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なお「銀河へキックオフ!!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:53:15.45 ID:vQhz5XDgo
このSSは、プリキュア×銀河へキックオフ!!の
クロスオーバー作品になります。
 
今朝、VIPの方に書いた未完のSSを加筆修正したものです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339228395(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
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こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:53:46.15 ID:vQhz5XDgo
早朝

なお「さあ、今日も元気に朝練朝練っと」

なお「あれ?」

レイカ「はぁ、はぁ……」

コタ「……」

コタ「……」タッタッタ

なお「え?あ、あぶない!」

コタ「……おら!」ドンッ

レイカ「ひっあっ」オロオロ

ザシュッゴール!

レイカ「ああ……」

コタ「……はぁ。お前、」

なお「こおおおおらああああああああ」ダダダッ

コタ「え?」

レイカ「え?」
3 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:54:30.21 ID:vQhz5XDgo
なお「君!女の子になにしてるの!?」

コタ「はぁ?なんだよあんた」

なお「あんないじめして、カッコ悪いと」

レイカ「え、あ、あの!」

なお「え?」

レイカ「ち、違うんです!今のは……その……」

なお「え?もしかして……」

コタ「……フン」

なお「勘違い?」

♪スマイルスマイルスマイルスマイルスマーイルプリキューアッ!レッツゴー!
4 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:55:42.26 ID:vQhz5XDgo
なお「なーんだ、練習してたのか」

レイカ「は、はい……」

なお「いやー私はてっきり」

なお「君がこの子をいじめてるのかと思っちゃったよ」

コタ「んなことするかよ」

なお「だって、練習しているような雰囲気に見えなかったし」

なお「君はこーんな怖い顔してシュート打って、この子はおどおどしてるんだもん」

レイカ「こ、コタ君は、その……こ、怖いけど……練習、付き合ってくれて……」

なお「ふーん」ニヤニヤ

コタ「……」
5 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:56:26.22 ID:vQhz5XDgo
なお「でも、そっか、サッカーの練習してたのか」

なお「君たち、小学生?」

レイカ「は、はい!六年です」

なお「ねえ、どこかのチームに入ってるの?」

レイカ「あ、はい。桃山、プレデターズです」

なお「あー、あそこかー。あれ、じゃあ君もしかして」

なお「あの有名な三つ子の!?」

コタ「ふん……」

レイカ「あの、お姉さんも、サッカーやってるんですか?」

なお「うん!わたしは部活でね!私の学校は、七色ヶ丘中なんだけど」

レイカ「あ、知ってます」

コタ「おい」
6 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:57:13.18 ID:vQhz5XDgo
レイカ「え?」

コタ「練習しないなら、俺はもう行くからな」

レイカ「あ、ごめんなさい……コタ君」

コタ「じゃあな」

レイカ「あ、ありがとう」

コタ「ふん……」

なお「あー、ごめん。邪魔しちゃった?」

レイカ「い、いえ。あ、お姉さんこそ、大丈夫ですか?」

なお「え?」

レイカ「もうそろそろ、学校が」

なお「あ」

なお「あーーーーっ!あ、朝練!忘れてたあああああああ」
7 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:57:44.98 ID:vQhz5XDgo
レイカ「あ、その、ご、ごめんなさい……」

なお「あ、いいよ、君のせいじゃないし」

なお「じゃあ、わたしはもう行くね」

レイカ「はい」

なお「あ、いつもこの辺で練習しているの?」

レイカ「え?はい、そうですけど」

なお「そうなんだ!あ、そうだ!自己紹介がまだだったね。わたしはなお!緑川なお!君は?」

レイカ「さ、西園寺レイカです」

なお「れ、れいか!?」

レイカ「?はい」

なお「へー(偶然って、おそろしい)」

なお「まあいいや。レイカちゃん、また会おうね!」

レイカ「は、はい!」
8 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:58:18.29 ID:vQhz5XDgo
学校

