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腐爛した黒百合【我が家のBIOHAZARD2がガチ百合なゲームだった件】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 20:48:27.24 ID:VYo/qgjDO
…………
………あ、あのぉ〜……
は、はい

私、ゾンビです
いわゆる女ゾンビです



あれ?
ひょっとして、全く訳が分からなかっちゃったりします?

ふぇ〜ャ

で、でもでも、
確かに私の名前は女ゾンビなんです
バイオハザード2の公式サイトや攻略本にもそう書いています

そう、あれです!
あのバイオハザード2のゲーム中に一種類しか出てこない女型ゾンビ

あれが私です!


分からない人は公式サイトを見てくだされば、敵紹介の欄のゾンビのところに載ってます


はい、おへそ出してるちょっと露出が多めな服装なのが私です

………恥ずかしい……


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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 20:49:38.20 ID:VYo/qgjDO
気を取り直して……

実は私は男がきらいです
つまり、レオンさんは大っ嫌いです
いやいや噛んでます

そして、私はおにゃの子がだい好きです!!
クレアさんの首筋大好き!
シェリーちゃんの顔にぶっかけるの大好き!……胃液だけど……

後、ゲームでは直接絡めませんが、エイダ様やアネット婦人も襲ってみたいです!!


え?違いますよぉ〜
襲いたい……って言うのは……………

………性欲的な意味です………////////



さて、今回の物語はまさにそんな私の願望通りのストーリーみたいですよ

主人公は私、女ゾンビです!!


ヒロインは

・クレア……胸がおっきい……
そして優しいお姉様♪

・シェリー……可愛い
食べちゃいたい……

・エイダ……綺麗ですね
レオンさんにはもったいないです!

・アネット……人妻ですね
でも、だからこそ!楽しみです!!


と言った感じで、始めます

では………
ガチ百合でレズレズな私のバイオハザード2をどうか楽しんでいってください
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 20:59:15.75 ID:VYo/qgjDO

今、ラクーンシティに起きてる事………


正直、分かんない
気が付いたら、化け物になってた……

体は傷だらけ
噛まれた後、引きちぎられた皮膚、露になった内臓……


これ、正直、生きてる体なんかじゃないよね
私の体
生きられるはずないよね……

私、多分死んでる


……はずなのに
体は動いてる



これは私だけの問題なんかじゃない
街の人達にも起きている

皆、ボロボロの身体で街を徘徊している
そして、やる事はただ一つ

まだボロボロになってない人、ゾンビになっていない人を襲って、食べる

そして、襲われた人は死んだ後、起き上がって街を徘徊しだす……ゾンビみたいに……


恐らく、私も襲われてゾンビ化しちゃったんだろう

覚えてないけど……



ところで……

私、女の子が大好きです。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 21:10:14.98 ID:VYo/qgjDO

私、生きてる間の記憶や名前を忘れちゃったけど……

女の子が好きだった!
………様な気がします


とにかく
私は生きてる人を見ても、男の人は襲いたくないんです!!
女の子を襲いたいんです!!


この辺が、周りの他のゾンビ達と違うとこなのかな?

私は、ゾンビ化してからまだ人を襲ってません
生きてる人を見ても、その人が男の人だったら………

体が動きません
我慢してるとかじゃなくて、全く襲いたくならないのです


それに、
例え女の子が相手だったとしても、私は人の肉を食べたいとか欲望もありません!!(……多分)

私は!あくまで………





……襲いたい……




でも、女の子がなかなか現れてくれません
女の子のゾンビすらいません!!
どうなってるんでしょうか?

私……
今日も寂しく、狭い通路で男の人のゾンビ2人さんと今日もじっとしてます…………



私は………

このまま腐りきってしまうのでしょうか………



そんなの嫌だ!!
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 21:28:56.89 ID:VYo/qgjDO
……カン


え?
今、音がした

半分食い千切られた耳が機能してるとは思えないけど……
確かに聞こえた……




「………ここにもゾンビが!?」

あ………女の子の声……?
え?
え?え?え?え?

来た!!やっと来た!
綺麗な女の人!!

ポニーテール可愛い!!
短パン可愛い!!
拳銃可愛い!!



………拳銃?

「……ごめんなさい。安らかに眠って……」
……カチャッ

え?
女の人が銃を向けてきた……?

そりゃそっか……
私達は生きてる人を襲うんだから………

生きてる人は生き残りたいから、私達を倒すんだよね……


『あ゛ぁぁああ〜』

周りにいた男のゾンビ達も彼女に向かって動き出した……

ダメ!!
あの娘は……

私が襲うの!!
近寄らないで!!


「えっ!?何なの?………仲間割れ……?」


私は周りのゾンビに後ろからしがみ付いていた

片手で相手の頭を掴んで………
物凄い力が出た……
相手の顔に指を食い込んで……そのまま……


グチャ


頭を握りへこました


「………え……?」


唖然としている彼女……

私は、倒れた男ゾンビから離れて彼女を見つめる……

あ………この人………



巨乳だ
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 21:47:32.94 ID:VYo/qgjDO
………
胸………おっきぃ………
それに……スタイルもいい……
瞳も綺麗……


『………あ〜……』

声は……言葉にならないや……

なんか話したいのに……

何か
何か何か何か………

……ジリ

「!?……くっ!』


あれ?
なんか目付きが怖くなった……
私が近づいたから?

ひょっとして、
私、警戒されてる?


『………あぅ……』

………
近づいたら、撃たれちゃうのかな?
はぁ………

でも………

止まりたくない
せっかく会えた女の子!
ここで逃がしたくない!!



バン!!

あ………ちょっと痛い?
足が………銃弾……かすった……?


「………人間……じゃない?………でも……」

銃を構える彼女……
構える腕がふるえてる…………

「………なんなの……。あなた、本当にゾンビなの……?」

問いかけてきた………


『………ああ……ぅあ…』

「…………ダメ……。来ないで……」


戸惑って……怯えて……
可愛い………

可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
…………ホント、襲っちゃいたいかも………




「もぉ!!!」
バン!!


銃弾は私の足を貫いた
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/21(水) 22:04:11.93 ID:VYo/qgjDO
さすがに……足が痺れて………


ドサッ

私の体は地面に倒れこんだ……

「……はぁ…はぁ……」

荒い息継ぎで……
彼女がゆっくり近づいてくる……



ガバッ

「きゃあ!?」

近づいてきた彼女の足に飛び付く!

……捕まえた…………


「このっ!」

彼女は銃を構えて、私の頭に向けた……


「………あ……」

私と目が合う………

彼女の顔にまた戸惑いが生じた……

「………なんなの………。その目……虚ろで……焦点が定まってない、ゾンビの目。……なのに……」


………綺麗……

腐ってボロボロになった私なんかと違って………

綺麗………



「………いや………やめて……」


足にしがみ付いて、そのままゆっくり彼女の上半身に近づいていき………


「やめて!!!」


彼女は叫びながら、私の頭を突飛ばした


「………もぉ………」

彼女はそのまま走って行った………



あ…………逃げられちゃった………
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/22(木) 00:17:09.92 ID:Xy7AlFvJ0
今日の投下は終わりかな?俺得期待乙
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/22(木) 00:47:14.40 ID:XjAUkthro
んふんふ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 10:21:57.32 ID:mWaDkijDO
………いたた……
ちょっと足が痺れてるし

あんまり激しく動くと、お腹の傷口から腸がはみ出ちゃう……


というより
走る気がしないんだなぁ〜

周りのゾンビ達も走らないし……
私自身の足も、なんか速く動こうとしない………



彼女……どこ行ったんだろ………




………あ……
警察署がある……
警官隊は街中で何人も見たけど、美人の婦警は一人も見なかったなぁ……


はっ!?
て事は、今も署内に残ってるのかな!?

婦警さん………いい!!


………て、私さっきから変だよね……
考える事考える事が欲望にまっしぐらな事ばっかり……

ゾンビだから?
欲望に忠実な体になっちゃったかな……

でも、それがなんでおにゃの子に向いてるんだろ……


と、深く考える頭もほとんど機能しないんだなぁ…
ゾンビだから……


と、言うわけで
警察署に入っちゃお〜♪

彼女もいるかもしれないし……

………婦警さんも………

ハァハァ………
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 10:37:41.21 ID:mWaDkijDO

正門に来ました〜♪
じゃあ、早速、中へ……

そうそう、他のゾンビさん達は扉を開ける事もできないみたい……
というか、知らない内に部屋を移動してたりするし……

これがゾンビ七不思議?




バン!


あ、銃声だ……そっちの部屋から?
彼女かな?それとも婦警さん?

でも、また近寄ったら撃たれちゃう?

いや………恐れてはダメ……

私はゾンビ
銃弾の一つや二つ!跳ね返してやるんだから!!



ガチャン

扉を開けて、部屋に入った


バン!!バン!!

『あぅっ!………』

痛っ!!
痛い!頭に当たった!
痛い!さすがに痛い!!

あ………体のバランスが……
……地面に倒れちゃった

………って、あれ?
撃った人、彼女じゃない……それに婦警さんの制服でもない……

赤いドレス………
美人………
そして冷たい目付きで私を見下げてる……

……うはぁ〜♪


「……お気の毒に……」
バン!!

そう言って、また私の頭に銃弾を……


この人……射撃の腕が上手………



じゃな〜〜い!!!
死んじゃう!!
これはヤバいです!激ヤバです!!

に、逃げなきゃ………


「?………まだ動く?しぶといゾンビもいたものね……」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 10:55:33.22 ID:mWaDkijDO
死ぬ………殺されちゃう………

ズリ……ズリ……

とにかく這いながら移動する……

けど、その女性はゆっくり歩いて近づいてくる……


「……」

無言で私を見下げる顔……

冷たくて……無表情で………怖い
ゾンビなんかに怯えてもいない

まるで………女王様!!


ガツン!

『ぁあっ!……」

きゃっ!背中に足が!
踏まれてる!!

あたし
女王様に、背中を踏まれてる!!!


「……逃げるゾンビなんて初めて見たわ……。あなた、ひょっとして……?」

銃口を頭に付けてきた……

そのまま私の頭、吹き飛ばされちゃう?

ダメ!!
私、まだ!女の子襲えてないのに!!



あぁ………お願いします………
女王様、助けてください……



『あぁああ……うあ……』

……ダメ……言葉がでない……
“あ行”しか言えてないし……

ゾンビだから………
やっぱり殺されちゃうの………?




「………どう見ても、ただのゾンビにしか見えないわね。
……ゾンビとはいえ、逃げる背中に撃つのは少し気分が悪いわね……」
バン!!


………とか言いながら、私の後頭部にちゃっかり撃ってるし………
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 11:13:14.93 ID:mWaDkijDO
……………




私、まだ生きてる?

でも、動いちゃダメ!


この人が………
女王様が部屋を出て行くまでは………


「…………気分が悪いわね。ホント………」


早く………早く出ていってよ………



ガチャン


「エイダ!こんなところに!!」


………え?
男の声……?


「あなたは……さっきの警官ね?」


女王様が反応した……

女王様………エイダって言うんだ……

てか、エイダ様を呼び捨てするこの男の人!!
何者なんですか!?
エイダ様とどういう関係なんですか!?

……ひょっとして
こ、こ、恋人だったりするんですか!!?


「あぁ。まだ名前を言ってなかったな。俺の名前はレオンだ。」

「そ………よろしくね、レオン。」


今名前を初めて知った?

なら、まだ出会って間もないって事……?

………よかったぁ………


でも、どんな男だろ?
イケメンかな?なら、エイダ様を取られちゃう!!

エイダ様は……………私だけの女王様なんだから!!


「エイダ。一人で行動するのは危険だ。一緒に行こう。」

「………。そうね。」


え?え?
エイダ様!ダメです!!
そんな!
男の人と一緒に居たって!

男の人は皆オオカミです!
エイダ様の綺麗な体を狙ってるんですよ!?

………私もだけど……
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/22(木) 12:00:33.53 ID:cLHt6D1R0
ゾンビ 百合………ふぅ
期待
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/22(木) 12:34:01.65 ID:EEvY/1VJ0
早いなww 単語で終わりか
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 13:11:14.30 ID:mWaDkijDO

「でも、私は一人で平気だから。あなたは、さっきの少女を探して。」

「え?待て!!
エイダ!!」


……エイダ様が行っちゃった……

さすがはエイダ様
たくましい……

「………エイダ……。」


エイダ様はそんな単純な女じゃないですよぉ〜


「俺が………必ず守るからな……エイダ……」


…………この人………

ひょっとして、エイダ様の事を………


大変だ………

エイダ様が危ない!!
早くこの人をなんとかしないと!!



ガタン

レオンは出ていって……


そろそろ起き上がらないと……

よいしょっと……



私は立ち上がって、ドアに近づいていった

ガチャ

扉を開ける
廊下に出た


………え?

なんかいる………

なんなの………

ピンクの………カエル?
4つん這いで……

若干人間みたい……
頭に……脳?みたいなのが……


『……ギャァ……グワッ……』

鳴いている

なんだろ……何かを訴えてるの?

そのまま廊下を這っていった
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 14:29:10.90 ID:mWaDkijDO

「きゃあ!」


廊下の奥から声がする……

女の子の声
………幼い可愛い声だ

きっと美少女に違いない!


