このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

とある科学の偽物物質 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/27(金) 17:58:57.41 ID:czq6kAWm0
※タイトルの通りとある魔術の禁書目録の二次創作SS
※初心者ゆえに読みづらいところも多々
※登場人物?いっぱいってほどでもないがそれなりに出ます
※キャラ崩壊の可能性あり
※時系列?第三次世界大戦後かな?グレムリン編とかも終わってるだろう
※文才皆無。不定期更新になる
※原作に登場しないキャラが出てきますが、だからと言って俺の作った100%オリジナルというわけでもないのです
※恋愛要素?アルプスの夜明けに置いてきた
※多分シリアス。ギャグも入れられるように頑張ってみる




以上前置きおしまい。

魔術と科学交差する時、物語は始まる―――――。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1335517137(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/27(金) 18:01:00.43 ID:czq6kAWm0
ミサカ?号「こんにちは。とミサカは目の前にいる白もやしにあいさつをします」


一方通行「誰が白もやしだクソッタレ」





学園都市が誇る【最強】の能力者一方通行
左手にぶら下げたビニール袋からはカラカラと音がする
大方また大量にコーヒーでも買いこんだのだろう


そしてその一方通行の目の前に立つ少女

整った顔立ち。方までかかる茶色い髪。頭につけた軍用のゴーグル
学園都市【第三位】の能力者御坂美琴のDNAマップから生まれた量産型能力者(クローン)。通称"妹達(シスターズ)"





一方「で、オマエはなンで学園都市(ココ)にいるンですかァ?」

ミサカ?号「……ハイ?とミサカは一方通行の言葉の意味が理解できずに首をかしげます」

一方「お前学園都市に残ってる妹達じゃねェだろォ」

ミサカ?号「………どうして分かったんですか?とミサカは驚きを隠しつつ質問します」

一方「(隠せてねェだろォが…)そりゃぁオマエ…10032号は三下にもらったアクセサリーつけてるし、10039号は俺と話すときはいつも斜め下向いてるしよォ、13577号はちょっとつり目で19090号はちょっと痩せてる。オマエはこン中のどれにも当てはまらねェから……」

ミサカ?号「なぜそこまで知っているんですか?ハッ!!まさかこのもやしは毎日毎日妹達をストーキングして?!いやまさかこのロリコンもやしに限ってそれは…上位個体がすぐそばにいるのだし…いやまさか?!もしや一方通行と108人のミサカ達なんてパラダイスを所望?とミサカは心の中でそっと呟きます」

一方「つぶやいてねェよな?思いっきり口に出して愚痴ってるよな?それわざと言ってるだろテメェ…」

ミサカ?号「ミサカの検体番号は11111号です。ミサカ達の中では"ゾロミサカ"や"ゾロ"などと呼ばれています。ちなみにミサカはスペインから来ました。と、ミサカはスペインで購入したお土産を一方通行に差し出します」

一方「おゥ…どうも?……って俺の話はスルーですかァ?ゾロミサカさンよォ?」

ゾロミサカ「おや?オリーブは気に入りませんか?残念です。本場スペインやイタリアのオリーブは日本のとは違い甘くておいしいのに…そうですか…やはり見た目がゴ[ピー]リのようなものには食べ物であるという概念がないのですねとミサカは零れ落ちる涙をそっと拭き取ります」

一方「おゥ…そォかよくわかった…テメェは人の話をまったく聞かねェ奴だって事がな」

ゾロミサカ「まぁまぁそうカリカリすんなって禿げるぜ?とミサカは親指をグッと立てながら進言します」

一方「…………もォいいわ…疲れた………」

ゾロミサカ「そうですか。ではミサカはこれで。と、ミサカはスペインで購入したオリーブを一方通行に託しその場を立ち去ります」

一方「……………何なンだアイツ…?ってかなンでオリーブ?スペインったらもっと色々あンだろォがよ…ハモンセラーノとか………」





3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/27(金) 18:01:54.55 ID:czq6kAWm0
打ち止め「おかえりーってミサカはミサカは愛しのあなたにダイブッ!!」


一方通行「うォッ?!テメェ毎回毎回タックルかますのはヤメロっつてンだろォよ……」


打ち止め「ってこれは何?ってミサカはミサカはあなたが手に持っている袋を指差してみたり!!」


一方通行「あン?…ああこれ……ゾロミサカとやらに貰ったンだよ」


打ち止め「ゾロミサカ?!って言うとスペインのミサカだね!!ってミサカはミサカはお土産袋に目をキラキラさせながら答え合わせ!!」


一方通行「……っつーかオマエMNWで繋がってンだからそれぐれェわかるだろ」


打ち止め「ハッ!そうだった!!ってミサカはミサカはネットワークに干渉中〜……え……?」


一方通行「どォした?」


打ち止め「なんでもないよ!!ってミサカはミサカはあさっての方向を向いて答えてみる!!」


一方通行「…?」


番外個体「ねー第一位…」


一方通行「ンだァ?」


番外個体「MNWに『モヤシはストーカー!!』とか『あのセロリ上位個体だけでは物足りないのか?!』とか『よっしゃ逆ストーカーして確かめてみる』とか『セロリたんマジパネェストーカーとかバチコイ』とか流れてるんだけど?」


打ち止め「ああ〜せっかくミサカが気を使って言わないで上げたのに〜ってミサカはミサカは……」


一方通行「あンのゾロ目がァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!」









4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/27(金) 19:40:32.91 ID:czq6kAWm0


ゾロミサカ「ブヘックショ………風邪ひいちまったかな?と、ミサカは鼻をこすりつつつぶやきます」


研究員「仮にもアンタお嬢様学校常盤台に通う超電磁砲のクローンなんだからもうちょっとおしとやかにしたらどう?」


ゾロミサカ「ガニ股で椅子にどっかり座って大口開けてミサカのお土産のオリーブを食べている貴女には言われたくありませんね。と、ミサカは心中を吐露します」


研究員「いーでしょー…どうせ今アンタしかいないわけだし。ってかなんで学園都市(ココ)に来たの?」


ゾロミサカ「"たまには学園都市に里帰りしたらどうだ?"とむこうの研究員が言っていました。が、ただ単に研究所が狭いので追い出したかっただけでしょう。と、ミサカは考察します」


研究員「あー…たしかにあそこの研究所にはほかにも妹達がいたもんね。そっかそっか」


ゾロミサカ「というわけで今日からここでお世話になります。と、ミサカは丁寧に頭を下げます」


研究員「まー部屋は余ってるから構わないけど…ここにはほかのもいるしね」


ゾロミサカ「え?ほかのミサカ達は皆"冥土返し"たる医者のもとに預けられていると聞いたのですが。と、ミサカはMNWで得た情報を提示します」


研究員「あーうん。調整も終わったから皆帰ってきてるのよ。それに、外部からも何人か帰ってきてるし」


ゾロミサカ「そうなのですか。一方通行の話によると学園都市にいるのは4人だと聞いていたのですが……嘘つきやがったなあのもやしめ。と、ミサカはあのもやしに対して怒りを燃やします」


研究員「もやし………まっ、まぁとにかく、ここで暮らすのは一向にかまわないのだけど………ひとつ約束してもらっていい?」


ゾロミサカ「?」


研究員「ここの研究所って一つの敷地に三つの建物があるじゃない?」


ゾロミサカ「第一、第二研究所、並びに倉庫(という名の実験動物を入れておく巨大な檻)でしたね。と、ミサカは確認を取ります」


研究員「そ。で、今こっちで新しい実験のが立案されて色々と準備してるのよ。だから倉庫には近づかないでね」


ゾロミサカ「……新しい実験なのに…倉庫なのですか?とミサカは疑問に首をかしげます」


研究員「まーこっちもこっちで色々あんのよ。アンタはしらなくていーよ」


5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/27(金) 19:41:07.93 ID:czq6kAWm0
ゾロミサカ「そうですか…と、ミサカは了解の合図として頷きます」


研究員「んじゃぁ部屋に案内させるよ。17600号〜」


17600号「はい何でしょうか?とミサカ17600号は天井のダクトから飛び降ります」


ゾロミサカ「お久しぶりですねスネーク。と、ミサカはあいさつします」


17600号「お久しぶりですねゾロ。スペインに行ってずいぶんと日焼けしたようですね。と、ミサカは挨拶を返します」


研究員「じゃあ17600号、この子を部屋に案内してあげてくれる?」


17600号「了解しました。と、ミサカは右手を掲げて敬礼します。こっちですゾロ」


ゾロミサカ「では失礼します。と、ミサカは一礼してから部屋を後にします」








6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/27(金) 20:38:48.12 ID:zlDIPfT9o
若干どころか結構さっきと変わっとるね
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/27(金) 20:40:16.03 ID:zlDIPfT9o
すまん、なんでもない
続きだったとは露知らずorz
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/27(金) 22:44:42.29 ID:czq6kAWm0



17600号「ここがミサカ達の使ってる部屋です。と、ミサカはゾロを部屋に案内します」


ゾロミサカ「ありがとうございます。と、ミサカはお礼を言います」


14510号「あ、出やがったなゾロ!!何来日直後にセロリたんと遭遇してんだ!!と、ミサカは悔しさのあまり八つ当たりをしますミサカだってまだ今日は彼に会えてないのに」


ゾロミサカ「ご心配なく14510号。ミサカはどの派閥にも入ってないので」


10039号「ではこの際どこかに所属してみては?ちなみにミサカ10039号は上条派なので出きれば一方通行派、もしくはイレギュラーながらエツァリ派、黒子派、佐天派あたりの方がうれしいです。と、ミサカは進言します」


ゾロミサカ「いえ、だからミサカは誰派でもありませんしなるつもりもありませんから。それより、どうして急に来日したのにこんなにもあっさりと宿泊地を手に入れられたのでしょう?と、ミサカは話を逸らします」


