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ほむら「魔女が妖精になった世界で……」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : [saga]:2012/05/16(水) 08:12:39.91 ID:/ig2uWeDO

このお話しの世界は、鹿目まどかが
“全ての魔女を生まれる前にSGを浄化出来る妖精という存在に変えたい”
と願った後の世界となります。
まどかは妖精でのみ存在。
魔法少女の成れの果ては妖精という存在で、
魔女も魔獣も存在しません。

※注意事項
初SS
携帯
不定期
つまらん
小ネタのみ
モブの方が多い
必要知識無し
魔女の名残なんてあって無いようなもの
原作の面影は無いと思われます

こんな感じになっているでしょうが、
それでも良ければ、読んでみるのもご一興かと。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1337123559(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749642779/

秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749472989/

ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
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【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
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貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
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阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
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レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
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2 : [saga]:2012/05/16(水) 08:18:43.74 ID:/ig2uWeDO
1・まどかでさえも、いたずらはする事がある。


私、暁美ほむらが妖精のまどかと共に暮らすようになってから少しして。
他の妖精達と違い、全然いたずらをしないと思っていたまどかだが、
僅かながら、いたずらをする事があるという事実が発覚した。

「まどか、お茶にしましょう。お菓子は何が良いかしら?」

「私はやっぱりケーキが良いな〜」

「分かったわ。飲み物はコーヒーで良いかしら?」

「それなら、お砂糖とミルクも欲しいなぁ」

「ええ、ちゃんと用意しておくわ」

―数分後―

ガチャ(ドアを開ける音)。

「ほむらちゃ〜ん。コーヒーが入ったら運ぶの手伝うね」

「そう?じゃあ頼むわね、まどか。もう出来るから」

「は〜い」

そしてまどかがコーヒーと砂糖とミルクの乗ったお盆を先に持って行き、
その後、私がケーキを盛り付けて持って行き、お茶の時間となった。

「それじゃあ、頂きましょう」

「うん」

「「頂きま(〜)す」」

私はまず…コーヒーをブラックで飲む事にしたのだが…。
3 : [saga]:2012/05/16(水) 08:24:35.67 ID:/ig2uWeDO

「……ズ」
「!」

そう、少し甘いのだ。
私は動きを止め、まどかを見る。

目と目が合う。まどかは笑顔だが、まだ何にも手を付けていない。
そのまま見つめ続ける。顔が少〜しこわばった気がする。
まだ見つめる。微妙に汗も浮かんできた気がする。

私はコーヒーから口を離し、至って普通という感じで話かける。

「まどか」

笑顔で固まったまま、ビクッ!と僅かに震えるまどか。

「私のコーヒーに、お砂糖入れなかったかしら?」

少しの沈黙の後、まどかは…困ったような恥ずかしいというような表情をしてから…。

「……テヘッ」

と、笑うのだった。

別に怒る程のいたずらでもなし、私はそのまま頂く事にした。

「ま、たまにはブラックじゃないコーヒーも、良いかしらね」


と、こんな感じに。まどかはとても小さくて可愛いレベルの
いたずらを、たまに起こすくらいなのだった。


1・了
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 08:28:47.14 ID:eoYMOH6R0
まどマギ小ネタスレから来ました
期待
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 08:48:49.87 ID:NZcxuWbto
小ネタは好きだけど最初の願いが若干日本語がおかしい
6 : [sage]:2012/05/16(水) 09:17:44.55 ID:/ig2uWeDO
>>4
ありがとう。

>>5
はしょったり句読点使わなかったりした結果がこれだよ!
でも、今更修正なんて利かないしなぁ…ごめんよ。許して下さいまし…。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 09:32:13.30 ID:Jd4MWSpG0
わざわざまどマギのキャラを使わなくてもいい気がしたし、
魔獣や魔女がいない時点で魔法少女の存在が矛盾してるんじゃないかと思う(QBにメリット無いし)

けど、それは気にしたら負けだよね
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 09:50:39.79 ID:i8G15y9IO
QBは改変前の存在が飛ばされて来てて、悔しがりながら新規契約はしないことにしてるとかそんなんで。

今俺が書いてるのが大体そうだけど。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/16(水) 14:23:13.32 ID:Vwj/4cZ00
おお、小ネタスレの妖精さんほんとに始まってたww
ほのぼのしてて良いね 期待しとく


ところで妖精さんのサイズでお盆とか運べたんだろうか
小さいサイズのまどかが、フラフラしながら踏ん張ったあげく
ひっくり返るイメージかないんだが

>>7
気にしなくていいと思う
それ言い出したら、日常シーンのSSとかも「この作品のキャラじゃなくて良くね?」ってなっちゃうわけだし
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 14:40:04.37 ID:i8G15y9IO
なんつーか、あくまどか思い出さないでもないな
11 : [saga sage]:2012/05/16(水) 18:14:32.49 ID:/ig2uWeDO
>>7
ね?だから小ネタで終らせとけば良かったんだよ。
後、一応GSは出る事にしてます。
妖精は持ってませんが。

>>8
QBは、素質持ちが呼べば来ますし、普通に契約もしてくれます。

書き入れ時は、地球が滅ぶ時じゃ無いでしょうか?

