん!!!」
「無理みたいですね……ん?はい??冷蔵庫ですか?大丈夫ですってはかせ、明日の朝まで置いておきますから!」
「ったく…世話の焼けるガキなもんだ。ギャーギャーギャーギャーと…
いてっ!!なんだ!?おい!フォーク投げつけてくんな!このクソガキ!
ぎゃーっ!やめろ!このガキ!!」
「……もう…」
133 :
◆rzjiCkE13s
[sage]:2012/09/28(金) 13:35:39.77 ID:vVw1G4uIO
終
134 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/10/19(金) 23:39:56.38 ID:CghHo4tIO
ほ
135 :
◆1g8i..4pHg
:2012/10/22(月) 01:34:44.13 ID:rC/8XTjxo
こんばんは。
またも一ヶ月音沙汰ナシで申し訳ありませんでした。
あんな中途半端な場面で何ヶ月も続きを投稿できない自分を呪いつつ仕事に没頭しております。
すでに頭の中では物語の流れ及び結末は構築済みなのですが、なにぶん文章に起こす時間がなく、
重ね重ねご迷惑をおかけしてます。
◆rzjiCkE13s氏も、気が向いたらまた来ていただけるとありがたいです。
136 :
◆rzjiCkE13s
[sage]:2012/10/25(木) 08:18:49.06 ID:W34PxCAIO
すんません
エロいほうに投下してますた
137 :
◆rzjiCkE13s
:2012/10/25(木) 23:00:31.28 ID:+HUxYyOzo
「はかせー」
「どしたのー?ああっ、プリンだー!!
ありがとー!なの大好きなのなのー!」
「うふふ…はかせ…」
「なのー!大好きー!」
「さあ、どうぞ召し上がれ」
「いただきまーす!!!
んーー!おいしいー!んんーーっ!」
「はかせ?」
「なになにー?なのー?」
「今日の夜、はかせにお客さんからご予約がありました。
はかせ、頑張ってくれますよね?」
「…えっ…………」
「どうしました、はかせ?久しぶりですからね〜。
今日は泣かないでちゃんとお客さんのお相手して下さいね」
「………そんな……」
138 :
◆rzjiCkE13s
:2012/10/25(木) 23:01:08.69 ID:+HUxYyOzo
「なの…プリン買ってきたのも、…これがあるから…?」
「いいえ、私ははかせが大好きですから、はかせの大好物のプリンを買ってきたんですよ」
「…はかせ、もうあんなことしたくない」
「それはダメですよはかせ。私達は借金を返していかないといけないんですから
「…でも……もうはかせはいやなんだけど……なのだってあんなこといやでしょ…?」
「私ははかせのために一生懸命こうしてお金を稼いでるんです!こんなことでもしないと、お金は返せないんです!」
「…うっ、ううーっ……」
139 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/10/26(金) 22:03:58.05 ID:hULH7k21o
暗い話だったりキャラ崩壊だったりする場合は最初に明記しといてくれよ
140 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
:2012/10/28(日) 12:52:54.31 ID:9Jk/OAwJo
ほ
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(滋賀県)
[sage]:2012/10/29(月) 20:23:06.54 ID:rghIqlUzo
_ - ─- ...,
/ `\
/i_ ‐' " ̄ ̄ `ヽ / ヽ
.| \ /. イ ∧ iヽ i
∠ ∧ ヽ | /-l / ヽ |-ヽ |
/ /l / ∧|ヽ .i |. / レ .ヾ .从 |
| レ\.レ / ヘ l | レY'.⌒`、 .,'⌒゙Y.| |
| .|/ ,x=ミ、 x=ミ、ハ | |. .| ,! んハ んハ !| |
| .r,| |〃んハ んハ Y. | | .l V:り V:り. | |
| .{ | l. V:り V:り. | |/ .|. | '''' ____.'''' .| .|
| .ヽ!.| '" ._ __ '"| |/ 从 ヘ、 〈 ̄ . } .ノ .|ノ
| !|..ヘ (_  ̄ ノ.ノ.| |\ ∧乂从. .≧>ー=≦´ .从レノ∧
ノ/ | .| ヘ≧ ̄≦/ |.|/ .ヽ .| \ ,,r-、 r<^\", / |
/ .{ |_ ∨》 《./._| / . ! | ヽ/..,へ> 〈ヽ.丶 .〉/ |
/ .| \ / ∨ / \ / | .| /( "〉∨〈゙ヽ ./\ .|
142 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(滋賀県)
:2012/11/06(火) 21:46:39.88 ID:gRnPHvPlo
あげ
143 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東京都)
[sage]:2012/11/29(木) 22:43:52.67 ID:EplN0zqio
>>1
さん楽しみに待っているので最後まで頑張ってください!!