なお「ってことがあったんだ」

みゆき「へー、れいかちゃんと同じ名前だなんて、すごい偶然だね!」

なお「それでさ、今度また会ったら、練習見てあげようかと思うんだー」

れいか「それはいい考えですね」

やよい「それにしても、すごいなあ、その子」

みゆき「え?」

やよい「だって、わたしじゃあ、男の子にサッカーの練習付き合ってもらうなんて、怖くてできないよ」

あかね「そうやなあ、しかもそれを体を止めようやなんて」

あかね「なかなか胆の座った子やで」
9 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:58:59.65 ID:vQhz5XDgo
なお「うーん、でも、そのくらいの気持ちじゃないと、上手くなれないよ!」

やよい「そうなんだ……大変だね」

なお「でも、わたしは男の子と練習したいって気持ち、分かるな」

みゆき「え?」

なお「やっぱり、成長してくると、男の子には敵わない部分が出てくるからね」

なお「わたしも、男の子には負けたくないって思って練習してるんだ」

やよい「へー」

みゆき「な、なんか、なおちゃん、かっこいい!」

なお「そ、そうかな?」

あかね「そやそや!今の聞いたら、ますます女の子ファンが増えるで!」

なお「そ、それは……とにかく、あの子はサッカー好きみたいだし」

なお「そういう女の子には上手くなって欲しいからね!」
10 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 16:59:52.04 ID:vQhz5XDgo
数日後

なお「あ、あそこで練習しているのって」

なお「レイカちゃーん!」ブンブン

レイカ「あ、な、なおさん!」

なお「久しぶり!今日も練習?」

レイカ「はい!」

エリカ「レイカちゃん、もしかしてこの人?」

レイカ「エリカちゃん、うん、この間話した、お姉さん」

エリカ「へー。あ、はじめましてお姉さん。うち、高遠エリカいいます!レイカちゃんとおんなじ、桃山プレデターズのチームメイトです!」
11 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:01:19.55 ID:vQhz5XDgo
なお「へー。はじめまして!わたしは緑川なお!」

なお「あれ、ところで君、もしかして大阪から?」

エリカ「あ、はい!そうです!この春転校してきましてん」

エリカ「向こうにいた頃は、難波ダンデライオンに所属してたんです!」

なお「へー、すごい!有名なところじゃない!」

なお「それに、またすごい偶然!私の友達にも、大阪から転校してきた子がいるんだ」

エリカ「そうなんですか!?」

なお「うん。それに、レイカって名前の子もいるよ」

レイカ「え、ええっ」

エリカ「ほんまですか!?いやあ、ほんとすごい偶然ですね!」
12 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:02:14.93 ID:vQhz5XDgo
エリカ「あ、なおさんは、七色ヶ丘中なんですよね?」

なお「うん、そうだよ」

エリカ「じゃあやっぱり!聞いたことありますよ!すごい上手い女子の先輩がいるって!」

なお「いやあ、そ、そんなことないよ!」

エリカ「あの、それで……も、もしよかったら、うちも練習見てもらえませんか?」

なお「もちろん!レイカちゃんもいいよね?」

レイカ「あ、は、はい!」
13 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:02:50.88 ID:vQhz5XDgo
――サッカー練習シーン――

なお「はぁはぁ、うまいなあ、エリカちゃん!」

エリカ「そ、そんな……なおさんだって、すごいです!うち、感動しました!」

なお「レイカちゃんも、最後の方は大分なれてきてたよね」

レイカ「そ、そんな。私なんてまだまだ……」

エリカ「そんなことないで!レイカちゃん、すごい頑張ってたもん、これなら次の試合だって!」

なお「試合?」

エリカ「あ、はい!今度都大会の試合があるんです!」

なお「ああ、もうそんな時期かあ」

レイカ「で、でも私……まだボールが」

なお「……」
14 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:03:21.68 ID:vQhz5XDgo
なお「よーし、じゃあ、私、応援に行ってもいいかな?」

