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切嗣「僕は安価な聖杯戦争に参加するよ」 アイリ「ふーん……え?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆hLjOuel3KI [saga sage]:2012/03/17(土) 12:06:07.74 ID:NeJYkr44o
切嗣「これに参加して君のお義父さんが大切にしていたワイングラスを手に入れる!そのためにも…僕は君にこの聖杯戦争を手伝って貰いたい。いや!みなまで言わなくても分かってる。君は手伝ってくれるだろう。けど!僕は君を危険に晒したくない……。だから、だから決して無茶だけはしないでくれ……」キリッツグ

アイリ「いや。いやいやいや。格好つけてるところ悪いんだけどちょっと待ってちょうだい」

切嗣「ん?どうしたんだい」

アイリ「安価聖杯戦争は終わったんじゃなかったの?確か私の記憶が正しければまたまた切嗣が>>1000を取れずに……」

切嗣「確かにそうだね。安価で聖杯戦争をするのはもう終わった……スレタイも《僕は安価で聖杯戦争を運営〜》的な感じだったはずだ。詳しくは覚えてないけど」

アイリ「えぇ、そんな感じだったわ。それでみんなで居酒屋に行ってグランドフィナーレ……かと思いきや>>1000を取られて失敗」

切嗣「そうだね。けど今回のスレタイをよく見てくれ」

アイリ「ん?なになに……………って。これってまさか切嗣…」

切嗣「そう!それじゃあアイリに説明しておこう!《安価な聖杯戦争》のルールを!!」





《ルール説明》
・聖杯戦争は一ヶ月に渡って行われる
・勝敗は開始日からの最終的な収支の±によって決定する
・物の売却は一切認めない。ただしマスター・サーヴァント間はこれに準じない
・参加者以外から物を貰うことを禁ずる
・全マスター&サーヴァントは指定されたアパートで暮らすものとする

《注意事項》
・金融会社等からの借用等は基本的に許可するが、最終日に強制的に清算される
・マスターとサーヴァントの収支計算は、聖杯の力がなんやかんやでやってくれる。凄いね聖杯


【このスレを読むときの注意事項 (Cv.言峰綺礼)】
※このスレの登場人物は性格が原作と90°違います
※このスレの衛宮切嗣は頭のネジが二・三本外れています
※このスレには他スレの話題やネタなどが時々混入します
※このスレにはメタ発言なるものが発せられます。そういったものに対して嫌悪感を抱かれる方は何かの運命だと思ってこのままお読みください
※文章力は恐ろしいほどに皆無なので、諦めてお読みください

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1331953566(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:08:38.62 ID:NeJYkr44o
切嗣「サラッと登場人物紹介だよ!」

アイリ「長いから二分割でお送りするわね」



・衛宮切嗣(♂)
魔術師殺し。殺し屋。賞金稼ぎ。ロリコンNo.1………etc
本スレでは目は死んでおらずゲーム好き。しかしあまりゲームはやったことがない、いわゆるにわかゲーマー

・アイリスフィール=フォン=アインツベルン(♀)
切嗣の妻でイリヤの母
本スレでは自称切嗣の歯止め役。他称暴走奥さま

・セイバー(♀)
説明不要

・久宇舞弥(♀)
切嗣の秘書兼部下
アイリスフィールから切嗣を寝取る気はサラサラ無い、と本人は言っている。真偽のほどは定かではない
かつて関西弁が使えるという設定があったが全くもって活かされていない

・イリヤスフィール=フォン=アインツベルン(♀)
超可愛い
天使


【アーチャー陣営】
・遠坂時臣(♂)
ロリコンNo.2
ぐぐぐ群馬たれ

・アーチャー(♂)
マジ金ぴかな英雄王
セイバーに恋する永遠の17歳

・遠坂葵(♀)
時臣の妻
出番は今まで一度もなかった……はず

・遠坂凛(♀)
イリヤの可愛さの前に敗北したロリ少女
モブキャラ


【ランサー陣営】

・ケイネス=エルメロイ=アーチボルト(♂)
この世の全てに対して教えを講じる素晴らしい先生
最近妻とうまくいってないらしい
子どもがいないのになぜか『パパさん会議』にいつも出席させられる

・ランサー(♂)
その二本の槍で全てを刺し殺す♂ディルムッド=オディナ
黒子で相手を魅了する…つまりは典型的跡部様
最近マスターとうまくいってないらしい

・ソラウ(♀)
ケイネスの妻
ランサーにゾッコンなうな病み奥さま
最近ランサーとうまくいってないらしい


【ライダー陣営】

・ウェイバー=ベルベット(♂)
空気
特に目立つことはしておらず、特に地味という訳でもない
扱いづらい人物

・ライダー(♂)
上記同文
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/17(土) 12:08:49.55 ID:sA0zi1u3o
きたきた
4 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:08:59.08 ID:NeJYkr44o
【バーサーカー陣営】

・間桐雁夜(♂)
ロリコンNo.3
全身に蟲を飼っているが、キャラを立たせるためで別に死ぬわけでも寿命が縮むわけでもない
ノリで時々吐血する

・バーサーカー(♂)
キャラを立たせるために狂化の詠唱を加えられたが、じじいが適当にやったので微妙に狂化され口調が少し悪くなっている
雁夜と雁屋に対しては普通に喋るが、他の人を前にするとバーサーカー口調になるシャイボーイ
煙草好き

・間桐雁屋(♂)
切嗣の誤字によって産み出された雁夜の双子の兄弟
どっちが兄でどっちが弟なのかは誰も知らない

・間桐桜(♀)
蟲にぐちゃぐちゃに犯された……という設定はない
「幼女!幼女!」と日々五月蝿い雁屋のために旧友の時臣が養子として間桐に出した
物静かで口数が少ない

・間桐臓硯(♂)
バーサーカーの狂化詠唱に手抜きがあったうっかりじじい
モブキャラ


【アサシン陣営】

・言峰綺礼(♂)
切嗣LOVEなホモ野郎
アニメの第一印象でホモキャラにされたある意味哀れなキャラ

・アサシン(?)
なんか一杯いる


【キャスター陣営】

・雨竜龍之介(♂)
アートな事だったら彫刻・絵画・裁縫・建築・料理……etcなどなんでもできる万能青年
姉殺しの殺人罪を持つ前科一犯

・キャスター(♂)
ジャンヌLOVEな変態紳士
ジャンヌに指摘され服装などを心機一転し、紳士っぽくなっている
ただし目の大きさは隠せない


【その他】

・ジャンヌ=ダルク(♀)
某ジャンヌスレのジャンヌとは一切関係はない
なんやかんやで召喚され、今回の聖杯戦争の運営・実況を勤める
いつもはクールで真面目だが、仕事がオフの時はそこら辺にいる少女と同じように物事を楽しんだりする
キャスターに付きまとわれてうんざりしているように見えるが、実際心の内では楽しんでいる

・入谷(♂)(23)
肉屋
テストプレイ時に作成されたデブ
名前が某ロリ少女と同じなのがウザさに一層拍車をかけている

・如月那岐(♀)(39)
不動産屋ナギの店長にして店員。運悪ムキムキ女
第一回聖杯戦争時に作成された姉御
第二回聖杯戦争にも主人公の義母として特別出演

・二代目(♂)(享年17)
この名前で『したなが しろもく』と読む
自身を暗理破創と思い込む典型的厨二病主人公
第二回聖杯戦争時に作成されたハーレム男

・大家めぐ(雄々しい漢)(20)
元コマンド部隊に所属していた伝説の軍人
名前と言い性別と言い一見ネタに包まれているが、ある意味今までで一番最強の主人公
第三回聖杯戦争時に作成され、初クリアを成し遂げた

・その他
時々未来から来る士郎とか棒とか色々
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/17(土) 12:15:20.55 ID:Ar6AI1zAO
キリツグ…生きていたのか
6 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:19:45.15 ID:O0zKfIGFo
アイリ「で?どういう事よ、安価な聖杯戦争って」

切嗣「ぶっちゃけると一ヶ月一万円生活の魔改造だよ」

アイリ「いや……それは分かるけど…で?なに?切嗣はこれに参加するの?」

切嗣「もちろんさ。というより君のお父さんのワイングラス割っちゃったから聖杯を持ち帰れば許してもらえるんじゃないかなって」

アイリ「ワイングラスが急に聖杯に変わってたらお父様もビックリするわね……」

切嗣「で、一昨日くらいに参加表を運営に出してきて、昨日これが届いた」

アイリ「んー?なになに……」





アパート冬木(提供:不動産ナギ)
-----------------------------------------
201 202 203 204
||||||||||||ウェイバー||||トキオミ ||||リュウノスケ||||キレイ ||||||||||||
|||||||||||| |||| |||| |||| ||||||||||||
-----------------------------------------
101 102 103 104
||||||||||||キリツグ ||||ケイネス |||| カリヤ ||||ジャンヌ ||||||||||||
|||||||||||| |||| |||| ||||ゲスト ||||||||||||
-----------------------------------------




アイリ「………なにこれ?」

切嗣「初めに説明した通りマスターとサーヴァントは同じアパートで生活しないといけないからね」

アイリ「つまりこれが参加者の部屋分けってこと?なんだか修学旅行みたいになってるわね」

切嗣「それでだ。僕たちもさっさとサーヴァントを呼び出さなきゃいけないんだ」

アイリ「と言ったって……そうそう簡単に聖遺物が見つかるとは思えないけど」

切嗣「まぁ一応手分けして探してみよう」

アイリ「分かったわ。じゃあ私は倉庫を中心に探すから、切嗣はその他って事で」

切嗣「……配分がおかしくないかい?」

アイリ「あれよ、タイムなんたらかんたらって言うのがあったじゃない。あれを使えば一瞬で探し終えれるわよ」

切嗣「」
7 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:27:48.91 ID:KtzAyoHJo
アイリ「切嗣ー。なんか良さそうなのが見つかったわよ……ってなにしてるのよ」

切嗣「ほーら高いたかーい……あ、アイリお疲れさま」

アイリ「ふん!」ゴスッ

切嗣「あいたっ!…なにするのさ」

アイリ「何で仕事サボってイリヤと戯れてるのよ」

切嗣「それはイリヤが高い高いして欲しいって」

イリヤ「切嗣ー!次は肩車ー!」

切嗣「よし任せろ」

アイリ「てい!」ゴスッ

切嗣「いたい!さっきから何使って叩いてきてるのさ!」

アイリ「ん?これよこれ。なんか倉庫で埃被ってたから持ってきたの」

切嗣「んー?あれれ?意外と上等な鞘じゃないか」

アイリ「でしょ?なんか聖遺物みたいだし、これを使ったらいいんじゃないかしら」

切嗣「よし!早速召喚の用意だ!アイリは水銀を僕の部屋から持ってきてくれ!」

アイリ「切嗣はその間に召喚場所を整えるのね!分かったわ!」タッタッタッ

切嗣「……………」

イリヤ「切嗣ー!かーたーぐーるーまー!」

切嗣「ほぅら肩車だぞー!」

イリヤ「やー、たかーい!」キャッキャッ

アイリ「てや!」ゴスッ

切嗣「」シュゥゥゥゥゥ

アイリ「早く仕事しなさい」

切嗣「りょ…了解……」
8 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:29:40.44 ID:KtzAyoHJo
切嗣「っと、それじゃあ詠唱を」

アイリ「しっかりやりなさいよね。適当にやったら駄目よ?」

切嗣「カットします」

アイリ「」

セイバー「貴方が私のマスターか」ドヤァ

切嗣「いかにも!」

アイリ「やだ、なにこれデジャヴュ……」
9 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:34:24.32 ID:KtzAyoHJo
切嗣「とりあえずサクサクっと召喚は終了したね。時間がないから会場に向かうとしよう」

セイバー「私を呼び出したからにはこの戦…勝ったも同然ですよ。なにせ私はあの伝説の騎士王……アーサー=ペンドラゴンですからね。そもそもこの剣…ご存知の通りエクスカリバーと呼ばれるものなのですが、この剣を用いれば(ry」

切嗣「(うぜぇ…)」

アイリ「(鬱陶しいわね…)」

セイバー「この剣に魔力を溜め込み放出することで……切嗣!こんなところにたい焼きなるものが!食べていきましょう!食べていきましょう!」

切嗣「……駄目だ」

セイバー「なぜですか!切嗣ー!食べていきましょう!ねー!食べましょう!」ユッサユッサ

切嗣「(うぜぇ…)」

アイリ「(あ、飛行機雲…)」
10 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:41:34.94 ID:KtzAyoHJo
セイバー「ここが会場ですか。ボロいアパートですね」

切嗣「んーっと。僕たちは101号室らしいね。とりあえず104号室の運営ジャンヌに挨拶しておこうか」

セイバー「そうですね。挨拶は大事です」

切嗣「お、はじめて意見が合った…」

セイバー「そう言えばこう言うときはなにか差し入れをするのが一般的と聞きましたが、相手が断った場合私が食べてしまってもよろしいのでしょうか?」

切嗣「……………」テクテク

セイバー「切嗣。なぜ無視をするのですか」ユッサユッサ

切嗣「………………」ユラユラ

セイバー「切嗣。食べても良いのでしょうか。切嗣」ユッサユッサ

切嗣「……………」ユラユラ
11 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:46:44.43 ID:/nKfbo+Mo
切嗣「101号室で厄介になる衛宮切嗣です」

ジャンヌ「確認しました。開始は皆もう揃っています。貴方が部屋に入った瞬間開始となりますので」

切嗣「了解しました」

セイバー「………美味しそうな茶菓子ですね」

切嗣「…………」ズビシッ

セイバー「痛い!なにするのですか!」

切嗣「さっきから意地汚い!なにが君をそこまで突き動かしてるのさ!」

セイバー「し、しかし!腹が減っては戦は出来ぬと…」

切嗣「これからはお腹が空いても我慢する生活が強要されるの!」

セイバー「なんと!」

切嗣「……お願いだからルールくらい目を通しておいてくれ」

ジャンヌ「……茶菓子くらいならどうぞ、持っていってください」

セイバー「! それじゃあ遠慮なく」ガサッ

ジャンヌ「」

切嗣「」

セイバー「やりましたね切嗣!これで当分お菓子には困りませんよ!」

切嗣「……よし、さっさと部屋に向かおう」
12 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:50:13.74 ID:/nKfbo+Mo
【101号室】

切嗣「そんわけで始まったね」

セイバー「そうですね」モグモグ

切嗣「……新規客が分かりにくいから話題にしなかったけど…君前スレ以上に食いしん坊になってないかい?」

セイバー「気のせいです」

切嗣「そうかい?まぁ…それならいいんだけどさ」

セイバー「まだまだ食べられます!」

切嗣「僕たちが負けるとしたら確実に食費が原因だよ」
13 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 12:56:31.29 ID:zgbGrp2Zo
切嗣「実際ここからはgdgdした生活がメインになるからね」

セイバー「そうなのですか?」モグモグ

切嗣「時々安価が入ったりするけどね。大体gdgdだよ」

セイバー「まぁgdgdなのはいつもの事なのでなにも言いませんが」

アイリ「そうね。gdgdはいつもの事よね」

切嗣「なにサラリとここにいるんだよアイリ」

アイリ「気づくの早くない?」

切嗣「ノリツッコミしてる余裕は僕にはないんだよ」

アイリ「つまらない男になっちゃったのね…」フゥ

切嗣「こりゃまいった。僕が正しいはずなのに僕が悪いみたいになってるぜ。で?ここにいる理由は?」

アイリ「だって夫がうら若き女の子と同じ部屋よ?」

切嗣「あぁ、確かに妻の君としては心配だよね。だけど安心してくれ。僕の心はいつも君しか見えて」

アイリ「切嗣がいつセイバーを襲うかと思うと…」

切嗣「そっちの心配かよ」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/17(土) 13:10:52.36 ID:0xozJb7r0
キリッツグハンデ背負いすぎだろ……
下手したら食費で五万ぐらい行きそうな気がする
15 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 13:50:13.69 ID:O0zKfIGFo
切嗣「あれ?僕の煙草どこにあるか知らない?」

アイリ「煙草なら舞弥さんに持って帰って貰ったわよ」

切嗣「なんで!?」

アイリ「これを機に禁煙したらいいのよ。煙草代ももったいないでしょ」

切嗣「そんな!鬼!悪魔!ヘビースモーカーの敵!」

アイリ「なんとでも言いなさい!煙草は百害あって一利なしよ」

切嗣「く…くぅ……!」

セイバー「それよりも必要物資の調達にいかなくて宜しいのですか?色々と買っておかなければいかないものもあるのでは」

切嗣「……それもそうだね。仕方ない。煙草は後で買ってこよう」

アイリ「喫煙厨って恐いわねー」
16 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 19:45:23.27 ID:v96thywno
雁夜「……なー、バーサーカー」

バーサーカー「ん?」スパー

雁夜「晩御飯誰が作るよ」

バーサーカー「…………」スパー

雁屋「雁夜でいいんじゃないか」ピコピコ

雁夜「いや、ここは公平にじゃんけんでいくところだろう。あと、ゲームやめろ」

雁屋「やだね。……それと、じゃんけん…って言っても、俺料理できないし」

バーサーカー「…イングランドの糞不味い飯なら用意できるが?」

雁夜「……分かった。俺が作るよ…」ハァ


コンコンコン


雁夜「はーい。どちら様ですか」ガチャ

切嗣「元気してるー?」ハロハロー

雁夜「」パタン

バーサーカー「誰だったんだ?」スパー

雁夜「あぁ、新聞の勧誘だった」

切嗣「ごめん!ちょっと古くさい効果音だったのは謝るからここ開けて!」ドンドンドンッ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/17(土) 21:49:25.60 ID:G+R8l7EJo
これはあれか、みんな一回召喚し直したのか
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/17(土) 23:16:15.77 ID:gQaj68NKo
前スレ出してない割には前スレネタ多いな
ご新規さんにはつらいんじゃないか
19 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 23:25:42.20 ID:dQ4+/gUDo
雁夜「で?何の用だよ。悪いが茶菓子なら出さんぞ」

切嗣「人をどこぞの腹ペコ王と一緒にしないでくれ。今日来たのは……その…バーサーカーにお願いがあって来たんだ!」

バーサーカー「…………」スパー

雁夜「バーサーカーに?そりゃまた珍しい。それじゃあ俺はお邪魔虫かなっと」

バーサーカー「■■■■ッ---!」

雁夜「え、いや…なに言ってるか分からん。普通に喋れ」

切嗣「その恥ずかしがり屋設定は受け悪そうだから止めといた方がいいよ」

バーサーカー「…………死ね」ボソッ

切嗣「なにこの子!事実を突きつけただけなのに!!」

雁夜「あぁ、すまない。小さい声で聞こえにくかったかもしれないが、今日は所用があって忙しいから帰ってくれだってさ」

切嗣「聞こえてるからそんな見え空いたフォローはやめて!悲しくなる!」

雁屋「で、何のようなんだよ。原作みたいな殺し合いではないとは言え敵同士だぞ」

切嗣「あぁ…確かにそうだったね。それじゃあ単刀直入に言おう。実は……バーサーカーに煙草を一箱譲って貰いたいんだ」

雁夜「ん?君って結構ヘビースモーカーじゃなかったっけ。うちのバーサーカーもそうだけど、煙草は数箱忍ばせておくものじゃないの?」

切嗣「う…うむ…。いつもならそうなんだけどね…。なんやかんやとあってアイリに全部取られたんだ…。買いに行こうとしたら邪魔をされるしで……」

バーサーカー「………」ポンッ

切嗣「バーサーカー……?」

バーサーカー「……俺たち喫煙者が煙草を取り上げられる気持ち…よく分かる。そこにダンボールで煙草が入ってる。好きなだけ…とは言えないが、持っていってくれ」

切嗣「バーサーカー……!」ウルウル

切嗣「あ、ありがとう!君の喫煙者魂は!僕の心に響いたよ…!うぅ……!」 鼻水じゅるじゅる

雁屋「ちょっと待つんだ!」

切嗣「!」

バーサーカー「!」
20 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 23:34:28.60 ID:DZqTlBYto
切嗣「なんだい!今僕たちの心が一つに繋がったときに……!」

雁屋「これは戦いだ。いくらバーサーカーが無料で渡すと言っても……マスターである俺が許さない!!」

雁夜「いや、マスターは俺だから」

切嗣「……つまり…金を払えと……そういうことかい」

雁屋「その通り。今君は煙草を買いに行けず…そして据えない状況にある。ここでお金を取らずしていつとると言うんだい」

切嗣「……良いだろう。一箱何円だい」

雁屋「一箱…?ははっ。なに言ってるのさ」

切嗣「なに?」

雁屋「一本に決まってるだろ?」

切嗣「!!」

雁屋「そしてそのレートは……このレスのコンマ二桁で決まる!!」

切嗣「まさかっ…それってつまりっ……!」

雁屋「そう。煙草一本最低1円から99円の間での取引!俺と君との運勝負っ………!!どうだい?」

切嗣「……いいだろうっ…!その勝負…乗ったっ……!!」




雁夜「……どこのカイジだよ」

バーサーカー「…………」スパー

雁夜「あ、とりあえずこのスレでは後で全スレURLを貼っておくらしいよ。もし物好きな人がいたらそっちを確認してから読むのもいいかもね」

バーサーカー「…………」スパー
21 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 23:43:41.58 ID:kkLKQX30o
切嗣「煙草一本60円!?あまりに酷いっ…!鬼っ……!悪魔っ…!人の足元を見てっ…!その足元を狩る死神っ……!!」ポロポロ

雁屋「はっはっはっ!なんとでも言うがいいさっ…!さぁどうするっ…!一本60円っ……!一体何本の煙草を買うっ……!!」

切嗣「……一箱……12本入り一箱だ…」

雁屋「まいど!!」




【現状まとめ】

セイバー陣営: \−720
ランサー陣営: \±0
アーチャー陣営: \±0
ライダー陣営: \±0
バーサーカー陣営:\±0
キャスター陣営: \±0
アサシン陣営: \±0
22 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/17(土) 23:49:01.09 ID:dQ4+/gUDo
アイリ「で…?サラッと敵陣営にお金払って帰ってきたの?」

切嗣「…ぷはぁ…。この一本の為に生きてるぅ!!」スパァー

セイバー「全く…どうしようもないですね……」はぁ

アイリ「まぁ終わったことをとやかく言っても仕方ないわ。それより晩御飯はどうする?」

切嗣「んー?そうだな。舞弥でも呼んで作りに来て貰うかい?僕でも一応一通りの料理は作れるけど」

アイリ「しょうがない!私が作ってあげるわ!」フンスッ

切嗣「それはない」

セイバー「……ノーコメントで」

アイリ「」

切嗣「さて、それじゃあ電話で舞弥でも呼ぶから待っててくれ」ピッポッパ

舞弥「大丈夫です…。私はいつでもあなたの近くにいますから」

切嗣「」ピッポッパッ

舞弥「いますよ?」

切嗣「いや、110」



【現状まとめ】

セイバー陣営: \−720
ランサー陣営: \±0
アーチャー陣営: \±0
ライダー陣営: \±0
バーサーカー陣営:\+720
キャスター陣営: \±0
アサシン陣営: \±0
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/17(土) 23:54:15.64 ID:9jRffUIAO
キリッツグの持ち込みタバコを処分さえしなければこのマイナスは防げたのに…
24 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 00:20:26.96 ID:1NRSnGdPo
切嗣「まぁ720円くらいどうにでもなるさ。はっはっはっ!」モグモグ

アイリ「……だと良いけど。」モグモグ

セイバー「おかわりです!」

舞弥「ないです」

セイバー「なんと」

切嗣「そういえばあれだね。とりあえず一日目が終了しそうだけど、これからは色々な視点を織り混ぜていきたいね」

アイリ「まだまだ出てきてない陣営とかあるものね」

切嗣「そうだね。まだバーサーカーしか出てきてないし。そういえばこのスレタイを見て安価スレだと勘違いした人は何十人くらいいるんだろう」

アイリ「何十人もいないでしょ。……いつも通り私たちのスレはすっかすかよ」

切嗣「あ、煙草が残り3本しかない」

アイリ「話聞いてる?と言うより吸うの早くないかしら。もっと大事に吸いなさいよ」

切嗣「ん?うん大丈夫大丈夫」スパー

アイリ「はぁ……。今日はまだ家から出てないからアレだけど……。明日からが思いやられるわね」

切嗣「あ、そういえば、今日はお金の変動があった瞬間から収支表を見せてたけど、明日からは一日の終わりに運営のジャンヌが中庭で発表するらしいよ」

アイリ「あらそうなの。それじゃあ今日も発表するんじゃないの?」

切嗣「確かするらしいね。僕とバーサーカー陣営のお金にの動きは把握してるけど、他陣営の動きも見ておきたいしね。そろそろ始まると思うから、とりあえず玄関出たところの廊下から見ようか。中庭まで行くのめんどくさいし」

アイリ「まぁ見えるならどっちでもいいわ。見逃したら事だし、早く行きましょ」

切嗣「慌てない慌てない…っと、セイバー、行くよ」

セイバー「もっふもふもふもっふふもっふ!」

切嗣「………食べてから来てくれよ」
25 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 12:33:26.80 ID:zIAoYmcXo
ジャンヌ『えー、それではただいまより全陣営収支報告をさせていただきたいと思います』


切嗣「お、やってるやってる」

アイリ「ちょうどいいタイミングだったみたいね」


ジャンヌ『それでは、中庭に設置されてます電光掲示板に表示されます表を見てください』


切嗣「……一体どこから予算は出てるんだろう」

アイリ「私たちの陣営が最下位かしら。まぁそれでも720円くらい---」



【現状まとめ】

セイバー陣営: \−720
ランサー陣営: \±0
アーチャー陣営: \+50000
ライダー陣営: \±0
バーサーカー陣営:\+720
キャスター陣営: \−100000
アサシン陣営: \−50000




ジャンヌ『それではこれで収支報告を終了とさせて頂きます。皆様方、これから一ヶ月頑張ってください』


切嗣「………変な所で原作に忠実だな」

アイリ「隠す気ないわねこれ」
26 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 12:40:34.85 ID:GsA6HVANo
切嗣「hey!」

アイリ「hey!」

セイバー「hey!」

アイリ「……阿呆な事やってないで、今後の方針を固めましょう」

切嗣「僕が固められるものなんて…あべしっ!」

アイリ「下ネタ禁止よ」

切嗣「文脈だけで下ネタだと勘違いするアイリの頭がそろそろ…あべしっ!」

アイリ「名誉毀損よ」

切嗣「もう何も言えない」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 12:41:27.62 ID:F61d2BXIO
ライダーとランサー陣営は何もしてないのか
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 12:43:38.12 ID:+HYHMuK5o
ついさっき、このスレがhey! hey! されてまた>>1000とられる夢を見た
29 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 12:46:00.82 ID:jrIYRNnUo
切嗣「さて、言峰綺礼と遠坂時臣が手を組んでいる事は明らかだ」

アイリ「収支がかっちり噛み合ってたものね」

切嗣「まぁだからと言って僕たちが何かを出来るってわけでもないんだけどね」

アイリ「確かに。邪魔するなんて難しいわよね」

切嗣「つまり僕たちも稼がないといけない!」

アイリ「そうね!これからバイトやらなにやらでどんどん稼いで」

セイバー「ただいま帰りましたー!」ガチャッ モグモグ

切嗣「」

アイリ「」

セイバー「どうしましたか?」モグモグ
30 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 13:05:02.24 ID:my1NT1qMo
セイバー「ま、まさかそんなルールがあったとは!」モグモグ

切嗣「そういうルールの聖杯戦争なんだよ!さっきまで家にいたのに何サラリと商店街まで行ってたい焼き買ってきてるんだ!」

セイバー「み、みなさんの分もありますよ?」

切嗣「30個も買ってきて僕たちの分が無かったらそれこそ驚きだよ」

アイリ「まぁまぁ。終わったことを言っても仕方ないわ」

切嗣「……やけにセイバーの方を持つね。アイリ。そう言えばアイリも同行者として参加者登録してきてたけど………まさか何か高い物を買ったとかじゃないよね」ジトー

アイリ「ギクゥ!!」

切嗣「べったべたか!!初めてだよそんな擬音語口に出してる奴は!煙草か!僕が煙草を貰いに行ってるときに買いに行ったのか!」

アイリ「だ、大丈夫よ。無駄遣いじゃあないわ!」

切嗣「ほほぅ。何を買ったのか言って貰おうか!」

アイリ「化粧品一式!」

切嗣「それくらい持ってきておけよぉぉぉぉ!!!」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 16:22:55.98 ID:uKvgjosUo
先頭という縛りを失った>>1のこのイキイキ感たるや!
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 16:30:21.16 ID:aoxTCfBIO
なんかこのスレコアな人に人気だな
いや、俺もその一人だけど
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/03/18(日) 17:18:45.99 ID:fw+FxB4to
いいかキリッツグ

このままだとAUOのスキル黄☆金☆律でアーチャー陣営の一人勝ちだぞ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/18(日) 17:22:10.79 ID:qCffGIkAO
黄金律はパチンコで1回30万稼ぐもんな…
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 17:34:54.60 ID:jY2MaK7go
赤い方のセイバーならなー
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/18(日) 17:53:29.82 ID:INOOkWfYo
赤も浪費家だけど、黄金劇場とか皇帝特権で遊べそうなのに…
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/18(日) 18:32:30.30 ID:2ARVJxERo
セイバー食費ヤバそうだな

ところで旦那は何に金使ってるんだろう
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/18(日) 18:36:52.86 ID:qCffGIkAO
芸術活動には金がかかるのだよ
39 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 20:09:29.54 ID:0e1RhTxwo
アイリ「いや、切嗣がセイバーを襲わないかと心配になってダッシュできたら…ね?」

切嗣「襲わないよ!もっとのんびり準備してきてよ!」

セイバー「切嗣。ちょっと黙ってください。テレビの音量が聞こえません」バリバリ

切嗣「なに煎餅食いながらごろごろしてるのさ!なんでそんなに個の部屋に馴染んでるんだよ!」

アイリ「この話は終わり!私はみんなが喧嘩してる姿なんて見たくないわ!」

切嗣「原因はアイリだぁぁぁ!」



セイバー陣営
たいやき代・・・一つ100円・・・3000円の出費
化粧品代・・・50000円の出費
40 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 20:15:21.28 ID:PelotGxJo
【二日目】

切嗣「二日目だね」

セイバー「ですね」

アイリ「あ、ご飯炊けたみたいね」

切嗣「ここからは真面目に行こう」

セイバー「むむ。少し堅いですよアイリスフィール」もぐもぐ

アイリ「あらそう?まぁ水代を節約したと思えば…ね?」

切嗣「ひとまずセイバー!君にはバイトに行ってもらう!!」

セイバー「あ、玉子焼き用の醤油をかけ忘れました。アイリスフィール、少し取ってください」

アイリ「はい」

切嗣「……聞いてる?」

セイバー「え?…あぁ、はい。私も最近の仮面ライダーはどうかと思います」

アイリ「これは違う感があるのよね」

切嗣「それが世代の違いさ……ってちっがう!」

セイバー「戦隊物でしたか?」

切嗣「なんでそんなに小学生世代に人気の作品の話にしたがるのさ!」

アイリ「まさか!プリキュア!?」

セイバー「このロリコン!!」

切嗣「」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/18(日) 21:07:38.21 ID:AJzszeAQo
セイバーにできる仕事ってなにさ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/18(日) 21:09:49.99 ID:S0rsWe/AO
セイバーはもう必要ないから帰れ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/18(日) 21:11:56.49 ID:AJzszeAQo
>>42
鯖失ったら参加資格も失うことになるんじゃね?
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 21:29:32.63 ID:hScOeg7IO
過去スレ欲しい
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/18(日) 22:09:16.50 ID:2ARVJxERo
>>41
大食い選手権で賞金ハンター

バイトじゃないな
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/18(日) 22:52:19.59 ID:JAmQa19r0
旦那チームは10万も何に使ったんだ
47 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 23:41:10.60 ID:WROsupYKo
切嗣「はぁ……まぁいいや。駅からタウンワーク取ってきておいたから、今日中に決めて適当に面接の約束取り付けておいてね」

アイリ「あら?どこかに行くの?」

切嗣「過去スレ要求があったから拾ってくる」

アイリ「あぁそう言うこと。それじゃあセイバーのバイトは任せなさい!私がビシッと見ててあげるわ」

切嗣「不安だなぁ…」

アイリ「失礼ね。これでも一児の母親よ」フフンッ

切嗣「それじゃあその母親に任せて僕は行ってくるよ。セイバーもちゃんと決めるんだよ」

セイバー「……さっきからバイトバイトと仰ってますが…バイトとは美味なるものなのでしょうか」

切嗣「」

アイリ「」

セイバー「ん?二人してどうしたのですか?」 もっきゅもっきゅ

アイリ「……ごめんなさい切嗣…私…無理かもしれない」

切嗣「あ、うん。…早めに帰ってくるから頑張っててくれ」
48 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 23:55:15.08 ID:WROsupYKo
切嗣「特にすることがない」アイリ「いいことじゃない」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1326081272/

切嗣「僕は安価で聖杯戦争を動かすよ」アイリ「へー」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1328803929/

切嗣「僕はね安価で聖杯戦争を始めよ」イリヤ「イリヤだよー!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1329065418/

切嗣「僕は安価で聖杯戦争を」コソコソ セイバー「はい!どぉぉぉん!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1329574054/

切嗣「僕は安価で聖杯戦争を開始するよ!」 舞弥「はい」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1330790058/



切嗣「ただいま」

アイリ「…………」

切嗣「ん?どうしたんだい」

アイリ「無理無理。セイバーは働けないわ」

切嗣「そうも断言するなんてなにがあったのさ」

アイリ「セイバー…フラッシュバック!!」

切嗣「急に大声出さなくても…」
49 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/18(日) 23:59:14.15 ID:7p/QhXjIo
【一社目 カツ丼太郎】

アイリ「セイバーも自分の興味のあることだったら働けると思うの!」

セイバー「なるほど名案です!!」

アイリ「それじゃあ早速電話をかけてちょうだい」

セイバー「え?私がですか?」

アイリ「そりゃあセイバーが働くんだからセイバーが電話しなきゃ」

セイバー「ふむ……。分かりました。早速かけてみましょう」


prprpr prprpr prprp--


カツ丼『はいこちらカツ丼太郎ですが!』

セイバー『すまないがそちらで働きたい。カツ丼を用意して待っててくれ』カチャンッ


セイバー「さて、行きましょうアイリスフィール」

アイリ「oh……」
50 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 00:03:46.49 ID:1wNeXhg1o
【二社目 吉野家】


アイリ「とりあえずセイバー。丁寧な言葉遣いでお願いね」

セイバー「私は王ですよ?」

アイリ「王でもよ」

セイバー「ふむ。分かりました。やってみましょう」


prprpr prprpr pr---


吉野家『はいまいど!こちら吉野家!』

セイバー『すみません。そちらで働きたいのですが』

吉野家『あぁ…ごめんねぇ…。この前新規のバイト雇っちゃって』

セイバー『貴様!王を雇えぬと申しますか!!』

吉野家『お、王!?』

セイバー『そうです!王です!分かったのでしたら早く』

吉野家『こいつぁ頭があいててな野郎だぜ!電話するならすぐに119をするのをオススメするぜ!』カチャンッ


セイバー「駄目です。あの店は人を見る目がありませんでした」フルフル

アイリ「oh……」
51 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 00:10:55.03 ID:ronXEbVDo
【三社目 なか卯】


アイリ「セイバー。実はね、食べ物屋にはまかないと言って、お昼ご飯が無料で食べられる所があるのよ」

セイバー「なんと!それは真ですか!」

アイリ「本当よ!ほら、セイバー。やる気が出てきたでしょ?」

セイバー「はい!頑張ってみます!」


prprpr prprp---


なか卯『はい、こちらなか卯』

セイバー『すみません。そちらで働きたいのですが』

なか卯『おいくつでしょうか?』

セイバー『17です』

なか卯『17……分かりました。明日面接を行いますので、そうですねぇ……大体お昼頃に来ていただければ』

セイバー『貴社はまかないは出ますか?』

なか卯『は?』

セイバー『まかないは出ますか…と聞いているのです』

なか卯『あ、いやぁ…他はどうかは分かりませんが、少なくとも私たちの支社ではやってませんね』

セイバー『ならよいです』

なか卯『え?』

セイバー『お忙しいところ失礼しました』カチャンッ


セイバー「駄目でしたアイリスフィール。まかないがありませんでした」

アイリ「」
52 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 00:17:30.92 ID:FkqHztazo
【四社目 ダイソー】


セイバー「アイリスフィール。よく見てください。ここは食べ物屋ではありませんよ?」

アイリ「セイバー……私が間違ってた。あなたは一度食べ物から離れた方がいいわ」

セイバー「…そこまで言うなら」シブシブ


prprpr prprpr prp---


ダイソー『はい、こちらダイソー』

セイバー『あ、すみません』

ダイソー『はい。あ、バイトの申し込みですか?』

セイバー『あ、はい。そうです』

ダイソー『いやー、実はちょうどバイトがやめたところでして!なぜうちの会社で働きたいと?』

セイバー『いえ、別に御社では働きたくはないのですが、食品関連は駄目だと言われましてしぶしぶと』

ダイソー『失礼します』カチャンッ



セイバー「話の途中で切られました。教育がなってませんね」

アイリ「」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/19(月) 00:31:40.03 ID:CsRFFj+L0
あれ、鯖って聖杯から最低限の現代の知識は渡されて……
と思ったけどよくよく考えたら鯖がバイトなんてするわけないしそこら辺の知識は貰えなかったんだろうな
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 01:46:48.53 ID:gf/FxIHAo
セイバーにはカリスマスキルがあるしちゃんと選べば大丈夫!…なはずだけどこのセイバーにカリスマなんてあるのだろうか…
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 02:14:35.71 ID:6KQQMw0IO
>>53
貰った上でこれなんじゃね?
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/19(月) 09:38:23.67 ID:bPvrhLgTo
このセイバーもしかしたら棒のほうじゃね
57 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 09:39:06.48 ID:jMkbTkTYo
アイリ「もう…わたしには無理だわ……」

切嗣「あ、アイリ!!」

アイリ「うっ。ばたんっ」

切嗣「アイリィィィィィィ!!!」

セイバー「と言うわけで私はいつも通り自宅の警備を」

切嗣「黙れニート!!」

セイバー「! に、ニートなどではありません!前言撤回してください!」

切嗣「やーい!ニート!ニート!セイバーはニート!!」

セイバー「くぅっ……!いいでしょう!今日中に仕事を見つけてきてあげます!」ダッ


ガチャッ バタンッ


切嗣「任務完了だアイリ」

アイリ「な、なんて子どもっぽい……」
58 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 09:47:27.66 ID:jMkbTkTYo
セイバー「……と、言って威勢良く出てきたのはいいですが、一体どうやって働けばいいのでしょう」テクテク

セイバー「とりあえずたい焼きでも買って考えましょう」チャリーン

セイバー「はて、どうしたものか」テクテク

セイバー「ん?あそこにいるのはランサー?」

ランサー「む、セイバーか。こんなところで何をしている?」

セイバー「その台詞はこちらのものです。ランサーはここで何を?…っと、いや、まぁどうせマスターに買い物でも頼まれたのでしょう」

ランサー「……いや、バイトだ」

セイバー「なんと。あなたはすでにバイトなるものを見つけたのですか」

ランサー「いや、まだだ。だがなんとか昨日面接の約束を取り付けてな」

セイバー「なるほど」

ランサー「それじゃあ俺はここで」

セイバー「ん?ここは……八百屋?」

ランサー「あぁ、我が先輩がここで働く予定だと聞いてな」

セイバー「メタいメタい」

ランサー「それでは行ってくる」

セイバー「武運を祈ってますよ」

ランサー「ふっ。こんな可憐な騎士王に祈って貰えるとは、ありがたく受け取っておこう」テクテクテク
59 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 09:57:25.40 ID:jMkbTkTYo
セイバー「まぁたい焼きでも食べて気を直してください」

ランサー「あぁ……我が主になんと言えば……!!」

セイバー「…………」

ランサー「こんな……!!こんな…!」


ランサー「店員が女だったなんて……!!」


ランサー「面接そっちのけで告白されるとは…!」

セイバー「まぁ……なんと言うか予想通りのオチでしたね」モグモグ

ランサー「はぁ…。どうすればいいのだろうか……」モグモグ

セイバー「そんなに落ち込まないでください。私もこうしてバイト探し中の身です。共に頑張りましょう」

ランサー「なんと。セイバーもバイト探し中だったのか。……そう考えると…少し気が楽になるな」モグモグ

セイバー「あなたは気負いすぎなのですよ。もっとのんびりと行きましょう」モグモグ

ランサー「あぁ……ん?あれは…ライダーか?」

セイバー「む。どこですか」

ランサー「ほら、あれ」

セイバー「あぁ…あれは間違いなくライダーですね。一般人にあそこまでの巨体がいたら逆に引きます」

ランサー「同意件だ。あ、こっちに手を振ってるぞ」

セイバー「あれだけの男が無邪気に手を振る姿というのは…キツい光景ですね」

ランサー「全くもって同意件だ」
60 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/19(月) 21:55:16.28 ID:RyatCH9yo
ライダー「貴様らこんなところでなぁにをしておるのだ?んん?」モグモグ

セイバー「さらりと人の紙袋からたい焼きを盗らないでください」

ライダー「はっはっはっ!堅いことを言うな騎士王よ!」モグモグ

ランサー「我らは今、マスターの命によりバイトを探している途中だ。用がなければ帰ってくれ」

ライダー「うむ?貴様らもバイトなるものを探しておるのか」

セイバー「まさか…あなたも?」

ライダー「然り!家でTVゲームを楽しんでおったら小僧に「バイトでも探してこい!この馬鹿ぁ!」と、外に放り出されてしまってな」

ライダー「たまには外の空気を吸うのもいいかと思ってこうして歩き回っているのだが……はて、バイトとは一体なんなのか」

セイバー「ふふん!バイトも分からぬとは、征服王もその程度か」

ライダー「ふむ。なら貴様は分かると言うのか、セイバーよ」

セイバー「もちろんです!バイトとは働くことなのですよ!」ドヤァ

ライダー「ほほぅ。しかし余は王なのでな、働く必要もあるまいて」

セイバー「全くもって同意件です…しかしバイトと言うのは王とは関係なしに働かなければいけないらしいです」

ライダー「なんと。それはまたけったいなものだな。そのバイトとやらは」

セイバー「バイトと言うのは恐ろしいものです」ハァ

ランサー「(なんか根本的に間違ってる気がする……)」
61 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 00:23:20.47 ID:aoKI+Gkco
【公園】


ライダー「どうするかのぅ」ゴクゴク

セイバー「どうしますかね」モグモグ

ランサー「………」モグモグ

セイバー「まぁバイトが決まってない者同士!ゆっくりと腰を据えて探していきましょう!」

ライダー「そうだな!」

ランサー「…………」

セイバー「ん?ランサーはさっきから黙ってどうしたのですか?」

ライダー「なに!心配しなくとも我ら三人!皆働けるところが」

ランサー「……すまない。…次のバイトの面接があるので行ってもいいだろうか」

セイバー「……………」

ライダー「……………」

ランサー「………………」

ライダー「……なんだ、貴様すでにバイト先に面接を取り付けておったか」ゴクゴク

セイバー「…行けばいいんじゃないですかね。いや、私たち関係無いですし。行けばいいと思いますよ、はい」

ランサー「す、すまない……」

セイバー「いえいえ、謝ることなどなにもありませんよ」ハッ

ランサー「……………」

ライダー「…これ以上ここに居ては危険だ。ランサー、早く行った方がいいぞ」

ランサー「……失礼する」


タッタッタッタッ


セイバー「…………」モグモグ

ライダー「………」ゴクゴク
62 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 00:29:07.87 ID:30mAXrZfo
セイバー「…なにが行けないのでしょう」

ライダー「とりあえず余は力仕事…小僧が言っておった土木関係とやらを当たってみる。貴様もバイト探し、頑張れよ」 ヨッコラセ

セイバー「はい、そちらも頑張ってください」


セイバー「はぁ……もう夕暮れ…。威勢良く飛び出して逆にたい焼きを買っただけとバレたらどうなることやら……」

アーチャー「ん?そこにいるのはセイバーではないか!!」

セイバー「そう言うあなたはアーチャーじゃありませんか。その大量の紙袋はどうしたのですか?」

アーチャー「これはパチンコで貯めた玉と交換したものだ!」ドヤァ

セイバー「パチンコ……ふむ……」

アーチャー「そ、そんなことよりセイバーよ!お、我とその…これからデ、デートなどと言うのは」

セイバー「よし、アーチャー行きましょう!」

アーチャー「ほ、本当かセイバー!」パァァァァァァ

セイバー「そのパチンコなる場所に!」

アーチャー「あぁ…うん。分かってた……」
63 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 00:41:15.28 ID:E90aoe1do
【パ チンコ店】

セイバー「……なに者かの作為を感じる店名ですね」

アーチャー「なにを言っておるのだセイバー。ほら、早く店に入るぞ」

セイバー「あぁ…分かりました」


ウィィィン ガジャラララララジェラララララロュルルントュルルン


セイバー「な、なんですかこの騒音は!」

アーチャー「はっはっはっ!ここは我の行きつけのパチンコ店だ!」

客A「あ、あれは…!」

客B「さっきも来てまた現れやがった…!」

客C「この店の主を撃破した生ける伝説……!!」


店員「いらっしゃいませギルガメッシュ様」

アーチャー「うむ。迅速にいつもの席とその隣の台を用意しろ」

店員「畏まりました」シュンッ

アーチャー「それではセイバーよ。我は色々と準備があるからな。始めに台に向かっておく。貴様は雑種共に手厚く歓迎させるからしばし待っておけ。それじゃあ後ほどな!ハッハッハッハッ!」テクテクテク


セイバー「あ、アーチャーがここまで崇められてるとは……。一体この店はなんなのですか…」

モブ客「それには俺が答えてやるぜ…」

セイバー「ん?誰ですか?」

モブ客「俺は状況によってモブの癖に意外と重要人物なモブキャラさ。それより…奴の事を知りたいんだろ?」

セイバー「……はい、教えてください。なぜ…彼がここまでこの店の人たちに畏れられてるのかを……」

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64 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 00:52:07.26 ID:nOMn1y5Zo
奴が現れたのは一年前……こことは違うパチンコ店だった
初めは尊大な態度を取る糞みてぇな客だと皆が思っていた

だが…奴はその日……一つのパチンコ店を一夜にして廃業させちまったのさ

それ以来皆奴が近づくとシャッターを閉め、関わろうとしなかった

だがこの店はちょいと特別でね……裏にでっかいバックがついてるって噂があるんだよ
それで奴をお得意様にして何かと贔屓にしてもらってるらしい。まぁそれにしても奴が毎日稼ぐ量を少し上回る程度…実際割には合わないだろうよ。物好きな奴がいたもんだ

しかし、ここ一週間辺り、毎日のように姿を表していた奴が忽然と消えた
俺たちの間では海にでも沈められたかと噂が立つほどだった

だが、一昨日になって奴が帰ってきた
いつものように尊大な態度で………



モブ客「これが…俺が知ってる奴の全てだよ」スパー

セイバー「…そのようなことが」

モブ客「この店はもう駄目だ……。一人の客を贔屓にする店に先はねぇ…」

セイバー「………………」

モブ客「お願いだ…。奴を止めて…この店を潰してくれ……!」

セイバー「………」

モブ客「…………」

セイバー「分かりました…。私が…私が稼いできてあげますよ。この店が潰れるくらいに」

モブ客「……よろしく…よろしく頼んだ……!」



【風雲パチンコ編 開幕!!】
65 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 00:56:13.86 ID:w2gNs7ybo
【アパート冬木 101号室】


アイリ「……なんだか。凄く変な物が始まった気がするんだけど」

切嗣「奇遇だね。僕もそんな気がするよ」

アイリ「…………セイバー、遅いわね」

切嗣「……何してるんだろうね」

アイリ「……………」

切嗣「……………」

アイリ「……………………」

切嗣「…ご、ご飯にしよう!そうしよう!」

アイリ「現実逃避しやがった」
66 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 17:34:55.73 ID:69a5z/o9o
セイバー「で、この銀色の玉はなんですか?」

アーチャー「この玉をここに入れて、この画面のスロットが揃ったら吐き出される。まぁ要は元手の玉から量を増やせばいいだけの話」

セイバー「なるほど。簡単そうですね」

アーチャー「わ、分からないことがあればいつでも聞くが良い。我が手取り足取り教えてやろうではないか!」

セイバー「まぁ、その時が来れば聞きます」


アーチャー「(セイバーが負け続ける横でボロ勝ちする我!我が教えようとするも負けず嫌いなセイバーはそれを断るだろう)」

アーチャー「(ついにセイバーの玉は尽き…自身の金を注ぎ込んで我に勝とうとする。そこで我がぶっきらぼうにセイバーに一箱譲る。もちろんセイバーはそれを突き返すが、我が一言……)」

アーチャー「これは投資だ。二人の未来をフィーバー状態にするための NA☆」キラッ

セイバー「アーチャー…惚れました!抱いて!(裏声)」


アーチャー「なぁちゃって!なぁんちゃって!!」バンッバンッ

店員「ぎ、ギルガメッシュ様!台を叩かないで下さい!」

セイバー「あぁ、放っておいて構いません、すぐに元通りになりますので」

店員「は、はぁ……」
67 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 17:47:26.67 ID:DXOiQIS7o
ジャララララララ ジャランジャランジャラン チャラララララ


セイバー「ふむ。アーチャー。7が三つ揃いました。これが当たりなのでしょうか?」

アーチャー「おぉ!セイバーよ。それは大当たりと言う奴だ。当たりより数倍価値がある!」

セイバー「本当ですか!」キラキラ

アーチャー「まぁ、まだ我には全然敵わんがな!ハッハッハッハッ!」

セイバー「むむ。頑張ります!」

アーチャー「(一喜一憂するセイバーは可愛いな……)」ポッ


〜〜〜数分後〜〜〜


セイバー「また7が揃いましたアーチャー!」

アーチャー「良かったではないか!ハッハッハッ!」

セイバー「パチンコと言うものは面白いですね!…ってあれ?アーチャーは玉の出が悪そうですが?」

アーチャー「お、我はスロースタートが基本なのでな。ま、まぁ気にせず打つが良い!」

セイバー「はい!」

アーチャー「(………………)」


〜〜〜さらに数十分後〜〜〜


セイバー「アーチャー、この台は7しかでないのでしょうかね?」

アーチャー「そ、そうみたいだな」

セイバー「ふむ、ちょっと面白味に欠けますね。あ、また7が揃いました」チャララララ

アーチャー「」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/20(火) 17:57:27.46 ID:Ir+jZAWco
セイバーが本気出したwwwwww

ギル<幸運か
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/20(火) 18:02:27.49 ID:ubatBTiDO
たしかセイバーは公式でも賭け事には強いんだったな
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/20(火) 18:14:26.77 ID:ALZBMOMl0
つかギルって黄金律持ってるんだからパチやる必要ないよね
道歩いてるだけで札束拾ってそう
71 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 18:23:13.51 ID:Tvxnr309o
セイバー「アーチャー、玉が出なくなりました。故障でしょうか?」

アーチャー「」

セイバー「アーチャー?」

アーチャー「こ、これで勝ったと思わん事だな!!我はまた甦ってくるぞ!!」ダッ

セイバー「アーチャー!?……行ってしまいました。なんだったのでしょうか」

セイバー「とりあえずこの銀玉を景品に交換しましょう」

店員「」

セイバー「すみません。この銀玉を全て食べ物に交換してください」

店員「は、はい!こちらとなっております!」

セイバー「…………少なすぎますね」

店員「す、すみませんが当店ではこれ以上の」

セイバー「アーチャーに聞きました。この店はチェーンだと。他の支社から取ってきてください」

店員「」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/20(火) 18:25:01.97 ID:Ir+jZAWco
なぜそこで食べ物なんだセイバー・・・!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/20(火) 18:35:18.86 ID:xqHK2pBIO
金だろ金
金に変えろ
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/20(火) 19:22:56.33 ID:61OOVwpAO
金だろ普通……
75 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 19:50:32.60 ID:GI4Xbry3o
セイバー「ふむ……しかし、紙袋12袋は流石に持ちきれませんね」

