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ほむパパ「さあ、叶えろよ!インキュベーター!!」QB「わけわかっ!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:34:33.30 ID:IMNvvX6wo
取り敢えず書き終わってる分まで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1332848068(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:34:58.90 ID:IMNvvX6wo
ほむら「…また同じ天井」

ほむら(前のループも駄目だったわ)

ほむら(でも…今度こそまどかw…)

ほむパパ「いやー漸く御目覚めですなお姫様」

ほむら「…え?」

ほむパパ「へ〜いほむほむ、元気してるぅ?」

ほむら「h,ひょっとして…」

「パパ?!」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:35:48.33 ID:IMNvvX6wo
ほむら「な、何でいるのよ⁈ニューヨークに出張の筈でしょ⁈‼」

ほむパパ「そら愛しの娘の退院を祝いに来たのさbaby、ボスならハバネロやったら余裕で有給3ヶ月くれたぜ〜」

ほむら「ハバネロで有給...」

ほむパパ「母さんしんでから苦労かけたなあ、暫くは一緒にいてやるから許してくれよぉMy Sweet heart♡」

ほむら「今更父親面されても...(それに私にはまどかを救う使命が...)」

ほむパパ「なぁに冷たいわねぇ、反抗期?そーいやその白ウサギの縫いぐるみは何だい?そんな趣味ほむほむにあったかのう?」

ほむら「⁈」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 20:37:01.89 ID:XJji4iQDO
ほむパパ……新しい
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:39:07.85 ID:IMNvvX6wo
QB「きゅっぷい」

ほむら「な、なんで??如何してパパにこいつが見えてるの????」

ほむパパ「なぁにさ、俺は見えるものを見えるといってるだけだぜ、にしても妙なデザインだなでかい耳毛とか」引っ張る

QB「いでででででででででででで」

ほむパパ「なぬ⁈喋るだと⁈こいつはまた妙な代物ですなあほむほむ!幾らでかったのさいった(ry」

ほむら「(頭痛い)」

QB「はなしてくれ。千切れたら勿体無いじゃないか。それになぜ君にはぼk」

ほむパパ「おうおう良くしゃべるウサちゃんじゃないか!にしても新種だぜコリャ学会に持ってけば大盛り上がりだろヘイほむほむなぁんで今まd」

ほむら「(かまってられないわ…)」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 20:39:35.86 ID:YFfpXFeC0
・今までにない
・斬新すぎる
・パパハイテンション
皆期待するしかないじゃない!
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:39:47.79 ID:IMNvvX6wo
ほむら「ごめんなさい、あたしトイレ...」

ほむパパ「あららいってら、大小それとも女の子の日?」

ほむら「この変態育児放棄爺!」ドアピシャッ!

ほむパパ「あら気が強くなったのかね、昔はずういぶん軟弱だったのにねぇ。思春期って人かえるね。」

ほむパパ「…さて、君の詳細を聞こうか耳毛付白ウサギ君、君からは俺と同じ匂いがする」

QB「君はいったい…」

ほむパパ「俺はただの爺いだぜ、そうだなあ変な事といやあ


ほむパパ「昔、おニャン子達を片っ端から石ころに変える、『ウィザード』と呼ばれていたこと位、かな」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:40:24.31 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ「まあ、ママさんにあってからはそんな不毛な活動やめたがね」

ほむパパ「星からは精神疾患として追放、
初めてのヒューマノイド型インキュベーターは失敗作だったってわけさ」

ほむパパ「ほいで君のようなペット型のインキュベーターが派遣されて来たと。違うかな?」

QB「概ね間違ってはいないね。僕のようなタイプのはここ数年で出回る様になったんだ。」

QB「にしても驚いたよ、まさか噂でしかなかったプロトタイプのヒューマノイドインキュベーターが本当に存在していたなんて。」

ほむパパ「んまあ既に遠く星の彼方に捨て去った過去の話だがね、俺はもう心も体も感情に毒された、病みきった人間様さ」

ほむパパ「ただエナジー回収ノルマの必然性はわかってはいるつもりだから君の活動を止めはしない、ただ…」



ほむパパ「…お前、うちのほむほむを魔法少女にはしてないだろうな?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:41:00.36 ID:IMNvvX6wo
QB「僕自身は契約した記憶はないよ、僕の真のターゲットは他にあるんだ」

ほむパパ「ならいい、ほむほむは俺の宝なんだ。絶望さs」

QB「ただ彼女からは妙な魔翌力は感じるよ。おかしいんだ、契約してない女の子がこれ程の引力を放つなんて」

ほむパパ「⁈」

QB「君の娘だからってのもあるかもしれないが、ひょっとしたら彼女は僕らの知らない所で契約してる可能性も
多いにある。確証はないけどね。」

ほむパパ「…別の時間軸って意味か?」

QB「断言はできないよ、僕だって魔法少女にかんして何でもは知らないよ。知ってることだけさ。」

ほむパパ「…おい貴様」

QB「如何したんだい?僕を恨んだって何も変わらないことは君が一番よく知ってるはずだろう?」

ほむパパ「そりゃあ摂理はわかってるさ。一度なってしまったものは二度と元には戻らない。問題はそこじゃない」

ほむパパ「その台詞は羽川様しか使ってはならないのだぞこの耳毛野郎め」耳毛ビヨーン

QB「い、痛い痛いいでででででで、わけが分からないよ‼」

ほむら「(戻ってきたらまだ耳毛引っ張ってる…)」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 20:41:08.65 ID:ODiram4SO
!?

じゃあほむらは半分QB…!
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:42:02.08 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ「あらほむほむ戻ってきたん、随分と早い用足しねえ」

ほむら「大きなお世話よ、パパ…」

ほむパパ「んまあ、すっかりクールになっちゃってほむちゃんも乙女変化したのねえ。
あ、それからこの耳毛うさちゃんウチで飼うって決めたんでよろしくね〜」

ほむら「は、ハア!?!?」

ほむパパ「この子のことは本人からだいたい聞いたぜえBaby、こんな珍しい生物じゃないか、生育できただめっけもんだぜえコリャ」

QB「いや、ぼくはべつn」

ほむパパ「そうとなりゃ早速自宅準備だな。ほむほむ、家に帰ったら転校準備にはいるぞお〜」

ほむら「え、ええ…(どうかしてるわ、パパ…)」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:43:14.24 ID:IMNvvX6wo
ほむら(この時間軸はおかしい、あの身勝手なパパが病院に来襲してきた上にQBがみえるなんて…)

ほむら(何かがほつれてきてるのかしら…)

ほむら(…何にしても、私がやることは同じ)

ほむら(まどかを…今度こそ救ってみせる!)