どの作品でしたっけ、ちょっとド忘れしちゃいましたね。

>>9
ありがとう。

小さめのお盆で、浮きながら運んだって事に
しておいて下さい。もちろんポットは別で。
カップも砂糖とミルクの入れ物も、そんなに大きい必要はありませんし。

>>10
すみません。それは知らないですね。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/16(水) 20:02:28.40 ID:eU7XZuJDO
小ネタスレから来ますた。
SSは必要性で書くものじゃないからおk(キリッ


と言うか俺得なんで頑張って下さい、お願いします。orz
あっ、もちろんリアルに支障の無い程度で
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/17(木) 03:01:00.74 ID:fp/2UgAc0
ほのぼのいい感じ
全ての魔女が妖精になるってことは
原作で出てきた魔女も妖精として登場するのかな?
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/05/19(土) 19:29:29.27 ID:s6DyoJKDO
2・妖精は小心者が多い。


昼下がり、とある公園のベンチの右端に、40代くらいのサラリーマンが
腰をかける。そのすぐ右脇に、薄広のアタッシェケースを置く。

「いやー、なんとかまとまって良かった」

そう言って一息付き、手にしていた缶コーヒーを開け、一口飲む。

「フゥ〜。疲れたし、少しボーッとするか」

そんな様子を、低木の植え込みの陰から見ている三つの影があった。

そう。妖精である。

「なーなー、お前ら。あれ、何が入ってると思う?」

と、鉄色の短髪に、所々が錆びた鉄の様な服を着た妖精。あれで柔軟性がある様だ。

「ん〜、なんだろ?書類とかかな?」
答えるは、特に特徴の見えない妖精と…。

「新しい商品だったりして。ギーちゃんは何だと思ってる?」
天然パーマな妖精…。

「え?そうだなー…う〜ん…わかんね! でもまぁ、とにかく。あのケース
取られたらさ、あのおっさん。凄〜く、困るんじゃねぇ?」ニヤリ

「そりゃあもちろん」

「困るだろうね〜♪」ニヤッ

どうやらいたずら開始のようだ。

「と、いう訳で。みんなであれを取ってこようぜ!あたしは上を持つ
から、お前は右、お前は左な。じゃ、音と姿を消して行くぞ!」

「「おー!」」

15 :さっき名前を入れ忘れた1 [saga sage]:2012/05/19(土) 20:03:38.48 ID:s6DyoJKDO

拳を突き上げ同調すると、素早く飛んでター
ゲットの前へ。そして、まずその持ち主を見る。

「ふふ〜ん。まだボーッとしてるな」

それを見て、いたずらに対する安全性を確かめると、号令をかける。

「よし、今のうちだ。やるぞっ!」

「「アイアイサー!」」

言うが早いか、三方向から一斉にケースを押さえ、素早く先程の場所へと戻る。

「うまくいったね」

「楽勝、楽勝〜」

「へっへ〜ん!あたし達の手にかかれば、これくらい、ざっとこんなもんだね!」

だが、彼女らの目的はケース自体には無い。人が
困ったり慌てたりする様を見て楽しむのが妖精なのだ。

「じゃ、後はあのおっさんが困る様子を見てようぜ」

「うんっ」

「その為にやったんだしね〜」

同意しあうと、植え込みの奥から頭だけ出して様子を窺う。

さて、そんな被害者であるサラリーマンは……。

「さてと、コーヒーも飲み終えちまった事だし。そろそろ……って、え?」

無い。アタッシュケースが無い!?そんなバカな!すぐ
脇に置いたんだぞ!眠った訳でもなし。誰かに取られ
たとして、音で気付く筈だ。無くなるなんてあり得ない!

「そうだ。きっとベンチの下に!…無い。なら後ろに…無い。植え込み…に、入ってたら
ガサガサいってた筈だ。そんな音は聞こえてない。よし。離れた位置から見てみれば…」

そう言うと、すぐにベンチから10m程離れた場所に
移動し、向き直ってもう一度良く見てみる…が…。

「………無い…」

その事実に…呆然自失、顔面蒼白…。正しく
そんな状態。だがそれを見ていた妖精達はと言えば。

16 : [saga sage]:2012/05/19(土) 20:31:17.83 ID:s6DyoJKDO

「ププ〜ッ!困ってる困ってる。あー、おっかし〜」

「これだからやめられないよねぇ」

楽しそうに笑っていた。

「でも大丈夫かな、あんなに顔が青くなっちゃってるけど」

「まー大丈夫だって!それにしても、ああまで困らせられる
なんて、あのケースには相当凄いもんが入ってんだろうな」

「なぁ、折角だしさ。アレの中身見てみようぜ!」

「そうだね。気になってたし」

「さんせ〜い!」

「じゃあ早速。え〜っと、確か…これをこうして…っと」 カチャカチャ...

鉄っぽい妖精が、地面に置いていたアタッシェケースの無駄に多い留め具を外してゆく。

「ふぅ。やっと全部外れた。何でこんな多くすんだよー!」

「まぁまぁ、いーじゃん。外れたんだし」

「早くしないと、あの人がこっちに来ちゃうかも知れないよ」

植え込みの横から後ろの遠くの方を見ると、立ったまま目を細め、顎に
右手をやって、何やらボソボソやってるらしいサラリーマンの姿が見える。

「取引先からここまでは……トイレとかには入って
いない……やはりここに無ければ……」ブツブツ...

あの様子ならまだ大丈夫そうだが、いつ動き出すか
分からないと判断してか、早く開けてしまう事にしたようだ。

「そうだな。よし、それじゃあ開けるぞっ!」

三匹揃ってから、再びケースに手をかけると、ガバッ!と勢いよく開く。

「「「!!」」」

その中に入っていたのは……。

17 : [saga sage]:2012/05/19(土) 20:56:45.44 ID:s6DyoJKDO

「…かっ……金が…」

「「こ…こんなにたくさん…!」」

縦向きの百万円の束五つが二列…、つまりは
一千万円…。が、入っていたのだった!

