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女錬金術師「……あ、あれっ?」男「…………」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/03(日) 17:07:55.51 ID:CRR8uJNo0


女錬「きゃああ!? だ、誰ですかぁ!」

男「え、いや、どこだここ」

女錬「何で男の人が私の錬金術で出て来ちゃうんですか……」

男「いや、知らないけど……なんだここ、どこに俺いるんだ」

女錬「とりあえず、帰って貰えますか……ごめんなさいっ」




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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/03(日) 17:11:33.21 ID:CRR8uJNo0


男「…………追い出された」

男(夢、かな?)

男(あの時に光に飲まれたのはてっきり俺が死んだからとか思ってたけど)

男「…どこだよ、マジで」


< ドゴーン!!

男「うぇ!? 爆発……?」


3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/03(日) 17:15:22.93 ID:CRR8uJNo0


男「おい、今のなんだよ」

女錬「いたた……ちょっと火傷しちゃいました」

男「大丈夫か」

女錬「あっ……先程はすいませんでした……」

男「普通すいませんとかですまないとは思うが、とりあえず水で手を冷やせ」


4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/03(日) 17:19:18.45 ID:CRR8uJNo0


女錬「えへへ……貴方を間違えて召喚したせいで魔翌力のコントロールをミスしちゃって」

男「はあ……つか、魔翌力って魔法使うのに必要な?」

女錬「そうですよ、私は魔法じゃなくて錬金術に使ってますけど」

男「へぇ……」


男(なんかこの娘可哀想だな、戦争で頭がおかしくなったのか)

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/03(日) 17:19:43.81 ID:CRR8uJNo0


後で来る
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga sage]:2012/06/03(日) 17:24:36.89 ID:ZG2+uxmG0
メル欄にsaga入れた方がいいぞ
サゲじゃなくてサガね
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2012/06/03(日) 20:41:42.56 ID:mKtgDhaZo
メ欄に sage saga って入れるとすごくいいと思う。完結目指して頑張ってください
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/03(日) 21:22:17.79 ID:dlRR2lf20
戦争してたってことは現代日本じゃないのか
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 16:57:21.88 ID:g/tL1G4N0
皆さんありがとうございます
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 17:45:36.47 ID:g/tL1G4N0


男「所で、ここってどこなんだ?」

女錬「はい?」

男「分からなくてさ、元いた場所からどの位離れたのか」

女錬「あちゃー……ごめんなさい、私の家には地図を置いてないんですが」

女錬「でも、ここは一応『錬金術の国』の『東森』の入り口ですよっ!」


男「……うんありがとう、でも俺が聞きたいのはここがヨーロッパのどこかなんだ」

男(面倒な娘だ……可愛いのに)


女錬「よーろっぱ…………??」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 17:56:22.70 ID:g/tL1G4N0


女錬「……こ、ここは『錬金術の国』ですよぅ?」

男「なあ頼むよ、遊んでる場合じゃないのは分からないか?」

女錬「いぃ、えっ! 遊んでるつもりは無いです……」

男「俺の腰にあるの、分かるよな」チラチラ

女錬「剣士なんですか?」

男「いや、剣といえばそうだけど……だー、困るなぁ」

女錬「ふぁ…? ご、ごめんなさい……」ウルウル


12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/06/04(月) 18:01:35.40 ID:WcZKHFKAO
[田島「チ○コ破裂するっ!」]
にゃにゃ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [saga]:2012/06/04(月) 18:02:18.14 ID:WcZKHFKAO
オナニー
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:02:56.81 ID:g/tL1G4N0


男「もういいよ、悪かったね」ガチャ

女錬「気をつけて帰って下さいね!」

男「怪獣でも出るとか言うなよー?」

女錬「へ?」

男「……いや悪かった、大人気なかったな今のは」スタスタ

女錬「…??」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:10:41.10 ID:g/tL1G4N0


男「……」

男(? こんなに森林がある地域、ヨーロッパにあったかな)

男(……空気も大分澄んでる気がする)すぅー


男(近くの町か基地に連絡出来るか?)カチャ

男(……ん?)

男(圏外、って……なんでだ?)