10039号「あ、話逸らしやがって。まあここは一つの部屋に4人で眠れますから。もともと多くのミサカを預かっていた研究所なので部屋は有り余ってると…ちなみにゾロミサカのベットはそっちです。とミサカはあいているベットを指差します」


17600号「ちなみについ最近まで20000号がいました。とミサカは事実を明かします」


ゾロミサカ「?20000号はどこへ?とミサカは質問します」


10039号「………あまりの……その…変態っぷりに上位個体が国外退去を命じました。とミサカは答えます」


ゾロミサカ「で、本当に国外退去したんですか?とミサカは再び質問します」


17600号「いいえしてません。まだ学園都市にいます。どこにいるのかは明かしませんでしたけど。と、ミサカは返答します」




9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2012/04/28(土) 03:30:51.86 ID:DfWb0lyao
14510号は純情で一方通行大好きだからセロリ呼びはしないぞ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/04/28(土) 11:12:58.94 ID:gBJ3H/HPo
おちつけ、いわゆる二次創作MNWネタの14510号じゃなくて、このスレオリジナルの14510号なのかもしれん

>>1はMNWネタ使うなんて一言も言ってないからな、きっとそうなんだよ、そうに違いない
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/28(土) 14:51:43.15 ID:eDGC6/vg0
MNWネタは17600号と20000号には使ってます。後はほとんどオリジナルですね。
やっぱ全妹達に共通でMNWネタ使った方がいいんでしょうか?
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/28(土) 23:44:02.49 ID:eDGC6/vg0
ゾロミサカ「"まだ"ですか…じゃあいつか彼女は海外に行くんでしょうか。と、ミサカは一人考察します」


17600号「それがよくわからないのですよ。まだ学園都市にいるかもしれないしいないかもしれないし……MNWにもあまり出てきません。たまに『セロリたん萌え』とかつぶやいてますが後はほとんどだんまりですね。と、ミサカは独り言に返答します」


ゾロミサカ「どこにいるのかわからないということですか?とミサカはスネークに質問します」


17600号「そうです。どうも何かしらの方法でMNWから離別しているようです。と、ミサカはゾロに返します」


ゾロミサカ「ネットワークからの離別…?そんなことが可能なのですか?と、ミサカは驚きを隠しつつ問います」


17600号「一応可能だと思いますが?番外個体が良い例ですね。とミサカは答えます」


ゾロミサカ「…………」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/28(土) 23:51:05.98 ID:eDGC6/vg0

――その晩――








ゾロミサカ「…さて、深夜を迎えてこの研究所は静まり返っています。と、ミサカはアナウンサー風につぶやきます。」


ゾロミサカ「なぜ今ミサカが起きているのかというと、時差の影響により全く眠れないのです。と、ミサカは誰も聞いてないのに一人解説をします。……暇です」


ゾロミサカ「この研究所内を探検してみるとしましょうか……ここはそれほど重要機密な物があるわけでもないですし…とミサカは音を立てずにベットから立ち上がります」










14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2012/04/29(日) 00:27:29.14 ID:OmbD9EuNo
オリジナルなら別個体を使えばいいだけ
妹達は1万体もいるんだから、よく使われてる14510号を使う必要は全くないだろ

よく使われてる個体はある程度把握してるんだろ?
だったら、全く聞いたことない個体でオリジナル設定すればいいよ
既存個体の設定無視は違和感が強くなるからオススメはしない
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 01:12:03.58 ID:nzyY2pnu0
了解です!!ありがとうございます


っつーわけで14510号はMNWネタの純情ッ子に変更します。

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 01:14:54.50 ID:nzyY2pnu0
ピッピッピッピッ




ピピピー




ガガッ



ピー


ウィーン




ガパッ




ポタッ……ポタッ…



??「ん………?」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 01:26:30.41 ID:nzyY2pnu0


??「……どこだここは……?っつーか……ヤバッ裸じゃねーか!!なんか服ねーかなここ……」


ガタガタッ


??「ねぇな……しょーがねぇ……これでもかぶってるか…」ビリッ


??「まさかこの俺様がカーテン引き裂いてそれを被るとか…………んー……」


??「……培養機…か。………するとここはどっかの研究所かなんかか?」


??「しかしなぜ俺様が培養機に入れられていたのか………思い出せねーな。とりあえずこの建物内を探してみるか。運がよけりゃぁ衣服も手に入んだろ」



ガチャッ









ペタペタ


18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 01:39:17.81 ID:nzyY2pnu0




ゾロミサカ「ふむ…これと言って特に面白いものはありませんね。まぁ野菜の遺伝子配合なんかをやっている研究所ですからね。と、ミサカは呟きます」





ペタペタ



ペタペタ



ゾロミサカ「(足音?おかしいですね。ここの研究員は通いなので今は妹達しかいないはず……)」


ペタペタ


ゾロミサカ「(近づいてきますね……ここは一度隠れて相手の背後に回り込みましょう。と、ミサカは物陰に隠れます)」


ペタペタペタペタ



??「んー…見たところ遺伝子の研究所っぽいけど……」


ゾロミサカ「(侵入者でしょうか??だとすれば戦闘態勢に入らねばなりませんね。と、ミサカはスペインで習得したフェンシングを思い出します)」


??「なんだってこんなところにいるんだろうか俺様は……というかどうしてだれもいねぇんだよ?!正直さびしくなってきたろーが…」


ゾロミサカ「(声…からすると男性ですね。ですが彼の独り言によるとどうしてここにいるかわからない……つまり侵入者ではないようですね。なら姿を見せても安全かもしれません。と、ミサカは物陰から飛び出ます)こんばんわ」


??「うぉ?!ななななななっ…な、なんだぁ?!」


ゾロミサカ「ミサカは11111号で………どうしてそんな恰好をしているのですか?とミサカはびしょぬれでカーテン一枚しか羽織ってない怪しげな人物に話しかけます」


??「これはー…どうやらついさっきまで培養機の中に入れられてたみたいで。それで服がなかったからカーテン引き裂いて羽織ってる」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 01:41:36.95 ID:nzyY2pnu0

ミサカ19999号「どうやら投稿主が≫1で書いた設定にミスがあったようなので訂正するために忘れ物の設定をアルプスの夜明けに取りに行ってきます。と、ミサカは仕事増やしやがって―と心の中で呟きつつアルプスの夜明けを目指します」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 01:58:14.27 ID:nzyY2pnu0


ゾロミサカ「研究員がいないのに培養機が開いた?誤作動でしょうか……とミサカは一人思案します」


??「ミサカ…?お前今ミサカっつったか?」


ゾロミサカ「そうです。そういえば自己紹介が遅れましたね。ミサカは11111号です。仲間内では"ゾロミサカ"やゾロと呼ばれています」


??「ってことはあれか!第三位のクローンか!」


ゾロミサカ「おや、妹達の事をご存知でしたか。で、貴方の方は一体誰なのですか?」


??「俺様は垣根帝督。名前くらい聞いたことあんだろ?」


ゾロミサカ「ええ。お姉さまの上をいく学園都市の第二位と聞いています。」


垣根「そ。その第二位。」


ゾロミサカ「しかしなぜその第二位がこんなところに、しかも培養機の中にいたんですか?と、ミサカは疑問をぶつけます」


垣根「それが俺様にもよくわからねーんだわ。気がついたらここにいた」


ゾロミサカ「では培養機に入れられる前の記憶は?」


垣根「んー…それもあんまり覚えてねぇ。一番新しい記憶でー…大覇星祭の何日か前に準備中の学生にペンキぶっかけられたことくらい」


ゾロミサカ「ぶふぉっ……とミサカは吹きだします。不幸ですねwwww」


垣根「笑うなよ!!で、まあそれが一番新しい記憶だな。それ以降は覚えてない」


ゾロミサカ「そうですか。とりあえず服を着たらどうですか?と、ミサカは見慣れない男性の肢体に目をやりつつお勧めします」


垣根「いや、だから培養機に入れられてて裸だし服なかったんだよ」


ゾロミサカ「MNWから得た情報によりますと垣根帝督の能力"未元物質"はこの地球上に存在しない物質を作り出すとのことでしたが、その存在しない物質で服でも作れるんじゃないですか?と、ミサカは答えます」


垣根「あーなるほどな。未元物質で服を作る。やってみっか」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/29(日) 02:26:14.89 ID:nzyY2pnu0




垣根「うおぉ!!できたできた!!やっぱ俺様の未元物質に常識は通用しねぇな!!」


ゾロミサカ「なんというか……おかしくないですか?とミサカは質問します」


垣根「どこがだ?」


ゾロミサカ「ワインレッドのスーツにYシャツにオレンジっぽいセーター。別に組み合わせはおかしくありませんが…着る順番どうなんですか?普通Yシャツの下にセーターは着ないでしょ。と、ミサカは言い放ちます」


垣根「うるせぇよほっとけよおシャレなんだよ!!」


ゾロミサカ「そうですか。ずいぶんと最先端なおシャレなんですね。と、ミサカは若干皮肉を込めつつ返答します」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/04/30(月) 00:48:12.84 ID:8VPXKEmL0
 
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/01(火) 02:03:04.71 ID:chmG6eZAO
そんな気色わるい押し付け気にする必要性がない
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/01(火) 17:51:41.20 ID:F9h1qLJz0


垣根「皮肉なんていらねぇよ!!…っつーか今日は何月何日?」


ゾロミサカ「今日は6月17日ですね」


垣根「え?」


ゾロミサカ「え?」


垣根「え?……6月?」


ゾロミサカ「はい6月ですが…」


垣根「え?嘘?マジで??え??」


ゾロミサカ「?」


垣根「俺今まで何してたんだ……?」


ゾロミサカ「培養器の中にいたのでは?」


垣根「俺が?」


ゾロミサカ「貴方が。」


垣根「…………………」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/01(火) 18:01:46.33 ID:F9h1qLJz0



