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バラモス「アリアハンが強すぎる」ゾーマ「王女何者だよ……」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 10:27:16.14 ID:eU3IRujv0


時はドラクエV時代、勇者オルテガが魔王バラモスに戦いを挑むも敗れた後の世界!!


オルテガの息子、勇者も旅の途中で行方不明になり、世界は混沌の極みと化した!!


そしてアリアハン以外の国々がバラモス達に侵略されていく中ッ、アリアハン王に1人の娘が誕生する!!


16年後! いよいよアリアハンをバラモス軍が囲んだその時!!


『戦女神』は戦場に1人、舞い降りたのだった!!




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2 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 10:34:21.22 ID:eU3IRujv0



バラモス「フハハハハハハハ!! もはやこれまでよ人間共、世界の希望とすら言われたアリアハンも今日で終わりだ!!」

バラモス「皆の者、進軍じゃあっ!!」


ガーゴイル「陛下、アリアハン正門前に人影が!」

バラモス「何者だ」

ガーゴイル「アリアハン王の娘、王女です!」


バラモス「クックック、貢ぎ物か? 通せ」

ガーゴイル「はっ!」

3 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 10:45:12.61 ID:eU3IRujv0



王女「……初めましてバラモス王、私はアリアハン王の娘の王女と申します」ぺこり


バラモス「クックック、良い良い、ワシは礼儀正しい人間は好きだ」

バラモス「で? 何用かなお姫様」

王女「ええ、この度の戦争に対し……私とお父様はとても混乱しているのです」

バラモス「ほう」


王女「何より、もはや我々には貴方様に対抗しうる戦力も無く、諦める所存となりました」

バラモス「クックック、そうかそうか……ならばつまり?」

王女「私自らが出向き、貴方様を倒す事にしましたので、お覚悟して下さいませ」にこり


バラモス「ハッハッハ! やはりか、なるほど…………ん?」


4 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 10:58:20.94 ID:eU3IRujv0



王女「四大属性呪文、はご存知でしょうか?」コォォォ



バラモス「なっ……貴様、何を!!」

ガーゴイル「捕らえろ!!」バッ


王女「ご存知無いのでしたらお教えします、四大属性呪文とは最も波長が一定した唯一の呪文を差します」

ゴォォォ!!

王女「これに当たりますのが、『メラ』『ギラ』『バギ』『ヒャド』です」

ギュィィィ!!


王女「……それら四大属性呪文を使えば、こんな真似も出来るのです」



ズドォォオオオオッッン!!!


5 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 11:08:04.40 ID:eU3IRujv0


< ガラガラッ


バラモス「がはッ……何が起きたのだ!?」

王女「思ったよりも随分とバラモス王様はのんびり屋でございますね」スタッ

バラモス「!!  メラゾー……」


王女「遅すぎますわ、殿方なら女性をリードして頂かないと」ズバァッ


バラモス「……!?」グラッ

ドサリ


< バラモス様がやられた!?

< さっきの光や爆発はなんだよ……

< あの人間、やべぇ……


王女「……さ、お掃除の時間ですね」にこり
6 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 11:25:29.72 ID:eU3IRujv0


・・・俺は、夢を見ているのか?


王女「……♪」ゴシカァンッ

綺麗なシルクのドレスを纏った少女がギガンテスを殴り飛ばし。


まほうつかい「メラ!」
キメラ「メラ!」


王女「可愛らしいですね」フワァッ


雨の如く降り注ぐ怒涛の魔法を全てかわし。


王女「遅い、遅いですわ?」シュタタタタタタ


残像を追うのがやっとの速度で駆けて行く。


7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/02(水) 11:30:08.77 ID:YpTuGMmt0
ナニコレコワイ

C
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/02(水) 11:30:38.05 ID:/RJpR/480
王女はんの名前はだいたい想像がつく
9 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 11:41:37.57 ID:eU3IRujv0
スライム「俺は夢を見てるんだ……きっとそうだ」

スライムベス「逃げるぞスライム! 奴は化け物だ!!」


スライム「バラモス様は!? バラモス様はどうしたんだよ!」


スライムベス「奴に瞬殺された!!」

スライム「人間なのかアイツ……」


王女「逃がしませんよ」シャッ

スライムベス「え」


ぐ ち ゃ っ


10 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 11:52:32.31 ID:eU3IRujv0


スライム「うわああああ!?」ガクガクぷるぷる

王女「あら、もしかして貴方……」


ドゴォンッ!!


王女「ッ……!」

ドン!! と王女は地面に叩きつけられた。


ギガンテス「逃げなスライム、もう軍は壊滅……俺達が時間を稼ぐ間に逃げろ」

スライム「ギガンテス!」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/02(水) 12:09:04.75 ID:VBwRV7Eq0
四円

12 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 12:24:22.06 ID:eU3IRujv0


王女「……少し、驚きました…まともな反撃は初めてでしたから」


メイジキメラ「貴様は包囲されてるんだ、おとなしくしろ!!」

ギガンテス「よせメイジキメラ!!」



王女「くすっ、包囲したにしては穴だらけですね」

王女「『イオ・グランテ』」ギュィィィ



ゴバァアアアアアアアア!!


13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 12:29:01.20 ID:3attbN0IO
魔物頑張れ……!
14 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 12:33:21.73 ID:eU3IRujv0


< コォォォォ・・・


王女「……全滅、ですね」

王女「!」


スライム「……」チーン


王女「スライム……ですよね」ツンツン

王女「……」キョロキョロ


< 持って帰りましょう……
15 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 12:48:05.97 ID:eU3IRujv0


アリアハン王「よくぞ戻った姫よ、今まさに宴を……」

王女「今まで育てて頂き、ありがとうございましたお父様」ぺこり

アリアハン王「え」


王女「私、今日を持って旅に出ます」にこり


アリアハン王「まままままま待て!! せめて旅に出るなら小遣いをやるから! 250000Gでいいか!?」

王女「……なら、私には銅の剣と100Gを下さると嬉しいのです」

アリアハン王「何故にそのような、自殺行為だ!」

王女「死んでしまったならばそれまでだと、私は考えております」にこり

16 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 13:05:18.24 ID:eU3IRujv0


王女「第一、これは私が魔王と戦う上で大切な事なのですお父様」


アリアハン王「大切? なんだというのか」


王女「これはお父様にも復讐しなければならないからですよ」

王女「勇者様にちょっとのお金と剣だけ持たせ、彼が死んだ時には罵倒したでしょう?」

アリアハン王「王の私が悪いと!?」


王女「……そう捉えた時点で残念です、私は旅に出ます」

王女「さようなら、お父様」にこり


アリアハン王「ま、待ってくれ……ドリ…

< リレミト


17 : :2012/05/02(水) 13:06:19.16 ID:XM5OLGXAO
チートSSだから終わらせろ











嘘ですごめんなさい
18 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 13:23:41.77 ID:eU3IRujv0


王女「……いよいよ私の旅が始まるのですね」スタスタ

王女(まずはレーベの村などの魔王軍を追い払いましょうか、宿にも止まりたいですし)