144 :
◆1g8i..4pHg
:2012/12/02(日) 21:25:09.24 ID:vZXhjo/eo
こんばんは、またも報告で一ヶ月以上間を開けてしまいすいません。
ようやく来週のどこかで(正確な日時はわかりませんが)休みを取れることになりました。
そのときに書けるかと思います。
こんなヤツのために待っていてくれたり、期待していてくれる方々には感謝してます。
145 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/12/06(木) 01:51:43.46 ID:8OCm/AAyo
>>1
来た!
これで勝つる!
146 :
◆1g8i..4pHg
:2012/12/10(月) 04:47:58.23 ID:fxnj8TACo
こんばんはー。
どうやら、休みの日が11日(火曜日)あたりになりそうです。
そのときにはよろしくお願いします。
147 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/12/10(月) 12:54:56.32 ID:KAY1DHiIO
パッと思いついたから書いてみる。
中村「アヘ顏ダブルピース君が暴走した!」ガシッ
アヘ顔ダブルピース君「」ゴー
中村「これはまずい!誰か手伝ってくれ!」
アヘ顔ダブルピース君「ムカデがむかっでくる!」ゴー
148 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/12/13(木) 02:42:33.03 ID:Kxp/NaJyo
こんばんは、遅くなりました。
ようやく「はかせの愛したなの」の後編が書き上がり、これにて完結です。
もう前回の投稿が何ヶ月も前になってしまっているため、できれば前編と中編をもう一度読んで思い出していただけるとありがたいです。
前編:
>>26-32
中編:
>>54-59
それでは、以下よりどうぞ。
149 :
はかせの愛したなの 後編 1/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:43:56.51 ID:Kxp/NaJyo
何度もこの8年間を繰り返していく中で、分かったことがいくつかある。
まず、どの時間軸でも必ず16歳の10月7日、彼女が死亡しその後時間が巻き戻るということ。
死因は様々だが、これだけははっきりしていた。
彼女を失い私が悲しみに明け暮れながら眠りに落ちると、次に目が覚めたとき、私の身体は8歳のそれへと移り変わっている。
次に、私のすべての記憶、知識の蓄積が次のループに毎回持ち越されるということ。
例えば、繰り返しの10回目が行われた時点で、私の精神的な年齢は16+8×9で88歳にもなる(実際、私の感覚では88年生きたことになる)。
かと言って、脳細胞含め体の器官が老いていくわけでもなく、身体能力や思考能力は、常に若者のそれとなんら変わりない。
よって、不遜でも比喩でもなんでもなく、私は正真正銘の超天才少女となっていった。
はじめはそんなに学校の成績が良くなかった私も、今や全人類で最も多くの英知を身につけた生命体となったのだろう。
おそらく、この世のあらゆる事柄を達観できるようになったのだろうが(いわゆる悟りを開いた、というやつだ)、そんな私も「彼女の死」という呪縛からはどうしても逃れられないというのも、これまたおかしな話である。
150 :
はかせの愛したなの 後編 2/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:44:43.61 ID:Kxp/NaJyo
そして。
――私は、何度繰り返しても彼女を救えないということ。
彼女が死ぬ日が分かっているというのに、何度繰り返しても、彼女を救うことができなかった。
あるときは事故で。
あるときは殺人で。
あるときは、家族を失った悲しみを引き金に、そのまま彼女自身が自殺してしまうことすらあった。
思いつく限りのことは試した。
その日はお泊まり会と称して、片時も離れないようにしたときもあった。
強力な催眠薬を用いて彼女を眠らせて、1日中閉じ込めたこともあった。
彼女と友達になることをあきらめ、一切の関わりを絶って様子を観察するだけのときもあった。
しかし、あるときはそれらも意味を成さなかったり。
あるときはそれらが裏目に出たり。
あるときは私の力が及ばなかったり。
どうしても、ダメだった。
151 :
はかせの愛したなの 後編 3/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:45:25.00 ID:Kxp/NaJyo
私は、繰り返す時間の中で、色々なことを試した。
その中でも一番時間を使ったのは、彼女を救うために自分の知識を高め、ひたすら頭脳を強化することだ。
無限とも思える時間を利用し、多くの分野で勉強、研究、実験を重ねた。
ある時間軸では、史上最年少のノーベル賞受賞者になったりもしてみた。
あのときはずいぶんと騒がれたものだが、結局彼女を救う力が得られたわけでもなく、ただむなしくなるだけ。
