オーキド「そこに五人のプリキュアがいるじゃろ？」みゆき「ポケモン！？」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check Tweet

1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:25:30.75 ID:hDngU8WAO

ﾋｭｰ……

ﾄﾞﾀｯ

みゆき「いたた……」

みゆき「ベッドから落ちちゃった？」ｷｮﾛｷｮﾛ

みゆき「およ？」

みゆき「見渡すかぎりの広い草原……草のいい香りぃ〜」ｽｳｯ

みゆき「…………」

みゆき「って、ここどこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ！？」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1336001130（SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中！）

1.5 ：荒巻＠管理人★(お知らせ) [Twitter]： ID:???

【 このスレッドはHTML化（過去ログ化）されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは１０００に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

諸君、狂いたまえ。 ＠ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて ＠ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 ＠ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 ＠ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 ＠ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする（´；ω；｀）part56 ばばあ化気味 ＠ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 ＠ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ ＠ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
　　http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:27:07.01 ID:hDngU8WAO

昨日VIPで書いたやつの続き

ポケモンとスマイルプリキュアです

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:29:13.07 ID:hDngU8WAO

みゆき「キャンディ？ キャンディー！？」

みゆき「いない……嘘、迷子になっちゃったの？」

みゆき「違う、私が迷子なんだ！」

みゆき「どど、どうしよー！」ﾜﾀﾜﾀ

みゆき「……う〜ん。騒いでても仕方ない！ まずはここがどこか調べないと！」ｷｮﾛｷｮﾛ

看板「……」

みゆき「あ！ 看板発見！！」

看板「この先 マサラタウン」

みゆき「マサラタウン……？ 聞いたことないなあ」

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:33:07.35 ID:hDngU8WAO

みゆき「でもタウンってことは町の名前だよね！ それくらいは私でも分かるよ！」

みゆき「人がいるだろうし、マサラタウンってところにレッツゴー！」

みゆき「♪」ﾃｸﾃｸ

？「待つんじゃー！！」

みゆき「へっ？」

？「君！ そこは草むらのど真ん中！ とても危険じゃぞ！！」

みゆき「き、危険？ どうして……」

【コラッタがとびだしてきた！】

？「いかん！」

コラッタ「こらった！」

みゆき「な、なに？」

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:36:24.94 ID:hDngU8WAO

コラッタ「」ｷﾞﾛｯ

みゆき「まさかアカンベェ！？」

みゆき「ス、スマイルパクトは……あった！」

スマイルパクト＜ﾊﾟｶｯ

ﾚﾃﾞｨｰ!


みゆき「プリキュア、スマイルチャージ！！」


ｺﾞｰ!!

ｺﾞｰｺﾞｰﾚｯﾂｺﾞｰ! ﾚｯﾂｺﾞｰﾊｯﾋﾟｰ!


ハッピー「キラキラ輝く未来の光！ キュアハッピー！」ｼﾞｬﾝ!


コラッタ「」

？「」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:39:16.33 ID:hDngU8WAO

ハッピー「さあ、覚悟して！ 世界をバッドエンドになんてさせない！」ｷｯ

コラッタ「こ、こら？」ﾎﾟｶﾝ

ハッピー「はああっ！」ﾀﾞｯ

コラッタ「こらったー！？」

ハッピー「プリキュア・ハッピー・キックー！！」

コラッタ「こらっ！？」ﾀﾀｯ

【ハッピーのこうげきははずれた！】

ハッピー「！ 今度は逃がさない！」ｷｯ

コラッタ「こらあっ！？」ﾋﾞｸｯ

ハッピー「気合いだ気合いだ気合いだ気合いだ〜ッ！！」


ハッピー「プリキュア・ハッピー・シャワー！！」


コラッタ「……！！」

ﾊﾟｼｬｱｱｱｯ!!

【きゅうしょにあたった！】

？「」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:42:41.02 ID:hDngU8WAO

コラッタ「」ｸﾞｯﾀﾘ

ハッピー「あれ……？ 浄化されないの？」

？「あ、あのう……」

ハッピー「あ、はい！ 大丈夫でしたか？ 今のアカンベェにバッドエナジーを……」

？「アカンベェ？ バッドエナジー？ なんのことじゃ」

ハッピー「ああ……言っても分からないですよね」ｴﾍﾍ

？「……むふう。君の姿が変わったことやコラッタを戦闘不能にする君の戦闘能力など、疑問はたくさんあるが……」

ハッピー（あ。人の前で変身しちゃった）

？「君はここらでは見ない顔じゃな。まあなんじゃ、少し時間はあるかの？」

ハッピー「時間？」

？「わしの研究所に寄って行かんか？」

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:45:53.94 ID:hDngU8WAO

〜〜〜

？「ここがわしの研究所じゃ」

みゆき「へえ〜、研究所っぽい！ 研究所ってことは、おじいちゃんはなんかむずかし〜いことやってる人なんですか？」

？「おじいちゃん？ ……おお、名乗るのが遅れてしまったな。すまない」

オーキド「わしはオーキド。このマサラタウンでポケモン研究者をやっておる」

みゆき「私はみゆきです……ってポケモン？」

オーキド「ミユキじゃな。さっきのはどういう…………って、むむ？」

みゆき「？」

オーキド「今なんと……？」

みゆき「え、ポケモンってなんですか？」

オーキド「…………」

みゆき「……？」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:48:12.76 ID:hDngU8WAO

オーキド「……まさかとは思うが、君はポケモンを知らんのか？」

みゆき「知らないです！」

オーキド「マジか……」

みゆき「マジです」

オーキド「ならわしのことも知らんわけじゃな……」

みゆき「オーキド博士ってそんな有名な人なんですか？ もしかして芸能人！？」ｷﾗｷﾗ

オーキド「ラジオに出とる程度じゃが」

みゆき「ラジオに！？ すごーい！！ ……ってラジオ？」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:51:23.51 ID:hDngU8WAO

みゆき「ラジオ……？ ラジオってなんですか？」

オーキド「ラジオも知らんのか！？」

みゆき「は、はい」

オーキド「ではコガネシティは！？」

みゆき「コガネムシ？」

オーキド「タマムシシティという娯楽町は！？」

みゆき「タマムシ？ 虫ばっかりですね」

オーキド「……はあはあ」ｾﾞｴｾﾞｴ

オーキド（なんなんじゃ、この子は……）

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:54:07.29 ID:hDngU8WAO

みゆき「それでポケモンってなんですか？」

オーキド「本当に知らんのか……」

みゆき「それとここはどこなんですか？ さっきのアカンベェはなんだったんですか？」

オーキド「ええい、質問はひとつずつしなさい！」

みゆき「ご、ごめんなさい……でも私……」

オーキド「？ 何かあったのか？」

みゆき「家で寝てたら突然さっきの草むらにいて……キャンディもいないし……」

オーキド（キャンディ？）

オーキド「……なるほど。迷子になってしまったのか」

みゆき「……はい」ｼｭﾝ

オーキド「…………」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 08:57:11.50 ID:hDngU8WAO

みゆき「……」ｸﾞｽ

オーキド「話を聞いたところ、君だけではどうにもならん状況のようじゃの」

みゆき「はい……」

オーキド「わしに出来ることなら助けてあげたいが、それには情報が少なすぎる」

みゆき「情報、ですか？」

オーキド「例えばどこに住んでいるのか。それが分かれば帰すことが出来るが」

みゆき「え、えーと。最近、七色ヶ丘中学校に転校してきたんですけど……」

オーキド「チュウガッコウ？ なんじゃそれは」

みゆき「ええ〜っ」

オーキド「すまんがそれについては力になれそうにないな」

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:00:07.78 ID:hDngU8WAO

みゆき「じ、じゃああとは……」

オーキド「そうじゃ。さっきの姿はなんじゃったのじゃ？」

みゆき「さっきの、ってプリキュアのことですか？」

オーキド「プリキュア？」

みゆき「あっ」

オーキド「プリキュアとはなんじゃ？ 新種のポケモンか？」ｽﾞｲｯ

みゆき「ええと、それはそのぉ」ﾀｼﾞﾀｼﾞ

オーキド「……言えんのか」ｼｭﾝ

みゆき「はあ、すみません」

オーキド「まあよい。じゃが結局どうすればよいのか……」

みゆき「うーん」

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:03:03.81 ID:hDngU8WAO

みゆき「私、自分で探します！ キャンディを！」

オーキド「むむ、そんな無茶な。君はポケモンを持っていないようだし、外を出歩くのは危険じゃ！」

みゆき「ううん……もしかしたら一緒に寝てたキャンディも私と同じ目に遭ってるかもしれない。そうだったらキャンディも危険！ 助けてあげないと！」

オーキド「キャンディ、というのは君の友達か？」

みゆき「はい！」

オーキド「……それなら止めはしない。じゃが一つ言っておく」

オーキド「この世界のあちこちに住む不思議な生き物、それがポケモンじゃ。中には大人しいものもいるが野生のポケモンは凶暴なものばかり……」

オーキド「それらは先程の草むらをはじめとし、洞窟や山、海に川、空にまで。至るところを住み処としておる」

オーキド「言わばこの星はポケモンの星！ 外を一歩出れば、必ずポケモンに会うほどじゃ」

みゆき「ポケ、モン……」

みゆき（じゃあここは私の知ってる世界じゃないの……？）

オーキド「そんな世界を君のような女の子がポケモンの対策もなしに一人歩くなど無謀も無謀」

みゆき「た、確かに……」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:06:07.34 ID:hDngU8WAO

オーキド「そんな状態でもし友達に会えたとしても、その友達を守れるとは思えんなあ」

みゆき「うう……」

オーキド「はっきり言うぞ。君の力だけでは友達を守ることはできん！」

みゆき「う……で、でも。友達を放ってなんかおけない！ 今もキャンディに危機が迫っているなら、私は何をしてでも助けに行くの！」

オーキド「……。決まりじゃな」

みゆき「へっ？」

オーキド「君は見ず知らずの子で、非常識な子じゃ。しかし友達を大切にし、強い芯を持っているようじゃ」

オーキド「気に入った！ こちらに来なさい」

みゆき「？」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:10:16.67 ID:hDngU8WAO

オーキド「そこに四つのモンスターボールがあるじゃろ？」

みゆき「モンスターボール？」

オーキド「ポケモンを収納する道具じゃよ。四つすべてにポケモンが入っておる」

みゆき「へえ〜。さっきのアカンベェみたいなのが入ってるんですか？」

オーキド「さっきのはコラッタじゃ。コラッタではないが、いいポケモンが揃っておるぞ」

オーキド「早速ポケモンを出してみるんじゃ」

みゆき「この真ん中のスイッチを押せばいいんですか？」

オーキド「そうじゃ」

みゆき「よーし……ポチッとな！」

ｶﾁｯ

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:12:21.01 ID:hDngU8WAO

フシギダネ「だねー」

みゆき「わ〜、かわいい〜！」ﾀﾞｷｯ

フシギダネ「だね？」

オーキド「フシギダネじゃ。元気な子じゃぞ」

みゆき「他のも見てみよう〜」

ﾎﾟﾝ ﾎﾟﾝ ﾎﾟﾝ

ゼニガメ「ぜにー」

オーキド「ゼニガメじゃ。バランスよく育つぞ」

ヒトカゲ「かげー」

オーキド「ヒトカゲじゃ。気難しいがいい子じゃぞ」

キャンディ「クルー」

オーキド「ピカチュウじゃ。でんげきが得意じゃ」

みゆき「」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:15:05.32 ID:hDngU8WAO

キャンディ「みゆきいいいいいいいいっ！！」ﾊﾞｯ

みゆき「キャンディいいいいいいいいっ！！」ﾀﾞｷｯ

キャンディ「クルー！ 会いたかったクル〜！！」

みゆき「キャンディ〜！ こんなところにいたのねー！」

オーキド「キャンディ？ なんじゃ、そのピカチュウは君のポケモンじゃったのか」

キャンディ「だからキャンディはピカチュウじゃないクル！」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:18:11.33 ID:hDngU8WAO

みゆき「でもどうしてオーキド博士がキャンディを？」

オーキド「君と会った場所で倒れているところを昨日見つけて保護したんじゃ」

キャンディ「起きたらそのモンスターボールの中だったクル」

オーキド「喋るピカチュウとは珍しいのう」

キャンディ「だからキャンディは〜、うぐっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

みゆき「あはは、やだなー。私の友達ですよ？ ポケモンなわけないじゃないですかー」ｱﾊﾊ

キャンディ「ふごふご」

オーキド「確かにピカチュウの声だと思うんじゃが……」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:21:05.48 ID:hDngU8WAO

キャンディ（なにするクル、みゆき！）

みゆき（プリキュアもキャンディも秘密のことなのー！ 人前で喋っちゃダメでしょ！）

キャンディ（それは大丈夫クル！ この世界にはポケモンという生き物がいるクル。ここでは人間以外の生き物はみんなポケモン扱いされるクル）

みゆき（キャンディが不思議な生き物と思われないのね……）

キャンディ（そうクル！）

オーキド「？」

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:24:28.56 ID:hDngU8WAO

オーキド「友達は見つかったようじゃが、どうするんじゃ？」

みゆき「ええと、キャンディも見つかったしもう大丈夫かな？」

オーキド「そうか。じゃが、君が迷子というのは変わらないんじゃろ？」

みゆき「それは……」

オーキド「自力で帰るにしても、長い旅になると思うぞ」

みゆき「……大丈夫です。キャンディもいるし、今までどんな困難も仲間と乗り越えてきたから！」

キャンディ「クルー！」

オーキド「……うむ。君なら出来そうな気がするな。頑張るんじゃぞ」

みゆき「はい！ お世話になりました！」ﾍﾟｺｯ

キャンディ「キャンディも、ありがとうクル！」

ﾀﾀｯ

オーキド「元気でなー！」

フシギダネ「……」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:27:09.06 ID:hDngU8WAO

〜〜

みゆき「……とは言ったものの」

キャンディ「クル？」

みゆき「これからどうしよーう！？」

キャンディ「クルー！？ 考えてなかったクルー！？」

みゆき「だってえ……」

キャンディ「みゆきは計画性がないクル！」

みゆき「なっ……キャンディに言われたくないよ、はっぷっぷー！」

キャンディ「そんなことないクル！ キャンディは色々調べたクル！」

みゆき「色々？」

キャンディ「クル。ポケモンのこと、この世界のこと、オーキド博士の所で知ったクル！」

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:30:39.16 ID:hDngU8WAO

みゆき「この世界のこと？ そうだ……。キャンディ、この世界は……」

キャンディ「分かってるクル。みゆき達がいた世界と、この世界は別のものクル」

みゆき「やっぱり……」

みゆき「どうしてこんなところに……元の世界には戻れないの！？」

キャンディ「キャンディ、研究所の本棚を使ってふしぎ図書館に行こうとしたけど無理だったクル」

みゆき「そんな……」

キャンディ「だから元の世界に戻る方法はこの世界で探すしかないクル」

みゆき「……？」

キャンディ「多分ポケモンの仕業じゃないかと思うクル。この世界の不思議な生き物、ポケモンには不思議な力を持つものもいるみたいクル」

みゆき「じゃあそのポケモンに会えば……！」

キャンディ「元の世界に戻れるかもしれないクル！」

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:33:45.87 ID:hDngU8WAO

みゆき「キャンディ、あったまいいー！！」ﾜｰ!

キャンディ「それほどでもクル〜」ﾃﾚﾃﾚ

みゆき「で、そのポケモンはどこにいるの？」

キャンディ「……」

みゆき「？」

キャンディ「……知らないクル」

みゆき「えっ」

キャンディ「本で読んだだけだし、そのポケモンの名前も姿も分からないクル……」

みゆき「そ、そっか」

キャンディ「ごめんクル……」

みゆき「……」

キャンディ「……」

みゆき「計画性、ないね」

キャンディ「クル……」

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:36:06.42 ID:hDngU8WAO

みゆき「でもこれで何をするのかは決まったね！」

キャンディ「クル？」

みゆき「まずはそのポケモンのことを調べて、そうして探し出す！ そうすれば元の世界に戻る手がかりが掴める！ でしょ？」

キャンディ「クル！」ｺｸｯ

みゆき「よっし！ じゃあそのポケモンを見つける旅に出るぞー！！」

キャンディ「クルううっ！」

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:39:16.38 ID:hDngU8WAO

看板「ここはトキワシティ」

みゆき「だぁああ〜、どっと疲れた〜」ﾍﾀｯ

キャンディ「キャンディ、もう戦えないクルうう」ﾍﾄﾍﾄ

みゆき「コラッタだっけ？ それと大きい鳩さんがたくさん襲ってきたね……」

キャンディ「ポッポクル。ポッポならキャンディ相性いいけど、コラッタはしんどかったクル」

みゆき「相性ってなに……」

キャンディ「ポケモンにはタイプがあって、なんちゃらかんちゃら」

みゆき「へえ〜、キャンディはなにタイプなの？」

キャンディ「でんきタイプクル」

みゆき「へえ〜」

キャンディ「そうクル、みゆき。せっかく町に着いたクル！ ポケモンセンターに行くクルー！」ﾀｯ

みゆき「ポケモンセンターって？ ええ、キャンディ待ってよー！！」

？「……」ｺﾞｿｺﾞｿ

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:44:18.11 ID:hDngU8WAO

〜ポケモンセンター

ﾋﾟｺﾋﾟｺﾃｺﾃﾝ!

ジョーイ「おまちどおさま。ピカチュウは元気になりましたよ」

キャンディ「キャンディはピカチュウじゃないクル！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

ジョーイ「えっ」

みゆき「あははー、ありがとうございました〜！」ｶﾞｼｯ

キャンディ「ふごふご」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:48:11.09 ID:hDngU8WAO

みゆき「ポケモンの体力を回復できるところがあるのねー」

キャンディ「そりがこのポケモンセンタークル！」

みゆき（あれ？ なんでキャンディ回復してるんだろう）

キャンディ「電気も貯まったし、先を急ぐクルー！」

みゆき「あっ、ちょっと待ってキャンディ！」

キャンディ「クル？」

みゆき「お願いがあるんだけど……」

キャンディ「？」

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:51:06.13 ID:hDngU8WAO

〜フレンドリィショップ

みゆき「ここは？」

キャンディ「フレンドリィショップクル！ ここにはポケモントレーナーとして必要なものがたくさん売ってるクルー！」

みゆき「ポケモントレーナー？」

店員「やあ、いらっしゃい。君は新人トレーナーかい？」

みゆき「あ、ども。こんにちは」

みゆき（キャンディ、トレーナーってなに？）ｺｿｺｿ

キャンディ（ポケモンを持ってバトルする人のことクル）ｺｿｺｿ

みゆき（なるほど）ｺｿｺｿ

店員「？」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:54:59.40 ID:hDngU8WAO

店員「あのー、今日は何の用で？」

キャンディ（みゆきが欲しいものがここにあるクル）ｺｿ

みゆき「あの、モンスターボールください！」

店員「モンスターボールですか。ひとつ二百円になります」

みゆき「じゃあ買いま……」

店員「お買い上げは五つでよろしいでしょうか？」

みゆき「ん？」

みゆき「五つ……？」

店員「はい。ポケモントレーナーが持てるポケモンの数は六体まで。お客様はピカチュウを一匹お連れですし、五つを買うのが妥当かと」

みゆき「……」ﾁﾗｯ

キャンディ「クルクル」ｳﾝｳﾝ

みゆき「……」ﾁﾗｯ

みゆ財布「あと１０００円」

みゆき「」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 09:57:04.16 ID:hDngU8WAO

店員「毎度ありがとうございましたー」

みゆき「あうあう……私のなけなしのお小遣いがぁ……」ｼｸｼｸ

キャンディ「頑張ってポケモンをゲットするクル！」

みゆき「うん……せっかく買ったんだし」

キャンディ「あの草むらがいいクル！」

〜〜

？「がうがう！ へっへっへ……」ﾀﾀﾀｯ

キャンディ「クル！ ポケモン発見クル！」

みゆき「どんなポケモン？ かわいいのなら捕まえたいなあ〜」

ウルフルン「へっへっへ、がうがう」

みゆき「」

キャンディ「」

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:00:05.69 ID:hDngU8WAO

ウルフルン「うおおっ！？ て、てめえらはあっ！」ﾋﾞｸｯ

みゆき「……」ｼﾞﾄｰ

キャンディ「……」ｼﾞﾄｰ

ウルフルン「おい！ なんだその目はああっ！？ 俺をそんな目で見るんじゃねえええっ！！」

みゆき「……なんか四つん這いでわんわんやってた」ｼﾗｰ

キャンディ「きもいクル」ｼﾗｰ

ウルフルン「俺だってなあ、好きでこんなことしてる訳じゃねえんだよ！」

みゆき「理由があるの？」

ウルフルン「おう、よく聞け。俺はお前らが知っての通り、誇り高き漆黒の戦士ウルフルン様だ」

みゆき「うんうん」

ウルフルン「そんな俺様ウルフルンが晩飯のお好み焼きを食べ終わった」

みゆき「お好み焼き気に入ったんだ」

ウルフルン「うるせえ。……悪役だから当然風呂には入ってねえが、そのまま部屋で寝たんだ」

キャンディ「汚いクル」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:03:14.46 ID:hDngU8WAO

みゆき「それで？」

ウルフルン「目が覚めた時にはこの草むらにいた……」

みゆき「……」

キャンディ「……」

ウルフルン「それから町に出たんだが、ポケモンってやつに間違えられたらしくてよ。喋るポチエナは珍しいってんで捕まえられそうになったぜ」

キャンディ「キャンディも気持ちは分かるクル」

ウルフルン「で、仕方なくここでポケモンのフリをしてる訳よ」

みゆき（どうしたらそういう考えに至るんだろう）

ウルフルン「んで、お前らはどうしてここに？」

みゆき「私も同じで起きたらこの世界に……」

キャンディ「キャンディもクル」

ウルフルン「お前らも同じ……ははーん、読めたぞ」

ウルフルン「マジョリーナだ！ あいつがまた変な発明を使ったんだろ。ウルッフッフッフ……俺様って天才！」

ウルフルン「そうだ。ここは一時休戦でよ、お前らもマジョリーナの奴を捕まえるのを手伝って……、あれ？」

ﾋｭｳｳｳｳｯ

ウルフルン「いねえ……」

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:06:06.84 ID:hDngU8WAO

〜〜

キャンディ「キャンディはマジョリーナの発明ではないと思うクル！」

みゆき「そうよね。ふしぎ図書館に行くことも出来なくなってるし、誰にもこんなことは出来ないと思う」

キャンディ「ウルフルンは別に放っておいてもいいとして、もしかして他のプリキュアもこの世界にいるってことはないクル？」

みゆき「あかねちゃん達が！？ 本当なの、キャンディ！」

キャンディ「可能性の話をしているクル。みゆきとキャンディ、ウルフルンだけが偶然この世界に迷い込んだ……なんてありえないクル！」

みゆき「確かにね……」

みゆき「みんながこの世界に……」

キャンディ「探しものが増えたクル……」

みゆき「でもまず先に見つけるのは元の世界に戻る方法よね！」

キャンディ「そうクル！ みんな一緒に戻るために……」

みゆき「よし。お誂え向きにここは町だし、聞き込みをしよう！」

キャンディ「クルー！」

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:09:04.56 ID:hDngU8WAO

〜トキワのもり

ｷﾞｬｱｷﾞｬｱ!

みゆき「ここに謎のポケモンが出るって噂だけど……」

キャンディ「不気味な森クル……」

みゆき「う、うん」

キャンディ「あ！ あっちに人がいるクル！」ﾀﾀｯ

みゆき「ああ、置いてかないでよおっ！」

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:12:15.56 ID:hDngU8WAO

？「……」

みゆき「あの〜、すみま……」

ｶﾞｻｯ

ピジョン「ぴじょおお！」

【やせいのピジョンがとびだしてきた！】

キャンディ「ピジョンクル！」

みゆき「危ないっ！」

ピジョン「ぴじょおお！！」

？「……」ｷﾞﾛｯ

ピジョン「！？」ﾋﾞｸｯ

？「いけ、ニドリーノ！」

【？はニドリーノをくりだした！】

ニドリーノ「にどー！」

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:15:18.75 ID:hDngU8WAO

みゆき「あれは？」

キャンディ「ニドリーノクル！」

みゆき「あの人はポケモントレーナーなのね！」

ニドリーノ「にどお」ｷﾞﾛｯ

ピジョン「ぴじょ……」ｼﾞﾘｯ

？「つのでつくだ！」

ニドリーノ「にどー！！」ﾀﾞｯ

ｸﾞｻｱｯ!!

ピジョン「ッ！？」

【きゅうしょにあたった！】

みゆき「す、すごい！」

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:18:28.49 ID:hDngU8WAO

ピジョン「ぴじょおお……！」ﾊﾞｻｻｯ

【ピジョンはにげだした！】

？「他愛のない……。戻れ、ニドリーノ！」

ニドリーノ「」ｼｭｳｳ

みゆき「あ、あの！ すごいバトルでした！」ﾀﾀｯ

キャンディ「クルー！」

？「なんだ、君は」

みゆき「私は色々あってポケモントレーナーになったんですけど……」

みゆき「強いトレーナーさんなんですね！ 憧れます！」ｷﾗｷﾗ

？「あ、ああ……」

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:21:09.69 ID:hDngU8WAO

みゆき「いいなあ、私もポケモンバトルしたいなあ〜」ﾎﾜﾎﾜ

キャンディ（みゆき、本来の目的を忘れてるクル）

？「……私に用がないなら行くぞ」

みゆき「あー！ ちょっと待ってください！ 名前だけでも〜！」

？「名前……？」

みゆき「」ﾜｸﾜｸ

？「……そうだな」

ジョニー「仮にジョニー、としておこうか」

みゆき「ジョニーさんですか！」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:24:03.83 ID:hDngU8WAO

ジョニー「では私はこれで」

みゆき「ありがとうございました！」ﾆｺﾆｺ

キャンディ「あっ、みゆき！ 謎のポケモンのことを聞くクル！」

みゆき「あ、そうだった！」

ジョニー「謎のポケモン？」

みゆき「はい！」

ジョニー「……ああ、このトキワの森のか。それなら知っているぞ」

みゆき「本当ですか！」

ジョニー「私が聞いた話によると、どうやらこの森に近頃電気タイプの謎のポケモンが出るらしい」

キャンディ「電気タイプクル？」

みゆき「キャンディと一緒ね」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:27:03.16 ID:hDngU8WAO

ジョニー「なんでもしきりにジャンケンを挑んでくるとか」

ジョニー「そのジャンケンに勝つと一日スーパーラッキーで、負けるとこの森で一生さ迷うことになるらしい」

キャンディ「なにそりこわい」

ジョニー「まあ君達も気をつけることだ」ｽﾀｽﾀ

キャンディ「……行っちゃったクル」

みゆき「ポケモントレーナーってカッコイイね！」

〜〜〜

ジョニー「……」ﾋﾟﾋﾟ

ｶﾁｬ

ジョニー「私だ」

ポケギア『――――――。――――――――――――』ｻﾞｰｻﾞｰ

ジョニー「ああ、分かっている。そちらも頼んだぞ」

ポケギア『――――、―――様』ｻﾞｰｻﾞｰ

ﾌﾞﾁｯ

ﾂｰﾂｰ……

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:30:16.01 ID:hDngU8WAO

みゆき「トレーナーのカッコよさも分かったことだし、謎のポケモンを探すとしようかー！」

キャンディ「……」

みゆき「キャンディ、どうしたの？」

キャンディ「みゆき、謎のポケモンを見つけてどうするクル？」

みゆき「どうするってゲットするに決まってるじゃない」

キャンディ「…………」

みゆき「キャンディ？」

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:33:02.80 ID:hDngU8WAO

キャンディ「みゆき、本来の目的を忘れたクルー！？ 元の世界に戻る方法を知るために情報を集めてるクルー！！」

キャンディ「謎のポケモンがキャンディ達を連れてきたのかもしれないから、それを確かめに行くんだクルー！！」ｳｶﾞｰ

みゆき「ご、ごめんごめん。肝に銘じとくよ」

キャンディ「まったくみゆきは……」

キャタピー「きゃたきゃた」ﾉｿﾉｿ

みゆき「あーっ、見てキャンディ！ あのポケモンかわいい〜！！」

キャンディ「本当クルー！ ぜひゲットして仲間にしたいクルー！！ ……って」

キャンディ「話を聞いてたクル〜！！？」ｳｶﾞｰ!

みゆき「やーん」ｷｬｯ

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:36:05.45 ID:hDngU8WAO

キャンディ「まったくう」

みゆき「あはは」

キャタピー「きゃた、きゃた！」ｱｾｱｾ

みゆき「ん？ ねえ、キャンディ」ｸﾞｲｸﾞｲ

キャンディ「なにクル？」

みゆき「あの子、なにか急いでる？」

キャタピー「きゃた、きゃた」ｲｿｲｿ

キャンディ「本当クル……」

ﾊﾞｻｱｱｯ!!

みゆき・キャンディ「！！」ﾋﾞｸｯ

ｷﾞｬｱｷﾞｬｱ! ｷﾞｬｱｷﾞｬｱ!

みゆき「な、なに……？」

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ……ﾋﾟﾘﾋﾟﾘ……

キャンディ「！ 電気を感じるクル」

みゆき「電気……、まさか謎のポケモン！？」

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:39:10.18 ID:hDngU8WAO

ｷﾞｬｱｷﾞｬｱ! ｷﾞｬｱｷﾞｬｱ!

ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ……

？「……は、……がー」ﾉｼﾉｼ

みゆき「な、なにかが近づいてくる……！」ｶﾞｸｶﾞｸ

キャンディ「だ、大丈夫クル……ポケモンならキャンディが追い払って……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

？「……はぁ、……ねがー」

みゆき「ふぇ……？」ﾋﾞｸﾋﾞｸ

？「悪い子はいねがぁああああああああああああああああああああ！！」

みゆき・キャンディ「きゃああああああああああああああああああああああああああああ！？」

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:42:06.08 ID:hDngU8WAO

ﾚﾃﾞｨｰ!


「「プリキュア、スマイルチャージ！！」」


ｺﾞｰ!

ｺﾞｰｺﾞｰﾚｯﾂｺﾞｰ! ﾚｯﾂｺﾞｰﾋﾟｰｽ!


ピース「ぴかぴかピカリンじゃんけんポン♪ キュアピース！」


みゆき「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

キャンディ「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

ピース「ってあれえ！？ みゆきちゃんにキャンディ！！」

みゆき「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

キャンディ「」ﾌﾞｸﾌﾞｸ

ピース「二人ともしっかりしてぇーっ！！」ｱﾜﾜ

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 10:43:03.75 ID:hDngU8WAO

少し離れます

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/03(木) 10:53:20.65 ID:llxaX5HIO

待ってる

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/03(木) 12:13:07.85 ID:GEvSBqVIO

ウルフルンまじウルフルン

それとキャンディの中の人ネタに吹いたwww

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/05/03(木) 13:08:09.49 ID:uzmgsmF10

てす

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/05/03(木) 13:09:11.04 ID:uzmgsmF10

ここって規制でも書き込めるのか・・・俺も見ますよ・・・

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:06:01.03 ID:hDngU8WAO

〜〜

……ﾁｬﾝ! ﾐﾕｷﾁｬﾝ!!

みゆき「ううん……？」ﾊﾟﾁｯ

やよい「みゆきちゃ……あっ、よかった！ 気づいた！」

キャンディ「みゆき、大丈夫クル？」

みゆき「やよいちゃん、キャンディ」

やよい「ご、ごめんなさい。みゆきちゃん達だとは知らなくって……」

みゆき「ううん。っていうか……」

やよい「みゆきちゃんだぁー！ みゆきちゃーん！！」ﾀﾞｷｯ

みゆき「やよいちゃーん！ こんなところにいたんだねー！！」ﾀﾞｷｯ

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:09:05.17 ID:hDngU8WAO

やよい「うえぅっ、心細かったよおおおっ」

やよい「ふええええぇ〜ん！！」ｴﾝｴﾝ

みゆき「おー、よしよし」ﾄﾞｵﾄﾞｵ

やよい「わたし、ねっ……お家で、寝てて、起きたらこの森にねっ、えぐっ」

みゆき「うんうん」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

やよい「ここにいたら鳥さん達が襲ってくるし、わたし、恐くてっ」ｽﾞﾋﾞｯ

みゆき「うんうん」つティッシュ

やよい「あ、でも変身して追い払ったんだけどねっ」ﾁｰﾝ!

みゆき（たくましいなぁ……）ｽﾘｽﾘ

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/05/03(木) 17:12:04.22 ID:hDngU8WAO

みゆき「よーしよし」ｽﾘｽﾘ

やよい「あ、ありがとう。もういいや。あとほっぺたスリスリやめて」

キャンディ「さっきはキャンディ達を鳥ポケモンと間違えたクル？」

やよい「うん……」

みゆき「でも何でナマキャンディの真似なんか……」

キャンディ「キャンディ、ハゲじゃないクル！」

やよい「え、えっと迫力出るかなー？ って」

みゆき「あのせいでやよいちゃん、謎のポケモン扱いされてるよ」

やよい「ええっ！？」ﾃｶﾎﾟｹﾓﾝｯﾃﾅﾆ!

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:15:08.79 ID:hDngU8WAO

〜やよいに色々話し中〜

やよい「ここはポケモンの世界……。私達は別の世界に迷い込んじゃったのね……」

みゆき「うん」

やよい「あの恐い鳥さん達もポケモンなのね」

キャンディ「そうクル」

やよい「アカンベェかと思ってた……」

みゆき「……」

キャンディ「キャンディ達は元の世界に戻る方法を探してるクル！」

みゆき「私達をここに連れてきたポケモンを見つけるの！」

やよい「うん、わかった！ みんなで冒険するのね、楽しそう！」

みゆき「でしょでしょー！」

キャンディ「み・ゆ・き！」

みゆき「……ハイ」

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:18:07.29 ID:hDngU8WAO

やよい「まあまあキャンディ。せっかくこんな面白そうな世界に来たんだし、楽しんでいかないと損だよ！」ｷﾗｷﾗ

みゆき「やっぱりポケモンはゲットしたいよねー！」ｷﾗｷﾗ

キャンディ「むむう！ なにクル、さっきから！」

キャンディ「ポケモンならキャンディがいるクルー！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

やよい「え……」

ﾋﾟｼｬｱｱﾝ!

みゆき・やよい「きゃああああ！？」

ﾊﾞﾀﾘ

みゆき「」ｹﾎｯ

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:21:06.39 ID:hDngU8WAO

やよい「え……キャンディ、ポケモンなの？」

キャンディ「よく分からないけどそうみたいクル」

みゆき「電気タイプだよ」

やよい「私の仲間だね」

キャンディ「それより先に進むクル！ 急いで他のみんなも見つけて、元の世界に戻るクル！」ｽﾀｽﾀ

みゆき「あーん、待ってよ〜！」

やよい「みゆきちゃん、これからどこに行くの？」

みゆき「どこかの町だよ、多分」

やよい「町かぁ。森を出たことないから楽しみ♪」

ﾀﾀﾀｯ

……ｺﾞｿｺﾞｿ

？「……」

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:24:03.93 ID:hDngU8WAO

〜ニビシティ

キャンディ「ニビシティクルー！」

みゆき「きれーい」

やよい「ああ、久しぶりの町……」ｸﾀｯ

キャンディ「やよい、どうしたクル？」

やよい「もう一週間くらい森暮らしだったから、町っていうものが懐かしい……」ﾍﾅﾍﾅ

みゆき「い、一週間！？」

やよい「うん。起きて森にいたのが一週間くらい前だよ」

キャンディ「一週間クル……」

みゆき「私達なんてせいぜい二日前なのに」

やよい「ええっ、私だけ長いの？」

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:27:16.32 ID:hDngU8WAO

みゆき「一週間森暮らしとなると……」ﾁﾗｯ

キャンディ「クル……」

やよい「あ〜ん、シャワー浴びたいよお〜！」

みゆき・キャンディ「…………」

キャンディ「やよい、お風呂はどうしてたクル……？」ｵｿﾙｵｿﾙ

やよい「え？ 恐くてそれどころじゃなかったし……」

みゆき・キャンディ「……」

やよい「入ってないや」ﾃﾍｯ

みゆき・キャンディ「………………」ｸﾝｸﾝ

やよい「え、嗅がないで嗅がないで」

みゆき・キャンディ（ウルフルンと同じ匂いだ……）

やよい「ちょ、なになに？」

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:30:12.58 ID:hDngU8WAO

〜大浴場ｉｎポケモンセンター

ヤドン「やあん？」ｼｬﾜｱｱｯ

やよい「ふああっ、気持ちいい〜」ｻﾞﾊﾞｱｯ

みゆき「ポケモンセンターにお風呂があってよかったね〜！」ﾌﾟｸﾌﾟｸ

キャンディ「あったかいクルー」ﾎｶﾎｶ

やよい「あれ？ ここって電気風呂なの？」

みゆき「なんでキャンディいるの？」

キャンディ「ちょっとだけよクル」ﾋﾟﾗｯ

ﾃﾞﾃｹｰ! ﾎﾟｲｯ

キャンディ「なんでクルー！？」

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:33:15.57 ID:hDngU8WAO

〜〜

みゆき「いいお湯だったー♪」ﾎｶﾎｶ

やよい「久しぶりのお風呂でしたー♪」ﾎｶﾎｶ

キャンディ「」ｲｼﾞｲｼﾞ

？「君達！」ｻﾞﾝｯ

三人「？」

？「フフフ……」ﾆﾔﾆﾔ

やよい（みゆきちゃん、誰この人？）ﾋｿﾋｿ

みゆき（さあ？ 怪しい人だね）ﾋｿﾋｿ

キャンディ（念のためスマイルパクトを用意するクルー）ﾋｿﾋｿ

？「フフ、警戒しなくていい。俺はただ……」

？「見ていたぞ、君達を！！」ﾄﾞﾝ!

