このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

澪「red zone」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 :test [saga sage]:2012/06/11(月) 19:31:57.93 ID:mM4hAfqU0
昨日VIPでやってて、途中で落ちたものです。
こちらで初めから投稿しなおします。
よろしくお願いします。

※後半部分、グロ描写があります。ご注意ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1339410717(SS-Wikiでのこのスレの編集者を募集中!)
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/

木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1713351945/

いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713279251/

【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/

【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/

アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/

エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:34:51.67 ID:mM4hAfqU0

 律は洗面所の鏡に映った顔を見て、溜息を一つ吐いた。

「釣り合わないよなぁ」

 独り言を漏らしながら、いちごと連れ添って歩く映像を脳裏から払った。
律は以前からいちごに恋心を寄せていたが、どうしても告白に踏み切れなかった。
友人という関係を壊したくないのではなく、自分に自信が持てなかった。

「釣り合わないって、誰と?」

「えっ?」

 唐突に後ろから声が聞こえて、律は反射的に振り返った。
そこには、首を傾げる聡の姿があった。

「さ、聡っ?いつから、そこ居たよ?てか、聞いたのか?」

 驚いた律は、矢継ぎ早に言葉を放った。

「いや、聞くつもり無かったけどさ。
洗面所通りかかったら、姉ちゃんが深刻な顔して鏡を眺めてたもんだから。
つい、心配になっちゃって」

 慌てて弁解する聡の姿が、律に先程の自分の対応を思い返させた。
不意を打たれたとはいえ、問い質すような自分の語勢は冷静さを欠いていた。
少なくとも、心配してくれている可愛い弟に向ける態度ではないだろう。
そう反省した律は柔らかい笑みを作って、優しい声音で言葉を放つ。

「ああ、別に責めるつもりは無いんだ。私が勝手に呟いたんだし。
それより、心配してくれて、ありがとな」

「いや、いいって。姉ちゃんの事なんだし、心配だってするよ。
でも、姉ちゃん。聞いちゃったついでに、訊きたいんだけど。
釣り合わないって、誰と?やっぱり、澪ねぇ?」

 もう一度問いを繰り返す聡に、律は手を振りながら返す。
脳裏に蘇る澪の病的な執着心を、振り払うように。

「澪ぉ?ないない、それだけは無いって。
確かに釣り合わないだろうけどさ、それ以前に、澪はヤだよ。
だって、暴力的で怖いし、強引だし」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:36:13.24 ID:mM4hAfqU0

「まぁ確かに、澪ねぇは、ねぇ……。
あからさま過ぎて引くっていうか、
他の人の方が、姉ちゃんにはお勧めっていうか」

 聡も同意していた。
澪が律に寄せる病的な独占欲には、聡も辟易しているらしい。

「うん。冷静で優しい人のが、好きだし」

 脳裏にいちごの微笑を思い浮かべながら呟いた後で、慌てたように言葉を継ぐ。

「って、なーに言わせんだよ。
まー、さっきの独り言は、聞こえなかった事にしてくれると、有り難いかな、って」

「えーっ?それじゃ、勿体無さ過ぎるよ」

 聡が放った言葉を、律は復唱した。

「勿体無い?」

「そうだよ、だって姉ちゃん、可愛いもん。誰とだって、釣り合うよ。
ただ、姉ちゃんには自信が無いってだけで。
その冷静で優しい人が誰かは知らないけど、釣り合うって俺が断言する」

 気遣っているだけだと、律は自分に言い聞かせた。
それでも、頬の紅潮は抑えられなかった。

「な、何言ってるんだよぉ、聡ぃ。わ、私、別に可愛くなんかないし。
お世辞言ったって、何も出ないぞっ」

 慌てて否定する声にも吃音が交じり、胸中の高揚を隠せていなかった。

「そんなに可愛いのに、恋心を抑えるなんて勿体無さ過ぎるって、そう言ってるんだ。
それにこれは、お世辞じゃないよ、本心だよ」

 聡は声と表情に真摯さを漲らせて、更に言った。
そこまで言われれば、律も心動くものがあった。

「ほんとに?本当に私、恋が叶っちゃったりするのかなぁ?
別に私が可愛くなくても、実は釣り合わなくても、いいんだ。付き合えるんなら」

 最早恋心を隠す事無く、律は縋るように聡へと訊ねた。
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:38:07.10 ID:mM4hAfqU0