私は廊下を走っていき、突き当たりの曲がり角を曲がった


居た!
さっきのカエル!

それと………

…………


かぅああいいい!!!!


来た来た来た来ちゃった!!!
美少女だ!ロリッ娘だ!!

可愛い!
モエちゃう!!


「……ひぃ……」

美少女は地面に座り込んでいる
その前にはさっきのカエルが居て

「嫌だ………助けて……ママ……パパ……クレア……」

美少女は目をつぶって、小さく固まってる

危ない!
このままじゃ、あのカエルにやられちゃう!!


『グワッ………ギャァー!!』

カエルが女の子に向かって、口から触手みたいな長い舌を出してきた

私は飛び出して、女の子の前に出た


バシュッ!

私の体に舌が刺さった

あまり痛くない……
こんなの!!

舌を握りしめて、思いっきり引っ張った


『グワッ!!』

カエルは今度は飛び掛かってきた
手には大きな爪が生えてる

爪が私の足を引っ掻いた


痛………くない!!
たかだかこの程度の切り傷!痛くもなんともない!

ゾンビの体にも慣れてきていた


舌をさらに引っ張って、カエルの頭を直接掴んだ

脳みたいな場所に、指を食い込ませる
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 14:39:11.75 ID:mWaDkijDO
『ガャア!ギャッ!!ギィイイイ!!!』

叫びながら、カエルはじたばたしている!

でも、手を離さない

カエルの爪があたしのお腹に刺さる!
さすがに痛いや……
でも離さない!!


『グワッ………ガッ……』


カエルの動きが止まった………


死んだ?


自分の手を見ると、脳ミソみたいなのがべっとりついてた……

気持ち悪い……



あ、そうだ
美少女は?

後ろを振り返ると……

「………いや……」

女の子はまだ座っていた……


私を見てる?


『あああ………』

「……なに……嫌だ……」

まだ怯えてる……

いや、カエルが死んだ今、今度は私に怯えてるんだろうな……

「来ないで……来ないで……」

怯えてふるえてる美少女……






私がカエルを倒したのは女の子を助ける為
あのカエルに女の子が襲われたくなかった

私が襲いたいから……

もちろん、欲望的な意味で♪
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 15:00:47.86 ID:mWaDkijDO
私は……
小さな女の子が好き?

多分……

さっきから、頭の中がおかしい……

この娘を……次はどうしようか?何をしてやろうか?

とにかく、いやらしい事ばかりを考えています


私、ロリコンだったのかな……


可愛い子………

素肌に触りたい……


「来ないで………来ないで……嫌だ……」


女の子がずっと口にし続けている拒絶の言葉……

でも、なんでだろう?
少し心地いいんだ……

嫌な言葉を浴びせられるのって………

「やめて……やめて………やだよぉ……」


手をゆっくり伸ばして……

金髪の綺麗な髪の毛……

サラサラだ……

「……え……?なんなの……?」

髪の毛を触られて、女の子が恐る恐る目を開けてこっちを見た


……可愛い瞳……



私の顔はその子の真ん前まできていた

女の子の吐息があたしの鼻の先に感じる……

目と目が合って

綺麗な目……
近くで見たら……

吸い込まれそう………



欲しい……
食べちゃいたい………

ゾンビとしてじゃなくて
一人の女の子として……



「え………え?え?……あ……………」

彼女の頬に手を添える

柔かい……温かい……

「冷たっ……………ひぃ!!!」

私はそのまま、顔を近付けて………

「やだっ!ダメ!やめて!助けて!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 20:36:27.44 ID:mWaDkijDO

……違うよ

食べたりなんかしないから……

「やだっ!クレア!助けて!!」


口を小さく開けて、彼女の小さな口を覆わせた


「ん………ふぐぅ……」


両手で彼女の両頬をゆっくり押さえる……

舌を動かして、クチャクチャ音がなる………


………美味しい……

この子………美味しい……

口の中……柔らかい……


「………うぅ……ふぁ……」

ゆっくり唇を離す……

彼女の顔は、ほんわりととろけている……

目は、若干上の空
何が起きたか、まだわかっていないみたい


……可愛い……




「シェリー!!」


聞いた事ある声が聞こえた……

「……ふぇ……?…クレ……ア……?」

「この!!シェリー!そいつから離れ……」


あ、街であった巨乳ちゃんだ

「………え!?あなた……何を……」

私を見て驚いている……

振り返る私……

口は糸を引いて、その糸の先は女の子の口に繋がっていた……


「………嘘………」

手に持っていた大きな銃を落とした

それを拾おうとせず、呆然としている……


「……ク…レ……ア……助け……」

「………う……ぅあああああ!!!!!」


大声を上げて、発狂たように私に向かって走ってきた

タックルで私の体を吹き飛ばす……
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/22(木) 21:33:35.07 ID:mWaDkijDO

え……いや……

別にキスぐらいで……

でも、小さな女の子にキスしてたら犯罪かな?

こんな殺人だらけの街でも?

「はぁ………はぁ………。
シェリー!!大丈夫!?」

「ク、クレア……平気……」


巨乳ちゃんの名前
クレアって言うんだ

クレアさんは私を怖い顔で見ている……

「クレア………そのゾンビ………」

顔に付いた血を拭きながら、シェリーちゃんはクレアさんの背中に隠れた

「…………」

クレアさんは私を睨み付けてる
だけど、若干目に戸惑いがあるようにも見える…




「シェリー……行きましょ………」

「クレア……あのゾンビは………?」

「いいから!!早く、ここを離れましょう。」



あ…………行っちゃう……

追わなきゃ………

あ、でも立てない……

さっきのカエルにやられた傷が………


「クレア……あの人、もしかしたら私を助けてくれたのかも………」



シェリーちゃんは何度も振り返って、私を気に掛けていた……

クレアさんの方は、ずっと無言で………



……行ってしまった



置いてかれちゃったよ……



シェリーちゃん………
クレアさん………
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 01:00:30.12 ID:599NxW7DO

うう………


吐きそう……

お腹を攻撃されたせいかな………


うぇ…………


吐いても胃液しか出てこないし……


この胃液は、武器にもなるだよね

でも
自分が吐いたのを他人にぶっかけるのとか
正直、ないよね………




それにしても


キスしちゃった……

可愛い女の子と……

ゾンビとキスなんてして、あの娘大丈夫かな?

ゾンビ化したりしないよね……


ゾンビになったら、私が面倒見てあげたいけど


あれ?これってフラグ?




「うわあああ!!」


え!?何!?
叫び声が………


あっちの部屋から……


ここは……署長室?

バタン

扉を開けて、中に入った……


「嫌!近づくな!!変態![ピーーー]!!くたばれ!!」


「くっ……小煩い女だ………剥製にすれば、静かになるだろうな……」

「来るな!この野郎!!」

大変だ!!
美人のおにゃの子が、変態さんに襲われてる!!


「クズ![ピーーー]!ヒゲ!化け物にイマラッチョされたくせに!!」


「く………この……そこはつっこまないでくれよ……」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 01:16:51.16 ID:599NxW7DO
なんか激しい口調の女性だな……
ちょっと不良?

白いドレス着て、綺麗な格好なのに……


「この………ビッチが!!」

「うわっ!?やめろ!」


変態さんの方が銃を持ってる!?
危ない!!


バン!

「くそっ!…………え?」
私はその女性の前に立ちはだかって、銃弾を体で受け止めていた……

「な、なんだ!?このゾンビは……」

「………え?……何?なんなの……?」

『………ぁああ……』

無防備な女の子に銃を向けるなんて………

最低です!!


私はゆっくり変態さんの方に歩いて行く……

「な!?この!!」
バン!バン!


痛っ!
でも、止まんないから!!

「な、なんだと………くそ!!」

変態さんは後退りしながら、壁に近寄った
壁の横のスイッチを押して、壁が開くと、その中に入っていった

逃げちゃった……
ま………別にいいんだけど……




「………お前……まさか……あたしを助けてくれた……?」

私を見て、恐る恐る話してきた

うん、確かに助けたよ
私、あなたを……


『……ああ………』

「!?………くっ……」

私が一歩近寄ると、彼女も一歩後退りをした……

私を避けてる……
やっぱり……


「お前………人間……か?……生きてる……か?」

疑わしそうに、彼女は私を見つめている……
私がゾンビなのか、それ以外なのか…………

………人間じゃないのは確かだよね?
銃弾受けて、もろともしない人間なんていないし……
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 04:31:59.09 ID:599NxW7DO
……どうしよ……


シェリーちゃんみたいに、このまま近づいて行っても大丈夫かな………


「…………」

じっと私を見つめている……

このまま近づいたら、この人はすぐに逃げちゃいそうだし……

もう独りぼっちはいやだ


誰かと一緒に居たい!!


『……ぁあ……あ…』

喋れたら、自分の無害さをアピールできたのに………

何か、行動で示せないかな……?


『………うぅ……』

私は自分のお腹を抱えて、その場に座り込んだ


「お、おい!?……ひょっとして、さっきの銃弾か………」


こちらを覗き込む感じで、近寄ってきてくれてる……


実は私は全く痛くはない

これはお芝居

人間らしい行動、ゾンビらしからぬ行動と言えば、痛みに耐える仕草……

いい線をつけたと思うけど……


「………てか、そんな体でよく動けるな……」

近寄ってくる……

かなり近くまで……


ああ………なんか興奮してきた……

ダメ………
またこの欲望!?

今襲いかかってしまったら、また独りぼっちになっちゃうかもしれないのに……


「………お前……」

その女性の手が、私の頭を触った

髪の毛……耳……頬……

ゆっくりと撫でられている……


「………冷たい。それに、皮膚が脆い。………やっぱりゾンビなのか………?」


彼女の温かい手……

私も手を伸ばして、私の顔にある彼女の手に当てた……


「…………お前……でも………ゾンビなんかじゃないんだな………」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 04:46:05.67 ID:599NxW7DO
…………ダメ………

こんなシチュエーション……
耐えられない!!

今すぐ!彼女を襲いたい!!


でも、ダメ……
今、彼女は私を信じている………

私を……


「………分かる。お前、ゾンビなんかじゃない。腐ってボロボロの体だけど……」

『……………』


………ちょっと嬉しいかな………

自分を認めてくれて……


「あたしは、エリザ。お前は?名前ある?
そりゃ、人間なんだから名前はあるよなwwwwwwなんて名前だ?」

『………ぁぁ……ぃぁ…』

名前……

忘れた

ゾンビになる前の記憶なんて全部忘れちゃった……


「そっか………喋れないのか。でも、名前がないと面倒だと思うから……。
そうだなぁ……」


……名前………

そんなのあったって、別に……

また人間社会に戻るつもりなんてないしな……

ゾンビだし……


「………う〜ん………ゾンビだからな……ゾンビ娘とか……」


……………
なんか投げやりなネーミングになりそうな予感が……
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 05:15:15.45 ID:599NxW7DO
【中間チェック】
ヒロインのラブラブ度


クレア・レッドフィールド……30(かなり意識はされてるみたい)


シェリー・バーキン……50(若干好意を持たれている?やったぁ〜)


エイダ・ウォン……10(興味は持たれているようだけど……まだまだかな……)


エリザ・ウォーレン……60(信頼が築かれつつあるみたい。順調な仲かも!)



【女ゾンビによる敵解説…その1】


・ゾンビ……鈍い動きだけど、捕まると痛い一撃をくらっちゃいます
近づき過ぎて捕まらないようにしましょう

距離を開けて飛び道具が最適かな?
私みたな同じゾンビだったら、何食わぬ顔で懐に入れちゃったりしますけどね……


・リッカー……長い舌が気持ち悪い……
爪も痛い……
動きもすばしっこかったり、カエルみたいなジャンプもしてくる!

できれば近づきたくないな……

ショットガンやグレネードみたいな強力な武器で押すのがいいかと……
あと、実は離れて静かに歩いてれば気付かれずにやりすごせちゃったりしますよ



・レオン……この人嫌い!!

凶暴です!
エイダ様はおろか、街中の女の人をたぶらかす勢いです!!

はやくなんとかしないと!!
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/03/23(金) 05:54:02.05 ID:0DwWrW+Fo
斬新と言うかwwww
こんな百合も悪くないwwこれは続きが楽しみだ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/23(金) 06:05:46.42 ID:M2mO8jgo0
女ゾンビにデレデレな女ゾンビ2はまだ?
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 12:09:08.57 ID:599NxW7DO
警察署に入ってからそろそろ一時間ぐらいかな……?

私はさっき出会ったエリザさんと居ます

美人です

性格がアレだけど……



「いや〜、警察って言ったら街で一番安全な所と思ってたが、まさか署長があんな趣味だったなんてなwwww
なんであんなのが署長になれるんだ?全く、ムカつく。」

かなり見た目とギャップのある喋り方ですね……

静かにしていれば美人なのに……

……でも、逆に清々しかったりしちゃって、カッコいいかも!!


『………あぁあ……』

「え?それって相槌をうってくれてるって訳なの?
……はは。ありがとう。」


あたしに向けて笑顔を見せてくれる!

この笑顔は本当に可愛い!!

ていうか、笑顔を見せて貰えたのなんて初めて!!


