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ヴェント「安価でツンデレを克服したら、フィアンマに告白出来るはず…よね」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 19:03:30.14 ID:AV+DvLUAO



・時間軸は大戦モノ、というよりも平行世界モノ

・安価スレの割りに>>1は執筆ペースが遅い

・タイトル通り右方(←)前方

・仲良し神の右席

・キャラ崩壊注意





後方「……」シーン

左方「……」シーン

前方「な…何よ…似合わないって言いたいワケ?」

後方「…そうではないのである。前途多難な恋に同情している、というだけに過ぎないのである」

左方「フィアンマは生まれついて…とまではいかずとも、ストイックな聖職者ですからねー。恋愛というか、色事全般に興味が無いのでは」

前方「…その位分かってるわよ。…仮にその、つつっ…付き合い!に!成功…したところで、け、けっこ…ん、とかは無理だって。互いの立場的にも」

左方(顔が真っ赤ですねー)

後方(所謂『恋する乙女』そのものであるな)

前方「その、でも…可能性がゼロじゃないなら、前向きに取り組んだ方がいいじゃない」

後方「それは否定出来ないのである…しかし、ヴェントはフィアンマの一体何処を好きになったのであるか?」

左方「それは私も気になりますねー」

前方「…強いて言うなら…そうね、>>3かな」





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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(鹿児島県) [sage]:2012/04/30(月) 19:19:48.21 ID:CJ0uznm20
天罰がきかなかったこと
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 19:24:41.24 ID:YMC2x+DDO
多分、好きではなくキモいからさっさと[ピーーー]よ!
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 19:26:10.25 ID:p4pyLIvA0
こりゃあツンデレ治りそうにねぇな
5 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 19:42:14.73 ID:d3LactTk0

前方「…強いて言うなら…そうね、多分…いや、やっぱり好きじゃない、ちょっと暑くて頭沸いただけよ!キモいから聞くんじゃねぇ死ねっ!」ガルル

後方(今はどちらかと言えば寒い時期である)

左方(明らかな八つ当たりですねー)

右方「何を言い争っている」ゴゴゴ

前方「」

後方「少し話し合いをしている内にヴェントがヒートアップしてしまっただけである。気にする事はない」

右方「そうか。…もう少し声量を抑えてもらおうか。俺様は眠いんだ」イライラ

前方「フン、知った事じゃねぇよ」ツン

右方(面倒な女め…)フー

右方「テッラ、そろそろ儀式の時間じゃないのか。そろそろ『神の血』を消耗した頃だろう、先の任務ご苦労だった」ウトウト

左方「そういえばそうでしたねー、お気遣いありがとうございます」

右方「……」パタン

後方(ものすごく不機嫌なハト時計の様である)シンミリ

前方(呆れられた…絶対今のは呆れられたに違いない…ヘタしたら嫌われたかも、いや、そもそも嫌われてるのか…?)ズーン

左方「そう落ち込まずに…今フィアンマは眠かっただけですねー、これからゆっくりアプローチしていけば大丈夫ですよー」

前方「自分でもこれじゃダメだって事位分かってるわよ…」シュン

後方「ああ見えて歪んでいるながら愛情深い男である、気持ちが篭った行為であれば伝わる筈である」

前方(…アプローチって…何をどうすればいいのよ。恋なんて今までした事無いし)

前方(…"アレ"をしてみる、とか?)


アレとはどんなことか(告白以外)>>+2
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 19:43:42.41 ID:p4pyLIvA0
普通のオシャレ。天罰術式へのこだわりを捨てる
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 19:53:37.25 ID:Z9BWIQKR0
デートに誘う
8 :& ◆9H5jbmXVq/zd [saga]:2012/04/30(月) 20:11:22.83 ID:d3LactTk0

前方(デートに誘ってみる…とか?)

前方「ねぇ」

後方「む?」

左方「はい?」

前方「で、…ででっ、デート…に、誘ってみる、とか、どう?」

後方「デート…ふむ」

左方「男女が待ち合わせて逢うこと、ですねー」

前方「アイツがそうそう外に出られる立場だと言うつもりはない。…ただ、一日位なら自由な時間作れるんじゃないかと思うのよね」

後方(直接動く事の少ないフィアンマは『奥』で専ら魔術書を読んでいて暇だと思われる、というのは伝えるべきであるか…?)

左方「良いアイデアですねー。では誘う文句と内容…所謂デートプランというものを考えましょう」

前方「プラン…?」

左方「私にも親しみは無いのですが、デートというものは何時頃に〜〜をして、とあらかじめアバウトに決まっているもの、という共通認識がありますからねー」

後方「まずは待ち合わせ時間、以前に日時からである」

前方「フィアンマの休日なんか把握してないわよ…」アワワ

左方「ではそれとなく私が聞いておきますねー」

前方「…悪いわね。任せた」

後方「では日時は全面的にフィアンマの都合に合わせるとして、次はデートの内容である」

左方「何かしたいことは無いですかねー?」

前方「私のしたい事?…」ウーン

前方(科学サイドぶっ潰すとか、あからさまにこれは違うし…フィアンマと素直な心で会話したい、とか…これは目標か)ウー

左方「どうしても浮かばないのであれば、セオリーに則るが吉ですねー」

前方「セオリーに則る?どういう事よ」

左方「恋人同士がデートでよくする事・行く場所を推定・予想し、それを程良く真似るんですねー」

前方「こっ……!!こ、…ぅ…」モジモジ

後方「映画館、カラオケ、ショッピング、二人で食事、二人でティータイムを過ごす…といったところであるか」ウーン

左方「他にもありそうではあるものの、今浮かぶのはアックアが挙げたもの位ですねー」

前方「映画館とカラオケは科学の代物じゃない…私が絶対嫌。…となれば、買い物か、食事か、お茶を飲む…のどれかになるワケか」


1.買い物
2.食事
3.ティータイム

決定安価先>>+2
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 20:18:06.63 ID:Z9BWIQKR0
1
10 : ◆H0UG3c6kjA [sage]:2012/04/30(月) 20:18:25.40 ID:AV+DvLUAO

名前欄バグって申し訳ないです

×大戦モノ
○大戦前

安価は>>11
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/30(月) 20:25:48.75 ID:YMC2x+DDO
2、ただしフィアンマは満腹状態
12 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 20:36:36.83 ID:d3LactTk0

前方「食事にするわ。ほら、美味しいモノ食べてる時の人間ってあんまり刺々しい態度じゃない?」

後方「確かにそうであるな」コクリ

左方「ではデート内容は食事…で終わりそうですねー」

左方(喧嘩別れしそうですねー…心配です)

後方「では文句はヴェント自身が考えるのである。他人から言われた台詞を繰り返してもフィアンマには見破られるだけである」

前方「そうね、それ位何とかならないとこの先困るし」

左方「では今日中にフィアンマから休日が何時か聞いておきますねー」

前方「えぇ」




―――次の日

前方(休みの日は把握した、結局良い台詞は浮かばなかったけど…『明後日、一緒にご飯でも食べに行かない?』みたいな気軽さでいけばいいのよね?そうよ、緊張する必要なんて無いわ。テッラとかアックアにはその気になれば言える言葉なんだし、フィアンマにだってそんな軽い感覚でいけば絶対言える、言えるに決まってるじゃない…『神の右席』『前方のヴェント』をナメんじゃねぇぞ!)キリッ

右方「……」ペラッ

前方(い、いいい居た…!!…さっき緊張する事は無いって自分に言い聞かせたばかりじゃない。最初だもの、そんなに愛想よくなんて無理だとして…攻撃的にいかなければいい)スーハー

右方(そろそろ『断食』の時期か…ついでだから俺様もしておくかな。特に健康上支障は無い事だし)ウーン

前方「ふ…フィアンマ」

右方「ん?」パタリ

前方「……、…」

右方「…何だ。俺様に何か用か?」

前方(い、言わなきゃ…テッラもアックアもわざわざ協力してくれたのに、肝心の私が尻込みしてる場合じゃない)

前方「>>15!」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 20:44:06.34 ID:Z9BWIQKR0
この真っ赤なトマト野朗! ちょっと明後日ツラ貸しな!
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/30(月) 21:10:38.30 ID:YMC2x+DDO
ksk
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 21:11:11.67 ID:YMC2x+DDO
「あのね、私は上条当麻と結婚するのでフィアンマはスピーカー役して欲しい」

無理なら>>13
「この真っ赤なトマトでペドロリ野朗!ちょっと明後日、絶対に暇だろ!ツラ貸しな!キモい屑め!」
16 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 21:25:57.90 ID:d3LactTk0

前方「あのね、私は上条当麻と結婚するのでフィアンマはスピーカー役して欲しい!の!」テンパリチュウ

右方「ダメだ」イラッ

前方「」

前方(何を言ってるんだ私は…というか、え、何この真顔、怖っ…!)

右方(あれは俺様のモノだ。もしヴェントと結婚されてしまった場合俺様は隣人の夫の身体を一部寝盗るコソ泥になってしまう、それは意地汚い行為だ、そんな事はしたくない。あれの右手は俺様のモノだ、もっといえばそれを現世に留めておくアダプターごと俺様に所有権があると見ても可笑しくはない)ムムム

前方「…さっきのは間違いよ、口が滑っただけ」

右方「…? …そうか。では何の用だ」

前方「…」スゥー

右方「……」ジー

前方「この真っ赤なトマトでペドロリ野朗!ちょっと明後日、絶対に暇だろ!ツラ貸しな!キモい屑め!」

右方「…明後日か。構わんぞ」ニコ

前方(あああ言っちゃったコレは酷い…私だったら嫌悪感がメーター振りきれ…え?)

前方「は?」

右方「だから、明後日だろう?といっても昼からではあるが、お前にとって幸運にも俺様には用が無い。付き合ってやる」コクリ

前方「そ…そう!フン、ならいい」カツカツ





左方「うまくいきましたかー?」

前方「テンパって妙な事口走った上暴言吐いたけど…でも、明後日付き合ってくれるって、え、笑顔で言ってくれたわ」モジモジ

後方「良かったのである」コク

前方「そういえば内容伝えるの忘れた…」

後方「当日に取り返しがつくはずである」

前方「そう…よね。何弱気になってんだか、私らしくもない」

左方「後は服装ですねー」

前方「服装?」

後方「デートとは気合を入れて普段着とは違う服を着て会うものである…らしい」ボソリ

前方「ギャップ狙い…ってヤツ?」

左方「そんな感じですかねー」


ヴェントの服装(デート時:コーディネートテーマ等曖昧指定でも可)>>+2
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 21:34:10.84 ID:aQb8aTTo0
楚々とした清純派な格好
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/04/30(月) 21:40:45.39 ID:6u1K/E2N0
あえてオルソラみたいな普通の修道服
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/04/30(月) 22:00:17.96 ID:aQb8aTTo0
(実は真っ先に思いついたのがバナナの着ぐるみだったことは黙っておこう)
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/30(月) 22:02:54.40 ID:YMC2x+DDO
>>19
安心しろ俺もそう思ったのさ…
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/30(月) 22:43:07.09 ID:vCd/1dADO
見たことはないが、ヴェントなら小悪魔ベタメイド似合う気がする…
22 :右方「くっ、はは!何だ今日は!?バナナデーってやつか!」  ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 22:43:31.33 ID:AV+DvLUAO

前方「…決めたわ。要はいつもの服装と違い且つ自分に似合う服を着ればいいワケだし」ウン

左方(本当に大丈夫なんですかねー)

後方(うまくいくよう祈るしか無いのである)



前方「……」ベッドボフッ
前方(で…デート、か…)

前方(『…明後日か。構わんぞ』…笑って、た。面倒臭そうな顔じゃ、なかった)テレ

前方(…私が、フィアンマを好きになった、理由)


―――回想中


前方(科学が憎い。憎い、憎い…!)イライラ

右方「…新たな『前方』か」

前方「!?」

前方(何処から現れて…ッ!)

