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美琴「チョコレート」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/15(火) 20:53:38.42 ID:a2N134oe0
〜常盤台中学校学生寮〜

美琴「ふんふふーん」カチャカチャ

美琴(黒子と…あとは打ち止めちゃんとかにも作んなきゃね。)カチャカチャ

美琴(クラスの友達にも作んなきゃだし…)カチャカチャ

美琴(あとはあいつ……)カチャ・・・

美琴(……)

美琴(…////)カァァ

美琴(べ、別にやましい気持ちがあるわけじゃなくて!単に感謝してるだけだから!///)カァァァァ

黒子(お姉さまが顔を赤らめながら何かをつくっている……)ジ-

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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/15(火) 21:20:40.22 ID:a2N134oe0
美琴「……///」カチャカチャ

黒子(お姉さまが料理をするなんて珍しいですわ…)ジ-

黒子(何をつくっているのでしょうか…)ジ-

黒子(昼食は先ほど取りましたから、おやつ…)ジ-

黒子(いや、お姉さまは最近体重を気にしておりますから、それは無いはず…)ジ-

黒子(…何やら大量の茶色い液体をいじっているようですが・・・)ジ-

黒子(ハッ!そういえば今日は二月十三日!明日は天下のバレンタインデー!)ハッ

黒子(お姉さまなら皆さんに配るために大量のチョコを作っていても違和感ありませんわ!)

黒子「お姉さま〜!」ダッ

美琴「!く、黒子!」ビクッ

黒子「私もお手伝いしますわ!」ビシッ

美琴「……ほんと?」

黒子「はい!」

美琴「じゃ、そこのお鍋見といてくれる?」

黒子「わかりましたの!」バッ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/15(火) 21:42:41.80 ID:a2N134oe0
〜数時間後〜

美琴「できた」

黒子「できましたね…」

チョコレート達「作りすぎだろ…」ドッサリ

美琴「ありがと黒子。黒子がいなかったらきっと作り終わってなかったよ。」ニコッ

黒子「!」ドキッ

黒子「お、お姉さまの為ですので!これくらい当然ですわ!///」カァァ

美琴「もうこんな時間…私ご飯食べに行くけど、黒子は?」

黒子「お供しますわ!」スタスタ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/15(火) 21:57:23.70 ID:a2N134oe0
〜翌日〜

黒子「……」ムクッ

黒子「…うーん…もう朝ですの…」ノビー

美琴「あ、黒子。起きた?」

黒子「はいですの…」ネボケー

美琴「はいこれ」スッ

黒子「……ありがとうございますの…」ネボケー

黒子「……」ネムネム

黒子「……」

黒子「……?」

黒子「!?」ジッ!

黒子「お、おおおおおお姉さま!?」バッ

美琴「なに?」クルッ

黒子「こ、こここれってまさか!?」

美琴「まさかって…昨日あんたと一緒に作ったチョコじゃない」

黒子「これを私に!?」

美琴「…うん。なんだかんだで、あんたには助けられっぱなしだから」

美琴「これからもよろしくね。黒子」ニコッ

黒子「!!!」ビクビクッ

黒子「」バタッ

美琴「黒子?…まだ眠かったのかな」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/15(火) 23:56:02.63 ID:hkcfGzHKo
うちどめちゃん・・・らすとおーだーちゃん・・・
6 :1 :2012/05/17(木) 21:56:27.76 ID:l2Qt1SdX0
〜学校〜

美琴「ありがと。はいこれ」スッ

生徒1「あ、ありがとうございます!///」キャー

生徒2「わ、私からも、これ…///」スッ

美琴「ん」スッ

〜昼休みもう少しで終わり〜

美琴「はい」スッ

生徒138「ありがとうございます!私、これ一生の宝ものにします!///」ペコッ

美琴「一生って…腐るから食べなさいよ」

生徒138「はい!///」キャー

キーンコーンカーンコーン

美琴「ふう…やっと配り終わった」

美琴「もう残りが62個しかない」

美琴「授業終わってからダッシュで帰れば…ギリギリ足りるかな?」
7 :1 :2012/05/17(木) 21:59:41.52 ID:l2Qt1SdX0
〜注意〜

