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カレン「コードギアスをコテコテのスーパーロボット物っぽくしたかった」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:34:50.20 ID:WQ/a0o3m0
某月某日・とある研究所


女助手「遂に完成しましたね」

女博士「思ったよりも時間がかかっちゃったねぇ」

女助手「ですが、本当に来るのでしょうか?」

女博士「来るよ。このプリン博士が言うんだから、間違いないね」

男博士「むぅ、僕の方が先に完成させるつもりだったのに」

女博士「残念でした!」

男博士「ちょっと!それ僕の口癖だよ!」

女助手「まあまあ……」

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諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:41:00.37 ID:WQ/a0o3m0
紅月家宅



ジリリリリリリ!


カレン「んー……もう朝……?」


カチッ


カレン「……って」


カレン「やっば!遅刻!?」ガバッ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:43:31.87 ID:WQ/a0o3m0
ダッダッダッダ


ナオト「おお、やっと起きたか」

母「今日は遅かったわね、カレン」

カレン「なんで起してくれなかったのよ!?」

ナオト「いやあ、何時も自分で起きるから」

母「ほら、早くご飯食べないと学校遅れるわよ」

カレン「わかってるってば!」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:46:48.62 ID:WQ/a0o3m0
母「支度は大丈夫?忘れ物はない?」

カレン「大丈夫だって!」

ナオト「カレン、お弁当忘れてるぞ」

カレン「忘れてた!ありがとうお兄ちゃん!」

ナオト「おう!行ってらっしゃい」

カレン「うん!行ってきます!」


母「もう、相変わらずそそっかしいんだから」

ナオト「そうだね」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:51:31.46 ID:WQ/a0o3m0
第1話「紅蓮、舞う!」




私、紅月カレン。アッシュフォード学園に通うごく普通の高校生!

お父さんはいないけど、優しいお母さんとちょっと変なお兄ちゃんの3人で幸せに暮らしてます!


カレン「もうこんな時間……急がないと遅刻しちゃうよ!」タッタッタ


カレン「……って曲がり角から人が!」タッタッタッタ

C.C.「ん?」

カレン「どいてどいてー!」タッタッタッタ
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:53:55.94 ID:WQ/a0o3m0
ドシーン!


カレン「いってて……すみません、大丈夫ですか!?」

C.C.「ああ大丈夫だ。気にするな」

カレン「なら良かった……って時間!ごめんなさい!私急ぐんで!」

タッタッタ

C.C.「なんだ、騒がしい奴だな」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 00:56:38.29 ID:WQ/a0o3m0
アッシュフォード学園


キーンコーンカーンコーン


カレン「ふぅ……なんとか間に合った」

シャーリー「おはようカレン。遅刻寸前だなんて、珍しいね」

カレン「おはようシャーリー。珍しく寝坊しちゃって……」

ニーナ「おはようカレン」

カレン「おはようニーナ!」

ニーナ「カレン知ってる?今日転校生が来るんだって」

カレン「転校生?」

シャーリー「うん。女の子らしいって話でね、なんか男子が騒いじゃって」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:00:36.07 ID:WQ/a0o3m0
リヴァル「なあルルーシュ、転校生どんな子かな?」

ルルーシュ「さあな」

リヴァル「ノリが悪いなあ。ジノはどう思う?」

ジノ「そうだな……活発な子がいいな。スザクは?」

スザク「うーん、僕はお淑やかな子がいいかな」


扇「ほらーお前ら。席に着けー」

ニーナ「先生来ちゃったね」

カレン「うん。また後でね、シャーリー、ニーナ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:04:07.37 ID:WQ/a0o3m0
扇「えー、みんなもう知ってると思うが、今日は転校生がいる。おーい、入ってくれ」


C.C.「初めまして。C.C.だ。よろしく頼む」

カレン「あー!」ガタッ

C.C.「ん?ああ、お前は今朝の」

扇「なんだ?紅月の知り合いか?」

C.C.「今朝派手にぶつかられてな。痛い思いをした」

カレン「ちょっ……あんたあの時は気にするなって!」

C.C.「そうだったかな」

カレン「あんたねえ!」

扇「紅月、いきなり転校生とケンカをするんじゃない。……それじゃC.C.はあそこの、ランペルージの隣の席に座ってくれ」

C.C.「ああ」スタスタ
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:06:30.10 ID:WQ/a0o3m0
ルルーシュ「……」

C.C.「……」

ルルーシュ(なんだこの女は……)


扇「――で、これで今朝の連絡は終わりだ。日直、号令」

スザク「はい。起立、礼――」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:36:59.78 ID:WQ/a0o3m0
シャーリー「ねえねえ、C.C.さんは前はどこの学校にいたの?」

C.C.「C.C.でかまわん。……前は公立の学校だ」

リヴァル「へえ。私立の学校に転校してくるなんて、編入試験よく通ったよなあ。編入の方が難しいって聞くし」

C.C.「らしいな。別にそれ程ではなかった」

カレン「はいはい、どいてねー」

リヴァル「おわっ、何だよカレン。今俺が話してたんじゃねーか」

カレン「何、文句あるの?」キッ

リヴァル「いや、その……なんでもないです」ビクッ

ニーナ「相変わらずヘタレだよね」

シャーリー「だね」

リヴァル「そういう言い方は酷くね!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:38:10.07 ID:WQ/a0o3m0
カレン「ちょっとあんた!今朝のHRだけど」

C.C.「事実を行ったまでだろ」

カレン「そりゃそうだけど!」

C.C.「なら気にするな」

カレン「別にわざわざあんな風に言わなくなっていいでしょ!」

C.C.「うるさい奴だな」

スザク「まあまあ落ち着いて。僕は枢木スザク。よろしくね」

C.C.「ああ、首相の息子か」

スザク「……」

ルルーシュ「そういう言い方は止めろよ。こいつ、気にしてるから」

C.C.「そうか」

カレン「なんなのよ……」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:40:14.97 ID:WQ/a0o3m0

扇「――で、ここはこういうわけだ」

カレン(はあ……今日は朝から散々だなぁ……寝坊はするし、出会いがしらにぶつかるし、気に食わない転校生はやってくるし……)

扇「それじゃあここの部分を紅月に読んでもらうか」

カレン(もう、嫌になっちゃう」

扇「おい、紅月」

カレン「……」

扇「紅月」ペシッ

カレン「ほわぁっ!」

扇「どうしたんだ紅月、さっきから呼んでるんだぞ」

カレン「へ!?すみません!……で、どこからですか?」

扇「しっかりしろ紅月」

アハハハハハハハ

カレン「///」カアッ
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:42:33.62 ID:WQ/a0o3m0
ドカーン!

グラグラグラグラ

ドドドドドドドド


扇「おわっ!何だ!?」

リヴァル「先生、街の方から煙が!っていうか炎が!」

ジノ「本当だ!なんかヤバいんじゃない?」

ルルーシュ「一体何が……」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:44:54.30 ID:WQ/a0o3m0
ヴィレッタ「流石は新型。いい働きをするじゃないか。行けサザーランド!街を破壊せよ!」

サザーランド「ウガー!」


シャーリー「何なの、あのロボット……」

扇「みんな落ち着け!とにかく避難をしないと……」

ジノ「お、軍の無頼が来てくれたみたいだ」

リヴァル「おお!これで安心だな!」

スザク「……」



藤堂「正体不明の敵であろうとこの無頼の前には無力!行くぞ!」

朝比奈「弐番機、了解!」

仙波「参番機、了解!」

卜部「四番機、了解!」

千葉「五番機、了解!」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:46:37.68 ID:WQ/a0o3m0
ヴィレッタ「ぬるいな。行けサザーランド!」

サザーランド「ウガー!」

バシューン!

仙波「うわっ!」ドカーン

藤堂「仙波!」

千葉「よくも仙波さんを!」ブンッ!

藤堂「千葉、下がれ!」

サザーランド「ガー」ガシッ

バシッ

千葉「しまった!」ドカーン

藤堂「くっ……一時後退!雷光の到着を待つ!」

朝&卜「了解!」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:48:25.30 ID:WQ/a0o3m0
リヴァル「お、おい!無頼逃げちゃったぞ!」

スザク「やっぱり無頼じゃダメなんだ……」

ルルーシュ「スザク……?」

シャーリー「ねえ!今度は紅いのが来たよ!」

スザク「!あれは……」



???「遂に日本に侵攻してきたか、エデンバイタル帝国め!」ガシーン

ヴィレッタ「なんだこの紅いのは?やれ、サザーランド」

サザーランド「ガー!」バシューン

???「わっ!?」サッ

???「ったく、危ないな」

ヴィレッタ「中々しぶといな。ならば……サザーランド、接近戦に持ち込め!」

サザーランド「ウガー!」ギュイーン

???「何!?」

サザーランド「ガー!」ブンッ

???「しまったぁ!?」バシーン!
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:50:25.24 ID:WQ/a0o3m0
ジノ「おい!あの紅いのこっちに吹っ飛ばされてくるぞ!」

扇「皆、早く逃げろー!」

キャーキャーワーワー


ドーン!


リヴァル「おい!中から人が落ちたぞ!」

カレン「あれは……お兄ちゃん!?」タッタッタ

扇「ナオトだって!?おい、待て紅月!」タッタッタ

スザク「待って!カレン、先生!僕も行きます!」タッタッタ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:52:45.72 ID:WQ/a0o3m0
扇「おい、しっかりしろナオト。ナオト!」

ナオト「要か……ということはここはアッシュフォード学園か」ゼエゼエ…

カレン「お兄ちゃん、このロボットは一体……」

ナオト「いいかカレン、よく聞け。このロボットは紅蓮。来るべきエデンバイタル帝国の侵攻に備えてサクラダイト研究所で開発されたスーパーロボットだ」ゼエゼエ…

カレン「エデンバイタル帝国……?なんなのよそれ……」

扇「ナオト、もういい。喋るんじゃない。酷い怪我じゃないか」

ナオト「このキーを……」

カレン「これは……?」

ナオト「これは紅蓮の起動キーだ。たのむ……この紅蓮であいつらを……」ガクッ

カレン「お兄ちゃん!?しっかりしてお兄ちゃん!」

扇「大丈夫。気絶しただけだ。カレン、どうするんだ、このロボットは?」

カレン「許せない……」

扇「え?」

カレン「お兄ちゃんを酷い目にあわせて……絶対に倒す!」タッタッタ

扇「おい!カレンやめろ!危ないぞ!カレン!カレーン!」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:54:43.11 ID:WQ/a0o3m0
スザク「ええと……確か起動キーがここに……無い!?」ガサゴソ

ガシッ

カレン「ちょっと、なんでスザクがいるのよ!?」

スザク「カレン!?僕はこれの動かし方を分かってるからね。カレン、起動キーを持ってないかい?」

カレン「ダメよ。これは私が乗るの。お兄ちゃんの敵討ちよ!」

スザク「それこそダメだ!素人が簡単に扱えるものじゃ……」

カレン「いいからさっさと出てく!」ゲシッ!

スザク「うわああ!」ドサッ

ウィーン

スザク「カレン!?そんな、初めてのはずなのにあんなに簡単に動かすなんて!」


カレン「どうしてか分からないけど、操縦方法がわかるわね。覚悟しなさい!エデンバイタル帝国!」

ギュイィィィィィン!
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:56:32.09 ID:WQ/a0o3m0
紅蓮「おい!」

ヴィレッタ「何だ?」

紅蓮「よくもお兄ちゃんをやってくれたわね!覚悟しなさい!」

ヴィレッタ「何かさっきと違うようだが……まあいい。やれ、サザーランド!」

サザーランド「ウガー!」

紅蓮「ええと、何か武器は……これか!」

シャキーン!

紅蓮「って、この十手みたいのしか無いの!?」

サザーランド「ガー!」ドシンドシン

紅蓮「ええい!こうなったらどうにでもなれ!」ブンッ!

ザシュッ!

サザーランド「!?」バチバチ

紅蓮「やった!効いてる!」

ヴィレッタ「被弾したか。だがまだ動ける!やれ!」

サザーランド「ガー!」ギュイーン!

紅蓮「こっちへ来る!」

サザーランド「!」ブンッ

シュッ

ブンッ

シュッ

紅蓮「くっ……避けるのが精一杯か……」

紅蓮「何か必殺武器みたいの無いのかな」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 01:56:45.94 ID:hqAgFNeA0
絶対に許さない!
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 01:58:39.63 ID:WQ/a0o3m0
ピピピピ

???『はーい、聞こえてる?』

カレン「誰?」

???『紅蓮を開発した人さ』

カレン「あ、丁度いいところに」

???『苦戦してるみたいだねぇ。紅蓮にはマイクロ波誘導加熱ハイブリッドシステム、その名もレイディエント・サージが装備されてるよ』

カレン「何それ?」

???『電子レンジみたいなものさ』

カレン「なるほどね。どう使うの?」

???『右腕を伸ばして相手をつかんで、そこのツマミで出力調節するだけさ」

カレン「ええと……ああ、これね!」

???『それじゃ、頑張んなさい』
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 02:00:58.91 ID:WQ/a0o3m0
ヴィレッタ「どうした?避けてばかりでは倒せないぞ?」

紅蓮「ええ、そうね。けど、それもここまでよ!」

ウィーン

ヴィレッタ「下がれサザーランド!」

サザーランド「ガー!」ギュイーン

ヴィレッタ「この距離ならばその武器は届くまい!」

紅蓮「甘い!」

ガシッ


サザーランド「!?」

ヴィレッタ「何だと!腕が伸びて!」

紅蓮「レイディエント・サージ!最大出力!」

ヴィレッタ「しまった!」

紅蓮「弾けろぉっ!」


バリバリバリバリ

ドカーーーーーーーーーーン!


紅蓮「負けない!この、お兄ちゃんの残してくれた紅蓮なら!」

キメポーズ!


ヴィレッタ「まさかサザーランドがやられるとは!急いで戻り、クロヴィス様に報告しなければ!」ダッ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 02:02:30.36 ID:WQ/a0o3m0
扇「カレン!無事だったか!」

カレン「先生!あの、お兄ちゃんは?」

扇「大丈夫だ。さっき病院に運ばれてな、命には別状はないそうだ」

カレン「そう……よかった……」ホッ…


リヴァル「おーい!」

カレン「みんな!」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 02:04:16.28 ID:WQ/a0o3m0
ジノ「凄いじゃないか!カレンが撃退したんだって?」

カレン「う、うん」

シャーリー「カレンすごいね!運動神経も抜群だったけど、まさかあんなロボットまで操縦しちゃうなんて!」

ミレイ「流石は我が生徒会会員ね!」

カレン「いたんですか会長!?」

ミレイ「いたわよ!……で、どうするのカレン?」

カレン「え?」

ミレイ「お兄さん、命に別状は無いけどしばらくはパイロットは無理でしょ?」

カレン「はい……」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 02:08:25.59 ID:WQ/a0o3m0
カレン「私、決めた!」

ニーナ「まさか……!?」

カレン「ええ!私が紅蓮で戦う!」

ミレイ「さすが。血は争えないわね」

ミレイ「そうと決まれば、我がアッシュフォード学園生徒会は紅月カレンの戦いを全力でバックアップしちゃうわよ!」

カレン「会長!?」

リヴァル「頑張れよカレン!俺も応援するからさ!」

スザク「僕も一緒に戦えるようになればいいんだけど……」

ジノ「私にもロボットがあれば一緒に戦うのだが……」

カレン「あんた達二人は何を言ってんの?」




C.C.「思ったよりも来るのが早かったな。……今の私には関係の無いことか」


ルルーシュ「やはり日本に攻めてきたか……エデンバイタル帝国!」



第1話 完


つづく……?
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/05/18(金) 02:37:48.04 ID:+3Q3+HCAO

こういうネタ嫌いじゃないわ!
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 06:07:17.06 ID:N5/TN0pDO
確かに、紅蓮は見た目も武装も主人公っぽいなwwwwwwwwww


続き期待
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/18(金) 08:12:10.00 ID:nyQOd/o3o
ベッタベタやなww乙ww
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/18(金) 08:47:30.08 ID:c6JDXsKEo
死の間際(じゃなかったけど)に託されるロボット起動キー、軍属(?)の学友、謎の転校生…
あとはスクランダーみたいな強化イベントがあれば完璧じゃないか

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2012/05/18(金) 10:01:52.55 ID:479dQPxu0
紅蓮→可翔式も、
空飛べなくてピンチ!→奮戦虚しく落下→ギリギリで完成したリフターを空中換装
ってな流れで原作でも割とスーパーロボットな流れだよな。
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/18(金) 13:04:37.51 ID:cQaXIHs4o
>>32
腕も強化型になってるし、お約束はバッチリ踏襲してるんだよな。
可翔式→聖天八極式も、敵に捕まって好き勝手改造されるも帰還に成功。パワーアップ!
これも案外お約束か?
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 15:14:25.08 ID:5LCv/qsIO
これはウザクに予感!
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/18(金) 20:17:10.84 ID:WQ/a0o3m0
次回予告

ついに現れたエデンバイタル帝国!負傷したナオトは妹であるカレンに紅蓮を託す!

紅蓮の性能を目の当たりにしたエデンバイタルの幹部は紅蓮を倒すべくナイトメアを多数投入!

攻め来るナイトメアに多勢に無勢で紅蓮は苦戦を強いられる!

そんな中颯爽と助けに現れた白きロボット!果たしてその正体は!?


次回、コードギアス!


「覚醒の白き騎士!」



???「ランスロット、MEブースト!」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/18(金) 21:56:59.73 ID:uZe7piOHo
OPはJAMだな
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 00:36:10.93 ID:W2gqgZ6go
コテコテのスーパーロボットなら水木のアニキでしょ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 01:08:12.12 ID:SnnzWsM6o
この2レスだけでジェネレーションギャップを感じる
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/19(土) 01:10:56.27 ID:lG6RomKfo
JAMはあまり合わない気がするが、このスレ的にはどうなんだろう
とりあえずこの話はここらで切っとこうか、不毛な伸びがあったら嫌だし
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/05/19(土) 08:13:00.58 ID:WfqIJ/8AO
王道のギアスも嫌いじゃないわ!

続きに期待するw
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 08:14:43.96 ID:fpbHidvPo
ギアスはロボットアニメのお約束とクールなシリアスが共存する良作だった
支援
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/19(土) 10:30:06.61 ID:2tMU10SG0
とりあえず、堀江美都子とささきいさおのことも思い出してあげて!

第2話は今日の夜に投下します。よろしくどうぞ。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 20:49:57.25 ID:2tMU10SG0
ヴィレッタ「申し上げます、クロヴィス様!」

クロヴィス「既に知っているよ。まさか日本にあのようなものがあろうとは……」

ジェレミア「あの紅蓮というロボット、放っておいては我等の脅威になるかと」

クロヴィス「そうだろうね」


クロヴィス「ヴィレッタよ!ナイトメアを引きつれ、あの忌まわしき紅蓮を打ち倒すのだ!」

ヴィレッタ「イエス、ユアハイネス!」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 20:53:22.54 ID:2tMU10SG0
第2話「覚醒の白き騎士!」


サクラダイト研究所



一同『おお〜』



ジノ「ここがサクラダイト研究所か!」

リヴァル「名前だけは聞いたことはあるけど、まさかこんなにでかいなんてな〜」

シャーリー「ニーナは来た事があるんだっけ?」

ニーナ「うん。研究に興味があって、たまに手伝いに来てるの」

神楽耶「見てくださいあそこ!紅蓮を整備していますわ!」

アーニャ「記録」カシャッ

ナナリー「ダメだよアーニャちゃん、勝手に撮ったらきっと怒られるよ!」

スザク「大丈夫だよ。このあたりはまだ見学エリアで、一般の人たちも見られる所だからね」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 20:55:35.70 ID:2tMU10SG0
カレン「そういえば、何であんた紅蓮のこと知ってたの?」

スザク「実は僕、ここでテストパイロットをナオトさんと一緒にしてたんだ」

カレン「へ?お兄ちゃんそんな事一言も言ってなかったわよ?」

スザク「色々と危険が伴うからね、黙っててくれってナオトさんに頼まれてたんだ」

カレン「そう……」

C.C.(サクラダイトの研究……有用な資源でありながら敢えて流通させずに研究のみを進める。やはり、それだけ危険な物質ということか)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 20:59:01.93 ID:2tMU10SG0
シャーリー「そういえば、ルルは来なかったんだね」

リヴァル「あいつ、夜の仕込みを咲世子さん一人にさせるのは悪いからって先に帰ったぞ」

C.C.「おでん屋というのも大変だな」

ナナリー「やっぱり、私も帰ったほうが良かったのかな……」

神楽耶「ナナリーさんが気にすることはありませんわ!ルルーシュさんは何時も友達付き合いは大事にしろと言っていますし。さすが、私の夫となる方ですわ〜」

シャーリー「へぇっ!?ちょ、ちょちょちょ、ちょっとそれどういうこと!?」

アーニャ「動揺しすぎ」


ミレイ「うんうん、賑やかでいいわね!」

カレン「少しうるさ過ぎやしませんか……?」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:05:06.72 ID:2tMU10SG0
セシル「ようこそ、サクラダイト研究所へ。私はラクシャータ博士とロイド博士の助手を勤めるセシル・クルーミーよ」

カレン「はじめまして。私は……」

セシル「ナオトさんから聞いているわ。妹のカレンちゃんね」

カレン「お兄ちゃんから?」

セシル「うん。自慢の妹だって、いつもあなたの事話してるから」

カレン「そ、そう///なんだか照れるな///」

ミレイ「セシルさん、いっぱい連れて来ちゃいましたけど大丈夫ですか?」

セシル「ええ!賑やかなのは大歓迎よ!」

カレン「会長、セシルさんと知り合いなんですか?」

ミレイ「この研究所はアッシュフォード家が援助しててね、お父さんの付き添いで何回か来た事があるの。その時にね」

カレン「へ〜」

スザク「セシルさん、博士達は?」

セシル「……あそこ」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:09:04.48 ID:2tMU10SG0
ラクシャータ「何時見ても私の紅蓮はカッコイイねぇ。もうランスロット完成しなくていいんじゃないのかい?」

ロイド「紅蓮ねぇ……輻射波動しか取柄がないんじゃねぇ」

ラクシャータ「なんだって!?」イラッ

ロイド「その点、僕のランスロットは剣も銃も使えるからね、汎用性に優れるから何でもできるよ!」

ラクシャータ「そういうのは地味っていうのさ」

ロイド「今なんて言った?」イラッ
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:11:25.51 ID:2tMU10SG0
スザク「またケンカしてるんですか?」

セシル「ええ。いつもの事だから、皆さんは気にしないでね」

カレン「はあ……」

スザク「セシルさん、博士達のケンカを終わらせないと何時まで経っても説明が始まらないのですが」

セシル「そういえばそうね。ちょっと待っててね」

ミレイ「はい」


チョットロイドサン!ラクシャータサン!

ゲッ!セシルクン!?

アッ!ソレハヤメテ!

イタイ!イタタタタタタタタ!



カレン「何なのあれ?」

スザク「いつもの事だから」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:13:41.54 ID:2tMU10SG0
ラクシャート「――というわけで、私がサクラダイト研究所の所長、ラクシャータ・チャウラーだよ」

ロイド「僕は副所長のロイド・アスプルンド。よろしく」

カレン「よろしくお願いします」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:16:12.93 ID:2tMU10SG0
ラクシャータ「色々聞きたいことがあるだろうけど、何から話したものかねぇ……」

リヴァル「はい、はーい!昨日襲ってきた奴ら、あれは一体なんですか?」

ラクシャータ「あれはエデンバイタル帝国って言ってね、世界の敵さ」

ジノ「目的などは分かっているんですか?」

ロイド「多分サクラダイトじゃないかな?」

ニーナ「サクラダイトですか?サクラダイトの研究は進んでいるみたいですけど、その内容の殆どは公表されて無いので、何で狙われるのかが分からないんですが?」

ラクシャータ「サクラダイトは超電導の研究に非常に有効なレアメタルだけど、奴らが狙っているのはレアメタルとしてのサクラダイトじゃないだろうね」

カレン「どういうことですか?」

ロイド「帝国が狙っているのはサクラダイトから発せられる新エネルギー『ルミナスエナジー』だろうね」

ニーナ「ルミナスエナジー……?」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:20:28.20 ID:2tMU10SG0
ロイド「そ。この研究所もルミナスエナジーを研究してるの」

ラクシャータ「サクラダイトの研究を進めるうちに、レアメタルとしてじゃなくてルミナスエナジーを新エネルギーとして開発したほうがいいっていうのが分かったわけさ」

ロイド「紅蓮や、今僕が開発しているランスロットは、本来はルミナスエナジーの運用のための実験機のはずだったんだけど」

ラクシャータ「研究を進めるうちにルミナスエナジーを狙う輩がいるのがわかってねぇ、紅蓮やランスロットはそれに対抗するためにやむなく武装が付けられたのさ」

セシル「ですが博士、輻射波動とかMVSとか開発しているとき、何時に無く楽しそうでしたけど?」

ロイド「そりゃ、新エネルギーの研究なんて地味なことやってるよりはね」

ラクシャータ「大体、あんただってノリノリだったんじゃないのかい?」

セシル「それは、その、ついノってしまって……」

カレン「この人たち大丈夫なの?」

スザク「科学者としては一流だから、安心して!」

カレン「人として大丈夫か聞いてるのよ!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:24:04.41 ID:2tMU10SG0
ピピピピピピ!


所員「大変です!」

ラクシャータ「どうしたの?」

所員「街に謎のロボットがまた現れたそうです!映像出します!」


ピ!



ヴィレッタ「さあ出て来い紅蓮!早く出てこなければこの街が火の海になるぞ!」ハッハッハッハッハ!


サザーランド改「ガー!」ガシーンガシーン

グラスゴー×10「「「ウガー!」」」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 21:24:15.22 ID:SnnzWsM6o
家政婦雇えるおでん屋・・・料亭的な?
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:29:31.07 ID:2tMU10SG0
カレン「あいつ!昨日懲らしめてやったのに性懲りも無く!」

セシル「紅蓮の準備ならできてるわ!いつでも出撃可能よ!」

カレン「分かりました!」タッタッタ

ミレイ「カレン、ガッツよ!」

リヴァル「軽くひねってやれ!」

カレン「うん!」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:32:34.81 ID:2tMU10SG0
>>54
このSSでの咲世子さんは謎の万能女フリーターです。



藤堂「おのれ!またやってくるとは!」

藤堂「しかし、今回は雷光がある!どれだけの数であろうと一網打尽にしてくれる!」

藤堂「超電磁榴散弾重砲発射準備!」

兵隊「了解!超電磁榴散弾重砲、電圧確認!」

藤堂「ようし!発射!」

兵隊「発っ……」


紅蓮「ちょっと待った!」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:36:51.28 ID:2tMU10SG0
藤堂「貴様は昨日の!」

紅蓮「あんたねえ、そんなのこんなところで使ったら街が滅茶苦茶になっちゃうでしょ!」

藤堂「邪魔をするのか!?」

千葉「藤堂さん、敵が来ます!」

藤堂「くっ、どけ紅い奴!」カチャッ

グラスゴー「ガー!」ブンッ

紅蓮「これくらい!」

紅蓮「特斬刀!」ブンッ!

キーンッ!

グラスゴー「!?」バタン!

紅蓮「こいつは昨日戦ったやつよりもパワーが無いみたいね。これなら余裕だわ!」

紅蓮「特斬刀で十分ね!」

シャキーン!

