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唯「ムギちゃんの脇の下舐めたい」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 12:33:27.51 ID:nzM3aLWIO
百合。
ちょっとへんたい、おバカ系。

まったり完成させて行きます〜。

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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 12:37:26.16 ID:nzM3aLWIO
唯「ペロペロしたいなァ」

律「へんたいか」

唯「なにさーっ、律っちゃんだってあずにゃんとむちゅちゅーしてるじゃん!
私知ってるんだよっ」

律「うむ、そうなのだ。
私達はへんたい仲間だな!」

すっ。

唯「そうですな、律っちゃん隊員!」

がしぃっ!

唯『ーー私達は熱い友情の握手を交わした。
こうして、世界は平和になったのだ……』

律『おしまい』
3 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 12:41:30.74 ID:nzM3aLWIO
唯「さて、そこでムギちゃんの脇の下の舐め方なんだけど……
我が夢を叶える為に、ぜひ一緒に考えておくんなましっ!」

律「普通にやればよくね?」

唯「例えば?」

律「ムギにストレートに頼む」

唯「そんなの無理だよー。
もし引かれたりしたらヤダもん!」

律「そんな事ないと思うけどな。
 ムギなら案外あっさりOKしてくれるだろ」

唯「そ、そうかなー///
でっ、でも、OKしてくれたら三振奪取、駄目だったらホームラン被弾なんてリスク高すぎるよぅっ」

律「(それなら)もう(手が)ないじゃん」

唯「まだ一個しか案出てないよ!?」

律「そういえばそうだったな。
……なら、そうだな。体育のーー」
4 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 12:49:25.25 ID:nzM3aLWIO

翌日、体育の後。

紬「ふぅ」

律「ムギが着替え始めた」

唯「よぅしっ、タイミングを見計らって……」

律「上着を脱ぐ為に両腕を上げた!
行けぇ、唯ファンネル!」

唯「らじゃ!」

トテトテトテ。

唯「おおっとすべったぁ!」

ピョンっ。

律「よしっ!
『つまずいた振りしてムギにぶつかり、たまたま唯の顔がムギの脇にゴールイン作戦』……完璧だ!
今のは唯のつまずきがつまずきじゃなく、明らかジャンプだったが問題はない!」
5 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 12:53:22.93 ID:nzM3aLWIO
唯「ムギちゃんの脇まで、
3、
2、
1ーー」

紬「あらっ」

がしっ。

唯「ふぇっ?」

トッ……

律「!?」
6 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 12:57:50.49 ID:nzM3aLWIO
紬「あぶなかったねー。
大丈夫だった? 唯ちゃん」ニコッ

唯「う、うんっ。ありがと///」ドキッ

律「な……ムギの奴、飛びかかってきた唯の両肩を手でキャッチし、優しく着地させやがった……
ムギは上着脱いでる途中で、服が顔にかかって前は見えてなかったのにっ」

紬「ーーあら唯ちゃん、首すじに小っちゃな痣が出来てるわ。
体育の時についたのかしら?」

唯「わわわっ、ムギちゃん顔近いよぅっ///」
7 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:02:12.55 ID:nzM3aLWIO

放課後、部室。

律「むう、まさか失敗するとは……」

唯「ごめんね律っちゃん……」

律「いや、唯がムギにわざとつまずくタイミングとか距離とか、バッチリだった。
これはムギが上手だっただけだ」

唯「私も、作戦自体は良かったと思うんだけどなぁ」

律「命中率百%の唯ファンネルだったはずなんだが……
見事に切り払われちまった」

唯「踏み込みでも足りなかったのかなぁ」
8 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:06:04.55 ID:nzM3aLWIO
律「まあムギにはこちらの魂胆はバレてなかったみたいだし、まだ次がある」

唯「そだね。
(ムギちゃんの私だけに向けられたパーフェクツ・スマイル、真近で見れたし……肩を掴まれたのもドキドキしたなぁ///)
……じゃあ次はどうしよっか……」

律「そうだな……」

梓「話は聞かせて貰いました」
9 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:09:58.98 ID:nzM3aLWIO
唯「あずにゃん!」

律「おう」カタテアゲテアイサツ

梓「はいです」ニャー

律「何か手があるのか?
……んっ」チュツ

梓「あ……ふ。
名案です。
ここは唯先輩の得意な……」ムチュチュ〜
10 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:15:56.22 ID:nzM3aLWIO

翌日、休憩時間中の教室。

唯「ムーギちゃん♪」ダキッ

紬「あら、唯ちゃんどうしたの?」

唯「えへへー、ムギちゃんの身体ぬくぬくやわらかで好きぃ〜」モゾモゾ

紬「あらあらまあまあ♪」

唯「あやっ!
ムギちゃんのシャツ、脇の所がちっとばかしほつれてまっす!
さささ、私が直すから脱いで脱いで!」

紬「まあっ、本当?」
11 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:19:43.33 ID:nzM3aLWIO
律「よし、良いぞ!」ロウカカラ