ほむパパ(ほむらは何か隠してるな…だいたい目星は付いてるが)

ほむパパ(このタイプのインキュベーターも監視しておく必要があるし)

ほむパパ(…やれやれ、久方ぶりのウィザードの発動ってわけか)

ほむパパ「おお、それからな愛しのほむほむ〜」

ほむら「…何よパパ?」

ほむパパ「もしなにか犠牲にしようとしても、命と石ころは絶対にやめとけよ」

ほむら「?!」

ほむパパ「あ、意味不明やな。例えよ例え、アヒヒヒヒ」

ほむら「…」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:43:52.43 ID:IMNvvX6wo
教室

和子「はい、あとそれから、今日はみなさんに転校生を紹介します」

さやか「そっちが後回しかよ!」

和子「じゃ、暁美さん、いらっしゃい」

さやか「うお、すげー美人!」

まどか「え…?」

まどか「嘘…まさか」

和子「はい、それじゃあ自己紹介いってみよう」

ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いしm」

ほむパパ「お〜カズちゃんじゃねえか〜19年ぶりだなあ」

ほむら「ぱ、パパ!?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:44:41.63 ID:IMNvvX6wo

和子「ひ、久(ひさし)!?なんで貴方みたいな屑がここに!??」

和子「それに今はホームルームよ、何勝手に入ってきてんの!」

ほむパパ「屑とはひでえじゃねえかあ昔のsweetheartにさあ」

ほむパパ「学校訪問の許可もとったし、それに俺はこのほむほむの父親なんだぜェ」

和子「ち、父親!?あなたが???」

さやか「あたいら後回しかよ…」

まどか「あ、あはははは…」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:45:20.58 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ「にしてもびっくりしたなあ、まさかずぼらのカズちゃんがちゃんと教師になれるなんt」

和子「み、見くびらないで頂戴な!だいたいあなたってひt」

ほむら(パパ…なんで学校まで乗り込んでくるのよ…)

ほむら(‥しかも早乙女先生と知り合いだなんて)

ほむパパ「まあまあ怒んなよ、夢はちゃんと叶えられたんだしさ、エライエライ」ナデナデ

和子「…んむう、すぐそうやって。ずるいのよ貴方は…」///

ほむら(しかも篭絡してるし)

さやか「ねえまどか、もう朝HRの時間って終わってるよね?」

まどか「もう廊下で1限目の先生待ってるよ…」

仁美「早乙女先生のことですもの、通常運行ですわ」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:47:23.14 ID:IMNvvX6wo
ほむら(ヤバ、本当に気分が悪くなってしまったわ・・・)

ほむら「ごめんなさい、ちょっと頭が・・・」

ほむら「鹿目さん、あなた確か保健委員よね?」

まどか「そう・・・だけど・・・・?(あれ、どうして私が保健委員ってこと・・・?)」

ほむパパ(…!このピンク髪の子、もしや…)

ほむら「ちょっと連れて行ってもらえr」

ほむパパ「おうほむほむ、体調悪いんだったら俺もついてくゼェ」

ほむら「ェ…別にいいけd」

ほむパパ「というわけなんでカズちゃん、これからウチのほむほむ宜しくな、んじゃ」

ほむパパ「保健室あっちでいいんだっけ、ピンク髪のお嬢ちゃん?」

まどか「え?あ。は、はい、暁美さんのお父さん!」

ほむら(痛みが増してきたわ…)

ほむパパ(…少なくとも魔翌力のレーダーは未だ劣ってはいないな)
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:47:53.61 ID:IMNvvX6wo
廊下

まどか「あ…暁美さん?」

ほむパパ「もっとフランクにほむほむでいいぜお嬢ちゃん、俺はほむパパな」

ほむら「やめてよパパ…ほむらでいいわ」

まどか「えと、じゃあほむら…ちゃん」

ほむら「何かしら?」

まどか「あぁ、えっと…その…変わった名前だよね」

まどか「い、いや…だから…あのね。変な意味じゃなくてね。その…カ、カッコいいなぁなn」

ほむパパ「だ・よ・ねッ、おれがつけたのさ!燃え上がれ魂よって感じにさあ、それなのに随分クールに育っちゃってな」

ほむら「…パパ黙ってて」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:48:37.50 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ「へいへいすまんこってす」

ほむら「・・・ありがとう。鹿目さん」

まどか「わたしも、まどかでいいよ!」

ほむら「そう・・・!」

まどか「ティヒヒッ♪」

ほむら「(そろそろ言わないと)とこr」

ほむパパ「ところでだ、鹿目まどか君。」

ほむら「!?」

ほむパパ「君は自分の人生が、貴いと思うかい?家族や友達を、大切にしてる?」

まどか「え!えっと・・・。そう、大切…?です。家族も、友達のみんなも。大好きで、とっても大事な人達です。」

ほむパパ「そうか。ならば、"ずっと側にいてあげて"大切にすることだ。」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:49:12.02 ID:IMNvvX6wo
まどか「えっ・・・・!?」

ほむパパ「決して自分をむやみに犠牲にしてはいけないよ、逆にその人達を悲しませるだけだ。」

ほむパパ「これはほむほむもそうだぞ。自分に出来る範囲で幸せにするんだ、いいね?」

ほむまど「は、はあ…」

ほむパパ「おk、流石は俺のkids達だ」

ほむパパ(…!?耳毛野郎がウチを出たか…!)

ほむパパ「Oops!野暮用を思い出したんで失敬。仲良くなれよbabe!」タタタ

ほむら(…もはや言葉もないわ)
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:49:48.55 ID:IMNvvX6wo
ほむら「…な、なんだかごめんなさいねまどか。」

まどか「…//」ポーッ

ほむら「私の父親っていつもあんな感じなの。正直迷惑だったでしょう?」

まどか「…え?ううん、ちっとも!」

まどか「むしろカッコ良くて憧れちゃうくらいだよ!」

ほむら「え」

まどか「ユーモアあってたまに哲学的で、なんか大人の男性って感じで」

まどか「ほむらちゃんは幸せものだなあ、あんなパパさんがいて」

ほむら「」

まどか「ウェヒヒ♪」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 20:51:06.36 ID:IMNvvX6wo
---ほむホーム---

ほむパパ「おい、そこの耳毛野郎」

QB「なにかな?」

ほむパパ「・・・変な反応がしたんでね、どこへ行く気だい?」

QB「少し活動をしにね、君は別に止めないんだろう?」

ほむパパ「なるほどな、狙いはあのピンク髪の女の子だろう」

QB「いやはや、よく見ぬいたね」

ほむパパ「体はオジンだが、まだレーダーは衰えていないぜ」

ほむパパ「ただ、今は手をださないほうがいい」

QB「どうしてだい?」

ほむパパ「誰かは知らんが、監視してる奴がいる気配がする」

ほむパパ「いくら再生できると言ったって、体は無駄にしたくないだろう?」

QB「…何でもお見通しってわけか。これは活動しづらいね。」

QB「でも今のはかなり有益な情報でもあったよ」

QB「無駄な活動をセーブすることもできた、有難う」

ほむパパ「礼なんかいらん、事実を述べたまでだ。それに…」

ほむパパ「…ほむほむに手を出したら、わかってるだろうな?」

QB「ああ、わかってるさ。」

QB「僕も余計なロスは生み出したくないからね。」


QB(…それに耳毛はもう引っ張られたくないからね)

QB(あれやられると痛いだけじゃなく変な疾患が起こるんだ)
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:52:34.51 ID:IMNvvX6wo
ーーCDショップーー

さやか「いや〜まさか転校生がCD屋に付き合ってくれるとは思わなかったわ」

まどか「ね?来てよかったでしょほむらちゃん!」

ほむら「え、ええそうね(おかしいわ…)」

ほむら(少しでもまともな関係を気付こうと美樹さやかのCD選びに付き合ったはいいけれど)

ほむら(いつもならするはずのインキュベーターの胡散臭い声がしない)

ほむら(誰かに止められてる?とするとそれは?)

