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乱世人 いっしゅ修行 白の巻 -
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1 :
きゅうりの使者
[saga]:2012/06/15(金) 20:17:26.48 ID:3fv2HUHAO
スレ立ては初めてです、はじめましてきゅうりの使者です。
すでに内臓吐きそうですが力尽きないようにがんばります
ポケモンホワイト2
×
ポケモン+ノブナガの野望
〜女主人公がランセの人間だったら〜
本編はW2進めながら、本編以前はW2なしで書くので(むしろすでに書いてる)、設定矛盾はご勘弁/むしろまだ発売してない
それではお楽しみ下さい、
イッシュの地方に巻き起こる、狂奔奇怪な乱痴気騒ぎ!
↓現在の設定改変 飛ばしたい人は多分飛ばしてもおK
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1339759046
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1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/
笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713869982/
【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
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【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713522243/
2 :
きゅうりの使者
[saga]:2012/06/15(金) 20:19:32.83 ID:3fv2HUHAO
イッシュの時間軸はもちろんW2の時代。
ランセの方は英雄と信長の闘いが終了したあと、十年前後。子供は成長したのに大人が変わった気がしないのは気のせいだ
あと、無双っぽい何かはない
あくまでブショー
女主人公:紫恩 (ゲーム上:しおん)
火炎の国出身、ヒデヨシたちに囲まれて育った天才児。15歳
見た目は基本女主人公だが,眼光の鋭さなどが違う。和服。
ヒオウギシティへは留学。その間に洋服に着替えるが…?
トレーナーにはなっているが本職はブショー
ライバル:ヒロシ
アメリカでなぜヒロシなのかは言わない約束。
シスコン。紫恩の匂いは嗅がない。というか嫌い。
紫恩の留学受け入れを彼女が来るまでさっぱり知らなかった。
プラズマ団
原作より外道。普通に猟銃ぶっぱなしたりする予定。
ヒデヨシ
ギャグ要員
ムネシゲ
師匠にしてチート
三バカとガラシャ
紫恩より子供っぽい
ミツヒデ
ミツヒデは 呪われている!
ヨシモト
シリアス要員
後半の扱いが酷いのも気のせい
ネタバレのため未公開部分あり。血が飛ぶこともあるので御注意
3 :
きゅうりの使者
:2012/06/15(金) 20:22:50.25 ID:3fv2HUHAO
少女が、座り込んでマグマの河を眺めていた。
2つのお団子の、無表情の少女である。彼女は、河の上でたわむれるヒトモシ達を眺めている。
少女の唇が動く、
「よくもとけないものである」
教科書でも音読するような声質が橙色の空間に響く。少女はそれだけ言ってまたヒトモシの観察を続ける。
ざ、と靴が大地を引っかく音がした。
「ここにおったんか。こら、ここは危ないというとるのに、まったく飽きんのう」
少女は声の方を振り返る。低く屈んだ男を、じっと見つめた。
「みんな総動員でお前を探しとったんじゃ。心配かけさせよって…」
男が少女の頭に手を伸ばす。
「ひともし、すい」
「やめんか!」
少女の言葉の先を予見して、慌てて男は手を引っ込めた。
「あれ、紫恩ちゃん? ここにいたんだ」
男の向こう側から、少年のような人物が歩いてきた。ライチュウがその後ろを追いかける。
少女はすかさず立ち上がり、男の横をためらいなく通りすぎると、少年の隣にいたライチュウに抱きついた。
4 :
きゅうりの使者
[sage]:2012/06/15(金) 20:24:41.41 ID:3fv2HUHAO
「ぢぢぢぢぢ。いいこいいこ」
『ヂヂヂリドドッ!』
「ばりばりー」
「…わしよりライチュウがいいのかのう」
ライチュウと少女は、互いに嬉しそうにすりよっている。
