妹「お母さん、晩ご飯を持ってきてください！」（床ドン） - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 15:08:31.90 ID:xHGFwJqY0

／ドン！＼


母「はぁ、兄、悪いんだけどこれ持って行ってあげてくれる？」

兄「ん」


ｶﾞﾁｬ


妹「お、おおお、遅いじゃないですか！！」

兄「持ってきたぞ」

妹「お、お兄？」

兄「顔見るの久しぶりだな」

妹「うわああ！黙ってください！ば、ばば、爆発しますよ！」


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1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 ＠ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 15:10:40.42 ID:xHGFwJqYo

兄「は？何言ってんだお前？」

妹「はうっ！？思わずvipの…」

兄「？まぁ、ここに晩飯置いとくからな」ｺﾄ･･･

妹「………」ｼﾞﾛｼﾞﾛ

妹(お兄…すごく背が高いです……)

妹(半年くらい見なかっただけでこんなに…)

兄「まだほかにしてほしいことあるか？」

妹「し、してほっ……な、にゃにもありまへんっ！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

兄「はは、兄貴に会うだけで慌てすぎだぞ」

妹「……ううぅ」

3 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 15:11:06.24 ID:xHGFwJqYo

妹「………」

兄「ほぉ〜…すげぇ部屋だな……何だこれ？…『FX成功の種』？」

妹「い、いつまで居座る気ですか？」

兄「ん？あ、いや、ただ妹の部屋に来るのが久々でな、色々変わってるなぁ〜って」

妹「ふ、ふん！べ、別に私はひきこもりのオタクですよぉ！」

兄「あ、ゴメン……気悪くしちゃったか？」

妹「………別に」

4 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 15:16:30.13 ID:xHGFwJqYo

妹「は、早く出て行ってください！き、気が散るんです！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

兄「ああ、ごめんな……よし、んじゃもう戻るわ」

妹「は、はい……早く帰ってください」

兄「はは……悪い悪い」
兄「食べ終わったら外に出しておいてくれ」
ﾊﾞﾀﾝ

妹「……エロゲのやりすぎですね」

妹「……」
ｶﾁｬｶﾁｬ

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/05(木) 15:27:41.21 ID:Suex0/7mo

これは・・

6 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 15:32:21.46 ID:xHGFwJqYo

母「悪いわね、戻ってきたばっかりなのに」

兄「いいよ。顔も見ておきたかったし」

髪が長すぎて殆ど見えなかったけどな！

母「ホントあの子もねぇ……」

兄「仕方ないよ、それに勉強？もしてるみたいだし」

母「あら、そうなの」

母「そうそう、私明日は遅くなるから昼御飯、晩御飯お願い出来る？」

兄「朝はいいの？」

母「あの子昼からじゃないと起きてこないのよ……」

母「ま、でも一応頼むわ」

母「これ、ご飯代。作るのが面倒ならそこらであの子の分買ってきてあげて」

兄「ん」

母「じゃ、もう風呂入って寝なさい。休みだからって生活サイクル狂わしちゃダメよ…って私が言っても説得力ないけど」

母「私もこれ洗ったらもう寝るわ」

兄「ああ、お休み」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/05(木) 15:40:25.13 ID:w2QgRToC0

気体

8 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 15:59:38.74 ID:xHGFwJqYo

こっから結構文体変えていきま！す！

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/05(木) 16:13:23.10 ID:br5N3fSv0

ジャイ……いやなんでもない　続けろ

10 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/05(木) 16:31:17.97 ID:xHGFwJqYo

ﾁｯﾁｯﾁｯ……
……ﾁｯﾁｯﾁｯ……

ﾑｸ
兄「……」

兄「寝れん！」

なんか飲むか…

ーーー1階ーーー

兄「……なんも無えな」

兄「仕方ない…水で……」
ｼﾞｮﾛﾛ

兄「…なんだこの音……水か？」

キッチンに向かうとそこには某ホラー映画のような長い髪の女が佇んでいた。
人間、本当に驚くと声を出すことすら忘れるものだ。

兄「」

兄「うお…おぉぉ」

妹「きゃぁぁあ！？？？誰！？」
ﾊﾞｼｬｰｰﾝ
妹「ぁぁあ！私のペヤ○グ！！」

兄「…ってやっぱり妹か」

妹 ｢お兄！？」

兄「お前こんな時間から女がカップ焼きそばかよ…」

妹｢たった今お兄のせいで台無しになりましたよ！」

兄「声がデカい、母さん寝てんだから」

妹「あっ……ごめんなさい」

兄「なんだ……」

妹「？」

兄「元気そうじゃないか」

妹「…！！」

急に驚いたような、怒ったような顔して妹はその場を後にして二階へ上がっていった。

兄「まあそんな簡単には行かないよな」

水を飲んだあと、バシャーンとなったペヤ○グを片付け、俺も自分の部屋戻った。

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/04/05(木) 17:19:26.28 ID:1xO6MiBj0

