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春香「P君。遅刻ですよ!遅刻!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:03:02.87 ID:tyQidLzzo
小鳥「どうしたんですか、プロデューサーさん?目のクマが酷いですよ」

P「最近、ストレスからかあんまり眠れないんです…
寝つきはいいんですけど、夜中に何度も起きてしまって」

小鳥「9人ものアイドルを1人でプロデュースしてますからね…
病院には行きましたか?」

P「最近、忙しくて休みもとれないんです…」

小鳥「皆、今大事な時期ですからね。
でも、それでプロデューサーさんが倒れてしまったら、きっと皆悲しんでしまいますよ…」

P「ハハ、大丈夫です。まだまだ頑張れますよ」

小鳥「ピヨ!そうだ!」

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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:12:16.99 ID:tyQidLzzo
小鳥「プロデューサーさん、私が使っていた睡眠薬ならあげますよ」

P「睡眠薬?市販のなら飲んでますけどあまり効果ないんですけど…」

小鳥「私の睡眠薬は凄いですよー、
なんたって好きな夢が見れちゃうんですよ!」

P「好きな夢が見れる?」

小鳥「昔、怪しげな通販サイトで買ったんですけど…凄いんです!
私もこの睡眠薬で夢の中で愛しのキャプテン・ハーロックとあんなことやこんなことを…
って何言わせるんですか!プロデューサーさんのエッチ!」

P「…」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:17:18.41 ID:tyQidLzzo
小鳥「いけない、話が脱線した。
それで3タイプの睡眠薬がありまして、それぞれのシチュエーションに合わせた夢が見られるんですよ」

P「なんだか胡散臭いですね」

小鳥「本当なんですって!余りの効き目の凄さに私、一週間仕事休みましたから!」

P「半年前の無断欠勤の理由はそれだったんですね」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:24:36.95 ID:tyQidLzzo
その夜


P「結局もらってきてしまった…
ええと、音無さんの話によれば
青…青春
赤…SF
黄…ファンタジー 
の夢がみれるそうな」

P「本当に効くのだろうか?個人的には夢なんか観れなくとも、ガッツリ睡眠できればなんでもいいんだが
試しに『青』でいってみるか」

ゴクン
 
P「おお、なんだか睡魔が…すご、い、き、くぅ」

バターン!

グースヤスヤ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:27:58.35 ID:tyQidLzzo
チュンチュン

P「ハッ!もう8時じゃねーか!遅刻だ!」

ドタバタ

P「行ってきまーす!」

P母「いってらっしゃーい」




P「…あれ?」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:33:28.44 ID:tyQidLzzo
辺りを見回す

少し昔、記憶にある懐かしい風景

無意識に着替えた学生服

くたびれた通学鞄にヨレヨレのかかとが潰れたスニーカー

今は故郷にいるはずの母の若々しい声

P「…ああ!これ!夢なのか!」

なんか感動する

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:37:57.68 ID:tyQidLzzo
足は自然に進んでいく

学校に向かってるのだろうが、昔の記憶とは違う

懐かしい風景と最近見た風景が混在し、やがて校舎らしき建物がみえてきた

P「なるほど、青春といえば学校だよな」

我ながら単純な思考回路だ

8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:44:32.77 ID:tyQidLzzo
校門をくぐろうとしたとき

キーンコーンカーンコーン

P「これって始業ベルだよな」

遅刻するのも懐かしい…

でも、これって先生に怒られるパターンだよな

?「コラP君!また遅刻ですよ!」

P「うわぁ!先生、スイマセン!捨てられたお婆さんがほっとけなくて交番で事情聴取を…って
あれ?
は、春香?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:53:08.57 ID:tyQidLzzo
遅刻した俺の前に立っていたのは眼鏡を掛け、スーツを着こなしているが、
間違いなく現実世界での俺の担当アイドル、天海春香であった

春香「クスクス、ヘンな言い訳で誤魔化さないの。そんなの三浦先生にしか通用しないゾ」

?「そのとおり!P君、キミは今月三回目の遅刻だぞ。気がたるんでるね」

P「ま、真も先生なのか?」

真「おいおい、先生を呼び捨てにするなよ…」

普通、同級生設定じゃないのか?
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 19:59:15.09 ID:tyQidLzzo
春香「特別補習が必要かな?」

真「ところで天海先生?キミもチャイム後に校門をくぐったように見えたんだけど」

春香「のヮの」

真「そんな顔しても無駄です、秋月学年主任が呼んでましたよ」

春香「ひえぇぇ!また怒られちゃうよぅ」

P(自業自得じゃないか)
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 20:06:42.52 ID:tyQidLzzo
教室に入ると確かに自分以外の生徒がいるのだが、妙に霞がかっていて顔がよくわからない。
余り重要じゃ無い事は認識しない仕組みなのか?

P「えーと、一限目は古文か…
なんとなく次の登場人物がわかったぞ」

ガラガラ

貴音「皆様、本日はご機嫌いかがでしょうか?それでは出席をとりたいと思います」

P「…まんまだろ」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 20:10:20.12 ID:GE1zPgFyo
これは...いいな
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 20:11:56.95 ID:tyQidLzzo
貴音「それではまず前回出した宿題を提出していただきます」

P(宿題…か、懐かしいな。そして…)

貴音「まあ、P殿。何故宿題を忘れてきてしまったのでしょうか?理由をお聞かせ願えますか…」

P(俺はクラス1宿題やらなかった男だったな)
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 20:12:44.60 ID:zRjIsHfIO
素晴らしいですぞ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 20:19:20.61 ID:tyQidLzzo
P「えっと、その、宿題があの、難しすぎて俺の頭ではできませんでした」
(無難な言い訳だな…社会に出てから通用しないが)

貴音「なんと…貴殿は私の授業では理解できてなかったと。そう申すのですね。」

P「へ?」

貴音「申し訳ございません…私の指導力不足なばかりにあなたに辛い思いをさせてしまって」

P「わわ、た、貴音…先生、ちょっと、顔が近いです」

なんだかいい匂いがするぞ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/26(土) 20:20:43.39 ID:GEGonK/lo
面白いね
頑張って
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 20:26:56.43 ID:tyQidLzzo
貴音「古来より、他者と心通わせるためにはまず相手の目を見て話をせよ、と言います。
さあ、あなたも私の目を見てください。」
ジー

P(参ったな…現実でもこんなに貴音と見つめ合った事なんて無いぞ)

貴音「…なるほど、わかりました。」

P「な、何がわかったのでしょうか…」

貴音「あなたがけっして悪意を持って宿題を忘れた訳では無い、ということです」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 20:33:58.61 ID:tyQidLzzo
貴音「教師と言えども人間です、悪意を向けられたまま授業を行うのは、いささか身体はもとより心に負担を負います。
ましてや大切に思っている教え子からともなると…」

P「貴音先生…」

貴音「ふふ…本日の放課後、特別授業と参りましょう。必ずや、理解させてご覧にいれます」

P(貴音との特別授業は受けてみたいがたしか遅刻分の補習もあったよーな、まあいいか)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 20:49:44.15 ID:zRjIsHfIO
いいなぁ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 20:56:31.54 ID:tyQidLzzo
2限目 音楽

千早「1、2、3、ハイ」

『あおいーとりーもししあわせー』

P(千早が音楽教師なのはOKとしてもだ、さすがに『青い鳥』は学校で歌わねーだろ!無理アリすぎだぞ、俺の夢)

千早「ねぇ、あなた…」

P「は、はい?」(次は何のイベントなんだ…)
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:10:16.08 ID:tyQidLzzo
千早「なんだか心ここに有らずっていう感じね、歌に心がこもってないわよ」

P「こ、心、ですか?」

千早「そう、歌は本来、言葉以上に感情を表現する手段なの。
嬉しい時、悲しい時、誰かを思う時、人は歌で感情を表してきたの。
だから、ただ声を出しているだけでは意味が無いの」

P(なんだかいつも俺が千早に言ってる事をそのまま返されてる気がするなぁ)

千早「まあこの歌、高校生には難しい歌だけどね…、お説教はここまでよ、
今度は真面目に歌ってくださいね」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:19:01.83 ID:tyQidLzzo
P(『青い鳥』は確かに高校生には難しい歌だよな、でも千早は自分のものにしてる。今まであまり気付かなかったけどコレって凄い事なんだな。)

