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日本昔話 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/15(金) 08:54:23.35 ID:XNjuTmHDO
『ザーメン地蔵』
チャーチャッチャーチャーチャーチャチャッチャチャーチャッチャー(オープニングの笛拍子)
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1339718063
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1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713353246/
木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/
こんな恋愛がしたい 安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713183168/
【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713091115/
アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713089503/
エルヴィン「ボーナスを支給する!」 @ 2024/04/14(日) 11:41:07.59 ID:o/ZidldvO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713062467/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 09:07:24.84 ID:XNjuTmHDO
むかしむかしの話、あるところに、毎年欠かさずお参りをする信心深い殿様がおったそうな。
しかし、その年は用事が重なり、どうにもお参りに行けそうにない。
殿様は悩んだが、やがてふとひらめいた。
殿様「そうじゃ、寺の住職どのに代わりに行ってもらおう」
思い立ったら吉日とばかりに、殿様は住職を呼び寄せた。
殿様「良いか、忙しいワシの代わりに地蔵の社(やしろ)に参拝をしてもらいたいのじゃ」
住職「はい、慎んでお受け致します」
住職は深々と頭を下げ、殿様の代わりに参拝する責務を受け賜わった。
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 09:19:13.27 ID:XNjuTmHDO
それから数日後、旅路も何ら問題なく、住職は地蔵の社に辿り着いた。
住職は地蔵たちに向かって手を合わせ、殿様の代わりに来た事を告げた。
住職「ははぁ〜、こたびは殿様が多忙でして、代わりにワシが来た所存です。どうか、ご容赦ください」
代わりとはいえ、住職は無礼にならぬよう、しっかりと念仏を交えてお祈りをした。
その集中力は凄まじく、昇り始めた太陽が天上に懸かっても念仏は止まなかった。
やがて日が傾き、空が夕暮れに染まり始めた頃になって住職はやっと念仏を止めた。
住職「ふぅ……これだけ祈れば無礼にはなるまい、そろそろ帰るとするか」
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 09:30:03.20 ID:XNjuTmHDO
地蔵の社は人里離れた高い山の上。
早く帰らねば日が完全に沈んでしまう。
しかし、帰ろうとしたところで住職の腹が「ぐぅ」と鳴った。
住職「おお、そういえば朝飯もロクに食っておらんかったな。早く帰って晩飯を食べよう」
住職はいそいそと帰路につくが、どうにも腹が減ってしょうがない。
だが、そんな住職の目に、道外れに建つお堂が見えてきた。
住職「そうじゃ、あそこで何かめぐんでもらおう」
そう決めると、住職は道外れにあるお堂に向かって進んで行った。
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 09:40:01.78 ID:XNjuTmHDO
しかし、そのお堂は知る人ぞ知るハッテン場じゃった。
男1「ふぅぅーんっ!」
男2「あひぃぃぃーっ!」
男3「おおぅっ!」
パシーンパシーンと肉同士がぶつかり合う音に混じって、男の汗が飛び散る。
獣欲渦巻く修羅の世界。
しかし、住職はそれとも知らずにお堂の前に立って声を掛けてしまった。
住職「もし、よろしければ何か食べ物をわけてもらえないでしょうか?」
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/15(金) 09:46:15.63 ID:2bs61o2r0
なんてこった
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 09:48:45.73 ID:XNjuTmHDO
男1「おう! 新人か!」
男2「入りな!」
住職「はい、それでは失礼して……」
じゃが、男に勧められてお堂に入った住職は驚いた。
住職「な、なんじゃ!?」
そこに広がるのは酒池肉林。
全裸男たちの祭典だ。