本作品は、作者の気分で地の文があったりなかったりします。
予め、ご了承ください。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/05/17(木) 23:32:20.20 ID:StYy23FAO
終わり?
9 :1 :2012/05/18(金) 19:57:09.50 ID:Vrjr/FV80
〜放課後〜

美琴「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ

黒子「お姉さま!?どうしたのですか!?」ガバッ

美琴「…200個…配り終わっちゃって…まだいたから…全力で逃げてきた…」ゼェハァ

黒子「それはそれは…」

美琴「…もうこんな時間…い、行かなきゃ…」ダッ

黒子「お姉さま!何処に行かれるのですか!?」

美琴「…まだ渡してない人がいるから」

黒子「…今出て行ってはまた逃げなくてはいけませんわ。私の瞬間移動である程度までは送って差し上げられますわ」

美琴「ごめん…おねがい…××××ってとこ…」

黒子「それでは行きますわ」ヒュンッ
10 :1 :2012/05/18(金) 20:15:00.66 ID:Vrjr/FV80
〜某所〜

美琴「ありがと黒子…こっちかな」タタッ

黒子「あっお姉さま」

美琴「ええと…たしかこの辺に…」

キョウハバレンタインナノニナンデーッテミサカハミサカハ ウッセェナダマッテロ

美琴「いたっ!」タタッ


打ち止め「なんで受け取ってくれないのーってミサカはミサカは頬をぷくーっと膨らませて怒ってみたり!」プンプン

一方通行「別にいらねェもン受け取ったってしょォがねェだろォがァ」スタスタ

美琴「打ち止めちゃーん」タタタ

打ち止め「つべこべ言わないで受け取ってってミサカは…あっお姉さま!ってミサカはミサカは突然現れたお姉さまに向かって手を振ってみる!おーい!」ブンブン

美琴「いたいた。一方通行も一緒なんて運がいいわ。はい打ち止めちゃん」スッ

打ち止め「わーいありがとー!ってミサカはミサカは臨時報酬に素直に喜んでみたり!」

美琴「はいあんたにも」スッ

一方通行「…いらねェ」

美琴「そう言わずにさ。私だって、あんたには少しくらい感謝してるんだから」

一方通行「いらねェよ」

美琴「…嫌味な人ね。せっかく作ってあげたのに」

一方通行「…どうしてもってンならそこのチビにでもくれてやれ」

美琴「!」

一方通行「そいつが持ってる物も一緒に食わせてやれ」スタスタ

美琴「……」

美琴「…いいとこあんじゃないの。あいつ」

打ち止め「?」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/05/19(土) 18:01:52.28 ID:cc6Hgt9lo
期待(・∀・)
12 :1 :2012/05/20(日) 08:52:09.39 ID:/6V7lfBd0
美琴「あとは……」ゴソゴソ

美琴「…あいつの分だけか…」

美琴「どこにいるんだろ…」タタッ

美琴「…あいつのいるとこなんか分かんないし…うーん…」タタタタ

美琴「いるなら…この辺…」キョロキョロ

美琴「……」キョロキョロ

美琴「……!」ピタッ

美琴「…ほんとにいた…」タタッ
13 :1 :2012/05/20(日) 09:02:01.71 ID:/6V7lfBd0
自動販売機のそばに、あいつは立っていた。

またも懲りずにお金を飲みこまれて、ふこうだー、なんて言ってる。

私が近づくと、何だビリビリか。今上条さんはこの自動販売機にお金を飲みこまれてテンションが低いので

あなたにはかまってやれないのですよー、などと今日が何の日かも忘れたようなことを言う。

別にあんたになんかかまってもらおうなんて思ってないわよ、私はまたもつっけんどんに返事をしてしまう。

かまってもらいたいのに。

相手をしてほしいのに。

ずっと話を、していたいのに。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/05/20(日) 09:07:55.86 ID:AcPc7nfIO
はよ
15 :1 :2012/05/20(日) 09:54:51.32 ID:/6V7lfBd0
じゃあなたもお金を飲みこまれに来たんでせうかー?私の心など露知らず、彼はのんきに話を進める。

