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榊原「劇団三年三組」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 19:40:42.49 ID:0ouEIdz2o
○エルム街の悪夢

榊原「自分が殺される夢だって?」

勅使河原「そうそう! んで、その夢を見たヤツは現実に殺されちまうんだと!」

赤沢「何をバカな事言ってんの。そんな事考える暇があったら受験にでも向けて勉強しなさいよ」

見崎「……」

見崎(もしかして今日見た夢……まさか)

榊原「どうしたんだ見崎。さっきから黙って」

見崎「ううん、なんでもない。それで勅使河原くん、そいつから逃れる方法とかってあるの?」

勅使河原「なんでも夢の中で、そいつを捕まえたまま現実で目を覚ますとこっちに連れてくることができるらしいんだ」

赤沢「捕まえてきてどうするの? 警察にでも引渡すの?」

勅使河原「んな、事しらねえよ。でも話だと、そいつを殺しても死体は残らないで消えるらしい」

見崎「ふうん……。その男の特徴とかってある?」

勅使河原「なんでも手製のツメをつけていて、全身スライスされて血まみれらしい」

見崎(! やっぱり)

榊原「……」


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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 19:45:40.37 ID:0ouEIdz2o






見崎「……ここは三組?」

見崎「さっきまで授業中だったのに。あれ、なんで誰もいないの?」フルフル

フレディ中尾「悪夢の世界へようこそ」

見崎「!」

フレディ中尾「さあこっちに来るんだ。せいぜい俺を楽しませるんだな」

見崎「いや……、いや……」

フレディ中尾「へっへっ、お前もこのツメでスライスしてやるよ。まかせろー」

見崎「た、助けて……榊原くん」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 19:50:35.79 ID:0ouEIdz2o
榊原「見崎! 見崎! 目を覚ますんだ見崎!!」

見崎「」ガクガクガクガク

榊原「こんなに震えて……! 腕から血が! 見崎、見崎ー!」

見崎「」

見崎「ハッ」

勅使河原「見崎が目を覚ました!」

見崎「……榊原くん? ハア、ハア、ど、どうしたの?」

榊原「見崎こそ! さっきは気づいてあげられなくてゴメン! 見崎が何か恐ろしいことに巻き込まれていたなんて……!」

見崎「榊原くん///」

勅使河原「お、おいサカキ! 後ろ!!」

榊原「!!」

フレディ中尾「ハアァイ☆」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 19:56:48.82 ID:0ouEIdz2o
見崎「い、いや、イヤー!!」

榊原「こいつが、見崎を……!」

フレディ中尾「……」ニヤニヤ

久保寺「何ですかあなたは……。授業中でs」ザクッ

久保寺「」

キヤー イヤー マカセロー

川掘「あが」ザクッ
佐藤「キャア」ザクッ
猿田「ぞな!」ザクッ

フレディ中尾「スライスは最高だぜ!!」

勅使河原「やめるんだサカキ! 無茶すんな、さっさと逃げるぞ!」

榊原「いや勅使河原、僕はこいつを許せないんだ」

榊原「見崎やみんなをこんな酷い目に合わせて笑っていられるこいつが」

榊原「」

榊原「成敗してくれる!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 20:01:13.40 ID:0ouEIdz2o
赤沢「何言ってるの! 普通の人間が敵う相手じゃないのよ!」

榊原「止めないでくれ赤沢さん! こいつだけは僕がこの手で殴らなきゃ気がすまないんだ!!」

赤沢「……分かったわ。そこまで言うなら止めない。その代わり」

赤沢「生きてあたしの元へ戻ってくるのよ」

榊原「」コク

フレディ中尾「てめえ、赤沢さんそんなうらやましいこ……」

赤沢「」ギロ

フレディ中尾「」

フレディ中尾「こい榊原! てめえなんて十枚に下ろしてやる!」

榊原「いくぞー! フレディ中尾ォォ!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 20:10:09.99 ID:0ouEIdz2o
その後、恒一くんとフレディ中尾は死闘を繰り広げるも、最後は恒一くんの渾身の膝蹴りが決まりフレディ中尾は轟沈した。
恒一くんは見事フレディ中尾を倒し、私の元へ帰ってきたのだ。
彼を[ピーーー]と死体は消え、復活してしまうため、恒一くんの提案により彼を三組の一員「中尾」として迎える事にした。
やはり恒一くんは懐の広い人間だ。自身や先生やクラスのみんなが傷つけられたのに、彼は笑って彼を許したのだ。
そんな彼と私はこの春めでたくゴールインした。あの頃は手も恥ずかしくてつなげなかった私と恒一くんだったが、
今では熱い抱擁を交わし、強烈な愛の行為をする関係までに至った。
この事は当時の彼と付き合うまでのきっかけとなったことで、その馴れ初めを回顧録のようにかt

小椋「ちょっと待てよ!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 20:19:48.21 ID:0ouEIdz2o
赤沢「何よ。これからがいいところなんじゃない」

小椋「もうフレディの登場以外エルム街関係ねえじゃねえか。なんだよ回顧録って」

赤沢「あら、こっからがいいところなのよ。これから結婚初夜という名の濡れ場があって、その後お互いにすれ違いが起こるんだけど、最終的に恒一くんはガンを克服して二人は再び永遠を誓うのよ」

小椋「なんだよ! ホラーじゃなくてラブストーリーじゃねえか!!」

赤沢「あら、ちゃんと前半にたくさん死ぬようにしたじゃない」

風見「さすがに文化祭の舞台で濡れ場をやるのはどうかと思うけど」

赤沢「本物志向っていうのはそういう思いっきりが大切なのよ風見くん」

小椋「つーか何であたしが殺される端役なんだ! この可愛さならヒロインだろ」

高木「僕なんて恐怖に逃げ惑うエキストラだよ」

赤沢「あら、ヒロイン役は見崎さんじゃない」

高木「ちょっと待って僕の話を聞いて」

見崎「それは最初だけ。むしろ実質ヒロイン役はあなた」

高木「ちょっt」

赤沢「だって演技とはいえ、中尾と取っ組み合いで体を触らせるなんて気持ち悪い」

中尾「」

高木「皆から無視されるなんてフェアじゃない……」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 21:10:53.21 ID:0ouEIdz2o
杉浦「なんでラブストーリーがやりたいのに、ホラーにしたのよ泉美」

赤沢「だ、だって……///」チラチラ

榊原「?」

赤沢(言えるわけないじゃない! 榊原くんがホラー好きだからなんて///)

赤沢「///」

杉浦「……そういうことね」

中尾「赤沢さん! 俺フレディじゃくて榊原の役がやりたい!」

赤沢「ああん? 何いってんだてめえ」ギロリ

中尾「」


9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 21:15:57.35 ID:0ouEIdz2o
勅使河原「まったく、演劇部主体で劇やることになったはいいけどよ。企画段階からこれじゃあなあ」

小椋「ああん!? こんなバカと一緒にすんじゃねえよカス[ピーーー]」

赤沢「!?」

綾野「そうだよ! 泉美はちょっと頭の中がお花畑なだけだよ」

赤沢「」

勅使河原「じゃあ、お前らはちゃんとした企画があるっていうのかよ」

小椋「当然」

綾野「もちろん」

榊原「へえ、楽しみだなあ」

小椋「///」

綾野「///」

赤沢「」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 21:40:29.51 ID:0ouEIdz2o
○ゴッドファーザー

小椋家の屋敷では、彼の娘・赤沢と中尾の結婚式が行なわれt

赤沢「ちょっと待ってよ! なんで私と中尾が結婚しなきゃいけないのよ」

中尾「///」

小椋「わあったよ、別のヤツに変えてやるよ」

中尾「」

小椋家の屋敷では、彼の娘・赤沢と勅使河原の結婚式が行なわれていた。
そんな中、ボスの猿田は、書斎で友人、知人、赤の他人の訴えを眠気半分で聞いている。そんな中、逆上した友人で葬儀屋の王子は猿田を銃殺してしまった。

猿田「ぞな! メインと思いきやいきなり殺されたぞな!」

王子「僕がボス役猿田を[ピーーー]のかい? 重要な役どころだなあ」

すぐさま、王子も側近の藤巻や渡辺に殺されてしまい、

王子「」

ボスの後継者問題が発生する。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 21:53:41.59 ID:0ouEIdz2o
候補は長男で勝気な性格の杉浦。気の弱く臆病者の多々良。そして家業に継ぎたくないものの、極めて才能があったこの屋敷の主である小椋。

杉浦「!?」

多々良「!? この屋敷の主!?」

小椋「? だって当然でしょ? あらすじにだって小椋家の屋敷って書いてあるじゃない。ちなみに小椋の妻は榊原くんよ」

猿田「」

榊原「」

紆余曲折あったものの、杉浦は勅使河原に罠をかけられ死に、多々良はファミリーを裏切り、ボスは小椋と決定した。
小椋は“ゴッドファーザー"としての頭角を現し、ファミリーを裏切った多々良や勅使河原、赤沢。五大ファミリーの佐藤、桜木、金木、柿沼、江藤。ついでに俳優の有田やプロデューサーの綾野、顧問役の松井や警官の中島を始末する。
その抗争の中、側近の藤巻や渡辺、見崎、三神らが死ぬも、最後は恒一くんと二人で組織の拡大を近いあう。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 21:59:12.08 ID:0ouEIdz2o
綾野「ちょっと待ってよ!」

小椋「?」

綾野「あんた以外の女子全員死んでるじゃない」

小椋「しょうがないでしょ、抗争が激化してるんだし。始末する人間も増えていくのよ」

小椋「まあ全部私のカリスマ性でなんとかなっていくんだけどね!」

ブー ブー エーヒドイワタシシニタクナイヨー

小椋「ちょっ……!」

赤沢「あんた」

赤沢「これはない」

小椋「」

綾野「まーまーみんな落ち着いて。私がちゃんとした企画出すから、ね!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:13:14.08 ID:0ouEIdz2o
○夜見山・サイド物語

夜見山、サカキバラ団とアンチサカキバラ団という不良達は日夜こぜりあいを繰り広げていました。

小椋「何よ、こっちもマフィアとか暴力系じゃない」

綾野「いいから黙ってて」

そんな中、元サカキバラ団のこういっちゃんとアンチサカキバラ団の首領・小椋の妹である綾野は熱い恋におちてしまいます。
しかし、二人の身内は敵同士。そんな中、ついにサカキバラ団の赤沢と小椋がついに激突してしまいます。
こういっちゃんは二人を説得しようとしますが、彼女達は耳を貸しません。やがて、こういっちゃんは事故により小椋を殺してしまいます。
アンチサカキバラ団員の辻井や米村らは報復の為、こういちゃんを血眼になって探します。
一方、姉の訃報を聞いた綾野でしたが、それでもこういっちゃんを信じようとします。やがて二人は再会し愛しあいますが、時がそれを許してくれません。
辻井たちがこういっちゃんを殺そうとしますが、綾野が自らの体を盾にしてこういっちゃんを守ります。
死に行く私とそれを涙ながらにキスをして別れを告げるこういっちゃん……、そしてエンドロールへ。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:17:16.50 ID:0ouEIdz2o
綾野「どうよ、これ! 良くない」

赤沢「私途中からいなくなってるじゃない」

小椋「私なんて泉美程度に殺されてんじゃん」

望月「まあ、三人の中だと一番マシだし」

風見「端役は振りつけ覚えて踊ればいいから、ある意味全員に役があるといえるけど」

前島「なんで原作通りじゃなくて、ヒロインの方が死んでるの?」

綾野「そ、それは……ウエストサイドじゃなくて、夜見山サイド物語だし? ちょっとアレンジしたほうがいいかなーって」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:23:37.55 ID:0ouEIdz2o
綾野(うう、ホントはラストのところでキスする場面、どうしてもキスしたいから入れたはいいけど……、ふええ、自分からキスする勇気がないからこういっちゃんからキスしてもらう風にしちゃったよう///)

赤沢「……」

小椋「……」

中島「とりあえず三案出たけど、どうする?」

水野「正統派なら綾野の意見だろうけど、全部ラブストーリーっていうのも味気ねえよな。熱血スポーツものとかないの」

桜木「私は、傘をつかうものでなければ……。ミュージカル系でも”雨に唄えば”とかはちょっと……」

柿沼(BL! ホモ! 男同士の友情!!)

