魔王「弟子にしてください」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 00:03:26.06 ID:CNQDLHhs0

勇者「断る」

勇者「なんで俺よか強い奴を弟子にとらなきゃいけないの？　馬鹿なの？」

魔王「いや、だって魔法使えなくてもお前強ぇじゃん」

魔王「魔法なしだったら多分お前のが強ぇじゃん」

勇者「でも魔法ありだったらお前のが強ぇじゃん」

勇者「しかも部下居るじゃん」

魔王「いや。部下は無しだろ」

勇者「ありだろ。常識的に考えて」

魔王「お前勇者なんだから『数に頼るな卑怯者』くらい言えよ」

勇者「数に恃むのも立派な兵法だろうが」

勇者「俺も頼れるなら頼りたかったよ、数に」

魔王「じゃあ頼れよ」

勇者「居ないんだよ、友達」

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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 00:04:43.55 ID:CNQDLHhs0

魔王「すまん」

勇者「謝んな」

魔王「…すまん」

勇者「おｋ、お前喧嘩売ってんな。買うわ」

魔王「待ってくれ師匠」

勇者「貴様のような弟子を持った憶えなどない」

魔王「じゃあ今から入門します」

勇者「すんな」

勇者「てゆーかお前なんで俺の弟子になりたいんだよ」

勇者「折角殺したんだからそのままにしとけよ」

勇者「でもって折角蘇生したんだから部下に勧誘くらいにしとけよ」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 00:05:16.67 ID:CNQDLHhs0

魔王「俺ァ強くなりたいんだよ」

勇者「お前十分強ぇじゃん」

魔王「いやぁ、まだまだだよ」ﾄﾞﾔｧ

勇者「謙遜すんなうぜぇ、あと謙遜になってねえ」

魔王「んー、まあなんでかって言うと。俺どっちかっていうと魔法使いじゃん？」

勇者「まあ、そうだよな」

魔王「ぶっちゃけ繊細じゃん、俺」

勇者「まあガリガリだわな、お前」

魔王「だから殴り合い苦手なんだよ、魔族っつっても人間より多少頑丈なだけだし」

勇者「心臓止められた瞬間に即死呪文でカウンターとってきて多少か」

魔王「いや、俺心臓3つくらいあるし」

勇者「ずりぃ」

魔王「もっと褒めろ」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 00:05:42.29 ID:CNQDLHhs0

勇者「おｋ、じゃあ今から心臓3つ同時に止めてみるわ」

魔王「おいやめろ、お前蘇生呪文使えねーだろ」

勇者「蘇生する必要性が思い当たらん」

魔王「愛する弟子になんという仕打ち」

勇者「愛してないし弟子でもない」

勇者「話を戻すけどお前なんでこれ以上強くなりてぇんだよ」

魔王「男たるもの力への欲望は底無しであるべきとは思わないか？」

勇者「お前男なの？」

魔王「うーん、両方？」

勇者「両方かよ」

魔王「ほら、一個体で一種族だからよ、性別とかねえんだよ」

魔王「最強生物だからさ、増える必要ねーの」ﾄﾞﾔｧ

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 00:11:40.53 ID:CNQDLHhs0

勇者「既に最強なんじゃねーか」

魔王「いやでももっと強くなりてーじゃん」

勇者「しらんがな」

勇者「っていうかなんで俺よ」

魔王「俺の次位に強くて魔法無しだったらお前のが強ぇからだ」

勇者「俺よか強ぇ奴は沢山いるだろ」

勇者「悪魔神官とか黒騎士とかドラゴンとか」

魔王「お前全員倒してんじゃん」

勇者「知恵と勇気さえあれば格上だろうが何とかなるもんよ？」

魔王「知恵と勇気を僕に下さい」

勇者「他人に分けてやるほど持ってないんだ、知恵と勇気」

魔王「けちー」

勇者「ケチで結構」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/04/03(火) 07:48:52.28 ID:dWdMhEQco

　　　　 ...|￣￣ |　＜ 続きはまだかね？
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7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 16:27:31.58 ID:CNQDLHhs0

うい、今から書き込むであります

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 16:28:33.19 ID:CNQDLHhs0

勇者「俺はケチだから月謝も要求するよ？　いいの？」

魔王「いいよ、家宝の呪われた剣くらいなら払う」

勇者「要らんわ」

魔王「じゃあ何が欲しんだよ？　やだ、もしかして俺の身体目当て？」

勇者「お前セックスできんの？」

魔王「知らん、性器ないし。見る？」

勇者「要らんわ」

魔王「もう、勇者わがまますぎー」

魔王「で、結局何が欲しいのさ」

勇者「時間」

魔王「は？」

勇者「時間で払え」

魔王「どういうことよ？」

勇者「まあ伝わらんわな、伝わらんように言ったし」

勇者「まあ要するに教えてる間、人間界に侵攻すんな」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 16:29:01.70 ID:CNQDLHhs0

