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P「ぷろでゅーさーでござるか」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 19:03:59.62 ID:tPd0PStj0
P「此処が都会という所業でござるか……なんとも少しうるさいのぉ」

P「母上に『世をもっと知れ』と仰せつかっていざ我が故郷を離れ、都会に来てみたでござるが……」

P「分からないことだらけでござる」

P「鉄の箱――車が走り、崖の如しそびえ立つ『びる』なるものが建ち並び、人が混み忙しなく動く」

P「それに、空気が汚い」

P「こんなところで拙者は暮らしていけるのだろうか……」

P「……」グー

P「うむ、腹が減ったな。丁度そこに呑み処がござるな、寄っていくとしよう。行くぞ、馬次郎!」

馬次郎「ヒヒーン」パッカッパカ



通行人A「うわ、なんだ馬が道路走ってるぞ!」

通行人B「」

通行人C「スレ立てるか……」






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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 19:04:45.00 ID:tPd0PStj0
P「最初は馬次郎も車とやらに驚いていたが、さすが我が相棒すぐに慣れてくれたでござるな」ウィーン

P「」ビクン

店員「らっしゃせー」

P「……」

店員「お客様?」

P「あ、あぁ。面目ない、空いてる席に座ればよろしいかな?」

店員「はいどうぞー」

P「ふぅ……『自動どあ』なるものは慣れないものでござるな……さて、何を頼もうか」

P「ふむ、たしかこの『めにゅー』とやらから選べばよかった筈」

P「……」

P「よく、わからないな……どれ適当に『らんちせっと』というものを頼んでみよう」

3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 19:13:46.20 ID:tPd0PStj0
P「中々にうまうまでござる」

ガヤガヤ

P「だいぶ混んできたな……」

P「故郷の呑み屋とは大違いでござる」






通行人A「おい、あそこのたるき亭ってとこに馬が居るぜ!」

通行人B「マジかよ、確か上って小さいけどアイドル事務所だよな!誰か有名な役者が居るんじゃね!?行こうぜ!」





4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 19:33:13.94 ID:tPd0PStj0
ガヤガヤ

???「うむー。今日はやけに混んでいるな……やはり、外に居た馬のせいかな?」

???「何処か空いてる席は――ないか、仕方ない。相席をさせてもらおう」

スタスタ

???「ん?あれは――」








P「……」モグモグ

???「失礼、相席よろしいですかな?どうも混んで居て座る場所がなくて……」

P「ん?あぁ、良いですぞ。拙者ももうすぐ食べ終わります故」

???「いやーありがたい。どうも今日に限ってこんな混んでいるとは」

P「おや、いつもこの位混んでいるのではないでござるか?」

???「えぇ、どうも外に馬が居てですね、それに釣られてどうも客が集まってきているようで」

P「おぉ!拙者の馬次郎でござるか。なるほど、確かに都会では馬はあまり見ないでござるな」

???「あれはあなたの馬だったのですか!何故馬で来ているかお伺いしても?」

P「はっはっはは、拙者は故郷――群馬の奥の村から来た若輩者で、世の知るためにこの都会に来たのですがなにぶん電車と呼ばれる乗り物に乗る事に気が進まなくて、馬次郎――あの馬に乗ってここまで来たのございまする」

???「ははー、これまた凄い方ですね」

P「いえいえ、拙者なんぞ、未熟者でござるよ。母上の命によりこの都会にやってきて早1日。分からないことだらけで苦労が絶えませぬ」

???「――ふむ」

P「では、これにて失礼しま――」


???「ティン!ときた!」


P「?」

???「失礼、私はこういうもので」スッ

P「な……な……なむこぷ、ぷ――」

高木「795プロダクションの高木と申します」

P「は、はぁ」

高木「どうですかな、うちで働いてみては?ここに来たばかりということは仕事も決まっていないのでしょう?」

P「仕事……」

高木「そう、プロデユーサーですよ、プロデユーサー」

P「……」

P「ぷろでゅーさーでござるか」

  




5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 19:34:13.80 ID:tPd0PStj0
一旦ここまで、取りあえずはボチボチ書いていくつもり。書き溜めはないのでのんびりとやるつもり
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/08(金) 19:46:39.64 ID:5lX1E5vAo
1レスの奴か
期待
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 20:32:32.64 ID:tPd0PStj0
P「いや、しかし拙者は若輩者――それにこの都会に来たばかりでござる。知らぬことも、できぬ事もたくさんございまする」

高木「ふむ、歳を伺いしてもよろしいかな?見たところ若く見えるが」

P「今年で数えて22になりました」

高木「ほう、ではまだまだこれからではないか」

高木「知らぬことがあるなら、知れば良い」

高木「やれぬことがあるなら、挑戦すれば良い」

高木「何事もチャレンジだよ!」

P「ちゃれんじ、でござるか……」

P(ちゃれんじ、確か『挑戦する』でござったか。確かに世を知るためには実際に働くのが良いに決まっている)

P(これは、またとない機会なのかもしれない……)
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 20:46:57.51 ID:tPd0PStj0
P「わかりました。高木殿、未熟者であり何もしらない若輩者でござるが、どうかよろしくお願いします」