ベ、べつに大した用じゃないんだけど

これを渡しに来ただけよ。私はあいつから目をそらした。

え…?おれ?……あ、ありがとう!あいつは目を輝かせながら、それを受け取る。

かわいいクマの絵が描かれた箱に包まれた、そのチョコレートを受け取る。

べつにその柄に思い入れがあったり、その箱が大事なもの、というわけではない。

ただ、その箱が彼にあげるチョコレートの大きさにぴったりだったから、その箱にしたのだ。

いつものカエルの柄でもよかったのだが、それだと少し大きかったから、買ってきた。

他のみんなにあげたチョコレートはハート型だったが、彼にだけは四角。

そして、安物の箱。

もしかしたら、気にいってもらえないかも、と思っていたが、

彼はとても喜んでいるようで、安心した。
16 :1 :2012/05/20(日) 10:53:30.73 ID:/6V7lfBd0
…所でなんで突然俺なんかに?彼がいきなり聞いてきた。

べ、べつに!大した理由なんてないわよ!

ただ、あんたに感謝してるだけ…

それだけ!…ああ、またやってしまった。

感謝しているだけ、のはずがない

私は、あいつのことが好きだ。

どんな危険なことにでも首を突っ込むことは、正直やめてほしいと思うけど、

それでも、私はあいつのことが好きだ。

でも、私は私の心に素直になれない。

特に、あいつの前では。

素直になんか、なれるはずがない。
17 :1 :2012/05/20(日) 11:47:37.56 ID:/6V7lfBd0
美琴「じゃあね!」タタッ

上条「…なんだったんだ」

上条「とりあえずしまうか」ゴソゴソ

上条「……」

上条「……」ジー

上条「よっ」ポチッ

上条「……」

上条「……」ポチポチポチポチッ

上条「……」ガチャガチャガチャッ

上条「はぁ…」

上条「出してって頼めば良かったなぁ…」

上条「…もう飲み物はあきらめて帰るか」トボトボ
18 :1 :2012/05/20(日) 11:56:12.89 ID:/6V7lfBd0
〜上条宅〜

上条「ただいまー」

イン「おかえりとう…なんだかその紙袋からとてもいいにおいがするんだよ!?」

上条「…これか?これは今日もらったたくさんの義理チョコだ」

上条「毎年結構な数をもらうんで、上条さんの家ではバレンタインデー以降はチョコづくしなのですよ」

イン「私が食べてもいい?」キラキラ

上条「ああ」

イン「いただきますなんだよ!」ガツガツ

上条「おいおいそんなにがっつくなよ…はぁ、今年もか」

イン「どうしたの?」モグモグ

上条「…見た限りでは、そのチョコのほとんどの形がちょっとあれだろ?」

イン「うん!ちょっと変な形のものが多いんだよ!」パクパク

上条「俺は毎年変な形のチョコを貰うんだよ…みんなは失敗作を俺に押しつけてそんなにうれしいのかなぁ…」

イン「でもおいしいからいいんだよ!」ムシャムシャ

上条「そうでせうね」
19 :1 :2012/05/20(日) 15:29:00.98 ID:tc6AcbSn0
IDちがうけど1です

上条「俺もいくつか食うかな…」ゴソゴソ

上条「…これは吹寄のか…さすがは吹寄だ。うめえな」パクパク

上条「モブのか…」モグモグ

上条「うげっ!髪の毛入ってやがる!」ペッ

上条「もう失敗どこじゃねえよ…不幸だ…ん?」ガサッ

上条「子萌先生…期待していいよな」パクパク

上条「!!」

上条「おい!インデックス!これ食ってみろ!」バッ

イン「これ?」モグモグ

イン「!!」

イン「今まで食べたチョコの中でおいしいんだよ!」パァァ

上条「さすがは子萌先生!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/05/20(日) 17:54:18.18 ID:2CgYqhmE0
小萌!
字間違えないで!
21 :1 :2012/05/20(日) 18:25:55.71 ID:/6V7lfBd0
うわーいまちがえましたごめんなさい
22 :1 :2012/05/21(月) 19:12:48.13 ID:kk660yLS0
ごめんなさいネット接続機がぶっ壊れててこれませんでした