唖然として言葉を失う妖精達。だが、十数秒後には意識がもどって来た。

「ハッ! あ、お、おい!なぁ。これは流石に…ヤバくないか…!?」タラリ

「うっ、うん。ね…ねぇ、ギーゼラちゃん。…これ…さ…」フルフル

「そ、そそそそうだよ!返した方がいいよ!
ってか、さっさと返して謝っとこう!ねっ!」ガタガタ

三匹共に、震えながら同様の意見を口に出す。

「そ、そうだなっ!とっ、とりあえず、一斉に謝って土下座しとくぞ!
ほら、早く!」

慌ててケースを閉じ、三匹で押さえながらサラリーマンの元へと運ぶ。

だが当のサラリーマンは、絶望に暮れた顔で自分の座っていた場所に
右手を付き、どこを見ているとも付かない目をして項垂れていた。

18 : [saga sage]:2012/05/20(日) 15:23:33.24 ID:ruDUgwfDO

そんな状態であった為に…左の方にコトッ!と、
何かが置かれる音には気付けなかったが…。

「あっ、あのっ!」

「え……っ!?」

妖精のだから小さめとは言え、叫びに似たその声は聞こえた。

「これ、その…ごっ…」

「「「御免なさいっ!!」」」

ケースを挟んでサラリーマンの反対側で、土下座する妖精が三匹。

だが、サラリーマンはこの状況に困惑していた。何故なら、彼は
今まで妖精と言うものを見た事がないからだった。しかし、
噂でくらいは聞いた事があったので、段々と事情が読めてきた。

「はああぁ〜〜っ。なんだ……。妖精の仕業だったのかぁぁ」

深く、深〜くため息が出る。

「全く、心臓に悪い。勘弁してくれ」

どうやらこのサラリーマンは、事態の収束に対して、怒りよりも疲れが先に出て
来るタイプらしい。それと、妖精達がまず謝罪から来た事も好印象に繋がった様だ。

妖精達の方を向いて、再度ベンチに座る。

「まぁ、とりあえず頭を上げてくれ」

そう言われ、立ち上がる三匹。それぞれ怯えた表情をしている。大方、
怒られると思っているのだろう。それはこれから次第な訳ではあるのだが。

19 : [saga sage]:2012/05/20(日) 15:42:22.12 ID:ruDUgwfDO

「君達は、妖精…で、合ってるのかな…?」

「は、はい」

「そうか…(こうして見ると、本当に小さいんだな…)。」

「妖精のいたずらというのは、習性だと聞いている。だから、それを
とやかく言うつもりは無い。犬に走るなと言うようなものだしな」

「問題なのは、そのケースの中身に手を付けているかどうか、だ。
どうなのかな?」

そう聞かれ、すかさず妖精達。

「お金には、手を出してません!」

「確かに中は気になったし、開けもしたけど……」

「最初は…ケースを取って、困らせるだけのつもりで…。でも、中身が
こんなにたくさんのお金だって分かったら…急に、怖くなってきて…」

勢いよく頭を下げるギーゼラ。

俯く天パ。

目線が下がり、眼に涙が溜まる無特徴。

そんな様子を見て、サラリーマンは静かに答える。

「そうだったのか。だが、一応中は確認させてもらうぞ」

そう言うと、地面に置かれたアタッシェケースの前にしゃがみ…ケースを開け、
札束を一つ一つ手に取り、ざっと札をあらためる。その作業は2分程で終わった。

20 : [saga sage]:2012/05/20(日) 15:50:20.41 ID:ruDUgwfDO

「ん。特に異常は無さそうだな」

ケースを閉じ、全ての留め具を掛けなおす。

その間もおとなしく待っていた妖精達を見る。三匹共、不安そうな顔でこちらを見ている。

「さて、問題は無さそうだし。私はこれで失礼するよ。
休憩のつもりが、余計に疲れてしまったがね」

皮肉気味に微笑し、立ち上がろうとすると、妖精達は戸惑った顔で疑問の声をあげる。

「「「えっ?」」」

「ん?」

それに対して、わざとらしく、何か問題でもあるのか?という顔をするサラリーマン。

「えっと。その…怒らないの…?」

「何だ?怒って欲しいのか?」

またもわざとらしく、ニヤリとしてみせる。

「えっ…、や…やだ」

地雷を踏んだかと萎縮するギーゼラ。

だが、それに微笑んで答えるサラリーマン。

21 : [saga sage]:2012/05/20(日) 16:00:24.03 ID:ruDUgwfDO

「はは。怒らないから安心しなさい」

「第一、君達は最初から謝ってきただろう?それに反省も
しているようだし。そんな相手に怒ったりはしないさ」

「しかし、ケースが無くなった時は、本当にどうなる事かと肝が冷えた。こんな目には、二度とあいたくないね」

疲れ顔でそう言うと、今度こそ立ち上がり、アタッシェケースに付いた土埃を払う。
そして歩き出そうとしたところで、疲れ顔を疲れた笑顔に表情を変え、最後に言葉を残す。

「ああ、そうだ。私は怒らなくて済んだが、ちょっとした事で
人を殺してしまうような人間だって居るんだ。そういう人に
当たらないように、いたずらは程々にしておいた方が良いと思うぞ」

そう言い終えると、今度こそ歩き去って行く。そんなサラ
リーマンの背中を見送った後、三匹の妖精達は話し合う。

「……しばらく、いたずらはやめとこっか」

「うん…」

「…そうだね」

そして一拍置かれると……。

「じゃあ」

「それまでの」

「間は」

「「「遊びだけで我慢しよっか」」」

顔を見合わせ頷きあい、何処かへと飛んでゆく三匹。

…………妖精は、どこまでも妖精なのだった。


2・了
22 : [saga]:2012/05/20(日) 16:29:45.57 ID:ruDUgwfDO
2 終了です。

メモ容量が無くなり…見切り発車したら一日ずれ込むというこの有り様…。文章が中々出て来なくてねぇ……。

内容についても、日本語がおかしいとか、お金をあんな扱い方はしないだろう
とか色々あるでしょうが…。まぁそこは私が脳タリンだと言う事でお許しを…。

>>12
温かいお言葉、ありがとうございます。
時間かかっちゃってすみませんね。

>>13
はい。と、今回あんな感じで出て来ましたね。ギーゼラさんが最初だったのは、
好きだとかそういう訳ではなく、単なる偶然です。走り屋だのチンピラ
だのと言った微不良なイメージが、今回のお話に使われる要因となりました。



