このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

恭介「今度の試合相手は死んだ世界戦線だ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 10:22:27.83 ID:Z7r4eO7o0
真人「……は?」

理樹「……え?」

恭介「なんだよお前ら、もっとなんかあんだろ!」

真人「また試合すんのか?しかも今度は他校の奴とか?」

恭介「そうだが?」

真人「恭介、いいか。そいつは無理だ」

恭介「なんで」

真人「俺達が勝てるとでも言うのか?」

恭介「心配すんな。向こうも野球部じゃないんだ」

理樹「ねえ、相手チームはなんて名前だっけ?」

恭介「死んだ世界戦線だ」

鈴「怖いわ!嫌じゃ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1337563347(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

=^・ω・^= ぬこ神社 Part125《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2024/03/29(金) 17:12:24.43 ID:jZB3xFnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711699942/

VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711673687/

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 13:44:59.88 ID:rBPdSzFi0
理樹「それって軍隊とかじゃないよね?」

真人「ほう、軍人と試合か。なるほど」

謙吾「部長軍団にも勝ったことだしな。いいかもしれん」

理樹「ええ!?」

恭介「ははは、だろ!?」

恭介「まぁ、相手は同じ歳ぐらいの高校生だし大丈夫だろ」

鈴「理樹……」

理樹「僕にそんな目を向けてももう無駄だよ……ごめん」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 13:52:57.63 ID:rBPdSzFi0
謙吾「で、それはいつの話なんだ?」

恭介「え?明後日の日曜だけど」

理樹・真人・鈴・謙吾「何ぃーーー!?」

理樹「そんなぁ!急すぎるよ!」

恭介「ははは、大丈夫だろ。そのために今まで練習してきたんだし」

恭介「なんでも奴らは無茶苦茶強いらしいからな」

理樹「えぇ!?」

真人「へっ、上等だぜ。久々に筋肉が唸るってもんだな」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:00:22.34 ID:rBPdSzFi0
鈴「うぅ……」

理樹「うぅ……」

真人「なんでいその頼りなさそうな目は」

謙吾「心配するなお前たち、俺もいるんだ。そう簡単に負けることはない」

理樹「うん、ありがとう!」

真人「……なんだよこの差はよ」

恭介「よし、そうとなりゃさっそく練習だぜ!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:05:52.44 ID:rBPdSzFi0
……

ゆり「みんな聞いて頂戴」

ゆり「今度の日曜……野球をすることになったわ……」

「「「「  はぁ!?  」」」」

日向「なんでだよ。もういいだろ別に。球技大会じゃあるまい」

ゆり「うるさい!するの!もう決定なんだから!」

高松「今日は一段と荒れていますね。何かあったんですか?」

ゆり「……実は、チーム名リトルバスターズ!という草野球チームから
   勝負を挑まれてね……」

音無「……」

ゆり「何よ、何か言いたげじゃない」

音無「お前……さてはまんまと乗せられたな?」

ゆり「うっ……」ギク
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:08:18.59 ID:rBPdSzFi0
ゆり「仕方なかったのよ!」

野田「そうだ。ゆりっぺがすると言うのであれば、俺達は黙ってやるだけだ!」

岩沢「ふーん、あたしらはその日はお休みってことでいいんだね?」

ゆり「ダメよ!ガルデモだって全員参加するの!」

ゆり「特に運動神経のいいひさ子さんにはいてもらわないと困るんだから」

ひさ子「はぁ?あたし?なんでだよ……」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:11:55.35 ID:rBPdSzFi0
日向「ま、そりゃ当然だろ」

椎名「あさはかなり」

ユイ「先輩先輩!!私はでないんですか!?」

日向「お前は黙って応援しとけよ」

ユイ「えぇ!?黙るんですか!?応援するんですか!?」

ゆり「そうね、ユイはひさ子さんの代わりをして
    演奏の応援……なんてのもお願いしようかしら」

ユイ「なるほど……わっかりましたー!!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:18:15.36 ID:rBPdSzFi0
直井「音無さん、僕はどうしたらよいでしょうか」

ゆり「あ、そうそう話の展開上わかりやすくするために
   実況解説を設けることにしたの」

ゆり「どうやらうちの方が人数が多いみたいだし、
   こっちから出して欲しいそうよ」

ゆり「ってなわけで直井くん、お願いしてもいいかしら?」

直井「断る。何故貴様の言うことを聞かなくては」

音無「いいからやるんだ」

直井「まぁ……音無さんがそういうのであれば……」

ユイ「はいはい!私がやります!!」

ゆり「あなたは応援の演奏があるって言ったじゃない」

ユイ「えー!やりたいやりたい!!」

日向「その辺でやっとけよ、うるせえな」

ユイ「うるさいってなんじゃゴラァァアア!」

音無「まぁ、演奏する時だけ抜ければいいんじゃないか?」

ゆり「……そうするしかないみたいね」

直井「どうして僕があのピンクとやらなくちゃいけないんだ!」

音無「いいからやれよ」

直井「まぁ、音無さんがそういうなら……仕方有りませんね」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:28:15.60 ID:rBPdSzFi0
日向「相変わらずチョロイなぁ……」

直井「おい、ピンク髪。貴様、しっかりとルールくらはいは覚えてこいよ」

ユイ「はっは〜ん、そんなもん余裕だっつうの!!」

日向「で、打順とか決めてあるのか?」

ゆり「そうね、今回限りは前みたいにゲリラで参加する訳じゃないから
   SSS総戦力で全力で潰しにかかるわよ!」

藤巻「へっ!やっぱそう来なくっちゃな!!」

大山「僕は張り切ってベンチを守るよ!!」

TK「Yeah……Lets party」

野田「俺はどこを守ればいいんだゆりっぺ!!」

ゆり「じゃあ発表するわよ!!今即興で決めたわ!」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:32:08.04 ID:rBPdSzFi0
1ひさ子(左)
2日向(ニ)
3松下(中)
4野田(補)
5椎名(遊)
6TK(右)
7高松(一)
8音無(投)
9藤巻(三)

ゆり「これよ!!」

音無「なんで俺がピッチャーなんだよ」

藤巻「俺は期待されてないのか……?」

大山「うん、ベンチは任せてね!」

椎名「あさはかなり」

野田「ふん、妥当だな」

日向「俺はともかくこんな野球素人の俺達がこれで大丈夫なのか?」

音無「まぁ、勝てればいいんじゃないか?」

ゆり「そう、勝てればいいのよ!」

ゆり「全員気合入れていくわよ!!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 14:37:55.52 ID:rBPdSzFi0
……

真人「ふぃー、今日もいい練習だったな、理樹」

理樹「うん、そうだね」

恭介「よし、じゃあみんな集まってくれ」

真人「お、なんだなんだ?」

小毬「試合のことに関係するのかな?」

クド「軍人さん達との試合です!」

葉留佳「はるちん、久々に本気出しちゃうかもよ!」

恭介「まぁ、みんなお察しの通りの打順ポジションの発表だ!」

1鈴(投)
2真人(一)
3恭介(中)
4理樹(補)
5謙吾(ニ)
6来ヶ谷(遊)
7葉留佳(三)
8クド(右)
9小毬(左)
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/05/21(月) 16:53:45.46 ID:fh4Jevuao
みてるからはよ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/21(月) 17:29:48.60 ID:gcXRVFL3o
リトバスの打順と守備を必死で考えたの思い出した支援
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 19:51:48.65 ID:44pEwcZ70
おお、期待
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/21(月) 20:42:55.85 ID:h8vZNxrR0
これは期待
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/05/21(月) 21:09:15.94 ID:H1GTkuVAO
天使ちゃんどこ行ったし
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 21:56:48.87 ID:WM/r/Bwi0
理樹「うん、まぁこんなもんでいいと思うよ」

真人「よし、そうと決まりゃ寮の前でバット5本もって素振りしようぜ!」

理樹「うん、行ってらっしゃい。鈴、もう少しやってかない?」

鈴「わかった」

真人「じゃあ謙吾!」

真人「ってもういねえし……」

真人「いいよいいよ、俺は一人でバット5本で素振りしてるよ……」トボトボ

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:01:47.92 ID:WM/r/Bwi0
……

ゆり「で、試合当日なわけだけど」

ゆり「電話とメールのやり取りだけだったからわからないのだけど、あなたが棗くんね?」

恭介「ああ、そうだ。恭介でいい」

ゆり「そう、なら私もゆりでいいわ。今日はお手柔らかにお願いするわね」

恭介「ああ、こちらこそよろしく頼む」

日向「おい、なんだよあっち女ばっかりじゃねえかよ」

音無「大人げないにも程があるな。ほとんど2年生じゃないか」

ゆり「あなただけ3年生なの?」

恭介「まぁな」

ゆり「まぁ、それはそうと悪いけど今日は勝たせてもらうわ」

恭介「ほう、そいつはどうかな?やってみないとわかんないぜ?」

ゆり「それじゃ、お互いの健闘を祈りましょう」

恭介「あぁ」


19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:04:48.09 ID:WM/r/Bwi0
恭介「おっと、いい忘れていたが……このゲーム」

恭介「勝った方には俺がある特殊なコネを使ってとんでもないくらい豪華賞品を用意した」

ゆり「ふーん……あまり興味ないわね」

恭介「まぁ、そう言うな。これはお互いのリーダーだけが知ってることにしておこう」

ゆり「……?」

恭介「豪華賞品とは……ゴニョゴニョ」

ゆり「 !? 」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:07:52.04 ID:WM/r/Bwi0
ゆり「なるほど……」

恭介「どうだ?」ニヤリ

ゆり「俄然燃えてきたじゃない」

恭介「だろ?そう来なくっちゃな!」

ゆり「そうそう、人数の関係でこちらから主審、それとモブ共に塁審その他
   審判を任せてあるわ」

ゆり「心配しないで、彼らは仕事をする時は真面目な人たちを選んだから」

ゆり「こちら、審判の竹山くんよ」

竹山「どうも。主審を務める竹山です。どうかクライストと」

恭介「おお、じゃあ竹山。よろしくな」

竹山「……」

竹山「ゴホン、わかりました。公平なジャッジは僕に任せてください」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:15:57.90 ID:WM/r/Bwi0
ゆり「それじゃこれがうちの打順とポジション、ベンチのメンバー表よ」

恭介「お、じゃあうちのも。はい」

竹山「それでは始めましょうか。整列!」

恭介「お、来たきた」

ゆり「ふーん、なるほどね。あれがリトルバスターズ!のメンバーね」

「おかしいな〜、俺のダンベルどこ言ったか知らないか理樹」
「なんでそんなの持ってきてるの!?」
「アホだな」
「はは、相変わらず真人くんは愉快だな」

ゾロゾロゾロ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:18:39.12 ID:WM/r/Bwi0

ゆり「……」

シーン

……SSSベンチ……
「んだと貴様!!ゆりっぺの打順に文句があるのか!」
「おい、やめろって!」
「おい貴様!!音無さんに向かって何だその態度は!!」
「お前は早く実況席の方行けって!」
「Oh……It's trouble……」
「なに?柔道着は着てでてはいけないのか?」
「ったりめえだろ!松下五段!」

ガヤガヤ

ゆり「ゴルゥゥアアアアアア!!喧嘩するなーーーー!!」

「う、やべ、整列かかってんぞ!」
「まずい、殺される!」「急げお前ら!」

ドタバタ

ゆり「はぁ……頭が痛い……」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:24:42.43 ID:WM/r/Bwi0
恭介「……お互い苦労してるんだな」

ゆり「えぇ……まったくよ……」

竹山「互いに礼!!」


シャーーーーッス!!

竹山「では先攻後攻はじゃんけんでお願いします」

ゆり「わかったわ」

恭介「じゃんけん……ぽん!」チョキ

ゆり「ぽん!」グー

真人「おいおい何やってんだよ」

謙吾「まあ、後攻のほうがいいという時もある」

真人「そうなのか?」

来ヶ谷「なぁ、理樹くん、君はどちらの子がタイプだい?」グイ

理樹「えっ!?えぇ!?」

来ヶ谷「私的にはあのクールなお姉さんタイプの子が最高なんだが」

ひさ子「……?(なんかすごい見られてる)」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:33:03.35 ID:WM/r/Bwi0
小毬「今日はよろしくね〜」

椎名「あさはかなり」

小毬「ほわぁ!」

小毬「え?えぇ〜〜〜」ガーン

クド「あ、あーゆー すぴーく いんぐりっしゅ?」

TK「Yeah、Come on! Lets dance」クルクル

クド「わふー!本物の外人さんですー!」

日向「どうやら、注意するべきなのはあの巨漢二人ぐらいっぽいぞ」

藤巻「あぁ、だろうな。これなら余裕だぜ」

鈴「理樹……なんか怖い……」

理樹「確かに強面の人が結構いるね……」チラ

野田「あ?」

藤巻「あ?何みてんだコラ」

ゆり「やめなさいって!ほら、ベンチ戻るわよ」

真人「あれを束ねてるあの女……どれほど怖いんだ」

理樹「……確かに」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:36:11.26 ID:WM/r/Bwi0
……SSSベンチ……
ゆり「いい!?アンタ達!!これは絶対に負けられない試合になったわ!」

ゆり「負けたら断食どころじゃすまないからね!」

遊佐「いつになく燃えていますね」

ゆり「そりゃそうよ……」

松下「何かあったのか?」

ゆり「でもそれは言えないの。リーダー同士だけが知ってるっていう決まりだから」

音無「なるほどな……」

日向「そんじゃいっちょ頑張りますか!」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:40:48.17 ID:WM/r/Bwi0
……

ユイ「というわけでやって参りました!ようやく出番ですよ先輩!」

直井「ふん、仕方なくやっているだけだ。今すぐ貴様をこの部屋から追い出してやりたいくらいだ」

ユイ「まぁまぁそう言わずに!実況解説はこのユイ☆にゃん、とー」

直井「いちいち腹のたつことをするな。直井でお送りする」

ユイ「さてさて、相手チームのピッチャーはエースの鈴ちゃん!」

直井「それからキャッチャーは直江……僕と被ってるじゃないか鬱陶しい」

ユイ「さぁさぁ対する一番バッターは
   いきなりやってきちゃいましたか!ひさ子先輩!」

直井「いよいよ始まるわけだな。死んだ世界線 VS リトルバスターズ!」

プレイボール!!
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 22:48:55.03 ID:WM/r/Bwi0
直井「あの愚民はどうやらギターだけじゃなく野球もできるのか」

ユイ「運動神経抜群ですからねー先輩は!」

……
理樹「鈴、落ち着いてね!!」

鈴「……」コクン
……

ユイ「ピッチャー第一級振りかぶって……投げた!!」

ストライク!

