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恒一P「アイドルマスター」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 13:15:52.03 ID:yW1477tso
千曳社長「君が今日から我が社のプロデューサーをしてくれる恒一Pくんだね。よろしく頼むよ」

恒一P「何かと不慣れな点はありますが、一生懸命やらせていただきます!」

千曳社長「うん、いい返事だ。私は君のそういうところに尋常ではない何かを感じて雇ったんだ。これからの3組プロを背負ってくれると期待しているよ」

恒一P「はい!」

http://i.imgur.com/1eG1C.jpg
http://i.imgur.com/2nLO7.jpg


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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 13:21:04.71 ID:yW1477tso
千曳社長「というわけで皆も彼をよろしく頼むよ」

恒一「よろしくお願いします!」

アイドル達「はーい!」

千曳社長「大学を出たばかりの若いイケメンだからって手を出して貰っては困るよ」

恒一「ハ、ハハ……」

アイドル達「はーい!」

千曳社長「それじゃあ、後は若い方に任せるとしよう。私は尋常ではない用事があるからしばらく外出するよ」

三神「分かりました社長。後は任せてください」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 13:28:33.29 ID:yW1477tso
恒一「あ、怜子さん」

三神「こら、公私はちゃんとつけるようにって言ったでしょ! ここでは三神プロデューサなんだから」

恒一「っと、すいません。三神P」

三神「分かればよろしい!」フン

恒一「ハ、ハハ」

綾野「こういっちゃんって三神さんの彼氏さんなんですかー?」

エー ヤダー アノオンナスカシタカオシテショクバニオトコツレコンデンジャネエヨ

恒一「ち、違う違う。そんなんじゃないって」

三神(そんな頑なに否定しなくたって……)

恒一「れいk……三神Pは僕の叔母なんだ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 13:35:01.16 ID:yW1477tso
綾野「それっていわゆるコネ就職っていうやつー?」

恒一「ハハ、まあ悪くいえばそうなっちゃうのかな」

三神「まあ私が大手に就職決まってたのを無理やり引っ張ってきたんだけどね」

綾野「ふーん、でも良かった」

恒一「?」

綾野「それなら私がこういっちゃんの彼女になっても問題なのよね!」

恒一「!」

三神「コラ! 綾野、あんまり大人をからかうんじゃないの!!」

綾野「はあい!」ウインク

恒一(からかわれた……んだよな? 今の)
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 13:44:08.16 ID:yW1477tso
三神「まあ、順に紹介していくわね。今の子は綾野彩ちゃん」

綾野「彩でーす。特技は演技で好きなものはダンス! 取り得は元気で明るい!」

綾野「よろしくね、こういっちゃん!」

恒一「ああ、よろしく綾野さん!」

恒一(特技は演技か……。なるほどさっきのは自己紹介も兼ねていたのか)

綾野「ノン、ノン。これからアイドルとプロデューサーさんとして二人三脚でいくんだよ? そんな他人行儀みたいな呼び方は綾野さん許せないなあ」

恒一「? ダメかな」

綾野「あ・や」

恒一「あ・や?」

綾野「そう! これからもっと仲良くなっていかなきゃいけないのに苗字呼びはダメ!」

恒一「ああ、なるほど」

恒一「わかった。これからよろしくね、彩」キリッ

綾野「///」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 17:31:02.27 ID:yW1477tso
三神「綾野さんはちょっぴりドジでよく高い所から足を足を滑らしたり、する子なんだけどいい子よ」

綾野「ああ! 三神さん、別にそれはいわなくてもいいじゃないですかー!」

三神「いいじゃない、今のうちから知ってもらったほうが」

綾野「うー……恥ずかしいなあ///」

赤沢「まあそこが彩のかわいい所でもあるんじゃない」

綾野「そうかなー?」

恒一「あ、君は……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 17:37:15.09 ID:yW1477tso
赤沢「赤沢泉美です。よろしく」スッ

恒一「?」

赤沢「……」ギロ

恒一「ああ、握手か。握手ね」アクシュ

赤沢「///」

三神「ちなみに彼女は私の担当ね」

赤沢「……」

恒一「あ、そうなんですか」

三神「彼女の他に多々良恵ちゃんと藤岡美咲ちゃんがグループ活動をしていて私の担当なのよ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 17:41:26.63 ID:yW1477tso
赤沢「ちなみにリーダーは私よ恒一くん」ドヤッ

恒一「あは、そうなんだ赤沢さん。ちなみにその呼び方って……」

赤沢「何? 彩には下の名前で呼び捨てなのに」

赤沢「私には”赤沢さん”なの?」ギロ

恒一「」

恒一「こ、これからよろしくね泉美」

赤沢「ま、私の担当じゃないんだし仲良くしなくてもいいんだけど」

赤沢「特別に仲良くしてやってもいいわよ」ニヤ

恒一「」

恒一(泉美って気難しい性格なんだな。神経逆撫でしないように気をつかおう)
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 17:51:26.74 ID:yW1477tso
恒一(こうなったら全員呼び捨ての方がいいのかな?)