「誰が相手でも釣り合うってのは、保証するけど。
付き合えるかどうかは、相手もある事だから。
姉ちゃんの交友範囲を全て把握してる訳じゃない俺に、保証まではできないよ。
まぁ姉ちゃんなら、大概の相手はイっちゃうと思うけどね」

 聡といちごは、未見の関係ではなかった。
以前、いちごが律の家に来た時、二人は一度会っていた。
もしかしたら、聡の意見を参考にできるかもしれない。
律は胸を高鳴らせながら、震える声で言葉を放つ。

「前、いちごって女の子が、うちに来ただろ?
あの、お姫様みたいなサイドロールの子。
あの子なんだけど、聡的には、どう見えた?成功、しそうかな?」

 聡は考えるように、瞳の動きを止めて押し黙った。
或いは、いちごを思いだしているのかもしれない。

 聡の言葉を待つ間、律は自分の心臓がドラムになったかのように感じていた。
激しく打擲されたドラムを思わせる程に、律の心臓は凄まじい鼓動を轟かせているのだから。
そのせいか、聡が口を開くまでの僅かな時間が、律には酷く長く感じられていた。

「ああ、前に来た、綺麗な人だね。あの人なら、大丈夫だと思うよ。
多分だけど、姉ちゃんに相当な好意を持ってるだろうから。
実はさ、姉ちゃんが料理作る為に席外してる時、俺、色々と訊かれてたんだよね。
姉ちゃんの好みとか、貰って嬉しい物とか。
特に澪ねぇとの関係については、根掘り葉掘り訊かれたよ」

 聡の答えに、律は素直に喜ぶ事ができなかった。
期待していた以上の答えではあるのだが、本当の話だろうかと不安にもなった。
もしかしたら律を元気付ける為に、聡が気を使っているのかもしれない。

「その話、ほんと?ホントにホントの話?」

 律は上目で聡を見遣りながら、念を押すように訊ねた。

「本当だよ」

「でも、聡。今までそんな事、一言も言ってなかったし」

「ていうか、訊かれなかったし。
それに、姉ちゃんが連れてくる色んな子から訊ねられる、良くある事だったし。
まぁだからこそ、大抵の相手なら大丈夫って、太鼓判押せるんだけどね」

 初耳だった。驚いた律は二の句が告げず、黙って聡の顔を見つめた。
対する聡は思慮するように指を顎へと当てながら、言葉を続けてきた。

「それに、いちごさんからは別に口止めはされてなかったけどさ。
こういうのって、言わないのが普通なんじゃないかって、そう思ってた。
でも今になって考えると、言って欲しかったのかもね。
そうやって、遠回しに姉ちゃんに好意を伝えようとした。
だから、敢えて口止めしなかった」

「か、考え過ぎだよ、聡」

 そう窘めつつも、律は聡の言葉を信じたかった。
自己に有利な話だけ信じたがる人間の傾向さえ、今は擁護してやりたい気分だった。
その典型的な例が、今の自分なのだから。
それを自覚しても抑えられない程、いちごに対する律の恋慕は深い。
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:39:56.12 ID:mM4hAfqU0

「そうかな?あながち、間違いでもないと思うけど」

「まぁ、参考にするよ。ありがとね、聡」

 情報を教えてくれた事に対する礼なのか、律を気遣ってくれた事に対する礼なのか。
律自身でも分かりかねているが、どちらにせよ感謝の気持ちは同じだった。
だから真摯な思いを込めて、礼を言った。

「そんな改まんなくてもいいよ。本当に参考になる話だったのか、自信ないし」

 聡は照れたように笑いながら、手を振って返してきた。

「充分に参考になったよ」

 少なくとも、律の背を押すだけの効果はあった。
そう、律は決めていた。いちごに告白しようと。

「あ、そうだ。聡」

 決意して立ち上がった律だったが、ふと思い付く事があり足を止めた。

「何?姉ちゃん」

「あ、いや。さっきさ、いちごに色々訊かれたって、言ってたよね?
それで、私が貰って嬉しい物を尋ねられた時、何て答えた?」

「向日葵をモチーフにしたアクセって答えといた。
姉ちゃん、向日葵好きだろ?」

 律は顔に満面の笑みを浮かべた。

「うんっ。ありがとね、聡」

 今度は、分かっていた。
情報を教えてくれた事に対する礼だと。
礼の言葉のみならず、今度、聡に何か奢ってやろうと。
律はポケットの財布を握りながら思った。
財布に付けた向日葵のピンズが、指に触れた。
それは、いちごから貰った物だった。