ところで、さやかちゃんの扱いを決めかねてて困っております。一応三種類くらい
候補はあるんですが…よろしければ、これを見ている皆さんの意見を頂きたいのです。
数字でも文でも構いませんので。その中で、一番多かった意見を使わせてもらおうと
思っています。期間は…>>1が“さやかちゃんの立ち位置意見応募終了”と、
レスするまで…ですかね。こんな私ですが、協力して頂ければ嬉しいです。

↓立ち位置候補
1・普通少女さやかちゃん
(いいもん…。恭介が恋人じゃなくたって…。
な感じの微いじけさやかちゃん)
2・魔法少女さやかちゃん
(恭介のバイオリンが聴ければ良いやい!
な、吹っ切れさやかちゃん)
3・妖精さやかちゃん
(妖精誕生の瞬間として使われるかと)

オリジナルな意見は、
“4・(オリジナル意見)”

という感じで、どうかよろしくお願いします。


それでは、またいつか。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/05/20(日) 17:21:54.25 ID:/lETXCnS0
魔法少女と妖精に分離するという手が

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/20(日) 17:33:37.73 ID:F5a8+gsDO
投下乙
妖精の存在、普通に認識されてるのねww
或いは都市伝説的な存在なのかな?
はっ!?もしや俺の部屋からマンガやチャンネルが消えるのもこいつらの悪戯!?


マミさんと杏子はどうなってるんだっけ?
もし妖精化してるなら飼い主としてさやかちゃん(人間若しくは魔法少女)として出す、って手も……
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/05/20(日) 17:44:12.21 ID:jKYw0Mcmo
あんまり深いことを考えるのもなんなんだけど、もし本編に沿った形でまどかがそれを願ったのなら
妖精さやかちゃんにしてほしいなー。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/05/20(日) 18:30:11.03 ID:bkS/7wM20
この妖精って北ヨーロッパ全体とアメリカに生息するドクシーみたいな原産妖精じゃないですよね?あんなグロい外見してませんよね?
あと、この妖精というのは普通の人間にも見えるのですか?
姿が見えるなら、街の住人との交流も身近なものとして描けますかね?



さやかちゃんには姿が見えない状態で恭介の周りにいてほしいです。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 09:22:08.31 ID:BE7y/DG40
4……かどうかは分からないけど、その場のノリで2と3を行ったり来たり

肉体が無事なら「さやか肉体inさやか妖精」が出来そうって事で
28 : [saga]:2012/05/21(月) 11:41:34.12 ID:zKcTi/NDO
>>23
うん?それはちょっと出来る方法が思い付きませんねぇ。

>>24
妖精は見える人には見えますし、基本能力としてステルス・サイレント・飛行その他を
任意で使えます。妖精より大き過ぎなければ、触れているものにも使えます。
それに+で、魔女の名残の特殊能力も使えます。もちろんどれも魔力を消費しますが。
ただし、SGの穢れの浄化は、魔力≒精神力では
なく、妖精の体力を消費します。なので、やると
妖精は疲れます。更に、やらせ過ぎると過労死→
消滅という後味の悪いコンボが発生します。

妖精に対する社会的見解としては、有史以前から今までなら、魔法少女が
どれくらい居たか考えると…妖精はたくさん居ないとおかしい事になる
訳で…、それにステルスをしてない時に一般人が見れば見えてしまいます。
なので、妖精の存在は露見しているが、見える人は魔法少女以外では少ない
ので、一般的には、“居るらしい存在”という程度に納まっています。

ほぅ。紛失物ですか。あるいは、そういう事もあるかもしれませんね。

マミさんと杏子ちゃんは魔法少女の予定です。あしからず。

29 : [saga]:2012/05/21(月) 11:52:19.42 ID:zKcTi/NDO
>>25
ご意見ありがとうございます。

>>26
見た目は東方の妖精みたいのを想像してもらうのが一番近いですね。
ただし、大きさは通常30cm程。まどかでも50cmくらいにしてます。
それの髪とか服とか羽とか体とか、どこか一部に魔女の頃の特徴が出て
いる感じで。特徴が見えない子は、隠れた所にあるか、服の裏側とか、
あるいは本当に見えない特徴を持っている……といった所でしょう。

>>27
ノリ…ノリか…難しいなぁ。ん?まてよ?そうか、あの手があった!サブタイだ!
サブタイに 〜さやかちゃんが○○な世界〜 って書いとけば良いんだ!
ご意見、どうもありがとうございました!

う〜ん…妖精=SGではないので、憑依とかはちょっと…。
妖精は妖精という存在で固定のつもりなので……。

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 12:05:43.00 ID:b4td1D430
乙です
3の妖精さやかちゃんに一票
エリーの出番はまだかな・・・
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/22(火) 18:48:22.89 ID:Bf/bs1ce0
丁寧に全レスしてくれる>>1がイケメンすぎてもう何も怖くない
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/05/24(木) 23:34:38.81 ID:CHA+lnfO0
30cmって地味に結構デカいな
てっきり「ミルモでポン」位のサイズかと……
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/26(土) 01:14:05.09 ID:TS09wH6Po
30cmだと。
常人サイズ比で、1/5か1/6ぐらいか。
フィギュアのサイズというよりも、人形とかぬいぐるみのサイズに近いかな。

これぐらいの存在感があったら、黙視できる人の比率が低くても多少の噂は残るよな。
きっと↑の人も、かつて噂を聞いたことがあったのかもね。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/26(土) 02:40:11.19 ID:K70E1x/fo
おっさん、普通に妖精がいる事に馴染みすぎw
35 : [saga sage]:2012/05/26(土) 20:16:43.40 ID:+C7ma0PDO
3・エリーのいたずら