ぐだぐだとやりたいです
23 :1 :2012/05/21(月) 19:24:08.96 ID:kk660yLS0
上条「明日は…英語があるから入れなきゃな…」ゴソゴソ

上条「ん?これは」ガサッ

上条「ビリビリのチョコレートか。そういや袋に入らなくてバッグに入れたまま忘れてた」

上条「……」チラッ

イン「チョコ天国なんだよ!」ガツガツ

上条「……食おう。」ペリペリパクッ

上条「美味いな。何か高級感あるっつーか。」

上条「常盤台で第三位っつったらそりゃあ金あるから…」

上条「高いチョコかってんのかな…それこそ家の三日分の食費ぐらいの分を」

上条「…だが小萌先生のと比べると小萌先生がくれたヤツの方が美味い」

上条「小萌先生恐るべし」
24 :1 :2012/05/21(月) 19:29:45.34 ID:kk660yLS0
上条「ええと…小萌先生、ビリビリ、モブ6、姫神だけか…」ハァ

イン「何の話なんだよ?」ペロリ

上条「…俺がもらったチョコの中で、形がマシだった奴らの名前だ」

上条「そいつら以外は、どれもちょっとあれな形ばっか…」

イン「あいさのとこもえのチョコはおんなじ味がしたんだよ!」

上条「じゃあおんなじとこで買ったんだな…」

上条「本命はおろか、義理チョコさえ失敗作しか押しつけられないなんてな…不幸だ」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 23:32:40.10 ID:JUws1nODO
上条さんはわかってない
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/22(火) 03:59:07.48 ID:XxkONM5ao
上条さんだからな
27 :1 :2012/05/22(火) 11:44:03.99 ID:AHzI1PTv0
〜翌日、学校〜

土御門「おうかみやん…なんでそんなにテンションが低いんだい?」

上条「ああ…昨日、ちょっとな…」グデー

青ピ「昨日!?昨日といえばかみやんは持ってきた紙袋いっぱいにチョコレートもらってたやろ!」

青ピ「どこにテンション下がる場所があんねん!僕だったらテンションあがりすぎて死んでしまうわ!」

上条「そりゃあもらったのはうれしいんだけどさ…もらった物が問題なんだよ…」

上条「毎回この苦しみだけは避けらんねえなあ…」ハァ

土御門「…もらった物が問題って、どこがどう?」

上条「形がいびつだったり、髪の毛が混入してたr」

土御門&青ピ「爆発しろ!」バキィッ!!

上条「ぐはぁぁぁぁぁ!不幸だぁぁぁぁぁぁ!!!」ドンガラガッシャーン
28 :1 :2012/05/22(火) 12:41:40.63 ID:AHzI1PTv0
〜下校〜

上条「まだ痛い」ズキズキ

土御門「そう言うのを自業自得って言うんだにゃー」

青ピ「僕なんてモブ5さんに明らかに義理チョコとしか思えない小さい市販のチョコをもらっただけで泣いて喜んだで!」

上条「市販って小さくても形キレイじゃねえか…」

上条「俺なんて小萌先生とか姫神からしか市販っぽいきれいなチョコもらってねえよ…」

青ピ「なに!かみやん姫神さんからももろてたんか!」ピクッ

上条「ああ…小萌先生のとおんなじ味がしたから…おんなじとこで買ったんだろう」ハァ

土御門(…小萌先生って確か手作りだよな?)