レイカ「え」

エリカ「ええ、ほんとですか!?是非」

エリカ「レイカちゃんも、なおさん応援に来てくれたら嬉しいやろ?」

レイカ「あ、は、はい!お願いします!」

なお「うん!あ、でも、ごめん。その日は午前中は練習があるから、一番最初の試合は見に行けないかな……」

エリカ「そんなら任せてください!初戦なんて、かるーく一捻りやし!」

エリカ「ね!レイカちゃん!」
15 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:03:59.86 ID:vQhz5XDgo
エリカ「ね!レイカちゃん!」

レイカ「ええっ!?う、うん」

なお「お、頼もしいなあ」

エリカ「はい!なんたってうちのチームの目標は、銀河一のチームになることですもん!」

なお「ははは、銀河一かあ!じゃあ、ますますはりきって練習しないとね!えい、えい、おー!」

エリカ「おー!」

レイカ「お、おー!」
16 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:04:47.66 ID:vQhz5XDgo
街中

ウルフルン「さあーて、次の作戦はどーおするかなー」

ウルフルン「なんかねーかなーっと」

ウルフルン「ん?このポスター……」

ウルフルン「サッカー大会ぃ!?」

ウルフルン「かぁー!なーにサッカーだよ!スポーツだよ!」

ウルフルン「汗水垂らして疲れて、なーにが楽しいんだか」

ウルフルン「だいたい、負けたらそれで終わりじゃねえか!!」

ウルフルン「まったく、人間ってのはほんと無駄な……いや、待てよ」

ウルフルン「大会ってことは、人が集まるわけだよな」

ウルフルン「……こいつはいい。うるっふっふ」
17 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:07:03.33 ID:vQhz5XDgo
大会初日当日

あかね「へー。ここで大会やってるんや」

なお「うん。午前中の第一試合には間に合わなかったけど、さっき携帯で聞いたら、一回戦は突破したらしいからさ」

みゆき「へー!すごいね!もしかしてこのまま優勝、なんてこともあったりして!!」

やよい「すごいすごい!私たちも、一生懸命応援しなきゃ!」

なお「うん!みんなも頼むよ!」

れいか「ところで、その桃山プレデターズというのは、どのユニフォームなんですか?」
18 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:07:44.59 ID:vQhz5XDgo
なお「ああ、あの赤と黒の縦じまの」

みゆき「今は観客席にいるみたいだね」

なお「うん。次の相手の試合を観戦……あれ?」

れいか「どうしました?なお」

なお「いや、レイカちゃんの姿が」

れいか「はい?私はここにいますけど」

なお「いや、れいかじゃなくて、レイカちゃんだよ。この間話した」

れいか「ああ、そういえば。なおが私をちゃん付けするなんて久しぶりだったので、びっくりしました」

みゆき「あはは、それで、そのレイカちゃんがいないの?」
19 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:08:22.41 ID:vQhz5XDgo
なお「うん。どうしたんだろ」

あかね「トイレやないか?この後、試合がまたあるんやろ?その前にって」

なお「うーん、そうなのかな」

エリカ「あ、なおさん!」

なお「こんにちは、エリカちゃん」

なお「ごめんねー、一回戦間に合わなくて」

エリカ「いえ、大丈夫です!ま、楽勝でしたもん!」

あかね「あれ、もしかして?」

なお「そうだ、ちゃんと紹介するね」
20 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:08:59.83 ID:vQhz5XDgo
なお「高遠エリカちゃん。彼女も、大阪から転校してきたんだって」

あかね「へー、そうなんや!実はうちもやねん!」

エリカ「ほんとですか!?なんか、懐かしゅうなりますね!」

あかね「まったくやでー」

あかね「あ、うちは日野あかねや」

みゆき「私は(あとの三人以下略」

エリカ「皆さん、なおさんのお友だちなんですか?」

みゆき「そうだよー!今日は私たちもいっぱい応援するね!」

エリカ「ありがとうございます!応援に負けないよう、私たちも頑張ります!」
21 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:09:35.04 ID:vQhz5XDgo
なお「あ、そういえばエリカちゃん。レイカちゃんは」