みゆき「きゃー！ のぞき魔ー！！」ﾜｰ

やよい「へんたーい！！」ｷｬｰ

？「ええ！？ ちょっと待て、俺は……」

キャンディ「二人とも、変身クル！」

みゆき・やよい「うん！」

ﾚﾃﾞｨｰ!


「「プリキュア、スマイルチャージ！！」」


ｺﾞｰ!

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:36:05.68 ID:hDngU8WAO

ｺﾞｰｺﾞｰﾚｯﾂｺﾞｰ!

ハッピー「キラキラ輝く未来の光！ キュアハッピー！」ｼﾞｬﾝ!

ピース「ぴかぴかピカリンじゃんけんポン♪ キュアピース！」ｸﾞｰ!


「「二つの光が導く未来！ 輝け、スマイルプリキュア！！」」


？「な、なんだ一体！？」

ハッピー「のぞきなんて人として最低な行為……絶対に許さない！！ ピース！」

ピース「うん！」

ハッピー「気合いだ気合いだ気合いだ〜ッ！！」

ピース「ふおおおっ……！」

ハッピー「プリキュア・ハッピー・シャワー！！」

ピース「プリキュア・ピース・サンダー！！」

ｼｬﾜｱｱｯ! ﾋﾟｼｬｱｱﾝ!

？「ぎゃああああああああああああっ」

？「お前ら、人間じゃねえ……」ｶﾞｸｯ

キャンディ「やったクル！ のぞき魔を倒したクルー！」

ピース「今日もまた世界中の乙女達を救ったわ」

ハッピー「のぞき魔撃破でウルトラハッピー！！」ﾆｺｯ

キャンディ「クルー！」

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:39:14.91 ID:hDngU8WAO

ジョーイ「す、すみませーん」ﾀﾀｯ

キャンディ「ジョーイさんクル」

やよい「お風呂貸してくださってありがとうございました♪」

ジョーイ「かまいませんが、それよりこれはどういう……？」

？「」

みゆき「のぞき魔をやっつけました！」ｸﾞｯ

ジョーイ「のぞき魔……ってこの人はジムリーダーのタケシさんじゃあ」

タケシ「」

やよい「タケシ？」

みゆき「ジムリーダー？」

キャンディ「ジムリーダーとは八つの町にそれぞれあるポケモンジムにいる実力者のことクル！」

キャンディ「ジムリーダーにポケモンバトルで勝つと、その証にジムバッジを貰えるクル」

みゆき「へえ〜っ」

やよい「キャンディ詳しいのね」

キャンディ「そんなことないクルう」ﾃﾍﾍ

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:42:12.81 ID:hDngU8WAO

みゆき「で、そのジムリーダーがのぞきを……」

タケシ「断っじて、違う！！」ｶﾞﾊﾞｯ

みゆき・やよい「きゃー！」

キャンディ「のぞき魔が起きたクルー！」ﾜｰ

タケシ「俺はのぞきなんかしてねえ！ ですよね、ジョーイさぁん！」

ジョーイ「ええ。みなさんがご入浴の時はタケシさんは私と話をしていましたから」

みゆき「そ、そうなんですか」

タケシ「ほーら見ろ！ それにお前達みたいな子供の裸を見て何がある！」

タケシ「俺はお姉さんの裸にしか興味はねえ！！」

やよい（へ、へんたいさんだー）

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:45:05.85 ID:hDngU8WAO

みゆき「でも見てたって……」

タケシ「それは偶然君達がトキワの森から出てくるのを見てね」

タケシ「あの森を抜けるとは相当な実力だと俺は感じた！ そう、俺は君達と戦いたいと思ったのだ！」

みゆき「わ、私達と？」

キャンディ「クル〜？」

タケシ「俺はジムリーダー！ もちろん俺に勝ったらジムバッジを渡そう。トレーナーとしての実力をポケモンジムで試すのも悪くないとは思うな！」

みゆき「でも私達先を急いで……」

タケシ「ではジムで待っているぞ！」ﾀﾀｯ

みゆき「ああ、待ってえ〜！？」

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:48:12.88 ID:hDngU8WAO

〜ニビジム

やよい「……来ちゃったね」

みゆき「来ちゃったよ」

キャンディ「ジムリーダーは何らかの専門タイプがあるクル。でも、タケシが何タイプの使い手なのかはキャンディも分からないクル」

キャンディ「ここまで来たらやるしかないクル！ 頑張るクル！！」

やよい「ジムでバトルとか楽しそうだよね！」ｳｷｳｷ

みゆき「うん！」

キャンディ「で、どっちが戦うクル？」

みゆき・やよい「……」

やよい「ピカリンじゃんけんだね」ｵｼｬｯ

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:51:03.56 ID:hDngU8WAO

みゆき「あうあう……」ｶﾞｸｶﾞｸ

やよい（チョキだと思わせてのパー最強）

キャンディ「みゆき、頑張るクル！」

みゆき「う、うん！」

ライト＜ﾋﾟｶｯ

タケシ「ようやく来たか。挑戦者」ﾄﾞﾝ

みゆき「！」

キャンディ「迫力あるクル〜」

やよい「へんたいさんとは思えないね」

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]：2012/05/03(木) 17:53:29.60 ID:V66ZAELAO

VIPで途中まで見てたぜ

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:55:26.15 ID:hDngU8WAO

タケシ「バトル形式は二体使用のシングルバトル。ただし、一体でも戦闘不能になった方が負けだ」

やよい「少しでも判断を見誤ったら負けちゃう」

みゆき「失敗は許されないってことね……」

タケシ「さあ、バトルだ！」

【タケシはイシツブテをくりだした！】

イシツブテ「へい、らっしゃい！」

みゆき「お願い、キャンディ！」

キャンディ「クルー！」

【みゆきはキャンディをくりだした！】

タケシ「ふっ、この俺タケシは『かたいいしの男』！ 岩タイプ使いであるこの俺に電気タイプのピカチュウで挑んでくるとはいい度胸だ！」

【イシツブテのたいあたり！】

イシツブテ「いらっしゃい！」ｷﾞｭﾝｯ

みゆき「キャンディ、かわして！」

キャンディ「楽勝クル！」ﾀｯ

【イシツブテのこうげきははずれた！】

タケシ「む、速いな！」

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 17:57:02.01 ID:hDngU8WAO

みゆき「キャンディ、こっちも攻撃よ！」

キャンディ「クルー！」ｽｳｳｯ

タケシ（？ そういやこのピカチュウ、さっきから喋って……）

キャンディ「キャンディはピカチュウじゃないって何回言ったら分かるクルううううううううううううううう！！」

【キャンディのおしゃべり！】

タケシ「んなっ……！」

イシツブテ「いしぇ〜い……？」ｷｲﾝｷｲﾝ

やよい「効いてる効いてる！」

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:00:03.39 ID:hDngU8WAO

みゆき「この調子よ、キャンディ！」

キャンディ「任せるクル！」ﾀｯ

ﾀﾞｷｯ

イシツブテ「……？」

【キャンディのあまえる！】

キャンディ「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃ〜ん！」ｽﾘｽﾘ

イシツブテ「いっしぇ〜！？」ﾄﾞｷｰﾝ

やよい「これも効いてる！」

タケシ「おしゃべりにあまえる……珍しい技を覚えるピカチュウだな！」

キャンディ「だーかーらー……キャンディはピカチュウじゃないクぅぅルうううううう！！」

【キャンディのハイパーボイス！】

イシツブテ「いしぇー！？」ｷｲｲｲｲﾝ

タケシ「ぬうう……！」

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:03:08.30 ID:hDngU8WAO

イシツブテ「いしぇ〜い……」ﾌﾗﾌﾗ

タケシ「くっ！ 戻れ、イシツブテ！」

イシツブテ「」ｼｭｳｳ

キャンディ「どうクル！」ｴﾍﾝ

みゆき「すごいよ、キャンディ！」

やよい「ジムリーダーを押してる！」

みゆき「いつものキャンディじゃないみたい！」

キャンディ「えっへんクル！」

タケシ「むむ……なかなかやるようだな」

タケシ「だが、しかし！」ｶﾁｬ

タケシ「コイツには勝てまいよ！！」ﾎﾞﾑ!

【タケシはイワークをくりだした！】

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:06:48.40 ID:hDngU8WAO

イワーク「いわあああっ！！」

みゆき「いいっ！？」ｷﾞｮｯ

イワーク「」ｷﾞﾛﾘ

やよい「お、おおき〜い！」

みゆき「なにあれええええええええっ！？」

キャンディ「イワーククルううっ！！」ｱﾜﾜ

みゆき「あんなのどうやって戦えばいいのおおおおおおっ！？」

イワーク「いわあっ」

タケシ「ふふっ」

キャンディ「みゆき、キャンディなら大丈夫クル！」

やよい「確かに今のキャンディなら出来そうな気もするね」

みゆき「わかった。キャンディ、おしゃべり！」

キャンディ「クルううっ！！」

【キャンディのおしゃべり！】

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:09:06.57 ID:hDngU8WAO

タケシ「効かない！」

【こうかはいまひとつのようだ！】

イワーク「♪」

みゆき「全然効いてない！？」

キャンディ「クル……！」

タケシ「そんなか細い声などイワークの巨体には届きはしない！ 本当の攻撃というものを見せてやれ、イワーク！！」

イワーク「いわあああっ！！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ……

【イワークのいやなおと！】

キャンディ「クルうううううっ……！」ｷｲﾝ

みゆき「な、にこの音……！？」ｷｲﾝ

やよい「頭が割れちゃう〜っ！」ｷｲﾝ

タケシ「嫌な音でガードが手薄になったところを……今だ、イワーク！ たたきつけろ！！」

【イワークのたたきつける！】

イワーク「いわーっ！！」ﾄﾞｼｰﾝ!

キャンディ「クルー！？」

みゆき「キャンディ――――！！」

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:12:49.49 ID:hDngU8WAO

キャンディ「ク、ル……」ｸﾞﾀﾘ

みゆき「キャンディ……！」

タケシ「ふふ、もうポケモンを換えたらどうだ？ もうそのピカチュウは戦えない」

みゆき「キャンディ、ごめんね！ 私の指示が……」

キャンディ「みゆきは、悪くないクル……。キャンディが未熟だったクル……」

みゆき「そんなこと……！」

タケシ「所詮は電気タイプ！ 地面タイプのイワークには勝てん。どんなに頑張っても相性の壁は越えられないということだ！ フハハハハハッ！！」

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:15:09.75 ID:hDngU8WAO

やよい「キャンディの頑張りを笑わないで！」

タケシ「俺は事実を言ったまでさ」

みゆき「あなた……」ｷﾞﾘｯ

ﾚﾃﾞｨｰ!

みゆき「プリキュア、スマイルチャー……」

キャンディ「ダメクル！！」

みゆき「！ キャンディ？」

キャンディ「これはポケモンバトルクル……。トレーナーが介入してきちゃダメなんだクル！」

キャンディ「キャンディはまだ、戦えるクル！！」ｷｯ

みゆき「キャンディ……」

キャンディ「クルううううううううううっ！！」ﾀﾞｯ

タケシ「血迷ったか！ 返り討ちにしてやれ、イワーク！！」

イワーク「いわっ！」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:18:07.61 ID:hDngU8WAO

【イワークのいわおとし！】

ｽﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!

キャンディ「クルうううー！？」

みゆき「キャンディー！！」

タケシ「チェックメイトだ」

ｼｭﾊﾟﾝ!!

タケシ「……む？ 何か飛んできた？」

イワーク「……」

タケシ「イワーク？」

葉っぱ＜ﾋﾗﾋﾗ

タケシ「こいつは……」

イワーク「」ﾊﾞﾀｱﾝ!

タケシ「イワーク！？」

【こうかはばつぐんだ！ イワークはたおれた！】

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:21:43.85 ID:hDngU8WAO

タケシ「草タイプの技……一体どこから！」ｷｮﾛｷｮﾛ

扉＜ｷﾞｨ……

フシギダネ「だねふし！」ﾄﾞﾝ

タケシ「フシギダネ！？」

みゆき「！ あなた、オーキド博士の！」

フシギダネ「だねだねー！」ﾀﾀｯ

みゆき「ついてきちゃったの？」

フシギダネ「だねだね」ｸﾞｲｸﾞｲ

みゆき「？ キャンディが眠ってる……」

キャンディ「」ｽﾋﾟｰ

フシギダネ「だねだね」

みゆき「あなたがキャンディを眠らせて回復してくれてるの？」

フシギダネ「だね」ｺｸｯ

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:24:08.86 ID:hDngU8WAO

フシギダネ「だねだね！」ｸﾞｲｸﾞｲ

みゆき「こ、今度はなに？」

タケシ「む……」

フシギダネ「だね！」ｷｯ

みゆき「……もしかして、私と戦ってくれるの？」

フシギダネ「だね」ｺｸｯ

みゆき「ようし、分かった！ 行くよ、フシギダネ！」

フシギダネ「だねふし！」

タケシ「ち、ちょっと待て！ もう勝負はついて……」

みゆき「いっけええええ！！」

【フシギダネのはっぱカッター！】

ｼｭﾊﾟﾊﾟﾊﾟｱﾝ!!

タケシ「お前ら人間じゃねえええええええええええええええええっ！！」

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:27:15.62 ID:hDngU8WAO

ﾄﾞｼｬｱｱｯ

タケシ「」ｶﾞｸﾘ

【タケシとのしょうぶにかった！】

みゆき「や、やったー！ 勝ったぁー！！」

フシギダネ「だねだねー！」

バッジ＜ｺﾛｺﾛ……

みゆき「これがジムバッジ？」ﾋﾛｲｯ

フシギダネ「だね？」

やよい「みゆきちゃん！ おめでとう、ジムリーダーに勝ったんだよー！」

みゆき「ありがとう、やよいちゃーん！！」ﾀﾞｷｯ

キャンディ「グレーぃバッジぃ、ゲットクルー……むにゃむにゃ」

【みゆき、ジムバッジ一つ獲得！】

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:30:10.74 ID:hDngU8WAO

〜〜

みゆき「うふふー、えへへへー」

やよい「みゆきちゃんご機嫌だねー」

キャンディ「ジムバッジをゲットしたくらいで浮かれすぎクル」ﾔﾚﾔﾚ

みゆき「えへへへ」ﾆｺﾆｺ

キャンディ「クル……」ﾋﾞｸｯ

みゆき「ジムバッジゲットでウルトラハッピー！！ もあるんだけどさ、もうひとつ良いことがあったじゃない！」ﾆｺﾆｺ

やよい「初めてのポケモンゲット？」

みゆき「ポケモンゲット！」

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:33:09.81 ID:hDngU8WAO

みゆき「出てきて、フシギダネ！」ﾎﾞﾑ!

フシギダネ「だねふし！」

みゆき「かわいいな〜、かわいいよ〜！」ｽﾘｽﾘ

キャンディ「オーキド博士から許可はとったクル？」

みゆき「フシギダネが持ってた手紙に『君に懐いたようじゃ。かわいがってやってくれ(^O^)』って書いてあったの！」

キャンディ「そ、そうクル」

みゆき「ああもう、かわいすぎる〜！」ｽﾘｽﾘ

フシギダネ「だねだね」

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:36:10.70 ID:hDngU8WAO

やよい「いいなー、私もポケモン欲しい！」

みゆき「やよいちゃんもそのうちゲットできるよ！」

やよい「そうかな〜？」

ｷｬｯｷｬ ｷｬｯｷｬ

キャンディ「ぶー！ ポケモンならキャンディがいるクルー！」ﾊﾌﾟﾌﾟ

キャンディ「まったく……二人とも本来の目的をすっかり忘れて、はしゃぎすぎクル！」ﾃｸﾃｸ

キャンディ「一刻も早く元の世界に戻って、プリキュアの仕事を……はうっ！？」ｶﾞﾊﾞｯ

？「へへへ、ピカチュウはっけーん。こりゃいいもの見つけたぜ」ﾒｶﾞﾈｸｲｯ

？「ひひひ！ 金になるぜ、こいつは」ｷﾞﾗﾘ

キャンディ「ク、クル……！？」

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:39:50.77 ID:hDngU8WAO

みゆき「それでねー、私は〜」

やよい「そうなのー？ それで？」

みゆき「実はさー……ってあれ？」ｷｮﾛｷｮﾛ

やよい「どしたの？」

みゆき「キャンディがいなーい！！」

やよい「ええええええええええっ！？」

みゆき「ど、どこ行っちゃったんだろー？ さっきまではいたのに……」

やよい「野生のポケモンに襲われたら大変！ 早く見つけないと！」

みゆき「うん！」

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:42:04.16 ID:hDngU8WAO

〜〜

みゆき「キャンディー！ キャンディどこなのー！？」

やよい「み、みゆきちゃ……」ﾊｱﾊｱ

みゆき「！」

やよい「歩き疲れちゃった……。とりあえず休もう？」

みゆき「う、うん。そうだね」


〜ポケモンセンター

やよい「よかったー。こんなところにもポケモンセンターがあるんだねー」

みゆき「うん。この近くにお月見山っていうところがあるみたい」

みゆき「キャンディ、まさかそこに……」

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:45:30.71 ID:hDngU8WAO

やよい「むむっ」ﾋﾟｸｯ

みゆき「やよいちゃん？」

やよい「静かに！」

みゆき「……？」

やよい「感じる。この電気の感触は……キャンディ！」ﾍﾟｶｰ

みゆき「で、電気？」

やよい「キャンディが電気タイプになったことで、キャンディの発する電気を感じ取れるようになったみたい！」ﾍﾟｶｰ

みゆき「そうなんだ」

やよい「方向は……」ﾀﾀｯ

やよい「ちょうどあの山の方！」ﾋﾞｼｯ

みゆき「……って、お月見山ぁあああああああああああああああ！？」

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:48:17.46 ID:hDngU8WAO

〜おつきみやま

？「こちらエリアＡ。採掘も順調に進んでいます」

無線『エリアＢ。こちらも順調よ』

ﾀｲﾁｮｰ! ｷﾚｲﾅｲｼﾊｯｹﾝｼﾏｼﾀﾖｰ!

？「ええい、騒がしい！ 今通信中です、お黙りなさい！」

ﾁｪｯ ﾂﾚﾅｲﾅｰ ﾁｪｰ

？「まったく、私のも残しておくんですよ！」

無線『あーあー、ちょっとー？ 大丈夫そっち』

？「え、ええ。少し賑やかなだけですよ」ｺﾎﾝ

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:51:51.80 ID:hDngU8WAO

無線『それでさー、ちょっとこっちで困ったことがあってね』

？「何かあったのですか？」

無線『んー。なんか真っ赤な岩が通せん坊になっているのよ』

？「真っ赤な岩……？」

ｶﾞﾔｶﾞﾔ

？「むっ、誰か来る！」

ﾀｲﾁｮｰ ｶｸﾚﾏｽｶｰ

？「いや、見つかったらその時は……」

無線『通信切る？』

？「そうですね。では、そちらは真っ赤な岩について考えておいてください」

無線『オーケー』

ﾀｲﾁｮｰ ﾐｴﾃｷﾏｼﾀｰ

？「ふむ。我々ロケット団の陣地に土足で踏み入るおバカさんがどのような顔をしているのか、確かめますか」ｶﾁｬ

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:54:05.21 ID:hDngU8WAO

男「……きひひ、ここまで来れば安心安心」ﾒｶﾞﾈｸｲｯ

袋＜ｸﾙｰ!

理科系「おお、おお。暴れるなよぉ。この俺、理科系の男から逃げられると思ってんのか？」ﾄﾞｽｯ

袋＜ｸﾙ……!?

ｹﾞｼｯ ｹﾞｼｯ

袋＜ﾊﾞﾀ……ﾊﾞﾀ……

理科系「へへ、もういっちょう！」ﾄﾞｶﾞｱｯ!

袋＜ｼﾝ……

理科系「やっと収まったか。よっしゃ、このままこの山抜けるぜ」

理科系「……にしても暗いな。お月見山ってこんな暗かったか？」

理科系「何も見えねえし……しゃあねえなぁ。ポケモンの技で……おら、出てこい！」ｸﾞｲｯ

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/03(木) 18:54:12.38 ID:GEvSBqVIO

亀だけどお風呂に1週間も入ってないやよいちゃんとかご褒美じゃねえか！

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 18:57:19.58 ID:hDngU8WAO

袋＜ﾄﾞｻｯ

コイル「びびぃ……？」

理科系「じしゃくポケモン・コイル。ここらへんじゃあ珍しいポケモンだ。こいつも高く売れそうだから捕まえたぜ」

理科系「お前には仕事をしてもらうぜ。まあ縄で繋いでるがな」

コイル「びびぃ……」ｵﾛｵﾛ

理科系「おらぁ！ 早くフラッシュだよ！」ｹﾞｼｹﾞｼ

コイル「びびぃ〜！？」ﾋﾟｶｰ

理科系「それでよしだ。やっと周囲が明るくなったぜ」ﾒｶﾞﾈｷﾗｧﾝ

？「……惜しい逸材ですね」

理科系「あァ？ 誰だ！」

？「そこまでの非道さ、十分悪の素質がありますが……どうにも小物臭がしますね」ﾂｶﾂｶ

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:00:02.71 ID:hDngU8WAO

理科系「誰だよ、てめえ」

？「言葉遣いもなっていませんね。人に名前を聞くときはまず自分から……学校で習いませんでしたか？」

理科系「へっ、学校ね。俺はタマムシ大学に通ってたが、生徒も教授もウザったい奴らばかり……やめてやったぜ、あんなヘボ大学！！」

？「あっ、そう。まあ納得ですよ。あなたの程度を知れば」

理科系「なんだと？ 何様だ、てめえ！」ﾎﾞﾑ!

【りかけいのおとこはアーボをくりだした！】

アーボ「しゃーぼ！」

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:03:06.42 ID:hDngU8WAO

理科系「かみつけ、アーボ！」

【アーボのかみつく！】

？「まったく品のない……」

ﾄﾞｶﾞｱｱｯ!!

アーボ「……ッ！？」

アーボ「」ﾊﾞﾀﾘ

【アーボはたおれた！】

理科系「なに！ どっから攻撃が……！」

？「気づきませんでしたか？」

理科系「なにに……」

？「先程周囲が暗くなっていたでしょう。それ、私のポケモンの仕業なんです」

理科系「！ まさか……」ﾄﾞｽｯ

ドガース「ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｶﾞｰｽﾄﾞﾄﾞｯｶﾞﾄﾞ」ﾆﾔﾘ

理科系「ド、ガースの……黒い霧か……！」ｶﾞｸｶﾞｸ

？「フフ、さすがタマムシ大学中途退学者さん」ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

理科系「てめえ……！」

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:06:33.41 ID:hDngU8WAO

？「やめておきなさい。ドガースのヘドロ攻撃が決まって、あなたは毒で動けない」

理科系「く、そ……」ｶﾞｸｶﾞｸ

？「……そうだ、最後に教えてあげましょうか」ﾆﾔﾘ

理科系「……？」

？「あなた、私が何者か聞いていましたね。いいでしょう、私はランス……」ﾌﾐｯｸﾞﾘｸﾞﾘ

理科系「がぁ！？」ｽﾞｷｲｯ

ランス「ロケット団幹部にしてタマムシ大学卒業生の超超超超エリート様だ、社会のゴミがぁ！！」ﾄﾞｶﾞｱｱｯ!

理科系「うがぁああ！？」

ランス「ふっ、悪としてもエリートとしても中途半端なあなたに生きている価値はない。そのまま朽ち果てていなさい！」ｽﾀｽﾀ

理科系「……っ」ｶﾞｸﾘ

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:09:16.52 ID:hDngU8WAO

〜〜〜

理科系「うああ……？」ﾊﾟﾁ

理科系「どこだここ……」

みゆき「あの、大丈夫ですか？」ﾋｮｺ

やよい「ですか？」ﾋｮｺ

理科系「なんだお前ら……」

みゆき「びっくりしましたよ。洞窟を歩いてたら人が倒れてるんだもん」

やよい「ねー」

理科系「ん？ 毒が引いてる……」

やよい「毒消しを使いました！ 森暮らしでお世話になった道具！」ﾍﾟｶｰ

みゆき「へ〜、そんなのがあるんだ！」

理科系「お、おお。ありがとよ」

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:12:14.09 ID:hDngU8WAO

みゆき「ところでやよいちゃん。この近くから感じ取れるんだよね、キャンディの電気」

やよい「うん。確かにこの近く……」ﾍﾟｶｰ

理科系「？ なんか探し物か？」

みゆき「はい。ポケモンがいなくなっちゃって……。もしかして誘拐されたのかもって気が気じゃなくて……」ｼｭﾝ

理科系「誘拐ねえ。悪い奴はどこにでもいるもんだな」

やよい「ホント。アカオニさんとか」

みゆき「そうだ。やよいちゃんに会う前にオオカミさんとも会ったよ」

やよい「オオカミさんもこの世界にいるの？」

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:15:30.96 ID:hDngU8WAO

理科系「オオカミさん？ アカオニさん？」

みゆき「あ、あ、なんでもないです！」ｱﾜﾜ

やよい「こっちの話です！」ｱﾜﾜ

理科系「？ まあいいや。で、誘拐されたのは何のポケモンなんだ？」

みゆき「キャンデ……ええと、ピカチュウです」

理科系「ピカチュウか。そいつぁ高く……えっ、ピカチュウ？」

やよい「むむっ！ 今なんかすごい電気が！」ﾍﾟｶｰ

みゆき「本当に！？ どこどこ！」

やよい「んー、あの袋から！」ﾋﾞｼｯ

袋＜ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾋﾟﾘﾋﾟﾘ

みゆき「この中かー！ ってしびれびれええっ！？」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

やよい「私に任せて！」ｺﾞｿｺﾞｿ

理科系「ちょっと待……」

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:18:07.08 ID:hDngU8WAO

袋＜ﾄﾞｻﾘ

キャンディ「クル……？」

コイル「びびぃ……？」

みゆき・やよい「キャンディー！！」

キャンディ「みゆき、やよいー！」

みゆき「見つかってよかったー！」ｽﾘｽﾘ

やよい「心配したんだよー！」ｽﾘｽﾘ

キャンディ「クルぅ〜」

理科系「は、はは。よかったな。じゃあ俺はこれで……」

キャンディ「あー！ あの人がキャンディをさらったクルー！！」

理科系「ぎくっ」

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:21:39.60 ID:hDngU8WAO

やよい「えっ……」

みゆき「本当に？」

キャンディ「間違いないクル！」

みゆき・やよい「」ｽﾞｲｯ

キャンディ「」ｽﾞｲｯ

理科系「……はは、は」

ﾚﾃﾞｨｰ!


「「プリキュア、スマイルチャージ！！」」


ｺﾞｰ!

理科系「ぎゃああああああああああああああああああああああっ！！？」

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:24:03.67 ID:hDngU8WAO

〜〜

無線『ラ、ンス……』ﾋﾟﾋﾟｻﾞｻﾞｰ

ランス「！ どうしました？」

無線『こちらエリアＢ……さっき言ってた真っ赤な岩が……』ﾋﾟｶﾞｶﾞｶﾞ

ランス「岩がどうし……」

無線『きゃあああああ！？』

ランス「……っ！！」

無線『―――じゃ、――オニ――――』ｶﾞｶﾞｶﾞｻﾞｻﾞｰ

ランス「オニ……？」

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/03(木) 19:26:28.16 ID:hDngU8WAO

>>90
やよい（へ、へんたいさんだー）

ちょっと休憩。今日来ないなら明日になると

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/03(木) 20:52:41.22 ID:El4zYFzmo

乙ー
ゆっくりやってくれ

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:30:03.67 ID:gFpDjcPAO

〜〜

理科系「あがが……」ｶﾞｸﾘ

みゆき「終わったよー！」

キャンディ「クルー！」

やよい「どの世界にも悪い人はいるんだね」

みゆき「ほんとほんと」

キャンディ「恐かったクル」

やよい「あれ。この子は？」

コイル「びびぃ」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

キャンディ「キャンディと一緒に捕まってた、コイルというポケモンクル」

コイル「びびぃ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

みゆき「怯えてる……」

やよい「かわいそう……」ｷﾞｭｯ

コイル「びぃ？」

やよい「大丈夫だよ〜。もう悪い人はやっつけたから！ 私達スーパーヒーローがね！」ﾋﾟｰｽ!

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:33:39.60 ID:gFpDjcPAO

コイル「びぃ……びびぃ〜！」ｷﾞｭｳｳ

やよい「いたいいたい」ｴﾍﾍ

みゆき「まだ子供みたいだね。やよいちゃんに甘えちゃってる」

やよい「かわいいなあ」ﾖｼﾖｼ

コイル「びびぃ〜！」ｽﾘｽﾘ

キャンディ「そのコイル、やよいに懐いたみたいクル」

やよい「へ？ 私？」

キャンディ「そうクル！ やよいを持ち主として選んだクル！」

やよい「私を……」

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:36:26.33 ID:gFpDjcPAO

みゆき「やよいちゃん、これ！」つモンスターボール

やよい「……うん！」ｶﾞｼｯ

ﾎﾟｲｯ

コイル「びぃ〜！」ｼｭｳｳ

モンスターボール＜ｺﾛｺﾛ……ﾋﾟﾝ!

【やったー！ やよいはコイルをつかまえたぞ！】

やよい「ポケモンゲットだよ！」ﾋﾟｰｽ!

みゆき「やったね、やよいちゃん！ 仲間が増えたよ！」

やよい「うん！」

やよい「私もポケモンゲット……」ﾆﾍﾗ

みゆき「やったね、やよいちゃ〜ん！」

やよい「やったよ、みゆきちゃ〜ん！」ﾜｰ!

ｷｬｲｷｬｲ

キャンディ「また始まったクル……」

ﾜｰﾜｰ! ｷﾞｬｰｷﾞｬｰ!

キャンディ「クル？ なんの騒ぎクル？」

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:39:03.86 ID:gFpDjcPAO

〜エリアＢ

？「うおおおお！！ 俺様はポケモンじゃないオニー！！」

アカオーニ「俺様はアカオーニ！ 屈強なる灼熱の乱暴者、アカオーニオニー！！」

【アカオーニのあばれる！】

ｳﾜｱｱｱｱｱｯ!!

？「な、なんなのよ一体……この赤いポケモンは！」

アカオーニ「俺様はポケモンじゃないオニ！」ｷｯ

？「チッ、ラフレシア！」ﾎﾞﾑ!

【？はラフレシアをくりだした！】

ラフレシア「らっふー！」

アカオーニ「む？」

？「食らいなさい！」

【ラフレシアのようかいえき！】

ラフレシア「らっふー！」ﾊﾞｼｬｱｯ!

アカオーニ「効かないオニ！」つ金棒

金棒＜ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ!

【ラフレシアのこうげきはとどいていない！】

ラフレシア「！？」

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:42:05.99 ID:gFpDjcPAO

アカオーニ「ウハハッ！ そんな液体、金棒を振り回せば弾くことができるオニ！」

？「ウフフ、甘いわね」

アカオーニ「オニ？」

金棒＜ﾄﾞﾛｫ……

アカオーニ「と、溶けてるオニ！？」

？「私の目的は攻撃することじゃなかったってワケ。溶解液にかかればそんな道具、無意味よ！」

アカオーニ「お、俺様の金棒が……」

？「さあ、下っ端たち！ 抑えなさい！」

下っ端＜ｲｴｯｻｰ!!

ｵﾗｧ! ｶｸｺﾞｼﾔｶﾞﾚ!

アカオーニ「オニー！？」

アテナ「ウフフ……ロケット団幹部のアテナにとって、あなたみたいな雑魚を抑えるなんて朝飯前よん」

ラフレシア「らふー」ｷﾞﾛﾘ

アカオーニ「オニ……！」

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:45:18.92 ID:gFpDjcPAO

アテナ「私達を手こずらせてくれた分、少し痛い目に遭ってもらおうかしら！」

【ラフレシアのはなびらのまい！】

ラフレシア「らふー！」ﾌﾞｱｱｯ

アカオーニ「くっ！」


「「待ちなさい！」」


アテナ「！」

下っ端＜ﾅﾝﾀﾞﾅﾝﾀﾞ!

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:48:14.52 ID:gFpDjcPAO

みゆき「弱い者イジメはよくないわ！」

やよい「ポケモンをいじめちゃかわいそうだよ！」

アテナ「あなた達は……？」

アカオーニ「プ、プリキュア！？」

みゆき「へっ？ ……って、ああっ！」

やよい「アカオニさん！？」

アカオーニ「なんでお前達が……」

みゆき「……やっぱりいたね」

キャンディ「クル」

アカオーニ「？」

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:51:14.59 ID:gFpDjcPAO

アテナ「ちょっと！ あなた達、この私を差し置いて勝手に話し込まないでくれるかしら？」

みゆき「あなたは誰？」

アテナ「私はアテナ！ ロケット団の幹部の一人よ！」

やよい「ロケット団……？」

キャンディ「キャンディも知らないクル」

アテナ「まっ、あなた達お子様は知らなくて当然よね」

みゆき「お、お子様……」

アテナ「いいわ、教えてあげる。ロケット団とはこのカントー地方最強のポケモンマフィアのこと！ 目的は金儲けと世界征服よ！！」

みゆき「ポケモンマフィア……」

やよい「金儲けと世界征服……」

キャンディ「つまり……」

アカオーニ「悪い奴らオニ！！」

みゆき・やよい「あなたが言うなー！！」

111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:54:07.19 ID:gFpDjcPAO

アテナ「……んま、そういうこと。私達悪い大人だからさぁ、子供にも容赦はしないわよ！」ﾎﾞﾑ!

【アテナはヤミカラスをくりだした！】

ヤミカラス「やみー！」ﾊﾞｻｻｯ

キャンディ「ヤミカラスクルー！！」ｱﾜﾜ

みゆき「フシギダネ、お願い！」ﾎﾞﾑ!

【みゆきはフシギダネをくりだした！】

フシギダネ「だねふし！」

アテナ「飛行タイプに草タイプ？ 考えもなしかしら！」

【ヤミカラスのつばさでうつ！】

ヤミカラス「やみぃ！」ﾊﾞｼｲｯ

フシギダネ「だねぇー！？」

【こうかはばつぐんだ！】

みゆき「フシギダネ！」

キャンディ「つ、強いクル……！」

アテナ「ウフフ、これがロケット団幹部の力よ」

下っ端＜ｻｽｶﾞﾖﾝｶﾝﾌﾞﾉｺｳｲｯﾃﾝ!

112 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 20:57:14.32 ID:gFpDjcPAO

フシギダネ「だねぇ……」ｸﾞｯﾀﾘ

みゆき「フシギダネ、ごめんね。私がもっと考えていれば……」

やよい「みゆきちゃん、ここは私が！」ｶﾁｬ

みゆき「やよいちゃん！」

キャンディ「行くクル、やよい！」

やよい「うん！」ﾎﾞﾑ!