高木「そうか!やってくれるか!では、早速だが我社に行くとしよう書くものが色々あるからね!詳しい話はそこでしよう」










ガチャ

高木「ここが、我が社の795プロだ」

P「まさか、たるき亭の上にあったとは……」

高木「まだ小さな事務所であるが、うちの娘たちは誰も優秀な娘だよ、きっと将来はみんなトップアイドルになる」

高木「しかし、人員も少なく弱小会社であるが故にうちの娘たちを立ち止まらせている」

高木「君にはみんなを頂点で輝かせて欲しい」

P「頂点、でござるか……」

P「今現状の状況は心得た。しかし、『あいどる』なるものは一体何でござるか?」

高木「そうか、君はアイドルは知らなかったね」

高木「アイドルというのは、そう――歌舞伎役者と似た類と思ってくれて良い」

P「役者、でござるか」

高木「違う部分が多いが、わかりやすく砕けてしまえばそうだ。詩を歌い、時に演じて、時に踊る。そして見てくれている人みんなに笑顔を送り、笑顔を咲かせるものだよ」

P「なるほど、あいどるとは、凄いものでござるな……」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 21:10:04.53 ID:tPd0PStj0
高木「街を出れば、名前が出て歩く。テレビには何処かで必ず見かけ、CDショップには豪華なコーナーが置かれ!我が社はボロ儲け――」

P「……」ジー

高木「ゴホン。まぁ、勿論そうなるには長く辛い道を辿らなければならない。君の力も大きく影響してくるわけだよ。一緒に頑張っていこうじゃないか!」

P「よろしくお願いします」ペコリ




ガチャ

小鳥「ただいま戻りましたー……ってあれ?」

P「……」

高木「おぉ、小鳥君おかえり」

小鳥「えっと、社長、誰ですか?」

高木「紹介しよう!新しくこの会社でプロデューサーとして働くようになったP君だよ!」

P「これから、よろしくお願いします」

小鳥「」


小鳥(えっと、なんか袴姿に刀っぽいものをぶら下げているけど……こ、コスプレかしら……)







今日は此処まで。続きはまた明日書くよー。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/08(金) 21:24:09.25 ID:nCalSdqgo
貴音と波長が合いそうだな
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/08(金) 21:27:35.08 ID:gWn1ptKJo
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/08(金) 21:42:01.84 ID:R5eWcELd0
乙 群馬では帯刀を許可されているのか






知ってたけど
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/08(金) 22:16:14.23 ID:nUX79Ef+0
グンマーから来たのなら仕方がない

期待
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 23:42:38.13 ID:tPd0PStj0
小鳥「ありのまま今起こったことを話すぜ

   買出しから帰ってきたら、袴を着てござる口調を話し、帯刀しているグンマーの武人がうちのプロデューサーだった

   何を言っているかわからないと思うけど、私も何が起こっているのかわからなかった

   催眠術とか、ドッキリとかそんなチャチなもんじゃ断じてないわ

   もっと恐ろしいモノの片鱗を味わったわ……」







春香「小鳥さん、頭大丈夫ですか?」

伊織「良い病院紹介するわよ」

小鳥「」

小鳥「ほ、本当なんだってば!」

小鳥「社長が連れてきた新しいプロデューサーは群馬出身で、武家に生まれて世を知るためにこっちに来たって……」

響「ぴよ子は馬鹿だなー。武士は今はいなんだぞー」

千早「それに、銃刀法違反で帯刀もしてはいけませんしね」

貴音「……大方、何処かの役者か何かではないでしょうか」

真美「でも、ピヨちゃんの言っていることが本当なら面白そうだね→」

亜美「はははー。ないない。大体いくらグンマーでも武士が居るわけないじゃんYO!」



ガチャ

高木「やぁ、諸君集まっているかね。紹介する、今度新しくこの会社に入ってきたP君だ」

P「宜しくお願いたす」


春香「」

伊織「」

響「」

真「」

千早「」

真美・亜美「」

貴音「うむ」



15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 23:46:27.65 ID:tPd0PStj0
真「えっと、社長?」

高木「なにかね、真君」

真「そちらの人が、新しいプロデューサーなんですか?」

高木「そうだ。彼は群馬から遠く『世を知るため』に上京してきたらしい。都会には慣れてない様子なので、皆でカバーしてくれ」

小鳥「ね、ね!本当だったでしょ!」パタパタ




ちょっとだけ更新

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/08(金) 23:48:46.40 ID:tPd0PStj0
レスありがとうございます。

励みになります
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/09(土) 00:00:01.23 ID:OcmZNOtR0
P「殿から申しあげてもらった通り、拙者、若輩者である故に世の事、今の事知らぬことが多い。だが、一度受けた事は必ず通す主義」

P「ぬしらを必ず頂点にあげて輝かせてみせる故、これから宜しくお願いたす」

アイドルたち「「」」

高木「うむ、今この場に居ないもの達は後で教えるとして、この場で居るものだけでも今後の予定を――」




伊織「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」ズイ



高木「何かな、伊織君」

伊織「な、なによそいつ!そんな古臭い言葉に使ってそんな巫山戯た格好――おまけに都会に来たばかりで何もしらない!?」

伊織「そんなんでプロデューサーが務まると思ってるの!?こんなへなちょこりんに!」

伊織「大体――」

高木「伊織君」

伊織「!」ビクン

高木「人を馬鹿にするのは大概にしたまえ」



18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/09(土) 00:07:47.86 ID:OcmZNOtR0
高木「確かに、P君は少し今の現代の若者と比べて変かもしれない。だが、実際に話してみてこの子が本気で物事に取り組もうとする心意気は確かであった」

高木「それで、十分ではないか?」

高木「これから学んでいけばよい。この格好や口調だって、彼の個性だ。その個性を否定するのは――」

高木「みな――伊織にはできない」

伊織「……ふん、勝手にしなさい!どうせ私には関係のないことだわ」

高木「確かに、竜宮小町である君は律子君が担当だ。しかし、その他の面でも同じ事務所である限り彼のサポートも入るから、関係ないことでない。それを覚えておいてくれたまえ」

