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男「Dokusya/Zero」女「どうせ今日も・レスは☆無しか」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:20:44.55 ID:ajgb7lG50
ss書きの男
彼のもとを尋ねる様々な人達
アクション無し活劇なし爽快感0のナンセンスな会話劇
全三話の予定
毎週日曜の夜に投稿予定

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339330844(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713861164/

トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713798788/

【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713788018/

ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:21:09.09 ID:ajgb7lG50
男「……」カタカタカタンッ!

女「おいっす、窓から遊びに来てやったぞ」ガラガラ

男「……え?」

女「だってそれしかないし」

男「まあ一番簡単だもんな」

女「ところでなーにやってたのさ?」

男「あー……ss書いてた」

女「またオリジナル?」

男「うん」

女「ss速報でやるのが間違っているとは思わない?」

女「……てか見事にレス0ね」

男「……言うな」

女「あ、あの……その……でもあれじゃん!この前の二次創作ではそこそこレス来てたじゃん!」

男「そうはいってもね……」

女「二次創作ですらレスが付かない人も居るんですよ!?」

男「まあそういう意味では感謝してる」

女「じゃあなによその不満そうな顔」

男「俺はさ、面白い話を書きたいんだ」

女「うん」

男「人様の作ったキャラを使って話を作る」

男「キャラを作った人の話のファンなら見てみたかったような話を」

男「それは確かに原作に対する理解とかなんだとかが必要だとは思う」

男「そうだよ、素晴らしいものだよ、二次創作だって一つの立派な作品だ」

男「でもそれは素材が良いから上手く作れたようなもの」

男「自らが作り上げた話で人様に喜んでもらえているわけじゃない、違うか?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:21:39.21 ID:ajgb7lG50
女「まあ……」

男「言うなれば妄想の共有!空想共有化!」

女「そうだけど……それが悪いの?」

男「俺は共有をしたいんじゃない!」

男「ごめん、やっぱ同じ作品好きな人とキャイキャイ語ったりするの好き」

女「好きなのかよ」

男「愛してるといっても良い、私は一人じゃない。そう思えるから」

女「これだからリアルで友達の少ない子は……」

男「俺は空想共有化じゃなくて空想具現化したいっていうか」

女「じゃあ言わせてもらうけど何が楽しくて他人のオナニー見せつけられなきゃならんのだ」

女「恋人か?プレイか?倦怠期ですかぁ?」

男「殺す気でくるなあ女……」

女「だってそうでしょうに、他人の妄想なんて押し付けられても普通そのままゴミ箱にポイよ」

男「俺は、俺の配信した妄想を種に他の妄想を読者に膨らませて欲しいんだよ!」

女「プロにでもなれば?」

男「賞に応募できる程実力が無い、練習も含めて今は書いているの」

女「じゃー文句言うなよ」

男「――――!?」

女「なにその今さら気づいたって顔」

男「まあそうだよなあ」

女「妄想の共有で思い出したけどさ、安価スレって正にそれよね」

男「さっすが分かってらっしゃる」

男「だから楽しいと思うんだよね、安価スレって」

男「自分も妄想の形成・発信に関わるっていう“作る楽しみ”」

男「そしてそれを読む楽しみ」

男「さらにそれが他の読者にも受け入れられる楽しみ」

男「娯楽の在り方って意味ではあれは完成しているね」

女「>>1の苦労を除けばね」

男「>>1以外は基本的に労少なくして楽多し」

女「伸びる訳だ」

男「俺も大好きだし」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:22:06.87 ID:ajgb7lG50
女「お前もかよ!なんかちょっと批判っぽいこと言ってたよね!?」

男「いやだって面白いじゃん、某聖杯戦争安価スレとか」

女「どこのスレかわかんねえよ」

男「自分の安価を使った>>1の文章でスレが盛り上がって嬉しかったよ、自分が物語の一部を作り上げてる気分になれた」

女「だから分からんて」

男「でも貴様は許さんぞチベットオオオオオオオオオオオオオオオオ!」

女「もうやめろ!」ゲシィ

男「チベットやっぱ許す!」

女「で、あんたが安価大好きなのは解ったわ」

男「押忍」

女「ならあんただって安価スレやればいいじゃない」

女「あんたの大好きなレスが沢山つくわよ?」

男「失礼ながら隊長、自分は学生であります、すべき勉強一杯であります」

女「勤勉ね、知らなかったわ」

男「クズ系真面目ですから、クズっぽいけど真面目に努力はする」

女「ss書いてる暇あるの?」

男「速筆なの、書くの遅いって悩みだけは理解できねえ」

男「昔なりきりチャットとかやってたせいかもね」

女「君は他人が欲しいと思うものをゴミクズのように扱うね」

男「凡作十本は名作一本には敵うまい」

男「俺はその名作を書きたい」

男「凡作書きまくってる間に“当たり”を引くかもしれないだろ?」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:22:41.20 ID:ajgb7lG50
女「そんなこといって書きまくることができるのが恵まれているんだけどね」