れいか「え?」

なお「あ、いや、れいかじゃなくて」

なお「レイカちゃんはどうしたの?トイレ?」

エリカ「それが……」

なお「じゃあ、試合が終わって、ご飯食べた後からどこかへ?」

エリカ「はい。今、うちのチームのキャプテンの、翔くんって子が探してるんですけど」

エリカ「うちも、最初はただのトイレかと思ってたんですけど」

エリカ「うーん、でも今は、次あたるかもしれへん椿森の試合が……」

なお「じゃあ、いいよ、わたしもちょっと探して来る。エリカちゃんは試合を見ておいたほうがいいし」
22 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:10:41.65 ID:vQhz5XDgo
れいか「なお、私たちも」

なお「いや、わたしだけでいいよ。れいかちゃんと面識があるのはわたしだけだし」

なお「なあに、レイカちゃんは結構強い子だし、実はその辺で練習してるだけかもしれないから」


なお「レイカちゃーん!」

なお「……いないなあ」キョロキョロ

翔「レイカちゃーん!!」

ザック「わふ!!」

なお「ん?あれって」

翔「れ・い・か・ちゃーん!!」

なお「うわ、すごい大きい声。もしかしてあれが、エリカちゃんの言ってた……?」

翔「ああ!!」

なお「お?」
23 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:12:35.30 ID:vQhz5XDgo
レイカ「……」

コタ「……」

なお「あ(なんか見たことある光景が)」

翔「や、やばい!」ダッ

なお「あ、き、君!」

翔「待ったー!!」

ザック「わふわふ!!」

コタ「うわぁ!?」

レイカ「しょ、翔くん?」

コタ「いてて、な、なにしやがるっ」

翔「喧嘩はダメだよコタくん!チームメイトなんだし、レイカちゃんは女の子だし」

翔「それにこの後試合が……」
24 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:13:10.75 ID:vQhz5XDgo
レイカ「ち、違うの!」

翔「え?」

レイカ「私がコタくんに頼んだの……」

翔「え」

レイカ「試合でも、怖がらないでちゃんと守れるように練習しておきたくて……」

レイカ「じゃないと、次の試合でも私、みんな迷惑かけちゃう……そんなの嫌!」

レイカ「自分にできることはちゃんとやりたいの……!」

翔「レイカちゃん……ん?」

コタ「ふん」

翔「そうだったんだ!よかったー」

コタ「てめえ!どんな想像してたんだよ」

翔「いっ、いやいや、ごめん……コタくんがポジションのことでイライラしてたみたいだし……つい」

コタ「ゴールを決めるのは俺だ。むかつくからって八つ当たりなんかするかよ」

コタ「誰が一番フォワードに相応しいかは、試合で分からせてやる」
25 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:14:02.79 ID:vQhz5XDgo
なお「へー、君、結構かっこいいじゃん」

翔「え?」

なお「でも、あはは、ごめん。ちょっと、あまりにもこの前と似たシチュエーションだったから、ちょっと笑っちゃった」

コタ「あんた……」

翔「え?誰?このお姉さんコタくんの知り合い?」

レイカ「なおさん!!」

なお「や、レイカちゃん。約束通り、応援に来たよ」

なお「二回戦進出、おめでとう」

レイカ「い、いえ、私は…………」

翔「なーんだ、レイカちゃんの知り合いだったのか」
26 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:14:28.51 ID:vQhz5XDgo
なお「そういう君は、キャプテンの翔くん?」