梓「さすが唯先輩。見事な切り出しだ」コソーリ

紬「ーーでも、ここで脱ぐのは恥ずかしいわ」

唯・律・梓「!」

紬「お家帰って直すね。
唯ちゃん、教えてくれてありがとう☆ニコッ
……あら唯ちゃん、いつもより髪の毛サラサラね。トリートメントでも変えたのかしら」

唯「わ……か、変えてないよぅ?(ムギちゃん近い〜///)」
12 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:24:22.36 ID:nzM3aLWIO

放課後、部室。

律「うむむ」

梓「ここで脱ぐのは恥ずかしい、ですか…」

唯「ムギちゃんはお上品だから、シャツの脇の下のほつれを指摘されても、人の居る場で腕を上げて自分の脇を確認したりしない……」

梓「だからほつれが嘘でもーー少なくともすぐにはバレない。
その場で脱がせられさえすれば、『唯先輩、後は流れでお願いします』で何とかなると。
そこまでは読んでいたんですけどね」

律「あれは盲点だったな。
さすがはムギ、我々の一歩上を行く」

唯「それでいて最高にかわゆくて、性格はぐう聖なんだもん。
あれで惚れない訳ないよ、まったく///」
13 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:28:06.50 ID:nzM3aLWIO
梓「しかし、次はどうしましょうか」

律「うむむ、そうだな……」

澪「待たせたな、皆」

唯「澪ちゃん!」

梓「澪先輩、何か策がおありなんですか?」

澪「ああ。とっておきの、な」

律「さすが澪だぜ!」
14 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:32:50.11 ID:nzM3aLWIO

当日、部活の演奏後。

ジャーン。

紬「ふうー♪」

梓「良い演奏でした」

律「よっしゃー! 今の演奏最高だったな!」

唯・紬『さいこーっ!』

梓「先輩方、気を抜いてはダメです。
上手く行ったんですから、尚更すぐもう一度やりましょう」

律「えー!」

唯「えー!」

澪「あひらっひょぉおおぉぉぉおおおおぉぉぉぉぉぉい!」
15 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/17(土) 13:35:19.15 ID:nzM3aLWIO
今日はここまでにしておきますです〜。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/17(土) 14:18:59.85 ID:OR+0E9qeo
乙待ってる
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/17(土) 16:05:22.75 ID:umELVgm3o

最後の澪ww
18 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:20:00.50 ID:YuHobSEIO
15分後位に再開します?
19 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:35:10.47 ID:YuHobSEIO
紬「!?」

唯「澪ちゃんどうしたの?」

梓「なにかあったんですか?」

澪「い、いいい今みぇた、見てしまったんだ!」

律「なにを?」

澪「ム、ムギのシャツの中に、じじ、じっ、Gが入り込んだのを!」

紬「」

律「な、なんだってーーー!?」

梓「これは大変です」
20 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:38:06.43 ID:YuHobSEIO
唯「さ、さ、ムギちゃんシャツを脱いで!
脱いでみよう!」

紬「……あの、でも……
そんなの入ってきたら、さすがに気付かない訳ないと思うんだけど……」

澪「なぁにを言うんだムギっ!
奴は神出鬼没なんだぞ!?」

唯「そうだよぅ!
だから脱ごうっ!」

紬「だけど、今服の上から調べてみたけど中に違和感ないし……
それに、これだけ私が動いてGが中でじっとしてるのもおかしくないかしら?
居たとしたら、とっくに動き出してると思うけど……」
21 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:40:34.07 ID:YuHobSEIO
澪「…………」

律(まずい)

梓(想定外)

唯(ど、どどどうしよう澪ちゃん、どう返そう!?)

澪「は……ははは!」

唯「澪ちゃん?」

澪「や、やだなムギ。動くってな、なななんの事だよ」

紬「えっ?」

澪「私が言ったのはG……
ゴディバのチョコレート!
ほら、今日ムギが持ってきてくれたお菓子ってゴディバのチョコレートだろ?
それだよっ」

紬「あら、そうだったの〜。
……あれ? でもチョコレートが私のシャツに入ったのを見たって……どういう……?」

澪「ああ、どうもチョコレートを食べるのが楽しみで幻覚を見てしまったらしい」

紬「あらあら♪」
22 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:44:17.93 ID:YuHobSEIO
澪「いやぁすまんムギ、皆!」

紬「良いのよ〜。
じゃーー」フリムイテ、アルキダシ…

どんっ。

紬「あっ、ぶつかっちゃった……
ごめんね、唯ちゃん」

唯「う、うん平気だよっ」
(ムギちゃん、だからお顔近いって!///)

紬「よかった……」ニコッ

律(そして相変わらず良い笑顔だ)

紬「じゃあお茶にしましょうか。
すぐに用意するわね♪」
23 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:47:15.21 ID:YuHobSEIO

