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えりか「来海えりかと!」 あかね「日野あかねの!」 「「プリキュアだべり部!!」」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/16(土) 17:55:40.68 ID:dRKv4k1+o
あかね「はいっ…あかねですー」

えりか「えりかでーす」

あかね「というわけで、始まったんやけど」

えりか「ラジオ?」

あかね「ラジオやねん。うちら二人で」

えりか「えぇぇええええええ!!!」

あかね「…いきなりそない驚かないでもええやん。前から打ち合わせしてたやん」

えりか「ラジオだからね、こういうリアクションもしなきゃいけないのかなって」

あかね「なるほどな。考えてるんやな、えりかも」

えりか「あたしは超考えるタイプだよ。ハートキャッチの頭脳担当だからね!」

あかね「なに言ってんねん」


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少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
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渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
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二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
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佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
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全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 17:56:35.64 ID:dRKv4k1+o
えりか「いやー、気持ちいいね関西の人のツッコミって」

あかね「せやろ? 気持ちええやろ?」

えりか「ボケがいがあるよね、ツッコまれるこっちとしても」

あかね「でもなー、うちもボケたいねん」

えりか「そうなの?」

あかね「そやねん、ボケもやりたいねんうち」

えりか「でもダメだよ」

あかね「えっ、なんで」

えりか「あかねとラジオするにあたって、あたしがボケ役をやるって聞いたから」

あかね「えー、うちもボケさせてぇなぁ」

えりか「だってあたし突っ込めないもん」

あかね「突っ込めるやろ? そこそこ」

えりか「あかねと比べたら絶対無理。ムリムリ、ボケやりたい」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 17:57:10.71 ID:dRKv4k1+o
あかね「そうか? じゃあまぁ、ええけど」

えりか「じゃあそういうわけで、もうラジオも始まっちゃったし」

あかね「もうとっくに始まっとるで」

えりか「ほんとだね。結構思ってたよりもスムーズ始まったね」

あかね「なー、ちょっとびっくりしてるわ。うちこのラジオをどうしてやっていけばええのか、始まる直前まで迷っててな」

あかね「まぁ今でもどうすればええのか分からんねんけど…」

えりか「まったくノープランだからね」

あかね「な! なんも考えてないもんな」

えりか「一応台本はあるんだけどね」

あかね「どうなんやろうなぁ…うちらで上手くできるんかなぁラジオ」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 17:57:50.79 ID:dRKv4k1+o
えりか「そもそも何であたしたち二人でラジオやるのかよく分かんないんだけど」

あかね「だから、ラジオするからには喋りの立つ人が必要やろ? それでまずうちが選ばれたんや」

えりか「なんで?」

あかね「関西人やからって」

えりか「え? それだけ?」

あかね「そうやねん、おかしいやろ? 関西人だから喋れるって完全に偏見やん」

えりか「普段全然喋んないのにね」

あかね「ほんまやで」

えりか「ね、隅っこでいっつも読書してるもん」

あかね「うんうん」

えりか「お弁当もいつも一人で食べてるよね?」

あかね「そやねん、一人で食べてんねん」

えりか「友達もいないもんね」

あかね「いないねん。携帯のアドレス帳とか0件や」

えりか「うわ、かわいそー」

あかね「あっはっはっは……なんでやねん、友達いるわ!」

あかね「今日だって弁当も一緒に食べたやろ、読書なんてせえへんわ! めっちゃくちゃ喋るわ! ウチ!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 17:58:29.79 ID:dRKv4k1+o
えりか「くっ…くふふ…」

あかね「おもろいなぁ、こういうノリ」

えりか「うんおもしろい、漫才みたいで」

あかね「ちゃんとボケれてたで。偉いわえりか」

えりか「でしょ? だからあたしはボケ役やるって言ってるの」

あかね「でもたまには突っ込んでな? ウチもボケたいねん」

えりか「それは知らない」

あかね「そっ…!? 頼むでほんま、そこはコンビプレーやん」

えりか「じゃ気が向いたらやるけど、突っ込み下手でも怒らないでよね?」

あかね「怒らへんわそんなことで。むしろ優しく指導したるで」

えりか「はい…じゃあ話の続きをどうぞ」

あかね「それでな……なんやったっけ?」

えりか「えぇぇええええええ!!!」

あかね「…くふっ……いやそれ突っ込みちゃうやろ、うるさいだけやん」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 17:59:07.93 ID:dRKv4k1+o
えりか「でも笑ってるじゃん、あかね。笑い取れれば結果オーライでしょ?」

あかね「違うねん、情けなくて笑ってんねん。呆れてんねんこっちわ」

えりか「えー、よく分かんなーい」

あかね「ほなもうええわ…本筋戻るで」

えりか「はい!」

あかね「それでな」

えりか「えぇぇええええええ!!!」

あかね「喋らせろや!!」

えりか「…くっ…ふふふ…」

あかね「くくっ……今のはおもしろかったで」

えりか「ほんと?」

あかね「ほんまほんま、ナイスプレーや」

えりか「才能なのかな、これ」

あかね「でもな、これウチらだけで盛り上がってる感じになってるからちょっと落ち着こか。話進まへんし」

えりか「らじゃ!」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 17:59:39.08 ID:dRKv4k1+o
あかね「でな、ウチらが選ばれたって話やん?」

えりか「うん」

あかね「ウチは関西人で喋りが立つからって言われて呼ばれたんや。そんであと一人やりとりする人が必要になったんで、そこで選ばれたのがえりかや」

えりか「なんであたしが?」

あかね「知らんの?」

えりか「だってあたしはラジオやるから司会お願いしますって言われただけだもん」

あかね「聞いときいやちゃんと。あかんで」

えりか「で、なんであたしなの?」

あかね「プリキュアであと他にラジオできる人、喋れる人を誰かって探したらえりかになったらしいで」

えりか「あっ、そうなんだ」

あかね「そうやで。別にうちら特に繋がりがないやろ? ただなんとなく喋れるやろなってことだけで呼ばれてんねん」

えりか「じゃあ結構適当なんだね、このラジオ。特に何を話してくださいってことも言われてないし」

あかね「そやねん、適当やねん。ひどいわ」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:00:31.79 ID:dRKv4k1+o
えりか「えー…そうだったんだ」

あかね「まぁ他にも候補の人はいたらしいで」

えりか「そうなの?」

あかね「けどこれ適当な番組やん? だからえりかが選ばれたと思うねん。えりかも適当な性格の人間やろ? この番組と相性ぴったりやん」

えりか「ちょっと待ったー! あたし適当だって!?」

あかね「いや悪い意味やないで。いい意味で適当なんやて」

えりか「なんか納得できないなー…」

あかね「まぁええやん別に」

えりか「…そうだね、ここに来てるってことはあかねも適当ってことだもんね」

あかね「いやウチはちゃうやろ」

えりか「えぇぇええええええ!!!」

あかね「…いや、違うなー今のは」

えりか「えっ、違うの?」

あかね「使いどころはそういうとこやないねん。今そこは被せるべきやなかったな」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:01:05.25 ID:dRKv4k1+o
えりか「うーん…難しい」

あかね「そやねん、笑いを取るってのは奥深いねん」

えりか「まぁめんどくさくなったら笑いなしでもいいけどね、このラジオ」

あかね「いやいやいや、笑いとっていこうや。笑顔は大事やで」

えりか「おおっ、スマイルプリキュアだけに笑顔が大事ってことだね」

あかね「まぁそういうことやな。笑うことは大事やで」

えりか「がっはっはっはっは!」

あかね「なんやねんその笑い方。びっくりしたわ」

えりか「これなぎささんの笑い方だよ」

あかね「ええっ!? そんな笑い方やった!?」

えりか「たぶん、こうだったと思う」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:01:34.75 ID:dRKv4k1+o
あかね「自分なぁ…ほんま適当やな。なぎささんこのラジオ聞いてたら怒ってくるで」

えりか「たぶん聞いてないっしょ」

あかね「分からんでー、聞いとるかもしれんで」

えりか「ていうかこのラジオは、すごい地味に活動していこうと思うんだよね」

あかね「おっ、というと?」

えりか「あんま派手な宣伝とかしないで、ひっそりと放送してひっそりと終ろうよ」

あかね「ほうほう」

えりか「知る人だけが知るラジオ! みたいなね」

あかね「なんやえりかにしては珍しいこと言うな。えりかだったらもっと派手にやるんかと思ってたわ」

えりか「うん、ていうかさ…あたし絶対失言するから、あんまり大勢の人に聞かれると困るんだよね」

あかね「おーい! なんやねんそれ!」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:02:06.19 ID:dRKv4k1+o
えりか「さっきのだってなぎささん聞いてたら後で絶対メール来るよ」

あかね「あのなぁ、そういうのは失言せえへんように努力するもんやで?」

えりか「じゃあ努力しまーす」

あかね「頼むで。なんや今日はテンション低いなー、ラジオ一発目やのに」

えりか「寝起きだから、昨日もあんまり寝てないし。気合もゼロかな」

あかね「ゼロかいな」

えりか「いや…20ぐらいはあるかもしれない」

あかね「どっちやねん、低いなー!」

えりか「うぅーん……なんか気分が乗らないなー」

あかね「ほな気分転換に音楽でも聞くか?」

えりか「うん、その間トイレ行ってきていい?」

あかね「聞かないんかい!」

えりか「ちょっとさっきから我慢してたの」

あかね「はぁ…ほな行ってきいや、その間音楽かけとくから」

えりか「おっけー」

あかね「じゃ、ラジオ一発目の曲は……おっ!」

あかね「池田彩さんで『Let's go! スマイルプリキュア!』

http://www.youtube.com/watch?v=SrmgLUg4Qww
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:02:59.70 ID:dRKv4k1+o
・・・・・

あかね「戻ってきたな、ギリギリで」

えりか「いやー、スッキリっしゅ」

あかね「ほなラジオ戻るで」

えりか「はい!」

あかね「そんでー……なに話せばええの?」

えりか「分かんない」

あかね「な。どないすればええねんこのラジオ。一発目からこれじゃあかんやろ」

えりか「一応台本にはざっと書いてあるんだけど…」

えりか「スマイルプリキュアの裏話、ハートキャッチの裏話、好きな食べ物」

あかね「適当な台本やなー…箇条書きで三つならべてるだけやん! しかも最後絶対思いつかなかったから苦し紛れに書いたやろこれ!」

えりか「裏話って言ってもねー…好きな食べ物の話でもしよっか」

あかね「そこ行くん!?」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:03:46.36 ID:dRKv4k1+o
えりか「あかねはお好み焼き好きなんだっけ?」

あかね「好きやでー、うちもお好み焼き屋やからな」

えりか「前から聞きたかったんだけどさ、大阪の人って本当にお好み焼きとご飯を一緒に食べるの?」

あかね「まぁ、食べるな」

えりか「ええー!! それ美味しいの?」

あかね「あのな、えりかはたぶん勘違いしとるで」

あかね「そういうご飯と食べるお好み焼きってのはな、キャベツ多いねん。そんで小麦粉はそんな多くないんやで」

えりか「えっ、そうなんだ」

あかね「そやで。よく炭水化物と炭水化物って言われとるけど、キャベツいっぱい入ってるからそんな炭水化物感はしないねん」

あかね「おっきな豚バラも一緒に乗ってたらもう最高やで」

えりか「へー…美味しそう、食べてみたい!」

あかね「ほな今度作ったるわ」

えりか「ほんと! タダで!?」

あかね「タダちゃうわ」

えりか「がっはっはっはっは!!」

あかね「なんでそこでなぎささん出てくんねん!?」

えりか「今のはなぎささんの真似じゃないし…あかねってばなぎささんに失礼だよ」

あかね「自分ほんまめちゃくちゃやな…」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:04:32.85 ID:dRKv4k1+o
えりか「これ後で絶対なぎささんからメール来るね。怒られるよ」