スライム「なあ姫さん」


王女「何でしょうか」ぷにぷに

スライム「なんか目が覚めたら姫さんに抱っこされてんだが」

王女「そろそろ陽が落ちて来たでしょう?」

スライム「うん」

王女「私、夜道を歩くの初めてなんです」にこにこ

19 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 13:29:12.16 ID:eU3IRujv0


パチッ……パチッ……


王女「何だか煙たいですね、焚き火とは」

スライム「普通は夜道を歩かないで適当な所で過ごすんだよ」

王女「思ったより優秀なスライムですね貴方」にこり


スライム「つーか……俺はアンタの敵なのに生かしといていいのかよ」

王女「スライムになら不意打ちされてもダメージになりませんし、可愛いですから」

スライム「初めてスライムに生まれて良かったよ俺」

20 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 13:46:33.24 ID:eU3IRujv0


王女「それに、1人で何かするのも戦うのも初めてですからね」

スライム「箱入り娘ってやつか」

王女「くすっ、どちらかというと……そうです」

王女「私は物心ついた時から強くなる事だけを目標にしてましたから」


スライム「……」

スライム(戦闘狂か)


21 :VIPにかわりましてPERがお送りします :2012/05/02(水) 13:52:47.23 ID:eU3IRujv0


スライム「……」

王女「……」すぅ

スライム(寝てるよな、ああ寝てる)


スライム(今のうちに仲間を呼ぶか? それとも逃げるか?)


スライム(…………)

スライム「>>23……」


※ スライムの行動何でもOK
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 13:54:47.14 ID:4o6Sb1ioo
器官に入り込んで窒息死を狙う
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/02(水) 13:56:36.71 ID:S9RvPbx8o
寝る
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) :2012/05/02(水) 13:59:25.62 ID:/RJpR/480
できればおっぱい枕で…あぁ、無理なら太腿の間でもいい、潰されても文句はありません
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/02(水) 14:00:31.15 ID:chq1EIWAO
どっちが悪役だかわからんww
26 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 14:03:15.63 ID:eU3IRujv0


スライム(……寝よう、下手な事して死にたくはないからな)

スライム「んっ」にゅるっ


< もぞもぞ


スライム「……(-_-)zzz」

王女「……すぅ」にこり


27 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 14:07:17.81 ID:eU3IRujv0


  朝


王女「行きましょうか、レーベの村まで直ぐですから」

スライム「あの村はアークデーモン様が指揮してる軍がいるぞ」

王女「あーくデーモン?」

スライム「知らないのか」


王女「いえ、聞いていた話と少し違うので」

スライム「そうかい」


28 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 15:02:59.91 ID:eU3IRujv0


アークデーモン「ん? 人間の客?」

ミニでーもん「きゅっ、きゅー!」

アークデーモン「全く、ただでさえバラモス陛下の連絡がなくて混乱しているのに」


ミニでーもん「ぅきゅ、きゃー!」


アークデーモン「なに、アリアハン王の娘だと……通せ」


29 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 15:07:33.91 ID:eU3IRujv0


アークデーモン「ほう、16年しか生きていない人間にしてはなかなかの礼儀正しさ」


王女「お褒めの御言葉、ありがとうございます」ぺこり

アークデーモン「それで、バラモス陛下の親衛隊に位置するスライムを連れて居るには理由があるのだな」

王女「親衛隊……?」ちらり

スライム(フフン)


王女「実はお訊ねしたい事があります」

アークデーモン「む?」

30 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 15:21:10.98 ID:eU3IRujv0



王女「勇者様はどちらにいらっしゃるのでしょうか」



アークデーモン「………」

王女「……」にこり



この時、隣にいた俺は瞬時に悟った。

スライム(な、なんだと……)

これからきっと、先日のような虐殺が始まると思った俺は甘かったのだ。

そう・・・


アークデーモン「」ドシャッ


勝敗を競うまでもなく終わっていた。


31 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 15:32:23.34 ID:eU3IRujv0


ミニでーもん「きゅっ!? きゅー!」バッ


王女「ザラキーマ」ポォォン


< ドシャッ

< ドシャドシャッドシャッドシャッドシャッ


< 敵襲だー!


王女「逃がしませんよ」シャッ


32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/02(水) 15:39:51.62 ID:/RJpR/480
ちょwwwwww
逃がしてあげてwwwwwwww
33 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 16:06:52.31 ID:eU3IRujv0


ミニでーもん「きゅー! きゅー!」とたはた


王女「?」

ミニでーもん「きゅっ」


【ミニデーモンはイオナズンを唱えた!】


ミニでーもん「きゅぅ……」ぷすんっ

王女「……」キュン


34 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 16:13:05.63 ID:eU3IRujv0


ミニデーモン「ギィィッ!!」ヒュバッ

ミニデーモンB「ギィィッ!!」ヒュバッ


王女「良い突きですね、でももう少し腰を入れる事をオススメしますわ?」シャシャッ


王女「『マヌーサ&ルカナン』」ブゥン

ミニデーモン「ギィィ・・・」


王女「さようなら」にこり



ぐ ち ゃ っ × 2


35 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 16:31:10.93 ID:eU3IRujv0


スライム「……指揮がいなくなっただけで、あっという間に全滅か」

王女「スライムさん、先程のミニデーモンはどこに?」

スライム「逃げたぜ?」


王女「そうですか、残念です」


スライム「それにしても、姫さんは何者だ? 勇者より強いんじゃ・・・」


王女「くすっ、ただの恋する乙女ですわ♪」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/02(水) 16:44:25.20 ID:/RJpR/480
お持ち帰りィ〜♪ したかった?
37 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 16:47:03.90 ID:eU3IRujv0


  レーベ付近の村


ミニでーもん「きゅっ、きゅっ、きゅー!」

???「……ほぉ、面白いのが来たナ」  

ミニでーもん「きゅー! きゅー!」とたはた


??「……親衛隊の?」

ミニでーもん「ぅきゅ、きゅー」


??「フン、面白い……腕が鳴るナ」

38 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 17:01:47.51 ID:eU3IRujv0


王女「…………」


スライム「村人、いなかったな」

王女「貴方は知らないのですか?」

スライム「下っ端スライムだぜ、何も知らないよ」

王女「そうでしたか」


王女「……このような時、勇者様はどうしたのか」


39 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 17:09:58.92 ID:eU3IRujv0


王女「…………」

スライム(勇者、ねぇ……逃げ出したらしいアイツに比べたら姫さんの方がよほど強いのに)

王女「……スライムさん、今日は少し早く進みましょう」


スライム「早くって?」


王女「私がスライムさんを抱えますから、陽が暮れるまで全力で走ります」

スライム「バテないか?」

王女「こう見えて鍛えてますから」


40 :VIPにかわりましてPERがお送りします :2012/05/02(水) 17:20:15.62 ID:eU3IRujv0
今日はこれで終わりたい



王女の行動安価>>42
勇者の性別&性格>>44

スライムの行動もしくはあなたの願望>>45



何でもOK!!
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 17:27:10.55 ID:L5/CbTQXo
ギアガの大穴を突破してアレフガルドへ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/02(水) 17:27:36.01 ID:9tiS3y9M0
勇者探し