翌日、まだ誰も居ない早朝の教室。

澪「ダメだったな……
昨日はすまん」

唯「澪ちゃんは全然悪くないよぅ〜」

律「だな。
むしろ、ムギのあの言葉によく返せたよ。
上手く誤魔化せたおかげで、まだまだチャンスがあるんだからな」

梓「そうです。私があの時の澪先輩だったら、もう猫のマネする位しか思い付かなかったと思います」

唯「そうだよ〜」
24 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:50:29.07 ID:YuHobSEIO
澪「しかしムギの奴、あんな事言われてあそこまで冷静に対応出来るとは……
手強いな」

律「だな」

梓「です」

唯「ぅえーん!
ムギちゃんの脇の下、ペロりたいよぅ!」


?「あの時紬さんのシャツを上手く脱がせられたとして、その後どうやって脇の下を舐めるつもりだったの?」


唯「決まってるよぅ!
消毒してあげる、って私がペロるのっ」デヘヘ

律「ーーって、誰だ!?」
25 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:53:23.86 ID:YuHobSEIO
憂「わーたーしーだー」

澪「あっ!///」

唯「ういー」

梓「おはよう憂」

憂「おはよう梓ちゃん」

律「おう、どうしたんだ」

憂「それよりさっきの作戦、舐める所まで行っても、紬さんに引かれておしまいですよ」

唯「えっ?」
26 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:55:41.00 ID:YuHobSEIO
憂「だって考えてもみてお姉ちゃん。
脇ペロ自体はまったく問題無い、極々当たり前の行為だけど……
自分の脇をGが這いました。その時、人が『消毒してあげる』って言って舐めてきたらどう思う?」

唯「引くわ」

憂「でしょ?」

唯「……はっ! 確かにっ」

律「お、おう。
いや、まぁ世の中そういうのが好きな人も居るかもだが、さすがに……なぁ」

澪「ああ……」

梓「我々はへんたいではあっても、アブノーマルではありませんからね」
27 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 15:58:30.84 ID:YuHobSEIO
憂「お姉ちゃんは、紬さんの脇の下を舐める事が出来たらそれで良いの?
その後引かれたり嫌われたりして距離置かれても良いの?」

唯「い、嫌だよぅ!」

律「そりゃそうだよな……」

梓「まあ、そうならない為にこうやって作戦立てている訳ですからね」

澪「むう、私とした事が。ここまで穴だらけな手を発案して、あまつさえ実行にまで移したなんて……
論ずるに値しないな……」

律「仕方ねえよ。
それにそんな事言ったら、その『穴』に気付かず、指摘出来なかった私らも悪い訳だしな」
28 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:01:07.82 ID:YuHobSEIO
梓「です。
そもそも、ムギ先輩が手強すぎ為に作戦がなかなか上手く行かないのは言うまでもなく、今憂が指摘してくれた点も、普通は思いもよらないレベルの話ですし」

唯「そだよ。むしろ皆、色んな提案してくれてありがとねっ」

憂「ところで今の話の流れからすると、その作戦を考えたのは……」

澪「わーたーしーだー」
29 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:05:49.03 ID:YuHobSEIO
憂「やっぱり。
澪さんはしっかりしている様で抜けてますからね」

澪「そ、そんな事言うなよぅ」

憂「なんで? 本当の事でしょ?」

澪「ぅう……」グス

憂「(ゾクリ)それにさっき、私のマネしましたよね?
おちょくってるんですか?
澪さんの事、嫌いになっちゃおっかなー」

澪「ひあーっ!
やだぁ……嫌いになっちゃやらよぅ……」ウーイニピトッ

憂「えへへ、澪はこんなに甘えんぼで泣き虫なのに、ファンクラブがあるなんて笑えるね?
今の情けない姿を、ファンの人達が見たらどう思うかなぁ?」
30 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:08:40.44 ID:YuHobSEIO
澪「良いんだもん、甘えんぼでも泣き虫でも情けなくても良いんだもん。
憂が居てくれたら良いんだもんっ」

憂「澪、かわいい……
吸って良いよ?」ナデナデ

澪「ん……///」チュパチュパ…

律「くっ、こいつら朝っぱらから見せつけやがりやがって!
梓こいっ、私たちだって負けてられっか!」アズサノテノヒラ、ハムハムペロリ

梓「にゃー」リツノデコ、ペロリ

唯「ばああああぁぁぁぁぁあああぁあぁぁあぁぁぁぁぁあああぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁああああああぁあああぁぁぁぁぁぁ!
うっらやっましぃ!!
私だって早くムギちゃんとっ!!!」

憂「あ、任せてお姉ちゃん。私に名案があるよ」
31 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:10:51.33 ID:YuHobSEIO

その日の夜、平沢家。

憂「皆さん、お風呂入りましたよ」

律「おっ、サンキュー憂ちゃん!」

紬「ごめんね唯ちゃん憂ちゃん、突然押しかけたりして」

憂「良いんですよ、皆さんとお食事出来て楽しかったですし」

唯「そうだよ〜。
それに、今日皆に泊りに来てって誘ったの私だしっ」

憂「さ、お風呂、どなたかお先にどうぞ」
32 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:13:27.23 ID:YuHobSEIO
梓「先輩方、どうせなら何人かで一緒に入りませんか?」