ほむら(まあいいわ、むしろ手間が省けて)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 20:52:47.53 ID:ODiram4SO
よし、耳毛を弄りまくろうぜ!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:54:35.57 ID:IMNvvX6wo
さやか「…ねえ転校生聞いてる?」

ほむら「…え?ええ聞いてるわ、あとほむらって呼んで頂戴、分からないわ」

さやか「何さぼうっとしちゃってさあ、あんたクラシックってわかるほう?」

ほむら「…まあ少しくらいなら」

さやか「本当!?じゃあさ、恭介が言ってたベルリなんとかってひとの作曲した曲とかで、なんかレアな演奏のってないかな」

ほむら(ベルリオーズ…それならば確か…)

ほむら「ベルリオーズで面白いのなら幻想交響曲をストコフスキーが指揮したのがあるわ」

ほむら「他のと違って、テンポの配分がかなり独特よ」

http://www.youtube.com/watch?v=DLg-j6JbaqM

さやか「ほうほう!流石優等生!データベースとしてもほむらはこりゃなかなかつかえますなあ!」

まどか「ほむらちゃん凄い!私なんか全然分からないなあ」

ほむら「まどかはそのままでも十分よ(そりゃあれだけパパに聞かされりゃ耳にもこびりつくわよ)」

ほむら(パパは熱狂的なストコフスキー信者なんだから・・・)

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:56:24.94 ID:IMNvvX6wo
数日後

---ほむホーム---

ほむパパ「いってらーsweety ほむほむ〜あったかハート入りシチュー作って待ってるからなあ〜」

ほむら「〜!その呼び方やめてよパパ!//」バタン

ほむパパ「ひえ〜やはり思春期の人間の少女の上手い接し方はわからんなあ〜」

ほむパパ「…んで、いるんだろ?耳毛野郎」

QB「相変わらず気づくのが早いね」

QB「今日はなにか貴重な情報はないのかい?」

ほむパパ「いや、今のところは何も、安安渡す気もないし」

QB「前はあっさりくれたじゃないか、『気分』なんてもので渡す基準決められても困るよ」

ほむパパ「人間様ってのはそういう厄介なものなのさ。いい気分もあれば、悪い気分もある」

ほむパパ「…そいで、そっちのほうはなにか用事あるようだな?」

QB「見抜かれちゃしょうがないね、言うしか無い」

QB「今日は恐らく病院あたりで魔女が出る可能性が高い」

QB「そこに既存の魔法少女を送り込んで退治に向かわせる」

QB「一応魔女となった娘の『処分』も僕らの仕事だからね、分かるだろ?」

ほむパパ「ああ…わかるさ、嫌な呼び方だな全く」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 20:58:36.92 ID:IMNvvX6wo

――回想――

?「私ベルリオーズってスキー!」

?「私には野望がある!この世界最高の国をさらに高みに登らせるわ!」

?「…それでもいい。私、契約してこの国を守る!」

?「…ねえ、私が守ってきたものってなんだったんだろ?おしえてよ…」

?「ごめんね久‥私、守りきれなかっ‥た…」シュウウウウ

カトリイイイイナああああああああああああああああああああああああああああ!

ーー終了ーー

ほむパパ「魔女の処理…」

ほむパパ「全く、本当に嫌な呼び方だよ…」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:04:00.04 ID:IMNvvX6wo
ーー教室ーー

さやか「ほむらー、ちょっと…」

ほむら「どうしたというのよ美樹さやか」

さやか「いやさあ、前に恭介のこと話したじゃん、どうせだから見舞いついでにほむら紹介しとこうと思って」

ほむら「なるほどわかったわ」

ほむら「つまり貴方は上條恭介に気を寄せていて、其れで一人で見舞いに行くのが突然気恥ずかしくなったので私を出汁に使おうというわけね」

さやか「なななななななななな何いってんのさいきなり!?べべべべ別にそんな気があるわけじゃ」

ほむら「安心なさい、ちゃんとついていってあげるわ。」

さやか「〜//(やっぱかんじわるいやつ〜!)」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:05:00.97 ID:IMNvvX6wo

ーー病室ーー

恭介「やあ、さやか!あれ、横にいるのは?」

さやか「あ、ああこの子?ほら、この前話してた転校生の」

ほむら「暁美ほむらです、宜しく」

恭介「ああ、前話してくれた子だっけ、宜しくね暁美さん」

恭介(そういや暁美って聞いたことあるな・・・)

さやか「あ、そうそう!はいこれ、選んできたCD!前言ってた…」

恭介「うわぁ、ストコとニューフィルの幻想じゃないか!いつも本当にありがとう。さやかはレアなCDを見つける天才だね」

さやか「あっはは、そんな、運がいいだけだよ。今回はほむらも手伝ってくれたし…」

ほむら「ベルリオーズを指定したのとCD見付け出したのは美樹さやかよ」

恭介「それにしてもセンスいいよ!この人の演奏は本当にすごいんだ。楽曲解釈が明らかに異質なんだ。さやかも聴いてみる?」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:05:52.77 ID:IMNvvX6wo
さやか「う、い、いいのかな?」

恭介「本当はスピーカーで聴かせたいんだけど、病院だしね、暁美さんは?」

ほむら「私は遠慮しておくわ、ストコフスキーの演奏は家で何回も聞かされてるもの」

ほむら「やれスラブだあハンガリー舞曲だあ第九だあ1812だあと毎日毎日毎日…」

恭介「さ、さすがに毎日ストコフスキーはキツイね…」

ほむら「脳内テンポがおかしくなるわ…」

恭介「んじゃさやか、少し寄って」ギュム

さやか「え、えェ…(ヤベー恭介近いよ近すぎだよ息遣い感じちゃうよ)」ハァハァ

ほむら(…!魔女の気配!?)