スパッ!

スパッ!

スパッ!

グラスゴー「!?」ドカーン!

ドカーン!

バーンッ!


藤堂「一気に3機も!中々やるな!我々も遅れをとるな!」

四聖剣「「「「了解!」」」」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:39:51.65 ID:2tMU10SG0
リヴァル「さすがカレンだ!軍も結構活躍してるし、楽勝っぽいな!」

ロイド「そう簡単にいくかな?」

セシル「カレンちゃん!油断は禁物よ!」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:46:27.22 ID:2tMU10SG0
紅蓮「よしっ!あとは昨日のと同型の奴のみ!」

ヴィレッタ「フハハハハハ!誰がこれで終わりと言った!」

紅蓮「何!?」

ヴィレッタ「出でよ!グラスゴー!」


グラスゴー×10「「「ガー!」」」


紅蓮「そんな……増援!?」

藤堂「このままでは消耗戦になってしまう……!」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:50:42.14 ID:2tMU10SG0
ヴィレッタ「グラスゴー!一斉射撃だ!」

グラスゴー「ガー!」

バシューン!

ババババババババ!

紅蓮「ヤバい!こういうときは確か、輻射波動を展開して!」バリアー


朝比奈「うわっ!」ドーン!

藤堂「朝比奈!」

藤堂「……!?しまった、こっちにもか!ってわあっ!」ドカーン
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/19(土) 21:53:08.41 ID:dLv3ihH70
ああ やっぱルルやんはここでも家事万能 歌って踊れて 
家計簿までつける主夫型ルルやんなのね
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 21:53:10.86 ID:2tMU10SG0
紅蓮「あっちゃあ、軍は全滅だなんて!」

ヴィレッタ「あとはお前だけだな、紅蓮!覚悟しろ!」

紅蓮「流石の紅蓮もあたしも、あの数を一人で相手するのはつらいな……」

ヴィレッタ「グラスゴー、一斉射撃だ!」

バババババババ!

紅蓮「マズイっ!」バリアー

ヴィレッタ「どうした紅蓮!防御ばかりで手も足もでないか!」ハッハッハッハ

紅蓮「くそっ、このままじゃ……」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 21:55:30.94 ID:9F9PZOjIO
ルルCはありますか?
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:01:05.47 ID:2tMU10SG0
スザク「博士!」

ラクシャータ「このままじゃマズイね……」

スザク「ロイド博士、ランスロットを出します!」

ロイド「スザクくん、ランスロットはまだ完成していないよ」

スザク「それでも、動くのであれば隙を作ることは出来ます!」

ロイド「……」

スザク「お願いします!」

ロイド「……実は残っているのはOSの最終調整くらいだからね、何とかしてみるか」

スザク「博士……!ありがとうございます!」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:04:02.74 ID:2tMU10SG0
セシル『いい、スザクくん。さっきロイド博士が言っていたように、まだランスロットは調整が終わってないの。だから、使えるのはMVSとシールドだけ』

スザク「大丈夫です。その二つがあれば、道は拓けます!」


ロイド「リアルタイムでのOSの更新なんてやったこと無いんだけどね……」カタカタカタカタ

ラクシャータ「グダグダ言ってないでさっさとおし!」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:08:34.91 ID:2tMU10SG0
ニーナ「ランスロット、発進準備完了です!」

セシル「ランスロット、MEブースト」


スザク「ランスロット、MEブースト!」

バシューン!

ギュイィィィィン!
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:13:01.26 ID:2tMU10SG0
紅蓮「もうだめ!エナジーフィラーが!」

ヴィレッタ「さあサザーランド!止めを刺せ!」

サザーランド改「ウガー!」

???「そうはさせない!」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:15:11.67 ID:2tMU10SG0
ランスロット「ルミナスブレードッ!」


スパーン!


グラスゴー「!?」

サザーランド改「!?」


ドカーン!

バババババババーン!


ランスロット「ブレイズルミナスには、こういう使い方もあるんだ!」

ヴィレッタ「たった一撃であれだけの数を……!何者!?」

ランスロット「平和を守る白き騎士!ランスロット、見参!」


ロイド「残念でした!OSの更新はなんとか間に合ったよ〜」

ラクシャータ「ちょっとちょっと、ブレイズルミナスってシールドでしょ?あんなこと出来たの!?」

ロイド「武器にも使えないかと思って考えてたら、それで完成が遅れてね〜」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:21:22.84 ID:2tMU10SG0
紅蓮「その声、まさかスザク!?」

ランスロット「間に合ってよかった!」

ヴィレッタ「新しいロボットだと!しかし、何機増えようと同じことよ!やれ、サザーランド!グラスゴー!」


ランスロット「カレン!君はあのリーダー機を!取り巻きは僕に任せて!」

紅蓮「わかったわ!」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:22:28.35 ID:2tMU10SG0
ランスロット「何機いようと、このランスロットのスピードの前には敵じゃない!」

ランスロット「メーザーバイブレーションソードッ!」

シャキーン!

ランスロット「せえいっ!やあっ!とあっ!」

ドカーン!

ドカーン!

ドカーン!

グラスゴー「ガー!」バズーカ

ランスロット「ルミナスブレイズ全開!」シールド

ガキーン!

ランスロット「今だ!ランスロットキィック!」ギュイン!

グラスゴー「」ドカーン!
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:25:36.92 ID:2tMU10SG0
ランスロット「道は拓けた!カレン!」

紅蓮「任せて!」


ヴィレッタ「まずい!下がれ、サザーランド!」

紅蓮「遅いのさ!」

ガシッ!

紅蓮「これで終わりだ!レイディエント・サージッ!」

バリバリバリバリ

ドカーーーーン!


ヴィレッタ「おのれ、またしても!覚えていろ!紅蓮、ランスロット!」ダッ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/19(土) 22:29:38.92 ID:2tMU10SG0
紅蓮「やったわ!ありがとう、スザク!」

ランスロット「カレン、無事でよかった!これからは僕も一緒に戦うよ!」アクシュ

紅蓮「ええ!」アクシュ

ガシッ!



咲世子「ルルーシュさん、怪我とかはしませんでしたか?」

ルルーシュ「はい。あのロボットたちのお陰で。咲世子さんは?」

咲世子「私も大丈夫ですよ」

ルルーシュ「ならよかった……お店も無事ですから、今日の営業も問題なくできそうですね」

ルルーシュ(帝国め、やはり本格的に侵攻を開始するか……だが、あの二人ならきっと!奴らを打ち破ってくれるに違いない)

ルルーシュ(その為にも、俺も何時までも他人のフリをしている訳にはいかない!)



第2話 完

つづく!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 22:30:17.01 ID:URlpqL3DO
サザーランドいらん子になってね?
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 22:45:32.80 ID:dY9xo8r2o
ギアスだから合体ってないのかぁ
乗り換えもいいけど合体ってのもいいよね
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/19(土) 22:49:13.66 ID:rdaktvI5o
この展開はスザクとカレンの友情を越えたラブコメが始まりそうな
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/19(土) 23:21:39.09 ID:dLv3ihH70
ルルーシュがカレンとチュッチュズッコンバッコンする展開早く
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/19(土) 23:27:07.56 ID:5nIRH9Bt0
乙!
2話でいきなりピンチに陥る…
時代を感じる展開だぜ…
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/20(日) 12:14:05.39 ID:edej6VcKo
この世界の蜃気楼は音声入力式かもしれないな
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/20(日) 12:27:24.53 ID:bJOLZF0Jo
ランスロットは乗り換えでダイレクトモーションシステム積むかもしれんな
その方が強くね?
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/20(日) 13:53:58.38 ID:d8r7Ko+co
こぉぉぉぉぉい!ぐぅれぇぇぇぇぇぇん!!!ユビパッチーン



フラーンザスカーイ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/05/20(日) 17:49:55.80 ID:K5hW5o3AO
スーパー系お約束の合体はないかな?

あと今回の敵はナイトメアオブナナリーから?
ルルーシュの伏線もまだあるみたいだけど回収出来るよう願う。
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [saga]:2012/05/20(日) 18:33:41.06 ID:PPLlrtYI0
>>78
>音声入力式

ルル「蜃気楼!拡散ハドロン砲発射!」
蜃気楼「ま゛っ!」
こんな感じですねわかりますw
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/20(日) 18:51:51.74 ID:ByALZbqIo
>>82
蜃気楼はハドロンじゃなくて相転移砲だぜ
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [saga]:2012/05/20(日) 20:16:29.29 ID:PPLlrtYI0
>>83
そうだったwガウェインやイカルガとごっちゃになってたw

トリスタンやモードレッドは出ないで、ジノとアーニャは一般学生のままなのかな?
紅蓮、ランスロット、蜃気楼、モードレッドが合体して、変形したトリスタンが背中のウィングになるとかそんな展開が頭に浮かんだ。ファイナルダンクーガみたいな感じで。
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/05/20(日) 20:36:42.89 ID:49UdxQ22o
それじゃモルドレッド足確定じゃないですかやだー
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/20(日) 20:37:02.13 ID:wWAOwLnIO
これは紅蓮可翔式とランスロットエアキャヴァルリーの登場の時激アツだろうな

換装ってすごく燃えます
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/20(日) 20:38:19.47 ID:hdJCj53D0
皆様レスありがとうございます。
ネタバレは控えたいのですが、私はおしゃべりなので喋ります。

アニメ本編に出てきた機体は一通り出す予定です。一部を除いてパイロットもそのまま。
あと、スレの方向性の関係上オリジナル設定だらけになりますがご了承ください。
内容も、アニメ版を基本にしつつも各種漫画やドラマCDの要素も入ってくるのでコードギアスをかなり理解していないと分からないネタも多いでしょうがそこもご了承ください。
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/20(日) 22:00:19.41 ID:d8r7Ko+co
■第19話  復讐のマオ(8/17)
騎士団とブリタニアのトウキョウ決戦が過熱する中、なんとマオが生き返った。
三度ルルーシュに襲いかかるマオ、しかし彼の求めるCCは記憶を失っていることを知り、マオは暴走する!
マオの暴走するギアスの力に苦しむルルーシュ、そんなときあの男が現れる!

■第20話 さらばオレンジ卿 (8/24)
ジェレミア卿はマオとの一騎打ちを挑む。戦いは激化し、ギアスキャンセラーの前にマオは劣勢に陥る。
しかし、マオはチェンソーを持っていた。
マオの攻撃になすすべなく崩れるジェレミア。純血派としての忠義を尽くそうとする彼がとった最後の行動とは自爆のようなことだった・・。

■第21話  ギアストーナメント(8/24)
またまたマオが生きていた。マオはギアス能力者を集めギアス能力者の頂点を決めるギアストーナメントをトウキョウで開催する。
各地の能力者が集まる中、その中にゼロはいた。ゼロがギアスの能力者だと知り離反する騎士団メンバー。
そしてマオとの決勝戦でルルーシュは「友情の力」の大切さに気づきはじめていた・・。

■第22話  親父の背中(8/31)
決勝戦で宿敵マオは死んだ。全ての戦いが終わりナナリーを取り戻したかにみえたその時、父であるブリタニア皇帝があらわれる。
圧倒的戦闘力を誇る父である皇帝のギアスに苦しむルルーシュ、死を覚悟したその時、シャーリーの幻影が現れる。
父である皇帝を息子であるルルーシュは倒すことをできるのか!?超銀河ラブストーリーも終焉を迎えようとしていた!!

■第23話 覚醒!超ギアス!(9/7)
戦いは終わった。全ての戦いが終わり約束の地アッシュホード学園へと向かうルルーシュ。しかし、なんと!そこでは生き返ったマオが待っていた。マオの巧みなチェンソー攻撃に苦しむルルーシュとその仲間たち。しかし極限の怒りがルルーシュの超ギアスを発動させる・・。

■第24話 倒せ!真の黒幕シュナイゼル!(9/14)
超ギアスとは思いの力だった!ルルーシュのギアスがマオに炸裂する!しかし、新の黒幕であるあの男が現れる・・!いったいその正体とは・・?
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/20(日) 22:07:20.81 ID:ByALZbqIo
マオしつけえwwww
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/20(日) 22:14:26.37 ID:TEp7moWe0
おめー vipのマオスレにいただろ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 17:40:00.17 ID:6213z0zO0
次回予告


新たな仲間、ランスロットとスザクを加え、エデンバイタル帝国に立ち向かうカレン!二人は力を合わせ、次々に送られてくる刺客を難なく討ち倒していく!

しかし、敵幹部のジェレミア侯爵は2機の弱点を発見!卑劣にも罠を仕掛ける!

果たして、カレンとスザクはこの罠を乗り越えることが出来るのか!?


次回 コードギアス!


「想いの力!」


???「違うな!間違っているぞ!」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/22(火) 18:18:58.17 ID:swfN4rBUo
お、次回はやっと童貞勃つか
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:25:58.70 ID:6213z0zO0
TV『紅蓮とランスロットは大活躍。エデンバイタル帝国のナイトメアを打ち倒していきます!』

TV『今日も日本の平和は2機のスーパーロボットによって――』

ピッ

クロヴィス「……」

ヴィレッタ「も、申し訳ありませんクロヴィス様!次こそは必ず……」

クロヴィス「あの紅蓮とランスロットに対する打開策は何かないのかい?」イライラ

ヴィレッタ「それが、私には皆目検討も……」

クロヴィス「それは困る。このままではルミナスエナジーを手に入れる所ではないね」イライラ

ジェレミア「クロヴィス様、私に考えが」

クロヴィス「ほぅ……」

ジェレミア「彼奴らのメカはルミナスエナジーによって動いております。ならば……」ゴニョゴニョ

クロヴィス「ふむふむ……なるほど。それは良い考えだ!ジェレミア侯爵!次は貴公に任せよう!」

ジェレミア「イエスユアハイネス。必ずや紅蓮とランスロットを葬って見せましょう」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:28:51.40 ID:6213z0zO0
第3話「想いの力!」



生徒会室


ルルーシュ「食費……光熱費……咲世子さんのパート代……ナナリーの将来の為の積み立て……」カタカタ

カレン「ルルーシュ、何やってんの?」

ルルーシュ「家計簿だ」カタカタ

カレン「か、家計簿!?」

リヴァル「ルルーシュん家は大変だからなあ。おでん屋の収入だけじゃ足りてないみたいだし……」

ルルーシュ「奨学金という手もあったが、俺は借金が嫌いだからな。なんとかやりくりはしているが……」カタカタ

ジノ「そんなお金にお困りのルルーシュ君にいいお話が!」

リヴァル「お、もしかしていつもの?」

シャーリー「こら!ジノ!リヴァルも!」

カレン「何?シャーリーは何か知ってるの?」

シャーリー「この二人、いつもルルを賭け事に誘ってるのよ!」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:30:19.28 ID:6213z0zO0
カレン「賭け事って何やってるの?」

リヴァル「大体は賭け将棋とか賭けチェスとかだよな?」

ジノ「この前は軍の人とやったんだっけ」


――――――――――――

ルルーシュ「王手!」

草壁「ま、待った!」

ルルーシュ「待ったは無しですよ」ニヤッ

草壁「まさか、こんな学生ごときに負けるとはぁ!」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:31:00.42 ID:6213z0zO0
ジノ「あと、花札とかトランプとか、麻雀もやったよな!」

――――――――――――

ルルーシュ「ロン。小四喜、字一色。ダブル役満」

曹「」

ルルーシュ「まさか西を捨ててくれるとは思いませんでしたよ」ニコッ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:32:59.76 ID:6213z0zO0
ルルーシュ「ああ、色々やったな」カキカキ

シャーリー「もう!ナナちゃんが知ったらどうするの!」

ルルーシュ「大丈夫だよ。ナナリーにはバレない様にやってるから」

パタン

ルルーシュ「それじゃ俺、店の準備があるから」

リヴァル「おう、またなルルーシュ」

ジノ「ルルーシュ、さっきの話、考えといてくれよ!」

シャーリー「ジノ〜」ギロッ

カレン「ルルーシュも大変なんだなぁ」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:35:59.93 ID:6213z0zO0
サクラダイト研究所


セシル「――それじゃ、今日の訓練はここまで。お疲れ様、スザク君、カレンちゃん」

カレン「ありがとうございました!」

スザク「お疲れ、カレン」

カレン「スザク、ちょっと話があるんだけど」

スザク「なんだい?」

カレン「ルルーシュの事なんだけど」

スザク「ルルーシュがどうかしたのかい?」

カレン「家計が結構大変だって聞いて。私の家も母子家庭だから、なんか苦労が分かるんだ」

スザク「そうか……実は僕もちょっと気にかけて、研究所でアルバイトでもどうかなって紹介したんだけど、お店の事で手一杯でそんな暇は無いって言われて……」

カレン「あれ?ここって給料あるの?」

スザク「聞いてないのかい?」

カレン「うん」

セシル「その件なんだけど、ナオトさんから電話があって、私が手続きをしておいたから、カレンちゃんは安心していいわよ」

カレン「何時の間に……」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:38:19.48 ID:6213z0zO0
おでん屋「ナナちゃん」


ガラガラ

南「ひぃ〜、もう5月だってのに、今日は随分と寒いな〜」

杉山「こんな日はおでんに限るよな」

井上「何言ってるのよ。寒くなくたって、呑みに行くって言ったらいつもここじゃないの」

ルルーシュ「いらっしゃいませ、先生方」

扇「今日も頑張ってるな、ルルーシュ」

ルルーシュ「ええ。先生方みたいな常連さんがいると、うちは助かりますよ」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:40:17.85 ID:6213z0zO0
南「例のスーパーロボットのパイロット、扇のクラスの生徒なんだって?」

扇「ああ」

杉山「なかなか面白いことになってるじゃないの」

扇「面白い、って……そりゃ他人事だから言えるんだろ?担任としては、そういう事にも気を使わなきゃならないし、それにナオトの奴、俺に研究所との連絡を丸投げしやがって……」

玉城「ナオトといやあ、あいつ怪我は大丈夫なのかよ?」

吉田「この前、永田と一緒にお見舞いに行ったが、大したことはないらしいんだが入院の方は少し長引くそうだ」

井上「永田くんも、よく時間が取れたわね」

南「陶芸家として成功して随分と忙しいみたいだからな」

吉田「今度作品展やるとか言ってたぞ」

杉山「へえ、だったら今度皆で行かないか?」

扇「そうだなぁ」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:41:50.14 ID:6213z0zO0
咲世子「あ、いけない」

ルルーシュ「どうしたんですか?」

咲世子「すみません、ルルーシュさん。どうも発注をし忘れてたみたいで、お酒が足りないんです」

ルルーシュ「珍しいな、咲世子さんでもうっかりすることはあるんですね」クスッ

咲世子「私だって失敗はありますよ。まだ酒屋さん開いてるはずなので、私ちょっと行ってきますね」

ルルーシュ「お願いします。ああそれと、そんなに急がなくても大丈夫ですよ。まだお店開けたばっかりでお客さんも少ないので、しばらくは俺とナナリーだけで大丈夫ですから」

咲世子「わかりました。それじゃ、お店の事はお願いしますね」

ルルーシュ「はい。行ってらっしゃい」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:43:46.86 ID:6213z0zO0
カルデモンド酒店


リヴァル「まさか咲世子さんが発注忘れるなんてね〜。通りで何か足りないと思ったわけだ」

咲世子「もう、リヴァルさんまで!」

リヴァル「こんなこともあろうかと、ってわけじゃないけど、いつもどおりの数を用意はしてあるんで、持ってってください」

咲世子「すみません、いつも気を使ってもらって」

リヴァル「いいのいいの。ルルーシュんとこはうちのお得意さんなんだから」

咲世子「はい。それじゃ、私は失礼しますね……ん?」


???「ふむ、このあたりがいいか……」


リヴァル「どうしたの、咲世子さん」

咲世子「いえ、なんでもないです」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:45:20.52 ID:6213z0zO0

ガラガラ

カレン「ルルーシュ、やってる〜?」

C.C.「ほう、ここがルルーシュの店か。なかなか洒落ているじゃないか」

ルルーシュ「カレン?それにC.C.!」

ラクシャータ「あたし達も一緒よ」

ルルーシュ「博士たちもですか」

ナナリー「いらっしゃい皆さん。ゆっくりしていってくださいね」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:46:06.05 ID:6213z0zO0
玉城「お〜うカレ〜ン、訓練の帰りか〜?」ヒック

カレン「うん。博士達がルルーシュの店に行きたいっていうから連れて来たの」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:47:15.87 ID:6213z0zO0
ラクシャータ「で、今日はプリン博士の奢りでいいんだよね?」

ロイド「え?ラクシャータが払ってくれるんじゃないの?」

ラクシャータ「あら?じゃあ間をとって……」

セシル「もう!私は払いませんよ!」

ロイド「じゃあ経費でいいかな」

ラクシャータ「そうね」

カレン「大人ってずるい」

スザク「ルルーシュの所のおでん食べるの久しぶりなんだ!楽しみだな〜」

C.C.「お前は何時も幸せそうだな」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:48:51.41 ID:6213z0zO0
カレン「そういやなんでC.C.が研究所にいたの?」

C.C.「以前からサクラダイトの研究には興味があってな、良い機会だから勉強しようと思ってな」

カレン「あんたが?そういうのに興味があるようには見えないんだけどな」

C.C.「お前と違って私は中々にインテリでな、ああいうものには惹かれるものだ」

カレン「はぁ?」イラッ

C.C.「それに」

カレン「ん?」

C.C.「私もいつかロボットを作って貰えるかもしれないじゃないか」

カレン「なーにあんたまでジノやアーニャみたいな事言ってるのよ」

C.C.「憧れるだろう、スーパーロボットには」

カレン「そういうものかなあ」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:50:25.79 ID:6213z0zO0
咲世子「戻りました」

ルルーシュ「お帰りなさい、咲世子さん」

咲世子「ルルーシュさん、少し気になることが」

ルルーシュ「ん?どうしたんですか?」

咲世子「さっきですね……」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:56:25.23 ID:6213z0zO0
翌日・アッシュフォード学園



杉山「で、ここの公式は――」


タッタッタッタッタッタッタッタ


ガラッ


扇「大変だ!」

杉山「どうしたんだ扇先生。そんなに慌てて?今は授業中だぞ」

扇「あ、ああ、すまない。って、そうじゃない!カレン、スザク、またエデンバイタル帝国が現れた!」

カレン「なんですって!」

扇「研究所から連絡があったんだ!窓を見ろ!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 20:58:16.43 ID:6213z0zO0


ジェレミアinサザーランド一点突破型「出て来い紅蓮!ランスロット!それとも私に恐れをなしたか!」

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:00:02.46 ID:6213z0zO0
カレン「今度は新しいナイトメアを持ち出して!」

扇「紅蓮とランスロットの準備は出来ているそうだ!」

スザク「カレン、行こう!」

カレン「ええ!」


杉山「それじゃ、残りの奴は授業を進めるぞー」

他生徒「「「「え〜」」」」


コソコソ

杉山「おいランペルージ、どこに行くんだ?」

ルルーシュ「すみません、ちょっとトイレに」

杉山「しょうがない奴だな。さっさと戻って来るんだぞ」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:01:57.11 ID:6213z0zO0
藤堂「エデンバイタル帝国め!今日という今日は許さんぞ!」

千葉「藤堂隊長!敵はどうやら新型のようです!」

藤堂「どうやらそのようだな。しかし!我々の無頼もパワーアップしたのだ!恐れることは無い!」

千葉「はい!」

藤堂「よし!全機、旋回活殺自在陣!」

四聖剣「「了解!」」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:04:14.30 ID:6213z0zO0
ジェレミア「その様な機体でこの一点突破型に勝とう等とは笑止!」


ジェレミア「貴様らごとき、このハーケンのみで十分だ!」

ザシュッ!

卜部「ぐわぁっ!」ドカーン!

藤堂「卜部ー!」

朝比奈「よくも卜部を!」

卜部『いや、勝手に[ピーーー]な』ダッシュツ
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:07:58.92 ID:6213z0zO0
ジノ「あー、また軍の無頼負けてるよ」

リヴァル「やっぱり紅蓮とランスロットじゃなきゃな〜」

シャーリー「あ!来たよ!」

ニーナ「二人とも、頑張ってー!」

杉山「おい、お前ら。授業中だ」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:09:51.24 ID:6213z0zO0
紅蓮「また現れたわね!いい加減諦めたらどうなの!」ビシィ!

ランスロット「さあ、大人しく観念するんだ!」

ジェレミア「現れたな、紅蓮、ランスロット!ヴィレッタは無策にも敗れて行ったが、この私が何の用意も無く来たと思ったら大間違いだ!」

紅蓮「何!?」

ジェレミア「くらえ!ゲフィオンディスターバー!」カチッ


ビリリリリリリリリ!


紅蓮「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!」

ランスロット「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁ!」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:13:08.76 ID:6213z0zO0
ジェレミア「どうだ!ゲフィオンディスターバーの威力は!昨日の夜の内に準備をした甲斐があったというもの!」

紅蓮「紅蓮の操作が全然利かない!」ビリビリ

ランスロット「卑怯だぞ!」ビリビリ

ジェレミア「このゲフィオンディスターバーはルミナスエナジーに干渉する機能を持っているのだ!ルミナスエナジーによって動く貴様らの機体では一溜まりもあるまい!」

紅蓮「そんな……ここで終わりなの……?お願い紅蓮……動いて!」ガシガシ

ジェレミア「さて、そろそろトドメをさしてやろう」カマエ

ジェレミア「食らえ!デストロイホーン!」ズドーン!
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:13:40.09 ID:6213z0zO0

???「フハハハハハハ!その程度か、戦士達よ!」


ジェレミア「む……何奴!?」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:17:28.04 ID:6213z0zO0
神楽耶「見てください!銭湯の煙突のテッペンに人が!」

杉山「何時の間に中等部の生徒が!?」

ナナリー「カレンさんとスザクさんの活躍を見逃すわけにはいきませんから。ここならよく見えますし」

アーニャ「それに、もう放課後」

杉山「あ。やべ、俺も自分のクラス終わらせないと」ダッ
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:19:24.93 ID:6213z0zO0
ジェレミア「なんだその胡散臭い仮面は!?貴様、何者だ!」

ゼロ「私は仮面の騎士、ゼロ!戦士達を見守り、戦士達を導く者!」

ジェレミア「仮面の騎士、ゼロだと……?もういいだろう!君のショウタイムはおしまいだ!」

紅蓮「ちょっとあんた!そんなところで高笑いしている暇があったら助けなさいよ!」ビリビリ

ゼロ「違うな!間違っているぞ!」

紅蓮「はぁ?」ビリビリ
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:20:24.09 ID:6213z0zO0
ゼロ「ルミナスエナジーは無限の可能性を持つエネルギー。お前達の意志が強ければルミナスエナジーはそれに応えて力を貸してくれるだろう!」

紅蓮「何を言っているのよ!私達はそのルミナスエナジーを封じられているからピンチなんじゃないの!」ビリビリ

ゼロ「お前達には意志が足りない。エデンバイタル帝国を倒すという強い意志が!」

紅蓮「強い……意志……!」ビリビリ

ゼロ「そうだ!意志を強く持て!さすれば!その意志は自らの力となる!」グッ

紅蓮「そうよ……!私はこの街を、皆の幸せを守るって決めたのよ!こんなところで、負けるわけにはいかないのよぉぉぉぉぉぉぉ!」

ピカー!
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:21:03.08 ID:6213z0zO0
ランスロット「なんだ!?紅蓮から強い光が!」

パァァァァァァァァ

紅蓮「どおりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

パリーン!