伊織「……」



高木「さぁ、仕切りなおしといこうじゃないか。今後の予定だが彼を中心に――」



19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/09(土) 00:08:45.97 ID:OcmZNOtR0
>>18 伊織君ね。誤字と抜けは脳内補正でオナシャス
20 :>>1 [sage]:2012/06/09(土) 00:09:50.20 ID:OcmZNOtR0
とりあえず、今日はここまで。明日は6時からバイトだー。

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/06/09(土) 00:32:45.13 ID:IciaEzkAO

765じゃなくて795になってるのには理由が?
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/06/09(土) 04:29:28.24 ID:MNiH9yfqo
乙乙
しかし群馬バカにスンナww
23 :>>1 [sage]:2012/06/09(土) 09:08:09.16 ID:OcmZNOtR0
>>21
テンキーの9と6って隣り合わせだよね、つまりそういうことさ・・・・・
誤字は脳内変換オナシャス。お恥ずかしい限りです
24 :>>1 [sage]:2012/06/09(土) 10:19:07.69 ID:OcmZNOtR0
少し更新します



ガチャ

小鳥「おはようございますー」

P「お早う御座います」

小鳥(あれ、なんだか事務所綺麗になってる……)

小鳥「あ、お早う御座います。朝早いんですね。いつも私が一番なんですけど」

P「いや、今日はいつもより寝過ごしてしまいましてな、やはり慣れない環境の中でいつも通りに過ごすのは難しいですな」

小鳥(今日も袴に帯刀にちょんまげ……剥げてないところを見ると、あれってお相撲さんが結ぶちょんまげかしら……。な、なんか当分はなれそうにないわ……)

小鳥「へ、へぇー。そうなんですか、でも、十分な時間だと思いますよ今8時ですし」

P「聞いてなかったでござるが……もしや、出勤時間はいつもこの位で?」

小鳥「そう、ですね。あれ、社長から言われてませんでした?」

P「いや、少し書類やらで手間を取ってしまった故、大事な事を聞きそびれましてな」

小鳥「ちなみに……いつ来たかお尋ねしても?」

P「大体5時くらいでござったか」

小鳥「早っ!?」

25 :>>1 [sage]:2012/06/09(土) 10:19:42.60 ID:OcmZNOtR0
P「むぅ……少し早すぎたでござるかな?」

小鳥「え、えっと大体この時間帯に来ればよいと思いますよ。まだうちは弱小会社ですしやることあまりありませんから……」ハハハ

P「ふむ、殿も言っておったな。しかし『あいどる』とやらはたくさんいるではないか」

小鳥(殿って社長の事かしら……)

小鳥「そうなんですよー。社長ったら自分がこれだ!と思った娘ばかり捕まえてアイドルが増えるばかりで……碌な仕事もないのに」

小鳥「管理する身にもなって欲しいです!」

P「ざっと『りすと』なるものに目を通したでござるが、結構な人数が居ったそれをすべて小鳥殿が回しているのかな?」

小鳥「社長とか、あと律子さんもですね。この3人で回してます」

P「律子殿……『あいどるゆにっと』竜宮小町のぷろでゅーさーでござるな?」

小鳥「えぇ、昨日は珍しく皆忙しかったので、会ってない人も居ますよね?今日会えると思うんで今詳しいスケジュール調整はその時しましょう」

P「そうでござるな」


26 :>>1 [sage]:2012/06/09(土) 10:20:12.47 ID:OcmZNOtR0
小鳥「そういえば、事務所を掃除したのはプロデューサーさんが?」

P「うむ、如何にも。少し散らかっておりました故に綺麗にさせてもらった。ただ、分からない物は極力動かさず、まとめておいておりまする。後で確認されるとよい」

小鳥「あ、ありがとうございます」

小鳥(お菓子やら、雑誌やらで散らかってたのに……うわぁ、綺麗に汚れも拭き取られてる)

小鳥(重要な書類はわかりやすいようにまとめられてるわね、でも、パソコン周りはあまり手を付けられてないみたい)

P「そうでござった。その奇妙で奇天烈な箱は何かの道具ですかな?」

P「少し触れただけで光を放って動いたので。どうやら『てれび』とは少し違うようだが……」

小鳥「えっと、パソコンってわかります?」

P「ぱそこん?……恐れながら、拙者、未熟者であるために存じ上げませぬ」

小鳥(グンマーの人って化石人間が多いのかしら……)



※決して絶対そんなことはありえません。たぶん
27 :>>1 [sage]:2012/06/09(土) 11:59:30.21 ID:OcmZNOtR0
ちょっとここまで、また帰ってから更新ます
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/09(土) 12:56:07.15 ID:A9dBmPDQo

掃除のくだりでちょんげぷりんを思い出した
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2012/06/09(土) 21:31:22.70 ID:TQDEIldKo
響きと馬次郎のやり取りもあるかな?
楽しみ
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2012/06/09(土) 21:50:22.10 ID:UPqZf9PAO
入社してやはり面白くなった!
期待している!
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/09(土) 23:57:05.35 ID:TUfc5kQro
チョンマゲなのか…このPはイケメン?
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/10(日) 00:40:04.95 ID:IovR3drAO
とりあえず性格はイケメンだな
33 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 01:59:46.69 ID:z2ZXJGDX0
レスありがとうございます。

なにかご不明な点や、ちょっとした質問があれば遠慮せずにどうぞです。

>>31

少なくても僕よりイケメンです
34 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 02:01:55.88 ID:z2ZXJGDX0
P「なるほど……このぱそこんとやらで皆の予定を管理したり、大事なモノを保存しているのでござるか」

P「ふむ……不思議でござる。なんとも面妖な……」

小鳥(この調子だと、本当に色々と知らないみたいね……この先大丈夫かしら)