『でもきのうにーはかえれないー』

P(ふう、やっと終わった)

千早「ちょっといいかしら?」

P「な、なんでしょうか」ドキドキ

千早「あなたの今の歌、良かったわよ。心、ちゃんとこもってたわ」

千早「フフ、それだけよ」

P「…ほめられるのは気分がいいな。現実でももっと皆をほめてやろうか」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:25:12.25 ID:tyQidLzzo
響「3限目は、体育だぞー!自分が水泳教えるさー!」

P(いつ見ても響の胸は破壊力抜群だなぁ)

響「コラー!そこ!ボーっとしてないで早く体操するさー!」

P(響の競泳水着姿もなかなかだ)
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:41:48.64 ID:tyQidLzzo
P(まてよ、せっかくの夢だ…)

響「むぅ、こらー、ちゃんと自分の話をきくさー!」

P「我那覇先生!」

響「わぁ!なんだ、急に、ちょっとびっくりしたぞ…」

P「先生…実は僕、泳げないんです!」

響「えっ、そーなのか?」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:45:29.43 ID:tyQidLzzo
P「だから先生!僕に泳ぎを教えてください!」

響「はっはっは!そんなことお安い御用さー。自分、完璧だから、キミを泳げるようにしてあげるさー!」

P「ありがとうございます!先生!」

響「なんくるないさー!」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:53:55.92 ID:tyQidLzzo
響「まずは自分が手をつないであげるさー」ギュ

P(わわ!なんだか恥ずかしいぞこりゃ)

響「ばた足始めー!」

P バタバタバタバタ

響「はっはっは!しぶきがあがるばかりで全然前に進んでないぞ」

P(響に泳ぎを教えてもらうなんて現実では絶対できないもんな)

響「よし!なら今度は向こう側まで泳いでみて」

P「ええっいきなり?」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 21:58:19.57 ID:tyQidLzzo
P(なんだか上手く進まないな…)

バタバタバタバタ

グギッ

P(うあ!足つった!)

バシャバシャバシャバシャ

響(?!)「どうしたさー!」

響「ヤバい、助けなきゃ!」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 22:08:45.86 ID:tyQidLzzo
数分後

P(なんだか口元があったかい…。
その感触と同時に胸いっぱいに温かい空気がひろがる)

P「う、あ、ゲホ!ゲホ!」

響「あ!良かった!おーい!大丈夫かー!」

P「う、こ、ここは?」

響「良かった、本当に良かったー」ギュー

P「ひ、響?」

響「ごめんなさいだぞ。自分がもう少し泳ぎに付き合ってたら、こんな目にあわせずに済んだのに…」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 22:14:38.44 ID:tyQidLzzo
P「も、もしかして?その…」

響「水をたくさん飲んじゃったみたいだぞ。大丈夫か?気分悪く無いか?」

P「あ、ああ、大丈夫」(人口呼吸したのかー!)

響「念のため、次の授業は休んだ方がいいぞ。私が言っておくから心配しなくていいぞ」

P「あ、ありがとうございます…」(しかし、夢とはいえ、溺れると苦しいものなんだな)
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 22:23:16.77 ID:tyQidLzzo
保健室

雪歩「軽い捻挫ですぅ。P君、ちゃんと準備体操しなかったですね。私にはわかりますぅ」

P「イテテ。」

雪歩「響ちゃ、もとい我那覇先生が取り乱して大変だったんですよ。今度会ったら謝ってあげてくださいね」

P「わかりましたー」(雪歩にはナース服が似合うと思ってたけど、いやはや白衣もなかなかどうして似合うじゃないか)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 22:52:26.34 ID:tyQidLzzo
コンコン

あずさ「失礼しま〜す」

雪歩「三浦先生、授業はよろしいんですか?」

あずさ「はい、今の時間は空いてますから。それよりも私のクラスの生徒がお世話になっているとか…」

P(あずささんが担任だったのか)

あずさ「まあ、P君、大丈夫?どこか痛いところは無い?」

P「あ、はい、大丈夫ですってむぐぅ?!」

抱きしめながら
あずさ「痛いの痛いのとんでけー

どう?P君?」

P「な、なんだか幸せですー」(あずささん!胸!胸が!)
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/26(土) 23:04:32.45 ID:tyQidLzzo
雪歩「三浦先生、病人にそれは刺激が強すぎますぅ…」

あずさ「あらー、ごめんなさいね、P君。でも、とっても心配したのよー」

P「し、心配おかけしてすいません…」

あずさ「響ちゃんがあなたが溺れたーって言って回るから皆心配したのよー。
春香ちゃんなんか泣き始めちゃって」

雪歩「三浦先生がまっすぐ保健室までこれるのも珍しいですぅ、P君はモテモテですね」

あずさ「あ、あらあら~?そうなのかしら~」

P(あずささんのおっぱいクッションが苦しいです)
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/26(土) 23:41:20.71 ID:uVnI2alR0
はやく続きを
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 00:00:08.77 ID:eZHZJbxTo
4時限目 物理

亜美「んっふっふ~、きょ→は実験をするよ→」

真美「わーい!実験だ→じっけん!」

亜美「助手の真美クン、すぐに用意したまえ」

真美「わっかりやした→亜美博士!」

P「いろいろありえない展開きた…」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 00:09:18.23 ID:eZHZJbxTo
亜美「真美助手、同じ高さから二つの違う重さの物体を落とした時、落ちるスピードはどうなるのか、しっているかね?」

真美「んーとね…ワカンないけど重い方が早く落ちそうだよ」

亜美「フフン。真美クン、君は罠にかかってしまっているぞ。実は物が落下する速度には重さは関係無いのだよ!」

真美「どええぇ?そうなの?真美知らなかったよ、かがくのちからってすげー」

P「かがくのちからは関係ないだろ」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 00:14:58.70 ID:eZHZJbxTo
亜美「モノは試し、ここにある10/1如月千早フィギュアと、三浦あずさフィギュアでしらべてみよう!」

真美「ちなみにあずさおねえちゃんのほうが何故か重いよ→、なんでかな→?」          くっ>

P「夢の中でまでイジられるのか」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 00:20:57.54 ID:eZHZJbxTo
実験後

亜美「うーん、あんまりわかんないね」

真美「そうだね、やっぱりフィギュアじゃなくて玉使えば良かったね→」

亜美「ちかたない、時間が余ったから皆でゲームでもしよ→」

真美「わーい!やろーやろー!」

P「オイオイ…」

ガラガラガラ

律子「双海先生…楽しそうね?」

亜美真美「ぎゃー!でたー!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 00:29:50.88 ID:eZHZJbxTo
ガミガミガミガミ

P「夢の中でも律子は大変だなぁ」

律子「丁度良かった、あなたも一緒にお説教してあげるわ」

P「へ?俺も?」

律子「今日で遅刻8回目よ、知ってる?あまりに遅刻回数多いと卒業できないわよ?」

P「マジデスカ?」

亜美「やーい、に→ちゃん怒られてやんの!」

真美「遅刻していいのは小学生までだよね→?」

律子「だまらっしゃい!!」

亜美真美「あうあうあ~!」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:01:44.85 ID:eZHZJbxTo
ガミガミガミガミ

P(いつも律子の説教を外から聞いてるだけだとわかんなかったけど)

ガミガミガミガミ

P(結構為になるように、諭すようにちゃんと叱ってるんだな)

ガミガミガミガミ

P(俺も皆にこんなふうに間違えを諭せるだろうか?叱るって結構難しいんだな)

P「なあ律子…いや、秋月先生。」

律子「ガミガミガ…な、何?」

P「いつも叱ってくれてありがとうな」

律子「へ?な、何急に変なこと言うんですか!もう、どこまで話したか忘れちゃいましたよ!」

P「ご、ごめん」

亜美(りっちゃんの説教が止まった…だと…)

真美(お説教されて喜ぶなんて…に→ちゃんは『えむ』なのか…)
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:18:51.14 ID:eZHZJbxTo
お昼休み

P「お昼と言えば屋上でメシだよな。何年ぶりだろうか、ワクワクするぜ」

グースヤスヤ グースヤスヤ 

P「そしていただくはこの学生パン界の横綱!ヤキソバパン!」

グースヤスヤ グースヤスヤ スピー

P「飲み物はモチロン!コーヒー牛乳だー!」

グースヤスヤ あふぅ グースヤスヤ スピー

P「星井先生…そろそろ起きませんか?」

ピピピピピ!