セイバー「誰か通りかかってくれたら嬉しいのですが」キョロキョロ

アサシン「……………」テクテク

セイバー「あ」

アサシン「…………」ジー

セイバー「……………」

アサシン「……………」テクテクテク

セイバー「いやいやいや、ちょっと待ってください」
76 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 19:53:47.49 ID:UZJWhHFGo
セイバー「いやぁ助かりましたよ。流石にあれだけの紙袋は持てそうになかったので」

アサシン「……報酬はしっかり貰うから大丈夫」

セイバー「一人一うまい棒でしたっけ?」

アサシン「…………」コクリ

セイバー「任せてください!私は王ですからね!」ドヤァ

アサシン「………なら、王の度量で一人二本---」

セイバー「それは駄目です」

アサシン「………器が小さい」

セイバー「違います。食糧を大事にしてるだけです」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/20(火) 20:06:33.70 ID:Ir+jZAWco
なぜだ、なぜうまい棒なんだ・・・
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/20(火) 20:16:21.64 ID:lFe6taDAO
それでもうまい棒80本で800円だぜ?
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/20(火) 20:18:24.99 ID:lFe6taDAO
あ、12袋だから11人か
80 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/20(火) 22:22:57.29 ID:jMU2nKHAo
セイバー「ふぅ…ありがとうございました。ここまでで結構です」

アサシン「……………報酬」

セイバー「分かってます。っと、この紙袋にうまい棒100本が入ってますので」

アサシン「…………了解した」シュタッ

セイバー「…うまい棒がお好きなのでしょうか?」


ガチャリッ


セイバー「只今戻りました」

切嗣「遅い!僕たちの出番が少なくなるじゃないか!」

セイバー「毎回出張ってるんですから少しくらい良いじゃないですか……それよりこの紙袋を運ぶのを手伝ってください」

アイリ「あら?どうしたのそれ?」

セイバー「ふふん!これはですね」

切嗣「セイバーがパチンコで当てて来たんだよ」

セイバー「なんで知ってるんですか」

切嗣「スレ読んでたから」モグモグ

セイバー「メタいです。後勝手に人が取ってきた景品を食べないで下さい」

切嗣「あれだよ!サーヴァントの物はマスターの物!マスターの物はマスターの物なんだよ!」サクサクサクサク

セイバー「どこのジャイアンですか。それとサクサクさせながら喋らないで下さい」

切嗣「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

セイバー「うぜぇ」

アイリ「セイバー、口調口調」
81 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/21(水) 00:05:22.28 ID:Snr2DyJPo
【204号室】


アサシン38「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン27「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン52「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン81「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

綺礼「…………………」

アサシン17「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン43「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン60「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

綺礼「………帰って来て早々に無言で集団うまい棒とは……なんの真似だアサシン」

アサシン「…………」スッ

綺礼「………………」


【今月赤字 もっと節約しろbyアサシン軍団】


綺礼「……これは必要な出費だ。それで赤字なのだったらそれは必然なのだろう」

アサシン「」スッ

綺礼「…………………」


【マスター買い物表】
【トンプソン・コンテンダー………一点】
【Fate/Zero携帯ストラップ(衛宮切嗣ver.)………一点】
【Fate/Zero携帯クリーナー(衛宮切嗣ver.)………一点】
【Fate/Zeroマグカップ(衛宮切嗣ver.)………一点】


アサシン「…………」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン36「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

アサシン84「」サクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサクサク

綺礼「………………」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 00:19:40.82 ID:+anwyKUDO
キリッツグのパンツを綺礼に売るか
アイリさんも綺礼も喜ぶし一石二鳥だね
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 01:23:56.31 ID:mUchSneIO
中高生が見てるんだからパチンコネタはやめろよ
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 01:25:07.00 ID:+YmKrhXwo
酷い釣りを見た
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/03/21(水) 07:09:31.22 ID:ajcC2zZ6o
>>83
別にそれぐらい大丈夫だろ
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 07:38:56.99 ID:aobAF/tIO
中高生が見てるからパチンコネタやめろ(笑)
87 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/21(水) 07:50:21.68 ID:LWUr/zh7o
切嗣「むむむ。RPGの癖に謎解きが異様に難しいってどういう事だこれ」

アイリ「あら、切嗣。またゲームしてるの?」

切嗣「うーん。……上限が10文字だから……」ブツブツ

アイリ「早く寝ないと電気代かかるわよ」

切嗣「うーん。もうちょっとで寝るよー」

アイリ「確実に寝ない子の典型ね」

切嗣「むむむ……」

アイリ「そういえば切嗣。これってまだ二日目の夜なのよね」

切嗣「そうだね。今から寝るからもうすぐ三日目だけど」

アイリ「実際の時間とごっちゃになるわね」

切嗣「メタいメタい」
88 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/21(水) 23:10:39.12 ID:LWUr/zh7o
切嗣「と言うわけでにょろろっとお知らせ」

アイリ「よしきた」

切嗣「一つ目。今までの一ヶ月の期限を廃止にして、ジャンヌの気分により終了時期が決まることになったよ」

アイリ「要はスレ内で【一日目】とか書くのが面倒になったのね」

切嗣「二つ目。更新ペースが昔の雑談スレに比べたら遥かに遅いけど、失踪はしないから安心してね。ただ、安価スレで働きすぎたからだらだらしたいだけなんだ」

アイリ「失踪しないって言ってもこのスレ見てる人なんて十人いたら良い方よ」

切嗣「三つ目。全陣営の収支報告はジャンヌの気まぐれで行われることになったよ」

アイリ「つまり毎日書くのが面倒になったのね」

切嗣「最後のお知らせ」

アイリ「よしこい」

切嗣「イリヤは僕の嫁」

アイリ「あんたの嫁はわたしだ」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 23:13:40.07 ID:+YmKrhXwo
あれ? もしかして爆発……
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) [sage]:2012/03/21(水) 23:13:41.20 ID:ajcC2zZ6o
ギル様は貰って行きますね
91 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/21(水) 23:15:51.68 ID:aExgK7iMo
切嗣「そしてこのスレの説明を」

アイリ「今さらね」

切嗣「このスレは基本雑談スレに+αで余計な設定がくっついてると思ってくれて構わないよ」

アイリ「ふむふむ」

切嗣「そしてサブストーリーみたいなのが時々入るよ。この前のセイバーパチンコ風雲編なんかもその一つだね」

アイリ「……タイトル違うくない?あと、あれは〜編って言うほどのネタじゃあないような……」

切嗣「細かいことは良いんだよ」

アイリ「細かいかしら?」

切嗣「少なくともこのSS速報と言う板を主眼に置いたら粗末な問題さ」

アイリ「あなたの着眼点はいつもどこかおかしいと思うの」

切嗣「最後に一つ」

アイリ「ササっと言っちゃいなさい」

切嗣「イリヤは僕の嫁」

アイリ「まだ言うか」
92 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/21(水) 23:34:36.68 ID:pdCaKkgjo
切嗣「ふんふふんふふーん」

アイリ「あら切嗣。ご機嫌のようね。何かあったの?」

切嗣「良いことって言うか明日ゲームを買いに行くから気分が舞い上がってるのさ」

アイリ「………積みゲー消費しなさいよ」

切嗣「古市カードの有効期限が危ないから今のうちに買っておかないと」

アイリ「古市の掌の上で面白い位に回ってるわね」

切嗣「なんとでも言うがいいさ」

アイリ「勇者30も購入して途中で止まってるわよ。テイルズだって謎解きの所で詰んでるし、ダークソウルだって二周目が山羊頭戦で」

切嗣「だ、大丈夫!テイルズもやるし勇者30もちゃんとクリアするさ!」

アイリ「それで?5月にはロボティクスノーツを買うくせに今からまた違うゲームを買うと………はぁ…」

切嗣「ぐぬぬ……」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/03/22(木) 12:13:03.14 ID:FGyrIhjLo
SS内でゲームをやらせれば執筆とゲームが両立する・・・!
ぜひロボノをば
94 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 15:25:52.53 ID:cZsINKRMo
切嗣「いい加減に酉誤爆がシャレにならない」

アイリ「宣伝乙」

切嗣「せ、宣伝じゃないんだよ!宣伝するなら本文誤爆位やるさ!!」

アイリ「いや、それもどうかと思うんだけど……。というよりここ最近一気に誤爆が多くなったわね」

切嗣「なんかね。酉が消えてないことがしばしばあるんだ。で、いつも酉があるのが日常化してるから気づかずに書き込んじゃうっていう事であって決してわざとやってるわけじゃ」

アイリ「……どんどん言い訳臭くなってくるわね」

セイバー「賢者は必要な時以外は黙ってるもんだぜ。クックックックッ」

アイリ「お、ロートレクさんじゃない」

セイバー「あの笑い方に惚れました」

切嗣「そんな奴よりソラールさんが」

アイリ「あなたはそこで正座でもして反省してなさい」

セイバー「さぁ、アイリスフィール。切嗣は放っておいてダークソウルでもやりましょう」テクテクテク

アイリ「そうね!久々にやるから腕が鳴るわ!」テクテクテク

切嗣「」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 15:27:12.13 ID:W+WuRc9Mo
まんじゅうこわい
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/22(木) 15:28:04.06 ID:1Ba/tGhAO
トリを検索したら作者に辿りつける
いい時代になった
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/22(木) 15:28:40.56 ID:a+DYyhneo
一匹狼乙
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 15:32:49.80 ID:+IDfH6sfo
(握手した手をキレイ綺麗する音)
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/22(木) 15:33:59.93 ID:a+DYyhneo
みんな両方見てるのね
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 15:52:16.74 ID:PSIcbSUIO
キリッツグ宣伝乙
101 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 16:36:11.03 ID:L7+GvKEao
切嗣「ゲームを買ってきた!」

アイリ「一匹狼乙」

セイバー「早速プレイするのですか?」

切嗣「ばっか。やっぱりセイバーは馬鹿。うましかだようましか。どうせイリヤに遣えても速攻で僕に殺られちゃう癖にセイバーのばっか」

セイバー「」イラッ

切嗣「プレイの前に説明書だろ!説明書を読んでどんな世界観なのかとかを想像するのが楽しいんじゃないか!」

アイリ「そういえば切嗣はいつも数時間読んでるわよね。酷いときは購入日が説明書読むだけで終わったり」

切嗣「最近よく説明書読まない人が増えてるらしいけど、僕に言わせれば購入したゲームの半分も楽しめてないね!購入前にゲームショップの雰囲気を楽しんで、購入してから袋を開けるのを楽しみ、そして説明書を楽しむ!それから本編をプレイなんだよ!これで100%の楽しみを味わえるんだよ!」

アイリ「長文すぎるわよ」

切嗣「ってなわけで僕は今から説明書を楽しんでくるから」

アイリ「更新は?」

切嗣「僕が更新してないときは5割がゲーム関連3割がめんどくさい2割が疲れてるって考えてもらって構わないよ!それじゃ!」

アイリ「こいつは酷い」

セイバー「アイリスフィールも最近口調がおかしいですよ」

アイリ「今さらよ」

セイバー「今さらですか」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/22(木) 16:38:32.13 ID:kyZpvNFl0
見つけた
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 16:39:18.08 ID:+IDfH6sfo
説明書は甘え
104 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 16:55:27.02 ID:oolz+fkuo
切嗣「おっと説明書を読まない[ピ---]が現れたな」

アイリ「伏せ字伏せ字っと」

切嗣「制作会社が手を込んで作った説明書だってあるんだよ!それを読まないとは……やれやれだよ」

セイバー「しかし昨今では説明書が紙一枚になってたりしますよね」

切嗣「ECOだから…だっけ?笑わせるよ全く。そんなんで地球温暖化が止まるならとっくに地球温暖化なんて終わってるさ」

アイリ「けど塵も積もれば山となるって言うじゃない」

切嗣「塵なんていくら積もっても風が吹けば飛んでいくさ」

セイバー「な、なんて屁理屈を………」

切嗣「よし!いっそ僕自らゲーム製作会社に乗り込んで内部から改革を!」

アイリ「ゲーム制作会社に乗り込む殺し屋なんて聞いたことないわよ」

セイバー「これ以上は色々とマズいですよアイリスフィール」

アイリ「にわかゲーマーはこれだから手がつけられないのよ。セイバー、強引にオチをつけなさい」

セイバー「分かりました」

切嗣「まずはSEGAに乗り込んで新規ハードを出させるように誘導を」

セイバー「またあの会社に爆死させるつもりですか!エクスカリバー!」カリバァァァァァ

切嗣「」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 16:58:57.93 ID:W+WuRc9Mo
説明書さえ読めばロケットランチャも撃てるからな
106 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:06:45.98 ID:Q3hs6iO6o
切嗣「さて、と。そろそろ更新するかな」

アイリ「あら早かったわね」

切嗣「説明書はプレイ前に読むことにした。ワクワクが止まらない」

アイリ「ふぅん」

切嗣「よし、それじゃあ今回は中々登場出来ていないあの人にスポットを当てるよ!」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/22(木) 17:09:15.34 ID:a+DYyhneo
キャスター?
108 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:18:18.18 ID:Q3hs6iO6o
【ジャンヌの一日】


朝6:00……彼女の朝は早い


ジャンヌ「……カメラを回しながら貴方は何をしてるのですか」

アサシン「………気にしなくて良い」

ジャンヌ「……まぁいいでしょう。あまり仕事の邪魔はしないで下さいね」

アサシン「………了解」


彼女…ジャンヌはそう言うと朝御飯の支度を始める
黄色く輝く玉子焼きに味付海苔と塩鮭……慣れた手つきで


アサシン「……量…多くない?」

ジャンヌ「それは……その…」

キャスター「ジャンヌゥゥゥゥゥ!!」ガチャンッ

ジャンヌ「ジル!扉を開けるときは静かにと何回言えば!」

キャスター「そう怒らないで下さいジャンヌゥ。私としましてもこうやってジャンヌに会えるだけで感激の至り…ついつい力が入ってしまったのでございます」

ジャンヌ「……分かりました。分かりましたから早くご飯を食べてしまってください…」ハァ

キャスター「ジャンヌの手料理が食べられるとは!このジル・ド・レイ……嬉し涙で前が見えませぬぅ……」

ジャンヌ「恐いです」

アサシン「………いつもキャスターに料理を?」

ジャンヌ「ん?あぁ…昨日彼が朝早くから家にやって来ましてね…。追い返すのも酷ですし朝御飯もまだだと言うので」

アサシン「……激写。運営の不正。参加者との時を超えた禁断の愛」

ジャンヌ「ぶーーーーー!!ごほっごほっ!な、なにを言ってるんですか!これは彼がやって来るから仕方なく用意してあげているだけで、そこに愛とかそういうものは一切ありません!」

アサシン「………大丈夫。これで視聴率20は堅い」

ジャンヌ「カットしてください!!」
109 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:25:43.37 ID:Q3hs6iO6o
朝8:00…キャスターも自室へ戻り、彼女の運営としての仕事がようやく始まる


アサシン「………運営とはどんな仕事を?」

ジャンヌ「主に全陣営の収支の把握と記載ですね。…後はたまに来る人と会話をしたり、陣営別に聖杯の力を使って様子を見たり……色々ですね」カキカキカキカキ

アサシン「………急に堅くなった」

ジャンヌ「公私はしっかり分ける達なので」カキカキカキカキ

アサシン「………キャスターとはどのような関係で?」

ジャンヌ「旧知の戦友ですよ。それ以上でもそれ以下でもありません」カキカキカキカキ

アサシン「………面白くない」

ジャンヌ「面白くなくて結構です。そもそもあなたのそれはなんですか?」カキカキカキカキカキカキ

アサシン「…………密着取材」

ジャンヌ「取材する人に許可なく?」

アサシン「……………許可いるの?」

ジャンヌ「…はぁ…まぁいいです。あまり邪魔はしないで下さいね」

アサシン「………………」

ジャンヌ「そこで無言にならないで下さい」
110 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:29:59.08 ID:Q3hs6iO6o
朝11:00


ジャンヌ「さて、それじゃあそろそろ買い物にでも行きましょうかね」

アサシン「…………疲れた」

ジャンヌ「貴方ただカメラ回していただけですよね…?」

アサシン「……カメラが重たい」

ジャンヌ「………撮影止めたらどうですか」

アサシン「……断る」

ジャンヌ「はぁ……」
111 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:34:36.78 ID:Q3hs6iO6o
【デパート】


アサシン「………なに買うの?」

ジャンヌ「夕飯の材料と…あとはまぁぶらぶらと」

アサシン「…………夕飯楽しみ」

ジャンヌ「すでにうちで食べる気満々ですか」

アサシン「……あ、服がある」

ジャンヌ「ん?服屋ですか。見ていきますか?」

アサシン「…………」コクリ
112 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:39:04.10 ID:Q3hs6iO6o
ジャンヌ「さぁ、アサシンさん。次はこっちを着てみてください。あ、いや…やはりこっちでお願いします!」

アサシン「……も、もう十分」

ジャンヌ「あ、これも可愛いですね……。これもお願いします!」

アサシン「……う、うぅ…」

ジャンヌ「やっぱり!やっぱりそれが似合いますよ!じめじめした黒っぽい服はやめてそっちにしましょう!」

アサシン「………キャ、キャラが変わってる」

ジャンヌ「公私混同しないだけですよ!あ、このふりふりがついてるのはどうですか!」

アサシン「………こ、断る!」ブンブンブン

ジャンヌ「じゃあ私が着替えさせてあげましょう!さ、手を上に上げて」

アサシン「………ま、待って、カメラ止めるから待って」

ジャンヌ「さぁさぁ早く」

アサシン「……あぅあぅ…」


-------プツンッ
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/22(木) 17:41:03.57 ID:a+DYyhneo
ああ、このアサシンさんポニテの女性か
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/03/22(木) 17:42:49.85 ID:Iq2VBWqA0
アサ子さんで検索すると幸せになれるよ
115 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/22(木) 17:45:21.34 ID:Q3hs6iO6o
13:00


アサシン「…………酷い目にあった」

ジャンヌ「こ、こほん!久しぶりに女の子と買い物をしたので少し舞い上がってしまっただけです」

アサシン「………この運営の横暴をメディアを通して画面の向こうの国民へ訴えかける」

ジャンヌ「国民って……そういえばそろそろお腹が空いてきましたね。どこかで食べていきますか」

アサシン「………奢り?」

ジャンヌ「甘えないで下さい」

アサシン「………ケチ」

ジャンヌ「そもそも貴方は参加者ですよ。もっと参加者としてマスターの近くにいなくてもいいのですか?」

アサシン「………人が多くて鬱陶しいから遊んでこいってマスターが」

ジャンヌ「遊びで取材ですか……」

アサシン「運営の不手際を撮ってマスターに売り付ける」

ジャンヌ「予想以上に腹の中が真っ黒だった!」
116 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/23(金) 00:59:43.69 ID:IW9ayeGGo
【喫茶店】


アサシン「………良い雰囲気」

ジャンヌ「そうでしょう?一度来てみたいと前から思ってたんですよ」

アサシン「………私はコーヒーブラックとショートケーキ」

ジャンヌ「なら私はサンドイッチと紅茶にしましょうかね。すみません店員さーん」

ランサー「ご注文はお決まりでしょうか」

アサシン「…………あ」

ランサー「む。運営のジャンヌ殿にアサシンか」

ジャンヌ「あなたここのバイトに受かったんですか」

ランサー「ああ、右曲左折あったがここのマスターに拾ってもらってな。なんとか働いていけている」

ジャンヌ「そうだったのですか。あ、私は紅茶とサンドイッチで」

アサシン「………私はショートケーキとコーヒーのブラックで」

ランサー「」

アサシン「…………どうしたの?」

ランサー「あ、いや…アサシンがショートケーキを食べると言うのが意外だったものでな」

ジャンヌ「あ、そこは私も思いました。てっきりもっと大人な食べ物を食べるのかと」

アサシン「…………みんな私をどんな目で見てるの?」
117 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/23(金) 01:14:20.70 ID:6vieAONGo
16:00


アサシン「……また仕事?」

ジャンヌ「はい。今日のこの時間までの集計と何に使ったのかをまとめなければ」カキカキカキカキカキカキ

アサシン「…………………」

キャスター「おぉ!麗しのジャンヌゥゥゥよぉぉぉ!!」ドォォォン

ジャンヌ「仕事中です」

キャスター「おぉ、そうでしたか。これは騒々しい事をして申し訳ありませんでした。私めは隅で仕事が終わるのをお待ちしていましょう」チョコン

ジャンヌ「…………」カキカキカキカキカキカキ

アサシン「………彼女は生前からあんな調子?」

キャスター「良い質問です。彼女は生前戦いに身を投じていたときはいつもあのような調子でした。しかし普段はもっと普通のそこらにいる女の子と変わりがない……と言ってもジャンヌの神々しさは普通の子などかき消さんばかりでしたがねぇ!」

アサシン「…………ふぅん」

キャスター「…………そういえばアサシンは今日一日そのカメラを?」

アサシン「………うん」

キャスター「………いくらでお譲り頂けるだろうか」

アサシン「………複製版朝・昼・夜の三部分けで一部4200円」

キャスター「……もう少し安くして貰うことは」

アサシン「………残念 契約は 破綻してしまった ▼」

キャスター「買いましょう!三部全て!」

アサシン「………今なら実用・保存用・布教用セットで3万5000円。………お買い得」

キャスター「なん……ですと…」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/03/23(金) 16:47:03.51 ID:RSRwOEVWo
もしかしてキャスター陣営が大金失う前の話か?
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/23(金) 18:26:48.66 ID:ojIaHTH6o
でもアサシン陣営金入ってたっけ?
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/23(金) 19:20:12.58 ID:Q9m6WskQ0
ダメだ
ジルとジャンヌの純愛がどうしても想像できない
ジャンヌが海魔の触手にねちょんねちょんにされてる様子しか創造できない
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/23(金) 19:24:29.75 ID:C7qfVk7io
>>120
http://blog-imgs-43.fc2.com/y/a/r/yaraon/vlgame044606.jpg
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/03/23(金) 19:30:06.77 ID:Q9m6WskQ0
>>121
ヨハン思い出した
123 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/23(金) 23:41:36.38 ID:8qktE/Zmo
19:00


ジャンヌ「いただきます」

アサシン「……いただきます」

キャスター「いただきます」


キャスター「まぁたぁこうしてジャンヌの手料理を食べられるとはぁ!このジル=ド=レイ!感激の至り!!」

ジャンヌ「お、大袈裟です…。食事中は黙って食べて下さい」

キャスター「おぉ!これは失敬!」

アサシン「………おかわり」

ジャンヌ「アサシンさん意外と食べるのですね」

アサシン「………太ってない」

ジャンヌ「いや、言ってません。大丈夫ですよ、アサシンさんは平均より痩せ形ですので。ね、ジルさん」

アサシン「………ジルさん?」

ジャンヌ「あ」

アサシン「………激写。運営と」

ジャンヌ「そ、そのネタはもういいです!」

アサシン「……詳しく」

ジャンヌ「た、ただ仕事中は生前の癖と言うか…一応私は昔軍を率いてたわけですので威厳を保つ為に《ジル》と呼ぶだけであって別にいつもは歳上の方なので《ジルさん》と……」ゴニョゴニョ

アサシン「………いちゃラブカッポォめ」ボソッ

ジャンヌ「ち、違います!そんなんじゃないですから!」


<ギャーギャーワーワー


キャスター「ふぅ…お茶が美味しいですねぇ」 ほんのり
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/23(金) 23:51:09.87 ID:ojIaHTH6o
キャスターさん・・・
125 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/24(土) 01:28:32.61 ID:PUk4DJ31o
21:00


アサシン「………やっぱりルパンは偉大」

ジャンヌ「ん?あぁ…ルパンVSコナンですか」ホカホカ

アサシン「……うん。……ん?……お風呂入った?」

ジャンヌ「えぇ。22:00には寝ますよ」

アサシン「………早い」

ジャンヌ「明日も早いですからね」

アサシン「………ん、それじゃ私は戻る」

ジャンヌ「あら、密着取材はもうお終いですか?」

アサシン「…………まだ取材続けようか?」

ジャンヌ「そうですねぇ……その時が来たらまた、お願いしましょうかね」

アサシン「………うん。また」

ジャンヌ「えぇ、また」





【次の日】

ピーンポーン

ジャンヌ「ん?…こんな早くからどちら様ですか」ガチャッ


アサシン「……密着取材。運営と参加者の禁断の恋Part2」

ジャンヌ「」バタンッ



【ジャンヌの一日 了】
126 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/24(土) 01:32:23.25 ID:AQtfPMKho
切嗣「意外と長かったねぇ。本当はもっとさっくり終わらせるつもりだったのに」

アイリ「あの二人……百合ね!」

切嗣「想像以上に僕の妻がゲスい方向に思考を向けてるぞっと」

セイバー「そんなことより今日は朝昼夜と更新せずに深夜だけでしたね」

切嗣「あぁ、いつも通りゲームしてたらいつの間にかね。いやぁ、一日が早い早い」

セイバー「それがいつも通りな人もどうかと思いますけどね……」

アイリ「右に同じね」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 01:32:48.60 ID:2v0DcUZ8o
右に同じ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(広島県) [sage]:2012/03/24(土) 03:34:53.40 ID:RQQuzdaFo
そういえば何のゲーム買ったの?
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/03/24(土) 12:49:21.58 ID:zVYGygaoo
これほどジルが恵まれた世界があっただろうか、いや、ない(反語)。
130 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/24(土) 14:12:53.98 ID:a7UEo2Iqo
切嗣「あーあ。もういい。もうレスしない。ギルクラ見てくるもん」

アイリ「なに拗ねてんのよ…」

切嗣「これだからIS01は……一回電源切っただけでまた酉が勝手につくんだもん。僕は悪くないし」ブツブツ

アイリ「いや、何回やってんのよ」

切嗣「知らん!もう知らん!集さんの活躍を楽しんでくるもん!」

アイリ「他スレに迷惑だけはかけないでおきなさいよ」

切嗣「へーい。集さんかっけー」

アイリ「これは聞いてないわね」

セイバー「聞いてませんね」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 14:25:13.05 ID:E6H8VMDIO
アーチャーと凛のカップリングが一番(棒)
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 14:25:33.01 ID:WKuNeJMCo
どこまでも卑劣なキリッツグめ……
133 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/24(土) 14:39:05.00 ID:og0UdNpZo
切嗣「ホントに!ホントにわざとじゃないからね!」

アイリ「今まで散々ネタにしてきといて今さら誤爆がわざとじゃないって言われても……ねぇ?」

セイバー「同意です」

切嗣「故にこれから間違って誤爆してるのを見かけても、他スレで《キリッツグまた誤爆か》とか《宣伝乙》とかはレスしないでね!圧倒的勢力の前に僕のスレが荒廃しちゃうから!」

アイリ「誤爆しておいて自分のスレの心配とは……堕ちたものね」

セイバー「同意です」

切嗣「よし!適当にちゃんとしたことは言ったし、ゲームしてこよう」

アイリ「全然ちゃんと言えてない……って、そう言えば今あなたなんのゲームしてるの?」

切嗣「テイルズ」

アイリ「あぁ…同僚に借りてるとか言ってた」

切嗣「RPGは趣味じゃなかったんだけど、やってみたら意外とおもしろいね。Lv上げはめんどくさいけど」

アイリ「RPGの醍醐味に何言ってんのよ」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 15:03:41.90 ID:E6H8VMDIO
同意Lv上げは面倒い
だからFF2、ロマサガシステムをだな
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/24(土) 19:16:03.61 ID:0z1iv5nAO
シャナが終わってしまったよ。観てる?
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 20:07:53.25 ID:WKuNeJMCo
時代はSDK2だろjk
137 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/24(土) 20:47:58.97 ID:dnTOrwN8o
切嗣「新規キャラが使用キャラよりLvが高かったときのこの複雑な気持ちはなんだろう……」

アイリ「あぁ、確かに複雑よね。いくらLv上げサボってたって言っても主人公が周りより弱いって言うのはちょっと…ねぇ」

セイバー「そんな切嗣にはこれ!時代はSDK2です!」

切嗣「SDKはSFCでやりすぎてWiiでやる気が失せたから買ってないんだよね」

セイバー「なんと」
138 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/24(土) 22:46:48.89 ID:oueZaiP8o
切嗣「饅頭スレだけは僕をシリアス切嗣として持続させてくれるって信じてたのに………」

アイリ「実の娘にすがり付くおっさん………笑えないわね」

セイバー「そんなことよりゲームは終わったんですか?そろそろ次の話に進まなければ」

切嗣「あ、今日は徹夜でテイルズやるから」

セイバー「」

アイリ「もう終盤なの?」

切嗣「いや、まだまだ。たぶん今中盤を乗り越えた辺りかな」

アイリ「夜は長いわね」

切嗣「僕は頑張るよ!」

セイバー「」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/25(日) 18:14:56.75 ID:sTOH8eDto
ZeroのRimixT見てきた
なんか1話の切嗣とアイリさんとイリヤ・・・
同一人物?
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/03/25(日) 22:01:37.33 ID:Tq7+sfGYo
おぉ。偽の後ろに2週やるのか。
ってことは北海道だと明後日か。待ち遠しいな
141 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/25(日) 23:09:16.97 ID:7CIW5mJio
切嗣「RPGって結構時間が掛かるものなんだね。そろそろ終わるか…?ってなった後にまた次のイベントが続くんだもん」

アイリ「それもRPGよ。MGS1のお買い物ゲーに比べたらマシでしょ?」

切嗣「あれはプレイ時間が短かったからそこまで苦痛に感じなかったんだよね」

アイリ「まぁRPG慣れしてないからじゃない?アクションなら長く感じないでしょ」

切嗣「そうなんだよねぇ。RPGは話が面白いけど、やっぱり途中で気疲れしちゃうよね」

セイバー「そうそう。気疲れと言えばロストプラネット2は操作ボタンが微妙で疲れましたよね」

切嗣「あぁ、あれはやりにくかったね。オプションでパターン変更は出来てもボタン配置が出来なかったからね」

アイリ「あら、私はあの配置はやり易いと思ったんだけど」

切嗣「えー、ないわー」

セイバー「ないですね」

アイリ「そう?」

舞弥「………あの」

切嗣「そういえばVANQUISHは個人的にあんまり好きじゃなかったんだよね」

アイリ「よくネットで面白いって言われてるけど?」

舞弥「……あの」

切嗣「VANQUIHだったら同じプラチナ作品のベヨネッタの方が面白かった気がする。色々とシュールな笑いもあったし」

舞弥「あの……!」

切嗣「あ、ん?どうしたんだい、大声なんか出しちゃったりして」

セイバー「舞弥らしくもないですよ」

舞弥「……この話題に着地点はあるんですか?」

切嗣「え?さぁ…?」

舞弥「」

アイリ「じゃあ戦場のヴァルキュリアはどうなのよ」

切嗣「あれは後にも先にも1が最高にして至高だって-----」

セイバー「しかし3もPSPの割には頑張って-----」

アイリ「あら、主人公は2が一番主人公らしい-----」




イリヤ「舞弥ー。あそぼー!」

舞弥「………そうですね。さぁ、向こうに行きましょう」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/25(日) 23:11:12.92 ID:S6KOinkRo
本編まだぁ?
143 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/26(月) 20:41:17.26 ID:8kqBlo+Zo
切嗣「本編再開は明日明後日になると思うよ!」

アイリ「テイルズもようやく終盤ね」

切嗣「徹夜でやった甲斐があったよ」

セイバー「その歳で徹夜は厳しいでしょうに」

切嗣「ちょっと表に出ろ」

セイバー「事実です」

アイリ「事実よね」

切嗣「こ、心は少年だし!」

アイリ「永遠の17歳設定はギルガメッシュと被るから駄目よ」

切嗣「心が少年であるのも認められないこんな世の中じゃ」

セイバー「金髪じゃなかったですけど、ドラマも面白かったですよね」

切嗣「またあの頃に戻れるならあんな先生のクラスがいいよね」

アイリ「自分は昔散々悪さしてて大人になったら説教する先生のどこがいいのよ」

切嗣「君は今一部の学園漫画をすべて否定したぞ」
144 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 17:31:09.15 ID:+m27TO/co
アイリ「まぁ学園漫画の話題はさておき、私は夕飯の買い物に行ってくるわ」

切嗣「君が……買い物?」

アイリ「料理はともかく買い物くらい出来るわよ。それじゃ行ってくるわ」


パタンッ


切嗣「……………」

セイバー「……………」

切嗣「…………セイバー。君はどう思う」

セイバー「……今日の夕飯が食材だと嬉しいですね」

切嗣「…………」

セイバー「……………」

切嗣「行くぞセイバー!」

セイバー「了解です!!」




【アイリスフィールのお買い物】
145 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 17:45:22.80 ID:e5JUdQd1o
《-----商店街-----》


トゥルルッ トゥルルッ プチッ チュゥゥン


セイバー『あーあー。ごほんっ!こちらスネーク。大佐、聞こえますか』

切嗣『うむ。電波状況は良好だ。今回の任務はアイリに築かれないように彼女の買い物を成功させる。王としての誇りは捨てろ!今君は一匹の蛇だ!』

セイバー『了解。これよりスニーキングミッションに入ります!』


ヒュゥゥン


セイバー「(バレないように彼女の買い物を成功させる……とは言っても一体全体どうすればいいのでしょうか……)」

セイバー「(まぁ彼女も食料を食べる身。流石にラノベキャラクターのに出てくるような間違いはないでしょう……)」


アイリ「あ、これ貰おうかしら」つ たわし

店員「まいどー」


セイバー「(………大丈夫。あれは多分家の掃除用に買っておいただしょう)」

セイバー「(それよりなにより彼女は今日の夕食を何にするつもりなのでしょうか)」


アイリ「うーん…。夕食は何にしましょうか……最近切嗣もゲームばっかりで構ってくれないし……。ちょっと悪戯してこっちを振り向かせましょう!」フンスッ


セイバー「(おぉ、珍しい。やはりアイリスフィールも女なのですね。多少変な材料を買ったとしても目を瞑る事に)」


アイリ「そうと決まったらとりあえず水銀は必要よね!」


セイバー「(切嗣と過ごした日々は忘れません)」




切嗣「へっくちょい!うー…風邪引いたかなぁ」チーン
146 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 17:58:13.53 ID:bmJ4C8J5o
アイリ「海老にキャベツ……豚ミンチ…っと。ひとまず材料はこんなものかしらね」


セイバー「(特に変わったことはないですね……材料を見て料理名などは分かりませんが、ヘルシーな料理ですね)」

セイバー「(しかし杞憂にすぎなかったようですね。多少切嗣が苦しむだけでアイリスフィールが幸せになれるのなら成功でしょう)」



トゥルルッ トゥルルッ


セイバー『ん?なんですか。任務は順調に進んでますよ』

切嗣『不測の事態が発生した!』

セイバー『む。なんですかその不測の事態とは』

切嗣『先ほどアパートの監視カメラを確認してみたところ、ランサーがそちらへ向かったことが発覚した!』

セイバー『は、はぁ……それの何が問題なのですか?』

切嗣『ばっか!もしアイリの麗しさに堕ちたクソランサーがアイリを襲ったりでもしたらどうするんだい!』

セイバー『え、えー……。ないない。あのランサーに限ってあり得ませんよ』

切嗣『いいからレッツゴー!奴を商店街に近づけるんじゃないぞ!』


ヒュゥゥゥン






ランサー「こ、これはどう言うことだセイバー!」(装備:普段着)

セイバー「すみません。マスターからの命なのです!」(装備:鎧)

ランサー「くっ…!こうなればやるしかないのか…!ゲイ・ジャルグ!」


・・・・・・シーン・・・・・・


ランサー「しまった!家に置いてきた!」

セイバー「得物を置いてくるとは平和ボケしましたねランサー!」カリバァァァァァ

ランサー「ぐわぁぁぁぁ!!」
147 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 18:02:32.10 ID:lA+PyMYdo
セイバー『ランサーの始末を完遂しました』

切嗣『よくやった。アイリの状況は?』

セイバー『ん……今ちょうど買い物を終わり帰路についています…いや、遠方よりウザい気配が!!』

切嗣『………英雄王か』

セイバー『彼…ですね……。殺りますか』

切嗣『サクッと頼んだよ』


ヒュゥゥゥン



アーチャー「む。そこにいるのはセイバーではないか!どうした!我が恋しくてついつい会いに来てしまったか!よし今すぐ婚姻届の手配を頼んでやろうではないか!」

セイバー「エクスカリバァァァァ!!」カリバァァァ

アーチャー「なんで----!」プチッ




セイバー『任務完遂です。ただ今より退却します』

切嗣『了解』
148 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 18:09:55.78 ID:W4tt9zDwo
切嗣「あまりに酷い展開…話の構成……だがアイリが無事ならどうでもいい!」

セイバー「はい!今日のご飯は無機物ではありませんよ!」

アイリ「帰ってきたわよ」ガチャッ

切嗣「お帰り!いやー、お腹ペコペコだよ!」

セイバー「私もです!」

アイリ「あら、珍しいわね。それじゃあすぐに作っちゃうわね」

セイバー「はい!……ん?切嗣、なにか忘れてる気がします」

切嗣「ん?忘れてるなら特に大事なことじゃないんじゃないか?」

セイバー「そう…ですよね!そんなことよりお腹が空きました!」


〜〜〜数十分後〜〜〜


アイリ「出来たわよー。はい、一杯食べてちょうだい!」

セイバー「………私はなぜ……なぜ思い出さなかったのでしょう…。そもそもアイリスフィールに料理を作らせてはいけないと言う基本概念を」

アイリ「ほら切嗣!たくさん食べて!」グイッグイッ

切嗣「あ、あぁ……一杯食べちゃうぞー」モグモグ

アイリ「美味しい?」

切嗣「あぁ美味しいよー」モグモグ


セイバー「切嗣……全部食べきれる気がしません。胃がおかしくなりそうです」ボソボソ

切嗣「奇遇だねセイバー。僕もそう思ってたんだ」ボソボソ

セイバー「どうしましょう……これたくさんありますよ」ボソボソ

切嗣「僕に任せておけ」ボソボソ




言峰「なに?衛宮切嗣の手料理?もちろん頂こうではないか」





【アイリスフィールのお買い物 了】
149 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 18:15:29.17 ID:gQWe33ZVo
切嗣「駆け足?適当?知らん!!」

セイバー「これは酷い」

切嗣「そもそも僕に文才なんて皆無なんだ!舐めてもらっちゃあ困るね」フフンッ

セイバー「それ自慢できません」

切嗣「やっぱりある程度考えないといけないね。こうだらだらとやってたら時々無性にシリアスがやりたくなるんだ」

セイバー「まぁ分からないでもないですけど」

切嗣「まぁ次の本編はしっかりネタを練るよ。もしかしたら地の文形式になるかもね」

セイバー「地の文書けないくせにそんな宣言して良いんですか?」

切嗣「最悪無かったことにすればいいさ」

セイバー「こりゃ駄目だ」
150 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 18:18:39.07 ID:dsIRxu7vo
切嗣「なにか書く時間と体力さえあればある程度の話は出来上がるんだと思うんだ」

アイリ「いきなり大きく出たわね。文才やボギャブラリーは?」

切嗣「そんなの一般レベルであればいいのさ。要は書く事が出来るか否かだよ」

アイリ「まぁ分からないでもないけど……つまりは何が言いたいのよ」

切嗣「僕だってやれば出来る」

アイリ「そう言う人の大半が出来ないのよ」
151 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 18:24:41.35 ID:lA+PyMYdo
切嗣「ネタを決めたけどどれからやっていこうか悩むな」

アイリ「早くない?」

切嗣「ネタって言うのはおかしかったね。視点変更をそろそろするべきかなって」

アイリ「確かにマンネリよね、この空気も」

切嗣「と言うわけでレス稼ぎの為に安価で決めようかと」

アイリ「ばっきゃろう!!」グシャッ

切嗣「あべしっ!」

セイバー「アイリスフィール。キャラが崩れています」

アイリ「自分で決められないから安価!レス稼ぎの為に安価!あまりに貧弱!!」

セイバー「誰ですか貴女」

アイリ「自分のスレの方針は自分で決めな!」

切嗣「あ、アニキ!!」

セイバー「なんだこのノリ」
152 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 18:30:48.78 ID:y1sGlaxUo
切嗣「まぁ視点変更の前に、サクッと作戦を考えよう」

アイリ「作戦?」

切嗣「うむ。流石に安価な聖杯戦争設定が空気になってきているからね」

アイリ「あぁ、そんな設定あったわね」

切嗣「ひとまず運営に今の陣営別収支表を見せてもらおう」

アイリ「……………」

切嗣「ん?どうしたんだい?」

アイリ「急に積極的になったわね…と思って」

切嗣「あぁ、こうでもしないとネタが尽きるからね!」

アイリ「納得したわ」
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/27(火) 21:28:53.23 ID:0BvD2/6uo
今回の買い物が収支に関係あるのかが気になるが
154 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 21:32:11.48 ID:Dfy3ZipCo
ジャンヌ「収支表……ですか?」モグモグ

切嗣「うん。見せて欲しいんだ」

ジャンヌ「別にいいですが……。時間を考えてください」モグモグ

切嗣「あぁごめんごめん」

ジャンヌ「謝る気0ですね……。ん、これですね」

切嗣「ふむふむ」


【現状まとめ】

セイバー陣営: \−53000
ランサー陣営: \+44000
アーチャー陣営: \+100000
ライダー陣営: \−23000
バーサーカー陣営:\+23000
キャスター陣営: \−200000
アサシン陣営: \−30000



切嗣「色々と桁がおかしい人がいるんだけど」

ジャンヌ「アーチャー陣営はアーチャー自信のスキルによってどんどんお金が入ってきてますね。キャスター陣営は芸術作品にはお金がかかるとか」

切嗣「なるほど。うん、ありがとう」

ジャンヌ「次来るときは時間を考えてくださいね」

切嗣「了解了解」タッタッタッ

ジャンヌ「……分かってないですね」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/27(火) 21:34:27.66 ID:iarvgaago
騎士王の食料は収支には入りませんか?
156 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/27(火) 22:07:36.80 ID:3lAnvtQco
切嗣「そういうわけでこの戦争終盤に英雄王の金を巻き上げることにしたよ」

アイリ「なんで終盤?」

切嗣「初めに巻き上げてもまた稼がれるだけだからね。終盤に一気にやらないと」

アイリ「ふーん」

セイバー「まぁ方法はなんにせよ勝てる方法があるならいいですが…」

アイリ「私たちの収支もセイバーの食費を入れてこれならまだマシね」

セイバー「失礼な!私はそんなに食い意地は張っていません!」

切嗣「え」

アイリ「え」

舞弥「え」

セイバー「な、なんですか……」

切嗣「ネタも決まったし少ししたら本編再開!(仮)」

セイバー「スルーしないでください!」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 01:23:36.10 ID:FFBztU6IO
少したったよね!?
158 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/28(水) 01:34:19.29 ID:xPY7jwNFo
切嗣「テイルズは面白いなぁ……」

アイリ「あなた……何してたの…」

切嗣「ん?だからテイルz」

アイリ「その前」

切嗣「」

アイリ「少ししたら更新するって言って?その後よ」

切嗣「………ね、寝落ちしちゃった。てへ」ペロッ

アイリ「で?」

切嗣「起きたら更新忘れてテイルズやってた。てへっ!」ペロッ

アイリ「こいつぁ腐ってやがるぜ」

切嗣「ち、ちゃんと更新する!明日頑張る!」

アイリ「今日っ…!今日頑張るっ…!明日頑張ると逃げ続けるやつは駄目っ……!今日を頑張るからこそ明日が訪れるっ…!」

切嗣「どこの班長だよ。しかもちょっと違ってるし……」

アイリ「つまり今日更新しなさいと言うことよ」

切嗣「そう言ったってもう夜中……ん?もう0時過ぎてるじゃん」

アイリ「あら、いつの間に」

切嗣「つまり今日更新する!だが今すぐとは言ってない!例えそれが10時でも…!4時でも…!今日更新する!!」

アイリ「」

切嗣「まぁ今度のはしっかりとやりたいし、明日ゆっくりとネタを練りつつ更新するさ」

アイリ「……また更新詐欺にならないことだけを祈っておくわ」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/28(水) 06:13:29.35 ID:059DrmBCo
起きたら更新されてるだろうと思って起きたら・・・
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 08:08:15.13 ID:FFBztU6IO
更新詐欺は過疎の元ってばっちゃが言ってた
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/03/28(水) 09:49:23.04 ID:Nz7f7buAO
なるほど、だから過疎って……!?
ちょっとキリッツグさん!しっかりして下さいよー
162 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/28(水) 12:16:10.02 ID:8HbCLSpSo
キャスター「お願いしますぅ!!」


僕の目の前にいる一匹の化け物が額を地につけて叫ぶ
目はギョロりとしていて気味の悪い服装


切嗣「……君、ジャンヌに言われてちょっと服装正したんじゃなかったっけ」

キャスター「そんなきっちりとした普段着など何枚も持っておりません故、こうして時々この服を使っているのです」

切嗣「なるほど」


今この部屋には野郎が二人と僕の横に佇むセイバー……アイリは外の掃除に勤しんでいる
城では掃除をやったことがないから僕達では面倒くさいと感じる掃除でも楽しくやれてるのだろう


切嗣「で、とりあえず用件を話してみなよ」

キャスター「おぉ!引き受けてくださるのですか!」

切嗣「それは用件次第。あんまりお金が掛かるような事やめんどくさい事なら却下だよ」

キャスター「その点は大丈夫で御座います。私めが頼みたいこととは……私とジャンヌのデートについてきて欲しいのです!!」

切嗣「」

セイバー「」




【ジル=ド=レイのどんどこデート大作戦】
163 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/28(水) 12:31:56.99 ID:/qRv1vnbo
切嗣「え、君…ちょ……」


予想外の言葉がうまく出てこない
自分を落ち着けるため数回深呼吸をすると、また目の前のギョロ目の男と向き合う


切嗣「い、いつから君たちはそんな仲に……?」

キャスター「そう……あれは昨日の事です………」

セイバー「何か回想が始まりましたよ」

切嗣「…まぁ静かに聞いててあげよう」



【商店街】

キャスター『りゅうぅのすけぇ。あの食材などいかがですぅ?』

龍之介『うーん…。あれは加工しにくそうだしなぁ。もっとこう…桃のような触れば痛んじゃう食べ物が欲しいんだよ』

キャスター『………ならば桃を買えばいいのでは?』

龍之介『! そこに気づくとは!やっぱりすっげぇよ旦那ぁ!!』キラキラ

キャスター『はっはっはっ。龍之介には敵いませんよ』

龍之介『ん?そういえば買い物してたらこんな紙貰ったんだけど』

キャスター『ふむ…抽選券とやらですなぁ……』

龍之介『ふーん。じゃあちょっと引いてくるよ!』

キャスター『お気をつけて龍之介ぇ』



キャスター「後はお察しの通り龍之介が一等賞の遊園地ペアチケットを手に入れて私めにくださったのです」

切嗣「へー」

セイバー「へー」
164 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/28(水) 13:54:45.69 ID:JdkrUgamo
アイリ「あら、こんな朝早くからお客さん?」

切嗣「あ、アイリ」

キャスター「おお!なんとグッドタイミング。奥さまにも関係があるお話なので少しお聞き下さい」

切嗣「ん?アイリにも関係ある?」

キャスター「えぇ、デートについていただきたいとは言っても流石に普通についてこられては意味がありませんゆえ、Wデートと言う形でお願いしたいのです!!」

切嗣「」

アイリ「あら、楽しそう」

切嗣「いやいやいや、この歳で遊園地はちょっと………」

アイリ「遊園地なの?楽しそうじゃない!」

キャスター「おぉ有り難い。チケットはこちらで手配します!」

切嗣「セイバー!セイバーもついてきてくれ!」

セイバー「お二人のデートを邪魔するわけにはいきません」

アーチャー「我登場!」キリッ

切嗣「」

アイリ「」

セイバー「」

アーチャー「しょうがないから我もついて行ってやろうではないか!おい雑種。チケット二枚追加だ!」

キャスター「おぉ!これは心強い!ならば明日の9:00冬木遊園地前に集合と言うことで!」

セイバー「」

アーチャー「はっはっはっ!セイバーよ、緊張して声も出ないか!」

セイバー「く……く……」

アーチャー「ん?」

セイバー「くっそやろぉぉぉぉ!!」カリバァァァァァ




アーチャー「」プス…プス…

切嗣「で?セイバーも明日ついてくるのかい?」

セイバー「…今からキャスターを止めに行っても間に合わないでしょうし……仕方ありません」

アーチャー「素直に言え!我とデートがしたいので」

セイバー「ふんっ!」ゴスッ

アーチャー「」
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/28(水) 16:58:46.31 ID:059DrmBCo
ギル・・・
166 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/28(水) 23:16:46.28 ID:SstWlo+Go
デート当日・・・9:00


切嗣「うーい。あれ、女勢はまだなの?」

アーチャー「ふん。どうせ服でも選んでいるのだろう。まったく…我を待たせるとは万死に値するぞ」

切嗣「……安定の革ジャンか君は」

アーチャー「そう言う貴様こそ、そんな汚いコートなど着て来おって」

切嗣「着なれてるからこれでいいんだよ。そう言えばキャスターはまだ来てないのかい?」

アーチャー「む。言われてみれば、雑種が揃いも揃って我を待たせるとは……」ピキピキ


「私ならここにいますぞ」


切嗣「ん?今キャスターの声が」

アーチャー「そんな訳なかろ」

キャスター(紳士)「数十分前からお待ちしていましたよぉ」

切嗣「」

アーチャー「」

キャスター「どうしましたかな…?」

切嗣「(骨格が………)」

アーチャー「(骨格………)」
167 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/28(水) 23:25:36.48 ID:+wlsD+Ito
切嗣「最近の技術ってそんなに進んでたんだなぁ…」

アーチャー「雑種の癖にデート一つにここまでするとは…」

キャスター「なんの事ですかな?」

切嗣「いや骨格が」

キャスター「あぁ、これはアレがこしてアレしたのです」

切嗣「あぁ、なるほど」

アーチャー「え」


チャーラチャーチャチャラーララー


切嗣「ん。アイリからメールだ」

アーチャー「いや、そんなことよりも骨格について」

キャスター「内容はなんと?」

アーチャー「骨格がだなぁ」

切嗣「みんな30分遅れてくるってさ」

アーチャー「雑種の分際で我を」

キャスター「それくらいなら誤差の範囲内ですな。淑女の遅刻は笑って流すのが紳士の心意気ですぞ」

切嗣「はっはっはっ。違いない」

アーチャー「貴様らぁぁ!!」

切嗣「ん?アーチャーはさっきからどうしたのさ」

キャスター「道端でそう叫ばれると流石に恥ずかしいですよ」

アーチャー「よし、そこに首を出せ。貴様らぶち殺してくれるわ」ピキピキ
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/03/29(木) 08:55:34.16 ID:3118LW7AO
綺麗なジル、骨格(顔の形や鼻の高さ)は変わってないよ
狂ってる方はちょっとやつれて、目の焦点が合わない&限界まで見開いてる
169 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/29(木) 10:56:45.36 ID:ObfpCC7so
切嗣「現に骨格変わってるし!」