「………まぁ、私がこんな喋り方をして、もしかしたら戸惑ってたりしてない?
私、これでも市長令嬢なんだ。……ま、親父はあんまり尊敬してないけど……。」


………へぇ……令嬢なんだ……

確かに、見た目はお嬢様だもんねぇ


「でも、親父が公職だからって、私が一々喋り方とかを束縛される筋合いはないだろ?
でも、やっぱり幻滅されるかな……」


私は首を横に振った

ゾンビだから、ゆっくりだけど……


「………それは、幻滅しないって事?ひょっとして、慰めてるつもりだったりするの?」


うん!うん!
私はそういうギャップは全然オーケーだから!!

どんと来い、だから!!


「ふ〜ん、お前。いい奴なんだな。リィリィ。」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 12:29:20.00 ID:599NxW7DO
リィリィっていうのは、私に付けてくれた名前

百合の花からとった名前みたい
花言葉はピュアな心……らしい

私、ピュアではないと思う……
ゾンビだから、欲望にまみれてるし……



ただ、Japanでは、百合は女の子同士の純愛をさす言葉なんだって……


いや、これはエリザさんに聞いた知識じゃなくて、何故か知ってる……

女ゾンビの常識?



さぁて……


エリザさんは綺麗です……


早く襲っちゃいたいけど、なんかそういう空気じゃないんです……


「………まぁ、このまま二人で街から脱出しよっか?親父は既に逃げたみたいだし。

お前が居てくれたら、なんか心強いし、私も出来る限り頑張るから……」


信頼されてる……
利用されてるのかも……


でも、こんな状態で襲っちゃったら、なんか取り返しのつかない事になりそう……


やっぱり、襲うって発想が駄目なんだ……


合意の上なら問題ないよね♪


「しっかし、いつまでもこんなドレスじゃ、足とか動きづらいな……」


スカートをまくし上げながらエリザさんは呟く……

きゃあ!そ、そんな!
スカートを上げたら……

綺麗な足が……素足が………生足が………


「今日とか適当な下着履いてるからな……。つか2日前から替えてないし。
ま、そんな暇もなかったからな。
こんな状態で剥製なんかにされてたら、たまったもんじゃなかったわww」


………やだ……
そんなの見せなくても……

興奮しちゃう………

あ……吐きそう……

ゾンビになってから、興奮すると鼻血じゃなくて胃液が出るようになったみたい……


「………あんたはラフそうな格好でいいよな。
……いや、内臓が見えてるまでは、さすがにないと思うけど……」


なっ!?
わ、私だって好きでこんな格好してるんじゃないんだからね!!
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 12:55:24.51 ID:599NxW7DO
「………でも、あんたには目玉が生えてないんだな。
さっき署長を襲ってた大きなゾンビは腕にでっかい目玉があってさ……。

あれはキモいわ。」


目玉?
………なんか凄まじそう


「んで、あの変態署長、口になんか触手みたいなの突っ込まれてさ。ざまぁ〜って感じ?」


………あー、なるほどです

だから、イ………イマ……なんとかって……


「イマラッチョだぜ!あのオッサン!!後でめっちゃ泣いてたし〜wwwwww」


…………ちょっと卑猥です……

エリザさんは喋り方以上に、女性としての恥じらいも持つべきです!!








バン!!

「動くな!………人間なら…」


銃声………

足元の地面が光った
威嚇射撃……


「だ、誰だてめぇ!?」

「あら………元気なお嬢さんね。どうやら、無駄に弾を使う必要はないみたいだわ。」


あ……この声……


エイダ様!!


「………あら?あなたは、確かあの時の女ゾンビ?
………やっぱり生きてたのね………」

『!!………ぁあ……』

「………そぉ。元気そうに歩いて………。もう一発頭に弾を当てても、まだ動けるかしらね?」


「はぁ!?待てよ!リィリィを撃つな!!」


エリザさんが、私の前に立ちだかはってくれている………

私………守られてる……?

「あらあら……ゾンビを守るなんて、あなたは随分物好きなのかしら?
それとも、あなたのお知り合い?」

「リィリィはあたしの友達だよ!……さっき出会ったばかりだけど………」


私………エリザさんの友達………


「ふふ……。そうなの。でも、それはゾンビよ?あなたを後ろから襲うかもしれないわよ?」

「リィリィはゾンビなんかじゃない!!あんなのと一緒にするな!!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 14:46:54.39 ID:599NxW7DO
「そう………別に構わないわ。
ただ、私は死にたくないだけ……。目の前に危険があるなら排除しないとね。」


「な、なんだよ!……殺ろうってのかよ……」


「……フッ。お友達ごっこで死ぬのはゴメンだわ。」


………エイダ様……

……ダメ……
このままじゃ私を庇って、エリザさんも撃たれちゃうかも………




「…………まぁ、あなたが死ぬのは自由だから。
それに、さっきから目の前に獲物が背を向けてるのに襲おうとしないなんて……やっぱりかわったゾンビね。」


軽く笑いながら
エイダ様は銃を下ろした


「お……おう。分かってくれたならいいけどさ……」

「かわってると言えば、あなたの性格も、随分男らしいじゃない?お友達を庇って、銃を持つ相手に歯向かうなんて……」


「!!……余計なお世話だ!」

「あら?傷ついたかしら?それはごめんなさい。」


エイダ様がゆっくり歩いてくる

私に向かって……

「ふーん……なるほど……」

「な、何ジロジロとリィリィを見つめてるんだ!」

「あら?悪いかしら?こんなおかしなゾンビ、誰でも興味持つわよ。」


……エイダ様が……私を見てる……


「………肌は他のゾンビと変わらずカサカサして、傷口も腐り始めてる………。
でも、何か違うわね……」


……うう………
そんなマジマジと………

恥ずかしい……


私の体が、自然と小さくこわばった……


「……あら?身をすくめた?恥ずかしがってるのかしら……。
ひょっとして、言葉を理解しているの……?」


「あ、当たり前だろ!!そいつは……人間……なんだから………」

「……ふふっ……。なら、少し服を脱いで貰ってもいいかしら?」

『!?……あうぅ……』

「てめぇ!な、何言ってやがる!?」

「見えない場所がどんな風になってるか知りたいの。ただの好奇心よ。」

『……ぅう……』

「あら?ゾンビにしては可愛い声も出すのね?
ますます興味深いわ……」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 15:05:17.23 ID:599NxW7DO
「や、やめろ!!リィリィをそんな目で見るな!!」


私とエイダ様の間にまたエリザさんが入ってきた

今度は私を抱きしめ、自分の体で私を見えないように隠してくれている……

あ………エリザさん……

そんな………
抱きしめられたら……私……


「………あなた、躊躇なく自らゾンビに抱きつくなんて………。
そんなにそのゾンビを信用しているの?」

「うるせぇよ!黙れ!お前に……リィリィの何が分かるんだ!!?」

「……………。
あなた、本当におバカさんなのかしら?私には理解できないわ。
知人がゾンビ化して、困惑して何も対処できずにその知人に殺された街の住民や警官を何人も見たわ。

あなたは、その娘が自分に牙を向く姿を想像してるの?その時、どうするつもり?」


…………エリザさんの肌が………
胸が………
吐息が…………

私の体に……素肌に………


「………分かんねぇよ……。そん時は、あたしもどうすればいいか分かんないさ。
だが、今はリィリィを信用してんだよ!!」


「………なるほどね……。やっぱり、ただ馬鹿なだけなのかしら………」



…………エリザさんは私を信用してくれてる……

でも、私は今、自分の欲望を抑えるのに必死……

エリザさんの体………
温かくて……
柔らかくて………



襲いたい……
襲っちゃいたい!!!



「………悪かったわ。リィリィ……だったかしら……。」


「……謝んの、おせぇんだよ………。」


「………ところで、いつまで抱きついているつもり?
若干、リィリィが恥ずかしそうな様子に見えるんだけど……」


「へ………?あ……」

エリザさんが私の顔を見る……
私は少し吐息を弾ませながら、エリザさんの目を見返した……
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 15:34:40.28 ID:599NxW7DO
「なっ!?………あぁぁあ……//////////」

『………あーぁ……/////////』

見つめ合って、硬直する私達………


「あらあら、深い友情をまだ見せつけて貰えるのかしら………?」


「わ………うわぁああ!!?」

エリザさんは私を突き飛ばした……

………痛い……
ちょっと心が……

「あ!あ!あ!あたしは!!ま、守ろうとしただけで!!…………その……」

「……ふふっ……。何をそんなに恥ずかしがってるの?」

「う、うるせぇ!!!」


「ほら、リィリィ。大丈夫?」


いたたた………

…………って、あれ?
エイダ様が、倒れたあたしに手を差し伸べている……


「あれれぇ〜?危険には近づかないって、さっき言ってただろ?どういう風の吹き回しだ〜?」

「……あら?そうだったわね。自然と手が出てしまったわ。」

起き上がりながら、エイダ様の手をゆっくり掴む

力を入れ過ぎると、エイダ様が痛いだろうから

「………もちろん、襲ってきたらこの銃で至近距離から頭に一発お見舞いさせてもらうけどね。」

そうニッコリ笑いながら、もう片方の手には銃があった……


「…………でも、意外な感じね。ゾンビの手を引くなんて……」

『………う……あぁ……』

私も……まさかエイダ様に手を引かれるなんて………

「そう言えば、あなたを最初に見たときに、頭に数発撃ち込んでしまってたわね。」

「はぁ!?お前、そんな事を!!」

「……でも、さすがはゾンビね。普通に動いてるんだから。
……でも痛かったでしょ?」


うん………めちゃくちゃ痛かった……
死ぬかと思った………


「あの時は………ごめんなさい………」

エイダ様は、ゆっくり私の頭に手を……銃痕をさするように触った……

優しい手つき………

ちょっと……ほんわり………




『………ぅ〜ぅ……』

「………ホント、可愛いらしい反応ね。」

「ちょ、ちょっと触り過ぎだろ………。
ま、まぁ、リィリィを認めてくれたんならいいけど……」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 16:00:55.96 ID:599NxW7DO
「…………さて、そろそろ出てきたらどう?クレア……だったかしら?」



エイダ様が少し大きな声で言った

………クレア……
あ!巨乳の娘だ!



「……クレア……いつまで隠れてるの……?」

可愛い女の子の声………

シェリーちゃん!!


「え?誰かいるのか?」

「そうみたいね。私達の会話を、ずっと盗み聞きされてたようね……」


エイダ様とエリザさんが見つめる先に、影が二つ

シェリーちゃんと、クレアさん……


「…………」

クレアさんは、私の目線の少し下を見ている……?

私を見ながら、視線は合わせないようにしている?

若干、顔が恥ずかしそうな……


「ほら、クレア!やっぱり、あの人は化け物なんかじゃないよ!
私達の仲間だよ!」

「……お前らも、リィリィを知ってるのか?」

「うん!私、そのリィリィに助けられたの!
そしてクレアも!」

「わ、私は!助けらた……のかな………。」

「あらあら。リィリィは色んな女の子に手を出してるのね………。」


エイダ様………
………そんな言い方したら、私が女たらしみたいじゃん………

半分事実だけど……


「………で、でも!私は!特に、何も……」

「何も………って、何がだ?
まさか、リィリィに何かされたのか!?」

エリザが不安そうに、私を見つめる……

「い……いや……///////」

「クレア………?ひょっとして、まだ私のキスの事を?」


「……はぁ?キスって、どういう事だ?」

「私、リィリィにキスされたの。」




一瞬、その場の空気が凍り付く………


「……それも……舌……とか入れられちゃったりして……//////////」

顔を赤らめて、恥ずかしそうに話すシェリーちゃん……
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 16:17:55.64 ID:599NxW7DO
「………あは、ははははははははは!!!!!!!」


突然大声で笑いだすエイダ様………


「ははは………。そぉ。あーなるほど………。
こんな小さな女の子にキスをして、舌まで入れちゃうゾンビ………
しかも、女の子同士で……………

面白いわ!」


「わ、笑い事じゃねぇよ!!」

エリザさんが大声を出す

私を睨み付けている……


怖い顔………


「リィリィ!!どういう意味だ!?てめぇ……こんなガキに………」


『……………』


………どうしよ……
怒ってる………


「リ、リィリィはきっと、あの時怯えて固まってた私の緊張を解そうとして………」

「それでキス?……ははは!!随分テクニシャンなゾンビなのねぇ〜!?」

相変わらず笑いっぱなしのエイダ様………

「シェリー!あなた、自分が何されたか分かってるの!?
あれは……その…………あの…………。」

「クレア………?どうかしたの?」


「リィリィ!!お前!!
あ、あたしはお前を信じてたのに………」


若干涙ぐんでいるエリザさんの顔………


………ちょっと……いや、大分可愛らしい……


「あら?ひょっとして、嫉妬?」

「なぁっ!?何を……!」

エイダ様がさらにニヤニヤしながらエリザさんに言った

「信じていた相手に裏切られて、かなりショックみたいね?」

「あ、あ、あたしは!!」

「たかがキスよ?しかも女の子同士の……。
なんなら、今この場であなたもして貰えば?」

「はぁあああ!?なんでそうなんだよ!?」


「ちょ、あなた!いきなり何を言っているの!?」

「あら?クレアもひょっとして、ゾンビちゃんの唇が気になるの?」

「え……えぇええええ!?
そ、そんな……私は……」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 16:43:37.20 ID:599NxW7DO
「お前!!何顔を赤くしてやがるんだ!!?」

「あ、あなただって!!さっきから顔赤くなってるじゃん!!」


クレアさんとエリザさんが言い争ってる………

………あれ?
ひょっとして、私……今………ハーレムの中心!?