魔王「あー。そういうこと」

勇者「どうせ受け入れれんだろうからとっとと殺してくれ。どうせ神殿に戻るだけだから」

魔王「ん？　いいよ？　時間払うわ」

勇者「いいのかよ」

勇者「割とおもいつきだぜ？　俺の提案」

魔王「まあ先代が始めたことだし、俺としちゃ人間界はそこまで興味ないから」

勇者「人間界征服は魔族の悲願じゃねーのかよ」

魔王「領地が欲しいだけだよ、ほら魔界って狭いじゃん？」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 16:29:35.55 ID:CNQDLHhs0

勇者「いや、広いだろ。俺の故郷の国くらいあるじゃん」

魔王「ドラゴンとか生活スペースが山一つくらいないとダメなんだと」

勇者「なんというワガママ、コスパ悪すぎだろ爬虫類」

魔王「そういうことで俺としちゃ人間界とかわりとどうでもいいのよ」

魔王「師匠が言うなら戦争やめてもいいぜ？」

勇者「いいのかよ、休戦とは言ったが流石にそこまでは言ってねーぞ」

魔王「いいよ、そっちのが気が楽だし」

勇者「助かる」

魔王「で、だ。どうやったら強くなれんの？」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 16:33:17.64 ID:CNQDLHhs0

勇者「努力と根性と知恵と勇気、あと基礎体力」

魔王「えっ」

勇者「えっ」

魔王「『人間でも魔法を使わずにドラゴンを倒せる方法』とかねえの？」

勇者「あるにはあるがまず基礎体力が前提条件だ」

魔王「体力必要なんだ…」

勇者「嫌そうだな魔王」

魔王「嫌っていうより、なんつーか」

魔王「俺、必要ねーから筋トレとかしたことないからさぁ」ﾄﾞﾔｧ

勇者「さりげなく自慢すんなうぜえ」

勇者「で、だ。やんの？　やんないの？」

魔王「ヤりますヤれますヤらせてください」

勇者「そのイントネーションはやめれ」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/03(火) 16:34:47.12 ID:CNQDLHhs0

勇者「じゃあやるか、今から」

魔王「ちょっと待って、まだ心構えが」

勇者「要らん、今すぐやろう」

魔王「うわぁ、思ったよりスパルタだよ勇者」

勇者「スパルタの内にも入らんわ」

勇者「ところでお前の身体能力、どれくらいか知らんから測らせろ」

魔王「えっ」

勇者「なんだよ」

魔王「さっき殺し合ったじゃん」

勇者「1ターンキルされたから全く分からんわ」

魔王「俺の実力は分かってくれたはずだ」ｷﾘｯ

勇者「わからんがな、もしかしてお前」

勇者「運動音痴だったりするか？」

魔王「うううううう運痴ちゃうわ！」

勇者「ならやろう。折角広い謁見の間だ。有効に使おうぜ」

魔王「謁見の間ってそういう事に使うものじゃないんですけどー」

勇者「つべこべ言うな」

勇者「じゃあ玉座から入口までダッシュな」

魔王「ちょｗｗｗｗｗｗ」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/04(水) 01:53:18.55 ID:Lty5/6BQ0

20分後
魔王「ｾﾞﾋｨｾﾞﾋｨ」ｶﾞｸｶﾞｸ

勇者「40ｍ（推定）シャトルラン20分でこれかよ」

勇者「あんま人間と変わんねーんだな最強生物」

魔王「だから、魔法使いって、言ってんじゃねーかっ」ｾﾞｰｾﾞｰ

勇者「まあ普通の人間より性能は高いか、流石最強生物（笑）」

魔王「うるせええええええ！」

勇者「じゃあ柔軟やったらインターバル10分挟んで、次は腕立て腹筋な」

魔王「えっ？」ﾋｰﾋｰﾊｰﾊｰ

魔王「これで終わりじゃないの？」

勇者「馬鹿言え。フィジカル測るにはまだまだ足らんわ」

魔王「マジすか」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/04/04(水) 08:39:48.21 ID:RjDyWKioo

乙

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/04/04(水) 11:55:49.52 ID:oZZinbSH0

シャトルランwww

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/04/04(水) 19:32:22.41 ID:B3uM5U8Fo

一回でいいからシャトルランカンストしたいな・・・
乙

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/07(土) 23:00:09.91 ID:ngFhRPRQ0