前方「…アンタが、右方のフィアンマ?」フン

右方「如何にも。俺様が右方のフィアンマだ」

前方「……」

右方「…今日は、お前の弟の命日だったか」

前方「…だから何だっての」ハン

右方「…、…可哀想に」

まるで自分が傷つけられたかのような痛々しい表情で、フィアンマが唇を噛む。
私以外に、弟を悼んでくれたヤツなんて居なかった。
不幸な事故だから仕方ない、姉は助かったのだから不幸中の幸い、そんな事ばかり、周囲は言った。微笑(わら)った。
善意が悪意にしか感じられなかった。私なんかどうでもいい、弟が一番可哀想なのに、どうして誰も弟を悼んでくれないのか、子供だったからかと、ずっと不満だった。

右方「…可哀想な子だ。お前の弟も、そしてお前も」

前方「…」

上っ面の言葉には、聞こえなかった。
『神の子』の御言葉の様に、心に染み渡っていく、慈愛の込められた同情の言葉。

右方「お前の弟は、楽園へ導かれた事だろう」

前方「…当然よ。いい子だったもの」

23 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 22:51:52.57 ID:AV+DvLUAO

右方「…」

前方「いい子だったもの…!優しい子だった!私なんかよりずっとずっと、生きていくに相応しい子だった!」ポタポタ

気付いたら、枯れた筈の涙が次々と目の端から溢れ出ていた。
私こそが死ぬべきだったんだ。
私だけが生き残ってしまった。
科学のせいで。科学が悪い。

情けなく涙を流していた私を抱きしめて、フィアンマは囁くように呟いた。

右方「…俺様がお前を救ってやる。お前の弟の様な"被害者"がもう二度と出ないよう、不幸の根本から消し去ってやる。この世界ごと救う」

何かに向かって、憎悪を向けた声音だった。
それでいて、優しく甘美で、暖かい言葉だった。 スケールのあまりに大きすぎる、しかしフィアンマが口にするが故、信じざるを得ない様な不思議な響きだった。


前方「…アンタを、信じてやっても、いい。私は、科学さえ潰せれば、それでいいから」

右方「…そうか」



―――回想終了

前方(やっぱり、あの時か。…初対面じゃない)

前方(そういえば、あの時抱きしめられ…ッ!思い出すんじゃなかった)カァアッ

前方(も、もう寝よう…寝てしまおう)スーハー

前方「………」スヤ




デート当日の天気>>+2
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/30(月) 22:58:30.53 ID:vCd/1dADO
ハレのちグゥじゃなくて
行き晴れ 帰り雨
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 22:59:39.29 ID:zoBZ5Sqj0
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/04/30(月) 22:59:39.48 ID:YMC2x+DDO
大雨+嵐もどい台風(佐天が何故か能力使えるようになったのでハイテンション状態)+雷(何故かビリビリがいる)
27 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/04/30(月) 23:45:22.55 ID:AV+DvLUAO

―――デート当日


前方(よく晴れてるわね…それにしても、普通のシスター服着るなんて何年振りだっけ?)

右方(歩き回る事を予測して食事を多めに採ったのは良いものの…少々食べ過ぎた感は否定出来ん…満腹だ)ウーン

前方(き、来た…!しかも普段と服装違う…!)ソワソワ

右方(見当たらんな)キョロキョロ

前方(あ、アレ…?もしかして気付いてない…?)


フィアンマの現在の服装:ワインレッドのダブルカフスシャツに黒いズボン

ヴェントの現在の服装:シスター・オルソラの如く正統派シスター服


前方(どう声を掛ければ…?)



自分の存在をアピールする行動or言動>>+2
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/04/30(月) 23:51:40.99 ID:Nw76hxaAO
ためしに舌ピアス装備
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/04/30(月) 23:55:50.18 ID:vCd/1dADO
取り敢えず右手を両手で掴んで気づかせる そして手を掴んだまま移動
30 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 00:19:02.73 ID:sYB0Ys4AO


前方(どうせ声を掛けたらまた妙な事口走る可能性の方が高い、ならいっそ実力行使で…ッ!)キュッ

右方「!」

右方「…ヴェント、か」キョトン

前方「視力は下がってないみたいね」フン

前方「……」グイグイ

右方(自分から誘っておいて機嫌が悪いとは矛盾していないか?約束の時刻は過ぎていない筈だが)テクテク

前方(指、細い…でも手は大き、くて…体温は低め?普通?よく分からない、けど…)グイグイ

右方「そんなに引っ張るな、痛いだろう」イソイソ

前方「っ」

右方「せめて片手を離せ」シッシッ

前方「…」カタテパッ

右方「動き辛いだろう」ニギニギ

前方「ひ、にゃ…っ」

右方「ん?」コイビトツナギー

前方「な、んでもねぇよこのトマト!」カァアッ

右方(トマトはマイブームか何かなのか)フー


―――とあるレストラン

右方(食事の為に呼び出されたのか…意図が分からん。というか満腹なのだが)

前方(こ、こいび、と、つな、繋ぎ)

右方「…二人で。禁煙で」

右方(何で俺様が店員に説明せねばならんのか)

前方「……」アワアワ

右方「…いつまで握っているつもりだ、移動は終わったぞ」

前方「…、…分かってるわよ、暑いせいで長時間変なモノ触ってたみたいね」ツーン

右方(せめてドルチェだけでも食すべきか)ペラリ

前方(手、繋げて嬉しかったのに…私の馬鹿)
31 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 00:26:09.91 ID:sYB0Ys4AO

―――数時間後

前方「………」モグモグ

右方「………」モグ

前方(気、気まずい…)

右方(こうして俺様を呼び出し、且つ食事の場を設けたという事は何か頼み事か?ならば大聖堂の中でも構わなかっただろうに)ムグ

前方「…アンタ、好きなタイプとか、無いワケ?」

右方「…好きなタイプ?それは、人間としてか?」

前方「そんな感じ」

前方(今は普通に話せてる…この調子で1日いけば)

右方「…心正しき、優しい人間が好きだ。純粋、とまではいかんが、無邪気であったり…善を喜び悪を憎む、出来れば俺様を理解してくれる様な人間…で、一緒に過ごしていて気詰まりしない人間、といったところか」

前方(一緒に過ごしていて気詰まり…私なんか外れてるワケだ…予想は、してたけど)ズーン

右方「逆に聞くが、お前が好む人間のタイプは?」

前方「………」



何と答えるか(フィアンマ、あなた等直接的な告白以外)>>+3
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/01(火) 00:33:18.64 ID:6XsOdTi50
人を救おうとするような気高い理想を持ってる人間
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 00:39:27.13 ID:QNhN6ZWIo
特殊な右手をもってるひと
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 00:40:37.31 ID:hwEJLOgDO
真っ直ぐで正義感があってよく説教するし…あっウニ髪だったような、そけぶ受けたし。鈍感もあるしラッキースケベだしかなり不幸らしい…けど仲間思いで決して裏切らないタイプかな?
35 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 00:49:54.42 ID:sYB0Ys4AO

前方(ここはフィアンマの特徴と嘘を織り交ぜて話す位が丁度良い…ハズよね?)

前方「真っ直ぐで正義感があってよく説教するし…あっウニ髪だったような、そけぶ受けたし。鈍感もあるしラッキースケベだしかなり不幸らしい…けど仲間思いで決して裏切らないタイプかな?」

右方「ほう」

右方(やはり『幻想殺し』を持つあの少年の様な人間か。しかし対面した事は無いだろうに…俺様がしまっておいた資料でも見られたか。それにしては内面について随分詳しいと見える)ウーン

前方(ところどころ全っ然関係ない嘘とかこの前見た夢とか織り交ぜてる以上、まさかフィアンマだとはバレないわよね…?)ヒヤアセ

右方「しかしまぁ、あれだ、鈍感が好きとはまた物好きだなぁ。苦労するぞ」ズズー

前方(現在進行形で苦労してるっての…人の気も知らないで…いや、知られたら困るけどさ)

前方「…私の勝手だろうが。…嫌いなタイプは?」

右方「俺様が嫌いな…最も嫌うタイプか…?また難しい質問だな」ウーン



フィアンマさんの嫌いなタイプ>>+2
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 00:52:42.31 ID:oAqxURuDo
舌ピアスしてる人
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 00:54:15.39 ID:hwEJLOgDO
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/01(火) 01:00:32.26 ID:+LWTr+QAO
なんというおにちく
39 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 06:52:13.42 ID:sYB0Ys4AO

右方「舌にピアスをしているヤツ…だな」モグ

前方「」ガーン

右方「魔術的な意味合いを含みやらざるを得ないお前を除き、わざわざ自分の体に金属或いはプラスチックを埋め込むヤツの気が知れん」

前方(舌ピアス嫌い舌ピアス嫌い舌ピアス嫌い…)ズーン

右方「……?」オーイ

前方「」ショボン

右方「…話を聞け」フー

前方「は?何?何なの?」

右方「別にお前を最も嫌いだと言った訳ではない。必要も無いのにピアスを付ける人間が理解し辛いというだけだ」

前方「……!ふ、ふーん?まぁ?別に?アンタに嫌われてても何らショックじゃないケド」パァッ

右方(嘘をつけ)ムグ

前方「……」ルンルン

右方(…友達、か。…ふん、下らん…ヴェントは只の同僚だ)ズズー




ザー ザー

前方「うわ…」

右方「行きとは打って変わり豪雨だな」ウーン

前方「傘は無いわよ」

右方「それ位分かるさ。致し方あるまい」ヨイショ

前方「!!?」ビクッ

右方「酔うなよ。吐かれても困る、何なら目を閉じていても構わん」オヒメサマダッコー

前方「ぁ…」ドキドキ

右方(大聖堂の位置から考えて…この向きか)トン



―――聖ピエトロ大聖堂

右方「今戻った」

左方「お帰りなさい、ですねー」

右方「アックアは外出中か」ダッコケイゾク

左方「先程間食を買いに行きましたねー」

前方「……ッ」

右方「そうか。昼に食べたものと被らねば良いのだがね」ウーン

前方「>>42
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 08:31:22.82 ID:tlGmZ6RDO
食材、ねぇ・・・・・・・・・久々にご飯作ろうかしら?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 11:10:15.02 ID:hwEJLOgDO
ksk
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 11:10:50.23 ID:hwEJLOgDO
汚い手を触れた…早くお風呂で汚された所に綺麗洗ってくるわ。この服はもう駄目なので燃えるゴミ捨てとこ。
43 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 13:19:38.92 ID:sYB0Ys4AO


前方「汚い手を触れた…早くお風呂で汚された所を綺麗に洗ってくるわ。この服はもう駄目なので燃えるゴミ捨てとこ」ツンツン

右方「生ゴミを頭から被った訳じゃあるまいし。大袈裟だな」ヨイショ

前方「フン、大袈裟なんかじゃないわよ。ま、ちゃんとツラ貸しただけ約束に関して常識のある男だ、位には再認識してやったケド?」フイッ

右方「…そうか。なら、俺様は夜までやらねばならん事があるのでな。失礼させてもらおう」パタン

前方「……」ズーン

左方「…やってしまいましたねー」ウーン

前方「デート中は良かったのに…帰ってきたらコレ。何でよ」ズズーン

左方「まず暴言を吐かないように…といっても、『天罰術式』の影響で悪意を向けられてきている分、難しそうですねー」

前方「…手を、…繋げたし、好きなタイプも聞き出せた。お姫…ん゛ん、その、抱えられて帰ってきた、し…嬉しかったのに」

左方「しかし本人を前にするとまったく逆の事を言ってしまう、という感じですかねー」

前方「何でかは自分でも分からないケドね…」シュン

後方「只今戻ったのである」

左方「お帰りなさい、ですねー」

前方「…オカエリ」ショボン

後方「その様子では、うまくいかなかったのであるか?」ヨシヨシ

前方「デート…自体は、概ね成功…かな…」シュン

左方「ただ、帰ってきてからつい…といつものパターンですねー」

後方「………」ウーン

前方「…、…謝った方が…いい、わよね」



謝罪するorしない>>+3

謝る場合の台詞>>+5
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/01(火) 13:42:42.43 ID:XG9CPCaz0
謝る
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 16:17:55.35 ID:hwEJLOgDO
誰にも書いてないな…まぁフィアンマ×ヴェントは誰にも得しないな
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 16:20:32.37 ID:hwEJLOgDO
「よく考えたらフィアンマはホモだった…デート中でフィアンマの話、行動いろいろ調べたら上条当麻と言う男が愛してる…けっホモ奴に謝る理由は無い!フィアンマは諦めると言うか願い下げだわ」




数年後

とヴェントは新しい別の恋探し旅に出掛けてウニ髪出会えて恋になったと言う話でした
47 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 16:34:18.94 ID:sYB0Ys4AO
《誰にと書いていなかったのはミスでした…申し訳ありません》


前方(よくよく考えたらフィアンマはホモなんじゃないの…?デート中以外においてもフィアンマの話、行動から推測するに上条当麻と言う男を愛してる…のか。ふん、ホモ野郎に謝る理由は無い!フィアンマは諦めると言うか願い下げだわ)

前方「…やっぱり謝らない」

後方「それならそれで構わないのであるが…本当にそれで、「いいのよ!」

前方「いいに、…決まってる、じゃない」

前方(フィアンマは男色趣味なんだから、私が入る隙なんて存在しない。それでいいじゃない。元々好きだと思った理由自体だって初めて心から同情してくれた、程度の些細な理由だもの)

左方「ヴェン「今日はもう寝る!」バタン



前方「……私にはどうせ無理なのよ。こんな人間が、底辺の女が人並み以上の幸せなんか、望んでいい訳が無い」

前方「………」スヤ



―――(???)