恒一「それでこの競馬の予想紙を睨みつけてるのが恵?」

多々良「よろしくお願いしまぁす」

赤沢「コラ! 人と挨拶する時は目を合わせえしなきゃダメでしょ」バサ

多々良「ああ、返して!! まだ騎手名全部に目を通して……な」

多々良「」

多々良「誰このイケメン! ついにウチの事務所も男性アイドルも入れたとか!? それとも私の運命の相手!?」アセアセ

恒一「プロデューサーとして入りました榊原です。よろしく恵!」ニコ

多々良「」キュン

多々良「よ、よろしくお願いします///」

赤沢「ったく、ほら。挨拶が終わったら離れる! 予想紙返してあげるから!」ヒッパリ

多々良「ま、まだハグしてもらってないよ〜」ズルズル

恒一(多々良さんは競馬好きなのかな?)
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 17:56:57.68 ID:yW1477tso
恒一「それで未咲は……?」

鳴「呼んだ?」

恒一「あ、藤岡未咲さん?」

鳴「」フルフル

未咲「呼んだー!?」

未咲「未咲だよー!」

鳴「見崎だよー……」

恒一「」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:01:37.69 ID:yW1477tso
恒一「あれ、双子? でも名前が」

鳴「そういうデリカシーのない質問嫌い……」

鳴「でも、特別に許可します」

未咲「私は双子なんだけど、まあ従姉妹なんだー。血縁上ねー」

鳴「ちょっと複雑な家庭の問題」

恒一「そうなんだ……でもやっぱり本物の双子なんだね」

恒一「どっちがどっちか一見しただけじゃ分からないや」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:07:10.90 ID:yW1477tso
鳴「見崎鳴!」

未咲「藤岡未咲!」

恒一「よろしくね、鳴。未咲」

鳴「」コク

未咲「しょうがないなー。おっけー☆」

恒一(鳴は大人しい性格な反面、未咲はイタズラっ子みたいだ)

恒一(双子といっても中身まで似るわけじゃないんだな)

三神「藤岡は私の担当だけど、見崎含め、後は恒一くんの担当なんだからしっかりね」

恒一(今思ったけど新人が掛け持ちする量じゃないよな。やっぱり怜子さんから嫌でも逃げとけばよかったかなー……)
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:11:53.24 ID:yW1477tso
杉浦「……今うちの事務所ブラック企業だって思ってたでしょ」

恒一「うわ! 君は……」

杉浦「杉浦多佳子。私は杉浦さんでいいわ」

恒一「そっか……、よろしくね杉浦さん」

杉浦「……」

恒一「……?」

杉浦「ブラック企業だって否定しないのね」

杉浦「まあ別に本当の事だし、それでとやかく言う必要もないわね」スタスタ

恒一「……厳しい人だなあ」

三神「彼女は歌一本でやりたいっていう子で、結構ストイックな性格なのよ」

恒一「へえ」

恒一(何かステレスを溜め込めそうな性格みたいなんだな)
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:20:35.84 ID:yW1477tso
三神「それで、彼女は佐藤和江ちゃん」

佐藤「ふええ、よろしくお願いしますぅ」

恒一「ああ、よろしく頼むよ和江」

佐藤「ふええ/// あ、足が!」グラ

キャッチ

恒一「っと、大丈夫かい?」

佐藤「ふええ///」

恒一「ははっ、彩もけっこうドジって聞いたけど、和江も負けず劣らずってことなのかな?」

綾野「えー! 私が何だってー!!」

恒一「違う違う! 彩が僕の彼女なら良かったっていったんだよ」

佐藤「……」

赤沢「」ブッ

多々良「」ブッ

三神「」ブッ

綾野「ちょ! もしかしてさっきの仕返し? こういっちゃんも人が悪いなー、アイドルからかうなんて///」

恒一「はは、ばれちゃっか!」

佐藤「……」

赤沢「」ホッ

多々良「」ホッ

三神「全くアイドルに嘘でも告白なんていけません!」

恒一「ハハッ、すいません」

佐藤「……」チッ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:26:51.72 ID:yW1477tso
三神「彼女は王子くん。あだ名もそのまま王子さんて呼ばれてるわね」

王子「王子誠です。よろしくお願いします」キラッ

恒一「」

恒一(すっごいキレイな顔をした人だ。華があって、肌も髪もキレイで。その上女には出せないような艶が出て……男みたい色気もある」

王子「」

恒一「え、何?」

三神「恒一くん声が出てた」

恒一「あ、ごめん! 気を悪くしちゃったかな誠!?」

王子「そそそ、そんな事ないですよ」アセアセ

桜木「王子くんは男だって言われるのが嫌いなのよ」

恒一「そうなのか、ゴメン誠! 今後気をつけるよ。よろしくな!」

王子「ハハハ……よろしくお願いします……」

王子(良かった。男だってバレてないみたいだ)フウ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:30:48.33 ID:yW1477tso
恒一「それで君が……?」

桜木「あ、桜木ゆかりです。よろしくお願いします……」

恒一「ああ、よろしくねゆかり」

桜木「……」

桜木「わ、私も杉浦さんみたいに桜木さんでお願いします」

恒一「え、ああ。そうだよな、いきなり呼び捨ては失礼だよな」

桜木「すいませぇん。下の名前で呼ばれのなれてなくて」

恒一「……」

恒一「いや、君の事はゆかりって呼ぶことにする」

桜木「!?」

恒一「こういうのは慣れだから。これから慣れていけばいいじゃないか」

桜木「……」

恒一「よろしくね! ゆかり!」

桜木「はいぃ……」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:36:31.62 ID:yW1477tso
金木「声が聞こえる……」

恒一「あ、金木杏子さんだね。そんなところで何をやってるんだい?」

金木「声が聞こえるの」

金木「前世か未来か分からないけど」

金木「別れた恋人の声」

恒一「そ、そうなのか」

金木「子宮がぐいぐい求めるの」

金木「彼女の声を」

恒一(これはキャラなのかな? それとも素なのか?)