アーチャー「急に大声出すな。我の鼓膜が破れたらどうするつもりだ」

切嗣「サーヴァントの鼓膜弱すぎだろ」

キャスター「そんなことより、他の皆さんが到着するまでに今回の計画についてお話ししましょう」

切嗣「まぁデートに計画は必須だよね」

アーチャー「何を言っている雑種が。そんなもの無くとも我の行くところについてくれば自然に楽しめるわ!ハッハッハッハッ!!」

切嗣「………こいつは駄目だ」

キャスター「確実にセイバーは逃げますねぇ」

アーチャー「ん?何か言ったか」

切嗣「なにもー。とりあえず僕達は君みたいに無謀じゃないから計画を立てておこう」

キャスター「右に同じくであります」

アーチャー「ふん。わらわらと戯れているがいいさ」

切嗣「(……ここまで失敗臭が漂ってる奴も珍しいよなぁ)」

キャスター「(不憫な人ですねぇ……)」

アーチャー「なんだ、汚ならしい目で我を見るな雑種が」
170 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/30(金) 00:42:44.18 ID:5giAkpx+o
切嗣「さて、それじゃあブリーフィングを開始するよ」

キャスター「どうぞ」

アーチャー「仕方ないから我も聞いてやろう」ソワソワ

切嗣「まず遊園地入園門……ここを拠点Aとし、アドベンチャーパークの噴水を拠点B、ファンタジーパークのお城を拠点C、フードコートの大きな木を拠点Dとする」

アーチャー「おい、こら。これではどこぞのどぶネズミの」

キャスター「Shit!!余計な事は言わなくてよいのです」

切嗣「さて、まず僕達は拠点Aから拠点Cへと向かう。まずは園内の雰囲気を楽しませる事が重要だからね」

アーチャー「そんな所より速攻で拠点Dへ向かえ」

切嗣「まだ慌てるような時間じゃないさ。お腹が空いた所で向かえばいい。そっちの方がセイバーだって喜ぶだろう」

アーチャー「仕方ない。今回は雑種の策に乗ってやろう」ソワソワ

切嗣「(なにこのアーチャー気持ち悪い) さて、この時間帯の拠点Cはパレードの時間なんだ。状況を動かすのはそこだ」

キャスター「…なるほど……」

アーチャー「ふっ。そう言うことか……」

切嗣「あぁ…察して貰った通りの事だ。皆までは言わないさ。その場所…その時間帯に…全員が各々彼女を連れて分散する!」


切嗣「(みんなこの歳で遊園地はキツいだろうが)検討を祈る!!」

キャスター「(皆さん色々と個性的な女性ばかりで可哀想に……)検討を祈りますぞ」

アーチャー「(セイバーとどうやって話を持たせれば良いのか……。あ、頭が真っ白になって何も喋られなかったらどうすれば。あばばばばばば)ふん!まぁ雑種は雑種なりに頑張る事だな」
171 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/30(金) 13:33:18.98 ID:+Vw+i3rBo
-----9:34-----


アイリ「と言うわけで来たわよ」

切嗣「見たら分かるさ。それよりもセイバーは今日はスーツじゃないんだね」

セイバー「私はスーツで良いと言ったのですが…アイリがどうしても駄目だと」

アイリ「当たり前じゃない!元々素材がいいだけにスーツなんて!しかもデートなのに!!」

セイバー「いや…私は今日デート目的で来たんじゃないのですが…」

アーチャー「ハッハッハッ!そう照れるな!」

セイバー「せいっ!」

アーチャー「あべしっ!」

キャスター「ジャンヌジャンヌジャンヌ!!スーハースーハー!」

ジャンヌ「やめてください恥ずかしい!!は、離れてください!!」

キャスター「ジャンヌゥゥゥゥゥゥ!!」

アイリ「……あそこはいつも通りね」

切嗣「違う…。さっきまではもっと紳士な雰囲気だったんだ……。」

アイリ「顔は変わっても性格は変わらなかったみたいね…。っとそんなことより何か気づいた事ない?」

切嗣「ん?髪型変えた?」

アイリ「……変えてないわよ」

切嗣「あ、じゃああれだ。服装がいつもより気合いが入ってるとか」

アイリ「……切嗣…あなた考える気ないでしょ」

切嗣「なんにせよアイリはいつも可愛いさ」

アイリ「き、切嗣……」ポッ

切嗣「アイリ……」キリッツグ



セイバー「うわー……」

アーチャー「セ、セイバーもいつも可愛いぞ?」

セイバー「全くもって嬉しくありませんね」
172 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/30(金) 21:16:22.13 ID:0PQZLbNxo
切嗣「しかしまぁ久々に遊園地に来たけど浮いてないかな僕」

アイリ「浮いてるわね(年齢が)」

セイバー「浮いていますね(服装が)」

アーチャー「浮いておるな(腰の拳銃が)」

キャスター「浮いていますねぇ…(調子乗って買った虎のぬいぐるみが)」

ジャンヌ「……ノーコメントで」

切嗣「けどやっぱりこの雰囲気はいつ来てもワクワクするね。おっさんもおっさんなりにはしゃぐよー」

アーチャー「喚くな雑種。空気が濁る」

切嗣「」

セイバー「それよりもまずどこに向かうのですか?」

アイリ「もちろん男性陣がエスコートしてくれるのよね?」

切嗣「もっちろん!まずは拠点Cもといファンタジーパークに行ってパレードを見るよ!」ドヤッ

アイリ「昼のパレードなんてショボいわよ。そんなのよりアトラクションに乗りましょ切嗣!」ワクワク

切嗣「作戦変更!速攻でアトラクションに向かうよ!」

アーチャー「ちょっと待て糞雑種が。パレードの混雑に紛れて分裂作戦はどうした!!」ヒソヒソ

キャスター「そうですぞ!私めはその後ジャンヌを絶叫マシンへ誘導し涙目になりながらも必死で強がってる姿をこのCanon最新一眼レフカメラに収めようと……!!」

アーチャー「我もこの日のセイバーが美味しそうに食べ物を食べている瞬間を激写し、それを制しながらも口を動かすセイバーの姿をこのNikonの一眼レフカメラに収めようとだな…!!」

切嗣「ええぃ!うるさいうるさい!僕の嫁がアトラクションに行きたいと言っているんだ!黙ってついてくればいいんだよ!」

アーチャー「貴様…!誰に対してそのような口を効いているのか分かっているのか…!!」ピキピキ

キャスター「貴方を天に召してでも私はジャンヌと共と二人で…!」

切嗣「ジャンヌと二人で行きたいなら元より二人で来ておけば良かったじゃないか!この変態紳士!」

キャスター「二人はちょっと気恥ずかしいでしょうがこのロリコン!!」

アーチャー「ええい!二人まとめてここで塵となれ!!」

ジャンヌ「……分かれるのなら今からペアを組んで分かれればいいのでは?」

切嗣「今から分かれるぞこの馬鹿野郎共!」

アーチャー「死ね雑種!」

キャスター「やれやれ…品の無い人達ばかりですねぇ」

切嗣「お前が言うな」
アーチャー「貴様が言うな」


セイバー「……しかし、またどうしてこんな縁もゆかりも無い人達が集まったのでしょうか…」

アイリ「………こんなんで本当に大丈夫なのかしら」

ジャンヌ「だ、大丈夫ですよ………多分」
173 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/30(金) 21:36:08.35 ID:5giAkpx+o
切嗣「それじゃあ僕達はあっちでアトラクションに乗って来るから。集合は夜のパレードが始まる7時前にお城に集合で」

セイバー「ならばそう言うことで」

アーチャー「ちょっと待て。なぜセイバーはサラリとそちらへ行こうとしているのだ」

セイバー「? 切嗣&アイリスフィール&私…キャスター&ジャンヌダルク…アーチャー……の組分けじゃないんですか?」

アーチャー「どこをどう考えてもおかしいではないか」

セイバー「じゃあ私はどこへ行けば?」

アーチャー「もちろん我の」

セイバー「ないです」

アーチャー「」

切嗣「おぉっと!急所に当たったぁぁ!!」

アーチャー「ポケモンみたいな実況はやめろ雑種が……」

アイリ「……彼ちょっと涙目よ」

切嗣「………」

セイバー「よし、お二人とも。それじゃあ行きましょう」

切嗣「え、いや…ちょ……」

アイリ「アーチャー……」

アーチャー「た……た……」

セイバー「? どうしました。ついに気でも狂いましたか」


アーチャー「今ならここのパークの食べ物を全て我が奢ろうではな
いか!!」


セイバー「!!」

切嗣「プ、プライドを捨てて……!!」

アイリ「食べ物で釣るだなんて…!」

アーチャー「ど、どうだセイバー!悪い話ではあるまい!」

セイバー「くっ…!ただでさえ最近「腹ペコ王」と呼ばれ人気が落ちている中……!そんなものに釣られては…!」

切嗣「セイバーが粘った!!」

アイリ「奇跡よ!!」

アーチャー「い、今ならなんとライオンのぬいぎるみもついてくる!!」

切嗣「通販番組…!」

アイリ「見える…!彼の下に電話番号が見える…!!」

セイバー「そ、そんな…!いや…!しかしこんな奴からの施しを受けるほど私は堕ちてなど……!!」

切嗣「しぶとい!いい加減文字数がきついからとっとと堕ちろよ!!」

アイリ「メタい!」

切嗣「しかしセイバーの精神力も限界!!」

アイリ「なぜかアーチャーを応援したくなってきたわ!!」

アーチャー「今なら…今なら……」

アーチャー「我のプロマイド写真もついてくる!!」

セイバー「行きましょう切嗣」

切嗣「」

アイリ「いつものアーチャーだったわね」
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/03/30(金) 21:38:27.05 ID:nKIigJyto
せっかくの夫婦デートの邪魔すんなよ
令呪をもって命ずる 空気嫁セイバー
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/30(金) 21:40:53.53 ID:BkSb9Zkuo
これは同情できないwwww
176 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/31(土) 01:47:14.76 ID:giTC1Xeko
切嗣「流石にアレは可哀想だね…」

アイリ「キャスター組はもう行っちゃったわね…」

セイバー「さぁ、我々も行きましょう」キリッ

切嗣「……完璧に僕達についてくるつもりだねぇ」

アイリ「困ったわね……」


アーチャー「」ブツブツブツブツブツ


切嗣「あんなのが入園ゲートで真っ黒オーラ発してたら営業妨害で訴えられかねない」

アイリ「そう言う事だからセイバーは彼についていってあげて」

セイバー「………」

切嗣「文字じゃ君のその滅茶苦茶嫌そうな顔は分からないから言葉で頼む」

セイバー「彼の近くに居て疲れなかった例がありません」

切嗣「そこを堪えてなんとか…ね?」

アイリ「ほら、私たちも夫婦水入らずで楽しんでくるから。セイバーはアーチャーの監視…ってことで」

切嗣「そうそう。もしかしたらアーチャーが暴れるかもしれないからその監視を頼んだよ!」

セイバー「……そう言うことなら致し方ありませんが…」シブシブ


アーチャー「ハッハッハッ!!仕方無いなセイバーは!そんなに我について来たかったのか!」


セイバー「………やっぱりこの任、降りさせて貰うと言うのは」

切嗣「一度受けた任務は最後までやり遂げるものだよ!」

アイリ「頑張って!セイバー!」

セイバー「………はぁ…」
177 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/31(土) 02:11:43.37 ID:u2Nqtu/lo
切嗣「そんなこんなでうまいこと2:2:2で分かれられたね」


アイリ「変に時間使っちゃったし早く行きましょ切嗣!」

切嗣「はっはっはっ!そんなに引っ張るなよー」

アイリ「あはははははー」

切嗣「うふふふふふー」

舞弥「…………」ヒョッコリ

アイリ「」

切嗣「あれ?舞弥じゃないか、どうしたんだいこんな所で」

舞弥「ぐ、偶然ですね」

切嗣「偶然かー」

アイリ「……さ、さぁ切嗣行きましょ!」

切嗣「おっと、そうだね。…ってそう言えば舞弥は一人なのかい?それだったら僕らと一緒に」

舞弥「御供します」

アイリ「……………」ギリッ

舞弥「……ふへ……ふへへへ………」

切嗣「それじゃあなに乗りに行こうか」

アイリ「………」ピィィィィィィィ!!

舞弥「!」

切嗣「きゅ、急に笛なんて吹いてどうしたのさ」

アイリ「………来るわ」


……………ド…ドド…………ド………


切嗣「来るって……何が…」


…ドドド………ドド…ドドドド………


舞弥「これは……地鳴り…!!」


ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


イリヤ「舞弥ぁぁぁぁぁ!!あっそぼぉぉぉぉぉ!!」

舞弥「なん…だと……」

切嗣「イリヤ!!」

アイリ「あらあら…イリヤは《舞弥と》遊びたいみたいねー。それじゃあ仕方無いわ切嗣。私たちは私たちだけで遊びましょ」

舞弥「!!」

切嗣「それだったらイリヤも一緒に」

アイリ「イリヤはまだ子どもよ。大人のペースに付き合わせちゃ可哀想よ。舞弥さん、イリヤの面倒…見てくれるわよね?」

舞弥「……はい」

イリヤ「わーい!舞弥あそぼー!」


アイリ「(勝った………)」フッ

切嗣「あぁ…。《ド》ばっかり見てたら《ド》が《ド》じゃないように見えてきた……」
178 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/03/31(土) 03:22:18.59 ID:HkNgyR3Lo
セイバー「さて、アーチャー。まずはどこに行くのですか?」

アーチャー「ふんっ。どうせ貴様はフードコートにしか興味がないのだろう。ならばそこに向かえばいい」

セイバー「はぁ…切嗣に《腹ペコ王》と呼ばれるこの私でも、こう言った所に来てまで食事ばかりする棒みたいな真似はしません」

アーチャー「ほぅ…ならばこのマップでも見て行き先を決めることだな。特別に我が連れていってやろうではないか!」

セイバー「…まぁマップさえ見れれば貴方に連れていって貰わなくても一人で行けますけどね。………ふむ。意外と数が多いのですね」

アーチャー「我はそこの自販機で飲み物でも買ってくる。帰ってくるまでに決めておくことだな」

セイバー「むむむ………」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


アーチャー「糞みたいな飲み物しか置いてないなここは。まぁ、雑種が戯れる場所ならあれが限界か。おいセイバー、乗りたいアトラクションは決まっ……」


ナンパA「へい彼女一人?」

ナンパB「俺たちとアトラクション回らない?」

ナンパッパ「パッパッパッ」

セイバー「いえ、連れを待ってるので」

ナンパA「嘘ばっかり!ほら俺たちと遊ぼうよ」

ナンパB「楽しいところ教えるよー」

ナンパッパ「パッパッパッ」

セイバー「あまりしつこいと怒りますよ」

ナンパA「そんな可愛い顔で言われても可愛いだけだよ」

ナンパB「さぁさぁ、一緒に遊ぼうよ」

ナンパッパ「あ、俺ちょっと用事出来たから帰るわ」


アーチャー「(こ、これは時臣の書籍にあった本と同じ光景!!)」

アーチャー「(あの本通りに行くならば、ここで我が飛び出して『貴様等…我の所有物に何をしている』と睨みを効かせればあの有象無象共はわらわらと散らばっていき……!)」

アーチャー「(我のその姿を見たセイバーは我の勇姿に惚れて---)」



セイバー『あ、アーチャー……なんて勇ましい…!!(裏声)』

アーチャー『ふっ。これくらい当然の事。なんせ貴様は我の宝物庫に収まりきらない…たった一つの宝物なんだから…な!』キラッ

セイバー『アーチャー…惚れました!私の無くなったアヴァロンの穴をあなたのエヌマ=エリシュが埋めて下さい!!(裏声)』



アーチャー「(なぁんちゃって!なぁんちゃって!!)」

アーチャー「そうと決まれば善は急げだ!今助けるぞセイバー!」


セイバー「風王結界(インビシブル=エア)!!」ブワッ

ナンパA「」チーン

ナンパB「」チーン


アーチャー「な、なんと漢らしい…」ポッ
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/31(土) 14:38:17.31 ID:XxV6d84bo
ポッ じゃねぇよww
180 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/01(日) 01:09:06.90 ID:uI7xxi4qo
切嗣「他の所はちゃんと楽しんでるかな」ペロペロ

アイリ「さっきの姿見てたらアーチャーを応援したくなるわね」

切嗣「まぁセイバーとアーチャーが付き合ってる姿は全く想像できないけどね」

アイリ「そんなことよりも、おっさんがアイスクリーム舐めてる姿って強烈ね」ペロペロ

切嗣「心は少年だから問題ないさ」ペロペロ

アイリ「さ、ジェットコースターにでも乗りに行きましょ」

切嗣「食べ終えるの早くない?」

アイリ「そう?さ、早く行きましょ」グイグイ

切嗣「うぇーい。そう言えば某ネズミーランドとかでもよくバスケットボールを入れたらグッズ進呈みたいなのがあるけど、なんでこんなところに来てまでしょっぼいアーケードゲームみたいな事する人がいるんだろうね」

アイリ「儲かるから設置してるんでしょ?設置してたら難易度高くても雰囲気に酔った人が挑戦するわよ」

切嗣「普通に考えれば割に合わないって分かるはずなのにね」

アイリ「そうね」



アーチャー「ええい!!もう一度だ!ボールを持ってこい!!」

セイバー「も、もう良いです!止めてください!周りからの視線が痛いです!」

アーチャー「我に逃げろと言うのか!」

セイバー「お金の無駄だと言ってるんです!これに何千円かけてるんですか!」

アーチャー「ええい!成功するまで我は挑戦し続けるぞ!!」



切嗣「なんてこった」

アイリ「パンナコッタ?」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/01(日) 01:10:12.61 ID:eFAUiJYLo
ふごふご
182 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/01(日) 01:17:36.79 ID:I9XcH5GLo
キャスター「おっとジャンヌ。そろそろ順番ですぞ」

ジャンヌ「……………」

キャスター「ジャンヌゥ?どうかなさいましたか?」


<キャー、キャー、ワー、ギャー


ジャンヌ「ジ、ジルさん……。今すぐにでも違うアトラクションに向かいませんか?」

キャスター「とは言えすでに次にまで迫っておりますし。今抜け出るのは少々厳しいかと」

ジャンヌ「……すぅ……はぁ……。だ、大丈夫…。もしレールから外れても私ならしっかりと着地できる」

キャスター「っと、忘れるところでした」ゴソゴソ

ジャンヌ「……なんの用意ですか?」

キャスター「え?ビデオカメラですが…?」

ジャンヌ「………一応聞きますが何の為に?」

キャスター「もちろんジェットコースターに乗って恐怖に顔を歪ませるジャンヌの艶姿をしっかりと記録に収めるために決まってるじゃないですかぁぁ!!」クワッ

ジャンヌ「……決まってるんですか」

キャスター「決まってるのです」

ジャンヌ「ならば仕方ないです」

キャスター「ご理解のほど感謝します」

ジャンヌ「とでも言うと思いましたか?」 ポーイ

キャスター「はっはっはっ。相変わらずジャンヌは手厳しい」 マテマテー
183 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/01(日) 01:43:00.08 ID:VawIejYRo
セイバー「全く…!あんな物にお金を掛けるとは何事ですか!」

アーチャー「…………」フーンダ

セイバー「私がお手洗いから戻ってきた頃には先程までの意地は何処に行ったのやら!諦めるとは…」

アーチャー「……貴様がやめろと申したのであろうが」

セイバー「一度決めたことをやり通さなくてどうするのですか!」

アーチャー「……………」

セイバー「そもそもの話貴方は自分勝手が過ぎるのです!もっと忍耐と私のような大きな器を持ってですね」

アーチャー「(大きな器…?)」

セイバー「そう言った事を直し、自らを磨き上げんと努力もしないような人が私を落とそうなどとうんたらかんたら」

アーチャー「ええい!やかましいやかまい!貴様は我の母親か何かか!」

セイバー「私が母親だったならば貴方は今ごろ礼儀作法のしっかりとした料理の上手い最高の男になってたでしょうね」フンッ

アーチャー「なん…だと……」


アーチャー「(つまりはセイバーに育てて貰えば我はセイバー好みのいい男になる)」

アーチャー「(今の我を受け入れろ!と言いたいところだが、ひとまずは奴の好みになったフリをして惚れさせたところで徐々に我好みの色に染め上げる…)」

アーチャー「(母親と子の禁断の愛。我の時代では禁断も糞もなかったがこの時代ではそう言ったシュチュエーションが好まれるらしい)」

アーチャー「(セイバーはその禁断の関係から生まれる愛に戸惑うだろう。だが自分好みのいい男に心は揺れる…!駄目なのに意識しちゃう!そう言った所で我が一発ビシッと言うのだ!)」


アーチャー『家庭も、生活も、我が家も変わらない……。ただ確実に変わるのは……貴様に対する我の…愛の深さだけだ』キリッ

セイバー『アーチャー……。私…私……(裏声)』

アーチャー『ふっ。相変わらずそう言った所も愛くるしいな……』

セイバー『あっ……』///

アーチャー『さぁ…我のもう一つのエヌマ=エリシュを[---自主規制---]』

セイバー『あんっ…あんっ…!』


Happy End




アーチャー「と言うだけで我の母親になれセイバー」

セイバー「時々あなたの思考回路にはついていけません」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/04/01(日) 02:04:08.26 ID:uMi5QvKAO
若返り薬クルー?
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/01(日) 17:55:12.87 ID:XGvSlWVo0
つまりギルが士郎のようになると
公式で士郎はセイバーのどストライクらしいからな
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/04/01(日) 19:35:40.93 ID:NyGUe/R60
>>185
つまり


─セイバー召喚ワーギャー─

セイバー「サーヴァントクラスセイバー。聖杯の召喚に応じ馳せ参じた(イケメン k t k r !!!!)」

士郎「え?な、何が?」

セイバー「やっべキョドるとことか可愛すぎムラムラしてきた(問おう、貴方が私のマスターか)」

士郎「え」

セイバー「あ、やべっ」


こういうことか
187 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/02(月) 21:31:29.75 ID:3tBmq7Q4o
切嗣「三宅さんが卒業か。TVタックルも悲しくなるね」モグモグ

アイリ「しかし日本の外交力って本当に低いわね。領土取り返すことが出来ないなら出来ないで、ある程度威圧的にいかなくてどうするのよ」モグモグ

切嗣「ゲームだったら外交力Gだね」モグモグ

アイリ「パワプロですらGステータスなんて捨てられるわね」モグモグ

切嗣「韓国が最近目立って絡んで来てるからアレだけど中国も日本の領土盗んだままだからね」モグモグ

アイリ「いい加減取り返して欲しいわね」モグモグ

切嗣「あと北方領土もね」モグモグ

アイリ「安部さん帰ってきて欲しいわね」モグモグ

切嗣「麻生さんでもいいよ。自民だって何十年も与党やって来てたんだからある程度危機に陥った時の対処法くらい分かってるだろうに」モグモグ

アイリ「まぁ対処失敗したから政党交代したんだけどね」ポイッ

切嗣「メディアのごり押しには敵わなかったって事さ」ポイッ


舞弥「…こんな所に来てまでどんな会話内容の選択ですか……」

切嗣「イリヤー!」ギュッギュッ

イリヤ「切嗣ー!」ギュッギュッ

アイリ「あら、舞弥さんどうしたの?」

舞弥「いや、そろそろお昼の時間なのでハンバーガーでもと思って買いに来たのですが……いやぁ本当に偶然ですね。一緒にお昼にしませんか?」

アイリ「ごめんなさい。私たち『今』食べ終わった所なのよ」フフンッ

舞弥「……………」ギリッ


イリヤ「切嗣。あそこ恐い」

切嗣「大丈夫。お父さんもちょっと足が震えてるよ」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/02(月) 22:39:39.08 ID:AVhsu01Vo
麻生も阿部も屑だと思ってる
特に麻生
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/02(月) 23:22:41.18 ID:l8bj/JYPo
あっそう
190 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/03(火) 00:33:13.44 ID:5tReHhGmo
キャスター「なにか寒気が」ブルルッ

ジャンヌ「風邪ですか?気を付けてくださいね」

キャスター「おぉ!ジャンヌに心配いただけるとは!このジル・ド・レイ……感激ですぞ!」ダババババ

ジャンヌ「い、一々泣かないで下さい!周りの視線が痛いです!」

キャスター「おぉっと、これはすみませぬ。そう言えばそろそろお昼の時間ですな」

ジャンヌ「もうそんな時間ですか。それじゃあどこかに座って一服しましょう」

キャスター「それならジャンヌはあそこのベンチで待っていてください!私めがすぐに何か飲み物と食べる物を買ってきましょう」

ジャンヌ「あ、ジルさんちょっと……行ってしまった」

ジャンヌ「はぁ…あぁ言う私に対して一辺倒なのは騎士としては素晴らしかったのですが……ジルさんは少し私を美化しすぎな気がします」ハァ

キャスター「ただいま戻りましたぞ!」

ジャンヌ「あ、お帰りなさ……その手に持っている物はなんですか」

キャスター「………?飲み物ですが?いかがしましたかな」

ジャンヌ「………なぜストローが繋がっているのでしょうか」

キャスター「なぜでしょうか?」

ジャンヌ「……まぁ飲み物はこの際良いです。しかしそのポッキーとやらは」

キャスター「…?ただのお菓子ですが…はっ。まさかジャンヌはもっとしっかりと食べたかったのですか!とりあえず小腹を凌ぐ程度のお菓子を買ってきたつもりでしたが……!今すぐ新しく買い直してきます!」

ジャンヌ「い、いえ!他意がないのならそれでいいんです!」

キャスター「他意?他意とは一体…?」

ジャンヌ「もうその話はいいんです!さ、早く食べましょう!」ポキーン

キャスター「?」ポキーン
191 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/03(火) 01:04:40.28 ID:eGE6HQcKo
セイバー「………………」モグモグムシャムシャ

アーチャー「そう言えばセイバーは最近何か嵌まっているものとかあるのか?べ、別に貴様の趣味嗜好が気になったんじゃなく、ただ凡人共がどんなアレをアレしているのかと言う調査と言うかだな!」

セイバー「………………」モグモグムシャムシャ ゴッキュンゴッキュン

アーチャー「…………………」

アーチャー「そう言えばセイバーは、この頃何か面白い戯れでも知らんか?べ、別に貴様が何をしているのかは興味はないのだが、雑種共がどんな遊びにうつつを抜かしているのかと思っただけで」

セイバー「……………………」ムッシャムッシャモッグモッグ ゴッキュンゴッキュン

アーチャー「……………」

アーチャー「そ、そんなに食事に夢中になるとは。貴様のマスターが腹ペコ王と呼んできたのも頷けるな!ハッハッハッ!」

セイバー「………………」ムシャモグムッシャムッシャ ゴッキュンゴッキュン

アーチャー「……………」

アーチャー「せ、セイバーは今日お腹空いていたのだな!ハッハッハッ!」

セイバー「あ、すみません。ここからここまで持ってきて下さい。え?はい。大盛りで。代金?今日は財布がパンパンなので大丈夫です」モッキュモッキュ

アーチャー「」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2012/04/03(火) 01:07:45.62 ID:luue8fbAO
食いすぎだ
193 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/03(火) 02:01:29.61 ID:ZGQ9PlwOo
切嗣「雰囲気あるね意外と」 ヒュードロドロ

アイリ「……なんで舞弥さんがいるの?」

舞弥「偶然です」ギュッ

アイリ「………それじゃあなんで私の夫の腕を掴んでるの?」

舞弥「暗いので道を間違えないように」

アイリ「……順路なら電光で見やすく指示されてるわよ?」

舞弥「……盲点でした」ギュッ

アイリ「盲点なのは分かったから離れなさい」

舞弥「……お化け怖いです」ギュッ

アイリ「……………」ジトー


お化け「お化けだぞー!」ドーン


イリヤ「きゃっ!」

舞弥「…………」

アイリ「び、びっくりした…。って、舞弥さん無反応ね」

舞弥「…か、顔に出にくいタイプなんです」

アイリ「本当は怖くないんでしょ!さっさとはなれなさいー!」グイッ

舞弥「くっ…!」ギュッ



切嗣「てめっ!お化け風情がイリヤを驚かせるんじゃねぇぞ!うらうら!」ゲシッゲシッ

イリヤ「切嗣やめて!お化けさんがすでに地に墜ちてるから!」



舞弥「………………」

アイリ「……………」

舞弥「……お化けより…彼の方が恐かったです」

アイリ「………なんか…その……ごめんなさい」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/03(火) 09:30:10.69 ID:LaOT6XiRo
お化け(じゃあなんで来たんだよ……)
195 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/03(火) 23:33:05.32 ID:F+jSXOgJo
キャスター「やはり人気のアトラクションは待ち時間が長いですね」

ジャンヌ「まぁ仕方ないでしょう。のんびりと待ちましょう」

キャスター「あぁ、そう言えば朝少しつまむものを作ってきたんですよ」

ジャンヌ「それじゃあ待ち時間の間に食べましょうか」

キャスター「龍之介に御指導頂きながら作ったので自身はないのですが」

ジャンヌ「そんなことはありません。本来ならば私が作ってこなければならないのですから。味・見た目は二の次…その心だけでも十分嬉しいです」

キャスター「おぉ!貴女にそう言って貰えるとは!」

ジャンヌ「大袈裟ですよ。それで、何を作ってきたんですか?」

キャスター「龍之介がちょうど饅頭を使ってパリの街並みを製作していたので、その途中に饅頭の作り方を教わったのです」

ジャンヌ「ジルさんのマスターは何者なんですか……」

キャスター「芸術家です。ささ、そんな事よりも召し上がってください」パカッ

ジャンヌ「あ、それじゃあいただきま」


饅頭(?)<ハーイ


ジャンヌ「」

キャスター「…どうしたのですかジャンヌ?」

ジャンヌ「え、いや、普通の饅頭には疑問符はつかないと思うんですが」

キャスター「分かりました!このジル・ド・レイ!まず毒味をしてみましょう!」

ジャンヌ「や、止めておいた方が」


饅頭(?)<ハーイ(ニヤッ


ジャンヌ「こいつ絶対饅頭じゃないです!食ったものを死に追いやるつもりですよ!」

キャスター「」

ジャンヌ「……ジル……さん…?」

キャスター「ハーイ」

ジャンヌ「ジルさん!?ジルさん!しっかりしてください!ジルさん!」ユッサユッサ

キャスター「ハーイ チャーン バブー」

ジャンヌ「そっちだったんですか!?ジルさん!ジルさぁぁぁぁん!!」
196 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 02:12:38.29 ID:dZtsPkwho
切嗣「さてはて、もう早いもので夜だよ」

アイリ「いやー、早かったわねー。ホント一瞬で過ぎていったわー」

切嗣「………いや、更新頻度はアレがアレしてアレだったから仕方ないんだって」

アイリ「まぁその事はいいわ」

切嗣「いいの?」

アイリ「あんまりメタいこと言ってたら話が長くなっちゃうもの」

切嗣「合点。と言うわけで観覧車に乗りに行くよ」

アイリ「順当ね。ちょうど観覧車からパレードも見えるみたいね」

切嗣「意外と知られていない隠れスポット。他にはジェットコースターから見ても綺麗だね」

アイリ「あら、詳しいのね」

切嗣「一般知識さ」

アイリ「一般知識で知ってる程度ならそこは隠れスポットって言わないと思うんだけど…」

切嗣「細かいことを気にしてたら小皺が増えるよ!さぁ行こう行こう」

アイリ「サラッと失礼な事言ったわね…。もしかしたら他のみんなも今ごろ向かってるのかしらね」

切嗣「ははは。みんなは人混みの中押しくら饅頭しながらパレードを見てるさ」

アイリ「フラグよそれ」

切嗣「やっちまった」
197 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 02:34:51.90 ID:rGiHqO5+o
ジャンヌ「観覧車…ですか?」

キャスター「えぇ!なんでも丸い形をした円形の物がくるくると回る乗り物らしいのです!」

ジャンヌ「知識では心得ていますが…」

キャスター「この乗り物の事を一度耳にした時から乗ってみたいと思ってたのです!私の我が儘でございますが…どうそお付き合いを」

ジャンヌ「えぇ、ご一緒させてもらいます」

キャスター「なんとぉ!それは真ですか!」

ジャンヌ「えぇ、私もその乗り物には興味が湧いてきました。少し乗って見たいです」

キャスター「なんとぉ!私のような者が聖処女と同じ思考を抱けるとはぁ!不肖このジル=ド=レイ!感激の極みでございますぅ!!」

ジャンヌ「そ、その聖処女と言う呼び方は止めてください!周りから変な目で見られちゃいます!」

キャスター「聖処女は聖処女……これは神にも変えられぬ運命なのです!」

ジャンヌ「あーあー!早く観覧車とやらに向かいましょう!」

キャスター「あぁ!待ってくださいジャンヌゥ!」




モブクレープ屋「(リア充爆発しろ)」

モブチュロス屋「(バカップルうぜぇ)」

モブ飲み物屋「(歴史上の名前持ち出すとかやべぇカッポォだ…)」

モブポップコーン屋「(早く仕事終わらねぇかなぁ……)」
198 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 15:14:58.66 ID:LVMSKmBKo
アーチャー「………なぁセイバーよ」

セイバー「ん?なんですか?」モグモグ

アーチャー「次は観覧車とやらに行ってみないか」

セイバー「あなたが行き先を決めるとは珍しいですね。分かりました、行ってみましょう」モグモグ

アーチャー「…………」

セイバー「……………」モグモグ

アーチャー「そのポップコーンとやらはそんなに美味いのか」

セイバー「えぇ、大変美味です」モグモグ

アーチャー「どれ、我も一口」

セイバー「………」キッ

アーチャー「………………」

セイバー「…………」モグモグ キッ サッ

アーチャー「」

セイバー「……………」モグモグモグ

アーチャー「ど、どれ、我も一口」

セイバー「………はぁ…」

アーチャー「な、なんだそのため息は」

セイバー「人が食べているものを横から貰おうなどと……それが王たる者のすることですか!!」ドドーン

アーチャー「!」

セイバー「王ならば自身の物は与えられるのではなく自身の手で掴み取るものでしょう!」(スキル カリスマ発動!)

アーチャー「た、確かに!」(スキル 恋する17歳発動!)

セイバー「分かったのなら自分の分を買ってきなさい。あ、あとついでに私の分もおかわりで」

アーチャー「よ、よし!待っておれセイバー!」タッタッタッ



アーチャー「おい雑種!さっさとそのポップコーンとやらを二箱寄越せ!」

モブポップコーン屋「(…この人また買いに来たのか)1600円にナリャーッス」
199 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 15:25:12.00 ID:dZtsPkwho
切嗣「そんなこんなで観覧車に向かう途中で他のみんなと遭遇したんだよ」

アイリ「誰に向かって説明してるのよ」

アーチャー「ふんっ。雑種共が我と同じ場所に向かおうなどと不埒な輩だ。さっさと散れ」

切嗣「失せろ財布」

アーチャー「は?財布?何言ってるか分からんなこの雑種」

切嗣「はっはっはっ!現実から目を背けるなよ。どうせあれやこれやとセイバーにお金を払わされてるんだろ!」

アーチャー「貴様…!誰に対して口を効いているのか分かっているのか!それと我は財布じゃない!我の意思でセイバーに恵んでやったのであってだな!」

キャスター「それを世間一般的に《財布》と言うのですよ」ニコッ

切嗣「守りたい、この笑顔」

アーチャー「き、貴様らぁぁぁ!我の剣の錆としてくれるわ!」メキメキ

切嗣「おうおう!僕の起源弾がサーヴァントにどれだけの効果があるか試してやんよ!」カチャッ

キャスター「私は関係ありませんよー」




アイリ「セイバー……あなたそんなに食べて大丈夫なの?」

セイバー「大丈夫とは…なにがですか?」モグモグ

ジャンヌ「サーヴァントは基本的にすでに死んでいるので体型が変わることはないんですよ」

アイリ「あ、あぁ…そう言うことだったのね!」

ジャンヌ「ただセイバーさんはまだ死んでいないので普通にルックスと消化効率が良いのでしょう」

アイリ「セイバーの裏切り者!」サッ タッ

セイバー「え!ちょ、アイリスフィール!私のポップコーンを盗っていかないで下さい!!」
200 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 15:31:21.29 ID:Q86/ePYao
切嗣「ちょい待ち。今思えば観覧車に乗ったらみんな離れるんだから、行き先が一緒でも構わないじゃないか」

アーチャー「………確かに」

キャスター「その通りですね」

切嗣「つまりこの喧嘩は無駄な争いなんだ!共に大人なんだからここは一旦退こう!」

アーチャー「うむ………いや、ちょっと待て。貴様が我に財布と呼んだことは」

キャスター「おぉ、観覧車が見えてきましたぞ」

アーチャー「おい!無視をするな!」

アイリ「意外と大きいのね」

セイバー「ここら辺一帯では最大級らしいですね」

ジャンヌ「物知りですね」

セイバー「掲示板に書いてありました」モグモグ

アーチャー「おい!我を無視するなと!」

セイバー「アーチャー、少し黙って下さい」

アーチャー「」

切嗣「ん?あの観覧車少しおかしくないかい?」

アイリ「ん?…ま、まさか…あれは……」

ジャンヌ「」

セイバー「ん?」モグモグ




アイリ「ぜ、全面ガラス張りっ…!」ダラダラ
ジャンヌ「全面ガラス張りっ…!」ダラダラ
201 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 15:41:38.21 ID:F7qUtm77o
切嗣「全面ガラス張りかー。下も見えて面白いかもね」

アーチャー「ふはははは!我の威光をこの園内にいる雑種共に魅せるにはとっておきの舞台ではないか!」

キャスター「胸が踊りますねぇ」

アイリ「」ダラダラ

ジャンヌ「」ダラダラ

切嗣「ん?アイリ顔色が悪いよ?」

キャスター「ジャンヌもですよ。大丈夫でございますか…?」

アイリ「………ガラス張りは…ちょっと……」

ジャンヌ「割れます。あれ絶対に割れます」

切嗣「恐いの?」

アイリ「こ、恐くはないわよ!ただ念には念を入れて私は下で待っておくわ!」

ジャンヌ「アイリさんに同意です!」

セイバー「む。ポップコーンがなくなりました」

切嗣「むー。仕方ない。それじゃあ観覧車は中止にして普通にパレードを見に」

セイバー「切嗣達だけで乗ってくればいいんじゃないでしょうか?」

切嗣「ない」

アーチャー「それはない」

キャスター「それはないですね」

セイバー「しかしすでに順番的なアレが迫ってますよ」

アーチャー「お、我はセイバーと共に乗ろう!セイバーは恐くないみたいだからな!」

切嗣「一人だけ幸せになるなんてさせるか!」ガシッ

キャスター「逝くときは共に逝きましょう!」

アーチャー「な!離せ雑種共!誰に許可を得て我に触れているのだ!」ブンブン

切嗣「野郎二人で気まずく観覧車に乗るよりも犠牲者は増やして行くものだ!」グイッ

キャスター「さぁ!さぁ!こっちへいらっしゃい!」グイッ

アーチャー「くっ!離せ!雑種め!」

セイバー「待ちなさい!」

切嗣「!」

キャスター「!」

アーチャー「おぉ…セイバーよ」


セイバー「ポップコーンが切れました。待っている間暇なのでお金を下さい」


アーチャー「」

切嗣「」

キャスター「」
202 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 15:55:24.54 ID:Jbu67rSRo
夕陽も沈み、園内の雰囲気が昼間から一変する
アトラクションはライトアップされ、パレードは光を連れて行進する

そのパレードから少し離れた観覧車の前、木々の隙間から微かにパレードの熱が伝わってくる場所に三人の女が座っていた


セイバー「………もう閉園時間が迫っているのですね」モグモグ

アイリ「こう言った雰囲気はいつ見ても慣れないものね」

ジャンヌ「嫌でも現実に戻されますからね」


女はそれぞれに一言ずつ言葉を発し、また口をつぐむ
観覧車はまだ回り始めたばかり


アイリ「…………この雰囲気でする事って言ったら一つね」


ふと銀色の髪をした女が口を開く


セイバー「する事…ですか?」

ジャンヌ「あまり動き回るわけにはいきませんよ?」

アイリ「大丈夫よ。この場でする事だから」


女の発した言葉に二人の金髪の女が疑問符を浮かべる
「それでは一体何をするのでしょう」と、碧を基調とした服を着用し、その恍惚と輝く金髪を頭の上で括った女が効く

その問いに銀髪の女は待ってましたとばかりに勢いよく立ち上がり答える


アイリ「もちろん!ガールズトークよ!」
203 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 16:07:06.86 ID:dZtsPkwho
銀髪の女がそう端を発したちょうどその時間
三人の男が乗った観覧車は5分の1程の高さにいた


切嗣「あ。アイリがなんか勢いよく立ち上がった」

アーチャー「貴様の妻の状況など微塵も興味はない。セイバーは何をしている」

切嗣「ポップコーン食べてる」

キャスター「いつも通りですねぇ……」


観覧車と言う限定的な空間の中に野郎が三人
その状況だけで一部の思考を持つ者以外は辟易としてしまいそうなもので、それは今その雰囲気を作り上げているこの三人もまた例外ではなかった


切嗣「はぁ…アイリと一緒に乗りたかったなぁ……」

アーチャー「くどい。我だって貴様等とは乗りたくなどなかったわ」

キャスター「やめましょう。今さら言ったところでなんの解決にもなりません」


そう言ってまたそれぞれため息をつく
刻々と時間が刻まれていく中、黒いコートを羽織った男が口を開いた


切嗣「……どうにもこうにもこうなったことは仕方ない。この状況は一度諦めて気を取り直そう」

キャスター「気を取り直すと言っても一体全体この観覧車内で何をすればよろしいのですか」

アーチャー「我の眼光に値しない提案なら切って捨てるぞ」


二人のその言葉に黒いコートの男は煙草を取りだし一息つくと、大きく息と煙を吐き捨て、勢い良くこう答えた


切嗣「ボーイズトークをしよう!」





アーチャー「ない」

キャスター「ないですねぇ」

切嗣「………やっぱり?」
204 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 17:29:45.34 ID:tQKBnJg5o
パレードの熱狂が小さく聞こえてくる
観覧車前のベンチに三人の女がいた

ポップコーンを抱えていた女はベンチにそれを置くと、銀髪の女へと向かい直す


セイバー「ガールズトークですか…。私は女を捨てた身なのですが」

ジャンヌ「私もそう言った事はあまり得意じゃなくて……」

アイリ「細かいことはいいのよ。要はただお喋りしましょってことなんだから」


その言葉に合点がいったのか、青い服の女と白いワンピースを着た女はお互いに向かい合い、少しの間の後に小さく頷いた




アイリ「じゃあ恋バナをしましょうか」

セイバー「え、ただのお喋りじゃ」

アイリ「えぇ、お喋りよ!話題は限定的だけども」

ジャンヌ「だ、騙された気がします……」
205 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 17:40:48.53 ID:tQKBnJg5o
観覧車が3分の1を昇り、パレードの熱は今だ燃え続けている
そんな観覧車の前に三人の女がいた
その女達の一人、銀髪の女が口を開く


アイリ「発案者の私…からいきたいところだけど、実際私はすでに切嗣の妻ですもの。話す恋ばなもないわ」

セイバー「ふむ。そう言えばアイリスフィールは切嗣によく暴言を吐いていますけど、それでも好きなんですか?」

アイリ「もちろん愛しているわよ」


青い服の女から放たれた質問に銀髪の女は平然と答える


アイリ「それとなぜジャンヌさんは顔を真っ赤にしてるのよ」

ジャンヌ「い、いえ、その…そう平然と「愛している」などと言われたら聞いてるこっちが恥ずかしくなると言いますか……」ゴニョゴニョ

アイリ「そもそも相手を信頼してるからこその暴言よ。乙女の悪戯ってやつね」

セイバー「そんなものなのですか。それじゃあ一体何がどうしてそんなに信頼できる相手……切嗣と出会ったんですか?」

ジャンヌ「あ、それは私も気になります」

アイリ「うーん……知りたい?」


銀髪の女が少し意地悪気に聞く
その問いに二人の女は首を縦に振って答える
銀髪の女はどうするかと少し悩んだ後、数分の間を開けてからゆっくりと口を開いた


アイリ「秘密…よ」

セイバー「………なんですかそれは」ブーブー

ジャンヌ「ここは答える雰囲気だったですよ」ブーブー

アイリ「乙女には彼とだけの秘密がいくつかあるものなのよ」

セイバー「……そのようなものなのですか」

アイリ「そのようなものなのよ。今頃…あの観覧車の中で切嗣達も私たちと同じように話し合ってるのかもね」


そう言いながら銀髪の女はふわりと微笑んだ
206 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/05(木) 17:50:13.54 ID:tQKBnJg5o
観覧車が3分の1を消費するその少し前
観覧車の中に野郎が三人入っていた


アーチャー「しかしこの退屈な時間を潰す方法がないのも事実。よし、貴様が言葉を発する事を我が許可する」

切嗣「許可されなくとも僕は喋るよ」

キャスター「ふむ。ボーイズトォォクですか…。そう言えばあの銀髪の美しい彼女とはどうやって知り合ったのですか?」

切嗣「アイリとの……邂逅話…か……」フゥ


そう呟くと黒いコートの男は煙草の煙をふぅ…っと吐き出す


切嗣「そう…あれは雪の降る夜だった……」

キャスター「あ、案外あっさり話すんですね」

切嗣「別に聞かれて嫌な話じゃないしね」

アーチャー「口が軽い男は嫌われるぞ」

切嗣「口が軽くなくても嫌われてる君には負けるさ」

アーチャー「表へ出ろ。串刺し料理にしてセイバーに振る舞ってやろう」

切嗣「出れねぇよ。あと、料理の趣味が悪すぎてまたセイバーの好感度が下がる事御墨付きだね」

キャスター「はいはい。喧嘩してないで早く話してください」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/05(木) 19:22:29.75 ID:FUhlVxQio
セイバーはナチュラルにクズってるな
208 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 00:26:22.40 ID:2rTFTN7+o
パレードも大詰めに入り、熱と光、園内にいる客の歓声、喜声が一層激しさを増す
そこから少し離れた観覧車の前のベンチ。そこに三人の女が座っていた


アイリ「それじゃあ次はセイバーね」

セイバー「わたし…ですか?」


銀髪の女は身をがたがたと揺らせながら青い服の女が語り出すのを それまだか と待っている


セイバー「と言っても喋るような事はないですね。私と色恋沙汰は縁遠いものですから」


そう銀髪の女に答えながら、青い服の女は傍らに抱えているポップコーンを口にへと運ぶ
時折その箱の中身を覗き込み、また口にその菓子を運ぶ


アイリ「またまたぁ。セイバーったら嘘ばっかり」

セイバー「嘘…ですか?私は嘘など何もついていませんが」


銀髪の女の言葉に青服の女は首を傾げる
その銀髪の女の台詞を聞いた白服の女は、頭の中でその言葉を反芻し、口を開く


ジャンヌ「アーチャーさん…の事ですね」

アイリ「その通り!で、どうなのセイバー!」


ふんすっ と鼻息強く聞いてくる銀髪の女に青服の女は深い溜め息を一つ吐き、やれやれとばかりに首を振る


セイバー「彼はただ私に付きまとっているだけです。それ以上でもそれ以下でもありません」

アイリ「かーらーのー?」

セイバー「あ り ま せ ん 」


青い服の女がハッキリとそう告げると、銀髪の女はぶーぶーと口を尖らせ「面白くなーい」と文句垂れる


セイバー「面白くなくて結構です。それとジャンヌはなぜ少し楽しそうなんですか」

ジャンヌ「あぁ…いえ。こう言った話をするのは初めてなもので。つい楽しくなってしまって」

セイバー「……そうですね。私もこう言った話をするのは初めてです」


二人の女が昔を思い出すかのように笑みを浮かべる
少し離れたパレードは、その余熱を残して通りすぎていく
209 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 20:53:47.40 ID:d3h5heRCo
観覧車の中に三人の男がいる
一人は黒いコートを羽織りながら煙草をふかし、一人はスカジャンに金ピカとしたアクセサリー、一人はスーツ姿に髪の毛をワックスでふんわりと固めた………なんとも異様な面々

その内の黒いコートの男は短くなった煙草を携帯灰皿に押し込むと新しくポケットから一本取り出した


切嗣「と、まぁそんな感じの出逢いだったわけさ。あ、ライターが切れてる。誰か持ってない?」

キャスター「私は煙草はそんなに吸いませんので」

アーチャー「我の火は雑種の煙草の火を着けるためにあるわけではない」

切嗣「ちっさいねー。流石我様ちっさい」


そうぶつぶつと言いながらまたフリント・ホイールを回そうとする


アーチャー「貴様それはフリントが交換時期に来てるんじゃないのか」

切嗣「むー。やっぱりそうなのかな……。ねーねー。少しでいいから火ちょうだいよ」

アーチャー「やかましい。火がないなら我慢しろヘビースモーカーめ」

切嗣「ヘビースモーカーを馬鹿にするな。ほら、シュッとその宝物庫から頼むよ」

アーチャー「ええい鬱陶しい奴だ!やる!やるからこれで少しは静かにしろ!」


スカジャンの男がそう言いながら自身のジッポを黒コートの男へと投げ渡す
黒コートの男は何度かフリント・ホイールを回し煙草に火を着けると、借りていたジッポをスカジャンの男へと差し出す


アーチャー「………その手はなんだ」

切嗣「なにって。借りてた物を返すんだよ」

アーチャー「いらん。雑種が使った物を我が使うと思っているのか。貴様にくれてやるわ」

切嗣「いや、これごつごつしてて使いにくいし」

アーチャー「」


黒いコートの男はいっこうに受けとる様子のないスカジャンの男の姿を見、仕方なく胸ポケットへと仕舞い入れた
黒いコートの男の吐いた煙が円を作りぷかぷかと天井に当たって消える


切嗣「それで、君の方はどうなんだい?」

アーチャー「………雑種が我に問いを投げ掛けるとは、身の程を知れ」

キャスター「今のちょっとした間はなんなんですか」

切嗣「さてはうまく行ってないな」

アーチャー「ふんっ。そう簡単に落とせるなどとは思っておらぬわ。じわりじわりとだな」

キャスター「随分と慎重なのですね。まだじわりのじの字も言っていないと思うのですが」


スーツの男のその言葉に、スカジャンの男は頬を引き釣らせる


アーチャー「やかましい。我の事はどうでもい!雑種共の心配など不要だ!」

切嗣「ま、セイバーの事はそんなに問題視しなくていいと思うよ」

キャスター「ん?それはどういう事ですか?」

切嗣「はっはっはっ。そのままの意味さ」


黒いコートの男はそう言うと、煙草の煙を吐き出した
観覧車もゆっくりとその円の半分を過ぎる
210 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 21:42:38.19 ID:Pv5O5gczo
パレードの過ぎ去った通り道から少し離れた観覧車の前のベンチ
そこに三人の女が座っていた
銀髪の女はひとしきり文句を言い終わったのか、足をぶらぶらとさせている
そんな姿を見て白いワンピースを着た女が意外そうな顔をする


アイリ「……?どうしたのジャンヌさん。そんな顔して」

ジャンヌ「あ、いえ…。話の流れ的に次は私の方に話を振られるものだとばかり思っていましたので……」

アイリ「ほほぅ……」

セイバー「つまり」

アイリ「ジャンヌさんはすでにどんな事を聞かれても話せるように考えてある…と」


銀髪の女の言葉に白服の女はしまったとばかりに顔を歪め視線を逸らす


ジャンヌ「い、いえ…。そう言うことではないと言いますか。私の話など聞いたところで面白くないと言いますか……」

アイリ「彼氏持ちの余裕乙」

ジャンヌ「か、彼氏などいません!からかわないでください!」

セイバー「彼は止めておいた方がいいと思いますよ」

ジャンヌ「か、彼とは誰の事でしょうか!分かりません!」

アイリ「そう言えばジャンヌさんが来るまではセイバーの事をジャンヌさんだと間違えてたわね」


その言葉を聞いた瞬間白服の女の表情が変わる


ジャンヌ「……それは本当ですか?」

アイリ「じゃ…ジャンヌさん…?ちょっと怒ってる?」

ジャンヌ「怒っていません。怒る理由なんてないですからね」


そう言いながら口を尖らせそっぽを向く
二人の女は互いに顔を見合わせ、やれやれと首を振ると、白服の女の機嫌を取り戻せるように話しかけた
211 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 21:58:05.51 ID:XBAnSvqno
観覧車の中に三人の男がいる
一人は煙草をふかし、一人は窓---と言っても全面ガラス張りなのでどこが窓なのかと言った様子ではあるが---から下を見下ろし、一人は手持ち無沙汰に自身の爪を見ている