あかね「やめて、ほんま怖いから。ていうか自分が先振ったんやで? なぎささんの物まねやなかったらなんやねん」

えりか「ていうか、あかねってなぎささんと話したことある?」

あかね「実はあんまないねん。少し挨拶したぐらいやなぁ…一応アドは知っとるんやけど」

えりか「もっと喋ればいいじゃん。気が合うと思うよ」

あかね「せやかて喋る機会があんまりないねんもん」

えりか「普通にメールすればいいじゃん」

あかね「なんて?」

えりか「『こんにちはー日野あかねでーす。実はうちキュアサニーなんやけど』とか」

あかね「そんなん向こうも知っとるやろ! うちがキュアサニーなんて。しかもいきなりタメ口かいな」

えりか「あかねって結構フレンドリーな感じじゃん」

あかね「うちかてちゃんと礼儀っいちゅうものは知っとるわ」

あかね「でもな、なぎささんとメールするとしたら何か話題続きそうにないんやねん」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:04:59.11 ID:dRKv4k1+o
えりか「えー、そうかな?」

あかね「向こうだっていきなり新入りのプリキュアにメールされても困るんやないかな」

えりか「嬉しいと思うよ? なぎささんとかは特に。遊びとかに誘えばたぶん来てくれるよ」

あかね「ほんま?」

えりか「だから、あかねは直接会いに行ってなぎささんの頭引っ叩こうよ!」

あかね「なんでやねん! ブチギレされるわ!」

えりか「違うって、なぎささんがボケたら突っ込めばいいって話」

あかね「んー…それは難しいで。向こう上級生やん。もし突っ込んで変な空気になったらどうするねん」

えりか「その時は土下座すれば大丈夫だよ!」

あかね「えりか…ほんま適当やな。うちに配慮ゼロやん」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:05:43.66 ID:dRKv4k1+o
えりか「けどあかねとなぎささんなら普通に仲良くなれると思うんだけどなー」

あかね「ほな今度一緒に遊んでみるわ」

えりか「頭叩いてきてね」

あかね「それはアカン。できへん」

えりか「いけると思うんだけどなぁ…」

あかね「まぁあの人もどっちかというと陽気やからね。案外笑って許してくれるかもな」

えりか「どんな感じで笑うの?」

あかね「がっはっはっはっは!」

えりか「…それなぎささん怒るよ」

あかね「えりかがやらせたんやろ」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:06:22.57 ID:dRKv4k1+o
えりか「えーっと…さてと」

あかね「まだちょっと時間あるな。なに喋ろか」

えりか「今日はもう食べ物の話だけでいいんじゃない?」

あかね「食べ物で? なにかあるん?」

えりか「この間ね、うららを三浦ラーメンっていう地元の有名なラーメン屋さんに連れていったの」

あかね「ふんふん」

えりか「それでね…凄いようららって。ラーメン何杯食べたと思う?」

あかね「分からん。何杯食べたんや?」

えりか「5杯」

あかね「えぇーーー!!」

えりか「しかもそれでまだまだ食べれるって言ってたんだよ? 凄いでしょ?」

あかね「すごいな…化けもんや」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:07:08.21 ID:dRKv4k1+o
えりか「あの身体にラーメン五杯がどこに入っていくのかが分からないよね」

あかね「ほんまやで。あれでアイドルやろ? 太ったらどないすんねん」

えりか「だからそれ聞いたんだけど、全然太らないらしいの」

あかね「はあ〜…うらやましいわ、かなり。太らんかぁ」

えりか「けどあかねも身体つきけっこういいよね。スポーツやってるからかな」

あかね「まぁそらあるわな。えりかは気をつけたほうがええで」

えりか「えっ、なんでよ」

あかね「だってえりかだらしないやん。だらしない生活続けて、大人になったらぶくぶく太りそうで怖いわ〜」

えりか「それはないから、絶対ない」

あかね「いやいや、油断してたら危ないで」

えりか「だってもも姉モデルだよ? ママも元モデルだったんだよ!」

あかね「関係ないやん」

えりか「そだね」

あかね「なんや…えらい素直になったな」
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:07:41.38 ID:dRKv4k1+o
えりか「考えてみたらあたし今全然モデル体型じゃないしね。なんか自信なくなってきた」

あかね「まぁモデル体型やなくても、えりかは今のままでもかわええで?」

えりか「ほんと!」

あかね「ほんまや」

えりか「太ってもかわいいかな?」

あかね「まぁ…いやできれば太らんほうがええとは思うけどな」

えりか「じゃあ今日からちょっと努力してみる」

あかね「おっ、ええやん。なにするん?」

えりか「あたしの場合は、痩せるっていうよりも現状維持を目的とするから」

あかね「ふんふん」

えりか「今のままでいいや」

あかね「は?」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:08:39.26 ID:dRKv4k1+o
えりか「だって今太ってないしね。今のまま何もしなくてもいいじゃん」

あかね「…努力の努の字もないわ」

えりか「維持するっていうのは大変なんだよ。それがもう努力だと思う。じゃあ、今日はおしまい!」

あかね「終わりかい!」

えりか「だって時間もないし」

あかね「あかんわ…オチが弱すぎる」

えりか「じゃあ、あかね! 最後に一言オチを!」

あかね「ええっ!? う、うちが!?」

えりか「はいっ、どうぞ!」

あかね「え? えっと……がっはっはっはっは!」

えりか「……」

あかね「…あのな、これはえりかが悪い。無茶振りが過ぎるで」

えりか「ごめんなさい」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:10:33.44 ID:dRKv4k1+o
あかね「さ、じゃあもうほんま終ってしまうみたいやね」

えりか「またやるの?」

あかね「やるんやないんかなぁ。たぶん」

えりか「やるんだー、これ結構疲れるよね」

あかね「まぁやっていこうや。次いつになるか分からんけど」

あかね「たまにゲストとか呼んだりしてな」

えりか「あっ、いいね。他のプリキュアの子とか呼ぼうよ」

あかね「せやな。全員呼ぶとして…それだけであと30回ぐらいできるんかな」

えりか「うーん…あと3回ぐらいでいいよ」

あかね「短っ!」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:11:44.45 ID:dRKv4k1+o
えりか「下手したら次で終わりでもいいし、今回で終わりでもいいよ」

あかね「やる気ないなー。なんでそんなんやねん」

えりか「今日はねー…もう眠いし疲れた」

あかね「若いのになに言ってんねん。シャキッとしいや」

えりか「うぅ〜ん…」

あかね「ほら、がんばれえりか! がんばれえりか!」

えりか「うぅ…うぉおおおおおおお!!」

あかね「おおっ!! 来たでー!!」

えりか「よーしじゃあ頑張っちゃうよ今日のラジオ! やるっしゅ!!」

あかね「今日はもう終わりやけどな」

えりか「あれ、そだっけ?」

あかね「そうや!」

えりか「まぁいいじゃん!」

えりか「がっはっはっはっは!!」

あかね「がっはっはっはっは!!」

えりか「…これやり過ぎるとやっぱ怒られるかな」

あかね「ほんまやで。控えよな」



第一回目 おわり
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/16(土) 18:12:56.27 ID:dRKv4k1+o
不定期更新で
関西弁には自信ないです
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 19:06:52.25 ID:ZSn7rvpSO

期待
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 19:42:22.86 ID:2fN8SPXIO

面白かった
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/06/16(土) 20:18:22.73 ID:WmZjXYuAO
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/06/16(土) 21:24:17.31 ID:rWXSi0GAO
なんという斬新なコンビ
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛媛県) [saga sage]:2012/06/16(土) 21:29:31.29 ID:Otm8nYTU0
スマイルギャングプリキュアの対抗馬か
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/06/16(土) 21:46:31.99 ID:Ey6S5zuv0
すごい面白かった
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 22:45:50.72 ID:UOxj0Ivao
俺もあかねちゃんに突っ込みたいです><
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/16(土) 23:12:36.94 ID:IUZSbWj/o
乙やで
30回といわずネタの続く限り続けてもいいのよ?
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2012/06/16(土) 23:30:50.72 ID:TxEP9jLAO

ゲストにプリキュアと言わず敵の幹部連れてきてもいいのよ?
えりかのハトプリ繋がりでサラマンダー男爵とオリヴィエとか
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/19(火) 04:54:24.98 ID:00LIn+GMo
あかねとえりかの絵案外持ってた

ttp://i.imgur.com/0x4xA.png
ttp://i.imgur.com/kuZ4z.jpg
ttp://i.imgur.com/RBmsc.jpg
ttp://i.imgur.com/CMcIR.jpg

乙!
続き待ってます
当たり前に駄弁ってるのっていいよね
ttp://i.imgur.com/ltVzi.jpg
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:09:03.96 ID:WawAaVWYo
あかね「はいっ、あかねですー」

えりか「えりかでーす!」

あかね「おっ、今日はええな。調子良さそうやん」

えりか「今日はもうばっちり万全! 今日から本番って感じかなあたしは」

あかね「おそっ! 今回で二回目やで、ほんまやったら前回から本気だすべきだったんやで」

えりか「二回目かー…まぁ今日で終わりだって聞いたけどね」

あかね「ええっ!? はやっ!!」

えりか「あれ? 次回だったかな?」

あかね「ちょっと待ちいや…全然そんなことないわ。まだちょっと続くで」

あかね「こっちは三回分ぐらいのネタはストックしとるんや」

えりか「少なっ」

あかね「まぁな」
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:10:06.56 ID:WawAaVWYo
あかね「さてっ、前回ラジオやってどうやった?」

えりか「あんまりねー、覚えてないんだよね」

あかね「覚えてないんかい。勘弁してーや」

えりか「なんかあの日は異常に疲れてて眠かったし…眠かった記憶しかない」

あかね「ほんまやる気ゼロやったんやな」

えりか「だらだらやってたね、確か」

あかね「せやな。一発目からだらだらやったな」

えりか「話すことも特になかったしね」

あかね「それがな、今日もないねん」

えりか「ええー」

あかね「また相変わらず適当な台本で…どうしようもないでこれ」

えりか「そこはあかねのトーク力でカバーするべきだよね」

あかね「“べき”なんかい」

えりか「あたしはその横でなんかお菓子食べながら話し聞いてるから」

あかね「あっははは! 何もしてないやん! ただのリスナーやでそれ」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:10:42.15 ID:WawAaVWYo
あかね「ほなうちから話題振るけど、えりかはこのラジオの評判とかは聞いた?」

えりか「評判?」

あかね「『ラジオ聞いたよー』とか誰か言っとらんかった?」

えりか「あー…あたしのところはね、全然ない。つぼみとかも聞いてなかったみたい」

あかね「そうなん?」

えりか「そもそもラジオがあったってこと知らなかったみたいだしね」

あかね「あーやっぱな。全然宣伝しとらんかったからな。ちゃんと教えた? なんや前回は宣伝せんとか言ってたけど」

えりか「言ったっけそんなこと?」

あかね「言ったわー、めちゃめちゃ言ったわ」

えりか「ちゃんと教えたよ、つぼみといつきとゆりさんには。もも姉には教えてないけど」

あかね「お姉ちゃんなのに!?」

えりか「だってもも姉に聞かれるのはちょっと恥ずかしいんだもん。家帰ってなに言われるか分かんないし」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:11:37.24 ID:WawAaVWYo
あかね「あー…身内とかはな。確かにちょっと恥ずかしいな」

えりか「だから一生教えない」

あかね「一生かいな! いつかは教えてあげたりや。 教えてもらえなかったらお姉ちゃん寂しいで」

えりか「まぁね、ちゃんと教えるよ。うん」

あかね「どんな反応やった? ラジオやってるって言って」

えりか「つぼみやいつきはめちゃくちゃ驚いてた。ゆりさんはそうでもないんだけど」

あかね「えっ、ゆりさんどんな感じ?」

えりか「『あら、そうなの』って」

あかね「うわっ、めっちゃクールやん!」

えりか「聞けたら聞くわ、って言ってたよ」

あかね「聞いてるんかなぁゆりさん」

えりか「聞いてるんじゃない? あたしたちのトークで案外笑ってるかも」

あかね「ほんま? ちなみにゆりさんどんな感じで笑うん?」

えりか「がっはっはっはっはっは!」

あかね「なぎささんやんそれ!」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:12:18.05 ID:WawAaVWYo
えりか「また同じネタでね」