金木「亜紀ー!!!」

恒一「」ビクッ

金木「私は元気だよー!!」

恒一「い、忙しいみたいだから僕、もう行くね」

恒一(今度、電波さんの対処マニュアルの本でも買おうかな……)
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:41:21.92 ID:yW1477tso
三神「彼女が事務員の柿沼さん」

柿沼「柿沼小百合です。ヨロシクー」

恒一(純朴そうでいい人そうだな)

恒一「よろしくお願いします、柿沼さん」

柿沼「えっ」

恒一「え?」

柿沼「何でアイドルは名前の呼び捨てで、私は苗字なんですか」

柿沼「徹底的に抗議します!」

柿沼「小百合って呼ばれたい! 小百合って呼ばせたい! むしろ王子くんと掛け合わせたい!」

恒一「」

三神「だめですよ、柿沼さん。新人を困らせちゃ」

柿沼「」テヘッ

恒一(……人は見かけによらないって事だな)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:49:18.83 ID:yW1477tso
恒一「これで事務所の人は全員ですか?」

三神「いえ、一人はおそらく遅刻していて、もう一人はさっきまで見かけたはずなんだけど」

ウエエエエン

恒一「? 男子トイレの方から泣き声が聞こえますね?」

三神「……まさか」







有田「うええええん。男子トイレに忍び込んだら出られなくなっちゃったんだよぉぉぉ!!」

未咲「あちゃー、鍵が壊れちゃってる。松子ー上から出てこれないー?」

有田「無理いいいい!!」

鳴「何で忍びこんだの?」

赤沢「……バカね」

綾野「こういっちゃんは今日一回もトレイに行ってないし、使ってるのは千曳社長だけなのにねえ」

杉浦「……むしろそっちが本命なのかもね」クス

有田「そんな訳ないじゃん!」

有田「うわあああああん! だれか助けてよー!!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 18:57:45.52 ID:yW1477tso
三神「有田! あんたまた何かやらかしたの!?」

恒一「うわ、どうしたんですか!?」

桜木「有田さんが、個室に閉じ込められちゃって」

恒一「え、女子トイレと兼用なんですか?」

王子「……」

三神「そんなわけないじゃない、来客とかもあるんだから分けるわよ。トイレに忍び込んで恒一くんの体毛でも回収しようとしてたんでしょ」

恒一「」

三神「あんた! 業者の人が来るまでそこで反省していなさい!!」

有田「うわあああああん! ならせめて恒一くんを置いていってよおお!!」

恒一「……ま、またあとでね……有田さん」スタスタ

綾野「うわあ、こういっちゃんがナチュラルに引いてるよ」スタスタ

赤沢「多分松子だけはずっと苗字呼びでしょうね……」スタスタ

金木「亜紀ー、亜紀ー」スタスタ

有田「せめてだれか残ってよおおおおおおお!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 19:05:34.95 ID:yW1477tso
恒一「さて、あと挨拶をしてないのは小椋さんって子だけだ」

小椋「ウィーッス」オハヨー

恒一「あ、小椋由美さんだね? 榊原恒一です」

恒一「よろしく!」ニコ

小椋「」

小椋「あ、ファンの人?」

小椋「ビビッたー。事務所に見慣れないイケメンがいると思ったら入り待ちの人だったかー」

小椋「あー、由美も随分有名になったもんだね。こんな格好良い人まで由美のファンだなんて」

小椋「サイン色紙は? 入り待ちなら持ってるでしょ」

小椋「でもダメだぞー? いくら由美のファンだからって事務所の中にまで入ってきたら」

小椋「ほら、これ由美のケー番とアドレス。あ、スカイプのIDもいる?」サラサラ

小椋「これでいつでも連絡できるでしょ? だから事務所の近くに近寄っちゃダメだよ?」

小椋「この事は由美ちゃんとの……ひ・み・つ・だぞ?」

恒一「」

三神「……おーぐーらー……」ゴゴゴゴ

小椋「」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 19:16:07.71 ID:yW1477tso
三神「何あんた自然な感じでファンに手を出そうとしてんのよ!」

小椋「だってぇ、由美のファン気持ち悪いのばっかで、あんなの見たら舞い上がっちゃうに決まってんじゃん」シクシク

赤沢「あんたどうしようもないわね……」

三神「あんたこれが初犯でしょうねえ!!」

小椋「初犯だよぉぉ、三神さん! これから由美の伝説が始まろうとしていたんだよお」

恒一「まあまあ、三神P。これからは彼女は僕の担当ですから、その辺で許してやってください」

三神「ま、まあ担当プロデューサーがそこまで言うなら……」

小椋「」ベー

三神「あんった!」

小椋「キャー! 恒一くん!」

恒一「まあまあまあまあ」

三神「……」

恒一「よろしくな、由美」キリ

恒一「ずっと君を見させていてくれ」

恒一(彼女は監視してなきゃあっという間にスキャンダルまみれになりそうだからな……)