垣根「嘘だろぉぉおおおぉぉぉおおぉぉぉおお?!!?!!」


ゾロミサカ「いや、知らねーよ。とミサカは冷静にツッコミます」


垣根「つまり俺様は9カ月近く行方不明で意識不明?いや、記憶が飛んでるのかもしれねぇ……」


ゾロミサカ「…………」


垣根「じゃあ俺がいない間スクールは…?いや、きっと心理定規がどうにか……いやでもアイツいざというときにいなくなっちまうしな…じゃあゴーグルが?いや無理だアイツは後方支援向きだ…」


ゾロミサカ「あのー…」


垣根「狙撃手(スナイパー)の野郎も日和見だしな…俺がいなくなったらよその部に寝返るかもしれねぇし…」


ゾロミサカ「もしもしー?と、ミサカは呼びかけます」


垣根「もしかしてスクールは解散?じゃあ俺はどうなる??いやむしろすでに解散しちまったから俺は培養器に?」


ゾロミサカ「………………」ビリビリッ


垣根「あっっっつ!!痛ぇな電撃翌浴びせんな!!………お、お前いたのか」


ゾロミサカ「…………」ポキポキ


垣根「えーと…とりあえずものすごい形相で無言で指ならすのやめろ」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/01(火) 18:16:17.35 ID:F9h1qLJz0

ゾロミサカ「さっきから呼んでるのにシカトしやがってこのクソメルヘンが…と、ミサカは心の中で愚痴をこぼします」


垣根「……うん。とりあえずゴメン。」


ゾロミサカ「で、先ほどから貴方は何を一人でブツブツと喋っていたのですか?とミサカは質問します」


垣根「あー…スクールの事とか色々…」


ゾロミサカ「スクール?学校ですか?」


垣根「(あー…コイツは知らない方がいいの……か?)んー…まあなんつーか、そう!学校内でのクラブ活動みたいなもんだ(って事にしておくか)」


ゾロミサカ「学校…第二位はどこの学校ですか?とミサカは興味津々で質問します」


垣根「一応長点上機だけど」


ゾロミサカ「長点上機!!学園都市でも五本指に入る名門校!!しかもお姉さまの通う常盤台を大覇星祭にて破ったあの長点上機!!さすがは第二位ですね。と、ミサカは第二位をほめます」


垣根「在籍してるだけで通ってねーし大覇星祭にも出てねーぞ俺」


ゾロミサカ「そうなのですか…もったいないですね」

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/01(火) 18:30:28.20 ID:F9h1qLJz0


垣根「なんで?」


ゾロミサカ「ミサカは…ミサカは学校とやらに行ってみたいのですが…お姉さまの事もあるし、妹達は1万弱もいます。ミサカ一人が好き勝手できるわけではありません。ですから学校に通う権利のある貴方がうらやましいです。と、ミサカは心の内を明かします」


垣根「…………」


ゾロミサカ「どうしたんですか?」


垣根「いや、なんでもねぇよ…」


ゾロミサカ「で、貴方はこれからどうするのですか?と、ミサカは貴方の末路を思案します」


垣根「ちょっと待て日本語おかしいなんだ末路って。俺まだくたばらないからな?!目的があるん………あ?」


ゾロミサカ「?」


垣根「……俺の目的って何だ?」


ゾロミサカ「知らねーよ。と、ミサカは再度ツッコミをいれます」


垣根「だよなー…赤の他人だしなー…まあどっちにしろこんなトコに籠って立って仕方ねぇし、戻ってみるかな」


ゾロミサカ「戻るとは…家ですか?と、ミサカは質問します。」


垣根「そう家。共同住宅みてーなもんだけどな(つーかただのアジトだし)」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/01(火) 18:40:18.48 ID:F9h1qLJz0

ゾロミサカ「ではこのミサカが護衛という名目でご同伴しましょうか?と、ミサカはスペインで得た闘牛の技を思い出しつつ提案します」


垣根「なんで学園都市で闘牛すんだよ。こんな夜中に牛が走ってるわけねーだろコラ。つーかお前は俺様が誰だかわかってる??」


ゾロミサカ「学園都市の第二位の未元物質でしょう?一方通行より弱い。と、ミサカは解りきったことを述べます」


垣根「一言余計だむかついた。だがまぁいい。俺様は人が思っているよりもやさしいからな」


ゾロミサカ「うわ、自分で自分の事やさしいとか言ったよこいつ頭大丈夫か?と、ミサカは不安要素を述べます」


垣根「ホントいい性格してんのなお前。まあとにかくだ。俺は学園都市の第二位だ。そしてその能力は未元物質」


ゾロミサカ「してそのこころは?」


垣根「俺の未元物質に常識は通用しねぇ!!」


ゾロミサカ「結局それが言いたかったんですね。とミサカは呆れかえります。はぁ〜」


垣根「んなあからさまにため息つくなよ。とにかく、俺様に常識は通用しないから別に護衛なんか必要ない。と、垣根は断言します」


ゾロミサカ「真似すんなよクソメルヘン。とミサカは精神攻撃を試みます」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2012/05/05(土) 16:40:47.37 ID:tGYc5awX0
俺の名はロロノア・ゾロ
大剣豪になる男だ!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/06(日) 01:11:07.95 ID:o5nXfVDy0
あ、ヤベネタバレされちったww
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/06(日) 01:18:02.07 ID:o5nXfVDy0

垣根「じゃ、俺行くわ。なんかここの臭いも好きじゃねーし」


ゾロミサカ「臭い…ですか」


垣根「薬品臭い。こーゆーの苦手なんだよ」


ゾロミサカ「そうですか」


垣根「じゃ、……えーとゾロ?」


ゾロミサカ「そうですゾロです。と、ミサカは返答します」


垣根「そうか。じゃぁまたなゾロ!」






対の羽を広げて窓から飛び立つその姿

それはある"歌"を連想させる…






ゾロミサカ「♪窓〜辺〜からやがて飛び立つ〜…と、ミサカは先日再放送でやっていたアニメの主題歌を口ずさみます」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/06(日) 01:32:31.15 ID:o5nXfVDy0











垣根「と、俺は残酷な天使のごとく窓辺から飛び立ったわけだが……」


ゾロミサカ「墜落した?」


垣根「違う。なんでお前ここにいんの?」


ゾロミサカ「この地球上にミサカが存在するのはいけないことなのでしょうか?やはりミサカは一方通行に殺されるべきだったのですね……と、ミサカはしょんぼりしてみます……」


垣根「いや違うぞコラ!!俺そんなこと思ってねーからな?!お前がどこにいようが俺はかまわねぇんだよ!!ただしここは例外な?!なんでいるの?!さっき別れたよな?!」


ゾロミサカ「実はミサカはスペインから来てましてね、時差の関係で眠くないのですよ。と、ミサカは自己解析」


垣根「だからってどうして俺についてくるんだよ?」


ゾロミサカ「べっ別に貴方について行ってるわけじゃないんだからね!ただミサカが行く方向に貴方がいるだけなの!!と、ミサカはツンデレぶってみます」


垣根「ごめん俺ツンデレ派じゃない………っじゃねぇよツンデレぶらなくていいからどうして付いてきたのかを説明しろコラ!!」


ゾロミサカ「単なる好奇心ですよ。眠れないし暇だしちょうどいいかなーと思って。と、ミサカは説明します」


垣根(仮に『拠点』に心理定規とかゴーグルとかいたらどうごまかせばいいんだよ。絶対あいつら«もしかして彼女?»とか言ってくるだろ。いやこんなペッタンコ彼女じゃねぇし…」


ゾロミサカ「声に出てますよ………と、ミサカは忠告します」


垣根「え、嘘どの辺から声出てた?」


ゾロミサカ「仮に拠点に〜あたりからですね。とミサカは答えます」


垣根「むしろ全部!!」


ゾロミサカ「メジャーハートというのは誰かの識別名(コードネーム)ですか?名前からするに精神操作系ですねぇ。とミサカは博識ぶります」


垣根「あーそうだよ俺の仲間。仲間っつてもお互いを利用してるだけっつーか…俺達の間に存在するのは利用価値だけっつーまぁ何ともキレやすい絆ってか…」


ゾロミサカ「……寂しいのですか?」


垣根「は?」


ゾロミサカ「だから…貴方は友達がいなくて寂しいのですか?と、ミサカは再度質問します」






33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/06(日) 01:49:11.12 ID:o5nXfVDy0


垣根「………」


ゾロミサカ「ミサカが友達になってあげます。と、ミサカは提案します」


垣根「は?」


ゾロミサカ「これで今日からミサカとメルヘンは友達です!」


垣根「いや、なんでそうなるんだよ?」


ゾロミサカ「よーし学園都市での友達1号ゲット!!ほかの妹達に自慢しなくては!!と、ミサカはMNWに情報流出〜」


垣根「……………テメェの方が寂しくてお友達募集中だったんじゃねーかよコラ」


ゾロミサカ「確かにそれもありますが…貴方が"仲間"の事を語ってるときの顔はつまらなさそうというか悲しそうというか…表現するのが難しいのですが、とにかくそんな感じでしたよ?とミサカは言い放ちます」


垣根「………」


ゾロミサカ「利用価値でしか繋がらない人たちを"仲間"と呼ぶのに抵抗があるのでは?と、ミサカは再び心理解析」


垣根「……………あー…なんで出会ったばっかの奴に心理解析されなきゃならねーんだよ……ったく」


ゾロミサカ「……気に障りましたか?でしたら謝ります。と、ミサカは謝罪します」


垣根「いや、別に怒っちゃいねーよ。ただ出会ったばっかの小娘に核心突かれちゃってちょっと脱力…本当はもう戻りたくないんだよな。何日経ってるかは知らねーけど、俺が培養器の中にいたって誰も助けに来ない。別に助けを望んだわけじゃねーけど、そんな薄情な奴らのために協力するってのもなんかなー」




34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/08(火) 15:34:28.44 ID:BAOMc1Gno
おもしろい
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/10(木) 18:35:32.86 ID:TUUBchja0