【やよいはコイルをくりだした！】

コイル「びびぃー！」

アテナ「！ 電気タイプね……」

キャンディ「ヤミカラスに相性がいいクル！」

やよい「そうなんだ！ よし、コイル行くよー！」

コイル「びぃ！」ｺｸﾘ

113 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:03:06.52 ID:gFpDjcPAO

やよい「まずは……ええと、その……」

コイル「……？」

やよい「……覚えてる技わかんないや」ﾃﾍｯ

みゆき・キャンディ「がくうっ！」

やよい「あはは……」

キャンディ「……コイルは電気ショックとソニックブームが使えるクル！」

やよい「おっけい！ コイル、でんきショック！」

【コイルのでんきショック！】

コイル「びびぃ〜！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

ヤミカラス「やみいいい〜！？」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘｲ!

アテナ「なに……！」

114 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:06:24.48 ID:gFpDjcPAO

【こうかはばつぐんだ！ ヤミカラスはたおれた！】

アテナ「チッ……戻りなさい！」

ヤミカラス「」ｼｭｳｳ

やよい「やった、やった！ すごいよコイル！」

コイル「びびぃ〜」ﾃﾚﾃﾚ

みゆき「これなら勝てるかも！」

アテナ「……ウフ。そんなに調子に乗らない方がいいわよ」

ﾌﾞｱｱｱｱｯ!!

【ラフレシアのはなびらのまい！】

コイル「びびぃ〜！？」ﾄﾞﾃｯ

やよい「そんな！」

アテナ「花びらの舞は継続技！ 一度始めたら指示はいらないのよ！」

ラフレシア「らっふー！」ｷﾞﾛﾘ

やよい「……っ！」

115 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:10:35.88 ID:gFpDjcPAO

アテナ「次の攻撃でコイルは戦闘不能よ！」

【ラフレシアのはなびらのまい！】

ラフレシア「らっふー！」ﾌﾞｱｱｯ

コイル「……！」

やよい「コイルっ！！」

アテナ「アハハッ！ 終わりね！」


アカオーニ「……そうはイカのくんせいオニ！」ﾀﾞｯ


ラフレシア「！」

【アカオーニのまもる！】

ﾌﾞｱｱｱｱｯ!!

アカオーニ「オニィイ……！？」

アテナ「馬鹿ね！ 生身で花びらの舞を受けるなんて！」

アカオーニ「オニ……っ」ﾊﾞﾀﾘ

やよい「アカオニさんっ！」

116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:12:21.66 ID:gFpDjcPAO

アカオーニ「くう……、中々強い攻撃オニ……」

やよい「どうして庇って……」

アカオーニ「別にお前達を庇ったわけじゃないオニ。あのロケット団という奴らは気に入らないし、お前達には聞きたいことが山ほどあるオニ！」ﾖﾛﾘ……

アカオーニ「この世界のこと！ お前達は知ってるオニ！？」ｽﾀｯ

アテナ「立ち上がったですって……！」

アカオーニ「どうなんだオニ！ プリキュア！！」

みゆき「……うん、知ってるよ」ｺｸﾘ

アカオーニ「そうかオニ。なら詳しい話は後で……こいつらを倒してからオニ！！」ｷﾞﾛﾘ

アテナ「チッ……」

117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:15:05.98 ID:gFpDjcPAO

アカオーニ「行くオニ、プリキュア！」ﾀﾞｯ

【アカオーニのとっしん！】

アテナ「ラフレシア！」

ラフレシア「らっふー！」ﾌﾞｱｱｯ

【ラフレシアのはなびらのまい！】

アカオーニ「……！」

やよい「危ないッ！」

キャンディ「クルー！！」ﾀﾞｯ

【キャンディのでんきショック！】

ラフレシア「らふー！？」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

ﾌﾞｱｱｯ!!

アカオーニ「むっ！」

【ラフレシアのこうげきははずれた！】

キャンディ「花びらの軌道を変えさせたクル！」

アカオーニ「やるオニな、妖精！」

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:18:38.13 ID:gFpDjcPAO

みゆき「あの花びらの舞を使われたら結局近づけない！」

キャンディ「そりなら大丈夫クル！ 花びらの舞には欠点があるクル！」

やよい「欠点？」

キャンディ「技を出し続けることで、我を忘れて混乱するんだクル！」

みゆき「混乱？」

アカオーニ「なるほど。そこをつくオニ」

キャンディ「そうクル！」

やよい「よ、よくわからないけど……」

みゆき「わかった！」

アテナ「ウフフ、何をしても無駄よ」

ラフレシア「らっふー」

アテナ（ラフレシアにはキーのみを持たせている。混乱しても回復するわ。この私が花びらの舞のデメリット効果の対策をしていないとでも？）

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:24:02.29 ID:gFpDjcPAO

アテナ「ラフレシア、トドメをさしてあげなさい！」

ラフレシア「らっふー！」

【ラフレシアのはなびらのまい！】

アカオーニ「来るオニ！」

キャンディ「大丈夫クル！ もうじき混乱に……」

ラフレシア「っ！？」ｸﾗｯ

【ラフレシアはこんらんした！】

ラフレシア「らふ〜？」ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ

キャンディ「混乱したクル！」

アカオーニ「本当オニ！」

みゆき「これで……フシギダネ！」

フシギダネ「だねふし！」

やよい「コイル！」

コイル「びびぃ！」

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:27:09.94 ID:gFpDjcPAO

キャンディ「みんなの力を合わせるクル！」

アテナ「ふふ、お馬鹿ね！」

ラフレシア「らふっ」つキーのみ

キャンディ「キーのみ……！」

アカオーニ「なんだそれオニ？」

キャンディ「食べたら混乱が治る木のみクル！」

アカオーニ「なにい！」

みゆき「じゃあラフレシアの混乱が……！」

やよい「唯一の隙だったのに！」

アテナ「お疲れ様〜。あなた達の作戦なんかお見通しだっての」

ラフレシア「らふ！」ﾊﾟｸ……

アテナ「さあ混乱も治ったことだし、暴れちゃいなさいラフレシア！」

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:30:06.00 ID:gFpDjcPAO

ラフレシア「ら、ふ……」ｶﾞｸｶﾞｸ

キーのみ＜ﾎﾟﾛｯ……

アテナ「ラフレシア？」

ラフレシア「らふうっ……！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

アテナ「ち、ちょっと！ どうしたのよ！？」

ラフレシア「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

みゆき「？ 何かあったみたい」

キャンディ「ありは……？」

やよい「きゃあっ！？」

みゆき「やよいちゃん、どうしたの……ってまぶしっ！」

アカオーニ「どうしたオニ？」ﾍﾟｯｶｰ

みゆき「ちょ、アカオニさんまぶしい！」

やよい「アカオニさんから後光が！」

アカオーニ「オニ？」ﾍﾟｯｶｰ

キャンディ「こりは……」

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:33:17.67 ID:gFpDjcPAO

ラフレシア「」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

アテナ「ど、どうしたっていうのよ！ 食べないなら私が無理矢理にでも……！」ｸﾞｲｸﾞｲ

ラフレシア「らふうっ！」ﾊﾞｼｲｯ

アテナ「いだっ！？ ……あ、あなた！ この私に向かって！！」

ラフレシア「らふうっ」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

アテナ「一体どうなって……」

キャンディ「きんちょうかんクル！」

アテナ「は……？」

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:36:14.97 ID:gFpDjcPAO

みゆき「キャンディ、緊張感って？」

キャンディ「ポケモンにはそれぞれ特性というものがあるクル。緊張感はそのひとつクル」

やよい「その特性がどうしたの？」

アカオーニ「まったく意味わからんオニ」

キャンディ「いや、チミの特性クル！」ﾋﾞｼｯ

アカオーニ「お、俺様のぉ？」

キャンディ「そうクル。緊張感はその場にいるだけで相手に木のみを食べさせなくする特性クル」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

みゆき「それでラフレシアはキーのみを食べられなくなったんだね」

やよい「すごーい、アカオニさん！」

アカオーニ「そ、そうオニ？ ……って俺様はポケモンじゃないオニ！」ｳｶﾞｰ

アカオーニ「でも鬼っぽくていい特性オニ！」ﾃﾚﾃﾚ

124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:39:15.77 ID:gFpDjcPAO

アテナ「緊張感……そのせいね！」ｷﾞﾘｯ

ラフレシア「」ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ

キャンディ「混乱は解けていないままクル！ みんな、今クルー！！」

みゆき・やよい「うん！」

アカオーニ「オニ！」

フシギダネ「だねふし！」

コイル「びびぃ！」

アカオーニ「オニー！」


【さんみいったい！】


ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｯ!!!

アテナ「あああああっ！？」

ラフレシア「らふうううっ！？」

125 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:42:08.44 ID:gFpDjcPAO

みゆき「す、すごい！ 三匹の技が重なって……」

やよい「強大な力を生み出した……！」

下っ端＜ｳﾜｱｱｱ! ﾀｲﾁｮｰ!?

アテナ「く……」ﾖﾛｯ

アカオーニ「」ｻﾞｯ

アテナ「！」

アカオーニ「気に食わない奴オニ。このまま二度と口を聞けないように……」

やよい「ま、待って！」

アカオーニ「オニ？」

やよい「何もそこまでしなくても！」

アカオーニ「……どうして止めるオニ」

やよい「だ、だって」

アカオーニ「こいつらの方から俺様を襲ってきたオニ！ 仕返しをするのは当然オニ！」

やよい「だからって……」

アカオーニ「ふん！ お前に指図される謂れはないオニ！」つ金棒

アテナ「……っ」

下っ端＜ﾀｲﾁｮｰ!!

アカオーニ「覚悟するオニ！」

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:45:09.52 ID:gFpDjcPAO

金棒＜ﾌﾞﾝｯ!

アテナ「……！」

ｶﾞｼｲｯ!

アカオーニ「むっ！」

ハッピー「……駄目だよ、アカオニさん」

アカオーニ「プリキュア……！」

アテナ「あなた……」

やよい「ハッピー！」

ハッピー「もう勝負は着いたでしょう……。確かにこの人は悪い人で非があるけど、傷ついている人に追撃するようなことは……私が許さない！」

アカオーニ「……！」

アテナ「……チッ、」ﾀﾞｯ

下っ端＜ﾀｲﾁｮｰ!

アテナ「今のうちに行くわよ！」

下っ端＜ｲ ｲｴｯｻｰ!!

127 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:49:34.12 ID:gFpDjcPAO

キャンディ「行っちゃったクル」

アカオーニ「……」

ハッピー「……アカオニさん」

アカオーニ「ふん、相変わらず甘い奴らオニ」

アカオーニ「……まあいいオニ。さあ、話してもらうオニ。この世界のことを」


〜〜〜

アカオーニ「ポケモン、オニか」

キャンディ「チミもポケモンに間違われたみたいクル」

アカオーニ「ふん。ムカつく話オニ」

みゆき「でね、私達は思うんだけど」

やよい「ポケモンが私達をこの世界に連れて来たんだって思うの」

アカオーニ「ポケモンがぁ？ 馬鹿らしい話オニ。どうせマジョリーナのハツメーのせいだオニ！」

128 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:51:19.49 ID:gFpDjcPAO

みゆき・キャンディ「…………」

アカオーニ「？」

みゆき「オオカミさんと同じこと言ってる」

キャンディ「マナフィはフィオネを呼ぶクル」

アカオーニ「オオカミさ……ウルフルンんん〜？？」

アカオーニ「ウルフルンの奴もこの世界にいるのかオニ！？」

みゆき「う、うん。トキワシティで見たけど」

アカオーニ「！ ウルフルンも……ということは……」

みゆき「？」

アカオーニ「……ぃよーし！ それならばお前達に用はないオニ！！」

みゆき「へっ？」

アカオーニ「おっさらばオニー！」ﾀﾀｯ

ｿｳﾀﾞ! ﾄｷﾜｲｺｳｵﾆ!

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:54:19.26 ID:gFpDjcPAO

みゆき「あ……」

やよい「行っちゃったね」

みゆき「うん。なんだったんだろう」

キャンディ「とりあえずキャンディ達も先へ進むクルー！」

看板「このさきハナダシティ」


〜ハナダシティ

ｷｬｰｷｬｰ ﾜｰﾜｰ

女の人＜ﾋｯﾀｸﾘﾖｰ!!

ﾜｰﾜｰ!

引ったくり「ククッ……」ﾀﾀﾀ

引ったくり「馬鹿な女め。隙がありすぎて笑えるぜ」ﾀﾀﾀ

引ったくり「まあ俺達にかかればどんな奴からでも奪い取れるがな。なあ、スリープ？」ﾀﾀﾀ

スリープ「うへへ」

引ったくり「さあて、早く帰って……」


「「お待ちなさい！！」」

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 21:57:05.23 ID:gFpDjcPAO

引ったくり「あぁ？」

？「窃盗なんて非道な行為、この私が許しません！」

引ったくり「チッ、警察か」

無線『ジュンサー巡査！ そちらは！？』

？「ええ、追いつきました。引ったくりさんは目の前です」

無線『分かりました。すぐに応援を寄越します！』ﾋﾟｯ

？「はい。……まあその前に終わるとは思いますが」

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 22:00:28.24 ID:gFpDjcPAO

引ったくり「ひひっ、ジュンサーさんよお！ テメエみたいな女に俺を捕まえられるわけねえだろうが！」

？「それはどうでしょう？ これでも私、それなりに修羅場というものを体験してきました。私から言わせてもらえば、あなたこそ恐るるに足りませんね」

引ったくり「ほざけ！ スリープ、やってやれ！」

？「行ってください、ニョロモ！」ﾎﾞﾑ!

ニョロモ「にょろーん」

スリープ「うへへ！」ﾀﾞｯ

引ったくり「スリープ、お前の恐ろしさを見せてやれ！ さいみ……」

【ニョロモのさいみんじゅつ！】

スリープ「」ｽﾋﾟｰ

引ったくり「んなあっ！？」

？「知っていますよ。スリープ使いの引ったくりさん、最近噂になっています。だからこそ何をやってくるかは明白……」

引ったくり（！ こいつ、いつの間に後ろに！？）

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 22:03:14.41 ID:gFpDjcPAO

引ったくり「くそっ！」ﾀﾞﾀﾞｯ

？「逃がしません！」

ニョロモ「にょろー！」ﾌﾞｼｬｱｱｯ

【ニョロモのみずでっぽう！】

引ったくり「ひいっ、つめて！」ﾄﾞﾀｯ

ﾂｶﾂｶ

？「ご自分の仲間のスリープを置いてお逃げになるつもりでした？」

引ったくり「ひ、ひいっ！ 来るなあっ……！」

？「あなたのような人は口で言っても分かりませんね。それなら……体に教えるまで！」ｷｯ

引ったくり「ひっ……」


ビューティ「プリキュア・ビューティ・ブリザード！！」


引ったくり「ぃぎんゃぁあああああああああああああああああ！？」

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/04(金) 22:04:27.48 ID:gFpDjcPAO

今日はここまで
やっと出せました

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/04(金) 22:37:46.40 ID:A++o8BSb0

乙です。続き楽しみにしてます

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/05(土) 01:24:03.88 ID:lEfpWWxIO

乙
ちょっとコイルになってくる

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:38:54.94 ID:byJJjjjAO

〜ポケモンセンター

ﾃﾝﾃｺﾋﾟｺﾋﾟﾝ!

ジョーイ「おまちどおさま。フシギダネとコイルは元気になりましたよ」

みゆき・やよい「ありがとうございます！」

フシギダネ「だねふし！」

コイル「びびぃー！」

キャンディ「よーし、回復も終わったことだし張り切って旅を続けるクルー！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

やよい「町に来たからまずは情報収集だね」

キャンディ「クル」

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:40:09.09 ID:byJJjjjAO

みゆき「あ、そだそだ。キャンディ、思ったんだけどさ」

キャンディ「クル？」

みゆき「私達の聞きたい情報ってとてもありふれたものとは言えないよね？」

キャンディ「もちろんクル。そんな簡単に見つけられたら苦労しないクル」

みゆき「そこだよ」

キャンディ「クル？」

みゆき「そんな情報なら普通の人に聞いても知ってるわけないじゃない？ だからただやみくもに聞き込みをするのは違うと思うんだ」

キャンディ「た、確かにそうクル」

やよい「じゃあどんな人に情報を聞き出せばいいのかな？」

みゆき「そこなんだよね……。普通の人じゃない……そう、例えばジムリーダーとか！」

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:42:02.81 ID:byJJjjjAO

キャンディ「ジムリーダークル？」

みゆき「キャンディも言ってたじゃない！ ジムリーダーは町の実力者だって！ 実力者なら何か知ってそうだよ！」

やよい「なるへそ！」

キャンディ「みゆきにしてはいい考えクルー！」

みゆき「私にしては、って何よう。失礼しちゃう。はっぷっぷー！」

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:44:02.12 ID:byJJjjjAO

〜〜

看板「ハナダジム」

やよい「ハナダシティにもポケモンジムがあるんだねー！」

キャンディ「ジムリーダーももちろんいるクル」

みゆき「二つ目のジムバッジ、ゲットするぞー！」

フシギダネ「だねだね！」

キャンディ「じろっ！ みゆき、情報収集はどうしたクル〜？」

みゆき「あははー。い、いいじゃなーい。ちょっとくらーい」

キャンディ「まったく……」

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:46:02.70 ID:byJJjjjAO

やよい「中はいろー♪」

みゆき「うんー♪」

ｳｨｰﾝ

プール＜ﾃﾞﾃﾞﾝ!

みゆき「わおー！ プールだー！！」

やよい「が、学校のより全然大きーい！」

みゆき「泳ご泳ごー！」

やよい「わーい！ ……でも水着持ってないや」

みゆき「ホントだね」

キャンディ「みゆき、遊びに来たわけじゃないクル！」

みゆき「わかってるって」

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:48:06.18 ID:byJJjjjAO

みゆき「……」

キャンディ「」ｵｲｯﾁﾆｻﾝｼ!

みゆき「それにしては準備運動ばっちりそうだけど」ｼﾞﾄ

キャンディ「ばっちりクル！」ｸﾞｯ

みゆき「ええーっ！ キャンディだけずるーい！」

やよい「そうだそうだー！」

キャンディ「みゆき達もそのまま入ればいいクル」

みゆき「そんな無茶なぁ」

キャンディ「クルう♪」ﾀﾞｯ

【キャンディのダイビ……】

？「コラああっ！！」

キャンディ「クル！？」ﾋﾞｸｯ

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:50:06.31 ID:byJJjjjAO

ビキニ「私はビキニのお姉さん！ あなた達、ジムの挑戦者さん？」ｽﾀｽﾀ

みゆき「そ、そうです」

やよい「なんか佐々木先生に似てるね」ｺｿｺｿ

みゆき「うん。スタイルとかね」ｺｿｺｿ

やよい「佐々木先生の水着姿はあんな感じなんだろうなぁ」ｺｿｺｿ

ビキニ「まったく、プールの中にピカチュウを入れたら駄目でしょう」

キャンディ「キャンディはピカチュウじゃないクル！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

ビキニ「しゃ、喋った？」

みゆき「あははー！ ところでお姉さん、スタイルいいですねー！」ｱｾｱｾ

やよい「憧れちゃいますー！」ｱｾｱｾ

ビキニ「な、なに？」

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:52:03.55 ID:byJJjjjAO

みゆき「お姉さんがここのジムリーダーですか？」

ビキニ「うん？ 違うわよ。ここのジムリーダーはカスミさんっていうのよ」

やよい「カスミさん？」

ビキニ「そ、おてんば人魚のカスミ。なかなか手強いわよ」

みゆき「ごくりっ」

やよい「でもなんかかわいいね」

キャンディ「クル」

ビキニ「でもね、せっかく来てもらったところ悪いけど、今カスミさんは留守なのよ」

みゆき「いないんですか！」

ビキニ「うん。副業の方が忙しいそうで」

やよい「副業ぉ？」

ビキニ「彼女はジムリーダーであると同時に警察官でもあるのよ」

みゆき「大変なんですね」

ビキニ「ま、彼女は忙しい方が性に合ってるみたいだけど」

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:54:06.75 ID:byJJjjjAO

ビキニ「で、どうするの？ このままここで待つ？」

みゆき「どうしよう？」

やよい「カスミさんが帰ってくるならジムで待っていた方がいいよね」

キャンディ「クル！」

みゆき「よし、そうしよ……」

ビキニ「そう！ ならあなた達もビキニを着て泳がなーい？」

水着＜ﾋﾗﾋﾗ

やよい（か、過激……！）

キャンディ（キャンディ、子供だから見ちゃいけないクル！）

みゆき「え、ええと」

「「失礼しまーす！！」」ﾀﾞｯ

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:56:17.51 ID:byJJjjjAO

〜〜

みゆき「ふうっ、あせった〜」

キャンディ「あんなの着られないクル」

みゆき「私達まだ中学生だし」

やよい「まだ中学生だもんね」

みゆき「プリキュアだし」

やよい「プリキュアだもんね」

キャンディ「クル」

ﾜｰﾜｰ!

キャンディ「クル？」

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:58:04.38 ID:byJJjjjAO

〜〜

れいか「現行犯逮捕！ 取り押さえました！」ｶﾞｼｲｯ

引ったくり「」ｶﾁｲﾝ!

警察官１「ジュンサー巡査！ ただいま応援に……って」

警察官２「もう捕まえましたか！ さすがはジュンサー巡査！」

警察官＜ｻｽｶﾞｼﾞﾑﾘｰﾀﾞｰﾃﾞﾓｱﾙ! ｽｹﾞｰ! ﾓｴｰ!


「「お黙りなさい！！」」ﾋﾟｼｬﾘ


れいか「私はジュンサーではないと何度も申したはずです！ 私には青木れいかという名があります！」

警察官１「す、すみません！」

警察官＜ｵｺｯﾃﾙﾚｲｶｻﾝﾓｲｲ! ﾉﾉｼﾗﾚﾀｲ! ﾌﾐﾂｹﾗﾚﾀｲ!

れいか（何を言っても無駄ですね……）

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 19:59:02.39 ID:byJJjjjAO

れいか「もう良いです。さあこの方を連行してください」

警察官１「はっ！」ﾋﾞｼｯ

警察官２「おら、来い！」ｸﾞｲｯ

引ったくり「」ﾎﾟﾛｯ

バッグ＜ﾄﾞｻｯ

れいか「！ これが盗品ですね」

女の人＜ｱﾘｶﾞﾄｳｺﾞｻﾞｲﾏｼﾀ!

れいか「いいんですよ。私は当然のことをしたまでですから」ﾆｺｯ

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:00:03.15 ID:byJJjjjAO

女の人＜ﾍﾟｺﾘ!

れいか「ふふ」ﾉｼ

れいか（……。あの引ったくりさんの服にあったマーク、『Ｒ』）

れいか（近頃このカントー地方で暗躍しているというポケモンマフィア・ロケット団の目印のはず……彼はロケット団の一員のようですね）

れいか（これは詳しく調べてみる必要がありますね……）


「「れいかちゃ〜ん！！」」


れいか「？ 私の名前を呼ぶ声を聞くのはこの世界で初めて……まさか！」

みゆき・やよい「れいかちゃーん！」

キャンディ「れいかー！」

れいか「みゆきさん、やよいさん！ キャンディ！」

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:01:02.88 ID:byJJjjjAO

みゆき「こんなところにいたんだねー！」

れいか「皆さん！ ようやく、あの世界の方に会えました……！」

やよい「良かった、無事再会できて……」ｳﾙｯ

キャンディ「なんでやよいがまた泣くクル？」

やよい「だってぇ、しっかり者のれいかちゃんと会えたんだも〜ん！」

キャンディ「なっ！ キャンディ達じゃ不安だったクル！？」

やよい「正直、あかねちゃんとかの方が……」ｴﾍｯ

みゆき「はっぷっぷー！」

やよい「もう、冗談だよお」ｸｽｯ

れいか「ふふっ、本当に皆さんなんですね」ｸﾞｽｯ

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:06:05.10 ID:byJJjjjAO

れいか「積もる話もありますが、再会できて良かったです」

みゆき「うん！」

やよい「あかねちゃんとなおちゃんはまだだけどね……」

れいか「！ なおとあかねさんはどこに？」

キャンディ「それを探しているクル」

れいか「そうですか……」

みゆき「れいかちゃん！ この世界が私達のいた世界じゃないって知ってるよね？」

れいか「ええ。ポケモンという不思議な生き物がいるのがこの世界……私達はこの世界に迷い込んでしまった……」

キャンディ「そうクル。キャンディ達はれいか達を探すとともにその迷い込んでしまった原因を探しているクル！」

れいか「原因、ですか？」

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:09:35.99 ID:byJJjjjAO

〜〜

みゆき「と私達は思うの」

れいか「なるほど。ポケモンが私達をこの世界に……」

やよい「オオカミさんとアカオニさんもね」

キャンディ「マジョリーナも同じだと思うクル」

れいか「……確かに私が知っている限りではポケモンという生き物はとても不思議な力を秘めています。そのようなことを出来ても不思議ではありませんね」

やよい「？ その言い方だとれいかちゃんは色んなポケモンを見てきたみたいだけど」

れいか「はい。ハナダに来て結構経ちますから」

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:11:07.61 ID:byJJjjjAO

みゆき「結構って……どのくらい？」

れいか「そうですね。一ヶ月ほどでしょうか」

「「い、一ヶ月ぅうううううううううううううううううううう！？」」ｸﾙｰ!?

れいか「は、はあ。皆さんもそのくらいなのでは？」

やよい「ぜ、全然違うよ！」

みゆき「私とキャンディは今からでも一週間くらい前で、やよいちゃんは二週間前！」

れいか「で、では私は……」

キャンディ「果てしないクル」

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:12:47.96 ID:byJJjjjAO

みゆき「……」

やよい「これじゃあ他のみんなが心配になってきたよ」

キャンディ「クル……」

みゆき「ていうかれいかちゃんは一ヶ月も何をしてたの！」

やよい「お、お風呂はちゃんと入ってた！？」

れいか「私はここに来た時にはすでにポケモンジムのジムリーダーになっていましたけど……」

みゆき「ジ、ジムリーダー？」

やよい「っていうことはれいかちゃんがカスミさん！？」

れいか「そう言われますね、ジムでは。それと……」

みゆき「その格好って……」

れいか「どうやら警察官も兼ねているようで、こちらではジュンサーさんと呼ばれます」ｺｴｶﾞﾅﾝﾄｶ

キャンディ「どういうことクル……」

やよい（コスプレじゃなかったんだ……）

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:16:21.37 ID:byJJjjjAO

れいか「ですから特に生活には困っていなかったのですが。お風呂も毎日入ってます」

みゆき「私なんて草原にポイだったのに」

やよい「私森暮らしだよ？」

キャンディ「キャンディ、ポケモンと間違われたクル！」

れいか「皆さん色々と苦労したんですね……」

みゆき「とにかくこれで四人に増えて、まだ全員揃ってないけど……良かった！」

キャンディ「四人で旅を続けるクルー！」

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:27:50.62 ID:byJJjjjAO

〜ハナダシティ外れ

れいか「皆さん、お待たせしました！」ﾀﾀｯ

みゆき「ジムと警察の方はどうだったの？」

れいか「はい。半ば無理矢理でしたが、なんとか抜け出してきました」

やよい「ジムリーダーがいなくなっちゃうんだよね」

れいか「それならビキニさんがジムを継いでくれるそうです」

やよい「あのビキニさんが」

れいか「……たった一ヶ月でしたが少し名残惜しい気もしますね」ﾌﾌ

キャンディ「れいか……」

みゆき「やっぱり未練はあるよね」

れいか「いえ、私がいなくてもジムも警察も大丈夫ですよ」

みゆき「それにしてはまだ婦警ルックだけど」

れいか「……あっ」

れいか「き、着替えるのを忘れていました」ﾜﾀﾀ

やよい「これはこれでアリかも！」

れいか「ええっ！？」

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:40:14.14 ID:byJJjjjAO

〜クチバシティ

れいか「ここはクチバシティ、カントーが誇る港町です」

れいか「港町というだけあって港にはサントアンヌという船が……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

みゆき「詳しいんだね、れいかちゃん」

キャンディ「キャンディの役目をとられたクル」

やよい「ここにもポケモンジムがあるの？」

れいか「はい。クチバシティジムリーダー、イナズマアメリカン・マチスさんというお方がジムリーダーです」

みゆき「なんかすごいね」

やよい「カタカナいっぱい」

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:44:28.73 ID:byJJjjjAO

れいか「実際にお会いしたことはありませんが、聞いた話によると外国から来た人だそうですね」

みゆき「えー、外国人だ！」

やよい「英語話せないよー！」

れいか「長い間カントーにいるので大丈夫だとは思いますが」

キャンディ「たくさん情報を持っていそうクル！」

みゆき「じゃあ一旦ポケモンセンターに行ってからジムに向かおう！」

やよい「ここまで来るのにもトレーナーとのバトルや野生ポケモンが出てきたりで疲れちゃったもんね」

キャンディ「キャンディも充電したいクル」

れいか（キャンディは電気タイプなのですか）

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:47:14.52 ID:byJJjjjAO

〜クチバジム

ｳｨｰﾝ

みゆき「たのもーう！」

やよい「ジム挑戦に来ましたー！」

ｼｰﾝ……

キャンディ「誰もいないクル？」

れいか「マチスさんは用心深いお方だと聞きます。隠れていたりするのかもしれません」

やよい「見つけ出そう！」

みゆき「おー！」

ごみ箱＜ｽﾞﾗｰ

キャンディ「ごみ箱がいっぱいクル」

れいか「規則正しく並んでいますね」

やよい「何の意味があるんだろう？」

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:49:08.25 ID:byJJjjjAO

みゆき「きっと何か秘密があるんだよ！ ここは……フシギダネ！」ﾎﾞﾑ!

フシギダネ「だねふし！」

キャンディ「？ フシギダネを出してどうするクル？」

みゆき「きっとこの中にマチスさんが隠れているのです！ だからつるのムチで全て叩いて引っ張り出すのです！」

キャンディ「えぇー」

みゆき「いっくよ、フシギダネ！ つるの……」

？「待ってクダサーイ！！」ﾀﾞﾀﾞｯ

みゆき「へっ？」

フシギダネ「だねふし？」

？「そんなことをしたらせっかくのデバイスがブレークしちゃいマース！」

みゆき「な、なんて？」

やよい「おじさん誰ですか？」

マチス「おおーう。ソーリー、申し遅れマシタ。ミーはマチス！ ここのジムリーダーネ！」

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:51:03.37 ID:byJJjjjAO

みゆき「あ、あなたがマチスさん！？」

マチス「イエース」

やよい「用心深いんじゃ……」

マチス「ジムのデバイスをブレークされそうだったので、つい飛び出してしまいマシタ」

みゆき「す、すみません」

マチス「ところでユー達はチャレンジャーさんデスカー？」

みゆき「はい！ ジム挑戦に来ました！」

マチス「フフ、いいデショウ！ ミーが受けて立ちマース！」

マチス「それで誰がチャレンジャーさんデスカー？」

みゆき「それは……」

キャンディ「決めてなかったクル」

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:53:22.58 ID:byJJjjjAO

やよい「はいはい！ 私やりたい！」

みゆき「そうだね。ニビでは私がやったし」

れいか「私も構いません」

やよい「やったー！」ﾜｰｲ

キャンディ「頑張るクル、やよい！」

マチス「オーイエッ！ チャレンジャーはアナタデスカ」ｶﾁｬ

マチス「レディーゴー！ ライチュウ！」ﾎﾞﾑ!

ライチュウ「らーい！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

【マチスはライチュウをくりだした！】

キャンディ「ライチュウクル！」

みゆき「つ、強そう！」

れいか「やよいさん、頑張ってください！」

やよい「任せておいて！」ｶﾁｬ

やよい「コイル、出番だよ！」ﾎﾞﾑ!

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:55:09.69 ID:byJJjjjAO

【やよいはコイルをくりだした！】

コイル「びびぃー！」

マチス「ほう！ 電気タイプデスカ！」

れいか「対するライチュウも電気タイプ……」

みゆき「電気タイプと電気タイプの対決だね！」

マチス「さあ、どっからでもかかって来てクダサーイ！」

ライチュウ「らーい」ﾁｮｲﾁｮｲ

やよい「行くよ、コイル！ でんきショック！！」

コイル「びびぃー！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

【コイルのでんきショック！】

ライチュウ「らーい！」ﾍｯﾁｬﾗ

やよい「ええっ！」

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:57:41.51 ID:byJJjjjAO

マチス「効きマセーン！ そんなウィークな電気ではライチュウには届きマセンヨ！」

やよい「ううっ……」

マチス「ネクスト！ こちらの番デース！ ライチュウ、でんこうせっか！！」

【ライチュウのでんこうせっか！】

ライチュウ「らいらい！」ﾀﾀﾀ

コイル「び、びびぃ？」ｵﾛｵﾛ

キャンディ「なんていうスピードクル！」

みゆき「早過ぎてライチュウがいっぱいいるように見える……！？」

れいか「いえ、実際にライチュウは増えています！」

マチス「分かりマシタ？ そう、かげぶんしんデスヨ！」

やよい「かげ、ぶんしん！？」

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 20:59:32.97 ID:byJJjjjAO

ライチュウ「」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

マチス「もの凄いスピードで走り回り、まるで分身しているかのごとく見えますデショウ？」

コイル「び、びびぃ……」ｵﾛｵﾛ

やよい「どれが本物かわからない……！」

キャンディ「やよい！ 攻撃をするクル！ そうしないと分身ごと一斉に攻撃をしてくるクルー！！」

やよい「そ、そんなこと言われたって……どれに何をすればいいかなんて……」

コイル「びびぃ……」ｵﾛｵﾛ

マチス「フフ、ここまでデスネ。ライチュウ、１０まんボルト！」

ライチュウ「らーいちゅううっ！！」ﾊﾞﾘｲｯ

コイル「……！！」

ﾋﾟｼｬｱﾝｯ!!

コイル「……び、び…………」ﾊﾞﾀﾘ

【コイルはたおれた！】

やよい「コイル……っ！」

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 21:01:14.80 ID:byJJjjjAO

マチス「影分身で相手を惑わしトドメの十万ボルト。こんな芸当はライチュウにしか出ん来マセーン！ でんきだけにネ！ イッツァアメリカンジョークヨ！！」ﾊﾊﾊ!