P「メール?」

ピ!

『美希を起こすなら、パンよりオニギリなの!』

P「知るか!」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:35:59.88 ID:eZHZJbxTo
お昼休み その2

伊織「ちょっとあんた!待ちなさいよ!」

P「お?伊織だ。伊織は何の先生なんだ?」

伊織「ちょっと、なんで私だけ躊躇なく呼び捨てなのよ!」

P「マンネリ化してきたからな、パターン変えないと。で、何なんだ英語の先生なんかピッタリだぞ」

伊織「残念、英語は春香よ。因みに真は体育教師で律子は数学、美希が化学であずさは地理よ」

P「律子はともかくあずささんが地理かよ!大丈夫か?」

伊織「そして私はこの学校の理事長よ!」

P「なんだってー(棒)」

伊織「…あんまり驚いてないみたいね…」

P「正直予想できてたから…」

伊織「あんたの夢でしょ!仕方ないじゃないの!」

?「うっうー!喧嘩はいけませんー!」

P「そ、その声は?」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 01:37:59.11 ID:hAejdGtIO
社長か!?
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:44:08.48 ID:eZHZJbxTo
やよい「いえーい、高槻やよいでーす。伊織ちゃん、P君、こんにちはー!」

伊織「こんにちは、やよい。
…そうだ、ねえアンタ、やよいの配役当ててご覧なさいよ」

P「やよいが何の先生か…
なんだか難しいな」

やよい「うっうー!がんばってくださーい!」

P「お?おう!(やよいはかわいいなぁ…)」

伊織(やよいはかわいいわねぇ…)
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/27(日) 01:46:40.72 ID:uMDyS726o
はわっ!?
思い付きましたー

でも、割りとガチなの浮かんだので支援に留めておきますww
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:50:12.45 ID:eZHZJbxTo
P「うーん、今まで出てない教科は、現代文、基礎科学、生物、日本史、世界史、公民…それから…」

伊織「ニヒヒ、あんたにわかるかしらね?」

やよい「当てたら今晩のお夕食に招待しちゃいまーす!いい大きさのキャベツが手には入ったので今日はキャベツ祭りでーす!」

P「がぜん、やる気出た」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:54:16.24 ID:eZHZJbxTo
P「わかった!やよいといえばもやし!もやしは生物!ズバリ生物だ!」

伊織「ファイナルアンサー?」

P「テレフォン!使います!」

伊織「残念、先ほど美希のメールで使ってしまいました…」

P「おのれ美希」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 01:58:30.73 ID:eZHZJbxTo
やよい「あうー、ハズレですー」

P「結構自信あったのになぁ…
じゃあ家庭科かな?」

伊織「違うわ」

P「じゃあ、ひねって算数とか?」

やよい「計算なら得意ですけど文章第題は苦手ですー」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 02:04:44.84 ID:eZHZJbxTo
P「わからんな…降参だ」

伊織「情け無いわねぇ…それでも男なの?」

P「ぐぬぬ」

やよい「私、高槻やよいはこの学校で校長先生やってまーす!」

P「そんなー、わかんないよ!」

伊織「あら?私はちゃんとヒント出したわよ。
『やよいの配役は何か?』って。
それをあんたが勝手に教科当てクイズにしてただけよ」

P「うう…ぐうの音もでない」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/27(日) 02:12:08.31 ID:8oq/xcLpo
ぐぬぬ……
てっきり給食担当かと

栄養士とかさ
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 02:14:22.85 ID:eZHZJbxTo
伊織「大体、私が理事長なのよ。やよいに出資してるに決まってるじゃない」

やよい「でもでも、P君はがんばったので、特別にキャベツ祭りにご招待しまーす!」

P「ありがとうございます…高槻校長先生!」

やよい「うっうー!お夕食はみんなと食べればもっともーっと美味しいです!」

ピピピピピ

P「?メール…」
ピ!『やよいにオニギリ用意してって言っといて』

ボキ!(夢だしとりあえず携帯はいらないよな)
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 02:31:22.01 ID:eZHZJbxTo
放課後 

P「俺が補習受けるのは分かるけど…
えっと春香先生…なんでいるんですか?」

春香「はい、わたくし、天海春香は教員という立場にありながら幾度となく遅刻を繰り返し、また反省の色が伺えないので、秋月学年主任の指導に基づき、生活改善プログラムを行っております…」

貴音「要するにお灸を据えられているのです」

真「春香がんばって!」

春香「うう…今日その竹刀で何度お尻を叩かれたことか…真のオニ!バンブーブレード!」

真「言葉使いが悪い!」スパーン!

春香「うわああぁぁん!」

P(かわいそうだけど不覚にもドキッとした…春香はS心をくすぐる女なんだな)

52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 02:42:26.72 ID:eZHZJbxTo
P「余りにもかわいそうだから竹刀はやめてあげてください。
いくら夢とはいえかわいそうだ」

春香「プロデュー…、じゃなくてP君…ありがとう。でも私、頑張るから。負けないから、大丈夫だよ」

貴音「美しき師弟愛…春香、教員としての大切な物をあなたは持っているに違いありません。この試練を乗り越えて、更なる高みを目指すのです!」

春香「へへへ、貴音さんに褒められちゃった…」

真「僕はもっと出番が欲しいよ」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 02:54:49.92 ID:eZHZJbxTo
下校

P「もう、帰りか…長かったような、短かったような…
青春ってそうだな、あっという間に過ぎてしまう物なんだな。
人生は終わった後からしか振り返れない、電車の旅か…」

P「ん?」

春香「えへへ」

P「どうしたんですか?春香先生?」

春香「今日は一緒に帰ろうと思ってね、待ってた」

P「そ、そうなんですか?」(教師と教え子が一緒に帰っていいんだろうか)
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 03:11:37.37 ID:eZHZJbxTo
P「その…大丈夫ですか?」

春香「ふふ、大丈夫だよ。あれでも菊地先生は手加減してくれてるんだよ。
本気だったらもっと凄いんだから」

と言いつつ歩き方がぎこちない。

やよい「それよりも、どうでしたか?プロデューサーさん。
今日はぐっすり眠れましたかー?」

P「あ?」

突然あたりが霞んでいき、心地よいひかりが体を包み込んでいく

あずさ「プロデューサーさん、今日はみんなと立場を変えてみてどうでしたか?」

P「ああ、なんだか楽しかった。また今日から頑張れるよ」

雪歩「それはよかったですぅ!この世界は所詮夢に過ぎないけど、みんなとの思い出でできていますぅ」

千早「私達との思い出をあなたが大事にしてくれてるからこそ、そのぶん夢が素晴らしく描かれるんです」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 03:16:26.47 ID:eZHZJbxTo
響「つまり、思い出をありがとうってやつだぞ!」

貴音「ふふふ…夢で会えたら…とはいささか面妖ですね」

伊織「ようはあんたは伊織ちゃんにメロメロなのよ!」

律子「プロデューサー…私そんなに説教ばかりしてるわけじゃないですからね」
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 03:21:09.68 ID:eZHZJbxTo
美希「ハニー…美希はもっとハニーとイチャイチャしたかったの」

真「僕はもっとフリフリの服で、お姫様がいいです!」

亜美真美「に→ちゃーん!よくも夢の仲間で亜美と真美を不備にしたなぁー!罰として、明日も夢で遊ぼうよ!」

P「みんな…」
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 03:25:24.96 ID:eZHZJbxTo
春香「コホン、それではプロデューサーさん!朝ですよ!朝!」

ピピピピピピピピピピ

ガバッ

時計は6時45分を指している

P「ひさびさに6時間ガッツリ寝たな…」
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 03:34:29.68 ID:eZHZJbxTo
小鳥「プロデューサーさん、今日は調子良さそうですね?」

P「音無さんのくれた薬のおかげですよ。凄いききましたよ!」

小鳥「ピヨピヨ、でもあれは色を付けただけのただのバファリンですよ。睡眠薬でも無いんです」

P「え、えええ?な、なんだー…じゃああの夢は自分で見たのか?」

小鳥「フフフ、でも不眠症が治って良かったですね」

小鳥(プロデューサーさんにはこの薬はもう必要無さそうですもんね)