16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:14:43.18 ID:g/tL1G4N0


男「誰か近くにいないか? コード423、応答してくれ」カチャ カチャ

男「……コード423、近くにαかΣのチームはいないのか」

男「…………………」

男(……俺が光に飲まれた後、仲間が全滅した可能性はあるか)

男「仕方ない、町を探すか……近くにあるだろ」


17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:19:05.36 ID:g/tL1G4N0


男「………」スタスタ

男(この森、広いな……もうT時間は歩いてるのに底が見えない)

男(さっきの家に戻るか?)


< がさがさっ


男「ッ!!」ガガチャッ


「キュー」バッ

男「?」

「きゅっ」ととっ

男(……ウサギ!?)


18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:26:26.02 ID:g/tL1G4N0


男(ウサギって8年前には絶滅が確認された筈だが……この森でひっそり生きてたのか)

男「仲間に自慢出来るな、写メ撮っとくか」

< カスャッ

男「おー……可愛い」

男(他にも色々いるのかな、この森)スタスタ


19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:37:19.57 ID:g/tL1G4N0


女騎士「やぁ、久しぶり女錬」コンコン

女錬「女騎士さん! 丁度良い時に来てくれましたーっ!」

女騎士「どうかしたのかな?」

女錬「さっき、私が錬金術で間違えて剣士さんを召喚したんですけど……」

女騎士「何を間違えて錬金術が召喚術になったのかな?」


20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:46:17.94 ID:g/tL1G4N0


女騎士「ふぅん……たしかにおかしな剣士さんだね」

女錬「無事に帰れたかなぁ?」


女騎士「ボクはそれよりその剣士が何者か気になるね、王国騎士団や傭兵、酒場でも見たことない」

女騎士「もしかしたら剣士に化けた魔術師のスパイかも」

女錬「えぇぇ!! 私の家に!?」

女騎士「怪しいとは思うよ……」

女錬「ど、どうしよぉ」


女騎士「ボクが捕まえて、聞き出してみるよ!」チャキッ

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:53:02.93 ID:g/tL1G4N0


男(おー、川か……放射能汚染が怖いから飲めないけど随分綺麗な水だ)

バシャバシャ

男(冷たい、けど凄く気持ち良いな)

男(昔はヨーロッパのどっかも綺麗な水が流れてたって聞いたな……)

男(40年前からの戦争で森林は消えたと思ったけど)


< ピピッ! ピピッ!

男「! 何か近づいて来てるのか」バッ

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 18:57:24.71 ID:g/tL1G4N0


【ガルルルッ!!】


男「……?」

< 【ガァァッ!!】ガバッ

男「うぉ……」バ-ンッ


< 【ギャィンッ……】

ドサッ


男「……し、死んだ? なんだコイツ…」カチャッ

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 19:07:00.12 ID:g/tL1G4N0


女騎士「!」


女騎士「今の音……向こうからかな」タッタッタ!

女騎士(ますます今ので魔術師の可能性が出て来ちゃったな……っ)


女騎士「ハッ 大丈夫大丈夫、ボクは強いボクは強い……」タッタッタ!


24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 19:22:01.84 ID:g/tL1G4N0


男(やけに堅い甲殻に覆われてるな……)コンコン

男(鉄、とまではいかなくても凄い硬さだ)

男(しかもこの重量でさっきの虎か何かみたいに俊敏に動くなんて、何だこの生物は)


女騎士「動くな!」チャキッ


男「? なんだアンタ」

女騎士「ボクは騎士だよ、大人しくするんだ」

女騎士(平常心平常心……)


25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 19:31:45.26 ID:g/tL1G4N0


男「騎士? ……イングランド支部は先月壊滅した筈だぜ」

女騎士「話に聞いた通りだね、その『いんぐらんどしぶ』が何か知らないけど……」

男「んん、お前本当に軍人か?」

女騎士「見て分かるでしょう」

男「…………?」


男(何なんだ、話が噛み合わない……)


