ニャル子「ピクニックに行きましょうっ！」 真尋「何だよ、急に･･･」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 22:23:17.71 ID:WVSUdota0

ニャル子「折角学校も休みなんですから、健全な学生らしく遊びにいきましょ〜よ〜！」

真尋「クー子やハス太と行けばいいだろ、僕は疲れてるんだ」

ニャル子「ぬわぁ〜んであの二人と行かないといけないんですか！その面子で行くならゲームしてる方がマシですよ！」

クー子「ニャル子、ひどい･･･」

ハス太「ニャル子ちゃん･･･」

頼子「尋くん、ニャル子ちゃんの言う通り、折角のお休みなんだからみんなで行ってきたらどうかしら？」

真尋「母さんまで！」

ニャル子「さすがお義母様！ささっ！真尋さん、お義母様もこう言って下さってることですし！」

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どかーんと一発 ＠ 2025/07/18(金) 21:10:10.35 ID:CEsRuBor0
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冒険者育成学校 ＠ 2025/07/18(金) 01:36:01.28 ID:PkrtUMnv0
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たてづらい部！！ ＠ 2025/07/17(木) 23:24:46.15 ID:o3A0TqwG0
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ゼンレスゾーン淫夢要素ゼロ ＠ 2025/07/16(水) 18:57:50.86 ID:RQSyJ1Qxo
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【ギルデッドエネミー】ウルフ「まるでじゃんけんだ」 ＠ 2025/07/16(水) 01:49:20.03 ID:ryYxoR/vO
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2 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 22:29:42.40 ID:WVSUdota0

クー子「ニャル子とピクニック･･･」ｼﾞｭﾙﾘ

ハス太「わーい！地球で真尋くんたちとピクニック、楽しみだなー！」

真尋「ちょ、ちょっと待ってよ！まだお弁当も何も作ってないんだろ！？」

ニャル子「と、言われると思いまして、事前に作っておきました！」ｼﾞｬｰﾝ!

真尋「おぃ･･･ご都合主義すぎるだろ･･･しかも凄い量で凄いクオリティ･･･」

ニャル子「どうです？美味しそうでしょう？結婚した暁には、毎日作らせて頂きますよ♪」

真尋「さ、クー子、ハス太準備するかー」

ニャル子「ガン無視ですか（泣）」

クー子「ニャル子、大丈夫。私が毎日食べてあげるから。性的な意味でも」

ニャル子「アンタに食べさせる物はゴマの一粒も無いですよーだ！」

ハス太「シャンタッ君もおいでー」

シャンタッ君「みー♪みー♪」

頼子「ふふ、楽しんでいらっしゃいね〜！」

3 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/06/03(日) 22:36:12.65 ID:We0Gut7so

期待

てか脳内再生がすごい

4 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 22:38:54.99 ID:WVSUdota0

＝ピクニック道中＝


真尋「ふぅ、結構歩くんだな･･･」

ニャル子「この前すっごく景色の綺麗なところを見つけたのですよ〜！」

真尋「こんな所までくる用事があったのか？」

ニャル子「お弁当の食材調達に！」

真尋「みんな！今日のお昼はほっ○もっとでいいか？」

ニャル子「いや〜ん！冗談ですよ〜！！」

ｷﾗｯ･･･

シャンタッ君「･･･？」

真尋「おーい！シャンタッ君！どうしたんだー？置いて行くぞー！」

シャンタッ君「みー！みー！」ﾀｯﾀｯﾀ！

5 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 22:44:13.35 ID:WVSUdota0

ハス太「それにしても、ホントに良い天気だねー！」

クー子「ニャル子と結ばれる日もこんな天気なら嬉しい･･･」

ニャル子「万に一つも有り得ませんので、ご心配なく。」

ニャル子「私と結ばれるのは･･･」

真尋「勿論、僕も有り得ないけどな」

ニャル子「ま〜ひ〜ろ〜さ〜ん〜（泣）」

6 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 22:49:32.14 ID:WVSUdota0

＝ピクニック＝


ニャル子「到着でーす！どうですか！とっても綺麗な景色でしょう！？」

真尋「お！ホントに綺麗･･･」

ニャル子「でしょでしょ！ささっ！ちょうどいい時間ですし、お昼にしましょう！」

ニャル子「クー子！ハス太君！ブルーシート敷いておいて下さいな！」

クー子「分かった･･･」

ハス太「了解だよ！」

真尋「僕は何をすればいいかな？」

ニャル子「そうですね〜、じゃあ一緒にお皿やお茶の準備しましょうか！」

真尋「オッケー」

7 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 22:56:52.96 ID:WVSUdota0

ニャル子「〜♪〜♪」

真尋（･･･ニャル子って普段はアレだけど、こい言うところだけ見てると家庭的だな･･･）

真尋（これであの過剰なアタックさえなければなぁ･･･）

ニャル子「？　真尋さん、どうかされました？」

真尋「い、いや！何でもないよ！えーっと、お茶注いでおこうかな･･･あっ！」ﾊﾞｼｬ

真尋「ご、ごめん！ペットボトル倒しちゃった･･･」

ニャル子「大丈夫ですか？ボーっとしてたみたいですけれど･･･」

真尋「あ、あぁ･･･ごめん･･･」

真尋（ニャル子の事考えてたなんて、冗談でも言えないな･･･）

ニャル子「お茶はまだ沢山ありますので、ご心配なさらずに♪」

ハス太「ニャル子ちゃん！真尋くん！準備できたよー！」

クー子「バッチリ」

真尋「よし、じゃあ用意したのを持って行くから手伝ってくれ！」

8 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:01:19.11 ID:WVSUdota0

＝ピクニック・お昼＝


一同「いただきまーす！」

ニャル子「どうですどうですどうです！お味の方は？」

真尋「ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･美味しいな、相変わらず料理の腕は確かだな」

ニャル子「キャー！真尋さんに褒めて頂けるなんて･･･！私はそれだけでお腹一杯胸いっぱいです♪」

ハス太「うん、ホントに美味しいね！ニャル子ちゃん、今度ボクにも料理教えてよ！」

ニャル子「真尋さんを誘惑する武器に使わないって約束できるなら！」

ハス太「ぇーｗｗ」

クー子「ニャル子のお弁当美味しい･･･今度は私が作る･･･ニャル子の寝汗入りで･･･」

ニャル子「･･･２回くらいぬっころしてやりましょうか！」

真尋「お前たち本当に仲がいいんだなぁ」

ニャル子「勘弁してくださいよ〜！」

ハス太「あはは！」

シャンタッ君「みー♪みー♪」

9 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:09:58.67 ID:WVSUdota0

真尋（今日は来て良かったな･･･最初はまた面倒な事になるかと思ったけど、こう言うのもたまには悪くない）

真尋（久しぶりだなぁ･･･こんなに楽しいと思えるの･･･）

真尋（･･･良く考えたら、いつまでこの生活が続くんだろう･･･ずっと？そんなはず無い･･･）

真尋（今までそんなこと考えたこと無かったけど･･･）

ニャル子「……よね！真尋さん！」

真尋「･･･え？」

ニャル子「私と結ばれるのは真尋さんだけですよね！MAHIROさんオンリーです！」

真尋「か、勝手に決めるなよ！」

ニャル子「またまた〜、照れちゃって〜！」

クー子「少年、顔が赤い･･･」

ハス太「えー！真尋くん！ボクも候補に入ってるよねー？」

真尋「お前ら･･･」

10 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:18:49.35 ID:WVSUdota0

＝ピクニック・昼食後＝


真尋「ふぅ、ご馳走さま」

ニャル子「はい！お粗末様でした！」

ハス太「片付けはどうしようか？」

クー子「･･･あそこにゴミ捨て場は300m先と書いてある･･･」

ニャル子「じゃあ、今度は交代で、私と真尋さんがブルーシートとか片付けますよ」

ニャル子「クー子とハス太君はゴミの方をお願いします！」

クー子「私はニャル子と一緒がいい･･･」

ニャル子「お弁当作ってやったの忘れたのですか？」

クー子「うぅ･･･卑怯･･･」

ハス太「まぁまぁ、ゴミの量もそんなに多くないし、パパっと一緒に行って来ようよ！」

ハス太「シャンタッ君もおいでー」

シャンタッ君「みー！みー！」

クー子「ぅー･･･」

真尋「さて、じゃあシート片付けるか」

ニャル子「はーい！」

11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:26:31.91 ID:WVSUdota0

＝ピクニック片付け＝


真尋「よし、これで終わり･･･っと」

ニャル子「シャンタッ君、シートの上にこぼし過ぎです･･･」

真尋「まぁ犬みたいな食べ方だからな」

ニャル子「お箸・スプーン・フォークの使い方を教えておかないと！」

真尋（どうやって持つんだ･･･）



ニャル子「ねぇ、真尋さん･･･」

真尋「ん？」

ニャル子「今日は･･･楽しかったですか？」

真尋「ああ、思っていたより楽しかったよ」

ニャル子「そうですか、良かった･･･」

真尋「ニャル子･･･？」

ニャル子「楽しんで頂けたなら、良かったです･･･」

ニャル子「真尋さん、こうやって･･･いつまでも私は真尋さんの傍に居られますか･･･？」

真尋「な、何言ってるんだよ！急に･･･」

ニャル子「この前･･･海に行ったときも言いましたが、私は･･･真尋さんの事が好きです･･･大好きです」

ニャル子「こんな日々が毎日続いて欲しい･･･平凡で構わない、真尋さんと一緒に居られれば･･･」

ニャル子「真尋さんの･･･本当の気持ちを･･･教えて欲しいです･･･」

真尋「に、ニャル子･･･」

真尋「･･･僕は･･･」

12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:29:14.96 ID:WVSUdota0

何だか「･･･」が多くて申し訳ないです。

SS自体も書くのが初めてなので、読みにくい点が多々あると思いますが、

最後まで読んで頂ければと思います。

13 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/06/03(日) 23:31:50.57 ID:ZDWITmAAO

クオリティ高いな

真尋さん攻略が早い気がするがｗｗ

14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:35:02.43 ID:WVSUdota0

ハス太「まっひろくーん！ゴミ捨て終わったよー！」

クー子「疲れた…」

ニャル子「……」

ハス太「？ニャル子ちゃん、どうかしたの？」

ニャル子「な、何でもありませんよ！」

ニャル子「ささ！腹ごなしにかくれんぼでもしましょうか〜！」

真尋「か、かくれんぼ！？」

クー子「ニャル子の得意ジャンル、ずるい…宇宙幼稚園の時からニャル子を見つけられた試しが無い…」

ハス太「確かに…でも楽しそうだねー！」

真尋「かくれんぼなんて、小学校以来だなぁ…」

ニャル子「えへへ!たまには童心に戻ってみましょうよ！」

ニャル子「じゃあ、じゃんけんで鬼を決めましょうか！」

15 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:46:37.92 ID:WVSUdota0

一同「最初はグー！じゃんけん…ポン！」

ニャル子「…私の一人負けですか…」

ハス太「あはは！それじゃあ、カウント１０数えてねー！」

クー子「今日こそは絶対に見つからない…！」

ニャル子「仕方ないですねぇ、じゃあ数えますよー」

ニャル子「１０ー、９ー、８ー、」

ニャル子「７ー、６ー…あれ…？」ﾌﾗｯ

ニャル子「…何だか…目の前が…」

ニャル子「…ぁ…」ﾄﾞｻｯ

真尋「ニャル子？」

真尋「おい！ニャル子！ニャル子！！」

ニャル子「………」

16 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/03(日) 23:56:50.38 ID:WVSUdota0

＝真尋家＝


真尋「ルーヒー…ニャル子は…」

ルーヒー「…分からないわ」

ルーヒー「熱は、微熱だから心配ないと思うけれど…」

ルーヒー「一応、さっき血液を取らせてもらったから、今から調べてみるわ」

真尋「うん…」


＝ニャル子部屋＝


ニャル子「スー……スー……」

クー子「ニャル子…」

ｶﾞﾁｬ

真尋「クー子…ニャル子は…？」

クー子「ずっと寝たまま…」

真尋「そうか…」

17 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:00:10.65 ID:mmQzdXdb0

真尋「ハス太は？」

クー子「熱さ○シートや、スポーツドリンクを買いに行ってる…」

真尋「ん…」

クー子「…ニャル子は昔から体が強かった…風邪を引いたところすら見たこと無かった…」

クー子「…ましてや、いきなり倒れるなんて…」

真尋「……」

真尋「大丈夫だよ、きっと…明日にはきっと良くなるよ…」

クー子「…うん」

真尋「ほら、クー子、まだ風呂入ってないんだろ？」

真尋「ココは代わるから、入ってこいよ」

クー子「少年…」

クー子「…分かった、ありがとう」

18 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:06:58.33 ID:mmQzdXdb0

＝看病・真尋＝


真尋「…ニャル子…」

真尋「いつも僕が起きている時はコイツの声ばかり聞こえてうるさかったけど…」

真尋「…コイツが居ないと、こんなに静かなのか…」

真尋「……」


ニャル子「…ん…」

真尋「ニャル子！？」

ニャル子「ぁ…まひろ…さん？」

真尋「ニャル子！気が付いたか！！」

ニャル子「あ、あれ？私は…？」

真尋「もう!心配したんだぞ！かくれんぼの途中に倒れて…」

ニャル子「そ、そう言えば、目の前がくらくらして…」

ニャル子「ごめんなさい！折角のピクニックだったのに！」

ニャル子「しかもかくれんぼに至っては始まってもいなかったのに…」

真尋「バカ！そんな事気にすんなよな！」

ニャル子「真尋さん…ごめんなさい…」

19 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:15:30.94 ID:mmQzdXdb0

真尋「いいから…それより…」

真尋「具合、どうだ？」

ニャル子「えっと…ちょっとボーっとしますけど、大丈夫です！」

真尋「そっか…って、さっきクー子に聞いたけど、お前、今まで風邪も引いたことないんだって？」

ニャル子「まぁ、邪神ですし、この星の人々よりは丈夫なのですよ〜」

真尋「邪神でも風邪は引くんだなぁ」

ニャル子「邪神と言っても、一応命ある生き物ですから」

真尋「そっか…」

ニャル子「ふぅ、ちょっと汗かいちゃいましたので、着替えさせて頂きますね…」

真尋「あ、あぁ…じゃあちょっと外にいるから」

ニャル子「ふふ、真尋さん、別に部屋の中に居て下さっても良いのですよ？」

真尋「な、何言ってるんだよ！さっさと着替えろよ！」

ニャル子「あはは！照れる真尋さんも可愛いです〜♪」

20 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:16:31.08 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「よっこらっせっと…あれ？」ﾍﾟﾀﾝ

真尋「おい！大丈夫か！？」

ニャル子「あらら、ごめんなさい、真尋さん…」

ニャル子「何だか…足に力が入らなくて…」

真尋「まだ、体調が回復してないのに無理するからだろ」

真尋「ほら、タオル濡らしてあるから、これで体拭けよ」

ニャル子「すみません…」

21 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:21:37.02 ID:mmQzdXdb0

＝ニャル子・復活？＝


クー子「上がった…」ｶﾞﾁｬ

クー子「…！ニャル子！」ｶﾞﾊﾞｯ

ニャル子「ちょ、ちょっと！いきなり抱きつかないで下さいよ！」

クー子「心配した！生まれてから一番心配した！！」

ニャル子「クー子…」

ニャル子「確かに、今回は迷惑を掛けました。クー子、ごめん…」

クー子「いい…ニャル子が無事ならそれで…」

真尋「ほら、クー子、ニャル子もまだ体調が回復してないんだから」

クー子「ぁ…ごめんなさい…」

ニャル子「今日だけは許します！」

真尋「ははっ…」

22 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:29:57.43 ID:mmQzdXdb0

ハス太「ただいまー！」

ハス太「あ、ニャル子ちゃん！目が覚めたんだね！」

ニャル子「ええ、今しがた…ハス太くんも、今日はごめんなさい…」

ハス太「気にしないでよ！美味しいお弁当も食べられたし！」

ニャル子「そう言って頂ければ幸いです」

真尋「さ、それじゃあもう遅いし、僕らはそろそろ寝るよ」

ニャル子「あ、真尋さん!」

真尋「ん？」

ニャル子「その…看病して頂いて…ありがとうございました」

真尋「あぁ、気にするなって」

ニャル子「クー子も、ハス太くんもありがとう」

クー子「…うん」

ハス太「早く元気になってね！お大事にー！」

真尋「ゆっくり休めよ、明日元気になった姿見に行くから…」

ニャル子「はい〜！おやすみなさい、真尋さん♪」

ﾊﾞﾀﾝ

23 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:36:13.80 ID:mmQzdXdb0

＝ニャル子・異変＝


ニャル子「…」

ニャル子「どうして…どうしてなの…！」

ニャル子「足が…動かない…」

ニャル子「……」


ｺﾝｺﾝ

ニャル子「…はい？」

ルーヒー「ルーヒーよ、入るわね」ｶﾞﾁｬ

ルーヒー「…あなた一人ね」

ニャル子「ええ、そうでけれど…」

ルーヒー「体調は？」

ニャル子「え…？」

ルーヒー「何かおかしい所とかあるかしら？体がだるいとかは除いて」

ニャル子「…特に…」

24 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:44:33.37 ID:mmQzdXdb0

ルーヒー「……」

ルーヒー「足は？」

ニャル子「……！！」

ルーヒー「やっぱり･･･」

ニャル子「私･･･どうしてしまったんですか…？」

ルーヒー「病気よ…それも、私たちの世界ですら、症例がわずかしかない程のね…」

ルーヒー「病名は……」

ニャル子「直るんですか！？」

ルーヒー「……」

ルーヒー「さっきも言ったけれど、症例はわずかしかないの」

ルーヒー「分からないことが…多すぎる…」

ニャル子「質問を変えます…」

ニャル子「私…これからどうなるのですか？」

ルーヒー「……」

25 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 00:50:23.80 ID:mmQzdXdb0

今日はそろそろ寝ないと行けないのでここまでです。

中途半端でごめんなさい…　+　内容のレベルが低くですみません。

朝、書けるようならまた少し書かせて頂きます。

26 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/04(月) 00:59:57.23 ID:xRJmbvw+o

乙
続き待ってます

27 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 06:18:34.56 ID:mmQzdXdb0

＝翌日＝



真尋「ニャル子、入るぞー？」ｶﾞﾁｬ

ニャル子「あ、真尋さん！おはようございます〜！」

真尋「ああ、おはよう」

ニャル子「昨日は大変ご心配をお掛けいたしました…」

真尋「もういいって、それより具合はどうだ？」

ニャル子「熱もバッチリ下がりましたよ！」

ニャル子「ほら！ほら！おでこ触って下さいよ！」

真尋「どれどれ……ん…確かにもう平熱だな」ﾃﾞｺﾋﾟﾝ

ニャル子「ｱｲﾀ！」

ニャル子「うぅぅ･･･真尋さん、私まだ病人なんですよ〜（泣）」

真尋「心配掛けたバツだ」

ニャル子「ぅー…」

真尋「それより、朝ごはんできてるからリビング来いよ」

ニャル子「ウッヒョー！真尋さん作ったブレックファースト！！」

ニャル子「いつもなら光の速さを超えて頂くのですが…」

28 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 06:25:56.77 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「どうやら私…足から来る風邪だったようで…」

真尋「…は？」

ニャル子「いやほら！鼻から来る風邪、喉から来る風邪にベン○ブロックとかあるじゃないですか〜」

真尋「そりゃ、鼻や喉は聞くけど…」

ニャル子「それの足版です！」

真尋「意味不明なんだが…」

ニャル子「ほ、ホントなんですよ〜！」

ニャル子「昨日、真尋さん達が部屋を出た後、ルーヒーさんから電話があって教えて貰ったんですよ！」

ニャル子「だから、まだ足に力が入らなくて…」

真尋「ん〜…まぁ、その足から来る風邪は良く分からないけど」

真尋「昨日の今日だから、さすがにまだ完全に回復はしないよな」

ニャル子「そう言うことなので…」

ニャル子「ここで真尋さんに、あーんして貰いたく…」

真尋「さて、掃除でもしてくるかな」

ニャル子「あー！あー！冗談ですよ！ご飯持ってきて頂くだけで十分なので！！」

真尋「仕方ないなぁ…ちょっと待ってろ」

29 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 06:34:55.99 ID:mmQzdXdb0

＝朝ごはん＝


ニャル子「わぁ〜！おかゆだ〜！」

真尋「胃に優しい物がいいと思ったからな」

ニャル子「うぅ…私の体調のことまで考えてご飯を作ってくれるなんて…」ｳﾙｳﾙ

真尋「いいから、早く食べろって」

ニャル子「はい！いっただっきま〜す！」

ニャル子「ﾓｸﾞﾓｸﾞ…んー！染みます！心に染みる美味しさです！！」

真尋「大げさだなぁ…」

ニャル子「大げさなものですか！」ｶﾞﾂｶﾞﾂ

真尋「はいはい、そんな焦って食べるなよ…」

30 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 06:54:44.80 ID:mmQzdXdb0