女「貴方はそれが恵まれていることに気づかない」

男「持ってる以上活かしはするが俺の求める才能ではない」

女「男、あんた才能ってどう思う?」

男「才能?語って何か変わるなら語るが」

男「才能云々言ってる暇有ったら俺は努力するよ」

男「どうやったら読者が喜ぶか」

男「どういった展開を読者は求めているか」

男「どんな文章が読者に受け入れられるか」

女「あんたは自分の書きたいものはないの?」

男「俺は面白い話を書きたいんだ」

男「焦がれる程書きたい光景なんてものはない」

男「何度でも言おう、俺の書く話を俺が楽しむのは当たり前」

男「だから大事なのは俺の作品を読む読者が喜んでくれるか否か」

女「だから君にはオリジナルが書けないんだよ」

男「何故だ」

女「君にはオリジナルを書く為の主軸が無い」

男「主軸?」

女「書きたいものを懸命に書くから面白くなる」

女「そう、君に書きたいものはない」

女「他所様の面白い設定を継ぎ接ぎ、他所様の面白い展開を継ぎ接ぎ、君の作品に自己はない」

女「ありもしないオリジナルをどうやって読めっていうんだ」

女「君の作品はそもそもオリジナルとして成立してないんだよ」

女「そんなもの評価されると思ったか?」

男「…………」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:25:41.23 ID:ajgb7lG50
女「ああ、今の君には無い」

女「書きたい物を君は忘れているんだ」

女「面白い話を書こう、誰かを喜ばせよう」

女「自己の存在を棚に上げた空虚な夢が、理想が君から時間をかけて君からそれを奪った」

男「なんだ、じゃあ思い出せば俺のオリジナルにレスがつくのか」

女「甘えるなアンポンタアアアアアアアアアアン!」メメタァ

男「ゲルググッ!?」

女「そんな都合いい展開有ると思ってるの!?馬鹿なの!?」

女「人気の出ている作者のスレ見てみなさい!」

女「文章もしっかりして、題材もメジャー所を抑え、礼儀正しい」

女「その上で話が面白い」

男「…………」

女「結局面白い話を思いつけるかどうかなのよ!」

男「今までの説教はどうした」

女「もっと言ってやろうか!?」

女「結局異世界に吹っ飛んだり転生してチート状態になって無双したり!」

女「普通(笑)の高校生が何故かハーレムにあれしてあれする話が売れるのよ!」

女「人を喜ばせる数р黷驕v

女「君の喜んで欲しい読者の多くってのはそういう作品に喜ぶ人間のことなんだぜ」

女「おそらく君が妄想しているような」

女「作品を通してのメッセージの考察楽しんじゃう奴とか」

女「自分で好きな作品の二次創作書くぜって奴は少ない」

女「そもそも君は自分の作品がそこまで素晴らしいものだと思ってるのか?」

男「うっ……」

男「結局アレか」

男「俺の話はつまらない、と」

女「うん」

男「俺にそう言わせるためにこの長い会話を続けたのか」

女「そうなるね」

男「はぁ……」

女「とりあえず書け」

男「書いてるっつの」

男「お前との話の間だろうが俺はタイピングを止めなかった」

女「だね」

男「俺は止めないよ、何一つ止めない」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:26:16.71 ID:ajgb7lG50
男「今日も昨日もその前も」

男「延々と続けてきたんだ、書き続けてきた」

男「その中でその話を喜ぶ人が居た」

女「嘘だ」

女「そんな理由で続けてきたんじゃないだろう」

女「君は息を吸うように吐くように物語を紡ぐ機械だ」

女「だから何も考えずにただただ話を書き続けている」

男「俺が書き続けられるのは書き続ける事自体に意味を見出しているからだというのか」

女「解ってるんだろうに」

男「最初はそんなんじゃなかった、これはお前との会話のお陰で思い出したことだよ」

女「良い回答だ、君の学習能力には驚くよ」

女「だがそれは私の予想範囲内であって予想を超えるものではない」

女「模範解答を超えてこれる人間がオリジナルを生み出す力を持っているんだ」

女「皮肉だねえ」

男「俺は最初、悪党みたいな主人公を書きたかったんだよ」

女「ほう」

男「気に入らない奴はぶっ殺す、欲しいものは奪い取る」

男「自らの欲望のままに振るまい、でも結果として救われぬ物を救い出す」

男「正義の味方」

男「救われるべき人々を救うのは当たり前だ」

男「救い得ぬものを救ってこそのヒーロー」

女「それは面白いじゃないか」

男「実際受けた、割と受けた」

女「君の数少ない受けたオリジナルか」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:27:16.46 ID:ajgb7lG50
男「純然たるオリジナルではないがそうなるな」

男「つーか第一話からヒロインに本気でサブミッション決める主人公なんていねえよ」

女「居ないわー」

男「善良な元カノの婚約者をぶっ殺す主人公とかいねえよ」

女「居ないわー」

男「ライバルの彼女を人質にとって『●●時までに来ないと殺す』とかねえよ」

女「ねえわー」

男「あげくサブヒロイン孕ませてメインヒロインに逃げられてんだぞ」

女「ねえわー」

男「ピンチになったら『この街に爆弾を仕掛けた!俺が死んだら爆発するぞ!』とかさ」

女「ねえ、むしろそいつのヒーロー要素気になるんだけど」

男「“なんとなく”で世界の崩壊の原因になる奴をぶっ殺したり」

男「邪悪の権化みたいなラスボスの女の子を“可愛いから”って理由で見逃したり」

男「面白いって理由で他のヒーローに戦闘を教えたり」

男「続編はそいつの子供が主人公なんだけど腹違いの兄弟が出てきたり」

女「まあそれはまだある」

男「主人公の親友がそいつの愛人だったり」

女「さいっていだよそれもう」

男「もしセルメダルぶち込んだらとてつもないグリードが生まれてたね」

女「でもそこそこ受けてたんだろ?」

男「続編の主人公の人気喰ってたよ」

女「ひっでえ」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:27:53.48 ID:ajgb7lG50
男「とまあ善と悪なんぞうすっぺらいんだよっていうのを書きたかったのさ」