ゾロミサカ「…………」


垣根「そろそろ単体で行動すっかなー。その方が楽だし……っと、ついたな。」


ゾロミサカ「ずいぶん立派なマンションですね。と、ミサカは建築物をほめます」


垣根「確かに立派だがセキュリティはザルなんだなこれが。」


ゾロミサカ「?」


垣根「前に電撃使いがこの近くで暴れたんだとよ。そしたら電子機器止まっちまってよこのマンション」


ゾロミサカ「………」


垣根「どーも電気には極端に弱いらしい。」アンショウバンゴウハー


ゾロミサカ「でもミサカが近くにきても何も反応を示さないということはこのミサカはセーフということですね。とミサカはちょっと喜びます」


垣根「そうかお前も電撃使いか」********ダッタナ


ゾロミサカ「お姉さま(オリジナル)が電撃使いですから」

>ウィーン


垣根「にしてもよく似てるよなお前」オ、ヒライタ


ゾロミサカ「そりゃ遺伝子レベルで同質ですからね。と、ミサカは答えます」


垣根「しかも同じ面したのが2万もいるんだろ?」


ゾロミサカ「正確には9971人ですね」


垣根「そうか。とにかく1万弱同じ面がいるんだろ?間違えられたりしねーの?」


ゾロミサカ「しませんね。研究員はミサカが何号であるかなんて気にしていないので。と、ミサカは質問に答えます」


垣根「間違える以前に検体番号には興味がない………か………お、ここだここ」


ゾロミサカ「ここが貴方のお宅ですか。と、ミサカは好奇心を隠しながら質問します」ワクワク


垣根「隠せてねーよ。なんでワクワクすんだよ」


ゾロミサカ「独り暮らしの青年の家というのはどうなっているのかなと。やっぱりベットの下にはエロ本があったりするんでしょうか。と、ミサカは漫画で得た知識を放出します」


垣根「ねーよ!!読まねーよ!!必要ねーよ!!」


36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/10(木) 18:46:00.42 ID:TUUBchja0

ゾロミサカ「なんですって?!いまどきの青少年のベットの下にエロ本が隠されてるのはお約束じゃないんですか?!とミサカは驚きをあらわにします」


垣根「なんでお前の知識は偏ってんだよスペインで何してたんだよ?!」


ゾロミサカ「フェンシングと闘牛を教わったり、スペイン人からみた日本人がどんなものかを教えていただいたり、ワン●ースやエ●ァンゲリオンを見たり、オリーブを食べたり、パエリヤやピザ食べたり、シエスタしたり、フラメンコ習ったり…etc」


垣根「………おかしいだろ。まだアニメ見たり飯食ったり昼寝したりはわかるよ?でもな、なんでJCが闘牛やフェンシング習うの?百歩譲ってフェンシングはありにしよう。だが闘牛は?女の子がやるもんか?!」


ゾロミサカ「確かにミサカは見た目年齢ではJCではありますが学習装置(テスタメント)によって戦闘マニュアルを身に着けています。もはや軍人レベルです。普通のJCを凌駕してますので別に闘牛ぐらい…」


垣根「それでもお前は女の子だろうが…」


ゾロミサカ「!」


垣根「………まあこんなとこで無駄話しててもな…」ピッ シモンニンショウシマシター

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/05/11(金) 01:35:18.31 ID:XCIV1bd80
続きはまた次回、か・・・
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/15(火) 19:54:03.85 ID:e3dbnPmh0

垣根(誰かいたりしねーよな…)


ゾロミサカ「…お邪魔します。と、ミサカはあいさつします」


垣根「……………」


ゾロミサカ「どうしました?」


垣根「……ずいぶんと埃がたまってやがる」


ゾロミサカ「貴方の家なのですから…培養器の中にいれば掃除はできないでしょう。と、ミサカはわかりきったことを述べます」


垣根「……本来なら俺以外にもここには出入りする奴がいる…はずなんだが。ここは俺だけの家じゃねぇし」


ゾロミサカ「つまり誰も足を踏み入れてないと…」


垣根「そういうことになる。うわっ…俺の所持品も埃まみれじゃねぇか…」


ゾロミサカ「ずいぶんと高級そうな財布ですね。海外製ですか」


垣根「エンポリオアルマーニだよ」


ゾロミサカ「イタリアの有名ブランドですね。と、ミサカはMNWで得た情報で博識ぶってみます」


垣根「ああそうだ………にしてもひどいな…何カ月分の埃がたまってんだか…」


ゾロミサカ「ここにあるもので貴方の足跡を辿れないのですか?パソコンの使用記録とか、財布に入ってるレシートとか、とミサカは助言してみます」


垣根「それもそうだな…ただしパソコンは使えるかどうか……こんな埃まみれ出し…」ポチッ



ヴィーン




垣根「お、動いた」


ゾロミサカ「よかったですね。と、ミサカは喜びます」


垣根「真顔だけどな。」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/15(火) 20:22:25.42 ID:e3dbnPmh0

カタカタカタカタカタ



垣根「ん〜…どうやら10月9日まで使った形跡はあるんだけどな…さっぱり記憶にない」


ゾロミサカ「何に使ったんですか?と、ミサカは質問します」


垣根「通信記録が残ってる。誰かと話でもしてたんだろうな……エージェントか」


ゾロミサカ「エージェント?」


垣根「仕事の仲介人だよ。そいつを通していろんなところから仕事が来る」


ゾロミサカ「どんな仕事ですか?」


垣根「…しいて言うなら、ヒーローには程遠い」


ゾロミサカ「ヒーロー…?」


垣根「お前にとってのヒーローだよ。一方通行の魔の手から一万弱のお前たちを救ってくれたヒーロー。俺がやってることはお前にとってのヒーローがやっていることとは程遠い…むしろ正反対のことをしてると言えるな」


ゾロミサカ「……つまり…"悪いこと"ですか」


垣根「ああそうだ……間違いなく悪だな。俺は最低の人間だしな」


ゾロミサカ「……ミサカには貴方が最低の人間だとは思えないのですが…とミサカは言ってみます」


垣根「それは本当の俺を知らないからそんなことが言える」


ゾロミサカ「確かにミサカは本当の貴方を知りません。が、先ほど貴方はミサカの事を女の子だと言ってくれました。このミサカは"女の子"として扱われたことがありません。ただの道具であり兵器であり人形であるミサカを、貴方は"女の子"だと言ってくれました。だから貴女は最低の人間じゃありません。ミサカにとっては……と、ミサカは告げます」


垣根「………」


ゾロミサカ「…………」




40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/15(火) 20:41:41.57 ID:e3dbnPmh0


垣根「はぁ…お前といると調子狂うよ。マジお前なんなの……」


ゾロミサカ「ミサカ11111号、もしくはゾロミサカです。と、ミサカは答えます」


垣根「そうじゃなくて…………もういいや…ぜんぶやめーた。暗部もスクールも何もかも。」


ゾロミサカ「それでは第二位はこれからどうするんですか?と、ミサカは質問をします」


垣根「…………どうすればいいと思う?」ウワメヅカイ〜


ゾロミサカ「っ…!!(なんですかこの表情は?!助けを求める幼子のような…心を抉るような!!)え…と、その……///」


垣根「?」


ゾロミサカ「きっ…記憶喪失のようなので記憶探しの旅というのは?と、ミサカは提案します」


垣根「それもそうだなぁ…なんで記憶が飛んだのかもさっぱり分からないし…調べる必要がありそうだ」


ゾロミサカ「微力ながらこのミサカもお手伝いしますよ。と、ミサカは救助態勢」


垣根「今救助態勢取らなくていいから。てかなんの救助態勢ソレ?」


ゾロミサカ「ライオンの檻に放り込まれた虎を助ける時の態勢です」


垣根「どんな態勢?!そんなシチュエーションありえないからな?!」


ゾロミサカ「人間に置き換えてみましょうか。一方通行宅に放り込まれた第二位を助ける態勢」


垣根「そんな助けいらねぇえぇぇぇぇぇぇえええええええ!!!!!!!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/15(火) 20:54:05.89 ID:e3dbnPmh0
―――――――――――――――






チュンチュン




垣根「………ん……」 












閉じたカーテンの隙間から差し込む朝日

楽しそうに鳴く鳥

自分の膝に頭を乗せて眠るゾロミサカ











垣根「…どういう状況?」


ゾロミサカ「スピー…スピー…」








42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/15(火) 21:09:04.08 ID:e3dbnPmh0










垣根「……えーと……確か……謎のポーズをとって……?」


垣根「なんかの救助態勢?をやってて……」


垣根「色々言い合って……」


垣根「そのまま寝ちまったんだっけ…?」


ゾロミサカ「スピー…スピー……」


垣根「……ったく…俺様の膝の上で気持ちよさそうに寝やがって…普通逆だろ…」


ゾロミサカ「…スピー…スピー…」


垣根(たまにはこんなのもいいなー……なんて……暗部にいたときはこんなこと微塵も考えたことなかったな)


ゾロミサカ「スピー…………」


垣根(なんつーか、平和だなぁ……)


ゾロミサカ「うみんちゅ………」


垣根「…どんな寝言;」


ゾロミサカ「……それ……は………ウニ…」


垣根「なんの夢見てんだか……」


ゾロミサカ「スピー…スピー…」


垣根「………髪サラサラだなぁ……俺には及ばないが」


ゾロミサカ「ん…………あー…」


垣根「お、起しちまったか」


ゾロミサカ「おはようございます。と、ミサカはあいさつします。本当はちょっと借りる程度で終わらせるつもりだったのですが…膝枕なんて初めての経験で…うっかり寝ちまったぜ☆」


垣根「そーかww」


ゾロミサカ「ところでミサカはおなかがすきました。朝ごはんを作ってくれると幸せ指数が30上がります。と、ミサカは誰かが言っていたセリフを引用します」


垣根「えー、こんな埃まみれの家で飯作んのかよ。嫌だ」

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/15(火) 21:21:23.71 ID:e3dbnPmh0

ゾロミサカ「そこはエプロン装備の家庭的未元物質を演じ「断る」


垣根「誰得だよ家庭的未元物質って?」


ゾロミサカ「俺得です!」


垣根「ハァ……ファミレス行くぞ」


ゾロミサカ「朝から外食ですか!初めての経験にミサカは興奮気味です」


垣根「ふーん。俺はよくあるけどな、朝からファミレス。飯作るの面倒だし」


ゾロミサカ「どっかの自宅警備員みたいですね」









































一方通行「ブヘックショッ」


打ち止め「わーすごいくしゃみだねーってミサカはミサカはティッシュ箱を取りにいくぞ!!」


一方通行「風邪…なわけねぇよなぁ…
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/17(木) 20:03:21.19 ID:+5Rr1U9+0





店員「いらっしゃいませー2名様でよろしいですかー?」


垣根「ん」


店員「こちらへどうぞー」






〉パフェタベターイッテミサカハミサカハオネダリシテミル!!