勅使河原「俺アクションとかやってみてえな。ブルース・リーとかカンフーみたいなヤツ」

榊原「僕はもっとホラー要素が欲しいかな」

中尾「俺は赤沢さんとならラブストーリーでいいぜ」

赤沢「却下」

中尾「」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:28:06.34 ID:0ouEIdz2o
風見「じゃあ、他に意見のある人は言っていってもらおうか」

小椋「ハイハイ!!」

赤沢「! ハイ!」

風見「一度企画をあげた人はダメです」

小椋・赤沢「」

風見「そうだな、手が挙がらないとなると指名していこうか」

桜木「じゃあ……勅使河原くん。お願いします」

勅使河原「うええええ! 俺からかよ!」

赤沢「指名されたからにはちゃんと答えなさいよ」ギリリ

勅使河原「はいはい」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:37:24.79 ID:0ouEIdz2o
○勅使河原・怒りの鉄拳

赤沢「何あんた、ふざけてんの!?」ピクピク

見崎「ナンセンス」

勅使河原「いいだろ別に! 言うだけならタダなんだから!!」

榊原「まあみんな、とりあえず聞いてみようよ」

勅使河原「サカキ、お前いいヤツだな……」

傍若無人、非情な帝国対策係軍によって三組全体は動乱を迎えていた。そんな三組に俺こと勅使河原が帰ってくる。何を隠そう、そう! 彼はカンフーマスターだったのだ!

和久井「カンフー……」

藤巻「マスター?」

松井「ぷっ」

勅使河原「……」

勅使河原の目的は、彼の師で、同志でもあった風見の葬式に参列することだった。だが、実は風見の死は作られたもの! 彼は暗殺されたのだ!
勅使河原は大いに怒る! そして勅使河原は水野や榊原、王子の帝国対策軍にたった一人で戦争を挑むのだった!
続く!!
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:39:55.34 ID:0ouEIdz2o
榊原「え、僕敵役なんだ」

望月「なんか対策軍に対して嫉妬のような何か怨念じみたものを感じるんだけど……」

川掘「つーか、続くってどういうことだよ」

久保寺「文化祭の劇は基本的に完結ものでお願いします」

勅使河原「いいじゃないっすか。そのほうが何か膨らみがあっていいし!」

赤沢「黙れ」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:42:08.63 ID:0ouEIdz2o
勅使河原「何だよー! せっかくいい企画だと思ったのによー!」

風見「……じゃあ次は、と」

桜木「そうですね……」

風見「じゃあ佐藤さんお願いします」

佐藤「ふええ、わたし?」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:51:34.48 ID:0ouEIdz2o
○コウイチ・サカキバラくんと賢者の石

ふええ、主人公のコウイチくんはちょっと不思議な男の子。実は彼は魔法の国からやってきた妖精さん。妖精さんはある時期になると学校に行かなきゃいけないの。
妖精さんであるコウイチくんは実は妖精の国の王子さまで、呪いがかけられているの。彼が探さなきゃいけないのは「賢者の石」といわれる妖精の女の子・サトウちゃん。
サトウちゃんはちょっぴりドジで危なっかしいけど、純粋無垢な女の子なの。でも、それを良しと思わない妖精で教師のアカザーさんやミサキちゃんにいじめられちゃう。
でもコウイチくんはそんなサトウちゃんのピンチになったら必ず助けにk

桜木「佐藤さん、もう大丈夫ですから」

佐藤「ふええ///?」

桜木「……」

佐藤「……これからがいいところ……」

桜木「もう結構です」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:54:33.31 ID:0ouEIdz2o
勅使河原「まさかハリー・ポッターと思いきや、あんな電波な話になるなんて思わなかったな」

望月「まあハリポタにも妖精とかは出てくるんだけどね」

辻井「いやはや、佐藤さんらしいというかなんというか」ヤレヤレ

佐藤「……[ピーーー]ぞクソ眼鏡……」ボソッ

辻井「!」ゾク

佐藤「ふええ?」

辻井「」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 22:56:49.17 ID:0ouEIdz2o
風見「じゃあ次は猿田くん、何かない」

猿田「ぞな!」

猿田「ぞなあ」

猿田「ぞーなー」

猿田「ぞなぁ」

江藤「猿田くんのあれってわざと? イラっとするんだけど」

王子「……」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/04/03(火) 23:05:31.62 ID:UcSeY/MD0
幸せそうだなぁ…
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 23:26:26.12 ID:0ouEIdz2o
○蒲田行進曲

中尾「なんで”猿の惑星”じゃねえんだよ!」

川掘「なんでサルじゃなくてヤスなんだよ!」

猿田「……そんな事言われても困るぞな」

柿沼「王子×猿田キター!」

ホラー映画の代名詞、夜見山撮影所にて、新作映画を撮っているぞな。映画はW主演で片方は銀幕スターの”大将”こと王子。そしてもう片方は王子のライバル的存在水野。
そんな王子には大部屋俳優の付き人”サル”こと猿田がついているんだぞな。

榊原「へえ、ホラー映画をとってるのか」

川掘「結局サルじゃねえか!!」

純粋な正確の王子だが、ある時恋人であり、女優の多々良を孕ませてしまうぞな。困った王子は猿田に多々良を無理やり預け好き勝手に新しい女に手をだしていくんだぞな。
一方猿田にも思うところがあり、なんとか頑張ろうとするぞなけど、上手くいかないんだぞな。
それでも頑張る猿田を見て、多々良も次第に打ち解けはじめるぞなが、”蒲田行進曲”代名詞の例の階段落ちが待ってるぞな!

杉浦「却下です。歓談落ちなんて難易度が高すぎてできません」

猿田「ぞなあ!」

多々良「猿田くん、私をそんなふしだらな目で見ていたなんて」

多々良(榊原くんならともかく)

猿田「ぞなぁ……」

王子「まあ、猿田。ハハ、仕方ないよ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 23:30:07.94 ID:0ouEIdz2o
風見「ううん、なかなかいいのが出てこないなぁ」

桜木「そうだねー」

勅使河原「なあ! むしろお前達は何かないのかよ!」

風見・桜木「えっ」

猿田「そうぞな! 人にばかり意見を聞いて、自分でも何か考えるぞな!」

高森「フェアじゃないよね」

風見「……」

桜木「……分かりました。私が先に言います」

風見「!?」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 23:38:40.74 ID:0ouEIdz2o
○風見三世 カリオストロの城

別に劇ならアニメーションが元でもいいはずです。カリオストロ公国を走る風見三世と勅使河原は桜木という美女を助けます。彼女はカリオストロ公国の大公家に残された最後の娘で、カリオストロの中尾伯爵は彼女を強制的に妻に迎え、公国の権力をひとり占めにしようと狙っていました。

勅使河原「中尾最低だな」

米村「赤沢さん一筋といっておきながら権力目的で桜木さんに近づくなんて」

風見「ちょっと屋上こいよ、中尾」

中尾「」

その後、桜木は再び中尾伯爵の手におちるも、風見くんが助けにきてくれます。「えいっ」「やっ」と中尾伯爵の悪事を暴いた後、風見くんは桜木を残して去っていきます。
そして、警官の和久井くんがこうh。

見崎「あ、私そこ知ってる”ルパンはとんでもない物を盗んでいきました。あなたの心です”でしょ」

桜木「」

見崎「? 何か間違っていた」

桜木「」ウル

見崎「? なんで涙目なの?」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 23:41:11.85 ID:0ouEIdz2o
桜木「」ウウウウウ

風見「おーよしよし、ゆかり。大丈夫だ。そんな劇であらわさなくても僕の気持ちは本物だから」

桜木「///」

赤沢「……ちっ」

小椋「ファック!」

見崎「ねえ、榊原くん。私なにか間違ってた?」

榊原「ううん。大丈夫、見崎は何も間違えてなかったよ」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/03(火) 23:44:24.61 ID:0ouEIdz2o
辻井「そんな茶番はどうでもいいから、次は風見の番だぞ!」

川掘「どうせ桜木さんとのノロケだろ!」

前島「さっさと言えよ!」

中尾「どーせ隣のヤツとのラブストーリーだろ!」

望月「グズグズすんなクズ。インキン眼鏡!」

辻井「」

川掘「」

前島「」

中尾「」

望月「なんでそこで素に戻るんだよぅ……」

風見「」

風見「……」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/04/03(火) 23:46:43.14 ID:UcSeY/MD0
風見が報われてるだと…? いいぞもっとやれ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 13:28:54.12 ID:OIH0N7j1o
○バトル・ロワイアル

赤沢「え? バトロワなの?」

時は近未来、BR法という新法のもと、年に一度、全国の中学校の中から一クラスが選ばれ、コンピュータ管理された脱出不可能な合宿所とその山中で、制限時間の三日の間に最後のひとりになるまで殺し合いをする。
今回選ばれたのは夜見山北中学三年三組だった。

杉浦「ここでも私たちなのね」

元担任の三神の指導の下(この時点で当時担任の久保寺は殺されている)、

久保寺「」

武器と食料を持たされゲームを開始する。
最初に発狂するも死ぬ赤沢。男を騙して武器を奪い殺していく小椋。

赤沢「」

小椋「」

自ら愛ゆえに死を選ぶ金木と松井。転校生として中途参加ながら、圧倒的戦力を誇る榊原。

金木・松井「///」

榊原「へえ、ここでも僕は転校生なのか」

最後に残ったのは、風見と桜木、そして勅使河原。だが、勅使河原も榊原に受けた傷が元で命を落としてしまう。

勅使河原「」

風見と桜木は政府に追われる身となりながらも、夜見山を脱出して自由を掴むんだ!
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 13:32:52.79 ID:OIH0N7j1o
風見「どうかな?」