「べ、別に私はこんな……ゾンビなんかと……」

クレアが私を見る……


「…………/////////
べ、別に嫌っていう訳じゃなくて!!今、する必要がないってだけで!!」

「あ!てめぇ!!今、本性表したな!!
今はしないって事は、いつかはそういう関係になるってつもりなんだな!!?」

「え!?……いや……その………////////////」

「だぁあああ!!!顔を赤くするのをやめろぉおおお!!!!」


エリザさんが大声で叫ぶ………


「………そぉ。2人共、素直じゃないわね。

ねえ?シェリーちゃん。リィリィのキスって、どんな味だった?」

「「え!!?」」

クレアさんとエリザさんがその質問にびっくりした


「え?………その………なんか甘かった……」

「甘い?それは……比喩的な表現?」

「ううん。本当に。砂糖みたいなはっきりとした甘さじゃなくて………ほんのりって……」


「あ……甘い………だと……?」

「ほんのり………ですって……?」

それを聞いた2人は、呆然としていた……

上の空を向いて……
なんか、妄想でもしているのかな………


というより、私のキスって甘いんですか!!?

そうなんですか……自分じゃ分かんないんですけど………


「……興味深いわ。
リィリィ。私にもキスして貰える?」

『ぅあっ!?……ぁー…』


ちょっ!えっ!?
い、いきなりそんな……

エ、エイダ様………
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/23(金) 16:59:16.97 ID:KDubj4TT0
斬新すぎワロッシュ
萌えには限界というものがないらしい
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/03/23(金) 17:00:31.86 ID:F3Gpz0lf0
ふぅ…………構わんつづけてクダサイ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) :2012/03/23(金) 17:09:01.03 ID:lgYUugu7o
やばいぞなんかきゅんきゅんする
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 17:20:37.34 ID:599NxW7DO
「お、お前!!?一体!!?」

「あら?あなた方はしたくないんでしょ?
私は興味があるの。」

「エイダ!……その……今、し、しなくても………//////////」

「すぐ済むわ。それに、この娘がホントに無害かどうか………。
口を付けても噛み付こうとしないなら、安心してこれからも一緒に居られるわ……。」


…………あ……
エイダ様が近寄ってくる……

目が………ちょっと色っぽいや………



『………ぁぅ……』

「大丈夫だから………
じっとしてて……」


いえ………その……

銃を向けながら近づかれても………

怖いんですけど……
やっぱり用心はされるんだ……


「………やめ……ろ……」


「やめてぇえええ!!!」


クレアさんが飛び出してきて、私に抱き付く!


「お、おい!!どさくさに紛れて何抱き付いて……」


「あなただって!!さっき抱き付いてたクセに!!」

「えっ!?見てたのかよ…………あれは……」


「皆ズルい!!
私はゾンビだから、近づいちゃダメだってちゃんと警戒してるのに!!!

あなたは抱き付くし!!エイダも!!シェリーだって!!キ、キスなんて!!!」


「ク、クレア……?どうしたの?」

「吹っ切れたみたいね。……ふふ。女の子なんだから………」

「いや………その………。し、仕方ねぇだろ!!」


「クレア。そのまま、しちゃえば?」


「え!?何が!?」

「……キスでしょ……?」

「!!!!!!!!

…………………

/////////////////////」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/03/23(金) 18:33:01.84 ID:OXiXJngAO
ざ、斬新すぐるww

いいぞ!もっとやれ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/03/23(金) 18:51:55.68 ID:a3khSxZMo
元々百合スキーなんだが、これは……これはなにか違う。

これは、もっと良いものだ!
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 19:01:24.34 ID:599NxW7DO
ハァハァ…………

ク、クレアさんの大きな胸が………

当たってる………

ハァハァ………

締め付けられてる……
柔らかい……
激しいよ………


「////////////////」

「てめぇ、何を言ってるんだ!!?」

「クレア。やるならさっさとしなさい。」

「ク、クレア……?え?何?なんなの……?」





………あ………
クレアさんの巨乳……

私………
もぉ、我慢できない!!





パリン!!


ガラスの割れる音

部屋の端の窓ガラスが割れた……


「あら?あなた達が大声をだすから……」

「そんな冷静な反応している場合じゃないわ!!」

クレアさんとエイダさんが銃を構える
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 19:07:12.92 ID:599NxW7DO
ゾンビの数……
1体、2体、3456……
いっぱいだ!!


「クレア!どうしよ……」

「うわっ!あんな数が一度に……」


「シェリー!その人達と逃げて!!」

「うん!」

「悪いな!……クレア…」

「いいから。後で決着つけましょう!」




私も逃げるの……?
ゾンビ達は私を襲いはしないし、皆の為に戦いたい………!!

「リィリィ!……2人をお願い!!」


『………あぅ……』


そっか………

私の役目は2人を守る事だ………

「行こう。リィリィ!」

シェリーが私の腕を引く……

ちょ……

そんな強く引っ張ったら、もげちゃう……


「……あの2人。銃とか使い慣れてるんだな……」

「クレアは凄いよ!強いしカッコいいし……。
……でも、さっきみたいに顔を真っ赤にする事もあるんだ……」


『……うぅ……』



バン!バン!

遠くで銃声が鳴っている……


大丈夫かな……
クレアさんにエイダ様……


「でも、どこに逃げたらいいんだろう?」

「この警察署に地下道があって、アンブレラの研究施設につながってるらしい!
変態署長が言ってた。」

「え!?研究所?………パパ……」


「……お前の親父がどうかしたのか?」

「私のパパが、そこで働いてるの。」

「パパ………?
あなた、名前は?」


「……………。シェリー……バーキン……」

「バーキン………博士か………?」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 20:37:54.65 ID:599NxW7DO
「……パパとママを知っているの……?」

「あたしはエリザ。市長の娘さ。
親父が、そいつらとよく話をしててさ……。多分、今回の事件はそいつらが主犯……」


「………嘘……。でも、確かにパパ達は毎晩研究所に居て……」



シェリーちゃんのご両親が、この大事件の主犯………


「……とにかく、今はその研究施設へ急ぐしかないな。事件の主犯がその研究施設にいるなら、対処の仕方を知っているかもしれないし………」

「うん!そうだね!」

『……ぅー……』

「リィリィ………もしかしたら、人間に戻れたりするかもな?
ゾンビ化を引き起こしたなら、戻す方法だってな……」

「そうだ!パパ達ならどうにか出来るかも!
リィリィさん!行こう!」



元に……戻れる………?

私が…………







バチャッ!!

「うわっ!」

「エリザ!?」

何かが飛んできた
エリザの上にのしかかる……

ゾンビ………?
いや、ただの死体だ……


「な、なんだ!?」




…………何?

感じる……
私の中の何かが……

この感覚……ヤバいかも……



「!!……パパ!」

シェリーちゃんが叫ぶ
廊下の向こうに人影が……


「!?……やめろ!!そいつに近づくなガキ!!」

「パパ……助けに来て……

………え?」


………巨大な目が、シェリーちゃんを睨み付ける

右肩に、大きな目がある……
こいつ………化け物!?
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 20:59:43.29 ID:599NxW7DO
「逃げろガキ!………くそっ!!」

エリザさんは、死体が乗っかってて身動きが取りにくいみたい……


私が助けなきゃ……


でも………あいつ、怖い……

今まで感じた事がない……


ゾンビにも、恐怖とかあるの?



「パ…パ……?だよね……」


『……グ、グオオオオ!!!!』


大きな声………
響く………


怖い………


「きゃあ!?」

人型の化け物は左手でシェリーちゃんを掴む

大きな目のある右手は赤く膨れ上がっている……


グチャ……

「え?え?何?パパ!?」


右手から触手みたいなのが出てきた………

それがゆっくりシェリーちゃんの顔に向かっていき………


「嫌っ!!パパ!やめて!!」




私には分かる
あの触手は危険だ

感じる………
本能なのかな?

あれは……危険なんです!!
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 21:02:05.82 ID:599NxW7DO
バチッ!


私は飛び付いた
触手を手で弾き飛ばす

『グオオオオ!!!!』


バキッ
骨が折れる音

その化け物は巨大な右手で私を弾き飛ばした……

『………ぅえ………え゛………』


痛い………じゃない!!
死ぬ!!
お腹を攻撃されて、こんな激痛!!

何!?こんな力……


「リィリィ!?……きゃあ!?」

左手に掴んでたシェリーちゃんを投げ飛ばした

投げられたシェリーちゃんは壁に激突……

「………痛……い………リ……リィ……」


「二人共!!くそぉ!!」

エリザさんが走ってくる……
両手に観賞用の鉢植えを持っている……

「二人から離れろ!!」

エリザさんは鉢植えを化け物に向かって投げつけた


ガシャン!
『グッ!!……』

頭に当たって、苦しんでいる……
頭はまだ普通の人間の型だから、普通に痛いのかも……




バン!!

銃声?
クレアさん達?


「ウィリアム!!やめて!」


あれ?聞いた事のない声………

「!?……バーキン博士か!?」

「ウィリアム!!シェリーから離れて!!」


バン!!


また銃声が……

『グオオオオ……』


そして化け物の苦しそうな声…………
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 21:19:09.10 ID:599NxW7DO
……………
………あ………

化け物の気配が消えた……


「バーキン博士だろ!あんた……」

「あなたは市長の娘だったわね。何故ここに……
それより、シェリー!」


「………マ…マ……」

「シェリー………。ごめんなさい………。私のせいで……」

「私は………大丈夫だから………リィリィ……を……」


「……リィリィ?
ああ、さっきウィリアムに飛び掛かっていた人ね。

あなた………大丈夫?」



近寄ってくる足音……

私は体が動かない……
化け物に攻撃されて、体が全く言う事きかなくなった……

クレアさんに撃たれて……
エイダ様に撃たれて……
カエルに引っ掻かれて……
さっきの強烈な一撃で……
ついに私の体は壊れてしまったみたいです……

本当………うごかない……

でも……意識はある………


「これは………ゾンビ………?」

「リィリィはゾンビなんかじゃない!!こいつは………人間だよ……」

「………何を言っているの?体中が傷だらけで、腐敗が始まっている………
これで生きてるというの……?ゾンビ以外の何者でもないわ。」

「……ママ……。リィリィを助けて……」

「あんただって見たんだろ!?
リィリィがあんたのガキを助ける瞬間を………」



「……………。
………まさか………………変種なの……?」

………変……種……?
そっか……
私、他のゾンビとは違うしね………

「………でも、どうやって助けろというの?
人間なら、この傷は手遅れそのものだし……」

「……ママ。お願い……」

「………………いいえ。ダメよ。
只でさえ訳の分からない変種に…………」


「バーキン!どうにかしろよ!!」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/03/23(金) 21:33:35.41 ID:OXiXJngAO
バーキン!どうにかしろよ!
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 21:35:17.59 ID:599NxW7DO
……………………


……………………


…………あれ?

生きてる…………?


「シェリー!!あなた達!そんな事!!?」


「ママ……ごめんなさい……」

「大丈夫………。リィリィなら………」



…………

あ………2人の顔が見えてきた……


「…………体が動いた………?リィリィ!大丈夫!?」

「リィリィ!生きてるか!?」


「………大変……。これじゃ、ウィリアムの二の舞だわ……」



『…………あぅ………』


「リィリィ!!」

シェリー……ちゃん……


あ………体が動く……


シェリーちゃん……涙流してる………

右手で………拭いたあげる……


「!!リィリィ!よかった……」

シェリーちゃんが両手で私の手を掴む

「リィリィ………」

エリザさん………

エリザさんも、泣いてた………?


「………まさか。
ゾンビが………こんなゾンビ……」


あ………誰かいる……

誰?初めて会う人……

シェリーのお母さんだっけ?