ゾロミサカ「あ…」






〉アッサパラカランナモンクウンジャネェ!!






垣根「あ…」


店員さん「およびの際はこちらのボタンを押してください」



垣根・ゾロ「一方通行…」


一方通行「あ?」


ゾロミサカ「おはようございます一方通行、上位個体、番外個体。と、ミサカはあいさつします」


打ち止め「おはよー11111号ってミサカはミサカは挨拶を返してみる!!」


番外個体「はじめましてー、んでおはよー」


垣根「へー、一方通行は子持ちかよ」


一方通行「かき…ね……?」


垣根「はーヤダネヤダネ〜朝っぱらから見たくもないもん見ちまったよ。で、ゾロミサカは何にする?」


ゾロミサカ「なんでもいいんですか?」


垣根「どーぞ」

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/17(木) 20:22:40.36 ID:+5Rr1U9+0


一方通行「なンでテメェが生きてやがる垣根ェ!!」

















垣根「あ…?」


一方通行「なンでテメェが生きてるのか聞いてンだよ!!」


垣根「はぁ?なんでんなこと聞くんだよ?俺が生きてちゃいけないんですかぁ?本当オマエむかつく奴だな」


一方通行「あ……?」


垣根「別に俺様がどこで何しようがお前には関係ねーだろうよコラ」


一方通行(暗部抗争を覚えてない…?)


垣根「何ジロジロ見てやがる気持ち悪いなオマエ…………言っておくが俺は男に興味ないからな?」


一方通行「そォじゃねェ!!……オマエ何も覚えてねーのか?」


垣根「何をだよ」


一方通行「………10月9日」


垣根「知らないな。」


一方通行(どォいうことだ??????)


ゾロミサカ「知らないんじゃなくて覚えてないだけでしょう?と、ミサカはツッコミます」


垣根「たしかにそうだけど」


一方通行「覚えてない……………」


番外個体「ねーねーさっきから何の話してるのさ?」


一方通行「…………なンでもねェ」



46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/17(木) 20:35:55.92 ID:+5Rr1U9+0

一方通行(どォなってやがる??覚えてないだと??回収されて冷蔵庫になったって聞いたが…脳をいじられたのか??)


打ち止め「………」


ゾロミサカ(おや…?上位個体からMNWに情報が……………え?)


打ち止め「ねぇあなたー!ミサカはホットケーキ食べたい!ってミサカはミサカは報告してみる」


一方通行「あ………あァ」


ゾロミサカ(…そう言うことだったんですか上位個体。だから一方通行はあんなことを言ったのですね……10月9日…)


垣根「お前は何にする?」


ゾロミサカ「えっ…あ、えーと…ミサカは肉じゃが定食か焼きジャケ定食かで迷っています」


垣根「あーシャケやめとけ、おっかないの呼んじゃうから」


ゾロミサカ「??…そうですか、では肉じゃが定食の方で」


垣根「じゃー俺はシーフードドリアにすっかな」


ゾロミサカ「店員さん呼びますよ?とミサカはボタンに手を伸ばします。これ一度やってみたかったんです」


垣根「好きにしな」


ゾロミサカ「ピンポーン」ポチッ ピンポーン


店員「はーい。ご注文お伺いします」


垣根「肉じゃが定食とシーフードドリア。っとドリンクバー二つ」


店員「かしこまりましたー」


垣根「飲み物取り行くぞー」


ゾロミサカ「了解しました。と、ミサカは第二位について行きます」


番外個体「あ、じゃあミサカもいく」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/17(木) 20:56:35.33 ID:+5Rr1U9+0

番外個体「ねぇねぇイケメンさん、11111号とはどこで出会ったの??」


垣根「んー、研究所」


ゾロミサカ「野菜の遺伝子を研究してる所です。と、ミサカが追加で説明します」


垣根「俺はその研究所の培養器の中にいた。よくわからんが勝手に培養器が開いて外に出れた」


ゾロミサカ「そして研究所内をうろうろしている第二位を、研究所を探検していたミサカが発見しました」


番外個体「なんだー、ドキドキワクワクするような話じゃないのかー」


ゾロミサカ「いったい何を期待してたんですか?と、ミサカは怪訝な顔をします」


垣根・番外「真顔だけど」

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/18(金) 11:02:23.13 ID:1aQEJvo/0
なんかこいつらかわいいな
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 19:16:21.70 ID:MX6Sgq0/0

番外個体「で、11111号とイケメンさんはどんな関係なのかな??」


ゾロミサカ「この人はミサカの友達1号ですよ。と、間髪いれずに答えます」


番外個体「そうなの?」


垣根「多分。ってかオマエ何?妹達だってのはわかるけどなんかでかくねぇ?……胸とか」


番外個体「やだーイケメンさんやっぱ男の子なんだね!!この変態☆ミサカは番外個体っていって第三次計画に作られた個体なの」


垣根「サードシーズン?」


ゾロミサカ「ちなみにミサカは第二次計画です」


垣根「セカンドシーズンは知ってる。一方通行のレベル6計画のやつだろ?」


番外個体「一方通行に殺されるために作られたんだよねー。で、ミサカは一方通行を[ピーーー]ために作られたの ギャハッ☆」


垣根「ふーん。んで、一方通行を始末するはずがなぜか家庭を築いている…と」


番外個体「いやぁ成り行きだよ」


ゾロミサカ「ミサカには一方通行と番外個体が夫婦、上位個体がその子供って感じしますけど。とミサカはつっこんでみます」


垣根「あーわかる。見えるwwww」


ゾロミサカ「なんていうか…」


垣根「あれは…」


垣根・ゾロ「一方父性(パパセラレータ)」


番外個体「ギャハ」




番外個体「アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!パパ!!アイツがパパ!!ギャハハハハハハハハ苦しい!!やばっ!!腹筋イヒヒヒヒ崩壊ギャハハハハハハ!!!!」

50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 19:24:53.74 ID:MX6Sgq0/0


>アッヒャッヒャッヒャッヒャッヒャ!!パパ!!アイツガパパ!!ギャハハハハハハハハクルシイ!!ヤバッ!!フッキンイヒヒヒヒホウカイギャハハハハハハ







一方通行「うるせェなアイツ……」


打ち止め「ねぇ、10月9日って……」


一方通行「お前は知らなくていい」


打ち止め「ごまかしたって駄目よ。ミサカちゃんと見てたんだからね!ってミサカはミサカは話をそらそうとするあなたに釘を打ってみる」


一方通行「………」


打ち止め「あなたと戦ったのはあのお兄ちゃんだった…ミサカはミサカは覚えてる」


一方通行「……たしかにそォだ。事実を言やァアイツはお前を狙ってた」


打ち止め「だから戦ったんだね?ってミサカはミサカは確認してみる」


一方通行「そォだ……そしてアイツは負けた。…だがあの日の事を覚えていない」


打ち止め「あなたが強すぎて記憶が飛んじゃったとか?出血が激しくて脳に酸素が回らなくなって記憶が無くなったとか?ってミサカはミサカは博識ぶってみる」


一方通行「……………もォいい。この話はお終いだ。お前はこっちを知らなくていいし、あいつら戻ってくる」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 19:37:51.33 ID:MX6Sgq0/0






番外個体「ただいm………ギャハハハハハハハハ!!駄目顔見れない!!」


垣根「番外個体押さえっ……俺っ…も笑っちまうk……アハハハハハ!!」


一方通行「なーンなーンですかァ?」


ゾロミサカ「いえ、先ほど3人で話してたことを思い出して笑ってるのですよこの二人は。と、ミサカは説明しまブフォッ」


一方通行「お前も噴き出してンじゃねーか」


打ち止め「えー何の話してたのー?ってミサカはミサカは興味津々」


垣根「打ち止めだっけ?一方通行の事どう思ってる??」


一方通行「こンな奴と話すな打ち止めァ」


打ち止め「ミサカの事をいつも守ってくれるヒーローだよ!ってミサカはミサカは元気よく答えてみる」


一方通行「無視しろっつってンだろォ打ち止めちゃンよォ!テメェも気安く打ち止めに話かけンな!」


垣根「俺には打ち止め会話する権限もないと。ぷっ、どうやら親御さんは打ち止めを箱入り娘にしたいようだぜ」


番外個体「過保護だねwwww」


ゾロミサカ「さすがはパパセラレータですね。とミサカはニヤつきます」


一方通行「ンだそりゃァ?!」


打ち止め「パパセラレータ?!それってあだ名?!よかったね新しいあだ名ができて!!」


ゾロミサカ「新しいあだ名?別のあだ名があったんですか?と、ミサカは質問します」


打ち止め「なんかアクセロリータって言われてたんだよ!意味知らないけど。ってミサカはミサカは答えてみる」


一方通行「打ち止めァァァァァァァ!!」


垣根「ロリータ…」


ゾロミサカ「ロリータ…」


番外個体「ロリータ…」



垣根番外「ギャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」


ゾロミサカ「ミサカは大人なのでここは笑いをこらえます。ぷっ」



一方通行「なンなンですかァ?この羞恥play」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 19:53:32.39 ID:MX6Sgq0/0

その後朝食を食べ終え別れた二組





















垣根(…エージェントとの最後の通話記録が10月9日…一方通行が覚えていないのかと言っていた日にちが10月9日…そして全く覚えてない記憶……なんか関係あんのか…調べる必要がありそうだな)


ゾロミサカ(上位個体は10月9日に一方通行と第二位は交戦していると教えてくれました。そのことがきっかけで彼は培養器の中に入れられていたのかもしれません。調べる必要がありそうですね…とミサカは考えを巡らせます)
















一方通行(垣根は暗部抗争の事を覚えていなかった……奴を回収した"上"の連中が脳をいじったのか…それとも打ち止めの言うとおり出血多量のショックで記憶が飛ンだのか……そして今のアイツには悪意が全く感じられねェ…いったい何があったンだ?調べる必要ありか?)

