ガチャ



高木「おはよう、諸君」

小鳥「お早う御座います」

P「お早う御座います、殿」

高木「今日は平日だから、あの子たちは午後からの出勤となる。小鳥君、今のうちにP君にこの事務所の規則などを教えておいてくれたまえ」

高木「私はあの子たちのスケジュールを纏める」

小鳥「わかりました、社長」

 

バタン


小鳥「って、事らしいです」

P「む、ではご教授頼みまする」

小鳥「あ、はい。ではですね、まずこの事務所は――」



35 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 02:02:29.52 ID:z2ZXJGDX0

P「」

小鳥「ははは……」

P(小鳥殿から一通り説明は受けた、だが拙者にはまったく新しい世界。ぱそこんの使い方、すけじゅーるの組み方、あいどるとは何か、なむこぷろだくしょんの方針……)

P(この世とは難しいことばかりでござる)

P(我が故郷で、詩を読み、稽古に励み、刀を振って己を鍛える)

P(それが世のすべてだと思っていたが……)

P「拙者は、とんだ未熟者でござるな」

P「小鳥殿、これから沢山の迷惑をかけると思う」スッ…

P「しかし、どうか呆れずこの未熟者を鍛えてやってはくれませぬか」

小鳥「プ、プロデューサー!そんな頭を下げなくてもっ!」

P「人の誠意を見せる時、素直に頭を下げ気持ちを伝えること、と父上からの教えでござる」

小鳥「……」

P「これから、沢山と迷惑をかける。その分も含めてということにしてはくれまいか」

小鳥「ふふふ、わかりました。大変だと思いますが、頑張ってくださいねっ。プロデューサー!」

P「承知」


36 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 02:06:05.83 ID:z2ZXJGDX0

高木「ふむ、小鳥君とはうまくいきそうだな」コッソリ

高木「彼には、才能がある。きっと我が社に大きく貢献してくれるだろう」

高木「……これでやっと私も、楽に出来るな」








とりあえずは、今日はここまで。また朝に更新致しまする。

よければ、見て行ってくれると有りがたいで御座るよ
37 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 02:07:03.25 ID:z2ZXJGDX0
更新ペースが遅くて申し訳ない候

もう少し頑張る故、誤字もなくすようにするぜよ
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/10(日) 11:31:47.71 ID:RO3atTV5o
おつ
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/10(日) 13:11:35.82 ID:IovR3drAO
面白きものを見つけたなりける。
支援を送りたもう。
40 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 15:08:19.46 ID:z2ZXJGDX0
支援、感謝いたすぞ!

いざ更新
41 :>>1 [sage]:2012/06/10(日) 15:09:02.23 ID:z2ZXJGDX0
律子「はぁ……今日は朝から、事務所に行かずに竜宮小町の宣伝活動。一応は仕事を取り付けたけど上手くいくか……」

律子「……ダメダメ、弱気になってちゃこの先上手くいかないわ!頑張らなくちゃ」

律子「それにしても、新しいプロデューサーが事務所に来ているらしいから一度戻って挨拶しておかないとね」


ガチャ



律子「ただいま、戻りました」

P「お帰りなさい――おや、もしや秋月律子殿でござるかな?お初にお目にかかる。拙者Pと申し、この事務所でぷろでゅーさーをすることになった」

P「秋月殿も同じぷろでゅーさーであると聞く、どうかよろしくお願いたすぞ」

律子「」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/11(月) 13:01:10.67 ID:i11jY58AO
>>1殿、どうなされた?
身体を壊したのであれば心配するのだが…
43 :>>1 [sage]:2012/06/13(水) 00:36:49.71 ID:Kgzza8i90
すまぬ!あまりの忙しさ故に、書き忘れておった!

では、参りますぞ!
44 :>>1 [sage]:2012/06/13(水) 00:38:20.78 ID:Kgzza8i90



律子(……袴に帯刀にちょんまげ――伊織から聞いていたけど、本当だったなんて……)

律子「あ、えっと……はい、よろしくお願いします」

P「うむ、秋月殿が先輩ではあるがお互い切磋琢磨を心がけ、一生懸命やるでござるぞ」

律子「そうですね」アハハ

律子(そして、このござる口調……素なのか疑うわね)

律子「小鳥さんは?」

P「音無殿なら社長と一緒に出かけておる、もう少し経ったら戻る故、何か用事があるのなら待てるとよろしいですぞ」

律子「あ、ありがとうございます……」

律子(て、事は暫くはこの人と一緒かぁ……気まずいわね……)

P「お茶でも、淹れましょう」

律子「あ、お、お構いなく」

P「そうでござるか」
45 :>>1 [sage]:2012/06/13(水) 00:40:25.91 ID:Kgzza8i90


P「ところで、秋月殿は竜宮小町のぷろでゅーさーでござったな」

律子「えぇ、そうですね」

P「拙者、若輩者であるために、その方向に疎い。音無殿にも教わったでござるが、やはり専門職である秋月殿にご教授願おうと思いましてな」

P「どうか、宜しくお願いできませぬか」ペコリ

律子「えっと、あ、はい。その位なら……」

P「助かり申す!」

律子「えっと、小鳥さんからどれくらい聞きました?」

P「ふむ、あいどるとは何かや、この事務所の方針などですかな」

P「ぷろでゅーさーについては、あまり詳しくは――ただ、あいどるのぱーとなーとやらであると聞きました」

律子「パートナー……そうですね、あながち間違ってはいません」

律子「アイドル達は日々、努力を続けています。歌に、踊りに、時には演技まで」

律子「自分がこの世界で生き残っていくために、頑張ることが多々ある。そのサポートをしていくのが私達です」

P(さぽーと?……………………助太刀、のことでござったか?)