26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 19:39:55.50 ID:g/tL1G4N0


女騎士「さあ、何をしていたか詳しく……」ピタッ

男「?」


女騎士「……その『ソードタイガー』、君が倒したの?」


男「あ、……やっぱりなにか珍しい動物だったのか」

男「すまない、突然襲って来たからつい反射的に撃ったんだ」ジャカッ

女騎士「っ!? ……何かの魔具か!」バッ

男「ただの銃だって」


27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 19:52:56.86 ID:g/tL1G4N0


女騎士「……というのがこの国です」


男「…………」

男「……4つしか大陸ないの?」

女騎士「はい、『錬金術の国』『魔術の国』『召喚術の国』『戦術の国』です」

男「……証拠は?」

女騎士「な、無いですが……男さんの話によれば『城』ってあなたの国には無いのでは?」


男「…………」


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 19:58:38.07 ID:g/tL1G4N0


男(嘘だろ、試しに色々聞いてみりゃジャパニーズアニメで大昔あった『ゼロの使い魔』みたいじゃねぇか……)

男(でも太陽とか月の横に変な星があるわけでもないのか)キョロキョロ

男(……あ、有り得ないだろ)


男「なら連れて行ってくれるか、その『錬金術の国』の城にさ」

女騎士「は、はぁ…」

女騎士(本当に何も知らない上に魔術師でも無いみたいだけど、何者なんだろう……)


29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 20:05:11.93 ID:g/tL1G4N0


<『錬金術の国・城下町』>



女騎士「ふぅ、どうでしょうか? あれがお城ですよ」

男「 」

男(…………)


男「な、なあ……これ夢とかじゃないよな」

女騎士「は? 夢じゃないと思うけど……」

男「頼む! その剣で殴ってくれ!!」

女騎士「そんな! ボクは騎士道に反するような……」

男「じゃあキス! もしくはセック…」

女騎士「だああああああ!!」ガゴン ッ


男「っ……夢じゃない」ウルッ


女騎士(な、なんで無傷……)

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 20:11:34.98 ID:g/tL1G4N0


男「本当にここは『錬金術の国』とかいう所か!?」

女騎士「えぇ、まあ」

男「機械なんて無いんだな!? 魔法に溢れた素敵世界なんだな!?」

女騎士「何言ってるんですか……?」


男「……やった…もし死後の世界だとしても構わない…やった………やった……」ヘタン


女騎士「??」


31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 20:27:09.62 ID:g/tL1G4N0


女騎士「異世界……し、信じられない話ですが、少なくとも男さんがとても遠い所から来たのは分かりました」

男「ありがとう……助かるよ」

女騎士「では、お金ってあります?」

男「無いかな」

女騎士「だよね……うーん」


女騎士(ボクはまだ騎士団に入ったばかりでお金ないし、宿屋に泊めてあげられない)

女騎士(……ボクの家、は寮だしなぁ)

女騎士(せめて何とか住む場所を周りに相談して見つけてあげたいけど……)


32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 20:29:10.01 ID:g/tL1G4N0


女騎士「………」


男(ずいぶん考えてるな、迷惑か?)

男(仕方ない、働き口を見つけるまでサバイバルか)

女騎士「……女錬ちゃんの家!!」

男「ん?」


33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/04(月) 20:29:37.23 ID:g/tL1G4N0
ではまた後で
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/06/04(月) 21:00:50.64 ID:oAreiklko
とりあえず期待
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/04(月) 21:28:03.74 ID:Ew6uo3Ia0
これは期待
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/05(火) 22:13:15.43 ID:NcB8mcTwo
期待
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 17:32:01.54 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「ぇええっ! 私の家に泊めるのー!?」

女騎士「だめかな」

女錬「だ、だって……異世界から来たなんて聞いた事ないです」

女騎士「でも遠い所から来たのは間違いないと思うよ?」

女錬「根拠は……?」


女騎士「ボクが信じたから大丈夫!」


女錬「〜(不安)」ウルウル

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 17:40:02.85 ID:Fxq+E8ZH0


男「あー、なんか悪いな……さっきはあんなに色々困らせたのに」

女錬「あっ、いえ、えっと……おきになさらずっ」


女騎士「気にしなくて良いのなら、お願いするよ!」

女錬「女騎士さんは!?」

女騎士「ボクは今日から団長に騎士団に入れた記念に、特別な稽古をつけて貰えるんだ♪」

女錬「そんなー……ぅぅ」

男(そこまで嫌そうにしなくても……!)