それぞれの抱える疑問

科学の結晶たる彼らはどれほどの"荷"を背負っているのだろうか

その"荷"が、学園都市の"上"が背負わせた無慈悲なものであることなど今は知る術もない―――――









53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 20:01:24.56 ID:MX6Sgq0/0






垣根「よし、電気屋さん行くぞ」


ゾロミサカ「何を買いに行くのですか?とミサカは質問します」


垣根「パソコン」


ゾロミサカ「パソコン?」


垣根「うん。ハッキングするから。パソコン」


ゾロミサカ「道のど真ん中で犯行声明ってどういうことですか。と、ミサカはこいつ頭大丈夫かと心の中で心配します」


垣根「いいだろー別に誰も聞いてないし」


ゾロミサカ「まぁそうですけど……」


垣根「ってわけで道案内しろ電気屋まで」


ゾロミサカ「偉そうですねそれが人にものを頼む態度ですか?とミサカは第二位をにらみます」


垣根「真顔だけどな。じゃあ電気屋まで道案内していただけないでしょうかゾロミサカさん?」


ゾロミサカ「うむ。よろしい。と、ミサカは茶番につきあいます」


垣根「さーて、そうと決まればさっそく電気屋へ!!」


ゾロミサカ「そっちじゃありませんよ。と、ミサカは第二位の服を引っ張ります」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 20:18:21.11 ID:MX6Sgq0/0


垣根「ところでその第二位ってのやめてくれね?なんか味気ない」


ゾロミサカ「じゃあ未元物質」


垣根「もっとやめてくれ。普通に垣根か帝督でいいじゃねーか」


ゾロミサカ「……じゃぁ…帝督………で……と、ミサカは男性の名前を初めて呼び捨てにします」


垣根「へー、そーかそーか初めてか」ニヤニヤ


ゾロミサカ「そのニヤけ面うざいです。と、ミサカは帝督の頭をたたきます」バシッ


垣根「痛ぇなー……ふっ」


ゾロミサカ「どうしたんですか?」


垣根「なんかいいなーって思って。名前で呼ばれるの」


ゾロミサカ「呼ばれたことないんですか?」


垣根「いっつも第二位か未元物質、それか苗字。名前で呼ばれることはめったにないからなー」


ゾロミサカ「ご両親が呼んでくださるのでは?」


垣根「覚えてねーよ親なんて。ガキの頃からここにいたし、能力強くて研究所暮らしが長かったせいで外部にも出れなかったし、両親も両親で連絡よこしたことねぇし………もしかしたら"置き去り"だったかもしれねぇな俺」


ゾロミサカ「チャイルド……エラー……」


垣根「不満に思ったことはねぇけどな。研究で得た莫大な報酬と強大な能力があるわけだし」


ゾロミサカ「……………」


55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 20:24:16.46 ID:MX6Sgq0/0
垣根「この街に来たことでお前に出会えたわけだし」


ゾロミサカ「え?」


垣根「まだ出会って24時間も経ってねぇけど、オマエ面白いし可愛いし。会えてよかったと思ってる」ニコッ


ゾロミサカ「//////」


垣根「どうした?」


ゾロミサカ(その笑顔は反則じゃないですか?!いきなりそのイケメン爽やかスマイルは反則じゃないですか?!っていうかなぜミサカはこんなに鼓動が速くなっているのですか?!緊張状態?!なぜ?!)


垣根「おーい?」


ゾロミサカ「てってててっ帝督っていい名前ですね!!と、ミサカはミサカはほめます!!」


垣根「うん?なんか喋り方が打ち止めみたいになってるぞ??」


ゾロミサカ「気のせいです!!とミサカはミサきゃっ」


垣根「噛むなよ。そういや名前っていやぁ…」


ゾロミサカ「?」


垣根「"ゾロミサカ"って言うのもなんかイマイチだよな」


ゾロミサカ「じゃあ"ゾロ"にしましょうか?ミサカは二刀流までならOKです」


垣根「じゃなくて…ゾロって明らかにどっかのアニメからとってきた奴だし、そもそも日本人の名じゃない」


ゾロミサカ「確かにそうですが…」


垣根「日本人っぽい名前にしたら?」


ゾロミサカ「自分に名前をつけろと?」


垣根「番号じゃ味気ないしゾロは日本人名じゃないしさ。それにゾロミサカって結構呼び辛い」


ゾロミサカ「名前なんて考えたこともありませんでした。と、ミサカは告げます」


垣根「やっぱ一人の人間なんだしさ、名前あったほうがいいじゃん?」


ゾロミサカ「じゃっ……じゃぁ……」






ゾロミサカ「帝督がミサカに名前を付けてください」






56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/19(土) 21:00:15.18 ID:MX6Sgq0/0


垣根「…へ?」


ゾロミサカ「帝督がミサカに名前を付けてくださいと言ったんです。と、ミサカは同じことを繰り返します」


垣根「俺が?お前の名前をつける?」


ゾロミサカ「そもそも言いだしっぺは帝督なのですから」


垣根「えー…俺のセンス多分ひどいぞ?自覚あるメルヘンだし」


ゾロミサカ「自覚あるメルヘンなんですかwwww」


垣根「まぁな、自他ともに認める学園都市屈指のメルヘンだ。ってか羽生えるのなんて俺くらいなもんだろ」


ゾロミサカ「ずっとスペインにいたミサカが言えた義理ではありませんが確かにこの学園都市で背中に翼の生えた人はいませんね多分。と、ミサカは答えます」


垣根「だろ?…名前なー……可愛いの……でも肌の色が濃いしなー」


ゾロミサカ「スペインにいましたからね」


垣根「お嬢様系じゃなくて…こう元気な…ボーイッシュっぽい感じがいいかなー…オリジナルの名前が御坂美琴だろ」


ゾロミサカ「はい。寸分たがわず御坂美琴ですと、ミサカは応答します」


垣根「美琴……美……いや…琴………ゾロ目で11111…………うーん」


ゾロミサカ「どんなのでもミサカはかまいませんよ?」


垣根「いや、せっかく名前をつけるんだったらいいのにしないと………」


ゾロミサカ「そうですか」ワクワク


垣根(真顔だけどワクワクしてるの可愛いな)


ゾロミサカ(楽しみです、とミサカは心の中でつぶやきます)ワクワク


垣根「1…一……カズ…………一琴(カズキ)なんてどうだ?」


ゾロミサカ「一琴……ですか」


垣根「11111号の1で一、オリジナルの御坂美琴からとって琴、で、一琴」


ゾロミサカ「一琴…」


垣根「どうだ?」


ゾロミサカ「はい……その……気に入りました。と、ミサカは喜びをあらわにします」ニコッ


垣根「(お、笑顔ゲット!!)よかった。じゃあよろしくな一琴!」


57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/20(日) 11:57:07.62 ID:076LBsg10

おもしろい
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/21(月) 02:57:13.07 ID:EbsLEOrV0

ゾロミサカ「はい。今日ミサッ…一琴は新たに誕生しました。と、ミサカは……フフフ」


垣根「そんなにうれしいか」


ゾロミサカ「はい。初めての友達に初めての名前をつけてもらう。うれしいですよ。と、ミサカは返答します」


垣根「そっかそっか!ならいい、喜んでもらえれば俺も嬉しいな」


ゾロミサカ「おや、着いたようですね」


垣根「だな。待ってろよパソコン!」


ゾロミサカ「ふと思ったのですが家にあったパソコンを使えばいいのでは?とミサカは提案します」


垣根「あーあれはエージェントとの連絡用。今の俺にはもう要らないっつーか繋がりを断ちたいので後でぶっ壊す」


ゾロミサカ「そうですか。と、ミサカは納得します」


垣根「さて、パソコンはどこにあるんだか」


ゾロミサカ「二階のようですよ。と、ミサカは案内板を指差します」


垣根「じゃぁ行くか」



















59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/21(月) 16:15:24.77 ID:EbsLEOrV0

ゾロミサカ「ほぅ…この店は電撃使い対策を施しているようですね……なかなかやるなぁ。と、ミ…一琴はこの店を評価します」


垣根「大方、どっかの電撃使いが暴れたんだろ。家のマンションみたく」


ゾロミサカ「というか帝督の家付近で暴れた能力者って誰なんでしょうね?」


垣根「もしかして一琴のオリジナルだったりしてwwww」


ゾロミサカ「……ちょっと冗談に聞こえないのですが。と、一琴は顔を青くします」


垣根「え、ガチで暴れるの超電磁砲(レールガン)?!」


ゾロミサカ「他の妹達からの報告だと、どうやら例の少年…まぁ上条当麻ですが、彼を追いかけて電撃を使ったようです。と、一琴は報告します」


垣根「男追いかけ電撃ぶっ放すなんてやるなぁ超電磁砲」


ゾロミサカ「他の妹達からの報告によるととにかくすさまじいようです。あんな感じです。と、一琴は窓の外をを指差します」




ドドドドドドドド



〉マチナサイッテイッテンデショー!!


バリバリバリッ


〉フコウダー!!



垣根(…本物?)