6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:43:40.36 ID:mM4hAfqU0

*

 澪の眼前には、連れ添って下校する律といちごの姿があった。
人通りが少なくなった頃合いを見計らって、澪は後ろから話し掛けた。

「おい」

「ん?」

 律といちごは、同時に振り向いた。
律は短い声を放ち、いちごは黙ったまま。

「あのさ、あんまり、いちごと一緒に居ない方がいいと思うけど」

 澪はいちごが居る事を無視して、律へと言った。

「いや、何で?」

 そう返す律の表情には、怪訝とも倦厭とも取れる表情が浮かんでいる。

「変な噂が立つぞ。いや、既に立ってる。
二人が付き合ってるって、そういう噂が」

 三日程前から、澪の周囲にそういう話をする者が表れ始めた。
早くも今となっては、事実として周囲には受け止められている。

「噂?何言ってんだよ、事実だよ。公言してる事だし。
ていうか、澪も聞いてるはずじゃん?」

 律の声には、心底呆れたような倦んだ響きがあった。

「ああ、冗談か何かだと思ってたよ。
そういう冗談も控えた方がいいって、忠告したかったんだ。
悪戯好きな律の性格は知り尽くしてるけど、度が過ぎると既成事実にされちゃうぞ」

 自分に都合の良い話だけ、信じていたかった。
都合の悪い話など、信じたくなかった。
それが多くの人間が陥る典型例だと自覚していながらも、澪は抗うように言った。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:45:15.52 ID:mM4hAfqU0

「既成事実も何も、本当の事だって。
ていうか、今の話も疑ってるのか?ほんと、病的だよ」

 律は溜息を吐くと、近くにあった自動販売機へと身体を向けた。
それが自分との話を拒絶する仕草として、澪には映る。
澪は何とか話を続けようと、財布を取り出した律へと向けて言う。

「あ、その向日葵のピンバッジ、可愛いな。律には似合ってるよ。
律、向日葵が好きだものね。何処で買ったんだ?」

「知らないよ。いちごから貰ったんだもん」

 律は動きを止めて、横目だけ澪へと向けて答えてきた。
律との会話は続いたが、望まぬ答えだった。

「嘘言うなよ、自分で買ったんだろ?
今度、私が買ってあげるよ。
いっぱい買ってあげるから、いちごから貰ったなんて嘘を言うのはよせよ」

 自分の言動が藪蛇となった澪は、感情的になって言う。
対する律は大仰な溜息を一つ吐いてから、言葉を返してきた。

「嘘じゃないっての。どうしてそう、自分の妄想に執着するんだか。
繰り返すけど、本当に病気だね」

「ねぇ、律。だったら、治療してあげないと」

 それまで黙っていたいちごが、律に続けて口を開いた。

「治療?」

 復唱しながら振り向いた律の唇に、いちごの唇が重なる。
途端、律の顔が赤く染まった。
澪もまた、顔を赤く染めあげた。
尤も、同じ色でも異なる感情から齎された赤であると、澪とて分かっていた。
律は羞恥から、そして澪は滾る怒りから。

「何やってんだよっ」

 澪は怒りのままに咆哮すると、突進して二人を引き剥がした。
そのままいちごの両肩を締め上げて掴み、顔を寄せて言葉を叩きつける。

「私の律に、何やってんだよっ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:47:30.49 ID:mM4hAfqU0