直井「ほう、いきなりは打たずに様子見ときたか。慎重になっているな」

……
ゆり「ひさ子さんらしい落ち着いた判断ね」

野田「ふん、攻めずしてどう勝てる」

日向「まぁまぁ……」
……

ユイ「さ、ワンストライク、ノーボール、次の球はどうでるか!」

キィンッ!

直井「打球はセンター前へ。少し後ろで構えていたが間に合うのか?」

ユイ「宮沢先輩の頭上を超えて……棗先輩が」

ユイ「あー!いきなりダイビングキャッチのファインプレー!!」

アウトッ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 23:01:40.92 ID:WM/r/Bwi0
謙吾「恭介、ナイスカバー!」

恭介「おう!」

クド「恭介さん、ないすふぁいんぷれーです!」

鈴「……ほっ」

……

ひさ子「悪い悪い……もう少し飛ばすつもりだったんだが」

日向「心配するな。次の俺に任せておけ」

ゆり「心配ね」

高松「ええ、心配ですね」

大山「調子こいて三振とかしてそうだよね」

日向「なんだお前ら!!それでもチームメイトかよ!!」

……

ユイ「で、でたー!満を持して登場のひなっち先輩!」

直井「ふん、奴か。三振で終わりになればいいのに」

ユイ「二番、ひなっち先輩!ワンナウト走者なしの状況でヒットなるかぁ!?」

……

日向「よろしくっ☆」

鈴「うぅ……(ウインクしてきた……)」

理樹「鈴が弱っている!?一体何が!?」

……
ユイ「さぁ、一球目、投げた!」
……

鈴「くらえ!ニャーブ!」

日向「へっ、余裕余裕!」

ググググ

ブンッ

ストライクッ

日向「」

……
ユイ「あははは!!ひ、ひなっち先輩!!あははは!」

直井「はははっ、奴め、野球部という設定じゃなかったのか?」クスクス
……

ゆり「あの……アホ……」ギリギリギリ

音無「ま、まぁまぁ」

大山「しょうがないよ、日向くんは生粋のアホだから」

ひさ子「まぁアホだしな」

藤巻「あぁ」

松下「うむ」

音無「ひどい言い様だな」






29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 23:17:35.13 ID:WM/r/Bwi0
……
日向「いかんいかん……まぐれだまぐれ!」

日向(ちょっとショートの子のおっぱいに目が行ってしまった……)

日向「ははは、お兄さん、ちょっと手加減しすぎちゃったかな〜?」

日向「っていうかベンチから殺気を感じる……」

……
ユイ「さてさて、アホを待ってる訳にはいかないので次いきますよー!第二球目!」

ユイ「実は早くもやばいんじゃないかとい噂されてるひなっち先輩!」
……

恭介「鈴ーー!いい調子だぞー!」

小毬「鈴ちゃんファイトだよー」

日向(あそこのセンターは危険だな……。だったら)

キィンッ

……
ユイ「おお!打った!ひなっち先輩のくせに!打球はレフト方面へ!」

直井「まぁ、奴ももと野球部……狙って打ったんだろうな」
……

小毬「あわわわわ〜〜」

フェアッ

日向「へっ、見るからにのほほんとしてそうなレフト!もらったぜ!」

恭介「小毬!こっちだ!」

小毬「よーし、いっくよ〜〜!それっ」

日向「よっと、とりあえず塁に出さえすりゃ文句はないだろう!」

セーフッ

……
直井「チッ……」

ユイ「露骨な舌打ちですねー。ま、めでたく塁に出た頭もめでたいひなっち先輩!
   こっからSSSの真骨頂!ワンナウト、走者一塁、松下五段の登場だー!」
……

理樹「またすごい人が来たなぁ……真人と同じくらいデカイ……」

鈴「うぅ……」

理樹「鈴もビビってるし……。ここは恭介に頼んでタイムを取らないと」

恭介「……」フルフル

理樹「取らないの!?僕がやれってことか……」

松下「よろしく頼もう」

理樹「は、はい……。鈴!行くよ!」

鈴「……っ!!」コクン

……
ユイ「さぁ、投げました!」
……

鈴「くらえ!ニャットボール!」

グググ

松下「 !? 」

ストライクッ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 23:31:31.26 ID:WM/r/Bwi0
……
ユイ「おっと鈴ちゃん選手初めての変化球ですよ!?」

直井「選手データによると……ニャットボール……?」

ユイ「先輩……頭大丈夫っすか?」

直井「僕が考えたんではない!だったら貴様が読め!」グイ

ユイ「えっと……猫の魂が宿ったオリジナルの変化球……だそうです!!」

直井「訳がわからないよ……」
……

ゆり「今の何よ」

遊佐「恐らくオリジナルの変化球ではないかと」

関根「あたしの台詞……」

入江「落ち着いてしおりん!いろいろ混ざってるから」

……
直井「ワンストライク、ノーボール、走者はアホが一塁」

ユイ「さぁ、二球目を、投げたぁ!」
……

松下「さすがにこれもスルーではゆりっぺも安心してみてられんだろう」

キィィィンッ!

鈴「んなぁっ!?」

……
ユイ「打ったー!これは大きいぞ!!」

ユイ「右中間に……落ちたぁ!!」

フェアッ
……

日向「よっしゃー!いいぞ松下五段!!まだまだ行くぜー!」ダッ

……
ユイ「おやおや?若干一命暴走気味ですよ!二塁を蹴った!!」

直井「まぁ、あれぐらい飛ばしたら間に合うだろ。足の速さ的に考えたら五段は1塁で十分だがな」
……

クド「恭介さん!行きますよー!わふーー!」ビュッ

日向「おし!これでもう、文句は言わせないぜ!見たか俺の走りを!」

セーフッ  セーフッ

……

ゆり「ひゃっほう!さすが松下くん!!やるぅ!」

野田「あぁ!やる時はやる奴だと思っていたぜ!」

藤巻「やっぱ松下五段だよな!!」

大山「うん、そうだね!最高だよ松下五段!」

TK「Fooooooooo!!」

音無「あ、あぁ……そ、そうだな」

……

日向「」

……

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/21(月) 23:49:21.41 ID:WM/r/Bwi0
ゆり「さ、野田くん!あのアホも松下くんも戻してきてあげて!」

野田「任せろ……不可能という文字が書けない俺が不可能を可能にしてみせるぜ」

藤巻「おい、あいつ何言ってんだ?」

大山「本人カッコいいと思って言ってるからそっとしておいてあげて」

……
直井「問題児が来たか」

ユイ「問題児しかいませんけどね」

直井「さて、ワンナウト、走者3塁にアホ一塁に五段がいるな」

ユイ「というわけでSSSの問題児こと4番の野田先輩です」
……

野田「……おい」

理樹「は、はい!(怖い人だなぁ……)」

野田「早くしろ」

理樹「え?でも構えて……」

野田「あぁ?」ギロ

理樹「うぅ……鈴!」

鈴「……っ」コクン

……
ユイ「さぁ野田先輩の第一球は!」
……

野田「でりゃぁぁっ!!」

カキンッ

野田「あれ?」

……
ユイ「強い当たりだけど全然低いですよ!?ショートゴロってやつですか?」

直井「しかし……ショートを抜けるか?」
……

来ヶ谷「ふっ、おねーさんにはこれくらい朝飯前だ」パシッ

野田「んなっ!!しまった!!」

謙吾「来ヶ谷っ!」

来ヶ谷「はっ!」ビュッ

パシッ   アウトッ

松下「ぐっ、無念……!」

日向「もらったぁ!!」

セーフッ

謙吾「くっ……真人っ!」ビュッ

真人「よっと!!」バシッ

アウトッ

野田「んなぁっ!?」

SSS VS リトバス
1 ― 0
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/22(火) 00:05:25.57 ID:8/y3Bg1Y0
……
ユイ「な、なんとダブルプレー!?」

直井「まぁ、アホが一点取ってきたな」

ユイ「これはSSSのベンチは早々にして微妙な空気になりますよ?」

ユイ「というわけでチェンジです!!」
……

野田「……」

ゆり「ねぇ、何か言うことあるんじゃない?」

ゆり「私はなんて言った?」

野田「し、しかしゆりっぺ……」

ゆり「あぁ?」

野田「すみませんでした……」

ゆり「ったく……まぁ、いいわ。1点あるんだし、取られたりしたらただじゃ置かないからね」

日向「お、おう!」

音無「そのことなんだが、俺にはあいつらみたいな変化球はない、だから……」

日向「あぁ、任せろ!なんとしても鉄壁の守備で守ってやんよ!」

藤巻「おう!バックに任せときな!」

椎名「あさはかなり」

……

西園「皆さん、お疲れ様です。1点で抑えられたのは逆に良い方だと考えるのは如何かでしょうか?」

恭介「そうだな、西園の言う通りだ」

理樹「とにかく彼らの攻撃翌力は半端じゃないよ!恐らく運動神経はかなりいい集団だから
   守備も気をつけたほうがいいね」

葉留佳「はるちん、超キンチョーしたよ!飛んでこなくて良かった〜」

小毬「私も飛んできた時は焦ったよ〜」

……
ユイ「え?ゲスト?誰ですかそれ?」

直井「なんか飽きてきてヤバイとのメッセージが天から届いた」

ユイ「はぁ……自由ですねぇ」

直井「ガルデモの連中を呼ぶか、近所のパン屋のおっちゃんを呼ぶかで迷ってるらしい」

ユイ「えぇ〜〜……どんどんカオスになってきますよ?」

ユイ「というわけでまだまだ続くSSS VS リトバス!次は一回の裏、バッターは鈴ちゃんからです」
……

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/05/22(火) 00:06:39.69 ID:ehfbt0sho
がんばれ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/05/22(火) 00:12:06.10 ID:Wj5cN89d0
パン屋のおっちゃん来いwww
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/05/22(火) 07:42:33.03 ID:a4Sg7gwD0
まさかのCLANNAD参戦ww
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/22(火) 19:06:00.99 ID:aqm+dhsf0
鈴「行ってくる!」

理樹「鈴、頑張って!」

真人「おう、鈴!絶対打てよな!絶対だぞ!」

クド「鈴さんふぁいとですー!」

西園「鈴さん、相手ピッチャーはアンダースローの投手だそうなので
   球速はそれほどありません。よく狙って打ってください」

……

日向「しゃーー!しまって行くぞーーー!」

オオオオオオオオオオ!!

鈴「うぅ……」

野田「しゃー!本気でこいコラーーー!」

……
ユイ「というわけでなんとホントに来たらしいです……」

秋生「よう!お前たち!バットを持たせたら世界一のパン屋さんの登場だぜ!」

直井「なんだこのおっさんは……だいたい誰なんだ……つまみ出せ」

秋生「おうおう、釣れねーこと言ってんじゃねえよ小僧!」グリグリ

直井「やめないか!ったく……、で、あなたはどこから来たんですか?」

秋生「俺か?俺は逃げた妻を追いかけていたんだ。
   その時、ある方向から素晴らしい音が聞こえたんだ」

秋生「カキィンッ……といういいバットの音がな。野球大好きっ子としては行くしかないだろ!?」

ユイ「奥さんどうしてきたんですか!?」

秋生「心配するなあいつは俺のこと大好きだから時期が来れば帰ってくる」

秋生「さぁ、本題に入ろうぜ!一番バッターがあのひょろっこい女子だがいいのか?」

直井「あれでも運動神経はすごくいいらしい」

ユイ「さぁ、音無先輩!記念すべき第一球!投げたぁ!」
……

鈴(これはボールだ!)

ストライクッ

鈴「なにっ!?」

野田「審判……ターーーイム!!」

日向「あぁ?」

音無「なんだよ……」

野田「貴様ぁ!!本気で来いと言っただろうが!!なんだそのヘナチョコ球は!」

音無「はぁ!?なんだと!?」

日向「コラコラコラ!!何やってんだよ!」

椎名「あさはかなり」

TK「The troble time……seasonU」クルクル

ゆり「ゴルゥゥアアアアアア!!喧嘩するなーーーーーーーー!!」

ゆり「はい、野田くんは戻る!音無くんも挑発に乗らない!」

ゆり「ふんっ」ゴンッ

日向「いでぇ!なんで俺だけ!? Why!?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/22(火) 20:47:52.06 ID:aqm+dhsf0
……
秋生「何やってんだあいつら……」

ユイ「すみません、アホなもんで」

直井「音無さん以外は全員アホなんで仕方がないんです。統率が取れないのは」

ユイ「さてさて何はともあれ、ワンストライクノーボール!」

秋生「まぁ、ちょっと見極めが甘い所があるが、当たったらどれくらい飛ぶかが問題だろうな」

秋生「さほど難しい球をあの小僧が投げるとは思えんからな」

直井「貴様、今、音無さんを侮辱しただろ?」

ユイ「はいはい、コントはグラウンドだけにしてくださいねー、次行きますよ!」

ユイ「さて、第二球目、鈴ちゃんはどう出るか!?」
……
音無「おらぁっ!!」ビュッ

鈴「たぁっ!」 キィンッ

ポテッ

……
ユイ「あっと、惜しくもショートゴロ!さぁ、これをどうさばく!」
……

椎名「あさはかなり!」パシッ

日向「椎名っち!ファーストだ!」

椎名「ふっ」ビュッ

高松「これでワンナウトですね」パシッ

アウトッ

鈴「な、なにっ!?」

……
ユイ「流石というべきでしょう椎名先輩!」

秋生「あいつらチームワークは最低だが運動神経は半端じゃねえな」
……

鈴「うぅ、すまん……」シュン

理樹「どんまい鈴!」

小毬「大丈夫だよ〜」

葉留佳「鈴ちゃんどんまいどんまい!」

来ヶ谷「はぁ……シュンとなっている鈴くんもいいなぁ。
    どれお姉さんが抱きしめてやろうか?」

鈴「来るなっ!」

真人「へっ、鈴、この俺がお前の仇をちょろっと簡単にとってきてやるよ!」

鈴「さっさと行け」

真人「あぁ!?お前ら今日扱い酷くねえか!?
   お前らそんなに筋肉をいじめて楽しいのかよ!あぁ!?」

謙吾「いいから行け」

真人「……へいへい」

……
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/22(火) 21:00:47.19 ID:aqm+dhsf0
秋生「まぁ、実際の所当たりどころがよければ結構な所まで飛ばせるんじゃねえか?」

直井「なるほど、それほどにまで練習を重ねているのか」

ユイ「さてさて、惜しくもアウトになってしまった鈴ちゃん選手!
   お次はリトバス!の巨漢二人のうちの一人!真人選手!」

ユイ「とても同じ高校生の体格とは思えないですね!先輩!
   SSSはひょろいもやしっ子ばかりですからね!先輩!」

直井「僕にだけ言うな僕にだけ!」

秋生「ワンナウト、走者ナシ、未だに逆転のチャンスをどう来る!?」

ユイ「投げたぁ!」
……

真人「へっ、もらったぁぁ!!」

ギィィンッ!