39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 17:55:51.56 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「えぇ……と」

男「…………」

女錬「しばらくの間だけ、宜しくお願いします……っ」

男「……宜しくお願いします」

男「とりあえず、さ? 俺は男、居座らせて貰うからには何でも手伝うよ」

女錬「ふぇっ!? いえっ、悪いですそんなっ!」


40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 18:25:42.42 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「それにっ、私……えっと…あまりご飯美味しく作れないので!」

男「じゃあ俺作るよ、経験あるし」

女錬「え……お料理出来るんですか?」

男「うん? そうだけど」

女錬「…………」


41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 18:33:32.85 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「うわぁっ! 美味しいです! 美味しいですよ男さん!!」モグモグ

男「口に合ってたみたいで良かった、心配してたぜ」

女錬「初めて食べました! これなんか……んーっ♪」モグモグ


男(た、ただのピザとかコンソメスープとかクッキーを作ってみたんだけど……)

男(こんなに喜んで貰えると嬉しいもんだなー……)


女錬「モグモグ 食べないんですか?」

男「おぉ、食べる食べる」


42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 18:44:24.01 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「ごちそーさまでしたっ!」

男「おう」

女錬「いやー、男さんが料理出来るなんてとっても助かりました!」

男「今まで何を食べてたんだ? 台所にあった冷たい箱の中には充分な材料あったけどさ」

女錬「箱? あ、『保存ボックス』ですね! 確かに材料はあるんですけど……私が下手で干物や果物で済ませてたんです」

男「若い娘なのに不健康な……というか、『保存ボックス』?」


43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/06(水) 18:50:04.64 ID:vYav7u9Do
男が軍人って設定がいいね
面白い
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 18:52:09.33 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「男さんが言ってたのはこの金属製の箱ですよね?」

男「ああ、冷蔵庫にも見えるな」

女錬「『れーぞおこ』が何かは知らないですけど、このボックスは大昔の錬金術師が開発したんです」

男「物を冷やして長持ちさせるのか? やっぱり」


女錬「えっ? 冷やしてるだけじゃ腐ってしまいますよ、『保存ボックス』は中に入れた物の『時間を凍結して』保存するんですっ!」


男「……すげぇな」ハハハッ

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 18:59:05.70 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「……なんですかなんですか…その笑い方」

男「冷凍してるだけなんだろ?」

女錬「ち、違いますよぅ!」

男「大体読めるぜ? 錬金術で氷の属性でも付けた箱がそれだろ?」

女錬「エンチャント(属性付与)は『魔術』で、『錬金術』じゃないですっ!」

女錬「もういいですっ、男さんの部屋に案内しますっ!」タッタッタ!


男(……あれ、怒ったのか今ので)


46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 19:19:04.11 ID:Fxq+E8ZH0


<二階・男部屋>


女錬「……ここが男さんの部屋です、そこのボックスに触らなければ自由に使って下さい」


男「おー! ベッドがあるな! 本もかなり沢山……」

女錬「昔は私のお父さんが使ってたので、本なら山ほどあるんですっ」

男「親父さんが読書家なのか、へぇ……」

女錬「それじゃあ、私はお風呂に入りますので寛いでて下さい」

男「ああ、ありがとうな! 女錬さん」ニコッ

47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 19:26:47.60 ID:Fxq+E8ZH0


――― モフッ!


男「…………ぅあー」

男(柔らけぇ……3秒で寝れそうだ)ポフ

男(…………)


男「………生きてる、なら……夢じゃないなら…」

男「生きてて良かったぁぁぁ………!!」モフモフモフモフ



男(……………久しぶりに……睡魔が……)ウトウト

48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 19:34:41.12 ID:Fxq+E8ZH0


コンコン

女錬「ふぁ……男さん、入って良いですよー」ガチャ


男「……」

女錬(あ、あれっ? 寝ちゃってる……)

女錬(……疲れてるのかな、後で見に来ても寝てたら明日にしようかな)

男「ウニャ……」

女錬(あ、男さんブーツ履いたままだ……)


49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 19:40:04.25 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「んしょっ」

< すぽっ

女錬(ふぁ……!? 凄く重いよこのブーツ!)ドサッ

女錬「いたたっ、何これ……」


女錬(………鋼で出来てる?)コンコン


50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 19:46:50.22 ID:Fxq+E8ZH0


女錬(こんなに重い鋼のブーツなんて履いて、普通に歩けてたんだ……)

女錬(………)ウズウズ


女錬(そういえば男さんが持ってた剣も、装飾されてないし金属の長い板みたいで…どこが柄で鞘なのかな)

< カチャガチャ

女錬「? 抜けない」


女錬(……剣じゃないのかなぁ)

男「んぅ……」

女錬(ひっ! もうやめよっ)スタスタッ

51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 19:50:45.23 ID:Fxq+E8ZH0


バタン


男「……」



男(『Gun-blade』のセーフティーを掛けといて良かった……)ホッ





52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:01:42.25 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「……ぇと…これかな」カチャ

女錬(魔力を素材Aに注いでベースを作って、素材Bに素材Cの霊力を配合してから……)


――― ボフッ!