やよい「コ、コイル……」

コイル「」ｶﾞｸﾘ

みゆき「やよいちゃん！」ﾀﾀｯ

れいか「大丈夫ですか？」

やよい「ううっ……」ｳﾙｯ

やよい「うわああああああああん！！」ﾀﾞﾀﾞｯ

みゆき「や、やよいちゃん！？」

マチス「エスケープしてしまいマシタネ」

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/05(土) 21:02:41.89 ID:byJJjjjAO

今日は終わり
明日は放送も見れないほど予定詰まってるんで投下は無理そう ありがとござましたクル

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/05(土) 21:12:10.27 ID:O5/cZ126o

乙！
へへっ、ジュンサーコスのれいかさんとか素晴らしいじゃないか

168 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/05/08(火) 15:51:46.37 ID:PK7VuLLAO

まだ良作となるかわからないけど応援してる

169 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:03:27.44 ID:yy/G5TBAO

やよい「ふええええん！！」ﾀﾀﾀ

やよい「ふえ……きゃっ！？」ﾄﾞﾃｯ

やよい「うう……」ｳﾙｳﾙ

コイル「びびぃ……」ｸﾞｯﾀﾘ

やよい「コイル、大丈夫？」

コイル「びびぃ……」

やよい「私のせいでこんな……」

やよい「ごめんね、ごめんね……」

コイル「……」

やよい「つい飛び出しちゃったけど……ここどこだろう？」ｷｮﾛｷｮﾛ

ﾎﾞｺｯ

やよい「ん？」

ディグダ「でぃぐ！」ﾋｮｺｯ

やよい「か、かわいい」ｿｰ

ダグトリオ「だぐー！！」ﾄﾞﾝｯ

やよい「きゃあっ！？」

170 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:07:43.84 ID:yy/G5TBAO

コイル＜ｶﾞｼｲｯ

やよい「あっ……！」

ディグダ「でぃぐだでぃぐだ」

ダグトリオ「だぐだぐだぐ」

コイル＜ｽﾞﾘｽﾞﾘ

やよい「ま、待って！ その子は私の……。連れてかないでえっ！」


〜〜〜

看板「ここはトキワシティ」

ウルフルン「ウルッフフ〜、俺様ウルフルン〜」ﾁｬﾁｬｯ

アカオーニ「おーい、ウルフルンー！」ﾀﾀｯ

ウルフルン「！ てめえ、アカオーニ！」

アカオーニ「やっと見つけたオニ」

ウルフルン「お前もこの世界に来てたのか！」

アカオーニ「そうオニ」

ウルフルン「ほう……。ならマジョリーナの奴も……」

171 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:10:03.38 ID:yy/G5TBAO

アカオーニ「お前もマジョリーナのハツメーのせいだと思うオニ？」

ウルフルン「ったり前だろ。他にこんなこと出来る奴がいるか？」

アカオーニ「俺様も同意見オニ」

ウルフルン「じゃあすぐにマジョリーナの奴を見つけて……」

アカオーニ「待つオニ！」

ウルフルン「あ？」

アカオーニ「プリキュアもこの世界にいることは知っているオニな？」

ウルフルン「ああ。この前会ったからな」

アカオーニ「ふふ、俺様にいい考えがあるオニ！」

ウルフルン「なんだよ？」

アカオーニ「プリキュアの奴らもマジョリーナのハツメーでここに迷い込んだとしたら、マジョリーナのハツメーでしか元の世界には帰れないオニ」

ウルフルン「！ ……そうか。奴らをここに置いてきぼりにすりゃあ……」

アカオーニ「俺様達を邪魔する奴らはいなくなるオニ！」

172 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:13:24.22 ID:yy/G5TBAO

ウルフルン「そりゃあいい。バッドエナジーもとりまくり……」

アカオーニ「ピエーロ様の復活も早まり、世界はすぐにバッドエンドに染まるオニ！」

ウルフルン「そうなれば、俺達幹部があの憎たらしいジョーカーよりもピエーロ様に良く扱われるかもなぁ」

アカオーニ「ふふふふ……」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……」


「「大幹部昇進！ 補佐役就任！ イイカンジー！！」」


ウルフルン「そうと決まれば早速マジョリーナを探しに行くぜ！」

アカオーニ「俺様達の輝かしいハッピーエンド……いやいや身の毛もよだつバッドエンドのためにー！」

ﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊﾊ!!

173 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:16:05.35 ID:yy/G5TBAO

〜〜

ディグダ「でぃぐだでぃぐだ♪」

ダグトリオ「だぐだぐだぐ♪」

やよい「ちょっと待ってよ〜！」ﾀﾀﾀ

コイル＜ｽﾞﾘｽﾞﾘ

やよい「はあはあ……これじゃあ埒があかないよ……なら！」

スマイルパクト＜ﾊﾟｶ

ﾚﾃﾞｨｰ!


やよい「プリキュア、スマイルチャージ！」


ｺﾞｰ!

ｺﾞｰｺﾞｰﾚｯﾂｺﾞｰ! ﾚｯﾂｺﾞｰﾋﾟｰｽ!


ピース「ぴかぴかピカリンじゃんけんポン♪ キュアピース！」ﾊﾟｰ!


ディグダ「でぃぐ？」

ダグトリオ「だぐ？」

ピース「私のコイルを返して！」ﾀｯ

ピース「プリキュア・ピース・パーンチ！」

【ピースのメガトンパンチ！】

ディグダ「でぃぐー！」ｻﾞﾊﾞｱｯ

ダグトリオ「だぐー！」ｻﾞﾊﾞｱｯ

【ディグダのすなかけ！ ダグトリオのすなじごく！】

ピース「きゃああっ！？」ﾄﾞﾃｯ

174 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:19:05.68 ID:yy/G5TBAO

ピース「まだまだ……！」ｽｸｯ

ピース「ふおおおっ！」ｸﾞｸﾞｯ


ピース「プリキュア・ピース・サンダー！！」


ディグダ「……！」

ﾊﾞﾘｲｲｯ!!

ピース「やった！」

【こうかがないようだ……】

ディグダ「でぃぐ」ﾍﾗｯ

ピース「そんな……！」ﾌﾗｯ

ピース「ううっ、力が……」ﾌﾗﾌﾗ

ディグダ「」ｷﾞﾛｯ

ダグトリオ「だぐー！」ｻﾞﾊﾞｱｯ

【ダグトリオのすなあらし！】

ピース「きゃああああっ！！」

175 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:22:04.77 ID:yy/G5TBAO

ピース「す、砂まみれ……」ｹﾎｹﾎ

ダグトリオ「だぐー！」

ｻﾞｱｱｯ!!

ピース（前が……見えな……）

ｶﾞｼｲｯ

ピース「！？」

？「大丈夫か？」

ピース「だ、誰？」

？「私か？ 私はジョニー」

ジョニー「通りすがりのポケモントレーナーさ！」

ピース「と、通りすがりの？」

【すなあらしがふきあれている】

ジョニー「相手はディグダとダグトリオか」

ピース「あのポケモンの名前ですか？」

ジョニー「ああ、地面タイプのポケモンだ。電気技はまったく効かない」

ピース「それで……」

ジョニー「しかも今は砂嵐……岩・地面・鋼タイプ以外の行動は封じられている」

ピース「じ、じゃあ……。私のコイルがあのポケモンに盗まれたんです！ 早く助けてあげなきゃ……！」

176 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:25:03.58 ID:yy/G5TBAO

ピース「今行くからね！」ﾀﾞｯ

ジョニー「待て！」

ピース「え……？」

ジョニー「そういうことなら……」ｶﾁｬ

ﾎﾞﾑ!

【ジョニーはニドクインをくりだした！】

ニドクイン「にーど！」

ピース「つ、強そうなポケモン……」

ジョニー「こいつは地面タイプ！ こいつならこの砂嵐の中でも自由に動ける！」

ニドクイン「」ﾀﾞｯ

【ニドクインのとっしん！】

ﾄﾞｶﾞｱｱｯ!!

ディグダ「でぃぐー！？」

ダグトリオ「だぐー！？」

ピース「す、すごい……！」

177 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/05/08(火) 19:28:14.46 ID:yy/G5TBAO

【ディグダのあなをほる！ ダグトリオのあなをほる！】

ディグダ「」ｻｻｯ

ダグトリオ「」ｻｻｯ

ピース「あっ！ 地面に逃げちゃう！」

ジョニー「むしろ好都合！ 地面を振動させろ、ニドクイン！」

【ニドクインのじしん！】

ニドクイン「」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞｵｵﾝ!!

ジョニー「倍のダメージを食らえ！」

ディグダ「」ｸﾞﾀﾘ

ダグトリオ「」ﾊﾞﾀﾘ

【ディグダはたおれた！ ダグトリオはたおれた！】

ジョニー「ふ、他愛のない……戻れニドクイン！」

ニドクイン「」ｼｭｳｳ

178 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:31:25.95 ID:yy/G5TBAO

ピース「コイル！」ﾀﾀｯ

コイル「びび……」

ジョニー「無事だったかい？」

ピース「は、はい！ おかげさまで！」

ジョニー「それはよかった」

ピース「……強いんですね、さっきのポケモン達に何もさせずに勝つなんて」

ジョニー「私だけの力ではないよ。私はニドクインを信頼しているし、ニドクインも同様。強さとはトレーナーとポケモンの絆の力のことだ」

ピース「トレーナーとポケモンの、絆……」

ジョニー「では私はここらへんでおさらばするよ。今度からは気をつけることだ」

ピース「ま……待って！」

ジョニー「？」

ピース「私に、その……強さっていうものを教えてください！」

179 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:34:41.74 ID:yy/G5TBAO

〜〜

やよい「それでマチスさんに負けちゃって、逃げてきちゃって……」

ジョニー「……ふむ、確かにクチバのジムリーダー・マチスは元軍人で戦いというものを知っている凄腕のトレーナーだな。他のジムリーダーとは違う強さがある」

やよい「私、逃げちゃったのは負けたのが悔しくて……」

ジョニー「……」

やよい「コイルがやられちゃったのを見て恐くなって……」

ジョニー「……」

やよい「コイルが負けたのは私のせいだから……」

180 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:37:23.34 ID:yy/G5TBAO

ジョニー「負けて目の前がまっくらになったというわけか」

やよい「私、いやだ。負けるのは……もういや……」

コイル「びび……」

ジョニー「……。私にもそんな気持ちになった頃があったな」

やよい「え……、ジョニーさんにも？」

ジョニー「ニドクインがまだニドラン♀のとき……随分と前の話だがな」

ジョニー「私はトレーナーに成り立てで簡単にはバトルに勝てなかった。私は自分を責めたよ、自分がうまく指示を出せなかったせいで……。今の君のようにな」

やよい「……」

ジョニー「だが私が落ち込んでいる時、私のポケモンが私を心配して励ましてくれたのだ」

やよい「ポケモンが……？」

ジョニー「ああ、君のコイルもさっきから君のことを気にかけているみたいにだ」

コイル「びびぃ」ｿﾜｿﾜ

やよい「あっ……」

ジョニー「私は自分を責めるのをやめた。やめて、何をしたと思う？」

やよい「……？」

ジョニー「修行を始めたのさ」

やよい「修行……」

ジョニー「ポケモンバトルの修行だ」

181 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:40:06.00 ID:yy/G5TBAO

ジョニー「私は決めたのだ。自分だけでバトルに挑まない。トレーナーとポケモンは一心同体、ならばポケモンバトルとはポケモンだけでなくトレーナーもともに戦うもの」

ジョニー「勝利はポケモンとの絆でつかみ取る！」

やよい「……いい」

ジョニー「む？」

やよい「カッコイイー！！」ｷﾗｷﾗ

やよい「ポケモントレーナーってそんなにカッコイイ人達だったんだあー！」

ジョニー「……」

やよい「私もやります、修行！ ロールプレイングゲームでいうレベル上げタイムですね！」

ジョニー「ロ、ロール……？」

やよい「頑張ろう、コイル！ 勇者やよいは修行をして強くなるのだー！」

コイル「びびぃー！」

182 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:43:13.84 ID:yy/G5TBAO

〜トキワシティ ポケモンセンター

ｳｨｰﾝ

ジョーイ「ようこそ、ポケモンセンターへ……」

ウルフルン「ほー、ここがポケモンセンターか」ｽﾞｶｽﾞｶ

ジョーイ「」

アカオーニ「とれーなーなら誰でも無料であんなことやこんなことが出来るというオニ」

ジョーイ「」

ウルフルン「おっ！ そこの姉ちゃん、早速だがありったけのお好み焼きを寄越しやがれ！」

ジョーイ「……お好み焼き？ もしかしてコガネ焼きのことですか？」ﾆｺﾆｺ

ウルフルン「んだそりゃ？ まあ食えりゃなんでもいい。別にお好み焼きが気に入ったわけじゃねえからな」

ジョーイ「は、はあ」ﾆｺﾆｺ

ウルフルン「ここは何でもしてくれんだろ？ さっさと持ってこいよ」

183 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:46:34.31 ID:yy/G5TBAO

ジョーイ「……失礼ですがお客様ー。モンスターボールをお持ちでしょうか？」ﾆｺﾆｺ

ウルフルン「モンスターボールぅ？ なんだそりゃ、食えるのか？」ﾁﾗｯ

アカオーニ「知らんオニ！」

ジョーイ「ここはポケモントレーナー専用施設ですのでトレーナーでない方にサービスは……」ﾆｺﾆｺ

ウルフルン「トレーナーってなんだよ？」ﾁﾗｯ

アカオーニ「分からんオニ！」

ジョーイ「」ﾆｺﾆｺ

アカオーニ「そんな冷たいことを言わずにお願いを聞いてあげればいいオニ！」つ金棒

ウルフルン「そうだそうだ！ ……それとも俺の言う事を聞けないっていうのなら、どうなるかは分かってるよな？」ｼｬｷﾝ

ジョーイ「……お客様ー」ﾆｺﾆｺ

ラッキー「らきっ」ﾀﾞｯ

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:52:08.31 ID:yy/G5TBAO

【ラッキーのかいりき！】

ﾄﾞｵｵﾝ!!

ウルフルン「どへー！？」

アカオーニ「オニー！？」

ﾄﾞｼｬｯ

ジョーイ「センター内でのポケモンバトルは他のお客様の迷惑になりますのでお止めください」ﾆｺﾆｺ

ウルフルン「今のピンクの奴の行動こそ他のお客様に迷惑じゃねえか！」

アカオーニ「そうオニそうオニ！」

ジョーイ「は？」ﾆｺﾆｺ

ウルフルン「ご、ごめんなさい」

アカオーニ「こわ……」

ジョーイ「ラッキー、お客様に帰っていただいて？」ﾆｺﾆｺ

ラッキー「らきっ！」ｶﾞｼｯ

ウルフルン「え？」

アカオーニ「なにするオニ？」

【ラッキーのちきゅうなげ！】

ラッキー「らきいいっ！」ﾌﾞﾝｯ


「「ヤなカンジー！！」」


ｷﾗｱﾝｯ

185 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:55:05.26 ID:yy/G5TBAO

〜ディグダのあな

ピース「はあはあ……」ｾﾞｴｾﾞｴ

コイル「びびぃ……」ｾﾞｴｾﾞｴ

ジョニー「この程度で疲れていたら強くなんてなれないぞ！」

ピース「は、はいい！」

コイル「びびぃ！」ｷｯ

ディグダ「でぃぐ？」ﾋｮｺｯ

ピース「コイル、もう一回だよ！」

【コイルのでんきショック！】

ﾊﾞﾘｲｲｯ!!

ディグダ「♪」ﾍｯﾁｬﾗ

ピース「ま、また！ やっぱり効かないよぉ……」

コイル「びびぃ……」

186 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 19:58:03.41 ID:yy/G5TBAO

ピース「あの、ジョニーさん。こんな意味の無いことで強くなれるんですか？」ﾊｱﾊｱ

ジョニー「この世に無意味なことなどない。価値を見いだせないのなら、やめてもいいんだぞ？」

ピース「それはいやです！ 私、強くなりたいから！」

ジョニー「ならやるんだ！ ディグダに電気を通してみろ！」

ピース「わ、わかりました！ コイル、でんきショック！」

コイル「びびぃー！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

ディグダ「でぃぐ」ｷｶﾅｲ

ピース「だ、駄目だ……」ﾊﾀﾘ

ジョニー「駄目じゃない。電気は地面を貫く！ ディグダの体を見てみるんだ！」

ピース「へ……？」

187 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:01:20.82 ID:yy/G5TBAO

ディグダ「でぃぐー」ｺﾝｶﾞﾘ

ピース「ディグダのお腹に焦げ目が……」

ジョニー「幾度も電気をぶつけたことで無理矢理こじ開けた、唯一の突破口だ！」

ピース「あそこを狙えば電気が通るかも！？」

ジョニー「いや無理だろうな、コイルの力だけでは」

ピース「ポケモンバトルはポケモンとトレーナーがともに勝利をつかみ取るもの……」

ジョニー「分かっているじゃないか。さあ行け！」

ピース「はい！」

ピース「プリキュア・ピース・サンダー！！」

コイル「びびぃー！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

【ピースとコイルのでんきショック！！】

ディグダ「……っ！！」

ﾊﾞﾘｲｲｲｲｲｯ!!

ジョニー「！」ﾌﾞﾙｯ

ジョニー（この力……ッ！！）

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:04:29.93 ID:yy/G5TBAO

ﾊﾞﾘｲｲｯ!!!

ディグダ「……」ｼｭｳｳ……

ディグダ「」ｶﾞｸｯ

【ディグダはたおれた！】

ピース「や、やった？」ｷｮﾄﾝ

ジョニー（この娘……！）ｷﾞﾛﾘ

ジョニー「……ふっ、見事だ」

ピース「やったー！ コイル、私達やったんだあー！！」

コイル「びびぃー！」

ｷｬｲｷｬｲ

ジョニー「……もう私に教えられることはない。君ならマチスにも勝てるさ」ｸﾙｯ

ｽﾀｽﾀ

ジョニー（……フフフ、なるほど。プリキュアか……）ﾆﾔﾘ

189 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:07:06.38 ID:yy/G5TBAO

〜クチバシティ

みゆき「やよいちゃん、やよいちゃーん！」

れいか「やよいさーん！」

キャンディ「やよい、どこクルー！？」

ｼﾝ……

みゆき「やよいちゃん……」

れいか「どこへ行ってしまったのでしょう……」

マチス「ハハハ！ チャレンジャーさんなら誰でもオーケー！ 彼女は負け、今度は君達がチャレンジすればイイネ！」

れいか「それは出来ません！」

みゆき「それに……」

キャンディ「やよいは負けてないクル！！」

マチス「ホワイ？ 彼女のコイルはミーのライチュウにこてんぱんにやられマシタ」

みゆき「それでも、やよいちゃんはリベンジしに帰ってくる！ 私はやよいちゃんを信じてる！」

マチス「ふふ、またバトルをすることになろうともミーには勝てマセン」

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:10:11.69 ID:yy/G5TBAO

ｻﾞｯ!

やよい「みんな、お待たせ！」

みゆき「！ やよいちゃん！」

れいか「やよいさん！」

キャンディ「やよい、帰って来たクルー！」

やよい「みんな、ごめん……いきなり飛び出しちゃって……」

れいか「いいんです、やよいさん」

みゆき「リベンジするんだよね！」

キャンディ「頑張るクル！」

やよい「うん……！」

マチス「フフフ、面白ーい。さあジムに戻ってジムバトルデース」

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:13:28.84 ID:yy/G5TBAO

〜クチバジム

マチス「バトルは一対一の一回勝負！ オーケーデスネ？」

やよい「はい！」

れいか「では……試合開始です！」ﾋﾞｼｯ

キャンディ「なんでれいかが審判クル？」

れいか「なんとなく……」ﾃﾚｯ

みゆき「私もやりたーい！」

マチス「レディーゴー！ ライチュウ！！」ﾎﾞﾑ!

【マチスはライチュウをくりだした！】

ライチュウ「らーい！」

やよい「！ やっぱりライチュウだね」

キャンディ「手強い相手クル……！」

みゆき「ううん、やよいちゃんなら大丈夫だよ！」

キャンディ「どうしてそんなことが言えるクル？」

みゆき「やよいちゃんの目……トキワの森で会ったジョニーさんと同じトレーナーの目をしてるもの！」

やよい「……」ｷｯ

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:15:01.03 ID:yy/G5TBAO

やよい「コイル、出番だよ！」ﾎﾞﾑ!

【やよいはコイルをくりだした！】

コイル「びびぃー！」

マチス「またそのコイルデスカ。そのコイルにライチュウは倒せマセンヨ！」

やよい「倒せるよ！ 不可能なことなんて、この世にはないの！」

マチス「ならミーがその逆を証明してあげましょう。不可能は今ここにアリマス！」

ライチュウ「らーい！」ﾀﾞｯ

やよい「！」

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:18:24.99 ID:yy/G5TBAO

【ライチュウのでんこうせっか！】

れいか「出ました！ ライチュウ得意のスピード戦法！」

キャンディ「でんこうせっかで加速して分身するつもりクル！」

マチス「フフフ、ザッツライト！」

【ライチュウのかげぶんしん！】

ライチュウ「」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

コイル「……！」

やよい「前より数が多い……？」

マチス「ユーのリベンジマッチということで、こちらも気合いを入れさせてもらいマスヨ！」

【ライチュウの１０まんボルト！】

ライチュウ「らーいちゅうう！！」ﾊﾞﾘｲｲｯ!

コイル「っ！」

ﾋﾟｼｬｱｱﾝ!!

れいか「分身も一緒になって繰り出す十万ボルトが決まりました……！」

みゆき「やよいちゃんっ！！」

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:21:06.31 ID:yy/G5TBAO

やよい「……」

マチス「勝負は着きマシタネ」

やよい「……ううん、コイルはまだ倒れていない！」

コイル「びびぃー！」ｼｬｷﾝ

マチス「なに……！？」

コイル「びびぃ〜」ﾏﾝﾌﾟｸ

やよい「修行でお腹が減ってたから……」ﾃﾍｯ

キャンディ「あの大量の電気を全部食べたクル！？」

れいか「何と言う屈強な胃袋……！」

みゆき「そこじゃないでしょ！」

マチス「確かにコイルは電気を食べますがあの量をどうやって……」

やよい「それは強くなったからかもしれません！」

マチス「なるほど……ベリーベリーファンタスティックデスネ！」

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:24:13.19 ID:yy/G5TBAO

【ライチュウのかげぶんしん！】

ライチュウ「らーい！」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

れいか「！ まだ分身が増えるのですか！」

マチス「ミーの戦術の前ではパワーをどれだけ強くしても意味は無いデスネ！」

キャンディ「やよい、どうするクル！」

やよい（やみくもに一体ずつ攻撃しても駄目……）

『ハハハハッ！ イワークのいやなおとでガードが手薄になったところを……』

やよい（！ そっか……！）ﾎﾟﾝ!

マチス「？」

やよい「コイル、きんぞくおんだよ！」

コイル「びびぃ！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

【コイルのきんぞくおん！】

196 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:27:02.74 ID:yy/G5TBAO

ﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞﾋﾞｲｲｰ!!!

キャンディ「クルー！？」ｷｲｲﾝ

れいか「この、音はつらいものが……」ｷｲｲﾝ

みゆき「前にどこかで味わった感覚うう！？」ｷｲｲﾝ

マチス「グウッ、ですがこんな音でライチュウは倒れマセンヨ！」

ライチュウ「らーい！」

やよい「倒すのが目的じゃないです！」

分身達「らいい……！」ｷｲｲﾝ

みゆき「分身が苦しんでる……！」

れいか「なるほど。音だけではライチュウを倒すことは出来ませんが、分身程度なら消すことが出来ます！」

マチス「音は全体を攻撃できる……分身を倒すにはうってつけという訳デスカ！」

197 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:30:08.03 ID:yy/G5TBAO

キャンディ「スピード戦法はもう封じたクル！」

れいか「では後は……」

マチス「小細工なしの真っ向勝負！ ぶつかり合いのガチンコバトルデスネ！」

やよい「ごくりっ」

マチス「フフフ、ライチュウ！」

ライチュウ「らーい！」

やよい「コイル！」

コイル「びびぃー！」

【ライチュウのアイアンテール！】

【コイルのスパーク！】

ﾊﾞﾘｲｲｯ!!

ﾄﾞｵｵｵｵﾝ!!

みゆき「すごいぶつかり合い！」

マチス「なかなかやりマスネー」

やよい「電気ショックだよ！」

コイル「びびぃー！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

198 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:33:14.85 ID:yy/G5TBAO

ライチュウ「らーい！」ﾍｯﾁｬﾗ

マチス「効果はいまひとつ！ やはりコイルのパワーではライチュウを貫けマセンネ！」

やよい「！ コイルの力では……？」

コイル「びびぃー！」ﾁﾗｯ

やよい「……うん！」

スマイルパクト＜ﾊﾟｶ

やよい（ポケモンだけの力で無理なら、トレーナーが手助けをすればいい）

ﾚﾃﾞｨｰ!


やよい「プリキュア、スマイルチャージ！」


ｺﾞｰ!

199 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:37:50.59 ID:yy/G5TBAO

やよい（勝利をつかみ取るのは、いつもトレーナーとポケモンの絆の力なんだから！）


ピース「ぴかぴかピカリンじゃんけんポン♪ キュアピース！」ﾁｮｷ!


マチス「変身した！？」

ピース「コイル、私の真似をして……回転だよ！」ｸﾙｸﾙ

コイル「びびぃー！」ｸﾙｸﾙ

キャンディ「くるくるクル！」

ピース「そのまま電気ショック！」

コイル「びびぃー！！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘｲｲｯ!

マチス「！ このパワーは！？」

れいか「コイルが回転することにより、放出する電気もより強くなっています……！」

ピース「これが私達の絆の力！」


ピース「プリキュア・ピース・サンダー！！」


コイル「びびぃー！」ﾊﾞﾘﾊﾞﾘ

【コイルのでんじほう！】

ﾊﾞﾁｲｲｲｲｲｲｯ!!!

ライチュウ「ら、らいいいいいっ！？」

ﾄﾞｼｬｱｯ

ライチュウ「」ｶﾞｸﾘ

【ライチュウはたおれた！】

マチス「アンビリーバボー！」

200 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:44:19.18 ID:yy/G5TBAO

【やよいはマチスとのしょうぶにかった！】

ピース「や、やった……えへへ……」

コイル「びびぃー♪」ﾀﾞｷﾂｷ!

みゆき「おめでとう、ピース！」

キャンディ「すごかったクルー！」

れいか「良いバトルでした」

ピース「えへへ、そんなことないよ。回転なしでは勝ぃてんなかったしね♪……回転だけに」ｸｽﾘ

みゆキャン（えー……）

れいか（名付けてやよやよジョークですか）ﾒﾓﾒﾓ

マチス「オゥノオゥッ！ 負けてしまいマシタネ！」

マチス「オレンジバッジをあげるヨ！ ミーに勝利した証ダネ！」ｽｯ

ピース「ありがとうございます！」ﾍﾟｺ

ピース「オレンジバッジ、ゲットだよ！」

コイル「びびぃー！」

【やよい、ジムバッジ獲得！】

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:47:19.02 ID:yy/G5TBAO

〜トキワのもり

ｽﾀｽﾀ

ジョニー「……」ｷｮﾛｷｮﾛ

ﾋﾟｶｯ!

ジョニー「むっ！」

木の隙間＜ﾋﾟｶｱｯ

ジョニー「ただの光か……。やはり戻ってきてはいないようだな」


ジョニー「幻のポケモン、ミュウよ！」


ジョニー「せっかくディグダの穴を通りトキワの森へ再び出向いたのだが……。まあいい、おかげで面白いものも見られた」

ジョニー「それにお前のまつげは手に入れた。あとは……」ﾆﾔﾘ

ﾌﾊﾊﾊﾊﾊﾊｯ……!!

202 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/08(火) 20:49:13.36 ID:yy/G5TBAO

今日はここまでです
ジョニーはあくまでポケモンのキャラで、オリキャラではないです 念のため

203 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 19:55:28.24 ID:IO7tPIOAO

〜１２ばんどうろ

みゆき「……」

やよい「……」

れいか「……」

カビゴン「」ｸﾞｶｰｽﾋﾟｰ

みゆき「な、なにこれ……」ｱｾﾞﾝ

キャンディ「いねむりポケモンのカビゴンクル！」

みゆき「カビゴン？」

やよい「先に進めないよ〜！！」ｸﾞｲｸﾞｲ

カビゴン「」ｽﾋﾟｰ

れいか「これは動きそうにありませんね……」

204 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 19:57:55.37 ID:IO7tPIOAO

みゆき「そうだ！ ポケモンならゲットすればいいんだよ！」

キャンディ「駄目クル。カビゴンは眠ることによって体力を回復してるクル」

れいか「ポケモンは基本的に弱らせないと捕まえられませんから」

みゆき「そ、そっか」

やよい「ゲットって難しいね」

れいか「別の道を探しましょう」


〜イワヤマトンネル前

れいか「ここはイワヤマトンネルです。ハナダとシオンをつなぎ、通路として使われています」

みゆき「へえ〜。ここを通るんだね」

やよい「ここまで来るのに疲れちゃった……」

キャンディ「ポケモンセンターが近くにあってよかったクル」

やよい「トンネルの中は暗そう……」

れいか「少し遠回りになってしまいますが、今はこの道以外では次に目指す町・タマムシシティに行けませんし、仕方がありませんね」

205 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:00:46.63 ID:IO7tPIOAO

みゆき「タマムシシティ……はっ！ 娯楽町の？」

れいか「はい。げーむせんたーが有名ですね。タマムシジムもあるんですよ」

キャンディ「というかジムが目当てクル！」

みゆき「私達をここに連れてきたポケモンのことをジムリーダーさんに聞かないとね」

やよい「マチスさんにもバトルの後に聞いてみたけど、何も知らないって」

れいか「タマムシジムリーダーのエリカさんは博識な方です。彼女ならきっと何か知っているでしょう」

キャンディ「クル。とりあえず今はこのトンネルを抜けるクル！」

みゆき「うん！」ﾀﾀｯ

れいか「みゆきさん、転ばないように気をつけて……」

みゆき「あでっ」ｺｹｯ

れいか「だ、大丈夫ですか！」

やよい「……ん？」ﾁﾗｯ

ｵｲ! ﾅﾐﾉﾘｶﾞﾅｲﾄｽｽﾒﾅｲｼﾞｬﾅｲｶ!!

ﾅﾆｲ!? ｸｿ……ﾃﾞﾅｵｽｿﾞ!

ﾏﾀｱﾃﾅｻﾏﾆｵｺﾗﾚﾙ!!

やよい（なんだろう？）

キャンディ「やよい！ 早く行くクルー！」

やよい「あっ、うん！」ﾀﾀｯ

206 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:03:01.67 ID:IO7tPIOAO

〜シオンタウン

みゆき「ふえ〜、やっと着いたぁ〜」ﾍﾄｯ

やよい「フラッシュばっちりだったよね！」ﾍﾟｶｰ

キャンディ「キャンディも頑張ったクル」ﾋﾟｶｰ

れいか「険しい道のりでした……タマムシシティに行く前にポケモンセンターで休憩しましょう」


〜ポケモンセンター

ﾃﾝﾃﾝﾋﾟｺﾋﾟﾝ!

ジョーイ「おまちどおさま！ 四匹とも元気になりましたよ」

みゆやよれい「ありがとうございます！」

キャンディ「クルー」

207 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:06:28.78 ID:IO7tPIOAO

みゆき「よーし、タマムシシティに行こう！ ……ん？」

壁の絵「……」

みゆき「？ 知らないポケモンの絵……？」

やよい「ピンク色のキレイなポケモンだねー！」

れいか「このポケモンは初めて見ますね……とても神々しいです」ﾎｳ

キャンディ「キャンディも知らないクル」

？「そのポケモンはミュウじゃよ」

みゆき「へっ？」

キャンディ「だりクル？」

フジ「わしはフジ。このシオンに住んでおる」

みゆき「私はみゆきです。で、こっちがキャンディで」

やよい「私はやよいで……」

れいか「私はれいかです」

フジ「ほっほ！ 賑やかなことじゃ」

208 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:08:26.79 ID:IO7tPIOAO

れいか「それでフジさん、ミュウというのは？」

フジ「幻のポケモン・ミュウじゃ。カントーによく出現し、その神々しさは見た者すべてを魅了する」

みゆき「幻のポケモン……」

みゆき（キャンディ、もしかして私達が探しているポケモンがそのミュウなんじゃ？）ｺｿｯ

キャンディ（そうかもクル）

やよい「フジさん、その……ミュウには不思議な力とかがあるんですか？」

フジ「不思議な力、とは？」

やよい「例えば、ある人をその人が住んでいたのとは別の世界に連れていってしまうとか……」

209 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:10:28.54 ID:IO7tPIOAO

フジ「別の世界？ ……難しいことはわからんが、そんな事例は聞いたことがないのう」

やよい「そ、そうですか」ｼｭﾝ

フジ「じゃがわしは前にミュウに会ったことがあってな……不思議な力とは違うのかもしれんが、その神々しさにただただ見とれてしまったものだ」

みゆき「へえ〜！」

れいか「フジさんはミュウがお好きなんですね」

フジ「ふふ、ミュウを見たら誰でも感じることじゃ。……おっと少し長く話してしまったな。用があるんじゃった」ｽﾀｽﾀ

みゆやよれい「さようならー！」

みゆき「……」ﾁﾗｯ

壁の絵「……」

みゆき（幻のポケモン・ミュウ……）

210 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:13:33.91 ID:IO7tPIOAO

〜タマムシシティ

キャンディ「タマムシシティに到着クルー！」

れいか「タマムシジムはこちらです。付いてきてください」ｽﾀｽﾀ

みゆき「？」

やよい「なんだか行き慣れた感じだね」

れいか「はい。タマムシジムリーダーのエリカさんとは何度かお会いしたことがありますから」

やよい「あー、れいかちゃんはハナダのジムリーダーだったんだもんね」

みゆき「エリカって人は強いの？」

れいか「ジムリーダーですからね。お手合わせしたこともあって、彼女の実力はこの目でしかと見ました」

みゆき「うーん、燃えてきたあ〜！ 早くジムに行こうー！」ﾀﾀﾀ

211 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:16:23.59 ID:IO7tPIOAO

れいか「あっ！ みゆきさん、走って人にぶつかったら……」

ｺﾞﾁﾝ!

みゆき「いたあっ！？」ﾄﾞﾃｯ

？「うおおっ！？」ﾄﾞﾀｯ

やよい「あれら……」

れいか「大丈夫ですか！」ﾀﾀｯ

？「っつ〜……」

みゆき「ご、ごめんなさい！ ぶつかっちゃって……」

？「ああん？ ごめんなさい、ってそれだけで済むと思ってんのか！？」ｶﾞｼｯ

みゆき「きゃっ……」

やよい「みゆきちゃんっ！」

？「おらあっ！」ﾌﾞﾝｯ

ｶﾞｼｲｯ!

？「！」

れいか「その手を……お下げなさい！」ｷｯ

212 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:19:05.82 ID:IO7tPIOAO

？「何言ってんだ。ぶつかってきたのはこの小娘だろうが」

れいか「みゆきさんはちゃんと謝ったはずですが？ それにだからといって手を上げるのは間違っています」

？「何なんだてめえは……。チッ、覚えてやがれ！」ﾀﾀｯ

れいか「……」

みゆき「こ、恐かった〜」

やよい「だ、大丈夫だった？ みゆきちゃん」

みゆき「うん、れいかちゃんのおかげだよ。ありがとう……」

れいか「どういたしまして。ですが、みゆきさんも今後は気をつけてください」

みゆき「は、はい……」

213 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:21:19.60 ID:IO7tPIOAO

やよい「そういえばみゆきちゃん、さっきの人って……」

キャンディ「あの服のマーク……見覚えがあるクル！」

みゆき「ロケット団だっけ？」

れいか「！ ロケット団！？」ｽﾞｲｯ

みゆき「ど、どうしたの？ れいかちゃん。血相変えて……」

れいか「みなさん、ロケット団を知っているのですか！？」

みゆき「う、うん。お月見山で一回会ったから……」

れいか「あ、会った？」

やよい「戦ったよね」

れいか「戦った！？」

キャンディ「れいかこそ、ロケット団を知っているクル？」

れいか「は、はい。警察の間では有名でしたから……」

214 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:23:56.81 ID:IO7tPIOAO

れいか「ポケモンマフィア・ロケット団。目的は金儲けと世界征服。トップにはボスと呼ばれる人物がいて、四人の幹部も確認されています」

れいか「ポケモンの売買、窃盗、殺害……その悪行ぶりはとどまることを知りません」

やよい「」ﾌﾞﾙｯ

みゆき「そ、そんな人達とつい最近バトルをしたんだ……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

れいか「……しかし何故ロケット団がこんな昼間から町を出歩いて……、まさか！？」ﾊｯ

キャンディ「どうしたクル？」

れいか「ロケット団のアジトがここにあるのかもしれない……！」

みゆき「ア、アジト？」

やよい「れいかちゃん、まさかそこに……」

れいか「乗り込みます！」

みゆやよキャン「ええええええええええええええええええええええっ！？」

みゆき「そ、そんな恐い人達のアジトにー！？」

やよい「む、無茶だよ！ 私達中学生だよ！？」

キャンディ「ていうかアジトって何クルー！？」

れいか「無茶でも行かなければ……ジュンサーとして！」

215 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:26:22.38 ID:IO7tPIOAO

やよい「い、今はジュンサーさんじゃないでしょ？」

みゆき「そうだよ！ そういうのは警察の人達に……」

れいか「……みなさんに危ないことをさせるわけにはいきません。行くのは私だけで構いません」

みゆき「れいかちゃん一人で行く気！？」

やよい「無理だよ！」

れいか「キャンディ、さっきのロケット団員の方はどの方向へ行きましたか？」

キャンディ「た、確かあっちの方だったクル」

れいか「わかりました！」ﾀﾀｯ

みゆき「ああっ！ れいかちゃん！」

216 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:28:28.11 ID:IO7tPIOAO

〜ゲームセンター

れいか「こちらの方に行ったという目撃情報を聞きましたが、ここは……」

れいか「げーむせんたーには入ったことがありませんけど、入るしかありませんね」

ｳｨｰﾝ

スロット＜ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

れいか「これが……スロットというものですか。騒がしくて自分の声も聴こえないほど……」

おじさん「よう、お嬢ちゃん。ここは初めてかい？」

れいか「は、はい」

おじさん「よし、それならおじさんが回し方を教えてあげよう」

れいか「わ、私は……」

おじさん「コインケースを持っていない？ いいっていいって、コインもおじさんのを貸してあげるから！」

217 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:31:09.74 ID:IO7tPIOAO

おじさん「でも少しばかり分け前をくれたら嬉しいね」

れいか「分け前、ですか？」

おじさん「ああスロットをやったことないから分からないか。まあとりあえず台に座って」

れいか「は、はあ」ｽｯ

おじさん「まずはコインを入れる。そしてボタンを押してスロットを回す……そこまでやってみて」

れいか「……ポチッとな」ｶﾁｯ

スロット＜ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

れいか「す、すごい……三つのレールが回りだしました！」

おじさん「そして次に回転を止めるボタンを押す」

れいか「はい！」ｶﾁｯ

レール＜ﾋﾟﾀｯ

れいか「７、ですか？」

おじさん「同じ目を揃えていくんだよ。ボタンは目押しで……」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

れいか「はいはい、なるほど！」

218 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:36:27.33 ID:IO7tPIOAO

〜〜〜

スロット＜ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

おじさん「」ｶﾞｸｶﾞｸ

れいか「……」ｼﾞｲｯ

ﾎﾟﾁｯ!