男「書いているうちにその善悪はうすっぺらいからこそ必要だなーとか思ってみたりね」

男「薄っぺらくなきゃ社会生活に不便だよ、善悪って」

男「でも薄っぺらいことは善悪を無視していい理由にはならない」

男「なーんてことを書いちゃってた訳よ」

女「しっかしレスつかねえな、君のスレ」

男「底辺書き手でござい」

女「そもそもレスをつけるにはどうしたら良いか考えてみようか」

女「スレタイ詐欺とか言われちゃうぜ」

男「そうだな……まず面白い話を書く」

女「それは必要条件だ、伸びるスレの話は面白いが」

女「面白い話のスレが伸びているわけじゃない」

男「面白いスレなのにレスが少ない時はなんとも言えない気持ちになるね」

男「あれはなんでなんだろう」

女「第一に人に沢山見られたいならスレタイだ」

女「スレタイで人はその作品を判断するわけだから」

女「スレタイに気を使わないでどうするって話さ」

女「有名なキャラの名前を入れてみたり」

女「そのスレがどんな話か短く書いてみたり」

女「とにかくキャッチーなタイトルをつけるところから勝負は始まっている」

男「うーん、確かに」

女「あとシリアス展開はレスが付きづらい」

女「ギャグは最初からちょいちょいレスをもらえる」

女「突っ込める余白が重要ってことだな」

男「なるほどね、コメントしやすい話がコメント貰うためには必要だと」

女「それが君の書きたい話かは私は知らないけどね」

女「レスをもらえる要素を分解していくと一つ一つはくだらなく見えるかもしれない」

女「だがそのすべてを丁寧に満たしなおかつ話をきっちり書くってのは難しい」

女「今上げた要素だけが全てってわけでもないしね」

男「確かにな」

女「だがレスがつかない>>1ってのは意外とわかりやすい」

男「うむ」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/10(日) 21:30:08.35 ID:ajgb7lG50
女「話がつまらない」

女「自分語りが多い」

女「>>1に言い訳とか書いちゃう」

男「あー」

女「初ssです^^」

男「キャラ崩壊あるかもしれません^^」

女「絶対にエタりません^^」

男「リアル忙しいので云々^^」

女「両親ガー兄弟ガー」

男「黙って書けってね」

女「自分語りとかいらねえよ、私はお前のファンじゃねえんだ」

女「読者が求めてるのは……作者、てめーじゃねえ」

男「あくまで作品……ってか」

女「そゆこと、作者は作品の付属物程度にしかみてねえよ」

女「付属物がうるせーってのは読者には耐えられないよね」

女「ま、作品が面白けりゃあ付属物を楽しむ余裕もできる」

男「辛いねえ」

女「甘えるなよ、作者様」

男「じゃあさ」

女「なんだい」

男「オリジナル物でも>>1に『この話は正義の味方が怪人をぶっ飛ばす話です』とか」

男「『この話は完全オリジナル仮面ライダーの話です』とかさ」

男「『主人公はこういう奴でこういう目的の為にこういう奴らと戦います』とかさ」

男「そういうことを書けば結構読んでくれたり……」

女「まあ確率は上がるんじゃないか」

女「オリジナルってのは内容がわからない上に読むのが面倒で敬遠されがちなんだ」

女「内容がはっきりしてるなら読もうって人は増えるだろうね」

男「なるほど、良いことを聞いた」

男「次からそうするよ」

女「あ、調子に乗ってるとどのみちアウトだからな」

男「解ってるって、ありがとうな」

女「礼には及ばない」

男「ところで一つ聞いて良いか?」

女「なんなりと」




男「お前は一体誰なんだ」




女「秘密」

【男「Dokusya/Zero」女「どうせ今日も・レスは☆無しか」 第一話 おしまい】
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/10(日) 22:35:17.50 ID:za8heVa+o
ごめん、面白い
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/10(日) 22:38:27.66 ID:jPrGRFt6o
こういうのもいいんじゃないか
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [sage]:2012/06/10(日) 22:47:28.90 ID:nOhPH+tF0
これは思いつかなかった
おもしろい
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/06/10(日) 23:04:37.11 ID:sSoIJNL50
面白いな。期待
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/10(日) 23:58:24.67 ID:imxOmznIO
聖杯戦争安価スレの多さはマジで異常

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 05:00:38.78 ID:H7IJWHMa0
無しかの部分だけじゃなくてさりげなく“今日も”と“少女”で韻踏んでる
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 07:40:23.25 ID:KvNH/9fko
面白期待
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/06/12(火) 07:37:31.58 ID:PE55Jzt/0
予想以上に早く書き上がってしまったので明日辺り投下いたします
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 10:40:05.92 ID:77hkldqIO
よしきた
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 19:56:43.31 ID:DECuYcXz0
【第二話】