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 10:01:20.40 ID:XNjuTmHDO
男1「ふひひ……それで、アンタは何をしに来たんだい?」
住職「……あ、ああ、腹が減ったものでな、何か食べ物をわけてもらえんか?」
男2「食べ物? ザーメンしかねえなぁ」
男3「ほらよ、じいさん」
コトリ、とザーメン入りの盃が住職の前に置かれた。
住職「……」
男1「ん? どうしたよ?」
男2「まさか、俺たちの男汁を飲めないというわけじゃねえよなぁ?」
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 10:08:16.98 ID:XNjuTmHDO
住職「ふん」
じゃが住職は口を大きく開くと、一気に盃を空けた。
男3「お、お……」
住職「薄すぎて味がせんな、殿様の肉棒をくわえこんで五十年、このワシを見くびるなよ?」
男1「く、くそぅっ!」
男2「ジジイにバカにされてたまるか!」
男たちは自分の肉棒をしごき、男汁を盃に注いでいく。
しかし、住職はツルツルツルリンとたやすく飲み込んでいった。
男1「くっ! こうなったら村の男たちを集めてこい!」
男2「ラジャー!」
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 10:17:19.96 ID:XNjuTmHDO
男31「ほらよ!」
住職「……むう」
男1「ほれ! 早く負けを認めたらどうだ!」
住職「……バカめ、衆道の価値観は人それぞれ、個々が持つただ一つの真実。負けはすなわち死だ」
ケツ穴から注ぎ込まれた訳でもないのに、住職の腹は男汁でパンパンに膨らんでいた。
男3「なら、腹が裂けるまで注ぎ入れてやるぜ!」
男2「覚悟しな!」
住職「……」
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 10:22:54.61 ID:XNjuTmHDO
住職の千手ピンチに、しかし動く者は誰もいないと思われた。
じゃがその時、地蔵の社にて奇跡が起きておった。
?「…………」
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 10:28:07.39 ID:XNjuTmHDO
地蔵たちが吹き飛び、その地下から何かが顔を出した。
それはかつて、暗黒の破壊神と呼ばれた異形の存在。
破壊神「キケリキケリキケリキケリキケリ」
男たちの背徳の儀式を呼び水として、数千年の呪縛から解き放たれた破壊神は甲高い嬌声を上げると、空に向かって牙を剥く。
遅れて、その口から山ほどの火球が次々と放たれた。
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/15(金) 10:36:05.80 ID:XNjuTmHDO
男1「……何か聞こえないか?」
男2「さあ?」
それが男たちの最後のやり取りだった。
破壊神より放たれた火球がお堂に直撃。
ごう、と大気が爆ぜる。
逆巻く炎が放射円状に大地を駆けた。
男たちはチリすら残らずに粉微塵と散った。
住職「……これは?」
ひとり、結界を張って難を逃れた住職は、呆然と天を見上げる。
破壊神「キケリキケリキケリキケリキケリ」
山のすべて、見渡す彼方の町まで焼き払いながら、破壊神が空に蠢いていた。
住職「……終わりか」
住職はその場に崩れ落ちた。
暗黒の世紀が、再び始まろうとしていた。
──完
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/15(金) 11:49:30.00 ID:kocMLVeSO
これはひどいwwww
15 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/15(金) 11:57:19.18 ID:Z8hHP/Mdo
なんじゃあこりゃあ!w
クソワロタwww
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/15(金) 12:58:40.68 ID:UnbbTXWro
なんじゃあこりゃ!w
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/15(金) 16:43:13.23 ID:2bs61o2r0
これからだと言うに
18 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2012/06/30(土) 12:01:28.74 ID:+kJ271MDO
『悪手』
チュドーンパラパラパラパラメディコーメディコーシットファッキンデーモン(オープニングの笛拍子)
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/06/30(土) 12:10:32.47 ID:e1DWdU6DO
ふ…え…?wwwwww
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 12:12:36.23 ID:+kJ271MDO
〜 レストラン 〜
ルロイ「おいしそうですね」
そう言うルロイ修道師だが、自分のプレーンオムレツには口をつけていなかった。
ルロイ「……さて」