栄誉も栄光も、私には必要ない物だった。
152 :
はかせの愛したなの 後編 4/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:46:12.64 ID:Kxp/NaJyo
ただ、そんな私も、とある分野の技術には心からの興味を持った。
ロボット工学。
それも、より人間に近いロボットを作り出すことに、強く心惹かれた。
私が繰り返す時代は、まだまだSF映画に出てくるようなリアルなロボットが登場するような時代ではなかった。
しかし、私はループのたび着実に知識を蓄積し、小・中学生でありながら海外の大学・研究機関で最先端のロボット技術を学び、そして実践した。
彼女を救うことにしか興味の無かった自分の、唯一の「人生の楽しみ」。
それが、ロボットだったのだ。
153 :
はかせの愛したなの 後編 5/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:46:46.96 ID:Kxp/NaJyo
もう、何度繰り返したのか分からない。
数えるのも面倒になって、記録することもやめ、それから通算何年経ったのだろう。
まだ100年や200年だけのような気もするし、10000年経っているのかもしれない。
彼女が死んでも、もう涙も流れなくなった。
そんな、10月6日のあるとき。
明日、また彼女が死ぬ。
今度はどうしようか。
そんなことを考えながら歩いていると、彼女に声をかけられた。
154 :
はかせの愛したなの 後編 6/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:47:20.90 ID:Kxp/NaJyo
「なに、難しい顔をしているんですか?」
「……ううん、なんでもない。なんでもないよ」
「そうですか。なんだかよく分かりませんけど、とてもつらそうに見えたので」
「ねえ。もし、もしもだよ? 自分が明日、死ぬってわかってたら、どうしたい?」
「えぇっ、突然どうしたんですか?」
「もしもの話だってば」
「うーん、やっぱり死ぬのはイヤですねえ」
「だよね」
「でも……」
「うん?」
「どうしようもないのなら、私は『自分のことを、ずっと忘れないでいてもらいたい』です」
「忘れないで、いる?」
「そうです、ずっと。家族にも、お友達にも、私のことをずっと覚えておいてもらいたいんです」
「そっ、か」
「私のこと、忘れないでいてくれますか?」
「…………うん!」
「よーし、じゃあ死んじゃう前に、駅前のアレ、食べに行きましょう!」
「あはは、了解!」
155 :
はかせの愛したなの 後編 7/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:47:54.88 ID:Kxp/NaJyo
二人で駆け出して、私は笑った。
彼女も笑った。
そんな彼女の笑顔を、心に刻み込むように。
私は、精一杯、一緒に笑った。
156 :
はかせの愛したなの 後編 8/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:48:24.60 ID:Kxp/NaJyo
次の日、彼女は最初と同じように、トラックにはねられた。
小さい子をかばうようにして、彼女が轢かれた。
彼女らしいと思った。
しかし、今度は即死ではなく、私が抱きかかえると彼女にはまだ意識があった。
彼女は、しゃべることももうできないのか、ただ私にほほえみかけるだけ。
もう流れないと思っていた涙が、私の目から流れた。
涙が彼女の頬を濡らしたとき、彼女は最後の力を振り絞って、一言だけつぶやいた。
さようなら、と。
私は、絶対に忘れないから、とだけ言って、彼女の手を握った。
それに安心したのか、彼女は目をゆっくりと閉じ、それ以降目を覚ますことはなかった。
157 :
はかせの愛したなの 後編 9/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:49:06.69 ID:Kxp/NaJyo
そして、再び8年の時をさかのぼり。
私は、すぐに準備に取りかかる。
世界中の大企業を駆け巡り、技術提供と引き替えに一瞬で莫大な資金を集めた。
見た目が8歳でも、他の誰もが実現不可能な技術を携え、なんとか自らの研究所を群馬県のとある町に用意した。
ちなみにこの町には、祖父が校長をつとめる高校がある。
遠い遠いこの町へ来たのは、彼女に迷惑をかけないため。
『彼女』を生み出すのに、そんなに時間はかからなかった。
いや、正確には『彼女』にそっくりな、ロボット。
見た目も、性格も、16歳の彼女そのもの。
しかし、名前だけは違った。
東雲なの。
そう、名付けた。
158 :
はかせの愛したなの 後編 10/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:49:41.51 ID:Kxp/NaJyo
「はかせー、いい加減背中のネジとってくださいよ〜」
「ダメです」
「うぅー、なんでそんなに頑ななんですかぁ〜」
「ダメったらダメなんです」