小椋「/// うん恒一くん!」

三神「……」

三神「ここで一つ提案があります」

三神「初日を見ていて気づきましたが、私含め、恒一くんを呼び捨てにしたり、あだ名にしたり馴れ馴れしすぎます」

未咲「えー、だってそっちの方が親しみやすいよねー。鳴?」

鳴「ねー」

三神「私は三神さんと呼ばれてますから、これからは恒一くんの事はプロデューサーという呼び名で統一します。いいですか?」

ブーブー

三神「い い で す か ?」

一同「」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 19:23:28.45 ID:yW1477tso
綾野「よろしくね、プロデューサー!」

杉浦「まあ期待はそこまでしてませんので。プロデューサーさん?」

王子「これからよろしくお願いします。プロデュサーさん」

佐藤「ふええ、プロデュサーさん! ふぁいとぉ!」

桜木「ふ、ふつつかものですがよろしくお願いしますプロデュサーさん!」

小椋「まあ由美ちゃんと二人三脚で頑張っていきましょ恒い……プロデューサー!」

鳴「……頑張って。プロデュサー」

美咲「私達をトップアイドルにしてくださいね! プロデュサー」

金木「亜紀、私頑張るから。応援してくださいねプロデュサー様」

有田「ハア、ハア、私だけのプロデュサー……」

赤沢「ま、まあ私をプロデュースさせてもいいんだけどね! プロデュサー! でもチームが違うから……それでもやっぱり見ていて欲しいというか……」

多々良「プロデュサー、私は大穴ですよ」

三神「頑張ってねプロデュサー」

柿沼「プロデュサーさん。百合子ですよ。百合子」



恒一「みなさん! これからよろしくお願いします!!」


おわり
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/04/05(木) 19:27:44.17 ID:pMKG3BL3o
ん?んん?
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2012/04/05(木) 19:29:40.30 ID:su4IPO7ro
続けて
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/05(木) 19:35:45.80 ID:9VntrVCIO
ここで終わるのはフェアじゃないね
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/04/05(木) 19:44:15.80 ID:z/qFi5770
おもしろい
続けて
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/05(木) 20:04:55.40 ID:5hlN4lI10
>>1のまかせろーという言葉を待っている
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:06:12.34 ID:yW1477tso
『“準備”をはじめた少女たち』

恒一「ただいま戻りましたー」

未咲「ただいまー!」

金木「……」

柿沼「あ、お帰りなさい。オーディションの方はどうでした?」

鳴「全滅」

柿沼「……おう」

恒一「ごめんな、皆。素人目から見てもいい線いってると思ったんだけどな」

小椋「ちげーって、由美ちゃんを選ばなかったあっちの目が腐ってんだよ」

有田「プロデュサーのせいじゃないって! 私達が力不足なばっかりに……」

佐藤「ふええ、プロデュサーさん元気だして」

恒一「ありがとうな。由美、有田さん、和江」

有田「……」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:12:52.58 ID:yW1477tso
王子「も、もしかして宣材写真が悪いとかじゃないんでしょうか?」

桜木「でも宣材写真だけでそんな……」

恒一「宣材かぁ、僕はみんなのヤツ、好きなんだけどなぁ」

赤沢「ただいまー!」

恒一「おかえりなさい。そっちはどうでした?」

三神「……」

多々良「全滅ですよぉ! そっちは? うちらの未咲連れていってまさか……」

恒一「……ええ」

金木「これも運命の輪廻の定めか……! 亜紀……」

柿沼「宣材ですか。ちょっと拝見」

柿沼「」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:18:41.57 ID:yW1477tso
柿沼「な、何ですかこの宣材!?」

恒一「え? 皆のヤツですけど」

柿沼「」

柿沼「何で誰も疑問を持たなかったんですか……」

恒一「?」

柿沼「まず赤沢さんの! 何ですからこれ!」

赤沢「ああ、私の中でレディ・ガガがブームだったから生肉ドレスを家の者に特注させて移したのよ」

恒一「赤沢さんらしい、肉食的な要素が出ていていいと思うけどなぁ」

柿沼「」

柿沼「次に小椋さんの!」

小椋「ああ、由美、昔お兄ちゃんに”由美の後姿はまるで天女さまやで”って言われたから」

恒一「家族のつながりを大事にするなんていい子だね。由美は」

由美「///」ナデナデ
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:23:42.04 ID:yW1477tso
柿沼「多々良さんの、これはどうです!」

多々良「私が競馬が好きなのは、第一位が賭け事だからで第二が馬が走ってるところのを見るのが好きなの。だから宣材は馬のコスプレに……」

恒一「うん。良く似合ってるよ。でもちょっとくらいはマスクを取って顔を出して欲しかったかな」

柿沼「」

三神「……不覚。アイドル達に任せていたから……。まさかこれが原因だったのか」

王子(よかった。あの時は男とバレないように必死だったけど、この宣材がおかしいと思うのっては普通の事だったんだ)