      おわり
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/27(日) 04:11:15.20 ID:5h3fFd/Uo
おつ

三種類全部試すと思ってたぜ
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 12:07:06.45 ID:hnQOEx4So
面白かった。
他の薬はー?
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/27(日) 12:10:07.72 ID:EQljsEdPo
次の……次のクスリを………
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 14:50:42.11 ID:FzjSIpGIO
おつおつ
面白かった
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/27(日) 15:13:50.93 ID:eZHZJbxTo
続きはまた今夜にでも書きますかね…

今度はPがノリノリ編で
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/27(日) 16:10:05.68 ID:UQVfW4gyo
おぉ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/05/27(日) 18:30:35.68 ID:Q/+U1y67o
まってますぜ
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 19:26:14.25 ID:sunNJwUIO
楽しみだ!
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/05/27(日) 21:12:00.96 ID:yjh/qDWjo
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、:::::l:::ヽ:::::::::::::::l   〉'≦三二ミメ、:::::/     ´ //// l〉,//ヽ::l '
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  ヽ,.‐'´`ヽ'、      ヽ  ヽ、_       / ./       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`ヽ、
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       .\     ヽ   ヽ,.-‐'l     l,、      /    %8
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 22:14:40.80 ID:9nR1Ud7Wo
ID違いますが1でございます。
本日残業なので始められるのが2時くらいになりそうです。
少々お待ちお願いします。
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/05/27(日) 22:40:02.73 ID:yjh/qDWjo
待つぜぇ〜超待つぜぇ〜
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/27(日) 22:41:30.08 ID:Vj/DkeDto
私待つわ
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/05/27(日) 23:50:23.78 ID:2HwFeF6Qo
大変だな……
明日に響かない程度にしてね
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/05/28(月) 00:00:19.47 ID:v5P3bLFto
明日にひ、ひび……はいさい!

待ってますぜ
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 01:16:52.38 ID:uJ0aTF2Ho
こんなくだらない俺のSSを楽しみにしてくれてるおまいらのために、ちょっぱやで帰宅したぜお!

もやしも食った、クソもした!

さあ、始めるぜー!



尚、書き貯め無いので気長にお願いします。
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 01:28:23.78 ID:uJ0aTF2Ho
真「セイ!」ドカ!

怪物「グロロロオオオォォ!」

伊織「ニヒヒ!ボケーッとしてると蜂の巣よ!」バヒュンバヒュン!

ハム蔵「ヂュ?ヂュ!ヂュー!」
響「ああ!伊織!後ろ!後ろ!」

伊織「シャルル!任せたわ!」

シャルル「ガオオオォォン!!」ドグシャァ

怪物「グエエエェェ!」

亜美「ウヒョー!シャルルつよーい!」





P「…………え?」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 01:39:30.01 ID:uJ0aTF2Ho
落ち着け…落ち着け自分…

今日は体調が良くないから早退した…

そしてまっすぐ自宅に戻りそのままベッドに直行した…

ここまではOK?    OKだ!

で…

真「どっせーーい!!」

亜美「あうあうあー!まこちん敵をこっちに飛ばさないでよー!」

響「みんな、凄いぞー!がんばれー!」
ハム蔵「ヂュ!ヂュ!」

伊織「響!ハム蔵!危ないから下がってなさい!」

シャルル「ウガアアアアアア!」ドシュ!バシュ!

響「うあー!シャルル!自分仲間だぞー!」
ハム蔵「ヂュー!!」



P「……ナニコレ?」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 01:51:16.33 ID:uJ0aTF2Ho
この感覚、覚えがある…

先日、音無さんにもらった睡眠薬を飲んだあの日と同じ感覚…

でも、音無さん曰わく『ただのバファリン』だったハズだ。

だから飲んだ…頭痛と熱を和らげるために…そう…俺は『バファリン』を飲んだんだ…音無さんの『バファリン』を!

ドカ!

不意に頭部に激痛がはしる…

(攻撃されてる?!)

伊織「ちょっと、アンタ!何ちんたらしてるのよ!」バシュ!

伊織の右手から赤い光が放たれると俺の頬をかすめた

怪物「グオオオオオオォォォン!」

断末魔の悲鳴と共に怪物は膝から崩れおちる。

響「ぷ、プロデューサー?大丈夫か?」

P「あ、ああ…なんとか…」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/05/28(月) 01:53:23.19 ID:4SB/jTu/o
なんかAM06の小鳥さんの妄想みたいでワロタ
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/05/28(月) 01:54:44.50 ID:/WL2plG9o
はよ
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 01:58:05.95 ID:uJ0aTF2Ho
真「ラスト一匹!タァ!」ドカーン!!

亜美「ヤッター!大勝利!ブイ!」

響「亜美は何もやってないだろ」
ハム蔵「ヂュ、ヂュ、ヂュ」

伊織「あんたたちもよ…」

シャルル「ウガアアァァァ(笑)」

P「何がどうなってるんだよ…」

?「ピヨピヨ…それは私がお答えするピヨ!」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 02:18:30.99 ID:uJ0aTF2Ho
P「…なんだか手のひらサイズですが、音無さんですか?」

小鳥「ピヨピヨ、この世界では『愛の伝道師コトリーナ』と呼ばれてますが、いつもどうり音無さんでいいピヨ!」

P「伝道師?…まぁいいや、音無さん。ここはどこなんですか?」

小鳥「ピヨピヨ、ここはスペーストレイン『銀河鉄道765号』の中ピヨ!
因みに今、B72星雲を目指して亜光速運行中ピヨ!」

P「ぎ、銀河鉄道…めまいが」クラァ

小鳥「最終目的地は『961スカンダル』ピヨ!」

P「…SFの夢なのか?」

小鳥「因みにプロデューサーさんの旅の目的は、600億年の未来から一緒にタイムスリップしてきたどんがらアイドル『天海春香』を探し出し、一週間後の24時13分丁度に魔法の指輪に961社長の暗黒パワーを受ければ、
無事にもとの世界に帰れるピヨ!」

P「なるほど、なるほ…え?魔法の指輪?」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 02:25:34.26 ID:uJ0aTF2Ho
小鳥「ピヨー、プロデューサーさん、2つの薬を同時にのんじゃいましたね?SFとファンタジー…2つの世界が混ざっちゃってますよー」

P「いや、だってバファリンは一回につき2錠だろ。」

小鳥「ピヨピヨ、あとこの世界からは基本的に目的を達成しないと出られないピヨ」

P「ぐえ!まじかよ…なんか青春の夢には目的なんかなかった気がするけどな」

伊織「ちょっと!そろそろ事情は飲み込めたでしょ!」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 02:35:04.88 ID:uJ0aTF2Ho
P「正直チンプンカンプンだが…要するに春香を探して魔法の指輪持って961社長の前までに一週間以内に行けばいいんだろ?」

伊織「まあ、そういうことよ。そして、今私達は春香がいるかもしれない876星に向かっているわ」

P「真、響、亜美に伊織…
ここにいるメンバーが旅のお供なのか?」

響「ハム蔵とシャルルもいるぞー」
ハム&シャルル「ヂャー!」

P(シャルルって確か伊織のうさちゃんだよな?どうみても白いマウンテンゴリラじゃねーか!)
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 02:49:32.98 ID:uJ0aTF2Ho
響「プロデューサーの為に自己紹介するぞ!自分、我那覇響!
ペットのハム蔵と一緒にマーケットに売られているところをプロデューサーに買ってもらったんだぞ!
つまり、プロデューサーは自分達の飼い主さー!ちゃんと養ってくれないとこまるぞ!」ハム蔵「ヂュー!」

P「…なにしてんだ俺」

伊織「アンタ、夢の中でも変態なのね。
私はイオリ・ミナーセ。面倒だから伊織でいいわ。
宇宙を股に掛けるスペースカウガールよ!
アンタに金で雇われたの。2500000イスカンドル分はキチンと働くわ。
よく考えたらアンタ、響だけじゃなく私まで金で買ったのね…とんだ変態大人だわ」