前方「別にそんなんじゃないわよ」ツン

上条「そんな事言って、実は上条さんの為に作ってくれたんだろー?」

前方「だから違うって、聞けよコラ!」

上条「おおお怒るなって、な?」


温かい食事、優しい男、狭い家。
数年この家で暮らす内に科学も以前程憎まなくなったし、私はとても幸せだ。
幸せなんだ。
別に言い聞かせてる訳じゃない。

上条「ヴェント?」

そうよ、私はこの右手が、この右手を含めたこの男の全部が好きなんだから。
右手?
右手を含めた、全部?
48 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 16:42:27.67 ID:sYB0Ys4AO

私が好きなのは、この黒いツンツン髪のウニ頭な男で。
本当にそうか、と自分に問いを投げかける度、胸が締め付けられる。
無理やり何かを忘れているような。
そんな訳無いのに。
私は自分から恋を捜す旅に出て、上条当麻と出会って、こうして結ばれて、幸せに暮らしている。 それで良いじゃない。
誰も傷付かないなら、それでいい。


右方『…俺様がお前を救ってやる。お前の弟の様な"被害者"がもう二度と出ないよう、不幸の根本から消し去ってやる。この世界ごと救う』


上条「…ヴェント?」


優しい右手。
残酷な右手。
前者は違う、私が抱きしめて欲しいのは、やっぱり、やっぱり――――。



―――ベッドの上


前方「……夢か」ハァ

前方「………」

前方「目ぇ覚めたし…何か飲もうかな」ムクリ


何を飲むか>>+2

1.紅茶(レモンティー)

2.コーヒー

3.紅茶(アップルティー)

4.紅茶(ミルクティー)
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 17:41:58.06 ID:PoJuWreDO
フィアンマカラーでアップルティー
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 17:59:16.10 ID:hwEJLOgDO


無理なら3
51 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 18:25:34.80 ID:sYB0Ys4AO

前方(確かこの辺りに…あったあった)ガサゴソ

前方(少し前にアックアに貰ったのは良いけど飲んでなかったのよね…湿気る前に飲まないと)イソイソ

前方「……」コポポポ

前方(蒸らして…後片付け先にしようかな)


ドア<トントン

前方「? 誰」

右方『俺様だ』ウン

前方「」

前方「な…んの用よ」

右方「アックアにケーキを貰ったのは良いのだが…何分量が多くてな。時間を分けて食してはいたのだが、俺様の腹の容量は無限じゃない。かといって腐らせるのも惜しい。起きているのなら食え」

前方「テッラと食べれば良いじゃない」ツン

右方「俺様もそう思ったのだが、珍しく酔っていてな。申し訳無さそうに断られた」

前方(あのザルなテッラがそうそう酔う訳が無い…という事は私の所にフィアンマが来るようにわざと…?夕方、あんな乱暴な立ち去り方、したのに)

右方「まぁ、どうしても嫌だと言うのなら頭脳労働でもしながら消費するが」

前方「…入りなさいよ。勘違いすんな、ケーキが食べたいだけ」ガチャ

右方「邪魔するぞ」パタン

前方「……皿は、勝手に出してアンタが並べてよ」コポポポ

右方「……」イソイソ



前方「………」ムグ

右方(本日六回目の間食か…いかんな、身体に良くない)モグ

前方(向かい合わせに座ってるから近い…クソ、さっきあんな夢見なかったら動揺しなかったのに…!多分)ソワソワ

右方「…知っているか?」

前方「……、…何を」

右方「今お前が食べているケーキに一粒乗る、葡萄の花言葉を」

前方「随分と乙女チックね、反吐が出るわ」

右方「ちなみに林檎は"誘惑"だ」ズズー

前方「……、…」

右方「言わんとしている事は読み取れるが、俺様に性的興奮という概念があるとでも?」フー

前方「別に思ってない」ツン
52 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 18:35:38.64 ID:sYB0Ys4AO

前方(別にあっても…何なら襲われても…いや、今日の下着可愛くな…何を考えてんだ私は、バカか)ウー

右方「…丁寧な淹れ方だ。アップルティーにありがちな渋味を殆ど感じない」ズズー

前方「自分用に淹れてたからね」フン

右方「ん? …まぁいいか、黙っておいてやるよ」ズズー

前方「………」

右方「そろそろ失礼するか…お前はこれから眠るのだろう?」

前方「そうよ、食べ終わったならさっさと出てけ」シッシッ

右方「カフェインが効いてくる前に寝るんだな」キィ パタン

前方「余計なお世話だクソ野郎」ペッ

前方(…葡萄の…花言葉?)ウーン

前方「…"陶酔""好意""信頼""思いやり""親切""慈善""酔いと狂気""人間愛"…位か」

前方(好意…なワケないか。陶酔…も無いとして。でも、わざわざ話題として出したって事は、何らかのメッセージってコト…?)ウーン



フィアンマがヴェントに伝えたかったメッセージとは?


1.信頼
2.思いやり
3.親切
4.慈善
5.酔いと狂気
6.人間愛
7.深い意味は無い


>>+2(上記花言葉は複数指定可能です)
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 19:12:24.55 ID:hwEJLOgDO
ksk
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 19:13:09.24 ID:hwEJLOgDO
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 19:15:25.78 ID:XWy/2/gIO
1.5.6
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/01(火) 19:32:47.55 ID:G3ILBL2AO
見てるよ
57 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 20:06:50.63 ID:sYB0Ys4AO
《閲覧ありがとうございます。ご覧になっている方の人数は少ないと思いますので連投は問題有りません、読者様各々方の良識に則ってお楽しみいただければ幸いです》




前方(…考え過ぎ、か)フー

前方(フィアンマは気分屋なところがあるし、一々振り回されても仕方ない)

前方(す…す、好き…っていうのと、一々振り回されて疲れ果てるのは別問題)ウン

前方「……」カチャカチャ

前方(…よし、後片付けも終わったし…風呂入って寝直すか)ノビー



―――翌日

左方「今日も早いですねー」

後方「……」ウトウト

前方「…昨日は、色々考え過ぎたから、急に出て行って、ゴメン」ペコ

後方「そもそも気にしていないのである」

左方「右に同じですねー」

前方「アックア…それとテッラも、昨夜はありがとう、…その、フィアンマの事」

後方「何の事であるか」

左方「さっぱりですねー」ニコッ

前方「……、…お陰で良い夢見れたわ」

前方(二回目は、だけどね)

左方「それはそれは、実に良かったです」


―――聖ピエトロ大聖堂『奥』

右方「……」ウーン

教皇「どうした、フィアンマ」

右方「…何だい、ローマ教皇さん。今俺様は考え事をしているんだよ」グデー

教皇「考え事、か」

右方「どちらかといえばプライベート寄りだが…」ウーン

教皇「この老いぼれに、僅かでも心の内を打ち明ける気にはならないか?」

右方「……、…まぁ、学園都市に旅行に行く際手筈を整えてもらった恩は、あるからな」コクリ

教皇「……」

右方「…ヴェントが最近やたらに態度が可笑しい。テンションが高くなったり低くなったりと。基本的に刺々しいのは変わらんのだが」

教皇「……」ウーン

右方「理由が分からんのだよ、これがさっぱり。病気の類ならば平和な今この時に療養させねばなるまい?大事な戦力だ」

教皇「病…」ウーン

右方「ローマ教皇様は如何お考えで?」フー

教皇「>>60
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 20:08:51.46 ID:frGa0jPMo
ksk
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 20:21:23.98 ID:XWy/2/gIO
確かに病だろう。
ただしそれはお前が思ってる類の病では無いだろうな・・・
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 20:21:39.46 ID:hwEJLOgDO
教皇って神裂?

「ふむ…よくわからないだか、お前が男色趣味だから嫌いだからじゃないか?」
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 20:26:23.75 ID:frGa0jPMo
教皇はおっさんだ
62 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 20:40:47.72 ID:sYB0Ys4AO
《天草式十字凄教の女教皇(プリエステス)が神裂さん、この作品におけるローマ教皇はhttp://www12.atwiki.jp/index-index/m/pages/638.html?guid=onのマタイ=リースの項目を参照して下さいませ》



教皇「ふむ…よくわからないのだが、お前が男色趣味だから嫌い、という…事ではないのか?」

右方「言ってくれるな。誰が男色趣味だって?…なるほど、なるほど。俺様は嫌わている訳か」ウーン

教皇「嘆かわしい事ではある、が…何か腑に落ちない事があるのか?」

右方「…仮に嫌いだとすると、辻褄の合わない点が幾つか。嫌いな相手をわざわざ呼び出し1対1で食事をしようと試みるとは、俺様には思えんのだよ。政治的に付き合わざるを得ないというならば食事の席を設け腹の底を探り合うも一興、しかし俺様とヴェントの間柄はその様なものではない」

教皇「と、すると…やはり病か」フム

右方「俺様を嫌っていると仮定した場合、一連の行動は異常だ。身体的接触もあった、本来不要な接触がな」

教皇「…"一連の行動"は分からないが、考察するに確かに病だろう。ただし、それはお前が思っている類の病では無いだろうな………」

右方「…俺様の予想範囲外…?」

教皇「恐らく「教皇、御相談が」すぐ行く。…すまないな、フィアンマ」カツッ

右方「構わんさ。…最後に一つ、偉大なるローマ教皇殿に質問を」

教皇「…」

右方「俺様は、どうヴェントに接するべきだと思われる?」

教皇「>>64
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 20:42:54.57 ID:XWy/2/gIO
ksk
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 20:51:04.34 ID:hwEJLOgDO
遠くから温かく見届けるしかない
65 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 21:11:10.42 ID:sYB0Ys4AO

教皇「遠くから温かく見届けるしかない」コクリ

右方「……、…」

教皇「神が人にお与え下さる愛の様に、『神の子』が説いた隣人を愛する心を忘れず、ヴェントを愛し見守りなさい」カツ カツ

右方「……ふん」

右方(…神ではなく人に選ばれた事を気にしているようだが、お前はやはり、ローマ教皇にあるべき器の男だよ)クス



―――広間

前方「っ、くしゅ!」

左方「寒いですかねー?」

前方「いや、違う…アレでしょ、誰かが噂してるからーってヤツ」ウン

左方「フィアンマが誰かとしている噂でしたら良いですねー」

前方「ッ…う、るさい!」ムムッ

後方「それで、次のアプローチ案であるが」

前方「そ、うね…」ソワソワ

後方「食事は一度したもの故却下、ティータイムも一度したもの故却下として…買い物を勧めるのである」

前方(最悪ショッピングに集中すれば暴言吐かなくて済む、かも?)