切嗣「そう言えばキャスターはどうなんだい?ジャンヌとは今日一日楽しく過ごせた?」


煙草をふかしていた男は短くなった煙草を携帯灰皿に押し込むと、対面にいるスーツの男に問いた


キャスター「えぇ。お陰様で楽しい一時を過ごせました。これも皆さんがついてきてくださったお陰でございます」

切嗣「ははっ。また大袈裟だねぇ。僕たちもチケット代を出して貰って楽しんだんだからイーブンさ」

アーチャー「そもそも我は貴様の為に来たわけではなく、セイバーとこの時を遊ぶ為に来ただけだ」

キャスター「それでも。皆さんが来てくださらなかったらこう言った遊園地などには来ずに、近場の商店街などで済ませていたでしょう。今日は大変楽しい一時を楽しませていただきました」


そう言って深々とスーツの男は頭を下げる
黒いコートの男はそれに微笑んで答え、スカジャンの男はふんっと鼻を鳴らしながら視線を窓の外にへと戻す


切嗣「今僕たちに感謝するのは勝手だけど、下に降りたらちゃんと彼女さんの相手をしてあげなよ?」

アーチャー「そもそも下に降りてまでむさ苦しい雑種の群れの中になど居たくないわ」

キャスター「えぇ、もちろんですとも」


男たちの乗っている観覧車はゆっくりと回り続け、長かった時間円も一周し、ガラスからは地上で待つ三人の女の姿が見えてくる
212 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 22:11:25.01 ID:2rTFTN7+o
アイリ「煙た!切嗣!あなたいったい上にいる間に何本吸ったのよ!」


地上に降り立つやいなや、アイリスフィールの怒号が切嗣に飛び交う


切嗣「い、いや。換気するアレがなかっただけでそんなに吸ってないよ!」

アイリ「本当……?」

切嗣「本当本当!」

アーチャー「嘘をつくな。貴様我に火を借りてまで何十本と吸っていただろう」

アイリ「……切嗣?」

切嗣「申し訳ないと思っている」


アイリスフィールのにこやかな表情の裏から見えてくるそのオーラに、切嗣はアーチャーを恨めしそうに睨み付ける
しかしアーチャーは我関せずと言った様子でセイバーへと近づいて行く


アーチャー「セイバーよ!我がいなくて寂しかったか!」

セイバー「いえ、全く」

アーチャー「ツンデレは流行らんぞセイバー!」

セイバー「結構正直な性格と言われるのですが」

アーチャー「ハッハッハッハッハッ!」

セイバー「もう自分ですら笑いしか出なくなってるじゃないですか」

アーチャー「さぁ、我と二人、帰路につこうではないか!」

セイバー「いえ、皆帰る場所は同じなのでのんびりと帰るつもりですが」

アーチャー「我の嫁になれ!」

セイバー「お 断 り し ま す」


二人の間に流れるしばしの沈黙
遊園地の大時計がカチカチと音を立て


アーチャー「覚えていろセイバー!次こそは我の嫁に迎え入れてやるからな!」


コーン と鳩が飛び出すと同時に、アーチャーはどこへとともなく走り去っていった





キャスター「ジャンヌゥゥ!なぜ私を無視するのですかぁ!ジャンヌゥゥゥゥ!!」

ジャンヌ「ふーんだ。です」
213 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 23:17:54.05 ID:1LKn37DDo
無視を貫くジャンヌとキャスター
二人の邪魔はしまいと切嗣たちは閉園間近の遊園地のベンチに座り、時間を潰す
切嗣が煙草の箱を取りだすと、アイリスフィールが冷めた目でそれを見る


切嗣「一本、一本だけだから!」

アイリ「……あなたいい加減本当に禁煙しないと体壊すわよ」

切嗣「心得ていますよー」


アイリスフィールの忠告に生返事を返すと、自身のポケットを探り、無駄に装飾の効いたジッポを取り出す


アイリ「あら?あなたそんなライター持ってたかしら?」

切嗣「あー……これがあったか……。んー、どうしようかねー」


そう言うと切嗣はシュッシュッと音を出しながら、口にくわえた煙草に火を着ける
一度息を吸い込み、ふぅ… と大きく煙を吐くと、ズボンの尻ポケットの財布財布から小銭を取り出し、それをアイリスフィールへと渡す


アイリ「………なに…これ…?」

切嗣「ジュース買ってきて?」


ぶりっ娘がやるような口調の切嗣に、アイリスフィールが拳骨で答える


アイリ「そう言うのは普通男が行くものでしょ……って言いたいところだけど…まぁいいわ。行ってきてあげる」

切嗣「さ、流石アイリ。話が分かる」

セイバー「そう言うことならば私が買ってきましょうか」

切嗣「いや、セイバーはここにいてくれ。それじゃあ言ってらっしゃいアイリ」

アイリ「はぁ…まぁいいけど。その代わり何買ってきても文句言わない事ね」

切嗣「了解了解」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 23:22:16.14 ID:nFM8Ab/Uo
ラーメン缶フラグ立ったな
215 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 23:40:13.34 ID:rQWuSk9Qo
アイリスフィールがのんびりと歩いて行き、その姿が暗闇に消えて見えなくなった頃
切嗣は吸っていた煙草を灰皿で擂り潰すと、セイバーに向けて喋り掛けた


切嗣「……いやはやセイバーも今日はご苦労様だね」

セイバー「……えぇ、本当です。今日はアーチャーの相手でとても疲れました」

切嗣「……いいのかい?」

セイバー「………いい…とは?」


切嗣の問いにセイバーも問いでもって投げ返す
国語のテストだったら0点だねと嘯きながら苦笑の表情を浮かべると、空になった煙草の箱をくしゃりと潰してゴミ箱へと放り投げる


切嗣「アーチャーの事だよ。口で言うほど嫌いじゃないんだろ…っと」

セイバー「…………」


弧を描いてゴミ箱へと向かった煙草の箱は、ぱすんっと言う乾いた音を立てて弾かれる
ありゃりゃと口許を笑わせながら切嗣は箱を拾うと、またベンチに座り投げ込む
二回目の箱は寸分の狂い無くゴミ箱へと吸い込まれていった


切嗣「ふふん。どうだい?」キリッツグ

セイバー「………そう言うのは一発で決めないと格好良くありませんよ」


切嗣のおちゃらけた言葉にセイバーは冷静に返事を返す
その言葉にハハハと笑うとジッポケースをカチャンカチャンと開け閉めをした


切嗣「そうかもね。けど全部が全部一回で決めなきゃカッコ悪い…なんて事はないさ」

セイバー「どういう…事でしょうか」

切嗣「そのままの意味さ。何度断られても何度嫌われる態度をとられようとも、それでも食いついて離さない獣ってのは中々どうして美しいものだよ」

セイバー「……アーチャーの事ですか。私は彼を好いてなどいません」


セイバーのその毅然とした物言いに、切嗣は首をひねらせる


切嗣「……さっきから思ってたんだけど、セイバーはなんで固くなにそうやって物事を決めつけるんだい?もっと自由に物事を楽しめばいいじゃないか」

セイバー「……決めつけではありません。これは…たぶんこれは変えようのない……運命のようなものなんです」

切嗣「………運命?」

セイバー「……アイリスフィールが戻ってきましたね。この話はこの辺にしておきましょう」


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216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/07(土) 23:43:56.71 ID:MwPW7cjmo
なんだろう、切嗣さんがすごく格好いい
217 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/07(土) 23:57:28.79 ID:gf3X9L/2o
切嗣「これはなんだい…アイリ……」

アイリ「何って…ドクターペッパーよ?」


切嗣の手に握られているのは鮮やかな赤が眩しいドクターペッパー!
選ばれし者の知的飲料…ドクターペッパー!
その独特な味と臭いでコアなファン(と無数の被害者)を持つドクターペッパー!

アイリスフィールの口からその名がでた瞬間、切嗣の腕が振りかぶられた


切嗣「こんな泥水飲めるか!!」


スカーン と響きの良い音を出し、ドクターペッパーが地面へと叩き付けられた


アイリ「あなた何でも良いって言ったじゃない」

切嗣「何でもいいとは言ったけど、もっとネタ系で攻めてくるかと思ったよ!これは純粋に不味い部類の飲み物だよ!」

セイバー「切嗣。これを美味しいと思って飲んでいる味覚障害者の方々に失礼ですよ」

切嗣「君の方が失礼だよ」


切嗣の必死な態度を見てアイリスフィールは深いため息を一つ吐くと、地面に転がっているドクターペッパーを拾い上げる


アイリ「セイバー。切嗣を抑えなさい」

セイバー「あいあいさー です」

切嗣「なに!速い!?」


一瞬にしてセイバーに組み伏せられる切嗣にアイリスフィールが赤き悪魔を手に持ち近づいてくる


アイリ「さ。切嗣。飲み物は無駄にしちゃ駄目よ」

切嗣「それ 飲み物 認めない」

セイバー「男らしくないですよ。ぐいっといってしまいなさい」


騒ぐ切嗣を尻目に、アイリスフィールの指がゆっくりとプルタブにへと掛けられる
そしてプシュッと言う音を共に………盛大に飲み口から茶色いモノが噴き出した


切嗣「くさっ!あまったるい!」

セイバー「あ、アイリスフィール!こっちにも飛んで来てます!」

アイリ「あら。切嗣が思いっきり地面に叩きつけられちゃった時にシェイクされたのね。盲点だったわ」

切嗣「絶対に確信犯だ!!」


ギャーギャーと騒ぐ三人の近く…あらゆる場所に設置されたスピーカーから今日一日で聞き慣れた声が流れ出す




《---当園は閉園時間となりました。またのご来場を心よりお待ちしております---》




【ジル=ド=レイのどんどこデート大作戦 了】
218 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/08(日) 00:08:21.63 ID:/rtCkhX5o
切嗣「な、長かった……」

アイリ「開始から計10日掛かってるわね」

セイバー「すでに0時を過ぎようとしていますからほぼ11日と言った方が適当だと思いますが」

切嗣「いや、しかし今回は頑張った。地の文書けないくせに頑張った」

アイリ「そう言えば途中から地の文が出てきたわね」

切嗣「急に書きたくなるよね。地の文」

セイバー「書けないくせに……」

アイリ「そう言えば途中観覧車で分かれた時に私たちの事を地の文では名前で呼ばなかったけど、なにか理由とかはあるのかしら?」

切嗣「特にない!一回そうやって書いちゃっただけに次からもそうしないと変になるかなって。いやぁしかし読んでる人は分かりにくかったかもしれないけど、書いてる方としては楽しかったから問題なし」

セイバー「まぁそうですね。しかし切嗣はこの章でサラリとドクペファンを敵に回しましたね」

アイリ「彼らを敵に回すと恐ろしいわよ」

セイバー「ドクペを飲まされながらドクペ風呂に入らされると聞きました」

アイリ「ドクペを主食にされて常に点滴でドクペを注入されるとか」

セイバー「彼らの手にかかった人はドクペなしでは生きられない生活になるのは有名ですね」

切嗣「僕より君たちの方が失礼だ」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/08(日) 03:04:27.74 ID:JYGuG609o
さて、このスレをドクぺスレに…
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/08(日) 07:59:55.53 ID:tV7gytg+o
某SGSSのことか
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2012/04/08(日) 13:49:07.08 ID:BOGoH/7bo
美味いと思うのドクペ、最初の一杯目はあれだが
222 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/08(日) 14:24:21.10 ID:eCVVG8Zbo
切嗣「新規EDは格好良いね」

アイリ「BD-BOXの邂逅話が聞きたくなるわね」

切嗣「お金があったら買うんだけどねぇ。2万もぽんっと出せるお金はないな」

セイバー「特典ドラマCDは切嗣とアイリスフィールの邂逅話でしたっけ?」

切嗣「そうだね。ED絵で大体どんな感じかは想像ついたけど、それでも聞いてみたいと思うこの気持ち」

アイリ「豪華よねぇ」

切嗣「Fate/Zero season1 BD-BOX 好評発売中!」

セイバー「オチが思い浮かばないからって宣伝に逃げましたね」

切嗣「仕方ない仕方ない」
223 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/08(日) 17:39:03.09 ID:qNSUuBRro
切嗣「次の本編更新はいつにしようかな」

アイリ「本編と言うよりは章って言った方がいいのかもしれないけどね」

セイバー「一応このだらだらした喋りも本編と言えば本編ですからね」

切嗣「まぁ次の章はおいおいやっていこうかな。海・花見・野球…etc まだまだやりたい事もたくさん残ってるしね」

アイリ「ただ章が始まると更新速度が激減するのが傷ね」

切嗣「いやぁ、三視点変更しながら進めるのはめんどくさかった」

セイバー「そう言えばライダー陣営などが最近めっきりと登場しなくなりましたね」

切嗣「扱いにくいんだから仕方ない仕方ない」

アイリ「あの陣営は元からコントしてるようなものだもの」
224 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/09(月) 01:39:34.35 ID:dM66wTANo
切嗣「…………」ボー

アイリ「…………」ペラペラ

切嗣「………最近さぁ…」

アイリ「んー?」ペラッ

切嗣「あぁ、いや。別に最近ではないけどさ」

アイリ「んー」ペラッ

切嗣「…………あれだよあれ」

アイリ「んー」ペラペラ

切嗣「あぁ……いや、まぁいいや」

アイリ「……あ、いいお洋服発見」 付箋はりはり

切嗣「そう言えばこの間さぁ……」

アイリ「んー」ペラッ

切嗣「コンビニに煙草を買いに行ったときの話なんだけどさぁ」

アイリ「んー」パリポリ ペラッ

切嗣「店員がバイトだったのか頼んだのと違う銘柄を渡されたんだよ」

アイリ「へー」ペラッ

切嗣「流石にキレたね」

アイリ「沸点低っ」ペラッ

切嗣「まぁなんやかんやで優しく銘柄を教えて、渡して貰ったんだけどさぁ」

アイリ「んー」付箋はりはり

切嗣「……いや、まぁそれだけなんだけどね」

アイリ「ふーん」モグモグ ペラッ

切嗣「……………」

アイリ「………」ペラッ

切嗣「……オチ…どうしよっか」

アイリ「さぁ…」ペラッ

切嗣「…………」

アイリ「…………」ペラペラ

切嗣「いい天気だねー」

アイリ「そうねー」ペラッ
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/09(月) 01:46:31.53 ID:r0jxjD/ho
やはり原点回帰した方が書きやすそうだなww

イリヤにスポットが当たる日はいつ来るのだろうか・・・prpr
226 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/09(月) 02:04:36.52 ID:3GwsgnlIo
切嗣「わたしの〜お墓の〜ま〜えで〜泣かないで下さい〜」

アイリ「懐かしいわね」

切嗣「一時期かなり流行ってたのに今では話題にすら上がらないね」

セイバー「なぜ泣いてはいけないのですか?」

切嗣「いい質問だセイバー。この詞には『お墓の前で泣いてる暇があるならしっかり前を見て歩け』と言うような意味が込められているんだ」

セイバー「しかし故人を偲ぶのは当然の事だと思うのですが」

切嗣「つまりは悲しんでばかりは駄目って事を言いたいのさ」

アイリ「悲しむのは大事だけど、それでもあなたは生きているんだから幸せに暮らしなさいって事ね」

セイバー「なるほど!そう聞けばいい詞に聞こえてきます!」

切嗣「まぁ実際ありきたりな事を言ってるだけなんだけどね」

アイリ「言われなくても死んだ人の事を悲しんでばかりの生活なんて送らないわよね」

切嗣「万人が共感してくれるような歌詞だったら大体売れるんだよ」

セイバー「………台無しです」
227 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/09(月) 02:26:28.84 ID:++siPOPHo
切嗣「第一回ホラー話大会!」

アイリ「イエー!」

切嗣「まずはセイバーから!ビシッと怖いの一発頼むよ!」

セイバー「任せてください!……そう。あれは私がブリテンで王をしていた頃……」


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ランス『えぇー、それではこれより円卓会議を開始します。司会進行は私ランスロットがお送りさせていただきます』

一同『はーい』

セイバー『む。ランスロットよ。最近円卓会議に集まる騎士が少ないですね』

ランス『あぁ…え、えぇ…そうですね』

セイバー『いったいどうしてこうも集まらないのでしょうか』

ランス『ま、まぁ今回はこれで会議を始めましょうじゃないですか!』

セイバー『駄目です!このまま会議を始めたら円卓はバラバラになってしまう!皆を呼びに行きますよ!』

ランス『え、えぇっと……それは止めておいた方が』

セイバー『場所を教えてください』

ランス『し、知りません!』

セイバー『…………』ジトー

ランス『…………』ビクビク

セイバー『…その後ろ手に隠しているものはなんですか』

ランス『』ビクゥッ

セイバー『渡しなさい』

ランス『い、嫌です……』

セイバー『ほう…逆らいますか……』

ランス『』ガクガク

セイバー『ちぇいさー!!』


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セイバー「その後力ずくで奪い取った書類にびっしりと書き込まれた真っ赤な文字……」

切嗣「」

アイリ「」

セイバー「私の食費でブリテンは…ブリテンは……!!」ガクガクガク

切嗣「も、もうやめろセイバー!」

セイバー「あばばばばばばばばばばば」ブクブクブク

アイリ「セイバァァァァァァァァ!!」
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/04/09(月) 16:00:09.68 ID:fgVD4UCd0
大食いは士郎とパスが繋がってないからなのに
229 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/09(月) 22:56:47.61 ID:KRyYMRXho
切嗣「けどもうパス云々関係なくセイバーには大食いスキルが実装されてるよね」

セイバー「何を失礼な!この国は美味しいものが多すぎるのです!」

アイリ「ブリテンを食費で崩壊させたときは?別に美味しい料理じゃなかったんでしょ?」

セイバー「その時はブリテンの料理が美味しいと思っていましたよ!」フンスッ

切嗣「……ただの大食い王じゃないか」

アイリ「まぁそう言うことでこのスレのセイバーは総じて腹ペコって事ね」

セイバー「言い方が悪いですね。騎士は食べられる時に食べている事が重要なのです!いつ敵に襲われても対処できるように!」

切嗣「このスレでその心配はないから安心しなよ」
230 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/10(火) 05:07:44.67 ID:GOoAgK2Mo
切嗣「最近ゲームしてない気がする」

アイリ「何日くらい?」

切嗣「三日」

アイリ「大事件ね」

切嗣「大事件だよ」

セイバー「大事件なんですか?」

アイリ「遠坂家のマスターが最後まで手抜かりなく物事を遂行するほどの大事件よ」

切嗣「三日もゲームしてないわ。僕今ならこんな生活から脱出できるかもしれない」

アイリ「このまま四日…五日と経っていき、遂にはPS3を起動しない人生が待っているのね!」

切嗣「アイリ!僕は頑張るよ!」

セイバー「この時間に起きてる時点で無理ですね」
231 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/10(火) 05:10:17.89 ID:DH+F1Qobo
切嗣「ご飯を作ってみた」

セイバー「いただきます」

切嗣「どうぞ」

セイバー「…………」モグモグ

切嗣「…………」

セイバー「…………」コトリッ

切嗣「……………」

セイバー「食材にしっかりと火が通っていない!」カッ

切嗣「ブリテン基準で考えるな」
232 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/10(火) 05:19:48.45 ID:vJ6UZyqAo
切嗣「最近のゲーム業界は衰退してるよね」

アイリ「何事も栄枯盛衰。終わらないものなんてないのよ」

セイバー「いったい今のゲーム業界はどこがいけないのでしょうか」

切嗣「発売日の先伸ばし…ゲームシステム自体のマンネリ感…そして過去に売れたキャラクターへの執着なんだよ!」

アイリ「任○堂に喧嘩売ってるわね」

切嗣「他のソフト会社にも言えることだけど確かに任天堂は一番執着してるよね。ひげの配管工とかゴリラとか緑の剣士とか」

セイバー「しかしそれでも売り上げは順調です。つまりユーザーから求められていると言うことなのでは」

切嗣「確かにそうだ。ひげの配管工=任天○と考えるのが普通だろう。しかし!ユーザーが求めているかと言えば答えはNOだ!」デデンッ

アイリ「その話長くなる?」

切嗣「数時間…数十レスに渡って語らせてもらうよ!」フンスッ

セイバー「それでは今週の放送はここまで。次回もまた見ていってくださいね」

アイリ「また来週〜」

切嗣「」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/10(火) 16:42:02.64 ID:rvWJChdIO
花見ネタはよ、散るぞ
234 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/10(火) 21:27:44.80 ID:95yJHD/Wo
切嗣「花見?」

ジャンヌ「はい。皆さんの交流会も兼ねてこのアパートで暮らしている方達に参加を募っているのです」

切嗣「祭事は好きだけど腐っても今は安価な聖杯戦争の真っ最中だしね。無料ってわけじゃないんだろ?」

ジャンヌ「えぇ。一応参加費を徴収して、各自でなにか持ち寄りなどもして貰うつもりです。しかし全員が参加となると皆が一同にマイナスになるので、損をすることはないかと」

切嗣「それでもねぇ。参加しなかったら周りの皆がマイナスされるんだろ?なら少しでも僕たちの陣営を有利にさせないと」

ジャンヌ「……つまり参加しない…と」

切嗣「残念だけどね」

ジャンヌ「準備等は運営の私達がしますよ?」

切嗣「しつこいしつこい」

ジャンヌ「はぁ…なら仕方ないですね」

切嗣「お、諦めてくれた?」

ジャンヌ「日本の伝統文化お花見を開催しますよー!!」

アイリ「お花見!?」ガラッ

ジャンヌ「美味しい食事等も用意されますよー!!」

セイバー「食事!?」ガラッ

切嗣「」

アイリ「ねーねー切嗣ー。わたしまだお花見はやったことないわ!」ユッサユッサ

セイバー「食事ですよ切嗣!私もまだこの国の料理を食べ尽くしていません!」ユッサユッサ

切嗣「ジャンヌ……」

ジャンヌ「すみませんね。運営としましても財政が厳しいんですよ。ふふふふ……」

アイリ「切嗣ー!」ユッサユッサ

セイバー「切嗣ー!」ユッサユッサ

切嗣「………うぇー…」ユラユラ




【花舞う季節に騒楽の宴を】
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/10(火) 22:27:33.17 ID:8IeQ23rmo
ジャンヌ黒いな
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/10(火) 22:33:28.16 ID:+wdlDfaDO
セイバーェ……
237 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/10(火) 23:57:54.95 ID:LeCPjuiPo
切嗣「アイリー!もう行くよー!」

アイリ「ちょっと待って!忘れ物ないか確認してるから!」

切嗣「はぁ…」

セイバー「なんやかんやで切嗣も行くのですね」

切嗣「一人毎の参加費だったら行かないんだけどね。陣営毎なんだったら払ってるんだから行かなきゃ損だよ」

セイバー「意地汚いですね」

切嗣「……………」

セイバー「なんですか、その《お前だけには言われたくない》と言わんばかりの表情は」

切嗣「まぁなんにせよ遅れていくのは避けたいからね。アイリー!もう行くよー!」

アイリ「はいはいはいっと。お待たせ」

切嗣「なんでこうも女ってのは用意が遅いのさ」

アイリ「レディにはレディの嗜みっていうのがあるのよ」

切嗣「ふぅん…。まぁなんでもいいけどさ。とりあえず時間おしてるからさっさと行くよ」

アイリ「あいあいさー」
セイバー「あいあいさー」
238 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/11(水) 00:11:35.91 ID:hFX5VD0Yo
切嗣「桜が綺麗だね」

アイリ「前はまだ蕾だったのに。季節ってのは早いものね」

セイバー「我が国にはこのような花は咲いていませんでしたので、何か不思議な気持ちです」

切嗣「日本と言えば桜だからね。花を見ながら焼酎を飲む……これが粋なのさ」

アイリ「お酒はほどほどにしてくださいよ」

切嗣「大丈夫大丈夫。酒には強い方だから」

セイバー「ふむ。焼酎とは日本のお酒ですか。なら私も郷に入らば郷に従え。今回はワインは止めて焼酎とやらを頂きましょう」

切嗣「見つめ合う瞳のレイザー・ビームで」

セイバー「郷違いです」

アイリ「出会いは億千万の胸騒ぎ」

セイバー「だから郷違いですってば」

切嗣「………焼酎?」

セイバー「はい」

アイリ「………セイバーが?」

セイバー「はい」

切嗣「(ランス死んだな)」ハァ

アイリ「(バーサーカーご愁傷さまね)」ハァ

セイバー「なんですか。人の顔を見て溜め息をつかないでください」
239 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/11(水) 00:17:38.95 ID:iF28IJlVo
ジャンヌ「あ、遅かったですね。皆さんすでにお揃いですよ」

切嗣「アイリが準備に戸惑っててね。もう乾杯は済ましちゃった?」

ジャンヌ「いえ、まだ…ですが既に皆さん飲んでますね」

セイバー「なんと。料理がなくなってしまうではないですか!」

アイリ「あ、これ。切嗣が適当にお酒を見繕ってきたわ」

ジャンヌ「あぁ、どうもすみません。………いいちこ?」

アイリ「……安酒でごめんなさい」

切嗣「美味しいからいいんだよ!飲み慣れてるんだ!」

ジャンヌ「ま、まぁ持ち寄ってきてくださっただけでありがたいです。皆さん公園の奥の桜の下で騒いでますので行きましょうか」

切嗣「そうだね。あの面子なら早くしないと既に出来上がってそうだからね」

アイリ「あら?セイバーは?」

ジャンヌ「………先ほど場所を知った瞬間ダッシュで向かいました」

切嗣「セイバーェ……」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/11(水) 00:54:40.80 ID:i84iCuqQo
セイバーが全力出したら桜散ってまうww
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 01:36:15.66 ID:Jr/7UQWHo
まさに花より団子
242 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/11(水) 16:39:22.31 ID:1glDqX+Fo
切嗣「やぁやぁ遅れてごめんね」

アーチャー「なんだ貴様も来たのか。雑種がわらわらと群れおって」

切嗣「そう言う君はなんでこんな集まりにやってきたのさ」

アーチャー「ふん。王たる者、こう言った会合に顔を見せずしてどうする。まぁ有象無象が騒いでいるのは無礼講と言うことで見逃してやる。感謝するんだな」

切嗣「セイバーが目的のくせによく言うよ」ハァ

セイバー「ん?私がどうかしましたか?」モッキュモッキュ

切嗣「あぁ、アーチャーがセイバー目当てに」

アーチャー「おいセイバー!この料理も美味そうだぞ!」

セイバー「む。いただきます」モッキュモッキュ

切嗣「………必死か」

アーチャー「うるさいわ」

ライダー「おぉ。そこにいるのはセイバーのマスターではないか!」

切嗣「そう言う君は中々に登場がないライダーじゃないか」

ライダー「はっはっはっ!貴様が登場させんからだ!ほら、今日はそんなことより酒だ酒!酒を飲め!」ガシッ

切嗣「むさ苦しいむさ苦しい。そして酒臭いよ!」

ウェイバー「おー、セイバーんとこのマスターじゃないかぁ!ひっく!」

切嗣「おまっ。未成年の飲酒は禁止です!」

ライダー「余の時代では別に禁止されてなかったぞ?」

アーチャー「我の時代でもだ」

切嗣「お前らの常識でうら若き青少年を悪の道に引きずり込むな」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/04/11(水) 18:13:49.23 ID:uKJ7dacWo
ウェイバーは19歳
そして外国では18歳から飲酒が認められている
244 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/12(木) 17:02:09.73 ID:Y6+4XLbSo
切嗣「(」・ω・)」うー! (/・ω・)/ にゃー!」

アーチャー「……遂に気でも狂ったか」

アイリ「……切嗣」

切嗣「ハッ。僕は何を」

アイリ「外国の予想外な常識を聞いて驚いた結果なんじゃないかしら」

切嗣「いやはや。18で飲酒オッケーなのか。外国怖い」

アイリ「国際結婚してる癖になに言ってるのよ」

ライダー「おいおい貴様ら。余計な話をしてるとここの料理がなくなるぞ」

切嗣「君も巨体だからってそれ相応食べるものじゃ」

セイバー「………………」モッキュモッキュゴックンゴックン モゴモゴモゴ

切嗣「」

ライダー「それ相応以上に食べる貴様のサーヴァントはいいのか」

アイリ「あらあらまぁまぁ」

アーチャー「何を器の小さいことを。食いたいものを食う!それだけであろう」

ライダー「うむ……余の考えもまったくもってその通りなのだが……」



セイバー「おかわり持ってきてください!ほら、そこの酔っぱらってるライダーのマスター!さっさと起き上がって唐揚げを持ってきてください!」ペシペシ

ウェイバー「サーヴァント風情がぁ……」ウルウル つ唐揚げ

セイバー「今日は無礼講です」

ウェイバー「……色々と間違ってると思うぞ。それ」

セイバー「バーサーカー!お酒のおかわりです」

バーサーカー「■■■■---………」

セイバー「これ以上は駄目?誰に対してそのような言葉を使ってるんですか」ペシペシ

バーサーカー「■■■---」

セイバー「無礼講など形だけの物です。何を頭っから染まってるんですか」ゴクゴク

バーサーカー「…………」



ライダー「……いかんせん被害が大きすぎる」

切嗣「」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/13(金) 18:39:18.33 ID:as9avRlFo
これだからセイバーは・・・
246 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/13(金) 18:45:35.51 ID:f/iBAKbRo
切嗣「花を見ながら酒を飲むのも一興だよね」ゴクゴク

アーチャー「我の国ではこのような花は咲かなかったからな。わざわざ見に行くのも面倒だと思っていたが…うむ。まぁたまにはいいだろう」ゴクゴク

ライダー「しかしこの日本酒と言うのは存外強いものなのだな」

切嗣「あぁ、まぁ確かに普通は水割りするものだしね。こんなところに来てまで面倒だから割らないけど」

アーチャー「我の酒の方が美味いがな」

切嗣「……心が青少年の君には度が強すぎるから、自分の酒でもちびちびと飲んでたらいいよ」

アーチャー「…………貴様我が酒に弱いとでも言いたいのか」

切嗣「ははっ。僕がそんなこと言うわけないじゃないか」

アーチャー「…いいだろう!こうなったらっ…!」ドンッ


アーチャー「雑種の肝臓が王に対抗し得るほどの物であるか試してやろうではないか」グビッ

切嗣「挑むところだ」グビッ

ライダー「ほぅ、飲み比べか。こうして皆が一度に会する事もそうあることではない。良いだろう!ここはこの中で誰が一番の酒豪であるかを競おうではないか!」

アーチャー「ほぅ。有象無象が群れて我に挑もうと言うか。いいだろう!今一度英雄王たる我の力を見せつけてやるわ!」

ジャンヌ「そう言うことならば私は司会を勤めさせていただきます。なお最後まで勝ち残った方には運営から商品を贈呈すると言う事で」

切嗣「おぉ、太っ腹だね。それじゃあ参加者はジャンヌを除いた他みんなって事でいいのかな」

ジャンヌ「そうですね。陣営を一チームとして二人一組で参加していただきましょう」

キャスター「ジャンヌゥゥ!見ててくださいよぉぉ!不肖このジル=ド=レイ!ジャンヌの為に優勝させていただきます!」

アイリ「あら?そう言えばキャスターのマスターさんは二十歳だっったかしら?」

龍之介「うーん?ちゃんとは覚えてないけどたぶん25とかそんな感じだったかなぁ…?」

切嗣「自分の年齢くらい覚えておこうよ。ランサー陣営はケイネスか………まぁ奴はどうでもいいな。それよりいっつもワインくるくるしてる遠坂が厄介だ」

ケイネス「」

ランサー「我が主よ……」

時臣「遠坂家たるもの余裕をもって優雅たれ」

アーチャー「優雅などどうでもいい!貴様は我の引き立て役にすぎぬ!」

時臣「」

ジャンヌ「それでは花見の席特別イベント!最強の酒豪は誰!陣営別飲み比べ対決スタート!!」カーン
247 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/13(金) 18:58:16.44 ID:EN04BLhVo
時臣「無念……」


ジャンヌ「さーて、開始してまもなく10分が経過しようとしたまさにその時。第一の脱落者が出ました」


アーチャー「所詮は時臣か!くっ。引き立て役にすらならんとは使えんゴミめ!」


ジャンヌ「オーバーキル!まさかの自身のサーヴァントから追い打ち!彼の意識が飛んでるのが唯一の救いでしょう」

ジャンヌ「さて、今回の飲み比べ対決のルールをここで」

ジャンヌ「今回は焼酎『いいちこ』を使った飲み比べとなります。もちろんストレートで飲んでもらいます。結果的に多く蓋を空け、飲みきった方の勝利となるサドンデス方式での戦いとなります」

ジャンヌ「なお解説には『切嗣で聖杯戦争』一の酒豪(自称)である如月那岐さんにお越しいただきました。どうぞよろしくお願いします」

那岐「よろしく。私について詳しくは>>48の上から二番目のURLを流し読みしてくれ」

ジャンヌ「さて、なぜ強豪と思われた時臣氏は早々にリタイアしてしまったのでしょうか」

那岐「これはあれだ。酒の種類に体が負けたんだな。全く軟弱な体をしてるぜ」

ジャンヌ「なるほど。常日頃からワインを飲んでいる時臣氏には焼酎が合わなかったと」

那岐「そう言うことだな」

ジャンヌ「あと貴方の肉体に敵う方は今のところそういないと思うのですが」

那岐「筋トレしろ。私のように鍛え上げるんだな」ガシッ

ジャンヌ「暑苦しいです」メリメリ
248 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/13(金) 19:06:31.33 ID:eXtY8Wepo
ジャンヌ「さて現在30分が経過しようとしています。上位にアーチャー・切嗣・ライダー・セイバー・ランサ・と並び、そこから順にキャスター・アサシン・ケイネス・ウェイバー・龍之介……と言ったところでしょうか」

那岐「やっぱりサーヴァントは別格だな。それについていってる黒服の男も中々だが」

ジャンヌ「腐っても主人公なのでそこら辺はしっかりと補正がかかっています」

那岐「………あいつ主人公だったのか。オーラーねぇなぁ……」

ジャンヌ「っと、そう言ったところで龍之介選手がおもむろに立ち上がる!いったいあれは何をしているんでしょうか」

那岐「あぁ、あれはたぶん戦う気がないんだろうな」

ジャンヌ「なんと」

那岐「流れで参加したはいいけど実際そこまでこの競技に興味がないから目新しいものがあればそちらにすぐに行ってしまう。花見の席でよくあることだ」

ジャンヌ「なんとここで龍之介選手脱落!花見の気に登って悠々とスケッチをしています!」

那岐「どこから取り出したんだよあれ」

ジャンヌ「さて、実況に戻りましょう。ちょうど会場では選手同士の煽り合いなどの精神攻撃が激化していっている模様です」

那岐「頭に血を上らせて酔いやすくする。飲み比べの基本戦術だな」

ジャンヌ「どこの国の常識ですか」
249 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/13(金) 20:24:50.23 ID:SiOLvpbso
切嗣「いやぁ、君たち外人の癖に頑張るね。母国に帰ってワインでも飲んでた方がお似合いなんじゃないかな」グビグビ

アーチャー「はっ。どうにも敵をここから逃がしたいらしいな。すでに余裕はないと見た」

切嗣「え?ん?なに言ってんのまだまだ余裕だし。君こそもうヤバいんじゃないの」

アーチャー「はっ。貴様と同じ視点で見るでないわ」

切嗣「くっ。ま、まぁ僕がもし万が一億が一倒れるようなことがあったとしても、僕の陣営にはあのセイバーがいるからね!はっはっはっ!敗けと言うものをを教えてほしいよ!」


セイバー「うぃー……ほらバーサーカー!もっと飲みなさい!ひっく!ぐいっと!ぐいぃぃぃっと行きなさい!」ヒック

バーサーカー「■■■■---!!」ブンブンブン

セイバー「なんですか!ひっく!私の酒が飲めないと言うのですか!」ドンッ

バーサーカー「■■■■---」

セイバー「ほら!一気飲み!一気飲み!」

バーサーカー「」


ジャンヌ『セイバー選手。強制的に酒を飲まさせた為に失格。バーサーカー選手、気を失いましたので失格』


雁夜「バーサーカァァァ!!てめぇぇぇぇ!!」ゴフッゲフッ


ジャンヌ『間桐雁夜選手。自分がアルコールに弱いのをバーサーカーのせいにして倒れたました。救急車呼んであげてください』


切嗣「oh……」

アーチャー「はっはっはっ!まさに祭に相応しい地獄絵図ではないか!」

切嗣「くっ。まさかセイバーが脱落するとは……!!」

アーチャー「まぁ諦めることだな雑種よ。我は英雄王。酒などまだまだ飲める---」


セイバー「うぃー…すー…すー……むにゃむにゃ……」zzZ


アーチャー「不覚っ……!!」ブバッ

切嗣「アーチャーが死んだ!!」

ライダー「この人でなしが!」


ジャンヌ『アーチャー選手脱落です』
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/13(金) 20:32:50.78 ID:lQrDA9Vxo
アーチャーwwwwww
251 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/13(金) 22:51:07.12 ID:EgWCuNn7o
ジャンヌ『いやぁ、予想外な脱落でしたね』

那岐『もうこれ飲み比べ関係なくなってるんじゃ』

ジャンヌ『さて、なんやかんやあってケイネス選手が脱落しましたが現在会場はヒートアップ!意外や意外、残る切嗣、綺礼、ライダー、アサシン、ランサー、キャスターの人外達に必死に食い付いているのがライダー陣営マスター。ウェイバー・ベルベット選手』

那岐『優男の癖に勇気あるじゃないか』



切嗣「はぁ…はぁ……おぇぇぇ……」ビチャビチャ

綺礼「うっぷ……おぇぇぇ……」ビチャビチャ

ウェイバー「おぇぇぇぇぇ…」ビチャビチャ

ライダー「小僧。お主いい加減に止めておかないと死ぬぞ」

ウェイバー「ぼ、僕は…この場で優勝して……僕の力を……」

ライダー「…ふぅ……。そうは言っても…のぅ…。あの二人は中々に強敵だぞ…?」

ウェイバー「それでも…それでもここで優勝して…今まで馬鹿にして来た奴等を見返すんだ…」

ライダー「まぁだそんなことを言っておるのか」

ウェイバー「…お前にとってはそんなことかもしれないけど……僕にとっては…大事なことなんだ…!」

ライダー「……………」

ウェイバー「………」

ライダー「ふぅ…坊主の心意気はよぉく分かった」

ウェイバー「……………」

ライダー「よし!このイスカンダル!今ここで棄権する!」

ウェイバー「ライダー!?」

ライダー「その心意気見届けたくなった。……あの二人を叩き潰してやれ!」ザッザッザッ

ウェイバー「ライダー………」


切嗣「…は、ははは。言峰綺礼……花見章での第一声が嘔吐とは汚い奴だね」

綺礼「……はぁ…はぁ……」

切嗣「……ふん。…もう…言い返す……気力もないか…」

綺礼「…はぁ……はぁ……」

綺礼「私の嘔吐物と衛宮切嗣の嘔吐物が混ざり合って」ハァハァ///

切嗣「変態だぁぁぁぁぁぁ!!!」ゴスッ

綺礼「あふんっ!」


ジャンヌ『えー……衛宮切嗣。言峰綺礼。両者失格です。あ、あとライダー選手も失格です』


ライダー「」

ウェイバー「」

ライダー「………し、しかしこれで貴様もゆうしょ」


ジャンヌ『残り選手はランサー、アサシン、キャスター、ウェイバー選手です!皆さん頑張ってください』


ライダー「完全に忘れとったわ」

ウェイバー「」バタンッ


ジャンヌ『ウェイバー選手気絶。脱落です』

那岐『……やっぱり優男は優男だったか』
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/14(土) 00:29:45.42 ID:9650dHFoo
これアサシン卑怯じゃね?
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/04/14(土) 00:33:43.77 ID:sxzTyauao
個にして群
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/14(土) 09:17:41.34 ID:rE1H6sB3o
1人落ちたら全体で脱落だろ
255 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/14(土) 21:17:39.66 ID:8yZF4214o
空は暗くなり、桜の幹からライトが照らされピンクの花びらが、夜空の黄金色に輝く満月の光によってひらりひらりと舞い落ちる

その桜の根の元に腰掛けているのはいつもの黒いコートを着込んだ風貌の30代前後の男

その男は酒の毒気を抜くかのように、紙コップに注がれた水を一気に飲み干す


アイリ「あら、切嗣。こんな所にいたの?」

切嗣「うぉっ!」


切嗣と呼ばれた黒いコートのその男は、急に姿を表した女性に体をビクリと震わせる
紙コップが倒れた事で一瞬酷く慌てた様子を見せたが、先程自分で空にしたことを思いだし、安堵のため息をつかせる

切嗣は倒れた紙コップを拾い、土で汚れてしまっているのを確認し、使えないことを悟るとそれをごみ袋の中へと放り込みながら女性へと問い掛ける


切嗣「こんなところにどうしたんだい」

アイリ「桜が綺麗だなー。って歩いていたら貴方のコートが木からはみ出して見えたのよ」

切嗣「そう言う事か。……飲み比べ大会は終わったのかい」

アイリ「えぇ、ランサーとアサシンの一騎討ちになったんだけど…得ん…最終的に別のところで叩いて被ってじゃんけんぽん!が始まったから自然消滅したわ」

切嗣「ははーん。察するところセイバーがバーサーカー辺りを捕まえて無理矢理やったな」

アイリ「あら、50%正解って言ったところかしら」

切嗣「ならあとの50%はなんなんだい?」

アイリ「捕まったのはセイバーじゃなくてアーチャーよ」

切嗣「ははぁ…まぁ彼ならセイバーに捕まって本望だろうね」

アイリ「嬉々として殴られてたわ」

切嗣「………彼がそっちの愉悦に目覚めたらどうしよう」

アイリ「まぁ彼はセイバー以外には振り向かないだろうし、セイバー相手にだったらいいんじゃないかしら。隣、失礼するわね」


そう言って切嗣の隣に座る女性の風貌は、白を基調としたデザインの服に身を包ませており、銀色に輝く湖のような髪をなびかせている
256 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/14(土) 21:45:13.47 ID:nVTWeCZdo
しばしの時間が過ぎていき、ふと切嗣が月を見ながら女性に喋りかける


切嗣「そう言えばさ。桜が散る速度は毎秒5センチメートルなんだって」

アイリ「新海誠作品ね」

切嗣「そうそう。けど僕はあんまり彼の作品が好きじゃないんだ」

アイリ「そうは言ってもあなたって彼の作品を全部見たわけじゃないんでしょ?代表的な所だけだったような気がするんだけど」

切嗣「うん。秒速とほしのこえ…あとは5分かそこらの短編を一本みただけかな」

アイリ「それで評価とは恐れ入るわね」


皮肉混じりに言った女性の言葉に切嗣は空笑いで答える


切嗣「確かにそうだね。詰まる所は彼の作品があんまり好きなんじゃなくて、さっき挙げた内のはじめの二つがあまり好きじゃない……って言った方がいいのかな」

アイリ「どっちも知る人が聞いたら小一時間は語られそうな名作なのに」

切嗣「作品としては僕も好きだよ。ただまぁ、その二つに関しては僕としての考え方と相容れない物があるんだよ」

アイリ「相容れない?」

切嗣「うん。彼の作品のラスト…ハッピーエンドでは終わらないじゃないか」


切嗣のその言葉に女性は納得したと言う風に笑う


アイリ「確かにそうね。でも彼の作品はハッピーエンドじゃないからこそ売れたのだと思うのよね。モヤモヤ感と言うか…視聴者が画面の向こうに入り込んで干渉したくなるような……そんな作風がいいところだとおもうのだけど」

切嗣「その点は僕も大好きさ。だけどやっぱり僕の中のハッピーエンドとは相容れなかったのさ」

アイリ「ふぅん…。まぁつまり切嗣は何が言いたいの?」


女性の問いに切嗣は少し口をつぐむ
新しくパックから取り出した紙コップに水を注ぐと、先程のように飲み干さず、ちびちびと飲む


切嗣「………セイバーは…本当にこのままでいいのかな」

アイリ「アーチャーの事?」


その言葉にこくりと頷く


切嗣「僕はね、多分セイバーはアーチャーの事が好きなんだと思うんだよ」

アイリ「あら、鈍感切嗣が女心を読もうとするなんて明日は雨でも降るのかしら」

切嗣「なに言ってんだい。僕は女性マスターと呼ばれたほどだよ」

アイリ「……今だけは彼女に同情するわ」

切嗣「まぁ、僕の女性マスターっぷりは今はどうでもいいんだよ」

アイリ「とは言ってもセイバーの女心を私たちが知って何が出来るのよ」

切嗣「……それでもね…このままバッドエンドで終わる展開は嫌なのさ」


子どものように口を尖らせながら水を飲む切嗣に女性はため息をつく
桜がひらりひらりと舞い、ゆっくりと時間が過ぎていく
ようやく切嗣の紙コップの中の水が空になった時、女性がお尻を叩きながら立ち上がる


アイリ「……ま、今考えてもしょうがない事よ。それよりもそろそろ皆の所に戻らないと心配されちゃうわ」

切嗣「………うん。そうだね」


女性の言葉に切嗣はゆっくりと立ち上がると、空になった紙コップを放り投げる
紙コップはふわりと弧を描くと、パスッ…と言う音を立ててゴミ箱へと吸い込まれていった
257 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/16(月) 20:41:40.23 ID:AvboK2Eio
ジャンヌ「どこでサボってたんですかお二方」


切嗣とアイリが飲み比べを行っていた場所に帰ってくると、数人がちらほらと帰り支度を始めていた

セイバーはどこにいるのだろうと顔をやって探してみると、桜の幹に寄り掛かっていびきをかいている。その周りには破裂したぴこぴこハンマーと、頭から湯気を立たせて倒れているアーチャー。セイバーの暴走を止めようとして巻き込まれたと見えるバーサーカーも横になっていた


切嗣「ははは。うちのサーヴァントが迷惑かけたみたいだね。あ、それ手伝うよ」


その姿を見て罰が悪くなったのか、切嗣はそそくさと片付けを手伝いながら謝りを入れる
ジャンヌダルクはシートをバサリバサリとなびかせ、上に乗っていた桜の葉や土を落とすと、切嗣に対面の端を持つようにお願いする


ジャンヌ「まったくです……と、言いたいところですが今日の所はいいでしょう。折角の宴です。セイバーさんも少しはしゃいでしまったんでしょう」


ジャンヌの心遣いに内心「いつもあんな感じです」等と思いながらも、わざわざそれを言って分を悪くしてもいけない考え直し、それには乾いた笑みで返しておくことにした


切嗣「しかし、まさかこのメンバーで花見をすることになるとは思いませんでしたね」

ジャンヌ「お望みとあらば海や花火、雪合戦なども楽しいかもしれませんね」

切嗣「参加費狙いですか」

ジャンヌ「嫌ですね。運営は参加者を楽しませることが本分ですよ。まぁ、多少それに金銭が必要になるかもしれないと言うだけで」

切嗣「よく言うよ」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/17(火) 05:28:06.42 ID:UJOVSe6Po
雪合戦てww期間なげぇな
259 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/20(金) 02:47:37.22 ID:IBDV1DCGo
切嗣とアイリスフィールが飲み比べ会場に戻ってくると、すでにシートは畳み込まれており、大柄なライダーがそれを背負っているのが見てとれた


ライダー「おぉ、貴様らどこに行っていた。すでに片付けは済んでしまったぞ」

ウェイバー「なんだ夫婦揃ってサボりかぁ?」

切嗣「ふふん!逢い引きと言って欲しいね」

ウェイバー「へっ。尻に敷かれてる癖によく言うよ」

切嗣「ふん!アイリは僕にゾッコンなんだからね!ね!アイリ!」

アイリ「……え?あ、あぁ、そうね」

切嗣「」

ウェイバー「………本当に逢い引きだったのか?」

切嗣「逢い引きだもん!」

セイバー「合い挽き!」ガバッ

ライダー「」

ウェイバー「」

切嗣「」

セイバー「…………」クンクンクン

アイリ「あら、セイバー。ハンバーグはここにはないわよ」

セイバー「……………」

セイバー「………」zzZ

切嗣「…なんでさ……こんな急にさっきまでの雰囲気をぶち壊さなくてもいいじゃないか……」

アイリ「規制のせいで溜まってたのよ」

切嗣「ちくしょう!ちくしょう!」


ライダー「のう坊主よ。あいつら放っておいて構わんか?」

ウェイバー「……奇遇だな。僕も今そう言おうとしてたところだ」
260 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/21(土) 01:09:53.44 ID:o+QaTY56o
ウェイバーとライダーがすでに自分達の近くからいなくなっていることに気づいたのはそれから10分後の話であった
切嗣はみんな---ライダーとウェイバー以外のみんな---はもう帰ったのか気になり、キョロキョロと周りを見やる

そして桜の幹のふもとで涎を垂らしながら眠っているセイバーを発見し、肩に手をやって起こそうとして、その手を止めた


アイリ「どうしたの切嗣?そろそろ帰らないともう辺りも暗いわよ」

切嗣「……うん。セイバーはアーチャーに任せて僕らは帰ろう」

アイリ「…………いや、まぁいいけど…。アーチャーも何時起きるか分からないわよ?」

切嗣「大丈夫大丈夫。バーサーカーは邪魔だから起こして連れて帰って貰おうか」

雁屋「人ン家のサーヴァントを邪魔物扱いするなよ…」


切嗣がその声に振り向くと、片付けをバーサーカーを呼びに来た雁屋の姿があった
パーカーのせいで表情は窺えないが、口ぶりからして切嗣の発言にあきれている様子であった


切嗣「うんうん。聞いていたのなら話は早い。まぁセイバーとアーチャーも人外レベルだし、放っておいても大丈夫だと思うから、とりあえず君はこの気を失ってる真っ黒黒すけを連れて帰ってくれ」

雁屋「お前のサーヴァントが気絶させたんだろうが!」

アイリ「あら?そう言えば雁夜の方はどうしたの?」

雁屋「……あいつならそそくさと帰りやがったよ」

切嗣「仕事押し付けられたのか」

雁屋「うっせぇ」


雁屋は口を尖らせて膨れる。切嗣と目を合わせないまま自身のサーヴァント---バーサーカーに近づき、その体を背中に背負う
あまりの体重に体が二,三度よろめいたが、すぐに体勢を立て直すと、ごほんっ。と喉を鳴らした後に、別れの挨拶を残して去っていった

公園に残されたのは切嗣とアイリスフィール…そしてセイバーとアーチャーの4人
キャスターやジャンヌや時臣、龍之介、アサシンに言峰綺礼はいつ帰ったのかと疑問に思いながらも、横からそっと伸ばしてこられたアイリスフィールの左手の感触がそれらを打ち消す


切嗣「…さて、それじゃあ僕たちも帰ろうか」

アイリ「えぇ」


切嗣が後にした桜の木にはたいそう見事な桜が花を一面に咲かせており、ひらひらと舞い落ちる花びらは幹で眠る二人の男女へと注がれた



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261 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/21(土) 01:17:57.86 ID:T5AAoSPco
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警官「で?若さゆえの過ちで襲っちゃったと」