ルロイ修道師はおもむろに股間のジッパーを下ろすと、プレーンオムレツを箸でつまみ、自分のポコチンの上にそれを下ろした。
ルロイ「おいしそうですよね?」
21 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 12:33:19.43 ID:+kJ271MDO
「わたし」はその光景に思わず息を飲み込んだ。
そして、ルロイ修道師の指サインに目を配る。
ルロイ修道師は両手の小指を絡ませ合いながら、引っ張る仕草をしていた。
それは夜の指合図。
「わたし」は幼い頃にいた、ルロイ修道師の肉欲の砦である「天使園」の事を思い出していた。
ルロイ「どうしました?」
ルロイ修道師の声に「わたし」はハッと我に返った。
気がつけば、ルロイ修道師の股間のジッパーが閉じている。
すべて、「わたし」の幻想だったようだった。
わたし「すいません、幻覚を見ていたようです」
ルロイ「無理もありません。抵抗薬を打ったのですから……」
ルロイ修道師はそう言って、レストランの外に視線を向ける。
ゾンビ「クエーッ! クエーッ!」
外にはこの世の摂理が狂ったとしか思えない地獄絵図が広かっていた。
22 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 12:39:32.05 ID:+kJ271MDO
わたし「しかし、どうしたものでしょうか?」
ルロイ「……」
ルロイ修道師は難しい顔でレストランの外を見ていたが、やがておもむろに親指を立てた。
ルロイ「来たようですね」
わたし「えっ?」
問うた「わたし」だが、その答えはおのずと分かった。
23 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海・関東)
[sage]:2012/06/30(土) 16:02:17.06 ID:NPHtoSoAO
いい話を貴様wwwwwwwwww
24 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 16:48:32.05 ID:+kJ271MDO
わたし「しかし、どうしたものでしょうか?」
ルロイ「……」
ルロイ修道師は難しい顔でレストランの外を見ていたが、やがておもむろに親指を立てた。
ルロイ「来たようですね」
わたし「えっ?」
問うた「わたし」だが、その答えはおのずと分かった。
ゾンビたち「ギャハーッ!?」
一台のバス──ドリルと巨大なチェーンソーで武装された鉄の塊──が突然道路の向こうから表れ、ゾンビたちを挽き潰し、ミンチに変えた。
わたし「あ、あれは……」
ルロイ「ふふ、上川君は本当にいけない運転手です」
ルロイ修道師は背中におぞけの走る凄惨な笑みを浮かべながら言った。
25 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 17:05:59.36 ID:+kJ271MDO
上川「天使園殺戮部隊計30! 参上しました!」
マシンガンとプロテクターで武装した大人と子供が、バスから走り出て来て整列した。
ルロイ「ふふ、この時を待っていました」
ルロイ修道師はマントを脱ぎ捨てる。
がしゃり、と金属質な音が響いた。
マントに仕込まれた鋼の重りが音を奏でたのだ。
そして、それはルロイの鋼のくさびが解かれた事を意味していた。
ルロイ「聞け、忠勇無双の番犬共!」
上川たち「はっ!」
ルロイ「俺たちの敵は誰だ!」
上川たち「目の前のクソゾンビ共!」
ルロイ「違う! 敵はすべてだ! ゾンビ、政治家、妊婦、親に子供! 死体だろうが市民だろうが動く物は迷わず挽き潰せ!」
上川たち「応ッ!!」
ルロイ「悪い子たちは皆殺しだ!」
人差し指を叩き合わせながらルロイは叫んだ。
こうして、上川たちを載せた殺戮バスは発進する。
街を徘徊するゾンビ、今にも息絶えそうな半ゾンビ、助けを求める生者。
それらすべてをチェーンソーどドリルでミンチに変え、赤い血道を創りながらバスはひた走る。
──世界が終わる、その瞬間まで。
〜 完 〜
26 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 17:08:35.64 ID:+kJ271MDO
『E.T.』
ジョインジョイントキィッ(オープニングの(r
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/06/30(土) 17:11:00.49 ID:+kJ271MDO
E.T「E.Tお家に帰る」
俺「早いな」
E.T「ネタ切れだから」
俺「そうか、元気でな」
E.T「バイバイ」
ブシュー(円盤の飛んでいく音)
俺「達者でな、E.T」
28 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2012/06/30(土) 17:15:54.88 ID:+kJ271MDO
E.T「アレが地球だよ、パパ」
コルド「ふふ、偵察ご苦労」
E.T「こんな星、一時間もあれば制服出来るよ」
コルド「そうか、退屈しのぎにもならんな」
E.T「……ふ、ふふ」
コルド「フハハハハッ!」
E.T「フハハハハハッ!」
──完
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