れいか「ここです！」

【７７７】ﾁｰﾝ!

ﾁｬｯﾁｬﾗﾁｬﾁｬｰ!

れいか「やりました！」

おじさん「に、二十五回連続で７を……」ｶﾞｸｶﾞｸ

れいか「今度も揃えてみせます！」

おじさん「ちょっと待ってえ！ もういいから！ さすがに店の奥から恐い人が来そうだよ！」

れいか「は、はぁ」

219 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:39:47.99 ID:IO7tPIOAO

おじさん「コインは全部君のものだ！ このコインで色んな景品をもらえるから、何か交換してもらったらどうだい？」

れいか「景品ですか？」

おじさん「うん、ポケモンも貰えるんだ」

れいか「コインでポケモンが……」

おじさん「はっは！ トレーナーには有り難いんじゃないかな。じゃおじさんはこれで」ｽﾀｽﾀ

れいか「…………」

れいか「コインとポケモンを交換ですか。臭いますね……とてつもない悪の臭いが！」ﾀｯ

220 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:41:37.03 ID:IO7tPIOAO

〜〜

？「へへっ、まさかゲームセンターが俺達のアジトとは思ってないだろうな」

？「馬鹿な奴らだぜ。スロットにどんどん金を注ぎ込んで……。たとえコインを稼いだとしても交換するポケモンは俺達が捕まえたポケモン……こっちはぼろ儲けってわけだ」

？「ひひひ……こんな美味しい商売はねえよなあ」

れいか「なるほど、そういうことですか」ｽﾀｽﾀ

？「！ てめえは……さっきの！？」

れいか「私の友人がお世話になりましたね、ロケット団さん」

ロケット団員「チッ……」ｶﾁｬ

れいか「！」

ロケット団員「いけ、ラッタ！」ﾎﾞﾑ!

ラッタ「らったったー！」

【ロケット団員はラッタをくりだした！】

221 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:47:13.68 ID:IO7tPIOAO

れいか「ニョロモ、お願いします！」ﾎﾞﾑ!

ニョロモ「にょろーん！」

【れいかはニョロモをくりだした！】

団員「はははっ！ そんなヘナチョコじゃ、俺のラッタには勝てないぜ！」ｷﾞｬﾊﾊ

ラッタ「らったた！」ｷﾞｬﾊﾊ

れいか「ポケモンを見た目で判断すると痛い目に遭いますよ？」

ニョロモ「」ｷｯ

【ニョロモのさいみんじゅつ！】

ラッタ「っ！？」ｸﾗｯ

団員「なんだ？」

222 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:49:49.10 ID:IO7tPIOAO

れいか「催眠術により、ラッタはニョロモに操られてしまう！」

ニョロモ「にょろ！」ﾁｮｲﾁｮｲ

ラッタ「らっ？」

れいか「こっちですよ〜♪」ﾆｺｯ

ラッタ「らた〜」ﾌﾗﾌﾗ

団員「ば、馬鹿！」

ニョロモ「」ﾆﾔｯ

【ニョロモのおうふくビンタ！】

ニョロモ「にょろーん！」ﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼ

ラッタ「らたー！？」

団員「ラッタぁ！」

ラッタ「」ﾄﾞｼｬｱｯ

【ラッタはたおれた！】

団員「てめえ、卑怯だぞ！」

れいか「あなたには言われたくありませんね……この悪党風情が！」ｷｯ

団員「ひっ……」ｿﾞｸｯ

れいか「さあ、アジトの入口を教えてください。そうすれば何もしませんから」ﾆｺｯ

団員「は、はひぃっ……」

223 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:54:08.41 ID:IO7tPIOAO

〜タマムシシティ

みゆき「大変！ れいかちゃんを追わないと！」ﾀﾀｯ

やよい「ロケット団のアジトに一人で向かうなんて無謀すぎるよ〜！」ﾀﾀｯ

キャンディ「このままじゃ、れいかが危ないクル！」ﾀﾀｯ

みゆき「キャンディが言った方向に向かったんだとしたら……こっちだね！」ﾀﾞｯ

ｺﾞﾁｲﾝ!

みゆき「あだあっ！？」

やよい「ま、また誰かとぶつかっちゃってるし！」

みゆき「大丈夫ですか……って」

？「みゅ……」

みゆき「ポケモン！？」

やよい「ホントだ！ 人みたいな外見だから分からなかった」

224 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 20:58:14.32 ID:IO7tPIOAO

キャンディ「胸に名札が付いているクル」

名札＜ミュウツー

みゆき「ミュウツー？」

やよい「あなたの名前？」

ミュウツー「」ｺｸｯ

キャンディ「名札を付けたポケモンなんて聞いたことないクルけど、きっと誰かのポケモンクル」

みゆき「まさか、トレーナーとはぐれちゃったの？」

ミュウツー「みゅう……」ｺｸﾘ

やよい「かわいそう……」

みゆき「なんとかしてあげたいけど、れいかちゃんを追わなきゃ……」

やよい「この子も連れていけば？」

みゆき「ロケット団のアジトに行くのに連れてなんて行けないよ」

やよい「そ、そっか」

225 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 21:00:22.00 ID:IO7tPIOAO

キャンディ「ならどうするクル？」

みゆき「……よし、私がこの子を見ておくよ！ 二人はれいかちゃんをお願い！」

やよい「わかった！」

キャンディ「任せるクル！」

みゆき「やよいちゃん、念のため私のフシギダネを連れて行って。バトルになったらポケモンは多い方がいいでしょ？」ｽｯ

やよい「ありがとう。……じゃあ、もう行くね！」

キャンディ「みゆきもしっかりやるクル！」

みゆき「うん！」

ﾀﾀﾀ……

226 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 21:03:46.98 ID:IO7tPIOAO

ミュウツー「……」

みゆき「えへへ、二人になっちゃったね」

ミュウツー「みゅう」

みゆき「あなたのトレーナーを探そっか」

ミュウツー「みゅう」ｺｸﾘ

みゆき「そもそもあなたのトレーナーはこのタマムシにいるのかな？」

ミュウツー「みゅ……みゅう？」ﾁﾗｯ

デパート「……」

ミュウツー「みゅう……！」ｷﾗｷﾗ

みゆき「？ デパートが珍しいの？」

ミュウツー「みゅう！」ｺｸﾘ

みゆき（最近ゲットされたばかりなのかな）

ミュウツー「みゅう……！」ｷﾗｷﾗ

みゆき「……」

ミュウツー「」ｷﾗｷﾗ

みゆき「……もしかして中に入りたい？」

ミュウツー「みゅうー！」ｺｸﾘ

227 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 21:06:08.63 ID:IO7tPIOAO

〜タマムシデパート

みゆき「へ〜！ この世界のデパートはこんなふうになってるんだー！」

ミュウツー「みゅう？」

みゆき「う、ううん。こっちの話！」

ミュウツー「みゅう、みゅう！」ｸﾞｲｸﾞｲ

みゆき「あれが欲しいの？ ピッピ人形だって」

ピッピ人形「……」

ミュウツー「」ｷﾗｷﾗ

みゆき「ふふ、このくらいなら任せて！ バトルで手に入れたお小遣もあるし！」

ミュウツー「みゅう〜！」ｷﾗｷﾗ

店員「ｱﾘｬｯｼｬｼﾀｰ」

みゆき「しくしく……」ﾀｶｶｯﾀ

ミュウツー「みゅう〜！」ｽﾘｽﾘ

みゆき「えへへ、気に入ってくれたみたいだね」

ミュウツー「みゅうう♪」

みゆき「よーし！」ﾀﾞｯ

ミュウツー「？」

みゆき「こうなったらデパートを満喫しよう！ 行こう、ミュウツー！」

ミュウツー「みゅう！」

228 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 21:09:28.10 ID:IO7tPIOAO

みゆき「これがモンスターボールだよ」

ミュウツー「みゅう？」ｼﾞｲｯ

みゆき「へえ〜、わざマシンなんてあるんだね！」

ミュウツー「みゅう」ｻﾜｻﾜ

みゆき「水の石だって！ きれ〜い！！」ｷﾗｷﾗ

ミュウツー「みゅう！」ｷﾗｷﾗ

みゆき「ぷはあっ！ サイコソーダおいしい〜！」

ミュウツー「みゅう〜！」ﾌﾟﾊｱｯ

みゆき「あ、ほら。こぼしちゃってる。拭かないと手がベタベタになっちゃうよ」ﾌｷﾌｷ

ミュウツー「みゅ……」

みゆき「……えへへ。なんだか楽しいね」

ミュウツー「みゅう♪」

ｱﾊﾊﾊﾊﾊ……

229 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 21:13:26.13 ID:IO7tPIOAO

〜〜

みゆき「楽しかったね〜」ﾃｸﾃｸ

ミュウツー「みゅうっ」

みゆき「すっかりあなたが迷子ってこと忘れちゃってたよ。ごめんね、はやくトレーナーを探そう！」ﾀﾞｯ

ｺﾞﾁｲﾝ!

みゆき「うへええっ！？」ﾄﾞﾃｯ

ミュウツー「み、みゅう！？」ﾀﾀｯ

みゆき「わ、私なら大丈夫だよ」ｱﾊﾊ

？「っ……」

みゆき「！ す、すみません。私の不注意で……ってフジさん！？」

フジ「君はシオンで……。む？」

みゆき「どうしてフジさんがタマムシに……あ、用があるって言ってましたよね」

フジ「お前は……！？」

みゆき「へ？」

フジ「ミュウツー……！！」

ミュウツー「みゅ？」ｷｮﾄﾝ

230 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/05/12(土) 21:14:20.85 ID:IO7tPIOAO

終わりです
ありがとござましたクル

231 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/15(火) 11:28:06.13 ID:lujd4sfIO

�C

232 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]：2012/05/15(火) 20:34:22.52 ID:AZnTJgGAO

三人の手持ちポケ選びにセンスを感じる
R団の幹部はHG.SSのだと思うけど、ジョニーって誰だっけ

233 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/05/22(火) 16:58:02.52 ID:ZWSJsSOIO

まだか

234 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/04(月) 15:35:15.57 ID:zd/6QpmIO

おいまだか

235 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:40:43.07 ID:oiinY4IAO

れいか「このポスターの裏にスイッチが？」

団員「そ、そうですぅ」

れいか「……」

団員「ほ、本当ですよぅ」

れいか「……」ﾍﾟﾗｯ

スイッチ「……」

れいか「こんなにわかりやすい所に……」

団員「ほら、言ったでしょう？ いやぁ、結構バレないんですよ、ここ」

れいか「なんでもいいです……。このスイッチを押せばアジトに入れるのですね？」

団員「はい」

れいか「……ポチッとな」

236 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:43:03.16 ID:oiinY4IAO

壁＜ｶﾞﾀｱｱﾝ!

れいか「！」

隠し階段＜ﾄﾞﾝ!

れいか「地下への階段が……！」

団員「今だ！」ﾀﾞｯ

れいか「あっ！ お待ちなさい！！」

団員「へへ〜ん！ 待てと言われて待つ奴がいるかよお！ お前のことはボスに言い付けてやる！！」ﾀﾀﾀ

れいか「！ ボス……？ このアジトにロケット団のボスが……！？」

れいか「……」ｺﾞｸﾘ

れいか「行くしか、ありませんね！」

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:45:24.62 ID:oiinY4IAO

〜ロケット団アジト

れいか「まさかゲームセンターの地下がアジトになっているとは」

ｺﾞﾎﾟﾎﾟ……ｺﾞﾎﾟﾎﾟ……

培養器＜ｺﾞﾎﾟﾎﾟ……

れいか「これは……。中に入っているのはポケモン……？」

れいか「……。噂によれば、ロケット団はポケモンの生体実験も行っているとか……」

れいか「ここがその実験室、ということですか」

培養器＜ｺﾞﾎﾟﾎﾟ……

れいか「……とても見ていられるものではありませんね。なんてひどい……」

れいか「中のポケモンを助けたいのですが、下手に手を出せませんね……」

れいか（中から出せば命を落とす可能性も……）

ｷﾞﾘｯ……

れいか「ロケット団……絶対に許せません！」

238 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:49:37.24 ID:oiinY4IAO

〜ゲームセンター

ｳｨｰﾝ

やよい「ここでれいかちゃんを見たって、さっきのおじさんが言ってた！」

キャンディ「あのおじさん、この世の終わりみたいな顔をしてゲームセンターを出ていったクルぅー」

やよい「よく分からないけど、危険な匂いがプンプンするね！」ｸﾝｶｸﾝｶ

キャンディ「何もしないクルぅ？」ｽﾝｽﾝ

やよい「やだ、キャンディ。本当にするわけじゃないよー」ｸｽ

キャンディ「クル？ 何か匂ってきたクルぅ〜」ｽﾝｽﾝ

やよい「え？」ｸﾝｶｸﾝｶ

やよい「ホントだ！ この匂い……納豆とぎょうざの匂い？」

キャンディ「納豆ぎょうざクル？」

ﾃｰﾚｯﾃﾚｰ!

スロット＜ｼﾞｬﾗｼﾞｬﾗ

マジョリーナ「やっただわさ！ コイン３００枚いただきだわさー！！」

やよい「」

キャンディ「」

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:53:09.28 ID:oiinY4IAO

やよい「え、ええーっ！？」

キャンディ「マジョリーナクルぅ〜！？」

マジョリーナ「なん？ ……ってプリキュア！？」

やよい「マジョさんもこの世界に来てたんだ……」

マジョリーナ「そりゃこっちの台詞だわさ！ っていうかマジョさんってなんだわさ！」

やよい「ウルフルンはオオカミさん。アカオーニはアカオニさん。じゃあマジョリーナはマジョさんだ、ってみゆきちゃんが言ってたから」

マジョリーナ「私にはマジョリーナっていう立派な名前があるさね！ 勝手に名付けないで欲しいだわさ！」

240 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:54:21.11 ID:oiinY4IAO

やよい「なら、おばあちゃんでどうだわさ？」

マジョリーナ「誰がおばあちゃんだわさー！！」

キャンディ「おばあちゃんはスロットをやってただわさクル？」

マジョリーナ「完全に舐められてるだわさ……」

やよい「ってキャンディ、こんなことをしてる場合じゃなかったよ！」

キャンディ「そうだったクル！ れいかを助けに行かないとクルぅ〜！！」

マジョリーナ「あっ、待つだわさ！ お前たちもこの世界にいるなら……」

やよキャン「」ﾀﾀﾀ

マジョリーナ「待つだわさ〜！！」

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 18:57:29.85 ID:oiinY4IAO

〜〜

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ……!

れいか「！」

団員達＜ｲﾀｿﾞｰ!

れいか（先程逃がした団員が仲間を呼びましたか……）

れいか「ニョロモ、みずでっぽうです！」

ニョロモ「にょろーん！」

【ニョロモのみずでっぽう！】

団員達＜ｳﾜｱｱ!!

れいか「いいですよ！ 追撃です！」

【ニョロモのれいとうビーム！】

団員達＜ｶﾁｲｲﾝ

れいか「これでしばらくは動けないでしょう」

ニョロモ「にょろーん」

242 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:00:03.50 ID:oiinY4IAO

？「ほう。なかなかやるようだな」

れいか「！ 何者です！？」

ニョロモ「」ｷｯ

？「ふふ、そう警戒しなくていいさ」

れいか「あなたは……」

？「君の追う組織、ロケット団の首領。それが私だ」

れいか「！ ロケット団のボス……！！」

団員「へっへーん！ お前なんかボスにやられちまえ〜！！」

れいか「あなたは先程の……」

ラムダ「くくっ、俺はラムダ！ ロケット団四幹部の一人だ！」

れいか「幹部の……！」

243 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:02:01.86 ID:oiinY4IAO

ラムダ「さあ、ボス！ あいつをこてんぱんにしちゃってくださいよぉ！」

？「そう焦るな。……今日は客が多いな」ｷﾞﾛﾘ

ﾀﾀｯ

やよい「あ……」

キャンディ「クルぅー」

れいか「！ やよいさん、キャンディ！」

キャンディ「れいか！ 無事でよかったクルぅ〜！！」

れいか「二人とも私を追って……。でもみゆきさんは？」

キャンディ「みゆきは違う仕事があるクル」

マジョリーナ「なんだわさ、一体……」ｾﾞｴｾﾞｴ

れいか「！ マジョリーナまで！」

ラムダ「なんだなんだぁ？ 次から次へとぉー！」

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:05:16.74 ID:oiinY4IAO

？「ふむ。見た顔だな」

やよい「あなたは……ジョニーさん！？」

キャンディ「あっ。トキワの森で会ったクルぅ！」

？「……ふっ、おかしなことを言う。私はジョニーではない」

サカキ「ロケット団首領・サカキ！ それが私の正体だ！」

れいか「サカキ！！」

やよい「そんな……！」

キャンディ「クルぅ〜！」

245 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:07:01.97 ID:oiinY4IAO

やよい「ジョニーさんがロケット団のボス！？ そんなはずない！」

サカキ「ふふ、君には礼を言おう。色々といい情報を得ることができた」

やよい「いい情報……？」

サカキ「プリキュアのことだ」

やよい「プリキュア！？」

キャンディ「やよい！ なんの話クル？」

やよい「わ、わからないよ」

れいか「なんにしろ、相手はロケット団！ 何をしてくるか分かりませんよ！」

マジョリーナ「誰か私にこの状況を説明するだわさ！」

246 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:09:38.29 ID:oiinY4IAO

ラムダ「へっ！ ボス、ここは俺がやってやりやすぜぇ〜！」ｶﾁｬ

【ラムダはドガースをくりだした！】

ドガース「ドドッガドガースドッドッドッ」

れいか「ニョロモ！」

ニョロモ「にょろーん！」

ラムダ「ドガース！ ヘドロこうげきだ！」

れいか「みずでっぽうで防いでください！」

ドガース「どがぁー！」ﾍﾟｯ

ニョロモ「にょろー！」ﾌﾟｼｬｱｯ

ﾄﾞｵｵｵｵｵｯ!!

れいか（ニョロモがやや優勢ですか……）

ラムダ「そいつはどうかなぁ！ ドガース、こいつを食いな！」ﾌﾞﾝｯ

ドガース「」ｺﾞｯｸﾝ

247 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:12:27.17 ID:oiinY4IAO

れいか「何を……？」

ラムダ「ふしぎなアメを食べさせたんだよ。こいつでレベルアップだ！」

ドガース「」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

キャンディ「ドガースの様子がおかしいクルぅー！！」

れいか「これは、まさか……」

ﾋﾟｶｱｱｯ!!

マタドガス「ま〜たどがぁ〜す」

【ドガースはマタドガスにしんかした！】

キャンディ「進化したクルぅー！！」

248 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:13:31.15 ID:oiinY4IAO

ラムダ「たいあたりだ！」

マタドガス「まぁ〜たどが〜す」

【マタドガスのたいあたり！】

ﾄﾞﾝｯ!

ニョロモ「にょろ〜！？」

れいか「ニョロモ！ これはまずいですね……というより」

れいか「そのふしぎなアメ……まさかロケット団が作ったものですか？」

ラムダ「ふふ、そうさ！ ポケモンの細胞をちょちょいと弄って、強化するアメだ！」

れいか「細胞を……」

やよい「難しい話はわからないけど、それって良くないことだよ！」

キャンディ「ポケモンはちゃんと育てて強くなるのがいいクル！」

249 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:14:40.91 ID:oiinY4IAO

ラムダ「くだらねえなぁ。結局強くなるんなら、過程なんて関係ないねぇ！」

サカキ「そうとも！ ポケモンバトルも同じ。無駄な努力をしたところでなんの意味もない！」

扉＜ｶﾞﾁｬ

？「」ﾊﾞﾀﾘ

サカキ「それを象徴するのがジムリーダー。この女も、その愚かな一人」

？「くっ……」

れいか「！ エリカさん！？」

エリカ「れいかさん……！」

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/07(木) 19:15:25.33 ID:oiinY4IAO

ここまでクルぅ
ありがとうござましたクルぅ〜

251 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]：2012/06/08(金) 12:28:42.36 ID:kne40WhAO

乙
こっちきてたんだな

252 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:39:29.57 ID:8e6WGnOAO

サカキ「この女はお前たちと同じく、無謀にも我々ロケット団のアジトに侵入したのだ」

れいか「エリカさん、あなたはロケット団を……？」

エリカ「以前かられいかさんから聞いていた悪の組織・ロケット団、彼らのアジトがこのタマムシにあるのを知って……」

エリカ「単身で乗り込んだのは、確かに無謀でしたね……」ｶﾞｸﾘ

サカキ「ふん。少々痛め付けてやったからな。気絶したか」

れいか「なんて仕打ちを……！！」

やよい「ひどい、ひどいよ！ ジョニーさん！」

サカキ「お前たちも同じだ。我がロケット団のアジトに入ってきたからには、覚悟は出来ているだろう？」ｶﾁｬ

【サカキはニドキングをくりだした！】

ニドキング「にーどー！」

253 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:43:17.35 ID:8e6WGnOAO

サカキ「どくづきだ！」

【ニドキングのどくづき！】

ニドキング「にーどー！！」ﾌﾞﾝｯ

れいか「！」

やよい「危ない！ フシギダネ！」

【やよいはフシギダネをくりだした！】

フシギダネ「だねふし！」

やよい「つるのムチでニドキングの動きを止めて！」

【フシギダネのつるのムチ！】

ｶﾞｼｲｲｯ!

ニドキング「……！？」ﾋﾟﾀｯ

サカキ「むう！」

254 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:47:32.22 ID:8e6WGnOAO

れいか「やよいさん、ありがとうございます！」

やよい「よ、よかった。間に合って」

キャンディ「まだ油断はできないクル〜」

れいか「ええ」

やよい「ところでれいかちゃん。まだ理解できないんだけど、なんでゲームセンターがロケット団のアジトになってるの？」

れいか「ロケット団は金儲けのため、ゲームセンターを経営しているんです。インチキな手を使っていますが」

やよい「インチキ？」

れいか「そもそもコインを集めてポケモンを貰えるなんておかしい話です。ロケット団は自分たちが捕まえたポケモンを、そのまま景品にしているんですよ」

やよい「……なるほど」

キャンディ「今はそんな話はどうでもいいクルぅ〜〜〜！！」

やよい「ううん、どうでもよくないよ」

キャンディ「クルぅ？」

255 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:49:51.36 ID:8e6WGnOAO

やよい「れいかちゃん、キャンディ。ジョニーさんの注意を逸らしてくれる？」

れいか「なんだかよくわかりませんが……わかりました！」

キャンディ「わかったクル！」

サカキ「何をゴチャゴチャと話している？ 私の攻撃はまだ終わりではないぞ！」

ニドキング「にーどー！！」

【ニドキングのだいちのちから！】

れいか「ニョロモ、れいとうビーム！ キャンディ、ハイパーボイス！」

ニョロモ「にょろー！」ﾋﾞｭｵｵｯ

キャンディ「クルぅー！」ｸﾙｳｳｯ

【ニョロモのれいとうビーム！】

【キャンディのハイパーボイス！】

ﾄﾞｵｵｵｵｯ!!

れいか「やよいさん！ 今のうちに！」

キャンディ「行くクルぅ〜！」

やよい「うん！」ﾀﾀｯ

256 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:52:37.71 ID:8e6WGnOAO

ラムダ「ヒュウ〜！ やるねえ、プリキュア。ボスの攻撃を二回も防ぐとは」

サカキ「ふん。いらん口を叩いていないで、お前もバトルに加われラムダ」

ラムダ「すみまっせん、ボス！ ちょっとグレンの研究所に用がありまして」

サカキ「……ああ、そうだったな。しっかり頼んだぞ」

ラムダ「はい〜。あ、消える前に少し手助けを！ バリヤード！」ﾎﾞﾑ!

【ラムダはバリヤードをくりだした！】

バリヤード「ばりばりい！」

ラムダ「ひかりのかべ！」

【バリヤードのひかりのかべ！】

バリヤード「ばりばりい」ｼｭﾜｯ

ラムダ「これで奴らの攻撃も軽減できますよお」

サカキ「すまないな」

ラムダ「いえいえ〜。俺の行動は全てボスのため〜！ では、俺はこれで！ アディオ〜ス！！」ﾀﾀｯ

サカキ（グレン研究所……。あそこへ連れていくポケモンが先程逃げ出した訳だが、早く探さないとな）

サカキ「ミュウツーよ」

257 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:54:45.78 ID:8e6WGnOAO

マジョリーナ「マジョリーナのマの字は魔性のマ〜」ｲｼﾞｲｼﾞ

やよい「おばあちゃ〜ん！」ﾀﾀｯ

マジョリーナ「誰がおばあちゃんだわさ！」

やよい「おばあちゃん、お話があるの！」

マジョリーナ「お話ぃ？ はんっ、プリキュアの話なんて……」

やよい「とりあえず聞くだけ！ おねがい！」

マジョリーナ（暇してたし、付き合ってやるだわさ）

マジョリーナ「ふんっ、聞くだけだわさ！」

やよい「ありがとう！ じゃあ話すよ」

258 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 20:57:24.17 ID:8e6WGnOAO

やよい「おばあちゃん、この上でスロットをやってたよね？」

マジョリーナ「やっていただわさ。スロットにハマってしまってねえ。いつかポリゴンをゲットするんだわさ！」

やよい「そうだよね、コインを集めてポケモンを手に入れたいよね。でもね、あのゲームセンターはインチキなの！」

マジョリーナ「インチキだわさ？」

やよい「今れいかちゃんが戦ってるロケット団っていう人たちが経営者で、あの人たちが捕まえたポケモンを景品にしてるらしいんだ」

マジョリーナ「な、なんだとだわさ！ じ、じゃあ！？」

やよい「お客はみんな、お金をつぎこんでるだけだわさ！」

マジョリーナ「なんてこっただわさ！」

やよい「あなたもロケット団の罠に嵌められたのだわさ！」

マジョリーナ「な、なななな……じゃあ私のコインたちは……」

やよい「全部、無駄ってことだわさ」

マジョリーナ「そんな……。ロケット団、なんて悪い奴らだわさ！ 許せんだわさ！」

マジョリーナ「……って景品は貰えるから問題ないんじゃあ？」

やよい「まあまあ」

259 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:00:06.12 ID:8e6WGnOAO

マジョリーナ「何はさておき、この私を騙すとはむかつくだわさ〜〜！」ﾀﾀｯ

やよい（計画どおりっ♪）ﾋﾟｰｽ!



れいか「ニョロモ、もう一度れいとうビームです！」

ニョロモ「にょろーっ！！」ﾋﾞｭｵｵｯ

ニドキング「にーどー！！」

【ニドキングにはぜんぜんきいてない！】

キャンディ「クル！ なんで攻撃が効かないクルぅ〜！？」

れいか「何かをしていますね」

サカキ「今更気付いても遅いな。ニドキング、かみなりだ！」

ニドキング「にーどー！！」

【ニドキングのかみなり！】

れいか「……！！」

キャンディ「クルぅ〜〜！？」

ﾋﾟｼｬｱｱｱﾝｯ!!

260 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:04:25.41 ID:8e6WGnOAO

サカキ「こんなものか……。呆気なかったな、プリキュア」


「そうだわさ？」


サカキ「なに？」

マジョリーナ「私が戦ったかぎりでは、プリキュアがこんな弱いわけがないだわさ！！」

ゴースト「ごすごーす！」

サカキ「貴様は……！？」

マジョリーナ「いーっひぃっひ！ 容姿端麗、頭脳明晰、偉大な発明家ことマジョリーナだわさー！！」

れいか「マジョリーナ……！！」

キャンディ「クルぅ〜！？」

マジョリーナ「まったく、世話の焼ける奴らだねえ」

261 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:09:47.94 ID:8e6WGnOAO

サカキ「何故ニドキングのかみなりを受けて無事なんだ！」

マジョリーナ「そんなもの攻撃が外れたんだわさ！ お前のニドキングは私のゴーストのあやしいひかりで混乱させたからねえ！」

ニドキング「にど〜？」ﾋﾟﾖﾋﾟﾖ

【ニドキングはこんらんしている！】

サカキ「いつの間に……！」

マジョリーナ「いーっひぃっひっ！！」

れいか「マジョリーナ、何故あなたが私たちを助けて？」

キャンディ「なんでクルぅ？」

マジョリーナ「ふんっ！ 別にお前たちを助けたわけじゃないだわさ。ただ戦う敵が同じってだけだわさ！」

れいか「戦う敵……。ではあなたもロケット団を？」

マジョリーナ「成敗しなきゃならない理由があるだわさ」

やよい「れいかちゃ〜ん」ﾀﾀｯ

キャンディ「やよい！」

やよい「うまくいったよ！」ﾋﾟｰｽ!

れいか「は、はあ」

262 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:16:06.20 ID:8e6WGnOAO

サカキ「く……、これくらいで勝ったとは言わせないぞ」

マジョリーナ「そうだねえ？ でも私の目はごまかせんだわさ！」ｼﾞﾛﾘ

マジョリーナ「どうやら、ひかりのかべを張って攻撃を軽減していたようだね」

サカキ「！」

れいか「なるほど、だからこちらの攻撃が効かなかったんですね」

キャンディ「クルぅ〜」

サカキ「だが、分かったところでなにもできまい！」

マジョリーナ「どうだろうね？ 甘く見ないでほしいだわさ」

マジョリーナ「私はこの世界に来て三ヶ月！ ポケモンバトルとやらは熟知しているだわさ！ ゴースト、シャドーボール！！」

ゴースト「ごーすごす！」ﾋﾞｭﾜﾝｯ

【ゴーストのシャドーボール！】

ニドキング「にーどー！！」

【ニドキングにはぜんぜんきいてない！】

263 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:17:35.73 ID:8e6WGnOAO

サカキ「効かん！ ひかりのかべでシャドーボールもダメージが軽減されるのさ！」

マジョリーナ「ふん。ゴースト、シャドーボールを連続でうつだわさ！」

ゴースト「ごすごーーーーす！！」

【ゴーストのシャドーボール！ みだれうち！】

サカキ「何度やっても同じだ！」

れいか「いや、マジョリーナの狙いは……！」

ニドキング「……！？」ﾊﾞﾀﾘ

【ニドキングはたおれた！】

サカキ「なんだと！？」

マジョリーナ「ひかりのかべはずっとあるわけじゃない。時間制限があるんだわさ！」

キャンディ「うまいクル！ 攻撃を何度もすることで、ひかりのかべを早く消したんだクルぅ！！」

サカキ「そんな手で……姑息な！」

マジョリーナ「いーっひぃっひ！ 姑息ぅ？ 褒め言葉だわさー！！」

やよい（だよねー）

264 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:19:51.39 ID:8e6WGnOAO

サカキ「チッ……」ｶﾁｬ

【サカキはニドクインをくりだした！】

ニドクイン「にーど！」

サカキ「ニドキングがやられても、どうってことはない！ いけ、ニドクイン！！」

マジョリーナ「ふん！ ひかりのかべがない今、お前なんか恐るるに足らないだわさ！」

ゴースト「ごすごす！」

マジョリーナ「シャドーボール！！」

ゴースト「ごすー！ ……ごす？」ｽｶｯ

マジョリーナ「どうしただわさ？」

【シャドーボールのわざポイントがない！】

ゴースト「ごすぅ〜！？」ｽｶｽｶ

マジョリーナ「なっ……！ 技を出せないだわさ！？」

サカキ「ふふ、ひかりのかべを消すだけに技を使いすぎたな」

マジョリーナ「ぐっ……」

265 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:23:39.83 ID:8e6WGnOAO

サカキ「ニドクイン！ ふぶきだー！！」

ニドクイン「にーどおおおっ！！」ﾋﾞｭｵｵｯ

【ニドクインのふぶき！】

ゴースト「ごすううっ！？」

マジョリーナ「だわさーっ！？」

ﾄﾞｼｬｱｱｯ!!

れいか「マジョリーナっ！」

サカキ「さて、邪魔者は消えた。あとはプリキュア、お前たちだけだ」

れいか「……っ、やよいさん！ バトルの準備を！」

やよい「うん！」

266 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:26:18.03 ID:8e6WGnOAO

サカキ「ニドクイン、ばかぢから！」

【ニドクインのばかぢから！】

ニドクイン「にーどおおおっ！！」ﾄﾞｶﾞｱｱｯ!

ニョロモ「にょろーっ！？」

【きゅうしょにあたった！】

れいか「ニョロモっ！」

れいか（ニョロモは接近戦は苦手です。やよいさんと協力して戦う他、勝つ方法はありませんね）

やよい「れいかちゃん！ フシギダネがニドクインの動きを止めるから、その間に！」

れいか「わかりました！」

267 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:28:51.39 ID:8e6WGnOAO

やよい「つるのムチっ！！」

【フシギダネのつるのムチ！】

フシギダネ「だねふしいっ！」ｶﾞｼｲｲｯ

ニドクイン「！」ﾋﾟﾀｯ

やよい「今だよ、れいかちゃん！」

れいか「はいっ！ ニョロモ、さいみんじゅつです！！」

ニョロモ「にょろーん！」ｳｨｰﾝ

【ニョロモのさいみんじゅつ！】

ニドクイン「にど……」ｸﾗｯ

ニドクイン「」ﾊﾞﾀﾘ

キャンディ「やったクル！」

268 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:31:17.55 ID:8e6WGnOAO

サカキ「……甘い。甘すぎる」ﾆﾔﾘ

ニドクイン「にいいどおおおっ！！」ｷﾞﾝｯ

れいか「立ち上がった！？」

やよい「ど、どうして！」

サカキ「忘れたか？ お前たちと同じく我がアジトに侵入した愚かなジムリーダーを！」

サカキ「奴のエキスパートタイプは草！ 草ポケモンから採取したんだ、悩みのタネをな」

やよい「悩みのタネ？」

れいか「ポケモンの特性をふみんにする草ポケモンの技です」

サカキ「ラムダからお前のニョロモの戦法は聞いていた。だからあらかじめニドクインの特性をふみんにしていたわけだ」

269 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:40:50.61 ID:8e6WGnOAO

れいか「そこまで、そこまで先の攻撃を読んでいたとは……」

サカキ「当たり前だ。私のバトルのキャリアは二十年だからな！」

れいか「二十年……！！」

サカキ「たった三ヶ月で得意げになってもらっては困るな？」

マジョリーナ「ぐうっ……」ﾖﾛﾘ

れいか「マジョリーナ！ 大丈夫ですか！？」

マジョリーナ「私のことはいいだわさ。今はあいつを倒すことだけ考えるだわさ」

やよい「でも、ジョニーさんはベテラントレーナーだし。私たちに勝ち目なんか……」

マジョリーナ「何を言ってるだわさ。お前たちにはオンリーワンの力があるじゃないかい。ねえ、妖精？」

キャンディ「クル！ 二人とも、変身クル！ プリキュアになれば誰にも負けないクルぅー！！」

270 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:43:33.13 ID:8e6WGnOAO

れいか「……そうですね」

やよい「私たちはプリキュアだもん！」

スマイルパクト＜ﾚﾃﾞｨｰ!