江藤「うわ、満面の笑みじゃない!!」

赤沢「なんでこう猟奇的なものに走るのかした」

高木「劇中でも死ぬなんてフェアの欠片もないね」

桜木「///」

藤巻「……はあ、分かってない」

風見「?」

藤巻「そもそも文化祭の劇で群像劇をやろうなんて事が間違ってるんだよ!!」

藤巻「限られた時間で全員均等に出番出してたら時間が足りなくなるのは目に見えるだろ!?」

風見「」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 13:36:09.56 ID:OIH0N7j1o
榊原「へえ、じゃあ主軸になる主人公を決めて、脇を固めていったほうがいいのかな」

榊原「赤沢さんや小椋さん、綾野さんの企画は確かに主軸が決まってたし、群像劇はないのかもね」

風見「」

赤沢「///」

小椋「///」

綾野「///」

榊原「じゃあ藤巻さんはどういうの考えてるの?」

藤巻「え、あたし!?」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 13:45:25.97 ID:OIH0N7j1o
○恋空
主人公・藤巻奈緒美はあることをきっかけにコーイチと出会い、やがて付き合うことになる。お互い最初は本気ではなかったが次第に本気で付き合うことになっていった。
やがて愛しあう二人で、奈緒美に子供が出来て、それをコーイチも喜ぶがすぐに流産してしまう。そして毎年その子供の命日に一緒に行くと約束したが数ヵ月後コーイチから突然別れを告げられる。
しばらくしてコーイチと奈緒美は別々の人と付き合うようになり会う事もほとんどなくなっていった、しかし奈緒美は高校に入ってもコーイチの事が忘れられず子供の命日に会えるという希望をもってお墓にお参りに行く。
しかし、そこにいたのはコーイチの友達・テッシーで、ここで初めてコーイチが不死の病だという事実を伝えられる。
突然の別れもコーイチが病気になってしまったことが原因だったと知った奈緒美はコーイチのいる病院にいくことにして今の彼とは別れる決心をする。
また、コーイチと付き合うことになった奈緒美は幸せな日々を送っていたがある日、お見舞いに行く途中コーイチの叔母から電話がありコーイチが死んでしまったことが告げられる。
コーイチがいなくなったことが信じられなかった奈緒美だが、コーイチの残した日記を読んで病気に苦しみながらもいつも奈緒美のことを思ってくれていたことを知って生きていく勇気をもらったのだった。
おわり

赤沢「スイーツじゃない!!」

杉浦「これは間違いなくスイーツね」

綾野「うえ、私これけっこういいと思ったんだけど!?」

佐藤「……ビッチが純愛らしく言ってんじゃねえよ……」ボソッ

辻井「!?」

佐藤「ふええ……」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 13:47:36.86 ID:OIH0N7j1o
辻井「スイーツ!」

川掘「スイーツ!」

前島「スイーツ!」

中尾「スイーツ!」

望月「スイーツ!(笑)」

辻井「」

川掘「」

前島「」

中尾「」

望月「だからなんでそこで素に戻るんだよぅ……」

藤巻「いいじゃない、スイーツ系でも」

藤巻「好きなら何が好きか、自分の物差しで語れよ!!」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 13:51:15.66 ID:OIH0N7j1o
榊原「僕はなかなかいいと思うけどなあ」

藤巻「! でしょ!!」

赤沢「!」

佐藤「!」

柿沼(奈緒美とコーイチが男同士なら……ゴクッ)

榊原「ただちょっと欲を言えばホラーっぽさが欲しかったなあ」

藤巻「」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 14:03:58.74 ID:OIH0N7j1o
杉浦「とにかくこれもボツね。流産とか文句がつきそうじゃない」

藤巻「ブーブー」

赤沢「なら、多佳子はどういうの考えてるの」

杉浦「え、私?」

川掘「そうだなあ、どんな事考えてるのか聞いてみたいしなあ」

見崎「……」コク

杉浦「……」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/04(水) 14:08:45.50 ID:OIH0N7j1o
○時計仕掛けのオレンジ
夜見山の都市。秩序は乱れ、治安状態は悪化し、性道徳は退廃の極にあった。そして町には夜な夜な少女ギャングの群れが横行していた。これは、そんな少女のひとり、〈強姦と超暴力とベートーベン〉だけに生きがいを求める杉浦多佳子の物語である。

榊原「」

見崎「」

赤沢「」

高枝「らしくないといえばらしくないけど」

望月「似合ってると言えば似合ってるよね」

杉浦「……」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 14:17:10.41 ID:OIH0N7j1o
小椋「ちなみに主人公はどんな事をするの?」

杉浦「え? 例えば酔いつぶれているホームレスの中尾をバットやパールのようなもので殴打したり」

中尾「」

杉浦「ライバルの一味と乱闘して敵の親玉の風見を斬りつけたり」

風見「」

杉浦「恋人の見崎さんの目の前で榊原を凌辱したりして大好きなベートーベンを聞いて一日が終わるのよ」

榊原「」

見崎「」

小椋「そ、そう」

小椋「」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 14:21:05.17 ID:OIH0N7j1o
杉浦「ちなみに団員は泉美に由美、あと彩ね」

赤沢「」

小椋「」

綾野「」

桜木「この企画は却下します」

杉浦「!!?」

桜木「……」ゴゴゴゴ

風見「怒ってる。僕のゆかりが怒ってる……」

桜木「では次は水野くんお願いします」

水野「え、俺」

杉浦「」ゴゴゴゴ

水野(この空気をなんとかしなきゃいけなってことなのか……なら、ここはボケるしか……)
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 14:34:20.18 ID:OIH0N7j1o
○ロウきゅーぶ!
夜見山高校に入学した水野猛は男子バスケ部に入部するが、部長のロリコン疑惑がきっかけで部活動停止の憂き目に遭ってしまう。行き場をなくし、日々所在なく過ごしていた水野だったが、病院で看護婦をしている姉・早苗の強引な誘いから、早苗の患者でもある夜見山学園女子バスケ部の部員、多々良、小椋、杉浦、見崎、江藤の五人を相手に、臨時コーチを1週間だけの約束で引き受けることになった。
当初は女子小学生たちが相手の慣れぬ環境に戸惑う水野だったが、やがて女子バスケ部が体育館の使用権を巡って同校の男子バスケ部・米村らとの間にトラブルを抱えており、部の存続を賭けた試合を控えていることを知る。多々良をはじめ女子バスケ部員の過去の事情と、彼女らのバスケに対する想いや情熱に真正面から向き合ったことで、水野自身もバスケに対する情熱を取り戻し、それぞれの想いを守るために積極的に活動を進めていく。
男子バスケ部との対決を経た後、水野は女子バスケ部の正式なコーチに就任し、より彼女たちとの交流を深めていくことになる。一方、高校生が小学生に恋愛感情を抱くことはロリコンのそしりを免れない禁忌であるという前提の中、水野は「小学生は最高だぜ」と高らかに叫ぶのであった。


水野「なーんちゃっt」

クラス全員「」

水野「……て」

中島(やっぱり顔がよくても人格がそれについてくるとは限らないのよね)

和久井(人間としてどうかと思うな)

勅使河原(何が”小学生は最高”だよ。どうかしてるぜ)

金木()

中尾(まさか水野が同志だったなんて……。お前の事誤解していたぜ!!)

杉浦(配役に見崎さんや江藤さん、望月くんを持ってきたところが真性っぽいわね)

見崎(早くお昼にならないかなぁ)

榊原(水野くん。あんな綺麗なお姉さんがいながら小学生に走るなんて、どうかしてるよ……)
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 14:37:40.09 ID:OIH0N7j1o
水野「いやいやいや、冗談だぜ冗談!」

赤沢「」

江藤「」

藤巻「ペッ」

久保寺「水野くん、あとで職員室まで来てください。今後の事を決める話をしましょう」

水野「……え」

桜木「米村くん。何かない?」

米村「ロリコンは死んだほうがいいと思います」

風見「いや、そうじゃなくて、文化祭の意見の方」

米村「あ、悪い! そっちだったか」

水野「」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 18:30:49.04 ID:OIH0N7j1o
○米村一族の陰謀
元和九年五月十一日、徳川二代将軍恒一が江戸城大奥にて病死した。将軍恒一の死は、発病後わずか二時間というもじどおりの急死であり、結局大奥御典医は、気胸による窒息死として発表する。

王子「また人が死ぬのか」

榊原「気胸では死にたくないなあ」

そこから次期将軍の座をめぐり、幕府内部、米村一族、浪人、朝廷など様々な人間の策謀が交錯する時代劇である。

赤沢「時代劇はまだ候補に入ってはかったけど……」

望月「跡目争いの物語か、悪くはないと思うけど」

中尾「でもなあ」

勅使河原「米村が主人公って何か地味だよな」

米村「」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 18:35:06.72 ID:OIH0N7j1o
米村「で、でもストーリーとしてはアクションもあるs」

杉浦「でも舞台装置にしても時代劇は結構細部を細かくしなきゃチープに見えるわよね」

小椋「演劇部から言わせてもらえば、時代設計で言葉遣いや時代考証とか凄く大変だと思うし」

榊原「あ、今の小椋さん何か演劇部っぽい!」

小椋「///」

猿田「ぞななあ。内容自体もちょっと難解という感じが否めないぞな」

前島「これといって、何と言うか」

松井「微妙……」

金木「かな?」

米村「」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 18:41:31.24 ID:OIH0N7j1o
有田「すいません遅刻しましたー!!」

榊原「あれ、有田さん。どうしたの?」

赤沢「今日は休みだと思ってたら」

有田「ゴメンゴメンやることがあって」

有田(恒一くんのベッドの下でオナってたら遅れたなんていえないよぅ///)

風見「じゃあ、有田さん。今文化祭でやる劇を決めてるんだけど、何かない?」

有田「!?」

桜木「ちょっと風見くん、有田さんは今来たばかりで……」

風見「いいじゃないか桜木さん。これまでの話し合いを聞いていいんだから、多分固定概念に囚われない発想ができると思うんだ」ボソッ

有田「っと、じゃあ」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 18:52:35.37 ID:OIH0N7j1o
○屋根裏の散歩者

下宿、夜見山荘に住む主人公の有田はある日、屋根裏が外れることを知るの。ふとしたきっかけで彼は他人の生活を覗き見る生活が趣味になっていく。
他の下宿人は、華麗なるオナニスト・榊原、その榊原に色目を使う見崎、女中の桜木にいたずらをする風見、元医者で喘息のうるさい和久井。
彼女は他人の生活を見る環境では満足できなくなっていき、兼ねてから邪魔だった榊原に色目を使う見崎と桜木、そして喘息がうるさい和久井、ついでに風見を[ピーーー]事を計画して……。

赤沢「ちょっと! どういうトリックをしかけるのよ! あのトリックで死ぬのは一人だけでしょ!!」

桜木「わたし風見くん一筋です! そんな淫らな女じゃありません!!」

風見「ついでに殺されるってどういう事だよ……」

榊原「僕だけ殺されないって事は、僕に罪をなすりつけるためなのかな」

和久井「喘息は生理現象なんだけどなあ」

結局、警察やシャーロック・中尾・光秀が捜査しても事件は迷宮入り、集団自殺と結論付けられ、恒一くんと私は永遠のオナニストとして生きていくの。

有田「どうよ!」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 18:55:29.09 ID:OIH0N7j1o
江藤(屋根裏の散歩者って普段のあんたじゃない)

佐藤「ふえええ、これはないと思う」

赤沢「ただ邪魔者消してウハウハなだけじゃない!」

水野「さすがにこれはどうかと思うけどな」

米村「黙れロリコン」

水野「」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 18:57:45.86 ID:OIH0N7j1o
多々良「これもナシかあ」

藤巻「なかなか決定打に欠けるものばかりね」

藤巻(あたしの以外)

勅使河原「なあ、高……高木は何かいい案ないか?」

高木木「高木木だよ」

高木「そうだね、僕だったら」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 19:05:10.36 ID:OIH0N7j1o
○私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!