ほむら「ごめんなさい、私急用が入ったのでこれにて!」ガラッ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:07:10.66 ID:IMNvvX6wo

ーー病院外壁ーー

マミ「確かに感じるわ…魔の気配!」

マミ「病を持つ者の砦に宿る暗黒の病魔の根源…」

マミ「…そこから感じ取れるかすかな甘美たる闇の薫!」

マミ「この悍しき魔女を潰せるのはやはり私しかいないのね…」

QB「どうして人間はこうまでして自分の世界を過剰に装飾したがるんだろう…」

ほむパパ「事実はもちいと面倒なんだがなあ」

マミ「…!?貴方、何奴?」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:07:51.15 ID:IMNvvX6wo
QB「やれやれ、また君か」

ほむパパ「たいしたもんじゃねえぜ、ただの通りすがりさ」

マミ「そんなはずないわ!魔女が認識出来るのは選ばれし魔法少女と運命の運び屋だけのはずよ!」

ほむパパ「まあ強いて言うならばちいとした事情通ってとこさ。安心して、お嬢さんの敵じゃない」

ほむパパ「どうやらこの匂いからして奥にいるのはお菓子の魔女だな」

ほむパパ「カワイイ外観にだまされるなよ、結構強敵だぜ?」

マミ「な、何故そこまで…あなたひょっとして、かつてQBがうww」

ほむパパ「おっと君の別のお仲間がきそうだな、んじゃ失礼baby!」

マミ「彼は…一体?」

QB(運命の運び屋って、ひょっとして僕のことかな?)
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 21:07:57.03 ID:YFfpXFeC0
マミさんェ…
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:09:39.69 ID:IMNvvX6wo

――結界――

マミ「感じるわ…魔の腐敗した陰気と憎悪に満ちた毒菓子の匂いを…」

ほむら「待ちなさい巴マミ」

マミ「!?」

ほむら「私も貴方と同じ魔法少女よ」

マミ「あなたは・・・・・一体・・・・・?」

マミ「!…そうね、そういう事なのね…」

ほむら「今回の敵はあまりにも強いわ。私も・・・・」

マミ「そうもいかないわ…」

マミ「孤独に苛まれてきた私にだって、純潔な魔法少女としてのプライドぐらいありますもの!」 シュルル

ほむら「!?」

ほむら「何馬鹿なことしてるの!?アイツは貴方一人で…」

マミ「危うく落とされるところだったわ...」

マミ「貴方達は魔の勢力の拡大に加担する堕ちた魔法少女と運び屋なのね…」

マミ「私の戦意を堕落させて死の底に追いやろうとする、魔女に操られた悪魔の使い手なのね。可哀想に…」

マミ「安心して、あれを片付けたら開放して差し上げるわ」

ほむら・QB(何いってんだこいつ)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:11:40.33 ID:IMNvvX6wo
――結界B――

マミ「悪魔に侵されている堕魔法少女を殺さずに更生させようとしてる私…!」

マミ「素晴らしいわ…なんて慈悲に溢れてるの!これこそ魔法少女の使命なのだわ!」

マミ「体が軽い…こんな誇らしい気持ちで戦うなんて初めて…‥!!」

マミ「もう何も怖くない!!!!」

ーーーーーー

ほむら「なんてことなの…巴マミがあそこまで厨二病に毒されてたなんて」

ほむら「彼女のことも放っておくべきじゃなかったわ…」

ほむら「…にしてもこれ、どうやったら解けr」

シャキシャキ!

ほむら「!?き、切れた…」

ほむら「解けた訳じゃないし、まだ死んでいないはず・・・急がないと!」ダッ



ほむパパ「やっぱり想定していたとうりだったか…ほむら‥」ハサミ収納

ほむパパ「分かっていたとはいえ、ショックは隠せねえなぁ…」

ほむパパ「…にしても、一体何の願いで?」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:14:29.79 ID:IMNvvX6wo
マミ「・・・ティロ・フィナーレ!!」

シャル「」

マミ「やったぁ!」

マミ「エクセレント!我ながら優雅でマーベラスな銃さばき!」

マミ「私、今、最高にかっこいい‼」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:16:41.51 ID:IMNvvX6wo
恵方巻きシャル「オロロロロロロロロロロローン」

マミ「…え?」

マミ(何何どういう事かわいい魔女じゃなかったのああやっぱりあの運び屋さんの言うとおりだったのねそんなそんなそんなの嘘よ私の力は天に通じてる筈ですものいいえやはり私死ぬんだわ神に見放されたのだわあああの魔法少女縛らなきゃy)
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:17:14.39 ID:IMNvvX6wo
ドゴォォォォン

ほむら「巴マミ、下がってなさい!」

マミ「ぇ・・・・・・・!?」

シュビン

ほむら「浮かれ過ぎよ、マミ。」

ほむら「」ジカンテイシ

シャル「オロ...」

ほむら「」ドカッ バキッ ドゴッ ドンキッ ソシテ ドキンチャンッ ボカッ

カチッ―

庵野爆発!!!

ドカァァァン

シャル「」シュワン・・・・

マミ「結界が・・・・!」

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:18:44.17 ID:IMNvvX6wo
ほむら「どう、これで漸く事実が理解できたでしょ巴マミ」

マミ「…ご、ご」

ほむら「?」

マミ「ごべんなさあああああああああああああああああああいいいいいいい」ボロボロ

マミ「あだぢ、いつもぼっぢでざみじくてええ」ヒックヒック

マミ「妄想にびだるじかながったのおおおおおおおおおおお」ビエエエエエエエエン

ほむら「…」

ほむら「安心なさい、巴マミ。いえ、巴さん」

マミ「え?」グスン

ほむら「私は、貴方と”同じ”、魔法少女よ」


QB(なんなんだ彼女は一体?)

QB(突然現れたヒューマノイドインキュベーターの娘かと思いきや)

QB(まさか本当に魔法少女とはね・・・)

QB(…少し注意する必要がありそうだ)
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:20:20.29 ID:IMNvvX6wo
ほむら「…巴さん、大丈夫?体、震えてるわよ」

マミ「う、うんうんわたしだいじょうぶだよ」ブルブル

ほむら「少し落ち着くといいわ、ウチに来たらパパがシチューを作ってくれてるはずよ」ナデナデ

マミ「う、うんしちゅーたのしみ、ありがとあけみさん」ブルブル

ほむら(しばらくマミは実戦不能ね・・・)

ほむら(でも丁重のもてなししてあげれば、きっと大丈夫でしょう)

---ほむホーム---

ほむパパ「さて、シチューはたんまりできたっと」

ほむパパ「…今はほむらにはいちいち聞かないほうがいいな…」

ほむパパ「よしっ!何時も通り出迎えるぞ!」

ピンポーン

ほむら「ただいm」

ほむパパ「おかえりぃmy maximum sweety darling ほむほむう!」

ほむら「ぐええ!」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:21:57.89 ID:IMNvvX6wo
マミ「…え、暁美さん、このひとがおとうさまなの?」

ほむら「そ、そうよ。残念な事に、この変態オヤジが私のパパよ...」

ほむパパ「変態オヤジとはひどいなあせめて愛情過多と表現してくれよぅ」

マミ「あ、いえ、そうじゃなくてね」アセアセ

マミ(この人さっきの…)

ほむパパ(へいドリルちゃん!)

マミ「!?」(Telepathy!?)

ほむパパ(ほむほむにはあったこと内緒な!)

マミ(は、はい?)