律子「正直に言って、この世界は厳しいです。アイドル事務所に入ったからと言って、必ずしも何処かのテレビに出れるわけではない」

律子「ましてや、有名になること――それこそ、毎日テレビで顔が見られるようになるには、それ相応の努力と運が必要なんです」

律子「時に、大失敗したりする。努力してきた中でこそ、失敗した時のショックはそれは大きいものなんです」

P(しょっく?……………………確か、驚く……だった、筈)

律子「努力して、努力して、努力して。やっと掴んだチャンスに失敗する。それでも、前へ進んでいかないといけない」

律子「その時、側に居て励ましてくれるだけで、アイドル達はだいぶ救われるんです」

P「……」

律子「生活面、精神面。両方をサポートしてあげるのがプロデューサーなんです」

律子「って……プロデューサー歴1年ちょっとの私が言うのもあれなんですけど。少し、上から目線ですいません」アハハ



46 :>>1 [sage]:2012/06/13(水) 00:41:38.86 ID:Kgzza8i90



P「……それは、元あいどるとしての言葉でござるか?」

律子「!」

P「秋月殿があいどるから、ぷろでゅーさーになったのは、りすととやらで拝見させてもらった」

P「だが、それ以上にありどるを語る秋月殿の言葉の重みは聞いて伝わったでござる」

律子「……」

P「貴方の言葉、大切にさせてもらう。まだ拙者は生まれたての雛の如く、歩こくこともままならぬでございますが、拙者もあいどる達や秋月殿に引け劣らぬ『努力』をして参りまする」

P「成り行きで入り込んだこのぷろでゅーさーという仕事。ですが、やるからにはすべてを尽くすつもりでやるのが拙者の武士道」

P「これから宜しくお願いしますぞ、秋月殿」

律子「あ、はいよろしくお願いします……」

47 :>>1 [sage]:2012/06/13(水) 00:42:07.43 ID:Kgzza8i90


P(秋月殿が、なぜあいどるを辞めてぷろでゅーさーになったのか、それは拙者から聞くことでもなく、模索することではないでござる。

 人には知られたくないものも、聞いて欲しくないものもある。

 だが、そこに迷いがあるのならば――拙者なりに手を差し伸ばす事もまた可能かもしれぬ。

 しかしながら、人の心を他人が知るということは、背負うという事。

 ――まだ、その時ではござらぬな)





48 :>>1 [sage]:2012/06/13(水) 00:42:57.35 ID:Kgzza8i90
今日は此処まで、>>46 のありどる はあいどるで変換お願い申す。

明日もできたら更新しますゆえ

49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/13(水) 01:19:49.07 ID:Tt7/dKmxo
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/14(木) 16:21:28.69 ID:hCHbx7RAO
乙で候。
>>1殿の感覚で更新なさって候。
51 :>>1 :2012/06/16(土) 15:16:37.36 ID:tLu095f80
いつの間にか、日にちが開いていた・・・

更新するでござる。

今日はいっぱい書こうと思うでござるよー
52 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 15:17:25.47 ID:tLu095f80
ID変わっているけど>>1でござる







律子「と、いうわけでこれから、この事務所で一緒に働くことになったプロデューサーよ。あなた達は勿論の事、竜宮小町もこの人のサポートが入るかもしれないからそのつもりでね」

P「よろしくお願いします」ペコリ

あずさ「あらあら〜よろお願いしますね〜」

雪歩「よ、よろしくお願いします……」

美希「……なんだか、とっても古臭い人なの」

P(今時の娘は髪が金色に光るのでござるな……)

高木「それじゃ、全員が挨拶を終えた所で今日の業務へといこうじゃないか」

高木「昨日律子君が宣伝活動をしてきてくれたおかげで竜宮小町には仕事は入っている。貴音君はモデル雑誌の仕事、春香君は近場のデパートフェアの仕事が一つ、その他は……レッスンだ」

響「またレッスンか〜?自分、これで3週連続だぞ!」

真「しかもレッスン場はいつも取れるわけじゃなから、僕なんて2週間置きですよ!」

真美「もう飽きたYO!」

高木「私も、これから宣伝活動に向かう。だが、もう暫く我慢してくれ。プロデューサー君も新しく入ってきたわけだし、これからバリバリ活動できるさ!」

美希「ふぁ〜ミキ的にはどうでもいいの、もう一眠りするね〜」

高木「と、取りあえず皆頑張ってくれたまえ!」

アイドル「「ハーイ」」ガヤガヤ

P「……」
53 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 15:18:46.92 ID:tLu095f80

P「殿」

高木「ん?おぉ、君か。どうしたのかね?」

P「拙者はどうすれば、よろしいのですかな?」

高木「ふむ……今日は私は宣伝活動に向かうために、事務所は空けておく。君はアイドル達に付いてこの世界の事をよく理解しておいてくれ。そのうちに細かい指示を出す。今はなれることを優先してくれて構わない」

P「承知致した」

高木「済まないね、もっと細かく指示を出しておいたほうが動きやすいと思うのだが」

P「滅相もございませぬ、逆に自由に動いてよいと言われたほうが、少しは動きやすい故」

高木「おぉ、そうか。何かわからないことがあったら小鳥君や律子君にも聞いておくと良い。勿論、私にもね」

高木「君、携帯は――持っていないようだね」

P「申し訳ありませぬ」

高木「いや、大丈夫だよ。慣れてきたら、是非買ってみると良い。とても便利だからね」

P「はい」

高木「それじゃ、私は行ってくるよ、後は頼んだ」

P「言ってらっしゃいませ」ペコリ

54 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 15:19:35.64 ID:tLu095f80




