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友「暇だなあ」 男「そうだな」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 19:07:02.28 ID:mqCRwOW/0

初めてスレッド立てるんで、至らぬ点が多々あると思います。
特に山場とか、オチとか、意味とかありません。まさに801。
長い時間をかけて書いていく予定です。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1334484412(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 19:25:40.55 ID:mqCRwOW/0

友「ゲームでもしようぜ」

男「お前、ギャルゲーしか持ってないじゃん」

友「音ゲーもあるぞ!」

男「それって初音ミクの奴だろ? 一人用じゃねーか。それに、正直お前の指捌きが気持ち悪い」

友「傷つくこと言いやがって……」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 19:33:08.03 ID:mqCRwOW/0

友「そういうお前だってロクなゲーム持ってないだろ。ほとんどRPGだろ。しかも初代のプレステのばっかり」

男「まあな。でも最近はまったくしてないな。老けると、RPGをやり切る気力が枯れる」

友「俺らはまだピチピチの高2だろ。青春真っ盛りだろー」

男「その青春を野郎二人で過ごす俺たちって……」

友「おいやめろ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 19:40:41.55 ID:mqCRwOW/0

友「それで、何するよ?」

男「どうしましょう?」

友「質問を質問で返すなって学校で教わらなかったのか」

男「教わったか? 俺は記憶にございませんよ」

友「俺もねーですわ。小中一緒で両方覚えてないなら教わってないのかもな」

男「まあ、普通にマナー違反だけどな」

友「分かってるならやるなよ」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 20:00:11.67 ID:mqCRwOW/0

友「そういや、最近何か本読んだか? お前、読書好きじゃん」

男「まあ、人並みには。最近は、ちょいと中二病をこじらせて執筆なんかしちゃったよ」

友「わー、こじらせてんなー」

男「これ以上悪化しないように、体調と精神の管理はしっかりしとくよ」

友「そのうち、現実と妄想の区別がつかなくなるんじゃねーの」

男「現実と妄想か。そもそも、その境界線とはひどく曖昧なものではないだろうか。人間は自分が知覚したものを情報として、受信する。そして、その知覚するための器官は個体によって、やはり個々によって変わる。そこに、絶対的な現実はあるのだろうか。そして、そこに言語や経験によって補正されている妄想とも言えるものがないとは言い切れるだろうか」

友「あー、その話長い?」

男「いや、終わり」

友「良かった」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 20:08:22.02 ID:mqCRwOW/0

友「どんな小説書いてるんだ?」

男「恥ずかしいから、言わんよ。強いて言うなら、ヒロインはロリかな」

友「へ、変態だー」

男「はっはっは、褒めるな」

友「それで、ヤンデレは出てるんだろうな? もちろん銀髪の」

男「何でそんなに真剣な顔をしてるんだよ。てか、お前も大概変態だよな」

友「変態じゃない! ギャルゲマスターだ!」

男「高らかに言うことじゃないよね」

友「三次元にヤンデレいないのかなー」

男「残念だけど、三次元のはメンヘラって呼称なんだ。関わってはいけない人種なんだ」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 20:20:02.43 ID:mqCRwOW/0
男「まあ、お前は三次元でも彼女できそうだから良いよね。オタクで、変態だけど、性格は良いし、身体能力高いし。顔は……うん」

友「ひどいなオイ!お前だって変わってるけど良い奴だろ。お前が女だったら付き合いね、いや突き合いたいね」

男「最低の下ネタだな。そもそも、女は突かないから、突き合うとは言わない。……あれ、突き合わないよな? 童貞だからよく分からん」

友「俺も童貞だからよく分からん」

男「まあ、ここを引き伸ばすのはやめとくか。えと、俺が女だったら付き合いたいね。あれだな、キモイし、虚しいな」

友「そこを引き伸ばす必要もないだろ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 20:33:42.60 ID:mqCRwOW/0

男「すげぇ話変わるけど、方言で喋る女の子って可愛くね? 九州弁とか、関西弁とか」

友「あー、分かるかも。普段は標準語なのに、たまに出る地元言葉とかだろ」

男「さすが、ギャルゲマスター。分かってらっしゃる。俺、女の子に『だんだん』とか言ってもらいたいわ」

友「『おいでやす』とかも良いよな。ハートを鷲掴みにされて、そのままこねくり回されるぐらい良いよな」

男「分かりづらいぞ。取り敢えず、お前が超絶的なマゾってところしか伝わらなかった」

友「特に否定はいたしませんよ。でも、俺らの地元はな……」

男「……ああ、うん。あれだな、すごく汚ないよな。言葉遣い」

友「東北弁だもんな。語尾が『だべっちゃ』はちょっと苦笑しちまう」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 20:45:19.44 ID:mqCRwOW/0

友「ラノベでオススメねぇの?」

男「ラノベならお前の方が詳しいだろ。『とある』とか読んでりゃ良いんじゃね?」

友「あれは、ラノベ界のこち亀って聞くけどな。ぶっちゃけあの量を読破できる気がしない」

男「まあ、結構な量が出てるから初見お断りみたいな感じはなくもない。あ、伊藤計劃の『虐殺器官』とか、面白かったぞ。あんなに引き込まれた文章は久しぶりだった」

友「へえ。今度読んでみるわ」

男「しかもその作者、本数冊だけだして、亡くなったんだよ。まだ三十ちょいだったのに」

友「まじか」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 20:57:08.88 ID:mqCRwOW/0
友「俺もいつか死ぬんかね」

男「そりゃ、心臓が脈打ってるからな。と言っても、実感なんか湧かないわな」

友「まあな。でも、地震はヤバかったよな。ほら東日本大震災」

男「ああ、あれはやばかったな」

友「中学の卒業式前日だったじゃん。あの時も、俺ら、一緒にいたよな」

男「あー、そうだったな。お前が地面に膝ついてたのが今、脳裏に浮かんだ」

友「何故、そんなことを覚えてるんだよ……。俺は高笑いしてるお前が怖かったな」

男「人間、本当にどうしようもなくなったときは、笑いが込み上げてくるんだよ」



11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 21:08:33.63 ID:mqCRwOW/0
友「ぶっちゃけ、内陸は道路壊れただけだよな。今も直ってないとこがあるけど。にしても、何で一番震度が強かった俺らの市はほとんどピックアップされなかったんだろうな」

男「そりゃ、画にならないからだろ。被害のほとんどが津波だったし、結局、テレビ局はインパクトある映像が欲しいんだよ」

友「おのれ、民放。お昼休みはウキウキウォッチングじゃねーだろ」

男「実際、地震の時はいいともは放映されてたのか? ライフラインが途絶えてテレビなんか観れなかったわけだし」

友「ああ、二週間くらい江戸時代の暮らしに戻ったもんな。殿中でござる!」

男「殿中って、どういう意味よ?」

友「さあ?」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 21:22:47.14 ID:mqCRwOW/0

友「韓ドラってつまらなくね?」

男「また、大きく話が変わったな。まあ、同意だが」

友「何で衛生放送であんなに流れてんの?」

男「安価で、それなりの視聴率が取れるからって聞いたことがあるな。それかテレビ関係者に在日の人でもいるんじゃないか」

友「最近のテレビがつまらないのはそのせいか!」

男「テレビなんか昔とあまり変わってないだろ。変わったのは俺らじゃないか」

友「成長ですなー」

男「どちらかというと老けた、じゃないか。死に近づいたと言っても良いかもな」

友「んな、身も蓋もない言い方しなさんなって」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 21:39:45.41 ID:mqCRwOW/0

友「そういや、進路調査票は何て書いた?」

男「取り敢えず、国公立大学進学って書いたけどな。なりたい職業が決まってないから」

友「そっか。俺は就職にしたよ。消防士になろうと思ってる」

男「そっか。お前が羨ましいよ。俺には自分の進む路が分からないからな」

友「俺はお前が羨ましいよ。俺はかーちゃんを早く楽にしてやりたいしな。大学に行ってみたいとは思うけど、そんな余裕がないしな」

男「……そっか」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 21:53:31.15 ID:mqCRwOW/0

友「妬ましいぜ、まったく」

男「あんまり、やっかんでるようには聞こえないな」

友「そりゃ、家族の次に長い時間いるからな。こうやって、同じ奴とつるみ続けられるのは田舎の特徴だよな」

男「まあな。どうせなら、可愛い女の子の幼馴染が良かったけど」

友「ははは、残念だったな! 我輩じゃよ!」

男「オウ、マイガッドネス」

友「イエア、アイムロリコン」

男「わけが分からないよ」

友「こんな時、どんな顔をすれば良いか分からないの」

男「口角を吊り上げれば良いと思うよ」

友「普通に笑顔と言えば良いじゃないの」

男「自分、ヒネくれてるんで」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2012/04/15(日) 22:05:53.26 ID:/1Y869fD0
これは何系のお話なんですか?
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 22:10:48.71 ID:mqCRwOW/0

友「気づけばもうすぐ正午なんだが」

男「光陰矢の如しってのは、まじだな。こうして、貴重な青春は失われていくんだ」

友「切ないな。そんで、昼飯はどうする?」

男「スナック菓子食ってるから別に良いわ。お前だけで食っていいぞ」

友「じゃあ、そうするわ。まあ、まだ食わないけどな。朝のアニメ観たか?」

男「俺はアニメ観ないよ。時間の無駄過ぎる」

友「あ?」

男「無表情はやめようよ。そんな真剣な顔はもっと重大な時のためにとっておこうよ」

友「プリキュアをバカにされたのが、些細なことと言いたいのか?」

男「してないから。全然プリキュアの話題を出してないから」

友「話題を出す必要もないほどの拙作だと?」

男「やだ。この子メンドくさい」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 22:12:14.25 ID:mqCRwOW/0
>>15

何系なんでしょうね。
自分でもよく分かりません。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 22:28:41.86 ID:mqCRwOW/0