アーチャー「違う!我はそんな事やっておらん!」

警官「だって夜に桜の木の下で……女の人を押し倒してたら、ねぇ…?」

アーチャー「だから誤解だと言っているだろうが!」

警官「はいはい。犯人はみんなそう言うのよ。ほら、調書取るから名前と年齢言って」

アーチャー「おいセイバー!この糞雑種に貴様からも何か言ってやれ!」

セイバー「目が覚めたら貴方に押し倒されていました。…貴方がそんな人だったなんて………大変残念です……」

アーチャー「ちっがぁぁぁぁうぅぅ!!」

警官「はぁ…ねぇ、君もいい加減認めたらどうだい?」

アーチャー「き、貴様ぁぁぁぁぁ……」ピキピキ

セイバー「すみません。長くなるようでしたら出前を頼みたいのですが」

警官「あぁ、ここから好きなのを頼んでいいよ。大丈夫。全部この容疑者に払わせるから」ニコッ

セイバー「ごちそうになります!」パァァァァ

アーチャー「違う!違う!我は…我は……!!」



アーチャー「我はそれでもやってなぁぁぁぁぁい!!」




【花舞う季節に騒楽の宴を 了】
262 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/21(土) 01:26:43.70 ID:+fMLO0XOo
切嗣「>>257>>259の繋がりがおかしいけど、僕は悪くない。悪いのは頻繁に落ちるこの板が悪いんだ」

アイリ「いや、確認ぐらいしなさいよ」

切嗣「まさかまさかだよ。しかしそんな再開場所を間違えるハプニングに遭遇しても無理矢理終わらせるこの荒業」

アイリ「アーチャー……」

切嗣「もう桜も散ってきてるしね。終わらせるにはちょうどいいかなって思って頑張った」

アイリ「そう言えば今回は章名が厨二ネームだったわね」

切嗣「たまに使いたくなるよね」

アイリ「いや、分からないでもないけど」

切嗣「時々無性に熱い必殺技名も叫びたくなるよね」

アイリ「ごめんなさい。それは分からないわ」

切嗣「俺の右手に宿りし業火の調よ!生けしモノを灰塵へと化せ!業炎の鮮紅(レッド・プライアンス)!」

アイリ「あいたたた」

切嗣「あ、今ので思い付いたけど、また今度安価スレをやる時がきたらオリジナル厨二サーヴァント作ってやってみたいね」

アイリ「Fateシリーズ自体厨二作品なのに今さらなにを言ってるのかしら」
263 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/21(土) 01:33:07.68 ID:sSFUL8fCo
切嗣「…………」パリッ

アイリ「………」ガサガサ パリッ

セイバー「…………」ガサガサガサ パリパリパリ

切嗣「……………」パリッ モグモグ

アイリ「…………」モグモグ

セイバー「……………」パリッ パリッ モグモグモグモグ

切嗣「…………」パリパリ モグモグ

アイリ「……………」パリッ モグモグ

セイバー「………………」パリパリ モグモグ ガサガサ パリッ

切嗣「……セイバー。食べるスピード早くない?」

セイバー「そんなことはありません」

アイリ「早いわよ。それ何枚目よ」

セイバー「まだ5枚目です」

切嗣「僕まだ2枚目だよ」

アイリ「わたしも2枚よ」

セイバー「………………」

切嗣「みんなも食べてるんだからもうちょっと考えてだね」

アイリ「食べたい人だってたくさんいるのよ」

セイバー「……………」

切嗣「と、言うわけで分かったかいセイバー」

セイバー「…………………」

アイリ「…………………」



セイバー「騎士たるもの食事を早く済まさなくては戦闘に備えることは出来ません」キリッ


切嗣「サラッとさっきの自分の発言を撤回しやがったよこいつ」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/21(土) 01:53:55.77 ID:wxsOEZzBo
今頃とっきーは八つ当たりを受けてストレスがマッハ
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/21(土) 12:19:22.69 ID:domXSCqIO
薄くなる髪に戸惑うとっきー
266 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/21(土) 22:50:53.94 ID:m8pv3LL+o
切嗣「メン・イン・ブラック3が5月25日に公開決定か」

アイリ「あら、懐かしいわね。2はいつ公開されたんだっけ」

切嗣「あー…いつだったっけ」

セイバー「3はこけないでしょうか」

アイリ「あぁ、3は失敗するっていうジンクスね」

切嗣「ないない。メン・イン・ブラックに限ってそれはない」

セイバー「………タクシー」

切嗣「うっ……」

アイリ「……ターミネーター」

切嗣「あ、あれは2が面白すぎたから……4の方が爆死してたし……」

舞弥「………ホームアローン」

切嗣「それは2が駄作だった」

舞弥「」
267 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 02:12:45.24 ID:WoYHfQeHo
切嗣「しかしこのスレ本当に1000までいくのかな」

アイリ「一年かければ大丈夫よきっと」

セイバー「長丁場ですね」

切嗣「しゃれになってないから止めてくれ」

アイリ「更新速度が遅いのが悪いのよ。前のスレは雑談だけで一ヶ月で1000行ったんだから人間やろうと思えば出来るものよ」

セイバー「しかしどうしてこうも更新速度が遅くなるのですか」

切嗣「僕を惑わすゲームの群れが悪いとしか言いようが……」

アイリ「あなたが悪い」

セイバー「切嗣ェ……」

切嗣「6月28日ロボティクスノーツ発売だよ!」

アイリ「サラッと宣伝してるんじゃないわよ」

セイバー「ステマステマ!」

切嗣「デンター?」

アイリ「それはシステマ」

セイバー「あれ?と言うことはそのゲームが発売したらまた更新速度が落ちるのでは」

切嗣「……………」

アイリ「……………」

切嗣「おっと、咲を見に行かなければ」

アイリ「ちょっと待て」
268 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 02:20:16.13 ID:CddfAsBMo
<バキューン バキューン

切嗣「……………」

アイリ「あら切嗣、なに見てるの?」

切嗣「ヨルムンガンド二話」

アイリ「…聞いたことないわね」

切嗣「これがまた意外と面白いんだ」

アイリ「へー」

切嗣「銃嫌いの少年兵が武器商人と共に旅をしてなにを感じるか…まぁざっくりと言えばそんな感じかな」

アイリ「へぇ、狼と」

切嗣「それを引き合いにだすのはいけない」

アイリ「あれを超える商業小説って出てくるのかしら」

切嗣「そのジャンルで一つの作品が特筆しちゃうと、なかなか挑戦する人が少なくなって落ち込んじゃうからね。なかなか出てこないんじゃないかな」

アイリ「あるあるね。キャラも個性的だったしね」

切嗣「わっちわっちは可愛かったなぁ」

アイリ「……………浮気?」

切嗣「浮気ってまた大袈裟な。相手は画面の向こうのキャラなんだから会いに行けるわけないのにさ。はっはっはっ。」

アイリ「私たちも画面の中のキャラだけどね」

切嗣「屁理屈言わない」

アイリ「つまり会いに行こうと思えば会いに行ける!」

切嗣「ナ、ナンダッテー」

アイリ「まぁ、しゃべり方とかの特徴がつかめてないから会いに行かないんですけどね」

切嗣「おぉ、メタいメタい」
269 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 02:24:42.75 ID:iYiw0cmEo
切嗣「最近あれだね。白饅頭スレのごたごたが加速していってるね」

アイリ「まぁ、安価スレだったらしょうがないことよ」

切嗣「中々良いカオス具合でニヤニヤが止まらないよ」

アイリ「綺礼化してるわね」

切嗣「失礼な。安価スレにはカオスと道楽が必要なんだよジョーカー君」

アイリ「いや、私ジョーカー君以前に男じゃないんだけど」

切嗣「細かいことは置いといて」

アイリ「今の細かかったかしら」

切嗣「あれ?ソファの下にワインがないよ?」

アイリ「そもそもここは和室よ切嗣」

切嗣「なんと」

アイリ「あと、今うちには焼酎しかないわ」

切嗣「なんと」
270 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 02:59:28.72 ID:ercr0Nq7o
切嗣「相変わらずEDの僕は格好良いね」

アイリ「え?E.Tがなんですって?」

切嗣「誰が地球外生命体か」

セイバー「え?A.C」

切嗣「そんなロボットゲームみたいなネーミングでもない」

アイリ「AC」

切嗣「そっちでもない」

セイバー「あぁ、あの三分クッキングの」

切嗣「君を三分でクッキングしてやろうか」

アイリ「ミキティィィィィ!!」

切嗣「おいアイリしっかりしろ。キャラ崩壊とかそんなレベルじゃなくなってるぞ」

セイバー「UT」

切嗣「君はよくこの状況でそんな面白くないネタをサラリと言えるね。ついでにMGSUT発売中だよ」

アイリ「あなたもサラリと宣伝してるんじゃないわよ」
271 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 03:11:07.56 ID:WsPF4qelo
切嗣「………………」パリパリ

アイリ「またお煎餅食べてるの?塩分の取りすぎでまた血圧値引っ掛かるわよ」

切嗣「新潟仕込みが美味しいのが悪いんだ」パリパリ

アイリ「いや、確かに美味しいとは思うけど……」

切嗣「あー、あっついお茶が飲みたい」

アイリ「煎れてくれば?」

切嗣「アイリ煎れてきておくれ」

アイリ「あなた動かないとメタボになるわよ」

切嗣「日々動いてるから大丈夫さ。それよりも僕はアイリの体重を心配して」

アイリ「」グッ

切嗣「スレンダー!スレンダーな女神が見えますアイリさん!」メキメキ

アイリ「ま、私はホムンクルスだから体重は増減しないのだけれどね」

切嗣「そ、それならこんなに怒らなくてもいいじゃないか……」

アイリ「レディに体重を聞くのはデリカシーに欠けるのよ」

切嗣「……そういうものなの?」

アイリ「そういうものなの」

切嗣「まぁいいけどさ。あ、アクセルワールド見てこよう」パリパリ

アイリ「だからお煎餅食べるのやめなさい」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/22(日) 07:06:51.90 ID:mgcpu5Kio
何時になったら話が進むのだろう
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/22(日) 09:37:40.48 ID:a4n88mfpo
そういや一ヶ月一万円生活だかなんだかやってたな
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/22(日) 09:39:33.76 ID:GeS3ebk3o
安価な聖杯・・・?
雑談もいいけどね
275 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 14:23:50.50 ID:KOiqnlqto
切嗣「……………」パリパリ

アイリ「…………切嗣」

切嗣「……………」

アイリ「……すでにこのスレの値段云々ってアレな設定が欠如してるわよね」

切嗣「……………」パリパリ

アイリ「いつになったら状況が動くのかしら」

切嗣「……正直」

アイリ「ん?」

切嗣「…………正直そのネタだけで1000行くとか無理ゲーだよね」

アイリ「」

切嗣「つまり無駄な雑談でサラリと場を流しつつ時々他陣営の収支報告さえ見てたらなんとかなるんじゃないかなって」

アイリ「いやいやいや」

切嗣「大丈夫!このスレも1000まで埋めてみせるさ!」

アイリ「この時点ですでに埋めるとか言っちゃってる時点で望みは薄いわね。それよりもとにかく収支表を見に行きましょう」

切嗣「えー、今僕新潟仕込み食べるのに忙しいんだけど」

アイリ「ちょっとでも体裁を保っておかなくちゃ『スレタイ詐欺乙』とか『お前ネタ考えてなかっただろ』とか言うレスが横行するわよ」

切嗣「いや、横行するほど人もいないし」

アイリ「言い訳しないの。さ、行くわよ」

切嗣「うぇーい……」
276 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 14:33:45.76 ID:c678M+Hso
切嗣「と、言うわけで収支表を見に来たよ」

ジャンヌ「本当に唐突ですね。ようやく私も仕事らしい仕事が出来そうです」

切嗣「運営とか言っても実際問題収支表を陣営に見せる以外描写はないしね」

ジャンヌ「うるさいですよ。それじゃあそこの椅子に腰を掛けてお待ち下さい。少し探してきます」

切嗣「了解了解」


ギィ バタン


切嗣「ん?」

ケイネス「む」

切嗣「あれ?君も収支表見に来たのかい?」

ケイネス「そういう君もかな。15話でとっくりと私を殺してくれた衛宮切嗣」

切嗣「僕は殺してないよ!」キリッツグ

ケイネス「やかましいわ!完璧に罠に嵌めたも同然であろうが!」

切嗣「まぁまぁ、落ち着いて。ほら、新潟仕込みでも食べるかい?」

ケイネス「誰が食べるか!そんなことより運営の方はどうした」

切嗣「あぁ、今奥に行って収支表を探してきてるよ」

ケイネス「ふん。それならば私もここで少し待たせて貰うとしよう」

切嗣「………………」

ケイネス「………なんだジロジロと」

切嗣「………いや、銃で運営を殺すんじゃないかと」

ケイネス「殺すか!」

切嗣「しかし君も近代兵器使うんじゃないか。はっはっはっ。このこの!」

ケイネス「誰のせいだ誰の!それと今ここにいる私は魔術は使える!」

切嗣「じゃあ一発いっとく?」

ケイネス「いくか!!」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/22(日) 14:42:35.38 ID:GeS3ebk3o
ネタバレだ逃げろ!

まだ再開して最初の話しか見てないんだった
278 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 15:32:50.46 ID:w9mBgIQbo
切嗣「今多大なる被害者を生み出した気がする」

ケイネス「精々二,三人程度だろう」

切嗣「っと、そう言えば君の奥さんは一緒じゃないのかい」

ケイネス「そういう貴様こそ一緒じゃないのか」

切嗣「僕のところはセイバーと買い物に行っちゃったよ」

ケイネス「ははははっ!妻に蔑ろにされるとは貴様も」

切嗣「僕に似合うベルトを買ってきてくれるって言うんだ。本当にアイリもまだまだ新婚気分が抜けきってなくてね」デレデレ

ケイネス「」

切嗣「もう一人の娘もいるんだからねー。いやー、もう一人作っちゃおうか!はっはっはっはっはっ!」デレデレデレ

ケイネス「」ギリッ

切嗣「ん?唇から血が出てるけど大丈夫かい?あ、それで君の奥さんは」

ケイネス「貴様とはもう口を聞きたくない」

切嗣「なんと」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/22(日) 18:51:35.58 ID:jMiyrDzBo
そういやケイネスは次代を残すことは考えてなかったのか?
あの年で子供の一人も居ないとか由緒ある家としてだめすぎんだろ。
とっきーは余ったってのに
280 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 19:43:14.79 ID:Y595Jb3po
ジャンヌ「お待たせしました。これが現在の陣営別の収支表です……ってランサー陣営のマスターさんもいらしてたんですか」

ケイネス「あぁ、お邪魔させて貰っている。私も収支表が見たかったものでね」

ジャンヌ「それではセイバー陣営のマスターさんとご一緒にご覧ください。それでは確認が終わりましたらまたお呼びください。私は仕事に戻りますので」

切嗣「忙しい中わざわざありがとうね」

ジャンヌ「仕事ですので。それでは」



ケイネス「さて、まぁ私のところは毎晩食事が安っぽいものばかりなのでな。一位ではないにせよ上位にはランクインしているだろう」

切嗣「僕のところは最近ゲーム買っちゃったからなぁ」

ケイネス「マイペースすぎないか」

切嗣「まぁまぁ。それじゃあとりあえず確認しようよ」ペラッ



【全陣営別収支表】

セイバー 陣営 -\53457
ランサー 陣営 -\298829
アーチャー 陣営 +\52881
ライダー 陣営 +\3261
バーサーカー 陣営 +\9284
キャスター 陣営 -\138940
アサシン 陣営 +\1489




ケイネス「」
281 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/22(日) 20:37:47.30 ID:wBxjFtEho
切嗣「…………ぼ、僕のところは大方予想通りかな!うん!」

ケイネス「」

切嗣「あ、…えっと…その……」

ケイネス「何故だ…何故あそこまで生活を切り詰めているのにここまでの支出が……」

切嗣「…………」

ケイネス「何故だ!何故なんだ!」

切嗣「………君には辛い答えかもしれないよ」

ケイネス「貴様は分かったのか……。この不可思議な支出の謎が!」

切嗣「あぁ、分かったさ。いや、君だって気づいてるはずさ。でも信じたくない」

ケイネス「……………」

切嗣「僕のこの答えは間違いかもしれない。でも君には聞く権利がある」

ケイネス「……聞かせてくれ」

切嗣「いいのかい」

ケイネス「……例え…それがあまりに悲惨な答えだとしても…。私は魔術師だ。……そこに答えがあるのならば見ずには…聞かずにはいられない」

切嗣「…………」

ケイネス「……………」

切嗣「………分かった。それじゃあ驚異の部屋(ヴァンダー・カンマー)を案内しよう」

ケイネス「……………」






切嗣「君の奥さんがランサーの気を惹こうとお金を使いまくってるんだよ」

ケイネス「ランサァァァァァァァァァ!!」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/04/22(日) 22:06:15.35 ID:bGt4Bnv/o
>>279
ケイネスは20代前半(22〜25歳くらい)で、トッキーは30歳前後だから
婚約者と結婚してすぐに子どもを作ればトッキーの年齢になる頃には
凛と同じくらいの年齢に成長してるはず
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/22(日) 23:12:37.60 ID:GeS3ebk3o
ケイネス先生ってそんな若いのか
切嗣さんよりもかなり上だと思ってた
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/22(日) 23:56:49.10 ID:jMiyrDzBo
そうだったか!
若はげここに極まりすぎだろ。

ケイネス毛ぇ無ぇっすってことか
285 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/23(月) 00:53:10.48 ID:bbL46G98o
切嗣「」

ケイネス「」

ジャンヌ「ん?まだ居たんですか。用件が済んだのなら私の方もそろそろ晩御飯の準備をしなければならないのですが」

切嗣「だれがおっさんじゃぁぁぁぁ!」

ケイネス「だれが若ハゲかぁぁぁぁ!!」

ジャンヌ「いや、言ってません」

切嗣「くそっ!男は30からがダンディになって一層格好良くなるんだろうが!」

ジャンヌ「あなたまだ29ですよね?」

ケイネス「これは若ハゲでなく…そう、ファッションなのだ!」

ジャンヌ「言い訳にもならないほどにきついですよそれは」

切嗣「そんなことよりも問題はあの30のおっさんの遠坂さん家の時臣さんだ!10万円差はめんどくさいぞ!」

ジャンヌ「それはあなたの買いすぎが原因でしょうが」

ケイネス「ランサーめ……こうなれば原作同様自害させるしか……」

ジャンヌ「頭も禿げれば脳までつるつるになりましたか」

切嗣「ダンディキャラは二人もいらない!今こそ遠坂家を滅ぼす時!!」

ケイネス「配下が私に下剋上をしようなど十億万年早いわ!」

ジャンヌ「あの……本当そろそろ邪魔なんで帰っていただけ」

切嗣「うぉぉぉぉぉぉ!やっちゃるぞぉぉぉ!」

ケイネス「ははははははは!今に見ていろランサー!!」

ジャンヌ「」
286 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/23(月) 01:45:08.70 ID:grLuxSFoo
切嗣「と言うわけで時臣破滅作戦を決行する」

アイリ「いや、話は分かったけどそれは……」

切嗣「大丈夫だ!僕はあんなおっさんなんかには負けない!」

セイバー「さきほど30からいい男になると言っていたのは誰ですか」

アイリ「そう言えばその話の後でケイネスはどうしたの?」

切嗣「ランサーを殺りに行った」

セイバー「oh……」

切嗣「そんなことは今はどうでもいい!身内争いなんかに嬉々として参加してる暇はないんだ!」

アイリ「暇があったら嬉々として参加してるのね」

セイバー「と言ってもどうやってあのアーチャー陣営からお金を巻き上げるのですか?」

切嗣「それは……」

アイリ「それは……?」
セイバー「それは……?」


切嗣「安価に任せよう!」


アイリ「それはない」

セイバー「ないですね」

切嗣「1000に行く気配がない!聖杯戦争の新しいシステムが思い付いた!すぐに実行したい!うずうずしてる!さぁ、こんなときどうする?安価しかないだろう!」

アイリ「最低ね……」

セイバー「レスが少ないSSの>>1が行う卑劣な作戦と酷似しています」

切嗣「ええいうるさいうるさい!とにかく安価するの!安価でとっとと時臣から金を巻き上げてうはうはするんだ!」

アイリ「一応聞くけど切嗣はなにか作戦を考えているの?」

切嗣「んー。一応考えてはいるけど……あんまり期待できないんだよね」

セイバー「ならばまずそれを実行しましょう。安価ならばそれからでも遅くないはずです」

切嗣「んー、でも一回失敗しちゃったら次が難しくなるし」

アイリ「大丈夫よ!」
セイバー「大丈夫です!」

切嗣「お、おぉ……なんの根拠があってそこまで断言するのかはしらないけど……うん、じゃあまぁ一応頑張ってくるよ」

アイリ「よし!」グッ

切嗣「なんだそのガッツポーズは」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/23(月) 01:55:51.73 ID:O0uacsKSo
セイバー「この前行った遊園地に、アーチャー、いやギルガメッシュ貴方と二人きりで行きたい。

とは言えいつ行っても人気の遊園地、貸し切りでもしない限り無理か。ははっ、変なことを言ってしまったな」

AUOなら遊園地ごと買ってくれる
288 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/23(月) 01:58:27.84 ID:RIhfDjoio
【202号室】


時臣「ふむ。今日はこのワインにするか…」

アーチャー「おい時臣」

時臣「はい、どうしましたか英雄王よ」

アーチャー「我は少し出掛けてくるぞ。番は任せた」

時臣「お任せください」


ガチャ バタン


時臣「やれやれ…めんどくさいのは原作だけにして貰いたいものだ」


<ピンポーン


時臣「ん?こんな時間に誰だ?」


<ピンポーン


時臣「はいはい。今出ますよ」


ガチャ


スタイリッシュでイケてるおじさん「宝石いかがですかー」

時臣「名前長くないですか」

スタイリッシュでイケてるダンディなおじさん「宝石いかがですかー」

時臣「いや、話してる内容より名前がでかいのは少々見辛いので止めていただければ…」

スタイリッシュでイケてるダンディな格好良いおじさん「チッ……」

時臣「」

おじさん「それで宝石いかがですか」

時臣「それより先に何か言うことがあるでしょう」

おじさん「はて……言うことですか…」

時臣「はいそうです」

おじさん「……………」

時臣「……………」

おじさん「…………………」

時臣「……………………」

おじさん「まぁそんな事より宝石いかがですか?」

時臣「………」イラッ
289 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/23(月) 02:02:20.87 ID:RIhfDjoio
おじさん「宝石いかがっすかー」

時臣「無駄遣いするわけにはいかない。帰っていただこう」

おじさん「宝石いかがっすかー」

時臣「…………」ギィ…


ガッ


おじさん「宝石いかがっすかー」

時臣「………足をどけていただきましょうか」

おじさん「宝石いかがっすかー!」

時臣「……………」

おじさん「宝石いかがっすかー!!」

時臣「…分かった。分かった商品だけ見せて貰おう」

おじさん「ありゃりゃごじゃーやーっす!」

時臣「………」イラッ
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/23(月) 02:05:31.18 ID:O0uacsKSo
売る気/Zero
291 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/23(月) 07:47:17.32 ID:QioIe/Ilo
時臣「ふむ……とりあえず一つ一つ見させていただきましょうか」

おじさん「えー、こちらの商品が魔力の吸収効率を普通の物の30%も上昇しており、初心者の方に大変人気の一品となっております」

時臣「………あなたの目には私が初級者に見えると」

おじさん「とぉんでもございませぇん。あなたほどドゥワンディな方ならお子さまもいらっしゃるかと思いましてね。えぇ、はい」

時臣「……ふむ。値段は」

おじさん「1000000000万円となっております」

時臣「阿呆か」

おじさん「ダンディジョークですよ☆」

時臣「………」イラッ

おじさん「現在なんと特価価格で10000円となっております!わぁ!安いわ!」

時臣「ふむ……しかし私の娘は何分優秀なものでね。こういった初級者向けの宝石は必要としてないんですよ。すみませんね失礼します」ガチャ


ガッ


おじさん「待てやこんちくしょう」ガッガッ

時臣「足を離してください」ギリギリ

おじさん「こうなったら売り付ける作戦は失敗のようだな……」

時臣「なっ…貴様一体……!」

おじさん「タァァァァァァイムうんたらかんたらぁぁぁ!!」




ガチャン


時臣「はっ。一体何が……」

時臣「……………」キョロキョロ

時臣「ま、まさか…!」タッタッタッ


ガサガサガサ ガチャン ガシャン


時臣「………何て事だ……」





時臣「つ、通帳が…ない……だと…」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/23(月) 08:44:55.87 ID:rGQyx2YHo
残高/Zero
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/23(月) 19:39:33.76 ID:U6cMiPFBo
切t・・・とてもダンディなおじさん、ただの泥棒です
294 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/24(火) 16:29:19.43 ID:i1sTa1tFo
切嗣「作戦は成功……この勝負…我々の勝利だ!」

アイリ「やったことは盛大なこそ泥だけどね……」

セイバー「しかしその通帳と言うのはパスワードがいるのではないのですか?」

切嗣「ハハッ。解読済みさ」

アイリ「我が夫ながらドン引きね」

セイバー「」

切嗣「そして引き落としてきた」

アイリ「なんと」

セイバー「仕事が早いですね」

切嗣「聖杯戦争専用口座だから十万ちょっとしかなかったけどね。でもこれで彼らの収支表は0さ!はっはっはっ!」


<ピンポーン


アイリ「あらお客さん?」

切嗣「もう気づいたのかな?予想以上と言うよりまだ彼には銀行に行ってこの通帳を止めないといけないはずなのに」

セイバー「いつものうっかりスキルでも発動したんでしょうか?」

切嗣「まぁ魔術使ったわけだし逆探知してきたのかもね。腐っても魔術師だし」


<ピンポーン


アイリ「はいはい。ちょっと待ってくださいね」

切嗣「僕が出よう」

アイリ「あら珍しい」

切嗣「彼の悔しがってる顔を早く見たいからね」フフフ


<ピンポーン


切嗣「はいはい。今開けますよっと」ガチャリンコ


警察「どうも。衛宮切嗣さんですね?」


切嗣「」


警察「あなたに住居不法侵入や強奪等の疑いがあります。ご同行…願えますね?」



切嗣「」ガチャ

警察「」ガッ

切嗣「」

警察「ご同行願えますね?」

切嗣「」
295 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/24(火) 17:07:00.94 ID:w6CQQsh8o
切嗣「どうしてこうなった……」

監守「ほら、飯の時間だぞ」

切嗣「あ、ども……ってなんだいこれは」

監守「飯」

切嗣「めざしにたくあん、玄米が少し……」

監守「貧しい食事っ……!!」

切嗣「うっせ」モグモグ

監守「まぁそう怒んなさんなって」モグモグ

切嗣「………なんだいそれは」

監守「ん?カレー」

切嗣「寄越せ」

監守「やだね」モグモグ

切嗣「くっ……!」

監守「まぁ罪を償ってさっさと出ていくことだな」

切嗣「そう言えば判決は」

監守「有罪。懲役10年だっけかな」

切嗣「oh……」

監守「まぁこれから10年間よろしくな!」ニコッ

切嗣「ヘルプ!ヘルプミー!!」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/04/24(火) 17:27:24.86 ID:fnbHuDZ20
カレー「カレーと聞いて飛んできました」
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/24(火) 23:46:54.58 ID:OImKwc5D0
ゲーム破綻してないか?
298 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 00:06:59.32 ID:p/FMEg5Vo
切嗣「もう…さ」

監守「ん?」モグモグ

切嗣「このまま……このまま…このスレを終わらせて…いいんじゃないかな……」

監守「もっと頑張れって。まだゲームオーバーじゃないだろ?」モグモグ

切嗣「懲役5年ってほとんど詰んでるよこれ」

監守「ノーコメントで」

切嗣「もう…ゴールして……いいよね?」

監守「あかん!まだ駄目や!」

切嗣「僕……頑張ったよね…?」

監守「駄目や言うてるやろ!」

切嗣「くっ……!」ヨタヨタ

監守「囚人番号1039!!」

切嗣「ゴ…ゴール……」


あのBGM<チャーラチャー



今までご愛読ありがとうございました
衛宮切嗣先生の次回作にご期待ください!
by編集部一同
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/25(水) 00:07:59.49 ID:W/0QPCvoo

html化依頼出してきますね
300 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 00:10:05.24 ID:XQq5BVPuo
監守「おい、釈放だぞ」

切嗣「え。ちょ…今から僕ゲームするところなんだけど」

監守「いや、このままじゃ話進まないし」

切嗣「ちょ…なんで捕まえたんだよ」

監守「お前が人の金盗ったからだろ」

切嗣「それでも僕はやってない」

監守「ここにきてその発言は無意味すぎる」

切嗣「えー、ちょっと…えー……僕ロボティクスノーツ発売前にもう一度カオスヘッド、シュタインズゲートとプレイしていくつもりなんだけど」

監守「更新が遅れてた理由はそれか」

切嗣「しまった」

監守「とりあえず釈放だ。ほら出てけ出てけ」

切嗣「理不尽すぎる」
301 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 00:13:30.13 ID:XQq5BVPuo
切嗣「久々のシャバの空気だ!テンションが上がるね!」

切嗣「今ならなんでも出来そうな気がする!」

切嗣「おっと、そんな発言をした矢先にあんなところにアイリとセイバーが!おーい!」


アイリ「…………」チラッ

セイバー「…………」チラッ

アイリ「…………」テクテク

セイバー「…………」テクテク


切嗣「」

切嗣「前科持ちってだけでこの扱い……父さん…世の中住みにくい時代になりました……」
302 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 00:19:34.30 ID:CUCffCt3o
アイリ「あら龍之介君。お買い物?」

龍之介「あ、白い髪の綺麗なお姉さん」

セイバー「む。キャスターも一緒なのですか」

キャスター「えぇ。龍之介が新しいCOOOOLを製作するための材料集めなのです」

アイリ「ふふ。頑張ってるわね」

切嗣「同じ前科持ちなのにこんなのってないよ!」

アイリ「あら切嗣いたの」

セイバー「牢屋にいたんじゃなかったんですか?」

切嗣「君たち……もう少し労りの言葉とかないのかい…」

アイリ「こそ泥に掛ける情けはないわ」

切嗣「何も言い返せない」

セイバー「ついでに言うとペナルティで運営に二十万円ほど支払いました」

切嗣「」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/25(水) 04:32:02.31 ID:gkQG4M7IO
本当にゴールしていいよ
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/25(水) 06:06:11.25 ID:JPZKwetKo
そろそろアパート耐震補強イベントがあってもいいはず
305 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 07:51:24.41 ID:bUUKf+7do
切嗣「まぁあんまりだらだらしててもアレだしパパっと本編も織り交ぜつつ消化していくよ」

セイバー「と言ってもネタはあるのですか?」

切嗣「この際だ。季節感なんて無視して海に行こう。雪山に行こう。みんなでゲーム大会をしよう!」

アイリ「要するに一気に本編ネタを出し尽くすわけね」

切嗣「本編ネタだけじゃ1000まで行かないと思って雑談をしてたけど、流石にもう一ヶ月経ってるのにこのぐだぐだ感」

セイバー「いつもの事ですよ」

切嗣「とりあえずだ。やりたいネタを出し尽くして収支のアレをアレしてこうして完結させる!」

アイリ「遂にごり押しね」

切嗣「いや、今までがのんびりすぎたんだよ」

アイリ「そもそも勢いとノリだけでスレは立てるものじゃないのよ」

切嗣「何も言い返せない。まさか息抜き程度に立てたらここまで苦難することになろうとは」

セイバー「計画性ゼロですね」

切嗣「計画性/Zero」

アイリ「黙りなさい」

切嗣「」
306 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 22:09:35.07 ID:UpLehCbko
セイバー「子どもの日……ですか?」



【キッズナイトカーニバル】



切嗣「そうだよ」

アイリ「ほらほら、口を動かさないで手を動かして。兜飾っちゃわないと」

切嗣「そう言えば僕たちから見たらセイバーもまだまだ子どもだよね」

セイバー「失礼な」

アイリ「手を動かす!」

切嗣「へーい」

セイバー「………子どもの日……それは一体どういったものなのでしょう」

切嗣「え」

セイバー「?」

切嗣「(し、しまった……。日本の慣習って言うだけで蛇足として行ってきただけで実際僕は子どもの日が何する日かなんて知らないよ……!)」

切嗣「(そもそも『子どもの日』って…表現が曖昧すぎるんだよ。もっと具体的に何をする日なのか言えばいいじゃないか!)」

切嗣「(しかしこの衛宮切嗣…。少女の疑問を無下には出来ない。なんとかして違う流れに……)」

セイバー「切嗣?」

切嗣「…………そう言えばね…セイバー」

セイバー「はい?」

切嗣「子どもの日は……別名端☆○×の節句と言うんだ!」

セイバー「団子!」

切嗣「つまり……そう言うことさ」フッ

セイバー「なるほど!!」

アイリ「(適当に濁したわね……)」
307 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 22:15:50.17 ID:rWrzymHBo
セイバー「ふむ!団子の日というのは何をするのですか!」

切嗣「え」

セイバー「…………」キラキラ


切嗣「(ぼ、墓穴を掘った……)」

切嗣「(知らないよ。僕が知ってるはずないじゃないか。なんだよ団子の節句って!正しくは端午の節句だよ!そもそも端午ってなんだよ!)」

切嗣「(まずい。このままじゃ僕が無知だと思われてしまう。それだけは避けたい!)」


切嗣「あ、あー、ごほん。端☆○×の節句って言うのは…お、大人から色々もらえる日なんだよ!!」

セイバー「つまり団子を貰えるのですか!」キラキラ

切嗣「あ、あー…まぁ……そう言うこともなきにしもあらずといった感じ…かな」

セイバー「なるほど!それじゃあ切嗣!早速お団子をください!」

切嗣「え」

セイバー「え」

切嗣「あ、あぁ…団子ね!団子!あぁ、けど今は安価な聖杯戦争中で無駄にお金は使えないし、他の陣営から貰ってきたらいいんじゃないかな!うん!」

セイバー「そうですか…まぁ仕方ありませんね。ちょっと行ってきます!」


バタンッ


切嗣「……………」

アイリ「……どうするのよ」

切嗣「僕にはあの純粋な瞳が眩しすぎたよ…」

アイリ「…………」
308 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/25(水) 23:29:52.58 ID:rmcuA4vjo
雁夜「おいバーサーカー。そろそろ俺たちも何か行動を起こした方がいいんじゃないか?」

バーサーカー「まだ300ちょいしか進んでないのに事を起こしてどうする」スパー

雁夜「いやまぁそうなんだけどさ」

バーサーカー「他になにか?」

雁夜「俺たち存在感薄くなってきてないか…?」

バーサーカー「……………」スパー

雁夜「………………」

バーサーカー「……人数…多いからな」

雁夜「本当にそれだけかな…」

バーサーカー「お前…そりゃあの言峰だって空気だろあれ」

雁夜「あいつはホモ属性があるから出しにくいだろ云々」

バーサーカー「そう言えばアサシンも意外と人気がある云々」


<ピンポーン


雁夜「ん?誰だこんな時に」

バーサーカー「■■■■■---」

雁夜「キャラ作りはえぇよ」


<ピンポーン


バーサーカー「とりあえず出たらどうだ?」

雁夜「……嫌な予感がする」

バーサーカー「間桐だけに蟲の報せってか?」

雁夜「見張り用の蟲からの情報によると玄関前にいるのは衛宮さん家のセイバーさんだ」

バーサーカー「」


<ピンポーン


雁夜「嫌な予感しかしない」

バーサーカー「ま、間桐だけに蟲の」


<ピピピピンポーン


雁夜「嫌なよか」


<ピーン………………ポーン

バーサーカー「間桐だけに」


<ピピピピピピピピピン……………ポーン


雁夜「嫌な」

バーサーカー「永久ループ怖い」
309 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/26(木) 01:32:29.11 ID:hAhs0XYQo
雁夜「こうなったら居留守を決め込もう」ヒソヒソ

バーサーカー「…………」コクコク


<ピンポーン ピンポーン


雁夜「……どんだけしつこいんだよ…」

バーサーカー「アーサーェ……」


<ピンポーン
<……フム…イナイノデショウカ………


雁夜「お、いい感じだ。そのまま帰れ」

バーサーカー「……………」フゥ


<ピピピピピンポーン
<…………………


雁夜「………………」

バーサーカー「…………………」


<………カエリマスカ…


雁夜「!」
バーサーカー「!」

雁夜「こ、この勝負……」

バーサーカー「我々の…勝利だ」


<ア、エミヤサンチのセイバージャナイカ
<ア、カリヤサン
<ウチニナニカヨウカイ?
<ハイ
<ジャアヨッテイキナヨ


雁夜「おいこら」ガチャ

雁屋「あ、居たの?って、その手に持ってるガラス瓶はなにさ!」

バーサーカー「……………」シュッ

雁屋「うぉっ!てめっ…主人に向けて煙草投擲するとは……!」

雁夜「死を以て償え」ヒュッ

雁屋「おまっ!そっちがその気なら俺だってやってやる!」


<アタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ


セイバー「お邪魔します」ガチャリ
310 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/04/27(金) 02:46:45.82 ID:m4bzADGoo
雁夜「だ、団子?」

セイバー「はい。なんでも今日は大人から団子を無償でいただける日だと言うことを切嗣から伺ったのですが」

雁夜「い…いやぁ……それはちょっとおかし」

バーサーカー「……………」キッ

雁夜「………!?」ビクッ

セイバー「お菓子…ですか?まさか団子ではなくお菓子だったとは……」


雁夜「(ちょ…なんで睨むんだ!せっかく間違いを訂正してやろうかと)」ヒソヒソ

バーサーカー「(折角我が主人が来てるんだ!団子くらい出せばいいだろう!)」ヒソヒソ

雁夜「(いや、今は俺が主人だし……ってかお前忠実なふりしてセイバーの嫁寝とった)」ヒソヒソ

バーサーカー「(今はそんなこと関係ないだろ)」ヒソヒソ

雁夜「(都合悪くなったら逃げるのか)」ヒソヒソ

バーサーカー「(ロリコンに寝とり云々言われたくねぇよ)」チッ

雁夜「(お、やんのか?)」レイジュ チラッチラッ

バーサーカー「(この距離なら……!)」ゴゴゴゴゴゴゴ

雁夜「(ポテトチップスを宝具化だと!?)」

バーサーカー「(さぁ、このカルビーポテトチップスがお前の身体を切り裂くのが先か、それともお前の令呪使用が先か……謝るならいあmの内だぞ?)」シュッシュッ

雁夜「(こちとらロリコンじゃなくてフェミニストなんだよ。葵さんみたいな人妻だって全然いけちゃうんだよ)」シュッシュッ

バーサーカー「(寝とり願望あるのかお前……)」

雁夜「(ねぇよ!!)」


セイバー「ここの家は賑やかですね」

雁屋「いっつもこんな感じさ。あ、その茶菓子つまらないものだけど適当に貰って行っていいよ」

セイバー「本当ですか!それではありがたくいただきます!」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/27(金) 03:55:37.62 ID:Au+xRgZRo
宝具ポテチwwwwww無限の芋製wwww
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/27(金) 20:40:45.68 ID:XMyda0rbo
体はデンプンでできている
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 19:42:05.25 ID:K2Hw6m9po
セイバー「…………」モグモグ


<ギャーギャー


雁屋「………………」

セイバー「………おっと」シュッ

ポテチ「あふんっ!」

雁屋「……よく飽きないよね」

セイバー「……ですね」


<ギャーギャー


セイバー「……む」

雁屋「ん?どうしたの?」

セイバー「あぁ、いえ。切嗣から念みたいなものが」

雁屋「へぇ…なんて?」

セイバー「『みんな季節の変わり目の風邪には気を付けて』……だそうです」

雁屋「………体弱いな」

セイバー「意外とモヤシなんですよ」

雁屋「へぇ…」

セイバー「おっと」シュッ

ポテチ「いやんっ!」
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 22:21:17.77 ID:h3jYOmR4o
セイバー「さて、それじゃあそろそろお暇させて貰います」

雁屋「そうか。それじゃ俺はあいつらの喧嘩でも止めるかなっと」

セイバー「……いい加減床に散らばるポテチの破片が鬱陶しいですしね」

雁屋「……食べ物を無駄にしちゃって…」

セイバー「それでは、失礼します」

雁屋「あぁ、ちょっと待ってくれ」

セイバー「ん?なんでしょうか」

雁屋「えぇーっと…あったあった。ほら」ヒュッ

セイバー「おっと。む、これは」パシッ

雁屋「お土産だ。持って帰るといいよ」

セイバー「いいんですか?」

雁屋「子どもの日だと思えばいいさ。子どもが大人に甘えるのは特権だよ」

セイバー「私は子どもじゃありません」ブスッ

雁屋「そうなの?それじゃ返してもら」

セイバー「しかし他人の厚意はしっかりと受け止めるべきだと言う事は子どもの頃から学んだことですので、私が子どもであろうとなかろうとそう言った相手からの厚意はしっかりと貰い受けるべきであって………つまりこれは私のです!」ドーン

雁屋「なるほど…食いしん王か」

セイバー「食いしん坊と王を足すのは止めください」

雁屋「その食欲が減らない限り無理な相談だと思うよ?」

セイバー「むぅ…もう帰ります」

雁屋「ん。また来た時はあの二人が静かな状況で歓迎するよ」

セイバー「はい。それではまた」

雁屋「また」
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 22:42:24.50 ID:zlwO6Zw7o
セイバー「ただいまです」

アイリ「あら、セイバーお帰りなさい」バタバタ

セイバー「どうしたんですか?」

アイリ「切嗣が風邪ひいたのよ」

切嗣「ごっほごっほ!げっふん!」

セイバー「………病弱属性でもつけるつもりですか?」

切嗣「違うわ!げっほごっほ!」

アイリ「病人は大人しく寝てなさい」ビシッ

切嗣「病人には優しげえっほっ!」

アイリ「そう言えばセイバー。全員の所回ってきたの?意外と早かったわね」

セイバー「あぁ、いえ。バーサーカーの所以外は留守でしたので、一旦手荷物を置きに来たんです」

アイリ「あぁ、そうだったの。それじゃあまた外に?」

セイバー「えぇ、適当にぶらついて団子を手に入れてきます」キリッ

アイリ「そう!それならついでに切嗣の風邪薬を買ってきて欲しいんだけど頼まれてくれるかしら?」

セイバー「お安いご用です」

アイリ「それじゃあこれが風邪薬のお金ね」

セイバー「はい、確かに。それでは行ってきます」
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 22:51:59.33 ID:bpCsWe+bo
【商店街】


セイバー「さて、とりあえず風邪薬とやらを買いに行きますか」

「いらっしゃいませー」

セイバー「む。この声は」

ランサー「いらっしゃいませー」

セイバー「おぉ、ランサーじゃないですか」

ランサー「む。その声はセイバー」

セイバー「バイトですか?」

ランサー「あぁ、なぜか我らがチームは出費が激しい状況にあってな。我が主からバイト令が出されたのだ」

セイバー「ほほぅ。呼び込みのバイトというのは儲かるものなのでしょうか」

ランサー「ふむ。時給は《このレスの下二桁×10》だったはずだ」

セイバー「ここぞとばかりにコンマ判定を入れてきましたね」

ランサー「貴様の所マスターが一回やって以来御無沙汰だったと思ってな」

セイバー「冒険心がありますね」

ランサー「ふっ。騎士たるものこのような苦境乗り越えられなくてはな」

セイバー「(自分で勝手に苦境に立つとは……実はドMなのでしょうか……)」ヒキッ
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/04/28(土) 22:52:40.98 ID:ydS4lV+eo
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/04/28(土) 22:53:18.99 ID:ydS4lV+eo
9800円?!
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 23:05:26.93 ID:iCSBXH3mo
ランサー「時給330円だ」

セイバー「」

ランサー「労働法に違反していると思う」

セイバー「」

ランサー「市の条例だって最低賃金は時給700円だった」

セイバー「」

ランサー「正直辞めたい」

セイバー「………コーヒーでも奢ります」

ランサー「…騎士に……情けは不要だ……」

セイバー「……………」

ランサー「ふっ。それではな、セイバーよ。俺にはまだバイトが残っている」

セイバー「………」

セイバー「………」

セイバー「……薬を…買いに行きますか……」
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 23:25:17.76 ID:c7BOgNUXo
セイバー「さて、ランサーがあの後何時間働くのかは分かりませんが私には私でやることがあります。早く薬屋を見つけなくては---」

「む。そこにいるのはセイバーではないか」

セイバー「ん?」

ライダー「はっはっはっ!何をやっておるのだこんなところで!」

セイバー「アイリスフィールに買い物を頼まれたのです。あなたもなぜここに?」

ライダー「うむ。今日はcivを買いに来たのだ」

セイバー「civ…ですか?」

ライダー「うむ。かねてより目をつけておったのだが。ようやっと金が貯まったわい」

セイバー「あなたみたいな人でも働くのですね」

ライダー「ん?んん?それは違うぞセイバーよ」

セイバー「は?」

ライダー「余が働いたのではない。働いたのは坊主の方だ」

セイバー「」

ライダー「かねてより坊主が引き出しの裏に金を隠しているのは分かっていたからの。それがようやく」

セイバー「それが王のすることか!」ドーン

ライダー「余は征服王!」ドーン

セイバー「やはり…あなたとは相容れぬようですね」

ライダー「ほほぅ……ならばどうする?」

セイバー「安価で決めます!」

ライダー「………おい」

セイバー「なんですか」

ライダー「おいおいおい。待て。待てよ小娘よ」

セイバー「だからなんですか」

ライダー「なぜそうなる。ここは剣を抜き合い互いに打ち合う所であろう」

セイバー「気まぐれです」

ライダー「」

セイバー「あと切嗣が風邪でネタが考えられないから適当に安価にでも逃げればいいんじゃないかなって」

ライダー「えー……」

セイバー「もちろんエロいのはなしです!」

ライダー「誰も貴様の貧相な体を征服したいとか同人的な思考は持ち合わせておらんわ」

セイバー「あなたも中々この国に染まってきたようですね……」

ライダー「やかましいわ」

セイバー「それでは下1で戦いを決めようかと思いますがよろしいですか」

ライダー「構わん」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/28(土) 23:31:37.43 ID:FMax8+Z7o
早食い競争
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 23:43:29.07 ID:KhhpXru2o
セイバー「それは早食い対決です!」

ライダー「なんだ早食いか。そうと決まれば舞台はどうする」

セイバー「そうですね……。この近くにチャレンジジャンボメニューというものがあります。それを先に平らげた者の勝利ということでどうでしょうか」

ライダー「よし、それならば早急にその店へと向かおう」

セイバー「やけにノリ気ですね」

ライダー「余は早く小娘を叩き潰して我が家でcivをやりたいのだ」

セイバー「」イラッ

ライダー「そもそもそんな華奢な体で早食いなど…ハンデでもやりたいとこだが……。それをやると貴様の騎士道が許さんだろうしの」

セイバー「」ピキピキッ

ライダー「そもそもの話が周りから大食い王などと言われ自身がFate世界で一番食べるキャラだと勘違いしておるなどとは……。痛ましくて見ておれんわい」

セイバー「」プッツーン

セイバー「……いいでしょう。貴方は私を本気で怒らせた……」

ライダー「お?」

セイバー「それが…貴様にとっての最大の敗因になるぞ!!」





323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/28(土) 23:50:04.66 ID:qNdkneByo
切嗣「はっ。」ピキーン

アイリ「ん?どうしたの切嗣」

切嗣「い、いや……なにか嫌な予感が…」

アイリ「………セイバーのこと?」

切嗣「いや、違う」

アイリ「え?違うの?」

切嗣「うん」

アイリ「じゃあなんなのよ」

切嗣「……………発売一ヶ月前になってからロボティクス・ノーツが発売延期になっちゃうような…そんな気がするんだ……」

アイリ「今の話の流れに必要だったかしらそれ」

切嗣「……まったく」

アイリ「……そう」

切嗣「…………」

アイリ「……………」

切嗣「………げほげほっ」

アイリ「病人は寝てなさい」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/29(日) 01:34:20.44 ID:EiM+fGuWo
廃人から病人へクラスチェンジしたのか。
発言の内容的に暮らしチェンジはできていないようだが(キリッツグ
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/29(日) 15:20:04.81 ID:5NZHfah4o
セイバー「なにか寒気が……」

ライダー「なんだ負けたときの言い訳か?」

セイバー「ふん。そんなもの私には必要ありません。貴方こそ今の内に負けたときの言い訳でも考えておいたらどうですか」

ライダー「はっはっはっ!負けたときは負けたとき!その時は素直に認めるワイ!まぁ、余が負けるなど万が一にもありえんがなぁ」

セイバー「ふん!精々今の内に吠えてればいいですよ。店主!ジャンボメニューを二人前お願いします!」


<ハイヨー


ライダー「ふむ。してセイバーよ。余は今から食べる料理の名をまだ聞いておらんのだが、それくらいは教えてくれるだろう?」

セイバー「ふむ。そういえばまだ教えていませんでしたね。今から食べる料理はこの国で言うところの“スシ”と言うものらしいです」

ライダー「スシ…とな」

セイバー「アイリスフィールがこの前食べに行ったらしいのですが、なんでも魚や卵などがご飯の上に乗っかってる外見だとか」

ライダー「ほほぅ。それは今から食べるのが楽しみだ」



326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/30(月) 23:01:13.64 ID:1wr5bEcwo
店主「へいお待ち!」

ライダー「ほほぅ…これはまた……。ジャンボと名乗るだけはある」

セイバー「ふふん!怖じ気付きましたか」

ライダー「ふん。逆に燃えてくるわい」

セイバー「そうそう、このジャンボお寿司は一つ8900円するんですよ」

ライダー「ふむ…スシ単体の相場は知らんがそれは高いのか?」

セイバー「通常のサイズで大体800円ほどです」

ライダー「ほぅ…」

セイバー「そこで提案なのですが、このジャンボ寿司の会計を負けた方が支払うと言うのはどうですか?」

ライダー「ふむ、貴様の財布がすっからかんになるな」

セイバー「安心してください。元より一円も入っていません」

ライダー「あぁ、それならだいじょ……ん?」

セイバー「さぁ、開始の合図が鳴りますよ!」

ライダー「おいちょっと待てセイバーよ!最終的にこれは余が支払う事に」

店主「はーい。それじゃあ開始だよー」

セイバー「うぉぉぉぉぉ!!」ガツガツガツ

ライダー「汚い!喰い方も汚ければ絵面も汚い!」

セイバー「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」シュゴォォォォォォ

ライダー「くっ!つっこんでいる場合ではなかった!これは余も少々本気を出さなくてはな!」ガツガツガツガツ




店員「ししょー。あのお客喰い方汚いッス」

店主「あぁ、いいんだいいんだ。しっかりと握れてない寿司に9000円近く落としていってくれるんだから大事なお客様だよ」

店員「なるほど!流石ッス!」

店主「はっはっはっ。臨時収入もあったし今日は一緒に飲みに行くか!」

店員「セクハラっス」

店主「シビアすぎる」
327 : ◆hLjOuel3KI [sage]:2012/04/30(月) 23:16:16.11 ID:/rh6v1YBo
セイバー「(一瞬酉が飛んで行っちゃった気がしたけどそんなこともなかった)」

セイバー「(さて、そんなことよりも試合だ。ライダーの食べるスピードは上級レベル……これならば我が食の秘奥義48式を使うまでもない……!)」

セイバー「(このまま寿司を食い続けたとしても奴は私には追い付けない……!)」

ライダー「……………ふっ」

セイバー「! (笑った…?この状況で…笑うだと…?)」

セイバー「(何か隠し持っている……ここは油断せずに一気に決めるしかない!)」


セイバー「秘技!吸飲風塵(サイクロンエアー)!!」シュギュゥゥゥゥ


セイバー「(ふっ。食物を口の中に吸飲・分解することにより胃の中での消化効率を格段に上昇させ、尚且つ喉の通りを良くする奥義!)」

セイバー「(さぁ…このまま粒一つ残さずフィニッシュ… !?)」ゾクゾク

セイバー「(な、なんだこの寒気は…これは奴の方から……)」


ライダー「秘技!暴食振動(バイブイーター)!!」


セイバー「(な!あれは自身の身体そのものを超振動させる事により常に運動状態と同じ消化効率を得られる奥義…!)」

セイバー「(一見してみれば私の吸飲風塵の方が有利に見える…だが違う。あの技には私の吸飲風塵では得られない効果……運動をしているが為に得られるものがある……!)」

ライダー「(そう…余の使うこの暴食振動……その超振動による効果……!)」


セイバー「(運動時の疲れからご飯が美味しく食べられる……!)」

ライダー「(そしてカロリーに気にせずご飯を楽しめるのだ……!)」




店員「ししょー。あの方達は何をしているのでしょうか」

店主「………熱い」ボソリ

店員「ししょー……?」

店主「こんな熱い戦い……久しぶりに見るぜ」ゴクリッ

店員「ししょー!?ちょ…そっちの世界に行かないでください!」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/30(月) 23:18:56.46 ID:4Bdf5thBo
キリツグ「アーサー王だと思ったらサイクロン掃除機だった」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/01(火) 00:00:10.78 ID:VAjU79oGo
運動中は血液が筋肉にいってあまり内臓にいかなくなるから消化機能は逆に落ちる
食べてすぐ運動すると横腹が痛くなるのもこのせいだたぶん
330 : ◆hLjOuel3KI [sage]:2012/05/01(火) 00:02:54.61 ID:CmFtwgJNo
セイバー「(ふっ…おもしろい…貴方がそこまでの技を使うなら私も本気でいかせてもらいます……!!)」ゴォォォォォォ


セイバー「秘奥義!破滅と堕落の四重奏(アウトエデンカルテット)!!!」


ライダー「!?」

ライダー「(セイバーを中心にして食べ物がステップを刻んでいるだと!なんか昔そんな奥義があった気がするけど名前が変わっている!)」

ライダー「(そしてステップを刻んだ食物が自分の意思でセイバーの口の中へと吸い込まれていく……!吸飲風塵の相まって……くっ!この風力…!今にも吹き飛ばされそうだ!)」

ライダー「(だが!余も戦いと名の付くもので負けるわけにはいかんのだ!!)」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ライダー「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)!!!」


セイバー「!?」

セイバー「(何千人もの軍勢で一つの寿司を喰らうだと…!?)」

セイバー「(それが…その軍勢こそが貴方の力だというのか……!!)」

セイバー「(それでも…それでも私は一人でも…!!)」クッ

ライダー「諦めろセイバー」

セイバー「!」

ライダー「貴様一人がこの寿司を食いきる前に我が軍勢が蹂躙する」

セイバー「私は一人でも---」

ライダー「まだ夢を見るのか…その夢の先に何がある。貴様の…貴様のその神々しい程の食欲が……ブリテンを滅ぼしたのであろう」

セイバー「…………」

ライダー「その食欲の先に何があった…何を見つけた……。一人の少女としてのささやかな願いも持てず、ただ皆の見本となるように日々を過ごし……その苦しさ故に食事に走った……違うか?」

セイバー「違う!私は…私は自分の意思…自身の食欲に従って……」

ライダー「その食欲こそが……貴様のストレス故に発生したものだと…なぜ分からぬ」

セイバー「……………」

ライダー「正直…今の貴様は痛々しくて見ておれんわ…」

セイバー「くっ……!」ガツガツガツガツ

ライダー「………もうよい。終いにしよう」ザッ

ライダー「王とはッ??誰よりも鮮烈に食べ、諸人を魅せる姿を指す言葉!」

<<<然り!然り!