すらいむペットになっちゃいなよww
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/02(水) 18:03:29.59 ID:5UotdxdDO
男の娘
天然でドジっ娘
+極度の方向音痴
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/05/02(水) 18:08:23.63 ID:kXIBwCGZo
>>43
そして追加で、血を見ると狂ったように魔物を殺し始める
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2012/05/02(水) 18:12:25.00 ID:LEPku8mko
つねにマホカンタ
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/02(水) 18:15:41.45 ID:1YtCu3ua0
つねにマホカンタしてるスライム……だから生きてたのか…
47 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 18:27:04.15 ID:eU3IRujv0


   夜


< パチッ……パチッ……


王女「美味しいですか?」

スライム「美味いなー、人間が魚を調理するとこうなるのかー!」

ムシャムシャ

王女「私、お魚を焼く料理は得意でしたからね」くすっ


スライム「色んな調味料持ってたが、どこに持ってたんだ?」

王女「ドレスの中に小さなポケットが幾つかあるんですよ」

48 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 18:35:13.45 ID:eU3IRujv0


王女「所で、思ったよりスライムさんは勇気がありますよね」

スライム「そうか? 未だに俺はアンタが怖いけどな」

王女「私と一緒にいたら、いつか魔法で死んでしまうかもしれないですよ?」

スライム「ないない、魔法は怖くないからなー」


王女「……やっぱり魔法に耐性が?」


スライム「耐性というか、特殊なんでね俺」

スライム「あ、姫さんにかかれば俺なんて捻り潰されちゃうけどな!?」アセアセ

49 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 18:43:28.09 ID:eU3IRujv0


王女「やはり貴方は特別なスライムだったのですね、他の魔物が貴方を親衛隊と呼ぶ理由が分かりました」

スライム「そんな、大それた魔物じゃないよ」

王女「そうでしょうか? 何となく私は心強い気がしていたのですが」

スライム「心強い?」


王女「ええ、私の仲間……友が優秀ならばこの先の旅も安心出来ると思ってます」


スライム「へぇ……友ね、魔物の下位族のスライムを……」

スライム(………馬鹿なのか、この姫さん)

50 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/02(水) 19:04:01.13 ID:eU3IRujv0


スライム(……旅?)


スライム「そういや姫さん、聞いていいかな」

王女「はい?」

スライム「姫さんは何を目的に旅をしようとしてるんだ? バラモス様が敗れた今じゃその内人間が力を取り戻すぜ?」

王女「あぁ、本当は私、世界なんてどうでもいいんですよ」

スライム「?」


王女「だから私、お父様と絶縁したのですから」にこり

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/02(水) 20:40:33.15 ID:chq1EIWAO
乙?
52 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_s]:2012/05/03(木) 18:27:23.23 ID:cCqyOyOt0


   地下世界・アレフガルド


ゾーマ「……聞こえなかったからもう一度」

バラモス「アリアハンが強すぎる」

ゾーマ「貴様を含めた軍は全滅したというのか?」

バラモス「はい」


ゾーマ「……相手は?」


バラモス「アリアハン王の娘、王女『だけ』です」

ゾーマ「王女何者だよ……」


53 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/03(木) 18:34:44.50 ID:cCqyOyOt0


時はドラクエV時代、世界は混沌としていた!!


勇者オルテガが魔王に敗れ、更には息子の勇者さえも行方不明になった世界はほぼバラモス達に征服されていた!!


そんなある日ッ!!


たった1人の16歳を迎えた少女が『戦女神』として舞い降りたのだ!!


アリアハンを襲ったバラモス軍を全滅させ!!

レーベの村を支配したアークデーモン隊を全滅させ!!


そして女神の名に相応しい無垢さで一匹のスライムを仲間にした少女の名はァッ!!


54 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/03(木) 18:40:39.25 ID:cCqyOyOt0


< 王女……王女……!


王女「んぅ……もう少し寝かせて下さいお母様……」

スライム「なに寝ぼけてんだ、大変なんだよ!」

ぷにんっ

王女「……あらスライムさん、女性の寝込みを襲うのが趣味なのですか?」



がいこつ剣士「おうスライム!! 早くその人間からどきな!!」

がいこつ剣士2「一緒にくっちまうぜぇ!?」

がいこつ剣士3「ヒャッハー!」



王女「敵襲のようですね」

スライム「だから大変なんだよ……」

55 :VIPにかわりましてPERがお送りします :2012/05/03(木) 18:50:45.38 ID:cCqyOyOt0


がいこつ剣士「ヒッヒッヒ、迂闊だったなぁ? 人間が彷徨くのは危険だぜぇ!?」

王女「よくお喋りする方ですね、お名前は?」

がいこつ剣士2「てめぇ如き人間に名乗らねえよ!!」

がいこつ剣士3「台詞の前に名前書いてあるだろォッ!!」



ドンッッ!!



  がいこつ剣士2の上半身が消し飛んだ。


がいこつ剣士「ぇぇ……?」

王女「御免遊ばせ、少し朝のご挨拶にしては五月蝿かったので」にこり

56 :VIPにかわりましてPERがお送りします :2012/05/03(木) 19:01:52.09 ID:cCqyOyOt0



王女「ん〜! 今日も良い天気ですねスライムさん」ぐいっ

スライム「朝から仲間が蹴散らされてるのを見て心は曇り空なんだが」

王女「あれはあちらに非がありますわ」くすっ

スライム「……」ぷるぷる


王女「どうかなさいました?」


スライム「いや、おなかすいたなぁと」

王女「では朝食にしましょう」にこり


57 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/03(木) 19:08:08.19 ID:cCqyOyOt0


< ゴォッ
< ジュワァァ


スライム(……はぁ)

スライム(結局、何もせず2日か)

スライム(ヘタレだなぁ俺……他の魔物みたいに命賭けて特攻も出来ないのか)

スライム(このままどうなるのか……)


王女「スライムさん、スクランブルエッグですわ♪」

スライム「……おう」

58 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/03(木) 19:12:07.27 ID:cCqyOyOt0


スライム「美味かった、けど卵なんてどこに持ってたんだ」


王女「秘密ですよ」にこり

スライム「レーベの村から持ってきたのか? フライパンも?」

王女「スライムさん」

スライム「?」


王女「か弱い乙女のひみつを暴こうとはしない方がよろしくてよ♪」にこり


スライム「はい」ぞわぁっ


59 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/03(木) 19:12:30.96 ID:cCqyOyOt0
落ちる
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/05/03(木) 20:16:04.11 ID:CL8ukdBSo
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/03(木) 20:25:16.32 ID:WF+7OYaOo
無限の剣製の応用と見たがどうだろうか
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/03(木) 20:54:41.09 ID:GFxfXkYfo
スカートの中が四次元ポケット的なものになってると予想
フライパンは背中からだな
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/03(木) 22:43:21.51 ID:7Teq+V8co
なるほど産んだか
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/03(木) 23:43:02.00 ID:yDjjAu9IO
?
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/04(金) 00:05:54.57 ID:7V714cLAO
乙る
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) :2012/05/04(金) 00:44:45.17 ID:wK3y/mnAo
フライパン背中から出したら日々野晴矢サンと被るじゃないですか
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2012/05/04(金) 10:25:51.42 ID:EVx7BxYR0
女性には男以上に隠し場所があるってじっちゃが言ってたww
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/04(金) 14:14:36.41 ID:rpHaMLdAo
外科手術で肉体のあらゆる箇所にポケットを作ってるんだよ
ってヤンマガの中の人が言ってた
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/04(金) 18:21:15.74 ID:eJWU4dO70
ハレルヤとかずいぶん懐かしい名前を聞いた
70 :VIPにかわりましてPERがお送りします :2012/05/07(月) 19:00:55.70 ID:qbSP83FQ0