シャルル「キシャアアアア!」

伊織「そして、この子が相棒のシャルルよ。暴れると手がつけられないから私にちょっかい出さない事ね!」

P「シャルル怖すぎだろ!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 03:02:53.90 ID:uJ0aTF2Ho
亜美「亜美は亜美だよー。魔法の指輪を961スカンダルに捨てに行く旅の途中で、にーちゃんにあったんだよ!
にーちゃんが薬を混ぜて飲んだせいで、本来なら300キロメートル程度の旅が。てんもんがくてきな距離を旅する羽目になったんだよ!
にーちゃん、責任とってね」

P「…バファリンの半分は優しさでできてる筈なのに!」

真「最後に、僕、真です!
僕より強い奴に会いに行く!
そう思い立ってこの銀河鉄道765号に乗ったんだ。そしたら早速プロデューサーに負けちゃって…
プロデューサー、いや師匠!どこまでもお供します!」

P「…え?俺、真よりつよいの?」

小鳥「ピヨピヨ…プロデューサーさんが、と言うよりプロデューサーさんの持っている魔剣が凄いんですよ!」
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 03:13:17.43 ID:uJ0aTF2Ho
P「魔剣?」

魔剣ナムコプロク「ティン!とキタ!」

P「しゃべってる…しかも真っ黒な剣だな。なんだかまがまがしい。」

小鳥「『魔剣ナムコプロク』ピヨ、この世界を作った3魔剣の一つピヨ、因みにあと2つは『魔剣ALIVE』、『聖剣コンプガチャリオン』だピヨー」

魔剣ナムコプロク「ティン!ティン!ティン!とキタ!」

P「ええい!うるせえ!」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 03:26:26.09 ID:uJ0aTF2Ho
P「で…、この怪物どもは?」

亜美「こいつらは、魔王黒井社長の手下の怪物だよ、なんだか前よりパワーアップしてるけど」

真「恐らく、世界が融合したせいで961スカンダルの銀河王黒井社長と融合したんだよ…さしずめ、銀河魔王ってとこかな?」

伊織「クローン兵並までは知能が上がってる感じね…報酬の上乗せを検討しなきゃ」

響「でも、こいつら全然話が通じないぞ。こんな事はじめてさー」

ドゴゴゴゴゴゴゴゴ…

P「な、なんだ?」
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 03:32:04.91 ID:uJ0aTF2Ho
伊織「?!マズいわ!中だけでなく外からも攻撃してくるなんて!」

亜美「どーすんのさ?宇宙列車に武装なんか無いよ!」

P「と、とにかくここを離れよう。機関車両まで行くぞ!」

真「チクショー!降りて正々堂々勝負しろー!」

響「みんなー!こっちだぞ!早く!」
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 03:48:48.67 ID:uJ0aTF2Ho
宇宙戦艦ニジュウロー メインデッキ


貴音「首尾はどうですか?」 

部下「ハ!目標を補足!武装の無い民間の宇宙鉄道です。捕らえるのも時間の問題かと思われます!」

貴音「それは素晴らしい事です。
よいですか?あの列車には黒井殿が必要としているモノが2つあります。
列車を破壊してはいけませんよ…せっかく2つを同時に手に入れるチャンスなのです。
もし失敗すれば銀河ラーメンの具にしますよ…」

部下ビクビク「き、肝に銘じておきます…」

貴音「ふふ、期待しておりますよ…


おや?あれは?」

ドルドルドルドル!

部下「目標後方から熱源反応多数!あ、あれは…」

『安全第一はぎわらー!モンキー片手に足場組むー!』

ドオォォォォォン!!
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 03:55:22.93 ID:uJ0aTF2Ho
部下「は、ハンマーです!多数の巨大なハンマーが向かってきています!」

貴音「落ち着きなさい!
焦っては敵の思う壺です!」

部下「四条指令!主砲の使用許可を!」

貴音「なりません!各員、副砲塔で迎撃を…」

部下「更に大型の熱源!!
こ、コレは!」

『ミスミスミスタードリドリラー!頑張れ自分!負けるな自分!』

貴音「…面妖な!」ギリ!
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 04:08:13.72 ID:uJ0aTF2Ho
765号内部

ドガガガガガガガ!

P「…す、ごいな」

やよい「うっうー、さすが萩原組製銀河横断鉄道ですー!宇宙海賊対策もバッチリですー!
あ、私、765号しゃしょうの高槻やよいでーっす」

雪歩「う…うぅ、まさか本当に賊にでくわすなんてー。
本日はご乗車誠にありがとうございますぅ。765号設計者の萩原雪歩ですぅ。
話は後ですぅ。仕返しされないうちに逃げますぅ!」

やよい「うっうー!ワープ!」

バヒューン
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 04:20:33.45 ID:uJ0aTF2Ho
宇宙戦艦ニジュウロー メインデッキ

部下「…目標、ロストしました…」

貴音「…敵ながら見事、この四条貴音、感服致しました!」

部下「四条指令…こちらもすぐ亜空間航行で追いかけましょう、今ならまだ…」

貴音「…なりません。本日はここまでといたしましょう」

部下「し、しかし…」

貴音「こぼしてしまったラーメンを無理に食べる必要はありませんよ…また注文すればよいのです」

部下「は、はぁ…?」

貴音(確かあの列車の設計者は萩原組の御息女、萩原雪歩…
ふふふ、私に一杯喰わせるとは…
こちらも最高級のラーメンでもてなさなくてはなりませんね…)



SF×ファンタジー編 プロローグ 完
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/28(月) 07:12:19.35 ID:QgUAXx6eo
何か始まってるww
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/05/28(月) 07:35:29.97 ID:j2cVoD1yo
プロローグwwwwwww


続きも楽しみにしてるんだぜ
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 10:48:48.34 ID:uJ0aTF2Ho
876星 首都 チチパッド

プシュー

やよい『うっうー!876星にとうちゃくしましたー!次のしゅっぱつは、2日後のpm9:02ですー!
それまでゆっくりご滞在くださーい!』

P「無事着いたみたいだが、春香は本当にこの星にいるのか?」

伊織「情報によれば、頭に赤いリボンを2つつけた女の子が、この星のシングルヒットチャートに突如現れたらしいわ。
なんでも、ステージでコケるパフォーマンスが人気に火をつけたとかなんとか…」

P「なるほど、間違い無く春香だな…」

真「春香の特徴はわかりやすいなぁ…」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 11:01:42.15 ID:uJ0aTF2Ho
響「埃っぽい場所だな…なんだか匂うぞ…」

雪歩「876星でも特に、ココ、首都のチチパッドでは大気汚染が進んでいますぅ…ウチの空気循環システムでも今の状態を維持するので精いっぱいですぅ。」

亜美「あ、ゆきぴょん!さっきはお手柄だったね!亜美ちょ→カンドーしたよ!」

雪歩「うう、さっき調べたら攻撃してきた船、961スカンダルの軍艦じゃないですかー。
大口のスポンサー様に刃向かうなんて、きっとおとうさんに叱られますぅ。わーん!穴掘って埋まってますぅ!」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 11:13:55.90 ID:uJ0aTF2Ho
P「闇雲に探しても仕方ないし…手分けして探そう。」

伊織「シャルルはお留守番ね。おっきいし、こういう場所は苦手みたいなのよ。961スカンダルが動いてるともなれば、目立つのも避けたいわ。」

シャルル「ゴガアアアアア…」

響「じ、自分も留守番がいいぞ!なんだかこの星の空気が合わない…」

P「なら、伊織、真、亜美、ハム蔵、俺で2チームに分けようか…」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 11:26:34.67 ID:uJ0aTF2Ho
伊織・プロデューサーペア

P「さっきからどこに向かってるんだ?」

伊織「さっき961スカンダルの軍艦に攻撃されたでしょ。
雪歩の機転で難を逃れたけど、あれだけだとは思えないわ…二の矢、三の矢を想定して行動すべきよ。」

P「…やっぱりあれだけで済むはずないか。」

伊織「ここよ…」

『秋月エレクトロニクスカンパニー』

P「秋月…」

伊織「本当はあんまり来たくなかったけど…ごめんくださーい!」

涼「いらっしゃいませ!何かお探しですか?」

伊織「律子はいる?伊織ちゃんが来たって言えばわかるわ」

涼「少々お待ちください」
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 11:38:26.32 ID:uJ0aTF2Ho
五分程待つと、応接室らしき場所に通された