柿沼「」

柿沼(大丈夫なのかこの職場……)
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:28:53.34 ID:yW1477tso
三神「というわけで宣材写真を撮り直します」

恒一「先行投資ってやつですね」

多々良「やっぱりここは騎手風に攻めてみようと思うの」

桜木「私は先端が尖ったものがアイテムになければそれで」

王子「僕は露出が多いのは嫌だな」

王子(ハミ出たら困るし)

小椋「やっぱパッとしてカッとしたのっしょ!」

未咲「鳴ー! 二人でゴスロリにしよー!!」

鳴「うん」

赤沢「……」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:32:30.16 ID:yW1477tso
赤沢「ね、ねえ、プロデューサー!」

恒一「? どうしたんだ泉美」

赤沢「こ、こんなのどう」

赤沢(白いフリフリのかわいいワンピース……! どう!?)

恒一「うーん。何ていうか」

恒一「ちょっと子供っぽいかな?」

恒一「大人の色気が足りないというか」

赤沢「」ガーン
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:36:20.81 ID:yW1477tso
恒一「例えばこれを鳴や未咲が着るならまた違うけど」

恒一「泉美の魅力から考えるとやっぱり違うよな」

赤沢「……」トボトボ

恒一「ってあれ、泉美。雑誌置いてってるぞー!」

恒一「……?」

杉浦「……」

〜撮影日〜

恒一「泉美がまだ来ていないだって!?」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:39:16.04 ID:yW1477tso
佐藤「ふええ、携帯にかけても出ないよう」

王子「どうしましょう、プロデューサーさん」

恒一「仕方ない! 俺は泉美を探しに行く!」

恒一「お前達は先に撮影を始めておいてくれ!」

ハイ!!

杉浦「……プロデューサーさん、ちょっと」

恒一「……!」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:43:35.47 ID:yW1477tso






赤沢「プロデューサーのバカー!!」カーン

イテッ

赤沢「あ、ごめんなさい! 大丈夫ですか!?」

恒一「ててて。やっと見つけたよ泉美」

赤沢「プ、プロデューサーさん!? 何でこんな所に……?」

恒一「さあ、行こう! みんな待ってる。宣材写真を撮りに行こう!」

赤沢「いや! 離して!!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:51:53.43 ID:yW1477tso
恒一「泉美……」

赤沢「どうせあたしは魅力のない女ですよ! 大人の色気が足りなくて、見崎さんや藤岡さんみたいに白いワンピースも似合わない!!」

赤沢「ほって置いてください!!」

恒一(何か違うような)

恒一「僕は君は魅力的なアイドルだと思うよ」

赤沢「……嘘! 他の子だって魅力的っていうんでしょ」

恒一「確かに鳴や未咲、和江や誠、恵や由美、……有田さんだって魅力的だと思う」

赤沢「ほら」

恒一「でも君は君にしかない魅力があるんだよ! 自分で気づいていないだけで」

赤沢「……たとえば?」

恒一「君は真面目な性格だけどどこか抜けている。仕切りたがりやだけど空回りばっかり、結構がさつで鳴から”無能”なんてあだ名で呼ばれているのも知っている」

赤沢「」

赤沢「それ、褒めてないでしょ」

恒一「でもたとえ良いところじゃなくたってそれが人間らしい魅力だ。君の魅力が好きな人だっていっぱいいるよ。僕だってそうさ!」

赤沢「ふうん……そうなんだ。プロデューサーさんも……」

赤沢「そんなに好きなら、キスしよっか?」

恒一「!?」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 20:57:37.87 ID:yW1477tso
赤沢「ふふ、冗談」

恒一(彩みたいに笑えない冗談を……)

赤沢「プロデュサーに質問! こないだの白いワンピース、どう思いましたか?」

恒一「ああ、……その事で杉浦さんに怒られたよ」

赤沢「?」

〜回想〜

杉浦「こないだのあれ、なんですか……」ハア

恒一「?」

杉浦「……雑誌見せられてましたよね」

恒一「! ああ、泉美の雑誌か。何か白いワンピースがいいって言ってたけど、僕は似合わないと思ってね」

杉浦「」

杉浦「ハア、そういう時は似合いそうになくても”いいね”といっておけばいいんですよ」

恒一「なんでだい?」

杉浦「乙女心なんてそんな一言で一喜一憂するっていってるんです」

恒一「……本当にそれでいいのかな?」

杉浦「!」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 21:04:12.74 ID:yW1477tso
恒一「杉浦さんはそうすればいいというけれど、本当にそんな簡単でいいのかな?」

杉浦「……? 何が言いたいです」

恒一「例えばその場で取り繕って嘘をついて、たとえそれが優しさくる嘘だったとしても」

恒一「嘘をつかれた本人は、それが嘘だったなんてそんな事分からないんだ」

杉浦「それが優しい嘘でもですか?」

恒一「嘘をついて、傷の舐め合いをするぐらいなら僕は本当の事を言って傷つけたい」

恒一「それじゃダメかな?」

杉浦「……プロの意識としてですか? 人間の優しさとしてですか?」

綾野「おーい、多佳子ー! 衣装選びに……」

綾野「お取り込み中だった」

杉浦「大丈夫、もう終わったから」

綾野「ほほう」

杉浦「プロデュサーさん、探しに行くなら――……」

〜回想終了〜

恒一「それで杉浦さんにこの場所を聞いて飛んできたんだ」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 21:08:25.87 ID:yW1477tso
赤沢「多佳子が……」