スライム「これから向かうロマリア王国は5年前に陥落してからかなり荒れてるぞ」

王女「ご丁寧な説明感謝します」


スライム「……つうか、無理に決まってるだろ」

王女「何がです?」

スライム「アリアハン大陸の広さは知ってるだろ? なのにまだ半日しか経ってない(前回から)」

スライム「それにだな、ロマリアに渡るなら関所を守る軍にもぶつかる訳で……」

王女「スライムさん、私達は今どこにいますか?」

スライム「……洞窟だな」


王女「『旅の扉』はご存知でしょうか」にこり


スライム(……マジっすか)

訳(つまり半日で王女はオーストラリア大陸を横断した)

71 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/07(月) 19:05:14.72 ID:qbSP83FQ0


  ロマリア・関所


じごくのきし「……何? アリアハンの王女がだと」

がいこつ剣士「そのようであります」

じごくのきし「…………人間が1人か?」

がいこつ剣士「そのようであります」


じごくのきし「……ほう」


72 :123456789 :2012/05/07(月) 19:05:24.56 ID:LJrnEV5AO
チートスレ作ん名
73 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga_sage]:2012/05/07(月) 19:30:40.58 ID:qbSP83FQ0


じごくのきし「私がこの関所を預かったじごくのきしだ、初めましてお姫様」

ぺこり

じごくのきし「……さて、貴女には聞きたい事が多くあるのだが……何から聞こうか」


王女「……」ニコニコ

スライム(…///)ぎゅむぅぅ


じごくのきし「貴女の胸に挟まれているそのスライム、彼は私の上司に当たるのだが」


74 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 19:40:07.38 ID:qbSP83FQ0


じごくのきし「……スライム殿、何故に古株たる貴方がお姫様といるのだ?」

スライム「ぼ、ぼくはわるいスライムじゃないよっ!」

じごくのきし「……」


王女「じごくのきし様、私はロマリアに入りたいのですが……通しては頂けませんか」


じごくのきし「ならないな、否、断固として拒否しよう」

王女「そうなのですか、それは残念です……」ぎゅっ

スライム「ぅ”ふぁぇ!?」ぐしゃっ


王女「……ならば踏み倒して通るだけなのですがね」にこり



75 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 19:50:33.88 ID:qbSP83FQ0


じごくのきし「魔導部隊!!」バッ


< ラリホー!
< ラリホー!
< マホトーン!
< ラリホー!
< マホトーン!
< マホトーン!
< マホトーン!
< マホトーン!



王女「〜〜っ!?」ギィンッ

  王女の全身を淡い光の帯が巻きついた。


王女(魔法を封じられた……? いえ、この感覚は……)クラクラ


じごくのきし「……ッ、50の魔導部隊による状態異常呪文を受け続けて怯んだだけか!?」

76 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 20:02:41.26 ID:qbSP83FQ0


王女「〜〜………」シャッ


アルミラージ「ひぃ!? 物凄い速度でこっちに来たー!!」

王女(弱い魔物に用事はないですが、これ以上は……)

王女「御免遊ばせ」にこり

アルミラージ「ひいいいい!!」


ぐ ぼ し ゃ っ !


王女(……!)クラクラッ

77 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 20:09:57.79 ID:qbSP83FQ0


< 近接部隊!!


さまよう鎧「……」ガシャァッ

さまよう鎧「……」ガシャァッ


王女「邪魔、で……すの…!」ズバァッ

  < ゴシカァンッ


王女「あ」フラッ


ぺたんっ


スライム「姫さん? どうかしたのか」

王女「こ、腰に力が……っ」へなへな


78 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 20:19:58.67 ID:qbSP83FQ0


じごくのきし「な、何者だ貴様!? ここまでやってようやく止まるとは……」

王女「ふ、ぁ……ぇ?」ぼー

スライム「姫さん、どうしたんだよ」

王女「…………………」


ドサッ


スライム「姫さん!?」

じごくのきし「動かないで貰うぞ、スライム殿」チャキッ

スライム「っ、姫さん!」


79 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 20:23:22.30 ID:qbSP83FQ0


王女(……ああ、私……『ラリホー』の睡眠にかかって……)


王女(体が動かないですわ……凄く気持ち良い眠気のせいかしら)


王女( ……申し訳ないですわ、” 御師匠様 ”…… )




  王女は力尽きた。



80 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 20:33:49.07 ID:qbSP83FQ0






この後の展開安価

α:スライムが王女救出
β:勇者疑惑なフードを被った人間が王女救出
Γ:読者的に微妙というか微妙な御師匠様が王女救出

Δ:末尾奇数なら超展開、もしくはあなたのこれからの願望


>>83、何でもいいですよ!
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/07(月) 20:35:21.25 ID:U21MRRzTo
Δで、姫陵辱
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/07(月) 20:36:02.16 ID:yEiKyh+IO
>>81
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/05/07(月) 20:37:08.67 ID:EqLIpC3uo
α
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/07(月) 20:37:17.10 ID:FTN+TsvZ0
α
85 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 20:49:35.75 ID:qbSP83FQ0


  牢屋


王女「……」ギチッ


スライム「……てっきり最強だと思ってたのにな、ラリホーなんかに負けるとは……」

スライム「姫さん、まだ寝てるか? 起きてたらちょっと酷な事言うぜ」


スライム「正直さ、アンタが怖いんだよ俺」


スライム「バラモス様は殺すわ仲間は潰すわ、アンタは危険過ぎる」

スライム「……でもいつかは聞きたいとも思ったさ、どうして強いのか? って」

スライム「ちょっと楽しみにしてたような気もしたんだ、勇者は姫さんかもとか妄想してさ」

スライム「…………」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/07(月) 20:55:56.91 ID:WciGsH5Co
α
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/07(月) 20:56:41.88 ID:vMJVMRNro
見てるぞ
88 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/07(月) 21:14:23.10 ID:qbSP83FQ0


スライム「けど違うんだな、ただの人間の雌だったわけだ」

スライム「俺はじごくのきしにお世話になるよ、キャリア的に優遇されるしさ」


スライム「じゃあまたな、化け物王女様」


王女(……)ギチッ




< ぴょこんっぴょこんっ




< ……シャス!