あかね「天丼やで天丼、これ」

えりか「さすがにあたしもこのネタが来るなって思ってたよ」

あかね「やりたかったんやろ? ぶっちゃけ」

えりか「うん」

あかね「あっははは! なぎささんは聞いとるんかなぁ、これ」

えりか「メール来た? なぎささんから」

あかね「来てないねん。たぶん聞いとらんからセーフやと思うわ」

えりか「あっ、じゃあまだこのネタはやれるんだね」

あかね「まぁ…いつメール来るか分からんけどな。そもそもラジオについて他からも連絡一切来とらんからな」

えりか「あたしも、たぶんみんな聞いてないんだろうね」

あかね「このラジオって何人ぐらいが聞いとるんやろ」

えりか「三人ぐらいじゃない?」

あかね「すくなっ!! もう二人ぐらいは聞いとるやろ」

えりか「それも少ないけどね」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:13:08.46 ID:WawAaVWYo
あかね「まぁ地道にやってれば増えるんちゃう? つぼみやいつきに教えたんなら、それ経由で他の人たちにも伝わるやろしな」

えりか「なぎささんにはまだ秘密ね」

あかね「ほんまや。まだ秘密やで、怒られるわ」

えりか「あかねの方はどうだった? ラジオやってるって言って周りの反応は」

あかね「そらえりかと同じや。驚いてたでみんな」

えりか「やっぱ驚くかー」

あかね「えりかと一緒にやってるってところでも驚いてたわ」

えりか「あたしも。あかねと一緒にラジオやってるって言ったらさらに驚いてた」

あかね「『なんでえりかとー!?』って感じやねん。周りからしたらちょっと意外な組み合わせなんやな、うちら」

えりか「もうあたしたちは全然平気だけどね」

あかね「みゆきも言っとったわー、わたしもラジオやりたーいって」

えりか「全然いいじゃん、呼んでくれば?」

あかね「せやな、そこらへんフリーダムやしな。けどみゆき喋れんかなーラジオで」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:14:26.39 ID:WawAaVWYo
えりか「一回つぼみとみゆきを二人っきりにしてラジオやらせてみる?」

あかね「つぼみとみゆきで? ラジオならんちゃう?」

えりか「あははは! つぼみとかそこまで積極的に喋るほうじゃないもんね」

あかね「そういえばみゆきな、転校初日でめちゃくちゃテンパってたからな。全然喋れんかったで」

えりか「うちのつぼみも。転校の挨拶の時すごい緊張してた」

あかね「その時いじった?」

えりか「いじった。つぼみの声が全然聞こえなったから『なに言ってるんですかー、聞こえませーん』って感じで」

あかね「うわーもうえりかそういうことやりそうやわー。つぼみかわいそー」

えりか「あの時はちょっとつぼみの緊張をほぐそうとしてやったんだって。結果オーライだったんだよ!」

あかね「ほんまに?」

えりか「あの後『ありがとうございます! えりかのおかげで助かりました!』って言われたからね」

あかね「うっそやー絶対! うそうそ!」

えりか「ほんとだって、めちゃくちゃ感謝されたんだから」

あかね「ほな後でつぼみに聞いてみるわ」

えりか「ごめん嘘!」

あかね「早いなーネタバレ、潔いわ」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:15:29.02 ID:WawAaVWYo
えりか「あかねはどうだったの? みゆきいじった?」

あかね「まぁいじったちゅうかな、緊張ほぐそうとしたんや」

えりか「えー、面白半分でいじったんでしょ?」

あかね「ちゃうって! ちゃうちゃう! 手助けや、フォローやフォロー!」

えりか「ほんとにぃー?」

あかね「うちはな、空気をめっちゃ大切にする人間やねん。あの時はみゆきもわけ分からん状態になっとって、空気が変やってん」

えりか「おお」

あかね「せやからうちが、みゆきの代わりに自己紹介をしてあげたんや」

えりか「どんな感じで?」

あかね「みゆきがな、なんやゴニョゴニョ言ってちゃんと自己紹介できてなかったから、そこでうちがすかさずフォロー!」

えりか「来た!」

あかね「まずは華麗なギャグでクラスのみんなを爆笑の渦に巻き込みー!」

えりか「巻き込み!」

あかね「ほいでさらに追い討ちでギャグ! これでもう他の生徒たちはだいぶ緊張がほぐれたんや」

えりか「なんでみゆきじゃなくて先に他のクラスメイトの緊張をほぐしたの?」

あかね「せやから空気が大事なんやって。まずは周りの空気からや」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:16:02.55 ID:WawAaVWYo
あかね「みんな転校生が来たらどういう子か気になって少し身構えるやろ? それが転校生にはあかんねん」

えりか「ふむふむ」

あかね「みんなすごい転校生を注目するわけやん? その時の視線はきっついで〜、緊張で動けなくなるわ」

えりか「ほぉ〜」

あかね「せやからな、まずはウチに注意を向けさせたねん。そいでギャグであたたかーい空気を作るんや」

あかね「そしたら転校生にクラスメイト少し紹介するんや。これで転校生がクラスに対して少し親近感わくからな」

えりか「おおー!」

あかね「あとはもう舞台が整ったわ。完璧に自己紹介しやすい空気のできあがりやで! みゆきもこれですんなり自己紹介することできたからな」

えりか「すごっ! 全部計算してやってたの!?」

あかね「ん? んー…まぁほんまはちゃんと考えてたわけやないけどな。今の説明も自分のやったことを振り返って、解析したみたいなもんやから」

あかね「ほんまはまず空気をなんとかしようと思っただけなんや。お笑いにも言えるけど空気があかんと全部ダメやからな」

えりか「すごいね…あかね意外とすごい!!」

あかね「意外とは余計やで」

えりか「いやほんと凄い! 空気作りの達人だよ!」

あかね「あはは、そか?」

えりか「よっ! この人間空気清浄機!!」

あかね「その褒め方は…微妙やな」
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:17:09.58 ID:WawAaVWYo
あかね「ほな曲行こか」

えりか「うん、いいよ」

あかね「今日はな、うちがリクエストした曲やねん」

えりか「そうなんだ」

あかね「そやねん。しかもプリキュアの曲やないねん」

えりか「えっ、もう二回目でそこらへんは脱線していいの?」

あかね「まあプリキュアのラジオやからって、プリキュアの曲流さんでもええやろ? もう聞き慣れてるやん、そんなん」

あかね「それに自分の歌ってる曲ながれたらちょっと恥ずかしくない?」

えりか「確かに、恥ずかしいかも」

あかね「せやろ? だからプリキュア以外でも好きな曲流そうかってことになってな。ちなみに次回はえりかのリクエスト曲流すで」

えりか「ほんとに? なんでもいいの?」

あかね「ええでええで、ちゃんと考えてきてな」

えりか「おっけー!」

あかね「それじゃ、うちのリクエスト曲。ミス花子で『河内のオッサンの唄 』」

http://www.youtube.com/watch?v=Z8xMfq_EUow
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:17:45.89 ID:WawAaVWYo
・・・・・

えりか「なにこの曲…」

あかね「これ昔大阪で流行ってた曲やで。知らん?」

えりか「知らないよー、聞いたことない。変な曲だね」

あかね「ええ歌やん。うちカラオケでよく歌っとるわ」

えりか「オッサンの唄を? 女子中学生なのに?」

あかね「ええやん。そこはもう世代を超えた浪速魂で歌っとるんや」

えりか「あかねは中身がオッサンってこと?」

あかね「ちゃうわ! オッサンちゃう! うちはピチピチの中学生やで!」

えりか「あはは!」
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:18:28.23 ID:WawAaVWYo
あかね「さてと…なに喋ろっかなー」

えりか「二回目にして話題が何もないっていうのがねー…あかねさっき三回分の話題のストックあるって言ってなかった?」

あかね「んー、あれ? あれはな…ウソや」

えりか「ウソをつくなんてプリキュアの風上にも置けないね」

あかね「それがもうウソやん! えりかだってさっきウソついだでー!」

えりか「そんなこともあったかなー」

あかね「アカン、もうだんだん適当になってきてるでえりか」

えりか「なんかさ、これ聞いてる人たちからもラジオで話すテーマを募集しない?」

あかね「あっ、ええな。うちらにこのラジオで話して欲しい話題を手紙でもメールでも何でもええから送ってきて欲しいな」

えりか「うん、こっちも楽だもんね」

あかね「まぁな、その理由が八割ぐらい占めるな」

えりか「じゃあそういうことで、適当なテーマをじゃんじゃん送ってきてください!」

あかね「おねがいしまーす」
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:19:25.05 ID:WawAaVWYo
あかね「採用された人にはなんかあるん? なにか貰えたりとか」

えりか「ないね!」

あかね「もうきっぱり言うんやな。逆に気持ちええわ」

えりか「そんなプレゼント用意できるお金ないんじゃないの? このラジオ」

あかね「ごっつ低予算って聞いたわ」

えりか「お金ないときびしいなー。やっぱお金ほしいよ」

あかね「なんかスポンサーとかついてくれればええんやけどな」

えりか「かれんさんに頼もっか?」

あかね「かれんさんに? マジで?」

えりか「土下座したらもらえるかな?」

あかね「そりゃ土下座されたら逆に向こうが困るわ。でもええな、かれんさんがスポンサーになってくれれば。水無月家の提供でお送りしたいわこの番組」

えりか「収録するスタジオとかすごい豪華になるかな」

あかね「なるんやろなぁ。マイクとかめちゃくちゃ高価なもの使うで」

えりか「周りも金ぴかだろうね。純金でできたスタジオ」
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:20:42.45 ID:WawAaVWYo
あかね「純金かぁ、逆に入れへんわそんなスタジオ。恐れ多いわ」

えりか「それで鎧のオブジェクトとか飾ってあるんだよ」

あかね「あはは! 意味ないやん鎧、ラジオにおいて何の役にも立てへんで」

えりか「よく分からない絵とかも壁にかかってさ、床とかには一万円札がずらーっとばら撒かれてるしね」

あかね「できへんできへん一万円の上でラジオなんて。全部財布に入れるわ」

えりか「あっ、そういえばかれんさんの家行ったことある?」

あかね「ない。一回行ってみたいねん。噂に聞く水無月家に」

えりか「まぁね…あたしは行ったことあるよ。とにかく広い」

あかね「どんぐらい広いん?」

えりか「うーん…フェアリードロップ三百店舗分ぐらい」

あかね「なっ……うぅ〜んちょっと分かりづらいわあ」

えりか「ええっ、なんで!」

あかね「とにかく広いってのはなんとなく分かるけどな、三百店舗なんてぱっと思いつかんもん。東京ドームとかで例えてや」
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:21:36.37 ID:WawAaVWYo
えりか「東京ドーム? 東京ドームだと四百店舗ぐらい」

あかね「増えとるやん! しかも店舗ちゃうから!」

えりか「正直東京ドームの広さもそんなよく分かんないんだもん」

あかね「フェアリードロップよりは確実に広いで」

えりか「あっ! じゃあね…あかねのところのお店だと、五百店舗ぐらいの広さ」

あかね「ええっー!? うちの五百店舗ぐらい広いの!? ひろっ!!」

えりか「分かったでしょ? どんな感じか」

あかね「さっきよりはちょっと分かったわ。うちの店五百もあったら大変やなー」

えりか「とにかく広かったんだって、かれんさんの家!」

あかね「そんな凄いんか水無月家」

えりか「去年に美希とエレンの三人で行ったんだけどね、まず門が大きい」

あかね「まず門があるっちゅうのがおかしいからな、普通の家じゃ考えられへんわ」

えりか「でね、執事の人にまず案内されたのね」

あかね「お手伝いさんの人いるん? すごいわー」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:22:41.70 ID:WawAaVWYo
えりか「二人暮らしらしいんだけどね、執事の人と」