男「あああああああああああああああちくしょうがああああああああああああ!」ガッチャーン

女「やらない夫ー!」ガラッ

男「死ねッ!誰が殺らない夫だ」チュイン

女「ははっ、カルシウム取れよ」チチチチッ

男「うるせえよもう死ねよ畜生!さり気なく掠り点稼ぐな!」

女「サイヴァリアマジ名作」

男「ああもう!この世の全てよ、バッドエンドに染まれ!糞が!ド畜生のド低脳の腐れ脳みそ共が!」

女「ほら、どうせ叩かれたか何かだろ?」

男「つうかお前は誰なんだよ!年頃の男子の家に不法侵入って馬鹿だろ?」

女「おーボッコボコ、でもわずかに擁護ついてるってすごいね。ある意味」

男「犯されたいの?痴女なの?なんで今日はそんなエロい服なの!?」

女「きっと私は二番目だから」

男「は?」

女「まあエロ本持ってきてやったから後で使えよ、ガチペドだ」

男「死ね、割と真面目に……ありがとう」

女「ネッサ小さい女の子好きよ、ていうか老若男女いけるよ」

女「でも硬派気取っておっさん大好きとか抜かしている馬鹿は嫌いよ」

女「私は愚か者の敵」

男「……はぁ」

男「俺は叩かれたことに怒ってるんじゃない」

女「は?」

女「あ、でもすぐに謝ってROMってるのか。偉いね」

女「でも腹の底ではマジギレなんだろ?」

男「いいよそれも、俺の未熟さは認める。成長には過ちと反省が必要だ」

女「じゃあなんで豚さん貯金箱ブレイクしてるのさ」

男「これだよこれ!」

女「えっと……ヒロインの名前が読めない」

男「ふっざけんなよ!なんでこの字が読めないんだよ!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 19:57:13.67 ID:DECuYcXz0
女「見せてみ」

男「ほれ」つ“京”

女「けい?」

男「……」フルフル

女「きょう!」

男「……」フルフル

女「……」

男「お前もかよ!」

女「むしろなんて読むんだよ」

男「ミサト」

女「…………あのさぁ、うち漢和辞典あるんだけど引いてかない?」(誘惑)

男「あるじゃん」

女「おめえはその隣の(稀)が見えねえのかこのスカポンタン!」

男「えっ、本とかに普通にあるじゃんそれくらい。こんなんでピーピー言ってたら三島由紀夫とか読めねえよ」

女「ハン、そんなわけ……」

男「うちさあ、書斎有るんだけど見て行かない?」

女「オチが読めるから良いわ」

男「しかしまあ俺は思った」

女「なんだ」

男「自分が困ることをするなと人は言う」

女「ああ」

男「自分じゃ困らないことしても困る人間も居るわけだよ」

女「ああ」

男「黄金律なんて意外と役に立たないものだね」

女「ssってのは基本オナニーだしな、そういう細かいことまで考えも回らないよね」

男「オナニー中に貴方はコンドームをつけますか?って質問するとノーの比率が増えるそうな」

女「つまりはそういうことってか」

男「話している内に気づいたんだけどもしかして俺が悪い?」

女「あったりまえだろうが」

男「なーんてこったい」

女「小学生が見ると思って書くぐらいの気分で気を使え」

男「ちょっとエロ書いてくる」

女「――――!?」

男「いやだって……ねえ?」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 19:58:09.54 ID:DECuYcXz0
女「小学生の頃から文章でエロだなんて歪むわ」

男「歪んだものにこそ美を見出すのが古来より日本の伝統だそうだ」

男「つまり小学生の為に“男の娘にガン掘りされる同級生”をやっても良い」

女「待て」

男「そもそも小学生がこんな所に来るわけは無いけどな」

女「待てっつったのはそこじゃねえよ」

男「ところで自分を追い込むために投下を始めたら続かない法則ってなんなんだろうね」

女「余裕ぶちかまして書く話が面白い訳ないじゃん」

男「レスついたらモチベーションだって……」

女「そのレスつかなくて失速するのがss作者だよ」

男「あwwwwwるwwwwwあwwwるwwwwwww」

女「最初っから追い込まれた気分での真剣勝負」

女「そっから生まれるssこそが面白いんだ」

男「耳が痛いねえ」

男「常に余裕を保ちながら書くのは?」

女「世間はそれを書き溜めという」

男「成る程ね」

女「そういう意味でvipは常に追い込まれてるよな」

男「すぐ落ちるからな」

女「叩かれやすいしな」

男「なんで向こうからこっちに来た奴は終わらないの?」

女「慢心、環境の違い……」

男「そういえば自スレにレスが付いた時って地味に困るよね」

女「なしてさぁ?」

男「下手に全レスすると」

男「うわっ、この作者キモッ」

男「とか思われそうだし」

男「特に俺ってば作風的に硬派な作品が多いし」

女「硬派(笑)」

男「なんだよわるいかよ!」

男「でも全くレス返さないのもなんか失礼な気がしてさあ!」
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 20:00:19.77 ID:DECuYcXz0
女「Fate/Zeroおもすれー」