ほむら「どうしたの巴さん、表情変よ」

マミ「い、いえ、なんでもないわ」

ほむパパ「さあ、今宵はシチューパーティーだよ、どんどん食べていってくれ給え!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 21:23:09.12 ID:ODiram4SO
ドンキッ ソシテ ドキンチャンッwwwwww
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/27(火) 21:23:56.69 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ「…で、ほむほむは病院の外で倒れていた巴さんを助けてあげたということなんだね、えらいじゃないかほむほむ」グツグツ

ほむら「まあ分かりやすく言うとそうなるわパパ、後それからそろそろほむほむって言い方やめて」

ほむパパ「いやあこればっかりは譲れないなあほむほむは昔からほむほむだものぉ」

ほむパパ「巴さん知ってるかい?こう見えてもほむほむは昔病弱でねえ、いつもどっか隅っこでほむーんとしてたんだぜ」ニヤリ

マミ「あら!そうなんですか?いがぁい…」

ほむら「パパ、そんな昔の余計なこと言わないで、針詰めにするわよ」

ほむパパ「う〜怖い怖い、ハハッ!」

アハハハハ… ウフフフフ…‥

マミ(ああ、なんてあったかい空間なのかしら…)

ほむら「? 巴さん、どうしたの?」

ほむパパ「おや、シチューの味がお気に召さないで?」

マミ「あれ…おかしいな…私、なんで涙なんか流してるんだろ…」ポロポロ

ほむパパ「…」コトン

ほむパパ「いろいろあったんだね」ナデナデ

マミ「え‥」

ほむパパ「なんだか分かるのさ、家族を失った人の孤独な気持ちなら…」

ほむパパ「俺もほむらもそうだもの、な?」

ほむら(あ...)

ほむら「…」

コクン
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:25:54.26 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ「でも、安心しな。寂しくなったらいつでも来ていいからね」

ほむパパ「ウチの鍋で作った料理を食べたものは、皆うちの”家族”だ」

ほむパパ「異論はないだろ、ほむほむ?」

ほむら「…そうね、巴さんはもう家族みたいなものよ」

マミ「暁美さん…」ホロッ

ほむら「にしても、いつもトチ狂った発言しかしないパパにしてはまともだわ」

ほむパパ「娘はキメ顔でそういった」ショボーン

アハハハハ… ウフフフフ…‥

マミ(こんな幸せな気持ち初めて…)

ほむら(パパ、もしかして何か知ってるの...?)

ーー夜ーー

ほむら「…ねえパパ」

ほむパパ「なんだいほむほむ?」

ほむら「…今度、同級生の友達を、ウチに呼んでいいかしら?」

ほむら「巴さんもまねいて」

ほむパパ「勿論だとも!断る理由が何処にある」

ほむパパ「もっと”家族”が増えれば、もっと幸せになれるさ」

ほむパパ「まあ俺の魅力で何人か惚れさせちゃうかもしれんがねっ」キラッ☆

ほむら「…パパってやっぱり変わってるわ」

ほむパパ「ハハハ、おやすみほむほむ」パチン

ほむら「…おやすみなさい、パパ」




ほむパパ「…ふう」

ほむパパ(んで、またいるんだろ?耳毛ベーター)

QB(早速お呼びかい?)
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:27:48.97 ID:IMNvvX6wo
QB(やはり僕達の予測通り、彼女も魔法少女だったね)

QB(僕自身は彼女と契約取り結んだ記憶はないんだが・・・)

ほむパパ(貴様と取り結んだかはどうでもいい)

ほむパパ(問題は、いつ、何の願いをもって取り結んだかだ)

QB(その件に関してだけど、君の予測通り恐らく時間軸の横断だと考えられる)

QB(調べてみたら、彼女の実力に比して、因果律の高さが半端じゃないんだ)

QB(一度絶望したら、最大級のグリーフシードになるくらいにね)

ほむパパ(!?)

QB(それと、暁美ほむらは僕の本命のターゲットから契約を切り離そうと妙に妨害工作をしてくる)

QB(僕は彼女の契約にこの子との関係があるとみこんでいる。あながち間違いじゃなさそうだ)

ほむぱぱ(…で、そのターゲットというのがまどかって子か)

QB(流石元インキュベーター、何でもお見通しってわけか。)

QB(あの子の生み出すソウルジェムの大きさはもはや惑星一つほどのレヴェルだよ)

QB(絶望したら、地球どころか銀河系をを滅ぼしかn)

ほむパパ(もういいわかった、黙ってくれ!)
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:29:09.20 ID:IMNvvX6wo
QB(どうしてそう激高するんだい?ただ事実をありのままに伝えてるだけなのに)

QB(感情というのは理解しがたいね)

ほむパパ(…何故そこ迄俺にしゃべることができる)

QB(君の言うとおり、君自身がもう”病んでいる”人間という一個体だからさ)

QB(感情のあるものが冷静かつ的確な判断は取れないだろうし、ましてや微々たる魔翌力を使うことも無理だろうしね)

ほむパパ(…理解した、行っていい)

QB(また何かあったら来るよ)トコトコ


ほむパパ(…畜生っ)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:33:51.07 ID:IMNvvX6wo
ーー数日後ーー

ほむら「…という企画を考えているんだけど」

まどか「CDを持ち寄ってシャッフルしながらシチューパーティーかあ、面白そうっ!さやかちゃんにも知らせとくね」

仁美「それにしても、暁美さんがこのような催しごとを提案するのは珍しいですわね」

ほむら「全部あのヘンテコ企画ズキーのパパの案よ…」

ほむパパ at ほむほーむ (ルンルン♪)

ーー恭介の病室ーー

恭介「もう聴きたくなんかないんだよ!」

恭介「自分で弾けもしない曲、ただ聴いてるだけなんて!」

CD「」バキバキデヤンス

恭介「動かないんだ…もう、痛みさえ感じない。こんな手なんてっ」

さやか「だ、大丈夫だよ!きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」

恭介「諦めろって言われたのさ…」

恭介「もう演奏は諦めろってさ。先生から直々に言われたよ。今の医学じゃ無理だって・・・・!」

恭介「…さやかが前くれたストコフスキーのCDがあったよね?」

恭介「あれを聞いてるともうイライラしてくるんだ」

恭介「あの人、指揮棒を使わないで指10本フルに使って指揮をするんだ…」

恭介「そんな姿を思い浮かべるだけで、自分の手首を切り落としたい衝動にかられて…」

恭介「僕の手はもう二度と動かない。奇跡か、魔法でもない限り治らない」

さやか「あるよ」

恭介「え・・・?」

さやか「奇跡も、魔法も、あるんだよ!」

――――

QB(…願望引力が来たね)

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 21:35:20.68 ID:0x4ZvVKIO
あっちで待ってたがこっちだったのか
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:38:56.68 ID:IMNvvX6wo
ほむパパ・ほむら(インキュベーターが動き出した…!?)