ジェレミア「しまった!ゲフィオンディスターバーが!」

紅蓮「覚悟しなさい!エデンバイタル帝国!」ビシッ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:22:22.36 ID:6213z0zO0
ジェレミア「だが、ゲフィオンディスターバーがなくともこの私の勝利は揺るがない!」

ジェレミア「食らえ!迫撃砲!」バーン!

紅蓮「レイディエント・フィールドッ!」バリアー

ガキーン

ジェレミア「迫撃砲が効かないだと!?」

紅蓮「レイディエント・ブラスター!」ビーム

ジェレミア「何っ!」

バシーン!

ランスロット「なっ!紅蓮にあんな武器は搭載されてなかったはず!これがルミナスエナジーの本当の力なのか!?」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:23:51.32 ID:6213z0zO0
ギュイィィィィィン!

紅蓮「これで終わりよ!レイディエント・サージッ!」

ガシッ!

バリバリバリバリ!

ジェレミア「ぐあああああああ!……ポヘ」

ドカーン!

紅蓮「負けない!この紅蓮なら!」

キメッ!
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:25:41.52 ID:6213z0zO0
ゼロ「よくやった戦士達よ!」

ランスロット「ゼロ、君は一体……?」

ゼロ「戦士達よ!エデンバイタル帝国の本当の力はこんなものではない!今まで戦ってきた奴らなど所詮は末端にすぎん!」

紅蓮「末端……!」

ゼロ「奴らの上にはエデンバイタル三皇子、そして新皇帝シュナイゼルの存在がある!彼らを倒さなければ侵攻が収まることはないだろう!」

ランスロット「エデンバイタル三皇子……」

紅蓮「それに、新皇帝シュナイゼル……」

ゼロ「今のお前達では叶わないだろう。いつか戦うその日まで、修練を重ねておくのだ!さらばだっ!」バサッ


ランスロット「そうだ……僕達はまだまだ未熟だ!もっと強くならないと!」

紅蓮「ええ!」

カレン(ゼロ……あの声、どこかで聞いたことがあるような……)
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/22(火) 21:28:48.09 ID:nVYkPjX+o
おでん屋絶好調だな
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:38:15.44 ID:6213z0zO0
おでん屋「ナナちゃん」・準備中


ルルーシュ「ただいまナナリー。ごめん、遅くなってしまって」

神楽耶「おかえりなさいルルーシュさん!」

ルルーシュ「え、神楽耶?」

カレン「おかえりルルーシュ!」

ルルーシュ「カレン!?どうしてここに!」

スザク「ナナリー、ルルーシュが帰ってきたよ!」

ナナリー「お兄様、お帰りなさい!」

アーニャ「遅い」

ルルーシュ「アーニャもか!皆、どうしたんだ?」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:40:42.20 ID:6213z0zO0
ナナリー「どうしたんだ?じゃありません。お兄様が賭け事で帰りが遅くなるときは、何時もアーニャちゃんと神楽耶ちゃんにお店の準備を手伝ってもらってたんですから」

カレン「私たちはリヴァルから聞き出してね。シャーリーとニーナも居るよ。今日は咲世子さんがお休みみたいだし、あんたがいないとお店の準備大変なんじゃないの?」

ルルーシュ「そうだったのか……ってナナリー、どうして賭け事のことを!」

ナナリー「私に隠し事をしようなんて諦めてくださいね。私はお兄様の事なら何だって知ってるんですから」

ルルーシュ「バレてたのか……」

ナナリー「止めろ、とはいいません。リヴァルさんやジノさんと一緒に行かれるとき、お兄様はいつも楽しそうな顔してるの分かってますから。ですが……」ウルウル
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:42:07.00 ID:6213z0zO0
ナナリー「ですが、私の事はもう少し頼ってくれてもいいのではありませんか!?私の様な妹では頼り無いですか!?」ウルウル

ルルーシュ「ナナリー……」

アーニャ「ナナリー、いつも悩んでた」

ルルーシュ「え?」

アーニャ「お兄さんが悩みを話してくれないって。隠し事をしてるって」

ルルーシュ「……そうか。ごめんナナリー、俺はダメな兄だな」

ナナリー「お兄様……」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:42:57.18 ID:6213z0zO0
シャーリー「ナナちゃん、お掃除終わったよ!」

ニーナ「あとは厨房の準備が終われば……あれ?どうしたの?」

カレン「なんでもないよ。ほら、ルルーシュ、ナナリー!もうすぐ開店でしょ!そんな顔じゃお客さんをお迎えできないよ!」

ルルーシュ「ああ、そうだな!ナナリー、一緒に顔を洗いに行こうか」

ナナリー「はい!お兄様!」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:46:20.18 ID:6213z0zO0
カレン「賭け事を肯定するわけには行かないけど、お店の手伝いくらいなら私達にもできるよね!」

スザク「そうだね。お金の事は協力は出来ないけど、少しは二人の負担が軽くなればいいな。僕もダメな親友だな、こんな簡単な事だったのに」

ニーナ「しょうがないよ。スザクはテストパイロットで急がしかったし」

カレン「シャーリーはどう?いつでも来れるでしょ?」

シャーリー「え、わたし?あ、えと、ど、どうしよっかな!あははは!」

ニーナ「先が思いやられるね」

カレン「そうね」

スザク「何の話だい?」


ナナリー「お兄様、暖簾をお願いします!」

ルルーシュ「ああ!」



第3話 完


つづく!
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage saga]:2012/05/22(火) 21:54:23.22 ID:dxH0GWp0o
乙でしたー
おでん屋の設定はドラマCDですかね

あとメ欄にsagaって入れると「死ね」や「ドラえもん」などが使えるようになりますよ
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/22(火) 21:59:04.31 ID:6213z0zO0
>>130
助言ありがとうございます。
次回あたりから気をつけてみます。
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/22(火) 22:09:01.24 ID:swfN4rBUo
ゼロはバラの騎士ポジか、これは楽しみだ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/22(火) 22:50:42.52 ID:nVYkPjX+o
乙!
皇帝がシュナイゼルってことは頭にロールケーキ乗っけた親父は・・・
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [saga]:2012/05/22(火) 23:01:44.00 ID:uuD9ujX70
>>133
・シュナイゼルを裏から操る黒幕
・まさかの敵方博士役
・シュナイゼルによって王位を簒奪され、既にこの世の人ではない。現実は非情である。
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/22(火) 23:11:40.62 ID:ELru1aKIO
>>134
D.大手おでん屋チェーン会長

でオナシャス
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/23(水) 08:48:03.26 ID:MCSonB2IO


アーニャとカグヤにナナリーまで…なんてロリコンホイホイなお店
これで天子さまいれば完璧な布陣だな
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/05/23(水) 10:06:57.63 ID:7ZWnVioAO
今回も面白かった!次回もこんな感じで!
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/24(木) 20:42:24.34 ID:dM4cT9Sa0
次回予告

研究所に軍の強制捜査が入った!なんと、ランスロットが街で暴れているというのだ!

必死に否定をするもランスロットは出撃禁止令を出されてしまう!

スザクはその疑惑を解くために奔走する!


次回、コードギアス!


「偽りのクラスメイト!」


ヴィレッタ「私はジェレミアの様に無様に死んだりはしない!」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:08:01.32 ID:HiuPUPMb0
ロイド「差し押さえ?」

スザク「一体どういうことですか!?」

藤堂「どうもこうも無い。これは軍の決定だ!」



第4話「偽りのクラスメイト!」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:08:57.69 ID:HiuPUPMb0
スザク「どうしてランスロットが差し押さえられなければいけないんですか!藤堂さん!」

藤堂「とぼけるな!知らないとは言わせんぞ」

ロイド「何の事か全く身に覚えが無いんだけど」

藤堂「……どうやら本当に分からないようだな。いいだろう、説明しよう」
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:10:31.10 ID:HiuPUPMb0
藤堂「ここ数日、街でランスロットが暴れているのだ。軍が止めようとすると直ぐに逃げてしまうため、取り押さえることも出来ない。幸い、それ程被害は出ていないのだが……」

セシル「おかしいですね。ここ数日はランスロットも紅蓮も出動していない筈ですけど……」

藤堂「しかしだな、これは事実だぞ。ニュースにもなっているんだがな」

ロイド「僕達あんまりテレビとか見ないからね〜」

藤堂「とにかく!お前達の身の潔白が証明されるまではランスロットは我々が預かる!」

スザク「そんな!ランスロットが暴れているなんて、何かの間違いです!」

藤堂「おい、ランスロットを運び出せ」

スザク「藤堂さん!」

藤堂「スザク君、本来ならば君を逮捕しなければならないのだが、君のアリバイは学校の出席簿や友人の証言で証明されている。君を信じた者達のためにも、今暫くは耐えて貰えないか」

スザク「そんな……僕は……違う……」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:11:50.48 ID:HiuPUPMb0
カレン「――ということがあったのよ」

ニーナ「それでスザクは元気が無いんだ」


スザク「はぁ……」


シャーリー「ランスロットが暴れてるってニュースを聞いたときはどうしたのかと思ったけど……何かの間違いだよね?」

カレン「うん。ここ暫くは帝国が現れないからランスロットは出動してないし、スザクも私達と一緒に授業を受けているわけだし、私たちも何が起こっているのかさっぱりで……」

リヴァル「このクラスの皆はスザクが潔白なのは分かってるけど、他のクラスじゃ結構嫌な噂が立っちまってるみたいだぜ」

ジノ「彼はその様なことをする人物では無いのにな」

ニーナ「スザクは嘘なんか付いて無いのに……」
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:13:05.01 ID:HiuPUPMb0
ルルーシュ「スザク、周りの噂なんて気にすることはないさ。お前が嘘を言っていないのは、一緒に授業を受けてる俺達が分かってるから」

スザク「ありがとうルルーシュ。でも、僕が気にしているのはそんなことじゃないんだ」

スザク「もし今の状態でエデンバイタル帝国が攻めてきたら、カレンは一人で戦わなければいけない。僕は何の役にも立てない今の自分が悔しいんだ」

ルルーシュ「スザク……」
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:14:11.03 ID:HiuPUPMb0
一方、中等部


神楽耶「ランスロット、一体何があったのでしょうか……」

ナナリー「スザクさん、その事で随分と落ち込んでいるみたいでした……」

アーニャ「スザクはランスロットを気に入っているから、大分ショックを受けてるみたい」


エカテリーナ「御機嫌よう、皆さん」

アーニャ「エカテリーナ、何の用?」

エカテリーナ「ランスロットの事で少々」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:21:10.60 ID:HiuPUPMb0
神楽耶「あなたもスザクさんを疑っているのですね!」

エカテリーナ「あら、神楽耶さん。あなたが庇っても説得力はありませんわ。だってあなたは彼の従兄妹なんでしょう?」

神楽耶「だから何だというのです!」

ナナリー「エカテリーナさん、スザクさんを悪く言うのは止めてください。スザクさんはとても正義感の強い方です。そんな事をする筈はありません」

エカテリーナ「そうかしら?彼、枢木首相の息子なんでしょう?周りからの過度な期待で、色々ストレスを溜めてそうですし、それで暴れたかったに違いありませんわ」

ナナリー「……あなたの様な我侭な人が、スザクさんの様な真面目な方の事を分かるとは思いませんけどね」

エカテリーナ「っ!私はスフォルツァ家の長女なのよ!たかが町のおでん屋の娘がいい気になっているんじゃありませんわ!」グイッ

146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:22:15.88 ID:HiuPUPMb0
ポンポン

エカテリーナ「何ですの!今取り込み中で……」

アリス「またナナリーいじめてるの?いい加減にしたら?」

エカテリーナ「ア、アリスさん!?」ギクッ

ナナリー「アリスちゃん!」

エカテリーナ「ナ、ナナリーさん、今日の所はこれくらいにして差し上げますわ!」ダッ

神楽耶「アリスさんが来ると逃げるんですのね?」

アーニャ「以前、アリスにこっ酷く仕返しされたらしい」

神楽耶「何をしたんですの?」

アリス「秘密」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:23:52.45 ID:HiuPUPMb0
ナナリー「いつもありがとう、アリスちゃん」

アリス「いいのいいの!親友じゃないの」

アーニャ「羨ましい」ギリッ

アリス「あんた達も親友でしょ。何に嫉妬しているのよ……」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:24:30.25 ID:HiuPUPMb0
神楽耶「アリスさんは、ランスロット……スザクさんの事、どう思いますか?」

アリス「ランスロットが、スザクさんがそんな事するはず無いでしょ。だってさ、私の妹の命の恩人なんだもの!」

ナナリー「アリスちゃん……」

アリス「だからさ、スザクさんと何時も一緒に居るあんた達がちゃんと信じてあげなきゃね」

神楽耶「そうですわね!」

アーニャ「乱暴なのに、たまにはいい事言う」

アリス「アーニャ、あたしを何だと思っているのよ……」
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:27:20.49 ID:HiuPUPMb0
放課後・研究所



スザク「これは……?」

ラクシャータ「紅蓮の簡易量産型の月下さ」

スザク「月下……」

ラクシャータ「ランスロットは軍に差し押さえられちゃったけど、万が一の時に何もしないわけにはいかないでしょ?あんたにはランスロットが戻ってくるまではこれを使ってもらおうかと思ってね」

スザク「何時の間にこんなものを」

ラクシャータ「軍の奴らがうるさくてねえ……渋々作ってやったのさ」

セシル「右腕には輻射波動の簡易型である甲壱型腕、携帯武器には日本刀型のMVSを用意してみたんだけど、どうかしら?」

スザク「ありがとうございます!これで僕も戦えます!」

ロイド「けど、ランスロットや紅蓮に比べると機動性は低いから無理は禁物だよ」

ラクシャータ「本当は紅蓮と同じくらいの性能にしても良かったんだけどねえ、開発コストを考えたらちょっとねぇ……」

カレン「……紅蓮をそのまま量産されても困りますけどね」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:28:32.23 ID:HiuPUPMb0
翌日


カレン「――というわけで、暫くの間、スザクは間に合わせの機体で戦うことになった」

シャーリー「よかった……のかな?」

カレン「まあ、元気にはなったけど」

ニーナ「それとは別のやる気も出たみたいだよ」


ルルーシュ「よかったじゃないかスザク」」

ジノ「そんなロボットを用意してたんなら、博士は私に言ってくれればよかったのに!」

リヴァル「お前も拘るな〜」

ジノ「そりゃあね。スーパーロボットは男のロマン!リヴァルも分かるだろ?」

リヴァル「まあ、なんとなくは……」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:30:08.44 ID:HiuPUPMb0
スザク「けど、これに満足しているわけにはいかない」

スザク「ランスロットは平和を守る白き騎士。その名前を汚す者を僕は絶対に許すわけにはいかないんだ!」

ジノ「その意気だスザク!何処の誰だか知らないが、ぶっ飛ばしてやろう!」


PLLLLL!


カレン「はい、カレンです」

セシル『大変よカレンちゃん!街にランスロットが現れたわ!』

カレン「わかりました!今すぐ準備します!」

セシル『ええ!お願いね!』


カレン「スザク!ランスロットが現れたらしいわ!」

スザク「わかった!」

カレン「場所は港湾区の倉庫街よ!」
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:31:13.83 ID:HiuPUPMb0
ランスロット?「」ババババ

藤堂「ランスロットだと!?バカな!確かに我々が出撃するときに格納庫にあったはずだ!」

千葉「ですが、あれは紛れも無くランスロットです!」

藤堂「相手が何者であろうと、破壊活動を続けるのであれば見過ごすことは出来ない!全機、旋回活殺自在陣!」

四聖剣「「はっ!我等の誇りにかけて!」」

ランスロット?(フン……)

ザシュッ

朝比奈「ぐわっ!」ボーン

藤堂「朝比奈!くっ、流石はランスロットだ!敵に回すとこれ以上恐ろしい相手はいない!」

ランスロット?(頃合か)
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:32:47.37 ID:HiuPUPMb0
月下「そこまでだ!」

紅蓮「あれは……確かにランスロット!」

ランスロット?(悪いがお前達に付き合っている暇はないんだよ)

ギュイーン

紅蓮「って逃げるの!?」

月下「待て!」ギュイーン


月下「振動剣!」スチャッ

ブンッ

ランスロット?(遅いな)

カキーン!

月下「ぐわぁっ!」ズドーン

ギュイーン!

紅蓮「しまった、逃げられた!」

藤堂「あのランスロット、一体何者だ……」
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:35:23.55 ID:HiuPUPMb0
放課後・生徒会室


ミレイ「やっほー!って、男衆は?」

シャーリー「ランスロットの手がかりをつかむって、倉庫街に行きましたけど」

カレン「行ってわかるなら苦労はしないわよ。そんな事よりこの書類の山どうするのよ……」ドサッ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:36:07.83 ID:HiuPUPMb0
倉庫街


ジノ「さーて、早速捜査開始だ!」

リヴァル「けど、ジノ。どうやって手がかりを探すんだ?」

ジノ「そうだな……例えば、このランドスピナーの跡とか」

リヴァル「どれどれ、って、俺には違いはわからないなあ。スザクはわかるか?」

スザク「僕もそこまでは……ん?」

スザク(……少し違和感が)

ジノ「スザク、突然黙ってどうしたんだ?」

スザク「ランスロットのものとは少し違う気がするんだ」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:37:18.91 ID:HiuPUPMb0
再び、生徒会室


TV『港湾区に現れたロボットは――』


アーニャ「……あれ?」

ナナリー「どうしたの?」

アーニャ「何か違う」

ナナリー「え?」

アーニャ「ちょっと待ってて」

ナナリー「う、うん」


ピッピッピ


神楽耶「これは、ランスロットの写真?」

アーニャ「うん。研究所で撮った」


アーニャ「それと……」カタカタ

神楽耶「パソコンでニュースサイトを広げて、一体何を?」

アーニャ「出た」
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:39:37.74 ID:HiuPUPMb0
神楽耶「ランスロットのニュースですわね」

ナナリー「……あれ?よく見ると何か違うような」

アーニャ「うん」

神楽耶「本当ですわ!頭とか肩とか、本来のランスロットのものとは違っていますわ!」

ナナリー「ということは、今まで街で暴れてたランスロットは……」

アーニャ「偽者」

神楽耶「お手柄ですわアーニャさん!早速スザクさんに知らせなくては!」


PLLLL!

Pi!

カレン「はい、カレンです」

セシル『カレンちゃん、ランスロットが現れたわ!』

カレン「また!?」

セシル『今は軍が応戦してくれているけど、このままではまた逃げられてしまうわ!』

カレン「はい!今日こそその正体を暴いて見せます!」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:40:45.10 ID:HiuPUPMb0
ランスロット?「しつこい奴らめ!」

藤堂「さあ!今度こそ観念して貰うぞ!」

ランスロット?「目的は果たした。早く離脱しなければ……」ギュイーン


紅蓮「そこまでよ!」ドシーン!

ランスロット?「紅蓮か!しかし、今はお前と遊んでいる暇は無い!」

紅蓮「逃がすかっ!」


紅蓮「スラッシュハーケン!」バシュッ

ランスロット?「こんなもの!」スイー

紅蓮「は、速い!」

ランスロット?「ランスロットの性能を甘く見てもらっては困るな!」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:43:49.22 ID:HiuPUPMb0
PLLLL!

スザク「ナナリー……?」

Pi!

ナナリー『スザクさん!』

スザク「ナナリー、どうしたんだそんなに慌てて!」

ナナリー『新宿にランスロットが現れました!』

スザク「なんだって!?……でもダメだ。折角用意してくれた月下は修理中だし、僕には戦う術が……」

ナナリー『あります!』

スザク「え?」

ナナリー『スザクさんには、ランスロットがあるじゃないですか!』

スザク「ランスロットが!?ランスロットは今新宿にいるんじゃないのか?」

ナナリー『違います!今新宿にいるランスロットは偽者なんです!』

スザク「偽者!そうか、だからランドスピナーの跡が違うのか!」

ナナリー『スザクさん、本物のランスロットで偽者を倒すんです!そうすれば、スザクさんの疑惑も晴らせるはずです!』

スザク「けど、ランスロットは軍に差し押さえられてしまっているし……」

神楽耶『何をウジウジと悩んでいるんですの!?軍の片瀬司令には私から連絡して、返して貰うように言っておきますわ!』

スザク「どわっ!?神楽耶、いきなりそんな大声を出しちゃうるさいじゃないか」

神楽耶『今はそんな事は関係ありません!さっさと基地へと向かってくださいませ!』

スザク「あ、ああ、分かった」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:45:02.03 ID:HiuPUPMb0
ガン ガン ガン

紅蓮「くうっ、紅蓮じゃランスロットの機動性には着いていけない……!」

ランスロット?「なかなかこの偽者も使えるじゃないか!サザーランドを偽装したものでしかないが、特殊な改造をした甲斐はあったな!」

紅蓮「へ?偽者?」

???「その通りだカレン!そいつは偽者だ!」

ランスロット?「何奴!?」
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:46:22.64 ID:HiuPUPMb0
ランスロット「ランスロット、見参!」

ランスロット?「しまった!本物が!」


紅蓮「まさかランスロットの偽者を用意してくるとはね、やることがえげつないじゃないの、エデンバイタル帝国!」

ヴィレッタ「ばれてしまっては仕方が無い!そうだ、このランスロットは偽者だ!お前達を罠に嵌めるためにわざわざ用意したのだ!」

ランスロット「ランスロットの名を汚した罪、今この場で祓って貰う!」

ヴィレッタ「このランスロット・クラブをなめて貰っては困る!偽者とは言えその性能は本物に引けを取ることは無い!」
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:47:56.04 ID:HiuPUPMb0
ヴィレッタ「くらえっ!」アサルトライフル

バシューン

スカッ

ランスロット「そんな攻撃、ランスロットにはかすりもしない!」


ランスロット「メーザーバイブレーションソードッ!」シャキーン

ヴィレッタ「ならばこっちは!」ランス

ブンッ!

ガキン!

パリーン!

ヴィレッタ「しまった!ランスが!」

ランスロット「これがMVSの威力だ!」
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:50:12.86 ID:HiuPUPMb0
ヴィレッタ「くっ……負けられない!私はもう負けるわけには行かないんだ!」

ヴィレッタ「そうだ!勝つんだ!私はジェレミアの様に無様に死んだりはしない!」

ギュイーン!

ランスロット「本物のランスロットの力をみせてやる!」

MVS カマエ

ヴィレッタ「うおおおおお!」

バシューン

バシューン

スカッ

スカッ

ランスロット「これで終わりだ!」

ランスロット「煌く刃は勝利の証っ!」

パァァァァァ

紅蓮「これは……ルミナスエナジーがスザクの怒りに共鳴している!」

ランスロット「必殺!白夜殲滅剣!」

ズバーーーーーン!

ヴィレッタ「こんな所で、私はぁぁぁぁぁ!」

ドカーン!

ランスロット「このランスロットの前に敵は無い!」

キメッ!
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/25(金) 20:51:58.14 ID:SRK/gmmto
アスベルwwwwww
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/25(金) 20:52:38.43 ID:cisuRTiZ0
やだ 何その必殺技 ヌレル
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:53:01.84 ID:HiuPUPMb0
その夜・おでん屋「ナナちゃん」


ナナリー「はいスザクさん、大根とガンモ!」

スザク「ありがとう、ナナリー!」

ルルーシュ「よかったなスザク、疑いが晴れて。お祝いってわけじゃないが、今日は俺の奢りにしておくよ」

スザク「え?いいのかい?」

ルルーシュ「たまには、な」

スザク「そっか、それじゃお言葉に甘えて」

カレン「あ、スザクずるい!」

ナナリー「じゃあ、カレンさんには私から」

カレン「え、いいの?」

ナナリー「はい。いつも頑張ってるご褒美!」

カレン「ナナリーは優しいなぁ」

C.C.「ならば私にも」

ルルーシュ「むしろお前にはツケが残っているだろ!」

C.C.「なんの事だったかな?」

ルルーシュ「くっ!いつか払ってもらうぞ!」

カレン「C.C.よくこの店来てるの?」

C.C.「ああ。毎日という程ではないがな」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 20:57:31.81 ID:HiuPUPMb0
ガラガラ

サンチア「邪魔するぞ」

ルクレティア「こんばんは〜」

アリス「やっほー、ナナリー!」

ナナリー「いらっしゃい、アリスちゃん!」

ダルク「よーし、いっぱい食べるぞー!」

サンチア「おい、人の金だからって調子に乗るな」

ルルーシュ「いらっしゃいませ。今座敷片付けるんで少し待っててください」

サンチア「ああ」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 21:00:10.70 ID:HiuPUPMb0
マッドノクソオヤジ、オンナヲナンダトオモッテルンダ!

OLトイウノモタイヘンデスネ

イツカゼッテークビニサセテヤル!


アリス「ほら、お礼言うんでしょ?」

アリス妹「うん……」

スザク「どうしたんだい?」

アリス妹「えっと、あの、私、この前ランスロットに助けられて、それで、お礼言いたくて!」

スザク「そっか。ありがとう」ナデナデ

アリス妹「はい///これからも頑張ってください!」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/05/25(金) 21:01:44.75 ID:HiuPUPMb0
ルルーシュ「フッ……」フキフキ

C.C.「どうした?出番が無くて悔しかったのか?」

ルルーシュ「ん……?何の話だ?」

C.C.「さあな……」モグモグ



第4話 完




扇(やっと終わった〜。テスト作るのも楽じゃないよなぁ……)

テクテク

扇(ん……?人が……倒れてる?)

???「おのれ……紅蓮、ランスロット……」

扇「君、大丈夫か!しっかりするんだ!」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/25(金) 21:15:11.08 ID:SQ9cLrjIO
乙!

定番の敵の組織が作ったベタな偽物登場だった
だが、それがいい

そして扇氏ねって予約
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/25(金) 21:16:18.87 ID:thl5+4Rbo
ニーナが比較的好意的にスザクに接してるのがいいな
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/25(金) 21:37:10.50 ID:cisuRTiZ0

実は倒れているのはヴィレッタではなくジェレミアなんだよ!
そして扇氏ねって予約
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/25(金) 22:48:55.55 ID:E2MLlJKw0
まさかのアスベルとはwwwwww
今回も乙!
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/05/26(土) 00:24:08.04 ID:+MylgEV1o
ライもできれば出して欲しいなぁ、そしてお(以下略)
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 00:47:41.39 ID:REQvC+6qo
なぜかダボダボのチノパンに前掛け、長そでのポロシャツ着て、茶色の腹巻に競馬新聞刺してるねじり鉢巻のルルーシュが焼き鳥パタパタしてるイメージが浮かぶ
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 07:32:26.69 ID:Gd0PCOCIO
クラブ好きの俺には複雑な展開であったとさ

>>1
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 11:26:01.90 ID:qf+fxbsIO
中の人ネタわろたww
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/31(木) 11:29:27.10 ID:jAf1nyLAo
追い付いた
ギアススレはありがたい
支援
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/02(土) 01:25:16.37 ID:W0vyMEvf0
次回予告


カレン達のクラスの担任である扇要。彼が助けた女性はなんと記憶喪失だった!

一方で、おでん屋でやさぐれる謎の酔っ払い!

そして、新たなる敵幹部キューエルが現れる!