私は笑って、いつものようになのをいなす。
見た目も、性格も彼女と一緒。
それでも、彼女となのは違う。
何よりも自分がそれを忘れてしまわないよう、絶対になののネジは外さない。
159 :
はかせの愛したなの 後編 11/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:50:14.18 ID:Kxp/NaJyo
それでも。
なのを見るたびに。
なのと笑うたびに。
なのの作ったご飯を食べるたびに。
なのにお菓子の食べ過ぎでしかられるたびに。
私は、彼女を思い出すのだ。
永遠に、私の心の中で忘れ去られることなく、彼女はそこにいる。
160 :
はかせの愛したなの 後編 12/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:50:54.84 ID:Kxp/NaJyo
なのは、この町の高校に転入した。
仲の良い友達もできたようだ。
ゆっこは私と一緒におもしろい遊びをしてくれるし。
みおはちょっと変なマンガで笑わせてくれるし。
麻衣はかっこいいサメの絵を描いてくれる。
私はもう彼女の友達にはなれないけど、素敵な友達に囲まれたなのを見ていると鮮明に思い出せる。
輝ける時間が、確かに私の中にもあったのだと。
161 :
はかせの愛したなの 後編 13/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:51:28.01 ID:Kxp/NaJyo
今から8年後、彼女は16歳になり、今のなのと姿がそっくりの女子高生に成長するだろう。
そうなったら問題が起こるかも知れないし、これからなのを少しずつ改造して、ゆっくり成長させていくつもりだ。
私の大切な友達であった彼女。
私の大切な家族になったなの。
二人の女の子の人生は、交わることはない。
確証はないが、もうきっと彼女が死ぬことはない。
時間が巻き戻ることもない。
そんな気がした。
162 :
はかせの愛したなの 後編 14/14
[saga]:2012/12/13(木) 02:52:56.07 ID:Kxp/NaJyo
…………そういえば。
たくさん時間はあったけど、そのほとんどは理学系の勉強に費やしたし、ちょっと文学方面に興味が出てきた。
ノーベル賞もいいけど、今欲しい物といったら。
「それじゃあはかせ、阪本さん、行ってきます!」
「行ってらっしゃーい」
「気をつけろよ、娘」
この最後の時間で、じっくり芥川賞でも狙おうかな。
おわり
163 :
◆1g8i..4pHg
[saga]:2012/12/13(木) 02:57:13.93 ID:Kxp/NaJyo
以上になります。
まず、このような稚拙な作品に長い(本当に長い)間お付き合いいただき、ありがとうございました。
仕事とはいえ、投稿と投稿の間をえらい長い時間開けてしまい、みなさんにもだいぶ迷惑をかけました。
そして、そんなみなさんからの応援や期待の書き込みがあったからこそ、がんばれたのだとも思います。
本当にありがとうございました。
今後、次にまたいつ書けるかわからないのですが、是非日常のSSは書き続けたいです。
そのときはよろしければまた、お付き合いください。
もちろん、(例によって)他の方の投稿も常時受付中!
164 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/12/13(木) 11:11:56.46 ID:/ZU1qmq+o
乙
ちょっと泣きそうになった
165 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/12/13(木) 15:17:18.89 ID:3Hk0KEcvo
超GJ
最後まで書き切ってくれると信じてた
すごい切ない話だけど、ただ悲しいだけだったり、単純なバッドエンドじゃないってところが素晴らしい。
あと、はかせが意地でもなののネジを外さないとか、芥川賞欲しがってるとか、原作の要素もうまく盛り込んでるのに感心した。
166 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[aga]:2012/12/14(金) 08:18:40.99 ID:utrpDzXLo
お疲れ様でした
良作をありがとう
167 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[age]:2012/12/16(日) 16:32:52.17 ID:01FcLjJFo
まどマギのときも思ったけど、時間を永遠と繰り返すって想像を絶する苦痛があるんだろうな
なんにせよ乙
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage saga]:2012/12/26(水) 10:58:19.21 ID:z0toIiA30
>>1
乙!!
久々に良作を見た
68.86 KB
[ Aramaki★
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