……
ユイ「いったーー!これはでかいぞ!打球は左中間に落ちたぁ!」

秋生「おお!中々骨のある奴じゃねえか!うちのチームにもああいうスラッガーがいて欲しいもんだ!」
……

ひさ子「よし、行くぞ!よっと」ビュッ

日向「間に合わない……!」パシッ

日向「高松!」ビュッ

セーフッ

高松「これは仕方有りませんね……」パシッ

……
秋生「お、おい、今の見たか!あの女子はたったのワンバンでレフト後方から
   セカンドまで投げたぞ!!」

ユイ「さっすがひさ子先輩!おっぱいデカイだけじゃないんですよ!
   ホント、頭どうなってんすかねー!」

直井「お前、あとで絶対怒られるぞ……」
……

ゆり「むむむ……敵もどうやら中々やるようじゃない」

遊佐「データによりますと、井ノ原さんは2年生だそうです」

ゆり「……」チラッ

大山「どうして僕を見るのさ。いいよいいよ、どうせ僕はひょろひょろの3年生だよ」

……

日向「どんまいどんまい!どんどん打たせていこうぜ!」

音無「それはアウトにしてから言ってくれよ……」

……
ユイ「さてさて、ワンナウト走者は一塁!お次のバッターはついに来ました!
   リトルバスターズ!のリーダーこと棗恭介先輩!」

秋生「なんかあんなような奴……小僧と試合した時にいたような……」

ユイ「さぁ勝つのはどっち!!」
……
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/22(火) 21:57:26.07 ID:aqm+dhsf0

恭介「よっと!」

ブンッ

ストライクッ

恭介「ありゃ?」

……
秋生「空振り!?あいつリーダーだろ!?」

直井「まぁ、元野球部の奴が空振りしてるからな……」

ユイ「さて、気を取り直して……投げた!」
……

恭介「あらよっと!」

カキィィンッ

……
ユイ「打ったー!ライトのTK先輩の頭上を少しだけ超えて……落ちたぁ!」

秋生「と同時に井ノ原が2塁に猛ダッシュだな」
……

Tk「OK!! 日向氏!!」ビュッ

日向「まだその呼び方なのかよ!!そりゃねえぜ!」パシッ

セーフッ

日向「高松っ!」ビュッ

セーフッ

高松「少し雲行きが怪しくなって来ましたね……」パシッ

……

ゆり「ぐぬぬぬ……あいつら……」

大山「ゆりっぺさすがに今のはどうしようもないって」

岩沢「ノーヒットノーラン……いい曲が作れそうだな」ジャカジャカ♪

関根「ねえねえみゆきち!あの子、なんだか大山先輩に似てない!?」

大山「えぇ!?名前が直井くんと被ってるくせに容姿は僕に似てるだって!?」ガタッ

ゆり「なんか変なスイッチが入ったみたい……」

遊佐「そうみたいですね」

大山「ああ、そんなの許せないよ!だってだって!明らかに僕の方が面白いんだよ!?」

大山「それなのに、僕はベンチを守ってるだけだなんて!!ゆりっぺ!なんで!?」

ゆり「それはあなたが弱いからよ」

大山「酷すぎるよぉぉ!あんまりだぁぁ!」

ゆり「もう静かにしてよ!ただでさえ1レス内でも全然進んでないんだから!
   あんまりセリフ量取らないでよね!!」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/22(火) 22:12:10.16 ID:aqm+dhsf0
……

理樹「さすが恭介!」

美魚「お見事です」

謙吾「理樹、次はお前の番だぞ」

理樹「あぁそうだった!」

来ヶ谷「頼んだよ少年」

……
ユイ「恭介先輩の綺麗なバット捌きはさすがとしか言えませんでしたね!」

秋生「あぁ!世の中には器用な奴がいるもんだな」

直井「というわけで次は……直江、だ。僕と名前がかぶっているが
   こっちは神だ。間違えるなよ?」

ユイ「でもあの一番男の子の中で弱そうな人が4番なんですか!?」

秋生「あの器用な奴のことだ。何かあるに違いない!」

ユイ「というわけで4番バッター直江くんです!ワンナウト走者は1,2塁!」

ユイ「さぁ、これに対して音無先輩はどうでるか!投げましたっ!!」
……

ストライクッ

音無「ふぅ……やっぱり見かけどおりなんじゃないか?」

野田「貴様、油断するなよ」

音無「わかってるよ……」

……
ユイ「さすがに初級からは打たないですか」

秋生「自分でタイミングを測ってるのかもしれんな」

直井「なんだそれ……」

ユイ「さて、ワンストライク、ノーボール!この場面をどうするか!投げたぁ!」
……

理樹「もらったぁぁ!!」

カキィィーーーンッ

音無「なっ!?」

……
秋生「やっぱりそんなこったろうと思ったぜ」

ユイ「これはでかいぞーーー!TK先輩の頭上を超えて落ちたぁ!」

直井「必死に追いかけている間に井ノ原がホームを目指して猛ダッシュしているぞ!」
……

恭介「よっしゃー!いいぞ理樹!!」

……
ユイ「恭介先輩もこれを期に三塁へ!」
……

TK「Foooooooooooo!!!!」ギュンッ

……
秋生「すげー!本物負けず劣らずのレーザービームじゃねえか!」

直井「ライトからファーストとは言え、あの距離をワンバンだと!?」
……
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/22(火) 23:05:50.91 ID:Wj5cN89d0
うむ、いいぞ。続けろ
あと、ひとつ指摘させてもらうが理樹くんの名字は「直江」じゃなくて「直枝」だぜ
読みは同じだけどな
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/22(火) 23:42:39.57 ID:g0BGuei5o
その通りだ!!!
続けることが大切だ!!SSだけに……なっ(キラッ☆
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/23(水) 00:24:50.55 ID:qC9MeMpEo
今追いついたんだが
>>31のプレイってワンアウト、ランナー1
、3塁でダブルプレーだから点入らないんじゃないの?
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/23(水) 00:48:14.81 ID:ha0Do40e0
しまった!!そうだった直枝だった!大変申し訳ありませんでした。ありがとうございます。

>>43俺もそこどっちだったか迷ってたんです。ありがとうございます。
点数入っちゃったんで主審の竹山のせいにしてください。すみませんでした。

ぶっちゃけ野球ドシロートでパワプロしかやったことないような奴が書いてるんでルールに関しては
バンバン指摘していってください。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/05/23(水) 04:01:36.86 ID:cbh1v9pqo
これは期待。
大変かもしれんが、古河ベイカーズも加えてリーグ戦にすれば最高かも。
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/23(水) 18:00:23.33 ID:N4xwE9AV0
支援ヌ
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/24(木) 00:24:42.87 ID:g4g4ybCL0
高松「うっ、」パシッ

セーフッ

理樹「ふ、ふう……危なかったぁ〜……」

SSS VS リトバス
1 ー  1

……
ユイ「というわけで一点を取り、なんとか追いつきましたリトバス!」

秋生「なになに、しかし、残念なお知らせがるとか……」

直井「うむ、審判の竹山とかいう愚民がルールの誤解からSSSの最初の点が
   無効になるとか……」

秋生「まだ続きがあるな……。だがリトバスのリーダーの恭介氏がハンデであると
   挑発した結果、これでいいことになったそうだ……。いいのか?」

ユイ「いいんじゃないですか?要するに、このまま行くってことですね?」

直井「そういうことだ。以後竹山には厳しく言っておく」
……

ゆり「ムキーーー!!何やってんのよあいつらは!!っていうか何あの子!すごっ!」

遊佐「どうやら敵の隠し玉だったようですね」

ゆり「むむむ、鈴ちゃんの謎の変化球もそうだったけど……侮れないわね」

大山「僕とそっくりなのに……あんなに野球ができるなんて……方や僕はベンチを温めることしかできない」

岩沢「ベンチを温める……ちょっと歌詞に組み入れようかな……」

……
ユイ「さて、ワンナウト、走者は1塁に理樹くん!3塁には恭介先輩!」

秋生「また井ノ原が帰ってきたことによって同点の1対1になってるな」

直井「そんな所で次の打者は巨漢二人の残りの方か」
……

謙吾「うむ、よろしくお願いする」

日向「よし、お前ら!ちょっとやばそうだから気ィ引き締めてけ!」

「「「「  おう!!  」」」」

音無「なんだろうなあの余裕な感じは……」

謙吾「どうした?始めようじゃないか」

……
ユイ「っていうかなんで宮沢先輩変なジャンパー着てるんですか?」

秋生「えぇ!?あれカッコいいじゃねえか!!」

直井「明らかに変だろ」

ユイ「さて、そんな変なジャンパー先輩に第一球!投げましたぁ!」
……

謙吾「見切った!」

ボール!

野田「チッ……」

音無「しまった……ビビって初級軽く外しちまった」

……
ユイ「選球眼っていうんですか?ああいうの?」

秋生「奴はかなり動体視力もいいみたいだな」

直井「さて、音無さん、頑張ってください!ノーストライク、ワンボール。
   2球目を……投げたっ!」
……
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/24(木) 17:59:08.42 ID:XljTxaY10
謙吾「まだだ……」

ストライクッ

……
ユイ「あれあれ!?今のスルーしちゃっていいんですか?」

秋生「奴的にはあの位置に来た球は打ちにくかったんだろうよ」
……

真人「何やってんだ?あいつ……」

小毬「きっと大丈夫だよ〜」

……
ユイ「さぁ、ワンストライク、ワンボール!3球目になりました!」
……

謙吾「見切ったぁぁぁ!!」

謙吾「マーーーンッ!!」

ガキィィィィンッ!

……
秋生「来たか!!でかいぞ!!」

直井「なっ、なんてことだ……音無さんの球が……!」

ユイ「入ったーーーーッ!!いきなりホームラン!?まだ1回の裏なのに大逆転!」
……

ゆり「……」ポカーン

大山「ゆ、ゆりっぺ!それはヒロインの顔じゃないから早く戻ってきて!」

ゆり「な、何よあれ……どうなってるのよ……」

遊佐「見事なまでの3ランホームランです」

……

恭介「いやっほーーー!さすが謙吾だぜ!」

謙吾「ふっ、当然だ」

真人「ったく美味しい所持ってきやがって!」

クド「す、すごいですー!ないすばってぃんぐですー!」

理樹「やったね謙吾!」

葉留佳「恐るべし謙吾くんパワー!!」

……
ユイ「というわけで……更に3点追加でなんと1対4になってリトバスがかなり有利な状況に!」

秋生「だが、打線の強さではSSSも相当なものだぞ。まだチャンスはあるかもしれんな」

直井「ごほん、さて、気を取り直して次の打者は……来ヶ谷、らしいな」

秋生「あのねーちゃんの力量は怪しいものがあるな……どれくらいすごいんだか……」

ユイ「ユイにゃんだってナイスバデーな感じで負けてないと思うんですけど!」

秋生「一方SSSはタイム取ってマウンドに集合してるぞ……」

ユイ「無視するなー!」
……

音無「おい、日向どうするよ」

日向「確かに不味い……おい、音無、お前急に野球に目覚めて必殺の球とか投げらんないのか!?」

音無「バカ言え、バックに任せろって言ったのはお前らだろ?」

藤巻「だが、奴らの打線の強さが予想外だったな」

椎名「あさはかなり」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/24(木) 18:16:29.33 ID:XljTxaY10
高松「確かに我々も次の打線でなんとかするしかないようです」

日向「あぁ、確かに無効の外野は言っちゃ悪いがかなりざるだったからな」

藤巻「確かにな。あれだったらユイとか大山のができるんじゃねえか?」

椎名「あさはかなり」

音無「とにかく、この回は頼むから守備頑張ってくれよ」

日向「あぁ、コレ以上は取らせないようにしようぜ!」

「「「 おう! 」」」

野田「む、終わったのか?」

……
ユイ「さぁ、点数差が開いてしまったSSS、コレ以上は入れたくないらしいですが……」

直井「さて、次の来ヶ谷にどう対応するか。まずは第一球」
……

来ヶ谷「ふむ、お姉さんを試しているのか?これはスルーだ」

ボールッ

……
ユイ「あれあれ……一体どうしちゃったんでしょうかね」

直井「まだ様子見なんだろう。力量がはっきりしていないからな」

秋生「さぁ、ワンボールからの第二球だ」
……

来ヶ谷「これでどうだ」

キィンッ

……
ユイ「打った!でも、サード前のボテボテのゴロですよ!?」

秋生「こりゃだめだな」
……

藤巻「高松っ!」ビュッ

高松「はいっ」パシッ

アウトッ

……
直井「まぁ、こんなものだろう。女となればな」

秋生「いいや、奴はまだ何か隠しているに違いない!」

ユイ「そうなんですか?あれ?秋生さんそろそろ時間らしいですよ?」

秋生「えぇ!?おい、ちょっと待て!なんだそれ!」

直井「なんでも再び秋生は飽きたそうだからとの天の声からの知らせだ」

秋生「おいおい!そりゃねえぜ!くっそー!ネタバレしちまうが優勝賞品ってのは
   古河ベイカーズとの試合へのチケットだからな!!」

直井「どうどうと嘘ついてないで早く嫁の所に帰れ」

秋生「次のゲストはヒトデの精かタイヤキの精だからな!」

ユイ「なんかまた微妙な妖精ですね……っていうかこの実況席だけなんでこんなカオスなんですか」

直井「アホだからだ」

ユイ「というわけでツーアウト、走者ナシ、SSS 1対4 リトバス
   次の打者は葉留佳ちゃんことはるちんだよ!」
……
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/25(金) 07:40:29.22 ID:7zE/DyUDO
タイヤキ希望
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(青森県) :2012/05/26(土) 22:30:16.08 ID:CwMoIsfh0
はるちんきた!
待ってるぞ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/26(土) 23:16:10.68 ID:GRMkElNFo
4
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/27(日) 01:01:17.42 ID:WjXeA3my0
葉留佳「いっちょよろしく頼むよー!」ブンブン