「何って、澪が病的に律の話を信じないから、治してあげようと思って。
冗談や悪戯でキスまではしないでしょ?
これで、信じてくれた?」

 澪に詰め寄られているにも関わらず、いちごは落ち着いた態度で言葉を返してきた。
律の恋人だという確たる地盤が、その余裕に繋がっているのだろう。

「お前っ、律を誑かすなよっ」

 澪は苦し紛れに叫ぶと、いちごの両肩を更に強く締め上げた。
いちごの表情から冷静さが消え、痛みを訴えるように端正な顔が歪む。

「止めてっ、いちごに乱暴な事しないでっ」

 叫びながら割り込んできた律によって、澪は突き飛ばされた。
勢い余って身体が自動販売機に激突したが、律に気にした風は見られない。
守るようにいちごの前に立って、澪を睨み付けてくるだけだった。

「痛っ、何するんだよ、律。いいか?お前は騙されてるだけなんだ。
今ならまだ間に合う。私の所に帰って来いよ。
そんな悪の帝王みたいな女に入れあげても、決して幸福にはなれないよ」

「おい、私のいちごに、酷い事言うなよ。
私は騙されてなんかいない、誑かされてもいない。
私もいちごも、愛し合っているんだよ。澪の入る余地なんか、何処にも無いんだよ」

 諭すように言い聞かせた澪に対し、語勢を強めた律の言葉が返ってきた。

「お前……じゃあ、じゃあ何か?
騙されてたのは、私の方だっていうのか?
私を騙してたのが、お前だったって言うのか?
律、前に言ってたじゃないか。私の事好きだって、肌だって重ねた仲じゃないか」

 澪は縋るように言った。
脳裏の中では、未だ自分に甘えてくる律の姿を思いだせる。
それが眼前の律とは対照的なまでに異なっていて、
落差の激しさに澪は現実感さえ喪失しそうだった。
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:49:43.60 ID:mM4hAfqU0

「あんなの、その場の雰囲気に飲まれてただけだし。
あの時、身体の調子崩して弱ってたし」

 二年の始めの時の話だった。
あの時、確かに律から愛されていたと、澪には断言できる。
和と澪が仲良くしているだけで、律は嫉妬に駆られた行動を取っていた。
その時に律が体調を崩した原因も、澪との距離感が起こした心因性のものだったはずだ。

 だが今や、律はその時の恋心そのものを否定していた。
雰囲気という一言で、澪との過去を唾棄してしまっている。

「律……お前……」

 呆然と呟く澪を余所に、いちごが割り込んでくる。

「ああ、つまり。
律が体調を崩しているのを良い事に、澪が押し倒してきたんだ。
律、可哀想。
誑かしてるのは私じゃなくて、澪の方だったと」

 最後にいちごは、皮肉めいた笑みを浮かべた。
いちごが表情に変化を付ける事は、少なくとも澪の前では珍しい事だった。
先程、澪から受けた痛罵を根に持っているのかもしれない。

「でももう、目が覚めたよ。私はさ、いちごが好きなんだから」

 律はいちごに同調して言った。
澪がいちごを罵った時とは、対照的な反応だった。

「律……私、何か悪い事したの?
それとも、やっぱりいちごの事が好きになったから、私なんてどうでも良くなったの?」

 今更原因を求めても、遅い事は分かっている。
それでも澪は、問わずにはいられなかった。

「別にいちごの事とは、関係ないよ。
いちごと付き合うようになったのは、三日くらい前からだし。
いちごの事を好きになったのはもっともっと前だけど、
澪の事はそれ以前から、しつこいと思ってたよ。
ていうか、遠回しに別れを告げても、澪には通じなかったし。
直接言うと、お前怖そうだもんな。だからこれ、乗り換えとかじゃないよ」

 思い当たる節ならあった。
律の澪に対する態度が、日に日に冷たくなっていったのだ。
澪は何とか律の心を取り戻そうと、必死のアプローチを繰り返していた。
それとても負の効果となって、律と自分を遠ざける結果になっていたらしい。
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:51:18.63 ID:mM4hAfqU0

「じゃあ何で今は、そうはっきりした態度を取ってるんだよ。
おかしいじゃないか。直接言えなかったのなら、今だって」

 反論した所で、律の心が帰ってくる事は無い。
分かっていた、それでも反駁せずにはいられない。

「いちごが傍に居て、勇気をくれるから。
それに、私がいちごに告白できるよう、背を押してくれた人がいるから。
その応援に応える為にも、澪との仲を曖昧にはできないよ。
私はもう毅然としないと、いけないんだ」