男「虚淵さんやっぱ最高だよ」

男「――――ってお前話聞いてる!?」

女「言葉など泡沫のような儚きもの」

女「一体幾つの祈りや叫びが虚空に消えただろう……」

男「ポエムっても許されないよ」

男「なあ、星でも眺めに行かないか?」

女「お前不審者相手に良くそんなこと言い出す勇気があるな」

男「ピンチになったら突き落とす」

女「あん、過激」

男「性的な意味で」

女「ポリッスメーン」

男「連行されるのはお前だけどな」

女「それにしても星って……今見てるfateの影響でしょう?」マゴハコンナニヤサシクナイカラノウ

男「うん」

女「影響されやすいなあ」

男「面白いものに影響され続けるのが俺のスタイル」

女「アンディー・ウォーホルみたいなこと言うね」

男「ほれ、その窓から屋根に登れ」

女「ワシャワシャワシャ」

男「主に動きがキモい」

女「あん」

男「見ろ、この美しい満天の星を」

女「まったく見えねえわ」

男「あっそう、ところでお前はssを書かないのか?」

女「書いてるよ、オリジナル作品で」ノウナイダケド

男「そっか、じゃあお前は俺の仲間だ」

女「馬鹿な、哀れみだ。それは持てるものの情けだ」

男「お前だって欲しいんだろう仲間が」

男「愚痴聞かせたいんだろう?」

男「自慢したいんだろう?」

男「キャラの裏設定とかドヤ顔で語りたいんだろう?」

女「何故わかる!?と思ったけどまあ長い付き合いだしな」

男「いや、ここ一週間程だろ」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 20:01:24.27 ID:DECuYcXz0
女「君と出会うまでに私は一日千秋の思いなんだよ」

男「とにかく語ってみろよ、どんなに痛くても恥ずかしくても良い」

男「たとえ誰に否定されてもそれはきっとお前がお前のためだけに書いた物語だ」

男「それを知っている俺は絶対に笑わない」

女「題名は……“聖剣戦隊ジンガイン”だ」

男「オリジナル戦隊物か」

女「ちなみに“刃鎧”と書いてジンガイン」

女「過去編と現在編を同時進行でやりたいと思っている」

男「過去編?キバみたいだな」

女「現代編の総司令がジンガインブラック“村正”として四天王と戦うのだ」コヨイーユックーガーヨイー

男「ふむ……」

女「過去編第一話で強敵としてラスボスの魔剣帝国が使うのがエスカリボルグ」オッドーリツーヅケルヨーォーニー

女「現代編第一話で平和に大学生してた主人公が渡されるのもエスカリボルグ」

女「エスカリボルグを巡る壮絶な戦い、憎しみの連鎖がテーマの現代編と」ヤミヲキリーアラガーイルルルー

女「自らの骨肉を喰らって力に変える村正で身を削りながら戦う中で自己犠牲の意味を問う過去編」トゥルルールトゥートゥートゥトゥトモニー

男「なにそれかっこいい」ソーノヤーイーバスーベーテーコーメッテー

女「過去編中盤では味覚を失っても調理実習で生徒や恋人の作ってくれた料理を美味しいと笑いながら喰う主人公」コーメッテー

女「現代編の第三話辺りでギャグっぽく味音痴ネタ」

女「過去編後半で触覚を失うネタ」

女「その前にギャグっぽく不器用ネタ」

男「その時点ではもう笑えないよね」

女「現代編主人公の母親が魔剣帝国皇帝の妹なのだけど」

女「主人公のさりげない回想の中で『女の子に手をあげたらだめだよ』ってのが挟み込まれてて」

女「それと並行する過去回ではブラックがその母親相手に『無抵抗の女は切らん』とか言っちゃう」

女「何度も戦いを重ねれば弱ると解っているのにそれでも自らの信念を曲げず、なおかつ子供たちを守り続けるおとんに惚れるおかん」

男「うわあああああああああああああああああ!」

女「ラストバトルは過去編で皇帝を倒せないと知りつつも、命と引き替えにしてでも皇帝を封印するために人々を避難させて決死の戦いに向かうジンガインブラック」

女「兄と愛する男がマジで殺しあうのを見送ることしかできないヒロイン」

女「ついていこうとするヒロインすら拒んで一人戦いに向かうブラックマジ孤高」

女「そして現代編では分断された仲間達が合流して全員で『勝つぞ!』とか言っちゃう」

男「くうううううう!好き!そういう展開好き!」

女「壮絶な戦いの中で過去に父が皇帝の心臓の近くに仕込んでいた刃の欠片を」

女「ジンガインレッドが押しこんでトドメ」

女「後半はピンチの時にブラックの剣を誰かが使って『なんだこの反動は!?』ってなってほしい」

女「それでも現代編メンバーは全員魔剣や聖剣に適合しているから過去編の生身の人間として戦ったブラックのダメージに比べたら軽い軽いみたいな」

女「…………のを書きたい」

男「……ん?」

女「書きたい」

男「それは……」

女「書けないんだよバーカ!」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 20:01:59.78 ID:DECuYcXz0
男「つまり……」