勅使河原「マンガか」

望月「マンガだね」

榊原「今までにない新パターンだね」

柿沼小百合は喪女である。
女子高生になれば何もしなくてもスペックだけでモテモテ。そんなふうに考えていた時期が小百合にもありました。しかし、入学して二ヶ月経っても彼氏ができるどころかクラスメイトともろくに会話もできず、焦り出した小百合は行動を開始。しかし、人見知りで他人とのコミュニケーションが苦手な彼女にとって、まず家族以外の人間とまともに会話することから始めなければならなかったのだ。

榊原(何か、見崎を彷彿とさせるなー……)チラッ

見崎「」ギロ

榊原「……」

そして彼女は隣の家の幼馴染・高翌林とリハビリを始めることにした。やがて二人の間に芽生えていく恋という感情。青春で、青々しくて、純粋で、ちょっぴり痛いハートフルラブストーリー!!

高森「どうかな! 柿沼さん!」チラッ

柿沼「」

柿沼
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 19:06:56.21 ID:OIH0N7j1o
勅使河原「うわああ、柿沼が白く燃え尽き現象になってる」

柿沼

風見「か、柿沼さん!?」

柿沼「」ハッ

高翌林「フェアだったかな……、僕の熱いハート!」

柿沼「」

柿沼(気持ち悪っ!!)
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 19:10:55.17 ID:OIH0N7j1o
柿沼(男×女なんて現実だけだろ普通)イライラ

柿沼(こんなフィクションにまでノーマルをブチ込んでんじゃねえよ!)イライラ

柿沼(常識で考えろよ、常識で)イライラ

風見「じゃ、じゃあ柿沼さんは何か意見とか……」

柿沼「ハイ!!! あります!!!!」

風見「」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 19:22:32.02 ID:OIH0N7j1o
○同窓会

中心となるのは、夜見山・北中時代の同級生同士であるヒロイン赤沢泉美と、同性愛者であることを隠している榊原恒一の夫婦である。恒一が定期入れの中に大切にしまっている男性の写真を意味深に見つめるところから、物語は始まる。
恒一は、同性愛者であることを自分自身で認められず、そのセクシャリティと中学時代から想いを寄せていた親友であり、赤沢の前の交際相手である勅使河原直哉への気持ちを隠したまま、泉美に結婚を申し込む。しかしその前に自分の恋心を断ち切るためと、同性愛の世界を覗いてみたいという気の迷いから、新宿二丁目で声をかけてきたバイセクシャルの少年・王子誠と関係を持ってしまう。恒一自身は面識がなかったため知らなかったが、実は、誠は泉美や恒一たちの中学の後輩・江藤悠の弟だった。一方、結婚後間もなく恒一が同性愛者であることに気付き自暴自棄になった泉美は、深夜の新宿二丁目を彷徨い、売春目的の誠に声を掛けられてビルの建設現場で肉体関係を持つ。

榊原「」

赤沢「」

勅使河原「」

王子「」

江藤「」

高校時代から長年交際していた泉美と直哉、夫婦となった泉美と恒一、泉美と恒一の夫婦二人と関係を持った誠、究極の友情の証として一線を越えてしまう恒一と直哉、直哉と交際するも彼が同性と関係を持ったことが許せない悠。泉美は恒一から女として愛されないことに苦悩し、誠に嫉妬しながらも、これまで一人傷つき悩んできた恒一を懸命に受け入れようとし、男と女の愛情と憎しみが複雑に絡み合い……、

赤沢「却下! 却下!! 却下!!!」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 19:52:53.68 ID:OIH0N7j1o
赤沢「重いわよ!!」

柿沼「!?」

杉浦「ちょっと中学の文化祭でやる内容ではないわね」

王子「」

勅使河原「」

榊原「」

江藤「さりげなく私の役も悲惨ね」

中尾(よかった。俺出てなくて)

柿沼「何よ! 恒一×直哉、恒一×誠、そして泉美や悠という障害をどう乗り切っていくかがポイントでしょ!」

桜木(あ、女子は障害になんだ……)
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:18:16.08 ID:OIH0N7j1o
赤沢「だいたい何で私が勅使河原と長年付き合ってるのよ!」

杉浦「まあでも演技だし」

赤沢「演技でもよくない!」

王子「」

猿田「王子ェ……」

柿沼(でもやっぱり現実では猿田×王子もアリよね)

高未「でも僕はそんな柿沼さんが大好きだよ!!」

柿沼「」

柿沼「」オエッ

高未「!?」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:24:38.30 ID:OIH0N7j1o
風見「じゃ、じゃあ次……」

桜木(こんな空気の中発言するなんて私には耐えられないなあ……)

風見「つ、次を……」

和久井「」サッ

金木「」サッ

中島「」サッ

渡辺「」サッ

風見(だ、誰も視線を合わせてくれないぞ……!)

風見「……」

風見「じゃあ前島! 頼むぞ」

前島「え、あ、普通ここは中尾とかじゃないのか……」

前島「」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:35:26.48 ID:OIH0N7j1o
○嵐が丘

18XX年、一人の男が、家を借りた挨拶のため、大家の住む「嵐が丘」を訪れ、そこで主人・米村、義理の娘・有田やその従兄の辻井などの奇妙な住人に会う。そして古女中・藤巻から、米村と館にまつわる数奇な物語を聞かされる。
ある日、嵐が丘の旧主人和久井が身寄りのない男児を哀れに思い、家に連れて帰り、米村と名づけた。米村はその家の娘である渡辺と仲良くなるが、その他王子家と和久井家からは虐待される。やがて成長し、渡辺が王子家の誠と婚約すると、米村は突如家を出る。やがて米村が裕福になって戻ってくると、渡辺は錯乱して死亡、さらにその兄・水野を追い出す。米村の復讐はまだ終わらず、その矛先は誠とその娘有田や、誠の息子・川掘にも向いt

勅使河原「わけわかんねーよ!!」

佐藤「ふええ、複雑だよう」

見崎「わかりづらい」

前島「えええ、そうか?」

望月「THE・モブって感じだね」

前島「……」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:38:42.82 ID:OIH0N7j1o
前島「で、でも嵐が丘は傑作で……」

赤沢「キャストの華がないわね」

有田「ちょ、それどーいう意味?」

杉浦「王子くんや水野くんは華があるけど全体的に地味よね」

辻井「」

有田「」

藤巻「」

和久井「」

米村「」

渡辺「」

川掘「まあ、否めねえわな」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:41:00.06 ID:OIH0N7j1o
中尾「なんかパッとしないとうか、まかせたー感がないというか」

望月「じゃあやっぱりTHE・モブって感じだ」

中尾「……」

風見「じゃあ、次!」

風見「……」

風見「多々良さん! 君に決めた!」

多々良「え、ここで私!?」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:54:21.68 ID:OIH0N7j1o
○夜見山北中学校、馬術部 ~盲目の馬と少女の実話~

夜見山北中学校の馬術部にディープインパクト(通称・”英雄”)がやってきてから始まる。
彼女のパートナーは馬術部・多々良恵だったが、左目を患っただけでなく、飛越競技で華々しい活躍……生涯成績・14戦12勝(中央競馬13戦12勝)(フランス1戦0勝)、獲得賞金・14億5455万1000円のプライドのせいなのか、英雄はなかかなか意思の疎通を図ることができない。それでも根気よく頑張る恵だが、次第に英雄に対する不満を口にするようになり、不仲になってしまう。

榊原「やっぱりディープインパクトって凄かったんだね」

見崎「……」

ある日、恵は英雄の様子から左目の症状が一段と悪化したことを知る。自分の意思ばかりを通そうとして、病気と闘っている英雄の気持ちを慮ってやれなかった自分の浅はかさを悟った恵は、「私がディープインパクトの目になる」と、その日を境に献身的に英雄の世話をするようになる。そんな彼女の気持ちに応えるように英雄も恵に対して心を徐々に開いていき、ついには競走馬として復活するのd

小椋「ちょっと待て!!」

多々良「? ここから皐月賞、天皇賞と通して再びフランスに挑戦を……」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 20:57:34.99 ID:OIH0N7j1o
猿田「ホントに競走馬として復帰するぞなか……?」

多々良「あの感動をもう一度」

綾野「う、馬はどうするんだい? 誰か演じるのかい?」

多々良「いや、だから本物の”英雄”をつれてk」

三神「文化祭に本物の馬なんて無理に決まってるでしょ!」

多々良「な、なら……シャドーロールの怪物でもいいですから……!」

赤沢「却下ね」

多々良「そんな〜……」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 21:02:34.71 ID:OIH0N7j1o
多々良「グスグス」

榊原「ま、まあ多々良さん、元気だして……」

多々良「/// うん」

多々良(ああ、私が競馬の次に好きな恒一くん! ホントに優しい! 濡れる!)

赤沢「ダメダメ恒一くん! 甘やかしちゃつけあがるんだから」

小椋「そうだそうだ!」

榊原「ハハ、困ったなあ」

多々良「……」

桜木「じゃあ、次は松井さん。お願いします」

松井「は、はい」

金木「亜紀! ガンバ!」

松井「///」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 21:22:29.51 ID:OIH0N7j1o
○マリア様がみてる

「s?ur (スール)」。フランス語で「姉妹」の意。ここ夜見山女学園、カトリックを重んじる日本屈指のお嬢様学校である。
この学園は、生徒自身の自立性を重んじ、上級生が下級生に指導してゆく校風が自然と受け継がれている。その上級生と下級生の関係を「s?ur-スール」といい、お姉さまからロザリオを受け取ると姉妹関係の契りが成立する。お姉様がいるということは、下級生にとってステイタス。そして、一般の学校でいう「生徒会」となる組織を「夜見山百合会」といい、ロサ・キネンシス(紅薔薇さま)、ロサ・ギガンティア(白薔薇さま)、ロサ・フェティダ(黄薔薇さま)という3名とその妹たちで執りしきっている。もちろん、選りすぐりのお姉さまと妹の集まりなのである。
そんな学園で、平凡に学生生活を送る主人公、松井亜紀がひょんなコトをきっかけに紅薔薇のつぼみ(ロサ・キネンシス・アン・ブゥトン)のお姉さま金木杏子さまと出会い、妹になる申し出を受けることになった。もちろん、スターである杏子さまは、亜紀の憧れのお姉さま!でも、なんで妹に選ばれたのか分からない…。
薔薇さまたち主催の学園祭での舞台「シンデレラ」を巡って、お姉さま・妹たちのドキドキ・ドタバタな数日間が始まる。
終わり。