日向「よし、とりあえずあと一人でチャンジだから頑張ろうぜ!!」

……
ユイ「さぁ、はるちんの打席なんだけど……」

風子「こんにちは!みんなのアイドルの風ちゃんこと風子です!」

ユイ「あ、どもども。ユイにゃんことユイにゃんです!」

直井「なぜ張り合った……話が進まなくなるだろ……」

風子「ってどうしてあの人達の足元のは四角なんですか!」

直井「あれはベースだ……。四角いものなんだよ」

ユイ「おいおい……」

直井「くそ……どうしてこうなった……」

風子「風子、あそこはヒトデ型がいいと思います!ちょっと行ってきます!」ガタッ

直井「待て待て!どこ行く気だ貴様!実況してろ実況!」

風子「見てください!あの人!球投げましたよ!」

ユイ「あー!見逃した!」

直井「くそ!貴様……!」ギリ

……

葉留佳「あらよっ!」

ブンッ

ストライクッ

葉留佳「ありゃりゃどんまいどんまい」

……
風子「空振りしました。あれなら風子が出たほうが」

ユイ・直井「ないない」

ユイ「さぁワンストライクノーボール、第二級ですよ!」

風子「風子も投げたいです!!」

直井「座ってろ」
……

葉留佳「はるちんスーパーry」

ガッ 

葉留佳「うわー!またやっちったー!」        フワッ

日向「あ……やべ……」

……
ユイ「あーーーーー!!セカンドフライだーーーーー!!」
……

音無「しまった……!クソ!!日向ーーーーッ!!」ダッ

……

ゆりっぺ「まずい!!日向くんっ!!」

……
風子「これなら風子でも目をつぶってでも取れます」

ユイ「あちゃー!ひなっち先輩また消えちゃうのー!?」

直井「ふん、さっさと落として消えればいい」
……
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/05/27(日) 02:41:04.72 ID:rXfqpM3AO
直井って生徒会のアレ?

椎名あさはかなりしか喋ってねえwwwwww
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 06:23:46.90 ID:jkq0vcx60
日向あああああああああああああ!!


>>54
そそ。催眠術使いのあいつ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 10:43:56.09 ID:vKhVbqiIO
おまえ……消えるのか?
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/27(日) 13:58:26.72 ID:qiAVuwvo0
音無「くそ、椎名!頼む!!」

椎名「任せろ。とうっ!!」シュバッ  バシィッ

日向「へ?」

椎名「あさはかなり……」スタッ

アウトッ

葉留佳「うぇーー!?そんなのありなのー!?」

日向「さ、サンキュー椎名っち」

椎名「例には及ばん」

……
ユイ「な、なんと音無先輩の起点がきき椎名先輩がひなっち先輩の真上に飛び上がってキャッチ!?」

直井「……なんでもありか奴は」

風子「さすがの風子もあれはちょっとできないですね」

ユイ「というわけでスリーアウトチェンジです!こんだけやっててまだ1回なんですよー!?
   どんだけやるつもりなんですか?あったまどうなってんすかね!」

直井「9回は辛いからこのペースでやるんだったら5回がいいって天の声が……」

風子「そうですね、風子もあまり長いといられないんで5回がいいです!」

ユイ「さて、SSS 1対4 リトバス!やっとの思いで2回です!お次の打者は
   さきほど大活躍した椎名っち先輩ですよ!」

……

ゆり「あ、危ない危ない……」

大山「あれは僕もヒヤヒヤしたよ。もうダメかと思ったよ」

岩沢「ふぅん……」ジャカジャカ

大山「全く興味がないみたいだね……」

……

理樹「みんな、折角取った点だから大事にしよう!」

恭介「確かにあいつらの個々の身体能力は半端じゃないからな」

葉留佳「あんな高く飛べる人初めて見ましたヨ」

クド「あ、あれがニンジャですね!?」

真人「え?あいつ忍者だったの?」

……

日向「すまんすまん……まさかあんな所で来るとは思わなかったからな」

ひさ子「ったく、ホント危なかっしいやつだよな」

藤巻「ホントだぜ……」

野田「まぁ取れたのだからいいとするか」

音無「椎名、また頼むよ!ってあれ?」

高松「なぜ椎名さんはベンチの屋根にコウモリみたいにぶら下がってるのですか……」

ゆり「あら、おかえりなさい。彼女なりの精神統一らしいわ」

椎名「うむ、行ってくる」スタッ スタスタ

……
ユイ「さぁ、1対4なんでココら辺は打っておきたい所ですね!」

風子「そうですね。所でいつになったら風子はあそこに立てるんですか?」

ユイ・直井「立てない(です)から」
……
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/29(火) 07:04:06.45 ID:eKlEiBLk0
椎名「……」

理樹「あ、あのぉ……」

椎名「……なんだ。さぁ来い」

理樹「なんで目隠ししてるんですか?」

椎名「……修行だ」

鈴「アホだ!」

……

ゆり「やっちまった……」

TK「Oh……」

日向「あちゃー」

……
ユイ「アホですね」

直井「アホだな」

風子「風子、なんだかこのノリに完全に置いていかれてる気がするんですが……」

ユイ「とりあえずバットはちゃんと持ってるみたいなんでいきましょうか……」

直井「あぁ……ボールを真っ二つにしてドヤ顔されるよりマシだからな」

風子「ちなみにそのルートも考えたんですがボツにしました」

直井「言わんでいい」

ユイ「鈴ちゃんとまどいながらお第一球、投げたぁ!」
……

ストライクッ

鈴「うん、よし!」

椎名「……む、もう投げたのか」

理樹「えぇ〜……」

……

ゆり「そりゃそうよね……」

日向「おーい!椎名っち!目隠しはずせー!」

音無「って……ありゃ聞こえてないぞ……」

大山「どうするのあれ……」

ゆり「みんなごめん……好きなようにやらせてあげて……」

……
ユイ「とりあえずワンストライク、ですね」

ユイ「続いて2球目です!」
……

椎名「見えたっ!」ブンッ

スカッ   ストライクッ

椎名「外したか……」

鈴「見えてるのか!?」

真人「あ、あいつ忍者だ……本物だぞ!」

葉留佳「いやいや、そんなわけないじゃないっすか……。ねえ恭介さん」

恭介「すげぇ、あいつ忍者じゃん」

葉留佳「えぇ〜〜……」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/29(火) 07:13:09.56 ID:eKlEiBLk0
……
ユイ「まぁ、当たるわけないですけどね」

直井「奴らはとっくに1つアウトもらうことを前提としだしたな」

風子「というわけでツーストライクです」

ユイ「ちなみにこれで初の三振を獲得できるみたいですよ」

直井「試合初とは珍しいな……みんな打ってるからか」

ユイ「さて、3球目投げましたぁ」
……

椎名「とぅ!」ブンッ

スカッ

ストライクッ

アウトッ

理樹「今ちょっと惜しかった……!」

恭介「おい、みんな、帰ったらあれ俺達もやろうぜ!」

真人「お、目隠しで誰が当てられるかってか!?いいじゃねえか!」

……
ユイ「ここで実は心眼が発動してカキィーンなんて展開を予想した方もいたかもしれませんが……」

ユイ「残念、アウトでした!」

直井「当然の結果だ……」
……

椎名「すまん……」

ゆり「あー、もういいわ。次やったら[ピーーー]から」

椎名「心得た」

ゆり「で、次は誰なの?」

TK「It’s my turn……」ガタンッ

……
ユイ「そんな訳でワンナウトですが……ここでTK先輩の出番ですね!」
……

TK「OK……COME ON!」

鈴「こいつも目隠ししてるぞ!」

理樹「これは見えてるんじゃないかな……」

TK「Show me your moves!」

鈴「ショーヤムース?こいつ……キャプテンファルコンだったのか!?」

理樹「違うと思うよ……」

真人「すげぇ……キャプテンファルコンじゃねえか」

恭介「すげぇ、忍者の次はファルコンかよ」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/05/29(火) 18:05:04.26 ID:uouavesF0
このグダグダ感がたまらないwwww
いいぞもっとやれwwww
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) :2012/05/29(火) 20:34:45.29 ID:7w2NDatlo
待ってましたw
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/31(木) 23:08:33.72 ID:aw0fnTU40
……

ゆり「…………!」

遊佐「TKならなんとかしてくれる!と仰っています」

大山「どうかしたのゆりっぺ?」

日向「実はさっきの椎名に対する発言があまりにも汚い発言だったのでいつの間にか規制されてたんだ。
   そのことでゆりっぺは審判の竹山から厳重注意を受けて今、発言規制がかかっているんだ」

音無「アホだ……」

……
ユイ「さぁ、やってきましたTK先輩!なんだか日が立つに連れ更新が遅くなってますが……」

風子「それはきっと風子のせいです!風子のキャラがあまりにも濃いから困ってるんでしょう」

直井「アホなこと言ってる場合か。ほら、一球目投げたぞ!」
……

TK「Yeah、Alright……」

ボールッ

鈴「くっ……」

理樹「ファルコンにちょっとビビってるのかなぁ?」

理樹(鈴、ここはいっちょあれをかまそう!)

鈴(よし、わかった!)

……
ユイ「うーむ、一球目はボールで華麗にスルーしましたね」

風子「風子の発言もよくスルーされるのですが、ボールなんですか?」

直井「牽制球並のボール球だ」

ユイ「さて、何かしかけてくるつもりです!二球目行った!」
……

鈴「くらえ!ニャーブ!」

グググ

TK「What!?」ブンッ

スカッ

ストライクッ

……
ユイ「おおっ!でましたニャーブ!」

直井「どうみても普通のカーブなんだが……」

風子「普通のカーブでした」

ユイ「えぇ!?風子ちゃんわかるんですか!?」

風子「当たり前です。風子は変化球にうるさい女なんです。
   違いのわかる女だ、と近所のパン屋のおじさんにも有名です」

直井「最後ので当てにならないことがわかってしまったな」

ユイ「あの人も胡散臭いですからねー」

直井「お前が言うな」

ユイ「さて、ワンストライク、ワンボール!3球目行きますよー!」
……

TK「Fooooo!!Easy、Come、Easy、Go!!」

キィィィンッ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/31(木) 23:23:27.90 ID:aw0fnTU40

鈴「しまった!?」

理樹「クドー!」

……
ユイ「行ったーーー!ライト方面に大きい当たりだが……落下地点にはクド!」

風子「はう!なんですかあのキュートな生き物は!風子持って帰りたいです!」ガタッ

直井「大事な場面で何を言ってるんだ貴様は!!」
……

藤巻「さっすがTK!!死ぬまで何やってたんだが謎だらけだぜーーー!!」

大山「やっぱりTKはすごいよ!!」

ゆり「んーーー!んぐーー!」

遊佐「それはクドリャフカさんのような新しいキャラ付けでしょうか?」

ゆり「違うわ!通訳してくれるんじゃなかったんかい!」

……

クド「行きますよーーー!」トテトテトテ

クド「わふーー!」パシッ

アウトッ

TK「Oh……」

……
ユイ「な、なんとあのTK先輩までもが……!アウトに!」

直井「これでツーアウトか、SSSはこのまま逆転できないんじゃないだろうか……」

ユイ「あたしもそんな気がします……」

ユイ「とはいえ頑張って欲しい所ですが、次のバッターは着痩せするタイプの高松先輩!」

直井「なんだか話が進まなくなりそうな予感がする……まだ2回の表だぞ!?」
……

ゆり「高松くん、よろしくお願いするわ!」

高松「わかりました……では……」バサッ

日向「コラコラコラ!服は着ろ!アホか!」

高松「はぁ……」

日向「何、『何を言ってるんだこの人は……』みたいな目で見てんだよ!
   お前が間違ってるんだからな!あっちのチームのほうが女の子多いんだからそういうところ考えろ!」

ゆり「女の子が多いとかそんなことばっかり考えてるんだ……へぇ〜」

ひさ子「うわぁ……キモいな」

大山「最低だよ日向くん」

日向「あぁ!?なんだお前ら!?あっちのチーム亡命したっていんだからな俺は!」

ゆり「行けば?」

日向「止めろよ!!なぁ、音無もなんか言ってくれよ!」

音無「悪いそろそろ出番近いから集中したいんだ……」

日向「何真面目ぶってんだよ!!嘘つくんじゃねえよ!」

……
風子「あちらのベンチはとても楽しそうで羨ましいです」

ユイ「セリフ量がひとりひとり多くて話進まないから全然よくないんですけどね」

直井「さて、高松の打順だな。ツーアウト走者なし……」

ユイ「ここでどうなるか……逆転の兆しが見えるのだろうか……」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/05/31(木) 23:42:54.76 ID:aw0fnTU40
……

高松「よろしくお願いしますね」

理樹「あ、どうも」

理樹(よかった、一見まともな人だ!)