ほむら「こめんなさいまどか、ちょっと急用思い出したから」ビューン

まどか「え、ちょ、ほむらちゃーん!?」

仁美(あたしを忘れないでくださいです…)


今日はここまで、次の投下は早くて明後日となりそうです。
音楽チョイスは後々の展開への伏線になってたり。
読んでくださりありがとうございます。
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 21:40:53.45 ID:XJji4iQDO
乙です、頑張ってください
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/27(火) 21:42:48.70 ID:ODiram4SO
乙 このほむパパは戦闘出来るの?
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:44:50.46 ID:IMNvvX6wo
あ、何か感想とか意見ありましたらどうぞー
>>50
ネタバレになるので多くは語りませんが、まだ「魔翌力」は保持してるとお考えいただければ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/03/27(火) 21:48:06.19 ID:rVL+Z4lSo
自分がインキュベーターの血を引いていると知ったら発狂しそうだな
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/03/27(火) 21:54:30.83 ID:4BPJx6950
さやかの魔法少女を知るきっかけは何だったんだ?

もう一度読み返しても、マミのイベントがないし
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 21:57:29.48 ID:IMNvvX6wo
>>53
まだ現時点でさやかちゃんは魔法少女の存在を知りません。
あくまで彼女が絶望の淵にいる恭介を勇気づけるため、例えとして口走ってしまったとお考えくださると幸いです。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/27(火) 22:00:14.11 ID:j+m/Z4bWo
よりアホの子になっててワロタ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/03/27(火) 22:01:49.94 ID:0x4ZvVKIO
メ欄にsagaで魔力が魔翌力になるのとか避けられるんで次回から念の為にどうぞ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2012/03/27(火) 22:02:45.74 ID:IMNvvX6wo
>>56
成る程サンクス
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/27(火) 23:02:29.98 ID:UhcrTsEIo
期待しとります
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/03/27(火) 23:30:47.97 ID:ZSzYufWd0
>>1はsageをメ欄に入れてるけど、必要ないのでは?
寧ろ>>1がsageちゃったら>>1がいつ来たのかわからなくなると思うんだが……

ほむぱぱの本名は今後明らかになりますか?
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/03/27(火) 23:40:03.15 ID:j+m/Z4bWo
勝手に名前付けたらブーイングの嵐だろうな
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/28(水) 00:57:56.23 ID:gYmHL75do
>>60
カズちゃんのくだりで名前でてないか?
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/03/28(水) 01:36:30.42 ID:3Z3A8zR1o
こっちでやってたのか!乙です!
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) :2012/03/29(木) 02:47:39.99 ID:CvbybFhuo
>>46
ストコフスキーの選出理由それかよ...
地味にえげつないな
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/03/29(木) 07:12:30.49 ID:vUlQfUgF0
>>59-60

>>14で「暁美久」と判明しているジャマイカ
65 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/03/29(木) 20:43:18.09 ID:FrQYSQV8o
ごめんなさい、今夜は如何も投稿できそうにないです...
書けるようになったらお知らせしますね。
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/02(月) 23:26:29.13 ID:akkkNxD6o
待ちます
67 : ◆qGjiGeyzcQOt [saga]:2012/04/03(火) 07:41:41.40 ID:xTx+O2udo
おはようございます皆々様
漸く解放されました、今夜20時に投下に参ります
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/03(火) 17:26:12.93 ID:E0TjEB+ko
キター
いまから全裸待機
69 : ◆qGjiGeyzcQOt [saga]:2012/04/03(火) 19:51:03.08 ID:pAJEqRb7o
帰りが遅くなりそうです!21時半から
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/03(火) 20:05:54.71 ID:GGXLJWKDo
待ってる
71 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:09:58.04 ID:jBqddZNqo
ゆっくりペースですが、投下参ります
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/03(火) 21:10:33.51 ID:IKtg8RdD0
おお、来るか!
73 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:11:01.03 ID:jBqddZNqo
さやか「…どうしよう」

さやか「恭介にはあんな事言っちゃったけど…」

さやか「私、奇跡の起こし方なんかわかんないよ…」

さやか「…なんでいつも私、こうなんだろ」

さやか「誰かを不幸にしたくない分ハッタリかまして…」

さやか「収集つかなくなって…」

「そしたらその奇跡、本物にすればいい」

さやか「!?誰?」

QB「こんにちは!僕の名前はキュウべえ!」ニコッ

さやか「うわっ、なんか白ウサギが喋ってる!」

QB「僕なら君の願いを叶えられるよ!」
74 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:18:17.62 ID:jBqddZNqo
ほむパパ(アイツの波動はこの病院にまで来てるみたいだな‥)

ほむパパ(同じ周波数を使っていたから波動は分かりやすいんだが…)

ほむパパ(精度よくしたのか妙に感度弱いなあ…)

看護師「あの、すみませんが…」

ほむパパ「へ?」

看護師「その格好は病院ではちょっと…」

ほむパパ「なぬ?」

ほむパパ「エプロン付けて歩いてる男がそんなに珍しいですかい?」
75 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:26:13.38 ID:jBqddZNqo
さやか「…じゃああんたの言う魔法少女ってのになれば、恭介の腕を直してあげられるわけ?」

QB「そうだよ!でも、その対価として生まれるのがソウルジェム」

QB「これを持ったものは魔法少女として魔女と戦う責務を負う」

QB「その願いが君の人生と魂を差し出すものに足りうるかどうか、良く考えてから決めることを勧めるね」

さやか(私の魂を差し出すにたりうるもの…)

さやか(私の願いって…なんだろう?)
76 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:36:39.92 ID:jBqddZNqo

ほむパパ(一度この病棟前まで来てるな…)

ほむパパ(上條…恭介?)

ほむパパ(おいおい仕事で一緒になった作曲家の上條さんちの恭介くんじゃないか!)

ほむパパ(そういえばほむほむのクラス名簿にも載ってたなあなんで気づかなかったんだ俺!?)
77 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:37:11.80 ID:jBqddZNqo
さやか(…決めた!)

さやか(私の願いは、恭介の腕を直し、より多くの人に演奏を聞いてもらうこと…)

さやか(それに、私が魔法少女になれば、魔女の手からより多くの人が救えるかも知れない)

さやか(私の存在する意味は、多分そこにあるんだ…)

QB「決まったようだね。さあ、君はどんな願いd」

バキュンバキュンバキュキュンキュン

ーーーー

ほむパパ(!)

ほむパパ(インキュベーターの波動が…消えた!?)
78 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:41:28.68 ID:jBqddZNqo
QB「」バタン

さやか「…え」

ほむら「命拾いしたわね…」

ほむら「貴方、魂を抜き取られていたかも知れないのよ?美樹さやか」

さやか「ほ、ほむら・・・!?」

ーーーー

ほむパパ(何が起こってるんだ一体…?)

ほむパパ(…とにかく、恭介くんに誰か来たのか聞くしか無いかな)
79 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:48:35.85 ID:jBqddZNqo
さやか「な、なにしてるのさほむら!突然こいつを殺したりして…正気!?」

ほむら「しっかりリスクも確かめず、安易に契約しようとする誰かさんよりはまともだわ」

さやか「…てか、あんた魔法少女だったの?」

ほむら「そうよ、ご覧のとおり、この白いウサギもどきと契約したのよ」プラーン

ーーーー

恭介(…なんてこった)

恭介(僕はさやかになんて醜い言葉の数々をかけてしまったんだろう…)

恭介(自分のちっぽけなエゴのために…あんなに大切にしてくれる彼女を…)

knock knock
80 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 21:55:12.33 ID:jBqddZNqo
恭介「…はい」

ほむパパ「恭介くん覚えてるかーい?NYの暁美のおじさんだぜぃ」

恭介(…NYの暁美の…?)