律「おお! そりゃ良いな!」

澪「ちょっと恥ずかしいが……賛成だ」

紬「楽しそうね〜♪」

唯「皆でお泊まりの醍醐味だねっ」

憂「でも、家のお風呂の大きさだと……
一緒に入れるのは、二人が限界です」
33 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:16:07.98 ID:YuHobSEIO
律「よっしゃ、じゃあ私は梓と入るぜ」チュッ

梓「よっしゃだにゃー」ニャー

澪「じゃあ私は憂ちゃんと」テレレ

憂「えへへ」ニヤァ

唯「なら私はムギちゃんとだねっ」

紬「うんっ」

憂「じゃあお姉ちゃんに紬さん、お先に入って来て下さい」

紬「私達が最初? 良いのかしら」

律「おう」

梓「どうぞです」
34 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:19:48.84 ID:YuHobSEIO
唯「わーいっ、皆ありがとう〜☆」

紬「皆がそう言うなら、お先に頂くわね。
ありがとう♪」

律(よし、ここまでは完璧だ)

澪(後は唯次第……)

梓(まあ、入る順番はどうでもよかったんだけど……
お風呂で脇ペロ出来たら、こういう事には意外とヘタレな唯先輩でもさすがに辛抱たまらなくなるだろうし、唯先輩が本気で迫ればムギ先輩も拒むとは思えない。
綺麗なお湯はオプションです、先輩)

憂(お姉ちゃん、頑張ってね!)

唯(ありがとう皆!
やるよ、私。私やるよ!)
35 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:23:32.90 ID:YuHobSEIO

紬「しゃらんら〜♪」ヌギヌギ

唯(しかし、やるなら早くやらないと……
ムギちゃんの脇の下なら、いつのでも絶品なのはもはや大自然の摂理だけど、どうせなら。
どうせなら、お湯で流す前の香しい脇をペロりたい!)フンス!

紬「……あの、唯ちゃん?」

唯「むはっ!?」

紬「あんまり見られてると、恥ずかしいわ……」

唯「あ、ご、ごめんねっ///」ヌギヌギ

紬「ううん///」スッポンポーン。ツンツルテーン
36 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/18(日) 16:27:24.24 ID:YuHobSEIO
今日はこの辺りで。
続きはあさって位になるかなです〜。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/03/18(日) 16:47:58.99 ID:ixdP1Z+Eo
マジかよ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 16:53:54.23 ID:UbzIXPFDO
おつ









ぱい
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 18:16:32.02 ID:75FbO/LOo
憂がどんなポジションかと思ったけど澪憂とかなんか新鮮ww
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/18(日) 19:25:50.16 ID:mUDcoOoRo
今の所紬以外は全て変態だな
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 16:25:47.96 ID:xCzEPJmIO
なんで所々なんJ要素が挿入されるんだよww
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/19(月) 22:53:01.94 ID:1XWafLN/P
読んでみるか
43 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:32:46.31 ID:IZfkmOND0
うーむ。けいおん!の皆がなんJ民だったとはビックリだねっw

ではでは、40分過ぎ位に再開します?
44 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:43:27.55 ID:IZfkmOND0
唯「ふわ……」スッポンポーン
(ムギちゃん……超キレイ……ってか生えてないんだ。キレイでかわゆい……
もうマジ、ムギちゃんはおかずだよっ!)

紬「あ、あの唯ちゃん?」

唯「なっ、なあに?」
(あの身体が……あの脇が、もうすぐ私のものにっ)

紬「お先にどうぞ」

唯「ほえ?」
45 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:47:01.57 ID:IZfkmOND0
紬「ほら、ここは唯ちゃんのお家だし、私が先に入るのは……」

唯「そんなの気にしないで良いのに〜」

紬「ダメよぅ」

唯「そう?
ならばよっし、じゃあ私がムギちゃんを『えすこぉと』しよっかな」

ガララッ。

唯「うしっ」

紬「…………」ゴソゴソゴソ
46 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:49:04.29 ID:IZfkmOND0
唯「ではムギちゃんさん」

紬「…………」ムハー!

唯「どうぞお入りなさいっ」

紬「(サササッ)ーーはいっ、失礼しまぁす♪」

唯「ムギちゃん? やけに幸せそうだね?」

紬「う、うんっ。唯ちゃんのお家で、唯ちゃんと一緒にお風呂に入れる事が嬉しくて」

唯「くう〜、かわゆい娘だよこの娘はホントにっ!///」

紬「まぁ。
唯ちゃんの方が可愛いわよぅ///」テレテレキラキラ

唯「!」ジュン
47 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:55:10.01 ID:IZfkmOND0

憂『こういう状況に持ち込めば、お姉ちゃんの気分も最高に盛り上がるはず。
そこで自分のクンクン気持ちに素直になれば良いんだよ。
それに紬さんだって、そんな環境で求められクンクンたら乗ってくれるよ。
人の家、しかもお風呂という特殊な密室でやる背徳感……興奮するには他と無いシチュエーション。
その上、何よりも相手はお姉クンクンちゃんだし』