女錬(ベースに素材Bを錬金……一定の魔力膜で覆って……)

女錬「…………」ポウ

女錬「…………」


――― フォォォッ!!


女錬「……出来たー!」


53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:07:15.89 ID:Fxq+E8ZH0



< チュドォォォォッッ!!



男「〜〜!!」ガバッ

男(……良かった、女錬の家…夢じゃない)

男「って安心してる場合じゃないな」バッ


54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:13:04.38 ID:Fxq+E8ZH0


女錬「あっはは……し、失敗しちゃったぁ……」

男「大丈夫か、結構デカい音だったぞ」

女錬「起こしちゃいました……?」

男「見ての通りな」

女錬「えへへ……っ」ズキ

男「足を怪我したのか! ちょっと見せろ……腫れてるな、骨折してないだろうな」


55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:20:30.02 ID:Fxq+E8ZH0


男「応急処置はしたけどな、一応医者に診て貰った方が良いぜ?」

女錬「いしゃ……? 錬金術師は自分で治せるんですよ」

男「大昔からある約束通り、薬草か」

女錬「いえ、『森の雫』をベースにした飲み薬を錬金術で作るんです」

男「へぇ……作ったらどうだ、痛いだろそれ」

女錬「素材の『森の雫』が無いので、取りに行かないと」


男「…………なに?」

女錬「と、取りに行かないと……」


56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:28:01.18 ID:Fxq+E8ZH0


男「森の雫って、なんなんだ?」

女錬「朝方に『東森』の奥にある大樹から採れる、樹液なんです」

男「朝方か……仕方ない、明日俺が採って来るから今日は女錬さんは休んでくれ」

女錬「でも私もう少し……」

男「今日は爆発されたら困る、居候の俺が言うのもなんだけどさ」

女錬「……そうですね、ありがとうございます男さん」


57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:41:33.44 ID:Fxq+E8ZH0


<二階・女錬の部屋>


女錬「あははー……ごめんなさいっ、運んで貰ったりして!」

男「良いよ、感謝したり謝るのは本当は俺なんだし」

男「初日早々とはいえ恩返し出来そうで嬉しいぜ?」

女錬「……そ、それではお休みなさいっ…下にあるお風呂は自由にどうぞ///」カアアア


男「風呂!? わかった、ありがとうなー!!」バッ


女錬「え」

女錬(お風呂に負けた……?)
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/06(水) 20:43:23.88 ID:Fxq+E8ZH0
展開遅いですが、お許しを

また後で来る
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/06(水) 20:51:57.99 ID:78QBlE0IO
完結してくれれば何の問題もない
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/06/06(水) 23:36:35.32 ID:lftXGFaRo
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 00:59:39.52 ID:W3d8H26IO
ほうこれは中々楽しみなSS
期待
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 11:06:55.64 ID:ycG1D9QMo
wwktk
おつ
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 18:11:36.66 ID:bZUEgQFC0