ゾロミサカ「お、パソコンありましたよー。と、一琴は帝督に報告します」


垣根「お、おぅ」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/26(土) 01:41:24.24 ID:sxOLdBbm0


垣根「どれがいいと思う?」


ゾロミサカ「いえ、ミサ…一琴に聞かれましても…帝督のパソコンなのですし。と、一琴は少し焦ります」


垣根「んー…この"当店オススメ"みたいなのがいいんだろうか?」


ゾロミサカ「そうでしょうね。まぁ学園都市製の電子機器は良い物ぞろいですけどね。と、一琴はこの街をほめます」


垣根「まあそうなんだけどさ」


ゾロミサカ「帝督はどんなのが良いのですか?たとえば形とか色とか…」


垣根「あんまり考えないなぁ……あんまりこだわらない主義だからなぁ」


ゾロミサカ「嘘でしょう。その服の着方は絶対にこだわりがあるはずです。と、一琴は断言します」


垣根「服とパソコンは別!!」


ゾロミサカ「言い訳ですよそれは。と、一琴は口を尖らせます」ブー


垣根「お前こそこだわってねーだろーよ。制服に軍用ゴーグルって変だぞ絶対」


ゾロミサカ「ゴーグルは電子線を目で追うスキルがないからであって、制服なのは研究員から配布されたものであり他に服を持ってないからです。と、一琴は即答します」


垣根「服を持ってないし興味もねーのかよ…」


ゾロミサカ「ありません。別に街中を下着姿で歩けと言われれば歩きますし。と、一琴は即答します」


垣根「魅力的な言葉だが警備員や風紀委員呼んじゃうから駄目。よーしっこれにすっかな。持ち運び楽そう」


ゾロミサカ「毎日パソコンを持ち歩くんですか?」


垣根「あー違う違う。今日持って帰るのに楽だから」


ゾロミサカ「あ、なるほど」


垣根「じゃぁっさっさと会計やら手続きやらを済ませて、どっかブラブラしますか。店員さーん」


店員「はーいただいま」


61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/29(火) 17:08:33.55 ID:dtRcdQ/90


テスト絶滅すりゃぁいいのに…












垣根「さぁて、パソコンも買ったしブラブラしますか」


ゾロミサカ「おー!」


垣根「俺は良いんだけど、お前は大丈夫なの?研究所の人とかに言わなくていいの?」


ゾロミサカ「ご安心を。ミサカネットワークを介して研究所にいるほかのミサカに通達しておきましたから。と、一琴は報告します」


垣根「そーかい、じゃ、どこ行く?」


ゾロミサカ「帝督の記憶探しも兼ねているので、帝督の気になるところへ。と、一琴は特に行きたいところが浮かばないので帝督にお任せします」


垣根「(仕事なんてほとんど路地裏とか一般人がいかないようなところだしなぁ…)よーし、じゃ、とりあえず第七学区をブラブラすっか」


ゾロミサカ「了解です。と、ミサカは楽しみで笑みをもらします」


垣根「真顔だけどな」


62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/29(火) 17:53:35.40 ID:dtRcdQ/90


垣根「ん〜…まだ6月なのに暑いなぁ」


ゾロミサカ「地球温暖化の影響でしょう。暑いならスーツというかそれはブレザー?とにかく上着を脱いだらどうでしょう?と、一琴は提案します」


垣根「そうだなー……てかセブンスミスト近いし、夏用の服でも買っちまおうか。で、そのまま着ちまえばいいし」


ゾロミサカ「では今着てる服は?」


垣根「消すよ?持ち歩くの面倒だしもともとこれ未元物質で作ったんだし」


ゾロミサカ「つくづく便利ですね未元物質は」


垣根「色々と応用が利くからな未元物質は」


ゾロミサカ「だから第二位なんでしょうかね」


垣根「んーどうなんだろうな?お偉いさん方のつけた順位ってのはぶっちゃけて言えば"金が入る"順だからな」


ゾロミサカ「強さの問題ではないのですか」


垣根「うん。強さ順なら多分一琴のオリジナルは第三位じゃなかったろうな」


ゾロミサカ「お姉様より強い人がいるんですか?と、一琴はびっくりして質問します」


垣根「いるよ?たとえば第七位とかな」


ゾロミサカ「どんな人なんですか??と、一琴は興味津々です」


垣根「熱い」


ゾロミサカ「熱い?」


垣根「ああ、なんつーか人格ってか性格が熱い。なんか"根性"とか言いながら敵をたたきのめす昭和の人みたいな感じ…昭和の番長かな?白ランとハチマキしてんの」


ゾロミサカ「そうなんですか。そんな人がお姉様より強いんですか…と、一琴は驚きのあまり言葉を失います」


垣根「(失ってない気がするが……)なんでも、世界最高の原石だとか」


ゾロミサカ「ああ、それは知ってます。以前世界規模でおきた原石の採掘計画の際に情報を得ました。と、一琴は知識を流出します」


垣根「採掘計画?」


ゾロミサカ「スターゲート計画、ともいいます。世界中に散らばる原石達を見つけて保護する、という名目でこの計画が立案・実行されました。もっとも、学園都市はそれを許しませんでしたけどね。と、一琴は一言付け加えます」


垣根「そんな計画があったのか…許さなかったっていうのは、つまりその計画は学園都市が出したんじゃないんだな」


ゾロミサカ「立案者はジョージ=キングダムなる人物だそうで。世界に散らばる原石約50名の強奪を試みました。その際に学園都市の上からの通達により世界に散らばる1万弱のミサカ達が原石を救出し学園都市に保護しました。」


垣根「そんな計画があってしかも妹達が関わってたのか。」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/29(火) 18:24:40.84 ID:dtRcdQ/90

ゾロミサカ「世界で同時におきましたからねスターゲート計画は。学園都市の外部で、なおかつ全世界同時に動けるのはミサカ達だけでしたから。」


垣根「そう考えるとお前達も便利だよな〜全世界にたくさんいるんだもんな。情報が交換できるってのもいいよな海外で何が起こったのかとかわかるし」


ゾロミサカ「隣の芝は青く見えるもんなのですよ。と、一琴はことわざ辞典から応用します」


垣根「そんなもんかー…お、セブンスミストなんて久しぶりだー」ウィーン


ゾロミサカ「中は冷房が利いてるようですねー。というか、普段どこで買い物してるんですか」


垣根「ネットで外から取り寄せてる」


ゾロミサカ「こだわってるんですねー」


垣根「まぁ俺だからな」


ゾロミサカ「答えになってないんですが…と、一琴は忠告します」


垣根「この俺に常識は通用しないんだよ」


ゾロミサカ「はいはいそうですか。と、一琴は適当にあしらいます」


垣根「軽薄だなー…お、これいいな」


ゾロミサカ「ダメージジーンズですか」


垣根「そう!夏って暑いけどよー俺短パン似合わねーんだわ」


ゾロミサカ「だからジーパンだけど穴があいてるダメージジーンズなのですね。と、一琴は納得します」


垣根「上はどうしようかな」


ゾロミサカ「これなんていかがですか?と、一琴はへんなTシャツを指差します」


垣根「お前は俺に●リーポッターのネタバレTシャツを着ろと?何年前のだよそれ…てかなんで売ってんだ」


ゾロミサカ「じゃぁこのポロシャツは?ワインレッドなので帝督に似合う、と一琴は思うのですが」


垣根「お、それいいな。背中の十字架もイカしてる。じゃあサイズ合うか試着してみるわー」


ゾロミサカ「じゃあ一琴は待ってます」


垣根「おう。すぐ終わらせる」



64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/29(火) 18:37:12.83 ID:dtRcdQ/90


ゾロミサカ「さて、帝督が着替え中なのでしばらくぼっちですね。と、一琴はひとり呟いてみます」




>ネーネーゲコタカッテゲコタ!ッテミサカハミサカハニコヤカスマイルデオネダリシテミル!


>ンナノシルカヨ!!ジブンデカエ!!


>オカネモッテナイモーン!ッテミサカハミサカハアキラメズニアナタノフクヲグイグイヒッパッテミル!!



ゾロミサカ「どうして行く先々に上位個体一家がいるのでしょうか。と、一琴は首をひねります」


垣根「一琴ー、どうだー?」


ゾロミサカ「終わりましたか。似合ってますよ、と、一琴は帝督をほめます」


垣根「マジ?やっぱ俺イケメンだからなんでも似合っちまうってかー」


ゾロミサカ「自分で言うなよイケメルヘン。と、一琴はちょっと引きます」ツツツ・・・


垣根「ドン引きしなくてもいいだろー。これこのまま着てっちまおー。店員さーん」


店員「はーい」


垣根「この服買うからこのまま着てっていいですか?」


店員「はーい良いですよ。値札切りましょうか」


垣根「はーい」


店員「じゃぁレジまで」


垣根「おう」






ピッピッピ


店員「3,000と460円ですねー」


垣根「カードで」


店員「はーいどうも。値札切っちゃいますよー」


垣根「お願いしまーす」 ジョキンッ


店員「ありがとうございましたー」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/29(火) 18:46:05.76 ID:dtRcdQ/90

垣根「これでオッケー……さて…」


ゾロミサカ「次はどこ行きますか?」


垣根(俺が私服なのに対して一琴は制服…なんつーか味気ないよなー……ってか他に服持ってないって言ってたよなー)


ゾロミサカ「どうしたんですか?」


垣根(やっぱ女の子だったら可愛い服着てほしいしなー…一琴だったら…そうだなぁ短めのワンピースに短パンかな〜…)


ゾロミサカ「もしもーし?」


垣根「よーし女物の服見に行くぞ!」


ゾロミサカ「え?」


垣根「さて女物はどこかな」


ゾロミサカ「え?え?」


垣根「一琴には何色が似合うか…水色…いや、あのちっちゃいのかぶるな」


ゾロミサカ「てっ……帝督は何を言ってるんですか?と、一琴は質問します」


垣根「え?何って一琴の服を…」


ゾロミサカ「え?服?え?え?」


垣根「一琴だってずっと制服じゃーつまんねーだろー?可愛い服選んでやるよ!それとも、自分で選ぶ?」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/02(土) 00:38:48.06 ID:gzOMtACHo

投下始めと終わりに一言あれば良いな
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/06/09(土) 17:39:51.11 ID:aOipGndm0
了解!