ｺﾝｺﾝ

真尋「はーい？」

ｶﾞﾁｬ

クー子「ニャル子、少年、おはよう…」

ハス太「おはよう！ニャル子ちゃん、具合はどう？」

ニャル子「元気100倍ニャルラトホテプですよ〜！」

ニャル子「1日寝ればバッチリ完治しました！」

クー子「そう…それなら良かった」

クー子「私は今から仕事…」

真尋「え？今日は日曜日だぞ？」

クー子「課長から直接指令が出た…一週間ほど他の星に行かないといけない…」

真尋「おいおい！明日から学校はどうするんだ？」

クー子「都合よく学校を休む旨、設定を変えておいた…」

真尋「……」

31 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 07:03:36.35 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「あ…もしかしてアンタ、私の分の仕事まで…」

クー子「気にしないで、ニャル子は体調を治すことだけを考えて…」

ニャル子「クー子…」

ハス太「わ！クー子ちゃんもこの星出ちゃうんだ？」

ハス太「実は僕もしばらくパパの仕事お手伝いで地球を出ないといけなくって…」

ハス太「ごめんね、昨日の夜いきなり決まっちゃって…」

真尋「まぁ、仕事なら仕方ないよな」

ニャル子「…と言うことは…真尋さんとの二人だけの時間が…」

クー子「少年…私が居ない間に、ニャル子に変な事したら…燃やす…」

真尋「ない。絶対にしないと誓える。」

ニャル子「真尋さん…そこまで否定しなくても…（泣）」

ハス太「あはは！それじゃあ、僕らは行ってくるねー！」

ハス太「ニャル子ちゃんも、早く良くなってね！」

クー子「ニャル子、寂しかったらいつでも電話してきて…24時間365日受け付けるから…」

ニャル子「…年に1回でも良い位だと思いますが…」

32 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 07:09:19.32 ID:mmQzdXdb0

＝二人きりの休日？＝


ニャル子「んー…！真尋さんとの二人だけの時間！これは神様が与えてくださったご褒美なのですね！」

真尋「お前も邪神とは言え、一応神様だろ」

ニャル子「あ、そうでしたね！」

真尋「全く…ほら、ちょっと買い物に出かけてくるけれど、何か欲しいものあるか？」

ニャル子「あわわ…今日は雷ですか…？」

真尋「…快晴なんだが…」

ニャル子「い、いや！朝一で真尋さんがこんなに優しかったので…つい…」

真尋「いらないのなら、別にいいけど…」

ニャル子「あー！あー！いりますいります！一つだけ欲しいものが…」

ニャル子「食べ物じゃないんですが…ノートを1冊…買ってきて頂けませんか？」

真尋「ノート？学校用のやつじゃ駄目なのか？」

ニャル子「ちょうど使い切ってしまいまして…ほら、この前も真尋さんにお借りしたじゃないですか！」

真尋「あー…そう言えば…」

真尋「まぁ、僕のノートもそろそろ無くなりそうだし…」

真尋「それだけでいいのか？食べたいものとかないのか？」

ニャル子「真尋さんの作ってくれる料理なら何でもＷＥＬＬＣＯＭですよ！」

ニャル子「ただ…さっきのおかゆで、しばらくお腹は空かないと思いますので…」

真尋「ん…そっか。分かった」

真尋「それじゃあ、ちょっと行って来るよ」

ニャル子「いってらっしゃいませ！ご主人様！」

真尋「……」

33 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/04(月) 07:23:56.37 ID:PfFnArZIO

すみません、会社に行く時間になってしまって…

帰宅次第書き込む作業に戻ります（泣）

34 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/06/04(月) 08:17:35.41 ID:WTyL82Si0

十分面白いですよ
期待してます

35 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/04(月) 09:14:21.02 ID:eQ98kr1Qo

鬱展開はヤダー

36 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [saga]：2012/06/04(月) 17:25:59.30 ID:loMqJPnW0

ざっと見た感じ>>1さんはアニメから入った人かな？
なんかニャル子の雰囲気がアニメ版の乙女なニャル子っぽい。
ちなみにニャル子は一度かかった病気の見切りを覚え、二度と罹らないとかなんとか（ロマサガネタ）

37 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]：2012/06/04(月) 17:36:56.43 ID:WTyL82Si0

>>36
ラノベだったらどんな感じ？

38 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/04(月) 20:11:58.69 ID:mmQzdXdb0

ただいま帰宅致しました。

35さん　バットエンドは苦手なのです…

36さんの言うとおり、アニメから入ったので原作設定を知らず…ごめんなさい（泣）

39 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 20:20:12.64 ID:mmQzdXdb0

ﾊﾞﾀﾝ

ニャル子「……」

ニャル子「はぁ…」

ニャル子「これは…思っていた以上に深刻ですねぇ…」

ニャル子「どれだけ…誤魔化せるか…」

ニャル子「シャンタッ君…」

シャンタッ君「みー？」

ニャル子「…私、どうすれば……」

シャンタッ君「みー…」

ニャル子「…」

40 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 20:27:47.64 ID:mmQzdXdb0

＝買い物＝

真尋「全く…母さんも、いきなり邪神狩りのバイトだなんて…」

真尋「今までは年1回だったのに…」

真尋「まぁ、仕方ないか」

真尋「お！ノート10冊298円か…」

真尋「ノートはこれでいいかな」

真尋「後は、食材だな…」

真尋「えーっと…ニャル子、どんなの好きだったかな…」

真尋「そういえば、アイツなんでも美味しい美味しいって食べるから、特別何が好きかって、意識したことなかったなぁ…」

真尋「…よし、甘いものでも買ってやるか」

41 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 20:50:49.11 ID:mmQzdXdb0

＝真尋家＝

真尋「ただいまー」

ニャル子「あ、真尋さん！お帰りなさい！」

ニャル子「真尋さんが居ない時間が永遠に感じられましたよ…うぅぅ…（泣）」

真尋「たった1時間で大げさだなぁ」

真尋「それより、お昼は食べるか？」

ニャル子「あ…い、いえ！さっきおかゆを頂きましたので！」

真尋「そっか…まぁ、食べたくなったら言ってくれよ」

ニャル子「なんとお優しい…やはり今日は嵐が来るんじゃ…」

テレビ「今日の天気は一日快晴！降水確率０％です！」

真尋「…だそうだ」

ニャル子「およよ…」

42 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) ：2012/06/04(月) 21:03:40.86 ID:zwzFYdK40

はよしてくれ、いや
早く頼みます。

43 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 21:05:43.56 ID:mmQzdXdb0

真尋「それより、ほら、これ…」

真尋「頼まれてたノート、10冊入りの安物だけど…」

ニャル子「あぁ！ありがとうございます〜♪」

ニャル子「真尋さんから頂いたノート…本来は世界遺産並みに大事にとって置くのですが…」

真尋「使えよ、おい…」

ニャル子「あはは〜！まぁまぁ、それだけ嬉しいって事ですよ！」

真尋「おかしな奴だな…まぁ今までもそうだったけど」

ニャル子「フォローの「ふ」の字もないですね！（泣）」

ニャル子「…さて、それじゃあ私は少し休ませて頂こうかと」

真尋「ああ、ゆっくり寝てくれ」

ニャル子「ありがとうございます。晩ご飯まで寝てたら起こして下さいね♪」

ニャル子「白雪姫の様にキスで起こしてくれても…」

真尋「フォークでいいよな？」

ニャル子「じ、冗談ですよ〜！！」

ニャル子「そ、それではお休みなさい〜！」

44 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 21:21:26.22 ID:mmQzdXdb0

＝居間＝


真尋「さて、洗い物も終わったし…」

真尋「何しよう…」

真尋「…最近、こんなに静かな時間を過ごすこと、無かったな…」

真尋「まぁ、一週間もしたら、みんな帰ってきて、また騒がしくなるだろうし」

真尋「今の内にゆっくり休んでおくか」

真尋「たまには昼寝でも…」

真尋「…」

真尋「ｳﾄｳﾄ…」

真尋「ｚｚｚ…」

45 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 21:33:46.58 ID:mmQzdXdb0

＝19時＝

真尋「ん…」

真尋「…いつの間に寝たんだろう…」

真尋「って、もう19時じゃないか！」

真尋「疲れてたって言っても、ニャル子にあんな事言っておいて、自分がこれじゃあ…」

真尋「ふぅ…とにかく晩ご飯作るか…」


真尋「ニャル子ー！遅くなったけど、ご飯できたぞー！」ｶﾞﾁｬ

ニャル子「あ、真尋さん！もうそんな時間ですか？」

真尋「もう19時半だよ」

ニャル子「ホントだ…」

真尋「ん？何かしてたのか？」

ニャル子「いえいえ、私も今の今まで寝ていましたよ」

真尋「そっか…」

46 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 21:40:24.68 ID:mmQzdXdb0

真尋「とりあえず、ラーメン作ってきたけど」

ニャル子「わ〜！ちょうどお腹が減っていたのですよ〜！」

真尋「ならよかった…」

真尋「塩としょうゆ、どっちがいい？」

ニャル子「ええっと…それじゃあ、しょうゆを！」

真尋「じゃあ僕は塩を…」

ニャル子「それじゃあ、真尋さんが丹精込めて作って下さったラーメン、いただきま〜す！」

真尋「インスタントだけどな」

ニャル子「真尋さんが作ってくれた事に意味があるんです！」

47 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 21:49:10.61 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「ｽﾞｽﾞｽﾞｰ!　ぷはー！いつもながら心に染みますね〜！」

真尋「そんな熱いのよくガツガツ食べられるな…」

ニャル子「え？…あ、あぁ！それはもう…お昼を食べてない分お腹が減っていましたので！」

真尋「ふーん…まぁ、食欲が戻ったのならいいけど」

真尋「ん？ニャル子、お前…指、怪我したのか？」

ニャル子「え？どこですどこです？」

真尋「ほら、人差し指…」

ニャル子「あ、ホントだ…さっきノートを触ったときに紙で切っちゃったのでしょうか…」

真尋「うわ〜…考えただけでゾクッとする！」

真尋「ちょっと待ってろ、絆創膏取ってきてやるよ」

ニャル子「あ！真尋さん、そんなお気になさらずに…」

真尋「見てるこっちが痛いんだよ」

ニャル子「あぅー…ごめんなさい…」

48 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 22:01:17.90 ID:mmQzdXdb0

真尋「ほら、指出して…」

ニャル子「あ、はい…」

真尋「うわ、結構深く切ってるんじゃないか？」

ニャル子「そ、そうでしょうか？気付かなかった位なので、何てことありませんよ！」

真尋「タフだなぁ…」

ニャル子「真尋さん、これが婚約指輪なら…」

真尋「何バカな事いってるんだよ」

ニャル子「言う位ならタダかと思いまして」

真尋「…」

49 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 22:14:09.82 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「ご馳走様でした〜♪」

真尋「お粗末様」

ニャル子「いや〜、真尋さんの愛がこもっていて、尚且つあっさりした味でした！」

真尋「味の方はベタな感想だな…」

ニャル子「あ、あはは〜！」

真尋「洗い物終わったら、熱いお茶入れてくるよ」

ニャル子「真尋さんが、ずっと優しい…！」

ニャル子「これは…一生病人でいるのもいいですねぇ〜♪」

真尋「何言ってるんだか…」


＝リビング＝


真尋「それにしても、ニャル子の奴、あんな怪我してたら普通に気付くだろ…」

真尋「まぁ、普段から魔物やクー子たちと戦ったりしてるから、あんな位じゃ何とも思わないのかな…」

真尋「…」

真尋「考えすぎかな…」

50 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 22:26:35.44 ID:mmQzdXdb0

＝ニャル子部屋＝


真尋「ほら、お茶入れてきてやったぞー」

ニャル子「わわ！ありがとうございます〜！」

ニャル子「いやー！ああ言う塩分たっぷりの物を食べると喉が渇きますね〜！」

真尋「確かにな…ほら、熱いから気を付けろ」

ニャル子「はーい！…ｱﾁﾁﾁﾁ、ホントに熱いですね〜！私のハートも負けず劣らず熱いですが！」

真尋「…」

真尋「お前…」

真尋「…それ、冷茶だぞ…？」

ニャル子「ぇ…」

ニャル子「で、ですよね〜！真尋さんのジョークに乗ってみたらどうなるかな〜って思いまして！」

ニャル子「ｽﾞｽﾞｽﾞ…う〜ん！冷えていますね〜！キンキンに！」

真尋「…常温の…お茶だけど…」

ニャル子「ぁ…嘘…」

真尋「ニャル子！お前！！」ｶﾞｯ！

51 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 22:36:47.54 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「あわわ…真尋さん、激しいのがお好みなのは分かりますが…」

真尋「ごまかすな！！」

ニャル子「…」

真尋「お前…どうしたんだよ…」

ニャル子「…」

真尋「黙ってたら分からないだろ！」

ニャル子「…」

真尋「おい！ニャル子…！」

ニャル子「………です…」

真尋「え…？」

ニャル子「私！！病気なんです！！」

真尋「病気って…」

真尋「…風邪だって…言ったろ！？」

ニャル子「そうでも言わないと…真尋さんにご迷惑をお掛けてしまうと思ったので…」

真尋「……」

52 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 22:53:01.54 ID:mmQzdXdb0

ニャル子「私にも分からないんです！どんな病気で、どうなるのか！！」

ニャル子「私たちの星でも、症例が全く無いらしくて…」

真尋「…ルーヒーから、聞いたのか…？」

ニャル子「…ｺｸﾝ」

真尋「……」

真尋「熱いとか、痛いとか…感じないのか？」

ニャル子「…はい…」

真尋「いつからだよ！？」

ニャル子「気付いたのは…今朝、真尋さんがおかゆを持ってきてくれた時から…」

ニャル子「その…味も、しなくて…」

真尋「なんだよ…それ…」

ニャル子「ごめんなさい…」

真尋「………」

53 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 23:02:54.83 ID:mmQzdXdb0

ふぅふぅ…ちょっと休憩させて頂きます…スローペース+ワールド設定無視でごめんなさい（泣）

パラレルワールドとして見て貰えればと思います。

54 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/04(月) 23:03:30.89 ID:xiuVzrIdo

バッドエンドしか見えない

55 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/06/04(月) 23:04:44.01 ID:DhsLaC96o

書きダメとかはしないのか？

いや別にこのままでもいいんだが……

56 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/04(月) 23:46:01.22 ID:mmQzdXdb0

書きダメ…そうですね！今後少し書きダメをしてから書くほうがいいかも知れないですね！

今日は後少しだけ書かせて頂きます。

グッドにしろバッドにしろ、明後日には完結できるかな？

57 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 23:49:15.05 ID:mmQzdXdb0

真尋「昼間、ご飯を食べなかったのは…そう言うことだったのか？」

ニャル子「はい…」

ニャル子「味とか聞かれると、すぐバレてしまうと思いまして…」

真尋「バカっ！！」

ニャル子「！？」ﾋﾞｸｯ

真尋「なんで…」

真尋「なんで言わないんだよ！！」

ニャル子「……」

真尋「ご、ゴメン…」

真尋「…辛いのはニャル子なのにな…」

ニャル子「いえ！その…ごめんなさい…」

58 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/04(月) 23:58:59.11 ID:mmQzdXdb0

真尋「…その病気、自然に治ったりするのか？」

ニャル子「残念ながら…数少ない同じ病気に掛かった人で、治った例は…ないそうです…」

真尋「そんな…」

真尋「そんなの…酷すぎるじゃないか…！！」

ニャル子「……」

ニャル子「真尋さん…私は、この現実を受け止めています」

ニャル子「この後、自分がどうなろうとも、それは私に課せられた運命なんです…」

真尋「どうなろうともって…ニャル子…お前、これからどうなるんだよ…？」

ニャル子「…分かりません」

ニャル子「でも、私には真尋さんがいます…」

ニャル子「怖くもなんともありません」

真尋「……」

59 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/05(火) 00:03:27.09 ID:RcC49AYC0

ニャル子「これはきっと真尋さんと出会えた対価なんだと思います」

真尋「…ぇ？」

ニャル子「この広い宇宙で、数え切れない生物がいる中で…」

ニャル子「真尋さんと出会えた…それは奇跡といっても良い位だと思います…」

ニャル子「いえ、奇跡ですね…」

ニャル子「私にとっては…それだけでお腹一杯…満足です。」

ニャル子「…でも、もし、もう少し欲張ってもいいなら…」

ニャル子「私がこうやって、まだ真尋さんと話せる間に…」

ニャル子「真尋さんの口から、昨日のピクニックの時の答えを…聞きたいです」

真尋「……」

ニャル子「もう歩けないですし、食べ物の味も分からない…体の感覚も無い…」

ニャル子「そんな人を…もとい邪神を、好きになってくれると思いませんけれど…」

ニャル子「やっぱり…答えは聞きたいです…」

ニャル子「ニャル子…」

ニャル子「…はい…」

真尋「僕は……」

60 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/05(火) 00:05:13.58 ID:RcC49AYC0

それでは今日はおやすみです。

読んで頂いた方、ありがとうございます。

レベルの低いＳＳですが、明日もまた宜しくお願い致します。

61 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/05(火) 00:06:42.56 ID:0GDAg2jDo

いいよいいよ！
期待しとるで！

62 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/05(火) 00:12:40.93 ID:nki/IenSO

アンク−！早く来てくれー！！

63 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/06/05(火) 02:30:51.71 ID:vXpuDqOWo

乙乙です
あかんこのSS読んでたら小説全巻そろえてしまいそうだ

64 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]：2012/06/05(火) 08:55:34.50 ID:OGh9br55o

これはグリード化ですね、間違いない

65 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/05(火) 14:12:43.09 ID:5/D3shjOo

言うのが遅い感があるけど、三点リーダは全角二文字分使う形(「…」じゃなくて「……」)が一般的なので、直せるところは直してもらえると、個人的には、読みやすいです

66 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [saga]：2012/06/05(火) 16:52:39.31 ID:NHlO6as70

>>63
アニメから入った人はキャラの違い（主にニャル子）に驚くはず。
原作ニャル子はもっとえげつないキャラだしね。（真尋さんLOVEなのは変わらんが）
スピンオフの４コマ漫画「スーパーニャル子ちゃんタイム」もヨロシク！こっちのルーヒーさんは変態淑女だぜ！

67 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/05(火) 21:49:17.10 ID:NcB8mcTwo

原作もアニメみたくパロ尽くしなの？

68 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/06(水) 00:00:55.65 ID:OYq2l1nVo

パロ尽くしというより、基本的に9割方がパロネタ

真尋がいつまで立ってもデレてくれなくてシリアスな雰囲気で泣きそうになりながらネタ入れてたしな

69 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/06(水) 00:03:45.80 ID:OYq2l1nVo

9割方ってのは言いすぎかもしれないけど、とにかくネタが多過ぎてネタとはわかるけど元ネタがわからないなんてのも少なからずある

70 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 09:59:22.07 ID:rGwCApaD0

真尋（……ここで僕が、ニャル子のことを好きだと言えば、それでいいのだろうか？）

真尋（こんな風になってしまったニャル子はそれで、喜んでくれるかも知れない……）

真尋（でも……本当にそれでいいのか？）

真尋（そもそも僕は、ニャル子の事をどう見ているんだ……）

真尋（友達？家族？恋人？）

真尋（……分からない）

真尋「……」

真尋「僕は……ニャル子のことを友達以上のものだと思ってる……」

真尋「でも、それがニャル子のことを好きだってことなのかは分からない……」

ニャル子「真尋さん……」

真尋「ごめん……」

ニャル子「……」

71 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 10:11:13.59 ID:rGwCApaD0

ニャル子「あはは！困ってる顔の真尋は可愛いですね〜♪」

真尋「なっ……お前、僕は真剣に言ってるのにっ！」

ニャル子「ご、ごめんなさい！でも、私の為にそこまで悩んでくれた真尋さんを見れたのは思わぬ収穫でした。」

ニャル子「そしてありがとうございます！真尋さんのお気持ちを聞けただけで、1週間分くらいのパワーが充電されましたよ！」

真尋「なんだよそれ……」

ニャル子「まぁ、先ほどこの病気に掛かった人で治った例は無いと申し上げましたが、」

ニャル子「このニャルラトホテプ！数々の奇跡を起こしてきた私ですよ！」

ニャル子「そうそう病気なんかにやられてたまりますかってのですよ！」

真尋「そ、そっか……いつもあんな怪物なんかと戦ってるんだもんな……」

ニャル子「そのとーりです！」

72 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 10:27:03.12 ID:rGwCApaD0

真尋「ってことは……さっきもう歩けないとか食べ物の味がしないとか言ったのは……」

ニャル子「いや〜、余命を過ごす可愛そうな少女を演じれば、真尋さんも振り向いてくれるのでは無いかと思いましたが……」

ニャル子「やはりなかなかガードが固いですね！真尋さんは！」

ニャル子「もっとも、そんな真尋さんが大好きなのですが♪」

真尋「……」ﾁﾗｯ（ﾌｫｰｷﾝｸﾞ!）

ニャル子「ひゃああああ！！ごめんなさい！ごめんなさい！冗談です！」

真尋「全く……心配させんなよな……」

ニャル子「あはは……」

73 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 10:41:39.02 ID:rGwCApaD0