青ピ(おう。姫神さんも同じ味ってことは…)

土御門&青ピ(手作りかぁぁぁぁ!!!」バゴォッ

上条「うわぁぁぁぁぁ!!?なんでぇぇぇぇ!!?」ボーン

土御門「おっと思ってたことがつい口に出てたぜい」

青ピ「おっと思ってたことがつい行動に出ちまった」
29 :1 :2012/05/23(水) 17:27:34.66 ID:BrHCAzwy0
上条「お前らは上条さんを何回ぶっ飛ばせば気がすむんでせうか…」

青ピ「お?雪降ってきたやん」

土御門「ほんとだにゃー」

上条「華麗にスルーされた…」

土御門「雪といえば…」ピクッ

青ピ「雪合戦…」ピクッ

上条「…やりたいんならお前ら2人でやれよ」ハァ

青ピ(前回の雪合戦では、かみやんの投げた雪玉が何回も女生徒にあたりそうになり…)

土御門(かみやんが謝ると、女生徒のほぼ全員が顔を赤らめ大丈夫です敵なことをいったにゃ)

青ピ(しかもあてそうになった女生徒の全員が全員美少女だったし…)

土御門(もう死んでもいいから魔術使ってぶっ飛ばそうと何度思ったか)

上条「上条さんはあんな思いをするのはもう二度とごめんなのですよー」ハァ

青ピ(唯一本当に当ててしまったのは吹寄さん)

土御門(本当にぶっ飛ばしてくれたからスカッとしたにゃー)

上条「…なんかお前ら変なこと考えてねえか?」

青ピ「全然」

土御門「微塵にも」
30 :1 :2012/05/23(水) 17:39:59.03 ID:BrHCAzwy0
〜三月〜

土御門「都合とはいえ展開が早いにゃー」

上条「なにいってんだこいつ」

青ピ「ところでかみやん。かみやんはバレンタインにチョコ何個もろたん?」

上条「え?いや数えてn」

土御門「かぞえてこいやぁぁぁぁ!!」バゴッ

青ピ「それ遠まわしにめっちゃもらったって言うてるでぇぇぇ!!」ゴスッ

上条「うはぁぁぁぁぁ!!」ポーン


上条「××個だっt」

土御門&青ピ「」ドゴバキィ

上条「うわーん」ズズーン
31 :1 :2012/05/23(水) 17:56:16.23 ID:BrHCAzwy0
小萌先生「はーいではこれで今日の授業は終わりでーすきりーつれーい」

生徒たち「ありあとあしたー」

カエルゾー ヤットオワッター アシタアサッテトヤスミダイヤッホウ キョウアソボウ ホシュウネエヨナ? ウンマア

土御門「かみやーん帰ろうぜい」

上条「悪いな土御門。今日はちょっと一緒に帰れねえ。じゃあな」タタッ

青ピ「何か様でもあるん?」

上条「ああ」


上条「小萌先生!」

小萌先生「は、はい!…なんだ上条ちゃんですか。なにかようですか?」

上条「はい。ちょっとお尋ねしたい事が…」
32 :1 :2012/05/23(水) 19:49:57.36 ID:BrHCAzwy0
美琴「ヤシの実サイダーっと」チャリン ポチッ

自動販売機「……」シーン

美琴「…また?」ハァ

美琴「よっと」タンッ

美琴「ちぇいさー!」ドゴッ

自動販売機「ガタンッ」

美琴「いいかげん毎回これやるのしんどいわね」ヒョイッ

上条「…疲れるならやんなきゃいいじゃねえか」

美琴「そうはいってもこうしないと出てこな…ってああああんた!いつからいたの!?」クルッ

上条「ちょうどビリビリが金入れるところからでせう」

美琴「初めからじゃないのー!」レールガン

上条「やめろぉぉ!」イマジンブレイカー
33 :1 :2012/05/23(水) 20:00:56.60 ID:BrHCAzwy0
美琴「…で、あんたがこの私に一体何の用?」

上条「普通はそっちが先じゃねえのかよ…」

美琴「なんか言った?」ギロッ

上条「なんでもございません」


上条「いや用というのはさ、まあ後で説明するからちょっとついてきてくれ」スタスタ

美琴「?」テクテク

〜上条宅前〜

上条「まってて」ガチャッ

美琴(えっなんであいつの家に呼ばれたの…まさかこの後家に入れとか言われたり…)