律子「まったく、誰かと思ったら伊織じゃないの。お金なら貸さないわよ…」

P「やっぱり律子か…」

伊織「ご挨拶ね。今日は客としてきたのよ。」

律子「客?珍しい…で、何が必要?」

伊織「この前借金のカタに取られた小型のバトルシップあるじゃない?買い戻したいのよ」

律子「借金のカタって、ただカジノで全財産スってローンが払えなくなっただけじゃない…買い戻すって、お金はあるの?」

伊織「パトロンがいるわ」

P「なっ、他人の金を当てにするなよ…」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 11:44:27.30 ID:uJ0aTF2Ho
伊織「いいじゃない、どうせ夢なんだし。1000年ローンでも組んで後は知らんぷりすれば」

律子「私は取り逃しませんよー、例え夢でも必ず取り立てますからね」

P「夢の中でも借金生活なんて嫌だー」

律子「でも困ったわね…」

伊織「なによ?何か問題でもあるの?」

律子「うん、まぁ、とりあえずこっちに来てちょうだい」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 11:56:00.63 ID:uJ0aTF2Ho
秋月エレクトロニクスカンパニー地下格納庫

伊織「ウサちゃん号!ごめんね…手放しちゃって。もう二度と離さないわ!」

P「なかなか強そうな奴だな」

伊織「強いだけじゃないわ、小型ウサテクエンジン3つ搭載で、この宇宙で一番速いんだから!ね?律子」

律子「あ、うん、そのことなんだけど実は…この子、カラッポなのよ」

P「どういう事だ?」

律子「ウチだって商売なんだから、それに伊織がまさか買い戻しにくるなんて思ってもみなくて…エンジンやその他の部品は売れてしまったわ…」

伊織「!それじゃ、今この子は…」

P「張り子の虎って奴か…」

伊織「ねぇ?律子、どうにかならないの?他の部品はともかく、ウサテクエンジンは絶対必要なのよ!」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 12:11:37.02 ID:uJ0aTF2Ho
律子「小型の…しかもウサテクエンジン三基となるとすぐには準備できないわ。作業の事も考えると4日は欲しい…」

P「ムム…あさってには765号が出てしまう」

伊織「冗談じゃないわ…本当にどうにもならないの?」

律子「…あんまり保証はできないけれど、若干初速が落ちるけどトップスピードがウサテクエンジンと同等の試作型エンジンがあるわ。
正直、試作品をお客に使わせたくないけど…」

P「律子…」

律子「宇宙空間でのエンジントラブルは間違い無く死につながる…
そして、試作品は十分なテストがまだできていない、事故率は間違い無く増える
私は、例え間接的にだって人を殺したくないわ…ましてや、大切な友人を」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 12:21:16.36 ID:uJ0aTF2Ho
伊織「律子…ありがとう」

律子「伊織…」

伊織「でも、今、この子がどうして必要なの…そして、そのために律子の力が、必要よ…試作品でも試供品でも構わないわ。
大丈夫、私は死なないわ…何故ならこの子は何があっても壊れない…だって律子、あなたが作ったものよ…
だから絶対壊れないし、迎撃されないわ」

律子「なによ…なかなか泣かせること言ってくれるじゃない…」

伊織「それはお互い様よ!いきなり大切な友人だなんて…」

P「ハハ、二人は仲がいいんだな」

律子「もう!からかわないでください!」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 12:25:52.43 ID:uJ0aTF2Ho
律子「じゃあ2日後の午後迄には間に合わせるから…」

伊織「律子、頼んだわよ!」

律子「任せなさい!」

P「とりあえず戦力の確保はできたみたいだな」

伊織「ええ、律子に任せれば間違いないわ」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 12:35:24.62 ID:uJ0aTF2Ho
P「これからどうする?」

伊織「そうねぇ…とりあえずその辺のカフェで聞き込みでもしましょうか?オレンジジュースがある店じゃないと嫌よ」

P「へいへい…」
魔剣ナムコプロク「ティン!ときた!ティン!ときた!」

P「うあ!ビックリした!」

小鳥「ピヨピヨ!プロデューサーさん、魔物の反応がします!」

P「魔物だって?」

伊織「キャ!何すんのよ!離しなさいよ!」

P「伊織!」

男「おっと…静かにしたまえ。このレディの命はもう僕の手の中にあるんだよ」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 12:43:25.03 ID:uJ0aTF2Ho
P「お前は…」

北斗「この世界では初めまして。僕の名は北斗。銀河魔王黒井社長の直属の部下にして、木星三魔神が一人。以後お見知りおきを…」

P「伊織を離せ」

北斗「ノンノン、残念ながらそれはできないよ…君たちには来てもらいたい所があるんだ。さぁ、エリー君、彼に眠りの魔法をかけたまえ」

絵理「…失礼します」スッ
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/28(月) 12:50:45.91 ID:uJ0aTF2Ho
P「クッ、くそ!」

絵理「抵抗しても無駄です…さあ、身をゆだねてください…」

伊織「ンー!ンン!ンー!」

北斗「大丈夫、まだ殺さないよ。まだ…ね」

P「くそ!伊織!い…お……」







『ティン!ときた!ティン!ときた!』




薄れゆく意識の中で、魔剣の声だけがやけに頭の中に響いていた…

SF×ファンタジー編 チチパッドその1 完
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2012/05/28(月) 13:25:55.97 ID:j2cVoD1yo
乙!


続きも期待
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/28(月) 15:03:24.35 ID:aMlS2MRIO
スレ間違えたのかと思った
頑張って!
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/05/28(月) 20:37:23.44 ID:wtG2cXlho
首都の名前酷すぎ噴いたwwwwww
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 02:06:15.17 ID:Ou1lqhNvo
亜美「だーかーらー!本人呼んできてくれればいーじゃん!それで解決するんだって!」

受付「ですからお客様…何度も申しました通り、武田は現在、テレビ番組のリハーサルの最中でありまして、アポイトメントが無い場合はご案内する事ができません。」

真「亜美…もうやめようよ…なんだか目立ってるよ」

亜美「くそー!もう二度とここの番組みないからね!」

ハム蔵「ヂュ!」
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 10:22:36.21 ID:Ou1lqhNvo
亜美「ちくしょー!せっかくはるるんの出る番組の収録場所までこぎつけたのにぃ!」

真「だからっていきなり乗り込むのはどうなの?」

亜美「まこちん、タイムリミットは一週間しかないんだよ!ちんたらやってたら日が暮れるっしょ!」

真「プロデューサーがあんまり目立つ事は止めろって言ってたの、わすれたの?」

亜美「よーし、こうなったら…、ハム蔵、任せたよ!」

ハム蔵「ヂュー?」
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 10:33:24.75 ID:Ou1lqhNvo
受付嬢「いったい、今の人たちは何だったのかしら…ん?」

トトトトトト
ハム蔵「ヂュ!」

受付嬢「ハムスター?なんでこんなとこに…」

ハム蔵「ヂュー!」

受付嬢「キャッ!ちょっと!それ大事な書類なのよ!返してちょうだい!」

ハム蔵「ヂ!ヂ!ヂ!ヂュー!