次回、コードギアス

「裏切り」


???「この人は俺の……何ですか?」
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/02(土) 01:41:30.40 ID:qHSlwEYTo
きたああああ
待ってる
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/03(日) 00:41:23.25 ID:c8YHIN1y0
アニメのキューエルの活躍ェ…
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/03(日) 09:40:21.34 ID:S0AMcyJIO
扇はヴィレッタを拾わなければモブな副司令でいられたのにな
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/04(月) 17:06:58.29 ID:YXTapCcIO
まだかなーって
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:45:31.34 ID:/YFv0hsO0
病院


???「ん……」

扇「気がついたか」

???「ここは……?」キョロキョロ

扇「ああ、ここは病院だよ。何故かは分からないけど、君は道で倒れていて。救急車を呼んで手当てをしてもらったんだ」

???「そう……あなたが助けてくれたんですね。あなたの名前は?」

扇「俺は扇要。君は?」

???「私は……あれ?私の名前は……」

扇「どうしたんだ?」

???「ごめんなさい。なんだか思い出せなくて」

扇「もしかして記憶喪失って奴か……?困ったな……とりあえず、今主治医の先生を呼んでくるから」スタスタ

???「あっ……」
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:46:19.13 ID:/YFv0hsO0
第5話「裏切り」




ナオト「久しぶり、カレン。ちゃんと頑張ってるみたいじゃないか」

カレン「うん!お兄ちゃんももうすぐ退院できるんだっけ」

ナオト「ああ。けど、勿体無いな」

カレン「何で?」

ナオト「隣のベッドに美人が入院してきてだな……」

カレン「サイテー」

ナオト「冗談だよ!ま、俺には脈は無さそうだけどな」

カレン「?」
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:47:41.05 ID:/YFv0hsO0
扇「何か思い出せたか?」

???「いえ、まだ何も……」

扇「そうか……」

ナオト「無理をしなくてもいいんじゃないか?」

扇「そうはいかないだろ、ナオト」

ナオト「思い出したくないから思い出さないのかもしれないだろ。必要なことがあれば、そのうちに思い出すさ」

扇「そういうものかな。けど、名前だけでも思い出してもらわないと不便だしなぁ」

???「ごめんなさい……」シュン

扇「別に責めている訳じゃないんだ!そんなに落ち込んだような顔しなくても……」

ナオト「だったら、お前がつけてやったら?」

扇「俺が?」

ナオト「うん」

扇「名前か……そうだな……」
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:49:05.90 ID:/YFv0hsO0
扇「うーん……」

扇「千草とかどうかな?」

???「千草……ですか?」

ナオト「……もっと他に無かったのか」

扇「ゴメン、ついぱっと思い浮かんだのがそれで」

???「けど、ステキな響きですね。気に入りました」

扇「そうか。ありがとう」

千草「で、千草って何ですか?」

ナオト「夏の間に咲く野花に露草というのがあるんだけど、その別名だよ。色の名前としての方が一般的だけどね」

千草「色?」

ナオト「ああ。明るめの、緑がかった青色をしているんだ。それを千草色っていうことがあるんだ」

ナオト「要、なんでこんな名前にしたんだ?」

扇「さあ……何でだろうな?」

カレン「人の名前で何遊んでるんだ男共」
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:52:07.64 ID:/YFv0hsO0
おでん屋「ナナちゃん」


ワイワイガヤガヤ


ナナリー「それで、扇先生の助けた女の人は記憶喪失だったんですか?」

カレン「うん。自分の名前も思い出せないんだって」

咲世子「それは可哀そうですね」

カレン「早く思い出せればいいんだけど……」


カレン「そういえばさ」

咲世子「はい」

カレン「あれは何なの?」

咲世子「あれですか」
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:53:26.17 ID:/YFv0hsO0
ジェレミア「一体私はこれからどうすればいいのだ!」エグエグ

スザク「大丈夫ですよ、生きてさえいればいい事ありますよ、多分」

ジェレミア「真に仕えるべき人も未だ見つけることもできず、もはや私は死んでいるも同然ではないか……!」グビグビ

スザク「ああっ、飲みすぎですよ!そろそろ控えないと……」オロオロ


咲世子「相手をするのが面倒臭いのでスザクさんに押し付けたのですが……」

スザク「大丈夫なのあの人?」

咲世子「そうですね、そろそろ止めたほうが良さそうですね」
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:54:46.02 ID:/YFv0hsO0
ジェレミア「む、もう空ではないか」

咲世子「どうぞ」コト

ジェレミア「おお、気が利くではないか」ゴクゴク


ジェレミア「って、これは水ではないか!」ガタッ

咲世子「お客様、飲みすぎですよ」

ジェレミア「これが飲まずにいられ……ウッ!?」

咲世子「?」
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:55:49.76 ID:/YFv0hsO0
スザク「これはまさか……!急いでトイレへ!」ガシッ

ジェレミア「おい、手を離せ……ぬぅ、気持ち悪い……」ウップ

スザク「まずい!早くしないと!」

スタスタ

カレン「大変だなぁ……」

咲世子「今のうちに片付けてしまいましょう」

カレン「いや、あのお客さんまだ居るって」

咲世子「これ以上飲ませるわけにはいきませんし」

カレン「……それもそうだね」
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:57:19.72 ID:/YFv0hsO0
後日・病院


カレン「退院おめでとう、お兄ちゃん!」

ナオト「ありがとう。カレンは優しいなぁ」ジロ-

カレン「どうしたの……って、ああ、アッチね」

ナオト「要の奴め……」


千草「わざわざすみません。退院の手続きまでしていただいて」

扇「俺が好きでやったことだから、気にすることはないさ」

千草「ですが、色々お世話して貰って、何か申し訳なくって」


ナオト「羨ましい……」

カレン「お兄ちゃん、昔っから女っ気ないもんね」

ナオト「うるさいぞ」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:58:25.18 ID:/YFv0hsO0
扇「そうだ、これからどうするんだ?身寄りも見つからなかったし」

千草「ええ。どうしたらいいのか……」

ナオト「しばらく要の家に置いてもらったらどうだ?」

扇「ナオト、お前なんてことを言うんだ!」

千草「要さんの、ですか?」

ナオト「一人暮らしなんだし、問題ないだろ?」

扇「そりゃそうだが、俺みたいな男の家に来たら……」

ナオト「来たら?何かするのか?」

扇「え、いや、別に何もしないけど」

ナオト「じゃあ、決定」

扇「ナオト、またお前はそう勝手に決めて……」

千草「要さん、お願いしていいですか?」

扇「え?まあ、俺のところで良ければ」

千草「ありがとうございます」

扇「あ、ああ///」
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 17:59:56.54 ID:/YFv0hsO0
数日後、アッシュフォード学園・職員室


扇「さて、昼飯にするか……」カポ


吉田「えっ!?」ガタッ

杉山「手作り弁当……だと!?」ガタッ

南「間違いない……あれは女の作った弁当だ!」ガタッ


井上「そのお弁当、どうしたの?」

扇「ほわぁっ!?」グラッ

ドシン!

井上「動揺しすぎよ……」
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 18:01:56.66 ID:/YFv0hsO0
教室

リヴァル「おい!扇先生にカノジョができたらしいぞ!」

シャーリー「カノジョ?」

リヴァル「いやさ、たまたま職員室の前通ったら、手作りの弁当食べてるのが見えてさ!」

カレン「あー多分、千草さんだ。そのお弁当作ったの」

リヴァル「カレン、知ってんの?」

カレン「記憶喪失の女の人なんだけど、扇先生の家に居候してるのよ」

ジノ「恋人というわけではないのか」

カレン「うん。一応、恋人ではない」

シャーリー「一応?」

カレン「一応」

ニーナ「恋人同士になるかもしれないんだね」

カレン「多分」

リヴァル「その人って、美人?」

カレン「美人よ。お兄ちゃん、扇先生に脈をもっていかれてガッカリしてたわ」
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 18:02:58.38 ID:/YFv0hsO0
C.C.「あの冴えない先生にも遂に春が来たか。喜ばしいじゃないか」

カレン「まーね。いい人過ぎてかえってモテないって典型だったから、いい出会いだったんじゃないかな」

C.C.「……けど、記憶が戻ったときにどうなるかな」

カレン「そういうこと言うのやめなよ」ムッ

C.C.「だが、何時までも記憶喪失というわけにもいかないだろう」

カレン「……悔しいけど、その通りだね」
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:02:31.55 ID:/YFv0hsO0
放課後、サクラダイト研究所


セシル「それじゃ、今日も訓練も始めましょうか」

カレン「はい!よろしくお願いします!」

スザク「セシルさん、ランスロットの新武装についてなんですけれども……」

セシル「ヴァリスのことね。ごめんなさい、ロイド博士によると、開発が難航しているみたいで」

スザク「そうですか……」

カレン「別に必要ないよ。新しい武器にこだわらなくったって、私達が今まで以上に強くなればいいのよ」

スザク「それはわかっているが……」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:03:20.29 ID:/YFv0hsO0
ナオト「失礼します」

カレン「あ、お兄ちゃん。それに、扇先生まで」

扇「頑張っているみたいだな、カレン、スザク」

カレン「私達はまだまだですから、訓練してもっと強くならないと」

扇「そうだな」

スザク「先生は、千草さんを迎えに来たんですか?」

扇「ああ。それにしても、どこかで働きたいって言われたときはどうしようかと思ったよ。ただ居候しているだけじゃ、申し訳ないって言われてさ」

ナオト「記憶喪失なのに働きたいだなんて、ちょっと危ないからなあ。けど、研究所なら一応安心だな」
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:06:09.16 ID:/YFv0hsO0
サクラダイト研究所・正門


トボトボ

ジェレミア「……む、ここはどこだ?」

ジェレミア「知らない内によく分からない所まで来てしまったな……ん?」


<サクラダイト研究所>


ジェレミア「サクラダイト研究所……確か、紅蓮とランスロットを開発した研究所だったな」

ジェレミア(もしや、ここの研究者ならばあの方達の行方を知っているかもしれん……)

千草「あの……どうかされましたか?」
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:07:32.25 ID:/YFv0hsO0
ジェレミア「ん……?お前は……ヴィレッタ!?」

千草「ヴィレッタ?ごめんなさい、私、つい最近の事意外の記憶を失くしてしまって……もしかして、ヴィレッタって私の名前ですか?」

ジェレミア「記憶喪失だと!?」

ジェレミア(まさかこんな事になっていようとは……だがこれは都合がいいかもしれん)

千草「そういえば、研究所に何か用ですか?」

ジェレミア「あ、ああ。実は見学を申し込んだジェレミア・ゴットバルトという者でして」

千草「そうだったんですか、失礼しました。受付まで案内しますね」

ジェレミア「お願いします」

千草「はい。自己紹介しておきますね。私はこの研究所で雑務をしている千草といいます」

ジェレミア「千草?」

千草「私を助けてくれた人が付けてくれた名前です」

ジェレミア「はあ……」

千草「では、私に付いてきてください」

ジェレミア「はい。と、その前に……」

スッ

キィーン


ジェレミア(よし)

千草「あの?」

ジェレミア「ああ、すみません。では行きましょうか」
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:10:00.55 ID:/YFv0hsO0
ロイド「うーん、新装備の開発が思いのほか進まないね」

ラクシャータ「ヴァリス、だっけ?あの銃」

ロイド「そ。可変弾薬反発衝撃砲、通称ヴァリス。紅蓮は何か新しいの無いの?」

ラクシャータ「この前のルミナスエナジーの共鳴で出来た輻射波動の射出が安定して出来ればいいんだけどねぇ……」


千草「失礼します」

ラクシャータ「ああ、アンタか。……で、そこの人は?」

千草「こちらの方は今日見学に見えられたジェレミアさんです」

ジェレミア「はじめまして」

ロイド「おかしいね、今日は見学の予定は無かったはずだけど」

千草「え?」
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:11:05.55 ID:/YFv0hsO0
ジェレミア「騙して申し訳ない」

ラクシャータ「部外者が堂々とこの研究所に入ってくるんて、アンタ何者だい?」

ジェレミア「私はジェレミア・ゴットバルト。かつてエデンバイタル帝国に居た者です。ここの責任者の方ならば私の探している方を知っているのではないかと思い、伺ったのです」

ロイド「知ってたとして、それを僕達が答えると思う?」

ジェレミア「いえ、その答えさえ聞ければ十分です」

ロイド「あれ?」

ラクシャータ「バカだね。こういうのは適当に知らないってはぐらかしとけばいいのさ」

ロイド「ぐぬぬ」

ビーッ!

ビーッ!


所員『大変です所長!研究所に未確認物体が接近してきます!』

ラクシャータ「ついに研究所に直接攻めてくるようになったか」
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:12:42.49 ID:/YFv0hsO0
ビーッ!

ビーッ!

スザク「何だ!?」

ナオト「カレン、スザク、敵襲だ!」

カレン「なんですって!最近大人しくいていると思ったら、今度は研究所に攻めてくるなんて!」

セシル「二人とも、出撃の準備を!」

カレン「はい!」

ナオト「要、こんな日に研究所に来てるなんてお前も運が悪い奴だな」

扇「今更だろ」

ナオト「危ないから、お前はシェルターに避難していろ」

扇「俺だけ避難するわけには行かないだろ。それに……」


扇「あの二人が負けるなんて思って無いからな、どこに居ても危険はないさ」

ナオト「そうか……それじゃ、俺と一緒に研究室に行こう。そこなら戦いも良く見える」
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:13:19.03 ID:/YFv0hsO0
ラクシャータ「で、アンタは結局なんなんだい?」

ジェレミア「スパイと、疑っているということですか」

ラクシャータ「当然だろ?」

ジェレミア「ならば私の誠意を見ていただこう」
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:17:24.79 ID:/YFv0hsO0
キューエル「ジェレミアとヴィレッタは何をしていたのか……あのようなおびき出し方をせずともこうして本拠地を攻撃すればいいものを……」

ジェレミア「その通りだ、キューエル!」

キューエル「貴様ジェレミア!生きていたのか!」

ジェレミア「この通り、私は生きている」

キューエル「生きているならばなぜ戻ってこない!クロヴィス様はお怒りだ!」

ジェレミア「残念だが私はクロヴィスの下に戻るつもりは無い。私の真の目的を果たすときが来たのだからな」

キューエル「貴様……今クロヴィス様を呼び捨てに!馬鹿な!ギアスにかかったお前はクロヴィス様には逆らえないはず!」

ジェレミア「その通りだ!しかし、もし私にギアスがかかっていないとしたら?」

キューエル「何?……はっ!まさか貴様、オレンジの!」

ジェレミア「そうだ!私は新皇帝シュナイゼルによって滅ぼされたオレンジ族の生き残りだ!」

キューエル「ギアスを全くものともしないというあの一族の生き残りが居たとは……!くっ……!今まで気付かないとはなんという不覚!」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:19:37.22 ID:/YFv0hsO0
キューエル「しかし貴様が出てきた所で何も変わるまい!既に研究所にはスパイを送り込んでいるのだからな!」


ナオト「何だって!?」

ラクシャータ「あのジェレミアって奴ではないとすると……」

扇「スパイ………!まさか!?」


キューエル「そうだろう、ヴィレッタ?」


千草「私が帝国のスパイ……?」

セシル「そんな、千草さんが帝国のスパイだったなんて!」

扇「違う!千草がスパイなわけがない!」

ナオト「心配するな要」

扇「ナオト?」

ナオト「誰も疑っちゃいないさ」
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:23:31.89 ID:/YFv0hsO0
ジェレミア「フッ……」

キューエル「何がおかしい!?」

ジェレミア「ヴィレッタにかかっていたギアスは既に我が一族に伝わる秘術で解除してある」

キューエル「何……?」

ジェレミア「記憶喪失に陥っていてな、そのお陰でギアスにかかっていた事も忘れていたようでね。そのときにギアスを解除させてもらった」

キューエル「そんな都合のいい話があってたまるか!」
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:25:18.24 ID:/YFv0hsO0
紅蓮「また性懲りもなく現れたわね、エデンバイタル帝国!」

キューエル「紅蓮、それにランスロット!」

ランスロット「覚悟しろ!」

キューエル「相変わらず正義の味方を気取るか!」

紅蓮「あんた達が悪さをするからでしょうが!」

キューエル「そうか。ならばお前達は悪であれば討つのか!」

紅蓮「その通りよ!」

キューエル「ならば、あそこに居るヴィレッタはどうだ?」

紅蓮「そんな人は知らないね!」

キューエル「何?」

紅蓮「あそこにいるのは千草さんよ!あんたのいうヴィレッタとかいう女じゃないわ!」


扇「カレン……」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:25:58.22 ID:/YFv0hsO0
キューエル「ならばそこの男!お前はどうなんだ!かつてお前達を苦しめた悪の手先だとしても信用するのか!?」


扇「違う!」

キューエル「っ!?」

扇「俺はあんたのいう女なんて知らない!この人は俺の……!」

キューエル「ええい!揃いも揃って!」
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 19:26:06.01 ID:DUoblbROo
オレンジ族わろたww
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:27:07.35 ID:/YFv0hsO0
キューエル「こうなれば、貴様達のいう正義とやらを打ち砕いてくれようぞ!」

キューエル「このサザーランドREVOならば、貴様らのロボットに遅れはしない!しょぼい一転突破型とは違うのだよ!」


キューエル「くらえ!ショルダーキャノン!」

バシューン!

紅蓮「レイディエント・フィールドッ!」

バリィィィィ

キューエル「バリアーかっ!」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:29:09.45 ID:/YFv0hsO0
紅蓮「スザク!」

ランスロット「分かっている!ランスロットキィィィック!」

バシーン!

キューエル「ぐはっ!?」

ランスロット「カレン、トドメを!」

紅蓮「任せて!」


ギュイーン!


キューエル「しまった、このままではやられる!逃げなくては!」

紅蓮「逃がすかっ!」

ガシッ

紅蓮「これが紅蓮のとっておきだ!」

紅蓮「レイディエント・サージッ!」

バリバリバリバリ

キューエル「いかん、脱出を!」ダッシュツ

ドーカン!

キューエル「紅蓮、ランスロット!貴様達はこの私が倒してみせるぞ!覚えていろ!」

紅蓮「アンタごとき、覚えている必要も無いね!一昨日来なさい!」
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:29:49.97 ID:/YFv0hsO0
扇「千草……」

ヴィレッタ「ヴィレッタだ……すまない要。私は全てを思い出した」

扇「!?」

ナオト「記憶を取り戻したのか。よかったな、とでも言えばいいのかな?」

ヴィレッタ「随分と迷惑をかけてしまったな……ジェレミア卿のお陰もあり、本当の意味で本来の私を取り戻すことが出来た」

扇「そうか……」

ナオト「これからどうするんだ?」

ヴィレッタ「ジェレミア卿と共に帝国と戦う術を考えることになりそうだが……」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:31:59.35 ID:/YFv0hsO0
ヴィレッタ「その、結局はこの研究所に居ることになりそうだし……」

ヴィレッタ「要……さんっ!」

扇「!?は、はい!」

ヴィレッタ「その、まだ暫く置いて貰えませんかっ!///」

扇「へ?」

ヴィレッタ「それに、その、さっきの続きも聞きたいし……」

扇「続き?」

ヴィレッタ「この人は俺の……何ですか!」

ナオト「……恥ずかしさの余り喋り方がおかしくなってるな」

セシル「記憶を取り戻しても好きになってしまったという事を忘れるわけでは無いんですね」

ヴィレッタ「どうなんだ、要っ!」

扇「ええっ!?いや、さっきのはその場の流れというか、えーと……///」

ナオト「同棲からスタートしたくせに今更何を恥ずかしがっているんだお前達は」

扇「ど、同棲じゃない!偶々俺の家で預かっただけで!っていうか、置いてやれって言ったのお前だろ!」

ヴィレッタ「さあ、早く答えて!」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:32:45.92 ID:/YFv0hsO0
カレン「なんだかよく分からないけど、これで一件落着でいいのよね?」

スザク「いいんじゃないかな?」

ジェレミア「ヴィレッタの言うとおり、私も帝国と戦う為に研究所に居つくことになるだろう。これからよろしく頼む」

ラクシャータ「その事なんだけど」

ラクシャータ「うちの研究所もう人がいっぱいいっぱいなのよね」

ジェレミア「なんとっ!?だったら私はどうやって生活してゆけばいいのだ!」

ラクシャータ「……しょうがないねえ。ちょっと待ってな」
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:34:06.46 ID:/YFv0hsO0
ピッポッパ

PLLLLLLL!

ピ!

ラクシャータ「もしもし、咲世子かい?私だよ。一人、仕事を紹介してやって欲しい奴がいるんだけどさ」

ラクシャータ「20代後半の男だけど……うん、うん。え?愛想はいいかって?……まあそれなりかね」

ラクシャ−タ「え?一つある?わかった、伝えとくよ」

ピ!

ラクシャータ「あんたの勤め先が決まったよ」

ジェレミア「はあ……」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:37:06.98 ID:/YFv0hsO0
おでん屋「ナナちゃん」



咲世子「ジェレミアさん、3番テーブルにビールと日本酒を」

ジェレミア「はいっ、分かりました!」

咲世子「あと、もうちょっと急いで働いてください。注文立て込んでいるんですから」

ジェレミア「はいぃぃ!」


ナナリー「この前のお客さん、まさかお店で働くことになるなんて思いませんでした」

ナナリー「きっと、前のお仕事クビになってしまったからあんなにやさぐれて居たんですね」

カレン「……まあ、そうだね」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:39:49.95 ID:/YFv0hsO0
玉城「で、このベッピンさんが扇の嫁さんてわけか?」ヒック

扇「嫁さんじゃない!まだ結婚してないし、そもそも付き合ってだって……」

井上「そうなの?」

南「扇、お弁当まで作ってもらっててそれはないだろう」

杉山「で、扇はなんて言ってあんたを口説いたんだ?」

ヴィレッタ「それがな、要は私に何時まで経っても返事をくれないんだ」

杉山「返事!?」

吉田「扇さん、まさか女性の方から言わせたんですか!?」

玉城「おうおう扇よぉ!こういうのは男のほうからガツンといかねえとダメじゃねえか!」ヒック

扇「皆落ち着け!誤解だ!」

ナオト「さあ白状しろ要、あの時お前は何て言おうとしたんだ?」

扇「いや、あれは、なんというか……!」

南「その話気になるな。何を言おうとしたんだ?」

ナオト「実はだな……」

扇「ナーオートー!」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:41:08.88 ID:/YFv0hsO0
C.C.「良かったじゃないか。記憶が戻っても何も変わらなくて」

カレン「そうね」

カレン「……あんたはどうなると思っていたのよ」

C.C.「聞いてどうする。今ある結果で満足なんだろう?」

カレン「そうだけど。あんたがどう思っていたのか気になるのよ」

C.C.「そうだな……ドラマみたいに、助けた女に殺される、なんてこともあったかもしれないぞ?」

カレン「洒落にならないんだけど……」

C.C.「だが、現実は思ったよりも残酷ではない。意外と不幸な結果にはならないものだ」

カレン「そういうものなの?」

C.C.(だからと言って、幸せな結果になるとも限らないがな)
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/05(火) 19:41:55.93 ID:/YFv0hsO0
C.C.「ん……皿が空だな。ナナリー、厚揚げと卵だ」

カレン「あ、私も!ちくわとつみれ!」

ナナリー「はい。ちょっと待っててくださいね」


ナナリー「はい、C.C.さん、カレンさん、どうぞ!」

カレン「サンキュー、ナナリー!」

C.C.(……)

C.C.「いや、意外と幸せなのかもしれないな」

カレン「ふぇ?」モグモグ




第5話 完
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 19:48:19.44 ID:CYleeTXWo

次回も期待
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/05(火) 20:07:42.14 ID:xJLuh05To
やだこの夫婦本編より断然いい
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 20:12:45.33 ID:sO9EPOQIO
おちゅ

扇爆ぜろ
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 20:33:37.93 ID:DUoblbROo

扇はヴィレッタにはもったいない
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/06/05(火) 20:39:20.64 ID:0yEDx1Y1o
乙です、タイトルが裏切りだったからドキドキしたけど敵側からの話でよかった

>>224
いやいや逆だろう
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/06/06(水) 01:14:10.28 ID:YT5AAgMAO
C.C.だからこそ重みがあるな

227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/06(水) 20:50:05.46 ID:DhyJidTIO
ジェレミアの嫁は咲世子さん

異論は認めない
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/06(水) 21:32:55.27 ID:MkJ3ZLBoo
娘はアーニャ
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 00:39:05.57 ID:GXiS71N/0
そしてアーニャは俺の嫁
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/06/07(木) 17:59:18.18 ID:U3fqemq0o
オレンジ族で不覚にも笑ってしまった……おつ
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 22:50:20.81 ID:x9N6W2VI0
続きが気になる
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 16:30:49.92 ID:rLZz954Z0
新たにジェレミアとヴィレッタを仲間に迎えたサクラダイト研究所!

ジェレミアの情報提供により、遂にクロヴィスの居場所が明らかになる!

カレン達はクロヴィスと決着を付けるべく、敵の基地を攻撃することを決めた!

果たして、カレン達はクロヴィスを倒すことが出来るのか!?


次回 コードギアス!


「クロヴィス、悪魔の戦い!」


クロヴィス「このままでは私は廃嫡だよ……!」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 16:44:47.12 ID:eDLLG7Ia0
俺と嫁アーニャの活躍はまだか?
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/13(水) 16:46:56.31 ID:kPZyOEmVo
お前の出番はない
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 18:20:30.39 ID:KLyTDZOIO
コーネリアお姉ちゃんの立ち位置が気になる今日この頃
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:40:37.29 ID:rLZz954Z0
カレン「神根島?」

ジェレミア「そうだ。そこにクロヴィスのアジトがある」

ラクシャータ「伊豆諸島にある島だね。まさかそんなところに潜伏していたとはね」

スザク「まさか、僕達の方から打って出ようという事ですか?」

ジェレミア「その通りだ。本拠地を叩かなければ何時まで経っても戦いは終わらないだろう」

カレン「そうね。そろそろ決着をつける時だと思うわ」

スザク「確かに本拠地が判明した以上、こちらから攻勢に出るのは悪くは無いけど、問題は僕達には海を渡る手段がないじゃないか」

ラクシャータ「それなら大丈夫さ」

Pi!