「……………。言葉が分かるの?」

「あぁ。リィリィは人間………だから……」

「………。私はアネット・バーキン。娘のシェリーがお世話になったわね……」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 21:48:18.09 ID:599NxW7DO
『………あ………あー…』


ゆっくり上半身を起こす……


「!?………」

「ママ……大丈夫だから……」

若干怯えているアネットさん………


「…………。あなた、ゾンビには違いない。
だけど、恐らく変種ね。稀に見る特殊なタイプ。

人の言葉に反応して、むやみに人を襲ったりしない……。
……正直、初めて見たわ。」



私を初めて見る人は、本当にマジマジと私を見つめてくるなぁ……

もう慣れたけど……
やっぱり気分悪いです!
恥ずかしいし………



「よく聞いて。
シェリー達があなたを治すのに使ったのは、未完成なGのサンプル。
さっきあなたが戦ったのがGウィルスを摂取した私の夫なの。夫はあんな化け物になってしまったわ。

夫が飲んだのは完成したGで、私の持ってた未完成なGを摂取するのを嫌ってるの。だから、私は銃弾にそのサンプルを含めた物を使ったわ。」

「あぁ。だから、さっきあんたが撃った銃弾がよく効いてたのか……」


「………そして、あなたはそれを摂取した。

今から、あなたの体に何が起こるか………。

正直分からない。」


「……ママ?リィリィは治ったよ?薬は効いたんだよ?」

「シェリー。……多分、その内効力が表れる。

そしたら、この人は………」

黙り込むアネットさん……


「そ、それより!どうすんだよ!?これから……」


「分かってるわ。脱出でしょ?研究所に行けば、街から逃げる手段はあるわ。」

「ホント!?じゃあ、クレア達も連れて……」

「ええ。でも、早く行きましょう。ウィリアムがまた襲ってくるわ………」

「………そうだな。なら早く行こう。
リィリィ。立てるか?」

『………ぅう……』

ゆっくり立ち上がる……
足が………体が軽い……


「………ゾンビが仲間になるなんて………」

「ママ。名前で呼んであげて。リィリィだよ?」

「………そうね……。リィリィ………」

…………………
………………ハァハァ………
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 22:01:54.83 ID:599NxW7DO
………体が熱い………

熱い………


なんなんでしょう……


「リィリィ………さん。体に変化があったら、直ぐに知らせて。」


………アネットさん……


変化なら………もうあるよ………


体が熱い…………

ああ………

目の前に3人いるじゃん……

綺麗でカッコいいエリザさん……

可愛くて、唇が美味しいシェリーちゃん……

シェリーちゃんのお母さんで………大人な魅惑のあるアネットさん………



何………?

今までと全く違う感じ……


今すぐ………

襲いたい!!!

襲っちゃいたい!!

もぉ!
どうなってもいい!!!



ハァハァ…………

ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ


『………うぇっ!……』

自分で自分のお腹を叩いた………

落ちついて!落ち着いてよ私!!!


「…………?リィリィ………?」

シェリーちゃん………

ダメ………

私!!やめて!!


「…………リィリィ………?」


『………あ……あ………ぁああああああああああああ
あああぁあああああああああああああああぁああああ
あああああああああああぁああああああああああああ
あああぁあああああああああああああああぁああああ
あああああああああああぁああああああああああああ
あああぁあああああああぁああああああああああああ
あああぁあああああああああああああああぁあああ』
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/23(金) 22:17:36.50 ID:599NxW7DO
「きゃあ!?」

「シェリー!?」

「ガキ!?リィリィ!何してる!?」



………ダメ………
シェリーちゃんを掴んでる………

私の手………放して!!

シェリーちゃんを放してあげてよ!!


「い………痛いよ………。リィリィ………」

「何を!?シェリーを放して!!」


バシッ!

「えっ!?」

「うわっ!?」


あれ?
私の………腕から……なんか出た?

触手………?

腕から………


「な、なんなの!?」

私の腕から生えたアネットさんとエリザさんを押さえ込んでる

触手の感覚が伝わる……

これ……動かせそう……


「ママ!?エリザ!?
……リィリィ………やめて!!」


シェリー………ちゃん……可愛い………

唇………
もう一度……奪っていい………?



「え…………嫌っ!!やめて!リィリィ!!……!?」


叫ぶシェリーの口を押さえ込む………
私の口で………


「………ふぐぅ………ん………んぐっ!?」

あれ?私の舌………
こんなに長かったっけ?

奥まで伸びる……

シェリーちゃんの……口の奥まで……


「んぐぅ!!!んん!!うっう゛ぅぅぅぅぐ!!!」

苦しそうに叫ぶシェリーちゃん………

でも……可愛い声だよ……


「シェリー!!やめて!!やめなさい!!」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/03/24(土) 01:25:36.41 ID:kjhCcaJAO
続きを書くなら予定とか書いてくれ…

突然始まって突然終わる奴は長続きしないぜ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 01:29:28.76 ID:DbdH7t1DO
私がシェリーちゃんの口から自分の口を離した

しかし、私の口から出ている触手のような舌の先は、そのままシェリーちゃんの口の奥で暴れていた……


「んぐ!………ご……が……」


泡を噴きながら、涙を流しながら、
シェリーちゃんはもう暴れてはいない……

体はピクピクしているだけ……


「シェリー!………お願い、娘から離れて……」

「リィリィ………お前……そんな……」


シェリーちゃんがどっか行っちゃった………


そうだ………

まだ二人いましたよね……


片手から出ている無数の触手……

二人を拘束している触手……


シュルッ


「え!?な、なんだよ!?やめろ!!」

エリザさんのドレスの中に侵入させた……

感じる……
エリザさんの素肌を……


「リィリィ!!どうしたんだよ!?目を覚ませよ!」


「無駄よ………。彼女はGに完全に支配されたのね。もう、人の心なんてなくしたわ。
………もうおしまいよ……」


「な、なんだよそれ!?
リィリィ!!そんな事ないよな!?」


ああ……
エリザさんの感触……
気持ちいい……


「うっ!………うわ……やめろ……」


………これ……
エリザさんの胸?

柔らかい……巻き付けちゃお……


「や!……やめ……て……」


エリザさん……
可愛い顔………

もっと、私を感じて!!


「………あ……あ……う…!?んあぁ!!!」

………あ……
私、今、エリザさんの大事なところを触った?
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) [sage ]:2012/03/24(土) 01:39:31.07 ID:lWDaU6RUo
>>55
(´・ω・`)
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 01:46:02.64 ID:DbdH7t1DO
……そっか……

やっぱり、女の子はここが弱いよね……


触手を更に数本増やし、一気にエリザさんのスカートの中に侵入させる……


「やめろ!!やめ…………あっ!?……んん!!」



可愛い

可愛いよエリザさん……





「………ぐ…………ぎゃ……」

あ………シェリーちゃんの事忘れてた…
まだ舌を入れっぱなしにしてたんだ……

知らないうちに、失神してる?


「………お願い。もうやめて………」


アネットさん………

………ひょっとして
ほっとかれてるのが、寂しい?


じゃあ、アネットさんも遊んであげますね


シュルルッ

「………あ………え…?」


アネットさんの白衣がゆっくり脱がされていく……


「…………う……」

アネットさんは俯いて黙りこんでいる……

エリザさんみたいに、何か反応してくれてもいいのに………


じゃあ、いきなり攻めちゃおっか♪
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 01:47:28.20 ID:DbdH7t1DO
「…………うっ!……」


アネットさんのズボンの中に、触手を侵入させた

でも、弱いところを擦ってるのに、相変わらずだんまりです……


えーい!!こうしちゃえ!!


「あっ!!……ぅあ!」


……入っちゃった

アネットさんの中に……

温かい……


「………うっ……あ………」


アネットさん………我慢しますね

エリザさんはもっと叫んでくれますよね……?


「えっ!?何を………うわぁああ!!」


入った
エリザさんの中にも入っちゃった

「やぁっ!!……あっ!!あぁん!!!」


エリザさんは本当に可愛い声で鳴いてくれますね……


私、モエてきました!!


「うぁっ!!あああ!!いぎっ!!」

「………ぁあ………あ……」


触手は二人の中で暴れ回っている……

もう、私の意識では動いていないみたい………


でも、触手達の感触は感じる……

気持ちいい……

二人の中、どっちも気持ちいいです!!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 02:01:05.91 ID:DbdH7t1DO
「うがぁ!!……ぎぃ……ダメ………もう……」


……あ………

エリザさんも動きが鈍くなってきた……

もうちょっと、頑張れませんか?



エリザさんの中の触手に思いっきり力を入れた


グリッ

「!!!ぎゃあああ!!!……んが……」


勢い余って……そのまま口まで突き抜けちゃった……?




あれ………?

なんだろ……


あれ…………?




ちょっと待って………


エリザさん………

死んだ………?


確かに、下から上まで体を貫いたりしましたけど……

あれ………?


そんな…………



『………ぅ……………あああああ……』


私、人を殺した………

女の子を………

この手で…………






嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!嫌!


嫌ぁあああああ!!!!!



「…………あ………ぐ……」

アネットさんを拘束していた触手が力を失って、アネットさんは地面に落ちた……

エリザさんの死体も……

シェリーちゃんも……
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 02:09:09.38 ID:DbdH7t1DO
「………はぁ…はぁ……シェリー!」


アネットさんがシェリーに駆け寄る……

「シェリー………ごめんなさい………私………」


涙を流しながら、シェリーちゃんを抱き抱える……



『………あ……ぁ…』


私もエリザさんに駆け寄った………


動かない………?

死んだ………?


『ぅあ………あー……ああああああああ……
ああああああああああ』



泣いているのかな?

声が…………止まらない……


『ああああああああああああああああああああああ』






「……………マ…マ……?」

「シェリー!?気が付いたのね………」

「…………リ…リィ……は?」


「………………。」


「リィリィ……の声がするよ…………。なんか、悲しそうな声が………」


「シェリー!あれには、もう人の心なんてないのよ!!」

「ママ…………。リィリィはリィリィだよ…………。“あれ”じゃないよ……。」




私は………

エリザさんを………

人を…………


うぅ…………


62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 09:46:07.63 ID:nLktCUmDO
急展開
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/03/24(土) 10:01:20.96 ID:kjhCcaJAO
アクションラブコメディじゃなかったのか…
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/24(土) 11:05:41.33 ID:WKuNeJMCo
シェリー来た時点で勝ったも同然。シェリー可愛いよシェリー
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 11:35:34.21 ID:DbdH7t1DO

…………うう………



「行きましょ……シェリー……」


「……ママ……。リィリィを置いていっちゃ……」







二人共行っちゃった……


私、一人だ……


一人は嫌だって思ってたのに………


何をやってるんだろ……


エリザさん……




…………あ……


そうだ……

この街には死んだ人なんてたくさんいるじゃん!

そして、皆死んでもまだ動いてるじゃん!

そうだ!
エリザさんをゾンビみたいにすれば!!




………最低だ……

私、エリザさんをゾンビにしようとしてる………


馬鹿じゃん………



そんな事して……

エリザさんを無理矢理弄って………


うう………



66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 11:47:24.28 ID:DbdH7t1DO
「リィリィ!……平気なのね。」


あ………エイダ様だ……


「良かった………。シェリーや他の皆は………」


エイダ様は私の前にあるエリザさんの死体を見る……


「…………あ……」


一瞬、動きが止まった……


「あなた………まさか……」


『……………』


「…………そぉ。

……それで、あなたはどうするの?」



どうしよっか………

もう死にたい………



「………とにかく、研究所に向かいましょうか。
生き残るなら、そこに脱出方法蛾あるのだから……」


エイダ様は私の手を引いた


「…………あなた、体が変異してる?」


体中から出ている干からびた触手の残骸を見て言った

もう、触手は動いていない……


「そう………。あなた、Gを摂取したのね?」


『………うぅ……』


「………いえ、あなたみたいな大きなお荷物を持ち帰るのも不可能だし。
私はサンプル自体を探すわ。あなたは………研究所なり何処へでも行けばいいわ………。」



……………


研究所…………

行ってどうしよっか……


67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 11:55:31.70 ID:DbdH7t1DO
……………生き残って仕方ない……



でも………



地下道を黙々歩いていた……

大きな蜘蛛やゾンビ達がいたけど……

私の事なんか眼中に入らなかったみたい……


私、独りぼっち……

寂しい……



誰か………



「リィリィ!!」


………え?

誰か私を呼んでくれた……


「リィリィ………げほっ……」


アネットさん…………?

お腹から、血が出ている……


「………はぁ……シェリーを……助けて……」


壁にもたれながら、息を弾ませながら言っている……


「ウィリアム………Gに支配された夫が……あの娘を………
お願いよ……リィリィ…」



シェリーちゃんが……危ない……?


「今のあなたなら………ウィリアムにも対抗出来るはず………。
娘を助けて………」



バサッ


アネットさんが倒れた……



近寄って手を引くが、反応がない……

息をしてない……



シェリーちゃん………




シェリーちゃんが危ない!?

助けないと!!
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 12:03:05.99 ID:DbdH7t1DO

シェリーちゃん!!

シェリーちゃん!!




最初に会った時から……

シェリーちゃんには首ったけだったのかも……

怯える姿……
小さな体……

心を奪われました……


私………シェリーちゃんの事を………




………でも……

エリザさんを殺した私に、シェリーちゃんを守る事なんて出来るのかな?


それに、助けたとして……


そのまま、シェリーちゃんの近くに居ていいの……?

私に、そんな権利はあるの………?




分からない……

分かんないです!!


でも………

シェリーちゃんが死ぬなんてダメなんです!!



シェリーちゃんは生きて……

生きて………



私と……一緒に居て欲しいです!!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 12:29:35.02 ID:DbdH7t1DO
「………リィリィ……?」



シェリーちゃん!

居た………よかった……



…………あれ?

顔色が悪いよ……?



「リィリィ………ママが………パパに殴られて………私…………」



その場に倒れこんだシェリーちゃん………


駆け寄って、抱き起こす……


…………あれ?

なんか変な感じが……


「………リィリィ……お腹が痛いよぉ………」



感じる………

シェリーちゃんのお腹の中に………


何か居る………


「…………リィリィ……私、死ぬのかな………」


お腹の中のやつのせいで、シェリーちゃんが苦しんでるの?




「私………死んだらゾンビになるのかな……?
なら、リィリィみたいなのがいいなぁ……。そしたらお揃いじゃん………」



シェリーちゃん………

やめて……死ぬなんて言わないで……

助ける!
助けるから!!