ライダー「すべての食人の羨望を束ね、その道標として立つ者こそが、王。故に??!」

<<<然り!!然り!!

ライダー「王は空腹にあらず。その胃袋は、すべての臣民の志の総算たるが故に!」

<<<然り!!然り!!

セイバー「………………」

ライダー「蹂躙せよッ!!」

<ウォォォォォォォォォォォォォォ


???「アーサー王よ。貴女はそれでいいのか」

セイバー「!」

ライダー「貴様は……」

セイバー「バーサーカー……」

バーサーカー「湖のランスロット……生前の主の危機に見参つかまつった」
331 : ◆hLjOuel3KI [sage]:2012/05/01(火) 00:18:29.25 ID:ge4wR+Qao
セイバー「バーサーカー!なぜここに!」

バーサーカー「たまたま商店街に買い出しに来ていたらこの店から暴風が吹き荒れていましたので確認に来た次第です」

ライダー「……貴様無口キャラはどうしたのだ」

バーサーカー「■■■■■---!!」

セイバー「とっさの事だったのでついつい素が出てしまったと言ってます」

ライダー「なんと面倒な奴だ……」

セイバー「しかしバーサーカー…助けは要りません。私は私自身の力で奴を」

バーサーカー「■■■---」

セイバー「しかし…!」

バーサーカー「■■■---!」

セイバー「私はそれでブリテンを滅ぼしてしまった……!そんな私が」

バーサーカー「■■■……」

セイバー「…………」

バーサーカー「■■■■……!」

セイバー「違います!そんなはずがないでしょう!」

セイバー「でも、自信が持てないのです…。果たして…本当に私は貴女の言う通りであるのか……」

バーサーカー「………■■■…■■■……」

セイバー「……ふふっ…そんなことも…ありましたね」

バーサーカー「■■■■■■■」

セイバー「その後にみんなで掃除もしましたね…懐かしいです……」

バーサーカー「■■■■…■■■……」

セイバー「………………」

バーサーカー「■■■■---!!」

セイバー「……そうですね…そうです。私は楽しんでいる…しっかりと……」

バーサーカー「■…■■■■■■……」///

セイバー「ふふっ。えぇ、分かっています」

バーサーカー「■■■--」

セイバー「いいえ。奴は…ライダーは…私一人が倒します」

バーサーカー「■■■■---!!」

セイバー「元よりこれは私と奴の戦い…貴方の力を借りるわけにはいきません」

バーサーカー「■■■■■---!!」

セイバー「奴のあれは自身の力です」

バーサーカー「……………」

セイバー「そう心配しないでください。私を誰だと思っているんですか」

バーサーカー「……………」

セイバー「貴方の上司でありブリテンを治めた王ですよ。軍勢の一つや二つ捻り潰してきますよ」

バーサーカー「………………」コクリ

セイバー「宜しい。……さて、お待たせしました。再開早々に悪いですが…そろそろこの戦いの終止符をつけさせていただきます」キリッ

ライダー「いや、まったく話の流れが分からんのだが」
332 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 01:51:14.41 ID:GUg+QeCro
セイバー「私は今……食を楽しむと言う心を思い出しました」

セイバー「大食いも…早食いも…それら全てを含めて……食を楽しんで見せます!!」シュゴゴゴゴゴゴゴゴ

ライダー「…光が……この店の食物全てから出ているだと……」

セイバー「今こそ!我が魂に勝利を誓う!!」

ライダー「!! 皆の衆!平らげるぞ!」

セイバー「エクス………」


セイバー「カリバァァァァァァァァァ!!!!」



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--
333 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 01:51:47.39 ID:GUg+QeCro
暗い……視界が真っ暗だ……
なぜ……いや、その答えは簡単…今彼女は目を閉じているからだ

もう暖かくなってきた春の風を受け、店員は目覚める
辺りを見回すと、そこは廃墟……店員が料理を練習していた厨房はその姿を残しておらず、穴の空いた天井から紅く輝く夕焼けの光が射し込んでくる


店員「いったい…これは……」

店主「……目覚めたか」


その声に首を向けて見ると、崩れ落ちた瓦礫の一つに腰を降ろした店主の姿があった


店員「……どうなってるんッスか…私たちの店が……」

店主「……いい戦いだったよ。俺の見てきたなかで…記憶に残る一試合だった」

店員「………………」


あまりに清々しいその顔つきに店員はなにも言えなくなる


店主「まさか…あの寿司を一口で飲み尽くすなんてな……」

店員「飲んだ!?あの寿司をですか!」

店主「あぁ、一瞬だったよ…。周りに現れた光が寿司の周りに集まったかと思うと……一瞬にしてあの寿司を凝縮しちまいやがった」

店員「そんな……まさか………」


もし今店主が言っていることが本当なら自分は大変惜しいことをしてしまったのではないか…そう思うと店員は唇を噛み締めずにはいられなかった


店主「ふっ。その心意気…忘れちゃいけねぇぜ」


店主は瓦礫から腰を上げると、店の奥だったらしい辺りに歩みを進め、箒を二つ取り出した
その内の箒を一本店員にへと差し出すと、無精髭の生えたその顔にまったくと言っていいほど似合わない、ニヒルな笑みを浮かべる


店主「あんな戦いをもう一度間近で感じたいなら……もっと修行して俺からこの看板奪って見せな」


紅く輝く夕焼け空のせいか、それとも自分でもそんな台詞は似合わないと思って恥ずかしがっているのかは分からないが、店主の顔は紅く染まっていて---


店員「はいッス!」


だからその時店員も柄になく素直にそう答えてしまったのだと思う

ただ…今この時だけは……身体の内側から来る火照りそうな熱を真っ赤な夕焼けのせいにして---

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切嗣「って感じで次の話を作りたいと思ってるんだけど」

アイリ「ないわね」

セイバー「ないですね」
334 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:01:15.83 ID:iewx2bLUo
アイリ「そもそも夕焼けで頬が紅くなってるのを隠すなんて使い古されたネタよ」

切嗣「あえて王道を進むんだよ!」

セイバー「そもそもここに出てくる私の五月話いらないのでは」

切嗣「ぶっちゃけるといらないね」

セイバー「エクスカリバー」カリバァァァァ

切嗣「タイム云々!」シュゥゥゥン

切嗣「君ね。ツッコミ感覚でエクスカリバー撃ってるけど結構危ないからねそれ」

セイバー「心得ています」

切嗣「なら止めようよ」

アイリ「そんなことよりも切嗣」

切嗣「僕の命に関わる話をそんなにあっさりと」

アイリ「そろそろ夕飯の時間よ」

切嗣「うむ。まずはご飯にしよう」

セイバー「切嗣もなにかと言って食いしん坊なのですね」

切嗣「普通にご飯くらい食べるさ。それと君に食いしん坊認定されると無性にイラッとくるね」

セイバー「あ。アイリスフィール。私もお手伝いします」

切嗣「なに?最近僕の話をスルーしていくのが流行りなの?」
335 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:06:31.58 ID:X90N86pto
切嗣「それでさ。最近のマスター達の収支だけど」

アイリ「今しなくちゃいけない?」

切嗣「いや、別に」

アイリ「ならご飯を食べ終えてからにしましょう」

切嗣「うむ、賛成だ」

アイリ「……………」ズズズ

切嗣「………………」モグモグ

アイリ「ねぇ切嗣」

切嗣「ん?なんだい」

アイリ「どうして切嗣は箸を使わないの?」

切嗣「それはね。必要ないからさ」

アイリ「なら切嗣。切嗣はどうしてコーラーを飲んでいるの?」

切嗣「それはねアイリ。僕が食べているものとお茶が合わないからだよ」

アイリ「……なら切嗣」

切嗣「ん?」

アイリ「どうしてハンバーガーを食べているの?」

切嗣「それはアイリの料理が不味いから……あ、すいません」
336 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:09:53.86 ID:X90N86pto
切嗣「それでアイリ」

アイリ「ん?」

切嗣「さっき言ってた収支表だけどさ」

アイリ「そんな話もあったわね」

切嗣「遠い目はよしておくれ」

アイリ「あら?もうこれ雑談SSじゃないかしら」

切嗣「よしてくれ。只でさえ設定が曖昧に忘れられてるんだから」

アイリ「どうせみんな覚えてないわよ」

切嗣「現実は絶望しかないや」

アイリ「現実と書いて絶望と読むのよ」

切嗣「嫌な事実発覚だよ」

アイリ「切嗣と書いてマイダーリンと読むのよ」

切嗣「アイリ……」///

アイリ「切嗣……」///

セイバー「……………」
337 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:17:13.80 ID:qGwl04tfo
切嗣「さて真面目な話だ」

アイリ「私真面目な話は駄目な体質なの」

切嗣「なんと」

アイリ「だから今日はもう寝ましょう」

切嗣「仕方ないね」

アイリ「仕方ないわ」

切嗣「仕方ない?」

アイリ「いや、仕方なくなんかないわね」

切嗣「その通りだよ。真面目な話だアイリ」

アイリ「よしこい」

切嗣「僕たち最下位っぽい」

アイリ「あらまぁ」

切嗣「やっちゃったねー」

アイリ「なにがあったのよ」

切嗣「正直すまなかったと思ってる」

アイリ「サラリと自分が戦犯って認めたわね」

切嗣「特価だったんだ」

アイリ「特価…?なら安いんじゃ」

切嗣「M16A1がケース・サプレッサー・弾丸600発・予備弾装付きで47万円だったんだ」

アイリ「使いどころは?」

切嗣「正直ないよね」

アイリ「」

切嗣「もう警察の厄介になるのは避けたいよね」

アイリ「」
338 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:19:49.57 ID:GUg+QeCro
切嗣「しかし僕には作がある」

アイリ「当然よ」

切嗣「なんと一瞬でこのマイナスをプラスに出来る秘策!」

アイリ「おぉ」

切嗣「そんなわけで宝くじを30枚購入してきたよ」

アイリ「」

切嗣「一枚200円×30枚=6000円で6億が当たるんだから安いものさ」

アイリ「大丈夫なの?」

切嗣「僕に任せなさい」

アイリ「無駄に自信満々ね」

切嗣「僕の勘を信じるがいいよ」
339 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:24:19.23 ID:iewx2bLUo
切嗣「ゴミが30枚増えたね」

アイリ「あなたの幸運値を忘れてたわ」

切嗣「正直宝くじなんて気休めですよ。偉い人にはそれが分からんのです」

アイリ「言うに事欠いて責任逃れか」

切嗣「だから僕は考えました」

アイリ「嫌な予感がする」

切嗣「馬券を購入してきました」

アイリ「もうやめて!うちの家計は火の車よ!」

切嗣「だが今回は勘なんて言う曖昧なものには頼っていません」

アイリ「……計算でもしたの?」

切嗣「もっと確実さ」

アイリ「?」

切嗣「英雄王と同じ馬券を買ってきた」

アイリ「アーチャーと何気に仲良くなってない?」

切嗣「気のせいだよ」

アイリ「気のせいかしら」

切嗣「そんなこんなでこれで確実に当たるね」

アイリ「まぁ確かに黄金律EXだものね」

切嗣「この戦い…我々の勝利だ」

アイリ「なぜフラグを立てる」
340 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 02:26:24.74 ID:iewx2bLUo
切嗣「ゴミが20枚増えたね」

アイリ「あぁ…黄金律を消し去るほどの運の無さ……」

切嗣「仕方ない。奥の手を使おう」

アイリ「奥の手?」

切嗣「確実にお金が手に入る方法さ」

アイリ「おぉ」

切嗣「あまり人には教えたくなかったんだけどね、この際仕方ない」

アイリ「うんうん」

切嗣「真面目に働こう」

アイリ「初めからやってなさい」
341 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/01(火) 22:55:51.61 ID:vEB1tIhIo
切嗣「さて、どうしようか」

アイリ「そうね」

切嗣「ここいらで敵陣営に勝負を申し込んでお金を巻き上げたいところだね」

アイリ「そうね」

切嗣「でもリアルファイトなんかしちゃったら冬木が壊滅しちゃうからね」

アイリ「そうね」

切嗣「なにか違う案を考えないとね」

アイリ「そうね」

切嗣「………アイリ?」

アイリ「そうね」

切嗣「………あ、カセットテープが」カチッ

アイリ「そう---」

切嗣「アイリ?」

アイリ「」

切嗣「アイリー」

アイリ「」ペラッ

切嗣「ん?紙?」


『セイバーと一緒にショッピングに行ってきます アイリスフィール』


切嗣「」
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/01(火) 23:02:50.25 ID:pa48iIdio
タイムなんちゃらでスリを働くしか・・・!!!
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/01(火) 23:12:48.91 ID:VAjU79oGo
>>342
また逮捕されてマイナス30万だぞ
344 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/02(水) 01:41:36.13 ID:rr6ndJZuo
アイリ「ほら、セイバー。この服なんていいんじゃない?」

セイバー「そ、それは些かふりふりが多すぎると言いますか…」

アイリ「セイバー。あなたは女の子なんだからそれなりの格好をしなくちゃ」

セイバー「い、いえ……あまりふりふりしたのは動きにくいので好きでは」

アイリ「あ。これなんかもいいんじゃないかしら!」キラキラ

セイバー「はぁ……」



???「……………」シュッシュッシュッ

???「……」ササッ

???「アイリとセイバーは二人きりの時にはどんな買い物をしているのか」

???「これは決してストーカー敵なあれではない」

???「もし暴漢に絡まれたりでもしたらっていうSP的なあれだよ」

???「あとお金を使いすぎないかの監視なんだよ」

???「………………」

???「今さらながらに僕は誰にいいわけをしているのか」

???「む。対象が動いた…。これよりスニーキングミッションを開始する」




アイリ「ほらほらセイバー。こんな服もいいんじゃない?」

セイバー「い、いえ……ですからそれは……」

葵「ん?」

アイリ「あら?あなたは遠坂さんの」

葵「そういうあなたはアインツベルンの」

アイリ「いやぁ偶然ね。ちょうど今セイバーと買い物に来てたのよ」

葵「私も娘と一緒に---」

アイリ「そうそうそう言えば---」




???「……君何してるのさ」

???「お、俺は葵さんが暴漢に襲われたら危ないだろうから」

???「君は返り討ちに会うだろうに」

???「葵さんに介抱されるならそれもありだ!」

???「」
345 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/02(水) 01:52:29.50 ID:76udvNOFo
葵「セイバーさんの服ならやっぱりこの服とか」

アイリ「そうそう。私もこの服がいいと思ってたの!」

セイバー「だ、だから私は……」



???「ふむ。意外中がよさそうだね」

???「趣味が合ってるのかもな」

???「へぇ…それはまた意外な……ん?」

???「どうした?」

???「………十時の方向East boy前に障害有」

???「了解。早急に排除しよう」

???「いや、待て……あれは」



アイリ「んー、それじゃあとりあえずこの服はキープしときましょうかね」

葵「置いてたら取られる可能性もあるものね」

セイバー「はぁ……私の意見はことごとく無視ですか」

アイリ「大丈夫よセイバー!絶対に似合うわ!」

セイバー「むぅ……。ん?あそこにいるのはライダーのマスターではないですか?」

アイリ「あら本当ね。何してるのかしら」

セイバー「ジーンズメイトに入っていきましたね」

葵「服を買いに来たのかしら?」

アイリ「よし、追いかけましょう!」

セイバー「ナチュラルにストーカー行為ですか……。そんなことだと切嗣みたいになってしまいますよ」

アイリ「はーい」
346 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/02(水) 20:54:56.53 ID:a7KotDi5o
???「む。アイリ達がジーンズメイトに入っていくよ」

???「流れ的にウェイバーを尾行してるのかもな」

???「ふむ…まぁ奴が僕の妻に害を為すとは思えないけど一応続行するか」

???「だな」



アイリ「…ウェイバーちゃんの動きが止まったわね…」

セイバー「ジーパン…を見ているのでしょうか」

葵「けど彼には大きすぎるわよあれ」

凛「ぶかぶかだねー」

アイリ「!」

セイバー「なにか閃いたのですか?」

アイリ「あ、ううん!なんでもないの!」ダラダラダラダラ

セイバー「ひとまず鼻血を止めてから言い訳をしてください」

アイリ「あ、そうね。ん…っしょっと」

セイバー「ライダーのマスターとライダーの絡みでも想像したんですか」

アイリ「ウェイバー受けが王道よね」

セイバー「本当に考えていたんですか」

凛「お母様ー。受けってなんですか?」

葵「そうねー。凛にはまだ早いかしら」ヨシヨシ

アイリ「よし、ウェイバーちゃんと合流しましょう」

セイバー「ご、合流もなにも別に待ち合わせしてたわけじゃないんですから」

アイリ「つべこべ言わない。悩める少年の心をビシッと解決してあげるんだから!」タッタッタッ

セイバー「あ。アイリスフィール……行ってしまった」

葵「あなたも大変ね」

セイバー「あぁ…いえ。あれよりももっと厄介なのがいるので……」
347 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 16:26:48.39 ID:cVyFRARio
ウェイバー「んー……」

ウェイバー「はぁ……なんで僕がライダーのズボンを買いに来なくちゃいけないんだ……」

ウェイバー「と言ってもあいつに買いに来させるわけにはいかないし……はぁ……」

ウェイバー「何をどうしたら日常生活でズボンが弾け飛ぶんだよ」

ウェイバー「あれより大きいサイズとか売ってるのかぁ……?」


『お困りのようね!!』


ウェイバー「ん?誰だ?」


『悩める青少年の心を癒やし-----』

『-----母なる器で受け止める』


ウェイバー「あぁアインツベルンか」

アイリ「………登場シーンのネタバレは駄目だと思うの」

ウェイバー「いや、それよりどうしたんだよその格好」

アイリ「ん?この格好?」

ウェイバー「そうそう。たしかそれってこの国の服だよな?」

アイリ「着物って言うのよ」エッヘン

ウェイバー「へー。いや、そんなことより何の用だよ」

アイリ「あなたの悩みを解決しにきたのよ!」

セイバー「アイリスフィール。話についていけなくてフリーズしています」

アイリ「あらまぁ」




???「よし。奴を狙撃しよう」
348 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 16:35:21.52 ID:SM4oB26po
???「なんでだよ!」

???「だって僕のアイリといちゃこらしてるんだもん!」

???「ただ普通に話してるだけだろ……」

???「ぐぬぬ……」



葵「私たちもお買い物中なの。貴方も?」

ウェイバー「あ、あぁ…ライダーがズボン破っちゃったから新しく買い直しに来たんだ」

葵「あら、それじゃあ私たちを一緒にお買い物しましょうよ」ニコッ

ウェイバー「ま、まぁいいけどさ…」



???「あれは看過できん悪だな」

???「分かって貰えて嬉しいよ」

???「しかしどうするんだ。俺達は奴の前に姿を現せられないぞ」

???「作戦はすでに僕の頭の中に入っている。とりあえずコードネームを決めよう」

???「……必要かそれ?」

???「テンションが上がるだろ?」

???「……………まぁなんでもいいけどさ。早く決めてくれよ」

???「そうだなぁ……それじゃあ君のコードネームは人妻キラーだ」

人妻キラー「待て!色々と間違ってるぞ!」

ロリコンキラー「そして僕の名はロリコンキラーだ」

人妻キラー「自虐はやめろよ!」

ロリコンキラー「なにを言ってるんだ!ロリコンは一種のステータスだよ!」

人妻キラー「はじめて聞いたわそんなの」

ロリコンキラー「よしそれでは今から作戦に移る。状況開始!」ササッ
349 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 16:54:48.70 ID:QLr411v6o
ウェイバー「(うぅ…まさかこんな所でアインツベルンとアーチャーの所の奥さんに出会うとは………)」

ウェイバー「(早く帰らないとライダーがなにをしでかすか分からないからなぁ……頃合いを見計らって抜け出すか)」

アイリ「ねぇねぇ。これとかライダーに似合うんじゃないかしら」

ウェイバー「(チャンス!ここでささっと選んで用事があるとか言って早めに帰ろう)」

ウェイバー「それじゃあそれd」

アイリ「でもやっぱり派手すぎるかしら…葵さんとも話してくるわ」

ウェイバー「………………」

ウェイバー「(え、えー…)」

ウェイバー「(ただのジーパンにそんなに悩む要素もないだろ……)」

ウェイバー「(誰かに彼女を止めて貰いたいけど…セイバーはセイバーで餌付けされてるし、凛ちゃんって子は奥さんの後をずっと追ってるし……)」

ウェイバー「(……早く帰りたい)」

ウェイバー「ん?」

ウェイバー「(なんだ……?なにか向こうでチカチカ光るものが……)」


ロリコンキラー「……………」チカチカ

人妻キラー「…………………」チカチカ


ウェイバー「」

ウェイバー「(あ、アインツベルンのマスターと間桐のとこの奴か……?)」

ウェイバー「(な、なんであんな所に隠れて)」


ロリコンキラー「……………」カキカキ


ウェイバー「(ん?手に持ってるのはマジックとスケッチブックか?)」


《僕たちの言うことに従わなければこいつの命はない》


ウェイバー「………?」

ロリコンキラー「……………」サッ

ウェイバー「……!!」

ウェイバー「(あ、あれは僕が中学生の頃に初めて作ったガンプラ!!)」

ウェイバー「(今では絶版されてプレミア価格もつけられているというのに……!)」


《言うことを聞いてくれるな?YESなら首を縦に、NOならこいつの額に穴が空く》


ウェイバー「…………!」コクコクコク



ロリコンキラー「ふぅ…ひとまず交渉は成立だ」

人妻キラー「交…渉……?」

ロリコンキラー「さて、今から奴にどんな指示を出そうかな」

人妻キラー「今すぐに家に帰らせてもいいけど、葵さん達が心配しそうだからな」

ロリコンキラー「下1で決めようか」

人妻キラー「ここに来て安価任せか」

ロリコンキラー「昔安価も少し入れていくSSにするって言っちゃったからね。僕は約束は護る男なんだよ」キリッツグ

人妻キラー「それについてはノーコメントで」
350 :57577 [sage]:2012/05/03(木) 17:30:18.99 ID:GPiRd2E1o
自分でも
ズボンを選び
試着室
下脱いだまま
カーテン開けろ
351 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 17:55:03.00 ID:Q4gWzNqko
ウェイバー「(ど、どうしてこうなった……)」

ウェイバー「(僕はただライダーのズボンを買いに来ただけなのに……)」

ウェイバー「(くっそぅ……馬鹿にしやがって馬鹿にしやがって)」

アイリ「ねぇねぇ。このズボンなんてどうかしら」

ウェイバー「(こうなったら即決して、変な事させられる前に帰ろう)」

ウェイバー「そ、それじゃあそれd」

アイリ「やっぱり地味すぎるかしら」

ウェイバー「い、いや…それでじゅうぶ」

アイリ「他にも色々持ってくるわ。待ってちょうだい」タッタッタッ

ウェイバー「(ひ、人の話を聞かない……)」

ウェイバー「………くっ」チカチカ

ウェイバー「(振り向きたくないけど振り向かなかったら壊されるんだろうな……)」

ウェイバー「(はぁ…本当になんでこんな事に)」チラッ


《自分でも ズボンを選び 試着室 下脱いだまま カーテン開けろ》


ウェイバー「」

ウェイバー「oh……」


《三分間待ってやる》


ロリコンキラー「さて、彼が社会的に抹殺されるまで僕たちはインスタントラーメンでも沸かしておこう」

人妻キラー「道端でお湯沸かすなよ」


子ども「ママー。変な人いるー」


人妻キラー「ほら、周りからも変な目で見られてる」チラッ


ママ「ひっ!い、行くわよ坊や」タッタッタッ


人妻キラー「不本意な驚き方をされた気がする」

ロリコンキラー「わかる人には伝わっちゃうんだね」
352 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 18:15:22.61 ID:UNneKsf1o
《時間だ 試着室に向かって貰おうか》


ウェイバー「くっ……」

ウェイバー「(僕の……僕のHGガンダム………)」

ウェイバー「(僕が死んでも……絶対に護り抜く!)」キッ



〜〜〜試着室〜〜〜



ウェイバー「(さて、適当にサイズの合うズボンを選んでここまで来たが……無策で突っ込んできた訳じゃない)」

ウェイバー「(アインツベルンとアーチャーの所の奥さんは違うエリアに移動しているのは確認済み)」ヌギヌギ

ウェイバー「(なら今ここで必要なのは圧倒的早さ!)」ヌギヌギ

ウェイバー「(今この試着室周辺に誰もいない状況で全てを脱ぎ捨て曝す!!)」ヌギヌギ

ウェイバー「(だけどそれさえも見られていなかったのなら問題ない!アウトに限りなく近いセーフだ!)」ヌギヌギ

ウェイバー「(観測さえされなければそれは事実として残らない!)」ヌギヌギ

ウェイバー「(ガンプラを取り戻す!あいつらの思い通りになんか進めさせない!!)」ガッ


シャッ



353 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 18:31:57.01 ID:MiPSTytao







セイバー「ん?あぁ、使用中でしたか。失礼しました」シャッ

ウェイバー「」






354 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/03(木) 18:37:40.57 ID:MiPSTytao
ウェイバー「もう男として生きていけない」メソメソ

アイリ「あらあら。セイバーったら、カーテンが閉まっている部屋は使用中って教えたのに」

セイバー「申し訳ありません。つい頭から抜け落ちてしまっていて」

ウェイバー「うぅ……」

セイバー「そう気を落とさないでください」

ウェイバー「お前が言うなぁ……」

セイバー「大丈夫です。平均より大きいはずです」ニコッ

ウェイバー「うわぁぁぁぁぁぁん」タッタッタッ

アイリ「あら、折角良いズボン見つけたから教えようと思ってたのに」

セイバー「どうして走っていってしまったのでしょうか」

葵「え?」

アイリ「不思議ねぇ」

凛「え?」
355 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/05(土) 10:18:38.54 ID:CCh2o+XEo
ロリコンキラー「障害排除」

人妻キラー「Good kill」

ロリコンキラー「社会的な意味で…だけどね。とりあえず危機は排除できた」

人妻キラー「よし、引き続き監視を続けよう」

ロリコンキラー「……君も大概順応性高いよね」




アイリ「さて、それじゃあそろそろお昼にしましょう」

葵「いいですね。ここら辺にはなにがあるんでしょうか?」

セイバー「ここのフードコートにはラーメン・うどん・スパゲティなどの麺類はもちろんながらハンバーグやオムライスなどの洋食や塩鮭定食と言った和食なども完備しており、冬木市内でも一、二を争うほどの大きさなのです」ペラペラペラ

アイリ「だ、そうよ」

葵「あらまぁ。セイバーは物知りさんなんですね」

セイバー「これくらいサーヴァントとして常識です」エッヘン

凛「お母様。ただ食い意地が張ってるだけだよ」
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 12:38:45.72 ID:KZPQ3nsgo
10年前から下に見られていたサーヴァントがここに
357 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/06(日) 21:56:12.49 ID:k1elm+A2o
人妻キラー「しかし障害を排除していくって言ってもさほど障害らしい障害もないよなぁ」

ロリコンキラー「ん。見守るのも少し飽きて……疲れてきたね」

人妻キラー「え?飽き---」

ロリコンキラー「ちょっとコーヒー買ってくるから見守り頼んだよ!」

人妻キラー「おいちょっと待て!お前暇潰しに…ってはや!」

人妻キラー「くっ…。なんか一気に馬鹿らしくなってきやがったぞ。ってか冷静に考えればこんなデパートに障害なんてあるわけないんだ」

人妻キラー「帰ってゲームの続きでもやるか…」ハァ



バーサーカー「■■■■---」

セイバー「あぁバーサーカー。貴方も買い物ですか」

葵「あら、サーヴァントがお買い物をこなすなんて偉いわね」フフフ

バーサーカー「■■■■■---」///



人妻キラー「なるほど。デパートは障害だらけだな」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/06(日) 21:59:48.31 ID:17DjzhJwo
毒されてますな
359 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/06(日) 22:04:44.04 ID:XD5+PDR8o
バーサーカー「(まさかこんな所で主と会えるとは)」

バーサーカー「(周りにいるのはアインツベルンの所の奴とアーチャーの所の奴だったかな)」

バーサーカー「(まぁなんにせよ主がまためんどくさい事を言う前に退散した方が吉かな)」

バーサーカー「(ん?なんか光が)」チカチカ


人妻キラー「」チカチカ


バーサーカー「」チカチカ

バーサーカー「(あぁ……)」

バーサーカー「(これはすでにめんどくさいことに巻き込まれてるな……俺)」フッ

バーサーカー「(あいつが何を考えてるかは知らないけどひとまずここは早々に避難した方がよさそうだ)」


バーサーカー「■■■---」

セイバー「え?もう行くのですか?」

アイリ「もっとゆっくりしていきましょうよー」

バーサーカー「■■■■---」

セイバー「マスターを待たせていると?嘘ですね」

バーサーカー「■■■■■---!?」

セイバー「私の直感です!」

バーサーカー「」

アイリ「ほら行きましょうバーサーカー」グイッ

葵「ふふふ。楽しそうで良いわね」ニコニコ

凛「お母様。あれは違うと思う」



人妻キラー「(ふふ……ふふふ……)」

人妻キラー「(そうか…俺に気づいていながら尚そちらへと堕ちていくのか……)」

人妻キラー「(ならば今こそ俺の手で誅罰を下してやる!!)」

人妻キラー「フゥーハッハッハッハッハッハッ!!」



ロリコンキラー「(え。なにあれ怖い)」
360 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/06(日) 22:22:39.99 ID:TQaomNgWo
バーサーカー「(こ、これはまずい……なにがまずいのか分からないが凄くまずい……)」

バーサーカー「(たぶん俺は悪い事はしていないはずだ。雁屋に頼まれて無くなっているトイレットペーパーを買いに来ただけ)」

バーサーカー「(そして急いで帰らなければいけないのも事実。雁屋がトイレから出てこれない)」

バーサーカー「(そう言うわけで俺としてはここを退散したいのだが……たぶん不可能だろう)」


セイバー「ほらバーサーカー。こっちの洋服も見ましょう」

バーサーカー「■■■■---」ハァ

セイバー「ふむ。しかしあなたのその鎧は脱げないのですか?」

バーサーカー「■■■■---」

セイバー「無理…ですか……」

バーサーカー「(いや、まぁ脱げるけど…。別にめんどくさいし言わなくていいか)」


ヒュッ


セイバー「ん?これは…紙飛行機ですか?」

葵「どこから飛んできたのかしら?」

アイリ「あら?これ中に何か書いてない?」

セイバー「あ、本当ですね」

バーサーカー「(嫌な予感がする)」チラッ


人妻キラー「…………」ニヤリ


バーサーカー「(あぁ…何か企んでるなぁ……)」

セイバー「ふむ…なになに……《恥ずかしがり屋の服を脱がせる10の秘訣》?」

アイリ「……?なにかしらこれ」

葵「そもそもなんでそんな内容の紙飛行機がこんな所に……」

バーサーカー「(なるほど。直接バーサーカーなんて単語を使ったらこの紙飛行機を飛ばした奴の目星がついてしまうもんだから、表現を変えて飛ばしたのか)」

バーサーカー「(だが、こんな表現から俺の鎧を脱がせる事に繋がるかと言われたら難しいだろ)」

セイバー「なるほど!そう言えばバーサーカーは生前恥ずかしがり屋でしたね!」

アイリ「あら、そうなの?」

セイバー「はい!円卓の仲間と共に風呂に入るのも躊躇ったほどです」

葵「あら、姿に似合わず可愛いところもあるのね」フフッ

バーサーカー「(なんでこう言う時だけ勘がいいんだろ…この人は……)」
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/06(日) 22:43:38.82 ID:NNva8Yq+o
日常でも十全に直感を発揮する無駄スキル
362 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/06(日) 23:47:05.95 ID:eX7aX87Ro
人妻キラー「くそっ!またあいつは葵さんにデレデレしやがって!」

ロリコンキラー「いやぁ…デレデレはしてないと思うけどねぇ」ピコピコ

人妻キラー「ははは!生前通りNTR状態に移行するわけか!」

ロリコンキラー「そう言えば四次ってNTRキャラが二人もいるわけか。泥沼だね」ピコピコ

人妻キラー「俺が葵さんを黒い毒牙から護らなくちゃ!」

ロリコンキラー「君自信が毒牙だってことにとりあえず気づこうよ」ピコピコ

人妻キラー「うるさい!ってかさっきからピコピコなにやって」

ロリコンキラー「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

人妻キラー「お、おぉう!?」ビクゥッ

ロリコンキラー「くっそ!完璧BAD ENDじゃないか!最後の最後になにしてんのさ!」

人妻キラー「なんだ…ゲームかよ……」

ロリコンキラー「次に安価戦争するときには主人公にギガロマニアックスの能力を付与させたいね」

人妻キラー「今はそんな未来の話はどうでもいい!とりあえず葵さんを奴から護らなくては!」

ロリコンキラー「とは言ってもどうするのさ。っと、このコーヒー熱いな」ズズズ

人妻キラー「………奴が葵さんに近づいたところで蟲を潜ませて迅速に首を刈るしか……」

ロリコンキラー「なにさらりと自鯖を殺そうとしてるんだ」

人妻キラー「そうだ!令呪で自害させれば!」

ロリコンキラー「阿呆がいるよー!」

人妻キラー「あ、対象が移動を始めたぞ」サササッ

ロリコンキラー「……何気に僕よりノリノリでやってるじゃないか…」ハァ
363 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/06(日) 23:52:30.54 ID:yVmtLJsmo
バーサーカー「(やっぱりついてきてるなぁ)」チカチカ

バーサーカー「(さっきから微妙に鏡で目元をチカチカさせてくるのが鬱陶しい……)」

バーサーカー「(まぁそちらはまだ無視できる程度だからいいのだが……)」


セイバー「恥ずかしがり屋を脱がせる方法1……まずは強行してみましょう」

アイリ「なるほど!」

葵「なるほどなの?」

凛「なるほどじゃないわお母様。流されないで」

セイバー「ほらバーサーカー!脱ぎなさい!」


バーサーカー「(こっちの方が面倒だな……)」ハァ

バーサーカー「(心なしかチカチカ度もアップしてるし……)」チカチカチカチカチカ

バーサーカー「(そもそもこれは俺の宝具だから力づくで脱がせるのは無理なのに……)」


セイバー「んー!はぁ…はぁ……。ぬ、脱がせません……」

アイリ「ぐぬぬ……」

葵「ねぇ凛?私たちも参加」

凛「しません」



バーサーカー「(早く帰りたいな……)」チカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/07(月) 00:11:43.72 ID:uu43sTBBo
私は思う。
書き込んでからやっちゃった感にあふれて
Twitterなどと嘘をついたのだと。
OSAREシステムの悲劇だ。
365 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/07(月) 00:19:12.02 ID:HnZ5J8/xo
セイバー「恥ずかしがり屋を脱がせる方法2!」

アイリ「ドドン!」

セイバー「とりあえず相手の好物で釣りましょう!」

葵「バーサーカーの好物……?なにかしら?」

アイリ「セイバーは知ってるかしら?」

セイバー「すみません。彼はなんでも食べる元気のいい子だったもので……」

アイリ「10点ね」

葵「え?あ、10点ですね!」

凛「お母様…無理にノらなくていいです……」ハァ

バーサーカー「(実際俺の食べるものはほとんど主に取られてたけどな)」

アイリ「しかしそうなるとどうすればいいのかしら……」

セイバー「中々強敵ですね」ムムム

葵「強敵なの?」

凛「そもそもなにと戦ってるのよ……」

セイバー「考えたら負けです」

凛「ようするに好奇心ってことね」

アイリ「好奇心は大事よ」ビッ

凛「そんないい笑顔で親指を突き出されても……」

セイバー「そうですね。ならば次の案はどうでしょうか」

アイリ「案?」

葵「なにかしらそれ?」

凛「嫌な予感がするわね」

バーサーカー「(少女よ…それには同意だ……)」チカチカチカチカチカチカチカ

セイバー「その名も……生前の主の命令作戦です!」ドヤァ

アイリ「ナ、ナンデスッテー」
366 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/07(月) 00:29:28.01 ID:fJABLT5Ao
バーサーカー「■■■■---!」

セイバー「え?今のマスターは間桐の家の坊主だ?」

アイリ「まぁ確かにそうよね」

葵「流石に無理があったのかしら」

セイバー「死んでも尚忠誠を誓おうと言う義が貴方にはないのですか!!」ドンッ

バーサーカー「■■■---!?」

凛「む、無茶苦茶な事言ってる……」

アイリ「王の軍勢を思い出したのね……」

葵「バーサーカーもとんだとばっちりね」

セイバー「ほら!貴方も円卓の騎士でしょうが!義はないのですか義は!」

バーサーカー「(い、今すぐにでもブリテンの滅びが貴方の食費だった事を掘り返したい……)」

バーサーカー「(でも確実に泣くだろうな…この人……)」ハァ

セイバー「座にいた時も共にこたつに入ってみかんを食べた仲ではないですか!」

バーサーカー「■■■---」

凛「え?座ってそんなにのんびりしてるの?」

アイリ「結構過ごしやすそうね」
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/07(月) 01:40:30.70 ID:UcgcqfIDO
ブリテンにこたつとかシュールだなwwwwww
368 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/07(月) 01:58:43.10 ID:9+utTBzao
セイバー「今思えば私はまだ死んでません!この!」

バーサーカー「(もう色々と自分で何言ってるか分かってないなこの人)」

セイバー「と言うわけで上司命令です!脱ぎなさい!」

アイリ「こんな公衆の往来で脱げ命令……」
369 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/07(月) 02:06:04.47 ID:PNIeHW8oo
葵「周りの目がいたいですね」

凛「なんで私までこんな羞恥を……」

セイバー「ともかくその鎧を脱ぐんです!」

バーサーカー「(なんかもう色々と涙目になってるし……)」

セイバー「脱げー!脱げー!」

バーサーカー「(その上酔ったおっさんみたいになってるし…)」

バーサーカー「■■■■■---」ハァ

セイバー「ほ、本当ですか……?」

バーサーカー「■■■■---」

セイバー「な、涙なんか出てません!失礼な!」ゴシゴシ

アイリ「あらあらまぁまぁ」




AUO「ぐぬぬ…!我がセイバーといちゃこらしおって…!」

人妻キラー「くっそ!くっそ!」

ロリコンキラー「いや、ちょっと待て」
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/07(月) 05:15:57.84 ID:uu43sTBBo
無窮の資格の凶戦士にダブって見えてきた
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/07(月) 19:18:40.36 ID:U21MRRzTo
よく考えたらAuって金だよね
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/05/07(月) 22:10:06.19 ID:oH+IViXzo
まんじゅうこわい
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/07(月) 22:19:53.11 ID:f9VSFrxVo
また誤爆か!
374 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/07(月) 22:29:34.39 ID:fJABLT5Ao
ロリコンキラー「饅頭恐い饅頭恐い」

AUO「何を言っているのだ貴様は」

ロリコンキラー「あ、あぁ…いや…なんでもないよ。それより君はなんでこんなところにいるのさ」

AUO「居酒屋を梯子していたら貴様らがこそこそと我のセイバーをつけ回しているのが見えたのでな」

ロリコンキラー「17歳の少女に手を出すほど飢えてないよ」

人妻キラー「残念だが守備範囲外だ」

AUO「待て。その言い方だと我が変態みたいではないか」

人妻キラー「……………」

ロリコンキラー「………………」スッ つロリコンキラー

AUO「そんな肩書きいらんわ!!」パシンッ

ロリコンキラー「い、いや…冷静になってみると、いくらアイリが実年齢がロリでも姿形は立派な女性だし……イリヤは父親的な愛だから…うん……」

人妻キラー「そう考えると…一番ロリコンなのってお前なんじゃ……」

ロリコンAUO「………………」

キラー「これでよしっと」

人妻キラー「ちょっと待て。お前そのままだと違うキャラって言うか守備範囲オールばっちこいな感じに見えるぞ」

イケてるメンズ「んー?じゃあこんな感じで」

ロリコンAUO「ノーコメントだ」

人妻キラー「ようやくアニメで過去話が放送されて株が上がったからって調子に乗んな」

ケリィ「………そんなにふるぼっこに言わなくたって…」メソメソ

人妻キラー「っと、対象が行動を始めたぞ」

ロリコンAUO「よし、我もついていこう」キラキラ

人妻キラー「装飾目立つなおい」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/07(月) 23:48:17.51 ID:c8NRJfrJ0
キラーと言えば大家めぐ
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 06:16:01.97 ID:LnRCsygpo
17でロリはねーよ
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/08(火) 08:02:13.20 ID:KRG5w1mvo
>>376
セイバーは肉体年齢15歳
そしてロリコンの語源から考えて、対象とされる年齢は13〜17歳
(それ以下の、たとえ同意があったとしても性行為=虐待になる
幼い子どもを対象とするのはペド)
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/10(木) 08:08:51.99 ID:PXYGHV9Wo
セイバー「おぉ…!ようやく脱ぎましたか!」

アイリ「あらイケメンね」

葵「綺麗な金髪ね」

バーサーカー「………………」

凛「無口なのには変わりないみたいだけどね」

セイバー「無口と言うわけではないのですが……まぁそんな事よりも彼に似合う服でも見繕いに行きましょう!」

アイリ「そうね!ちょっと緩めの服でもギャップが生まれて格好良さそうよね!」

葵「あらあら」ウフフ

凛「さっきまでセイバーもあんなに嫌がってたのに……」

バーサーカー「……………」

バーサーカー「………………」

バーサーカー「(………なんか増えてるなぁ)」

バーサーカー「(服はスカジャンの癖になんで金ぴかな指輪とかしてるんだあいつ……)」

バーサーカー「(早くトイレットペーパー買って帰らないとなぁ……)」

バーサーカー「(あ、あの三人が異様すぎて子ども泣いてるし)」
379 : ◆hLjOuel3KI [sage]:2012/05/10(木) 23:35:21.72 ID:RS/nFP7ao
ケリィ「しかしバーサーカーって鎧脱いだらイケメンだね」

AUO「」ピクッ

人妻キラー「あぁ、まぁそうなんだろうな。外人の基準とか分からないからアレだけど顔立ちは整ってる方だな」

AUO「」ピクピクッ

ケリィ「そんなのが生前に近くに居たんならセイバーの目も相当肥えてるはずだよなぁ」

AUO「」ピクッ

人妻キラー「なのに将来的にお前ん所の義息子と付き合うんだろ?世の中分からないなぁ」

ケリィ「本当にねぇ」

AUO「………おい」

ケリィ「ん?どうしたんだい?」

AUO「貴様らそれは我に対する口撃か?」

人妻キラー「え?…あ、あぁ……」

ケリィ「……あ、セイバー達が店を変えるみたいだね。行ってみよう」タッタッタッ

AUO「おい無視するな泣くぞ」

人妻キラー「それは後にしてくれ。大の大人が泣いてる所なんて見たくない」タッタッタッ

AUO「」
380 : ◆hLjOuel3KI [sage]:2012/05/10(木) 23:49:59.89 ID:FjdLVZoeo
<キャッキャッキャッ


バーサーカー「(久しぶりに鎧を脱いだからなんか変な感じがするな……)」

バーサーカー「(最近脱ぐって言っても拠点で寝る時くらいだしな)」

バーサーカー「(意外と気分転換にいいのかもな……)」

バーサーカー「(そして相も変わらず大の大人が跡をつけてきてる)」

バーサーカー「(多分セイバーのマスター一人が本気で跡をつけてきてるだけだったら気づかなかったのだろうが……流石に異様な雰囲気が出てる……)」

バーサーカー「(なにがしたいんだあいつらは……)」ハァ



セイバー「バーサーカー!ちょっと来てください!」

バーサーカー「はぁ……」テクテク

セイバー「ふむふむ…この服なんかいいんじゃないですか?」ピトッ

バーサーカー「!?」シュッ


シャッシャッシャッ


セイバー「? 急に後ろに下がってどうしたのですか?」

バーサーカー「………………」

バーサーカー「(今……一瞬だったが俺に向かって数センチほどの何かが飛んできていた)」


AUO「…………」チッ


バーサーカー「(宝具…だと……)」

セイバー「バーサーカー?どうしたのですか?」

バーサーカー「……………」フルフル

セイバー「ふむ…なにもないのならいいのですが……」

バーサーカー「(直感スキルェ……)」

セイバー「それでは、ほら。次はしっかりと服を合わせて」

バーサーカー「…………!!」シュシュッッシュシュッ アセアセ

セイバー「自分で着るのですか…?別に構いませんが……なぜ手話なのですか」

バーサーカー「…………」シュッシュッシュ

セイバー「深い意味がないのなら普通に話してくれた方が面倒がなくて嬉しいのですが……」

バーサーカー「………………」シュシュシュッシュ

セイバー「あぁ、そうですね。はい、この服です。着替え終わったら呼んでください」シャァァ

バーサーカー「…………………」

バーサーカー「…………はぁ」

バーサーカー「(命がいくつあっても足りないぞこれ……)」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/11(金) 00:12:01.65 ID:3hlf/fJ8o
これは着替え途中ハプニングでAUOの怒りがマッハ
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/12(土) 10:23:36.52 ID:aj42IpZIO
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
383 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/12(土) 13:58:43.67 ID:iRoAQ3Eho
AUO「ぐぬぬ…。バーサーカーの奴め…鎧を脱いでギャップを使用するとは…ふふふ…だがしかしそんな爪に毛が生えたような技では我を出し抜くことなど10000万年経っても………」ブツブツブツ

ケリィ「尖閣諸島寄付金4億円突破だね……」カチカチ

人妻キラー「もうそんなに貯まったのか」モグモグ

ケリィ「10億辺りに届いた暁には尖閣諸島開発費と竹島の方もお願いしたいものだね」カチカチ

人妻キラー「ふーん」モグモグ

ケリィ「ただ青少年云々の条例は勘弁して欲しいね」

人妻キラー「ロリ系全部なくなるもんな」モグモグ

ケリィ「合法ロリすらアウトだよ?信じられないね」

人妻キラー「ドラッグにしろなんにしろ合法って自称してるやつは大抵法に触れてるんだぜ」

ケリィ「ロリは違う!ロリは違う!」

AUO「む。バーサーカーの奴がこちらになにかサインを送ってきてるぞ」

ケリィ「んー?あれはモールス信号だね。ちょっと解読してみようか」

人妻キラー「分かるのかよ」

ケリィ「腐っても傭兵さ。えーっと。………た・す・け・て・く・れ」

AUO「え?なに?聞こえない」

人妻キラー「女の子に囲まれてきゃっきゃうふふな状況で助けて?ちょっとなに言ってるか分からない」

ケリィ「……僕もアレだけど君たちも大概だよなぁ」
384 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/12(土) 14:11:32.93 ID:qfD3VJyBo
ケリィ「しかしそろそろどうにかしないとね」

人妻キラー「お前の拳銃で狙撃しよう」

ケリィ「ねぇよ」

人妻キラー「なら俺の蟲で」

ケリィ「ねぇよ」

AUO「我の宝物庫が」

ケリィ「火を噴かんでよろしい」

AUO「ええい!文句ばかり言いおって!」

人妻キラー「そんなに言うならお前が考えて見せろ!!」

ケリィ「え、えー……」

AUO「三秒間待ってやる!」

人妻キラー「さーんにーいちぜろ!」

ケリィ「子どもか君たちは……」

AUO「それでどうするのだ」

ケリィ「……そうだなぁ…あ、こう言うのはどうだい?」


<ゴニョゴニョ

<人数が三人だとゴニョゴニョ

<それなら集めてゴニョリーナ

<やっぱり5人が王道ゴニョリン
385 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/12(土) 14:30:06.83 ID:r4pbFu6xo
バーサーカー「(あぁ…眩しい……)」

バーサーカー「(いっつも鎧つけてるからなぁ…)」

バーサーカー「(そう言えばあいつらの姿が見えなくなったけど、やっと諦めたか?)」

バーサーカー「(まぁ助けてくれないならそうやって諦めてくれた方が……)」


<そこまでだ!!


バーサーカー「…………」

セイバー「ん?この声は切嗣……?」

アイリ「置き手紙してたのに探しに来たのかしら」


<なんだかんだと答えたら!


セイバー「言ってません」


<答えてあげるが世の情け!
386 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/12(土) 14:34:23.47 ID:MU9IN2CZo
<世界の平和を守るため!

<世界の悪を貫く!