5分後
魔王「痛い痛いいたーい！」ｷﾞﾘｷﾞﾘｷﾞﾘ

勇者「お、思ったより軟らかいのな最強生物」

魔王「ギシギシ言ってる！　背骨ギシギシ言ってるのぉっ！」

勇者「安心しろ、ギシギシ言ってるのは骨盤だ」

魔王「安心できねぇぇぇ！」

魔王「無理だって、これ以上行ったら腰壊れるって！」

勇者「ほら、行けるから、頑張ればまだもうちょっと行けるから」

勇者「辛くなったら回復魔法唱えてもいいぞー」

魔王「この状態で詠唱なんてできるかー！」

勇者「よし、これくらいでいいな。10分休憩」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/07(土) 23:00:37.04 ID:ngFhRPRQ0

10分後
魔王「にじゅうきゅう、さんじゅう、さんじゅういち」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

勇者「魔王ちゃん震えてんぞーｗｗｗｗｗｗ」

魔王「うっせぇ！　産まれてこのかた腕立て伏せとかした事ねぇよ！」

勇者「はーい37、38、39、30」

魔王「増やすな！」

勇者「増やしてねえよ、減らしてんだよ」

魔王「減らすな！」

勇者「あと20回なー」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) ：2012/04/07(土) 23:06:42.99 ID:ngFhRPRQ0

魔王「あー疲れたー」ﾋﾞｸﾝﾋﾞｸﾝ

勇者「お疲れー」

魔王「もうやんねえ、二度とやんねぇ、ぜってぇやんねぇ」

勇者「あ、稽古の前には毎日これやるから」

魔王(　ﾟдﾟ)

魔王( ﾟдﾟ )

勇者「こっちみんな」

魔王( TдT )

勇者「血涙を流すな」

魔王「え？　なに？　もしかして俺虐められてる？」

魔王「教えるのが面倒になったから自主的にやめて貰おうとかそういう」

勇者「違うわ」

勇者「基礎体力が足りてねーんだよ、おめーは」

魔王「なん、だと…」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/04/08(日) 00:31:34.53 ID:P3M2GbVio

乙

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/08(日) 21:29:37.64 ID:j9yIk0Oso