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/07(月) 22:28:06.84 ID:MH+Indu50
陵辱展開とかやめてくれ
必要ない
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/07(月) 22:40:33.06 ID:gtdQ18Oc0
同じく
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/07(月) 23:14:42.77 ID:SIN05VVAO
同意
陵辱はこのスレの雰囲気に合わない
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/07(月) 23:32:53.13 ID:Fe82jb03o
「何でもいい」って言ってることだし、>>1以外の外野がガタガタ抜かすことじゃねーだろ
『雰囲気に合わない』とか、何をお客様気取りしてるんだか
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/05/07(月) 23:52:33.66 ID:EqLIpC3uo
何やってもいいが途中で投げるなよ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) :2012/05/08(火) 01:05:51.71 ID:fUN+8DI2o
いや安価は>>83なんだし陵辱ルートは無いような気がするから
もうちょっと見守ってみます。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 07:38:54.55 ID:BP9ug8eDO
っていうかエロ展開求めてる人は最初からエロありの方にいけばいいと思うの

急にやられても苦手な人もいるんだし
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/08(火) 07:42:24.36 ID:i0dgQven0
最近>>92みたいなヤツが増えてるが
こっちだって読者だ
感想述べたっていいだろ

作者の0721を見たいだけか?
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 07:49:57.10 ID:TYZbQm0IO
SSなんて元から作者の0721みたいなもんだろwwwww そんな展開が嫌な気持ちは分かるが落ち着けよwwwww
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/05/08(火) 08:11:39.97 ID:zNd4tYLAO
少なくとも「なんでもいい」と言われてるんだから
陵辱希望するのも間違いじゃないし
それがイヤだと意見するのも問題はない
でも結局は作者のスタンス次第なんだから
周りが熱くなる必要は全くないよね
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2012/05/08(火) 08:23:13.57 ID:q8b4dDjA0
2度と会うこともないであろう人間に向かって「またな」と言うってことはなんだかんだ言ってスライムが助けてくれるってことなんだろ?
いや、何かしらえっちな展開(not陵辱)があっても俺は嬉しいけどねww
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2012/05/08(火) 13:51:16.53 ID:UNOvTY9q0
どうでもいいけど なんで皆は陵辱展開だと思ったんだ?

アホなオレに誰か教えてくれ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) :2012/05/08(火) 17:03:47.50 ID:fUN+8DI2o
誰もんな事思ってない
敢えて言うなら>>81-82の流れのみ
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/08(火) 17:04:19.68 ID:fUN+8DI2o
そしてsaga忘れ
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/08(火) 17:31:29.67 ID:WmRxDIcp0
>>100
>>81の安価だよ
もし取っていたらそういう展開になってたでしょ?
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 17:51:50.76 ID:6GS6+aDDO
取ってないからとりあえずどうでも良いだろ
105 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 18:31:13.17 ID:myFSZUG70


どうも、>>1です

何故か陵辱展開待ちの方がいたみたいですが、基本的に安価は絶対のつもりです。

感想はこちらとしても内容関係なく嬉しいですし構いません




……何でもいい=何でも書ける訳ではないですが、皆様の期待の斜め下か上のどちらか構わないなら何でも書けます

それこそ上の陵辱だろうが緊縛だろうがHTML化も書きます

ではそろそろ始めます
106 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 18:42:03.37 ID:myFSZUG70


< ドサッ


じごくのきし「ま、待て!! 何をしているのか分かってるのか貴方は!」

じごくのきし「これは陛下への反逆だ、ただで済むと思うのか!?」


「分かってるさ、だが俺は仲間を殺す気はないぜ」


じごくのきし「貴方がやらなくとも、あの化け物のような王女なら……!」


「……まあ仕方ないな、姫さんには俺でも勝てないしよ」

「それになんか姫さんが好きみたいでな、ああいう健気に戦う奴につい手加減しちまう」

「ただでさえ肉弾戦じゃ俺は弱いのにだぞ?」


じごくのきし「馬鹿な、貴方でさえかなわない相手なのか!?」


「みたいだ、バラモス様の軍を全滅させた程だ……戦友のスライムベスもやられた」


じごくのきし「・・・何故そんな人間の味方を……?」


「味方じゃない、ただの……」

「・・・・・・飼いスラだ」


107 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 18:46:44.58 ID:myFSZUG70



時はドラクエV時代、世界は混沌としていた!!


勇者オルテガが魔王に敗れ、更には息子の勇者さえも行方不明になった世界はほぼバラモス達に征服されていた!!


そんなある日ッ!!


たった1人の16歳を迎えた少女が『戦女神』として舞い降りたのだ!!


しかァッし!!


旅を始めたばかりのアリアハン王女は今、絶対絶命の危機であったのだァッ!!


囚われてしまった王女の運命は如何にィッ!!


108 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 18:59:52.46 ID:myFSZUG70


王女(……困りましたわ)ギシッギシッ

王女(手枷や足枷ならば容易に破壊出来るのですが、強力なゴムか何かのベルトで縛られていては……)

ググッ

王女(……それに、私が女性だからなのかこの縛り方は……凄く痛いですね)

王女(関節等も動かせない上に魔法も封じられていては……)


王女「・・・あの、どなたかいらっしゃいますか?」


< 「ケケケ、いねえっつの」


王女「ああ良かった、実は頼みがありますの」

109 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 19:10:29.77 ID:myFSZUG70

< 「小便だぁ!?」


王女「そ、そんな大声で言わないで下さい……恥ずかしいです…///」


< おいミイラ男、じごくのきし様はそいつ危険だって言ってたぞ

< 「ケケケ、どうせアリアハンとかいう没落しかけた国の王女だからだろ? 心配ねえよ」

< まあ確かに俺達はイシスから派遣されたばかりで、勝手な事はするなって意味かもな

< 「な、じゃあ……」


<「見ててやるから、していいぜ」


王女(……ミイラ男、が2人でしょうか? それも人間の女体に興味が無い訳ではなさそうです)

110 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 19:42:19.19 ID:myFSZUG70


< 「ケケケ、ほら今その拘束解いてやる」


王女「優しくお願いします……」


< あ? なんだてめえ、人間か!?

< 「侵入者か!」


王女(・・・?)


< ゴシャッ

< 「なっ……」

「眠らせただけだ、死にはしねえさ」


< ゴシャッ


111 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 19:51:12.39 ID:myFSZUG70


王女「…………」


   しーん


王女「……誰か、いるのですか?」

「あーいるよ、ちょっと待っててくれ」

「【メラ】」ゴッ


王女(……今ですね)ばっ

ととんっ

ドサッ

王女「ぃた!」


「まだラリホーの効き目が残ってたのか、動けないみたいだな」

王女(し、しまった……予想外ですわ!?)

112 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 19:57:33.25 ID:myFSZUG70


「よっ、と……人間を運ぶのは初めてだな」ギュッ

王女「は、え……?」


「人間の男の匂いは嫌いだったか? まあ都合良いから構わないが」

「ちょっと揺れるぜ? アンタなら大丈夫だろうけどさ」


王女「あなたは一体……?」


「気にするなよ、人間どうし同族だろ?」


バッ


113 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 20:06:32.97 ID:myFSZUG70


   ロマリア・境界線


「ぜぇ……ぜぇ……だ、だめだ……やっぱり体力には自信ねぇ」


< 追えー! 逃がすなー!