高松「この筋肉は……野球をするために鍛えてきましたからー!」バッ

真人「何!?」

理樹「あちゃー!」

真人「へっ……細い体の割にはいい筋肉持ってるな……質のいい筋肉だ」

高松「ほう……そういうあなたも……」

……
ユイ「あ、一球目投げちゃいましたよ?」

直井「ほっとけ!僕はもう知らん!」
……

ストライクッ

真人「へっ、腰抜かして尻もち着くんじゃねえぞ!?みろ!!」バッ

高松「これは!なんという筋肉の量!」

……
ユイ「先輩ーーー!鈴ちゃんが二球目投げちゃいますよ!?」

直井「あのアホがボックスにいて構えたまんまあの筋肉ダルマと話してるのが悪い」
……

ストライクッ

高松「はっ、よっ!ほっ」ビシィッ ビシィッ

真人「なかなかいいポージングじゃねえか!だがな、俺も、はぁ!ふんっ」ビシィッ バシィ

クド「脳みそ筋肉ですーーー!」

……

ゆり「誰か、早く私の銃を持ってきて!チャーを呼んでチャーを!!」

日向「おい、誰かゆりっぺを抑えるの手伝ってくれ!」

野田「ゆりっぺ落ち着くんだ!俺がいる安心しろ!」

ひさ子「はぁ……アホだ……」

……
ユイ「あ、鈴ちゃん振りかぶってますよ!?このままアウトになったらチェンジですよ!?」

風子「あ、風子、そろそろお姉ちゃんの所に帰らないと行けませんので……では」ガタッ

直井「唐突!?このタイミング!?もう少しだけしていけこのアホめ!」グイグイ

……

高松「どうですか!?この筋肉!!」

理樹「え?は、はぁ……す、すごいと思います(?)」

高松「棗さんはどうですか!!」

鈴「きしょいわ!!」ビュッ

高松「ぎゃぁぁっ!」ガンッ

デッドボール!

理樹「あ……」

鈴「しまった……!つい……」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/01(金) 00:07:08.10 ID:Za6jr/NN0
……
ユイ「あぁーーー!ツッコミデッドボール!!幸い筋肉でなんとか無事みたいですが……」

直井「これは使い物にならないんじゃ……」

風子「あ、風子はもう帰りますが心配しないでください。
   天の声が厨二病患者かCV皆口裕子さんを連れてきたいって言ってます」

風子「では、コレで風子は失礼します。またどこかでお会いしましょう!」

直井「どっちなんだ……貴様の姉か貴様にすごい味のジャムをくれるという知り合いか……?
   というかカオスすぎるだろ……この実況席……」

ユイ「もしかしたらパン屋のおっちゃんつながりでパンちゃんが来るかもしれませんよ!」

直井「作品を飛び越えすぎだ!来るわけないだろう!」

ユイ「ということでデッドボールをくらって歩けない状態になってしまった
   高松先輩の代走を誰か出さなくちゃいけませんね」

……

ゆり「私が行くわ……」ガタッ

日向「いいのかゆりっぺ?」

ゆり「えぇ……だって、私リーダーだし、向こうのリーダーが出てるのに私が出ないわけにはいかないじゃない?」

野田「さすが俺達のリーダーだぜ!さすがゆりっぺ!最高だ!」

……
ユイ「なんとなんとついに我らがリーダーがお出ましのようですよー!?代走だけど」

直井「どうやらそのようだな……」

直井「しかし……このあとはついに待ちに待った音無さんの出番ですよーーー!」

直井「フレー!フレー!うぉとなしすわぁ〜〜ん!!」

ユイ「アホだ……」

直井「おい、貴様……ボーっとしてない応援するんだ。さぁ、僕の目を見るんだ……」

ユイ「フレー!フレー!うぉとなしすわぁ〜〜ん!」

直井「馬鹿にしてるのか貴様!!もっと真面目に応援しろ!」
……

音無「よろしくな、ホント、お互い大変だな……」

理樹「あはは……そうですね」

理樹(この人とは何か通ずるものがある気が……する)

……
ユイ「さぁ愚民がうぉとなしすわぁんに球を投げるぞコンチクショー!」

直井「うぉとなしすわぁ〜ん!頑張れーーー!」
……

音無「ゆりが出ている以上返してやらないとどやされるのは俺だしな……」

音無「だが……ツーアウト……慎重に行くか」

ボールッ

……
ユイ「いいぞいいぞうぉとなしすわぁん!」

直井「ツーアウト走者1塁!ワンボール!」

直井「愚民風情がうぉとなしすわぁんに球を投げるぞ!」
……

音無「これもスルーしとこう……」

ストライクッ

ゆり「こらー!ちゃんとやる気あるんでしょうねー!?」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/03(日) 12:00:11.33 ID:PLRI2bi90
音無「わかってるっての……」

……
ユイ「さぁ、ワンストライクワンボールですがうぉとなしすわぁんは大丈夫なんでしょうか!?」

直井「うむ……音無さんなら必ず打ってくれると信じたい……」

ユイ「さぁ、運命の3球目です」
……

音無「ここで行くか!っらぁぁ!」

キィンッ

ゆり「よっしゃー!」ダッ

……
ユイ「打ったー!のはいいけどボテボテの三遊間ですよ!」
……

来ヶ谷「ふむ、少しお姉さんが本気を見せてやろう」シュンッ

パシッ

ゆり「げぇっ!?」

謙吾「来ヶ谷、こっちだ!」

来ヶ谷「はっ!」ビュッ

ゆり「ぎゃんっ」ズシャァアア

……
ユイ「来ヶ谷先輩が瞬間移動でキャッチして見事な宮沢先輩へ!」

直井「というか思いっきり転んだが大丈夫か!?偶然ヘッドスライディングのようになってたが……」
……

謙吾「……」ポンッ

ゆり「……」

アウトッ   チェンジッ

……
ユイ「まぁ、ですよね……次回のSSSの打順はアウトにはなってない音無先輩からになりますね」

直井「また音無さんが打席に立てるとはな。素晴らしい展開だ」

ユイ「……と、ここでゲストさんの登場です。はぁ……」

あゆ「ねえ、ぼく厨二病(?)ってのにもCVも違うんだけど……」

直井「なんだこの見るからにアホそうなのは……」

あゆ「あー!ひどい!初対面なのにそういう事言うんだ!」

ユイ「はいはい、たい焼きあげるから静かにしてましょうねー」

あゆ「え!?たいやきくれるの!?ありがとう!」

あゆ「で、野球ってどんなスポーツなのかぼく全然知らないんだけど……」

直井「まぁ、さっきもそんなような奴がいたから何も問題はないがな」

あゆ「うん!ぼくもカノン勢代表として頑張らなくちゃね!」

あゆ「本当は吉野(リライト)って人が来るはずだったんだけど面倒になったんだってさ」

直井「本当に自由だな……まぁ、あっちの吉野(CLANNAD)も若干厨二病入ってるがな」

直井「さて、雑談はこのくらいにして、ようやく2回の裏だ!」

あゆ「次の人は……く、く……クドリャフカ?ちゃん?」

ユイ「クー公頑張れー!」
……

67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/03(日) 17:28:35.86 ID:ck0nDYlIO
芳野な
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/03(日) 20:30:14.04 ID:PLRI2bi90
クド「ここで私が打たなくてはいけないのです」

真人「いつになくクー公が燃えているぞ」

理樹「しかも別に点差あるからさほど重要でもない……」

美魚「能美さん、力まずに頑張ってください」

……
ユイ「さてさて、クーにゃんが打席に立ったが何やらマウンドではもめている様子ですよー?」

直井「どうやら高松が再起不能になった穴埋めをそのままあの女が続行するらしい」
……

日向「おい、お前大丈夫なのかよ。マジで大山のがいいんじゃねえの?」

ゆり「失礼ね、ファーストなんて余裕じゃない。なんでいけないの?」

野田「だが、ゆりっぺ……」

藤巻「確かに普通は野球素人をファーストに置くチームはねえよな……」

ゆり「別にルールくらいわかるわよ」

音無「なら俺が変わるよ、ポジションを変えよう」

日向「はぁ!?どうすんだよ」

椎名「あさはかなり」

音無「俺がファーストに行く。ゆりがピッチャーをやれ。野田、文句ないよな?」

野田「貴様……たまには良い事を言うんだな。見なおしたぜ」

ゆり「ピッチャー?まぁ、いいわ。ちょっと竹山くん脅して無理言って変えさせてもらうから」

……
あゆ「決まったの?」

直井「あの女……無茶苦茶言いやがって……」

ユイ「えー、選手交代とポジションの変更ですか……。ホントしょうがないですね」

あゆ「ぼくにはよくわからないんだけど……」

ユイ「というわけで仕切りなおしてピッチャーゆりっぺ先輩!」

直井「奴の投球センスか、見ものだな」

ユイ「以外にまともなオーバースローの構えですけど……」

直井「あんだけいつも喚いてる奴が急に女投げになったらそれこそお笑いだがな」

ユイ「そんじゃ、投げるみたいですよー」
……

クド「わふー!速いです……」

ストライクッ

……
ユイ「まぁ、普通に運動神経いいですし、これくらい……ねえ先輩」

直井「ま、まぁそうだな……」

あゆ「すごいね〜……羨ましいよ」

ユイ「二球目もう行くみたいですねぇ」
……

ストライクッ

クド「ど、どんとまいんど……落ち着きましょう……」ブツブツ

ゆり「どう?ざっとこんなものよ!」

日向「思っていたよりはまともだ……」

野田「ゆりっぺと永遠とキャッチボールができる……!最高だ!!」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/06(水) 17:41:57.58 ID:xbzv8BSqo
音無「しかし、あのバッターは速いって言ったが……」

日向「まぁ、普通だよな……?」

ゆり「うるさいわね!か弱い女の子が投げてるんだから当たり前じゃない!」

ゆり「アンタ達こそ取れなかったら覚悟しなさいよね!」

……

あゆ「ぼくあんなに運動神経はよくないからなぁ〜」

直井「見るからに運動音痴だからな」

あゆ「うぐぅ……」

ユイ「うぐぅ……」

あゆ「何で真似したの!?」

ユイ「というわけで3球目ですよ!ピッチャーって結構体力いるのに
    ゆりっぺ先輩大丈夫なんですかね?」

直井「……さぁな、知らん」

……

クド「わふー!」

カァンッ

ファールッ

ゆり「うっ……びっくりしたぁ〜」

……
ユイ「3球目はファールでした!追い詰められてもまだまだ頑張るクー公最高っす!」

あゆ「ファールボールにご注意ください!」

直井「さて、ツーストライク、ノーボールだが……あのバッターには
    何か策があるとは思えないんだが……」

ユイ「ですよねー」

ユイ「さぁ、投げますよー?」
……

クド「今度こそ!とうー!」

カキンッ!     フワァッ

……
ユイ「あーっ!ピッチャーフライだー!」

直井「終わったな……取れないだろ」

あゆ「二人共ホント酷いよね。仲間なんじゃなかったの?」

ユイ「いや〜、同じ戦線ですけど……さすがにこれは」
……

ゆり「え?え?えぇぇ!?ちょ!あばばばあばば!!」

音無「ゆり!!落ち着け!!ボールをしっかり見るんだ!」

日向「あれ……これ、ゆり消えるんじゃね?」

藤巻「馬鹿言ってる場合じゃねえぜ!折角アウト取れるチャンスなんだぞ!」

野田「何ぃぃぃぃぃ!?ゆりっぺぇぇえええ!!」ダッ

音無「馬鹿が釣れたぞ……」

野田「うぉぉぉぉおおおおお!!」ドドドドドド

……
ユイ「ほとんど暴走気味の野田先輩が取りに行ったが……!?」

直井「こ、これは……どうなる……!?」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/07(木) 02:25:13.82 ID:qTbbmn2v0
沙耶さんを出してくれ。
隠しキャラ的なキャラじゃ無く普通にリトバスメンバーとして
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/06/07(木) 18:00:25.77 ID:2HXA1ijqo
ユイ「取れたかぁぁぁぁ!?」

あゆ「どっちが取るの!?」
……

藤巻「いけ、野田!!」

ゆり「え?ちょ、何!?なんでこっち来てるの!?」

野田「とうっ!!」シュバッ

ズシャァアアー……

音無「飛んだぞ……」

椎名「あ、あさはかなり……」

日向「あまりのアホさ加減に椎名っちが若干同様してるぞ」

野田「ふっ、容易い!」ガバッ

アウトッ

……
ユイ「取ったぁぁぁああ!!まさかキャッチャーがピッチャーのために
    あそこまで走るなんて……!」

直井「あ、アホだ……」

あゆ「だけどこれでアウトだよね!」

ユイ「そうだね、クー公には残念だったけどしょうがないっすね!」
……

理樹「クド、どんまい!」

クド「ごめんなさいです」

美魚「心配いりません。まだこちらが優勢です」

小毬「そうだよ〜。どんまいどんまい〜」

恭介「そうは言ってるが次、大丈夫なのか?」

小毬「はわっ、そ、そうだったよ〜」

来ヶ谷「ふむ、君は可愛いから問題ないだろう」

理樹「それはあまり関係ないんじゃ……」

来ヶ谷「ええい、黙れ」

……
ユイ「お、とうとう小毬んの登場だね!体育着が可愛い小毬んですな!」

あゆ「ぼく知ってるよ!あれって体育着萌えっていうんでしょ?」

直井「僕に効かないでくれ……わからん」

ユイ「先輩は轆轤萌えですもんね」

直井「なんだそれは!気持ち悪いだろ!」

あゆ「ワンナウトで9番の小毬ちゃん!」

ユイ「点数は今だ変わらず1対4でリトバスが優勢!」

直井「未だに変わらないのはしょうがないな……」
……

小毬「よ、よろしくお願いします〜」

野田「あぁ?」ギロッ

小毬「うぅ〜、怖いよ〜」

ゆり「コラ!脅かさないの!」

野田「む、すまん……」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/06/09(土) 23:14:06.49 ID:hNxQZNhvo
……
ユイ「さ、第一球投げますよー!」
……

小毬「よく見てよく見て……」

ボールッ

野田「何故だぁぁぁああ!!」

竹山「な、なんですか!?」

野田「今のはストライクだろうがぁぁ!!」

竹山「いえ、微妙にですがあれはボールです」

小毬「えぇぇ〜〜〜!?」

ゆり「コラーーー!!」

……
直井「またか……」

ユイ「まったくホント、問題児ですよね……」

あゆ「あれ放っておいて大丈夫なの?」

直井「気にするな。そのうち収まる」

ユイ「アホですからね」
……

野田「む、ゆりっぺがそう言うなら……」

ゆり「まったく……手間かけさせないでよね!」

野田「すまん」

小毬「こ、怖かったよ〜〜」

……
ユイ「というわけで2球目です!」

直井「今の所、ワンナウト、ワンボールだな」
……

小毬「とーう!」ブンッ

スカッ   ストライクッ

野田「ナイスピッチ!さすがゆりっぺ!」

ゆり「いちいちうるさい!」

……
あゆ「なんだかぼくも打てそうにないよ」

直井「まぁ、期待はしてないからな」

ユイ「にしてもあのキャッチャーの暴走はどうかしてますよね」

直井「ワンストライク、ワンボール、次が3球目だな」
……

小毬「見えた!」キリッ

スカッ  ストライクッ

……

来ヶ谷「うむ、一生懸命バットを振る姿も可愛らしいものだ」

葉留佳「姉御ー、そんなこと言ってる場合じゃないっすよー!」

クド「小毬さん、ふぁいとですー!」

鈴「……こ、小毬ちゃん、頑張れ!」

……
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/09(土) 23:16:18.59 ID:hNxQZNhvo
申し訳ないことに速報のルールがようやくわかりました。
一日1レス投下できればいいほうです。
コツコツとやっていきます。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/10(日) 00:51:22.70 ID:kfeIUucto
見てるから頑張って
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/10(日) 19:47:27.23 ID:pPKcZ42a0
隕九※繧九●
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/10(日) 23:25:06.45 ID:tm8I+xKDO
ちなみに次の回は音無からじゃないよ