望月「」

綾野「」

赤沢「なんとうか」

高森「独特の世界だよね」

榊原「僕はいいと思うけど。ただホラー要素が欲しいとは思うけど」

柿沼(これは性別を逆転させれば///)

松井「///」

金木「/// 亜紀だけズルイ、私だって///」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 21:36:46.73 ID:OIH0N7j1o
○感情教育

榊原「小説かな?」

女と女。胸に突き刺ささるような至高の愛。前世から契りあった恋人はあなたですか? 今度こそ永遠に契りあうために、あなたはそこで待っていてくれたのですか? 杏子と亜紀。傷つくことにすら不器用なふたりが出会ったとき、魂がふるえる、存在の根源をゆさぶる至高の恋が燃え上がる。杏子の生い立ち、亜紀の生い立ち、そしてふたりが出会ってから。
断ち切ろうとしても断ち切ろうとしてもどうしても断ち切ることのできない杏子への気持ちを、友情に変換できないかと亜紀はずいぶん悩んだことがある。セックスさえしなければ、自分たちの関係は親友と変わらない。親友ならば恋人と違って別れることはない。恋がいつか終わってしまうかもしれないことをおそれなくてもいいのだ。でも、そんなことは不可能だった。セックスなしで杏子とつき合うことなんてできなかった。今から杏子と親友としてやり直すこともできるわけがない。自分たちは恋人以外の何者でもなかった。心と体で離れがたく結びついていた。それこそが愛だ。愛とは相手の血を吸って生きることだ。魂は肉体の中にあるのだ。(作中より)

松井「杏子!///」

金木「亜紀!///」

松井「大丈夫、二人の気持ちはいつも一緒だよ!」

金木「うん、うん。私達はずっと同じ気持ちでいようね!!」

榊原「感動した!」パチパチ

和久井「おめでとう!」パチパチ

水野「お似合いだぜ!!」パチパチ

渡辺「ブラボー!」パチパチ

中島「ひゅーひゅー」パチパチ

見崎「///」パチパチ

中尾「俺もあんな恋がしてみたいぜー!!」パチパチ

望月「それはない」パチパチ

杉浦「それはない」パチパチ

藤巻「それはないな」パチパチ

猿田「ぞな」パチパチ

中尾「(´・ω・`)」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 21:40:21.81 ID:OIH0N7j1o
風見「まあ劇としてみるならナシだけど」パチパチ

松井「えっ」

金木「えっ」

前島「いい話だな〜」パチパチ

桜木「じゃあ、次は川堀くん」パチパチ

川掘「うっしゃ、来たぜ!!」パチパ・・・
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 21:47:50.80 ID:OIH0N7j1o
○ランボー

ジョン・川掘・ランボーが戦友を尋ねて、彼の家にやってくる。しかし戦友は戦争の後遺症で既に死んでおり、川掘は仕方なく近くのグンマーと言う田舎町に立ち寄る。ところが、この町の警察署長は川掘を浮浪者と勘違いして、追い出そうとする。あまりに理不尽な扱いに川掘は頭にきて、町を立ち去ろうとしない。そのため、署長に逮捕される川掘。警察署に連れてこられた川掘は、警官たちの虐待にあう。遂に我慢の限界に達した川掘は警官たちを殴り、町へ飛び出してしまう。そして川掘のたった一人の逆襲が始まった。

川掘「そしてこっから息もつかせぬアクションだぜ!」

米村「でも、結局川掘が町から立ち去れば警官達もムダに死ぬことはなかったのにね」

赤沢「いつも怒ってばかりで周囲を掻き回すわよね」

小椋「なんつーかかなり危ないヤツだよな」

榊原「僕は別にホラー要素さえあれば……」

杉浦「短気を直せばいいのに」

川掘「お前ら、ランボーにそれいっちゃお終いだろーが……」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 21:52:38.79 ID:OIH0N7j1o
川掘「短気を直せとか、杉浦だって相当なもんだろ!」

杉浦「ああん!? テメエがランボーやったってシャンデリアか柱に潰されるのがオチだろーが!!」

川掘「グウの音もでねえぜ」

風見「じゃ、じゃあ望月、テンポよくいこうか」

望月「え、僕」

望月「……」

望月「まったく」

望月「しょうがないな」

望月「みんな……」

望月「演劇というものを分かっていないよ」プッ

赤沢「」イラッ

綾野「」イラッ

小椋「」ブチィ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/04(水) 22:03:18.20 ID:OIH0N7j1o
○キサラギ

あるビルの一室に、五人の女達がいた。ハワイコナエクストラファンシーこと赤沢、傘女こと桜木、フィギュアこと見崎、馬子こと多々良、落盤娘こと綾野。五人は、一年前に自殺した男性アイドル、望月優矢のファンサイトの常連であり、一周忌を機に、ハワイコナエクストラファンシーの呼びかけで、顔を合わせることにしたのだ。アイドルオタクの五人は、無名の望月優矢に、早くから目をかけていた。だが、望月優矢は、一年前にマネージャーの留守番電話に遺言めいた言葉を残し、自宅マンションに火をつけて焼身自殺を図ったのである。初めのうちは、なごやかに望月優矢の思い出話に花を咲かせる五人。しかし、話せば話すほど、望月優矢が自殺した理由など思い当たらない。誰もが、望月優矢は、決して自殺のよううな真似をする子ではない、と思っているのだ。遂に誰かが、望月優矢が誰かに殺されたのではないか、と口火を切る。それをきっかけに女達は、真相を知るべく推理を重ねていく。次々と、望月優矢に関する事実が明かされ、その死の謎に迫り始めると、物語は急速にミステリーの様相を呈する。そして、最後に五人は、ある一つの真実に辿り着くのだ。

望月「まずこの作品は常に同じ場所であり、ゆえに会話劇が主軸となる=舞台装置をいちいちかえなくてもいいんだ」

望月「そして望月優矢の死の秘密がストーリーを引っ張っていき、展開が二転三転と転がっていく」

望月「どうだいこれは!? ファンの子が望月優矢を慕い、涙を流すんだ!!」

望月「すばらしいだろ!!」

赤沢「ウザイ」

桜木「ごめんなさい」

見崎「私は人形じゃない」

多々良「……キモッ」

綾野「これはないな」

望月「そ、そんな……」

桜木「はい次ー。中尾くんいってみようか」

中尾「はい!!」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 00:28:21.70 ID:yW1477tso
中尾「そもそもお前らはミステリーを分かっていない」

前島「ずいぶん自信満々だね」

王子「何を考えてるだろうね」

有田「気持ち悪い」

藤巻「[ピーーー]」

中尾「世界的なミステリーの王道、日本では江戸川乱歩や松本清張だが、世界的なのはシャーロック・ホームズを生み出したアーサー・コナン・ドイルや「ミステリの女王」と呼ばれたアガサ・クリスティが主流だ」

榊原「僕はホラーだけどスティーヴン・キング(原文)が好きだなあ」

見崎「私はエドガー・アラン・ポーが好きだけど、そういうのって主観よね」

有田「気持ち悪い」

藤巻「[ピーーー]」

中尾「……」

中尾「俺が推すのはそのアガサの名作さ!」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 00:37:38.25 ID:yW1477tso
○オリエント急行殺人事件

佐藤「ふええ、私それ知ってる。全員が共犯なんだよね。でもポアロは見過ごして外部の強盗ということにしたやつ」

中尾「なんでオチ言っちゃうんだよおおおおおお!!!」

佐藤「ふええ」ウルル

赤沢「ちょっと! 佐藤さん泣いてるじゃない! 謝んなさいよ!!」

小椋「謝れ中尾!!」

中尾「え、いや、だって今の俺悪くないんじゃ……」

猿田「今ならまだ間にあうぞな!」

渡辺「謝罪しろー!」

高○「一方的に怒鳴りつけるのはフェアじゃないよね」

中尾「いや、ミステリーでトリックいうにはやっぱりルール違反……」

水野「土・下・座!!」

米村「土・下・座!!」

中尾「いや……おかしいって!」

綾野「土・下・座!!」

久保寺「土・下・座!!」

有田「土下座だよ土下座ー!!」

中尾「待てお前ら……」

松井「土下座しろよコラー!!」

金木「聞いてんかー! 中尾ー!」

藤巻「土下座ァー!!」

榊原「中尾くん、ここは土下座したほうがいいと思うんだ」

中尾「……」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 00:42:59.10 ID:yW1477tso
中尾「皆さん、この中尾が不祥事を起こしt」

佐藤「みんなやめて!」ウルウル

中尾「! 佐藤……!」

佐藤「私は大丈夫だよ! そんなに中尾くんを攻めないであげて」ウルウル

風見「佐藤さん……」

中尾「……」

中尾「佐藤! 済まなかった!」ドゲザ

佐藤「ふええ!」

三神「中尾くん、Nice土下座!」

川掘「よかったぞ中尾ー!」

赤沢「くたばれー!!」

辻井「いい姿勢だったぞー!」

佐藤「ふええ、榊原くん見ててくれた?」

榊原「うん、佐藤さんって優しいんだね」ナデナデ

佐藤「///」ナデナデ

佐藤(……計算通り……チョロいな)ナデナデ

桜木「じゃあ、中尾くん、続けて」

中尾「はい!」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/04/05(木) 00:44:49.90 ID:su4IPO7ro
やっぱり佐藤さんは腹黒いのか
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 00:49:01.18 ID:yW1477tso
一九三〇年、ニューヨーク、ロングアイランドに住む大富豪アームストロング家の三歳になる一人娘が誘拐された。二十万ドルという巨額の身代金が犯人に支払われたにもかかわらず、幼児は死体となって発見された。悲報のショックで夫人も亡くなり、アームストロング自身も度重なる不幸にピストル自殺を遂げてしまう。事件後六ヵ月目に犯人が逮捕されたが、莫大な金力とある種の秘密勢力を利用して証拠不十分で釈放されるという結果に終わった。それから五年後。トルコのイスタンブールから、アジアとヨーロッパを結ぶ豪華な大陸横断国際列車オリエント急行が、さまざまな乗客を乗せてパリ経由カレーに向けて発車しようとしていた。ベルギー人の有名な探偵エルキュール・ポワロ(中尾順太)も乗客の一人で、ロンドンへの帰途につくところだった。真冬だというのに珍しくオリエント急行の一等寝台車は満員で、偶然出会った古い友人で鉄道会社の重役であるビアンキ(杉浦多佳子)の取りはからいで、ポワロはようやくコンパートメントで落ちつくことが出来た。やがて列車は、動き出し、三日間の旅が始まった。二日目の深夜、列車は突然スピードをおとした。前夜から降り続いていた雪で線路が埋まり、立往生してしまったのだ。ポワロは周囲の静寂で眼をさました。