P「……取りあえずはりすとの上から順に見ていくとしよう」

P「竜宮小町は、仕事に出かけている故に残っているのは」


貴音



美希

春香



雪歩

真美


P「この7人でござるな……」 
55 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 15:39:52.35 ID:tLu095f80


P「ん……?まだ、名前がある……。高槻やよい?」

P「この娘だけ、予定りすとから外れているでござるな……聞いてみるか」

P「音無殿」

小鳥「あ、はい。なんでしょうか」

P「高槻やよいという娘が『りすと』から外れているのでござるが……」

小鳥「あーやよいちゃんですね。その娘は今お休み取っているんですよ」

P「ふむ、お休みとな?」

小鳥「それ、今日の分のリストですよね?何でも家族が病気にかかってしまってここ1週間は出られないそうなんです。明日か明後日あたりには来ると思うんで、今は大丈夫ですよ」

P「ふむ、そうか了承したでござる」
56 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 15:40:21.24 ID:tLu095f80


P(家族が病気……それだけで、1週間も休みを取るとは何か事情があるでござるな)

P(これから一緒に働く仲間をある程度把握することも大切か)

P(しかし、そんな事情に突っ込んで良いでござろうか……)

P(いや、知られてたくないような事情であるのならば、この事務所にも言わない――もしくは、黙っておいてと、口約束する筈)

P「音無殿、済まないが『あいどる』達全員の資料を見せてはくれませぬか」

小鳥「えぇ、いいですけど」

P「できれば、手元に置けるような紙が良いでござる」

小鳥「なら、持ってきますね」
57 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 19:53:17.74 ID:tLu095f80


P(家族が病気……それだけで、1週間も休みを取るとは何か事情があるでござるな)

P(これから一緒に働く仲間をある程度把握することも大切か)

P(しかし、そんな事情に突っ込んで良いでござろうか……)

P(いや、知られてたくないような事情であるのならば、この事務所にも言わない――もしくは、黙っておいてと、口約束する筈)

P「音無殿、済まないが『あいどる』達全員の資料を見せてはくれませぬか」

小鳥「えぇ、いいですけど」

P「できれば、手元に置けるような紙が良いでござる」

小鳥「なら、持ってきますね」
58 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 19:54:11.13 ID:tLu095f80
>>57

バグッタwwwwwwww
59 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 19:58:35.27 ID:tLu095f80

小鳥「はい、どうぞ」

P「かたじけない」

小鳥「いえいえ、ですが個人情報なので念のため持ち出しは厳禁でお願いしますね、あと紛失もしないでください」

P「承知」

P「ほう……これは写真付きでござるか、便利でござるな……」

P(さて……まずは、高槻やよいから)

P「ふむ、6人兄弟の長女か……どうやら父親の仕事が安定してないようで、すべて面倒を見ているようでござるな。小さいのに偉いでござる」

P(なるほど……だから家族が病気に掛かっている時に休みをもらっているのか)

P「良い娘でござる」
60 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:18:43.55 ID:tLu095f80



P(その後も『あいどる』達の資料をざっと見渡し、重要な事だけを頭に入れた。一部何を書いているのかわからない点があったが、なんとかすべて読み終える事ができた)

P「皆、個性があって中々に面白いでござるな。どれも同じように見えて全然違う。拙者はこれから、この娘達を頂点までの道を手助けしなければないか……責任重大でござるな」

P「さて、そろそろ『あいどる』達に付き添い、『さぽーと』しなければ……」

P「この時間だと菊池殿達の『れっすん』とやらが最初でござるな」

P「音無殿は何処に!」

小鳥「はっ、ここに!」スタッ

P「……何故に、膝を付いて頭を下げてるでござるか?」

小鳥「あ、ははは。すいません、なんだかそんな雰囲気だったので」ハハハ…

P「ま、まぁ良いでござる。すいませぬが、菊池殿達は何処に?一緒に『れっすん』とやらに向かいたいのですが」

小鳥「あ、それなら丁度向こうの部屋で準備してますよ」

P「む、そうでござるか。かたじけない」タッタタ
61 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:19:31.93 ID:tLu095f80




小鳥「……あ、そういえば今着替え中だった気が――」




62 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:20:01.36 ID:tLu095f80


ガチャ


P「菊池殿!いるでござるぅ!?」

真「え?」

響「ん?」

真美「ふぇ?」

雪歩「」





P「応ぅ……」
63 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:31:55.48 ID:tLu095f80




雪歩「きゃ、きゃあああああ!?」

響「うわぁあ!覗きだぞ!変態だぞ!」

真美「兄ちゃん!なにやってるの!」

P「」

真「このっ、変態!」ギュ


クイッ


P(ハッ、この動き……!)

P(手に持った衣類を投げ捨て、一気に間合いを詰める。一つ踏み込み左足を軸に半回転。腰の捻りとあわせて真っ直ぐ狂わない拳が確実に意識を刈り取るために拙者の顎へと向かう。一寸の狂いもない正しい正拳突きだ)

P「だがっ!」

P(すぐさま体を半分ズラす。相手の勢いをそのままに腕を組み取ってさらに、相手の足を払い空に浮かせる。くるりと彼女の体が回り、そのまま床に落とした)

P「ふぅ……って、す、すまぬ!」

P(くっ……!つい癖で反応してしまったでござる!あいどるになんてことをしてしまったのか拙者は!)