ぺヤ○グｗｗｗｗｗｗ

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/05(木) 21:11:22.71 ID:GKWNhphIO

前見たよこれ
マジで

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/04/05(木) 21:18:08.24 ID:W7O1EMtG0

途中で落ちちゃったやつか

楽しみにしてる

14 ：BQ ：2012/04/05(木) 21:43:55.32 ID:YSfKWqmr0

期待

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/05(木) 22:07:30.32 ID:fw4rCKjDO

ペヤングバシャーンの絶望感は異常

16 ：BQ ：2012/04/05(木) 22:53:56.01 ID:YSfKWqmr0

それわかる

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/04/05(木) 23:43:40.88 ID:UbECS1Byo

小森霧で再生された

18 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/06(金) 14:56:34.61 ID:+PaShNvlo

ーー朝ーー

兄「(やはりというか妹は起きてこないな)」

兄「(呼んでも返事無いし…)」

兄「(ラスト一回だけ)」

兄「おーいっ！妹ーっ！朝ご飯出来たぞーっ！」

兄「……」
ｼｰﾝ

／ドン！＼

兄「持って来いって言ってんのか怒ってんのかイマイチわからんな」

兄「……持っていくか」

ｺﾝｺﾝ
兄「妹？持ってきたぞ」

ーー扉越しーー

妹「…お兄…私は朝ご飯はいりません」

妹「これからは作っていただかなくても結構です」

兄「…そうか、じゃあ持っていくな」

妹「そこに置いて下さい！」

妹「こ、今回はありがたくいただだきまひゅ」

兄「……うん、じゃあここに置いておくな」

妹「は、はいどうぞ、ありがとうございます」

兄「それじゃ、俺暫くは下にいるから」

兄「何か用があったら呼んでくれ」
ﾄｯﾄｯ……

妹「……」

妹「……セリフ練習したのになぁ……」

19 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/06(金) 15:14:04.59 ID:+PaShNvlo

……ﾌﾗｼﾞﾘｽﾃｨｯｸｴｸｽﾋﾟｱﾘﾄﾞｰｼｬｽ♪

兄「お、携帯鳴ってる」

ああ、友か

兄「はい、兄です」

友『よう！もう着いたのか？』

兄「ああ、昨日結構遅くに帰って来たもんでな」

兄「悪い、本来ならこっちから連絡すべきなのに……」

友『いいっていいって！それより今日暇か？』

兄「ああ、暇…と言えば暇だな」

兄「昼…正午から5時くらいまでなら」

友『久しぶりに遊ぼうぜ！』

友『皆誘ってあるから！』

兄「…ああ、ありがとう、じゃあちょっと確認だけしてくる」

友『妹ちゃんか？』

兄「うん」

友『わかった！じゃ、またメールくれメール！』

友『切るぞ！』

兄「ああ」

20 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/06(金) 16:00:42.27 ID:+PaShNvlo

ーー街ーー

友「よう！」

兄「久しぶり、女も」

女「う、うん久しぶり、その…兄くん…大変だったね…」

兄「…そ(ｒｙ」

友「はいはい！無し無し！そういうの無し！」

女「ご、ごめんね友くん」

ロリ「……」

筋「はっはっは！まぁ仕方ないだろ！長い間合って無かったんだ気になるのは仕方ないさ！」

兄「…筋は相変わらず声がデカイな」

ロリ「……」

筋「そう照れるな！」
ﾊﾞｼ…ﾊﾞｼﾊﾞｼ！！
兄「いたた……たたた！！！！」

兄「だんだん激しくすんじゃねぇ！」

筋「はっはっは！」

ロリ「……」

兄「それで今日は何処に行くんだ？」

ロリ「おい！こら！私の！事を！ワザと無視してるだろ！」

ロリ「さっきからワザワザ視界にチラチラ映ってやってるだろうが！」

兄「あぁ…悪い…こういう対応を待ってるのかと思って…」

ロリ「…妹は来てないのか？」

友「おい！」

ロリ「ただの確認だろうが」

兄「ああ、来ない」

ロリ「そうか、わかった」

21 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/06(金) 16:33:52.70 ID:+PaShNvlo