＝友達以上・恋人未満＝


ニャル子「さて、もう12時ですか……」

ニャル子「そろそろ寝るとしましょうかね。」

ニャル子「……」

ニャル子（そっか……友達以上、ですか……）

ニャル子（……）

ニャル子（どうして、あんな嘘付いたんだろ……）

ニャル子（あのまま本当の事を言って、真尋さんに甘えても良かったのに……）

ニャル子（バカだ……私、バカだ！こんなことしたら、後々真尋さんを悲しませるだけじゃないですかっ！）

ニャル子（悲しむ？……私が居なくなったら真尋さんは悲しんでくれるのだろうか……？）

ニャル子（……）ﾎﾟﾀ

ニャル子（……う……ぅぅ……）ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

ニャル子（死にたく……ないですよ……）ｸﾞｽﾞｯ

ニャル子（……助けて……真尋……さん……）

74 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 10:57:31.36 ID:rGwCApaD0

＝夢？＝

ｺﾝｺﾝ…

真尋「ニャル子、入るぞー」ｶﾞﾁｬ

ニャル子「あ、おはようございます、真尋さん！」

ニャル子「真尋さんでしたら、ノック無しでいつでもウェルカムですよ〜♪」

真尋「何言ってるんだか……」

真尋「それより、具合は？」

ニャル子「さすがにこの私でも、昨日今日での復活は難しいですねぇ」

真尋「そっか……」

真尋「朝ごはん、食べれるか？」

ニャル子「モチのロンです！頂くに決まってるじゃないですか〜！」

75 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 11:12:12.21 ID:rGwCApaD0

真尋「ん、じゃあリビングまで連れて行ってやるから、ほら背中乗れよ」

ニャル子「……」ﾎﾟｶｰﾝ

真尋「ニャル子？どうしたんだよ？」

ニャル子「い、いえ……その、今までそんなお言葉を頂いたことがありませんでしたので（汗）」

真尋「さすがにずっとこの部屋の中だと窮屈だろ」

ニャル子「うぅぅ……なんとお優しい……今日は絶対雷……」

真尋「残念だけど、今日も晴れてるな」

ニャル子「真尋さん……」

真尋「ん？」

ニャル子「お姫様抱っこでも……///」

真尋「調子にのるな」ｷﾗﾝ（ﾌｫｰｷﾝｸﾞ）

ニャル子「うひゃあ！」

76 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 11:32:27.30 ID:rGwCApaD0

ニャル子「ご馳走様でした〜！」

真尋「量、大丈夫だったか？」

真尋「味のしない料理をあんまり食べても嬉しくないだろうから、ちょっと少なめにしだんだけど……」

ニャル子「なんと言う気配り目配り！！」

ニャル子「世の中のサラリーマンは名刺を配っているだけだと言うのに……」

真尋「それは失礼だろ……」

ニャル子「すんません、言ってみたかっただけです。」

ニャル子「でも、本当にすみません……気を使って頂いて……」

真尋「いいよ、それより早く味覚が戻るといいな」

ニャル子「真尋さんが作る料理の為に！一日も早く復活しますよ〜！」

77 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 11:54:03.17 ID:rGwCApaD0

ニャル子「それより真尋さん、今日は月曜日なので、そろそろ学校に行くお時間では？」

真尋「あぁ、それなんだけど、今日は風邪引いたってことで休んだよ」

ニャル子「えぇ！？一体全体どうしてですか！？」

真尋「お前だよ、お前。またいきなり倒れられたら困るからな。」

真尋「今日一日、なんとも無いようだったら、明日からは行くよ」

ニャル子「……」ｷﾞｭｳｷﾞｭｳ

真尋「なんだよ、自分のほっぺたつねって……」

ニャル子「いえ、まだ夢の中かと思いまして。」

ニャル子「……なんだか真尋さんが優しすぎて怖いです。」

真尋「そう思うんなら、早く体治せよな」

ニャル子「あぁでも、治ったらまた真尋さんのフォークの出番が増えてしまいます……」

真尋「3倍だな」ｷﾗﾝ

ニャル子「ぐぬぬ……」

78 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 11:56:17.42 ID:rGwCApaD0

ちょっとお昼ご飯食べて参ります。

後、アドバイス頂いた方、ありがとうございます。

普段小説も全く読まないので、三点リーダの存在すら知りませんでした…

……小説読む読まない以前の問題だと思いますが（泣）

79 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/06(水) 14:21:38.49 ID:C0Xv1CTOo

楽しみにしてるぞ

80 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 16:05:58.49 ID:rGwCApaD0

ニャル子「と言うことは、今日も真尋さんと二人きり……」

真尋「シャンタッ君も居るけどな」

シャンタッ君「みー！みー！」

ニャル子「シャンタッ君、たまにはカプセルに帰りなさい。」ﾎﾞﾝ！

真尋「おぃ……」

ニャル子「さぁ、これで誰にも邪魔されることの無い二人っきりです！」

ニャル子「と言うことで……」

ニャル子「真尋さん、デートに行きましょう♪」

真尋「で、デートって……お前その体でどうやって……」

真尋「さすがにずっとおんぶはできないぞ？」

ニャル子「と言うと思いまして、宇宙車椅子を用意しておいたのですよ〜！」ﾎﾞﾝ

真尋「ダメだ……ご都合主義すぎる。絶対今まで乗る機会なかっただろ……」

81 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 16:16:14.15 ID:rGwCApaD0

ニャル子「まぁまぁ、細かいことは気にせずに！」

ニャル子「宇宙車椅子と言っても、旧式なので、普通に押して貰う事にはなりますが……」

ニャル子「別にデパートに行ったり、ウィンドウショッピングをしようとは思っていません。」

真尋「じゃあどこに行くんだよ？」

ニャル子「近くの、公園に行きたいです……」

真尋「公園？別に他のところでもいいけど……」

ニャル子「いえ、公園でいいんです。それにほら、真尋さんは学校お休みされているのに、街中に行って、誰かに見つかっても後々面倒じゃないですか！」

真尋「確かに……」

ニャル子「そうと決まれば、善は急げ！急がば回れです！さっそく準備して行きましょう！」

真尋「……後者は明らかに違う気がするんだが……」

82 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 16:36:31.00 ID:rGwCApaD0

＝公園道中＝

ｶﾞﾗｶﾞﾗ……

ニャル子「ひゃー！車椅子なんて乗ったこと無かったですが、以外に悪くないものですね〜!
」

真尋「そうなのか？僕も乗ったこと無いけど……」

ニャル子「真尋さんに何かあって車椅子生活になっても、私はいつまでもお供させて頂きますよ！」

真尋「縁起でもないこというな。それに今のカッコで言われても全然説得力ないし」

ニャル子「あはは、確かにそうですよね」

真尋「ほら、着いたぞ」

ニャル子「思った以上に早かったですね……」

真尋「徒歩5分だからな」

ニャル子「私としては後3時間程、真尋さんに車椅子を押して頂きたかったのですが！」

真尋「断固拒否する」

ニャル子「あぅ……」

83 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 16:50:01.83 ID:rGwCApaD0

＝公園＝


ニャル子「誰も、いませんね……」

真尋「まぁ、平日のこの時間だしな」

ニャル子「真尋さん、あそこのベンチまで連れていってもらえませんか？」

真尋「ん？あぁ、ほら、つかまれよ」

ニャル子「すみません、ありがとうございます……」

真尋「ここでいいのか？」

ニャル子「ええ、ここに座らせて頂きますね。」

真尋「ああ……」

ニャル子「……」

ニャル子「……空、綺麗ですね」

真尋「……そうだな」

ニャル子「つまらないですか？」

真尋「いや、たまにはこうやってのんびりするもの悪くないかなって」

ニャル子「そうですか……」

84 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 17:01:42.42 ID:rGwCApaD0

真尋「普段、お前らが騒ぎまくってるからな。」

ニャル子「えー、私よりクー子やハス太くんの方が……」

真尋「間違いなく、お前がトップだ」

ニャル子「そんなぁ〜……」

ニャル子「真尋さんは、おとなしい女の子のほうが好きなんですか？」

真尋「なんでそんな話になるんだよ……」

ニャル子「ﾁｯﾁｯﾁ！分かってないですね〜、真尋さんは。」

ニャル子「女の子は常にそう言うことを気にするものなんですよ〜！」

真尋「お前の場合はストレートすぎるだろ」

ニャル子「むぅ〜……」

85 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 17:19:58.26 ID:rGwCApaD0

ニャル子「……」

真尋「……」

ニャル子「ねぇ、真尋さん……」

真尋「ん？」

ニャル子「膝枕しましょうか？」

真尋「遠慮する」

ニャル子「ぅ……じゃあ、真尋さんが膝枕して下さい。」

真尋「な……普通は女の子がするものだろ！」

ニャル子「だって、今真尋さん断ったじゃないですか〜！」

真尋「だってお前、そんなとこ誰かに見られたら……」

ニャル子「見られたら……？」

真尋「勘違いされるだろ！」

ニャル子「私は一向に構わないのですが……」

真尋「僕が構うんだよ！」

86 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 17:36:23.35 ID:rGwCApaD0

ニャル子「真尋さん、お願いします！一生のお願いです！」

真尋「ぐっ……一生……だな？」

ニャル子「えぇ！？して頂けるのですか？」

真尋「一生に一回のお願いだからな……！」

真尋「2回目はないぞ……」

ニャル子「このニャルラトホテプ！今まで一度でも嘘を付いた事がありますか！？」

真尋「説得力が無さ過ぎて、コメントができん……」

真尋「ほら……ちょっとだけだからな」

ニャル子「うひゃー！真尋に膝枕してもらえるなんて……」

87 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 17:52:31.38 ID:rGwCApaD0

ニャル子「それでは、失礼いたしまして」ﾎﾟﾌ

ニャル子「……こんな風に誰かに膝枕してもらうの、初めてです……」

真尋「僕だって初めてだよ……」

ニャル子「と言うことは！私が真尋さんの初めてを……！」

真尋「めんどくさい言い回しせんでいい」

ニャル子「えへへ……」

ニャル子「……2年くらいこうしていてもいいですか？」

真尋「落としていいか？」

ニャル子「じょ、冗談ですよ〜！！（汗）」

88 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 18:05:32.29 ID:rGwCApaD0

＝ねるらとほてぷ＝


ニャル子「……」

真尋「ほら、ニャル子、もういいだろ……」

ニャル子「……」

真尋「おい、ニャル子ったら！」

ニャル子「……Zzz」

真尋「……本当に寝てるよ……」

ニャル子「ぅ〜ん……ﾑﾆｬﾑﾆｬ……まひろ……しゃん……」

真尋「……」

89 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 18:20:18.97 ID:rGwCApaD0

真尋「コイツ、こんなに小さかったのか……」

真尋「こんな体で……いつも僕を守ってくれてるんだな……」

真尋「……」

真尋「髪の毛、サラサラだなぁ」ｻﾜｻﾜ

ニャル子「……ｸｼｭｯ！」

真尋「うわっ！」

ニャル子「……Zzz」

真尋「なんだよ、くしゃみか……ビックリした……」

真尋「……」

真尋「こうやって見てると、普通の女の子と変わらないな……」

真尋「ねるらとほてぷ……」

真尋「……」

90 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 18:37:58.03 ID:rGwCApaD0

＝夕方＝


ニャル子「……さん……」

真尋「……ん……？」

ニャル子「真尋さん、ま〜ひ〜ろ〜さ〜ん〜」

真尋「あれ……僕は……？」

ニャル子「あ！やっと起きましたね！もう夕方ですよ〜！」

真尋「えぇ！？」

真尋「ほ、ホントだ……」

ニャル子「まぁ、真尋さんもお疲れだったようなので、2時間程待ってみたのですが……」

ニャル子「一向に起きる気配が無かったので、アナログニャル子目覚ましを使ってみました！」

91 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 18:51:21.41 ID:rGwCApaD0

真尋「ご、ごめん……って何だよ、それ……」

ニャル子「いつもニコニコ這い寄る混沌、ニャルラトホテプ目覚ましです！」

ニャル子「今ならこの婚姻届に印鑑を押して頂ければ、無料で付いて来ます！」

真尋「……さりげなくとんでもない事をいうな」

ニャル子「あはは……」

真尋「……もう18時か、かなり寝ちゃったんだなぁ」

ニャル子「私としては真尋さんの寝顔がみれたので、ラッキーでしたが！」

ニャル子「ほら、携帯のカメラでも240枚程……」

真尋「どれどれ……」『全削除』ﾋﾟｯ!

ニャル子「あああぁぁぁぁぁぁぁぁ！！」

92 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 19:04:07.56 ID:rGwCApaD0

＝真尋家＝


ニャル子「真尋さん、今日は一日お付き合い頂いてありがとうございました！」

真尋「8割寝てた気がするけど……」

真尋「折角作った弁当も食べ損ねたし……」

ニャル子「まぁまぁ、晩ご飯に回せたので、よしとしましょう。結果オーライです。」

真尋「そうだな……」

ニャル子「真尋さんの寝顔写真を消されたのはショックでしたが……ｹﾎｯ!ｹﾎｯ!」

真尋「おい、大丈夫か？」

ニャル子「だ、大丈夫ですよ！ちょっとむせてしまっただけです！ｹﾎｯ…」

真尋「まぁ、取り合えず、今日はもう休めって」

ニャル子「えー！昼間あれだけ寝たから、まだ全然大丈夫ですよ〜！」

真尋「そんなことしてると、治るもんも治んないだろ？」

ニャル子「ぅー、分かりましたよ〜……」

93 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 19:10:53.81 ID:rGwCApaD0

＝ニャル子部屋＝


真尋「それじゃあ、明日は学校行くから……」

ニャル子「あ、はい！今日はご迷惑をお掛けしました……」

真尋「いいよ、それより早く寝ろよ？」

ニャル子「私としては、この後真尋さんとトランプとかゲームしたかったのですが……ｹﾎｹﾎｯ！」

真尋「ほら、治ったらまたやってやるから……」

ニャル子「ふぁ〜い……」

真尋「じゃあお休み、ちゃんと布団被って寝ろよ」

ニャル子「はい、お休みなさい〜！」

94 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 19:30:06.09 ID:rGwCApaD0

ニャル子「ｺﾞﾎｯ！ｺﾞﾎｯ！」

ニャル子「さっきまで何ともなかったのに……！」

ニャル子「寝よう……きっと朝には治ってる……」

ニャル子「……」

ルーヒー「大分、進行が早いみたいだけど……」

ニャル子「！」

ルーヒー「……ノックぐらい……してもらいたいものですね……ｹﾎｯ」

ルーヒー「ごめんなさいね……」

ニャル子「それで……どうかしましたか？」

ニャル子「治療法とか薬があるって言う報告なら嬉しいんですけど……」

95 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 19:32:06.99 ID:rGwCApaD0

一部喋らせるキャラに誤りがありました。すみません。


ニャル子「ｺﾞﾎｯ！ｺﾞﾎｯ！」

ニャル子「さっきまで何ともなかったのに……！」

ニャル子「寝よう……きっと朝には治ってる……」

ニャル子「……」

ルーヒー「大分、進行が早いみたいだけど……」

ニャル子「！」

ニャル子「……ノックぐらい……してもらいたいものですね……ｹﾎｯ」

ルーヒー「ごめんなさいね……」

ニャル子「それで……どうかしましたか？」

ニャル子「治療法とか薬があるって言う報告なら嬉しいんですけど……」

96 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 19:41:33.82 ID:rGwCApaD0

ルーヒー「ご期待に添えられなく申し訳ないけど、今の私たちの技術では、どうしようもできないわ……」

ニャル子「……それだけですか？ｹﾎｯｹﾎｯ……」

ルーヒー「一応、伝えておいたほうがいいかと思って。」

ニャル子「……そう、ですか……」

ニャル子「色々、手間を掛けさせましたね……すみません……」

ルーヒー「いえ、その……なんて言えばいいのか……」

ニャル子「なぐさめの言葉なら必要ないですよ……ｺﾞﾎｯｺﾞﾎｯ!」

ルーヒー「大丈夫！？」

ニャル子「……だ、大丈夫……です。」

ルーヒー「……もう、神頼みしかない……」

ニャル子「邪神が神頼みですか……」

97 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 19:47:32.78 ID:rGwCApaD0

ニャル子「笑えないですねぇ……ｹﾎｯｹﾎｯ」

ルーヒー「……」

ニャル子「……ふぅ、もう、大丈夫です。」

ルーヒー「そう……」

ルーヒー「さっきはああ言ったけど、私は限界まで治療法探してみるわ……」

ニャル子「ありがとう……ございます……」

ルーヒー「それじゃあ、また……」

ニャル子「……」

ニャル子（ノート……足りるでしょうか……）

98 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 20:16:26.00 ID:rGwCApaD0

＝ノート＝


ｺﾝｺﾝ…

真尋「ニャル子、入るぞー」ｶﾞﾁｬ

ニャル子「……」

真尋「おはよう、具合どうだ？」

ニャル子「……」

真尋「おい、ニャル子？」

ニャル子「……」

真尋「ニャル……子……？」


ニャル子は静かにノートを取り出す。そう、この前僕が買ってきたノートだ……

そのノートの1ページ目にボールペンで何かを書き始める……

『ごめんなさい』

ノート1ページに書かれた小さな文字……

ニャル子の体の異変……

僕はどこかでニャル子がこうなってしまうことに気付いていたのかもしれない。

だけど、認めたくなかった。


真尋「ニャル子……何……してるんだよ……」

真尋「朝起きたら……おはようって言うのが……礼儀だろ……？」

ニャル子「……」

『ごめんなさい』

真尋「おい！ニャル子！！」

『声が出ないんです』

99 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 20:27:54.32 ID:rGwCApaD0

真尋「ニャル子！冗談よせよ！！」

真尋「いつもみたいにうるさいぐらいしゃべれよ！！」

『ごめんなさい』

真尋「何がごめんなさいだよ！！」

真尋「お前！治るんだろ！！治るって言っただろ！！！」ﾎﾟﾛｯ…

『ごめんなさい』

真尋「僕の買ってきたノート、そんな使い方するものじゃないだろ！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…


涙が止まらない。

ニャル子の前でカッコ悪い……

でも止まらない。

ニャル子は困った顔をする。

けれど、ニャル子は泣かない。

一番辛いのはニャル子なのに。

100 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 20:35:17.20 ID:rGwCApaD0

『泣かないで下さい』


真尋「バカっ！だったらしゃべれよ……！」

『泣いた顔も可愛いです』

真尋「バカだろ……お前……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

『真尋さん、学校に遅れてしまいます』

真尋「バカ……学校なんて……行ける訳ないだろ……」

101 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 20:36:54.45 ID:rGwCApaD0

晩ご飯食べて参ります。

さて、今後どう書いていこうかな……

書きだめしていたのが無くなってしまったので（笑）

102 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/06/06(水) 20:43:23.17 ID:PycfVjGfo

乙

103 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/06/06(水) 21:09:49.60 ID:QjwDtyFHo

うるさいキャラが静かだと凹むな…
しえん

104 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/06(水) 21:41:09.44 ID:VB+Ip+ZGo

ハッピーエンドで頼む

105 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 22:48:51.37 ID:rGwCApaD0

＝祈願達成？＝


真尋「さっきは悪かったな……」

『いえいえ、お気になさらずに』

『まさか真尋さんが、私の為に涙を流して下さるとは』

真尋「う、うるさい！」

真尋「……」

真尋「声、ホントに出ないんだよな……？」

『残念ながら...』

真尋「……治らないのか？」

ニャル子「……」

真尋「ゴメン……」

『謝らないで下さいな』

真尋「朝ごはん、食べられるか……？」

『モチのロンロンです！』

真尋「ほら、じゃあまたリビングまで背負っていってやるから……」

106 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 23:03:48.92 ID:rGwCApaD0

真尋「……」

ニャル子「……」

食器の擦れ合う音だけが鳴り響く。

いつものような賑やかな会話は無い。

真尋「ご馳走様……」

『ご馳走様でした』

『味は分からないですが、真尋さんの気持ちが篭っているのは分かります！』

真尋「そっか……」

『真尋さん、私が話せなくなったくらいで、そんなに落ち込まないで下さいよ』

真尋「ごめん……」

『真尋さんのそんな顔を見てると、私まで悲しくなってしまいます』

真尋「……」

107 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 23:14:01.40 ID:rGwCApaD0

真尋「ニャル子……」

真尋「その……今までゴメン……」

『？？？』

真尋「こんなことになる前に、もっとお前にしてやれることがあったはずなのに……」

ニャル子「……」

真尋「いつも、恥ずかしがって……強く当たって……」

真尋「ごめん……」

ニャル子「……」

『真尋さんらしくないですよ』

真尋「……」

108 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/06(水) 23:25:49.87 ID:rGwCApaD0