スザク「こ、これは!?」

ラクシャータ「こんなこともあろうかと開発していた新型潜水艦さ」

カレン「何時の間にこんなものを……」

ラクシャータ「それじゃ、さっさと準備を済ませて出発するよ」

スザク「今すぐにですか!?」

ラクシャータ「善は急げって言うからね」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:41:58.01 ID:rLZz954Z0
第6話「クロヴィス、悪魔の戦い!」




カレン「……」


ジノ「まさかこんな潜水艦に乗れるとは思いもしなかったな!」

リヴァル「俺はいいとばっちりだけどな……」

ミレイ「どうリヴァル?潜水艦の操縦は?」

リヴァル「いきなりマニュアル渡されて運転しろって、結構無理あるんじゃないかな……」

シャーリー「いつもルル乗せてバイク運転してるから、なんか運転できちゃいそうなイメージあるよね」

リヴァル「バイクとは勝手が違うっての!」

ルルーシュ「それにしちゃ、随分と様になってるんじゃないか?特に困った様子もないし」

リヴァル「思ったよりも簡単だったからなー」

C.C.「人間誰しも、一つくらいは取柄があるものだな」

リヴァル「それ酷くね!?」


セシル「ニーナちゃん、エンジンの調子はどうかしら?」

ニーナ「特に問題は起きていません。大丈夫だと思います」

ロイド「ぶっつけ本番で使ってるからね、万が一問題が起きたら僕達帰れないよ〜?」

セシル「不吉なこと言わないでくれますか?」


ナナリー「海の中ってなんだか不思議な感じがするよね」

神楽耶「私はちょっと不気味な感じがしますわ〜」

アーニャ「海底……記録」カシャ
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:42:37.60 ID:rLZz954Z0
カレン「なんで皆いるのよ……」

スザク「別にいいじゃないか、賑やかな方が楽しいしね!」

カレン「遊びに行くわけじゃないんだってば!戦いに行くのよ!危ないわよ!」

スザク「だったら、僕たちが頑張って皆を守ればいいんだ」

カレン「あんたのその前向きな考え方にはいつも感心するわ……」


カレン「それ以外にも……」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:43:38.10 ID:rLZz954Z0
卜部「いつもサクラダイト研の技術力には感心させられるな」

朝比奈「まだ出し惜しみをしている感じがあるね。こんな潜水艦所有しているくらいだし、まだ他にも秘密兵器があるかもな」

藤堂「いいか、この戦いが先日採用された新型機、月下の初陣となる。気を引き締めていけ!」

千葉「了解!」


ジェレミア「咲世子、このクーラーボックスは何だ?」

咲世子「お茶菓子ですよ。到着まで大分時間はかかりそうですし、お茶の時間くらいはあるかと思いまして」

ジェレミア「なるほど。というよりも何故君が付いてきているんだ?」

咲世子「久々に本業に依頼が入ったので」

ジェレミア「本業?そういえば、君は大きな屋敷に住んでいて中々裕福な様だが、何故おでん屋でアルバイトを?」

咲世子「秘密です。居候ごときが主人のプレイベートに干渉するんですか?」

ジェレミア「ごめんなさい……」
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:44:33.96 ID:rLZz954Z0
カレン「軍の人とか咲世子さんとか……」

ラクシャータ「軍は私が呼んだのさ。流石に本拠地乗り込むのに2機だけっていうのは辛いからねぇ」

カレン「確かに大変かも知れませんね」

ラクシャータ(本当は月下のデータが取りたいだけなんだけどね)

カレン「何か言いましたか?」

ラクシャータ「いんや、何でもないよ」
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:45:31.11 ID:rLZz954Z0
神根島



カレン「ここが神根島……」

スザク「一見するとただの無人島ですけど……」

ジェレミア「基地はこの島の中心部だ」

ラクシャータ「紅蓮とランスロットの準備は終わってるよ」

セシル「スザクくん、カレンちゃん、しっかりと頼むわね!」

カレン「はい!」

スザク「はい!クロヴィス、ここで決着をつけます!」
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:47:21.97 ID:rLZz954Z0
藤堂「全機、進軍開始!」

四聖剣「「了解!」」

カレン「軍の人たちはやる気いっぱいね。私達も負けてはいられないわ!」

???「フハハハハ!この神根島まで攻めてくるとはご苦労なことだ!」

スザク「この声は、キューエル!」

キューエル「飛んで火に居る夏の虫とはこのことだな!」

カレン「どうだか……小物のあんたの事だから、内心ここまで攻めてこられて焦ってるんじゃないの?」

キューエル「ギクッ!」

スザク「どうやら図星のようだな。よし、一気に仕留める!」

キューエル「そう簡単にいくか!いでよっ!」

ガシーン

ガシーン

カレン「これは!?何て数のナイトメアなの!」

スザク「早く片付けて、島の中心部へ急ぐぞ!」

藤堂「いや、ここは我々に任せろ!」

スザク「藤堂さん!?」

藤堂「敵の指揮官さえ倒せれば総崩れになる。君達は先行して、クロヴィスを!」

カレン「けど!」

藤堂「この新型機の月下は以前の無頼とはまるで違うからな。我々の連携も合わされば、どのような大群も敵では無いだろう」

スザク「わかりました!ご武運を!」

ギュイーン

藤堂「いくぞ!全機、旋回活殺自在陣!」

四聖剣「「はっ!我等の誇りにかけて!」」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:48:45.71 ID:rLZz954Z0
ギュイーン

カレン「変ね……不気味な程に何も無いわね」

スザク「敵は全部藤堂さん達に集中しているわけじゃ無いと思うけど……」

カレン「敵の親玉が居るっていうのにその周りは完全に無防備。罠かしら?」

スザク「ん……!?見るんだカレン、あんなところに洞窟が!」

カレン「本当だ。あの大きさだと紅蓮とランスロットじゃ入れないか……降りて入るしかないわね」
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:51:33.23 ID:rLZz954Z0
カレン「それじゃ早速中に……」

???「カレンさん、スザクさん!」

カレン「あれ?この声は……」

咲世子「ふぅ……やっと追いつきましたね」

カレン「咲世子さん!?どうしてここに!?」

ジェレミア「待ってくれ咲世子……速すぎるぞ……」ゼェゼェ……

咲世子「……よく私に付いて来れましたね」

ジェレミア「いや……大分……きつかった……」ゼェゼェ……

スザク「どうして来たんですか?」

咲世子「もしものためにあなた達の護衛を頼まれていたので。こうしてロボットを降りての活動はより危険が伴いますし」

カレン「前から思ってたんだけど、咲世子さんて何者なんですか……?」

咲世子「秘密です。では行きましょうか」

???「私も同行させてもらおう!」

スザク「その声は……ゼロ!」

カレン「まさかこんなところにまで現れるなんて……」

ゼロ「クロヴィスには聞きたいことがあるのでな。さあ行くぞ」
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:53:38.13 ID:rLZz954Z0
カレン「お前がクロヴィスね!」

クロヴィス「そう!私がエデンバイタル3皇子の一人、クロヴィス!」

スザク(ここに辿り着くまでに兵も配置せず罠も仕掛けていなかった。一体どんな意図が……?)

ゼロ「罠の一つも仕掛けていると思ったが、大人しく我々に降る覚悟でも出来たのか?」

クロヴィス「罠など必要はないよ。そう……強いて言えばこの私自身が罠!」

ゼロ「何?……そうか!」

クロヴィス「ゴッド・ブレス・ユー」

キーン

カレン「え……」

ジェレミア「いかん!目をそらすんだ!」

カレン「あ、うん」

スザク「」キーン
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 19:56:27.23 ID:rLZz954Z0
クロヴィス「そこの彼はかかった様だね。ならば私のいう事を聞いて貰おうか」

スザク「イエス、ユアハイネス」

カレン「スザク?どうしちゃったのよ!?」

ゼロ「やはりギアスを使ってきたか!」

ジェレミア「ゼロ、ギアスを知っているのか!?」

ゼロ「私もギアスに縁があってな。奴の使うギアスは絶対服従の力、その名もザ・ブレス!」

カレン「絶対服従!?」

ゼロ「そうだ。このギアスに掛かったものは、無条件で奴の命令を聞くようになる」

カレン「そうか、これでヴィレッタさんを操っていたのね!」
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:00:41.02 ID:rLZz954Z0
クロヴィス「さあ、そこの紅蓮のパイロットを殺せ!」

スザク「はっ!」

ガシッ

カレン「くっ……やめて、スザク!正気に戻って!」

ジェレミア「早くギアスを解かなければ!」スッ

クロヴィス「させると思ったかな?下がれ!」

スザク「はっ!」スタッ

ジェレミア「むぅ、こうも動き回られては!」

咲世子「ここは私に任せてください」

ジェレミア「え?」

スタッ

タッタッタッタ

スザク「こっちに来る!?」

咲世子「失礼」シュトウ

ストン

パタッ

スザク「」

咲世子「意外と簡単に落ちましたね」

カレン「一撃で気絶させちゃった……」

ジェレミア「よし、今のうちに」

キーン

スザク「はっ!僕は一体!?」
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:04:19.51 ID:rLZz954Z0
クロヴィス「オレンジの秘術……ここまで厄介とはね。兄上の判断は正しかったか」

ゼロ「観念しろクロヴィス!」

クロヴィス「何を言っているんだ?それはお前達の方だ!」

パチン!

ゾロゾロゾロ

咲世子「やはり兵を忍ばせていましたか」

クロヴィス「後は頼むよ。私は失礼させて貰うからね」スタスタスタ

カレン「待て!逃げるのか!」タッタッタ

ゼロ「追うな!奴のギアスの餌食になりたいか!」

カレン「けど!」

ゼロ「私に任せてもらおう」

スザク「大丈夫なのか?」

ゼロ「その為の仮面でもある」


咲世子「さて、ここは私の出番ですね」スチャ

ジェレミア「ある程度手加減をお願いしたい。彼らもクロヴィスのギアスによって操られているだけなのだ」

咲世子「わかりました。私がしばらく抑えていますので、あなたは術をお願いします」

ジェレミア「無論だ」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:09:56.64 ID:rLZz954Z0
クロヴィス「くっ……まさかここまで追い詰められるとは!」

ゼロ「哀れだな、クロヴィス。平静を装っていても内心での焦りは相当なものだろう」

クロヴィス「ゼロ!一人で来たか。だが私のギアスで!」キーン

ゼロ「無駄だ。貴様のギアスも俺のギアスと同じで、相手の目を直接見なければならないからな。それ故、この仮面の様に透過率の低い物を通してギアスをかけることはできないだろう」

クロヴィス「俺のギアスと同じ……?ゼロ、まさか貴様の正体は……!?」

ゼロ「気付いたようだな。お久しぶりです、“兄上”」

クロヴィス「やはり生きていたか!皇帝だった父を殺し、魔神コードギアスを奪って逃げたお前が今度は何を望む!?」

ゼロ「俺は何も望まない!強いて言えば、ただ平穏が欲しいだけだ!その為にも!」スチャ

クロヴィス「っ!?やめろ!お前は腹違いとはいえ、父と同じく実の兄をその手で[ピーーー]のか!?」

ゼロ「綺麗事では何も変えられないから……!」

ターン!
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:10:38.76 ID:rLZz954Z0
ゼロ「……」

クロヴィス「外……れた……!?」

ゼロ「だが、俺は方法に拘ってみせる!ここでお前を撃っては、俺はシュナイゼルと同じになってしまう!」

ゼロ「失せろクロヴィス!もう二度と俺達の前に現れるな!」

クロヴィス「くっ……このままでは私は廃嫡だよ……!」

タッタッタッタ
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:12:07.45 ID:rLZz954Z0
藤堂「これで終わりだ!藤堂流剣術奥義、影の太刀!」

ズバーン!

キューエル「ぐわぁぁぁぁぁ!」

ドカーン!

藤堂「ふっ……他愛も無い」

朝比奈「敵の全滅を確認!」

藤堂「そうか。あとはあの二人の帰りを待つだけ……」

ドーン!

藤堂「……!?何だ!?」


クロヴィス「ここで私は負けるわけには行かないのだ!」

クロヴィス「こんなこともあろうかと、密かに開発していたこのナイトメア、いや、ナイトギガならば!」
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:13:52.77 ID:rLZz954Z0
ビューン!

千葉「向かってきます!」

藤堂「全機散開!」

クロヴィス「無駄だ!」

グルグルグルグル

卜部「ぐあー!」

ドカーン!

藤堂「卜部!」

朝比奈「ああも飛ばれちゃこっちの攻撃が届きやしない!」

クロヴィス「このジークフリートの前には貴様らなど虫けらに過ぎん!フハハハハ!」

藤堂「なんとしても持ちこたえるんだ!紅蓮とランスロットが戻るまで!」
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:14:32.58 ID:rLZz954Z0
ギュイーン

カレン「あんな切り札があったなんて!急ぐわよ、スザク!」

スザク「わかってる!けど、咲世子さんたちは大丈夫かな?」

カレン「殺そうったってそうそう死なないわよ。信じよう?」

スザク「うん、そうだね!」
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:16:28.19 ID:rLZz954Z0
クロヴィス「後は貴様だけだ!」

藤堂「ぐう……万事休すか……」


カレン「そこまでよ!よくも私達の大切な仲間を苦しめてくれたわね!」

スザク「藤堂さんは下がっていてください!」

藤堂「すまない!後は任せる!」

クロヴィス「来たか!紅蓮、ランスロット!このジークフリートでお前達と決着を付けてやる!行くぞ!」
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:18:08.06 ID:rLZz954Z0
グルグルグル

カレン「回転して突撃してくる!」

スザク「僕に任せて!」

スザク「ブレイズルミナス全開!」シールド

ドーン

バリーン!

スザク「ぐあっ!」

カレン「スザク、大丈夫!?」

スザク「ブレイズルミナスが破られるとは……思った以上に威力が大きい!」

クロヴィス「その様なシールドでジークフリートの攻撃に耐えられるものか!」

ビューン

カレン「ちょっと!飛んでいるなんて卑怯よ!降りてきなさい!」

クロヴィス「ハハハ!戦いに卑怯も何もあるものか!」

カレン「どうしたらいいの……!」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:20:07.70 ID:rLZz954Z0
ロイド『スザク君!』

スザク「ロイド博士!?」

ロイド『今から完成したばかりの新兵器を送るよ!』

スザク「ヴァリスが完成したんですか!」

セシル『ヴァリスだったら遠くの敵も攻撃できるはずよ!』

スザク「わかりました!おねがいします!」


セシル「武器コンテナ、射出準備」

ニーナ「はい。目標、ランスロット」

セシル「コンテナ、発射!」

バシューン!
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:21:02.79 ID:rLZz954Z0
クロヴィス「ん?あれは?」

スザク「来た!」

クロヴィス「新兵器か何かだな?そうは上手くいくものか!」

グルグルグルグル

スザク「まずい!追いつかれる!」

カレン「させるかぁぁぁぁぁぁ!」

ガシィィィィィ!

クロヴィス「馬鹿か!受け止めただと!?」

ビューン

カレン「くそ……流石に輻射波動を叩き込むには時間がなかったか……!」

スザク「飛んで逃げられたなら打ち落とせばいいだけだ!」
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:24:36.36 ID:rLZz954Z0
スザク「これがランスロットの新兵器!その名もヴァリス!」


スザク「くらえ!」

バシュッ バシュッ バシュッ

クロヴィス「そんな貧弱な攻撃が効くものか!」スイー

スザク「まだだ!ヴァリス、フルパワー!」

バシューン!

クロヴィス「マズい、避けられないだと!?」

ドーン!

クロヴィス「しまった、推進部がやられた!落下する!」ヒューン

スザク「今だカレン!」

カレン「ええ!」
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:29:44.96 ID:rLZz954Z0
ギュイーン!

ガシィ!

クロヴィス「ぐっ、パワーが上がらない!何故だジークフリート、何故動かん!」

カレン「これで終わりよ!レイディエント・サージッ!」

バリバリバリバリ!

クロヴィス「この私が……死ぬ!?」

カレン「年貢の納め時ってやつよ!覚悟しなさい!」

クロヴィス「フッ、フハハハハハ!」

カレン「何がおかしいの!?気でも狂ったの!?」

クロヴィス「いいか、私を倒した程度でいい気になるな!私は三皇子の一人に過ぎぬ!あと二人、そして皇帝が居ることを忘れるな!ハハハハハハ!」

ドカーン!


カレン「やった……三皇子の一人を倒したんだ!」

スザク「これで、一時的とはいえ平和になるね」

カレン「エデンバイタル帝国、これで諦めてくれればいいけど……」
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:30:17.96 ID:rLZz954Z0
ゼロ「クロヴィス……」

C.C.「悲しいか?腹違いとはいえ、実の兄を失ったのだからな」

ゼロ「C.C.!?」

C.C.「安心しろ。私はお前の味方だ。お前の不利になるようなことはしない」

ゼロ「C.C.、以前から思っていた。お前は一体何者だ?」

C.C.「私の事はどうでもいい。それよりもお前だ」
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:48:25.16 ID:rLZz954Z0
C.C.「ゼロ、何故お前はゼロなんだ?」

ゼロ「どういうことだ?」

C.C.「お前の仲間は薄情ではない。むしろお人よしの集まりだ。真実を話しても、きっと協力してくれるだろう」

ゼロ「わかっている。わかっているからこそだ。俺は俺の友達を巻き込みたくはない。だからこその仮面だ」

C.C.「もう既に巻き込まれている。承知をしていないのはお前だけだ」

ゼロ「だが!」

C.C.「覚悟を決めろ。お前もいつかは戦わなければならない日が来る。お前が魔神コードギアスを持っている限りな」

ゼロ「魔神の事まで!?やはりお前は何者なんだ!」

C.C.「さあな。私も私自身の事など覚えてなんかいないんだ。だから、あまり気にするな」

ゼロ「いい加減な奴め……!」

C.C.「そうとも、私はC.C.だからな」

ゼロ(俺もいつかは戦わなければならない時は来る。それは分かっている)

ゼロ(だが、こんな俺に魔神は応えてくれるだろうか……)
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:49:05.19 ID:rLZz954Z0
咲世子「クロヴィスを倒すことに成功したようですね」

ジェレミア「そのようだな……しかし、帝国は次の刺客を送り込んでくるだろう」

咲世子「まだまだ平和は遠そうですね」

ジェレミア「そうだな……」
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:49:56.42 ID:rLZz954Z0
ジェレミア「で、咲世子」

咲世子「はい?」

ジェレミア「結局君は何者なのだ?」

咲世子「ただのフリーターですよ。不況のせいで仕事がみつからないんですよ」

ジェレミア「お前の様なフリーターがいるか!とんでもない身体能力だし、気がついたらランドスピナーよりも速いではないか!」

咲世子「それに追いついてきたあなたも大概ですけどね」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/13(水) 20:51:03.83 ID:rLZz954Z0
ミレイ「流石はあの二人ね!敵のボスを倒しちゃうんだもの!帰ったらパーティーよ!」

リヴァル「パーティーね……料理つくるルルーシュも大変だな」

ジノ「そういえば、ルルーシュはどこいったんだ?」

シャーリー「そういえばいないね」


ロイド「そうだラクシャータ、例のアレ。進んでる?」

ラクシャータ「まだまだだね。どこをどう修理したらいいのか」

ロイド「気長にやるしかないのかな」

ラクシャータ「あんなもの、使えないままの方がいいかもしれないよ」

ロイド「さすがの僕もそれには共感するね。興味はあるんだけどなあ……」



第6話 完
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/13(水) 21:11:35.72 ID:0wdTNyK5o

ゼロ…エデンバイタル帝国幹部の兄弟だったなんて…一体何者なんだ(棒)
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 21:44:20.05 ID:KLyTDZOIO
乙!
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/17(日) 16:13:23.00 ID:C6F/RutU0
乙乙
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/19(火) 21:42:28.43 ID:rWS9HTBX0
ふぅ・・・嫁は今日も激しいな
流石淫乱ピンク
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 21:00:51.59 ID:sNQy21rIO
マダー?
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/22(金) 23:05:24.45 ID:mtVtAD/M0
次回予告


空から降ってきた少女との邂逅をするスザク。

ある女性を捜しているという銀髪の少年に振り回されるカレン。

そして現れる次の刺客!

新たな出会いと新たな敵に、物語は新たな展開を見せる!

次回、コードギアス!


「謎の美少女」


???「スザク、あなたに会えて……」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/06/23(土) 09:57:36.34 ID:fbyCdqvjo
落下系ヒロインきたー
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/23(土) 10:33:15.69 ID:o2gIT3jIO
銀髪…一体何ライなんだ…
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:53:36.00 ID:LEWgl01o0
ペラッ

スザク「ええと、トイレットペーパーにお茶っ葉にプリン……プリンの数がちょっと多すぎないか!?」

スザク「ロイド博士、いくらプリンが好きでも限度ってものがあるんじゃないかな……」


???「どいてくださーい!」

スザク「なんだろう……上から声が?」

ヒューン

スザク「って空から女の子が!?」

ドサッ!

???「イタタ……すみません!大丈夫ですか!?」

スザク「僕は大丈夫。君は?」

???「はい、あなたのおかげで」

スザク「ならよかった。それじゃ、僕はこれで」

???「待ってください!」

スザク「ん?」

???「私追われているんです!助けてください!」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:54:36.30 ID:LEWgl01o0
第7話「謎の美少女」


銀髪「まいったなぁ……どこ行っちゃったんだろう……」ウロウロ

銀髪「あの、すみません」

カレン「え、私?」

銀髪「はい。この辺りでちょっと変わった女の子見ませんでしたか?」

カレン「……質問が漠然としすぎて応えようが無いわよ」

銀髪「そうだよね」

カレン「それじゃ、私はこれで」

銀髪「ああっ、ちょっと待って!助けてくださいよ!このままだと僕怒られてしまいます!」オロオロ

カレン「んな事わたしの知ったこっちゃないし」

銀髪「それはそうだろうけど……」

カレン「まあ……今日は訓練もないし暇だから、付き合ってあげてもいいわよ」

銀髪「本当ですか!」
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:55:33.90 ID:LEWgl01o0
カレン「わかりやすい特徴とかないの?ただ女の子って言われたってわからないわよ」

銀髪「そうだな……なんかお花畑っぽいというか……」

カレン「あんたそれ、その子馬鹿にしてるでしょ?」

銀髪「何言ってるんですか!そんな事できるわけないでしょう!」

カレン「はぁ?」

銀髪「あ、すみません。こっちの話です」
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:57:05.33 ID:LEWgl01o0
???「あれは何ですか?」

スザク「あれはクレープ屋さんだね」

???「クレープ……ですか?」ジー

スザク「もしかして、食べたいの?」

???「いえ、そういうわけでは///」

スザク「あははは!わかった、買ってあげるから、一緒に行こうか」

???「けど、なんだか申し訳ないし……」

スザク「気にしなくていいよ、別に。僕がそうしたいんだから」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:58:07.26 ID:LEWgl01o0
スザク「はい」

???「ありがとう!ええと……」

スザク「スザクだよ」

???「え?」

スザク「僕の名前。枢木スザク」

ユフィ「ありがとう、スザク。私はユフィです」

スザク「ユフィっていうんだ。いい名前だね」ニコッ
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:58:33.87 ID:LEWgl01o0
カレン「お花畑っぽいねぇ……いくらなんでも抽象的過ぎるわよ」

銀髪「でも、確かにそんな感じなんだよね」

カレン「他にはなんかないの?」

銀髪「そうだなあ……フワフワした感じ?」

カレン「余計にわからなくなってきた……」
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 21:59:29.90 ID:LEWgl01o0
ユフィ「スザクは、何故私を信用してくれたのですか?」

スザク「悪い人には見えないからね。追われているっていうけど、きっと込み入った事情があるんだと思ってさ」

ユフィ「本当は私の我侭なんです」

スザク「我侭?」

ユフィ「はい。私のお姉さまはとても厳しい人で、こうして市井に出るのをあまり快く思っていないんです」

スザク「もしかしてユフィは、お金持ちのお嬢様なのかな?」

ユフィ「へ?ええ、まあ、そんな感じです」アセアセ
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:01:26.71 ID:LEWgl01o0
スザク「そっか。ということは、追っ手というのは家の使用人の人なのかな」

ユフィ「ええ。一緒に街に出てきたんですけど、ちょっと窮屈だったんで、逃げ出してきてしまいました」

スザク「使用人の人も大変だなあ……」

ユフィ「何時も迷惑をかけてばかりですから、少し申し訳ない気もします。ですが、私も自由に遊びたいときもありますから……」

スザク「……よし!僕が街を案内してあげるよ!」

ユフィ「いいんですか?」

スザク「うん。頼まれたお使いはまた今度でいいし。それに、お嬢様を一人で放っておくわけにはいかないからね!」

ユフィ「それでは、お言葉に甘えて」
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:02:11.15 ID:LEWgl01o0
カレン「あとの特徴は?」

銀髪「特徴……特徴……うーん……」

カレン「そんなに悩む事じゃないでしょ!」

ジノ「おーい!カレーン!」
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:02:54.10 ID:LEWgl01o0
カレン「ジノじゃない。それにアーニャも」

ジノ「どうしたんだカレン?困っていることがあれば何でも私に言ってくれ」

カレン「困ってるのは私じゃなくてこっち」

ジノ「こっち?」

アーニャ「誰?」

銀髪「あ、どうも」

ジノ「なんだこの男は。……!もしやカレンの!」

カレン「そんなんじゃないわよ!人探しを手伝ってあげてるだけよ」

ジノ「なんだ……そういうことか……」ホッ

銀髪「……?」
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:03:55.88 ID:LEWgl01o0
カレン「あんたたち二人してどうしたのよ?」

ジノ「おお聞いてくれカレン!ついに研究所が我々にロボットを作ってくれたのだ!」

カレン「そういえばお兄ちゃんが新型がどうのとか言ってたわね」

ジノ「それで、我々は訓練にいこうというわけだ!」

カレン「……すごい嬉しそうね」

ジノ「それはもう!」

ジノ「これで私もカレンの役に立てるしな……」ボソッ

カレン「何か言った?」

ジノ「気のせいだろう」

カレン「そ。ならいいけど」

アーニャ「ジノ、時間」

ジノ「む、まずい。急がなければ。では、カレン。また学校で」

カレン「うん。またね」
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:04:55.57 ID:LEWgl01o0
銀髪「研究所?ロボット?」

カレン「ああ。最近ニュースでよくやってるでしょ」

銀髪「ニュースで?ああ、エデンバイタル帝国と戦ってるって奴?」

カレン「そうそう。私、その紅蓮のパイロットなのよ」

銀髪「ええっ!これは気まずい……」

カレン「気まずい?何のことよ」

銀髪「いや、こっちの話」
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:05:29.56 ID:LEWgl01o0
カレン「で、あんたの探してるのはどんな人なのよ?」

銀髪「性格はちょっと天然ぽくて……」

カレン「いや性格はいいから……ん?」

銀髪「どうしたの?」

カレン「いや、あんな感じかなーなんて」スッ


ユフィ「スザク、次は何処へ?」

スザク「次は……」


銀髪「そうそうあんな感じで……って、あの人だよ!見つけましたよ、ユーフェミア様!」
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:06:56.49 ID:LEWgl01o0
ユーフェミアサマー!

ユフィ「……!この声は!」


銀髪「見つけましたよユーフェミア様!また勝手にどっか行って!」ドタドタ


ユフィ「ライ!?いけませんスザク、追っ手です。早く逃げましょう!」グイッ

スザク「わっ!ユフィ、そんな引っ張ったら危ないよ!」
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:09:38.13 ID:LEWgl01o0
カレン「一緒にいたのはスザクだったよね……何してたんだろ」

ライ「ほら、何やってるんですか!早く追わないと!」

カレン「あ、うん」
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:10:42.59 ID:LEWgl01o0
マテー!

ユフィ「このままでは!」

スザク「待ってユフィ!この先は確か……」

ユフィ「……え!行き止まり!?」

ライ「ゼェゼェ……やっと追い詰めましたよユーフェミア様……ゼェゼェ…もう少し大人しくしてくださいよ……もう……」

スザク「君も大変だなぁ」

ライ「そう思ったなら協力してくれたっていいでしょ!」

スザク「ごめん……」
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:14:51.72 ID:LEWgl01o0
ライ「さあ、大人しくアヴァロンに戻りましょう!」

ユフィ「……」キョロキョロ

ライ「……?」

ユフィ「ごめんなさい!」キーン

ライ「ええっ!ちょ……その手は……ずる……い……グゥ」バタン

カレン「ちょっと!突然倒れてどうしたの!?」

ライ「Zzzzz……」

カレン「寝てる!?」
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:15:33.36 ID:LEWgl01o0
ユフィ「さあ、行きましょうスザク!」

スザク「え?でも」

ユフィ「大丈夫よ!そこの人、ライの事をお願いします!」タッタッタ

カレン「ライ?ああ、こいつか」

スザク「ごめんカレン!あとは頼んだよ!」タッタッタ

マッテヨユフィー!