友「さて！折角兄が戻って来たんだ！」

友「ささやかながら我々の方で(ｒｙ」
ﾄﾞｽｯ
ロリ「待て」

ロリ「取り敢えずいつもの店に行こう」

ロリ「この時間なら空いてる」

兄「ああ」

何故かロリが先導していつもの店に向かう。
半年前までは当然であった事なのにそれが今では酷く懐かしく感じる。
それが一人欠けていたとしても。

ロリ「おい、どうした兄」

ロリはこんなナリでも人一倍に他人の動きに敏感だ。そして気遣う事を忘れない。
俺がボーッとしてるのに気付いたんだろう。普通そんな事に気なんて払わない。

兄「なんでもないよ、ありがとう」

筋「はっはっは！！」

悪う場面では無いのに筋が何故か笑う。
その様子に女さんがビクッと驚き友がフォローする。

友「いきなり笑い出すんじゃねえよこの筋肉○ン！」

筋「はっは！すまんすまん！」

兄「……」

妹『お、お兄ちゃん……』

兄『ああ大丈夫大丈夫、声と体がデカいだけで悪い人じゃないよ』

妹『そ、そういうこと言いたい訳じゃないよ…子ども扱いしないでよ…』

兄「……」

筋「兄！どうした！行くぞ！」
ﾄﾞﾝ
兄「ぐぇ」

兄「悪い悪い」

22 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/06(金) 16:57:13.74 ID:+PaShNvlo

……
………
…………

ロリ「お前から入れ」

兄「？」

兄「わかった」

ロリ「友と違って兄は素直でいいな」

友「そ、そんなに褒めんなよ///」

ロリ「友のことは気にするな、兄」

兄「わかった」

友「おい、いくら俺がかわいいイケメンだからってその対応は酷いぞ！」

女「かわいいのとかっこいいのどっちなんだろう……」

ｶﾗﾝｶﾗﾝ
兄「こんにちは」

ﾊﾟｧﾝ！！ﾊﾟｧﾝ！！
兄「！」

兄「……店長、何やってんすか」

店長？「ふっ…兄くん。何度も言わせないでくれたまえ」

マスター「店長ではなく！マスターだ！」

マスター「あと、よく戻って来たね」

ロリ「ささやかながら、私たちの方でこういう会場を用意させてもらった」

友「あ！俺のセリフ！」

筋「小さい事を気にするな」

ロリ「……」

ロリ「それでは兄」

兄「その前にあのセリフ言わなくていいのか？私は別に小さく無いとかそういう感じの」

ロリ「お"がえ"り"な"ざい"」
ﾄﾞｽｯ
兄「ふぅっぐ！」

女「兄くん…あんまりそういう事は」

流石常識人。常識人すぎてもはや珍しい類の人だ。

マスター「コホン、それでは改めて」

マスター「兄くん」

「「「「おかえりなさい」」」」

兄「…ああ…」

兄「皆、ありがとう、ただいま」

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/06(金) 18:18:40.54 ID:inNsD9GIO

乙

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/06(金) 18:57:21.95 ID:ySQDui1DO

これは面白そう

25 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/07(土) 01:41:20.76 ID:EZBb3/p/o

女「ぅっえっく！」

友「おい！誰だよ女さんに飲ませたの！」

筋「はっはっ！」

友「お前かよ！てめえこのゴリラ野郎！」

マスター「ふふ…敵が1人だとは思わんことだ友くん！」

友「ふふふ…遂に俺の鍛えに鍛えﾌﾞｯ」
ﾄﾞｽ
女「私もいますよぉ〜」

友「……む、無念」
ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ

兄「わざわざ悪いな…こんな」

ロリ「私は謝罪より感謝の方が嬉しい」

兄「……ありがとう」

ロリ「友達が久しぶりに帰ってきたんだ」

ロリ「これくらい当然だろ」

兄「……ありがとう」

ロリ「……うん」

友「おいおいなにいい雰囲気になってﾌﾞｯ」
ﾄﾞｽ
女「人の恋路を〜邪魔する〜やつは〜」

筋「馬に蹴られて死んじまえ！」

マスター「我らキッキングホー」

ロリ「待て！それ以上は待て！」
ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ



兄「みんな……本当にありがとう」

26 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/07(土) 02:01:23.48 ID:EZBb3/p/o

……
………
…………

ロリ「おい、兄」

兄「ああ」

兄「みんな、今日は本当にありがとう！」

友「いやいや、礼を言われる程の事では」

筋「気にするな！」

マスター「ちょっとは店のことも気にして欲しいけどね……」

マスター「とはいえ、兄くん」

マスター「毎日は無理だがこう言う時なら何時でも来てくれていいから」

マスター「もちろん通常営業日でも歓迎だよ」

マスター、兄「「お代は頂くけど」」

兄「すいません、つい」

マスター「……いつもの兄くんに戻ったみたいで嬉しいよ」

マスター「これ、包んどいたから」

マスター「晩御飯だろ？妹ちゃんに持っていってやりな」

ロリ「お代は頂くけど？」

マスター「…流石に頂かないよ」

女｢ｽｰ…ｽｰ…あ、兄くん？…帰るの？」

兄「ああ、今日はありがとう、女さん」

女「いえいえ…んーっ！」

女「またいつでも遊びに誘ってね？」

兄「ああ、それじゃ、皆」

27 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/07(土) 02:26:40.49 ID:EZBb3/p/o