唯(うーい、行けるよ。私行ける。
ズンズン高まってきたこの気持ち。もう……
辛抱たバシャァンまらんっ)
「ムギちゃーー」

紬「ふうー、良いお湯♪
唯ちゃん、どうしたのボーッとして。
入らないの?」カポーン

唯「えっ?」
48 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:57:18.16 ID:IZfkmOND0
紬「お湯ぬくぬく〜。
お湯ブクブク〜♪」ブクブク

唯「あれっ?」


深夜、紬が寝静まった後の平沢家リビング。

唯「皆、待たせちまってゴメンよ〜」

澪「なに、カップル毎に部屋割りさせて貰ったんだ。仕方ないさ」

律「しかし、またダメだったのか……」

梓「うーむ」

憂「私の作戦が上手くいかないなんて……?
何があったの、お姉ちゃん」
49 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 14:58:43.80 ID:IZfkmOND0
唯「かくかく」

澪「なるほどな。
ムギの脇へレッツゴーしようと決意を固めた時には、もうムギは湯船に浸かっていたと」

唯「しかじか」

律「お湯で流された脇も良いが、やはり洗う前の脇が良かったから、MAXまで行っていたテンションが99%まで下がっちまった。
それで突撃出来なかったと」

梓「本当ヘタレですね。
私だったら20%もあれば我慢出来ませんよ」
50 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:03:32.78 ID:IZfkmOND0
唯「だってだって!
ムギちゃん顔も身体も声も心も全部キレイで! 興奮したんだもん!
つるつるで、生えてなくて!
超かわゆ☆ なワレメに、世でどれだけ評価されてるどんな芸術品をも軽々と凌駕する美しさの、あの脇の下のくぼみ・形……
……えへ、えへへへっ///」

梓「思い出し笑いキモいです」

澪「つか、思い出すだけでデレデレになる位興奮したんならやれよ」

憂「かくなる上は、夜這いしかないね」

唯「よ……っ///」

律「夜這い?」
51 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:06:43.38 ID:IZfkmOND0
憂「はい。
今、紬さんは寝てますよね。
この隙に上手い具合に紬さんのパジャマを脱がせ、そして……」

澪「そうか……!」

梓「凄いっ、これは間違いなく最高の手だよ、憂!」

憂「もうこれ以上の手は思いつかないし、正直他の案が無いって状況はあまり好きじゃないからお風呂で片をつけたかったんだけど……
まあ仕方ないね」

律「むう、憂ちゃんは作戦を二段構えにしていたって事か」

澪「憂ちゃん、凄いな……」キラキラ

憂「そりゃあ貴女とは出来が違うもの」ミオノアゴノシタ、サワサワ

澪「そ、そんな事言っちゃやだよぅ……」

憂「本当の事でしょ?」サワサワ

澪「んふぅ///」
52 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:08:59.77 ID:IZfkmOND0
律「よし、じゃあ善は急げだ。
唯、早速行ってこいっ」

唯「律っちゃん隊員!」

律「どうしたーっ」

唯「夜這いなんてする勇気ありませんっ!」

律「そうかーっ」

梓「テンション百%行かなかったみたいですね」

憂「あ、お姉ちゃん。人が寝てる時って思った以上に汗をかくんだよ。
もう夜も更けたし、今頃紬さんの体……特に脇の下とかは濃厚な汗の匂い&味が……」

唯「夜這いに行ってきやすっ!」
53 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:10:27.27 ID:IZfkmOND0
澪「テンションMAXになった」

紬「『夜這い』って、どんな意味だったかしら?」

憂「」

唯「好きなおにゃのこが寝てる所を襲うの!」

紬「好きなおにゃのこって?」

唯「ムギちゃん!
ムギちゃんの脇の下、たっくさんペロるぞーーーっ!
おーーーーーーーーーっ!」

律・澪・梓「おーーーーーーーーーっ!」

紬「///」

憂「(アカン)」
54 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:12:58.42 ID:IZfkmOND0
唯「皆ありがと!
ムギちゃんも応援してねっ。じゃあ突撃ムギちゃんんんんんんんんんんんん!?」

律・澪・梓「」

紬「こ、こんばんわ///」

唯「ふっお嬢さん、月が綺麗ですね。
ささ、お部屋に戻りましょうか」

紬「あ、あ……あの、唯ちゃん……
私を夜這い、するの? 私の脇……ペロペロしたいの?///」
55 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:15:31.08 ID:IZfkmOND0
律(終わった)

梓(完全にバレた)

澪(ういー……)

憂(ここでごまかせれば、まだ……
落ち着け……考えるんだ……)

唯(ど、どうしよう……?
…………そうだ!)