ビリビリッ

シェリーちゃんの服を掴んで、思いっきり破いた


「え?……リィリィ……?」


大丈夫!大丈夫だから!!
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 12:40:44.11 ID:DbdH7t1DO
「……リィリィ……?……寒いよ……それに、恥ずかしい……」


…………お腹の中………

どの辺にいるんだろ……

分かんない………


シェリーちゃん……

苦しいかもしれないけど、ごめんね……



「………え………いやっ……」


シェリーちゃんの口に手を入れる

そして、触手を思いっきり広げる……

「………うぐっ……ぎゅっ……」


……………

………あ……移動した……

下の方に……

……この辺かな……


シェリーちゃんの口の中から胃の中まで、一気に触手を伸ばす……

あれ………いない……?


………また移動した…?


「………ご……げほっ!………」

シェリーちゃんの口から手を抜きとった……


「……ひょっとして……リィリィもパパみたいに………私に………?」


『……………ぅ……』


シェリーちゃんの頬を優しく撫でる

シェリーちゃんの目を見つめる……


「………違うよね……。リィリィ……。私、信じてる………」


シェリーちゃんが少し微笑んで、私の手をゆっくり掴む…………


私はもう片方の手を、シェリーちゃんの下半身に向かわせる……


「……リィリィ……?」


多分、下の方に隠れたんだ……

……多分……子宮だと思う……


「リィリィ……そんな……そこ……なの……?」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 13:03:17.25 ID:DbdH7t1DO
シェリーちゃんの………


触ってる……

シェリーちゃんの中への入り口……



………でも……うかれてなんていられない!!

シェリーちゃんの命がかかってるんだから……

「嫌………リィリィ……そこ……ダメ……」

手を強く握るシェリーちゃん……

顔も若干涙目……

恐怖に怯えてる……


「………リィリィ………信じていいんだよね……?」

『………』

無言で頷く


シェリーちゃん………入れるよ……


「………痛っ……痛い……」


シェリーちゃんの顔が強ばる……

痛そうな顔………


「………痛い………痛い………リ……リ……」


シェリーちゃんの中……

キツくて……でも柔らかい………


「………はぁ………ぅあっ……」


中で触手を拡散させる

もう片方の手で、お腹を押さえる

中にいるやつを逃がさない為に………


「リィリィ………痛い……のに………なんか……頭が……来ちゃう………」



………なんか気持ち良くなってきた……
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 14:01:39.22 ID:DbdH7t1DO
「………リィリィ……ぅあ………」


やだ……

興奮してきちゃった……



「………あぅ……なんか…きた……」



シェリーちゃんの顔……

もの凄くかわいい………
目が………感じちゃってる……

触手はシェリーちゃんの中でグチュグチュ暴れて………


…………!!

ダメ!!触手が言う事聞かない!?

いや、私の意志が我慢出来なくなってる………

ダメ!!

我慢して!!私!!

エリザさんみたいに………したくない!!


「………リ……リィ……」


『!?……』


「……苦しそうな顔……しないで………」


シェリーちゃん………


「我慢しなくても……。
私………リィリィになら……何されても……」



シェリーちゃん………

そんな……弱々しい笑顔で……

声が若干震えてるよ……


「………リィリィ………?何してるの……?」


私は自分の腕に噛み付いた

理性を保つ為に……


「はぁ………はぁ…」

息を切らすシェリーちゃん……

顔が………とろけてる……


シェリーちゃんの中から触手を取り出す

触手の先には、潰れた何か……

シェリーちゃんの中で暴れていたモノの死体だ
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 16:40:35.19 ID:DbdH7t1DO
「はぁ……はぁ……」


シェリーをゆっくり抱き抱える………

全身がびくついている……


「……リィリィ……」


私を見つめるシェリー……


「……私……治った……の……?」


ゆっくり頷く私……

………うん

シェリーちゃんは……助かったよ……

もう、危ないモノは何もないよ……


……後は私だけ……


「……リィリィ!!」


泣きながら、私に抱きついてくるシェリーちゃん……


「私……私……ママやパパが……」

『…………』

「私、独りぼっちだよ!?………もう、リィリィしか居ないの……」


シェリーちゃん……

シェリーちゃんは……独りぼっち……

私と同じ……


「リィリィ………一緒に居て………お願い……」




…………私が………

シェリーちゃんと一緒に………


嘘………

人殺しの私が………

そんな事………
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 16:41:39.15 ID:DbdH7t1DO
「シェリー!リィリィ!!」


………エイダ様?


「二人とも!早くこっちへ………。脱出方法があったわ……。」


『………うあっ……ああああ…』

頭を押さえて、私は地面に座り込む……


「……リィリィ……?どうかしたの………?」


シェリーちゃん……

ダメだよ………

私なんかが………


そんな………


「リィリィ!急ぎなさい!!」


『………うぅぅ…あぁぁ…』


「………行こうよ…リィリィ……」



シェリーちゃん……


「私が……守ってあげる………から……」



……………

違う………シェリーちゃん……

私が……私自身が………


しっかりしないと……


「だから……一緒に居て。

…………ヒトリにしないで………」





私はシェリーちゃんを抱き抱えた

「リィリィ!こっちよ!!」


エイダ様の後を追った……


私が………これから先、シェリーちゃんと一緒に居られるのだろうか……


私自身が………

それで大丈夫なのだろうか……
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 16:44:19.95 ID:DbdH7t1DO
「zzzz…う〜ん………」



ガサッ……

「ん………あ、お早う。リィリィ……」

『………(コクリと頷く』

「えへへ……。ひょっとして、寝坊した?」

『………(首を横にふる』
「………嘘。時間過ぎてる………。起こしてくれてもよかったのに……」


……シェリーちゃんの寝顔が可愛かったから……

でも、喋れないから……


その意志を伝える為に、シェリーちゃんの唇に軽くキスをする………


「……ん………えへへ。キスされちった……」

笑顔で、恥ずかしがるシェリーちゃん………

可愛いですぅ〜♪


「ねえ………リィリィ……。」

『…………?』

「私達………。いつまでここに暮らせるんだろう?」

……………
私は所詮ゾンビだし……

シェリーちゃんは……


「私!何処へも行かない!絶対リィリィちゃんの事を守るから……」

『……………』




「あら?おアツいわね。」

エイダ様!いつの間に……

「……エイダ………その、ありがとう。」

「あら?私こそ……。
街を脱出してから、あなた達を拘束するような扱いでこの家に住まわせて、悪いと思ってるわ。」

「いえ。エイダさんが、私達を守ってくれてるんでしょ?
私は、リィリィと暮らせて、幸せ。」

『………(コクリ』

「そぉ。ならいいわ。
リィリィ。絶対に家を出てはダメよ。もしもの時は、全身にコートを着る事。
いいわね。」

『………(コクリ』


「リィリィ………ずーっと、一緒だよね……?」

『…………(ニコリ』


そおそぉ……
私、最近笑顔を作れるようになりました!

まるで、人間のヒトみたいに…………
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 16:53:32.23 ID:DbdH7t1DO
【シェリー・エンド】

・女ゾンビの感想
エリザさんを殺しちゃった……

Gを摂取したから、ちょっと力が制御できなくなってしまった?

シリアスになっちゃって、ちょっと重いです……
でも、シェリーちゃんと一緒に暮らせて、幸せ〜♪


でも、クレアさんはほったらかし?

ちょっと、おしいかな……


例えば、あの時、>>44の時にクレアさんにもキスをしてたら?



>>55
暇な時に書いてるんで
ただ、考えてる話は4月までに全部書いてしまうつもりです………』

では、>>44でもしクレアにキスしていたら………

次はどんな話になるでしょうか?
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 18:20:25.29 ID:DbdH7t1DO
…………ハァハァ………

クレアさんの巨乳……


ハァハァ!



「//////////////」

「クレア……?え?……どうしたの?」

「あらあら……。意外とウブなのね。戦う姿勢とのギャップが可愛らしいわ〜。」

「ふざけんな!!てめぇ!!」


ハァハァハァハァ……

クレアさんの胸………

ウヘヘ……です……


「………こんな人前で………無理よ……恥ずかしい………//////////」


クレアさん………
顔を真っ赤にして………

可愛い

可愛い過ぎます!!

そして………胸!!


「………はぁ。分かったわ。行きましょう。皆。」

「え?……ちょ……クレア……リィリィ……」


エイダ様がシェリーちゃんを連れて行く……


「はぁ!?………あ…」

エリザさんは私達を見つめている………


「/////////」

クレアさんはじっと下を向いている……

私に抱きついてまま……

ああ………胸……

幸せ


「…………あ…あ………。

べ、別にすればいいだろ………。勝手に………キスぐらい……」


……あ……エリザさんも赤くなってる……


「………しろよ……しろよ!!しちまえよ!!ほらっ!!」


いきなり怒り出すエリザさん……

え?……逆ギレですか?


「あ、あなた!?何を………」

「いいじゃん!お前、リィリィが好きなんだろ!?」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/24(土) 18:33:48.28 ID:DbdH7t1DO
「ち、違うわよ!!す、好きなワケ………」

一瞬大声を上げた

だが、あたしを横目で見て
恥ずかしそうに、また俯く


「………別に………き、嫌いってワケじゃ……ないんですぅ………」


…………え?
え!?
今、クレアさんがものすごい可愛い喋り方を!!


「どっちなんだよ!?はっきりしろよ!!」


「わ、わ、私が……ゾンビ相手に………。
……い、いえ、リィリィさんは特別ですけど……」


ク、ク、クレアさんが!!

まさかのデレ!?

口調が変わった!?


「………リィリィさん………その………あの………」


クレアさん………

私の事………好きなの……?


「ひゃぁっ!?」


クレアさんの腰に手を回す

思いっきり、クレアさんの上半身を手繰り寄せた……

「ひ、ひぃ………リィリィさん………///////////」

私の瞳を見つめてくる………


「なぁ!!!リィリィ!!?」


エリザさんが見てる……


………でも、関係ない……

私、もう我慢できない……

襲っちゃう!
クレアさんを襲っちゃうんだから!!!


片方の手をクレアさんの頭の後ろに回す

「………あ………」

そのまま、クレアさんの顔に口を近付ける……


そして、口と口が重なる……

「………んん……」

そのまま、クレアさんの顔を両手で押さえて……

舌も入れて……


「うわああ!!リィリィ!?………そんな………」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/25(日) 00:11:50.67 ID:2wfAei1DO
…………
クレアさん………

「……はぁ…はぁ……。
……リィリィ……」


私を見つめる瞳……

……綺麗な瞳……
純粋に輝いてる……


「うわぁ………うわああああああ!!!」

エリザさんが叫ぶ


ガシャン!

痛っ!!
なんかぶつけられた……

鉢植えを当てられた……
頭に………


「あなた!何をしているの!?」

「………だって……リィリィが……」

エリザさん……
泣きながら……俯いて……

彼女が投げた……?

「リィリィ!大丈夫……?」


まぁ、ゾンビだから……
頭に陶器ぶつけられたって、死にはしないけど……

でも、エリザさん……どうして………

いや……
大体分かるけど……

「………ひどい……リィリィ………あたしの目の前で………」

………これは、嫉妬なの?

エリザさんが……私に……「…………。
あなたこそ………リィリィをどう思ってるの?」

「………嫌いなワケないだろ!!
でも、好きになるはずがないんだ……。まだ、出会ったばっかりだし……その……」

両手で頭を抱えながら喋るエリザさん……

頭が困惑してるんですね……
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/25(日) 00:19:26.52 ID:2wfAei1DO
私からしても、おかしな話です……

私みたいなゾンビなんか、誰かが好きになるワケがない……

それなのに……

二人は、さっきから私に普通に接して……

挙げ句の果てに………



「………ただ、これだけははっきりしてる……」


顔を上げたエリザさんが、クレアさんを見ている……

ものすごい顔で、睨み付けている!?


「あたしの方が……リィリィの事を考えてる………。
リィリィの事を思ってるんだ!!」

大声で叫ぶエリザさん

顔を真っ赤にして………
聞いてるこっちが恥ずかしくなる勢いで……///////

「え!?わ、私だって!!………リ………リィリィさんの事を……か、考えてますぅ……//////////////」

恥ずかしそうに、クレアさんも反論する……

謙虚な物言いも可愛いよぉ………ハァハァ……


「あたしはてめぇの10倍は考えてんだよ!!」

「そ、それなら私はあなたの100倍!!太陽系まで考えてるわよ!!」


二人が大声で叫び合う……私を……取り合って……

私って罪な女ゾンビ……
てへっ♪

なんちって………




パリン!

ガラスが割れる音がした
窓ガラスが割れて、部屋にゾンビが侵入してくる……


「もぉ!!あなたが大声を上げるから!!」

銃を構えるクレアさん

「お前だって叫んでただろがああ!!」

鉢植えを構えるエリザさん
『………ぁー……』

とりあえず身構える私……
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/25(日) 00:36:00.21 ID:2wfAei1DO
「くたばれ!!化け物!」

銃を撃つクレアさん

「くらえ!!ブルーハーブ!!」

ハーブの鉢植えを投げるエリザさん



バン!ガシャン!バン!ガシャン!………

銃弾と鉢植えが部屋を飛び交う……

次々とゾンビが倒れていく……

二人とも激し過ぎ……
私の出る幕がないですぅ……


でも、ゾンビはまだまだ現れる………

「このぉ!!くそッタレがああ!!」

「数が多い……さすがに逃げた方がいいわね。」


「よし!逃げるぞ!!リィリィ!」

エリザさんが右腕を引く

「行きましょ!!リィリィさん!!」

クレアさんが左腕を引く


そして、二人とも反対の方向に向かって…………

…………って……




イタタタタタタタタタタタタ!!!!!