カレン「なんなのよ今日は……」
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:16:43.79 ID:LEWgl01o0
ユフィ「ここまで来れば大丈夫ですね」

スザク「けど、いいの?」

ユフィ「もう少しだけ自由でいたいから……」

スザク「……そっか。さっきの人大丈夫かな?突然倒れたりして」

ユフィ「だ、大丈夫よ!きっと寝不足が祟ったんだと思うわ!」アセアセ

スザク「そうなの?」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:17:11.18 ID:LEWgl01o0
ユフィ「繁華街から少し離れてしまいましたね」

スザク「そうだね」

ユフィ「こちらの方には何かないのですか?」

スザク「特にはないけど……あ、そういえば」

ユフィ「どうしました?」

スザク「この近くに友達のやってるおでん屋があるんだ」

ユフィ「それ行ってみたい!」

スザク「まだ準備中だと思ったけど……まあ行ってみようか」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:19:27.01 ID:LEWgl01o0
ガラガラ

スザク「ルルーシュ、いるかい?」

ナナリー「いらっしゃい、スザクさん。お兄様に何か用ですか?」

スザク「そういうわけじゃないんだ。この人に街を案内していてね、ついでに寄ってみたんだけど」

ナナリー「そちらの方ですね。もしかしてスザクさんの……」

スザク「えっ///そんなんじゃないよ!ほら、ユフィからも何か……どうしたの?」

ユフィ「あなたナナリーって……もしかしてあのナナリー?」

ナナリー「え?私、お姉さんと会ったことありましたか?」

ユフィ「そんな……私の事を覚えていないの!?」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:21:11.27 ID:LEWgl01o0
ルルーシュ「ナナリー、スザクが来ているみたいだが……」

ルルーシュ「!?」

ユフィ「ルルーシュ!」

スザク「あれ?ルルーシュ、知り合いだったのかい?」

ルルーシュ「……」

ルルーシュ「まさか」

ユフィ「そんな……あなたはルルーシュでしょう!」

ルルーシュ「人違いですよ。確かに俺の名前はルルーシュですけど、他人の空似じゃありませんか?」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:21:42.34 ID:LEWgl01o0
ルルーシュ「ごめんスザク、今日はちょっと忙しいから……」

スザク「うん……それじゃ、僕達は行くよ。また明日、学校でね」

ルルーシュ「ああ」

ガラガラ

ナナリー「お兄様、さっきの方は……」

ルルーシュ「きっと人違いだよ。それより、早くお店の準備しないと」

ルルーシュ(ユフィ……来ていたのか。ということは次の刺客は……)
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:23:08.23 ID:LEWgl01o0
ユフィ「ルルーシュ……どうして……」

スザク「きっと何か理由があるんだよ。けど驚いたな、君とルルーシュが知り合いだったなんて」

ユフィ「ええ……」

スザク「色々と複雑な事情があるんだね」

スザク(ルルーシュ、君はいつも昔の事を話したがらなかったね。今日もそうだ。君の過去に一体なにがあったんだ……)
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:24:45.81 ID:LEWgl01o0
PLLLL!

Pi!

スザク「はい、スザクです!」

セシル『スザク君!エデンバイタル帝国が攻めてきたわ!』

スザク「この前クロヴィスを倒したばかりだっていうのに……!急いで研究所に向かいます!」

セシル『お願いね!』

Pi!

ユフィ「スザク、今のは……?」

スザク「ごめんユフィ。僕は行かなきゃ」

ユフィ「え?」

スザク「僕はランスロットのパイロットだから、みんなの生活を守るために、街の平和を守るために戦わなきゃいけないんだ」

ユフィ「スザクが、ランスロットの……」
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:27:47.56 ID:LEWgl01o0
ガラガラ

スザク「ルルーシュ、ユフィを頼む!」

ルルーシュ「行くんだな?」

スザク「ああ。ユフィとどんな確執があるかは知らないけど、今は非常時なんだ。だから…」

ルルーシュ「わかってるよ。ユフィは俺に任せて、お前は行って来い。負けるなよ」

スザク「ああ。それじゃ、行ってくる!」

ガラガラ

ルルーシュ「……」

ユフィ「……あの、ルルーシュ」

ルルーシュ「今はまだ話せない。けど、その時が来たら、必ず……!」

ユフィ「ルルーシュ……」
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:28:37.79 ID:LEWgl01o0
カレン「現れたわね!エデンバイタル帝国!」

藤堂「むぅ、つい先日幹部の一人を倒したばかりだというのに……!」


ギルフォード「お前達か、クロヴィス皇子を倒したのは!」

ギルフォード「私はギルフォード!三皇子の一人であるコーネリア皇女の騎士!」

カレン「三皇子の一人、コーネリア!?」

藤堂「皇女と言っていたな……まさか内一人に女がいたとは……」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:31:07.94 ID:LEWgl01o0
ギルフォード「クロヴィス皇子を倒したその実力、賞賛に値する。しかし、我々はそう簡単には負けない!グラストンナイツよ、グロースターの性能を見せてやるのだ!」

グラストンナイツ「「イエスマイロード!!」」

ギュイーン!

カレン「速い!」

藤堂「気をつけろ!以前の奴らとは明らかに違うぞ!」
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:32:13.44 ID:LEWgl01o0
バシューン!バシューン!

ドーン!

ドーン!

カレン「ああもう!ミサイルとかキャノンとかこんなに撃って来て!」

藤堂「なんという連携攻撃だ……ならばこちらも!全機、旋回活殺自在陣!」

四聖剣「「了解!」」

ギルフォード「そのような攻撃で我々を倒せるものか!」

ブン! スカッ

ザシュッ!

ザシュッ!

ドカーン!

ドカーン!

藤堂「卜部!仙波!」

バシューン!

ドカーン!

ドカーン!

藤堂「朝比奈!千葉!」

カレン「藤堂さん!前を!」

ギルフォード「指揮官機はいただく!」オオガタランス

藤堂「しまった!避けきれん!」

ドカーン!

カレン「強い……あのクロヴィスの軍勢よりも遥かに……」

ギルフォード「残るは紅蓮、お前だけか」
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:34:28.22 ID:LEWgl01o0
スザク「大丈夫か、カレン!」

カレン「気をつけて!あいつら段違いの強さよ!」

ギルフォード「現れたか、ランスロット!」

スザク「たとえどんな強大な相手だろうと、僕達は負けるわけにはいかないんだ!」

カレン「ええ、そのとおりよ、スザク!」

ギルフォード「その意気やよし!しかし、我々にも負けられない理由もある!覚悟してもらおう!」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:35:33.57 ID:LEWgl01o0
ギュイーン

スザク「速い……!このランスロットでも付いていくのが精一杯だ!」

ギルフォード「くらえ!」オオガタランス

カレン「危ない!」ガバッ

ドカーン!

スザク「カレン!大丈夫か!?」

カレン「私は大丈夫だけど、紅蓮の右腕が……」

ギルフォード「味方をかばうか。その絆、流石だ。しかし、その右腕をやられては自慢の輻射波動も使えないな!」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:37:09.85 ID:LEWgl01o0
スザク「カレン、君は研究所へ戻るんだ。その紅蓮では戦えない。ここは僕が……」

カレン「けど、あんた一人でどうにかなる数でも相手でもないのよ!」

スザク「それでもやらなきゃいけないからね。いざとなったら……」

カレン「スザク……!あんたまさか!?そんなのダメよ!」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:38:20.39 ID:LEWgl01o0
ジノ「博士!我々も出ます!」

ラクシャータ「ダメだよ。あんたたちの機体はまだきちんと完成したわけではないし、なによりあんた達は万が一の時の予備のパイロットでもあるんだから」

ジノ「それは、カレン達が死ぬっていうんですか!」

ラクシャータ「最悪の状態には備えておかないとねぇ。私達は何があっても帝国に負けるわけにはいかないのさ」

ジノ「ぐっ……」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:39:11.15 ID:LEWgl01o0
ルルーシュ「やはり今のままではコーネリアには勝てんか……」

ユフィ「スザク……」

ガラッ

ルルーシュ「ユフィ、どこに行くんだ?」

ユフィ「止めないと……私達が戦う必要なんてないもの!」

タッタッタッタ

ルルーシュ「……」
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:40:43.82 ID:LEWgl01o0
スザク「頑張れランスロット、なんとしてもあいつらを倒さないといけないんだ!」シールド

ギルフォード「さすがランスロット。我々の攻撃をここまで耐えるとは。だが、これでトドメとさせてもらう!」

ギュイーン!

スザク「これで……終わりか……」


???「お待ちなさい!」

ギルフォード「!?この声は!」

スザク「……!あれは!?」
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:41:18.82 ID:LEWgl01o0
ユフィ「ギルフォード卿、兵を退きなさい!この方は私がお世話になった方。無礼は許しません!」

ギルフォード「ランスロットのパイロットに……ですか!?」

スザク「ユフィ!?そんな……まさかユフィは……」
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:41:56.52 ID:LEWgl01o0
ユフィ「ごめんなさいスザク。それと、私の我侭に付き合ってくれてありがとう」

スザク「どういうことなんだ、ユフィ!君は……」

ユフィ「私は三皇子の一人であるコーネリアの妹。私は……あなたの敵です」

スザク「そんな……ユフィがエデンバイタル帝国の皇女だったなんて……」
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:43:35.41 ID:LEWgl01o0
ユフィ「ライ!」

ライ「はい、こちらに」

ユフィ「アヴァロンへ戻りましょう。お姉様にお話しなければならないこともあります」

ライ「イエスユアハイネス」

ユフィ「さようなら……スザク」

スザク「そんな……ユフィー!」

ユフィ(スザク、あなたに会えて……)


ギルフォード「ユーフェミア様に免じ、今日は見逃してやろう。全軍、撤退!」


スザク「ユフィ……僕は……」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:45:22.41 ID:LEWgl01o0
カレン「スザクの様子は?」

ジノ「ダメだね。コックピットから出てきやしないよ」

カレン「そう……」

ジノ「そうだ。銀髪のあいつなんだけどさ」

カレン「どうかしたの?」

ジノ「いや、気にならないのかなー、なんて」

カレン「別に……いや、気にならないというとなんか違うかな」

ジノ「え……」

カレン「何でかな、あの二人、多分私達の敵じゃないと思うんだ」

ジノ「帝国の皇女とその騎士なのにか?」

カレン「うん」

ジノ「……なんとなくわかるな、それ」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:46:01.07 ID:LEWgl01o0
アーニャ「スザク」ガンガン

スザク「そんな叩いちゃダメだよ、アーニャ」プシュー

アーニャ「まだ落ち込んでる?」

スザク「……ゴメン、今は一人にしてくれないか」

アーニャ「伝言。ルルーシュが店に来いって」

スザク「ルルーシュが?」
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/06/23(土) 22:47:15.46 ID:LEWgl01o0
〜おでん屋「ナナちゃん」〜


スザク「ルルーシュ、来たよ」

ルルーシュ「元気がないな」

スザク「そうかな……」

ルルーシュ「ああ」


ルルーシュ「スザク、お前は俺の親友だな?」

スザク「どうしたんだい、改まって」

ルルーシュ「親友であるお前だからこそ、話す事がある」

スザク「ルルーシュ……?」


第7話 完
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/23(土) 22:50:56.22 ID:SJgXQO72o
ルルーシュはいったい何を話すつもりなんだ、全く予想できないぞ(棒)
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/06/24(日) 00:12:05.03 ID:VDjRgfMAO
GOODKNIGHT使うなwwww
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/24(日) 01:50:08.29 ID:o7QXyhQI0
ユフィとルルーシュって一体どういう関係が(迫真
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) :2012/06/24(日) 04:14:06.07 ID:nM7xiGLw0
ルルーシュとユフィにいったいどんな関係があるんだ(棒)
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/06/24(日) 10:08:07.04 ID:IrCwrAr2o
おっつー

ルルーシュがまったく謎すぎるな、何かの伏線だな(棒)
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/24(日) 22:57:32.07 ID:2AJekMSIO
おつん

一体何を隠していたんだルルーシュは!?
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/25(月) 02:43:07.11 ID:RHa09vhw0
俺の嫁アーニャの妊娠をばらそうなんて酷いなルルーシュ

ところで三皇子って王家の中で強い奴の呼称的な物なのかな?
じゃないとユフィが含まれないのはおかしいと思うし
実は血が繋がってないとか?
321 :>>1 [sage]:2012/06/25(月) 09:17:02.27 ID:ZXz2fnVL0
>>320
大体それであってます。
皇子の中でもそれなりの能力とか権力を持っている人達みたいな。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/26(火) 18:09:05.50 ID:wIZe7vGIO
このナオトは「ナオト可翔式だぜ、いえーい☆」とか言い出すんだろうな
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/01(日) 23:33:06.63 ID:2UbRyTWj0
次回予告


あらたなる刺客を相手に敗北してしまったカレンたち!

紅蓮とランスロットの修理もままならないままやって来た敵の攻撃!

ナオトは勝算があるとするが、一方的な攻撃の前に苦戦する紅蓮!

果たして、ナオトの秘策とは!?


次回、コードギアス!


「ロスト・カラーズ」


C.C.「舞い上がれ!飛翔滑走翼!」
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/01(日) 23:36:32.58 ID:SbunEKV4o
ジェットスクランダーktkr
期待
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/01(日) 23:56:09.27 ID:xUc+PyUoo
おぉぉぉ......
待ってる
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/02(月) 01:50:27.71 ID:W3gDhNKIO
熱い展開だ
期待
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/02(月) 18:52:40.95 ID:bg3ys3A9o
なんかスザクが烈風正拳突きかましそうww
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:05:54.09 ID:+W/9kVIo0
ユフィ「お姉様!」

コーネリア「ユフィ、また勝手に外へ出て……あまり心配をかけるな」

ユフィ「私のことはご心配なく。ライがいますから」


ユフィ「お姉様、何故我々は戦わなければならないのですか?」

コーネリア「突然どうしたユフィ?」

ユフィ「私は戦う必要はないと感じたのです。きっと、話せば分かってくれると」

コーネリア「……お前のいう事もわからなくもない。だが、我々には背負っている物があるのだ。

      エデンバイタル十億の民の為にも、我々はなんとしてもルミナスエナジーを手に入れる必要がある。手段を選んでいる余裕は無い」

ユフィ「わかっているつもりです。ですが、戦いによる解決はお互いに遺恨を残すばかりです。きっと彼らは私達の話を聞いてくれるはずです」

コーネリア「言いたいことは分かる。だが、奴らはクロヴィスを殺した大逆の徒でもある。この戦いはその弔いの意味もあるのだ」

ユフィ「お姉様……」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:06:21.89 ID:+W/9kVIo0

第8話 「ロスト・カラーズ」



カレン「え?紅蓮直らないんですか?」

セシル「ええ……残念だけれども、右腕は修理が難しいみたいなのよ。一から作ったほうが早いというか……」

カレン「そんな……」

セシル「とりあえずの処置として月下試験機の甲壱型腕を付けておいたけど、以前の輻射波動機構に比べると出力は劣るわね」

カレン「ありがとうございます。それでも、何も無いよりはマシですから」

セシル「今、博士達が新しい右腕を作っているから、それまでこれで我慢してね」
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:08:40.46 ID:+W/9kVIo0
ユフィ「何故お姉様は分かってくれないのかしら……」

ライ「姫様……」


ノネット「やはりコーネリアの説得には失敗したか」

ユフィ「エニアグラム卿……!」キッ

ノネット「嫌われたものだな。まあ、しょうがないか。今の私はただの遊び人だからな。ラウンズという肩書きも最早ただの飾りだ」

ライ「ノネットさんはコーネリア殿下を説得する秘策があるんですか?」

ノネット「ほう、お前がそう聞くとは、お前も奴らとは戦いたくはないか?」

ライ「いえ……そういうわけでは……」

ノネット「変に誤魔化すな。わかっているぞ」

ライ「……すみません」

ノネット「何、かくいう私も争いを肯定はしない。私もなんとか殿下の説得を試みよう」

ユフィ「お姉様がエニアグラム卿の話に耳を傾けるとは思いませんけどね」

ノネット「まあ、確かに今のままではな。というわけでライ、お前に働いてもらおう」

ライ「僕にですか?」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:09:07.76 ID:+W/9kVIo0
カレン「おはよう、みんな」

シャーリー「カレン!大丈夫!?昨日負けちゃったってニュースで……」

カレン「うん、心配してくれてありがとう。けど、私よりもスザクが……」

C.C.「ああ、ランスロットの方が酷かったな。だが、あいつは思ったよりも元気だぞ?」

カレン「そうなの?」
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:09:34.26 ID:+W/9kVIo0
ジノ「スザク、大丈夫か?」

スザク「ああ。心配かけちゃったみたいだね」

ジノ「ん?」

スザク「どうしたの?」

ジノ「いや、なんでもない」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:10:01.92 ID:+W/9kVIo0
ジノ「ルルーシュ〜」

ルルーシュ「どうしたんだジノ?」

ジノ「お前、昨日スザクに何を言ったんだ?」

ルルーシュ「別に。特別な事は言ってない」

ジノ「本当か〜?」

ルルーシュ「本当だ。スザクに聞いてみればいいだろ?」

ジノ「ふーん」
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:11:10.34 ID:+W/9kVIo0
放課後・生徒会室


神楽耶「アーニャさん、訓練の方はどうなんですの?」

アーニャ「別に」グデー

ナナリー「うん、結構疲れてるんだね」



ミレイ「それじゃ、ランスロットはしばらくは使えないし、紅蓮もイマイチな感じなんだ」

カレン「はい」

ミレイ「でもいい機会なんじゃない。ずっと戦い通しだったんだし、ランスロットが直るまでの間は身体を休めて、しばらくはジノとアーニャに任せたら?」

カレン「ジノとアーニャに?」

ミレイ「あれ、聞いてないの?研究所で新しいロボット作ったのよ。飛行機能と新型兵器の試験機だって」

カレン「ホント、いつ何を作ってるかわからないわね……」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:12:18.40 ID:+W/9kVIo0
ライ「これは……ランスロットに似ていますね」

ノネット「そうだな。似ている理由は……本当は、別に偽者ってわけじゃないのだがな。サザーランドを改造しただけのものだが、グロースターよりも性能は高いぞ」

ライ「けどこれ、以前誰か持ち出してますよね?」

ノネット「うむ。キューエルが未完成のものを勝手に持ち出してヴィレッタに使わせたらしいな」

ライ「未完成だったんですか?」

ノネット「完成したこの機体にはフロートシステムが付いているからな、空を飛べるぞ」

ライ「こんな高性能機、僕が貰っていいんですか?」

ノネット「普段は脆弱者とコーネリア達にぞんざいに扱われているが、お前の腕はきちんと認められている。自身を持て」

ライ「……はい」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:13:14.24 ID:+W/9kVIo0
ノネット「お前はこれでサクラダイト研究所を攻撃して来い」

ライ「僕一人でですか!?」

ノネット「ランスロットは恐らく再起不能、紅蓮も虎の子の右腕が仕えない状態だ。一人で十分だろう」

ノネット「一人で攻撃に行って見せることで殿下に対する誠意も見せることができるだろう。そうすればお前の株も、ついでにお前を選任騎士に推薦した私の株も上がるという算段だ」ハッハッハ

ライ「そううまく行くかなぁ」

ノネット「とりあえず行って来い。ただし……」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:16:08.89 ID:+W/9kVIo0
〜サクラダイト研究所〜


カレン「うーん……流石に不格好よね」

ジノ「月下でもちょっとイマイチな感じだったもんな。軍で使われているのは普通の手になったんだよな?」

カレン「そうそう。主な理由はコストだって聞いたけど」


ビー!ビー!


カレン「何事!?」

ジノ「敵だな。紅蓮とランスロットがまともに戦えない内に、って事だろ」
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:18:25.92 ID:+W/9kVIo0
ナオト「カレン、準備はいいか?」

カレン『お兄ちゃん、いたの?』

ナオト「ちょっとした手伝いがあってな。敵は1機だ。しばらくは紅蓮だけで持ちこたえてくれないか?」

ジノ『ナオトさん、私は出なくてもいいと?』

ナオト「わざわざ敵にこっちの新兵器をお披露目してやる必要もないだろ」

ジノ『しかし……』

ナオト「心配するなジノ。勝算はある。頼むぞ、カレン!」

カレン『わかったわ!』
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:19:26.14 ID:+W/9kVIo0
ナオト「博士達はまだかっ!」ガタッ

C.C.「まだ時間がかかる様だぞ」

ナオト「本当に大丈夫なのかよ〜!?俺カレンにあんな事言っちゃったぞ!頼むカレン!無事でいてくれー!」ジタバタ

C.C.「こいつもシスコンか」

アーニャ「記録」カシャ
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:19:59.00 ID:+W/9kVIo0
カレン『あの機体……あの時の偽者!』

ライ『いや、実は偽者っていうのは語弊があって』

カレン『あんた、確かライって言ったね。まさかあんたが来るなんてね』

ライ『コーネリア殿下やギルフォード卿が手を出すまでも無い!ってわけではないけど、今回は僕が相手をさせてもらうよ』

ライ『これは僕の意地と覚悟でもある。付き合ってもらうよ、カレン!』
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:20:52.60 ID:+W/9kVIo0
ライ『このランスロット・クラブは以前の未完成品とは違う!』ビューン

カレン『飛ぶの!?あんたちょっと卑怯だよ!』

ライ『どんな敵でも相手に出来ないようでは、僕達が倒せるものか!』

ライ『メーザーバイブレーションランサー!』シャキン

カレン『これくらいの攻撃!レイディエント・フィーッルド!』

シュウン……

カレン『出力が足りない!?』

ザンッ!

ダッ

カレン『ふう……間一髪ね……いままで輻射障壁に頼ってきたのが仇になったか……』

カレン『空を飛んで間合いを取られているから近接戦闘には持ち込めないし、どうしたらいいのよ……』
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:21:34.22 ID:+W/9kVIo0
ジノ「ナオトさん、このままではカレンが!」イライラ

ナオト「俺に言うな!博士達の言い分も分かるし……俺はどうしたらいいんだ!」

ジノ「肝心な時に!もういい、勝手に出ます!」タッタッタ


ラクシャータ「お待たせ……どうしたの?」

C.C.「シスコンと恋煩いだ。気にするな」

ラクシャータ「そうかい」
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:22:31.20 ID:+W/9kVIo0
ライ『てやあああ!』

スパーン!

ドカーン!

カレン『きゃあああ!』

ライ『ああもう!話が違うじゃないか!』

カレン『あんた突然何言ってるのよ!』

ライ『ああ、こっちの話で』
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:23:45.98 ID:+W/9kVIo0
〜出撃前〜


ノネット「ただし、お前は勝ってはいけない」

ライ「何言ってるんですか?」

ノネット「奴らの事だ、新型機とか新兵器とかあるに違いない。お前の目的は奴らに次の一手を踏ませることだ。新型や新兵器を出し惜しみさせるな」

ライ「なるほど……って、それは勝ってはいけない理由にはなりませんよね?」

ノネット「とはいえ、勝ってどうする?」

ライ「あ……」

ノネット「奴らは私達の希望でもあるのだ。奴らの絆を、勇気を見届けろ。それはお前にとってもプラスになるはずだ」

ライ「わかりました」

ノネット「そしてもう一つ言っておこう……絶対に死んではいかんぞ。お前の命はユーフェミア様を守るためにあるのだからな」

ライ「イエスマイロード」
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:25:52.18 ID:+W/9kVIo0
ライ(カレン、もし僕に勝てないということは、それは僕達が君達の事を買いかぶり過ぎていたという事になる)

ライ(君の本当の力を見せるんだ。そうでなければ、僕は君を……)

ライ『カレン!それで終わりか!』

カレン『お兄ちゃんは勝算があるって言った……だからそれまで!なんとしても踏ん張るのよ、紅蓮!』
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:26:51.18 ID:+W/9kVIo0
ラクシャータ『はあい、お待たせ』

カレン「ラクシャータ博士!?」

ラクシャータ『新しい右腕が完成したよ』

カレン「本当ですか!?」

ラクシャータ『他にも色々試したいことがあってね、ちょっと付き合ってもらうよ』

カレン「けど、敵はどうするんですか!?」

ラクシャータ『そっちは大丈夫。なんとかしてくれるのがいるから』
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:28:23.53 ID:+W/9kVIo0
ジノ『カレーン!』

バシューン!

カレン『何あれ……戦闘機?それにしては大きいけど……』

ライ『新型!?けど、あんなのに負けるわけには!』
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:29:00.69 ID:+W/9kVIo0
ラクシャータ『ほらね。それじゃ本番行ってみようか』

カレン「本番?え?ちょっと、どうすればいいんですか!」
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:30:12.87 ID:+W/9kVIo0
ナオト「遂にアレが完成したんですね!」

カレン『お兄ちゃんアレって!?』

ナオト「基本誘導はこっちでやる!いくぞ、カレン!」

カレン『なんだかよくわからないけど、やってやろうじゃないの!』

ナオト「よし、その意気だ!」

ナオト「舞いあg」

C.C.「舞い上がれ!飛翔滑走翼!」

ナオト「……」ムスッ

C.C.「フッ……」ドヤッ
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:31:07.83 ID:+W/9kVIo0
バシューン!


カレン「あれは!」

C.C.『難しい説明は面倒くさい。とりあえず誘導信号に従っておけ』

カレン「わかったわ!」ギュイーン!


ビューン!


カレン「来たわね!飛翔滑走翼、連結!」

ガシーン!

カレン「飛べえぇぇぇぇぇ!」

ビューン!
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:32:27.94 ID:+W/9kVIo0
C.C.「ナオト、次の準備だ」

ナオト「なんでお前が指示を出して……ってまあいいか。続けて行くぞ!徹k」

アーニャ「徹甲砲撃右腕部、射出」ポチッ

ナオト「おい」

アーニャ「〜♪」

C.C.「あとは任せる、カレン!」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:33:54.09 ID:+W/9kVIo0
ビューン!

カレン「右腕部接続!」ガシーン!

バシュゥン

パラパラ…

ライ『あれは……!』

ジノ『ナオトさんはアレを待っていたのか!』


カレン「凄い……私の紅蓮が……空を飛んでる!」
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:36:25.06 ID:+W/9kVIo0
ライ『紅蓮の本気を見せて貰うよ!カレン!』

カレン『どんな相手であろうと、私は負けない!』


カレン『レイディエント・ブラスター!』

バシューン!バシューン!バシューン!

ライ『連射が利くのか!以前に見たデータより遥かに強くなっている!これがパワーアップした紅蓮……』
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:38:58.38 ID:+W/9kVIo0
カレン『これで決める!』

ビューン

カレン『レイディエント・ウェイィィブッ!』

バリバリバリバリ

ライ『これはっ……!』

カレン『さらに!』シャキン

カレン『必殺!特斬刀・一文字切りっ!』

スパーン!