……
………
…………

兄「ただいまー」

ﾊﾟﾁ
兄「……広く感じるもんだな」

ﾃﾚﾋﾞ「…次のニュースをお知らせします」

こういう時何故かテレビを付けたくなるよな……観たい訳じゃないけど。

……
………
ｺﾝｺﾝ
兄「妹ー？」

ｼｰﾝ

兄「…寝てるのか？」

ーーーー
母『妹があんなんだからやっぱり鍵渡して置くわね』

母『何回か声かけても返事無かったら開けちゃいなさい』

兄『プライバシーもクソも無いな』

母『仕方ないでしょ、心配なんだから』

母『はいこれ』
ーーーー
兄「おーい！鍵開けちゃうぞ！」

兄「お前の兄貴が入場するぞー！」

兄「妹さーん！妹さーん！」

ｼｰﾝ

俺の中でGOサインが出た。

ｶﾞﾁｬ
兄 ｢ﾄﾞｩﾝﾄﾞｩﾝﾄﾞｩﾝﾄﾞｩﾝ」

陽気にジョ○ズのテーマを口ずさみながら入場してみる。

兄「……」

妹「ひゃぁ！！？？」

兄「流石に気付いたのか可愛らしい声と共に振り返る妹。付けていたらしいイヤホンのプラグがPCのジャックから吹っ飛ぶ。そしてスピーカーから……」

妹「うわぁ！！わかりました！！わかりましたから！！まず部屋の外へ！！」

兄「はいはい」

28 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/08(日) 01:52:12.03 ID:w2sSwaSio

兄「もういいか？」

妹「だ、だめです」

兄「どうして‥って」

まぁ普通みだりに部屋入られたく無いよな。

兄「‥‥悪い、配慮が欠けてた」

妹「べ、べつにお、お兄の事だから別に期待なんかしてないです」

兄「はは…まいったな」

妹「(あ、あれ？返事間違えちゃったかな？)」

兄「そうだ、夕飯だけど」

兄「今朝言ったようにあいつらに会って来たんだ」

妹「……」

兄「皆全然変わってなくてさ…」

兄「俺の事を出迎えてくれたよ」

兄「お前の事も心配してた」

兄「だから
妹「無理です」

強かった。さっきまでとは違う強さが妹の言葉にはあった。

兄「マスターから晩飯貰ったぞ」

兄「レンジで暖めといたから」

兄「ここに置いとくから」

兄「じゃ、俺は下にいるからな」


ﾄﾝﾄﾝ



兄「……キツいなぁ……」

29 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/08(日) 02:14:55.66 ID:w2sSwaSio

ﾃﾚﾋﾞ「……明日の天気は」

兄「暇だなぁ」

椅子に乗って回転しながら呟く。当然ながら返事は無い。

兄「…メールでも見るか」

ｶﾁｶﾁ

メールボックスを開いた瞬間時間が凍りついた。

兄「…あ？」

差出人:幼馴染

いないはずの幼馴染からメールが来た。

兄「なんだこれ」

兄「新手のスパムかな」

兄「最近のは悪質過ぎて嫌になるぜ」

わざわざ声に出るのは俺が厨二だからか動揺しているからか。
ホラー映画のワンシーン似た緊張感が奔る。

兄「添付データは…無しか」

ホッとした。あの手の画像が貼られてる心配は無いだろう。

ｶﾁｶﾁ

差出人:幼馴染
タイトル:無し
兄くん！元気してる？
私は元気だよ！

ｶﾁ……
兄「(期待した俺が馬鹿だったか)」

何ともお粗末な文章である。書いたのは外国人か何かか？
しかも文章これだけだし。
何が言いたいのか全くわからん。

兄「……そもそも何を期待してたんだろうな」

ただのイタズラメールか？
一応迷惑メール登録を……

兄「ま、別にいいか」

溜まってきたらでいいだろ。
その手のサイトには登録してないつもり何だが……

30 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/08(日) 02:38:19.58 ID:w2sSwaSio

…ｽｰﾊﾟｰｶﾘﾌﾗｼﾞﾘｽﾃｨｯｸ

兄「！！うぉっと」

このタイミングで鳴るか普通……
……なんだ

兄「はい」

担任『私だ』

兄「どちらさまですか？」

担任『……ﾌｯ」

担任『相変わらずだな、兄』

担任『伏せっていると聞いたがそうでもなさそうだな』

兄「先生も相変わらずこういう何処かの組織みたいなやりとりが好きですね」

兄「普通『私だ』では混乱しますよ」

担任『童心を大切にしているんだ』

担任『それにお前らのクラスの生徒は案外乗ってくるぞ』

兄「友ですか」

担任『洞察力は衰えていないようだな』

うぜぇ……


担任『明後日からだったな』

兄「はい」

担任『それでは簡潔に連絡事項を伝える』

担任『メモを用意しろ』

兄「先生」

兄「生徒の親が出てもその対応じゃ無いですよね？」

担任『…ﾌｯ』

担任『想像に任せよう』

うぜえ…


担任『それでは……

31 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/08(日) 02:40:28.44 ID:w2sSwaSio