「「プリキュア、スマイルチャージ！！」」


ｺﾞｰ!

ｺﾞｰｺﾞｰ! ﾚｯﾂｺﾞｰ!


ピース「ぴかぴかピカリン じゃんけんポン♪」ﾊﾟｰ!

ピース「キュアピース！！」

ビューティ「しんしんと降り積もる清き心。キュアビューティ！」


「「二つの光が導く未来！ 輝け、スマイルプリキュア！！」」


サカキ「ふふ、やっとお出ましか……プリキュア！」

271 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/17(日) 21:44:50.19 ID:8e6WGnOAO

今日はここまで
ありがとうござましたクルぅー

272 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/17(日) 22:29:56.11 ID:Sa+SyZcWo

脳筋組はなにやってんだ

273 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:21:19.92 ID:Hl2UCLtAO

ビューティ「ニョロモ、もう一度頑張ってください！」

ピース「フシギダネもお願い！ コイルも加勢して！」

ニョロモ「にょろーん！」

フシギダネ「だねふし！」

コイル「びびいー！」

【ニョロモのみずでっぽう！】

【フシギダネのはっぱカッター！】

【コイルのでんきショック！】

ﾄﾞｵｵｵｵｵｯ!!

274 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:23:15.79 ID:Hl2UCLtAO

ビューティ「これほどの力、ニドクインは戦闘不能に……」

ニドクイン「にーどおおっ！！」ﾍｯﾁｬﾗ

ピース「ど、どうして！？ 耐えられるなんて！」

サカキ「そんな弱小ポケモンの技など、ニドクインに効果はない！」

【ニドクインのとっしん！】

ニドクイン「にーどっ！！」ﾄﾞﾝｯ!

ニョロモ「にょろー！？」

フシギダネ「だねー！？」

コイル「びび〜！？」

ビューティ「ニョロモ！」

ピース「コイル！ フシギダネ！」

275 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:25:42.79 ID:Hl2UCLtAO

サカキ「他愛のない……。これで分かっただろう？ 一般トレーナーに育てられたポケモンの力など、たかが知れている！」

サカキ「今の時代、科学を通して強くさせるのが理にかなっているのだ！」

ビューティ「……そんなこと、ありません！」

ビューティ「私はポケモンと触れ合い、知りました。ポケモンとともに強くなることの素晴らしさを！」

ビューティ「初めてバトルに勝利した喜びは、今でも忘れません！ トレーナーとポケモンは心で通じ合って、互いを励みに強くなっていくのです！！」

ビューティ「その絆を侮辱するあなたは絶対に許しません！！」

サカキ「……ふっ。ポケモントレーナーなら言葉で語らず、腕で語れ！ ニドクイン！！」

ニドクイン「にーどおっ！」

276 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:27:32.42 ID:Hl2UCLtAO

ビューティ「ニョロモ、もう一度お願いできますか？」

ニョロモ「……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ビューティ「……ニョロモ？」

ニョロモ「にょろーっ！」ﾋﾟｶｱｱｯ!

ビューティ「これは……！？」

サカキ「！ 進化……！！」

キャンディ「ビューティの想いが！ ニョロモに伝わったんだクルぅ〜！！」

【ニョロモはニョロゾにしんかした！】

ニョロゾ「にょろ！」

ビューティ「ニョロゾ……！ ニョロモが進化したのですね！」

ニョロゾ「にょろー！」ｸﾞｯ

ビューティ「そうですね、喜ぶのはあと……今はサカキを倒さなければ！ あなたは私の気持ちを受け取り、進化してくれたのですから！！」

277 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/06/23(土) 20:29:07.39 ID:Hl2UCLtAO

サカキ「面白い……来い、キュアビューティ！！」

ビューティ「言われなくとも！」ﾀﾞｯ

ビューティ「はああああっ！！」

【キュアビューティのインファイト！】

ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!

サカキ「ぬうっ、うおお……！？」

ビューティ「はあっ！！」ﾄﾞｶﾞｯ!

サカキ「ぐふうっ……！？」ﾄﾞｼｬｱｯ

キャンディ「今ならトレーナーから指示が送れないクル！」

ピース「今がチャンスだね！」

278 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:33:26.53 ID:Hl2UCLtAO

ビューティ「ニョロゾ！！」

ニョロゾ「にょろー！！」

【ニョロゾのおうふくビンタ！】

ニョロゾ「にょろ！ にょろー！！」ﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼﾊﾞｼ

ニドクイン「にどおっ！？」

ニョロゾ「にょろーっ！！」ﾊﾞｼｲﾝｯ!

ニドクイン「にどおおおっ！？」ﾄﾞｼｬｱｯ

ビューティ「その調子です、ニョロゾ！」

ビューティ（ふふっ。進化したことにより、苦手としていた接近戦も克服したみたいですね）

サカキ「ぬう……」

ニドクイン「にど……」

279 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:35:24.72 ID:Hl2UCLtAO

ビューティ「最後は二人の必殺技で決めますよ！ ……はあっ！！」ｷﾞｭｯ

スマイルパクト＜ﾋﾟｶｱｱｯ

ビューティ「プリキュア・ビューティ・ブリザード！！」

【ニョロゾのハイドロポンプ！】

ニョロゾ「にょろおおおおー！！」ﾌﾞｼｬｱｱ!

サカキ「……！！」

ﾄﾞｺﾞｵｵｵｵｯ!!!

【こうかはばつぐんだ！】

ニドクイン「にどおおおおおっ！？」

サカキ「がっは……！？」

サカキ（これが、プリキュアの力……！！）

280 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:38:23.13 ID:Hl2UCLtAO

サカキ「くっ……戻れ、ニドクイン！」ﾊﾟｼｭｯ

サカキ「今回はここらで退かせてもらおう」

サカキ（プリキュアの力は実際に見れた。やはりこの目で直接見ると違うな）

サカキ「フフハハハ！！ さらばだ！！」ｼｭﾝｯ

ビューティ「！ お待ちなさい！！」

ピース「ビ、ビューティ！ 今はエリカさんを……！」

ビューティ「そ、そうでしたね……」

キャンディ「サカキはまた今度捕まえればいいクル、ビューティ」

ビューティ「はい……」

ピース（そういえば、おばあちゃんいないなあ）ｷｮﾛｷｮﾛ

281 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:40:58.29 ID:Hl2UCLtAO

〜〜

エリカ「ううん……」

れいか「エリカさん！ エリカさん！」

エリカ「れいか、さん……。ロケット団は、サカキは……」

れいか「あとすこしのところで逃げられてしまって……」

エリカ「そうですか」

れいか「申し訳ありません……」

エリカ「いえ、助けてもらえただけでも十分です。彼らもこれでもうタマムシでは悪事を行えないでしょうし」

れいか「そう言ってもらえると助かります」

282 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:43:05.65 ID:Hl2UCLtAO

エリカ「ところで、そちらのお二方は？」

やよい「あっ、私はやよいっていいます！」

キャンディ「キャンディクルぅ〜」

れいか「お二人とも、私の友人です」

エリカ「やよいさんとキャンディですね。よろしくお願いします」

れいか「ここにはいませんが、他にみゆきさんという友人もタマムシにいるんですよ」

エリカ「それはそれは。ぜひお会いしたいものですわ」

やよい「そ、そうだエリカちゃん！ 私たち、あなたに聞きたいことがあるの！」

エリカ「聞きたいことですか？」

れいか「話せば長くなるのですが……よろしいでしょうか？」

エリカ「もちろん、喜んで」

れいか「ありがとうございます」

283 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:46:49.95 ID:Hl2UCLtAO

〜〜

れいか「……ということなんです」

やよい「私たちは別の世界からやって来て、その世界ではプリキュアっていうスーパーヒーローをやってるの！」

エリカ「あら、まあ。プリキュアですか。別の世界からやって来た……にわかには信じ難い話ですわ」

れいか「突然の話で驚きになっているとは思いますが、すべて本当なんです」

エリカ「いえ、驚きはしましたが不思議なことに疑ってはいません」

エリカ「れいかさんが信頼できるお方だからというのもありますが、私もどこかでそんなことをしているのかなと感じて……」

れいか「？」

マダツボミ「私、堪忍袋の緒が切れました！」

キャンディ「深くは聞かないクルぅー」

284 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:49:09.58 ID:Hl2UCLtAO

やよい「それで、私たちはこの世界に来ちゃった原因を探してる……何か知らないかな？」

れいか「私たちはポケモンの力が原因だと踏んでいるのですが」

エリカ「そうですわね、ポケモンの力……。それなら伝説のポケモンが怪しいでしょう」

れいか「伝説のポケモンですか？」

エリカ「ええ、このカントー地方に三匹存在する伝説の鳥ポケモン……」

エリカ「春の訪れとともに南国から飛んでくるといわれる、ファイヤー。雷雲が二つに別れたとき姿を見せると伝えられる、サンダー。周りの空気を冷やして雪を降らせながら飛んでいく、フリーザー」

れいか「ファイヤー、サンダー、フリーザー。聞いたことはありますね」

キャンディ「でも特に珍しい能力を持っているわけではないはずクルぅ」

エリカ「すみません。私が考えられるのはこれくらいですわ」

やよい「じ、じゃあ……あかねちゃんとなおちゃんを知らないかな？ 私たちの友達なんだけど！」

エリカ「はあ、知っていますけど」

やよれいキャン「！！」

285 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:51:42.72 ID:Hl2UCLtAO

〜ゲームセンター外

マジョリーナ「プリキュア……あいつらがいるなら、ウルフルンとアカオーニもいるはず」

マジョリーナ「プリキュアは知らないだろうねえ。この世界に迷い込んだ原因を！ 原因は……これだわさあっ！！」つビン

マジョリーナ「この中に入っているのは、吸えばどこでも好きな世界に行ける気体……その名も、ドコデモイケ〜ル！！」ﾃｯﾃﾚｰ

マジョリーナ「……」

マジョリーナ「ツッコミがないのは寂しいだわさ」

マジョリーナ「まあとにかく、ウルフルンたちと合流してこいつを使えば……ふふっふう！」

マジョリーナ「そうと決まれば善、いや悪は急げだわさ！」つほうき

【マジョリーナのそらをとぶ！】

マジョリーナ「いーひぃっ……」

ﾄﾞｵｵｵｵｵﾝｯ!!

マジョリーナ「んん？ なんの音だわさ？」

286 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:53:27.27 ID:Hl2UCLtAO

〜〜

フジ「お前は、ミュウツー……！！」

ミュウツー「？」

みゆき「フジさん、ミュウツーを知っているんですか？ ……あっ！ もしかしてフジさんがトレーナーさん！？」

フジ「いや、そうではないが……」

みゆき「じゃあ……？」

フジ「いいかい。そのミュウツーはロケット団という組織に……」

？「余計なことは話さないでほしいな」

みゆき「へ？」

？「なあ、フジ博士？」

フジ「貴様は……！」

みゆき「ジョニーさん！？」

フジ「サカキ！！」

みゆき「え？」

サカキ「どうやらまた見た顔だな」

287 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:55:01.87 ID:Hl2UCLtAO

みゆき「サ、サカキって？」

ミュウツー「みゅう……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

みゆき（！ ミュウツーが震えてる？）

フジ「サカキ！ 何故ミュウツーがいるんだ！？」

サカキ「お前には関係のないことだ。ロケット団を抜けたお前にはな」

みゆき「ロケット団？ どうしてジョニーさんが……っていうかフジさんがロケット団にいたの！？」

フジ「……なんだかよく分からんが、色々とややこしいことになっているようじゃな」

みゆき「え、えっとジョニーさんはトキワの森で会ったベテラントレーナーさんで、フジさんはシオンタウンで……」

フジ「簡潔に言おう。君がジョニーと呼んでいる男、奴の正体は悪の組織・ロケット団の首領サカキ！」

みゆき「ロケット団の、首領……！？」

フジ「そして、奴の言うようにわしはロケット団に入っていた……」

みゆき「……！」

288 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:57:05.20 ID:Hl2UCLtAO

サカキ「ふん。余計なことを言うな、と言ったはずだが？」ｶﾁｬ

【サカキはサイドンをくりだした！】

サイドン「さーいっ！！」

サカキ「つのドリル！」

【サイドンのつのドリル！】

サイドン「さーいっ！！」ｷﾞｭｳﾝ!

フジ「……くっ！？」

みゆき「フジさん！！」

ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｯ!!

289 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 20:59:38.80 ID:Hl2UCLtAO

サカキ「フジよ、お前がいなくなったあとも研究は進めていた。そしてやっとこのミュウツーが完成した」

サカキ「ミュウツーが最強のポケモンになるには、あとはある力の情報を埋め込めば……」

サカキ「まあ、今のお前に話しても意味はないがな」

ハッピー「待って！」

サカキ「……！？」

ハッピー「その話、詳しく聞かせて！」ｶﾞｼｲｯ!

サイドン「さい……！？」ﾋﾟﾀｯ

【サイドンのつのドリルはうまくきまらなかった！】

ハッピー「はあっ！」ﾄﾞﾝｯ

サイドン「さいーっ！？」ﾄﾞｼｬｱｯ

サカキ「お前も、プリキュア……！？」

290 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 21:01:56.25 ID:Hl2UCLtAO

ハッピー「ミュウツーが……。研究って、どういうこと！？」

サカキ「君に教える義理はない。聞くのなら、そこの博士にでも聞くのだな！」

ハッピー「！」

フジ「……」

サカキ（プリキュアを相手するには、今は分が悪い）

サカキ「サイドン！」

サイドン「さいっ！！」

【サイドンのすなあらし！】

ﾄﾞﾊﾞｱｱｱｱｯ!!

ハッピー「きゃっ……！？」

フジ「ぬうう……！！」

サカキ「さらばだ！」ｼｭﾝｯ

【すなあらしがふきあれている】

ｻﾞｱｱｱｯ……

ハッピー「待、って……」

ハッピー（！ ミュウツーが、いない……？）

ハッピー「う……」ﾊﾞﾀﾘ


ﾀﾀﾀ

マジョリーナ「なんだこりゃだわさ」

291 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 21:03:29.15 ID:Hl2UCLtAO

〜〜

れいか「エ、エリカさん！ ご存知なのですか！？」

エリカ「はい。今聞いたご友人の内一人の名前は聞いたことがあります。あかねさんという方……」

やよい「！ あかねちゃんは今どこにっ！？」

キャンディ「クルぅ〜！！」

エリカ「ジョウト地方のコガネシティ、そこのジムリーダーがアカネさんというお方なんです！」

れいか「ジムリーダー！」

やよい「ジョウト地方？」

キャンディ「クルぅ〜？」

292 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 21:06:11.67 ID:Hl2UCLtAO

〜〜

〜〜〜

なお「う、ううん……」

なお「あ、あれ？ ここは……？」

キャタピー「きゃた〜」ﾋﾟﾄﾘ

なお「い、いやああああっっ！？」

キャタピー「きゃた？」

なお「お、大きな芋む……」ﾊﾞﾀﾘ

293 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/06/23(土) 21:08:14.01 ID:Hl2UCLtAO

今日はここまでですクルぅ〜

294 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/24(日) 00:29:49.21 ID:cN84uBGHo

あかね違いｗｗｗｗ
乙！

295 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:18:40.62 ID:Pzw59NHAO

〜〜

？「おい、君。大丈夫かい？」

なお「う、ううん？ ゆうた、今日は起きるの早いね、えらい」ﾖｼﾖｼ

？「…………」

なお「……お、お兄さんどなた？」

ハヤト「僕はハヤトだ」

なお「ハヤ……？ ってここはどこ？」

ハヤト「僕の家だけど」

なお「弟たちは！？ みんなをどこへやったんだ！！」

ハヤト「いや、僕は……」

なお「まさかバッドエンド王国からの新たな刺客！？」

ハヤト「バッド……なんだって？」

なお「私の弟と妹を返して！」

ハヤト「いや、だから僕はね」

なお「絶対に許さない！ プリキュア、スマイルチャージ！！」

スマイルパクト＜ﾋﾟｶｱｱｯ!

ハヤト「な、なんだ！？」

マーチ「勇気リンリン 直球勝負！！ キュアマーチ！！」

ハヤト「変身したぁ！？」

マーチ「プリキュア・マーチ・シュート！！」

ﾄﾞｵｵｵｵﾝｯ!!

ハヤト「僕は無実だぁあああああああ〜！！」

296 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:20:11.85 ID:Pzw59NHAO

〜〜

なお「すっ、すみませんでしたああっ！」

ハヤト「……」

なお「えっと、ついウルフルンたちの仲間かと思って……。いきなり攻撃して……」

ハヤト「いや、いいよ。僕が何の説明もしなかったのも悪いし」

なお「すみません……。それでハヤテさん、弟たちがどこにいるか分かりませんか？」

ハヤト「ハヤトね。うーん、君はマダツボミの塔の前で倒れていたんだが。君以外に人はいなかったはずだよ」

なお「マ、マダツボ……？」

ハヤト「マダツボミの塔。ここキキョウシティの建物なんだけど、やっぱり違う町の人なのかな？」

なお「キ、キキョウシティ？」

ハヤト「む？ キキョウシティも知らないのかい？ 確かにコガネシティに比べたら田舎町だしなあ」

なお「コガネシティ……？」

ハヤト「え？」

なお「え？」

297 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:22:03.61 ID:Pzw59NHAO

なお「あ、あのう。コガネシティって町の名前ですか？」

ハヤト「な、なんと……コガネを知らない？ ジョウト地方でも有数の都会町なんだが……カントー地方出身なのか？」

なお「か、関東？ 私は七色ヶ丘に住んでるんですけど」

ハヤト「ナナイロガオカ？ 聞いたことないな。どこか遠い地方から旅をしにきたのか？」

なお「た、旅？ この御時世に旅、ですか」

ハヤト「……ええと、まったく話が噛み合わないな」

なお「うーん」

ハヤト「ところで、君はポケモントレーナーかい？」

なお「ポケモン？」

ハヤト「ポ、ポケモンを知らないのか！？」

なお「え、ええっ？」

298 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:23:18.42 ID:Pzw59NHAO

〜〜

ハヤト「……というのがポケットモンスター、縮めてポケモンと言われる生き物なんだ」

なお「変わった生き物がいるんですね」

ハヤト「本当に知らないようだね……。で、ここはキキョウシティと言ってジョウト地方にある町だよ」

なお（ジョウト地方……そんな名前の地方が日本にあったっけ？ うう、社会苦手……）

なお（ないとしたら、ここは外国！？ ……でもハヤタさんは日本語で話してるし。ていうかポケモンってなに？）

なお「うう、分からないことだらけ……」ｸﾞｯﾀﾘ

ハヤト「だ、大丈夫かい？」

なお「大丈夫じゃないです……」

299 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:26:00.42 ID:Pzw59NHAO

ハヤト「うーん。でも君はポケモントレーナーだと思ったけどなあ」

なお「へ？」

ハヤト「ほら、君の足元にずっとくっついてるキャタピー」

なお「え……」ﾁﾗｯ

キャタピー「きゃたきゃた♪」ﾋﾟﾀﾘ

なお「ぞくっ」

ハヤト「君のポケモンだろ？」

なお「いぃぃやああああああああーッッ！！！？」

ハヤト「な、なんだー！？」

なお「こ、来ないでー！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

キャタピー「きゃた？」

ハヤト「一体どうしたんだ？」

なお「わ、私、虫が……えと、その……」

ハヤト「苦手なのか？」

なお「……ううっ」

300 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:27:39.54 ID:Pzw59NHAO

ハヤト「まあ女の子だからね。虫ポケモンが苦手なのも仕方がないと言えば仕方がないのかな」

なお「む、虫ポケモン……？ そ、その芋虫がポケモンなんですか……？」

ハヤト「こいつはキャタピーっていうんだ。なにもこのキャタピーだけじゃない。ポケモンはもっとたくさんの種類が確認されている」

なお（この子みたいなのがたくさんいるってことぉ……？）ｳﾙｯ

ハヤト「さて、どうやら君はトレーナーのようだし。こちらも正体を明かしておこう」

ハヤト「僕はハヤト！ キキョウシティジムジムリーダーのハヤトだ！」

なお（ジムリーダー？）

ハヤト「さあ、君の名前を教えてもらおう！」

なお「私の……」

ハヤト「まだ聞いていなかったからね」

なお「……なお。私は緑川なおです！」

ハヤト「そうか！ よろしく、なおちゃん！」

301 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:29:27.88 ID:Pzw59NHAO

〜それから一週間が過ぎた〜

ハヤト「なおちゃん、そこだ！」

なお「はい！ キャタピー、いとをはく！！」

【キャタピーのいとをはく！】

キャタピー「きゃたー！」ﾌﾟｼｬｱｱｯ

ハネッコ「はねえー！？」ﾍﾞﾄｵ

ハヤト「糸が絡み付いて、ハネッコの動きが鈍くなっている今がチャンスだぞ！」

なお「いっけえ！ モンスターボール！！」ﾄﾞｶﾞｯ

【なおのメガトンキック！】

ボール＜ﾋﾞｭｳｳｯ!

ハヤト（さすがだ。足でボールを蹴り、一気にポケモンを捕獲する！）

ハネッコ「」ｼｭﾜﾝ

ボール＜ｺﾛｺﾛ……ﾋﾟﾝ!

【やったー！ ハネッコをつかまえたぞ！】

302 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:31:14.23 ID:Pzw59NHAO

なお「よし！ ハネッコゲットだ！」

キャタピー「きゃたー♪」

ハヤト「ふふっ、見事だったよ」

なお「それほどでも……ハヤセさんの指導のおかげですよ」

ハヤト「ハヤトね。まあなんだい。なんだかんだ言って、君とキャタピー、息が合っているじゃないか」

なお「あはは。まだ慣れないですけどね」

キャタピー「きゃた！」ﾆｺｯ

なお「虫は無視、虫は無視……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

ハヤト「ははは」

ハヤト「それで、ハネッコもゲットしたことだし。僕とバトルをしてみようか？」

なお「ハヤトさんと？」

ハヤト「この一週間で、バトルの技術はある程度教えた。あとは実践で実力を確かめるべきだ」

ハヤト「もちろん、僕に勝ったらキキョウのジムバッジを進呈しよう」

なお「……わかりました！ やるとなったら、とことん！ 私が勝ちます！！」

ハヤト「それでこそ、だね」

303 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:32:46.74 ID:Pzw59NHAO

〜キキョウジム

ハヤト「使用ポケモンは二体のシングルバトルだ！」

なお「……」ｺｸﾘ

なお・ハヤト「バトル！！」

ハヤト「いけ、ポッポ！」ﾎﾞﾑ!

【ハヤトはポッポをくりだした！】

ポッポ「ぽぽー！」

なお「！ ポッポ……」

ハヤト（なおちゃんにはタイプ相性についても教えた。それならわかっているはず）

ハヤト（僕のエキスパートタイプは飛行！ キャタピーとハネッコでは相性が最悪なんだ！）

ハヤト（どう出る？ なおちゃん）

304 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:34:03.43 ID:Pzw59NHAO

なお「ハネッコ、お願い！」ﾎﾞﾑ!

【なおはハネッコをくりだした！】

ハネッコ「はねえー」

なお「ゲットしてすぐだけど、よろしくね！」

ハネッコ「はねっ！」

ハヤト「ハネッコか。相性ではこちらが有利！ かぜおこし！！」

【ポッポのかぜおこし！】

ポッポ「ぽっぽー！！」ﾌﾞｱｱｱｯ

なお「ハネッコ、風にのって！」

ハネッコ「はねえ〜」ﾌﾜｯ

【ハネッコはかぜにのった！】

ハヤト「なに……！？」

305 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:35:30.34 ID:Pzw59NHAO

なお「そのままポッポに近付いて、メガドレイン！！」

ハネッコ「はねっ」ﾋﾟﾄﾘ

ポッポ「！」

【ハネッコのメガドレイン！】

ハネッコ「はねえ！」ｽｲﾄﾘ!

ポッポ「ぽ、ぽ……」ﾊﾞﾀﾘ

【ポッポはたおれた！】

ハヤト「体力をからっぽにされたか……戻れ、ポッポ！」

ポッポ「」ｼｭｳｳ

なお「いいよ、ハネッコ！ その調子！」

ハネッコ「はねえー♪」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

ハヤト「……なるほど。風にのって飛ぶというハネッコの特徴を生かした戦法か、面白いね」

ハヤト「だけど！ このポケモンの前ではそれも無意味に等しい！！」

ハヤト「いけっ、ピジョン！」ﾎﾞﾑ!

【ハヤトはピジョンをくりだした！】

306 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:38:51.15 ID:Pzw59NHAO

ピジョン「ぴじょおおっ！」

なお「ピジョン……！」

ハヤト「僕の切り札！ そう簡単には倒せないぞ！！」

ハヤト「ピジョン、でんこうせっか！」

【ピジョンのでんこうせっか！】

ピジョン「ぴじょおおっ！」ﾀﾞｯ

なお「ハネッコ、まだ吹いている風にのって……」

ハヤト「甘い！！」

ピジョン「ぴじょおおっ！！」ﾄﾞｶﾞｯ

ハネッコ「はねえっ！？」

【きゅうしょにあたった！】

なお「ハネッコー！」

ハヤト「でんこうせっかは先制技。確実に先手をとれる！」

307 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:40:29.52 ID:Pzw59NHAO

なお「……なら、自分から風を起こす！」

ハネッコ「はねえ〜！」ﾋﾞｭｵｵｯ

【ハネッコのぎんいろのかぜ！ ハネッコはかぜにのった！】

ハネッコ「はねえ〜」ﾌﾜﾌﾜ

ハヤト「ほう、自分で風を起こしたか。フワフワ動くハネッコに攻撃を当てるのは難しい……が！」

ハヤト「僕のピジョンの鋭い目は、確実に相手の動きをとらえられる！」

ピジョン「ぴじょおおっ！」ﾀﾞｯ

ハヤト「つばめがえし！！」

【ピジョンのつばめがえし！】

ピジョン「ぴじょっおおー！！」

ｸﾞｻｱｱｯ!

ハネッコ「……っ！？」

【こうかはばつぐんだ！】

ハネッコ「」ﾊﾞﾀﾘ

なお「ハネッコ！」

【ハネッコはたおれた！】

308 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:41:23.92 ID:Pzw59NHAO

ハネッコ「はね……」

なお「ありがとう。ゆっくり休んで」

ハヤト「なおちゃんもこれで残りは一匹だ」

なお「キャタピー！」ﾎﾞﾑ!

【なおはキャタピーをくりだした！】

キャタピー「きゃたー！」

なお「たいあたり！」

【キャタピーのたいあたり！】

キャタピー「きゃたー！」ﾀﾞｯ

ハヤト「ふふ、軽くいなしてやるんだピジョン！ かぜおこし！」

ピジョン「ぴじょおおっ！」ﾊﾞｻｱｱｯ

キャタピー「きゃたっ！？」ﾊﾞﾀﾘ

【キャタピーのこうげきははずれた！】

なお「キャタピー！！」

309 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:43:43.82 ID:Pzw59NHAO

なお（ハヤトさんに教えてもらった通り、やっぱり虫タイプのキャタピーは飛行タイプのピジョンに弱いんだ）

なお（これじゃあ一歩も近づけない！）

ハヤト「今度はどろかけだ！」

ピジョン「ぴじょおおっ！」ﾊﾞｼｬｱｯ

なお「かわして！」

キャタピー「きゃたっ！」ﾀﾀｯ

【ピジョンのこうげきははずれた！】

ハヤト「無駄だ！ 当たるまで何度もどろかけをするんだ！」

ピジョン「ぴっじょおおっ！！」ﾊﾞｼｬﾊﾞｼｬ

【ピジョンのどろかけ！ みだれかけ！】

キャタピー「き、きゃた〜！？」

なお「くっ、すべてかわして！」

キャタピー「きゃたあ〜！」ﾀﾀｯ

【ピジョンのこうげきははずれた！】

310 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:47:22.37 ID:Pzw59NHAO

ハヤト「いつまでかわし続けられるかな？」

なお「……っ」

なお（いずれキャタピーの体力も尽きて、このままじゃあ……でもどうしたら……）

なお（キャタピーの気持ちになって、心を一つに……って虫ポケモンの気持ちなんて分かるわけないよー！ 小さいクモもまともに見られないのに……）

なお（って、クモ？ はっ！ そうか！）

キャタピー「きゃた、きゃた……」ﾍﾄﾍﾄ

ハヤト「キャタピーの体力は限界。もうかわすことは出来ないな」

ハヤト「決めてやれ！ どろかけ！！」

ピジョン「ぴじょおおっ！！」ﾊﾞｼｬｱｯ

なお「キャタピー、いとをはくで……」

ハヤト「糸を吐いたところで、何もできないさ！」

311 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:49:27.67 ID:Pzw59NHAO

【ピジョンのどろかけ！】

キャタピー「……！」

ﾊﾞｼｬｱｯ!!

キャタピー「」ﾊﾞﾀﾘ

ハヤト「キャタピーは戦闘不能、僕の勝ちだね」

なお「それはどうだろうね」

ハヤト「なに……？」

なお「糸を吐いた理由は、これだ！」

蜘蛛の巣状の糸＜ﾋﾞｲｲｲﾝ!!

ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ!

ピジョン「ぴじょ！？」ﾋﾞｸｯ

ハヤト「泥が跳ね返されて……というよりこの糸は！？」

なお「キャタピーが吐いた糸です」

ハヤト「蜘蛛の巣状に糸を吐いて、泥から身を守ったのか！」

なお「それだけじゃない。跳ね返した泥は、ピジョンの動きを封じる！」

ピジョン「ぴじょ……！」ﾋﾞﾁｬﾋﾞﾁｬ

312 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:51:27.30 ID:Pzw59NHAO

【ピジョンはみうごきがとれない！】

ハヤト「泥で翼が……！？」

なお「今だ！ いっけえ、むしくい！！」

キャタピー「きゃたああっ！！」ﾀﾞｯ

ピジョン「っ！」

【キャタピーのむしくい！】

ｶﾞﾌﾞｳｳｯ!!

ピジョン「ぴじょ、おおっ……！？」

ハヤト「ああっ、持たせていたオレンの実まで……」

ピジョン「」ｶﾞｸﾘ

【ピジョンはたおれた！】

キャタピー「きゃた〜♪」ｺﾞﾁｿｻﾏ

ハヤト「ま、負けた……」

なお「やった……？ やった！ ハヤトさんに勝ったんだ！！」

キャタピー「きゃた〜！」

なお「よく頑張ったよ、キャタピー！」ﾀﾞｷｯ

キャタピー「きゃた〜♪」ｸﾞﾆｭ

なお「って、いやあああっ！？ グニュって！ グニュってしたあっ！！」

ハヤト「忙しないなあ」

313 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:52:45.53 ID:Pzw59NHAO

ハヤト「とにかく君の勝利だ。ウイングバッジを受けとってくれ」

なお「ありがとうございます！ えへへ、ウイングバッジ、ゲットだ！！」

キャタピー「きゃたー♪」

ハヤト「しかし、この一週間でよくぞここまでの実力を身につけたものだよ」

なお「そんな……。サッカーと同じで、楽しいから出来ただけです」

ハヤト「なるほどね」

ハヤト（サッカーってなんだろう）

314 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:54:41.34 ID:Pzw59NHAO

ハヤト「僕が見たところ、やはりなおちゃんにはポケモンバトルの才能がある」

ハヤト「そこで提案なんだが、ポケモンジムの話はしたよね？」

なお「はい。ジョウト地方には八つのジムがあって、ジムバッジをすべて集めたらポケモンリーグに挑戦できるとか」

ハヤト「うん。なおちゃん、ジム巡りの旅をしてみてはどうかな？」

なお「ジ、ジム巡りの旅？」

ハヤト「君の才能を腐らせないためにも、実力を伸ばした方がいいと思う」

なお「でも……」

ハヤト「君の家族を探すついででいいさ。どうせ、家族を探しに行かなければならないんだろう？」

なお「……はい。弟たちが私を待ってる！」

ハヤト「決まりだね」

なお「よし！ 私は旅に出る！ ジム制覇、そして家族を見つけるために！！」

キャタピー「きゃたー！」

＜こうして、なおはジョウトを旅することになった＞

315 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:55:45.79 ID:Pzw59NHAO

〜〜

なお「ふうう……疲れたー」

キャタピー「きゃたあ」ﾍﾄﾍﾄ

なお「キャタピーも疲れてるみたいだね。もう随分と歩いてきたし……」

草むら＜ｶﾞｻｻｯ

【やせいのウパーがとびだしてきた！】

ウパー「うぱあー！」

なお「また野生のポケモンだ！ ハネッコ、メガドレイン！」

ハネッコ「はねえ！」

【ハネッコのメガドレイン！】

ウパー「うぱ……」ﾊﾞﾀﾘ

【こうかはばつぐんだ！ ウパーはたおれた！】

316 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:57:35.31 ID:Pzw59NHAO

なお「はあはあ、もう何回目だろ……。野生のポケモンがこんなに現れるものだなんて……」

ハネッコ「はねえ……」ﾍﾄﾍﾄ

なお「ハネッコも体力がなくなっちゃった？ 何度も戦ったもんね。二匹ともありがとう、ボールの中で休んでて」

なお「そうだ、いいことを思い付いた！ 野生のポケモンと戦いたくないなら、出くわさなければいいんだ！」

なお「つまり、走り抜ける！！」ﾀﾞｯ

【なおのこうそくいどう！】

なお「はあああっ！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

ウパー「う、うぱ！？」ﾋﾞｸｯ

メリープ「めりい！？」ﾋﾞｸｯ

なお「思った通り！ こっちが速ければ、ポケモンも追いつけない！」

317 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:59:23.25 ID:Pzw59NHAO

おじさん「さあ、よってらっしゃい見てらっしゃい！ ヤドンの尻尾大安売りだよー！」

なお「ん？ なんだろ。なにかやってる」

？「はあ！？ 大安売り〜？ アホなこと抜かすな！ ヤドンの尻尾、百万円ってどないなっとんねん！！」

なお（！ あの喋り方……まさか……？）

なお「って、ちょっと！？ 止まらない！？」ﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

おじさん「お客さーん、ヤドンの尻尾は珍しくてめったに手に入らない代物！ このくらいじゃないと割に合いませんよ〜」

？「んなアホな！ ただの尻尾でなんで……というか、わいはなぁ……って、んん？」

なお「ど、どいてー！ ぶつかる〜〜〜〜〜！！」

？「な、なんやなんやー！？」

ﾄﾞｼｬｱｱｱﾝｯ!