男「マンガは好きなんだけどな。アニメはほら、進むのが遅いじゃないか。三十分もかけて、一話分だろ? カップラーメンを立て続けに十個も作れちゃう」

友「お湯とか、かやくを入れたりする手間を含めればもっと個数は少ないだろ」

男「そこを掘り下げてくるとは思わなんだ。まあ、とにかくアニメはあんまり観ないです」

友「声優の声が聴けて最高なんだがな。じゃあ、最近のオススメマンガは?」

男「んー、マンガもやっぱりお前の方が詳しいだろ。荒川とか、聖お兄さん描いてる人を教えてくれたのもお前だしな。じゃあ、手塚治虫大先生を読めばいいじゃないの。マンガの神様だぜ。アトムとか、ブラックジャックとか凄まじいじやん。今読んでも普通に楽しめるしな」

友「手塚治虫ねぇ。絵柄が古臭いから受け付けないんだよな」

男「おま、お前と言う奴は……」

友(あ、こいつ熱く語り始めるな)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 22:41:36.90 ID:mqCRwOW/0

男「絵柄? そんなもん、関係ねぇ、関係ねぇんだよおおぉぉ!! 大事なのはそんなもんじゃねぇだろうが! 作品のテーマ! そのメッセージ性! マンガという媒体を通して作者を見るんだよ! 萌え?燃え? 舐めてんじゃねぇよ! そんなものは、あくまでも後から付加されるモノに過ぎないんだ! 先ずは先入観をかなぐり捨てろ! テンプレを噛み砕け! 受け入れろ! 帰依しろ! そして考えろ!」

友「よく分からんが、取り敢えず読んでみるわ。じゃあ、To loveるはどうなんだ」

男「古手川さん可愛いです」

友「だよな! 俺はヤミちゃん派だけどな!」

男「俺は平和主義者だが、戦わなければいけない時があることを知っている。それは、今だ」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/04/15(日) 22:50:24.42 ID:xKiEpnwAO
なんか好きだわ。頑張ってね
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 22:56:46.63 ID:mqCRwOW/0

友「待て! 人は戦争を通して相互理解の重要性をしかと学んだはずだ! お互いの文化や、人権を尊重するように、誰が好きでも良いと思うんだ!」

男「まさか、お前に正論を言われるとは。いや、その通りだ。俺が悪かった」


友「ちゃんと謝れる子に育ってくれてお母さんは嬉しいよ」

男「ははは、そーですね」

友「そういや、いいとも観んの忘れてた。まあ、いいか。しかし、何で皆変わり映えしないモノを観続けるのかね?」

男「やっぱり、不変な普遍を求めてるんじゃないのか。やっぱり凄まじい速度で移ろいゆく中にも、変わらないであって欲しいものがあるんだろ。よく分からんけど」

友「そうかもな。俺だって、中学の時までに比べて、こうしてお前と話す時間が減ったのは寂しいからな」

男「高校が違うんだからしょうがない。それでも、こうしてたまに会えんだから良いだろ。それもどちらかに彼女ができれば変わるかもな」

友「彼女できそうか?」

男「彼女いない歴=年齢の俺にそれ聞いちゃダメでしょ」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 23:01:50.14 ID:mqCRwOW/0
>>20

ありがとうこざいます。
レス付けてくれると、活力が湧いてきます(`・ω・′)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 23:17:09.91 ID:mqCRwOW/0
友「今更じゃねーか」

男「まあ、そうだよな。お前には彼女がいたんだよなぁ……」

友「やっぱり、こういう話題になると引っ張ってくるよなそのネタ」

男「あれは、中学校三年生の十月。文化祭での出来事であった」

友「何かナレーションが始まっちゃったよ!」

男「三年生にとっては中学校最後の学校行事。それはそれは、盛り上がった」

友「合唱コンクールとかあったよな。うわー、懐かしいな」

男「友は、地域伝統の舞踊を踊った。獅子舞のような面を付けて、彼は華麗に踊った。私は思った。『あ、こいつ。顔見えない方がかっこいいわ』」

友「うっせーよ!」

男「というのは、蛇足で、文化祭終了後、既に薄闇に満ちた校門の前に、俺は友から、彼の元恋人『幼馴染』を引き留めるように言われた。面倒に思いつつも、俺は友の頼みを引き受けた」

友「あー、もう良くね。憂鬱になってきたんだけど」
24 :眠くなってきた :2012/04/15(日) 23:24:35.25 ID:mqCRwOW/0

男「俺が幼馴染を呼び寄せると、彼女は若干嫌がる素振りを見せた。ぶっちゃけ、俺の繊細な硝子細工の心臓はひび割れそうになった」

友「そ、そんなことあったのかよ」

男「俺が友の名前を出すと、彼女の顔色が変わったのが、外光のほとんど射さない黄昏時にもかかわらず、はっきりと見て取れた。赤く、染まっていくのが」

友「暗闇の中、彼女の頬に色付いた紅が夕陽のようだったのか」

男「ちょっと黙ろうね」

友「あ、すんません」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 23:36:51.35 ID:mqCRwOW/0

男「小生は理解した。『あ、こいつら両想いだ。地球ほろびねぇかな』と」

友「一人称が安定してないし、『地球ほろびねぇかな』は理解じゃなくて、お前の感想じゃねーか」

男「的確な指摘をありがとう」

友「ども」

男「まあ、それで付き合った後、目一杯イチャイして別れたと」

友「端折り過ぎじゃね!?」

男「飽きられて捨てられたと」

友「そうだけどさ! もっとオブラートに包んで! 良薬は口に苦いんだよ! いや、良薬じゃなくて、ただの純然たる事実だけどな!」

男「この子、なんかノリツッコミの応用技みたいの使ってるよ」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 23:48:23.68 ID:mqCRwOW/0

男「喋り疲れたわ」

友「ちくしょう。こうなったら俺もお前の黒歴史を思い出させて、悶絶させてやるぜ」

男「ファックすんぞ」

友「真顔で言うなよ。肛門がキュッてなったじゃねーか」

男「そういえば、小学生の時に、よくカンチョーしてたな。お前だけに。今は絶対したくないけど」

友「あー、あったあった。積年の恨みが表出しそうだ」

男「奥に閉まっとけ。そして、電子ロックでも掛けとけ」

友「記憶を喚起させといて、都合の良いこと言いますこと」

男「人間てのは、自己中なモノですよ。自分以外は他人ですから」

友「そうだけどさ。そんな考えで寂しくないのか?」

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/15(日) 23:56:53.27 ID:mqCRwOW/0
男「どうだろうな。でも、他人だからこそ、大切にしようとも思えるんじゃないのか? それに他人だから敬愛できるんだと思う」

友「俺はあまり賛成できないなー。だって、お前の悪口を言われてたら、怒るぞ。それは、他人事だとは思えないからだろ」

男「あー、なるほどな。いや、俺も家族とか、お前なら良いんだけどさ、高校での友達はやっぱり他人だと思っちまう」

友「あ、それは分かる。距離感があるんだよな。気心が知れてないというか」

男「そうそう。良い奴らなんだけど、やっぱりお前とは違うんだよ。なんかホモくさいな」

友「やらないか」

男「だが、断る」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 00:04:19.80 ID:lFZCsKOu0

男「やはり、ジョジョは神マンガだと思うんです」

友「俺は三部しか読んでないから何とも言えんね」

男「俺は一部から四部の半分くらいかな。教室で友達とジョジョ立ちの練習をしたりしてるぞ」

友「めっちゃ気心知れてるやん!」

男「うおっ、ナイスツッコミ」

友「まだまだ、修行不足です」

男「お前は何を目指してるんだ」

友「消防士です」

男「それは聞いた。倍率やばいけど頑張れ」
29 :番外 :2012/04/16(月) 00:18:06.98 ID:lFZCsKOu0

男「このスレ、誰も見てないんじゃないか?」

友「そ、そんなことはないはずだ! SS速報はレスが付きにくいと、かねがね耳にしていただろ! 簡単にへこたれるな!」

男「いや、やはりラノベとかと一緒に恋愛要素のテコ入れが必要なんじゃ? こんな男二人の801スレなんかにくる好き者なんて、マイナーだろ」

友「閲覧してくれてる人に失礼だろ! し、しかし、恋愛要素を入れるにも、現時点ではこれ以上の人員増加の予定はないぞ! あるとしても、友2だけだ! もちろん野郎だ!」

男「……TSだ。友、女になれ! そりゃもう、超絶的な美少女になれ!」

友「あほか! 仮に俺が女になったところで、美少女にはなれねーよ!」

男「い、遺伝子レベルで変貌するんだ! 何、一パーセントほど変わればお前も美少女だ!」

友「一パーセントも変われば、チンパンジーがヒトになれるわ!」

風呂はいって来ます
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2012/04/16(月) 00:28:23.05 ID:SjKX1ks+0
ずっとみてたぞ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 00:52:19.79 ID:lFZCsKOu0

男「何でこんなに不景気なんだろうな」

友「やはり、政府のせいか?」

男「どうだろうな。まあ、仮に政府が悪いとしても、その政府を選んだ国民にも責任はあるんだろうな」

友「正直、選挙権とかもってないから、俺らはどうしようもないよな」

男「まったくだ。そんで、何でこんな話になったんだっけ?」

友「どうして、こんなに不景気なのかって話だろ」

男「ああ。まあ、あれだよ。原因の究明より現状の解決だよ。原因を究明しなきゃ、また不景気になる可能性もあるけど、取り敢えずは持ち直さないと話にならんね」

友「まあ、知識のない高校生が話す内容ではなかったな。認めたくないものだな、暇ゆえの過ちというのは」

男「シャアはロリコン。お前と完全に一致」

友「お前だってロリコンだろうが!」

男「ロリコンで何が悪い!」

友「開き直っちゃったよ!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 00:56:11.14 ID:lFZCsKOu0
>>30
嬉しくて嘔吐しそうです。
末長く付き合っていただけると、友くんも自分も嬉しいです。


今更ですが、このSSは85%ほどの真実で作られています。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 01:10:50.40 ID:lFZCsKOu0