『私は真尋さんのそんな面も含めて、好きなんですから』

『真尋さんは、今までの真尋さんのままで居て下さい』

『それに、そんな落ち込んでる真尋さんは見たくないですよ』

『だから』

『笑って下さい！』

真尋「……」


目の前の少女は何て強いのだろう。

歩くこともできず、食べ物の味も分からず、話すこともできない。

そんな風になっても、彼女は悲願しない。

ずっと僕の事を思ってくれる。

109 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 23:44:07.52 ID:rGwCApaD0

真尋「……ニャル子……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…


『ほらほら、言ったそばから泣かないで下さいよー』


−あぁ、そうか−


『ほら、タオルタオル』


−最初から分かってたんじゃないか−


『折角の凛々しいお顔なのに』


−今なら心の底から思える−


『泣いている真尋さんも可愛いですが』


−嘘偽り無い気持ち−


『私は笑っている真尋さんが』


−口に出して伝えることが出来る−


『大好きです！』

110 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/06(水) 23:50:09.78 ID:rGwCApaD0

真尋「……ありがとう、ニャル子。」

真尋「……こんな事、こんな時に言うべきじゃないと思うけど……」

真尋「僕は……お前の事が……」

真尋「……」

真尋「好き……だ……！」

ニャル子「……」ｷｮﾄﾝ

ニャル子「……！！」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

真尋「もっと、早くにいっておくべきだったのに……」

真尋「遅くなって、ごめん……」

『ホント……ですか？』

真尋「うん……」

『ホントの……ホントに？』

真尋「うん……」

『エイプリールフールじゃなくて？』

真尋「2ヶ月前に終わってるけど……」

ニャル子「……」

111 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/06/06(水) 23:55:19.93 ID:rGwCApaD0

えんだあああああああ

112 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/06/06(水) 23:58:02.36 ID:rGwCApaD0

ミス投稿です（泣）

いや、確かにえんだあああああなんですけどね（笑）

113 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [age]：2012/06/07(木) 00:08:39.42 ID:JVikapFt0

『デレたーー！！！！』

真尋「なっ……///」

『いやー、真尋さん、反則ですよ！罪ですよ！』

『こんな時にそんな事いって頂けるなんて』

真尋「こ、こんな恥ずかしいこと、もう絶対言わないぞっ！」

『えー！』

『でも、これで私たち、恋人同士って事になりますよね！』

真尋「そ、そうなるな……」

ニャル子「……」ﾃﾞﾚｰ

真尋「おい、顔、顔！！デレ過ぎだ！」

『だって、今まで生きてきた中で、こんなに嬉しいことないですもん！』

真尋「そ、そうか……」

『真尋さん』

『改めて、これからもよろしくお願いしますね！』

真尋「……ああ！」

真尋「ところで、ニャル子……」

ニャル子「？」

真尋「一言書く度にのにノート1ページ使うのは勿体無いよ……」


【前編・終】

114 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/07(木) 00:10:22.86 ID:JVikapFt0

誤字があった為、再投稿です。

『デレたーー！！！！』

真尋「なっ……///」

『いやー、真尋さん、反則ですよ！罪ですよ！』

『こんな時にそんな事いって頂けるなんて』

真尋「こ、こんな恥ずかしいこと、もう絶対言わないぞっ！」

『えー！』

『でも、これで私たち、恋人同士って事になりますよね！』

真尋「そ、そうなるな……」

ニャル子「……」ﾃﾞﾚｰ

真尋「おい、顔、顔！！デレ過ぎだ！」

『だって、今まで生きてきた中で、こんなに嬉しいことないですもん！』

真尋「そ、そうか……」

『真尋さん』

『改めて、これからもよろしくお願いしますね！』

真尋「……ああ！」

真尋「ところで、ニャル子……」

ニャル子「？」

真尋「一言書く度にのにノート1ページ使うのは勿体無いよ……」


【前編・終】

115 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/07(木) 00:11:48.53 ID:JVikapFt0

修正できていませんでした（泣）

『デレたーー！！！！』

真尋「なっ……///」

『いやー、真尋さん、反則ですよ！罪ですよ！』

『こんな時にそんな事いって頂けるなんて』

真尋「こ、こんな恥ずかしいこと、もう絶対言わないぞっ！」

『えー！』

『でも、これで私たち、恋人同士って事になりますよね！』

真尋「そ、そうなるな……」

ニャル子「……」ﾃﾞﾚｰ

真尋「おい、顔、顔！！デレ過ぎだ！」

『だって、今まで生きてきた中で、こんなに嬉しいことないですもん！』

真尋「そ、そうか……」

『真尋さん』

『改めて、これからもよろしくお願いしますね！』

真尋「……ああ！」

真尋「ところで、ニャル子……」

ニャル子「？」

真尋「一言書く度にノート1ページ使うのは勿体無いよ……」


【前編・終】

116 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/07(木) 00:14:45.52 ID:JVikapFt0

最後の最後に眠気に襲われ、ミス投稿連発でごめんなさい（泣）

どうも内容的にまとまりそうになかったので、前編・後編で分けさせて頂きます。

ここまで読んで頂いた方、ありがとうございました。

後編も読んで頂ければと思います。

117 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/07(木) 00:15:06.51 ID:8E8JDjpqo

待ってるよ

118 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/07(木) 00:17:36.40 ID:Ar84ks+wo

まとめ方がある人に似てるような気が・・・

119 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/07(木) 01:05:06.10 ID:UK7RZjf5o

乙

ミスの投稿し直しは一段落丸々おかしいとかの時にした方が良いと思う
でないと>>113-115みたいになって見にくくなる

ミスはその部分だけ訂正した方がわかりやすい

120 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/06/07(木) 20:37:48.18 ID:8BcNhdLi0

後編も楽しみに待っています！

121 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/07(木) 23:46:44.58 ID:JVikapFt0

後編はかなり書きダメさせて頂きます。

後編は後編で別にスレッド立てた方がいいのかな？

無知でごめんなさい（泣）

122 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) ：2012/06/07(木) 23:49:03.73 ID:psQ5gtj1o

別スレ立てるってwww
後編そんな長いの？？w

123 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) ：2012/06/08(金) 00:01:09.88 ID:ilicJydvo

ここでいいでしょ

124 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/08(金) 00:01:18.26 ID:ZZkkwMaM0

前編と同じ位だと思うのですが……

このまま続けて書いていいみたいですね！！

すみません、アドバイスありがとうございます！

125 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/08(金) 04:05:50.05 ID:2N7y9rDIO

乙！
続きも楽しみにしてる

126 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/09(土) 04:51:42.04 ID:TKCOFiJ4o

続き楽しみや

127 ：ムスカ ：2012/06/10(日) 03:56:58.99 ID:wfDZDIUP0

楽しみにして待ってまーす＄＄

128 ：ムスカ ：2012/06/10(日) 04:02:05.82 ID:wfDZDIUP0

どうせなら病気が治るハッピーエンドがいいな

129 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/06/10(日) 12:39:32.74 ID:XcHRbLzAO

>>128
わざわざコテハンつけんな気持ち悪い

130 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/10(日) 14:37:50.58 ID:b1YKt+s3o

なるべくあげないでくれ

それすらわかんないならまずこないでくれ

131 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 19:33:48.28 ID:gQibaRb10

ニャル子「ピクニックに行きましょうっ！」 真尋「何だよ、急に･･･」【後編】



真尋「ニャル子、入るぞー」ｶﾞﾁｬ

ニャル子『おはようございます！まひろさん！』ｶｷｶｷ

真尋「おはよう……って、僕の名前、ひらがなにしたんだ？」

ニャル子『だってまひろさんの漢字、画数が多いので、ノートに書くのに時間が掛かってしまって、、、』

ニャル子『やっぱり漢字で書いたほうが良いでしょうか？』

真尋「いや、構わないよ。僕もそっちの方が読みやすし」

ニャル子『あはは、ありがとうござます！』

132 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 19:43:36.19 ID:gQibaRb10

ニャル子『それよりまひろさん！』

真尋「ん？」

ニャル子「……」ﾎｯﾍﾟﾂﾝﾂﾝ

ニャル子『おはようのキスはまだですか、、、？』

真尋「な……///」

真尋「調子に乗んな！///」ﾌｫｰｷﾝｸﾞ

ニャル子『ひえぇぇぇ！』

真尋「悲鳴まで書くのかよ……」

133 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 19:50:46.20 ID:gQibaRb10

ニャル子が話せなくなってから2日……

学校は風邪と言う事で、休んでいる。

家の中はずいぶん静かになった。でも静かになっただけ。

ニャル子のスキンシップは以前と変わらない。

いや、僕が告白してしまってからは一層酷くなった気もする。



ニャル子『あ、まひろさん、ほらあれ、見てくださいよ！』

真尋「？」

134 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 19:56:16.67 ID:gQibaRb10

シャンタッ君「みー♪みー♪」

子猫「みゃー♪みゃー♪」

ニャル子『シャンタッ君と子猫がじゃれあっていますよ！』

真尋「ホントだ、何か見てると和むな……」

ニャル子『では私ともじゃれてみませんか？』

真尋「では、って何だよ……」

ニャル子『えー、だって、私たち』

ニャル子『こ　い　び　と　ですよね！？』

真尋「間を空けるな、間を」

135 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 20:03:17.34 ID:gQibaRb10

ニャル子『違うんですか、、、？』ｼｭﾝ…

真尋「ち、違わないけど……」

真尋「なんていうか……その、順序ってものが……」

ニャル子『恋人ＡＢＣＤのまだどれもしていないじゃないですかー！』

真尋「なんだよそれ……」

ニャル子『キスから始まるＡＢＣＤですよ！必修科目ですよ？』

真尋（キスからなのか！？）

真尋「……少なくもと僕は学校でそんなの習ってない。」

ニャル子『では、このニャルラトホテプ！まひろさんと個人授業で手取り足取り……』

真尋「教えんでいい」

ニャル子『恋人になってもまひろさんのガードは固いですねぇ、、、』

136 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 20:12:10.94 ID:gQibaRb10

ニャル子『、、、しかしながら』

真尋「ん？」

ニャル子『今更のお話なのですが、、、』

ニャル子『私がこの状態だと、敵が襲ってきた時危険ですね、、、』

真尋「た、確かに……」

真尋「最近あの黒い悪魔みたいな奴にも襲われること無くなったから安心しきっていたけど……」

ニャル子『ナイトゴーントです。』

真尋「そうそう、それそれ」

137 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 20:21:16.70 ID:gQibaRb10

ニャル子『まぁ、足は動きませんが手は動かせますので』

ニャル子『名状しがたいバールのようなものは使えます。』

ニャル子『でも、まひろさんと離れているとアウトですね』

真尋「なっ……！」

ニャル子『ということで』

ニャル子『まひろさん、敵に襲われないためにも、私と常に一緒に居たほうが安全ですよ？』

ニャル子『敵はいつまひろさんを狙ってくるかわかりません。トイレやお風呂、はてまてベッドで襲われるかも、、、』

真尋「何でそこをピックアップしたんだよ」

138 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 20:27:50.18 ID:gQibaRb10

ニャル子『いやまぁ平たく言えば、まひろさんをお守りする為にも一緒にお風呂やベッドにですね、、、』

真尋「まずお前に襲われそうで怖い」

ニャル子『襲って下さっても大丈夫ですよ？///』

真尋「どうしてそうなる……」

ニャル子『まひろさんは拘束プレイの方がお好きなんですか？』

真尋「おい、話が大きく脱線したぞ……」

ニャル子『まぁ、今の話は2割冗談なので』

真尋「8割冗談にしてくれ」

ニャル子『一応、この家全体にご都合主義の結界を張っているので、ご安心下さい！』

真尋「そっか……良かった……」

139 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 20:43:33.96 ID:gQibaRb10

ニャル子『ただし、1日10回まひろさんのハグが無いと電池が切れます』

真尋「いつから充電式になったんだよ」

ニャル子『2分ほど前に』

真尋「……」

真尋「……ほら」ﾀﾞｷｯ…

ニャル子「！！」

真尋「……」

ニャル子「……///」

真尋「き、キスとかは恥ずかしいから、まだ心の準備がいるけど……」

真尋「これくらいでいいなら……」

ニャル子（……普通ハグも同じ位恥ずかしいとおもうのですが）

ニャル子『今ので4日分くらいはパワーが充電されました、、、』

真尋「じゃあ、4日間はしなくていいんだな？」

ニャル子「やっぱり3時間分です」

真尋「はは……」

140 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 20:55:04.75 ID:gQibaRb10

真尋「そろそろ着替えるか？」

ニャル子『あ、はい！』

真尋「ほら、これ。洗濯しておいたから」

ニャル子『ありがとうございます！』

ニャル子「……」

ニャル子『旦那様、着替えさせて下さいませ♪』

真尋「♪を付けても駄目だ」

ニャル子『☆？』

真尋「☆に変えても駄目だ！」

ニャル子『ぶぅ〜』

141 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 21:01:00.99 ID:gQibaRb10

真尋「どうしよっか、どこか出かけたいか？」

ニャル子『まひろさんと一緒にいられれば、私はどこでへでもお供致します！』

ニャル子『あ、今は私がお供していただいていますね（笑）』

真尋「う〜ん……」

ニャル子『まひろさん、私の為に無理に気を使って下さらなくて大丈夫ですよ。』

真尋「無理なんてしてないけど……」

ニャル子『ただ、ちょっと外には出たいですねぇ、、、』

ニャル子『えっと、散歩でも、大丈夫ですか？』

ニャル子『お家の近くを回るだけで大丈夫ですので』

真尋「ん……分かった」

142 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/10(日) 21:21:49.47 ID:b1YKt+s3o

�C

143 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/06/10(日) 21:25:50.70 ID:y8a6XxpH0

頑張れ

144 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/06/10(日) 21:42:51.32 ID:XcHRbLzAO

誤爆か？

145 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 21:58:28.23 ID:gQibaRb10

真尋「ほら、車椅子乗せてやるから」

ニャル子『すみません、毎回お手間掛けさせてしまって』

真尋「それこそ気にするなって」

ニャル子『ありがとうございます。まひろさん』

真尋「シャンタッ君は……」

ニャル子『まだ寝ているみたいなので、お留守番していてもらいましょう』

真尋「そうだな。そんな長い時間出かける訳でもないし……」

146 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/10(日) 22:05:07.85 ID:y8a6XxpH0

しまった
sage忘れた

147 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 22:10:26.24 ID:gQibaRb10

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

ニャル子『まひろさん、私、重くないですか？』

真尋「全然。むしろ軽いぐらいだ」

真尋「いや……軽すぎないか？」

ニャル子『一応電動アシスト機能が付いていますので！』

真尋「へぇ、通りで軽いと思ったよ」

ニャル子『モータの出力をＭＡＸにすると時速80キロで走る優れものです！』

真尋「……旧式で押さないといけないんじゃなかったのか……って言うか、危ないし……」

ニャル子『と言っても、この星でこの機能使ったら捕まりまりそうですし』

真尋「100％捕まるって……」

148 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 22:16:57.45 ID:gQibaRb10

ブロロロロロロロッ……

真尋「おっと、トレーラーか……って！！！」

少女「うーん……」ﾃｸﾃｸ

真尋「危ない！！」ﾊﾞｯ!!

少女「えっ……わわっ！！」

運転手「バカヤロウ！いきなり飛び出してくるんじゃねぇ！死にてぇのか！！」

ブロロロロロロロッ……

真尋（あ、危なかった……）

真尋（あの運転手も止まれよな……完全に前見てなかったし……）

真尋「えっと……君、大丈夫？」

少女「う、うん……」

149 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 22:24:13.54 ID:gQibaRb10

少女「お兄ちゃん、ごめんなさい……」

真尋「いや、無事なら良かった」

少女「ちょっとさがしものをしてて……」

真尋「探し物？」

少女「うん」

真尋「何を探してるか分からないけれど、手伝おうか？」

少女「ううん、大丈夫。ここには無いって分かったから……」

真尋「そっか……」

真尋「この辺りは車の通りは少ないけど、いきなり飛び出しちゃ危ないよ？」

真尋「うん……」

150 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 22:28:41.52 ID:gQibaRb10

ニャル子『まひろさん！ご無事ですか！？』ｶﾞﾗｶﾞﾗ

真尋「ああ、大丈夫」

少女「……？」

ニャル子『危機的状況の子供をとっさに助けるまひろさん、素敵すぎです！』

少女「お姉ちゃん、どうしてしゃべらないの？」

少女「どうしてノートに書くの？」

真尋「それは……」

ニャル子『お姉ちゃんは悪い魔女に魔法を掛けられて、声が出ないのですよ』

少女「そうなんだー！」

真尋「……」

151 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/10(日) 22:31:23.88 ID:y8a6XxpH0

しまった

152 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 22:34:24.76 ID:gQibaRb10

少女「じゃあわたしががそのわるい魔女たおしてあげるよ！」

ニャル子『残念ながら、魔女は強くて強くて、、、それにどこにいるのか分からないのです』

少女「そうなのー？ざんねん……」

ニャル子『でも、あなたの気持ちは嬉しいですよ！』

ニャル子『ありがとう！』

少女「えへへ、どういたしましてー！」

少女「でも……」

少女「あきらめなかったらきっとわるい魔女もたおせるよー！」

ニャル子「……」

ニャル子『そうですね！お姉ちゃんは諦めませんよ！』

少女「うん！」

153 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/10(日) 22:37:21.33 ID:gQibaRb10

ちょっとお風呂入って参ります。

現在出張中なのですが、家のデスクトップＰＣ内に書きダメしたテキストを置いてきてしまって……

前編同様、またスローペースになると思いますが、引き続き読んで頂ければ幸いです（泣）

ペコリペコリ

154 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/06/11(月) 00:25:30.81 ID:GgSr+1Oko

乙ペコリペコリ

155 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:01:53.34 ID:jrOIo7UM0

少女「それじゃあ、わたしは行くねー！」

ニャル子『またねー！』

ﾀｯﾀｯﾀ！

真尋「……面白い子だったな」

ニャル子『ですねー』

ニャル子『この辺りに住んでる子ですか？』

真尋「いや、見たこと無かったけど……」

ニャル子『そうですか、、、』

ニャル子『なんにせよ、お二人とも無事で良かったです！』

156 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:17:53.88 ID:jrOIo7UM0

ニャル子『それにまひろさんに至っては惚れ直しましたよ〜♪』

真尋「あの状況だったら誰でも同じことするだろ……」

ニャル子『いやいや、あのスピードのトレーラーに普通の人は近づけないですって』

真尋「う〜ん、とっさだったし……考えるより先に体が動いたからなぁ」

ニャル子『勇敢過ぎて妊娠しそうです///』

真尋「……」

ニャル子『子供は2人は欲しいですねぇ』

ニャル子『あ、でもまひろさんが望むならどれだけでも頑張っちゃいますよ！』

真尋「お　い　て　く　ぞ　」

ニャル子『あ〜ん！まひろさんとの人生プランがぁ〜！』

157 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:24:58.20 ID:jrOIo7UM0

真尋「……ふぅ」

ニャル子『まひろさん、そろそろ休憩しましょうか』

真尋「そうだな……」

真尋「よし、ちょっとそこでジュース買ってくるよ」

真尋「ニャル子はなにが……ぁ……」

真尋「ごめん……」

ニャル子『何を気にしているのですか、まひろさん』

真尋「飲み物だって、何飲んだって、味……しないもんな……」

ニャル子『心配して頂けるのは嬉しいですが、そんなことばっかり気にていたら、まひろさんが持ちませんよ？』

真尋「そう、だな……」

ニャル子『なら私はまひろさんと一緒のものが飲みたいです♪』

真尋「あ、あぁ……分かった」

真尋「ごめんな、それじゃあ、ちょっと買ってくから」

ニャル子『はーい！』

158 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:30:03.57 ID:jrOIo7UM0

ニャル子「……」

ニャル子（日差しが……眩しいですねぇ）

ニャル子（……）

ニャル子（なんでしょうか……ちょっと体がダルい気が……）

ニャル子（……頭も、クラクラする……）

ニャル子「……」


真尋「うわあああぁぁ！！」

ニャル子（ﾊｯ!）

？？？「ｸﾞｵｵｫｫｫｫｫｫｫｫｫｫ!！!」

ニャル子（あれは、ナイトゴーント！！）

ニャル子（真尋さんが危ない！！）

159 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:34:15.72 ID:jrOIo7UM0

真尋「クソッ！今朝こいつらの話をした時に限って……！！」

ニャル子（この距離なら……バールを投げれば……！）

ナイトゴーント「ｸﾞｵｫｫ!」ﾄﾞｶｯ!

真尋「うわっ！」ﾊﾞｯ！

真尋「……マジかよ、コンクリートに穴を…！」

ニャル子（真尋さんに手を出したこと、あの世で後悔しやがれってんですよ！！）

ニャル子（食らいやがりなさい！名状しがたいバールのようなものっ！ﾊｯ！！）ﾌﾞﾝｯ!