―どこかの会社内―

「さて、作業の続きをっと。ん?」

何かの用事だったのだろう。自分の机に戻ってきた
男性社員が、パソコンのスタンバイモードを解除した
画面に、ペイントが開かれ、文字が書かれていたのだ。

「なんだこりゃ…?エリーちゃんさんじょー☆…?」

「ったく。誰だ、こんな下らない事してんのは。消し消し、と」

「何か、あったんですか?」

そんな些細な異常にぼやいていたら、近くに居た女性社員にそう聞かれる。

「ああ、どこの誰だか知らないが、ペイントで「エリーちゃん
さんじょー(裏声)☆」とかって落書きがされてたんだよ」

呆れ声で答えられた内容に、女性社員は少し目を丸くして。

「あ、それ他の人もやられたって聞きました!」

「え?そうなのか?はぁ…そんな事してる暇があるなら、俺に分けてくれって言いたいね…」

もっともだと思える愚痴に対して、女性社員は複雑そうな表情で話す。

「それなんですけど…どうやら、他の人が勝手にいじった訳じゃ…ないらしいんですよ」

「へ?いやいや、冗談だろ?」

「それがどうも……本当みたいなんですよ」

「マジかよ。薄気味悪……くはないな。あんなんだし」

「そうですね。よく考えたら、なんて事なかったですね」

とまぁ。内容が内容だけに、この程度の扱いになったが、話題にはなる訳で。

36 : [saga sage]:2012/05/26(土) 20:21:29.73 ID:+C7ma0PDO

―他の階―

「おぉ、これが噂のエリーちゃんか。本当だったんだな」

「お、マジで?見して見して!」

こんな調子で…。

―社員食堂―

「ねぇねぇ、聞いた?社長室にも出たらしいわよ。エリーちゃん」

「え〜!?本当に?それに…社長は何て…?」

「大した事は無い様だから、過度に反応はしない様に。だってさ」

「あはは、社長らしいや」

「でも直接それを聞いた人の話だと、声が少し堅かったって
言ってたらしいし、ちょっとはビビってたんじゃない?」

「へぇ〜。社長をビビらせたんなら、エリーちゃんって中々やるねぇ」

「社長は気の毒だけどね」

「確かに」

どんどんと…。

―別の階―

「これがエリーちゃん。俺の所にも来てたのか」

「あ、すまんすまん。お前のとこのエリーちゃんは、俺がやった」

「え?おいおい、なんだよ〜。紛らわしい事するなよな。少し期待しちまったじゃんか」

噂が広がっていった頃…。会社に一人の人物が現れた…。
37 : [saga sage]:2012/05/26(土) 20:28:17.29 ID:+C7ma0PDO

「あのー、すみません。こういうものなんですが…
この会社で何か、小さい異常とか…起こってません?」

そう聞きながら、受付嬢にあるものを見せる。

「それは……!実は今...」

すると納得したのか、おそらく小さな異常であろう事を、受付嬢は説明する。

「ああ。そのしょうもなさは、間違いなくあいつらでしょうね」

「ま、ぱぱっと片付けちゃいますんで。ご迷惑おかけしました」

そう言うと、ある人物は階段で上の階に登って行く。
それを見送ると、受付嬢は社長室に連絡を入れる。

「あ、社長ですか。今ですね...」


少しとんでこちら、ある人物が会社の中階辺りに差し掛かった時。

「ん。この階みたいだな」

そう言って、おもむろにオフィスに入り込む。しかし、そんな所にいきなり
中高生くらいの私服の女の子が入ってくれば、当然言及される……が。

「あ、ちょっと君!困るよ、勝手に入って来られちゃ」

「ご安心を。こういう者です。この部屋を荒らすつもりも、
仕事の邪魔をするつもりもありません。とりあえず、お話は後で」

受付嬢にも見せたものを、その場の社員にも見せる。
社員達は様々な表情をするが、皆一様に動きが止まる。
別に魔法ではない。単に思考しているからだろう。
38 : [saga sage]:2012/05/26(土) 20:36:52.60 ID:+C7ma0PDO

その隙に、目的の存在を見付ける為に、素早く空いている机の上を見て回る。

「(一つめ…居ない)」

「(二つめ…居ない)」

その様子を、社員達は目線だけ向けて静かに見守る。

「(…三つめ…居た!)」

小さな手で、端から見れば必死そうにマウスを動かし、落書きに興じる……
長い黒髪を赤いリボンでツインテールにした。白いワンピースの妖精。

「(パソコン弄りに夢中になってる。そのおかげで、こっち
には気付いてない、と。これは道具を使うまでもないね)」

さっ、と目的の後ろに回り込むと。如何にも自然といった風に話し掛ける。

「エリーちゃん。落書きは楽しいかな?」

「うん。楽しいよ♪なんなら一緒にやる?」

余りの自然さからか、もうすぐ☆マークを描き終えるといったところでそう
答えるが。すぐにそれがおかしい事だと気付いたのか、マウスの動きが止まる。

「って……えっ!?」

バッ!…とエリーが勢いよく振り返った先には…。

「ハ〜イ☆」

満面の笑みを湛えた。紺の短髪と魔法衣に変身済みな……魔法少女が居た。
39 : [saga sage]:2012/05/27(日) 00:10:39.58 ID:qpHTxjVDO

慌てて逃げようとするエリーだったが、時既に遅く。用意
されていた左手に胴を掴まれ、敢えなく捕まってしまった。

「残念でした。じゃ、さっさとステルスとか切りな。とり
あえず、ここの人達に謝るんだよ。後で社長さんにもね」

「うぅ〜」

すっかり元気が無くなり、謝る気も見えないエリーに、社員達
にも見えやすいように左手を突き出し、低い声で脅しをかける。

「謝らないなら……握り潰すよ?(まぁ、やらないけどね)」

妖精の見た目可愛らしさもあってか、物騒な脅しに社員達の顔が引きつる。

「っ!!?ら、落書きしてごめんなさい!!」

そんな脅しを真に受け、正に必死の勢いで頭を下げるエリー。
そりゃそうだろう。命が掛かっていると思い込んでいるのだから。

その謝罪を、そして自分がここに来た理由を認めて
もらえるかどうか、魔法少女は社員達に問う。

「どうです?納得して頂けました?」

その問いに、社員達は顔を見合わせあうと。
まだ若干引きつった表情のまま答えを返す。

「あ、あぁ。納得したよ。な。みんなもしただろ?」

「おう。したした(汗」

「い、いたずらとも言えない様な事でしたし」アセアセ

「気合いの入った謝り方だったしな!(まぁ…どう見ても脅しの影響だったけど…)」

と、少女の先程の雰囲気に押され気味にだが、社員達には謝罪は受け入れられた。
40 : [saga sage]:2012/05/27(日) 12:50:10.41 ID:qpHTxjVDO