――― 【 業火に飲まれた都市の中で、誰かが喉が裂ける程の絶叫をあげた 】

――― 【 家族を殺された私怨をたぎらせたその声は、二体の影を呼んだ 】


――― 【 その誰かは次の瞬間に、小さな都市の四分の一と共に吹き飛ぶ 】

――― 【 その光景を見ていた数人の兵士は、ただただ絶望するしかなかった…… 】

――― 【 二体の影のうち、一体の影が肉塊となった『誰か』に向けて撃った兵器は恐るべき威力だった 】


――― 【 声も出ない兵士達のリーダーたる女は、静かに言った 】


「……ここが我々の墓場だ、逃げたいなら逃げて生き延びろ」

「我々は『奴ら』とは違う、我々には驚異的な力はない……だが魂がある!」

「女王陛下、そして大統領は我々に最後の希望を託して死んだ!!」

「私は、その希望を使って『奴ら』をここで道連れにしてでも倒す……必ずだ、例え私1人で戦うとしてもな」


――― 【 兵士の1人が立ち上がり、女の手にある『希望』を奪い取るように受け取った 】


男「……なら俺も、アンタとここで死んでやるよ……こんな悪夢から逃げられるなら」


――― 【 数秒後、女達は二体の影達に戦いを挑んだ 】

――― 【 世界中に存在する大勢の『敵』の人型兵器、そのうちのたった二体を相手に彼等は最後の戦いを挑んだのだ 】

――― 【 戦いの最中、光に突如飲まれ死を覚悟した兵士は刹那に、何故自分は逃げなかったのか後悔した 】


――― 【 逃げないだけの理由を失っていた兵士は、ただひたすらに『無意味』なまま目を閉じた 】


64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 18:18:12.87 ID:bZUEgQFC0


男「――― っ!!」ガバッ

男「……っ……っ」


男「…………良かった、夢じゃない」


男(……女錬の家、つまり俺は………あの悪夢から……)

男「あ、確か女錬の錬金術に必要な『森の雫』を取りに行くんだったな」


65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 18:37:20.03 ID:bZUEgQFC0


女錬「ふぁぁ……早起きさんだね男さん……」ウトウト

男「二度寝するなするな、女錬さんの足治すのに必要なんだろ?」

女錬「ふぁ……うん、『森の雫』はこの家を出てから森の中を何時間か歩いた所にある大樹で採れるよ」


男「何時間? もう朝方なのにまずくないか」

女錬「……ぅにゅ」ウトウト

男「……………仕方ない、とりあえず行って来るよ」


66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 18:48:12.37 ID:bZUEgQFC0

<『東森』・大樹の下>


「はぁ……はぁ……邪魔するなよ、この犬っころ!」

【ガルル……】


――― ドカッ!


「いたっ! やったなぁ!」ドドドド!!


――― ギギギィンッ

「げ……弾かれた」

【ガァアアアアアッ!!】ガバッ

「うわぁっ!?」


67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 19:01:49.24 ID:bZUEgQFC0


――― パキュッ


【ッ】ドサッ


「……へ?」

「…………し、死んじゃった」


「ひょっとして、あたいの錬金術がコイツを倒したのか!」


< ガサガサ


「ひぃっ!」

男「よっ、危なかったなお前」

68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 19:09:57.91 ID:bZUEgQFC0


「な、なんだお前! 剣士か?」

男「いんや、ソイツの頭見てみ」

「? ……穴?」

男「俺のライフルで撃ち抜いた」

「??」


「要するに、お前が倒したのかっ?」

男「そうだな」


69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 19:25:06.88 ID:bZUEgQFC0


チビ錬「すっげー! あたいはチビ錬金術師、よろしくなー!」

男「お、おぅ……俺は男だ」

チビ錬「男か! この【ソードタイガー】を一発で倒すなんて、凄い強い錬金術師なんだな!」

男「錬金術師じゃないぞ?」


チビ錬「またまたー、けんそんしなくて良いんだぞ〜?」

男(……なんだこの女の子)

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 19:31:50.44 ID:bZUEgQFC0


チビ錬「っと、あたい用事があるんだった」

男「ん、俺もだ」スタスタ

チビ錬「師匠も雫が目当てなのかー?」

男「師匠!? まあ、俺がお世話になってる奴に必要でな」

チビ錬「男は強いみたいだから、今からあたいの師匠! ……なるほど、師匠の師匠に必要なのか」

男(……なんだこのチビ助……)


71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 19:50:14.45 ID:bZUEgQFC0


男(…よし、小瓶1つ分は採れたな)カチャッ

男(……綺麗な黄土色だ、まるで蜂蜜みたいな香りまでする)