ｶﾞﾗﾝｶﾞﾗﾝ…

ニャル子（……ぇ……）

ニャル子（嘘……そんな……どうして……）

ニャル子（届か……ない……？）

ニャル子（違う、力が……出ない……）

真尋「ニャル子！？」

160 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:37:57.90 ID:jrOIo7UM0

ナイトゴーント「ｸﾞｺﾞｵｵｫｫｫ!!」

真尋「くっ！！」

ニャル子（ダメ……！真尋さんを守らないといけないのにっ！！！）

ニャル子（動きなさいよ！私の体！！何の為にこの体があるんですか！！）

ナイトゴーント「ｸﾞｶﾞｱｧｧｧｧ!！」

ニャル子（何で……言うこと聞かないのよぉぉぉ！！）

真尋「うわぁぁ！！」

ニャル子（……真尋さん！！逃げてっ！！！）

161 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 01:42:50.96 ID:jrOIo7UM0

さて、今日はこの辺りで寝させて頂きます。

毎回中途半端なところで終わってしまって申し訳ありません。

レスを見ているとハッピーエンドを期待されている方が多いみたいですが……

まだ後をストーリーを考えていないのでどうなるか……

バッドエンドを書くのも苦手ですが、ハッピーエンドを書くのも苦手で（泣）

いずれにせよ、どうなるかはこうご期待下さい（ﾀﾞﾚﾓｼﾃﾅｲ

162 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/11(月) 01:46:30.14 ID:H1Vx2YKV0

乙です

163 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/06/11(月) 09:54:11.44 ID:cFYmWKsZo

乙　おもしろいからどんどん続けてくれ
アスカがフラッシュバックしたのは俺だけではないはず

164 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/06/11(月) 13:39:35.58 ID:63cHLgWKo

ハッピーでもバッドでもないだと……
一人死んで一人生き残るパターンか

165 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/11(月) 20:09:39.85 ID:Jbhc99g/o

それバッドエンドや

166 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 22:41:10.61 ID:tvw/4ymW0

？？？「……これがお姉ちゃんの言ってたわるい魔女？」

？？？「でも、どう見てもあくまさんにしか見えないなー」

ニャル子（……え？）

少女「えぃ！」ｶｯ!

真尋「！？」

ナイトゴーント「ｸﾞｱｱｧｧｧｧｧｧ！！」

……

ニャル子（ナイトゴーントが……一瞬で……？）

ニャル子（まひ、ろ……さ……）

ニャル子「……」

167 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 22:54:15.60 ID:tvw/4ymW0

真尋「ニャル子！！」

真尋「おい！ニャル子！しっかりしろって！！」

少女「だいじょうぶ、お姉ちゃんは気を失っているだけだよ……」

少女「でも、じょじょにだけど……いのちの力が弱くなってきてる」

真尋「なっ……!」

ニャル子「……」

真尋「君は……一体……」

168 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/11(月) 22:58:59.62 ID:O8eRU8D0o

支援

169 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 23:12:20.17 ID:tvw/4ymW0

少女「そんなことよりも、早くそのお姉ちゃんをつれて、ここから逃げたほうがいいよ」

少女「ここでじっとしてれば、またあの黒いアクマがくるから……」

真尋「……」

真尋「ニャル子のこと……」

真尋「ニャル子のこと、何か知ってるのか！？」

少女「……私には、いのちの炎が見えるだけ」

真尋「……」

真尋「君が……何者で、なんでそんな力を持っているのかは分からない……」

真尋「……けど、これだけは、教えて欲しい……」

少女「？」

真尋「ニャル子は……助かるのか……？」

少女「……」

170 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 23:24:48.82 ID:tvw/4ymW0

真尋「頼むっ！教えてくれ！！」

少女「……」

少女「……かみさまは……」

少女「お兄ちゃんが思っているほど、やさしくないよ……」

真尋「……」

少女「人は……ううん、生き物は、いつもなにかを対価にしていきてる」

少女「お姉ちゃんがこうなってしまった対価は、お兄ちゃんが一番しってるはず」

真尋「……」


−これはきっと真尋さんと出会えた対価なんだと思います−


少女「……」

少女「……それじゃあ、私はもういくから」

171 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/11(月) 23:36:55.72 ID:tvw/4ymW0

少女「それじゃあ、私はもういくから」

真尋「……」

真尋「どうして……」

真尋「どうして……どうしてニャル子だけがこんな目に遭うんだよ！！」

少女「……」

真尋「コイツは確かにいつもうるさいし……」

真尋「真尋さん真尋さんって……バカみたいに僕にくっ付いてさ……」

真尋「邪魔だと思ったときもあったよ……」

真尋「けど！」

真尋「いつもお弁当も作ってくれて……」

真尋「いつも悪い奴から僕のこと守ってくれて……」

真尋「僕のことを……好きだって言ってくれて……」

真尋「それなのに……どうして……！」

少女「……」

少女「お兄ちゃん、生き物は……誰しも平等じゃないんだよ」

少女「ただ、それだけ」

真尋「……」

172 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/12(火) 12:09:20.74 ID:v9ID7/r9o

続ききになるなぁ

173 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/12(火) 23:29:02.30 ID:Mu+dhF110

期待してるぞ

174 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:02:45.67 ID:y9Zl0yS70

＝真尋家＝


真尋「……」

ニャル子「……」

真尋「ニャル子……」

真尋「どうして、お前ばっかり……」

ニャル子「……」

真尋「神様は……僕が思ってる程優しくない……か」

真尋「……」

真尋「神様なんて……いるのかな……」

真尋「……」

ニャル子「……」ﾋﾟｸｯ……

真尋「ニャル子！？」

175 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:20:58.36 ID:y9Zl0yS70

ニャル子「……」

ニャル子「……！」ｶﾞﾊﾞｯ！

真尋「良かった……無事で……」

ニャル子『！！』

真尋「あ、あぁ……ノートか、ほら……」

ニャル子『まひろさん、ご無事で！？』ｶｷｶｷ

真尋「ああ、僕は大丈夫だけど……」

ニャル子『良かった……』

176 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:23:30.07 ID:y9Zl0yS70

真尋「それより……ニャル子、お前のほうは……？」

ニャル子『大丈夫です……いえ……大丈夫じゃ……ありませんね……』

ニャル子『私、邪神としての力も、失ってしまったみたいです……』

ニャル子『ごめんなさい』

真尋「……」

ニャル子『真尋さんを守ることも出来ないのに』

ニャル子『もう、私……ここに居られる理由すらないですね……』

177 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:33:53.19 ID:y9Zl0yS70

真尋「……」

真尋「バーカ」

ニャル子「……？」

真尋「お前には今までずっと守って貰ってばかりだったからな」

真尋「今度は……僕が守る番だ……」

ニャル子「……」

ニャル子『でも……』

真尋「お前が、どうしてもそれを罪に感じるなら」

真尋「責任を持って僕の側にいてくれ……ずっと……」

ニャル子「……」

178 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:35:52.85 ID:y9Zl0yS70

ニャル子「……」

ニャル子『まひろさん……』

真尋「い、言ってるこっちも恥ずかしいんだからな///」

ニャル子『ありがとう、ございます……』ﾎﾟﾛｯ…

真尋「お、おい！泣くことないだろ……」

ニャル子「ﾋｯｸ……ﾋｯｸ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…

ニャル子『ずっと……ずっと側にいます……』

ニャル子『ずっと一緒に……』

真尋「あ、あぁ……」

ニャル子『まひろさん』

ニャル子『大好きです！！』ｶﾞﾊﾞｯ

真尋「わわっ！」

179 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:45:46.05 ID:y9Zl0yS70

ニャル子「……」

真尋「……///」

ニャル子『キス……しても、いいですか……？』

真尋「え、えぇ！？」

ニャル『ダメ………ですか？』

真尋「い、いや……その……」

真尋「……いいよ……」

ニャル子「……」

真尋「……ん……」

ニャル子「……/// 」

真尋（は、恥ずかしくて心臓破裂しそうだ！///）

180 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 00:58:24.64 ID:y9Zl0yS70

ニャル子「……」

真尋「や、やっぱり、いざしてみると……恥ずかしいな……」

ニャル子『私も、恥ずかしいですよ』

真尋「あー……」

真尋「そうだ！洗濯物！洗いものもあるし！///」

真尋「終わったらお茶いれてきてやるよ！///」

ニャル子「……///」ｺｸｺｸ

ｶﾞﾁｬ！

真尋（い、今のはいくらなんでも恥ずかしかったな……）

真尋（でも、ずっと一緒に居て欲しいのはホントだし……）

真尋（ニャル子への気持ちも嘘じゃない…）

真尋（……///）

真尋（あー！もう！僕らしくないなぁ！）

181 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 01:03:06.52 ID:y9Zl0yS70

ニャル子「……」

ニャル子（私……本当に真尋さんの事を好きになって良かった……）

ニャル子（ずっと……一緒に……）

ニャル子「ｹﾎｯ……ｺﾞﾎｯ！」

ニャル子（ぅ……っ！）

ニャル子「ｺﾞﾎｯ!ｺﾞﾎｯ!」

ニャル子「はぁ・・・はぁ・・・」ｸﾗｯ

ニャル子「……」ﾄﾞｻｯ

ニャル子（あれ……力が……入らない……）

ニャル子（なん……で……？）

ニャル子（目の……前……真っ暗……）

ニャル子（折角……真尋さんと……一緒に……なれた……のに……）

ニャル子（こわい……よ……まひろ……さん……）

ニャル子（…………）

182 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 01:10:51.96 ID:y9Zl0yS70

＝最終章＝


真尋「お茶入れてきたぞー！」

真尋「ニャル子？」

ニャル子「……」

真尋「ニャル……子……？」


−僕は分かっていたはずなのに−


ニャル子「……」

真尋「……ぇ……？」

183 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 01:15:42.12 ID:y9Zl0yS70

−僕は分かっていたはずなのに−


ニャル子「……」

真尋「……ぇ……？」


−いつかこうなる日が−


真尋「おい……なんで……こんなに体……冷たいんだよ……」

真尋「おい！ニャル子！！」

ニャル子「……」


−彼女があんまりにも元気だったから−


真尋「ニャル子！！返事しろよ！！」

ニャル子「……」

184 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 01:21:10.81 ID:y9Zl0yS70

−彼女が太陽のようだったから−


真尋「お前……ずっと側にいるって言っただろ！約束しただろ！！」

ニャル子「……」


−夢を見ていたのかもしれない−


真尋「ほら！さっきみたいに……いつもみたいに僕の名前呼んでくれよ！」

ニャル子「……」


−でも−


真尋「わがまま言ったって聞いてやるから！！」

ニャル子「……」


−夢の終わりは−


真尋「好きなだけ抱きついていいから！！」

ニャル子「……」

185 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 01:31:06.25 ID:y9Zl0yS70

−あまりに早く−


真尋「嫌って言うくらい一緒に居てやるから！！」ﾎﾟﾛ……

ニャル子「……」


−あまりに残酷で−


真尋「起きろよ！ニャル子！！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……

真尋「ニャル子ぉ……」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ


−どれだけ呼びかけても、彼女は目を覚まさない−


−どれだけ涙を流しても、彼女には伝わらない−


−体は冷たいまま−


−たった十数分前まで一緒だったのに−


−今では手の届かないところにいるような−


−これが彼女が望んだ物の対価−



　　　　　　　　　　　　　　　　〜Ｆｉ　｡･ﾟ･(Дﾟ(○=(ﾟωﾟ=)ｵﾜﾗｾﾝﾅ!ﾊﾞｯﾄｴﾝﾄﾞｼﾞｬﾈｰｶ!

186 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 02:13:28.53 ID:y9Zl0yS70

ここで終わったら完璧なバッドエンドになってしまいますね…

そんな事はしませんのはご安心を！

さぁ、書きダメする作業に戻ります！

187 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]：2012/06/13(水) 02:16:35.21 ID:xaq73Wdgo

乙です
すごくしんみりして涙浮かびかけてるところで最後見て雰囲気が一気に(いい意味で) ぶち壊しにｗｗ
続き超楽しみにしてます

188 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/06/13(水) 03:24:50.94 ID:3Vz6UKpRo

セルフツッコミwwww

189 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/06/13(水) 06:07:23.63 ID:RCK8CuiI0

やばい、>>186がむっちゃイケメンに見えてきた。頼もしすぐるｗｗｗｗ

190 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/06/13(水) 07:22:55.65 ID:y9Zl0yS70

真尋「なんで……」

真尋「こんなのって……」

真尋「なぁ……ニャル子……」

ニャル子「……」

真尋「目……覚ましてくれよ……」

真尋「頼むよ……ニャル子……」

真尋「……」

シャンタッ君「みー……」

真尋「シャンタッ……君……？」

真尋「……」

真尋「それ……ニャル子の学校用のノート……」

真尋「……」ﾍﾟﾗｯ

真尋「これ……ニャル子の……日記……？」

真尋「……」

191 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 07:37:57.39 ID:y9Zl0yS70

−○月○日−

……きっと数日しか掛けないと思いますが、今日からこのノートに

日記を付ける事にします。

今日、真尋さん、クー子、ハス太君とピクニックに行きました。

もちろんシャンタッ君も一緒です。

景色が凄く綺麗で、自分が作ったお弁当も、みんな美味しいと言って

食べてくれました。

後片付けをしている時に、さりげなく真尋の気持ちを聞きましたが、

クー子とハス太君に邪魔されてしまいました。

でも、きっとまだ真尋さんは私の事を好きとは言ってくれない。

だから、そのときは二人に感謝しました。

その後、かくれんぼをしてる最中、私は急に倒れてしまい、みんなに

迷惑を掛けてしまいました。

原因は、私たちの星でもほとんど症例の無い病気に掛かってしまったせい。

過去に同じ病気に掛かってしまった人はの症状はバラバラで法則性が無い。

発熱。味覚障害。体の部分的な麻痺、その他、話す事が出来なくなったり、

耳が聞こえなくなったりするらしい。

最終的には1週間前後で死んでしまうとのこと。

回復した例は無いとルーヒーさんに教えて貰いました。

その日の内に足が動かなくなり、歩けなくなった。

自分が歩けないのが真尋さんに知れたら、きっと嫌われる。

怖い。自分の体のことより、真尋さんに嫌われる方がずっと怖い。

私はこれからどうなってしまうのか分からない。

真尋さんとずっと話していたいけど、声が出なくなったり、耳が聞こえなくなったら

どうしよう……考えただけで怖い。

寝よう。明日になれば治ってるかもしれない。




真尋「……バカ……僕が、そんなので、お前の事……嫌いになる訳ないだろ……」

真尋「変なところで気を使いすぎなんだよ……」

真尋「ホント………バカだよ……お前……」

真尋「…………」

192 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:05:03.07 ID:y9Zl0yS70

−○月○日−

今日は朝から真尋さんにおかゆを作ってもらいました。

折角作って貰ったのに、味がしない。熱いという感覚も感じない。

泣きそうになりました。

段々、自分に死が近づいてくるような感じがする。

でも、泣いても何も変わらないから我慢しないといけない。

クー子は仕事で、ハス太君はお父さんのお手伝いでこの星を

出てしまった。

死ぬ間際に真尋さんと二人になれるチャンスを神様がくれたのでしょうか？

真尋さんが買い物に行くようだったので、ノートを買ってきてもらいました。

シンプルだけど、嬉しかった。

できればこのノートを学校で使えるものにしたい。

午後、真尋さんはどうやらお昼寝をしたみたい。

その間に、自分の病気の事を調べました。

薬、治療法……

見つかる訳ないのに、必死に調べた。私はバカだと思った。

夜、真尋さんに自分が病気だと言うことがバレてしまった。

絶対に嫌われると思ったけれど、真尋さんは優しくしてくれた。

嬉しかったけれど、心配も掛けてしまった。

真尋さん、ありがとう。そしてごめんなさい。



……

193 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:10:43.70 ID:y9Zl0yS70

真尋「…………」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ…

真尋「ホントだよ……心配……させて……」

少女「……お兄ちゃん……」

真尋「ぇ……」

少女「いつまでも泣いてるつもり……？」

真尋「き、君は！！」

少女「そのにっきを最後までよんでる時間がもったいない……」

少女「お姉ちゃんのいのちの炎、まだ消えてないよ？」

真尋「……」

194 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:17:45.15 ID:y9Zl0yS70

少女「いいの？諦めるの……？」

真尋「僕は……」

真尋「……僕は……ニャル子を助けたい……」

少女「今度は……お兄ちゃんが、お姉ちゃんを守るんだよね……」

真尋「でも……僕にはどうすることも……」

少女「ううん、お兄ちゃんじゃないとできない」

真尋「え……？」

真尋「……僕は……ニャル子を……助けられるのか……？」

少女「それはお兄ちゃん次第」

少女「でも、きっかけだけは作ってあげる」

真尋「……」

少女「ほら、お姉ちゃんおんぶしてあげて」

真尋「分かった……」

ニャル子「……」

真尋「ニャル子……必ず……必ず助けてやるからな！」

少女「ほら、お兄ちゃん」

少女「ついてきてっ！」ﾀｯﾀｯﾀｯ!

195 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:23:18.38 ID:y9Zl0yS70

真尋「あ、あぁ！」ﾊﾞｯ！

真尋「で、でも……どうやって！」ﾀｯﾀｯﾀ

少女「お兄ちゃんたちがこの前行ってた公園に！」ﾀｯﾀｯﾀｯ……

真尋「公園！？」

少女「あそこはこの星のなかでもかなり魔翌力がつよい場所なの！」

少女「そこでなら軌跡をおこせるかも！」

真尋「奇跡！？」

少女「うん！」

真尋「それで……ニャル子は助かるのか！？」

少女「それはお兄ちゃん次第だって！」

真尋「私はあくまできっかけを与えるだけ」

真尋「後はお兄ちゃん次第」

真尋「僕次第って……」

真尋「君が誰でなんでそんなことできるのか凄く気になるんだけど！！」

少女「この星で言う神様みたいなものだからかなぁ……」

真尋「神様！？」

少女「お姉ちゃんみたいな邪神もいるんだし、別にいまさら不思議じゃないでしょ？」

196 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:26:25.71 ID:y9Zl0yS70

真尋「そ、そうだけど……でも、どうして！？」

少女「お兄ちゃんには一度私のいのちを助けてもらってるから……」

少女「もっとも、あんな車に跳ねられた程度で死んだりしないけれど」

少女「この星のいのちで言えば、助けて貰ったことになる……」

少女「だから、そのおんがえし！」

真尋「僕も黒い怪物に襲われたところを君に助けてもらったけど！」

少女「それはお兄ちゃんのいのち！」

少女「そしてこれはお姉ちゃんのいのちを助けるため！」

197 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:28:37.91 ID:y9Zl0yS70

少女「あの時、お姉ちゃんがこんな状況じゃなかったら、お兄ちゃんもあの場所にはいなかった…」

少女「こういうのもめぐり合わせって言うのかな？」

真尋「巡り合わせ……」

？？？「ｸﾞｫｫｫｫｫｫｫｫ！！」

真尋「！！」

真尋「ナイトゴーント！？」

少女「まずい……」

少女「ここで魔翌力を使っちゃったら、お姉ちゃんの蘇生が……」

真尋「くっ……」

ナイトゴーント「ｸﾞｶﾞｧｧｧｧｧ!」

真尋「な、何だよこの数……！！」

真尋（１０匹や２０匹なんてものじゃない……何百匹もいる……！）

真尋「こんな時に……くそっ！」

少女「ぅー……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫｫx!！」

少女「……！」

真尋「うわあぁぁ！！」

198 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/13(水) 08:30:28.16 ID:y9Zl0yS70

？？？「……させない！」ｼｭｯ!