中学生みたいなやつらだな

乙

22 ：1 ：2012/04/09(月) 23:34:46.81 ID:7uqN/mLg0

ども

>>中学生みたいな
そんなノリです、特に魔王
綺麗（ツルッツル）な脳味噌してるだろ？　こいつ一国の王様なんだぜ？

23 ：1 ：2012/04/09(月) 23:46:59.20 ID:7uqN/mLg0

勇者「身体能力自体は並みだがスタミナに難ありだな」

勇者「それでも素人よりは全然マシだよ。ただ前衛職にゃ向かんな」

魔王「なんという上から目線」

魔王「偉そうな顔してるだろ？　コイツさっき俺に負けたんだぜ？」

勇者「教えろ、っつったじゃん」

勇者「お前のどこを鍛えにゃならんか知らなきゃ話にならんわ」

魔王「そりゃそうだけどさー、ちょっとくらい優しくてもよくね？」

勇者「よくねえ」

勇者「こちとら他人にモノを教えるなんざ初めてなんだ」

勇者「多少のスパルタは我慢しとけ」

魔王「初めてなら甘やかせよぅ」

24 ：1 ：2012/04/09(月) 23:48:04.73 ID:7uqN/mLg0

勇者「大丈夫、俺の師匠と比べたら全然甘やかしてるから」

勇者「はっきり言うと[ﾋﾟｰｰｰ]つもりだったらしいからな、ウチの師匠」

魔王「なにそれ怖い」

勇者「基礎ができてなかった、ってのもあるしな」

勇者「そもそも魔王を[ﾋﾟｰｰｰ]暗殺者の養成、って時点で人権とかお察しだろ」

魔王「暗殺者って認めんのかよｗｗ」

魔王「っていうか人間怖えええ」

勇者「いや、お前んところも似たようなことやってねえの？」

魔王「ウチは放任主義だからな。そもそも技術なんざ学ぶ奴のが少ないし」

勇者「ああ、だから身体能力スゴいのにへたくそな連中がゴロゴロいたのか」

魔王「素のパワーとスピードで何とかなってたからな、お前以外」

勇者「羨ましい限りだね、こちとら物心ついたときから修行漬けだぜ？」

25 ：1 ：2012/04/09(月) 23:49:02.82 ID:7uqN/mLg0

魔王「修行の成果でお前はそいつら以上に強いんじゃねえか」

勇者「お前らが技術の開拓にサボってる間に小技をシコシコ練ってたからな」

勇者「ぶっちゃけお前と腕相撲しても勝てるかどうかわかんねえ程度の筋力だぜ？」

魔王「力がありゃ良いってもんでもねえんじゃねえの？」

勇者「あるならあるに越した事ないよ」

勇者「邪魔にならないならどれだけあっても足らん」

魔王「そんなにパワーって大事なのか」

勇者「同じくらい大事なものが沢山ある、ってだけで軽視できるもんじゃないからな」

魔王「一番大事なものってなんなのさ？」

勇者「知恵と勇気」

魔王「結局それすか」

26 ：1 ：2012/04/09(月) 23:52:44.40 ID:7uqN/mLg0

勇者「殴り合い斬り合いする上で一番大事なのは知恵と勇気だよ」

勇者「知恵で鍛えた技術を扱うのが勇気だ。まあ師匠の受け売りだが」

魔王「なんか真人間っぽく聞こえるけどお前の師匠、聞く限り鬼畜だよな」

勇者「ぶっちゃけ鬼畜やね」

勇者「まあアレだ。お題目って大事よ？」

魔王「うわぁ」

勇者「さて、無駄話はここまでにして対練やりますか」

魔王「たいれん？」

勇者「対人練習」

勇者「まあ技術を教えてそれをどう使うか理解するためのトレーニングやね」

魔王「おお、ここにきて初めてなんか普通に特訓してる感じだ！」

魔王「どんな必殺拳を教えてくれるんだ？」ﾜｸﾜｸ

勇者「おうよ、とても実戦的で汎用性の高い格闘技術だ」

勇者「こころして聞くがよい。その技とは」

魔王「その技とは？」

27 ：1 ：2012/04/09(月) 23:53:23.34 ID:7uqN/mLg0

勇者「下段前蹴りだ」

魔王「　」

魔王「ﾊｧ？」

勇者「下段前蹴りだ」

魔王「　」

勇者「下段前蹴りだ」

魔王「大体知ってるけど念のため聞いとく。どういうの？」

勇者「こんなの」ﾔｸｻﾞｷｯｸ

魔王「めっちゃ地味じゃねーか！」

勇者「初心者が派手で格好いい技を教えてもらえると思ったの？　馬鹿なの？」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/04/10(火) 02:19:27.06 ID:KZU94xmJo

乙

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/28(土) 09:44:29.50 ID:evUTEVVFo

続きはまだかい

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/04/28(土) 18:24:29.58 ID:wFGRi5Ceo

　　　　 ...|￣￣ |　＜ 続きはまだかね？
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31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/05/04(金) 11:16:56.82 ID:JQmtWYL00

勇者「じゃあ実践してやるよ、お前ちょっと構えて見ろや」

魔王「ちょwww　俺で試すのかよ」

勇者「安心しろ、悪くても精々皿が割れる程度よ」

魔王「安心できねえよ！　一生モノじゃねえか！」

勇者「大丈夫、回復魔法さえありゃなんとかなるって」

魔王「何ともならねえ！」

魔王「お前らの魔法とは系統が違うんだよ！」

勇者「ワガママさんめ」

魔王「我が儘とか以前の問題です！」

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/05/04(金) 11:18:03.30 ID:JQmtWYL00

勇者「食らわねえと覚えれねぇんだから大人しく食らえや」

魔王「ねえ、食らわないと覚えれないものなの？」

魔王「っていうか食らって膝砕かれたらもうできないよね。バカなの？」

勇者「うっせぇ、俺はこうしても覚えたんだよ」

魔王「やっぱ最悪だコイツの師匠！」

勇者「じゃあ皿割れてもいいヤツ呼べや、ソイツで実演してやっから」

魔王「いねえよそんなヤツ！」

魔王「『膝壊されて来い』って言われて壊されてくれる部下とかおらんわ！」

黒騎士「ここに」

魔王「いたよ！」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/05/04(金) 11:19:08.18 ID:JQmtWYL00

勇者「･･･何奴？」

魔王「テメエに余すところなくベコベコにされた黒騎士だよ！」

魔王「あんまり酷い壊され方だったんで修復に時間がかかったわ！」

勇者「すまん、思い出した。さまよう鎧の黒騎士氏ね」

勇者「いやでもコイツちっちゃくなってねぇ？」

黒騎士「貴様に随分目方を減らされたゆえな」

勇者「そんな、声まで変わって･･･」

黒騎士「お陰様で我輩、現在フルスクラッチモデルである」

黒騎士「具体的には再構築に金貨100枚程掛かり申した」

勇者「す、すいません」ﾍﾟｺﾍﾟｺ

魔王「金の話になった途端腰が低くなりおった！」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/05/04(金) 11:19:51.29 ID:JQmtWYL00

勇者「お金は大事だからな」

魔王「っていうか謝るくらいなら惨[ﾋﾟｰｰｰ]んな」

勇者「いや、ほら、だってコイツ急所ないじゃん」

勇者「こういう手合いは構造上機能しなくなるまで壊すのがセオリーでして」

魔王「怖いセオリーだなオイ」

黒騎士「閣下、話を戻してもよろしいか？」

魔王(あれ？　もしかして仕切られ始めてる？)

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/05(土) 02:40:30.69 ID:KL47kH1IO

乙