あかね「あれっ、そうなん?」

えりか「お父さんとお母さんは世界回りながら演奏してるんだって」

あかね「はー! そっかあ……けどそれはちょっと寂しいかもな」

えりか「うん。あれだけ広いところで二人っきりだとね。かれんさん寂しいだろうから、あたし毎日遊びに行こうかなー」

あかね「毎日えりか来たら逆に鬱陶しいわ」

えりか「ひどっ!」

あかね「あははは。まぁええわ、それでどんな家だったん?」

えりか「家入ったらもう…なんていうか宮殿だった」

あかね「宮殿!?」

えりか「とにかく超超ちょーーーーーー広いんだよ!」

あかね「分からんわそんな超広い言われても。もっと具体的に言ってえなあ」

えりか「うーん…あっ、写メ撮ってあるから見てみる?」

あかね「あっ、そうなん? それ最初に見せてや」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:24:53.67 ID:WawAaVWYo
えりか「ほら、これ」

あかね「どれどれ……うわっ、ひろっ!! なにこれ!?」

えりか「これまだ廊下だからね」

あかね「これ廊下なん!? 奥行き凄いやん!!」

えりか「ここ庭、ここでお茶飲んだりしたの」

あかね「ええ〜!? なんやここ日本か!?」

えりか「植物園とかもあるんだよ? すごくない?」

あかね「うわ〜…うわうわうわ、これ宮殿やん」

えりか「でしょ!? だから言ったんじゃん」

あかね「はぁ〜……すごいな、ラジオ聞いてる人たちには見せられんから分からんかもしれんけど。別世界や、完全に外国やもん」

えりか「ケーキと紅茶も出されたんだけど、それがびっくりする値段なんだよ」

あかね「え、いくらなん?」

えりか「ちょっと耳かして。リスナーにはちょっと内緒にするけど」

あかね「いくらいくら?」

えりか「……」ゴニョゴニョ

あかね「えぇーーー!? そんなにーーーー!!」
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:26:26.15 ID:WawAaVWYo
えりか「そうなの!! おやつにそんなものを食べちゃったのよあたしたちは!!」

あかね「……」

えりか「開いた口が塞がってないよあかね」

あかね「えりか…そんな贅沢なもん食べたらバチ当たるで、ほんま」

えりか「だって出されたものはしょうがないじゃん。そこはもうガッつりいったけどね」

あかね「あぁ〜…もったいない。そんな高価なもんをえりかなんかに」

えりか「えりかなんかにってなによ!」

あかね「うわもぉ〜羨ましいわ〜、めっちゃ行きた〜い!」

えりか「じゃあ今度遊びに行こうよ」

あかね「遊びに行くっていうか、旅行に行きたいわ水無月家に。泊りがけで」

えりか「あはは! もう外国だもんねかれんさんち」

あかね「泊まってみたいわ〜……住み込みで働かせてくれへんかな」

えりか「メイド係とか?」

あかね「メイドやりたいわ。かれんさんの家でお手伝いしたい」

えりか「給料かなりもらえるかな? 五時間ぐらい働いたらうちやあかねのお店買い取れるぐらい貰えそう」

あかね「そんなに!? 買収されるんかいなうち」

えりか「分かんないけどそれぐらいすごいんだよ、かれんさんの家は」

あかね「いやぁ〜…それで同じ中学生かぁ。自信なくすわ」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:27:51.35 ID:WawAaVWYo
えりか「エレンとか迷ったからね」

あかね「迷ったんか!? かれんさんの家で!」

えりか「そうそう迷子になってさ。あたしも迷っちゃったんだけどね」

あかね「えりかもかいな!」

えりか「だって広いんだもんあそこ」

あかね「人の家で迷子になるなんて、そんな経験人生で一度もないわ」

えりか「めったに味わえないだろうね、そんな経験」

あかね「せやで、ある意味貴重や。あはは!」

えりか「話し戻すけどさ、かれんさんこの番組のスポンサーやってくれないかな?」

あかね「かれんさんがバックにいたらそりゃもう、怖いものなしやな」

えりか「本当だよ。ハワイとかも行けるかもしれないしね」

あかね「番組で?」

えりか「ハワイで収録ってみたいなのもいいじゃん」

あかね「ええなぁ、そういうの。行きたいわ」

えりか「じゃあ、あかねがかれんさんに交渉をしてね! がんばって!」

あかね「うちが!? 一人で!? 無理やろ!!」
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:28:50.31 ID:WawAaVWYo
えりか「そこはもう関西弁を駆使してさ、上手く交渉できるでしょ?」

あかね「ムリムリムリ! あのな? ぶっちゃけるとかれんさんとあんまり話したことないねん」

えりか「ええっ! なぎささんに続きかれんさんも?」

あかね「いや、だからそんな話す機会がないねん。特に上級生とかは」

えりか「ほのかさんやこまちさんも?」

あかね「そうやねん。ゆりさんもや」

えりか「へぇ、そうなんだ」

あかね「まぁ機会があれば色々と話し聞きたいんやけどなあ…」

えりか「逆に誰だったら仲いいの? スマイル以外の他のプリキュアで」

あかね「そうやなぁ、特に仲がいいと言えば…響」

えりか「ああー」

あかね「後は咲やりんとかやな。ラブとも仲ええで」

えりか「スポーツ系中心?」

あかね「せやな。まぁみんな運動やってるから波長合うんやろうな」
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:30:25.94 ID:WawAaVWYo
あかね「ほんまはもっと他のみんなと仲良くしたいんやで? けど今うち現役のプリキュアさかい忙しいねん」

えりか「なるほどねー。でも絶対なぎささんとは仲良くなれるね」

あかね「せやなぁ…前回もそんな話したっけ?」

えりか「多分したんじゃない?」

あかね「まぁ確かな…うちもなぎささんと色々話したいわ」

えりか「じゃあ今度遊んできて」

あかね「なぎささんと?」

えりか「うん。それでその感想を、次のラジオで話して」

あかね「ええー!? なんやねんそれ!」

えりか「いいじゃんせっかくなんだし。遊んできなって、あかねから誘ってさ」

あかね「マジで…?」

えりか「マジマジ! いっちゃいなよ!」

あかね「うわぁ…ちょっと緊張してきたー」

えりか「あはは!」

あかね「どんな感じで誘おうかなぁ」

えりか「なぎささんの都合もあるからひょっとしたら難しいかもしれないけど…気さくに誘えばOKもらえるんじゃない?」

あかね「うーん…まぁええわ、勇気出して誘ってみるわ」

えりか「じゃあその感想を次回に!」

あかね「おう! 任せとき」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:31:16.18 ID:WawAaVWYo
あかね「さ、なんやかんやでもう終わりの時間やで」

えりか「あっ、もう終わりなんだ」

あかね「いやー、今回もなんとか乗り切ったなあ」

えりか「次はもうちょっと余裕を持ってラジオしたいよね。話題がないんだもん」

あかね「せやな。だからリスナーの人たちはラジオの話題になりそうなテーマをじゃんじゃん送ってなあ、頼みます」

えりか「まぁ次はあかねとなぎささんのデートの話題だけで一本いけそうだけどね」

あかね「デートってなんやねん! そんなんちゃうわ!」

えりか「なんか粗相があると、大変かもしれないよ」

あかね「なぎささん怒る?」

えりか「ほのかさんが怒るかもしれない」

あかね「なんでー!?」

えりか「あはは! 大丈夫大丈夫、二人とも優しいから」

あかね「はぁ…そんなこと言わんといて、なんや緊張するわ」

えりか「じゃあ次回はあかね、よろしくね」

あかね「おし……いったるでえ!!」

えりか「期待してるよあかね、なぎささんに叱れる話とか」

あかね「せやからそんなこと言わんといて……」



第二回目 おわり
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2012/06/22(金) 01:36:47.48 ID:WawAaVWYo
なんかラジオのテーマのネタになりそうなものだったらレスしてもらえると助かります
安価指定とかは特にないんで適当でいいです、その中から適当に選びます
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/22(金) 01:43:08.88 ID:YloaOYSeo
乙!

>>33にある二人のエプロン姿が気に入ったから
料理番組なんていかがでしょう
プリートフォンによるとあかねちゃんはクレープも作れるらしいし
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2012/06/22(金) 13:03:49.30 ID:5Jafu/IAO
乙!
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/06/24(日) 00:51:50.63 ID:cN84uBGHo
たこ焼き!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/10(火) 20:12:17.68 ID:wZAPyxhIo
まだー?
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:02:07.78 ID:xghipO3Vo
あかね「はい、あかねです!」

えりか「来海でーす!」

あかね「はいっ、えー…今日の自己紹介は苗字だけかいな」

えりか「うん。いきなりだけど告知があります」

あかね「お?」

えりか「えっと、今度の日曜にフェアリードロップ主催のキッズファッションショーが○○ホールで開かれるのでみなさんぜひ来てくださーい」

あかね「ファッションショーやるん?」

えりか「そう! うちのママが企画したやつなんだよね」

あかね「ほ〜…あっ、だから来海を主張したかったんやな? 来海先生の企画ってことで」

えりか「うん? …うん」

あかね「なんやねんその反応。薄っ!」

えりか「あはは! まぁいいじゃん。そういえばたまに何か勘違いされるんじゃないかなーって思うんだよね、あたしの苗字」

あかね「勘違いって?」

えりか「あたしの苗字は来海だけど、名前が“くるみ”の子がもう一人いるじゃん」

あかね「…あっ、美々野くるみ。くるみもそうやったな、“くるみ”や」

えりか「そうなんだよね。もしかしたらラジオ聞いてる人は今の自己紹介で私がくるみなんじゃないかって勘違いする人とかいるかもしれないよね」

あかね「それはない」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:02:54.98 ID:xghipO3Vo
えりか「ない?」

あかね「ない」

えりか「ないかなー」

あかね「ないない」

えりか「じゃあないってことにしてあげる!」

あかね「してあげるって何やねん! あはは」

奏「えー…っと」

えりか「うわっ!! こ、こんなところに奏が!!」

あかね「いつの間にーーー!?」

奏「さっきからいたじゃない…」

あかね「あっはっはっは! まぁ気にせんといて、ちょっとしたミニコントみたいなもんやから」

奏「もー、二人とも私のこと紹介しないで話し進めるから心配したじゃない」

えりか「ごめんごめん。適当なラジオだからさ、進行も適当なんだよね」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:03:30.02 ID:xghipO3Vo
奏「このラジオ色々と大丈夫なの…?」

あかね「まぁ何やかんやで三回目やし、大丈夫なんちゃうん?」

えりか「えーっと…あっ、そうだあかね。ゲストの紹介をしないと」

あかね「あっ、そうやそうや。今日実はゲストが来とるんや!」

えりか「おおっ! 誰誰??」

奏「今さらそんな前ふりをしなくても…」

あかね「今日のゲストはキュアリズムこと南野奏さんでーす!!」

えりか「いよっ! 奏ー! 待ってましたー!」パチパチパチ

奏「ど、どうも〜」

あかね「このラジオ初めてのゲストやで」

奏「えっ、そうなの?」

あかね「そうやねん。誰かスケジュール空いてる人おらんかなーって探ししてたら、たまたま奏が見つかってな」

奏「へー…」

えりか「緊張してる?」

奏「そりゃまあ、こんなこと初めてだし」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:05:01.37 ID:xghipO3Vo
えりか「いつも通りでいいんだよ。いつも通り喋ってる感じで」

奏「いいの? ラジオでしょ?」

あかね「ええねん、ええねん。どうせ真面目な内容語ってるわけでもないしな」

えりか「そーれーよーりー、奏今日はなんかお土産持ってきてくれたそうだけど」

奏「あっ、そうそう。二人に食べてもらおうと思ってカップケーキ作ってきたの」

あかね「おおー! わざわざ作ってきてくれたん?」

奏「せっかくだしね」

えりか「奏最高ー!!」

あかね「よしっ、食べよか」

奏「えっ、今食べちゃうの!? ラジオの後とかじゃなくて?」

あかね「ええやろ? 別に」

えりか「いいんじゃない?」

奏「ほんと適当なのね…」

あかね「実はな、うちも今日はお土産があるんや」

えりか「なに?」

あかね「じゃーん、タコカフェのたこ焼きやでー!」
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:06:12.58 ID:xghipO3Vo
えりか「タコカフェきたーーーー!!」