憂(……まあでも)

澪(うん)

梓(私達の力で、唯先輩の相談の内容自体を解決・叶えられなかったのは悔しいけど)

律(だな)

憂(って、あれ? もしかして紬さん……)
56 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:23:51.44 ID:IZfkmOND0
唯(やだなムギちゃん)
「そうだよっ」
(たぶん寝ぼけてたんだよっ)
「私はムギちゃんが大好きで、ムギちゃんの脇の下舐めまくりたいの!」
(ささ、寝直そうよ〜)
「なんか文句あるとですかああああぁぁぁぁああぁぁぁあああ!?」

紬「///」

澪(よし)

律「唯、とりあえず心の声と、実際に口にしようと思ってたセリフが逆な」

唯「……はっ?」

梓「またお約束な」

唯「」

紬「あ……の、唯ちゃん?」

唯「」
57 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:25:33.76 ID:IZfkmOND0
紬「もっと……

もっと早く言ってくれれば良かったのに」

唯「……えっ?」

紬「私も唯ちゃん大好きだから……
そのっ。
唯ちゃんにだったら、なにされても良いよ?///」

唯「ええぇええええ!?
ほ、ほほ本当にっ!?」

紬「うん……
むしろ私達の気持ちが一緒なら、付き合って欲しいのっ。
付き合って下さいっ!」
58 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:27:32.92 ID:IZfkmOND0
唯「ひ……
ひゃっほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉい!
もちろん、もちのろんオッケーですの事ですよっ!」

憂「おめでとうお姉ちゃんっ!」

律「良かったな、唯」

澪「うん。めでたしめでたしだ」

梓「まあ、予想の範疇ですけどね」

唯「えっ?」

憂「ーーああ、やっぱり気付いてなかったんだね、お姉ちゃん」

唯「うーい?」
59 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:29:32.29 ID:IZfkmOND0
律「ムギ、ずっと前から唯の事好きだったんだぞ?
もちろん友達としてじゃなく、一人の女の子としてな」

唯「!」

紬「バレてたのね///」

澪「そりゃ、な。
いつも唯を目で追ってたし、たぶん無意識だとは思うんだが……ムギは唯に、私達には向けないレベルの笑顔を見せていたしな」

憂「お姉ちゃんと紬さんは両想いだったんだよ。
だから自分の気持ちをちゃんと伝えられさえすれば、絶対にこうなるはずだったの」

梓「ムギ先輩のあの態度で気付かないのは鈍感な唯先輩位です。
……まぁ、気持ちを向けられてる本人だから、逆に気付きにくかったってのはあるのかもですが」
60 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:31:20.94 ID:IZfkmOND0
唯「そ、そそそそうだったのか……っ」

憂「あともちろん……
紬さんの性癖も」

紬「///」

唯「ムギちゃんの……性癖?」

紬「うん、あの……あのねっ……」

律「ムギ、もういっそ全部ぶちまけちまおうぜ」
61 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:35:01.18 ID:IZfkmOND0
紬「う、うんっ!
私は唯ちゃんの身体の、色んな場所の匂いを嗅ぐのが大好きなのっ」

唯「ほぇ?」

紬「でも、恥ずかしくてなかなか言い出せなくって……
だから、唯ちゃんと密着出来る機会を無理矢理作ってこっそりクンクンしてたの。
ここ数日の間だと……体育の授業の後とか、休憩時間にトリートメントの話題振って髪の毛の匂い嗅いだり、わざとぶつかったり。
さっきも……
お風呂で唯ちゃんの下着や、唯ちゃんがボーッとしてる間に唯ちゃんの身体のあちこちクンクンしたり///」

唯「なんと」

紬「全部最高の香りがしたわ///」

唯「///」
62 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:36:53.06 ID:IZfkmOND0
紬「あ、あのっ……
私の事好きにして良い代わりに、って訳じゃないんだけど……
私も、唯ちゃんをクンクンしたいのっ。もっともっと……!
駄目……かしら?」

唯「良いですとも!
もちろん良いですともーっ!」

紬「!
う……嬉しい……」
63 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:40:01.96 ID:IZfkmOND0
唯「むしろゴメンね。ずっと一人で悩ませていたんだね」ギュッ

紬「そんな……私こそ……」

唯「ううん。ムギちゃんのクンクン願望……もだけど、こんなにかわゆくて素敵な娘から想われてて気付かないなんてダメダメだよ。
しかもその相手が、私も大好きな人だったなんて……
でも、これからは大丈夫だから。
私がムギちゃんを守るから。
私がムギちゃんの願いを、何でも叶えてあげるから」ムギュギュッ

紬「あぅ///
すき。唯ちゃん、だいすきぃ……」キスヲネダリ…

唯「私もだよ」チュッ


唯(そしてその後私達は解散して部屋に戻り、私とムギちゃんは結ばれたのでした)
64 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:42:05.81 ID:IZfkmOND0

翌日、平沢家にて皆での朝の食卓。

律「やべぇ……眠い……」

憂「律さんと梓ちゃんも、昨夜は盛り上がったんですね」

律「唯とムギに触発されてな。
あそこまで熱くなったのはさすがに久しぶりだ」

憂「私達もです。
……ね?」ニヤァ

澪「///」
65 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:44:10.92 ID:IZfkmOND0
梓「しかし、これで一安心ですね」