トトトトトトトトトトトト

受付嬢「こ、コラー!待てー!」




亜美「よし、まこちん、今のうちに潜入するよ!」

真「ハム蔵大丈夫かな?」
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 10:49:39.47 ID:Ou1lqhNvo
チチパッド放送局 内部

真「意外と堂々としてればバレないもんだね」

亜美「まあ、変な奴ら入れないために入り口の警備してるハズだからねー、警備員はまこちんが成敗したし」

真「だってあいつ、僕のこと男だなんて言うから…」

亜美「せいちゅうせんごだんづき!だっけ?カッコいいね、今度亜美にも教えてよ。」

真「いいけど…それよりこれからどうするのさ?」
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 11:02:29.98 ID:Ou1lqhNvo
?「そこの二人!」

あみまこ「ビクゥ!」

?「そう、そこの君たち。ちょっといいかな?」

亜美「な、な、ななななんでござんしょか?」

?「実は僕の番組で欠員が出てしまってね…、もし用事が無いなら参加してもらいたいのだが、どうだろうか?」

真「じ、じっ実は僕たち今からやることがありましてっそ、その…」

?「そうか、それは残念だな…仕方ない、他をあたるとするよ」

亜美「…そうだ!ねーねーおにーさん、武田っていう人しらない?亜美たちその人に用があるんだよ」

?「奇遇だな。僕も武田というのだが…」

亜美「おあ!まじで!
ちょーらっきー!」
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 11:16:59.88 ID:Ou1lqhNvo
武田「話を聞こうか。先ほども言ったが僕には時間がないから手短にね」

亜美「んーとね、今日収録する武田にーちゃんの番組にね、頭にリボンつけたよくこける女の子でるよね?」

武田「ああ、最近話題の彼女だね、これまで何度もオファーを出してたのだがなかなかよい返事が貰えなくてね…、先日ようやくOKがでたんだ」

真「じ、実はその子、僕たちが探してる人かも知れないんです!大切な人と、離ればなれになってて合わせてあげたいんです。しかもなるべく早く。」

武田「ほう、なかなか興味深い話だ…」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 11:30:27.78 ID:Ou1lqhNvo
武田「でも残念だが、今は会わせる事ができない。」

亜美「ええ!どーして!武田にーちゃんのケチンボ!」

武田「別に意地悪で言ってるわけではないのだ。実は彼女はまだここに到着していない。だから会わせたくても無理なんだ。」

真「いつ頃到着予定なんですか?」

武田「…実はもうリハーサルの時間もとっくに過ぎていてね、このままでは収録できないんだ。」

亜美「そんなー!やっとこ会えると思ったのに…」

武田「ただ…噂によると、彼女はいつもそのようにリハーサルに出ないらしいのだ。本番の…しかも自分の出番にだけ出演し、いつの間にかいなくなっている…
名も名乗らない彼女にいつしかこういう通名が付いた、『春風』…と」
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 11:42:40.50 ID:Ou1lqhNvo
亜美「まこちん、どうしよう…せっかくにーちゃんとはるるんが再会できるチャンスなのに…」

真「あきらめるのはまだ早いよ…ねぇ、武田さん、僕たちを武田さんの番組に出してもらっていいですか?」

武田「それは構わないが…その『春風』とやらが来る保証は無いがいいのかい?」

真「ハイ!虎穴にいらずんば虎児を得ず!ここまできたら進まないと、他にあてもありませんし」

武田「ふむ、そこのキミもOKかい?」

亜美「亜美的にもちょ→おっけーだよ!テレビにもでてみたかったし」

武田「よし、スタジオに案内しよう」

トトトトトトトトトトトト

ハム蔵「ヂュヂュヂュ!」

亜美「あ、ハム蔵!すっかり忘れるとこだったよ…」

真「ハム蔵、ご苦労様」

ハム蔵「ヂュ!」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/29(火) 12:51:07.69 ID:Ou1lqhNvo
チチパッド放送局 第6スタジオ

武田「本日もやってまいりました。武田蒼一の『チチパッド・ホイッスル』の時間です」

パチパチパチパチ!

武田「この番組は司会の武田蒼一と…」

亜美「アシスタントの亜美と!」

真「同じくアシスタントのまこりんがお送りするなりよ!せーの、まっこまっこりーん!」

\マッコマッコリーン!/

武田「なんだか番組がのっとられた気分だよ…」

亜美「テラヒドス(笑)」
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/05/29(火) 14:15:47.78 ID:cUFwCg+Co
\マッコマッコリーン/
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2012/05/29(火) 21:55:21.83 ID:+169fL2no
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121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 01:51:25.53 ID:uSOxqUsBo
10分後

真「続いてのコーナーは、週間売り上げランキング!いくナリよー!」

AD「はーい、OKでーす。CM挟んで5分後にゲストコーナーです」

武田「ふむ、お疲れ様…」

真「うーん…緊張して全然しゃべれなかった。亜美、僕もうちょっとふりふりなカッコのほうが目立つかな?」

亜美「ああ、うん…好きにすればいいんじゃないかな?」

ピシッ!

ハム蔵「!」ビクッ!

亜美「ハム蔵、どうしたのさ?」 

ピシピシッ!ピキッ!ピシッ!

何かが裂ける音ともに目の前の空間が歪んでゆく。同時に遠くから女性の声がする。

『……ィャァァァァァァアアアアアア!!』

  どんがらがっしゃーん

『痛たた…またヤっちゃった…』
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 02:06:19.24 ID:uSOxqUsBo
亜美「空間に穴があいて…親方ー!穴から女の子がー!」

真「亜美、落ちついてよ…」

武田「ふむ、いささか突然の登場だが、キミがウワサの『春風』かい?」

春風?「あああ!スイマセン!いきなり現れて、あなたが武田さんですね!リハーサルに出なくて申し訳ありませんでした!その代わり、本番は絶対成功させて見せます!」

亜美「えっと、おねーちゃん、名前、天海春香…でいいよね?」

春香「ええっ?どうしてあなた名前知ってるの?」

真「やりぃ!待ってた甲斐があったよ!じつは…」

キュイイイイイイン!

ハム蔵「ヂュ?!ヂュー!ヂュー!」

亜美「またぁ?!」

強烈な振動とともに黒い穴が天井に広がる
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 02:24:01.52 ID:uSOxqUsBo
春香「嘘?いつもより来るの早いよ!」

亜美「…いつも?」

真「?!みんな!伏せろ!」

真が叫ぶと同時に場に数体の魔物と一人の男が場に現れた。

男「ようやく追いついたぜ…『春風』!さぁ、大人しくてめぇの持ってる『剣』をよこしな!」

春香「もう!本当にしつこいなぁ…これはプロデューサーさんに会うために絶対必要なんだから、あげませんよーだ!」

冬馬「てめぇ!いい加減温和な俺でもブチ切れるぜ!木星三魔神いち、温和な俺、天ヶ瀬冬馬さまがなぁ!」

真「…温和?」

武田「ふむ、僕にはもう既に彼の怒りのボルテージはMAXに見えるね」

亜美「そんな事より、どーすんのさこの状況!木星三魔神って黒井社長の子飼いの上級悪魔だよ!」
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 02:34:55.60 ID:uSOxqUsBo
AD「た、武田さーん!まもなく本番なんですけど…」

真「こんな状況でカメラ回そうとするなんて、クレイジーすぎる…」

武田「確かにクレイジー…だが…、よしAD君、このままカメラを回したまえ。」

亜美「どええええ?!」

武田「何かいい絵が撮れそうな気がする。そう、掛け値無しにね…」

冬馬「チィ!外野がごちゃごちゃうるせーが、『春風』!てめぇをコロしてその剣を奪ってやるぜ!おめぇら!やっちまえ!あの女を八つ裂きにしろ!」
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 02:46:29.35 ID:uSOxqUsBo
魔物A,B,C「ガアアアアアアアッ!」

亜美「は、はるるーん!」

魔物が、一斉に春香に襲いかかる。
鋭い爪が春香の首を、腹を、心臓を狙って振り下ろされる、まさにその刹那。

春香「『そこにひざまずいて!!』」

魔物A,B,C「ウゴァ?!」orz

冬馬「チィ!またか!」orz

武田「なんと?!」orz

真「か、身体が勝手に?!」orz

ハム蔵「ヂュヂュー?!」orz

orzorzorzorzorzorzorzorzorzorz




亜美「?みんな、どちたの?」
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 02:59:47.76 ID:uSOxqUsBo
真「よくわかんないんだけど、身体が勝手に言うこと利かなくなって。亜美は平気なの?」orz

亜美「うん、そーみたい…」

冬馬「春風ぇ!てめぇ!」orz

春香「そんな怖い顔しても無駄ですよー。武田さん、申し訳ありませんが今回はこれで失礼します。歌うことができずに申し訳ありません」

武田「ふむ、まぁいいだろう。なんだかとても貴重な体験した気がするしね」orz

春香「では、失礼して…『今ダーイビーング!』」

グニャリ

春香の足元に穴が広がっていく

亜美「………あっ!はるるん!伝えなきゃいけないことが!」

春香「え?って!ぅぁぁああああ!!」ヒューーーーン

亜美「あ、あ、あ…」

真「い、いっちゃった…」
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 03:13:40.78 ID:uSOxqUsBo
冬馬「チックショオオオオオ!!」

ドシーン!