奏「あっ、私ここのたこ焼き初めて食べるかも」

あかね「うちもこの前初めて食べたんや。めちゃくちゃ美味かったで」

えりか「なぎささんと遊んだとき?」

あかね「そやねん。その話題も絡めようと思ってな、今日スタッフの人に頼んで買ってきてもらったねん」

えりか「右手にたこ焼き、左手にカップケーキで今あたし最強だね!」

あかね「そんじゃ、ラジオ冒頭でいきなりですけどいただきまーす」

奏「いただきます」

えりか「いただきまーす!」

あかね「うんまっ! めっちゃうまっ!」モグモグ

奏「タコカフェのたこ焼きって本当に美味しいのね」

えりか「甘いもの食べた後にしょっぱいもの食べて、その後にまた甘いもの食べるって…永遠にループできるね」

あかね「ほんまやで。たこ焼きもカップケーキも何個でもいけるわ。100個ぐらい食べたいわ」

えりか「あたし108個食べれる」

あかね「おっ…煩悩の数やん、それ」

えりか「一個食べるごとに煩悩が一つ減るんだよ」

あかね「あっはは! ええなー、それなら余裕で食べられるわ」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:06:38.48 ID:xghipO3Vo
奏「いつもこんな感じでラジオやってるの?」

あかね「まぁ普段は食べたりしないけどな。今日は特別や」

えりか「うんうん、ゲストも来てるしね」

奏「私ゲストに来たけど、今日は特に何かしてくださいとか言われてないのよね」

あかね「うちらもそんな感じやで。初回からずっと」

奏「不思議な感じよねー。こんな所で私たち三人が喋るなんて」

えりか「そういえばあたし達三人だけで集まるのって初めてじゃない? いつもは他の子が周りにいるし」

あかね「そういえばそうやなー…奏にはいつも響がくっついとるし」

奏「そう? いつもってわけじゃないけど」

えりか「でも奏と響は頻繁に一緒にいるよね。あたしもつぼいとはよく一緒にいるけど」

あかね「仲ええなー、二人とも」

奏「まぁ…小さい頃からの付き合いだしね。けどほんとこの三人では初めてよね」

えりか「新鮮だし楽しいよね、珍しい機会だし。でっ、今日はあかねとなぎさんのデートの報告があるんだけど」

奏「デート!?」

あかね「デートちゃうって、そんなんちゃうから。普通に遊んだだけや」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:07:05.25 ID:xghipO3Vo
えりか「今日はその話してくれるんでしょ?」

あかね「ま、そりゃ後半にしようやないか。今日は手紙だって来とるんやで?」

えりか「手紙?」

あかね「ほら、前回言ったやん。うちらに話して欲しいテーマを募集するって。その手紙が来たんや」

えりか「あっ、どういう内容?」

あかね「えっとな、ちょっと待っといて今読むから。えーっと……えりかさん、あかねさんこんにちわ」

えりか「こんにちわ!」

あかね「今日お二人に話して欲しい内容は、料理番組について…ん? 料理かなこれは? 料理について話して欲しいです」

えりか「料理?」

あかね「今日のテーマは料理やな。奏も一緒に参加やで」

奏「料理ねえ…」

あかね「奏は料理できるんやろ?」

奏「うん、できるわよ」

あかね「まぁ今日もカップケーキ作ってきてくれたしな。うちもできるんやで」

えりか「ええっ!?」
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:07:33.70 ID:xghipO3Vo
あかね「なんやねんそのリアクション…ショックやわ」

えりか「あかねって料理できるんだ」

あかね「できるで、鉄板ものは大得意や。お好み焼きだってうち焼いてるやろ?」

えりか「あたしもできるんだよ」

あかね「ええっ!?」

奏「うそっ!?」

えりか「ちょっとちょっとちょっと! 二人してそのリアクションはなによ!」

あかね「だってえりかのキャラと全然ちゃうやん! 料理できなさそうやもん」

えりか「できるって! あたしだって手先器用なんだし」

あかね「はー…全然イメージと違ってたわ。つぼみの方が得意そうやもん」

えりか「あたしの方が得意だよ! ひょっとしたら…ハートキャッチで一番上手いのはあたしかもしれない」

あかね「ないない」

奏「それはないわね」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:08:00.57 ID:xghipO3Vo
えりか「もー! そうかもしれないじゃーん!」

あかね「それ仮定の話しやん。一回四人だけで料理対決したら分かるんやない?」

奏「そういえばハートキャッチは四人とも料理できるのね」

えりか「うん。あっ、でもつぼみはどうかなー、怪しいなー」

あかね「つぼみの方ができそうなイメージがあるんやけどなぁ」

えりか「ああ見えてつぼみは結構ドジっ子だからね。まぁそこがかわいいんだけど。スイートは四人ともできるの?」

奏「たぶんできるんじゃないかしら」

あかね「えっ、響もできるん?」

奏「できることはできるわよ。あとエレンも一人暮らししてるからできるだろうし…」

えりか「エレンってさ、なんか飲み込みが早いから料理の本読んだらすぐにできそうだよね」

奏「そうそう、学習能力が高いのよね。あとアコもしっかりしてるからできるみたいだし」

えりか「アコかー…年下がちょっと生意気だと先輩たちも苦労するよね」

あかね「まあえりかよりはしっかりしてそうやけどな、アコ」

えりか「あたしとアコじゃあたしの方がしっかりしてるよ、当然じゃん! あたしは中学二年生なんだから」

あかね「正直、アコってえりかより精神年齢上っぽいやろ?」

奏「うーん…ふふふ、そうかもね」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:08:26.77 ID:xghipO3Vo
えりか「ええー!?」

奏「まぁ普段のアコだって子供っぽいところがあるけどね」

あかね「アコってえりかのこと完全に舐めてそうやな」

えりか「それはあたしもちょっと感じた。なんかあたしのことを見る目が『やれやれ』って感じで呆れてたもん」

奏「うふふ」

えりか「今度アコをラジオに呼んでお説教しようかな。年上をなめるなー! って」

あかね「絶対逆に説教されるで、えりか」

奏「って、私たちなんの話してたんだっけ?」

あかね「えっと…あっ、料理や料理」

えりか「あかね以外のスマイルのメンバーはできるの? 料理」

あかね「うーん…どうやろうなぁ。なおはできはずやで、後れいかもかな。やよいも…できるんかな」

えりか「みゆきは?」

あかね「みゆきはできへんやろな」

奏「きっぱり言うのね」

あかね「できへんやろうなー、みゆきは。なんとなく分かるわ」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:09:12.92 ID:xghipO3Vo
奏「私もなんか分かるなー。みゆきちゃんとかのぞみちゃんは料理苦手そう」

えりか「あっ、5のメンバーはほとんど料理できないらしいよ」

奏「えっ、そうなの?」

えりか「りんとくるみだけだったかなぁ…できるの。後はダメダメだって」

あかね「かれんさんやこまちさんも?」

えりか「うん」

あかね「ええ〜っ! ほんまに!?」

奏「二人とも料理できそうなイメージなのに…」

えりか「かれんさんはお嬢様だからあんまり自分で料理とかしないらしんだよね。こまちさんは味音痴らしくて」

あかね「はぁ〜…以外やわ」

奏「一回プリキュアのみんなで料理とかしてみたいわよね」

えりか「あっ、いいね。みんなで何か作りたいよね」

あかね「全員で料理したら結構大変なことになりそうやなー。キッチンとか凄いことになりそうやで」
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:09:41.61 ID:xghipO3Vo
えりか「今度さ、ラジオでも料理やろうよ」

あかね「えっ、ラジオで? できるんかいな」

えりか「できるんじゃない? ここで料理して味比べとかさ」

あかね「ほうほう…そしたら何人か呼んであかねチームとえりかチームで対決しようやないか」

えりか「いいよ。あたし勝つ自信あるし」

あかね「うちかてあるで。そん時は奏はうちのチームでよろしくな」

奏「えっ? 私?」

えりか「奏はこっちチームだよ。あかねはみゆきやのぞみとか組んで」

あかね「そんなん料理できへんわ」

えりか「じゃあ今度やろうよ料理対決」

あかね「ラジオでか…まぁできるか分からんけど。さてと、そろそろ曲行こか。今日はな、奏のリクエストの曲やで」

えりか「今日あたしがリクエストするはずだったのになー」

あかね「ええやん、せっかくゲストで来とるんやし」

奏「ごめんね、えりか」

えりか「ま、いいけどね。次流せばいいんだし」

あかね「それじゃ奏のリクエスト、工藤真由で『ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪』」

http://www.youtube.com/watch?v=sPC3eL3norE
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:10:33.74 ID:xghipO3Vo
・・・・・

あかね「それにしてもカップケーキ美味かったわ〜」

奏「ふふ、ありがとう」

えりか「奏に家にいてほしいよね。毎日ケーキ作って欲しい」

あかね「響はええなー、こんな美味しいもん毎日食べれて」

奏「響も毎日食べてるわけじゃないわよ」

えりか「あー…お腹いっぱい。もうラジオ終わりにして寝る?」

あかね「あかんあかん、それはあかんで」

えりか「あっ…そうだ、なぎささんとのこと話してよ」

奏「うんうん、私も聞きたい」

あかね「せやなぁ…って言っても、特にそんな面白エピソードがあったわけやないんやけど。でもやっぱあれやな…かっこええな、なぎささんは」

えりか「おっ、かっこよかったの?」

あかね「せやねん、ちょっとキリッとした横顔を見たときはやっぱかっこいいと思ったわ。普段はどっちかというとおもろい人なんやけどな」

奏「なぎささんスポーツとかもやってるしね。モテそう」

あかね「それがモテるみたいやで、特に女子に」
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:11:11.51 ID:xghipO3Vo
えりか「女子から?」

あかね「なんやラブレターとか貰っとるらしいって聞いた」

奏「きゃー!! ほんとにほんとに?」

あかね「えらい食いつきええな奏…」

奏「こういう話ってなんだか興奮しちゃうのよねぇ」

えりか「そういえばいつきも女子からモテてたなぁ…男装してたってのもあるけど」

あかね「ほのかさんが言うには、なぎさんはなぎささんで気になる人がいるみたいやけどな」

えりか「あっ、ほのかさんもいたんだ」

あかね「そらいるで。うちとなぎささんで二人っきりっていうのもなんか変な感じやし、ほのかさんとひかりとみゆきの五人で遊んだんや」

えりか「あたしは二人っきりで行ってほしかったなー。なんか二人が気まずくしてるところっておもしろそうだし」

あかね「あのなぁ…そんなん他人事だから言えるけどな、ほぼ話したことのない相手と二人っきりで遊ぶってのもきついやろ。まぁ今はすっかり仲ええけどな、うちら」

えりか「ツッコんだりした? 頭叩いたり」

あかね「そらさすがにできへんわ。ていうかうちは普通にツッコむときでも頭叩かへんよ」

奏「二人が仲良くしてるのってなんか簡単に想像できるわね。二人とも体育会系でしょ?」
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:11:50.28 ID:xghipO3Vo
あかね「せやなー。やっぱ気が合うわ、ああいう人とは」

えりか「五人でなにしたの?」

あかね「ん? 普通に町をブラブラしてただけなんやけどな。色々話も聞いたわ、プリキュアになった時の話とか」

えりか「あっ、そういえばあたしなぎささんとほんかさんのそういう話聞いたことないかも」

奏「私も興味ある」

あかね「うちも深くは聞いてはいないんやけど。あの二人な、プリキュアになる前はほとんど話したこともなかったんやって」

奏「え、そうなんだ。なんかちょっと以外かも」

えりか「二人とも仲いいのにね」

あかね「仲良くなったんは、プリキュアになった後からや。それまではただのクラスメイトでお互い苗字でさんづけして呼び合ってたらしいで」

奏「それでよくプリキュアになれたわね。私たちの場合は息が合わないと変身もできないのに」

あかね「そこらへんはなんとかなったらしいけどな。それでも最初の頃は苦労したらしいで。ケンカとかもあって」

えりか「ケンカするんだねー、やっぱコンビ組んでると」

奏「そうねえ…私と響もプリキュアになる前もなった後も、しばらくわケンカしてたわ」

えりか「あたしはそういうのつぼみとはなかったんだけどなー。あった方がよかったかな」

あかね「まぁ、ないに越したことはないんちゃうん?」

えりか「でもケンカするとさー、仲直りした後の絆が深まるとか言うじゃん」

あかね「あっ、そらなぎささん達も言っとったわ。ケンカして仲直りした後にお互い名前で呼ぶようになって、前よりも仲ようなったって」

えりか「でしょ? だからそういうのに憧れちゃうんだよねー。一度つぼみと本気で喧嘩してみようかな…」

奏「けどあかねの言うとおり仲いいことに越したことはないわよ? 喧嘩してる間って本当に辛いし、喧嘩したことにも後悔したわ」
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:12:50.01 ID:xghipO3Vo
えりか「うーん…確かにねえ。でもやっぱちょっとだけやってみたいって気持ちはあるなー。そういう形で一度お互いの気持ちを確かめ合ってみたいな」