……
………
…………
担任『以上だ、聞き取れなかった項目などはあるか？』

兄「大丈夫です」

担任『ふむ』

兄「それでは」

担任『待て』

兄「……まだ何か？」

担任『如何なる時であってもお前は私の生徒でお前の味方だ』

担任『困った事が有ったら相談しろ』

兄「…またテンプレ変えたんですか？」

担任『ああ、どうだろう』

兄「また女子生徒からのラブレターが増えますよ」

担任『む……それは困るな』

担任『なるべく事務的に改良したのだが』

担任『まだ改良の余地が…ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』

兄「先生、切りますよー」

担任『ああ、お休み』

32 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/08(日) 02:45:47.18 ID:w2sSwaSio

これからなるべく24:00くらいに更新してくから
三日くらい空けてから読みにきてね！

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/08(日) 11:18:19.47 ID:rER0ic63o

こら

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]：2012/04/08(日) 11:55:49.82 ID:tTLNRJfWo

乙だぜ

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/08(日) 21:46:38.42 ID:j9yIk0Oso

ああ、乙だ

36 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/09(月) 20:43:23.34 ID:CFPt1cBVo

悪い、遅漏になる

37 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/09(月) 21:17:27.46 ID:CFPt1cBVo

ーーー二日後ーーー

ﾑｸｯ
兄「……」

兄「よし」
ﾁﾗｯ

ﾁｯﾁｯﾁｯﾁｯ←時計の音




兄「遅刻だな」

……
………
…………

兄「うおおおおお！！！」
ｷﾞｬﾘｷﾞｬﾘ

俺の愛機が唸りをあげて(あげてない)走る。もちろん走らせているのは俺だ。
朝食なんて取ってない。こんな不健康な朝を迎えたのは久しぶりだ。

兄「あ、弁当！……まぁいいか」

財布は多分持ってるし、いざとなったら友から借りよう……

兄「着いた！朝のHRまで！あと！」

兄「24秒だ！」

無理だ！

38 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/09(月) 21:30:56.54 ID:CFPt1cBVo

ｶﾞﾗﾗ……

兄「はぁ、はぁ、遅れて、す、みません……」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ
ﾓﾌﾞ夫「おい、兄じゃねぇか」

ﾓﾌﾞ太「半年どこ行ってたんだ？家にも居なかったらしいし」

ﾓﾌﾞ子「ちょっと…聞こえるわよ」

ﾓﾌﾞ介「俺の情報によるとｗｗｗｗｗｗ修行の旅に出ていたらしいｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ﾓﾌﾞ夫「マジかよ、修行ってキャラじゃねえだろ」

ﾓﾌﾞ子「あんたたち…いい加減に」


友「うす！初日から重役出勤ご苦労！」

兄「俺の席は変わって無いよな？担任は？」

友「ああ、変わって無いよ、担任は…」

ﾓﾌﾞ介「そこからはｗｗｗｗｗｗ俺が説明しようｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ﾓﾌﾞ介「実はｗｗｗｗ今日ｗｗｗｗｗｗ転校生が来るらしいｗｗｗｗｗｗｗｗ」

友「って言う事らしいぜ」

兄「転校生？」

ﾓﾌﾞ介「しかも海外からｗｗｗｗｗｗうはｗｗｗｗｗｗ」

兄「本当か？何にせよ遅刻せずに済んだのは助かったな」



ﾓﾌﾞ介「しかもｗｗｗｗ女子ｗｗｗｗｗｗｗｗ」


ｼｰﾝ……

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/04/09(月) 21:53:09.78 ID:CFPt1cBVo

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ﾓﾌﾞ夫「や、やべえよ！これフラグだよ！」

ﾓﾌﾞ太「どうした！落ち着けﾓﾌﾞ夫！」

ﾓﾌﾞ夫「今日俺さ！美少女が落としたハンカチ拾ってあげたんだよ！」

ﾓﾌﾞ太「マジかよ！それ絶対フラグだよ！」

ﾓﾌﾞ夫「うわやべぇ！緊張して来たわー！」

ﾓﾌﾞ太「羨ましいぞ！この野郎！」

ﾓﾌﾞ子「ちょっと…皆騒ぎ過ぎよ！」

兄「……」

友「どした？」

兄「いや…」

友「まあそんなもんだろ！お前が半年降りだからって皆そんな気にしねえよ！」

友「そう拗ねんなよ！俺は嬉しいぜ！」

ｼｰﾝ…


ｻﾞﾜｻﾞﾜ…ﾎﾓ…ﾎﾓ…ｹﾞｲ…

友「ちげーよ！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ
担任「はいはーい！皆静かに！」

ｼｰﾝ

担任「よーし！いい子だ」

担任「えー…何故か広まってるので知ってる子もいると思いますが！」



担任「今日このクラスに新しいお友達が増えます！」

『『『『(幼稚園かよ！)』』』

兄「相変わらず電話時とキャラが違うな」

友「ギャップ萌えみたいな？」

兄「萌えてねーよ！」

担任「はい！そこ静かに！」

担任「それじゃ！転校生さん！どうぞ！」


ｶﾞﾗｶﾞﾗ
転「……」

転「えと…」

転「転校生です…よろしくお願いします…」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/04/09(月) 22:05:07.40 ID:CFPt1cBVo