318 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/01(日) 22:59:52.02 ID:Pzw59NHAO

ここまでクルぅ〜

319 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:10:06.37 ID:+LbLX5nAO

なお「いたた……」

？「う〜ん」

なお（あれ？ あかねじゃない……）

なお「だ、大丈夫ですか？」

？「な、なんてスピードで突っ込んでくるんや。この近くにはポニータが生息しとるなんて聞いたこと……って女の子！？」

なお「あはは……」

？「あんさんえらいすごいなー。ポケモンに匹敵するスピードやったで……って」

おじさん「……」ｺｿｺｿ

？「ちょー待ちい！ わいからは逃げられへんで！！」

おじさん「ぎくっ」

なお「？」

320 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:12:04.37 ID:+LbLX5nAO

？「そのヤドンの尻尾の出所はどこや！？」

おじさん「そ、それは……ゴニョゴニョ」

？「っはあ〜！ あくまでしらばっくれるつもりなら、こっちから言わせてもらうわ！」

？「ヤドンの尻尾はロケット団にもらったんやろ！ で、高い金で売って奴らに分け前のいくらかを渡すんやろ！？」

おじさん「ぎくぎくっ」

？「図星やな」

おじさん「え、ええと……今日は店じまいー！ さよならー！！」ﾋﾟｭｰﾝ

？「ったく、ろくでもないやっちゃで」

なお「あ、あの」

？「おお、まだ名乗っとらんかったな。わいはマサキ！ 一応ポケモン研究者やってます！」

なお「私は緑川なおです」

321 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:13:45.09 ID:+LbLX5nAO

マサキ「なおはん、やな。覚えとくわ」

なお「マサキさん、さっきの人は？」

マサキ「あ〜。ロケット団ゆう悪い連中に使われとる商人や」

なお「ロケット団？」

マサキ「カントーとジョウトを拠点に、悪事を働いとるポケモンマフィアのことや。最近ではヤドンの尻尾を切って売ってるとか聞くな」

なお「し、尻尾を……！」

マサキ「な、ひどいやろ？ まあヤドンの方は鈍いし気にしてへんけども。尻尾はまた生えてくるしな」

なお「でも、ひどいことには変わらないよ！」

マサキ「せやな。せやから、わいはさっきの商人みたいな奴らを探してやめさせようとしとるんや」

322 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:15:21.18 ID:+LbLX5nAO

なお「でも、すべての元凶のロケット団を叩かなきゃ意味ないんじゃあ……」

マサキ「……。なおはん、あんさんはポケモントレーナーか？」

なお「はい」

マサキ「ジムを巡って旅をしとるとか？」

なお「その通りです」

マサキ「そか。なら、この先にあるヒワダタウンに行くとええ」

マサキ（最近ヒワダにロケット団の目撃情報があったと聞いとる）

マサキ「せや、ヒワダにはわいも用があるさかい、同行させてもらうわ！」

なお「ほ、本当ですか？」

なお（道も分からないし、ありがたい！）

マサキ「ま、言うてもヒワダまでは洞窟抜けるだけやけどな」

なお「そうなんですか？」

323 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:16:53.21 ID:+LbLX5nAO

〜ヤドンの井戸付近

マサキ「よっしゃ！ やーっとここまで着いたでー！」

なお「洞窟は楽勝だったね」

ハネッコ「はねえ！」

マサキ「岩タイプばっかりやったさかい、なおはんがおって助かったわ」

なお「マサキさんも、ズバットを倒してくれたじゃないですか」

マサキ「ズバットなんて、エスパーポケモンで一発やしな！」

なお「もうすぐでヒワダタウンに着くんですよね？」

マサキ「そうやな。もうすぐ……」

？「ああっ！？ なんだジジイ！ すっこんでろ！！」

マサキ「な、なんや！？ あ、あの胸のマークは……」

324 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:18:28.79 ID:+LbLX5nAO

？「あんたこそ何や！ あんたらやろ、うちのヤドン持っていきよったんは！！」

？「知らねえよ、そんなの」

？「ふん！ なら井戸ん中見せてもらうさかい！」ﾀﾀｯ

？「あっ！ このクソジジイ！ コラッタ、ひっさつまえばで止めろ！！」

コラッタ「こらあ！」ﾀﾞｯ

マサキ「あ、あかん！ 爺さんがやられてまう！」

なお「キャタピー！ いとをはく！！」

キャタピー「きゃたー！」ｼｭﾜｱｱｯ

【キャタピーのいとをはく！】

コラッタ「こらあ！？」ﾍﾞﾄｵｯ

【コラッタはみうごきがとれない！】

コラッタ「こらあっ……！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

？「なに！？」

325 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:19:55.84 ID:+LbLX5nAO

マサキ「おい、あんさん！ その胸の『Ｒ』のマーク、ロケット団やな！」

なお「！ この人がロケット団……！」

ロケット団員「げげげ、いきなり二人も……逃げるが勝ちよ！」ﾀﾀｯ

マサキ「あっ！ 井戸の中に！ 待てえ！！」

なお「マサキさん！ 今はお爺さんを！」

マサキ「せ、せやったな」

？「くうう……」ﾍﾀﾘ

なお「大丈夫ですか？」

？「お、おう。ちと腰が抜けてしもうて……あだだ」

マサキ「立てそうにないなあ。ってえ！？ 爺さん、まさかヒワダのガンテツはん！？」

ガンテツ「せや、いだだ」

326 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:22:40.17 ID:+LbLX5nAO

なお「ガンテツさん？」

マサキ「ボール職人で有名なお方や！」

なお「へえ〜！」

ガンテツ「むむ、あんたはマサキはんか？」

なお「マサキさんも有名なんですね」

マサキ「いや、おおきに〜。ってそないなことより！ ガンテツはん、どないしてロケット団に怒鳴りはってたんですか？」

ガンテツ「おう、あの連中が最近ヤドンの井戸で何か悪いこと企んどるみたいでな」

マサキ「知ってます。なにやら、ヤドンの尻尾をとっとるとか」

ガンテツ「うむ、わいの孫娘のヤドンの尻尾もとられたんや。そしてさらわれてしもうた」

なお「そ、それでロケット団に怒鳴り込んだんですか？」

マサキ「なんちゅう爺さんや」

327 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:25:54.84 ID:+LbLX5nAO

ガンテツ「ふん、奴らのせいでヒワダの治安も悪うなっとる。ここらでそろそろ、追い払わんとと思うてな」

ガンテツ「じゃが、あだだ……。腰が重うて動かん、これじゃあ……」

マサキ「ガンテツはん、今はゆっくり休んだ方がええですよ」

ガンテツ「くうっ。しかし、奴らを放っておくわけには……いだだっ」

なお「……ガンテツさん」

ガンテツ「なんや、嬢ちゃん」

なお「私に任せてください。私がロケット団を追い払います！」

ガンテツ「……！！」

マサキ「んなあ……！？」

マサキ「ちょちょ！ なおはん！ 正気かいな！？ 相手はロケット団、ポケモンマフィアやで！！」

なお「分かってる、危険ってことは。でも！ 私、悪いことは許せない！」

なお「ヤドンの尻尾を切って、それを売ってお金にしようなんて……そんなの人間のやることじゃない！ 筋が通ってないよ、筋が！！」

マサキ「な、なおはん……。で、でも、ロケット団はわいに任せて、なおはんは女の子なんやし……」

328 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:28:08.20 ID:+LbLX5nAO

なお「正義と悪に、子供とか女とか、関係ない！」

マサキ「うっ……」

ガンテツ「ハッハッハ！ こりゃ逞しなあ！！」

ガンテツ「気に入ったで、嬢ちゃん！ ロケット団のことはあんたに任せる！ ヒワダタウンも、ヤドンたちもな！！」

なお「はいっ！」

マサキ「ちょいちょーい！ 勝手に話進めんでくださいよー！？」

ガンテツ「すまんすまん。この嬢ちゃんなら出来る気がしたんでな」

マサキ「む、まあ、なおはんはポケモンバトルの実力を持ち合わせとるけど……」

なお「マサキさん、お願いします！」

マサキ「いや、せやからな……」

ガンテツ「わいからも、よろしゅう頼むわ」

マサキ「え、ええと……もう！ しょうがないなあ！？ 勝手にしい！！」

329 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:30:55.87 ID:+LbLX5nAO

なお「やったー！」

ガンテツ「ふふ。よかったな、嬢ちゃん」

マサキ「そのかわり、わいも行くで！ ガンテツはんは、わいのポケモンで！」ﾎﾞﾑ!

【マサキはカモネギをくりだした！】

カモネギ「かも！」

マサキ「カモネギ、ガンテツはんを家まで送ってやってくれな！」

カモネギ「かもー！」ｺｸﾘ

ガンテツ「ほな、二人とも、頼むで」

なお「はい！」

マサキ「サントアンヌ号に乗ったつもりでおってくださいな！」

330 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:33:24.82 ID:+LbLX5nAO

〜ヤドンの井戸

マサキ「ここが井戸の中か。えらい暗いなあ」

なお（意外と高かった……）ﾌﾞﾙｯ

マサキ「おるとしたら、この先にロケット団がおる。なおはん、気をつけてな」

なお「は、はい」

マサキ「でも歩くには暗すぎるなあ。せや、友人から借りてたポケモンがおるわ。いけ、ロコン！」ﾎﾞﾑ!

【マサキはロコンをくりだした！】

ロコン「こーん」

なお「か、かわいい〜！」ｷﾗｷﾗ

マサキ「せやろ？ こいつの飼い主が可愛えもの好きでな」

なお（趣味合いそう）

マサキ「ロコン、井戸の中を照らしてくれ」

【ロコンのおにび！】

ロコン「こーん！」ﾎﾞｵｯ

なお「おお、明るくなった！」

マサキ「ええで、ロコン」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ロコン「こーん」

なお（もふもふしたい）

マサキ「ほな、先に進もか」

331 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:35:22.06 ID:+LbLX5nAO

〜〜

ロケット団員「ラ、ランス隊長ー！」ﾀﾀﾀ

ランス「どうしました？」

団員「はあはあ……。し、侵入者です！ 勝ち気な女と、コガネ弁の男が……！」

ランス「侵入者、ですか？」ｷﾞﾛﾘ

団員「あっ。え、ええと別に逃げてきたわけでは……」

ｶﾞｼｲｯ!!

団員「ぐええっ！？」

ランス「下っ端の失態は幹部の責任。よくも私の顔に泥を塗ってくれましたね、このエリートの私に！」ｸﾞｸﾞ……

団員「お、お許しをぉ……！！」

ランス「……。まあいい、今は侵入者の相手をしましょう。あなたの処分はあとです」ﾌﾞﾝｯ

団員「ぐへっ！」ﾊﾞﾀﾘ

ランス「この私の管轄するヤドンの井戸に侵入するとは、相当なお馬鹿のようですね」

332 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:37:03.99 ID:+LbLX5nAO

〜〜

ズバット「きしゃああー！」

【やせいのズバットがとびだしてきた！】

マサキ「またか！」

なお「ハネッコ、メガドレインで……」

マサキ「待ちい、なおはん！ 相手はズバット！ ハネッコでは相性が悪い！」

マサキ「ここはこいつに任せとき！ いくんや、タマタマ！」ﾎﾞﾑ!

【マサキはタマタマをくりだした！】

タマタマ「たまー！」

マサキ「ねんりきや！」

タマタマ「たまー！！」ｳｨﾝ!

ズバット「……！」

【タマタマのねんりき！】

【こうかはばつぐんだ！ ズバットはたおれた！】

ズバット「」ｷｭｰ

333 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:42:02.69 ID:+LbLX5nAO

マサキ「ふう、さすがタマタマやで」

なお「……マサキさん。さっきから、野生のズバットばかりが飛び出してきて、いるはずのロケット団が襲ってこないですね」

マサキ「ああ。それは思うとった。暗いとはいえ、井戸にズバットがこないにぎょうさん生息しとるとは思えん」

なお「じゃあ……」

？「おやおや、ばれてしまいましたか。我らロケット団に歯向かってくるだけはありますね」

なお「誰だ！？」

マサキ「今、ロケット団て……まさかあんさんが！」

ランス「ええ、私はロケット団四幹部の一人、ランスと申します」

なお・マサキ「幹部……！！」

334 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:44:24.67 ID:+LbLX5nAO

マサキ「四幹部……。幹部は四人もおるんか！」

ランス「そうですとも。司令塔・アポロ、紅一点・アテネ、おどけ者・ラムダ、そして知将・ランス！ 我らロケット団四将軍！！」

マサキ「四、将軍……！！」

なお「あなたたちが誰だろうと関係ない！ ロケット団っていうなら、私たちが倒す！！」

ランス「おやおや、子供とは思えない気迫。数々の修羅場を乗り越えてきた、戦士の眼差しですね」

ランス「ですが、あなたたちはすでに私の手の平の上で踊る運命……」

ズバットたち「きしゃあああああっ！！」ﾊﾞｻｻｯ

マサキ「！ こりゃまた大量のズバットが……」

なお「ハネッコ、メガドレイン！」

ハネッコ「はねー！！」

【ハネッコのメガドレイン！】

ズバットたち「きしゃああ！！」ﾊﾞｻﾊﾞｻ

【こうかはいまひとつのようだ】

ランス「効きませんよ」

なお「くっ……」

335 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:47:47.62 ID:+LbLX5nAO

マサキ「相手は何体いようと、ズバットや！ タマタマ、頼むで！」

タマタマ「たま！」

【タマタマのねんりき！】

ズバット「ずばー」ﾊﾞﾀﾘ

ズバット「ずばー」ﾊﾞﾀﾘ

マサキ「よっしゃ！ 何体か倒したで！」

なお「マサキさん、まだだ！ ズバットはたくさんいます！」

マサキ「分こうとる！ タマタマのねんりきですべて撃ち落としたる！！」

ランス「ふふ、出来るものなら」ﾆﾔﾘ

なお「！ まさか……」

なお（井戸に入ってから襲ってきた野生のズバット、すべてがランスの命令で動いていたんじゃ……）

なお（そして、今も大量のズバットでマサキさんを襲ってる。ランスの狙いは、タマタマを疲れさせることか！）

ランス（気づいたようですね）

ランス「ですが女戦士さん、あなたの相手はこの子ですよ」

ゴルバット「きしゃあ！」ﾊﾞｻｻｯ

336 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:49:53.11 ID:+LbLX5nAO

【ランスはゴルバットをくりだした！】

なお「！！」

ランス「今はあの男が苦しむところを見ていればいいのですよ」

なお「く……ハネッコ、メガドレイン！」

ハネッコ「はねえー！」

【ゴルバットにはこうかはいまひとつのようだ】

なお（ダメだ、効かない！）

なお「マサキさん！！」

【タマタマのねんりき！】

ズバット「ずば……」ﾊﾞﾀﾘ

ズバットたち「きしゃあああっ！！」ﾊﾞｻﾊﾞｻ

マサキ「はあはあ……あかん。もうだいぶ倒したと思うけど、全然数が減らへん……」

ランス「言ったでしょう？ あなたは私の手の平の上で踊る、と」

マサキ「くそ、疲れさせるんが目的やったんか！」

ランス「タマタマはもう、ねんりきを使う余力もない。ズバット、かみつくです！」

ズバット「きしゃあああっ！」ｶﾞﾌﾞｯ

【ズバットのかみつく！ こうかはばつぐんだ！】

タマタマ「……っ」ｶﾞｸﾘ

マサキ「や、やられてもうた……」

337 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:52:15.43 ID:+LbLX5nAO

ロコン「こーん！」ﾀﾀｯ

マサキ「あかんで、ロコン。お前さんは人から借りとるポケモンや。傷つけるわけにはいかん。ボールに戻っとき」

ロコン「」ｼｭｳｳ

マサキ（ロコンから炎を松明に移したさかい、暗くはならへんけど……バトルの方は劣勢や）

マサキ（この男、強い……！！）

ランス「ふふ。そろそろ終わりにしましょうか」

ゴルバット「きしゃあああああっ！！」ﾊﾞｻｻｯ

【ゴルバットのつばさでうつ！】

ハネッコ「……！！」

【こうかはばつぐんだ！】

ハネッコ「はねえっ！？」

なお「ハネッコー！！」

マサキ「！ なおはん！！」

338 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:53:29.77 ID:+LbLX5nAO

ゴルバット「きしゃあ！」ｷﾞﾛﾘ

なお「つ、強い……」

ランス「当然です。私、エリートですから」

ランス「マサキさん、でしたか。あなたはタマムシ大学の卒業生……いわばエリートのはず」

ランス「同じエリートなのにどうしてここまで差がついたのでしょう？」

ランス「簡単です。私はロケット団で、あなたは研究者！ 差は歴然！！ ロケット団こそ最強なのですよ！！」

ランス「見よ、この井戸のヤドンたちを！」

なお・マサキ「……！！」

尻尾なしヤドン「やあん？」

尻尾なしヤドン「やあん？」

マサキ「見境なしか！ 一匹残らず、尻尾があらへん！」

なお「ひどい……！！」

ランス「ふははははーッ！！ そうです！ ここのヤドンたちの尻尾をすべて切り取ったのは、私たちロケット団！！」

339 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:55:14.75 ID:+LbLX5nAO

ランス「ふふっ、ひどい？ ですが笑えますねえ！ ヤドンたちは別に気にしていない様子じゃないですか！」

ランス「ヤドンはマヌケで役立たずなポケモンです。嫌がってもいないんですし、これを有効活用することのどこがひどいんですか？ むしろ褒めたたえられるべきこと！」

ランス「ヤドンにとっても、世の中のためになれて喜ばしい限りなんじゃないですかあ？ 尻尾もすぐに生え変わるんですし！ フハハハハハ！！」

マサキ「お、お前え！！」ﾀﾞｯ

ランス「ズバット、きゅうけつ！」

【ズバットのきゅうけつ！】

ズバット「きしゃあっ！」ｶﾞﾌﾞﾘ

マサキ「いだあっ！？」

なお「マサキさんっ！」

マサキ「くう、血を吸い取って……」ﾄﾞｸﾄﾞｸ

ランス「不用意に向かってくるものではないですよ。私がどくどくのキバを命令していたら、あなた今ごろどうなっていたと思います？」

マサキ「ぐ……」

340 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:56:28.58 ID:+LbLX5nAO

マサキ（アカン。タマタマは戦闘不能、ロコンは戦わすことはできん。カモネギも今はおらん！ もう手持ちで戦えるポケモンはゼロや！）

マサキ「くそっ！ このまま、ロケット団の思い通りのまま！ 勝手させてええんかいな！？」

マサキ「ええわけない！ でも、わいには何もできひん！！ くそおっ！！」

ランス「くくっ、嘆け！ その悲痛な叫びが！ 我らの糧となるのです！ フハハハハハ！！」

なお「ふざけるなっ！！」

ランス「……は？」

マサキ「なおはん……！」

なお「さっきから聞いてれば……あんたは、間違ってるよ！！」

ランス「っ！？ 私が……間違っている、だと？」

なお「間違ってる！！」

ランス「……くっ！？ よく聞こえませんでしたよ……。もう一度、発言を許しましょう……」

341 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 20:57:51.54 ID:+LbLX5nAO

なお「お前は間違ってる、って言ってるんだ！！」

ランス「ブチッ！ 小娘ええええええええっ！！」

ランス「私が間違っているだとお！？ ふざけるなあっ！！ 凡人の分際で、エリートの私を否定するなど、許し難い行為だぞ！！」

なお「本当のエリートだったら、私の言っていることは理解できるはずだよ！」

ランス「こんの……！ ゴルバット！！ 手加減は要りません！！ どくどくのキバをお見舞いしてやりなさい！！！」

ゴルバット「きしゃあああああっ！！」

マサキ「あ、あかん！ なおはん！ そいつを受けたら、毒に体が侵されて……！！」

なお「……」

ランス「！ 何故よけな……」

ゴルバット「」ﾊﾞﾀﾘ

ランス「！ ゴルバットっ！？」

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 21:00:02.87 ID:+LbLX5nAO

ゴルバット「きしゃ……」ﾖﾛﾖﾛ

ランス「体力がもう少ない……。いつの間に！？」

なお「私のハネッコが取っ組み合ってる時にゴルバットに植え付けたんだ、やどりぎのタネを！」

ランス「やどりぎのタネ……！」

マサキ「植え付けたら、相手が力尽きるまで相手の体力を奪いつづけるゆう技か！」

ランス「まさか、そんな……！！」

なお「ハネッコが傷ついたことは無駄じゃなかった！ ハネッコ！」

ハネッコ「はね……！」ﾖﾛｯ

なお「今なら効くはず！ メガドレイン！！」

ハネッコ「はねえーっ！！」ﾀﾞｯ

ゴルバット「！」

なお「この世に無駄なことなんかない！ 役立たずな人間もポケモンもいない！！」

なお「現にヤドンだっていなくなって、尻尾がなくなって、悲しむ人や心配する人がいる！ ヤドンは必要なポケモンなんだあああっ！！」

【ハネッコのメガドレイン！！】

ハネッコ「はねえーっ！！」ｷﾞｭｵｵｯ!

ゴルバット「ご、るばああああっ！？」

343 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 21:01:16.53 ID:+LbLX5nAO

【きゅうしょにあたった！】

ゴルバット「きしゃあ〜……」ｶﾞｸﾘ

【ゴルバットはたおれた！】

ランス「ば、馬鹿な……」

なお「言ったよね？ だから、あんたは間違ってる！！」

ランス「く……！ 小娘、またっ……」

ランス（チッ、もうズバットの数も残り少ない……ここは撤退するのが賢明ですか）

ランス「……ふふっ。ヤドンの尻尾は集まりました。もう十分金になります。今日のところは、撤退しましょう」

ランス「ですが次に会った時は容赦しません。覚えていなさい！」ﾀﾀｯ

344 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 21:02:26.40 ID:+LbLX5nAO

マサキ「い、いきよった……」

なお「な、なんとか勝ったんですね」

マサキ「勝ったとは言えんかもやけど、ヤドンたちは解放されたと思うで」

ヤドンたち「やあん？」ﾃｸﾃｸ

マサキ「おお、ヤドンたちがヒワダに帰ってくで」

なお「よ、よかったあ」ﾍﾄ

マサキ「大丈夫かいな？」

なお「あはは。腰が抜けちゃって……」

マサキ「ランスいうたか、強かったもんな」

なお「はい……」

345 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 21:05:02.33 ID:+LbLX5nAO

なお（ハヤトさんに助けられてもう一週間が過ぎたけど、分かったことがいくつか）

なお（まずはこの世界は私がいた世界とは違うこと。そしてこの世界の不思議な生き物、ポケモンのこと）

なお（なんでこの世界に来ちゃったのかは分からないし、私の他にここに来てる人がいるのかも分からない……だからこうして旅をして確かめてるんだけど）

なお（どこの世界にも悪い人はいるものだね。この世界のロケット団……退けるべき悪！ プリキュアとして！！）

なお（れいかたちならきっと同じことを考えるはず……）

マサキ「まあ、なんや。おおきにな、なおはん。あんさんがおらんかったら今ごろ……」

なお「……マサキさん」

マサキ「おう？ なんや」

なお「もっと教えてください、ロケット団のことを！」

マサキ「お、おう」

346 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/05(木) 21:05:58.07 ID:+LbLX5nAO

終わりですクルぅ

347 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/13(金) 06:30:26.15 ID:xU4zjluDO

１週間以上経過

348 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:17:57.05 ID:iNNxY/ZAO

〜ヒワダタウン

マサキ「ここがヒワダタウンや」

なお「へ〜、のどかなところだねー」

ハネッコ「はねえ！」

マサキ「この先にヒワダジムがある。わいはガンテツはんを訪ねるさかい、なおはんは挑戦しに行き」

なお「わかった。集合はウバメの森だったよね？」

マサキ「せや。ほな、頑張ってな」

なお「うん！」

ハネッコ「はねえ」

マサキ「あ、待ち。ヒワダジムならこいつを連れていった方がええな」つボール

なお「この子は……」

マサキ「役に立つはずやで」

349 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:28:07.60 ID:iNNxY/ZAO

〜ヒワダジム

マサキ『ポケモンマフィア・ロケット団、金儲けのためならなんでもする悪い奴らや』

マサキ『窃盗から密猟まで、ポケモンを道具のようにも扱っとる。しかも何やら、ポケモンの生態実験までしとるらしい』

マサキ『なんにしても、ポケモンにとっては害でしかあらへん組織やな』

なお（マサキさんにロケット団のことをすべて聞いた。私は許せなかった）

なお（この世界に来てたった一週間だけど、もうポケモンは私の友達になった。なら、この子たちを私が守る！）

なお（元の世界に戻るのは遅くなるかもしれないけど、例えばれいかたちなら同じことをするはず！）

なお（……そして今このヒワダジムに来たのは、実力をつけるためだ！）

なお「たのもー！！」

モルフォン「びいいい！！」ﾊﾞｻｻｯ

なお「ひっ、いやああああああっ！？」

モルフォン「びい？」

なお「む、むむむむ！！」

？「あー、ごめんね。ジムの中ではポケモンを放し飼いにしてて、驚かせちゃったね」

レディアン「れんでぃ！」ﾌﾞｰﾝ

なお「て、てんとむし！」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

？「ああ、これも僕のポケモンね」

レディアン「れでぃ！」

350 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:29:44.58 ID:iNNxY/ZAO

なお「て、ていうか君は……？」

ツクシ「僕はツクシ。このヒワダジムのジムリーダーだよ」

なお「君が……！ っていうことは」ﾁﾗｯ

モルフォン「びいいい」ﾆｺ

レディアン「れでぃ」ﾆｺ

なお「……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

ツクシ「はは、隠す気はないけど、ばれちゃうよね。僕のエキスパートタイプは虫だよ」

なお「……そ、そんな」

ツクシ「？」

なお「やよいちゃんたちもそうだけど、なんで女の子なのに虫が好きなのか理解できない……」ｶﾞｸﾌﾞﾙ

ツクシ「あの、僕、男なんだけど」

なお「え？」

351 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:30:55.25 ID:iNNxY/ZAO

ツクシ「はは、よく間違われるけどね。それより君、挑戦者だよね？ ジム戦始めようか」

なお（もう色々とわけがわからない……）

ツクシ「使用ポケモンは三体！ 用意はいいかい？」

なお「とにかくやるしかない……オーケー！」

なお・ツクシ「バトル！！」

ツクシ「僕の一番手はこいつだ！」ﾎﾞﾑ!

【ツクシはイトマルをくりだした！】

イトマル「まるとー！」

なお「ひっ、くも！？ でも虫タイプなら……」ｶﾁｬ

なお（マサキさんが貸してくれた、この子で！）

なお「いけ！ ロコン！」

352 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:32:04.04 ID:iNNxY/ZAO

【なおはロコンをくりだした！】

ロコン「こーん！」

ツクシ「！ なるほど、炎タイプのロコンで虫対策はバッチリってわけだね！」

なお（借りてるポケモンなのに、又貸ししちゃっていいのかな）

ロコン「こーん？」

なお「まあいいや！ ロコン、ひのこ！」

ロコン「こーん！」ﾎﾞｵｯ

【ロコンのひのこ！】

イトマル「まると！？」ﾋﾞｸｯ

ツクシ「真正面から炎を受けたらすぐに瀕死だ！ イトマル、糸で天井にぶらさがってよけるんだよ！」

353 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:33:46.46 ID:iNNxY/ZAO

イトマル「まるとー！」ﾌﾟｼｬｱｱｱｱ

【イトマルのいとをはく！ ロコンのこうげきははずれた！】

なお「な……！」

ツクシ「イトマルの糸の特徴を生かした戦い方だよ！」

イトマル「まるとー♪」ﾋﾞﾖﾝﾋﾞﾖﾝ

なお「き、きもちわるい……」

ツクシ「そうかな？ 女の子はみんな嫌がるけど、僕は好きだよ」

ツクシ「この足の節！ かさかさ動くサマ！ 虫特有のつぶらな瞳！ 僕は虫のすべてが好きなんだ！」

なお「り、理解できない」

ツクシ「今は解らなくても、このバトルを通して教えてあげるよ！ 虫の素晴らしさをね！」

なお「知りたくないけど！」

354 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:34:45.19 ID:iNNxY/ZAO

ツクシ「イトマル、どくばり！」

イトマル「まるとー！！」ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ

【イトマルのどくばり！】

なお「ロコン、おにびで対抗だ！」

ロコン「こーん！」ﾎﾞｵｯ

【ロコンのおにび！】

ﾄﾞｵｵｵｵｵｯ!!

イトマル「ま、まるとー！？」ﾎﾞｳｯ

【イトマルはやけどをおった！】

ツクシ「イトマルっ！」

なお「やった！ いいよ、ロコン！」

ロコン「こーん♪」

ツクシ「やっぱり相性が悪い……まずいな」

355 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:36:57.21 ID:iNNxY/ZAO

なお「とどめのしっぽをふる！」

【ロコンのしっぽをふる！】

ロコン「こーん！」ﾊﾞｼｲｯ

イトマル「まるとー！？」ﾊﾞﾀﾘ

【イトマルはたおれた！】

ツクシ「戻れ、イトマル！」

イトマル「」ｼｭｳｳ

ツクシ「今度は、クヌギダマ！」ﾎﾞﾑ!

【ツクシはクヌギダマをくりだした！】

クヌギダマ「くぬー！」

なお「……ま、まつぼっくり？」

ツクシ「失礼な。蓑虫だよ」

356 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:37:52.66 ID:iNNxY/ZAO

クヌギダマ「くぬー」

なお「なんかかわいいね。草タイプみたい」

ツクシ「虫の良さ、解ってくれたのかい！？」

なお「いや、解らないけど」

ツクシ「そ、そうか」ｼｭﾝ

ツクシ「とにかく試合再開！ クヌギダマ、たいあたり！」

クヌギダマ「くぬー！」ﾀﾞｯ

【クヌギダマのたいあたり！】

ﾄﾞｶﾞｱｯ!

ロコン「こーん！？」ﾊﾞﾀﾘ

357 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:40:19.94 ID:iNNxY/ZAO

なお「速い……！ ロコンがかわせなかった！？」

ツクシ「速いのは当然だよ。何せ、このクヌギダマはガンテツさんが作ったスピードボールで捕まえたんだからね」

なお「スピードボール……？」

ツクシ「素早さの高いポケモンが捕まえやすくなるボールだよ！ 君のロコンのボールは、フレンドボールみたいだね！」

なお「フレンドボール……ほんとだ。何か違うと思ったら……って」

なお（ボールにポケモンのシールが貼ってある、かわいい……。あれ？ お好み焼きのシールも……）

ツクシ「よそ見をしてる場合かな？ クヌギダマ、もう一度たいあたり！」

クヌギダマ「くぬー！」ﾀﾞｯ

なお「二度は通じない！ ロコン、ひのこでクヌギダマの動きを止めるんだ！」

ロコン「こーん！」ﾎﾞｵｯ

358 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:41:28.65 ID:iNNxY/ZAO

【ロコンのひのこ！】

ツクシ「読めていたよ！ クヌギダマ、こうそくスピン！！」

クヌギダマ「くぬ〜！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

【ひのこはうまくきまらなかった！】

なお「回転して、ひのこを弾いた！？」

ツクシ「こちらも炎対策はバッチリなのさ。クヌギダマ、回転したまま、とっしんだ！」

クヌギダマ「くぬー！！」ｸﾞﾙｸﾞﾙ

ロコン「……！」

【クヌギダマのとっしん！】

ﾄﾞｶﾞｱｱｱｯ!!

ロコン「こーーーん！？」

ﾄﾞｼｬｱｯ

なお「ロコンっ！」

ロコン「こお〜ん……」ｸﾞｯﾀﾘ

【ロコンはたおれた！】

ツクシ「まずは一匹！」

359 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:42:29.83 ID:iNNxY/ZAO

なお「ロコン、ありがとう。戻って」

ロコン「」ｼｭｳｳ

なお「ハネッコ、お願い！」ﾎﾞﾑ!

【なおはハネッコをくりだした！】

ハネッコ「はねえ！」

ツクシ（ハネッコは草・飛行の複合タイプ。空中戦ができないクヌギダマじゃあ、分が悪いね）

ツクシ「クヌギダマ、交替だ！ いけ、ストライク！」ﾎﾞﾑ!

【ツクシはストライクをくりだした！】

ストライク「すとらいー！」

なお「か、かまきり！？」

なお（しかも強そう……）

ツクシ「このストライクこそ虫ポケモンの中でも一、二を争うトップクラスの虫ポケモンなんだ！」

ツクシ「そう！ ストライクが僕の切り札だよ！」

360 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:43:49.16 ID:iNNxY/ZAO

ストライク「すとらいー！」ﾀﾞｯ

【ストライクのでんこうせっか！】

ﾄﾞｶﾞｱｯ!

ハネッコ「はねえ！？」

なお「ハネッコ、上へ逃げて！」

ハネッコ「はねー！」ﾋﾟｮﾝｯ

ツクシ「甘いよ！ ストライクの羽は飾りじゃない！」

ストライク「すとらいー！」ﾊﾞｻｻｯ

なお「と、飛んだ！？」

ツクシ「かまいたち！！」

ストライク「すとらい！」ｼｬｷﾝ

ハネッコ「！」

【ストライクのかまいたち！】

ｼﾞｬｷｲｲｲｲｲｯ!!

ハネッコ「」ﾊﾞﾀﾘ

【ハネッコはたおれた！】

361 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:44:59.57 ID:iNNxY/ZAO

なお「……！！」

ツクシ「形勢逆転。君の残りの一匹はなんだい？」

なお「ハネッコ、戻って」

ハネッコ「」ｼｭｳｳ

なお（ここで負けるわけにはいかない……マサキさんに聞いたんだ、ロケット団の悪事を！）

なお「いけ！ キャタピー！！」ﾎﾞﾑ!

【なおはキャタピーをくりだした！】

キャタピー「きゃたー！」

ツクシ「君の三匹目はキャタピーだね。なんだ、君も虫ポケモンが好きなんじゃない」

なお「あはは、これは成り行きでね〜」

キャタピー「きゃた？」

なお「でも、実力は折り紙つきだよ！」

キャタピー「きゃた！」ｷｯ

ツクシ「面白いね！」

362 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:45:59.29 ID:iNNxY/ZAO

ストライク「すとらいー！」ｷﾞﾛﾘ

キャタピー「きゃた……」ﾋﾞｸｯ

なお「キャタピー、怯んじゃダメだ。気合いだよ！」

キャタピー「き、きゃた！」ｷｯ

なお「よし！ たいあたり！」

キャタピー「きゃた！」ﾀﾞｯ

ツクシ「ストライク、れんぞくぎりだ！」

【ストライクのれんぞくぎり！】

ストライク「すとらいいいっ！！」ｻﾞｷｲｯ!

キャタピー「きゃた……！？」ﾊﾞﾀﾘ

なお（！ パワー負けしてる……！？）

ツクシ「言ったはずだよ。ストライクは最強の虫ポケモンだってね。パワーでストライクに敵う虫ポケモンはいない！」

なお（ただまともにぶつかっても駄目ってことか！）

363 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:46:48.74 ID:iNNxY/ZAO

なお「なら！ いとをはくでストライクの動きを止めるんだ！」

キャタピー「きゃたー！！」ﾌﾟｼｬｱｱｱｱ

【キャタピーのいとをはく！】

ツクシ「ストライク、れんぞくぎり！」

ストライク「すとらいー！！」ｼｬｷﾝ

【ストライクのれんぞくぎり！】

糸＜ﾌﾞﾁｲｲｯ!

キャタピー「……！」

ツクシ「そんな小細工は、ストライクには通用しないよ」

364 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:51:02.73 ID:iNNxY/ZAO

なお「いとをはくも効かない……って、じゃあキャタピーは……」

キャタピー「きゃた……」

ツクシ「そもそもストライクには勝てないね！ さらに、れんぞくぎり！！」

ストライク「すとらいいいっ！！」ｼﾞｬｷｲｲｲｯ!

【ストライクのれんぞくぎり！】

キャタピー「きゃたああっ！？」

なお「キャタピーっ！！」

ツクシ「れんぞくぎりは繰り出す度に威力が上がっていく技だ。今のが三撃目、最高のパワーが出るのは次の次だよ」

ツクシ「その五撃目を食らったら、君のキャタピーは負けるだろうね！！」ﾄﾞﾝｯ

なお「……！！」

365 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:51:46.09 ID:iNNxY/ZAO

ストライク「すとらいー！！」ﾀﾞｯ

ツクシ「四撃目ええっ！」

【ストライクのれんぞくぎり！】

ｼﾞｬｷｲｲｲｲｲｯ!!

キャタピー「きゃたああっ！？」

なお「キャタピーーーーっ！！」

キャタピー「きゃたっ……」ﾊﾞﾀﾘ

ツクシ「次で終わりだね！ ストライク、れんぞくぎり！！」

ツクシ「五ォ連打ァ！！」

ストライク「すとらいいいっ！！」ﾀﾞｯ

キャタピー「きゃた……」

なお「キャタピー……！！」

366 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:52:40.86 ID:iNNxY/ZAO

なお（このジムに来たのは、ロケット団を倒す実力をつけるため……。あのランスって人は強かった。下手をしたら私たちが負けてた）

なお（今度ロケット団と会う時は絶対にバトルになる。その時はランスより強い幹部もいるはず……だから、私はここで負けるわけにはいかない！）

なお「……でもっ！！」つスマイルパクト

なお「これ以上、傷つくポケモンを見たくない！」

ﾚﾃﾞｨｰ!

なお「プリキュア、スマイルチャージ！」

ｺﾞｰ!