翔「え、僕のこと知ってるんですか!?」

なお「うん、エリカちゃんから聞いたよ」

翔「へー。エリカちゃんとも知り合いなんだ」

なお「それで、今のはまた練習してたん」

レイカ「あ、はい……実は……」

レイカ「一回戦で……その……私、みんなの役に立てなくて……それで、コタくんにお願いして、練習を……」

なお「そっかあ……ようし!じゃあ、私も付き合ってあげよう!」

翔「うん、僕も!!」

レイカ「え」

翔「ディフェンスが多い方が練習になるし、いいでしょ?」

なお「そうそう」

コタ「ふん……勝手にしろ」
27 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:14:58.75 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「うるっふっふっふ……」

ウルフルン「おーおー、やってるやってる」

ウルフルン「くっくっく、ま、これで今日のサッカー大会は中止だけどな」

ウルフルン「まったく、無駄な努力ごくろうさんだぜ」

ウルフルン「さあいくぞ!世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まれ!白紙の未来を黒く塗りつぶすのだ!!」

サッカーをしていた子供たち「なんでこんなことしてるんだろう……」

子供たち「どうせ負けるのに……」

エリカ「うちなんかじゃ、プロには……ミサキさんみたいにはなれへん……」

みゆき「え、エリカちゃん!?」

れいか「これは!」

キャンディー「みんなあれを見るくる!!」
28 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:15:25.89 ID:vQhz5XDgo
やよい「あ、あれは!」

あかね「ウルフルン!!」

キャンディー「プリキュアの出番くる!!」

みゆき「みんな!」

やよい「うん!」

あかね「おう!」

れいか「はい!でも、まだなおは」

みゆき「戻ってきてない……」

みゆき「でも今は、なおちゃんもきっと来るって信じて、戦わないと!」
29 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:15:59.44 ID:vQhz5XDgo
あかね「はぁ、まったく、ウルフルンのやつ、大事な試合の前に出てきよって」

やよい「まったく、許せないよね!」

れいか「はい、こらしめてあげましょう!」

キャンディー「みんな、変身くる!」

レディ!?

4人「プリキュア!スマイルチャージ!!」

ゴー!
30 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:16:25.78 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「ウルッフッフッフ・・・人間どもの発したバッドエナジーが・・・悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせていくのだ!!」

「待ちなさい!!」

ウルフルン「この声は!!」

ハッピー「きらきら輝く、未来の光!キュアハッピー!!」

ウルフルン「プリキュアぁ!!」

サニー「太陽サンサン、熱血パワー!キュアサニー!!」

ピース「ぴかぴかぴかりん、じゃんけんぽん!キュアピース」パー

ビューティ「深々と降り積もる、清き心・・・キュアビューティ!!」

ウルフルン「ちっ、またすぐに現れやがって……って?ん?」

ウルフルン「お前ら四人だけか?」
31 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:16:59.89 ID:vQhz5XDgo
ハッピー「ふ、ふん!マーチだって、すぐ来るんだから!」

サニー「だいたい、お前らなんて、うちらだけで十分やねん!」

ウルフルン「うるっふっふ、なめられたもんだなあ、だが、その強がり」

ウルフルン「いつまで続くかな!!出よ!アカンベェ!!」

イエローカード、レッドカード<ギュウン!

アカンベェ「あかんべぇー!!」

ウルフルン「やれ!アカンベェ!プリキュアどもを退場させてやれ!!」
32 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:17:42.55 ID:vQhz5XDgo
レイカ「うう、どうせ、私なんて……練習してもうまくなれないのに……」

翔「僕なんて……キャプテンの器じゃないし……下手だし……声大きいだけで……」

コタ「くっ……」

なお「こ、これは……!」

なお「まさか!また、バッドエンド王国が!!」

なお「早くみんなところに戻らないと!」

レイカ「なにやっても、私じゃ……」

なお「レイカちゃん……」

なお「レイカちゃん!そんなことない!」

なお「あれだけ一生懸命やって!実らない努力なんてない!」

回想シーン

なお「それに、レイカちゃんはサッカー大好きだって、私すごく伝わってきたよ!」

回想シーン

なお「きっと、きっとレイカちゃん、すごくうまくなるよ!」

なお「私、信じてるから!!」

なお「だから、今は耐えて……私が、私がみんなを助けるから!!」

レイカ「なお……さん……?」
33 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:18:14.22 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「今だアカンベェ!レッドカード!」

アカンベェ「あーかんべぇー!!」ビシィ!