男「ロリは良いよな。というか、貧乳は良いよな。心が洗われる。現代社会に降り注ぐ、数少ない慈恵だよ」

友「ダメだこいつ、早く何とかしないと……! 俺は銀髪なら何でも良いけどな」

男「何が銀髪だ。幼馴染は普通に黒髪だろうが」

友「三次元にまでは望んでないっての。てか、銀髪って、絶対に校則違反だろ」

男「地毛なら問題ないだろ。ヨーロッパの方とか」

友「お前、やっぱりジーニアスだな! あ、英語喋れないわ」

男「スピードラーニングだ。石川遼くんも、スピードラーニングを使って英語をマスターしたらしいぞ!」

友「何だって! そりゃ、使うしかないね。しかも聴くだけで、英語が喋れるようになるんだろ!?」

男「ああ、その通りさ。これで君も、今日から英語漬けだね!」

友「わーい! ……何だよ、このステマ寸劇は!? わけ分からんわ!」

男「ツッコミありがとう。どう収拾つけようか困惑していたんだ」

友「まあ、そうなるわな」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 01:30:17.00 ID:lFZCsKOu0

男「ゲームでさ、パワポケって知ってる?」

友「ああ、野球ゲームの皮を被ったギャルゲーのことか。もちろん幾つかはプレイしたぜ」

男「さすが、ギャルゲマスター。あのシリーズすごいよな。野球ゲームなのに、幸せ島なんて強制労働させられる島があるんだぜ。しかも、内容が濃過ぎ。島で兵器なんて作ってんの」

友「ああ。6の裏サクセスか。小学生の時にやってトラウマになってるわ。しかも、彼女候補の面子も濃いんだよな。確か、極道の娘に、未亡人に、整形美人に、意識不明になる関西弁の巫女に、攻略ほぼ不可能と言われる同僚だったっけ」

男「濃厚だな。濃厚過ぎて胃もたれしそうな奴ばかりだ」

友「コーンポタージュにも劣らないな」


35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 01:45:07.50 ID:lFZCsKOu0

友「コーンポタージュとか言ったら腹減ってきたから、飯食うわ」

男「りょーかい。俺はお前が買ったSQでも読んでるわ。そんで、何を食うんだ?」

友「卵かけご飯。調理すんのメンドい」

男「お前の食生活が心配だわー。ちゃんと野菜食えよ」

友「野菜ジュースと牛乳飲んでるから心配御無用だぜ。毎日バッチグーだぜ」

男「バッチグーとか死語過ぎる。今時、使ってる奴を見たことがないわ」

友「俺だけのアイデンティティという奴さ」

男「じゃあ俺はチョベリバでも使うか」

友「そういや、チョベリバって、『超ベリーバッド』の略なんだな。今まで、『ちょっ! このストロベリー、バルサミコ酢で食うとマジ美味いんだけど!』の略だと思ってた」

男「そんな凄まじく限定的な略語、いつ使うんだよ」


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 01:58:23.97 ID:lFZCsKOu0
男「To loveるが、もう本番のないエロマンガと化してるんだが」

友「しょうなんだよ」

男「咀嚼中に口を開くな。鶏卵の黄色がグロテスクなんだよ」

友「すまそ。しかし、ウィークリーに掲載されていたころのが、俺は好きだな。なんつーか、まだ健全だった……と思う」

男「いや、当時から凄かったろ。今は発禁されてもおかしくないレベルだけど」

友「まあ、ヤミちゃんが一杯出てぼかぁ、嬉しいです」

男「矢吹先生はブラックキャットからどうしてこうなったんだろうな。結構な中二で好きだったんだけどな。まあ、To loveるも好きだが」

友「中二ジャンプマンガなら外せないのがあるだろ」

男「ああ、はいはい。同時に言おうか。せーの」

「「BLEACH」」

友「ですよねー」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 02:02:37.23 ID:lFZCsKOu0

寝ます。
更新は基本的に夜間となりそうです。
801(ヤマなし、オチなし、意味なし)物語を暇な時に見てやってください。
レスくれると非常に嬉しいです。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/16(月) 05:24:39.80 ID:wqwbpA/mo
とりあえず全部読んだわ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 16:11:25.13 ID:lFZCsKOu0

>>38
こんな拙文に目を通していただいて、感無量でございます。


今からぼちぼち書いていきます。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 16:29:35.21 ID:lFZCsKOu0

男「師匠はマジですごいわ。ひたすらにオサレ。キャラクターから、斬魄刀から、色んな名称がオサレ。何故かエスパーダやらアランカルやらスペイン語を盛り込むところもオサレ。師匠、抱いて!」

友「恋はブラインドネスとはよく言ったもんだ」

男「いや、実際凄いだろ。大人になって、あそこまで陶酔しきったセリフ回しに、痛々しくも神々しいポエムは、まさに中二の鑑だって」

友「でも、内容が薄過ぎじゃねーか?」

男「それは、言わないプロミスだ。とにかく、あんな素敵な中二病に、なりたいんだなぁ。みつを」

友「結局、みつをになっちゃったよ!」

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 16:38:47.46 ID:lFZCsKOu0

男「語尾にみつを、ってつけると、詩的になるんだなぁ。みつを」

友「まじか。えーと、大人になんかなりたくないなぁ。みつを」

男「猿は人の紛い物。人は神の紛い物。なぁ、帯人。みつを」

友「BLEACHのポエムはみつをが作ったのかよ! そもそも、もう逝去してんだろうが!」

男「親のすねをかじって生きていきたいんだなぁ。みつを」

友「それはニートだろ! ただの駄目人間じゃねーか!」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 16:53:18.13 ID:lFZCsKOu0

男「駄目人間と聞いて、太宰治の人間失格を思い出した」

友「あー、あれか。結構前に読んだな」

男「マジか。俺は未読だわ。確か、一行目が、恥の多い人生がなんたらで始まるんだろ?」

友「よく覚えてないわ。取り敢えず、自虐ぶったモテ自慢小説でつまらんかった」

男「ふうん。太宰は富嶽百景と走れメロスしか読んだことないな」

友「俺は蜘蛛の糸も読んだぜ」

男「それは芥川龍之介だろ。芥川なら、鼻とか杜子春とか結構読んだな」

友「そうだっけ。あの二人、被るんだよな。両方自殺してるし」

男「分からなくもないな」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 16:59:59.61 ID:lFZCsKOu0

友「なんで自殺なんかしちまうのかね?」

男「さあな。多感な人間ほど思い詰めやすいんじゃないのか」

友「おお、俺もヤバイな」

男「今でいう、うつ病だったんかもな」

友「いや、ツッコめよ。ボケを流さないでくれよ」

男「ああ、さっきの冗談だったのか。お前なら本気でそう思ってんの
44 :ミスってしまった :2012/04/16(月) 17:04:15.88 ID:lFZCsKOu0

友「いや、ツッコめよ。ボケを流さないでくれよ」

男「ああ、さっきの冗談だったのか。お前のことだから本気でそう思ってるのかと」

友「お前の中での、俺の扱い低すぎだろ!」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 17:12:31.91 ID:lFZCsKOu0

友「やっぱり死ぬのは苦しいんだろうか」

男「そりゃ死にそうなほど苦しいだろ」

友「楽に死ぬ方法とかないんかね?」

男「やっぱり老衰とか?」

友「だな。大往生の末、たくさんの家族に見守られながら死にたい」

男「まあ、幸せな人生だろうよ」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 17:18:50.58 ID:lFZCsKOu0

友「死って結構身近にあるものなんだよな」

男「それはあるな。あの地震で、本当に生について考えさせられた。めちゃくちゃ地面が揺れて死ぬほどビビってさ、親戚が津波で亡くなったりもして」

友「いつ死んでも後悔しないように生きてーな」

男「そーだな」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 17:30:31.95 ID:lFZCsKOu0

男「海に行きたいな」

友「急にどうした?」

男「やっぱり青春といえば夏の海だろ。泊まりがけで行ってさ、スイカ割りしたり、花火したり。ベタだけど、やっぱり楽しいと思うんだよ」

友「楽しそうだけど、津波被害的に無理だろ。少なくとも俺らが高校生の内は。放射能とかもあるし」

男「だよなー。空から舞い降りるのは、天空の城のお姫様でもなく、純白な修道服を着たシスターでもなく、放射性セシウムだもんな」

友「そんな落下型ヒロインはお断りします」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 17:42:34.27 ID:lFZCsKOu0

男「マンガとかラノベでのヒロインとの理想的な出会いは何だと思う?」

友「朝、遅刻しそうになってパンを食べながら走るヒロインとぶつかってだな。それで彼女は同じクラスに転校してきて、隣の席になるんだ」

男「昭和だな。平成生まれのくせに発想が昭和だな。だいたい、原付で登校してる俺がそれしたら、単なる人身事故じゃん」

友「ボーイミーツクライムか」

男「ボーイイントゥピッグボックスかもな」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/04/16(月) 17:50:02.83 ID:Mz1u1VGqo
良スレの予感 >>1
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 17:55:05.56 ID:lFZCsKOu0

男「話すことがないな」

友「だなー」

男「あ、不良女っていたじゃん。ほら中学同じだった」

友「おー、懐かしいな。定時制の高校に通ってんだっけ」

男「前にあいつから電話きたんだよ。何でも高校を辞めたらしい」

友「マジか。俺らの同級生は結構退学する奴多いな」

男「だな。それで、今はなんか水商売してるらしい」

友「はあ!? 未成年だろ!」

51 :またミスってしまった :2012/04/16(月) 18:02:19.29 ID:lFZCsKOu0

男「年齢はごまかしてるんだとさ。しかも月に50万くらい貰ってるらしい」

友「すげぇな。やっぱり如何わしいこととかしてんのかな」

男「本人はお触り禁止の店で働いてるって言ってたし、嘘ついてるようには思わなかったが」

友「にしても、さすが中学で二度も妊娠騒動を起こしただけはあるな。ロックに生きてやがる」

男「ロックどころかヘビメタだろ」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 18:13:52.01 ID:lFZCsKOu0

友「勉強はどうだ?」

男「まあ、ぼちぼち。ベクトルとかいつ使うのかまったく見当がつかないけどな。完全に理解できたら、銃弾を反射できたりするんかな」

友「とある、か?」

男「そうそう。『中学生はなァ、ババァなンだよ!』の人が、ベクトル操る能力を持ってんだってさ」

友「なんだ、同類か」

男「そうですね」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 18:28:21.89 ID:lFZCsKOu0