 二人の仲は、律の告白から始まったらしい。
だが、それ以上に澪の注意を引く言葉があった。

「応援?誰かが、お前といちごの仲を取り持ったのか?」

「そんなんじゃなくって、言ったろ?背を押してくれたって。
私が自分に自信を持てなくて、いちごへの告白を躊躇ってた時にさ。
聡が背を押してくれたんだ。聡が居なきゃ、きっと付き合えてなかったよ。
だから、その思いに応えたい」

 律は先程の言葉通り、毅然として言った。

「聡が……」

 澪は愕然とした思いで呟く。
弟のように可愛がっていた存在からさえ、裏切られた思いだった。

「そう言う事。じゃあな、澪。
私ら、そろそろ帰るから」

 呆然と立ち尽くす澪に構う事無く、律はいちごの手を取って歩き出した。
咄嗟に我に返った澪は、必死の思いを込めて叫ぶ。

「ま、待てよっ。律、絶対に後悔するぞ?
私を捨てるんなら、絶対に酷い目に遭うぞ?」

「稚拙な脅迫なんか、聞く耳持たないよ。
いちごに何かしたら、私が一生澪を許さないし」

 律は振り返る事なく、歩きながら言った。
続いていちごが歩きながら顔だけ振り向いて、澪に言う。

「同じく。律に何かしたら、私だって許さない」 

「ま、待てよ。待ってよ……待って……」

 なおも繰り返す澪に、二人はもう反応を返してこなかった。
澪は絶望に打ちひしがれたまま、その二人の背を見送る事しかできなかった。




11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:53:09.21 ID:mM4hAfqU0

*

 澪は紙袋を手に、満身創痍の心を抱えて帰路に就いていた。
つい先程律から受けた拒絶の仕打ちは、
残酷なまでに澪の身体と精神を苛んでいる。
それが故に、錯乱したかのように余計な出費までしてしまった。
その出費が、今手にしている紙袋の中身だった。

 紙袋には、向日葵を擬したピンズの他、鬘も入っている。
律達と別れた後に寄った雑貨屋で、パーティーグッズとして売られていた鬘だった。
目当ては向日葵をデザインしたピンズだったが、この鬘も澪の目にふと留まったのだ。
その質感と色が、律の髪に似ていた。
律の髪に比べれば随分と長いが、切る等の手を加えれば瓜二つだろう。
そう気付いた澪は、衝動的にこの鬘を買ってしまっていた。
今となっては、この鬘を律の髪型に擬して作り変える事に、何らの意味も見いだせなくなっている。
そもそも、向日葵がデザインのピンズを買うという目的からして、最早意味など無かった。

「何やってるんだろうな、私は」

 自嘲気味に澪が呟いた時、その独り言に反応する声が前方から返ってきた。

「ん?あ、澪ねぇだ。どうしたの?」

 声に釣られて目を向けると、聡の姿があった。
呆然と歩いているうちに、気付けば自宅の傍まで来ていたらしい。

「聡、か」

 澪は呟くと、律から受けた話を脳裏に蘇らせた。
聡が余計な事さえしなければ、律がいちごと付き合う事は無かったはずだった。

 聡はそのような澪の思いに気付く事なく、然も心配そうな顔で言葉を放ってきた。

「暗い顔して変な独り言呟いて、どうしたの?」

 お前のせいだ、そう言いたい思いを澪は堪えた。
代わりに、探るように言う。

「ちょっと、ね。お前の姉に、フラれちゃってさ。
酷いよな、律は。新しい子と付き合うんだって」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:54:19.21 ID:mM4hAfqU0

「あー、そういえば、姉ちゃん、綺麗な人と付き合い始めてたね。
でもまー、良かったんじゃないの?
元々さ、澪ねぇと姉ちゃん、性格的に合わなかっただろうし。
新しい恋を応援して身を引くていうのも、親友の努めってものだよ」