前方「悪くないわね」

左方「何を買いに行くかが重要ですねー」


ショッピングデート、何を買いに行くか

1.服
2.アクセサリー
3.その他(この場合何を買いに行くかの候補もお願いします)


>>+1
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/01(火) 21:14:07.71 ID:XWy/2/gIO
1
67 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 21:27:38.03 ID:sYB0Ys4AO

前方「術式とは別に普段着…服買いに行くって言ったら、迷惑だと思われるかな?」ウー

左方「大丈夫だと思いますがねー」

後方「フィアンマの好みを知れるチャンス、とも取れるのである」

前方「ま、反応見ながら考えるか…テッラが聞いてくれたから、スケジュールは把握してるし」コク

後方「幸運を祈るのである」

前方「………」ウーン



―――夕方

右方「………♪」クチブエ

前方(機嫌は良さそうね…後は私が刺々し過ぎず要件を伝えられればそれで約束は成立)ドキドキ

右方(ジェラートが食べたい。雨の日はいつも妙な感覚に取り憑かれるな)ルンルン

前方「……フィアンマ」

右方「ん?」チラリ



フィアンマをデートに誘う文句

>>70
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/01(火) 21:30:21.66 ID:oFR2htA70
アンタをコーディネイトしてもっとマシな見た目にしてあげるわ!
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/01(火) 21:39:00.72 ID:bHBrQxmfo
(買い物に)付き合ってほしいんだけど(上目遣い)
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/01(火) 21:47:19.78 ID:tlGmZ6RDO
不安そうに、二人『だけ』で買い物に行かにゃい?////(噛んじゃった)
71 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/01(火) 21:54:56.08 ID:sYB0Ys4AO

前方(い、言わないと…一度目は酷かったけど言えたし大丈夫、出来る出来る)スーハー

右方(件の病か)ジッ

前方「二人『だけ』で買い物に行かにゃい?////」オズオズ

前方(噛んだ…ッ!)ズーン

右方(そろそろ本当に回復術式のプロを呼んでくるべきではないのか…?………いかんな、『神の右席』の『右方』たる俺様が愛せなくてどうする)ウン

前方(カッコ悪…顔上げらんないわー…)ウゥ

右方「いつ頃だ?」

前方「……?」

右方「聞こえなかったか。いつ買い物に付き合えば良いのかと聞いたのだが」

前方「え、えぇと…」オロオロ


買い物デートの日時(〜日後などの指定でお願いします)


>>+1
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/01(火) 21:57:52.20 ID:oFR2htA70
明日以降でフィアンマの都合が付く日
73 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 07:34:05.82 ID:D/5oJr1AO

前方「…とりあえず明日以降。詳しい日程は任せる」

右方「………」ウーン

前方「……」ソワソワ

右方「…今日から4日後、明明後日の…午前からが良いか」フム

前方「午前からでも構わないケド?」

右方「なら、決まりだな。明明後日の午前10時に正面玄関で」コク

前方「そ。じゃあね」ツーン カツカツ




前方「さ、誘えた。今回は悪くない、いたって普通に誘えたと思う」

後方「よく頑張れたのである。このまま好印象を保てばフィアンマの態度も更に軟化する筈であるよ」ウンウン

前方「そう、かな…?そうよね」ウン

前方「…そういえば、アックアとテッラは、何で協力してくれるのよ。面倒じゃないワケ?」

後方「私は、ヴェントとフィアンマが少しでも今より幸福ならばそれで良い、というだけである。聞いた事は無いが、テッラも同じ様な感情で動いているのだろう」

前方「…、…そ」ニコ

後方(その笑顔をフィアンマに向けられれば…それならばそもそもこんなに苦労しないというものである)ウーン

前方「…明明後日か…今回は何着ていけばいいかしら」ソワソワ

後方「>>75を着る、というのは」
74 : ◆H0UG3c6kjA [sage]:2012/05/02(水) 07:39:14.62 ID:D/5oJr1AO

×4日後

○3日後
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 07:44:02.61 ID:ZzzQ/F1Z0
ワンピース
76 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 15:17:35.51 ID:hUKwHahu0

後方「ワンピースを着る、というのは」

前方「…今着ているドレス(天罰術式用)とさほど違いがあるようには感じられないんだケド?」

後方「そうではなく、流行の…シャー…ベット?カラーである」

前方「淡い色合い、ってコト?」

後方「そうである。エメラルドグリーンやコーラルピンク等が当てはまると聞いたが」リュウコウ?

前方「そんな色合いのワンピースあったかしら…ま、とりあえず参考にはするわ」ウン




前方(これはダメ、あんまり似合わない、これも…靴はどうしよう。ヒールが高いと疲れるか)アワアワ

前方(慣れない分手間が…でも、何故だか不快とか面倒とまではいかないのよね。…フィアンマに良く見て欲しいか、ら?)

前方(って、無駄な事考えてる場合じゃないな、さっさと決めておかないと)ウー

前方(服見に行って、買い物…服選ばせたら趣味も分かるだろうし)

前方(…少しは、可愛げがあるって、思ってくれるかな)

前方(ホント、……もっと素直に話せたらいいのに…)シュン




―――明明後日(デート当日)

前方(結局良いのが無くて薄手のワンピースにしたけど…そんなにおかしくはない、ハズ)ソワソワ

右方(寒いと思っていたら急に暖かくなったな。これもやはり世界の歪みのせいか。環境問題…温暖化か…どちらにせよ俺様が『救え』ば良いだけの話なのだが)カツ カツ

前方(あ、来た)ドキドキ

右方「待たせたな」

右方(といっても約束の時間の二十分前なのだが。そんなに几帳面な女だったか?ヴェントは)ウーン

前方「>>77
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 16:23:27.25 ID:hWOHWmnIo
ま、まままままま待ってないわァァァァ!!
78 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 16:50:16.53 ID:hUKwHahu0

前方「ま、まままままま待ってないわァァァァ!!」クワッ

右方「そうかい。それならそれで構わんが」

前方「……」ウグ

右方「…で、今日は手は握らんのか」

前方「」

右方「前回は握っていただろう?」

右方(ヴェントの病の症状かどうかは不明だが、身体的接触をしている時の方がヒステリーは少ないような気がする」

前方「う…アンタ、が…どうしてもって言うなら、仕方ない」キュッ

右方(どうしても、という言葉は一言も紡いでおらんのだが…まぁ良い、俺様は寛容だからな)

前方「………」コツコツ

右方「…今日は買い物に付き合えという事だったか。何を買いに行くんだ?」ジー

前方「服よ、普段着」ツン

右方(一人で買い物にも行けんのか)ハァ

前方「偶には他人の意見を取り入れてみるってのも新鮮カナーと思ったダケ」フイッ

右方「そうか」コツコツ



―――とある服屋

前方「……」ウーン

右方(暑い。退屈だ)ウーン

前方「…選んでよ」

右方「ん? 何を」

前方「私に似合うと思う服」ドキドキ

前方(暴言吐かないで言えた…!)

右方「そういえば他人の意見がどうこうと言っていたな、分かった、少し待っていろ」コクリ

前方「………」ワクワク ソワソワ 

右方「……」ウーン ガサ ゴソ



フィアンマが選んできた服(の系統)

1.清楚系
2.パンク系
3.ゴスロリ系
4.甘ロリ系
5.ボーイッシュ
6.その他(〜〜な感じ、等の系統もお願いします)


>>+3
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/02(水) 17:00:55.19 ID:TZrqSWzG0
大阪のおばはん系
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/02(水) 17:02:49.92 ID:aLdYw4+qo
1
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/02(水) 17:05:41.15 ID:ixeZgnXAO
82 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 17:57:22.59 ID:hUKwHahu0

右方「言っておくが、俺様は流行の服には詳しくないぞ」ゴソ

前方「別に期待してねぇっつの」ツン

前方(流行なんてコッチはどうでもいいんだっての…フィアンマさんのセンス及び好みがわかればそれで)チラ

右方「…これなんてどうだ」っ服ワンセット

前方(清楚、っぽいな…コレがフィアンマの趣味ってコトか)ウケトリ

右方「お前のサイズまでは把握していないからな、気に入らないなら調整しろ」

前方「…ちょっと試着してくる」フンッ



―――試着室

前方(サイズ知らないとか言っておいてピッタリじゃない)カガミジー

前方(…うん。確かに似合ってる。自分で言うのもどうかとは思うケド、でも似合ってるわ)コク

前方(買おうかな。うん、買おう)イソイソ

前方(頼んだとはいえ…でも、…フィアンマが私の為にわざわざ選んでくれた服、か…)タタミタタミ

前方(…大事に着よう)ギュウ

前方(元の服に着替えたし、後はこれを会計…)カーテンヒラキ

女「かっこいいですね!」パァッ

女2「あの、あのっ、お名前は?」ドキドキ

右方「…ロッソだ。可愛らしいお嬢さん方のお名前は?」ニコッ

右方(物凄く面倒なんだが、…早く戻って来い、ヴェント…)

前方「」ムカッ

前方(逆ナンされてやがる…!! しかも笑顔向けてるし…、…私と居るより、"普通の女"と話してる方が、楽しいのかな…ってそういう問題じゃねぇよ!仮にも『神の右席』が逆ナンに遭うって!)

※『神の右席』と逆ナンには何の関係性もありません。Rossoは日本語で『赤』を表します。


女「可愛らしいだってー!」ヒソヒソ

女2「やっぱりイタリアの男性の方は違うね」ヒソヒソ

右方「………」ニコヤカ

右方(何故俺様が正教徒でもなさそうな女の相手をせねばならんのか。かといってこの場からは動けんし、無視をすれば厄介な事になるのは過去に体験済みだ。交渉に長けている俺様にとってこの程度の会話合わせは耐え難い苦痛とまではいかんが、…俺様はナンパも逆ナンパも好かん…)



この後のヴェントの行動

>>+2
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/02(水) 18:24:44.68 ID:Kl0WWg/V0
Ksk
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 18:24:49.46 ID:TZrqSWzG0
行きずりの男誘ってラブホでセックル
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/02(水) 18:41:48.41 ID:8I2ic3bDO
>>84
せめて、行きずりの男は上条当麻してくれ
86 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 18:53:34.68 ID:D/5oJr1AO

前方「……」フクホウリ

前方(ソッチがそういう態度なら別に良いわよ、コッチだって…ッ)カツカツ ダッ

右方(…物凄い勢いで駆けていったのだが…追い掛けるべきか否か。…まぁ、逆ナンパの相手をしているよりもヴェントを揶揄した方が何倍も楽しいからな)

右方「すまないね、ちょっと大切な用事を思い出したから行くよ。可憐なお嬢さん方と話が出来て俺は実に幸せ者だ、ありがとう。それじゃ」ニコッ

右方(さて、何処に消えたやら…『火』繋がりの弱いサーチ術式で見つかるとは思えん)カツカツ


―――路地裏

前方「ねーねーそこのオニーサン」

男「え?俺?」キョトン

前方「そうそう。今すーーっごく荒んでるお姉さんを慰めてくれる気はないカナァ?体で」ニコ

男「え、そんな、本当に?嬉しいな、じゃあそこのホテルに行こうか」ドキドキ

前方「良いよ。じゃあ早速行こっか」




―――二時間後


前方(死にたい)

前方(好きな人と買い物に行って、逆ナンされてたのが気に食わなくて路地裏に居るような行きずりの男誘った上ヤるなんてもう最悪としか言いようがない)

前方(挿れてないから、挟んだだけだからセーフとかそういうモンでもない)シュン

右方「…ようやく見つけたぞ」ハァ

前方「」ビクッ

右方「……」キョロ キョロ

前方「っ…」

右方「………」ウーン

前方「…な、によ」

前方(今度こそ嫌われた、か…そうよね、魔術師とはいえ、修道女がやる事じゃあ無い)

右方「…俺様には、お前が何かに怒りを感じて店から出て行った事しか分からん。後は、此処が偶々、所謂ラブホテルの近くだという事位しか」

前方「………」

右方「お前の考えをどうこう言うつもりはない。が、」

前方「……」チラ

右方「…もっと、自分を大切にしろ。昔からお前は、自分を軽視し過ぎる。……、…陽も落ちてきた事だし俺様は帰るが、どうする?」

前方「……、…」


フィアンマと

1.一緒に帰る
2.一緒に帰らず、一人で帰る

>>+1
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 18:54:38.79 ID:1wfFoi170
1
88 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 21:25:24.39 ID:QwLpfyVY0