友「俺は英語が無理だ。日本人ですから」

男「黒人みたいな肌色のくせに何言ってんだか」

友「そこまで黒くねーよ! 外の部活動だったらこんなもんだろうが」

男「自分の身体を痛めつけて、自分の限界地点を引き伸ばすマゾい部活か」

友「普通に陸上部と言えよ」

男「お前がブヒブヒ鳴いてる間に、俺は室内で、激しい音を立てながら、球をこねくり回して、突いて、淫靡な赤い輪の中に通してるんだ」

友「普通にバスケって言えよ!」

男「ブヒブヒは否定しないのか」

友「否定します! 全身全霊で否定します!」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 18:37:13.08 ID:lFZCsKOu0
男「中学の時は野球やってたよな。しかも左利きピッチャー」

友「そうだったな……。左利きだから無理やりピッチャーやらされたんだよ」

男「まったく役に立たなかったんだっけ?」

友「ストライクゾーンに入らないんだわ。先生にもフォアボール王と呼ばれるくらいだった」

男「ストライクゾーンを九つに分けれたりしなかったんだ」

友「おお振りの三橋じゃないんだから」

男「実際はストライクゾーンに入れるので精一杯だったと」

友「その通り」

55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 18:48:23.57 ID:lFZCsKOu0

男「本格的に話す内容がないよう」

友「つまらないシャレはやめなしゃれ」

男「なんでドヤ顔してんの?」

友「いや、面白かったから」

男「自画自賛かい。なんか話のネタないの?」

友「では、ヤンデレについて、議論しようではないか!」

男「女性の好きな部位? 二の腕に決まってるだろう。特に夏場、シャツの袖から覗く健康的でふくよかな二の腕は、スカートの絶対領域にも勝るとも劣らない魅力を持っていると言えるだろう」

友「聞いてないから。お前のフェティシズムなんて聞いてないから」


56 :一旦休憩します :2012/04/16(月) 19:13:44.38 ID:lFZCsKOu0

男「ヤンデレねー。八宝菜!」

友「ヤンデレのCDか。俺のウォークマンに入ってるぞ」

男「お前のウォークマンはボカロとかアニソンがたんまり入ってそうだもんな」

友「よく分かってらっしゃる」

男「前にゲーセンで、お前が初音ミクの音ゲーをしてる光景を思い出した」

友「あー、あったあった」

男「俺は筐体の後ろにあるベンチで、三十分ぐらいずっとお前の後姿を見てただけだった」

友「お前もなんかゲームすれば良かったじゃん」

男「俺はゲームが苦手なんだよ。だからRPGばっかりしてるんだ」

友「確かに、格ゲーでお前に負けたことがないな」

男「そうだ。自分が持ってる格ゲーでお前に負けた時から、俺は格ゲーをやめたんだった」

57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 20:31:10.57 ID:lFZCsKOu0

友「あー、ひまだなあ」

男「そうだな」

友「友2でも呼ぶか?」

男「どうせ寝てるだろ。あいつ、夕方の4時くらいまで寝てたりするしな」

友「夜行性だな」

男「人間は日中に活動できるようにできてるんだけどな」

友「[たぬき]が来たりしないかね。のぶ代ボイスのタイプがいいな」

男「珍しい」

友「何が?」

男「お前なら女の子が来ないか望みそうだもの」

友「[たぬき]の道具で、原子から造ればいいじゃない。人間製造機とかそんなのなかったっけ? まさに一から始める光源氏計画」

男「人道的にどうなのよ。それに、確か造れるのは超能力者で、人間の征服を企んでいるとかそんなオチだった気がするんだが」

友「エスパー少女。なるほど、絶チルか」

男「お前、サンデーまで読んでるのかよ」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 21:27:35.37 ID:lFZCsKOu0
友「ぼちぼちな。ハヤテとかは単行本で買ってるぜ。それにしても、何でサンデーはジャンプとかマガジンに比べて売り上げが低いんだろうな」

男「看板マンガがないからじゃないか? ジャンプでいうワンピースとナルト。マガジンでいう……マガジンは良作が豊富だから問題ないのか。フェアリーテイルまで描いてる尾田っちすげえ」

友「なるほどな。バーローはサンデーの看板にはなりきれないのか」

男「ま、バーローだからしょうがない」

友「にしても、ワンピースは本当にすげぇよな。連載終了したら、ジャンプがまた傾くな」

男「まだまだ終わる気配はないけどな。でも正直、最近のワンピースはつまらなくね? コマがゴチャゴチャし過ぎて読む気にならん。今のジャンプはめだかボックスが一番面白い」


59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 21:57:41.81 ID:lFZCsKOu0

友「西尾維新好きな高校生って多いよな」

男「そうだな。俺はめだか以外読んだことないけど」

友「俺だってないよ」

男「……」

友「……」

男「広げようと思ったけど、まったく思いつかんかった」

友「そっか」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 22:13:30.46 ID:lFZCsKOu0

友「神はいるのだろうか」

男「いきなりどうした?」

友「いや、ふと疑問に思った。いると思うか?」

男「どうだろうな。いてもいなくても、どっちだって良い」

友「無宗教か」

男「いや、家は曹洞宗だよ。一応禅宗らしい。俺自身は仏教は好きじゃないけどな」

友「ふうん。家はどうなんだろ。でも宗教に
61 :↑の友のセリフは、なしです :2012/04/16(月) 22:30:42.05 ID:lFZCsKOu0
友「なんで嫌いなんだ?」

男「仏教では、業を背負った者は、地獄に堕ちるだろ。あれ、赤ちゃんにも適用されるらしい」

友「つまり、どういうことだ」

男「流産した子どもは地獄に堕ちるんだよ。それと三歳未満で死んだ子も」

友「は? なんで?」

男「産まれるときに母親を苦痛に合わせるし、血に塗れるからさ。ある程度、成長することでその業は返上できるんだけどな」

友「おかしいだろ。そんなの、おかしいだろ」

男「憤る気持ちはよく分かるよ。俺も同じ気持ちだから仏教は嫌いなんだし」

友「やっぱりキリスト教だな」

男「いや、あれも相当だぞ」

62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 22:40:15.84 ID:lFZCsKOu0

友「なんで?」

男「今はもちろん無いんだが、中世頃にカトリックの教えで、免罪符というものがあってだな」

友「お、それは聞いたことあるぞ。確か、お金を協会に贈ることで発行してもらえる引換券だろ」

男「ご名答。ルターがプロテスタントをつくる発端にもなった、殺人さえも許される素敵で無敵な引換券だ」

友「ひどい話だな」

男「所詮、宗教なんて愚昧で矮小な人間が作ったものだからな」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 22:49:35.70 ID:lFZCsKOu0

友「神様も人間が作ったものだと」

男「何をもって神と呼ぶかだな。宇宙の創造主という形でなら、きっといるんだろうよ。無から有は産まれないんだから」

友「宇宙の素を作ったのが神ってことか?」

男「そゆこと」


64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/16(月) 23:21:34.59 ID:lFZCsKOu0
友「なんかオカルトな話になったなー」

男「そうだな。現実世界がパッサパサだから神秘的なものに惹かれるんだろう。少なくとも俺は」

友「俺は純粋にワクワクするんだよな」

男「なるほどな」

友「それで。結局、どの宗教が一番いいんだろうな。 イスラム教?」

男「豚肉食えないからそれはないな」

友「じゃあ、ヒンドゥー教?」

男「今度は牛肉が食えないじゃん」

友「創価学会」

男「ははっ、ワロス。日本人は無宗教を信仰してれば良いんだよ」

友「そか」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 20:15:58.76 ID:6ARa5iki0

友「なあ、人間の精子量が五十年ぐらい前に比べて三分の二ほどにで減ったらしいぜ」

男「いきなり何だよ」

友「いや、何で減ったのかと思って。動きも遅いらしいし」

男「人間の死亡率が減ったからじゃないのか。死にやすい生物ほど子どもをたくさん産むんだから。よく分からないけど」

友「あー、そうかもな。精子たちも就職氷河期なのか」

男「俺たちの世代は受精氷河期をくぐり抜けた上に、就職氷河期まで勝ち抜かなきゃいけないのか」

友「世知辛いな」

男「そうだな」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 20:21:49.03 ID:6ARa5iki0

友「そういえば、辛いって字に一画足せば、幸せになるんだぜ」

男「おお、確かに」

友「俺は今辛い。でもお前という一人がいれば、俺は幸せなんだ。だからいつもそばにいてくれ。という、プロポーズはどうだろう?」

男「分かり辛い」

友「だな」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 20:27:47.23 ID:6ARa5iki0

友「じゃあ、お前はどんなプロポーズが良いんだよ」

男「普通でよくね。俺が幸せにするから。みたいな。むしろ俺を幸せにして、てか養って。とか?」

友「ヒモか! いや、普通じゃ味気ないだろ」

男「じゃあ、月が綺麗ですね。とか?」

友「おお、漱石のとっつぁんか!」

男「大文豪相手にどんだけフランクなんだよ」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 20:33:20.39 ID:6ARa5iki0

友「ぶっちゃけ、彼女いないのにこんな話しても無駄じゃね」

男「うん、分かってるよ」

友「あー、彼女欲しい」

男「俺も欲しいわ。空から降ってこねーかな」

友「降ってくるのは放射性セシウムだってさっき、結論づいたじゃねーか。そういえば、お前の好きなヒロインの出会い方は何だよ?」

男「自分の母親から産まれてくる」

友「妹萌えだったか!」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 20:41:21.48 ID:6ARa5iki0

友「お前に妹萌えの属性がついてたなんて」

男「イザナギがイザナミを孕ませたようにな、太古から日本人は妹が大好きなのだよ。ちなみに、スサノオとアマテラスのことも鑑みれば、姉萌えも兼ねてるのよ」

友「日本人は昔より変態なんだな。さすが萌えの国、日本」

男「英語には、妹と姉のような、明確に区別する言葉がないしな」

友「でも、お前にはねーちゃんがいるじゃん」

男「三次は別だろ。あくまでも二次元での話だ」

友「どっちにしろ、お前は三次の彼女を求めてないよな」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 20:51:25.78 ID:6ARa5iki0