ｻﾞﾜｻﾞﾜ…

ﾓﾌﾞ夫「やべえよ！マジやべえ！」

ﾓﾌﾞ太「どうした！まさか…」

ﾓﾌﾞ介「うはｗｗｗｗｗｗテンプレ展開ｗｗｗｗｗｗｗｗ」

友「ついにﾓﾌﾞ夫に春か……」


ﾓﾌﾞ夫「今朝の子よりタイプだわ！！」

「「「……」」」

ｷｬｰｷｬｰ

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「ちょっとー！めちゃくちゃ可愛いんですけど！(私程では無いけど。が省略)」

ﾓﾌﾞ子「確かに、小動物系ってやつ？」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「タイプだわ……」


担任「はいはい静かに！」

担任「えーっと…席は昨日まで空いてたんだけど……」

兄「……」

担任「ごめん！兄！隣の空き教室から机と椅子頼む！」

兄「…はい」

友「お近づきのチャンスだな」

ﾓﾌﾞ介「やはりｗｗｗｗ主人公属性を付けるための修行という噂は本当かｗｗｗｗｗｗｗｗ」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/04/09(月) 23:13:01.20 ID:CFPt1cBVo

やっぱり転やめて転校生にするわ

42 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/09(月) 23:25:42.69 ID:CFPt1cBVo

転校生「あの…えと」

担任「ごめんね、いつまでも教壇に立ってると居心地悪いよね」

転校生「そうじゃなくて…」

担任「ああ、彼？」

担任「君と違って彼は遅刻して来たからね！その罰！」

ｶﾞﾗｶﾞﾗ
兄「持って来ました」

兄「(どこで見られたんだか…やっぱり知ってたか)」

担任「ありがとうー！じゃ、一番後ろの兄の後ろで！」

転校生「は、はい」

ﾃｸﾃｸ
転校生「あの、ありがとうございます」

兄「ああ、いいよ。遅刻した俺が悪いんだし」

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

ﾓﾌﾞ夫「おいおいおい！こりゃいよいよﾓﾌﾞ介の言う通りだぜ！」

ﾓﾌﾞ太「師事してもらうしかねぇな！」

ﾓﾌﾞ介「ｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ﾓﾌﾞ子「でも普通に日本人じゃない？日本語喋ってるし」

転校生「あ、えと…両親は日本人なんですけど…イギリス的な国に住んでましたから…」

ﾓﾌﾞ子「あ、ごめんなさいコソコソ喋ってて」

転校生「いえ…あの読み書きがまだあまり得意じゃないので…よかったら」

ﾓﾌﾞ子「ああ、いいわよ」

担任「はい！それじゃ仲良くね！一限目に遅れないように！」

43 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/09(月) 23:27:08.40 ID:CFPt1cBVo

イギリスの事よく知らないのでイギリス的な国で
別に転校生ちゃんの言葉使いが悪い訳じゃないです！今日はここまでで！

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/04/10(火) 07:13:23.99 ID:BsJ1jwfw0

モブの種類豊富すぎだろｗｗ
もうモブじゃねぇくらいにｗｗｗｗｗｗ

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]：2012/04/10(火) 09:15:09.68 ID:KPiuZ6dRo

ﾓﾌﾞﾚｽﾞに期待

46 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 18:28:34.23 ID:Y/E88I2IO

ーー放課後ーー

兄「やっと終わったか」

転校生が来たからと他のクラスから覗きに来たやつもちょろちょろ居たけどそれも放課後には来なくなった。
転校生が来たからと言って授業が無くなるわけでもない。

それに…

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「〜で、あたし言ってやったわけよ」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「あんたのポークビッツじゃ私を満足させられﾊﾞｺﾝ！

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「いってぇ！何すんだよﾓﾌﾞ子！」

ﾓﾌﾞ子「あんたさっきから創作下ネタばっかじゃない！あんた処女のくせに！」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「ばっ！いやお前ちげーよ！」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「とっくの前にグラ○ギアで貫通済みだわ！」

転校生「ああ〜何故か流行りましたよね、あの製図用シャーペン」

ﾓﾌﾞ子「シャーペンで貫通とかヤバ過ぎでしょ…」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「ちょ…ちげーよ！比喩だから！それぐらいヘヴィなチﾊﾞｺﾝ！