澪「だけど、いくらなんでもあの告白シーンをああ間近で見せつけられたら、さすがにこっちまで照れ臭くなったよな///」

紬「///」

唯「そ、そうだ。皆、ムギちゃんの気持ち知ってたなら教えてくれれば良かったのに〜。
そしたらこう、あれこれしなくても……」

律「初めにストレートに行け、ってアドバイスを却下したのはお前だろー?」

唯「そうでした……」
66 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:46:25.85 ID:IZfkmOND0
澪「それにまあ、恋愛に関しては……
相談に乗ってやったりちょっと背中を押す位はともかく、人の気持ちを正直に教える、ってのも良くない気がするしな」

憂「そうですね。そこまでするとカンニングみたいになっちゃいますし……
ああやって自分なりにあれこれ悩んで動いてみたっていうのも、恋愛の素敵な醍醐味なんじゃないかな」

唯「そっか……確かにそうだね。
全部ぜんぶ教えて貰ってすぐ告白して、トントン拍子に上手く行っても味気なかったかも……
少なくても、今みたいにウルトラハッピーな幸せは感じられなかった気がする。
逆にもしムギちゃんが別に私の事好きじゃなくてそれを聞かされてたら、たぶん私は告白すらせずに居たと思うし……」
67 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:48:50.18 ID:IZfkmOND0
律「だな。
今の幸せがあるのは、過程として人に相談しようがなんだろうが、結局は自分で動いたからだろうな。
もし動かず逃げてたら……結果が良きにしろ悪きにしろ、その経験も出来なかった訳だしな。
最悪、逃げグセがついちまってたかもしれねえ。
……て偉そうにすまんっ。
いや、唯やムギの不安だった気持ちとか凄くわかるからさ」

梓「私達も、たまたまカップル成立が唯先輩達より早かったから冷静にこう言えるだけで、告白前はやっぱり不安になりましたもんね」
68 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:50:35.53 ID:IZfkmOND0
澪「ああ。
本当、頑張ったよ。唯も、ムギも……」

紬「わ、私はただ一人でうじうじしてただけよ。
全部皆と、唯ちゃんのおかげだわ///」

澪「何言ってんだ。
昨日……いや、日付的には今日か?
昨夜のムギ……たまたまあの状況でリビングに入って来たとかじゃなく、タイミングはかってやって来たんだよな?」

紬「!」

憂「あ、やっぱりそうだったんですね」
69 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:51:52.84 ID:IZfkmOND0
梓「最初は気付きませんでしたけど、よく考えたらあのムギ先輩が夜這いという言葉の意味を知らないのは不自然な気がしまして。
話の流れがわからなくてピンと来なかったとか、唯先輩が夜這いしたい対象がわからなくて、『夜這いって、誰に夜這いするの?』って聞き方ならともかく、言葉の意味そのものを聞かれてましたから」

澪「素直な疑問じゃなく、偶然を装って入ってくる時に添える言葉って感じだったな」

律「寝ボケてたって感じもしなかったしな」
70 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:53:32.27 ID:IZfkmOND0
紬「昨日は……
唯ちゃんと一緒に寝る事になって興奮して眠れなくて。
いつだったかな、唯ちゃんがふとベッドを抜け出して……
トイレだと思ったけど、その間に唯ちゃんが居た場所のお布団や、タンスの中の唯ちゃんの下着をクンクンしながら待っててもなかなか戻って来なくて。
何となく寂しくなったから、廊下に出てみたら下の階から話し声が聞こえてきたの。
それで階段を降りて確認してみたら、リビングに皆が集まってお話してたから……」

律「うわ。そんなん見ちまったら、自分だけハブられてる様に見えるな。
すまん……」
71 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:55:34.51 ID:IZfkmOND0
紬「ううん、皆は訳もなくそんな事するはずないって信じてるから、それは平気だったの」

澪(そんなはずないよなぁ)

梓(普通じゃなくても、ちょっとは嫌だよね)

憂(でも、言葉だけじゃなくて、声色や表情でもそれがまったく感じられない)

唯(やっぱりムギちゃんは凄いなぁ。
マジ天使!
けど悪い事しちゃったな……)

紬「でもね。
ーーつい立ち聞きしちゃって、細かい内容までは聞き取れなかったんだけど……
唯ちゃんが『夜這いする』って宣言した時とても悲しくて、苦しくて……飛び込んじゃったの。
これは耐えられなかった……」
72 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:57:31.60 ID:IZfkmOND0
憂「そうだったんですか……」

梓「その唯先輩が夜這いしに行く相手が、自分だとかは思いませんでした?」

紬「うん、まったく思わなかったわ」

律「そっか〜。
しかし唯だけでなく、正直ムギも鈍感だよな。
唯の奴も、普段のムギちゃん大好きオーラはかなりの物だったし」

紬「でもね、だから私はただ居てもたっても居られなくなっただけで、勇気を出したとか頑張ったとかじゃないの」

律「何言ってんだよムギ〜。それこそ立派な行動じゃんか。
何より、あんな素晴らしい告白までしたし」
73 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 15:59:16.22 ID:IZfkmOND0
紬「そ、それは唯ちゃんの言葉に引っ張って貰ったから……///」