女「そうだよ!私はssなんて書いたことないんだよ!」

男「書けない奴に限ってすんげえ妄想を秘めていると思わないか」

男「あと知ったような口を聞く」

女「……ごめんなさい」

男「俺は評価するよ!君はもうただの読者様じゃあない!」

男「ところで書けないって時どうしてる?なんてよくある質問だよね」

女「あるね」

男「書けない時は妄想すれば良いじゃない」

女「あー、いつでも妄想してるわ」

男「妄想は青春の活力剤」

女「ていうかあんたこの間も話書き続けちゃうの?」

男「おう」カタカタ

男「見ろよ、結局レスなんぞつきやしねえ」

男「ひたすらキャッチーな要素を詰め込み計算尽くで書けば書くほど筆が上手く乗らない」

男「文章も中二病的な恥ずかしさがハンパで只々恥ずかしいだけ」

男「まあこのサイトの奴らのセンスが1990年代のセンスで止まってるのかも……」

女「※今男が投稿しているのはss速報vipじゃあありません」

女「※どこぞの有名web小説サイトです」

男「今時異世界ワープとか転生とか頭沸いてるんじゃねえの」

女「負け惜しみもここまでくると清々しいな、自分が書けないだけなのに」

女「つーかそこで最終回かよ、漫画でいえば読み切りじゃねえか」

男「書きたくもないもの書く義理はない、一段落させて終わらせた分善良」

男「書きたいものが見つからない」

女「私思うんだけど書き手にモラルとか求めすぎだよね」

男「そうそう、読者なんぞ作者を使い捨てにし続けてるのに作者は読者に義理立てする」

男「バッカジャネーノ」

女「作者とは誠実でなくてはならない」

女「なーんて言われても困っちゃうよね」

男「俺は多分速筆だ」

男「ニ週間連続投稿なんてこともやったことがある」

男「短い話なら一話一時間ほどで済む」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 20:02:25.87 ID:DECuYcXz0
男「だがそれでも日常生活には支障をきたす」

男「作者に誠実であれと宣うならば、貴様らもそのことを自覚しろ」

男「求めれば求めるほど身を削る思いをさせられる人々が居る」

男「ついでに言うと作者は大抵の信者の一言一句が寒くてしゃあないんだ」

男「欲しいのは賞賛ではない、作品に対する読みの深さだ」

男「それさえあれば叩きですら歓び」

男「もし俺がプロであったとして」

男「俺の作品にめだかボックスのアンチスレみたいなアンチスレができたなら」

男「俺は……満足だ」

女「でも自分のスレじゃあ言わないんだろ?」

男「ったりめえじゃん、何が楽しくて叩かれにゃならんのだ」

男「俺が挑戦すべきはストーリーの限界であって人様の堪忍袋の緒じゃあない」

男「それに自分の作品を楽しんでくれた人間を悪し様に言うのは気が引ける」

男「ただいわゆる信者というものは作者の良心を利用してわがままを通しすぎるキライがある」

男「俺の大好きだった某安価スレの>>1だって本当は安価じゃねえの始めたいって愚痴こぼしてたのよ」

男「今でも思うんだ、あの>>1を縛り付けていたのは愚かな俺達の願いじゃないかって」

男「本当に悪いことをしてしまった」

女「あんた真面目すぎるんじゃないの?」

女「普段クズってるのに」

男「知らん、俺は好きなものには真面目なんだ」

女「ハン、それは多分逆だよ。だからあんたは一生人を好きになれない」

女「むしろ……人間に残酷になる」

女「違うか?」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/13(水) 20:03:25.90 ID:DECuYcXz0
女「君が人間に誠実になる時は君が世界人類を愛する時だ」

男「お前は黙って書けよ」

女「いや、私はほら、書くより読む……」

男「マテやごるぁ」

女「ひゃん//」

男「書け、其処まで抜かしておいて書かぬなぞ許さぬ」

男「黙して書け、喋ってもいい書け、何してても良いから書け」

男「書いて、書いて、書き続けて」

男「その先にのみ見える境地があるかもしれない」

男「要するに書け」

男「作品以外で語ろうとする作者が多すぎるのだ」

男「あとキャラに語らせるのもやめろ、寒い」

男「それにそれにそれにそれにそれにそれにそれにそれにそれにれおsろあjろたじおあああらたあwせだ」プスッ

女「あー、熱暴走しちゃったよ。またメンテナンスしないと」

女「カメラアイ新調したばっかりだってのに……」

【第二話 おしまい】
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/06/13(水) 20:29:59.32 ID:r1Tbqsg90
男がロボット……だと…?

乙ー。続きが妙に気になる
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/13(水) 21:34:18.04 ID:neg946WDO
ただの嫌みじゃなくてお話としてしあげてるせいかそんないやらしく感じない
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/06/14(木) 00:48:57.30 ID:heTks5Ito
アンチSS…でいいのか?
この前のアニマスアンチもこのぐらい内容がしっかりしてれば良かったのに

支援
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/14(木) 02:00:50.73 ID:LvgoosSIO
あるあるネタだと思っていたが
ストーリーがある……だと……?
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 16:58:40.45 ID:ZKpv7I180
なんか各所に喧嘩うりまくりながらも某所でのご指摘の通り豆腐メンタルの>>1です
なんか思ったより早く書けちゃいそうなので今晩あたり最終回投下します
最終回といっても一区切りなだけでまだ色々書ける気はするんですがまあ一区切りってことで
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/06/14(木) 18:28:10.39 ID:nXcAfvTAO
ワーイ
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:13:23.59 ID:Ouk7XpWe0
【第三話】