次の社長室では、流石社長と言うべきか、謝罪は実に紳士に認められ、お咎めなど
欠片も無かった。ただ、「幽霊でなくて良かった」とはこぼしていた様だが。

そして、さしたる時間も掛からず、再び受付嬢の前へ。変身は既に解いている。

「言った通り、ぱぱっと解決して来たよ。因みに、原因はこの子ね」

「むー……」

ずい、と左手に掴んだままのエリーを見せる。ずっと
掴まれっぱなしなので、流石にむくれてきている様だ。

「あらまぁ、可愛い。私、妖精を見るのは随分と久し振りです」

「……///」

可愛いと褒められたからか、むくれながらも少し
頬を染める。という器用な事をしてみせるエリー。

「へぇ、見た事あるんだ」

「えぇ。子供の頃に一度だけ…低い木の上で、すやすやと
寝ていた妖精を…あの子も可愛かったですね〜」

懐かしそうな表情をする受付嬢。その感想に、一部同意する少女。

「こいつら、見た目は確かに可愛いんだけどね。ま、妖精がいたずらを
するから、私達もやっていけるんだけど。それじゃ、お騒がせしました」

そう言って、会社から外に出る。その時点で、エリーは
ステルス他を掛け直した様だ。会社から少し離れると、
少女は歩きながら、エリーに死活問題の交渉を持ち掛ける。

「あの程度のいたずらならこんなもんでしょ。さて、
解放してほしいなら、やってもらう事があるよねぇ?」

それに対してエリーは、なけなしの抵抗を試みる。

「あれ、疲れるからいや」

それを聞くと。わざとらしく間延びさせた口調で言う。
41 : [saga sage]:2012/05/27(日) 12:56:01.23 ID:qpHTxjVDO

「ふ〜ん。そう、そんなに檻の中に監禁をお望み
かぁ〜。へ〜え(そんなの持ってないけど)」

「監禁!?やだやだ!分かったよ…。浄化すれば
いいんでしょ…!さっさとやらせればいいじゃん!」

「そうそう。初めっからそうしてれば良かったんだよ」

やけになったエリーの前に、満足げにSG…受付嬢や社員達にも
見せた。魔法少女の証…を出す。穢れは60%くらいだろうか。
エリーはそれに両手を翳すと、どこにかは分からないが力を入れる。

「ん〜〜〜...」

「っ〜〜〜...」

するとSGの穢れは少しずつ減ってゆき。

「むむむ〜〜っ!」

30秒ほど後には、きれいさっぱり無くなっていた。

「う゛〜…疲れたぁ〜…」

左手に掴まれたまま、十数秒ぐらいぐったりするが。

「もういいでしょ。早く離してよ」

余程掴まれっぱなしなのが嫌だったのか、疲れを押して解放をせがむ。

「はいはい。じゃあ離すから、ちゃんと浮いときなよ」

「そんな事分かってるよ…いいから離して…」

それを受け、少女はエリーからそっと手を離す。

「は〜。やっと自由になれた」

そうぼやき。少しの間空中でダレる。

「もう、しばらく動きたくない…どこかで寝よう…」

フラフラと力なく浮き上がり、移動する。
そんな背中に、少女は労いの言葉を投げ掛ける。

「じゃあな〜。ゆっくり休みなよ〜」

一応の労いに、エリーは空中でぴたりと止まって振り返り…。

「ふーん!っだ」

盛大な膨れっ面を披露すると…再び空へと飛んで行き、そのうち見えなくなる。

「ふぅ。さてと、帰りますかね」

エリーが飛んで行った方向から目を外すと、少女はどこかへと歩き去って行く……。


3・了
42 : [saga]:2012/05/27(日) 14:14:41.72 ID:qpHTxjVDO

はい。3 終了です。

この程度の話ってレベルの筈なのに、また日をまたいでしまった……。
やっぱりメモ容量増やさないと駄目みたいですね。

文章力も無いし…。
誰か、乗っ取ってくれたって良いんですよ?
もしくは書きたい事を好きに書いていってもらったりとか…。


それではレス返しをば。

>>30
今のところ、妖精さやかちゃんが一番多いみたいですね。
この勢いだと、このままぶっちぎりでしょうか。

期待してもらったからにはと、
エリーちゃん。書いてみました。
こんなんですみませんが……。

>>31
それって死亡フラグの台詞じゃ(汗

丁寧と言えるかは分かりませんが、ありがとうございます。

イケメンですか…、程遠いでしょうなぁ…。
リアルでもSSでも。

>>32
大きいですか?魔女と比較してのつもりだったんで、自分では
小さいと思っていましたが。ローゼンよりも小さい筈ですしねぇ。

ミルモさん達は横幅で帳消しかと思います(笑)

>>33
人の形してますしね。
人形みたいな認識で良いと思います。

噂もそうですが。妖精祭り(人間禁制)とか、資料も少数存在する設定にしています。

↑の人と言うのが、2のサラリーマンさんの事でしたら
その通り。彼が直接妖精を目にしたのは2の時が初めてです。

>>34
実は映像資料とかもあったりする設定なので。

テレビとかでも、たまに生で映ったり……。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 22:12:09.21 ID:JetKrwwd0
うぇーい!エリーちゃん可愛いー!
ありがとうございます

お礼に支援イラストでも投下しようかな・・・駄絵ですが
44 : [sage]:2012/05/27(日) 23:10:29.23 ID:qpHTxjVDO
>>43
なんと!本当ですか!?
駄絵だなんてとんでもない!こんな
携帯には勿体ないくらいありがたい事ですっ!!
45 :43 [sage]:2012/05/29(火) 00:57:46.84 ID:ShyMor0e0
支援イラスト
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3032955.jpg

これからも期待しています
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/29(火) 01:16:09.15 ID:S+wDbN3+o
魔法少女と妖精さんの日常はこんな感じだったのか
あの殺伐としていた魔女との死闘が嘘のようだぜww

この分だと、行動範囲がかぶってる奴同士で「馴染みの相手」とかお互いいそうだね
47 : [saga]:2012/05/29(火) 13:57:39.80 ID:vmxAZeeDO
>>45>>43様。
凄い。上手いです!
それに可愛い!可愛過ぎますよこれは…っ!!
俺みたいな携帯でも、支援イラストがもらえるなんて…!