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「そこから先は私が説明しよう…」

ﾓﾌﾞ子「いや、いいから…」

この調子なら一週間後、いやそれより短い間に転校生もこの学校に馴染むだろう
もとより他のクラスの生徒の顔なんて憶えてる奴のほうが少ない。

兄「友、帰ろうぜ」

友「ガッテン承知之介」

突っ込み辛いギャグ？をスルーして教室を出た。友に聞いた話によると筋は部活でロリと女さんは図書委員だ。

転校生「……」

ﾓﾌﾞ子「どうかした？ごめんねこんな下ネタ女が一緒で」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「ちょ……酷くない？いくら私のハートがカーボン製だからって傷付くわ…」

転校生「あ、いえ…別にﾓﾌﾞｷﾞｬﾙさんの事を悪く思った訳じゃないです…」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「あ、え？そう！？まぁ普通そうだよね！気にしないよね！」

47 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 18:36:26.89 ID:Y/E88I2IO

転校生「えと…ちょっと用事を思い出して…」

ﾓﾌﾞ子「あ、ごめんね引き留めちゃって」

転校生「いえいえ！あの、私も今思い出したところですから」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「…可愛い」

転校生「それじゃ、あの、また明日よろしくお願いします」

ﾓﾌﾞ子「はいはーい、じゃーね」

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ｢アディオス、アミーゴ」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「…それだと男…女はアミーガ」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「アディオス…アミーガ」

転校生「は、はい？あでぃおす、あみーが」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「…ふぅ」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「…よし、行っていい」

転校生「あの、本当にすみません！皆さんありがとうございました！」

ﾀｯﾀｯﾀｯ……

ﾓﾌﾞｷﾞｬﾙ「あんた詳しいわね」

ﾓﾌﾞﾚｽﾞ「…当然」

48 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 18:47:13.45 ID:Y/E88I2IO

兄「お前が図書室に用なんて珍しいな」

友「ま、まぁな！放課後移動とかで大体は決まるし」

兄「女さんか……」

友「ちょ、やめてよ！もう失礼しちゃう！」

友「兄ったらそうやってすぐ私の事を

女「あれ？友くん？」

友「はい！友です！よろしく！」

女「は、はい？よろしくお願いします」

兄「返さなくていいよ」

女「はぁ…」

兄「ロリは？いないの？」

女「さっき生徒会長に連れてかれちゃいました…」

友「ああ､ﾓﾌﾞﾚｽﾞのお姉さんか」

女「私の身を守るために己を犠牲にしてまで…」

女「と言うわけで私生徒会室に行くところだったんですけど…」

女「何か御用でした？」

友「いや、何でもないよ今から帰るところだよ！」

女「あの…お時間良かったらでいいんですけど…」

友「ん？なになに？何でも言ってみて！」

兄「おい…」

女「あの…暇なら一つ頼まれて欲しいんですけど…」

49 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 18:56:37.69 ID:Y/E88I2IO

……
………
…………

兄「それじゃあこちらのカードに学年、クラスと番号、名前をよろしくお願いします」

友「貸し出し期間はキチンと守ってくださいねー」

……

友「くそぉ！！」

兄「おい、図書室で叫ぶな！」

友「違うだろ…こんなん…」

友「オラの望んでた青春じゃねえええ！」

ロリ「うるさい」
ﾊﾟﾝ！
友「いてぇ！」

兄「あれ？ロリって生徒会長に捕まったんじゃなかったの？」

ロリ「事務連絡だけだ」

ロリ「そのあと迫られたから逃げてきたけどな」

兄「女さんがお前を救い出しに行ったぞ」

ロリ「…だからお前らがやってるのか」

ロリ「後はいいぞ、もう帰れ」

兄「いいって、こっちも頼まれたんだし」

ロリ「じゃあそいつだけ残して行け、どうせそいつが女に会いに連れてきたんだろ」

友「エスパーか！？」

ロリ「…お前兄の前に筋で同じことやってたの忘れたのか？」

兄「…んじゃお言葉に甘えて」

ロリ「ああ、じゃあ」

友「おい！甘えんなこのロリコン！」

ロリ「図書室で騒ぐな」
ﾄﾞｽｯ
友「うぐ…腹パンはやめて…」

50 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 19:31:11.68 ID:pWD+4PT3o

ーー帰路ーー

ﾃｸﾃｸ

兄「……」

ﾋﾟﾀｯ

兄「そういえば…」
…
……
………
／ﾄﾞﾝ！＼

兄『母さんー！妹呼んでるよ！』

母『ごめん！今無理！ちょっと兄行ってあげて！』

兄『はいはいー』

ｺﾝｺﾝ

妹『お、お母さん？あの、その例の物の受け取りをお願いしたいのですが』

兄『例の物ってなんだ？』

妹『よ、予約したときに言ったじゃないですか…エ、エロゲの』

ﾄﾞﾀﾊﾞﾀ
妹『に、兄さん！？お母さんは！？』

兄『今目が離せないんだって、テレビの占いから』

妹『……』

妹『えっと…兄さん…お母さんをお願いします』

兄『ああ、分かった』

51 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 19:34:38.17 ID:pWD+4PT3o