「チィ……王女、ロマリアはどっちだ?」

王女「目隠しをとって頂かないと分からないですわ」

「……なら仕方ない、このまま走るか」


< 追いついたぞ! メラミ!!


  ゴドォオン!!

< ぐああああ!? 弾き返された!?


「……追って来てるのはアンタ戦用に、ラリホーやらが使える魔物みたいだ」

「奴らよりは体力ある俺なら逃げ切れそうだぜ、姫さん!」


王女(……!)

114 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 20:18:48.83 ID:myFSZUG70


がいこつ剣士「じごくのきし様、王女を見失いました!」


じごくのきし「そうか、なら後はロマリアの『ボストロール』様に任せよう」

がいこつ剣士「追わないので?」

じごくのきし「……うむ、それに先程面白い伝達が来てな」

がいこつ剣士「地下世界の魔王城からですか!?」


じごくのきし「ああ、バラモス様は魔王城で健在らしい」


がいこつ剣士「え? アリアハンに進軍していたのでは・・・」

じごくのきし「・・・矛盾、というよりは不気味だな」

115 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 20:24:11.30 ID:myFSZUG70



  ロマリア・郊外


スライム「ぷるぷる」

王女「・・・」


スライム「ぼくわるいスライムじゃないよっ」ぷるぷる

王女「ごまかしても無駄ですスライムさん」

スライム「なんでバレた」

王女「私が放り出されて目隠しをとったら貴方がいたからです」

116 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 20:30:15.87 ID:myFSZUG70


スライム「助けてくれたのは人間の男だったぜ」


王女「……姿が見えませんが」

スライム「キメラの翼を使ってたぞ」

王女「それは残念です、是非とも助けて頂いたお礼をしたかったのですが」にこり

スライム「残念だったな」


王女「……陽も暮れて寒いですし、今日はここで野宿でしょうね」くすっ


スライム「ちょうど丘の上だから見張り易いしな」

117 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/08(火) 20:43:10.09 ID:myFSZUG70
おつる
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/08(火) 20:45:29.07 ID:CO2xIAn40
乙ー

謎の男…何者なんだ?(棒
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/08(火) 21:02:20.09 ID:66SaZnvIO

自白したあとに誤魔化しとか

謎の男はどこに行ったのかな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/08(火) 21:13:11.66 ID:fUN+8DI2o
♪どこの誰だか知ってるけれど 誰もがみんな知らぬフリ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/08(火) 21:35:13.21 ID:WmRxDIcp0
王女のスペック知りたい〜〜
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/09(水) 00:03:29.66 ID:oahnbbE+o
流れなんて知らねぇぜ

どのマンガだったけ?
スライムが人間になる魔法覚えるの
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/09(水) 00:29:01.96 ID:EafQ3lpno
モシャスさえ覚えれば誰でも変身できるよ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/09(水) 01:29:16.83 ID:U6dmZcRno
たぶんモンスターズ+だろ
125 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 18:17:29.28 ID:Cl6Zow0C0
>>121

安価で決めるか非常に悩んでますが、とりあえずは

『走れなくね?』とか『この姫になら命を捧げられる』とか『こんなに美しいのに、あんな台詞や行動を……』

と、いうような姿を皆さんで創造して楽しんで下さい
(満足いかない場合は安価でスペックを決めますが、あまり長いSSでも無いので)






エボルシャスなんてスライムさんは使えませんww
126 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 18:36:28.73 ID:Cl6Zow0C0


  ロマリア・城下町


ガーゴイル「へいらっしゃい! こっちは薬屋だよ!」


ぐんたいガニ「うちの防具屋は堅くて丈夫だカニよ!」

じごくバサミ「こっちの防具屋はもっと堅くて丈夫、今なら守りの種もつけるガニよ!」


< あら、良い品ねぇ

< 助かるぜ、海賊なんかには次こそ負けないぞ!


ホイミスライム「怪我人はぼくに任せて!」

ベホマスライム「病気はおれっちに任せな!」


< いたた、ありがとうねぇホイミンさん

< おぉ! ワシの病気が治ったぞい!?


あばれざる「この盗人め、雌から奪い取るなんて恥ずかしくないのか!」ドガッ

盗賊「ぎぁああ!?」ドサッ

127 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 18:39:38.11 ID:Cl6Zow0C0





王女「……これは」

スライム「ど、どうなってるんだ? 五年前は人間は奴隷だった筈が……」




王女「…………人間と、魔物が……共存してる?」





128 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 18:44:42.01 ID:Cl6Zow0C0


時はドラクエV時代、世界は混沌としていた!!


勇者オルテガが魔王に敗れ、更には息子の勇者さえも行方不明になった世界はほぼバラモス達に征服されていた!!


そんなある日ッ!!


たった1人の16歳を迎えた少女が『戦女神』として舞い降りたのだ!!


そして旅するアリアハン王女はついにロマリアの地に辿り着く!!


しかァッし!!


そこでは!! 人間と魔物が共存していたのであった!!


129 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 19:09:06.68 ID:Cl6Zow0C0


町人「おや、見慣れないお嬢さんだね? 綺麗なドレスだ」


王女「まあ、嬉しいですわ? お気に入りですから」

町人「ただ、勿体無いな……汚れや焦げがある」

王女「え」


スライム「オッサン、このロマリアはどんな所なんだ」


町人「ん? 君も見慣れないスライムだね、余所から来たのかい」

スライム「人間にスライム族の見分けつくのかよ……」

130 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 19:19:35.18 ID:Cl6Zow0C0


町人「ここロマリア帝国は、ほんの三年前に『キング・サマンオサ』様がロマリアの王になってから素晴らしい国になったのさ!」

町人「僕も昔は奴隷で、魔物には酷い目に会わされたけど……今はとても幸せさ」


町人「ところでそのドレス、サービスして5Gで直すよ?」

王女「本当なのですか? でしたらお願いします」にこり


スライム(……キング・サマンオサだと?)

スライム(『ボストロール』は勇者に倒されたと聞いたが、となるとサマンオサ王が魔物と人間を統括してんのか)

スライム(くそ、何年もバラモス様の近くで戦ってたから意外に今の世界を理解してなかったな)


王女「行きましょうスライムさん」にこり

スライム(……まあ今は姫さんと都会を楽しむか)

131 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 19:43:13.96 ID:Cl6Zow0C0


  貴族系防具屋


スライム「初めて見たな貴族系防具屋とか」

王女「世の中には美しい装備もあるのでしょう」くすっ


しゅるるっ、ばさっ


スライム「な ぜ 脱 ぐ」

王女「ドレスを受け渡さなければならないでしょう?」

スライム「そうだけどなぁ……」

王女「くすっ」


132 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 19:54:39.21 ID:Cl6Zow0C0


町人「母さん、このお嬢さんのドレス直してくれないか」

店主「はいよ」

王女「お願いします」にこり


ガチャガチャ


店主「なんの音だい」

王女「調味料に調理器具に材料です♪」ふふっ

店主(え? どこに?)