P「け、怪我は!怪我はないでござるか!?」

真「」ポカーン

雪歩「」

真美「」

響「」

P「き、菊池殿!お怪我は!お怪我はござらぬか!」アタフタ

真「あ、うん。えっと、大丈夫です」

P「い、痛い所は!?」

真「一応受け身とったので……」

P「そ、そうでござるか……」ホッ




64 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:44:15.03 ID:tLu095f80


P「申し訳ございませぬ」ドゲザー

真「か、顔を上げてくださいプロデューサー!」

P「しかし、拙者が全面的に悪いのは変わらないでござる。女性が多いこの事務所内で着替えをしているという事を考慮していなかった拙者の浅はかな考えが悪い」

P「その上、菊池殿を床に打ち付け――いかなる処分も受ける覚悟はあるでござるよ」

小鳥「ま、まぁ今回は私達も悪い所がありましたし」

真美「兄ちゃんは、まだ来たばっかりだからね→」

P「……すまぬ。今度は気をつける故」

65 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:49:39.74 ID:tLu095f80


響「しかし、凄かったぞー。あの真の鉄拳をこうババッ!って躱して」

雪歩「真くんの拳で犠牲になった男の人は数知れないですぅ……」

真「ボクもびっくりしたよ、まさか躱されるだけじゃなくて逆に倒されるなんて」アハハ

P「これでも鍛えております故、菊池殿の拳も中々でござった、女御にしてはまっすぐで良かったでござる」

真「そうですか。えへへ」

P「……少し、出鼻を挫かれたでござるが改めて、れっすん場へと向かうでござるよ」

真・真美・響・雪歩「ハーイ」
















66 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 20:50:51.95 ID:tLu095f80
取りあえずはここまで。

毎度更新が遅い上に、ヘタな文章と構成で申し訳ございませぬ。

こんな文章でも楽しんでもらえるなら幸いでござるよ。

誤字も多数あって申し訳ございませぬ。

ではまた
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/06/16(土) 20:54:00.45 ID:+XrNyjVMo

菊地な、菊池じゃなくて
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 21:08:34.17 ID:kpW2Kyfoo

ますます、ちょんまげプリンみたいになってきたな。
でも、読み味がすごくいいと思う。
更新期待してます。
69 :>>1 [sage]:2012/06/16(土) 21:32:24.32 ID:tLu095f80
>>68 ちょんまげプリンって調べてみたら、似てたwwww そんな映画あるなんてしらなかったでござる。

借りてみてみよう
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) [sage]:2012/06/16(土) 21:49:23.06 ID:5oAn9FkAO
乙。
ゆっくりでいいので、がんばってなー
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 21:49:44.37 ID:kpW2Kyfoo
>>69
書籍の方がいいでごさるよwww


2巻もよんだらいいと思う。

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/06/17(日) 01:06:02.70 ID:XL/9dvKAo
雪歩は真ちゃんって呼ばないか?
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/17(日) 01:44:23.24 ID:DkSGf8AAO
乙で候。
ちょんまげぷりんとやらをまたの機会に見ようとおもふ。
74 :>>1 [sage]:2012/06/17(日) 05:51:28.79 ID:r2UJM/Zi0
>>72

なんで「くん」にしたんだろ?寝ぼけてるか頭おかしいかどっちかだな。

ぐああああああ!もうgdgdでなきそうでござる
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/17(日) 20:29:37.24 ID:MIVP4vARo
なかなか面白そう 支援
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/06/19(火) 22:14:08.18 ID:TmBEtOyx0
C
77 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:03:54.19 ID:NGJGinzd0
遅れてすいませぬ。少しあいでぃあが浮かんだのでちょっと趣旨が変わるかもしれぬでござるよ




パンパン!


トレーナー「はい、今日は此処まで!!」

真「ふぅ……」

雪歩「」

真美「ふぇええ……」

響「疲れたぞー!」


P「ふむ……」

P(1時間程度、短い時間であったが濃い練習だったようでござるな)


トレーナー「最近、レッスンばっかりやって飽きて来ているようだからね、今回は短い時間のなかでより多くの練習を取り組んでみたよ」

トレーナー「まだまだ、足りないものもあると思うけど今日はこの感覚を忘れないで帰りなさい」

真・雪歩・真美・響「「ハーイ」」ヨロヨロ

78 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:04:30.08 ID:NGJGinzd0



トレーナー「あら?貴方が彼女たちのプロデューサー?」

P「挨拶が遅れてすいませぬ。お云葉の通り、拙者、かのおなご達のぷろにてゅーさーでござる」

トレーナー「あらあら、中々にどうしてイケメンじゃない。と、言うかやっとプロデューサーを雇うことになったのね。まったく遅いというか、毎度ながら無理が目立つわね」

P「ハハハ、どうやら色々あったらしいでございますな……して、あの娘達はどうでござろうか?」

トレーナー「う〜ん、悪くはないわね。むしろ良い素材だとは思うわ。ただ、どうもその才能を活かしきれていないと言うべきなのかしら……」

P「才能、でござるか」

トレーナー「何かを抱えている……?本当の自分を知らない……?ごめんなさい、どうにも上手く伝えることはできないわね」

P「……いや、何となくはわかったと思いまする」

トレーナー「あら、そう?」

P(皆、『色々』あるのでござるな)

トレーナー「所で、どう?仕事終わりに一杯?おねえさんが奢っちゃうわよ?」

P「有り難き誘いでございますで候、未だいつぞや忙しく、幾度か時間を空けてのであらばお誘いにお付き合い致しましょう」

トレーナー「あら、そう?ふふ……楽しみにしてるわね♡」

P「では、これにて失礼致しまする」



トレーナー「着物にちょんまげに帯刀……そして少し渋めイケメン……やだ、ド・ストライクじゃない」ジュルリ

79 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:04:56.24 ID:NGJGinzd0



真「プロデューサー!何処行ってたんですか!探しましたよ!」

P「む、すまん。少しトレーナー殿と話し込んでいてな、良き殿方であった」

真美「……兄ちゃん→早く帰ろうよ〜疲れたー」

雪歩「……へ、ヘトヘトです〜」

響「自分も、今日はなんかつかれたぞ」

P「わかった、わかった。待たせて済まなかったでござるな」

P(しかし、あの殿方。何故女の言葉を使っていたのでござろうか……しかも女装まで)