恒一「これ。杉浦さんからの預かりもの」

赤沢「?」ガサガサ

赤沢「! この衣装」

恒一「うん、やっぱり二人は仲良しなんだね。この衣装、杉浦さんが選んでたんだけど」

恒一「泉美の魅力ピッタリ合うと思う」

赤沢「……!」

恒一「さあ、行こうか。早く行かないとカメラマンさん帰っちゃう」

赤沢「あ、待って!」

恒一「?」

赤沢「手……、せめて現場につくまで一緒に握っていたい……」

恒一「わかった」ニコ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 21:11:34.47 ID:yW1477tso






多々良「!」

佐藤「ふええ、赤沢さん!」

有田「泉美!」

鳴「……無能」ホッ

赤沢「みんな、ごめんね! お待たせ!!」

杉浦「泉美……」

赤沢「ありがとう多佳子……もう大丈夫だから」

恒一「間に合いましたか!? まさかもう帰っちゃった……」

三神「……」

恒一「……」

三神「セーフ!」

恒一「うっし!」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 21:19:21.18 ID:yW1477tso
〜後日〜

恒一「おお、良く撮れてる。流石プロだなぁ」

恒一「杏子のこれは何だ? え、遺影?」

金木「アンドロメダに住まいしカンパネルラ……」

恒一「お、おう」

赤沢「どうよ私の魅力!」

恒一「ああ、凄いキレイだよ」

恒一「肉食女子って感じだ」

赤沢「///」

柿沼(まあみんな行き過ぎてただけで)

柿沼(普通に魅力をアピールすればよかったのよね)

TRRRRRR

柿沼「はい、3組プロ……はい、はい」

柿沼「……はい! あ、ありがとうございます!」

柿沼「赤沢さん、お仕事決まりました!」

赤沢「!」

赤沢「とととととっととと当然よ!」

未咲「ふっふっふ、手が震えてるじゃん」

綾野「えー、やだ泉美、もしかして緊張してるー?」

赤沢「ききききいいきいいいいんちょうなんてしてないわよ!」

赤沢「……」

恒一「! やったな」ブイ

赤沢「……」プイ



赤沢「///」ニコ


おわり

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/05(木) 21:46:34.10 ID:bM0/ug+IO
まさか終わるのか...?
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/05(木) 22:43:26.11 ID:20FjZZDIO
続きはよ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/06(金) 00:24:56.87 ID:AUzKUoVFo
おいまてはよ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/06(金) 20:53:54.06 ID:XM/O1WQpo
素晴らしいですね
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/07(土) 01:11:19.17 ID:73x5vmaXo
でてこいや!
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/07(土) 01:55:25.54 ID:jSePRnbIO
戻ってくるんだ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/04/07(土) 13:34:30.46 ID:MzJO5/yYo
第一話だろ?二話は?
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 02:41:48.83 ID:q0FcHWQpo
『すべては一歩の勇気から』

恒一「夏祭りのイベントですか」

千曳社長「うむ。私は尋常ではない用事があるから行けないが3組プロ全員で出演する事が決まった」

綾野「へえ、珍しい。全員一緒なんて」

三神「最近うちも露出が増えてきて名前が浸透してきたってことかしらね」

未咲「最近、鳴と一緒に仕事することが減ってたから嬉しいかも!」

鳴「うん」

恒一「なんとしてもこの仕事、成功させような!」

赤沢「当・然!」

赤沢(久しぶりのプロデューとの仕事久しぶりのプロデューとの仕事久しぶりのプロデューとの仕事久しぶりのプロデューとの仕事……///)

小椋「うっしゃー! やるぞー!」

金木「感じる……星の声が私を呼ぶ……」

桜木「……」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 02:51:36.21 ID:q0FcHWQpo
王子「振り付け大丈夫かなぁ」

桜木「うん、確認しておくといいよね」

桜木(久しぶりのライブ……緊張するな)

恒一「明日朝一で出発するから遅れたらおいてくぞ」

三神「とりあえず運転は任せときなさい」

多々良「へ、三神さん中型の免許も持ってるんだ。普通だけかと思ってた」

三神「ふふん! 久しぶりにアクセル踏み込めるわ!」

恒一(怜子さんの運転……。僕だけ一人自家用車で行っちゃダメかな)

綾野「由美、明日は寝坊しちゃダメだよ」

小椋「当たり前でしょ。由美だってさすがにそこまで抜けてないっつーの」

〜翌朝〜

小椋「」

小椋「あかん。寝坊した……」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 03:00:41.35 ID:q0FcHWQpo
恒一「すいません三神P。みんなの事、よろしく頼みます」

三神「わかってる。小椋さん拾ったら、急いでくるのよ」

有田「プロデューサー! 一人で大丈夫ですか! この有田、プロデューサーの臀部にしがみついてお供しますよ!?」

赤沢「バカ言ってないでさっさと乗り込む」

赤沢(ハア……一緒に車の中でトランプできると思ったのに)