前方「…私も帰るわ」

右方「そうか」コツ

前方「……」コツ コツ

右方「……」コツ コツ

前方(…怒ってる…のか。…違う?分からない)コツ コツ

右方「…ヴェント」

前方「…何よ」

右方「何か、悩み事があるのか」

前方「…アンタには関係無い」

右方「そうだな。俺様もそう思うよ」

前方「……、…じゃあ何で急にそんな事」

右方「…以前、…昔か。お前を救うと、俺様はそう言ったな」

前方「そういう言い方するとキザったらしくて吐き気がするわ」フン

右方「はは、人の本気を笑うモンじゃない。…俺様は、お前にとって信頼出来ない男か」

前方「…ま、リーダーとして信用はしてるつもりだケド?」

前方(信頼も、してる。…ただ、表には、出ないけど)

右方「…俺様に話す必要は無いが…悩みがあるなら、誰かに話せ。少しでも気は楽になる」

前方「…分かってる、そんな事」

右方「そうか」


夕陽に照らされ、長い睫毛が陰を落とすその目元や表情から、何を考えているのか、読み取る事は出来ない。
でも、何となく、心配してくれているということは分かった。寂しそうだ、とも感じ取った。
分かったところで、礼の言葉を紡げるというものでもないけど。
フィアンマの言うところの『救い』が何なのか、私には分からない。本気だという事しか、感じ取る事は出来ない。
彼は世界ごと私を救うと言った。科学を滅ぼすといったニュアンスではない。もっとスケールの大きい、何か。
どこか薄気味悪い、得体の知れない恐怖に似たものさえ感じさせる。
それでも、私はフィアンマが好きだ。
例え、嫌われてしまっても、とんでもない手段で世界を『救おう』としても、私はフィアンマを嫌いになる事は無いだろう。
同情してくれたからじゃない。弟を悼んでくれたからじゃない。心配してくれたからでも、暴言を聞き流してくれるからでもない。
きっと、私はこの男の本質が好きなのだ。どこか歪んでいて、おかしくて、狂っていて、その危うさの上に立つ美しさと、気高さと、優しさとが。
到底、言葉程度では表現出来ない感覚だった。感情だった。



―――聖ピエトロ大聖堂

前方「……」

右方「さて、と」ノビー

前方「……フィアンマ」

右方「ん?」

前方「…何でもないわ」

右方「…そうか」コツ キィ  パタン

前方(部屋に戻ろう…)


ヴェントが部屋でする行動>>+2
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 21:26:56.78 ID:CFPx/tTzo
ksk
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 21:28:23.31 ID:TZrqSWzG0
右のために、新しい男を呼んで処女捨てる
91 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 21:57:08.55 ID:QwLpfyVY0
《右のために、はフィアンマさんのために、で良いのでしょうか?…この仮定で進めます》


前方(…フィアンマを理解したいとは、思う)

前方(でも、私は、フィアンマの過去を知らない。何一つ。そして、きっと聞き出せない)

前方(…私もおかしくなったら、フィアンマの事を、分かってあげられるのか)

前方(そうしたら、今よりずっとずっと、素直に接して、話す事が出来るのかもしれない)

前方(私の気が強すぎるから、…気の強い原因って、そもそも何?)

前方(…多分、生娘…だから?…かも、しれない)

前方(じゃあ、生娘じゃなくなったら…少しは、普通になれるのかな。よく、分からない)

前方(『…もっと、自分を大切にしろ。昔からお前は、自分を軽視し過ぎる』…それは、フィアンマだって、そうじゃ、ないの?)

前方(私には、フィアンマが自分を大切にしているようには見えない。むしろ、神経をすり減らして、心を切り売りして、生きているように見える。だから歪んでるの?)マクラギュウ

前方(私も歪んだら、気持ちがわかるのかな。今、他人から意図的に悪意を向けられてる位じゃ、ダメなのかな。もっと自分を追い詰めないと、成果が出ない?)ポタポタ

前方(…痛い)ギュウ



―――ヴェントの部屋(???)


ぼんやりとした意識の中で、下腹部にズキズキとした痛みを感じる。私の体に乗るようにして腰を振りたくる男を、私は知らない。
けほ、と軽く噎せると、愛でる様な手付きで頭を撫でられた。嬉しくはない。思っていたよりも激痛じゃないし、それなりに喘ぎ声も出るものだ。処女を喪ったものの、自分が知りたかったものは見えてこない。求めていたものは手に入らない。
もう出そう、と男のどうでも良い予告が鼓膜を響かせ、投げやりな気持ちで頷いた。そうだ、こうやって穢されれば穢される程、壊されれば壊される程、歪まされて、虐げられて、自分を貶めていけば、心を切り売りすれば、いつかはフィアンマの気持ちに辿り着ける。
そうしたら、少し位、心から素直にフィアンマに甘えられるはずだから。微笑んでもらえるはずだ。
だって、言ってたじゃない。フィアンマの好きなタイプは、無邪気で、自分を理解してくれるような人間。
今の私じゃダメだ。理解どころか何を考えているのかロクに読み取る事の出来ない無能な私なんかじゃ、ダメなんだ。
もっと壊されて、素直になって、一緒に過ごしていて楽しいと言われるような人間になりたい。
ハンマーでぐしゃぐしゃにされた鉄塊みたいに、私自身が狂気に囚われなければ、フィアンマを理解する事は不可能。
だから、私ではなく、フィアンマのために。処女を捨てただけでは足りないのではないか。
もっと歪まないと。たどり着くために。もっと。  もっと、もっと。




―――ヴェントの部屋

前方(…出来るだけリアルに想像したまま眠って嫌な夢見たけど、効果は出なさそうね)ハァ

前方(…テッラなら、フィアンマの昔の事とか、知ってるかもしれない)

前方(……、…あー、もう、落ち込んでても何の解決にすらなりゃしないっての)ヨイショ

前方(何飲もうかな…)


何を飲むか

1.ブラックコーヒー

2.カフェオレ

3.カフェモカ


>>+2
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 21:58:31.47 ID:TZrqSWzG0
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 22:23:10.99 ID:OWuTD9dIO
1
94 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 22:43:54.01 ID:QwLpfyVY0

前方(夢を見た割には身体の疲れ取れてるし…今日はこのまま寝ないで書類でも片付けちゃおう)イソイソ

前方「…苦…」ズズー

前方「………」カリカリ



―――聖ピエトロ大聖堂『奥』

右方「……」ダラーン

右方(眠い。やる気が起こらん。怠い。しかし仕事はそれなりにある)

右方(サボって、テッラ辺りに押し付けてしまうのは簡単だ。しかしそれではリーダーとしての威厳が無い。自らも働いてこそ、正しいリーダーだ)

右方(実質ローマ正教の未来や利益などどうでも良い。しかし今はまだ"その時"ではないからな)ウーン

右方(しかしまぁ、…今日もヴェントは調子がおかしかったな)

右方(…最近やたらヴェントの事ばかり気にかけている気がするのだが)フム

右方(この感情の動きは何だ…)ウーン


感情の動き(の正体)は?

1.恋
2.隣人愛
3.部下への思いやりの心
4.気のせい
5.その他(内容もお願いします)


>>+4
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 22:50:27.90 ID:TZrqSWzG0
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 22:53:37.39 ID:bRZI31Spo
ksk
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/02(水) 23:02:54.70 ID:8I2ic3bDO
ksk
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 23:03:21.76 ID:8I2ic3bDO
D計画が邪魔になるし&どうでもいい存在…つまり迷惑存在なので始末する
99 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 23:16:32.05 ID:QwLpfyVY0

右方(迷惑…そうか、俺様は迷惑しているのか。…あのまま付き纏われても、『プロジェクト=ベツヘレム』の弊害になり得る可能性が高いからな。まして『天罰術式』。俺様には利かないとしても、利用予定の人間を倒されるのも面倒だな。プロジェクト実行前に殺しておくべきか?しかしなぁ、それなりの大義名分がなければそうそう殺せんしなあ)ウーン

右方(プロジェクト実行を早める事も視野に入れておくか)カリカリ

右方「…やあニコライ。調子はどうかな?」

ニコ「特に動乱は起きていない。しっかりと管理出来ている」

右方「そうか。互いの利益の為にも、損益を少なく、成果を大きく心掛けるとしよう。で、モノは相談だ」

ニコ「相談…か。お前が私に相談という言葉を使うとはな」

右方「俺様はお前の恩情でプロジェクトを進めているようなものだからなぁ」

ニコ「へりくだりの言葉に無理があるように感じられるが」

右方「んん? そんな事は無いよ。感謝の念を言葉で表してみただけだ…そうそう、相談の内容だが…、プロジェクトの実行を早めるつもりは無いか?」

ニコ「……、…」


『プロジェクト=ベツヘレム』の実行を早めますか?

1.YES

2.NO

>>+1
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 23:18:23.74 ID:TZrqSWzG0
101 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/02(水) 23:58:47.54 ID:QwLpfyVY0

ニコ「どの様な事情があってその提案に至ったのかは分からないが、事が事、開始時期をこれ以上早めるというのはあまりにも尚早過ぎる」

右方「そうか。ならば予定通り執り行うとしよう」アッサリ

ニコ「しかし分かっているのだろうな、お「勿論」パタリ

右方(沈黙は金、雄弁は銀という言葉を知らんのか)フン

右方(『プロジェクト=ベツヘレム』。…俺様は世界を救う。…例えヴェントに宛てたあの日の言葉が嘘になるとしても、この手で何人を殺す事になったとしても、俺様は諦める訳にはいかない。何よりも、この世界の『救済』を第一に考えなければいけない。その為には無駄な温情等不要だ。むしろ邪魔なものだ。どちらにせよ俺様が『神上』になった暁には清廉なる神の光によって人間としての瑣末な考え等吹き飛ばされるのだから。全てこのプロジェクトのために準備してきた。ただ一度の成功の為に。どんな犠牲を払っても構わない。この世界を救えば、全ての人々を救えるということになるのだから。嫌な事を考えるのは、デメリットについて後悔するのは、救った後にすればいい)

右方「…すまんな、ヴェント」ポツリ

信用しかされていなくて、良かったよ。
信頼されていたならば、きっと裏切りになっていただろうから。







―――一2年後 


徹夜をした割に、固定して眠った時間はあったからか、不思議と眠気はない。かといって徹夜明け特有のテンションの高さもない。
元気が無いとは思えないが、病気…元気が無いかと問われれば、そうでもない。
言うなれば普通。何も変わらない朝。太陽は見えない。
本当に、どこまでも陰鬱で仕方のない朝だった。吐き出される息は白い。

聖ピエトロ大聖堂は壊され。テッラは死に。アックアは力を大幅に失い倒れ、私は学園都市の力に負けた。
教皇は昏睡状態。
フィアンマは戦争の引き金を引き、自分の目的の為に、此処、ロシアへ居るはずだ。
世界を救うと言っていた。よりによって、こんな方法で。
よく分からないものの、フィアンマにとってはこれが最善の方法だったのかもしれない。
ざく、ざく、と一歩進む毎に、足が雪に沈む。先の見えない砂浜を歩かされている気分だった。
昨年の事を思い返す度、甘くて苦い思いが胸の中を渦巻く。
どうしてこんな事になってしまったのか、私には、説明出来ない。他人にも、自分にも。
でも、フィアンマが間違っている事だけはわかる。
最後の最後まで、どうにも素直にはなれそうにない。でも、私が止めなければ。
フィアンマと対等に張り合える魔術師はいたって少ない。あの右手が無かったとしても、フィアンマは優秀な『火』のエキスパートたる魔術師だ。
戦うのに必要な霊装は持ってきた。もう二人で並んで歩く事も、こうなってしまっては不可能だろう。
完全互角に戦うのは無理でも、足止め位にはなるかもしれない。そうしたら、時間切れになって、計画失敗になったり…しないかな。
きっとしないだろうけど。分かってるわよ、そんな事。
もし、もう少しだけ素直になれていたら、好きだと言えていたら、理解の為に一生懸命取り組んでいれば、何か変わったかな。
それも答えは出ている。きっとNOだ。人に説得された位で自分の意思が変化してしまう男ならそもそも『神の右席』リーダーなんて務まらないし、こんなたいそれた事をしようとも思わなかったはずだ。



「懐かしい顔だ」


「別に、そこらのガキやロシア成教のシスターに肩入れする義理はないんだけどさ。いい加減、アンタがローマ正教を引っ掻き回すの、見てらんないのよねえ」


「得意の『天罰』は使えんと報告は受けているが?」


「その程度で終わると思ってるワケ?」



例え殺されたとしても、私はきっと、アンタを好きでいる。

どうせ伝えられないなら、最後まで強がりを突き通すのも悪くないわ。

ねぇ、そうでしょう?