ナイトゴーント「ｸﾞｷﾞｬｱｱｱｱ……」ｼｭｳｩｩｩ……

真尋「！？」

クー子「宇宙CQC……」

真尋「クー子！？」

クー子「少年……間一髪だった……」

クー子「おんぶしてるニャル子に傷の一つでも付けてたら、許さない……」

真尋「……」

ハス太「真尋く〜ん！！」

ハス太「はぁ……はぁ……ひ、ヒドいよクー子ちゃん！いきなり一人で飛んでって……」

ハス太「真尋くんのお母さんもいるのに……」

頼子「ふぅ、ふぅ……若い子は元気ねぇ〜……ふぅ……」

真尋「ハス太！母さん！」

199 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/13(水) 19:42:32.46 ID:KCJ5jumjo

ハッピーエンドしか見えない

200 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]：2012/06/13(水) 21:58:13.66 ID:Jj8H17QUo

勝ったと思ってもダイスの気まぐれで全滅するのがクトゥルフ

201 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/16(土) 07:35:29.36 ID:kzJttEc/o

まだかなー三( ゜∀゜)

202 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/06/16(土) 18:22:12.20 ID:1xa7y+Ox0

はよ

203 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/16(土) 23:51:45.31 ID:VsETTAcXo

期待

204 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/17(日) 01:23:42.30 ID:mjLYAQoM0

はーよ

205 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/06/17(日) 03:08:54.95 ID:2ftGYeDAO

半月更新がないのだってあるしそう急かすなよ

206 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/06/17(日) 04:23:47.03 ID:uNegCX6w0

でも失踪する作者さんが多いのも事実だし、やっぱり読者としては不安になるのも仕方ないと思うよ。
自分も、期待してまつ。

207 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 19:04:44.51 ID:mPFgQLUn0

すすすすすみません！！
仕事でトラブルが続き、更新する気力が失われていました（泣）
本来ならその旨コメントしておくべきでした；ｗｗ；
こんなＳＳ誰も期待していないと思っていましたが……皆さんのレスを見て
一気に仕事の疲れが吹き飛びました！！

後少しですが、ニャル子を救うことはできるのか！？

208 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/17(日) 19:07:08.33 ID:aW3oeGwTo

大丈夫だ、問題ない

209 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 19:07:55.95 ID:mPFgQLUn0

真尋「みんな……どうしてここに……！？」

ハス太「それは真尋くんのピンチだもん！」

クー子「ニャル子のピンチでもある……」

真尋「確かに、この状況は……一瞬もうダメかと思ったよ……」

真尋「そ、それよりもニャル子が！！」

クー子「分かってる。」

真尋「え……？」

210 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 19:14:34.09 ID:mPFgQLUn0

クー子「ニャル子の状態は、ニャル子が倒れた日にルーヒーから聞いていた……」

ハス太「だから、ボクたちはここ何日も色んな星に治療法や薬を探しに行ってたんだ！」

クー子「少年のお母さんも一緒に……」

真尋「か、母さんも！？」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ×3「ｸﾞｺﾞｵｫｫｫ!」

少女「！」

頼子「はいはい、静かにしてなさいね〜」ｻﾞｸ!ｻﾞｸ!ｻﾞｸ!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ×3「ｸﾞｷﾞｬｱｱｱｱ……」

211 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 19:47:53.84 ID:mPFgQLUn0

頼子「だって、ニャル子ちゃんの命の危機って聞いたものだから……」

頼子「尋君の将来のお嫁さんになるかもしれないのに、黙って何もしないなんてできないでしょう？」

真尋「か、母さん！///」

頼子「あらあら……」

クー子「けれど……私達は結局……ニャル子を治す方法は見つけられなかった……」

ハス太「でも、真尋くんは……見つけたんだね……」

ハス太「ニャル子ちゃんを救う方法を！」

真尋「ど、どうしてそれを！？」

212 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 20:08:23.19 ID:mPFgQLUn0

ハス太「ボクは風の邪神だよ？声を拾うくらいなんてことないよー！」

クー子「あなたが……ニャル子を救ってくれるの……？」

少女「……お兄ちゃんにも言ったけれど、わたしはきっかけをつくるだけ。」

少女「結局はお兄ちゃんの……このお姉ちゃんを思う気持ちが全てを左右させる。」

クー子「そう……」

クー子「……」

クー子「ここは少年にニャル子を任せる。」

クー子「少年にニャル子を取られるのは嫌だけれど……ニャル子が居なくなるのはもっと嫌……」

真尋「クー子……」

クー子「その代わり……絶対ニャル子を助けること。」

クー子「死なせたりしたら……絶対許さない！」

真尋「……あぁ！」

213 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 20:21:00.92 ID:mPFgQLUn0

真尋「絶対……絶対に助けてみせるから！！」

頼子「うふふ、ウチの息子は頼もしいわね〜」

ハス太「そうと決まれば……ハッ！！」ｺﾞｵｫｫｫｫ!!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｱｧｧｧｧ!!」

真尋「す、凄い……あの怪物が一瞬で……！」

ハス太「さぁ！真尋くん！一点だけだけど、道は作ったよ！！」

真尋「ありがとう！ハス太！」ﾀﾞｯ!

少女「……」ﾀﾞｯ…

ハス太「あ、君！」

少女「？」ﾋﾟﾀｯ…

214 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 20:44:33.73 ID:mPFgQLUn0

ハス太「君は……この世界の神様、だよね……？」

少女「……うん」

ハス太「……救ってあげて……欲しいな。」

少女「……」

少女「……頑張る。」ﾀﾞｯ!

215 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/17(日) 22:13:16.39 ID:mPFgQLUn0

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫｫ!!!」

頼子「あらあら……いっぱいいるけど、どうしましょうか？」

ハス太「ざっと見た感じ、300匹ってところかな……」

クー子「一人100匹づつ……何も問題はない。」

ハス太「簡単に言うなぁ……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｧｧｧ！」

頼子「あなた達の相手はそっちじゃないわよ！」ｼｭｯ!

ハス太「残念だけど、ここから先には誰一人、通しはしない！」ｺﾞｫｯ!

クー子「……知ってるあなた達？人の恋路の邪魔をするやつは……」ﾎﾞｩｯ!

頼子＆ハス太＆クー子「ウルタールの猫に引っかかれるってことを！！！」

216 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/18(月) 03:14:34.33 ID:HXSZfcMVo

続きだぁ( ・∇・)

217 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]：2012/06/18(月) 18:59:38.35 ID:GB/bOUci0

待ってました！乙。

218 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/06/18(月) 23:55:03.82 ID:8mOhoTJ50

ｷﾀｰｰｰ乙

219 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/06/19(火) 00:02:59.05 ID:Ox4+AvCn0

-----キタ-------(゜∀゜)----------------
はよ

220 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) ：2012/06/19(火) 00:17:03.16 ID:KH80FufL0

待ってます

221 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/19(火) 03:30:19.20 ID:QLeIwMhko

今北一気に読んだまさかこんな展開になるとは

222 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/06/19(火) 11:39:25.32 ID:mF2wJefr0

真尋「はぁ……はぁ……」

少女「ふぅ……ふぅ……」

真尋「はぁ……はぁ……着いた……」

少女「公園の……真ん中に！」

真尋「あぁ……」


真尋「……ニャル子」

ニャル子「……」

真尋「……」

真尋「そ、それで……今から一体どうするんだ！？」

少女「はなれていて……」

真尋「……分かった」

少女「さっきの怪物達入ってこられないよう、結界を張るから」

223 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 11:55:24.28 ID:mF2wJefr0

少女「……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｵｫｫｫｫｫ……」

真尋「！？」

少女「……っ！」

真尋「どこまで……邪魔するんだよ……！！」

少女「どうしよう……3匹いる……」

真尋「君は、その結界を張る事に専念してくれっ！」

真尋「コイツらは僕が何とかする！」

少女「……うん」

224 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 12:07:19.83 ID:mF2wJefr0

真尋（勝てるのか……こんな人外の化け物に……）

真尋（いや……勝たないといけない……）

真尋（ニャル子の帰りを待ってる人の為に……）

真尋（何より……ニャル子の為に！！）

真尋「ハッ！」ｼｭ

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｱｧｧｧ･･･！」ｼｭｳ……

真尋「フォークが……効いた……！？」

真尋「よしっ！この調子で……」

少女「お兄ちゃん！危ない！！」

225 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 12:16:03.60 ID:mF2wJefr0

真尋「え……？」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｵｫｫ!!」ﾄﾞｺﾞｫ！

真尋「ｶﾞﾊｯ!」

真尋「ｹﾞﾎｯ！ｹﾞﾎｯ！」

少女「お兄ちゃん！！」

真尋「ぅ……ぐっ！」

少女「こうなったら……っ！」

226 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 12:27:30.25 ID:mF2wJefr0

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞﾙﾙﾙﾙｯ……」

少女「……天光満る処に我は在り……」

真尋「き、君･･･ｹﾞﾎｯ……」

少女「黄泉の門開く処に汝在り……」

ｺﾞﾛｺﾞﾛ…

真尋「……！？」

少女「出でよ……神の雷……」

227 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 12:32:26.88 ID:mF2wJefr0

ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ･･･

少女「インディグネイション！！」ｶｯ!!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「……！！」

ｽﾞﾄﾞｵｫｫｫｫﾝ!！

真尋「うわあぁぁ！！」

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……

少女「ふぅ……」

228 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 12:35:29.64 ID:mF2wJefr0

真尋「……あ、あれ･･･アイツらは･･･？」

少女「天に仇なすものとして制裁を与えただけ……」

真尋「そ、そっか……」

真尋「ごめん、全然役に立てなくて……」

真尋「後、助かったよ……ありがとう……」

少女「ううん、人の身であの怪物に挑む勇気があるのは凄いと思うよ」

真尋「必死……だったからかな……？」

少女「ふふっ」

229 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 12:43:13.13 ID:mF2wJefr0

少女「それより結界は張り終わったよ」

真尋「これでもう邪魔されないよな？」

少女「うん」

少女「……」

少女「お兄ちゃん、一つだけいい？」

真尋「？」

少女「もし……お姉ちゃんを助けられなかったら……」

少女「その時は……どうするの？」

真尋「……」

230 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 13:05:37.81 ID:mF2wJefr0

真尋「救えるよ……」

少女「……」

真尋「どうしてか分からないけど……」

真尋「ニャル子は……必ず戻ってくる……」

真尋「そんな気がするんだ。」

少女「……」

真尋「だから……」

真尋「だから、そんな事考える必要ないかなって……」

231 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 13:36:08.04 ID:mF2wJefr0

少女「……うん」

少女「その信じる気持ちが大事だよ」

少女「……それじゃあ……」

少女「いくよ……」

ﾊﾟｧｧｧｧｧ……

真尋「魔法……陣……？」

少女「……紡ぎしは抱擁……」

少女「荘厳なる大地に齎されん光の奇跡に……」

真尋「…………っ！」

真尋（ニャル子……お前……帰って来るんだよな……）

232 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 14:05:54.11 ID:mF2wJefr0

クー子「ﾊｧ…ﾊｧ…」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｵｵｵｵｫｫｫｫ!!」

クー子「くっ……！」ｶﾞｯ!

ハス太「クー子ちゃん！！」

頼子「はぁ……はぁ……」

頼子「ぜ、全然減ってる様な気がしないんだけれど……」

233 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 14:30:29.20 ID:mF2wJefr0

ハス太「おかしい……むしろ初めより、増えてる……」

クー子「そ、そんな……」

頼子「どうしましょうか……いくら雑魚を倒すのが得意とは言っても、さすがにこの数は……」

クー子「だからって、諦める訳にはいかない……」

ハス太「うん、敵も無限に沸いて出てきている訳じゃない……」

ハス太「仲間を……呼んでるみたい……」

クー子「なら……呼ばれる前に全部燃やすまでっ！」

234 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 14:57:12.31 ID:mF2wJefr0

クー子「ハァッ！！」ｺﾞｵｫｫｫｫ!!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｷﾞｬｱｱｱｱｱ!!」

クー子「ハァ……ハァ……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｫｫｫｫ……」

クー子（だ、ダメ……こんな消耗しきった力じゃ全部倒しきれない……！）

頼子「きゃあっ！」

ハス太「危ないっ！！」ｶﾞｯ！

235 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 15:39:31.56 ID:mF2wJefr0

頼子「あ、ありがとう……助かったわ……」

ハス太「う、ううん……」

ハス太「それよりも……これはさすがにピンチだね……」

クー子「……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫｫ！」

クー子「……ハス太君、少年のお母さんを連れて逃げて……」

ハス太「えぇ！？」

頼子「ちょ、ちょっと……！」

236 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/06/19(火) 17:23:51.92 ID:Ox4+AvCn0

はよ

237 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/06/19(火) 18:47:26.17 ID:b1Omlkvzo

塩沢さんのアレが聞こえた

238 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 20:31:25.04 ID:mF2wJefr0

ﾊﾟｧｧｧｧｧ……

少女「……万物に宿りし生命の息吹を此処に……」

少女「……っ！」

ﾊﾞﾘﾝｯ!

真尋「！！」

真尋「だ、大丈夫か！？」

少女「……ない……」

真尋「…え？」

少女「……魔翌力が……足りない……」

239 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 20:32:43.26 ID:mF2wJefr0

※魔翌翌翌力＝魔翌力の間違えです。

240 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 20:41:03.13 ID:mF2wJefr0

あれ……まりょくって打っているのに文字化けしてる(☍﹏⁰)

241 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/06/19(火) 20:42:09.75 ID:KE8Zy7TPo

メール欄にsagaって入れないとそうなるんじゃなかったっけか
支援

242 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 20:43:35.32 ID:mF2wJefr0

真尋「なっ……！」

真尋「さ、さっき僕を庇って魔法を打ったから……！？」

少女「……」

少女「お兄ちゃんのせいじゃない……」

少女「私の力が……足りないばっかりに……っ！」

真尋「……くそっ！」

ニャル子「……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｱｧｧｧｧ!!」

真尋「！？」

少女「け、結界が……」

243 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 21:01:36.73 ID:mF2wJefr0

クー子「……ハス太君、少年のお母さんを連れて逃げて……」

ハス太「えぇ！？」

頼子「ちょ、ちょっと……！」

クー子「このままだと、少年のお母さんを危険にさらしてしまう……」

クー子「私は……あれだけ少年にニャル子の事を頼んだのに……」

クー子「少年が戻って来た時……もしも少年のお母さんに何かあったら……」

クー子「少年に合わせる顔が無い……」

ハス太「クー子ちゃん……」

244 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 21:49:24.46 ID:mF2wJefr0

クー子「ハス太君の風の力なら、ここから逃げる事くらい問題ないはず……」

頼子「……」

ハス太「で、でも！それじゃあクー子ちゃんが！！」

クー子「大丈夫……刺し違えてでも、ここは絶対通さない……」

頼子「それは……違うわ。」

クー子「……え？」

頼子「クー子ちゃん、あなたに何かあっても……尋くんは……」

頼子「ううん、ニャル子ちゃんも、ハス太ちゃんも、みんな心配するわ……」

245 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 21:56:36.04 ID:mF2wJefr0

クー子「……でも……」

頼子「でもじゃない。」

頼子「みんなで笑って……また一緒に帰りましょう……」

クー子「……」

クー子「ありがとう……」

クー子「みんなで笑って……一緒に帰る……」

頼子「うん♪」

246 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/19(火) 22:01:44.09 ID:mF2wJefr0

クー子「……今のでＭＰ全回復した……」

ハス太「あ、あはは……」

頼子「それはそれは……頼もしいわね〜♪」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｫｫｫｫ!」

クー子「……いくよっ！」

ハス太「うんっ！」

頼子「ええっ！」

247 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/19(火) 23:28:04.80 ID:MM8TbM7ao

鍵作品テイストやね

248 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/06/20(水) 04:08:38.94 ID:wrXnOP2Xo

>>240
メール欄にsagaって入れるんだ

249 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]：2012/06/20(水) 08:13:36.48 ID:cJWNcOO1o

sag「a」ね。サガだよ。サゲと併用したいなら「sage saga」でおｋ。

250 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/20(水) 09:43:55.66 ID:Sn/7Z5BIO

これで小説読んだこと無いってどんな独学だよ

251 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/06/20(水) 11:04:23.90 ID:iU0b0ZGIO

sageじゃなくてsagaだったのですね！
アドバイス頂いた方々、ありがとうございます。

完結させようさせようと頑張っているのですが、仕事の関係でなかなか進まず…ごめんなさい（泣）

併せて、ライトノベルすら読んだことないので、文章文脈メチャメチャでごめんなさい（泣）

ペコリペコリ

252 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/06/20(水) 21:48:59.06 ID:4LlmdRaf0

ｸﾞｺﾞｵｫｫｫ……

少女「け、結界が……」

真尋「そんな……！」

ニャル子「……」

少女「こんな……こんなはずじゃ……」

真尋「く、くそっ……！」

少女「……っ！」

253 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/20(水) 21:54:42.24 ID:4LlmdRaf0

少女「お兄ちゃん……ここは、私が食い止めるから……逃げてっ！」

真尋「ばかっ！そんなことできる訳ないだろっ！！」

少女「ここに居れば間違えなく奴らのえじきになる！」

真尋「だからって……そんなこと……！」

少女「お兄ちゃんは……諦めなかった……最後の最後まで……」

少女「でも、だめ……私の力が足りなかった……」

少女「ごめんなさい……」

少女「本当に……ごめん……なさい……」

254 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/20(水) 22:11:38.96 ID:4LlmdRaf0

真尋「……」

少女「謝って済むなんて思ってない……」

少女「でも、せめてお兄ちゃんだけは！！」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝ「ｸﾞｺﾞｵｵｫｫｫｫｫｫｫｫ!!!」

少女「きゃっ！！」

真尋「うわっ！！」

少女「……くっ！」

少女「……絢爛たる光よ！」

少女「干戈を和らぐ壁となれ！！」

少女「フォースフィールド！！」

255 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/20(水) 22:27:06.66 ID:4LlmdRaf0

真尋「な、なんだ……光の……壁！？」

少女「今の私の残った魔力じゃ……これくらいしかできない……」

真尋「おい！！」ﾄﾞﾝｯ！

真尋「君はどうするんだ！」ﾄﾞﾝｯ!ﾄﾞﾝｯ!

少女「時間稼ぎ位にしかならないと思うけど……」

少女「今の内に逃げてっ！」

256 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/06/21(木) 02:34:54.89 ID:E1VSwrbzo

（0゜・∀・）ﾜｸﾜｸﾃｶﾃｶ

257 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/21(木) 06:15:51.73 ID:MGJ7HpNz0

真尋「な、なんだ……光の……壁！？」

少女「今の私の残った魔力じゃ……これくらいしかできない……」

真尋「おい！！」ﾄﾞﾝｯ！

真尋「君はどうするんだ！」ﾄﾞﾝｯ!ﾄﾞﾝｯ!

少女「時間稼ぎ位にしかならないと思うけど……」

少女「今の内に逃げてっ！」

258 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/21(木) 22:20:31.51 ID:MGJ7HpNz0

真尋「やめろ！やめろよ！！」ﾄﾞﾝｯ!ﾄﾞﾝｯ!

真尋「この壁を解くんだ！！」

少女「ごめんね………お兄ちゃん……」

真尋「なんでだよ！」

真尋「なんで……謝るんだよ！！」

少女「願いを……叶えてあげられなくて……ごめんなさい……」ﾎﾟﾛｯ…

少女「救って上げられなくて……ごめんなさい……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ…

真尋「……っ！」

少女「お兄ちゃん……逃げて……」

真尋「……」

少女「早くっ！！」

259 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/21(木) 22:44:28.30 ID:MGJ7HpNz0

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｱｧｧｧｧｧ!!」ｻﾞｼｭｯ!

ハス太「うぐっ！！」

クー子「ハス太くんっ！！！」

ハス太「ぅ……くっ……！」

ハス太「ご、ごめん……ボク、ドジ……だから……」

頼子「じっとしていなさいっ……血が……！！」

クー子「こ……」

クー子「このおぉぉぉぉ！！！」ﾎﾞｫｫｫｫ！！

260 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/21(木) 22:46:45.83 ID:MGJ7HpNz0

ハス太「あ、あはは……ニャル子ちゃんを……助けるはず……が……」

ハス太「ミイラ取りが……ミイラになる……って……こういうことを……いうのかな……」

頼子「バカな事言わないのっ！」

頼子「と、とにかく血を止めな……」

頼子「……ぅ……っ！」

ハス太「そ……そんな……悲しい顔……しないで……ください……」

ハス太「そんな……顔してると……真尋君に……笑われちゃい……ますよ……？」

頼子「なに……言ってるのよ……」

261 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/21(木) 22:51:25.98 ID:MGJ7HpNz0

ハス太「あ……あの……」

ハス太「約束……守れ……なくて……ごめんな……さい……」

ハス太「みんなで……笑って……一緒に……帰る約束……」

頼子「……お願い……そんなこと、言わないで……っ！」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｸﾞｸﾞ……」ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ……

クー子（波動弾！？）

クー子「ﾊｯ!」

262 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/21(木) 23:00:19.82 ID:MGJ7HpNz0

クー子「二人とも！！そこから逃げてえぇぇぇぇぇ！！！」

ハス太「…………！」

頼子「え……？」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｱｧｧｧｧｧｧ!!!」ﾊﾞｯ!

頼子「くっ……！」

ｽﾞﾄﾞｵｫｫｫｫｫﾝ!！!

……

クー子「ぁ…………」

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……

……

クー子「そん……な……」

263 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/06/22(金) 16:37:43.37 ID:GS4lQZti0

鬱展開だと・・・・

264 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/06/22(金) 20:57:09.13 ID:uOvZGFas0

うわあああああああああああああああああああああぁぁぁぁ・・・・・・・・・

265 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/22(金) 20:59:51.28 ID:EHW3/K+Ho

あげんな

266 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/06/23(土) 23:05:29.51 ID:8NFYGOHx0

少女「お兄ちゃん……早く……逃げてっ！！」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｵｵｫｫｫｫ!!」ｼｭｯ!