 白々しく諭す聡に、澪は激しい怒りの念を覚えた。
聡さえ居なければ、その思いが沸々と強くなってゆく。

「聡は、私と律より、律といちごの方が合ってると思う?
ああ、いちごってのは、律の新しい恋人の事な」

 澪は一歩一歩、聡に近付きながら言う。
その際、人通りの有無を確認する事も怠らなかった。

「正直に言えば、そうだね。
まぁ澪ねぇには、もっといい人が見つかるから、元気出しなよ。
ていうか元々、姉ちゃんと澪ねぇって、付き合ってるように見えなかったし」

 聡が答え終わった時には、もう澪は聡の眼前にまで接近していた。

「ああ、それで。それでお前は、不要な事をしてくれたのか。
私と律の仲を引き裂いたのか」

「えっ?何言ってるのみっぐぼぉっ」

 聡の言葉が、途中で無様な呻き声に変わった。
聡の鳩尾へと、澪が素早く拳を打ち込んだからだった。
澪は容赦する事なく、無防備に浮いた聡の顎へと拳を突き入れた。

「っ」

 聡の口から荒い吐息が漏れ、その身が地へと崩れ落ちる。
更に澪は、聡の喉元を革靴の爪先で蹴り込んだ。

「っ、はっ、っ、はっ」

 聡の口から、苦しそうな絶え絶えの呼吸音が響く。
その口を片手で塞ぎつつ、澪は聡の身体を抱え上げた。

「やっぱり姉と弟、律と同じく、軽いね。
さ、少し静かにしてような」

 姉と弟、その自分の言葉で、澪は聡の顔立ちが何処となく律と似ている事に気付いた。
鬘が無駄にならずに済みそうだと、澪はそう思いながら自分の家へと急いだ。



13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:56:21.40 ID:mM4hAfqU0
ここまでが昨日投下分です。以下、投下していない部分となります。
けいおんらしからぬグロ描写がありますので、改めてご注意を。
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:57:36.04 ID:mM4hAfqU0

*

 ベッドへと大の字に縛り付けている聡に、鬘を被せて澪は満足気な笑みを浮かべた。
既にその鬘は、律の髪と同じ長さにカットしていた。

「うん、良く似合ってる。こうすれば、もっと似るかな」

 澪は鬘の前髪から頭頂部にかけてゴムで結わえて、髪型も律に擬した。

「うん、上出来、上出来。思ってた通り、律に似てるな。
さて、聡」

 澪は聡の顔を見据えて、言葉を続ける。

「お前のせいで、私と律は別れなくちゃいけなくなった。
それはお前も、知っている事だろう?さっきは、白を切ってたけどさ。
だから、その責任をお前に取ってもらおうと思って。
幸い、お前は律に似てる事だし、律の代わりにお前が私の物になれよ」

 澪はそう命令した。
そもそも澪は、聡に拒否権など与えていない。
聡の口に、下着とタオルで作った猿轡を嵌めているのだから。
聡はただ、怯えた目を澪に向けてくるだけだった。

「それが何を意味するか、お前にも分かってるだろ?」

 澪は服を脱ぎ捨てながら言った。
更に下着までも躊躇いなく外して、堂々と裸体を聡に見せ付ける。

「お前も、脱がせてやるな」

 澪は裁縫箱から、布を断裁する鋏を取り出した。
その鋏を用いて、聡の服や下着を切り裂いてゆく。
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 19:59:09.94 ID:mM4hAfqU0

「へぇ?聡ったら男の子なのに、女の裸見て興奮しないんだ?
まぁ律と似てるから、私の身体を見て興奮しないだけかもな。
いちごの裸なら、もっと雄々しく隆起したのかな?」

 澪は裸となった聡の性器を撫でながら言った。
澪の裸を見ても、聡の性器は勃起していない。
性欲よりも、恐怖の方が勝っているのだろう。

「まぁいいや、無用の器官だし。
だってさ、律にはこんなの、付いてないものね。
まだお前を律と呼べない理由が、ここにあるんだ」

 聡は何をされるのか予想が付いたのだろう、瞳が恐怖に大きく見開かれた。

「骨が無いから、工作用の鋏で切れるかなぁ?
一応、キッチンから肉切り用の包丁も持って来てるけど」

 澪は裁縫用から工作用の鋏へと持ち替えて、交差部分を聡の性器の根元へと宛がった。
聡は身体を激しく振る素振りを見せているが、拘束されているので動きは鈍い。
首だけが、凄まじい勢いで左右に振れている。