<やり直しますか?>

>>105(YESorNO?)
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 23:59:47.91 ID:TZrqSWzG0
YES
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 00:00:55.59 ID:Zd3wTZK5o
YES
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 00:08:14.78 ID:5/dZ7CkG0
ksk
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/03(木) 00:08:51.98 ID:uQm6D9Qd0
YES

このスレは安価に恵まれないなーと思ってたらいつの間にかコンティニューになってたでござる
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 00:08:54.33 ID:o+Gnq/SDO
NO
107 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 00:17:50.82 ID:DaBLPdv/0

《安価のみ申し訳ありません。番号指定のみの場合(例:2)はランダムで選択肢が選ばれ、選択肢の内容指定(例:カフェオレ)の場合はそこの場面においての安価実行時から再開します。お付き合いありがとうございます》


<どこからやり直しますか?>


1.部屋で何を飲むか
・ブラックコーヒー
・カフェオレ
・カフェモカ


2.フィアンマの感情の正体
・恋
・隣人愛
・部下への思いやりの心
・気のせい
・その他(内容もお願いします)

3.フィアンマ逆ナン遭遇時、ヴェントの行動(自由)


>>+3
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 00:18:24.45 ID:5/dZ7CkG0
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/03(木) 00:20:38.03 ID:uQm6D9Qd0
3
腕組んで女たちから引き離す
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/03(木) 00:22:16.35 ID:o+Gnq/SDO
3、フィアンマの顔を殴って帰る
111 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 15:58:18.46 ID:7zKhvtcT0

前方(仮に私と話すよりそっちの女共と話すのが楽しいにしたって、今日は私と約束して此処に来たんだから、約束破ったのと同義だ)イライラ カツカツ

右方(ようやく戻ってきたか)チラリ

前方「…ッ、馬鹿!」パンッ←フィアンマの右頬打った

右方「」キョトーン←打たれて右頬が赤くなった

前方「っ…」タッタッ

右方(今のは左頬も差し出す展開だったか…と、冗談をぼやいている場合じゃないな。防御術式の働きで見た目程痛みは無いのだが、それにしても意味が分からん。そして会計はしっかりと済ませて出ていきやがった、これじゃ痴話喧嘩にしか見えん。ふざけやがって)サスサス

女「何今の人・・って、大丈夫ですか?」アワワ

女2「赤くなってますけど」ワタワタ

右方「あぁ、大丈夫だよ。彼女は俺の連れだ。すまないね、ちょっと追いかけないと。可憐なお嬢さん方と話が出来て俺は実に幸せ者だ、ありがとう。それじゃ」ニコッ

右方(さて、何処に消えたやら…『火』繋がりの弱いサーチ術式で見つかるとは思えん)カツカツ

右方(……、…涙目だったような、気もする。俺様が何かしたとは思えんのだが…普段の態度や言動から推測するに、『逆ナンパされた位で腑抜けた顔晒しやがって』みたいな感じか?)ウーン カツカツ

右方(顔の赤みは消えたな。…さて、…何処に行った)フー



1.ヴェントを公園へ探しに行く
2.聖ピエトロ大聖堂に一旦帰る
3.指示をして部下(テッラ・アックア)に探させる


>>+1
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2012/05/03(木) 16:20:53.33 ID:j6FrW8heo
1
113 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 16:50:05.36 ID:7zKhvtcT0

右方(たまには自分で動いてみるのも悪くはない、か)コツコツ


―――公園


右方(見当たらん。経過した時間から考慮してもそう遠くへは行っていないはずなのだが…)ウーン

右方(やはり誰かに指示をしてしまった方が早かったかもしれん。が、この程度の事でわざわざ命令を下すのも面倒だ)コツ コツ

右方(曇り…まぁ、雨は降らんとは思うが…)ウーン

右方(誰かに探すのを手伝ってもらおうか)ウー



―――聖ピエトロ大聖堂


前方(帰ってきちゃった…)ズーン

前方「…ねぇ、フィアンマ見なかった?帰ってきてない?」

後方「? 見ていないのである」

左方「てっきり二人で帰ってくるものと思っていたのですがねー。フィアンマはまだ外出中ですよ」コクリ

前方「…喧嘩というか、一方的な八つ当たりで帰ってきちゃったのよ。フィアンマの事だから、私の事なんて脳内から消してもう帰ったのかと思ってた」シュン

左方「しかし…周辺にも気配がありませんからねー。ヴェントを探しているのかもしれません」ウーン

後方「いつもと様子が違うように見えるが、暴言を吐いてしまった、という程度ではないのであるか?」

前方「…った」

左方「?」

前方「…打ったの、顔」ウゥ

後方「」

左方「」

左方(これは…聖ピエトロ大聖堂が徹底的に破壊されるかもわかりませんねー)

後方(非常にマズイのである…)

前方(何で…せめて捨て台詞程度にすればよかったのに…)ズズーン



―――公園


右方(『人払い』でもセットして中規模のサーチ術式でも使うか?)キノボウジー

木棒「………」シーン

右方「今日はアンラッキーデイだな…」フー

右方(ん? あんな所にお人よしそうな…丁重に頼めば引き受けてくれるかもしれんな)



フィアンマが見つけた(ヴェント捜しを手伝ってくれそうな)人>>+2




114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 17:00:57.65 ID:5/dZ7CkG0
小萌てんてー
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 17:28:27.23 ID:o+Gnq/SDO
ヴェントの夫
116 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 17:31:07.36 ID:7zKhvtcT0
《聖職者なので結婚していないと思います…プラス公式にその描写が無いので(あったら申し訳ありません)再安価》

>>120
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 17:33:47.79 ID:5/dZ7CkG0
と、遠い・・・
118 : ◆H0UG3c6kjA [sage]:2012/05/03(木) 17:35:25.50 ID:7zKhvtcT0
しまった遠かった…kskしますね…
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 17:46:51.39 ID:hXm4mc9m0
ksk
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 17:56:49.15 ID:5/dZ7CkG0
連投扱いになるならkskしてくれい

イノケンティウス
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 18:16:51.43 ID:KGLJhHzlo
魔女狩りの王!?
122 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 18:54:54.07 ID:7zKhvtcT0

右方「……」テクテク

イノ(うわあ、どうしよう)ウロウロ

右方(何と声を掛けたものか…)ウーン

イノ「…」チラッ

右方「…『魔女狩りの王』。そこで何をしている」

イノ「」アタフタ

右方「別にとって食う訳じゃない、安心しろ。しかし…ルーン魔術の具現化たるお前が此処で何をしている」

イノ「あ、『第三の腕』さんの」ドーモ

右方「聞け」ピシャリ

イノ「はい」

右方「とりあえず『人払い』を撒く」ヨイショ



右方(ヴェントを捜すどころじゃあないな…)

右方「何者かへの攻撃の為の布石とは到底思えん態度だが、何をどうしたらこんな昼の公園に居るんだ」

イノ「ぼくにはご主人が居るんですけどね。少々…何というか、ドジっこでして。うっかりルーンをばらまいた挙句、風に乗ったルーンが適所に配置されてしまい、ぼくが呼び出されてしまった訳です」

右方「それはまた…難儀だな」

イノ「体現したのはいいものの、ご主人は居ないし、捜しにくる気配も無いし、途方に暮れていたんです。おまけに風は強いし…魔力循環の関係で、ご主人に存在する生命力では自立する事もままならなくて」シュン

右方「…致し方あるまい、その主人とやらが誰だかは知らんが、俺様と来るか」

イノ「え…?」ボウッ

右方「ルーンを探すのは面倒だ。お前の主人とやらが気づいて処理をするか、そのルーンが雨等によって破壊されるのを待つというのも、お前には辛いだろう。それならばいっそ、ここから動いた方が良いんじゃないか?」

イノ「それはそうかもしれませんが…でも、先程も言った通り魔力循環の問題で」ズーン

右方「この俺様が魔力を授けてやるよ。それなら自立も出来るだろう」

イノ「二人の主人に仕えるというのはその、あの」

右方「んん? お前をこんな所に置き去りにし且つ気付かない弱小の魔術師、片や『火』のエキスパートたる強大な魔術師である俺様。どちらがより、お前にとって魅力的だ?」ニヤニヤ

イノ「う…うぅ…」ボォオオ

右方「結論はもう出ているのだろう?何なら三位一体にしてやろうか」

イノ「や、やめてください…!わ、わかりました、一時的に貴男に仕えます」ゴォオ



イノ(おぉ、立てる…!いやぼくに足はないけど、何というか、自由だー!)ジリツー

右方「さて。この俺様の魔力を用いたからには、少しばかり協力してもらうぞ。人を捜しているんだよ」

イノ「どんな人ですか?」

右方「………」ウーン

イノ「………」ゴォオオ ボォオ

右方「薄い黄色のワンピースを着ている女だ。もしかしたら着替えているかもしれんが、顔にピアスをしていて、目元にキツい化粧を施している」

イノ「わかりました」ゴォー


この後どうなる?>>+2
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 18:55:48.16 ID:5/dZ7CkG0
ksk
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/03(木) 19:03:54.91 ID:o+Gnq/SDO
フィアンマの敵として一方通行(黒翼付き)+サーシャ+風斬氷華バトル開始
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/03(木) 20:31:55.05 ID:CLpWK2GDO
o+Gnq/SDOが安価踏み過ぎてツマンネ
126 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 20:34:13.55 ID:LTTOSKeY0

『魔女狩りの王』がその燃え上がる炎の色を変えんばかりに動揺したのは、返答の後の一瞬だった。

『異界反転(ファントムハウンド)』。国の一つや二つ、あっという間に世界地図から消し去ってしまう程の、災厄ともいえる恐ろしい大魔術。
どこの誰が発動させたのかは分からない。フィアンマはいたく面倒臭そうな顔をし、何とも形容し難い奇妙な色合いの空を見上げた。

「…まぁ、『永久凍土』よりはマシと言うべきかな? 俺様は寒いのは好かんからなぁ」

そう呟いて、右腕を掲げる。人間の、男性の普通の腕。その付け根たる肩からは、禍々しい巨大な腕が突如出現していた。
フィアンマの背後には、科学が生み出した少女の形を模した天使、最強最悪の白い怪物、『神の力』を自称するミーシャ―――サーシャ=クロイツェフが戦闘態勢で、というよりも正にこの瞬間に襲いかかっていたのだが。

「振り返る必要は」


「ない」




そうして彼は、軽い動きで右手を振った。

フィアンマがその瞬間『聖なる右』で滅ぼす対象へと精密に設定したのは、『異界反転』そのもの。
ビキリ、とガラスに大きなヒビが入ったかのような音と共に、空の色が元へ戻り、背後の『敵』は全て居なくなっていた。
一瞬で。あっさりと。只何気なく右腕を振っただけで。眼前の虫を払うかのような仕草、只それだけの動きで大魔術は、その元ごと崩壊した。
言葉にしてしまえば簡単だが、本来大魔術はそうそう簡単に消し去る事はおろか、影響を少なくするだけでも多大な問題が起きるが、フィアンマの『聖なる右』の力にその常識は通用しなかった。只、それだけの事。
口元を僅かに歪ませた赤き炎の男は、『第三の腕』の空中分解する様を見上げつつゆっくりと首を傾げた。