サニー「うわああああああああ」

ハッピー「ああ!サニーまで弾き出されちゃった!」

サニー「くっそー!!」

ウルフルン「ははっ、無駄無駄ァ!」

サニー「あかん!やっぱり、フィールドの中に入れへん!」

ビューティー「レッドカードを受けたものは退場……というわけですね」

アカンベェ「あーかんべぇー!」

ウルフルン「どうだ!近づけなければ攻撃できまい、プリキュア!」

ビューティー(残っているのは、私とピースだけ……どうすれば)
34 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:18:56.97 ID:vQhz5XDgo
サニー「はん!それなら!外から攻撃するまでや!」

ビューティー「!サニー!まっ」

サニー「いくでぇ!プリキュア!サニーファイヤー!!」ゴゥ!

ウルフルン「無駄だ!アカンベェ!イエローカード!」

アカンベェ「あかんべぇー!」

サニー「そ、そんな、うちの必殺技まではじきかえされてもた……」

ウルフルン「それだけじゃねえ!レッドカードブーメラン!」

アカンベェ「あかんべぇー!!」ブンッ

サニー「ひ、ひえー!」

ハッピー「はわわわ!!」
35 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:19:54.38 ID:vQhz5XDgo
ビューティー「なるほど……全員退場させても、あちらには攻撃手段があるのですね……」

ピース「あ、あぶないよ!ビューティー!」

アカンベェ「あかんべぇー!」

ビューティー「あ、しまっ」

ピース「だめぇー!!」

バシィーン!

ピース「きゃあああああ!」

ビューティー「ピース!」タタッ

ビューティー「大丈夫ですか?ピース」

ピース「う、うん、なんとか……あれ、でも私退場じゃ」

ビューティー「それは、イエローカードだったから……」

ビューティー「そうか!」
36 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:20:38.26 ID:vQhz5XDgo
ビューティー(イエローカードなら、一回では退場にはならない……)

ビューティー(そして、レッドカードを投げた後は、イエローカードを使うしかない……)

ビューティー「……」

ビューティー「マーチがいれば……」

「ちょっとまったー!!」

ウルフルン「あん?」

四人「この声は!」
37 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:21:21.54 ID:vQhz5XDgo
なお「お待たせみんな!」

レディ?

なお「プリキュア!スマイルチャージ!」

ゴー!

マーチ「勇気凛々、直球勝負!キュアマーチ!!」

「5つの光が導く未来!!」

「輝け!スマイルプリキュア!」

マーチ「待たせてごめん!みんな!」

サニー「ほんまや、待ちくたびれたで!」

ピース「でも良かった!」

ビューティー「これで」

ハッピー「五人揃ったね!」
38 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:25:19.34 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「ふん、五人揃ったから、なんだってんだ?」

ウルフルン「アカンベェ!」

アカンベェ「あっかんべぇー!!」

マーチ「なんだ、そんな攻撃!」

ビューティー「いけない!マーチ!」

マーチ「え」

ピース「だめぇー!」

アカンベェ「あかんべぇー!」

ピース「きゃあ!」バシィーン!

マーチ「ピース!大丈夫!」

ピース「いたたた……うん、
大丈夫」

マーチ「今のは……」
39 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:25:55.77 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「うるっふっふっふ、これで、残ったのはお前たちだけ」

ビューティー「マーチ!」

マーチ「ビューティー、今のは?」

ビューティー「実は……」

マーチ「ええ、退場!?」

ビューティー「はい、それで」

ウルフルン「なにのんびりくっちゃべってんだよ!アカンベェ!」

アカンベェ「あっかんべぇー!」

二人「はぁ!」
40 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:26:26.26 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「な、両方から!?ちょこざいな真似を!」

ビューティー『いいですか、まず、別れて両方から攻撃します』

アカンベェ「あっかんべぇー!」

ビューティー『そうすれば、片方は、レッドカードで一発退場させられますが』

ビューティー「くっ!」バシィーン!

