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センチメンタルグラフティ2SS総合スレ - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/03/26(月) 13:00:43.65 ID:BN2r+rtG0
センチメンタルグラフティ2のSS総合スレです。
短編長編SSなんでも来い!振るって書き込んでください
また、SS投下の他にセンチメンタルグラフティ2SSについての雑談、質問等に用いていただいても結構です

――――【当スレのルール】――――
・SS投下の際は全て書き溜めてから投下してください。
 また、投下に費やす時間が少なくなるようご協力願います

・他の人が投下している際はSS投下及び雑談、質問は控えましょう
 また前のSSが終わった後のSS投下は、30分程度間隔を開けて投下しましょう

・見ている人が不快になる可能性のある描写(エロ・グロ・鬱展開等)のあるときは
 注意書きをお願いいたします

・安価作品は控えましょう

・荒らしは全力でスルー。また、注意もなるべく柔らかい口調でお願いします

・認知度うpのためage推奨です

・ルールを守って楽しくSSを楽しみましょう


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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/03/26(月) 13:02:22.34 ID:BN2r+rtG0
センチメンタルグラフティ2 SS 嫉妬

秋も深まったある日。
窓を開ければ、入ってくるのは夜の涼しい風。
風鈴が、時たま音を立てる。
虫の声とのハーモニーにはほど遠いが、秋の音には変わらないのかもしれない。
−土曜・夜−
「ごめんなさい‥‥‥その日はちょっと用事があるの‥‥」
ある意味で、わかっていた答えが返ってきた。
電話の向こうで、 ほのかがどんな顔をしているのか、俺にはわからない。
確認の為の電話だった。
こんな電話をする自分が、つくづくイヤになる。
「あ‥‥い、いや。いいよ別に」
嘘の言葉。
いつわりの笑顔。
自分でも情けなくなるほどの笑顔。
電話の向こうには届かない笑顔。
「また今度‥‥‥今度一緒に出かけましょう。きっとよ」
今度っていつだろう。
今度があるのだろうか。
今度という言葉は、もしかして無理して使っているんじゃないだろうか。
「‥‥今度か」
「うん‥‥」
今、聞いてみたかった。「なんの用事?」と。
だが、それを聞く事ができなかった。
もし、俺の知っている事と違う事を言われたら‥‥‥つまり、嘘をつかれたら俺はその時どうすればいいのだろう。
俺が知っている本当の事を ほのかに告げたら、 ほのかはなんて答えるだろう。

「ま、まあしょうがないか‥‥‥それじゃまた今度ね」
「‥‥‥」
返ってきたのは無言の返事だった。
「 ほのか?」
「あ‥‥うん、なに?」
「どうしたの?」
「う、ううん‥‥」
「そっか」
一言一言の間にどんな意味があるのか、俺がいくら考えても出てこなかった。
「‥‥‥‥‥‥ね」

ひとことだけ、ポツっと聞こえてきた。
うっかりしていたら、聞き逃してしまうほど小さな声だ。
「‥‥なに?」
俺は、すでに自分で自分の会話内容さえつかめていない状況だ。
声も、もしかしたら機械のように抑揚がないかもしれない。
なぜそうなのか、 ほのかが気づく筈もないとわかっていながら、どこかで「どうしたの?」と聞いて欲しかった自分が居た。
「‥‥ご、ごめんなさい‥‥‥なんでもないの」
「そっか‥‥」
何を言おうとしていたのか、俺には考える余裕なんて無かった。
それ以上話す気力がなくなっていた俺は、先に電話の終わりを告げた。
「それじゃ、また」
「うん‥‥それじゃ」
電話は先に俺が置いた。
いつもなら、少しだけ間があるのだが、なんとなく ほのかと話すのが辛かったからだ。
確かな物が何もない今、こんな気持ちになるのは、俺の勝手なのはわかっている。
俺は俺の世界があるし。 ほのかにも ほのかの世界がある。
お互いそれに干渉する訳にはいかない。
ほのかの行動は ほのかで決める事だ。俺が決める事でもない。
ましてや、そんな立場でもない。
俺はほのかにとって───────
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/03/26(月) 13:03:02.75 ID:BN2r+rtG0
夏穂はふん、と鼻を鳴らした。
「世の中ね、顔かお金かなのよ」
 夏穂は素っ気無く言った。
「他に何か要る?」
「優しいとか」
「バカね。そんなの基本装備じゃないの」
「そ、そうかなぁ」
 夏穂は好きな男性のタイプを問われるといつもこう答えた。
 聞いた相手は大抵鼻白む。そして詰まらない人間だと判断するか。
 あるいは殺伐とした人間と見て話しかけてこなくなるか。
 そのどちらかだった。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/03/26(月) 13:03:28.89 ID:BN2r+rtG0
「なんでやねんっ」

 そう叫んで、ほのかはけろぴーの胸元に手の甲を打ちつける。

「なんでやねんっ」

 さらにもう一発。

 ほのかはもう三時間に及ぶ、猛練習を続けている。

 ……ツッコミの。

 理由は今日耕平に言われた言葉である。

 ”ほのかって本当に天然ボケだよな”

 正直くやしかった。

「わたし、天然ボケなんかじゃないもんっ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/26(月) 15:29:28.92 ID:o/LyVQS/0
何の修行だwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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