私の心は今、感動で溢れています。
これは、一層たぎってゆかねば……!!

あっ、もちろんイラストは即行で保存させて頂きました!
どうもありがとうございましたっっっ!!


>>46
幼馴染みですか、その辺は考えてなかったですね。
なにせ妖精達は、波長が大体同じ
なので、仲が悪いとかは基本的に無いですし。寝ている妖精の邪魔をしたりもしません
ので。ですので、幼馴染みだとかを気にするのは、人間と魔法少女達だけでしょうね。
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/30(水) 06:31:00.02 ID:88fox9/+0
うお〜エリーたん可愛いよ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/30(水) 17:12:42.21 ID:AE0X8Snl0
とてもいいSSを見つけた!
>>1応援してます!

とりあえずアンケは3で!
魔法少女杏子ちゃんと妖精さやかちゃんで
ト○とジェ○ー的なドタバタ劇が見てみたいです。


あと、エリーちゃんかわいい
50 : [saga sage]:2012/05/30(水) 22:25:17.65 ID:UrvNgEXDO
>>48
本当に可愛いですよね>>45さま様々です。(ー人ー)オガミオガミ

>>49
応援とアンケートのご協力、ありがとうございます!

ト○と○ェリー!?あんな名作みたいなのは書けませんよぉ〜!(泣
51 : [sage]:2012/06/30(土) 08:25:45.99 ID:e1DWdU6DO
ぬぐぐ…ちくせう、ちっとも書けない…!
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/20(月) 14:12:45.60 ID:rW76hYFW0
>>51
がんばってー
気長く待ってるよー
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/25(土) 19:32:26.36 ID:/zR+58QDO
>>52さん……!
こんなだらしない>>1に応援ありがとうございますっ!

今、マミさんのお話しがちょっとだけ貯まっているので、
もしかしたら投下出来るかも知れません。
54 : [sage]:2012/08/25(土) 19:36:55.50 ID:/zR+58QDO
また名前欄を1にし忘れたよorz

確かこうしないと期間が延びないんだったよね。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/28(火) 00:54:49.57 ID:0IYVWqM90
>>53
そっか。楽しみにしてるよー
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/28(火) 12:21:32.07 ID:i57pZpjzo
俺は待つ
いつまでも待つ
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/28(火) 12:22:12.04 ID:i57pZpjzo
すまんageた
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/28(火) 12:51:24.98 ID:DWsutY+Z0
も、萌えたりなんてしてないんだからね!
59 :PCになりました1 [saga sage]:2012/09/28(金) 12:59:50.47 ID:ofZu+R360

4・雨の日の妖精模様


普通程度の雨が降る昼近い街中…。レモン色の傘を差した少女が、
少し足早に歩いている。

少女は、金の瞳に金髪のコロネ…というよりはコルク抜きの方に
近いだろうか。そんな二つの巻き髪を揺らす…そう。

巴マミだった。

彼女がなぜ雨の中で急いでいるのか、それにはちょっとした理由がある。

「(失敗したわ。まさかお砂糖を切らしてたのを忘れていたなんてね)」

そうなのだ。実は今日、彼女は最近友人となった暁美ほむらと、
マミの家でお茶をする予定だったのだが…さて、ケーキを作り出そうかと
いうところで、砂糖が足りない事に気が付いた。

そんな訳で、最寄のコンビニへと、急ぎ向かっている最中なのだ。

「(スーパーもあるんだけど…急いでいる時は、ちょっと遠いし…)」

「(コンビニだと高くなってしまうのだけど、止むを得ないわね)」

流石に近いだけあって、その程度の事を考えているうちに、目的の
コンビニが見えてきた。
60 :1 [saga sage]:2012/09/28(金) 13:02:18.34 ID:ofZu+R360

「(雨って事は、上の方が賑やかになっていそうだわ)」

そんな事を考えながら、到着したコンビニの傘立てに傘を入れ、中へ。

マミがコンビニに入ると、先ほど彼女が思った通り、上……つまりは
天井の方が、小さなひそひそ声でざわつく。

ザワ…ザワ…

その原因は、言わずもがな妖精である。それも団体の。吊り下げ式の
蛍光灯の上、商品棚の上、壁にかかっている商品の見本の上、
場所がない者は、仕方なく浮いて天井の近くで何グループかに
分かれて集まっている。

「(やっぱりいつ見ても多いわね。雨宿りをしてる時は、大体
おとなしいからいいんだけど)」

彼女達は、何かに夢中になっているか、相当な油断でもしていなければ、魔法
少女が近付くと察知できる。だからマミが入って来た為に騒がしくなったのだ。

「(それじゃ、さっさと済ませて帰りましょうか)」

「(えっと、お砂糖はどの辺りだったかしら)」
61 :1 [saga sage]:2012/09/28(金) 13:05:19.98 ID:ofZu+R360

マミが砂糖を探している間、妖精達は意識を向けられないように静まり返っている。

「(あ、あったわ。良かったちゃんとあって)」

マミは砂糖を手にすると、一瞬立ち止まって考える。

「(ついでだし、他に必要なものは……思い浮かばないから、お砂糖
だけで良いわね)」

そう考えると、マミはレジに向かう……途中で振り返って妖精達に
ザッと目を配り、悪戯に対する牽制をかける。殊更に固まる妖精達。

それを見て、マミは再びレジへ向かう。

「(まぁ、これでも妖精達がちょっかいを出してきたら、その時は……)」

などと思いながら会計を済ませ、レジ袋を提げて外へ。
そして自分の傘を開き、帰路につこうとするが……。

「ねぇねぇ」

傘の中に入って来た橙色の服と髪の妖精が、前方に回り込んで話しかけて来る。

「あら、妖精。さっきあれだけ睨んだのに。ここじゃあ通行の邪魔になるから、
脇にそれるわよ」テクテク
62 :1 [saga sage]:2012/09/28(金) 13:08:32.21 ID:ofZu+R360