未咲「んじゃ! お先ー!!」

鳴「バイバイ」フルフル

柿沼「行ってらっしゃーい!」

三神「行ってきまーす!」

ブロロロロロロ

恒一「行ってしまった……」

柿沼「ですね〜」

恒一「毎度の事ながら、由美の遅刻グセは本当に悪いな……」

柿沼「今度という今度はちゃんと注意しなきゃダメですよ」

恒一「ですね……」

柿沼「はい」

恒一「……」

柿沼「……」

恒一「ラッキー!!」

柿沼「!?」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 03:09:31.84 ID:q0FcHWQpo






恒一「遅い!」

小椋「ごめんなさいプロデューサー! 由美寝坊しちゃった!」テヘ

恒一「まったく。もし僕がいなかった置いてきぼりをくらってたぞ」

小椋「もうプロデューサー一緒に住もうよ。そしたら寝坊もなくなるよ?」

恒一「からかうんじゃありません」

小椋「本気なのにっ!」

小椋「そ・れ・に〜、プロデューサーと二人っきり。悪くないよ」

恒一「そういう問題じゃないけど。まあ今回は特別に許そう」

小椋「?」

恒一「こうして安全に行けるのは由美のおかげだしな……」







三神「ちんたら右側走ってんじゃねーよ! ぶつけられてーのか!」

綾野「あわわわわわわわわわ」

赤沢「あばばばばばばばばば」

多々良「ああ。綾野とかは三神先生の車乗ったことなかったんだっけ? 今日はずいぶん安全運転だよね」

鳴「」ウップ

未咲「鳴、酔った? 今日はそこまで揺れないのに」

金木「彗星の如し。いや、私が彗星なのか」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/04/08(日) 10:19:02.72 ID:ZsgxSiNho
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!??
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 11:18:21.01 ID:q0FcHWQpo
〜イベントの村〜

恒一「ここがイベントの村……。イメージとはちょっと離れてるけど結構いいとこそうじゃないか」

由美「そう? 由美にはただ時代に取り残されたようにしか見えないけど」

恒一「そういうなって。ホラ、みんなもういるよ」

由美「あ、泉美ー! 彩ー! みんn」

由美「」

赤沢「もうだめ……」ウップ

綾野「人が、人が、人が、宙に」

鳴「」オエエ

金木「これがヒュプノスの導きか」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 11:27:47.25 ID:q0FcHWQpo
恒一「ど、どうしたんだ一体!」

佐藤「ふええふええ、プロデューサーさん。三神さんの運転になれてない人がダウンしちゃいました。ふええ」

恒一「」

三神「舞い上がっちゃった!」テヘ

三神「それに未咲とかは平気なのに、肝心のリーダーの泉美がダウンとかおかしいよね」

赤沢「ううう。まさか後半で頭文字Dみたいな走法を入れてくるなんて」ギギギ

三神「“事故”る奴は……“不運”(ハードラック)と“踊”(ダンス)っちまっうのよ。その点あたし、今日はダンスらないと思ったから加速しました」テヘヘ

恒一「イベント! あんなボロボロの状態でイベントこなせるんですか!?」

三神「とりあえず無事なのをメインでステージをつくってくしかないわね。後は一曲躍らせて裏で頑張ってもらうか」

恒一「無事なのって……」

恒一「美咲に恵」

美咲「なれてるからね」

多々良「むしろ泉美がだらしない」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 11:34:32.21 ID:q0FcHWQpo
恒一「誠とゆかり」

王子「全力で頑張りたいと思います」

桜木「……」ガチガチ

恒一(ゆかり、緊張してるみたいだけど大丈夫かな……?)

恒一「和江と杉浦さん、……有田さん」

佐藤「ふええ、ふええ」

杉浦「まあ、私達がカバーするしかないでしょうね」

有田「プロデューサーに匂いをかいでソッコー元気!」テカテカ

恒一「あとは僕と一緒に着た由美」

由美「まあ由美がいるんだしなんとかなるでしょうけどね」

恒一「……」

恒一(杏子は大丈夫なのかな……)

金木「運命の果実を分け与える……すなわちそれは私と亜紀が共に歩むということ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 16:06:46.80 ID:q0FcHWQpo
恒一「現状九人で回すってことか」

未咲「思ったより多いしなんとかなるんじゃないのー」

杉浦「それに車酔いなんて寝れば直るもんだし、ステージの夜までには回復するでしょ」

恒一「これだけだといいんだけど……」







三神「会場設営を私達の方でやることになりました」

恒一「えっ」

三神「ちなみに雑務も」

恒一「」

恒一「どうしてそうなっちゃったんですか!?」

三神「なんでも青年団の方たちとか他の祭りの出し物とか準備とかで人員がそこまでさけないということで」

恒一「」

三神「だ、大丈夫! 車酔いで寝ている泉美達を除いても私やプロデューサー含め11人いるし!」

恒一「……だといいんですが」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 16:14:04.06 ID:q0FcHWQpo






未咲「プロデューサー! 杏子が倒れたー!」

恒一「え!?」

金木「堕天の時……」

恒一「時間差で車酔いが来たのか……未咲、すまないが杏子を寝ている皆のところに置いてきてくれないか?」

未咲「うん。鳴の様子も気になるし……」

金木「潔く散ってみせようこの命」

未咲「いいっていいってそんなの」ヨイショ

恒一(こいつら会話が成立してやがる)