「ちょっと!あなた、リィリィさんの手!放しなさいよ!!」

「うるせぇ!!そっちが放せよ!!リィリィはあたしと逃げんだよ!!」

左右両方に引っ張られる私!!

ぎゃあああ!!

痛い!!
痛いです!!!
いくらゾンビでも!

ちぎれる!!

本当に!もげちゃう!!



……………………グチャ


「きゃあ!?」
「うおっ!?」


きやあああ!?
いきなり私は左腕側に吸い寄せられた!!?

そしてそのままクレアさんもろとも床に倒れた……

クレアさんの上に……
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/26(月) 01:18:28.16 ID:wJA4cUNDO
……うう……


………ん?
なんか柔らかい感触……?
顔に、ぽよんぽよん、って何かが当たってる……

何?これって……

「……ひゃぁうっ!!」


クレアさんの可愛い声……
え?
これは……もしかして……

ク、ク、クレアさんの……む、胸!!?


「…うぅ…リィリィさぁん……重い………それに……んぁあっ!!」


柔かい…

ウヘヘ………
クレアさんの巨乳!!



バシッ!!

後頭部を思いっきり殴られた!?

「リィリィ!お前!さっきからクレアって野郎ばっかりに………」

「リィリィさん!!?
エリザ!またリィリィさんを傷付けて!!」


痛いです……

頭………?
いえ、右の肩の辺りが……


あれ?

あれあれあれあれ???


「……エリザ?あなた……何で殴ったの……?」


「え?……リィリィの……あれ?腕?」


腕………が取れちゃった……

本当に……
ゾンビだし、腐ってたから取れやすくなってた?


て、ぎゃあああああ!!!
どうしよ!!?


あ、でも出血はしてないみたいだし………

ゾンビだし、大丈夫かな?
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/26(月) 01:20:39.91 ID:wJA4cUNDO
「あ、あなた!?何をしているの!?」

「うるせぇ!てめぇがさっさと放さねぇからこんな事になったんだろが!」

「私のせいにするの!?このっ!!

………いいえ。
そうね。なら、私が………その……一生かけて!リィリィさんの近くに居て、右手の代わりをします!!」

「なぁっ!?ふざけんな!!お前みたいな危ない女!!リィリィの近くに置いとけるか!!」


「あなただって!さっきからリィリィさんに乱暴ばかりしてるじゃない!?」


………って、この二人の方がよっぽど危ない

このままじゃ、私の体がバラバラにされちゃう!!


『あ゛あああああ゛あ〜』

……て、ゾンビの群れが近くまで来てるし!!


『あああっ!!』

私は叫んで、ゾンビの群れに突っ込む

私の事を無視するゾンビ達……
それを後ろから首を掴んで握り締める!

そしてゴキッとへし折る!


「やる〜♪
さっすがリィリィ!!」

「リィリィさん……私なんかの為に……」

「あたしの為に決まってんだろ!」

「私の為よ!!」


………ねぇ

皆さんも手伝ってくれませんか?

て言うか、早く逃げませんか?
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/26(月) 01:29:51.60 ID:wJA4cUNDO
……はぁ……はぁ……

疲れる……
ゾンビが疲れるなんて……


「だ、大丈夫ですか……?リィリィさん……?」

「リィリィ!早く!」

残った左手を2人に引かれて、警察署内を走り逃げています

だけど……怖い!

2人から、まだ感じる……


なんか物凄いなにか……
凄いオーラを……

「……にしても、リィリィさん……カッコ良かったです……/////////////」

「マジサイコーだったぜ!!リィリィ!!」

「あなたは!!
なんでついてくるのよ!?」

「お前こそ!邪魔すんなよ!!」


「いい加減にして!!」


カチャッ

クレアが拳銃を持つ……

「て、てめぇ!?なんのつもりだ!?」

「私がリィリィさんを一番思ってるんです!!
お前なんか!私とリィリィさんの間を邪魔するだけの悪魔じゃない!!」


ク、クレアさん!?

さすがに、拳銃は……


「なぁっ!?ちょ!?」


「お前なんか!!死んじゃえええ!!!」




バン!!


クレアさんが引き金を引いた……
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2012/03/26(月) 02:53:14.94 ID:QxR3oL1no
ちょ クレアさんわりとクレイジー
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/26(月) 02:56:50.90 ID:+40a4V7lo
リィリィさん腐ってるのにモテモテだな
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/28(水) 22:07:02.82 ID:/GfnR4RDO
まだかなー
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 23:17:50.44 ID:gJMcYdsDO

私はクレアさんに飛び付く!!

クレアさん!
だめぇええええ!!!!


「きゃっ!?」

飛び付かれたクレアさんは、はずみに銃の引き金を引いたみたい

銃弾は私の肩に当たった


「リィリィ!?」


「リィリィさん………どうして……?」

「てめぇ………リィリィを撃ちやがったな!?」

「わ、私は……そんな事……」

慌てふためくクレアさん………

銃を落として、涙目で私の顔を見る……

「違うんです!!……私だって……人を撃つつもりなんかなかったのに……。
リィリィさんが……この女にとられるんじゃないかと思うと………つい………

うぇええええーん!!!」

泣き出すクレアさん……

あんなカッコよく銃を撃ってたクレアさんが……

泣いてる!?


「お前………、
あたしだって………リィリィの事を思うと………ひぐっ………負けたくなくって………えぐっ……
うああああーん!!!!」


エリザさんも泣き出す

うわっ!?
ちょっと!?

私……どうしたらいいの!?

二人共………可愛い過ぎです!!

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 23:20:58.93 ID:gJMcYdsDO
そうだよ……

二人共!可愛いんだよ?

なんで喧嘩するの?


私、どっちが好きかなんな決めれない!

皆が大好きだから!!


「きゃっ!?」

「うわっ!?」

私は2人を抱き寄せる
そして強く抱き締める


「リィリィさん!?……その……これは……」

「……リィリィ……?
………あたし達に争うなって言いたいのか……?」


こくりと頷く……

「リィリィさん……。

私、無理だよ……。
リィリィさんが他の女の子に愛を注ぐのなんか……」

「……あたしは、別に一番の女になれなくてもいいな……。
リィリィ。クレアの方がいいなら、あたしはそれでもいいさ。納得するさ。

ただ、私にも二番目の女として愛してくれよ?」

「………エリザ……。
そんな事言われたら、私だけが欲深い女みたいじゃない……
……ふふ」

クレアさんが少し笑った……

「はは……。あたしは信じてる……。リィリィはきっとあたし達二人共に同じような愛を注いでくれるさ。」

「……私も信じてる……
リィリィさんならきっと………」


私は頷く

喋れない分、意志を強く込めて………



これで、私のハーレムにクレアさんとエリザさんが加わりました〜♪

後はエイダ女王様とシェリーちゃんですね!!
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 23:25:06.36 ID:gJMcYdsDO
警察署の地下……

「……リ……リィ……?」


シェリーちゃんがいます……

下水道の道で……倒れてる?


「シェリー……?無事なの…?

………ひぃっ!?」

クレアさんは思わず悲鳴を上げる

シェリーちゃんは裸で……

体中にゴキブリが……


……………

「……助……け……て…」

シェリーちゃんはかすかに声を上げる……

「シェリー!?大丈夫!?」

「………いい……」

「……え?今なんて……」

「気持ちいいぃいい!!
クレア!!リィリィ!!気持ちいいよぉ〜!!もぉ死んじゃうぅ〜!!」


シェリーちゃんが……

嬉しそう……?
気持ち良さそう……?

まさか………そんな……

シェリーちゃんが…

可愛いシェリーちゃんが、ゴキブリなんかに……



「………ふふ……。楽しそうでなによりね……」


え!?エイダ様!?
エイダ様がその傍らにいる!?


「エイダ!?これは一体……」

「あらエリザ?クレアとは仲良くなれたみたいね。」

「エイダ!シェリーを助けてあげて!!」

「ふふ……。見て?小さな女の子が虫の大群の中で悶えてる……。
最初は嫌がってたのよ?
あなたやリィリィの名前ばっか叫んでたわ。

でも、今はもう虫の群れのもたらす快感の虜になったわ。」


「……あ……は……いい……気持ちいい…げほっ!!」

口からゴキブリを吐くシェリーちゃん……

ちょっと興奮する……


ってダメー!!
このままじゃ、シェリーちゃんが………
お嫁に行けない体に!!?
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 23:26:53.37 ID:gJMcYdsDO

「……ふふ……いいわ。
私、小さな女の子を虐めるのが好きなの………。」


エイダ女王様……マジ女王様だ………

こんなドSな人だったなんて………

「ふふ………。リィリィ……悪いけど、シェリーは私の物……。
これからは、私の楽しみの玩具になってもらうわ。」


そんなの許さない……

………許せない!!!

シェリーちゃんは私が最初に目を付けたんだから!!!


「……あは……エイダ様……」

「シェリー……またやってくれる?」

「………うん……」

エイダ様に言われて、虫の大群の中から立ち上がるシェリーちゃん……

虫はエイダ様を避けている?


「てめぇ……そのゴキブリって……まさか……」

「そ。私が操ってるの。
……驚く事かしら?リィリィがそうであるように、私もただの人間じゃないだけよ?」


エイダ様の目が赤く光った………?


「……エイダ…様……」


シェリーちゃんがエイダ様に近付いて……

スカートの下に入り込んだ!?


「………はぁ……んん………」

気持ち良さそうな顔のエイダ様?

え?
まさか……

「シェリー!?何をしているの?」

「……あら…?クレアも……興味があるのかしら……ふふふ……」

エイダ様がスカートを上げる……


シェリーちゃんが……

エイダ様が下着を履いてなくて……シェリーちゃんが……エイダ様のを……

舐めてる!?


「ピチャピチャ………エイダ様……ろぉれすか……?」

「……いいわ……シェリー……さっきよりも上手くなったわね………」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 23:29:44.47 ID:gJMcYdsDO
シェ、シェリーちゃん……


そんな………


ウヘヘ……これはこれで……


じゃなくて!!
ダメです!!

シェリーちゃんは私のヒロインなのに!!


「……お礼に、気持ち良くしてあげるわね。」

「きゃあっ!?」

エイダ様がそう言うと、シェリーちゃんがいきなり声を上げて……

暴れだした?


「いやっ!!いぃっ!!あはっ……いいよぉおお!!」

シェリーちゃんの下半身……

え?

シェリーちゃんの中から……どんどんゴキブリが……


もしかして、腟の中に入ってるの?

だから、気持ち良さそうに………

「………嫌……リィリィ……クレア…

見ないで……」

シェリーちゃんが涙目で私達を見てくる……

でも、気持ち良さそうだよ……?
気持ちいいの?

そんなに……


「………嘘よ……シェリー……」

「あの野郎……。あんな小さな女の子を……」



………許せない……


シェリーちゃんを……

私より先に開発するなんて!!!

エイダ様!!!


「ふふふ………あら?
リィリィ?若干怒ってるのかしら?」


ええ
怒ってますとも。


私、あなたを許さない!!


必ず、あなたもシェリーちゃんごと私のハーレムに入れてやるんだから!!!


私はエイダ様に向かって走って行く!!
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/03/31(土) 23:36:18.55 ID:gJMcYdsDO
【エイダ・エンド(裏)】


・ゾンビの感想

まさかエイダ様があんな強敵だったなんて……
シェリーちゃん……

(シェリーちゃんは塗れ場ばっかじゃん。
作者は分かってる!)

でも、私の目的はハーレムだから!!

エイダ様とシェリーちゃんが勝手にウハウハされても困るの!!


というわけで、
二人から目を離さないようにしないとね

とりあえず、私の腕が取れる前に戻ろっか。

両腕がないと、両手に花ができないもんね

>>81へ……

94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/01(日) 00:56:24.01 ID:F0VAfErDO
プレイがマニアックすぎるwww
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:20:19.18 ID:xs96spWDO
「このぉ!!」

鉢植えを投げつけるエリザさん!

凛々しい……

「どいて!!」

銃を乱射するクレアさん!

カッコいい〜!!


「今よ!!逃げましょ!!」

「リィリィ!!こっちだ!」

「リィリィさん!来て!!」

二人が私の両手をそれぞれ持って、それぞれの方向へ……



………て
ちょっと待ったぁあああ!


なんかこのまま引っ張られちゃったら、なんだかんだで私の腕がもげられそう………?

危ない危ない……



私は思いっきり力を入れて、2人を引っ張りながら、真っ直ぐ前に走りだす!


「きゃっ……リィリィさん……激しいです……」

「凄い力……さすがリィリィ……」

あれ?ゾンビの私が長時間走れてる………

私……ちょっと進化した?
走るゾンビに…



「リィリィ……こっちは……」

「シェリーやエイダの行った方ね。
そうね、二人を追わなくちゃ……」


……そう…
エイダ様とシェリーちゃんがさっき向かってた方に今私達は走っている

ゾンビがこんなに現れたんだもん
二人が心配だ!!