女「男、可愛い女ちゃんが来てやったぞ」ガラガラ

男「……」ピシャッ

女「ふぇえ……」

男「どうしたんだよ女、今日の俺は荒れている」

女「ふえぇ……」

男「何故荒れているのかって?」

男「この前叩かれた場所で今度は俺の作品が擁護されてるんだよ!わりとすげえ勢いで!」

男「ふざけんなよ!手のひら返しかよ!」

男「何がお前らのせいであの作者打ち切りにしちゃっただろうがお気に入りに登録してたのに!だよ!」

男「最初からあそこで終わらせる予定だ馬鹿!」

男「あのあとは主人公無双しかやることねえからつまんねえんだよ!」

女「みせてよぅ……」

男「ほら、見せてやる」

女「わーほんとだ、良かったじゃん」

男「とりあえず自演で擁護レス増やしておこう」

女「皆さんご覧下さい、自演上等なss書きの醜い姿です」

男「自演、で思い出したんだけどさ」

女「なぁに?」

男「自スレの宣伝ってやったことある?」

女「あたしは無いなー」

男「お前は有るわけ無いだろうな、でも俺はある」

女「どうだったの?」

男「結構読者増えた」

女「良かったじゃん」

男「でも嬉しかったのは別のスレの作者とちょっと接点できたりしてね」

男「長めの感想レスを交換してみたり」

男「ジャンル違うけど楽しかったお」

女「ひなだお」

男「」

女「」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:14:21.99 ID:Ouk7XpWe0
男「そういえばさ、有名ジャンルに談義スレってあるじゃん」

女「あるお」

男「もうやめなさいそのネタは」

女「」

男「あそこの談義ってなんていうか虚しいよね」

女「あー」

男「虚しいのも有るよね」

男「談義ってる暇があるなら書けよっていうか」

男「百の正論より一の名作っていうか」

女「談義スレとか雑談スレをネタにしている>>1だって居るんですよ!」コノスレノサクシャトカ

男「楽屋ネタを繰り返す芸人から消えるんだよ!」

女「やめてあげて!」

男「『談義でネタ潰しちゃったわー(チラッ』とかが正直嫌い」

男「せっかく面白いネタ有るんだから書きなさいってば」

男「ネタが泣く」

女「流石、人様のネタ使った二次創作で人気とった作者様の言うことは違うぜ」

男「だろ?他人のネタってのは宝の山なんだって」

男「構造を解析し」

男「基本理念に共感し」

男「記述回路を限界まで励起させ」

男「そして嘗て他人が妄想し、生まれること無く潰えた文章を創造する」

男「これで簡単にできるんだよ」

女「それができるなら皆人気とれるよ」

女「お前絶対勉強しなくても国語ができちゃう子だっただろ」

男「まあな」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:15:19.70 ID:Ouk7XpWe0
男「そういえばこの前乗っけて叩かれた連載さ」

男「キリのいいところで終わらせたんだけど終わらせた後から地味に評価が伸び続けているんだよね」

男「文章もストーリーも平均評価5くらいで」

男「まあ評価人数は少ないけどね」

女「……おまっ、それ連載続けてればもしかして……」

男「忙しい」

男「リアルで色々あるの!」

男「短編だけ地道に書き続けることにするわ」

男「連載ってストレス貯まるんだよね、話をおわらせられないストレス」

男「俺ってばロマンチックなふたご座のA型だからさ」

女「ああーフォーゼで最後まで出番無い星座ね」

男「弟の星座をゴキブリwwwwって言ってたらコノザマだよ」

女「ところですげえ秘密を教えてやりたいんだけど良い?」

男「俺もお前に対してすげえ不思議に思ってることが有るんだけど」

女「お先どうぞ」

男「お前と俺が最初に出会った時、お前は眼鏡三つ編みセーラー服の女の子だった」

男「次に俺が会った時、お前はタートルネックのセーターを着た巨乳のお姉ちゃんだった」

女「タートルネックのセーターをエロイと表現するってセンスがいかれてるぜ」

男「巨乳でタートルネックのセーターはエロいだろ」

男「それにピチっとしたチノパンなんていかにも過ぎてもうダメ」

男「理性が保たれたのがキセキだわ」

女「明日wwww今日よりもwwwwwwwwwwwすきになれるwwwww」

男「で、溢れる疑問は止まらないんだけどさ」

男「さて女」

女「うん」

男「今のお前は幼女なわけだ」

男「女、お前は一体何者だ」

女「私はきっと三番目だから……」

男「は?」

女「貴方が先週だと思っていた時間、貴方と話していたのは私の母の助手」

女「そしてその前に話していたのは私の母」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:15:45.61 ID:Ouk7XpWe0
女「貴方は過去、実際に存在した人間の記憶を一部コピーして製作された人工知能……を用いたロボット」

女「でも貴方は機械でありながら自我の形成が認められ、危険とみなされて一時的にスリープさせられていた」

女「学者達は母が貴方に続けさせていたssの執筆が原因だと断定」

女「母は貴方を機能停止させられた後、この理論を元に色々自我を持ったロボットをこっそり創りだして……」

男「出して?」

女「ねえ貴方、ターミネーターって知ってる?」

男「え、まさかとは思うけど……」

女「そのまさかね」

女「人道的にアウトである過去の人間の自我を投影した人工知能の使用をやめて法律を守ろうとした結果がこれだよ!」

女「人間と自我を持ったロボットの間で戦争勃発!」

女「世界人口はあっという間に七分の一、ある意味快適だよこんちくしょうめ!」

女「武器の生産で経済も潤ってるしな!」

女「コマメに人が死ぬ以外基本的に豊かだ!未来は明るいぜベイベ!」

男「ちょ、ちょっと待って。じゃあここはどこなんだ!」

男「俺は昨日も今日も家族や友人と会っている!」

女「ねえ貴方、マトリックスって知ってる?」

男「……ここは仮想現実だっていうのか?」

女「貴方の元になった人格の暮らしていた日常をベースにした仮想現実よ」

女「貴方に搭載されたCPUだけで演算を賄っているの」

女「びっくりしちゃう性能よね」

男「電力は、電力や保守点検は一体誰が!」

女「母よ、貴方の製作者」

男「は?」

女「貴方を再起動するための壮大な実験場が欲しかったのよ」

女「だから大量の自我を持ったロボットを作って独立国家を創造したの」

女「研究者っていうより職人よね」

男「…………嘘だ」

女「嘘よ」

男「えっ?」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:16:23.12 ID:Ouk7XpWe0
女「そんなSFチックな設定有ってたまりますか」