恭介「…あ、コンサートホールの暁美さんですか!」

ーーーー

ほむら「愚かな契約を結ばないよう教えておいてあげるわ」

ほむら「ソウルジェムは私たちの魂そのもの、つまりゾンビにされるようなものよ」

ほむら「濁りきったら、命の終焉よ」

さやか「…え、なにそれ?QBという白ウサギはそんなこと」

ほむら「自分に不利なこと以外は喋らないのよこいつは」ブラーン
81 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 22:12:03.36 ID:jBqddZNqo
ほむら「あなたのことだから、上條恭介の腕を直す願いを代償に魔法少女になろうとしたのでしょうね」

さやか「…!」

ほむら「やめておきなさい、どうせ誰のお陰とも思われず、彼は勝手に生きて行くだけになるわ」

ほむら「貴方が報われることはなく、ソウルジェムを濁らせるだけだわ」

さやか「…あたしはそんなことにはならない」

ほむら「?」

――――

ほむパパ「いやー入院してた娘の面倒見てくれた先生に再度お礼を言おうと思ったら恭介くんにあうとはなあ」

恭介「僕も吃驚しましたよ、まさかリンカーンセンターのホールでの父の演奏会でお世話になった暁美さんがきたなんて」

恭介「…そういえば、ひょっとして娘さんてほむらってお名前ですか?」

ほむパパ「そうそう君と同じクラスメイトだぜ!hey、もうウチのほむほむに会ってるのかい?」

恭介「ええ、実は一度(そうか、彼女この暁美さんの娘だったんだ)」

恭介(親子でずいぶんキャラ違うな…)
82 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 22:30:51.82 ID:jBqddZNqo
ほむパパ「にしても今でも覚えてるぜえ、恭介くんの超演奏。お父さんといい感じにセッションしてたよなあ」

恭介「いえいえ、その節は本当に有難う御座いました」

恭介「…今となってはもう演奏することも出来ませんが」

ほむパパ「…おっと、病状に気づいてなかった。申し訳ない…」

恭介「いえ、いいんですよ。もし治ったとしても、今の僕にはヴァイオリンを弾く資格がない」

恭介「…ついさっきまで親切にしてくれた人にあんな態度をとってしまうなんて…」

ほむパパ(!?)

ほむパパ「ごめん、ちいとばかしその話聞かせてくれないか?」

恭介「え?」

――――

さやか「たしかに恭介のために契約しようとした、でも其れはきっかけでしか無い!」

さやか「魔女の手からより多くの人を救いたい、私はその思いのために魔法少女にn」

ほむら「貴方本気でそんなことできると思ってるの!」ドン!

さやか「!」

ほむら「いくら奉仕しても誰からも声をかけてもらえない、報われることもないかもしれない」

ほむら「そんな状態で、心を保っていられるほど、女の子って丈夫じゃないわ。特にあなたの場合」

さやか「…」

さやか「…前から思ってたけど、ずいぶんきついよね。ほむらって」
83 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 22:39:23.55 ID:jBqddZNqo
ほむら「…そうね」

ほむら「今までいろんな悲惨な状況を見てきたんですもの」

ほむら「言葉に刺が何本も生えていても不思議じゃないわ」

さやか「…ほむらはそんな子達を何人もみてきたの?」

ほむら「ええそうよ、何回も何回も何回も」

ほむら「自分の自我が崩れそうになるくらい」

ほむら「でも私には願いがある、命を引換にしてでも絶対に叶えなければならない願いが」

ほむら「其れくらいの覚悟がなきゃ、魔法少女って務まらないわ」

さやか「…」
84 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 22:48:37.25 ID:jBqddZNqo
――――

ほむパパ「…なるほど、そういう経緯があった訳だ」

恭介「ええ。ぼくはもう、さやかに合わせる顔がありません…」

ほむパパ「フム…」

ほむパパ「もし本当にそう思ってるならだな恭介くん、今すぐ彼女に電話して謝ってやることだ」

恭介「え!?」

恭介「でも僕、なんて言えばいいか…」

ほむパパ「バカだなあ簡単さ、申し訳なかった許してくれの言葉だけでいいのさ」

ほむパパ「それに女の子って、大切な人のためなら妙な無茶をしてしまうことだってあるんだぜ」

ほむパパ「其れをセーブしてあげられるのは、君だけだ」

恭介「…!」


85 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 22:57:27.53 ID:jBqddZNqo
――――

さやか「…そうしたらさほむら、今の私って何が出来るか、わかる?」

さやか「奇跡も魔法も持ってない、無力な私には…」

ほむら「そうね、ただ上條恭介の側にいてあげればいいわ」

さやか「ただ側に?かえって邪魔じゃないかな…」

ほむら「辛い時に誰かがいてくれるのって、どんなにおせっかいでもとても支えになるのよ」

ほむら「それだけで、とてもその人のためになるわ」

さやか「そうかなあ…」

プ-ルルル-ルールウウウウ

さやか(…恭介から電話!?)
86 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 23:14:20.46 ID:jBqddZNqo
さやか「…もしもし、恭介…?」

さやか「…えっ、ううん、ちっとも気にしてないよ!」

さやか「私は大…丈夫…恭介は?」

さやか「…うん、ならよかった」

さやか「…だいじょうぶだよ恭介、私が側にいてあげるよ」

さやか「奇跡も魔法もさ、もってないけど私たちの手で起こしてみようよ!」

さやか「…そう、よかった、んじゃまた病院で」

さやか「…んじゃね」ピッ

ほむら「…」

さやか「…ほむらの言うとおりだね、ほんの些細なことで人の支えになってあげられる」

さやか「こんな簡単なことに気づかなかったなんて、

さやか「あたしって、ホント馬鹿」

ほむら「そうね、否定しないわ。でも、誰かの為になろうと思う分、素敵なオバカさんね」

さやか「ひ〜っ、やっぱかんじわるいやつぅ…」フフフ…

ほむら「フフフ…」



87 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 23:26:58.45 ID:jBqddZNqo
――――

ほむパパ「電話、終わったかい?」

恭介「はい。彼女、許してくれました。それに、そばにいてくれるとも…」

恭介「後、声の様子からなにか決断しようとしてたみたいで…其れをセーブしてあげられたかも知れません」

ほむパパ「ほほうよかったやないの、ひょっとして恋仲になるかもなあ〜」

恭介「さ、さやかと!?」

ほむパパ「おや?惚れてるのかィ?」

恭介「べっ、別にそんなことは」///

ほむパパ「ハハハオイタが過ぎたなスマンスマン」

ほむパパ「そこでお詫びにと言っちゃなんだが…」

ほむパパ「腕を治せるかも知れない医者、紹介しようか?」

恭介「」

恭介「…え!?」
88 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 23:37:32.12 ID:jBqddZNqo
ほむパパ「いやあたいしたことはない向こうでの呑んだくれパブ仲間なんだけどだあ」