「さぁ、私への罪を贖う為に、ちゃんと律になろうな」

 澪は鋏に力を込めた。
柔らかい肉に刃が食い込み、真っ赤な血が溢れてくる。
聡の口から、布を通してくぐもった呻き声が聞こえてきた。
それに構う事無く、澪は更に力を込めた。

「筋線維のせいか、これ以上は流石に固いね。片手じゃきついか」

 澪は両手を鋏の柄に宛がうと、更に力を込めて握った。
そうする事で固い肉に少しずつ、刃が食い込んでいく。
確かな手応えを感じた澪は、自身の体重も載せるように柄を握り込んだ。
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 20:00:38.69 ID:mM4hAfqU0

 性器を切り落とそうとする澪に対し、聡は凄絶な反応を見せていた。
聡は泣きながら首を振り、涙を方々に散らしている。
聡の頭部付近にできたシーツの染みは、その涙の残骸だった。
聡の性器から溢れる血も夥しく、シーツに赤色を浸食させてゆく。
根を圧迫された陰茎の先端は膨れ上がり、赤く変色していた。

「もう、少し、だ。もう少しで、ほら」

 強く握っているせいか、鋏の柄が手に食い込んで痛みすら感じさせる。
それでも澪は力を緩める事なく、鋏を握り続けた。
そうする事で、後僅かだと言う感触がより直接的に伝わってきた。
ここが最後の関門だと、痛む指に鞭打って澪は更に体重を乗せた。

 澪の受けた感触は正しかった。
すぐに鋏の刃が勢いよく閉じ、聡の性器がシーツの上へと転がる。
聡は顔を仰け反らせると、鼻から荒々しい呼吸音を漏らした。

「ああ、疲れたー。指に負担加えたりして、ベーシストとして恥ずかしいな。
さて、聡。次は、この袋だね」

 澪は血塗れになった鋏を放ると、聡の陰嚢を右手で掴んだ。
そして空いた左手で、肉切り用の包丁を握る。
鋏で切る事は、もう考えていなかった。
脂と血が付着していては、拭いた程度で切れ味が戻るとは思えない。
鋏では思っていたよりも陰茎の切断に手間取った、という理由もあった。

 澪は陰嚢を伸ばすように引くと、根元へと包丁を添えた。
そのまま、鋸の要領で切断に取り掛かる。

「──っ」

 猿轡に邪魔され喋る事ができない聡は、鼻息と身振りで痛みを伝えてきた。
身振りといっても、先程と同じく首を振るだけだった。
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 20:03:04.72 ID:mM4hAfqU0

 澪は聡の声にならない叫喚など無視して、淡々と刃を動かす事に集中した。
やがて、陰茎の切断よりは容易く、陰嚢の切断に成功した。
血が溢れ出てシーツに零れ、赤色を更に深く濃く染み込ませてゆく。
その赤には、若干ながらも黒みがあるようにさえ見えた。

「ふふっ、更に律に似てきたよ。いやもう、律そのものなのかな。
だってほら、この赤い血。まるであの日を迎えたみたいだ。
おめでとう、女の子にデビューしたんだよ、聡。いや、律」

 澪は微笑みながら、聡の股から噴き出した鮮血を月経に擬えた。

「実際には律はさ、ここまでグロテスクじゃないけどね。
律のヴァギナはこんな濃い赤色じゃなく、淡い桃色だったし。
とは言っても、見たのはもうかなり前になっちゃうけど。
まぁ、その辺は妥協するか。あの日だから血に塗れて赤い、って事にして。
でも、割れ目と穴は作らないといけないね」

 澪はまだ満足していなかった。
包丁を聡の股に宛がうと、縦に深く切り付けた。
途端、聡の首が跳ね上がる。
数少ない、聡の痛みを伝える手段なのだろう。
澪は軽く笑って、からかうように言う。

「あはっ、イったみたいな反応するね」

 澪は続いて包丁の先端を、今作った裂傷の中央辺りに軽く突き入れた。
陰門を擬した穴が広がり過ぎないよう、あまり深く突き入れる事はしなかった。
代わりに、先端を尖らせた鉛筆を束ねて、今開けた穴へと深く突き入れた。
包丁と違い太さが均一な為、穴を広げずに深める事ができる。