マーチ「ビューティー!くっ!」バシィ

ビューティー『もう片方は、イエローカードですから、一回では、退場にはなりません』

ビューティー『さらに、一度弾いた場合、もう一度振りかぶらなければ、カードは効果がないようです』

ビューティー『たとえ、どちらが退場させられても、気にせず攻撃を!』

マーチ「みんなの、敵!」
41 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:27:07.72 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「あめぇ!!アカンベェ!」

アカンベェ「あーかんべぇー!」ブンッ

マーチ「な!こいつ!レッドカードを振り回して!!?」

ウルフルン「そいつは切れ味抜群だ!避けねえと切れちまうぞ!」

マーチ「ちぃ!!」

ウルフルン「あーっはっはっは、どうだ!手も足も出まい、プリキュア!」

ウルフルン「四人退場!残るお前も、もうイエローカード一枚でも退場だ!」

ウルフルン「俺たちの勝ちだな!」

マーチ「……」

四人「……」
42 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:27:34.45 ID:vQhz5XDgo
レイカ「諦めないで!プリキュア!!」

五人「え!?」

マーチ「レイカ……ちゃん!?」

レイカ「勝って!じゃないと……試合が……みんなの試合が!」

ウルフルン「はぁー?試合ー?なーにをバカなことを言ってやがるんだ?」

ウルフルン「そんなもん!中止に決まってんだろうが!」

レイカ「ひ」
43 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:28:03.10 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「だいたい、なんだお前は」

ウルフルン「そーんな運動苦手そうな体して、試合だと!?」

ウルフルン「やめとけやめとけ!足を引っ張るだけだ!」

ウルフルン「お前なんかが、無駄な努力をしても」

マーチ「無駄なんかじゃ……ない」

ウルフルン「あ?」

マーチ「無駄なんかじゃ、ない!!」

マーチ「努力に、無駄なんかない!!」
44 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:28:44.32 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「はぁ?ばっかじゃねーの、お前!」

ウルフルン「試合ってーのはよ、勝ち負けを決めるためにやるんだろ!?なら、負けちまったら無駄になるだけじゃねえか!」

マーチ「違う!」

四人「マーチ……」

マーチ「確かに……頑張って、練習して、負けたらくやしい……」

マーチ「それでも!くやしいと思ったぶんだけ!負けたぶんだけ!」

マーチ「勝ちたいって、またがんばれるんだ!成長しようって思うんだ!」

マーチ「そう思えるくらい、がんばって努力したことが!無駄なんかに、なるわけがない!!」
45 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:29:22.24 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「はっ、綺麗事を!」

レイカ「プリキュア……」

ハッピー「そう……だよ!」

ハッピー「わたしも!今日、ここで試合をしてるところを見たのは少しだけだったけど!」

ハッピー「みんながんばって!楽しそうだった!」

ピース「そう!負けそうでも、逆転できなくても!みんな、諦めたりしてなかった!」

サニー「それを、努力をしたこともないようなお前が!」

ビューティー「そんなサッカー少年少女たちを侮辱するなんて!私が許しません!」
46 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:31:05.35 ID:vQhz5XDgo
ウルフルン「く……ちっ!それでどうすんだよ!?」

ウルフルン「いっちょまえなこといいやがって!勝てなきゃ意味ねーじゃねーか!」

マーチ「ああ、だからわたしたちは勝つ!勝って、努力は無駄じゃないって証明してみせる!」

マーチ「ビューティー!」

ビューティー「はい!」コクッ

ビューティー「みなさん!」

ハッピー「うん!」

ピース「やろう!」

ウルフルン「あん?意味ありげにアイコンタクトなんてしやがって。なにを……?」
47 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:31:33.70 ID:vQhz5XDgo
ビューティー「プリキュア!ビューティーブリザード!」