バリーン!
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:40:08.46 ID:+W/9kVIo0
ライ『くうう……シールドのお陰でなんとか助かったけど……流石は紅蓮か!』

カレン『どう!まだやるの!?』

ライ『僕は死ぬわけにはいかないからね……今回は退かせてもらうよ』

カレン『そう。次も容赦はしないよ!』

ライ『うん』ビューン


ライ『カレン、負けないで……』

カレン『え……?』
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:41:00.25 ID:+W/9kVIo0
ノネット「帰ってきたか。中々良い負けっぷりだったな」ハッハッハ

ライ「危なく勝つ所でしたよ……」

ノネット「だがわかっただろう。奴らの強さが。クロヴィスが負けるのも頷ける筈だ」

ライ「そうですね……」



ライ「で、コーネリア殿下の説得は成功したんですか」

ノネット「ライ、お前は実に意地悪だな」

ライ「失敗したんですね」

ノネット「こういうときは憂さ晴らしに限るな。ライ、呑みに行くぞ」

ライ「何さらっとおかしな事言ってるんですか」

ノネット「ジェレミアも呑んだくれていたと聞く。問題あるまい。さ、行くぞ」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:43:11.39 ID:+W/9kVIo0
〜おでん屋「ナナちゃん」〜


ナナリー「カレンさん、紅蓮、パワーアップしたと聞きました!さすがです!」

カレン「ありがとうナナリー。いつも思うんだけど、なんか情報早くない?」

ナナリー「研究所のロボットの話題はすぐにテレビに出ますから」

カレン「それは分かってるんだけど、それでも尋常じゃない早さというか」

スザク「なんでも、研究所のロボットに密着取材をしている人がいるらしくて」

カレン「そうなの?」

C.C.「ルルーシュ、しらたきと大根だ」

ルルーシュ「少し待っていろ、別のお客さんの接客中だ!」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:45:44.63 ID:+W/9kVIo0
ノネット「私はオレンジジュースでいい。ライと姫様はどうする」

ライ「あ、ウーロン茶で」

ユフィ「私はコーラを」

ルルーシュ「……」

ノネット「どうした?初めはドリンクだけで構わん」

ルルーシュ「はい……ではしばらくお待ちください」


ライ「何時も思うんですけど、ノネットさんて呑みに行くという割りにお酒は飲みませんよね」

ノネット「何かあったら大変だろう」

ライ「変なところは真面目なんですね」

ノネット「私は至って普通のつもりだ」
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:46:33.72 ID:+W/9kVIo0
カレン「あれ絶対ツッコミ待ちでしょ……」

ナナリー「失礼ですよ、カレンさん。あまり他のお客様をジロジロ見るものではありませんよ」

カレン「あー、うん、そうだね」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:47:21.06 ID:+W/9kVIo0
スザク「ユフィ……」

ユフィ「スザク、私……」

スザク「大丈夫。気にしないことにしたんだ」

ユフィ「え……」

スザク「ルルーシュに言われて気付いたんだ。そんなの関係ないんだ、って」

ユフィ「ルルーシュが?」

スザク「うん。後からそうだって知って、でも、だからって嫌いにはなれないんだ」

スザク「それに、本当はそんなことを気にする必要なんてなかったんだ。ヴィレッタさんもジェレミアさんも、みんな僕達の大切な仲間だから……」

スザク「だから、僕は気にしない。たとえどんな事があっても、ユフィと一緒にいたい。そう思ったんだ」

ユフィ「スザク私も……」
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:48:33.87 ID:+W/9kVIo0
C.C.「恋のキューピッドも大変だな」

ルルーシュ「何の話だ……」コト

C.C.「全く。お前はどうしようもない嘘つきだな」モグモグ

ルルーシュ「フン……」
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:49:13.71 ID:+W/9kVIo0
ノネット「成程、姫様の想いの人か」

ライ「この前一緒にいた人ですね。一目惚れってああいうことを言うんでしょうか」

ノネット「お前もだろう」

ライ「な、何を言ってるんですか!」

ノネット「ハッハッハ!分かりやすい奴め!」

ライ「もう、からかわないでくださいよ!」

ライ(さっきから誰かに見られている気が……)
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/02(月) 23:49:41.89 ID:+W/9kVIo0
ジノ「むぅ……」ジー

カレン「どうなってんのよ今日は……」

C.C.「罪作りな女め」

カレン「誰に言ってるの?」

C.C.「そういうところが罪作りだと言っているんだ、この魔女め」

カレン「はぁ?」


第8話 完
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 01:16:53.08 ID:hnRkGXEIO
おつん

俺のノネットさんキター!!
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 01:31:47.33 ID:0Ip5sPKC0
乙乙
ライとカレンの組み合わせはいいものだ
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/03(火) 01:31:47.33 ID:0Ip5sPKC0
乙乙
ライとカレンの組み合わせはいいものだ
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/07/03(火) 09:22:51.22 ID:Ngq0jyVYo
乙ー
ルルーシュさんマジ若旦那ww
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 00:17:47.48 ID:TQ3ehWQM0
トリスタンは次回に持ち越しかぁ…まあ紅蓮可翔式格好よかったから別にいいんだがww

ライとノネットさん来たー!!!どんなフラグを建てるか楽しみだww
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 16:31:34.72 ID:WCVWK5pO0
ライカレも悪くは無いがやっぱルルカレが一番好きだ
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/04(水) 17:09:04.32 ID:pCBFi3PJo
ルルーシュの相手はナナリー以外ありえないから
イレブン乙
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/04(水) 17:39:51.81 ID:gLPH/GwIO
>>370
ナナリー乙
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/05(木) 03:46:09.24 ID:dA2yJP110
毎晩気を失うくらい可愛がっちゃってゴメンねアーニャ
君がかわいいのが悪いんだよ

ジノのトリスタンはまぁ、出れるのはわかるんだけど、
アーニャのモルドレッドは出すとヤバイ気がする。
通常のナイトメアの頭部を手で握りつぶすパワーにかなり硬い装甲、
4連ハドロン砲「シュタルケハドロン」特殊防御フィールド「ブレイズルミナス」に飛翔能力もあるしもの凄いチート機。

まぁアーニャの能力がちょっと低いってのもあって劇中じゃ活躍できなかったが・・・(ラウンズになれたのはマリアンヌとルルーシュのパパンのおかげ)
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/12(木) 20:40:18.78 ID:XA4BFMyIO
まだかなーって
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 00:10:15.21 ID:P6gHF0ZQ0
次回予告


パワーアップした紅蓮!そして新たな力トリスタン!雪辱を晴らし、再び前へと進むカレン達!

一方、サクラダイト研究所の新型機に対抗するべく、帝国の騎士ノネットはある秘策を投入する!


次回、コードギアス!

「過去からの刺客!」


コーネリア「知っているか?結果の伴わぬ者を無能と言うのだ」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 00:50:19.77 ID:ru8EH7e8o
来たッッッ!
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/15(日) 07:58:16.24 ID:g9nHm1Eeo
蚊取りスタン?
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/07/15(日) 09:21:00.78 ID:dt4tpDVRo
くそっ、>>376に先を越された……
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 16:05:30.19 ID:jYhiAM4IO
姫様の名セリフ来た!これで勝つる!!
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 20:56:54.64 ID:P6gHF0ZQ0
コーネリア「勝手に出撃しては負けて帰ってくるとは、一体何がしたかったのだ?」

ライ「申し訳ありません……」

コーネリア「知っているか?結果の伴わぬ者を無能と言うのだ」

ノネット「まあまあ、怒りを静めたまえ殿下。確かに敗走はしたが、サクラダイト研究所の新兵器を使わせただけ収穫と言えるだろう」

コーネリア「……ふむ。確かに敵戦力の全容を把握せぬままに攻撃を仕掛けるのは得策ではありませんね」

ノネット「そうでしょう」

コーネリア「ですが、勝手な事をしたからには、敵新兵器に対する策というものを出していただかなければ困りますが」

ノネット「それでしたら殿下、Dr.シュタットフェルトからクラブと一緒に無理矢理借りてきたものがあります」

ライ「クラブの他にもナイトメアを持ってきたんですか?」

ノネット「いや、そっちのはナイトメアではなくて特殊装備だ」

コーネリア「特殊装備、ですか。一体どんなものなのです?」

ノネット「その名を――“絶対守護領域”といいます」
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:01:05.50 ID:P6gHF0ZQ0
第9話 「過去からの刺客」


〜紅月家宅〜


ガサゴソ

カレン「うーん……どこにあるんだろ……」ガサゴソ

ナオト「どうだカレン、見つかったか?」

カレン「全然見つからない。本当にあるの?お父さんが書いたっていうロボットの設計図?」

ナオト「あると思うんだけどなぁ」ガサゴソ

カレン「そもそもお父さんがルミナスエナジーの研究をしていたっていうのが初耳よ」

ナオト「なんだ、知らなかったのか。紅蓮もランスロットも、元々は親父が設計したものなんだぜ?」

カレン「へ?そうなの?」

ナオト「そうだぞ。それを、ラクシャータ博士とロイド博士が開発したんだ」

カレン「へー」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:02:30.45 ID:P6gHF0ZQ0
ナオト「けど、設計図には不自然な所があるらしくてな。どうも意図的に機能を省略されたりとか消されていたりと、修正跡らしきものがあるらしいんだ」

カレン「つまりどういうことなの?」

ナオト「博士達が持ってる設計図はダミーで、本物は別にあるんじゃないかって」

カレン「成程ね、それで家の押入れを漁ってるんだ」

ナオト「親父の奴、突然行方不明になっちまってな……、今何処で何をしているのやら」

カレン「とっくに死んじゃってるとかないの?」

ナオト「これは俺の勘なんだが、どっかで生きている気がする」

ガサゴソ

ナオト「んー……無いっぽいな……」

ガサゴソ

ナオト「お……これは……ハドロン粒子の研究レポート?なんだこれ」

カレン「お兄ちゃん、もう夕方だしさっさと片付けないと。お母さんに怒られるよ?」

ナオト「おっと、もうそんな時間か。んじゃ、今日は諦めるか」
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:05:18.68 ID:P6gHF0ZQ0
〜翌日〜


カレン「ん〜」

シャーリー「どうしたのカレン、考え事?」

カレン「ねえ、シャーリーは自分のお父さんの事、好き?」

シャーリー「突然どうしたの?」

カレン「昨日お兄ちゃんにね、紅蓮て私のお父さんが設計したって聞いたのよ」

シャーリー「そうだったの?」

カレン「うん。私が物心ついた時にはお父さんは居なくて、お母さんとお兄ちゃんと3人で暮らしてたんだけど、意外な所でお父さんと繋がってたんだなって思って」

シャーリー「そっか、カレンのお父さんて行方不明なんだっけ」

カレン「死んだ、ってわけでもないらしくてね。お兄ちゃんは生きてるんじゃないかって言ってるけど……どうなのかな」

シャーリー「いつか帰ってくるといいね」

カレン「……うん」
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:07:20.15 ID:P6gHF0ZQ0
ウーーーーーー!


カレン「何!?防災放送!?」

シャーリー「見て!カレン、あれ!」


カレン「あれは……帝国ね!」ガタッ

ジノ「カレーン!」バタバタ

カレン(お父さんが紅蓮を設計したのはもしかして帝国の襲来を予見していたからなの……?だとしたら、私に出来ることはお父さんの遺した紅蓮で戦うことだけよ!)

カレン「わかってるわ!行くよ!」
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:08:45.29 ID:P6gHF0ZQ0
カレン『あんたはこの前の!この前は負けちゃったけど、今日はそうは行かないわよ!このパワーアップした紅蓮なら!』

ジノ『それに、この私のトリスタンもいる。ランスロット以上に働いてみせるぞ!』

ギルフォード『さて、パワーアップした紅蓮、そして新型機の力を見せて貰おう!』


ギルフォード『ナイトランス!』スチャ

ギュイーン

カレン『そんな物!レイディエント・ウォールッ!』バリアー

ガキーン!

ギルフォード『バリアーの強度も上がっているようだな。なるほど、確かに以前の紅蓮とは違う様だ』
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:10:58.14 ID:P6gHF0ZQ0
ジノ『余裕を見せている場合か?メーザーバイブレーションハーケン!』ブンッ!

ギルフォード『不意打ちか!だが!』

ガキーン!

ジノ『何!?』

ギルフォード『なるほど、扱いは難しいが確かに有効な装備だな』バリアー
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:11:44.15 ID:P6gHF0ZQ0
カレン『今のは何!?バリア?』

ジノ『もう一度だ!』

カレン『待って!私がやるわ!レイディエント・ブラスター!』バシューン!

ギルフォード『無駄だ!』バリアー

カレン『そんな!輻射波動が効かないなんて!』
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:12:28.16 ID:P6gHF0ZQ0
ロイド「二人とも、一旦退いて!」

カレン『ロイド博士!?』

ジノ『ロイド博士が焦っているなんて珍しいですね』

ロイド「そんなことより!今の紅蓮とトリスタンの装備じゃあのバリアーを破るのは無理だよ!」

カレン『そんなのやってみなくちゃ……』

ラクシャータ「ここは黙って従っておきな。このプリン博士が慌てるなんて只事じゃないからね」

ジノ『ですが、このまま撤退しては街が……』

ラクシャータ「それは大丈夫じゃないのかい?カレンならわかるだろ?」

カレン『……そうですね。多分、大丈夫だと思います』

ジノ『カレン……まさかあいつの事を』

カレン『信じるよ。あと、あのお姫様の事もね。少なくとも、あいつらが居る限りは街の人たちは安全だと思う』

ジノ『そうだな……』

カレン『では博士、一旦戻ります』
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:16:07.92 ID:P6gHF0ZQ0
ノネット「まだまだ改良の余地があるとはいえ、中々じゃないか、絶対守護領域は」

ライ「相変らずDr.シュタットフェルトの技術は素晴らしいですね」

ノネット「さて、今回はどう戦い抜くかな」

ライ「……」

ノネット「心配か?」

ユフィ「あれでは研究所の技術では手も足もでないのでは……」

ノネット「流石にヒント無しではつらいかな」

ライ「え?弱点あるんですか?」

ノネット「これも例によって未完成だ。というわけでライ、研究所へ行って来い」

ライ「え?攻撃ですか?」

ノネット「そんなセコイ事をするか。絶対守護領域を破る秘策をお前に授けよう」

ライ「わざわざヒントを与えに行くんですか?」

ノネット「その通りだ。さ、早くしろ。そうでなければ街の制圧が完了してしまうぞ」

ライ「……わかりました」タッタッタ
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:16:58.13 ID:P6gHF0ZQ0
ユフィ「自分から絶対守護領域を渡しておいて、わざわざ敵に弱点を教えるなど、エニアグラム卿は何がしたいのですか?」

ノネット「ただの興味本位ですよ。私としては、いずれ戦う相手は強い方がいい」

ユフィ「エニアグラム卿、あなたという人は!」

ノネット「この程度の困難を乗り越えられぬようでは、大した相手ではなかったという事ですな」

ノネット「さあ紅蓮よ、打ち勝って見せろ。そうでなければ開発者が泣くぞ」ハッハッハ

ユフィ(お姉様は、何でこんな人をそばにおいて置くのでしょう……ただ、親友というだけで……)
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:21:11.84 ID:P6gHF0ZQ0
カレン「博士、敵のバリアについて何か分かりましたか?」

ロイド「あのバリア、紅月博士が研究していた物に似ている気がするけど……」

カレン「紅月博士って、私のお父さんが?」

ロイド「結局完成はしてなくて、色々と問題を抱えたまま途中で研究を中断したから、あそこまで完成されたものでは無かった筈なんだけどね」

ジノ「なんとか力ずくで破れないものですか?」

ロイド「難しいね。バリアの特性上、輻射波動は効果は無いし、MVSでも威力が足りないね」

ラクシャータ「とはいえ、紅月博士の遺した研究資料からあのバリアの弱点がわかるかもしれないしねえ、なんとか考えてみるさ」
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:23:30.50 ID:P6gHF0ZQ0
ラクシャータ「どうだい?」

ロイド「紅月博士の研究していた絶対守護領域は、高い処理能力が必要だったり、発生装置に重度の負荷がかかると消滅してしまったり、使う人を大分選ぶものだったからね」

ラクシャータ「それでランスロットにはそれなりに利便性のあるブレイズルミナスにしたのか」

ロイド「あのナイトメアのバリアは絶対守護領域の人を選ぶ部分を簡略化したって感じで、その分強度は落ちている見たいだけど、それでも強力なバリアには違いないしね」

ラクシャータ「何とかバリアを打ち消す方法があればいんだけどねえ」

ピンポーン

セシル「あら、お客さんかしら?」

カレン「私、行って来ます」
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:26:01.02 ID:P6gHF0ZQ0
ライ「や、やあ」

カレン「あんた、何しに来たのよ!?しかも普通に正門からとか!」

ライ「他に入れそうなところも無いし……」

カレン「そういう話でも無いでしょ!」

ライ「まあそうなんだけど……ああ、用件だけどさ、ギルフォード卿が使っていたバリアの事なんだけど」

カレン「へ?どういうこと?」
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:26:42.46 ID:P6gHF0ZQ0
ロイド「で、バリアの事を教えてくれるっていうわけ?」

ライ「はい」

カレン「敵が堂々と乗り込んできて、しかも弱点教えるって何考えてるのよ!」

ライ「それは僕も聞きたいよ……」

カレン「博士、こいつの言う事なんか信用する必要はないわ!」

ラクシャータ「まあ、話だけでも聞いてみようじゃない」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:28:31.39 ID:P6gHF0ZQ0
ロイド「で、どういう事なの?」

ライ「あのバリアは本来の機能を簡略化した代りに強度に一つ弱点を孕んでしまったようなんです」

ラクシャータ「つまり弱点があるってことだね。で、その弱点てなんなの?」

ライ「それが……その弱点が何なのかまではわからなくて。ああでも、紅蓮かランスロットに本来付けられるはずだった武器で解決できるって聞きましたけど」

ロイド「紅蓮かランスロットに本来付けられるはずだったもの……」

ラクシャータ「可能な限り詰め込んだと思ったんだけどねぇ。なんかあったっけ?」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:31:51.80 ID:P6gHF0ZQ0
ロイド「もしかしてハドロン砲かな?」

ラクシャータ「ハドロン砲?ハドロン粒子の収束が出来ないせいでモルドレッドが未だに使い物にならない、あのハドロン砲かい?」

アーニャ「モルドレッド、まだ完成しないの?」

ラクシャータ「肝心の主兵装が使い物にならないんじゃねぇ」

ロイド「残念でした。もうすぐ完成だよ」

アーニャ「やった」

タッタッタ

ナオト「ロイド博士!持って来ましたよ、親父の研究レポート!」

ロイド「それじゃ、早速最終調整に入ろうか」
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:36:34.71 ID:P6gHF0ZQ0
ロイド「――というわけで、モルドレッドが完成したよ!」

ラクシャータ「はいはい、残念でした」

カレン「それを言うならおめでとうです」

アーニャ「ナオト、たまには役に立つ」

ナオト「たまにはって何だ。俺は何時だって役に立ってるつもりだぞ」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:40:29.56 ID:P6gHF0ZQ0
ジノ「それで、どういう原理なのです?」

ロイド「どうやらあのバリアはハドロン粒子の干渉を受けると一時的に強度が緩くなるみたいなんだよね。そうなればMVSで破れるようになるよ」

ナオト「作戦はこうだ」


ナオト「まず、モルドレッドのシュタルケハドロンで敵指揮官機を撃ってバリアを軟化させる!そしたら次は、そこにトリスタンのMVSを叩き込むんだ」

カレン「ぶっつけ本番になるけど、アーニャ大丈夫?」

アーニャ「大丈夫」

ジノ「頼むぞアーニャ」

ナオト「カレンは陽動に回ってくれ」

カレン「了解!」


ロイド「ねえ君」

ライ「はい?」

ロイド「あのバリアを開発した人の事を聞きたいんだけどさ」

ライ「……」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:44:37.80 ID:P6gHF0ZQ0
ガシーン

ギルフォード『来たか』

カレン『今度は負けないわよ!』

ギルフォード『新型を出してきたか!』


カレン『いくよ!』

カレン『特斬刀!』シャキーン

ザンッ!

ギルフォード『甘いな!』サッ

カレン『もう一撃!』ザンッ!

ギルフォード『この程度!』サッ
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:45:26.08 ID:P6gHF0ZQ0
ギルフォード(なんだ……?当てる気が感じられない……警戒しなければ)

カレン『てやぁぁぁぁ!』ザンッ!

ギルフォード『まずい!絶対守護領域展開!』バリアー

ガキーン!

ギルフォード『バリアを破る秘策があったわけではなさそうだな!』

カレン『どうかしら?』

ギルフォード『何?』

カレン『アーニャ、今よ!』
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:46:33.35 ID:P6gHF0ZQ0
アーニャ『ターゲットロックオン。ハドロン砲発射」カチッ

バシューン!

ギルフォード『回避が間に合わないか……守護領域展開!』バリアー

シュイーン

ギルフォード『これは……!』

ジノ『今だな!メーザーバイブレーションハーケン!』ブンッ!

バリーン!

ギルフォード『何だと!?守護領域が!』

ジノ『トドメだカレン!』

カレン『任せて!』ギュイーン

ガシッ

カレン『弾けろっ!レイディエント・サージッ!」

バリバリバリ

ギルフォード『ぐわぁぁぁぁ!』

ドカーン!
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:52:40.02 ID:P6gHF0ZQ0
ギルフォード「まさか絶対守護領域が破られるとは……弱点などは聞いていなかったが……」

PiPiPi!

ノネット『ギルフォード、守護領域が破られてしまったようだが』

ギルフォード「はい。ですが、一体何故?」

ノネット『未完成だとは出撃前に言ったが、どうやら敵のビームによってバリアが弱まったらしいな』

ギルフォード「あれか!」

ノネット『博士は敵があのような兵器を使ってくることを想定していなかったらしい。利便性の為に敢えて弱点をそのままにしたのが仇になったな。いや、私としても想定外だった。すまん」

ギルフォード「それで、どうすれば良いでしょうか?」

ノネット『命が惜しければ帰った方が良いだろうな。街の制圧は今回は諦める事になってしまうが』

ギルフォード「了解です」

ノネット『ああ、自己判断で頼むぞ。私には命令権は無いからな』

ギルフォード「はあ……」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 21:57:28.46 ID:P6gHF0ZQ0
ギルフォード『今回は負けを認めよう!しかし、お前達は私が必ず倒す!覚えていろ!』

ギュイーン

カレン『やったわ!』

ジノ『頑張ったな、アーニャ!』

アーニャ『当然』
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 22:02:11.27 ID:P6gHF0ZQ0
ライ「戻りました」

ノネット「流石はサクラダイト研だな。あれだけのヒントで弱点を解明するとは」

ライ「紅蓮とランスロットを独自の技術であそこまで再現したのですから、これくらいは」

ノネット「そうか。……ふむ」

ライ「どうかしましたか?」

ノネット「ライ、何か余計なことは言わなかっただろうな?」

ライ「え、それは……」

ノネット「わかり易い奴だな。やはり開発者の事を聞かれたのか」

ライ「はい……」

ノネット「答えてはいないだろうが、どうせ博士方は気付いているだろうな。ならば、最大限バレない努力をするだけだ」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/07/15(日) 22:11:30.09 ID:P6gHF0ZQ0
カレン「これが、お父さんの遺した紅蓮とランスロットの設計図……?」

ナオト「ああ」

カレン「何か実物と形が違うような……」

ナオト「削除とか修正跡とかのせいで支離滅裂な内容になってるらしくて、結局は博士方が再設計することになったんだ。それが今の紅蓮とランスロットだ」

ロイド「設計図としては滅茶苦茶でね、このままだと完成しないんだよね。だから僕は、これは偽物だと思ってナオト君に探して貰ってたんだけど」

ラクシャータ「消された部分さえわかればもしかしたら完成できたのかもね。技術が足りているかは別としてさ」

カレン「でも、なんで消す必要があったのかな」

ナオト「さあな。必要なかったか、それとも俺達の手には余るからか……親父が行方不明の今、真相は闇の中だ」

ナオト「けど、親父が帝国の襲来を予見していたのは間違いないだろうな。だから研究の成果を俺達に遺していったんだろ」

ナオト「それに、行方不明になったのはきっと帝国の襲来を未然に防ぐ為だと俺は思ってる」

カレン「ちょっと待ってよ、それじゃお父さんは帝国の事を知っていたって事?」

ナオト「多分な。まあ、このことは必要になったら話すさ。それまではきっと、知らないほうがいい……」

カレン「お兄ちゃん……」

ナオト「そんな顔するなよ。言わないって事は、必要が無いって事なんだから。お前は紅蓮でしっかり戦ってくれればそれでいいさ」

カレン「うん……!私戦うよ!お父さんの遺した、この紅蓮で!」

ナオト「ああ!」ナデナデ


第9話 完
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/15(日) 22:39:26.95 ID:pvQOc6wd0
>1乙
今回はルルース達お留守番かww

さすがはアーニャ、今晩はたっぷり可愛いがってあげるね

完成したばっかりだから収束が甘いのか、それとも4連じゃなく単発だったのかわからないけど
シュタルケハドロン真正面から受けたら、余程の事が無い限りブレイズルミナス&絶対守護領域ぶっ飛ぶ位のチート威力よ

406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/07/15(日) 22:40:41.27 ID:pvQOc6wd0
ルルースx
ルルーシュ○

ナナリーに殺されちゃう所だった・・・
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/16(月) 08:35:15.32 ID:QuoxohrOo
キャッチ&ルルース!
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 08:57:10.87 ID:xfG1haEdo
いや、ナナリーが>>406>>407に向けてフレイヤ放ったで

あの世で詫びるがよい
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/16(月) 09:35:08.59 ID:vrkFwKIIO
カチカチカチカチカチ
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [saga sage]:2012/07/16(月) 11:12:28.30 ID:hZx/2KoI0
乙です!
最初の設計図通りに作ると、聖天八極式とアルビオンになるのかな?
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2012/07/17(火) 10:54:53.34 ID:+coaJ+hEo
おつ!
原型機が最強ってわくわくするよね……
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 06:59:17.38 ID:6zsS4hIIO
まだかなーって
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/05(日) 18:42:25.67 ID:OUORI1CIO
まだー?
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/05(日) 21:46:46.99 ID:cy3ERoTS0
俺とアーニャのラブラブシーンがそんなに待ち遠しいのかい?
もう少し時間がかかるから、この子達とラブラブして待っててくれ

1 スザク
2 藤堂
3 シャルル
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 11:56:33.07 ID:jy/vqccX0
安定の2
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/08/06(月) 12:07:56.46 ID:53L8tcNBo
この中なら2しかないだろ
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/07(火) 03:44:35.17 ID:W3db26dt0
奇跡の変態藤堂しかありえんて
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/15(水) 22:10:40.32 ID:1lpV16OIO
一ヶ月か…
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/08/16(木) 17:53:27.16 ID:myiHg5ZLo
ミラクルさんしか考えられないな
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/08/16(木) 17:54:50.39 ID:myiHg5ZLo
スマン下げ忘れた
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/16(木) 20:09:14.64 ID:oZsQBV4Co
だからミラクル藤堂は止めろ
422 :>>1 [sage]:2012/08/19(日) 19:20:11.61 ID:IaAMa2gq0
しまった、悩んでいる内に1ヶ月経ってしまった……
もうしばらく待ってくれ……
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/20(月) 21:03:08.56 ID:Cen6v25qo
ではしばらくミラクル藤堂さんに場をつないでもらうしかあるまい
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/29(水) 17:37:03.19 ID:U6gz8rkIO
まだー?
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 16:55:12.22 ID:q3lJf+iM0
次回予告


部下の幾度もの失敗に痺れを切らし、コーネリアは自らが打って出る事を決める!