前の回のバッターが残れるのは、バッターがフェアを打つ前に盗塁や牽制でランナーが刺されてチェンジになった時だけだ
だから今回は単なる音無のショートゴロだな

続き楽しみに待ってる
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/11(月) 21:33:00.69 ID:6Mynw0OAo
>>76
ありがとうございます!
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/06/11(月) 21:43:49.04 ID:6Mynw0OAo
ユイ「ツーストライク、ワンボールの状況ですよ!」

直井「ただ、あの女にバッティングの力があるとは思えないんだがな」
……

ゆり「やぁぁッ!」ビュッ

小毬「むむむ……とうっ!」

キンッ

ファールッ

……
あゆ「打ったけど……」

直井「まぁ、惜しかったな……」

ユイ「粘ってますね!今だツーストライク、ワンボール!」

直井「これで決まればいいのだがな……」
……

小毬「おりゃ〜〜」ブンッ

スカッ

アウトッ

ゆり「ふ、ふぅ……危なかった〜」

日向「よし!いいぞゆりっぺ!」

野田「さすがゆりっぺ!あのヘボ無とは大違いだ!」

音無「誰がヘボ無だ誰が……」

……

小毬「ごめんね〜、打てなかったよ〜」

鈴「任せろ」

美魚「鈴さん、頑張ってください」

真人「おう!鈴!仇取ってこい!」

……
ユイ「続きましたようやく打順が一周しました!」

あゆ「やっとまわったんだね」

直井「長いことダラダラやってるからな」

ユイ「状況はツーアウト!ここで出ることができれば……いいんですけどね!」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/06/11(月) 21:50:00.47 ID:6Mynw0OAo
あゆ「じゃあぼくが出ていくね!」

ユイ「はい?」

あゆ「実は祐一君との待ち合わせもあるし……」

ユイ「なんだおめー!リア充かコンチクショー!」

あゆ「たぶん、次からはユイちゃんにもゆかりのある人物がくるはず……」

直井「まだ余計なことを……」

ユイ「そんなわけで!4対1でリトバス優勢の状況は変わらず!」

直井「現在はツーアウト、走者なしで一番棗鈴が打者だ」

ユイ「先輩先輩!なんかあたしたちいいコンビになってきたと思いませんか!?」

直井「認めない。僕はそんなこと絶対に認めないからな」

……

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/06/12(火) 23:51:05.41 ID:3q2RZfD+o
鈴「小毬ちゃんの弔い合戦だ!」

小毬「鈴ちゃん?私、死んでないよ?」

真人「なるほど……燃えてきた!」

小毬「えぇぇ〜〜!?」

……

日向「気をつけろゆりっぺ!向こうはなんだか燃えているぞ!」

TK「Burning heart!」

……
ユイ「さぁ、第一球!投げたぁ!」
……

鈴「うぅ……これじゃない……」

ボールッ

ゆり「誘いにはさすがに乗らない、か」

……
ユイ「なかなかの選球眼をお持ちですなぁ!」

直井「……おい」

朱音「何よ。野球はあまり詳しくないのよ」

朱音「ま、一応一通りは勉強してきたのよ。これでもね」

ユイ「あら、そうなの?(朱音ボイス)」

直井「紛らわしいな!!」

朱音「だいたいどうして私がこんな日中を
    こんな野球解説のために歩かなくちゃいけないのよ」

直井「なんだ貴様……。来て早々文句を言うな。
    このうるさいのとずっと一緒の僕はどうすればいいんだ」

ユイ「というわけで二球目行きますよー!ワンボールですね!」
……
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/06/12(火) 23:53:31.83 ID:GdKYvwQT0
湖太郎「会長こんなとこで何やってんすか」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/12(火) 23:59:02.22 ID:3q2RZfD+o
鈴「来た!もらった!おりゃーーー!」

キィィンッ

……
ユイ「打ったー!なんかすごい久々に打ってる気がする!」

直井「打球は松下五段の手前に落ちた!」

朱音「走ってるわね」

ユイ「適当っすか!?」
……

松下「音無!」ビュッ

音無「よし、来い!」

鈴「やぁぁーーー!」

ズシャァアア

セーフッ

……
ユイ「鈴ちゃん、決死のヘッドスライディング!で間一髪のセーフ!」

直井「というかセンターからとんでもない速度の球で帰ってきたな……」

朱音「あの大男、本当に高校生なの?」

直井「僕はあんたも高校生なのか気になるがな……」
……

恭介「よし!やっと出たか……!」

美魚「でも、ツーアウトですよ?」

恭介「そうだな……」

真人「心配すんな。あいつはキチンと帰してきてやっからよ」

真人「……」

真人「おい!!誰かなんか言えよ!!」

理樹「うん、真人、応援してるよ」

真人「ありがとう理樹……心の、いや、筋肉の友よ!!」ダキッ

理樹「うぅ……いいから行ってきなよ」

……
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/13(水) 00:02:36.66 ID:2GC8AsNjo
過ぎちゃったけど
クド、ハッピーバースディ!!

わふー!
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 00:11:47.85 ID:/zIfC2DIO
おまえはなんのために生きてきたんだ?
涙を流すためか?
血を流すためか?
孤児たちは今もなお増え続け
飢え続けている
みよあのアフガンの空の下
さあ生まれてこい
ガンジス
それがおまえの名だ
ドゥガンジス
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/13(水) 00:14:30.98 ID:2GC8AsNjo
朱音「また大男が出てきたわね……どうなってるのよ一体」

直井「まぁ、そういうデタラメな集団なんだ……」

ユイ「というわけで走者一塁(鈴)、ツーアウトのこの状況!」

ユイ「前の打席では地味にヒットを打ってる井ノ原先輩!」

直井「振り返ると本当に事務だな」

朱音「あなた達がそうしたんじゃない……」

ユイ「さ、二度目の打席はどうなるんでしょうか!」
……

真人「ふ、こいつは見逃すぜ……」

ストライクッ

真人「あれ?まぁ、いい」

……
朱音「さっきの子と違ってあの大男は本当に筋肉の塊みたいな人間ね」

ユイ「無駄な筋肉ですよねー」

ユイ「ま、ひょろひょろの文化系の轆轤系男子よりはましですけどね」

朱音「そうよね……」

直井「こっちを見て言うな!なんだ轆轤系男子って!聞いたことないぞ!」

直井「確かに陶芸はできるが、あんなのただの道具だろうが!」

ユイ「まぁまぁ、2球目投げますよ?」
……

真人「まだだ……これもボールだ……」

ボールッ

真人「ふぅ、あぶねぇあぶねぇ」

……
ユイ「あの先輩……アホなんですか?」

直井「あー、選手データによるとかなりのアホだ」

朱音「まぁ、見るからに……ってところよね」

ユイ「さぁ、3球目、ワンストライク、ワンボール!」

直井「ツーアウト、走者一塁」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2012/06/13(水) 00:19:37.92 ID:2GC8AsNjo
朱音「ちなみにまだ2回の裏なのだけど……」

直井「長いことやってるようでゲスト枠が
    かなり入れ替わってきてるが……
    こっちの時間にするとすごく入れ替えが激しいことになってるな」

ユイ「まぁ、アホですからね」

朱音「そーっすねー(ユイボイス)」

朱音「あら、意外とできるものね」

直井「うん……まぁ、そうだろうな。僕は突っ込まないからな」

朱音「本当はゆかりあると見せかけたCVゆかりをだそうと思ってたらしいわよ」

直井「本当にゲストは余計なことしか言わなくなってきたな」

ユイ「あ、そうそう。
    またまた竹山先輩がやらかしたそうなので詳しくは
    >>76
    を参照してくださいね!」

直井「サボるな!!」
……
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/20(水) 15:55:55.33 ID:Lo747qLg0
つづきまだ??
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga]:2012/06/20(水) 23:49:14.10 ID:2ztVbykqo
……
ユイ「投げたぁ!」
……

真人「行くぜ!だりゃぁぁぁあああ!!」


ギィィンッ!!


……
朱音「見かけどおりの馬鹿力ね」

直井「打球は左中間!」
……

ひさ子「くっ……!間に合わない!!」

……

理樹「やった!抜けた!さすが真人!」

謙吾「ようやく調子がでてきたって所だろうな」

……
ユイ「一塁にいた鈴ちゃんは3塁に向かって猛ダッシュ!!」

ユイ「その間、ひさ子先輩は補給、椎名っち先輩に向かって投げた!」
……

ひさ子「頼む椎名!」

椎名「任せろ」パシッ

……
ユイ「井ノ原先輩は1塁でキープ!」
……

真人「よっしゃ!余裕だぜ!」

……
直井「ツーアウトの状況からダメ押しの1点を加えることになりそうだな」

朱音「そうね。SSSとやらはようやく本気になってきたんじゃなくって?」

ユイ「まぁ、ゆりっぺ先輩がグラウンドに来たからそれなりに引き締まってるんじゃないっすか?」

直井「やはり腐ってもリーダーなのか?」
……
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 00:02:01.73 ID:J2y3PxAYo
……

恭介「んじゃ、あいつらを帰してやるとしますか」

小毬「恭介さんがんばって〜」

……
朱音「あれがリトバスの方のリーダーね。あなた達のとは大違いね」

朱音「見るからにしっかり者って感じがするわ」

直井「……放っておいてくれ」

ユイ「さぁ、2回の裏、ツーアウト、走者3塁(鈴)、1塁(真人)!!」

ユイ「お次の打者は棗先輩!リーダー対決です!」

ユイ「ゆりっぺ先輩、全くビビってませんねー。第一球投げたぁ!」
……

恭介「…………」

ストライクッ

……
ユイ「一球目はストライク!華麗にスルーしてますが、何か作戦があるんでしょうか?」

朱音「四球狙いとかじゃない?」

直井「それは長くなるから避けたいな……」

朱音「一体誰の本音を弁明したのよ」

ユイ「2球目行きますよ!」
……

恭介「そこだぁ!!」

ガキィィンッ!

……
ユイ「打ったァ!打球は内野を鋭く抜けてライト方面へ!!」
……

ゆり「TK!!」

TK「Yes,BOSS……!!」パシィッ

……
直井「あいつなんであんな前にいたんだ!?」

ユイ「さ、さすがTK!!なんでなのかはともかくとにかく謎だらけだぜぇぇ!」

朱音「本当に意味不明ね……恐ろしいわ。だいたいTKってなんなのよ」
……

TK「It's my turn!!Foooooooo!!」ギュンッ

日向「うおっ!?レーザビーム!?」

……
ユイ「尋常じゃない速度のレーザビームでバックホーム!!」

直井「さすがに間に合わないんじゃ……!!」
……

理樹「行け!!鈴!!」

……

鈴「うおおおおおお!」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/21(木) 00:02:54.91 ID:J2y3PxAYo
続きはまた今度に。
レスありがとうございます。
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 19:46:23.37 ID:3yOc2jo10
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/23(土) 00:10:05.11 ID:4w3OHyu5o
アウトッ

チェンジ!

鈴「な、なにィ!?」

野田「ふん、甘えるな」

ゆり「さっすがTK!!」

TK「Of course I do……」クルクル

……

理樹「あぁ!惜しかったね」

葉留佳「むー、今のジャッジは納得いかない……」

小毬「まぁ、こういう時もあるよ〜」

葉留佳「むー、むー、むー!」

恭介「すまん、やってしまった」

理樹「少し、力んでたのかなぁ?」

真人「へっ、珍しいじゃねえか。理樹がギャグを言うなんてよ」

理樹「えぇ!?」

真人「えぇ!?わざとじゃなかったのか!?」

理樹「うん」

……

ゆり「さぁ、みんな……こっからガチで本気だすわよ」

藤巻「もちろんだぜ」

日向「あぁ、任せろ。バンバン打ってやるからな!」

音無「あぁ、ここまでやられっぱなしでいるわけにはいかないからな」

松下「音無の言うとおりだ」

大山「うん、代打で僕が行ってあげてもいいんだからね!」

ひさ子「大山に行かすくらいなら岩沢に行かせる」

TK「……」コクン

大山「えぇ!?なにそれ酷い!!一生ぼくはベンチを守ってろっていうの!?」

岩沢「よし、ちょうどいいだろう。チェンジなんだ」

岩沢「少し演奏で応援しよう」

日向「おお!待ってましたぁ!!」

岩沢「ユイとひさ子は出ていけないだろうから今回はスリーピースバンドになるが
    まぁ、お互いカバーしあおうか」

関根「わかりました!!」

入江「はい、頑張ろうね、しおりん!」

……

ユイ「えー、今入った情報ですと……SSSの方のベンチにいたガルデモバンドメンバーが
    今から簡易応援ライブを行うようです……えぇぇぇえ!!」

朱音「なによ、うるさいわね」

直井「貴様はこっちでまだ仕事があるだろうが……」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/23(土) 00:26:12.56 ID:4w3OHyu5o
……グラウンド……