唯「それを言うなら、あの時ムギちゃんがリビングに入ってきてくれたからだよっ。
皆とムギちゃんのおかげで、私は告白出来たんだよ」

澪「私達は関係ないさ。
二人がお互いに逃げなかった結果だ」

梓「です」

律「結局私達二人をくっ付けさせるどころか、唯の相談事一つ叶えてやれなかったしな。
作戦全部駄目だったし」

澪「でも唯もムギも凄いよ。私だったらこうはいかないと思う」

憂「そうですね。
私が澪さんに告白した時、澪さん告白される側なのに緊張でおもらししてましたもんね」
74 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 16:00:43.27 ID:IZfkmOND0
梓「へぇ」

澪「しっ、したのは確かだけどしてないよ!?」

律「お前は何を言ってるんだ?」

澪「確かに緊張はしまくったけど、おもらしなんかしてないもん!」

憂「あら。じゃあ何であの時、あんなにパンツ濡らしていたんですか?」

澪「そ、それは……憂があんな事するからじゃないか……///」

律(何したんだ)

梓(ナニか)
75 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 16:03:26.50 ID:IZfkmOND0
憂「あれ? その前から濡れててたし、何より自然な匂いやトイレ後の拭き方が甘いってレベルを超えておしっこ臭かったですよ?」

澪「も、もうっ! 緊張してちょっと、ほんのちょっとちびっちゃっただけだよ!
おもらしじゃないのっ!」

憂「それ、立派なおもらしですよ。あまりに立派な染みが出来てましたし。
……って言うか何でそう口答えするかな。昨晩あれだけ調教してやったのに、まだ足りないんだ?
ちょっとこっち来い。もっともっと教え込ませてあげる」

澪「えっ?///
だ、駄目だよぅっ、これから学校が……」
76 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 16:09:29.16 ID:IZfkmOND0
憂「…………」ギロッ

澪「あううっ///ビクッ
申し訳ありませんでした、憂様ぁ///」

憂「ーーっ。ゾゾクッ
じゃあ皆さん、私と澪はちょっと用事すませますから、お先に学校行ってて下さい」

律「私達も我慢出来なくなるからやめてくれ……」

梓「さすがに軽音部全員と、その家族皆で学校遅刻したり休んだらビックリですにゃんね///」

律「やべぇ。梓も盛り上がってきてる」

梓「(盛り上がっちゃ)いかんのか?」ニャフ

律「いや、そんなもんお前決まってるし///」
77 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 16:15:23.14 ID:IZfkmOND0
唯「ムギちゃんの脇の下、本当最高だよっ///」ペロペロハァハァ

紬「唯ちゃんの髪の毛も、唯ちゃんの味がするのぉ///」クンクンハァハァ

律「うを! こいつらいつの間にかおっぱじめてやがった!」

唯「んふふ、幸せだねっ☆」

紬「幸せね〜♪」

律「……まったく、こいつらは」フフッ

憂「ーーねえ」

唯「も?」

紬「んふ?」

憂「お姉ちゃんにお義姉ちゃん、本当におめでとうっ♪」

唯・紬「///」


おしまい。
78 : ◆r9Kc9B9XHxmH [saga]:2012/03/20(火) 16:17:07.58 ID:IZfkmOND0
以上です。レスくれた人もROMってくれた人も、皆みんなありがとう!
拙い文章ですが、もし少しでも楽しんで頂けたなら嬉しいな。

ではでは、またご縁がありましたらよろしくです〜。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/20(火) 18:37:20.34 ID:fW4UFJZBo
おつー

律梓ってあんま見ないから、そこをもっと掘り下げて欲しかったwwwwww
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/20(火) 19:00:04.05 ID:BjVRApqho
乙!
さりげなく唯の下着をクンカクンカしてるムギであったwwwwww
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(dion軍) [sage]:2012/03/20(火) 21:17:25.77 ID:b2ltRUqao

意外といい話
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/03/20(火) 22:26:26.73 ID:dx/Bze/ro

みんな変態だったかwwww
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/20(火) 22:29:39.23 ID:VOzZNfqlo
おつおつ

SMくさい憂澪ってなんという貴重な俺得
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/03/21(水) 00:50:20.08 ID:2SPD3QLno

面白かった。お風呂で回想中の台詞にクンクン入ってたあれは紬かww
S憂あまり見た事無いから新鮮だったな

>>79と同じく他カップルのももっと見たかったなww
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/03/21(水) 04:05:19.90 ID:vDlHTwdso
乙!
終わってたのかww
なんだろう
面白かったけど
良い話になってるのが微妙に残念ww
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/21(水) 17:45:46.04 ID:lI8hL1BIO
もう(普通の良い話でしか)ないじゃん・・・。
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