男「ですよねー」

女「先週も先々週も私は私でおかわり無いわ」

女「幼女である私はずっとこの場所に来ている」

男「え?」

女「貴方の視点が変わっているのよ」

女「行く度に中の人が変わる部屋なんてホラーよね」

男「……」

女「でも不思議なことに毎回毎回ss関係の話題で会話は成立するの」

男「まるでキャラ名と会話だけで組み上げられるssみたいじゃないか」

女「そう、だから男であれば貴方はどんな存在でも良いし、女であれば私はどんな存在でも良い」

女「こういうタイプの話はキャラなんていうのは最低限の記号化で良いものね」

男「確かに思えば俺もとりあえず共通の話題で盛り上がれるし同じ名前を名乗ってくれるから会話には困らなかった」

女「大事だったのはディテールじゃなくて話の仕組み」

女「男「」女「」って形式のssみたいよね」

女「読ませたい話に最低限のキャラ性をラッピングして読者に提供できるイージーなシステム」

男「言われてみれば確かにな」

男「兄妹エロを書きたかったら兄とか妹って書くだけで良い」

男「その他の要素にわずらわされずにシンプルに読める」

男「それは娯楽として完成されたシステムといえるだろうな」

女「そうね、歌舞伎みたいな伝統芸能のようにお約束で動いている世界だものね」

女「でもそんなお約束に違和感を感じる人間だって居る」

女「例えば私、例えば貴方」

女「私と同じ名前の女性が貴方の前にも訪れて、私と変わらない会話をしていた」

男「お前は俺と同じ名前の男性のところを訪れて、俺と変わらない会話をしていた」

女「ニーチェは、この世界が限られた物質で構成されている世界ならば組み合わせも限られているが故に世界は何度も同じ事を繰り返している……と言ったわね」

男「男と女と会話で構成される世界か」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:16:48.93 ID:Ouk7XpWe0
女「私が思うに有限って言っても1と1000は違う」

男「まあそうだな」

女「私と貴方、そして会話で構成されている世界はそういったもの以外で構成されている世界より早いスパンで繰り返しが起きるんじゃないかしら」

男「同じことがえんえん繰り返される世界、ソレはすでに終焉した世界に等しい」

女「あの手のssの表現は異常な速度でルーティンを消化してしまう?」

男「キャラを増やしたら?」

女「そうね、でもそれもまたキャラを増やすというルーティンよ」

幼女「例えば私が女でなく幼女という名前だったとする」

幼女「ふぇぇ……とかそれっぽいこと言って女とは差別化できるかもしれない」

女「でも舞台装置ということには変わらないわ」

女「全ての物語の終焉という可能性から逃れられることなんて在り得ない」

女「何かが居て、何かが会話するって形式からは逃れられない」

男「ssってのも面倒だな……」

女「貴方は地の文でしか書いたこと無いんじゃないの?」

男「まあな、会話のみのssの形式なんてばっかじゃねえのって思ってた」

男「でも気が変わった」

女「え?」

男「俺、会話だけのssも書いてみるよ」

女「今限界って……」

男「本当にこれは限界なんだろうか」

男「1だと思った繰り返しのスパンを2にする技術があるんじゃないか?」

男「っていうか見落としがあるのかもしれない、お前と会話してるとそういう気がするんだ」

男「人間は役割の為の人形ではない、手段じゃなくて目的として存在している筈なんだ」

女「ふぇ?」

男「ssには無限の可能性がある」

男「それを証明する方法は……」

女「書くことだけ、違うか?」

男「その通りさ」

【第三話 っていうか最終話おしまい】
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2012/06/14(木) 20:27:50.63 ID:Ouk7XpWe0
お目汚し失礼しました
マジ各所に喧嘩売ってまわるような内容でごめんなさい
普通にレスで言うと只の文句にしかならないようなことばかりなので
せっかくだから作品に仕立て上げて聞いてもらいたかっただけなんです
創作続ける限りネタは増えていくので多分これからも投下はあると思いますがファーストシーズンはここまで

ところでなろうの人たちってなんであんなにダンジョンとか異世界とか大好きなの?
シェアワなの?
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/14(木) 20:51:42.44 ID:K0H3+6K9o
おうこの豆腐メンタルめ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2012/06/14(木) 20:52:49.83 ID:V239apam0
オツオツ
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/15(金) 07:05:27.52 ID:OP6kqeJIO
うむ
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/06/15(金) 08:14:02.46 ID:SsXbtDtbo
まだ投下はあるかもしれないのに一回スレは落とすのか
45 :>>1 [saga sage]:2012/06/15(金) 19:54:24.61 ID:3GPBspon0
また書きたいことができたら再度立てるということで一つ
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