チビ錬「へへっ、採れた採れた♪」

男「チビ錬も誰かに飲み薬を作るのか」

チビ錬「うん! あたい、しゅぎょーしてると怪我をよくするんだ」

男「ああ、錬金術で爆発したりか」

チビ錬「錬金術で爆発はしないけど、錬金格闘技のしゅぎょーで怪我するんだよ」


男「……あえてその格闘技には興味は示さないからな」

チビ錬「な、なんでだよ師匠!」


72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/07(木) 19:52:26.39 ID:bZUEgQFC0
またくる
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/07(木) 19:55:35.54 ID:P7Gwkfkuo
とりあえず乙
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/07(木) 20:52:30.08 ID:QXUEZNpTo
おつー
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん) [sage]:2012/06/09(土) 11:50:58.99 ID:WKh8BiJUo
おちゅ
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga sage]:2012/06/09(土) 18:51:56.84 ID:9N6tGOlC0

投下しない代わりに男が来た時のスペック

@携帯食料・等
A無線
Bケータイ
Cハンドガン(残弾:11)
Dライフル(残弾:23)
Eワイヤー(残本数:5)
F鋼糸刃(残本数:14)
GGun-blade[ガンブレード]
Hナノマシンパック[輸血パック]
Iナノマシン・コア(残エネルギー:23%)

J特殊繊維戦闘服(二着)
Kガム?(残:二枚)
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/09(土) 22:26:14.08 ID:U8bSNG4Ro
弾数少ないなぁ
ナノマシンコアってのが何なのか気になる
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/09(土) 23:45:20.67 ID:KpnSlK7Bo
弾は錬金しちゃいかんの?
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga sage]:2012/06/10(日) 19:00:23.45 ID:vfN7Cm+c0
>>78
明日の投下で少し触れますが、現時点では男の所有物は錬金術で複製出来ません。

今日も投下しない代わりに女錬金術師のスペック


@17歳、性別は女。
A処女、錬金術師の実力は見習い。

B得意な錬金術の系統は『合成』。
C錬金術に失敗した時の副作用は『爆発』。
D苦手な錬金術『食べ物』

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/10(日) 19:27:49.29 ID:LjYPPIaao
男の時代設定がわからなくてちょっとモヤモヤしてたんだが多少なりとも未来の人でおk?
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 13:08:39.88 ID:5wUstE++o
きっとヌカコーラとか飲みそうな男だな
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage ]:2012/06/11(月) 13:45:14.45 ID:hLCYDo1Wo
装備は10mmピストルとハンティングライフルか。
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 17:56:47.80 ID:rNALpe5k0
>>80
『ゼロの使い魔』が男の祖父の世代に流行っていたので、未来の人でOK
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 18:16:36.85 ID:rNALpe5k0


女錬「うーん……載ってないなぁ」

女錬(やっぱり私自身が努力するしか錬金術は上達しないよね……)


カチャッ


女錬「『コンパス』」パッ

女錬(………ただの方位磁石を『瞬間錬成』するのが精一杯)

女錬(何かコツはないかなぁ)

< ドサッ ドサッ

女錬「?」


85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 18:21:41.92 ID:rNALpe5k0


ガチャッ


女錬「誰かいるんですかー?」

男「お、良いところに来たな! ただいま」

女錬「お、ぉ男さん!?? なんでいるんですか!? まだお昼前ですよ!?」

男「あぁ……ちょっと走った」


チビ錬「ちょ、ちょっとじゃないぞ師匠!! 速すぎて死ぬかと思ったよ!?」


女錬「……だれですっ?」

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 18:26:27.91 ID:rNALpe5k0


チビ錬「あたいはチビ錬! お前が師匠の『いそーろー』なんだな!」

男「逆な、俺が居候」

女錬「えと……私は女錬です」

チビ錬「女錬か! よろしくなー!」

女錬「うん、よろしくね……」 


男「チビ錬が女錬の錬金術見てくれるってよ」

女錬「……えぇ!? この子錬金術師なんですか!?」

87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 18:40:14.66 ID:rNALpe5k0


チビ錬「そうだぞー、あたいこれでも一人前の錬金術師なんだ!」

女錬「す、凄いです! わー……是非私の錬金術を見て下さい!」


男「……そんなに凄いの? チビ錬って」

女錬「一人前と認められるには、最低5種類の物質を『瞬間錬成』出来ないとダメなんです!」

男「となると……てか、瞬間錬成ってなんだ? 鏃に触れた物を純金に変えるとか?」

女錬「何ですかその凶悪な錬金術……『瞬間錬成』とは、一度作った錬金術のレシピを『記憶』して、それをいつでも出す事を言うんです」

男「例えば?」

チビ錬「あたいは何もない所でも『石粒』を自在に出せるとかだな、実際の錬金術レシピは『岩+砂』なのをカットしてるんだ」

女錬「これに慣れるのはとても大変なんですよ……」


88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 18:45:52.62 ID:rNALpe5k0


男「へぇ……要は慣れれば何でも出せるのか」

チビ錬「師匠、知らなかったのか?」

男「ああ」


女錬「あ! それより今すぐに錬金術で飲み薬を作りますから、見てて下さい!」

チビ錬「ん!」


男(……ちょっと楽しみだな、この目で魔法が見れるって)