<ラブリーチャーミーな正義の味方


アイリ「微妙に改変入れてきたわね」

セイバー「敵役は嫌だったんでしょうね」


レッド「正義の味方…レッド!」

ゴールド「正義の味方…ゴールド!!」

レッド「正義の味方…レッド!」

ブラウン「正義の味方…ブラウン……」

レッド「正義の味方…レッドだぜ!」


セイバー「……………」

アイリ「ここの近くに敵役の浜ちゃんがいるんじゃないかしら」
387 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/12(土) 14:55:20.72 ID:V7joTknJo
レッド「ちょ…なんでレッドが三人もいるんだよ!」

レッド「それはこっちの台詞だ!僕は主人公なんだからレッドで決まりだろ!」

レッド「俺は赤って色が好きだからさー。血の色みたいで綺麗じゃん!」

レッド「それ以前に君の方こそなんで赤なんだよ」

レッド「え?えっと…そ、そりゃ…葵さんが赤が好きかなって……」

レッド「うっわー。女の事考えてるレッドってサイテー」

レッド「ありねぇと思うぜ!」


アイリ「色使いのおかしさには気づかないのかしら……」

セイバー「……あなたはどう思いますか…バーサーk」


バーサーカー「………………」

ブラウン「……………」

バーサーカー「……お前まさか…」

ブラウン「……お前を…お前を信じて待っていたのに……」

バーサーカー「…………」

ブラウン「女ときゃっきゃうふふしやがってぇぇぇぇぇ!!!」

バーサーカー「お、落ち着け。別にきゃっきゃうふふなんて」

ブラウン「うっせぇ!舞い上がって脱いじゃってんじゃねぇよ!」

バーサーカー「舞い上がってないわ!」

ブラウン「う○こマスターは便所に籠ってなってか?」

バーサーカー「言ってない!」

ブラウン「糞が!」

バーサーカー「糞なのはお前だろ……」


アイリ「……なんかカオスになってきたわね、セイb」


ゴールド「ふははは!セイバーよ!助けにきたぞ!」

セイバー「いえ、別に結構です」

ゴールド「そう言わずに!さぁ、こっちへ来い!」

セイバー「目がチカチカするので結構です」

ゴールド「ははは!我がオーラーに目がやられたか!だがしかしセイバーよ!我の目は貴様の美貌にクラクラなのだぞ!」キラッ

セイバー「……………」イラッ
388 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/12(土) 23:45:16.56 ID:3UFVZRABo
アイリ「それで切嗣…なんの用でここに来たの?」

レッド「切嗣じゃなくてレッドだよ!」

アイリ「…………それじゃあレッド」

レッド「なんだい?」

レッド「どうした?」

レッド「んー?」

アイリ「めんどくさいわ」

レッド「ほら!アイリがめんどくさいって言ってるじゃないか!」

レッド「ならお前が引けよ!嫁さんにいいとこ見せとけ!」

レッド「赤ってかっこいいよなー」

レッド「お前は黙ってろ!」
レッド「お前は黙ってろ!」


アイリ「あら、このお饅頭美味しい。お姉さん。これ三つ下さいな」

店員「あらお姉さんだなんて!一個おまけしとくわ!」

葵「……動じないのですか?」

アイリ「んー?こんなので動じてたら切嗣の妻なんてやってられないわよ」ふふっ

葵「………………」グッ

凛「え?お母様、なにその握った拳。やめて。お母様はそっちにはいかないで」
389 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/13(日) 00:13:17.66 ID:Tn17Ga09o
レッド「最終的にこれに落ち着いた」

紅「まぁこれならいいだろう」

鮮血「こっちの方がかっこよくね?」

ブラック「セイバーがキラキラが嫌だと言うのでな」

ホワイト「拭いてきた」


バーサーカー「…………もうなんでもいいや」

ホワイト「それだけ?」

バーサーカー「」

ホワイト「…俺のけつは白くなっても心はまだブラウンだからね?」

バーサーカー「………すまんかった」

ホワイト「許すかボケ!」

バーサーカー「お前金ぴかとブラックの座入れ換えてこい」


ブラック「ほぅらセイバー!これでどうだ!」

セイバー「……いや…なにがですか?」

ブラック「金ぴかしておらんだろ?」

セイバー「で?」

ブラック「ならば我と一緒に買い物だ!!」

セイバー「」

ブラック「ほうら行くぞセイバー!!」ズルズルズルズル

セイバー「はっ…え、ちょ…その服!全身タイツは脱いで下さい!!」ズルズルズル


アイリ「で、何がしたかったの?」

レッド「見てるだけは性に合わなかった」

紅「俺らもきゃっきゃうふふしたかった」

鮮血「かっけーなーこの色ー」キラキラ

アイリ「…………」

葵「……あの…その………」

アイリ「非常に言いにくいんだけどね切嗣……」

レッド「ん?」

アイリ「時間切れよ」

紅「え」

<チャーラーチャラチャー

レッド「oh…」

鮮血「ん?もうこんな時間か。俺帰るけどこの服貰ってっていい?」

レッド「」

アイリ「あぁ、いいわよ。持って帰っちゃって」

鮮血「やったー!マジありがとね!そんじゃ!」タッタッタッ

アイリ「さて、帰りましょうか」テクテク

葵「楽しかったですね」ウフフ テクテク

凛「お母様。お願いだからそっち側には行かないでね?」テクテク
390 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/13(日) 04:30:21.20 ID:U/FG/Pg2o
切嗣「…………ふぅ…」

雁夜「………」

切嗣「正直ね……あまりに長すぎるなって……薄々気づいてたんだ」

雁夜「……………」

切嗣「他スレで切嗣って打ち込もうとしたら一発変換出来ないくらいこの名前が出てなかったんだよ…」

雁夜「……………」

切嗣「…だからここで……一気に戦隊物っぽくしてレッドの招待は誰!?………的なね」

雁夜「…………」

切嗣「………まさかだよ……デパートが閉まるなんて思わないじゃないか」

雁夜「…………俺は…俺はこれからどうやって葵さんい顔向けすれば……」

切嗣「………呑みに行こう」

雁夜「……………」

切嗣「今回は……僕が全額負担するよ……」キリッツグ

雁夜「お前……」

切嗣「さぁ…ネオン街の海へと…旅立とう」ガシッ

雁夜「…………」グッ

アーチャー「………………」

雁夜「あ」

切嗣「」

アーチャー「はっ。勇気だして誘ったのにこれだ……」

切嗣「い、いや……君も十分頑張ったって……うん!」

アーチャー「慰めなどいらんわ!ならもっと更新頻度を上げろ!」

切嗣「今週一杯は無理だよ!残業が辛いんだよ!」

アーチャー「雑巾の絞り汁くらい入れんか!!」

切嗣「入れられた事しかないわ!」

雁夜「なんのカミングアウト大会だよ!」

アーチャー「ええい!オチが見つからん!」

切嗣「テンションで誤魔化せ!」

雁夜「うっさいわ!また来週!!」

切嗣「明日も更新するわ!」

アーチャー「もう0時過ぎてるぞ雑種が!」

雁夜「締めたからもう喋るな!」
391 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/13(日) 04:38:19.91 ID:U/FG/Pg2o
切嗣「えー…っと……正直ぐだぐだ過ぎると思うんだ」

アイリ「今さらね」

切嗣「一ヶ月以上更新して未だに400未満……由々しき事態だよ」

アイリ「黒歴史ね」

切嗣「一瞬エタってさらりと安価スレでも立ててやろうかよ思ったほどだよ」

アイリ「腐ってるわね」

切嗣「そこで僕は考えた」

アイリ「ほう」

切嗣「行くところまで行ってやろうじゃないか…っと」

アイリ「うむ」

切嗣「饅頭とかガチホモワカメとか見てたら安価をやりたくなってきた」

アイリ「ふむ」

切嗣「ならばそろそろここでも安価を使うべきじゃないかと」

アイリ「逃げの一手ね」

切嗣「見てる人も楽しい。僕もネタが出来て嬉しい。一石二鳥作戦だ」

アイリ「物は言いようね」

切嗣「R-18な内容以外は安価には絶対で行くんだよ」

アイリ「死亡フラグ入りましたー」

切嗣「さぁ!下1でネタを書いてくれ!」

アイリ「《ない》」

切嗣「」

アイリ「安価な聖杯戦争しなさいよ」

切嗣「安価と組み合わせるから問題ないと断言できたらいいなぁ」

アイリ「願望かよ」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/13(日) 07:00:53.22 ID:m7D+hzATo
安価スレに戻すなら、ある程度書きためておいてPM11時前くらいから連続投下、
他のスレ民が気付いてくれる確率を高める必要がありつぐ。

ホストクラブとかキャバレー、メイド喫茶関連をやらせたらどこの陣営が一番稼ぐかな。
セイバー陣営は合法ロリ、アーチャー陣営はAUO、ランサーは言わずもがな、
ライダーは僕っ娘、バーサーカーは誰かに変身してもらって、アサシンはスタッフか。
あれ、ひとつ足りない・・・・・・

安価なら↓
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/13(日) 07:37:32.69 ID:xqoHrdpG0
>>1000までこのノリで
あと毎日更新(できれば定時スタート)
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/13(日) 09:03:45.06 ID:m7D+hzATo
ある意味鬼畜安価が来たなw
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/13(日) 09:08:26.89 ID:T742vTGeo
ごり押しで安価聖杯復活とか・・・

いや、このノリも好きです
396 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/13(日) 10:50:18.14 ID:6PBPUG4Lo
切嗣「ふぇぇ…定時とか僕の一番嫌いな言葉だよぉ……」

アイリ「その言葉遣いやめなさい」

切嗣「ふぇぇ…会社だって定時ギリギリな僕に何を期待してるんだよぉ……」

アイリ「初耳だわ」

切嗣「それでこの安価内容なんだけど」

アイリ「急に真面目になったわね」

切嗣「>>1000までこのノリって書いてるけど、それは今までの通りぐだぐだSSを続けてほしいって事なのか、それとも安価で進めてほしいって事なのか…」

アイリ「前者じゃない?」

切嗣「まぁもし後者だった場合はさらりと言ってくれれば僕の手腕で華麗にシフトチェンジさせるよ」

アイリ「手腕()」

切嗣「妻にめちゃくちゃ煽られてる」
397 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/13(日) 15:02:23.03 ID:mNkQHkaUo
切嗣「ないわー」

アイリ「あ、切嗣。そんな廊下で寝転んでなにしてるのよ」

切嗣「パワプロ9やってたんだけどさ」

アイリ「懐かしいわね」

切嗣「腕が鈍った」

アイリ「そりゃ何年もやってないじゃない」

切嗣「そうなんだけどさー。流石に変化球が打てないって相当だよこれ」

アイリ「あぁ…CPUの強さは尋常じゃないわよね」

切嗣「どこに投げてもミートカーソル強振でぶっ叩いてくるんだもん……」

アイリ「恐ろしいわね」

切嗣「まぁその話はいいんだけどさ」

アイリ「いいの?」

切嗣「いいの」

アイリ「ふむ…それで何を話したいの?」

切嗣「サクセスだよ」

アイリ「最終的にパワプロなのね」

切嗣「なぜか7連続で僕が作るキャラは故障するんだ」

アイリ「あなたの練習メニューが悪いのよ」

切嗣「正直バイトとか行ってる余裕ないよね」

アイリ「パワリンすら買えないじゃない」

切嗣「一人目は早い段階で膝に爆弾抱えてたから薄々感づいてたさ」

アイリ「爆弾は死亡フラグね」

切嗣「問題は次のやつだよ!突き指かと思ったら断裂しやがった!」

アイリ「全治3ヶ月じゃない……」

切嗣「大学生活最後の試合に出られなくてエンディング迎えたよ」

アイリ「虚しすぎるわ」

切嗣「と言うわけで8人目作ってる!今日は完徹だ!!」

アイリ「仕事しなさい」
398 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/14(月) 20:33:33.55 ID:9QuXi4MNo
切嗣「一週間くらい更新が滞るんだよ」

アイリ「さーびすざんぎょーってやつね!」

切嗣「正直全てをかなぐり捨ててゲームがしたいけどこればっかりは仕方がない」

アイリ「あら……」

切嗣「ん?どうしたんだい?」

アイリ「いや…変に諦めがいいなって思って…」

切嗣「あぁ…もう……もうサボったのがバレて仕事が倍に増えるのは嫌なんだ……」

アイリ「なにそれ怖い」

切嗣「社会人なんてそんなものさ。未成年の子は夢なんて見ちゃいけないよ……」

アイリ「なに子どもの夢をぶち壊そうとしてるのよ」

切嗣「夢で目を輝かせている子どもが憎い」

アイリ「大人げないとかそんなレベルじゃなく腐ってるわね」

切嗣「まぁそんなこんなで一週間後あたりからは更新速度を上げていくつもりだからね」

アイリ「期待せずに片手間程度に待っててちょうだい」

切嗣「……………………」

アイリ「……………………」

切嗣「………ん?なにこの間」

アイリ「尺稼ぎよ」
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/14(月) 20:35:01.42 ID:qySa6rjDo
なにサボってんすかwwwwww

期待して待つ
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/14(月) 20:38:43.32 ID:in/8GED/o
そういや「これはもうキリッツグスレにしか頼めないぜ!!」って言われていたネタが型月談義スレの>>744にありましたよ

……多少、話が誇張されてるかもしれないけどキニシナイキニシナイ
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/14(月) 21:26:58.78 ID:LuIunAAso
それ「キリッツグに頼めば」って言ったの俺だぜ
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/14(月) 23:26:58.76 ID:bEJ+5N/Ko
仕事なんて辞めちまえば楽になるぜ?一日中ゲームし放題だ!(悪魔の囁き)
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/14(月) 23:37:06.21 ID:8eIhzJZJ0
3ヶ月も過ぎるとだんだん苦しくなるんだぜ・・・?
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/15(火) 00:34:12.47 ID:i65WvILbo
>>400
ここにコピペしてくれると探す手間も省けていいんだけどなぁ(期待)
405 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/15(火) 05:35:17.57 ID:g3/ZMy2ao
切嗣「どうも仕事をやると目が疲れるね……」

アイリ「更新ストップなんじゃなかったの?」ピコピコ

切嗣「余裕がある時とか鬼畜な仕事の息抜き程度に少しだけね」

アイリ「ふぅん…それじゃあ愚痴はいいから仕事を進めなさいよ」ピコピコ

切嗣「がっつり隣でゲームしてる君が言うか」

アイリ「……………」ピコピコ

切嗣「のめり込んでるし…」

アイリ「…………………」ピコピコ

切嗣「………なんのソフト?」

アイリ「ボンバーマン」

切嗣「あぁ、あのパズルゲームか」

アイリ「いや、対戦爆弾ゲーム」

切嗣「え?」

アイリ「え?」

切嗣「………え?ぷよぷよみたいなやつの方じゃないの?」

アイリ「…………あぁ、SFCで発売されたアレを言ってるのね」

切嗣「僕の中ではボンバーマンって言ったら完全にそれだったよ…」

アイリ「いや、一般的にそのゲーム知ってる人少ないわよ」

切嗣「ボンバーマンの生首を三つ揃えて消していくゲームって斬新だよね」

アイリ「ボンバーマンの必要性が全く感じられないものね」

切嗣「その癖ボス戦のBGMが格好良いのがまたイラっとくるんだよね」

アイリ「演歌が格好良いわよね」

切嗣「……ん?なんの話をしようとしてたんだっけ」

アイリ「知らないわよ」

切嗣「えぇっと……あぁ、そうだそうだ」

アイリ「ついにボケが始まったのね」

切嗣「常に僕はボケ担当さ…って分かりにくいわ」

アイリ「そう言えばネタ依頼があるわね」

切嗣「あ、僕が言おうとしてたのに」

アイリ「遅いのが悪いのよ。で、どうするの?」

切嗣「まぁ書かないけどね」

アイリ「なんと」

切嗣「書いてくれたら嬉しいな。ってその人がこのスレに言ってくるならまだしも、他スレの雑談な上にその人自身が頼んでるわけでもないからね」

アイリ「あ、爆弾詰みしちゃった」

切嗣「聞いてないし」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/15(火) 12:40:09.87 ID:lYXqmPgHo
>>404
744 名前: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage] 投稿日: 2012/05/13(日) 23:39:01.42 ID:CYrYXT0SP
こんなSSないの?

 831 名前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage] 投稿日:2012/05/13(日) 23:32:57.36 ID:2fy4L6YQ0
 士郎とセイバーと凛の3人でお茶の間でfate/zeroを見たら
 どんな風になるのかすげえ興味あるな


745 名前: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage] 投稿日: 2012/05/13(日) 23:39:39.54 ID:PmW1AFPBo
>>744
キリッツグで頼めばやってくれそう
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/15(火) 22:06:46.97 ID:i65WvILbo
サンクス。
5次世界線ということは番外編か
408 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/16(水) 03:15:55.55 ID:sZ43Jx08o
切嗣「……………」

セイバー「………………」

アイリ「ふんふふんふふーん…ってあら?切嗣とセイバーじゃない」

切嗣「ん、あぁ…アイリかい。どうしたんだい鼻唄なんか歌っちゃって」

アイリ「ボンバーマンのシナリオをクリアしたから一息つきにきたのよ」

切嗣「まだやってたのかい……」

アイリ「なかなかに手強い相手だったわ……。それで切嗣。あなたはセイバーと何をしてたの?」

切嗣「ん?」

アイリ「雰囲気から察するに喧嘩でもしたのかしら」

切嗣「ははっ。そんなんじゃないさ。ただアイリからこの騎士王様()に伝えてくれないかな」

アイリ「それは別にいいけど…いったいなんでセイバーを無視してるのよ」

切嗣「いやいや、ただちょっとした意見の食い違いさ」

アイリ「…まぁいいけど……それで、わたしはセイバーに何を伝えればいいのかしら?」

切嗣「『たい焼きはつぶ餡こそが至高にして王道だ』…ってね」

アイリ「」

セイバー「---ッ!!たい焼きは!たい焼きはこし餡こそが至高です!」ガタンッ

切嗣「ほらね?聞いたかいアイリ。あろうことかこの騎士王様は『こし餡こそが至高だ』などとぬかすんだ」

アイリ「……………」

セイバー「しかしこし餡が至高なのは大いなる意思と世界を裏から動かす300人委員会による最終決定であり---」

切嗣「こし餡中心の世界、こし餡中心の人間の在りようでは、どう巡ったところで真のたい焼きは理解できない。最後には必要食感としての『つぶ』が要求される」

切嗣「だったらつぶ餡の食感と口内に漂う甘味を、出来るだけ長く味わう為につぶ餡のたい焼きを食すのが最善の方法だ」

切嗣「それを卑劣と蔑むなら、悪辣と詰るなら、ああ大いに結構だとも。こし餡でたい焼きは語れない。そんな紛い物に僕はまったく興味ない」キリッツグ

セイバー「くっ………!!」

アイリ「わたしもう寝るわね。おやすみなさい」
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 04:00:09.76 ID:0Zwk7S+Go
つぶ餡こし餡それぞれ良さがある
ただ、しっぽにまであんこが詰まっているたい焼きはありえない、論外
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/16(水) 05:28:35.44 ID:ujBfEmWEo
王はあんこのクドさをほどよく中和する尻尾の大切さがわからない
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/05/16(水) 09:39:59.47 ID:TsDBa41AO
カスタードクリームならくどくないよ!
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/16(水) 16:54:11.94 ID:bSVwa01io
どっちも好きだけど、どっちか、だったらこし餡だな・・・
それより白餡は無いと思う
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/16(水) 22:15:51.47 ID:ZNZPBCDYo
チョコレートクリームがうまし
414 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/17(木) 05:15:44.34 ID:4qq3V+NEo
切嗣「ただいまー」

アイリ「あらお帰りなさい」

切嗣「お土産を買ってきたよ」

セイバー「なんと」シュビッ

アイリ「どこにいたのよ」

セイバー「呼ばれた気がしましたので」

アイリ「いや、確かに呼ぶつもりだったけど……」

セイバー「そんなことよりも切嗣。なにを買ってきてくれたのですか?」

切嗣「え…あぁ、アイスだよ。コンビニで安売りしてたからね」ガサッ

アイリ「へー。あ、それじゃあわたしはイチゴ味にしましょう」

切嗣「僕はバニラにしようかな」

セイバー「ならばわたしはチョコを……切嗣」

切嗣「ん?どうしたんだい」ウマー

アイリ「早く食べないと溶けちゃうわよ」ウマー

セイバー「…………なぜMOWなのですか?」

切嗣「え?あ、あぁ…セイバーはスーパーカップ派だったかい?僕も両方ごちゃ混ぜで買ってこようとしたんだけど生憎と売り切れで---」

セイバー「いえ、それはいいのです。スーパーカップではないのはいいでのですが、なぜMOWなのですか?」

切嗣「え?だってアイスと言えばMOWだろ?」

セイバー「アイスと言えば爽でしょう?」

切嗣「は?」

セイバー「え?」

アイリ「まぁた始まったよ」

切嗣「は?いや…ちょ……爽?ないないないない」

セイバー「え?ちょ…逆にMOWのどこが美味しいんですか?」

切嗣「それは爽の方だよ。あれはアイスを馬鹿にしてる典型だね」

セイバー「ほ、ほほぅ…是非ともMOWを買うような愚か者の意見をお聞かせ願いましょうか……」ヒクヒク

切嗣「そもそもアイスクリームと言うのはその名にある通り『クリーム』なんだよ」

切嗣「クリーミーな味わいを求めているのにそこに氷のシャリシャリ感を入れるなんて外道と言わざるを得ないよ」

セイバー「それがいいんでしょうが!夏に高校野球を眺めながら食べるのが通なのです!」

切嗣「今は春ですが?」

セイバー「例えです!不粋な話はしたくありませんが他と違って量があり、経済的にも大変お得です!」

セイバー「それに比べてMOWはなんですか!プレミアだかなんだか知りませんが値段の割に小さいのですよ!」ドンッ

切嗣「今君は全国のフレンチ料理ファンを敵に回したぞ!」ビシッ

アイリ「わたしもう寝るわよ」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 00:53:44.92 ID:gK/UuTkNo
どっちも捨てがたい
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 15:39:12.05 ID:PHbFi4yDO
え?セイバーに嫌いな食べ物なんて存在するの?
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/18(金) 15:41:20.73 ID:zHTFP3p8o
牧場しぼりなんて小さいってレベルじゃねーぞ。うまいけど
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/18(金) 16:33:43.35 ID:9cdRKFQeo
>>416
質より量を追い求めてるから、少なくて高い食べ物が許せないんだろう
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/18(金) 17:45:34.59 ID:lov6LZt4o
そんなセイバーには業務用のデカイ箱バニラをお勧めしよう
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 19:20:04.37 ID:p89gg9sfo
はっ
MOWの濃厚な味と高級感を理解できないなんて…
所詮メシマズ国の矮小な王ですな
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/19(土) 00:22:27.09 ID:w1667GDU0
MOWはアイス"クリーム"
爽は"アイス"クリーム
二つは設計思想がちがう


ところでスーパーカップならどうか
しっかりとクリームの感じはするし
量も多いし
最高ではないか
422 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/19(土) 04:43:27.51 ID:apt/0QAso
切嗣「………朝日が気持ちいいね」

アイリ「あらおかえりなさい」

切嗣「……アイリはこんな時間までなんの為に起きてるのさ……」

アイリ「ロボノスレに古市オンラインで予約すると限定ドラマCDが付いてくるって聞いて予約しといたのよ」

切嗣「………Amazonより二千円ほど高いじゃないか」

アイリ「別にいいじゃない」

切嗣「………まぁいいけどさ」

アイリ「お疲れみたいね」

切嗣「……ようやく終わったよ」

アイリ「あら、日曜日まで掛かるかと思ったけど、意外と早かったわね」

切嗣「これも毎日4時までサービスしてる僕の頑張り故だね……」

アイリ「………ゲーマーズの予約特典が気になるわね」

切嗣「スルーかい」

アイリ「え?あ、あぁどうしたのかしら?」

切嗣「いや、別にいいけどさ」

アイリ「そう言えば一気に更新するって言ってたけどネタは決まってるの?」

切嗣「そうだ。海に行こう」

アイリ「季節錯誤もいいところね」

切嗣「知ってるかいアイリ。関西の方ではすでに海開きをしているところもあるんだ」

アイリ「それどこの琉球よ」

切嗣「とりあえず更新はする。予告するなら多分1時頃に」

アイリ「なるほど3時頃ね」

切嗣「信用無さすぎだろ」

アイリ「まぁ切嗣だもの。仕方ないわ」

切嗣「………とりあえず僕は寝る」

アイリ「膝枕しましょうか?」

切嗣「今日は安眠だ!!」

アイリ「……目、覚めた?」

切嗣「oh……」
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 06:10:41.57 ID:e+cVzsz5o
寝過ごすに100ペリカン



俺の予想はよく当たるとか全く当たらないとか云々
424 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/19(土) 16:05:47.90 ID:8x0uXuHno
お願い!

3年S組!アイリスーフィール先生!


アイリ「はーい皆さん席についてくださーい」

雁夜「……………」

時臣「………………」

ウェイバー「……………」

ケイネス「……………」

言峰「………………」

龍之介「…………」zzZ

切嗣「……アイリ。なんだいこれは」

アイリ「見切り発車ネタよ」

切嗣「………海のネタを使わなくちゃいけないんだけど」

アイリ「こんな時間まで寝てる人が何を言ってるのかしら」

切嗣「いや、確かにそれは僕が悪かったけどさ。なにも全陣営を巻き込まなくていいじゃないか……」

アイリ「はい皆さん。今からテストをします」

切嗣「あ、やっぱり僕はスルーなんだね」

アイリ「テストの結果が一位の人にはなんとアインツベルン家より賞金10万円が送られます!」

切嗣「それお義父さんには話したのかい?」

アイリ「オフレコに決まってるじゃない」

切嗣「知ったら泣くぞ」

アイリ「それでは用紙配りますのでその場で待機しておいてください」

切嗣「やっぱりスルーか」
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/19(土) 16:10:01.91 ID:u3caJAo2o
ナンカハジマタ
426 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/19(土) 16:24:19.07 ID:VwpBc6LQo
雁夜「おいおい……俺さっきまで自宅で飯食ってたんだぞ……」

時臣「……まぁしかし点数を取れば賞金が貰えるのだ。我々とて悪い話ではない」

言峰「……………」

ウェイバー「お前の妻だろ!しっかりと言い聞かせてくれよ!」

切嗣「頑張って張り切るアイリも可愛いなぁ……」

龍之介「………………」zzZ

アイリ「はーい。それじゃあ紙は行き渡りましたかー」

アイリ「時間は60分。100点満点形式よ」

アイリ「カンニング等の不正行為を行った場合薙刀の錆になると思ってちょうだいね!」

アイリ「それじゃあはじめて下さい!」
427 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/19(土) 17:02:32.47 ID:aYhRozRFo
切嗣「(正直めんどくさいけど…このまま何もせずに0点ってのは癪だし……正直10万円欲しいし)」ペラッ

雁夜「(10万円あったら葵さんになにプレゼントできるかなぁ……)」ペラッ

時臣「(新しい宝石欲しいなぁ……)」ペラッ

言峰「(衛宮切嗣の抱き枕を補充しなければ……)」ペラッ

ウェイバー「(魔術書何冊位買えるかな)」ペラッ

龍之介「………………」zzZ


A.それでは海編に行きましょう。Let's Go!



切嗣「この章絶対いらなかっただろ!」

雁夜「変に賞金とか言ってそれっぽくすんなよ!!」

ウェイバー「………僕たちもう帰っていいかな」

アイリ「ただなんとなくこのタイトルコールをしてみたかっただけなのよ」

切嗣「そんなもののために全陣営を巻き込んだのかい……」

アイリ「海編始まるよ!」

切嗣「始まるよー」
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 17:35:40.10 ID:AMbhSCnXo
よーしおじさんがイリヤちゃんのために水着を買ってあげよう
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/19(土) 17:47:53.94 ID:60JngEkHo
よーしおじさんがイリヤちゃんの水着になってあげよう
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 21:02:30.99 ID:eBw5lvlIO
じゃあおじさんはアイリさんの水着になろう
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/19(土) 21:05:08.11 ID:c87gbRiEo
生きたまま皮を剥がれて礼装にされることを望む人がこんなにたくさんいるなんて知らなかったよ!
432 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 02:29:52.32 ID:j5qvIT20o
切嗣「また君か」

ジャンヌ「毎度毎度私です」

切嗣「金はない帰ってくれ」

ジャンヌ「人を借金取りみたいに言わないで下さい」

切嗣「それじゃあどう言ったご用事で?」

ジャンヌ「あ、すみません。図々しくて申し訳ないのですが、何分歩いてきたものですので喉が渇きまして」

切嗣「同じアパートだよね?」

ジャンヌ「あ゛、あ゛ーあ゛ー……ん…んんっ……」

切嗣「………ちょっと待っててください」

ジャンヌ「あ、わざわざすみません」

切嗣「…………喉治りました?」

ジャンヌ「あ゛ーごほんっ!」

切嗣「………少し待っててください」

ジャンヌ「わざわざすみません」

切嗣「………………」

ジャンヌ「どうしました?」

切嗣「………いや、もういいです」
433 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 02:52:54.58 ID:H7Ph8SKlo
切嗣「粗茶ですが」

ジャンヌ「あ。ありがとうございます」

切嗣「……………」

ジャンヌ「……ずずず………ふぅ…」

切嗣「………それで本題に入りたいのですが」

ジャンヌ「あぁ、皆さんで海行きません?」

切嗣「………残念ながら今手持ちが少なくて」

ジャンヌ「参加費を徴収することを前提に話すのはやめてください」

切嗣「え?いらないんですか?」

ジャンヌ「海に行くのに参加費なんて取りませんよ」

切嗣「え…あぁ…それなら参加します」

ジャンヌ「それではこの参加要項の所にサインをお願いします」

切嗣「ふむ…なになに……怪我等において運営は一切責任を負いません…?」

ジャンヌ「はい」

切嗣「……うん。まぁおかしいところはないかな。サインはここに?」

ジャンヌ「はい」

切嗣「…………っと、はい」

ジャンヌ「………はい。確かに」

切嗣「あ、そうだ茶菓子でも食べていくかい?」

ジャンヌ「いえ、流石にこれ以上お邪魔するわけにはいきません」

切嗣「どの口が言うのか」

ジャンヌ「それでは当日までに水着や同行非等必要物を揃えておいて下さい」

切嗣「うん了解」

ジャンヌ「それでは失礼します」ガチャリ

切嗣「ふー、ようやく海編か。季節感丸無視だなー」

切嗣「……………」

切嗣「ん?」
434 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 04:54:15.13 ID:e+b1cHpYo
切嗣「ちゃっかりと同行費請求していったよあの運営」

アイリ「海!海よセイバー!」ユッサユッサ

セイバー「アイリスフィール。そんなに騒がないで下さい」ユラユラ

切嗣「あれ?セイバーはあんまりノリ気じゃないの?」

アイリ「さっきまでFate/Zero見てたからキャラが真面目になってるのよ」

切嗣「あぁ、なるほどね」

セイバー「あなた達は恐ろしいほどブレませんね」

切嗣「逆にブレブレなのが僕たちだよ」

アイリ「対2P用にコントロールGの投手を用意しておくのは定石よね」

セイバー「パワプロネタはもういいです」

切嗣「話を戻そう」

アイリ「海ね」

セイバー「その切り替えの良さだけは私が見習うべき所なのでしょうか」

切嗣「とりあえずアイリとセイバーの水着を買いに行かなくちゃいけない」

アイリ「ようやく待ちに待った海ネタだけど、そういえばわたしって水着を来たことないわ」

セイバー「私もです」

切嗣「まぁそこら辺はアインツベルン家に頼めば大丈夫だろう。もうこれ以上買い物話とかしてもどう処理すればいいか分からないし」

アイリ「可愛い水着がいいわね」

セイバー「私はなんでもいいです」

切嗣「それじゃあビキニとスク水を」

セイバー「アイリスフィールがいくら実年齢9歳だからと言ってもスクール水着は」

切嗣「現実逃避は何も産み出さないよ」

セイバー「私もごく一般的な」

アイリ「スク水?」

セイバー「ごく一般的なスク水ってなんですか」

切嗣「正直スク水は紺色以外はこれじゃない感があるよね」

アイリ「あら、それは違うわ切嗣。スク水は似合えば色はなんでもいいのよ」

セイバー「議論を始めないで下さい。もう私は普通のビキニでいいです」

切嗣「ビキニ着るとかどこの金ぴかさんを悩殺するつもりだい?」

アイリ「あらセイバーったら大胆」

セイバー「舞弥ー!一人では捌ききれません!舞弥ー!」
435 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 05:01:45.20 ID:9ci2vsUTo
時臣「綺礼……海だな……」

言峰「どうかしましたか我がある……時臣さん」

時臣「……なんで言い直した?」

言峰「正直本編であっさり私に殺られた方を主と呼ぶのは如何なものなのかと思いまして」

時臣「よそはよそ。うちはうちなの。変なことを考えずいつも通り呼びたまえ」

言峰「分かりました時臣」

時臣「君いっつもそんな風に呼んでたっけ?」

言峰「心の中で」

時臣「腹黒すぎる」

言峰「まぁしかし心の中で思う分にはいいですが、周りに聞かれたら些か面倒になりそうなので、体面上『我が主』…と呼ばせていただきましょう」

時臣「……言っとくけど私が本気を出せば君くらい倒せるからね?」

言峰「ははっ。我が主はまたご冗談を」

時臣「……なんでこんな奴弟子にしたんだろう」
436 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 05:04:58.83 ID:L5ngX/sIo
時臣「そう言えば綺礼。君はもう愉悦は見出だしたのかな?」

言峰「……ふむ。またどうしてそのようなことを?」

時臣「本編のようなテンションでもなければ、愉悦を見いだして衛宮切嗣に無関心になるわけでもない……それなら君は愉悦を見出だしたのか疑問に思ってね」

言峰「愉悦ならとうに見出だしていますよ」

時臣「ほぅ」

言峰「ボーイズラブ……日本には素晴らしい文化がある」

時臣「……ボーイズって歳じゃあないだろう…」
437 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 05:10:10.18 ID:V5U3Wbaxo
時臣「話がそれたね。海だよ綺礼」

言峰「はい」

時臣「正直言って海はあまり好きではない」

言峰「金ヅチですか?」

時臣「いや、そう言うわけではない」

言峰「ならどうしてでしょうか」

時臣「昔僕が炎の魔術を父から教わっていた時だ」

言峰「その話長いですか?」

時臣「このレスで終わる」

言峰「続きをお話しください」

時臣「僕は火と水は相容れぬ存在だと考えていてね」

言峰「まぁ実際その通りなわけですが」

時臣「そのせいで炎を使う僕は水を信じちゃ駄目だと思い込んで以来あまり水が好きではない」

言峰「……………」

時臣「………なにか言ったらどうだい」

言峰「はぁ…それでは失礼して一言」

時臣「なんでも言ってくれ」

言峰「オチが弱すぎます」

時臣「それ一番心に来るからね」
438 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 10:49:58.71 ID:MMhWGd4wo
雁夜「なんか海に行くことになったぞ」

雁屋「へー」

バーサーカー「ふーん」

雁夜「お前ら少しは興味示せよ」

雁屋「いや、だってそんな海ではしゃぐような歳じゃないし」

バーサーカー「あれ?俺って水着持ってたっけ」

雁夜「お前この前のときから鎧脱がないキャラ無視してるよな」

バーサーカー「過去の産物だな」
439 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 10:55:41.27 ID:zya+0Udgo
雁夜「まぁいいけどさ。それよりもバーサーカーの水着はどうするよ」

雁屋「自分の能力で作れば良いんじゃないか?誰も野郎のポロリなんて見たくないし」

バーサーカー「首ポロリさせるぞ」

雁夜「それじゃあまぁ押し入れから引っ張り出してくるか。多分サイズ的には問題ないだろう」

バーサーカー「……デザインは?」

雁夜「え?」

バーサーカー「デザインはなんなんだ」

雁夜「……………」

雁屋「なんでまたそんな事聞くのさ」

バーサーカー「いや、今聞いておかないと後々後悔しそうだからな」

雁夜「……………」

バーサーカー「ほら、答えろ」

雁夜「……メラン」ボソリ

バーサーカー「ん?」

雁夜「……ブーメランだ」

バーサーカー「却下」

雁夜「」

バーサーカー「そもそもなんでそんなもんがうちにあるんだよ」

雁屋「雁夜が大人のエロスを理解したときに進む方向性を間違えて購入したんだよ」

バーサーカー「あぁ……」

雁夜「やめろ!俺を可哀想な目で見るな!」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/20(日) 11:27:21.16 ID:utFfmNtdo
水着も宝具化で赤いライン入りになるのかな
441 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/20(日) 14:05:05.91 ID:8d1frEAuo
ウェイバー「…………」モクモク

ライダー「んん?小僧。貴様は先ほどからなんの準備をしておるのだ?」

ウェイバー「………成り行きで海に行くことになった」

ライダー「ほほう!」

ウェイバー「正直僕はあんまり乗り気じゃないんだよ……」

ライダー「はて、それは一体どうしてか」

ウェイバー「聖杯戦争中だろうが!この馬鹿ぁ!なんで他の陣営と仲良しこよししないといけないんだよ!」

ライダー「そんな事か」

ウェイバー「そんな事とはなんだそんな事とは!」

ライダー「そんなこと言っても今さらであろう。もう花見にも行ったではないか」

ウェイバー「うぐ…それは……そうだけど…」

ライダー「分かったのなら楽しんだ方が有意義であろう!」

ウェイバー「はぁ……。あ、そう言えばお前は水着はどうするんだ?」

ライダー「漢なら裸一貫で泳いで見せるわい!」ドンッ

ウェイバー「犯罪だ馬鹿!」

ライダー「ふむ…この時代は些か窮屈すぎる気がするの」

ウェイバー「お前が自由すぎるんだよ……」

ライダー「よし!そうと決まれば早速水着とやらを買いに行くぞ!」

ウェイバー「え、ちょ…いきなり引っ張るな!」

ライダー「出陣だ!」

ウェイバー「こんな所で宝具を出すな馬鹿ぁ!!」


バカァ

バカァ


バカ



442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/20(日) 14:21:17.11 ID:zya+0Udgo
もうウェイバーはライダーに馬鹿ぁ!と言っているだけでいいかもしれんね
443 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/21(月) 07:50:56.16 ID:PsY/myTco
5.22.2012 07:20


切嗣「おーい!アイリ、イリヤ!そろそろ起きないと見逃すよ!」

アイリ「ん…んん……」

イリヤ「どうしたの切嗣ー……」

切嗣「今日がなんの日なのか忘れたのかい」

アイリ「……結婚記念日は今日じゃないわよ」

切嗣「知ってるよ。そうじゃないって」

セイバー「切嗣!人数分のグラス準備整いました!」

アイリ「…セイバーはなんであんなにハイテンションなのかしら」

切嗣「本当に忘れてるのかい……」

アイリ「………イリヤの誕生日は」

切嗣「今日じゃない。知ってる」

アイリ「それじゃあなんなのかしら」

切嗣「日食だよ!」

アイリ「え?」

切嗣「今日は金環日食だ!」
444 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/21(月) 07:59:00.61 ID:PsY/myTco
イリヤ「金環日食…?お母様、なにそれー」

アイリ「お日様がお月さまに指輪をプレゼントする事よ」

イリヤ「なにそれすっごーい!」

切嗣「いや、意味としては間違ってないけど色々間違ってるよ」

舞弥「切嗣。そろそろ時間です」

切嗣「あぁ、分かったよ。よし、それじゃあ城の屋上に向かおうか」

アイリ「今から海に行くって日の朝早くに見るべきものなのかしら……」

切嗣「そう言えばアイリは見たことがなかったんだね」

アイリ「切嗣はあるの?」

切嗣「昔は世界中回ってたからね。見る機会なんてごまんとあったんだよ」

アイリ「へー」

セイバー「切嗣!すでに隠れ始めています!隠れてますよ!」

切嗣「はいはい。っと、直に太陽を見ると目が潰れちゃうから、しっかりとこの日食グラスを掛けてね」

アイリ「はーい」

イリヤ「はーい!」

舞弥「了解しました」

セイバー「……………」

切嗣「一人すでに見ている人もいるみたいだけどね…」

セイバー「ほぁ………」
445 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/21(月) 08:45:12.41 ID:PsY/myTco
アイリ「……まだ指輪にはなってないわね」ジー

切嗣「もう少しかな」ジー

セイバー「ほぁ……」ジー

イリヤ「綺麗だね!お母様!」ジー

アイリ「そうねイリヤ」ジー

舞弥「…………………」ジー

アイリ「あ、指輪になったわよ!」ジー

切嗣「おぉ、綺麗な円が出来上がったね」ジー

セイバー「ほぁ………」ジー

舞弥「先ほどからセイバーが口を開けてるのですが」

切嗣「ほうっておけ」ジー

舞弥「はい」ジー

イリヤ「すっごい!すっごい!」ピョンピョン

切嗣「ははは。なら父さんが肩車してもっと近くで見せてやろう」

イリヤ「わーい!たかいたかーい!」

アイリ「ねぇ切嗣」

切嗣「ん?どうしたんだいアイリ」

アイリ「正直文字だけじゃ伝わらないわ」

切嗣「みんなも見てただろうしそこら辺は想像にお任せすれば良いんだよ」
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/21(月) 09:41:34.12 ID:GBAVfncAO
俺の所は霧がかって見えなかったぜ・・・
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 10:12:12.41 ID:c4TkmRjIO
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY05C6Bgw.jpg
よし、俺が撮影したのを参考にしてくれ
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/05/21(月) 11:40:32.45 ID:a9uJehOAO
ありがとう!きれいだね!
449 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/22(火) 03:27:56.60 ID:MAXfGMjJo
切嗣「そう言えば次回の聖杯戦争だけどさ」

アイリ「今しないといけない話?」

切嗣「………しなくていいね」

アイリ「なら早く海に行く用意をしましょう」

切嗣「はーい」

セイバー「海と言えばアレですね」

切嗣「はいはい海の家海の家」

アイリ「焼きそばくらいなら買ってあげるわよ?」

セイバー「……なにも言っていないのに食いしん坊キャラで推すのはやめてください」

切嗣「!」

アイリ「!」

セイバー「そのわざとらしい驚き方もやめていただきたいのですが」

切嗣「いや、セイバーが焼きそばに釣られないなんて珍しいなって」

セイバー「……もういいです」

切嗣「いや、ごめんごめん。それで何を言おうとしてたんだい?」

セイバー「いえ…ただ舞弥やイリヤはついてくるのかと思っただけです」

切嗣「うーん…。多分ついてくるんじゃないかな」

アイリ「水着持ってるのかしら」

切嗣「まぁそこら辺は僕らが悩む事じゃないさ。さぁ、さっさと用意を済ませちゃおう」

アイリ「はーい」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/22(火) 21:40:38.75 ID:FVgMkDuJ0
え、これ1000行く前に放送終わっちゃうよね?
451 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/22(火) 23:04:02.54 ID:Sigq4X5ao
切嗣「やって参りました冬木の海!」

ウェイバー「……独り言は心の中ですませろよ」ブツブツ

ランサー「そう言えば海に来たはいいがそれ以降なにをするのか決めているのか」

切嗣「え?全然」

ランサー「」

ケイネス「ならばなぜこのような所に来る必要があったのだ!馬鹿馬鹿しい!」

切嗣「馬鹿馬鹿しくなんかないさ!」クワッ

ライダー「そこまで自信を持って断言するからには何かそれに準ずる理由があるのだろうな」

切嗣「水着が見れる!」

ライダー「……………」

ケイネス「仕方あるまい。私がいなければ貴様らは勝手な行動に移りそうだからな。仕方なく監視役として付いていてやろう」

時臣「いえいえ。監視役なら私が勤めますので貴方は先に帰った方がよろしいのでは?嫌々にまでこんな東洋の海で泳ぎたくなどないでしょう」

ケイネス「残念ながら妻がいるのでな。一人残して帰るわけにはいかぬゆえ」

時臣「ははっ。どうせ視線は向こうの黒子に釘付けですよ」

ケイネス「ランサァァァァ!!貴様ぁぁぁぁ!!!」

ランサー「主!落ち着いてください主よ!」


雁屋「凛ちゃんの水着は赤色だろうな……はぁ…もっと違う色の物も着せてやればいいのに…」

雁夜「それは無理だろ。時臣の野郎は赤大好きだし」

雁屋「同じ幼稚園で戦隊ごっこする時はあいついっつもレッドは譲らなかったよな」

雁夜「幼稚園の先生に好かれたいからって空回ってたよな」

雁屋「あったあった!懐かしいな」ハッハッハッ


切嗣「なにこれカオス」

ウェイバー「予想できてただろ」

切嗣「なんか親父の昔話みたいなのも始まってるし」

ウェイバー「ここ海だよな」

切嗣「……海だね」

ウェイバー「…………」

切嗣「……もうこれ女性陣来ない方がいいんじゃないかな」

ウェイバー「………はじめてお前と意見が合った気がする」
452 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/22(火) 23:13:47.64 ID:mz4KYlmro
アーチャー「何を言っているのだ雑種よ!」バッサーン

切嗣「なんでサーフィンしてるんだよ」

アーチャー「ふっ。セイバーがやって来たらこれで登場してやるのだ」

切嗣「君って実は僕より馬鹿だろ」

アーチャー「ビキニを着込んだセイバーが更衣室から我らの方へと走ってくる……しかし我の姿が見当たらない……」

切嗣「妄想が口からだだ漏れだぞ」

アーチャー「『アーチャーはどこ…?(裏声)』そう言って辺りを不安気に見回すセイバー」

切嗣「すでにキャラ崩壊ってレベルじゃないぞそのセイバー」

アーチャー「砂浜を歩くセイバーに三人の不埒な男の影が!!『キャー!アーチャー助けてー!(裏声)』」

切嗣「どうでもいいけど裏声やめてくれ」

アーチャー「そこに荒れ狂う大蛇の如き大波が!!」

切嗣「いやいやいや」

アーチャー「その波の上には金色に輝く我の姿!『ア、アーチャー!!なぜここが!(裏声)』」

切嗣「そろそろ止めとかないと黒歴史確定だぞ」

アーチャー「我は…セイバー……貴様のいる所にいつだって存在するのさ」

切嗣「う、うわぁぁぁ………」

アーチャー「そしてそのまま二人は夜の歓楽街へと消えて行くのだ!!ラブロマンスが止まらないと言うやつだ!!」

切嗣「僕は鳥肌が止まらないよ……」

アイリ「なに馬鹿やってるの切嗣」

切嗣「サラリと登場しないでくれアイリ。びっくりして心臓が止まるかと思ったよ」

アーチャー「お、おぉ………」

セイバー「ん?どうしたのですかアーチャー」

アーチャー「セ、セセセセセセイバーよ」

セイバー「はい」

アーチャー「そ、そそその水着は中々似合っておるのではないか?」

セイバー「はぁ…ありがとうございます」

切嗣「なんだよあの青春真っ盛りの17歳みたいなのは。捻り潰したくなるね」

アイリ「やめなさい馬鹿」
453 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/22(火) 23:21:37.23 ID:tHEgykLZo
切嗣「正直このままじゃ皆が暴走して話が進まない」

アイリ「そうね」

切嗣「白い水着似合ってるよアイリ」

アイリ「ありがとう」

切嗣「一人一人のキャラが濃すぎるんだよ」

アイリ「そうね」

切嗣「白い髪の儚さと雪のようなすべすべとした肌にその水着はよく似合ってるよ」

アイリ「ありがとう」

切嗣「そもそも捌ききれないのにキャラを出しすぎるものじゃないんだよ」

アイリ「全くもってその通りだわ」

切嗣「切れ目でありながらも全てを抱擁するかのようなその瞳がたまらなく美しいと思うよ」

アイリ「ありがとう」

切嗣「まぁ愚痴愚痴と文句を言っても仕方ない!とりあえずはすいか割りをしようじゃないか!」

アイリ「スイカ割りってあのスイカを割ると見せかけて他人の頭をかち割りに行く競技かしら?」

切嗣「誰だ純情純粋なアイリに誤情報を流した輩は」

アイリ「あら違うの?」

切嗣「それが認められてたら日本は法治国家じゃなくなっちゃうよ」

アイリ「ならあの生き埋めって遊びを」

切嗣「名前から言わんとしてる事は分かるけどアイリが思ってる方法は絶対駄目だと思う」

アイリ「あらまぁ」
454 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/22(火) 23:31:59.58 ID:1WjjnI2eo
ジャンヌ「ならば二組に分けましょう」ヌッ

切嗣「うわっ。いつから聞いてたんだいまったく」

ジャンヌ「あなたがアイリさんにのろけだした辺りからです」

切嗣「ほぼ最初からじゃないか」

アイリ「あら、ジャンヌはワンピース水着なのね。似合ってると思うわ」フフッ

ジャンヌ「あ、ありがとうございます……。おほんっ!えー、それでさっきの話の件なのですが」

切嗣「二組に分けるって話かい?」

ジャンヌ「はい。二組に分けてどちらが早くスイカを割れるかを競うのです」

アイリ「あら楽しそうね」

ジャンヌ「基本的にサーヴァントが目隠しをして、マスターが指示を出すといった形で先鋒戦・中堅戦・大将戦の三回に分けて、それぞれの戦いで早くスイカを割った方にスイカを食していただきましょう」

アイリ「先鋒戦等で勝った場合にスイカがもらえるのは分かったけど、チームで優勝すればどうなるのかしら」

ジャンヌ「運営から賞金を差し上げましょう」

アイリ「あらまぁ」

切嗣「ちょっと待ってくれ。しかし分けるとなると一組多いけどどうするのさ」

ジャンヌ「それはまぁ後程。とりあえず皆さんにこの事を伝えに行きましょう」

切嗣「すごく嫌な予感がするんだけど」

ジャンヌ「気のせいです」
455 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/22(火) 23:50:10.72 ID:BQI4ngbuo
ライダー「ふむ。楽しそうではないか。余はその案に乗ったぞ。貴様はどうする坊主よ」

ウェイバー「僕も異論はないさ。別にデメリットがあるわけじゃないし……」

時臣「ならば私も参加しましょう。よろしいでしょうか王よ」

アーチャー「貴様が我に指示を下すのは如何せん腹立たしさ以外の何物でもないが、いい暇潰しくらいにはなりそうだ」

時臣「ありがとうございます王よ。綺礼、君にもこの戦いに参加して貰いたいのだが」

言峰「ご安心を。元よりそのつもりです故」

雁夜「なら俺たちも参加だ。金はいくらあっても困らないしな」

雁屋「雁夜に同意」

バーサーカー「………………」スパー

ランサー「我々はどういたしますか我が主よ」

ケイネス「………………」チラッ


ソラウ「ランサー…アァランサーランサーランサーランサー………」


ケイネス「参加だ!参加するに決まっておろう!!」

ランサー「ハッ!」

龍之介「んー。俺たちはどうしよっかー」

キャスター「私はせっかくジャンヌの催してくれた企画ですから是非に参加したいと思っておりますが」

龍之介「ふーん。それじゃあ参加するか」

ジャンヌ「それでは全員参加と言うことで。しかしこのままでは一組多くなってしまうため、今から一組を落とさせて頂きます」

切嗣「そう、それが気になってたんだけどどうやってランダムで一組を落とすのさ」

ジャンヌ「コンマを使います」

切嗣「やっぱりか」

ジャンヌ「このレスの一の位でセイバー陣営、下1の十の位でアーチャー陣営、一の位でランサー陣営、下二の十の位でライダー陣営、一の位でバーサーカー陣営、下3の十の位でアサシン陣営、一の位でキャスター陣営の判定をします。コンマが一番低かった陣営が脱落と言う事にしましょう」

切嗣「一気に使ってきたな」

ジャンヌ「まぁ安価等は使うと明言してあるので問題はありません」

切嗣「詰め込みすぎて読みにくいし……」

ジャンヌ「それは改行云々の問題がアレコレしまして」

切嗣「言えてないし」

ジャンヌ「しかしこれで3レスも埋まるとしたら、安価をどんどん使っていけば埋めるのも簡単なんじゃないですか?」

切嗣「おい馬鹿やめてくれ」
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/22(火) 23:52:40.32 ID:0jyXv97Oo
こい
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/22(火) 23:53:11.52 ID:0jyXv97Oo
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/22(火) 23:53:41.20 ID:0jyXv97Oo
だれかいませんか?
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/22(火) 23:54:35.96 ID:00HGWa2po
間髪入れずにレスしている癖によくそんな事言えるなお前
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/22(火) 23:59:07.46 ID:KNLTxSnE0
やろうとしたら同じ人に3つ埋められてた…だと?…
461 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 00:05:54.31 ID:13gqIdnEo
切嗣「基本的に連投は安価下なんだよ」