「さて、何かしら?」

「さっき買ってたの、お砂糖だけだったよね。お菓子作るの?」

「ええ、その通りよ。それで?」

「あたしにも、食べさせて欲しいんだけど…付いて行っちゃダメ…かな?
あっ、勿論ジェムの浄化はするよ!」

「ふむ。そうねぇ……。分かったわ、良いわよ。ただし、ケーキを作ってる最中に
悪戯したり、お茶会の時に無駄に騒がしくしたりしたら、追い出すからね。分かった?」

「は〜い。分かりました!ありがとう、お姉さん!」

「そう、分かってもらえて良かったわ(本当に分かっているのかしらねぇ?)」

軽い調子の返答に多少訝しむマミだったが、まぁ良いかとコンビニから離れる。


それを見ていた店内の妖精達は、いくつかのグループで囁き合う。

「お、おい。あいつ行っちゃったぞ?」

「大丈夫かなぁ?」

「勇気あるなー」


「何話してたんだろ」

「う〜ん。分からないなぁ」
63 :1 [saga sage]:2012/09/28(金) 13:12:56.02 ID:ofZu+R360

そんな中、三匹の妖精がある行動に出る。

「もー、何でこのタイミングで魔法少女が来るかな〜」

「空気がピリピリしちゃって、居心地悪かったよねー」

「そうそう、息苦しいったらないよね〜」

「じゃあ空気悪くなっちゃったしさぁ、どっか別の店で雨宿りしない?」

「そうだね。それが良いかも」

「そうしよ、そうしよ〜」

そろって同意しあうと、三匹は飛んで入り口の前まで移動する。

「じゃあ外に出よっか」

「ちゃんとレインコートかけないと」

「あんまり好きじゃないけど、仕方ないか」

「ところでどこに行く?」

「どこが良いかなー」

「どうせ出るんだったら、出てから適当に決めれば良いじゃん」
64 :1 [saga sage]:2012/09/28(金) 13:16:47.52 ID:ofZu+R360

「あー、それもそうだね」

「じゃ、方針も決まった事だし。とりあえず出よっか」

「次の所では、魔法少女が来ないと良いなぁ」

「そうだね〜」

話もまとまったからか、そんな事を言いながら外へと出て行く三匹。それに
つられてか、他のグループも何組か外へと出て行く。

「私達もどっか行く?」

「そうね。そろそろここも飽きてきたかな」


「よっしゃ!私も他のとこ行こうっと」

「あっ、ちょっと。ま、待ってよう!」

「置いてかないで〜(泣」


こんなやりとりが成されているとは露知らず、巴マミは自宅に帰って行くのだった……。


余談だがこの妖精、予定通りの時間にほむらと一緒にマミ宅に来た
妖精まどかと出会えて、歓喜していたとかなんとか。


4・了
65 :1 [saga]:2012/09/28(金) 13:20:05.06 ID:ofZu+R360

見て下さってる皆様。大変お待たせしてしまってすみませんでした!!!

この程度の話に……何ヶ月かかってるんだよ。俺と言う奴は……orz
いや本当に、申し開き様も御座いません。



では、一応解説をさせて頂きます。

因みに彼女らのレインコートですが、常備していてそれを着る……という
訳では無く、自身の周囲を球状に包んで雨を弾く。という効果のある
魔法の事です。目に見えず、触れもしません。液体以外には作用しません。

使わせた状態でプール等に沈ませれば、気泡の中に入っている様に
見える事でしょう。

屋上等でこの魔法を使ったまま寝た妖精が居れば、その部分だけ円状に乾いて
いる。という状態になるので、見えずとも、そこに妖精が存在していると分かります。

この魔法の精神力的負担は、人間がレインコートを着て、使って、脱ぐ
時に感じる煩わしさと大体同じです。妖精達は、気分的な問題から、わざわざ
この魔法使ってまで外で活動しようとは考えません。
まぁ、中には、雨が好きだからと積極的に浴びに行く妖精も居るかも知れませんが。

それなのに、今回彼女らが外に出た事の理由も、これまた気分的なもので…
マミさんが来た事もそうですが、妖精は普段、外で伸び伸び生活している為、
ずっと屋内に居たく無くなったから…という理由もあったりしました。
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/07(日) 20:31:23.30 ID:WKTrXK+Wo
このスレ、復活しとったんか
支援
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/13(土) 03:17:53.49 ID:AhlfR2B80
おお新しいの来てた
>>1

時間があればまた絵でも投下するかも
68 :1 [sage]:2012/11/10(土) 11:31:20.61 ID:QIJHIZuC0
ノートパソコンになっても全然書き溜まらないという事は、俺にはそもそもの文才が無いって事か。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/11(日) 19:54:57.28 ID:vYnW5JU+o
気分が乗らない日が長く続く時だってあるさ
いつまでだって待ってるよ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/12(月) 01:00:43.14 ID:w3ipE5O5o
書くものが浮かばないならお題でも募集してみるのはどうかな
71 :1 [sage]:2012/12/19(水) 14:03:41.20 ID:SWWDXPGQ0
orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz
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orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz orz
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/19(水) 22:53:40.40 ID:IVTVSIFX0
もう諦めろ
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/20(木) 21:33:57.33 ID:rlPxV8BS0
落ち着いて 応援するから
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