P「世の中はわからない事だらけでござるな」

80 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:05:24.02 ID:NGJGinzd0




ガチャ


P「只今戻りました」

小鳥「あら、お帰りなさい。今日は早かったんですね」

P「うむ、よくわからなかったでござるが」チラッ


響「うがーもう動きたくないぞー」

真美「右に同じく→」

雪歩「」




P「とても、濃い時間だったようでござる」

小鳥「ははは、今日は中々にハードだったんですね」




81 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:05:55.84 ID:NGJGinzd0



P「さて……次は……」

P「今の時間帯だと……四条殿の雑誌の仕事があるでござるな」

小鳥「貴音ちゃんなら、もうすぐ帰ってくると思いますよ?」

P「む?出かけておるのかな?」

小鳥「えぇ、3時のおやつを食べにらーめん屋に」

P「ふむ、そうかおやつに――なんですと?」

P「せ、拙者の耳が正しければ間食にらーめんを食べに行ったと……」

小鳥「あはは……その通りですね」

P「四条殿は、確かにらーめん好きであると、書かれていたが――あぁ、そうか忙しくて食事を取れなかったのでござるな」

小鳥「あ、いえ。確か朝と昼もらーめんだったかと」

P「……」

小鳥「……」




82 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:20:57.30 ID:NGJGinzd0



貴音「おや、プロデューサーではありませんか。もしや、今日のお仕事は同行なさるのですか?」

P「う、うむ。早くこの営みにも慣れなければならない。そのためにできるだけ『あいどる』の仕事等を間近で見ておかなければないらないと思うてな」

貴音「良き心がけでございます。『習う』より『慣れろ』でございますね」

P「……では、早速向かおうと思うのでござるが……」チラッ

貴音「?」

P「そ、その。余計なお世話かもしれぬが、1日4食らーめんは流石にどうかと思うのだが――」

貴音「なんと、プロデューサーはらーめんを馬鹿にしておられるのですか!?」

P「馬鹿にしてはおらぬ!!しかし、良すぎる薬は体に毒だと思うのでござるよ」

貴音「し、しかし、らーめんは私の生命の源であって――」

P「食すな、と申してはおらぬ。だが、それだけ好きな物でもそれだけずっと食べ続ければいずれ体が病んでしまう。四条殿もそれくらいわかろう」

貴音「ですが……」

P「拙者はあまり詳しくないでござるが、1日4食らーめんは辞めたほうがいいのは確かでござるよ」

貴音「……」ショボーン
83 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:22:18.56 ID:NGJGinzd0


P(交流を深めようと、話しながら仕事場に来たでござるが、何やら意気消沈してしまったようでござる)

 今回は公園での野外写真のようで、奇天烈な箱や物が忙しなく動いている

 そんな中で堂々たる姿を見せている四条殿の様子であるが……。

P「少し顔が浮かないが、仕事は仕事で割りきっているようでござるな……」

P「しかし、休憩に入るとどうも落ち込んでいる様子」


貴音「……」

カメラマン「四条さーん。もう少し顔の表情を柔らかく!」



P(先ほどの会話が、どうも仕事に影響を及ぼしているのでござろうな……ちょっとした会話で『あいどる』の調子が左右されるのでござるか……)

P「むー。中々に難しいでござるな……」





84 :>>1 [sage]:2012/06/27(水) 01:22:44.72 ID:NGJGinzd0
眠い。取りあえずはここまでまた明日
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/27(水) 01:28:00.35 ID:+4i4OWf1o
お休み
つかれたかい がんばってくれ
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2012/06/27(水) 01:31:42.72 ID:PvreyAkgo
面白いです。続き楽しみにしてます
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/06/27(水) 03:12:26.18 ID:Ck9ZthSAO
いとおもしろきなり。
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/07/09(月) 01:01:14.08 ID:lXvnwARgo
まだ〜?
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/07/11(水) 23:23:22.89 ID:krCM+KlAO
正座待ちしてたら足がしびれた…
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/07/23(月) 14:30:43.80 ID:Jy/DO8hAO
私待つわ
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/07/24(火) 12:24:19.46 ID:c6d/97Ln0
いつまでも待つわ
92 :>>1 [saga]:2012/07/25(水) 00:09:26.97 ID:Ao3Ws5hv0
お久しぶりです。PCが壊れ、さらに忙しい時期が重なって修理が中々出せずに時間がかかってしまいました。今日ようやくPCが修理完了し復帰できる状態です。


しかし、いざ復帰してSSを書こうと思えば、読み返してみてあまりの酷いにちょっと頭を抱えました。色々ミスがありすぎですな。

さらに、自分でも何書いていたかさっぱりさわらん状態です

なので、いったんこのスレを落として新たにスレ立てようとおもうのですがどうですかね



93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/25(水) 00:12:22.43 ID:jvWOx2hyo
続けてくれるならどちらでも
94 :>>1 [sage]:2012/07/25(水) 00:14:06.05 ID:Ao3Ws5hv0
>>93

続けますぞー

まさか、こんな期間が開くとは思っていなかったので自分でもちょっと悔しいです。


95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/07/25(水) 12:16:34.89 ID:8PspzkZqo
誰か誘導よろ
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/07/25(水) 20:21:01.55 ID:fTfudfOko
おつ
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