ジャンヌ「つまり脱落するのはセイバー陣営かランサー陣営と言うわけですね」

切嗣「え」

ジャンヌ「え」

切嗣「………連投ありにしない?」

ジャンヌ「なしです」

切嗣「…………」

ジャンヌ「…………」

切嗣「主役が脱落とかないよね?」

ジャンヌ「下1十の位でセイバー陣営、一の位でランサー陣営判定をします」

切嗣「……………」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/23(水) 00:12:35.28 ID:BAsOX47F0
はい
463 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 00:20:47.79 ID:gfeecBVno
切嗣「……………」

ジャンヌ「それではスイカ割りを開始しましょうか」

切嗣「」

ジャンヌ「切嗣さん。そこは邪魔ですよ」

切嗣「いやいやいや。ちょっと待とうよ」

ジャンヌ「待ちませんよ」

切嗣「腐っても主人公だよ?」

ジャンヌ「なら腐り落ちてしまいましょう」

切嗣「ご慈悲を!」

ジャンヌ「そこの曲がり角に教会がありますよ」

切嗣「」

ジャンヌ「さて、それでは皆さんスイカ割り大会を始めますよ」


<ハーイ


切嗣「」

アイリ「………切嗣…」

セイバー「………はぁ……」

切嗣「ぼ、僕は悪くない!悪いのはコンマだ!」

アイリ「言い訳は見苦しいわよ」

セイバー「スイカ……」ボソッ

切嗣「」
464 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 00:33:23.15 ID:bE6/XrVSo
ジャンヌ「さて、それではスイカ割り開催です」

ジャンヌ「西軍:ランサー陣営・ライダー陣営・キャスター陣営」

ジャンヌ「東軍:アーチャー陣営・バーサーカー陣営・アサシン陣営」

ジャンヌ「両軍先鋒前へ」


アサシン「………………」

キャスター「おぉ!ジャンヌよぉ!我が勝利をもってして赤き果実を見事手に入れて見せましょぉ!!」クワッ


ジャンヌ「わかりましたから早く目隠ししてください」


ジャンヌ「目、出てますよ。はい、それで大丈夫です」

ジャンヌ「それでは両者マスター、準備はよろしいですか」


言峰「問題ない」

龍之介「いつでも行けるぜ!旦那頑張れよー!」ブンブン


キャスター「龍之介ぇ!」ブンブン


ジャンヌ「………えー、それでは先鋒戦、試合開始!」
465 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 20:50:06.96 ID:CeRyo/CNo
言峰「アサシン、そこを中心として10時の方向に目標がある」

アサシン「……了解」


相手側のキャスターに比べてこちらのアサシンに敏捷では利がある
ならば短期決戦で速攻をかければいい-----言峰綺礼はそう考えていた

しかしこのスイカ割りはただのスイカ割りではないことを綺礼は気づいていなかった
いや、実質気づいていたものはいないのだろう。
ただ彼は、彼の本能に従い自身の僕へと命を下す


龍之介「旦那ぁ!敵はそのまま直進20歩だぜぇ!ぶちかましてやれぇ!」ワクワク

キャスター「分かりましたよ龍之介ぇ!」


キャスターは自身の懐から魔術書を取り出すと無数の海魔を召喚させる


言峰「---! アサシン、敵は貴様から見て四時の方向に7体だ。宝具の開帳を許可する!」

キャスター「私の目は見えなくともこの子達に目隠しはないのですよぉ!さぁ、殺ってさしあげなさい」ビシィッ

アサシン「----!」


その宝具の開帳を待たずにうねり狂う海魔がアサシンへと襲い掛かる



ジャンヌ「ふむ…なにがなにやら、なぜか戦いみたいになってしまいましたので直後コンマでキャスターの攻撃判定を行う事にします」

切嗣「この戦いの実況はジャンヌ。解説は切嗣でお送りするんだよ」

ジャンヌ「そこまでして出番が欲しいのですか……」
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/23(水) 20:53:14.56 ID:CeRyo/CNo
いけえ旦那ァ!
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/23(水) 20:54:13.09 ID:vdPENVGio
そういえばイリヤは・・・?
468 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 21:23:03.82 ID:96d2tdGUo
ジャンヌ「おっと、海魔の群れがアサシンへと攻撃を仕掛けました。流石のアサシンも視界が真っ暗な状況では対処出来なかったようですね」

切嗣「……………」

ジャンヌ「どうしましたか?解説すらしなかったら登場する意味がないですよ」

切嗣「……エロいなぁ」

ジャンヌ「解説員チェンジでお願いします」

切嗣「あ、直後のレスはID被りだからね。自演じゃないよ」




アサシン「………っ!」


飛び交ってくる海魔の群れを素手に構えた短刀で叩き落とすも、地を這って足に絡み付いてくるモノにまでは手が回らなかった

万全の状態であればこの状況にも冷静に対処出来たのかもしれないが、今アサシンの目---と言っても顔はその骸骨の仮面によって隠されているのだが---は黒い布で覆い隠されている

故に足元に絡み付く海魔を斬り裂こうにも、少し間違えれば自身の足を傷つけてしまう結果に至るのだ

そう躊躇した間が彼、もしくは彼女の命取りとなった

足に絡み付いた海魔はそのままアサシンの身体を這いずり上り、その肉体を砂浜へと縛り付けていた


キャスター「ふっ。これこそが他愛無し…と言うのですねぇ……」

龍之介「COOOOL!!!最高にCOOLだよ旦那ぁぁ!!」キラキラ


アサシン「………ッ!」




ジャンヌ「む。これは……」

切嗣「どうしたの?」

ジャンヌ「アサシンさんの宝具が発動しそうな予感です。詳しく言えば直後コンマ6以上で発動しそうな予感です」

切嗣「なるほど。わざわざ説明お疲れさまなんだよ」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/23(水) 21:24:39.64 ID:Y5sKFFhko
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/23(水) 21:25:12.93 ID:Y5sKFFhko
駄目だったよ・・・
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/23(水) 21:25:59.03 ID:OeLpHO1K0
アサ子きゃわわ
472 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 21:33:47.68 ID:qDJfde41o
アサシン「………うねうね…気持ち悪いです……」

キャスター「ふふふ。私の海魔に敵うとでもお思いですか」

龍之介「COOOOL!!!」

言峰「くっ…!衛宮切嗣と共に海岸でスイカを食べる我が理想郷(アヴァロン)が……!!」

切嗣『君が負けてくれて心から安心したよ』




ジャンヌ「さて、先鋒戦が終わったわけですが、最終的にアサシンさんの宝具は発動しませんでしたね」

切嗣「これは仕方ないね。仕方ない」

ジャンヌ「おっと、そうしている間にもキャスターがスイカを割りました。先鋒戦、勝者はキャスター選手です」

切嗣「いい戦いだったね」

ジャンヌ「……流石にこのまま解説すらないのは可哀想ですので、一応今回の戦いについて聞いておく事にします」

切嗣「ふむ。今回のアサシンの敗因はこれを普通のスイカ割りだと勘違いしていたことだね。気づかなかったアサシンも悪いけど、今回の戦犯はマスターの言峰綺礼だね」

ジャンヌ「なるほど。ありがとうございました」

切嗣「え?これだけ?まだ語ることが」

ジャンヌ「いえ、結構です。それでは中堅戦に向かいましょう」

切嗣「」
473 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 21:47:48.05 ID:VJyy21Vdo
ジャンヌ「それでは中堅戦に入りましょう」

切嗣「オーダーはどんな感じなのかな?」

ジャンヌ「はい。中堅戦は西軍:ランサー陣営 東軍:バーサーカー陣営です」

切嗣「ほほぅ。これは面白い組み合わせだね」

ジャンヌ「今から両方の戦いを見るのが楽しみですね」

切嗣「すいか割りだからねこれ」




ランサー「貴様が相手か狂犬よ」

バーサーカー「……………」

雁夜「あ、あぁ…一応言っておくけどこいつ狂化失敗してるからあってないようなものだぞ」

ランサー「……貴様が相手か黒騎士よ!」

バーサーカー「(言い直すなよ……)」ハァ

ケイネス「ええい!ランサー!貴様はなに敵とべらべら喋っているのだ!」

ランサー「す、すみません!我が主よ!」

ソラウ「ケイネス…ランサーにいじわるしちゃ駄目よ」ジトー

ケイネス「え、あ、いや…これはちょっとした叱咤激励のようなもので……」

ソラウ「なら私が貴方に対して叱咤激励を飛ばしてもいいのよね……」

ランサー「ソラウ殿!それ以上は我が主への冒涜と見なさなければならなくなります」

ソラウ「あ、いえ…そんなつもりはないのよランサー」

ランサー「……そうでございますか。行きすぎた言葉、お許しください」

ソラウ「全然!全然いいのよランサー!」///

ケイネス「ランサァァァァ!!!貴様ァァァァァァ!!!」


雁屋「なぁ、嘘の方向教えてバーサーカーの奴オロオロさせてやろうぜ」

雁夜「おい馬鹿やめろ」



ジャンヌ「……カオスですね」

切嗣「どちらもマスターが二人いるようなものだからね」

ジャンヌ「なるほど。それでは中堅戦開始です!」

切嗣「僕の台詞へのスルースキルが恐ろしい」
474 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/23(水) 21:59:00.75 ID:bp4Hz2IBo
ケイネス「ランサー!敵はそのまま直進すれば相対する!突っ込むのだ!」

ランサー「了解です我が主よ!」


先に動いたのはランサー
右手に長槍、左手に短槍を持ち、黒い煙に身を隠した騎士へと突撃を開始する


雁夜「目の前から来るぞ!距離は雰囲気だけで感じとれ!!」

雁屋「上から来るぞ!気を付けろ!」

バーサーカー「どっちがどっちだよ!」



ジャンヌ「おっと、これはバーサーカー陣営でなにやら揉め事が起こっているようですね」

切嗣「ランサーの槍に魔力で作られた鎧は無意味だからね。これはバーサーカーが少し不利に感じられるよ」

ジャンヌ「なるほど。ようやく解説役から解説らしい解説が入ったところで直後コンマランサーの攻撃判定です」

切嗣「バーサーカー陣営の内輪揉め補正で+1が付与されるよ」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/23(水) 22:02:53.85 ID:Y5sKFFhko
476 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/25(金) 02:19:06.10 ID:Ju19Xnifo
ランサーの持つ槍はバーサーカーの鎧を突き抜け、その穂先に赤い血痕を付着させる


ランサー「浅いッ…!」


今の一撃で大した手傷を負わせることが出来なかったと悟ると、ランサーは槍を引き抜ぬこうとする
だが、槍は強固な岩に挟まれたかのようにピクリとも動かない




ジャンヌ「おぉ、自身に突き刺さる槍を素手で掴み取ってますね」

切嗣「バーサーカーが不利だと思っていたばっかりにこれは良い一手だね」

ジャンヌ「おっと、そしてここでバーサーカーが宝具を発動しました」

切嗣「ランサーもなにさらりと宝具奪われてるのさ…」

ジャンヌ「そして直後バーサーカーの攻撃判定です。これは勝負が決まりそうですね」

切嗣「至近距離からの攻撃と目隠し補正で+2くらいかな。ランサーが一気にピンチになってるじゃないか」

キャスター「ジャンヌゥゥ!すいか切りましたので置いときますねぇ」

ジャンヌ「あ。すみません。ありがとうございます」

雁屋「おぉ、甘いなこのすいか」

雁夜「水っぽくないしな。あ、塩取ってくれ」

切嗣「君たちなにナチュラルに食ってるのさ」

雁夜「いや、なんかキャスターが分けてくれるって言うから好意を無駄にしちゃいけないだろ?」

雁屋「うまー」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/25(金) 04:48:53.05 ID:MqN8WNzLo
朝一
478 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 02:37:25.33 ID:bOkZ92Pqo
切嗣「おっと、バーサーカーの槍がランサーの脇腹を掠めたね」モグモグ

ジャンヌ「そもそも接近戦で槍を使用してる時点で端から見るととてもシュールな光景ですね」モグモグ

切嗣「おっとランサーがバーサーカーを振りほどこうと必死になってるね」

ジャンヌ「このままだとずっとバーサーカーのターンですからね」




ケイネス「こらランサー!なにをしているのだ!英雄と言うのはそんなものなのか!」

ソラウ「………ケイネス」ボソリ

ケイネス「頑張れランサー!私はお前の勝利を信じているぞ!」

ランサー「わ、我が主よ……!分かりました…このディルムッド・オディナ……主からの言葉を今一度胸に焼き付けます!」

バーサーカー「………!」




ジャンヌ「こ、これは…!ランサーの身体から気が溢れ出ています……!」

切嗣「5000…9000……28000……40300……72090……くっ…!」ボンッ

ジャンヌ「…………」

切嗣「測定…不能だよ……」

ジャンヌ「……直後コンマ…ランサーの攻撃判定です……」

切嗣「補正なんて要らない……奴は…奴は今、覚醒した……!」

雁屋「…………」ゴクリ

雁夜「…………」ゴクリ





ランサー「うぉぉぉぉぉ!!!さぁ!いい加減にその手を話して貰おうか!!黒き騎士よっ!!」ゴォォォォォ
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/26(土) 07:07:28.37 ID:vhBLreZso
ケイネス先生・・・初めからこうしていれば・・・
480 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 14:28:49.07 ID:0MwotqXNo
ランサーのその叫びが海岸を埋め尽くし、体内から発せられた気によってバーサーカーを吹き飛ばす
砂浜を転げ回った後に、体勢を立て直すと、バーサーカーは瞬時に思考を回し始め、現状の理解に努めようとする

視界は悪い
が、そんなものを不要とするかのような気がランサーから溢れ出ている
それだけで敵の居場所は特定可能だ

バーサーカーは砂浜特有のサラサラとした砂粒を払い除けると、その気が発せられる方へと顔を向ける


バーサーカー「………おまえは…行き着いたと言うのか」


ポツリと呟く
その声は打ち付けられる波に掻き消されるように小さく


バーサーカー「主人の為に戦うのを楽しめる……あの境地に…!!」


ランサーが両手に持った槍を回す
くる…くる…くる……と

その様子は窺い知れない
だが、この闘志、気は本物だ……


ランサー「ねぇ、一緒に戦おうよ!」ヒュンッ





ジャンヌ「おっと、これはまさかの展開です」

切嗣「本当に覚醒したよ。彼はどこの魔王さんだよ」

ジャンヌ「目から光が出ていますしね」

切嗣「そうこう言ってる間にもランサーが距離を詰める!」

ジャンヌ「口許笑ってますよ、彼」

切嗣「ふっ…この戦いの中で真価を見いだしたのさ……。昔誰もが持っていた…天衣無縫の心を…ね」

ジャンヌ「それこそどこの越前さんですか。さて、直後で判定です」

切嗣「補正はなしでいこう。彼ならやってくれるさ」

ジャンヌ「どこまでランサーに厳しいのですか…あなたは」

切嗣「仕方ないね。故に彼はランサーなんだから」

ジャンヌ「……意味が分かりかねます」ハァ
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/26(土) 14:32:37.30 ID:CP4ZSoHyo
自害せよ、ランサー
482 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 15:18:20.08 ID:K7KlCfrko
ランサーが駆ける
主人を護るため……主人の言葉を護るため……!!

自身の気をコントロールし、敵の居場所を感知する
バーサーカーの周りに蠢くように気がまとわりつき、その背筋から生暖かい汗が流れ落ちる

深紅に輝く槍を振り回し

バーサーカへと突き出した……!


ランサー「あ」

バーサーカー「え」


槍の先から赤黒い血が、それを伝い砂浜へと染み込む


ランサー「……お前らは…おまえらはそこまでして俺に活躍させないのかっ!!」

バーサーカー「…………」

ランサー「おまえらは!そんなコンマ運が恥ずかしいとは思わないのか!!」

バーサーカー「………」

ランサー「貴様らにディルムッドの呪いあれ!聖杯に災いあれ!!」

ソラウ「ランサァァァァァァ!!!」

ケイネス「よし!」グッ




ジャンヌ「中堅戦、ランサーの消滅によりバーサーカーの勝利です」

切嗣「」

ジャンヌ「さて、それでは大将戦に向かいましょう」

切嗣「……これってギャグ一色だよね?」

ジャンヌ「死をギャグにできる彼の性格が災いしましたね」

切嗣「」
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/26(土) 15:20:40.49 ID:vhBLreZso
脱落wwwwww
484 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 15:42:48.36 ID:m0k4Fre5o
アーチャー「ようやく我の出番か」

時臣「王よ。ここは下々の見ている場。なるべく宝具の開帳は……」

アーチャー「問題ない。全て我に任せておけ」

時臣「王よ」キラキラ

アーチャー「セイバー。勝利の暁には貴様に冷たいすいかを授けるぞ」ウィンクッ

セイバー「ハートを飛ばさないでください気持ち悪い」

アーチャー「」

時臣「王よ……」


ライダー「さて、行ってくるか」

ウェイバー「おまえ大丈夫なのか」

ライダー「はっはっはっ!少しばかり疲れるだろうが。なに、問題はない!」

ウェイバー「それならいいんだけど…」

ライダー「それでは行ってくる!」




ジャンヌ「さて始まりました大将戦。一体賞金はどちらの陣営の手に渡るのか」

切嗣「世紀の戦いを見逃すな!」

ジャンヌ「チャンネルはこのままで」


<CMハイリマース

485 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 15:59:12.23 ID:6T+Hxp5qo
熱い夏にはこの一杯!《聖杯ビール》!!

夏バテ?お盆で休みすぎて働くのが辛い?そんな日々とはもうお別れ!もりもり飲んでごりごろ働こう!


-----「はい。私もこのビールを飲んでいたから主のために頑張れたんだと思いますね」

-----「え?最期の言葉が問題…?ははっ。ちょっと聖杯ビールを飲んで落ち着いた方がいいですね」


今なら3000名様に聖杯型ジョッキが当たるチャンス!

お求めは今すぐ店頭へ!
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:04:48.70 ID:MwqsQUVqo
ちゃんとCMある〜!
487 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 19:30:16.69 ID:pleCc0cHo
ジャンヌ「いやぁ、飲みたいですね聖杯ビール」

切嗣「麒麟なんて目じゃない!を売り文句にしているその大胆さ。画面の向こうの君も一度味わってみるといいよ!」

ジャンヌ「それでは大将戦です」

切嗣「栄光の賞金を手にするのは一体どちらか!」

ジャンヌ「試合開始です!」




アーチャー「ふははは!我の剣技に見とれるなよ!」

ライダー「目隠しのせいで見えんわ。というより貴様の剣技はそこまでだったはずだが」

アーチャー「ふんっ。ごちゃごちゃとうるさい奴だ」

ウェイバー「すいかはそのまま真っ直ぐ50歩の所だぞライダー」

ライダー「よし来た」ポーイ

すいか「いやんっ!」パカン

ライダー「どうだ小僧よ、当たったか?」

ウェイバー「当たったな」

アーチャー「…………」

時臣「…………」

ジャンヌ『大将戦終了です。お疲れさまでしたー』

ライダー「疲れたな坊主よ」

ウェイバー「ぼく別になにもしてないじゃないか……」

アーチャー「おいおいおい!待て征服王!」

ライダー「ん?なんだ英雄王」

アーチャー「大将戦でこれはいくらなんでもあれだろう!」

ライダー「おいおい、お前ともあろうもんがいちゃもんでもつけるきか」

アーチャー「ぐぬぬ……」

時臣「王よ…」

アーチャー「ええい!貴様までそんな目で見るな!エヌマで吹き飛ばすぞ!!」

時臣「…………」



ジャンヌ『それでは皆さん、第一回ドキドキ!?すいか割り大乱戦を終了します』

切嗣『これそんな企画だったのか…』

ジャンヌ『一晩寝ずに考えたんですよ?』

切嗣『………君ってネーミングセンスが壊滅的なんだね』

ケイネス『そんな馬鹿な名前の企画のせいで私の戦いは……』

ソラウ『ランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサーランサー』

切嗣『』

ジャンヌ『』
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/26(土) 19:42:33.57 ID:vhBLreZso
よかったじゃないか故・ランサー、1番活躍してたんじゃないか
489 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/26(土) 19:52:53.08 ID:Qln1xwVBo
アーチャー「あまりに早いと思う。我のしゃべっている途中であの坊主が指示を出していたぞ」シャクシャク

切嗣「そりゃ試合開始してたし」シャクシャク

アーチャー「それでもあれはヒーロー登場シーンに敵が攻撃するような理不尽さを感じたぞ」プップップッ

切嗣「ふーん」プップップッ

ライダー「なに勝手に人のすいかを食っているんだ」

アーチャー「固いことを言うな征服王。貴様はそれほどの器ではなかろう」

ライダー「はぁ…。まぁ別に良いが」

アーチャー「ふむ!いいのか!それならばセイバーに分け与えてこよう!セイバー!!」タッタッタッ

ライダー「…………」

切嗣「なくなったな」

ライダー「あのはしゃぎよう…どこの男子中学生だ……」

切嗣「まったくだね」

ライダー「む。そう言えば貴様の所のあの黒女は来ていないのか」

切嗣「あれ?本当だ。てっきりもうイリヤと遊んでるものだと思ってたのに」

ライダー「なんやかんやと原作ではあんな感じで逝ってしまったからな。会うのにちょっと引け目を感じるわ」

切嗣「ははっ。君にもそんな神経があったんだね」

ライダー「いくら王とはいえ一介の人なもんでな」

切嗣「まぁそりゃそうだ」

ライダー「余と喋ってもオチはつかんぞ」

切嗣「知ってた」
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/26(土) 19:55:07.05 ID:XBK7wqtno
征服王西瓜ンダル……
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2012/05/26(土) 21:23:27.78 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2012/05/26(土) 21:23:54.75 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/
削除お願いします
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2012/05/26(土) 21:24:20.21 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/
削除お願いします
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2012/05/26(土) 21:24:50.83 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします

ちゃんと貼れ…てる?
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/05/26(土) 21:25:17.24 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/05/26(土) 21:25:44.46 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2012/05/26(土) 21:26:27.66 ID:rLsZAP/AO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 21:27:07.98 ID:rjNrH6OQo
これは酷い。まるでここがナニかの捌け口みたいじゃないか
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:27:56.67 ID:MwqsQUVqo
ここは削除スレではない
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 21:29:07.74 ID:rjNrH6OQo
ってか、タイミングとメル欄的にどう見ても確信はn……まあいいや
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/05/26(土) 21:30:03.47 ID:rLsZAP/AO
すいません。たぶん思います疲れていたんだ。ご迷惑をおかけしました。
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/27(日) 02:18:22.39 ID:MTho1MxZo
さあこれをどう話に絡めるのか>>1の能力が試されるね!


ね!?
503 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/27(日) 03:49:31.37 ID:DnpXtR+6o
あなたは何を考え、何を思って---この地へと訪れたのか……



諦め?憔悴?落胆?



かつてこの地には様々な気持ちを抱えて愚者が訪れた


『違う…!こんな展開に持っていきたかったんじゃない!!』


ある者は失敗し



『もう無理だよパトラッシュ……僕もう眠たいんだ……』


ある者は心が折れ




『…………仕事が…忙しいんだ-----っ!!』


またある者は……なにも言わずにそこを訪れた……

一瞬にしてそこは敗者の吹き溜まり
多種多様ありとあらゆる神からも見放されたものが行き着く先---



だが、そんな地に時々…愚者とは違った……光輝く者が訪れる


全ての試練を耐え抜き…1000の道を踏破した者---


愚者が彼らを見るだけで恐れ…怒り……哭き叫ぶ-----



『試練などではないさ---私は…私自身が楽しいからこの指を動かすんだ』

『鳴々、そんな悲しい目をしては駄目だ…諦めてはいけない。こんな私でも行き着いたのだから』

『自信をもって…例え燃やされようとも…嵐が吹き荒れようとも……自身の心---信念を持って辿り着くんだ……この地に……』



『さぁ、始まりの時だ』


《Reqest HTML Thread W》


4月25日より絶賛稼働中!



【勝手に提供】
■ HTML化依頼スレッド Part4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1335365683/
504 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/27(日) 03:52:40.45 ID:DnpXtR+6o
切嗣「なにか変なCMが流れた気がする……」

アイリ「そう?」

切嗣「ん…。いや、まぁ気のせいかもしれないや。そんなことよりもほら、夕焼けがとても綺麗だよ」

アイリ「そうね」フフッ

切嗣「夕焼けを見ると一日が終わりだなって気がするよ」

アイリ「気が早いわよ。まだ夜があるじゃない」

切嗣「ははっ。そうだね。もう歳かもしれないや」

アイリ「あら?」

切嗣「ん?どうかしたかい?」

アイリ「ねぇ、あそこ。あれってセイバーとアーチャーじゃないかしら」



アーチャー「--------」

セイバー「---------」



切嗣「ありゃ、本当だ。一体どうしたんだろう」

アイリ「ふふ。夕暮れの砂浜を二人で歩いてるなんて…ロマンチックね」

切嗣「少しは親密になれたのかな」

アイリ「あら、夕暮れの砂浜を歩いているのはセイバー達だけじゃなくてよ」

切嗣「え?」キョロキョロ

アイリ「…………」ニコニコ

切嗣「アイリ……」

アイリ「切嗣………」





《見せられないよ!》






アーチャー「セイバー!すいかだぞ!ほらほら!」

セイバー「いりません!付きまとわないでください!」

アーチャー「なぜだ!食べたいのだろう!ほらまだまだあるぞ!」

セイバー「もうお腹が一杯です!本当に入りませんから!」

アーチャー「はっはっはっ!貴様がお腹一杯などという言葉からほど遠いのを我は知っているぞ!」

セイバー「もう4玉もいただきましたから!結構です!」

アーチャー「遠慮するな!ほらほら!」

セイバー「あぁぁぁぁぁぁ!!もう!!」
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 16:48:43.34 ID:4aHCOn/Qo
この夫婦、初期はもっと思春期の中学生みたいな感じじゃなかったっけ
506 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/27(日) 23:13:31.81 ID:gp3z9cn1o
切嗣「時が経てば色々あるんだよ」

アイリ「なに一人海に向かって黄昏てるのよ。早くそっちのシート広げてちょうだい」

切嗣「ん、あぁごめんごめん」

アイリ「なんやかんやと海編も終わるわね」

切嗣「基本的に設定を決めたら話が長続きしないよね」

アイリ「そこは切嗣が頑張りなさいよ」

切嗣「あー…明日からまた仕事だよ……やだやだやだー!」

アイリ「幼児退行して現実から逃げちゃ駄目よ」

切嗣「そう言えばセイバーとアーチャーが見当たらないね」

アイリ「初めに帰ったのかしら?」

切嗣「サボリだ!」

アイリ「どれだけ心が狭いのよ……」

切嗣「まぁ半ばアーチャーが強引に連れていったんだろうけどさ」

アイリ「うまくいってるのかしらあの二人」

切嗣「さぁね。まぁ出来る限り応援はしたいよ」

アイリ「そうね……」

ジャンヌ「お二人とも、すでにこちらは片付け終わりましたが」

切嗣「え。あ、あぁごめんごめん。すぐに片付けるよ」

ジャンヌ「そう言えばアーチャーとセイバーの姿が見えませんが…」

アイリ「多分あの二人なら初めに帰ったと思うの」

ジャンヌ「サボリですか」

切嗣「そのネタはもうやったよ」

ジャンヌ「む。そうですか、残念です」

アイリ「……なに?一部の間で流行ってるの?それ」

切嗣「さぁ」

アイリ「」
507 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/28(月) 01:10:05.15 ID:x3YmB3yEo
ざぁ、ざぁ。と

砂浜にはすでに人の影はほとんど無く、辺り一帯は波の音だけが響いている
そんな場所に二人の男女が歩いていた

男の方は黒いスカジャン、整髪料で逆上がらせてた奇抜な髪型の色に合わせるかのような金色に輝く黄金のイヤリングを両耳に付けていた

女は男と同じ金色の髪型をポニーテールのように上で結っており、白いワンピースをたなびかせながら男の後に付いていっていた


金髪の男は考えていた
今日、この男は金髪の女に告白をするつもりだ

いつものふざけた態度ではなく、目を見据えてしっかりと---

この海に来るまではそう考えていた。夜の海辺の散歩に誘い、人がいなくなってきたところで夜の満月をバックに告白するのだと


だがその計画は散歩に誘うという初期段階で水泡に帰した
男があげたすいかを余りに美味しそうに女が食べるものなので、“少々”すいかを食べさせることに固執してしまったのだ

その時の情景を思い浮かべただけで唇を強く噛み締めざるを得ない


男「(くっ…!まさか我があんな初歩段階でミスを侵すとは……!)」


苦虫を潰したかのような顔をする男はなにも言わずに夜の砂浜を歩いていく


男「(だがセイバーを散歩に誘う事は成功した……名目上《人前で謝罪するのが恥ずかしいから》…ということにはしているが……理由はともあれ散歩は散歩だ!)」


男は一瞬ネガティブに陥りかけた思考を無理矢理明るくすると、後ろを付いてきてくれている女に見えぬように小さく手に握り拳を作る



ざぁ、ざぁ。と波の打つ音を耳に入れ、男は歩く
508 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/28(月) 01:50:17.04 ID:TI9PqRr1o
ざぁ、ざぁ。と

砂浜にある人影はすでに少なく
静かな波の音だけがこの砂浜に響いている


そんな場所を一組の男女が歩いていた

金髪の男の後ろを付いていく金髪の女
一見すれば兄妹に見えることだろう


そんな考えを自身の頭に思い浮かばせ、馬鹿らしい。と首を振る


なぜこのような時間にこのような場所を歩いているのか……話せば長くなりそうでならない話

簡潔に話せば、いつもは無礼を働けども決して謝ることのない奴が、なぜだか今日に限っては殊勝にも謝罪を申し出てきた……と言う、半ば興味本意のようなものだった


金髪の女は空に浮かぶ満月を眺めながら「もういくつ寝ると月見団子の季節か……」と、ひっそり物思いに耽る


しかしそのような感傷も、先ほどからなにやら目の前を歩く金髪の男の手に作られた小さな握り拳を見ては、いつ奇襲をしかけてくるのかと言った様子で吹き飛んでしまう



金髪の女「(いったいどこまで歩くつもりなのでしょうか……いい加減にお腹が空きました……)」


ざぁ、ざぁ。と立てる水の音を聞きながら、月見よりまずは流し素麺だ…と自身の考えを改め、女は歩く
509 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/30(水) 00:25:34.80 ID:VWlBt82/o
人の影が少なくなる

と、このような表現をしても今は満月が夜空に浮かぶ夜なので、影が出来ることはないので至極一般、人の数が少なくなってきたと言えば良いのだろうが、それでは余りに面白味のない文章となってしまうが為に、ここではあえて人の影が少なくなると言い表そうと思う


そんな海岸沿いを歩く、見たところ異人であろう男女の姿が視認できる


さて、現在男は困り果てていた
女に謝ると言ったはいいものの、これからどう告白に持っていけばよいのか全く分からないのである

いつもの雰囲気ならさらりと言えばよいのだろうが、現状の雰囲気では不可能に等しい

ならば謝った後にしっかりと告白すればよいではないかとこの場を見ている人がいるなら声を大にして言うのだろうが、いかんせんこの前述した通りこの砂浜に人影は男と女を除いて他にはいない


どうしたものかと思考を巡らせていると、ついに後ろを付いてくる女から「どこまで行くのですか?」と疑問を投げ掛けられた

いよいよこれは急をようさねばならんと感じた男はつい「よし、この辺でいいだろう」と言ってしまった

しまった、と思うにはもう遅い
後ろを付いてくる女はすでに足を止めこちらを見ている雰囲気だ


まだ男の心の調子は整っていない
だが、ここで勇心を見せずしてなにが王か。と自身の胸に気合いを入れるや、後ろを振り返り女を直視する



アーチャー「せ、セイバーよ!」

セイバー「はい」

アーチャー「お、我は…我は……!」

セイバー「あ、謝罪はいいですよ。いい加減にお腹も空いてきたのでそろそろ戻らねば---」

アーチャー「我はお前の事が好きだぞ!」




岸壁に叩きつけられた波の音が、なにか大きな包みで閉ざされたかのように遠く聞こえる
510 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/30(水) 00:27:38.41 ID:VWlBt82/o







セイバー「え?あぁ、はい。知っています」

アーチャー「い、いや…そうではなくて……」

セイバー「貴方が謝罪をすると言うので来てみればまたですか……」ハァ

アーチャー「いや、その……」

セイバー「私はそろそろ帰りますので貴方も道中お気を付けて」

アーチャー「え、あ、あぁ…」

セイバー「それでは失礼します」

アーチャー「」

アーチャー「」

アーチャー「」






511 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/30(水) 00:37:49.55 ID:8s0ic44Ko




アーチャー「と言うことがあったのだが」

綺礼「ここは恋愛相談所ではないのだが」

アーチャー「固いことを言うな綺礼よ」

綺礼「………」

アーチャー「それで我はその後のんびりと一人で帰路についたのだが、正直どこがダメだったのかが分からん」

綺礼「………本気か?」

アーチャー「馬鹿にしているのか」

綺礼「……いや、確認しただけだ」

綺礼「正直に言えば貴様の普段のだらしのなさが仇となったと言うべきだろうな」

アーチャー「そんなことはわかっている。それでもあのシチュエーションでジョークと普通は思うか?」

綺礼「それは貴様がセイバーの鈍感力を量り損ねていただけの話」

アーチャー「むむ……」

綺礼「まぁこれから日々の態度を改めていけば自然と上手く行くだろう」

アーチャー「むぅ……そのようなものなのか……」

綺礼「そう言えばアーチャーよ」

アーチャー「なんだ綺礼…話なら後にしてくれ」

綺礼「私も貴様に一つ聞きたい事がある」

アーチャー「だから後にしろと」

綺礼「なぜ告白シーンでは地の文が可笑しな事になっていたのだ」

アーチャー「…………」

綺礼「まぁあらかた読んでいた本に引っ張られていたのだろうが」

アーチャー「…………用がないなら我は寝る」

綺礼「サーヴァントと言うものは睡眠を必要とするものなのか?」

アーチャー「………」シュンッ

綺礼「消えたか……」

綺礼「ふぅ……アーチャーともあろうものがセイバーの気持ちすら分からんとは」

綺礼「これは一つ…奴の姿を見ながら極上のワインを飲む良い機会かもしれんぞ……」

綺礼「ふふふ……」

綺礼「ふぅはっはっはっ!!」








時臣「(なにあれこわい)」
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/30(水) 01:51:49.74 ID:KiBDgYeDO
このギルには幸せになってもらいたいものだ……
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/30(水) 04:41:28.70 ID:31Uu++XIO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/30(水) 04:41:58.84 ID:31Uu++XIO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/30(水) 04:42:31.16 ID:31Uu++XIO
一方通行「もっと強くなりてェ」-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1338034465/削除お願いします
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/30(水) 14:02:26.55 ID:4r8tl462o
>>515
頼むから荒らさないで
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/30(水) 14:26:19.55 ID:Bv0lFM4Ko
スレが伸びたよ!やったねケリちゃん!
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/30(水) 16:14:36.41 ID:NuORVgSr0
荒らしって何が楽しくってやるんだろ?
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/30(水) 16:51:21.20 ID:QfsimfaFo
>>518
そういう反応が返ってくるのがうれしいんだよ
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/30(水) 17:05:59.81 ID:HecuWaDf0
なるほど
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/30(水) 23:56:52.57 ID:4r8tl462o
>>キリック"さん>>393をお忘れ無く
522 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/05/31(木) 00:33:20.41 ID:NTPKqr9mo
切嗣「あー……あー………」ボー

アイリ「あら切嗣。そんなところでボーっとしてどうしたの?」

切嗣「さっきからね……FPS酔いが酷いんだ……」

アイリ「一瞬でも心配したわたしが馬鹿だったわ」

切嗣「あとワンランク上がったらP90が使えるんだ……あー……」

アイリ「厨二武器で名高いP90?」

切嗣「普通に性能もいいから純粋に僕は好きなんだけどねー……」

アイリ「まぁわたしは銃器についてはそこまで詳しくは知らないからなんとも言えないけど」

切嗣「まず連射性がカービンなんかと比べて向上してるよね。命中率も中々なものだしデザインも格好良い。グラサンなんかを掛けて照準を定めてる人を見掛けたら惚れちゃうよ」

アイリ「急に饒舌になりすぎよ」

切嗣「それでアイリは僕になんの用だったんだい?」

アイリ「用がなければ会いに来ちゃいけないの?」

切嗣「不覚にもドキッとしたよ」

アイリ「まぁ、聞きたいことがあるんですけれどね」

切嗣「…分かってた。分かってたよ……で、聞きたいことって……」

アイリ「3 9 3 を 忘 れ る な」

切嗣「映画でよくある感じに言わなくてもいいよ」

アイリ「I'll be back for 393」

切嗣「わけが分からん」

アイリ「>>393について一言」

切嗣「初めからそう言えばいいのに……」

アイリ「尺稼ぎよ。言わせないで恥ずかしい」

切嗣「君がそんな性格かよ……」

切嗣「はぁ…まぁ>>393に関しては守ってるつもりだよ。いつも通りgdgdといったいなにが本編なのか分からないような感じでね」

切嗣「ただ定時通りって言うのは確実に守れそうにないから厳命もされてないしいいかなぁって」

アイリ「その時の様子が鮮明に頭に思い浮かぶわね」

切嗣「まぁ、多分本編と言うかこのスレでやりたかった大まかなものは800行かずに終わると思うんだ」

アイリ「詳しい内容については?」

切嗣「このスレを読んでたら半ば9割は気づいてる人もいると思うんだけどね。まぁ詳細は各々感じ取ってほしいって事で」

アイリ「へー。あ、それじゃあ800以降はどうするのかしら」

切嗣「正直それ以降は過去スレの時みたいにだらだらgdgdなお喋りになると思うから飛ばしてもらっても構わないんだよ」

アイリ「え?今もそんな感じでしょ?」

切嗣「……いや、まぁ確かにそうだけどさ…」

アイリ「まぁ200くらいなら安価でそこまで見てくれた方たちが読んでみたいネタを決めてもらってもいいかもしれないわね」

切嗣「うん、それじゃあそんな感じにしよう」

アイリ「アバウトね……」

切嗣「行き当たりばったりがこのスレの売りだからね!」キリッツグ

アイリ「売りって言うのかしら……それ……」
523 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/01(金) 19:09:50.34 ID:EKbTU7p5o
切嗣「ねぇアイリ」

アイリ「どうしたの?」

切嗣「最近すいかバーがBIGになっているのに気づいたんだ」

アイリ「今更すぎるわよ」

切嗣「やっぱり暑い季節はすいかバーだよね」

アイリ「メロンバーはだめなの?」

切嗣「夏と言えばすいかだろ」

アイリ「まぁイメージではそうかもしれないけど…」

切嗣「しかし暑い日が続くね」

アイリ「もう6月ね」

切嗣「暑いねー」

アイリ「暑いわねー」

切嗣「……あ」

アイリ「ん?」

切嗣「ドラえもんの時間じゃないか」ヨッコラセ

アイリ「」
524 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/01(金) 19:18:28.84 ID:AzVsaGu8o
切嗣「暑いねー」

アイリ「暑いわねー」

切嗣「…………」

アイリ「ねぇ、切嗣」

切嗣「んー?」

アイリ「いくら行き当たりばったりとは言え、ネタくらい考えなさいよ」

切嗣「…や、やだなぁ…人の事をサボり魔みたいに言っちゃって」

アイリ「え」

切嗣「え」

アイリ「…………」

切嗣「あ、暑いねー」

アイリ「……夏の暑さと掛けまして」

切嗣「え?あ、あぁ…えっと……野球の阪神の新井と解きます」

アイリ「その心は?」

切嗣「冬になったら忘れるでしょう」

アイリ「…………」

切嗣「…………」

アイリ「暑いわね……」

切嗣「暑いね……」
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/06/01(金) 19:53:25.67 ID:l6KeoKqio
北海道はこの時期とても快適。1ヶ月だけの最高の時期!!
526 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/02(土) 20:02:44.62 ID:PeQ9lf+Mo
切嗣「最近僕は働きすぎだと思うんだ」

アイリ「そう言えている内はまだまだ大丈夫な証よ」

切嗣「心配しないの?」

アイリ「えぇ」

切嗣「……………」

アイリ「ほら、そんなこと言っている暇があるのならネタの一つや二つ考えなさい」

切嗣「日に日に僕に対する口撃力が向上している気がする……」

アイリ「気のせいよ」

切嗣「気のせいなのかなぁ…」

アイリ「気のせい気のせい」

切嗣「最近僕の財布が軽くなっていっているのは…?」

アイリ「き、気のせいよ…気のせい」

切嗣「アイリ………」
527 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/03(日) 03:10:44.36 ID:oICTdAgHo
切嗣「oh……」

アイリ「世界の終わりよ……」

切嗣「薄々気づいてたんだ……」

アイリ「まさか本当にこうなるなんて……」

切嗣「X強調してた時点で心の準備は出来ていた……」

アイリ「それでも…!希望にすがり付いていたかった!!」

切嗣「ちっくしょう!!」


セイバー「………何事ですか」

切嗣「ほらアイリ…ここになにも知らない無知な人間がいるよ」ハッ

アイリ「見ちゃダメよ切嗣。彼女はなにも知らないのだから」

切嗣「無知でいることに浸りきった豚め」

セイバー「………今の発言は多目に見てあげましょう」イラッ

セイバー「あなたに限らずアイリスフィールまでおかしくなっているのですから何かちゃんとした理由があるのでしょう?」

アイリ「一言で言うからよく聞いててちょうだい」

セイバー「……分かりました。私も覚悟を決めましょう…」

アイリ「切嗣…教えてあげなさい……」

切嗣「うむ……」

セイバー「………」ゴクリ


切嗣「なんでエクシリア2なんだよ!!」

アイリ「爆死したばかりじゃないの!」


セイバー「あぁ、失念していました。初期の頃はアイリスフィールも相当アレでしたね」
528 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/03(日) 17:24:14.35 ID:oICTdAgHo
切嗣「……………」

アイリ「どうしたの切嗣」

切嗣「あぁ、アイリ。ちょっと色々あってね……」

アイリ「ふーん。そう言えば昨日どこか行ってたけど散歩?」

切嗣「携帯を買い直してたんだ」

アイリ「あらようやくね」

切嗣「ついこの間発売した機種でね。中々に使いやすいのはいいんだけど……」

アイリ「?」

切嗣「文字が打ちにくいね……タッチパネルって……」

アイリ「あぁ……」

切嗣「正直言って日々の更新はIS01で行いたいけど……二台も持ち歩く余裕もないし…さてどうしたものかと悩んでいたんだよ」

アイリ「PCで更新すればいいじゃない」

切嗣「あぁ、この前君がデパートの懸賞で当ててきたVAIOか……」

アイリ「そうそう」

切嗣「正直スマホ使ってるとPC起動が面倒になってくるよね」

アイリ「わからないでもないけど……」

切嗣「IS01も使い始めた当初は面倒だったけど今じゃ普通にPCのキーボードで打ち込むより早くなってるもん」

アイリ「相当使い込んでるわね」

切嗣「愛着湧いちゃうよね」

アイリ「そう言えば機種変ってなんの機種にしたの?」

切嗣「G'ZONE」

アイリ「防塵…?」

切嗣「戦場を駆け回るんだもん必要必要」

アイリ「防水?」

切嗣「トイレに落としても安心だね」

アイリ「…………」

切嗣「……ぶっちゃけデザインが厨二臭いところに惹かれたよね」

アイリ「切嗣……」
529 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/03(日) 22:02:01.56 ID:XQm4SjVyo
切嗣「最近ネタがないとかそんなレベルじゃなくネタがないんだよね」

アイリ「海が終わったから次は紅葉見にでも行ったらいいんじゃないかしら」

切嗣「そう言った本編はまだちょっとっていうアレなんだよ」

アイリ「どう言ったアレなのよ」

切嗣「レス稼ぎも兼ねて下1でネタでも募集しようかな」

アイリ「堕ちたわね…切嗣……」

切嗣「………!!」

アイリ「あなたのそんな姿を見て…喜ぶ人がいると思う?」

切嗣「くっ…!」グサッ

アイリ「少しでもネタを絞り出そうとは思わないの?」

切嗣「ぐぬ…!」グサッ

アイリ「あなたはただ今の状況に甘んじているだけではないの!」ドドーン

切嗣「ぐはっ……!!」

セイバー「K.O!」

アイリ「さぁ切嗣…立って……今こそあなたの真の力を見せるときが来たのよて……」

切嗣「僕の…真の力……!」

アイリ「行きなさい!切嗣Mk.2!」

切嗣「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ゴゴゴゴゴゴ


セイバー「効果音と発言だけで誤魔化してる感が---」

アイリ「駄目よそれ言っちゃあ」

切嗣「下1でネタ募集だよ」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/03(日) 22:02:43.63 ID:wkz8dXv80
うんこ
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/06/03(日) 22:03:25.97 ID:jt5LPa5xo
懐かしのタイムスリップでもって言おうとしたけど取られてた
532 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/03(日) 22:11:33.32 ID:g9B+p9Oho
切嗣「よし、セイバー。謎なぞだ」

セイバー「ん?まぁ良いですが……急にどうしたのですか?」

切嗣「ちょっと思い付いただけさ。それじゃあいくよ?」

セイバー「よしこいです」

切嗣「君は門番だ。いつものようにしっかりと警備をしていた所に、旅人が通りかかった」

セイバー「ふふんっ。『しっかりとした警備』ですか」

アイリ「……そこってこのクイズに重要かしら」

セイバー「しっかりとした警備がなければ二人の旅人にすら気づかなかったでしょう!つまりこのクイズが生まれる事もなかったわけです!」

アイリ「んー…なんか妙に重要そうに聞こえるから困るわね…」

切嗣「そろそろ続けていいかな」

アイリ「あ、ごめんなさい。どうぞ続けて」
533 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/03(日) 22:57:56.70 ID:ZWywsLMUo
切嗣「さて、とりあえず区別するために一方をAさん、もう一方をBさんと名付けよう」

切嗣「警備のあなたは二人の持ち物を確認し、危険物がないことを確認すると二人を通そうとした」

切嗣「だがそんな時、本部より緊急の連絡があった」

セイバー「緊急ですか?」

切嗣「緊急も緊急。なんと極悪犯罪者が今まさに国を逃亡しようとしているんだ」

セイバー「なんと」

アイリ「超展開ね」

切嗣「死因は頭部を固い物で刺されていたらしい。深さを考えれば凶器は大体5〜9cmほどだと言うのは分かった」

切嗣「時間的に考えればこの場にいるどちらか一人が犯人だと言うことが推測される」

切嗣「容疑者の持っていたものは以下に記すよ」

切嗣「さて、警備のあなたが二人を止めると、二人は互いに急いでいるのだと言う」

切嗣「本部の人が来るのを待って、二人ともしょっぴいてもいいけど、後々恨みを買って面倒な事になるかもしれない」

セイバー「急にリアルな事を言わないでください」

切嗣「さて、あなたは以下のヒントを元に犯人を見事推理しなさい。と、つまりはこう言う事だよ」

アイリ「中々面白そうなクイズね」

切嗣「持ち物やヒントは最低限度の事しか書いてないから、聞きたいことがあれば僕に聞いておくれ」

切嗣「事情聴取は三回まで。一つの質問に対して二人とも答えてくれるからじっくり考えてくれ」

切嗣「事情聴取の内容は後で一回一回安価を取るよ。それまでは考察や僕に対しての質問を受け付けるよ」

アイリ「初めはセイバーに出していた問題がいつの間に安価形式に」

切嗣「だってセイバー唸ってるし……」

セイバー「Aさんが実はマスターでBさんがそのサーヴァントと言う可能性も……ぐぬぬ……」ブツブツ

アイリ「正解は望めそうにないわね」

切嗣「だろ?」



【ヒント】

・門に着くまでの道は二通り。旅人風の二人はそれぞれ別の道からやってきた
・身体検査、持ち物検査で凶器らしきものはなし
・風貌などで曲解される恐れがあるので二人とも厚いローブで身を包んでいるものとする


【二人の持ち物】
Aさん・・・水筒、携帯食料、寝袋、サバイバルナイフ、羊皮紙

Bさん・・・水筒、携帯食料、寝袋、サバイバルナイフ、毛皮、生魚
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/03(日) 23:01:44.95 ID:j7qnW7mWo
サバイバルナイフは凶器じゃないんですか?
ルミノール反応は調べられますか?
535 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/03(日) 23:18:41.67 ID:m0Ea443Xo
切嗣「サバイバルナイフは凶器じゃないね。もっと細いもので刺されたらしい」

切嗣「あとルミノール反応用の薬品を持ってないからそれで調べるのは不可能だって言うことで」

セイバー「鋭利なもの……まさか!ランサーが!」ハッ

アイリ「彼は消滅したじゃない」

セイバー「む。そうでした…」

切嗣「それじゃあ下1で事情聴取安価だよ」

アイリ「薬品すら持ってないなんて無能警備員ね…」ハァ

セイバー「なっ!ふ、普通は持っていません!」
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/03(日) 23:50:30.77 ID:cIrRx+KAO
生魚の種類は何ですか?(凶器になりそうな形&サイズかどうか?)
魚には解凍されたっぽいドリップとかは出てますか?(ガチガチに
凍らせれば凶器になるのでは?)
537 : ◆hLjOuel3KI [saga]:2012/06/05(火) 03:14:50.55 ID:Cp7okOlOo
切嗣「事情聴取安価での質問だから残り二回だね」

アイリ「それで?魚は凶器になり得たの?」

切嗣「ならないね。魚が凶器だったなら独特の傷痕が残ってるはずだしね」

アイリ「ふむぅ…難易度高いわね」

切嗣「まぁね」フフン

切嗣「あ、そう言えばコレからまた少し更新がのんびりになるよ。迷惑かけるね」

アイリ「クイズを解いて待っていろと?」

切嗣「大まかに言えばそうだけど相も変わらず君は僕の好感度を下げようとするかのごとく言い換えるね」

アイリ「それこそ今更ね。さて、そうと決まれば事情聴取安価出しときましょうよ」

切嗣「正直このクイズが誰にたいして得を産み出すのか全くわからないけど、とりあえず直後で事情聴取安価だよ」

アイリ「ねぇ、何かヒントみたいなみたいなものはないのかしら」

切嗣「うーん…確かに難しいかもしれないね。と、言ってもヒントらしいヒントがあげにくいんだよね……」

アイリ「何か注目点みたいなものはないの?」

切嗣「あえて言うならば、見方を変える…とか、ちょっとした知識なんかも必要になるね」

切嗣「最近テレビでもやっていた事をそのまま用いてるだけだからね。少し捻れば出てくるはずだよ」

アイリ「それでも難易度は変わらず高いと思うけど……ってあら?セイバーは?」

切嗣「あれ?そう言えばさっきから姿が見当たらないな」

アイリ「どこにいったのかしら……」
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/15(金) 22:41:05.95 ID:10ZBO9mNo
毎日更新はどこに消えた?
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/06/16(土) 06:18:11.89 ID:yt/ACHDUo
「あれ?そう言えばさっきから>>1が見当たらないな」

「どこにいったのかしら……」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/07/01(日) 21:34:30.24 ID:Y7Be7Wzl0
切ッ嗣〜
早く帰って来てくれ〜
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 14:42:18.05 ID:pdcKTyTIO
まだか
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/08/05(日) 22:00:59.73 ID:2W60Q2730
これにて御仕舞い
543 :393 [sage]:2012/08/06(月) 20:01:55.48 ID:zyO63idE0
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