男「いや、三次元の女はクソすぎてね。顔とかはあんまり気にしない方だけど、品性に欠け過ぎなんだよ」

友「そうか? 良い奴も一杯いるじゃん」

男「まあ、個人個人じゃそうだけど、群れるとウザすぎ」

友「あー、分かるかも」

男「しかも、男女平等って、うるさいくせに、レディーファーストまで用いて、最大限の利権を得ようとするしよ。都合が悪くなったら女だからって逃げるしよ。今の時代、ホームレスも、うつ病も、自殺者もほとんど男だっての」

友「顔怖っ! 何か嫌なことがあったんだな。お疲れさん」


71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 21:07:53.21 ID:6ARa5iki0

友「話変えよーぜ」

男「そうだな。じゃあ、たとえば弱ってる猫に餌をあげるじゃん。でも家で飼うわけでもなく、ただ、自分がか弱い者のために何かをしたっていう、独善的な満足を充たすための行為に過ぎない。でも、やっぱり猫は自分が餌を与えなきゃ死んでしまう。この時、猫が死んでしまえば、俺はただ命を弄んだとなるのだろうか。無責任な偽善者という最低の人間になってしまうのだろうか」

友「長っ! 絶対さっきの話題を引きずってるだろ!」

男「やはり、関わらないで無視するべきなのだろうか」

友「んー、とりあえずそれは仮定の話に過ぎないだろ」

男「まあ、そうだが」

友「なら、そんな不幸な猫ちゃんはいなかった。それで良いだろ。もし出くわしたらその時に改めて考えればいいだろ」

男「想定外の事態を想像しなかったから福島原発みたいな大惨事が起きるんだろ」

友「まあ、そうだな」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 21:16:38.54 ID:6ARa5iki0

友「じゃあ、偽善でもいいじゃん。無責任でもいいじゃん。それで何の問題があるんだよ。それに命を弄んだわけではないだろ」

男「……おお」

友「どうした?」

男「いや、お前からそんな哲学チックな答えが返ってくるとは思わなんだ」

友「ドラマチック《劇的》だろ?」

男「刺激的だ」
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 21:32:23.49 ID:6ARa5iki0

友「いい加減、なんかしよーぜ。とりあえず外でも行くか」

男「えー、花粉さんが大気を蹂躙してるから嫌だ」

友「別に花粉症じゃないだろ」

男「足攣ったから嫌だ」

友「無表情やん」

男「放射性セシウムさんがストーリー開幕のためにスタンバってるから嫌だ」

友「いや、何も始まらないよ。被曝するくらいだよ。それだってもう手遅れだしな」

男「怖いこと言うなよ」

友「ごめん」

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 21:46:15.23 ID:6ARa5iki0

男「そういえば、友2が3DS買ったって。キンハーをやるんじゃい! って言ってた」

友「まじか!? あいつゲームしてる余裕なんてないだろ」

男「まあ、友2だからな」

友「同じクラスなんだろ。今でも仲いいわけ?」

男「まあ、ぼちぼち。よくラノベとか借りるよ。会話はあまりしないかな。あいつはあんまり喋んないし」

友「あー、確かに無口だよな。お前にも負けない毒舌だけど」

男「俺は毒舌じゃないだろ」

友「俺のことをよく黒人とか言うくせに」

男「事実を述べただけじゃん」

友「そんな事実は虚構だ! オールフィクションだ!」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 21:56:55.23 ID:6ARa5iki0

友「友2を呼ぶかー。やることなさすぎ」

男「三人でやることってなんだよ」

友「えー、スマブラ?」

男「俺は格ゲーできないって。二人がスマブラするなら俺は帰るよ」

友「何で拗ねんのよ」

男「拗ねてなんかないって。ただお前らが熱くなって、俺が蚊帳の外になるのが面白くないだけだよ」

友「やっぱり拗ねてるじゃん。分かった、対戦ゲームはしないって。そういえばスマブラやるといつも速攻で自爆するんだもんな」

男「自爆じゃない。勇気ある特攻だ」

友「はいはい」

男「……」

友「拗ねない拗ねない。幼い子どもじゃないんだから」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 22:07:24.32 ID:6ARa5iki0

友「それで何をするよ。二人もしくは三人でできること。んー、鬼ごっこ?」

男「陸上部二人相手に逃げ切れる気もタッチできる気もしないんだが」

友「お前だってバスケ部じゃん」

男「俺は50メートル走のタイム7秒ジャストだぞ。鈍足だわ。友2は6秒7だし」

友「まじか。俺は6秒2」

男「やだ。陸上部怖い」

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 22:15:34.10 ID:6ARa5iki0

男「ぶっちゃけ、バスケ以外でお前に勝てるスポーツがないと思う」

友「まあ、負けないわな」

男「うわ、うぜぇ。自分で言う分には良いけど、他人に言われるとうぜぇ」

友「ははは。いつも好き勝手言ってくれる仕返しだ!」

男「あ、そういえば幼馴染に彼氏がいるそうだぞ。他校のバスケ部の人だそうで」

友「」

男「おーい、蘇れ。おーい」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 22:22:47.27 ID:6ARa5iki0

友「はっ! じーちゃんが川の向こうで手を振ってた」

男「お前のじーちゃん生きてるよな?」

友「まあな。それで、なんの話してるんだっけ。ああ、プリキュアか。もちろん全シリーズ好きだけど、やはり初代が一番さ。キュアブラックもキュアホワイトもめがっさ可愛いぜ」

男「してないよ。プリキュアとか観ないしな」

友「よし。三途の川に行ってきなさい」

男「苦しいし、服伸びるから胸倉掴まないで」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/19(木) 22:25:51.69 ID:6ARa5iki0

眠いのでここらへんで今日はやめます。
見てる人なんていないかもしれませんけれど。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/04/26(木) 20:02:43.67 ID:Zwj90aMMo
続きマダー?
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/26(木) 22:35:49.90 ID:vzyVkQEX0

友「炭酸うめぇ」

男「お前、三ツ矢サイダー好きだよな。俺はコーラの方が好きかな」

友「コーラはなぁ、糖分がなぁ」

男「サイダーもそこまで変わんないだろ」

友「まあ、そうなんだけどな。あー、俺も炭酸みたいに弾けた人間になりたいぜ」

男「まずは人間にならないとな」

友「そこから!?」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/26(木) 22:38:57.92 ID:vzyVkQEX0
>>80
一週間も放置してしまって申し訳ないです。
これからもこんなことが多々あると思います。
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/26(木) 22:49:23.98 ID:vzyVkQEX0

男「明日、世界が滅亡するとしたら何したい?」

友「唐突だな。そーだな、やっぱり普通に暮らすんじゃないか?」

男「味気ないな」

友「そうか? じゃあ、お前はどうするんだよ?」

男「美味いもんを一杯食う」

友「お前も味気ない……いや味はあるか。でも滅亡直前じゃ店がやってないんじゃね?」

男「あー、確かに」

友「ぬはは、耄碌してんなー」

男「俺より冴えてる友なんて友じゃない。お前は偽者だ!」

友「やっぱりお前の中で、俺の評価低すぎだろ!!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/26(木) 23:05:11.99 ID:vzyVkQEX0

男「しかし、友のことを偽者と言ったけど、本当の自分って何だろうな」

友「そういう話好きだよな。俺も好きだけどさ」

男「暇人だからな。色々と不要なことを考えてしまうのさ。しかし、『自分』って何だろうな。俺が俺であることを証明する方法って何だろうな」

友「ふっ、俺という人間がお前のことをしっかり認識してる。それで充分じゃねーか」

男「はいはい。分かったからドヤ顔は止めろ。不快だから」

友「すんません」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/26(木) 23:30:51.20 ID:vzyVkQEX0
友「実際、自己の証明なんて最初からできてるんじゃねーの。人と人の間にあるから『人間』なんだから」

男「つまり、他人がいて初めて自分がいるってことか」

友「あん? ……多分そのとーりなんですわ」

男「誰かの受け売りだったな」

友「みつをだよきっと」

男「みつをなら納得」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/26(木) 23:57:04.76 ID:vzyVkQEX0

友「そういえば、幼馴染2から小説? というよりも詩を貰ったんだけど」

男「ああ、懐かしいな。ぶっちゃけ中学では全く話をしなかったよ。いや、そもそも何で高校違うのにそんなに仲良いのよ?」

友「さあ? なんかメールとかしてたらそうなった」

男「リア充じゃん。羨まし……くもないか。幼馴染2だし。顔はそれなりに良いけど、なんか残念な子って印象しかないわ。今思えば小学生の頃から中二病患者だったよな」

友「あー、まあ、うん。でもちょっとイタいけど良いやつだろ」

男「お前は基本的に優しいよな。それで、幼馴染2のことをどう思ってるんだ?」

友「銀髪にして抱き締めたい」

男「前言は全力で撤回。お前、マジで気持ちが悪い。あと、気色が悪い。あと気味が悪い。あとキレが悪い」

友「キレが悪いって何!?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/27(金) 00:32:13.52 ID:a/XotnIk0

友「それで、詩はケータイにあるけど、見るか?」

男「あー、じゃあ見るよ。どれどれ」

『「あ。ねぇ、青空が見えるよ」

彼女が窓の外を、指差しながら言った。

しかし、現時点で僕たちの上空を覆っているのは、どんよりと重い灰色の雲と、冷たく降りしきる雨だ。

「雨が降ってるのに、青空なんて見えるのか?」

「見える、見える。今、見えてるよ。ほら、こっち来て」



彼女は素早く僕の手を取り、窓へと引っ張る。緩慢な歩みで僕はそれに従った。

あそこだよ、と何度も細くしなやかな指先が窓をつつく。目を向ければ、彼女の指先のずっと向こうに、確かに雲が途切れ、僅かばかりの虚空が存在した。

そこから覗くは、澄んだ青。漏れ出るは、天へと連なる柱のような光


「ふうん。珍しいな」

僕は感心して、そう呟く。

彼女は嬉しそうに何度も頷き、褒めて、褒めてと、純朴な仔犬のようにキラキラと煌めき、少し潤んだ美しい瞳で訴えてくる。


よく見つけたな。そう口にして、彼女の細く柔らかな髪を、少し荒く撫で回す。
きゃあっと、声を弾ませながら、彼女は屈託なく笑う。
その笑顔は、先ほど見えた青空よりも清々しく、光よりも輝いていた。少なくとも、僕にはそう見えた。