あかね「ケンカやってみたいなんて言うのえりかぐらいやで」

えりか「そう? 逆にそういうのがないと不安になる時ない?」

あかね「えっ、なんで?」

えりか「一度ケンカしてそういうのに慣れておかないと、もし後になってから何か大きなケンカした時に関係修復するのも難しくなっちゃうんじゃないかなー」

奏「あー…言いたいことは分かるわね。ケンカして初めて分かる相手の気持ちとかあるものね」

えりか「そう! 全力でぶつかって相手のことを理解して、向こうがあたしのことをどう思ってるのか知るっていう経験がないと本当に親密な関係になってるかどうか不安なの!」

あかね「ほぉー…なるほどな、そういうことか。あれやろ? よく少年漫画である土手で殴りあってその後仲良く握手するってみたいなやつ? ちゃうか」

えりか「そうそう! 殴り合って理解しないと!」

あかね「あっ、それで当たってるん?」

奏「えっ、殴り合いしたいの?」

えりか「そう! 青春は殴り合いよ!!」

あかね「いやいや、そらやり過ぎやろー」

えりか「まぁあたしが言いたいことは、そういう熱い青春を送ってみたいなーってこと。殴り合いは当然冗談だけど」
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:13:28.33 ID:xghipO3Vo
あかね「なるほどなー。なんや今日のえりか熱いな」

えりか「一応こういう話をしようかなってのはメモしておいたからね」

あかね「メモしてたんかい今の話」

えりか「だってラジオで話す内容考えておかなきゃいけないじゃん」

あかね「偉いなえりか。ちゃんとやっとるやん」

奏「けどやっぱりえりかとつぼみみたいな関係は羨ましいわ。できることならずっと穏やかな関係のままいたいもの」

あかね「うちらも特に今んところは荒波立っとらんけど……いつかあるんかなー、そういうこと」

奏「うーん…あるのかしらね。現実は上手くいかないものだし」

えりか「いつかあるのかなやっぱ。ケンカとか……つぼみ怒らせたら怖そうだからイヤだなぁ」

あかね「ええー!? 今さっきケンカやりたい言うたのに!!」

えりか「やっぱり、ケンカはよくないよ」

あかね「なんやねん、さっきのえりかと180度ちゃうやん」

えりか「今つぼみとのケンカをシュミレーションしたらね、つぼみが落ち込んで二度と立ち直れなくなるかもしくはつぼみに圧倒されてあたしがそのまま負けるかもしれないって思った。だからちょっとあたし達でケンカするのってどうなのかなーって」

あかね「あっははは! 確かにそうなるかもな」

奏「けどきっと衝突することはあると思うわよ」

えりか「ええー! 奏までなに」

奏「仲いいとケンカすることはあるんだって。逆に言えばケンカしないと仲いいとも言えないわよ? さっきえりかもぶつかり合うことは大切だって言ったじゃない」

あかね「ケンカするほど仲ええって言うしな」

えりか「うぅーん…」

奏「まぁケンカするってことを前提で考るなんてやめた方がいいけどね。とりあえずえりかとつぼみは今のままでいいんじゃないかしら」

えりか「そうだよね! もうこんなこと考えるやめやめ! 楽しく生きよう! つぼみー! あたしと一生仲良くしてー!!」
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:13:56.79 ID:xghipO3Vo
あかね「えりかはもう…ほんま調子ノリやな」

奏「ねえ、私たちってもともとこういう話をしてたんだっけ?」

あかね「いや…ちゃうで。あっ、なぎささん達と遊んだことを話してたんや」

えりか「なんでこんな話ズレちゃったんだろうね」

あかね「ほんまや、気ぃーつけんとな。どこまで話たんやっけ…」

奏「なぎささん達と、町をブラブラしてたんでしょ?」

あかね「えーっと…あっそやそや。それで…あっ、みんなでタコカフェ行った時の話があったんや」

えりか「さっきも食べたよね、タコカフェのたこ焼き」

あかね「あのな、もうびっくりしたで。知っとる? タコカフェの店長さんの名前」

奏「え? 知らないわ」

えりか「あたしは知ってる。もうあかねの言いたいことも分かるよ」

あかね「まあまあえりか、オチはうちに言わせてや。奏をびっくりさせたいから」

えりか「分かったっしゅ!」

あかね「実はな…タコカフェの店長さんの名前はな…」

奏「うんうん」

あかね「……うちと同じ“アカネ”やねん! これが!!」

えりか「きたっ!! すっごい偶然ー!!」

奏「…へぇー」

あかね「うわっ!? リアクション薄っ!!」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:14:42.51 ID:xghipO3Vo
奏「ごめん、なんか普通に感心しちゃって。へー、あかねと同じ名前なんだ」

あかね「そやでー、もうちょい驚いてーなー。せっかくもったいぶったんやから」

えりか「あたしも盛り上げたのにー」

奏「驚いてるって。凄いじゃない、同じたこ焼き屋で同じ名前なんでしょ?」

あかね「うちはお好み焼き屋や!」

奏「あ…ごめんね、ちょっと間違えちゃった」

あかね「もぉー奏でぇー!! うち前半お好み焼き焼けるって話したのにー! うちのことは全然興味ないんかー!」

えりか「奏は響のことしか興味ないんだね」

あかね「うわーん! 傷ついたでー!」

えりか「よしよし」

奏「だーかーら、ちょっと間違えただけだってば。しかも響にしか興味ないって、そんなことないから!」

えりか「あっはは。でもさ、奏と話してるといつも響の話題出てくるんだもん。響がー響がー、って」

奏「えっ…そ、そう?」

あかね「あっ、分かる。十個話したら八割ぐらいが響の話題やもんな」

奏「そんなに話してる!?」

あかね「冗談や冗談。顔赤いでー、奏ー」

奏「もー! それよりタコカフェの話してよ」
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:15:42.11 ID:xghipO3Vo
あかね「だから今の名前が同じっていうオチこそこの話のピークやったんやけどなぁ。まぁとにかく驚いたわ」

えりか「そりゃ名前が同じだとそうだよねー。しかもたこ焼きとお好み焼きってなんか似てるし」

奏「そうそう。だからちょっと間違えちゃったの」

あかね「全然ちゃうって。まぁ言いたいことは分かるけどな、どっちも大阪でよく食べられとるし」

えりか「アカネさんとも喋った?」

あかね「喋ったでー。あの人めっちゃええ人やな、たこ焼きもサービスしてもらったんねん」

えりか「さぱりしてる人だよねアカネさんって。あたしも一度あったことある」

あかね「それでな、たこ焼きもめっちゃ美味いやん? うち感動したわ、大阪以外であない美味いたこ焼きを食べれるって思ってなかったから」

奏「へー、優しそうな人なのね」

あかね「一度行ってみ? あそこはええで。みゆきもうちも初めてあそこのたこ焼き食べたけど、もう美味すぎて何個も食べたからな」

えりか「何個でもいけちゃうよね、タコカフェのたこ焼き」

あかね「何皿食べたかなぁ……確か四皿ぐらいやったかな」

奏「そんなに食べたの!?」

あかね「そらうちとみゆきの合計で四皿や。けどなぎささんは一人でそれぐらい食べとったかなー。よく食べんねんあの人」

えりか「スポーツやってるからかな」

奏「響もよく食べるわよ、ケーキとか特に」

あかね「けどなぎささんはそれでもよく食べる方だと思うで。うちとみゆきを合わせてもそれ以上食べとったぐらいやからな」

えりか「胃袋が二人分ぐらいあるのかな。のぞみ達も確かすごかった気がするけど」
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:16:17.90 ID:xghipO3Vo

あかね「もうすごかったでー。口に含みまくって、顔丸くなっとたからな。なぎささんの顔がたこ焼きみたいだったわ」

えりか「あっははは! あっ、でも今の発言はなぎささんを怒らせたかも」

あかね「ええ!? 冗談やで、冗談冗談! ていうかなぎささんもそれぐらいじゃ怒らへんから、たぶん」

奏「響もよく口にたくさん含んで食べるのよねー。注意してるんだけど」

えりか「でも口の中にたくさん入れると美味しいし…ていうか、また奏は響のこと話してるし」

奏「え?」

あかね「うちもちょっと気になっとたわ。さっきも響がー、とか言っとたもんな?」

えりか「言ってた言ってた。やっぱ仲いいねー」

あかね「仲ええなー」

奏「べ、別にそこまで言われるほど言ってないと思うけど?」

あかね「言っとる言っとる。もー照れ隠しせんでええって」

奏「うぅ…」
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:17:05.35 ID:xghipO3Vo
あかね「まあ話戻すとな、それでタコカフェ行ってそこでなんやかんや話してたらあっという間に時間過ぎてそれでもうおしまいや」

えりか「それだけ?」

あかね「あんま内容は覚えとらんけど話してるだけで楽しかったからな。それでなぎささんやほのかさんやひかり達のこともよう分かったし」

奏「そういう時ってあるわよね。一緒にいるだけで楽しい時間って」

えりか「うんうん。…あっ、今気づいた!」

あかね「なにを?」

えりか「今日のラジオのテーマだよ!」

あかね「えっ、そんなんあったっけ?」

えりか「今日のテーマはね、絆だよ“絆”!」

あかね「ほぉ〜…どういうこと?」

えりか「まぁ……そんな話を色々したじゃん」

あかね「なんやそれ適当やな!」

えりか「じゃあ結論、奏と響は仲がいいなーってことで」

奏「ちょ、ちょっと待って! それが今日のラジオのテーマいいの!?」

えりか「もうそろそろ時間も来たし、こんな締め方でいいよね?」

あかね「うーん…ま、ええか」

奏「もぉー二人ともー! ちゃんとやってよー!!」
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:18:51.55 ID:xghipO3Vo
あかね「さてと、今日もグダグダで終るけど…最後になにかある、奏?」

えりか「楽しかった? 今日のラジオ」

奏「二人ともちょっといじわるだった」

えりか「えー?」

あかね「そんなことないよなぁ?」

奏「もう…あっ、そうそう。今度うちのお店のラッキースプーンで割引キャンペーンがあるんで、ぜひ加音町に寄ったらラッキースプーンにも来てください」

あかね「ちゃっかり宣伝入れたな」

奏「これぐらいはしないとね」

えりか「あかねもなぎささんとは仲良くなったし、次こそは頭叩いてツッコもう!」

あかね「ツッコまへんって! 怖いわ」

えりか「今度さ、あかねとアカネさんでお好み焼きとたこ焼きパーティしようよ」

あかね「あっ、それはええな。楽しそうや」

えりか「あかねがたこ焼きを作ってアカネさんがお好み焼きを作って…ん? どっち?」

奏「アカネさんがお好み焼きだったっけ?」

あかね「だからうちがお好み焼きで! アカネさんがたこ焼きやって!」

えりか「あっ、本当に?」

あかね「本当やって! 知っとるやろえりかは!」

えりか「あははは!」
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/11(水) 04:19:32.60 ID:xghipO3Vo
えりか「けど名前が同じだとやっぱややこしいねー。…あっ、そういえばあたしもこのラジオで最初に言ったじゃん」