ポアロ中尾「あれ、ここで呻き声が聞こえてくるはずなんだけど」

ビアンキ杉浦「聞きなさい、中尾。億万長者のラチェット(榊原恒一)は殺されないわ」

ポアロ中尾「な、じゃあミステリーにならないじゃねえか!」

ラチェット榊原「心配しなくて大丈夫さ。舞台はもう整っているから」

ポアロ中尾「!?」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 01:07:58.59 ID:yW1477tso
ポアロの寝室には驚くことにビアンキやラチェットをはじめ、ラチェットの執事・ベドウズ(猿田昇)、ラチェットの秘書・ヘクター(風見智彦)、車掌のピエール(和久井大輔)、ハバード夫人(有田松子)、英語教師のグレタ・オルソン(綾野彩)、ハンガリーの外交官アンドレニ伯爵(水野猛)とその夫人(江藤悠)、ドラゴミロフ公爵夫人(柿沼小百合)とその召使ヒルデガード・シュミット(小椋由美)、英国軍人アーバスノット大佐(勅使河原直哉)、メアリー・デベナム(桜木ゆかり)、車のセールスマンのフォスカレリ(辻井雪人)、私立探偵を名乗るハードマン(久保寺先生)がいたのであった。(ナレーション:赤沢泉美)

ベドウズ猿田「……」

ヘクター風見「……」

ピエール和久井「……」

ハバード有田「……」

グレタ綾野「……」

伯爵水野「……」

伯爵夫人江藤「……」

公爵夫人柿沼「……」

ヒルデガード小椋「……」

アーバスノット勅使河原「……」

メアリー桜木「……」

フォスカレリ辻井「……」

ハードマン久保寺「……」

ラチェット榊原「……」

ビアンキ杉浦「・・・・・・」

ポアロ中尾「」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/05(木) 01:11:32.86 ID:aaRg+o9SO
途中にすまんがメール欄にsagaって打てば伏せ字とか高翌林が大丈夫になりますよ
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/04/05(木) 01:12:32.65 ID:aaRg+o9SO
高林 ごめんなさい…
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 01:28:02.88 ID:yW1477tso
ベドウズ猿田「てい!」グザッ

ポアロ中尾「うわ、痛っ!」

ヘクター風見「やあ!」ザッ

ピエール和久井「とう!」ザク

ポアロ中尾「やめ、洒落になってねえって!」

ハバード有田「はっ!」ザクッ

ポアロ中尾「ぐっ!」

グレタ綾野「まあそんなもんでしょ」サクッ

伯爵水野「妹の敵!」ザク

伯爵夫人江藤「主人の妹の敵!」ザク

公爵夫人柿沼「名付け親として!」ザク

ヒルデガード小椋「アームストロング家の召使として!」ザク

アーバスノット勅使河原「アームソストロング大佐の同僚として!」サク

ポアロ中尾「……」

メアリー桜木「夫人の秘書だったから!」サクッ

フォスカレリ辻井「もう死んでるけど!」ザクザク

ハードマン久保寺「今は先生ではありません!」ザク

ポアロ中尾「」

ラチェット榊原「本当は僕が殺される役なんだけど、ゴメンネ」ザク

ビアンキ杉浦「無様ね」ザクッ

ポアロ中尾「」

その後、真相は闇の中。オリエント急行は乗客を乗せ静かに発車するのでした……。(ナレーション:赤沢泉美)

望月「いい話だな〜」ホロリ

中尾「こんなの絶対おかしいって!!」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 01:31:41.91 ID:yW1477tso
赤沢「いい話じゃない」

金木「復讐が果たされて、それが見過ごされるなんてね」

中尾「何で探偵がやられてんだよ!」

藤巻「だから探偵が犯人だったんでしょ? そのくらい察しなさい」

桜木「ミステリーでも狂言回しが犯人なんて多々ありますしね」

見崎「だれもポアロが犯人だったなんて思わないでしょうね」

中尾「……」

風見「じゃあ次は渡辺さん行く?」

渡辺「あ、はーい」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 01:44:24.48 ID:yW1477tso
○イケメンって何だ!

榊原「ドキュメンタリー?」

赤沢「文化祭の劇でできるのかしらね」

この映画のテーマ、「イケメン」の定義である。さらにイケメンにかかわる話は、女弁士(桜木ゆかり)と男弁士(風見智彦)によって案内される。近年安易に使われるイケメンという言葉、今回は弁士によって五人のイケメン、榊原恒一、王子誠、勅使河原直哉、水野猛、望月優矢とディスカッションを含めつつ、イケメンの言葉の知られざる歴史を再現しながらメタ的な劇を進める。

榊原「///」

王子「///」

勅使河原「///」

水野「///」

望月「///」

赤沢「テーマ的にはかなり面白くなりそうだけど」

杉浦「……このテーマでやるとかなりクレームがきそうね……男子から」

小椋「劇としてもどう進むかわからないし、演出もどうやっていいかわからないしね」

綾野「これもナシかな」

渡辺「」ガーン
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 01:52:13.85 ID:yW1477tso
見崎(個人的には凄く見たい)

渡辺「で、でも昨今なんでもイケメンとか美しすぎるとかつけとけばいいという、警鐘をですね!」

中島「でも文化祭の劇で訴えかけることじゃないよね」

佐藤「ふええ、私はいいと思うけど」

中尾「何で五人衆に俺が入ってないんだよ!」

藤巻「あんた鏡見てこいよ」

中尾「……」

赤沢「まあ、こうやつが湧くってことで、ね」

渡辺「はーい……」

桜木(私の智くんも入ってもいいのになー……)

風見「じゃあ、次は……王子!」

猿田「あれ、まだ王子やってなかったぞなか?」

王子「そうだね、配役に入ることは多かったけど意見はまだ出してないね」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:01:41.36 ID:yW1477tso
○幸福の王子

ある街の柱の上に自我を持った幸福な王子の像が立っていた。両目には青いサファイア、腰の剣の装飾には真っ赤なルビーが輝き、体は金箔に包まれていて、心臓は鉛で作られていた。とても美しい王子は街の人々の自慢だった。
渡り猿であるが故にエジプトに旅に出ようとしていた猿田が寝床を探し、王子の像の足元で寝ようとすると突然上から大粒の涙が降ってくる。 王子はこの場所から見える不幸な人々に自分の宝石をあげてきて欲しいと猿田に頼む。 猿田は言われた通り王子の剣の装飾に使われていたルビーを病気の子供がいる貧しい母親に、両目のサファイアを飢えた若い劇作家と幼いマッチ売りの少女に持っていく。エジプトに渡る事を中止し、街に残る事を決意した猿田は街中を飛び回り、両目をなくし目の見えなくなった王子に色々な話を聞かせる。王子は猿田の話を聞き、まだたくさんの不幸な人々に自分の体の金箔を剥がし分け与えて欲しいと頼む。
やがて冬が訪れ、王子はみすぼらしい姿になり、南の国へ渡り損ねた猿田も次第に弱っていく。 死を悟った猿田は最後の力を振り絞って飛び上がり王子にキスをして彼の足元で力尽きる。その瞬間、王子の鉛の心臓は音を立て二つに割れてしまった。 みすぼらしい姿になった王子の像は心無い人々によって柱から取り外され、溶鉱炉で溶かされたが鉛の心臓だけは溶けず、猿田と一緒にゴミ溜めに捨てられた。
時を同じく天国では、下界の様子を見ていた神が天使に「この街で最も尊きものを二つ持ってきなさい」と命じ、天使はゴミ溜めに捨てられた王子の鉛の心臓と死んだ猿田を持ってくる。神は天使を褒め、そして王子と猿田は楽園で永遠に幸福になった。
おしまい

王子「どうかな?」

赤沢「」

小椋「」

和久井「」

中尾

見崎「」パチパチ

柿沼(キスとか……猿田×王子は公式だったのか……!)
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:04:39.24 ID:yW1477tso
赤沢(これは自分の名前をつかった壮大なギャグなのだろうか……)

小椋(ああ、王子と王子をかけたのか)

和久井(王子くん、中身も純粋なんだな……)

中尾「か、感動したー!!」

見崎「」コクコク

王子「ほ、本当かい? 良かった! 僕、昔から幸福の王子が大好きで、いつか劇でやれたらと思ってたんだ!」

柿沼(……中尾×王子の可能性も……)
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:08:52.09 ID:yW1477tso
赤沢(ギャグじゃない……だと)

榊原「でも何か意外だよ。王子くんはもっと芥川とか三島とか純文学を読んでそうなイメージだから」

王子「/// 昔から童話とか好きで、毎日のように読んでたんだ」

柿沼(ここでも榊原×王子が生きるのか?)

風見「でもいままで一番シンプルだしアレンジの仕方で全員出れるかもね」

柿沼(いや、風見×王子も)

高「文化祭としてもフェアでいいんじゃないかな」

柿沼(……高ばy……いや、これはないな)
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:12:01.14 ID:yW1477tso
勅使河原「おいおい、これで決定か!?」

佐藤「ふええ、私は榊原くんと夫婦がいいな」

桜木「じゃあ、これで決をとってm」

猿田「ちょっと待つぞな!!」

桜木「!? 何ですか、猿田くん」

猿田「幸福の王子が決まるのは別に文句ないぞな!」

猿田「でも」

猿田「猿田と王子のキスシーンは本当に必要あるぞなか!?」

柿沼「!!」

王子「!!」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:15:25.25 ID:yW1477tso
王子「そんな! 幸福の王子は、最後の猿田のキスがあるから心臓が溶けなかったんだ!」

柿沼「そうよ! ベロチューがなきゃBLは成立しないわ!!」

猿田「じゃあ、王子はわしとキスしたいぞなか!!」

王子「!!」

柿沼「!!」

王子「そ、それは……」

柿沼(肯定するのよ王子くん。”僕は君の唇が欲しいのさ”って)

王子「したくないよ」

柿沼「!」クラッ

王子「でも、幸福の王子のあのシーンは絶対なきゃいけないんだ……!」

猿田「王子ェ……」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:17:37.54 ID:yW1477tso
王子「確かに猿田の言う通りだ。僕はこの案を撤回するよ」

王子「幸福の王子は別の機会にする」

猿田「……すまんぞな、王子」

王子「いいんだ、君とキスをすることに抵抗を覚えた」

王子「……」

王子「僕の責任だ」ニコ

望月「いい話だな〜」

見崎(キャストを変えるという発想はないのね……)
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:19:58.77 ID:yW1477tso
勅使河原「でも、じゃあどうすんだ劇は!」

風見「まあ仕方ないよ」

桜木「また他の人に企画を聞くしかないですね」

桜木「じゃあ次……」

久保寺「はいっ!」

風見「先生!」

久保寺「私も立場が違えど、三組の一員です。意見を言う資格ぐらいはあるはずです」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:30:58.53 ID:yW1477tso
○恥辱の部屋