ハッピー「プリキュア!ハッピーシャワー!」

ピース「プリキュア!ピースサンダー!」

ウルフルン「けっ!何かと思えば結局ただの悪あがきかよ!そんなの!」

アカンベェ「あっかんべぇー!」バシィ

ウルフルン「きかねーっていってるだろうが!くらえ!」

アカンベェ「あかんべぇー!」ブンッ

ウルフルン「ははっ!もう、力尽きて避けられまい!これで終わりだな!プリキュア!」
48 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:32:01.91 ID:vQhz5XDgo
サニー「はぁー!!」

ウルフルン「な!なんで貴様が動ける!?」

サニー「こんなん、ちょろいもんやで!」

サニー「あとは頼むで!マーチ!」

ウルフルン「はっ!?ま、まさか」クルッ

マーチ「……」ダダダッ!

ウルフルン「い、いつの間に!いや、そもそもいつこんな作戦を……」
49 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:32:40.89 ID:vQhz5XDgo
マーチ「作戦なんかない!」ダダダッ

ウルフルン「は、はやっ!!」

マーチ「わたしは!仲間を信じただけだ!!」

アカンベェ「あ、あかんべぇ」

ウルフルン「こ、こら!迂闊にカードを使ったら……」

シュンッ

ウルフルン「くそ!避けられた!だから言ったのに!」

ウルフルン「だ、だが!そっちはレッドカード……って、しまった!投げたんだったぁ!!」

マーチ「いくよ!プリキュア!マーチしゅぅぅうううううとおおおおおおお!!」

アカンベェ「あかんべぇー」

ウルフルン「ちぃ、そ、その程度の攻撃」

マーチ「体勢が崩せれば十分さ!みんな!」

キャンディ「みんなの心を、合わせるくるー!!」
50 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:33:18.89 ID:vQhz5XDgo
レッツゴー!

「プリキュア!レインボーヒーリング!!」

ウルフルン「くっそおおおおお、お、覚えてろぉ!」

マーチ「やった……」

五人「やったぁ!!」

レイカ「あ、あの……」

マーチ「レイカちゃん……ありがとう。君のおかげで、助かったよ」

レイカ「そ、そんな……」

ハッピー「ううん、勝てたのは、レイカちゃんのおかげだよ!」

サニー「せやで、すごい勇気だったで」

ピース「あの勇気があれば、試合でもきっと頑張れるよ!」

ビューティー「同じ名前を持つものとして、誇りに思います」
51 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:33:50.76 ID:vQhz5XDgo
レイカ「同じ名前?」

ハッピー「あわわ」

サニー「なんでもないでぇ!なんでも!」

ピース「うんうん!」

レイカ「?」

マーチ「レイカちゃん……」

レイカ「え?」

マーチ「試合、がんばってね!」

レイカ「……はい!」
52 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:34:17.53 ID:vQhz5XDgo
みゆき「あ、始まるよ!」

翔「みんなー!集まってぇ!!」

なお「れいかちゃん……」

翔「僕らは絶対に負けない!桃山プレデター!ファイトぉぉおおおお!」

皆「おおおお!!」

なお「レイカちゃん!がんばれー!!」

試合の結果は、銀河へキックオフ!!本編を見てね!

おわりくる

いつもいぇいいぇいいぇい(ry
53 : ◆2nkMiLkTeA :2012/06/09(土) 17:35:20.59 ID:vQhz5XDgo
できれば、今朝書き上げて、教育テレビでやってる
銀河へキックオフ!!の放送に間に合わせたかったです
あと、関西弁がむずかしかった……
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/09(土) 17:46:00.64 ID:4hXfaemXo
乙。
プリキュアメインなんだな、最初は逆かと思ったわ
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/09(土) 19:08:27.47 ID:t7jxBEXSO
乙、いいクロスだった
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