ユイ「ないです!!」

朱音「堂々と言い切ったわ。
    どうしてゲストであるはずの私のほうが真面目に仕事をこなそうとしているのかしら」

直井「元々適当なやつだから仕方ないだろう」

……


岩沢「リトルバスターズのみんなには少し悪いが、
    ちょうどいい機会だから演奏の応援をさせてもらうよ」

岩沢「ここまで負けっぱなしのうちのメンバーが可哀想だからね」

〜♪  〜♪

……

恭介「ぐっ、やはり俺達も……バンドにするべきだったか……」ガクッ

理樹「今更何いってんの!?」

恭介「くー、なんだよあいつ(岩沢)!超かっこいいじゃねえか!」

謙吾「恭介のミーハーな所が出始めたな」

鈴「アホだからな」

来ヶ谷「ふむ、高校生バンドとはいうが、かなり実力のある子達じゃないか」

美魚「一体……いつ練習しているのでしょうか?」

美魚「毎日練習してもここまでになるのでしょうか?」

真人「す、すげぇ!」

クド「わふー!私もああいうのやってみたいです!」

……

日向「なぁ……」

ゆり「何よ」

日向「なんか、うちらの応援っていうか、向こうのチームに
    『私達の戦線にはこういう人達もいるんですよー』
    って意地汚い見せびらかして自慢してるようにしか思えないんだが」

ゆり「何その卑屈な考え方!?きもっ!」

ひさ子「あたしは最初っからいたからあたしがいないガルデモを見るのは変な気分だな」

大山「実はガルデモが戦線にちゃんと結成されて陽動部隊としてなる前に
    僕とTKのダンスユニットって案があったんだよ」

音無「そうなのか?」

日向「嘘ついてんじゃねえよ!んな案出てもねえよ!」

……

ユイ「はぁ、というわけでやっとの思いでダラダラと2回が終わりました!」

直井「ため息をつきたいのはこっちだ」

朱音「そうね。熱いから早く帰りたいのだけど……」

朱音「しかし、前半の方にゲストを呼び過ぎてネタがなくなってるのも事実なのよ」

直井「馬鹿か」

朱音「深く反省してるつもり、らしいわよ」

ユイ「まぁ、そんこんなで点数は動かず4対1でリトバス優勢!お次の打者は
    >>76さんの助言で音無先輩じゃなくなったので、お次は藤巻先輩です!」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/06/23(土) 00:27:14.07 ID:4w3OHyu5o
毎日短めですみません、書き溜めが全くないので、こんなペースで頑張ります。
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/24(日) 07:52:07.85 ID:WXKARoJto
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/03(火) 23:15:25.72 ID:+WM4ZbTAo
面白いけど野球の大体のルールくらいは知るべきだと思う。
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/07/07(土) 03:07:34.46 ID:mpS5aNWY0
見てるからな
頑張れ?
りきにデレデレな沙耶さんを出せたら出して欲しい
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:06:43.07 ID:5QtqCmIyo
藤巻「よっしゃー!じゃあこっから俺がいっきにかっ飛ばしてきてやっから」

ゆり「っていうかアンタ達が悪いんでしょうが!」

日向「なんだと!?これでも大変なんだぞ!」

大山「そうだよ!まぁ、僕はわからないけれど」

音無「お、おい、今言い合ってる場合じゃないだろ!とにかく打線を繋ぐことを考えよう」

ゆり「そうね、まずはワンナウトだけど……」

藤巻「おい!!俺がアウトになること前提じゃねえか!!」

……
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:11:47.84 ID:5QtqCmIyo
鈴「うぅ、また怖そうなやつがきた……」

恭介「何、心配すんな。お前ならできる」

理樹「うん、そうだよ!」

真人「あぁ、なんなら俺の筋肉、少し分けてもいいぜ?」

鈴「いらんわ!!」

……

ユイ「さて、ようやく再会しましたが、どうやら体調不良のようで長引いていたようですよ」

直井「本当に計画性がないな」

朱音「そうねぇ、というわけで3回、やっとね。2回はダラダラやりすぎたようね」

100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:15:13.15 ID:5QtqCmIyo
ユイ「さて、打席にたったのは実は最も特徴のない男とされている藤巻先輩!」

朱音「複雑な紹介ね……」

……

藤巻「よろしくな、坊主」

理樹「う、うん……」

鈴(不良ばっかりだな)

……
ユイ「鈴ちゃん第一球投げましたぁ!!」
……

藤巻「おっと、こいつはまだ手は出さないぜ」

ストライクッ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:17:56.16 ID:5QtqCmIyo
……

ゆり「きぃー!何をやってるのよあのモブ男!!」

音無「ひどい言い方だな」

大山「僕もなんか知らないけど傷ついたよ……ガラスのハートなんだから気をつけてよね!」

……
ユイ「一球目はストライクでしたねぇ」

直井「何か考えがあって見逃した風には見えないんだが……」

ユイ「まぁ、アホですからな」

朱音「どうしてあなた達のチームにはアホしかいないのかしら」

直井「それは僕にも疑問だ……」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:20:59.10 ID:5QtqCmIyo
ユイ「さ、第二球目いきますよー」
……

鈴「どうだ!!ニャーブ!」

グググ

藤巻「おっと……こいつは振っても打てないだろうからスルーだな」

ボールッ

……
直井「だが、選球眼はないわけではないらしいがな」

朱音「恐らく、ピッチャーにたくさん投げさせて体力を減らす作戦なのね」

ユイ「おお、なるほどー」

直井「貴様じゃ、とうてい思いつかないだろうけどな」

ユイ「な、なんですとー!?」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:25:49.90 ID:5QtqCmIyo
ユイ「だけど、都合上、早く打って欲しいですねぇ」

朱音「そうね、あんなモブ男にレス数を稼ぐ訳にはいかないのよね」

直井「まぁ、その通りだな」

……

藤巻「なんだこれ。どこもかしこもアウェーな気がするんだが……」

……
ユイ「ワンストライクワンボール!3球目投げました!」
……

藤巻「仕方ねぇ!っらぁあ!!」

キィンッ

鈴「なに!?」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:30:03.68 ID:5QtqCmIyo
ユイ「打ったー、打球はセカンドの宮沢先輩の方面へ!」

朱音「あの体格の割には素早い動きをするのね……」
……

謙吾「……ッ!」パシッ

謙吾「真人っ!!」ビュッ

藤巻「どりゃぁぁぁああ!」

真人「おう!」バシッ

アウトッ

……
ユイ「あーあ、虚しくも惜しくもアウトですよ……」

朱音「なんだか当然の結果のように思えてきたわ」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:32:27.58 ID:5QtqCmIyo
……

藤巻「あ、あの1、2塁間が鬼だぜ……」

ゆり「そこで正座ね」

藤巻「…………はい」

ひさ子「さて、藤巻の馬鹿の尻ぬぐいをしなくちゃね」

関根「おお〜!ひさ子先輩頑張ってくださいね!!」

入江「ファイトー!」

音無「期待してるよ」

ひさ子「ああ、任せてくれ」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:35:07.05 ID:5QtqCmIyo
……
ユイ「そんなこんなでひさ子先輩が次の打者になってますよー!」

直井「さっきはあんまりいい活躍もしていないかったからな。
    今度は是非、打ってほしいものだ」

……

来ヶ谷「うむ、やはり私の目に狂いはなかったようだ」

謙吾「どちらかというと来ヶ谷と同じようなタイプの女だと思うのだが」

来ヶ谷「ふむ、そうか?なかなかわかってるではないか」

……
ユイ「さ、ワンナウト、走者ナシ!一球目投げますよー!」
……
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:38:42.21 ID:5QtqCmIyo
ひさ子「ストライク……」

ストライクッ

……
ユイ「今、先輩全く振る気がありませんでしたけど……」

直井「おそらくわかってて振らなかったんだろうな」

ユイ「ワンストライクです!また投げますよー」
……

鈴「くらえ、ニャットボール!」

ひさ子「うーん……これもダメだな」

ストライクッ

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:42:52.55 ID:5QtqCmIyo
……
ユイ「またも振ろうとする気が見られませんが……頭どうかしちゃったんですかねぇ?」

直井「そりゃお前だけだ」

朱音「彼女はさっきのモブ男と同じことをしようとしてるのよ」

直井「しかし、追い詰められてる……」

朱音「ということはボールをなるべく出さないようにしてきてるのよ」

直井「ふむ……」

ユイ「ど、どういうことですか!?」

直井「相手がボール球を上手く見て振らないようにして
    ピッチャーの投球数を増やして体力を削ろうとする作戦に対して
    ボールを出さないようにして投球数を減らす作戦に出たんだな」

直井「誰が考えたんだか、知らんがいつの間に……」

朱音「たぶんあのキャッチャーじゃないかしら?」

直井「かなり頭の回る人のような気がするのだけど」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:46:43.10 ID:5QtqCmIyo
ユイ「ですが……さて、3球目ですよー!!」
……

ひさ子「ボールを出さないようにしてるのはわかった……だったら!」

キィィンッ

……
ユイ「打ったぁぁぁ!!打球は三遊間を超えてレフト前にヒット!」

ユイ「必死に球を取るのはこまりん!!」
……

小毬「いっくよー!とうー!」ビュッ

謙吾「よし、真人!」パシッ ビュッ

真人「おう!」

セーフッ

真人「くぅ〜!惜しかったぜ!!」
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:56:04.62 ID:5QtqCmIyo
……
ユイ「なんとギリギリの所でセーフでしたね!」

直井「ようやく塁に出たか……打順の後半の方は音無さん意外はマヌケばかりだからな」

ユイ「まぁ、次もマヌケですけどね」

直井「おっとそうだったな」
……
SSSベンチ

ゆり「よっしゃー!さすがひさ子さん!」

音無「あぁ!!さすがだな!!」

???「あなた達……こんな所で何をしているの?」

ゆり「げぇぇ!?」

日向「なぁぁぁ!?な、何!?」

……
リトバスベンチ

西園「みなさん、大丈夫でしょうか……」

???「ほんと、不甲斐ないったらないわね」

西園「あ、……」

佐々美「何よ……何か言いなさいよ。棗先輩から宮沢様が困ってるというから駆けつけたのよ」

西園「お、驚いて何も言えませんでした……」

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 08:59:28.33 ID:5QtqCmIyo
……

奏「あなた達がいないから動向を探ってみたらまさかこんな所でこんなことをしているなんて」

音無「ど、どうしたんだよ急に……」

奏「別に、止めるつもりはなかったのだけど」

音無「も、もしかして一緒にやりたかったのか?」

ゆり「そ、そう……なら次の打者で出てみる?」

奏「私が野球を……?」

日向(俺の打順……)

112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 09:02:20.42 ID:5QtqCmIyo
……
ユイ「というわけで何やら代打を出すそうですよ」

直井「代打、天使……って生徒会長!?」

朱音「あら、私も会長なのよ」

ユイ「そりゃ別の組織でしょうが」

朱音「そうね」

……

来ヶ谷「うむ、実に可愛いらしい子が来たじゃないか」

理樹「これでも油断ならない……」

……
ユイ「第一球投げましたー」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:35:32.81 ID:74uZSpJyo
鈴「しまった!手が滑った!」

奏「ガードスキル、ディストーション」

奏「っ!」

キュインッ

……
ユイ「あーー!鈴ちゃん選手の投げた球が天使めがけていきましたが……
    なんとかバットで防いだかのように思われたが……無茶苦茶吹っ飛んでいったーー!」

直井「恐らく、とっさの判断でディストーションか何かを使ったんだが
    結局は怖く縮こまってたらたまたまバットに当たったように見えたんだろうな……」

朱音「一体なんなんのよ、そのガードスキルってのは……どこの厨二病?」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:40:06.24 ID:74uZSpJyo
ファールッ

……
ユイ「お、惜しい!デッドボールっぽい球がホームランなんて……」

直井「そんなアホな話があってたまるか!」
……

音無「奏ーー!しっかりバットに当てるんだ!」

……
ユイ「うんうん、音無先輩も熱心に応援してますねぇー」

ユイ「さてさて、二球目に行きますよー」
……

奏「っ!」ブンッ  スカッ

ストライクッ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:43:45.77 ID:74uZSpJyo
ユイ「あっと、なんと空振りー!さっきの勢いは一体どこへ行ったのでしょうか!」

朱音「もしかして彼女……」
……

日向「なぁ、もしかして天使って……」

ゆり「そ、そんなわけないわよ。だって私と互角に肉弾戦をするのよ?」

大山「いや、そりゃそうかもしれないけれど……」

日向「みんな素人の中、あの天使は超ド級の野球オンチかもしれない!!」

音無「何ぃ!?そ、そんな……」

野田「だとしたらこれは……」

松下「アウト確実だろうな……」

ゆり「だー!この回ではなんとしても点をとって差を縮めたかったのに!!」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:48:24.95 ID:74uZSpJyo
……
ユイ「さて、走者一塁の状態でツーストライクと早くも追い込まれた天使!」

直井「一体どうするのやら……」

ユイ「天使が野球オンチということがバレたけど」

朱音「そんな言葉存在するの……?」

ユイ「さーて、3球目ですよー!」
……

理樹「よし、これでアウト一つもらいだ!」

奏「……っ!」

真人「へっ、なんだあのノロノロなスイングは!」

コツン

ギュンッ!!