「今日はアンラッキーデイだな」

どこか歪んだ美しい青年は愉快そうにぼやいて、のんびりと伸びをした。





―――聖ピエトロ大聖堂


イノ「結局見つかりませんでしたね。というかお邪魔して大丈夫なんですかぼく」オロオロ

右方「一応教皇さんには形の上でも許可を取るが…まぁ、あれだ、俺様のペットという事で話を付けよう」ウン

左方「お帰りなさい、ですn…何ですかそれは」

右方「ん? 拾ったんだよ、見て分からないか?」

イノ(いたたまれない)シーン ボォオ

左方「」

右方「それよりも、ヴェントを見なかったか?」キョロ

左方「彼女は自分の部屋で反省中ですねー」コクリ

右方「そうか」ウーン


1.ヴェントの部屋に行く

2.教皇に『魔女狩りの王』を飼う許可を取りに行く

3.アックアに会いに行く


>>+1

127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 20:34:47.02 ID:5/dZ7CkG0
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/03(木) 20:51:02.21 ID:w1hKeFO+0
禁書スレではペット化することが多いような気がするイノケンさん

三匹一緒に買うと餌代が安くなる効果が!?
129 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 20:51:33.62 ID:LTTOSKeY0

右方(アックアの所に行こう)ピコーン

右方「歓迎しよう。俺様の部下、後方のアックアの城へ」カツ カツ

イノ「あ、はい」

左方(ストレスが溜り過ぎると昔から謎の行動をしますねー)シンミリ



―――アックアの部屋


後方「………」ブキミガキチュウ

右方「……」コンコン

後方「どうぞである」

右方「邪魔するぞ」ガチャ

イノ「お邪魔します」ペコ

後方「」

イノ「……」ゴォオ

後方「…何というか…その…何をどうしたらそうなるのであるか」

右方「拾った」ウン

後方「元の場所に返してくるのである」キッパリ

右方「お前は俺様の母親か。…可哀想だろう。飼い主に見捨てられ忘れ去られ、公園の片隅で強風に震えていたんだぞ」

イノ「…」ショボン

後方「……」ウゥ

右方「…今日は疲れたよ。何なんだヴェントは」ハァ

後方(本人に聞いてみても、フィアンマの前ではきっとまた暴言を吐くに留まるのであろうが…しかし、私が伝えるのは筋違いというものである)ウーン

右方「……」ナデナデ

イノ「…」エヘヘー

後方「とりあえず何か淹れるのである」ヨイショ

右方「そうか?なら>>130を飲みたいのだが」

130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 20:55:01.15 ID:H9eo1ihko
お湯
131 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 21:14:00.70 ID:LTTOSKeY0

右方「そうか?ならお湯を飲みたいのだが」

後方「湯…だけで良いのであるか?」キョトン

右方「あぁ。刺激物を摂取したい気分じゃない」フー ナデナデ

イノ「…」エヘヘ

後方(直接炎に触って熱くないのか甚だ疑問ではあるが、突っ込んだら負けのような気がするのである)コポポポ

後方「どうぞである」っカップ

右方「あぁ」ウケトリ ズズー

後方「………」

右方「………」ズズー コトン

右方(疲れた。仕事とプロジェクト以外で何故こんなにも疲れなければならんのか)ギュウ

イノ「…」ボォオ

右方(こういうのは、アニマルセラピー…だったか。悪くはないな)ギュッギュ

イノ「…」ゴォオオ

後方(かなり疲れているようである。ヴェントも気がかりではあるが…フィアンマがこう疲弊していては、いつか判断を誤るような気がするのである)

右方(もう疲れたよイノケンティウス…。見てごらん、あれが俺様の見たかった宗教画さ、とっても綺麗だろう? …仕事は終わっている。このまま寝てしまおうか)ウー

イノ「…」ヌクヌク

右方「…zzz」スヤ

後方「……」イソイソ

イノ「…zzz」クー

右方「…」モウフクルマリ




フィアンマが見た夢の内容>>+2
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/03(木) 21:19:16.25 ID:w1hKeFO+0
ヴェントと庭付きの白い家で暮らす夢、なぜか子供はイノケンたち
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 21:23:12.07 ID:XY3nnu5i0
ヴェントに告白される夢
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 21:23:47.34 ID:H9eo1ihko
イノケン×3を蹂躙するヴェント
アックアが止めに入るがフルボッコ
135 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 22:09:50.36 ID:LTTOSKeY0

髪をゆらりと揺らして、ヴェントが口ごもる。
何故呼び出されたのかすら分からないまま口を閉じていると、目の前の女はおずおずと口を開いた。
ひどく言い淀んで、黙って、視線の先を宛てもなく彷徨わせ、もじついて。深刻な、というよりも、真剣な、と喩えるのが一番と言える、至極真面目な表情。
いつもより格段に薄い化粧と(此方の方が美人だ)、柔らかそうな、適度に透ける生地。淡黄色のドレス。
細腕を後ろ手に回して手を組み、やや胸元を強調するポーズで俯きがちに赤面する女性。
何処ぞの夢見がちなお姫様と見紛う可愛らしさと美しさとには、どんな男も目を惹かれる事だろう。

「私は、」

言いにくそうに、ヴェントが切り出す。少々上擦った声音は、緊張しているからだろうか、震えている。
何だ、と聞き出す形で相槌を打つと、ヴェントの身体が強張った。
そんなに深刻な事なのか、と重ねて問いかける。そうよ、といつもより刺々しさの抜けた弱々しい声で返答が返された。
只黙ってその言葉を待つ。それから5分程して、ようやっと、ヴェントは俺様にどうしても伝えたかったらしい言葉を口にした。



「フィアンマが、好き。……だいすき」


思わず耳を疑い黙っていたのをどう取ったのか、大好き、と付け加えた。
どの様な意味なのか等と再度聞き返し、わざわざ言わせる程鈍くはない。
なら、この言葉に、告白に対し、自分はどう思っているのか。
鼓動が早鐘を打つ。気まずさにも似た感覚に黙りこんで、返すべき言葉をよくよく脳内で吟味する。


「俺様は、」




<告白を受けますか?>

1.はい(自分も好きだと肯定する)
2.いいえ(自分はそういう意味で好きではないと拒絶する)

>>3
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 22:10:56.27 ID:5/dZ7CkG0
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/03(木) 22:15:23.08 ID:YAZ0PqcQ0
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/03(木) 22:21:29.73 ID:HkVugE7oo
1
139 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 22:35:31.50 ID:LTTOSKeY0

自問を幾度も重ね、ようやく出てきた一つの答えを、偽り飾る事なく口にする。

「俺様は、…俺様も、お前が、……好きだよ」

嘘ではないのに、たった一言、その大切な言葉を口に出すだけで、心臓が早鐘を打ち続け、治まらなくなる。
眼前のヴェントは、信じられないと言わんばかりの表情で口を無意味に動かした後、綺麗に笑った。


―――俺様が初めて見た、きっと世界で一番素敵で、幸せそうな、笑顔だった。





―――現実世界(アックアの部屋)

右方(夢か…)ムクリ

後方「…」スー

イノ「…」スヤー

右方(…妙な夢だったな。やはり疲れか)フー

右方(長く眠ったものとばかり思っていたのだが、そんなに時間は経過していないようだな)ウン

右方「……」ダキアゲ

イノ「…」ムニャムニャ


1.ヴェントの部屋に行く

2.教皇に『魔女狩りの王』を飼う許可を取りに行く

3.『奥』へ行く


>>+1


《先程はプラス記号を脱字してしまい失礼しました》
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 22:35:55.78 ID:5/dZ7CkG0
141 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/03(木) 22:48:20.79 ID:LTTOSKeY0

右方(まぁ、教皇さんに許可を取らずとも正直俺様の権限で飼えるからな)コツ コツ


―――聖ピエトロ大聖堂『奥』


右方「………」グデーン

イノ「…」ヌクヌク

右方(すっかり目が覚めてしまった…何か良い暇つぶしは無いものか)ウーン

右方(聖書でも読むか…)ペラリ


―――二時間後


右方(夜明けにはまだ遠い。かといってやる事もない。やりたい事…浮かばない。三ないじゃないか、ふざけやがって。クソッたれが)グデー

右方(そうだ、『魔女狩りの王』に愛称をつけるとしよう。ペットを飼う時は呼びやすく名前をつけるものと聞いた。今のこの状態では、例えば犬に対してラブラドール・レトリバーと呼んでいるようなものだ。間違いではないが、戦闘に使う訳でなく愛玩動物として飼うのだから、あだ名をつけねばなるまい。こう…呼びやすくて、人前でも呼べそうな)ウーン

イノ「……」クゥ


  イノケンティウス
『魔女狩りの王』の愛称>>+1
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 22:59:44.92 ID:YTG7GWLIO
イノッチ
143 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/04(金) 20:10:52.10 ID:3HxdRrla0

右方(よし、"イノッチ"にしよう。そんな装備で大丈夫か?と聞きたくなる呼び名だが、これなら人前でも呼べる)ピコーン

右方(…暖炉代わりになるな)ギュウ

イノ「…」スー

右方「……zzz」スヤー



―――翌日


右方「今日からお前の名前は一時的にイノッチだ。…じっとしていろ。俺様は少し出てくる」ノビー

イノ「あ、はい。行ってらっしゃいです」ゴォオ

右方「……」コツ コツ



―――広間


前方(結局謝れないまま夜が明けた…)ズーン

前方(今日はテッラもアックアも私用で外出中だっけ)

右方「……」コツ

前方(謝らないと、…せめて、『ごめん』だけでも…)

右方「………」ジトー

前方「…、…>>144
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 20:19:17.52 ID:o35WPH0R0
手酷く抱いて、壊れちゃうくらいに犯して
145 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/04(金) 21:24:33.13 ID:R8LLPKsK0

前方「…、…手酷く抱いて、壊れちゃうくらいに犯してくれて構わない」ゴメンナサイ

右方「」

右方(そういえば昨夜反省だのどうのとテッラが報告していたな。思い詰め過ぎてとうとうおかしくなったか)ウーン

右方「……自分を大切にしろ」ハァ

前方「…私にそういう魅力は感じないってコト?」

右方「そういう事ではない。いやある意味合ってはいるが、俺様は性行為に興味が無い」フルフル

前方「……そう」

右方「そもそも、よっぽどの下郎でなければ、そんな提案は喜ばんよ」フー

前方「…どうかしてたわ」ウン

右方「そういえば、例の仕事はどうなった」

前方「無事片付いたわ」コク

右方「そうか、ご苦労」ヨイショ


前方(…向い合って座ってるけど、こっちを見てはくれない。当たり前か。表面上合わせる位、大人なら当たり前だもの)

右方(イノッチは何を食べるんだ?)ウーン

前方(……嫌われたというよりも、呆れられたというべきかな)シュン

右方(生き物として捉えるのならば、火の魔物…のようなものだからな。木の棒…燃えるものなら食べるのか?清めたモノでなければ食えないのかもしれん。いや、その事自体は俺様が燃えるモノに右手で触れれば良いだけの事なのだが)ウー

前方(……"アレ"をしたら、少し位信頼を取り戻せるかな)



アレとは何か>>+1




146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 21:31:47.73 ID:2AM8iSpIO
一日フィアンマの奴隷
147 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/04(金) 23:01:13.05 ID:R8LLPKsK0

前方(一日奴隷状態になれば、赦してもらえるかな)シュン

右方(やはり紙か。ルーン繋がりで)

前方「ね、ぇ」オズオズ

右方「ん?」キョト

前方「一日、アンタの言う事なら何でも聞いてやる。正式な命令じゃなくても」ジッ

右方「そうか。…」ウーン

前方「……」ソワソワ

右方「じゃあ、最近飼ったペットの餌探しを手伝ってくれ」コク

前方「ペット?」キョトン

右方「あぁ。大型犬…のような生き物だ」コクリ

前方「…そう。で、どこに捜しに行くワケ?」

右方「>>148だ」

148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/04(金) 23:07:59.43 ID:RreLpCBv0
公園
149 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/04(金) 23:45:44.95 ID:R8LLPKsK0