 穴から血が溢れ、聡の身体が痙攣したように小刻みに震えた。
鉛筆を奥へ奥へと捩じ込む度に、血の量は増してゆく。
それと呼応するように、聡の鼻息の荒々しさも増した。

 ただ、奥へと鉛筆が進む程に、突き入れる為に必要な力も増してゆく。
だがもう、深さは充分だろう。
澪はそう判断すると、鉛筆の束を抜いた。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 20:04:33.35 ID:mM4hAfqU0

「律って、あの日の出血量が多い人なんだね。こんなに、真っ赤だよ。
ああでも、暴れたから鬘がズレちゃってる」

 澪はもう、聡の事を律と呼んでいた。
段々と、聡と律の見分けが付かなくなってきていた。
鬘の位置を直す事で、その傾向には更に拍車が掛かった。

「ああ、そういえば。良い物があるんだった。
さっき約束もした事だし、付けてあげるね」

 澪は紙袋から、先程買ってきた向日葵がデザインされたピンズを取り出した。
それを聡の肌へと、直接刺し込んでゆく。

「律、向日葵好きだろ?だからいっぱい、買ってきたよ」

 それは聡にとって、絶望的な宣告だろう。
それだけ、身を刺す痛みが多いという事なのだから。

 澪は容赦せずに、大量のピンズを聡へと次々に刺した。
耳朶、臍、乳首、脇、胸部、腹部、と。
その度に聡は、鼻から荒い息を漏らした。
もう体力が無いのか、首を激しく振る事はしなかった。
ただ、刺す場所が股の裂傷に及んだ時、聡は再び身体を痙攣させた。

「震える程、嬉しいの?」

 澪は聡の反応に満足すると、針を裂傷の内側から外側の肌へと貫通させた。
そして剥き出た針へと、留め具を宛がった。
裂傷の反対側にも同じ処置をする事で、聡の裂傷は開かれた陰唇のようになった。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 20:05:48.99 ID:mM4hAfqU0

「ふふっ、準備完了、だね。じゃあ律、私を捨てた事、贖ってもらうよ?
私と交わって、償ってもらうよ?」

 澪は聡の股の穴へと、指を入れてゆっくりと動かした。
聡の身体はまたも痙攣を示したが、鼻息が荒くなる事はなかった。
大量の失血が、聡から反応を奪っているのだろう。

「律、私、もう、我慢できないよ」

 澪は指を抜くと、聡の身体へと覆い被さった。
そして自分の陰唇と、聡の股の裂傷を重ねて擦り合わせた。

「んっ、はぁ……」

 澪は恍惚とした吐息を漏らすと、聡の顔を両手で愛しげに掴んだ。
聡の顔からは血色が失せて、瞳も虚ろだった。
生命が失われてゆく過程が、そこには表れている。

 澪はその顔に向けて、言葉を紡ぎだす。
それが此処には居ない律に向けた言葉なのか。
それとも、律に見立てた眼前の聡に向けている言葉なのか。
澪自身にも、既に分からなくなっていた。

「なぁ、律。だから言っただろ?
私を捨てると、絶対に後悔するって。
絶対に酷い目に遭うって」


<FIN>
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/11(月) 20:07:39.10 ID:mM4hAfqU0
>>2-19
以上で完結です。お読み下さり、有難うございました。
近いうちにHTML化依頼を出しておきます。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 20:09:36.43 ID:jrOK67jXo
乙です
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/11(月) 20:47:56.59 ID:I+GhHOKSO
VIPで書いてて落ちてたやつだな
ぶっちゃけ、けいおんでグロ系はVIPじゃ時代遅れだ(けいおんSS自体も時代遅れ感があるけど)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 05:26:15.32 ID:3rz6nl+do
誰が得するんだよコレ
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 19:47:03.98 ID:y4oE1OMSO
さすが澪ちゃんだぜ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/12(火) 21:45:53.71 ID:FoLA/Kkl0
HTML化依頼、出してきました。
次のSS発表機会がありましたら、その時もよろしくお願いします。
それでは、有難うございました。
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/06/12(火) 22:13:12.60 ID:foRKa739o
吐いた
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 22:24:40.13 ID:qYqMISHOo
あきらかに俺得
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/12(火) 22:30:41.17 ID:tRxnG4mSO
けいおんが好きじゃないのが伝わってきましたね
29.63 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)