スライム(いつの間に材料を………)


133 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 20:04:27.10 ID:Cl6Zow0C0


駄目だ片っ端から思いつき過ぎてキリがない

ドレス修繕までロマリア帝国の観光の行き先


α:武器屋

β:薬屋

Γ:占いの館

Δ:カジノ(コロシアム)


ε:キング・サマンオサに会いに行くか、あなたの願い(何でもあり)


>>137>>135様どうぞ

134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/09(水) 20:08:36.18 ID:o3rXhbks0
Γ
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2012/05/09(水) 20:11:55.40 ID:Br2D6nmvo
β
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/09(水) 20:17:58.34 ID:KaWQ6x1to
α
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/09(水) 20:27:33.36 ID:o3rXhbks0
Γ
138 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/09(水) 20:40:51.81 ID:Cl6Zow0C0
では進行方向は

薬屋→占いの館で行きます

時間が来たのでまた明日
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/10(木) 01:54:47.02 ID:KdbGMXWEo
+か!エボルシャスか!
すっきりしたわ
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2012/05/10(木) 11:50:05.28 ID:LKNlFaTV0
乙です!
ドラクエは[以降ノータッチで、ロト紋とかモンスターズ+とかも見てないけど、オリジナル呪文とか結構あるのね。
有名所のメドローアくらいしか知らんかったわ。

最終的にはキング・ボストロールにも会いに行かにゃならないんだろうなぁ。この共存にも裏がありそうだし。
141 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 18:18:33.68 ID:CVxHkQCk0


王女「待っている間だけお洋服を貸して頂けるなんて、感謝します」ぺこり

店主「いいんよ、若い娘さんに下着姿でブラブラさせたくないしね」

王女「ブラブラ、というとやはりお時間が?」

店主「そうね、素材の頑丈さが売りだと時間かかるんよ……」


王女「何時間でしょうか?」

店主「5時間はかかっちまうかねぇ、それまでには仕上げてみせるけどね」


王女「……だ、そうですよ」にこり

スライム「ん? ぉおう……」←外から香る肉の匂いによだれまみれ

142 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 18:31:27.12 ID:CVxHkQCk0


  ロマリア城下町


王女「さあスライムさん、行きましょうか?」

スライム「姫さん! そろそろ昼飯の時間だよな! な!」わくわく

王女「くすっ、なら食べに行きましょうか」すっ


むぎゅっ


スライム「お、おい……自分で歩けるぞ」

王女「スライムさんは体に当てるとひんやりして気持ち良いんですよ♪」ぷにぷに

スライム「あたまをぷにぷにするな!」

143 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 18:46:12.29 ID:CVxHkQCk0


王女「これが、『ほねつきにく』ですか……?」

スライム「美味いなぁ………故郷を思い出すぜ」むしゃむしゃ



王女「……」ぱくん

王女「……〜」もきゅもきゅ

スライム「ん? 何でそんなに慎重なんだ」

王女「…んっ、美味しいですけど……初めて食べたもので」ごくっ


144 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 18:58:11.13 ID:CVxHkQCk0


王女「味付けは少し濃かったですが、美味しかったです」

スライム「あれは味付けしてないぞ?」

王女「えっ? しかし確かに油が……」


スライム「そこは職人技だな、油を引かずに肉の脂を引き立たせるのは、ほねつきにくを売る物として当然だ」


王女「……!」

王女(後で肉屋の方には焼き方を教えて頂きましょう)

145 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 19:07:08.91 ID:CVxHkQCk0


スライム「なあ姫さん、あれ見て行かないか」

王女「なんです?」



  薬屋



ガーゴイル「へいらっしゃい! 旅に役立つ薬や薬草が目白押しだよ!」

王女(薬草やどくけし草でしょうか、あれ?)

王女「こちらのお薬は?」

ガーゴイル「『上薬草』って高い商品になりますぜ!」


スライム(……上やくそう?)

146 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 19:16:12.40 ID:CVxHkQCk0


王女「こちらもお高そうな袋に入ってますが……」

ガーゴイル「どんな怪我も一発で治す! 特上薬草になりやす!」

王女「凄いですわ、どなたがお作りになられたのですか?」

ガーゴイル「え? ぁあ、俺ですよハハ」


スライム(……)

スライム(コイツの装備してる剣、『はやぶさの剣』じゃねえか……)


王女「スライムさん?」

スライム「姫さん、あっちの建物も行こうぜ!」

王女「はい? ええ、行ってみましょうか」

147 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 19:22:45.18 ID:CVxHkQCk0



ガーゴイル「……」

ガーゴイル「あのスライム、ただのスライムじゃないな」



ミニでーもん「きゅ、きゃー!」♪

ガーゴイル「お、久しぶりだなミニ子」

ミニでーもん「きゅ、きゅ〜ん♪」ぱたぱた

ガーゴイル「偉いなお前は、『キラ様』の為に毎日通って」

ミニでーもん「きゅっ」にこっ

148 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/10(木) 19:31:53.59 ID:CVxHkQCk0
焼き肉
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2012/05/10(木) 20:43:40.93 ID:AsRXxcio0


焼肉?
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/10(木) 20:59:33.58 ID:NwH8LuMIO

食いたいな
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/10(木) 21:02:16.73 ID:hMIwlmJHo
油は味付けに入るんですか?
味付け=塩とかスパイスとかだと思ってた
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/10(木) 21:36:13.78 ID:tQuh8CeSo
胡麻油や菜種油、椿油にヒマワリ油、今流行りのオリーブ油もあるからな。
もちろんそれぞれ味も違う。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2012/05/10(木) 21:42:56.06 ID:LKNlFaTV0
ごま油やオリーブオイルでベーコンとか焼くとちょっぴり味も変わるんだよな。
154 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 17:45:49.00 ID:kisWfKvr0
>>152>>153

パスタの先制オリーブ・仕込みオリーブ・追いオリーブは常識的な食べ方ですね

155 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 17:52:34.38 ID:kisWfKvr0


  占いの館


王女「まあ、大勢の方々が並んでますね? なんでしょうか」

スライム「看板には『占いの館』って書いてあるな」

王女「占い、とは確か占う相手の未来や過去を当てるものでしたか」


スライム「いや、他にも捜し物やら恋の相手を見つけたりするにも利用されてるんじゃないか?」


王女「捜し物……」

スライム「ああ、姫さんが探す勇者の事もわかるかもな」

王女「並んでみましょう」にこり

スライム「……何時間待ちかな」

156 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 17:54:39.39 ID:kisWfKvr0


王女「なかなか進みませんねぇ」

スライム「まあ占い師が1人だったらこの人数は時間かかるな」


王女「……」

スライム「……」


王女「待つというのも大変なのですね」

スライム「主に話題のネタが尽きそうだ」

157 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 17:58:02.04 ID:kisWfKvr0


スライム「そういや姫さん、何だって勇者を探してるんだ?」

王女「言ってませんでしたか」

スライム「おう、初めて聞くぞ」

王女「では教えません」にこり

スライム「?」


王女「今夜辺りにでもゆっくりお教えしますから、ね」


スライム「あー、わかった」

スライム(姫さんの事だ、人前で言えない事かもしれないな)