少年は落ち込んだらしい城主の肩を優しく叩いた。
『ふぃよう?』
いつの間にか寄ってきていたヒトモシの頭のふちを少女はなぜる。
「ぢりぢりするか?」
『ふぃー』
『ヂリヂリ!』
男はそのやり取りを、心から微笑ましく思った。
5 :
きゅうりの使者
[saga sage]:2012/06/15(金) 20:29:04.64 ID:3fv2HUHAO
ランセ地方、カエンの国――
夕焼け色の世界を、彼女は眺めていた。
「紫恩さま!」
簡易法衣にフードつきの袈裟を首にかけた、色白の少女である。
「…何事だろうか」
必死で駆けよってきた武官に紫恩と呼ばれた彼女は、ツインテールを揺らして振り返った。
「ハァ、…ンッ…紫恩さま、ケホッ」
息を切らしながら武官は紫恩に頭を下げる。紫恩は冷静に、
「要件を」
と一言だけ返した。
「は、ハア…相変わらず、紫恩さまは、おきつい…ですね、」
息を整え、彼は背筋を伸ばす。
「ムネシゲ様がお帰りになられました」
「!」
無表情が初めて驚きに変わる。
「いつ帰った?」
「先月です。さきほどこのカエンの城においでになられました」
「今はどこにいる」
「ヒデヨシさまのところに」
「…わかった。ご足労」
6 :
きゅうりの使者/行の加工忘れてました
[sage saga]:2012/06/15(金) 20:31:40.78 ID:3fv2HUHAO
はい、と微笑まれて、紫恩は少し顔を歪めた。
そしてギャロップのごとく走り出す。一年も待たされたのだから、文句の一つや二つ許してほしい、と思う。
彼女は溶岩の上の橋を渡り,城の扉を蹴り破って、謁見の間へと突っ込んだ。そこにいたのは、4人の男と、4匹のポケモン。
「!!」
部屋の奥で、ゴウカザルともども驚くこの男は、名をヒデヨシという。
「あれ、紫恩ちゃん。どうしたの? そんなに急いで」
ライチュウに抱き着く、ぼんやりした瞳のこの少年は、名をハンベエという。
「……」
シャンデラと共に佇み、今も少しも揺らがぬこの男性は、名をカンベエという。
「これは。…新手の、ブレイブバードかな」
そして、今までヒデヨシに頭を下げていた、ムクホークを連れた青年。彼は、名をムネシゲという。
7 :
きゅうりの使者
[saga sage]:2012/06/15(金) 20:34:05.94 ID:3fv2HUHAO
「ふざけるか…いつも、いつも、」
ヒデヨシとハンベエとカンベエは、紫恩の家族。そして、ムネシゲは紫恩の恩師だ。
紫恩は怒りを隠しきれず、ぶるぶると体を震わせている。
「まあまあ…紫恩。そう簡単には帰れんのはわかっておったろう。旅先で色々あったらしいからのう」
爆発寸前の紫恩に、ヒデヨシは優しく語りかける。
と、ムネシゲが立ち上がって紫恩に歩みよった。すかさず彼女は睨み付ける。
「……」
「紫恩。早めに帰ってきてまた色々教えると言っていたが…約束を破ってしまったな。すまなかった」
何重も年下の少女に、ムネシゲは頭を下げる。
「……」
返答はなし。
「紫恩。お前は、彼のようになりたいと言っていたが」
「……」
8 :
きゅうりの使者
[sage saga]:2012/06/15(金) 20:36:02.73 ID:3fv2HUHAO
ムネシゲは彼に目をやって、うつむく彼女の頭を撫でて微笑む。
「泣きそうなのがバレるようでは、まだまだだな」
正鵠、
「 、 、 ――」
「だがお前はまだ子供だ、何をそう急いで大人になる必要がある?」
紫恩は恥に顔を染めて、次の瞬間目を潤ませた。衝動は抑えきれずに瞳から溢れ出す。
成熟の早いこの社会に置いても人一倍大人びている彼女だが、それでも根はまだまだ子供だ。
「やれやれ、ほんに世話の焼ける子じゃ」
昔から、と、ヒデヨシが苦笑する。
ムネシゲにすがり、ムクホークの翼を握りしめて、わんわんと泣く彼女。3人の娘。
「誰に似たのか、似ていないのか」
「カンベエどのの要素は間違いなく取り込んでるよね〜」
けけけ、と笑ったハンベエを、カンベエはぎろりと睨みつけた。
9 :
きゅうりの使者
[sage]:2012/06/15(金) 20:40:16.19 ID:3fv2HUHAO
こんなもので本日の投下は終了。少ないかなあ…ちょっと冷水かぶってくる
\ヴェックショーイ/
改めてよろしくお願いいたします
台本形式じゃないって書くの忘れてた
次の投下は早くて三日、目指せ遅くて五日
7.47 KB
[ Aramaki★
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