早く合流しないと……



またなんとなくだけど

ひょっとしたら、シェリーちゃんがとんでもない目に合ってるかも………?

ゾンビの堪だけど……
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:21:32.93 ID:xs96spWDO
警察署の地下……


「……エイダ?どこまで行くの……?」


「……シェリー。
あなたは、リィリィが好き?」

「うん。好きだけど……」

「……愛してるの?」

「??………多分……」

「……結婚したい?」

「えぇ!?……い、いきなり何を言ってるんですか?」

「あなたの気持ちを聞いてるの……。あなたは、どこまで彼女の事を思ってるの……?」

「そ………それは……ただのお友達……////////

………あ、でも、リィリィの方はあたしの事なんか、お友達じゃないのかも…」

「大丈夫よ。あなたとキスする仲なんだから……」

「えへへ。そうだよね。」


ワサワサ……

「きゃっ!?ゴキブリ!?」

「………うふふ…」

「エイダ!?助けて!!」

「………うふふ………」

「……エイダ?
……あ……いや………来ないで……虫は嫌い!!助けて!エイダ!!」






ジュワ!!

ゴキブリの群れに向かって胃酸を吐きかける!

「あら?リィリィ……。早かったわね。」

「リィリィ!!来てくれた!!」

更に胃酸を吐いて、ゴキブリ達を次々に溶かしていく


私の胃酸は、舐めたら怖いよ〜?
クレアさんも20回ぐらいくらったら死ぬかもね〜♪
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:27:06.63 ID:xs96spWDO
「シェリー!大丈夫!?」

「クレアも来てくれた!ありがとう……」

「よぉ。ガキ。平気か?」

「あ、さっきのカッコいい喋りの人。えっと……名前は……」


「エリザだ。宜しくな。シェリー。」

「……うん。…エリザも私のお友達なの……?」

「えっ!?いや………」

「え?違うの……?」


「そうじゃないって!
ただ、そう言われると照れるからな///////////////

………お前があたしの舎弟ってんでどうだ?」


「舎弟?……うん。いいよ!それで!
私!とっても嬉しいです!!」

「そ、そうか。それは良かったな……///////////」


舎弟……って……

エリザさん、まるで任侠の方みたいです……


任侠っていうのはJAPANの……

あれ?なんで私はこんなにJAPANに詳しいの……?


「エイダ?大丈夫……?」

シェリーちゃんは更にエイダに話しかける

「エイダも虫が苦手なの?びっくりして動けなかったの?」

「…………ええ。私も一応、女だしね……」


エイダ様……?

別に虫を恐がってる風には見えなかったよ……?

むしろ……楽しんでた?


エイダ様………ひょっとして……

虫に襲われてるシェリーちゃんの可愛い姿に見惚れていたの!?



まさかね……
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:29:53.41 ID:xs96spWDO
「……それより、あなた達。この地下にはベンという囚人がいるらしいわ。」

エイダ様が、少しシリアスな顔で話し始める

「しゅ、囚人さんですか?……ちょっと怖い……」

シェリーちゃんが弱々しく私の手を握って……

……あふっ……

可愛い………

『/////////』

「あら?リィリィ?嬉しそうにどうしたの?
シェリーに手を掴まれてそんなに気分がいいの?」

エイダ様!?鋭い…

「「はっ!?」」
ガシッ!ガシッ!

それを聞いたクレアさんとエリザさんが、いきなり私の手に掴まってくる

「ク、クレア?それに、エリザも??」

「シェリー……悪いな。こればっかしは譲れないわ……」

「悪いけど、負ける訳にはいかない!」

「???(キョトン」



……はひっ……

なんか……幸せ……


「…………。
そのベンって囚人が、今回の事件について詳しく知ってるのよ。
だから、彼から情報を聞き出して……」



「ギャアアアアアア!!!?」


その時、声がした!

男の人の叫び声……

………なぁーんだ、男か…


「!?まさかベンが……」

エイダ様が走って行く

「エイダ!?
リィリィさん!!エイダを追いましょう!!」

「あれ?クレア、今リィリィ“さん”……って?」

「行くぞ!リィリィ、シェリー!」

「う、うん……」

『うぅー……』

気が進まないな……

………て、ダメダメ!!
困ってる人は助けないと!!

気は進まないけど……
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:36:54.25 ID:xs96spWDO
警察署地下拘置所……

「あなた、ベンね?
……酷い!何があったの!?」

「うう……くそっ……げふっ……」

男の人が血を流して倒れてる!?

………別にどうでもいいです……


あぁん!!ダメ!!

これじゃ、まるで私は男性には冷たい人みたいじゃない!!

男のゾンビ達の中にいたせいなの!?
今更死にかけた男の人を見ても憐れみ一つ感じない!!!


「うぅ……俺は……こんなところで……」

「ひどい出血………。このままじゃ死んじゃうわよ!」

「えっ!?死んじゃうの!?
やだよ!!死んじゃダメ!!
エリザ、どうにかならないの……?」


「う〜ん……
……つーか、こいつ、あたしのストーカーだったしな………」



「「「……え?」」」


え?
この死にそうな人が?


「ベンって記者だろ?あんた。
あたしの親父をスクープする為に、あんたはあたしをつけ回しただろ?
帰宅途中から家の中にまで隠しカメラを仕掛けて!」

「……………。」

「んでさ、あたしそっくりの美女のシャワー映像の入った裏ビデオが市内に出回ってるとかなんとか……」

「…………。
………うっ、死ぬ…………ガクン」

あ………ベンとかいう人が死んじゃった?


「ふざけんなぁああ!!!てめぇ!!起きろ!!殺してやる!!」


「エ、エリザが怒ってる!?
クレア!どうしよう!?」

「シェリー!
………子供は関わらない方がいいの。」

「クレア………?」

「……マスメディア魂の腐った例ね……」

「エイダ………?
え?この状況って、そんなに普通の状況なの??」

…………
…………

エリザさんのシャワーシーン……

ハァハァ……


100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:39:39.59 ID:xs96spWDO
数分後
ベンは死んだ

ま、別にいいけど……

死因は多分出血による………

決して、エリザさんのネックツイストが原因ではない

多分……



「………んで、どうすんだ?」

両手の砂をパンパンと払いながら、エリザさんは言った。

「……ベンを殺した奴が気になるわね……。」


………私も気になる…

なんとなく……

そいつに出会ったら、いきなりストーリーがシリアスになっちゃいそうで……

もちろん、ゾンビの堪で……

「リィリィさん……どうしましょうか?」

「ク、クレア!?
今、口調がものスゴく丁寧になった!?」

「シェリー……。
ごめんなさい。私、嫌われたくないの……。
リィリィさんには…………//////////////」


「え?………でも、クレアはカッコいい方が……」


私はデレデレなクレアさんも最高ですよ?

なんか、メイド服とか着せちゃいたいです!

そして、クレアさんにあんな事とか頼んじゃって………ウヘヘ……


あっ!!!?

私喋れないから、お願い事を頼めないじゃないですか!!?

うぅ………

やっぱり、無理矢理襲うしか……



「やっぱり、アンブレラの薬品工場に行くしかないわね……」

「えっ!?ママのところに行くの!?」

「……シェリー?あなたのご両親って、アンブレラの社員だったわよね?どんな人達?」

「ママはアネットって言って、パパがウィリアムって言うの。
アンブレラの研究者だ、って言ってたけど………」

「ウィリアム?
聞いた事あるな。親父がたまに話をしていた男だろ?かなり優秀な研究者で、今回の事件もそいつのせいとか……」

「えっ!?パパが!?」


…………

事件の真相が語られる中でも、私の頭はゾンビ化のせいかかなりオカしな考えしかできなくなっていた

101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:47:32.21 ID:xs96spWDO
まず、シェリーちゃんのお母さんについて……

この街には、何故か女性が少ない!!
女ゾンビは私1人!
生存者の女性も、今目の前にいる4人しかいないみたい!!

………つまり、
そのシェリーちゃんのお母さんが生きていれば、晴れて私のハーレムヒロインの1人に!!?

人妻か……

しかも、シェリーちゃんのお母さんなら美人だろうし……

シェリーちゃんと合わせて親子丼!?


ヒャッフゥ〜…………です


「薬品工場に行く。それでいいわね?リィリィ。」

へ?エイダ様?


………はっ!!
私ったら、なんてはしたない想像を………


『………(コクリ』

「分かりました。行きましょう。リィリィさん。シェリーのご両親も探しに……」

「しゃぁないか。どうせあてもないんだしな。行くか。リィリィ!シェリー!」

「うん!

待っててね……ママ……」


待っててね……お母様



「…………でさ、その薬品工場はどこにあるんだ?エイダ。」

「あら?それはもちろん研究者達のお嬢さんであるシェリーが……」

「え?私、行ったことないし……。クレアなら知ってるんじゃ?」

「え?さすがに、私は街に来たばかりだから……。
エリザは?この街の市長令嬢なら…」

「え?そんなの知らねぇよ………」

「………」
「………」
「………」
「………」



沈黙が続く事、数分間

ふと、何かの視線を感じました大量に……

……って、皆、私を見ている!?

「……リィリィさんなら……」

「リィリィなら……」

「リィリィなら知ってるよね?」

「リィリィ。先導を任せてもいいかしら?」


ふぇ〜ん!

いくら私でも知らないですってば!!!
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 21:54:43.92 ID:xs96spWDO
警察署地下……

結構な時間歩いてる?

だって、全く道を知らない私が先導してるもん!

無理ですってば!!


「ここ、どの辺かしら?」

「さぁ?でも、リィリィさんに付いて行けば大丈夫よ。
ね?リィリィさん//////」

うぅ………

そんなに期待されたって……


「ぜぇー…ぜぇー……ちょっと待てよ……休憩…」

「ま〜た〜?
エリザ。あなたは体力がなさ過ぎよ!子供のシェリーにも負けてるわよ!?」

「クレア!私を子供扱いしないって約束でしょ?」

「あら?ませたお嬢さんな事。
うふふ……」

エリザさん……
意外なところで令嬢設定が……

私はもちろんゾンビだから疲れない〜♪

まぁ、気分が滅入っちゃう時はあるけど……


「もぉ無理だし!!
なんだって、こんなに広いんだよ!?」

「大声ださないで!!
ゾンビが寄ってくるでしょ!?」

「クレアの方が声大きいよ?」

「直ぐにキレる女の子は嫌われるわよ?彼女に…」

エイダ様が私を指差す

「え!?あ!ご、ごめんなさい!!怒ってるとかじゃなくて………。
……でも、子どものしつけとかはちゃんと大声でしないと……」

「あらクレア?子供って、誰と誰の子供かしら?」

「え!?え!?
それは…………私と……その……リィリ……///////」


ク、クレアさん!?
なんて大胆な………

あれ?
私達、どうやって子供を作るんだろ?

女ゾンビな私になら、できるのかな?


「……うぅ……。
ちきしょう………あたしだって……クレアみたいに体力があれば……」


エリザさん……

仕方ないか
あんまりこんな事態には慣れてないもんね

ガバッ
「………え?リィリィ!?何!?」

私はエリザさんを抱き抱える
というより、お姫様抱っこしちゃった
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/01(日) 22:02:24.06 ID:xs96spWDO
「リィリィ!?一体なんのつもり………////////」


「…………リィリィさん……私の前で他の女にそんな……うぅっ……」

「べ、別に、ここまでしてもらう程のお嬢様でもないぞ!!あたしは!
下ろして!自分で歩けるから……」

私は首を横にふる

疲れてるんだから、この疲れを知らない私に任せなさい!


「……うぅ……しょうがないな……///////////」

「……許さない……エリザ……」

……あれ?やばいかな?
クレアさんの視線が殺意じみてる……

クレアさん
まさかのヤンデレ!?


「いいなぁ〜。楽しそう、エリザ……」

シェリーちゃんは羨ましそうに見ている

「シェリーも後でやってもらえばいいだろ?」

「ううん。どうせなら、エリザがやってくれないかな?舎弟の証として……とかで……」


「え?
………まぁ……いいけど………////////////」

「嬉しい〜♪ありがとう!」



…………ん?
あれ?

シェリーちゃんとエリザさんの関係って、こんなに仲良かったっけ?

段々良くなってる?


「あらあら、仲がいいのね?シェリーとエリザは…」

「うん。私達、舎弟の仲なの。」

「お、おい……あんまり言うなよ。
恥ずかしいだろ//////////」

「うふふ。シェリーはエリザの事も好きなのね?」

「うん。大好き!」

「え!?……いや……あ、あんがと……//////////」

恥ずかしそうに照れるエリザさん………

………………

なんなんでしょうか?

胸が………熱い……

これは……嫉妬!?


い、いや……
エリザさんもシェリーちゃんも私のハーレムのヒロインですよ?

なのに、あたしを置いて……まさか………
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/13(金) 11:00:24.47 ID:v+Kr9fhDO
まだかなー
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/29(日) 22:13:46.58 ID:R4J00ZwDO
まだかなー
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 19:35:07.93 ID:IgI3PEhDO
失礼
[ピザ]ピザ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 19:36:33.61 ID:IgI3PEhDO
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