158 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 18:10:56.14 ID:kisWfKvr0


王女「スライムさんこそ、どうして魔王側に?」

スライム「魔物だからじゃだめか」

王女「何となく貴方はそんな考えであのアリアハンの戦場にいたとは思えなかったのです」

スライム「買い被り過ぎだな」


王女「そうでしょうか、あの時私は次々と魔物を倒す中……あの場にいたのは上位モンスターだけだと気づきましたが」

スライム「スライムベスもだな」

王女「………あの時私が倒した?」

スライム「ああ、アイツと俺は同じようなタイプだったんでな」

159 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 18:18:00.53 ID:kisWfKvr0


王女「もしや、友人だったのですか」

スライム「いや? スライムベスは他人、自分の体質を恨む位に怯える普通のスライムだよ」

王女「そう……ですか、安心しました」

スライム「………気にするな、あのスライムベスはアリアハン軍と衝突していたら間違いなく死ぬ運命だった」


スライム「別に姫さんが気に病む必要も、倒した魔物に同情する必要もないさ」

王女「……ありがとうございます」にこり

スライム「おう」


160 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 18:27:57.04 ID:kisWfKvr0



占いババ「フォフォフォフォ!! よく来たのぅ? 一体ワシに何を聞きたいんじゃ」


王女「人を探しているのですが、わかりますか」

占いババ「人探しかぇ? うむ、ならばお主の爪を少し削らせて貰おうか」

王女「構いません」すっ


カリッカリッ


占いババ「うむむ、まずは爪を魔法の粉と一緒にすり潰し……」

占いババ「この薬をワシの水晶にかけ、うむむむむむ・・・!」


スライム(だ、大丈夫なのかこの婆さん……)


161 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 18:32:17.24 ID:kisWfKvr0




占いババ「キョゥゥヴェェェエエエエエエッッ!!」輝ッッ




スライム「ぐあああああ!? まぶしいひかりか!?」

王女「いえ、これは……水晶が光って……」

占いババ「うむむむむむ!! 見える、見えるぞ!」


占いババ「……? こ、これがおぬしの捜し人かぇ!?」


王女「?」

162 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 18:51:17.91 ID:kisWfKvr0



   回想


< 素晴らしい、まさか勇者の使い道にこんな方法があるとは!

< しかし勇者の使い道、とはいえ……我々のいる世界に勇者の末裔がいるかどうか


「フハハ、我が開いた魔界の門はあらゆる概念を超越しているのだ……もしかしたらデスタムーア様を蘇らせる事も可能かもしれん」


< 羨ましいですなぁ

< おや、どうやら私はそろそろ帰らねばならないようだ

< それにしても、『勇者のこころ』を利用した闇とは……私の儀式に役立つかも知れないですな


「フハハ、この計画が成就した暁には貴様にも進化の秘法を教えてやる」


「……愉快だな、勇者よ……貴様の心が我々魔族に力を与えるのだからな」




勇者「 ……ぁ………ぁ… 」




163 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 18:53:51.05 ID:kisWfKvr0



王女「………」

スライム「…」


占いババ「うむ……まるで妨害されているかのように水晶に映像が……」


王女「もう結構、ありがとうございます」にこり

スタッ

王女「行きましょう、スライムさん」

スライム「あ、待てって姫さん!」ぴょこんっ


164 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 19:01:05.71 ID:kisWfKvr0


王女「ようやく居場所が分かりました、今すぐ行きましょうスライムさん」

スタスタ


スライム「待てよ姫さん! さっき一瞬見えたあの女がまさか……」

王女「勇者様でしょう、そしてあの会話の中にあった声に聞き覚えがあるのです」

スライム「知ってるのか!」


王女「ええ、片方は『大神官ハーゴン』……そしてもう片方は『闇の魔王』です」


スライム「闇の魔王?」

165 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 19:04:56.45 ID:kisWfKvr0


  貴族系防具屋


店主「良いタイミングで来たね、ちょうど終わった所だよ」

王女「ドレスを返して下さい、用事で急いでいますので」ヂャラッ

店主「ちょ、多いけど!?」

王女「お釣りはいりません」バッ


しゅるっ・・・シュバァッ


王女「行きましょう、スライムさん」

スライム(あの手間かかりそうなドレスを一瞬で・・・)


166 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 19:12:55.08 ID:kisWfKvr0


スライム「闇の魔王って……何者なんだよ姫さん!」ぴょこんっ

王女「名は私も知りません、ですが私の御師匠様は教えてくれました」


王女「漆黒の闇を纏い……あらゆる希望を飲み込み、魔法や斬撃すら闇の衣の前では無力だそうです」


スライム「姫さん、アンタ本当に何者なんだよ……」

王女「ただの恋する乙女ですわ♪」にこり


167 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 19:22:46.80 ID:kisWfKvr0


ミニでーもん「きゅ」ぱたぱた


王女「……あの可愛いらしい魔物は確か」

スライム「レーベの村にいた奴か? ここに逃げ込んでいたのか」


ミニでーもん「きゅきゅ、きゃん!」ぷんぷん


王女「………スライムさん、どうやら……」

スライム「姫さんアイツの言語が分かったのか」

王女「いえ? 囲まれたのに気づきました」


スライム「『同胞の仇、このロマリアで討たせて貰うわ』そうアイツは言ってたぜ」

王女「スライムさんみたいな魔物ばかりではないのですね」

168 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 19:29:39.12 ID:kisWfKvr0


ガーゴイル「……」スチャッ


ぐんたいガニ「…………」

< ゾロゾロゾロゾロ・・・



王女「……先程の魔物達ですね」

スライム「よく見たら、周りの人間がいねぇな」

王女「国1つをかけて罠にかけるとは……やりますね」


あばれざる「がぁあああ!!」


  ゴガン!!

一瞬であばれざるの姿が地面にめり込んだ。


王女「……ですが兵力はバラモス軍の比ではないですね、今回の私は『マホターン』もかけてありますし」

スライム「準備万端だな」


169 :VIPにかわりましてPERがお送りします [saga]:2012/05/11(金) 19:40:08.69 ID:kisWfKvr0
今日は終わり
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/11(金) 19:42:14.38 ID:Qz705PJ+0
乙ー
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/11(金) 19:47:52.67 ID:aSTQW7GIO
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/05/11(金) 19:51:37.85 ID:21BS0P1Ko
準備万端パンツを下ろす用意は整った
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/11(金) 21:01:47.69 ID:HrWTaKJDO
乙なのです
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/12(土) 23:50:39.59 ID:nQRJJMk60
勇者って二人いるん?
冒頭の王女の台詞の彼と、水晶に出てきた女で男女一人ずつな訳だけども
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/01(金) 21:10:26.04 ID:TBtwcBd7o
おーい
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/13(水) 03:30:48.20 ID:v5MFLsMqo
勇者の容姿は男の娘だしぱっと見女ととられても仕方ないんじゃね?
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/13(金) 21:43:28.41 ID:PL3EXHVMo
おーい
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