美琴(……)

美琴(……////)カァァ

上条「おう遅れ…どうした?顔赤いぞ?」

美琴「な、なんでもない!それよりも用って何よ用って!」

上条「ああ。これ渡そうと思ってさ」スッ

美琴「……なにこれ?」

上条「…今日何の日か分かってんのか?」

美琴「今日?今日は三月十よ…あ!」ピクッ

上条「ホワイトデーぐらい覚えてて下さいよ…」ハァ

上条「上条さんはもらっといて返さない男じゃないんですよ」

美琴「……ありがと///」ボソッ

上条「なんかいったか?」

美琴「…うるさい!どっかいけ!///」バチバチ

上条「いやここ俺んちなんですがぁぁぁ!」バタンッ
34 :1 :2012/05/23(水) 20:04:30.76 ID:BrHCAzwy0
〜常盤台中学校学生寮〜

美琴「……」

美琴「…おかえし、か…」

美琴「……」

美琴「……」

美琴「……///」カァァ

美琴「…おかえし、かぁ…//////」カァッ


 次から地の文です
35 :1 :2012/05/23(水) 20:13:25.65 ID:BrHCAzwy0
彼からもらった、チョコレート。

私があげたものよりも、一回りも大きな箱に入った、チョコレート。

雑にも見える包装紙を丁寧に開けると、

出てきたのは、真っ黒な箱。

光沢を持ち、重厚感あふれる、真っ黒な箱。

箱の表面に、美琴の顔が映し出される。

映し出された自分の顔を眺めながら、美琴は

まるで鏡かと思うほど、きれいな光沢を放つその箱を、

彼が持つには上品すぎるような、その箱を、

私があげた神の箱なんかよりもずっと、ずっと上質なはずのその箱を、

ゆっくりと、開ける。

箱の中には、

底を目いっぱいに使った、

箱の色とは対照的な、

真っ白な、ホワイトチョコレート――
36 :1 :2012/05/23(水) 20:17:48.71 ID:BrHCAzwy0
彼からもらった、チョコレート。

それは、真っ白なチョコレート。

今ではもう見なくなった、雪のように白いそのチョコレートは、

今ではもう見なくなった、雪のように冷たかった。

渡す直前まで、冷やされていただろうそのチョコレートは、

私の両手を、ゆっくりと冷やしながら、

美琴の心を、ゆっくりと温めていった。
37 :1 :2012/05/23(水) 20:21:33.31 ID:BrHCAzwy0
私は箱の中から、大事そうにチョコレートを取り出す。

十分に冷えているので、手に付着することは無い。

少しだけいびつな形をしたそれは、

表面が、水玉模様にぬれていた。

美琴はそのことに気づかないかようにそれをほおばる。

彼からもらったチョコレートは、なぜだかちょっぴりしょっぱくて、

そしてほんのり、甘かった。
38 :1 :2012/05/23(水) 20:39:51.75 ID:BrHCAzwy0
皆さんこんにちは。>>1です
ここまで読んで下さったみなさm…人いるのか?
いなかったら書く必要ないかな…いや!ここは書くべきだ!うん!
改めまして、こんな駄文を読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
頭の中に美琴がチョコレートを持ってる場面が浮かんだのでとりあえずSSにしてみました。
キャラがちょっとあれかもしれません。悪気はあります。ごめんなさい。
書きためがなかったので、長い期間書くことになってしまいました。
ご無礼をお許しください。
それではこの辺で。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/05/23(水) 20:56:25.17 ID:gdkh1PyAO
不器用なりに頑張って作ったお菓子が本人にはストライクだったはずだが…
微妙にウザ条?
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(滋賀県) [sage]:2012/05/23(水) 20:57:22.16 ID:UtdRfCEWo
終わったのか?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/23(水) 21:43:40.88 ID:NyUDHiyO0
上条さんはひょっとして小萌先生のチョコがやっぱり手作りだったと気付いて、それで小萌先生にチョコの作り方を訊いて自分も作ったのかな
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