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 18:54:30.85 ID:rNALpe5k0


<割愛>


女錬「…………」

男「……どう?」

チビ錬「の、飲み薬程度で爆発するなんて……じゅーしょーだぞ……」

男「やっぱりか」


女錬「違うんですっ! 男さんが来てから何故か魔力のコントロールが出来なくて……」

男「うぇ!? 俺!?」


90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 19:05:28.61 ID:rNALpe5k0


<超割愛>


チビ錬「……よーするに、師匠は『イセカイ』って国から来た騎士なのか?」

男「騎士じゃないけどそれで納得してくれ」

チビ錬「うーん? そもそも錬金術が『召喚術』になってる時点で初めてのケースだぞ……」

男「だよなぁ……」


女錬「やっぱり、そのせいでしょうか?」

チビ錬「・・・かも?」


91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 19:16:43.13 ID:rNALpe5k0


女錬「どうしよう……自分の怪我も治せないなんて……」

男「・・・なんかごめんな」


チビ錬「『キュアウォーター』っと」パコンッ


男「……んん!?」

チビ錬「へへっ、素材が手元にあったからスムーズに錬金できたぜ♪」

女錬「…もしかして、『合成』したんですか」

チビ錬「まあな! この『キュアウォーター』はまだ『瞬間錬成』できないけど、素材さえあれば直ぐできるよ!」


男(て、手品みたいに素材が消えた瞬間に飲み薬が出て来やがった……全然魔法っぽくねぇ)

92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 19:22:57.80 ID:rNALpe5k0


女錬「ングング……っ 」

男「その飲み薬って美味いのか?」

チビ錬「錬金術師の腕によると思うぞ師匠、あたいの両親は苦いのだったり辛かった」

男「チビ錬は?」


女錬「……あ、甘くて美味しかったですけど、これなんか……」

チビ錬「しー、師匠の前で言っちゃだめだ!」

女錬「はいっ……///」


男「?」


93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 19:32:44.66 ID:rNALpe5k0


女錬「私を『錬金術師裁判』にかけるぅっ!??」

チビ錬「あたいの手に負えないし、あたいと同じレベルの錬金術師じゃ同じだろ?」

チビ錬「そうなるとプロの錬金術師がいる『裁判所』か『騎士団』に見て貰うしかないぞー……」


女錬「えぇぇ……」

チビ錬「裁判所が嫌なら『騎士団』にするか?」

男「騎士団ってあれだよな、女騎士が入ってるとこだろ」

チビ錬「知り合いがいるんなら良いと思うぞ!」


女錬「えっ……ぇぇ?」


94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/06/11(月) 19:38:46.54 ID:rNALpe5k0


男(……あの飲み薬、どんな味だったのか気になる)


またくる
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/11(月) 19:48:46.06 ID:FOW7+heso
まている
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 03:47:23.89 ID:bpysuQiJo
なにあじ
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/13(水) 18:13:30.10 ID:r8etjY8To
何味なんだよぉぉぉ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/13(水) 18:33:17.26 ID:aVECX2NCo
いちごみるくだな!きっと!
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/14(木) 16:17:44.76 ID:tChHjzu1o
おち○ぽみるく?
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/21(木) 21:08:56.86 ID:4HW7p6CDo
おーい
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/06/27(水) 03:14:26.66 ID:zcIiJm/Ao
END
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/27(水) 09:03:46.72 ID:HS9OPIieo
終わりか
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/27(水) 18:05:45.62 ID:NGxGEdVyo
まあ待て
まだ一ヶ月もたってないぞ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 19:19:12.06 ID:GdXnB0m/0
いったい、何味なんだ・・・
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/26(木) 21:12:45.93 ID:u3gdQFSGo
何味かわからないまま終わるのか…?
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