あかね「ん? なにを?」

えりか「あたしの苗字も、くるみと被ってるって」

あかね「ああ、せやったな」

えりか「だから今日のラジオのテーマは『名前が被る』ってことだよね。あたしもあかねもそうじゃん?」

あかね「うん? うーん…」

えりか「この終わり方はあり? なし?」

あかね「……ないかな」

えりか「ない?」

あかね「ないない」

えりか「じゃあないってことにしてあげる!」

あかね「なんやねんそれ! あっははは!」

えりか「じゃあやっぱ今日のラジオの結論は、奏と響は仲がいいってことで」

あかね「そやな、もうそれでええわ」

奏「ええっ!? ちょっと!!」

あかね「それじゃあまた今度」

えりか「おやすみなさーい」

奏「いやまぁ確かに仲はいいけど…あんまりラジオで大っぴらに言うことじゃ…」ブツブツ


第三回目 おわり
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/11(水) 05:21:28.96 ID:cKLeRgnJo
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/11(水) 06:13:25.79 ID:mNmplRUV0
いいなあ。こういうの。
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/07/11(水) 08:29:13.88 ID:qJpgl/YAO
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:15:45.96 ID:MF346pISo
あかね「はい、あかねです」

えりか「えりか来海です」

あかね「おっ、外国人や。外国人の自己紹介や」

えりか「今日はグローバルなラジオにしようね」

あかね「なんやねん急に。グローバル?」

えりか「国際的なラジオにしようってこと。世界中の人たち全員が聞いても楽しめるラジオ!」

あかね「ほー…あっ、だから自己紹介もアメリカ式にしたんか」

えりか「そう! 英語は世界共通語だからね」

あかね「なるほどなぁ。今は日本語で進行しとるけどな」

えりか「これから徐々に英語にしていくから」

あかね「徐々に? ほんまかいな、うち英語喋れんわ」

えりか「じゃあ今日はあかねの英語レッスンも兼ねて、ラジオをするってことで」

あかね「そりゃきっついわー……後半まったく口開かなくなるで、うち」
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:16:24.80 ID:MF346pISo
あかね「えりかは喋れるん? 英語」

えりか「あかねよりは喋れるよ」

あかね「言うたな自分…ほならなんか言ってみて」

えりか「おっけーおっけー。ハッハッハッハ、アイアムレッツトーキング、ナウ」

あかね「おおっ……こりゃいきなりあかん空気やで」

えりか「えーっとじゃあ今日は…」

あかね「ええっ!? もう日本語やん!!」

えりか「だから徐々に英語にしていくんだって。これからどんどん喋っていくから、期待してて」

あかね「これ今日絶対あかんで…今日はあかん日や。こんなんでラジオやったらあかん」

えりか「まぁ、完全に見切り発車だよね」

あかね「ちゃんと後先のこと考えてラジオで喋らないかんで。英語で喋れるとか、お互い無理なんやから言ったらあかん」

えりか「そもそもなんで英語が世界共通語なんだろうね。日本語でいいのに」

あかね「そらアメリカが一番広いからちゃうん?」
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:16:51.99 ID:MF346pISo
えりか「広いから? ロシアとかの方が広いんじゃないの?」

あかね「あっ、そうか。ロシアの方が広いんやったっけ」

えりか「そうだよ、ロシアの方が広いんだよ。でも世界共通語はロシア語じゃないじゃん。広さは関係ないんじゃないの」

あかね「じゃあなに? なんで英語が世界共通語なん?」

えりか「うーん……」

あかね「あれか、人が多いからやん? ちゃう?」

えりか「あー…えっ、でもそれは中国の方が多くない?」

あかね「そっか…そうやよな」

えりか「中国ってあれじゃん、人口が多すぎるから子ども一人しか産んじゃだめって法律作ったんだよ」

あかね「あっ、知っとる知っとる。なんとか政策やろ?」

えりか「一人っ子政策!」

あかね「おおっ!? それや! なんやんねん今日のえりか、頭ええな」

えりか「これぐらいはね、中学生として答えられないと。常識だよ常識」

あかね「うわ…なんか悔しいわ〜。そのドヤ顔やめ!」
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:17:27.53 ID:MF346pISo
あかね「なんで今日のえりか頭ええの? キャラとちゃうわ」

えりか「これが普段のあたしなんだって。あかねはもっと勉強した方がいいよ」

あかね「こんなん絶対まぐれやで。たまたま分かっただけやろ?」

えりか「違うって、ノンノンノン。アイアムジーニアス」

あかね「おお…急に英語になりよった。あっ、じゃああれ知っとる? 鎌倉幕府の誕生した年号」

えりか「あっ…ちょっと待って。知ってるけどちょっと待って」

あかね「たぶん分からんやろうなー」

えりか「知ってるよ。すごい覚えやすいやつだよね」

あかね「知っとるならはよ言ってや」

えりか「えーっとね、えーっとねぇ……あっ、分かった!! いい国作ろうだから、えっと…1192年!」

あかね「ぶっぶー」

えりか「えっ!! 違うの!?」

あかね「ちゃうねん、それ実は間違った覚え方やねん。ほんまは全然違う年なんやで」

えりか「ええ…そんなの知らない。何年?」

あかね「知らん」
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:18:09.33 ID:MF346pISo
えりか「ええー!? 問題出した本人が知らないー!?」

あかね「いや、ちゃうねんちゃうねん。この前テレビでやってたねん、実は『いい国作ろう』じゃないって。それは覚えてるんやけど、詳しい年号は忘れたんや」

えりか「もー! あかねにはがっかりだよ!」

あかね「あははっ、そりゃしょうがないやん忘れてもうたんやから」

えりか「まぁこれではっきりしたけど、あたしの方が頭いいね」

あかね「ちょいちょいちょい、待ちや待ちや。それはまだ決まっとらんやん」

えりか「じゃああれ知ってる? 千円札の人の名前」

あかね「え? 千円札の人?」

えりか「ほら千円札に載ってる人いるじゃん」

あかね「あー! あのヒゲ生やした人な」

えりか「あの人のフルネームを答えて」

あかね「あの人やろ? ちょびヒゲ生やした。知っとるわ、有名やん」

えりか「じゃあ、どうぞ」

あかね「あれやろ? 小説家なんやろ?」

えりか「ん?」

あかね「ん? ちゃう?」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:18:41.12 ID:MF346pISo
えりか「うぅ〜ん?」

あかね「冗談や冗談…知っとるわ。小説家やないってことを知っとるわ」

えりか「これ…やっぱあたしの方が頭いいのかな」

あかね「ちゃうちゃうちゃう! ちょっと待ってちょっと待って! 知っとるから!!」

えりか「だってあかね冷や汗かいてるじゃん、もう分かんないんでしょ?」

あかね「分かっとるって! 全然分かっとるわ! 馬鹿にせんといて」

えりか「じゃあ早く答えてよ」

あかね「あれやん、あれ。……似顔絵だったら描けるんやけどなー」

えりか「名前だってば! あっははは」

あかね「いやほんまにね、喉の上のあたりまでは来とるんや。答えは分かりかけてんねん。もいちょいやねん」

えりか「これはもう、あたしの勝ちかな」

あかね「うーん…うぅーん……あかん! ギブアップや! 参った降参」

えりか「勝ったー!」

あかね「うわ〜…なんやったんやろ。めっちゃ悔しいわ。答えなんなん?」

えりか「答えは、野口五郎だよ」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:19:07.64 ID:MF346pISo
あかね「ああー!! それや!! そうそうそんな感じや!!」

えりか「そうなんだって。野口五郎だよ」

あかね「あーそうやそうや! 野口五郎かぁ…そうやったー! うわー悔しいー」

えりか「もっと勉強しなきゃね、あかね」

あかね「ああもうなんで分からんかったんやうちー! ほんまもう……ショックや」

えりか「千円札見る? ちゃんと書いてあるよ」

あかね「どれ? 見せて見せて」

えりか「ほら、ここに」

あかね「おおー……ん?」

えりか「……んん?」

あかね「えりかぁ……これ……」

えりか「……」

あかね「野口五郎やなくて…野口英世って書いてあるやん」

えりか「……うん」

あかね「……」

えりか「……はいっ、じゃあそろそろ曲いこっか」

あかね「ちょいちょいちょいちょい!! 待ったー!!! これはあかんやろ!」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:19:48.45 ID:MF346pISo
えりか「なにが?」

あかね「いや、えりかさっきなんて言うた?」

えりか「野口…英世」

あかね「苦しい、その言い逃れはできんやろ!」

えりか「え? なにが?」

あかね「あっはははは! 笑うしかないわもう。えりかさっき野口五郎言うたよな?」

えりか「違うって、だから…」

あかね「うわー顔赤くなっとるー! 間違えたの恥ずかしいんやー! めっちゃあかーい!」

えりか「あはは! 違うって、あーもー……恥ずかしいー!!」

あかね「全然ちゃうやん。何が野口五郎やねん、誰やそれ。野口英世や、英世!」

えりか「野口五郎ってなんかいなかったっけ?」

あかね「聞いたことはあるけど、それちゃうもん。かっこ悪いわー、えりか」

えりか「待って、ちょっと」

あかね「いやもうこれはあかん。あんな自信満々に野口五郎って言っておいて実際は間違ってたなんて…。もうな、うちのことは馬鹿にできへんで?」

えりか「でも半分当たってるじゃん。野口ってところは」

あかね「それだけやーん。そんなじゃダメやわ」

えりか「半分当たってるなら十分じゃん。50%は当たってるんだよ? 四捨五入したら正解みたいなもんだよ」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:20:22.94 ID:MF346pISo
あかね「必死やなーえりか。でも認めへんで、完全に別人やもん」

えりか「でもぉー!」

あかね「でもなんやねん」

えりか「あかねだってさ、あたしの野口五郎を正解だって言ったじゃん」

あかね「言っとらんよ」

えりか「言ったって! 『そうやそうや、野口五郎や』って」

あかね「えー? それは……覚えとらんなぁ」

えりか「絶対言ったよ! ラジオの録音にだって残ってるんだから」

あかね「ちょい待ち。あれはな、ちゃうねん。場の流れに乗っただけやん。ほんまは心の中で『これちゃうんやないかなー』って思っとったんやんで」

えりか「うっそだー、絶対ウソ」

あかね「ほんまですー、うちはそう思ってたんですー」

えりか「あーかーねー」

あかね「……いやー……あのなえりか、やっぱ認めるわ。もうこの空気耐えられへん、恥ずかしいー!!」

えりか「はぁ……なんで野口五郎って言ったんだろう」

あかね「うわもおー…なんやねん今日ー。バカ丸出しやん」

えりか「堂々と正解だって言っちゃったからね、あたし達」

あかね「そんで間違ったことを必死に取り繕ってなかったことにしようとしてるのがもう……恥ずかしいわ」

えりか「あたし達ってさ…バカだったんだね」

あかね「ほんまや、うちらバカやったんやな」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:20:49.38 ID:MF346pISo
えりか「はぁ……」

あかね「うーん……」

えりか「……これまでのことは全部なかったことにしよっか?」

あかね「せやな……今までのやりとりはうちらの記憶から抹消しよ」

えりか「うん、そうしよ! 曲いこっか、曲!」

あかね「よっしゃ、いこかー! 今日はえりかのリクエスト曲なんやったっけ?」

えりか「そう。どれにようか色々探したんだけど、とりあえず今日はこれ」

あかね「えーと…なんやこれ? だんご三兄弟?」

えりか「そう、だんご三兄弟」

あかね「あっ、なんかうちこれ知っとるかも。なんやったけかなー」

えりか「うちにCDがあって子どものころもも姉と一緒に聞いてたんだけど、まぁとりあえず聞こうよ」

あかね「聞いたら思い出すかな。じゃ、えりかのリクエスト。速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団で『だんご三兄弟』」

http://www.youtube.com/watch?v=uAil07dm7yQ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:21:47.98 ID:MF346pISo
・・・・・