対するサクラダイト研究所は遂にランスロットの修理・強化を終え、スザクが再び戦場に立つ!

実の姉と想い人の戦いの果てに、恋する乙女は何を見るのか!?


次回、コードギアス!


「ラブアタック!」


スザク「間違った方法で手に入れた結果に価値は無いと思うから」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(熊本県) [sage]:2012/09/09(日) 17:42:00.66 ID:yQe/yyRVo
きたか…!!

  ( ゚д゚ ) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/09(日) 18:02:09.06 ID:y/D8bfdIO

               \::::::::::::ヽ                 /::::::::::::::::::::/
                 \:::::::::ヽ                   /::::::::::::::::::/           ,
  ,                ヽ:::::::::ヽ                 /:::::::::::::::/       , ,....イ´::::〉
 \\、              ヽ::::::::ヽ                /::::::::::::/    ,...ィイ´ll、_::::<´
   \::`lへ,,‐-,、_            ヾ::::::::l        ,、    /::::::::::/  , -‐´´  ll | /l  `>'
   /ノll ll ll  ``‐-、      ヾ::::::l ,、  ,へ  ll\  /::::::::/, -´    , -┴ ┴'
   `´ └┴┴、_   ``‐-、   ヾ:::V::ll /´T`\ll:::::::〉/:::::/´´ _, -‐ ´
              ̄``‐-、_ ``‐-、ヾ::::::::ゝ\ l  //::::/::::/ _, -‐´
                   ``‐、 ヾ::::::、:ヾ⊂ノノ:/:::/´‐´
                      `` \::\::........:::::::イ ´
                           l``┐ィ ´´ /           
                         l  lll   / 来たか!
                             |  lll   l
                         l  lll   l
                              / lll   /
                        / 川  /
                             / ノヘヽ へ
                       / // ヽヽ |  \
                        _ -┤//  ヽl l    \
               , -‐ ´    |l l ∩ ll |       ヽ、
           , - ´           l ll  l.| ll |         ヽ、
      _ -‐ ´                 l ll  l| ll |            ヽ、
,  -‐ ´                       l ll  | ll |               ヽ、
                        l ll l ll |                  ヽ、
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:02:41.89 ID:q3lJf+iM0
〜放課後・アッシュフォード学園屋上〜


女生徒「あの、枢木君……実は私前からずっと枢木君の事を……///」

スザク「……」


ナナリー「皆さん、覗き見なんて悪趣味ですよ!」コソコソ

リヴァル「とかなんとか言って、一番気になってるのはナナリーじゃないの?」コソコソ

ナナリー「わたしは、その……」コソコソ

ジノ「スザクは過去何人もの娘の告白を断った難攻不落の砦。今日の娘は乗り越えられるかな?」コソコソ

神楽耶「スザクさんはあんまりにも女性に興味を抱かないので、家族や親戚からもホモなんじゃないかと心配されているくらいですからね」コソコソ

アーニャ「よく見えない……」
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:03:27.98 ID:q3lJf+iM0
女生徒「だからね……えと、私とお付き合いしてほしいって思って……///」

スザク「ゴメン」


リヴァル「即断だー!」コソコソ

ジノ「スザク、罪な男だな」コソコソ

ナナリー「一体誰がスザクさんを落とせるのでしょうか……」コソコソ

神楽耶「相変らず迷いのない断り方。やはり女性に興味が……」コソコソ

アーニャ「見えない……」
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:04:01.77 ID:q3lJf+iM0
スザク「その……好きな人が出来たんだ」



一同「「「ええっ!?」」」バタン!


スザク「あれ?」




第10話 「ラブアタック!」
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:05:22.48 ID:q3lJf+iM0
コーネリア「抜けている!惚けている!堕落している!」

コーネリア「何だ最近の戦果は!?」

ギルフォード「申し訳ありません姫様!」

ノネット「落ち着きたまえ殿下。我々よりも奴らの方が一枚上手だったというだけの事。怒ってもしょうがないでしょう」

コーネリア「よいか!結果の伴わぬものを」

ノネット「あ、それは前回の冒頭で聞いたからいいです」

コーネリア「」イラッ

ライ「エニアグラム卿、何も殿下の神経を逆撫でする様な事をしなくてもいいじゃないですか……」

ノネット「こうしてからかっておかないと誰も殿下を止めないからな。気にすることではないぞ」

コーネリア「……ハァ」

ノネット「とはいえ、このままではいけないのは事実。早急に次の手を考えねばなりません」

ライ「まさかダールトン将軍の巧みな戦略も通じないとは思いもしませんでしたね」

ノネット「うむ。ゼロの助言とサクラダイト研の博士方の機転であっさり打ち破られたからな」
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:06:20.10 ID:q3lJf+iM0
回想

〜ナリタ連山〜


ゼロ「今だ!輻射波動を使え!」

ガシッ

カレン『輻射波動、フルパワーっ!』

バリバリバリバリ


ゴゴゴゴゴゴゴゴ


ダールトン『なんの音だ……?』

アルフレッド『父上、上を!』

ダールトン『!?これは……山崩れだと!?』

ドバーーーン!

ダールトン『うおぉぉぉぉぁ!?』


アーニャ『地下水脈に輻射波動をかけて水蒸気爆発を起こし、山崩れを発生させる。やるじゃん』

スザク『けど、麓の人たちは大丈夫なのだろうか』

ジノ『こっちの方には集落はないし、大丈夫だろ。被害を抑えるためにもこっちまで誘導したんだしさ』

スザク『そっか、流石はゼロだな』



回想終了
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:07:22.28 ID:q3lJf+iM0
ノネット「しかもランスロットまで復活して。いよいよ持って我々では太刀打ちできなくなったな」ハッハッハ

コーネリア「笑っている場合ですか?」イラッ

ノネット「ならば次は殿下が直接出向かれるのが良いかと」

コーネリア「私が?」

ノネット「少し、お耳を拝借」

コーネリア「何ですか?」

ゴニョゴニョ


コーネリア「何だと!?」

コーネリア「いいだろう、この私自らが引導を渡してくれよう。枢木スザク!その罪、その命で償って貰うぞ!」


ライ「何言ったんですか?」

ノネット「言わないと分からんか?」

ライ「はあ…もういいです……」
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:08:51.54 ID:q3lJf+iM0
〜生徒会室〜


ルルーシュ「全く、除き見だなんて趣味が悪いな。ナナリーまで一緒になって……」

ナナリー「ごめんなさい、お兄様」

ミレイ「それで、今日の子はどうだったの?」

リヴァル「ダメでしたね」

ミレイ「またか。一体何時になったら彼を落とせる子が現れるんだかね」

ジノ「それが会長、スザクを落とした子が居るみたいです」

ミレイ「へ?」

ナナリー「断る時に『好きな人がいる』って」

ミレイ「あのスザクくんに好きな子ですって!?」

ニーナ「あの女子に全く興味を示さないスザクに好きな子?」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:10:00.63 ID:q3lJf+iM0
ニーナ「……まさか」

ジー

ルルーシュ「待てニーナ、何故俺を見る」

シャーリー「え!?そういう事なの!?」

ニーナ「だって他に考え様が……」

神楽耶「き、きっとそうですわ……スザクさんはそういう趣味の方だったんですわ……」
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:10:47.78 ID:q3lJf+iM0
ガラガラ

スザク「ゴメン皆、遅くなっちゃって」

ジー

スザク「どうしたんだい?」

ミレイ「枢木スザク!」

スザク「は、はい!?」

ミレイ「いい、正直に言いなさい!あなた、誰が好きなの!?」

スザク「ええっ!?」
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:12:07.19 ID:q3lJf+iM0
ニーナ「ねえスザク、スザクはルルーシュの事好き?」

スザク「うん、好きだよ」

ニーナ「や、やっぱり!」

神楽耶「スザクさん、やっぱりそういう方でしたのね!」

ルルーシュ「いや、その聞き方はおかしい」
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:13:24.35 ID:q3lJf+iM0
ジノ「そういやルルーシュも結構モテるけど、女の子の告白全部断ってるよな?」

ルルーシュ「ああ。興味ないからな」

ニーナ「えっ!」

神楽耶「え!?」

シャーリー「えええええええ!?」

ルルーシュ「興味ないって、そういう意味じゃないよ。そうやって告白受けて、簡単に付き合っちゃ相手に失礼だろ?」

シャーリー「そ、そうだよね!」

シャーリー(なんだろう、このほっとしたような、でも少し残念な様な気持ちは……)
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:14:09.99 ID:q3lJf+iM0
ガラガラ

カレン「ゴメン、先生に呼ばれて遅くなっちゃって」

ニーナ「カレン、スザクに好きな人が出来たんだって!」

カレン「そうなの?……ああ、あの子か」

リヴァル「知ってるのか!?」

カレン「あ、えーとね……」

ルルーシュ「……」

クイッ

スザク(あの合図は……)

ルルーシュ「……」スタスタ

ミレイ「ルルーシュ、どこ行くの?」

ルルーシュ「トイレですよ」

スザク「ああっ、僕も行って来ようかな、なんて!」スタスタ

リヴァル「なんだ、連れションか?」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:19:39.46 ID:q3lJf+iM0
〜屋上〜


スザク「さっきの合図、久しぶりだね」

ルルーシュ「そうだな。ナナリーや神楽耶に内緒で何かしようって時は、いつもこうして合図を送って、屋根裏部屋で話してたっけ。最も、今は学校の屋上だけど」
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:20:19.36 ID:q3lJf+iM0
ルルーシュ「スザク、ユフィの事は好きか?」

スザク「……うん」

ルルーシュ「そうか」
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:22:02.60 ID:q3lJf+iM0
ルルーシュ「スザク、お前は何も考えずに、ただ真っ直ぐ走れ」

スザク「真っ直ぐ走る?」

ルルーシュ「考えるんじゃない。感じたままに、思ったままに動くんだ」

ルルーシュ「そうすればきっと、ユフィもコーネリアもお前の事をわかってくれる」

ルルーシュ「たとえお前達が敵味方でも、願う未来が同じならそれは障害でもなんでもないさ」
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:22:57.41 ID:q3lJf+iM0
スザク「ルルーシュ、どうして突然こんな事を?」

ルルーシュ「迷っている様に見えるからさ。お前はどんなに口で決意や納得をしている様に言っても、そうでなければすぐ態度に表れる」

スザク「そうかな?」

ルルーシュ「わかり易いからな」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:25:25.29 ID:q3lJf+iM0
〜放課後・帰り道〜


アーサー「にゃーん」

スザク「アーサー、お散歩かい?」

ヒョイ

スザク「手元にリボン?どっか怪我でもしたのかな?」

アーサー「にゃー」カプッ

スザク「痛っ!?」

ポイッ

スザク「もう、いつになったら懐いてくれるのかな……」ハァ

アーサー「にゃーん」

テクテクテク

スザク「……あれ?ユフィ?」

ユフィ「スザク、久しぶり」
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:26:46.21 ID:q3lJf+iM0
スザク「猫は好きなんだけど、いつも片想いで。どうしたらいいのかな?」

ユフィ「大丈夫よ。この子もスザクこと好きだから」

スザク「うーん……」

アーサー「にゃーん」
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:31:24.22 ID:q3lJf+iM0
スザク「――それで、生徒会のみんながいろんな名前を出し合ったんだけどどれもぱっとしなくて。それで、最後はナナリーがアーサーって自然に呼んでるのを見て、それで名前が決まったんだ」

ユフィ「それじゃ、この子の名前はナナリーが付けたのね」

ユフィ「アーサー、ナナリーの事は好き?」

アーサー「にゃ〜」

ユフィ「そう、良かった!」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:32:12.22 ID:q3lJf+iM0
スザク「いつも不思議に思っていたんだけど、よく街に出てくるけど大丈夫なのかい?」

ユフィ「私が本気になれば、私を止められる人は居ないから」



ライ「Zzzzzz……」

ギルフォード「またか……ほら、こんなところで寝てちゃダメだぞ」ペシペシ

ライ「わぁっ!?」ガバッ

ギルフォード「君も大変だな……」

ライ「すみません、いつも起こしてもらって」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:37:37.67 ID:q3lJf+iM0
ユフィ「次の戦い……お姉様が直接出るって言っていたわ」

スザク「君のお姉さん……コーネリア皇女だっけ?」

ユフィ「ええ。『枢木スザクだけは必ずこの手で』って」

スザク「僕を?」

ユフィ「エニアグラム卿が何か言ったみたいだったけど……」

ユフィ「ねえスザク、どうしても戦わなきゃならないの?」

スザク「うん。この街を守るのが僕の使命だからね」

ユフィ「スザク……」

スザク「僕はこの街を守るために、どんな敵が相手だろうと戦わなきゃならない。たとえ君のお姉さんが相手でもだ」

ユフィ「そんな!スザクとお姉様が戦う事なんてないんだわ!……そうよスザク!私と一緒に」

スザク「それはダメだ!僕は使命を捨てることは出来ない!大事なのは結果だ。でも、間違った方法で得た結果は結果じゃない!」

ユフィ「それでも私は……あなたと一緒に居たい……」

スザク「僕もだユフィ。だから僕は戦うよ。僕の強さを、僕の想いをわかって貰う為に……認めてもらうためにも!」

ユフィ「戦いは避けられないのね……」

スザク「そうじゃないよ。僕達に戦いは不要だ。僕達がその第一歩を踏み出せばいい。それをわかって貰うためにも、僕の想いの全てを力に籠めて、君のお姉さんにぶつけるんだ」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:38:34.08 ID:q3lJf+iM0
〜サクラダイト研究所〜


コーネリア『出て来い枢木スザク!我が妹を弄んだ罪、貴様の命で償って貰う!』


カレン「弄ぶって……何言っているのよあいつ!?」

ジノ「我が妹と言っていたな。という事は相手は……」

アーニャ「コーネリア」


バシュゥゥゥン


カレン「何?」

ジノ「スザクが出たのか!」

カレン「早っ!」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:40:27.41 ID:q3lJf+iM0
コーネリア『ランスロットか。ということは、貴様が枢木スザクか!』

スザク『そうだ』

コーネリア『一人で出てくるとは中々威勢がいいな』

スザク『……』


スザク『コーネリア。僕はあなたに、決闘を申し込む!』


カレン「なんですって!?」

ジノ「あいつっ!何を馬鹿な事を!」
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:41:36.18 ID:q3lJf+iM0
カレン『スザク、あんた何考えてるの!?相手はコーネリア、敵の司令官よ!あいつを倒せば少なくとも、しばらくは敵の侵攻は収まるのよ!?』

スザク「わかっている。けど、それじゃ駄目なんだ。敵だから戦って、それで倒して……それじゃ何も変えられない」

カレン『けど!』

スザク「思ったんだ。僕はユフィとわかりあうことができた。ユフィだけじゃない。ジェレミアさんも、ヴィレッタさんも、こうして一緒にいられる事は、僕達が戦う必要はないという事の何よりも証左になるんだ」

カレン『スザク……あんた……』
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:42:23.79 ID:q3lJf+iM0
コーネリア『フッ……そんなものは理想論だな!』

スザク『確かに理想論かもしれない。けど、間違った方法で手に入れた結果に価値は無いと思うから』

スザク『それに、理想が無ければ現実も無いんだ!僕の理想を分かって貰うためにも、コーネリア、僕はあなたに勝ってみせる!』

コーネリア『いいだろう枢木スザク!その決闘、受けて立とう!』
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:46:36.88 ID:q3lJf+iM0
スザク『こちらから行く!メーザーバイブレーションソードッ!』

ブンッ!

コーネリア『フッ……その様な攻撃など!』ランス

ガキィィィィィン!
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 21:59:49.09 ID:q3lJf+iM0
ノネット「決闘か……前時代的だな。だがそれがいい」

ライ「ですが、よろしいのですか?万が一負けるような事があっては……」

ノネット「構わん。どうせ死なんよ。それよりも別に気にすることがあるだろう」

ライ「何ですか?」

ノネット「あれは決闘だ。ならば邪魔が入らないようにせねばな」

ライ「研究所が仕掛けてくるとは思えませんが」

ノネット「ならば誰が仕掛ける?」

ライ「ギルフォード卿は……ないですね」

ノネット「ならば問題無いな」

ユフィ「スザク……」
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:10:38.95 ID:q3lJf+iM0
スザク『せいっ!てやっ!とぁっ!』

ガキンッ!

ガキンッ!

ザンッ!

コーネリア『くっ……これがランスロットの力か!』

スザク『いける!このままいけば……勝てる!』

スチャッ!

コーネリア『だが……甘い!』キーン

スパーン!

スザク『なっ……!?』
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:11:43.89 ID:q3lJf+iM0
スザク『何時の間に後ろに……』


カレン「ちょっと!今何が起こったの!?」


コーネリア『貴様如きがこの私に追い着こうなどとは……自惚れるな!』

スザク『どういう事だ……?まるで相手の攻撃が見えなかった……』
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:12:12.88 ID:q3lJf+iM0
コーネリア『今度はこちらから行くぞ!』スチャ

ザンッ!

ザンッ!

スザク『ぐあぁぁぁぁぁ!』

スザク(相手の攻撃が全く見えない!まるで瞬間移動でもしているようだ……!)

コーネリア『フハハハ!どうした枢木スザク!貴様の力はその程度か?』
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:13:40.94 ID:q3lJf+iM0
カレン「本当にどうなってるのよ!?」

ジノ「瞬間移動でもしているのか?」

アーニャ「違う。これみて」ピッ

ヴィーン

カレン「スロー映像……?って何よこれ!」

ジノ「コーネリアは等速で……いや、それ以上の速さで動いてるな」

アーニャ「超スピードによる攻撃」

カレン「こんな攻撃、どうしろっていうのよ……」
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:14:43.08 ID:q3lJf+iM0
スザク『超スピードによる攻撃……!』

コーネリア『ほう、気付いたか。これこそは我がギアス“ザ・スピード”!」

スザク『ギアス!?クロヴィスだけではなく、コーネリアも持っていたのか!』

コーネリア『その口ぶりからすると知らない様だな。一つ教えておいてやろう。我がエデンバイタルの皇族の血を引くものはギアスと呼ばれる特殊能力に目覚める事があるのだ』

スザク『なんだって!?ということはユフィも……』

コーネリ『そうだ。貴様も既に見ているのではないか?』

スザク『ユフィのギアス……』
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:15:16.25 ID:q3lJf+iM0
(カレン「ちょっと!突然倒れてどうしたの!?」

 ライ「Zzzzz……」)


(ユフィ「私が本気になれば、私を止められる人は居ないから」)
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:18:08.80 ID:q3lJf+iM0
スザク『そうか!ユフィが言っていたのはそういうことだったのか!』

コーネリア『気付いた様だな。ユフィの持つギアスは“絶対休息の力”。その名も“ザ・グッドナイト”。人の睡眠をコントロールする力だ』

スザク『ギアス……なんという恐ろしい力だ』

コーネリア『我等がエデンバイタルの支配者として君臨し続けてきたのはこのギアスによるものも多いだろう。わかっただろう、我々と貴様達は絶対に相成れぬ存在であると!』

スザク『ああ、わかったよ。だからこそ、絶対に負けられないって!』

コーネリア『何!?』

スザク『だって僕がユフィと出会えたのは、そのギアスのお陰だからね』

コーネリア『くっ……ほざけぇぇぇぇぇぇ!』

ブンッ!
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:19:15.98 ID:q3lJf+iM0
ゼロ「どうやら絶体絶命と言ったところだな」

カレン「ゼロ!?あんた居たの!?」

ゼロ「いいか、敵は瞬間移動をしてるわけではない。確かに軌道を取って攻撃をしている。そこにスザクの勝機はある」

カレン「それでもあんな速さで動き回られちゃ無理でしょ!」

ゼロ「違うな、間違っているぞ。お前には出来ないだろうが、枢木スザク、彼ならば出来るだろう!」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:20:20.35 ID:q3lJf+iM0
スザク『ぐあぁぁぁぁ!』

コーネリア『フハハハハハハハ!どうした枢木スザク!私はここにいるぞ?』

スザク『くっ……』

スザク(どうすればいい……相手の攻撃を防ぐには……反撃するには……)

ゼロ「枢木スザク!」

スザク『この声は……ゼロ!?』

ゼロ「無様だな。お前の力はこんなものではないだろう!」

スザク『そうだな。けど、どうしたらいいのかわからないんだ……』

ゼロ「違うな、間違っているぞ!」

スザク『え……』

ゼロ「お前はまだ考えている。相手を追う方法を」

ゼロ「しかし、そうではない。目で見ようとするな!追おうとするな!ただ、己が感じたままに動くのだ!」

スザク『……!』
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:20:49.94 ID:q3lJf+iM0
(ルルーシュ「考えるんじゃない。感じたままに、思ったままに動くんだ」)
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:21:28.31 ID:q3lJf+iM0
スザク『……そうか。ありがとうゼロ。思い出させてくれて』

ゼロ(負けるなよ……親友!)


コーネリア『これでトドメだ!』

スザク(感じたままに……思ったままに……)
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2012/09/09(日) 22:22:08.17 ID:q3lJf+iM0
――そう。感じたままに、心のままに動くの――


スザク(声が聞こえる……?誰だ?)


――集中して。攻撃がくるわ――

コーネリア『[ピーーー]、枢木スザク!』

――左よ!――

ガキィィィン!

コーネリア『何!?私の攻撃を防いだだと!』
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/09/09(日) 22:22:50.97 ID:q3lJf+iM0
訂正

――そう。感じたままに、心のままに動くの――


スザク(声が聞こえる……?誰だ?)


――集中して。攻撃がくるわ――

コーネリア『[ピーーー]、枢木スザク!』

――左よ!――

ガキィィィン!

コーネリア『何!?私の攻撃を防いだだと!』
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:26:17.61 ID:q3lJf+iM0
――そう。感じたままに、心のままに動くの――


スザク(声が聞こえる……?誰だ?)


――集中して。攻撃がくるわ――

コーネリア『死ね、枢木スザク!』

――左よ!――

ガキィィィン!

コーネリア『何!?私の攻撃を防いだだと!』
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:27:23.48 ID:q3lJf+iM0
スザク『この感じ……相手の攻撃が分かる……!』

コーネリア『ならばもう一撃を!』

ブンッ

スザク『後ろか!』

ガキン!

コーネリア『私の攻撃が読まれているだと!?』

ブンッ

スザク『右!』

ガキン!

スザク『左!』

ガキン!

スザク『前だ!』

ガキン!

コーネリア『これは……一体どういうことだ!?』
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:27:56.28 ID:q3lJf+iM0
アーニャ「……これ」

カレン「ランスロットのいろんな数値が滅茶苦茶じゃないの!」

ジノ「ランスロットがスザクに力を貸しているのか!」
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:28:57.71 ID:q3lJf+iM0
――そう。それでいいの――

スザク(これは以前クラブと戦った時と同じ感覚!)

――頑張ってね……――

コーネリア『くぅ……!貴様さえ、貴様さえ居なければ!』

スザク『!』

コーネリア『ユフィが!貴様の様な男に心魅かれたりしなければ!あのような戯言を言う事などなかったのだ!』

スザク『戯言だって!?あなたはユフィの想いを戯言と言うのか!』

コーネリア『ユフィの想い……?』

スザク『そうだ!ユフィは優しい人だ。だから戦いを否定していた!ユフィは、僕達は分かり合えるという事をあなたに伝えたかった筈なんだ!』

コーネリア『ユフィ……』

コーネリア『そうだな。お前の言うとおりだ。だが貴様は戦っているな』

スザク『これは決闘だ。僕はあなたに勝って、僕とユフィの言葉を聞いて欲しかった。ただそれだけだ』

コーネリア『そうか……だが、私はエデンバイタルの皇女として貴様に負けるわけにはいかん!』

スザク『わかってくれないのか……いや、違うな。それがあなたの責務だというのなら、僕はそれに全力で応えるまでだ!』
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:29:34.10 ID:q3lJf+iM0
スザク『次で決める!』

コーネリア『かかってこい!』


スザク『でやぁぁぁぁぁぁ!』

コーネリア『はぁぁぁぁぁぁぁ!』

カーン!

グルングルングルン

ザクッ!

コーネリア『ぐっ……』バチバチ

スザク『勝った……』
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:32:09.71 ID:q3lJf+iM0
コーネリア『負けたな……枢木スザク、お前の想い、確かに受け取ったぞ』

スザク『!』

コーネリア『確かに、無理に戦う事など無かったのかも知れんな。ユフィやお前の持つ優しさがあれば、我がエデンバイタルの民を救うことも出来るやもしれん』

スザク『では……!』

コーネリア『皇帝には私から提案をしてみよう。時間はかかるかもしれんがな……』

コーネリア(そうだ……それこそが先代皇帝の望みだったはず……)


ユフィ「お姉様……わかってくれたのですね!」

ノネット「元はお人よしだからな。無理して厳格な人など演じなくとも良いのに」
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:32:44.18 ID:q3lJf+iM0
カレン「まさか和解で戦いが終わるなんてね」

ジノ「まあ、戦いが終わるにこしたことはないか……」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:34:13.09 ID:q3lJf+iM0
???『そういうわけには行かないのですよ、姉上』

バシューン!

スザク『何だっ!?』ギュイーン


ジノ「砲撃!?」

カレン「……!何あれ!?」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:34:54.42 ID:q3lJf+iM0
???『姉上には困ったものですね……勝手に決められては困るのですよ』

コーネリア『その声は……』


ノネット「あれはヴィンセント!完成していただと!?」

ライ「知っているんですか!?」

ノネット「シュタットフェルトの奴め!何の報告もなしに……一体どうしたというのだ!」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:35:25.16 ID:q3lJf+iM0
スザク『君は一体……』

???『お前が枢木スザク……そしてランスロットか。姉上を追い込むその力量は流石と言っておこうか』


ロロ『私の名はロロ。エデンバイタル三皇子の一人だ』


ゼロ「ロロだと!?まさか奴が!」

カレン「ゼロ、知ってるの?」

ゼロ「奴を送り込んできたというつもりは、シュナイゼルはもう手段を選ばないつもりか!?」
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:36:06.80 ID:q3lJf+iM0
ロロ『さて……本来ならば戦うべきではあるのだが、今回は姉上に免じて失礼させて貰おう』

ロロ『私が来たからには今までのように甘くはないと思え』

ロロ『フハハハハ!』

ビューン
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2012/09/09(日) 22:36:50.74 ID:q3lJf+iM0
ゼロ「くっ……」

ジノ「まさか三皇子の最後の一人が来るなんてな」

カレン「ええ、そうね」

カレン(けどあの声……どこかで聞いたような……)



第10話 完
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/09/09(日) 23:35:58.58 ID:SyCbzeQio

このロロはナイトメアナナリーのロロか
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/10(月) 16:28:21.37 ID:Ydmu8WcEo
ボロロ雑巾さんキター!
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/11(火) 15:01:12.88 ID:oUePNRrIO


で、俺とコーネリアお姉ちゃんが恋仲になる展開はまだですか?
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/09/28(金) 15:59:16.56 ID:r7DadDCBo
ロロ雑巾
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/06(土) 04:29:17.43 ID:7OJJ76kk0
こんな俺得スレがあったとは
期待
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