このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

梓「律先輩と今日からここに住みます」律「え、エデン?」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:45:23.75 ID:priiZr1DO

 寄り添える恋人の存在が、当人にはどんなに幸せなものか。

 例え姿がしっかりと目に写らなくても、たしかに触れられる肢体(からだ)がすぐそこにある。

 真っ暗な一室に一枚の布団。扉は施錠され唯一の窓は分厚いカーテンに仕切られている。

 そこは二人の為だけに閉ざされた世界。イヴとイヴが交わる楽園は不毛な時間をただ紡いでいく。

 下ろした長い黒髪が闇の中を揺れ動く。目覚めぬ恋人を痛めないように、横たわる彼女をゆっくりと仰向けにしたのだ。

 膝立ちのまま、恋人の顔を脇から見下ろす。闇に慣れた瞳が朧げに顔の輪郭をとらえる。それだけで彼女の貧相な胸は幸福と興奮で満たされ、胸に溜まっていた空気を追い出していった。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1334151923(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:46:24.79 ID:priiZr1DO

 暗闇の中で右腕を伸ばし、手探りでその人の肌を優しく撫でてみる。梓は自分の小さな手が滑らかな線をなぞるのを感じた。ああ、これは肩か。

 その手を胸の方へ少しだけずらすと小さな凹みをなぞった。あ、この辺だ鎖骨は。梓の指が凹みを愛おしく撫で回す。梓は自然に微笑みをこぼしてしまう。

 すると、梓は指で彼女の鎖骨の位置をとらえ、猫のようにしなやかに腰を落とす。
 そうして眼前に持ってきた鎖骨を、梓は唇で優しく挟んだ。少しざらついた唇が右へ左へ、上下の皮で擦り遊ぶ。さらにそこへ梓の濡れた舌が唾液を塗りたくっていく。梓は自らの行為に興奮し、徐々に息が熱を帯びる。その指で、その舌で鎖骨を重点的に攻め続ける。

 「えへへ、りつぅ」

 梓に官能的に愛されてゆく彼女は今だ目覚めない。梓の湛えた肉欲は止まらない。

 やがて執拗な愛撫はもう片側の鎖骨に及び、両の凹みにねっとりと唾液を湛え小さな泉を創る。梓は自らの下腹部にじわりと熱いものを感じ取ると、股を閉じて擦り合わせる。その行為で鈍い快感を脳へと伝え、興奮がさらに高まっていく。脳は本能的な快楽をさらに貪ろうと、鎖骨を甘噛みし股を小刻みに擦り合わせてゆく。
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:48:08.00 ID:priiZr1DO

 元々梓にとって艶かしい匂いで満ちていたその密室に、さらに女の匂いが水音と共に混じり始める。梓は鎖骨を舐めていた舌をツーっと律の胸の先端へと下ろしていく。その軌跡はやはり唾液。その軌跡をなぞり梓の舌は一度胸から鎖骨へ、そして胸へと往復する。緩やかな丘をじっくりと味わうように。

 鈍い快感では我慢出来なくなったのか、そっと股間に右手をやる。手の平に触れた瞬間湿り気を感じる。これまでの行為で割れ目はすっかり濡れそぼっていた。
 左腕は律をまたいで床に手をつき上半身を支える。右腕はより強い快感を生むべく小刻みに震えている。

 梓「んんっ、ぁ……」

 潤滑油に塗れた割れ目を、梓は人差し指で執拗に擦り快楽を求める。まだ生えぬ毛、ぴったり閉じた下の口。それでも梓の幼い身体には大人の欲望が満々と熟していた。

 そして胸の先端に置いた舌が小さな乳輪を丁寧になぞっていく。滑らかに、艶かしく。指の動きは激しく。女の匂いは甘く。律の匂いで性欲が溢れんばかりに高まっていく。梓にとって、律に触れられる事こそが全て。この密室に梓の本能を止められる者は誰も居ない。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:48:56.24 ID:priiZr1DO

 やがて律の乳輪をひと通り堪能すると梓は一度口を離し、唾液に塗れたその唇で、今度は勃たぬ乳首を少し強めに挟んだ。同時に右手はさらなる快楽を得ようと、人差し指で割れ目をこじ開ける。

 梓「んぁ……っ!」

 自らの嬌声に更なる情欲が渦巻く。上半身を支える左腕は怪しく揺れ動き、強い刺激に人差し指の動きが止まる。それでもなお刺激を求めるように、溢れる愛液を滑らせ内へゆっくりと挿し入れてゆく。

 梓「んっ……ん……んん……」

 口から零れる嬌声。やがて二つ目の関節まで人差し指を内へ嵌め込んだ。梓の膣はとても狭く、指を一本挿れるのが限界だと梓自身が悟るほど。それでも指と割れ目の隙間から、梓の蜜がとめどなく湧き出ていく。その液は足をゆっくりと伝い膝元に溜まってゆく。