ミサカ19999号「投稿者のミスを訂正するためにミサカ19999号はアルプスの夜明けに置き去りにされた恋愛要素を回収して来ました。と、ミサカ19999号は誰とは言わず報告します。帰還の途中20000号と遭遇しましたが様子がおかしかったのですが…」


10039号「誰に向かって何の報告をしているのか理解しかねますがその話は置いといて、20000号に何かあったんですか?とミサカ10039号は御坂19999号に質問します」


19999号「この遺伝子研究所の倉庫に入って行きました。と、ミサカ19999号は質問に答えます」


10039号「あそこはミサカ達は立ち入り禁止のはずでは?と、ミサカ10039号は首をかしげます」


19999号「様子がおかしかったんです。声をかけてもMNWから呼びかけても反応しないし、制服を着てなかったんです。と、ミサカ19999号は付け足します」


10039号「制服を着てなかった?ミサカ達はこの常盤台の制服しか持ってないはず……で、20000号は何を着ていたんですか?と、ミサカ10039号は質問します」


19999号「それが…普通の服です。と、ミサカ19999号は答えます」


10039号「普通の服?それはいわゆる私服、とやらですか?と、ミサカ10039号はさらに質問します」


19999号「そうです。20000号は黒のパーカーとジーパン、茶色の運動靴を見につけていました。と、ミサカ19999号はさらに答えます」


10039号「…昨夜の空っぽの培養器と何か関係があるのでしょうか…と、ミサカ10039号は考えます」


19999号「研究員側は何もないと言ってますが……昨晩から帰ってない11111号とも関係あるかもしれませんね…と、ミサカ19999号は考察します」


10039号「彼女は友人と一緒にいると言っていたのではないですか?」


19999号「ミサカ達に友達はいますか?しかもつい先日スペインから帰ってきたばかりの11111号単品に対しての友達は?と、ミサカ19999号は質問します」


10039「あ………」


19999号「何か関係があるのかもしれません。ミサカ19999号は調べてみることにします」


10039号「それでしたらミサカ17600号に頼んでみては?と、ミサカ10039号は提案します」


17600号「呼びましたか?と、ミサカ17600号は通気口のダクトから登場します」シュタッ


10039号「実はですね17600号、カクカクシカジカシカクイムーヴでですね…」


17600号「口頭で説明しなくてもいいですよ。MNWで聞いてましたから。と、ミサカ17600号は軽くあしらい調査に出かけます。報告は定期的に行いますので。では」シュタタタタッ


10039・19999号「早い…」


68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/06/09(土) 17:56:36.43 ID:aOipGndm0



ゾロミサカ「えーと…」


垣根「ホラ、早く来いよ」ギュッ  テヲニギルー


ゾロミサカ「えっ、あの…」



>ミテー、イケメントトキワダイノカップルヨー

>ホントダーウラヤマシイワネー


ゾロミサカ(か、カップルではないのですが…と、一琴は…)


垣根「女物の服はこの辺だ。どうする?欲しい服ある?」


ゾロミサカ「えー…一琴は現状に満足しているので新しい服は別にー…」


垣根「俺が着せたいんだよ!わかる?可愛い女の子には可愛く着飾ってもらいたいっつーこの男心が!」


ゾロミサカ「いえ…ですが……」


垣根「お前が決めないなら俺が選ぶから」


ゾロミサカ「え…」


垣根「そうだなぁ…やっぱ水色は却下だな。一方通行の娘とかぶる」


ゾロミサカ「上位個体、最終信号(ラストオーダー)の事を言ってるんでしたらあれは一方通行の娘ではありません。と、一琴はツッコミを入れます」


垣根「あれどう見ても親子だろ。一方通行と目つき悪いミサカが夫婦でちっちゃいのが娘。でもなぁ…あんな凶悪面二人からあんな無邪気なガキが生まれるかなぁ…」


ゾロミサカ「いえ、だから夫婦ではありません。と、一琴は訂正します」


垣根「黄色…いや赤?んー…オレンジ…ピンクはだめだ。ピンクは違う。やっぱオレンジかな」


ゾロミサカ「人の話聞かないなおい。と、一琴は呟きます」


垣根「オレンジのワンピース?Tシャツ?キャミソール?水着?」


ゾロミサカ「ひとつ明らかに異質なの混じってませんでしたか?と、一琴は指摘します」


垣根「気のせいじゃね?よーしこれにしよう!!どうだこれ?一琴に似合うと思うんだが?」→半袖パーカー/オレンジ


ゾロミサカ「いえ…ですから一琴は…」


垣根「しかもな!後ろ!!天使の羽がプリントされてんだよ!!まるで俺みたいな!!」

69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/06/09(土) 18:05:34.77 ID:aOipGndm0

ゾロミサカ「帝督みたいな…?」


垣根「そーそー!どうだよコレ?俺的にはヒットなんだけど」


ゾロミサカ「そうですね…いいと思います。と、一琴は答えます」


垣根「だよなだよな!!よーし上着はこれで決定〜。下はどーすっかな〜スカートより短パンの方が似合うと俺は踏んだんだが」


ゾロミサカ「一琴にはよくわからないのですが…」


垣根「オレンジだからな〜…ブラウンの短パンが似合うかな?白はどうだろ〜…どっちがいい??」


ゾロミサカ「色でしたら…一琴はブラウンの方がいいです……かな?」


垣根「かな?ってなんだよwwwwじゃあブラウンな。よーし買ってくるから待ってろよ」


ゾロミサカ「了解しました。と、一琴は答えます。にしても…帝督はいくつなんでしょう?ずいぶん子供っぽいというか……」












服のイメージとしては小説の新約3巻の御坂の服の色違いverですね

続きはまた次回!
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/09(土) 20:33:57.05 ID:aYmmKYtI0
乙 垣根爆発すべし

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/06/20(水) 20:22:58.75 ID:MMcraNTX0
この物語を書きためていたデータが全部吹っ飛んだ。


ので、一文字一文字打たなきゃならなくなりました=更新率さらに低下

読者の皆様申し訳ありません;;


72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/20(水) 20:24:08.78 ID:C1536ToSO
ドンマイ(´;ω;`)
73 :たい焼きとディープキス :2012/06/25(月) 23:57:10.31 ID:qQnM2xvw0
あなたなら何かしらやり遂げる。 
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/07/07(土) 00:14:20.00 ID:fXIW2IrP0
データがやっぱし復元できなかった(T_T)地道に頑張ろう…





75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/07(土) 00:24:54.80 ID:s3gKvRQ20
ドンマイ 地道にがんばれぃ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/07/07(土) 00:42:51.24 ID:fXIW2IrP0

垣根「よーし買ったぞ!!さっそく着替えて見せてくれ!」


ゾロミサカ「公衆の面前でストリップをやれというのはどうなんでしょう?わいせつ罪でつかまると思うのですが、とミサカは進言します」


垣根「いや、誰もストリップ頼んでないぞ?そりゃ男としては女性の着替えシーンを見るというのは夢であって…あ……なんでもねぇよさっさと着替えてこい!!」


ゾロミサカ「はい。では着替えてきます。と、ミサカは買っていただいた服を抱えてトイレに…」


垣根「ここで待ってるからな〜」





















垣根「さて?一体何の用か?」








一人呟く垣根  その眼光には狩人としての光がすでに宿っていた









垣根「コソコソとついてきやがって…俺に一体何の用だ?それとも妹達(シスターズ)に用か?」
















77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/07/07(土) 00:44:27.56 ID:fXIW2IrP0

??「さすがですね垣根帝督。第二位は伊達じゃありませんね」


返す声があった
だが姿は見えず…



姿なき来訪者に垣根は語りかける


垣根「ふん。お前は視覚阻害系の能力者だな」


??「正解です。LEVEL4の偏光能力(トリックアート)です」


垣根「自分の能力をばらしちまっていいのかよ?」


??「ご安心を。僕は非公式の学生なので書庫には乗ってません」


垣根「ノンオフィシャル?」


??「貴方やあの第一位のように重罪を犯して暗部に身を落としたのではなく、初めから暗部になるべく教育を受けた学生の事を非公式の学生(ノンオフィシャル)というんですよ」


垣根「で?その非公式さんがわざわざ俺に張り付いてた理由は?」


??「学園都市第二位の監視。それが僕に与えられた任務です」


垣根「そうか……悪いが裏とはもう手を切るつもりだ。邪魔するってんなら……[ピーーー]ぞ?」


??「いやだなぁ。今暗部なんて作ったら第一位に殺されちゃいますよ。学園都市の闇と手を切ろうが、表の住民として生きていこうがそんなものたいして問題にもなりませんよ。」


垣根「ダラダラダラダラうっせぇなさっさと話せさもなきゃあの世逝きだ」


??「ずいぶん短気ですねぇ。まぁあまり気にしなくていいです。上層部からは『垣根帝督の監視を命ずる。ただし手は出すな』…と。ただ見張って、近況報告すればいいんですよ。今日は○○に行った〜とか、今日は○○さんと遊んだ〜とか。要するに貴方の観察日記の執筆を任されてるんです」


垣根「なんだそれ…観察日記だぁ?馬鹿げてやがる上は何を考えてんだ気持ち悪ぃ」


??「なお、こちらからは手を出しませんがそちらから手を出した場合は命の保証はしませんよ。」


垣根「俺を誰だと思ってんだ非公式?」


??「学園都市の第2位と存じております………が、所詮紛い物。とるに足りませんよ」


垣根「あ?紛い物だと?」


??「貴方は知らなくて結構ですよ。あ、クローンが戻ってきましたよ」


垣根「チッ」




78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/05(水) 09:53:54.11 ID:wh1jdonDO
もうすぐ2ヶ月
78.26 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)