あかね「なんとなく思い出したわ。子どもの頃聞いとったかもしれん」

えりか「でしょ? 流行ってたんだよこれ」

あかね「串に刺さってだんご……これ兄弟で串刺しされてるんか、エグいな」

えりか「だってだんごだし」

あかね「焦げ目のことでケンカするやで、どうでもええわー」

えりか「でも姉妹喧嘩ってさー、だいたい下らない理由じゃない?」

あかね「あー…そう言われればそうやな。だいたいは喧嘩の原因とかは思い出せないぐらいくだらんことやなぁ。えりかんところでも喧嘩するん?」

えりか「昔はね、小さい頃とかは。今はほとんどないけどね」

あかね「やっぱ姉妹って仲ええんやな」

えりか「あたしともも姉はね、すごい仲いいよ」

あかね「そう自信満々に言えるのは凄いな。うちは弟いるけどそんな仲ええなんて人前でよう言えんわ」

えりか「仲悪いの?」

あかね「悪くはないねん、でもそんな仲ええってほどでもないねん。普通や普通」
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:22:29.69 ID:MF346pISo
えりか「じゃあさ、もしだんご三兄弟みたいに姉弟でずっとくっついて過ごすしかなかったらどうする?」

あかね「串刺しで?」

えりか「違うよ。なんか手と手がくっついたらい、お尻とお尻がくっついたり」

あかね「お尻は嫌や。手にして」

えりか「じゃあ手。手がずっとくっついてるの」

あかね「それも嫌や」

えりか「えー、もう全部嫌なの?」

あかね「だってずっと弟とくっつくなんて嫌やもん、気持ち悪いわ。えりかは大丈夫なん?」

えりか「うーん…もも姉とだったら別にいいよ」

あかね「ほんまに? ずっと手がくっついたまんまやで?」

えりか「まぁ確かに不便そうだけどね…けどもも姉だったら別にいいや」

あかね「ほぉー…そんな信頼しとるんかい。姉妹ってすごいなぁ」

えりか「姉妹にも色々といると思うけどね。あたし達は自信を持って仲がいいって言えるけど」

あかね「それはええことやで、ほんま」
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:23:05.10 ID:MF346pISo
えりか「ま、あたし達のことはここまでにしておいて。ラジオの後半戦に戻ろっか」

あかね「さてじゃあ…なに話そっか?」

えりか「メールとかは来てないの?」

あかね「来てないねん、残念なことに。まぁ今回はうちが色々と話題にできそうなニュースを集めて来たんやけど…」

えりか「ピックアップしてきたんだ、ニュースを」

あかね「おっ、忘れてた頃にまた英語使い始めたな。唐突やな、ピックアップ」

えりか「で、なんのニュース? 教えて教えて」

あかね「まぁ、テレビとかでやってるニュースやで。えっとな…これなんてどうや? WBC日本不参加」

えりか「WBC?」

あかね「あれや、野球のワールドカップみたいなもんや」

えりか「あっ、なんかやってたね。日本出ないんだ」

あかね「出ないみたいやねん。えりかは野球とか興味あるん?」

えりか「野球かぁ…」

あかね「うちは一応阪神ファンやからな。たまに試合は見たりはするけど」

えりか「友達がやってるところは見たりするけど、テレビで見たりはしないかなぁ」
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:23:31.72 ID:MF346pISo
あかね「見いひんかー。おもろいんやけどな」

えりか「でもスポーツの世界大会に出ないっていうのはなんかもったいない気がするけどね。日本弱くないんでしょ? 野球」

あかね「弱くはないと思うな。前回とか確か優勝してたし」

えりか「えー、だったら出たほうがいいじゃん。目立てるチャンスだし」

あかね「まぁ色々と事情はあるみたいやで、よく分からんけど。あんま利益にならんちゃうん?」

えりか「世界大会なのに?」

あかね「うーん…どうなんやろうなぁ。野球の本場アメリカとかは乗り気やないんみたいで、そいういのも原因あるんちゃうんかな。モチベーションが低いんや」

えりか「ふーん…そういうものなのかな。もしファッションショーの世界大会にあたしが出れる権利があったら、あたしは迷わず行くけどね」

あかね「デザイナーとして?」

えりか「そう! あたしのデザインした服が世界の人たちに見せることができるんだったら当然出るよね」

あかね「まぁそこは土台がちゃうからな、野球とファッションショーじゃ」

えりか「あっ、なんか今思いついたかも」

あかね「なに?」

えりか「ファッションショーと、野球を組み合わせたなにかってできないかな」

あかね「ん? どういうことやそれ」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:24:03.51 ID:MF346pISo
えりか「例えばあたしがデザインした服を着て野球するんだよ。服のお披露目もできるしスポーツも楽しめる、一石二鳥じゃん」

あかね「あっ、なるほどな。そういうことかいな。ユニフォームをデザインするんやな、おもろそうやん。なんか派手で楽しそうやしな」

えりか「野球って攻撃と守備で毎回入れ替わるじゃん」

あかね「うん」

えりか「それを入れ替わるごとに、新しいユニフォームに着替えて試合するんだよ」

あかね「めんどくさっ!」

えりか「ええっ、なんで」

あかね「だって一回ごとに着替えるなんてそれは流石にめんどくさいやん。試合のテンポ悪くなるで」

えりか「でもそっちの方が楽しめない? 毎回色んなユニフォームを着た選手がプレーしてるところを楽しめるんだよ? 一種類の服じゃ飽きるって」

あかね「それだとな、もう分からんことになるで。ユニフォームっていうのはチームを象徴するようなもんやから、毎回コロコロ変わるとどのチームなんか分からんやん」

えりか「じゃあね…頭になにか目立つものをつけるとかは? それでどのチームか判断するの」

あかね「帽子被ってるやん」

えりか「よし! じゃあ帽子にはチームの特色を残してそのまま変えず、ユニフォームは毎回変えよう。それなら分かるでしょ」

あかね「うーん…でもやっぱり着替えるのめんどくさそうやな。試合に集中したいだろうし」

えりか「もー、あかねはあたしの味方なのか敵なのかどっちなの」

あかね「別に敵ちゃうって。おもろそうとは思うでそういうアイディアも」
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:24:30.67 ID:MF346pISo
えりか「まぁスポーツもなんか色々と取り入れたらいいのにね。ちょっと変えるだけでなにか面白そうになる気がするけど、あたしスポーツのことよく分かんないからなぁ」

あかね「もっと盛んになればええな。身体を動かすこと自体は楽しいんやから」

えりか「あっ、話は変わるけどさ」

あかね「うん、なに?」

えりか「プリキュアになって体育の授業とか受けてみたいとか思ったことない?」

あかね「ある、あるある!」

えりか「だよね! 一回は思うよね」

あかね「部活とかでもそうや。プリキュアに変身してバレーやったらどんだけ活躍できるんやろうって。たぶんめちゃくちゃ凄い選手になるで」

えりか「マラソン大会でも一番とかなんだろうなー」

あかね「まぁ変身してそんなことしても意味ないけどな。自分の力でやり遂げなきゃあかんことやし」

えりか「そうなんだよね。結局はあたし達の本来の力でやらないとなんの意味もないんだけどね。でも一回プリキュアたちだけでスポーツ大会とかやってみたいな」

あかね「変身した状態でやるん?」

えりか「もちろん。それならあたしも響とかスポーツ得意な子にも勝てそうな気がする」

あかね「とんでもないスポーツ大会になりそうやけどな。変身したら身体能力すごいし」
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:25:11.44 ID:MF346pISo
えりか「それで野球やったら凄そうじゃない? 投げても160キロぐらい簡単に出るよ」

あかね「あっははは、出るんかなぁ。バスケとかもみんなダンクシュートしまくるやろなぁ」

えりか「ダンクシュートか…一度でいいからやってみたい」

あかね「えりかちっこいもんなー、ダンクは難しいやろうな」

えりか「まだ成長中だから」

あかね「諦めてないんかい」

えりか「当然じゃん! 隙あらば10センチも20センチも伸びるからね」

あかね「そんな簡単に伸びたら苦労せんわ」

えりか「ほんとにねぇ…いつかはビッグでクールでビューティフルなウーマンになりたいよね」

あかね「…また使ってきたな、英語。しかも今度は無理やりすぎるで。ルー大柴みたいになってるやん」

えりか「まぁ最終的には、英語を自由自在に使えるようなグローバルなウーマンになるよ、あたし!」

あかね「勝手になれ!」

えりか「あかねも頑張ろうね、英語」

あかね「まぁ…そりゃな、とりあえず今は置いといて」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:26:02.13 ID:MF346pISo
あかね「さてと、えー…今日は後なんかある? もうそろそろ終るんやけど」

えりか「んー…もうないよ今日は。なんか今日はヤな日だったなぁ」

あかね「ほんまやで…勉強せなあかんな」

えりか「あとさ、あたしのファッションショープラス野球っていう案はどこかで採用してほしいな」

あかね「それやっぱやりたいんか」

えりか「もしできるんだったらその時はあたしがビシッとかわいいユニフォーム作るから」

あかね「かわいい…うーん、男の人着るんかなぁかわいいユニフォーム」

えりか「女の人のチームはないの?」

あかね「分からん。まぁなくてもソフトボールならあるから、そこならできるかもな」

えりか「ソフトボールと言えば咲。じゃあ咲に頼んでみよっかな」

あかね「おっ、来海えりかプロデュースのユニフォーム実現かいな」

えりか「いずれは全てのスポーツのユニフォームをあたしがデザインするよ」

あかね「おおっ、そりゃまたでっかい夢やな」

えりか「グローバルなウーマンだからね。色んな世界の色んな服をデザインするのも楽しそうだよね」
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/07/22(日) 02:26:28.43 ID:MF346pISo
あかね「ほな、もう終わりやけど。最後にえりか」

えりか「なに?」

あかね「最後はえりかの英語で今日のラジオを締めてもらおっか」

えりか「おっけーっしゅ!」

あかね「では最後に一言、どうぞ!」

えりか「みなさん、おやすみなさい!」

あかね「って日本語かーい!」

えりか「…うっしゅ」

あかね「……あかんな、滑ったかな」

えりか「大丈夫大丈夫、ザッツオール」

あかね「ほんまに?」

えりか「…メイビー」

あかね「あっはは! はぁ〜……今日は散々や」


第四回目 おわり
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2012/07/22(日) 05:15:59.18 ID:APsXLBxAO
乙!
次のゲストはもも姉でお願いします
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/07/22(日) 09:49:06.15 ID:PS77SAI2o
おつ!
最近女子のプロ野球もCM始めたりして頑張ってるよ〜
109 :VIPにかわりましてHAIJINがお送りします [sage]:2012/07/27(金) 00:04:41.26 ID:47Y55XSm0
DX3で野球やったじゃないですかー

ゆりさんはハンデとして生身での参加でいいよねあの人生身でダークさんのパンチ受け止められるんだから
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県) [sage]:2012/07/29(日) 08:37:19.42 ID:c/kmdjz+o
グローバル繋がりでうららちゃんをゲストに!
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2012/08/10(金) 19:40:09.59 ID:XIjrStrAO
待ってる
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/27(月) 23:05:31.33 ID:lxneFo8/0
二人でニチアサの歴史を振り返ってほしい
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/05(水) 22:51:12.52 ID:Iqx1rGIyo
>>1です。
すいません、時間が取れなくてこの先も書くことができなくなりました。
楽しみに待っていた方には本当に申し訳ありません。
削除依頼は出しておきます。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(秋田県) :2012/09/05(水) 22:55:04.79 ID:LecCcHVro
>>113
代行していい?
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/05(水) 23:41:00.05 ID:Iqx1rGIyo
すいません考え直したんですがやっぱり中途半端はいけないと思い続けることにしました。
とりあえず今月中には投下します。
お騒がせして申し訳ありません。
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/09/06(木) 14:00:42.42 ID:dwc4gGuAO
ゆっくりやってくれたらいいよ
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2012/09/07(金) 23:05:28.44 ID:/8xTFuiK0
いつまでも待ってます
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/09/26(水) 17:57:32.85 ID:SCr0mIXM0
なんかいいな。ほのぼのする
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/26(水) 20:08:10.77 ID:VF9RjbwAo
サニーが漢を見せたよ
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/11/03(土) 13:20:59.85 ID:rblJq0BAO
長い今月中だな
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