僕たちは、暫くの間、虚空を、青を、光柱を肩を並べながら、見つめていた。
88 :詩は表現などを勝手に改変してます。幼馴染2ごめん :2012/04/27(金) 01:07:18.45 ID:a/XotnIk0

彼女がおもむろに口を開いた。

「あのさ、もしも私たち人間がいなくなっちゃったら、空はどうなると思う?」

「急に何だよ」

唐突な問いに戸惑い、とりあえず苦笑を顔に貼り付けて、彼女に目を向ける。
彼女の瞳は雲の裂け目に吸い込まれたままだった。真剣な瞳は吸い寄せられたまま、僕に向けられることはなかった。
仕方なく、僕は思考を働かせる。彼女のガラス玉のような瞳を僕へと向かわせるために。

「何も変わらないんじゃないの。綺麗なまんま」

暫くの黙考の後、それなりに納得できる答えを口にした。

しかし、彼女はかぶりを振った。美しい瞳は僕に向けられなかった。

「もっと、綺麗になるんだよ。息も、心臓も止まってしまっちゃうくらい」

華奢な指先が窓を慰撫する。
まるで遠くの青空を労わるように。


「人間はね、空を汚し過ぎるの。要らないものばかり、自然に放るの。飛行機は、優雅に飛ぶ鳥じゃない。ビルや建物は、静かな陰を落とす木々じゃない。光化学スモッグは白淡な雲じゃない。街の灯りも、ネオンサインも、煌めく星じゃない」


無表情のまま、彼女はそう語った。

僕は押し黙る。

言葉は続く。

「自然の産物が一番美しい。人間はそれを知ってるはずなのに、蹂躙してしまう。空にとって、自然にとって、地球にとって、私たちは、いなくても構わないモノなの」


ーー彼女の言葉に耳を傾けている内に、雨の音が止んでいた。

僕はずっと彼女に向けていた瞳を、窓の外に向ける。

陽が顔を出し、外に広がる世界は白く、美しく輝いていた。








89 :今更ながら、こんなに改変して良かったのだろうか…… :2012/04/27(金) 01:25:36.33 ID:a/XotnIk0
「いても、良いんじゃないか?」

窓に目を向けたまま、そう告げた。

「僕らがいなきゃ、今の空とか、この自然とかを、『綺麗』とか『美しく』とか、表せないんだから。地球は僕らを創ったんじゃないかな。誰かに褒められたくて。認められたくて。綺麗、と言ってもらいたくて」

都合の良い憶測だけど、と付け足して、彼女に瞳を向けた。
彼女は僕を見つめていた。外光よりも輝いていた。何よりも愛おしいと思えた。

彼女は、そうかもしれないね、と笑った。やはり澱みない純粋な笑みに見えた。
僕も笑った。彼女のようには笑えないだろうけれど、それでも笑った。きっと彼女が喜んでくれるから。

ほら。僕たちは今日も綺麗な世界で生きていく。』
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/27(金) 01:46:57.38 ID:a/XotnIk0

男「うむ」

友「良い話だなー」

男「まあ、うん」

友「気に入らなかったか?」

男「いや、そうでもないよ。まあ、感性は個人個人のものだからね。良いと思うよ、うん」

友「気になる言い回しだな。じゃあ、お前はどう思ったわけ?」

男「いや、別に。幼馴染2は自然と人間が好きなんだって、思ったぐらいかな。あ、人間はモノってところは同感かな」

友「ん?」

男「ヒトなんて、肉なんだよ。電気信号が巡ってる以外は、スーパーに並ぶお肉さんたちと大差ないのさ。あ、なら人間も自然の一部だな。幼馴染2は人間と自然を別みたいに扱ってたけど、人間も自然の一部さね」

友「なんて、渇いた考え方なんだ」

男「そんなことないよ。ウェットに富んでるよ」

友「湿り過ぎて、心に黴が生えたのか。納得」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/27(金) 02:07:29.37 ID:a/XotnIk0

友「お前だって小説書いてるんだろ?」

男「小説なんて高尚なもんじゃねーよ。良く言ってもラノベだ」

友「どんな話?」

男「あんまり言いたくないけど、日常の話かな。ありがちな話だよ。倍率千倍を抜けられるストーリーではなさそう。大賞は倍率五千倍だしな」

友「受賞の倍率千倍かよ。歪みねーな」

男「全くだ」


92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/27(金) 02:12:38.78 ID:a/XotnIk0
男「そういえば、銀髪にして抱き締めたいとか言ってたけど、幼馴染2のこと好きなの?」

友「ん、そうだな」

男「それって恋愛感情? それとも人間として? まあ、お前のことだから人間としてだろ」

友「恋愛感情だが?」

男「だって、お前は幼馴染一筋だもん…………え?」

友「ん?」

男「そんな嘘をつくお前は嫌いだぞ」

友「嘘じゃねーよ」

男「……まじかよ!!?」

友「うお。お前の大声を今日初めて聞いたわ」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/04/27(金) 02:20:59.85 ID:a/XotnIk0

男「え、え? いつから? いや、ちょっと待て」

友「落ち着け。どうどうどう」

男「俺は馬じゃねーよ。それで、いつからなの?」

友「んー、中学校卒業間際かな」

男「はあ!? そんな前からかよ!?」

友「おう」

男「なんで、そんな面白そうな話を教えてくれなかったんだよ?」

友「絶対イジられると思ったからだよ」

男「イジるに決まってるだろうが!」

友「やだ! この子性格悪い! いや、ずっと前から知ってたけど!」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/27(金) 02:29:04.72 ID:a/XotnIk0
そろそろ寝ます。
100まで書くつもりでしたが、睡魔さんは非常に強いです。勝てません。
詩というか短編は、原作そのままにしておくべきでした。猛省。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/04/27(金) 21:19:42.67 ID:owWu2JxN0
1週間だろうと1か月だろうと書いてさえくれれば一向に構わん。
頑張って続けてくれや
応援してるぜ!
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/01(火) 22:40:27.32 ID:gClejS1E0

男「俺は今、猛烈に裏切られた気分だ」

友「何でよ?」

男「お前がちゃんと高校生をしてるからだよ。俺と同じように無味乾燥な日々を過ごしていると思ったのに」

友「ふっ、ザクとは違うのだよ!」

男「あ、ガンダムは全く知らないです」

友「あ、そっすか」

男「それで、どこに惚れたん? 顔か? やはり顔なのか?」

友「まあ、顔もだけどさ」

男「これだから高校生は。容貌なんて皮一枚剥がしてしまえば、誰もが醜悪になるってのに」

友「いや、お前も高校生だろ。それに皮一枚剥がれることってほとんどないぞ」

男「むう。認めたくないものだな、己の若さゆえの過ちというものは」

友「お前、実はガンダム好きだろ」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/01(火) 22:42:57.18 ID:gClejS1E0
>>95
ありがとうございます。
途中で投げることなく、それなりの完結を迎えられるようにできるだけ頑張ります。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/01(火) 22:57:41.09 ID:gClejS1E0

男「それで。幼馴染2とはどれぐらい親しいんだ?」

友「別にそこまで親しいわけではないな。お互いの近況を話したり、オススメの本を教えてもらったり」

男「仲睦まじいこと。俺は女子と話す機会なんて、学校行事のときか、事務連絡くらいだわ」

友「まじか。俺は女子に悩み相談とかされるぜ」

男「……うわあ。俺、もうお前と友達でいられる自信ないわー。てか、同じ空気吸いたくないわー」

友「そんなレベル!?」

99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/01(火) 23:07:12.54 ID:gClejS1E0

男「文学少女って何処にいるの? やっぱり二次元にしかいないの?」

友「文学少女が好きなのか。幼馴染2も一応文学少女じゃないか?」

男「あれは中二病患者だろ。きっと友達が少ないよ。てか中学時代にあいつがクラスの輪にいるところを全く見た覚えがないんだが」

友「『趣味は人間観察』とか言ってたからな。前会ったときにその話をしたら、顔真っ赤になってたよ」

男「あ、それはちょっと可愛いかも」

友「俺も幼馴染2に、お前の中二病時代をバラしちゃおうかな。話のネタとして」

男「その前にお前をバラすぞ」

友「冗談だってば」
100 :番外2 :2012/05/01(火) 23:13:56.29 ID:gClejS1E0
友「ついに三桁だよ!」

男「桁が増えたよ! やったねたえちゃん!」

たえちゃん「うん!」

友「たえちゃんを召喚しないで! 」

男「三桁に達して意気鷹揚している>>1は、今更キャラ紹介をするらしいよ!」

友「わー、誰得!」

男「気にしたら何かに負けるよ! 今はただレッツゴ!!」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/01(火) 23:41:06.47 ID:4ILAM13Jo
良スレwktk
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/01(火) 23:41:18.97 ID:gClejS1E0
すんごく今更なキャラ紹介

男ーーA高校に通う。暇な人。玉を激しく突いて、赤い穴に入れる部活をしている。友とは家族の次に長い時間を共に過ごしている。永遠に中二病でいたいと公言してしまうイタい人。Toloveるが連載終了して以来、ジャンプを買わなくなった。

友ーーB高校に通う。ゲーオタ。銀髪スキー。よく黒人と言われる。身体を虐めて快感を得る部活をしている。よくジャンプSQを男に貸す。運動神経はかなり高い。ギャルゲマスター。エロゲーに手を伸ばしたいと思いつつ、踏ん切りがつかないお年頃。PS3の壁紙は銀髪キャラのイラスト。

友2ーー未登場。A高校に通う。中学から男たちと仲良くなった。無口。男にお弁当のおかずをよく食べられる。サブカルチャーが好き。陸上部。「俺の時も普通に陸上部って言えよ!」男によくラノベを貸し出す。