少女「きゃ！」

真尋「おい！！」

少女「くっ……！」

真尋「いいから！一緒に逃げるんだ！！」

真尋「きっと……きっと何とかなるから！！」

真尋「だから……」

267 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/23(土) 23:06:40.22 ID:8NFYGOHx0

少女「お兄ちゃんを助けるのが、私のせめてもの償い……」

少女「だから……お願い……」

少女「早くにげ……」ｻﾞｼｭ！

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫｫ!!!」

少女「……ぁ……」

真尋「！！！！」

少女「……ごめ……ん……な……」ﾊﾞﾀｯ…

268 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/23(土) 23:08:59.94 ID:8NFYGOHx0

真尋「……おい……」

真尋「しっかり……しろよ……」

真尋「……こんな……こんな……」

真尋「……」

真尋「……ぅ……ぁ……」

真尋「うわああああああああぁぁぁぁ！！！」

269 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/23(土) 23:14:00.65 ID:8NFYGOHx0

真尋「……何が……！」

真尋「何が助けるだよっ！！」

真尋「何も……誰も助けられない……」ﾎﾟﾛ…

真尋「誰も……救えない……！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……

真尋「ニャル子も……目の前の子さえ救えない……」

真尋「ニャル子はいつだって助けてくれたのに……」

真尋「この子に命だって救われたのに……」

真尋「なのに……僕は……僕は……！！」

真尋「ぅ……くっ……！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

270 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/23(土) 23:27:13.19 ID:8NFYGOHx0

−諦めるんですか？−


真尋「え……」


−ここで……諦めてしまうんですか……真尋さん？−


真尋「ニャル……子……？」


−私が知ってる真尋さんは、そんな弱い人じゃないはずです−


真尋「ニャル子！ニャル子なのか！？」

271 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/23(土) 23:53:17.82 ID:8NFYGOHx0

−自分の信じた事を……最後まで貫き通して下さい−


真尋「……」


−ほら、また泣いてる−


真尋「泣いて……ない……」


−前にも伝えましたが−


真尋「泣いてないよ……」

272 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/23(土) 23:59:02.40 ID:8NFYGOHx0

−泣いている真尋さんも可愛いですが−


真尋「バカ……泣いてなんか……ないって……」


−私は、笑っている真尋さんが−


真尋「……分かってる……」


−大好きです−

273 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 00:11:41.24 ID:i9ev1IBW0

ニャル子「……」

真尋「ニャル子……」

真尋「自分の信じた事を……」

真尋「貫き……通す……」

真尋「……」

シャンタッ君「みー！みー！」

真尋「シャンタッ君！？」

真尋「お前……家に居たんじゃ……」

274 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) ：2012/06/24(日) 11:53:50.05 ID:wlVOg+y4o

ほ

275 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/24(日) 12:36:35.77 ID:uxX3/R0To

も

276 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/24(日) 13:07:20.80 ID:z5T8MWKdo

とりあえず、保守はいらないとだけ言っておこう

277 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/06/24(日) 18:42:17.65 ID:ch/JK9Wio

続きが気になってしょうがない

278 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 21:06:19.26 ID:i9ev1IBW0

シャンタッ君「みー！みー！みー！」

真尋「それ……咥えてるの……」

真尋「指輪……？」

少女「……ぅ……っ！」

真尋「！？」

真尋「き、君！大丈夫！？」

少女「そ……それ……」

少女「どう……して……それを……」

279 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 21:15:51.19 ID:i9ev1IBW0

真尋「え……？」

少女「……っ！」

少女「……た、大気に……舞いし……精霊たち……よ……」

少女「清浄……なる……調べを……奏でよ……！」

ﾊﾟｱｧｧｧｧ……

真尋「！」

真尋「傷が……治ってく……！？」

少女「……」

280 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 21:20:39.00 ID:i9ev1IBW0

少女「お兄ちゃん、小さな恐竜君……」

少女「ありがとう……」

少女「その指輪は、魔力の源……」

少女「不意の事故で無くしてしまって」

少女「私がずっと探していたもの……」

真尋「な、何でそれをシャンタッ君が……」

真尋「……ぁ……」

281 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 21:23:12.05 ID:i9ev1IBW0

−ｷﾗｯ･･･−

−シャンタッ君「･･･？」−

−真尋「おーい！シャンタッ君！どうしたんだー？置いて行くぞー！」−

−シャンタッ君「みー！みー！」ﾀｯﾀｯﾀ！−



真尋「ピクニックの……道中……！」

シャンタッ君「みー♪みー♪」

少女「これさえ……返ってこれば……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｱｱｱｱｱｱ!!」

少女「……」ﾊﾞﾁｯ!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞ……」ｼﾞｭｯ！

真尋「！！」

真尋「ふ、触れても居ないのに……一瞬で……」

282 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 21:45:38.18 ID:i9ev1IBW0

少女「お兄ちゃん……」

少女「私にも……お姉ちゃんの声、聞こえたよ……」

真尋「……」

真尋「ニャル子……」

真尋「最後の最後まで……お前に助けられてばっかりだな……」

ニャル子「……」

少女「今度こそ……」

少女「今度こそ、お姉ちゃんを……」

少女「救ってみせる！！」

283 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 21:55:16.10 ID:i9ev1IBW0

真尋「……僕にできることなら何でもするよ！」

少女「ありがとう……」

少女「お兄ちゃんの思いが……全てを左右させる……」

真尋「僕の……思い……」

少女「お願い……間に合って……」


ﾊﾟｧｧｧｧｧ…

少女「……紡ぎしは抱擁……」

少女「荘厳なる大地に齎されん光の奇跡に……」

284 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:23:30.65 ID:i9ev1IBW0

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ……

クー子「そん……な……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｵｫｫｫｫ!!」

クー子「……」

クー子「……いよ……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｧｧｧ!!」

クー子「……どきなさいよ……」

クー子「そこからどきなさいよぉぉぉぉ！！！」ｺﾞｫｯ!!

285 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:31:39.81 ID:i9ev1IBW0

クー子「ハス太くん！！」

クー子「少年のお母さん！！」

ハス太「だ、大丈……夫……」

クー子「ハス太くん！？」

ハス太「風で……防御壁……張った……から……」

ハス太「で、でも……これが……最後の……力……かな……」

頼子「ハス太ちゃん！！」

286 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:34:24.17 ID:i9ev1IBW0

ハス太「……全部……終わっ……たら……また……」

ハス太「……みんなで……ご飯……食べた……かった……な……」

ハス太「……」

クー子「ハス太……くん……？」

ハス太「……」

頼子「嘘……でしょ……？」

頼子「ハス太ちゃん！！しっかりしなさい！！ハス太ちゃん！！」

ハス太「……」

287 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:36:54.82 ID:i9ev1IBW0

クー子「……なに……これ……」

クー子「……どうして……こうなるの……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞﾙﾙﾙﾙ……」

頼子「……っ！」

クー子「……」

クー子「……あなた達だけは……」

クー子「あなた達だけは絶対に許さない！！！」ｺﾞｫｫｫ!!

288 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:40:18.89 ID:i9ev1IBW0

頼子「クー子ちゃん！！やめなさい！！」

頼子「この数！！あなただけでどうにかなる訳ないでしょう！？」

クー子「どうにかなる、ならないじゃない……」

クー子「……許さない……っ！！」

頼子「落ち着きなさい！！あなたにまで何かあったら……！！」

クー子「……少年のお母さん……ごめんなさい……」

クー子「でも……ここだけは……私の自由にさせてほしい！！」

頼子「……」

クー子「ハァァァァァ！！」

289 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:46:03.58 ID:i9ev1IBW0

ﾊﾟｧｧｧｧｧ…


少女「万物に宿りし生命の息吹を此処に！！」

少女「リザレクション！！！」

真尋「……」

ニャル子「……」

少女「……」

少女「……ぇ……」

ニャル子「……」

290 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:48:59.87 ID:i9ev1IBW0

真尋「ニャル……子……？」

ニャル子「……」

少女「どうして……？」

少女「どうして……目を覚まさないの！？」

ニャル子「……」

真尋「……」

291 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 22:59:39.84 ID:i9ev1IBW0

真尋「おい……ニャル子……」

真尋「起きろよ……」

ニャル子「……」

少女「……間に……合わな……かった……」

真尋「なぁ……」

真尋「また……声……聞かせてくれよ……」

少女「お兄……ちゃん……」

292 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/24(日) 23:04:22.51 ID:i9ev1IBW0

真尋「僕の名前……呼んでくれよ……」

ニャル子「……」

真尋「諦めてないのに……」

真尋「お前の事……こんなにも助けたいって思っているのに……」

真尋「ニャル子……お前……もう起きないのか……？」

少女「……」

ニャル子「……」

293 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]：2012/06/25(月) 00:53:52.59 ID:HVwN3Rupo

テイルズネタ多くて嬉しいわ

294 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/25(月) 01:33:48.92 ID:NMZWW0g2o

テイルズ知らなくて悔しい

295 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) ：2012/06/25(月) 19:57:55.77 ID:0pW5AOhR0

真尋「僕の名前……呼んでくれよ……」

ニャル子「……」

真尋「諦めてないのに……」

真尋「お前の事……こんなにも助けたいって思っているのに……」

真尋「ニャル子……お前……もう起きないのか……？」

少女「……」

ニャル子「……」

296 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/25(月) 22:25:19.09 ID:EAliyDCro

愛知県？

297 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/06/27(水) 07:17:12.17 ID:dCsHEkaao

1乙
続き待ってる

298 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/06/28(木) 15:48:08.53 ID:QtEO5Chb0

頑張れ

299 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福井県) [sage]：2012/06/29(金) 23:09:37.60 ID:dxD26S/y0

つづき待ってます！

300 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]：2012/06/29(金) 23:35:56.92 ID:EA15m4KPo

見ているぞ

301 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/06/30(土) 09:30:57.22 ID:XuUad+gI0

頑張ってくれ！

302 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/06/30(土) 16:03:53.02 ID:qkn//WIA0

いつもお待たせしてしまって申し訳ないです…

明日…明日必ず続いを書かせて頂きます（泣）

303 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/06/30(土) 16:11:30.93 ID:Q132u+8I0

↑ID変わってね？

304 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/06/30(土) 16:16:49.60 ID:nEwpI9I4o

え？

305 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/06/30(土) 16:52:41.42 ID:B+PZ4Vppo

住んでる場所表示か？
愛知県がおかしいだけだと思うが

306 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]：2012/06/30(土) 18:43:38.72 ID:Mxx68uiFo

いちおつ
待ってる

307 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/06/30(土) 23:32:06.03 ID:GQElE4Sm0

ガンバ！

308 ：ムスカ ：2012/07/01(日) 01:28:01.25 ID:P1g8dszx0

がんばってね　すばら(素晴らしい)な終わり方期待しているよ

309 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/01(日) 07:30:14.96 ID:kkt2ifxso

>>303

>>303

310 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/07/01(日) 11:03:18.42 ID:TIynpMgT0

少女「……」

真尋「なぁ……僕のしたことって……無駄だったのかな？」

少女「そんなこと……ない……」

少女「そんなことないよ！」

真尋「……」

真尋「そっか……」

真尋「……」

真尋「ごめんな……ニャル子……」

真尋「助けて……やれなくて……」

311 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:05:30.33 ID:TIynpMgT0

少女「お兄ちゃん……」

少女「……」

少女「こんな時に言うことじゃないかもしれないけれど」

少女「さっき助けてくれた人達が……危ない……」

真尋「！」

真尋「母さん達が……！？」

少女「うん……」

真尋「くっ！」ﾀﾞｯ!

312 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:09:17.63 ID:TIynpMgT0

ニャル子「……」

少女「あっ！お兄ちゃん！！」

真尋（ニャル子が居なくなった上に……これ以上誰かが居なくなるなんて……！！）

真尋（頼む！僕に何ができるかは分からないけど……みんな……）

真尋（無事で居てくれっ！！）

313 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:20:56.76 ID:TIynpMgT0

クー子「はぁ…はぁ…」

クー子「ど、どれだけ……出てくるの……」

頼子「はぁ……はぁ……はぁ……」

頼子「こ、これは……本当に絶望的ね……」

クー子（少年……ニャル子……）

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫｫ!!」

クー子「……」

クー子「威き焔よ……」

314 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:25:38.78 ID:TIynpMgT0

クー子「汝に触れしもの……」

クー子「全てを滅さん」

クー子「エクスプロード！！」ｺﾞｵｯ!!

ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫｫﾝ!!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｧｧｧ……」ｼｭｩ…

クー子「はぁ……はぁ……くっ……！」ｸﾞﾗｯ…

頼子「クー子ちゃんっ！！」ﾊﾞｯ!

315 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:34:33.78 ID:TIynpMgT0

クー子（……ダメ……もう……炎も出せない……）

クー子「……」

クー子「……ごめん……なさい……」

クー子「……もう……この現状は……覆らない……」

クー子「だから……お願い……逃げて……」

クー子「私は……誰かを守って逝けるのなら……それでいい……」

クー子「ハス太くんも……きっとそう……」

頼子「バカな事言わないで！」

316 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:44:57.08 ID:TIynpMgT0

頼子「あなた達を置いて……逃げられる訳ないでしょう……？」

クー子「……少年のお母さん……あなたにが……」

クー子「あなたが居なくなったら……誰が……少年達の帰りを……見届けるのですか……？」

頼子「……」

頼子「そう……私にはみんなが帰ってくるのを見届ける義務がある……」

頼子「でもそれは……クー子ちゃんやハス太くん……ニャル子ちゃんも含めて……」

頼子「だから……だから……っ！」

クー子「……」

317 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 11:57:15.66 ID:TIynpMgT0

クー子「この世界には……どうにかなることと……ならないことがある……」

クー子「少年のお母さんみたいに……私達の事を思ってくれるのは……嬉しい……」

クー子「でも、現実は……甘くない……」

頼子「……」

頼子「……分かってる……」

頼子「分かってるわ……」

頼子「でも……」

頼子「ここで希望を捨てたら……もう元には戻れない気が……するから……」

318 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 12:01:02.01 ID:TIynpMgT0

クー子「……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｧｧｧｧｧ!!」

クー子「！！」

頼子「っ！」


ｻﾞｸｯ！

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｧｧｧｧｧ……」ｼｭｩ…

頼子「ぇ……？」

真尋「母さん！！クー子！！」

頼子「尋くんっ！！」

クー子「少年……」

319 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/01(日) 15:17:34.02 ID:kkt2ifxso

きてた！乙

320 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 21:22:16.02 ID:TIynpMgT0

頼子「無事だったのね！！」

頼子「良かった……」

真尋「僕は大丈夫だけど、みんなは！？」

頼子「……」

クー子「ハス太くんが……」

真尋「ぇ……」

真尋「おい……嘘だろ、ハス太！」

321 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 21:29:36.70 ID:TIynpMgT0

ハス太「……」

頼子「……」

真尋「そんな……」

真尋「どうして……どうして、みんな頑張ってるのに……」

真尋「くそっ！」

頼子「尋……くん……」

クー子「……少年、悲しむのは、後でもできる……」

クー子「今は、ここから逃げることを……優先して」

322 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 21:33:05.29 ID:TIynpMgT0

真尋「……分かってる……」

真尋「分かってるけどっ……！！」

クー子「……少年、あなたは今……多くの事を抱え込みすぎてる……」

クー子「そんな少年の顔を見たくない……ニャル子も……きっとそう思ってる……」

真尋「……」

真尋「ごめん……」

真尋「約束、守れなくて……」

323 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 21:35:09.24 ID:TIynpMgT0

真尋「本当に……ごめん……」

クー子「……」

クー子「今は、何も言わない……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫ……」

頼子「！！」

頼子「しまった……道を……塞がれた……」

クー子「ぅ……っ……！」

真尋「おい！クー子、お前そんな体で……」

324 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/01(日) 22:46:33.67 ID:TIynpMgT0

クー子「私が……囮になる……」

クー子「その間に逃げて……」

頼子「何いってるの！」

頼子「みんなで助かるって言ったじゃないの！」

クー子「今、私達が……助かったとしても」

クー子「それは……みんなじゃない……」

クー子「もう……その約束は果たされない……」

325 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/02(月) 11:35:18.36 ID:hw9EgRfIO

（夢オチの予感・・・！！）

326 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/07/02(月) 21:40:25.80 ID:apYLx2+a0

ここまで来て夢オチとかｗｗｗｗｗｗ

327 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 22:11:42.91 ID:ai2uJMid0

真尋「……」

頼子「……」

クー子「さぁ、早く！」

真尋「……ここでお前を置いていったら、一生後悔するよ」

頼子「ええ、その通りよ……」

クー子「！？」

クー子「でも……この状況は……もうどうにもならない……」

クー子「だから……！」

328 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 22:14:19.27 ID:ai2uJMid0

真尋「確かに……もうどうにもならないかもしれない」

真尋「けど、ニャル子に……言われたんだ……」

真尋「自分の信じた事を最後まで貫き通せ、って……」

クー子「……」

真尋「だから、僕は自分の信じることを最後まで……貫き通す！」

真尋「絶対に……最後まで諦めない！！」

クー子「少年……」

329 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 22:16:21.96 ID:ai2uJMid0

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｶﾞｧｧｧｧｧ!!」

真尋「危ない！クー子！」ﾊﾞｯ!

クー子「！！」

真尋「っ……大丈夫か？」

クー子「あ、ありがとう……」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｫｫｫｫｫ!!」

頼子「尋くん！！」

330 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 22:18:45.09 ID:ai2uJMid0

真尋「くっ……！！」

クー子「っ！！」

ｶﾞｷﾝッ!!

真尋「……ぇ……？」

頼子「くぅっ……！」ｸﾞｸﾞｯ…

真尋「か、母さん！！」

頼子「む、息子の前で……カッコ悪いところ見せられるものですか！」

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｸﾞｺﾞｧｧｧｧ!」ｶﾞｯ!

頼子「きゃあ！？」

真尋「母さん！」

331 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 22:24:46.10 ID:ai2uJMid0

真尋「……っ！」

クー子「お願い……」

クー子「お願い……もう……逃げて……」

クー子「普通の人間が……勝てる数じゃない……」

少女「普通の人間のお兄ちゃん達が希望を捨てていないのに……」

少女「邪神であるあなたは……希望を捨てるの？」

クー子「え……？」

少女「もう犠牲をだしたりしない……」

332 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 22:28:36.54 ID:ai2uJMid0

少女「……霊冥へと導く破邪の煌めきよ、我が声に耳を傾けたまえ……」

少女「グランドクロス！！」

ﾄﾞｺﾞｵｫｫｫｫﾝ!!

ﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄ「ｷﾞｬｱｧｧｧｧ……」

クー子「ぁ……」

少女「っ……さすがに大技は体に響くなぁ……」

真尋「君っ！」

少女「お兄ちゃん、いくら仲間がピンチだからって、一人で走っていくなんて……」

少女「それじゃあ命がいくつあってもたりないよ？」

真尋「ご、ごめん……」

333 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/02(月) 23:07:17.27 ID:ai2uJMid0

クー子「あの数のﾅｲﾄｺﾞｰﾝﾄが……一瞬で……」

頼子「助かった……の？」

少女「お兄ちゃん……」

少女「自分の気持ちは……貫き通せた？」

真尋「……」

真尋「……分からない」

真尋「でも……救えなかった……」

真尋「ニャル子だけじゃなくて……ハス太まで……」

クー子「……」

頼子「……」

334 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/03(火) 06:09:16.50 ID:UibWRN/IO

ここからハッピーエンドに持ってくとご都合主義になりそうだなぁ・・・。

と思ってたらニャル子はもともとご都合主義のアニメだった

335 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/07/03(火) 21:12:32.10 ID:znAil2F60

けっこうかかるな

336 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/03(火) 22:45:38.12 ID:JBEKP1vP0

追いついたが素晴らしい
ニャル子を救ってやってくれ！

337 ：ムスカ ：2012/07/06(金) 00:10:01.49 ID:Q6+kcZZb0

最後まで頑張ってください！

338 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/07/06(金) 00:27:15.23 ID:yKOIGRejo

よもまつだな

339 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/06(金) 13:51:22.50 ID:YaJ7zAj90

作者のペースで頑張ってください！

340 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/07(土) 13:33:03.04 ID:1i7Fgt9q0

いつでも書いていただいてok
期待してる

341 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/07(土) 19:59:01.14 ID:WjSMbM2Fo

頑張って！！

342 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします ：2012/07/08(日) 15:20:31.89 ID:mLk3b4gX0

応援してる！

343 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/08(日) 16:52:43.91 ID:STNJnybM0

鬱エンドだけは・・・・・・

344 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/08(日) 20:39:48.61 ID:kDB5zVVS0

続き待ってる！

345 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/09(月) 00:30:19.10 ID:5wfE66J7o

頑張って

346 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) ：2012/07/09(月) 18:33:55.57 ID:Y6u3KOSy0

ハッピーエンドにっ

347 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/09(月) 22:49:18.60 ID:jJyFoyGVo

してっ！

348 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/07/10(火) 03:29:07.95 ID:q4pZYpIH0

応援してますよ！

349 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/10(火) 21:46:46.87 ID:ejHfwjhE0

ますよお

350 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/11(水) 00:57:07.53 ID:PQCB5RLV0

愛知多いなｗｗ
応援してます！

351 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/07/11(水) 03:02:32.61 ID:wgGYBjfm0

驚異の愛知率www

352 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/07/11(水) 03:58:50.54 ID:1NSVqHhLo

では北海道

353 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/11(水) 06:25:13.29 ID:AP5lV0ILo

せば秋田

354 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/07/11(水) 07:10:28.40 ID:Bp+JUt0V0

必ずハッピーエンドにしないと、その腕を切り落とすぞ（迫真）

355 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/11(水) 07:55:06.51 ID:VipR5JTIO

>>354
通報しますた

356 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]：2012/07/11(水) 10:51:19.01 ID:J7bPnGgmo

クトゥルフでハッピーエンド求めるのはお門違い

357 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/11(水) 12:53:08.80 ID:qMF1HoVDO

一気に全部読んだ
いきなりテイルズの詠唱は反則だろｗｗｗｗ吹いたわｗｗｗｗｗｗ
ナイトゴーント道場状態ワロタ
あと頼子さんは原作表記｢ヒロ君｣だったような

358 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/07/11(水) 19:42:45.34 ID:BQWgQvqw0

おおっと！愛知の方々の圧倒的な応援！！
早く続きを書かないと…！
みんなハッピーエンドを求めているのですね！��

あ、指摘頂いた方ありがとうございます！
アニメしか見たことなくて…原作も読んでから書けってお話ですね……
ごめんなさい（泣）

359 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) ：2012/07/11(水) 23:30:48.40 ID:BQWgQvqw0

少女「…大丈夫、この子はまだ生きてるよ」

真尋「え……？」

クー子「ほ、ホント！？」

少女「うん」

少女「さっきも言ったけれど、もうこの件で犠牲をだしたりはしない……」

360 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/11(水) 23:33:58.43 ID:BQWgQvqw0

ﾊﾟｧｧｧｧｧ……


少女「…紡ぎしは抱擁……」

少女「荘厳なる大地に齎されん光の奇跡にいま名を与うる……」

少女「リザレクション！！」


ハス太「……」

ハス太「……ん……」ﾋﾟｸｯ

真尋「ハス太っ！！」

クー子「ハス太くん！！」

361 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/11(水) 23:38:29.73 ID:BQWgQvqw0

ハス太「あ、あれ……」

ハス太「ボクは……確かナイトゴーントにやられて……」

ハス太「でも、あれ……ケガが治ってる……？」

頼子「ハス太ちゃん！！」ｶﾞﾊﾞｯ！

ハス太「わわっ！」

頼子「良かった……」

頼子「本当に……良かった……」

362 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/11(水) 23:47:08.74 ID:BQWgQvqw0

ハス太「え、えっと、何がなんだか良く分からないけど……ごめんなさい……」

頼子「いいのよ、謝らなくて……」

ハス太「……真尋君も、心配してくれたの……？」

真尋「あ、当たり前だろ！」

ハス太「そっか、えへへ……」

頼子「ふふっ」

真尋「な、なんだよ！二人して……」

363 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/11(水) 23:51:47.85 ID:BQWgQvqw0

ハス太「何にもないよー！」

頼子「そうね、何にもないわねー！」

真尋「くっ……！」

クー子「あなた、本当にありがとう……」

クー子「私からもお礼を言わせて欲しい……」

少女「ううん、物理的なケガを治す程度ならなんてことはないよ」

クー子「そう……」

クー子「……こうやって……」

クー子「みんなで……また笑いたかった……」

真尋「……」

364 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/11(水) 23:58:05.56 ID:BQWgQvqw0

クー子「でも、本当はここにいないといけない人が……」

クー子「ここで一緒に笑い合いたい人が……」

クー子「ここには……いない……」

ハス太「……」

頼子「……」

真尋「……ニャル子……」

少女「……」

少女「ごめんなさい……」

少女「私が……私の力が及ばなかったばっかりに……」

365 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:01:51.69 ID:Osf8ndrH0

真尋「……」

真尋「誰も……」

真尋「誰も……悪くなんかないよ……」

クー子「少年……」

真尋「アイツはさ、自分の命と引き換えに、僕らを守ってくれたんじゃないかって……」

真尋「そう……思いたいんだ……」

頼子「ヒロ君……」

真尋「ごめんな、みんな……ニャル子を絶対に助けるって言って……」

真尋「その約束を守れなかった僕が言える立場じゃないけど…」

真尋「そう信じたいんだ……」

366 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:04:55.88 ID:Osf8ndrH0

ハス太「真尋…君……」

真尋「でも……なんだかさ、アイツがホントに居なくなるって未だに信じられないんだよな……」

真尋「また、戻ってきそうな気がしてさ……」

クー子「私も……そう思う……」

ハス太「不思議だよね……ボクもニャル子ちゃんが戻ってきそうな気がするもん……」

頼子「ええ、あの子が居なくなるなんて……思えないわ……」

少女「……」

少女「……あなた達は……最後の最後まで……希望を捨てないんだね……」

真尋「アイツに……ニャル子に、最後の最後まで言われたからかな……」

真尋「諦めるなって……」

367 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:07:11.29 ID:Osf8ndrH0

少女「……」

少女「……みんなのその思いを元に……もう一度だけ……チャンスが欲しい」

真尋「え……？」

少女「前にも言ったけれど、私の魔法はきっかけを作るだけ……」

少女「その結果は……お兄ちゃんの……ううん、みんなの思いが全てを左右させる……」

少女「さっきはお兄ちゃんだけしかいなかったけれど」

少女「みんなの希望が溢れるこの場所で……」

少女「もう一度だけ……チャンスが欲しい……」

真尋「……」

368 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:09:43.76 ID:Osf8ndrH0

クー子「みんなの思い……」

ハス太「希望を捨てない……」

頼子「諦めない……」

真尋「……もう一度、やって……くれるか？」

少女「うん……」

少女「でも、これが本当に最後……」

真尋「……分かった……頼むよ…」

少女「……」

369 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:11:21.76 ID:Osf8ndrH0

ﾊﾟｧｧｧｧｧｧ……



少女「……」


少女「…我に宿りし真なる光の力よ…」


クー子（ニャル子……）


少女「汝の力を持って、彼の者を死の淵より呼び戻せ…」


ハス太（ニャル子ちゃん……お願い…）


少女「聖なる祈り、永久に紡がれん…」


頼子（どうかこの思い……届いて下さい…）


少女「光あれ……」


真尋（ニャル子……！！）


少女「リザレクション！！！！」ｶｯ!

370 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:15:38.62 ID:Osf8ndrH0

ニャル子「……」

真尋「……」

クー子「……」

ハス太「……」

頼子「……」

ニャル子「……ぅ……ん……」

クー子「！」

ハス太「！」

頼子「！」

真尋「……ぁ……」

371 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:18:24.07 ID:Osf8ndrH0

ニャル子「……んん………」

真尋「ニャル……子……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛｯ…

ニャル子「……真尋……さん……？」

ニャル子「……また、泣いてる……」

真尋「……ちょっとくらい……泣いたっていいだろ……ｸﾞｽｯ……」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ……

ニャル子「……はい……」

真尋「ニャル子……」

真尋「……おかえり……」

ニャル子「……ただいま……真尋さん……」

372 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:21:05.51 ID:Osf8ndrH0

クー子「ニャルｋ……ﾓｺﾞﾓｺﾞ」

ハス太「しーっ！クー子ちゃん、空気読まないと！」

クー子「で、でも！」

ハス太「ボクだって真尋君取られて悔しいよ！でも……」

ハス太「今のあの二人を見てると……」

ハス太「邪魔しちゃ……ダメかなって……」

クー子「むぅ……」

クー子「ハス太君……見た目に似合わず大人……」

頼子「ふふっ……」

ハス太「そうだ！地球の神様！ありが……と……」

ハス太「あれ……」

ハス太「いない……？」

頼子「あら、どこに行ったのかしら……」

クー子「……さっきまで居たのに……」

373 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:23:34.01 ID:Osf8ndrH0

ルーヒー「一緒に喜んであげなくて良いのですか？」

少女「うん……私の出番はもう終わったし、これ以上干渉すべきじゃないかなって……」

ルーヒー「そう……」

ルーヒー「でも、あなたなら、最初から助けられていたのではないですか？」

少女「……」

少女「人間の……誰かを思う気持ちの強さを見たかったから……」

ルーヒー「……結果は……どうでした？」

少女「ご想像にお任せ……かな……」

ルーヒー「……」

ルーヒー「そういえば、最後まであの子達に名前を教えませんでしたね……」

374 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:26:46.64 ID:Osf8ndrH0

少女「カルミアって名前は地球だけでの名前だから……」

ルーヒー「……」

ルーヒー「この世界では、花言葉って言うものがあるみたいですが……」

ルーヒー「カルミアは大きな希望って意味があるみたいですね……」

少女「大きな……希望……」

少女「私は……みんなの希望になれたのかな……？」

ルーヒー「ご想像にお任せします。」

少女「うー……」

ルーヒー「さぁ、魔力も沢山使われたでしょうし、家に帰ったらたこ焼きを用意しますよ！」

少女「わーい！たこ焼きたこ焼きー！」

少女「ルーヒーのたこ焼きだいすきー！」

ルーヒー（こんな姿だけみてると……とても神様には見えないわねぇ……）

375 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:31:00.59 ID:Osf8ndrH0

＝　一週間後　＝


ニャル子「まっひろさ〜ん♪」

真尋「うわっ！」

真尋「な、なんだよ……歯磨き中に後ろから抱きつくなって……」

ニャル子「いやー、たまには良いじゃないですかー！」

真尋「毎日だろ……」

ニャル子「嫌なんですか……？」ｸﾞｽｯ

真尋「い、嫌じゃないけど……」

ニャル子「じゃあノープロブレムですね♪」

クー子「ｼﾞｰ……」

ニャル子「クー子！真尋さんの歯磨きの邪魔はさせませんよっ！」

真尋「お前が言うな」ﾍﾟｼｯ

ニャル子「アイタ」

376 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:34:01.82 ID:Osf8ndrH0

クー子「少年……ニャル子とラブラブ……ズルイ……」

クー子「私もニャル子が歯ブラシに歯磨き粉を付けてる時に抱きつきたい……」

真尋「ピンポイント過ぎるだろ……」

ハス太「あ！クー子ちゃん、また二人の邪魔してるの！？」

クー子「邪魔じゃない……監視……」

ハス太「もうー、ダメだって二人のラブラブの邪魔しちゃ……」

真尋「///」

ニャル子「あら？真尋さん……顔が赤くなってますよ？」

真尋「な、なってない！」

ニャル子「あはは！真尋さん可愛いー♪」

シャンタッ君「みー！みー！」

頼子「朝から４人とも元気ねー」

頼子「若いって羨ましいわぁ〜」

真尋「か、母さん……フォローしてよ！」

377 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:35:58.99 ID:Osf8ndrH0

頼子「んー？まぁヒロ君もまんざらじゃなさそうだし♪」

真尋「母さん……（泣）」

頼子「そういえば、テーブルに豪華なお弁当が沢山置いてあったけれど、あれは……？」

ニャル子「あ！そうそう！それを言いに来たのですよ！」

真尋「？」

クー子「？」

ハス太「？」

頼子「？」

ニャル子「前回は私がご迷惑をお掛けしてしまいましたからね……」

ニャル子「だから……改めて今日……」

ニャル子「ピクニックに行きましょうっ！」

378 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage saga]：2012/07/12(木) 00:43:42.73 ID:Osf8ndrH0

すみません。文末に「Fin」付け忘れましたが、以上で終わりになります。

感想やアドバイス頂いた方々、本当にありがとうございました。

また、事の関係でなかなか更新できずに申し訳ありませんでした。
皆さんがハッピーエンドを望まれていたので頑張ったのですが、最後はかなり無理やり持って行った感が
凄いです。お許しください（泣）

ニャル子復活後の後日談も書きたかったですが、延々と書いてしまいそうな気がしたので、スッパリ切って
しまいました（笑）

今後も時間があればニャル子SSをまた書きたいと思います。
「……」がやたら多いなぁ……と思ったら私かもしれません。

それでは皆様、最後まで読んで頂き本当にありがとうございました。

379 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/12(木) 00:45:43.07 ID:iJPNsAP60

乙！

380 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]：2012/07/12(木) 00:55:41.85 ID:plZ7/EcPo

乙
まだ生きてるって言った直後にリザレクション唱えてワロタ

381 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/07/12(木) 00:59:46.70 ID:1BPROpRt0

俺「後日談を別スレで書いてもいいんだぜ？」
？「後日談を書かないとその腕を切り落とすぞ」
俺「勝ってにコメントすんなメイト（ｒｙ元大佐よぶぞ」
？「サーセンｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」


　　　　　　　　　　　　後日談希望

382 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]：2012/07/12(木) 02:24:37.35 ID:YWWfrVXAO

乙

383 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) ：2012/07/12(木) 02:58:15.37 ID:OxqHyx8w0

乙~

384 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]：2012/07/12(木) 03:40:03.61 ID:9oh0UHuDo

乙

385 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]：2012/07/12(木) 07:41:32.35 ID:mmVC2xDWo

リｗｗザｗｗレｗｗクｗｗショｗｗンｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

386 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]：2012/07/12(木) 12:08:59.41 ID:1p1SNHNz0

長かったが乙。
そして後日談希望！

387 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]：2012/07/12(木) 15:46:24.43 ID:yrCHhmMe0

乙

388 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/12(木) 18:42:16.41 ID:utoytt5Xo

Ｚ

389 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]：2012/07/12(木) 20:46:36.23 ID:zJbHlb7f0

超乙！

390 ：ムスカ ：2012/07/12(木) 23:05:38.43 ID:uoLvjPUU0

すばらっ！

391 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/13(金) 10:38:35.99 ID:GjfA0TuDO

乙という名のポニーテール

392 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) ：2012/07/13(金) 11:03:19.15 ID:lO9irNRe0

乙

393 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/13(金) 17:09:36.25 ID:lO9irNRe0

後日談

真尋「ふぅ、結構歩くんだな･･･」

ニャル子「この前すっごく景色の綺麗なところを見つけたのですよ〜！」

真尋「こんな所までくる用事があったのか？」

ニャル子「お弁当の食材調達に！」

真尋「みんな！今日のお昼はほっ○もっとでいいか？」

ニャル子「いや〜ん！冗談ですよ〜！！」

ｷﾗｯ･･･

シャンタッ君「･･･？」

真尋「おーい！シャンタッ君！どうしたんだー？置いて行くぞー！」

シャンタッ君「みー！みー！」ﾀｯﾀｯﾀ！

394 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/13(金) 22:10:10.92 ID:lO9irNRe0

ハス太「それにしても、ホントに良い天気だねー！」

クー子「ニャル子と結ばれる日もこんな天気なら嬉しい･･･」

ニャル子「万に一つも有り得ませんので、ご心配なく。」

ニャル子「私と結ばれるのは･･･」

真尋「勿論、僕も有り得ないけどな」

ニャル子「ま〜ひ〜ろ〜さ〜ん〜（泣）」

395 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/13(金) 22:44:47.30 ID:lO9irNRe0

＝ピクニック＝


ニャル子「到着でーす！どうですか！とっても綺麗な景色でしょう！？」

真尋「お！ホントに綺麗･･･」

ニャル子「でしょでしょ！ささっ！ちょうどいい時間ですし、お昼にしましょう！」

ニャル子「クー子！ハス太君！ブルーシート敷いておいて下さいな！」

クー子「分かった･･･」

ハス太「了解だよ！」

真尋「僕は何をすればいいかな？」

ニャル子「そうですね〜、じゃあ一緒にお皿やお茶の準備しましょうか！」

真尋「オッケー」

396 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/14(土) 10:03:18.69 ID:38Al5eHQ0

ニャル子「〜♪〜♪」

真尋（･･･ニャル子って普段はアレだけど、こい言うところだけ見てると家庭的だな･･･）

真尋（これであの過剰なアタックさえなければなぁ･･･）

ニャル子「？　真尋さん、どうかされました？」

真尋「い、いや！何でもないよ！えーっと、お茶注いでおこうかな･･･あっ！」ﾊﾞｼｬ

真尋「ご、ごめん！ペットボトル倒しちゃった･･･」

ニャル子「大丈夫ですか？ボーっとしてたみたいですけれど･･･」

真尋「あ、あぁ･･･ごめん･･･」

真尋（ニャル子の事考えてたなんて、冗談でも言えないな･･･）

ニャル子「お茶はまだ沢山ありますので、ご心配なさらずに♪」

ハス太「ニャル子ちゃん！真尋くん！準備できたよー！」

クー子「バッチリ」

真尋「よし、じゃあ用意したのを持って行くから手伝ってくれ！」

397 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/14(土) 17:04:34.08 ID:38Al5eHQ0

＝ピクニック・お昼＝


一同「いただきまーす！」

ニャル子「どうですどうですどうです！お味の方は？」

真尋「ﾓｸﾞﾓｸﾞ･･･美味しいな、相変わらず料理の腕は確かだな」

ニャル子「キャー！真尋さんに褒めて頂けるなんて･･･！私はそれだけでお腹一杯胸いっぱいです♪」

ハス太「うん、ホントに美味しいね！ニャル子ちゃん、今度ボクにも料理教えてよ！」

ニャル子「真尋さんを誘惑する武器に使わないって約束できるなら！」

ハス太「ぇーｗｗｗｗ」

クー子「ニャル子のお弁当美味しい･･･今度は私が作る･･･ニャル子の寝汗入りで･･･」

ニャル子「･･･５回くらいぬっころしてやりましょうか！」

真尋「お前たち本当に仲がいいんだなぁ」

ニャル子「勘弁してくださいよ〜！」

ハス太「あはは！」

シャンタッ君「みー♪みー♪」

398 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/14(土) 19:30:57.42 ID:fHE65nIV0

ん？なんかデジャブが…

399 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]：2012/07/15(日) 02:47:56.48 ID:eHZrkgdho

ニャル子可愛い

400 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/15(日) 08:31:37.83 ID:Qcy1fqf40

真尋（今日は来て良かったな･･･最初はまた面倒な事になるかと思ったけど、こう言うのもたまには悪くない）

真尋（久しぶりだなぁ･･･こんなに楽しいと思えるの･･･）

真尋（･･･良く考えたら、いつまでこの生活が続くんだろう･･･ずっと？そんなはず無い･･･）

真尋（今までそんなこと考えたこと無かったけど･･･）

ニャル子「……よね！真尋さん！」

真尋「･･･え？」

ニャル子「私と結ばれるのは真尋さんだけですよね！MAHIROさんオンリーです！」

真尋「か、勝手に決めるなよ！」

ニャル子「またまた〜、照れちゃって〜！」

ハス太「えー！真尋くん！ボクも候補に入ってるよねー？」

真尋「おい･･･」

401 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/15(日) 09:24:53.16 ID:Qcy1fqf40

＝ピクニック・昼食後＝


真尋「ふぅ、ご馳走さま」

ニャル子「はい！お粗末様でした！」

ハス太「片付けはどうしようか？」

ニャル子「今度は交代で、私と真尋さんがブルーシートとか片付けますよ」

ニャル子「クー子とハス太君はゴミの方をお願いします！」

ハス太「まぁ、ゴミの量もそんなに多くないし、パパっと行って来るよ！」

ハス太「シャンタッ君もおいでー」

シャンタッ君「みー！みー！」

真尋「さて、じゃあシート片付けるか」

ニャル子「はーい！」

402 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします（兵庫県） ：2012/07/15(日) 20:38:05.14 ID:Qcy1fqf40

ハス太「まっひろくーん！ゴミ捨て終わったよー！」

ニャル子「じゃあ！腹ごなしにかくれんぼでもしましょうか〜！」

真尋「またかくれんぼ！？」

ハス太「楽しそうだねー！」

真尋「かくれんぼかあ。」

ニャル子「じゃあ、じゃんけんで鬼を決めましょうか！」

403 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]：2012/07/17(火) 09:29:51.10 ID:lquhQoWW0

投稿者ですが、393からの後日談を書いているのは私ではありません。
どうして過去の書き込みを……(☍﹏⁰)

404 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/07/17(火) 17:21:26.24 ID:jgfOj7QIO

名前欄が。気が付かなかった...

405 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]：2012/07/17(火) 23:55:56.32 ID:8b8tVyvFo

他人によるイザナミか
タチわりぃな

406 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]：2012/07/17(火) 23:56:39.60 ID:+mrblU6n0

HTML防止かな?
それとも別エンドを…

407 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]：2012/08/08(水) 01:46:02.60 ID:IEg7RGEpo

　

408 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]：2012/08/27(月) 19:55:00.19 ID:vPed2rSTo

良スレ乙

409 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]：2012/09/04(火) 22:41:36.68 ID:TLNw8ybLo

終わったのならHTML化依頼したほうがいいと思うが