若く美貌な人妻、怜子は、タクシーの運転手をする夫、久保寺が、一年前の不慮の事故でインポテンツになってしまい、火照る躰をもてあましながら、満たされぬ日々を送っていた。一方、夫の久保寺は、毎夜、妻の恥態をビデオにおさめて、セックスの渇きをいやしていた。久保寺は、客が「女房が他の男に抱かれているのを見るのはスリルがある」と話すのを聞き、同僚の運転手、千曳、松永、そして就職した敦志を家に招いて、妻の恥態を撮ったビデオを見せた。翌日、久保寺の留守を狙って、千曳は怜子を強引に犯した。家から出て来る千曳の姿を、久保寺は、すべてを承知の上で楽しんでいるかのように笑みを浮かべながら見ていた。怜子は、一年間のセックスなき生活の反動から、千曳との関係に溺れていく。二人の関係は皆に知れ渡り、嫉妬した松永は、千曳には早苗という婚約者がいることを怜子に告げる。そこで、怜子は早苗との関係に亀裂を生じさせようと、千曳のマンションに居すわった。早苗と千曳は口論となり、怜子は満足したようにマンションを出ていく。今度は、怜子は松永と関係するようになった。怒った千曳は、久保寺から怜子と松永がラブホテルにいることを聞くとそこへ乗り込んだ。力づくで奪い合う二人を尻目に、怜子はホテルを出て行く。数日後、久保寺は怜子に「もうこんなことは終りにしよう」と言う。そして、怜子の気持ちが常に自分にあることを確かめると、久保寺は仕事に出て行った。町を流す久保寺は、東京駅まで、榊原という客を乗せた。その客は「最近の人妻は恐いよ」と浮気旅行に出かけることをほのめかして、喜んでいた。その頃、怜子が新幹線の車内で、その榊原を待っているとは、久保寺は夢にも知るよしがなかった。

三神「」

榊原「」

久保寺「……」

千曳「生徒の前でこんな企画を出すなんて尋常ではないね。ちょっと職員室まで来てもらおうか」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:34:04.97 ID:yW1477tso
小椋「連行されていったわね」

綾野「来るのすごい早かったけど、誰が千曳先生に連絡したの?」

榊原(たとえ、日活ロマンポルノといっても、NTRものは好きじゃないからね。僕)

勅使河原「なあ、でもなんで久保寺のやつ自分を千曳先生の役んところにしなかったんだろうな」

望月「」ハアハア

望月「もしかして主人公と同じように、先生も」

勅使河原「……」

勅使河原「苦労してるんだな」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:38:39.75 ID:yW1477tso
桜木「じゃ、じゃあ三神先生お願いします」

三神「え、あ、あたし?」

三神「」キリ

三神「そうですね。副担任として意見を出さねばならないようですね」

望月「」ドキドキ

榊原「」ドキドキ

三神「……」ドキドキ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:47:51.77 ID:yW1477tso
○ゴースト/ニューヨークの幻

銀行員のサム・ウィート(榊原恒一)は恋人のモリー・ジャンセン(三神怜子)と一緒に幸福な共同生活を始める。しかしモリーがサムにプロポーズした晩、2人を暴漢が襲い、モリーを守ろうとしたサムは撃ち殺されてしまう。地上を離れたサムの魂は天国へ行くことを拒否し、モリーをいつまでも見守ることを選ぶが、彼女に声をかけることさえできないのだった。ある日、サムは自分を殺した男を目撃し、その男がウィリー・ロペス(望月優矢)という名であることを知るが、それを伝える術もなく途方に暮れている所に、霊媒師オダ・メイ・ブラウン(見崎鳴)に出会う。オダ・メイは詐欺まがいの行為で客の金を巻き上げるような女だったが、サムの言葉に反応した。そこでサムは彼女を説得し、モリーとの伝令役を引き受けてもらう。最初半信半疑だったモリーだが、オダ・メイがサムしか知らないはずのことを語るので信用し、そのことをサムの親友のカール・ブルーナー(勅使河原直哉)に相談した。ウィリーの家に向かうカールの後をつけたサムはそこで、カールが、不当な金を銀行を経由させることで正当な金に見せかけるマネー・ロンダリングに関わっている事をサムに気づかれたと思い、ウィリーと共謀して自分を殺したことを知る。そしてサムがオダ・メイの手によってカールの秘密口座を解約したことで、サムが生きているのではないかと疑い始めたカールはウィリーと共に、モリーに襲いかかるが、サムとオダ・メイの助けによって救われ、カールはガラス窓に突っ込み死ぬ。モリーを助けるという使命も終わり、サムはモリーに愛を告げ天国に昇っていった。

三神「///」

赤沢「またなんとも乙女チックな」

小椋「スイーツ系といえばスイーツ系なんだけど」

綾野「アカデミー脚本賞やその他もノミネートしていただけあって馬鹿にもできないのよね……」

榊原「でもなんだろう」

榊原(どことなく三神先生が何かを伝えようと感じるのは……)
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:50:40.18 ID:yW1477tso
風見「ただ、やはりメインが先生というのはどうかと……」

三神「で、ですよね」シュン

望月(シュンとなった三神先生ペロペロしたい)

榊原(現実で死んでる……つまり死者は、怜子さん!)

榊原(なんてあるわけないか!)

見崎「……」

桜木「じゃあ中島さんいってみます?」

中島「……」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 02:58:27.25 ID:yW1477tso
○夜見山キャッツアイ

余命半年と医者から宣告された“ぶっさん”こと水野を中心に、
夜見山の元バスケ部の仲間バンビ=勅使河原、アニ=前島、マスター=川掘、うっちー=中尾の五人組が
昼は野球とバンド、夜はなぜか謎の怪盗団『夜見山キャッツアイ』を結成。
夜見山で巻き起こしたドタバタ騒ぎの日々、そしてついに迎えるぶっさんの死。

榊原「へえ、水野くんが主役なのか」

水野「中島、お前……」

中島「大丈夫」

中島「私」

中島「ロリコンでも大丈夫だから///」

水野「」

望月「いい話だなー」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:04:21.04 ID:yW1477tso
中尾「ということは中島は美礼先生か? それともユッケか!?」

中島「///」

桜木「でも、水野くんロリコンですから、中島さんとキスすらままならないんじゃ……」

中島「えっ」

中島「」サー

水野「だから、ロリコンじゃねえって!!」

見崎「わかめ」

見崎「普段まじめなヤツがボケに走るからこうなる」

中島「でも、愛さえあればなんとでも」

水野「中島……」

水野「///」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:18:54.45 ID:yW1477tso
風見「さて、残っているのは……」

榊原「」ハイ

見崎「」ハイ

江藤「」ハイ

辻井「」ハイ

和久井「」ハイ

桜木「じゃあ、手を最後に上げた順からいきましょうか」

榊原(僕がトリか)

風見「和久井くんからだね」

和久井「ケホケホ」コク
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:27:54.08 ID:yW1477tso
○笑の大学

第二次世界大戦開戦間近の大都会東京を舞台に、検閲官と喜劇舞台作家の笑いを巡る攻防を描いたコメディ。”笑い“と言うものを全く解さない警視庁保安課検閲係の千曳は、浅草の劇団”笑の大学“の芝居『ジュリオとロミエット』を上演禁止に持ち込む為、座付作家・榊原の台本に無理難題を課していた。ところが榊原はなんとか上演許可を貰おうと、その都度、千曳の指摘をすり抜けるような台本に書き直してくる。やがてふたりの間には奇妙な友情が芽生え、皮肉にも完璧な喜劇台本が完成するのであった。しかし、いよいよ上演許可が下りようと言う日、榊原はつい口を滑らせ、笑いを弾圧しようとする体制を非難。千曳の逆鱗に触れ、笑いの要素を一切取り除いた台本に書き換えるよう言い渡されてしまう。そして翌日、果たして榊原が提出した台本は今までで一番笑える内容のものであった。勿論、それでは上演許可が下りる訳がない。訝る千曳に、榊原は昨夜、赤紙が届いたと告げる。肩を落とし帰っていく榊原。そんな彼の後ろ姿に、立場を忘れた千曳は「必ず生還し、君の手で上演しろ!」と叫ぶのだった。

榊原「へえ、わっくんコメディ好きなんだ」

和久井「うん。特に三谷幸喜の舞台時代が一番好きだよ。この役所さんがやった役も千曳先生に似合うと思うんだ」

赤沢「でも、千曳先生は三組とは外部の人間だから許可されないんじゃない?」

佐藤「ふええ、それに笑いのものって素人がやってもスベるだけだと思う。ふええ」

江藤「笑いって難しいからね」

高木々「そうだね。それに笑いすぎたら呼吸困難になって死んでしまいそうな人間がこのクラスには多いし」

松井「難しいね」

和久井「そうかあ。残念だなあ」

辻井「次は僕だ」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:37:07.52 ID:yW1477tso
○羅生門

平安時代。荒れ果てた都の羅生門で、杣売り(辻井雪人)と旅法師(和久井大輔)が放心状態で座り込んでいた。そこへ雨宿りのために下人(水野猛)がやって来る。下人は退屈しのぎに、2人がかかわりを持つことになったある事件の顛末を聞く。
ある日、杣売りが山に薪を取りに行っていると、武士・金沢武弘(風見智彦)の死体を発見した。そのそばには、「市女笠」、踏みにじられた「侍烏帽子」、切られた「縄」、そして「短刀」が落ちており、またそこにあるはずの金沢の「太刀」がなくなっていた。杣売りは検非違使に届け出た。旅法師が検非違使に呼び出され、殺害された武士が妻・真砂(桜木ゆかり)と一緒に旅をしているところを見たと証言した。
やがて、武士殺害の下手人として、盗賊の多襄丸(榊原恒一)が連行されてくる。多襄丸は女を奪うため、武士を木に縛りつけ、女を手籠めにしたが、女が「生き残った方のものとなる」と言ったため、武士と一対一の決闘をし勝利した。しかし、その間に女は逃げてしまったと証言した。短刀の行方は知らないという。
しばらくして、生き残っていた武士の妻が検非違使に連れて来られた。妻によると、自分を手籠めにした後、多襄丸は夫を殺さずに逃亡したという。だが、眼前で他の男に抱かれた自分を見る夫の目は軽蔑に染まっており、妻は思わず自分を[ピーーー]よう訴えた。あまりのつらさに意識を失い、しばらくして目を覚ましたときには、夫には短刀が刺さって死んでいた。自分は後を追って死のうとしたが[ピーーー]なかった、と証言した。
そして、夫の証言を得るため、巫女(見崎鳴)が呼ばれる。巫女を通じて夫の霊は、妻は多襄丸に手籠めにされた後、多襄丸に情を移し、自らの夫を[ピーーー]ように彼に言ったのだと回顧した。そして、これをきいた多襄丸は激昂し、妻を生かすか[ピーーー]か夫が決めていいと言ってきたのだという。しかし、それを聞いた妻は逃亡した。多襄丸も姿を消し、一人残された自分は無念のあまり、妻の短刀で自害したと証言した。
だが、杣売りは、下人に「3人とも嘘をついている」と言う。杣売りは実は事件を目撃していたのだ。そして、杣売りが下人に語る事件の当事者たちの姿はあまりにも無様で、あさはかなものであった。

辻井「やっぱり黒澤明の映画のようなストーリー展開でいきたいんだ」

辻井「やっぱりリメイクとかそういったものってリスペクトの精神が大事だと思うんだ」

辻井「小道具とか舞台装置とかにも気を使って、大雨のカットから始まって」

赤沢「辻井くん」

辻井「ん? どうしたの赤沢さん? ここかr」

赤沢「文化祭の舞台の予算じゃそんな事できません」

辻井「」

綾野「水なんて舞台上でまいたら大目玉だね」

辻井「」

小椋「演劇なんだからカット割なんてできるわけないでしょ!」

辻井「」

桜木「じゃあ江藤さん。お願いします」

江藤(そう、これは舞台)