幼馴染ーー未登場(おそらく登場しない)。友の元カノ。C高校に通う。別れた理由は「冷めた」から。女って怖いね。同じ高校のバスケ部に彼氏がいる。

幼馴染2ーー彼女は友達が少ない。縮めると「はがない」だね。D高校に通う。小中と中二病をこじらせていた。顔は結構可愛い。隣人部ではなくて、合唱部に所属している。

不良女ーーヘヴィメタルな人。今は遠くの市で働いているらしい。
103 :番外終了 :2012/05/01(火) 23:49:57.56 ID:gClejS1E0
男「こんなところだね」

友「わー、ほんと誰得!お前のところにロリコンってのが入ってないぞ?」

男「お前のところには、ボカロ厨って入ってないな」

友「…………」

男「…………」

たえちゃん「どうしたのー?」

友「まだいたんだ!?」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/01(火) 23:52:30.26 ID:gClejS1E0
>>101
書き溜めなしの亀さんなので、あまり血行を促進してると、肌が脂ぎっちゃいますよ。
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/02(水) 00:01:31.33 ID:Q895oaZp0

男「こんな面白いことを一人で抱えていてはもったいない。友2に知らせなければ!」

友「ちょ! それはマジで勘弁してくれ!」

男「いや、どうせ学校で言うんだし、早かろうが遅かろうが大差ないだろ。むしろ、今言えば俺たちからアドバイスを授けてもらえるぞ」

友「お前ら恋愛経験ないだろ! 俺も大してないけど」

男「三人寄れば文殊の智恵だぞ」

友「むう。諺を言われると納得してしまいそうになる」

男「三人寄れば文殊の智恵なんだなあ、みつを」

友「あ、友2を呼んだ方が良いわ」

男「みつをは偉大だな」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/02(水) 00:11:55.55 ID:Q895oaZp0

友2「はい、もしもし。こんな早くから電話すんなよ」

男「おはよう。もう2時だけどな」

友2「俺は休日は18時間は寝たいんだよ」

男「ナマケモノよりは働き者だな。あいつらは毎日20時間近く寝るらしいぞ」

友2「それで何の用?」

男「今から友の家に来てくれ。素敵で無敵なお話しがあるんだ」

友2「あー、銀髪スキーの家? 分かったよ。じゃあ、準備してから行くから」

男「バイクだろ。事故るなよ! 絶対事故るなよ!!」

友2「不吉なフラグ立てんなよ」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/02(水) 00:19:04.38 ID:Q895oaZp0

男「友2が降臨なさるそうです」

友「そういや、友2に借りたモンハン返してなかったな」

男「よくあんなゲームできるな。クラスメイトが前にやってたけど訳が分からんかった」

友「慣れだよ、慣れ」

男「絶対無理だな。まあ、俺はゼノギアスとかができればそれで良いや」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/02(水) 00:25:25.67 ID:Q895oaZp0

男「それより、もっと幼馴染2について掘り下げようか」

友「えー、友2が来てからで良いんじゃないか?」

男「それもそうか」

友「それより、お前の好みのタイプは?」

男「ショートボブの女の子。文学少女だと更に良し。あと、貧乳派だ。貧乳は良いな。愛でたくなる。それに気持ちがめでたくなる」

友「なるほどなー、俺は」

男「銀髪ならとりあえずいいや」

友「先に言うなよ。いや、合ってるけど」


109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/02(水) 00:28:46.03 ID:Q895oaZp0

寝ます。
次の更新は早いうちにしたいです。
あくまで目標です。
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/03(木) 16:26:06.96 ID:jADEP+bzo
乙乙
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 19:54:49.38 ID:T/feyEey0

友「父親ってどんな存在だ?」

男「いきなり神妙な顔になってどうしたよ?」

友「いや、友2が来るとこういう真面目な話ができなくなりそうでな。一度、お前に訊いてみたかったんだよ。俺には親父さんなんていなかったしな」

男「なるほどな。父親ねー、あんまりピンと来ないな。友2に訊いてみりゃいいじゃん」

友「友2には恥ずかしくて無理だわ。お前だから訊くんだよ」

男「んー、父親は……家にいる人かな」

友「家族だから当たり前だろ」



112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 19:57:10.30 ID:T/feyEey0
>>110
乙とかレスしていただくと動悸のあまり汗が出てきます。
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 20:10:55.06 ID:T/feyEey0

男「いや、今まで父親について考えたことがなかったな。どういう存在なんだろ」

友「やっぱ、身近にあると逆に解らないもんか?」

男「そうかも。やっぱり『父』って感じかな。上手く言葉で表現できないな。語彙力が足りない」

友「羨ましいよ。純粋に羨ましい」

男「……そうか」

友「お前、本当に気まずいときは口数が減るよな。いつもは饒舌なのに」

男「気まずくしてるのはお前だろ」

友「こいつは失礼」

男「俺らの間に失う礼なんかないだろ」

友「確かにな」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 20:46:44.38 ID:T/feyEey0

友「親父さんがいないからこそ、よく考えるんだよ。もし生きてたら、俺のことを愛してくれたのかなぁ、とか。野球をやってたらしいから、教えてくれたのかなぁ、とか。今より少し前の時期に、幸せ故の反抗期を迎えてたのかなぁ、とか」

男「……」

友「でも、結局『たられば』の話だからな。今の俺だって充分過ぎるくらい幸せだし。それに、幸せは自分で掴むもんだって言うしな」

男「お前、スゲぇよ。大人だよ」

友「そうか? 俺からしたら、お前の方が大人だけどな」

男「全然。俺なんか屁理屈ばかり口にして満足してる子供だよ。未だに自分の将来すらも見据えることができない甘ちゃんなんだよ」

友「あんまり卑下すんなよ。少なくとも、俺はお前のことを充分大人だと思ってるし、大切な奴だって思ってる」

男「……あっそ」

友「照れるな照れるな。いや、むしろもっと照れろ」

男「うっせーよ」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 21:13:49.51 ID:T/feyEey0

友「暇だしトランプでもやるか?」

男「二人でか? 何すんだよ?」

友「ババ抜きとか、大富豪とか?」

男「二人でやるもんじゃないだろ」

友「やっぱり二人で可能な遊びってあんまりないよな。あ、七並べは?」

男「それも二人向けではないな」

友「えー、何かないのか?」

男「二人でできるトランプゲームっていえば、スピードとかか?」

友「あー、なるほど。でも俺できないわ」

男「俺もだな」

友「ダメじゃねーか」

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 21:20:26.17 ID:T/feyEey0

男「フンドシを締めてる人って今でもいるんだろうか」

友「えっ、急になに?」

男「いや、何となくフンドシを締めたオッさんが脳内に浮かんでな」

友「お前の脳みそ残念すぎるだろ」

男「じゃあ、頑張ってオッさんを美少女に変換する」

友「まず努力の方向性を転換しようぜ」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/04(金) 21:39:07.12 ID:T/feyEey0

男「人間を突き動かすのは、突き詰めるところエロスなんだよ。エロスこそがリビドー。フロイトくんもそう言ってた」

友「なんか壊れ始めたな」

男「性欲とは、生きる欲求。生物としての原始的な本能」

友「そうだな」

男「異性に惹かれるのも、また本能。生殖本能なんだよ」

友「そうだな。お茶淹れるけど、飲む?」

男「あ、いただきます。ーーしかし、人間は生物でありながら理性を持つ! 故に! 我らは性欲が乖離した恋をできる。これこそが愛!」

友「恋は下心。愛は真心ってやつか」

男「その通りだ。俺も愛のみで誰かと繋がってみたい」

友「まあ、無理だよな。所詮人間だって、本能剥き出しの動物だし。ほら、お茶」

男「ですよね。あ、美味しい」

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/04(金) 21:44:32.37 ID:T/feyEey0

疲れたので寝ます。
エロシーンを書きたいなー、なんてたまに考えるのですが、このSSでは流石に書かないと思います。
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/05(土) 03:12:55.44 ID:J594Z99Vo
なんかまったりしてていいね
ひっそりと応援してるよ
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2012/05/05(土) 19:39:02.04 ID:EmUCLzfJo
ええぞ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 22:14:54.20 ID:iRWuHEqD0

男「一緒にSSでも書かないか?」

友「突飛だな。流石に慣れたけど」

男「友2が来るまで暇すぎるんだもの」

友「まあ、そうだな。どんなSS? もちろん女キャラは全員銀髪なんだろ?」

男「ベタに魔王モノとか。そういうのは脳内で補完しろよ」

友「ベタだなー。もっとマニアックなのやれよ」

男「プリキュアとか?」

友「OK。死ぬ覚悟はできてるな?」

男「アメリカンジョークだよ。むしろアニメーションジョークかな」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/06(日) 22:17:20.52 ID:iRWuHEqD0
>>119 >>120

レスがくれる元気はおっくせんまん! おっくせんまん!