未咲「あれ杏子太った? バランスが……うわっ!」ステーン

恒一「」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 16:25:57.77 ID:q0FcHWQpo






恒一(杏子が車酔いでダウンはまだ分かるとして)

恒一(未咲の捻挫、正直これは予想外だ)

恒一「でもまだ、まだ七人いる……大丈夫」

桜木「プロデューサーさーん!」

恒一「どうした、ゆかり」

桜木「有田さんが警察に捕まりましたー!!」

恒一「」

恒一「ついにあいつやりやがったか……」

桜木「とりあえず町の方に連行されて、今三神さんが事情聴取と引き取りをかねて町に向かってます」

恒一「有田さん、何をやったの?」

桜木「窃盗です」

桜木「プロデューサーさん達の荷物を荒らしるところで村のほうに巡回してるお巡りさんに捕まっちゃいました〜」

恒一「え、でも僕の私物なら僕のほうに連絡が来るはずじゃ」

桜木「実は荷物を置いてたところが、村の人達の荷物を兼ねていてむしろそっちのほうの容疑で捕まってしまいました」

有田『放せー! 冤罪だー! こんなイモ臭い男たちの荷物なんか狙うかー! 私が狙ったのはプロデューサーのおぱんちゅだけだー!』

恒一「彼女のプロデューサーをやっていく自信がなくなりそうだよ」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 16:36:29.06 ID:q0FcHWQpo






杉浦「ここでの歌の入りなんですけど、ここの曲順じゃモタつくんじゃないでしょうか」

恒一「いや、こっちを持ってくることで、演出通りに行けばもの凄い効果を発揮するはずだ」

恒一(三神Pがいないんじゃ、僕がしっかりしなきゃダメだ)

TRRRRRR

恒一「はい、もしもし」

佐藤『ふええ、プロデュサーさん』

恒一「和江? どうした」

佐藤『迷子になっちゃいましたー。ふえええ』

杉浦「!」

恒一「ま、迷子だって!? 今どこか分かるか」

佐藤『ふええ、森の中で、木があって、空が見えますぅ』

佐藤『ふえええ』

恒一「」

恒一「わ、わかった。すぐに迎えに行くからあんまり動くんじゃないぞ!」

佐藤『ふええ、了解ですぅ』

佐藤(計画通り……)ニヤ

杉浦「プロデューサー、私が行きます」

佐藤『!』

恒一「え、でも」

杉浦「三神さんがいない以上、ここでの最高責任者はあなたです。もし万が一あなたまで消えたら現場は機能しなくなります」

佐藤『ふええ、私はプロデューサーさんがいいです』

恒一「……分かった。杉浦さん、和江を頼む」

杉浦「と、いうわけだから待っててね?」

佐藤「ふええ」チッ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 16:42:16.76 ID:q0FcHWQpo






恒一「まずいぞまずいぞ。人がどんどんいなくなる。まるで金田一少年の事件簿みたいだ……」

桜木「プロデューサーさん! 多々良さんが!」

恒一「!」







王子「プロデューサー! 由美が!」

恒一「」







恒一「というわけで今現在ここにいて元気なのは君達だけです!」

王子「」

桜木「」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 22:08:17.14 ID:q0FcHWQpo
桜木「ど、ど、どうするんですかステージ!」ガタガタ

恒一「大丈夫だ。さすがに今は二人しかいなくても、負傷した未咲と連れていかれた有田さん以外は回復や戻ってきしだい復帰できる」

恒一「お前達にはそれまでの間をもたせてほしいんだ」

王子「僕達が、間をですか……責任重大だなぁ」

恒一「とりあえず衣装のほうを確認……うわっ何だこれ!?」

王子「!」

桜木「すすすすすスケスケパーカーだけですか……?」

恒一「い、いや水着もちゃんと人数分ある。今日の衣装をちゃんと入れといたはずなのに」

桜木「ま、まさか衣装ケースって古い方もありませんでした?」

恒一「ああ、でも新しい方に詰めといたはずなんだけど」

桜木「わ、私のせいです……」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/08(日) 22:29:49.83 ID:q0FcHWQpo
桜木「わわわ私、間違えて三神さんのバスに間違えてこっちの衣装を入れちゃったんです」

恒一「そ、そうだったのか……」

恒一「で、でも、衣装がないよりかはマシさ! 冬ならともかく夏場の今なら問題ないさ!」

桜木「プロデューサーさん……」

王子「」

王子(マズイマズイマズイマズイ、前の時着たときは何とかしたけど、こんな露出が多いものじゃチンが見えてしまうぞ、こうなったらゆかりには悪いけど……)

王子「う、うう」グラ

恒一「ま、誠どうした!?」

王子「す、すいません。僕も車酔いの影響が……」

桜木「」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/10(火) 10:34:57.40 ID:9dpXEnDno
いつの間に

乙!
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/13(金) 01:07:24.80 ID:SyHUjqOf0
支援
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/15(日) 17:49:12.50 ID:4J+M08Xf0
まだー?
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/15(日) 22:37:48.22 ID:t5igkMS2o
まってる
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/21(土) 06:00:49.94 ID:Ikjkxzbt0
しーえんしえんしーえん、しーえんしえんしーえん
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