マーチ「勇気凛々、直球勝負！ キュアマーチ！！」

ツクシ「！ 変身した！？」

367 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:53:22.32 ID:iNNxY/ZAO

【マーチのまもる！】

マーチ「はああっ！」ｶﾞｼｲｯ

ストライク「……！？」ﾋﾟﾀｯ

ツクシ「馬鹿な……！ ストライクの攻撃が止められた！？」

キャタピー「きゃた……？」

マーチ「ごめん、キャタピー。無理させちゃって……大丈夫だった？」

キャタピー「きゃた……」

マーチ「もういいんだ。ジム戦なら、また挑めば……」

キャタピー「きゃ、たああっ！」ﾋﾟｶｱｱｯ

マーチ「！ な、なに？」

368 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:54:01.40 ID:iNNxY/ZAO

ツクシ「これは……進化！？」

マーチ「進化？」

キャタピー「きゃたああっ！！」ｶｯ!

トランセル「……」

【おめでとう！ キャタピーはトランセルに進化した！】

マーチ「キャタピー……？」

ツクシ「トランセル、か」

マーチ「トランセル？」

トランセル「……せる、かつんせるかつんせる」

マーチ「！ まだ、戦えるんだね？」

トランセル「かつんせる」ｺｸﾘ

369 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:54:46.96 ID:iNNxY/ZAO

トランセル「……」ｷｯ

マーチ「いくよ、トランセル！」

ツクシ（れんぞくぎりは今のでリセットされる。ここは……）

ツクシ「交替だよ！ クヌギダマ！」ﾎﾞﾑ!

【ツクシはクヌギダマをくりだした！】

クヌギダマ「くぬー！」

ツクシ「ここは油断をしないで、一気に決める！ クヌギダマ、じばくだ！！」

クヌギダマ「くぬうううっ！！」

マーチ「……！？」

【クヌギダマのじばく！】

ﾄﾞｵｵｵｵｵｵｵｵｵｯｯ!!!

370 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:55:50.00 ID:iNNxY/ZAO

ツクシ「これで大ダメージを負わせて、ストライクに繋げ……」

トランセル「きかんせるきかんせる」ﾄﾞﾝｯ

【トランセルにはぜんぜんきいてない！】

ツクシ「ど、どうして！ くっ……でも！ ストライクには敵わない！」ﾎﾞﾑ!

【ツクシはストライクをくりだした！】

ストライク「すとらい！」

ツクシ「どんな虫ポケモンも、ストライクのパワーには敵わないんだ！ ストライク、シザークロス！！」

ストライク「すとらいいいっ！！」ﾀﾞｯ

【ストライクのシザークロス！】

トランセル「……」

ｻﾞｷｲｲｲｲｲｲｲｯ!!

ツクシ「これでトランセルも戦闘不能……」

トランセル「きかんせる！」ﾍｯﾁｬﾗ!

ツクシ「なんだって！？」

371 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:57:14.41 ID:iNNxY/ZAO

ストライク「す、すとらい……」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ストライクの鎌＜ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ……

ツクシ「！ 馬鹿な！ ストライクの鎌が刃こぼれしてる！？」

マーチ「ストライクのパワーは強かったよ。でも、トランセルの守りの方が硬かったんだ！」

トランセル「……」ｶｷｲｲﾝ

【トランセルのぼうぎょりょくはもうあがらない！】

ツクシ「かたくなるっ……！！」

マーチ「防御は最大の攻撃！ その硬い身体で、たいあたり！！」

トランセル「……」ﾀﾞｯ!

ストライク「……！」

【トランセルのたいあたり！】

ﾄﾞｶﾞｱｱｱｯ!!

ストライク「すとらいいいいいいっ！？」

ツクシ「ストライク……！！」

ストライク「」ｶﾞｸﾘ

【ストライクはたおれた！】

ツクシ「そ、そんな……」

372 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:58:15.04 ID:iNNxY/ZAO

マーチ「やったあーっ！」

トランセル「かったせるかったせる！」

マーチ「よかった！ トランセル、あなたのおかげだよ！」

トランセル「やったせる、やったせる」ﾋﾟﾄｯ

マーチ「ひっ……！ ま、ままままだ慣れないけど……今はいっか、あはは」

トランセル「♪」

ツクシ「すごいね、そのトランセルは。ストライクが負けるなんて……」

ツクシ「これがインセクトバッジ。僕に勝利した証だよ」

マーチ「ありがとう！」

【マーチはインセクトバッジをてにいれた！】

マーチ「インセクトバッジ、ゲットだよ！」

トランセル「やったせる、やったせる！」

373 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/15(日) 23:59:32.20 ID:iNNxY/ZAO

〜ウバメのもり

なお「ここでマサキさんが待ってるはずなんだけど……」ｷｮﾛｷｮﾛ

ロコン「こーん」

なお「いないね。まだなのかな」

なお「少し探してみようか」ﾃｸﾃｸ

草むら＜ｶﾞｻｻｯ

なお「なんだろう？」

ラッタ「らたー！」ﾀﾞｯ

【やせいのラッタがとびだしてきた！】

なお「野生のポケモン……！？」

【ラッタのひっさつまえば！】

なお（駄目だ、避けれない！！）

374 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/16(月) 00:01:03.47 ID:q6mnFIaAO

ラッタ「らたー！！」

？「そうはオクタンのきんぴらでござる！」ﾀﾞｯ

なお「！？」

？「いあいぎり！」ｼｭｯ

ラッタ「！」

【？のいあいぎり！】

ｼｬｷｲｲｲﾝ!!

ラッタ「……！？」

ﾊﾞﾀﾘ!

【ラッタはたおれた！】

なお「す、すごい……」

？「旅の者、大丈夫でござったか？」

？「この森は強い野生ポケモンは出てこないものの、油断していると危険でござるよ。それに今は不届き者が……」

なお「……って、ポップ！？」

ポップ「む……。なお殿！？」

375 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/07/16(月) 00:02:14.61 ID:q6mnFIaAO

おわりでござる

376 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/16(月) 04:39:33.14 ID:Q0gqmN3DO

ひのこによる追加効果のやけどはわかるけどしっぽをふるは防御低下で追加効果のダメージが上がったりしないんじゃ…

377 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) ：2012/07/16(月) 05:16:01.72 ID:Bk+fkZK/o

流石ポップさんは有能でござる

378 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/07/18(水) 17:42:50.80 ID:cichMaDWo

>>376
尻尾当てたんだよ言わせんな恥ずかしい

379 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/08/06(月) 02:19:08.25 ID:B+qdSAZCo

ぼちぼち書き込みが欲しいぜ

380 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:02:44.74 ID:dGcp+7QAO

ポップ「なお殿、久方ぶりでござる」

なお「う、うん。それでなんでポップが？」

ポップ「む……」ﾋﾟｸ

なお「どうかした？」

ポップ「なお殿、拙者も同じ質問をしたいのでござるが……生憎、そうもいかない状況のようでござる」

なお「へ……？」

ポップ「くせ者でござるッ！」

【ポップのミサイルばり！】

ｼｭﾊﾞﾊﾞﾊﾞ!!

？「いだだだー！？」

381 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:04:34.94 ID:dGcp+7QAO

なお「！ 誰かいる！？」

ポップ「出てくるでござる！」

？「チッ……見つかっちまったか」ｽﾀｽﾀ

なお「その服のＲのマークは……！！」

ポップ「なお殿、知っているでござるか？」

なお「うん。あいつは悪の組織・ロケット団の一員だよ！」

ポップ「ロケット団……？」

？「ンッククク……そうか、俺たちを知っているのか。なら話は別だぜえ」

ラムダ「俺はラムダ！ ロケット団・四将軍の一人だあ！」

382 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:06:49.74 ID:dGcp+7QAO

なお「四将軍……ランスと同じ……！！」

ラムダ「へえ。まさかヤドンの井戸でランスを邪魔した少女ってのは、お前のことかい？」

なお「……そうだ！」

ラムダ「ンッフフフ……んな〜らあ？ なおさら、ここで始末しとかなきゃいけねえってことだなあ？」

なお「私も同じだよ。あんたたちを見つけたら、倒す！」ﾎﾞﾑ!

【なおはハネッコをくりだした！】

ハネッコ「はねえ！」

ラムダ「俺とバトルしようってのかあ。いいぜえ！ いけ、ドガース！」

【ラムダはドガースをくりだした！】

ドガース「ﾄﾞｯﾄﾞｯﾄﾞｶﾞｰｽﾄﾞﾄﾞｯｶﾞﾄﾞ」

ポップ「なお殿、援護するでござる」

なお「よろしくね、ポップ」

ラムダ「話してる場合かよ！ ドガース、ヘドロこうげきい！！」

383 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:09:09.64 ID:dGcp+7QAO

【ドガースのヘドロこうげき！】

ドガース「どがあー！」ﾌﾞｼｭｯ

なお「ハネッコ、かわして！」

ポップ「必要ないでござる！ ドロンでござる！！」

【ポップのへんしん！】

ポップ（ドガース）「ドガースでドガス！」

ラムダ「なにい！？」

ドガース「どがあっ！」ﾍﾟｪｯ

ヘドロ＜ﾋﾟﾁｬｱｱｯ!!

ポップ「くっ……！？」ﾋﾞﾁｬｯ

なお「ポップ！！」

384 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:12:43.44 ID:dGcp+7QAO

ラムダ「ふ、ふん！ 少し驚いたが、ヘドロをまともに喰らったら……」

ポップ「平気でドガス！！」ﾄﾞﾝ!

【ポップにはこうかはいまひとつのようだ】

ラムダ「馬鹿なあ……！？」

ポップ「毒には毒！ ドガースの技は封じたでドガス！！」

なお「すごいよ、ポップ！」

ポップ「フフフ、いやでドガスな。なお殿、カッコイイなんて照れるでドガス！」ﾃﾚﾃﾚ

なお「言ってない言ってない」

ラムダ「ケッ、勝ち誇っているようだがよお。お前、墓穴を掘っちまったんじゃあねえかあ？」

ポップ「どういう意味でドガス？」

ラムダ「ドガースなんて俺の手持ちじゃあ、弱い方だ。だからよお……そいつの能力をコピーしたんならあ……」ｶﾁｬ

ラムダ「もっと強い手持ちには敵わないってわけだあ！！」ﾎﾞﾑ!

【ラムダはマタドガスをくりだした！】

マタドガス「ま〜たどが〜す！」

385 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:15:28.36 ID:dGcp+7QAO

ポップ「！ マタドガス！？」

なお「ドガースの進化形か！」

ラムダ「力の差を見せ付けてやれ、マタドガス！！」

【マタドガスのだいもんじ！】

マタドガス「ま〜たどが〜す！！」ﾎﾞｵｵｵｯ!

ポップ「ドガぁぁぁぁス！？」

【ポップのへんしんがとけた！】

ポップ「くっ！？」ﾊﾞﾀﾘ

なお「ポップ！！」

ラムダ「所詮はコピー。本物、ましてやその進化形には勝てないんだよ！」

ポップ「無念でござる……」

386 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:19:27.46 ID:dGcp+7QAO

ラムダ「さあ、おとなしく始末されろよ」

なお「っ……ポップがダメなら、私だ！」

ハネッコ「はねえ！」

ラムダ「まだやるつもりかよ？ いいぜえ、マタドガス！ ちゃっちゃとやっちゃえ！」

マタドガス「ま〜たどが〜す！」

【マタドガスのヘドロばくだん！】

ﾄﾞｵｵｵｯ!!

ハネッコ「はねえー！？」

なお「うああああっ！？」

ポップ「なお殿……！」

ラムダ「クックックック。なんだ、ランスはこんな弱っちい奴に負けたのか？」

なお「くっ……」

387 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:22:37.81 ID:dGcp+7QAO

なお（やっぱり、強い……でも私は……！！）ｷｯ

ラムダ「おおー！？ もしかして、プリキュアに変身するつもりかなああっ？」

なお「！ なんでそのことを……！？」

ラムダ「クックッ、なんでだろうなあ？」

なお「あんた……！？」

ラムダ「キュアマーチ、早く変身したらどうだよ？」

なお「！ 名前まで知ってるなんて……」

ポップ「なお殿！ 今は気にしている時ではないでござる！」

なお「そ、そうだね。よし！ プリキュア、スマイルチャージ！！」

ｺﾞｰｺﾞｰ! ﾚｯﾂｺﾞｰﾏｰﾁ!!

マーチ「勇気凛々 直球勝負！ キュアマーチ！！」

388 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:23:53.20 ID:dGcp+7QAO

ラムダ「クッククク……来い、プリキュア！！」

マタドガス「ま〜たどが〜す！」

マーチ「ハネッコ、直球勝負だ！ たいあたり！！」

ハネッコ「はねー！！」ﾀﾞｯ

【ハネッコのたいあたり！】

ラムダ「けっ！ ただ向かってくるだけかよお！！ 返り討ちだ、マタドガス！！」

マタドガス「ま〜たどが〜す」

【マタドガスのヘドロこうげき！】

マーチ「考えがないわけじゃない！ プリキュア・マーチ・シュートぉぉっ！！」

【マーチのおいかぜ！】

ﾋﾞｭｵｵｵｯ!!

ラムダ「なにいっ！？」

389 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:26:05.34 ID:dGcp+7QAO

ポップ「うまいでござる！！ おいかぜでハネッコはマタドガスより先に攻撃ができる！！」

ハネッコ「はねええ！！」ﾋﾞｭﾝｯ!

【ハネッコのたいあたり！】

ﾄﾞｶﾞｱｱｱｱｯ!!

マタドガス「ま〜たどが〜す！？」

【きゅうしょにあたった！】

マーチ「やった！！」

ラムダ「チィッ……！ 戻れ、マタドガス！！」

マタドガス「」ｼｭｳｳ

マーチ「あんた……何者なの？」

ラムダ「ンッククク。ロケット団のラムダ様、そんだけだ」

マーチ「そんなことを聞いてるんじゃ……！」

ラムダ「お前もいつか知るだろうさ。ンッククク……アディオ〜ス！！」ｼｭﾝｯ

390 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/08/23(木) 23:27:30.77 ID:dGcp+7QAO

マーチ「……」

ポップ「ロケット団、でござるか」

ポップ「なお殿、彼らは一体……？」

マーチ「ポケモンマフィア・ロケット団。ポップ、詳しい話はあとで……」

マサキ「おお、なおはーん！ おったおった。探したで〜」ﾀﾀﾀ

マーチ「マサキさん！」

マサキ「って、なんやこのちびっこいのは！ 新種のポケモンかいな！？」

ポップ「失敬な！ 拙者はポケモンではないでござる！！」

マサキ「喋りよったし！ これはすごい発見やでえ！！ 学会に発表を……」

ポップ「は、はは。かっこいいなんて照れるでござるよ」ﾃﾚﾃﾚ

マサキ「いや、そこまで言うてへんけどな」

マーチ（あぁ、色々ごちゃごちゃしてきた）

391 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/08/23(木) 23:28:34.89 ID:dGcp+7QAO

おわりでござる

392 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/23(木) 23:28:54.77 ID:IyCN44i50

乙

393 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:37:17.48 ID:2ucdFkQAO

なお「ていうかマサキさん、どこにいたの？」

マサキ「いや〜すまんすまん。ちょっとウバメを散歩しとったんや」

なお「散歩？」

マサキ「せや。言うても見回りみたいなもんや。ただ遊んでたんやないで」

なお「見回り……何かあったの？」

マサキ「ああ、このウバメでロケット団の連中の目撃情報があったんや」

なお・ポップ「！！」

394 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:38:54.84 ID:2ucdFkQAO

マサキ「連中の目的はわからんが、悪いこと考えとるのはわかるからな」

マサキ「それを阻止しようと……」

ポップ「ロケット団となら、先程戦ったでござる」

なお「それも四将軍の一人とね」

マサキ「な、なんやて！？」

ポップ「……。なお殿、そろそろ教えていただきたい。ロケット団とは何者でござるか？」

なお「ロケット団はポケモンを道具のように扱う悪い組織だよ」

ポップ「ポケモンを……」

マサキ「せや。ポケモンを密売したり、捕まえるために暴力も振るうみたいや」

ポップ「つまり、バッドエンド王国の連中のようなものでござるな」

マサキ「バッド……？」

なお「あ、あ〜！ なんでもないなんでもない！！」ｱﾀﾌﾀ

マサキ「？」

395 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:41:39.64 ID:2ucdFkQAO

ポップ「しかしこれで謎が解けたでござる。この森に潜む怪しい者の正体はロケット団でござったか」

マサキ「奴ら、ウバメの森で何を企んでたんや」

なお「心配ないよ。もう追い払ったし」

ポップ「そうならいいのでござるが……」

マサキ「まあ、今はここを抜けようやないか！」

なお「そうだね。シャワーも浴びたいし」

ポップ「なお殿、拙者も旅にご同行するでござる」

なお「ああ、じゃあポップは私のポケモンっていうことでよろしく」

ポップ「拙者はポケモンじゃないでござる！」

なお「まあまあ」

マサキ「はよ行くでー！」

なお「はーい！ 行こう、ポップ」

ポップ「……承知したでござる」

ﾀﾀﾀ

396 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:45:28.41 ID:2ucdFkQAO

〜コガネシティ〜

マサキ「着いたで、コガネシティ！」

なお「うわあ〜！ ビルがたくさんだ！」

ポップ「賑やかなところでござるな」

マサキ「なんせコガネはジョウト地方最大の大大大都市やさかい！」

マサキ「わいの故郷でもあるんや！」

なお「へえ……あ、そうだ。マサキさんにロコンを返さないと」

ロコン「こーん」

マサキ「せやったな。でもわいに返さなくてええで」

マサキ「このロコンはわいが借りてるポケモンやからな」

なお「そういえば、誰に借りて……？」

マサキ「こん町のジムリーダー、アカネはんや！！」

397 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:46:31.07 ID:2ucdFkQAO

なお「コガネのジムリーダーねえ……って」

ポップ「……むむ？」

なお・ポップ「あかねええええええええ！？」

マサキ「ど、どないした？」

なお「あ、あかねってあのあかね！？」

マサキ「ど、どのアカネ言うても……」

ポップ「なお殿！ 今はとにかく、あかね殿に会いに行くべきでござる！！」

なお「そうだね！ ジムに急ごう！」ﾀﾀｯ

ポップ「でござる！」ﾀﾀｯ

マサキ「ああっ！ 待たんかーい！？」

398 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:48:06.48 ID:2ucdFkQAO

〜コガネジム〜

なお「あかねー！ どこにいるのー！？」

ポップ「あかね殿ー！！」

なお「はあはあ……ちょっと休憩しよう、ポップ」

ポップ「しかし、あかね殿が！」

なお「まあそのうち出てくるよ。それにしても、安心した」

ポップ「むむ？」

なお「ポップと会ったのもそうだけど、この世界で知り合いに会うのは初めてだから」

ポップ「この世界……。なお殿、やはり拙者たちは異世界に来てしまったのでござろうか」

なお「うん。私たちが住む世界とは違う……」

ポップ「ポケモンと呼ばれる生き物が存在する不思議な世界……」

？「ってえ！ それはメルヘンランドもどっこいどっこいやろ！」

399 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:49:28.17 ID:2ucdFkQAO

なお「！ そのツッコミのキレはまさか……」

あかね「久しぶりやな。なお、ポップ」

なお「あかねえっ！」

ポップ「あかね殿！」

なお「よ、よがった……私一人じゃないかって心配して……」ｸﾞｽｯ

あかね「ふっふふ、話はあとや！」

なお「へっ？」

あかね「ここはポケモンジム！ そして、うちはジムリーダー！」

ポップ「ジムに入ったからには……」

なお「ジムバトルを……！」

あかね「せや！ なおもトレーナーなんやろ？ なら、会ったからにはポケモンバトル！！」

なお「よし……わかった！ 私もジム制覇を目指してるし、挑戦するよ！！」

400 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:50:36.42 ID:2ucdFkQAO

なお・あかね「ポケモンバトル！！」

あかね「いったれ、ミルたん！」ﾎﾞﾑ!

【あかねはミルタンクをくりだした！】

ミルタンク「みるみる！」

なお「か、かわいい……」

あかね「せやろ？」

ポップ「なお殿、油断は大敵でござる！」

なお「わかってる！ いけ、ポップ！！」

【なおはポップをくりだした！】

401 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:51:58.76 ID:2ucdFkQAO

ポップ「って、拙者あああああっ！？」

なお「あはは、一度ポップで戦ってみたくて」

あかね「なんでもええけどな。ほな、こっちから行かせてもらうで！」

【ミルタンクのふみつけ！】

ミルタンク「みるぅー！！」

ﾄﾞｶﾞｱｯ!!

ポップ「くっ……！？」

あかね「ポップの言う通りやで！ うちのミルたんはかわいいだけやない、バトルも強いんやあ！！」

【ミルタンクのアイアンテール！】

ﾊﾞﾁｲｲｯ!!

ポップ「くぁぁぁああっ！？」

なお「ポップっ！！」

ポップ「無念……」ﾊﾞﾀﾘ

【ポップはたおれた！】

402 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:53:11.71 ID:2ucdFkQAO

あかね「まずは一体！ うちはミルたんしか使わんさかい、でもそっちは手持ち全部で来てええで？」

なお「っ……強いね、あかね！」

あかね「ジムリーダーやからな！」

なお「ふふっ、俄然燃えてきた！！」

【なおはハネッコをくりだした！】

ハネッコ「はねえ〜！」

あかね「そっちもかわええやん」

なお「油断はしない方がいいよ！ ハネッコ、メガドレイン！！」

【ハネッコのメガドレイン！】

ミルタンク「みるっ！？」

ハネッコ「」ｹﾞﾌﾟｯ

【ハネッコはミルタンクのたいりょくをすいとった！】

あかね「！ 体力を……」

403 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:54:41.42 ID:2ucdFkQAO

ポップ「ミルタンクは体力が多いポケモンでござる。ハネッコにとっては効率的な戦い方といえる」

ポップ「いいでござる、なお殿！」

なお「よし、もう一度メガドレイン！」

【ハネッコのメガドレイン！】

ミルタンク「みるぅ……」ｸﾞｯﾀﾘ

あかね「なおに似て、よう食べよるハネッコやで」

なお「褒められてると思っておくよ」

あかね「ふふ、ほんまに褒めとる。でもミルたんの本領はこっから発揮するもんなんや！！」

なお「な……？」

あかね「ミルク飲みや！」

【ミルタンクのミルクのみ！】

ミルタンク「みるぅー！」ｺﾞｸｺﾞｸ

404 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:55:59.59 ID:2ucdFkQAO

なお「ミルク飲み……？」

ポップ「まずいッ！！」

【ミルタンクのたいりょくがまんたんになった！】

ミルタンク「みるぅ♪」

なお「体力が回復した……！？」

あかね「ミルク飲みは自分の体力を回復させる技や。いくら体力を吸い込まれようと、回復すればこっちのもんや」

なお「でも！ またメガドレインをすれば！！」

あかね「それは無理やな」

ミルタンク「みる！」ﾀﾞｯ

【ミルタンクのふみつけ！】

ﾄﾞｶﾞｱｯ!!

ハネッコ「はねえ！？」

【きゅうしょにあたった！ ハネッコはたおれた！】

ハネッコ「はね……」ﾊﾞﾀﾘ

なお「なっ……」

405 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:57:54.65 ID:2ucdFkQAO

あかね「こっちのもん言うたやろ？ 体力が満タンのミルたんに敵うポケモンはおらん！」

なお「さすがはジムリーダーだね、あかね。でも私も負けない！！」ﾎﾞﾑ!

【なおはトランセルをくりだした！】

トランセル「……」

あかね「ト、トランセルぅ〜！？」

なお「な、なに？」

あかね「いや、まさかなおが虫ポケモンを持ってるなんて……克服したん？」

なお「虫は無視！」ｷｯﾊﾟﾘ

あかね「せやろな」

トランセル「……」

なお（でも、ちょっとだけだけど……慣れたかもしれない）ﾁﾗｯ

トランセル「……」ﾆｺｯ

なお（や、やっぱ無理！）ﾌﾞﾙｯ

406 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 20:59:25.61 ID:2ucdFkQAO

あかね「なんやようわからんけど、そのトランセルがなおの切り札っちゅーことでええんやな？」

なお「うん！ トランセルは強いよ！」

トランセル「……」ｷｯ

あかね「ほう、まだサナギなのにえらいええ目しとるわ。ミルたん！ うちらもパワー全開で行くで！！」

ミルタンク「みるぅー！！」

あかね「ころがるやあっ！！」

【ミルタンクのころがる！】

ミルタンク「みるううっ！！」ｺﾞﾛｺﾞﾛ

ポップ「なんと迫力のある転がるでござろう……！！」

なお「トランセル、かたくなる！」

トランセル「……」ｶﾞﾁｲﾝ!

【トランセルのかたくなる！】

ｶﾞｷｲｲｲｲﾝｯ!!

ミルタンク「っ……！」ｶﾞﾁｲｯ

トランセル「……」ｶﾞﾁｲｯ

407 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 21:00:37.14 ID:2ucdFkQAO

あかね「な……！ 効果抜群のはずなのに、受け止めとるやて！？」

ポップ「トランセルの硬さも、負けていないでござる！！」

なお「防御は最大の攻撃！ もっと硬くなって！！」

【トランセルのかたくなる！】

トランセル「……」ｶﾞﾁｲﾝ!

ミルタンク「みるう……！？」ｼﾞﾘｯ……

あかね「アカン！ 硬すぎて攻撃が効かへん！！」

なお「トランセルのかたくなるはそう簡単には突破できないよ！」

あかね「くっ！ うちかて、半年ジムリーダーやっとるんや！ 簡単に負けへん！！」

なお（！ 半年……！？）

408 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 21:02:21.45 ID:2ucdFkQAO

なお（私だってまだこの世界に来て数週間くらいしか経ってないのに……）

あかね「ミルたん、アイアンテールやあっ！！」

ミルタンク「みるう！！」ﾌﾞﾝｯ

なお（！ しまった、指示が遅れて……）

【ミルタンクのアイアンテール！】

トランセル「……っ！？」

【きゅうしょにあたった！ トランセルはたおれた！】

トランセル「まけたせる」ﾊﾞﾀﾘ

なお「トランセルっ！」

409 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/03(月) 21:03:47.98 ID:2ucdFkQAO

あかね「よっしゃあっ！ さすがのトランセルも、鋼の硬さには勝てんかったみたいやな！」

なお「負けちゃった……でも面白いバトルだったよ」

あかね「せやな！ うちも楽しかったで！」

なお「それより、あかね」

あかね「せや、なお」

なお・あかね「会えてよかったぁぁぁあああ〜！！！」ﾀﾞｷｯ!

ｴｰﾝｴﾝ!!

ポップ「……ふふっ」

410 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/09/03(月) 21:04:17.57 ID:2ucdFkQAO

おわりでござる

411 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/09/05(水) 14:21:05.98 ID:mSwZE+Bn0

おつ
楽しみにしてます!!

412 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 21:52:22.10 ID:uoqCJE+AO

なお「よがっだぁ……私以外にもあかねがいたんだね……」ｸﾞｽｯ

あかね「うちも、半年間ずっと知り合いに会うてへんさかい。寂しかったぁ〜……！」

なお「そ、そういえば半年間って……この世界でちゃんと暮らせてたの？」

あかね「ああ、それか。なんやようわからんけど、いつの間にかこのコガネにおってな」

あかね「それでここではうち、コガネのジムリーダーらしいねん。せやさかい、半年間ずっとジムリーダーをさせられて……」

なお「あー、なんか大変だったみたいだね」

あかね「そんなこともあれへんよ。こん町で唯一の理解者がおってな、それは……」

マサキ「おーい！ なおはーん、待ってーな！ 急に走り出してどないしたんや……って」

なお「あ、マサキさん」

あかね「おー、マサキ！」

マサキ「あかねはん、元気しとったか？」

なお「え？ え？」

413 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 21:53:27.06 ID:uoqCJE+AO

〜〜

マサキ「で！ わいがポケモンになってもうたところを、あかねはんが助けてくれたんや！」

あかね「そのお礼に、ってマサキがうちの話を聞いてくれて」

マサキ「あんさんらの世界の話をな」

なお「へえ、あかねがマサキさんを……。ってマサキさんはこんな話をよく信じたね」

マサキ「わいも科学者やさかい、最初は別の世界から来たなんて信じられへんかったけどな」

マサキ「ほんでも、あかねはんが嘘をついてるようには見えんかったからな」

414 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 21:54:21.27 ID:uoqCJE+AO

あかね「うちにバトルの知識をくれたんもマサキなんや」

なお「マサキさんってバトル強いんだ？」

マサキ「知識だけならばっちしや！」

あかね「実戦はヘナチョコやけどな」

マサキ「やかましわ！」

ポップ「なお殿、あかね殿。そんなことより……」

あかね「おーっ！ ポップも久しぶりやなあ〜！！」

あかね「相変わらず、かわええやん？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ポップ「む、拙者は男。かわいいなどとは無礼でござる！」

415 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:01:02.71 ID:uoqCJE+AO

マサキ「いやー、ほんまに喋るポケモンとは珍しいもんやなー」ﾏｼﾞﾏｼﾞ

ポップ「だから、拙者はポケモンではないでござる！」

あかね「ええやん、なんでも」

ポップ「良くござらん！」

なお「マサキさん、ポップは私たちの世界にいる妖精なんだ」

マサキ「妖精？ ポケモンと変わらへんやん」

あかね「せやろな」

ポップ「むむ……」

マサキ「あかねはんから他の妖精のことも聞いたで。確か、キャンディとか」

なお「！」

ポップ「……キャンディ」

416 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:02:24.00 ID:uoqCJE+AO

あかね「キャンディも、この世界におるんかな？」

なお「あ、あかね……」

あかね「だってせやろ？ うちとなお、そしてポップが来てるんなら……」

なお「キャンディも……」

ポップ「……そのことを言おうとしたのでござる」

ポップ「なお殿、あかね殿。もう気づいているでござろう。拙者たちがここにいるということは……」

ポップ「みゆき殿たちも、そしてキャンディもこの世界に迷い込んだに違いない！」

あかね・なお「……！！」

417 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:03:56.18 ID:uoqCJE+AO

マサキ「みゆき、っちゅう子は確か……」

あかね「うちらの友達や」

なお「みゆきちゃん、やよいちゃん、れいか……」

ポップ「キャンディ……」

マサキ「……そか。それは、辛いやろうな」

なお「ううん。辛くないよ」

マサキ「え？」

あかね「せや。うちら五人、いや六人は前にもバラバラになったことがある！」

なお「でもみゆきちゃんとキャンディの信じる気持ちが、バラバラになった六人の心を一つにしてくれた！」

ポップ「ふふ、やることは決まっているでござろう」

あかね「今度はうちらがみんなを信じる番や！」

なお「探しに行こう、みゆきちゃんたちを！ キャンディを！」

418 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:08:59.22 ID:uoqCJE+AO

〜ラジオ塔〜

ｺｿｺｿ

ラムダ「ウッヒッヒッヒッヒ……」

ラムダ「ここがコガネのラジオ塔かぁ。利用しがいのあるところだぜ」

ラムダ「見てろよぉ、プリキュア。俺たちロケット団をナメると痛い目みるってなあ！」

アポロ「ラムダ、あまり目的から外れないようお願いしますよ」

ラムダ「はいはーい、分かってますよー」

アポロ「まったく……」ﾊｱ

アポロ「フフフ、このラジオ塔が私たちロケット団の崇高な目的を果たしてくれます」

ラムダ「ボスもきっとお喜びになるだろうな、んっふふ」

アポロ「あなたには感謝していますよ。あなたがプリキュアの情報をくれたおかげでミュウツーも直に完成しますから」

ラムダ「クッフフフ、お安い御用ですよぉ〜。キッヒヒ」

アポロ（あとはあのポケモンのことだけですね）

419 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:09:46.74 ID:uoqCJE+AO

〜〜

なお「よし、そうと決まれば早速探しに行こう！」

ポップ「旅を続けるでござる！」

あかね「あーすまん。ちょっとうち、このあと用事があってな」

なお「用事？」

あかね「ラジオ番組に出演するんや」

なお「ラ、ラジオ？ あかねが？」

マサキ「あかねはんは芸能人でもあるんや」

なお「え、ええー！ あかねが芸能人ー！？」

あかね「どうもこの世界ではそうなっとるらしい」

なお「もうなんでもありだね……」

あかね「さ、もう時間や！ 行くで！」

なお「う、うん！」

420 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:11:16.31 ID:uoqCJE+AO

〜ラジオ塔内〜

＜本番三秒前！ ｻﾝﾆｲﾁ！

小々田「みなさんこんにちは。ポケモンラジオの時間です。今日のパーソナリティは小々田コージと……」

くるみ「みんなのアイドル・クルミでーす☆」

くるみ（って、アイドル枠ならうららでしょ？ なんで私がこんなこと……）

小々田（名前が名前だからじゃないかな）

くるみ「今日のゲストは女優としても活躍している大人気アイドル・春日野うららちゃんでーすっ！」

うらら「皆さん、こんにちはー！」ﾆｺﾆｺ

くるみ（って、やっぱりいるんじゃない！ 私帰っていいですかココ様！）

小々田（僕もいる必要ないよね）

421 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:13:14.83 ID:uoqCJE+AO

うらら「私の他にもう一人、ゲストさんがいるんですよね？」

くるみ「そうそう！ お次はコガネのジムリーダーでもある、アカネちゃんです！！」

あかね「どうも〜！」

くるみ「あかね、久しぶりね！」

あかね「もうくるみとはぎょうさん共演しとるさかい。元気やった？」

くるみ「ええ、この前はドーブルを捕まえたわ！」

小々田「二人は仲がいいんだね」

うらら「本当ですよねー」

くるみ「まあ、数少ないツッコミできるプリキュアだからね……」

あかね「お互い苦労してるんやな」

りん「うんうん」

くるみ「なんであんたまでいるのよ……」

422 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:14:21.35 ID:uoqCJE+AO

うらら「あ、今日は友達のお店の商品を持ってきたんですけど……」ｺﾞｿｺﾞｿ

うらら「じゃんっ！ 『もりのヨウカン』です！ ぜひ買ってくださいねっ！！」

くるみ・あかね「なんの番組よーっ！（やねーん！）」

小々田「なら、ナッツハウスのアクセサリーも……」

くるみ「それもいいです！」

あかね「お互い苦労するな、ほんまに！」

くるみ「ええっと〜、次のコーナぁー！」

423 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:17:12.44 ID:uoqCJE+AO

〜番組終了〜

小々田「おつかれ様でした」

くるみ「また次の番組行かなきゃ……」ﾊｱ

鷲雄「うららちゃん、良かったよぉ〜！ このあとは歌番組の収録だよ！」

うらら「頑張りますっ！」

あかね「ふう〜、楽しかった〜」

なお「お疲れ様、あかね。本当に出演してたね」

あかね「うちも最初出ることになったときはびっくりしたわ、ほんま」

なお「ていうかさっきの人たち、どこかで見たような……」

424 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:18:35.08 ID:uoqCJE+AO

ポップ「しかし、あかね殿も大変でござるな」

あかね「せやねん。でも旅に関してはちゃんと二人に付いていくで」

なお「よーし、今度こそ出発……」

？「ほっほ！ アカネ君、お疲れ様じゃったな」

あかね「あ、あなたはオーキド博士！」

オーキド「ほっほ！」

なお「オーキド博士って？」

あかね「世界一のポケモンの権威！ とっても偉〜いお人や！」

ポップ「ロイヤルクイーン様とどちらが偉いでござるか？」

あかね「いやそれは知らんけども」

425 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]：2012/09/23(日) 22:19:38.70 ID:uoqCJE+AO

オーキド「むむ？ ポケモンが喋っとる？」

あかね「あっ、えとこれはその〜！」ｱﾀﾌﾀ

オーキド「少し前に喋るピカチュウを見たが、最近は珍しいポケモンによく会うものじゃな」

なお「喋るピカチュウ……？」

オーキド「確かニックネームはキャンディといったか」

なお・あかね・ポップ「……！！！」

426 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) ：2012/09/23(日) 22:20:05.69 ID:uoqCJE+AO

おわりでござる

427 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/11/19(月) 17:05:01.73 ID:FLXLSSjDO

次回は夢原のぞみが突然行方不明になる話をお願いします。

428 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/11/22(木) 22:31:45.52 ID:J41h+aUDO

何方かこのスレに書き込みをお願いします。