母『ごめん、兄これお願い』

兄『これ妹が言ってたやつ？』

母『そうそう、今日寄れそうになくてさー』

母『帰りは日付越えそうなのよ』

兄『分かった、ちょうど帰りだし貰ってくるよ』

母『ごめんね！お願い！』
…
……
………
兄「(友に付き合ったせいで結構遅くなったから急ぐか)」

ﾀﾞｯ

52 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 19:40:40.11 ID:pWD+4PT3o

ーー同時刻ーー
…
……
………

転校生「！」

転校生「(兄くんの動きが止まった！見つかった！？」)

兄「…｣ﾀﾞｯ

転校生「(やっぱりー！！)｣ﾀﾞｯ

転校生「(一緒に帰って話そうと思ってただけなのになんでこんなストーカーまがいの事を…)」




転校生「……」




転校生「そういえば私、最初からストーカーみたいなもんじゃん…」

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/04/12(木) 19:59:42.05 ID:pWD+4PT3o

兄「……」

転校生「(ダッシュして何処に行くかと思いきや…)」

兄「あの、これお願いします」

店員「あ、はーい…」

店員「こ、これは！少々お待ち下さいませ！」

転校生「(な、何！？一体何を頼んだの！？兄くん！？)」

転校生「(て、店員さんのあの慌てぶり…あれは尋常じゃない…)」

店員「お待たせしました…お客様」

兄「ああ、ありがとう」

店員「勝手ながらこちらの方で包装の方させて頂きました」

兄「助かります」

店員「それでは、お気を付けて」

兄「はい」

転校生「(……こ、これはチャンス！)」

転校生「あ、あの…兄くん」

制服姿の可愛目の女子生徒が同じ制服の男子生徒に話しかける。
ショップ滞在中の紳士たちから無言の圧力が兄に襲いかかる。

兄「！」

兄「わぁ転校生さんってこんなところ来るんだね驚いたよそれより早く出よう？」

転校生「う、うん急に早口だね…兄くん」

店員「ありがとうございましたー」

兄「ふぅ…」

転校生「あ、あのごめんねなんか」

兄「ああ、いいよ別に」

兄「それよりどうしたの？買いに来たんじゃないの？勢い余って一緒に出て来ちゃったけど」

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/04/12(木) 20:07:24.12 ID:pWD+4PT3o

転校生「か、買いにって何を？」

兄「えーっと…エロゲ？」

転校生「エ、エロゲ？あ、ぁあ今日はいいにょ」

兄「(なんかどもったりつまるところが似てるなぁ)」

兄「あぁ、そうなんだ…恥ずかしいところ見られちゃったね」

転校生「えと、別にその」

兄「ああ、じゃあ俺に用があった？」

転校生「(チャンス！)」

転校生「あ、あの！今週の土曜日お暇ですか！？」

兄「ぉ、ぉう」

転校生「ご！ごめんなさい…」

兄「いや、いいよ。後土曜日は大丈夫かな、どうして？」

転校生「良かったら私の家に招待したいと思いまして…」

兄「……」

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/04/12(木) 20:16:04.18 ID:pWD+4PT3o

兄「(大丈夫かこの子…)」

転校生「(うわぁぁぁ！！私のバカ！！)」

転校生「お、お願いします！その！」

転校生「決してやましい事ではありませんから！」

転校生「そうだ！お礼！私の席を！持ってきてくれたお礼です！これならどうでしょう！？」

兄「(なんか怖いなこの子…学校と全くテンションが違う…)」

兄「ちょ、ちょっと待って！？」

転校生「きゃぁああ！！もうダメ！ごめんなさい兄くん！！！｣ﾀﾞｯ

兄「……」

兄「何だったんだ…というかやはりイギリス的な国は変人が多いのかそれとも…」

56 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 20:17:29.57 ID:pWD+4PT3o

ふぅ…今日はこれくらいで

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/12(木) 21:17:33.14 ID:iTL8nGp8o

>>1は転校生で賢者タイム突入したのか

58 ： ◆MquHpF2VYw [sage]：2012/04/12(木) 21:25:22.14 ID:pWD+4PT3o

店員は担任の弟で意味あり気な発言が大好き
という設定がありましたが説明入れるの忘れてました
兄が全く動じて無いのは弟とも顔見知りだからです
どうでもいい設定だけど一応

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/04/12(木) 23:10:51.98 ID:iTL8nGp8o

乙

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]：2012/04/23(月) 03:59:55.57 ID:xDdQlp6Ko

おいおい>>1がHTML依頼してるんだが終わりなのか？

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/04/23(月) 11:20:54.80 ID:HLzd2TyS0

マジか
終わるなら宣言してほしいなぁ