魔物A,B,C「ビクゥ!」

冬馬「こんだけ失敗が続くと俺の立場が危ういってのに!クソがあ!


ん?」

亜美「な、何?」

冬馬「…お前、どこかで…


ああ!もしかして!」

冬馬はポケットからクシャクシャになった小さなチラシを取り出し確認する

冬馬「ははーん、ホビットの亜美と格闘家の真かぁ?」ニタァ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 11:29:31.39 ID:uSOxqUsBo
冬馬「ハハハ!お前ら賞金がかかってるよ!黒井のオッサンに何やらかしたんだ?」

亜美「…ヤバい、ヤバいよまこちん。」

武田「ふむ、このままお引き取り願えないようだね…」

真「亜美、武田さん、下がってて」

冬馬「こちとら失敗続きで後がねーんだ、ミンチにしてでもお前達を連れてくぜぇ!」

魔物A,B,C「グシュアアアアア!」

129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 11:42:38.10 ID:uSOxqUsBo
真「コオォォォォォォォォォ…セェイ!!」ドゴォ!!

魔物A「グエォアアエォァオ!」バターン

真「セイ!ヤア!」ドガ!バギ!!

魔物B,C「グエアアアアア!!」ズシーン

亜美「うひー、相変わらずまこちんつえー…」

冬馬「…まさか人間ごときに一瞬でやられるとはな。だがコレならどうだ?」パチン!

冬馬が指を鳴らすと頭上に火球が現れ、真にめがけて飛んで行く。

真「うあ?火が、服に…うああああ!」メラメラ

冬馬「ハッハー!黒こげになっちまいな!」
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 12:01:39.86 ID:uSOxqUsBo
真「あ、あつい!くそおおお!こんな事でぇ!」

亜美「あうあう!まこちんがピンチだよ!ハム蔵、まこちんを助けるよ!」

ハム蔵「ヂュ!」トットコトットコトットコトットコ

冬馬「ハハハ!この冬馬様に楯突こうなんざ100万年早いぜ!」

亜美「オイ!コラ!あまとう!」

冬馬「は?あまとう?」

亜美「あまがせとうま、なんて長い名前しやがって、お前なんか『あまとう』で十分だよーだ!」

冬馬「てめぇ!人の…もとい魔物の名前にケチつけんじゃねぇ!」

亜美「うるさーい!やーい、あまとう!あまとう!あまあまあまとーう!」

冬馬「キレた!かんっぜんに俺はキレたぜ!消し炭にしてやる!」

亜美「ふっふーん?あまとうにできるかなー?時間稼ぎは終わった!今だよ、ハム蔵!」

ハム蔵「ヂ!ヂ!ヂュー!」ポチ

ジリリリリリリリリ!
シャーーーーーーーー!

冬馬「スプリンクラーだと?」

亜美「なっはっは!参ったかあまとう!これで火なんて怖くないっぽいよー!」

武田「真くん、大丈夫かい?」

真「うう…なんとか…」
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 12:09:01.66 ID:uSOxqUsBo
冬馬「なめんじゃねぇ!俺様の技は火だけじゃないんだぜ!」ギューン

バチバチ

冬馬の右手に電気の塊が現れる。

冬馬「こいつなら濡れていようが関係ねぇ、くらえええ!」

塊は亜美に向かって一筋の光となって突き刺さる。

冬馬「ハッハッハッハー!なめんじゃねぇぞコラァ!……んん?」

亜美「…えーと、亜美には効いてないっぽいよ…」

冬馬「は?」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 12:17:12.19 ID:uSOxqUsBo
亜美「もしかして、これかな?」ゴソゴソ

亜美は懐から魔法の指輪を取り出す

冬馬「そ、そいつは?!」

亜美「魔法の指輪、なんだかすごい魔翌力が秘められてるっぽいけど、こんなことまでできるんだねー。亜美知らなかったよ」

武田「ふむ、周囲の魔翌力を取り込むからこそ、膨大な魔翌力が宿っているのかもしれないな。」

亜美「なんだか知らないけれどラッキー!」

冬馬「な、何だとコラァ、そんなん聞いてねぇぞ…」

亜美「ムッフッフ~、今こそチャンスだよ!まこちん!」

冬馬「何ィ?!」
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 12:29:19.86 ID:uSOxqUsBo
真「コオォォォォォォォォォ!」

意識を丹田に集中させる。感覚を研ぎ澄まし、真の拳は弾よりも速く、山よりも重くなる。

真「くらえ!正中線五段突きぃ!」

ダダダダッダーン!!

冬馬「ぐああああぁあああああ!」

亜美「やったー!やっぱりまこちんは最強やでぇ!」

武田「見事だ…掛け値なしにね…」

ハム蔵「ヂュ!ヂュ!」

冬馬「ち、ちくしょうがぁ!おぼえてやがれ!」ヒューン

真「仕留め損なったか!くそぉ!」

亜美「いやいや、今はこれで十分っしょ!お疲れ、まこちん」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 12:40:40.85 ID:uSOxqUsBo
真「亜美、ハム蔵、ありがとう。君達がいなかったら今頃黒こげだったよ。でも悔しいなぁ…あんな火の玉一発でやられるなんて」

亜美「いやいや、まこちん様々っしょ!一人で魔物を4体成敗!カッコつけすぎっしょー」

ハム蔵「ヂヂュー!」

武田「全く、君達は素晴らしい活躍だったよ」

真「…ああ!番組収録中だった!武田さん、すいません。番組をめちゃくちゃにしてしまって」

亜美「…えーと、亜美すっかり忘れてたよ」

武田「いや、君達のせいではない。気にしないでくれたまえ。それに…なかなか面白い絵が撮れたらしくてね。今スタッフに確認したら歴代最高視聴率を記録したみたいだよ」

亜美「ハハ、マジスカ?」
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/05/30(水) 12:48:55.73 ID:ENyXHRExo
これ夢なんだよな?
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 13:14:21.65 ID:uSOxqUsBo
収録後

真「うーん…結局春香は行方不明だし、捜査は振り出しか。」

亜美「いちおー武田にーちゃんにはるるんに繋がる番号教えて貰ったけど、あんまりでないっぽいね。」

真「まあでも、無事がわかって一安心だね…って亜美、街頭テレビ観てよ。僕達が映ってるよー!」

亜美「ああ、さっきの騒ぎのっしょー。なんかすごい騒ぎになってるっぽいね…」

真「うーん…やっぱりもっとプリプリの衣装にすれば良かった…ん?」

突然TV画面が切りかわる

『緊急ニュースです。本日未明、銀河横断鉄道 特急『765』号が何者かに襲撃された事件で、本日14時32分、容疑者の男女を逮捕しました』

亜美「なんだか嫌な予感が…」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/05/30(水) 13:19:02.82 ID:Q7KN97pIO
メ欄にsagaって入れると魔力ってでるようになるよ
sageじゃなくてsagaね
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) [sage]:2012/05/30(水) 13:20:06.87 ID:m8ucTSOuo
魔翌力
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 13:26:31.69 ID:uSOxqUsBo
『容疑者は本名不明のプロデューサーと呼ばれる男と、イオリ・ミナーセ(14)無職です。
当局によりますと、容疑者のイオリ・ミナーセは数千万イスカンドルの借金があり、現金、もしくは身の代金目当ての犯行だと思われるとの事です。』

真「なんてことだ」

『なお、容疑が固まりしだい銀河連邦法に基づき、早ければ明日の夜にでも死刑を執行する模様です。以上、ニュース速報でした。』

亜美「ま、ま、ま、ままマズイっしょ!これー!」

真「と、とにかく列車に戻ろう!」

SF・ファンタジー編 チチパッドその2 完
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/05/30(水) 13:27:10.55 ID:uSOxqUsBo
>>138
間違えたんだい 
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [saga]:2012/05/30(水) 13:32:22.25 ID:uSOxqUsBo
>>137
そうなのか?
ありがとうございます

142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/04(月) 18:37:37.08 ID:N6yhn0I+o
続きはまだか
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/24(日) 01:06:59.14 ID:Fkx9AFW8o
こねぇな
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/12(木) 18:36:33.86 ID:dgdh9N00o
来なくなるなら一言欲しいもんだ
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