頑張ります。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 22:27:55.28 ID:iRWuHEqD0

友「魔王とかのファンタジーものをやるとしてだ。魔王ちゃんはおんにゃのこだろ?」

男「いや、男の方が良いかな」

友「じゃあ、勇者ちゃんがおんにゃのこか」

男「いや、男のつもりだけど」

友「ホモSSかよ! お前、ロリコンを自称してるけど、ホントはホモなんじゃねーの!?」

男「失敬な」

友「俺らの間に失う敬いなんてないだろ」

男「確かにな」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 22:47:17.30 ID:iRWuHEqD0

男「ヒロインとか世界観とかの構想は微塵はあるんだ。それを二人で膨らまそうって魂胆なんだよ」

友「なるほどな。じゃあ、その構想を聞かせてくれ」

男「魔王が強い。世界で一番強い」

友「○○つえぇー、か。厨二だな」

男「永遠に中二病でいたい人間だからな」

友「あー、はいはい。それで、長編? 短編?」

男「今の構想段階だと、おそらくはかなりの長編になると思う」

友「地の文とかつけんの? それとも台本形式?」

男「台本形式だな。SSで地の文をつけてたら、今書いてる作品を仕上げられなくなるわ」

友「そんなもんか」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 23:00:05.43 ID:iRWuHEqD0
友「でもバトル描写とか入れんなら地の文欲しいんじゃねーの?」

男「確かになー。まあ、適宜に変えていけばいいんじゃないか?」

友「なるほどな。それで、魔王が主人公なのか?」

男「まあ、一応。二部構成にしようと思ってる。一部は魔王が主人公で、二部は勇者が主人公」

友「なんかジョジョみたいだな」

男「キラークイーン!」

友「ジョジョ立ちか。キラークイーンのポーズ、左の手の甲が逆だぞ」

男「ずいぶんと詳しいな……」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 23:11:56.43 ID:iRWuHEqD0

友「ヒロインの銀髪キャラはどんなのだ?」

男「何で銀髪って確定してるんだよ。お前の銀髪フェチは最早狂信の類いだよ」

友「何が悪い」

男「いや、犯罪行為に及ばなきゃ良いんだけどさ。ーーヒロインはエルフかな?」

友「ほら! やっぱり銀髪じゃないか! 世界には、エルフ=銀髪の方程式が成立してるんだよ」

男「そんな方程式は初めて聞いたよ。エルフ=貧乳は納得だけど」

友「情弱め。今や世界的に認められている方程式だというのに。大体、エルフが貧乳なんて古臭いんだよ」

男「あ? やんのか?」


友2「なんでお前ら喧嘩腰なの?」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 23:19:58.92 ID:iRWuHEqD0

友「おう、いらっしゃい。何、男には譲れない時があるのさ」

男「その通りだ。友、先刻の発言を撤回するなら許そう。俺は寛容だからな」

友「嫌だと言ったら?」

男「爪の間に、シャーペンの芯を刺す」

友2「地味に痛そうだな」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 23:28:34.68 ID:iRWuHEqD0

友2「どうでもいいけど、友はさっさと2Gを返せ」

友「い、いや、地味に面白くてですね。ラージャンのデンプシーを位置調整で回避できるようになるまでは貸して欲しいのですよ」

友2「……まあ、いいけど。男はとあるをさっさと返せ。もう四ヶ月近く貸してるじゃん」

男「い、いや、内容は好きなんですけどね。文章がイマイチ頭に入り辛くて、まだ読み切ってないのですよ」

友2「……だったら、喧嘩する前にお互い終わらせろよ」

友・男「あ、はい」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/06(日) 23:40:27.53 ID:iRWuHEqD0
友2「それで、何で俺を呼んだの?」

男「いやー、友くんについて面白い事実が発覚したんだよ」

友2「銀髪スキーは勃起不全だったか。性犯罪が未然に防げて良かったな」

友「いや、ちげーよ!? 相変わらず、俺にだけ毒舌だな!」

男「まあ、それに近いんだけどな」

友「近くねーから!」

友2「本当に黒人だったのか。そんな気はしてたけどな」

友「近くねーし、事実無根だからな! 俺は純日本人だよ! 友2が来たせいで、ツッコミが忙しくなったわ!」

男「友は幼馴染2が好きなんだって」

友「いやちが……くないな」

友2「ふーん。……何だって!?」

男「おお、良いリアクション」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/06(日) 23:55:34.03 ID:iRWuHEqD0

そろそろ寝ます。
ゴールデンウイークよ、さらば。
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/09(水) 03:03:23.76 ID:/d9Teb4b0
こういうの好みすぎるwwwww
何にも考えないで読めるwwww

楽しみにしてます
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/10(日) 20:57:21.39 ID:dSFgh2ey0
やべぇ
一ヶ月も放置してしまった。
細々やってきます。
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/10(日) 21:03:09.39 ID:dSFgh2ey0

友2「あれ? 幼馴染2って誰だっけ?」

男「ああ、知らなくてもしょうがないか。あいつ影薄かったしな」

友「失礼な奴等だな」



男「かくかくしかじか」

友2「ああ、あれか」

友「まるまるうまうま」

友2「ほんと、馬面」

友「初めて言われたんだけど!?」

男「当たり前過ぎて言わなかっただけだよ」

友「な、なんだってー!?」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/10(日) 21:12:22.78 ID:dSFgh2ey0

友2「てか、俺がいても何の意味もないと思うんだが」

男「大丈夫。俺も恋愛経験zeroだ」

友「無駄に発音綺麗だな」

友2「要するにそれをネタに騒げば良いんだろ」

友「いや、違うでしょ」

男「流石友2。理解が早い」

友「え」

友2「生命短し。恋せよ少年」

男「持続も短し。量だよ少年」

友「男のはおかしいだろ!」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/06/10(日) 21:20:28.24 ID:dSFgh2ey0
男「結論! 俺たちは友くんの恋路を天上より見守ってます!」

友「え!? 友2を呼んだのに、もう俺の恋愛会議終わっちゃうの!? 短くね!?」

友2「うるせーよ。かまってちゃん」

友「え? う、うん。ごめん。……あれ?」

男「何について話し合うか。世界平和とか?」

友「壮大になったな。それよりプリキュアについてだな」

友2「先ずは平和の定義を考えないとな」

友「あ、そっちの話題に乗っかっちゃうんだ」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/10(日) 21:30:18.17 ID:dSFgh2ey0
友2「やっぱり平和は戦争がない状態かな」

友「あー、そうだよな。やっぱり殺し合うとか切ねーよな」

男「まあ、大前提だろうな。ただ、やっぱり人間が人間である内は無くならないだろうな」

友「人間の歴史は対立の歴史って聞いたことあるな」

友2「多くの血を流しながら歴史は進んできた。歴史ってのは血が通った生き物なのかもな」

友「おお、かっけーな」

男「戦時中の国を擬人化した漫画もあるしな」

友「それは違くね」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/10(日) 21:45:54.29 ID:dSFgh2ey0
友「じゃあ戦争はどうすれば無くなるんだろう」

友2「世界全体の経済を発展すれば良いんじゃね?」

男「それじゃダメだろうな。資本主義のままじゃ、戦争は無くならんよ。勝ち組とか負け組をつくるシステムだから。区別が生まれれば差別が生まれる」

友2「差別が生まれれば戦争が起こる、と。どーしようもないな」

友「救い様がないな。いっそ、全員が農民に戻れば良いんじゃね」

男「それは、ないわ」

友「何でよ? 名案じゃね?」

友2「発想が小学生レベルだな」

友「ほっとけ。純真な心を保ち続けてるだけだ」
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/10(日) 21:56:24.68 ID:dSFgh2ey0
男「その小学生理論を実際にやった国が有るわけですよ」

友2「あー、はいはい。クメール・ルージュな」

男「流石中二病仲間。よくご存知で」

友2「まあ、中二病患者なら知ってなきゃな」

友「何だよそれ? 蚊帳の外は哀しいぞー」

友2「一人で嘆いてろ馬面」

友「ひどいよ! 泣いちゃうよ!」

男「可哀想な馬面くんのために簡単な説明をするよ。てか、ググるのが手っ取り早いのだが」

友「もう馬面で良いから教えてくれ」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/06/10(日) 22:10:15.10 ID:dSFgh2ey0
男「それはカンボジアの話じゃった」

友2「何故、声音を変えたんだ」

友「雰囲気作りだろ。触れてやるな」

男「詳しい年代は忘れてしまったが、つい最近までポルポトという者がつくった政府があった。名をクメール・ルージュという」

友「へー。何か可愛い名前だな」

友2「ポトフ。もしくはポルナレフ」

男「シルバーチャリオッツ! レクイエム!」

友「いやジョジョネタはもう良いから」

男「……ポルポトは完全な共産主義を作ろうと試みた。即ちーー」

友2「国民を全員農民になるよう強制したんじゃ」

友「なんか感染してる!?」
140 :縲悟嵜豌代′縲阪§繧縺ェ縺上※縲悟嵜豌代r縲阪〒縺吶ュ [saga]:2012/06/10(日) 22:22:25.88 ID:dSFgh2ey0
男「医者や弁護士なども例外では無かった。更に、貨幣という概念すらも無効にした。宗教、果ては近代科学までをも」

友「すげー、徹底振りだな」

男「更に知識人がクーデターを起こさないように、その家族を殺し始めたんじゃ。愚かよのう」

友「うわ」

友2「その虐殺が中二病を惹きつけるんだ」

友「不謹慎だな」

友2「無知は罪だろ」

友「うぐっ! た、確かに知らなかったけど」

男「まあ、そんな政府が続くわけがない。つい十数年前に崩壊したんじゃ」

友「当然の流れだな」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/06/10(日) 22:32:07.51 ID:dSFgh2ey0
友「ははあ、そんなことがあったんだなぁ。勉強になったわ」

男「とにかく、農民に戻ったところで碌なことは起こらないね」

友2「そもそも、戦争って農業が始まってから起きるようになったらしいな」

友「あー、場所の取り合いとか水源の確保とかか」

男「いっそ、人間がいなくなれば良いのかも知れんね」

友2「それは思考放棄だろ」

友「そんなの哀しいぜ。俺はお前等がいればそれで平和を感じれるんだからな」

友2「ドヤ顔うぜぇ」

男「恵まれてる人間の言い種だよな」

友「辛辣過ぎんだろ」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/06/10(日) 22:42:13.80 ID:dSFgh2ey0
男「じゃあ、AKBについてでも語るか」

友「さっきの話題からそこにシフトできるとかスゲーな」

友2「興味ない」

友「俺もあんまり。テレビで観るなら三次より二次派だし」

男「お前等……。いや、俺も興味ないんだけどさ」

友2「なんで話題を振ったんだよ?」

男「ポルポト→外国人→ラミレス→ラミミ→AKB。この流れかな」

友「凄まじい飛躍振りだな」

友2「こいつの思考回路では宇宙とおっぱいがなんらかの関連で結ばれてそうだな」

男「宇宙→螺旋→DNA→進化→生物→おっぱい。こうだろ」

友「いや、どうだよ」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/10(日) 22:53:51.21 ID:dSFgh2ey0
きょ、今日は終わりで。
我ながら凄まじいgdgdです。
お目汚し失礼しました。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/13(水) 21:10:04.43 ID:lkVf1csto
乙〜
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/08(水) 17:01:04.09 ID:sfBV2Mjio
HTML化が迫っているんだが
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