ほむパパ「神経接合の技術持ってる手術のプロフェッショナルらしいのよ」

ほむパパ「ほい電話番号、予約で埋まってるかもだけど暁美の兄ちゃんからの紹介だといえば融通してくれるかもよ」

恭介「え、でも…なんで突然?」

ほむパパ「んー、ウブな女の子の一生を守ってあげた事へのちょっとしたご褒美ってとこさ」

恭介「一生を…守る…」

ほむパパ「んじゃ家の用事あるんでこのへんで、達者でなあ少年!」ドアガラガラ

恭介「…奇跡、起こっちゃったよ…」

恭介「まるで魔法の運び屋みたいだ…」

――――

QB(…きゅっぷい)

QB(突然潰されておまけに出るに出れない空気にされて困ったもんだよ)

QB(体と時間がもったいないじゃないかあ)プンスキュップイ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/03(火) 23:39:06.58 ID:eX68vfcSO
一応空気は読むのねwwww
90 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/03(火) 23:39:55.51 ID:jBqddZNqo
今夜はここまで。さやかちゃんの運命も好転してきたようです。
次回はいよいよ杏子ちゃんの登場!早ければ明日にも投下しますね―

では皆々様良い夢を!
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/03(火) 23:40:53.16 ID:LlpvriR8o
おつおつ!
92 : ◆qGjiGeyzcQOt [sage]:2012/04/03(火) 23:40:57.90 ID:jBqddZNqo
>>89
下手に出て好感下がると契約できる率が極端に減りますからねwwww
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/04/03(火) 23:41:33.44 ID:WmbOMQUzo
乙!
こういった事態が好転する展開はよくあるけど、
さやかと恭介が結ばれる展開のSSってあんまり見ないんだよなーww
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/04/03(火) 23:48:34.60 ID:UcSeY/MD0

人魚姫に[たぬき]が介入してハッピーエンドにした話を思い出したww
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/03(火) 23:51:42.84 ID:LlpvriR8o
まんまこれじゃねえかwwwwww
96 : ◆qGjiGeyzcQOt [sage]:2012/04/04(水) 00:00:39.52 ID:53ElywFfo
>>93
まだシーウィードさんがいますよ…
>>94
ベソ子で有名な「幸せな人魚姫」ですね
「恩知らず!浮気者!あんたもいってやれいってやれ」がツボに入って今でも鮮明に覚えてますwww
97 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/10(火) 19:52:45.42 ID:Fc3Pu0Afo
どうもです、9時半から投下に伺いますねー
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/10(火) 20:53:50.63 ID:xr6/IXBCo
まってる
99 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/10(火) 21:33:19.99 ID:ELJT0FOxo
――風見野――

QB「随分と魔女狩りの方が好調じゃないか」

?「そうかい?どっかの邪魔者さんもいないしねえ」

?「にしても、この町も魔女が少なくなってきてねえ」

?「今度は市制50年の祭りかなんかで妙にハッピームードに浸ってやがる」

杏子「…超ムカツク」
100 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/10(火) 21:40:21.47 ID:ELJT0FOxo
QB「もしそうならちょうどいいタイミングだ」

QB「今、見滝原の担当だったマミが諸事情で活動出来ていないんだ」

杏子「…!?…あのマミが?」

QB「このあたりと合わせれか、結構なグリーフシードが獲得できると思うよ」

杏子「…アイツも理想だけじゃ戦えないって漸く気づいたのか」

杏子「そうとなりゃ、縄張り、遠慮無く頂きますかねえ」

101 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/10(火) 22:10:55.41 ID:ELJT0FOxo
――放課後の学校――

まどか「…んで、風見野のお祭り、パレードもあるんだって!」

ほむら「1ヶ月後なのね(風見野と言えば…)」

ほむら(佐倉杏子の動きを把握してなかったわね…)

ほむら(巴さんがあの状態だし、当面のこの町の魔女退治を任せたほうがいいかも知れないわ)


102 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/10(火) 22:17:18.71 ID:ELJT0FOxo
ーー見滝原市内ーー

杏子「懐かしいな…」

QB「たしか杏子は、前にもここに来たことがあったようだね」

杏子「ああ、あの時は…、いや、もう昔の話はどうでもいい」

QB「そうかい…」

QB「で、どうするんだい?」

杏子「とりあえず市内をぐるっとまわっていくよ」

――――

ほむパパ「おっかいものっ、おっかいものっ、せーぶはーるい…ん?」

ほむパパ(あの赤ポニテの子、なんだか様子が・・・)

103 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/04/10(火) 22:30:48.76 ID:ELJT0FOxo
ほむパパ(…ほっとけないな、声かけるか)

ほむパパ「Heyそこの赤ポニテのお嬢ちゃん!学校さぼってなにやってんだい?」

杏子(…!?)

QB「やれやれ、またk」

ほむパパ「堂々と歩いてるのは感服だが、ちと不良になる時期が早いんじゃねえのかい?」

QB(無視かよ)

杏子(やべ、逃げねえと!)ダッ

ほむパパ「Oops,ちょい待ち!」ダダッ

104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/10(火) 22:36:08.37 ID:xr6/IXBCo
Oopswwwwwwwwwwww
105 : ◆qGjiGeyzcQOt [sage]:2012/04/10(火) 23:13:09.43 ID:Fc3Pu0Afo
すみません、もう少し長く続ける予定でしたが諸用で今日はここまでです...
次は一気に投下する予定ですので
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/23(月) 02:00:26.44 ID:uN3BxpvY0
>>1はまだか
せめて近況報告してくり
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/24(火) 11:50:23.17 ID:JcclrmJIO
楽しみにしてる
108 : ◆qGjiGeyzcQOt :2012/05/28(月) 05:28:45.39 ID:Pe0312Ffo
お待たせしていて申し訳ないです
家の方とかで色々と忙しくなってしまって...
数日以内にも投稿再開できるとおもいますのでその時はよろしくお願いします。
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/29(火) 01:17:18.58 ID:bzu4q32Io
まってる
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 01:31:13.50 ID:p+tRZNoqo
追い付いた
待ってる
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/17(日) 13:25:13.60 ID:zdZG2Eb40
>>108
確かに10日以上でも数日は数日だよ。1ヶ月だろうが2ヶ月だろうが数日だよ
けどさ、普通数日ったら1週間くらいだろ。流石に待ちくたびれるよ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/27(水) 14:19:13.61 ID:nVW7dvYIO
まだなのか
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 16:38:31.08 ID:2xxJdWHIO
これ案外楽しみにしてるんだけどなぁ
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 03:35:51.71 ID:F+2sSwk4o
間隔開きすぎやべえ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 09:08:59.90 ID:bFQbLkyIO
まだかなぁ
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/26(木) 23:32:45.59 ID:mUQ3la7ho
ag
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