 秘処から押し寄せる強い刺激に梓は小刻みに震え堪える。このまま膣内(なか)で動かせば自身の指だけでイキかねない。閉じた瞼に、乳首をくわえる唇に一層力を入れ、快感に慣れるのを待つ。

 梓「あ……ふ……」

 やがて刺激に慣れてくると瞼をうっすらと開け唇を離す。
 目の前には愛しい人の小ぶりな林檎。自らの蜜壺から発する女の匂いが女の欲望を讃える。それに抵抗する術を梓は失くしていた。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:49:53.17 ID:priiZr1DO

 禁断の果実に先端から喰らいつく。その味わいは甘美そのもの。歯型を残さんばかりに律の小ぶりな林檎をかじってゆく。その行為に脳は快楽をとめどなく浴び、酔いしれる。快感を、快感を。ただ快感を貪る本能に身を委ねていく。
 それと共に膣壁を指で激しく擦り回す。

 「んん、ん! ん、…あぁ! ああぁぁ……あ!」

 小さな乳に喰らいつくのもままならず、口を離し甘い嬌声を上げる。それでも梓は再び噛じりつき、今度は離さない。
 喘ぎ声が指の動く儘に紡がれてゆく。時に膣内(なか)をかき混ぜ淫らに水音を奏でる。時に膣の口から奥からリズミカルに出し入れを繰り返す。

 膣内(なか)から零れ滴る愛液は、さらに梓の膝元に溜まり水溜まりを創る。膝立ちの足がずれる度に水溜まりを踏み、密室に響き渡る水音。梓の耳に入る全ての音が、脳を淫らにかき混ぜ溶かしてゆく。

 「ん…! イ、…イク……!」

 しかし梓はまだ達するつもりはない。水音を奏でていたその指を一気に抜き取る。

 「ああん……っ」

 すかさず律の腕を取るとその中指を立たせ、自らの蜜壺へ誘い挿し入れた。今度はすっぽりと膣内(なか)へ受け入れる。

 「あん! んぁ……いぃ……!」

 恍惚する梓。恋人の愛撫という状況に、今までの行為とは比べられぬ程の快楽を味わっていく。その口はだらしなく開き、よだれが零れるのも気に止めない。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:51:10.13 ID:priiZr1DO
 根本まで挿入された律の指をリズミカルに出し入れしてゆく。愛しい人の指、それだけで彼女の感覚はかつてない最高の感度となる。
 膣口からほとばしる愛液と淫猥な水音、漏れる嬌声。今、この場が、梓にとって一番の"ふわふわ時間"。

 「あぁ―――――――!!」

 声にならぬ声を発する。
 快感が最高潮に達した直後、梓は腰を弓状にのけ反らせる。上半身を支えていた左腕がピンと張ることで態勢を崩し、梓の上体は首から律の胸へ押しつけてゆく。そのまま押し寄せる絶頂の波に身を委ねる。
 やがて絶頂を終えると全身の緊張が解ける。挿し入れていた律の中指は梓の脱力により膣の締まりが緩み、大量の愛液と共に吐き出される。

 「ふへへっ……」

 しかし梓は、その指をたどたどしく手に取ると、愛液を湛えた蜜壺へと再び誘った。

 「あぁぁ…………っ」

 オーガズムで敏感になった感覚に弱々しい喘ぎ声を漏らす。中指が根本まですっぽりと収まった。それを感じ取ると安心したように、梓は瞳を閉じて笑みをこぼした。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:51:14.20 ID:pm6R79eSO
こういうの見ると、なんか悲しくなってくるね
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:51:57.95 ID:priiZr1DO

 膣内(なか)の異物感は梓にとって幸せの素。なぜならこれは律の一部だから。次はうっかり膣外(そと)に逃がさないように、きゅっと足をとじる。

 そして、ただ行為の余韻に浸ることにした。

 「きもちイイ………」

 密室に充満する女の匂い。汗と愛液まみれの肢体(からだ)からは熱が放たれ、室温を僅かに上げる。

 「えへ…………」

 目と鼻の先にはひと噛じりされた禁断の果実。梓の汗と唾液と涙、そして果汁ですっかり潤っている。
 痛んだ果実。その皮には歯型が、傷がくっきりと残されていた。

 ふと、梓の左手がゆっくりと律の顔へ伸ばされてゆく――。

 「ほら律、みて。これがね、わたしの愛だよ。えへへっ」

 果実の緋い噛み傷を舐め、無邪気に微笑む少女。その手がつたなく掴んできた物は、血塗れの眼球だった。




 ――イヴとイヴが創り上げた楽園。それは寄り添える恋人の存在が、当人には何よりも幸せな世界。

 かつて手を取り笑い合った恋人達。しかし二度とその時には戻れない。

 嗚呼、恋人を弄ぶ彼女の背面には、壁に掛けられた一枚の写真が。
 恋人の瞳から一筋の水滴が流れていた。


 おしまい
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 22:54:13.49 ID:priiZr1DO
以上です
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/11(水) 23:20:43.72 ID:A8DNx6aCP
8レスで終わった……だと
8.10 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)