真人「……へ?」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:52:11.13 ID:74uZSpJyo
……
ユイ「あーっと!ちょびっと当たっただけなのにとんでもない威力で打球が飛んでいった!」

直井「打球は井ノ原の真横を通り過ぎてライト方面へ!!」

朱音「あんな球当たらなくて良かったわね……硬直してるけれど」
……

謙吾「おい!真人!しっかりしろ!!」

真人「い、今……顔の真横を……」

来ヶ谷「見ろ、可憐な少女が2人もグランドをかけめぐっているぞ」

葉留佳「姉御ー!そんなこと言ってる場合じゃないよー!」

クド「はぁ、はぁ、やっと追いつきましたー!」

……
ユイ「その間にひさ子先輩猛ダッシュ!!3塁を回ったー!」

直井「このままホームに突っ込む気だな」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:56:37.47 ID:74uZSpJyo
……
恭介「能美!一塁だ!」

クド「あいあいさー!わふー!!」

真人「はっ!な、なんだったんだ今の打球はーーー!!」

謙吾「いいから能美から球を取れ!!」

真人「お、おう!ふ、ふい〜!危ない危ない、遅くて安心したぜ」パシッ

セーフッ

理樹「真人!!そんなこと言ってないで……」

セーフッ

SSS VS リトバス
2        4

……
ユイ「ここでようやく2点目ですよー!」

直井「ワンアウト、走者は1塁、次の打者は安心の松下だな」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 18:59:27.70 ID:74uZSpJyo
……

ゆり「きゃー!やったわ!さっすがひさ子さん!!どっかのモブ男とは大違いだわ!」

藤巻「おい!そりゃねえぜゆりっぺ!」

野田「くっ、俺も早く活躍したい……」

大山「僕もあんな感じの活躍があるかもしれないよ!ワンチャンくるよ!」

ゆり「大山くんはないわ」

大山「なんでーーーー!?」

ひさ子「まぁ、私が頑張って走っただけだよ」

岩沢「……おつかれ。すごい揺れてたぞ」

ひさ子「お、おう、って!!どこ見てんだよ!///」
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:02:12.72 ID:74uZSpJyo
……
ユイ「やっぱりさすがですねー、ひさ子先輩は!」

朱音「あなた達打ったのは別の子だってこと忘れてない?」
……

松下「さて、俺も天使を帰そう……」

……
ユイ「さて、ここで現れたのは我らが松下五段!」

朱音「どうして、こう次々に変なのが出てこれるのかしら」

直井「まぁ、見た目は別に普通だと思うんだけどなぁ……」

ユイ「さぁ、第一球目、投げたーーー!」
……
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:05:03.73 ID:74uZSpJyo
松下「はぁぁぁ!!」

キィィンッ

鈴「なっ!!」

……
ユイ「打ったー!!初球打ちでっせー!」

直井「打球は棗兄の頭上を超えてったぞ」

朱音「ああやって人がボールごときを一生懸命追う姿ってなんか滑稽ね」

ユイ「何いってんすか!?」
……

ゆり「いやっっほーーーー!」

日向「さすがだぜ松下五段!!」
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:08:41.39 ID:74uZSpJyo
恭介「これでどうだ!!」ビュッ

真人「よしよし」パシッ

セーフッ

真人「チッ、3塁は間に合わないか……」

セーフッ

葉留佳「あーあー!もう!真人くんダメじゃん」

真人「うるせぇ!思いっきり投げて暴投でもしたらあぶねえだろうが」

謙吾「真人の癖に良い判断だな」

……
ユイ「さて、ワンアウト、走者3塁、1塁!次のバッターは……あぁ」

直井「あぁ、問題児か……」
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:12:03.17 ID:74uZSpJyo
ユイ「と、まぁ、行きたい所ですが……選手交代の要望が出ましたよー」

ユイ「リトルバスターズのレフト、さしゃしゃーしゃしゃーしゃしゃしゃしゃんです」

直井「全然わからん!!誰だ!!」

朱音「笹瀬川佐々美ね」

ユイ「そうそれ!それから恭介先輩がライトに行きたいというそうです」

朱音「外野の守備も固めてきたのね」

直井「さすがに外野はやつ一人で守ってたようなものだったからな」

……

佐々美「まぁ、わたくしがいれば外野も比較的安全ですので、
      本当はピッチャーがよかったのですけど……」

佐々美「そこはまぁ、お譲りいたしますわ」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:14:43.44 ID:74uZSpJyo
鈴「ありがとうさせ子」

佐々美「なっ!!なんという侮辱……!!覚えてなさい!!」

理樹「うわぁ……大丈夫かなぁ……」

……

日向「おい、外野の守備が変わったぞ?」

ゆり「あの星を頭につけてた子はクビかしら?」

大山「嫌な表現だね……」

音無「だが、助っ人で呼ぶくらいなんだからこっちも何かいるだろ?」

ゆり「残念ながらもうこっちの助っ人で呼べるのはフィッシュ斉藤くらいよ……」

音無「ダメだ……使えなさそうだ……」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:18:29.25 ID:74uZSpJyo
……
ユイ「さて、打席にはすでにヤンキーが立っています!」

ユイ「ピッチャー投げましたぁ!」
……

野田「てぁぁああああ!!」

ギィィィンッ!!

……
ユイ「打ったー!なんとも野田先輩らしい初球打ちでしたが、
    打球の行方はチェンジが入ったレフト方面です!」
……

佐々美「これくらい朝めし前ですわ!!」パシッ

アウトッ

……
直井「またか、あのアホは……」

朱音「しかし、アウトを予想してなのか……ランナーは微動だにしないわね」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:24:40.05 ID:74uZSpJyo
……

ゆり「むきゃーーー!!あのアホめーーー!!」

遊佐「怒ったり、笑ったり大変ですね」

……
ユイ「これでツーアウトですね」

直井「一点しか取替してないからな。早めに点数差を縮めたい所だが……4番のやつがこの状況だとな」

朱音「ところであの5番の彼女は何者なの……非常に怪しいのだけど」
……

椎名「前のようなミスはしない」

ゆり「そうね、やったらどうなるかわかってるわよね」

ゆり「やったらあなたの大事なぬいぐるみ、八つ裂きにするから」

椎名「 !! 承知……」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:29:02.86 ID:74uZSpJyo
音無「本当に大丈夫なのかよ……」

……
ユイ「さて、再びやってきましたアホの伝道師!」

朱音「嫌な称号ね……」

直井「ここで点を取っておきたい所だが……」

ユイ「第一球目、投げたぁ!!」
……

椎名「……」

ストライクッ!

……

ゆり「なんか怪しくなってきた……目閉じてたりしてないわよね!?」

日向「いや、そりゃ大丈夫みたいだが」
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:32:16.19 ID:74uZSpJyo
……
朱音「彼女は何か作戦があるの?」

直井「恐らくない」

ユイ「でしょうねー。ツーアウト、走者3塁、1塁でワンストライです!」

ユイ「2球目いきますよー!」
……

椎名「見えたっ!!」

カキンッ

……
ユイ「打ったー!打球は三塁の方面!」

直井「抜けたぞ!!」
……

葉留佳「うわぁぁー!やっちまったー!」
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:34:55.94 ID:74uZSpJyo
……
ユイ「この間に天使がホームイン!!」

SSS  VS  リトバス
 3        4

直井「とうとう1点差に追いつきやがったか!」

朱音「なんだか面白くない試合ね……どちらかがボロボロにやられるのならいいけど」

ユイ「ここでようやく捕球にはいったはるちんが2塁へ!」
……

葉留佳「謙吾くん!」

謙吾「っ!」パシ

セーフッ

謙吾「真人!」ビュッ

真人「おう」パシ

セーフッ

……
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage saga]:2012/07/09(月) 19:39:01.00 ID:74uZSpJyo
奏「これでよかったのかしら?」

音無「あぁ、完璧だ!」

日向「すげぇじゃん!」

奏「ありがとう」

ゆり「よくやってくれたわ!ありがとう奏ちゃん」

奏「うん、私はもう満足したからここで見ているわ」

……
ユイ「さてさて、さすがの攻撃ばっかり強いうちのチームの打線が爆発!といったところでしょうか!?」

直井「そうだな……」

朱音「本当におかしなやつばかりなのね……」

ユイ「キターーーー!TKーーー!!」

ユイ「ツーアウト走者は1,2塁です!このピンチをどう切り返すか!
   ヘタすれば逆転!?なんてのもあるかもしれませんよーーー!」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/19(木) 18:20:55.88 ID:wEOXxTE+0
待ってるぞ
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:00:20.60 ID:+L+GM8Wdo
……
TK「OK……It's my turn」

鈴「む、またファルコンか……」

理樹「鈴、油断しちゃだめだよ!」

鈴「わかった」

……
ユイ「さぁ、やっと帰ってきました。すごく日付開いていますが全然気にしません」

朱音「随分前からのようだけど更新の遅さの罪悪感からsage進行するらしいわよ」

直井「わかったから……1塁には椎名、2塁には松下がいるなか
    ツーアウトだぞ……一体どうするんだろうか」

ユイ「普通に打てばいいんじゃないですか?」

直井「まぁ、そうなのだろうけど」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:10:00.55 ID:+L+GM8Wdo
ユイ「一球目投げますよー!」
……

鈴「行くぞ……!ニャーブ!」

TK「……」

ストライク!

……
ユイ「見逃しましたね!」

直井「あれもわざとだろうな。ギリギリまで投球数をふやしているのだろう」

朱音「そうね。体力を削りに行くなんてなかなかせこいやり方をするわよね」

ユイ「ワンストライクからの2球目です!」
……

TK「Rock on!」

TK「Fooooooooo!」

キィィンッ!

鈴「不味い!」

……
ユイ「打ったー!打球はしゃしゃみんとクー公の間だ!」

……

ささみ「わたくしが行きますわ!」

パシッ!

アウトっ!

チェンジッ!

……

TK「Orz」

藤巻「ど、どんまいだぜTK!」

ゆり「くーっ!せっかくのチャンスを無駄にしたのは惜しいが、こっからは本気でいくからね!」

ゆり「一点足りともの失点は許されないわ!」

ゆり「おふざけはここまでってことよ!」

ゆり「奴らにSSSの怖さを思い知らせてやるのよ!!」

音無「おお!さぁ、行こうぜゆり!」

日向「ああ、お前の投球にもかかっているが、守備は俺達に任せろ!」

大山「そうだよ!みんなで本気だしたらきっと無敵だよ!」

ゆり「ええ、じゃあ行くわよ!」

……
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:16:34.37 ID:+L+GM8Wdo
ユイ「というわけでなんだかいつの間にやら3回表が終わったようですよ」

ユイ「朱音さん?」

直井「やつならもう限界を感じて帰宅したそうだ」

ユイ「あらら……残念ですねー」

ユイ「さて、チェンジというわけで前の回では恭介先輩でアウトになったようなので」

直井「今回は4番の直枝からだな」
……

真人「大丈夫かよ理樹、俺が筋肉分けるか?」

葉留佳「真人くん、それはいらないんじゃ……」

謙吾「うむ、では俺がもらおう」

真人「げっ、マジかよ!」

謙吾「なーんてな!バーカ!」

真人「なっ!?……こ、こいつ急にどうしちまったんだ?」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:18:40.14 ID:+L+GM8Wdo
美魚「直枝さん、頑張ってください」

理樹「うん、ありがとう」

……

ゆり「来たわね。あのチームの裏番長と言った所かしら?」

理樹「そんなことないと思うけどなぁ」

……
ユイ「さて、一球目、投げたぁ!」
……

理樹「まだだ……」

ストライクッ

ゆり「降ってこない……?」

……
ユイ「続いて2球目、いったー!」
……
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:21:55.98 ID:+L+GM8Wdo
理樹「よし、絶好の球だ!」

理樹「いけぇぇぇえ!!」

カキィインッ

……
ユイ「打ったー!あれは……センターが下がるセンター下がる!」
……

松下「これ以上の点はさすがにやる訳にいかないのでな」

松下「はぁぁぁ!」バッ

パシィッ

アウト!

……
ユイ「飛んだぁっぁ!」

直井「ダイビングキャッチとは……」

直井「どんな身体能力だ……」
……
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:25:51.62 ID:+L+GM8Wdo
ユイ「なんだか早速ワンナウトですが……展開早くないですか!?」

直井「そんなことは決して無いぞ!
    うちのチームがようやく本気を出してきたというだけのことだろうよ」

直井「まぁ、これも音無さんのいるおかげだろうな」

ユイ「はいはい」

ユイ「というわけで、お次は5番、宮沢先輩だー!」

直井「これはバッターには特に期待できるだろうな」
……

理樹「うぅ、ごめん」

恭介「どんまい気にするな」

謙吾「そうだぞ……まぁ、俺が1点取ってきてやるから安心してそこで見ておけ」

小毬「謙吾くん頼もしいねー」

理樹「ありがとう謙吾!」

……
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:31:43.04 ID:+L+GM8Wdo
日向「どうする、次はあの見るからに打ってきそうな奴だぜ?」

藤巻「しかも野田よりバカじゃないから確実に打てる」

ゆり「どうすればいいのよ」

日向「そこはホラ、あれだ。いつものゆりっぺの必殺技で」

ゆり「そんな魔球持ってないわよ!」

ゆり「こういうのはどうかしら?私がボールを投げる、遠くから大山くん辺りが
    スナイパーライフルでボールを吹き飛ばす!
   名付けて消されてる魔球!」

音無「大人しく野球をやろうというつもりはないのか、お前らには」

ゆり「じゃあどうすればいいのよ」

音無「……そうだな、例えば、奴らの打順を考えて牽制というのはどうだろうか?」

ゆり「何よそれ、カッコ悪い」

日向「だが、次に出てくるあの女は強敵だぞ?かなり手強いはずだ」

音無「しまった、そうか……」

日向「とりあえず外野を下げておくしかないな」

……
ユイ「さて、なんだかいるのいらないのかわからなかった作戦会議でしたが」

ユイ「ようやく投げれますよー」

直井「そうだな、三回ともなるとさすがに打順が2週していて
    いうこともなんもないな」

ユイ「1球目投げた!」
……
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:37:35.89 ID:+L+GM8Wdo
謙吾「さっそく行かせてもらうぞ!!」

キィィィンッ

……
ユイ「打ったー!打球はレフト、ひさ子先輩の方に飛んでいったー!」
……

ひさ子「任せろ!」

パシィ
 ポロッ


ひさ子「やべっ」


……
ユイ「球が落ちたー!エラーです!ポロリだ−!」

ユイ「ひさ子先輩がポロリだー!」

直井「うるさい!そこだけ反応するな!」
……

ひさ子「椎名!」ビュッ

パシッ

椎名「っ!」ビュッ

音無「間に合わなかったか……」パシッ


セーフッ

謙吾「とりあえず1塁でいいだろう……」

……
ユイ「宮沢先輩もなかなか飛ばしますねぇー」

直井「まぁ、見るからの体だからな……」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:40:14.53 ID:+L+GM8Wdo
ユイ「お次はワンナウト、走者は1塁に宮沢先輩がいて、
    バッターは来ヶ谷先輩だー!」

直井「奴も器用な分、打てる可能性はあるから気をつけたほうがいいだろうな」

……

来ヶ谷「バット当てることくらいは造作もない……」

来ヶ谷「そうやってツンケンしているリーダーさんもなかなか私好みだ」

ゆり「あら、ありがとう」

日向「なんだろうな、すごい2人とも笑顔なのが怖いんだが……」

……
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [saga sage]:2012/07/29(日) 11:43:00.55 ID:+L+GM8Wdo
とりあえず今日はここまでにします。

時間あいてすみませんでした。風邪とか引いたり忙しくて書けませんでした。
そういえば、こんな感じの話がニコ動にあって、
同じようなこと考える人はいるんだなぁ、と二番煎じなのが発覚したが
頑張ってコツコツ書いていきます。
111.13 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)