右方「公園だ」

前方「普通に市場とかじゃないの?」キョトン

右方「それでも良いんだが…公園の方が楽そうだからな」ウン コツ コツ

前方「……?」カツ カツ


―――公園


右方「………」ウーン

前方「具体的には何を探すのよ」

右方「燃えやすいモノだ」コク

前方(ペットの餌と燃えやすいモノって関係無いと思うんだケド)ウーン

右方「その辺りに木の棒とか無いか」ヒロイアツメ

前方「……」イソイソ



―――30分後


前方(大体これ位で良いか。それにしても何に使うんだコレ)ウーン

右方「さて、そろそろ帰るか」ドッサリ

前方「そうね」ノビー

前方「……」チラッ

右方(イノッチ…食べて、或いは燃やしてくれると良いのだが)ウーン

前方(少し機嫌は良くなったみたいね)



―――聖ピエトロ大聖堂『奥』


右方「戻ったぞ」

イノ「お帰りなさい」ゴォオオ

前方「」

右方「餌だ」っ木の束

イノ「ありがとうございますー」モソモソ ボォオオゴオオオ

前方「何よコレ」

右方「ん? 新しいペットだ。イノッチという」コクリ

前方「>>150
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 00:05:04.48 ID:PwLoTL370
・・・気持ち悪い(ボソッ
151 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/05(土) 00:38:55.42 ID:WgsFlKUAO

前方「…気持ち悪い」ボソッ

右方「可愛いだろうが」ムム

イノ「……」ショボン ゴォォオ

前方(いや、可愛くないだろどう考えても。いくら『火』を司るといっても)エー

右方「…まぁ、お前と気が合わないのは昔からだ、仕方あるまい」ハァ

前方(最近色々と考えて普通に話せてなかったから…まぁ、今の方がいい、かな)

右方「美味いか?」ナデナデ

イノ「素材本来の味がします」ゴォォオ

イノ「…あっ」ボウッ←消えた



右方「」

前方(構成していたルーンが消えた、ってトコか)

右方「……」ズーン

前方(珍しく落ち込んで…な、慰めないと…)

前方「>>152
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 00:45:47.49 ID:ss9TFAnDO
やっぱり・・・気持ち悪い(ボソッ
153 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/05(土) 00:53:09.80 ID:WgsFlKUAO

前方「やっぱり…気持ち悪い」ボソッ

右方「……、…元の持ち主の所に戻ったのなら、それはそれで良いか」シュン

前方(暴言吐いた…何でよ)ズーン

右方「まぁ、餌は消費しきったようだし…良いとするか」ハァ

右方「………」ウーン

前方「………」ジッ

右方「やる事が無いな」ハァ

前方「>>154
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/05(土) 01:07:45.44 ID:6YyePUgv0
カラオケに行こう!
155 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/05(土) 01:20:20.35 ID:WgsFlKUAO


前方「か…カラオケに行こう!」ウン ヒヤアセ

右方「今にも蕁麻疹が出そうな顔をしているぞ。科学嫌いが無理をするな」ヤレヤレ

前方「…」ショボン

右方「…最近の行動に際してふと思ったんだが、お前は何故俺様に構う」ジー

前方「そ、れは…」

右方(病だと思っていたが、それでは片付けられない行動もある。二人きりだし、良い機会だ)

右方「俺様の言う事を今日一日何でも聞くのだろう?一切合切、そのまま素直に話してもらおうか」

前方「う…」



理由(フィアンマに何と言うか)>>+3
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/05/05(土) 01:25:00.81 ID:PwLoTL370
ksk
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/05(土) 05:37:12.33 ID:ss9TFAnDO
ksk
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 05:38:26.61 ID:ss9TFAnDO
「素直にね、分かりました。私の本当の気持ちはフィアンマの事死ぬ程大嫌い。だけど私の気持ちと意志の関係なく>>1の力と安価のせいでスレタイの通りに変な行動なるし…だから神の右席は辞めたいので辞めます。」



辞めた後
素ヴェント「久しぶりね、上条当麻」上条「」

の続きの話になる
159 : ◆aSQx.z3IE/pB [sage saga]:2012/05/05(土) 05:39:59.68 ID:TQrpP4FQ0
素直に言えたらとっくに言ってるわよ!
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2012/05/05(土) 08:46:23.56 ID:26EHo/s4o
本当に安価に恵まれないなwwwwww
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 09:06:40.07 ID:AA8MrZ5IO
面白いのに・・・
安価なしでヴェントとフィアンマの話を書いて欲しいわ
162 : ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/05(土) 15:38:16.52 ID:t7zs8KJ70
《素ヴェントさんのお話は好きですが作者様とは何ら関係無い人間なので…前半部分だけ安価として捉えさせていただきます》





前方「素直にね、分かりました。私の本当の気持ちはフィアンマの事が死ぬ程大嫌いってコト。だけど、私の気持ちと意志とは関係なく>>1の力と安価のせいでスレタイの通りに変な行動になるし…だから神の右席は辞めたいので…辞めます」

右方「くっ、はは!!」





心底愉快そうに笑って、フィアンマがゆっくりと首を傾げる。つまらないジョークをよくよく脳内で繰り返した結果、腹を抱えて笑った後の様に、その愉快さに気づいてしまった自らを嘲けるかのような表情で。
好きだと言う勇気が無いのならいっそ嫌われてしまおうと酷い暴言と、言ってはならない言葉を吐いたにも拘らず、予想の遙か斜め上をいったフィアンマの行動に呆然としながら、ヴェントは閉口した。

「なるほど、なるほど、なるほど。つまり、お前は主の御心(安価)に指示を仰ぎ、俺様に接していた訳か」
「……そう、よ…笑い事じゃない」
「それならば、先程の言葉はまるで逆の意味合いになるな。そもそも、幾ら命令したところで、お前が俺様に本当の事を話す訳がない。プライベートの場では。まったく、なかなかどうして、お前は愉快なヤツだ」
「………」
「我らが十字教の主に指示を仰げるのは肯定的なものだ。そのお告げがどんなものであれ、その下地に邪な…まぁ、嫌い、憎い、そういったものがあれば主は聞き届けない。逆のパターンはあったとしても。俺様に嫌われたいのなら、そもそも関わらなければ良かったというだけの話に過ぎない。総括しようか。お前は俺様に嫌われたかった訳じゃない。まして、俺様が大嫌いだという訳でもない。嫌いなものに積極的に関わりを持ちたくない性格だということは、科学についての態度で確認済みだ」
「……、…」
「この確定事実を元に、再度問いかけようか。最近の行動に際して、お前は何故俺様に構う」




「私は、」



一瞬にして断崖絶壁へと追い詰められたような気分になりながら、おずおずと口を開く。
そもそも、自分はこの為に今まで空回りの努力を続けてきたのだ。そうだ、自分は切羽詰まってしまえば、真実を吐き出す。そういう人間なのだ。
よくよく言葉を練って、あまり意識しないようにしつつ、ヴェントがようやく言葉を口に出せたのは、実に5分後の事だった。
奇しくもその言葉は、フィアンマが夢で聞いたそれとまったく同じもの。


「フィアンマが、好き。……だいすき」


林檎の様にと喩えるべきか、羞恥に頬を紅潮させながら、プライドも何もかもかなぐり捨てて、一人の女性としての告白。
そんな、好意に満ち溢れた、素直な言葉を耳にして、フィアンマは沈黙する。
ヴェントが好きなのかと問われれば、何とも言えない。嫌いなのかと問われれば、自信を持ってノーと言える。
愛しているのかと言われれば、そもそも自分は、人を愛した事が無かったから、何とも言えない。
ただ、触られても不快ではなかった。暴言を吐かれて、傷つくとまではいかずとも、多少気にしたこともある。
この、自分が。この、『右方のフィアンマ』が、だ。
思い返せば思い返す程、自分が知る女性の中でも、一際ヴェントは特別な存在だったように思う。
告白されて初めて意識するのもおかしな話だが、フィアンマとヴェントとの間柄では、むしろこの方が正常なのかもしれない。

「俺様は、」

掠れた声だった。緊張している事は自覚済みで。
それでもここで返答を返さなければ、自分はきっと大切なものを知る事が出来ない。
これはきっと、神様とやらから与えられたチャンスなのだ。
自分が、フィアンマが、人を愛する為の。悪意や敵意等以外の、もっともっと、人間が持つ原始的で優しく素敵な、柔らかで美しい感情を知り、信じる為の機会。


「お前の、…ヴェントの…いや……――――のことが」

彼女の本名を呼んだのは、何年ぶりだろうか。
どうしようもなく喉が乾く。緊張か、興奮か、或いはそのどちらでも無い何か別の激情なのか。












―――そうして彼は、一つの答えを口にした。
163 :イーモバイル対策 [sage]:2012/05/05(土) 15:40:58.28 ID:WgsFlKUAO
+
164 :Epilogue  ◆H0UG3c6kjA [saga]:2012/05/05(土) 16:07:25.01 ID:t7zs8KJ70

噴水の前で、一組の男女が言い争いをしていた。
正確には、男性が一方的に女性から噛み付かれるかのように怒られているというべきか。
その怒りを向けている内容はどちらが悪いというものでもなく、本来責められる必要のない男性は、しかし愉快そうに笑っている。
罵詈雑言を吐き捨てるのにも疲れたらしい女性が息を切らしながら項垂れたところで、先程まで薄く笑みながら沈黙を守っていた男性がようやく口を開き、女性の耳元で何か囁いたかと思えば、その甘言に女性が顔を赤らめて口ごもった。
それから、そうして、何かを取り繕うかの様な手の動きを見せる女性に、否、前方のヴェントに。
エスコートするかの様に手を差し出し、握ったのは右方のフィアンマで。
そのまま恋人繋ぎにシフトして、同じ歩調で歩き出す。
不機嫌そのものを装うヴェントの表情は、よくよく観察してみると、幸せいっぱいの笑みが薄く浮かんでいて。
そんな彼女の様子を見つつ歩くフィアンマも、いつにもまして上機嫌だった。彼は元々、幸福や笑顔が好きなのだ。
以前までは、方向性が間違っていたというだけで。

「ねぇ、」
「ん?」
「さっきは、その、」
「……何だ?」
「ご…めんなんて言う訳ねぇだろ」
「お前は素直じゃないからな。別に気にしていないが。また俺様と口論したいのか?」
「逃げ道を無くすような言い方は思わぬ結果を呼ぶわよ」
「そうだな。実際、思わぬ結果を得た」
「ッ…あの時の事じゃねぇよ!」
「んん? あの時?よく分からんな、詳しく説明してくれ」
「……意地悪、バカ、くたばれ」
「もっと論理的に反論してほしいものだ。これでも意地悪は抑えているつもりなんだがな」
「嘘つけこのトマト野郎!」
「嘘じゃないさ。俺様は不必要な嘘は吐かんからな」
「…ふーん?へェ?」
「信じていないだろう、猜疑心に満ち溢れた顔をしているぞ。…お前を泣かせたい訳じゃない」
「ハッ、アンタが何をしたところで…誰が泣くか」
「この間俺様が少し冷たくしたらガチで落ちk「うーるーさーいー!!」まったく…」

無理やり言葉を遮られ肩を竦めたフィアンマは、服屋に入る前に足を止めた。

「…何よ」
「今度は俺様が逆ナンパに遭っていても逃げてくれるなよ?」
「フン、どうだかね。苛立ったら殴るかもしれないし?保証も約束もしない」
「そんなに心配がらずとも、俺様はお前だけを"そういう"意味で愛しているよ」
「あ、愛し…ッ」
「さて。雨が降りそうだし中に入るか。…何を呆けている」
「う、るさい…ばか、すき」
「そうか。俺様も好きだぞ」
「……うん」








おわり



165 : ◆H0UG3c6kjA [sage]:2012/05/05(土) 16:11:29.25 ID:WgsFlKUAO


だらだらと続ける中お付き合い・最後までお読みいただきありがとうございました。

166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 19:00:49.46 ID:XFRlY+T10
乙でした
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/05(土) 22:33:29.05 ID:ZEUeZhrIO
面白かったよ
お疲れ様でした
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