江藤(なら、それなりの企画を出せばいい)
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:44:25.82 ID:yW1477tso
○午前一時

ストーリーは特にありません。深夜、酩酊して帰宅した家の主人が、寝室に行くまでに、様々な家具に行く手を阻まれる様子を、流麗なパントマイムの至芸で見せるだけです。

江藤「ちなみのこれは喜劇の王様チャーリ・チャップリンの作品ですが」

江藤「内容は冒頭アルバート・オースチンが、タクシーの運転手役で少し登場する以外、最後までチャップリンの独り芝居です。つまり、モダンタイオムスや独裁者みたいなストーリー的喜劇ではなく役者一本というもの」

江藤「私はこの一人芝居の主役に」

江藤「……」

江藤「小椋さんを推します!」

小椋「うええええ、私ぃ!?」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:49:09.44 ID:yW1477tso
赤沢「確かに由美は勝気な性格で」

綾野「運動神経よさそうだけど」

榊原「でもなんで小椋さん?」

小椋「そうだよ! ドタバタなら中尾がいるじゃない!」

中尾「そうだ、激しいスタントはおおかた俺の仕事だろ!」

江藤「確かに危ない役は中尾が演じるわ」

江藤「でも」

江藤「チャップリンのやる役は、彼がやるから魅力的なの」

江藤「キートンやハロルドもそうだけど」

江藤「彼が演じるから魅力的なのよ!!」

小椋「!」

和久井「そ、そうかなるほど!」

多々良「小椋さんにはその魅力があって」

藤巻「一方」

川掘「中尾には魅力がない」

有田「そういいたいわけね!!」

中尾「」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 03:52:06.72 ID:yW1477tso
小椋「わかった! 私、挑戦してみる!」

榊原「頑張って小椋さん!」

小椋(見ててね恒一くん! 由美の晴れ舞台!)







小椋「」ブリッ死

榊原「……」

江藤「……」

桜木「さあ次は見崎ですね」

見崎「……」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage sage]:2012/04/05(木) 03:59:57.57 ID:yW1477tso
○シャイニング

見崎「///」チラッ

榊原「! 見崎……」

榊原(まさか僕の為に……)

コロラド州のロッキー山上にあるオーバールックホテル。雪深く冬期には閉鎖されるこのホテルに、一冬の管理人としてやってきた小説家志望の元教師であるジャック(榊原)と妻のウェンディ(見崎)、そして一人息子のダニー(赤沢)。ダニーは不思議な能力「かがやき」(Shining)を持つ少年だった。しばらく過ごすうち、ダニーはこのホテルに自分たち以外の存在を確信するが、両親達は取り合ってくれない。実はインディアンの墓地跡に建てられたこのホテルそのものが邪悪な意思を持った存在だったのだ。オーバールックホテルは最も弱い存在であるジャックに目を付け(かつて彼はアルコール依存症であり、ダニーに酷い暴力を振るったことがあった)、ダニーの「かがやき」を奪い取ろうと彼の心を侵食していくのだった。

中尾「ホラーか」

赤沢「まあ私が見崎さんの息子という役なのは不服だけど、面白そうかもね」

杉浦「舞台も閉ざされたホテル内なら、内装もそのまま使いまわせそうだし」

佐藤「ふええ、まあ映画みたいにパーティーのシーンを入れれば全員出られるかな」

高翌林「それなら実にフェアだね」

王子「いいんじゃないかな」

中島「私は水野くんがいいっていうなら」

水野「まあ名作だし、面白いかもな」

綾野「まあまあいいんじゃない」

綾野(こういっちゃんの格好いい姿が見られるならそれで)
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:03:34.61 ID:yW1477tso
柿沼「私はホモ描写さえあればそれで」

和久井「シリアスな笑いができそうだね」

渡辺「まあストーリーも分かりやすそうだし、テーマとしても詰め込めるかも」

猿田「ぞな」

松井・金木「///」イチャイチャ

藤巻「これで決定かな?」

中尾「おいおい、俺は認めねえぞ! ホラーなんて!」

辻井「……」

見崎「どう榊原くん?」

榊原

望月「いい話になったね」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:06:54.42 ID:yW1477tso
榊原「よし」

榊原「まってくれないかみんな!」

勅使河原「zz……、お、おうどうしたサカキ?」

杉浦「何か問題?」

榊原「僕も案があるんだ」

前島「典型的ホラーだろ? よかったじゃないか」

風見「まあまあ榊原の意見も残ってるし」

桜木「じゃあ榊原くんは? どうしたい?」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:11:23.73 ID:yW1477tso
見崎「……」

榊原(……)

小椋「んん?」

榊原「多分見崎は僕に気をつかってホラーにしてくれたんだと思う。その事は本当にうれしいんだ」

佐藤「! 媚びたってことか……」

佐藤「……ふええ」

風見「本当かい見崎さん?」

見崎「……」コク

猿田「まあみんなやりたい事を素直に言っていたのに、他人の為なんて珍しいぞなね」

三神「そうよ見崎さん。やりたい事があるなら素直に言うべきよ」

赤沢「そうよ、後悔したって遅いんだから」

赤沢「自分の意見は素直に言わなきゃ」

見崎「……!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:15:19.33 ID:yW1477tso
見崎「分かった、正直に言う」

見崎「……」

見崎「私、榊原くんの事が……好き!」

赤沢「えっ!? 何でこのタイミングで!?」

見崎「……後悔したくないから」

榊原「ありがとう見崎、とっても嬉しいよ///」

榊原「ほんとはタイミングを見計らって僕が言おうと思ってたんだけど」

榊原「/// せめて僕もからも言わせてくれ。……好きだ、見崎鳴! この気持ちはもう誰にも止められないよ」キリッ

勅使河原「」ヒューヒュー

赤沢「」

小椋「」

綾野「」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:18:31.83 ID:yW1477tso
柿沼「現実で女×男なんて、女×男なんて……」ブツブツ

高翌林「こんな機会に紛れて告白するなんて……いや、これはフェアか」

杉浦「……リア充が」チッ

江藤「」パチパチ

松井・金木「あたし達もずっと一緒だよ///」

和久井「」パチパチ

多々良「」

有田「」

中島「私も大好きだよ、水野くん」

水野「ああ。俺もああいうふうに素直になりてえな」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:23:34.90 ID:yW1477tso
中尾「赤沢さーん! 俺も大好きだ!」

赤沢「ウザイ触るな近寄るな○ね!!!!」

藤巻「中尾キモッ」

前島「」パチパチ

米村「」パチパチ

辻井「」パチパチ

川掘「俺も恋がしてー!」

風見「ゆかり!」

桜木「智くん!」

王子「おめでたいね」パチパチ

猿田「ぞな」パチパチ

渡辺「あーあ、また恋人候補のイケメンが一人かっさらわれたかー」

望月「ええ話やで」

三神「」

佐藤「」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:26:00.29 ID:yW1477tso
千曳「尋常じゃないほどめでたいようだね」

榊原「千曳先生!」

久保寺「……また私より先に生徒が幸せに……」

千曳「今夜は教師ではなく男同士で飲みに行こうか」

久保寺「はい……」

千曳「榊原くん、君はまだ劇で何をやりたいか言っていないだろ」

榊原「! はい!」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:33:34.43 ID:yW1477tso
○Another

父の不在や自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せ夜見山北中学校に転入してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。不思議な存在感を放つ少女・見崎鳴に惹かれ、接触を試みる恒一だが、いっそう謎は深まるばかり。
実は、恒一の所属する3年3組はある現象の影響下にあった。現象が発生する年は「ある年」と呼ばれ、クラスの関係者から毎月死亡者が発生する。「ある年」には誰も気付かないうちにクラス内に過去の現象による死者がまぎれこみ人数が増えるが、その代わりとしてクラスの誰かを「いないもの」として扱い人数を戻すことでこの現象を抑えることができると伝えられており、鳴はこの年の「いないもの」であった。
そんな中、対策係の赤沢泉美を中心に、鳴に果敢に接触する恒一も「いないもの」として対策を強化することを決める。「いないもの」同士になった恒一と鳴は交流を深める。

勅使河原「おいおい、それって……」

赤沢「……!」

けれど、「いないもの」が強化された3組は卒業まで死者を出す事はなく今年は「ない年」だと初めて分かる。そして恒一と鳴は「いないもの」として二人だけの卒業式を迎え、やがて永遠の愛を誓うのだった。

榊原「こんなのも、……悪くないんじゃないかな?」







おわり
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 04:55:18.42 ID:yW1477tso
元ネタまとめ
1.赤沢「エルム街の悪夢」
2.綾野「ウエスト・サイド物語」
3.有田「屋根裏の散歩者」
4.江藤「午前一時」
5.王子「幸福の王子」
6.小椋「ゴッドファーザー」
7.柿沼「同窓会」
8.風見「バトル・ロワイアル」
9.金木「感情教育」
10.川掘「ランボー」
11.桜木「ルパン三世カリオストロの城」
12.佐藤「ハリー・ポッターと賢者の石」
13.猿田「蒲田行進曲」
14.杉浦「時計仕掛けのオレンジ」
15.高翌林「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!」
16.多々良「三本木農業高校、馬術部 ?盲目の馬と少女の実話?」
17.辻井「羅生門」
18.勅使河原「ドラゴン怒りの鉄拳」
19.中尾「オリエント急行殺人事件」
20.中島「木更津キャッツアイ」
21.藤巻「恋空」
22.前島「嵐が丘」
23.松井「マリア様がみてる」
24.見崎「シャイニング」
25.水野「ロウきゅーぶ!」
26.望月「キサラギ」
27.米村「柳生一族の陰謀」
28.和久井「笑の大学」
29.渡辺「映画監督って何だ!」
30.榊原「Another」
31.久保寺「恥辱の部屋」
32.三神「ゴースト/ニューヨークの幻」

http://i.imgur.com/1eG1C.jpg
http://i.imgur.com/2nLO7.jpg
http://i.imgur.com/h3Jnw.gif
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/05(木) 07:30:17.02 ID:UH3+SSjq0
糞き原スレ乙
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/05(木) 07:43:13.04 ID:qM04Hlv+o
恒一がアイドルのキサラギは見てみたいな

おつかれさま
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/05(木) 12:18:27.81 ID:DKfwMztIO

相変わらずアカザーさんは不遇か
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/05(木) 12:55:28.26 ID:F1/mApaIO
乙WW
柿沼さんェWWW
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/06(金) 21:14:12.48 ID:Gq8kJBkSO
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/08(日) 21:36:29.97 ID:j9yIk0Oso
乙ですの
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2012/04/09(月) 02:22:16.72 ID:LWTlstPB0
オチも含め実におもしろかった 
楽しい時間をありがとう
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/04/11(水) 01:04:32.61 ID:SHigNFk/o

ゆかりんとかざみんが幸せなSSがみたかった
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